【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ 

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18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/12(日) 09:05:19.44 ID:Epdr3Xni0
カイニス「ふん、やってやろうじゃないか!!ちょうどキャメロットのことで胡散ばらしをしたかったところだったからなぁ〜!」ジャキン!(槍を構える)

トリスタン「ええ。これはもう・・彼女たちと戦って勝つしか、この状況を打破するには至らないかと・・」シュッ・・(弓を構える)

武蔵「そうじゃないと・・私たち、この北部から出られそうにないわね?」シャキィィン!(刀を2刀構える)

ガイル「そうか、ならやるしかないんだな!腕が鳴るぜぇぇ!!」ガキィィン!(両腕を鉄に変える)

セツノ「うん・・・セツノも戦う・・。」シャキンッ!(爪を出す)

ジョルニ、ルージュ「ああ(ええ)。」戦闘の構えを取る

千子村正「おうよ!」シャキン!(刀を構える)


バーゲスト「ええ。行くわよみんな!!」ジャキィン、ドスン!(妖精剣ガラティーンを構える)

アルトリアたち「ああ(はい)!!」頷く

【ノクナレアに目にものを見せてやろう!】
【行くぞ、ノクナレア!】←


ノクナレア「ええ、掛かってきなさいアルトリア、そして『境界なき勇士団』たちよ!私とあなた達、どちらがブリテンを支配するのか・・まずは小手調べの勝負よ!」

バーゲスト「小手調べだと・・・そんな余裕など、我が角と皆の力でその余裕を吹き飛ばしてくれるぞ!!」

ノクナレア「そうかしらね・・・行きなさい、我が下僕共よ!!」妖精兵たちに命令する

北の妖精兵たち「Weeeeeeeei!!!!Hohoooooooooi!!!!」声を上げる



ノクナレアたちのキャンプに連行されたバーゲストたちとアルトリア達は、ノクナレアたちの提案により、“自身の軍勢に勝てれば、自由にする”という項目でノクナレアたち『北の妖精軍』と戦うことになり、

ノクナレアたちもまた、バーゲストたちと対峙するために兵を出撃させるのであった・・。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/12(日) 11:04:41.08 ID:Epdr3Xni0
ジャキン!ジャキン!ジャキィィン!!(北の妖精兵たちの槍を斬っていく武蔵)


武蔵「ハァァッ!ヤァッ!トリャァァァ〜!」シャキン、シャキィィン!(刀を振るう)

北の妖精兵A・B「GUwaaaaaaa〜!?」ガシュガシュン!(斬られる)

千子村正「ハァァァァ!!」ジャキィィン!!(刀でなぎ払う)

北の妖精兵C・D「GUWAaaaaaa〜!?」ガシュガシュン!(斬られる)


千子村正「ほぉ〜、少しは腕を磨いたみたいじゃないか武蔵?」

武蔵「ええ。妖精の軍勢に追われながらも自身の鍛錬としていましたからね。おかげで妖精を斬るすべが身についたといっても良いからね!」

千子村正「なるほど・・なら儂もそれを聞いて安心したな!」ジャキン!(斬りかかる)

武蔵「ええ!!」ジャキン!(斬りかかる)

北の妖精兵2体「GUwaaaaaa〜〜!?」ガシュガシュン!(斬られる)


カイニス「どりゃあぁぁ!!」バシバシィィン!!(槍でなぎ払う)

北の妖精兵たち「GUwaaaaaa〜〜!?」バシッ、バシン!!(ぶっ飛ばされる)

セツノ「ヤァァァァ!!」ビリビリィィ〜〜!!(雷撃を放つ)

北の妖精兵たち「〜〜〜〜〜〜〜!?」ビビビィィ〜〜!!(痺れる)

ガイル「うりゃぁぁぁ!!」ドドドどぉぉーー、バシンッ!!(タックルをかます)

北の妖精兵たち「GUoooooo〜〜!?」バゴォォォーン!!(ボウリングのピンのように吹っ飛ぶ)


北の妖精兵(巨人)2体「GUOoooooooーーーー!!」ドドドドドォォ〜〜!!(突撃してくる)

モース「オォォォォ〜〜〜!!」襲いかかってくる

バーゲスト「ハァァァァ〜〜、テェイ!!」ジャキィィン、ジュボォォォーー!!(炎の斬撃を放つ)

北の妖精兵(巨人)2体「〜〜〜〜〜〜〜!?」ボォォォーー!(焼かれる)

モース「〜〜〜!?」ボォォォ〜〜、シュゥゥ・・・(焼却される)


トリスタン「おとなしくしなさい、首が落ちますよ?」ポロロン、ポロロン♪

北の妖精武将2人「〜〜〜〜〜!?」ガシュガシュガシュン!(光弾を受ける)

ルージュ「ハァァァァ!!」ギギィィィ!(魔糸を引っ張り上げる)

北の妖精武将2人「〜〜〜〜〜!?」ギィィ〜ガシュン!!(引っ張られ、2人同時に拘束される)

トリスタン「・・チェックメイト。」ティンッ・・

ヒュゥゥーン、バシュゥゥーン!!(大型に光弾が当たる)



オベロン「いいぞぉー!このままやっつけてしまえ!!」後ろから応援している

ハベトロット「オベロン!君も少しは手伝ったらどうなんだ!」叱っている

オベロン「う〜んでもねぇ〜・・僕はこれでも軟弱な霊基で戦いには向いていないというからねぇ〜・・」そっぽを向きながら

ハベトロット「・・・・・・・・」呆れている
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/12(日) 22:02:27.71 ID:Epdr3Xni0
北の妖精兵たち「ーーーーーーー。」ドサドサッ・・(一部分が倒れていく)

ノクナレア「・・ツゥゥ・・。」やられていく北の妖精兵たちを見てて・・


【なんなく勝てた!(凄いよバーゲスト、武蔵ちゃん!)】
【ところで、今の妖精武将・・・・】←

ダ・ヴィンチちゃん「うん、誰かに似ている気がしたかもだけど、ただの錯覚だ。気にしないでスルーしよう。」

アルトリア「そうそう。ほら見たかノクナレア!元・妖精騎士のバーゲストやみんな1人1人が凄いんだから!」自慢げに言う

アルトリア「勝負は藤丸たちやバーゲストたちの勝ち!さあ、わたしたちを自由にしろ!女王を引退した身とはいえ、約束を守るのが女王でしょう!」

バーゲスト「そういう事だ。以前のノクナレアであれば、このような状況下であるならば、今のうちに撤退を命じているはずなのでは?」

ノクナレア「クゥゥ・・・!こんなことで負けを認める私ではありませんわ!悪いのはこの役立たずの妖精兵たちだけであって、私の負けにはならないわ!!」

バーゲスト「!?。貴様!自分の軍兵でさえも、罵声を浴びせるというのか・・。そこまで堕ちたというのか貴様は!」怒りを見せる

ノクナレア「事実を言ったまでよ。所詮、妖精なんて幾らでもいるぐらいだから、少しぐらいは使い潰しても構わないけど・・ここまであなた達がやるとはねぇ・・」


ジャキィン!(時計の針のような剣を取り出す)

ノクナレア「いいわよ・・今度は私自ら相手になってやるわ!!」タッタッタッタッ!(前に出る)

妖精ウォズ「!。いけません我が王妃よ!いま王妃様に何があれば、オーマジオウ様になんと申し上げれば・・」止めようとする

カレン「そうです。あなた様がわざわざ出向く必要はないと先ほど申しあげたと・・・」止めようとする

ノクナレア「うるさいわね!私が大丈夫と言えば大丈夫なのは確実なのはあなた達も知っているはずよね?」バシバシッ!(妖精ウォズとカレンを振り払う)

カレン「そ、そうですが・・。」振り払われる

ノクナレア「私たち『王の氏族』の妖精たちは、ただ魔王の氏族・・最高最善の魔王であり、私の夫であるオーマジオウ様の為だけに働いていればいいのよ!!」バシッ、ガシッ、バシン!(北の妖精兵たちを振り払って進む)

北の妖精兵たち「ーーーーーーーーー」バシバシンッ!(ノクナレアにしばかれて道を空ける)


アルトリア「ーーーえ。うそ、ノクナレア、あなた戦うことが出来るんだ!?」驚いている

ノクナレア「当たり前よ!軍勢を率いる者として、ただ軍勢を指示するだけではオーマジオウの妻として廃るという事よ!」キリキリィィ〜!(怒りを見せている)


ノクナレア「さぁ・・ここからが正念場よ?見事この私を倒すことさえ出来れば、あなた達は晴れて自由の身・・このまま南部へ帰ることが出来ると言う事よ?」

ノクナレア「だがしかし、あなた達が私に傷を付ける事など・・ほぼ確実にないと言うことを思い知りなさい?」クスクスクス・・(あおり笑い)

【(コイツ・・・)】
【(俺たちのことを舐めやがって・・)】←


アルトリア「・・バーゲスト、藤丸、みんな、まだ行けるよね?」

バーゲスト「当たり前だ。ノクナレアに花嫁衣装を送ったハベトロットには済まないが・・この堕ちた王の氏族の妖精に、我が角でお仕置きをしなければ気が済まぬからな!」ジャキィン!(妖精剣ガラティーンを握り直す)

武蔵「そうそう・・私の自由のこともあるからね? 行くわよみんな!!」シャキン!(刀を構え直す)

ジョルニたち「ーーーーー!!」頷く


ダッ、ダダダァァァーー!!(ノクナレアに向かって走る武蔵、バーゲスト、アルトリア)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/12(日) 23:05:53.54 ID:Epdr3Xni0
武蔵「ハァァァ!!」ジャキン、ジャキィン!(刀を振るう)

ノクナレア「ツゥゥ、フン、フン!!」ガキン、ガキン、ガキンッ!(ノクナレアの剣で防ぐ)

バーゲスト「ハァァァ!!」ジャラジャラァァァーー!!(鎖を放つ)

ノクナレア「!。クゥゥ・・」ヒュンッ、ズズゥ〜・・(下がる)

ノクナレア「ツゥゥ・・・相手にするには数が多いわね・・。」バーゲストたちの様子を見て・・


ギュィィーン、カチカチカチ・・・(額の飾りから銀の時計の針のオーラが回り出す)

ノクナレア「!!」カチカチカチ・・(何かを悟る)

ギュゥゥーーン!カチカチカチ・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノクナレア(■■■)の未来のビジョン


アルトリア「ハァァァーー!」ピョンッ、ギュォォーン!(飛びかかる)

ノクナレア「なんのぉぉ!」ガキィィン!(攻撃を剣で防ぐ)

アルトリア「(ヨシ・・)お願いハベトロット!」上にいるハベトロットに呼びかける


ハベトロット「おぉ!ハイホォォォーー!!」ズバババババァァン!!(球を放つ)

ノクナレア「キャアァァ!?う、後ろから・・・」バシュバシュン!(弾が背中に当たる)

アルトリア「今だ!畳みかけろぉぉ!!」号令を出す

バーゲストたち「ーーーーーーー!!」タタタタタァァーー!!(ノクナレアに突撃する)


アルトリア「えぇぇい!!」ドシィィン!(ノクナレアを押し倒す)

ノクナレア「ちょっ・・・キャアァァ!?」ドシィィン!(押し倒される)


バシバシバシ!ボカボカボカァァーー!!(一斉に攻撃される)

ノクナレア「いやぁぁ〜〜いっぺんにやらないでぇぇ!!」ボカボカボカァァ〜〜!(リンチにされる)


カチカチカチ、ガコォォォーン!!(ビジョンが終了する)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在では・・・


アルトリア「よし・・この作戦で行くよ!」

ハベトロット「おう!でも出来るだけノクナレアを傷つけずに無力化できるようにしておいてよ?」

アルトリア「わかってる・・。あんな豹変した性格であっても・・ハベトロットさんが彼女に衣装を作ってあげたオーマジオウのお嫁さんだからね?」

ハベトロット「うん。よし行くぞぉぉ〜〜!!」ピューン!(飛んでいく)



ノクナレア「ーーフ〜ン・・成る程ね。なんか行ける気がするわ!」キリッ!(アルトリア達の行動を見て)

ジョルニ「!?」ノクナレアの様子を見て・・

アルトリア「・・よし!」ズズゥゥ〜・・(ジャンプをする体勢に入る)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/13(月) 00:00:02.87 ID:rZBSlWqZ0
アルトリア「ハァァァーー!」ピョンッ、ギュォォーン!(飛びかかる)

ノクナレア「(来たわね!)フンッ。」ヒュンッ!(攻撃をかわす)

アルトリア「フェッ!?」ガシンッ!(地面に杖を叩きつける)

ノクナレア「ハァァッ!」ギィィン!(手に何かの波動を発動させる)


ギィィン、カチカチカチィィ〜〜・・(時間停止)

ハベトロット「」ピタッ!ジジ、ジジジィィ・・・(時が止まる)

セツノ「ハベニャン!?」時間が止まったハベトロットを見て・・


【!?】
【ハベニャンが動かなくなった!】←

武蔵「これって・・前に私がエディンバラで経験した金縛りの術と同じだ!!」驚愕している

ダ・ヴィンチちゃん「!?。部分的な時間停止だって!?あり得ない・・いくらこの妖精國にいる妖精や魔術師だとて、部分的に時間を止める魔術なんて存在しないはずなのに・・」驚愕している

バーゲスト「!?(これはアルトのザ・ワールドと同じ能力・・)。ノクナレアめぇ・・いつの間にあんな亜鈴を習得してたというのか!?」驚いている

ノクナレア「その通りよ!魔王の氏族の妖精王・・最高最善の魔王、オーマジオウに愛を誓いあった私には、あなた達や他の妖精が動ける時間でさえも私の意のままに止められるのだから!」ジャキィィン!(ノクナレアの剣を構える)


ギィィィーン、ビカァァァーン!!(ノクナレアの剣が光り出し、光と共に『ワタシサイキョウー』という文字が浮かび上がる)

ノクナレア「喰らいなさい!」ギィィィーン!ビュゥゥーン!(素早く動く)

バーゲスト「!?」驚愕する



ボォォーン!ボォォーン!ボォォーン!ボォォーン!ボォォーーン!!!(華麗な動きでバーゲストたちを斬っていく)

ルージュ、セツノ「キャァァァ!?」ガシィィン!(斬られる)

ガイル、ジョルニ、カイニス、ダ・ヴィンチちゃん「うわぁぁぁぁ〜!?」ガシィィン!(斬られる)

千子村正、トリスタン、バーゲスト、武蔵「ヌワァァァ〜〜!?」ガゴォォォン!(防御するもなぎ倒される)


ノクナレアの『ワタシサイキョウー』の文字と光の剣撃がノクナレアの素早い動きと共に斬りかかっていき、

バーゲストたちの一部が防御が間に合わずに斬られてなぎ倒され、防御した者もまた、その剣撃の威力になぎ倒されるのであった・。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/13(月) 23:49:14.96 ID:rZBSlWqZ0
ノクナレア「・・・・・・」二カッ!(ドヤ顔で笑う)

アルトリア「み、みんな!?」なぎ倒されるバーゲストたちを見て・・

【そんな、一撃で逆転されるなんて・・・】


カイニス「クゥ・・何なんだ今の攻撃は・・!?動きが速くなったと思ったら・・ガードを突き破って斬りやがったぞ・・」

武蔵「ウゥゥゥ・・・光の剣の攻撃に時間が止まったような金縛りの術を持っているなんて、あんなの反則だよ・・・」

ガイル「・・つぅぅ・・・これが・・オーマジオウの嫁の力だというのか・・。こんな力・・これじゃまるで・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ・・まるでイレギュラーズにいる妖精たちの異端の亜鈴みたいだね・・。こんな力・・この妖精國のモノじゃないみたいに・・。」

ジョルニ「ああ・・この時間を操るような力の他に、先の未来を見るようなあの素振り・・・、それにノクナレアが言った言葉・・・・これはまるで・・・」


アルトリア「ああ〜〜どうしよう〜〜!?このままじゃ私たち、ノクナレアに負けちゃう・・。ここで負けちゃったら私たち・・・・」青ざめている

千子村正「ツゥゥゥ・・落ち着くんだアルトリア!こんな攻撃・・かすりはしたが儂はなんともねえからよぉ?それよりあんたがここ取り乱せば、確実にあのノクナレアに敗北するぞ!」

千子村正「アンタ・・儂らを馬鹿にするなと言い、ノクナレアの兵隊より強いとか言う事を言っておいて・・そんな程度の事で弱きになるお前じゃないだろ?」アルトリアを睨む

アルトリア「う、うるさいわね!!私だって・・5年も昔にノクナレアと知り合った程度で、その5年後にあんな力を突然と身に付けていたんだと知れば、少しは驚くところもあるから・・。」オドオドしている

千子村正「ああそうかい・・!なら驚く余裕があるなら、そのノクナレアの力に対抗できるような手段を考えるんだな?なに、ただ前に出て戦うだけが戦いじゃないんだ。」

千子村正「敵の動き、能力の特徴と・・・あらゆる動作を見逃さずに観察し、そこから彼女の隙を見つけることもまた・・キャスターとしての戦い方と言えるからな?」

アルトリア「隙を見つけるって・・・・ハベトロットを時間が止まっているように動けなくしたり、未来を予測してるみたいな事をする、あのノクナレアに対抗できる手段を見つけるために観察しろだなんて・・」

アルトリア「ただ観察して・・・・・・・?観察・・・・・・!!」何かを考えつく

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルトリアの考察:ノクナレアの今と昔


5年前のノクナレア「私の勘、外れた事はないのよ?あなたを見た瞬間、背筋に稲妻が走ったの。こいつ、ヤバい。他の妖精とは違う。本気で世界をひっくり返すヤツだ、って。」

5年前のノクナレア「直感だけに頼らず、ちゃんと観察する事にするわ。」


5年前・・・グロスターで会った時のノクナレアは自分の勘のみで私を見て判断していた事があったが、私の言った事を少しは聞いて改めると言った。

あの時の彼女は見るからに女王だった。先代の北の女王『マヴ』の悲願と言いながら自分の意思で女王である事を選び、欲張りに、ワガママに、誰に恥じることなく野望を語る、

ブリテンでいちばんの努力家。それが、ノクナレアという妖精だった・・・でも・・。


今のノクナレア「おかげで私のプライドや美しさ等、王の氏族としての面目は丸つぶれよ!私がどのような屈辱を味わったこと、南部にいたあなた達にわかりきった事で済まされたくないわ!」怒ってる

今のノクナレア「魔王の氏族の妖精王・・最高最善の魔王、オーマジオウに愛を誓いあった私には、あなた達や他の妖精が動ける時間でさえも私の意のままに止められるのだから!」


今ここにいるノクナレアは、私が5年前に会ったノクナレアじゃないようだった。3年前に起きた『エディンバラ地獄変』の被害者とはいえ・・このような事でノクナレアがああなる事なんて信じたくはなかった・・。けど、

自分の夫に愛されただけで手にしたという力に、ノクナレアは酔いしれているように自慢げに言ってた・・。あのブリテンでいちばんの努力家であったノクナレアが、あのような力で満足するような妖精なのか・・?

そんなのあり得ない・・。この妖精國の妖精は本来のあり方や『目的』を変えることのできない存在でもある故に、ノクナレアもまた例外ではないと、私はそう思っていた。

でもちょっと昔に一度だけ会ってるとはいえ、あの豹変したかのような今のノクナレアの変わり様は・・何かと不自然に見えたのは何でだろうか・・。

まるで目の前にいる次代の妖精(今のノクナレア)が、先代の妖精(昔のノクナレア)と同じ姿をしているように・・・同じ姿・・・!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルトリア「!!(わかったぞ!ノクナレアが昔のノクナレアと全然違うように変わってしまった理由が・・・)」何かを思いつく

アルトリア「・・・・・・・・」タッタッタッタッ・・・(前に出る)


千子村正「!」

【アルトリア・・?】
【(一体なにかを掴んだのいうのか?)】←
24 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/06/14(火) 03:16:40.94 ID:kXMqWcJ80
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/14(火) 23:29:31.07 ID:Y7dHVZIw0
アルトリア「・・ちょっと聞いてもいいかな、ノクナレア。あなたに聞きたいことがあるのだけど?」

ノクナレア「なに・・・?降参するというなら聞いてあげてもいいけどね?」煽る

アルトリア「そうじゃない!ノクナレア・・あなたのその力、どうやって手にしたというのよ?」質問する

ノクナレア「手にしたって・・・私の夫であるオーマジオウ様に力を分け与えてくれたのよ?あの方と生涯の夫婦として誓い合った仲ですもの〜・・何か文句があると?」ジロッ!(アルトリアを見下す)

アルトリア「そう・・、じゃあもう一つ聞くけど、あなた・・わたしの事をどれくらい覚えているの?あなたとは5年前に会っているはずだよね?」

アルトリア「あなたと私にとっては2・3日程度の付き合いだとしても・・王の氏族のあなたなら、わたしの事を覚えているのは確実だと思うんだよね?」

ノクナレア「・・・ウッ・・・。」タラタラタラ・・・(冷や汗をかく)


ノクナレア「ベ、別に・・・確かにあなたとは5年前に2・3日程度の付き合いだけど・・だって私は妖精よ?そんなくだらない話なんか言いたくはないわよ!!」

アルトリア「・・・・・・・・・」黙っている


アルトリア「・・・じゃあ聞くけど・・・。あなた、5年前にグロスターでいったい何をしに来た事を覚えているの?」問いかける

ノクナレア「そ、そんなの知らないわよ!だって私、グロスターには部下に買い物を依頼している程度だけであって・・・・・・!?」ビクッ!

アルトリア「・・・・やっぱり・・・。去年、ノクナレアが人間だけじゃなく妖精も嫌いになって再び現れたと聞いた時、私もあなたの豹変に目が点になってた時期はあったけど、これでようやくハッキリしたわ・・。」

アルトリア「何故あなたのようなブリテンいちばんの努力家のノクナレアが、たった3年の年月で強姦の被害者ズラで妖精不信で粗暴な性格になってしまったのかを・・・」



アルトリア「・・・あなた・・・・・ノクナレアじゃないわね?」


ノクナレア「!!?」ビクンッ!(身震いする)

妖精ウォズ、カレン「!?」驚愕する

ダ・ヴィンチ達、バーゲストたち「!!?」驚愕する

【ノクナレアじゃないだって・・!?】


アルトリア「はい。私がノクナレアと出会ったのは5年前・・その時はグロスターで何かのコンテストがあって、ノクナレアはその上位にランクインしてたんですよ・・。(私は予選落ちでしたけど・・)」

アルトリア「その時に私はノクナレアと最初に出会い、2・3日一緒に過ごした顔見知りになったんですよ。その時の記憶は今でも記憶に残っているというか・・」

【そうなんだ・・。】←
【(何かのコンテストって何だろう・・?)】

アルトリア「・・でもその事を知らない上に、グロスターには部下に買い物を依頼している程度であると言った以上・・あの人は一度もグロスターに行ったことなんかないと、初めからグロスターに行った事なんてないという事を。」

【じゃあ、ノクナレアはまさか・・・】←

バーゲスト「言いたいことはわかるぞアルトリア。つまり今そこにいる彼女は、ノクナレアの姿を借りた偽者だというんだな?」

アルトリア「・・ま、まぁそういう事になるけどね・・。まだ実際はハッキリとしたことはわからないんですけどね・・。」赤面

アルトリア「(ぶっちゃけ・・いま言ったことをバゲ子に言われたくなかったというのが本音というかな・・。)」ブツブツブツ・・

バーゲスト「???」アルトリアの様子を見て・・


ノクナレア?「・・・・・・・・・」黙り込んでいる

妖精ウォズ「(ま、マズい・・・このままでは今いるノクナレアの正体が・・・カレン!)」小声で言う

カレン「(わかってるわ・・。妖精兵を退かした後に妖精除けの結界を既に張っているから、彼女の姿が露見しても平気よ。)」

妖精ウォズ「(そうか・・仕事が早くて助かるよ、カレン・C・オルテンシア。)」

カレン「(えぇ・・。あとはバーゲストやアルトリア達が、どのような反応を見せるかが問題ね・・。)」アルトリア達の様子を見ながら・・
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/15(水) 08:34:17.63 ID:+M+06ani0
ズズ、ズズゥゥ〜〜・・(次々と立ち上がるバーゲストたち)

バーゲストたち、ダ・ヴィンチ達「・・・・・・・」ノクナレア?を見て・・

ノクナレア?「ウッ・・ウゥゥ・・・」精神的に追い詰められている


アルトリア「あなたは誰なの・・?ノクナレアの姿をしてまで妖精達を酷い目に遭わせているなんて・・いったい何様のつもりだというの!」

アルトリア「私はあなたのようなノクナレアの姿を利用する卑怯者なんか絶対に許さないんだから!!」

ノクナレア?「ーーーツゥゥ〜〜、うるさいわね!私は私よ・・・私はノクナレア。かつての王の氏族長、北の大妖精:マヴの次代よ!」

ノクナレア?「いずれこの妖精國全土を支配する魔王の氏族、オーマジオウの妻であり、このブリテン北部を支配してた『北の女王』だったんだからぁぁ〜〜!!」タタタァァーー!(前に出る)

アルトリア「ツゥ・・・。」杖を構える


ギュィィーン、カチカチカチ・・・(額の飾りから銀の時計の針のオーラが回り出す)

ノクナレア?「!!」カチカチカチ・・(未来を見通す)

ギュゥゥーーン!カチカチカチ・・・(未来予測発動!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノクナレア?(■■■)の未来のビジョン


タタタタタァァーーー!!(アルトリアに向かって走るノクナレア?)

トリスタン「させません!」ポロロン、ポロロン♪

ルージュ「ええ、捕まりなさい!」ジュビィィィィン!!(無数の魔糸を放つ)


ギュィィーン!ガシュガシュン、バシィィン!!(ノクナレア?を拘束する)

ノクナレア?「キャァァァ!?」ギギギィィ〜・・(魔糸で拘束される)

ルージュ「よし!」ガッツポーズを取る


カチカチカチ、ガコォォォーン!!(ビジョンが終了する)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在では・・


ノクナレア?「(成る程・・あの2人に拘束される訳ね?なら尚更、このまま行かせてもらうわ!)」タタタタタァァーーー!!(アルトリアに向かって走るノクナレア?)


トリスタン「!?。させません!」ポロロン、ポロロン♪

ルージュ「ええ、捕まりなさい!」ジュビィィィィン!!(無数の魔糸を放つ)

ノクナレア?「!!(来たわね!このまま斬らせてもらうわ!!)」シャキィィン!(ノクナレアの剣を構える)

アルトリア「!?(このまま私を斬ろうとしているの・・だったら・・。)」ノクナレア?の様子を見て・・


ゴソゴソゴソォォ・・・(バックから何かを取り出す)

アルトリアはノクナレア?が何かやろうとしている事に気づき、自身のバックから白いボールのようなモノを取り出すのであった。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/15(水) 09:43:47.28 ID:+M+06ani0
ギュィィィーーン!!(トリスタンとルージュの魔糸が拡がるように展開する)


ノクナレア?「ハァァァァ!!」ギィィィーン、ビカァァァーン!!(ノクナレアの剣が光り出す)

ジャキン、ジャキン、ジャキィィン!!(魔糸を華麗に切り裂いていく)

トリスタン「しまった!?」魔糸を斬られて驚愕している


ジャキィィン、ビカァァァーン!(『ワタシサイキョウー』の文字が浮かび上がり・・)

ノクナレア?「アルトリア、覚悟ぉぉぉ〜〜!!」ギィィィ〜ン!(剣を振りかざそうとする)

バーゲスト「!?。(ヤツはこのままあの剣でアルトリアを斬り殺そうと・・)避けるんだアルトリア!!」叫ぶ

【アルトリア!!】



アルトリア「!。そこだ!!」ヒュンッ!(白いボールを投げる)

ノクナレア?「!?」白いボールに目をむく

ボカァァン!バシュゥゥーーー!!(ボールから灰色の煙幕が放たれる)

ノクナレア?「うわぁっ!?」バシュゥゥ〜〜!(煙幕に巻き込まれる)


ルージュ「あのボール・・・もしかして!?」アルトリアが投げたボールを見て・・

カイニス「ルージュの煙幕弾・・アルトリアのやろうも作ってたのか!?」

千子村正「ああ・・でもノリッジで使ったヤツのと何か違うぞ・・この色はまるで・・・」灰色の煙幕を見てて・・


セツノ「・・クンクンクン・・!? クシュンッ!」くしゃみをする

ダ・ヴィンチちゃん「!。どうしたんだいセツノ?」くしゃみをしたセツノを見て・・

セツノ「この煙幕・・・これ、コショウが入っている・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「コショウだって!?つまりこれはコショウ入りの煙幕弾か!」

ルージュ「やっぱり・・・私がノリッジでアルトリアに作り方を教えてあげた際に、コショウを入れたヤツだったのね。」

【教えたって・・】
【あれはルージュとアルトリアで作ったのか?】←

ルージュ「ええ!」二コッ!

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3日前・・・ノリッジ:伯爵邸 ルージュの部屋にて・・


ルージュ「煙幕弾の作り方を教えて欲しいですって?」

アルトリア「そ、そう・・。他の皆さんからルージュさんもまた、私や藤丸君と同じような魔術を使えると聞いているから、せっかくならと思って・・」

アルトリア「それに私・・・敵から逃走を図る際によく閃光魔術を使ってはいるんだけど、ダルダンの衛士達を撒く際・・閃光魔術の切らしちゃった事がありましてねぇ・・。」

アルトリア「せっかくなら、閃光魔術の他に撤退や逃走をする際に使える魔術を、ルージュさんから取得したいなあ〜っと思ってね・・。」

ルージュ「ふ〜ん・・いいわよアルトリアさん!私が煙幕弾の作り方を、アルトリアさんに伝授させてあげるね!」ニコッ!

アルトリア「!?。ホントに・・やったぁぁーー!!」嬉しそうにしてる


ガシャガシャガシャン・・(煙幕弾の生成をしているアルトリアとルージュ)
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/16(木) 00:00:24.62 ID:PCSIkPJr0
ルージュ「いい?ここをこうして・・・こうすれば・・少しの衝撃を与えれば、そこから煙が出る仕組みになっているんだよ?」

アルトリア「ホォ〜・・それと錬金の素材によっては、煙の色を変えられるですね?煙幕にも奥が深いのですねぇ〜・・?」興味津々とみている

ルージュ「そうそう。それとこんなモノをいれれば、敵を撹乱する時に使えるんだよ?」ゴソゴソ・・コトン。(コショウの入れ物を取り出す)


アルトリア「???。なんですかそれは・・?粉末・・・?」コショウの入れ物を見て・・

ルージュ「これはね・・コショウと言って、お料理の味付けに使うの調味料なんだけど・・時に敵を撹乱させる武器として少々使われてる時があるんだよ?」

アルトリア「ホォ〜〜?お料理の他に敵を撹乱させるにも使えるのですね!これは万能とも言える粉と言えるでしょうね!」嬉しそうにしてる

ルージュ「うん。あ、でも・・バーゲストお母ちゃんやメリュジーヌお母ちゃんは、このコショウを武器として使うなと言うの・・使ったらお母ちゃんたちに「そんなのは勿体ないぞ!」って怒られるのだから・・。」

アルトリア「そうですか・・。では教えてくれたきねんとして、私とルージュさんとの2人だけの秘密で、このコショウ入りの煙幕弾を一個ずつ作っちゃおうか?」

アルトリア「いずれにいても・・このコショウ入りの煙幕弾が、どっかで何かの役に立つんじゃないかと思うんだよねぇ?いずれなんだけどね・・。」

ルージュ「オォ〜〜それは良いね!じゃあ、私とアルトリアさんの秘密として・・今からコショウ入りの煙幕弾を1人1個作っちゃおうか!」

アルトリア「賛成!!これから作る煙幕弾は・・メリュジーヌとバゲ・・・・バーゲストさんには知らせず、私とルージュちゃんの2人だけの秘密だからね?」

ルージュ「うん!!」頷く


ガシャガシャ、パッパッパッ、ガシャガシャガシャ・・・(コショウ入りの煙幕弾をそれぞれ1個ずつ作り始めるルージュとアルトリア)


ノリッジを出立する前日・・ルージュちゃんが使ってた煙幕がとても格好良くて、つい私も使いたくなっちゃって・・

夜中、ルージュちゃんに煙幕弾の作り方を教えてもらい、その一環としてバゲ子たちに内緒でコショウ入りの煙幕弾を作って見たのは良かったのですが・・

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そして現在、コショウ入りの煙幕弾を投下後・・


アルトリア「(いま思えばこのタイミングこそが、あのコショウ入りの煙幕弾の出番なのは確実だったのね!)フェ、ぶぇぇっくしょん!!」くしゃみをする

アルトリア「ゲホゲホゲホ・・・(ちょっとコショウがキツいですが・・今ならノクナレアを倒せる!)」タタタタァーー!(口をふさいで煙幕の中を走る)


ノクナレア?「ゲホゲホゲホゲホ・・・何・・この鼻や目にキツく来る煙はぁ〜〜!?」錯乱している

アルトリア「今だ!ヤァァァ〜〜!!」ギュォォォーン!(杖が青白く光り出し・・)


バシッ、バシィィン!!(杖をノクナレア?に叩きつける)

ノクナレア?「しまっ・・キャアァァ!?」バシィィン!ドサッ・・・(地面に叩きつけられる)


ギィィン、カチカチカチィィ・・(ハベトロットの時間停止が解除される)

ハベトロット「ーーーーっとととぉ〜!?フゥゥ・・ようやく動けるようになれたかぁ・・。」

【ハベニャン!】
【良かった・・動けるようになったか。】←

ハベトロット「おう。ボク、武蔵ちゃんが言ってたという金縛りにあったんだよ!まるで時間が止まったかのように身体が止まっていたんだからね。」

セツノ「ハベニャン。ハベニャン・・ノクナレアの偽物のせいで、本当に時間が止まってた・・。」

ハベトロット「フェッ!?それマジなのそれ……」驚愕している


ノクナレア?が地面に叩きつけられた影響なのか、時間停止してたハベトロットが突然と動き出し・・

ハベトロットは何が起こったのかがよくわからず、何がどうなっているのかもわからずに今の状況に困惑していた・・。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/16(木) 23:50:19.09 ID:PCSIkPJr0
ガシィィン・・・(ノクナレアに選定の杖を突きつける)


ノクナレア?「クゥゥゥ・・・」ガシッ・・(選定の杖を突きつけられている)

アルトリア「よし。今度こそ私たちの勝ちよ!おとなしく観念しなさいよ!」ガシィィ〜・・(選定の杖を突きつけながら・・)

ノクナレア?「ツゥゥゥ・・・・・い、今のはノーカンよ!あんな灰色のヤツを隠し持っていたなんて、私は聞いてないわよ!!」

アルトリア「クゥ・・まだ言い分けを言うのね!ノクナレアの皮を被って、私たちの先のことを見通しておいて・・・こんなあんたの一方的有利な状況なんか、アンタの卑怯な戦いでしかないわよ!」怒鳴る

ノクナレア?「クゥゥ・・・・・・」目を逸らす

アルトリア「アンタなんて・・・このままこうしちゃうのだから!!」グイッ!(選定の杖を振り上げようとする)


ガシッ、グググゥゥ〜〜!!(選定の杖のでっぱりが、ノクナレア?が付けているネックレスに引っかかり・・)

ノクナレア?「!?。ちょっとやめて!!私のそれをひっぱっちゃ・・・」止めようとする

アルトリア「はい?」ググッ!(選定の杖を上に上げて・・)


ググゥゥ〜〜、ブチンッ!(ノクナレア?のネックレスが外れる)

ノクナレア?「!!!??」ボワァァァーーン!!(身体が煙に包まれる)


アルトリア「!?。ワァァァ!?」煙に巻き込まれる

バーゲストたち「!!?」その様子を見て・・

妖精ウォズ、カレン「!!?」その様子を見て・・

【な、なんだぁ!?】
【(にせもののノクナレアが煙に包まれて・・)】←


アルトリアが選定の杖を上へ振りかざそうとした際、ノクナレア?の首にかけていたネックレスが杖のでっぱりに引っかかり・・

それを知らずにアルトリアが選定の杖を上にあげた途端、そのネックレスがノクナレア?の首から外れてしまい、

ノクナレア?自身をピンク色の煙が包み、アルトリアもまた、その煙に包まれるのであった・・。
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ボワァァァン・・・(ピンク色の煙がちぎれていく)


アルトリア「ゲホゲホゲホ・・・・もう、なんなの今のはぁ〜・・・・・」尻もちをつきながら・・

???「あんたよくも・・・わたしの大事な・・・お母様から貰った大事なネックレスを壊したわねぇ!!」怒っている

アルトリア「な、なによ!!あれは事故であって・・あんたみたいな卑怯者のネックレスなんて・・・・・・!?」目の前の光景を見て・・


タッタッタッタッ・・・(小さい何者かが近づいてきて・・)

???→妖精の幼女「・・・・・・。」ジィィ〜・・(アルトリアを睨んでいる)

アルトリア「!?」妖精の幼女を見て・・

【・・誰!?】
【(ノクナレアが小っちゃくなった・・?)】←


突如、ピンク色の煙から出てきたのはノクナレア?ではなく、ピンクとシルバー色の髪が交互に並び、

顔がメイヴそっくりの小さい幼女の姿をした妖精?がアルトリアの前に立っていた・・。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/17(金) 22:53:09.39 ID:YZSuHKlC0
妖精ウォズ「ああ〜なんてこと・・・我が姫君の正体が、『予言の子』の一味に露見してしまわれてしまった・・。」頭を抱える

武蔵「・・我が姫君・・!?。あなた今、我が姫君って・・・それじゃあ彼女って・・・」妖精の幼女の事を見て・・

ダ・ヴィンチちゃん「どういう事なんだいこれは・・?ノクナレアの偽者が煙に包まれたと思ったら、煙から可愛い幼女が出てきたぞ?」妖精の幼女の事を見てて・・

トリスタン「ええ。幼女ではありますが、あの顔つきと髪の色の一部・・・どこかコノートの女王であるメイヴ・・あるいは先ほどのノクナレアとそっくりのような・・・」妖精の幼女の事を見てて・・

バーゲスト「ああ・・。まさかだと思うが・・・」妖精の幼女の事を見てて・・



アルトリア「ね、ねえあなた・・・、あなたはノクナレア・・じゃないよね?まさかノクナレアがこんな小さい姿に化ける能力を隠し持っているなんて・・」オドオド・・(困惑している)

妖精の幼女「・・アンタねぇ〜!さっきから気安くお母様の名前を呼ぶんじゃないわよ!さっきまで負けていたくせに・・」怒っている

アルトリア「な、なにをぉ〜〜〜!あんたに私の事を言われたくは・・・って、お母様?」

妖精の幼女「・・・フン。何も知らないというのは今に始まったことじゃないわ・・。今日いままで、この姿をエディンバラの外に見せたことは無いからね・・。ウォズ・・祝って!」

妖精ウォズ「!。し、しかし我が姫君・・・」

妖精の幼女「祝いなさい!!それがあなたの目的であり、あなたの妖精としての宿命なのはわかっているよね?」指摘する

妖精ウォズ「ハ、ハッ!我が姫君がそう仰られるというのでありませれば・・・」体勢を整えていき・・


妖精ウォズ「祝え!魔王と呼ばれし時の王者と北の女王と呼ばれし妖精の血と力を受け継ぎ、その大いなる力を持って、妖精國全土の妖精達を跪かせる妖精と魔王とのハーフの王女。」

妖精ウォズ「その名も『トキワ・リノア』。まさに・・目の前にいるお前たちにその姿が露見されてしまった瞬間である・・。」気まずそうに言う


ダ・ヴィンチちゃん達「!!?」驚愕している

バーゲストとジョルニたち「!!?」驚愕している

ハベトロット「!!?。ま、まさか・・・」驚愕している

【(トキワ・リノア・・・)】
【(それにあの子はノクナレアのことを・・・)】←


妖精の幼女→トキワ・リノア「そう・・・私が・・・私こそが!北の妖精の末裔、偉大なるマヴの孫娘にして、最高最善の時の王者:オーマジオウと、愛と繁栄の王の氏族の妖精王妃:ノクナレアの娘・・」

リノア「この妖精國ブリテンに産まれた時からずっと、ずぅぅーーーーっと!『トキワ・リノア』として生を授かった、時と妖精の王女よ!」バァァーン!!(自慢げに話す)

アルトリア「・・えっ、・・えぇ〜〜・・・!?」ガタガタガタガタ・・・(身震いしながら・・)

【(ノクナレアの・・・娘・・・)】驚愕している


アルトリア「えぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」大声で叫ぶ


突如現れたニセ者のノクナレアの正体である妖精の幼女、時と妖精の王女『トキワ・リノア』。

彼女が自身をノクナレアの娘だとアルトリア達の前で明かし、それを聞いたアルトリアは、まるで悲鳴を上げるかのように大声で叫び、

その大声は妖精國ブリテン北部じゅうに響くのであった・・。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/18(土) 09:40:37.01 ID:oxnZSrIO0
第24節:ノクナレアの娘
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とある冒頭の説明・・(仮面ライダージオウ冒頭風)


パカッ・・(『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』と書かれた本のページを開く)

妖精ウォズ「この本によれば・・・“汎人類史からブリテン異聞帯と呼ばれし世界にある妖精國ブリテン北部に君臨する王の氏族長こと、北の女王『ノクナレア』。」

妖精ウォズ「彼女はこの妖精國ブリテンを支配する妖精の女王『モルガン』を倒し、彼女こそがこの妖精國ブリテンを統べる女王となるべき存在であるはずであった・・。”」


妖精ウォズ「3年前・・・このブリテン北部にある北の妖精・・王の氏族の妖精の国『エディンバラ』に突如として現れた謎の妖精・・『妖精騎士アグラヴェイン』・・。」

妖精ウォズ「彼女の力である夢の砂の力により・・エディンバラは淫欲の夢に包まれ、エディンバラの秩序は突如として崩壊し、この史実は『エディンバラ地獄変』として語り続かれていった・・」

妖精ウォズ「そして北の女王であるノクナレアもまた、妖精騎士アグラヴェインによって放たれた淫欲の夢により、部下である北の妖精達にその身体を犯され、」

妖精ウォズ「彼女の王の氏族としてのプライドと心は、淫欲の夢に魅入られた北の妖精達にズタズタに犯され、穢されていった・・」


妖精ウォズ「そんな淫欲の夢によって崩壊したエディンバラに忽然と現れた1人の魔王・・。彼こそが魔王にして時の王者・・魔王の氏族の妖精『オーマジオウ』が姿を現し・・」

妖精ウォズ「門の目の前で死にかけていた神霊アムールこと、カレン・C・オルテンシアを救い、彼はノクナレアの身体と心でさえも時間を戻す形で救ったのであった・・」

妖精ウォズ「そしてオーマジオウは淫欲の夢を彼の力でうち払い、そして王の氏族たち・・北の妖精たちをその力で圧倒し、エディンバラはオーマジオウの支配圏となった。」

妖精ウォズ「そして彼はノクナレアのことを“自身の妻”として手を差し伸べ、ノクナレアもまた・・彼の全てに惚れ込み、彼らの互いの心は結ばれ、やがて結婚を遂げた・・。」


妖精ウォズ「オーマジオウとノクナレアとの結婚の際、ノクナレアにはピンク色の『純恋愛の宝石』が送られ、その宝石は祝詞により『ピンク色のハートの冠』へと変化し、」

妖精ウォズ「そしてオーマジオウ(■■■■■■)とノクナレア。互いに情愛に激しく愛しあった末・・、ノクナレアのお腹に新たな命が授けられたのである。」

妖精ウォズ「その授かりし新たな命こそ・・オーマジオウとノクナレアの娘である『トキワ・リノア』である。」


妖精ウォズ「リノアがこの世に産まれた時から、彼女が持つ力とその無限の可能性を見いだし、ノクナレアは彼女を真の王として教育していくが、彼女が持つある恐るべき力に対して・・」

妖精ウォズ「・・・・おっと!ここから先の事は、これから訪れる未来で明かされることでしょうね・・。」


ドサッ!(本を閉じる)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在・・・妖精國ブリテン北部 ノクナレア(リノア)たちのキャンプにて・・・

リノア「ーーーーフン!」ドドンッ!(偉そうに立っている)


千子村正「おいおいマジかよ・・・ノクナレアのヤツ、結婚はしていると聞いてはいたが、まさか子どもまで出来ていたとはなぁ・・。」少々困惑している

レッドラ・ビット「はい・・まさかノクナレアを名乗るニセ者の正体がノクナレアの娘だったとは・・あまりの驚きで私の蹄が裏返りそうでした・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「・・アルト達と同じね。ノクナレアもまた・・彼女の夫であるオーマジオウを夫婦として愛しあい、その課程で出来たのがあのリノアという妖精の少女と言ってもいいわね。」

トリスタン「ええ。先ほど化けていたノクナレアの姿とリノアの姿・・明らかに親子と言える程、顔と髪の表現が似ていましたからね・・」


ダ・ヴィンチちゃん「(ドラケイの河でわかってはいたが・・この妖精國では妖精も人間も、生殖する繁殖機能はおろか“子供を産む”という概念その物が存在しない。)」

ダ・ヴィンチちゃん「(にもかかわらずアルトやバーゲスト、ヴァージェとメリュジーヌは・・妻である3人が持つ『純恋愛の宝石』を通し、別のカルデアが存在する世界でジョルニたちのような妖精と人間の両方の血を継ぐ子供を産み育てた。)」

ダ・ヴィンチちゃん「(いま目の前にいるリノアという妖精の少女も同じだ。彼女もまた、『純恋愛の宝石』を通し、この妖精國ブリテン北部の地で産み育て・・あろう事か、その少女がノクナレアの姿に化けていたからね・・。)」

ダ・ヴィンチちゃん「(妖精國ブリテンの妖精は子供を産むことが出来ないと思われていたが、『純恋愛の宝石』を持つバーゲストたちはそれを根本的から覆したと言ってもいい。)」

ダ・ヴィンチちゃん「(『純恋愛の宝石』・・・一体あれはどうやって、誰が、どんな目的の為にあのような宝石を作ったというのか・・。)」


村正たちはさっきまでノクナレアの姿に化けていたリノアというノクナレアの娘の存在に困惑を隠せずにいたが、

ダ・ヴィンチちゃんだけはそれを理解しつつ・・ノクナレアやバーゲストたちがリノアやジョルニたちという子供の出産を促した『純恋愛の宝石』に疑問を感じるのであった・・。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/18(土) 23:14:43.25 ID:oxnZSrIO0
バーゲスト「まさかノクナレアもまた、オーマジオウと夫婦となりて純恋愛の宝石を持ち、その子供であるそこのリノアという少女を産み育てていたとはな・・。」

ハベトロット「うんうん!ノクナレアのウェディングドレスを作った事は間違いではなかった!あの美しく可憐な妻になったノクナレアに、こんな可愛い子供が出来てたんだからね?」

バーゲスト「ああ・・・だが納得いかん!なぜノクナレアの娘であるあの子がノクナレアの影武者として、ノクナレアと同じ姿に化けていたのか!あの娘の力は何だというのか?」

バーゲスト「あそこまでブリテン北部の妖精達に暴力と偏見と差別をくり返し続けたのがあの娘だというのなら、ノクナレアはあの娘にどのような教育を施したというのだ!」怒りを見せる



リノア「フフフフ・・・」ニヤリッ・・(困惑しているアルトリアを見て・・)

アルトリア「ああ・・・あああ・・・。」困惑している

【(ダメだ・・ここは俺がなんとかしないと・・・)】
【気をしっかり持つんだ、アルトリア!】←

アルトリア「・・・ハッ!すみません藤丸さん・・・わたし、ショックのあまり気が動転してましたね。」

リノア「・・チッ・・。」嫌みな顔をする


アルトリア「あなた・・・あのオーマジオウとノクナレアの間に出来た、ジョルニさんたちと同じ、妖精の母親のお腹から産まれた妖精なのですね?」

リノア「ええそうよ。私のお父様、『オーマジオウ』と王の氏族の妖精のお母様、『ノクナレア』の血を継ぐ・・この妖精國北部の地に産まれた唯一の妖精よ!」

リノア「あなたのような知名度のない村で育った下級妖精と違って、私はエディンバラの地でお母様の子宮から産まれ、この妖精國北部を庭のように遊びながら育ったのだから!」

