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【安価コンマ】貴女は魔法女学院でふたなりを治したいようです 3日目

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370 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 02:28:02.46 ID:CuZ2WuAv0
>>368
2スレ目の中盤くらいまでは候補に入ってましたが途中で抜けました。

>>369
セレナさんはエッチ適性高いと思います!!!! とても好きです



「――それじゃあな、時間が空いてれば何時でも相手してやるからよ」

マリンカ「――!?」

夜、寝る前に散歩でもしようかと門限ギリギリの時間まで歩いていると――見てしまった。

正門の前で、真っ赤なポニーテールのお姉さんがもう一人のお姉さんにき――キスをしているところを――!?

「……あん?」

マリンカ「はわわ……!」

み、見つかったー! ボクって実は物陰から観察するのって苦手!?

「風紀の連中……じゃねぇなぁ。は! もしかして新入生か? とんだところ見せちまったなぁ!」

好感度ぉ!

コンマ直下
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 02:28:25.60 ID:cWGadlF30

372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 02:38:23.38 ID:OFGfo+RR0
ナンパ師先輩食指動かなかった?
373 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 02:38:33.58 ID:CuZ2WuAv0
シルビア6「……ちっ、真面目ちゃんか?」

シルビア「俺はシルビア・スレイン、何処にでもいる普通の女さ」

マリンカ「ま、マリンカです……ど、どうも――ぃ!?」

挨拶を終える前にシルビアさんはぐいっ! とボクに顔を近づけてくる。

ボクの顎をくいっ、と上に向けて無理やりな感じでジーっと顔を見つめ合わせてくる。

――ち、ちかっ……!

マリンカ「や、止めてください!」

シルビア「あ? ……ちっ、真面目ちゃんかよ。ま、確かに良い所のお嬢ちゃんって感じだもんな、お前」

マリンカ「な、何してたんですか……その、さっき」

シルビア「……知りたいか? ま、あまり気に入らねぇが一夜限りだったら幾らでも教えてやるぜ? なぁ」

――こ、この人! 今まで出会った人の中でもなんか……違う!


なんかお話

安価下2までで一番コンマが大きいものを採用
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 02:39:41.11 ID:u6ZRze1zO
えっちなのはいけないと思います!
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 02:42:03.26 ID:cWGadlF30
376 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 03:06:52.43 ID:CuZ2WuAv0
マリンカ「え――えっちなのはいけないと思います!」

シルビア「おいおい、俺がいつそういうことをするって言ったよ? なんか勘違いしてるんじゃねぇか?」

マリンカ「え、だって……!」

シルビア「お嬢様は欲求不満か? はは、確かにパパとママの目は厳しそうだもんなぁ?」

マリンカ「ひっ……」

離れたのにまたゆっくりとこちらに近づいてくる。ニヤニヤと目を細めて笑いながら、こちらを弄ぶみたいに距離を詰める。

シルビア「――ま、勿論そういうことをするつもりで言ったんだけどな」

どうだ? そういうエッチなことを俺ならいくらでも教えてやれるぜ?

マリンカ「け、結構です! ボクそういうの……きょ、興味ないので!」

喉から振り絞る様に、嘘を吐く。エッチなことに興味がないなら、あんなことするわけないんだから……。

……もしこのままこの人の誘いに乗ったら……そのまま下半身のこともバレるだろう。そして、そこからどういう反応をされるのかはボクにも分からない。

バレてはいけない、バレてはいけない――だから、ボクは……!

シルビア「だーかーらー、素直になれって、お前が一言「うん」って言ったらもうそれで――っ!?」

マリンカ「し、失礼しましたー!!!」

シルビアさんの手が伸びるが――空気の壁に阻まれて怯む。その隙にボクは全速力で駆けた!

うおおおおおお! 部屋に戻る、戻るぞぉおおおおお……!

シルビア「…………ちっ、素直じゃねぇな」


好感度が上がりました

シルビア(6→10)
377 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 03:07:32.51 ID:CuZ2WuAv0
【名前】マリンカ
【性格】明るさの塊みたいな
【一人称】ボク(フォーマルな場では私)
"【見た目】
金髪ロングの黒目、すらりとした均整の取れた体躯。同性も見惚れる超絶美少女
身長は同年代女性の平均より少しだけ高め
胸は大きいけど程よく大きい程度"
【好き】かわいいもの
【嫌い】自身も含めて隠し事が苦手
【趣味】スポーツ、特にリチュア
【得意魔法】空気の固体化
【設定】良い家柄の生まれだが、歳の離れた優秀な兄や姉がいて甘やかされ気味にのびのび育った。

【大きさ】最初は可愛らしい皮被りちんちんだが早く治さないとどんどんサイズも性欲も強大に

【学力】51【魔力】42【運動神経】44【性知識】33
【料理】16【文章力】93【演技力】37
【好感度】
[1年生]
ティナ95「なーんか最近のマリンカおかしいなぁ……」
フェリ50「友達……友達!?」
リーン60「これからよろしくお願いいたしますね、マリンカさん」
シャン32「めんどくせぇのに絡まれちまった」
フェネ23「……ふん!!!」
フレア25「面白いお薬作ってみたいですねー」
フィーア30「……ちょっと嬉しかった」

[2年生]
ラズリー105「貴方は絶対に文芸部に入るべきです!!!」
ラピス61「凄いスタイル良い……採寸したいわね」
リムル105「わ、私は何時でも歓迎してます……から」
クーリア1「め、目がやだぁ!」
マキナ91「――ようこそ生徒会へ」
セレナ59「……ほう! ほうほうほう!」

