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むりやり小説ゲームinパー速 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 21:51:07.37 ID:aymfiYIo
携帯用リンク
>>100>>200>>300>>400>>500>>600>>700>>800>>900

このスレでは
作家さんが要所要所キーワードとなる部分を空白にして小説を書き、
その空白をレス番指定された人が埋めていって小説を完成させるという
読者参加型小説ゲームを行っています。
(例)
   18 名前: 作家さん 投稿日: 2008/03/06(木) 00:00:00
      主人公「よし、朝ご飯に>>20を食べよう」

   19 名前: 参加者 投稿日: 2008/03/06(木) 00:00:08
      シュールストレミング

   20 名前: 参加者 投稿日: 2008/03/06(木) 00:00:10
      ダイヤ

   21 名前: 作家さん 投稿日: 2008/03/06(木) 00:02:40
      主人公「硬いよ…」

と言う感じで書き込んでいきましょい!
そんなスレのパー速版です。
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ごめんなさい、このパー速VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

旅にでんちう @ 2024/05/01(水) 14:47:47.55 ID:KgjR8ljxO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714542467/

【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2024/04/30(火) 10:03:32.45 ID:GvIXvHlao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714439011/

VIPでガンダムVSシリーズ避難所【マキオン】 @ 2024/04/30(火) 07:03:33.32 ID:jpWgxnqGo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714428212/

今日も人々に祝福 @ 2024/04/29(月) 23:42:06.06 ID:cZ/b8n+v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1714401725/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part12 @ 2024/04/29(月) 20:01:59.10 ID:OQox+0Ag0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714388519/

私が書いた文だ 一度読んでみて @ 2024/04/29(月) 13:03:50.96 ID:zomKow9K0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714363430/

私が書いた文はどう? @ 2024/04/29(月) 12:48:33.59 ID:6mJNXBCE0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714362513/

感情から生まれたものたちとの物語【安価】 @ 2024/04/29(月) 10:45:54.36 ID:0XsgiyN10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714355153/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 21:51:31.58 ID:aymfiYIo
まとめ
http://www.geocities.jp/neetgundam/matome/
http://www.geocities.jp/yardoramatome/
http://www.geocities.jp/qxybb760/top.html

避難所
http://jbbs.livedoor.jp/computer/32524/

○募集○
・まとめサイトの人が持っていない過去ログをupしてくれる人
・他にまとめサイトを作ってくれる人
・過去の作品をまとめてくれる人

【タイムスケジュール】
http://kmix.dabits.net/ts/
(その時に予約されているスケジュールが書かれています)
※予約・確認にはタイムスケジュールスクリプトをご利用ください。(予約は随時受付中)
※開始時間より2時間前には予約するようにしてください。
※押す可能性が多々あるので、かなり長めに時間指定しておいてください
※予約する際は、前後の予定を考慮し、1人あたり2時間は確保できるようにして下さい。
※様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、
 譲りあったりなどのご協力もお願い致します
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 21:52:17.90 ID:aymfiYIo
■注意点
・作品進行中に、他の話を展開するのはやめましょう。
・むりやり小説ゲームはタイムスケジュールの予約を優先しています。
 様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、譲りあったりなどのご協力もお願い致します。
・次スレはレスが900を超えた辺りから立て始めましょう
 作家さんの話のスムーズな進行のためよろしくお願いします
・ツッコミはないよりあった方が雰囲気もよくなります
 面白いものは素直に面白いと感じましょう
・アンカー内容はなるべく食傷気味にならないよう
 同じネタは程ほどに。 版権ネタも程ほどに。
・作家もそうですが、アンカー側も話を左右するという意味では共に作品を作ってる事になります。
 時には貴方が話を進めてやる勢いでアンカーを取ると作家はきっと喜びます。
・荒らしがアンカーを取った場合は↓にするか作家の判断ということにしましょう。
・参加している誰もが楽しめる雰囲気を作り出せるのがベストです。
・スレを立てるときは検索しやすいように接頭に「むりやり」をつけ、
「小説ゲーム」や「物書きゲーム」など文章を作るスレであることが分かるようにしてください
・進行中の作者以外のコテは自粛してください
・アンカーの連続ゲットは、三連続ゲット内でそれ以降は自粛の方向でお願いします。
 作品は一人で作るものではないからです。
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 21:54:14.79 ID:TOkECgAO
おっつ!!
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 21:54:16.12 ID:iN54qG.o
おーつつつつつつつつつ
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 21:54:50.82 ID:dGLdROoo
おっつんぐ
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:01:57.78 ID:iN54qG.o
ふともも
8 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 22:09:18.26 ID:z9KAY/Uo
深い恐怖と絶望の中、その身体にピンク色のハートマークを浮かばせるエスタの姿が見える。
どうにも、やはり……、Mっ気の強い少女だ。それが、生来のものなのか、それとも僕の教育によるものなのかは、最早判らないけれど。
僕は、一羽のウサギのように震える彼女に、手を、伸ば――、

――し?

霧乃:…………!?

自分の身体の軸から見て、鉛直方向に。
この世のものとは思えない勢いで、僕の身体に迫り来る重圧。
びたん!背中を床に強かに打ちつけ、反射的に息を吸い込もうとする僕の口を、弾力ある何かが塞ぎ込む。

このにおいは。
いつかかいだにおい。
ああ、そうだよ。
あせまじりの、くせになるにおい。

天羽さんのふとももだった。

霧乃:〜〜〜〜……っ!!
天羽:あくりょーたいさんあくりょーたいさん。
霧乃:むーっ!むーっ!!

息が、息ができん!リアルに!
その口全面だけでなく、鼻腔までも的確に密封するその肉圧は、まさにさすがと言うべきものだが、このままだと僕500%脳死します!助けて!
どうにか抜け出そうともがくが、しかし挟み込む彼女の両腿は、僕ごときの力で外れようものではない。万事休す。このままふとももバッドエンドに陥ってしまうのだろうか、僕の身体から抵抗する力が抜け、全てを天命に任せようとした、その時、>>11
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:10:59.00 ID:dGLdROoo
自身の全てが天に召された
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:10:58.02 ID:iN54qG.o
ふとももハッピーエンドを向かえた。
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:11:31.57 ID:1gsac5Ao
天羽さんの腕に手錠が架けられた
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:11:37.17 ID:kuiOJZA0
ふともも揉んでみた
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:11:49.91 ID:TOkECgAO
天羽さんが泣いてる…
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:12:45.28 ID:iN54qG.o
>>11
いい感じでみんな集まってきますね。
これは脱衣パーティーフラグと考えてよろしゅうございますな?
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:14:43.98 ID:dGLdROoo
逮捕エンドフラグじゃね?
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:16:06.74 ID:h7uHabco
腕に手錠

ふとももそのまま

主人公死す

だな
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:16:30.09 ID:iN54qG.o
ついでにきりのにも手錠がかけられそうだが
18 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 22:28:57.94 ID:z9KAY/Uo
かちゃ、と。
何か、金属が、型にはまるような、軽い音。

と、次の瞬間。
僕の呼吸器官を塞ぐ、いいにおいで旅人を惑わすマンイーターふとももが消え、僕の身体は、解放され再びその床に投げ出される。
何が、起こったのか。酸欠気味の脳をフル回転させ、辺りを見渡す、と。

そこに、居たのは。
その両腕に、鉄の輪っかをぶらさげた天羽さんと。
いったい、いつ、どのタイミングで現れたのか。メイド服姿で、凛と立つ綯海さんだった。

霧乃:…………!?なんで、天羽さんの腕に、手錠が……?……綯海さん!?
綯海:鬼氏さん。怪我をしたくなければ、下がっていてください。
霧乃:何を……。
綯海:今から。

綯海:この世界に破滅を齎す災厄を、捕縛します。

寸。

言い放ち、綯海さんはその足を一歩前に踏み出す。
対峙する、彼女と、天羽さんの、微妙な距離感。互いに、警戒しあっている。それは、僕にも判った。
けれど……、何故?

霧乃:…………天羽さんっ!!
天羽:寄るんじゃねーぞ、霧乃。マジで死ぬから。そいつら連れて逃げてろ。
霧乃:なんで…………。
天羽:いいから、行け。目障りなんだよ、リアルに。

そう言い放つ天羽さんの声が、しかしどこか、渇いたように聞こえる。
何が起こっているんだ。その両腕を手錠に拘束された天羽さんと、一方彼女に比べれば幾分かの余裕が伺える綯海さん。
この二人……、そもそも、初対面じゃないのか?いったい、何を。……もしや、手錠プレイ!?しかも綯海さんが攻めか!?
わからない、何も。わからない、けれど。しかし、僕は……、>>21
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:30:04.95 ID:TOkECgAO
二人に脱衣術究極奥義を仕掛けた
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:30:40.15 ID:kuiOJZA0
脱衣した すると2人も脱衣に目覚めた
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:30:41.54 ID:iN54qG.o
この機会に二人に脱衣奥義を仕掛けるしかない。
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:31:16.23 ID:iN54qG.o
>>19
兄貴…
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:31:47.02 ID:aymfiYIo
>>21
流石脱衣サークル部長
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:32:28.54 ID:1gsac5Ao
正しい解決法かもしれん
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:33:21.02 ID:TOkECgAO
Ha‐Ha‐Brotherが一杯だ!!
26 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 22:36:27.12 ID:z9KAY/Uo
何も。
何も、わからない、けれど。

今の僕に、できることと言えば。

霧乃:――――うおおおおおおおおっ!!

今の僕に。
今の僕に、できること。

――それは。

霧乃:究極脱衣奥義――!!

    ネバー・エンドレス・デス・ペナルティ・オブ・ダツイ・マイセルフ
霧乃:『笑う死神と衣服を脱ぎ捨てる快感に震える僕』!!


説明しよう!
 ネバー・エンドレス・デス・ペナルティ・オブ・ダツイ・マイセルフ
『笑う死神と衣服を脱ぎ捨てる快感に震える僕』とは!>>28-30な、脱衣術最強最後の必殺奥義なのだ!!
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:37:41.66 ID:TOkECgAO
失敗したら脱衣不可能の身体になる
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/03/13(木) 22:37:42.68 ID:Ip1HoaEo
あまりの脱衣スピードで衝撃波が発生、半径数キロは粉々に
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:38:26.63 ID:TOkECgAO
実は蚊が止まる位遅い
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:38:27.80 ID:iN54qG.o
脱がされたものは確実に意識を失う
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:38:44.45 ID:kuiOJZA0
脱衣の魅力に魅了されてしまう
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:39:18.02 ID:aymfiYIo
普通にすごくね?
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:40:04.09 ID:iN54qG.o
>>29
あれだな、早すぎて止まって見えるけど実はほんとに遅いだけっていう罠。
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:42:58.69 ID:TOkECgAO
>>33
そうそう、それそれ
35 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 22:49:54.56 ID:z9KAY/Uo
 ネバー・エンドレス・デス・ペナルティ・オブ・ダツイ・マイセルフ
『笑う死神と衣服を脱ぎ捨てる快感に震える僕』とは!

あまりの脱衣スピードで衝撃波が発生!
半径数キロは粉々になる恐怖の必殺技だ!

……というのを当社のキャッチコピーとしておりますが、実際はあまりの遅さに蚊が止まってしまうほど、というのが現状でありましてドモホルンリンクルは日夜開発に努め続けております。

霧乃:だが、しかしっ!この技を受け、服を脱がされてしまった者は確実に意識を失い、更にその間に記憶を操作することができる!
    まさにハイリスクハイリターン!これが僕の操る最凶最悪の究極脱衣術!!

問題は。
誰を狙うか、だ。

いったい、この状況。
どちらが、正しいことを言っているのか。
どちらが正義で、どちらが討伐されるべき悪なのか。

それを、見極めなければならない。

霧乃:…………。

……よし。

――――決めた。

僕が、脱衣術のターゲットに選んだのは、>>38
そして、彼女に脱衣術を実践した結果――、>>41
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:51:21.44 ID:1gsac5Ao
樹里
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:51:26.44 ID:iN54qG.o
この場にいる全員。
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:51:43.30 ID:1gsac5Ao
ちんく
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:52:03.44 ID:1gsac5Ao
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:52:11.03 ID:aymfiYIo
私は死んだ。
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:52:23.32 ID:iN54qG.o
残りの女性陣に袋叩きにされた
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:52:27.51 ID:kuiOJZA0
究極のデレ状態に
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:52:38.91 ID:TOkECgAO
ちんくが二人に向けて奥義を受け流した
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:54:07.60 ID:iN54qG.o
ダークホースちんくめ
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 22:54:37.85 ID:aymfiYIo
>>41
ぼっこぼこですね
46 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 23:06:23.85 ID:z9KAY/Uo
霧乃:狙うのはお前だっ!!ちんくゥゥゥウウウウッ!!
ちんく:にゃ、にゃんですとーっ!
霧乃:僕は、以前からお前のその幼児体型が愛おしかった!だから、今こそここで!お前もまた、僕の人形に……、エスタと同じ、僕に尽くすだけの存在にしてやるッ!!

うおおおおおおっ!!
震えるぞハート!!燃え尽きるほどヒート!!
僕の全身にアドレナリンがみなぎり溢れ、究極の脱衣術が我を放てと吼え猛る!!

これで、終わりだァァァアアアッ!!



天羽さんと綯海さんとエスタにフルボッコにされた。
今、全裸の僕の両腕には手錠がかけられ、顔には天羽さんのふとももが、股間のサイレントソードマンにはエスタの刀の切っ先が、と、てんやわんやです。

霧乃:むぐーっ!!むぐーっ!!
天羽:いっぺん[ピーーー]カス。
綯海:……一級戦犯ですね。
エスタ:……なんだか兄者におびえていた自分が馬鹿みたいでござる。

フッ……さっきまで敵対してた人間を共同戦線に立たせることができるとはな……。
これもまた脱衣術の恐ろしさというものよ!

しかし。
まあ、これで、二人の争いを中断させ、時間を稼ぐことができた。
この隙に……、>>49
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:08:18.99 ID:1gsac5Ao
挿入
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:10:17.16 ID:iN54qG.o
真・究極脱衣奥義 真実の虹色白糸玉虫春風音頭
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:10:20.22 ID:aymfiYIo
やれ!部員C!
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:10:26.82 ID:cXFaZFM0
フハハハそいつは残像だ!食らえ必殺全裸当て身!
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:12:34.85 ID:1gsac5Ao
誰だww
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:13:13.33 ID:iN54qG.o
ミロか!
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:16:39.51 ID:TOkECgAO
>>52
そう言えばそんなのもいたね…
54 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 23:23:10.97 ID:z9KAY/Uo
霧乃:今だ!やれ、部員CことCHINK!
ちんく:あいあいさーっ!!

ちんくが、そのドリルテールを未知なる力で高速回転させ、綯海さんに飛びかかる!
そうだ!綯海さんは平和を愛する正義の女刑事……、僕のような悪の変質者には力を発揮しても、ちんくのような脳みそくるくる善良市民には手を出せないはずだ!

そして。
僕の読みは当たった。ちんくに飛びつかれた綯海さんは、一瞬、躊躇し、そして、そのまま為す術なく倒れこむ。
どうにか、身を起こそうとするが、しかし、高速回転するドリルテールに阻まれ、身動きが取れない!(※注:今回は特殊な安全性の高いちんくを使用しています。テレビの前の皆さんは決して真似しないでください)
そこを、好機とばかりに、天羽さんが飛び掛かり、押さえつける。……天羽さんに押さえ込まれては、さすがの綯海さんといえどかわせない。ようやく、戦況は落ち着いたようだ。

綯海:く……っ!
天羽:でかしたぞ、霧乃。やるじゃねーか。
霧乃:全て僕の計算通りです!
天羽:調子乗んなカス。
綯海:は、放しなさい!鬼氏さん!惑わされてはいけない!彼女は……、一関 天羽は、あの少女を利用して、>>57するつもりなんです!!
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:24:40.16 ID:TOkECgAO
貴方を恋人に
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:25:01.75 ID:cXFaZFM0
世界征服
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:25:04.18 ID:iN54qG.o
あなたを悩殺
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:26:48.29 ID:iN54qG.o
考えたらすでに悩殺済みだな。
主にふとももに。
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:36:17.69 ID:aymfiYIo
いいんじゃないの?別に
60 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/13(木) 23:42:15.54 ID:z9KAY/Uo
綯海:彼女は……、一関 天羽は、あの少女を利用して、……あなたを悩[ピーーー]るつもりなんです!!
霧乃:なっ…………!?

何を言ってるんだ、この人は!
っていうか意味が全くわからないぞ!
僕は、助けを求めるように、天羽さんを見遣る。すると、僕の視線に気づいたのか、天羽さんは。

……目を、逸らした。

霧乃:…………え?
綯海:惑わされないでください、鬼氏さん!あなたは……、あなたは、既に、彼女に魅了されかかっている。
天羽:おい……、あんまり、調子いいこといってんじゃねーぞ、巨乳ロボ。
綯海:彼女は、あなたを……、“夢”という媒介を通してあなたの脳に干渉することのできるあの少女の力を利用して、あなたを自らの飼い犬にしようと、しているんです。
霧乃:天羽、さん……?

天羽さんは、目を合わせない。
天羽さんが、マオちゃんを利用して、僕の脳に干渉していた、だって?
何を、言っているんだ。そんなこと、できるはずが……。

と。
言おうと、して。

思い出した。
マオちゃんの、あの言葉。
「謂れのない罪を着せられ、奔走するおぬしの姿を眺めるのはなかなかの享楽じゃった」
「おぬしは寝ている間、わしの食糧を盗みに夜な夜なコンビニに出かけていたからの」…………。

マオちゃんは、本当に。
僕が、眠っている間。何かをする力が、あるのか?

ああ、頭がもやもやしてきた。
なんだか、嫌な感じだ。自分の知らない場所で、自分の身体に何かが起こっている。けれど、その何かが、わからない、得体の知れないフラストレーション。
それを、発散するがごとくに、僕は……、>>63
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:43:33.36 ID:TOkECgAO
天羽さんに脱衣術発動
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:43:42.05 ID:aymfiYIo
やっぱり脱衣しかないでしょう
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:44:06.03 ID:iN54qG.o
脱衣だよね〜
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:45:45.64 ID:aymfiYIo
>>63
ですよねー
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:47:13.19 ID:iN54qG.o
だよね〜
66 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [本日ラストアンカー]:2008/03/13(木) 23:56:01.03 ID:z9KAY/Uo
ええい、もう辛抱ならん!

霧乃:綯海さん!
綯海:……何ですか?
霧乃:もう、我慢できません!脱衣……、させてください!
綯海:…………。まあ、動揺する気持ちも判らないではないですし、……それで、気持ちが落ち着くのなら。

ほう……?
今、確かに……、この女、僕に、“脱衣”を“許可”したな?

ククク…………。
そうか……、それなら……。

霧乃:遠慮なく、脱がせてもらうぜェェェエエエエッ!!

真・究極脱衣術。

 ダークネス・イン・ユア・スパイラル・マインド・イズ・ソー・ディープ・バット・マイ・デザイア・イズ・ダツイ
『夜の中を舞う蝶のような君に差し伸べた僕の腕は暗闇を引き裂く一筋の脱衣』!!

説明しよう!

 ダークネス・イン・ユア・スパイラル・マインド・イズ・ソー・ディープ・バット・マイ・デザイア・イズ・ダツイ
『夜の中を舞う蝶のような君に差し伸べた僕の腕は暗闇を引き裂く一筋の脱衣』とは、僕の操る最強の必殺脱衣術を更に超えたスーパーサイヤ人2のような超必殺脱衣術なのだ!
その効果……、それは、あまりに強大すぎて口に出すのも阻まれるが、あえて言うとすれば……、>>68-70
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:56:50.21 ID:aymfiYIo
なんて無駄に長い名前の技なんでしょう
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:57:29.28 ID:pDU2frwo
自分以外の全ての人間が全裸に
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:57:44.68 ID:aymfiYIo
ランダムに性格が変わる
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:58:30.78 ID:iN54qG.o
その場にいる全員からハートが出る
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:58:42.65 ID:cXFaZFM0
全裸で過ごしていても風邪を引かない
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/13(木) 23:59:25.54 ID:iN54qG.o
ある意味むりやり至上最強の主人公かもしれん
73 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/14(金) 00:14:31.58 ID:xLv50z6o
そう、それは。
まさしく、僕の持てる全ての力を集約した、究極至高の脱衣術。

脱衣術を極めし僕が魅せる脱衣は。
それを見た者全てに、その者の意志とは関係なく、脱衣を強要する!

エスタ:な、なんでござるか!?身体が、勝手に……!?
綯海:しまった……!くっ……、お、鬼氏さんっ!!
天羽:おいこら霧乃!!てめぇ、ただじゃ、おかねぇぞ!!
ちんく:びっくりするほどぽーとぴあ!びっくりするほどぽーとぴあ!

ククク、啼け、喚け。
最後に勝つのはこの僕だ。
ほら、その証拠に……、皆、この脱衣術の魔翌力に、取り憑かれ始め、その身体にハートを纏い、恍惚の表情を浮かべてるではないか。

そして、この究極至高の脱衣術。
天羽さん、綯海さん、エスタ、それにちんく。その真なる恐怖を知るのは、君たちが次に目を覚ましたときだろう。
それまで……、せいぜい、この脱衣という安息の中、安らかに眠るがいいさ……。

全て!
全て僕の計画通り!
次回からは、『霧乃大先生のわくわく脱衣講座(凌辱パート)』、お楽しみに!



≪第七部 終≫
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:15:02.58 ID:2W6SUnoo
わーい楽しみだなー
おつー!
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:16:44.73 ID:ZNIEyyY0
なんと恐ろしい技だ乙
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:18:00.81 ID:V3SUQHs0
乙ーー!
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:18:06.13 ID:K.JpXo6o
ちんくバカだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

乙!




陵辱パートだと!?
78 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/14(金) 00:19:22.52 ID:xLv50z6o
[ピーーー]規制多すぎですパー速!!毎回苦しめられます!!
まとめの時どうなるのか若干不安

>>69の効果は次回以降発揮ということで
とはいえ、規制が解けるまで書かないつもりなので、いつのことになるやらですが

順調に最終回が近づいてきました
予定通り10話前後で終われるかなー
ともあれ、今日のところはここで名無しチェンジ おつかれさまでしたー
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:20:07.46 ID:K.JpXo6o
おっつんおっつん
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:23:01.48 ID:vaFa0bMo
乙〜
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 00:25:32.02 ID:2W6SUnoo
そのままの方がいい気もするww
82 : ◆Lv.0/8l8BQ :2008/03/14(金) 00:38:43.14 ID:V3SUQHs0
「悩[ピーーー]る」の規制が面白かったのでそのまま使用します。
規制を直した方がいいのなら直します。
要望は避難所Uの「ログ・まとめ等うpスレ」にお書きください。
…そこでいいんだよね?
83 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/03/14(金) 00:46:41.67 ID:xLv50z6o
あ、別にそのままでも問題ないですです
いつもまとめありがとうございます!
84 : ◆Lv.0/8l8BQ :2008/03/14(金) 01:34:48.44 ID:V3SUQHso
>>83
では規制そのままにしておきますね、
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 11:52:28.68 ID:.VgSs.DO
あうあうあう、朝起きてスレを見たら落ちていたのですよ。
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/14(金) 23:10:20.43 ID:vaFa0bMo
参加できる人いーなー
今日も規制で参加できないお
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/15(土) 00:05:42.47 ID:.tdeVO6o
こっちでなんかやればいいじゃない
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/27(木) 13:21:55.66 ID:xhxM0IMo
「むりやり小説ゲーム」といえば、かつては
VIP板の人気スレで、ネット上には作品群の
保管庫まであるそうですが……このところ、
全然新作がないですね(T_T)
というわけで、ネタ職人カモーン!
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/03/27(木) 16:24:00.43 ID:KZgYnlIo
今でもVIPでやってるよー
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/03(木) 17:32:03.64 ID:H4uhB8Y0
91 :(´・ω・) ◆MIMIinTY/c [sage]:2008/04/03(木) 17:34:19.36 ID:5PXeS8Uo
とりあえずてすと
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/03(木) 17:42:44.06 ID:K3BDupAo
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/13(日) 12:47:54.26 ID:2l1x1o.o
2ch落ちた\(^o^)/
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/14(月) 18:06:29.71 ID:dssjbXco
VIP板にスレを立てられないため、
こちらでやりたいと思いますが……
皆さん、それでもよろしいですか?
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/14(月) 18:07:16.65 ID:dssjbXco
<現在のタイムスケジュール>
04/14 (月)
  18:00〜20:00 /No.1163 国重高暁 ◆takawYpCqc氏
能亜学園 第四章
  20:00〜22:55 /No.1161 橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM氏
私と姉
04/15 (火)
  20:00〜23:00 /No.1164 WJAYO ◆h8Vd0QJA2g氏
GRIMM BREAKERS 〜夢を破壊する魔女の物語〜 14冊目 −浦島太郎−
04/16 (水)
  22:00〜 /No.1165 (゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏
シャインソウル 【第22話】 - 千尋の限界、くたばれ瑪瑙 -
04/18 (金)
  20:00〜23:00 /No.1167 (´・ω・) ◆MIMIinTY/c氏
天兆9話 久々に夜ですネ
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/14(月) 18:08:38.50 ID:dssjbXco
申し訳ございません。
新スレ、漸く立ったようで(^^;
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/04/27(日) 18:56:22.07 ID:Mj5X2fQo
今宵は、久々に、
ここでむり小が
行われそうですね。
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/11(日) 18:53:42.98 ID:0Is/Gyko
「不思議の国の碧い兎」の
続き……ここでやりませんか?
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:36:29.16 ID:ePnmndco
一番乗りなんだぜ
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:37:18.37 ID:QEum4jw0
100番目なんだぜ
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:37:38.25 ID:z2mYaAY0
くっ・・・1番は逃したか
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:39:17.88 ID:Cw6W1R.0
何となくパー速だと違和感あるんだぜ
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:40:56.96 ID:td9z1rUo
ここんとこ規制で全然参加できなかったんだよな
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:41:14.84 ID:CcOmBCgo
NO.6!
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:45:59.15 ID:ePnmndco
右京氏はどこだー!
106 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 21:48:47.12 ID:0ti1Y.DO
まぁ、こんな状況だから言えるってのもあるが。
今日やるのは短編。
主題は恋愛に置きつつ、1話完結オムニバスってのをやるつもり。
まぁ、最近やったゲームボーイとか押し入れとかの話に近いです。
モデルは当然にしてつよきs(ry

もちろん完全二次創作やるつもりは無いし、それが嫌なら嫌で不参加して頂いて結構です。
一時的な熱病みたいなもんだと思ってもらえればよろしいかと。

つまり、長編にすると終わらせるのがしんどいので今後は1、2話程度で完結する恋愛短編をばんばんやる。

前置きは以上。
むり小なので恋愛じゃなくなろうがどうなろうが一向に構わない。
別に恋愛ものにこだわっている訳じゃないからね。

では、始めましょうか。
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:53:23.65 ID:e7sLRGI0
右京氏キターw
108 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 21:54:05.90 ID:0ti1Y.DO
さて、手始めにアンケしつつ人数確認ですよん。
フィーリングで選ぶがいい────ッ

A:体育会系サムライお姉ちゃん
B:軍隊上がりっぽいクーデレ(素直クールではない)
C:えらく尊大な態度の皇女様系

>>112まで
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:54:50.64 ID:e7sLRGI0
びー
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:55:04.02 ID:td9z1rUo
えー
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:55:04.54 ID:Cw6W1R.0
C
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:55:31.34 ID:z2mYaAY0
 
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:57:15.00 ID:ePnmndco
ABC各一票無回答一票

ま た 割 れ た !
114 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM [sage]:2008/05/15(木) 21:58:33.33 ID:0ti1Y.DO
>>112
そういうのが私は一番嫌いです。

選択肢は>>116とアンディに任す。
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:59:43.11 ID:e7sLRGI0
んじゃ、ナンC
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:59:50.15 ID:Cw6W1R.0
あえてA
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 21:59:56.24 ID:24RXxYc0
C-C-B
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:01:33.93 ID:e7sLRGI0
Aということは、お姉チャンバラみたいなもんか?
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:04:03.36 ID:QEum4jw0
サムライ娘と聞くとかならずポニーテールのイメージが浮かぶ不思議
120 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM [のんびり行こうぜ]:2008/05/15(木) 22:12:56.87 ID:0ti1Y.DO
HAHAHAHAHA!
アンディ、お前もAなんだな!

OK! そんじゃいくぜ!

──────────────────────

午前6時。

「……まったく、気持ちよく眠っているな」

カーテンが開けられていないため、室内はまだ薄暗い。

「起きろ、もう朝だぞ」

ベッドに横たわっている男を揺さぶってみる。

「ほら、早く起きないと」

ベッドが軋むほどにまでゆさゆさと揺り動かす。

「…起きないんだな?」

どうやら相手には自分への反抗の意志があるようだ。
ここはひとつ、姉としてきちんと弟を導いてやらねばなるまい。

私は布団を引き剥がすと、>>121
すると>>123
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:14:15.87 ID:Cw6W1R.0
めっちゃハイテンションで飛び起きた。ちょっと引いた
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:14:16.05 ID:td9z1rUo
布団に世界地図発見
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:14:17.59 ID:e7sLRGI0
代わり身
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:14:27.44 ID:ePnmndco
身包み(特に貴金属)も剥がす
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:14:55.79 ID:4O.JBls0
初っ端からカオスすぎる
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:16:07.84 ID:U/YIE6Yo
>>123
「後ろだ」
「何の!」
「遅い」
「何の」
「遅い」
「何の」
「遅い」
「何の」
「遅い」
「何の」
「遅い」
「何の」
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:17:07.72 ID:ePnmndco
超ハイテンションで飛び起きた弟が変わり身・・・・?
カオスですねはい
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:17:28.45 ID:e7sLRGI0
無限ループwww
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/15(木) 22:17:40.83 ID:HlwKgcDO
何処へ行く気だ!
130 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 22:30:18.46 ID:0ti1Y.DO
「ほら、起きないと半分に折り畳んでやるぞ♪」

ばさっと布団を引き剥がし、眠っている弟に抱き付く。

「このっ、このこのっ♪ 朝からお姉ちゃんを困らせるお前はなんて悪い子なんだ♪」

ぎゅうぅぅぅぅっ。

「このこの……?」

ふと違和感を覚え、胸に抱き締めていたものを外してみる。

ごろん。

「こ、これはトーテムポール!?」

「くそっ、なんてことだ。朝からすっかり熱くなってしまったじゃないか…」

顔を真っ赤にしつつ、腹いせに丸太に膝蹴りをかます。

そこでドアが開いた。

「ふぃーっ、さっぱり…」

「!」

「あ、いたの姉さん。ちょっと早めに起きてシャワー浴びてた…」

「………」

べき、と丸太が姉の腕の中で圧縮された。

「姉さん、どしたの?」

「…お前は…もう、[ピーーー]!!」

怒号一閃、吹き飛ばされたかのように階段を転がり落ちていく人間が1人。

「理不尽だ────っ!!」
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:31:02.29 ID:4O.JBls0
ひでえwwwwwwwwww
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:31:23.02 ID:td9z1rUo
ピーーーwwwwww
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:32:15.17 ID:e7sLRGI0
規制きたw
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:32:30.84 ID:ePnmndco
なんという[ピーーー]wwwwwwww
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:34:18.58 ID:U/YIE6Yo
股間のトーテムポールがべきっと折られたんですね
136 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 22:35:15.19 ID:0ti1Y.DO
なんというお子さまにも安心です設定wwwwww

こっちはただ「死 ね」って入れただけなんだがwwwwwwwwwwww
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/15(木) 22:35:54.75 ID:HlwKgcDO
氏んでいるww
138 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 22:44:43.29 ID:0ti1Y.DO
まぁ、後で纏める時に補完してもらえればいいかと。
すみませんです。

ちくそう、別にワイセツなものじゃないんだが。

──────────────────────

「私がせっかく起こしてやってるんだ、そういうことされたら意味が無いじゃないか」

「……反省してます」

「これからはいつもと違ったことは絶対するんじゃないぞ、分かったな?」

「はい」

むちゃくちゃ理不尽な気分になった。
俺は許可を得ないと満足にシャワーも浴びれないらしい。
まぁ、姉の命令だから仕方ないか。逆らうと後が怖いし。

「それでは私は剣道部の朝練に行ってくるからな。朝食はテーブルの上にある」

「姉さん…」

「ん? まだなにかあるのか?」

>>140

そう言われた姉は>>143
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:45:59.81 ID:ePnmndco
暴力はいかんよ
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:47:00.31 ID:4O.JBls0
僕、女だったんだ
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:47:00.47 ID:e7sLRGI0
いっぺん、死 んでみる?
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:47:15.38 ID:td9z1rUo
朝食なんてないじゃない。テーブルの上に生ゴミ置かないでよ
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:47:23.64 ID:ePnmndco
急に見る目が変わった
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:47:33.64 ID:Cw6W1R.0
それはそれで………うん、それはそれで!!
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:48:31.12 ID:U/YIE6Yo
HAHAHA,ご冗談を。こんな可愛い弟が女の子のわけないじゃないですか。
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 22:50:51.10 ID:4O.JBls0
>>146
ですよねー
147 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 23:03:08.95 ID:0ti1Y.DO
「姉さん…」

「ん? まだなにかあるのか?」

「ボク、女の子なのに…」

そう言われた姉は急に自分を見る目を変えた。

「…ほぉ、お前は女だったんだな」

姉はそう言いつつ足払いを仕掛けてきた。
当然、床にころんと転がされる。

「なら…ここを攻撃されても痛くはないはずだ」

爪先が太ももを伝って足の付け根に行き着く。

「オネエサン、ナニヲスルンデスカ?」

「ん? ちょっと股関節に強めのショックをだな」

「ヤメテ!ヤメテヨォ!ソンナコトサレタラツブレチャウヨゥ!」

「やかましいぞ、お前。私は嘘つきが大嫌いなことくらい知っているだろうが?」

「ぐ……」

ぐりっ、と足先が股間を押す。
男にしか分からないだろうな、この変な感覚は。

「嘘つきには制裁を。それが我が家の掟だったな」

「では遠慮なく……ていやっ! はぁっ!」

あ、俺の息子が潰されましたよ。
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:04:51.01 ID:U/YIE6Yo
蹴る→潰すの2HITとは周到な

149 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 23:05:02.72 ID:0ti1Y.DO
──────────────────────

「ち、ちくしょう。なんてことしやがる」

本気で潰すつもりはなかったんだろうが、はっきりいって呼吸が止まりかけた。
痛む股間を押さえつつ脚をガクガク震わせながら、先ほど言われたことを思い出してみる。

「テーブルの上に朝食…か」

見れば、>>150

>>154
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:05:37.87 ID:e7sLRGI0
請求書
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:05:59.41 ID:Cw6W1R.0
おもゆ(おかゆの凄い薄いの)が一杯だけだった
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/15(木) 23:07:25.55 ID:HlwKgcDO
敵かっ!?
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:07:33.61 ID:td9z1rUo
この朝食・・・コンビニ弁当じゃねーか。俺が払えってか
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:10:12.90 ID:4O.JBls0
メェーメェーボクハヤギダー
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/15(木) 23:10:15.06 ID:HlwKgcDO
この手口・・・まさか!
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:10:41.14 ID:U/YIE6Yo
>>150
きれいなおねえさんの美脚に股間を踏んでもらったんだもの。
法外な額だって請求されるさ。
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:12:20.36 ID:td9z1rUo
>>154
喰う気だwwwwww
158 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 23:22:31.06 ID:0ti1Y.DO
「テーブルの上に朝食…か」

見れば、テーブルの上には請求書の山が。
しかもこれ、全部スーパーのレシートじゃねーか。
字だけ見て腹が膨れる訳が

「…俺はヤギだ、ヤギになるのだ! そうすれば紙で胃を膨らますくらい容易い!!」

むしゃむしゃむしゃ

「おぼあはっ! インキから正露丸の味がっ!!」

盛大に吐いてしまった。

──────────────────────

ぐぅおおっ、結局朝飯食べてないぜ。
しかも空腹で視界が霞んできやがった。

「へへ、あと10分…あと10分で昼休みだ。そうすれば学食へ行ける。フヒヒヒヒ」

時計を見て思わず笑ってしまう。

「おお、そんなに自信があるのか」

「ほへ?」

やばい、先生に見られた。

「じゃあお前、この連立方程式を>>161してみろ」

ただでさえ空腹で動けないというのに、このクソ教師はいじめっ子か?

さて、どうしよう?
>>164
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:25:51.74 ID:U/YIE6Yo
インクって正露丸の味がするんだ……

160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:28:06.29 ID:td9z1rUo
使った一発ギャグを
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/15(木) 23:28:32.92 ID:HlwKgcDO
魔導召喚
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:28:55.44 ID:4O.JBls0
皆遠慮するなよ!

安価なら「解かせてみろ」
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:29:23.54 ID:td9z1rUo
む、あれは?「せんせいー、田中さんがおもらししてまーす」
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:30:06.90 ID:4O.JBls0
先生を精神病院に搬送する
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:31:20.91 ID:td9z1rUo
>>164
黄色い救急車wwwwww
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:31:50.66 ID:U/YIE6Yo
「俺のターン!山札からカードを一枚ドローし、手札からモンスターカート連立方程式を召喚する!
 このカードはなんやかんやで凄い効果を発揮し、うやむやのうちに対戦相手を精神病院に搬送
 する事ができたらいいなと思う効果を持っている!」
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:32:44.11 ID:4O.JBls0
>>166
願望wwwwwwwwwwwwwwww
168 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/15(木) 23:47:48.14 ID:0ti1Y.DO
「じゃあお前、この連立方程式で魔導召還してみろ」

はぁ? 何言ってんのコイツは。

「先生、頭おかしいんじゃないすか?」

「そやな、センセさっきからよだれをドバーッと零しまくっとるし」

「目が虚ろネ」

席から立ち上がった生徒が寄ってたかって先生を床に押さえつける。

「委員長、保健の先生呼んできて!」

「えっ、えっ、えぇぇっ!?」

「な、なにをするやめろおまいらwwwwwwwwwwww」

「あらあら〜、また病院抜け出したんですの?」

先生、サヨナラ。
あんたのこと、忘れないぜ。1秒だけな。

──────────────────────

チャイムが鳴った。

「おっしゃあっ! やっと学食行けるぜドチクショウが!」

「行くぜ坊主、早く行かねえと席が無くなっちまう!」

友人とアイコンタクトを取りつつ財布を握り締め、廊下をダッシュする。

学食まであと2メートル。

しかし

「こら、廊下を走るな」

後ろから襟首をぐっと捕まれてしまった。

「ぬぁ、何をするはなせ」

「バカモノ、私だ!」

問答無用で顔面パンチされてしまった。

「ぐおぉぉぁぁ……あ、姉さん」

「ちょうどいいところで会ったな、>>171
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:52:39.93 ID:td9z1rUo
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:52:41.32 ID:U/YIE6Yo
「また」って先生wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:54:12.98 ID:td9z1rUo
朝練で一年生がゲロ吐いてそのままだったから今すぐ道場掃除しといて
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/15(木) 23:56:12.56 ID:U/YIE6Yo
>>171
あどけない一年生に一体何をしたんですかぁ!!!
173 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM [終わりが見えないがこれでラストにします]:2008/05/16(金) 00:14:21.93 ID:sxdQSQDO
「ちょうどいいところで会ったな」

「なに、姉さん」

「朝練で一年生が吐いてしまってな、剣道場がそのままなんだ」

「そんなの部で片付けしなさいよ」

「保健室に連れて行ったら1限近くになってしまってな…
授業で使う予定も無かったからそのままなんだ」

…チクショウ、目がやけにキラキラしてやがる。
逆らうのは賢明ではないし、なにより姉からのたっての願いだ。仕方あるまい。

「…やる」

「ありがとう、後で私も行くからな」

すぐ来ないのか。

「昼食を済ませてからに決まっているだろうが」

…なんかムカつくなぁ。
マイペースというか、自分勝手というか。
あまりに理不尽だ。

腹いせに>>175してみる。
すると、>>177
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:16:54.95 ID:KIwn6tUo
カンチョー
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:17:08.82 ID:yJwqR5Qo
富士山を消
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:19:46.96 ID:0Ge6CWMo
>>175
山を一つ消滅させるとは亀仙人クラスの実力を持っているというのか

177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:23:22.61 ID:KIwn6tUo
お仕置と言われてお尻ぺんぺんされた
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:26:46.07 ID:0Ge6CWMo
股間を踏まれたり尻を叩かれたり……SMプレイ好きにも程があるだろう
179 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/16(金) 00:42:57.60 ID:sxdQSQDO
腹いせに食堂前にある富士山の壁画に白ペンキを塗りつけてみる。
すると、当然壁は真っ白ピカピカに!

「このバカっ、なにをやってるか!」

それを見ていた姉がダッシュしてきて俺を床に押さえ込んだ。

「今日という今日は…お仕置きだっ!」

「ちょ、それはいつもやってる」

「うるさいうるさいうるさーい!」

そのままワンハンドで軽々と持ち上げられた俺は、膝の上にうつぶせに寝かせられた。

「公衆の面前ゆえ、ズボンとパンツは脱がさないでおいてやる」

「ちょ、なにを」

「てぇいっ!」

ばしーん!

「いってぇっ!」

「ほらほら、今日は100までやるぞ! もっぱぁーつ!!」

ばっちーん!

「ほらほら、ちゃんと自分でもカウントしないと数が減らないぞ! 私はずっとやり続けてやるからなっ!!」

そのまま姉に尻を平手打ちされ続ける俺。
かなり惨めであった、死にたくなってくるな…。

──────────────────────

まったく、私が見ていないとどこまでも不甲斐ない弟だな。

でも、大丈夫だ。
私がお前を…男にしてやる。

私は…お前が好きだ。
だから…私が厳しい理由、お前は分かってくれるよな?