アルトリア「ツゥゥ・・・。じゃあ聞くけど・・なんであなた、ノクナレアの姿で北の軍勢たちを率いていたの?ノクナレアの娘というのなら、なんで自分の母親であるノクナレアの姿に化ける必要があるのよ!」

リノア「ヌゥゥ・・。それは私たちの敵である女王モルガンの軍勢や南部の妖精達を欺く為に決まっているじゃない!」

【欺くって・・・】
【それはどういう意味なんだ?】←

リノア「・・・・あなた達、2年前の『オーマ戦役』の事を知ってるのかしら?女王軍がブリテン北部に大規模侵攻をしたというあの戦争のことを・・。」

オベロン「あぁ知ってるとも。その女王の軍勢を魔王の氏族であるオーマジオウたった1人で無双しちゃって、ブリテン北部を自身の絶対支配圏と宣言したと言う話・・。あれは超有名なんだよねぇ〜?」

オベロン「モルガンは一度も城の外から出なかったとはいえ・・オーマジオウの無双的な攻撃に、あの妖精騎士アグラヴェインが撤退を命じるぐらいに女王軍が危機的な状況下に置かれていたからね?」

ジョルニ「!?。あの妖精騎士アグラヴェインが・・オーマジオウを前に撤退したのか!?」驚く

オベロン「そうだよ。まぁその辺が妖精國南部にあまり伝わっていないのは事実だ。即座に妖精騎士アグラヴェインが隠蔽したと言ってもいい。」

オベロン「あの女王軍が魔王の氏族1人に撤退を余儀なくされたとしれれば、モルガンやイレギュラーズの統治に大きな悪影響を及ぼすに違いないからね?」

バーゲスト「成る程・・確かに妖精騎士アグラヴェインがやりそうな気がするわ・・彼女の持つ夢を操る力で情報操作をしたと見受けられるわね?」


千子村正「まあ、オーマジオウが女王軍を軽くなぎ払える力を持っているのはわかったが・・それとリノアがノクナレアの影武者になっている理由と何か繋がりがあるのか?」

リノア「あるに決まっているじゃない!あんなお父様やお母様が受けた最低最悪な事なんて・・あなた達にわかるわけがないわ!」怒っている

アルトリア「・・最低最悪な事って?」


リノア「『オーマ戦役』が起きた日はね・・・・私が産まれた日でもあるのよ!」

ルージュ「えっ!?」驚愕している

バーゲストたち「!!?」驚愕する

【(それって、誕生日の日に戦争が起こったって事!?)】

リノア「ーーーーーー」頷く
33 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/06/19(日) 03:02:55.96 ID:MnfqK+ts0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/19(日) 22:15:06.90 ID:f3JeIyT50
2年前・・・エディンバラ近くの平原:常磐ソウゴ初変身の像の前


スタッ・・スタッ・・スタッ・・・(オーマジオウが歩いてくる)

オーマジオウ「・・・・・・・・・。」像の前に立つ


オォォォォーーー!!オォォォーーーー!!(女王軍の大軍勢が押し寄せてくる)

女王軍・兵士A「突撃ーー!!突撃ダァァーー!!」ダダダダァァーー!!(突撃してくる)

女王軍・兵士B「敵は1人だ!ヤツをこのまま八つ裂きにしてしまえーーー!!」ダダダダァァーー!!(突撃してくる)

オーマジオウ「・・・・・・・・」立ち止まっている
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カレン(ナレーション)「・・・2年前。ノクナレア様に出産の傾向が訪れたときに、女王軍の大軍勢がエディンバラに一斉に進軍してきたのが始まりでした。

カレン(ナレーション)なぜ女王軍がノクナレア様のご懐妊を知ってたのは、王の氏族の妖精の中に女王軍のスパイがいまして・・そこから情報が漏れ出たと言ってもよろしいでしょう・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バリバリバリィィーーー!!キンキンキィィン・・(女王軍・兵士の雷撃を見えない力で防いでいる)

オーマジオウ「・・フンッ!」シュッ!(手を軽く振る)

ドガァァァーーン!!ドゴン、ドゴン!ドカァァァーーーン!!(辺り一面が大爆発に見舞われる)


女王軍の兵士たち1「ウワァァァァ〜〜!?ァァァァ〜〜〜!!アァァ〜〜ァァァァァ〜〜〜!!」悲鳴が上がる

女王軍の兵士たち「ァァァァ〜〜〜!?ガァァァァ〜〜〜!?ぐわぁぁぁぁぁ〜〜!!」悲鳴が上がる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖精ウォズ(ナレーション)「女王軍が進撃してきたと報告が来たとき、我が魔王であるオーマジオウは早急の対応で、女王軍の大軍勢に我が魔王1人で挑み、自身のその力で大軍勢をなぎ払うように圧倒しました。」

妖精ウォズ(ナレーション)「しかし我が魔王はこの時、我が魔王の心の内では焦っていたのです。我が王妃であるノクナレア様の出産とその安否のことを・・」

妖精ウォズ(ナレーション)「ノクナレア様の出産に立ち会うと約束した矢先に起きた女王軍の大規模な大進撃・・。」

妖精ウォズ(ナレーション)「我が魔王はノクナレア様と産まれてくるリノア様を守る為に・・出産に立ち会いもせず、ただ1人で女王軍の大軍勢を圧倒するように倒していったのです・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒュゥゥーーン!ヒュゥゥーーン!(火の玉がオーマジオウにめがけて飛んでくる)

オーマジオウ「・・・フッ!」パァァ!(手をかざす)

カィィィーーン!ピタッ・・(火の玉が空中で静止する)


牙の氏族の妖精達「ガァァァーーーー!!」ダダダダァァーー!(襲いかかっている)

オーマジオウ「ハァッ!ツゥゥ!テェリャァァァ!!」ヒュンヒュンヒュン!(牙の氏族たちを投げ飛ばす)

牙の氏族の妖精達「ぐわぁぁぁぁ〜〜!?」ヒューン!ヒューン!(投げ飛ばされる)


ドゴォォォーーン!!ドゴォォーーン!!(周囲が大爆発に包まれている)

妖精騎士アグラヴェイン「ガァッ・・!?・・ツゥゥゥ・・・。」ダメージを受けている

ウッドワス「クゥゥゥ・・・」ダメージを受けている

オーマジオウ「フンッ!」パァァァ!(手をかざす)


ドォォォーー・・・・・ピタッ!(周囲の時間が止まる)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/19(日) 23:56:47.34 ID:f3JeIyT50
オーマジオウ「・・お前たちブリテンの妖精らに私を倒すことは不可能だ。何故かわかるか?」

ウッドワス「ーーーーーーーー」タラァァ・・(冷や汗をかく)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・チィィ・・。」舌打ちをしている

女王軍の兵士たち「ァァァァ・・・・・」ガクガクブルブル・・(怯えている)


オーマジオウ「覚えておくがいい・・そして女王モルガンに必ず伝えろ。このブリテン北部は・・この私の支配下であると言う事を・・。」

オーマジオウ「・・フンッ!!」ギュゥゥ!(拳を握る)



ガシュウゥゥゥーーー・・・・・・(辺りの女王軍の大軍勢の大半が黒い塵と化す)

女王軍の兵士たちA「ギャアァァァァーーー!!?」ガシュゥゥーー・・(黒い塵と化す)

妖精騎士アグラヴェイン「!?。総員、退避ぃぃーーー!!」女王軍の兵士たちに命じる

逃げていた女王軍の兵士たち「ァァァァ・・・ギャァァァァ〜〜〜!?」ガシュゥゥゥ・・・(黒い塵と化す)

妖精騎士アグラヴェイン「!!?。クソッ・・・!」キィィン、パァァァ!!(地面に魔方陣を展開する)

ギュゥゥゥーーン!!(妖精騎士アグラヴェイン、ウッドワス、イレギュラーズのメンバー全員をワープさせる)


オーマジオウ「・・・・クゥゥ・・。」タッタッタッタッ!(エディンバラに向けて走る)


妖精ウォズ(ナレーション)「我が魔王はその力で侵攻してきた女王軍の大半を死滅させ、この戦いはのちに妖精國ブリテン史に残る・・女王軍史上最低最悪の侵攻失敗にして、黒歴史・・」

妖精ウォズ(ナレーション)「我が姫君リノア誕生の日であり、我が魔王が南部の妖精達から『最低最悪の魔王』と呼ばれるようになった・・【オーマ戦役】と言う事です・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして現在・・・


カレン「そしてノクナレア様はその中で、幾多の陣痛を乗り越え、ノクナレア様はリノア様をご出産されました・・。」

カレン「しかしその直後に女王軍のスパイがノクナレア様を暗殺しようと潜入し、出産直後のノクナレア様を襲ったのです・・・。その時はどうにか対応が間に合い、ノクナレア様や赤子のリノア様は無事で済んだのですが・・。」

リノア「そうよ!お父様もお母様も・・私の為だけに私の分まで不幸を受け持ったのよ!」

リノア「だから次は私がお母様を守る為に、私は自分の意思でお母様の影武者になろうと決めたのよ!」シャラン・・(地面にネックレスを手に持つ)

アルトリア「・・・・・・・」黙ってリノアの話を聞いてる


【(そこまでしてノクナレアを守ろうとしてたのか・・。)】
【(まだ子供なのにお母さんの代わりを務めるなんて・・)】←
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/20(月) 23:19:59.77 ID:8Ix+alHV0
リノア「このペンダントはね・・・お母様が私に、今年の誕生日として貰った大事なモノなの。」ペンダントを見せながら

リノア「これを付けていれば、ペンダントの力でお母様の全盛期と同じ姿に変身できて、私はお母様の影武者としてこのブリテン北部の前線にノクナレアとして出れるのよ。」

オベロン「フムフム・・・あのペンダントはノクナレアから君に誕生日プレゼントとしてあげたモノなのねぇ〜?それはとても大事にしないいけなかったよねぇ・・?」ジロッ・・(アルトリアを睨みながら)

アルトリア「ウゥ・・・・」気まずい感じになる


リノア「その大事にしていた私のペンダントをアルトリア・・あなたは私の正体をバラすと同時にペンダントを壊すなんて!!」キリキリキリ・・(怒っている)

アルトリア「アッ・・アァ〜〜本当にそうだよねぇ〜・・。あれは事故とはいえ、あなたが大事にしてたペンダントを壊しちゃってごめんねぇ〜・・」アタフタ・・(眼を逸らしながら謝る)

アルトリア「・・って!?あなたのペンダントのことは謝るとして・・あなた、それで私にお涙ちょうだいと嘆いたところでそうはいかないわよ!」強気に言う

アルトリア「第一にあなた・・そのペンダントでノクナレアに変身したところで、あなたはちっともノクナレアになりきっていないじゃないか!!」

リノア「!?」ビクッ・・(図星を突かれる)


アルトリア「わたし、南部でノクナレアに化けた貴方の話を聞いていたけど・・それは本当に私が知っているノクナレアとは違いが多すぎるというか・・妖精の次代と同じぐらいにノクナレアと似ていない部分が多すぎるのよ!」

アルトリア「『エディンバラ地獄変』の被害者だからって、人間と妖精たちに差別や暴力を振るったり、さっき戦いのように先のことを呼んで攻撃してきたりと・・私が知ってるノクナレアとはだいぶ違いすぎているのよ!」

アルトリア「少なくても3年前以前のノクナレアは、王の氏族の繁栄のために努力し、富や力を分け与えて南部から逃げてきた妖精達を差別無く受け入れていたんだよ。」

リノア「・・・・・・・・」キリキリキリ〜・・(怒りを積もらせる)

アルトリア「あなたがノクナレアに化けてやらかしているのは、ノクナレアの目的ややり方とはまるで真逆・・・『支配と繁栄』ではなく、『圧政と衰退』としか見えてないわよ!」

アルトリア「リノアちゃん。あなたがノクナレアの娘だと聞いて最初は驚いたのだけど・・あなたは母親であるノクナレアの御心までは受け継いでいなかったってことになるわね?」

アルトリア「今この場でノクナレアが聞いてたらさぞ悲しむだろうね?あなたはノクナレアの姿になって、彼女の印象をただ悪くしていたばかりやってたのだからね!」キリッ!


カイニス「オオ〜アルトリアにしてはよく言うじゃないか?さすが、3年前からノクナレアのことを知ってる事はありじゃねぇか?」

ダ・ヴィンチちゃん「ま、まぁ〜言ってる事は正論だけど・・私たちには何というか・・・」

ジョルニ「ああ。ボクたちはボクたちで、アルトリアとノクナレアとの関係など全然知らないからねぇ・・。」

【まあ、俺たちには関係ない事というか・・】


アルトリア「フンッ!(よし、決まった〜・・・)」ドヤァァ・・(ドヤ顔)

リノア「ーーそうやって私やお母様の事を、自身とは他人事のように蔑ませる事を言いやがって!」ブチィィ!(キレている)

アルトリア「・・えっ、ちょっと・・ええぇぇ!?」困惑している

リノア「ーーーハァァ!!」パァァ!!(手をかざす)


ギィィン、カチカチカチィィ〜〜・・(時間停止)

アルトリア「ま、ま・・」ピタッ!ジジ、ジジジィィ・・・(時が止まる)

【!?】
【(今度はアルトリアの時間が止まった!?)】←

リノア「ーーーーー!!」タタタタァーー!(アルトリアの前に行く)

シュッ、ドサッ!(選定の杖を取り上げ、時間が止まったアルトリアを押し倒す)


ギィィン、カチカチカチィィ・・(アルトリアの時間停止が解除される)

アルトリア「あったぁぁ!?」押し倒される

リノア「!!!!」ヒュン!(選定の杖を増えあげる)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/21(火) 22:03:56.54 ID:g/MdLBMX0
バシンッ!バシンッ!バシンッ!(リノアが選定の杖の杖でアルトリアを殴りつける)

リノア「あなたにお母様の何がわかるというの!!グロスターで一度しか会ってない貴方に・・お母様の・・!なにが・・!わかるっ・・!というの!!」バシッ、バシッ、バシッ!!(選定の杖でアルトリアを叩く)

アルトリア「ちょ、ちょっと待って!まてって・・・痛い!痛い痛い痛い痛い痛い!?」バシッ、バシッ、バシッ!(叩かれる)


千子村正「おいおいアルトリア・・相手が幼い少女とはいえ、さっきまで威勢がいい言葉を言っておいてこおのような情けない声を上げるとはなぁ?」

千子村正「そんなんじゃお前・・『予言の子』と呼ばれたとしても、いつまでたっても他の妖精達に舐められるじゃないのか?」

アルトリア「!?。そ、そういうところだぞ村正ぁぁ!!私だって、いつまで立っても舐められてばかりじゃいられないから!!」カァァ!(顔を赤くする)


バシッ!バシッ!・・ガシッ!!(選定の杖を両手で受け止める)

アルトリア「ーーこのぉぉぉ!!」グイッ!バシッ!(カウンター攻撃)

リノア「きゃぁぁぁ!?」選定の杖が手元から離れる

ガシッ!ガツンッ・・(選定の杖を取り返すアルトリア)


アルトリア「・・よしっ、見たか!相手がノクナレアの子供だからって・・このままやられてばかりじゃいられないからね!一応私は『予言の子』だからね!」

オベロン「うんうん・・いいぞアルトリア!このままノクナレアの娘に引けを取らないって所を見せつけてやるんだ!!」おだててる

【頑張れー!アルトリア!】

ルージュ「そうよ!ニセ者のノクナレアの正体を暴いたあなたなら必ず出来るわよ!!」応援している

アルトリア「!。はい!よぉぉーし・・リノアちゃん、まだ私とやる気があるならかかってこい!この私と・・私の頼れる仲間が相手になってやるんだから!!」キリッ!

リノア「・・そう。そこまで私の事を馬鹿にしていくというのなら・・私はもう、我慢ならないわぁ・・・!!」


ジジジジ〜〜バリバリバリバリィィ〜〜!!(赤黒い割れたハートマークのオーラを放っている)

リノア「あなた達のその余裕・・・私の本当の力で全部ねじ伏せてやるのだから!!」ジジジジジィィーー!!(オーラが増していく)

妖精ウォズ「!?いけない・・・お止しになってください我が姫君!!今ここで貴方様の力を使われては・・」リノアを止めようとする

カレン「リノア様!!」リノアを止めようとする

【!?】
【(なんかマズい予感がする・・・)】←

アルトリア「え、えぇ・・・なんか嫌な予感・・・。」青ざめている



ジジジジジィィーーー!!(リノアのオーラが増していく)

リノアの後ろに赤黒く、ビキビキと割れたハートマークのオーラを放ちながら、リノアの力を発動しようとしたその時・・
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/21(火) 23:47:18.41 ID:g/MdLBMX0
???「何をしているのだ、我が娘よ・・。それが私がそなたに課せた宿題の答えだというのか?」


リノア「!?」シュゥゥゥ・・(オーラが消える)

カレン「!?。この声はまさか・・・」

妖精ウォズ「ああ・・。間違いない・・この声は・・!」後ろを振り返る


武蔵「えっ、なになに!?どこから声が聞こえて来ているのこれは・・」キョロキョロ・・(辺りを見わたす)

カイニス「!?。この声はまさか・・・アイツがここいるのか!?」キョロキョロ・・(辺りを見わたす)

ダ・ヴィンチちゃん「アイツ・・?アイツって一体誰なんだい?君はこの声に聞き覚えがあるかい?」カイニスに問いかける

カイニス「そ、それはだな・・・!?」ある所に目をむく

ハベトロット「アッ・・アァァァ〜〜〜!?」ある所に指を指す

バーゲストとジョルニたち「!!?」ある所に目をむく

トリスタン「!?。マスター、あれを・・・」ある所に目をむいている

【!!?】
【(あ、あれは・・・・)】←


カルデアのマスターたちやリノアたちは、謎の声と共に上空に目を向けた先に見えたのは・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

巨大な者(オーマジオウ)「フッフッフッフゥ・・・・・」ドォォォーーン!!(その場に立っている)


【デッケェェェーー!?】←
【(う、ウルトラマンZと同じぐらいに大きい・・。)】

千子村正「うわっ!?なんだいありゃあ・・・ノリッジで見たウルトラマンZと同じぐらいのヤツが目の前に現れやがったぞ!?」驚愕している

ダ・ヴィンチちゃん「嫌・・確かにアレは巨大な人物に見えるけど、この魔力の数値から見て、アレは一種の蜃気楼だ。決して本物とは限らない・・」冷静に判断する

ダ・ヴィンチちゃん「3年前にハベトロットがシェフィールドで連れ攫われたと聞いてはいるが、まさかここで同じ光景をおがめられるとは思っていなかったけどね・・。」

トリスタン「ええ・・いずれにしてもあの者のクラスはライダーだと思います・・。そう、顔に書いているのですから・・」

ダ・ヴィンチちゃん達「・・・・・・・」冷めた顔をする

【(顔の事は気にしないでおこう・・。)】


バーゲスト「(あの巨大な蜃気楼・・。もしやアレがハベトロットが言ってたという・・)」ヒソヒソヒソ・・(小声で喋る)

ハベトロット「(ああ・・アレがノクナレアの夫であり、目の前にいるリノアという妖精の子供の父親・・、魔王の氏族:時の王者の妖精・・『オーマジオウ』だ。)」(小声で喋る)

ガイル「(あっちのカルデアのテレビやネットで見ていたのだけど・・いざ本物を見てみると迫力が違いすぎるというか・・。)」(小声で喋る)

ルージュ「(でもあれって蜃気楼だよね?にしては何だか本物のように感じるような気がするのだけど・・)」(小声で喋る)

カイニス「(ああ・・神霊であるオレも、アイツがタダの蜃気楼だとは思えねえんだ・・。まるで俺たちの前にオーマジオウ本人が佇んでいるかのようにな・・。)」(小声で喋る)

バーゲスト「(ああ・・。だが、あのオーマジオウという者は・・何を持って、我らのいる所に姿をさらしたのか?)上空のオ巨大オーマジオウを見ながら・・


突如、ブリテン北部にあるリノアたちのキャンプ地の所に巨大な蜃気楼のような形で現れた・・魔王の氏族、時の王者『オーマジオウ』。

バーゲストたちやカルデアのマスターたちは、オーマジオウのその姿に圧倒しながらも、バーゲストはオーマジオウが何故この場所に蜃気楼の如く姿を現したのかを静かに考えていた・・。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/23(木) 23:23:53.78 ID:x1RloJ+X0
修正点:ペンダント×→ネックレス
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/24(金) 22:35:42.47 ID:nF6TnoSR0
スタッ、スタッ・・・(オーマジオウの前に膝をつく妖精ウォズとカレン)


妖精ウォズ「・・我が魔王。今回は何用でこの場に姿をおさらしめに・・」頭を下げる

オーマジオウ「家臣らよ。この地で我が娘リノアの姿があり、娘が何かと騒いでいるのをエディンバラから見上げててなぁ?一体なにがあったというのだ?」

妖精ウォズ「ハッ・・申し訳ありません我が魔王・・。ただいま、リノア様の変身のネックレスが破損してしまい、姫君の姿が『予言の子』らと『境界なき勇士団』らに露見されてしまいました・・。」

リノア「ウゥゥ・・ごめんなさいお父様・・。お父様に教えられたお母様を守る術をこのアルトリアという妖精にバレた他に、お母様からのネックレスをアルトリアに壊されちゃったの!私の大事なネックレスをあの妖精がぁ・・」

オーマジオウ「成る程・・・。だが我が娘よ、君のネックレスが壊れたといその事実・・なにか勘違いをしていないかな?」ネックレスに指を指す

リノア「えっ・・?」手元のネックレスを見て・・

カレン「・・・リノア様、少しそのネックレスをこちらに拝借を・・」手を差し伸べて・・

リノア「えっ・・えぇ・・・」ネックレスをカレンに預ける


カレン「・・フムフム・・成る程・・・ホウホウ・・・」チラチラチラ・・(ネックレスを調べている)

カレン「・・・リノア様。私がネックレスをよく調べたところ、このネックレスはそれ程の破損はされておりませんでした。」

カレン「変身の術が解けたのも、ネックレスの留め具部分がアルトリア様の杖で引っ張られた負荷で留め具が外れてしまったのが原因でしょう・・。」

リノア「!。じゃあ、私の大事なネックレスはまだ壊れていないって事なのね!」喜ぶ

カレン「ええ・・。このように・・留め具を少し修理をし、再びリノア様の首元に付けられましたら・・っと。」カチャカチャカチャ・・(ネックレスをリノアの首元に付け直し・・)

シャラァ〜ン、キラァァーン☆(ネックレスの宝石部分が輝いている)


リノア「よし・・。」カチャッ、キラァァーン☆(ネックレスの宝石部分に触れ、念じる)

キィィィーン!ボワァァーーン!(ピンクの煙がリノアの身体を包み・・)



シュピィィーーン!(リノアの姿がノクナレアとなる)

リノア→ノクナレア(リノア)「やったぁー!わたし、またお母様の姿になれたわぁ!!」喜んでいる

アルトリアたち「!!?」驚愕している

【!?】
【(リノアがまたノクナレアの姿に・・・)】←


カレン「良かったですねリノア様。これでまた、ノクナレア様の影武者の役割が務まりますね。」

ノクナレア(リノア)「うん!・・・あっでも、アイツらのことはどうするの?アイツらは私の正体を知ってしまった以上・・このまま生かして帰すわけには行かないわ。」

ノクナレア(リノア)「勝負には負けたけど、私の正体を知った以上・・こいつらをさっさと捕まえて、私の監獄の中で一生牢屋生活を過ごさせて貰うわよ!!」キリッ!

アルトリア「フェェェ〜〜!?そんなぁぁ・・私たちが勝ったのに牢屋に入れられちゃうわけぇ〜〜!?」オドオドしてる

【話が違うじゃないか!?】
【(なんというワガママなノクナレアの娘なんだ・・・)】←

オベロン「・・全く、自身が定めた約束を破ってまで自身の保身の為に僕らを捕らえようとするとは・・、こうなるのなら北部に来るんじゃなかったよ。」残念そうにしている

バーゲスト「(クゥ・・・!自身の負けが確定してる事を認めずに我らを捕らえようとするとは・・、これではあのノクナレアの娘の罠にはまったようなものではないか!!かくなる上は・・)」ジャキィン、ガシッ!(妖精剣ガラティーンを構え、自身の角を掴む)


バーゲストはリノアたちが自身たちの正体を知ったアルトリア達を自身の保身の為に、自身らが定めた条件を破ってまでもアルトリア達を捕まえようとするリノアたちに対し・・

バーゲストは自身の宝具である捕食する日輪の角(ブラックドッグ・ガラティーン)の発動し、この場から逃れようと宝具を発動する準備をしていた・・。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/25(土) 22:32:07.31 ID:7TbRq5WF0
オーマジオウ「我が娘よ、その必要はない・・。彼女をこのままブリテン南部へと帰してやれ。」

この場にいる全員「!!?」驚愕する

ノクナレア(リノア)「お、お父様!?で、でもあいつら・・私がお母様の影武者として北の軍勢を率いているって、女王軍に漏れちゃったら、それこそまたお母様を狙ってエディンバラに襲撃をしてくるんじゃ・・」

オーマジオウ「我が娘よ。心配せずとも、この私がこのブリテン北部に君臨している以上、女王軍からこちらに来ることはまずあり得ないと言ってもいい。」

オーマジオウ「それに彼女たちに、いま前線にいる『ノクナレア』が自身の娘(リノア)が自身の影武者(ノクナレア)となっている事を知られるのは、私の計算のうちにあると言ってもいいからな?」

この場にいる全員「!!?」さらに驚愕している


オーマジオウ「楽園より現れし『予言の子』・・アルトリア・キャスターよ。お前は何故、我が支配するブリテン北部の地へと足を踏み入れたのか?」アルトリアに問いかける

アルトリア「えっ、わたし!?・・えぇ〜っと・・それはそのぉぉ・・、実は私たち・・今、モルガンの謁見の帰り道でありましてねぇ・・」オドオドしつつも話をする

アルトリア「帰りの際に、女王の命令を“知らなかった”という理由で迫ってくるかもしれない女王軍の追撃を考慮してね・・急いでキャメロットを離れようとしたところを、うっかりしてブリテン北部に入っちゃったというか・・。」どうにか説明する

オーマジオウ「成る程・・。お前たちがモルガンの謁見を終え、女王軍の奇襲を逃れようとキャメロットから離れようとしたお前たちの判断は正しいと言ってもいい。」

アルトリア「えっ・・あぁそうそう!本当ならこのまま南部の方へ行こうとしていたのだけど・・ホラ、女王軍ってブリテンの南部を支配しているでしょ?南部だったら女王軍は好き放題に軍を出せるからね?」

アルトリア「それだったらいっそのこと・・北の方で事が落ち着くまで隠れていようかなぁ〜って・・。」ポリポリポリ・・(頭をかきながら・・)

【それでチョコレート畑に勝手に入っちゃったというか・・】←
【監獄から逃げてきた武蔵ちゃんを庇ったというか・・】

アルトリア「ーーーーーーーーーー」カァァ〜〜・・(顔を赤くする)


オーマジオウ「そうか・・そのような理由で我が領土に入ったとなれば、私はこの一連の事に対し、私からのある条件に従えば、お前たちの無罪を認め、ブリテン南部への帰還を許そう。」

アルトリアたち「!」そのことに注目する

オーマジオウ「お前たちが生きてこのブリテン北部を出る条件・・・それは、“リノアが変身する『ノクナレアの影武者』の事と正体を、南部の妖精達に知らせない”と言う事だ。」

アルトリア「えっ・・それだけでいいの!?リノアちゃんの正体を、南部にいる妖精たちに言わないと約束するだけで帰してくれるの?」目を丸くしている

オーマジオウ「そうだ。もっとも・・我が娘の存在を知らせていいのは、アルト・オルラントと彼の信頼たり得る者のみとし、他の南部の妖精たちには絶対に知らせぬように・・。」

バーゲスト「・・だそうだ。ジョルニ、ルージュ、ガイル、セツノ・・よ〜くわかったよな?」問いかける

ジョルニ「ああ。父さん以外、リノアちゃんの正体を言わなければいいんだね?」頷く

セツノたち「ーーーー。」頷く

【わかった!】
【(要するにリノアちゃんがエディンバラの外にいるノクナレアの正体だとバラさなければいいんだな?)】←

ダ・ヴィンチちゃん「ああ・・オーマジオウやリノアたちにとっても、偽のノクナレアの正体を知らせないための予防策と言ってもいいね?」


ノクナレア(リノア)「・・納得いかないわ!!あんなヤツらに私の正体を知らせないというだけで、あとは頬っておくだなんて・・。万が一、アイツらが私の正体のことで揺すってくる事があったら・・。」

オーマジオウ「心配するな我が娘よ・・彼らはそのようなことで娘を脅すような者ではないのは、私がよく知っているのだからな?故に彼らは、同じ女王軍と戦う者としては信用するに値する。」

オーマジオウ「それに『予言の子』アルトリアや『境界なき勇士団』には、まだ南部でなすべき事がまだある・・。それを我らは阻害する事は、今の我々にとっては、あってはならない事だからな・・。」

ノクナレア(リノア)「・・・・・・・・」何も言えない
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/26(日) 00:07:18.32 ID:bf3SHI2B0
オーマジオウ「・・『予言の子』アルトリアよ・・。お前はすぐにブリテン南部へと引き返し、その地でやるべき事を成しに向かうがいい。」

オーマジオウ「我ら魔王の氏族率いる北の妖精軍の敵は女王軍率いる女王モルガン ただ1人。まだ『巡礼の旅』を行なわぬ者に、私は我が力を貸さぬぞ。」

オーマジオウ「アルトリア、そして『境界なき勇士団』よ。君たちが『巡礼の旅』を成しえ、アルト・オルラント一家全員が揃いし時、私はキミ達の力となり得よう。」

アルトリア「!」その話に注目する


バーゲスト「オーマジオウ!その事はシェフィールドより、ボガードから聞いている。お主は本当に・・アルトリア達の『巡礼の旅』を成した時、お主は我らに力を貸すというのか?」

オーマジオウ「そうだ。そしてアルトたち家族が全て揃い、『巡礼の旅』を成した時・・私はお前たちに全てを語り、私はキミ達と共にモルガン打倒の力となり得よう・・。」

オーマジオウ「それまでは・・キミ達には南部への引き返し、『巡礼の鐘』を妖精國ブリテンの全ての地に響かせるのだ!」

オーマジオウ「『巡礼の鐘』を鳴らし・・そして『真の王』の道を指し示し・・この妖精國ブリテンを救う救世の子となれ、アルトリアよ。」



シュゥゥゥ〜〜ン・・・・(蜃気楼のように消え去るオーマジオウ)

【・・消えた・・。】

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。いま魔力の数値が霧のように消えたことから、やはりアレはオーマジオウが作り出した蜃気楼と見て、間違いはなさそうと言ってもいいわね?」

千子村正「ああ・・。しかしアレが蜃気楼だったとはいえ・・神霊と一体となってるこの儂でさえも、震えがするほどの緊張が走っていたからなぁ・・。」

ジョルニ「無理もないよ・・。彼は魔王であると同時に時の王者とも言える、史上最強のカメ・・魔王の氏族の妖精と言えるからね・・。」

アルトリア「???」首をかしげる

【確かにそう言えるよな・・。】
【(今、カメって言いかけたような・・・)】←


ノクナレア(リノア)「・・・ハァ・・お父様がそう言うのであれば・・。アンタたち・・今回の件は私のお父様の言った通り、私の正体を隠蔽してくれるという条件付きで見逃してあげるわぁ・・。」不満そうに言う

ノクナレア(リノア)「私が見逃してあげるというのだから・・あんたたちはさっさとブリテン南部の方へ引き返しなさい!アンタたちの顔なんてもう見たくもないぐらいにね!」不満そうに言う

ノクナレア(リノア)「私たちだってアンタたちと遊んでいる暇はないと言ってもいいわ。今はここにいる北の軍勢との軍事演習の真っ最中。私たちの敵は『予言の子』ではなく、女王モルガンと妖精騎士アグラヴェインの2人。」

ノクナレア(リノア)「お父様の言う通り、何者でもないクソ妖精に用はないわ。私の気が変わらぬうちにさっさとブリテン北部から出てってくれないかしら?」

アルトリア「〜〜〜〜〜〜〜。」ムスゥゥ〜!(しかめっ面な顔をする)


バーゲスト「・・・・(なんという口や態度が悪い娘なことだ。オーマジオウは自身の娘のことをどう思っているの言うのか・・)」呆れた顔を見せる

バーゲスト「(ノクナレアのヤツめ・・いったい彼女にどのような教育をさせたら、あのようなワガママで自身の家族以外の者たちに不信感を募らせる性格となり得るのか・・。)」


バーゲストは自身の心の内でノクナレア(リノア)の口の悪さに呆れた顔を見せるも、バーゲストはノクナレアとオーマジオウたちの娘への教育方針に疑問を募らせるのであった・・。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/26(日) 09:52:51.93 ID:bf3SHI2B0
オベロン「まぁボクたちもまた、ブリテン南部でやらなきゃならない事が沢山あるから、オーマジオウの言われた通りに南部の方へ帰らせてもらうよ。」

オベロン「でもしかし、オーマジオウが『予言の子』を問題視してなかったのは意外だったね。我々を放免するより、捕らえていた方が得策だと思ってはいたけど・・」

ノクナレア(リノア)「・・・確かにアンタたちなんか、私の中ではとても嫌と言えるぐらいに問題視しているし、アンタたちをこのまま南部へ引き返す事なんて信用ならないわよ!」キリキリキリ〜・・

ノクナレア(リノア)「私はアンタたちに一度、私がお母様の影武者をしているという事実を暴かれているからね。アンタなんか、このまま私が口封じをしたいぐらいにね!」キリキリキリ〜・・(怒りを募らせている)

ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・・」困った顔を見せる


ノクナレア(リノア)「でもお父様がアンタたちに私の正体を隠蔽するという条件付きで南部へ帰すと言った以上・・私はお父様の言った事を信じるしかないわよ。私のたった2人の家族なんだもの・・・」

ノクナレア(リノア)「お母様も言ってたわ・・『確実な勝利の為には、利用できるものは利用しなさい。』っと、確かにそう通りと言えるわね。」

ノクナレア(リノア)「モルガンの軍勢だけならお父様ただ1人で十分だけど・・今のお父様は、いまエディンバラから動けないお母様を守る為に尽きっきりじゃないといけないから、影武者の役割を持つ私が大いに頑張らないとね。」

妖精ウォズ「確かにその通りです我が姫君よ。モルガンが我らの挑発にのって城から出てくるか、全ての準備を整えた我らが城に攻め込むか。どうであれ向こうには女王軍の他に、妖精騎士アグラヴェイン率いるイレギュラーズの事もある。」

妖精ウォズ「あの異端の亜鈴を持つバケモノ妖精を牽制する為にも、我が魔王は『予言の子』と『境界なき勇士団』、そして並行世界から来た『予言の子』と名乗る者達を泳がせて活用するに至ったと言えるでしょう。」

妖精ウォズ「そこにいる宮本武蔵という者もまた、最初はブリテン北部に侵入した『剣士の予言の子』と思い、生かして捕らえていたとだが・・」

妖精ウォズ「彼女には“燃える剣”も“物語を作ると言われる物”も何一つも所持していなかったことから、彼女は『剣士の予言の子』とは無関係である事は判明したと言ってよろしいかと。」

武蔵「!?。わたし、その『剣士の予言の子』と間違われて、あの監獄に囚われていたというの!?」驚愕している

妖精ウォズ「はい。そのあとについては、あなたがあの監獄から脱獄した事に関係してますがね?」

武蔵「ゥゥゥ・・・・」気まずい感じになる

千子村正「ハァァ・・・・」ため息をつく


バーゲスト「つまり言うと、『予言の子』アルトリアと我ら『境界なき勇士団』が南部で行動していれば、モルガンの勢力は揺さぶられ、そちらにも優勢が回ると?」

ノクナレア(リノア)「ええそうよ。お父様の言う通り、巡礼の鐘を1つや2つ・・まあ全て鳴らす事が出来れば、お父様はアンタたちに力を貸してくれると言ったのよ。」

ノクナレア(リノア)「そしてキャメロットを落として、モルガンと妖精騎士アグラヴェインを倒して、私のいちばん嫌いな妖精や人間たちを全員をあの世へ送らせて貰う!」

ノクナレア(リノア)「それが我が愛しのお母様『ノクナレア』と時の王者『オーマジオウ』の娘であり、北の妖精の末裔、偉大なるマヴの孫娘としての使命であり、私の大好きなお母様を守る、最高最善の方法であるのよ!」

ジョルニ「最高最善の方法かぁ・・いかにオーマジオウの娘と言える発言だね?」

アルトリア「・・・・・・・・・・。」黙り込んでいる


ノクナレア(リノア)「とまあ・・お父様の言う事を信じると言ったけど、このままアンタたちを南部へ帰したところで、アンタたちに私がノクナレアに変身している事実を隠し通せていけるというのが疑わしいと言えるわ。」

ノクナレア(リノア)「万が一、アンタたちの誰かがうっかり私の事を漏らしたとしたら、もうたまったものじゃないからね?だから私は、それの予防線を張ることにするわ。」

バーゲストたち「???」

【予防線って・・?】


ノクナレア(リノア)「知りたい?なら特別に教えてあげるわね。・・カレン、こっちに来なさい!」カレンを呼びつける

カレン「はい、何でしょうか?」

ノクナレア(リノア)「カレン・C・オルテンシア。これからあなたには、アイツらと一緒にブリテン南部へと向かい、アイツらが私の正体を漏洩しないか、カレンにはアイツらの監視役を務めさせて貰うわよ。」

カレン「わかりました。彼らの監視・・及びブリテン南部の様子の調査報告、このカレン・C・オルテンシアにお任せください。」

ノクナレア(リノア)「うんうん!ついでにブリテン南部の調査もしてくれるなんて、さすが私の頼れる家臣だわ!」ニコッ!

カレン「はい。」頷く
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/26(日) 11:00:24.75 ID:bf3SHI2B0
タッタッタッタッ・・・(カレンがアルトリア達の前に立ち・・)


カレン「バーゲストさん及び『予言の子』のご一行様、私はノクナレア様もとい王女リノア様の命により、あなた達の監視・ブリテン南部の調査の為に、あなた達とご同行させて貰います。」

バーゲスト「!。なんと・・監視とは言え、カレンが我らと共に来てくれるとはなあ?」

ルージュ「ワァ〜凄い凄い!!あのセイバーの武蔵ちゃんだけじゃなく、3年前にもお父ちゃんたちを後押ししてくれたカレンさんもまた、私たちの味方になってくれるなんて!」喜んでいる

セツノ「カレンさん、お父さんとお母さんたちの結婚を後押ししてくれた・・。カレンさんの後押しがあったから、私たちは産まれる事が出来た・・。」

カレン「ええ・・私は愛の女神アムールの化身です。恋する女性に愛の祝福を授け、彼らを導くことが私の存在意義と言ってもよろしいでしょうね?」

カレン「ですが、今の私はリノア様に監視の命令を受けた身である故に・・私は恋愛の手伝いはしてあげますが、それ以上の事については中立の立場で行かせてもらいますわ。」

ダ・ヴィンチちゃん「ほぉ・・つまりあなたは、私たちが女王軍と戦う事については干渉はしないと表現した方がいいのかな?」

カレン「ええ。今の私は3年前とは事情が違う身であるのですから、そこはご了承していただけるかと・・。」

ハベトロット「ハァ・・まぁそうなるわな。愛の女神様が、女王軍との戦争に加担するのは少々良くないと言うからねぇ〜?だろ、カイニス?」

カイニス「ああ!オレはエロースの力を借りずとも、オレはオレであのモルガンの兵とイレギュラーズのやろう共をぶっ倒してやるからな!!」バシンッ!(拳に手を当てる)

【・・まぁとりあえす・・】
【これからよろしくね、カレンさん。】←

カレン「ーーーー。」頷く


ノクナレア(リノア)「まあ、話はもうこれくらいにして・・アンタたち、さっさとブリテン南部へと帰りなさいよ!こっちは怒りが滾りすぎて、もうどうにかなっちゃいそうなのよねぇ〜!」キリキリキリ〜・・

妖精ウォズ「確かにそうですね。あなた様がこのような難しいことをお嫌い、あなた様の心が嫌な気持ちでいっぱいになると言う事をこの私もよーく知っておりますので・・」

妖精ウォズ「あとで今日の夕食に我が姫君の好きな物をご用意いたしましょう。デザート付きのスパゲッティーセットでよろしいかと?」

ノクナレア(リノア)「!!。スパゲッティ〜!!ヤッタァァ〜〜!わたしスパゲッティ大好き!!」キラキラキラァ〜〜☆(眼を光らせる)

妖精ウォズ「はい。我が姫君よ、お夕食はどのようなモノで?」

ノクナレア(リノア)「ウフフフ♡まあ今日は色々とあったから・・今日はミートスパゲッティが食べたいわね!それとバニラとマンゴーのアイス付きで!」

妖精ウォズ「かしこまりました。あとでそのリクエストと共に夕食の席にておだし致しましょう。」

ノクナレア(リノア)「そうそう!わたしにとって、夕食にスパゲッティを食べるのが1番の喜びで、1番のストレス解消法なのだからね!!」ニッコリしている


アルトリア「(スパゲッティ?それって、ノリッジでも食べられる何かの食べ物なのかなぁ〜?あとで藤丸君に聞いてみよっと・・・。)」

バーゲスト「(・・あのリノアという娘がノクナレアの姿に化けようとも、中身があのようでは、あやつもまだまだ子供と言ったところだな・・。)」ヒソヒソヒソ・・(小声で話す)

ダ・ヴィンチちゃん「(・・だね。リノアちゃんの本来の見た目も中身も子供なのは言った通りだね?)」ヒソヒソヒソ・・(小声で話す)
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/27(月) 22:47:43.59 ID:pgQ+OCB30
ノクナレア(リノア)「・・・・ハッ!まぁそれはそれとして、アンタたち!もう自由なんだから、さっさとアルト・オルラントがいるブリテン南部へと帰りなさいよ!」

アルトリア「ツゥゥ・・フンッ!あなたに言われなくても今日の所はブリテン南部へ帰らせてもらうわよ!」

アルトリア「さっきの戦いでは苦戦を強いられた部分はあったけど、次会ったときはそうはいかないからね!!」強気な姿勢で言う

ノクナレア(リノア)「フンッ、何とでも言いなさいよ!次に会ったときでも、わたしがアンタたちを圧倒してやるのだからね!!」強気な姿勢で言う

アルトリア「〜〜〜〜!!イィーーーっだ!行こっ、藤丸君・・オベロン・・。」不機嫌な感じで馬車へ向かう

オベロン「ハイハイ・・・。みんな、そろそろブリテン南部へと戻るから早めに馬車に乗ってね?このまま残っててもノクナレアの娘が何をしでかすかわからないからね?」

【そうだね・・。】
【アルトたちが待っているからね?】←


ノクナレア(リノア)「・・ああ、少し言い忘れていたことがあるわ・・。そこにいる異界の男『アルト・オルラント(三澤亮太)』の子供達に言いたいことがあるわ。」

ガイル「なんだい・・俺たち兄妹に何か文句があるというのか?」

ノクナレア(リノア)「いいえ、文句は別にあるのだけどそうじゃないわ・・。アンタたち・・アンタたちもまた『純恋愛の宝石』の力の奇跡により、妖精の母の子宮の中より産まれ出て、母親の愛を受けて育った子供たちなのは聞いているわ。」

ノクナレア(リノア)「石像と化してた父親を救うべく・・妖精騎士であった妖精の母に鍛えられ、その力を持ってこの妖精國へと帰って来たのも聞いているわ。そして囚われの身であるそこの2人(ジョルニとルージュ)の妖精の母を救い出すこともね・・。」

ジョルニ「・・・・。リノア・・君は一体、僕たちに何を言おうとしているんだ?」

ノクナレア(リノア)「そうね・・。私もまた、我が愛しのお母様『ノクナレア』の子宮の中より産まれ、お母様の愛を受けつつ、立派なブリテンの女王になるための教育も受けていると言ってもいいからね?」

ノクナレア(リノア)「違う点があるとすれば・・私はアナタたちの何倍の力と才能を持ち、私は産まれた時から両親と共に過ごし、その愛を受けて育った事よね?しかもこの妖精國ブリテンの地で・・。」

ルージュ「な、なによ!私たちに言いたいことがあると聞いたけど、あなたの家族の自慢話をされてもねぇ〜!」イライライラ・・(イライラしている)

ノクナレア(リノア)「フンッ!私に負けかけた子が言うわね?私はアンタたちとは違って・・力も、教育も、名声も、期待も、その全てがアンタたちより上だと言う事なのよ!」自慢げに話す

ノクナレア(リノア)「もっとも・・その内2人の子(ジョルニとルージュ)は、会った事もない妖精の母親(ヴァージェ)に愛されているのかもわからないからね?」クスクスクスwww

ルージュ「!!?」ビクッ!(ショックを受ける)


バーゲスト「!?。行くぞルージュ、ジョルニ。こやつ(リノア)の話など、ただの憂さ晴らしに罵ってるだけに過ぎないからな。」ルージュとジョルニを連れて行く。

ルージュ「えっ、えぇ・・そうだね・・バーゲストお母ちゃん・・。」スタスタスタッ・・・・(バーゲストに連れられる)

ジョルニ「ああ。ルージュ、あんな暴言を吐くばかりのヤツの相手なんかするもんじゃないからな・・。」ルージュを慰めながら・・

ガイル「だな・・気にするなよルージュ。ルージュは俺たちが付いているし、あんなヤツの言ったことなんか信用ならないからな。」ルージュを慰めながら・・

セツノ「うん。妖精や人間をいじめてばかりで酷い言葉を使ってくる・・誰かを傷つけるばかりの妖精の子供・・セツノは嫌い。」スリスリスリ・・(ルージュの頭をなでる)

ルージュ「・・みんな・・。ありがとう・・・」涙を堪えながら・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒヒィィーン!ガラガラガラガラ・・・(レッドラ・ビットがアルトリア達を乗せた馬車を引いて、ブリテン南部へと向かう)


アルトリア達は、突如として北部平原に蜃気楼として現れたオーマジオウの言葉により、ニセ・ノクナレア(リノア)の正体を隠蔽(一部の者を除く)するという条件をのむことで、アルトリア達はブリテン南部への帰還を許されたのであった・・

ブリテン南部へ戻る前、リノアからルージュたちに自身らとルージュたちの家族の差を聞かされ、ルージュとジョルニに母親の事で罵られたが、それを打ち消すようにバーゲストたちが慰めつつ、ルージュの気持ちを落ち着かせつつ・・

アルトリア達とバーゲストたちは、新たに異邦の女剣士(セイバー:宮本武蔵)と監視役(ルーラー:カレン・C・オルテンシア)を連れて、アルト達が待つ・・ブリテン南部、廃都ロンディニウムへと向かうのであった・・
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/28(火) 23:22:25.40 ID:JJ58DOiE0
ノクナレア(リノア)たちのキャンプ(アルトリアたちが去った後・・)


ノクナレア(リノア)「・・・・全く・・・・なによ、アイツらに私やお母様の事なんか知らないくせに・・・」ブツブツブツ・・

妖精ウォズ「我が姫君よ、さすがに最後のアレは彼女たちには言い過ぎかと・・。」気まずい感じを見せる

ノクナレア(リノア)「フンッ!あんな私以外の妖精や人間のあいだの子に私がどれ程お母様に愛されている事を教えただけだし、私の家族とアイツらの家族の差を見せつけただけだし・・」