[3年生]
クルエル78「元気な被検体……じゃない、新入生が入ってきたわね」
アナスタシア47「困ったことがあれば風紀委員まで!」
クラリス32「うん、うん! 興味があったらぜひ入部してね!」
シュビラ95「うーん顔が良いね」
ユキカゼ30「気に入らんな」
シルビア10「ちっ、真面目ちゃんかよ」

[教師]
ペティ79「……元気が良いですね、良い事です」
ホリィ81「もしリチュアに興味があればいつでも!」
ユリアーナ62「元気ないい子ですね〜」
アルフィナ23「……変なことをしなければいいんですけど」
セレクト50「秩序を乱さなければそれでいい」
エリザベート91「た、助けうわぁああああ!!」
378 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 03:11:41.06 ID:CuZ2WuAv0
一年生7人 二年三年教師6人ずつの計25人で進んでいきます。長かったね……こんなに長くてごめんね……

次の行動は4月3週目からになります。自由安価多めの予定なので、そのつもりでお願いします。


ではこれで終わりにしたいと思います。長い時間参加してくださった皆さん、お疲れさまでした!

おやすみなさい……
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 03:13:01.51 ID:cWGadlF30
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 03:27:09.43 ID:M0U58STZ0

最後に気になる情報が知れて結果的に憑き物が落ちた気がした
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 03:44:06.12 ID:ySWMVZkUo
おつー
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/09(土) 04:12:38.80 ID:A+/qUO3Xo
乙です
キャラも揃ったことだし今後が楽しみだ
色んな子とイチャイチャしたりパコパコしたいね
383 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 18:00:04.00 ID:CuZ2WuAv0
※今んところこんな感じの募集方法を考えています。採用できる内容の線引きがやっぱりまだあんまり決まってないのでやりながらになります、許して

※5つ募集保険2つみたいな感じです。なんか自由安価内容で聴きたいことあったら書いといてください。

※まだ安価じゃないからね! 見本だからね!!!!

【イベント】
・色んな人とお話して仲良くなりたいなぁ……
・マドゥリアさんがなんか呼んでたような、時間があったら会いに行ってみよう。
・部活に委員会! 色々見て何に入るか考えないと。

【4月3週目】
何をしようか……
自由安価下7の中からコンマの大きい順に5つ採用。出来ないやつは一つずらして。
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 18:08:39.88 ID:ySWMVZkUo
何人くらいまで一緒に行動する系の行けますか
385 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 18:14:25.64 ID:CuZ2WuAvo
マリンカ含めて大体3〜4人くらいなら……
生徒会の面々とか演劇の人たちみたいな括りでもオッケー、ただ同級生全員でとかは止めてね多すぎるから
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 18:18:26.89 ID:cWGadlF30
出番が偏った時のテコ入れはある?
387 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 18:24:52.37 ID:CuZ2WuAvo
このキャラ最近出番多いなーって思ったらそのキャラの安価ずらしたり、最初から禁止するかも
ただ自分が強制イベントみたいな感じで出したくなったら出すと思います、イベント募集に限り出番の多いキャラは減らします
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 18:40:40.28 ID:3BJOXRlq0
>>385>>387の形式だとちょっと聞きたいです

「AとBと一緒に文芸部に行く」
という安価が選ばれたら、
○Aが出番多くて除外判定になった場合
・A抜きで、Bとだけで文芸部に行くのか
・その安価自体が不採用になり、別の安価が繰り上げで採用されるのか

○文芸部の誰か一人だけが出番多くて、除外判定になった場合
・文芸部には行くけど、文芸部の出番多い子だけ登場しないことになるのか
・AとBとで別の場所に行くことになるのか
・その安価自体が不採用になるのか
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/09(土) 20:34:03.06 ID:A+/qUO3Xo
質問
・やらしいイベントをここで書いてもいい?
フェラやセックス等の行為は無しか、最低でもある程度親しくなってから解禁の形になると思うけど
例えばラッキースケベで○○の胸に顔を埋めるような形になってしまった!ムラムラした…みたいなのはありかな?

・↑みたいに「○○と××して、結果△△になった」とイベントの結果まで書くのは書きすぎだろうか?
安価とか挟む余地もあったらいいと思うから「〜××する(した)」辺りまでにしておいた方がベター?
390 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 20:57:28.45 ID:CuZ2WuAv0
難しい、どうすっぺ

>>388
○Aが出番多くて除外判定になった場合
Aが出せないなら「AとBが一緒に文芸部に行く」という安価もこなせないので不採用になると思います。

○文芸部の誰か一人だけが出番多くて、除外判定になった場合
文芸部には行くけどその一人だけ登場しないことになると思います。文芸部全員出せるわけじゃないしね

>>389
やらしいイベントはラッキースケベくらいならオッケーです。ムラムラさせてあげてください。でも頻繁に取られ過ぎたら止めてっていうけど。
フェラとかセックスはそのキャラと親しくなってからです。あとやらしいイベントは多すぎても困るので何回か取られたら制限します「エッチなイベント暫くやめてね!」みたいな感じで。

イベントは「〜××する(した)」くらいまでにしてくれると嬉しいです。結果まで書かれちゃうと、結果の内容だけで不採用になる可能性もあるので……。

391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/09(土) 21:00:42.44 ID:A+/qUO3Xo
回答ありがとうございます
好き勝手書いて後から揉めるのは嫌だし今のうちに細かく聞いといた方がいいと思って質問させていただきました
忘れないようにします
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 21:06:53.35 ID:OFGfo+RR0
「シルビアにレズレイプされる」はナシだけど「シュビラの魔法結晶が直撃して1日透視生活を強いられる」とかならアリと
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 21:11:58.31 ID:3BJOXRlq0
>>390
回答ありがとうございます
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 21:16:27.53 ID:ySWMVZkUo
>>385
ありがとうございました
395 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 22:36:39.83 ID:CuZ2WuAv0
>>392
そんな感じ。というかシュビラの結晶汎用性高いな……