終わり
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:46:05.18 ID:0Ge6CWMo
なんという乙ンデレ
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:47:59.72 ID:KIwn6tUo
おっつー
182 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/16(金) 00:54:01.29 ID:sxdQSQDO
フヒヒ、むりやり纏めてやったぜ。
これからの私の時間はこんな感じの短編になっていきます。
流石に長編やるのはキツいし…情けないけど、仕方ないよね。

ともかくお疲れ様でした。
楽しんでいただけたのなら幸いです。

まぁ、一応ですが短編オムニバスのシリーズになりますか。
シリーズのタイトルだけでも決めておきましょう。
>>184に任す。
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/05/16(金) 00:55:36.22 ID:KIwn6tUo
調教師とM奴隷
184 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/05/16(金) 01:03:20.96 ID:sxdQSQDO
あの…眠気限界なのでタイトルはこっちが決めていいすか?
決めていただいてもいいのですが、異論がなければ…まぁ、決まったら次回に報告します。

それでは今日はここまで。
またの機会によろしくお願いします。

第1話「私の姉は凶暴です」、終わり…と。
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/22(木) 21:43:11.61 ID:U71hd2DO
あーあー
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/23(金) 20:03:47.08 ID:bS55.Hwo
もーどーなってんだ
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/05/27(火) 21:22:29.63 ID:4j6TEaMo
VIP板が飛んだ(T_T)
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/24(木) 21:52:43.65 ID:uss/CAUo
  _、_    やはりパー速ってのは
( ,_ノ` )
     ζ
    [ ̄]'E
.      ̄
  _、_     使いづらいもんなのかねぇ・・・
( ,_ノ` )
  [ ̄]'E ズズ
.    ̄
189 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 20:07:13.72 ID:g3DL32DO
昼頃予告して、果たして人が来ているのか否か。
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 20:18:32.80 ID:Hb58DU.0
えーと
191 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 20:19:59.19 ID:g3DL32DO
ちょwwwwww誰もいないwwwwwwwwwwww
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 20:23:35.12 ID:Hb58DU.0
ぶっちゃけスレが何処に有るのか解らなかった
なぜか検索しても出てこないし
193 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 20:26:08.92 ID:g3DL32DO
>>190
あ…人がいる…!
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 20:27:43.20 ID:Hb58DU.0
>>193
どうも
195 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 20:31:01.57 ID:g3DL32DO
それでは人数を確認してみますかの。
挙手お願いしやす。
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 20:33:15.89 ID:Hb58DU.0
  _  ∩
  ( ゚∀゚)
  ( 
   |   |
   し ⌒J
197 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 20:47:18.76 ID:g3DL32DO
うむむ、一人しかいないのか。
仕方あるまい、事情が事情だ。

ではそろそろ始めますよ。
昔やった長編をもう一度仕切り直すか、短編やるか…。
どっちにしましょうか?
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 20:53:52.80 ID:Hb58DU.0
俺あんまり遅くまで起きられないけど大丈夫ですか?
大丈夫なら短編のほうで
199 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 21:00:22.09 ID:g3DL32DO
むむむ…まぁ、長編云々はまた日を改めることにして…。
というか人いなすぎですし、スレ落ちる心配もないですし…今日は止めておいたほうがいいですかね?
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 21:01:41.12 ID:Hb58DU.0
それもいいかも
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 21:07:42.86 ID:snarnJMo
今北
202 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/28(月) 21:09:24.65 ID:g3DL32DO
ではまた日を改めてということで…短い間でしたがお疲れ様でした。

今日はこれまでにして、失礼します。ありがとうございました。
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 21:19:22.13 ID:De80Les0
今北乙
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/28(月) 21:48:51.56 ID:V7fNhvI0
んー専ブラの調子がおかしい
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 19:31:55.69 ID:KydcsbUo
全裸で待機
206 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 19:39:29.58 ID:cxGiBADO
もうあれだ。
長編止めるだの、恋愛ものを書くだのいうからおかしくなるんだよ。

やりたいことだけやる、以上。

というわけで、こんばんは。
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 19:41:08.04 ID:YXHZIQDO
こんばんはー!!(幼児絶叫)
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 19:42:39.43 ID:Rpr1r9.0
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
209 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 19:46:25.71 ID:cxGiBADO
実は今日はやりたいこと決めてあるのよ。

以前に2回ほどやって、いずれも中絶したあの『戦国学園』。
去年の大河ドラマになぞらえて復活させる予定でしたが…時間が無かったんだよ。

という訳で、異議が無ければやります。
よろし?
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 19:48:10.09 ID:KydcsbUo
くるしうない
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 19:49:31.41 ID:Rpr1r9.0
過去2回とか全然わかんないけど
知ったこっちゃ無いんで
OKです
212 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 20:03:28.21 ID:cxGiBADO
過去2回を踏まえた概要

・登場人物は戦国武将、だが全員女子校生の戦乙女
・主人公はアンカーで決定(前回は上杉謙信でした)
・なぜか武田信玄はふたなり
・校風以前にとにかく争いたがる血の気の多い女子のバーリトゥードなお話です
・空気は戦国、世界観は現代ちっく


では、始めます。
主人公を選んでください。

1、上杉謙信
2、武田信玄
3、伊達政宗


>>213のコンマ1秒代が
1、3、5なら1
2、4、6なら2

7、8、9なら3
0なら何かが起こります
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:04:46.58 ID:D2.wxrso
政宗こい!
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:04:50.85 ID:Rpr1r9.0
2以外がいい
215 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 20:13:52.93 ID:cxGiBADO
コンマ以下が85…だから、5で謙信ですね。

では、しばしお待ちを。
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:14:36.04 ID:dvOTT1so
>>215
安価間違ってないか?
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:15:04.83 ID:Rpr1r9.0
>>213じゃないの?
218 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 20:20:00.97 ID:cxGiBADO
ちょ、なんかいろいろ間違ってたww

>>213で、コンマ以下二桁じゃなくて少数第一位だから…。

20:04:46.58

で、5で謙信ですね。
すみませんすみません。

では、しばしお待ちを。
219 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 20:26:54.27 ID:cxGiBADO
かねてより折り合いの悪かった上杉、武田の2陣営がついに決戦をする。

この報に戦国学園は色めき立った。
両陣営共倒れを画キるもの、片側に加勢しようと企てるもの…。
各陣営の色々な思惑が昼夜を問わず飛び交う有り様であった。

当事者である上杉方は>>222
一方、武田方は>>223
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:29:58.84 ID:Rpr1r9.0
るろうに剣心を読んでいた
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:31:06.34 ID:D2.wxrso
山へ芝刈りに
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:31:59.71 ID:dvOTT1so
寝ていい案を考える
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:32:31.55 ID:mk.JO/I0
ひたすら刀研ぎ
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:42:39.41 ID:YXHZIQDO
画キるって何だwwwwwwwwww
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:46:38.13 ID:dvOTT1so
画策する かな・・・?
226 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM [文字化けてwww]:2008/07/30(水) 20:50:42.44 ID:cxGiBADO
上杉方は「考えても仕方あるまい」とふて寝してしまうし、
武田方は武田方で使う必要のない刀をひたすら研いでいる有り様である。
果たしてこれらは互いに戦う気があるのか無いのか。

─────────────────────────────────

上杉「今日、皆に集まってもらったのは他でもない」

空き教室になった剣道場に集結した上杉方。

上杉「あの宿敵、武田めは今度は我々と戦をするつもりらしい」

直江「刀を200本ほど購買部に研がせているらしいです」

上杉謙信と直江兼続。
上座で味方に檄を飛ばしているのはこの二人であった。

なぜ上杉謙信は武田信玄を敵視しているのか。
その理由は2つある。
ひとつは>>228、そしてもうひとつは>>229である。
しかし、武田は武田で上杉のことを>>232
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:52:10.70 ID:D2.wxrso
屋上の領有権
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:52:25.96 ID:dvOTT1so
昼代の貸しが約200食分たまっている
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:52:44.67 ID:Rpr1r9.0
男と思っていた
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:54:35.53 ID:KydcsbUo
すっかり忘れていた
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:55:25.11 ID:xP1Iw2.0
たっぷり躾けたい(性的な意味で)
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 20:55:55.63 ID:VPeGDEMo
想ってばかりいる
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:01:48.97 ID:D2.wxrso
武田は大食らいか
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:12:43.68 ID:ecYwIus0
今北
235 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 21:14:54.51 ID:cxGiBADO
上杉は武田に莫大な金額になる昼飯代の貸しがある。
勝手に武田が「上杉にツケておけ」と言って学食で飲み食いをしたせいであるが、
一度に200枚もの領収書が出された時、上杉はショックの余り廊下の真ん中で気絶してしまった。
「公衆の面前で恥辱を味わわされた」と、上杉はこのことで相当武田を恨んでいた。

それともうひとつは────

─────────────────────────────────

騎馬部の部活が終わり、更衣室で着替えをしていた上杉は、
たまたま同じく着替えをしていた武田と接触してしまう。

かたや、下着姿の上杉。
かたや、何一つ身につけていない武田。
互いに女子であるとはいえ裸を見せ合うような仲ではない上に、
武田は実は両性具有者であったため、そのいきり立ったモノを直視した上杉は

「貴様…男だったのか!?」

と訝りながら、顔を真っ赤にして下着のままで更衣室の外へ飛び出してしまったのであった。

「あの時はあのまま犯されるかと思った」と、後に上杉は語ったが。
武田は武田で「上杉って随分可愛いことをするんだな…」と、何故か惹かれていたという。
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:16:23.31 ID:xP1Iw2.0
>>234
戦国少女
武田は大食い
実は好き
237 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 21:21:35.32 ID:cxGiBADO
武田は「好きな子ほどいじめたくなる」気持ちから上杉をからかっていたのだが、
極度の真面目で通っている上杉にとって、それは単なる侮辱としか捉えられなかったらしい。

武田としては上杉と争うつもりはさらさらなく、むしろ>>238と考えていたのだが。
完全に武田を敵視してしまった上杉は、>>240しなければ気が済まない状態になっていた。

実力は伯仲しており、互いに得意とするものは騎馬戦であったため、両者が激突すれば>>242
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:22:13.74 ID:ecYwIus0
ちょちょいと暗殺して終わらせよう
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:24:15.24 ID:Rpr1r9.0
>>238
嘘つきwwwwwwwwwwwwwwww↓
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:27:13.18 ID:dvOTT1so
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:27:39.21 ID:ecYwIus0
最低でも快楽漬けにして廃人手前くらいには
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:28:12.38 ID:Rpr1r9.0
もうウハウハです
243 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 21:47:55.72 ID:cxGiBADO
武田としては上杉と争うつもりはさらさらなく、
「暗闇で(性的に)殺してしまえばおとなしくなるだろう」くらいに考えていたのだが。
完全に武田を敵視してしまった上杉は、簡単に退くつもりは毛頭なく「武田は相当な色好みと聞いている、
ならば我々の色仕掛けで武田を骨抜きにしてやればいい」と躍起になっていた。

実力は伯仲しており、互いに得意とするものは騎馬戦であったため、両者が激突すれば…。
女子同士がくんずほぐれずの百合合戦となり、もうウハウハパラダイスですと
生徒一同萌え上がっていたのだった。
244 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 21:57:08.23 ID:cxGiBADO
上杉「で、だ。まずどうやって武田を亡き者にするかだが…」

直江「武田さんは精力絶倫だってもっぱらの噂ですからね」

リーダーを中心に車座になって議論を続ける上杉方。

色仕掛けで陥れる、とはいったものの、真面目でストイックでモラリストな上杉陣営に
そのようなものは考えられるはずがなかった。
>>246>>247、はたまた>>248とトンチンカンな意見が百出する中、

「ならば上杉、お前自ら>>250すればよかろう」

そう言ったのは智将・長野業正だった。
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:59:35.88 ID:D2.wxrso
食べ物に下剤を仕込む
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 21:59:51.72 ID:Rpr1r9.0
無実の罪を着せて退学に追い込む
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:01:13.02 ID:ecYwIus0
大量の塩を送る
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:05:46.82 ID:KydcsbUo
隣町の三国学園と手を組む
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:07:05.38 ID:KydcsbUo
ksk↓
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:07:08.92 ID:ecYwIus0
一人で殴りこみ
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:09:51.10 ID:Rpr1r9.0
>>250
無謀だ…
252 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 22:33:12.35 ID:cxGiBADO
武田陣営を色仕掛けで陥れる、とはいったものの、真面目でストイックでモラリストな上杉陣営に
そのようなものは考えられるはずがなかった。
濡れ衣を着せて退学に追い込む、敵に塩を贈って高血圧にする、
はたまたと三国学園と手を結ぶなどと、色々と根底から覆すようなトンチンカンな意見が百出する中、

「ならば上杉、お前自ら殴り込めばよかろう」

そう言ったのは智将・長野業正だった。

上杉「なっ、何を言うかっ」

長野「そもそもの発端はお前と武田のつまらん喧嘩じゃないか、無関係な私達を巻き込まないでもらいたいな」

上杉「おま、お前は何を言っている!」

直江「だいたい、1人じゃ勝てないからって仲間を集めたのに」

上杉「言うんじゃない!恥ずかしいだろうが!」

早くも波乱含みの上杉陣営であった。
253 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/07/30(水) 22:39:18.47 ID:cxGiBADO
なんだか久しぶりにやったら手が追い付いてこなくなりましたよ…待たせて申し訳ないです。
時間も時間なので、申し訳ないですが今回はこれまでにさせてもらいます。

さぁ、今日のその時はいつやって来るのでしょうか。

皆さんお疲れ様でした。
楽しんでいただけたなら幸いです。
また次回もよろしくお願いします、ありがとうございました。
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:39:28.04 ID:ecYwIus0
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:40:20.14 ID:KydcsbUo
おつー
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/07/30(水) 22:57:29.96 ID:xP1Iw2.0
乙です
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 20:17:58.77 ID:q6ymCS.o
予約があると聞いて
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 20:56:43.12 ID:U46mGxMo
こっちになるのかな
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:00:36.64 ID:WXkEh.U0
とりあえず来てみたが
260 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 21:05:39.97 ID:36a8hwDO
あうあう、まどあけてもあついのですww
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:08:03.37 ID:2e.szIk0
よっしゃあああああああああああああ!
右京きたあああああああああああああ!
262 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 21:15:10.22 ID:36a8hwDO
結構な人数がいましたので早速始めますよ。
263 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 21:29:43.18 ID:36a8hwDO
・あらすじ
 「強さが全て」の戦国学園において、かねてから遺恨のあった武田信玄・上杉謙信の両雄がついに激突することになった。
 配下の非難を受けながらも武田との決戦を望む上杉、だが武田は実は上杉のことが…。

─────────────────────────────────

この学園においては力が全てである。
表向きは生徒会長である足利氏を筆頭としたピラミッド型の権力構造であるが、
実際は一言では語れないほどに複雑なのである。

中でも武田氏はその強さもさることながら、>>265、しかも>>266であるということで、全校生徒からは一目置かれる存在だ。
しかし、>>269
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:31:55.22 ID:q6ymCS.o
病弱
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:32:15.25 ID:i3WuiR2o
とんでもなく貧乏
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:32:39.64 ID:2e.szIk0
黒魔術を使う
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:34:11.18 ID:q6ymCS.o
最近羽振りがいい
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:35:58.04 ID:2e.szIk0
着替えを覗こうとすると殺される
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:36:03.28 ID:WXkEh.U0
校庭から見える夕焼けの美しさと、その夕日に染められた校舎を見て、感動して泣いた事がある
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:39:26.71 ID:i3WuiR2o
>>269
イイハナシダナー
271 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 21:53:24.73 ID:36a8hwDO
その強さもさることながら、その強さはとてつもない貧乏な境遇が生んだものであり、
しかも黒魔術を使って敵を拝み[ピーーー]ということで、全校生徒からは一目置かれる存在だ。

まぁ、黒魔術だの貧乏だのは噂レベルでしかないのだが…。

しかし、そんな最強の誉れ高い武田信玄も校庭から見える夕焼けの美しさと、
その夕日に染められた校舎を見て感動し人知れず泣いた事があるという。

そう、彼女は何も強いだけの女性ではないのだ。
それは優しさに裏打ちされた強さであり、故に彼女を慕う生徒も多い。

だが、彼女はそれ以前に両性具有…ふたなりであった。
女性しかいない戦国学園において、一際目立つ存在である。
彼女はそのことを隠しもせず、>>273
しかも>>276
272 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 21:54:33.44 ID:36a8hwDO
ピーじゃねーよwwwwww
殺 すって書いたんだよwwwwww

アンカーなら↓
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:54:59.28 ID:i3WuiR2o
下半身丸出しで過ごしていた
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:56:25.60 ID:U46mGxMo
リボンでラッピングしている
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 21:56:51.06 ID:WXkEh.U0
常時フル勃起状態
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:00:50.26 ID:2e.szIk0
常に部下がソレを隠そうとする
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:07:52.37 ID:i3WuiR2o
>>276
イイハナシダナー?
278 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 22:14:01.85 ID:36a8hwDO
ふたなりは性欲過多であることは古来より言われており、武田も例外ではなかった。
しかもそれは尋常ではなく、常にフル勃起していつでも射精可能な有り様で
下着など履ける状態ではない。
故に武田は下着を身に付けたりはしないのだが、「それでは困る」と部下が
常にショーツを持って武田を追い回しているのが学園の日常の風景である。
…下着を身につけず、しかもピチピチのズボンを履いているのでかなりワイルドな武田であった。
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:16:00.02 ID:q6ymCS.o
ワイルドと言うよりも変t(ry
280 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 22:20:34.90 ID:36a8hwDO
「信玄さま、信玄さまはいずこ〜」

廊下で武田を探し回る声が響き渡る。

「ボクが下着履いてもさ、コレがきっちり納まる訳じゃないんだから…いい加減勘弁してほしいよね」

空き教室に息をひそめながら、ズボンに浮き上がる膨らみを撫でてみる。

「ふぅ、あぁ…っ……ゾクって、くる…よ…」

実は性欲を紛らわすために戦いに明け暮れているとも言われている武田。
その彼女が上杉に目を付けたのは何故か…。


「誰かいるのか?」

不意に教室の扉が開かれた。
床に座り込んでいた武田は立ち上がると>>283し、相手を>>284
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:21:37.15 ID:U46mGxMo
尿意を催
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:21:46.89 ID:q6ymCS.o
切り捨て御免と相手に話
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:22:04.31 ID:2e.szIk0
一人称は「ボク」か…↓
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:22:42.93 ID:WXkEh.U0
舐めるような視線で全身を見た後、値踏みを始めた
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:25:21.97 ID:2e.szIk0
本当に舐めた
286 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM [遅くなってすまん]:2008/08/01(金) 22:44:44.16 ID:36a8hwDO
床に座り込んでいた武田は立ち上がると相手を組み伏せ、
舐めるような視線で全身を見た後、値踏みを始めた。

「くっ、まさかお前がここに潜んでいたとは…不覚…」

実は相手は独眼竜こと伊達政宗であったのだが、何故無人の教室に入ったのかといえば>>289

武田「ふふ、ボクに見つかったのがそんなに嬉しいのかな?」

伊達「ば、バカを言うな。私は、ただ…早くどけっ!」

伊達は自分の上に乗っかった武田からの脱出を図るが、>>292
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:46:02.77 ID:q6ymCS.o
本人にしかわからない
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:48:05.38 ID:U46mGxMo
好きな人の机でげふんげふん
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:48:08.71 ID:WXkEh.U0
気になるあの娘の縦笛を舐めるためだ
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:48:11.25 ID:2e.szIk0
忘れ物のブルマ(私物)を取りに来た
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:48:36.14 ID:q6ymCS.o
なぜか床が抜けて二人とも落ちてしまった
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:51:45.73 ID:2e.szIk0
着ている服のお尻の部分が破けてしまったことに気付いて動けなくなった
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 22:55:11.21 ID:U46mGxMo
スパッツですね、わかります
294 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 23:13:27.44 ID:36a8hwDO
独眼竜こと伊達政宗が何故無人の教室に入ったのかといえば、気になるあの娘の縦笛をこっそりと舐めるためだったのだが…。
それが他人にバレてしまう…ましてや武田にバレてしまうことは、それ即ち死を意味していた。

武田「ふふ、ボクに見つかったのがそんなに嬉しいのかな?」

伊達「ば、バカを言うな。私は、ただ…早くどけっ!」

武田「あ…あんまり暴れると、その、太ももで擦れ…て…ぇっ」

伊達「お、お前…さっきから何を押し付けてんだよ!止めろおっ!」

武田「何って…分からないのかい、伊達? ボクの……長槍に決まってるじゃないか♪」

びりっ

床で揉み合う2人の間で、布を引き裂いたような音がした。

伊達「なっ!」

武田「あれ、なんだろ…」

視線を動かしてみる。
すると、伊達のスパッツの尻の部分が大きく切り裂かれているではないか。
若草色のショーツが丸見えだった。
295 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 23:17:46.56 ID:36a8hwDO
武田「ふぅん…伊達ってこんなショーツ履くんだぁ」

伊達「や、止めろよ。ちょっとお前おかしいぞ、落ち着けって…な、な?」

武田「……もう…ボク、我慢できないから」

ぎしっ、と床を軋ませると武田は伊達を再度組み伏せ、今度は四つ這いにさせた。

武田「好きだよ、伊達…ふふ、激しくいくからね?」

伊達「こんなのって…こんなのってぇ……私は絶対、絶対に認めないからなぁっ!!」


─────────────────────────────────

一方、上杉らは話し合いを終え、剣道場から出て行くところであった。

直江「上杉さん、これからどこか行きませんか?」

上杉「行くってどこにだ。私はこれから>>296

直江「>>298
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:18:56.38 ID:q6ymCS.o
武田に奇襲をかけるところだ
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:19:15.85 ID:U46mGxMo
用はないから別にいいが
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:21:13.68 ID:ywyeylEo
勿論性的な意味ですね。わかります。
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:22:02.05 ID:q6ymCS.o
>>298
なんて奴だ
300 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 23:29:52.82 ID:36a8hwDO
直江「上杉さん、これからどこか行きませんか?」

上杉「行くってどこにだ。私はこれから武田めに奇襲をかけにいく予定だが」

馬上で使う槍の柄を扱きながら、上杉は殺気に満ちた目で直江を睨んだ。
上杉「いくら古今無双と言われる武田でも背後からの不意討ちには敵うまい…ククッ」

直江「あ…あーあー、性的な意味で、ですね。分かります分かります」

そう言ってニコニコと笑う直江の首筋が槍の柄で打たれたのは。

ほんの一瞬の出来事であった。
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:33:45.30 ID:q6ymCS.o
ですよねー
302 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 23:34:24.78 ID:36a8hwDO
上杉「しかし…武田はどこにいるというのだ。下足箱にはまだ靴があったから校内にはいるはずなのだが…」

槍を片手に廊下をうろつく、明らかに不審者な上杉。

「武田さぁん、早くショーツ履かないとカゼ引いちゃいますよぉ」

不意に廊下の曲がり角から出てきた人影と接触した。

上杉「きゃうっ」

「くふっ」

上杉は派手にすっころび、>>304
一方の相手は、>>305
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:35:36.72 ID:q6ymCS.o
頭を打って気絶した
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:37:59.98 ID:i3WuiR2o
口から何か白い煙のようなものが出かけたがすぐに戻った
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/01(金) 23:44:33.96 ID:i3WuiR2o
記憶を失っていた
306 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/01(金) 23:56:34.04 ID:36a8hwDO
上杉は派手にすっころび、向こう側の壁に頭を強打した。
一方の相手は打ち所が悪かったのか起き上がってくる素振りすら見せない。

上杉「ちっ……もう少しで父上のところへ逝くところだった。おい、大丈夫か?」

上杉は頭に手をやりながら、目の前に倒れ伏した女生徒に声をかけた。

「うぅ、ん……」

上杉「こら、しっかりしないか」

ぐったりとした彼女を激しく揺さぶってみる。

「あ、あぉぉ……ぁ…?」

首が後ろに傾き白目が裏返り、彼女はそのままカクーンと意識を失ってしまった。

上杉「な、なんだこれは…。私が、悪いのか?」

なおも女生徒の頭を揺さぶる上杉だったが、彼女が目覚めることは二度となかった…。

つづく
307 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2008/08/02(土) 00:02:42.06 ID:eHMOLgDO
はい、今夜はこれまでです。
なんだかモチベーションが上がらない感じがしないでもないですが…
どうでしたか? 楽しんでいただけましたか?

お疲れ様でした、また次回もよろしくお願いします。

なんだか謎の記憶喪失少女が出て来ましたが、彼女の正体は…まぁ、次回以降ということで。
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/02(土) 00:11:08.23 ID:r8QEzqUo
おつー!
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/08/10(日) 19:04:42.18 ID:eks0FKM0
今日無いのかよ!!
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/09(火) 21:52:56.73 ID:nwNGxyQo
wwktk
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/09/09(火) 21:59:29.79 ID:nwNGxyQo
む、明日だったか
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 20:15:50.57 ID:aTqbnS60
今日でもなかったか
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 20:16:45.23 ID:aTqbnS60
22:00からだったか
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 21:50:14.02 ID:pRiag0Ao
書き込みテストついでに。

今日やる話を>>316。指定してくださいな。
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 21:52:06.78 ID:aTqbnS60
代わり映えのしない日常を淡々と送る少女のお話
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 21:53:32.76 ID:t.bBcowo
名門校から弱小校にみちびく地雷女マネージャー
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 21:55:23.76 ID:pRiag0Ao
ところで此処ってageでも別にいいんですっけ。
パー速滅多に来ないからどうだったかすら忘れちゃいました。

では名門校の名前を>>318
何が名門と謳われているか>>319
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 21:58:16.99 ID:aTqbnS60
県立根一寸(ねちょっと)高校
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:03:56.69 ID:aTqbnS60
この高校のOBやOGは身体のどこかが、ねちょっとしている
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:06:58.21 ID:aTqbnS60
つーか、人稲?
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:07:07.80 ID:pRiag0Ao
名門校のお名前→県立根一寸(ねちょっと)高校
何の名門で有名→この高校のOBやOGは身体のどこかが、ねちょっとしている

そして微妙に重いですが、ぼちぼち始めさせてもらいますぬー。
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:14:32.13 ID:pRiag0Ao

放課後ともなれば、様々な方面から活気が溢れるようになるのは、
それだけ部活が盛んで、様々な分野に力を入れているという証拠なのだろうか。
しかし、この県立根一寸高校が名門校と言われている一つには、部活とは全く関係の無い謂れがある。

「どう? 何か頑張れそうな部活、見つけた?」

ビラが貼られている校内の掲示板。そこで、友人の夜瑠実ちゃんが話しかけてきた。
彼女はわたしの事を一応気に掛けてくれているようで、相談した甲斐はあったのかな、と思えてしまう。
しかし、貼り紙を見てもピンと来ないわたしは、言う。

「どうもこうも、何処もマネージャー募集ばっかりだし……」
「まぁ、時期が時期だもん。仕方ないかなー」
「もっとこう、勇気付けてあげられる事をしたいんだけど、なぁ」
「それなら尚更女マネになればいいじゃん」
「違うんだって。何と言うか、見てくれている人に勇気を与えられる事って言うかー……」

しかしどこの部活も、募集しているのはマネージャーのみで、部員はどこも締め切っているようなのだ。
これには困った。そう思いながら頭を抱えていると、一つだけ良さそうな部活動を発見する。

「……>>323部?」
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:15:33.49 ID:B9UVXF2o
マネージャー
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:21:34.58 ID:pRiag0Ao
「……マネージャー部?」
「あーこれね、ちょっと面白い部なんだけどさ」

友達の夜瑠実ちゃんが話してくれた内容は、こうだった。

なんでも部活動が盛んな根一寸高校では、どうしても部員募集に人が集まり、
脇役的なマネージャー募集には一向に応じない傾向が強すぎて、
どこもかしこもマネージャー不足となりがちとなり、その事態を打破するべく作られた部らしい。
しかし、脇役にはなりたくない根一寸高校の生徒達。やはりマネージャー部も人が少ないらしい。

「で、実際には派遣マネージャーみたいな事をするんだって」
「派遣マネ……? あちこち飛び回るってワケ?」
「そんな感じかなぁ。聞いてる限りだと、部員数は何と二人しかいないらしいけど」
「よく、それで廃部にならないねー」
「だって、顧問はあの校長が直々にって話だもん」
「なるほど……。けど、これはわたしが思い描いてる部とは、ちょっと……」

と思っていたわたしだったが、一応部室に訪れてみようと思い直したのは、翌日。
何故マネージャー部に改めて興味を持ってしまったかといえば、>>325
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/09/10(水) 22:25:47.97 ID:t.bBcowo
部費が一番多いらしいから
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:31:30.31 ID:pRiag0Ao
何故マネージャー部に改めて興味を持ってしまったかといえば、部費が一番多いらしいから。
流石、校長が直々に顧問をしている部活と言えるのだろう。
その額は、一番多いと思っていた野球部やサッカー部の数倍であり、
わたし達高校生が手にするのは先ず有り得ない金額、という噂なのである。

一人、マネージャー部の部室前に辿り着き、ノックをしようかと躊躇っている自分が居た。
まだ入部すると決めたワケじゃない。けど、余った部費は自由に使用可能という勧誘文句は非常に美味しい気がする。
けど、それとは別に、ねちょっとしたマネージャー大歓迎、にも違和感があるワケで。

部室が存在する場所は、本校の最上階となる四階の一番隅側であった。
滅多に人が通る筈の無い場所。そこに、一人のジャージ姿の女子が現れるではないか。

「あら……。マネ部に何か御用?」
「え、あ、その……ええと、見学、とか……」
「募集したビラを見て来てくれたのかしら。ふぅん、見た感じねちょっとしてると言うよりは、あっさりしてるわね」
「あ、はは……ハイ……」
「ま、いいわ。中に入ってちょうだい」

そう言われて部室に案内されたわたしが見たものは、>>327
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:33:01.82 ID:u5Sm5cQ0
魔法陣
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:35:29.46 ID:t.bBcowo
>>327
対戦相手でも呪うのか?wwwwww
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:38:12.94 ID:pRiag0Ao
そう言われて部室に案内されたわたしが見たものは、魔法陣。
他にも、水晶玉から藁人形まで、怪しげな呪術道具が多数並んでいる。
とてもじゃないが、ぱっと見ではマネージャー部とは全く関係がないんじゃ、と思えてしまう。

「あの、これは一体……」
「この部室ね、以前魔術同好会なんてトコロが使っていた部室なのよ」
「はぁ、それで……」
「そうね、名残と言えばそうだけど……フフフ」
「な、何故そこで笑うんですかぁっ!」
「ま、とにかく座ってちょうだいな。お茶でもご馳走するわ」

奥の方には、きちんと茶葉が分けられており、ご丁寧にティーセットまで多数飾ってある。
そして、もう一方の小部屋には、色んな物が詰め込まれており何があるかすら判別出来ない。
つまり、散らかった部室とも言えるこの場で、一人パイプ椅子に座り、姿勢を正していた。

「紅茶で良かったかしら。何なら、魔界に通ずる万能茶のほうが良かったかしらね」
「魔界とかきょきょ、キョーミないです、はいっ!」
「そうよね。……ところで、貴女のお名前、教えてくださる?」

わたしが>>330と答えると、彼女は>>331
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:39:38.93 ID:B9UVXF2o
人に名前を聞く時はまず自分から名乗れ
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:41:01.73 ID:aTqbnS60
「フッフッフッ…知りたいか? ならば、勝負の二文字をもって教えてくれよう!!」
「望むところだ! ジャーマネファイトォ!!」
「レディィィィ!!」
「ゴォォォォォッ!!」
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:41:20.86 ID:t.bBcowo
先輩になんて態度だと顔面にあつあつのティーパック投げつけられた
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:43:16.79 ID:u5Sm5cQ0
熱過ぎるwwwwwwww
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:45:06.63 ID:B9UVXF2o
ねちょっとしてきたな
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:46:35.66 ID:pRiag0Ao
わたしが「人に名前を聞く時はまず自分から名乗れ」と答えると、彼女は眉を顰める。そして……。

「フッフッフッ…知りたいか? ならば、勝負の二文字をもって教えてくれよう!!」
「望むところだ! ジャーマネファイトォ!!」
「レディィィィ!!」
「ゴォォォォォッ!!」

全部、彼女が一人で叫んだ言葉である。おかげできょとんとしてしまったわたしを改めて見て、一つ咳を入れた。

「ノリが悪い娘ね。それでは、マネ部には入れないわ」
「はぁ……。一体何をする部、なんですか?」
「名前の通り。それ以上でも、それ以下でもないと私は思っているわ。
 けど、ノリは大事なの。時には人の気持ちに触れて、盛り上げる必要がある、重要な仕事でもあるのよ」
「でも、ジャーマネファイトとか言われましてもぉ……」
「あら、さっきの語りで貴女は少し思った筈よ。何この人、実はとっつき易くって良い人だなぁーって」
「全く思っていません」

「まぁいいわ。それより、この入部届けに名前と学年を書いてちょうだい」

一枚の紙を長机に置いては、再びジャーマネファイトと叫んだときのように、拳を突き出し構えを取る、多分先輩のこの目の前の人。
紙を睨み付け、入部してしまってはえらいことになっちまうだー、なんて思いながらも、
部費の転用は最高じゃのう、ふぉっふぉっふぉ。なんて気持ちもあるワケで。

結果的にわたしがどうしたかと言えば、>>336
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:49:37.02 ID:u5Sm5cQ0
一線を越えた
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:49:59.10 ID:t.bBcowo
なんか怪しいからとりあえず保険として友人の名前を書いて提出した
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:54:37.01 ID:pRiag0Ao
結果的にわたしがどうしたかと言えば、一線を越えた。

厳密に言えば、気が付けば名前と学年を入部届けに書いてしまっており、
更に今、わたしは部室の中で全裸となり、ねちょっと検査なる物を受けている。
なんでもこの検査、とても重要らしく、マネージャーとしての適正を見るのだそうで。

わたしには今ひとつ理解出来ないこの検査の内容。現段階では、全身を撫で回されているだけである。

「成長過程にある身体って、美しいと思わない?」
「は、はぁ……。でも、恥ずかしいんですけどー……」
「貴女、着痩せするタイプね。これは重要なコトだわ。メモしておかないと」
「あ、あの、もう服を着ても……?」
「ダメよ、まだ下半身が済んでいないわ。それに、まだ検査は初めでもあるんだから」
「えぇぇ、まだ続くんですかぁ!?」
「下着調査もまだだったわね。後で行わないとね」
「……あの、その、くすぐったい触り方、なんとかなりませんか?」

と言ったときには、既に下腹部に彼女の掌が動いている最中で、
徐々に大事な部分に近づいたとき、彼女はなんと>>339

結果的にわたしは、>>340がねちょっとしている事が判明した。
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:57:44.28 ID:t.bBcowo
「くさっ・・・」と小さな声で呟いた。ちょっとショック
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 22:58:44.91 ID:u5Sm5cQ0
左目
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:03:47.79 ID:pRiag0Ao
と言ったときには、既に下腹部に彼女の掌が動いている最中で、
徐々に大事な部分に近づいたとき、彼女はなんと「くさっ・・・」と小さな声で呟いた。ちょっとショック。
今日帰ったら真っ先にお風呂に入り、全てを洗い流そうそうしよう。と思った瞬間でもあった。

――結果的にわたしは、左目がねちょっとしている事が判明した。
とはいえ、顔の部分の検査なんていつしたっけ。とすら首を傾げるわたしに、彼女は手を洗いながら言う。

「ともあれ、ねちょっとしている部分があるだけでも合格よ。でもまた、珍しい箇所がねちょっとしていたわね」
「あのぉ、左目がねちょっとって、今ひとつ分からないんですけど……」

制服を着なおしているわたしに、タオルで手を拭きながら彼女は説明してくれた。
最初に見たときから、左目に何かがあると感じた彼女は、とりあえずわたしを部室に招きいれようと考えたらしい。
もしかすると、複数箇所がねちょっとしている可能性があると考えた彼女は、
是非ともわたしが欲しいと思ったようで……。結果的に、一箇所だけしか無かったのは少々残念そうでもあり。

「で、ねちょっとって何なんですかぁ!?」
「あら、この根一寸はねちょっとで有名なねちょっとじゃない。つまり、貴女もこの高校に選ばれた生徒でもあるのよ?」
「だから、ねちょっとの意味が……」
「とりあえず、貴女の左目からの適正から判断するに、後日、>>342部へのマネージャー派遣を認めることにします」
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:13:16.75 ID:u5Sm5cQ0
アーチェリー
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:13:21.23 ID:t.bBcowo
AV観賞
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:19:37.41 ID:pRiag0Ao
「とりあえず、貴女の左目からの適正から判断するに、後日、アーチェリー部へのマネージャー派遣を認めることにします」

こうしてわたしは今日の所はマネ部から解放される事になった。

結局、わたしはマネ部三人目のメンバーとして、入部する形となってしまい、
マネ部には基本的に放課後は毎日顔を出す事を厳守されるのである。
アーチェリー部へは、交渉の目処が付き次第わたしが派遣される事になるらしいのが……。

実際には、どんな事をすれば良いのか、さっぱり分からない。
そして、この部はわたしが望んだ部なのかと言えば、やはり違うと言うしかなく。
翌日の授業中、溜息混じりに独り言を発し、それを友達に聞かれる始末となる。

「もっと、活躍して注目されるようになりたかったのになぁ……ハァ」
「あれ、もしかしてマネ部に入部しちゃったんだ?」
「あー、夜瑠実ちゃん。実はそうなんだー。……ハァ」
「って事は、噂のねちょっと検査もしたんだ?」
「左目がねちょっとしてるらしいよー……。実際、夜瑠実ちゃんが見て、左目、どう思う?」

「んー……そうね、>>345
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:24:19.22 ID:t.bBcowo
今日顔しっかり洗った?目やについてるよ
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [ららら、らすとです]:2008/09/10(水) 23:30:16.08 ID:pRiag0Ao
「んー……そうね、今日顔しっかり洗った?目やについてるよ」

先日、裸を見られて臭いと言われた事とシンクロさせてしまう、わたしの脳。
直ぐに鏡を取り出しては、目をチェック、確かに目やにがついている。

「えぇぇ、何でぇぇ!? ちゃんと洗ったのに! 全身ウォッシュしたのに!」
「……大丈夫? なんか様子ヘンだけど」
「た、多分大丈夫。昨日の事で少しパニクってるだけなんだと……思う」
「そう? ならいいんだけど。って事は今日も放課後、マネ部?」
「そうなの。毎日顔だけは出しなさいって、多分部長らしき人命令」
「部長らしき人?」
「……そう言えば、わたし、名前も役職もなーんにも聞いてないなぁ」

軽くアイラインを引いて睫毛を整えたとはいえ、目を擦りっ放しではもう台無し。
左目は軽く充血していて、目薬を挿しては応急処置変わりとし、放課後に望むことになる。
今日も多分あの人がいるだろう。今度こそ、ちゃんと名前くらいは聞いて……。後、ヘンなことをされないようにしないと。

――そして部室、中には違う人が居た。
まぁるい眼鏡におさげ髪。昨日の人とは打って変わって、地味だと思えるような印象の女の子。

その子はわたしの充血した左目を見て、>>347と言うのだ。
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:40:23.80 ID:qX3OSYDO
貴様……『聖気眼』の持ち主か……
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:47:34.97 ID:pRiag0Ao
その子はわたしの充血した左目を見て、「貴様……『聖気眼』の持ち主か……」と言うのだ。
某所で邪気眼なる言葉が有名になっているって話はどこかで聞いたことがあるのだが、
聖気眼なんて言葉は初耳で、つい「は?」なんて言葉を漏らしてしまった。

何気にこの地味そうな女の子、態度が大きい。しかも、妙な命令口調なのだ。

「先輩に向かっては? とはなんだ!」
「あ、いえ……すみません」
「分かったならいい。貴様が新しい部員だって話は聞いている。中に入って出欠表に名前を」
「はい……。って、出欠表なんて初めて聞いたんですけど……」
「顔を出した証って事だ。余計な説明をさせるな!」
「はぁーい、すいませーん」
「そのかったるい言い方はなんだ! シャキっとしろ、シャキっとぉ!」

妙に地味で、妙に暑苦しい。そんな眼鏡娘さんに言われて、出欠表に名前を書く。
やはりこの部活動、わたしを含めてたった三人しか居ないようで、やっぱりマズったかなぁ、と思わせられてしまう。
そんな折に、眼鏡娘さんはこんな事を言うのだ。

「貴様、明日から私と一緒にアーチェリー部へ派遣される事になった。肝に銘じておけぇ!」

こうして、わたしを含めた県立根一寸高校のマネ部活動が始まり、
名門校と言われたこの高校が落ちぶれるキッカケを作ることになるのだった。



――このものがたり こんごとも つづけますか?>>349
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:52:43.07 ID:t.bBcowo
ゴー!ゴー!
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:56:05.32 ID:pRiag0Ao
と言う事なので、次回から選択肢に含めさせて貰います。

後半過疎らせてしまって申し訳なく思いながらも、久しぶりだったのと妙なロック機能に戸惑ってしまいまして、
色々と遅い印象で終わってしまいました。次回から頑張りまうすって事で……。

パー速までわざわざお付き合いありがとうございましたー。

そう言えば名前とか何一つ決めずに終わるのも、今ではすっかりお馴染みでハハハ……。
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/10(水) 23:58:39.72 ID:t.bBcowo
乙です
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/11(木) 00:02:03.82 ID:Euoi8WAo
おつー
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/09/11(木) 00:04:05.76 ID:wKV.nIDO
おつー!