ノクナレア(リノア)「それにアルトリアのヤツなんて、私の本当の力を使えさえ出来れば・・私の正体を隠さずとも勝てたというのに・・」残念がっている

妖精ウォズ「我が姫君・・・・」心配そうな表情を見せる


タッタッタッタッ・・・(北の妖精が近づいてくる)

北の妖精「失礼します、ノクナレア様・・ウォズ様。エディンバラからあなた様に要請が届いております。」

ノクナレア(リノア)「なによ、いまはこれ以上もないほど精神的に疲れているのよ。だから今日の演習はここまでよ・・さっさと監獄へと帰るわよ!」

北の妖精「そうですか・・。ですがその前に、モース病の対応について。少しお耳を入れたくて。」

ノクナレア(リノア)「???。何か困ったことでもあったとのかしら?こっちはもう精神的にクタクタでぇ・・」

妖精ウォズ「我が王妃よ、ここは私の方で事を引き継ぎます。王妃はもうお帰りのお支度を。」

ノクナレア(リノア)「えぇ、気が利くじゃない・・。じゃあ、後の事はお願いするわね・・ウォズ。」タッタッタッタッ・・・(自身のテントの方へ向かう)


妖精ウォズ「・・ふぅ。では続けなさい・・今、エディンバラでのモース病患者のことで何かあったと?」北の妖精に話しかける

北の妖精「はい。・・・・転写先の被検体が・・・・足りなくて・・・・こちらに来たシェフィールドの難民と監獄の囚人を、何人か・・・・」

妖精ウォズ「・・・・そうですか。選抜は私の方でします。すぐにリストを作り、監獄からの護送の準備をしろと伝えるように。」

北の妖精「わかりました。すぐにリストの制作に取りかかります。」

妖精ウォズ「ああ。それと今日の我が王妃の夕食の献立は、ミートスパゲッティとバニラとマンゴーのアイスのデザートセット付きだ。」

妖精ウォズ「王妃が監獄へと帰り次第、夕食をご提供をしたいと思っておりますが・・」

北の妖精「ミートスパゲッティですか・・。実はその事ですが・・・いま、そのスパゲッティの材料となるトマト缶が切れてまして・・。すぐにでもエディンバラの方へ戻って買わなければ、調理は難しいかと・・」

妖精ウォズ「!?。ならすぐに早馬でトマトのカットまたはホール缶を今すぐに調達してきなさい!!リストの方は私がすべて制作しておきますので・・」タタタタタァァーー!(急ぐ様子で向かう)


北の妖精「あぁ〜〜ウォズ様!?」アタフタ・・(急いで行く妖精ウォズを見てて・・)

妖精ウォズ「!!」タタタタッ、バシッ!(戻って運搬書を北の妖精に渡す)

妖精ウォズ「我が王妃は期待通りの夕食が提供されなければ、『例のあの力』を使うほどにキレてしまうのはあなたもお分かりでしょう?さっさと行くがいい!!」カァーー!(焦りを見せながら・・)

北の妖精「は、ハハハイィィーー!!」タタタタタァァーー!(急いで向かう)

妖精ウォズ「・・ハァ・・全く・・。」タタタタタァァーー・・(急いで事を進めに行く)



ウォズは、ノクナレア(リノア)の今日の夕食であるミートスパゲッティに必要なトマトの缶が拠点となる監獄では品切れたことを聞き、

急いでその北の妖精にトマト缶の運搬書を渡し、エディンバラにトマト缶の調達を依頼させ、自身は北の妖精の代わりにエディンバラのモース病に関するリストの制作の為に事を進めに先へ向かうのであった・・。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/30(木) 00:14:49.83 ID:PdiDL/cF0
登場人物(ブリテン北部の者たち+α)
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〔トキワ・リノア/ニセ・ノクナレア〕
・元・王の氏族長、北の女王であった『ノクナレア』と魔王の氏族、時の王者でもある『オーマジオウ』の娘。
・姿はピンクとシルバーの髪が交互に並んでおり、顔もFGOの女王メイヴを幼くした表情をしている
・短気でワガママな性格であり、極度の妖精嫌いと妖精不信である為に、ブリテンにいる妖精達を徹底的に罵声と差別、はたまたは暴力を振るったりしている
・オーマジオウからの宿題により、ノクナレアから貰ったネックレスを常に首に掲げ、そのネックレスの力でノクナレアの姿に変身し、ブリテン北部で活躍するノクナレアの影武者として、ブリテン北部の地の一部で女王軍への戦いの準備をしている
・能力は『時間停止』と『未来予測』と時間を操る力を持ち、『ワタシサイキョー』と文字を出しながら光のヤイバを放つ武器『クロックソード・コノート』を所持している
・実はとある事情や彼女に関する過去のトラウマがあり、上記の性格やノクナレアの影武者になるきっかけと関係しているのだが、現時点では不明である。


〔ウォズ(妖精ウォズ)〕
・原作に登場しないオリジナルの王の氏族の妖精
・『仮面ライダージオウ』に登場するウォズとそっくりであり、その姿は当の本人と瓜二つである。
・いつもリノア(ニセ・ノクナレア)の側におり、事務処理の仕事のほとんどを彼が請け負っており、北の妖精達やリノアからも厚く信頼されている。
・彼の妖精としての目的は『誰かの偉業と誕生を祝福する』事であり、ジオウに登場するウォズと同じように叙事詩を朗読する詩人のような口調で生誕を称えている。
・妖精國ブリテン出身の妖精であるため、『仮面ライダージオウ』のように仮面ライダーウォズには変身しない。


〔カレン・C・オルテンシア/神霊アムール〕
・原作には存在せず、FGOでは『愛の伝道師アムールちゃんのサン・バレンティーノ! 〜カルデア・ビター・バレンタイン2021〜』に登場した愛の女神アムールの疑似サーヴァント
・上記のシナリオ後にギリシャの神霊アフロディーテ(汎人類史)に上記での事件の事を問われ、そのお仕置きとして彼女をおなべの中に封印し、虚数空間を漂いつつ、女王暦2014年の妖精國ブリテンへと流れ着いた。
・女王暦2014年では、おなべの封印から出してくれたアルトに『純恋愛の宝石』の存在と使い方を教え、彼にヴァージェたち3人との結婚についての話をし、その4人が結婚するきっかけを作る。
・エディンバラ地獄変の際に鉢合わせた妖精騎士アグラヴェインと対峙し、彼女(■■■■■■)の力に敗北・致命傷を受けるも・・通りかかったオーマジオウに助けられ、以降はリノアの側近の魔王の氏族の妖精として生き延びた
・女王暦2017年にて、リノア(ニセ・ノクナレア)の要請でアルトリア達の監視役としてアルトリア達と同行し、監視役の立場故に彼女らの護衛はするが、恋愛や恋人事情以外の戦闘には干渉しない(非常時以外)。


〔オーマジオウ〕
・妖精國ブリテンの北部に突如現れた『王の氏族』の上位存在である『魔王の氏族』と名乗る存在であり、トキワ・リノアの父親。
・女王暦2014年にエディンバラに現れ、致命傷を負ったカレン・C・オルテンシアと北の妖精達に強姦されていたノクナレアを助け、エディンバラを統治する魔王となる。
・そしてノクナレアの事を“自身の妻”として手を差し伸べ、ノクナレア自身も彼の全てに惚れ込み、ピンク色の純恋愛の宝石をノクナレアに譲受し、彼女と結婚を果たし、上記の娘であるトキワ・リノアを設ける
・リノアの出産時(女王暦2015年)に突如攻め込んできた女王軍の大軍勢を無双の如くなぎ払ったこともあり、ブリテン南部の妖精達から『最低最悪の魔王』としてその名を轟かせている
・ボガードたちの回想にも登場しており・・“アルトが石化から復活し、アルトリアの巡礼の旅が成された時にアルト達に自身の力を貸す”と、意味深な言葉で約束をしている


〔宮本武蔵〕
・原作には登場せず、本来とある事でその存在が「無かった事」になるはずだった異邦の女剣士。クラスはセイバー
・妖精國ブリテンには黄金の穴から無意識のうちに漂流(ドリフト)する形で漂流したと本人曰く語っている。
・エディンバラにて自身が妖精ではないことを口にし、妖精達に襲われる騒動から、リノア(ニセ・ノクナレア)たちに捕まり、監獄と名乗る場所へと投獄され、そこでの拷問の末に脱獄した事実がある
・その後は北の妖精達から追われる身となり、その妖精らとイタチごっことなりながらも、彼女はカルデアのマスターたちがブリテンにいると知り、彼らと合流しようとしていた
・上記の事もあり、カルデアのマスターたちとの合流後は共に異聞帯と戦った仲間として彼らと同行する事となる。
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/30(木) 10:06:12.61 ID:PdiDL/cF0
第25節:ロンディニウムへ・・〜ある少女の暴走〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
妖精國ブリテン 南部平原:大穴西


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく)

ダ・ヴィンチちゃん「フゥ・・先ほどの事で慌ただしかったけど、どうにかチョコレート畑を南下して、もう完全にブリテン南部に入ったね。」

武蔵「フゥゥ〜・・長かった・・。ついにこの新免武蔵、この妖精國ブリテンの南部へと進出・北部への脱出が無事出来たと言ってもよろしいでしょう。」

トリスタン「えぇ。それとこの通りから、もうじきグロスターの街が見えてくる頃ですね。皆さま方の中にグロスターへの寄り道を希望している者はいらっしゃりますか?」問いかける

ガイル「ああそうだな・・。ハベトロット、君はグロスターに行ったことがないと前に話していたようだけど・・どうなんだ?」

ハベトロット「行ったことはないけど、元はムリアンの街だったんだろ?もしムリアンがまだ生きていたのならだいたい想像つくのだけど・・」

ハベトロット「今は二代目妖精騎士トリスタンがいると言うし、そのグロスターには花嫁をいなさそうだからね。」

ジョルニ「ああ。いま僕たちに出来ることは、一刻も早く父さんたちが向かったというロンディニウムの地に向かい、父さんたちと合流した方が良さそうだな。」

【確かにそう思えるよね。】
【それにルージュのこともあるからね。】←

バーゲスト「うむ。それにロンディニウムにはスズカもいる。スズカの医療知識には心の病の対応もしっかりとその頭に刻んでいる言うからな。今のルージュにはスズカによる心のケアが必要と見えるからな。」

ルージュ「う、うん・・・。」元気がなさそうに頷く


ダ・ヴィンチちゃん「うん。それについては私も賛成だ。まずはロンディニウムに向かい、アルト達と合流しつつ、彼らにキャメロットや北の妖精達の事で話をしなきゃいけないからね。」

ダ・ヴィンチちゃん「それにアルト君は今頃、ロンディニウムで『秘密の予言の子』と『絶唱の予言の子』と話をつけているかもしれないし、私たちをロンディニウムへと受け入れる準備をしてて待ちぼうけしてるかもしれないからね?」

ダ・ヴィンチちゃん「こちらの方も武蔵ちゃんやカレンさんを彼らに紹介する必要があるし、アルト君の妻や子供を預けている身でもあるし、何よりもアルト達と共有する情報が余程多いからね。」

ダ・ヴィンチちゃん「本来ならその場所で女王と戦うのか、逃げるのかの重要な選択をするところだけど、どうしても逃げることは許されない理由がアルト達にはある。そのための『境界なき勇士団』と言ってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「それにここから先の事は軍事力を必要とする所が多くある・・。そのためにもアルト達との合流が最優先と言ってもいいぐらいにね。」

バーゲストたち「ーーーー。」頷く


オベロン「確かにそうだね。軍事力、というのであれば、そこはロンディニウムでしかないし、何よりも今の僕らの勢力は今そこに集結していると言ってもいい。」

オベロン「それに実のところ、『予言の子』にとっていちばん安全な場所は、妖精たちの街じゃないのは目に見えているからね。キミ達がロンディニウムに行くことは必然と言ってもいいね。」

オベロン「ノリッジの『厄災』を祓ったアルトリアなら、もう誰も気兼ねする事も無いし、その事についてはもうアルト達が説明しているかもしれないからね?」

オベロン「そうと思えば、その人間たちの拠点ーー廃都ロンディニウムに向かい、ブリテンを救う『予言の子』として、堂々と円卓軍にお邪魔しようじゃないか。」

カイニスたち「!。ーーーー。」頷く

【行こう、ロンディニウムへ!】
【アルトとまた再会しよね、ルージュ?】←

ルージュ「!。ええ!」ニコッ!(微笑みかける)


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく)


カルデアのマスターたちを乗せた馬車は妖精馬レッドラ・ビットによって引かれていき、馬車はカルデアのマスターたちとバーゲストたちを乗せ、

オックスフォードの南東。汎人類史におけるイギリスの首都。アルト達が2人の偽の『予言の子』と円卓軍との対話のために先に向かった・・

人間たちの街、廃都ロンディニウムへと一刻も早く進んで行くのであった・・。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/30(木) 11:36:46.03 ID:PdiDL/cF0
それから翌日のお昼、妖精國ブリテン:南部平原(ロンディニウム前)


オベロン「夜も眠らず、ここまで休みなしでご苦労さま。あと二つ丘を越えればロンディニウムだ。」

オベロン「でも、その前に少しだけ休憩しよう。もうすぐお昼だしね。藤丸君も馬車に揺られるより、外でゆっくり食べたいだろ?」

【ありがとう。正直、助かった・・・・】
【このあたりは安全なの?】←

レッドラ・ビット「夜通しで首都都市の街道を抜けましたからね。このあたりに展開している女王軍はいない筈です。・・ですが・・」

【ですが・・?】

レッドラ・ビット「・・・・・・・」武蔵ちゃんの方に目を向ける



武蔵「そうなのよぉ〜・・もうブリテン北部ではあのような味が濃すぎる食べ物やお菓子が直接草に生えている物もあるから、もうそればっかりと喰ってて、胃がもたれていったというか・・。」

アルトリア「え、えぇそうなんですか・・。それもうは気の毒でしたねぇ・・ってか、あのチョコレートの他にお菓子が生えていたの!?」驚いている

ダ・ヴィンチちゃん「た、確かにそうだね。あのブリテン北部に生えていたチョコ板が生えているというのなら、他のモノもどこかに生えているかもしれないと思うね・・?」タラァ〜・・(汗をかく)

武蔵「ウンウン・・。あとそれと・・このブリテン南部に和食とかある?私これでも日本に住んでいた人間だったからね。わかるよね?」アルトリアに問いかける

アルトリア「え、えぇ〜と・・私に聞いてもわからないと言うか・・。その和食ってモノは何ですか?食べ物なのはわかるのですが・・そんな食べ物・・ノリッジやオックスフォードでも見たことも聞いたこともないような・・。」困惑している

武蔵「ななな、なんとぉぉ!?本当に和食系の料理はこの妖精國ブリテンにほとんど伝わってないというの!?も、もしかして・・うどんっていう食べ物も・・?」

アルトリア「えっ、えぇ・・・。この妖精國ブリテンでの食文化はおよそ1200年のも昔に、牙の氏族長であるウッドワスがオックスフォードを『レストランの街』として発展させたのが始まりなのですが・・」

アルトリア「そもそも妖精は料理という面倒な事などせずとも、木の実や野菜・生のお肉だけ出されても食べられればそれで良いし、何日間も食べずとも、妖精は魔力さえあれば飲まず食わずでも生きながらえる事が出来るというからね。」

武蔵「の、飲まず食わずでもいけるって・・・。」ガビィーン!(ショックを受けている)

武蔵「・・・・・・・・・・」シュゥゥン・・・(落ち込む素振りを見せて・・)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガバッ!(ひとりでに立ち上がる武蔵)


武蔵「マスターー!!お願いだからうどん粉とお米、それと聖杯を持ってきてぇーーー!!」やけくそに言う

武蔵(マスター役)「はーーーい!そんなの手元にあるわけないニャーーー!!」やけくそに言う

武蔵「知ってまーす・・ってそんなのあの時からわかっているわよ!あの時からぁぁーー!!」やけくそに言う


武蔵『あぁぁぁぁーーーーー!!うどん食べたーーい!!』うどんたべたーーい・・うどんたべたーぃ・・(山びこのように地平線に叫ぶ)


【・・・・・・・】
【(唖然としている)】←

ハベトロット「ねぇ藤丸君・・、うどんって・・なに?」

レッドラ・ビット「聖杯でうどんって何でしょうか・・?」

ダ・ヴィンチちゃん「えぇ〜とそれは・・アハハハハ・・・」気まずい感じで笑っている

【(聖杯でうどん・・・うっ、頭が・・・)】
【(思い出したくもない・・あのラスベガスでの夏休み・・。)】←


カルデアのマスターが話している横で、武蔵ちゃんはアルトリアに和食やうどんのことについてを話していて、

妖精國ブリテン南部には、うどんを含むほとんどの和食がブリテン全土に広まっていない事にショックを受け・・

武蔵ちゃんはその事でご乱心し、ブリテンの平原の地平線に向けて・・武蔵ちゃんのけなげな叫びが大声で響き渡るのであった・・。
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/01(金) 00:00:56.28 ID:e0yT/71R0
千子村正「ハァ・・・ともあれ武蔵のあの様子じゃ・・これ以上のストレスを溜めかねない・・今はこの場で休憩した方が良さそうと思えるなぁ?」

千子村正「レッドラ・ビットの言った通り・・ここには女王軍の兵がいないし、あと少しでロンディニウムへ着けるからな。昼飯ぐらいここで喰っても問題なかろうなぁ?」

【確かにそうだね・・。】
【みんな長旅で疲れているからね・・。】←


ダ・ヴィンチちゃん「まぁ今のところはここらで休むとして・・いよいよアルト達が先に向かったというロンディニウムかぁ・・。一体どんな逸話がある場所なんだい?」

バーゲスト「今から2000年以上前・・・・女王暦の前の妖精暦において、最大の都市であったという事は聞いてはいるが、王の氏族以外の5の氏族が平等に生活し、都市の領主には人間が選ばれていたという逸話があるにはある。」

アルトリア「ーーえ。じゃあ、ロンディニウムって昔は人間の街だったんですか!?」驚く

オベロン「ああそうだ。でも妖精暦の終わり頃、内乱によって滅んでしまった。ブリテンでもっとも優れた城壁都市だったんだけど、内側からの悪意には弱かったってコトかな。」

オベロン「どうしてそのあと廃墟になったかまでは調べられなかったのだが、バーゲストは何か知っているのか?」

バーゲスト「いや、私もそこまでのことはモルガンや氏族長たちからも教えてはくれなかった・・。わかる事はモルガンはロンディニウムを復興せずに、新たに大穴付近にキャメロットを造ったと言う事だ。」

バーゲスト「理由は不明だが・・キャメロットを建設するに辺り、大穴に主砲を設置している以上・・あの大穴に何かあることは確かなのだが・・」

アルトリア「・・大穴ですかぁ・・。」


ハベトロット「へえ。オベロンもバーゲストも物知りってワケじゃないんだな。あのね。ロンディニウムは氏族たちが滅ぼしたんだよ。」

ハベトロット「トネリコは氏族間の戦争を終わらせたあと、新しい王に、人間の騎士を指名した。『円卓の騎士』を率いていた、ひとりの人間の少年をね。」

ハベトロット「新しい王、新しい時代の予感に、ブリテンをあげてのお祭りが行なわれたんだ。それも最大にね。」

ハベトロット「でも戴冠式の時に、人間たちの反妖精派による暴動が起きて、ロンディニウムに暮らしていた妖精たちの一部が殺されてしまった。」

ハベトロット「それに怒った氏族長たちはロンディニウムに攻め入って、『円卓軍』の兵士を皆殺しにし、王様になるはずだった騎士は倒れ、トネリコは暴動の責任を取らされて処刑された。」

ハベトロット「賢人グリムはうまく逃げ出して、黒騎士は何をやっても死なないから、両耳を潰されて海に捨てられた。それに吟遊詩人はいつの間にか風のように消え去り、」

ハベトロット「残った妖精騎士は何もかもバカらしくなって、トネリコの棺と一緒にオークニーへと渡ったのさ。」

アルトリア「ーーーーーー。」驚愕した顔を見せる


千子村正「・・・・・トネリコってのは、救世主扱いされていた妖精か。賢人。黒騎士。妖精騎士。この4人でブリテンを何度か救ったって話だが・・・・ってか、吟遊詩人ってのは誰なんだ?俺は初めて聞くのだが・・」

ハベトロット「・・吟遊詩人・・?ボク、そんなヤツのことを言ったっけ?ボクも聞いたこともないのだが・・・」

セツノ「言ってたよハベニャン・・。『吟遊詩人はいつの間にか風のように消え去った』って・・」

ハベトロット「えっ、そうだったかなぁ・・・?うぅぅ〜ん・・・。」考え込む


ハベトロット「(いや覚えてる筈がない・・。ボクの記憶には妖精騎士トトロットとトネリコとの記憶が今もまた、ボクの日記帳にそう書いてきたのだけど、吟遊詩人の存在なんて・・・・)」

ハベトロット「(・・・・!?。もしかして・・・あの時に取り込んだ■■■■■■の■■■■■■の記憶・・・・。)」

ハベトロット「(いやそんなはずがない・・。ボクの事はボクが知っている。吟遊詩人なんて・・ボクがどっかであったボクの記憶の中で1番目立ったヤツがさっきの話に割り込む形で口ずさんだに違いないからね・・。)」


セツノ「????」ハベトロットの様子を見て・・

アルトリア「・・・・・・」ハベトロットの様子を見て・・
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/01(金) 23:36:47.61 ID:e0yT/71R0
ハベトロット「・・まぁ〜、ようはそんな難しいコトを考える必要はないってコトさ。妖精騎士のコトも、吟遊詩人のコトもね?」

ハベトロット「それにロンディニウムもまた、昔の因縁にまみれた、かつての人間たちの本拠地ってコト。その理由もまた、そこに着けば分かるぜ、村正。」

千子村正「あ、あぁそうだな・・。だが大昔、妖精に大敗を喫した城に今の人間たちのほとんどが陣取っているとなると、どうも不吉もいいところで引くよなぁ。験を担ぐワケじゃねぇけどよ。」

ハベトロット「そう言うなって村正。ボクに言わせればモルガンも氏族長も頭が悪い。一度落とされたぐらいでロンディニウムを放っておくなんてどうかしてるってね。」


セツノ「ハベニャン、ロンディニウムの事、とても知ってる。ハベニャン、大昔にロンディニウムに行ったことがあるの?」

ハベトロット「そうだなぁ〜・・昔、茶飲みの友達と一緒に行った時以来かなぁ〜?それ以降のロンディニウムのことは知らないのだけどね。」

ハベトロット「因みにボクはソールズベリーのことも知っている。大聖堂があるというのも知ってるし、オーロラのことも一度だけその姿を見た事がある。まぁ単に、趣味じゃないから興味がないだけさ。」

セツノ「・・そうなんだ・・。ハベニャンはとても昔の事に物知りなんだね?」

ハベトロット「アハハハ、そう言えるよなぁ〜セツノ!これも翅の氏族の知恵ってヤツかもね。」ニッコリ!

セツノ「・・うん。」ニコッ!


ルージュ「ふ〜ん・・。でもハベニャンはソールズベリーやグロスターに行きたいとは思わないの?もっと自由に楽しまないとねぇ?」

ハベトロット「まぁそうしたいのは山々だけど、ボクは今のままでも楽しいよ。だってセツノやルージュたちがいるんだからね?」

ハベトロット「それに早いところアルト達と合流し、イレギュラーズを全員倒して、囚われているマシュやヴァージェを助け出さないとね?」

ハベトロット「アルトとヴァージェ、そしてルージュたち。いつか家族団欒でお互いに愛されながら旅をするのも悪くない話だからね。」

ルージュ「・・・・・・・・」下を向いている


ルージュ「・・わたし、ちょっと水を組んでくるね・・。」ガコンッ!(水桶を持って行く)

ガイル「おおそうか・・俺も手伝おうか?」立ち上がりながら

ルージュ「いえ結構!たまには私一人にやらせてくれないかしら?」

ガイル「??。まあ良いけど・・気をつけてなぁ?」

ルージュ「・・・・・・うん。」タッタッタッタッ・・・(森の方へ向かう)


ガイル「?。一体どうしたんだルージュ・・らしくもないことをするなんてなぁ・・?」水を汲みに行くルージュを見て・・

オベロン「・・無理もないね。女王モルガンに自身の目の前でルージュの存在を否定されているからね?そっとしておいた方が良いと思う。」水を汲みに行くルージュを見てて・・

ジョルニ「・・・・・・・」心配そうに見ている


タッタッタッタッ・・・(水桶を持って森の方へ向かうルージュ)

ルージュはハベトロットの話を聞いて何を思ったのか・・。ルージュは水桶を持って、一人で水を汲みに行くのであった・・。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/02(土) 22:41:17.00 ID:0k5Vcu0p0
とある森の中:水辺付近にて・・



バシャァァーン、ジャバァァー・・・(水を汲んでいるルージュ)

ルージュ「・・ハァ〜・・・・・。家族団欒ねぇ〜・・・」ハァ〜・・(ため息をつく)

ルージュ「・・・・・・・・。」何かを思い出している

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想シーン:ルージュにとってのイヤな思い出


キャメロット:玉座の間にて・・

モルガン(回想)「故にルージュ・・・お前など私の孫ではない。であれば、外来種であるオマエらをイレギュラーズを使ってでも消し去るのは道理と言っても良いからな!」


妖精國ブリテン 北部:リノア(ニセ・ノクナレア)たちのキャンプ地では・・

リノア(回想)「もっとも・・その内2人の子(ジョルニとルージュ)は、会った事もない妖精の母親(ヴァージェ)に愛されているのかもわからないからね?」クスクスクスwww

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルージュ「・・・ううん。あんな酷い事を言うヤツらなんかもう知らないわよ!あんな・・わたしやお母ちゃんをあんな減らず口でいじめて攻撃する妖精なんて・・」

ルージュ「お母ちゃんは私の事を赤ちゃんの頃に愛してくれたんだよ・・。私におっぱいを飲ませてくれたり・・イイコイイコとなでられたり・・、お母ちゃんはとっても優しい私のお母ちゃんなんだよ・・・」ウルウルウル・・(泣きそうになる)

ルージュ「それなのにどうして・・・お母ちゃんはあんなお祖母ちゃんでもない心のない女王に石にされちゃったの・・。お母ちゃんはただ、まだ赤ちゃんだった私やお兄ちゃんたちを守ろうとしていただけだったのに・・・」ウルウルウル・・グスン・・


カチャ・・(ペンダントの写真に写るヴァージェを見ているルージュ)

ルージュ「・・会いたい・・・・会いたいよぉ・・・・お母ちゃん・・・・・。わたし・・お母ちゃんのあの温もりを・・・・もう一度・・・」ウルウルウル・・(ペンダントの写真を見ながら泣いている)


ルージュは森の中で、いまだに会えずにいる自身の母(ヴァージェ)の事を思い、ペンダントにあるヴァージェの写真を見ながら、一人で泣いていた。

そんな中で・・・



ガサガサガサガサ・・・・・(茂みの中からモースが2体出てくる)

モース「グオォォォォ〜〜〜〜!!」雄叫びを上げる

ルージュ「ーーーモース!?いけない、触れられる前に倒さないと!ヤァァァーーー!!」シュビビィィン、バィィーン!!(無数の糸を放つ)

モース2体「!?」ギュィィィーン、バシィィン!(モース2体を拘束する)

ルージュ「よし!このまま縛り上げてこいつらを・・・」

モース「グォォォォーーーー!!」ガジガジガジッ!ピュキィィ〜ン・・・・(糸をかじりつき、それを噛み切る)

ルージュ「!?」糸が切れたことに驚く


モース「ーーーーー!!」ボォォォ〜〜、バシュゥゥン!!(呪怨攻撃を放つ)

ルージュ「!?。グゥゥゥ〜〜・・・」ギィィィン!!(魔糸を重ねて防御する)

モース「■■■■■ーー!!」ボォォーー、バシュンバシュン!!(重ねて呪怨攻撃を放つ)

ルージュ「ゥゥゥゥ・・・・キャアァァ!?」ボシュゥゥゥン!!(攻撃が当たる)


ブチンッ、キラァァ〜〜ン・・・・(ルージュのペンダントがどこかへ飛んでいく)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/02(土) 23:19:50.01 ID:0k5Vcu0p0
ルージュ「・・・ツゥゥ・・。どうして・・・・どうして私の魔糸がこうも簡単にモースに噛み切られたの・・・・。」

ルージュ「ノリッジやキャメロットへ行くときは問題なくモースを一網打尽に沢山拘束できたのに・・、モースをたくさん拘束して・・・・!?」何かに気づく

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想シーン:ルージュが気づいたこと


ノリッジの場合

ルージュ「ハァァァ!!」シュビビィィン、バィィーン!!(無数の糸を放つ)

モースの群衆「グォォォォ〜〜!?」ギュィィィーン、バシィィン!(モースの群衆をたくさん拘束する)

バーゲスト「今だ!!ハァァァァーーー!!」ジュボォォォーー!!(炎の斬撃を放つ)

モースの群衆「〜〜〜〜〜〜!?」ボォォォ〜〜〜!!(一網打尽に焼かれる)


バーゲスト「よし・・よくやったな、ルージュ。」ルージュを褒める

ルージュ「えぇ!」ニコッ!



キャメロットへの旅路の場合

セツノ「ルージュ‥糸で網を作ってこっちにモースをいっぱい寄せて!」呼びかける

ルージュ「わかった!!」ジュビィィィーーン!!(無数の糸を網状に広範囲に広げていき‥)

シュルシュルシュルルゥゥ〜〜‥(無数の糸が7,8体のモースの群れを覆い尽くしていく)


ルージュ「そぉぉれぇぇ!!」ギュィィン、ズズゥゥ〜!!(モースの群れを掬い上げる)

モースの群れ「ォォォォ〜〜!?」ギュゥゥゥ〜〜!!(掬い上げられる)

セツノ「よし‥えいっ!!」ジュボォォォ〜〜!!ビリビリィィ〜〜!!(炎と雷の攻撃を同時に当てる)


バリバリバリィィ〜〜!!ボォォォォ〜〜!!(炎と雷が網の中のモースを討ち滅ぼす)

網の中のモースの群れ「ォォォ〜〜〜!?」シュゥゥ〜〜・・(そのまま消滅する)

セツノ「よし・・一網打尽に倒せた。」キリッ!

ルージュ「わぁ〜凄い凄い!!モースの大群を一網打尽に倒せちゃった!」喜んでいる

アルトリア「オォ〜〜本当に凄いね、ルージュちゃん!」ルージュを褒める

ルージュ「はい!」ニコッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想が終了し・・・・・


ルージュ「・・・そう言えば・・あの時はバーゲストお母ちゃんやセツノお姉ちゃんがすぐに対応してて、アルトリアのサポートもあったし、モースは決して同じ方法で倒せるとは限らないって、静脈回廊を通っている時にメリュジーヌお母ちゃんから教わっている・・。」

ルージュ「でも、今はわたしひとりだから・・・・・」シュルゥゥ・・(首にかけているペンダントを持とうとするが・・)

ルージュ「!?。無い・・・・・わたしのペンダントがない!?わたしの大事な・・・私のたった一つだけのお母ちゃんの思い出がぁ・・・」オドオドオド・・(混乱している)


ルージュは自身の魔糸の攻撃がモースによって噛み切られたことに困惑するも、それ以上にルージュが大切にしているペンダントが自身の手元から無くなってしまったことに気づき、

ルージュはその事で混乱し、ルージュは森の中で一人、情緒不安定の状態に陥ってしまう・・。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/03(日) 07:46:41.69 ID:BEJBM9Df0
モース2体「■■■■■■ーーーーーー」オォォォォ〜〜・・・(ルージュに襲いかかろうとする)

ルージュ「嫌・・・わたしはまだ・・・・・わたしはまだお母ちゃんに再会していないのに・・お母ちゃんをこの手で抱きしめたことがないのに・・・お母ちゃんの温もりをまだ少しも受けてもいないのに・・・」ポロポロポロ・・(泣き出す)

ルージュ「お祖母ちゃんになるはずだったモルガンに拒絶されて・・・ノクナレアの娘に馬鹿にされて・・・こんなところで、私一人で、お母ちゃんに会えないまま死んじゃうなんて・・・」ポロポロポロ・・(泣いている)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モルガン(回想)「故にルージュ・・・お前など私の孫ではない。であれば、外来種であるオマエらをイレギュラーズを使ってでも消し去るのは道理と言っても良いからな!」

リノア(回想)「もっとも・・その内2人の子(ジョルニとルージュ)は、会った事もない妖精の母親(ヴァージェ)に愛されているのかもわからないからね?」クスクスクスwww
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルージュ「・・・・愛されたかった・・・・わたしはもっと・・・お母ちゃんの胸の中で、愛されたかったのよ!!!」カァァァーー!!(怒鳴り散らす)


ジジジィィ〜、ガシュガシュガシュン!!(ルージュの身体から棘が多数出現する)

モース1体「ーーーーー!?」ガシュガシュン!!シュゥゥゥ・・・・(棘に多数刺されて消滅する)

残ったモース「!!?」スルスルゥゥ・・・(後ろに下がる)



ジュグググゥゥーー、スタッ、スタッ・・・(ゆっくりと立ち上がるルージュ)

ルージュ「なんでモルガンや妖精國の妖精たちは、私のお父ちゃんとお母ちゃんを引き裂いたというの・・何のために、何の理由があってあの二人を引き裂いた!!」シュッ、ドスゥゥゥン!!(裏拳で後ろの岩をたたき割る)

ルージュ「アンタたち妖精が、お母ちゃんの努力をあざ笑い・・お母ちゃんの願いを踏みにじり・・お母ちゃんの愛と幸せを奪っていく・・」ギラァァン!!(瞳の色が真っ赤に染まる)

ルージュ「わたしの大事なモノを、大事な『目的』を、ぶち壊そうとするというなら!!」ジジジジジィィィーー!!(魔力が異常に放出する)

モース「■■■■■■〜〜〜!?」悲鳴を上げる素振りを見せる

ルージュ「−−−−−−−−−−!!!!」ビュゥゥゥーン!!(モースに襲いかかる)


ガシュッ!ガシュ、ガシュ、ガシュ。ガシュ、ガシュン!!(モースに棘を刺しまくっていく)

モース「■■■■■■〜〜〜〜〜!?」ガシュガシュガシュン!!(棘に刺されていく)

ルージュ「■■■■■■〜〜〜〜!!」ガシュガシュガシュン!!(棘に刺していく)


とある森の中、ルージュはいまだに会えずにいる母:ヴァージェの事を思い、1人で泣いていたところをモースに襲われ、

彼女が大事にしていたペンダントをモースの攻撃でなくした事で、ルージュはモースに対してとても残虐で非道な攻撃を持って、その存在を抹消させていった・・。


その光景は、まるで飢えた獣のよう・・悪妖精のように・・ルージュは森の中で1人、モースをより残酷で方法で討ち取るのであった・・。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/03(日) 19:27:42.27 ID:BEJBM9Df0
とある森の中:ロンディニウム側の付近にて・・



サッサッサッサッ・・・・(ある5人組がカゴを持って入ってくる)

キノコ狩りに来た妖精1「キノコ狩り!キノコ狩り!楽しい楽しいキノコ狩り!5人で一緒にキノコ狩りだー!」ルンルンルン♪

キノコ狩りに来た妖精2「どんなキノコを取ろうかな?ワライタケ?、イカリタケ?、ナキムシタケ?、色んなキノコを採りに行こう!美味しいキノコを採りに行こう!」ルンルンルン♪

ロブ「おうおうおう!ここらはキノコがたくさん取れると聞いたからな・・オレらもキノコを採りに手伝いに来たぜ!」ルンルンルン♪

ワグ「ああ!どんなキノコが採れるんだろうな、ロブの兄貴!楽しみだなぁ〜・・」ルンルンルン♪

ガオーン「そうそう。あ、でもだからってワライタケは毒キノコなんだから、よーく調べてそれが食べられるキノコなのか毒キノコなのかを見極めて採るんだよ?」

ワグ「そう。ガオーン、なんでそんなにキノコに警戒する必要があるんだ?ガオーンもキノコ狩りを手伝いたいって付いてきたんだろ?」

ガオーン「まぁ〜、採ってきたキノコはみんなで一緒に食べるモノだからね?毒キノコだったら大変な事になるし、アルトやスズカに迷惑をかけたくないからね・・。」

ガオーン「それに何よりも、僕はキノコに対してはあまり良い思い出がないからねぇ・・・。」

ワグ「あまり良い思い出がないって・・・・もしかして、キノコ型の悪妖精かモースに襲われたとかか?」

ガオーン「ま、まぁ〜そんなようなものかな・・?」ポワワワァァ〜ン・・(ある事を思い出しながら・・)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想シーン:機界戦隊ゼンカイジャー 第2カイ!「ガオな野獣がごやっかい!」にて・・


キノコワルド(回想)「“可愛い〜”だの、“美味そう〜”だの、油断するからキノコ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガオーン「(・・まあ、あの頃があったからこそ、僕はゼンカイジャーになる決意を固められたと言ってもいいからね・・。)」

ロブ「・・まぁ随分と向こうの世界でそのキノコの化け物に苦労したんだろ?気持ちは分からなくはないと言えるわな。」


同じ頃・・ロンディニウムにいる妖精2人が、その場所近くに位置する森に生えているキノコを収穫する為に訪れており、ロブとワグ、ガオーンを含めた5人でその森の中へキノコ狩りに来ていた。

その事でガオーンは、かつてキノコに関する怪人の事を思いだし、ロブたちにキノコに対して身長に見極めるよう・・4人に注意を促すのであった。


タッタッタッタッタッ・・・・(キノコが多く生えている地点に到着する)

ガオーン「よぉ〜し、パーシヴァルさんが教えてくれたキノコの収穫地点に到着っと!さっきも言った通り、食べられるキノコか毒キノコなのかを見極めてから採るんだよ?分からなかったら、僕に聞いてくれてもいいからね?」

妖精4翅「はーい!」手を上げる


ガサガサガサガサ・・・・(キノコ狩りを始めるガオーンたち)
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/03(日) 22:24:41.77 ID:BEJBM9Df0
ヒュゥゥ〜ン・・カシャンッ・・・(ルージュのペンダントが落ちてくる)


ワグ「?。・・・なんだこれ・・?ペンダント?」シャラァァン・・(ルージュのペンダントを拾う)

ロブ「どうしたワグ?何か見つけたのか?」

ワグ「うん・・・なんかキラキラしたモノがキノコの前に落ちていてねぇ・・・ノリッジで見かけるペンダントみたいなモノなんだよ・・。」拾ったペンダントを見せる

ロブ「???。・・ペンダントだって?」そのペンダントを見る

キノコ狩りに来た妖精2翅「なになになに?キノコ以外に何か見つけたの?珍しいモノが森の中で見つけたの?」

ガオーン「ロブ、ワグ。一体なにを見つけたというんだい?」近づいてくる


カチャッ・・・(ペンダントのフタを開けるワグ)

ワグ「・・・んっ?このペンダントに入ってる者の絵は何だ・・?」ペンダントに入ってるヴァージェの写真を見て・・

ガオーン「これは誰かの写真みたいだね。一体何処の誰かさんが落としたんだろう?」ペンダントの写真を見て・・

ロブ「ああそうだな・・。っというか、これが写真っていう外の世界で使われているというシロモノなのかぁ〜・・。」ペンダントの写真を見てて・・

ロブ「でもコの写真ってヤツに写ってる者、っというかこの妖精・・・どこかで見たような・・・」写真に写るヴァージェを見てて・・



ガサガサガサァァ〜〜・・・(草むらが揺れ動く)

ガオーン「!?」揺れ動く草むらに気づく

草むらにいる謎の影「グゥゥゥゥ〜〜〜・・・・」ギラァァン・・(眼光を光らせる)

キノコ狩りに来た妖精1「!?。うわぁぁぁぁ〜〜〜!?」悲鳴を上げる

ガサガサァァーーン!!(草むらから何かが出てくる)


赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ガァァァァーーーーー!!」襲いかかってくる

悲鳴を上げる妖精2翅「ギャアァァ〜〜〜〜化け物が出た!!化け物が出た!!みんな逃げろぉぉ〜〜!!」タタタタタァァーー!(一目散に逃げ出す)

ロブとワグ「ウワァァァァ〜〜〜!?」タタタタタァァーー!(とにかく逃げ出す)

ガオーン「ノワァァッ!?」ドサッ!(地面に倒れる)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ウゥゥゥ〜〜〜・・・!!!」ダダダダァァーー!(逃げている妖精の方を追いかける)

逃げている風の氏族の妖精「キャアァァァ〜〜!!」タタタタタァァーー!(とにかく逃げる)

シャラァァン・・ガシガシガシ・・(ルージュのペンダントが逃げている妖精の腰に引っかかっている)


ルージュのペンダントを誰の者なのかも知らずに見つけ、それを見ていたガオーンたちの前に突如と現れた赤い踵の妖精の娘(暴走したルージュ)

その恐ろしい姿を見える彼女(ルージュ)に怯えた妖精達は一目散に散り散りに逃げだすも、彼女は逃げ出した風の氏族の妖精の事を追い始めて・・

その風の氏族の妖精の腰には、驚いた反動でその妖精の後ろのベルトにルージュの大事なペンダントが引っかかっており、その風の氏族の妖精はその事を知らずにただ赤い踵の妖精の娘(ルージュ)から逃げ出すのであった・・。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/03(日) 22:57:11.85 ID:BEJBM9Df0
ロブ「ハァ・・ハァ・・・・あ・・ありゃなんなんだよ、あの悪妖精は!?」驚いている

ワグ「わかんねぇよ兄貴・・。あいつ、あっちに逃げた妖精を追い回しにいったのけど・・。あの姿・・どっかで見たような・・」

ガオーン「とにかく追いかけよう!急がないとあの妖精さんが食べられてしまう!!」

ロブ「ああ!行くぞワグ。」ワグに呼びかける

ワグ「あいよ、兄貴!!」張り切り出す

ガオーン「ああ!」タタタタタァァーー!(急いで追いかける)

タタタタタァァーー!(ガオーンの後を追いかけるロブとワグ)



ガチャッ、チャリン・・ガシャン!!(ギアトリンガーに25番のセンタイギアをセットするガオーン)

ガオーン「『チェンジ全開』!」クルクルクルクル、シャキンッ!(走りながらギアトリンガーのハンドルを回す)

音声『16バーン!』


♪♪♪(ゼンカイジャー変身待機音)
(『バンバン!』)(バンバン!)