こんばんは、23時くらいから出来たらなーって思います。よろしくお願いします
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 22:43:23.11 ID:QlndaPbFo
そなえ
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/09(土) 22:49:36.37 ID:A+/qUO3Xo
備えよう
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 22:57:40.06 ID:ySWMVZkUo
そな
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 22:57:46.08 ID:mEf2M9Lo0
備える
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 22:59:21.11 ID:cWGadlF30
質問、1度の募集で同一キャラの安価が3つ4つとかあったら採用数制限されたりする?
401 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 23:01:30.52 ID:CuZ2WuAv0
やりまーす! お願いしまーす!



朝が来た。

この学院に来てからティナより早く起きることが多くなった気がする、ボクが寝てる間に股間のことがバレてしまうんじゃないかって言う危機感から来るものかもしれない。

マリンカ「うぅ、今日も大きくなってる……」

ティナ「すぅ、すぅ……」

今日も今日とておちんちんはぴんと大きくテントを張っている。実はちょっと調べてみたところ男の人は大抵朝は大きくなっちゃうものらしい。

……不思議だ。なぜそうなるかも書いてあったけど、良く分からなかった。

マリンカ「ぱっぱと着替えてティナ起こしてあげよーっと」

もうベッドにもぐりこんだりはしないぞ! はっはー!

さぁ今日も頑張ろう! おー!


【イベント】
・色んな人とお話して仲良くなりたいなぁ……
・マドゥリアさんがなんか呼んでたような、時間があったら会いに行ってみよう。
・部活に委員会! 色々見て何に入るか考えないと。(4月4週目終了時に、部活委員会決め)

【4月3週目】
何をしようか……
自由安価下7の中からコンマの大きい順に5つ採用。出来ないやつは一つずらして。
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:01:41.28 ID:cWGadlF30
ティナとリーン連れて文芸部へ
ティナはラズリーにサインが云々、リーンはエロ本どうだったのって
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:01:51.80 ID:3BJOXRlq0
約束通り生徒会へ ティナも一緒に連れて行ってご紹介
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:01:56.16 ID:ySWMVZkUo
【イベント】
シルビアさんに捕まって今度は逃げられない!
耳元で囁かれながらボディタッチをされる
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:01:56.88 ID:mEf2M9Lo0
文芸部に遊びに行ってリムルと一緒にリムルの作品を読む
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:02:05.61 ID:M4b1peZ8O
ホリィ先生のリチュア指導
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:02:11.46 ID:X7XT8RDGO
エリザベートが酒で吐きまくってるから介抱する
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:03:27.31 ID:65kub9BKo
ペティ先生のスキンシップ現場目撃
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:04:34.21 ID:cWGadlF30
文芸部、やはりコンマが強い
410 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 23:10:32.13 ID:CuZ2WuAv0
>>400
すると思う。そのキャラばっかりになったらきついもんね。
話はつなげやすそうだけど。

結果 >>402,404,405,406,407
411 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 23:24:07.39 ID:CuZ2WuAv0
――――

――



ティナ「まさかリーン王女様も文芸部に用があったなんて……リーン王女様も本を読むんですか?」

リーン「はい! 読書がとても好きで、幼い頃から城の書物を読み漁ってしまうほどで……」

ティナ「そうなんですか!? あ、じゃああの本は読んだことありますか? グレゴリー先生の――」

リーン「読みました読みました! 先生の本は登場人物の心象がとても鮮明に描かれていて――」」

マリンカ「ぼ、ボクを挟んで読書トークしないでよぉ!」

ティナと一緒に文芸部に向かう途中、たまたまリーン王女様と出会って一緒に行くことになったんだけど……この二人、本大好きだ……!

誰だよグレゴリー先生! わかんないよぉ!

ティナ「えー? だって楽しいし……それにグレゴリー先生の本なら昔マリンカに貸したことあるよ?」

マリンカ「…………そ、そうだっけ」

確かに本をティナから借りたことは多々ある。でも書いてる人の名前まではさすがに憶えてないなぁ……う、うーん。

リーン「ふふ、著者の名前ってやはりそのファンじゃないとあまり見られませんしね。マリンカさんさえよければ今度一緒に本屋に行きませんか? 好きな本、好きな著者が見つかるかもしれませんよ?」

ティナ「あ、それ良いですね!!!」

マリンカ「ほ、ほら文芸部着いた! 文芸部着いたよ!」
412 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 23:42:39.54 ID:CuZ2WuAv0
シュビラ「ん、おお! おおおお! こんなに一年生がたくさん来るなんて! 文芸部も将来明るいね!」

