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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 11:56:44.59 ID:3g5MxkAOO
- レビュオスとの付き合いはどれくらいになるの?
- 864 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 12:03:37.93 ID:v90hAkJnO
- 竜神様の強さ
- 865 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 14:22:18.34 ID:HyQb5j6MO
-
クロウス「レビュオスとの付き合いはどれぐらいになるんですか?」
アンリエッタ「レビュオスですか…?んー……私が7歳の時からレビュオスが兵士になったので大体12年前ぐらいですね…」
クロウス(12年前……俺はもうとっくに騎士になっていて姫様をお守りしていたぐらいか)
アンリエッタ「当時の私はこの角や翼が理由で周りの同年代の人たちから苛められていたんです、だけどレビュオスは…」
クソガキa「おまえ、父ちゃんも母ちゃんも人間なのになんで角とか翼生えてるんだよー」
クソガキb「きもちわるっ!うつったりしたら嫌だから来るなよ!」
アンリエッタ(7歳)「うぅ……ひぐっ、ぐすんっ」
子供の母親「こらアンタ達!!巫女様になんて口の聞き方をしてるんだい!!!」
クソガキa「だって母ちゃん!こいつヒトなのに角生えてるんだよ!」
クソガキc「それにコイツばっかりいつも贔屓されててムカつくし!」
子供の母親「アンタらねぇ…!!」イライラ
アンリエッタ(7歳)「あっ……ぐしぐし…い、良いんです!わたし、気にしてたりはしてませんから…!!」ニコーッ
子供の母親「ですけど巫女様…」
クソガキb「トカゲ女がまた大人にごますりしてるー」
アンリエッタ(7歳)(そんなつもりじゃないもん……わたしは…わたしは……!)プルプル
レビュオス(21歳)「くぉら!!クソガキども!!巫女様になに不敬を働いてんだ!!!」
- 866 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 14:33:59.45 ID:HyQb5j6MO
-
ゴンッ!! バキッ!! ドガッ!!
クソガキa「いってぇーーー!!!」
子供の母親「ちょっ、ちょっとアンタ!幾らなんでも子どもを殴るのはやりすぎでしょうが!!」
レビュオス(21歳)「やかましい!!親なら親で子供の躾ぐらいちゃんとしろ!!」
アンリエッタ(7歳)「へ、へいしさん……ケンカはダメですよぉ!」
クソガキa「またコイツばっかり贔屓されんのかよ!!」
クソガキb「くっそー、しんぺー(新兵)の癖に生意気だぞぉ!!」
クソガキc「そ、そうだそうだー!市民への暴力は兵士がすることじゃないだろ!」
レビュオス(21歳)「ほぉ…まだほざくかクソガキ…」パキッポキッ
クソガキa「うっ…!」
レビュオス(21歳)「ちなみにだが……仮に巫女様がオマエらに全く同じことをしようもんなら、俺は容赦なく同じ様に巫女様にゲンコツをかますからな」
アンリエッタ(7歳)(えっ…!)ゾワッ
レビュオス(21歳)「それでも贔屓だのなんだの言うならもう一度説教してやるからそこに正座するんだな…!」
クソガキa「ち、ちくしょー!覚えてやがれ!!」タッタッタ
子供の母親「あんたねぇ…もう父親になってるんだからもうちょっと大人になりなさいよ!」
レビュオス(21歳)「大人だから叱ってやったんだろ、アンタの代わりにな」
子供の母親「まったく、どっちが子どもなんだい…」ブツブツ
- 867 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 14:48:07.12 ID:HyQb5j6MO
-
レビュオス(21歳)「……ようやくいったか…さて」クルッ
アンリエッタ(7歳)「あっ……あ…!」ガタガタ
レビュオス(21歳)「ここ、腫れてるじゃないですか…俺のハンカチで良ければ巻いてください」スッ
アンリエッタ(7歳)「え…?」
レビュオス(21歳)「あのクソガキどもめ…好きな子苛めも大概にしろってんだ」
アンリエッタ(7歳)「あ、あの…兵士さん……わたしのつのって、変じゃありませんか…?」ビクビクッ
レビュオス(21歳)「角?俺はむしろカッケェって思ってるぐらいですけど」
アンリエッタ(7歳)「かっ…カッコいい…って///」
レビュオス(21歳)「こんなの新兵の俺が言うことでも無いと思うんですけど…巫女様はもっと自信を持って行動した方が良いと思います!」
レビュオス(21歳)「そうしたらきっとアイツらの方から仲良くしてくださいって言ってくるに違いないですよ!」ニィッ
アンリエッタ「それから私はレビュオスの様に堂々とする様に心がけるようになったんです」
アンリエッタ「この角も今ではそんなに嫌じゃなくて……でも小さい時にレビュオスが『そんなに気になるなら自信が出るまで隠しておけばいい』って言って今のお団子ヘアーしてくれたんですけどそっちも気に入ってて…♪」ニコニコ
アンリエッタ「知ってますか、昔のレビュオスって今よりもずっとヤンチャで…」
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 14:57:51.83 ID:v90hAkJnO
- レビュオス35歳だから、12年前となると22〜24のどこかじゃないかな
- 869 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 15:09:55.44 ID:HyQb5j6MO
- あっ、なぜか33歳と勘違いしていた…失礼しました。
すみませんが各自で脳内補完しておいてください…。
- 870 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 15:26:16.56 ID:Db4kdkpNO
-
クロウス「はは、レビュオスもそんな一面があったんですね」
クロウス(なるほど…竜巫女殿が慕うわけだな)
レビュオス「お待ちどー、ん…どうかしたのか二人とも?」
アンリエッタ「ふふふ、別になんでもないですよー?」
クロウス「そうだな……竜巫女殿、レビュオスも」
アンリエッタ「何ですか?」
クロウス「……シルヴェロギアっていいとこだな」
レビュオス「…何をいまさら」ニッ
アンリエッタ「ええ、自慢の故郷です!」
レビュオスとアンリエッタの間にフラグAが立ちました。
レビュオス、アンリエッタとの交流で手に入れるボーナスを↓2でひとつ選んでください。
@混浴イベントの解禁(交流場所が竜泉境にて任意で発生させる事が可能になる)
Aアンリエッタのフラグ@を入手する。
B次回の戦闘安価にて特殊スキルが発動する。(【竜の加護】次の戦闘時、勝利判定までのコンマの誤差+-10以内なら勝利扱いにする)
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 15:29:01.39 ID:v90hAkJnO
- 時間的に人少なそうだしkskしておこう
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 16:15:39.31 ID:AQQFKMkQ0
- 1
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 16:22:09.41 ID:v90hAkJnO
- 可能ならフローリアのターン中に戦闘ボーナス貰っておきたいかな
- 874 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 18:20:51.39 ID:Kl2UEdk+O
-
───フローリア視点───
フローリア『い"だいっ!!あぐっ!いぎ、できなっ!!あ"っ!!やめで!!もうやめ"てぇえ!!!』
フローリア『はへっ♥ あっ♥ あ"ーっ♥ りゃめぇ♥ はひ、ひぃい♥ たしゅけてぇ♥ たしゅけてぇ、くりょうすぅううう♥』
フローリア「いやあぁっ!!!」ガバッ
目を覚ますと寝汗にまみれて寝巻が肌に張りつく感覚が気持ち悪かった。
やがて呼吸が整っていくと同時に悪夢にうなされていた事に気づく。
フローリア「あっ……はぁ…はぁ……また、同じ夢…」
フローリア(違う……夢なんかじゃない、あれは本当にあった出来事…)
フローリア(だけどみんなは知らない…私しか、私しか覚えていない……!!)クシャッ
竜鱗炎による症状は既にだいぶ治まっていたが、心に刻まれた傷痕は時間が経つ毎により深まっていく。
人知れず深まっていく闇にフローリアはやりどころの無い恐怖に身が竦み上がっていた。
フローリア自由行動1回目(残り3回)
↓2でフローリアの行動を選んでください
※現在、フローリアの一部の行動に制限がかかっています。
@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