ガオーン「ーーーハァッ!」バァーン!!タタタタァァーー!!(オーラを放ち、走りながらそのオーラをくぐる)

『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!』『ゼンカイガオーン!』ガシャン、ジャキン、ジャキジャキィィーン!!(戦隊スーツを纏うガオーン)

ガオーン→ゼンカイガオーン「ハァッ!!待てぇぇぇ〜〜!!」タタタタタァァーー!(赤い踵の妖精の娘(ルージュ)を追いかける)


ガオーンは即座に手持ちのギアトリンガーにセンタイギアを填め、赤い踵の妖精の娘(ルージュ)を追跡しながら、ゼンカイガオーンへと変身して彼女の後ろを追いかけるのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
森の中


逃げている風の氏族の妖精「ハァ、ハァ、ハァ。ハァ、ハァ・・・!!」タタタタタァァーー!(全速力で走っている)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「アァァァァァァーーーーー!!」ダダダダァァーー!(追いかけている)

逃げている風の氏族の妖精「ヒィィィ〜〜〜〜!!来ないで!!私の側に近寄るなぁぁぁ〜〜!!」タタタタタァァーー!(全速力で逃げる)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「アグゥゥゥゥーーーー!!」ダダダダァァーー!(追いかけている)


ゼンカイガオーン「走れ!!とにかく森の外まで走るんだ!!」タタタタタァァーー!(後ろから追いかけている)

逃げている風の氏族の妖精「わかってる!!わかっているわよぉぉ〜〜!!」タタタタタァァーー!(とにかく逃げている)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「アグゥゥゥゥーーーー!!」ダダダダァァーー!(追いかけている)


赤い踵の妖精の娘(ルージュ)に追われる風の氏族の妖精は、彼女の存在から逃げるように森の外まで全力疾走で逃げていこうとしているのだが・・
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/04(月) 23:57:33.15 ID:fOA+IKbE0
とある森の中:森の入り口周辺の岩壁(つまりは行き止まり)


逃げている風の氏族の妖精「ワァァァァ〜〜〜行き止まりやぁぁぁぁ〜〜!?」(目の前の岩壁を見て・・)

ゼンカイガオーン「しまった!?もう間に合わない・・・」タタタタタァァーー!(目の前の岩壁を見て・・)


キキィィ〜〜、ドシンッ!(岩壁に軽くぶつかる風の氏族の妖精)

カシャンッ、チャリィィン・・・(引っかかっていたルージュのペンダントが地面に落ちる)


赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ガァァァァーーーー!!」ダダダダァァーー!(風の氏族の妖精に突っ込んでくる)

追い詰められた風の氏族の妖精「うわぁぁぁ〜〜もうダメだぁぁぁ〜〜〜!!」ガタガタガタガタ・・(もの凄く怯えている)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ーーーーーーーー!!」ダダダダァァーー!(襲いかかっていく)


逃げた先にある岩壁の方へ追い詰められ、風の氏族の妖精は追ってきた赤い踵の妖精の娘(ルージュ)に襲われるその時・・



ヒヒィィーーン!!パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(妖精馬クンドリーが走ってきて・・)

スゥゥッ、ピョン!!(誰かがクンドリーから飛び降りる)


スズカ「ハァァァーー!!」ピョォォン、バシッ!!(回し蹴り攻撃)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ガウゥゥゥ〜〜!?」バシンッ!(蹴り飛ばされる)

スズカ「・・・クゥゥ・・・」シュッ・・(構えている)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「グガァァァ〜〜!!」ガシィィン!(両腕に棘を構える)


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ・・・(妖精馬クンドリーに乗ったパーシヴァルが近づいてくる)

パーシヴァル「ツゥゥ・・大丈夫かみんな!」ガオーンたちに呼びかける

風の氏族の妖精「ぱ、パーシヴァル様!?あぁ〜〜良かった・・パーシヴァル様が助けてくれた・・。」へナヘナァァ〜〜・・(腰を落とす)

ロブ「パーシヴァルの旦那!?あぁ良かった・・ちょうど良いところに来てくれて助かったぜぇ・・」

ワグ「あぁ!・・でもなんで、パーシヴァルさんが俺たちが化け物に襲われているって事がわかったんだ?ここからロンディニウムまでは物見でも見えないはずじゃ・・」

パーシヴァル「スズカのサーチ能力で、皆さんが何者かに襲われていると聞いて、急いでセフィーやスズカさんと共に来たのですが・・。」向こう側の光景を見てて・・



赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ガゥゥッ!ァァァァァ〜〜〜!!」ガシュン、ガシュンガシュン!(両腕に生えた棘で攻撃する)

スズカ「フンッ、フンッ、ハァァッ!」シュッ、シュッ!バシッ、バシンッ!!(攻撃をかわしつつ、カウンターをかける)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ァァァァァーーーー!!」シュビビィィーーン!(赤い魔糸をたくさん出す)

スズカ「!!!!」シュシュッ!!(その魔糸をかわす)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「ゥゥゥゥーーー!!」うなりを上げる


スズカやパーシヴァルたちが駆けつけ、パーシヴァルが追い詰められていた妖精を介抱しつつ、なぜ自身らが即座にロンディニウムから岩崖近くへ来れた事を説明している中、

スズカは赤い踵の妖精の娘(ルージュ)に1人で立ち向かい、スズカのその体術で赤い踵の妖精の娘(ルージュ)の攻撃を軽々とかわしつつ、確実に暴走した彼女(ルージュ)を止めようと、自身の体術の技を繰り出しているであった・・。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/05(火) 23:47:52.07 ID:Jrc76rE10
ワグ「さぁさぁ、また狙われないうちに避難するんだ!」避難させる

風の氏族の妖精「ハッ・・ハハ、はい!?」スタスタスタァァァー!(その場を離れる)

ワグ「・・よし。こっちはもう大丈夫そうだよ!」

ロブ「ああ!・・にしてあの悪妖精みたいなヤツはなんなんだ・・。あの悪妖精みたいなヤツ、今まで見たことがねえぞこれは?」戦いの様子を見てて・・

ガオーン「ああ・・、あの動き・・まるでブラッグドッグや牙の氏族の妖精みたいに俊敏だったみたいで、僕でも追いつけなかったというか・・。」

パーシヴァル「ええ。セフィー殿、あの悪妖精は危険です。私もスズカさんの加勢をした方が良いかと・・」

セフィー「いやダメだ!彼女だけは手を出してはならない。彼女だけは我らだけでなんとかする。」

パーシヴァル「なぜですか!?。スズカさんが何かと青ざめており、彼女の要望でクンドリーで急ぎこの場所へと駆けつけたのですが・・それと何か理由でも・・」

セフィー「ああそうだ。これは我ら家族の・・・兄妹としての問題でもあるのだからな・・。」

パーシヴァル、ロブ、ワグ「!?」その事実に驚く



スズカ「フッ、フゥゥ!ヤァァァァーーー!!」ガシッ、ヒュゥゥン!ドサッ!(投げ技を繰り出す)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「アガァァッ!?」ドサッ!!ガシンッ!(地面に叩きつけられる)

スズカ「ーーー!!」ガシッ!!(赤い踵の妖精の娘(ルージュ)の両腕を後ろに付けて押さえる)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「アグゥゥッ、アグゥゥゥゥ〜〜〜!!」グググゥゥ〜・・・(両腕を後ろに拘束される)

スズカ「ーーーヒーリング(沈静化)!!」キィィン!(ルージュにヒーリング(沈静化)をかける)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「!!?」グワァァァ〜〜ン・・・(ヒーリング(沈静化)の効果を受ける)


キラァァン・・・☆(ルージュのペンダントがセフィー近くの地面に光る)

スズカ「・・・・!?。お兄様、そこにあるルージュのペンダントを!!」

セフィー「!?。わかった!」タタタッ、シャランッ!(地面にあるルージュのペンダントを拾う)

シュンッ!(ルージュのペンダントをスズカに投げるセフィー)


ガシッ、シャララン!(ペンダントを受け取り、ルージュの手に握らせるスズカ)

スズカ「落ち着いてルージュ!!ペンダントはここにあるわよ・・だから自分を取り戻して!ルージュ!!」ルージュを励ます

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)「アァァァ・・・・ァァァァァ・・・・」ジジジジィィィ・・・(魔力放出が沈静化する)

ワグ「!?。ルージュ・・・ルージュって、ガイル兄貴たちの兄妹の一番下の妹のあのルージュなのか!?」驚く

ロブ「な、なんだって!?セフィーの旦那、これは一体どういう事なんだこれは・・」困惑している

セフィー「そ、それはなぁ・・・」眼を逸らしている


ジジジジィィ・・・・(魔力オーラが完全に収まる)

赤い踵の妖精の娘(ルージュ)→ルージュ「・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・・」ハァーハァー・・・・(息を荒々しく吐いている)

スズカ「大丈夫なの・・ルージュ?」ルージュの様子を見ながら・・

ルージュ「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・・ス、スズカお姉ちゃん・・?」スズカの顔を見る
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/06(水) 10:18:17.13 ID:3yENnq+V0
スズカ「ルージュ・・あぁ良かった・・・。ルージュ、一体なにがあったというの・・?ひさしぶりとはいえ、あなたが暴走をするなんて・・」

ルージュ「暴走・・・・!?。ゴメンなさいスズカお姉ちゃん・・・・わたし・・・・・モースと戦っていて・・その時にペンダントをなくしちゃって・・それで周りが真っ赤に染まって・・・」混乱している

スズカ「良いのよルージュ・・・。あなたが無事で良かった・・・それだけでもいいのよ・・。」ギュゥゥ〜・・(ルージュを抱きしめる)

ルージュ「スズカお姉ちゃん・・・・・ウゥゥ・・うわぁぁぁぁ〜〜〜ん!!」ギュゥゥ〜〜!!(スズカを抱きしめて泣き出す)

スズカ「フゥ・・よしよし・・・。」スリスリスリ・・(ルージュの頭をなでる)


ガオーンたち「・・・・・・・・。」ルージュとスズカの事を見てて・・

ガオーン「ま、まぁ〜これはこれで、要は一件落着ってことで良いよね?」苦笑いをしながら・・

ロブ「ま、まぁそうだが・・・・。セフィーの旦那、いったいルージュに何があったんだ?」

セフィー「そ、それは・・・」何かを言おうとするが・・



ピュゥゥゥーーン!ドサッ!(メリュジーヌがアルトを担いで飛んでくる)

メリュジーヌ「スズカ、いったい急に外に出てどうしたというのだ?」タタタタッ!(スズカの元へ行く)

アルト「大丈夫かみんな!?スズカがパーシヴァルと一緒に森に行ったと聞いて、メリュジーヌと一緒に飛んできたのだが・・・」心配そうにしている

スズカ「お母様、お父様!・・・すみません・・実は・・・・」チラァァ・・(ルージュの方を見つめる)

ルージュ「ウゥゥ・・ゥゥゥ・・・・」いまだに泣いている

アルト「ルージュ!?キャメロットから戻って来たのか!ジョルニたちはどうした?一体どうしてこんな場所に・・・」心配そうにしている

メリュジーヌ「ルージュ・・・スズカ、一体ここでなにがあった?バーゲストたちと一緒に行ったルージュがどうしてこんな場所にいるのはどうしてなんだ?」説明を求める

スズカ「・・実は・・これには深いワケがあって・・この事はまだお父様には話していないというか・・・・」気まずい感じで話す

メリュジーヌ「!?。まさか・・ルージュが・・・・」タラァ〜・・(汗を流す)

アルト「・・・ワケを知っているんだな、メリュジーヌ?ルージュの身に何があったと言う事を・・スズカがあぁまでして駆けつけたかったと言う事を・・?」

メリュジーヌ「それは・・・話が少し長くなると思うが・・・・」

スズカ「・・・・・・・。」黙っている


スズカの活躍で暴走していたルージュは大人しくなり、正気に戻ったルージュはスズカの胸の内でむせび泣きながらもスズカを抱きしめて、自身の心を落ち着かせるように泣いていた・・。

その事に対し、事の内容を知らないガオーンたちやアルトは、メリュジーヌやセフィーの口から、ルージュの身に何があったのかという事の話を聞いていくのであった・・。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/06(水) 21:59:05.42 ID:3yENnq+V0
その頃、妖精國ブリテン:南部平原(ロンディニウム前)では・・



アルトリア「(ルージュちゃん、遅いなあ・・・・余計な心配かな・・・でも気になるな・・・)」心配そうにしている

セツノ「(ルージュ、水汲みだけだというのに遅い・・・。いったい、どこで道草を食っているのかな・・)」心配そうにしている

アルトリア「(セツノちゃんも心配しているし・・よし、ここはわたしが・・)すみません、わたしも水汲みに行ってきます。丘を越えるのはその後で。」

【それなら一緒に・・・おや?】


タッタッタッタッ・・・・(ルージュを背負ってやって来るスズカ)

ルージュ「・・・・・・・」泣き疲れている

スズカ「よしよし・・・」スリスリスリ・・(ルージュの背中をさする)

メリュジーヌ「おーーいバーーゲストーー!!」ビュゥゥーン!(飛んでくる)

アルト「バーゲスト、みんなーー!」ビュゥゥーン!(メリュジーヌに担がれて飛んでくる)

セフィー「・・・・・・。」タタタタタァァーー!(超加速でやって来る)

パーシヴァル「・・・・・」パカラッ、パカラッ、パカラッ!(妖精馬クンドリーに乗ってやってくる)


ジョルニ「父さん!?それにメリュジーヌ母さんにスズカ、セフィー・・それにルージュまで!?」その光景を見て・・

ダ・ヴィンチちゃん「おやおや・・・ルージュちゃん、姉のスズカちゃんの背中におんぶして、アルト達と一緒にお迎えに来るとはね・・・・なんか羨ましそうじゃないか!」

カイニス「はぁ・・ったく、いい歳しておいて、姉に甘えておんぶとはな?マジかっこ悪いぜぇ!」ニヤニヤ・・(軽く笑う)

武蔵「ムムムゥゥ〜!彼女たちと一緒に美少年2人がこっちへ近づいてくる!!なんかイイコトが起こりそうな予感!」ニヤリッ!

カレン「ええ・・それにアルトさんやメリュジーヌさん、3年ぶりにその姿を拝ませてもらいましたが、以前とお変わりなくてよかったです。」ニッコリ!

ハベトロット「ああ。・・でも、ルージュのヤツ・・なんかさっきよりまた元気なくてスズカにおんぶしてもらっているけど、本当に大丈夫なのかあれ・・?」心配そうにしている

セツノ「うん・・。ルージュ・・なんか様子が変・・。いったいどうしたんだろう・・。」心配している

オベロン「ああ。アルト達が直接迎えに来てくれるのはありがたいが、一体どうして急に・・・」

バーゲスト「・・・・・・・」おぶっているルージュを見てて・・


森へと向かう丘からルージュをおぶったスズカと、後から来たアルト達を目撃し、カルデアのマスターたちはその迎えに来る様子に喜びを見せるも・・

同時にバーゲストたちは、スズカにおんぶしてもらっているルージュの様子から、ある疑問と違和感を感じているのであった・・。


バーゲスト「アルト、メリュジーヌ、セフィー、それにスズカ・・。まさか先にロンディニウムに行ったお主らが我らを迎えにくるとはわたしも思っていなかった。」

メリュジーヌ「ええ。そっちの方も、キャメロットの謁見、お疲れ様だったみたいね? どうだったんだ・・モルガン陛下と少しは話す事が出来たのか?」

バーゲスト「ああ。その事で話したいことがあるが、その前にルージュのことで話したいことがある・・。」

バーゲスト「ルージュは彼女1人で水を汲みに行ったと聞いているが・・ようやく帰って来たと思ったら、スズカがアルトたちと一緒にルージュを背負って出迎えに来るとは・・いったいルージュに何があったのか?」心配そうにしている

スズカ「ええ・・その事で詳しく聞かせたいことがあるのですが・・。」


スズカとアルト達は、南部平原でルージュの帰りを待っていたバーゲストたちと合流し、スズカは森の中でルージュの身に起きた事を詳しくバーゲストたちやカルデアのマスターたちに説明をするのであった・・。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/07(木) 23:54:37.43 ID:0nTiliQt0
スズカたちの話を聞いた直後・・・・


バーゲスト「なに!?ルージュが森でのモースとの戦いでペンダントを落とし、その直後に暴走したというのか!?」驚愕している

スズカ「ええ・・。わたしがロンディニウムの城壁から偵察程度のサーチをしていたところ、森の方でルージュの異常な魔力の生成と放出を感知し、急いでパーシヴァルさんと一緒に森の方へ行ったところ・・」

スズカ「ルージュがガオーンさんたちとキノコ狩りに行ってた妖精に襲いかかっていて、わたしは襲いかかろうとするところを止めに入り、どうにかルージュをヒーリング(沈静化)と落ちていたペンダントを持たせて事なきを得たのですが・・」

バーゲスト「成る程そうか・・・。1年前・・・正確にはルージュが13の頃に初めてあの子の感情が爆発したときは一時はどうなるかと思っていたが、まさかまた同じようなコトが・・しかもこの妖精國ブリテンで起こってしまうとは・・」

メリュジーヌ「ええ・・。ルージュは何も悪くはない・・・・あの子はただ、自分を産んでくれた母:ヴァージェの為を思っての事なんだろうな。」

ルージュ「・・・はい。」罪悪感を感じながら言う

アルト「・・バーゲスト、スズカ、メリュジーヌ・・。」ルージュを心配している


【一体・・ルージュに何があったのか?】

ジョルニ「・・・俺の妹のルージュにはある欠点があって・・、ルージュが本気で怒ると手の施しようがない程に自身の感情と力の制御が効かないほどに暴走してしまう危険性があるんだ。」

ジョルニ「特にルージュと僕の母である・・元・モルガンの娘にして先代・妖精騎士トリスタンであるバーヴァン・シー・・またの名を『ヴァージェ』との事にはとても敏感でして・・」

ジョルニ「お母さんがルージュの事を愛していないとか、自身が家族に愛されていないとか、家族のことを貶そうとしようとする事に深く傷つきやすいというのか。」

ジョルニ「ルージュの産まれた時に持つ『目的』である“自身の家族の愛に包まれる”事に影響しているのかどうかわからないけど、ルージュはこれれでも家族のことに関してナイーヴな所もあり、」

ジョルニ「それ故にルージュは母さんの写真が入ったペンダントをとても大切にしており、ペンダントが壊れたり・なくすような事があれば、ルージュは僕たちがなんとかしない限り、ルージュの力と感情が暴走してしまう危険性を孕んでいるんだ・・。」

アルト「成る程・・ルージュにはこれほどまでの危機感があったとは・・。」ルージュの事を心配しながら・・


千子村正「そういう事だったのか・・。ルージュが首に提げているそのペンダント・・確かにあれには、ルージュとジョルニの母親であるヴァージェ・・真名をバーヴァン・シーという妖精の写真が入っているんだろ。」

千子村正「あれはルージュにとって、自身の母『ヴァージェ』の存在を感じる事が出来る唯一の思い出の品の他に、ルージュが気持ちの問題で暴走するのを抑える為の、言わば『ストッパー』の役割もあったというわけだな?」

ダ・ヴィンチちゃん「そう言った方がよさそうだね。あの時ルージュが暴走するきっかけがあるとすれば・・それは女王モルガンとの謁見での出来事が原因だと思う。」

ダ・ヴィンチちゃん「私たちがモルガンとの謁見の途中・・ルージュは変装をしてまで玉座の間に侵入し、ヴァージェやアルト達に関する事実を直接モルガンに伝えた。」

ダ・ヴィンチちゃん「なぜモルガンは自身の母であるヴァージェを石に変えたのか、なぜアルトとその子供たちの家族が妖精騎士アグラヴェインに狙われているという事実、モルガンの口から直接知りえるためにね。」

ダ・ヴィンチちゃん「だがそのモルガンから実際に返ってきた言葉が、ルージュを含む子供たち全員を“半妖半人の外来種である”事と、その存在を妖精騎士アグラヴェイン率いるイレギュラーズを使ってその存在を抹消させるという・・ルージュたちに対しての中傷の言葉であった。」

ダ・ヴィンチちゃん「モルガンからルージュたちの存在を否定するという罵声を浴びせられ、それを直に聞いたルージュはその事で長い時間、大泣きしていたからね。」

アルト「!?。なんてヤツなんだ・・・・俺とヴァージェ、バーゲストとメリュジーヌと愛しあい、その愛の結晶と呼べるルージュたちの事をそのような言葉で否定するとはな!」怒りを見せる

メリュジーヌ「ええ・・。女王モルガン・・、自身が愛していたはずの娘の子にそのような言葉で傷つけるとは・・そこまで堕ちたというのね!」怒りを見せる

ジョルニ「父さん・・メリュジーヌ母さん・・。」怒りを見せるアルトとメリュジーヌを見て・・


ハベトロット「そうそう。しかもあろう事にその謁見が終わった後、女王軍の追撃を考慮して向かったブリテン北部で出会った北の妖精の軍勢を率いるノクナレア・・というよりノクナレアの娘、『リノア』に自分の家族とルージュたちの家族の事でアテづっぽに比べさせられてね・・。」

ハベトロット「リノアが母親のことでルージュとジョルニに揺すって来た事もあり、その事へのストレスが・・ルージュの暴走に繋がったんじゃないかと、ボクはそう思っている。」

メリュジーヌ「!?。あのノクナレアに子供が出来ていたって・・・。確かにノクナレアは『純恋愛の宝石』をオーマジオウからプレゼントされて、それを自身の王冠へと変えて、彼と結婚したと、ハベトロットから聞いてはいたが・・」驚愕している

アルト「オーマジオウと結婚し、その彼との子供が出来て、その子を出産し、その子供がノクナレアの影武者として今のブリテン北部に君臨しているとは・・・、それでも充分に凄いことをやらかしている言ってもいいよなぁ・・。」

ハベトロット「まぁ・・。そのリノアちゃん自身、とんでもないほどの妖精不信で口も悪い、態度も悪いのがあの子の悪いところなんだよねぇ・・。少しでもそこを直しておけば、将来イイお嫁さんになれると思うんだよねぇ・・あの子は。」難しい顔をしながら・・

カレン「えぇ・・それはごもっともです・・。」キリッ!(真顔で言う)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/08(金) 23:57:05.72 ID:0dFHyq9e0
メリュジーヌ「・・ノクナレアの娘のことは後で聞くとして・・・・問題はなぜ、ルージュの暴走を事前に止める事が出来なかったのかを知りたいのだが・・・・」ジィィ〜・・(目を睨ませる)

バーゲスト「すまないメリュジーヌ・・・。ルージュが1人で水を汲みに行くと言ったものだから、私はそれを了承し、そのまま彼女1人で水汲みに行かせたのが間違いだった・・。」反省している

ガイル「俺もルージュの水汲みを手伝おうとしてたけど、ルージュが1人で結構だと言うモノだから・・ルージュの事をそっとしておいた方がイイかと思って・・」反省している

メリュジーヌ「だからって、ルージュを1人にして良いわけがないよねぇ!ましてはモルガンに拒絶され、ノクナレアの娘に自身と母のことを貶されているルージュを、そっとしておいた方がイイという理由で1人にさせるなんて・・・」怒っている

アルト「止すんだメリュジーヌ・・・。バーゲストやガイルはわざとルージュを1人にさせようとしたわけじゃあ・・・・」メリュジーヌを宥めようとする


ルージュ「ーー私が水汲みを“1人でやらせて欲しい!”と言ったのよ・・メリュジーヌお母ちゃん!」割り込むように言い出す

ルージュ「わたし、もうあの頃のような子供なんかじゃないのだから・・。わたしただ1人で考えたかったから、あえて1人になりたかったのだから・・。」

メリュジーヌ「!?。ルージュ・・・。」ルージュの事を見る

ルージュ「キャメロットに行った時も・・・私はどうしてもモルガンの口からお母ちゃんのことや私の事をどう思っているのかを知りたくて、ダ・ヴィンチちゃんの言うことを聞かずにお城に忍び込んじゃったのよ。」

ルージュ「お母ちゃんたちの迷惑になる事はわかっている・・・・。だけどそれ以上に私は、私のお祖母ちゃんと呼べる存在であるモルガンの姿をこの眼でしっかりと見たかったし、私やお母ちゃんの事をどう思っているのかも知りたかったのだから・・。」

アルト「ルージュ・・キミは・・。」心配そうにする


ルージュ「そうまでして城に忍び込み、玉座の間でモルガンから聞いた言葉が・・“モルガンが、わたしたち人間と妖精との間の子の存在を否定する”という事実と私たちに対する罵声だった・・。」

ルージュ「それに北部でリノアちゃんから、会ったこともない私のお母ちゃん・・ヴァージェお母ちゃんに私は愛されていないんじゃないかって、それを聞いた時から、私の中でそう思っちゃって・・」

ルージュ「その事を1人で考えたかったから・・あの時わたしは1人で森の中へ行ったの・・。誰にも邪魔されず、静かな場所で1人で考えたかったから・・。」

ルージュ「そしたら急にモースが現れて・・どうにか倒そうとしたけど、モースに魔糸を斬られちゃって・・・・、そしたらお母ちゃんのペンダントをなくしちゃって、それでどうしたら良いのかわからなくなっちゃって・・・」

ルージュ「気が付いたときには私・・スズカお姉ちゃんに暴走している私を止めた後で、私は知らないうちに暴走しちゃっってたんだと・・わたしは・・」ウルウル・・グスン・・・(涙を流す)

アルト「・・・・・・・・」スタスタスタッ・・・(ルージュに近づく)



スルゥゥ〜、ギュゥゥ!(ルージュを抱きしめるアルト)

アルト「そうか・・。そうまでしてでも、ルージュは自分自身が母であるヴァージェに愛されているって事を信じたかったんだね?」ルージュの顔をよく見て・・

ルージュ「お父ちゃん・・・。」

アルト「ルージュ・・・ルージュがそこまでの事をしなくても・・俺はルージュの事を深く愛しているし、ヴァージェは俺やルージュの事をとても深く愛していると思っているよ。」

アルト「今は側にいなくても・・ルージュがヴァージェお母さんを信じている限り、ヴァージェはルージュの事を再会した時にもっと深く愛してくれると思っているよ・・。」

ルージュ「・・・本当に・・・お母ちゃんが・・私の事を愛しているの・・?」

アルト「ああそうだ・・。この腕輪からヴァージェの心と思いが繋がっている限り、俺はヴァージェが生きている事や今でも愛してくれている事を信じられるからな・・。」キラーン!(アルトの金の腕輪を見せながら・・)

ルージュ「・・お母ちゃん・・・」スゥゥ・・(アルトの金の腕輪に触れながら・・)


アルト「それに今はルージュやジョルニたちが、生きてこの俺の前に戻ってくれたことに喜びを感じているのだからな!」

ジョルニ「ああ。俺たちは父さんや母さん、そしてここにいるみんなが・・ルージュの事を思っている限り、決してルージュは愛されずに拒絶される事はないからな。」

バーゲスト「ああ。だからこそ忘れないで欲しい・・。ルージュ、お主はお主を思う愛を持って、ヴァージェはお主とジョルニを産み、お主とジョルニを守る為に捕まったんだ・・。」

バーゲスト「だから今度は・・お主がヴァージェの愛を信じていき、我ら家族と共にお主の母であるヴァージェを救い出す事がお主の『目的』を叶える唯一の道だと言うことを・・。」

メリュジーヌ「そう。だからこそ、キミ1人で嫌な事をすべて抱え込まずに私たち家族に相談した方がイイと私は思っているからね。」

ルージュ「お父ちゃん・・・お兄ちゃん・・・お母ちゃん・・・。」ウルウルウル・・ギュゥゥ!(泣きそうになりながらペンダントを握りしめる)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/10(日) 00:25:38.45 ID:cYgq+PJZ0
グスン・・シュッ、シュッ・・(涙を拭うルージュ)


ルージュ「ありがとうお父ちゃん・・。私、お父ちゃんが言ってたように・・お母ちゃんが私の事を愛してくれているって言うことを信じてみる・・

ルージュ「そしてもう・・モルガンやリノアちゃんが言ってたことを気にせずに、私は私の信じるモノを信じてみる。お父ちゃんたちと一緒にね。」

アルト「ああ!それでこそ俺とヴァージェの娘・・俺の愛する愛娘 ルージュだな・・。」スリスリスリ・・(ルージュの頭をなでる)

ルージュ「ーーうんっ!!」ニコッ!(笑顔を見せる)


メリュジーヌ「・・ふぅ・・。ほんと、世話のかかる子だな・・ルージュは・・。」

バーゲスト「ああ。だがそこがルージュの良いところでもあるのは確かだな?お茶目で甘えるところが、アルトと共に過ごしたヴァージェと何かと似ている部分があるな。」

スズカ「でも良かった・・。ルージュはまたあんな風に元気な姿を見られるなんてね。」

セツノ「ルージュ・・元気で甘えている所が私は好き。ルージュ、元気になって、セツノ、嬉しい・・。」ほほえむ

ガイル「ああ。ルージュは泣いている姿よりも、笑顔で笑って甘えてくる姿がお似合いだからな!」

セフィー「もっともだ。・・だが、それもいつまでもルージュが実際に顔を見せてもないヴァージェ母さんを信じていられるのか・・。」

ジョルニ「ああ。ルージュやボク、そして父さんやボクたちみんなの為にも・・母さんを必ずこの手で助けてあげなければ・・・。」グググゥ〜・・(拳を握る)

アルトリア「・・・・(ジョルニ君・・・。)」心配そうな顔をする



スタスタスタッ・・・(アルトとルージュがアルトリア達の元へ近づいていき・・)

アルト「本当にすまなかった。ルージュの事で慌ただしいことになってしまったことを、俺から謝らせてもらう。」ペコリッ!(頭を下げる)

ルージュ「わ、わたしからもごめんなさい・・・。私の為にみんなに迷惑をかけてしまったことを、わたしも深く反省しているわ。」ペコリッ!(頭を下げる)

アルトリア「あぁ・・えぇ〜と・・べ、別にアルト達が頭を下げてまで謝ることじゃないというか・・・そのぉ〜・・」眼を逸らしながら・・

アルトリア「まぁでも、ルージュに大事ななかった事でも良しとしましょう・・。とにかくルージュたちも含めて、無事にキャメロットへの謁見も終わったことですしね・・・」

ハベトロット「確かにそうだね。まぁ色々あったけど、今は無事にアルト達と合流できたことを喜んだ方が良さそうだね?」

ハベトロット「それにアルト達と一緒に来たロンディニウムから来た騎士もいる事だし、こちら側の話はロンディニウムで詳しく話をしような?」

アルト「ああ。バーゲストたちの長旅のこともあるし、ここで話をするのもアレだから・・・情報共有はロンディニウムに着いてからにしようか。」

【そうだね】
【ボガードやアドニスたちの事もあるしね】←


バーゲスト「そう言えば、暴走したルージュに襲われた妖精達にはロブたちも含まれてはいたが、彼らは大丈夫なのか?」

アルト「ロブたちには事情を話した上で収穫したキノコを持って先にロンディニウムへ帰らせたから心配する必要はない。」

スズカ「ええ。ロンディニウムへ戻ったときは、気にせずにキノコ料理を振る舞ってあげるって言ってるし、向こうには料理が得意な人がいるからね。」

ダ・ヴィンチちゃん「オォ〜、キノコ料理かぁ・・。妖精國のキノコで作ると言うから、少し怪しい部分があると思うけど、スズカちゃんが言うのなら安心だね。」

【それは楽しみだね。】
【(今日の夕食はキノコの炊き込みご飯かな・・?)】←


アルト「それはロンディニウムへ着いてからのお楽しみって事で良いんじゃないかな?」

【まあ、そう考えた方が良いね。】頷く
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/10(日) 22:21:01.15 ID:cYgq+PJZ0
パーシヴァル「すみません。なんというか慌ただしい感じでアルトさんと一緒に来ましたが・・、お会いできて光栄です、真なる『予言の子』。そして『異邦の魔術師』殿。」

パーシヴァル「名乗るのが遅れましたが、私の名はパーシヴァル。代理として、円卓軍のまとめ役を務めており、すでにアルトさんたちとは共闘戦線を結んだ仲間同士でもあります。」

パーシヴァル「騎士の姿はしてはいますが、礼節をあまり学んだ身ではありませんので、田舎者ゆえの無作法をお見せするでしょうが、なにとぞ、よろしくお願いします。」ペコッ(頭を軽く下げる)

アルトリア「ーーーーーーー!」パーシヴァルの事を見てて・・


レッドラ・ビット「ブルルルゥゥン、ブルルゥゥ〜〜ン!」パーシヴァルの後ろで荒ぶる

【こちらこそ、よろしくお願いします!】
【ところで、なんでレッドラはそんなに荒ぶっているの?】←

レッドラ・ビット「おっと失礼!藤丸殿、それは何故も何も!パーシヴァルと言えば妖精國でただひとり、ただひとり、妖精馬の背に乗って戦うというあまりにもスピリチュアルな最強人間・・・・ッッ!」

レッドラ・ビット「彼と会ったのはこれで2回目なのですが・・・彼と妖精馬の息の合ったコンビネーション、互いの命を預けあうその姿はまさに全馬号泣(エモーショナル)・・・いいですよね。人馬一体。奇跡のようで。その言葉、とても惹かれます。」

カイニス「ま、まあそう言えるよなレッドラ・ビット・・・・(お前はもう充分に人馬一体・・というかケンタウロスその者だろ!!どう見ても!!)」苦い顔をしながら

武蔵「アハハハ・・そうだね、レッドラ・ビットくん・・。」苦い顔をしながら


パーシヴァル「そう言っていただけると彼女(クンドリー)も喜びます。私も、つねづね助けられていますので。」喜んでいる

メリュジーヌ「そうそう・・って、それで話が終わりって事じゃないよね、パーシヴァル・・?」

パーシヴァル「・・・と。いけない、つい話がそれてしまいました。頼もしい相棒の話になったので、つい・・・・」

メリュジーヌ「・・まぁ別に良いけどね。でもその話よりも大事な事があるから、アルト達と一緒にバーゲストたちと合流するんのに同行したんでしょ?」

アルト「ああ。ルージュたちの迎えの他に、アルトリア達をロンディニウムへと迎え入れるための顔合わせも含めてのことだからな。」


パーシヴァル「あぁハイ・・。話の方はアルトさんたちから既に聞いております。『予言の子』ら一行と『境界なき勇士団』ら一行が女王軍との対決に備えて、安全な拠点を必要だと言う事を。」

パーシヴァル「偽の『予言の子』を名乗っていた並行世界から迷い込んだ戦士(ヒーロー)たちの保護に、ノリッジの奪還、打倒・イレギュラーズ、そしてヴァージェさんとマシュさんを救出する事も、全てアルトさんから聞かせてもらいました。」

パーシヴァル「ですので皆さま方には是非、どうぞロンディニウムにご滞在ください。アルトさんたちが守ったシェフィールドの妖精達もまた、あなた方らを歓迎してくれるでしょう。」

パーシヴァル「ですが物作りの能力を持つアドニスさんたちが手伝ってもなお、内部の修繕が間に合わず、『予言の子』をお迎えするには心苦しいノですが・・・」シュン・・

アルト「まぁ修繕の素材や人材もあるが、それ以上に色々とあったからね・・しかたがないと思うよ。」慰める

パーシヴァル「えぇそうですね・・。内部の修繕はそこそこですが、それでも防衛拠点としてはブリテンでも屈指の城塞ですので、足りない分も含めて総員をあげて、御身をお守りいたします。」


アルトリア「・・・・・・・。」パーシヴァルの話を聞いて・・

【行こうアルトリア、ルージュ。】

【みんなが待つロンディニウムへ・・。】

アルトリア、ルージュ「!。はい!!」笑顔で答える



ヒヒィィーン!ガラガラガラガラ・・・(レッドラ・ビットがアルトリア達を乗せた馬車を引いて、ロンディニウムへと向かう)


森の中で暴走したルージュを止めたアルト達は、バーゲストたちやアルトリア達がいる南部平原へ迎えに行くついでに行き、アルト達は彼女たちと合流した。

そしてルージュはアルトの説得もあり、ルージュは父親であるアルトの言葉と“ヴァージェはルージュの事を心から愛している”という思いを信じ、改めてイレギュラーズたちに囚われているヴァージェを救い出す決心を固めるであった。

そしてパーシヴァルたちと出会ったアルトリア達は、アルトやパーシヴァルたちの案内の元、合流地点である廃都ロンディニウムへと進んで行くのであった・・。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/10(日) 23:34:16.63 ID:cYgq+PJZ0
第26節:ロンディニウム(II)〜合流〜
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円卓軍の拠点:廃都 ロンディニウム


スタスタスタスタッ・・・(ロンディニウムへと入城していくアルトとアルトリア達)

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ロンディニウム:大広間



ガヤガヤガヤガヤ・・・(人間や妖精達が賑わっている)


人間の兵士「補充部隊から木材が届いたぞー!急いで城壁の修復にとりかかろう!」

人間の兵士「八割は城壁(そと)に、二割は城内(なか)に、だ!子供達の家を優先して直してくれー!」

人間の兵士「アドニス様、補充部隊より充分な数の木材が届きました。これより城壁の修復に取りかかるのですが、いかがなモノで?」アドニスに問いかける

アドニス「うん、僕も手伝うよ。修復が難しそうな場所があったら僕に教えて!僕がしっかりと修復してあげるから!」

人間の兵士「はっ!ありがとうございます、アドニス様!」


訓練中の兵士たち「ハッ!ハァッ!イェーヤ!イェーヤ!」槍を突く素振りを見せる

ボガード「動きは良いが、まだまだ致命傷を与えるにはまだまだだ!もっと武器をより素早く・より旨く振るい・より確実に仕留められるように振るうんだな!」

ボガード「我ら牙の氏族は近接戦闘に特化しているが、急所と盲点さえ付ければ戦闘で勝てる可能性が高くなるからな。それを忘れず戦闘への鍛錬を怠るなよ!」

訓練中の兵士達「オォーーッス!!」声を上げる


介人「こっちこっち!その資材をこっちに回して!今から子供たちがたくさんは入れる大きな家を作るからね!」呼びかけている

ジュラン「おう!今そっちに行く!」ガシッ、ガシッ、ガシッ・・(大きな木材を持って行く)

ハルキ「押忍!今からそちらにレンガを持って行きますね!」ガシガシガシッ・・・(レンガを積んだ台車を持って行く)


立花響「ふふふんふ〜ん♪」グツグツグツグツ・・・・(おなべの中のキノコを煮詰めている)

フリント「どう響ちゃん?もうすぐ出来そう?」

立花響「はい。ガオーンさんが採ってきた美味しいキノコのさっと煮、あとは味付けをして煮込めばできあがりだよ!」

人間のおばちゃん「響ちゃん、とっても料理が得意で私たちも助かるよ。おかげでみんなが満足してご飯を食べているからね。」

立花響「ええ。私が作った料理でみんなが楽しく幸せにいられて、私は嬉しいです!」ニコッ!

フリント「そうだね!」グットサインを見せる


円卓軍の拠点であるかつて栄えていたとされる街:ロンディニウム

そこでは人間や妖精達が協同でいろんな作業をしていき、人間や妖精達は生き生きと活気に満ちていて・・

少しずつではあるが、汎人類史の首都:ロンドンと同じぐらいに活気溢れる街へと復興を遂げていた・・。

その中にはそんなロンディニウムの住民たちの作業を手伝うように、アドニスや介人たちがそれぞれの場所で活躍をしており、

ロンディニウムはより一層に活気と歓喜に満ちあふれていた。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/11(月) 22:54:51.92 ID:Pl6V7kxW0
アルトリア達「ーーーーーーーーー」ロンディニウムの光景を見ていて・・


千子村正「こいつはまた、おんぼろだが賑やかだな。どいつもこいつも忙しく走り回りやがって。」街の様子を見ながら

ハベトロット「ざっと見て戦える兵士は400人くらいかな?もうちょっと多い?避難している人間をいれたら倍になりそうだ。体の弱い人間は奥で針仕事かな?」人数を数えている

ハベトロット「いいね!すごくイイ!軍隊というよりシェフィールドと同じぐらいの復興した街じゃんか!」周りの様子を見てて・・

ハベトロット「ちょっと花嫁探しに行ってみようかな!セツノは行く?」

セツノ「うん。セツノも行くけど・・まずはアドニスたちと合流してからね?」

ハベトロット「あぁ〜・・そうだね。まぁアドニスたちと合流してから自由行動するのもありというわけだね。」納得している

セツノ「うん・・」頷く


ダ・ヴィンチちゃん「うん。壁も道もボロボロなのに、今までのどの街より活気がある。」街の様子を見ながら

ダ・ヴィンチちゃん「汎人類史では首都ロンドンになった土地だ。なんていうか、生きる力に溢れている!」感心している

カレン「成る程・・・ここが南部で唯一、ブリテンに存在する人間たちや妖精達が集い、互いに共存しながら暮らしている街・・『円卓軍』の拠点、ロンディニウムですね・・。」周りの様子を見ていて・・

武蔵「うんうん!この生き生きした町並みを見ていると、かつて私が渡ったとされる平和な頃の下総国の城下町の事を思い出すわね。」街の様子を見ながら・・

千子村正「そうかぁ?まぁ武蔵がそういうのなら、それはそれで良いんじゃないかと儂は思うがな。」


アルトリア「ーーーーー。」街の様子を見ていて・・

【アルトリア・・・・?】
【なにかおかしなところでも?】←

アルトリア「いえ・・・そうでは、なくて。・・・・こんな綺麗な場所が、どうして。」

アルト「・・・・・・・。」アルトリアの様子を見てて・・


ロンディニウムに着いたアルトリア達は、ロンディニウムの活気ある風景を目にし、それぞれの評価をしつつ、ロンディニウムの風景を堪能していたのであった・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タッタッタッタッ!!(人間の兵士が駆けつける)


マガレ「もう困りますよ、パーシヴァル団長!妖精鯨の襲撃もそうでしたが、またとつぜん城壁から飛び降りて森へ走って・・・!」

マガレ「貴方は円卓軍の要、ロンディニウムに集まった者の希望!あなた様の軽率な理由で行動しないでください!少しは我ら『円卓軍』の苦労も考えてくださいよぉ〜・・。」呆れかえっている

パーシヴァル「ああ、本当にすまない・・アレはスズカやアルト達にとって、とても大変な事だったから・・つい身体が先に動いてしまったというか・・。」反省する素振りを見せる

マガレ「そ、それならそれで良いのですが・・・・っと。コホン、失礼しました。」アルトリア達を見て・・

マガレ「そちらの方々は新しい入団希望者ですか?それでしたらまず広場の登録所に、」

パーシヴァル「いや、それには及ばないよマガレ。彼らは入団希望者じゃない。とても大切なお客様だ。そうだろ、オベロン?」オベロンのことを見て・・

オベロン「ああ。今はまだ、ね。円卓軍に参加するかどうかはアルトリア次第さ。」


マガレ「オベロン?うわっ、オベロンだ!おまえ、いつロンディニウムに!?前はアルト様が来た事で気にしてなかったが、今回はそうはいかない!」

マガレ「おーい、みんな、オベロンだーー!あのにっくきオベロンが来たぞーーーー!」大声で叫ぶ


ゾロゾロゾロゾロ・・・(アルトリア達の元へ集まってくるロンディニウムの住民たち)
68 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/07/12(火) 02:56:24.25 ID:6AnDoZSg0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/12(火) 21:56:40.17 ID:LoU+C1zI0
ロンディニウムの住民1「ほんとだ、オベロンだ!薄情者のオベロンだーーー!」驚きながら集まってくる

ロンディニウムの住民2「こいつ、またひょっこり現れやがった!今までどこいってやがった!」愚痴を言いながら集まってくる

ロンディニウムの住民3「アルト様の時はすぐに行っちゃったけど、今回はちゃんと長居するんだろうな!?たのむからガキどもを泣かすなよ!お前がいなくなった途端、みんなしょんぼりして後が大変なんだ!」

ロンディニウムの住民4「女たちもだよ!アンタの甘い言葉にほだされて、お姫様かなんかだと夢みちゃてまあ!優しく扱うのはいいけどね、後始末もしとくれよ!私らと同じぐらいに働いている響ちゃんたちに申し訳ないからねえ!」


円卓軍の兵士であるマガレが、“にっくきオベロンが来た!”とロンディニウムの住人達に呼びかけていき、ロンディニウムに住む住民の人間や妖精達が次々とオベロンたちの元へと集まって来たのであった・・


【ここでも・・・・】
【オベロン・・・・】←

オベロン「いや違うけどね?誓ってロンディニウムでは真面目だよ?」

マガレ「ああ、真面目だよ。真面目に演劇はじめるもんな。介人たちゼンカイジャーによるショーや響ちゃんが振る舞うお料理や歌のコンサートと同じぐらいに、オベロンにはとてもイイひとときを過ごさせてもらっているからね。」

マガレ「おかげでおまえが来たら、円卓軍もただの市民に戻っちまう。まぁ、いっときのお祭りってヤツだ。そういう日があるからみんな笑っていられるんだけど・・・」

マガレ「・・・・って、待った。おまえ、次に来る時は『予言の子』を連れてくるって言ってたけど・・・・まさか・・・まさか・・・・」ザワザワザワ・・・


ジィィィ〜〜・・・(アルトリアに目線が入るロンディニウムの住民たち)

アルトリア「(あ。やば)」タラタラタラァァ・・(冷や汗をかく)


オベロン「そうだよ。彼女が噂のアルトリア。アルトたち『境界なき勇士団』と共にノリッジを救った救世主。パーシヴァルの持つ『選定の槍』と同じ、楽園から送られた『選定の杖』を持つ妖精。」

オベロン「平たく言って、キミ達が待ち続けた、ブリテンを救う『予言の子』が、今さっきキャメロットからこっちに来たってことさ!」ニッコリ!(笑顔で返答する)

ロンディニウムの住民たち「!!!!!!!」


ロンディニウムの住民たち「イエェェェ〜〜イ!!ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘェェ〜〜イ!!」熱気を挙げて喜んでいる

ロンディニウムの妖精たち「『予言の子』!『予言の子』!ノリッジを救った『予言の子』!待ちに待ってた『予言の子』!」喜んでいる

ロンディニウムの妖精たち「『予言の子』がようやくやって来た!『厄災』からノリッジを救い、女王に負けずにやって来た!」喜んでいる

ロンディニウムの妖精たち「我らが待ち望んだ『予言の子』がやって来たーーーー!!」喜んでいる


ワーーワーーワーーワーーワーー!!(一斉にアルトリアに駆け寄る住民たち)

アルトリア「えっ、ちょっと・・・まだ心の準備が・・ァァァァ〜〜〜!?」ドドドドォォォーー!!(住民たちに囲まれる)


【アルトリア!?】驚く

オベロン「心配するなよ。彼らはようやくこのロンディニウムへ来た『予言の子』を、彼ら妖精なりの喜びの表現と言ってもいいね。」

アルト「ああそうだね・・俺もあんな風に初めてロンディニウムへ来て、再会したシェフィールドの妖精達に盛大に歓迎されたからね。」

【成る程・・・】
【(まあ、予言の子だからそうだよね・・。)】←

バーゲスト「ハァ・・・・・これだからブリテンの妖精というのは・・。」呆れかえっている

メリュジーヌ「ふぅ・・・。」肩をすくめる


『予言の子』であるアルトリアがロンディニウムへ来た事で、そこに住むロンディニウムの住民たち全員が猛々しく歓喜を見せながら、アルトリアの側に囲っていき、

アルトリアは少々困惑しつつも、そんな彼らの歓迎に応えるかのように笑顔を見せていき、のちにカルデアのマスター達やバーゲストたちにも、ロンディニウムの住民たちは彼らの事を歓迎していくのであった・・。
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/13(水) 00:00:36.59 ID:8BOMp8v40
ロンディニウム到着から数分後・・・ロンディニウム:大広間にて・・・


ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・(まだアルトリアを囲って話しているロンディニウムの住民たち)

ロンディニウムの住民たち「ワニャワニャワニャワニャーーーーーー」話しかけている

アルトリア「ええそうそう・・それでそのねえぇ〜〜・・アレがあって、これがあって・・・」順番に質問に答えていく



ダ・ヴィンチちゃん「お祭りが始まっちゃったねぇ。しばらくアルトリアとは話せないかな?」アルトリアの様子を伺ってて・・

ダ・ヴィンチちゃん「すっかり『予言の子』フィーバーだけど、あのままでいいのかいオベロン?ああいう持てはやされ方、彼女は苦手だと思うけど。」

オベロン「だろうね。過度の期待の押しつけは、アルトリアにとって苦しいものだろう。でも、そんな民衆の希望を受け止めるのも、彼女のもっとも得意とするところだ。」

オベロン「アルトだって、シェフィールドの元住民たちと再会した時も、このようなもてはやされ方をされもなお、民衆の希望を受け止め、彼らと対話を重ねていったんだからねぇ・・。」

アルト「ああそうさ。俺は俺のやり方でロンディニウムの妖精達の対応をしてたが、藤丸はアルトリアを、あの人混みから助け出す方が良いのかな?」カルデアのマスターに問いかける

【あれは大丈夫】
【いつもの顔、しなかったね】←

バーゲスト「藤丸立香殿、アルトリアがいつもと違う様子をしているのが分かるのか?」

オベロン「その通りだ。自信のなさ、後ろめたさから視線を逸らして言いよどむ彼女はいない。なにせここはロンディニウム。ブリテンの正しい未来を夢みる街。」

オベロン「今まで彼女に向けられてきた、身勝手な、自己保身に満ちた希望とは違う。いまアルトリアが触れているのは嘘のない心だ。」

オベロン「たぶん生まれて初めて、『予言の子』である事に誇りを持てているんじゃないかな。見えすぎていた故に曇らせていた眼を、自分の手で拭うように、ね。」

【それはどういう・・・・?】
【・・・(もしかして、アルトリアとオベロンの眼って・・・)】←

武蔵「・・・・・・」オベロンとカルデアのマスターの様子を見てて・・



ボガード「よーしよし!今より俺たちはアルトリア達に用があるから、歓迎はこれくらいにしておけ。」住民たちに呼びかける

ゾックス「オレらはこれからアルトリアと大事な話があるからな。みんな、そろそろ持ち場に戻ってくれないか?歓迎の続きはまた今度やるからな。」住民たちに呼びかける

ロンディニウムの住民たち「ーーーーーーーーーー」ボガートたちの言うことを理解する

ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・(それぞれの持ち場へと帰っていくロンディニウムの住民たち)


パーシヴァル「すみません、住民たちがお引き留めしてしまって。ご迷惑ではありませんでしたか?」アルトリアに質問する

アルトリア「いえ、迷惑だなんてとんでもない。たいへん良くしていただきました。皆さんに伝えて置いてください。とても楽しかった、と。」

アルトリア「それより・・・・」周りにいるある者たちを見てて・・・


五色田介人、立花響、ジュラン、ガオーン「・・・・・・・・」アルトリアの事を見てて・・

武蔵「〜〜〜〜〜!!」介人たちを見て興奮している

カレン「・・・・・・・・」介人たちを観察している


アルトリア「・・・・あなたたちが、ロンディニウムで私を差し置いて『予言の子』と名乗っていた『秘密の予言の子』と『絶唱の予言の子』・・・」

アルトリア「妖精騎士アグラヴェインによって別世界から迷い込んできた戦士(ヒーロー)たちというのは、アナタタチのことですね?」ジィィ〜・・(4人の事を睨んでいる)

介人たち「・・・・・」コクッ・・(頷く)
71 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/07/13(水) 03:00:04.68 ID:njtu5HLN0
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72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/13(水) 23:27:39.23 ID:8BOMp8v40
介人「えぇ〜と、初めましてかな・・?俺は五色田介人。以前は『秘密の予言の子』と呼ばれてた、ゾックスと同じ『ゼンカイジャー』の世界から来た戦士(ヒーロー)として『機界戦隊ゼンカイジャー』で活躍してるんだ!」

ジュラン「俺はジュラン。介人と同じ『機界戦隊ゼンカイジャー』の『ゼンカイジュラン』として日夜、介人と共に世界の平和のために戦ってる頼れるおじさんって所かな?」

ガオーン「でそれで僕はガオーン!介人と一緒に『機界戦隊ゼンカイジャー』をやってて、僕は『ゼンカイガオーン』として戦っていまーす!」ノリノリで言う

立花響「ーー私は立花響です!私は藤丸さんの世界とは違う『シンフォギアの世界』から、『絶唱の予言の子』としてこの世界にやって来ました!今はアルトさん達の元でロンディニウムの復興のお手伝いをさせてもらっています!」ビシッ!