扉を開けた瞬間、シュビラさんがこっちを見てぱぁっと顔を明るくさせた。目がキラキラキラーっと輝いている。

シュビラ「んじゃ今日もお好きにどうぞー、それにしても三人とも顔が良いから部員は皆大喜びだよ! うんうん!」

ティナ「ちょ、ちょっと止めてくださいよ! は、恥ずかしい……」

リーン「うふふ、そう言われると照れてしまいますね」

顔を真っ赤にして恥ずかしがっているティナと、ニコニコと笑っているリーン王女様どちらも違う反応で見ていてなんとなく面白い。

……というか、ボクも顔が良いの? 良く分からない。

ラズリー「ちょ、ちょっとマリンカさん? よろしいですか?」

マリンカ「え、あ、ラズリーさん」

ラズリー「その、リーン王女様が持っていかれたあのピンク色の本なんですけど――」

ティナ「えっ!? ら、ラズリー先生が居るの!?」

ボクがラズリー、と名前を呼んだ瞬間、さっきまで照れていたはずのティナがぐいぐいとこちらに近づいてきた。

ティナ「わ、わー!? あ、貴女がラズリー先生なんですか!?」

ラズリー「せ、先生ですか!?」

ティナ「先生の書かれた恋愛小説を実は先日読みまして! その、すっごい良かったです! よければこの……この色紙にサインを!」

そういうと実は持って来ていた手提げバックから一枚の色紙を取り出して、ラズリーに渡す。

その先生は、目を真ん丸に丸めて、ポカーンとしている。

ラズリー「わ、分かりました……さ、サイン。サインですね、サイン」

えーと……と、と言いながら。慣れない手つきでマジックペンを手に取り色紙にサインを書いていく。慣れない手つきだったが、サインの形はかなり凝ったものだった。

ティナ「あ、ありがとうございます! ど、どうしようマリンカ! 先生の直筆サインだよ!?」

マリンカ「よ、良かったねティナ……」

ラズリー「…………せ、先生ですか。ふふ、ふふふ……」

……お互い喜びまくっている。ラズリーさんはあんまり表には出していないけど、なんとなくわかる。ある意味ティナよりも喜んでいることが。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:46:00.14 ID:cWGadlF30
可愛い
414 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/09(土) 23:56:21.63 ID:CuZ2WuAv0
マリンカ「あ、そうだ。リーン王女様リーン王女様!」

リーン「はい? なんでしょうかマリンカさん?」

サインのことではしゃいでる間に他の文芸部員とお喋りをしていたリーン王女様がこちらに向かってくる。その手にはティナとは別の小さなバッグがあった。

……多分、あの本かな?

マリンカ「この前リーン王女様が借りた本あるでしょ? ピンク色の本、あれに付いてラズリーさんが訊きたいって」

ラズリー「え、あ!ちょっ――マリンカさん――!?」

リーン「――――っ!?」

ピンク色の本、その言葉を聞いてぼんっ! と顔が真っ赤になるリーン王女様。もじもじと指を動かして、言いにくそうな感じだ。

リーン「そ、そのぉ……ぴ、ピンク色の、あの、本ですね……?」

バッグから取り出したのは想像通りその本だった。そして、一瞬何か考えた後……。

リーン「え、えっと……表現や、登場人物の言葉遣いが巧みで……す、凄かったです!」

ラズリー「」

ティナ「え、もしかしてそれもラズリー先生の本なんですか!?」

ラズリー「へぇえぇ!?」

その本を返されて絶句しているラズリーさん。しかし、何故だかピンチは続くみたいだった。

……どんな本なんだ。いったい。

ティナ「もし宜しければその本も読んでみても良いでしょうか! 先生の本読みたいです!」

ラズリー「こ、この本は私の本じゃないというか……その、別の人の本と言いますか――あ、え、えー……ま、マリンカさぁん……」

マリンカ「え」

ぼ、ボクですか!?


どうしよ
1 良く分かんないけどティナに貸してあげて欲しいです!
2 ラズリーさんが嫌がってるし止めた方が良いんじゃない……?
3 あ、じゃあリーン王女様にお話を……

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:56:52.64 ID:cWGadlF30
3
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:59:15.29 ID:X7XT8RDGO
2
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/09(土) 23:59:16.03 ID:IH0MSjzRo
1
418 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 00:10:29.04 ID:Bq18AE3E0
結果 2

マリンカ「う、うーん……ラズリーさんが嫌がってるし止めた方が良いんじゃない?」

ラズリー「ま、マリンカさん……!」

ティナ「むぅ、確かにそれは……すみません先生」

ラズリー「い、良いんですよ! そ、それとこれは私の本じゃなくて……え、えー、今はいない私の友達の本と言いますか」

……ごにょごにょ。

ティナ「あ、そうだったんですね。じゃあ私早とちりしてたんですね……は、恥ずかしい」

リーン「…………そ、そのお友達さんが書いたんですか、その本」

なんか二人とも顔を赤くしている、何故だろう。文芸部は赤面になる確率が高いんだろうか。

……そう言われると、ボクもちょっとその本が気になってくる。

マリンカ「あの、ボクもその本読んでみたいんですけど――――」

ラズリー「駄目です!」

そりゃ、そうだ。

好感度が上がった!
ティナ(95→99) リーン(60→63) ラズリー(105→109)
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 00:23:17.14 ID:dM5Bq4nx0
何この人たち可愛い
420 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 00:37:25.82 ID:Bq18AE3E0
シルビア「おいおい、俺を見た瞬間逃げるだなんて随分と嫌われたもんだなぁ?」

マリンカ「な、なんですか……! 別にそんなつもりじゃ……」

シルビア「お前にそんなつもりがあろうとなかろうと関係ねぇんだよ、俺としては」

人気のない廊下、シルビアさんのせいなのか偶然なのか分からないけれど今この廊下にはボクとシルビアさんしかいない。

所謂壁ドンを、ボクは今されている。シルビアさんのムカつくくらい整った顔が、滅茶苦茶近い。あと凄い良い匂いする

……だから夜にあんな感じの事をしてたんだろうな。顔が良いってこういうことを言うんだな。

シルビア「お前のことを抱いてやろうなんて気はさらさらないが、そっちが拒否をするんなら――それはそれで、気にくわねぇ。その生意気な顔を一回分からせてやるよ」

マリンカ「…………」

壁を作って逃げ出す……ことも出来ない、距離が近すぎてまともな壁が出来ない。

シルビア「…………ふーっ」

マリンカ「ひゃぁあぁ!?」

シルビア「ぷっ、あははははは! 随分と可愛い声出すじゃねぇか! ん?」

な、何!? 今何されたの!? み、みみ耳が!? なに!?