名前を改変するのも楽しみの一つですよ?
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:03:47.34 ID:2h33RiMo
あーあー書き込みテスト兼ねてあげ
ていうかログがあの時から止まってるなんて怖いマジ怖い。

……誰か、いますかぁ?
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:05:41.36 ID:zjXvdpY0
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:08:04.13 ID:2h33RiMo
本スレID:LEPXPu4Y0氏宣伝ありがたうごぜえますだ。

ていうかまたおしん規制なんて思っておりませんでした。
よって本日は短編で……、
『性転換っ子とほげねこだいおう』をお送りいたします。ファンタジーです。パクリです。

しゅじんこうめいを きめてください>>357

にしても凄く重いでやんす。
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:11:42.74 ID:zjXvdpY0
早乙女カヲル
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:18:01.05 ID:2h33RiMo

――猫は猫と言っても、種類を分けてみるとかなり膨大な数になるそうだ。
だが、人間から見れば所詮、猫は猫。それ以上でも、それ以下でもないと思える存在。
猫にも種別により、色んな性格の猫がいたりもするそうだが、ボクには良く分からなかった。

「困ったなぁ、どこもかしこも木ばっかだよ」

そもそも、森に入り込んだのには理由があった。食料不足である。
最近の領主の取立てが厳しいと、両親が嘆いていた事を思い返しながら、森をただ歩いているだけだった。
その考えもなしに歩き回ったのが仇となってしまった。迷ったのだ。

森には木の実がたくさん成っている場所がある、と噂では聞いていたけれど、
実際探してみて、この結果では笑い事では済まされない。
ボクは段々不安になっていく気持ちを押し殺しながら、なんとか森を脱出できないかと再び歩き出す。

「……誰か、誰かぁ、いませんかぁ!?」


ここで事件が起こったのだ。目が覚めると女の子になっていたという事件。
ただ、ボクが意識を失い、女の子になる前の最後の記憶では、>>359が視界に現れたような……。
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:26:05.40 ID:zjXvdpY0
蒼星石
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:31:08.07 ID:2h33RiMo
ここで事件が起こったのだ。目が覚めると女の子になっていたという事件。
ただ、ボクが意識を失い、女の子になる前の最後の記憶では、蒼星石が視界に現れたような……。

「バカな、人形が動く訳がない」

それがボクの意識を失う前の、最後の言葉となった。

――目が覚める時、妙な違和感に襲われてはっと身体を起こすことになる。
身体の調子がいつもと違う。そんな妙な感覚に囚われていると、妙な猫が、胸元で寝転がっている事に気が付いた。
妙な違和感とはこれか、とは思ったが、どうも違う。胸が少し膨らんでいるような……。

「んにゃぁ」
「……ところで、キミ誰? ここ、何処?」
「んにゃぁ」
「って、声がヘン! なんか甲高いよ! なんで!?」

慌てて身を起こし、自分に起きた変調を確かめては愕然となってしまう。
目の前が真っ暗となった感覚に見舞われていると、妙に不細工な猫は一つ鳴いた後、ついて来いというような仕草を見せた。

大人しく不細工な猫について行ってみたところ、>>361
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:32:58.38 ID:nEezSQEo
狭い道ばかり進んでいたせいで服がビリビリになってしまった
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:37:23.20 ID:zjXvdpY0
>>361
エロ展開ktkr
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:38:42.97 ID:2h33RiMo
大人しく不細工な猫について行ってみたところ、狭い道ばかり進んでいたせいで服がビリビリになってしまった。
上着は所々破れ、穿いていたズボンも最早、意味を成さない程ずたずたとなってしまう。
猫は茨の道をひょいひょいと進んでいく。それに、ボクも傷だらけになりながら後を追いかける。

そして、ボロボロな服にパンツ丸出しなんて状態になってしまったボクの目の前に、
本当に小さな小さな王国が広がるのだった。

「……ほげねこ王国だにゃ」
「ほげ、ねこ?」
「それにしても、お前さん歳はいくつだにゃ?」
「えーと、十二歳だけど……?」
「丁度良いおっぱいだにゃ。きっとほげねこ大王様もお喜びになるにゃ!」
「ほげねこ、大王……?」

胸が膨らんでいることを猫に言われても、猫が喋っても、何故か驚きはしない。
それほど、性転換してしまった事実がショックだったのかもしれない。ボクの心は少々麻痺しているようだ。
猫は再び手招きをして、ボクについて来るよう指示するため、ボクもそれに従う。

ほげねこ大王は、>>364の真っ最中だったようだ。
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:41:40.82 ID:4/9epAAo
デイトレで負債増加
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:46:34.81 ID:zjXvdpY0
>>364
それは大変だ
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:49:42.86 ID:2h33RiMo
ほげねこ大王は、デイトレで負債増加の真っ最中だったようだ。
なんでも、またたび価に惑わされたらしく、[ピザ]猫様は大層目くじらを立てて、ボクを睨む。

「……おっぱいだびゃ」
「だびゃ……?」
「大王様は太りすぎでにゃって発音が出来ないですにゃ」
「そこの僕Aよ! 下らん事を言ってないで、またたびを猫缶に変える作業に取り掛かれびゃ!」
「ですが大王、既にまたたびの価値はゼロに等しいです。ジンバブエです」
「びゃぁぁぁ、なんて事だびゃぁぁ! ええい、こうなったら……おっぱいしかない」

彼ら、猫達の会話はどうもボクには良く分からない。大王はボクを再び睨み返し、胸元をじっと見つめる。
普段よりも若干膨らんだ胸元、服が破れ、乳首も露出してしまっている状態に、大王は言う。

「お主、乳首丸出しでココに来るとは度胸あるびゃ」
「はぁ……。でも、別に恥ずかしいとか、そういうのは……」
「なぬ! お主それでも女の子だびゃ!?」
「ボク、男なんですけど……」
「ウソだびゃ! こんな可愛い子が男の子の筈が無いびゃ!! ……確かめてやるびゃ」

そう言うと大王は重そうな身体を揺すりながらこちらに歩み寄り、>>367
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:52:50.20 ID:nEezSQEo
重みで思いっきりこけた
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 21:57:50.61 ID:2h33RiMo
そう言うと大王は重そうな身体を揺すりながらこちらに歩み寄り、重みで思いっきりこけた。
ころころと転がりながらボクの足元に辿りついた頃には、大王は既に目を回している状態であり、
側近の猫達が駆け寄り、何とか寝室に運ぼうと尽力するのだが……。

「お、重すぎるですにゃ」
「無理だにゃ。こんなに重いと運べないにゃ」
「おい、そこのニンゲン、手伝うが良いにゃ」
「なんで、ボクが……?」

――ほげねこ大王の寝室。と言っても、そこは屋外の草むらが広がる場所に、
人間が愛用するタオルが何枚か敷かれているだけの場所。
質素だと付近を見回していると、大王が目を覚ます。

「……ここは、寝室だびゃ?」
「だ、そうですけど」
「お前が連れてきてくれたかびゃ?」
「ええ、まぁ……そうなるのかな?」

その事に感動したのか、大王は>>369
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 22:04:46.04 ID:zjXvdpY0
舐めた真似をしてくれた
てゆーか舐められた
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 22:13:12.59 ID:2h33RiMo
その事に感動したのか、大王は舐めた真似をしてくれた。てゆーか舐められた。
最初は膝の傷口を猫らしくペロリと舐め、それにヒリっとした痛みを感じたボクを見た大王は、
何を勘違いしたのか、徐々に膝から内腿の方へ顔を寄せ、ペロペロと舐め始める。

「い、痛いよ、ヒリヒリするよ……!」
「よいではないか、よいではないかびゃ!」
「だ、だめだよ、それ以上行くと、おち……」
「おちとはなんだびゃ? ほれほれぇ」
「だめ、くすぐったくて、ヘンな気分で……!」

――女の子になったんだから、おちんちんなんて付いている訳が無く。改めてショックを受ける。
大王はショックを受けながらも、体力の消耗したボクを見て、后にならんかと提案した。
ほげねこ王国に迷い込んだ人間は、二度と元の世界には出られない。
返事を遅らせてはいたが、その事を後日知った時に、ボクは首を縦に振ってしまった。

「……伝説の木の実?」
「だびゃ。この王国の更に奥の森には、妙な効果があると言う実が生ってる。そんな言い伝えがあるだびゃ」
「それを採取するのを手伝えと?」
「后二号と共に行って欲しいびゃ。お礼はペロペロだびゃ」
「……うん、頑張る」

大王の舌技に既に虜となってしまっていたのかもしれない。ボクはその話をすんなり飲んでしまった。
しかしこの木の実捜索が、ボクの道しるべとなっていたことは、まだこの時は知る由も無かったのだ。


――重すぎてヤバイのでおわり……
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 22:16:12.55 ID:zjXvdpY0
乙でした
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 22:16:53.24 ID:2h33RiMo
規制の為こっちに移動してみましたが、レスが反映されなかったりと散々なので、
ちょっと今日のところは締めさせて貰います。
わざわざ移動して見てくれた方には本当に申し訳ないです。

なんでこんな重いんですか……。あー規制早く解けてえああああ
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/10/30(木) 22:21:49.59 ID:nEezSQEo
乙乙
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/30(木) 22:27:22.67 ID:tMM5Jlko
乙です
重いのはおそらくパー速でやってる他作品の投稿と重なったんじゃないかと思います
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/12/06(土) 16:57:19.52 ID:xF5CEc60
...
376 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 0 9 ! :2009/01/05(月) 20:28:00.32 ID:d4Pd87Q0
う〜む
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/01/29(木) 10:06:12.29 ID:8bnbKDg0
VIP規制ウザい
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 07:34:34.43 ID:W/CUNQ20
今日の21時から
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 20:46:33.32 ID:iXyLqygo
【02/18 (水) 18:30時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

02/20 (金)
  21:00〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - パー速でどこまで出来るか分からないけどやってみます。
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 20:59:39.77 ID:67ws/aQo
wktk
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:02:19.85 ID:7yRD6LEo
あ、はい、どうもです。多分一ヶ月振りになります。
それにしても一向に規制が解ける気配が無い為、こちらでやらせて頂きます。

そういえばここってageていいのかsageるべきなのか分からないです。どっちの方がいいのかな?

とりあえず短編リハビリという事で、今回は進めて行きたいと思いますん。
え、何するんだって? バレンタインネタを今更とか言っちゃダメですかね……。
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:04:37.91 ID:6TbDebQo
バレン…タイン……?
ああ、ロッテの監督だっけ
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:06:31.67 ID:7yRD6LEo
そんなイベントなんて無かった分かります。

まぁぼちぼち始めさせてもらいますー。面倒なのであげあげ進行。
一応二時間くらいを予定してますん。
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:10:09.23 ID:7yRD6LEo

時代は常に進歩している、なので古の主義に捉われていては、時代に取り残される。
その言葉は今も脳裏にハッキリ残っていて、後悔に繋がっている。
今時、女の子からチョコレートを貰う日だなんて思っている方が、どうかしているという事だったが、
じゃあどうすれば良いのかと言えば、逆にチョコレートをあげる立場にあるべきだと、彼女は言った。

要するに、あの女はチョコレートが欲しかっただけであった。
俺が恥を堪えながら店で2000円近くもする品を買い、それをあの女にプレゼントしたせいで、
今では学校内で俺は>>385という立場となっていた。
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:11:02.09 ID:6TbDebQo
理事長
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:11:28.71 ID:2cr7l2Ao
>>385
賄賂?wwwwwwwwwwww
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:11:42.91 ID:hNPsaJIo
チョコをたかられる
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:12:28.48 ID:67ws/aQo
>>385
権力の力ってすげー!wwwwwwwwww
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:16:38.51 ID:7yRD6LEo
今では学校内で俺は理事長という立場となっていた。
全くもって何故こうなったのか、俺にはよく分からない。
ただ、事の発端を思い返せば、全てあの女から始まっている。

「あー、ホワイトデーのチョコレート、楽しみだなぁ」

今、目の前をあの女が、わざと俺に聞こえるように独り言を呟き、
学校内の廊下をすたすたと過ぎ去っていく姿を見てしまい、何ともいえない気持ちになった。
そうしていると、唯一、友人として残ってくれているとも呼べる男、新藤が俺に話しかけてくる。

「よぅ、理事長。いや、この学校で初めて逆チョコして成り上がった男と言うべきか?」
「どれも辞めてくれないかな。俺、普通の生徒のつもりなんだが……」
「それより理事長、体育館に覗き窓を作ってくれ! あと更衣室も!」
「で、本題は?」
「それが>>390という事態で」
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:18:17.46 ID:hNPsaJIo
この不景気で俺の財布も…
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:18:42.35 ID:67ws/aQo
更衣室には女という男を誘惑魔物が住んでいる、だからのz・・・監視しないといけない
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [やっぱ結構重おも]:2009/02/20(金) 21:22:01.59 ID:7yRD6LEo
「それがこの不景気で俺の財布も……という事態で」
「そういえばホワイトデーも近いな」
「って訳なんだ。金貸してくれ! 理事長なんだからさ!」
「……分かった。多少なら金を貸すというか、あげてもいい。
 けど、俺の相談にも付き合ってくれ」
「お前の相談? まぁ金くれるならなんでもやるぜ!」

この男は見た目も良いと思われているようで、女子から人気はあるが、
何分、ノリが軽く、金にも弱いという弱点がある。
その金で釣るのは自分でもどうかとは思うが、誰かしらの協力を得たいのも確かであった。

そして彼に話す。理事長に仕立て上げたあの女に、何かぎゃふんと言わせる方法はないものかと。

「あー……なんだ、そんな事なのか?」
「そんな事とはなんだ。金ちょっとしか無いけどやるんだ。最後まで付き合えよ」
「いやさ、俺的になんつーの、アイツはお前のことが>>393なんだと思うわけよ」

要するに>>394すれば良いらしい。
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:23:32.59 ID:W/CUNQ20
ダモクレスの剣
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:26:11.00 ID:2cr7l2Ao
冬服を男子は褌一丁、女子はスク水に
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:27:23.59 ID:hNPsaJIo
話がまったく見えてこないよ!
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:30:21.31 ID:7yRD6LEo
「いやさ、俺的になんつーの、アイツはお前のことがダモクレスの剣なんだと思うわけよ」
「意味不明でございます」
「えーとさ、色々省略するけど、お前を理事長にする必要があったんじゃないかって話だな! うん」

新藤はそう一人納得するように話すが、俺が聞きたい返答ではない。
よって、更に彼に知恵を絞るよう促した結果、また妙な提案を告げられた。

要するに冬服を男子は褌一丁、女子はスク水にすれば良いらしい。
授業も終わり放課後となった時、理事長室に向かいながら一人呟く。

「俺がダモクレスの剣……ってのはともあれ置いておいて、冬場にスク水……、
 いや、褌は俺が被害を被るから辞めておくとして……」
「あっ、りっじちょー発見!」
「女子にスク水……旧スク水の方が良いのだろうか。それとも白、いや、いっそ透明色で……」
「みなさーん! あの逆チョコの理事長さんが、女子にスク水着用を義務付けようとしていまーす!!」

妙な事を考えすぎていたせいで、あの女に気が付かなかった俺は、
ただ考えていた事を言い触らされたせいで、>>397という状況に陥ってしまう。

これを打破するには>>398
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:32:04.06 ID:VfEhGYoo
屋上から褌で逆さづりにされる
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:32:21.02 ID:67ws/aQo
男子は支持され、女子には嫌われ、がちほもにはほられる
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:37:00.64 ID:7yRD6LEo
妙な事を考えすぎていたせいで、あの女に気が付かなかった俺は、
ただ考えていた事を言い触らされたせいで、屋上から褌で逆さづりにされるという状況に陥ってしまう。

これを打破するには、男子は支持され、女子には嫌われ、がちほもにはほられるしかない! のか?

「くっ、テメェ覚えておけよ! 絶対に復讐してやるからな!」
「それより、明後日はなんの日か知ってる?」
「うるせぇ! これで俺はガチホモに掘られるしかなくなったじゃねぇか!!」
「話が通じないなぁ。もう少し、紐揺らしてみよっかぁ」
「うわ、うわっ、やめて、やめて!!」

悪魔だ、そう思える理事長に仕立てた女、波早ちなみ。
こいつとは、中学からの付き合いではあるが、何故か勝手に幼馴染という扱いにされており、
彼女が俺に関わる時は、大抵散々な結果に終わると、相場が決まっていた。

今回もそうだ。俺が必死で地上から見上げている男子の支持を得ようとし、
女子にはただでさえ逆チョコの件で気持ち悪がられているのに、更に嫌われ、
挙句、ガチホモではないが、あの悪魔に脅して尻に棒を突っ込もうかと呟いている。

もういっそ、俺を>>400にでもしてくれと叫んでしまった。
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:39:31.70 ID:6TbDebQo
大富豪
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:40:46.75 ID:67ws/aQo
総理大臣
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:45:09.66 ID:7yRD6LEo
もういっそ、俺を大富豪にでもしてくれと叫んでしまった。

「理事長の次は大富豪って、欲深い男ぉ」
「理事長の件はお前が勝手にしたことだろ! 大体、何していいのかもさっぱりなんだぞ!」
「てっきとーでいいと思うよ。てっきとーな人生を歩んできたんだからさぁ」
「勝手に人を適当扱いするな!」
「で、大富豪になりたいの?」
「え? あ……まぁ、そりゃ金はあると便利だし……」
「じゃあ、契約を結びましょ。大富豪になれるかもしれない、代わりに、明後日のホワイトデーは奮発しなさい」
「あのさぁ、俺、チョコレート貰ってないんだけど」
「理事長にしてあげたお返し」
「……納得できねぇ。それよりいい加減助けてくれよ。マジで怖いんだコレ」

――悪魔は渋々と俺を屋上に戻し、紐を解いてくれたのだが、
こいつはそもそも、どういう権力があって、どういう人間なのか、改めて疑問に思うようになっていた。
普通にウザい女、としか見ていなかったのだが、あまりにも今回の件は理不尽すぎる。

「なぁ……お前、ダモクレスの剣って知ってるか?」
「誰がそんな事を?」
「新藤が言ってた話なんだが」
「ふーん、あの人意外と頭良いんだね。ただの雑学かな?」
「俺がダモクレスの剣って、一体何が何だか」

「敢えて言えば、>>403かなー」
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:47:01.15 ID:67ws/aQo
どんなことがあっても砕けない盾
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:51:52.73 ID:7yRD6LEo
「敢えて言えば、どんなことがあっても砕けない盾かなー」
「益々謎が深まった気がするぞ……」
「とーにかく、明後日の話、覚えておいてよー」
「へいへい、頑張りますよ……ったく、なんで俺が……」

こうして、目障りな女は何か用事を思い出したような顔をして、どこかへ行ってしまったのだが、
アイツが残した言葉も、新藤が言った言葉も、結局何を捉えているのか俺には分からなかった。
それよりも、今は目の前の問題を片付けなければならない。

ホワイトデーって、何あげりゃいいのか、さっぱりである。
そもそも、俺という人間は今までチョコレートを貰ってお返しをした経緯が無い。
それくらい、ダメな男である。そもそも、今回あの悪魔がチョコレートをせびったのも、初めてでもあった。

「なんだよ、急に電話してきて」
「新藤、お前に相談が……」
「ああ、それで思い出した! 金早くくれよ!!」
「……とりあえず、合流しようか。今何処に居るんだ?」

――こうして校外で新藤と会う事になったのだが、アイツは二つ目の相談という事で、>>405まで要求し始めた。
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:54:45.63 ID:W/CUNQ20
開かずの間の鍵
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 21:55:12.37 ID:2cr7l2Ao
AV観賞同好会の部への昇格
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 21:59:45.59 ID:7yRD6LEo
――こうして校外で新藤と会う事になったのだが、アイツは二つ目の相談という事で、開かずの間の鍵まで要求し始めた。
はて、そんな場所学校にあったっけ、と思い出そうとするが、全く浮かばない。

「とりあえず早急に金だ。一枚でいいからよ」
「一枚……ああ、千円でいいのか、なら直ぐに――」
「おい、一万の間違いだ。なんだよ千円ってケチ臭ぇ」
「ふ、ふざけんあ一万あればくぁwwせdrftgyふじこlp;」
「落ち着けよ。理事長なんだから工面するのは楽勝だろ? ま、明日くらいに用意してくれりゃいいわ。
 で、相談って何よ?」

駅前の広場で俺は彼に相談する。ホワイトデーのお返しって何すりゃいいのかと。
すると彼は途端、腹を抱えて笑い出した。それもそうだろう、こいつは何せ経験がある。
しかし、いざ笑われてみると苛立ちを覚えてしまうのも事実で、つい睨むように見てしまう。

「ハハハッ、いやぁ、久々に大爆笑したぜ」
「これでも、至って真面目なんだけどな」
「わーってるわーってる。ズバリ、今回の件であの娘を落とすって魂胆なんだろ?」
「いや、それが契約とかなんちゃらで……」

「いいのいいの、分かってるから。ふむ、あの手の女の子なら、>>408が効果覿面だな!」
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:01:33.49 ID:2cr7l2Ao
ファンの間で名勝負の連発で伝説と言われた第48回全日本カバディ選手権のDVD
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:07:53.92 ID:7yRD6LEo
「いいのいいの、分かってるから。ふむ、あの手の女の子なら、
 ファンの間で名勝負の連発で伝説と言われた第48回全日本カバディ選手権のDVDが効果覿面だな!」
「……嘘だろ」
「まぁ、試してみなって。はい、これで開かずの間のカギも明日寄越す事で一つ頼むぜ。じゃあな」
「だいたい、その開かずの間のカギって――おい、待てってば……!」

彼は俺が聞く前に街に姿を消してしまい、結局開かずの間についても分からず終い。
だがそれよりも、第48回全日本カバディ選手権のDVDを、どう手に入れようかと思案していた。

――例のDVDがあるなんて、流石は密林だと俺は感動した翌日。
財布に一万円札を渋々入れ、開かずの間について早速調べようと学校に向かう。
通学途中に、一人の教師が歩いているのを見かけたので、声を掛けて尋ねるが……。

「いや、知らないが。それよりも理事長になったのだから、ネクタイきちんと締めなさい」
「え、あ……すいません」
「んー……そうだな、あの人なら知っているんじゃないか?」

あの人、それは学校内で通称爺さんと呼ばれる定年間近の男教師である。
その爺さんを職員室で尋ね、早速開かずの間について伺うと……。

>>410という教室であるという事が発覚した。
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:13:35.67 ID:67ws/aQo
第五十八視聴覚室
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:14:02.91 ID:2cr7l2Ao
視聴覚室多すぎwwwwwwwwww
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:19:22.78 ID:7yRD6LEo
第五十八視聴覚室という教室であるという事が発覚した。
何処だよそれと聞けば、理事長ならば知る権利はあるかと、重い腰を上げる爺さん。
なんだろう、と彼に付いて行けば、もう一つ知らない箇所がある事を後に知った。

地下一階は普通に使われているが、それより下は存在しないものと思っていた。
が、なんと地下十階まで広がっているらしく、その地下六階付近に、その開かずの間と呼ばれる場所があった。

「それにしても、埃臭いですね……」
「使われておらん場所だからの。まぁ、理事長さんがどういう興味があって、ここに来たいと言ったかは知らんが……」
「で、この錆び付いた鍵が、第五十八視聴覚室用になるんですか?」
「うむ、五十八と書かれておるヤツがそうだ」
「では早速鍵が合うか開けて確かめて――」
「それはいかん、辞めておきなさい!!」

爺さんはいきなり声を荒げて俺を止めるものだから、身体をビクンとさせて立ち止まってしまった。
それくらい声は響き、爺さんの顔は凄みを感じるほどであった。
では何故、開けてはならないのかと聞けば、>>412だからだそうだ。
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:20:22.73 ID:7yRD6LEo
あうあー>>414
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:21:46.17 ID:6TbDebQo
倉庫状態で扉を開けると中の物で生き埋めになる恐れがある
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:28:24.94 ID:7yRD6LEo
では何故、開けてはならないのかと聞けば、倉庫状態で扉を開けると中の物で生き埋めになる恐れがあるだからだそうだ。
成る程開かずの間にされて、放置され続けた理由にしては、納得は出来るが、
一体何をそれ程まで詰め込んでいるかは、爺さんも知らないといったようだ。

そしてその後、第五十八視聴覚室の鍵と一万円札を新藤に渡す事になった。

「なぁ、聞いた話じゃ、生き埋めになるかもしれない。行かないほうがいいって」
「大丈夫だって、この俺が簡単に死ぬかよ。死ぬ時はヤる事ちゃんとヤった後ってな」
「ていうかさ、何であの誰も知らない地下について、新藤は知っていたんだ?」
「え? あー、図書館で古い冊子があって、それに載っていたぜ? 興味湧くだろー普通」

と、彼は言っていたのだが、昼休みを使って図書室に訪れ、新藤の言っていた冊子とやらを探してみたが
結局見つからずに終わってしまう。
あいつが今でも持っているのか、はたまた、どこか別の場所に追いやったのか、
或いは、別の理由があり、あえて嘘を吐いたのか、それは分からない。

こうして、いよいよ三月十四日が訪れる事になったのだ。

その日、>>416が起きた。
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:31:23.59 ID:J/a3nYDO
閉鎖空間
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:37:49.29 ID:7yRD6LEo
その日、閉鎖空間が起きた。
放課後、あの悪魔の女に例のカバディ大会のDVDを渡し、ふざけるなと言った顔をされた直後であった。
なんなの、もしかしてこの女、ハルヒみたいな女だったの、なんて思ったが、
彼女自身も異常を感じた途端、相当驚いた様子であった。

「と、とにかく、このDVDは一先ず貰っておくから!」
「貰うのかよ。それはいいけどさ、これ、宝くじだよな」
「大富豪になれるかもしれないって言ったでしょ。だからあげるの!」
「はぁ……ありがとう」
「って、何突っ立ってるの!? 理事長でしょ! 行くわよ!」
「え、行くって、何処に?」
「閉鎖空間を打ち砕くの! 学校全体が覆われてるって事は、完全に隔離されてるって事でしょ?
 なら、それを破らないと、二度とわたし達は元の世界に戻れない。以上!」
「え、あ、まぁそうだけど。……で、何処へ?」
「地下よ、地下! 発生源は必ず地下にある筈……!」

この悪魔も、あの地下の存在を知っているというのか。だが、それを尋ねる暇は与えてはくれなかった。
隠された地下へ続く階段を下りながら、考える。原因があるとすれば、アイツしかいないと。

地下三階付近に下りてみたところで、>>418という異常を感じた。
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:42:35.63 ID:67ws/aQo
やけに階段や分かれ道が多い。 まさか、この地下をアイツが拡張したなんてことはないよな・・・
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:49:21.49 ID:7yRD6LEo
地下三階付近に下りてみたところで、やけに階段や分かれ道が多い、という異常を感じた。
まさか、この地下をアイツが拡張したなんてことはないよな・・・

って、俺は一体なんでこんな事を考えているのだろう。だいたい、一日で改築工事を行えるわけがないのに。

「……まるで迷路」
「だな……どうするんだ?」
「理事長でしょ、少しは考えて!」
「無茶言うな、大体この状況を飲み込むことすら出来ていないのに!」
「とにかく、片っ端から行くしかないよね」
「もしかしたら、永遠に地下を彷徨う事になるんじゃ……」
「弱音吐かないで。こっちが滅入るから」

と諭されたまでは良いが、こんなに凛とする悪魔を今まで見た事が無い。
窮地になると本気を出すと言いますか、こうなると何故か頼もしく見えてきてしまう。
だが、早速不安は的中した。適当に降りた階段の先には、何も無い空間が広がっていたのだ。

危うく足を踏み外しそうになるのを、悪魔……ちなみが助けてくれて、礼を述べる。
すると彼女は>>420しながら、次当たるわよと顔を背けた。
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:52:47.00 ID:J/a3nYDO
決めポーズを
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:52:54.57 ID:2cr7l2Ao
うっかり忘れた腋毛の処理
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:53:00.24 ID:6TbDebQo
連続二重跳び
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 22:58:08.32 ID:7yRD6LEo
危うく足を踏み外しそうになるのを、悪魔……ちなみが助けてくれて、礼を述べる。
すると彼女は決めポーズをしながら、次当たるわよと顔を背けた。
どうやら照れてしまっているようだ。だが、これでは評価が上がったのが台無しである。

「あのさ、さっきのポーズ、何なんだ?」
「一人でプリキュア」
「……頭大丈夫か?」
「大丈夫。くだらない質問をしてただ付いて来てる人よりは」
「それって、俺の事?」
「どうでもいいし。ほら、地下四階に続く階段、あっちみたいよ」

こうして、俺達は地下六階まで一先ず目指す事になり、辿り着いたのは三時間が過ぎた辺りだろうか。
爺さんと来た時は十分少々だったのが、あの無駄に増えた通路と階段のせいで、とんでもない事になる。
正直、疲労を感じては来ていたが、ちなみはそれを一切口にも出さず、顔にも出さず、
ただ俺の前を歩いていくのであった。

「第五十八視聴覚室って、ここ……?」
「だと、思うんだけど、これは一体……」

例の部屋、開かずの間に訪れて驚く。以前来た時はただの古臭い教室だったのが、
>>424に変貌してしまっているではないか。
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 22:59:41.71 ID:2cr7l2Ao
拷問室
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:05:02.16 ID:7yRD6LEo
例の部屋、開かずの間に訪れて驚く。以前来た時はただの古臭い教室だったのが、
拷問室に変貌してしまっているではないか。
中は見ていなかったから拷問室とは知らなかったが、
物が詰め込まれていると聞いて、開ければたちまち生き埋めというのが、これである。

「……良い趣味」
「本気で言ってる?」
「本気で言ってもいいよ」
「ごめん、俺が悪かった。でも、誰もいない……?」

俺がその拷問室と変わった五十八視聴覚室内部に足を踏み込んだとき、
鉄錆の臭いと共に、嗅いではいけない臭いも嗅いでしまう。
明らかに血の臭い。それも、何故か新鮮と思えてしまう臭いだ。

床にはやはり、乾いていない血が滴り落ちていて、雫が垂れたように奥に続いていた。
そちらへ視線を向ければ……、新藤が>>426という器具で>>427となっているではないか。

そして、悪魔こと波早ちなみは、>>428がこの閉鎖空間を生んだ原因と推測した。
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 23:06:01.70 ID:67ws/aQo
トロイの木馬
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:08:28.38 ID:VfEhGYoo
切れ痔
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:12:10.78 ID:J/a3nYDO
一党独裁
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:19:20.57 ID:7yRD6LEo
床にはやはり、乾いていない血が滴り落ちていて、雫が垂れたように奥に続いていた。
そちらへ視線を向ければ……、新藤がトロイの木馬という器具で切れ痔となっているではないか。
どうやら失神している様子だが、自分から進んでやったのか、或いは他の誰かなのかは分からない。

そして、悪魔こと波早ちなみは、一党独裁がこの閉鎖空間を生んだ原因と推測した。

「成る程、つまり自民党が……」
「全く違う。やっぱり、わたしが考える通り、これからはこの学校は生まれ変わるべきなの」
「はい? 一体何を言って……」
「とにかく、新藤君の下半身何とかしてくれない?」
「……俺がやるんですね、やります、やりますよ。だから睨まないで」

彼女は何やらぶつぶつと呟いてたが、俺はそれよりも、新藤の股間が視界に入ってしまい、
もう早く忘れたいという衝動に駆られながらも、彼にパンツと制服のズボンを履かせて、横たわらせた。
ちなみは、新藤を一先ずこの部屋から連れ出すつもりでいるらしい。

「はぁ、はぁ、新藤、重てぇ……」
「ちゃんとトレーニングもしていないから、いざという時困るの、分かる?」
「大体こんな時が来るとは思うかよ……。それより、一党独裁って、誰がこの学校を支配してるって言うんだ?」

「それだけとは言わないけど、>>430なのは目星が付いているの」
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:22:57.41 ID:6TbDebQo
私のドッペルゲンガー
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [次で最後です]:2009/02/20(金) 23:30:17.04 ID:7yRD6LEo
「それだけとは言わないけど、私のドッペルゲンガーなのは目星が付いているの」
「へ? そんなのいんの? って、それを知ってるって事は……」
「もう、そんなに長くは無いと思う」
「お前、本気で言ってるのか? それこそ頭がおかしくなったんじゃ……」
「今のわたし、嘘を言う気はないよ」

こうして、一先ず理事長室に戻る事になったのだが、
もし彼女の言っていることが事実ならば、こいつは直に死に直面する事になる。
存在を知っている、つまり彼女は自分の姿を既に見たことがあるというからだ。

「ちなみ、お前……」
「多分、今も校内で潜伏していると思う。地下に居る可能性が高いけど」
「それが、この閉鎖空間を生み出した張本人という訳か……」
「とにかく、刺し違えてもアレを消す。それが、今のわたしの使命、かな?
 後の事は理事長、貴方に任せたよー」

なんだか無理に笑顔を見せては、明るく振舞っている気がする。そう見えたのは、あの話を聞いたからか。
そう思い、こっそり理事長室においてあった鞄から、一つの箱を取り出し、それを無言で彼女に渡す。
一瞬目を丸くするちなみだったが、それがホワイトデーのプレゼントと理解した直後、>>432
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 23:37:58.28 ID:2cr7l2Ao
うっかり箱を落として拾おうとヘッドスライディングしたら屈んだちなみのスカートの中に突撃
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:44:56.95 ID:7yRD6LEo
一瞬目を丸くするちなみだったが、それがホワイトデーのプレゼントと理解した直後、
うっかり箱を落として拾おうとヘッドスライディングしたら屈んだちなみのスカートの中に突撃。
そして彼女をうっかり転ばせてしまい、臀部に自分の頭を突っ込んだ状態になり……。

「ふぇ、あ……あ……」
「黒のレースとは、案外……いや、その……」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
「お、お待ちくださいちなみ様! 決して臭いまで嗅いだりはしていませんから! いえ少しだけしか!!」

――俺の弁明は、彼女には届かなかった。ただ、一つだけ言える事があるとすれば、全ては妄想だったのだろう。
だが、それを具現化させてしまうのは、信じられないのは間違いない。
あの後、校舎は崩れ、地下も完全に無き存在になってしまったが、俺は今でも生きている。
どうして今も俺だけが生きているのかは、理解しようとするのは無理なのだが……。

「俺があの時転ばなければ……」

崩れた校舎を見つめながら、俺はあの時の事を思い出していた。
手には、あの時アイツがくれた一等当選の宝くじ。ただ、俺は少し、足を踏み違えたのは、違いなかった。


〜おわり
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:46:53.42 ID:J/a3nYDO
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:47:17.55 ID:7yRD6LEo
すいません最後かなり無茶な締めなのですが、終わりになります。
これを前編にして、次後編扱いにしてもいいなーとも思っていたのですが、魔が差したといいますか、ハイ。

ともあれ、久々過ぎて色々手間取ったりとしましたが、お付き合いくださりありがとうございましたです。
復帰するにはまだまだリハビリ生活が続きそうですん……。


やっぱ頭使うのかなー二時間ちょいですごいぐったり。
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 23:47:47.25 ID:2cr7l2Ao
乙ー
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/20(金) 23:50:59.58 ID:67ws/aQo
乙ー
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:52:11.37 ID:6TbDebQo
乙ー
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/20(金) 23:56:40.22 ID:hNPsaJIo
おつー
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 20:36:36.71 ID:qUUweXAo
【02/23 (月) 19:01時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

02/23 (月)
  21:00〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - リハビリ生活二日目Inパー速
02/28 (土)
  19:00〜20:55/??? ◆0HOrVgkBbo氏 - [パー速]暁の光黄昏の影 第10話 ハンバーガー肉抜き
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:01:45.94 ID:ESMsxwUo
あ、はい、こんばんは。リハビリ二日目です。
ぼちぼち時間なので……って、誰かいるのでしょうか、あわわ。

とりあえず、やっぱり短編にしたいなと思うんですが、何しますか?>>442
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:04:28.78 ID:6PjSyaIo
意味もなく噴火中の火山を登る話
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 21:05:05.60 ID:qUUweXAo
悪の組織と戦った後のヒーローのお話
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:05:54.30 ID:ESMsxwUo
意味が無さ過ぎるwwwwwwwwwwww
ではもう暫くお待ちください……。
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:11:42.61 ID:ESMsxwUo

――現在、○×県一帯には避難勧告が出されている。
その場所にある活火山が噴火に至ってから二日目、相当な惨事がテレビやラジオを通して報道されているが、
それでも逃げようとは思わない馬鹿な人はいるもので。
挙句、その噴火中の現場に向かおうとする馬鹿すらいるもので。

「先輩、本気なんですかぁ!?」
「本気も本気、マジもマジだよぉー」

既に先輩の運転する車は○×県内にあり、所々灰が降り注いでいた。
風も普段より強いせいか、空気に濁りを感じ、時折車内で咳き込んでしまう。
だが、車を運転する先輩は健康そのもの。鼻歌交じりで車を走らせるのだ。

「ていうか、無茶です! 備品も無しで火山に挑もうなんて! しかも噴火中なんですよ!?」
「だからスリルがあって楽しいんじゃん?」
「スリルも何も、死んじゃったら意味がありません!」
「じゃあ、辞める?」

先輩が車を止めてそう言ったものだから、私は>>446と返答した。
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 21:13:15.04 ID:qUUweXAo
ちょっと遺言状書いてきます。先輩も書いときますか?
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:15:17.91 ID:/BY.KaM0
結局やるのか
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:19:45.66 ID:ESMsxwUo
先輩が車を止めてそう言ったものだから、私は「ちょっと遺言状書いてきます。先輩も書いときますか?」と返答した。
だが先輩は笑い飛ばして、更にこんな事を言う。

「アハハッ、わたしはいいや。だってアンタと居れば死ぬ気しないもん」
「それって、どういう意味ですか?」
「えー、だって、この車買ったのも、こうしてわたしが地球警備員でいられるのも、
 全部アンタのおかげだもんね」
「全部博打が悪いんです」
「ていうか、変態だよ。何しても大当たりになっちゃうなんて、もう変態だよ?」
「二度も言わなくていいです。もう……、なんで私、先輩と一緒に行動しているんでしょう」
「それはアレじゃない? わたしの人徳ってヤツ?」

そう、この先輩はもう何もかもが自由なのだ。能天気にも程がある。
そんな先輩が各地を旅するようになったのは、数ヶ月前。それに私も無理やり同行させられたのだが、
強運という理由の為だけに連れてこられた私の身にもなって欲しい。

何故にそれだけで火山に挑まなきゃならんのかと。

「うっわ……、この道、先行けなさそう。仕方ないし、車から降りて歩くかー!」
「……は!?」

遺言状を車内で書いてる途中、先輩が馬鹿な事を言った。そして車から山道付近の道に降り立とうとした時、>>449
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:21:33.70 ID:/BY.KaM0
500円拾った
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 21:21:54.16 ID:qUUweXAo
幸先いいなwwwwww
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:21:58.90 ID:6PjSyaIo
どう見ても怪しいゴミ袋がおいてあった
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:28:26.87 ID:ESMsxwUo
遺言状を車内で書いてる途中、先輩が馬鹿な事を言った。そして車から山道付近の道に降り立とうとした時、500円拾った。
それを私に見せびらかし、胸を張ってこれは「わたしの運によるもの」と話すのだが、
なんだか見ている私が辛くなってくる。こんな非常事態で五百円程度で喜ぶ人が居るんだから。

「先輩、やっぱり歩いて火山に向かうのはちょっと無理だと思います。だってこんなに灰が……」
「そこで花粉症対策にもバッチリなマスクをですね」
「……無いよりはマシですけど、珍しく準備なんてしていたんですね」
「いやねー、昨日コンビニ寄った時、こっそりアンタのお金で買っちゃった!」
「はい、いつもの事ですね。いい加減にしましょうね?」

そう言って睨んでやると、先輩はこの時だけしゅんとなるのだが、それも本当に一瞬だけ。
そんな調子で私と先輩は、崩れた道を無理に乗り越え、山道を更に進む事になる。
流石に避難勧告を出されて二日が過ぎ、しかも火山にも近い土地にいる為、人は全く居ない。

「いやー、鬱陶しい警察も自衛隊も居ないし、快適快適!」
「何かあったら、私達死ぬんですよ。それ、分かってます?」
「だいじょーぶだいじょーぶ! まぁ、もし、死んだら……、生まれ変わろー!!」
「無理です。生まれ変わるなんて無理ですから!!」

そうして暫くこんな調子で山道を歩いていたのだが、火山活動の際に起きた地割れが私達の行く手を塞いでいた。
さて、これにはどう立ち向かうのかと先輩を見れば、>>453
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:33:12.42 ID:/BY.KaM0
棒高跳びの練習をしていた
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:37:14.90 ID:ESMsxwUo
そうして暫くこんな調子で山道を歩いていたのだが、火山活動の際に起きた地割れが私達の行く手を塞いでいた。
さて、これにはどう立ち向かうのかと先輩を見れば、棒高跳びの練習をしていた。
無理だ、今練習してあの数メートルの地割れを跳び越えるなんて無理に決まっている。
仮に跳び越えれたとして、置いていかれた私はどうなる。

「先輩、他の方法を考えましょ? それに、違う道があるかもしれないし……」
「うん。イメージトレーニングはバッチリ!!」
「……棒高跳びと言いますけど、肝心の棒は?」
「え、……あああっ、しまったぁぁっっ!!」
「バカとは言いません。アホと言わせて下さい」
「ええい、こうなればそこら辺の木の枝をへし折って……!」
「先輩、もう帰りましょうよぉ……」

先輩はあくまで、棒高跳びの要領で地割れを跳び越えようと企んでいるのだが、
その付近に私は何かが居る事に気が付き、指で示す。
私が示したそれに気付いた先輩は、こんな事を言い始めた。

「おおっ、アレは行き倒れになっている女子高生じゃないか……って>>455かよ」
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:42:06.66 ID:GgcXnMDO
ノーパン
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:47:06.02 ID:ESMsxwUo
「おおっ、アレは行き倒れになっている女子高生じゃないか……ってノーパンかよ」
「あれは、きっと、逃げる途中に脱げてしまったんですよ……」
「ふふん、違うわ。あの娘は間違いなく痴女ね。若いのになんてはしたない……」
「先輩も結構痴女だとは思うんですけどね」
「とにかく、助けて美味しいご飯でも頂きましょう!!」
「今この付近火山の為避難勧告が出されてるんで、そんな場合じゃないと思うんですけど」

――結局地割れを跳び越えるという試みは、一先ず諦めてはくれたらしい。
再び車に戻ることとなり、後部座席に行き倒れの娘を横たわらせ、私が暫く様子を見る。
その間、先輩は抜け道でもないのかと、一人捜しに出掛けてしまった。

全く、あの人には本当についていけない。のに、何故私はあの人を拒むことが出来ないんだろうか。
そう思っては溜息を吐いてうんざりしていると、例の娘が目を覚ますのだった。