アルトリア「へぇ〜成る程成る程・・・・。(うわぁ〜・・・・みんなとてもじゃないほど格好良くて、私なんか比べようがないような・・・)」眼を逸らしながら・・・


アルトリア「・・・・うぅぅん!いやだからって、アルトさんに言われるまでは知らなかったとは言え、『予言の子』の名を語って各地に名をはせていたとは、なんと愚かしい事でしょうね?」

アルトリア「あなた達、自身たちの事を『予言の子』と偽っていた事実を悔い改めるであれば、私はあなた達の偽称行為を許してあげましょう。」

アルトリア「そして今後はアルトさんたちと共に私のサポートに周り、以後、『予言の子』として目立つような事をしないように!わかりましたね?」キリッ!(鋭い目で介人たちを見る)

介人たち「〜〜〜〜〜〜〜・・・」ビクッ!(少し気が引いてる)


ジュラン「・・っと、コホン。ああその事についてはアルトさんから聞いているから・・。アルトリア、この度の事は俺たちの勝手な思い違いで『予言の子』と語ってしまってしまい、どうも・・・」

ジュラン、ガオーン、五色田介人、立花響、セッちゃん「失礼いたしました!!」ペコリッ!(頭を下げる一同)

アルトリア「うん、よろしい。」ドヤァ〜!(ドヤ顔)

アルト達「・・・・・・・・」タラタラァァ・・(冷や汗をかきながら引いている)


介人「・・ねぇゾックス、それにハルキさん、アルトさん!ちょっと来てくれるかな?」ゾックスと春木を呼ぶ

ゾックス「アッ、あぁ良いけど・・。」スタスタスタッ・・(介人達の元へいく)

ハルキ「は、はい!」スタスタスタッ・・(介人達の元へいく)

アルト「あぁ・・。」スタスタスタッ・・(介人達の元へいく)

スタスタスタッ・・・・(円上になってそのメンバーで話し合いをするアルトと介人たち)


ガオーン「ねぇアルトさん・・・あの子がアルトさんが言ってたという、本物の『予言の子』と呼ばれる妖精 アルトリア・キャスターなのかなぁ〜・・。」ヒソヒソヒソ・・(小声で言う)

ジュラン「ああ。なんかアルトの旦那が言ってたのとなんかイメージが違っているような・・・・」ヒソヒソヒソ・・(小声で言う)

立花響「うん・・なんかアルトリアさんって、なんか普通に人がいい妖精さんだとアルトさんから聞いてはいましたが・・」ヒソヒソヒソ・・(小声で言う)

セッちゃん「う〜ん・・・。まぁあくまでアルトさんが言うアルトリアの話を元にボクチンたちが想像しているモノでだから、実際に会ってみないとわからないと言うかねぇ〜・・」ヒソヒソヒソ・・(小声で言う)

ゾックス「なぁアルト・・。あいつ(アルトリア)、いったいどうしたと言うんだ?あいつ、会わないうちになんか女王様みたいに偉そうにしているような・・」ヒソヒソヒソ・・(小声で言う)

アルト「えぇ〜と・・俺にもちょっとわからないと言うか・・・・なぁ・・?」少し困惑している


アルトリア「(ヤバっ、私・・・なんか余計な事をしでかしちゃったような・・・)」気まずそうにしている

【(確かに余計だったと言うか・・)】
【(ちょっと生意気過ぎだというか・・・。)】←

ダ・ヴィンチちゃん「確かにこれは初対面の人に対して、ちょっとアルトリアの方が悪かったね?」苦笑い

アルトリア「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」カァァ〜〜!(顔を赤くする)
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/14(木) 08:32:59.93 ID:HMAErGyQ0
スタスタスタッ・・・(村正がアルト達の前に来る)


千子村正「・・ちょっと野暮用で遅れたが、なんかアルトリアの事でなにか食い違いがあったみたいだな・・アルト・オルラント。」

アルト「・・村正。えぇ〜とそれがねぇ・・・」説明しようとする

千子村正「いやアンタから言わんでもわかる。まぁ〜そのぉ・・なぁ・・、アルトリアってヤツは、こういう妖精なんだよなぁ・・。悪かったなみんな・・」謝罪程度に介人たちに言う

介人たち「ーーーーーー。」頷く


【ちょっと野暮用があったって・・】
【どこ行ってたの村正?】←

千子村正「ああ〜、ちょっとそこらに鍛冶場があるんだが、これがひでぇ状態でな。あれだけの炉があるのに、手入れの出来る職人がひとりしかいねえ。」

千子村正「あとでアルトリアや藤丸も来てみな。直し甲斐しかなくて面白ぇぞ?石英の結晶もごまんとある。おまえさん好みのガラスも作り放題だ。」

アルトリア「え、ほんと!?やったー、行く行くーー!・・・・って、そうじゃなくて。これからパーシヴァルさんが円卓軍の作戦室に案内してくれるそうです。」

アルトリア「そこでアルトさんと介人さんたちからの情報交換をしつつ、今後の事についてを話し合いたいというので、そろそろ向かいたいと思っていたところですので。」

アルトリア「『予言の子』一行と『境界なき勇士団』との同盟として、自由な行動は控えるように。いい?」キリッ!

千子村正「『予言の子一行』だぁ?なに偉ぶってやがる、鐘ひとつ鳴らせねぇ臆病者が。その態度と言い方が介人たちにアンタのイメージの食い違いを起こさせたんだよ!」

千子村正「接待されて王様気分に・・・・はねえか。ああ、ノクナレアの娘だな、わかるわかる。」

千子村正「少々口と態度は悪いが、昔の悪友が3年前まで立派に女王をやってたんだし、そのノクナレアの娘は立派にその女王の影武者の役割を請け負っているからな。そりゃあウカウカしてらんねぇ。」

千子村正「ま、壁武者だろうが素材の用途は共通してハッキリしてるがな!おまえさん、女王になるにはちと・・・・・・(いろけ)が残念だ!」クスクスクス・・(笑う)

アルトリア「村正ァ!濁してないぞ、村正ァ!」カァァァ〜〜!(顔が真っ赤になる)

【王様には色々タイプがあるよ】
【そもそも女王に・・・・は必要ないよ】←

アルトリア「その通りです藤丸君。でもなぜ『・・・・・』で濁すんですか?」


バーゲスト「・・コホン。アルトリア、『予言の子』として誇りを持ちたい気持ちはあるのはわかりますが、だからとて初対面の人達に対しての第1印象を損なうのはちょっと・・・」そう指摘する

介人たち「・・・・・・・」ジィィ〜・・(アルトリアに目線がいく)

アルトリア「あっ・・・・」介人たちの事に気が付く

アルト「確かにそうだな・・。向こうで何があったかは知らないけど、これはちょっとなぁ・・。」

アルトリア「〜〜〜〜〜〜」カァァ〜〜!(顔を赤くする)

【まぁ、これには深いわけがありまして・・・・】


事前にアルトからアルトリアに関してのことを聞いていた介人たちは、アルトリアの女王気取りに聞いていたことと実際の第一印象の違いで困惑しており・・

それに気づいたアルトリアはすぐさまに、アルトとカルデアのマスターと一緒に、介人たちへの信頼回復の為、急遽ブリテン北部での出来事と共にアルトリアの事についてを説明することになった・・。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/14(木) 10:19:34.15 ID:HMAErGyQ0
【それはかくかくしかじかでしてぇ・・】介人たちに説明する


アルトリア「とまぁ〜そんな感じで皆さま、私の女王様気取りで皆さまを混乱させてスミマセンでした・・・。」ペコリッ・・(頭を下げる)

立花響「いや別に良いですよ!私、こういうのはよくわからないのですが・・大体は気合いと話し合いでなんとかうまくやって来ていますので。」

ジュラン「ああ。最初はちょっとばかしイメージの違いで困惑したが、まあ何者であろうと中身は大事だというのはお互い様だからな。」

ガオーン「そうそう!アルトリアちゃんがそれをわかってくれたのなら、さっきのことは水に流しておくからね。」

介人「ああ!気持ちを切り替えて仲良し全開!色々世話になるけど、これからよろしく!」手を差し出す

アルトリア「はい!こちらも色々と頼ることがありますが、よろしくお願いします!」手を差し出す

ガシッ!(介人と響と握手をするアルトリア)



アルト「・・フゥ・・。どうにか介人たちがアルトリアたちの事情も含めて理解してくれたなぁ・・。」

メリュジーヌ「ええ・・一時はどうなるかと思った・・・。いや、アルトリアの事だからそれはそれで良いか・・。」少々呆れ気味

アルト「アハハハハ・・・・。」タラァ〜・・(少々汗をかく)


パーシヴァル「ハハハ。仲がよろしいのですね。いえ、おふたりだけではなく、皆さま全員。」

パーシヴァル「偽者の『予言の子』の存在もあり、一時は本物の『予言の子』がその重責と重圧に苦しんでいないか、こちらもまた勝手ながら心配していたのですが・・・それは杞憂だったようですね。我々も見習わなければ。」

アルトリア「!。・・・いえ。ロンディニウムの方々こそ。今まで多くの街を巡ってきました。街ごとの暮らしの格差、女王陛下への不満・・・様々な違いはありましたが、『誰かに救いを求める』という点はみな同じでした。」

アルトリア「でもこの街の人々は違う。嘘が少ないばかりか、他人に寄りかかっていない。さきほど、みなさんと話してわかりました。」

アルトリア「妖精は人間のために立ち上がり、人間は妖精のために立ち上がっている。自分のため、ではないのです。隣人のために、女王陛下を糾すべきだと決意した。」

アルトリア「きっと、それが本来の『円卓の騎士』なのですね。上も下もない。みな横に並んだ同志として、助け合い、認め合う、という。」

アルトリア「まるで3年前のアルトさんが提言していた“妖精と人間がみな平等で幸せに過ごせる世界”を体現したかのように、アルトさんも最初はそのために世界を変えようとしていたんですよね?」

アルト「・・ああそうとも。まぁその時は自分の力を過信してた部分もあって、モルガンらに返り討ちにされたけどね・・。」

メリュジーヌ、バーゲスト「アルト・・・。」アルトの事を見てて・・

ジョルニ「父さん・・。」アルトの事を見てて・・


パーシヴァル「『円卓の騎士』がどのようなものなのか、私は知り得ないのですが・・・。確かに、円卓軍は『人間のための、人間の反抗組織』ではありません。」

パーシヴァル「『人間の在り方』も変えてはいきたいのですが、その前に、ブリテンの在り方も変えていきたいのは、3年前のアルトさんと同じと言ってもイイでしょう。」

パーシヴァル「私たちには人間も妖精もない。共通の未来が見たい。そういう人たちをオベロン殿は集められた。私もそのうちのひとりにすぎません。」

【え?】
【オベロン殿・・・・・?】←

ダ・ヴィンチちゃん「オベロン?キミ、まさか・・・・」オベロンに顔を向けて・・

ハベトロット「妙に人気者だと思ったら・・・・」オベロンに顔を向けて・・

トリスタン「・・やはりそうでしたか・・。オベロン殿、つまり貴方が円卓軍を・・・・」オベロンに顔を向けて・・
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/14(木) 22:54:23.59 ID:HMAErGyQ0
オベロン「ふっ・・・気づいたようだね?そうとも、僕こそが円卓軍のスポンサー・・・・といっても、この事は既にアルトには3年前から話しているけど、僕はただ円卓軍に資金を出資をしただけ・・。」

オベロン「実際、円卓軍のリーダーはパーシヴァルだ。円卓軍をここまで大きくしたのはパーシヴァルの努力と信念から出来たものだからね。」

パーシヴァル「ええ。ですが最初に円卓軍を立ち上げるきっかけを作ったのはオベロン殿ですよ。行く当てのなかった私を助け、ロンディニウムにかかった呪いを取り除き、」

パーシヴァル「ブリテンじゅうの街から、急がず、丁寧に、賛同者を募ってくださった。その上、毎月身を粉にして資金援助をしてくださる。まあ、ブリテンじゅうから借金の悪評は届きますが。」

コーラル「ええ。その事に関しては私がオーロラの従者だった頃、ソールズベリーの住民達からオベロンに“できればツケを払って欲しい”と抗議が殺到していましたので。」ムスゥゥ・・(しかめた顔をする)

ボガード「借金の悪評とは・・・オレが統治していたシェフィールドでは聞いても実際になかったいうのだが・・・・」ポリポリポリ・・(頭をかきながら)

オベロン「そりゃシェフィールドはブリテン北部で遠いし、外からの鉄壁防御がやり過ぎなほど徹底してるからだよね!それにボガードは嘘が嫌いだし・・・」


オベロン「・・とまぁ、多くの円卓軍の兵士も含めて僕もパーシヴァルこそが円卓軍の長であるのは確かだね。何度も言うけど、円卓軍をここまで大きくしたのはパーシヴァルの力あっての事だからね。」

パーシヴァル「ふふ、そうですね。善き仲間に恵まれたのも、立花響さんたちのような並行世界から来た戦士(ヒーロー)と出会えたのも幸運ではなく、ひとりの人物の努力によるものだと言う事ですね。」

トリスタン「ええ。パーシヴァル殿の人や妖精を思う優しさと円卓軍のリーダーとしての心情が今ここにある妖精國ブリテンに住む者達の希望となり得ている証拠なのでしょうね。」

トリスタン「本当に・・私の知っている他の円卓の騎士の1人と同じような心をお持ちのお方なのですね、パーシヴァル。」

パーシヴァル「はい。失礼ですが・・あなた様のお名前の方を聞いていませんでしたが・・・、あなたは、私の事をどこかで会ったかのような感じをしてますが・・」

オベロン「!。いい質問をするじゃないかパーシヴァル?そうとも!彼こそが『異邦の魔術師』である藤丸立香の使い魔にして、円卓軍の元となる正真正銘の『円卓の騎士』・・」

オベロン「汎人類史の世界から来たサーヴァント、妖弦の騎士『トリスタン』というのは、彼の事なのさ!」

トリスタン「!。・・・はい、実はその通りなのです。」

パーシヴァル、介人たち「!?。えぇぇ〜〜〜〜!?」ものすごく驚く


パーシヴァル「う、嘘ですよね・・・!?トリスタンっていう名は、ブリテン中でもいちばん名が知れ渡ってる有名な人物のことですよね?」

パーシヴァル「たしか名前が“妖精騎士トリスタン”という名で・・・!?まさか、あなたはその名前の原典と言える者でしょうか!?」驚いている

ジュラン「おいおいマジか!?まさかあのアーサー王伝説に登場する円卓の騎士の1人がいま目の前に姿を現しているとなれば、そりゃ驚くよなぁ〜!」驚いている

ハルキ「ええ。自分もノリッジでトリスタンさんやカイニスさんの事を聞いてはいましたが、それはとてもじゃないほどビックリしましたので・・。」

アルト「まあな。歴史の本や神話、伝承などに登場する存在が目の前にいて、しかも武器や力を持って戦いを繰り広げているとなるとそりゃ驚くのも無理はないからね?」


武蔵「そうそう!!そして私の名は、新免武蔵。またの名を日本の大剣豪・・宮本武蔵と言う事なのです!」キリッ!(自慢げに言う)

立花響「フェェェ!?宮本武蔵って・・・あのとても有名なお侍さんの事ですよね・・?まさかだと言うけど・・宮本武蔵という人は男の人だったような・・・・」困惑している

ゾックス「それがこの『FGOトピア』の不思議なところなのさ。その世界のサーヴァントというヤツらは歴史や伝承に実在していた英霊を使い魔として、その世界の守護するモノとして召喚される存在というワケなのだが・・」

ゾックス「オレらの世界と違う点として、実際は男性である英霊が向こう(FGOトピア)では女性だったという事が当たり前となっている世界なのだからな。」

ゾックス「まぁ、なぜそういう事になっているのかは、オレにも全然わからないっと言っても無理はないからな・・。」

立花響「へ、へぇ〜そうなんだぁ・・。」大体納得した表情を見せる

武蔵「!。あぁ〜・・やっぱりそうなるよね?どこの世界であっても、宮本武蔵っていう名の侍なんて・・大体性別も関係なしにその名が超有名だからねぇ・・。」眼を逸らしながら・・

【武蔵ちゃん・・・。】


パーシヴァルはオベロンからトリスタンが本物の円卓の騎士である事であるのを聞かされ、側にいた介人たちも実際に見るトリスタンの姿に驚きを見せており、

同じく自身が宮本武蔵である事を話した武蔵に対しては、響たちが実際に知っている宮本武蔵とはイメージが違う事に驚いており、

武蔵ちゃん自身はその事で自身もまた納得はしているが、少々さりげない雰囲気を見せており、カルデアのマスターもまた武蔵ちゃんのさりげない雰囲気を目の前で感じとっていた。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/15(金) 22:44:12.37 ID:o0YxszKz0
パーシヴァル「・・ハァ〜・・。どうもなにも・・藤丸立香やアルトさんらはとんでもないお方たちを、『予言の子』と共にお連れしたと言ってもよろしいですよね・・。」カイニスやトリスタンたちの姿を見て確認しながら・・

カレン「そうですね。人生そういうこともあると言ってもよろしいですからね?」ニヤリッ・・(笑みを浮かべながら)

【そうだね・・】
【(これもまた、運命(フェイト)ってヤツかな・・?)】←


ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・。(トリスタン、分かっているとは思うけど・・)」コソコソコソ・・(小声で話す)

トリスタン「(ええ、わかっております。彼はあくまで私が知ってるパーシヴァル郷とは違う、妖精國ブリテンに存在する人間の1人。)」コソコソコソ・・(小声で話す)

トリスタン「(別人とはいえ、姿と名前が同じの者と共に戦えるとなるとは・・むしろ私は嬉しい限りです。)」二コッ!(笑顔を見せる)

アルトリア「・・・・・・・」トリスタンの表情を見て、少し笑みを見せる



パーシヴァル「・・では、気を取り直して皆さま方を司令部に案内しましょう。警備に堅く、屋根があるところは今のところ司令部だけですので・・・申し訳ない。」

アルト「ああそうだな。少し話がそれたが、そろそろ司令部で本題を・・・」

ゾックス「ちょっと待った。アルト、前にダ・ヴィンチたちがロンディニウムへ来たら、例の『アレ』を見せるんじゃなかったのか?」

アルト「!。あぁそうだったな。ロブ、ワグ・・・例の『アレ』を持ってきてくれるか?」

ロブ「ああ!今から『アレ』をこっちに持ってくるから、少し待っててくれるか?ワグ、アドニス、リッキーにカッタナー、ちょっと手伝ってくれるか?」

アドニス「あっ、はい!」タタタタッ・・・(ロブの元へ向かう)

ワグ、リッキー、カッタナー「へーい(はーい)!」タタタタッ・・・(ロブの元へ向かう)

ダ・ヴィンチちゃん「『アレ』・・・?。アルトくん、その『アレ』っていうのは何のことだい?」興味を示している

アルト「フフフッ・・・まぁ見てみればわかるよ・・。」

【???】
【『アレ』っていったい、何だろう・・?】←



ガラガラガラガラァァ〜〜・・・(大きな台車5台が白い布にしかれて運ばれてくる)

アドニス「よし、この台車の車輪を固定してっと・・・。」ガシッ、ガシッ・・(車輪に木のストッパーをかけていき・・)

ワグ「ロブの兄貴、いつでもいけるよぉ!」ガシッ・・(布を手に持ちながら・・)

ロブ「おう!」頷く

【布の中に何が・・・】興味を示している


バサァァァ〜〜〜!!(白い布をめくりあげるロブたち)

ロブたち「ジャジャァァ〜〜〜ン!!」台車の中身を見せつける

ダ・ヴィンチちゃん「・・!?これって・・・!!」目を丸くする

ハベトロット「これって・・!?」驚いている

バーゲスト「!?。まさかこれは・・・」目の前の光景を見て・・


台車5台に白い布を被せて乗せてある、ゾックスが『アレ』といったとあるモノ・・。

その台車にしかれた白い布を取った先には、ウェスバニーでアルト達が見つけた・・“純恋愛の宝石とエインセルの予言のアナザーページ”と呼べる4つの壁画とロンディニウムにある6翅の妖精と獣のような存在が絵書かれた壁画が一つと・・

合計5つの壁画が、まるで美術館にいるように壁画が額縁の中に入っていたのであった・・。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/16(土) 22:24:09.93 ID:KbkNlCsE0
ハベトロット「これ・・・前にボクたちがウェスバニーで見つけたエインセルの予言のアナザーページと呼べる4つの壁画じゃないか!?」4つの壁画の存在に驚いている

カイニス「どうやってウェスバニーの鉱山からこっちへ持ってきたんだい、この重要そうな壁画をヨォ・・・。」驚いている

アドニス「うん。ゾックスさんがこの4つの壁画を綺麗にくり貫いて、ボウケンジャーの力で額縁には入っているように大事に保管してくれたんだよ。」

ゾックス「ああ!だが額縁のアイデアはアドニスが立案したモノだがな?こういう額縁に入っている方が絵を鑑賞しているように調べやすいって言ってたからな。」

アドニス「うん。このような壁画の保存なら、まるで美術館で絵を見るように調べをする事が出来るんじゃないかなぁ〜ってね?」

ボガード「ああ。スプリガンのヤツがまだ生きていたのなら、さぞかしこの壁画の光景を気に入っていたと言えるよなぁ・・。」壁画を見ながら


ダ・ヴィンチちゃん「うわぁぁ〜!確かにこれは凄く良いアイデアだと思うわね?わざわざこのような壁画を綺麗にくり貫き、なおかつ壁画を鑑賞しやすいように額縁に入れて綺麗に保存するとはね?」

ダ・ヴィンチちゃん「壁画の調査に至っては、研究機関なんかに持ち帰るときにその壁画をなるべく壊さないようにとても手間がかかる作業をする必要があるし、持ち運びの途中で何かの衝撃で倒れ・・粉々に砕けてしまう可能性がある・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「でもこの5つの壁画にはまるでその壁画を現地で発見した時のようにキレイでなお且つこのような額縁に入れて運び出しているのは、汎人類史の何処の美術館を調べても、このような保存法は見たことがない・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「ゾックス君。この壁画をわざわざアルト達が妖精亡主を倒して解放したウェスバニーの鉱山から、このような壁画の保存をしてこっちに持ってきたとなると、いったいどのような方法でこの壁画らをこのように保存してこちらへ持ってきたのだい?」

ゾックス「ああ。実際の所・・保存法については俺だけの力じゃなく、このボウケンジャーというセンタイギアの力を使い、ウェスバニーの鉱山にある壁画を綺麗にくり貫いて、アドニスのアイデアを元にその壁画を額縁の中へキレイに保管した。」

ゾックス「あとはその4つの額縁に入った壁画を俺のクロコダイオーで運び出し、同じような保存方法でロンディニウムのこの壁画も額縁にして保存したという訳だな。」

チャリン、キラーン・・!(35番・ボウケンジャーのセンタイギアをダ・ヴィンチちゃんに見て付けて説明するゾックス)



アルトリア「これ・・・いまハベトロットさんが言ってましたが、この壁画にはエインセルの予言のアナザーページが書かれているって・・・エインセルの予言にもう一つの予言があったのですか!?」驚愕している

アルト「ああ。最初にウェスバニーの鉱山で見たときはどうもハッキリはしなかったが、最初にこの壁画を見つけたエインセルの存在を示す紋章とサインがそこにあったからね。」壁画にあるエインセルのサインを示しながら・・

アルトリア「どれどれ・・・!?。確かにこれは今は亡き鏡の氏族の紋章・・それにエインセルの名前を示す妖精サインがありますね。間違いなく・・これはエインセル本人が書いたモノでしょうね。」エインセルのサインに注目する

アルトリア「ですがこの絵に描かれているのは・・・6つの妖精と、1翅仲間はずれで何かを作っていた妖精に何かに取りついて・・・、その妖精が真っ二つになって、白と黒に別れた身体からそれぞれ別の何かが産まれたような感じに見えるのですが・・」

千子村正「おそらくこの2体ずつの者はその真っ二つになった妖精の次代か何かだろうな?だってこのブリテンの妖精の生態ってそうなんだろ?」

アルトリア「ま、まぁそうなのですが・・・。もっと気になるのはこのハート型の物を持った花嫁7人と、そのハート型のくぼみがついた・・これは剣なのかな・・?そのような物を持った戦士が書かれているのですが・・」

アルト「それについては俺も少しだけわかった事があってなぁ・・。このハート型の物は、おそらく『純恋愛の宝石』何じゃないかと思っているんだ。」

千子村正「『純恋愛の宝石』・・・バーゲストやメリュジーヌが付けているお前さんと3人の夫婦としての証しであり、ジョルニたちがその妻の腹から産まれるきっかけとなった摩訶不思議な宝石のことだろ?」

メリュジーヌ「ええ。その宝石の力で、私とバーゲストはアルトと心と感覚から繋がっているからね。」キラーン☆(純恋愛の宝石を見せびらかす)

バーゲスト「ああ。それと微かながら・・どこかにまだ石化したまま囚われているヴァージェが、まだ生きているという証明にもなった宝石でもあるからな。」ピトッ・・・(純恋愛の宝石の首輪を触れながら)

アルト「ああ・・。」シャランッ・・・(金の腕輪を手に触れながら・・)


ダ・ヴィンチちゃん「純恋愛の宝石・・・この壁画がその宝石と関係があるとすれば、その純恋愛の宝石は全部で7つあるというのがハッキリしているわね。アルトたちはそれを知っていたのかい?」

ハベトロット「正確にはボクがオーマジオウから聞いた事だけどね・・。純恋愛の宝石は全部で7つ存在していて、その内3つはヴァージェ・バーゲスト・メリュジーヌの3人に渡り、その宝石がアルトの金の腕輪を通じて、夫婦の感情と感覚がリンクしている状態にあるッてわけ。」

ハベトロット「そしてもう1つはオーマジオウとの結婚の際にノクナレアへのプレゼントとして彼女の手元に渡り、ノクナレアは今、オーマジオウと感覚と感情がリンクしていると、ボクはそう想定しているね。」

千子村正「となれば・・あとわからないのはその残り3つの純恋愛の宝石の在処と、そのハート型のくぼみを持つ剣だな。おそらくその剣には、何かしら純恋愛の宝石にとても重要な関係性があると見受けられるよなぁ?」

千子村正「アルト。この壁画について、なにか他に分かっている事はあるのか?」

アルト「いや・・・まだそれ以上の事についてはこれから調査するつもりだ。この壁画には、ダ・ヴィンチやハベトロットの知識が必要と見て、このようにキレイに保管してあると言っても良いくらいにね。」


ダ・ヴィンチちゃん「成る程ねぇ〜・・それについてはこの大きな獣が描かれている壁画にも同様の理由があって、ウェスバニーの壁画と同じように額縁に保存されているんだね?」ロンディニウムの壁画に注目しながら

アルト「ああ。理由があるとすれば、そういうことなるね。」同じようにロンディニウムの壁画に注目する
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/17(日) 00:05:29.58 ID:3YQ6nkQQ0
ジィィ〜・・(ロンディニウムの壁画に注目するアルトリアたち)


アルトリア「これは・・・6つの妖精と、大きな獣・・・・?どことなくお祭りをしているようですが・・・・でもこんな獣、ブリテンで見た事はありませんけど・・」

千子村正「獣というより怪物だな。『厄災』を擬人化したモノじゃあねえか?」

ロブ「ああそれについてはオレらも最初はそう感じているのだが・・、コーラルさんとボガードの旦那がなぁ・・。」

ボガード「ああ。お前たちがこの獣と呼びし巨大な妖精みたいなモノに、私はなにか愛嬌があり、とても頼りがいがあるといっても良いぐらいな奴に、俺はそう見えるのだがなぁ・・。」

ハベトロット「ボクも同感。村正は汎人類史の英霊だから、この獣にこめられた愛を感じないのさ。無論、同じように別の世界から来たアルトや武蔵やカイニス、カレンさん、それとゾックスたちもね?」

ハベトロット「・・・まぁとにかく・・、この壁画に関してはブリテンの妖精であるなら、その壁画に恐怖を感じていないのは確かだ。むしろ偉大なものに映ると思っていると思うよ。」

千子村正「汎人類史の英霊だから・・・だと?」イライラ・・(少しイラついている)

武蔵「あぁ〜イヤイヤ・・それについては私も同じような者だからね。そうよね、カイニス?」アタフタ・・(村正を宥めようとしている)

カイニス「おい!俺に聞くなよ全く・・・」イライライラ・・(少しイラついている)

立花響「アハハハハハ・・・・」苦笑い

ゾックス「まあ、そういえるな。俺もまた、この絵に対しては何も興味を示すようなモノじゃねぇのは確かだな?なにせ、おれは世界海賊だからな?」興味なく言う


ダ・ヴィンチちゃん「・・・・偉大なもの、か。私も妖精ではないから、ボガードやハベトロットの感覚はわからないけど・・・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「パーシヴァル、それにアルト。これら5枚、もしかして宗教画だったりする?」パーシヴァルとアルトに問いかける

パーシヴァル「宗教画・・・・?すみません、その言葉はよく分かりませんが、我らの拠点にあった壁画はもともとオークニーの妖精・・・『雨の氏族』の持ち物です。」

パーシヴァル「ロンディニウムが建設される時、滅びたオークニーの跡地から、『ロンディニウムの騎士』が運んできた、と口伝にはあります。」

パーシヴァル「ブリテン創世記を示したもので、古い妖精語でこう呼ばれていたそうです・・・・“奈落の虫”と。」

アルト「・・“奈落の虫”かぁ・・。」ロンディニウムの壁画を見てて・・

【奈落の虫・・・・】
【この、大きな獣のようなものが・・・?】←


ジジッ、ジィィ〜ジィィジィィ〜〜〜!!(突然、2人の頭の中にホワイトノイズが走る)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

終わりの名を持つ吟遊詩人「“自由を愛する妖精たち。愛を守った妖精たち。でも、その代わりに世界を失った仔どもたち”」

終わりの名を持つ吟遊詩人「“幾度も滅びを迎えても、あなたたちのブリテンは栄えるだろう。”」

終わりの名を持つ吟遊詩人「“しかし心して知るよい。世界がどんなに美しく、より強度で強く、色鮮やかで尚且つ醜いその色を輝かそうとも”」

終わりの名を持つ吟遊詩人「“闇の降臨者がこぼす黒きペンキが、全てを呑み込み、全てを染めつくすのであろう”」


ジジジィィ〜、ガァ〜ガァ〜ガァァァァ〜〜〜!!(再びホワイトノイズが覆っていく)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルト「!!?」我に返る

【!】我に返る


ババッ!(壁画から離れる2人)

バーゲスト「どうしたアルト?その壁画に何か後ろめたい物があったのか?」アルトの様子を伺ってて・・

アルト「い、いやなんでもない・・。何でもないはずなのに・・・。」

【・・・・・・。(いま、誰かが語っていたような・・)】
【あぁ・・確かにそうなのだが・・】←

バーゲスト「???」何かに疑問を抱く
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/17(日) 08:55:33.46 ID:3YQ6nkQQ0
千子村正「ダ・ヴィンチ。宗教画と言ったな。この壁画にある獣と人物らを“神”だって言いたいのか?」

ダ・ヴィンチちゃん「・・・・おそらくね。ここに描かれた妖精は、明らかに6の氏族を示している。6つの氏族はブリテン異聞帯の妖精たちの祖だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「その彼らがこうやって崇めている・・・・いや、奉っているんだ。なら、それは妖精より上位の生命・・・つまり、“神”と呼ばれるべきものじゃないかな。」

カイニス「ああ。だがキャメロットへ行く際、その事については妖精騎士アグラヴェインが言ってたように、妖精國に神がいるという伝承や証拠が存在しないと言ってたぞ。」

カイニス「それにソールズベリーにある大聖堂だって、あくまで妖精たちがカタチだけ作ったってのも、妖精騎士アグラヴェインがその時に言ってただろ。」

オベロン「カイニスの言っている事は正しいさ。僕もまた、妖精國のほぼ全ての街を巡っているけど、このような壁画は他にないといってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「だからさ。この5つの壁画の共通点があるとすれば、それはモルガンがブリテンを支配する前・・・・・・妖精國ができる前のものなんだ。」

メリュジーヌ「!。やっぱり・・・ウェスバニーやロンディニウムの壁画の性質が同じぐらいに似ていると思ったが、この壁画は妖精暦の話を壁に書いたモノだったのか。」

バーゲスト「ええ。しかしそのような歴史資材が妖精國に伝わっていないとすれば、おそらくは・・・」


千子村正「気づいていたかバーゲスト。その歴史そのものを知った上で残していないんだろう。あの鏡の氏族であるエインセルでさえも、4つの壁画の内容を『アナザーページ』として世に出さなかったからな。」

千子村正「女王になったモルガンは妖精たちの信仰の対象になる絶対存在・・・ブリテンを支配するのに邪魔な概念である“神”を、黙殺することで『消した』ってコトだ。」

千子村正「それに純恋愛の宝石の秘密を示した壁画にあるエインセルのメッセージのまた、そいつがモルガンの事を知っての上で、封印するカタチでその洞窟にほったらかしにしてたんだろう。」

千子村正「メッセージを彫った跡を見て、これは妖精暦より新しいのが目に受けているから・・・おそらくウェスバニーの壁画を最初に見つけたのはエインセルであることは明白と言ってもいい。」

千子村正「そして何を思ったのか、はたまたモルガンにここを見つけられたらマズいことを知っての上なのか、その洞窟内を鏡の氏族長の権限で閉鎖しつつ・・」

千子村正「とくに意味はないと思うが、念を持ってその壁画にあとから自身のメッセージと鏡の氏族の紋章、自身の名前を壁画に刻みつつ、壁画をエインセルの予言の『アナザーページ』として、壁画を洞窟内に封印したと見受けられるな。」


ダ・ヴィンチちゃん「ロンディニウムの壁画はともかく・・この4つの壁画については前者の壁画とは別の目的で書かれたと言ってもいいわね。」

ダ・ヴィンチちゃん「6つの氏族とは違い・・1人でモクモクと何かを作っている妖精が何かに取り憑かれ、その妖精の身体がふたつに別れ、そこから新たに次代の妖精が2翅ずつ生まれ・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「そしてその妖精の次代に関係するかのように『純恋愛の宝石』とエインセルが示したとする『光と闇の氏族』の存在が最後の壁画に描かれている事から・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「3つ目に描かれた真っ二つに割れて、そこから生まれた2翅ずつの存在こそ・・“白の方から『光の氏族』”と“黒い方から『闇の氏族』”がこのブリテン異聞帯のどこかに誕生したと言ってもいいわね。」

アルト「・・・・・・・。」黙り込む


アルト「(確かにこのウェスバニーの4つの壁画には、ロンディニウムの壁画とは違う意味を示しているのは確かだな。その4つの壁画には『純恋愛の宝石』が関係しているからね。)」

アルト「(だが借りに『光の氏族』と『闇の氏族』があの仲間はずれの妖精から生まれた次代として・・その2つの氏族の降臨者という俺と妖精騎士アグラヴェインの存在はいったい何なのだ?何のために俺とあいつはこの世界にきたというのだ?)」

アルト「(オーマジオウはその事について何かを知ってはいるそうなのは確かだが・・いったい俺と妖精騎士アグラヴェインに何をさせようとしているのか?いったい光と闇の氏族の降臨者とはいったいなんなのか?)」

アルト「(そしてあの一瞬だけ聞こえた・・あの声の主はいったい・・・?)」


アルトとカルデアのマスターが感じ、聞き取ったという謎の声(終わりの名を持つ吟遊詩人)。

そして壁画に描かれているウェスバニーの壁画の意味を考察していくダ・ヴィンチちゃんの話を聞きつつ・・

アルトは自身の中で7つ目の妖精、『光と闇の氏族』、そしてその降臨者と呼べるアルトと妖精騎士アグラヴェインが存在する意味を、自分自身なりに答えを見つけようとしていたのであった・・。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/17(日) 10:36:01.65 ID:3YQ6nkQQ0
ダ・ヴィンチちゃん「・・この5つの壁画は妖精暦に描かれた以外に関連性がないのかもしれないが、他に共通する点があるとすれば・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「なぜ『厄災』は起きるのか。なぜブリテンに『神』はいないのか。『純恋愛の宝石』とは何なのか。『光の氏族』と『闇の氏族』とは何者なのか。その答えの一端が、この壁画にあるのかもしれない。」

ダ・ヴィンチちゃん「でも残念だ。何か書かれてはいるけど、古い妖精語だから私の手に負えない。オベロンは読めるかい?」

ダ・ヴィンチちゃん「それにハベトロットもこれは読めるんだよね?ほら、エインセルが古い妖精語で書いたメッセージぐらいは読めるって聞くからね?」

オベロン「・・・・面目ない。僕は汎人類史の妖精だから、妖精語ぐらいは少し読めるが、ここまで古いのはちょっとなぁ・・。ハベトロットはどうなんだ?」

ハベトロット「う〜ん・・・・。ボクは多少は古い妖精語を読むことができるけど、ウェスバニーでもそうだったように、これを解読するには何週間はかかると想定した方がいいよ?」

ハベトロット「それでも良いって言うのなら今すぐに解読しようと思うけど、アルト達は今、それどころじゃないのは確かなんだろ?ノリッジを解放する意味でね。」

ダ・ヴィンチちゃん「そう。それは残念。・・でもこの壁画をこのように額縁にして保存してくれたことについてはヨシとしよう。このアイデアが出してくれたアドニスに感謝してる!」

ダ・ヴィンチちゃん「このような歴史ある物を安全に持ち運べるようになれば、いつどの場所でもこの壁画を調べられる時間と場所が確保できるからね。」

アドニス「!!。ありがとうダ・ヴィンチちゃん!実際にこの壁画を保存させたのはゾックスさんのおかげでもあるからね。」

ゾックス「・・ふんっ。」ドヤ顔で答える


ダ・ヴィンチちゃん「・・・で、今更だと思うけど・・・この5枚の壁画、どこの場所で保管しているのかい?」

ロブ「あぁそれなら・・この壁画はゾックスの兄貴が乗るクロコダイオーに5枚全部乗せておいているのだが、まぁあそこ以外に安全に壁画を持ち運べる手段がないと言ってもいいぐらいに快適だからなぁ!」二カッ!

ゾックス「オイオイオイ・・いつからクロコダイオーは荷物預かり可能の宅配業者の船だと勘違いしているのだ?俺の船は世界海賊であるオレらゴールドツイカー家の船であってねぇ〜!」

ロブ「ゥゥゥ・・仕方がないじゃないか!あそこ以外に安全にあの大きな壁画を持ち運べる手段がないのは確かだし、あの壁画をこっちに輸送すると先に言ったのはゾックスの兄貴じゃないか!!」

ゾックス「ま、まぁそうなのだが・・・・。」タラァ〜〜・・(気が引いている)


オベロン「まぁ、壁画の解読する機会がない以上・・壁画の管理はあのままクロコダイオーに乗せておいた方が吉かもしれないね?」

オベロン「万が一・・女王軍の中に壁画を壊すような者がいたとして、その壁画を守りつつ急いで搬送するにも、この巨大飛行船とも言えるクロコダイオーの存在が必須とみて間違いはなさそうだね。」

アルト「ああ。ゾックスには少し悪いが、しばらくの間はあの5枚の壁画をクロコダイオーの中に置かせてくれないかな?」

ゾックス「・・・まぁ仕方がないよな。あの大きな壁画を安全に持って行くのに、現状はクロコダイオー以外に巨大な輸送手段はなさそうだし・・今この世界に閉じ込められている以上は、アルトの言うことを聞いてたほうが得策かもしれないよな。」

ゾックス「それに今は・・・一刻も早くダルダンのヤツからノリッジを解放させた方が、シェフィールドの妖精たちの気も晴れるって事もあるからな?」

アルト「ああ。」


【え・・・】
【ノリッジがどうしたって・・・?】←

アルトリア「一刻も早くダルダンからノリッジを解放するって・・・いったいノリッジで何があったんですか・・?」質問する

アルト「ああそれはなぁ・・・、詳しいことは司令部で話すとしよう。パーシヴァル。」

パーシヴァル「はい。皆さま、こちらへどうぞ・・。」司令部へ案内する


タッタッタッタッ・・・(アルトリア達を作戦室へと案内するパーシヴァルたち)

パーシヴァルたちに案内されるように、アルトリア達はロンディニウムの上の階にある作戦室へと案内されるのであった・・。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/18(月) 00:00:49.39 ID:mM+w3ZUa0
ロンディニウム:作戦室


ズラァァァ〜〜・・(アルトリアたちとアルトたち、パーシヴァルたちが集まっている)


パーシヴァル「ここが作戦室となります。ロンディニウムを一望できるという事で、鐘撞き堂の一室を利用したものです。まあ、皆様方が一斉に入られておりますので、少々狭い思いをしてしまうというか・・。」

武蔵「いやいや別に私は構わないよ。このように賑わってて別に良いんじゃないかなぁ〜ってね?」気遣っている

ハベトロット「そうそう。まあ、部屋の方は狭いと思うけど・・それはそれでいいんじゃないかなぁ〜てね。」気遣っている

パーシヴァル「そうですか・・お気遣いを頂けてすみません。すぐ下の階の部屋はすでに来賓室として使用されていますので、皆さんはそちらでお休みください。」

【いや、それより】

アルトリア「一刻も早くノリッジを解放する、というのは本当ですか? アルトさんは今は無きシェフィールドの新たな領主として、イレギュラーズの1人でノリッジの領主でもある『宝石鎧のダルダン』から一刻も早くノリッジを解放したいというのはわかりますが・・・」

アルトリア「円卓軍は反女王を掲げた組織であり、そのあり方は境界なき勇士団とは目的が違います。円卓軍の攻めるべきモノはキャメロットで、境界なき勇士団はイレギュラーズ。」

アルトリア「ましては他の街に侵攻するのは道理が通らないというか、なぜ今になってノリッジの解放を急がせているのか、私にはどうもわかりません。」


パーシヴァル「はい。他の街に侵攻をするのは我ら円卓の意に反するものであり、ノリッジの解放は元々、シェフィールドの領主であるアルトさんが掲げた第一目的であり、我らが干渉する必要がありません。」

パーシヴァル「ですがそのようなことをひっくるめてでも、我々『円卓軍』やアルトたち『境界なき勇士団』は、現在のノリッジを見過ごすことが出来ません。皆さんの尽力で『厄災』は祓われました。ですがその後・・・」

パーシヴァル「『予言の子』らがキャメロットへ出立し、アルトさんたちもこちらへ出立した直後にダルダンが女王に軍隊を要請しました。ノリッジの住民たちが『予言の子』を指示し、女王への敵意をあらわにした、と。」

パーシヴァル「・・・ダルダンは『予言の子』名目にして妖精たちを全て踏みつぶし、生前にスプリガンが売った土地を奪い取ろうとしている。」

パーシヴァル「その事については『伯爵』と名乗る人間からの密書で事を知ったのは1日前。しかしそれ以前に聞き捨てならないことが1つありまして・・」

パーシヴァル「ゾックスさんたちがウェスバニーへ壁画を持ち帰る際、現地で即座に採掘に来ていたノリッジの妖精たちからその聞き捨てならない話を聞いたと言いました。その話というのが・・」

パーシヴァル「『召喚銃の予言の子』と名乗る者がダルダンの手先となり、彼は自身を真なる『予言の子』として『巡礼の鐘』を鳴らす方法を模索していると言うことを・・。」

アルトリア「!!?」驚愕する

【召喚銃の予言の子って・・・!?】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
召喚銃の予言の子(回想)「僕はたまたまそこを通りかかっただけの・・通りすがりの『召喚銃の予言の子』って事だけさ?」パンッ!(指で銃を撃つ素振りをする)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【(『厄災』を祓った時に現れた・・・・)】
【(偽者の予言の子・・・)】←


アルト「ああ。俺たちが『厄災』を祓い、モルガンの水鏡を退けた後に姿を現し、最果ての塔とカーティス検問砦の結界と警備を強化したと伝えたあの『召喚銃の予言の子』と名乗る青年の事だ。」

アルト「しかもその彼が真なる『予言の子』として名乗り上げた事から、ユーミルたち以外のノリッジの住民たちはみな、『予言の子』に対して落胆してしまい・・」

アルト「絶望の淵に転落したかのようにビクビクと怯えて家の中や隙間の中から引きこもるようになってしまっている状況が続いているんだ・・。」

【そんな・・・。まさかこれって・・・】


メリュジーヌ「ええ。ここにきて、妖精騎士アグラヴェインがエインセルの予言の改竄で出来た、偽者の『予言の子』の効果が力を発揮したと言ってもいいわね。」

アルト「ああ。まさに妖精騎士アグラヴェインが計画していた『予言の子』とそれを信仰する妖精たちの繋がりの『分断』が今まさに起きたということになるよな。」

アルトリア「『予言の子』と妖精たちの繋がりの・・・・『分断』・・・。」ショックを受けている
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/18(月) 23:21:40.28 ID:mM+w3ZUa0
パーシヴァル「アルトリアさんやアルトさんたちは以前、『召喚銃の予言の子』と接触したことがあり、当時は彼らに何もせず、ただ最果ての塔とカーティス検問砦の結界と警備を強化した話を伝えただけだとアルトさんから聞きましたが・・」

パーシヴァル「今回の件で『召喚銃の予言の子』は我々や本物の『予言の子』の敵として立ち塞がる事が判明し、アルトさんもまた、彼に対して早急な対処をすると言ってました。」

パーシヴァル「また、ノリッジに派遣された女王軍の兵は今夜にでもノリッジに到着すると予測し、おそらく猶予は2日あるかないかの瀬戸際とも言える状態です。」

パーシヴァル「現在、各地で活動中の同志たちをロンディニウムに呼び戻しており、彼らが集結次第、我々はノリッジへ向かいます。」

パーシヴァル「ダルダンや『召喚銃の予言の子』らが凶行に走る前に、ノリッジの門を落とし、ノリッジを制圧し、イレギュラーズの一角であるダルダンを倒し、『召喚銃の予言の子』を捕まえます。」

パーシヴァル「たとえ、我らが野蛮な侵略者のそしりを受けようとも、ダルダンにノリッジの住民たちが殺され、『召喚銃の予言の子』に『予言の子』としての名誉を傷つけられるよりはマシですので。」

パーシヴァル「・・ですが、それとは別にこちらの方でも問題がありまして・・・。ボガードさん。」ボガードに目を向ける


ボガード「ああ。先ほど言った事がノリッジに行った偽装商人にも知れ渡っており、今のノリッジのことを聞いたシェフィールドの民の妖精たちが興奮したかのように騒ぎ出してなぁ・・。」

ボガード「“このままじゃ女王軍にノリッジが滅ぼされる!”とか“早くノリッジを解放してくれ!俺たちも一緒に戦うから!”と、すぐにでもノリッジの制圧に行けとか行きたいとかと・・・・、多くのシェフィールドの民たちが大勢せがんできてなぁ・・。」

アルト「ああ。妖精たちには、バーゲストたちが『予言の子』を連れてロンディニウムへ来たら、すぐにでも『予言の子』と共にノリッジを解放しに行くと約束し、ひとまず妖精たちを落ち着かせたのはいいが・・」

アルト「かなり俺との再会と再会する約束を果たす時の期間が長かったこともあり、いつ妖精たちの不満が爆発しかねない事もあると想定し・・・」

アルト「例え『予言の子』がロンディニウムへ来たとしても、ノリッジを解放しに行かないのなら、俺たちと妖精たちだけでノリッジを解放しに行くつもりで、妖精達と約束しちゃっているからなぁ・・。」

バーゲスト「うむ・・・。『予言の子』であるアルトリアの気持ちも考えず、我ら境界なき勇士団と円卓軍だけでノリッジを解放しに行くとなれば、それはつまり・・・・」

アルト「ああ。いわゆる・・“見切り発車”ってやつだな。今のシェフィールドの妖精たちは、俺との約束をずっと守って待たせた事もあって、少々約束事に敏感且つ短気になりつつあるからなぁ・・。」心配そうにしている


オベロン「アルトたちや並行世界からの戦士たちの協力もあるのだが、それでも戦術的には勝ち目は薄いってところだと思えるね?」

オベロン「なにせダルダンはいまだに自身の異端の亜鈴の力をアルトたちに見せてもいないし、『召喚銃の予言の子』の力もまた未知数だ。迂闊に戦っても返り討ちに遭う可能性が高いからね。」

オベロン「それに『召喚銃の予言の子』のせいでノリッジの住民たちもまた、円卓軍に協力的な部分は見られない・・・・っと言っても元々、妖精たちにとって、円卓軍はまだ『人間たちの武装組織』という認識だからね。」

オベロン「ダルダンに殺されるのも、円卓軍の人間に殺されるのも、同じ事だと考えるだろう。」

オベロン「加えて境界なき勇士団は突然の事で妖精たちが騒ぎ出したこともあり、見切り発車とはいえ、早急なダルダンと『召喚銃の予言の子』の対策に乗り出す事になったのは事実だね。」