クロウス>>7、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×1
ルル×2
他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×2
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 18:22:10.59 ID:uJZWfdX00
- 1 レビュオスアンリエッタ
- 876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 18:23:24.75 ID:z5qwALbwO
- 1クロウス
- 877 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 19:20:37.16 ID:MtpDG+dXo
-
フローリア(………はぁ)
街は祭りも目前で賑やかになっていた…。
しかしフローリアの表情は暗く沈んでいる。
少女一人で背負うには余りにも辛い現実、しかし到底人に話せるような無いようでは無く抱え込むしかない。
せめて人前では普段通りの自分らしくいようと気持ちを無理やり切り替えていく。最近はそういった行動を取るのが半ば日課になりつつあった。
フローリア「…………よしっ」
クロウス「姫様?」
フローリア「あっ…クロウス」
意気込んで部屋を出ると、そこにはいつも自分の傍らに居てくれる護衛の騎士の姿があった。
何故だか目を合わせづらく、フローリアは目線を反らしながらクロウスに話しかける。
フローリア「ど、どうしたの…クロウス?こんなところで…」
クロウス「自分は姫様の護衛ですよ、何もなければ姫様の側にいるのは当然です」
フローリア「うん、そうよね……でもごめんなさいクロウス、今日も自由にしてくれていいのよ?」
クロウス「……それは命令ですか?」
フローリア「……ええ、そうよ」
クロウス「そうですか……なら」
クロウスは何かを考え込んでいたが、フローリアの前に跪くと手を取り優しく語りかけてくる。
クロウス「少しだけフローリア様のお時間を頂いてもよろしいですか?」スッ
フローリア「え…?」
クロウス「今はただ、久しぶりにフローリア様の側に居たいのです、それが俺の望む自由です……駄目ですか?」
フローリア「そ、そんなことはないわ…!!」
久しぶりに名前で呼ばれた事もありなぜか心がドキドキして落ち着かなかった。
本当は人気の無いところで一人で居ようとしていたのだが反射的にクロウスの誘いに答えてしまった。
クロウスとの交流内容(フローリアやクロウスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
19時30分から↓1から↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
※内容次第ではフローリアの心の闇が取り除かれます。
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:32:48.23 ID:uJZWfdX00
- 一人になろうとしてたっぽいし逆に皆で集まってお食事とか。姫様は一人じゃないから心配するな的な
- 879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:34:03.16 ID:i8pC720JO
- ルルにしたみたいに頭を撫でる
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:34:21.78 ID:5nQEOlrto
- 温泉に誘う
- 881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:36:17.14 ID:nkI8xnH/O
- えっちもしたしクロウスはルルに一途になって欲しいと思ってるけどやっぱエロSSって事で他のキャラとも普通に関係持つのか?
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:37:02.41 ID:nkI8xnH/O
- まだ本番まではいってないけども
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:59:42.70 ID:uJZWfdX00
- 野郎はともかくスレの仕様上女性陣は皆一途になってくれるはず(複数の男性キャラと関係を持てないので)
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 20:58:21.72 ID:lsac8wePO
- 関係を持てば持つほどNTR描写に耐性がつきそうなのは気になる
- 885 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 22:19:56.62 ID:MtpDG+dXo
-
今日はちょっと更新できそうにないので終わりにします。
たぶん>>878か>>880どっちかの展開に絞ると思います。どっちにするかはまだ悩み中。
それでは次の更新で。
- 886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 22:20:23.05 ID:5nQEOlrto
- おつでした
- 887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 22:22:26.65 ID:uJZWfdX00
- 乙でっすん
最悪コンマに委ねるとか
- 888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:04:12.88 ID:Xaq5htoY0
- フローリアもルルも普通に歳が近い相手を見つけてクロウスさんは保護者ポジ維持してほしみあるけど自分だけなんかなあ
- 889 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 16:40:18.62 ID:/TskPx96O
- 今夜、もしくは明日には再開します。
話の展開は>>880のルートの方で行こうと思います。
念のためですが……混浴イベント、入りますか?(入らない事でメリットデメリットとか違いはないです)
それでは19時頃にまた更新できるか報告しに来ますね。
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 17:13:50.57 ID:ptrg6SKAO
- 同じ壁に背中をくっつけてお話みたいなの雰囲気出て好きだけど混浴望む人の方が多そう
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 17:17:50.01 ID:MQqtytaV0
- >>1が書きたいようにしてくださいな
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 17:38:57.52 ID:MfVp4QmGo
- いらんかなー
- 893 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 19:16:10.99 ID:kG23+r3ao
- 今夜の21時ぐらいから再開していきます。
混浴イベはわりとどちらでも良いみたいな反応なのでこのレスのコンマが偶数なら混浴、奇数なら>>890みたいなシチュで話を書き進めていきます。
それではまた。
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:12:06.71 ID:xB5H8Zp8O
- これもう流れ的に竜泉境イベント見れない気がするけどレビュアン交流のボーナス選び直したりできんかね
- 895 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 21:19:00.98 ID:kG23+r3ao
-
かぽォーー〜ん……
フローリア「はわぁ…」ザプン
クロウスに連れられるがままに来たのは前日にクロウスがレビュオスとアンリエッタの三人で来た温泉だった。
クロウス同様、外での入浴などした事の無かったフローリアは温泉の気持ちよさに少しだけ気分が良くなっていく。
フローリア(凄いです……身も心も溶けてしまいそうな………これが露天風呂、というものなんですね)
クロウス『フローリア様、ご気分はどうでしょうか?』
フローリア「へぇっ!?く、く、くろうす!?ど、どこにいるんですか!?」ザバッ
クロウス『ここは竹の策を隔てて男の湯もあるんです、俺はこちらの湯に入らせてもらってます』
フローリア「え、あ……そ、そうでしたか…///」チャプンッ
クロウス『実は昨日レビュオスから教えてもらいまして……気に入ってしまったのでフローリア様にも体験して貰いたかったのです』
フローリア「そうだったのですね、でも確かに……クロウスが気に入るのも分かります。外で入る温泉って……とても心地の良いものなんですね」