「み、み……」
「あ、気が付きました? お水、ですか?」

>>457
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:50:41.97 ID:/BY.KaM0
みこみこナース!
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:55:46.90 ID:ESMsxwUo
「みこみこナース!」
「え、あ……みこみこな〜す……って何ですか?」
「ノリ悪ぅーい」
「あの、そんな状況じゃないと思うんですが……。これ、分かります? 指何本に見えますか?」
「え? 何? もしかしてあたし、算数すら出来ないと思ってバカにされてる?」
「い、いいえ、そういう訳では……。ああっ、先輩!!」

何だか身体の状態は大丈夫そうだが、性格はひん曲がっていそうな娘であり、
丁度良く戻ってきた先輩に助けを求め、車の外へ飛び出す。
厳密に言えば、こういう人は、先輩をぶつけた方が色々と楽だと思った訳である。

「いやぁ〜、なんとか歩いていけそうな場所は見つけたけど、あれは道じゃなかったよ〜あはは」
「それより、例の女の子が目を覚ましました。けど、ちょっと私には……」
「ふんふん、わたしの出番ってーワケね。まっかせなさーい!」

私は先輩とあの娘のやり取りを、車の外で見ているだけであった。
で、実際どんなやり取りをしていたかと言えば、>>459
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 21:59:19.05 ID:GgcXnMDO
情熱的な×××
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:07:15.58 ID:ESMsxwUo
で、実際どんなやり取りをしていたかと言えば、情熱的な×××について論議している様子。
でも、肝心の部分が車外の為聞き取れなかった。それよりも、灰が更に舞うようになった気がして、
それどころではないんじゃないかと、内心そわそわしていたのだが……。

後に先輩が手招きして、車の窓を開くものだから、何かと思えばこんな事をあの娘は言う。

「決めました! あたしも地球警備員に入れてください!!」
「……はい?」
「いやぁ、彼女、流石ノーパンだよ。ノーパン主義者に悪い人はいないよ。
 だから、この娘も入れてあげようと思うんだけど、どうかなぁ?」
「どうかなぁ、じゃないですよ。大体、私と先輩は大学繋がりで今に至りますけど……、
 この娘は違います。そもそも親御さんが心配してる筈で……」
「お父さんは、山の神を鎮めようとして、亡くなった。母も多分もうこの世にはいない……。
 だからあたし、今は頼る人がいないの」
「……本当、なんですか?」
「このちょっと東にある、辺梃子村に住んでたの。けど、多分あの村はもう……」

先輩はその村の存在を聞いて、またくだらぬ好奇心が湧いたらしい。
私に二つの案を先に提示してきたのだ。
一つは、やはり噴火中の山に挑もうという、当初の目的のまま。
一つは、彼女の住んでいた村、辺梃子村に行ってみようというものだ。

私が選んだ選択肢は>>461
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 22:10:03.91 ID:qUUweXAo
よく見たら村はここから頂上への通り道にあった、ラッキー
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:17:18.07 ID:ESMsxwUo
私が選んだ選択肢は帰りましょう。しかし、それは一秒で却下された。

――よく見たら村はここから頂上への通り道にあった、ラッキー。なんて先輩は言っていたが、
両方向かうなんてそこまで悠長な事をしていては、また溶岩が噴出して飲み込まれてしまうのではないか。
出来れば私はまだ死にたくない。だって、まだ二十歳なんだもの。

なのに先輩と女子高生は二人村へ向かうものだから、渋々私も後を追う形になってしまった。
この辺りが、私の心の弱さを示す要員の一つである。

「で、夕希って辺梃子村にずっと住んでたの?」
「生まれも育ちもあそこなの。のどかで良い村だったんだよ。空気も美味しいし。
 ただ、ネットとかは出来ないし、不便だったけどねー」
「うわー、わたしそういう場所にずっと住むのは無理! やっぱニコニコ見れないって死ぬ!」
「でも、街にまで出てしまえばネカフェがあるから、大丈夫だったんだ」
「交通手段はバス? じじばばいっぱい?」
「んーと、ロープウェーがあったんだけど、もうあれは使えないかな」

二人が色々と話をしているのを聞きながら、後ろをただ着いていく。
田舎で暮らすって、最近では注目され始めているけれど、やはり不便そうだと感じさせてはくれる会話。
いつか私も……なんて思っていたが、ちょっとだけ躊躇してしまう。

こうして、私達が辺梃子村に辿り着いたのは三十分後程。
辺梃子村は>>463という状態に陥っていた。
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:21:23.63 ID:/BY.KaM0
謎の宗教団体に支配されている
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:22:16.86 ID:brT.Hewo
火山から現れた伝説の怪物によって壊滅状態
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:26:39.85 ID:ESMsxwUo
こうして、私達が辺梃子村に辿り着いたのは三十分後程。
辺梃子村は謎の宗教団体に支配されているという状態に陥っていた。

――時刻は夕刻過ぎ。報道では相当な溶岩が一帯を覆ったと言っていたが、
その山の麓にある辺梃子村は、なんと全く損害が無いという状態。
それにどういう裏があるのかは分からないが、謎の宗教団体が崇める神の御利益により、
村も生き残り、命もいまだ健在である、という話になっているらしい。

夕希ちゃんの自宅も無事であったが、彼女の父親の姿は家の中には無く、
彼女は一瞬だけ暗い面持ちで玄関で佇んではいたのだが、直ぐに明るい笑顔を取り戻す。

「そろそろ良い時間だし、夕飯にしちゃう?」
「そこはお風呂で?」
「それとも、あ、た、し? キャハッ」
「……あのぉ、お二人さん、電気が通ってないみたいなんですが……」
「しょうがないでしょ、噴火のせいで電気ガス水道全部やられたんだから。でも、元々井戸水がメインだったけど」
「そ、そうなんですか……。では、お夕飯はどうされるんですか?」
「……あの手でいくわ。夕希に任せておいて!」

任せた結果が>>466
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:29:10.43 ID:6PjSyaIo
素晴らしき夕食
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:35:12.46 ID:ESMsxwUo
任せた結果が素晴らしき夕食。任せて正解だったかもしれない。
なんでも、父と二人暮しだった為、家事は大体自分でするしかないという話らしい。

「冷蔵庫にあるもの全部使っちゃったから、ちょっと多いかな?」
「いんやー、もうね、お姉ちゃんは涎が止まらないじゅるるるる」
「先輩、はしたないからそういうのは辞めてください」
「眼鏡さんもいっぱい食べてね! 余ったら許さないから」
「め、眼鏡って……私の名前は――」
「「それじゃ、いっただっきまーっす!!」」
「あのあの、私の名前聞いてくれないんですか……?」

時刻は午後八時。夕食もほぼ終わり、先輩だけがまだ色々と突付いているのだが、
私は満腹という事もあり、少し外の風に当たりたいなと立ち上がる。
その直後、夕希ちゃんは私に何処へいくのかと尋ねるものだから、言う。

「いえ、ちょっと外の風を浴びに……」
「じゃあ、そこの縁側で。玄関から外には出ないで」
「何故、ですか?」
「面倒だからに決まってるじゃない。ウチ、あまり村では評判良くないんだ」

その評判の悪い理由は>>468だからだそうだ。
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:37:18.84 ID:/BY.KaM0
賭場で勝ちすぎた
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 22:37:37.80 ID:qUUweXAo
村の神へのあまりの崇拝っぷりに宗教団体までも諦めさせたくらい信心深いから
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:44:31.40 ID:ESMsxwUo
その評判の悪い理由は賭場で勝ちすぎただからだそうだ。
賭博行為がこの村では行われていたらしいのだが、彼女の母親が夢中となり、入り浸っていたと言う。
だが、その母親が村から金をふんだくる形となってしまい、挙句そのまま姿を消したものだから、
一気に村から冷たい視線を投げかけられるという立場に陥ったそうだ。

それを受けて、罪滅ぼしだと夕希ちゃんの父親は村の為に尽力したそうだが、
噴火前も、山の様子がおかしいと、単身で村が崇める神を鎮める為に、お参りに出かけたそうだ。
そして、噴火が起きて彼女の父親は、恐らく死んでいるだろうという話となっている。

「……そうなんですか。私も、余り人の事はいえませんけど」
「なんか凄いんだって? 一億なんてレベルじゃないお金を持ってるとか」
「十億はあると思います。……買えば当たるなんて感じでしたから。でも大抵、先輩に唆された結果ですけどね」
「少し分けてよ。そしたら、眼鏡だなんて呼ばないから!」
「……金で買収はどうかと思います。まぁ、そんな訳でこうして各地を旅してるんですが」
「あー、あたしもこれから、各地を旅する女子高生になれるんだ。わくわくするなぁ」
「学校通わなければ、女子高生とは言えないんじゃないですか?」
「う、それは汚点だった……」

夕希ちゃんと話をした後、私達の為にお風呂を用意してくれる事になり、
なんと薪で沸かすという釜風呂に入れてもらえる事になったのだが……。

ここで、先輩は>>471という提案をするのだった。

471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:50:30.54 ID:/BY.KaM0
当然の様にみんなで入る
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 22:56:48.83 ID:ESMsxwUo
ここで、先輩は当然の様にみんなで入るという提案をするのだった。
最初、夕希ちゃんは困惑した。そんな拾い風呂釜ではないと言うし、火力調節も必要だと言うが、
先輩は一度沸かして火を消して、皆ではいればエコに繋がるなんて言っていた。

薪を使わないと言うのがエコに繋がるのならば、そうかもしれないが……。

「むぐー、やっぱり狭いよー!」
「いやぁ、人肌を感じながらの風呂はやっぱり最高じゃん!」
「あぁ、眼鏡が曇る……」
「ちょっと眼鏡さん、もうちょっと痩せてから入ってよ!」
「ま、また眼鏡と言いましたね! 私にはちゃんと名前が――」
「あまり眼鏡で弄らない方がいいよ夕希ちゃん。この娘、眼鏡取ると凄いんだから」
「もしかして、情熱的になるとか……? だったらどうしよう、あたし……!」
「ところで、情熱的な×××って、何だったんですか? また先輩のことだから卑猥な事を示すんじゃ……!」
「パンツに決まってるじゃん。パンツ。え、なんだと思ってたの? ねえ?」
「……なんでも、ないです」

他人から見れば、和気藹々としているのだろうが、実際風呂釜から湯は溢れ、
場所の取り合いで必死となり、ついには三人抱き合うようなくらい密着して暫く時間が過ぎる。
ついには胸の談義となったところで、どこからか声が響き渡るのだった。

「夕希ちゃん、帰っとるのかえ?」

その声の主は、少し離れに住んでいるお年を召した女性であり、村で唯一良くしてくれる人であるらしい。
それに応えようと、慌てて風呂釜から飛び出した夕希ちゃんは、>>473
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:03:08.94 ID:/BY.KaM0
足を滑らせて隣りの家に突っ込んだ
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [一先ず最後です]:2009/02/23(月) 23:09:13.55 ID:ESMsxwUo
その声の主は、少し離れに住んでいるお年を召した女性であり、村で唯一良くしてくれる人であるらしい。
それに応えようと、慌てて風呂釜から飛び出した夕希ちゃんは、足を滑らせて隣りの家に突っ込んだ。勿論裸のまま。
声を発した主のお婆さんが慌てて様子を伺いに駆けつけようとする。

「夕希ちゃん、大丈夫ですか!?」

私も慌てて風呂釜から出ては、バスタオルを身に巻いて彼女の様子を身に隣の家に。
先輩はこんな状況でもけらけら笑った後、誰も居なくなった事が寂しいと感じたのか、私の後を追って来た。

隣の家とこの家とは、庭が柵一つで繋がっていて、家の大きさは夕希ちゃんの自宅とほぼ同様。
造りも似たような構造で、一階のみの佇まい。
私が夕希ちゃんが空けた柵の穴から覗き込もうと身を屈めた瞬間だった。

「きゃあぁぁぁぁ!!」
「ど、どうしたの、夕希ちゃん!!」

「……>>475!!」
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:14:55.87 ID:GgcXnMDO
物凄くカッコイイ男の人に告白された
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:22:31.79 ID:ESMsxwUo
「……物凄くカッコイイ男の人に告白された!!」
「は、はい?」

しかしその物凄くカッコイイ男の人、元々はこの家には住んでいないそうだ。
ではその男の人は何者かといえば、自衛隊員の一人であり、救助活動の際に部隊とはぐれてしまい、
一人道も分からず彷徨っていた後に、この辺梃子村に辿り着いたそうだ。
彼は、この村が生き残っていることと、避難勧告を受けても尚留まる村人を見て、相当慌てたようだ。

「で、告白された内容が……可愛いお尻だね、って?」
「う、うん……やだ、恥ずかしくなっちゃうよぉ」
「それって、ただ反応に困って、そう言うしか無かったんじゃないんですか?」
「お察しの通り……。まさか、隣の家から裸の少女が突っ込んでくるなんて、想像を越えておりまして」
「ところであの家にどうして貴方が?」
「この村の様子を少し見させて貰ったんですが、どうも尋常じゃないと思いまして。
 あの空き家に少し場を借りて、様子を見させて貰おうと思いました」
「え? あの家……空き家じゃないよ?」

私と先輩が旅するところ、必ず何かしら厄介事が起きて、それに必ず首を突っ込む羽目となる。
こうして、私は厄介事に巻き込まれていくのだった。
それは、私の考える範囲では収まらない程の規模で蠢いていた……。

――すいません、つづきます
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:24:07.00 ID:GgcXnMDO
乙!!
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:25:05.32 ID:ESMsxwUo
もう少し長くやりたかったのですが、ギコナビが悪いのかパー速が重いのか。
応答が途切れる事が多発したので、一先ず終わらせて貰いますん。
多分重いからなんでしょうが、ギコナビよりJaneとかにした方がいいのかなぁ。

幾つかミスもありましたが、それでもお付き合いありがとう御座いましたー。


失敗すると分かっていても、たまにはミステリーっぽくしたい時もあるのさ〜なんて思ったり。
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:26:34.51 ID:6PjSyaIo
おつー
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/23(月) 23:26:45.44 ID:/BY.KaM0
おつ
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/23(月) 23:36:50.88 ID:qUUweXAo
乙ー
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 20:47:11.85 ID:N6Qkbdco
【02/23 (月) 23:27時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

02/25 (水)
  21:00〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 地球警備員の事件簿シリーズ〜辺梃子村の宗教団体編〜 という短編シリーズの続き……
02/28 (土)
  19:00〜20:55/??? ◆0HOrVgkBbo氏 - [パー速]暁の光黄昏の影 第10話 ハンバーガー肉抜き
483 :満月 ◆MOON69mNOA :2009/02/25(水) 20:57:20.62 ID:XMuJHSYo
すみません、10分ほどだけ遅れます。
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 20:59:06.16 ID:Ke3fTIM0
ほう
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 21:04:37.40 ID:N6Qkbdco
ふぅ・・・・
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:09:28.82 ID:XMuJHSYo
釣られてふぅ……

遅れてごめんなさいです。ぼちぼち始めさせて貰います。
前回の続きを……って、直ぐ上にログが残ってるなんてある意味パー速ならではであります。

ではもう暫くお待ちください……。

この回で終われるのかなぁ。
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:16:17.58 ID:XMuJHSYo
――日付は三月の二十七日、時刻は午後十一時。間もなく二十八日となろうとしている。
私がこの辺梃子村にやって来た経緯は、全てこの隣に居る先輩のせいであり、
私の中で嫌な予感が渦巻いては、それは徐々に広がりを見せて行く。

「隣の家……、誰かが最近まで住んでいた気配はあったんだけどね」
「村田さん達、何処かへ避難したのかなぁ」
「僕にはちょっと分からないけれど、この非常時で避難しない方がおかしいよ」
「そう言えば吉野のお婆ちゃん、あたしを呼んでいたけど、何かあったんですかー?」
「いやね、なんもないんじゃ。でも、姿が見えなくなったからの、心配でな」

隣の家、どうやら村田さんと呼ばれている家に、見知らぬ男が居て、
その男と、夕希ちゃんを良くしてくれているらしいお婆さんを交えて、三人は会話をしていた。
一方、いつも私を散々な目に遭わせてくれている先輩はというと、日本酒を瓶毎飲み干し、いびきをかいている。

あの寝顔の額に肉という文字でも書いてやろうか、なんて衝動に駆られていると、
夕希ちゃんが私に尋ねてくるのだった。

「勿論、今夜は泊まって行くわよね?」
「え、ええ……。そう出来ればありがたいけれど。先輩、あの調子だし」

「それじゃあ、寝る前に>>488を手伝って欲しいんだけど、いいかな?」
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:19:59.14 ID:Ke3fTIM0
プラモ作り
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 21:20:07.66 ID:N6Qkbdco
舞ってる火山灰の処理
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:25:52.82 ID:XMuJHSYo
「それじゃあ、寝る前にプラモ作りを手伝って欲しいんだけど、いいかな?」
「え、ええ、いいけれど、そんな趣味があったんですか」
「何? 女の子がプラモ作ってたらおかしいとか言うの?」
「決して、そんなつもりでは……」

こうして、この場は一時的に解散となったのだが、
不法侵入していた男、名は友瀬 啓太と言う人物が、再び隣の村田さん家に戻ろうとした為、
私と夕希ちゃんで止めるハメとなってしまう。
彼の言い分は、もう一晩だけ宿を借りて、明日私達が辿った道を下り、隊に戻ると言うのだが……。

「じゃ、この家に泊まっていけばいいよ! ほら、家結構広い方だと思うし」
「けれど、若い女性ばかりで、どうも男が居ていいのかな、と思ったりしてね……」
「あたしは歓迎よ。ていうか、その……い、いて、欲しい……カナ……」
「夕希ちゃん、いよいよ本気みたいですねぇ」
「な、本気って何!? ちょっと勘違いさせるような事言わないでよ眼鏡!」
「だから、私の名前は……って、聞いてくれませんよね。しゅん」

友瀬さんは、暫く腕を組んで考えた後、この家に泊まるかどうかと再び問われ、>>491と返答した。
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 21:30:33.68 ID:N6Qkbdco
いいともー!
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:36:58.98 ID:XMuJHSYo
友瀬さんは、暫く腕を組んで考えた後、この家に泊まるかどうかと再び問われ、いいともー! と返答した。
どうも、こういう面ではノリは軽いというか、とっつき易そうな人物ではある。
ただ、夕希ちゃんもカッコイイと言っていたけれど、この手のタイプは寡黙な方が似合いそうな雰囲気は持ち合わせていた。

「じゃあ、友瀬さんは……この部屋で。お父さんが使っていた部屋なんだけど」
「うん、全然構わないよ。それより、暖かい布団に潜れると思うのなら、寧ろ有難い」
「それじゃ、あたしは眼鏡と伊乃さんのお部屋の準備するので、これでー」

どうやら友瀬さんは、朝早く発つつもりでいるらしく、既に寝床の準備に入っていた。
私と夕希ちゃんは、これから一仕事が待っている。
酒を食らって眠っているおバカな先輩を運ばなければならないのだ。その後プラモ作りを手伝わないとならないし……。

「う、この人意外と重たいかも……」
「見た目は小さい方ですし、スタイルも良く見えるんですけどね。大食いですから」
「うー、後は眼鏡に全部任せた!」
「……いっそ、このまま放っておいていいと思うんですけどね」

こうして、二人で苦労して先輩を>>493が目立つ部屋にようやく運び込んだ。
ここが、私と先輩の一晩を過ごす部屋となるそうだ。
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:40:47.68 ID:F9ThzcDO
天球儀
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:40:50.09 ID:SVu6eIIo
部屋中に塗られた傾向蛍光オレンジと沢山の蛍光灯
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 21:41:23.46 ID:N6Qkbdco
何故か天井にある般若の面
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:47:12.17 ID:XMuJHSYo
こうして、二人で苦労して先輩を天球儀が目立つ部屋にようやく運び込んだ。
ここが、私と先輩の一晩を過ごす部屋となるそうだ。
それにしても、天球儀の数が一個あれば事済みそうなのに、十個近くは飾られている。
大きさも、それこそサッカーボールの二倍はありそうなものから、掌サイズまで幅広い。

「夕希ちゃん、星座に興味あるんだ?」
「お母さんの影響でね……。実はここお母さんが姿を消す前に使っていた部屋で」
「そうなんですか。じゃあ、内装は殆ど変わってないんですね」
「あの頃は、あたしも星に興味があったりして、お母さんも色々と教えてくれたんだけど……」

そこまで話しては、悲しそうな顔をした彼女を気遣い、謝りの言葉を入れては、
話題転換を計ろうとした。
が、よりによって私は何故こんな話題を出したのだろう。

「ところで、辺梃子村って、元々宗教団体が存在していたんですか?」
「どうして、そんな事を?」
「いえ、宗教に興味がある訳じゃないんですが、友瀬さんも雰囲気が変だと言っていましたし、
 本当に宗教団体に支配されているとか……」
「昔から神様が二分して崇められてたのは知ってるけど、詳しいことはわかんない。
 そんな事より、プラモ手伝ってくれるんでしょー!?」

そう言った後、彼女が持ってきたプラモデルは>>497であった。
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:52:59.90 ID:Ke3fTIM0
デビルガンダム
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 21:59:47.25 ID:XMuJHSYo
そう言った後、彼女が持ってきたプラモデルはデビルガンダムであった。
最近放映されているガンダムのプラモデルにすれば良かったのに、
これまた、妙なものを彼女は選んだものだ、と、言葉に出せず心に思うに留まった。

「なんかコレ、ややこしそうだから、一人じゃ出来そうになくって」
「あは、あはは……そうですね、ややこしそうですね」
「ね、この部分ヘビみたいで可愛いでしょ?」
「そ、ですね、ははは……」

しかもなんと夕希ちゃんは少し触っただけで「分かんなーい!」と私に丸投げ。
結局このデビルガンダムのプラモを私一人で組み立てなければならなくなった。
暫く無言で組み立て作業をしていると、寝転がりながら天井を見つめていた夕希ちゃんは、ぽつりと漏らす。

「あたしもね、村に戻ってきた時、違和感みたいなの感じた。変だなって。
 まるで、何か凄く薄気味悪い物が渦巻いているって感じだった」
「……そうなんですか? やだ、頭の角が折れちゃった」
「噴火して二日が過ぎて、この村がなんともなくって、誰も避難していなくって、やっぱ普通に考えると変だもん。
 正直、あたし一人で村の人達に会うのがちょっと怖いなって」
「一体何なんでしょうね、その宗教団体って。あら、腕がへし折れちゃいました」
「眼鏡だから向いていそうだと思ったのに、バッキバキじゃない!」

こうして、中途半端に破損したデビルガンダムが完成した頃には、既に時刻は深夜二時過ぎとなっていた。
丁度その時、>>499の音が聞こえ始めるのである。
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 22:03:00.43 ID:N6Qkbdco
地震
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:09:54.90 ID:XMuJHSYo
こうして、中途半端に破損したデビルガンダムが完成した頃には、既に時刻は深夜二時過ぎとなっていた。
丁度その時、地震の音が聞こえ始めるのである。
恐らくは火山活動が齎す揺れだ。そう直感した私は、先輩を叩き起こそうとするが、中々起きてはくれない。

「ちょ、ちょっと、ヤバいの!? これって!!」
「とにかく、友瀬さんを起こして、避難を促しましょう! さもないと、今度こそこの村ごと飲み込まれるかもしれません!」
「わ、分かったわ! 直ぐに……って、音はするのに、揺れないのはどうして?」
「そういう油断が禁物です! もしかすると、この地響きは土砂崩れ……いえ、マグマが噴出して流れ出す音かも!!」

そこまで叫んでは、再び先輩を叩き起こそうとする。顔に張り手を二つ、三つ。
その後後頭部を地面に何度も打ちつけた所で、ようやく先輩は目を覚ましてくれた。
一方、夕希ちゃんは慌てて友瀬さんを呼びに言ったのだが、帰りが遅い。

「先輩、寝惚けてる場合じゃありません!!」
「うんにゃー……、アンタ分身の術使えたっけー……」
「地震です、というか再噴火の予兆だと思います。逃げましょう!!」
「アンタが居れば大丈夫ーだって強運だし……むにゃむにゃ」
「ああもう、これじゃ埒が明かない!!」

私が先輩の両足を抱え、引っ張りながら表に出ようとし、夕希ちゃんの名を強く叫ぶ。
それに返事があったまでは良かったのだが……>>501
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:16:14.08 ID:Ke3fTIM0
チョークの粉まみれになっていた
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:23:59.62 ID:XMuJHSYo
私が先輩の両足を抱え、引っ張りながら表に出ようとし、夕希ちゃんの名を強く叫ぶ。
それに返事があったまでは良かったのだが……チョークの粉まみれになっていた。
いや、もしかすると小麦粉? ただ、突っ込むのは後回しになりそうだ。

「私は先輩と夕希ちゃんを安全な場所まで連れて行きます。
 友瀬さんは村の人達に注意を促してください! 直に、この村は滅ぶかもしれません!」
「確かに、地響きは聞こえるね。君達は、此処を離れてから暫く戻ってこないほうが良いかもしれない。
 とにかく、仕事は任されたよ」

彼はそう山の方を睨みながら答え、直ぐに村人達に事を知らせに走り出した。
私も粉塗れの夕希ちゃんと先輩の手を引っ張りながら、山を下りる為走り出す。
暫く進めば、車があった筈。まだあの車が無事ならば良いのだけど。

そして、村から出ようとした直後、夕希ちゃんは足を止めてしまうのだった。

「夕希ちゃん、どうしたんですか! 早く逃げましょう!!」
「……あたしも、村の人たちを助ける」
「友瀬さんがやってくれています! ですから……!」
「二日目、ううん、もう三日前だけど、その時も、自分だけが逃げていいのかって思ってた。
 けど、やっぱりダメ、出来ない。……伊乃さんと明奈さんは先に逃げて」

この時、初めて私の名前を呼んだ彼女は、既に村の方へ走り出してしまっていた。
きっと友瀬さんの力になりたいとも思ったからであろう。

私は……逃げるべきなのか、それとも……>>503
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:27:14.82 ID:SVu6eIIo
村の地盤ごとtake out
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:29:14.38 ID:Ke3fTIM0
>>503
力持ち過ぎるだろ…
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:32:54.67 ID:F9ThzcDO
大陸ごとの誘拐犯ってネウロであったな
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:33:53.16 ID:XMuJHSYo
私は……逃げるべきなのか、それとも……。

私の出した答えは、村の地盤ごとtake out。
しかしそんな方法がある訳も無く、私はただ運が強いだけの只の人間だ。
けれど、夕希ちゃんも、友瀬さんも、速く逃げて貰わないと命が危ないし、
彼女達が救おうとしている村人達全員を連れ出して、早急に逃げるなんて、実を言えば不可能に近い話だ。

「先輩、地盤をお持ち帰りする方法、何かないですか!?」
「ふわぁ……ちょっと眠くなってきた……」
「って、先輩! こんな道端で寝ないでください! そんな事態じゃないでしょう!!」
「だーいじょうぶだって、アンタがいるんだから……むにゃむにゃ……」
「大丈夫じゃありません!! 大体、もう直ぐ噴火するかもしれないんですよ!?」
「ていうかさー……、既に噴火した後なんじゃない? ほら、あっちの空明るいでしょ」
「そ、そういえば、此処からじゃ山の裏側になるんですね……。って、それが何か!?」
「つまりさー……、この麓の地盤が強固である限り、村は大丈夫って仕組みなんじゃなーい……?」
「そんな夢物語みたいな話……。って、そうなれば、逃げる必要はないじゃないですか。teke outする必要ないじゃないですか」
「だから、おやすみなさーい……」

――結局、またまたこの村は無事で残る事になった。その理由はハッキリとは分からない。
しかし、この出来事が非常に厄介な問題を引き起こしても居た。
宗教団体>>506の力が強まった事に繋がったのだ。
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:34:06.85 ID:XMuJHSYo
うわー>>508
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:35:02.24 ID:Ke3fTIM0
九頭牙教団
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:43:57.96 ID:XMuJHSYo
宗教団体九頭牙教団の力が強まった事に繋がったのだ。
そして、友瀬さんは朝、村を発つ際にこんな事を私達に言い残していた。

この村は明らかにおかしい。まるで、誰かに操られているような、そんな気配すら感じると。
それくらい、あの時避難を命じても村人達は逃げようとすらしなかったのだ。

朝食後、井戸の水を先輩と汲みながら話をする。

「それにしても、本当に何なんでしょう。この村は」
「まー、命があったんだからいいじゃないのー」
「本当に先輩は楽天家ですね。良く考えてみて下さい。普通噴火が起きたら、こんな場所一溜まりもありません」
「そもそも、こんな噴火が起きる可能性があるのに、近くに村がある。これって妙じゃない?」
「そうですか?」
「だからー、この村はお山大爆発でも起きない限り、大丈夫なんでしょうってワケー」
「……とか言いながら、飲み水の為に汲んだ水に顔を突っ込むの辞めてください」
「それより、ちょっとわたしも気に入らないんだよね。くずりゅー教団」
「九頭牙教団です。間違えないで下さい。でも確かに、事を悪用しすぎているようにも見えます」

「そこで、わたしはある提案を申し出る! それは>>510!」
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 22:50:48.74 ID:F9ThzcDO
突撃インタビュー
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [ららら、らすとです]:2009/02/25(水) 22:59:31.73 ID:XMuJHSYo
「そこで、わたしはある提案を申し出る! それは突撃インタビュー!」
「赤留 伊乃さん。貴女に逆にインタビューをします。何故そんな事をお思いに?」
「いやー、それがですね、実は教団を乗っ取っちゃおうかなぁ、なんて少し思ったりもしたんですが、
 こんな辺鄙な村で活動を続けるにはワケがあると思うんですよー。ワケが。
 それ、もしかしたらお金になったりするんじゃないかなーとか、思ったりしちゃったんですよー」
「その裏を暴くついでに、と企んでいる訳ですね?」
「またまた、そんな見も蓋も無いことをーアハハッ」
「全く、先輩はいつも……」
「でも、この村……絶対何かがあるのは確かだね。九頭牙教団が活発化する前から、誰も離れる気配がなかった。
 っていうのは、ちょっと引っ掛からない?」
「村から離れられない訳ですか……」
「離れたくないって思ってるのかもしれないけどねー。そりゃ、故郷で死ぬのも一興だけど、全員が全員はねー」

こうして、私と先輩は二人で九頭牙教団のトップが何者なのか、という調査から始める事にした。
元々、私自身はそれ程興味は無かったのだが、先輩は無駄にやる気を出してしまった為、
私は助手の立場となり、彼女に付き従う事になってしまった。

で、あらかた調査した結果、>>512という意外な事実も判明した。
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 23:03:26.19 ID:N6Qkbdco
九頭牙教団へインタビューしようとした村人が多く、こちらのインタビューに答える時間が取れるのは1ヶ月後
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 23:10:35.36 ID:XMuJHSYo
で、あらかた調査した結果、九頭牙教団へインタビューしようとした村人が多く、
こちらのインタビューに答える時間が取れるのは1ヶ月後という意外な事実も判明した。
つまり、それ程村人による九頭牙教団への関心が高く、皆教団のトップである卯海氏と話がしたいそうで。
そもそも、この卯海と呼ばれる人物、定期的に村人と対談を行っているそうなのが、問題であった。

「結果的にインタビュー大失敗てへっ!」
「もういいんじゃないですか? なんだか話を聞いて回っても、盲目的な所がありましたし」
「そうだねぇ……。九頭牙教団が村を救ってくれているという事になってるのは、確かだね」
「他にもあります。御山様って、もう一つの神様として崇められた物だと思うんですが、
 それを信じている人が今では居ないという事実です」
「要するに、派閥が二つあるとして、昔から対立はしていたけど、今回の件で一気に表舞台へって事ねー。
 でも、わたしは別の所が気になるなー」

一度、夕希ちゃんの家に戻る際、話をしていた時だった。
村人の数人が円を組む様にして話をしながら、こちらをちらちらと見つめている光景が見受けられる。
そして、まるでわざと聞こえるようにその人達は言う。「消されれば良いんだと」

「で、わたしが思うに、隣の村田さんだっけ。あの人達は消されちゃったんじゃないかと思うのよー」

何の根拠も無く先輩は言うが、当たっているとすればぞっとする話であり、
夕希ちゃんの姿が見えなくなったのは、それから数時間後の事であった。

――つづく
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 23:14:19.73 ID:XMuJHSYo
以上で終わります。むりやり押し進めすぎて頭が追いつきませんです。
こんなんでいいのかー!って思ったりしてますが、むりやり的にはいいのかな、と勝手に解釈。
それにしても少し進行が遅いかもしれません。すいませんです。

ともあれ、お付き合い頂きありがとうございますですー。


何時間も出来た昔に戻りたい最近。
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/25(水) 23:14:22.62 ID:N6Qkbdco
神隠しktkr  おつー
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/25(水) 23:16:13.82 ID:F9ThzcDO
乙!
517 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:02:22.50 ID:PLOp7nQ0
▼ 暁の光黄昏の影 第10話 ▼ 〜肉抜きハンバーバー〜
◆前回までのあらすじ
 自称天才魔法使い『ウロボロス』は、冒険者稼業を営んでいる最中、一人の美少女と出会う。
 彼女の名前は、『トメ』。トメは、魔族と人間との争いを止めに、魔界から出てきたと言う。
 ウロボロスは、彼女の言葉を信じ、王都目指して旅に出る。

 その途中、二人の目的を妨害するように、トメの父親とは違う魔族の一派、
 冥王軍の襲撃に遭う。
 冥土の土産に教えてもらった情報は、『人間と魔族との争いの原因は自分達、冥王軍にある』ということ。

 冥土の土産をもらい、あわやというタイミングで、
 勇者の血を引く若き少年・少女の『アロエリーナ』と『C・ロビン』と出会う。
 二人の身体を張った妨害により、一命を取り留めるウロボロスとトメ。

 二人を仲間にして、ウロボロスは王都へと急ぐ。
 しかし、時すでに遅かったのか、勇者の手によって魔王は退治された、と報告が入る。

 勇者の凱旋を見届けるウロボロス達だが、トメが『勇者は冥王により操られている』ことに気付く。
 勇者が何か悪いことをするのではないかと、睨んだウロボロスとトメは、王城へと忍び込む。
 しかし、あと一歩というところで、姫は勇者によって殺害されてしまった……。
 勇者に乗り移った魔族『アクマヒトデ』によって、ウロボロスは捕まってしまう。

 トメは捕まってしまったウロボロスを助けるために、城へと侵入する。
 アクマヒトデの誘いともしらず、トメ・ロビン・アロエと、城の兵士は、城の死体安置室にやってくる。
 そこで、アクマヒトデは勇者の仮面を捨て、トメ達に襲い掛かる。

ロビン♀「どっちが本物の勇者か教えてあげるわ」
518 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:05:10.41 ID:PLOp7nQ0
アクマヒトデ「ふっ、生意気なことを言ってくれる。貴様らに小僧どもに何ができる?」

アロエ「僕たちにだって>>520くらいできる」
ロビン「そうよ、>>520くらい朝飯前だわ」
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:07:32.53 ID:zqtizio0
ラクロス
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:09:34.08 ID:/ldbxQDO
トリオ漫才
521 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:15:13.47 ID:PLOp7nQ0
アクマヒトデ「ふっ、生意気なことを言ってくれる。貴様らに小僧どもに何ができる?」

 紫のオーラを纏った勇者の姿をした死神が憎しみを帯びた邪悪な笑みを浮かべる。
 その笑みは周囲の温度を下げているのかと思うくらいゾッとするものだった。

アロエ「僕たちにだってトリオ漫才くらいできる」
ロビン「そうよ、トリオ漫才くらい朝飯前だわ」
トメ「えっ!? トリオ漫才って、私も入ってるのっ!?」

アロエ&ロビン「当ったり前田のクラッカー♪」

 ……。
 …………。


トメ「 ? 」

アロエ「あ、あの……トメさん、そこは突っ込むところです」
ロビン「ああ、やっぱりこのお嬢さんに締めは難しかったか」

兵士「それ以前にお前らいくつだ……?」当たり前だのクラッカーって……。


 その漫才を見たアクマヒトデは……。


アクマヒトデ「>>523!」
アロエ「しまったっ!」
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:18:00.69 ID:xwINvYUo
お前らに漫才というものを1から叩きなおしてやる!
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:21:35.02 ID:zqtizio0
トライアングルフォーメーションアルファ
524 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:27:31.28 ID:PLOp7nQ0
アクマヒトデ「トライアングルフォーメーションアルファ!」
アロエ「しまったっ!」

 アクマヒトデは、操った死体と連携をとり、アロエ達に向かって入り込んでくる!