アルトリア「・・・・・人間たちの・・・・武装組織・・・・・・・」心配そうな顔をする

立花響「・・・・・・・・・・(アルトリアさん、アルトさん・・・・。)」心配そうに見ている


パーシヴァル「どうかお気をなさらず。バーゲストたちには申し訳ないと思いますが、これはここにいるアルトたちや介人たち全員で相談して決めたことです。」

パーシヴァル「『召喚銃の予言の子』の事は気になると思いますが、それはその予言の子を名乗る彼自身が悪いだけであって、貴方には関係のない戦です。」

パーシヴァル「どうか貴方はその体を休めてください。どうであれロンディニウムは安全です。女王の魔術もロンディニウムには通じません。」

アルト「ああ!それに元々、俺はシェフィールドの領主として、俺と再会するまで信じてくれた領民たちの為にノリッジを解放し、彼らをふるさとへ帰してあげたいし・・」

アルト「それにノリッジには俺たち境界なき勇士団が戦うべき存在・・妖精騎士アグラヴェイン率いるイレギュラーズの1人であるダルダンが俺たちを誘い出すためにこのような凶行を始めようとしているのだと、俺は思っている・・」

アルト「だから、例えアルトリアが『巡礼の鐘』が鳴そうと鳴らさぬだろうと・・・俺はシェフィールドの領主として、勇士団のリーダーとして、ダルダンとは決着を付けなければならないからな。」

バーゲスト「アルト・・・お主ってヤツは・・・」心配しつつも感心している

ジョルニ「父さん・・・」心配しつつも感心している

アルトリア「・・・・・・・」不安な表情を見せている


アルトリアは、例えパーシヴァル率いる円卓軍がノリッジの住民たちから野蛮な侵略者のそしりを受けようとも、ダルダンの凶行を止める為にノリッジを落とそうとすることと、

例え見切り発車になろうとも、アルト達を信じてロンディニウムで待っていたシェフィールドに住んでいた妖精達の期待に応えるためにノリッジを解放し、ダルダンと決着を付けるという決意を固めている事を見聞きしていき、

彼ら2人の覚悟に対して、アルトリアは不安な表情を隠せずに2人のことを見ていたのであった・・。
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/19(火) 00:15:15.34 ID:fUWA7RwW0
オベロン「藤丸君。」カルデアのマスターを見てて

【(オベロン・・・・)】
【(アルトリアの気持ちも分かる・・・)】←

【(ここで僕の口から言って欲しいんだね・・・)】←
【(でも、今を逃したらきっと後悔する)】


アルトリア「・・・・・・・・」黙り込んでいる

【ーーー鐘を鳴らしに行こう、アルトリア。】

アルトリア「!。・・・まあ、そうだよね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・(きっついなぁ。)」目を逸らしながら

オベロン「・・・・・・」ニコッ・・(笑みを浮かべる)

アルト「・・・・・・・フンッ。」安堵の笑みを浮かべる


アルトリア「でも、分かりました。わたしも覚悟を決めました。」

アルトリア「騎士パーシヴァル。あなたは一度も『力を貸して』とは言わなかった。ロンディニウムの人たちもそうです。」

アルトリア「わたしを励ましてくれて、心配してくれて・・・それでも『助けて』とは言わなかった。『頑張って』としか言わなかった。」

アルトリア「それにシェフィールドの領主アルト・オルラント。前の領主であるボガードからの受けおりで領主となり、領民の妖精たちとも事情があって交流があまりにも少ないと思われましたが・・・」

アルトリア「それでも貴方は領民の事を第一に考え、領民たちの不安を和らげたり、領民たちをまとめ上げようとするその行動と信念、そしてその思いやり・・」

アルトリア「私が言うほどではありませんが、これ以上にないほどにアルトさんは立派にシェフィールドの領主としての勤めを果たしております。」

アルトリア「だからーーーわたしも、自分の役割を果たします。わたしひとりではノリッジの鐘は鳴らせない。どうか、みなさんの力をお貸しください。」


アルトリア「『円卓軍』は人間たちの武装組織ではなく、ブリテンを救うための、真なる『予言の子』の仲間だと示す為に。」

アルトリア「『境界なき勇士団』はノリッジを解放するために見切り発車でノリッジへ向かうのではなく、ちゃんと領民たちともう一度だけ話し合いをして・・」

アルトリア「真なる『予言の子』の援護をしていき、『召喚銃の予言の子』の間違いを正していき、『宝石鎧のダルダン』からノリッジを奪い返しに言ってください。」

アルトリア「シェフィールドの領民たちにはそう『予言の子』がそう仰ってたとアルトさんの口から伝えてください。」



ダ・ヴィンチちゃん、武蔵、カイニス、トリスタン「ーーーーーー!」嬉しそうな表情を見せる

ボガード、カイニス、バーゲスト、メリュジーヌ、オベロン「ーーーーーー!」嬉しそうな表情を見せる

ハベトロット、ロブ、ワグ、コーラル「ーーーーーー!」嬉しそうな表情を見せる

ジョルニ、セフィー、ガイル、スズカ、セツノ、アドニス、ルージュ「ーーーーーー!」嬉しそうな表情を見せる

立花響、五色田介人、ジュラン、ガオーン、ゾックス、ハルキ「ーーーーーー!」嬉しそうな表情を見せる

フリント、リッキー、カッタナー、セッちゃん「ーーーーーー!」嬉しそうな表情を見せる


パーシヴァル「ーーーーー!」少し驚く

アルト「・・・・・・」納得した表情を見せる
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/19(火) 09:31:19.49 ID:fUWA7RwW0
パーシヴァル「こちらこそ、喜んで。ーーーーありがとう、アルトリア。」お礼を言う

パーシヴァル「我々の戦いが正義となるか悪となるか、私やアルトさんたちに断じられる事ではありませんが、貴方の仲間として恥じない戦いをすると、ブリテンの大地に誓いましょう。」

アルト「ああ。アルトリアが勤めを果たす他に、そのようなありがたい言葉を言われちゃあ、俺もこのままじゃいけないと思っているさ!」

アルトリア「!。ありがたい言葉とはそれはそのぉぉ・・・・」カァァァ〜〜・・(恥ずかしがる)


アルト「わかった!アルトリアの言う通り、俺は今からシェフィールドの妖精たちにアルトリアのその言葉を伝えると共にもう一度ぐらい妖精たちと話し合いをしていき・・」

アルト「改めてノリッジ奪還へ向かう部隊の編成を行なっていく。まあ、シェフィールドの住民たちは準備するのが早いからね。」

バーゲスト「ならば、すぐにでもあの妖精たちと話をつけにいかなければな?短気故に彼らだけでノリッジへ向かう可能性があるからな。」

アルト「ああ!今からシェフィールドのみんなと話をつけるから、ちょっと席を外させてもらうよ。」

ボガード「それならオレも行こう。領主とはいえ、オレみたいな補佐が必要だと思うからな?」

メリュジーヌ「・・ボガード、いつからキミはアルトの領主補佐官になったというのかい?」ジィィ〜・・(睨み付けている)

ボガード「!?。べべ、別に・・前の領主としてのアルトにアドバイスをしてサポートしていくことであって、俺自身の領主復権など1ミリも考えてもいないからな!!」カァァ〜〜・・(顔を赤くする)

メリュジーヌ「そう。ならそれでいいけど・・これでも私はアルトの妻でもあり、境界なき勇士団の中では副官としての立場でもあるからね?勝手な事は許されないわよ?」少々嫉妬してながら

ボガード「・・・・わかっている。その事は俺もよくわかっているからなぁ・・・」シュゥゥン・・・(体が小さくなる素振り)

バーゲスト「・・ハァァ・・・。」ため息をつく


タッタッタッタッ・・・(作戦室から退出するアルトとメリュジーヌ、ボガード)

バーゲスト「行ってこいアルト。こちらの話は私の方で聞き、あとで情報共有するするからな。」

アルト「ああ。頼んだよバーゲスト、みんな。」

バーゲストたち「ーーーーー」頷く


アルトとメリュジーヌ、ボガードの3人は、見切り発車をしてでもノリッジの解放に行こうとするシェフィールドの住民たちの事を考慮し・・

いちどアルト達3人は作戦室から退出し、下で待つシェフィールドの住民たちとの話し合いに向かうのでするのであった。



ダ・ヴィンチちゃん「さてと・・アルトとボガードがシェフィールドの住民たちの説得に行ってる間、私たちは私たちで出来ることを話し合った方が良さそうだね。」

バーゲスト「ええ。それと介人たちとはまだ出会って間もない事もあり、彼らがどのような力を持ち、どのような戦術を繰り広げるのかも私たちはまだ知らない部分がありますからね。」

ジュラン「ああ。こちらの方はアルト達の事は一緒に戦ったこともあるからいいが、バーゲストやアルトリア達の方はまだ知らないと言ってもいいよな?」

立花響「はい。まずはお互いの事を知りつつ、ノリッジの住民たちを救い出すための作戦を練るって事ですね?」

パーシヴァル「ええ。では、まずはお互いに知っている情報を可能な限り共有しつつ、ノリッジ奪還への作戦会議を始めると致しましょう。」


作戦室に残っているアルトリアたちとパーシヴァルたちは、まずはお互いに知り得ている情報を共有していき、介人たちや武蔵ちゃんたちとの親交も深めていくのであった。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/19(火) 20:51:12.67 ID:fUWA7RwW0
数分後・・・ロンディニウム:作戦室(現在、ロンディニウムの説明中)


パーシヴァル「円卓軍は400名ほどで構成された、人間・妖精の混成である『中隊』が一つ。こちらは私が指揮官となります。円卓軍の主力ですね。」

パーシヴァル「そして次に、50人ほどで構成された『小隊』が五つ。後ほど紹介いたしますが、

パーシヴァル「元女王軍の騎士であるオーラリア、イートワー。人間の騎士であるケンウッド、ランドン、カルワス。以上の士官が小隊の指揮を務めています。」

パーシヴァル「そのほか、同志として集まった者を集めた『分隊』が五つ。こちらは現在、戦場で戦えるよう訓練中です。教官は先ほど話したマガレ書記官に一任しています。」

コーラル「境界なき勇士団に至っては・・アルトさんたちのご家族が10人、私を含めた従者が6名で構成されています。」

コーラル「また、シェフィールドからの軍勢として人間・妖精を混成である残存兵総勢300名がおります。その中でも特に牙の氏族の妖精が多くおり、人間の方は少ない数で存在します。」

パーシヴァル「また、ご覧になった通り、ロンディニウムには非戦闘員も多く生活しています。建築、服飾、炊事、鍛冶、法政、教育。」

パーシヴァル「後から来たシェフィールドの住民たちも含めても、現在は600人ほどなので少々手回しが悪いのですが、皆さん、よくやっております。」

パーシヴァル「続いて都市の復興スケジュールと、必要となる毎月の資源調達ですが、」

ダ・ヴィンチちゃん「待った待った。その辺りの詳しい事情は後で私が聞くよ、パーシヴァル。今はノリッジ攻略の話だけに専念した方がいい。だって、ほら。」周りを見渡す


ルージュ、立花響、セツノ、ガイル、介人たち(ゼンカイジャーの面々)「スヤァ・・・・」寝ている

スズカ、アルトリア、セフィー、ジョルニ、アドニス「ーーーーーーー。」モジモジモジ・・(精一杯お行儀良くしようと我慢している顔をしている)

ハルキ、ロブ、ワグ「・・・・・ハッ!!」ペシペシペシ!!(眠気覚ましに顔を叩く)

ゾックス、バーゲスト、カイニス、メリュジーヌ「〜〜〜〜〜〜!!」イライライラ・・(イラついている)


ダ・ヴィンチちゃん「この通り、キャパオーバーしているから。今まで私たちの方は8人、アルト達は16人・・・しかも身内と友人同士のみで旅をしてたのに、」

ダ・ヴィンチちゃん「いきなり千人単位の戦力運用の話をされてもね?こういう事は段階を踏んでやらないと。」

コーラル「えぇ、全く・・・・ノリッジ攻略の作戦会議がいつまでも始まらないおろか、いつの間にか自分の戦力の話にすり替わってるいます。そういうところがパーシヴァルさんのいちばん悪い癖です。」

パーシヴァル「!。そ、そうですね、すみません。先ほどのアルトリア様の言葉が嬉しくて、つい早口で自分の事ばかり・・・コーラルさんに言われるまでも無く、お恥ずかしいかぎりです・・・」

コーラル「え、えぇ・・。でもしかしながら、私が言ったこのような注意など、メリュジーヌ様の受けおりですけどね・・。」目をそらしている

ダ・ヴィンチちゃん「アハハハハ・・・・」苦笑い


アルトリア「うん、そういう時早口なるのはわかります。でも、わたしの事はどうか、さっきみたいにアルトリアで・・・・様はちょっと・・・」カァァ〜!(顔を赤くしている)

パーシヴァル「承知しました。では改めて、アルトリア。ノリッジへ向かうのは私の中隊の半分と、3つの小隊、シェフィールドの妖精兵を合わせて520人ほどの兵士です。」

パーシヴァル「現地では反女王・・・・というより、反ダルダンの憲兵、住人を伯爵が纏めています。こちらも推定では400人規模の集まりだったと聞きました。」

パーシヴァル「予定としては我々と伯爵、合わせて920ほどの兵力になると思われましたが、住民の方は『召喚銃の予言の子』のせいで少々集まりが悪くなったとか・・・。」


タッタッタッタッ・・・(アルトとメリュジーヌが戻ってくる)

アルト「そこで、シェフィールドの兵300をすべて出し・・不足している戦力は俺たちとヒーローたちが補うってことだな。」タッタッタッ・・(作戦室に入ってくる)

【アルト!】
【シェフィールドのみんなとの話し合いはどうだったの?】←

アルト「ああ。アルトリアがノリッジへ行く事になったと聞いた途端、みんな“待ってました!”と喜び、“俺が予言の子を守るから、もう少し冷静な判断でノリッジの奪還に専念して欲しい”と言いつつ、みんなと話し合いをした結果・・」

アルト「みんなはその事に納得してくれて、今すぐにでもノリッジに行けるように他の円卓軍の出立の準備を手伝ったり、余った時間を円卓軍との連携の調整に使っているところだ。」

パーシヴァル「本当ですか、それは助かります!これで少しは女王軍に勝てる見込みが増えましたね。」

アルト「ああ!これもアルトリアのおかげだな。感謝しているよ、アルトリア。」お礼を言う

アルトリア「えっ、えぇ〜・・。なんか照れるなぁ〜〜〜・・・」照れている

【良かったね、アルトリア!】褒めている
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/19(火) 23:01:45.00 ID:fUWA7RwW0
パーシヴァル「話を続けますが、今さっき増えたシェフィールドの兵をプラスして、我らと伯爵、そしてアルトさんたち、想定1000ほどの兵力です。」

パーシヴァル「この兵力でキャメロットから派遣された女王軍を制圧し、鐘撞き堂・・・・ダルダンの本拠地である金庫城と名付けている塔を目指します。」

千子村正「1000人か・・・街の制圧だけじゃなくヤツらの本拠地まで落とすのには心許せねえな。」

千子村正「しかも相手は妖精、こっちはシェフィールド残存兵に牙の氏族も含まれているとは言え、それを除けば半分は人間だ。戦力差がありすぎじゃねえか?」

パーシヴァル「・・・そこはご安心を。円卓軍の戦術、兵装は対妖精に特化したもの。それとシェフィールドの兵やボガード殿からの指導もあり、能力差を覆す術は心得ています。とはいえ・・・」

パーシヴァル「金庫城の攻略は、我々の手に余る。あれは生前、土の氏族長であったスプリガンが鐘撞き堂を改造して作り上げたという、人間も妖精も拒む、難攻不落の鉄塔。」

パーシヴァル「おまけにあちらの勢力には偽の『予言の子』である『召喚銃の予言の子』の存在もあります。アルトさんであるなら、彼の正体を見破れると思いますが、その彼の力は未知数です。」

パーシヴァル「ですので、金庫城の攻略・・及び『召喚銃の予言の子』の対策と捕獲には皆さんのお力をお借りしたい。」


パーシヴァル「藤丸立香殿。貴方の魔術はオベロン殿やアルトさんから伝え聞いています。普段は単独でありながら、戦闘時には小隊に勝る戦力を呼び出せると。」

パーシヴァル「金庫城の門は軍隊では落とせない。内部に侵入し、内側から門を開けるしかありません。危険な任務ですが、受けていただけますか?」

【(頷く)】
【そういうのは得意だ。アルトリアも得意だよ】←

アルトリア「藤丸!マーリン魔術の話は今やめてほしいなー!」恥ずかしがっている

アルト「ハハハハ・・・。金庫城の攻略には俺たち家族も一緒に行く。俺たちの相手はあくまでイレギュラーズの一人である宝石鎧のダルダンただ1人だからな。」

バーゲスト「ああ、お主たちには我らがついている。だから安心して金庫城へと向かうぞアルトリア、藤丸立香。」彼らに呼びかける

アルトリア「あっ、あぁ・・はい。こちらこそよろしくバゲ・・・バーゲストさん。」少し目をじらしながら見ている

【こちらこそよろしく!】
【一緒にダルダンを倒そうな?】←

アルトたち「ーーーーーー」頷く


パーシヴァル「ありがとうございます皆さま。これで確実に勝利の目が見えてきました。」

パーシヴァル「南部で活動中の小隊は夕刻までには帰還します。彼らが戻り次第、ロンディニウムを発ちます。」

パーシヴァル「夜の闇に紛れ、夜明けまでにノリッジに到着。ダルダンや『召喚銃の予言の子』らが対策を打つ前に街を制圧します。」

パーシヴァル「僭越ながら、現地での作戦指揮は私が。よろしいですね、アルトさん、アルトリア。」

アルトリア「はい。わたしは貴方の指示に従います。気兼ねなく使ってください。」

アルト「ああ、こっちも了解した。シェフィールドのみんなにはあとでそう言っておくし、夕刻と言ったら・・それは夕食の時間の同じ時間帯となる可能性が高いからな?」

アルト「なんなら、その小隊が帰還したと同時に夕食をそのまま振る舞い、少しでもお腹を満たしてから行った方が士気も下げずにノリッジへ行けるんじゃないかと思うんじゃないか?」

立花響「それは良い名案だよアルトさん!!もしかしたらその小隊の皆さん、南部での活動でお腹を空かせているのかもしれませんからね?」

フリント「うんうん。腹が減ったら戦はできぬと言うからね?そろそろ煮込んでいたキノコのさっと煮も出来そうだから、話が終わったら盛り付けの手伝いに行こうか?」

立花響「はい!!」元気よく答える

【楽しみにしてるよ、響ちゃんたちのキノコのさっと煮!】
【(俺もそろそろお腹が空いてきたというか・・・】←


パーシヴァル「・・・小隊が帰還したと同時に夕食を振る舞い、士気を下げずにノリッジへ出陣ですかぁ・・。とてもいい案ですね、アルトさん。」

アルト「ああ。円卓軍は人間の兵士が多いと聞くし、人間であるなら腹も空く。俺はその当たり前の事を作戦として取り入れただけさ。」

メリュジーヌ「アルト・・・。」感心している

パーシヴァル、バーゲスト「ーーーーー」感心している

ジョルニたち「ーーーーーー。」感心している
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/20(水) 21:51:35.75 ID:lgP3QEVW0
パーシヴァル「では、この方針で作戦を立案します。伯爵から街の地図も届いていますので、制圧経路も確定できるかと。」

【さすがぺぺロン伯爵、ぬかりない・・・】
【基本的になんでもできる人だった・・・】←

カイニス「・・・・・・(フッ、やってくれるじゃないか元・インド担当のクリプターの分際でな。)」鼻息を散らす

武蔵「ええ・・。」頷いている



パーシヴァル「出陣は夕食の時間も含めて3時間程ありますので、皆さん、腹ごしらえをしながら自由にお休みください。」

フリント「そう。じゃあ私は響ちゃんと一緒に下の厨房で夕食の盛り付けに取りかかるね。」

立花響「はい。皆さんをお腹を満たすために、私・・精一杯美味しくご飯を提供させてあげますね!」

タッタッタッタッタッタッタッ!(作戦室を出るフリントと立花響)


ハベトロット「ほうほう。じゃあ、ボクは機織り場に行ってくるよ。聞けばあそこのハギレが山になっててさー。忙しいのは分かるけどさー!」

ハベトロット「あれだけあれば子供たちに可愛い服を作ってやれるんだわ!ってなワケで、ちょっとの間だけなら手伝ってやる、頼れるハベニャンなのさ!」ニコッ!

セツノ「オオ〜。じゃあセツノ・・・ハベニャンの為にご飯、持ってくるから・・ハベニャンは先に機織り場に行ってて・・。」

ハベトロット「おお気が利くじゃないかセツノ!あとで余ったハギレでセツノにイイモノを作ってあげるのだわ!」タッタッタッタッ!(移動する)

セツノ「うん。セツノ・・楽しみにしてる・・。」タッタッタッタッ!(移動する)

ルージュ「ああ〜私も行く!!」タッタッタッタッ!(セツノの後ろについていく)

タッタッタッタッ!(作戦室を出るセツノとハベトロットとルージュ)


千子村正「儂は鍛冶場でガキどもの面倒みてくるか。まともな鍛冶師はひとりだけ、あとは鍛治見習いしかいねえんだよ、この街。」

セフィー「ならばわたしも一緒に鍛冶場に行こう。ちょうどわたしの刀を鍛え直そうと思っていたところだからな。」

千子村正「ああいいぜ!こっちでどれだけお前さんの刀を振るっていたのかを見てあげてもいいからな?」

セフィー「感謝する、村正殿。」


オベロン「・・・・・ふむ。となると、僕は居残りがいいかな?戦場で戦えないからね。パーシヴァル、何か気になる事はあるかい?」質問する

パーシヴァル「ええ。頼みたいことがあるとすれば、オックスフォードの動きを見てほしい事だと思う。」

パーシヴァル「おそらく氏族長の中で真っ先に痺れを切らすのはウッドワスだ。ノリッジの後はおそらく・・・」

オベロン「うん、同感だ。ちょっと僕の知人にも協力して貰って、ヤツの動きを牽制するとしよう。」

メリュジーヌ「知人・・?オベロン、パーシヴァルたちの他にもキミに親しい妖精がいるのかい?」

オベロン「ああ。諸事情により、今はその知人の名前は言えないが・・・彼女ならウッドワスの事をしばらくの間は止められると確信しているからね。」


オベロン「・・・本来なら、このような事はオーロラに頼んだ方が効果的なのだが、オーロラはもうこの世にはいない。彼女は蒼毒のブルーナに殺されちゃったからねぇ・・残念だけど・・。」気の毒な表情を見せる

コーラル「・・・・・・・・」うつむいている

メリュジーヌ「・・コーラル・・。」心配している

アルト「・・・・・・・・・。」黙っている
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/21(木) 00:07:05.69 ID:aIuv+bth0
オベロン「3年前・・、オーロラが逮捕された日にソールズベリーの住民たちが暴動をを起こそうとした言う事は聞いているよね?あれは妖精騎士モードレッドが来る前はウッドワスたちがそれを食い止めていたんだ。」

オベロン「当時のウッドワスはオーロラの事やソールズベリーの住民たちを非難していたけど、その前は裏でオーロラにお熱に成る程に親しみを持ちたかったみたいだったもんで・・。」

オベロン「そのいくら貢いでもなびかない美女であるオーロラから“すぐに会いたい”なんて知らせが来たら、すぐに駆けつける程に彼女の一途な思いを持っていたと言ってもいいね。」

【オベロンに人の心はない・・・ね?】
【男心を持てあそぼうとしてたのか!?】←

オベロン「いや、むしろ男心の味方だとも!恋愛下手なウッドワスのために計略(デート)の機会を用意しようとしてたからね!」


バーゲスト「あのウッドワス公がオーロラの事を・・・確かに私たちも一度、そのような経験を3年前のシェフィールドでしたよな、アルト?」

アルト「ああ。いま思えばあのシェフィールドでのデートは俺とヴァージェ、バーゲスト、メリュジーヌが夫婦としていく覚悟の前触れだったのかもしれないよな。」

メリュジーヌ「ええ♡今じゃこのように心も身体も感覚も、情愛様々だからね♡」ギュゥゥ〜♡スリスリスリ♡(アルトに甘える)

バーゲスト「無論だ。我らの愛が純恋愛の宝石を通し、夫婦仲まじく入れるし、それがあったからジョルニたちは産まれたと言ってもいいよな♡」ギュゥゥ〜♡スリスリスリ♡(アルトに甘える)

アルト「ああそうだな。そんな俺は3年の昔から両手に花と言ってもいいからな?」スリスリスリ♡(2人に甘えられる)


イチャイチャイチャイチャ♡(バーゲストとメリュジーヌの2人に甘えられるアルト)

ダ・ヴィンチちゃんたち「・・・・・・・・」何も言えない

カレン「ふふふ♡。本当に夫婦仲まじかったですよ、結婚したあとの初夜なんかもの凄かったと聞きますからね?」クスクスクス!(静かに笑う)

オベロン「〜〜〜。そ〜りゃ、3年前のアルトたち僕と出会った頃から情愛モロだしだったからね!このイチャパコ夫婦がぁ〜!!」キリキリィ〜!(嫉妬混じりにドン引きしている)

【アルトさんと2人はとても愛しあっているのねぇ〜・・】
【(ホント、羨ましいよぉ・・・)】←

ダ・ヴィンチちゃん「うーん、アルトと2人の夫婦はともかく、あった事もないウッドワスちょっと同情しちゃうよなー。なにせ思いを寄せていたオーロラが罪人として処刑されていったからねぇ・・。」

コーラル「・・・・・オーロラ様・・・。」またうつむいた表情を見せる

アドニス「・・コーラルお姉ちゃん・・・。」心配している

メリュジーヌ「!。・・・・・・」黙り込む

アルト「・・・・・・・・」メリュジーヌとコーラルの事を見てる


アルト「(確かにオーロラとは3年前のソールズベリーでの出来事で1回だけ目にしただけであって、俺はオーロラのことに関しては本当の意味で何も知らないと言ってもいい。)」

アルト「(しかし妖精騎士アグラヴェインの策略とはいえ、オーロラは俺との関係性を問われ、“鏡の氏族抹殺の共犯”と“一連の事件の関与により逮捕され、ブルーナたちとソールズベリーの住民たちによって殺された・・。)」

アルト「(ソールズベリーや妖精國の中でも特に美しい翅を持つも、その中身はあまりにもロクでなしの考えや思想を持っていたとメリュジーヌは言ってたが・・)」

アルト「(それを確認しようも・・オーロラはもうこの妖精國ブリテンには生きていないし、彼女の次代も未だに生まれてもいないと聞いているからな・・。)」

アルト「(もし・・、メリュジーヌとコーラルにオーロラを助けられなかったお詫びを報いるのであれば、それはノリッジの攻略が終わったあと、次の『巡礼の鐘』を鳴らす場所であるソールズベリーへと向かい・・)」

アルト「(オーロラを拷問じみた行為で殺したブルーナを、あの2人と共に一矢を報いらせなければな・・。)」


アルトリア「・・・・・・・(アルトさん・・。)」少し心配そうな顔をする
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/21(木) 23:58:10.88 ID:aIuv+bth0
オベロン「・・っと、言い忘れてたけど、今回のノリッジ攻略にはクロコダイオーみたいな巨大勢力を必要としない。むしろあのような船じゃ返って目立つし、万が一ウッドワスに見られたら、そのままロンディニウムを攻められる可能性が高い。」

パーシヴァル「はい。ゾックスさんには我らと共に陸の方からノリッジへ向かってもらうか、ロンディニウムへ残り、ノリッジへ向かう私らの代わりにオックスフォード側の様子を見て欲しいのですが・・いかがなモノで?」

ゾックス「まぁそうなるよな・・。ノリッジの攻略には俺がいなくても、こちらには介人たちや響たちが代わりに活躍してくれるから、俺とフリントたちはここで留守番させてもらうぜ。」

アルト「ああ、今回はそのほうが良さそうだね。それにこちらにも非戦闘員であるロブたちもいるから、彼らには引き続きロンディニウムに残り、そこの復興に全力を注いで欲しいのだが・・いいか?」


ロブ「確かにそこまで力の無いオレらにとっては、アルト様の言う通りかもしれないな・・。じゃあオレとワグはここに残り、このロンディニウムで俺たちの出来る事をやっていきますか!」

ワグ「う〜ん・・オレ、もう一度ノリッジへ行きたかったんだけどなぁ〜・・?でも、オレらがいてもガイルの兄貴を困らせるだけだから、オレらはここでロンディニウムの復興を手伝ってやろうぜ、ロブの兄貴!」張り切っている

ロブ「おうよ!!ガイルの兄貴、ロンディニウムの留守のことは俺たちに任せて、ノリッジをダルダンのヤロウから取り返してやってください!」

ガイル「おう!ロブ、ワグ・・・留守を頼んだぞ!」

ロブ、ワグ「おうよ!!」張り切っている


カレン「私はあなたたちの監視役の制約上・・この度のノリッジ攻略には参加しません。ですので、私もこのロンディニウムで留守番をさせてもらいますね。」

コーラル「・・では私もここへ残らせてもらいます・・・わたしが戦場に行ったところで、わたしの能力のなさにアルトさんたちの足を引っ張るだけだと思いますので・・」

アドニス「コーラルお姉ちゃん・・・・・」心配そうにしている

コーラル「・・心配せずとも、わたしはこの人間たちの街で、わたしのできることをやっていくだけなのですから・・アドニスさんはアドニスさんでしか出来ない事をやり遂げ、再びこの場所に戻ってくることを信じておりますから・・。」

アドニス「・・・うん。」少し納得する表情を見せる

カレン「・・・・・・・・・」アドニスとコーラルの様子を見て・・


ポンッ!(小さくなるオベロン)

オベロン「じゃ、これからその知人の彼女の元へひとっ飛びだ。みんな、うまくいったらノリッジで会おう!」パタパタァァ〜〜!(飛んでいく)

そう言い、ブランカに乗ったオベロンは知人の元へに向かうためにどこかへ飛び去っていった・・。


トリスタン「・・マスター。オベロン殿はその知人の事を彼女と言っていたことから、その知人は明らかに女性であるのは確実だと思えるのですが・・」

ダ・ヴィンチちゃん「うん。あのオベロンの事だからね・・女性の知人ぐらいは1人や2人もいると思えるのだけど、状況が状況だからねぇ・・」

ダ・ヴィンチちゃん「彼女の諸事情で名前さえ教えてもらえないとなると・・おそらく彼女は女王軍・・あるいは氏族長の誰かと深い繋がりがある人物じゃないかなと思っていると言ってもいいわね?」

トリスタン「女王軍・・あるいは氏族長と深い繋がりがある人物・・・それはつまり・・・」


【(ブルーナ?)】
【(二代目妖精騎士トリスタン?)】
【(コヤンスカヤ?)】←

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カルデアのマスターが思ってる事

コヤンスカヤ
https://livedoor.blogimg.jp/gamemeister/imgs/0/d/0d0442fe.png
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【(確かに彼女ならやりそうな気がするが・・・)】
【(まさかね・・。)】←

アルト「・・・・・・」カルデアのマスターの事を見てて・・


カルデアのマスターはオベロンが『彼女』と呼ぶ存在の事を彼らの宿敵であるコヤンスカヤだと考察をし、アルトは彼らの表情を見つつ、彼らの反応を冷静に観察していたのであった・・。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/22(金) 23:42:28.01 ID:mQV/RcRT0
ダ・ヴィンチちゃん「じゃ、私は書記官のマガレ君に挨拶に行ってくるよ。藤丸君とアルトリアは?」

アルトリア「わたしはお言葉に甘えて、下でご飯を食べた後に少し仮眠をとらせていただきます。夜通しの行軍のようですから。今のうちに英気をやしなっておかないと。」

アルト「そうだな。夕食を食べて腹を満たし、仮眠をとって英気を養う。それで俺たちと円卓軍は夜通しでも万全な状態で戦いに臨めるからな?」

スズカ「ええ!」

【そうだね。じゃあ自分も仮眠を】
【そろそろレッドラ・ビットの様子を見に・・】


スズカ「レッドラ・ビットさんの事ですか?実は少々その事でお話がありましてね・・。私がレッドラ・ビットさんの身体をサーチ(健康診断)したところ・・肺の近くに変なしこりが見つかりましてね・・。」

【変なしこり?】
【(もしかしてレッドラ・ビットは病気なのかな?)】←

ダ・ヴィンチちゃん「いやそれはないと思う。広場で子供たちに囲まれて動けなくなってるけど、あの元気そうに平原を走ってたレッドラ・ビットが病気だなんて・・・」

スズカ「いいえ。腫瘍とか初期のガンとかはほとんど痛みもない無症状で発見が遅れるのが定義なのですので。いちおう大事を取って彼には摘出手術を施させてもらいますわ。」

アルトリア「しゅっ、手術ですか!?そんな急に言われてもねぇ・・・って、手術ってのはなんですか?モルガンが使う魔術の1つなのでしょうか?」オドオドオド・・(困惑してえる)

スズカ「手術とはアルトリアさんが言うような魔術的ではありませんし、摘出手術と言っても摘出後に私のヒーリングを持ってすれば、約1時間弱ですぐに走れるようになります。」

スズカ「レッドラ・ビットさんはアルトリアさんや他の皆さんを遠くの領地へと遠征する為の手段でもあり、私たちの大事な仲間でもあります。ですから、原因不明なシコリのせいで彼に何かあったらと思うと、私は不安に思えます。」

スズカ「なので、レッドラ・ビットさんには万全な状態で皆さま方をノリッジへ運んで貰うためにも、レッドラ・ビットさんにシコリの摘出手術を施したいのです!」

【スズカちゃん・・。キミって子は・・】
【(そこまで俺たちのことやレッドラ・ビットの事を・・・・)】←

メリュジーヌ「スズカはこれでも、向こうの世界では優秀な医者の候補生と呼ばれていたからね。あの子にかかれば、どんな手術もお手の物で成功させちゃうからね。」

アルト「ああ。ちょっと少しこだわりは強いけど、さすが俺と同じように回復に特化した俺の娘な事だな。」スズカを褒める

スズカ「はい!」ニコッ!(笑顔を見せる)

アルト「だが、その摘出手術の後にスズカに魔力的な問題があったらイケないから、スズカの摘出手術には俺もアシスタントとして手伝ってやるからね?俺もまた、ヒールの力で回復できるからね。」

スズカ「!。はい、よろしくお願いします、お父様!」ビシッ!


パーシヴァル「では皆さん、3時間後にここへお集まりください。日が沈み次第、ノリッジ攻略戦を始めましょう。」

作戦室にいるみんな「おう(えぇ)!」頷く



コーラル「・・・・・・・」少し心配そうな表情を見せる

アドニス「コーラルお姉ちゃん、僕は絶対にノリッジを解放して、必ずコーラルお姉ちゃんの元へ帰ってくるよ!だからもう心配しなくていいからね?」

アルトリア「はい。心配せずとも私たちは必ず生きて、ノリッジの鐘を鳴らしてここへ戻って来ます。なのでどうかアドニス君とアルトさんたちを信じて欲しいです。」

コーラル「アドニスさん・・・アルトリアさん・・・・」アドニスたちの事を見てて・・

アルト「ああ。だから今はアドニスたちと一緒にご飯を食べに行こうか?コーラル。」

コーラル「・・・・はい!」頷く


こうして作戦室でアルトたち『境界なき勇士団』、アルトリアたち『カルデア一行』、パーシヴァルたち『円卓軍』の皆でノリッジ攻略の話をしていき、

無事にノリッジ攻略の話がまとまり、日没出陣までの3時間・・夕食を食べたり、色んな事をしたり等・・それぞれ自由行動でロンディニウムを回っていき、

彼らは心も体も万全な状態へと回復し、ロンディニウムの空は日没のようへと日が沈むのであった・・。
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/23(土) 09:43:35.15 ID:AfzNkqfB0
第27節:ノリッジ攻略戦
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ノリッジ近くの平原:駐留地点


タッタッタッタッ・・・(平原を歩くアルトたちとアルトリアたち)

メリュジーヌ「それで私とパーシヴァル、そしてアルトやみんなの力を合わせて戦い、悪妖精と化したグビラを倒したんだよ。」

パーシヴァル「はい。最初は私一人であの悪妖精からロンディニウムを守ろうとしてその悪妖精の背に乗り、ロンディニウムから引き離そうとしていましたが、どうも振りほどかれてしまって・・」

パーシヴァル「不覚を突かれた際にメリュジーヌが私の事を庇ってくれて防御をしてくれたのですが、その悪妖精のドリルがメリュジーヌのガードさえも砕く勢いでしたので、」

パーシヴァル「そして窮地にたった際に立花響さんがそのシンフォギアとなる装甲の力による拳で悪妖精を殴り飛ばし、私とメリュジーヌにこう語りました。」

パーシヴァル「“このまま私と彼女が仲違いしている事は間違っている”“私と彼女にはもういちど仲良くしてもらいたいと思っている”・・そう響さんの言葉を聞き、その響さんの思いが私とメリュジーヌの心に響きました。」

パーシヴァル「そしてアルトさんたちが時間稼ぎをしている間、私とメリュジーヌ、響さんと話し合い、そしてお互いの過去を全ての見込み、私はメリュジーヌと和解し、アルトさんと皆さんと共に協力し、悪妖精グビラの討伐を成しえたのです。」

ルージュ「へぇ〜〜!それで最初は仲が悪かったメリュジーヌお母ちゃんとパーシヴァルさんは、響ちゃんの説得のおかげで元の仲良しになったんだね!」

【凄いよ響ちゃん!さすがだね!】←
【・・・・・。(あの戦いの中で説得していくなんて・・)】

立花響「い、いやぁ〜それ程でも〜・・・」照れている


ダ・ヴィンチちゃん「うんうん!確かにあの戦いの中で二人を説得する響ちゃんも凄いのだが、その他に凄いところはあるよね?」

立花響「あっ、はい!メリュジーヌさんとパーシヴァルさんを和解させた後、不覚にも悪妖精グビラの背中に刺さったパーシヴァルさんの槍を回収して欲しいとメリュジーヌさんに頼まれましてねぇ・・。」

立花響「メリュジーヌさんが引きつけている間に私は悪妖精の背に乗って、その悪妖精が上にのけぞりながらもどうにかパーシヴァルさんの槍を手に持ち、」

立花響「その槍に触れた途端に何かしらの違和感もあり、槍が抜けて落下する事態がありましたが、無事にその槍を引き抜くことが出来ました。」

千子村正「おう。で、そのパーシヴァルの槍に立花響が触れた途端に何かしらの違和感があったと聞いているが・・。パーシヴァル、何か知ってるか?」

パーシヴァル「・・それは私にもわかりません。あの戦いの後に響さんはスズカさんのメディカルチェックを受けたのですが、なにも異常はなかったと聞いています。」

パーシヴァル「この私が今持っているこの槍は『選定の槍』と呼び、かつてトネリコが持っていたという武具。私を人間牧場から引き取ってくれた際に、前の風の氏族長からこれを授けてくれたのです。」

パーシヴァル「“これは罪なき者にのみ応える聖なる槍。妖精たちでは扱えぬもの”と。それゆえにメリュジーヌは響さんにこの槍の回収を頼んだのです。」

千子村正「成る程・・・確かに妖精であるメリュジーヌにはその『選定の槍』を手に触れる事が出来ないから、立花響に引き抜くことを頼んだのだな。」

メリュジーヌ「まあそういう事ね。ただし、響ちゃんが感じたという違和感があったというのはその時の私も初めて知ったからね・・。」

ハベトロット「・・・・・・・・・」黙っている


【選定というと・・・・アルトリアの杖と同じ?】

アルトリア「どうだろう。ちょっと違うかなぁ。杖と槍だし。同じような気配は感じるんだけど、中身がもう無いっていうか・・その槍、凄くはあるけど、もう『選ばれて』いない気がする。」

立花響「?。もう『選ばれて』いないって・・・何が選ばれていないのですか?」

パーシヴァル「響さんには難しくてよくわからないと思いますが、私はこの槍を握っている度にそんな気がするのです。」

立花響「どういうことですか?」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/23(土) 22:39:39.19 ID:AfzNkqfB0
パーシヴァル「私が持つこの『選定の槍』からはただ強く、“失敗した”という悲しみが流れてくる。身を裂くような後悔の念が溢れています。」

パーシヴァル「槍に宿った慟哭は魔力となってほとばしり、振るうたびに涙のように煌めきます。その様からこの槍は『白光』という二つ名を持っているのです。」

パーシヴァル「この槍は『妖精を救うもの』ではなく、『妖精を倒すもの』となってしまっています。本来、使うべき武具ではないのですが、妖精騎士に対抗できる武具でもあります。」

パーシヴァル「とはいえ、“罪なき者にのみ”と言われたものですから、いずれ私には使えなくなるでしょう。」

立花響「!。そんなことありませんよ!パーシヴァルさんとても立派な人だと思っていますよ!弱きを守り、私欲を正す、円卓軍の理想の騎士だと私は思います!」

立花響「私なんか、大人の男性であるパーシヴァルさんと違ってまだ高校生だし、誰かを助ける為にただ自分の事を考えずに突っ走っちゃって、よく私の親友や翼さんたちによく叱られいるのがたびたび多くて・・。」

パーシヴァル「度々よく叱られるというか・・・・って、高校生っというのは?」


ダ・ヴィンチちゃん「ちょっと待った!響ちゃん、いま自身のことを高校生と言ってたけど、キミ・・まさか未成年でシンフォギアというギア装甲を纏い、キミ達の世界で戦いを繰り広げているのかい?」興味を示している

立花響「あ、いや・・・そのぉ・・別に戦いを繰り広げているとかじゃなくて・・ただ人助けをしているというか、そのぉ・・・」オドオドオド・・(オドオドしている)

ルージュ「ウフフフ・・ならいっそのこと、響ちゃんの世界での活躍を自慢しちゃえば良いんじゃないかな?別に減るもんじゃないんだし?」

立花響「ルージュちゃん。ベ、別に・・自慢するほどの話じゃないというか・・・。」オドオドオド・・

アルトリア「なになに?私も聞きたい聞きたい!響ちゃん、私とほぼ同い年なんだし・・」ワクワク!(期待している)

ルージュ「うんうん聞きたいよね?それは響ちゃんたちシンフォギア装者の活躍って、一言じゃ纏められないほど凄いんだからね!」

【一言じゃ纏められないって・・・?】


ルージュ「私も私が生まれた向こうの世界のテレビで見た話だけだけど、シンフォギアは主に歌を歌うことで装者の力が増して、色々な敵をバッタバタと倒していってね。」

ルージュ「それだけじゃなくてね。重ね合った歌の力で最強の姿(エクスドライブ)で空を飛んだり、落ちてくる月の破片を3人の奏者と一緒に破壊して世界を救っちゃったり・・」

千子村正「!!?。おいおいおい・・・少女3人だけで月の破片を破壊したのか!?」驚愕している

ルージュ「バルベルべっていう独裁国相手に6人だけで紛争を止めようとしたり、サンジェルマンやプレアーティとかいう錬金術師と戦いを繰り広げたり・・・」

ルージュ「しかも強大なラスボスを相手にシンフォギアを『黄金錬成』の力で金の姿で倒しちゃったりしたりと・・響たちシンフォギア装者はテレビシリーズの中でもう5回も世界を救っちゃっているのよ!」

立花響「え、えぇ〜っと・・・それについては、ほぼ間違っていないというか・・そのぉぉ・・・。」カァァァ〜・・(恥ずかしがっている)


アルトリア「ウソ・・・・・響ちゃんの世界だけとはいえ・・5回も世界を救っちゃっているなんて・・・。」驚愕している

ダ・ヴィンチちゃん「ちょっとちょっと!?錬金術で金を生成するのはとても難しいコトだというのにシンフォギア全体を黄金を纏わせて戦ったなんて・・」驚愕している

武蔵「立花響・・・17歳の少女だというのに歌だけで幾千の戦いを歌だけでくり広げているなんて・・・」驚愕している

アルトリア、ダ・ヴィンチちゃん、武蔵、千子村正、カイニス『『『『『(一体、どんな世界だというのだ・・・シンフォギア・・)』』』』』揃って驚愕している

【・・・・・(確かにそうだね・・。)】


アルト「ルージュ・・・。これは少し言い過ぎだよなぁ〜?」気まずい雰囲気を出している

ルージュ「あっ・・・・ご、ごめんお父ちゃん・・。ちょっとよかれと思って・・・」気まずい雰囲気になっている

立花響「アハハハハ・・・・・・」苦笑いをしている


ルージュがよかれと思って話し出した立花響ことシンフォギア装者の大体の自慢話を語ったことで、アルトリアたちにとてもじゃないほどの衝撃を受けてしまい、

アルトとルージュは、その事で“アルトリア達や立花響になにか悪い事をしたな”と気まずい雰囲気をだしており、立花響はただその事で苦笑いをするしかなかった・・。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/24(日) 22:19:31.44 ID:CVEOg2Zn0
タッタッタッタッ・・・(妖精の士官がやって来る)


妖精の士官・オーラリア「パーシヴァル。じき夜明けだ。強行軍だが、なんとか間に合った。元・シェフィールドの皆さんや境界なき勇士団にわざわざ夕食も振る舞ってくれたことで、兵士たちの英気も減らさずにすんだ。」

オーラリア「丘を越え次第、我らはシェフィールドの兵士たちと共に部隊を展開していいんだな?」

パーシヴァル「ああ。中隊の指揮はランドンに任せる。君とボガードの3人で1時間、持ちこたえてくれ。私と『予言の子』、そしてアルトたちは先行してノリッジの側面に出る。」

パーシヴァル「伯爵が解放した下水道を通って、ノリッジ内の反ダルダン組織と合流。街中でどうにか暴動を起こし、混乱を乗じて正門を裏から抜く。」

パーシヴァル「門が開き次第、城壁の女王兵を制圧してくれ。私たちはランドン部隊とボガード部隊と共に、手分けしてノリッジ内の女王軍を撃破する。」

パーシヴァル「敵対兵力を制圧した後、金庫城を取り囲む。だがしかし、万が一『召喚銃の予言の子』が現れた場合は即座に私に伝令をしつつ、その者からなるべく離れる事だ。彼の相手は私たちがするからね。」

オーラリア「わかった。・・・・無理はしないでね、団長。」

パーシヴァル「こちらこそ、オーラリア。今回も無理難題を押しつけてすまない。」

オーラリア「慣れているわよ。『予言の子』。アルト・オルランド氏。パーシヴァルをよろしくね。」タッタッタッ・・・(去って行く)


パーシヴァル「聞いての通りです。ここからは私の部隊とボガードさんの部隊と離れて別行動します。夜が明ける前にノリッジに忍び込み、騒ぎを起こします。」

パーシヴァル「長い戦いになるでしょう。どうか万全な準備を、藤丸立香。アルトさん。」

アルト「ああ!ジョルニ、ルージュ、ガイル、セツノ、アドニス、セフィー、スズカ。」子供たちの顔を見て

アルト「ノリッジでの戦いは、君達にとってイレギュラーズとの最初の戦いであり、君達にとっての最初の戦争となる。今更だと思うが俺は俺の愛する子供たちをこのような戦場に出すのはどうかと思うと・・・」うつむいた表情を見せる


ジョルニ「わかっているよ、父さん。でもこの戦いはノリッジの住民たちやシェフィールドにいた妖精たちを救う戦いだけじゃない・・・・妖精國の妖精たちをモルガンの支配から解放し、」

セフィー「カルデアと共に汎人類史を救い、この世界に迷い込んだ介人たちや響たちのような並行世界の者達を元の世界へと戻し、」

ルージュ「そしてマシュさんと・・・・・私たちのお母ちゃんであるヴァージェを救い出す為の最初の一歩なんだからね!!」

ガイル「ああ!!ヴァージェ母さんを必ず妖精騎士アグラヴェインやイレギュラーズの野郎どもから救い出し、家族全員で笑って過ごすためにも!」

セツノ「セツノ・・・お父さんたちと一緒に戦う覚悟は出来ている・・」

スズカ「私たちはそのために2人の妖精騎士であったお母様と修行をし、今、お父さんが立ち上げた『境界なき勇士団』と一緒にこの地に立っています。だから!」

アドニス「僕たちの事は気にしないで、お父さんはノリッジを解放する為に戦って欲しい!」

アルト「・・・!。そうだよな・・・要らない心配をかけてすまなかった。だから、俺と一緒に戦ってくれるのか?」

バーゲスト「元よりそのつもりだ!我が愛する夫、アルト・オルラントよ。」

メリュジーヌ「ええ!私たちは家族だからね?一緒に戦うのは当たり前じゃないか。」

アルト「ああ!俺から改めて言うが、俺たちは夜明け前にノリッジに忍び込んで騒ぎを起こし、そして金庫城にいるダルダンを倒し、ヤツと手を組んでいる『召喚銃の予言の子』を捕まえる。」