クロウス『はは、フローリア様にも気に入って貰えて何よりです』
フローリア「はい、私もとても気に入りました…!」
柵に隔たれど、心に隔たりは無いように……二人はかつての城で過ごしていたように飾らない言葉と心を交わしていく。
しかしやがて言葉も少なくなり、口火はクロウスの方から切られることになる。
クロウス『……フローリア様、何か俺に隠していることはありませんか』
フローリア「……っ!」
- 896 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 21:34:00.58 ID:kG23+r3ao
- クロウス『最近のフローリア様は抱えきれないような何かを背負い込んでる様にしか見えません、だからこのような機会を設けさせてもらいました』
フローリア「わ、私はなにも隠してなんか…」
クロウス『……俺にとってはフローリア様は護るべき大切な御方です』
クロウス『ですが護るべきはその御身だけでなく、出来うることなら貴女の心も御守りしたいのです…』
クロウス『俺が頼りないのなら言わなくても構いません、ですがせめて俺じゃなくルルやジェニファー、竜巫女殿やレビュオス、リトアでもいい……貴女一人で抱え込まないでください』
フローリア(……クロウス)ウルッ
クロウスの自分を大切に想ってくれている言葉にフローリアの目頭が熱くなる。
しかし、どこまでも誠実な彼にいったいどこまで説明すれば良いのだろう。
ひょっとしたら責任感の強い彼に更なる重荷を背負わせてしまうのでは無いのか。
しかし……フローリア自身もまた、心に限界を迎えつつあるのも事実であった。
出来ることならこの苦しみを今すぐにでも吐き出したい、それは嘘偽りの無いフローリアの本心でもある。
フローリア(わたしは……わたしは…!)
時戻しの事実をクロウスに伝えますか?
↓1から↓5でクロウスに教えるかどうか
@全てを打ち明ける
(フローリアの心の闇が取り除かれる。代わりにコンマ判定でクロウスが…)
A大切だからこそ……答えられない
(フローリアの心の闇はそのまま。純愛えっちが封印され、放置してると恐ろしいことに…)
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:39:14.07 ID:tvjFUyEaO
- 1
- 898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:39:18.51 ID:mYBTI8Z80
- どちらもデメリットがあるな……1を選ばさせてもらおう
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:40:15.23 ID:6OcOZdErO
- 1
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 22:09:35.13 ID:xB5H8Zp8O
- コンマ時代でクロウスがペンダント破壊するのかな
- 901 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/10/29(金) 02:31:26.95 ID:OZa+M+GE0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 17:51:24.36 ID:x0eP8T0DO
- 参加者20人超とかで毎度踏む人が変わるならともかくほぼ4〜5人固定の中で多数決出しても少数派が一生勝てないだけじゃないか?今のところ無難な選択肢しか選ばれてないけど
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 18:32:27.28 ID:0HU+LgmbO
- >>902
ちょっと何言ってるかわからない
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 19:53:29.18 ID:4JqnPgJAo
- なっちゃうもなにも多数決ってそういう物だしそうしたいからやってんでしょ
ここの板民は安価スレなのに展開が変わるのを極度に嫌うから妥当な方法だよ
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 22:24:26.00 ID:x0eP8T0DO
- ここの>>1バッドな展開で本領発揮するタイプだからリスキーな展開選ばれないの勿体無いなって思っただけなんだけどすまん
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 15:32:05.47 ID:v2+Q402KO
- まだかな
- 907 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 00:52:31.53 ID:r1fyrycIo
- 夜中の報告で失礼します、明日は一日完全に用事無いので昼前ぐらいから更新していきます。
待たせてしまって申し訳ないです…。
- 908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 01:05:39.93 ID:944CxW+Lo
- リアル大事に
報告乙
- 909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 02:16:32.23 ID:fXE8Qv390
- おつおつ
- 910 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 12:06:41.05 ID:r1fyrycIo
- 少し遅くなりましたが再開していきますー。
- 911 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 12:07:33.69 ID:r1fyrycIo
-
フローリア「………あの、ね……信じてくれなくてもいいの……私自身も信じられないような事だから…」
フローリアはゆっくりと……クロウスに自分が体験した出来事を話す。
蒼湖の岩洞で言いつけを守らず、自分が飛び出したせいでクロウスを死なせてしまい自身はカエルの魔物に凌辱されオタマジャクシを産まされてしまったこと。
ジェニファーと共に霧雨の湿原ではぐれた際にマッドスキュラの巣に連れ去られ、同じく捕らえられていた男とスキュラに膣穴とお尻の両方を犯されたこと。
そしてその窮地をペンダントに秘められた不思議な力………時を戻すという魔法とは別種の力によって自身の体験した記憶以外の全てが直前のところまで戻るという普通では到底信じられない出来事だった。
全てを話し終えるまでフローリアの声はずっと震えたままだった。
時折漏れる嗚咽を必死に隠そうとしたが、途中からは止められなくなった。
フローリア「ごめんなさい…私はもう、二度も辱しめを受けてしまったの……」
フローリア「クロウスが必死に守ってくれてたのに……!私は…私が勝手な真似をしちゃったから…!!」グスッ
フローリア「ごめんなさい………ひっく、ほんとうにごめんなさぃ……!!」ポロッ…ポロッ…
クロウス(………そうか)
クロウス(それはそんな事、誰かに話す事なんて出来るわけが無い…!)
泣きじゃくる主の懺悔を聞き、クロウスは…。
↓2でクロウスがフローリアにかける言葉
↓3のコンマでクロウスの精神状態
一の桁が奇数
己の弱さを悔いつつも今よりも強くなりたいと願うようになる(次回の戦闘安価にてバフ系のスキルが発動するようになる)
一の桁が偶数
フローリアを護れていなかった事実に己の不甲斐なさを呪うようになる(次回の戦闘安価にてデバフ系のスキルが発動してしまう)
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:14:31.65 ID:TuoTjxWTO
- 精神状態先に判定してから言葉決めた方が良くないか?
一応安価下
- 913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:16:16.47 ID:Cddpc8BKO
- 話してくれたことへの感謝と、今後時を巻き戻させるような事態に姫様を陥れないよう守り抜くという決意の言葉
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:23:59.93 ID:iqj9YGSnO
- 精神コンマ
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:25:51.68 ID:Cddpc8BKO
- なんとなく前向きな言葉にしちゃったけど結果オーライっぽい
- 916 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 16:07:41.27 ID:r1fyrycIo
-
クロウス(情けない……情けないぞクロウス)
クロウス(俺が弱いせいでフローリア様が傷ついておられる……それを受け止めずしてなにが騎士だ…!!)