ロビン「やはり、魔族には人間界のお笑いは通じなかったようね」
アロエ「トルネコの駄洒落には反応するクセにっ!」

死体1「なん」
死体2「でや」
アクマヒトデ「ねーんっ!」

 三位一体の攻撃っ!
 その攻撃の先は……アロエ!
 死体1の鋭くとがったつめ先が、アロエの腹部を深く切り裂き、死体2の腐り果てた腕が胸を強打する。
 そして闇の力を纏った勇者がアロエの顎に強烈なアッパーをかました。

アロエ「──ぐっ……!」

 少年アロエの小さな肉体に強烈な痛覚の電流が走り、意識が強く揺らいだ。

兵士「少年っ!」

 叫んだ頃にはアロエの体は宙を舞い、冷たい石壁に叩きつけられていた。

トメ「や、やっぱり……やっぱりウロボロスさんがいないとダメなんだ……」

 助けて……ウロボロスさん、と願うトメ。

 その頃    ウロボロスは……>>526
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:28:06.38 ID:zqtizio0
自家発電
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:32:58.11 ID:/ldbxQDO
魔王が夢枕に立ってうなされていた
527 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:37:46.77 ID:PLOp7nQ0
 ウロボロスが目を覚ましたのは冷たい石でできた牢獄の中。
 そこは囚人を閉じ込めておくためのもので、金属製の檻がはめられている。
 檻の向こうの景色は見えど、手しか外に出せない空間だ。

 その中でウロボロスは、すぅすぅと寝息を立てていた。


 ──若者よ……。
 そこの若者よ……。

 ウロボロスの頭の中に声が響き渡る。
 重苦しく渋い声は、年を重ねた深みがあった。

ウロボロス(うぉぉ……お、俺に話しかけるな……。かわいい女の子じゃない声なんぞ聞きたくない……)

 唯一与えられた備品、シーツを掴みながら、ウロボロスはもだえていた。


声「我慢して聞いてくれ若者よ」
ウロボロス(誰だ……お前は……)
声「魔王……と言えば分かってくれるか」
ウロボロス(夢枕に立つ魔王なんぞ、初耳だ……)
声「頼みがある……。それを聞いてくれたら、>>529
ウロボロス「よっしゃーっ! なんでも言ってくれっ!」
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:41:12.87 ID:/ldbxQDO
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:43:09.83 ID:zqtizio0
私の秘蔵エロ本コレクションをやろう!
530 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:49:15.72 ID:PLOp7nQ0
ウロボロス(夢枕に立つ魔王なんぞ、初耳だ……)
声「頼みがある……。それを聞いてくれたら、私の秘蔵エロ本コレクションをやろう!」
ウロボロス「よっしゃーっ! なんでも言ってくれっ!」

 ウロボロスはがばっと起き上がる。
 目の前には暗がりの地下室の光景しか見えなかったが、ウロボロスにとっては輝かしいロードに見えた。

ウロボロス「それで悩みってのはなんだ? 何でも言ってみろ……いや、なんでも仰って下さい。魔王さま!」
魔王「我が娘がピンチなのじゃ……助けてやって欲しい」
ウロボロス「助けろったって、この牢獄の中から出ないことには話にならないぜ。
      魔法を使うにしたって、ここじゃ魔法元素が薄い上に、魔法分子を破壊する魔法元素が多すぎる」
魔王「ぬぬぅ……おぬしの言っている意味はよく分からないが、普通に魔法が使えればいいのじゃな?」
ウロボロス「それができりゃ、苦労はしない」
魔王「ならば……我が力を貸してやろう」
ウロボロス「……任せろ。トメは……いつかは俺のモノだ」
魔王「……今の発言は聞かなかったことにしてやるからさっさと助けてこい」

 ウロボロスの体になぞの力が入り込んでくる。

ウロボロス「こ、これは……>>532の力っ! これならいける! いけるぞ!」


531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:50:46.82 ID:zqtizio0
邪気眼
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 19:54:43.47 ID:zqtizio0
核融合
533 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 19:59:31.66 ID:PLOp7nQ0
魔王「ならば……我が力を貸してやろう」

 ウロボロスの体に謎の力が入り込んでくる。

ウロボロス「こ、これは……核融合の力っ! これならいける! いけるぞ!」

 身体の奥底から湧き上がってくる力が、ウロボロスを激昂させる。
 
 脳裏に原始が組み合わさり、爆発的に力が破裂していく様が思い浮かぶ。
 
ウロボロス「核爆発魔法……フレアッ!」

 ウロボロスが腕を振るうと、目の前の鉄格子が突然爆発を起こす。
 からん、と金属の棒がいくつも転がり落ちる音が響く。

牢番「な、何事だっ!?」
ウロボロス「脱獄だ……この俺様のな……」

 魔王の力を身に付けたウロボロスは、自信に満ちた笑みを浮かべ、ゆっくりと牢番に向かって歩いていく。
 緊迫感、恐怖を含んだ空気の壁がまるで、牢番を押しているかのように、後ずさりさせた。

ウロボロス(とりあえず、トメがピンチっぽいから助けに行かなくては……)

 こんな時、城の中を移動するのに、都合がいい魔法は……。

 use magic is ...>>535
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:04:02.19 ID:zqtizio0
透明になる
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:06:23.49 ID:/ldbxQDO
ブルドーザー召喚
536 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 20:13:54.77 ID:PLOp7nQ0
ウロボロス(とりあえず、トメがピンチっぽいから助けに行かなくては……)

 こんな時、城の中を移動するのに、都合がいい魔法は……。

ウロボロス「我が魔性の魔翌力により、異界の従者を呼び求めんっ……」

 脳裏に魔法陣を思い浮かべると、光のしずくが、それを宙に移し描く。
 描かれた魔法陣はまばゆく光り輝き、異界で分解された召喚獣の原子を復元していく。

ブルドーザー「…………」

 無口で、表皮が鉄のように硬い召喚獣、ブルドーザーが我が目の前にやってきた。

ウロボロス(さすが魔王の力……こんなモノまでいとも容易く召喚できるとは……)

 ウロボロスは魔王の力に感心しつつ、ブルドーザーに乗り込んだ。
537 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 20:14:15.84 ID:PLOp7nQ0
──◆ 再び地下室 ◆──

 それはまさしく本当のピンチだったようだ。
 アロエ♂は壁に叩きつけられ、血の海に沈み、
 ロビン♀は立っているのもやっとなほど、身体はボロボロになっている。
 ところどころ服も破け、みすぼらしい姿だったようだ。

ロビン「ちょっと、これはピンチかも……」
兵士「ゆ、勇者様っ! どうしてこんなことを……」
アクマヒトデ「お前も、説明を聞かないヤツだな……俺は魔族だと言っただろう? 言わば人間の敵だ!」

 アクマヒトデは腕からどす黒く光る紫の光の玉を放つ。猛毒の魔法だ。

トメ「危ないっ!」

 トメは兵士の前に庇うように飛び込むと、>>539
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:17:34.11 ID:/ldbxQDO
爆発した
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:26:09.03 ID:/ldbxQDO
何故か服が破れた
540 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 20:33:25.50 ID:PLOp7nQ0
トメ「危ないっ!」

 トメは兵士の前に庇うように飛び込むと、何故か服が破れた。
 魔族の娘とは思えないほど、真っ白な肢体が目に映る。

ロビン「トメさんっ!?」

 ふくよかに育った乳房がぷるんと揺れ、トメは自分に何が起こったのか理解できずに瞬きを一回する。
 冷たい空気がくびれたウェストや、桃を思わせるみずみずしいヒップを撫でたかと思うと、
 トメの中で羞恥という激しい炎が燃え上がった。

トメ「きゃああぁっ!!」

 その瞬間、トメは即座しゃがむ。すると、トメの頭上を魔法球が通り過ぎた。

兵士「うがあぁっ!!」

 不幸にも庇おうとした相手に直撃する。

アクマヒトデ「ちっ……悪運の強いヤツメ。それなら、これでお前ら2人を始末するだけだっ!」

 魔族に操られた勇者は冷たい笑みを浮かべて、初めてその剣に手をかけた。

アクマヒトデ「残るは子どもと魔王の娘……。この剣でひと思いに殺してやろうっ!
       おっと、そっちのガキは殺しちゃダメだったな。死なない程度にいたぶってやろう」
トメ「ひっ……!」

 トメは悲鳴を飲み込んだ瞬間──
541 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 20:33:47.57 ID:PLOp7nQ0
ウロボロス「トメッ! 大丈夫かっ!」

 金属の魔獣に乗ったウロボロスが、地下の壁をぶち抜いて登場してきた。

トメ「ウロボロスさんっ!」

 ウロボロスはトメの姿を見る。

ウロボロス「542」
542 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 20:34:07.98 ID:PLOp7nQ0
ウロボロス「>>543

543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:37:37.84 ID:zqtizio0
我が生涯に一片の悔い無し!!
544 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 20:45:55.62 ID:PLOp7nQ0
トメ「ウロボロスさんっ!」

 ウロボロスはトメの姿を見る。

ウロボロス「我が生涯に一片の悔い無し!!」

 まばゆいばかりの絹肌。ふっくらと男性をひきつける豊満なバストの谷間。
 頂点を隠すかのように巻きつけられた腕が男の欲望を激しく焚き付けた。

 ぐっと力拳を握る。

ウロボロス「だが、てめぇだけは絶対に許さねぇっ! トメの裸を見ていいのは俺だけだっ!」

 ウロボロスの中に怒りのマグマが噴き出し、口から勢いよく罵声と共に現れる。
 ウロボロスは自分の服(下)を脱ぐと、そっとトメの身体にかける。

ウロボロス「お前の命、ないものだと思えっ!」
アクマヒトデ「ただの魔法使い風情がっ……勇者の力をなめるなよっ!」

 アクマヒトデの中に聖なる力が宿る。それは不屈の力とも言える女神に祝福された力だ。

ウロボロス「面白い……やってやろうじゃないか。だが、今までの俺と同じだと思うなよ……」

 ウロボロスの周囲に闇の力が集まりだす。それは魔王の力……。

アクマヒトデ「ばかめっ! この俺、アクマヒトデを殺したら、ただ操られているだけの勇者も殺してしまうぞっ!」
ウロボロス「馬鹿はお前だ! >>546っ!!」
アクマヒトデ「な、なんだとっ!!」
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:50:53.86 ID:/ldbxQDO
お前のかーちゃんデベソ
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 20:53:03.17 ID:zqtizio0
お前の本体がその身体の左目部分にあることは見抜いている
547 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 21:01:04.66 ID:PLOp7nQ0
アクマヒトデ「ばかめっ! この俺、アクマヒトデを殺したら、ただ操られているだけの勇者も殺してしまうぞっ!」
ウロボロス「馬鹿はお前だ! お前の本体がその身体の左目部分にあることは見抜いているっ!!」
アクマヒトデ「な、なんだとっ!!」
ウロボロス「最後まで油断しないことだな……。お前が魔王にとどめを刺したと思っていた時、魔王は実はまだ死んでなかった。
      お前が漏らした言葉、すべて魔王は聴いていたぞ」
アクマヒトデ「その力、もしやとは思っていたが、お前……魔王の力を取り込んだのかっ!」

 ウロボロスはその問いには答えず、仲間を見る。

ウロボロス「戦う力のないアロエや、ロビンをこんなにボロボロにしやがって……」
ロビン「ウロボロスさん!」

 ボロボロの服装をロビンを見て、ウロボロスは少しため息を吐く。

ロビン「今の態度はどういうことだーーっ! せっかく、一生懸命がんばってたのにっ!」
兵士「い、いったいどうなっているんだ……魔族と魔族が戦いあっているなんて……」
ウロボロス「それは……あとで説明する……今は黙ってろ……」

 ウロボロスはキッとアクマヒトデをにらみつける。

ウロボロス「貴様を肉抜きハンバーガーにしてやる! 覚悟しろっ!」
アクマヒトデ「面白いっ! 魔王の力を使えようと、所詮は人間。冥王様と勇者の力で返り討ちにしてくれるっ!」<続く>
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 21:02:15.37 ID:zqtizio0
549 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/02/28(土) 21:04:26.44 ID:PLOp7nQ0
<あとがき>
 ということで、今回も特にタイトルに関係ない話になってしまったような気がしますが、
 なんとか終わりました。

 次回でアクマヒトデ戦が終わると思います。
 久しぶりなんで、あんまり頭と指が動かなくてすみませんでした。

 少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
 お付き合い下さった皆様、乙です!
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/02/28(土) 21:05:43.93 ID:/ldbxQDO
乙でした!!
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/28(土) 21:52:30.11 ID:PiKGOdgo
今北乙
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 13:36:26.32 ID:l6IZjGU0
今日9時から開始
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 19:15:02.22 ID:RRlMCWgo
【03/02 (月) 06:26時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

03/03 (火)
  21:00〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 地球警備員の事件簿とかいうの
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:07:10.28 ID:l6IZjGU0
あれ?
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 21:09:38.12 ID:RRlMCWgo
・3・
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:21:56.26 ID:q01S7PIo
すいません、かなり遅れてしまいました。
ぼちぼち準備しますー。
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:23:04.84 ID:A/GDgkMo
まってましたー
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 21:27:17.55 ID:RRlMCWgo
ktkr
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:31:53.30 ID:q01S7PIo

――それは間もなく夕刻になろうとした時。夕希ちゃんの姿が見えないなぁと思っていた頃。
ひんやりした風と共に、あの人が再び姿を見せて、これで皆助かるんだと思っていた。

「どういう事ですか?」
「いやね、深夜に起きた地割れの影響で、どうも完全にこの村は孤立してしまったようなんだ。
 少なくとも、簡単に下山することは出来ないくらい、道は遮断されてしまっていたよ」

と、話す友瀬さんは、苦々しい顔でお茶を啜る。
何とかして山を下ろうと試みたらしいのだが、装備が足りないというのが現状らしく、
あわよくば、この辺梃子村で装備を調達しようと、再び戻ってきたらしいのだが……。

「それが、夕希ちゃん、まだ帰ってきてないみたいなんですよ。
 何処へ行くかも聞いていなかったし、私達……」
「そうなんですか。でも、時間も時間ですし、そろそろ帰ってくるでしょう。
 先に灯りの準備を進めておいた方が、彼女も楽かな?」

そう、この土地には電気、ガス、水道といった類は復旧する見込みが当分無い。
電気だけでも無いと不便だなあ、と感じていると、先輩が姿を現し、こんな事を言う。

「灯りなら>>560で代用すれば?」
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:34:50.90 ID:A/GDgkMo
あそこのおじさんのツルピカ頭
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 21:35:18.39 ID:RRlMCWgo
ライダーのタイラーさんが愛用してたライター
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:39:57.76 ID:q01S7PIo
「灯りならあそこのおじさんのツルピカ頭で代用すれば?」
「もう、先輩。反射板にしかならないじゃないですか」
「えー、今日は晴れてるし、綺麗なお月様がですねー」
「あの人、ずっとこちらを見ているようですが……。僕が話を聞いてきましょう」

私が先輩とじゃれている間、友瀬さんは庭の方へ出て、こちらを睨むように覗き込んでいる人と
話を始めてしまっていた。
彼は行動力があるなぁ、と思いながら、彼の背中を見つめていると。

「いよいよきな臭い訳でー」
「何がですか?」
「だって、覗きだよ!? か弱いれでー達がこの家に集まっているっていうのが、広まった証拠」
「そうなんですか? でも、既に村の人達は余所者がこの家に寝泊りしているって、気付いているかもですね」
「そろそろ、消しにくるかな。わくわく」
「や、やめて下さいよ。消すってつまり殺されるって話じゃないですか」
「そうとは限らないよー。例えば地下に監禁とかして、汚いおじさん達に陵辱されたりなんちゃったり」
「もっと、嫌かもしれません……」

と、話した所で友瀬さんが一度こちらへ戻ってきて、私達に小声でこんな事を言う。
どうもあのツルピカおじさんの用件は>>563らしい。
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:41:14.13 ID:l6IZjGU0
消しゴム貸してくれ
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:48:38.12 ID:q01S7PIo
と、話した所で友瀬さんが一度こちらへ戻ってきて、私達に小声でこんな事を言う。
どうもあのツルピカおじさんの用件は消しゴム貸してくれ、って事らしい。

「でもね、変なんだ。あの人、普通に消しゴムを借りに来たとは思えなくてね。
 何より、あの顔つきが僕は気になるよ。表向きの用件って感じがしてならない」
「その前に、消しゴムなんてありましたっけぇ……」

私が持ってきたハンドバッグから、それらしい物を探している間、
トラブルメーカーとも言える先輩が庭に出てあのおじさんと話をしているではないか。
やっぱり無いと顔を上げては、先輩が話をしている姿を見て、また溜息が出そうになる。

でも、あのおじさんの表情が少し変わった気がするのは、女好きだからなのだろうか。
已む無く私も庭先へ出て、何の話をしているのか混ざろうとした。

「なるほどー、消しゴムが無いと大事な書類が進まない訳ですかー」
「参ったね、手が震えて何も書けやしなくてね。気が付いたら字が酷い有様ってくらいにね」
「で、わたしが推測するにー、消しゴムを借りに来た、つまり>>565が本当の用件でしょう?」
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 21:54:21.16 ID:Ut5xWkDO
暗殺の依頼
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:02:16.16 ID:q01S7PIo
「で、わたしが推測するにー、消しゴムを借りに来た、つまり暗殺の依頼が本当の用件でしょう?」
「ははは、そんな大それた話をする訳がないじゃないか」
「でも、九頭牙教団にこれから入る為、遺産を全て教団へ預ける書類を書かなきゃならない。
 でもそんな事をしたら、これから先は……って思ったんじゃないー?」
「ま、まさかね、そんな訳が……」
「そりゃ、邪魔だもんね。卯海って人、代表を名乗ってるみたいだけど……、
 ぶっちゃけ、殺したいくらい邪魔なんでしょう?」
「こ、此処だけの話だよ。皆とは言わないが、彼を快くは思ってはいないんだ。
 ただ、彼ではない、教祖として祭り上げられている少女が、神々しいというか、なんというか……」

ていうか先輩、一体何をキッカケにここまで気が付いたのだろう。
またまた、いつもの当てずっぽうなのだろうが、たまーに彼女なりに考えている節があるから分からない。
ただ、やはり普通に消しゴムを借りに来たというのは、表向きの用件であり、
本当は私達に助けてもらえないかという、藁にも縋る思いであったようだ。

ツルピカおじさん事、田中さんを居間に上がってもらい、私はあの朝汲んだ綺麗な井戸水から施したお茶を薦める。
彼は先ほどの渋い表情から、今では遠慮がちな表情となっているようだった。

話は先輩が聞いている間、私は友瀬さんに提案をする。

「もう日が暮れます。二人で夕希ちゃんを捜しに行きませんか?」
「そうだね。僕も気になっていたんだ。捜してみよう」

とはいえ、何処を捜してみようかな。>>567
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:08:12.07 ID:l6IZjGU0
教団本部裏のゴミ捨て場
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:13:46.59 ID:q01S7PIo
とはいえ、何処を捜してみようかな。そうだ、教団本部裏のゴミ捨て場に行ってみよう。

――いよいよ外を歩くのならば、灯りが欲しいと思える時刻、
そんな暗がりが広がっている時間だというのに、私は何の用意もせず、飛び出してしまった。
次第に目が慣れて行くせいか、ここは畑だ、ここには木がたくさん生えている、ここは井戸だ、と、
色々分かっては来るものなのだが……。

「うぅ、下手すれば二度と戻れないくらい、分からない……」

ほんの少し涙が出そうにもなり、でも、夕希ちゃんを捜さなければ、という思いで再び奮起させ、
教団本部を一先ず目指すのだが、そもそもその本部と言うものが何故か教会なのだ。

「確か此処……。蝋燭の灯があるという事は、中には人が……?」

木々に隠れながら進んできた為、最早月明かりしか頼れるものは無いくらい、時間が過ぎていた。
早く見つけ出してあげないと、と思い、教団本部の裏手に回ろうとした時である。

教会から、>>569と怒声が聞こえて、その影響で私は>>570
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 22:17:20.14 ID:RRlMCWgo
わーれーをよーびーさーまーすもーのーはだーれーだー
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:18:21.17 ID:gVhkAV6o
現人神にジョブチェンジ
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:23:54.55 ID:l6IZjGU0
すげええええええええええええええ
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:24:53.39 ID:q01S7PIo
教会から、わーれーをよーびーさーまーすもーのーはだーれーだーと怒声が聞こえて、
その影響で私は現人神にジョブチェンジ。

否、私は元々神と呼ばれる類の人間なのである。
そして、先ほどの間延びした怒声は、私の内なる神を目覚めさせてしまった。
その慢心が、何故か私を教会、つまり教団本部へ導いてしまう。

中では一人の少女がお祈りをしているように見えたが、所謂シスターと呼ばれるような衣装ではない。
巫女服に近い和服を纏った女性……いや、私よりもはるかに若い少女だ。
教会の古びた扉がきしむ音、それで私がやって来た事に気が付いたのか、ゆっくりと振り返る。

「貴女、は……?」
「私が現人神であります。呼び覚まされました」
「……あの、仰っている意味が……」
「どうやら私は貴女に導かれたのです。さぁ、私を崇めたまえ〜」
「……これ以上おふざけになられるのなら、人を呼びますよ?」

素直に本部裏にあるゴミ捨て場を調べておけばよかった、と後悔しながらも、
やや脅し気味に出た少女に対して、私は>>573という行動を取った。
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:29:21.61 ID:l6IZjGU0
ナンパ
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:35:40.16 ID:q01S7PIo
素直に本部裏にあるゴミ捨て場を調べておけばよかった、と後悔しながらも、
やや脅し気味に出た少女に対して、私はナンパという行動を取った。
これに対して、この少女は大層驚き、戸惑う事になろうとは思わず。

「さぁ、神である私と共に、これからの人生を歩まれよぉ〜」
「あ、あの、そんな事を急に言われましても……困りますわ」
「今こそ行動の刻なり〜、さもなければ、貴女は永遠に籠の中の鳥であろうぞぉ〜」
「う……、貴女様は、本当に神通力を……?」
「神はなんでもお見通しなり。そして私はそなたを救うべく、人の成りとして現れたりぃ〜」

最早、私は暴走しているな、と感じてはいた。が、先輩によって溜まりに溜まったストレスを発散するなら今しかない。
今後の事や、現状なんて一切関係ない。
先ほどまで、神々しいオーラを発していた、あどけなさが残りながらもキリっとした顔立ちで振舞う少女が、
今ではおろおろとする様が余りにも楽しくて、仕方が無いのだ。

ああ、先輩はこんな気持ちで私をからかっているんだと、気付いた瞬間でもあったのだが……。

「現人神と仰られました。神通力を兼ね備えているともお見受けしますわ。
 ……私、出来るのならば逃げ出したいのです。本当に、貴女様についていって宜しいのでしょうか?」

答えは>>575
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:42:03.57 ID:Ut5xWkDO
ちょっと考えさせて
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:48:32.73 ID:q01S7PIo
答えはちょっと考えさせて、と述べる事にした。
これでは騙してお持ち帰りしました、なんて言われそうであったからだ。
そもそも、私は一体何しに来たのだっけ。そうだ、夕希ちゃんを捜しに来たのである。

「あの、現人神様、私は、如何様にすれば宜しいのでしょう……」
「えー……そなたはぁ〜、教祖とされている娘であろう。ならば、もっと凛と構えよぉ〜」
「は、はい、仰るとおり……! でも、私、貴女様に助けを請いたいのです」
「その前に、ある少女を捜して此処へ来たぁ〜。……神橋 夕希って娘であーる」
「そのようなお方は、私は目にしておりませんが……」
「では、この教会の裏手のゴミ捨て場に感じる邪悪な気は、一体何かぁ〜!!」

かなり適当に言ったつもりである。そもそも、邪悪な気って何なのかと、思い返せば吹き出しそうになるのだが、
彼女は一瞬身体を震わせて、それこそ慈悲を請うような瞳で話し始める。

「私は、ただこうして人を導けば良いと言われた身。でも、真実を知り、それを隠しているのは、
 やはり人を導く立場として、失格だと思います……」

そこまで話した後、彼女は言った。ゴミ捨て場には>>577があるのだと。
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:50:26.08 ID:gVhkAV6o
希望
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:53:30.75 ID:Ut5xWkDO
漠然としてるな
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 22:56:27.44 ID:q01S7PIo
そこまで話した後、彼女は言った。ゴミ捨て場には希望があるのだと。
そして、彼女は何かを悟った後、私に言う。早くこの場を離れて欲しいと。
大体の事を察した私は、慌てて教会から表へ出ようとした時である。

「貴女様のお名前を、最後に!」
「人としての名は真寺 明奈である! 神としての名は、今は伏せておこ〜う!」

――こうして、改めて思えば、私はとんでもない行為に走ったものだと思ったが、
あの和服に包まれた少女を、何とかしてあげたいという気持ちが生まれたのも、この時である。
だが今はやるべき事をやらないと。例のゴミ捨て場へやって来た。

「希望……ねぇ。って、一体何があるのか……」

そこは、まるで物の墓場のように、結構な敷地にゴミが敷き詰められていた。
主にガラクタ、大体が木材で作られたものであるが、中には何故かipodまで捨てられていて、少々驚く。
これ、まだ使えたりしないかなぁ、と、ipodを拾い上げた時であった。

>>580という希望に目が行ってしまった。
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:01:15.56 ID:l6IZjGU0
打ち上げロケット発射台
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 23:03:20.23 ID:RRlMCWgo
希望に満ち溢れてるwwwwww
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [ららら、らすとです]:2009/03/03(火) 23:10:10.67 ID:q01S7PIo
打ち上げロケット発射台という希望に目が行ってしまった。
ipodが手から離れて、瓦礫に再び埋もれて行く。口はあんぐりと開いてしまう。
何か大きい影があるなぁ、とただ漠然とは思っていたのだけど。この土地はNASA管理でありますか。

「……ヘンテコすぎる。ううん、でも今は夕希ちゃんを……!!」

――結局、私が目にした出来事は、あの謎の少女とロケット発射台のみであった。
既にロケットは打ち上げられたのか、或いは準備されていないだけなのか、
発射台だけがぽつんと佇んでいるだけではあったのだが、こんな辺鄙な村でお目にかかる代物ではない。

早速、それを土産になんとか夕希ちゃん宅へ戻ってきたまでは良かった。が……。

「友瀬さん、帰っていたんですか! 夕希ちゃんは……!?」
「僕も見つからなかったが、明奈さんも駄目でしたか」
「それに、あのおじさんと先輩の姿が見えませんね……」
「僕が帰ってきた時には、既に二人の姿は見えなかったけれどね」
「嫌な予感が……。先輩なら、あのおじさんから遺産を奪ったりしそうです!」
「そっちの心配をされるなんて、彼女もある意味大変だね。でも、単純に考えて、あのおじさんを送りに出掛けたのでは?」
「だといいのですが……」

それにしても、この土地には一体何があるのだろう。
御山様の存在、そして、九頭牙教団の裏側。あの謎の少女に、代表を名乗る人物、卯海氏。
そして、妄信的になる村人達に、ロケット発射台……。
最後に、消えて行く人達。それは、ふらっと姿を消してしまう。

ここまで考えた時に、私に>>583という閃きが舞い降りたと同時に、>>584が起きた。
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:11:45.92 ID:gVhkAV6o
火星移住計画
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 23:12:54.05 ID:RRlMCWgo
さっきまで寝てた先輩
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:14:04.23 ID:l6IZjGU0
>>584
いたのかよwwwwwwwwwwwwていうか起きたってそういう意味かwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:21:10.69 ID:q01S7PIo
ここまで考えた時に、私に火星移住計画という閃きが舞い降りたと同時に、さっきまで寝てた先輩が起きた。
なんでも押入れでお昼寝のつもりで眠っていたらしい。この人は何を考えているのだか。
しかし、それよりも先に火星移住計画について話をすれば、先輩は大笑い。

「あひゃーひゃっひゃ!! 面白いお話!!」
「酷い笑い方……。でも、ロケット発射台まであったんですよ!!」
「ふぅーん、大体話は分かったけどさー」
「それに、あの少女は希望だと言っていました。まさに人類の希望そのもので……!」
「瑞希様ってー人が言ってたの?」
「……名前までは、ちょっと……」

どうやら、先輩があのツルピカおじさん、田中さんから聞いた話のようだが、
あの教祖として崇められている少女は、瑞希様と呼ばれているらしく、
なんと彼女には神通力が兼ね備えられているとまで囁かれているらしい。
彼女は、この御山様の噴火についても予言していたと言う。

「現人神なんて演じたの!? あひゃーひゃっひゃ!!」
「先輩、その笑い方辞めてください……」
「さて……もう少し時間を待って、夕希ちゃんを捜しに行きましょうか」

先輩はそう言って再び押入れに引っ込んで行くのだが、話した直後の顔は、今まで見た先輩とはまた違う、
まるで何かに立ち向かう決意をしたような横顔であった。


――つづく
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:23:10.66 ID:q01S7PIo
今日は遅刻もあって色々とすいませんですう。
次回、辺梃子村の教団編は最後にしたいなーと思います。
それこそむりやり強引に……出来るかなぁ。

ともあれ、お付き合いいただいてありがとうございましたです。

でも暫く出来なくなりそうで、しょんぼり。
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:24:03.67 ID:Ut5xWkDO
乙!
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/03(火) 23:24:42.85 ID:gVhkAV6o
乙!
暇があるときにやればイインダヨ!
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/03(火) 23:32:57.34 ID:RRlMCWgo
乙!
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:13:10.21 ID:WqmTCiko
もしかして自分しかいないんじゃないかと不安になる毎日
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:15:27.55 ID:ZGODZ.2o
ここにいるぞ!
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 20:17:26.21 ID:t.ixe0w0
今気付いたぜ
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:18:25.97 ID:ZGODZ.2o
まあ場所指定してないからVIPでやるのかもしれないけど
595 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 20:28:27.62 ID:5ASxyYDO
この野郎……ここまで来るのに何分かかったと思ってやがる。
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:30:22.51 ID:WqmTCiko
まってましたー
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:30:39.97 ID:ZGODZ.2o
ktkr
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 20:31:09.15 ID:t.ixe0w0
ククク…よくぞ此処まで来たものだ
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 20:40:54.06 ID:t.ixe0w0
どうした右京氏!?
600 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 20:47:05.46 ID:5ASxyYDO
だ、大丈夫なんだぜ。久々のむり小にびびってるとか、そんなことはないんだぜ。

さてと……何をしようか?

>>603までアンケート。
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:47:50.18 ID:ZGODZ.2o
なんか魔界っぽい短編
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 20:48:00.02 ID:zD0JOMwo
なんてことないただのカオス物
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 20:49:08.87 ID:WqmTCiko
空から地底人がやってきた
604 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 20:56:19.85 ID:5ASxyYDO
いつになく無茶苦茶だのうww

だったら間を取ってツンデレっ子ものにすんぜwwwwww
しばし待てwwwwwwwwwwww
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 20:58:01.84 ID:t.ixe0w0
間の取り方がおかしいwwwwwwwwwwww
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 20:58:54.75 ID:zD0JOMwo
間を取ったんなら仕方ないよね
607 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 21:07:45.87 ID:5ASxyYDO
「べ、別にアンタのことなんか何とも思ってないんだからね!」

いきなりオレに向かってそう怒鳴ってくるのは、同じクラスの女子だった。

「今日声かけたのだって、ただ>>609なだけで別に>>610しようとかそんなこと考えてないんだからっ!」

なんか一方的にガミガミ言われてる。
仕方ない、とりあえずここは>>612しとこう。
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:09:58.93 ID:t.ixe0w0
同然
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 21:10:40.91 ID:ZGODZ.2o
いまって家族に言ったよう
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:11:36.66 ID:t.ixe0w0
同棲
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:13:07.49 ID:t.ixe0w0
慟哭
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:13:22.82 ID:zD0JOMwo
大道芸
613 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 21:21:53.35 ID:5ASxyYDO
「今日声かけたのだって、たまたま家族に言っただけで
別に今日から同棲しようとかそんなこと考えてないんだからっ!」

なんか一方的にガミガミ言われてる。
だいたい同棲ってなんだ、しかもお前の家族は了承済みなのかい。

(林先生に相談すべきか……)

仕方ない、とりあえずここはアレでもしとこう。

「ここにある30センチ定規が……なんと二本に!」

「ふざけないで!こっちは本気なんだから!」

ふざけてるのはお前だ。
オレの渾身のマジックをなんだと思ってやがる。

「だいたいだね、なんでオレとお前が同棲とか、そんな話になっているのかね」

「それは……>>615だからよ。アタシ、ずっと>>616だったから」

そう言うと、>>618
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:25:52.20 ID:t.ixe0w0
天中殺
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 21:27:11.14 ID:ZGODZ.2o
アンタはアタシの許婚だってママが言ってたん
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:33:25.41 ID:t.ixe0w0
ママの予知能力が無ければ今ごろはあの世
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:35:36.41 ID:t.ixe0w0
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:38:03.37 ID:t.ixe0w0
変わり身の術
619 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 21:46:12.03 ID:5ASxyYDO
「だいたいだね、なんでオレとお前が同棲とか、そんな話になっているのかね」

「それは……ママがね、アンタがアタシの許嫁だからって言ったからよ」
「はい?」

思わず聞き返してしまった。
そんな話、ウチの両親は言ったことないぞ?

「それにね……アンタ、ウチのママの予知能力が無かったら今頃は」

何を言ってやがる。
もうこいつとは付き合いきれん。

「ゴメン、帰るわ。今日は部活無いし、家で相棒の再放送見たいんだよ」

「アタシと相棒の再放送と、どっちが大事なのよ!」

バカヤロウ、相棒の再放送がいいに決まっている。
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 21:50:51.13 ID:ZGODZ.2o
探偵ドラマの再放送って一分見たら後の全話見ちゃうよな
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 21:53:03.47 ID:t.ixe0w0
相撲の再放送に見えた
622 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 21:57:47.77 ID:5ASxyYDO
「放してくれ、オレは前世とかタタリとか那須きのことかそんなのは信じないんだ」

「ちっ、違うわよ! アタシはホントにアンタのことが……」

「伊賀忍法、空蝉の術!」

上着をトカゲの尻尾にし、オレはその場から逃げ出した。

──────────────────────

『特命係の亀山ァ!』

やはり伊丹はいい。

今日はシーズン2の再放送だった。
DVDを買っていないオレにとっては、この再放送が相棒に触れられる貴重な時間なのだ。
亀山のいない今の相棒など、もはや相棒でないと言ってもよい。

「さて、帰りに買った>>623でも食いながら見るとしましょうか」

オレは手元にあるコンビニの袋に手をかけた。
すると、>>625
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 21:59:42.65 ID:WqmTCiko
うまい棒の紛い物
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 22:01:40.44 ID:WqmTCiko
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 22:03:46.38 ID:CUz8Djk0
なんとコンビニの袋が巨大化し、俺を包み込んでくる!
626 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM [終わりです]:2009/03/11(水) 22:12:44.82 ID:5ASxyYDO
「さて、帰りに買ったうまい粉でも食いながら見るとしましょうか」

うまい棒を粉砕しただけなのに20円もする詐欺菓子を口にしようと
オレは手元にあるコンビニの袋に手をかけた。

その時だった!

(本人)「あんなことになるとは思いもしませんでした、まさかあんなことになるなんて……」

なんとコンビニの袋が巨大化してオレを飲み込んでしまったではないか!

「これは異常事態だと思い、私はすぐにレスキュー911に連絡しました」

駆けつけたレスキュー隊員が見たもの、それは!
コードレスホン片手にビニール袋と戦う通報者であったのだ!


CMの後、Xファイル課のあの二人が登場!?
627 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 22:16:49.36 ID:5ASxyYDO
望み通りカオスにしてやりましたがこれで満足ですか?wwwwww

まぁ、冗談ですが。
久々のむり小でしたが、どうでしたでしょうか。
また時間があったら何かやろうかなと思っております。
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 22:17:16.07 ID:WqmTCiko
おつー
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 22:18:22.88 ID:t.ixe0w0
乙!!
630 :橘 右京 ◆Y.k0UGCxHM :2009/03/11(水) 22:20:54.94 ID:5ASxyYDO
それでは今夜はこれまでにします。
お疲れ様でした。
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 22:21:16.13 ID:zD0JOMwo
乙!
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/11(水) 22:24:12.21 ID:CUz8Djk0
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/11(水) 22:25:01.13 ID:ZGODZ.2o
乙ー
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/15(日) 21:15:10.67 ID:Az6EbsI0
今日はVIPです

それじゃ早速むりやり小説ゲームを
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1237119059/
635 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 17:24:52.83 ID:oojLFiMo
今日はこちらでよろしいでしょうか?
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 17:42:42.37 ID:zwwKN.Y0
おけ
637 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 18:00:59.27 ID:oojLFiMo
それじゃあ、始めますね。

▼ 暁の光黄昏の影 第12話 ▼ 〜えー〜
◆前回までのあらすじ
 自称天才魔法使い『ウロボロス』は、魔物を倒す『勇者』に憧れる冒険者。
 ウロボロスと偶然出会った美少女、『トメ』。トメは、『冥王軍の仕業』で魔族と人間が争うようになったのを知り、
 戦争を止めるために、魔界から出てきたと言う。ウロボロスは、彼女の言葉を信じ、2人は冥王軍の妨害を受けつつも、王都目指す旅に出た。
 旅の途中、勇者の血をひく若き少年『アロエリーナ』と、少女『C・ロビン』がよく分からず仲間になり、共に王都へと向かう。

 王都では勇者が魔王を退治したと賑わっていたが、じつは勇者は冥王により操られていた。色々あって、ウロボロスは捕まり、
 ウロボロス救出のために、トメとアロエ達も城に侵入するが、冥王に操られし勇者によって、妨害を受ける。
 魔王の娘、トメがピンチになったことにより、魔王はウロボロスに力を授け、ピンチを救うように要請。(報酬はエロ本)
 死体安置場の激しい戦いの末、アクマヒトデを倒すことに成功。しかし、勇者の死と引き換えだった。


例によって、10分から15分くらいの間で投稿していきます。
638 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:02:31.45 ID:oojLFiMo
──◆ 王都 ◆──

兵士「この者達を第1級犯罪者として、指名手配する」

 兵士たちがまき散らした紙にはウロボロスとトメの似顔絵が描かれていた。
 罪の内容は、『人間世界を救った勇者様を殺害』。


アロエ「こんなのヒドイよ! ウロボロスさん達はこの世界のためにたたかっていたのにっ!」
ロビン「……仕方ないじゃない。そんなこと言っても。みんなには魔王なんてみんな一緒なのよ」


 一緒に旅をしては危険だからと置いていかれた2人の勇者が愚痴る。


アロエ「ねえ、ロビン。ボクらはこんな時、どうしたらいいかな」
ロビン「勇者なら迷うことはないわ。>>640しましょう」
アロエ「そうだよね。それが勇者としての行動だよね!」
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:04:16.89 ID:zwwKN.Y0
※殺したのはこの二人です
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:07:17.29 ID:zwwKN.Y0
自首
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:09:01.74 ID:gxxNnaM0
>>639
そういやそうだったww
642 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:15:14.58 ID:oojLFiMo
アロエ「ねえ、ロビン。ボクらはこんな時、どうしたらいいかな」
ロビン「勇者なら迷うことはないわ。自首しましょう」
アロエ「そうだよね。それが勇者としての行動だよね!」

 実質、冥王に操られていた彼を殺したのはアロエの手によるものだった。
 しかし、それをウロボロスが殺したようにしたのは、王女殺しの罪がある以上、もう一つくらい増えても大丈夫と判断したからだった。
 勇者としてのけじめをつけるため、彼らは王の城へと向かった。

──◆ 城門 ◆──

 アロエ達は城門の兵士に話しかける。

アロエ「あの、すみません」
兵士「どうしたんだい、ぼうや達?」
ロビン「勇者を殺した件なんですけど……あれ、実は私達がやったんですっ! ですから、ウロボロスさん達が犯罪者になるなんてことはないんです!」
兵士「……へぇ。坊やたちは優しいんだねぇ。あんな犯罪者を庇って自分たちの責任にしようだなんて」
アロエ「本当なんです、信じて下さいっ!」

 しかし兵士はアロエ達の言葉に耳を傾けなかった。

アロエ「どうしたら、信じてくれるんですかっ!?」
兵士「どうしたらって言われても、国の判断に俺達がどうすることも出来ないよ」
アロエ「でもっ! このままじゃ、何の罪も犯していないウロボロスさんがっ!」
ロビン「アロエっ! もういいでしょ。きっとこれ以上は話を聞いてもらえないわ」
アロエ「うっ……でも、最後に一言だけ言わせて下さい」
兵士「 ? 」
アロエ「 >>644 ッ!」
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:17:37.67 ID:6dgGuwDO
ジークハイル
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:19:00.70 ID:gxxNnaM0
一言
645 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:26:52.31 ID:oojLFiMo
アロエ「うっ……でも、最後に一言だけ言わせて下さい」
兵士「 ? 」
アロエ「 一言 ッ!」

 話を聞いてもらえないとわかったアロエは最後にそう言い残した。

兵士「ちょっと待った。そこまで言われちゃ黙っていられないな。俺にも言わせてくれ」

兵士「てめぇら、職務妨害で牢屋に突っ込むゾ」

アロエ「冗談じゃない。僕達のことを認めてくれないなら、僕達はウロボロスさんを追いかけて、陰ながら助けるだけだ」
ロビン「ばいばーーい、話を聞かないオジサンさん」

 アロエ達はウロボロス達を追いかける旅を始めることにする……。

646 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:27:12.90 ID:oojLFiMo
──◆ 王都の外れ、森林 ◆──

 鬱蒼と茂った森林。
 まだら模様を作り出す葉の数々。
 そして、剣を構えた冒険者達。

 2人の冒険者を囲んで今まさに一触即発の空気が漂っていた。

ウロボロス「おやおや、こんなに人が集まって……山賊ってワケじゃねぇよな?」
トメ「ウロボロスさん……」

 魔法使いのマントのすそをつかみ怯える娘。
 ウロボロスは安心させるように、娘の肩を抱いた。

ウロボロス「大丈夫……魔王の力を使える俺ならコイツらなんて敵じゃない」

冒険者A「この魔界に魂を売ったクズめ、俺達が成敗してくれる」
冒険者B「おとなしく、人間のために[ピーーー]っ!」

 冒険者達はウロボロス達の事情も聞かず襲いかかってきた。

ウロボロス(まあ、だいたい予想はついてたがな……こんな時に使う魔法はちょっと脅してやるくらいの魔法がいい)

 ウロボロスは指先に魔翌力を溜める。
 
 use magic is ...>>468
647 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:28:25.12 ID:oojLFiMo
あ、その単語使えないんだ。知らなかった。

ぴーーの部分は生命を奪う行為です。


とったら↓
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:30:24.78 ID:H8EQJeI0
人目のつかない場所に移動し自殺
649 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:31:19.81 ID:oojLFiMo
あ、アンカー間違ってるね。

>>648さんのを使用します。
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:32:23.33 ID:zwwKN.Y0
死んだー!!
651 :??? ◆0HOrVgkBbo [sage]:2009/03/28(土) 18:41:37.35 ID:oojLFiMo
 冒険者達はウロボロス達の事情も聞かず襲いかかってきた。

ウロボロス(まあ、だいたい予想はついてたがな……こんな時に使う魔法はちょっと脅してやるくらいの魔法がいい)

 ウロボロスは指先に魔翌力を溜める。
 マントがふわりと浮かぶと、
 トメのメイド服の裾もふわりと浮かび、真っ白な太ももが浮かび上がる。

トメ「キャッ」

 小さく悲鳴をあげて、トメはスカートの裾を下げて、自分の恥じらいの部分を隠す。

ウロボロス「お前たちには闇の恐怖を教えてやるぜ……」

 ウロボロスが素早く冒険者たちに近付くと、軽やかに攻撃を避けて、魔翌力がこもった指先で額に触れる。

冒険者A「い、一体何をした……」
冒険者B「うわ、な、なんだ、これはっ!?」

 冒険者達の瞳には自分の筋肉が硫酸を掛けられたみたいに溶けていく様子が映る。
 肌は溶け、筋肉の繊維が見えると同時に、全身に激痛が走り、口から悲鳴にならない悲鳴が漏れる。
 赤い筋肉も溶けて、内臓も溶けて、骨を残して全てが溶けても、まだ苦痛は止まらず、今だ自分がその場に立っているのが不思議に思うくらいだ。
 味方を見ると、やはり自分と同じようにドロドロに溶け、瞳は垂れ落ち、肉はそげ落ちてスケルトンになっていた。
 あまりにも恐ろしい光景と苦痛に、冒険者は人目のつかない場所に移動し自殺したくなる思いだった。
652 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 18:42:06.77 ID:oojLFiMo
 味方の声が彼にかかる。

冒険者C「おい、大丈夫かっ!」
冒険者A&B「はっ」

 その言葉で、ようやく恐ろしい幻覚から解放される。

冒険者A「くそっあじな真似を」

 冒険者は忌々しげに吐き捨てる。

ウロボロス「今のでも分らなかったか? 俺がその気なら、2人とも今ので死んでいたんだぞ」
冒険者B「じゃあ、なんで今ので殺さなかったんだ? それはお前が、罪を重ねる気がないからなのだろう?
     勇者を殺したことを後悔しているからだろう? だったら、自主をしろよ。その方が罪は軽くなるかも知れないぞ」
ウロボロス「俺にはやらなくてはいけないことがある」
トメ「そうです。皆さんになんと言われようと、私達にはやることがあるんです」
冒険者C「それは、なんだ?」
ウロボロス「……>>654さ」

冒険者A「ケッ……ふざけた野郎だ」
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:46:48.09 ID:zwwKN.Y0
みちく
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 18:49:36.92 ID:gxxNnaM0
世界の裏から俺達をケラケラ笑いながら
俺達を眺めてるバカをぶん殴る。そんだけ
655 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 18:57:15.79 ID:oojLFiMo
ウロボロス「俺にはやらなくてはいけないことがある」
トメ「そうです。皆さんになんと言われようと、私達にはやることがあるんです」
冒険者C「それは、なんだ?」
ウロボロス「……世界の裏から俺達をケラケラ笑いながら俺達を眺めてるバカをぶん殴る。そんだけさ」

 遠くで俺達をいつも眺めているのが気にいらねぇ。冥王、てめぇだけは絶対ぶっ[ピーーー]。

冒険者A「ケッ……ふざけた野郎だ。お前は何を知っている! そして何を隠している! 言え!」
冒険者B「やめろ。今の俺達には敵わないんだ。助かった命を大事にしようぜ」
冒険者C「俺達はたまたま近くにいたから、お前達に接触したが、これから全世界の冒険者がお前達を狙ってやってくるだろう……。
     せいぜい気をつけることだな」
ウロボロス「できれば、『俺達にフルボッコにされた、危険だから手を出すな』って噂を広めてほしいな」
冒険者A「誰がてめぇ達のために、笑い物になるかよ」

 冒険者3人はとぼとぼと帰って行った。

ウロボロス「さて、トメよ。そろそろ、急がないとマズイな。このままじゃいずれもっと多くの冒険者が俺達を襲ってくるだろう」
トメ「はい。そうですね。早く魔界に行って、冥王さんの野望を食い止めましょう。きっと今、魔界は大混乱の最中ですから」

 トメはキリッとした瞳を見せ、歩き出す。
 ウロボロスも肩を並べて歩き出した。
 向う先は、ヒューシェイドの洞穴……熱い氷で閉ざされたうすら寒い場所だ。
 入口には分厚い氷が張ってあり、入れないようになっている。

トメ「魔界の入り口はいくつかありますが、冥王の城に近いのはきっとそこでしょう。お父様の力を持つウロボロスさんならきっと入れるハズです」
トメ「ただ、ちょっと普通ではないんです。」