アルト「いいか?パーシヴァルの言った通り、今宵はとても長い戦いとなる事になるだろう・・。だからみんな、気合いを入れていこうぜ!!」拳をあげる

周りにいるみんな「オオォォォォォーーーーーーーー!!」勝ちどきを上げる


アルトはジョルニたちを戦争に巻き込むことを考慮し、彼らにその事で問いかけるも、ジョルニたちの覚悟の強さに感化し、

アルトは改めてみんなと共にノリッジを解放し、ダルダンを倒し、召喚銃の予言の子の捕獲するという決意の元に声を上げていき、

ジョルニたちやバーゲストたち、アルトリアたちはアルトのかけ声と共にノリッジ攻略戦への勝ちどきをあげるのであった。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/24(日) 23:42:18.05 ID:CVEOg2Zn0
数分後・・・・ノリッジ:地下にある下水道内にて・・


タッタッタッタッ・・・(下水道を歩いている)

ジュラン「う〜ん・・・。下水道からノリッジへ入るとは言ってたけど・・これは酷いよなぁ〜・・」下水道の周りを見てて・・

ガオーン「ウンウン・・。周りは臭いわ、ネズミっぽい妖精は出てくるわ・・。ホント、妖精の世界でも下水道の中はとても臭うんだねぇ・・」不満そうに歩いている

アルト「ああ。形だけの模倣とはいえ、ここまで下水道の環境が劣悪だと・・悪臭が下から漏れ出た時に凄く困るからなぁ・・。」下水道の周りを見てて・・

ダ・ヴィンチちゃん「まぁ気持ちは分かるけど・・今ここは敵の領地の下にいるからね・・。少しは我慢してくれないかな?」

セツノ「うん・・でもこの臭いのはセツノ嫌い・・・はやく外へ出たいよぉ・・。」自分の鼻をつまみながら・・

ジョルニ「ああそうだな。藤丸、もうすぐぺぺロン伯爵が指定した反ダルダン組織との合流地点にたどり着けるか?」

【もうすぐ着くと思うよ】
【(確かこの辺りの筈だが・・・)】←



タッタッタッタッタッ・・・・(ベルの下水道の通りから現れるぺぺロン伯爵)

ぺぺロン伯爵「いらっしゃーい!指定した時間通りね藤丸君!」

【ぺぺロン伯爵!】←
【伯爵みずから出迎え、ありがとう!】

ぺぺロン伯爵「こちらからお願いした立場だもの、下水道だろうとモルグだろうと足を運ぶわ。」

ぺぺロン伯爵「えーと、こっちに来てくれた別働隊は・・・・・」周りを確認する


ぺぺロン伯爵「ダ・ヴィンチ女史、村正ちゃん、ハベトロット、トリスタン、カイニスちゃんに、なぜかまだ生きていたという異邦の宮本武蔵・・・。」ダ・ヴィンチちゃんたちを見て

ぺぺロン伯爵「アルト君、ジョルニ君、セフィー君、ガイル君、ルージュちゃん、スズカちゃん、セツノちゃん、アドニス君、メリュジーヌとバーゲストと、アルトのご家族全員いて・・・。」アルト達を見て・・

ぺぺロン伯爵「機械の身体をしたのがジュランという機械生命体たちで、そこにいる少女が立花響、そして・・・・」パーシヴァルたちを見て・・

パーシヴァル、立花響、介人、ジュランとガオーン「・・・・・・・・・・」黙っている

ぺぺロン伯爵「さいこーーーーーーーーじゃなーーーーーい!」笑い顔


立花響「う、うわぁぁ〜〜〜オバケェェ〜〜〜!?」ぺぺロン伯爵に驚く

介人「ワァァァァ〜!?オバケ全開、妖精亡主ゼンカ〜〜イ!?」ぺぺロン伯爵に驚く

ジュランとガオーン「ヒィィィ〜〜!?」ぺぺロン伯爵に驚く

パーシヴァル「敵か!?」ジャキィィン!(槍を構える)

ぺぺロン伯爵「え、どこ!?どこにオバケがいるのかしら!?こわい、守ってパーちゃん!カイちゃん!」ガバッ!(寄り添おうとする)

パーシヴァル「パーちゃん!?」驚いている

介人「な、なになに!?カイちゃんって誰のことなの!?」わかっていない

ジュラン「ってかお前がオバケそのもんだろ!?よってくるなって!!」バシンッ!(突き飛ばす)

ぺぺロン伯爵「キャウゥゥン!?」バシッ、ドサッ!(突き飛ばされる)


ぺぺロン伯爵「な、なに酷いじゃないよぉ〜!せっかく私がここまで足を運んだというのにぃぃ〜〜・・・」哀しそうな?顔をする

【すみません、時間がないので】
【本名言うぞぺぺさん】←

ぺぺロン伯爵「・・・そうね。こめんなさい。今までにないタイプだったから、つい舞い上がっちゃったわ。」すまないそうな顔を見せる

アルト「舞い上がっちゃって・・・・ぺぺロン伯爵・・・・。」ドン引きしている
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/25(月) 23:33:30.55 ID:sRx7+N480
ぺぺロン伯爵「・・とまあ、それはさておいて・・。ようこそノリッジの下水道へ。アナタが円卓軍のパーシヴァルと、かつて『秘密の予言の子』と『絶唱の予言の子』と呼ばれてた人達ね?」

ぺぺロン伯爵「私はぺぺローンナ伯爵。伯爵でいいわ。さっきは驚かせてすまなかったわね?」


パーシヴァル「あ、貴方が・・・・・これは失礼を。ノリッジ地下に棲み着いた妖精亡主とばかり・・・・」謝る

パーシヴァル「お初にお目掛かります。円卓軍のパーシヴァルです。ノリッジの危機を知らせていただき、感謝します。」

立花響「立花響です。妖精騎士アグラヴェインに『絶唱の予言の子』としてこの世界に来た者です。」挨拶をする

介人「俺は五色田介人。こっちは俺の仲間のジュランとガオーン。まだ3人だけど、俺たちは5人で『機界戦隊ゼンカイジャー』やってまーす!」挨拶をする

ガオーン「ああよろしく!」挨拶をする

ジュラン「ああよろしくな、オカ・・伯爵さんよぉ〜。」挨拶をする

ぺぺロン伯爵「ええよろしくねパーシヴァル、4人とも。感謝するのはお互い様よ。これからアナタたちに血を流してもらうんですもの。」

ぺぺロン伯爵「あら。でもひとり足りないわね。あの子はどうしたの、藤丸君。」

【オベロンですか?】
【レッドラですか?】
【ゾックスとハルキですか?】←

ぺぺロン伯爵「まあそれもあるにはあるね。特にハルキ君に関してはユーミルちゃんにも関係があるからね?」

ぺぺロン伯爵「でもあの二人については今のところ関係ないわね。だって今回の作戦にはツーカイオーやウルトラマンと言った巨大勢力は必要ないんだし・・」

ぺぺロン伯爵「私が言ってるのはあの元気な子。レッドラ・ビットちゃん。ほら、あの妖精馬のことよ?」

スズカ「レッドラ・ビットさんの事ですか?実は彼は今、ロンディニウムで術後の療養中でして。彼には彼の体内、肺近くにあったシコリらしきモノの摘出手術を施したのですが・・」

スズカ「そのシコリの正体がとんでもなく危険なモノでありまして、摘出するのに予定より1時間遅く掛かってしまいまして・・、」

スズカ「私がヒーリング(回復)をかけようとしたところ・・・・「私の事は気にせず、その癒やしの力はこれから傷つくアルトさんたちの為に使ってください!」と言われ、馬車が引けないならノリッジに行かずにゆっくりと療養した方がマシと言って、」

スズカ「彼にはちょっとした湿布を貼り、明日には迎えの馬車として遅れて来ると言って、彼はロンディニウムに残りました。」

ぺぺロン伯爵「あら、そう・・・・・やっぱり頭がいいのね、カレ。3年前からオーロラに教育された賜かしらね。」

ぺぺロン伯爵「それと彼の中から出たヤバいモノを摘出したから・・、あとで彼にはお見舞いのニンジンとフルーツを用意しないとね?」

スズカ「ええ。彼、とても喜ぶと思いますね?」


ぺぺロン伯爵「じゃ、気兼ねなく案内するとしましょうか。地上に出たら二手に分かれてもらうわ。大通りで女王軍を引きつけるBチームと、正面を裏から抜くCチームにね。」

ぺぺロン伯爵「Bチームはアルトリアと村正ちゃん、カイニス、介人たち、メリュジーヌ、ジョルニ、ルージュ、スズカ、アドニス。」

ぺぺロン伯爵「Cチームはパーシヴァルと武蔵ちゃん、トリスタン郷、ハベトロット、響ちゃん、セツノ、ガイル、セフィー、バーゲスト。」

ぺぺロン伯爵「カルデア・・・藤丸君たちとアルトはどっちも支援してちょうだい。少々こちらが多勢だけど、万が一って事もあるから、あなたたち2人には頑張って貰う必要があるわ。」

ぺぺロン伯爵「出来るでしょ、それくらい?アルト君はともかくアナタはここまでやってきたんでしょ?」

【―――――もちろん】
【Aチームはないんだね】←


ぺぺロン伯爵「!。それはいつかね!藤丸君が本当の意味で一人前になった時、私とカドックとアナタ、3人でAチームを名乗りましょ!やだ、楽しみ!」喜んでいる

アルト「ああそうだな・・。(ペペロンチーノとカドック、藤丸の3人でかぁ・・・。)」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/26(火) 21:59:12.76 ID:73kPhE260
アルト「・・そう言えば聞くけど、こっちのカルデアには虞美人っていうサーヴァントは居たりしているか?ホラ、あの中国異聞帯であった・・・」

ぺぺロン伯爵「!?。あぁ〜〜芥ヒナコちゃんの事ね!おそらくあの子はAチームとしては来ないと思うわね。アナタも知ってるわよね・・あの子(芥ヒナコ)の結末のことを・・・」

ぺぺロン伯爵「藤丸君やキリシュタリアから聞いているけど、あの子は元々・・真祖とよく似た吸血種の精霊であって、彼女は中国異聞帯でその命を絶った。彼との戦いでね?」

【確かにそうだとも・・・】
【(芥ヒナコかぁ・・・・)】←

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カルデアのマスターが思ってる事


芥ヒナコ(虞美人)

https://idabutsupotato.hatenablog.com/entry/2018/12/02/150033

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ぺぺロン伯爵「彼女は中国異聞帯のシンで、自身が愛する者を殺めた報復に自分の命を空想樹に捧げるぐらいだしね〜?これも彼女なりの愛なのかしらね?」

ぺぺロン伯爵「もし彼女が再び現れるとしたら・・それは彼女がサーヴァント:虞美人としてカルデアに召喚されるのか・・それはカルデアにいる彼(藤丸立香)次第って事かしらね?」

【まぁ、そうなるね】
【今はいないというかそのぉぉ・・・】←

アルト「・・まあ別に、Aチームの関係でヒナコに関してどうかなぁ〜っと思ってね?いるとかいないとか、俺は無理に聞かないからさ。」

ぺぺロン伯爵「まあそうよね?人の秘密を無理に聞こうとする男は、大抵女の子に嫌われちゃうからね?(藤丸は男だけどね・・。)」キリッ!


ぺぺロン伯爵「・・とまあ、関係ない話はそれくらいにして・・・パーシヴァル、さっきの話の組み合わせに何か意見はあるかしら?」

パーシヴァル「いえ、問題ありません。では・・・・」

ぺぺロン伯爵「ええ。ノリッジ攻略戦、開始。共にダルダンや『召喚銃の予言の子』を追い詰めましょう。」

介人「ああ!!俺たちみんなでダルダンと倒して、召喚銃の予言の子と名乗る偽者を捕まえて、勝利全開!オールOK!っと行こうね、みんな!!」

ジュランたち「ああ(えぇ)!!」頷く


アルトたちはノリッジの地下にある下水道にて、反ダルダン組織を率いる1人であるぺぺロン伯爵と合流し、ノリッジ攻略への作戦をアルト達に開示し、作戦実行のために二手に分かれて行こうとするが・・・


アルトリア「あ、ちょっと待って!介人さん、少しお話したいことがあるのですが・・」

介人「???。一体どうしたの、アルトリア?」

アルトリア「あのですね・・・、あなたはゼンカイゼンカイと口癖のように言ってますが、アナタには何かもしもの時に対応できる作戦とか策とかあるのですか?」

介人「う〜〜ん・・無い!」キリッ!(即答で言う)

アルトリア「な、ないの!?アナタって、そうやって今まで行き当たりばったりでアナタがいた世界を敵から守ってきたというの!?」驚いている

介人「うん!それが俺たち、ゼンカイジャーのやり方ってコトだからね!」キリッ!

ジュラン「・・まぁ、そういう事だな?わかったな、アルトリアの嬢ちゃん?」

アルトリア「!?。(う、うぁ〜〜〜この人バカなの?彼、『秘密の予言の子』と言われるぐらいの力を持つと言ってたけど、頭の方はバカだったなんて・・・)」カァァ〜〜・・(顔を赤くして困惑する)


千子村正「おいおい・・それ、いまここで聞く事か?そんなに介人たちや響ちゃんがアルトリアよりも勝っているって事が不安なのかよ。」冷めた目をしている

アルトリア「なぁ・・・悪かったわね村正!ロンディニウムでは今のこともあって、響ちゃんたちに聞きたいことのタイミングが合わなかったというのにね!!」カァァ〜!(顔を赤くして怒っている)

バーゲスト「ハァ・・・・」呆れた顔をしている

【〜〜〜〜〜〜・・・】タラァ〜・・(冷や汗をかく)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/26(火) 23:55:09.24 ID:73kPhE260
立花響「・・すみません伯爵さん。実は私も聞きたいことが1つあるのですがよろしいでしょうか?」

ぺぺロン伯爵「???。良いけど、どうしたの・・?」

立花響「伯爵さん・・・アナタはさっき、これから私たちに血を流させもらうって言いましたよね?」

ぺぺロン伯爵「ええそうよ。これからアナタたちにはノリッジを攻略する辺り、女王軍に所属する幾多の妖精たちと戦ってもらうからね。」

ぺぺロン伯爵「その際にいくつかはその妖精たちを無力ささせる辺り、最悪・・彼らを殺生することも考えて、さっきのことを言ったといっても良いわね?何か不満でも・・?」


立花響「はい。私の纏うこのシンフォギア・・・わたしのこの拳は、誰かをただ傷つけるモノなんかじゃありません。この拳は誰かの手を取り合うためにあるモノです。」

立花響「例え・・その女王モルガンと女王軍の兵士たちと戦う事になったとしても、わたしはわたしのこの拳で、誰かの血を流して戦う事は・・私には出来ません。」

ぺぺロン伯爵「!?。貴方・・・」

立花響「私の勝手なワガママのかもしれませんが・・・、私は私のやり方で女王軍と戦います!なので、ぺぺロン伯爵さんや皆さんにはどうか・・あまり妖精さんたちを殺すような事はしないで欲しいのですが・・」

パーシヴァル「ええ、響さんの言っている事は正しいと思います。元より円卓軍のスローガンは・・『目指しているのは妖精と人間の共存。糾すべきは女王の体制だけである』ですからね。」

パーシヴァル「私たちもまた、可能な限り妖精たちの殺生をしないように女王軍の制圧に尽力を尽くしますが、万が一の場合は・・・」

立花響「わかっています。そのような事の覚悟は、幾度も私がいた世界で経験していますので。そこの所は心配しないでください。」

パーシヴァル「響さん・・・」立花響の言葉を聞いてて・・


ぺぺロン伯爵「・・・。(どういう神経をしているのよあの子・・?あの子、まだ学生みたいなようだけど・・・まるで歴戦の戦いを知り尽くしているように見えるし、あまり誰かの命を殺めるような事を避けたいだなんて・・)」疑問に思っている

アルト「疑問に思うよな、ぺぺロン伯爵?それが彼女の・・・立花響の戦士(ヒーロー)としての在り方と言ってもいいな?彼女の事については、彼女の戦い方を見れば分かるものさ。」

ぺぺロン伯爵「ええそうね。あなたの言う通り、響ちゃんや介人たちゼンカイジャーの戦士(ヒーロー)としての在り方・・・。是非ともこのノリッジ攻略の戦いの中で、見極めさせて貰うわね?」


ぺぺロン伯爵「あとそれと・・『予言の子』の事については心配しなくてもいいわよ。前に『召喚銃の予言の子』がダルダンの手下となったことで、ノリッジの住民たちが『予言の子』に落胆したと言ってたけど・・」

ぺぺロン伯爵「“『予言の子』は『選定の杖』を持っている16歳の少女である”と私とユーミルたちで正論づけて説得をしてなんとか反ダルダン組織としての数を揃えたと言ってもいいわね。」

ぺぺロン伯爵「あとはさっきも言ったように、ダルダンと結託している『召喚銃の予言の子』を捕まえ、彼に自身が妖精騎士アグラヴェインによって仕立てられた偽者の『予言の子』である事を自覚させ、」

ぺぺロン伯爵「彼がどのように『予言の子』を名乗り、どういう理由でダルダンと結託したのかを問いつめないといけないからね?」

アルト「ああ。彼の事については、俺が知っていると思うからな。どうにかして彼をここで取り押さえないとなぁ?」

アルトリア「ええ・・・」心配そうな顔をしながら・・


タタタタタッ!(誰かが下水道の奥から来る)

ユーミル「ぺぺロン伯爵〜〜!早くここから外に出て、ノリッジをあやつらから取り返しに行くのじゃ〜!いつまでも道草を喰ってる場合じゃないぞ!」鼻をつまみながら

ユーミル「こっちは下水道の臭いでノリッジを解放する前に、この悪臭でいまにも倒れそうで困っているのじゃ!早く外に出て、戦いたいのじゃあ〜〜!」プンプン!(鼻をつまみながら怒っている)

ぺぺロン伯爵「あらごめんなさい。あとちょっとで始まるから亡ちょっとだけ待ってちょうだい?」

ユーミル「う、うむ・・・でもなるべく早くしてくれるよな!」タッタッタッタッ!(組織の元へ戻る)


ぺぺロン伯爵「さてと・・・あちらの方も臭いにおいを我慢して待っていることもあるから、こちらもそろそろ・・」

アルト「ああ。ノリッジ攻略戦、開始だな。みんな、ノリッジを解放しに行くぞ!」みんなの事を目に向けて

周りにいるみんな「おう(はい)!」頷く


タッタッタッタッ・・・(二手に分かれるアルトたちとアルトリアたち)

アルトリアや立花響の質問もあるも、アルトたちやアルトリアたちは作戦通りに二手に別れて行動し、彼らはノリッジ攻略戦を改めて開始するのであった。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/27(水) 23:37:43.36 ID:fruU3hRe0
ノリッジ攻略戦開始から1分後、ノリッジ:正門前では・・


オォォォォーーーー―!!(円卓軍とシェフィールドの兵士たちがノリッジの正門付近を攻撃している)

ボガード「怯むなぁ――!!攻め立てろー―!!我らにはアルト様と予言の子がついておられるぞ!!彼らが門を開けるまで持ちこたえるんだぁぁーー!!」激励を言い放つ

シェフィールドの兵士たち「オォォーー!!ノリッジを返せ―!シェフィールドで死んだ同胞の無念を晴らせー―!!」声を掛け合っている

シェフィールドの兵士たち「ノリッジは俺たちのふるさとだ!ダルダンの好きにはさせないぞー―!!」声を掛け合っている

シェフィールドの兵士たち「シェフィールドで頑張ってきたオレたちを、舐めるなぁぁーーー!!」声を掛け合っている

円卓軍とシェフィールドの軍勢「オォォォォーーーー!!」勝ちどきをあげている


ノリッジにある正門前では、パーシヴァルたちの作戦通りに円卓軍とシェフィールドの兵士たちは正門にいる女王軍と戦闘を行なっており、

その軍勢の士気を上げるようにボガードが激励の声をあげていき、円卓軍とシェフィールドの兵士たちはそれに応えるかのように勝ちどきをあげるのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノリッジ:金庫城にある氏族長の私室では・・・



タタタタタッ、ガチャ!(人間の兵士が入ってくる)

ダルダンの衛士1「ダルダン様!円卓軍、及びボガード率いるシェフィールドの残党兵が正門への攻撃を開始しました!」

ダルダン「なに!?ヤツらめぇ〜、ロンディニウムの円卓軍と手を組みやがったか!しかも生き残っていたシェフィールドの軍勢を引き連れてくるとはなぁ〜!」ガゴンッ!(イスから立ち上がる)

ダルダン「アグラヴェイン様の話によれば・・円卓軍は他の反乱分子とは違い、それなりにまともに戦う事が出来る軍隊だと聞いてはいるが・・」

ダルダン「ボガードと手を組んでいるとはいえ、たかが600程度の兵で城壁を攻めに来るとは、アイツらはバカなのか?そんなことをしたところで・・・」


タッタッタッタッ!(さらに衛士が1人やって来て・・)

ダルダンの衛士2「駐在の女王兵からの報告です!街中で住人たちが武装蜂起!反女王を掲げて抗戦を始めました!また、その中には、その・・・」

ダルダン「どうした、さっさと言うんだ!このオイラに踏みつぶされたいのか?」キリキリキリ〜(イラついている)

ダルダンの衛士2「・・は、はっ!その反女王を掲げた住民たちの中にあの本物の『予言の子』とアルト・オルラント率いる『境界なき勇士団』がおり、住民たちと共に戦闘を行なっております。」

ダルダンの衛士2「その影響あってか、住人たちの士気は高く、女王兵も手を焼いております!」

ダルダン「んなっ・・・・なにぃぃぃ〜〜〜!?」ビックリしている


ドスゥゥゥン!!(床を大きく踏み叩くダルダン)

ダルダン「(クッソ〜〜!なぜノリッジの門を閉めているのに、一体どうやってノリッジへ入ってきたのか、あいつらはぁ・・・・・!?)」何かを思いつく

ダルダン「(!?。まさか、あの伯爵っていう男女もわからない奴の仕業か?あいつの入れ知恵で他のルートから、このノリッジへと入れるルートを作ったというのか!?)」

ダルダン「(だとしてもどうして・・『予言の子』の事は、オイラがあの『召喚銃の予言の子』の存在を使い、住民たちに『予言の子』への失望をさせたというのに・・どうして!!)」ダッダッダッ・・・、シャッ!(窓近くのカーテンを開ける)



ワーーワーーワーーワーー!!(外ではノリッジの住民たちが武器を持って兵たちと戦っている)
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/28(木) 09:57:56.02 ID:5jWfBYUE0
???「どうやら・・ノリッジの住民たちはようやく、偽者の『予言の子』と本物の『予言の子』の区別の仕方がわかるようになったというわけだね?」

ダルダン「!?。おまえ知ってたのか!あの地味でろくな魔力も感じないアルトリアという妖精が、本当の『予言の子』だっていう事を証明する事を!?」怒鳴り散らす


???→召喚銃の予言の子「ああ。本物の『予言の子』であるアルトリア・キャスターが、エインセルの予言の通りの『予言の子』と証明できるモノは2つ・・。」

召喚銃の予言の子「彼女の手には『予言の子』である事を示す『選定の杖』を肌身離さずに持っており、彼女の近くには『異邦の魔術師』と言えるカルデアのマスターが、彼女のそばにずっといるからね。」

召喚銃の予言の子「いくら貴方の上司である妖精騎士アグラヴェインがエインセルの予言の意味を改竄したとしても、16年前から提言された予言の意味がそう簡単に変わることはないに等しい位からね?」

召喚銃の予言の子「予言の子であるアルトリアが『予言の子』であることを示す『選定の杖』が彼女の元にある限り、ノリッジの妖精たちは彼女の事を『予言の子』として信じるだろうね。」

召喚銃の予言の子「(というより、僕は『予言の子』と呼ぶには妖精ですらないからね?まあそうなったのは僕にもあるけどね・・。)」


ダルダン「何だと・・!ならさっさとそのアルトリアという妖精から、その『選定の杖』と言うモノを奪ってこい!お前さん、そういう事が得意なんだろ?」

ダルダン「お前さんが『召喚銃の予言の子』と名乗り、オイラに手を貸してやるから金庫城のお宝全部を見せて欲しい、っていうからお前さんを雇ったんだぞ?その意味がわかるか?」

召喚銃の予言の子「ああ。『巡礼の鐘』を鳴らさずとも、僕の目的はこの金庫城にあるお宝だからね。その為に君と接触したと言っても過言はない。」

召喚銃の予言の子「だけど君からの仕事を受ける以上・・僕からの約束を守ってくれるかな?僕はこれでもこういう仕方のお宝の獲得は好きじゃないからね。」

ダルダン「フンッ。お前の好き嫌いはどうかは知らんが、この金庫城はスプリガンの奴が生きてた頃、自分の財産を一生涯自分の手元に置いておくために、100年の昔に鐘撞き堂を改造して建てたシロモノだ。」

ダルダン「“誰も入れたくない”“誰にも奪わせない”、スプリガンのその執念深い性格が宿ったであろうこの城には、例えトレジャー・ハンターと自称するお前さんであっても、この金庫城の宝物庫にはネズミ1匹も入れないからねぇ?」

ダルダン「宝物庫に入りたいと思うなら、まずは俺の言うことを聞き、俺が持つ宝物庫のカギを手にするんだな?」ムスッ!(言い張っている)

召喚銃の予言の子「・・・・・・・・・。」黙っている


ダルダンの衛士1「・・ダルダン様、もしお気が確かなのであれば、どうか兵にご命令を・・・」

ダルダン「つぅぅ〜わかっている!兵士たちにはこう伝えておくんだな。」

ダルダン「“女王軍が制圧せぬようにお前たちも戦え。降伏や撤退は許されない。”“逆らう住民たちは全員始末しろ。女王に楯突くヤツらは全員、我らの敵である”とな。」

ダルダン「あいつらは『予言の子』と共に女王軍と戦っていると言っているが、そうではない。彼らはただ『予言の子』のみが持つ『選定の杖』を持っているだけの叛逆集団に過ぎない。」

ダルダン「こちら側にいる『召喚銃の予言の子』こそが正しい『予言の子』であり、彼らが持つ『選定の杖』はオレたちのモノであるとな。」

ダルダン「オイラはこのまま鐘撞き堂の守りに向かう。お前たちはそのまま防衛に専念しろとな。」

ダルダンの衛士たち2人「ハ!」タッタッタッタッタッタッ!(部屋を出る)


ダルダン「さぁ、ここからはお前の出番だ。『召喚銃の予言の子』と呼ばれるというお前のその力、しかと『境界なき勇士団』と『円卓軍』に見せつけるんだな。」

ダルダン「そしてお前の力を持って、あのアルトリアという妖精から『選定の杖』を奪い取れ!そしてオイラにお前が真なる『予言の子』である事を証明させるんだな!」

召喚銃の予言の子「ああ。キミの期待通りの仕事はキッチリとさせて貰うとも、この金庫城の宝物庫にあるスプリガンの遺産が『この世界のお宝』とたり得るモノだと言うのであればね?」ノシッ、タッタッタッタッ・・(ソファから立ち上がり、窓の所へ向かう)


ガチャッ、タタタタァァ〜〜、シュンッ!!(窓から飛び降りる召喚銃の予言の子)

ガキンッ、シュゥゥゥ〜〜〜〜!!(ワイヤーを伸ばして華麗に降りていく召喚銃の予言の子)


ダルダン「・・・・・・・・・」上記の光景を見ている

ダルダン「(もしあの『召喚銃の予言の子』と名乗る奴が負けたとしても、オイラには関係のない話だからな?お前なんて、『予言の子』でない事なんて、とっくにわかっているからな。)」

ダルダン「(だがどうであれ、『予言の子』アルトリアと三澤亮太の家族どもにこの『宝石鎧のダルダン』様に勝てるはずがないからな。何故なら・・・・)」

ダルダン「(オイラの持つこの異端の亜鈴は、モースや強力な攻撃を持ってしても・・オイラの身体に傷1つも与える事が出来ないからなぁ?)」自分の腕を見る

キィィン、ガキガキガキィィ〜ン!(ダルダンの腹部分が光り、腕部分が宝石と化していく)


ダルダンは最初から『召喚銃の予言の子』と名乗る青年の事を『予言の子』ではないことをわかっており、それでも彼を『予言の子』として証明させるように命じ、その彼はそれを示すかのように金庫城の外へ出て行き、

ダルダン自身は自身の異端の亜鈴の力で自分の腕を宝石化させ、自分の力でならアルトたちに勝てると確信を持ちつつ、その事に関して笑みをみせるのであった。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/28(木) 22:11:04.25 ID:5jWfBYUE0
ノリッジ:大通り周辺


オォォォォーーーー―!!(周辺で女王兵と武器を持った住民たちが戦っている)


カイニス「ドリャァァーーー!!」ギュゥゥ〜ン、バシャァァ〜ン!!(海流を操って攻撃する)

女王軍・イフリータ軍団「ギャァァァァ〜〜〜!?」バシュゥゥ〜〜・・・・(火を鎮火させられる)


ジョルニ「ハァァァァ〜〜!!」ニョキニョキニョキィィ〜〜!!(ツタを操って攻撃する)

ルージュ「ヤァァァァ〜!!」ギュィィィ〜〜ン!!(魔糸を放って攻撃する)

女王軍・兵士たち「ヌワァァァ〜〜〜!?」ギュィギュィィィン、バシィィン!!(ツタと魔糸に拘束される)


千子村正「ハァァッ、セイッ!!」ジャキン、ジャキィン!(刀で攻撃する)

メリュジーヌ「ハァァァ〜!」ジャキィン、ギュィィン!!(斬撃を繰り出す)

ゼンカイザー「イッケェェェ〜〜!!」バンバンバン!!(ギアトリンガーの銃撃)

騎士レッドデイン「ーーーー!!!」ガキガキ、ガキン!(防御している)

騎士レッドデイン「クゥゥッ、ですがこの程度で私の守りは敗れません!」ギュォォォ〜〜ン!(オーラを放つ)


騎士レッドデイン「ハァァァ!!」ギィィィン、バリバリバリィィ〜〜!!(落雷攻撃)

ダ・ヴィンチちゃん「!?。みんな避けて!!」指示をする

バリバリバリィィ〜〜!!(アルトリア達に落雷攻撃が降りかかる)

メリュジーヌたち「クゥ、ゥゥゥゥ〜〜〜!?」バリバリィィ〜〜!!(落雷攻撃をガードしようとする)

騎士レッドデイン「よし、今だ!!」ギィィィン!(赤黒の斧槍を出現させる)


ギュォォォ〜〜ン!(アルトリアとスズカを囲うように赤黒の斧槍(制裁の斧槍)を展開する)

アルトリア、スズカ「!?」制裁の斧槍に囲まれる

騎士レッドデイン「もらった!!喰らうがいい、私の制裁の・・・」ギュゥゥ〜・・(制裁の斧槍を放とうとするが・・)


シュッ、ピトッ!(騎士レッドデインの足下に触れるアルト)

アルト「ヒール(神経麻痺)!」キィィン!

騎士レッドデイン「!?。ヌワァァァ〜〜!?」ジジジィィ〜〜、ドサッ!(よろけて倒れる)

騎士レッドデイン「あ、足が痺れて・・動かぬ・・・・」ビリビリビリ・・(両足が麻痺している)

アルト「そこでしばらく寝ているんだな?」タッタッタッタッ!(アルトリア達に所へ向かう)


【ナイスサポートだね、アルト!】

アルト「ああ!だがまだまだ女王軍はまだいるからな。気を緩めるなよ、藤丸。」

千子村正「ああそうだな。よぉし、こっちはだいたい片付いているから、後は儂たちだけで何とかなる!」

メリュジーヌ「ええ、先に門に向かって2人とも!パーシヴァルやセツノたちの力になってくれ!」

アルトリア「うん!セツノちゃんたちも無茶しがちだから、サポートお願い!」

アルト「ああ!藤丸立香、すぐに向かうぞ!」

【了解!】
【みんな、気をつけて!】←


タッタッタッタッタァァ〜〜!!(ノリッジの正門の方へと向かうアルトとカルデアのマスター)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/29(金) 00:11:42.16 ID:A8cZ7HGt0
ノリッジ:内側の正門付近


ガキン、ガキン、ガキィィン!!(パーシヴァルと武蔵ちゃんが牙の氏族の兵士たちと抗戦している)

武蔵「ハァァッ、セイッ!!」ジャキィン、ジャキィィン!!(刀を振りかざす)

牙の氏族の女王兵たち1「〜〜〜〜〜!!」ガキィン、ガキィィン!(ガードしていく)

パーシヴァル「裂帛!」ジャキィィン!!(槍を振りかざして攻撃する)

牙の氏族の女王兵たち2「ぐわぁぁぁ〜〜!?」ガシュゥゥ〜〜ン!(吹き飛ばされる)


女王軍・ケンタウロスたち「撃て撃て撃て〜〜!!!」ヒュン、ヒュン、ヒュンッ!!(矢を多く放っていく)

立花響「ハァッ!セイッ!ヤァッ!トォッ!」バキッ、ベキッ、ボキッ!(矢を拳で折っていく)

女王軍・兵士たち「オォォォーーーー―!!」ドドドドォォーーー!!(突撃してくる)

立花響「!!。ハァァァ―――!!」ビュンッ!(素早く動く)


バシバシバシッ、ドスドスドスッ!!(素早く女王軍の兵士たちに攻撃する立花響)

立花響「・・・フゥ〜・・。」息を整える

女王軍・兵士たち「〜〜〜〜・・・・・」バキバキバキンッ!ドサドサァァ〜〜・・(武器を壊され、気絶していく)

騎士ブルーパーチズ「!?。クソォォ〜、たかが人間の女1人相手になに苦戦してるんだ!!」怒っている


【す、凄いよ響ちゃん・・】
【(女王軍の兵士たちを糸も簡単に・・・)】←

トリスタン「ええ・・しかも彼女の戦いには少々アグレッシブな部分もありますが、敵を殺さずにただ気絶させるだけで、しかも戦場に戦い慣れているかのように俊敏に彼女の武術を敵にぶつけています。」

パーシヴァル「ええ。まだ少女の身でありながら、あの女王の妖精兵を拳1つでただ気絶させるだけで済むなんて・・少しの付き合いながらも感心しております。」

バーゲスト「ああ。しかしシンフォギアという鎧も気になるが、彼女のあの引けの取れないあの武術・・、いったい彼女の世界でどうやって覚えたというのか・・。」


アルト「(パーシヴァルたちが驚くのも無理はない・・。立花響のあの強さは初期の頃から風鳴弦十郎から武術を教えられているからこその強さと言ってもいいよな?)」

アルト「(しかも彼女は数々のノイズ、錬金術師、はたまたゲームの中では神話クラスの怪物でさえも相手にしているとも言えるし、立花響は少女ながらも歴戦の戦いを繰り広げたシンフォギア装者と言っても過言はないよな。)」

アルト「(おそらく立花響こそ、パーシヴァルたち『円卓軍』にとってはとても優秀な協力相手であるのは間違いないとも言えるな。)」

アルト「(例え敵であっても、彼女の持つ拳術と武術でその敵を気絶程度で無力化し、ガングニールの破壊力を持ってすれば、並大抵の武力を持つ敵を圧倒し、並大抵の敵を降伏させる事が可能であると見受けられるからな。)」

アルト「(そしてこの妖精國において、立花響の1番の武器と言えるモノがあるとすれば・・・・)」立花響の姿を見ていき・・・


♪〜〜♪〜〜♪〜〜(周りに『ALL LOVES BLAZING』(戦姫絶唱シンフォギアXV:立花響のソロソング)が流れている)

立花響「♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪」『ALL LOVES BLAZING』を歌っている


立花響はシンフォギアから発せられる歌を歌いつつ、彼女は女王軍の兵士たちに向かって自身の拳をぶつけていくのであった。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/07/30(土) 00:00:01.00 ID:EzbkREPl0
周りの家にいる妖精たち1「なんだなんだ?戦いの中なのに音楽が聞こえる!楽しくて元気が出る音楽が聞こえるよ!」ノリノリで聞いている

周りの家にいる妖精たち2「歌が聞こえる!メロディが聞こえる!ノリノリで楽しい音楽が聞こえるよー!」ノリノリで踊っている

女王の妖精兵たち「音楽だ!音楽だ!何だか知らないけど音楽だ!!歌っちゃお!踊っちゃお!楽しい楽しい音楽祭の始まりダァァ〜!!」ノリノリで踊っている

騎士ブルーパーチズ「お、おいお前たち!?勝手に戦闘を放棄して踊っているんじゃないぞ〜!?」困惑している


ダ・ヴィンチちゃん「なになにぃ〜?響ちゃんの周りから音楽が流れ出して、その音楽で響ちゃんが歌いながら戦ってるって・・・いったい何だこれはぁ!?」ビックリしている

武蔵「ぬぉぉぉ〜!?響ちゃん、何かと歌いながら戦っているなんて・・まるでスケールが違うというか・・」驚愕している

トリスタン「戦っている時、何か呪文のようなモノと口ずさんで戦っていると見えてましたが・・まさか、歌を奏でて戦いをしていくなんて・・」驚愕している

アルト「これが立花響の・・・・シンフォギアを纏う者の戦い方なのだ!彼女はその胸に秘めている歌を歌い、それを力へと返還し、あのように華麗に戦う事が、彼女がいる世界の戦い方といってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「ホォ〜〜、歌を力に変えて戦うとは・・ますます興味が湧いてくるような要素を持っているじゃないか!シンフォギアというのは!」感心している

ハベトロット「おうおう!しかもその歌に乗せられるように、女王軍の妖精兵が一斉に戦いを止めて踊り出しているぞ!」踊っている女王軍の妖精達を見てて・・

バーゲスト「ああ。ほとんどの妖精は主に舞や音楽といったモノにはとても興味を持つ者が多いゆえに、音楽につられて踊るモノも多い。」

バーゲスト「立花響のような音楽を利用する武具であるならば、一時的であるが女王軍の兵たちを撹乱させる事が可能と見受けられるな?」立花響の戦い方を見てて・・

パーシヴァル「ええ。この響さんが与えてくれたこの好機を逃しません!すぐに正門を抜き、向こう側で頑張っていらっしゃる兵たちを進軍させなければ!」

【よし、このまま正門を制圧しよう!】

アルト「ああ!このまま正門を制圧するぞ、みんな!」みんなに呼びかける

パーシヴァルたち「はい(えぇ)!」頷く

タッタッタッタッタァァ〜〜!!(正門の方へ突き進むパーシヴァルたち)



騎士ブルーパーチズ「!?。マズい、このままでは正門が裏から開けられる!?お前たち、このような音楽に惑わされるんじゃない!!踊るのは止めろ!やめろぉぉぉ〜〜!!」叫びを上げている

踊っている女王軍の妖精兵たち「♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜!」音楽にそって踊っている

騎士ブルーパーチズ「――――おのれぇぇ〜〜!!女王騎士であるこのオレの言うことを聞けないというのならば!!」ギュォォォ〜〜ン!(オーラを放つ)


ギィィン、ガキガキガキィィ〜ン!!(辺りを裁きの氷撃で覆いつくす)

辺りにいる者たち「!!?」氷に足下が凍ってしまう

【(あ、足が凍って動けない!?)】

騎士ブルーパーチズ「オレの命令を聞かぬヤツらは全員、オレの氷撃で皆殺しだ!」ガキガキガキィィ――!!(魔力を溜めていき・・)


ギィィン、ギュォォォ〜〜ン!(制裁の斧槍を展開していく騎士ブルーパーチズ)
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/02(火) 21:54:30.75 ID:Ed1LgQMA0
立花響「させるかぁぁぁーーーー!!」ガキィィーン、ギギギィィーー・・・(脚部のパワージャッキーが展開していき・・)

ガコォォン!ガシャァァーーン!!ビュゥゥー――ン!!(パワージャッキーで響の足下の氷を砕き、自身は前の方へ飛び出していく)

騎士ブルーパーチズ「んなぁっ!?」飛んでくる響に驚愕している


ギュボォォォーー!!(ブースト点火し、突撃してくる立花響)

立花響「とりゃぁぁぁーーーー!!」ガシッ!ギュボォォーーー!!(腕のパワージャッキーを展開し、突撃する)

騎士ブルーパーチズ「!?。クゥゥ!!」ギィィン!(立花響に制裁の斧槍を展開していくが・・)


ドゴォォォーン!!『我流・撃槍衝打』


騎士ブルーパーチズ「ヌォォォォ〜〜〜〜!?」バコォォーン!ビュゥゥーーン!!(殴られて、吹っ飛ばされる)

ビュゥゥゥーーン、ドゴゴォォーーン!(ノリッジ正門の扉に叩きつけられる騎士ブルーパーチズ)


ビキビキィィ〜〜、ガシャァァ〜ン・・・(騎士ブルーパーチズの鎧が砕け散る)

騎士ブルーパーチズ「ゴハァァ・・・・」ズズズゥゥ〜、ドサッ・・(殴られて気を失う)

立花響「・・フゥゥ〜〜・・」ガシッ!(息を整え、構えのポーズを取る)

さっきまで踊ってた上の方の女王軍の妖精兵たち「!?。ヒィィィ〜〜〜!!」震え上がる

立花響「・・・・妖精さんたち、まだやるのですか?」ググッ!(拳を構える)

怯える女王軍の兵士「た、退却〜〜〜!!退却ダァァ〜〜〜!!」ダダダダァァ〜〜〜!!(逃げ出す)

ダダダダァァァ〜〜〜!!(一斉にノリッジの正門前から逃げ出す女王軍の兵士たち)


立花響の必殺の拳で騎士ブルーパーチズの鎧を砕きつつ気絶させ、それを目撃した上辺りの女王軍の兵士たちは立花響に怯えるかのようにノリッジの正門前から退却するように逃げ出していった・・


【良いぞ響ちゃーん!!】
【(凄い・・女王騎士を一撃で倒した!)】←

ハベトロット「凄いよ響ちゃん!!まさかあの子の拳1つで女王軍の女王騎士を一撃で倒しちゃうなんてね!」感心している

武蔵「うんうん・・・って、感心してる場合じゃないよ!!早く凍った私の足をなんとかしないと・・」カチカチ〜ン!(足が凍っている)

アルト「ああ。バーゲスト、セツノ、頼む!!」バーゲストとセツノに呼びかける

バーゲスト「ああ・・、フンッ!!」ボォォォ〜〜!!(足下の氷を炎で包む)

セツノ「ヤァァ!!」ボォォォ〜〜!!(同じく足下の氷を炎で包む)

ボォォォ〜〜!シュゥゥゥ〜〜・・・(アルト達とパーシヴァルたちの足下の氷が溶ける)


【よし、足が動けるようになった!】

パーシヴァル「はい!気を取り直して、早くノリッジの正門を開けましょう!」

アルト「ああ!みんな、俺とパーシヴァルに続けぇぇ〜!」みんなに呼びかける

バーゲストたち「ああ(えぇ)!!」呼びかけに応じる


タタタタタァァーー!(ノリッジ正門の方へ進むアルト達とカルデアのマスターたち)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/02(火) 23:46:56.10 ID:Ed1LgQMA0
ガチャン!ギィィィ〜〜〜〜・・(ノリッジの正門の扉が開いていく)


オォォォーーーーーーー!!(一斉になだれ来る円卓軍とシェフィールドの軍勢たち)

ボガード「門が開かれた!!このまま一気に攻め立てるぞー!!」号令を出していく

円卓軍とシェフィールドの軍勢「オォォォォーーーー!!」大声で叫ぶ

ドドドドォォーーーー!!(一斉にノリッジへ進軍していく円卓軍とシェフィールドの軍勢)


アルト「ボガード、大丈夫か?」タタタァァーー!(駆けつける)

ボガード「ああ!この通り、私は絶好調だ!牙の氏族の兵たちも、円卓軍の兵士たちと共に戦っている。これ以上もないほどにな?」

アルト「そうか。ならこのままノリッジを俺たちの手に取り返しに行くぞ、ボガード!」

ボガード「ああ!来い兵士たちよ、アルト・オルラントたちに続けぇぇ〜〜!!」呼びかける

円卓軍とシェフィールドの軍勢「オォォォォーーーー!!」大声で呼びかけに応じる


ボガードの呼びかけと共にノリッジの外で門攻めをしていた円卓軍とシェフィールドの軍勢は、ノリッジ正門の扉が開かれたと同時に中へと進軍していき、

ノリッジへと侵入した円卓軍とシェフィールドの軍勢は、次々とノリッジ全土には媚びる女王軍の軍勢を制圧していった・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノリッジ攻略戦開始から1時間経過・・・ノリッジ:中央広場近くの大通り


オォォォーーーーーーー!(円卓軍とシェフィールドの兵士たちがノリッジの制圧に取り組んでいる)

円卓軍の兵士A「ランドン隊長より報告!南区の制圧、完了しました!」

円卓軍の兵士B「オーラリア隊長より報告!正門周辺の女王軍、2割の損害を出し撤退したとのこと!」

シェフィールドの兵士「ボガード隊長より報告!これより残りの北区の制圧に取りかかるとのこと!制圧次第、金庫城への包囲網を張るとのこと!」

パーシヴァル「よし、君達はシェフィールドの兵士たちと引き続き北区の制圧に移れ!我々は金庫城に向かう!投降した者は拘束し、オーラリアの部隊に!」

円卓軍の兵士、シェフィールドの兵士「は! 承知しました!」タッタッタッタッ!!(走っていく)



ゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」息を切らしている

ハベトロット「・・・・・・・まいった。思ったより・・・・・しんどい・・・・ぜ。」疲れている

セツノ「・・ううん・・ハベニャンはここで待ってて・・。セツノたち・・まだ行ける・・。」ハベトロットを座らせる

ハベトロット「おおそうかい・・・セツノたちは子供の頃から戦闘のことに関してはバーゲストたちに鍛えているからね。後の事は任せるよ、みんな・・。」ノシッ・・。(安全な所に腰掛ける)

セツノ「うん・・・。」頷く


パーシヴァル「ジュラン、ガオーン、ハベトロットはここで待機。村正、アルトリア、武蔵、カイニス、トリスタン郷、立花響、ゼンカイザー、藤丸立香、そしてアルトたち一家全員。」

パーシヴァル「金庫城への我々で行ないます。いいですね?」

ガイル「ああ。良いも悪いもない、俺たちは元からダルダンからノリッジを解放するために来たんだからな?意地でもついていくさ!」

千子村正「ああ。儂も色々な意味でも、意地でもついてくぜ。ダルダンには一撃くれてやりてえからな。」

【ああ。あともうひとがんばりだね・・。】
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/03(水) 22:54:39.24 ID:rMTVRuib0
オォォォーーーーーーー!!(ノリッジの武器を持った住民たちが金庫城へと向かっている)


ノリッジの住民たち1「ダルダンを倒せーー!真の『予言の子』の道を作れーーー!!」声を上げている

ノリッジの住民たち2「我らの土地を、我らのノリッジを、あのバカで強欲なダルダンから守るんだーーー!!」声を上げている

ノリッジの住民たち3「俺たちには『円卓軍』や『境界なき勇士団』、そして世界を救う『予言の子』がついているからなぁーー!!」声を上げている


ぺぺロン伯爵「あらあら、みんな元気に突っ走っちゃって・・。実際に金庫城に入れるのはダルダンに挑むアルト達と鐘を鳴らす為に行くアルトリア達だというのにね?」

ぺぺロン伯爵「まあわたしもまた、ノリッジの中で苦労して金庫城への侵入経路を用意しておいたこともあるからね?(本当の意味で・・)」

ぺぺロン伯爵「さあみんな、ついてきなさい?これから金庫城へと侵入する方法を・・・」



バババァァーーン!!バキュウバキュゥゥーン!!(銃撃音が鳴り、道に火花が飛ぶ)