クロウス「フローリア様、辛いのにお話して頂きありがとうございます…!!」
クロウス「そして俺が不甲斐ないばかりに姫様をお護りできなくてすみませんでした…!」
フローリア「ち、違うの…クロウスのせいじゃない……わたしが…」
クロウス「今後は姫様に時を巻き戻させる様な事態には陥れません……俺が必ず姫様を護り抜きます!」
クロウス「だから泣かないでください……俺も国王様たちも皆、フローリア様の笑顔が好きなのですから」
フローリア「……っ、くろ、うす…!」
正直なところ、嫌忌されたり気味悪がられたりするのでは無いかと思っていた。
しかしこの男は否定したりもせず、信じて受け止めてくれた。フローリアはどこかずっと傍で支えてくれていた騎士さえも信じられなくなりかけていた自分を恥じていく。
フローリア(ああ……そうだ、クロウスはこういう人だったよね)
フローリア(いつでも私の事を考えてくれて……わたしは、なんでこの人の事まで信じられなくなっていたんだろう)
クロウス「ふ、フローリア様……大丈夫ですか?のぼせてたりしないですか…?」
フローリア「大丈夫よクロウス……ごめんなさい、少しだけ時間をちょうだい…」チャプ…
フローリア(この人は私に勇気を……暖かさをくれる、だから信じよう)
フローリア(過去は変えられなくても未来は変えられる、だからたとえ何が起きても大丈夫だと信じるの…!)
- 917 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 16:16:59.32 ID:r1fyrycIo
-
お風呂から上がり、二人は休憩所にて顔を会わせる。
泣きじゃくった痕こそあれど、フローリアはどこかスッキリとした面持ちでクロウスを迎えた。
フローリア「温泉、暖かかったですね…クロウス!」
クロウス「ええ、そうですね…」
フローリア「こんなに気持ちがよかったなんて思わなかったわ……また来てみてみたくなっちゃった」
クロウス「はは、そこまで気に入っていただけるとレビュオスも竜巫女殿も喜ばれますよ」
フローリア「……クロウス、私もっと強くなるね」
フローリア「どんな目に遭っても貴方なら助けてくれる……だけどそれだけじゃなく、貴方を助けられるぐらいに私も強くなるから」
クロウス「姫様……」
フローリアはそっとクロウスの肩に頭を預ける、幼い頃から辛くなったときはいつもこうやってクロウスに寄っ掛かって慰めてもらっていたからだ。
クロウスはフローリアの頭をそっと撫で、心の内で更なる決心を固める。
クロウス(もうこの人に悲しい思いや、怖い思いをさせたくない…)
クロウス(もっと強く………今の自分の強さに満足するな!誰よりも俺が姫様を護れるように強くあらねば…!!)
クロウスとのフラグAを手に入れた。
スキル【不撓不屈の剣】(1度だけ判定に負けてもこちらの行動選択時コンマが相手より高ければ勝利扱いにする)
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 16:17:49.37 ID:Cddpc8BKO
- シルヴェロギアは守り抜けるといいなあ
レビュアン交流時ののボーナススキル名から推測するに今回の対帝国戦闘はナールのような強制敗北戦闘じゃなさそうだし頑張ってほしい
- 919 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 16:43:40.32 ID:r1fyrycIo
-
フローリア自由行動2回目(残り2回)
↓2でフローリアの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可(竜仙境は選択不可))
ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×2
ルル×2
他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×2
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 17:04:53.29 ID:gXE+RcW5O
- 1 レビュオス&アンリエッタ
アンリエッタお気に入りのお団子屋さん(お団子ヘアーだけに)
- 921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 17:08:35.33 ID:uW2aDS9Y0
- うえ
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 17:47:18.69 ID:DrF9ssB3O
- 不撓不屈の剣って各戦闘毎に使用できるのかな?
- 923 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 18:17:15.36 ID:r1fyrycIo
- >>922
ひとまずシルヴェロギア編終了までは継続可能です。
ですが他のバトルスキルを手にいれる場合、そのスキルとの入れ替えになる予定です。
- 924 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 18:18:01.98 ID:r1fyrycIo
-
クロウスと別れたフローリアは街の中を出歩いてみることにした。
気持ちの切り替えは出来たのか、改めて見歩いていくとミクトラムともナールとも違う異国情緒に溢れたシルヴェロギアの景観はフローリアの好奇心を刺激していった。
フローリア(東方の国々の街並みは本で見たことがありますけど…それに近い文化なのですね)
フローリア(今までこんな事にさえ気づけなかったなんて……私は凄く勿体ない事をしてましたね…)
幾ばくか心の余裕ができたフローリアはシルヴェロギアの街並みを楽しむことにした、するとそこに…。
アンリエッタ「あ……フローリアさん!」
レビュオス「やっ、お姫様お元気ですかい」
フローリア「あ……竜巫女様、それと兵士長様」
レビュオス「俺の事はレビュオスで良いですよ、肩書きで呼ばれるのはどうにも苦手なんでね」
アンリエッタ「私もアンリエッタで良いですよ、同じ国の上に立つもの同士仲良くしましょう」
フローリア「えっと……ありがとうございます、アンリエッタ様、レビュオスさん」
アンリエッタ「んー……様付けも無くても良いんですが」
レビュオス「はは、そこは公務中ですし我慢しときましょ。幾ら俺たちが庶民派だからといって他国の人間に呼び捨てで呼ばれるのを嫌う人も中には居ますでしょうからね?」
フローリア「お二人は今日はお仕事なんですね、なら私があまりお邪魔する訳には…」
レビュオス「まぁそう言わずに、街の様子を視察するだけなんでそんな大したことでは無いですし」
アンリエッタ「そうですよ、それに私は…」
ぐぅーーー〜……
アンリエッタ「あ、あう……///」
レビュオス「ぷっ、はっはっは!うちのお姫様の腹太鼓は盛大な音がするな!」
アンリエッタ「も、もぉ!レビュオス!調子に乗りすぎです!!」プンスコ
- 925 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 18:19:14.92 ID:r1fyrycIo
-
フローリア「あはは…」
アンリエッタとレビュオスの主従の差など関係ないようなやり取りに自分とクロウスを重ね、思わず笑みが出る。
レビュオス「折角ですしそこの団子屋で菓子でもつまんで行きますか、巫女様好きでしょお団子?」
アンリエッタ「確かに好きですけど今は公務中………いや、お腹が減っては戦ができぬと言いますし…ううん」
フローリア「あの、お二人が良ければ私も同席してもよろしいでしょうか?」
アンリエッタ「フローリアさんまで……な、なら仕方ないですよね?間食ですが必要なエネルギーですし、うん!」
アンリエッタ、レビュオスとの交流内容(フローリアやレアンリエッタ、レビュオスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1と↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
- 926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 18:32:58.13 ID:y2160SvOo
- 巫女様のおすすめを頼んで文化の違いをまたも体験する姫
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 18:34:09.10 ID:ruEf1Y8yO
- レビュオス、娘のことを思い出しフローリアの頭を無意識に撫でてしまう
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 18:51:59.25 ID:lBq8D0lRO
- 魔法が使えるかの話になってフローリアが試しに団子に魔法をかけたらもちふわ絶品団子が奇跡的に完成しおばちゃんに内で働かないかと勧誘を受ける
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 20:45:37.29 ID:d/nD02WxO
- ワンチャン今日でフローリアの自由行動終わるかな
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/05(金) 14:04:46.75 ID:59oLl5kHO
- 来るかな
- 931 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:37:24.22 ID:dveSbw0ZO
- ワンチャン無くてすみません…。
本日もちょびちょび再開していきます、フローリアの自由行動終わらせられるかなぁ?