 ヒューシェイドの洞穴の特徴
 特徴1:>>656   特徴2:657
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:01:46.85 ID:zwwKN.Y0
内壁に女の裸に見える場所が幾つもある
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:06:05.92 ID:6dgGuwDO
生ごみが沢山落ちてる
658 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 19:13:20.75 ID:oojLFiMo
トメ「魔界の入り口はいくつかありますが、冥王の城に近いのはきっとそこでしょう。お父様の力を持つウロボロスさんならきっと入れるハズです」
トメ「ただ、ちょっと普通ではないんです。」
ウロボロス「ああ、噂では聞いたことがある。なんでも、内壁に女の裸に見える場所が幾つもあるらしいな」

 なんて、パラダイス♪
 きっと美人なお姉ちゃんが男達の視線に気付かずに、その瑞々しい肉体を晒しているのだろう。
 そう、金髪のウェーブのお姉ちゃんがカメラ目線でアハーンとか投げキッスをするヤツじゃなくて、恥じらいはないけど、
 見られている意識もしていないという、自然で健康的な色気が出ているのだろう。

トメ「それだけではありません。生ゴミがたくさん落ちているんです」
ウロボロス「生ゴミっ!? それはアレか、あっちの方なのかっ!?」

 女性には月に一度だけ訪れるという赤き月の日……その日は、恥じらいに染めつつも、大事な部分も赤く染まるという……。
 その部分を隠すために、秘密の穴にそっと触れた特別な使い捨ての布を……。

ウロボロス「ますます素晴らしい。俺は燃えてきたぞ!」
トメ「ウロボロスさん……何か、私の想像では到達できないくらい、すごいコト考えてませんか……?」

 俺達は目的の場所までなんの妨害もなく、辿り着くことができた。

トメ「ここがその洞窟です。さすがに、腐臭がただよってきますね……」

 トメは眉をひそめ、鼻をつまんだ。

ウロボロス「これが秘密の臭いなのか……」

 ウロボロスが洞窟の入り口に近付くと、何者かが待ち構えているようだった。

 謎の正体は>>660(新しいキャラを希望)
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:18:39.94 ID:zwwKN.Y0
魔法少女リリカルネヴァダ
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:20:22.64 ID:qtt17sDO
経血 ゼリ子
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:21:48.53 ID:oojLFiMo
>>659 >>660
 どっちもすげぇ登場人物だwwwwww
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:22:22.77 ID:gxxNnaM0
トメの執事
663 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 19:30:52.29 ID:oojLFiMo
トメ「ここがその洞窟です。さすがに、腐臭がただよってきますね……」

 トメは眉をひそめ、鼻をつまんだ。

ウロボロス「これが秘密の臭いなのか……」

 ウロボロスが洞窟の入り口に近付くと、何者かが待ち構えているようだった。

 謎の影の正体はどうやら女の人間の姿をしている。

トメ「貴方はっ……ケーゲッツ=ゼリコ!」
ウロボロス「知っているのか、トメ」
トメ「はい。彼女はその美しさゆえ、冥王に見初められ妃となった……人間です」
ゼリコ「おや、殺された魔王の娘がこんなところで何をやっているのかねぇ〜……いま、すごく大変なんだよぉ?」
トメ「わかっています。ですから、私は魔界に戻らなくてはならないんです?」
ゼリコ「どうして? アンタも分かってるんじゃない? これ以上の戦いなんてムダだってこと?
    冥王さまを倒したところで人間と魔族の争いが終わることはないんだよ?
    これからきっと、人間はこれから魔界の魔族を倒そうとやってくる。
    その時、大事な魔族の頭がいなかったらどうなると思う? ……言わなくても分かってるとは思うけど、魔族は狩りつくされるんだよ?」
トメ「そんな……」
ゼリコ「今、冥王さまを倒しに行くことはできても、その後、魔族が無事である保障はないんだ。
    前の魔王様じゃ、きっと魔族を守るための戦いすら出来なかっただろうねぇ……」
ウロボロス「確かに、争いは嫌いそうなことは言っていたが……」
ゼリコ「お前ら、冥王さまの元で働かないかぃ? 悪い話じゃないだろう? どうせ、アンタラ、人間界にはもういられないんだから」

トメ「答えは……>>666
ゼリコ「いい答えだよ。小娘」
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:33:01.02 ID:zwwKN.Y0
くそくらえです
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:37:00.15 ID:6dgGuwDO
三食昼寝つきでお願いします
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:37:23.30 ID:gxxNnaM0
YESの反対です
667 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 19:46:19.52 ID:oojLFiMo
ゼリコ「お前ら、冥王さまの元で働かないかぃ? 悪い話じゃないだろう? どうせ、アンタラ、人間界にはもういられないんだから」

トメ「答えは……YES」
ゼリコ「いい答えだよ。小娘」

 トメの言葉に満足そうにうなずくゼリコ。

トメ「……の反対です! 誰がお父様を陥れた人の元で働くものですかっ! 冥王のところに戻って伝えなさい! あなたにはしかるべき処罰を下すと!」
ゼリコ「青い……青いわよ、あなた。人間の味方をしてなんになるの? あんな醜くて、自分勝手で、わがままで……」
トメ「貴方こそ人間なのに、どうしてそんなに人間を嫌うの?」
ゼリコ「いいかい? 人間というものは争いが好きな人種だ。それは大かれ小かれ関係ない。
    他人を陥れ、他人の物を奪う! そして、都合にいいものにだけすがる! アンタ達だって分かっているハズさ。
    冥王さまの力を持った勇者がちやほやされて、本当に人間のために頑張ってきたアンタ達は犯罪者さ」
トメ「それは……」
ゼリコ「アンタはまだいいさ。ウロボロス、あんたはお姫様を殺した罪もある。今、人間界に戻っても、帰る場所なんてないんだよ」
ウロボロス「……」
トメ「ウロボロスさん……私達のしてきたことって無駄だったんでしょうか……?
   それだけじゃない。わたし、ウロボロスさんの人間としての人生をメチャクチャにして……」
ウロボロス「……かまやしない。さっきも言ったが、俺は世界の裏から俺達をケラケラ笑いながら俺達を眺めてるバカをぶん殴る。そんだけさ。
      それから後のことはその時考える!」
ゼリコ「そうか、仕方ないね。だったらアンタらにはこれ以上先には進ませないよっ」

 ゼリコはピンッと指を弾くと、洞穴の奥から多数の気配がやってきた。−続く−

 次回タイトル:>>669
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:50:44.34 ID:6dgGuwDO
愛の水中花
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:51:22.72 ID:qtt17sDO
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
          >   ゆっくり死ていってね!!!   <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
670 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 19:55:37.77 ID:oojLFiMo
◆次回予告

ウロボロス「くっ……これじゃ多勢に無勢」

冒険者A「へっ、そんなことだろうと思ったぜ」

アロエ「おじちゃん誰?」

市長「やれやれ、こまった弟子じゃのう……今こそ、筆入れの中に入れた物を使う時じゃ」

ゼリコ「ようこそガス室へ」
ウロボロス「罠だーーーっ!!」


 暁の光黄昏の影 第13話
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
          >   ゆっくり死ていってね!!!   <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
671 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/03/28(土) 19:56:15.57 ID:oojLFiMo
<あとがき>
 うぉぉぉ、今日はセリフだらけになってしまっとるぅ……。しかも、行数とかビッチリ過ぎる〜〜〜。(でも、大して早くねぇー!orz)
 物語も終盤になり、そろそろ物語も終わりたいところです。
 アロエ達はどうなるのか? 新キャラ、ケーゲッツ=ゼリコの過去に何があったのか?、冥王の真の狙いとは?
 最初に目指していたアクションドタバタとは違うよーな気がしましたが、キッチリ締めたいと思います。


 皆さん、乙です!
 今回もお付き合い下さり、誠にありがとうございました!


◆ 今回のMVPアンカー様 ◆
ロビン「勇者なら迷うことはないわ。>>640しましょう」


>>640  自 首


 カッコ悪いっ!wwwwww
 勇者のセリフの中で、これ以上にないくらいカッコ悪い!wwwwwwwwww
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 19:58:25.34 ID:zwwKN.Y0
おつー
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 20:04:44.38 ID:qtt17sDO
乙なの
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/03/28(土) 20:05:25.60 ID:gxxNnaM0
乙!!
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/03/28(土) 20:15:29.19 ID:BrUQV8Uo
今北おつー
676 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 17:48:30.78 ID:iRyzY9so
案外こっちを使っている人が少ないことに驚きました。

【04/10 (金) 23:50時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

04/11 (土)
  18:00〜19:50/??? ◆0HOrVgkBbo氏 - パー速予定 ファンタジーモノ第13話くらい
04/12 (日)
  22:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang −02.スタースクレイパー−
677 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:01:22.36 ID:iRyzY9so
◆前回までのあらすじ
 自称天才魔法使い『ウロボロス』は、魔物を倒す『勇者』に憧れる冒険者。
 ウロボロスと偶然出会った美少女、『トメ』。トメは、『冥王軍の仕業』で魔族と人間が争うようになったのを知り、
 戦争を止めるために、魔界から出てきたと言う。ウロボロスは、彼女の言葉を信じ、2人は冥王軍の妨害を受けつつも、王都目指す旅に出た。
 旅の途中、勇者の血をひく若き少年『アロエリーナ』と、少女『C・ロビン』がよく分からず仲間になり、共に王都へと向かう。

 王都では勇者が魔王を退治したと賑わっていたが、じつは勇者は冥王により操られていた。色々あって、ウロボロスは捕まり、
 ウロボロス救出のために、トメとアロエ達も城に侵入するが、冥王に操られし勇者によって、妨害を受ける。
 魔王の娘、トメがピンチになったことにより、魔王はウロボロスに力を授け、ピンチを救うように要請。(報酬はエロ本)
 死体安置場の激しい戦いの末、アクマヒトデを倒すことに成功。しかし、引き換えに勇者は若き命を散らした。

 アロエとロビンの失敗を自分のせいにして、第1級犯罪者になったウロボロスは、2人を残し、トメと共に旅に出る。
 冒険者を追い払いつつも、森を進み、ヒューシェイドの洞穴……熱い氷で閉ざされたうすら寒い場所。(×熱い ○厚い)
 ウロボロス達の行動を予測していた冥王は、ケーゲッツ=ゼリコを向かわせ、2人と対峙させる。
 ゼリコはウロボロス達に人間達に見放されたんだから、仲間になれと誘う。ウロボロスは自分の信念に従い、それを断った。

▼ 暁の光黄昏の影 第13話 ▼ 
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
          >   ゆっくり死ていってね!!!   <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 んじゃ、始めますー
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:01:25.45 ID:uVW0FOs0
よーしやるぞー
679 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:02:04.45 ID:iRyzY9so
投稿のメド:だいたい10分〜12分刻み(レスがないと、遅くなる可能性もあります)

──◆ ヒュージエイドの洞穴 ◆──

トメ「貴方はっ……ケーゲッツ=ゼリコ! その美しさゆえ、冥王に見初められ妃となった……人間です」
ゼリコ「おや、殺された魔王の娘がこんなところで何をやっているのかねぇ〜……いま、すごく大変なんだよぉ?」
トメ「わかっています。ですから、私は魔界に戻らなくてはならないんです?」
ゼリコ「どうして? アンタも分かってるんじゃない? これ以上の戦いなんてムダだってこと?
    冥王さまを倒したところで人間と魔族の争いが終わることはないんだよ?
    これからきっと、人間はこれから魔界の魔族を倒そうとやってくる。
    その時、大事な魔族の頭がいなかったらどうなると思う? ……言わなくても分かってるとは思うけど、魔族は狩りつくされるんだよ?」
    今、冥王さまを倒しに行くことはできても、その後、魔族が無事である保障はないんだ。
    前の魔王様じゃ、きっと魔族を守るための戦いすら出来なかっただろうねぇ……。
    お前ら、冥王さまの元で働かないかぃ? 悪い話じゃないだろう? どうせ、アンタラ、人間界にはもういられないんだから」
トメ「答えは……YES……の反対です! 誰がお父様を陥れた人の元で働くものですかっ! 冥王にはしかるべき処罰を下すと!」
ゼリコ「青い……青いわよ、あなた。人間の味方をしてなんになるの? あんな醜くて、自分勝手で、わがままで……」
トメ「貴方こそ人間なのに、どうしてそんなに人間を嫌うの?」
ゼリコ「いいかい? 人間というものは争いが好きな人種だ。それは大かれ小かれ関係ない。
    他人を陥れ、他人の物を奪う! そして、都合にいいものにだけすがる! アンタ達だって分かっているハズさ。
    冥王さまの力を持った勇者がちやほやされて、本当に人間のために頑張ってきたアンタ達は犯罪者さ」
トメ「それは……」
ゼリコ「アンタはまだいいさ。ウロボロス、あんたはお姫様を殺した罪もある。今、人間界に戻っても、帰る場所なんてないんだよ」
ウロボロス「……」
トメ「ウロボロスさん……私達のしてきたことって無駄だったんでしょうか……?
   それだけじゃない。わたし、ウロボロスさんの人間としての人生をメチャクチャにして……」
ウロボロス「……かまやしない。さっきも言ったが、俺は世界の裏から俺達をケラケラ笑いながら俺達を眺めてるバカをぶん殴る。そんだけさ。
      それから後のことはその時考える!」
ゼリコ「そうか、仕方ないね。だったらアンタらにはこれ以上先には進ませないよっ」

 ゼリコはピンッと指を弾くと、洞穴の奥から多数の気配がやってきた。その数はおよそ……>>679
680 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:02:49.47 ID:iRyzY9so
ぐはっ!

ゼリコはピンッと指を弾くと、洞穴の奥から多数の気配がやってきた。その数はおよそ……>>679
  ↓
ゼリコはピンッと指を弾くと、洞穴の奥から多数の気配がやってきた。その数はおよそ……>>681
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:04:52.12 ID:uVW0FOs0
>>679の行数と同じくらい
682 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:13:10.19 ID:iRyzY9so
ゼリコ「そうか、仕方ないね。だったらアンタらにはこれ以上先には進ませないよっ」

 ゼリコはピンッと指を弾くと、洞穴の奥から多数の気配がやってきた。その数はおよそ……>>679の行数と同じくらいだ!
 だめだ、3より先を数えたことがない野蛮人には、30なんて数は数えられるわけがない!

ウロボロス「へっ……ザコがいくら来ようが俺の敵じゃない。トメ、お前は下がっていろ」
トメ「いえ、私も戦います。もうウロボロスさんだけには戦わせません」

 じわりじわりと近付いてくる多数のモンスター。

ウロボロス「な……なんだとっ……!?」
ゼリコ「冥王様に歯向うというのなら、コイツラを倒していってもらおうか?」

 それは巨大な骨がいくつも重なって動いている大きな龍だ。
 蛇のような形をした者もいれば、巨大なトカゲのようなもの、大きな翼をもったものなど、実にさまざまな骨の龍がやってくる。

ゼリコ「死者を操るということはこういうことを言うんだヨ。さあ、冥王様に歯向ったことをあの世で後悔しなっ!」

ウロボロス「トメ……。お前にはこれを渡しておく。きっと役に立つだろう」

 ウロボロスはトメの服装を、メイド服から>>683に変え、それに合わせて武器も渡した。
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:18:27.25 ID:uVW0FOs0
ドラクエの女戦士風
684 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:26:45.88 ID:iRyzY9so
ウロボロス「トメ……。お前にはこれを渡しておく。きっと役に立つだろう」

 普通の冒険者が束になって挑む1体の龍に挑むのが常識だと言うのに、そんな強者を30体も同時に相手をするのは不利と感じ取った。

※イメージイラスト
ttp://plaza.harmonix.ne.jp/~kay-ono/Gallery/images/Fighteress.jpg

ウロボロス「トメ、これはあの勇者が使っていた剣だ。なんでも名刀らしい」
トメ「……重たい……でも、これは力がみなぎってきます」
ウロボロス「それと、トメ。これは勇者が使っていた鎧だ」

 ウロボロスはメイド服から素肌を限界まで晒し、大事な部分しか守られていない局部鎧へに変える。

トメ「うひゃあぁ、は、恥ずかしいですっ! それにここじゃこの装備は寒いですっ! それにこれじゃ身を守れません」
ウロボロス「大丈夫、その胸とか股間のヤツで受け止めれば」
トメ「壊れたら、恥ずかしい部分が見えちゃいますよっ!」
ウロボロス「それがいいんじゃないかっ!」
ゼリコ「はんっ、そんなことしても無駄さ。折角の冥王さまのご厚意を無にした罪、万死に値する。さあ、お前達やってしまいな!」

 ゼリコがバッと手を前に突き出すと、30体もの骨の龍が襲い掛かってくる!
 鋭く研がれた爪が、鈍く輝く牙が、骨のみとなっても轟音をうなり上げながら迫ってくる尻尾がウロボロスを狙う。

ウロボロス「……はあぁぁっ!」

 ウロボロスは魔法で空気の盾を作り出して、それらをすべてつけとめる。

ウロボロス「トメッ! 誰でもいいから斬れ! 今はとにかく数を減らすぞ」
トメ「はいっ!」

 トメは剣を握りしめると、>>685に斬りかかった!
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:37:30.12 ID:CeMJNSQ0
タコっぽい骨
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:38:30.12 ID:3fHozcDO
ゼリコの心臓
687 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:42:21.43 ID:iRyzY9so
ウロボロス「トメッ! 誰でもいいから斬れ! 今はとにかく数を減らすぞ」
トメ「はいっ!」

 トメは剣を握りしめると、タコっぽい骨に斬りかかった!
 鋭利に研がれた剣は冷えた洞穴の空気ごと、その骨を切り裂く!

ウロボロス「いいぞ、トメ! たった一撃で粉砕出来るとは。その剣、よっぽど光の加護を受けているんだな」

 強烈な光に守られた剣は骨の龍にとっては、驚異の存在だった。
 どんな強い魔物だろうと、弱点を突かれてはどうしようもない。
 しかし、ゼリコはそんな物が現れようとも、余裕の表情を浮かべていた。

ウロボロス「なんでそんなに余裕の表情を浮かべているんだ?」
ゼリコ「……さあね」

トメ「きゃあぁっ!!」

 悲鳴を上げたトメを振り返ると、先ほどのタコっぽい骨からうにゅうにゅと粘液を表面から溢れさせている軟体動物のような触手が生えて、
 トメのほっそりとした腕や、引き締まった足首に絡みついていた。

ゼリコ「どんなに強い武器を持ってても、動けなくちゃ意味がないわね」
ウロボロス「くっ……トメッ振りほどけ」
トメ「は、はいっ……」

 トメは自分の腕に絡みついてくるヌルヌルとした触手を力任せに振り払おうとする。すると触手は>>689

ウロボロス「な、なにっ! なんということだっ!」
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:44:49.74 ID:uVW0FOs0
素直に謝った
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 18:47:41.82 ID:T2UgjcDO
悶えた
690 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 18:54:19.14 ID:iRyzY9so
ゼリコ「どんなに強い武器を持ってても、動けなくちゃ意味がないわね」

 まだ見た目はうら若きの珠のような肌にねっとりと絡みつく、まるでウナギのような触手。
 トメの両腕は、まるで糸が絡まるかのように、からめとられ、自由を奪う。
 一度捕食された獲物にさらなる触手が伸びて、今度は両の足首も拘束し、四肢の自由を奪った。

ウロボロス「くっ……トメッ振りほどけ」

 ウロボロスは自由を奪われた少女の姿にほんの少し興奮しつつも、自分の女を横取りされた苛立ちから乱暴に命令する
 (※別にウロボロスの女じゃありませn)

トメ「は、はいっ……」

 トメは自分の腕に絡みついてくるヌルヌルとした触手を力任せに振り払おうとする。
 すると触手は、乱暴に弾き飛ばされる風圧で、嬉しそうに悶えた。

ウロボロス「な、なにっ! なんということだっ! 触手にそんな趣味があったとはっ!?」
ゼリコ「生まれたての触手は甘えん坊でね……相手が暴れれば暴れるほど、甘えたくなるのよ」
ウロボロス「というか、どっちかっていうと、たかいたかいして貰って喜んでる赤子じゃないのかっ!?」

 ウロボロスは器用に龍の攻撃を避け、一体ずつ弱らせながら、突っ込む。龍の攻撃がトメに当たらないように陽動していた。
 ウロボロスはうまく逃げながら闘っているようにも見えたが、多勢に無勢。すぐに背後に壁があるところに追い込まれる。

ゼリコ「さて、そっちもチェックメイトかな?」
ウロボロス「そいつはどうかな? ここにおびきよせられたのはお前らの方だぜ!」

 ウロボロスは魔法を唱え始めると、洞窟全体が光り輝き始める。

ゼリコ「お前、何をするつもりだ」
ウロボロス「>>692!」
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/11(土) 19:01:20.34 ID:iRyzY9so
ksk

取ったら↓
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:01:22.71 ID:T2UgjcDO
自爆!
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:03:25.00 ID:T2UgjcDO
踏み台のつもりだったんだが
694 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 19:07:40.13 ID:iRyzY9so
ゼリコ「さて、そっちもチェックメイトかな?」
ウロボロス「そいつはどうかな? ここにおびきよせられたのはお前らの方だぜ!」

 ウロボロスは魔法を唱え始めると、洞窟全体が光り輝き始める。
 うすぼんやりと赤紫色の光が視界を支配する。

ゼリコ「お前、何をするつもりだ」
ウロボロス「自爆!!」
トメ「やめてっ! ウロボロスさん、そんなことをして、何になるっていうんですかっ!?」
ゼリコ「……」
ウロボロス「このままじゃ、俺達はヤラれておしまいだ! だが、俺一人の命でお前が助かるなら俺は喜んで命を投げ捨てるぞ!」
トメ「お願い、やめてっ! いやぁ、ちょっと、この離してっ! このままじゃ、ウロボロスさんが死んじゃう」

 しかし、か細い少女の腕はまるでクモの巣にかかった蝶のごとく、いくらもがけど、触手の拘束から逃れることはできない。

???「どうやらピンチのようだね、少年少女よっ!」

 謎の人物が声をかけてくる。ゼリコとトメはそちらに目を向けると>>696

ゼリコ「な、何事だ!?」
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:10:02.90 ID:T2UgjcDO
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:11:46.62 ID:uVW0FOs0
正義の触手現る
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:13:06.09 ID:iRyzY9so
>>696
正義の触手wwwwwwwwwwww
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:15:23.62 ID:CeMJNSQ0
どんなのだwwwwww
699 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 19:21:49.60 ID:iRyzY9so
ウロボロス「このままじゃ、俺達はヤラれておしまいだ! だが、俺一人の命でお前が助かるなら俺は喜んで命を投げ捨てるぞ!」
トメ「お願い、やめてっ! いやぁ、ちょっと、この離してっ! このままじゃ、ウロボロスさんが死んじゃう」

 しかし、か細い少女の腕はまるでクモの巣にかかった蝶のごとく、いくらもがけど、触手の拘束から逃れることはできない。
 トメに許された自由は、哀れに泣きわめくことと、これから死にゆくウロボロスを見つめるだけ。

???「どうやらピンチのようだね、少年少女よっ!」

 謎の人物が声をかけてくる。ゼリコとトメはそちらに目を向けるとまるでイソギンチャクのような生物が佇んでいた。

          _人人人人人人人人人人人人人人人_
          >   !!!正義の触手現る!!!   <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

ゼリコ「な、何事だ!?」

 ウニュルウニュルと半透明の触手をいくつもうごめかせながら、トメが拘束している触手を更に絡めとる。
 別の口から飛び出した触手は骨の龍達の手足や、首に絡みつき、ウジュルウジュルと1000歩譲っても淫猥な音を洞穴に響かせた。

正義の触手「私は正義の触手! ピンチとあらば、トイレ、お風呂場、ベッドルームに濡れ場などによく登場するただの通りすがりさ」
トメ「……え、えっと……なんかよく分りませんが、ありがとうございます!」
正義の触手「フッ、いいんだよ、お譲ちゃん。さっき、すっごく楽しませてもらったから」

 正義の触手の優しい言葉に、トメは羞恥心を覚え、カッと顔を赤らめる。身体の芯がしびれるような疼きを股に(自主規制
 ウロボロスを見ると、>>701

トメ「あっ、ウロボロスさんっ!」
 
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:23:42.69 ID:uVW0FOs0
じんましんが出ていた
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:25:28.85 ID:CeMJNSQ0
左腕が異様に光っていた
702 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 19:29:41.09 ID:iRyzY9so
 正義の触手の優しい言葉に、トメは羞恥心を覚え、カッと顔を赤らめる。身体の芯がしびれるような疼きを股に(自主規制

トメ「あっ、ウロボロスさんっ!」
 
 ウロボロスを見ると、左手が異様に光っていた。

ウロボロス「……くっ、ま、まだだ……まだだと、俺の身体に宿っているお前のオヤジが言っている」

 うぞうぞ、うにゅるにゅるにゅる、ぐちょぐちょじゅばばばぁ……。

トメ「まだって何が……? もうドラゴンはあの通り」

 ちゅば、りゅる、じゅるにゅちゃぁぁ、ぐちゅる、ぐちゅる……。
 ぶしゅつる、じょろろろろ……。

ウロボロス「まだ、ゼリコが残っている! アイツはまだ何か隠し玉を持っているはずだ!」

 ウロボロスは闘っている最中、ずっと静かな笑みを浮かべたままのゼリコにある種の不安を抱いていた。
 ゼリコを見ると……>>704

ウロボロス「……なるほど、まさかこれが狙いだったとはな。俺も一本取られたよ」
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:34:19.51 ID:uVW0FOs0
全裸
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:37:35.85 ID:T2UgjcDO
洞窟と合体して巨大化していた
705 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 19:44:41.13 ID:iRyzY9so
ウロボロス「まだ、ゼリコが残っている! アイツはまだ何か隠し玉を持っているはずだ!」

 ウロボロスは闘っている最中、ずっと静かな笑みを浮かべたままのゼリコにある種の不安を抱いていた。
 ゼリコを見ると……洞窟と合体して巨大化していた。

ウロボロス「……なるほど、まさかこれが狙いだったとはな。俺も一本取られたよ」
トメ「そ、そんな……彼女は人間だったハズでは……こんなことって……」
ウロボロス「元からこの洞窟は、彼女の体内になっていたんだ。さっきのあの人間は、おそらく彼女の作りだした肉人形と言ったところか。
      そして、この洞窟の最大の目的は魔界へ行く人間への足止めだ。
      きっとゼリコはここに、人間と魔界との戦争が始まるか、終わるまで閉じ込めておくつもりだろう」
ゼリコ「そのとおりさ! いくら強かろうとも、山や洞窟相手に勝てるヤツなんてそうそういるもんじゃないからねっ!」

 来た道の方から、ガラガラと落盤の音が聞こえる。じゅるじゅる……。

正義の触手「大変だ、閉じ込められてしまったようだ!じゅる」
ゼリコ「アンタ達は魔界にも人間界にも戻れず、死ぬまでここでゆっくりとしてもらおうか!!」


 次回タイトル:>>707(ラスト)
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:49:15.85 ID:uVW0FOs0
洞窟合体ドウクッツー
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:51:14.16 ID:T2UgjcDO
ゼリ子・愛の形
708 :??? ◆0HOrVgkBbo :2009/04/11(土) 19:54:00.04 ID:iRyzY9so
◆次回予告
 それは最初から仕組まれていたことだったのか……

 何もない空間で、若い男女2人と、正義の触手。

 第3者の目を感じながらも、やることは一つ……。


次回タイトル 〜ゼリ子・愛の形〜

 ……そして、物語は新たな局面を迎える。

<あとがき>
 途中、サブタイトルを忘れてたっぽいところもありますが、
 なんとか最後にこぎつけることができました。

 ここまで来ると、なんか難しいっス。
 つたない自分の文章に付き合ってくださり、誠にありがとうございます。
 次回もがんばります。

 皆様、乙であります!
 本日も、本当にありがとうございました。

◆ 今回のMVPアンカー様 ◆
 正義の触手
    めちゃ吹いた。正義とつくだけでなんという違和感wwwwwwwwww
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:55:37.47 ID:uVW0FOs0
乙!!!
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:57:57.38 ID:T2UgjcDO
おつー
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/11(土) 19:58:32.73 ID:CeMJNSQ0
乙でした!
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/24(金) 21:36:05.60 ID:PUdXN4Uo
にゅるにゅる
713 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE [sage]:2009/05/20(水) 21:04:52.75 ID:HKrMlIU0
|Д゚) test
714 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:07:19.08 ID:EgU6A5A0
こっちでやるのか
715 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:07:19.70 ID:UMlkeGwP
一番乗りは頂いた
716 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:07:44.34 ID:HKrMlIU0
果たして気付く者がいるのだろうか(´・ω・`)

誰か来るまで少し待ってみよう
717 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:09:13.11 ID:AtSreh.0
これからドンドン重くなっていくぞ〜
718 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:09:56.04 ID:HKrMlIU0
居たッ! というわけで早速始めたいと思います。

…と、言いたいところですが

文もAAも物語の構成もジャンル決めも登場人物の影も形も何も用意してません。

とりあえずまずは物語のジャンルから



ジャンル>>720
719 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:10:45.59 ID:7PmmENY0
|д・)まじで規制人ちゃんと仕事しろよと小一時間(ry

SFミステリー
720 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:11:24.04 ID:EgU6A5A0
じゃあ学園モノで
721 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:12:05.83 ID:PbDywkDO
_________________________
    <○ノ 既に重いぜ!
     ‖
     くく


ラブコメ枠が開いているのでディーーープなのを一つ
722 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:13:40.09 ID:5JRqkoYo
久々でもないけどwwktkがとまらない!
723 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:13:56.71 ID:HKrMlIU0
ジャンル:ディープな学園モノ


登場人物設定

名前:>>724
性別:>>725
年齢:>>726
724 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:15:20.57 ID:5JRqkoYo
四弐 駆夫
725 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:16:13.79 ID:AtSreh.o
726 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:16:46.23 ID:PbDywkDO
これだけ近いとミスりそう

名前なら鳩山雪緒
性別なら女の子
年齢なら15
727 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:17:06.63 ID:7PmmENY0
34歳教師
728 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:18:01.75 ID:7PmmENY0
34歳教師
729 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:18:20.25 ID:5JRqkoYo
>>726
なんて安価にやさしい書き方! それともただ単によk(ry
730 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:19:44.06 ID:HKrMlIU0
名前:四弐 駆緒(しに かけお)
性別:♂
年齢:15(高校一年


身体的特徴>>731->>733

物語最初の一文>>735
731 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:20:25.65 ID:7PmmENY0
めっちゃマッチョ
732 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:20:50.74 ID:UMlkeGwP
非常に中毒になりやすい
733 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:21:33.53 ID:AtSreh.o
眩しく輝く真っ白な歯は光
734 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:22:07.09 ID:5JRqkoYo
全部…僕がやりました…。
735 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:22:14.49 ID:EgU6A5A0
「お前の負けだ四弐駆緒」
736 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:22:14.84 ID:tgHjy8E0
駆夫は激怒した
737 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:22:23.78 ID:AiQMA6SO
――――ついて来れるか
738 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:22:23.90 ID:tgHjy8E0
駆夫は激怒した
739 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:23:23.95 ID:tgHjy8E0
>>738
結婚しよう
740 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:23:54.58 ID:5JRqkoYo
>>739
落ち着け、それは鏡だ
741 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:25:21.35 ID:AiQMA6SO
重いせいか二重投稿多いなww

742 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:25:54.23 ID:AtSreh.o
あまりに重いからIEやめて専ブラにしたわww
743 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:27:20.66 ID:5JRqkoYo
書き込み失敗と書かれているのに反映されている不思議
744 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:27:43.21 ID:tgHjy8E0
敢えて波瀾の道を行くか・・・
745 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:28:10.08 ID:HKrMlIU0

      「お前の負けだ四弐駆緒」


     「お前の負けだ  四弐駆緒」



    「お 前 の 負 け だ 四 弐 駆 緒」




 「 お 前 の 負 け だ 死 に 掛 け 男 」





746 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:29:37.06 ID:HKrMlIU0





  >>749  (下記選択肢から選択)




1・敗北を認める

2・敗北を認めない






747 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:29:54.87 ID:5JRqkoYo
2
748 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:30:32.36 ID:AtSreh.o
2
749 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:30:47.22 ID:tgHjy8E0
750 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:32:20.53 ID:7PmmENY0
人は諦めを打破(ry
751 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:38:30.06 ID:HKrMlIU0
「お前の負けだ 四弐駆緒」

この言葉は 一生男の耳から離れない

たった一言、シンプルなこの一言が 今後幾年にも渡り男を苦しめる事となる

男の名は"四弐駆緒"

しにかけ―――


とても人の名前とは思えないあまりにも屈辱的な名前…
しかし、彼を馬鹿にする者は誰一人としていない。

何故なら彼は 凄まじいマッチョだったからだ。
それに加え、全てを引き裂いてしまいそうなギラリと光る純白の歯牙。

それだけではない、彼は驚いた事に"戦闘中毒"なのだ。

常に戦っていなければ気が済まない。
常に誰かに勝利していなければ気が済まない。

僅か15歳にしておよそ想像し難い幾多もの修羅場を潜り抜けてきたのだ…!

だが、そんな彼が今…膝を屈している。
誰の目から見ても明らかなほどに瀕死…そう、敗北。


「お前の負けだ 四弐駆緒」

口腔内に溜まった血液を吐き出す事すら出来ぬまま、駆緒は顔を上げた。
するとそこに居たのは…

>>752->>754(容姿とか性別とか外見とか)
752 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:39:22.85 ID:5JRqkoYo
貧血かつ過剰な痩せでふらふら
753 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:39:37.55 ID:7PmmENY0
範馬勇次郎みたいなガタイ
754 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:40:09.61 ID:tgHjy8E0
幼女
755 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:40:14.80 ID:AiQMA6SO
よぼよぼの老人
756 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:40:22.71 ID:PbDywkDO
というオーラが見えるかわいい女の子
757 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:41:47.35 ID:5JRqkoYo
最近の幼女って強いんだな
758 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:41:52.97 ID:EgU6A5A0
>>752-754
なんという…矛盾!!
759 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:42:04.66 ID:tgHjy8E0
( ゜Д゜)
760 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:43:32.23 ID:AiQMA6SO
どうすんだこれwwww
761 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:44:42.90 ID:AtSreh.o
人数は書いていないもしかしたら2人いるのかもしれない!
762 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:44:51.67 ID:5JRqkoYo
どうにかなる! と信じるしかない
763 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:46:00.32 ID:HKrMlIU0
、ヽ'ノ    、__,..-‐'  ヽ` } ''´ヘ_',彡Z//
-ソ'   ,       -'" ̄` } i /ヽ、_`ヽ三/
イ!  /  ,.  _,.rニ_`ヽ   ' -' ! ,-_、,, `''!ミl
ソ  ヽ _,.ィ二ィニ-'´ィ     ヽ'='=`' (三|    おめぇの負けだ、四弐駆緒…
'   -‐ '"´´`"´´  _,    ` ヽ、__  ヽ三、
             ノ   ,.-'" ̄ ,.ト、 ',ミニヽ
         _,.-‐'´   ,ィ r:-'、 イ ,ヽ ノミミ三ヽ、  __________
       /   _,-'" `   ___ ヽiミミ三ニZ7/ニ、-、ミ三キニヽ,
、      ,'  -'"     ,.-_',´..--, } i三ニキ二くヱ、ヽヾ-、ヽr⌒ /´⌒`ヽ
 `,=‐'  :  ,. ,.-‐'   , -,'-' _, -―┴,)} iミミ、ヾミヽハヽ | ヽ_  `='、
r''ヽ、   ヽ 'i ( 、_,,,.∠-‐'"     f i /ミミヾヽ,`fヽ ヽ|_ヽ、_,  ̄ヽ  )
'   r-、  ヽヽヽ    ` −―_''  _ i./ミ三、iヾ、}iヽ-_ヽ__,
`ヽ-'、   ',  ヽ ヽ      r'      ヽ!、-―}トtrノニ-―、_,
 ,   ` ‐-' 、  ',  '    ,ィ       ',-ヽマ'´| i´` ̄`
  ;         `ー、ヽ '  r'  `‐     .イ、 `T`ヽヽ-'

巨体…異様に発達した全身の筋肉…威圧感…圧倒的威圧感ッ…!!
駆緒は敗れたのだ、あの鬼のような男にッ…屈辱的な言葉を投げかけられたままッ…!

しかしッ!!

駆緒「…負け…? 負け…敗北……
    なるほど、そうだ、俺の負けだ、俺の完全敗北だ。
    俺は膝を折り、あんたはそうやって俺を見下ろしている。

    これが"勝敗"でなくてなんというのか。


俺は…敗れたのだ、この男、>>765(範馬勇次郎みたいなガタイの男の名前)にッ!!
764 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:46:58.86 ID:tgHjy8E0
ああ、ムキムキマッチョのおっさんつれた痩せてふらふらの幼女ね
ん?どっかできいたことあるな
765 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:47:26.34 ID:7PmmENY0
泉宗一郎
766 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:52:08.68 ID:HKrMlIU0
             _,. -‐- .、_
         _,‐'"´      `゙`''‐ 、
       /              \
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     l  i⌒\_        _/⌒ヽ    │
.     |  |    `゙` ‐--‐ '"´   │   │
.    │ |                └、   │
.     |/    \        /.   \ |   ……。
   ∧/       l       /      `ヽ|∧
   .|rr〈 ,r-'^\   l   i   /  /^゙''‐-、  〉<ヽ
  〈 l.ir| ` 、 ,___\  ノ │、 l /____ ,  '  /ミ 〉
   ゙l l.l|   <_`¨_'>`゙'<  >''´<`_‐'_ノ'   l う/      ………。
.    ゙l .l.      / `l .l´ ` ‐---、    j、_/
     \_    /   .| |  ̄''''ヽ ヽ  イ
      |`゙゙`'ヽ    .(^ l l ^)     ./j .|
      |    ト、  /丶(__) ヘ   ,イ   .|    ……泉、宗一郎ッ……。
      |    |.   , - 、_, - 、  / .|   |
.      \  〉  /´vコニコv`ヘ  〈  /         '
        .|Y   /r=,-,______,-r=>,  Y|
        .l \   ‐-┴┴┴_'´l ./. l      -        …………。
        .l  `ヽ   ̄::::: ̄  .l/   l
        .l    ゙l       ./l   l
       ,イ    ゙l、___,,/ l   ト、             ,
      /ノl    l       .l   l ミ\
_  _, ‐ "´ / ゙l、   l      l   l \  `゙ ‐ 、_  _, ‐-
/⌒> /  /゙l、   \    /   ト、  \    /⌒\
r´     _>‐‐-゙l、,,,,__ ヽ;;;;;/ ___,,,,,,!、-`' ‐-<_⌒
   ‐ ' " ´         `Y´          ``゙゙` ' ‐

          四弐 駆緒 (15) ♂
767 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:52:45.11 ID:EgU6A5A0
ジャックwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww↓
768 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:53:06.33 ID:UMlkeGwP
15歳じゃねえだろwwwwww
769 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 21:54:09.28 ID:HKrMlIU0
行ってしまった、去ってしまった。

動けない…立ち去ってゆく泉宗一郎の背中に襲い掛かる事が出来ない。

意思はある、闘う意思は…だがもう体が動かない。


闘いたいッ…だが、動けないッ…!!
なんという屈辱ッ…! なんという、なんという……!!


四弐「うぉぉぉぉぉぉぉ……

四弐「おおおおおおおおおおあああぁぁぁああああああッ!!!!


悔しいッ…! 戦えないという事がこんなにも屈辱的だったとはッ…!!

四弐は泣いたッ!!
"大粒の涙"では済まないまさに"ナイアガラの滝"の如くッ!!

泣いて泣いて泣きまくり、やがて声すら枯れて俯き始めた頃…


「お前の負けだ 四弐駆緒」

先程と全く同じセリフが俺の耳へ飛び込み、体内へ浸透してゆく…
だが声の主は泉宗一郎ではない…もっと若く、幼い…女の子?

いや…女の子がなんでこんなセリフを…そもそも俺に…うん?

「あれだけ大声で泣けば喚けば、こんな人目に着かない所に居たって嫌でも気付かされる。
四弐「……君は誰だ。

>>772
770 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:55:15.81 ID:5JRqkoYo
こういうときはまずお前から名乗るものだ! もう知ってるけど
771 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:57:11.71 ID:tgHjy8E0
ごめんなさい!わかりません!私記憶喪失なんですよ!ぬるぽ!
772 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:57:23.07 ID:EgU6A5A0
魔法少女ティモシェンコ田中です
よろしくおねがいします
773 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:57:40.31 ID:Wyxndvco
今はそんなことどうでもいいことだ
774 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:57:53.70 ID:PbDywkDO
今こそ>>726
775 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 21:58:50.00 ID:5JRqkoYo
>>772
いろいろと怪しすぎるwwww
776 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:01:27.41 ID:AtSreh.o

  Λ_Λ  \\
  ( ・∀・)   | | ガッ
 と    )    | |
   Y /ノ    人
    / )    <  >_Λ∩
  _/し' //. V`Д´)/
 (_フ彡        / ←>>771
777 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:02:36.76 ID:HKrMlIU0
「魔法少女ティモシェンコ田中です、よろしくおねがいします。
四弐「…よろしく…と、言いたい所だが…

顔を上げる事ができない。
純粋に"辛い"のだ、痛む…体中が。

口の中が切れて痛い、宗一郎に打たれた箇所が焼けるように熱い。
恐らくは折れている、骨…


田中「悔しかろうね、泉宗一郎…とか言ったね、あんたと戦ってた奴ね。
    一発でも叩き込めたかい?
四弐「……。

叩き込めた。

一発どころではない、何十発と叩き込んだ。

これまで数多の強者どもを沈めたこの鉄拳を、奴に…泉宗一郎に。

"[ピーーー]つもりで打った"

しかし奴はまるで倒れず、むしろ嬉しそうに俺の拳を受けていた。
やがて俺は気付いた…

俺の拳は、一発も奴の体にヒットしていなかったのだ。
奴は迫る俺の拳を全て、掌で捌いていたのだ。

まるで俺の拳を品定めでもするかのように…!