火花に怯える住民たち「ワァァ〜〜〜キャァァ〜〜〜!?」驚いて立ち止まる

ぺぺロン伯爵「!?」銃撃音に驚く

アルト達とパーシヴァルたち「!!?」銃撃音がした所を見上げる

【誰だ!?】←
【(上の方から銃撃!?)】


ギィィーー、スタッ!(屋根の方から降りてくる召喚銃の予言の子)

召喚銃の予言の子「おっと!ここから先は君たちのような者は行っちゃ行けない場所だよ?」カシャッ!(じゅうのようなモノを向ける)

アルトリア「!?。あなたは・・・」

【召喚銃の予言の子・・・・】
【(ここに来て、彼が現れたとなると・・・)】←

ぺぺロン伯爵「ふーん・・貴方がアルト君たちが言ってた召喚銃の予言の子ね。あなたのことはこっちも調べてあるわよ?」

ぺぺロン伯爵「顔も体型もとても良い男なのだけど、まさかそんなイケメンがニセの『予言の子』で、しかも私たちの敵であるダルダンに手を貸しているからね・・あぁ〜勿体ない・・。」

召喚銃の予言の子「まあそう言われても仕方がないね。今の僕は理由があって、君達とは敵対する立場にいるからね?」ニヤッ・・(笑みを見せる)

アルト「・・・・・・。」黙っている


カチッ!(ノリッジの住民たちに銃口を向ける)

ノリッジの住民たち「!!?」ガシャガシャァ〜ン・・・(持ってた武器を手から離す)

召喚銃の予言の子「フフッ・・・・バァァン!!」口で脅す

ノリッジの住民たち「!?。うわぁぁぁ〜〜〜〜!!」悲鳴を上げる

ダダダダダァァァ〜〜〜!!(後方に向けて逃げ出すノリッジの住民たち)


ルージュ「ちょっ、ちょっとみんな!?どこへ行くのよぉぉ〜〜!?」逃げ出すノリッジの住民たちを見てて・・

召喚銃の予言の子「アララ・・・・僕の脅しの一言だけでさっきまで強気でいた彼ら(ノリッジの住民たち)の叛乱が嘘のように終わっちゃったね?」

バーゲスト「クゥ・・・(ブリテンの妖精の習性の事は既に我らは知っているのだが・・全くこれだからブリテンの妖精のと言うモノは・・)」怒り顔を見せている

アルトリア「・・・・・バゲ子・・・。」何かを思っている
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/04(木) 08:31:33.07 ID:+aFYS8Qz0
タッタッタッタッ・・・(召喚銃の予言の子の前に立つアルト)


アルト「随分と自身のことを『予言の子』として名を馳せているじゃないのかな?召喚銃の予言の子・・・・いや、『海東大樹』・・・。」

アルト「まあ、あなたのお宝を手に入れようとする執着を持ってすれば、このような事をするのは朝飯前なのは俺も知っているからね?」

召喚銃の予言の子「!?。・・・やはり僕の事は既に君達と出会った頃から知っていたんだね?さすが現実世界から来た『降臨者(フォーリナー)』ってところかな、アルト・オルラント。」

召喚銃の予言の子→海東大樹「そうさ、僕の本当の名は海東大樹。この妖精國ブリテンの世界にあるお宝を頂戴しに来た・・こことは別の世界を股に掛ける大泥棒さ!」

ダ・ヴィンチちゃんたち「!!?」驚愕している

バーゲストたち「!!?」驚愕している

【世界を股に掛ける大泥棒・・・・】


ぺぺロン伯爵「あらあら・・随分と大胆なことを言うじゃない貴方?並行世界の各地を転々と回る大泥棒とは・・確かにそのように私も少し感じているわね?」

ゼンカイザー「えぇ〜〜!?ゾックスや響ちゃん、それに武蔵ちゃん以外にも別の世界を色々と移動できる人がいたなんて!!」驚いている

武蔵「うんうん!私の並行世界の移動方法は違った方法で世界を掛けるとは・・しかも彼、私ほぼ好みのイケメン美少年というか・・」興味を持っている

立花響「で、でも海東さんが言ってた大泥棒って・・・海東さん、なんかいい人そうなのに泥棒なのですか!?」驚いている

千子村正「おいおい、そっちに驚いているかい響・・。まぁ儂も少し驚いた所はあるかもな・・世界を股に掛けることにはな?」

ダ・ヴィンチちゃん「ええ。響ちゃんやゾックス達と同じように並行世界を移動できる手段を持っているとなると、一体どのような力を使って移動しているのかを、技術者である私はとても興味があると思っているのだが・・。」興味を示している

ハベトロット「でもその海東大樹って人間って、世界を股に掛ける大泥棒って奴なんだろ?泥棒の意味はこのハベトロットもその意味を知っているさ。他人の物を盗む人の事だよね?」

ハベトロット「泥棒はとっても良くない事だし、花嫁にもとても嫌われる最低最悪な人物と見受けられるからね?だからさっさと辞めて牢屋に入りましょう!」

セツノ「うん・・。セツノ・・泥棒する人、とっても悪い人だから嫌い・・。」

ジョルニたち「うんうん・・・」一斉に頷く

海東大樹「ふん・・随分な言いようなことを言うじゃないか?まあ、僕も自分の事はそう自覚しているからね。」


アルトリア「海東大樹さんでしたね?貴方には聞きたいことが山ほどあります。なぜ貴方はノリッジで『召喚銃の予言の子』として、イレギュラーズの1人であるダルダンと結託しているのですか!」

アルトリア「貴方もまた妖精騎士アグラヴェインに唆され、自身のことを『予言の子』として妖精國を・・このブリテンの世界を救いに来た戦士(ヒーロー)ではなかったのですか!」怒っている

海東大樹「・・・ハア・・・キミは確か、本物の『予言の子』としてこの世界の『楽園』から使わされた妖精 アルトリア・キャスターだね?確かに僕もまた、その妖精騎士アグラヴェインによってこの世界に導かれた1人さ。」

海東大樹「でも彼(アルト)から聞かされていないのかい?僕はアルト・オルラントや他の世界から来たニセモノの予言の子たちとは違い、彼らのようにお人好しで世界を救いに来たヒーローなんかじゃない。」

海東大樹「僕の目的は、この妖精國ブリテンに存在する『お宝』を手に入れる事。そのために僕はダルダンと利害一致の関係で手を結んだって事なのさ。」

武蔵「!?。ちょっとなにそれ・・あなたの言うその『お宝』っていう物の為に『予言の子』の立場を利用してダルダンと手を組んだって事なの!?」

パーシヴァル「許せません!『召喚銃の予言の子』が真なる『予言の子』だと偽り、貴方の私利私欲の目的の為にノリッジでその名に泥を塗るような事をしていたなんて!!」怒りを見せる

海東大樹「それは君達の勝手な都合だと思うね?僕はただ、自身が『召喚銃の予言の子』であるとダルダンに伝え、あの金庫城の宝物庫の中を見せてもらう事を条件に協力しただけであって、僕は『予言の子』の名に汚名を着せることはしてない。」

海東大樹「実際に『予言の子』に汚名を着せる行為を行なったのはダルダンであって僕じゃない。その事に関しては僕にも責任はあるけどね。」

アルト「・・・・・・・・」黙っている


海東大樹「しかしここに本物の『予言の子』であるキミがいるとなると、僕にとっては都合が良いって事になるね。僕いま手にしようとしているのはアルトリア・・キミがその手に持っているその『杖』にあるからね。」

アルトリア「!。私の杖にですか・・」選定の杖に目を向ける

アルト「!?。(やはりそう言うことか・・・海東大樹がここに現れた理由が・・)」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/04(木) 22:05:04.78 ID:+aFYS8Qz0
海東大樹「エインセルの予言のコトは既に把握している。『予言の子』が巡礼の旅を行なうという核心的な部分はただ一つ・・。」

海東大樹「“選定の杖に導かれ、異邦の旅人に見守られ、救いの子は玉座に届く。”・・つまりアルトリアが持つその杖こそが、『選定の杖』なんだろ?」

海東大樹「おそらくその『選定の杖』こそ、キミたちが『巡礼の鐘』を鳴らす為に必要なカギとも言える。僕はそれを奪いに来た。」

海東大樹「もしかしたらキミの持つその『選定の杖』こそが、この世界にたった一つしかない僕が取るに相応しい『お宝』だと思うからね?」

アルトリア「!!?」ビクッ!ギュゥゥ〜!(選定の杖を強く握りしめる)

【(狙いはアルトリアの『選定の杖』か!)】


アルト「みんな、なるべくアルトリアとアルトリアが持つ『選定の杖』を守るんだ!彼の狙いは彼女が持つ『選定の杖』が目的だ!」アルトリアの前に出る

千子村正「そうみたいだな!アルトリア、アンタの杖をコソ泥野郎のアイツに取られたら、アンタは『巡礼の鐘』を鳴らせなくなっちまうし、ここまでの旅が全て無駄になるからな?」

千子村正「その杖を絶対に手放すんじゃねえぞ!それはアンタにとって1番大事なモノなんだろ?『予言の子』にとっても自分にとってもなぁ?」アルトリアの横に立ちながら

アルトリア「!。言われなくてもわかってるよ村正!鐘はともかく、わたしはあなたのような盗みをするような人を許せませんし、『厄災』の対応や今回のことについてはダルダンを含めて野放しに出来ません!」

アルトリア「それに盗人の貴方なんかに私の杖を奪わせやしませんし、私は貴方のようなニセモノの『予言の子』には負けませんから!!」強気に言う

ダ・ヴィンチちゃん「うんそうだね!海東大樹くん、悪いけどキミにアルトリアが持つ『選定の杖』を奪わせるわけにはいかないし、逆にキミの方が、私たちの為に大人しく捕まった方がイイと思うのだが・・」

海東大樹「・・そうか。やはり僕の想定した通り、キミがおとなしく『選定の杖』を渡さないというのなら・・僕もまた、それ相当の対応をしないとね?」カチャッ、シュッ!(銃のようなモノを構え、1枚のカードを懐から取り出す)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガギューン、カチャッ!(カードを銃のようなモノに挿入し、それをリロードする)

『KAMENRIDE』! キュゥ〜ンキュゥ〜ンキュゥ〜ンキュゥ〜ン(変身待機音が鳴り響く)

海東大樹「変身!」 (右腕を上に掲げながら)


バァァーン!(銃口から何かのエネルギーが発射される)

『DIEND!』

ギュィィィーーン!シュ、シュン、シュシュシュシュ、シュゥゥーーン、バギュゥゥーーン!!(海東大樹の身体が青い装甲を纏った姿へと変わる)


https://www.pixiv.net/artworks/9240111

海東大樹が持つ銃のようなモノから放たれたエネルギーが次々と変化していき、彼の身体は青い装甲を纏った姿へと変身した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【!?】
【(今、変身って・・・・まさか!?)】←

ゼンカイザー「わぁ〜〜なになになにぃ〜!変身、あの人変身したよこれ〜!」興奮している

パーシヴァル「!?。何ですか・・こんな鎧型の礼装は見たことがありません!?まさかこれが・・・」驚愕している

アルト「ああそうだ。アレが彼の・・・海東大樹が変身するとされる『召喚銃の予言の子』の真の姿・・・」

アルト「『仮面ライダーディエンド』。俺の世界でかつてテレビで放映されていた・・『仮面ライダーディケイド』に登場する仮面ライダーだ!」

アルトリア「!?。仮面・・・ライダー・・・?」驚いている


アルトは海東大樹が変身した仮面ライダーディエンドの姿に冷静な表情をするも、パーシヴァルやメリュジーヌたちは初めて見る仮面ライダーディエンドの姿に驚きを隠せずにいた・・。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/05(金) 00:05:34.80 ID:vT5qvSD/0
海東大樹→仮面ライダーディエンド「ふん。(どうやらアルト・オルラントや彼の家族以外・・このディエンドの存在を知らないようだね?)」

ディエンド「さてと、ココカラは遠慮なくキミが持つ『選定の杖』を奪わせてもらうよ!!」ガチャッ、ババババァァーン!!(銃撃をかます)

アルト「!?。させるか!!」ギュィィン!!ガキガキィィーン!!(バリアで銃撃を防御する)


アルト「ハッ、フッ、ハァァッ!!」バシバシッ、バシッ!(近接攻撃)

ディエンド「フッ、フンッ!ハァァッ!!」バシッ!ガシッ、ガシッ!(近接攻撃)

ガイル「タァァァ〜〜〜!!」ドドドォォーー!!(タックル攻撃)

ディエンド「っとぉっ・・とぉ〜!」ヒュンッ、ババババァーン!(かわしながら銃撃を撃つ)

アルト「ーーーー!!」ギュィィン!!ガキガキィィーン!!(バリアで銃撃をガイルたちから守る)


カイニス「ふん、奴の攻撃はあの手にある銃を主軸とした遠距離攻撃を得意としているな?まるでアーチャークラスの戦い方だな?」アルト達の戦いを見てて・・

武蔵「アーチャークラスかぁ・・あれは遠距離から攻撃してくるから苦手なんだよねぇ〜・・」アルト達の戦いを見てて・・

ダ・ヴィンチちゃん「ええ・・でもただ銃を撃つだけでなら、普通のアーチャーのサーヴァントとの戦いには変わりはないそうなのだが・・」アルト達の戦いを見てて・・

ジョルニ「ああ。(確かにあのように銃撃をかますだけなら普通に銃を使う敵と変わらない。しかし彼は・・仮面ライダーディエンドが持つあのディエンドライバーの力はそんなモノじゃない・・あのドライバーには・・)」ディエンドが持つディエンドライバーを見てて・・


ガギューン、カチャッ!(ディエンドライバーにカードを挿入し、リロードする)

『ATTACKRIDE・・BLAST!』

ディエンド「フンッ!!」ババババァァーーン!!(銃口から連射したホーミング団が飛びかう)


ヒュンヒュンヒュゥゥ〜ン!!(ホーミング弾がアルト達に襲いかかる)

トリスタン「させません!!」」ポロロォォン!(上に向けて音色を奏でる)

ガシュガシュンッ!ギュンギュゥゥン!(糸でホーミング弾を打ち落とす)


ディエンド「フムフム・・君達もまた、なかなかのモノじゃないか?なにせ、ノリッジを解放に来ているのだからね?」

ディエンド「ならこれはどうかな?この『フェイト/グランドオーダーの世界』おいて相応しい戦いってモノを僕もさせて貰うよ?」

アルト「!。相応しい戦い方だと・・・・?」

【?】
【一体なにをする気なんだ?】←

ディエンド「フッ・・こういうことさ・・。」カチャ、シュッ!(腰のバックルからカードを2枚取り出す)


シュッ・・。(カードにはアサシン(クレオパトラ)とライダー(メデューサ)の顔が描かれている)
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/05(金) 23:23:58.87 ID:vT5qvSD/0
修正:ディエンドライバー→ネオディエンドライバー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガギューン、カチャッ!(ネオディエンドライバーにカードを挿入し、リロードする)

『SERVANTRIDE(サーヴァントライド)・クレオパトラ!』

アルト「!?」その音声に違和感を感じる


ガギューン、カチャッ!(ネオディエンドライバーにもう1枚のカードを挿入し、リロードする)

『SERVANTRIDE(サーヴァントライド)・メデューサ!』


ジョルニ「!?。今、サーヴァントライドって・・・」驚く素振りを見せる

ガイル「オイオイオイ・・冗談だろ〜・・?」少し青ざめている

ディエンド「フフフッ・・・ハァァ!!」バキュゥゥーン!!(何かのエネルギーを銃口から放つ)



ギュゥゥーン、ギュイギュイギュィィィーー!!(ネオディエンドライバーから放たれたエネルギーが立体状に変化していき・・)

ギュィィィーーン!!(エネルギー状の立体が2体のサーヴァントの姿となる)


アサシン:クレオパトラ「・・・・・・・・」立っている

ライダー:メデューサ「・・・・・・・・」構えを取る

ディエンドライバーから放たれたエネルギー状の立体が変化していき、そこから実体化するように2体のサーヴァントであるクレオパトラやメデューサが姿を現すのであった・・


【!?】
【クレオパトラ!?それにメデューサまで!?】←

ダ・ヴィンチちゃん「どうなっているの!?ディエンドのあの銃から私たちが知っているサーヴァントが2体も現れるなんて・・・」

トリスタン「いえ・・確かにあの姿は我々が知っているクレオパトラやメデューサの姿をしていますが、私にはなにか違和感があるようですが・・」2体のサーヴァントの姿を見てて・・

アルト「クゥゥ・・・・(仮面ライダーディエンドはおもにライダーカードを使い、他の仮面ライダーを召喚しつつ相手に戦わせる戦法をとるのが主軸のライダーだ。その事については俺も把握している。)」

アルト「(だがあのディエンドがカードを使ってサーヴァントを同時に2体も出すなんて、俺の世界で放映されてたのとは全然知らないやり方が出来るなんて・・・)」驚愕している


ディエンド「・・・・。(彼らのあの慌てっぷりを見ていると、あの三澤亮太こと・・アルト・オルラントでさえも、このような召喚は初めてお目に掛かるって事だね?)」

ディエンド「さぁ行くがいい!僕のサーヴァント達よ。」シュッ!(サーヴァント2騎にサインを出す)

クレオパトラ、メデューサ「ーーーーーー!!」ダダダァァーー!!(動き出す)

アルトたち、パーシヴァルたち「!?」向かって来るサーヴァント2体を見て・・


バシバシバシッ!!ジャラジャラジャァ〜〜!!(アルトたちや村正たちに襲いかかるクレオパトラとメデューサ)

千子村正「ツゥゥゥッ!?こいつら、理由もなく無言で襲いかかってきたぞ!?」ガシガシンッ!(刀で防御する)

カイニス「クゥゥ・・おいアルト!これは一体どういう事なんだ?アンタはアイツのことについては知っているんじゃなかったのかよ!?」ガキンガキンガキンッ!(盾で防御している)

アルト「俺にもわからない!あの仮面ライダーディエンドがまさかカード使ってサーヴァントを召喚するなんて・・・」困惑している


アルトたちはディエンドによって召喚されたクレオパトラやメデューサの存在に困惑しつつも、襲いかかってくる2騎のサーヴァントに対して、アルトたちはただその彼女たちと戦うしかなかったのであった・・。
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/06(土) 23:08:33.70 ID:uprOOUrf0
ピィィ〜〜パパパッ!(2騎のサーヴァントをサーチで調べていくスズカ)


スズカ「魔力、及び霊基反応ゼロ。これって・・いつも仮面ライダーディエンドがライダーカードを使って召喚されている他の仮面ライダーと同じような設定をしているわ!」ピピピッ!(サーチで調べていく)

ルージュ「えぇっ!?それじゃあ、あのクレオパトラやメデューサさんは・・あのディエンドがカードを使って召喚したニセモノのサーヴァントというの!?」驚いている

ダ・ヴィンチちゃん「なんだって!?・・まさかサーヴァントの霊基どころか魔力もなしに姿形だけがあって、あの銃のようなモノからサーヴァントを召喚して戦わせるなんて・・これじゃあまるで・・・」

【(簡易召喚・・・)】←
【(カルデア式召喚のパクリじゃないか!?)】


ディエンド「フッ・・どうやら僕の活躍をキミの世界から見ていた君たちでさえも、このような事は予想外だったと見受けられるね?」

ディエンド「この世界に来る際にこのネオディエンドライバーに特殊な細工をさせてもらってね?僕が持ってるカードを通してサーヴァントを召喚できるようにしているからね?」

ディエンド「まあ言わば、カルデアの君達が言う“カルデア式召喚システム”の親戚ってところかな?まあ、僕には少しも理解等したくないけどね?」

ダ・ヴィンチちゃん「クゥ・・・私たちカルデアの召喚式を真似てサーヴァントを召喚したうえに彼の魔力も使わずにサーヴァントを使役するなんて・・・、いったい君は何者なんだい!?」

ディエンド「前にも言ったはずさ。僕はたまたまそこを通りかかっただけの、通りすがりの『召喚銃の予言の子』・・・いや、正しくは『通りすがりの仮面ライダー』ってヤツさ。」カチャッ、ババババァーーン!!(銃撃を放つ)


ガキュン、ガキュン、ガキュウゥーン!!(アルトリア達の足下に火花が散る)

アルトリアたち「クゥゥ〜〜!?」飛びかう火花を防ぐ

ディエンド「ーーーー!!」ピュゥゥーーン!(高速で近づく)

アルトリア「!?」高速で動くディエンドに驚く

ガキィィーン!!ギギギィィ〜〜・・(武蔵ちゃんが刀で防ぎながらディエンドの行く手を阻む)


ディエンド「邪魔しないでくれ!そこにある『選定の杖』が取れないじゃないか?」ギギギギィィ〜!(押し切ろうとする)

武蔵「それはこっちのセリフよ!!あなたなんかにアルトリアちゃんの杖を奪わせやしないから!!」ギギギィィ〜〜!(押し返そうとする)

ガキィィィン!!(両者ともに後ろに引く)

千子村正「(ツゥ・・・このままじゃキリがねぇし、金庫城にいる本丸のダルダンと戦うまえにこちらの魔力がジリ貧になっちまう・・。こうなったら・・)」アルトとカルデアのマスターに目を向ける


千子村正「アルト、藤丸!おまえらはさっさとアルトリアを連れて金庫城の方へに先に行け!」

アルトリア「先に行けって・・・村正はどうするつもりなの!?」

千子村正「儂はこのままディエンドとか言う野郎の相手になってやる!さっきはダルダンの野郎に一撃くれてやりてえと言ってたが、どうやら儂にはそれが無理そうみたいだな。」

千子村正「な〜に、儂のことは心配するな。これでも儂はたった1人でキャメロットに乗り込んで二代目の妖精騎士どもと殺し合っているからな?」

千子村正「儂は“『召喚銃の予言の子』の野郎(仮面ライダーディエンド)を足止めしつつ捕縛”し、お前たち(アルトと藤丸とアルトリア)はあの強欲野郎のダルダンとのケリを付けて『巡礼の鐘』を鳴らすんだ!」

アルトリア「村正・・・・」心配そうな表情を見せる
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/07(日) 07:18:49.71 ID:RecRWJlg0
トリスタン「村正殿1人ではありません。私もまた、マスターの為にあの者をアルトリアに近づけぬよう、あの者の足止めを共に致しましょう。」村正の横に立つ

武蔵「それは同感!私も村正おじいちゃんと一緒にアイツをこの場で足止めをしてあげるわ!」村正の横に立つ

カイニス「ああ!なんならオレも・・コイツの足止めとやらに参加させてもらうとするか?」村正の横に立つ

【トリスタン!武蔵ちゃん!カイニス!】


アルト「・・あぁわかった!ディエンドのことは村正たちに任せる。みんな、4人が足止めをしている間にこのまま金庫城へ向かうぞ!」

ぺぺロン伯爵「えぇそうね。村正ちゃんたちが召喚銃の予言の子の彼を引きつけている間に金庫城のダルダンの元へ行った方が良さそうね?」

ぺぺロン伯爵「アルトリアちゃん、『巡礼の鐘』をならせばもう後戻りは出来ない。本格的に戦争が始まると言ってもいいわね?この先はあなたの・・『予言の子』である貴方の判断次第よ。」

ぺぺロン伯爵「このままあの盗人に貴方の杖を取られるか?ダルダンを倒して、『巡礼の鐘』を鳴らしてノリッジを解放させるのか・・答えは二つに一つしかないわよ?」

アルトリア「・・・・・・・・・。」黙り込む


アルトリア「・・・わかりました。私の為に村正たちが作ってくれたこの機会を決して無駄にはしませんから!!」キリッ!

パーシヴァル「はい!村正殿、武蔵殿、カイニス殿、トリスタン郷・・・彼の事は頼みましたよ。」

千子村正、トリスタン、武蔵、カイニス「ーーーーー」頷く

【うん!】
【任せたよ、4人とも!】←

タタタタタァァーー!(村正たちと置いて金庫城へと向かうアルトリアたちとアルトたち)


ディエンド「逃がすか!追うんだ!」2騎のサーヴァントに命令する

クレオパトラ、メデューサ「ーーーーーーーー!!」タタタタタァァーー!(アルトリアたちを追いかけようとする)

トリスタン「ハァッ!!」ポロロォォン!(弓の弦を奏でる)

武蔵「ヤァァァッ!!」ジャキィィン!!(素早く二刀流の居合い斬りをする)


ジャキィィン!ジャキジャキ、ジャクゥゥウン!!(それぞれの攻撃が2騎のサーヴァントに当たる)

クレオパトラ、メデューサ「ーーーーーーーー!?」ガシュガシュゥ〜ン!!(直撃を受ける)

ガシャシャァァ〜・・シュゥゥ〜ン・・・(ホログラムが崩れるように消え去る2騎のサーヴァント)


ディエンド「アララ・・・なかなかやるじゃないか?」消え去る2騎のサーヴァントの見て・・

武蔵「当たり前よ!ここから先へは私たちが絶対通さないのだから!!」ジャキィン!(二刀の刀を構える)

カイニス「そういう事だ。こっからはオレたちが相手になってやるぜ?」ガキンッ!(槍を構える)

トリスタン「ええ。真なる『予言の子』である彼女のためにも、あなたにはここでお縄になってもらいますよ。」ガシッ!(弓を構える)

千子村正「ああ。覚悟するんだな、盗人野郎!」ジャキンッ!(刀を構える)

ディエンド「ホォ〜?あの子の為に僕を足止めするというのなら・・僕も本気で君達に相対するしかないみたいだね?」ガシャッ!(腰のバックルを開きながら)


シュッ、シュッ、シュッ!(腰のバックルからさらに5枚のカードを取り出していき・・)
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/07(日) 08:32:49.38 ID:RecRWJlg0
ガギューン、ガキューン、カチャッ!(ネオディエンドライバーにカードを2枚挿入し、リロードする)

『SERVANTRIDE(サーヴァントライド)・佐々木小次郎! ディオスクロイ!』

カイニス、武蔵「!?」その音声を聞いて


ガキューン、カチャッ!(ネオディエンドライバーにカードをさらに1枚挿入し、リロードする)

『SERVANTRIDE(サーヴァントライド)・静謐のハサン!』

トリスタン「!?」その音声を聞いて


ガギューン、ガキューン、カチャッ!(ネオディエンドライバーにカードを2枚挿入し、リロードする)

『SERVANTRIDE(サーヴァントライド)・イシュタル! パールヴァティー!』

千子村正「あん?」その音声を聞いて


ディエンド「ハァッ!」バキュゥゥーン!!(召喚のエネルギーを銃口から放つ)

ギュゥゥーン、ギュイギュイギュィィィーー!ギュィィィーーン!!(立体状にサーヴァントが6体召喚される)


アサシン:佐々木小次郎、アサシン:静謐のハサン「・・・・・・・・。」構えを取る

セイバー:ディオスクロイ(カストル&ポルクス)「フフッ(フンッ)・・。」構えを取る

アーチャー:イシュタル、ランサー:パールヴァティー「フフフッ。」構えを取る


カイニス「チィィ・・・よりによってこいつらを呼び出すとはなぁ・・」

トリスタン「クゥ・・まさか、佐々木小次郎にあの時の静謐の方のハサンを呼び出すとは・・」

千子村正「!。・・・(なんだあの2人?イシュタルとかパールヴァティーとか言ってたが・・あの2人、どっかで見たような・・)」違和感を感じる

ディエンド「じゃあ、行ってらっしゃい!」シュッ!(6体のサーヴァントに号令を出す)

6体の召喚サーヴァントたち「ーーーーー!!」ダダダダァァーーー!!(村正たちに一斉に襲いかかる)


ガキン、ガキン、ガキンッ!バギュン、バキュン、バキュンッ!(村正たちと召喚サーヴァントたちと抗戦となる)


ディエンド「さてと・・彼らの事は僕の尖兵たちに任せて、僕はアルトリアの杖を・・・」後ろに下がろうとするが・・

シュルルゥゥ〜、バシンッ!(ディエンドの足が糸に巻き付かれる)

ディエンド「!?。ウワァッ!?」バコォォン!!(何かに激突する)

ドサッ!(ディエンドが抗戦の真ん中に倒れ込む)


ギィギィギィ!!(糸で金庫城への道をふさいでいくハベトロットたち)

ハベトロット「おっと!このままキミをトンズラさせるわけには行かないぜ!!」

ゼンカイジュラン「おう!金庫城へは行かなくても、コイツを引っ捕らえればどうにかなりそうだからな!」

ゼンカイガオーン「ああ!ここから先はボクたちが通さないからね!!」

千子村正「オォ〜これはありがてぇなあ!サンキューハベトロット!」感謝している


ディエンド「クゥゥ・・・やってくれるじゃないか君達?」立ち上がる

召喚サーヴァントたち「ーーーーーー」ディエンドの横に並び立つ

千子村正「フッ・・・さぁ行くぞ、みんな!!」ジャキンッ!(刀を構える)

武蔵たち「おうっ!!」ジャキンッ!(それぞれの武器を構える)


アルトリアたちとアルトたちを先にダルダンが待つ金庫城へと向かわせていき、

大通りに残った村正たちはアルトリアの『選定の杖』を奪おうとするディエンドの足止め且つ『召喚銃の予言の子』である彼を捕らえる為に彼と彼が召喚させたサーヴァントと対峙する事になるのであった。
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/07(日) 10:37:40.20 ID:RecRWJlg0
第28節:宝石鎧のダルダン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女王暦1864年・・・150年前のウェスバニー鉱山:宝石採掘坑道


ガンッ、ガンッ、ガンッ、ガンッ!(坑道を掘り進んでいる鉱夫たち)

土の氏族の鉱夫「なあシモン様。その妖精騎士ガウェインってヤツって、たしかオックスフォードで生まれたという風の氏族に似た牙の氏族の娘なんだろ?」

土の氏族の鉱夫「アイツは確か、ウッドワス様が『厄災の子』として嫌っていると噂されているのですが、なぜシモン様はあの娘に会ってみたいと?」

穴掘りの妖精 シモン「おう。俺が聞いた話じゃあ、その妖精は牙の氏族ではあるが・・・その身体に体毛や恐ろしい牙もなく、風の氏族の妖精や人間みたいな肌をしていてなぁ・・。」

シモン「なによりもあのガウェイン様の胸が俺好みのマウンテンおっぱいであるって事なのが俺の心にビンビンと来て、もう気になっちゃってしょうがないんだよなぁ〜〜。」

シモン「しかもその彼女がとても強靱で強いヤツを自身の恋人として募集していると風の噂で聞いたんだぁ〜!もしかしたら俺がその強いヤツだったりしてなぁ?」

シモン「ガウェイン様が俺に振り向いてくれるように・・この穴掘りシモンが、このウェスバニーにある1番輝かしい宝石を採掘し、それを女王陛下に献上することが出来れば、俺はガウェイン様の元へ行く事が出来る・・」

土の氏族の鉱夫「ふ〜ん?でもその宝石ってのを女王様に献上しても喜んでくれるかなぁ〜?こんなキラキラしているだけの石ころに何の価値があるんだろう?オイラにはわからないよ・・。」ジャラジャラジャラ・・(採掘したルビーを持ちながら)

シモン「・・確かにわからないよな。俺なんてこの強靱な筋肉と穴掘り、魔物を退治できるだけが取り柄だし、この宝石たちだって、どうやって使うのかもわからないからねぇ・・。」

シモン「だけどいつかはこの宝石という石が何なのかを理解する妖精が現れて、この宝石が俺たちに莫大な富を出してくれる方法を教えてくれるんじゃないのかな?」

土の氏族の鉱夫「おぉ〜それはあり得るね!そこにいるダルダンと違ってね?」後ろの方を見て・・


ジャリィィ〜、モグモグモグ・・・(採掘したばかりの鉱石を食べているダルダン)

ダルダン「アゥゥ〜〜・・」ジャリジャリジャリ・・・(功績をつまみ食いしている)

シモン「ア〜コラコラコラァ〜!!その宝石を食べるんじゃないよ!!これは大事な我らの村の資産なんだからな!!」バシッ!(ダルダンをひっぱたく)

ダルダン「ゥゥゥ・・・・」反省している

土の氏族の鉱夫「全く・・・こいつ、図体だけは大きいだけでなんも力も無くて、ただここにある石という石を食べているだけで、なんも仕事の役にも立ちやしないからねぇ〜?」呆れている

土の氏族の鉱夫「こいつ・・モースになれとは言わないけど、この厄介者の頭が良くなるか・・この村からさっさと出て行ってくれるかなぁ〜・・。」

ダルダン「・・・・・・・・・」


165年前・・・オイラはこのウェスバニーの地で土の氏族の妖精として生まれ、この村の妖精たちと一緒に育った。

“輝かしい宝石を喰らっていく”という自身の『目的』に従い、オイラはこのウェスバニーの鉱山で日々日々、食事の為にこのウェスバニーの訪れていたんだ。

そのたびにオイラはその鉱山で働いていく妖精たちに蔑まされ、図体だけがデカいなど デカいだけで役立たずなどと、オイラのこの巨体を理由にその妖精達に採掘された宝石を守る為にオイラに必要以上のイジメを施してきた・・。

アイツらに宝石の価値なんかはわからない。どんなにこの鉱山の地下深くに埋まっている宝石を掘っても、ため込んだとしても、刹那主義な妖精たちには何にも価値がないと言うのに・・・。

オイラはそんな思いを抱えつつも、ヒモジイ思いをしながら、こっそりと採掘された宝石を食べていく日々を過ごしてきた。

そう・・あの時が来るまで・・・


うわぁぁーーワァァァーーーー!!(隣の坑道から悲鳴が上がる)

シモン「んんっ?なんだ?」隣の坑道の悲鳴を聞いて・・
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/08(月) 00:06:52.89 ID:FWiP8Pfk0
ウェスバニー鉱山:4つの壁画がある採掘場の坑道


ダダダダァァーー!!(鉱夫たちが悲鳴を上げて逃げ出していく)

シモン「おいどうした!!また坑道に魔物が現れたというのか!?」駆けつける

牙の氏族の鉱夫「ァァァァ・・採掘場に・・・採掘場に・・・カカカカ、影が生き物のように蠢いていて・・・」ビクビクビクビク・・(震え上がっている)

土の氏族の鉱夫「オイオイオイ・・なにがそのカカカカ、影が生き物のように蠢いているだって・・?一体そんなのが一体・・・」

牙の氏族の鉱夫「ホントだって!!さっき使いぱしりのメスガキ妖精が採掘場奥深くに行っちゃって、そこから喘ぎ声が聞こえてきて・・・」


グワァァァ〜〜〜ン・・・・(坑道に影が蠢き進んでいる)

3翅の鉱夫たち「!?」その影を目撃する

影の氏族の妖精「アッハハハハハハ、アァ〜ハハハハハハハハ〜〜!!」笑いながら坑道内を移動する

3翅の鉱夫たち「ギャァァァ〜〜〜〜!!!」悲鳴を上げる


165年前の当時・・新たに掘りあてた採掘場には、採掘場の奥に変な壁画が4つもあったものの・・近くには静脈回廊もあり、宝石もたくさん採掘も出来たことから、その坑道には多くの鉱夫の妖精達が作業をしていた。

しかしそれから数日後、その採掘場から暗い影と共に影の氏族と名乗る妖精、■■=■■■■■が現れ、採掘場にいた人間や妖精のほとんどを殺し回っていた。

だがその影の氏族の妖精はその日の内に忽然とウェスバニーから姿を消し、妖精國に神出鬼没で現れるようになり、その妖精が出現して10年間・・妖精國は『暗黒時代』へと至ったとウェスバニーの一部の妖精たちの中で有名となった。

影の妖精が忽然と消えた理由としてはその妖精が発生した同じ日に鏡の氏族長エインセルと他の鏡の氏族たちがウェスバニーに訪れ、彼らが影の妖精を使役したと噂が一時流れたこともあったが・・

影の氏族が出た採掘場は鏡の氏族長エインセルの権限によって閉鎖され、ウェスバニーは再び平穏を取り戻したと、住民たちは安心したのであった。

しかし・・・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから10年後・・・・ウェスバニーの村(影の厄災が発生直後)


ボォォォォ〜〜〜!!(炎が村と鉱山中を覆い尽くしている)

ウェスバニーの妖精たち「ワァ〜〜〜ワァ〜〜〜ワァ〜〜〜!!」ボォボォボォ〜〜!!(悲鳴を上げている)


ウェスバニーの妖精3「奴とモースをこの村に入れるな!!もっと火をくべて明かりを灯すのだぁぁ!!」放火を繰り返す

ウェスバニーの妖精4「とは言っても、村をこのまま燃やさなくても・・うわぁぁぁ〜〜!!」燃やされる

ウェスバニーの妖精5「奴のせいだ・・奴のせいでウェスバニーが燃えているんだぁぁ〜〜!!」辺りを燃やす

モース達「〜〜〜〜〜〜〜!!」群がってくる


当時のユーミル「イヤァァ〜〜!!嫌じゃ嫌じゃ〜〜!!ワシらの『鋼鉄山』がぁ・・先代が代々守ってきたワシらのお店がぁぁ〜〜〜!!」エグエグエグ・・(泣きじゃくっている)

当時のエイリン「ダメよユーミルちゃん!早くここから逃げないと!!私たちもモースか悪妖精にされるか、あの『影の厄災』に喰い殺されてしまうよぉ〜!!」ズズズゥゥ〜!(無理矢理ユーミルを連れて行く)

当時のユーミル「ァァァァ・・・ワシのお店が・・・ワシらの目的がぁぁぁ・・・・」ズズズズゥゥ〜!(エイリンに無理矢理連れ出される)


ボォォォ〜〜バキバキバキィィ〜〜〜!!(大火事によって燃えて崩れていく143年前のユーミルたちのお店『鋼鉄山』)
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/09(火) 00:11:06.94 ID:WBLOTd+N0
タッタッタッタッタァァ〜〜〜!!(大火災に見舞われたウェスバニーの村から逃げ出す一部の生存者たち)


ダルダン「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・」タタタタタァァーー!(村から逃げだしている)

ダルダン「ハァ・・ハァ・・・・・!?」何者かの姿を眼の辺りにする

影の妖精(■■=■■■■■)「・・・・・・・・・・・・」燃えさかる炎を見わたしている

ダルダン「〜〜〜〜〜〜〜!!」すれ違うように通りすぎる


あれから10年がたち、影の氏族の妖精が再び現れ・・ウェスバニーの村と鉱山は大火の炎に包まれた・・。

村の長であるシモンが1年前から姿を見せなくなり、一部の村人を除いた妖精たちの心は恐怖と絶望で包まれていき、

あの影の氏族の妖精が再びウェスバニーの村へ現れた事を境に、村の妖精たちはモース及び悪妖精(アンシリー・コード)化もあいまって、

影の氏族の影から逃れようと、村や鉱山にあるモノ全てに火をくべていき、ウェスバニー全体が火の海に包まれていった。

女王軍は影の氏族の妖精を『影の厄災』と認定し、その『厄災』を討伐しようとするも多くの兵やあのウッドワスでさえも返り討ちにしてしまい、

最終的には『影の厄災』はモルガン陛下によって討伐され、この事実はのちに『ウェスバニーの影の厄災』として一部の妖精たちの記憶に残り、

ウェスバニーの鉱山には妖精亡主と化した“シモン”が徘徊することとなってしまい、鉱山は完全に廃鉱・・ウェスバニーは完全に滅びてしまったされることになったのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから何百年が過ぎ・・・時は女王暦2014年・・・・

東の港町 ノリッジ:とある路地側


ノリッジの妖精1「モルガン陛下が新たに妖精騎士を着名したみたいだぞ!?」

ノリッジの妖精2「何でも妖精騎士アグラヴェインは、夢と眠りを操れる力を持っているだってさ!」

ノリッジの妖精3「厄災を払ってくれるって言ってたけど、ここの厄災も払ってくれるかなぁ〜〜・・」


ボロ切れを纏っているダルダン「・・・新たな妖精騎士とはねぇ・・・」ルビーを持ちながら・・

ダルダン「・・ハァ・・・。」ため息をついている
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/09(火) 09:23:19.21 ID:WBLOTd+N0
『影の厄災』から数百年が立ち、生き残ったウェスバニーの住民たちの一部は東にあるノリッジへと移住した。

ウェスバニーに住む妖精たちは穴を掘る技術に特化し、力仕事が得意なところもある為に、ノリッジの領主やその秘書は喜んで彼らを受け入れた。

しかし住んでいた場所の環境も変わり、領主スプリガンが支配するノリッジでの生活はウェスバニーのみならず外からの妖精たちには過酷であり、

存在税の収集で死んだり、人間たちに使役にされたりと、スプリガンや上の奴らに絞られる毎日により、オイラや一部の住民を除いたウェスバニー出身の妖精はただ数を減らしていき、

オイラもまた、手に持っているただ少しの宝石を食べずに持ちながら、仕事を転々とする毎日を過ごしていたんだ。

そんな時、オイラの前にある転機が訪れた・・。


ヒラヒラヒラァァ〜〜・・(1枚の紙が飛んでくる)

ダルダン「・・んっ?なんだこれは・・・・」ガシッ・・(その紙を拾う)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
紙に書かれている内容


『ブリテン初の妖精國ブリテン國家試験、開催!試験受付対象:ブリテン全土の妖精の希望者なら何でもOK!』

『試験に合格した者は今話題の妖精騎士アグラヴェインの直属の幹部になれ、アグラヴェイン様からの特権階級を習得できるチャンス!』

『試験会場:マンチェスター。受付期限:女王暦2014年■月■日。』


文章の下には妖精騎士アグラヴェインの絵に、『栄光という名の夢をつかみ取れ!』とのセリフが描かれている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ダルダン「妖精騎士アグラヴェインから特権階級を得られる・・・・。もしかしたらこのオイラでも、キャメロットにいる上級妖精に・・・!!」


ノシィィ〜!(立ち上がる)

ダルダン「ヨシ・・やってやろうじゃないか!いずれオイラも存在税の搾取によって終わってしまう命ならば・・、その試験、受けてやろうじゃないか!!」ググゥゥ〜!(握り拳をしめる)

ダルダン「行こう、マンチェスターへ・・・。オイラはオイラの幸福を手にするために!!」

ガシッ、ガブガブッ!!(持っていたルビーを口に噛みしめる)


キャメロットでの事件から2週間が経過した頃、ブリテン全土に風の報せや広告紙によって告知された妖精國ブリテン初の國家試験。

試験に合格すれば妖精騎士アグラヴェインの直属の部下になれ、オイラはキャメロットに住む連中と同じ階級を得られることに歓喜をしめし、

ノリッジでただ朽ちていくのを辞めたオイラは、その國家試験を受ける為に、オイラはノリッジからマンチェスターへと向かう妖精たちの後を追って、オイラはマンチェスターへと向かったのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マンチェスター:國家試験会場 受付


ガヤガヤガヤガヤ・・(多くの妖精たちが受付前にある受付表にサインしていく)

受付の女王兵「試験を受ける際はこちらにサインを。万が一、試験の最中に死亡した場合、自身の自己責任としての証明であることをあなた様の次代に示す為ですので。」

受付の女王兵「その覚悟を持って試験を受けるのであれば、こちらにサインをお願いします。」シュッ!(受付表を手渡す)

國家試験を受けに来た妖精「お、おう・・・・・」カキカキカキ・・(試験の受付表にサインする)


シュルシュルシュル・・・(サインを書き終わった受付表をまとめる女王兵たち)

受付の女王兵「受けたわりました。次の方よ、参れ!」後ろの方を誘導する
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/08/09(火) 23:49:07.65 ID:WBLOTd+N0
ドスン・・ドスン・・ドスン・・ドスン・・・。(ダルダンがやって来る)


ダルダン「・・・うむ。」受付の前に立つ

受付の女王兵「!(い、意外とデカいなぁ・・・)。あのぉぉ・・お名前と住所をお教え頂けますか?」

ダルダン「おぉ・・おいらはダルダンだ!ノリッジからこの國家試験を受ける為にやって来た。」

受付の女王兵「ハッ、ハァ・・・・では、試験を受ける際はこちらにサインをお願いします。」シュッ!(受付表を手渡す)

ダルダン「おう。」ガシッ〜・・・(羽ペンを手に取ろうとするも・・)

ガシッ、バキッ!!(羽ペンがダルダンの指2本によって折れてしまう)


受付の女王兵「!?。(ぺ、ペンが指2本で折れた!?なんという手のデカさに不器用な手つきなんだこれは・・」驚いている

ダルダン「!?。あっちゃ〜〜・・すまない・・おいら、このようなとても小さいモノを手に取るのは初めてなんだ・・。頼む!おいらの代わりに書いてくれないか?」手を合せてお願いする

受付の女王兵「わ、わかりました・・・。(ったく、めんどくさいなぁ〜〜・・・)」シュッ、カキカキカキカキ・・・(代わりのペンでサインを書く)


列に並んでいる妖精1「(なんだあのデッカいヤツは?図体がデカい上にペンを指2本で折っちゃったぞ!)」ザワザワザワ・・・

列に並んでいる妖精2「(あいつ土の氏族の妖精だな?図体がデカすぎて逆にペンを壊してやがるの〜。)」クスクスクス・・

列に並んでいる妖精3「(あんな奴が・・あんなデカいだけの妖精に國家試験に受かるわけがない。あんなデカいだけの奴はすぐにでも試験に落ちるに決まっているwww)」ゲラゲラゲラゲラ・・・

ヒソヒソヒソ・・クスクスクス・・・(全員ダルダンをからかうように静かに笑っている)


ダルダン「・・・・・・・・」その様子をチラ見している

ダルダン「(みんな自分こそが試験に受かる自信があるからって、オイラのことをバカにしやがって・・・今に見てろよぉ〜〜!!)」ぐぐぐぅぅ〜!(怒りを堪えている)


マンチェスターに辿り着き、國家試験に受ける際に1番始めにやることは受付で受付表にサインを書くという簡単な執筆だ。

國家試験の内容は色々とあるが、試験によっては即死に値するほどの部分もあり、もし会場内で死んでしまった場合はその妖精は失格となり、

例えその場に生まれた次代が続けようとしても先代からのサインを見て、その次代に納得して会場を出てってもらうようにする為の告知となる為、必ずしも必要なことであるのだ。

受付には様々な地方から色んな氏族の妖精たちが、それぞれの目的・執念などの考えを持ち、自分こそが國家試験に受かる妖精だと言い張るように、互いにピリピリした空気がひたすらに漂っていた・・。

おいらは妖精たちに裏からバカにされててもなお、おいらは必ずやこの國家試験に合格し、あの妖精たちを見返してやろうと、おいらはそう心の内に決めていた。

そしておいらは國家試験を苦戦ありつつもこなしていき、そしておいらに運命の刻が訪れた・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マンチェスター:國家試験会場(土の氏族のグループ)


ガヤガヤガヤガヤ・・・・(会場に集まっている土の氏族の受験者たち)

ダルダン「・・・・・・・・。」ゴクッ・・・(つばを飲み込む)


ガシャガシャガシャ・・・、ゴトンッ!(中央の長テーブルに色のついた砂が入った金の器が置かれていく)

妖精騎士アグラヴェインの声「最後の試験はこの器にある砂だ。この砂にはブリテンの妖精には計り知れない程の力が含まれている。」

妖精騎士アグラヴェインの声「あなたたちはその器にある砂を飲み干すがいい。あなたたちがその砂の力に受け入れる事が出来れば、その者たちを私の直属の幹部として迎え入れてあげよう。」

試験を受けている妖精たち「ーーーーー。」それぞれ色のついた砂が入った金の器を持って行く

ダルダン「・・・・・・。」黄色い砂が入った金の器を手に持つ


ゴクゴクゴクゴク・・・グビグビグビィィ〜・・・(それぞれのタイミングで器にある砂を飲んでいく妖精たち)
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