- 932 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:38:12.73 ID:dveSbw0ZO
-
レビュオス「おばちゃん、みたらしとゴマ餡と三色!それぞれ一本ずつ三皿よろしく!」
団子店主「はいはい、まったくせっかちなのは昔から変わらないねぇ…」
アンリエッタ「すみません、急にお邪魔しちゃいまして」
フローリア「お、お邪魔します!」
団子店主「あら……あんた巫女さまだけじゃなくこんなべっぴんさんまで引っかけたのかい!?」
レビュオス「いや言い方よ!?別にこの娘はそんなんじゃないからな!?」
アンリエッタ「むむむ…」
フローリア「ど、どうしましたかアンリエッタ様…!?」
アンリエッタ「いえ、何でもないです…」
フローリアはお盆の上に乗っけられたお団子をまじまじと見る、ミクトラム王国には無い変わったお菓子だ。
フローリア「はむっ……んぐっ、もふっ」モグモグ
レビュオス「ほらお茶ですよ、よく噛んで飲まないと喉詰まらせちゃいますからね」
フローリア「ごくん…あ、ありがとうございます…!凄く美味しいです、このお団子!」
アンリエッタ「お気に召して頂いて何よりです♪」
フローリアは初めて食べるお団子の味……何よりもっちりとした食感にとても感銘を受けた。
城に居た頃では味わえなかった食感だろうと思い夢中で頬張っていく。
- 933 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:41:55.00 ID:dveSbw0ZO
-
レビュオス「ここいらの子どもはだいたいここの団子を食べて育つからなぁ」ナデナデ
フローリア「んふぇ!?」ビクッ
アンリエッタ「れれれレビュオス!?何してるんですか!?」
レビュオス「ん、ああすまない…!つい昔を思い出してな」パッ
アンリエッタ「仮にも一国のお姫様に何をしてるんですか……!!もう…!」
フローリア「あ、いや、私は平気ですよ?撫でられるのは慣れてるというか、ついさっきも撫でられたと言うか…」
レビュオス「ほほう?やるなクロウスくんは…」
フローリア「だ、誰もクロウスとは言ってませんよ!?」
アンリエッタ「うう…羨ましい…」シュン
レビュオス「そういえばフローリア嬢は魔法を使えるようじゃないですかい、どんな魔法を使えるんですか?」
フローリア「えっと…私のは軟化魔法と言って対象を柔らかくする魔法です、主に防御にしか使えませんが…」
アンリエッタ「羨ましいです、私は先祖の血が邪魔して魔法を扱えない体質なので…」
レビュオス「俺は小難しい事は嫌いだから覚えようとも思わなかったな…」
アンリエッタ「それにしても軟化魔法ですか…硬化は聞きますが柔らかくする魔法はあまり聞いたことが無いです」
レビュオス「この団子に魔法をかけたらもっとモッチモチになるかもな」
何気なくレビュオスが言った言葉にフローリアはハッと電流が走ったかのような反応を見せる。
フローリア「料理に魔法…!それは考えたことも無かったです…!」
レビュオス「いやぁ流石に冗談ですよ、お姫様にそんな事で魔法を使わせるわけには」
アンリエッタ「もちもち団子……美味しそう…!!」ジュルリ
レビュオス「って巫女様は案外乗り気ですかい!?」
- 934 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:43:08.23 ID:dveSbw0ZO
-
フローリアは自分の三色団子に軟化魔法をかけてみた。
見た目の変化などは見受けられなかったが、もちもちした団子にふわっとした食感が加わり新しい味わいが生まれていた。
アンリエッタ「ん、んん〜〜!おいひぃー♪」
レビュオス「お、コイツは中々…」モグモグ
団子店主「あれま……この道何十年とやってたけどこれは新食感だねぇ!」
フローリア「ほっ、加減を間違えちゃうと逆にふにゃふにゃになっちゃうんですけど成功して良かったです…」
団子店主「アンタうちで働かない?綺麗だしうちの看板娘になれると思うんだけどねぇ」
フローリア「え、ええ!?」
団子屋さんにまさかのスカウトをされるものの旅の途中ということで丁重にお断りしたフローリアであったが、お店の制服は和の優雅さもあってちょっと良いな思った。
こうして久しぶりの和やかな時間は過ぎていく…。
レビュオスとアンリエッタのフラグ判定(ゾロ目は61~98の判定になります)
↓1のコンマのフラグを入手
01~30 レビュオスのフラグ@
31~60 アンリエッタのフラグ@
61~98 両方同時ゲット
- 935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 08:56:01.27 ID:Io17PikF0
- む
- 936 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 09:24:43.28 ID:dveSbw0ZO
-
レビュオスとのフラグ@を手に入れた。
レビュオスとアンリエッタの間にフラグBが立ちました。(えっちイベントの解放はまだ先になります)
フローリア自由行動3回目(残り1回)
↓2でフローリアの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可(竜仙境は選択不可))
ルル>>79、ジェニファー>>96、リトア>>524
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×2
ルル×2
他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×3
- 937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 09:44:08.35 ID:rmzp7nCf0
- 加速
- 938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 10:25:38.72 ID:fznLSI520
- 1ルル
- 939 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 13:02:30.77 ID:6L1tZXOnO
-
フローリアはアンリエッタ達と別れそろそろ泊まり先のホテルへ戻ろうとしていた。
すると視界の端にルルの姿を捉え、そちらの方を振り替える。
フローリア「あ……ルル!」
ルル「……」スタスタ
フローリア(あれ、気づいてないのかな…?それにちょっと様子が変…?)