けれどそれもやがて終わり…奴はジャブより早いハイキックで俺の顎を蹴り飛ばしたのだ。
そこから先の事は…覚えている、高性能ハイスピードカメラよりも鮮明に、強烈に。

未だ顔を上げられないでいる俺に、ティモシェンコはこう呼びかけた。

田中「>>780
778 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:03:44.18 ID:5JRqkoYo
もう衰えてきているんだ
779 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:05:14.22 ID:tgHjy8E0
あなたはまだまだ強くなる・・・でも今のあなたに足りないものは・・・塩分
780 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:05:49.63 ID:Wyxndvco
上には上がいる…ありきたりだけど十分身に染みたろ?
781 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:05:50.16 ID:PbDywkDO
\         /_ /     ヽ /   } レ,'           / ̄ ̄ ̄ ̄\
  |`l`ヽ    /ヽ/ <´`ヽ u  ∨ u  i レ'          /
  └l> ̄    !i´-)     |\ `、 ヽ), />/        /  地  ほ  こ
   !´ヽ、   ヽ ( _ U   !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬./  獄  ん  れ
  _|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '')  ""'''`` ‐'"='-'" /    !   !   /   だ.  と  か
   |  |;:;:;:{  U u ̄|| u u  ,..、_ -> /`i   !   !  \   :.  う  ら
   |  |;:;:;:;i\    iヽ、   i {++-`7, /|  i   !   !  <_      の  が
  __i ヽ;:;:;ヽ `、  i   ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_  !   !   /
   ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i   /,ゝ_/|  i   ̄ヽヽ !  ! ,, -'\
    ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ  ノ      ヽ| / ,、-''´ \/ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ̄ ̄ ̄            Y´/;:;:;\
782 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:08:06.01 ID:5JRqkoYo
だんだんと重くなってまいりました↓
783 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:10:00.51 ID:tgHjy8E0
重くてお靴がわからないわ↓
784 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:11:13.46 ID:HKrMlIU0
田中「上には上がいる…ありきたりだけど十分身に染みたろ?
四弐「……上には上がいる…上には、上が…


上…

俺よりも強く、大きく… 俺よりも、勝利を重ね…そしてなによりも


俺より、上ッ……!!


四弐「…上…ダト………


     ,/ 〆-‐‐─:; ::^~ ::::ヽ\     ヽ
    /  ,ノ      ゝヽ  :::)( L     \
   ./⌒゙゙~  )└ ,.-─-=、、、_.ノ人  ゙ヽ、    ヽ
  / ノノ   .. .((// ̄⌒^゙゙ヾ):::....)) //ヽ    .|   認メロ・・・・・・
  .| ,、└.、| ノ///  ,,.===‐, __」し-ノ (_  !    |
  .|/,ミヽ、ヽ /,!′:::|  ○ノ゙r‐'^^゙).)⌒l し!-y⌒、/   ッテ言ウノカヨ
  .|′,==、、丶 ..:::::ヽ-‐^::    //::::   //》 )
  ヽ、(  ○】i    :::.... i(   )ゝ- :::  // < .|
   》 ゙─イノ=   .:::....... ヽL__ l,f~´`彡イ<| (ノ ノ
   |   /=、_ヽ、.. ......ノr'''''`二、ヽ)イフ ノヽYノヽ
   \..::人_.ノっノ   ( ::::../^))/  |/  .)ミソ  \
    > _  丿,ィ─-、._.,,/ .:: /  彡.-‐=二 ̄二\
   . ヽヽ=「~ニ---─ラ~/  .:: /  _∠-‐::. ̄ χ   ヽ
     ヽヽ~ヽ-─‐彡.′  :>‐ニ   .::  κ  v    \
      \ ゙‐--イ::..   /  ゝ<....::::  ゝ<__,,---─彡三
       ヽ   ⌒  /ヽミ___mr‐--、___////////////
        ヽ_==-─イ///////////////////////////
        ////////////////////////////////////
785 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:13:55.26 ID:HKrMlIU0
田中「ようやく顔、見せたな。
四弐「…。

無意識の内に放った言葉。
無意識の内に…俺は、田中を見上げていた。


だが…見えない、彼女の顔が。
逆光によりまるでシルエットのようにしか、俺の目には映ってくれなかった。


田中「負けを認めないその心根、やはり噂に違わぬ強者だな。
    一度は見てみたかった、四弐駆緒…死神のような男だと聞いてた。
四弐「お前は…?

田中「ティモシェンコ田中。
四弐「名前…なんかじゃない。
    名前……なんかじゃない、もっと他の…知りたい、お前の事が、何者だ…!


田中「>>787

田中の容姿>>789->>791
786 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:14:54.31 ID:5JRqkoYo
今を駆ける魔女さんですが何か
787 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:15:55.52 ID:AiQMA6SO
でらべっぴん
788 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:16:21.01 ID:5JRqkoYo
逆光になりやすくなる服装
789 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:16:37.97 ID:EgU6A5A0
お団子ヘアー
790 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:16:40.63 ID:tgHjy8E0
スパッツ一丁
791 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:17:12.84 ID:Wyxndvco
しいていうなら門番…ってところかな

容姿なら黒髪でロングヘアー
792 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:23:47.29 ID:PbDywkDO
なるほど、想像に難くないな
793 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:24:58.21 ID:HKrMlIU0
田中「魔女、今を駆ける魔女。


やがて太陽に雲が掛かり…俺の瞳が彼女を捉えた。

魔女を名乗った少女、忘れる筈が無い。
風に靡かぬ黒のロングヘアー…今でもよく覚えている。
魔女というにはあまりにも程遠い格好であった事…よく覚えている。

ティモシェンコ田中…彼女の名前、よく覚えているッ…今でも、今でもッ…!!


しばらく見つめ合った後、彼女は不意に口を開いた。


田中「いずれまたどこかで会えるといいな。
    それまでにもっともっと強くなっている事を願う。
    いや今のままでいい、今の心の強さをそのままにもっていてくれればそれでいい。
四弐「…心だと…?

田中「心がお前を強くする、いずれ判る。
四弐「…おいッ!!

次の瞬間、彼女は俺の顔面に平手打ちをかました。
あまりに突然の出来事に思わず目を瞑る駆緒…そして、目を開くと既に彼女の姿は無かった。


四弐「ティモシェンコ…田中……。


…あれからだ…

あれから半年余りの時が流れたが…田中とはそれっきりだ。
794 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:26:29.33 ID:UMlkeGwP
>四弐「ティモシェンコ…田中……。

なんか知らんが吹いたww
795 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:29:27.47 ID:HKrMlIU0
それっきり…会っていない、というより会っていなくて当然なのだ。
他人同士なのだから、たまたま出会って一言二言交わしただけなのだから。

しかしどうだ!? 俺の心には未だに田中が巣食っている。
惚れただとか、そんな甘い感情なんかじゃ断じてない。

もっと別の…おぞましい何か…まるで心に寄生でもされているかのような…



四弐「…ぬぅぅぅぅぅぅ!!!

田中の幻影を振り払うかのように俺はサンドバッグを殴りつけた。
宙を舞ったサンドバッグが、それを支えるチェーンの重々しい音と共に地面へ落ちる。

あれから半年、駆緒は高校生となっていた。

制服のサイズが合わず、親が苦労しながらも笑顔で俺の写真を撮ってくれた事、よく覚えている。
祖母が入学祝にパソコンと称してワープロを送ってくれた事、よく覚えている。
中学卒業の目前、泉宗一郎に敗れた事…田中と会った事、まだ覚えている…


四弐「…時間か、学校…行かなければ…。

俺はいつものように制服に着替え、ドアに手をかけ表へ出ようとした…が、その時だった。
全身を駆け巡る戦慄…久々に感じる背筋への悪寒…

ドアを開けた俺のすぐ足元に、小さな小包が置いてあったのだ。
差出人…"ティモシェンコ田中"

俺は迷う事無く小包を開いた。
様々な思いが交錯する中、無我夢中で…小包を開いた。

すると中に入っていたのは>>798
796 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:30:48.34 ID:5JRqkoYo
サンドバッグ君
797 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:31:07.85 ID:tgHjy8E0
スパッツ
798 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:31:46.83 ID:AiQMA6SO
入学おめでとうの紙切れと五円玉一個
799 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:33:06.77 ID:PbDywkDO
>>798
つーんーでーれー(´∀`)σ)∀`)
800 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:33:21.46 ID:5JRqkoYo
>>798
どう考えても封筒で済みそうな中身ですね
801 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:37:26.51 ID:r0xdigDO
>>798
ご縁があるようにってやつか
802 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:38:24.92 ID:HKrMlIU0
四弐「五円玉…。

 ――― 前略、四弐駆緒へ。

   私を覚えているだろうか、覚えているだろうね。
   私もしっかり覚えているよ、私が言った通りきちんとトレーニングは続けている?
   続けているだろうね、私に言われるまでもなく続けているだろうね。

   能丸高校へ入学したと聞く、中々いい所に入ったじゃない。
   少し遅れたけど、入学おめでとう。

   近いうちに会うことになるかも
                               ティモシェンコ田中

四弐「…。

                          ____
                    ,  ´      `ヽ..、
                    /                \
              /  __                 ヽ
            /ハ/__ノ_´  `ヽ            :.      ヽ
    , '      /イノ´___    {                :.
.   / , '      {ハ!f'´ ̄ヾ;;> ;  }、               i        !
  / /      }ノ 、-ー、i{' i ! / ゙ヽ.. __... -'´ ヽ.    }    |   i
            /  ヾ 、 }}!.!.i !    /´´  .:.:::::::::ヽ /          |
  |.       /{{   ´ゝミ从j しノ     ,r.、.:.::::::::i:::ノ /     |
  i     , '.::::人     `リ!_ノrfし'イ _ノ;;ノ`ヽ.:::::Y /、     ! i
       /  .::!`)}    _  人≧圭≦、ニ¨ヽ. ハ  }/イ}    ノ
.      /  .:ハ'' j!  ,( ノ /_.:::::`ヽ ゝニ=-< ノ.::/ハり′ノ`ヽ.__
     /  , ;、 ∨ __r‐、}:.__)::::::).:.:     . . : :::ノr/  /  o  ゝ
-‐ニ´/ ,,;,;''‐ .::}, )`こ)_}_ノj! '   . . : : _:_:ノ{{ノ´  / ノ\  (
  .::'  ,''゙´ .:::i´ `ーヾ`ヽr . . : : :r‐⌒)__>''|    `ヽ  ツ /
 .:.:::   / .::{!   .::::∨__ノ: :‐ノ`¨゙゙:::::::::::::j      )/`´
 .:::::  /   .:::iヽ...:.:.::::ノ::::ノ´7´.:.:.::::::::::::::::::人`ヽ
803 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:42:47.84 ID:HKrMlIU0
会う事になる、とはどういう事だろうか。

一体いつ? 放課後、ごく普通に俺の家を訪問するつもりだろうか。

それとも登校中に俺を待ち伏せするつもりだろうか。

まさか俺のクラスに転入してくるなんて事はあるまい。
外見から察するに、まだ彼女は精々が小学生…いいとこ中学生だろうから。



そうだ、言い忘れていたが。

俺は今、故郷を離れ遥か遠い都会のアパートで一人暮らしをしている。
バイトを続けながらジムへ通い、毎日のようにトレーニングを積んでいるのだ。

朝早起きをしてトレーニング…
学校へ行きその後はバイト、バイトが終われば寝るまでトレーニング…

忙しい毎日だが、何一つ不自由はしていない。


四弐「…さて、学校へ行くか…

俺は小包と共に五円玉を部屋へ放り投げ部屋を出ようとした。
すると>>806
804 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:44:10.64 ID:5JRqkoYo
五円玉がどんどん大きくなるではないか
805 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:45:01.70 ID:AtSreh.o
また小包が届いた
806 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:45:21.12 ID:tgHjy8E0
なんと 5円玉がおきあがり 仲魔になりたそうに こちらをみている!
807 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:45:37.51 ID:r0xdigDO
何者かが冷蔵庫に潜んでいることに気付いた
808 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:45:58.32 ID:AiQMA6SO

カオス融合
809 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:48:42.42 ID:AiQMA6SO
これは新女神転生の予感
810 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:53:00.57 ID:HKrMlIU0
カコッ…


四弐「…。

ギッと、鋭い視線で振り返る。
音がした…何かが机の上に落ちたような音が…

四弐「…気のせいか…む?


…無い、5円玉が無い。
先程布団の上へ放り投げた筈の5円玉が、消えている…

再び背筋に悪寒を感じた四弐は静かに壁に背を預けた。
そして周囲を確認しつつそろりそろりと部屋の中へと踏み出した。

四弐「…田中、あいつが送ってきた5円玉……   !!

獣のような反射速度で、四弐は思い切り足を上げ…そして振り下ろした。
まるで足元に蠢くゴキブリを踏み潰すかのように…!

…踏んだ! 何かを、何を!?
この冷たい感触…この大きさ…これは、5円玉!?

何故5円玉が俺の足元に!?
先程万年床へ放り投げた5円玉が、どうして俺の足元…玄関に落ちているのだ!?

もう学校どころではない、これはもはや怪奇現象だ。
四弐は5円玉を拾い上げると、試しに自慢の牙でかじってみた。

再び5円玉を見ると、そこには四弐の歯型がクッキリと残っていた。
なるほど…確かに、普通の5円玉のようだ。
811 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 22:55:42.35 ID:HKrMlIU0
四弐「偶然転がってきた…とは考え難い…
    では何故…



―― もしや


ふと、脳裏にある可能性が浮かび上がる。

その瞬間、四弐の背筋から悪寒が消えある種の安堵感が込み上げた。



四弐「もしや…

四弐「もしや、だが…




四弐「居るのか、ティモシェンコ田中…


四弐がそう呟くと>>814
812 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:56:49.05 ID:5JRqkoYo
違う、わたしはいとこのティモシェンコ鈴木
813 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:57:05.58 ID:AiQMA6SO

こりずにカオス融合
814 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:57:56.30 ID:r0xdigDO
泥棒が現れた
815 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:58:45.66 ID:AtSreh.o
机の引き出しが開き中からティモシェンコ田中が!
816 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 22:59:50.08 ID:5JRqkoYo
>>814
まさかこの泥棒超能力か何かを使えるのか!?
817 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:07:56.66 ID:HKrMlIU0
「ああいるさ、ここに。
四弐「!!


四弐の部屋の奥…そう、押入れの中ッ!!
押入れの中から声が響いた…何故押入れの中!? 泥棒かッ!!

四弐はファイティングポーズをとり、やがて現れるであろう泥棒らしき人物を思い描きながら待った。
どう叩いてやろう…右ストレートで思い切り…? それとも、左ジャブで牽制しながら…

ガラッ


不意に、押入れの戸が開いた。
それに呼応するかのように、四弐は中から現れるであろう泥棒へ襲い掛かッ……!?

四弐「…!

ピタリ、放たれた四弐の拳が止まる。
押入れからゆっくりと…ゆっくりと、奴は…"彼女"は這い出てきた。

そして四弐の前に立つと一言、こう言ったのだ。


「久しぶりだな四弐、少しは強くなったかい。
四弐「…!!

四弐「お前は……!!


あの日の光景が、そして彼女に囁かれた一言が蘇る…
818 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:09:06.16 ID:HKrMlIU0
        r-‐ '' ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
       /                     \
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    { \  ,フ   r-‐:.:.'':.:. ̄.:.:. ̄ ` ---:::‐:_,:_ヽ_ハ/_,, r-‐::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::- _
    !  |,へ!  / ノ:.:._:.:.:.:.`ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ン::::::::::::::::::::::::::::::::::: / ̄ ̄ ̄ ̄\::::::
    \   ,_〉├く:.:.:.:.:.:.:.:. `ヽ:.:.:::::\::::::::二三ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /    お    ヽ:::::::
     ヽノノム|:.:.:.:\:.:.:.:.:::::::::::\:::::::::\:::::::ゞミへ: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│    前      |::::::::
     /:://:::::|::.:.:.:.:.:.\:.:.:::::::::ヽ、\:::::::::\:::::::::::ヽヽ::::::::::-――::::::::::::::: |     の     │::::::
   ン//:::l:::::::|:.:.:.\::::::::\::::>:::::::::`ヽ、::::::::\:::::::::::::::入;:::::::::::::::::::::::::::::::|     負      |─-
  // /::::::|:::::::|:::.:.:::::\::::/ 〆_ ̄>:-ァ::ヽ::::::::::\ー-::::: ム、:::::::::::::::::::::::::|    .け      |:_:::::::
  !:|  !:::::/|:::::::|:::::::::::::::::ムrく;._/,ィ杉 〃\::::::\:::::::::::\::く:::::::::::::::::::::::::::::::´>   だ    /:::一::、
  l:|  l::::l |:::::::ヽ::::::\::::::\`イ!  '´   八::::ハ::|\:::::、::\\‐≦´::::::::/          く::::::::::::`ヾ
   !   !::| |:::\::::\:〈\:::::lヾ゙        j/ リ し \:::、、:ミ::\ニ::::::/  .         |::::::::::::::::
   ヽ ヾ:! l::::::::\::::ヾヘ \!          ノ 「ヾ、::≧、::::::`ヾ\:|     四      ト:、::::::::::
      ヾ、 \:ト乂|:ヘヾ}                  !  jハLニ\:::::::::::|     弐     |`ヾヘ::::
         /  l:::ハゝ、 '   - 、        /    >;;;;;;;;..ム::::: |     駆     |::::::::::::::\
         l!    l:::人  _∠イ、_ 〉      ´   /;;;;_;;;;;;;;ク^ヽ:|     緒      l;;;:::::::::::::::::ヽ
        {{    l:::l:::::\ `ヽ/..    ,.イ  .;./;;;;;;;;;)`~   ハl            / 〈:::::::::::::::::::::
        ll     ',::ヽ::::::|!`ヽ       /Z'  /;;;;;;;、_厂      \        /zz_ソ
        ヾ、_   ヽ:::\ヽ  \__/弋___/;;;;;;;;;f       /  \___/zzzzz7
           ̄ `ヽ \::::::ゝ、_ .r┘|;;;;;;;;;;;;;;;r‐、冫     / zzj/zzzzzzz__人zzzzzz〔
                丶、_::::::::::::三=彳  |       /_)zzzz/zzzr─'´==-\‐7´
                   ̄丁 |   / \      / zzzz〈zzzf´`へ_/    ×
                    )zz│ /    \    / zzzzzジ´//~        \
                   /zzzz | /      \ / zzzzzz/  〃/            ヽ
819 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:11:06.98 ID:HKrMlIU0
―― 忘れもしない半年前。

河川敷で泉宗一郎と戦ったあの嵐の日。
嵐が過ぎ去り、俺が敗れ、敗者の前に現れた少女。


何故、今になって再び俺の前に…!!


四弐「た……田中…。
田中「よっ。


四弐「ティモシェンコ・田中ッ!!


彼女はニヤリと怪しい笑みを浮かべると、押入れの戸を閉め俺と向き合った。

半年前のあの日から、全く変わらぬ怪しい笑み。
変わったといえば…少し背が高くなった、といったところだろうか。


田中「久しぶり。
四弐「何をしに現れた。

あらぶる事無く、あくまで平静を装い言葉を放つ四弐。
すると田中は怪しい笑みを絶やさぬまま、こう答えた。

田中「>>822
820 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:11:49.23 ID:tgHjy8E0
IDの数だけ腹筋
821 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:12:06.66 ID:5JRqkoYo
学校、1秒でも早く行ったほうがいいって忠告をしにね
822 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:12:43.04 ID:29QvVpU0
宗一郎が白血病で死んだ
823 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:14:23.21 ID:AiQMA6SO
魔導大戦が始まる―――協力しろ
824 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:14:26.88 ID:5JRqkoYo
>>822
リベンジする前に退場とは…
825 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:14:38.20 ID:tgHjy8E0
ごーめんなさいよー・・・ごーめんなさいよー・・・・
826 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:14:50.30 ID:r0xdigDO
>>822
そんな…
827 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:21:37.25 ID:HKrMlIU0
田中「死んだぞ、泉宗一郎。
四弐「…。



死んだぞ、泉宗一郎。

死んだそうだ、泉宗一郎が。


泉宗一郎が 死んだ。



四弐「死んだ。
田中「白血病でね、あっさりと世を辞した。

四弐「そうか、死んだか。
田中「ああ。





四弐「>>830
828 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:23:35.53 ID:5JRqkoYo
また一人か
829 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:23:39.42 ID:tgHjy8E0
ならばお前を倒す・・・全身全霊を込めて貴様に八つ当たりをしようじゃないか
830 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:23:55.25 ID:r0xdigDO
マンドクセ
831 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:23:59.35 ID:AiQMA6SO
――〜〜ッッッッ!!!
832 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:26:08.16 ID:5JRqkoYo
>>830
四弐は宗一郎のことがどうでもいいようです
833 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:27:56.54 ID:HKrMlIUo
四弐「ああ、めんどくせぇ。
田中「む?

四弐「面倒だと言ったんだ。
田中「ほう、何が面倒なんだ?

               / ̄ ̄ ̄ ̄\_
             _/        / ̄ ̄`-、
           /__       /     | \
          / ̄ \__/ ̄      \  |、
        //     \      /   /^\ \|、
        | |     |      /  / /ヽー \ |       制裁だよ
        | > _   \ \|// / /-、_   | | __
        | / /  `--、_\ ////=====- \|/ \
        | | |/フ ̄ヽ―″|   \`――-″  | /`|   俺の前でくだらぬ嘘をついた愚者への制裁
         |`l  // ̄フ / `l   `\_      ||、  |
          ‖ lll ヽ―″/   |     \    | | /|
        / ̄`l lll    /    / 人       /`l`l/    これから学校だというのに
        | /\\   /    |ヽ-/      | |||//
          | l′| |  |      、-、_/ヽ、_   U| .||/|
        ヽ \ `|\ ヾ   /`--、_/ ̄\  > /`l    なんとも面倒な事だ
         \_\」 \   /、_、―-″′   | /  |
           | llll  |      / ̄`―、_/ /    |
           | .lll\ `l ヽ―-′       /    |
           |    `ヽ、       _  //     |
           |      \_   _、-ゝ-″|      ト、
           |      `l `―-′    /       | .`ヽ
          /7      `l         |       |   `
       __/`  `l       |        /       |
      /      `l      \      |   /    /
834 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:30:44.26 ID:HKrMlIUo
田中「制裁……制裁。


何度か己の中でその言葉を反芻しているうちに
ようやく四弐の真意がわかったのか、田中は額に一筋の汗を浮かべながらこう言った。


田中「ウソだと、信じたくないと。
    泉宗一郎の死を、信じたくないと言うんだな。

四弐「奴は紛れもない地上最強の生物。
    例え癌細胞だろうと、白血病だろうと奴を[ピーーー]事は出来ない。

    それは私が一番よく知っている。


田中「…。
四弐「弁解するならイマノウチだ。
    "泉宗一郎が死んだなどというのはウソだった"、と…


田中は>>837
835 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:31:48.72 ID:5JRqkoYo
宗一郎の死体を持ってきた
836 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:32:31.42 ID:AtSreh.o
死んだのは紛れも無い事実だ、しかし安心しろ奴は戻ってくる
新たな力を手に入れてな
837 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:32:42.80 ID:AiQMA6SO
嘘じゃねぇってんだろ脳筋
838 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:33:21.93 ID:PbDywkDO
「ほう、よくぞ見破った」 ビリビリィ!
839 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:34:17.78 ID:5JRqkoYo
>>837
なんて大胆な発言ww
840 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:37:25.78 ID:AiQMA6SO
やべ、言ってんだろの言っが抜けた
841 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:37:44.68 ID:HKrMlIUo
田中「…嘘じゃない。
四弐「奴は死なん。

田中「嘘、嘘じゃないッ!!
四弐「死ぬ筈が無い。

田中「嘘ではないッ!!!
四弐「奴を殺せる生物などいない。
    例えそれが 神であったとしてもッ!!


じりじりとにじり寄る四弐に対し、田中は後退りしながらも嘘ではないと主張し続けた。
泉宗一郎は死んだ、と…


田中「嘘じゃねぇっつってんだろ脳筋ッ!!!
四弐「…。



田中「…死んだよ、この目で…見た、泉宗一郎は…
    白血病であえなくこの世を去った…。

    あなたにとっては無念な事だろうと思う。
    唯一自分を負かした相手が、半年と経たず他界したというのだから。
    けど…いくら否定しても、宗一郎はもう…!!

四弐「>>844
842 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:40:48.61 ID:5JRqkoYo
ならあの世に行ってでも追いかけるだけだ
843 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:41:16.58 ID:AtSreh.o
こうなったら俺も死んであの世で決着をつけてくれる!!
844 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:41:51.67 ID:5JRqkoYo
なら「証拠」を見せろよ
845 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:42:05.09 ID:tgHjy8E0
じゃあ、お前ぶったおす
846 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:43:53.73 ID:AiQMA6SO
>>842-843
結婚
847 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:44:49.55 ID:AtSreh.o
先に進まねえwwwwwwwwwwww
848 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:48:55.18 ID:HKrMlIUo
四弐「なら証拠を見せてもらおうか。
    確証も無しに奴の死を認めるほど俺はマヌケじゃない…

田中「…。

田中「証拠なんて…あるとしたら、この写真一枚ぐらいしか…
四弐「…。


その写真には"奴"がハッキリと写りこんでいた。
とある病院の一室で、静かに眠る奴の姿が。

容姿…まるで変わっちゃいない、髪の毛も筋肉もみんなあの時のままだ…
まるでただ眠っているところを写真で移したかのような…

確かに隣にある心電図は既に反応していない…だが
これで…こんなもので、奴の死を認めろというのか…!?


田中「私も嘘だと思ったわ。
    まさか泉宗一郎があんなに呆気なく死ぬとは思わなかった。
四弐「…。


俺は写真を手にしたまま、万年床の上に腰を下ろした。
彼女は立ったまま、写真を見つめる俺を見下ろしている。

まるで…半年前のあの日のように。

やがて彼女は腰をかがめ、俺の顔を覗き込むように言葉を紡いだ。
849 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/20(水) 23:51:51.86 ID:HKrMlIUo
田中「泉宗一郎より強い人間なんて、五万と居る。
四弐「…。


田中「あなたは宗一郎が"地上最強の生物"と言ったけど、私はそうは思わない。

    言ったでしょう? "上には上が居る"と…
    泉宗一郎は頂点ではない、あくまであなたに勝った人間の一人に過ぎない。

    上には上が、更なる頂点は存在する。
    より強い生物、より強い存在、あなたが求める頂点。

彼女の言葉が、重く心に圧し掛かる。
死んだだなんて信じていないはずなのに…それなのにまるで、本当に死んだと思い始めている…俺は…!

田中「宗一郎を忘れろとは言わない。
    だがあなたには目指すべき頂点がある。
四弐「…田中、"魔法少女ティモシェンコ田中"…

田中「…なに?
四弐「教えてくれ。


四弐「一度でいい、はっきりと教えて欲しい事がある。

    どうして…どうしてお前は俺の前に現れた。
    どうしてお前は…

田中「>>852
850 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:52:50.25 ID:5JRqkoYo
こうなることがわかっていたから 魔法少女だし
851 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:53:37.16 ID:tgHjy8E0
だって私はもう一人のお前だもの・・・
852 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:54:15.40 ID:AiQMA6SO
田中「魔女だから」
四弐「えっ?」
田中「魔女だから」
四弐「??」
853 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/20(水) 23:55:36.53 ID:5JRqkoYo
>>852
耳が悪いのか認めたくないのか
854 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:03:26.03 ID:AX1ESEDO
>>853
そういう問題なのか
855 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/21(木) 00:04:45.43 ID:jRfg0HYo
田中「魔女だから」
四弐「えっ?」
田中「魔女だから」
四弐「??」

四弐「悪いが意味が判らないし答えにもなっていない。
    君が魔女だと俺の前に現れるのか?
    ならこの世の魔女は全て俺の前に現れる事になる。
田中「言えない事ぐらい、私にもあるって事よ。


しれっと笑うと、彼女は両脚を放り出して真正面から俺に向かいこう言った。


田中「でもね、これだけは確かな事よ。
    私はあなたの味方、それだけは揺ぎ無い事実。
四弐「…。

田中「地上最強…目指してるんですってね? あなた。
四弐「…何故それを。
田中「何故…ですって? ふふ、だって…

怪しい笑みを止め、次に彼女は爽やかに笑って見せた。
そして俺に背を向けた後、振り向き様にこう言った。


田中「"魔女"ですもの。



856 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/21(木) 00:09:00.26 ID:jRfg0HYo
田中「もしも…もしも、よ?
    これはあなたが自身が決める事…決して強制はしない。

    もしも、人間を越える力を手に入れる事が出来るとしたら…
    けどその力を手に入れるには半端ではない苦痛を伴う…と、したら
    あなたなら、どうする?

四弐「迷う事は無い、手を伸ばす。



田中「四弐駆緒…私はね、あなたを強くしに来たの。
    理由はまだ言えない、けれどもね…あなたに興味がある、濃厚な興味が。

    あれだけボコられても決して挫けない不屈の心…凄く気に入っている。
    それに今の解答…力の為なら、どのような苦行にも耐えてみせようというその心根、私の好み。

ケラケラと笑いながら、田中は懐へと手を伸ばす。
そして…怪しげなビンを3つ、取り出した。

田中「私ならあなたに力を与える事が出来る。
    それこそ、人間を遥かに越える力を…

    もしあなたが力を望むなら私と契約しなさい。
    猛烈な苦痛と引き換えに、あなたはもっともっと強くなれる。

魔女の本性、といったところだろうか。
やがて笑顔すら失せ…田中は俺の答えを待った。

四弐「>>859
857 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:10:15.66 ID:2Vu6HMgo
嘘じゃないんだな? 本当だな? 嘘つかないな? 今更違うとか言わないよな?
858 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:12:03.55 ID:WSgI5gsP
ふうん・・・(ごくごく)怪しいな・・・(ぐびぐび)本当なんだろうな?(じゃー)
859 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:12:13.72 ID:E3SFswE0
興味ないね
860 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:13:34.83 ID:zKrA62DO
>>859
読めない男だ
861 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:14:11.79 ID:2Vu6HMgo
>>859
薬に頼らないとはなかなかやるな!
862 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/21(木) 00:20:27.11 ID:jRfg0HYo
四弐「興味ない。
田中「えっ?

コテッ、と姿勢を崩す田中。
目をまん丸にして、まるで予想外といった風だ。

四弐「ステロイドなど不要、俺は地力で強くなる。
田中「え? あ…あー…そう、要らないの。

ぽりぽりと頬をかきながら、田中はゆっくり押入れの戸に背を預けた。


田中「んー…そう、そっか、ちょっとというかかなり残念。
    結構期待してたんだけどなぁ…ねぇ、四弐くん。
四弐「む…

田中「これ私の携帯電話の番号。
    もし気が変わったら電話してね、待ってるから。
四弐「俺は携帯電話を持っていない…

田中「あっはは、大丈夫大丈夫。
    普通の電話からでも携帯に電話出来るから。
四弐「そう…なのか?

田中「ええ、それじゃぁね。
    電話、待ってるから!
四弐「…ああ。
863 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/21(木) 00:22:11.12 ID:jRfg0HYo
すると彼女はスッと立ち上がり、そのまま足早に玄関へと向かった。
そしていつの間にか用意してあった靴を履き、最後に俺に手を振るとそのまま立ち去ってしまった。


四弐「…やれやれ、嵐のような女だったな…

ふと時計に目を移すと時刻は既に10時前、遅刻なんてもんじゃない。
四弐は受け取った名刺を胸ポケットにしまうと、鞄を手にドアノブに手をかけた。

背筋の悪寒は当に去り、逆にこれまでの胸の痞えが取れたかのように清々しい気分だ。

四弐「さて…

        /  / ̄\               /  `ヽ、  `l
       l'   /     \            /     l   `l
       |´   |       \_        /       `l  /
       `l  |         `ヽ―--―''''´        し|  |
      _ |  ,、l                         \ l__
     /\| / ,、-―、                ノ`ヽ-、、 l/ `l
     |ヽ `l //`ヽ、`l           ,   ノ ノ ̄  | /''|
      l `l.l'  ̄   `l `l         /  ノ /     |/  |
      |/`ヽ   _,--\\  `l   /  / /―-_   | `l /
      l.\,,|   \`〒=\\_`l    / /,、=テ ̄/   |//    行くか、学校へ。
      \`|     `ヽ-`―´,、ヽl  ///''<,==´/'´    |/ |
      /\`l       _,、-'' `l     ̄`ヽ       / `l
      |  \_         ‘          _,、-'´|´  `l_
   / ̄|   |  `ヽ、      ,、   、      /    |    |  \
 /    |    |    \     l    |         /     l
/     |    `l  _  ,、    `ヽ―'´     ヽ、  //      |
      |     ̄`l  l、 _, -――――-  , / / ̄      |
      |      `l    \ ̄ ̄`''´ ̄ ̄/  /,、        |
      l       l\    `ヽ―――'´   / /       /,
      `l       `l \           /  /        /
       l        l、 `l          /  /        /             つづく
      `l`l       ll  \_       イ'´ /        /
864 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/21(木) 00:23:08.54 ID:jRfg0HYo

◇終わるお!



   ∧_∧    ∧∧   ボンボバ〜ン
  ( *´∀`)   | ̄Y ̄|
  ( ◎とノ   f^) | (^}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

次回 グラップラージャック 【第2話】 - 番長 -

865 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:23:30.61 ID:2Vu6HMgo
そういえば学園物だったなwwww
おつー!
866 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:24:27.34 ID:w4CnMuYo
乙乙

果たしてどんな教師が出てくるか
867 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:24:47.41 ID:E3SFswE0
おつ
あ、これ学園物か
868 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:25:11.76 ID:AX1ESEDO
乙!!
869 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:27:09.98 ID:vVyIhwSO
乙!
※四弐は十六歳です
870 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/21(木) 00:31:50.93 ID:zKrA62DO
乙!

すごい主人公だ……
871 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 19:54:43.92 ID:Uw6zK/M0
【05/22 (金) 23:30時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/

05/23 (土)
  20:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - グラップラージャック 【第2話】 - 番長 - inパー速
05/24 (日)
  22:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang −19.タワー・オブ・バベル−
05/26 (火)
  21:00〜/ラー◆FrOEH6hXr2 氏 - 〜不思議な国の碧い兎〜二章 第14話『動き出した進撃』
872 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 19:57:44.55 ID:k3WCCjco
『規制が解けないからここでやるッ!』

20:00になったら投下始めます
873 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 19:59:07.60 ID:bS55.Hwo
wktk
874 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:00:15.95 ID:k3WCCjco
◇始めるお!



   ∧_∧    ∧∧   ボンボバ〜ン
  ( *´∀`)   | ̄Y ̄|
  ( ◎とノ   f^) | (^}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

『登場人物』

・四弐 駆緒 (16)♂
最強の高校生、2mを越える規格外の長身と一般人を遥かに凌駕する肉体を併せ持つ

・ティモシェンコ田中(?)♀
駆緒に薬物強化を勧めるが断られる、自称魔女

・泉宗一郎 (享年41)♂
地上最強の生物、駆緒が唯一敗れた相手


>>876  (何か名前 適当なのひとつ)
875 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:00:52.98 ID:bS55.Hwo
泉純一郎
876 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:02:09.10 ID:Sscidc20
御覧乃 巣本鎖亜
877 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:04:02.80 ID:k3WCCjco

      『くそう…畜生、どうして俺がこんな目に…』


小坊の時から教師になる為に一生懸命勉強して…
中学も高校も必死こいて試験合格して、教員試験にも受かってようやく…!

夢を叶えたのにッ…! 夢だった教師になれたのにッ…!!



  『なんで俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだッ…!!』


              ゴランノ スモト
能丸高校数学教師、"御覧乃 巣本"…
憧れの教員となり、今日がその初仕事ッ…夢の教壇ッ…それなのにッ…!!



    『こええ…こええよ…! ああ、帰りてぇ……!!』


全身を貫かれるような殺気…
止まらない、全身から流れる脂汗…呪文のようにぶつぶつと口から漏れる数学の公式ッ…!

この男の身に降りかかるあらゆる厄災、その全ての元凶はッ…!

878 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:04:55.84 ID:k3WCCjco


        /  / ̄\               /  `ヽ、  `l
       l'   /     \            /     l   `l
       |´   |       \_        /       `l  /
       `l  |         `ヽ―--―''''´        し|  |
      _ |  ,、l                         \ l__
     /\| / ,、-―、                ノ`ヽ-、、 l/ `l
     |ヽ `l //`ヽ、`l           ,   ノ ノ ̄  | /''|
      l `l.l'  ̄   `l `l         /  ノ /     |/  |    最後列窓際席より発せられていたッ!!
      |/`ヽ   _,--\\  `l   /  / /―-_   | `l /
      l.\,,|   \`〒=\\_`l    / /,、=テ ̄/   |//
      \`|     `ヽ-`―´,、ヽl  ///''<,==´/'´    |/ |
      /\`l       _,、-'' `l     ̄`ヽ       / `l       まさに圧倒的威圧感ッ!!!
      |  \_         ‘          _,、-'´|´  `l_
   / ̄|   |  `ヽ、      ,、   、      /    |    |  \
 /    |    |    \     l    |         /     l
/     |    `l  _  ,、    `ヽ―'´     ヽ、  //      |
      |     ̄`l  l、 _, -――――-  , / / ̄      |
      |      `l    \ ̄ ̄`''´ ̄ ̄/  /,、        |          バケモノ
      l       l\    `ヽ―――'´   / /       /,  『なんであんな生 徒が
      `l       `l \           /  /        /        ココ
       l        l、 `l          /  /        /        教室にいるんだよぉ〜ッ!!』
      `l`l       ll  \_       イ'´ /        /

                四 弐 駆 緒 (16)

          グラップラージャック 【第2話】 - 番長 -


879 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:05:42.98 ID:bS55.Hwo
高校生だからです
880 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:06:17.99 ID:k3WCCjco
2002年 5/11(月)


キーンコーンカーンコーン……


御覧乃:やったッ!!


御覧乃「え、え〜、ではだな、今日の授業はここまでだ。
     みんなしっかり復習してくるようにッ!!
     起立ッ! 気を付けッ! 礼ッ!!

足早に教室を出て行く数学教師御覧乃。
その様を見た数名の生徒がクスクスと笑い始める。


四弐:四時限目、数学終了。

机を適当に整頓する、鞄を手に取る、立つ、昼食を摂る為教室を出る。
一連の動作を同じようなペースでこなす。

朝早起きして弁当などを作る性質でない彼は、今日もまた300円を手に学食へと向かう。
四弐が学食に姿を現すと、一瞬だけ場がシンと静まり返った…が、すぐに場の空気が蘇る。

彼が学校に通うようになってはや10日、既に他の生徒も四弐の存在に慣れ始めているのだ。

四弐:さて、空いてる席は…

四弐が座れる席を求め学食内をうろついていると>>882
881 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:07:09.21 ID:bS55.Hwo
ちゃぶ台の席しかなかった
882 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:07:40.67 ID:Sscidc20
高校生とは思えぬほどのちっこい女が窓側に一人だけ座っていた
883 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:09:11.14 ID:bS55.Hwo
>>882
なんて真逆の存在
884 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:12:07.60 ID:k3WCCjco
高校生とは思えぬほどのちっこい女が窓側に一人だけ座っていた
って、馬鹿野郎。


       _____
    , '´  Λ_  ̄ ` ' ─- 、
   /  <   /       ヽ、
   .i   _|/\|─- 、イ___ ,  ノ
   ゝ,-´         ヽ,` ̄ヽ,
  r´    . r , './| ヽ   ゝ | |
  !   i._\| Lレ ≡≡   イ.」  |
  i__レLヽ,r≡   ⊂⊃ イ」   |
      | i ⊃  _,   .,ヽイ     |
     ,イゝ        くイ   |  |  ←高校生とは思えぬほどちっこい女
     |`ン´|`,.ー─, _´/(イ.   |  |
     |.(イ´| |r/'ー-´イノヽ, || .|
     [ゝイノ//!i(><イ'[ゝイ]イ ヽ.|  |
      ノ」 ./⌒(⌒ヽ、くイ   iイ_/

  なにやってんだティモシェンコ田中


田中「おーい、四弐くーん、こっちこっち。
四弐「…。
885 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:12:38.57 ID:bS55.Hwo
なぜいるwwww
886 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:16:11.63 ID:k3WCCjco
四弐「田中。
田中「相変わらず声のトーン低いね、ひょっとして外国人だったりする?