シルビア「お前、耳弱いな? ふーん……」


コンマ6以上でぶんしーん

コンマ一桁直下
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 00:38:12.13 ID:zNKeq1x4o
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 00:50:13.43 ID:Iyx4XRWK0
登場人物がだいだいみんなコミカルで優しい良い子達なばかりの中、シルビアさんだけ異色感があるな
(悪いとは言ってない)
423 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 00:56:55.70 ID:Bq18AE3E0
結果 魔法を使うまでもねぇ


――――こうやって耳元で喋られるのどんな気分だ?

マリンカ「ひっ!?」

低い声が静かに鼓膜を振るわせてくる。吐息が耳に触れ、温かさがくすぐったい。

――あ、ちょ、これ……やだ……!

マリンカ「や、止めてください! ちょ、っとぉ……!」

シルビア「どうしたどうした? 別にちょっとお喋りするだけじゃねぇか……仲良くしようぜ?」

――お前は可愛いんだからもっと素直になれよ。俺もよ、お前を嫌がらせたいわけじゃねぇんだよ。

マリンカ「あ、あ、あぁ、ぃ……っ!」

なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ……! くすぐったい、くすぐったい……!

と、溶ける……! み、耳が溶けちゃう……!

マリンカ「へぇ……?」

――耳に意識を集中されている間に、さわさわとシルビアさんの手がボクの腰を触っていることに今気が付いた。全然気が付かなかった。

シルビア「イケないことってのは気持ちが良いもんだぜ? せっかくの寮生活、そういうことも覚えて――楽しく三年間凄そうじゃねぇかよ」

ま、俺は今年で最後だけどな――。

腰を触っていた指がつーっ、と上がっていく。脇腹を通って、胸のあたりにまで辿り着く。

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……! これ、不味い……か、下半身が熱い……!

お、大きくなっちゃう……! に、逃げないといけないのにぃ……!

シルビア「でっけぇ胸だなぁ。俺もデカい自信あるけど、同じくらいか? デカいだけのそれを、俺は有効に使えるけどなぁ――ふーっ」

あ、あ、あ、やだっ。耳――指、おっぱいは無理――ぁ――――!


コンマ0であちゃぁ

コンマ一桁直下
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 00:57:45.31 ID:rNBnoshe0
425 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 01:11:15.15 ID:Bq18AE3E0
結果 助けて風紀!

アナスタシア「――――ちょっとそこで何をしているんですか!」

シルビア「ちっ、良い所だってのによぉ!」

マリンカ「ぇ……?」

吐息も指も離れて、シルビアさんはボクを置いて走って行ってしまった……。

…………ぁ。

アナスタシア「だ、大丈夫ですかマリンカさん! あいつに何か……は、ハレンチなことはされていませんか!?」

マリンカ「だ、大丈夫です! そ、それよりもあの人を追ってください……!」

アナスタシア「分かりました! それでは、あいつに目を付けられたらすかさず風紀に――では!」

まてぇシルビアぁ! と、大きな声を出しながらアナスタシアさんは後を追ってしまった。

……。

マリンカ「…………」

途中ずっと腰が引けていたのに気が付かれなくてよかった、囁かれて身体を触れられていただけで――ボクは大きくしていた。

……耳が、まだゾワゾワとしている。

マリンカ「…………あーもう!」

なんか悔しい! うわぁん! 耳がゾワゾワするじゃん! もー!


シルビアの好感度上がりました(10→16)
426 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 01:34:44.31 ID:Bq18AE3E0
〜文芸部部室〜

リムル「あ、マリンカさん。お、おはようございます」

マリンカ「おはようございますリムルさん!」

ああそうだ、この時間はリムルさんのお気に入りスポットなんだっけ。

マリンカ「今日も遊びに来ちゃったんですけど――」

リムル「ど、どうぞ座ってください! ちょうど私の隣が空いてるので!」

今はリムルさんとボクしかいないから殆ど席は空いてると思うけど、リムルさんがそういうならお言葉に甘えて。

マリンカ「じゃあ失礼しまーす」

リムル「そ、それで何をしましょうか……実は私もなんとなく来ちゃっただけで、何をするわけでもなくて……」

マリンカ「んー……じゃあ、ボクリムルさんの本読んでみたいです!」

リムル「え、ええっ!?」

マリンカ「駄目、ですか? ボク、リムルさんのことがもっと知りたくて……」

リムル「今持ってきます! ちょ、ちょっと待ってくださいね!?」


……行っちゃった。


リムル本、どんな本よ?
1 なんか動物の本
2 自由安価(本の内容とか、タイトル)

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 01:39:19.65 ID:dM5Bq4nx0
2
まさかのえっちな動物姦的な奴
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 01:45:18.80 ID:Iyx4XRWK0
2 男主人公とヒロインが二人で冒険しつつ、バトルしたりイチャラブしたり街を救ったりイチャラブしたり古代都市を見つけたりイチャラブする話
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 01:45:35.48 ID:yMNtueymo
>>427
430 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 01:51:42.58 ID:Bq18AE3E0
後輩に動物姦小説持ってくる先輩に草生えますよ。リムルさん……?


それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくださった皆さんお疲れさまでした!