普段から活発な姿を見せるルルであったが、少なくとも今は雰囲気が少し違ってるように見える。
気になったフローリアはルルの後をこっそりと追いかけることにした。
- 940 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 13:03:23.31 ID:6L1tZXOnO
-
フローリア「あ、あれ…?こっちに行ったと思ったのに…」
ルルを追いかけると彼女は人気の少ない森の方へとどんどん進んでいき、フローリアはルルを見失っていた。
しかし諦めずに周りを見渡していると、そこには立ちながら瞑想をしているルルを見つける。
フローリアは声をかけようとするが集中してるルルの邪魔をするのも悪いと思い木陰から様子を見守った。
フローリア(凄い集中力……魔力を練る練習だよね)
ルル「………」
両手で輪を作り、その中で魔力を循環させるこの修練は魔力の流れを掴むための練習法としてナールでは広く知られている方法だ。
ルルの魔力の流れに淀みは無く彼女の魔力コントロールの質の高さが伺える、しかし……。
ルル「………っ」バチンッ
フローリア「ひゃっ!?」
ルル「えっ…り、リア!?いつからそこにいたの!?」
綺麗に流れていた魔力が突然乱れ、弾けるような音にびっくりしてフローリアは思わず声を上げてしまった。
フローリア「ここに着いたのはついさっきで……街で声をかけても気づかなかったので着いて来ちゃったの」
ルル「そっかぁ……いやぁ、お恥ずかしい所を見られちゃったかも!あはは!」
いつもの調子に戻るルルであったがフローリアは何となく違和感を感じたままこの後どうしようかと考える。
ルルとの交流内容(フローリアやルルに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1から↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 13:21:14.62 ID:LxmGv8v3o
- なにしてたの
- 942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 13:42:37.46 ID:XAcr86iPO
- 何か困ってたら話聞きますよ?
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 13:52:48.90 ID:mzKOAsEvO
- ルルの頭をなでなでする
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 01:57:22.88 ID:GT9p/iC2O
- もしかしてルルとの百合えっちって魔法適性の触診だったりする?
- 945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 16:37:44.42 ID:CvbboUmHO
- 銀竜ってキャラメイクするのかな
もしするなら準備しておきたい
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/10(水) 01:47:44.69 ID:na4B0mPGO
- この後ストーリー進むみたいだから書き溜めタイムかな
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 10:53:12.16 ID:0W0mH1Ro0
- 妹姫の従者は女性でもいいんだっけ
- 948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 21:42:44.04 ID:FbOhB8rp0
- やるなら女性固定って言ってる
- 949 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:11:39.07 ID:UxCkQwlZo
- こんばんはー、更新前に少しレス返タイムです。(なお今回はほぼ会話更新のみです、寝オチしたらごめんなさい)
>>944
その予定です、えっちイベついでにフローリアのスロットコンマも取る予定です。
>>945
銀竜はアンリエッタのキャラ安価から構想を得てしまったので作成はしないです。
>>946
モロバレ、遅筆で申し訳ないです。
>>947
妹姫の従者は女性固定ですね、クロウスやフローリアとの関係性なども募る予定ですー。
- 950 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:16:38.30 ID:UxCkQwlZo
-
フローリア「ルル、ひょっとして何か困っていたりするの?」
ルル「え……やだなぁ、私に限ってそんな…!」
フローリア「でもルル……なんだか集中しきれて無かったような気がして、いつものルルならたぶんあんな風に魔力が弾けるようなミスはしないと思ったので…」
ルル「あー…………やっぱりそう見える?」
フローリア「はい…」
ルル「はぁ、だから人気の無いとこで修行したかったんだけどなぁ…」
フローリア「ご、ごめんなさい…」シュン
ルル「気にしなくたって大丈夫!これは私自身の問題だし………あんまり楽しい話じゃあないけど聞く?」
フローリア「うん、私で良かったらルルの悩みを聞かせて?」
ルル「………」
ルルは暗い顔をしたまま、倒木して転がっている木の上にちょこんと座る。
フローリアもルルの隣に座り彼女が喋るまでジっと待つことにした。
ルル「……魔導帝国に裏切り者が居たってことはもう聞いてるよね? あれって実は学院の生徒だったんだよね」
ルル「私その人のこと結構尊敬しててさ、私と比べて人には好かれてるし貴族だからといって差別をするような人でも無かったんだ」
- 951 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:25:30.72 ID:UxCkQwlZo
-
フローリア「……だからその人がナールを裏切ってラジルについた事がショックだった?」
ルル「うん………だけどね、それ以上に私がショックだったのは、なんでナールを裏切ったのか聞いたとき」
ディアナ『それを貴女に聞かれるなんてね』
ルル(あんなゾッとするような冷たい視線をディアナに向けられるのは初めてだった…)
ルル(あれ以来、時々あの光景が脳裏に過ると魔力が乱れることがある……今のとこ戦ってる時は大丈夫だけど、もし戦闘中に魔法が暴発するような事があれば…)
ルル「……だからこれは私が乗り越えなくちゃいけない壁なんだ、いつかナールに戻れた時…私はきっとディアナと向き合って本当の事を……ディアナが何を思っていたのか聞かなくちゃいけないんだ」グッ
フローリア「ルル…」
ルル「だからリアは気にしないで!ただでさえ熱も引いて間もないんだから余り無茶しちゃ駄目だぞ!……って、無茶ばかりしてる私が言えたことじゃないか…あはは」
ルルの決意を聞いたフローリアは少し前の自分を思い出し、自分だけが重たいものを背負い込んでると勘違いしていた事を恥じる。
- 952 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:27:19.41 ID:UxCkQwlZo
-
フローリア(……私だけじゃない)
フローリア(ルルも……きっとジェニファーも、重たい悩みや覚悟を背負ってるのね)
フローリア(それなのに私は自分だけが不幸だと思い込んで鬱ぎ込んでて……本当に私は無知な人間だ…!!)