四弐「…。
田中「まぁいいや、お昼ご飯食べよ。


四弐「何をしている、ここは小学生の来るような所ではない。
    お子様ランチなら近所のレストランで頼むといい。
田中「つれないね。

彼女の前には大盛ラーメン。
さっさと他所の席で昼食を済ませてしまおうと考えるも、他に席が見当たらない。

四弐は特盛ラーメンを注文した後、仕方なく田中と向かい合うように座った。

田中「おやや、その辺の生徒適当にぶっ飛ばして座席ぶん取っちゃえとか思わないんだ。
    へへぇ〜、見かけによらず優しいね。
四弐「また…俺に何か用か。
    今朝アパートで会ったばかりだと思ったのだが。

田中「別に、だって私ここの生徒だもん。
四弐「…。

人は見かけによらないものだ。

田中「今日編入してきたんだ、手続きは大分前に済ませてたんだけどね。
    四弐くんのクラス(1組)狙ってたんだけどさぁ、案外上手くいかないもんだね、一番遠い9組に編入されちゃった。

一歩的に喋り続ける田中のトークを右から左へ受け流していると>>888
887 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:17:52.93 ID:bS55.Hwo
口やかましい同級生に冷やかされた
888 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:18:11.37 ID:Uw6zK/M0
ラーメンの中にハムスターが入っていた
889 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:19:46.82 ID:KgZZVYDO
>>888
それ厨房のネズミじゃ……
890 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:20:05.64 ID:Hr7fiqMo
>>888
ああ、星の形をしている…
891 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:20:11.19 ID:bS55.Hwo
>>888
しかし奴なら構わず食いそうな気がする
892 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:24:16.64 ID:k3WCCjco
田中「んでさ、9組で今朝…
四弐「そんな事は聞いてねぇ。

ラーメンの中に入っていた分厚いチャーシューを食い千切り、
食堂のおばちゃんの好意でおまけしてくれたハムスターを口に含みバリボリと食す。

四弐「食事くらい黙って済ませろ。
田中「…へいへい。

ちょっぴり眉間に皺を寄せながら熱々のラーメンを啜り、
箸先で麺を絡めとって口腔内へと押し込む。

単純作業の繰り返しではあるが、もたらされる抜群の味に田中は幸福を感じていた。


田中「…うめぇ……。
    やっぱラーメンは味噌…
四弐「塩だ。

田中「…。

田中「食事くらい黙って済ませるんじゃなかったの?
四弐「うるさい。
893 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:26:07.63 ID:FVTzsS60
なんの躊躇も無く食ったwwwwww
894 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:26:14.79 ID:k3WCCjco
四弐「…。

口腔内に取り残されたハムスターの目玉の行き場を求め、
四弐があちらこちらへ視線を移していると…

田中「あっ、ティッシュあげるから骨ならここに出しなよ。
四弐「…。

                          ____
                    ,  ´      `ヽ..、
                    /                \
              /  __                 ヽ
            /ハ/__ノ_´  `ヽ            :.      ヽ
    , '      /イノ´___    {                :.
.   / , '      {ハ!f'´ ̄ヾ;;> ;  }、               i        !
  / /      }ノ 、-ー、i{' i ! / ゙ヽ.. __... -'´ ヽ.    }    |   i
            /  ヾ 、 }}!.!.i !    /´´  .:.:::::::::ヽ /          |
  |.       /{{   ´ゝミ从j しノ     ,r.、.:.::::::::i:::ノ /     |
  i     , '.::::人     `リ!_ノrfし'イ _ノ;;ノ`ヽ.:::::Y /、     ! i
       /  .::!`)}    _  人≧圭≦、ニ¨ヽ. ハ  }/イ}    ノ
.      /  .:ハ'' j!  ,( ノ /_.:::::`ヽ ゝニ=-< ノ.::/ハり′ノ`ヽ.__
     /  , ;、 ∨ __r‐、}:.__)::::::).:.:     . . : :::ノr/  /  o  ゝ
-‐ニ´/ ,,;,;''‐ .::}, )`こ)_}_ノj! '   . . : : _:_:ノ{{ノ´  / ノ\  (
  .::'  ,''゙´ .:::i´ `ーヾ`ヽr . . : : :r‐⌒)__>''|    `ヽ  ツ /
 .:.:::   / .::{!   .::::∨__ノ: :‐ノ`¨゙゙:::::::::::::j      )/`´
 .:::::  /   .:::iヽ...:.:.::::ノ::::ノ´7´.:.:.::::::::::::::::::人`ヽ

田中「って、目玉じゃん!!

田中「…あー、そうだ四弐くん、>>895
895 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:26:54.23 ID:Uw6zK/M0
>>892
ホントに食うとは思ってなかったぜ…
896 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:27:07.97 ID:YaRDNnMo
氏ねぇ!
897 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:32:41.87 ID:k3WCCjco
              _,,.. -─‐__ニンヽ、_
          _,..::''"´:::::::::::::::::::\ 烈 フヽ.
        ,:'´::::::::::::::::::::::ヽ、:::::::::|/ヽ.!:::::::::',
        !:::::::::_;:ゝ-:.:.'':.:"´ ̄ ̄``"''<:;::::!
        ヽン´:.:.:.:.:;.:.'´;.:.:.:.,:.;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:!              ,.-、,
        ./.:.:.:.:,.:'´:./:.:/:/:.:.:.:/!:.:.i:.:.:/!:.:.',             / / ヽ-、
ト、       /:.:.:.:.ノ:.:.;/.:.//>'、;_//:.:,ハ_/:.:!:;:.:!〉            /!_/ /  ,ハ
';.:.`'':ー-‐.''´.:.:.:.:,く_//:.:./く´'、_り`'く/ァ;'i:.:.:.!ハ」            '、.,___)'、_/./
_.>=-‐:.''"´.:.:.:.:.:.:.:.::.レン7. " ´     └!、!:;:」'"             ,'ヽ.ゝ、,.ン
__;,:.:.:.-─:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:,(,.:イ    ,:'´ ̄`i  `!ハ               ,.:'   .,:'
_,,..-:.:''"´:.:.:rヘ:.:.:_;r'ン´!ヘ.   i   ヽ!  ,インi  _,,.-‐- 、.,_    _ /    ,:'
:.:.:.:.:.:.:.:.;:.イ,.-X>ン'´:.K/ ヽ、 '、,___,:' .∠リ;-''"´   / ァ`ー ''"´ ;'     /
:.:.:.:;:-'":.:.:/ンヘ、」ニ-<| \,___`Tァーr'´イ´/       iコ          _,.:'
:.:./:.:.:.:.:.:.:レ':.:./´  /:i__/ム__」ンメ´::7      `YL   _,,.. -‐ ''"´
:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,.:'     ,:':::::}>ホ<{イ:::::、:;'、       !ヽ!"7´
':.:.:.:.:/:.:.:.:.k'_,.  /:::::::/ハ. !::::::::::::::::Y ゝ、.,_    __ン'"
:.:.:.:iァ'´>ー、_r、_,:'::::::::::└'ナ└':::::::::::::::::::::i__,ンi´ ̄ ̄
:// ./ , ' ,' `i,':::::::::::::::::::iY´:::::::::::::::::::::::;ハ/:.:.:',
  '、 i i i  r!ゝ、:;:::::_・十・、:::::::::::::::::;:イ::/:.:.:.:.:ヽ.
   `ー、- - 'ヽ:.:.:7:::::::::;!::::::::`:::::::::::´Y:_」:.:.:.:.:.:.:.:.':,

        氏   ね    ぇ  ッ!!!!

田中「ホアタァッ!!

突如テーブルを蹴り上げ、イスを踏み台に高く宙へと舞う田中。
未だ冷めぬラーメンのスープが四弐へと降り注ぐが、彼はそんな事では微動だにしなかった。
898 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:34:12.61 ID:k3WCCjco
田中「ハァッ!!

田中はそのままの勢いで四弐の顔面へ爪先を叩き込み、
着地と同時に四弐の股間を蹴り上げた。


周囲の生徒が驚き、一斉に視線を投げかける。
だがどの生徒も誰一人として逃げ出そうとする者はおらず、
むしろ好機の視線を投げかけているようだ。


四弐「…?
田中「さすがだね、能丸高校。
    喧嘩の絶えないここじゃ、私のつっかけも食事のおかずか。


田中「さぁどうするよ四弐くん、喧嘩売られてんぞ!!
四弐「…そうだな…。


ダメージが無かったとはいえ、喧嘩は喧嘩。
売られたのなら買わねばなるまい。

四弐がファイティングポーズをとり田中と対峙する。

田中「そうこなくっちゃ。

田中もそれに応じるように構えたが、>>898
899 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:34:53.67 ID:k3WCCjco
>>902
900 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:36:49.86 ID:Uw6zK/M0
床がひっくり返った
901 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:36:59.35 ID:Hr7fiqMo
その瞬間食堂のおばちゃんのもの凄い殺気が二人を襲う
902 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:37:09.90 ID:Sscidc20
四弐が本気の顔を見せると腰を抜かしながら下僕にしてくれと謝ってきた
903 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:37:31.90 ID:FVTzsS60
食堂のおばちゃん「食べ物粗末にするんじゃねぇ!!」
と視認出来ない速度のおたま乱舞
904 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:38:54.66 ID:bS55.Hwo
>>902
戦ってもいねえwwww
905 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:40:57.93 ID:k3WCCjco
四弐「イイゼ。


             ,/ 〆-‐‐─:; ::^~ ::::ヽ\     ヽ
            /  ,ノ      ゝヽ  :::)( L     \
           ./⌒゙゙~  )└ ,.-─-=、、、_.ノ人  ゙ヽ、    ヽ
          / ノノ   .. .((// ̄⌒^゙゙ヾ):::....)) //ヽ    .|
          .| ,、└.、| ノ///  ,,.===‐, __」し-ノ (_  !    |
          .|/,ミヽ、ヽ /,!′:::|  ○ ノ゙r‐'^^゙).)⌒l し!-y⌒、/    ヤッテヤロウジャネェカ…
          .|′,==、、丶 ..:::::ヽ-‐^::    //::::   //》 )
          ヽ、( ○ 】i    :::.... i(   )ゝ- :::  // < .|
           》 ゙─イノ=   .:::....... ヽL__ l,f~´`彡イ<| (ノ ノ
           |   /=、_ヽ、.. ......ノr'''''`二、ヽ)イフ ノヽYノヽ
           \..::人_.ノっノ   ( ::::../^))/  |/  .)ミソ  \
            > _  丿,ィ─-、._.,,/ .:: /  彡.-‐=二 ̄二\
           . ヽヽ=「~ニ---─ラ~/  .:: /  _∠-‐::. ̄ χ   ヽ
             ヽヽ~ヽ-─‐彡.′  :>‐ニ   .::  κ  v    \
              \ ゙‐--イ::..   /  ゝ<....::::  ゝ<__,,---─彡三
               ヽ   ⌒  /ヽミ___mr‐--、___////////////
                ヽ_==-─イ///////////////////////////
                ////////////////////////////////////


               ,.-ー-、
              /    、⌒
            ⌒/人 ::  ::j
        ,. - 〜ー'^´`ヽ  :j     ごめんなさい
       厂   /ヽ   ヽ,. j、:: j
      i    / !`=-、:::<   >:i
      i    i  ヽ!.  ` |^^|ji i
    _ノ    ::i:  ヽ,   |, | !i
  </_\   :::,.ノ,,,  i )  i  `つ
  ( ,┐ \_/    ̄
906 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:43:28.62 ID:k3WCCjco
           _,.iー─´、
           /     .⌒
         ⌒i  :::/`´ヽ\)
           /j_ji_( 、_ j i! i   いやね、いくら私だって勝ち目の無い喧嘩うるわけないじゃん
           i`。ー ー。§:i!
          ⌒ゝノ., っイ{ヨ<i⌒
           /ji/ <ハ>ヽjiヽi!,    ラーメン汁かければ少しは驚くと思ったのよ
           ) ' :=: ` (:j
           i^i` = 」´i`j i⌒
           /い   ` i i :i    けど微動だにしないし、ひょっとして変温動物?
          ハヽヽヽ   i j 、i
   ( ̄⌒〜',.⌒ ):<~ )< >( ~>:j       .........._∧__人
     ̄`ヽ 、 _ノ        i          (>烈<  )
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

四弐「恒温動物だ。

ざわめきの止まない周囲の生徒をかきわけ、6名程の教師が姿を現した…
が、そのうち5名は四弐の顔を見るなりそそくさと職員室へ帰って行った。


*「四弐くん、と…田中くんか、これは何の騒ぎだね。

残った最後の教師、>>907(名前)が二人の間へと割って入る。

教師の容姿とか特徴とか>>909->>911
907 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:44:22.68 ID:FVTzsS60
ヴラド・ツヴェルシュ
908 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:44:36.96 ID:bS55.Hwo
金仁 北無
909 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:44:50.22 ID:YaRDNnMo
30cmの巨根
910 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:45:08.91 ID:Hr7fiqMo
つねに残像
911 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:45:31.68 ID:YaRDNnMo
語尾に「えひゃい」
912 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:46:31.97 ID:bS55.Hwo
>>909-911
どう考えても普通の人じゃないな
913 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:46:56.37 ID:Sscidc20
吸血鬼何やってんすか
914 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:52:13.19 ID:k3WCCjco
生徒「アッ…!

生徒「あれは…入学式の時の自己紹介で語尾に"えひゃいッ"とつけていたッ…!
生徒「常に残像を醸し出しながら30cmの巨根との噂もある…



 、-≦_ー‐  -=ニ`ー、ヾ,ヽヽト、ヾヨヽ'i Y,r‐'‐イ
  〉三_‐_´_ `ミ、_ヽ`ミト、ト_ミ;;W_ヽi リ∠'-三!,
 彡ラ'_´-_‐' -‐三ミー_-ミミr'    `"┴ミミミ≦
  〃彡-_ ,-__ヽ≡_−ヾミ{_        ト\、!
 ム,∠/-,-',,.-, |彡_/~~≡_      |ハ!ヾ'
  }三三{ /) ト'、'、   `ー‐-'_、  ,   !
 . f三三ム !r'(   ヽヽ、  、 r-、ミヾi|!|,-|
  f三シ´ } y'/    \`ヽ,ヾ|!、 !ヽミリソ|Z!    『外国語教員ヴラド・ツヴェルシュ先生ッ!!』
 ノ彡゙  ヽッ';:;;:、     \ `ヾ≧キ};==iリ
 :゙     /;:;:;;〃_,,、_    `ヽ{_ノ'-'   !
 ヽ,  i  /;:;:;=、´,=ト、゙_      ,.-、.   i
 ヽヽ,i'  i',彡;:;,   ゙トy_`,ー-..、  ト、,._  〉
  ヽヽ,  \レ: .:,  `'ヽ'、'w,_ `ヽ、〉"   YヽL
 、 ヽヽ,   `に;;::;   、 `ヽ_~)'r'´i_,r ‐ ┼ ゙i
 ヽ  ヽヽ   ヾrシ   ヾ_-ァ‐' 〈r'   ヽ,-'‐
  ヽ  ヽヽ   ヾfシノ, , 〃/   ヽ_,   ノ!i\
   ヽ  ヽ\_,..-ヾカソノソシノ`ヽ、  </   ソ  ゙ _,| |
    ヽ、_ソ/)、  `\´     `ヽ!     /  , └┐i!
    ヽミ_-' / ノ\   \      |    |!  、ヾッ, | ||
     ヽ  ̄ ´  \   \.    ト、   "  \_`'、||

    ヴラド・ツヴェルシュ(34) ♂
915 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 20:55:01.01 ID:k3WCCjco
ヴラト「食後の運動なら体育館か格技室を使用したまえ。
    それとも…私が連れて行って差し上げようか。
四弐「ラーメンのスープをいくらかこぼしてしまっただけだ。
    教員の手を借りるまでもねぇ、雑巾一枚で事足りる。

ヴラト「…。
四弐「…。


二人の間に緊迫した空気が流れる。

それを囲むようにして眺める生徒達の胸中は如何なるものだろうか。
ある者は他の教員を呼ぼうかと考えているかもしれない。
ある者は飽きを感じて食事に戻ろうと考えているかもしれない。

だが中にはこう考えている者も居る筈だ。

"二人が喧嘩したらどっちが強いんだろう…"と。


そんな様々な思いが交錯する中…教師、ヴラトが静かに口を開いた。


ヴラト「>>918
916 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:55:59.81 ID:Uw6zK/M0
ちーすーたろかー
917 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:56:00.34 ID:bS55.Hwo
ちなみに私はとんこつ派でな
918 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:56:19.42 ID:YaRDNnMo
"俺に股を開かぬ女は死んで良い"そう思わなえひゃい?
919 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 20:58:45.70 ID:bS55.Hwo
>>918
いろいろとひどいwwwwww
920 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:01:29.57 ID:Sscidc20
ウゴゴゴゴ・・・えひゃいとはいったい・・・
921 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:02:25.70 ID:k3WCCjco
ヴラト「"俺に股を開かぬ女は死んで良い"そう思わなえひゃい?

生徒:おもわねーよ。
生徒:出たッ! セクハラ発言ッ!!

四弐「…。

違う意味で視線を逸らしたくなる男だ。
どうしてこんな奴が教師になれたのか不思議で堪らない。

ヴラト「君はもう捨てたのかね?
四弐「まだだ。

ヴラト「そうかそうか、さぞかし溜まっている事だろう。
    なんなら今日の放課後にでも私の秘密基地へ招待してあげようか。
四弐「結構だ、用が無いなら俺は教室へ戻る。

ヴラト「学食での食事は静かにな、ここは公共の場だ。
四弐「言える立場かよ…


それからしばらくして、教室へ戻ろうとした四弐の背を小さな手が叩いた。

田中「あーびっくりした……ヴラト先生って結構勇気あんだね、驚いちゃったよ。
四弐「自分の教室へ帰れ。

田中「へいへい、ほー…

若干拗ねたように教室へ帰ってゆく田中。
自分もそろそろ教室へ戻らなければ…そう思いながら歩いていると>>923
922 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:03:45.99 ID:bS55.Hwo
学校でよくあるトラップがいたるところに設置されている
923 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:03:53.76 ID:FVTzsS60
校庭から巨大遺跡が
924 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:03:54.40 ID:YaRDNnMo
ヴラトの言うことの正しさに気付いた
925 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:06:06.24 ID:bS55.Hwo
>>923
この学校もう何があってもおかしくないな
926 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:06:46.63 ID:Sscidc20
何があってもいいじゃない、むりやりだもの

                みつを
927 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:09:25.78 ID:k3WCCjco
生徒:なぁ聞いたか…
生徒:ああ聞いたよ、校庭で巨大遺跡が見つかったんだって?
生徒:こりゃ授業どころじゃねーよな、見に行こうぜ!
生徒:それは無理だ、だってもう考古学者とか着てんだぜ?

四弐「…。


巨大遺跡…校庭…



教師「えー、みんなも既に聞いていると思うが、我が校の校庭から巨大遺跡が見つかった。
    というわけで…突然ではあるが、今日の午後の授業は取り止めとなった。
    速やかに下校するように。

まぁ当然の結果だろう。
こんな田舎の学校から巨大遺跡が見つかったとなれば
それを目当てとしたマスコミやら学者やらが殺到するだろうからな。


四弐:…さて、どうするか…。

>>929

1・下校する
2・遺跡へ行く
3・その他
928 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:10:00.61 ID:bS55.Hwo
強敵を探す
929 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:10:02.03 ID:Uw6zK/M0
930 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:13:52.78 ID:bS55.Hwo
遺跡って言うとやっぱり迷宮みたいな奴かね
931 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:14:52.95 ID:k3WCCjco
それから数時間…四弐は体育館の更衣室で時間を潰すと、
午前中よりもいくらか静まり返った校舎を歩き校舎裏へと向かった。

既にそこには警備員が何十名と配置されており、
現場にはキープアウトのテープが張り巡らされていた。


四弐:…やはりか。


四弐「…!


物陰に隠れその様子を伺っていた四弐だったが、
不意に背後に気配を感じ静かに振り返った。


四弐「…。

そこに居たのは…生徒だ。
だが暗くて顔は愚か下半身すら見えない…唯一見えているものといえば、靴くらいか。

*「遺跡目当て、か?
四弐「…そうだ。


生徒の氏名>>932
生徒の容姿>>934->>936
932 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:16:05.01 ID:bS55.Hwo
野中 歌乃
933 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:16:12.30 ID:Sscidc20
荒井 小熊
934 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:16:31.97 ID:YaRDNnMo
94-61-88
935 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:17:05.67 ID:FVTzsS60
5センチくらい浮いてる
936 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:17:31.63 ID:Uw6zK/M0
三つ編みメガネっこ
937 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:17:33.79 ID:YaRDNnMo
狂気じみたものが目視できる
938 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:22:59.70 ID:k3WCCjco
*「遺跡目当て、か?
四弐「…そうだ。

暗闇にキラリと光るメガネの反射光。
ゆっくりと姿を現した生徒は…女生徒、中々に大柄な。


*「私もさ。
四弐「…。

*「3組の四弐駆緒、だろ? 私は6組の野中歌乃だよ。
  よろしく。
四弐「…俺は1組だ。


こまけぇこたぁいいんだよ!
とでも言いたげな素振りを見せると、歌乃は屈み込んで警備員の様子を伺い始めた。

歌乃「厄介なもんだ、たかが遺跡一つにこれだけの警備員を配置するなんてね。
    夜まで待つ…ってーわけにもいかないよなぁ、この様子だと。
    恐らく警備も徹夜で続くだろうし…

小声で話を続ける歌乃。
確かに彼女の言う通り、警備の手は夜になっても緩む事はないだろう。

ではどうするべきなのだろうか…

四弐は>>940
939 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:23:47.10 ID:bS55.Hwo
実力行使した
940 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:23:53.36 ID:YaRDNnMo
941 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:24:40.04 ID:Sscidc20
強行突破した
942 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:30:02.23 ID:k3WCCjco

四弐「…。

物陰から姿を現し、つかつかと歩を進める四弐駆緒。
それを見た歌乃はニヤと笑うと、四弐よりも一歩先に出て警備員へ向かい歩き始めた。


20メートル辺りまで近づいたところで、ようやく警備員がこちらに気付き声を出す。


警備員「おーい君たち、ここの学校の生…徒……


四弐の姿を見た警備員の声が掠れ始める。
まるで巨大なグリズリーと遭遇でもしてしまったかのように、警備員は何も言えなくなってしまった。



歌乃「好きだろ、こういうの。
四弐「…。

四弐「あんたは違うのかい。
歌乃「大好きさ。

943 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:32:15.20 ID:k3WCCjco
警備員「いや…待て、ちょっと待ってくれ、ここから先は通行止めだよ!!
四弐「知っている。

警備員「考古学的な価値の計り知れない重要な遺跡かもしれないんだッ!!
歌乃「それも知っている。


喚きたてる警備員を他所に、二人はズンズンとキープアウトのテープを破り中へ入ってゆく。


歌乃「へぇ、これが……
四弐「…遺跡か。


グラウンドの中央にぽっかりと口を開く巨大な地下への通路。
その奥には…扉? らしきものが見える。

周囲には既にいくつもの照明が用意されており、
地下への入り口を煌々と照らしていた。

歌乃「うーん、思っていたより大きな遺跡みたいだねぇ。


二人が遺跡の入り口を眺めながら思い思いの感想を述べていると>>945


944 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:33:14.38 ID:bS55.Hwo
入り口が閉まって出られなくなるというお約束
945 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:33:18.85 ID:Hr7fiqMo
遺跡の奥から獣のうなり声が聞こえてきた
946 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:35:09.45 ID:bS55.Hwo
>>945
現代によみがえった古代生物か何かか
947 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:39:20.38 ID:k3WCCjco
警備員「ああ、どうするよあの二人…お前ちょっと止めてこいよ…!
警備員「お断りだ、早死にしたくねぇからな。


歌乃「…。
四弐「…。

まるで歴史あるお寺を訪問しているような気分だ。
こう…厳かな、壮大な雰囲気がなんともいえない空気を醸し出している。


歌乃「こんなものが地下に眠っていたなんてねぇ…2年間この学校に通っていたけど、全然気付かなかったよ。
四弐「…。


太陽が傾き、グラウンドの大時計が4時を指し示した頃…流石に飽きたのか、歌乃が大きく欠伸をした。

歌乃「ふわぁ〜……いや、もういいや…帰ろ…あんたもこんな所にいつまでも居たって仕方ないだろう? 早く…
四弐「…。


四弐「…聞こえる…。
歌乃「は? 何が。

四弐「とぼけるんじゃねぇ。
歌乃「…。


歌乃「なんだ、あんたにも聞こえていたのか。
948 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:40:20.54 ID:bS55.Hwo
>>947
だめだこの警備員ww
949 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:41:43.76 ID:k3WCCjco
四弐「俺を試したか。
歌乃「あんたイイね、イイ感じだよ。


嬉しそうに遺跡へ向かい足を踏み出す歌乃。
四弐もそれに続き、遺跡の入り口へ歩を進める。


四弐「獣のような…
歌乃「唸り声…


大地の奥底…そう、遺跡から響くこの獣のような唸り声。
何か、居る…? この遺跡に…


まず通常ではあり得ない話だ。
もし何か居るとしたら、そいつはこの遺跡が地下に埋没したその時からずっとずっと生きていた事になる。

そんな事はあり得ないのだ、断じてッ!!


数メートル…少なくとも、四弐の身長の倍はありそうな石の扉。
四弐は石の扉の前に立つと>>952
950 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:42:36.25 ID:bS55.Hwo
渾身の一撃を放った 打撲になった
951 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:43:03.13 ID:Uw6zK/M0
開けーゴマ!
952 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:43:05.80 ID:YaRDNnMo
たちション
953 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:44:15.78 ID:bS55.Hwo
>>952
きたないwwww
954 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:48:01.67 ID:k3WCCjco
歌乃「さぁて、まずはこいつをどうするかだね。
    流石に石の扉ときたら壊すにゃ…なぁ? どうするさあんたは。
四弐「…。

歌乃「…おい、なにやってんだ………うわっ…!



ジョロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ



歌乃「アホかぁ! そんなんで開く扉なら苦労せんわぁ!!
    ってかデカイな、お前の…期待を裏切らんビッグサイズ…ま、んなこたどうでもいいか。

放尿を終えた四弐はジッパーを上げ、再び石の扉を見上げた。
そして何度かコンコンと扉をノックすると、歌乃の肩を掴み数歩後方へ下がった。


歌乃「ん、なに?
四弐「来るぜ。
歌乃「なにが?


歌乃が呆けた返事をした次の瞬間!!
>>956

955 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:48:46.84 ID:YaRDNnMo
           ,- -、
        / ,-、ヽ
          / /;;;;;i i            _, -‐、
       / /;;;;;;;;l  !           / ,-、  !
    __r‐' ん'⌒ヽ  l          / /;;;;;i  |
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          l、:::::v:::」:::::::i : : : : :;:::;:::::://)/
          |;ヽ;::::::::::::::;:i : : : : :;:::;:::::i::i// まあ楽にしてけや
          !;;;';ヽ;:::::::;:::::i : : : :i;::::;::::j:/
            l;;;';;;;;;;、::::::::::::', : : ;'::::_;;;r'
        __j;;;';;;;;;;;;ヽ::::::::::::'、_ノ::::l
      - '´;;;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;ー、
956 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:48:47.81 ID:bS55.Hwo
でかい屁が一発
957 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:50:04.58 ID:Hr7fiqMo
駆緒のションベンで滑って転ぶ襲撃者
958 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:50:22.86 ID:YaRDNnMo
>>956
何故下がったwwww
959 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:50:29.77 ID:FVTzsS60
                _,  -‐' /  /
       __,、 -ー '' ´   ^ /  /
     /´ ^             /  /
    |            , ---、/        _,、-
     \           /  Y´ _, -ーァ- '´  _
      \       /    レー'´>ヘ、´  _ - '´
         \     /    ヽ/    |- '´
          \ /  __,/    _/´
           /   ´   _,、-ーく
          /    ,ィァ7    'ーゥ      /
        /     __      'ー┐   /
        / _ -ーV∧V/´ >-、       >  く
       ̄´  /∧V/,、-'´ヽ\ `ー '´     \
         /  ̄/    トヽ\  \ ___,ノ \
         / /       ヽヘヘヘく ̄´ {___,ノ
         |_/          ゝヘヘヘ>    {____ノ
                    ヽヘヘヘ<    {___
960 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:54:28.01 ID:Hr7fiqMo
>>958
きっと後ろに歌乃がいて直接当たらない様にしたのだろう
961 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 21:55:36.34 ID:k3WCCjco
ボッ!!!


不意に後方から響いた猛烈な爆発音。
爆発音…というよりも、閉じ込められていた巨大な気体が一挙に放出されたような…


歌乃「な、なんだぁ!? 誰だ今ぶっこいたの!!
*「わしじゃよ。


と、そこに居たのは一人の小さな老人だった。
袴を着用し、草鞋を履き、和服装備で全身をガチガチに固めた小さな老人。


*「いやすまんのう、遺跡見とったら我慢できんて、ついぶっこいてしもうたわい。
歌乃「おいおいじいさん、ここはあんたみたいな奴が来るところじゃないっての。
    早く帰んなよ。

*「ほっほっほ、お前さんのような女子高生が来るところでもない気がするがのう。
歌乃「なにぃ?
    私はここの生徒だ! 生徒が校舎に居て何が悪いってのさ!
    というかな、あんた一体何者だ? もしかして…

*「うむ、大方お前さんの思った通りの老人じゃよ。
  わしは考古学者の>>963じゃ、わしが思うにこの遺跡は>>965
962 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:55:36.72 ID:bS55.Hwo
ちょっと早いかもしれないが次スレのご案内

むりやり小説ゲーム inパー速3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1243083164/
963 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:56:43.19 ID:YaRDNnMo
アナベル・ガトー
964 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:57:44.97 ID:bS55.Hwo
歴史的価値は皆無
965 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:58:05.73 ID:Sscidc20
生きておる
966 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 21:58:14.55 ID:y2TBhpIo
古代の闘技場のようじゃ
967 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:00:09.30 ID:y2TBhpIo
>>965
遺跡自体が唸っていると・・・!
968 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:00:26.05 ID:k3WCCjco
         _,、―― 、_
       /´        `\_
     /            \
    /                `ヽ
    /        ,     __   \
   |      ,_ノ    ニ―こ、   `l
   `l  ,−、        ̄―― ,ヽヽ―、|
-―/| //)\           | )`― 、|
llllllllll|:|'( (/|  |      ,-==ミ,   /`/
llllllllll|::|'ヽ ν  \     ヽ、 `'フ  /=、ノ    わしはアナベル・加藤
llllllllll|:::|ノ入    ヽ、  \_>'´   |`')'.
lllllllllll|:::|ノ(     ノ     イ    l、フ          東京の考古学者じゃよ。
lllllllllll|::::|/ヽ   イ / _,、-'´ `ヽ__,、ノ)
llllllllllll|::::ヽ |`ヽ/|| /―=、‐-、/_ |/´
lllllllllllll|::::::|  )、 >、 |ヾ、_冫`フ//
llllllllllllll|::::::|  / Y 、,―ミヽミ彳ノ
lllllllllllllll|:::::::|/ _ ヽ、 / `―l´´
lllllllllllllllll|::::::|/::::::`| ̄`――'´
lllllllllllllllll|:::::::|:::::::::/|
llllllllllllllllll|:::::::|:::::::|::|


加藤「今朝この学校で遺跡が見つかったとの報せを聞いてのう。
    世界的に有名な考古学仲間と猥談しちょったんだがそれを打ち切ってここへ飛んできたんじゃ。
969 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:01:32.85 ID:bS55.Hwo
猥談とかwwww
970 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:07:13.20 ID:k3WCCjco
歌乃「ふーん…で、この遺跡はなんなんだ?
    なんか結構暮らしやすそうな遺跡なんだけど…
加藤「恐らくは…この遺跡、太古の…いや、そう昔でもあるまい…

    わしはな、以前からこの地について調べまくっとったんじゃ。
    十数年前に気になる文献を見つけてのう、それ以来ずっとじゃ。
    君達は聞いた事があるかね、古代ローマで行われていた闘技場の死闘を。

歌乃「…知ってる、たしかコロッセオの…だろ?
加藤「うむ、わしが見たその文献にはここ日本でもまさに同じような事が行われていたそうなのだ。
    そして今日この日…遂に見つかったこの遺跡、思うに…

    古代日本において、秘密裏に行われていた闘技場の…遺跡ッ!!

歌乃「はぁ、闘技場の遺跡。
加藤「それに…聞いてみい地下、奥深くから聞こえる…獣の唸り声のような…
    まるで…遺跡全体が生きておるかのようじゃ…

先程から絶えず響き続ける、文字通り獣のような声。
考古学の爺さんが言うに、これは地下から吹き上げる風の音らしい。

歌乃「で…他にわかってる事はないのかい?
加藤「お、お前さん考古学に興味があるのか?

歌乃「いや、別にそういうわけじゃないんだけどさぁ…まぁ、ちょっぴりね…ちょっぴりだけ。
加藤「ふむ、なら少しだけ教えてやろう…
    >>972
971 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:08:06.67 ID:bS55.Hwo
あの扉は5日後に開く
972 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:08:27.59 ID:Uw6zK/M0
パンツ見せてくれたらな
973 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:09:22.82 ID:.hmrHoSO
魔法、いや魔術を信じるかい?
974 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:09:39.30 ID:FVTzsS60
此処で大会を開いて優勝すると戦いの神が降臨するらしい
975 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:10:44.24 ID:y2TBhpIo
>>972
それは必要な手順だよな
976 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:11:11.07 ID:bS55.Hwo
>>972
なんというエロ爺
977 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:13:32.57 ID:k3WCCjco
加藤「その代わりといっちゃなんだがな…
歌乃「なんだが?

加藤「スカート捲くり上げてパンツを見せてほしいのじゃが。
歌乃「あいよ。

加藤「おっほー! これはこれは…じゃがいかんのう、いまひとつ恥じらいというものが…
    それにその下着では色気も足りん、もっとこう…
歌乃「なんだよ爺さんー、注文の多い奴だなぁ。

加藤「当然じゃ! このわしも若い頃は…


                          ____
                    ,  ´      `ヽ..、
                    /                \
              /  __                 ヽ
            /ハ/__ノ_´  `ヽ            :.      ヽ
    , '      /イノ´___    {                :.   イラッ…
.   / , '      {ハ!f'´ ̄ヾ;;> ;  }、               i        !
  / /      }ノ 、-ー、i{' i ! / ゙ヽ.. __... -'´ ヽ.    }    |   i
            /  ヾ 、 }}!.!.i !    /´´  .:.:::::::::ヽ /          |
  |.       /{{   ´ゝミ从j しノ     ,r.、.:.::::::::i:::ノ /     |
  i     , '.::::人     `リ!_ノrfし'イ _ノ;;ノ`ヽ.:::::Y /、     ! i
       /  .::!`)}    _  人≧圭≦、ニ¨ヽ. ハ  }/イ}    ノ
.      /  .:ハ'' j!  ,( ノ /_.:::::`ヽ ゝニ=-< ノ.::/ハり′ノ`ヽ.__
     /  , ;、 ∨ __r‐、}:.__)::::::).:.:     . . : :::ノr/  /  o  ゝ
-‐ニ´/ ,,;,;''‐ .::}, )`こ)_}_ノj! '   . . : : _:_:ノ{{ノ´  / ノ\  (
  .::'  ,''゙´ .:::i´ `ーヾ`ヽr . . : : :r‐⌒)__>''|    `ヽ  ツ /
 .:.:::   / .::{!   .::::∨__ノ: :‐ノ`¨゙゙:::::::::::::j      )/`´
 .:::::  /   .:::iヽ...:.:.::::ノ::::ノ´7´.:.:.::::::::::::::::::人`ヽ
978 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:19:50.38 ID:bS55.Hwo
重くなってまいりました↓
979 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:19:51.56 ID:k3WCCjco
四弐「…くだらねぇ、俺は帰るぜ。
加藤「む? なんじゃ、もう帰るのか?
    歴史的大発見かもしれんのじゃぞ、明日にはもう見れぬかもしれんのだぞー。


歴史だの、世紀の大発見だの、考えてみればくだらない事だ。
今になってみればそんなモノ、俺には何の関係もない――

俺の目標はひとつ…


この世の最強のみ。
泉宗一郎は既に居らずとも…まだまだこの世は強さに満ちている。

ティモシェンコが俺にそう言ったように…

"上には上が居る"…



四弐「チッ…。
歌乃「帰るのか?

四弐「…。
歌乃「つれないね、返事のひとつでもしたらどうよ?

四弐「…。
歌乃「>>981
980 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:21:14.94 ID:FVTzsS60
私の兄ちゃん強いわよ
981 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:21:52.60 ID:Uw6zK/M0
気付かないのかい?
自分が誘い込まれたということに
982 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:21:59.38 ID:y2TBhpIo
あんたは本当の強さってもんが分かってないね
983 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:22:30.27 ID:.hmrHoSO
――この遺跡に強い奴が、いや『何か』がいるかもよ
984 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:23:10.31 ID:bS55.Hwo
>>981
な、なんだってー
985 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:26:03.12 ID:y2TBhpIo
>>981
ストーリーが動き出す予感!
986 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:30:11.73 ID:k3WCCjco
歌乃「気付かないのかい?
    自分が誘い込まれたということに
四弐「…。


その言葉を受け、四弐は何かに気付いたように遺跡を振り返った。

そういえば…何故自分は此処へ来たんだ?
何故自分は…興味のない遺跡の前に何時間と立ち尽くしていたんだ?

これはただの遺跡…悪く言えば古代人が築いた岩の加工物…


歌乃「この遺跡が古代闘技場であるというのなら…
    誘い込まれていたとしても、なんら不思議ではないさ。

歌乃「大地に染み込んだ血と、汗と…明日を生きる為に戦った人々の無念。
    グラップラーのあんたが、誘い込まれない筈がなかったッ!!

加藤「その通りじゃ、グラップラー四弐くん。
    強者が強者を求めるように、君もかつて繰り広げられた死闘の匂いに誘い込まれ、ここへ来たのじゃ!!

四弐「…だからどうした、いくら過去の匂いに誘い込まれたからといって、
    既にここに強者が居るというわけでもあるまい。
987 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:30:49.55 ID:k3WCCjco
             _,. -‐- .、_
         _,‐'"´      `゙`''‐ 、
       /              \
      /                 \
     /                    ヽ     >既に過ぎ去りし
     l  i⌒\_        _/⌒ヽ    │   ̄>過去の死闘などッ!!
.     |  |    `゙` ‐--‐ '"´   │   │   /⌒!⌒⌒⌒⌒⌒⌒
.    │ |                └、   │
.     |/    \        /.   \ |
   ∧/       l       /      `ヽ|∧
   .|rr〈 ,r-'^\   l   i   /  /^゙''‐-、  〉<ヽ  ノY-Y∧∧
  〈 l.ir| ` 、 ,___\  ノ │、 l /____ ,  '  /ミ 〉  ) 今を生きる俺には
   ゙l l.l|   <_`¨_'>`゙'<  >''´<`_‐'_ノ'   l う/   ) なんの関係も因果も
.    ゙l .l.      / `l .l´ ` ‐---、    j、_/   ̄)  存在しないッ!!
     \_    /   .| |  ̄''''ヽ ヽ  イ     /⌒!⌒⌒
      |`゙゙`'ヽ    .(^ l l ^)     ./j .|
      |    ト、  /丶(__) ヘ   ,イ   .|
      |    |.   , - 、_, - 、  / .|   |
.      \  〉  /´vコニコv`ヘ  〈  /         '
        .|Y   /r=,-,______,-r=>,  Y|
        .l \   ‐-┴┴┴_'´l ./. l      -
        .l  `ヽ   ̄::::: ̄  .l/   l
        .l    ゙l       ./l   l
       ,イ    ゙l、___,,/ l   ト、             ,
      /ノl    l       .l   l ミ\
_  _, ‐ "´ / ゙l、   l      l   l \  `゙ ‐ 、_  _, ‐-
/⌒> /  /゙l、   \    /   ト、  \    /⌒\
r´     _>‐‐-゙l、,,,,__ ヽ;;;;;/ ___,,,,,,!、-`' ‐-<_⌒
   ‐ ' " ´         `Y´          ``゙゙` ' ‐
.                |
988 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:31:16.70 ID:k3WCCjco



             ,ヘ     ..-‐     ヽ..:..::.:.::ヾ:::::/
             !二ニー ニ -‐ ⌒ヽ...:.:.:.::.:::::::::::::::/
             } -、       ,.:'⌒ ..:.:.:.:.:.::::::::::::::::|
             ! __ ハ    '.::: .二、.:.:.::.:.::::::::::::::::|
             Y⌒oi}    :Y o  ヽ.:.:.:.:.::::::::::::,ヘ.
              ト、__ノj,,,,,.....:::::ゝ.. __ノ.:ノ.:.:.::::::::::::{::人
              !ゝr''¨¨゙゙゙゙゙゙)::ヽ` ー‐' .:.:.:::::::::ノ´ .::\
             人 .ゝ、.:.:::_,=-‐'`ヽ.__`_ー-、/ヽ:.:...:::ノji:`TT
               } (_ ̄____     ノ).:::} .::::}Y´//::::::j .!
               {  `ヽ ̄`>-‐ ´ .:/::::人.:.://///:::::::,′
              /`ヽ ゝニニ<:::::.:.../.:::/::ノ´:.,'///:::::::/
           /  i! 乂´゙⌒¨゙ヾ::<.:::ノ.イノノ///:::::::/

加藤「ところがどっこい、あるんじゃな、これがッ!!



989 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:33:15.28 ID:y2TBhpIo
>>988
ムカつくwwwwww
990 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:34:13.47 ID:k3WCCjco

加藤「四弐駆緒! 若きグラップラーッ!!
    わしと歌乃くんが申した事をよーく振り返ってみよッ!!

君ほどの強者が呼び寄せられたという事はッ!!

君の他にも、呼び寄せられた強者が居るという事じゃよ!!


四弐「なにッ…!!

         _,、―― 、_
       /´        `\_
     /            \
    /                `ヽ
    /        ,     __   \
   |      ,_ノ    ニ―こ、   `l
   `l  ,−、        ̄―― ,ヽヽ―、|
-―/| //)\           | )`― 、|
llllllllll|:|'( (/|  |      ,-==ミ,   /`/
llllllllll|::|'ヽ ν  \     ヽ、 `'フ  /=、ノ
llllllllll|:::|ノ入    ヽ、  \_>'´   |`')'.
lllllllllll|:::|ノ(     ノ     イ    l、フ    ほれ、見てみい…!
lllllllllll|::::|/ヽ   イ / _,、-'´ `ヽ__,、ノ)
llllllllllll|::::ヽ |`ヽ/|| /―=、‐-、/_ |/´    早速来おったわ、死闘の匂いに誘われた…
lllllllllllll|::::::|  )、 >、 |ヾ、_冫`フ//
llllllllllllll|::::::|  / Y 、,―ミヽミ彳ノ
lllllllllllllll|:::::::|/ _ ヽ、 / `―l´´           本物の"強者"が…!
lllllllllllllllll|::::::|/::::::`| ̄`――'´
lllllllllllllllll|:::::::|:::::::::/|

四弐がその言葉に誘われ遺跡の方を振り返ると、そこには>>993

991 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:34:26.09 ID:FVTzsS60
>>988
顔うぜぇwwwwww
992 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:35:22.04 ID:bS55.Hwo
まさに”強者”のオーラをした者が ただし犬
993 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:35:58.29 ID:3yVHGwDO
学ラン着て下駄を履いた謎の男
994 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:37:05.72 ID:bS55.Hwo
>>993
まさに番長的な奴だな
995 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:37:45.58 ID:Sscidc20
>>993
ですねわかります
996 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:38:51.99 ID:.hmrHoSO
こってこてやでぇ
997 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:40:49.36 ID:y2TBhpIo
>>993
時代遅れwwwwww
998 :(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE :2009/05/23(土) 22:41:31.86 ID:k3WCCjco
続きは次スレで
999 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:42:04.36 ID:bS55.Hwo
よし、999だ
1000 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/23(土) 22:43:00.77 ID:pKQlb5.o
1000
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