また次の更新でも宜しくお願いします、おやすみなさい……。

文芸部にはそういう人しかいないんか……? 二年生?
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 01:56:16.54 ID:yMNtueymo
おつおつ
ヤリサー疑惑文芸部
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 01:58:04.90 ID:Iyx4XRWK0
乙でした

風紀委員に良く目をつけられてないな文芸部
というか忙しすぎて手が回らないのか風紀委員
かいちょーが顧問の飲酒で捕まらないか心配してたけど、多忙でそれどころじゃないのか風紀委員

そういえばホリィ先生にホリィマジックとかいう設定あったけど、風紀委員と協力体制あったりするんだろうか
433 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 02:07:20.15 ID:Bq18AE3E0
>>432
風紀「文芸部はシュビラがヤバいけどシュビラも悪気があってやってるわけじゃないしなぁ……厳重注意で終わり」

風紀「文芸部がそういう本を書いてる間にもっとヤバいのが沢山やらかしてるから正直手が回らな」ドゴォオオオン(背後から爆発音)
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 02:51:54.70 ID:dM5Bq4nx0
乙。ティナラズの絡みが良かった
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 03:20:53.66 ID:dM5Bq4nx0
そういえばフェネは文芸部で出せそうだ。マリンカが物語作って読ませてあげたら好感度上がるかな?
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 07:30:33.02 ID:p6xEwpnl0
>>432
リムル・ラズリー「「スレイン先輩がイってました!ヤリたい事をヤればいい、バレなきゃ犯罪じゃないんだぜって!」」

シルビアの得意魔法は宿題を人海戦術でやっつけるより追っ手を撒くのに多用してる気がしてきた
あとセルフ乱交や一人輪姦は絶対にヤってる
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 10:10:34.72 ID:9G2J6KMEO
設定そのままなら、ホリィ先生めっちゃ風紀委員から崇められてそう
438 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 14:06:07.78 ID:Bq18AE3E0
風紀最終兵器ホリィ先生概念。
セレクト先生よりも顧問っぽいことしてるかも。
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 14:33:14.44 ID:mqGi6ysBO
ホリィ先生が広域把握
アルフィナ先生が精査把握
セレクト先生が執行の黄金コンビネーションができてそう
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/10(日) 14:43:00.65 ID:g7m88dn/O
>>435
以前の文芸部キャラ安価でそれらしき人物がいたし所属(もしくはこれから所属する・させれる)なのかも
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 18:47:50.83 ID:dM5Bq4nx0
なるほどありがとう

読書好きなティナ・リーン・フェネの3人は誘えば入ってくれそうだよね
442 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 23:23:36.81 ID:Bq18AE3E0
部活に同級生誘うのは5月以降にね、マリンカちゃんの部活が決まってからで。

23時40分くらいにほんのちょっとだけやります。クッソ眠い
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/10(日) 23:28:32.11 ID:wMXHTS+Yo
備えよう
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 23:35:43.03 ID:Iyx4XRWK0
生徒会も、少なくともマキナ会長は治安維持に協力的だろうから、委員会なら風紀と生徒会どっちに入っても、もう片方とも友好を築けそう
445 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 23:41:25.05 ID:Bq18AE3E0
ちょいやる!



リムル「お、お待たせしましたー……おっとっと。その、どの本を持ってくればいいのか分からなくなってしまって、全部持ってきちゃいました……」

両手いっぱいに本を持ってこちらに向かってくる、少しバランスを崩して、フラフラとよろけてしまっている。

……あれ、なんか本が一冊落ちた。何の本だろう……。

マリンカ「凄い沢山本があるんですね、これ全部リムルさんの本なんですか?」

リムル「は、はい! この学院に入学する前から実はちょこちょこ書いてまして……えへへ、書いた本の数だけなら、この文芸部の中でもトップなんですよ!」

目の前のテーブルにその大量の本を置いて、自信満々に胸を張るリムルさん。

……凄いなぁ、こんだけ本を書けるって。つまりそれだけのお話が頭の中から生まれたってことでしょ? いやぁ、すごー……。

取り合えず何か読んでみよう! うーん、あ。じゃあさっき落としちゃってた本を……。

マリンカ「…………」

リムル「えっと、それじゃあどの本にしましょう……私、動物が大好きなんです。幼い頃から一緒で、家に沢山動物が住む土地があったと言いますか……」

そのせいか動物に関する知識が豊富で、だから動物に関する物語を沢山書いて……ライオン、象、兎にキリン……犬や猫も勿論書きました!

マリンカ「…………? …………!? っ??!?!??!?!」

リムル「一緒にお昼寝したり、木に登ったり、あと追いかけっこをしたり――あれ、マリンカさん何の本を読んでるんですかってきゃあぁぁぁぁああああ!?!??!?!?!」

っ!??!?!?!??!?!?!

リムル「な、何でこの本を読んでるんですか!? え、ちょ、な、何で――!?」

マリンカ「ど、動物と人が――え、あ、え…………???」

リムル「こ、これはその――き、気の迷いと言いますか! 本当に! ちょっと、そういう文化があると知って、試しに書いてみただけと言いますか……本当に!」

本を勢いよく奪い取って、それを後ろ手で隠す。顔を赤くして、早口で否定し始めている。

――え、え、え???

