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【FGOSS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ【18禁】

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970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/23(月) 23:08:49.23 ID:jdJpgHJF0
ダ・ヴィンチちゃん「‥カルデアやアルトたち境界なき勇士団と並行世界の戦士達を、あなたは『害虫』と称すと言うことは‥これをあなたから我らに対しての宣戦布告、と取っていいのかな、女王モルガン。」

モルガン「そう言った。お前たちや偽の予言の子と名乗っている別の世界から来た戦士達を閉じ込め、それらの抹殺のために『最果ての塔』と『歪みの岬』の結界と警備の強化を指示したのは他でもない、この私だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「(・・・やはり、あの『召喚銃の予言の子』と名乗る青年の言葉は正しかったようね?)」

モルガン「‥その他、『害虫』と称す者らは未だに我が妖精國に蔓延っている。本来、そのような害虫どもは一匹の残らず葬り去りたいと私は思っているのだが、わざわざ私の力を使う程でもない‥。」


モルガン「この年の終わりーーー『大厄災』によってブリテンに棲む妖精は、その害虫共々、また滅びるであろう‥。」

モルガン「だが、妖精が何度死のうが懲りずに生まれるもの。ブリテン全土が炎に包まれようと、我が城が健在であれば、妖精國は何度でも蘇る。」

アルトリア「女王陛下は・・・ブリテンの民ではなく、ご自分の妖精國を守る、というのですか?」

モルガン「そういう事だ、アルトリア。忌まわしきエインセルの『予言の子』。私は妖精どもをお前たちと同じ『害虫』として救う気も無い。守るのは己が国のみ。」

モルガン「この玉座に貯蔵された魔力量であれば、『大厄災』など恐るるに足りぬ。」

モルガン「それと・・・どこかの風の氏族の妖精から流れた噂なのだが‥。バーゲスト、お前の夫のアルトは3年の年月を得て、その彼の目的が変わったと耳にしている。」


モルガン「3年前・・・彼は私の目の前で“妖精たちと人間たちを救い、この妖精國ブリテンを変える”と言っていたが‥、今の彼は“妖精たちを支配から解放し、そいつらを放置する”と、聞いているのだが・・」

バーゲスト「!。えぇそうです。“女王モルガンと女王軍を倒し、妖精國の支配から解放し、彼らに選択の余地を与える事”こそ、我ら『境界なき勇士団』のモットーであります。」

モルガン「そうか‥。3年前のあの日‥私の手で彼(アルト)とバーヴァン・シーを石化させ、その彼をコーンウォール付近で捨てた妖精が、のちに風の氏族長となるブルーナが担当したと聞いてはいたが‥」

バーゲスト「そう。ブルーナは以前、名なしの森にいたアルトを救いだし、アルトに独立権を発行し、ソールズベリーに住まわせた恩人でした・・。」

バーゲスト「しかしブルーナはアルトを裏切り、彼女は妖精騎士アグラヴェインを通して女王軍側に付き、今では猛毒を吐く異端の亜鈴を持つ風の氏族長として彼女はソールズベリーで好き放題に氏族長の権力を悪用としているのです。」

バーゲスト「そのブルーナからアルトは3年前‥、あの忌まわしき石化の呪いの中で、アルトはブルーナからこの妖精國の妖精たちの本質を聞いたのです。」

【???】
【(妖精達の本質って・・?)】←


玉座に集まった妖精達1「(我ら妖精の本質だって?いったいバーゲストは何をその異界の男から聞いたのだ?)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達2「(嫌だとしても、陛下は我らを『害虫』として見ていたというのか!なんと恐ろしい‥)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達3「(それもこれもまた、3年前に三澤亮太の奴が騒ぎを起こさなければ、こんなことにはならなかったはずなんだ!)」ザワザワザワ‥

モルガン「・・・・・・・・・」集まっている妖精達を見てて‥


モルガン「‥もうよい。バーゲスト‥お前があやつらの本質をここで話したところで、私はこの妖精國の妖精たち全てを把握しているのは分かっているだろ?」

バーゲスト「!。しかしモルガン陛下、私は・・・」

モルガン「それにお前の夫であるアルトの目的が変わったと言う事は‥この3年間の間の石化とブルーナの戯言によって、少しはアルト自身の頭を冷やし、この妖精國の妖精たちがいったい何なのかを少しは理解したと言えるな?」

モルガン「お前らにもわかるだろ・・バーゲスト、アルトリア、藤丸立香?この妖精國ブリテンに必要としているのは、この妖精國を統べる女王である私(モルガン)であり・・・」

モルガン「その妖精國を『大厄災』から退け、滅びる汎人類史に変わって、このするのもまた‥永遠の女王である私であるということを・・。」

【(永遠の女王・・・・)】
【(確かに妖精の寿命はとても長いと聞いているけど‥)】



???「永遠の女王に、永遠の妖精國ですかぁ・・・」

モルガン「・・・なに?」声のした所を見つめる

【!】

書記官イットリー「誰だ!!女王陛下の許可無く発言する輩はどこのどいつだ?」


カッカッカッカッカッ・・・・(靴の音が鳴り響く)

騒然としているキャメロットの玉座の間に突如‥軍人のような服に忍者のようなマスクと瓶底眼鏡を付けた、赤い髪で大きな胸を持つ女性が、玉座の間の柱から出てくるのであった‥。
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