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【FGOSS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ【18禁】
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982 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[ saga]:2022/06/01(水) 08:40:00.44 ID:w97o1kIT0
オベロン「つまり言うとねぇ・・ノリッジでの『水鏡』という魔術。あれは本来、『厄災』を祓う目的で使われた。そう『召喚銃の予言の子』は言っていた。」
オベロン「『水鏡』の事を知っていたのは『召喚銃の予言の子』の他に、ハベトロット…君も知っているんだろ?」
ハベトロット「ま、まぁねぇ・・。あの転移魔術はモルガンの十八番(おはこ)だ。なんか、すっごく規模が大きくなってたけど。」
オベロン「もしアルト達やウルトラマンZ、藤丸達があそこで活躍しなくても、最終的に『厄災』は消え去っていた。いや、モルガンのモノになっていた。」
オベロン「つまり・・・モルガンは『厄災』を所持しようと考えていた。その理由としては答えは一つ…モルガンは『厄災』を自らの魔力にできる。」
オベロン「その魔力でバーゲストたちに聞かされた『地球・妖精郷化計画』…藤丸達が住む世界である『汎人類史』どころか、ゾックス達が住む並行世界までも、ヤツの支配圏に塗り替える。」
オベロン「妖精たちの世界を滅ぼす呪いを利用して、人間たちの世界を滅ぼす。それがモルガンの目的であり、『地球・妖精郷化計画』の中身と言ってもいい。」
オベロン「そのためにもヤツは、来たるであろう『大厄災』を起こしたいと思うのが僕の考えだ。」
アルトリア「……『大厄災』を……祓わずに……武器として使う……?……祓えるのに。ノリッジの時みたいに、本当は祓えるのに…?」引いている
バーゲスト「…クゥ‥!あの心なき妖精國の女王モルガンはこれが・・これのみが目的だったのですね?全てはモルガンたった1人が理想とする妖精國を、全ての世界全体に拡張する為に・・我らは『生贄』にされていたのですね。」キリキリキリィィ〜‥(怒りを見せる)
バーゲスト「忠誠を誓う女王軍も、なおも増え続けるモースや悪妖精、ブラックドッグも、年に度々起こる『厄災』も、妖精國に住む全ての妖精達も……敵も味方も関係なく…」
バーゲスト「きっと……『獣の厄災』になるはずだった私や、『炎の厄災』になるはずだったメリュジーヌも・・・その為の戦力として、私と彼女を妖精騎士へと取り入れたのでしょう‥。」
アルトリア「‥バゲ子‥あなたは・・」心配そうな表情を見せる
ジョルニ「バーゲスト母さん…。」心配そうな表情を見せる
【(…生贄‥)】
【(モルガンはそのためだけに、俺たちを害虫として排除しようと‥)】←
千子村正「・・・・・・・・。」
千子村正「・・バーゲストの言ってる事が正しいのなら、キャメロットにいた上級妖精らはそれらを全く知らないと言ってもいいぐらいだな?」
千子村正「あいつらは3年前まで、“キャメロットにいる妖精だけが、真に価値のある妖精であるから自分らは助かる”と思っていた。」
千子村正「キャメロット内部に住む上級妖精が生き残れるから‥ヤツらは他の街を見下していたし、女王の与えた特権階級に染まりきってやがった。『予言の子』なんざ目の上の瘤だろうよ。」
千子村正「だが、アルトがモルガンの娘であったヴァージェと駆け落ちしたことで状況が一変した。モルガンは下級や上級も関係無しに妖精に一方的な仕打ちをするようになり、その行為は今現在でも起こっている‥。」
千子村正「とはいえ・・あの上級妖精らがモルガンの計画の真意を知らないというのなら、あの妖精たちにはモルガンの真意なんて知らない方が良いと思ってもいいよな?」
千子村正「モルガンが初めから自分の妖精國を守る為に上級妖精らも生贄としていたと知れば、あの妖精達はすぐさまにモースか悪妖精かに変貌して、すぐさまにモルガンに消されるハメとなるからな?」
千子村正「全く…“知らぬが仏”…いや、このブリテンじゃあ“知らぬが健全なる妖精”と言うべきかなぁ〜‥。」
ガイル「オォ!良いところを言うじゃないか村正!」
【仏を妖精とかけた所が旨いな?】
【村正に座布団1枚あげたい】←
千子村正「おいおい・・、笑点の大喜利のネタを言った覚えはないぞ‥。」タラァ〜‥(汗を垂らす)
千子村正「とはいえ、女王は“鐘を鳴らすまではアルト達以外のアルトリアに関わる者は敵ではない”なんて言っちゃあいるが、ベリルが女王の夫なんだろ?」
千子村正「いつイレギュラーズや女王軍らの追っ手がくるか分かったもんじゃねえ。オベロンが馬車を回してくれて助かったな。」
ダ・ヴィンチちゃん「ああ。ルージュやアルト達の為にも、今すぐにでもロンディニウムに向かって合流はしたいが、まずは追っ手のことも考え、今はキャメロットを離れる事が先決だ。」
ダ・ヴィンチちゃん「目的がはっきりした事だけは確かなんだ。ブリテンを救うにも、我々を含む全ての世界を救うにも、マシュやアルトの妻であるヴァージェさんを救うにも…」
ダ・ヴィンチちゃん「元凶と言えるモルガンと、アルト達の宿敵である異端の妖精達(イレギュラーズ)を倒さなければならないからね。」
バーゲスト「・・・・・・・・」黙っている
ハベトロット「・・・・・・・」黙っている
パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく‥)
バーゲストやカルデアのマスターたちは馬車の中でオベロンに謁見での話を伝えていき、彼らを乗せた馬車はブリテンの北部と南部の境界線へと進んで行くのであった・・。
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