リムル「と、兎に角忘れてください! あ、あと! そのぉ……だ、誰にも言わないでください! 気の迷いとはいえこんなのを書いたのを誰かに知られたら私は……!」

マリンカ「わ、分かりました……」

……その後、リムルさんに他の本を色々とおすすめされて読んだりしたけど。中々頭に入ってこなかった。

……す、凄かった。


リムルの好感度が上がりました(105→108)

性知識が上がりました(33→35)
446 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 23:42:31.41 ID:Bq18AE3E0
〜リチュアフィールド〜

ホリィ「四方の確認がおろそかになってますよ! 魔力の流れを目で追って! 神経を集中させて!」

フィールドの中で戦っている生徒に対してホリィ先生がメガホン越しにアドバイスをする。

……あ、なんか動きが良くなった気がする。相手の攻撃を前よりも避けることが出来るようになったみたいだった。

ホリィ「良いですよその調子です! 常に目に意識を! まずは相手の魔法を目で確実に追えるようになってからがリチュアですよ!」

――な、なんかカッコいい。

ホリィ「――はいお疲れさまです! ちゃんと水分補給をして休んでくださいね! …………あ、マリンカさん! どうかしましたか?」

マリンカ「こんにちはホリィ先生! その、凄かったですねリチュア!」

ホリィ「いやいや凄いのは私じゃなくて頑張って努力をしている生徒たちですよ……こほん! それで何の用で? リチュアをしに来ただけですか?」

今は別に部活の時間じゃありませんし、好きに使ってもらって結構ですよ?

マリンカ「へ? じゃあ、さっきの人は」

ホリィ「ふふ、自主練を見て欲しいって言われたんですよ。強くなりたいと願う生徒たちの想いを無下にすることは出来ませんし……何より私も嬉しいんです、頼って貰えるのは」

うふふ……と笑いながらホリィ先生はリチュアフィールドの方を見つめる。

ホリィ「……あ、それじゃあマリンカさんもリチュアの特訓しませんか? マリンカさんのリチュアはしっかり覚えていますし、なによりリチュア楽しそうにやっていたので……どうです?」

マリンカ「良いんですか!?」

ホリィ「勿論!」

――――と、いう訳でホリィ先生のリチュア指導が始まった。
447 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/10(日) 23:53:01.45 ID:Bq18AE3E0
ホリィ「さて。リチュアの基本は体力、そして自分の使える魔法の鍛錬である――と言ってしまうとこれから外周を始めないといけなくなってしまうので、それは流石に嫌ですよね?」

マリンカ「いやです!!!」

ホリィ「ですよね。それじゃあ先ほどの生徒にも教えたような魔力の流れを目で見る特訓をしましょう」

――それこそリチュアにおいて魔力は炎や風、雷にステッキからの魔弾のような形になって現れますが、どれも本来は同じ魔力によって作られています。

ホリィ「見た目に惑わされず魔力としてそれを目視することが出来ればとっさの回避や反撃、逆にカウンターすることも可能になるわけです。プロのプレイヤーはそもそも目視ではなく魔力の気配で攻撃を避けたりするんですけど……そんなのいきなりやれと言われても出来ません」

マリンカ「……魔力を目で見る、ですか?」

ホリィ「例えば、良くリチュアプレイヤーの間では透明の魔弾というものが使われます。魔力を透明にして相手に向かって放つんですね」

当然透明なので目に見えません、だから避けることもそもそも攻撃されていることも分からない――チクチクとダメージだけが蓄積していく。

ホリィ「こういう時に魔力を目で見ることが出来れば、そのような玉も回避できるのです。分かりましたか?」

マリンカ「あ! じゃあボクの空気の弾もそうすれば見えるようになるんですか!?」

ホリィ「…………空気?」

マリンカ「はい! ボク空気を固体にすることが出来て、良くリチュアでは相手にぶん投げたりしてるんです! けどボクもその弾が何処に行ったのか分からなくなっちゃったりして……」

ホリィ「…………尚更頑張りましょうね、特訓」

マリンカ「えっ」

ホリィ「それじゃあリチュアの相手を――どうしましょうね」

1 リチュア部生徒
2 ホリィ先生

下3までで一番コンマが大きいものを採用
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 23:54:44.26 ID:Iyx4XRWK0
2
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 23:54:49.01 ID:rNBnoshe0
2
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 23:55:21.19 ID:j19x3EEho
1
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 23:56:23.28 ID:ziaXvO4DO
2
452 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:00:21.05 ID:yu+k3XDG0
結果 1

だーれだ
1〜3 くらりーす
4〜6 ゆきかーぜ
7〜9 ???

コンマ一桁直下
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 00:01:33.43 ID:AoaJg5Tuo
ヌッ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 00:03:20.50 ID:bdiAJ7/rO
ホリィ先生の強さってどんなもんなんだろう
455 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:09:21.19 ID:yu+k3XDG0
――――

――



クラリス「ホリィちゃんに呼ばれてきました!」

ホリィ「こらぁクラリスさん! ホリィちゃん言わない! 先生と呼びなさい!」

クラリス「……?」

ホリィ「首を傾げなーい!」

あははは、ごめんごめーん! と、クラリスさんが笑いながら謝っている。

……仲が良いんだなぁ。

クラリス「ええっと、それで透明の奴? あんまりアタシ好きじゃないんだよねー、卑怯な感じで」

ホリィ「いーいーかーらー! 入部するかもしれない後輩の為にも! 部長なんだから!」

クラリス「はいはーい。それじゃあマリンカ! しーっかり見るんだよ! 大丈夫! 本気出さない出さない!」

マリンカ「よ、宜しくお願いしまーす!」

――目、目に集中! そして、魔力の流れをよーく見て……避ける!

結果は?

コンマ44以下で成功!

指導-20
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 00:10:35.71 ID:I4vNznmX0
和むやり取り
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/11(月) 00:15:44.74 ID:BOjA0nmho
お、成功かな?
458 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:16:14.21 ID:yu+k3XDG0
結果 成功!

マリンカ「――――!」

見える、見える――まるで壁みたいに凝縮された魔力の弾幕の中に人一人通れそうな隙間が――!