フローリア「ルル……今の私は、貴女の悩みを一緒に分かち合えるほど強くは無いです……けれど」
フローリア「いつか必ずルルを助けられる自分になります…!」
ルル「リア…」
フローリア「だから、その……せめて我慢できなくなったら私に吐き出しちゃってください。ジェニファーやクロウスに言い出しにくい事とか…」
ルル「……はは、参ったなぁ。リアにはそんなに弱ってるようにみえてたかぁ…」
フローリア「あっ、ごめんなさい…私なんかが…出すぎた事を言い過ぎて…」
ルル「ううん、むしろ嬉しいな……あのさリア」
フローリア「なんですか?」
ルル「ちょーっとだけ……身体預けてもいいかな?」
フローリア「……うん、いいよ」
ルル「えへへ、それでは失礼して…」ポテッ
ルルはフローリアの膝の上に頭を乗せた。
フローリアがルルの頭を優しく頭を撫でていくと次第に安らかな寝息が聴こえてくる。
自分よりも一回り小さいこの身体のどこにこんな強さがあるのだろうと思いながら、ひとときの休息に身を預ける魔法使いをもう少しだけ寝かしておこうと決めた。
ルルのフラグB(フローリア)を手に入れた。
- 953 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:37:21.47 ID:UxCkQwlZo
-
ルル「はぁー、食べた食べた」
ジェニファー「まったくお行儀が悪いのだから……ソースがまだ口に付いてますわよ」フキフキ
ルル「うむ!くるしゅうない!!」
ジェニファー「何を偉そうに」ビシッ
行商人B「よ、よーし……今度こそフローリアさんに…」
リトア「あら…貴方なにやってるのよ、そんな所で」
行商人B「うわぁ!!…り、リトアちゃん!?」
リトア「お父さんが明日の商売の事で探してたからさっささと行くわよー」
行商人B「う、うわぁ〜そんなぁー!!」ズリズリー
クロウス「姫様、そろそろお休みになられますか?」
フローリア「ううん、もう少しだけ起きていたいの……この本をもう少しだけ読み進めていたくて」
クロウス「ならお供致しますよ、いまお茶を貰ってきますね」
フローリア「ふふ、ありがとう」
明日の祭りに向け、皆がそれぞれ思い思いの時間を過ごしていく。
少し浮き足立つような、それでも賑やかなひとときを今は感じたくてフローリアはもう少しだけ起きていることにした。
そこにとある来客がくる。
アンリエッタ「あのぉ…すみません」
フローリア「えっ?竜巫女様…どうしてこちらに?」
レビュオス「俺もいるぞ」ヒョコッ
クロウス「レビュオス、こんな時間にどうしたんだ」
アンリエッタ「実は貴方たちに折り入っての頼みがあってここに来たんです」
- 954 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:48:28.51 ID:UxCkQwlZo
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クロウス「頼み……とはいったい?」
アンリエッタ「……明日の朝、私と共に竜遇宮の裏手にある霊峰に登って頂きたいのです」
フローリア「霊峰って……あの大きな山ですか?」
アンリエッタ「ええ、説明すると長くなってしまうのですが……私たち竜巫女は代々銀竜様にお仕えするシルヴェロギアにとって重要な役職なんです」
アンリエッタ「その最たる役目は銀竜様とコンタクトを取り、銀竜様の意思や意向を国民に伝えるのも役目の一つとなります」
アンリエッタは手に持っている、銀竜を模した装飾が施されている杖をフローリア達に見せる。
アンリエッタ「この【竜杖】と呼ばれる杖を通して、私たち竜巫女は銀竜様と会話をしているんです」
レビュオス「ちなみに竜杖の力は誰でも出来るわけでは無く、竜の血が流れる者にしか使用できないようだ」
クロウス「ふむ…それが何で俺たちがその霊峰に登る事に繋がるんだ」
アンリエッタ「その……先ほど銀竜様からメッセージを受けとりまして」
アンリエッタ「シルヴェロギアに滞在する異国の姫と直接会ってお話したい……との事です」
フローリア「わ、私が銀竜様と…お話を!?」
アンリエッタ「はい、それとクロウスさんにも付いて来て欲しくて…」
クロウス「ちょっと待ってくれ、さすがに姫様にそんな険しい山道を登らせるわけには…!」
レビュオス「まぁまぁ落ち着いて話を聞けって、別に山を登ると言ってもちゃんと参道を通ってくから魔物の危険も少ないし安全だよ」
アンリエッタ「元々銀黎祭の開催前に銀竜様と直接打ち合わせをするのは毎回の決まりなんです、そして竜巫女と共に兵士長も護衛として付いていくのが恒例なんですが…」
レビュオス「俺は午前中に急な任務が入ってしまってな…だから俺の代わりに巫女様の護衛をしてくれるヤツを探してたんだ」
クロウス「それで俺もお呼びがかかったのか…」
レビュオス「頼むよ、あんたはうちの兵士と比べてもずっと強いし俺も信頼してるからさ!この通り!!」パンッ
- 955 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:54:14.57 ID:UxCkQwlZo
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クロウス(……正直レビュオスには恩があるし助けにはなってやりたい)
クロウス(しかし姫様を危険から遠ざけたい今、少しでもリスクがあるような行為はあまりしたくは無い…)
フローリア「わかりました、そのお話を引き受けます」
アンリエッタ「本当ですか!?」
クロウス「姫様……大丈夫なんですか?」
フローリア「……正直、私一人だけなら断ってたかもしれません。でも…。」
フローリア「貴方が側に居てくれるならきっと大丈夫だから…」
クロウス「姫様…」
レビュオス「ひゅーひゅー♪お熱いねぇお二方」
クロウス「茶化すなレビュオス……わかった、俺もその話引き受けた」
アンリエッタ「お二人とも…本当に感謝致します!」
レビュオス「祭りは夕方から始まるし朝から上っていれば祭りには十分間に合うさ」
フローリア「はい!そちらも楽しみにさせて頂きます!」
クロウス(ルルとジェニファーには街に居てもらうか…リトア達のキャラバンの手伝いでもさせよう)
クロウス(気がかりはその銀竜とやらの話の内容だな、わざわざ他国の人間である姫様と直接話したいなんて余程のことがない限りはしない事だろ)
クロウス(鬼が出るか蛇が出るか……せめて俺だけでも警戒して行くにこしたことはないな)
- 956 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:58:11.10 ID:UxCkQwlZo
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翌日の早朝、霊峰に登る者、それを見送る達は竜遇宮裏手の鳥居の前に集まっていた。
ルル「ちぇー、私もドラゴンに会ってみたかったのになぁ」
ジェニファー「クロウス様たちが決めた事なんですからあまり文句は言わないの、それに私たちは私たちでやることはたくさんありましてよ?」
クロウス「商長さん、リトア…すみませんが二人の事をお願いします致します」
行商人A「うむ、こちらとしてもお手伝いが増えるのは嬉しいことだから構わんよ」
行商人妻「気をつけて行くのよ?」
リトア「二人とも帰ってきたらうちのお店に寄って行ってよ、ちょっとだけサービスしてあげてもいいからさ」
フローリア「はい、リトアさん達の商店も楽しみにしてますね」
レビュオス「すまないな、本来は俺が務めるべき役目なのに…」
クロウス「大丈夫だ、姫様を救ってくれた恩もある。これぐらいの事はさせてくれ」
アンリエッタ「レビュオス……」
レビュオス「巫女様、良い子にしてるんですよ?万が一の事があればクロウスの言うことを聞くように!良いですね?」
アンリエッタ「はい、レビュオスも任務頑張ってくださいね!」
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 01:05:35.18 ID:02C+oCE10