マリンカ「と、とぉっ!!?!?」

ずずしゃーっ! っとヘッドスライディングみたいになりながらその隙間に飛び込む。

クラリス「お、やるね!」

ホリィ「そうですその調子! はいじゃあ次!」

クラリス「次行くよー!」

マリンカ「え、えぇ!?」

だ、第二波――!?


結果は?

コンマ44以下で成功! コンマ直下

指導-20

疲れ+5

459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 00:17:44.65 ID:AoaJg5Tuo
ヌッ
460 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:24:07.34 ID:yu+k3XDG0
結果41 成功成功!

マリンカ「――――ぃいいい!!!!」

ま、反対の方向に隙間が見える――と、飛びこめぇ!

リチュアフィールドの中だけど――絶対にこの弾に当たったら痛い! 分かる!

クラリス「むっ……」

ホリィ「良いですよ凄いです! ちゃんと魔力が見えてます! そのまま集中! 集中です!」

さあ最後にもう一回お願いしまーす! クラリスさーん!

クラリス「わーかってるよー! いけい!」

マリンカ「や、やってやる!」


最後!

コンマ44以下で成功!22以下で大成功! コンマ直下

指導-20

疲れ+15
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 00:26:34.15 ID:pGKfo07IO
はいな
462 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:32:27.96 ID:yu+k3XDG0
結果46 失敗失敗失敗!

マリンカ「あ」

――んぎゃぁああああああああ!?!?!?!?!?

クラリス「あ、やっばい」

ホリィ「ちょっとクラリスさん!? ま、マリンカさーん!!!」
463 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:42:36.84 ID:yu+k3XDG0
マリンカ「……は!」

ホリィ「よ、良かった……だ、大丈夫でしたか? すみません……本当にすみませんマリンカさん!」

うちの馬鹿がムキになって……!

クラリス「だ、だから違うんだってホリィちゃん! あ、アタシはマリンカならこれくらい避けられると信じて――」

ホリィ「クラリスさん?」

クラリス「――ぴぃ」

ご、ごめんねマリンカ……。


マリンカ「い、いや別に……でも沢山魔法を避けられて楽しかったです! あんなに避けられたことなかったので!」

ホリィ「あの感覚を忘れなければ今後もリチュアで活躍間違いなしです! あとはじっくりと自分の魔法に向き合って、鍛錬を繰り返して下さいね!」

マリンカ「はい!」

ホリィ「じゃ、じゃあ一応保健室でちょっと検査とか――あ、大丈夫ですか? なら良いんですけど……じゃあ気を付けて帰ってくださいね」

クラリス「またねマリンカ!」

と、いう訳でホリィ先生の指導が終わった――楽しかった!!!

またしてもらいたいなぁ……。

ホリィ先生の好感度が上がりました(81→84)
クラリスの好感度も上がりました(32→34)

運動神経が上がった! (44→47)
464 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:51:30.87 ID:yu+k3XDG0
エリザベート「うぃーひっく! んぁあ? おーいまりんかぁー!」

マリンカ「エリザベートせんせ――うわっ」

め、滅茶苦茶酔ってる……酒臭い!

エリザベート「んぇへへ、ちょっとこっちおいでよー、お話しようよー! 肝臓くんはぜーんぜん喋ってくれないしさー!」

寂しいのよ先生、分かるー?

ぐでんぐでんに酔っぱらいながらぐびぐびと左手に持ったビールを飲み始める。良い飲みっぷり――だと思うけど、流石に心配になる。

マリンカ「だ、大丈夫ですか?」

エリザベート「なにがぁ? いやぁ、私くらいになるとこんくらいぜーんぜん平気で――――あ、やべ」

マリンカ「えっ」

――――っ!??!?!?!?!?!?!?

あ、ああ、あーっ!!!!!!!
465 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 00:59:07.93 ID:yu+k3XDG0
――――

――



〜食堂〜

マリンカ「……水です」

エリザベート「う、うぐぅう……あ、ありがとうマリンカ……優しいねぇ、そのごめんね……?」

大変だった。その、頑張って片付けて、食堂まで先生を引っ張って。

保健室の方が良かったかもしれない、でも水を飲ませたほうが良いって聞くし……。

エリザベート「私の悪い所よねぇ、吐瀉物の処理を他人に任せがちなの。出しちゃうと
中々頭が働かなくて……」

マリンカ「い、いやいや大丈夫ですよ。びっくりしましたけど」

エリザベート「マリンカは本当に優しいねぇ……ぅぇっ。うー……何でも買ってあげちゃうよ? ご褒美ご褒美」

マリンカ「えっ? い、いやいや!」

エリザベート「風紀には内緒だよ? あの人ら怖いから、んまあ私が悪いんだけどさ」

ほらほら、若人が遠慮なんてしないしない。これはお礼なんだからさ、欲しいもの欲しい物。

マリンカ「えっ、えー……」

ど、どうしよう……

1 じゃ、じゃあお言葉に甘えて……
2 い、いらないですいらないです!

安価下3までで一番コンマが大きいものを採用7
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 01:02:32.99 ID:2YBchzMRo
1
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 01:03:03.47 ID:WFTOycB8o
1
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/07/11(月) 01:03:56.31 ID:I4vNznmX0
1

肝臓は喋らないでしょと返せばいいのか、それとも(肝臓は)もう手遅れですねと返せばいいのか
469 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/07/11(月) 01:07:55.67 ID:yu+k3XDG0
結果 満場一致の1

それじゃあ今日はここまで! 参加してくださった皆さんお疲れさまでした!

また次の更新でも宜しくお願いします、ではおやすみなさい。

先生に何欲しいか考えといてください。あと、なんとなくエリザベート先生30代前半くらいのイメージだったけどもしかしておばあちゃんだった……?
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