- 話が動きそう
- 958 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:09:02.87 ID:UxCkQwlZo
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霊峰と呼ばれる竜蔵の山はとても高い山脈から連なり、中でも一際高い山の一角が銀竜の住まうとされる神聖なる地である。
本来ならば切り立った険しい崖を素手で登り上がっていかなければいけないが、シルヴェロギアの竜巫女一族に伝わる秘密の参道が存在し三人はそこから地道に山を上っていった。
アンリエッタ「古きよりシルヴェロギアの巫女一族は竜から力を授かるためにこの山を登る事を巫女になるための試練としてされていました」
アンリエッタ「今はこのように整備されていますが昔は獣道も同然で……この山に隠されている山頂に通ずる転移魔方陣を探さなければいけなかったようです」
クロウス「なるほど……それでショートカットする事が出来るんですね」
クロウス(こんな山々をどうやって一日もかからずに登りきるんだと思っていたがそういう事か……)
フローリア「そういえば……銀竜様はどうして私と話がしたいなどと言ったのでしょうか…」
アンリエッタ「私もそれとなく聞いてみたのですが……どうにもはぐらかされてしまいまして…」
クロウス(わざわざ人には言えないような話しか……?いや、そもそも本当に話し合いだけで済むような事なのかも怪しいぞ…)
アンリエッタ「あ……でも安心してくださいね!竜と行っても決して悪い魔物とかでは無いですし!私からすれば気さくでからかい癖のあるお婆ちゃんみたいなものですから!!」アセアセ
フローリア「お、お婆ちゃんですか…?」
アンリエッタ「はい、私には意地悪しますけど基本的には良い人ですから!」
クロウス「はは……竜巫女殿がそこまで仰られるのであれば大丈夫そうですね」
アンリエッタ「勿論です!!……あっ、あれが転移の魔方陣ですよ!」
アンリエッタの指差す方にはナールから逃げるときに使ったのと同じぐらいに古びた魔方陣が洞窟の中に安置されていた。
一同が魔方陣の中央に足を踏み入れると転移の光が三人を包む。
- 959 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:12:16.23 ID:UxCkQwlZo
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やがて眼を開けると祭壇のような場所に到着しており、崖下から辺り一帯の山脈やシルヴェロギアを一望できる程の高さまで転移していた。
クロウス「ここが銀竜様のいる場所か……?」
アンリエッタ「いえ、銀竜様はもう少し進んだ先の社に居ます」
フローリア「く、く、クロウス…!?あれ…!!」
クロウス「どうしましたか姫さ……うおっ!?」
ワイバーン「ギャオオオォォォォーー…!!!」
フローリアの指差した方を見ると翼の生えた竜が数匹、空を飛んでいた。
ワイバーンと呼ばれる魔物はとても獰猛であり、自身のテリトリーに侵入した生き物は全て補食対象として認識するほど狂暴な魔物として認識されている。
クロウス「姫様…!私の後ろに…!!」
そのワイバーンが今、クロウス達目掛けて滑空して近づき…………そのまま通り過ぎていった。
フローリア「お……襲ってこない?」
アンリエッタ「驚かせてしまってごめんなさい、あの子達は魔物だけど……同時に銀竜様の眷属でもあるの」
アンリエッタ「なので竜の血を受け継ぐ私の側にいれば襲われることはありません、むしろとても良い子たちばかりなの」
クロウス「無許可で入れば侵入者を排除する番人だが、俺たちは客人として認められている……と思ってて良いのですか?」
フローリア「はわぁ…!流石にびっくりしました…!!」
アンリエッタ「ふふ…ちょっと意地悪が過ぎちゃいましたね、もう少し先に進めば休憩できる広い所もありますから先に進みましょう!」
途中休憩を挟みながらアンリエッタの案内で竜蔵の山を更に上へ登っていく、すると岩肌に囲まれているが少し広い場所に出た。
先を見ると鳥居が連なる石階段があり、その先が目的地のようだった。
- 960 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:16:24.42 ID:UxCkQwlZo
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フローリア「ふぅ…ふぅ…」
クロウス「…大丈夫ですか姫様?やはり病み上がりのお身体ではキツかったのでは」
フローリア「平気よクロウス、今はへこたれているより前を見ていたいから…」
クロウス「……分かりました、ですが無理はせずに本当にダメそうならすぐに私に言ってください」
フローリア「ありがとう……その時は昔みたいにおんぶでもしてもらおうかな?」
クロウス「お、おんぶですか…?」
フローリア「駄目ですか…?昔は私が転んだ時はよくしてくれてたのに」
クロウス「いや、それはまだ姫様がまだ幼い頃の話ですし…!あ、いや、しかし姫様のご命令であれば…」
アンリエッタ(……二人とも、主従の関係と聞いてたけど仲が良いなぁ)
アンリエッタ(……わたしもレビュオスとあんな感じになれてるかな………………えっ?)ピクッ
ほのぼのとした二人のやりとりを眺めていたアンリエッタであったが、自身に流れる竜の血が無意識にこの場にいる自分達以外の存在に気づかせた。
???「ムシャ……ムシャ…」
ワイバーン「」ピクッピクンッ
視線をそちらに向けると……そこには先ほどまで雄々しく空を駆け巡っていたワイバーンが他の魔物に補食されており、凄惨な光景が広がっていた。
フローリア「……ひっ!?」ビクッ
クロウス「こいつ……さっきのワイバーンを喰っている…のか!?」
アンリエッタ「そんな……酷い…!」
その魔物の姿はおよそ竜と呼ぶには程遠く………いや、そもそもこの魔物の姿はクロウスの経験上でも見たことが無く、まるで他の魔物と魔物をツギハギに融合でもされてるかのような異形の姿をしていた。
???「ムシャ…ぐちゃ、ぐちゃっ」
クロウス(なん……だ…!?コイツは…!?魔物………なんだよな…!?)
クロウス「………一応聞きますがコイツはこの山に生息している魔物なんですか?」
アンリエッタ「し、知りません…!!この山には幼いときから何度も登ってますが……そもそも竜型以外の魔物は一匹も見たことが無いです!!」
フローリア「じゃあ………この魔物は、いったい…!?」
- 961 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:23:52.28 ID:UxCkQwlZo
- クロウス達の前に現れた人造合成魔獣(キメラ)
2時から↓1〜↓3の間で募集
【名前】
【生態】
【攻撃方法】
【弱点】
今回の魔物安価を募集して今夜はオチます、そういえばもう少しでこのスレも終わりが近いので近々次スレの準備もしなくては…。
- 962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 02:34:21.83 ID:P2QB5N2MO
- 【名前】グリーフキメラ
【生態】果てしない食欲と惨虐さを持つ合成魔獣の一つ。様々な動物や魔物に加えて人間さえも材料とされている
その恩恵として通常のキメラよりも知能や戦況判断能力は高いが、望まぬ姿に変えられた嘆きの感情も強く
五体満足な人間を妬み、じわりと獲物を嬲り絶望させてから捕食する異端さも持つ
【攻撃方法】牙と爪が主だが、複数の効果を持つ毒性の強い尾の一撃も強力
【弱点】他キメラよりも脳が発達しているが、代わりに頭部の防御力が低い。また自身の理解ができない状況に陥ると深い混乱状態となる
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