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おまえらのストーリー - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/06(木) 23:29:52.85 ID:l6.zTcDO
語ろうか…
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ちょっと眠いかも @ 2024/06/15(土) 10:24:10.33 ID:9agpDsvoO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1718414650/

バカ @ 2024/06/14(金) 21:03:40.47 ID:+rRfRWn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1718366620/

グランアレグリア「安価とコンマでトゥインクル・シリーズを走りきる」『オリトレ』 @ 2024/06/14(金) 20:52:38.13 ID:AtfPHltc0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718365958/

だれでも抱けるキミが好き @ 2024/06/14(金) 00:25:58.93 ID:cg+rfMJvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1718292358/

阿笠「出来たぞ新一!陰謀論を現実にするスイッチじゃ!」 @ 2024/06/13(木) 19:24:45.77 ID:8bjcNj4o0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718274284/

アルベド&ユリ・アルファの未知なる洞窟の冒険譚 〜オーバーロード外伝〜 @ 2024/06/13(木) 02:10:28.49 ID:Ed3T9Jtk0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718212227/

嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚 @ 2024/06/12(水) 19:23:11.34 ID:ZBHFdCsDo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1718187790/

村人「石投げる方が殴られずに勝てるしつえーよなー」村人B「矢の方が強くね?」 @ 2024/06/11(火) 03:47:37.90 ID:WsfNCYSZ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718045257/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/06(木) 23:37:32.09 ID:l6.zTcDO
まずは俺から…
俺は純血の喪男。今まで付き合った女は三人。もう三十路間近だが半分諦めかけのブサメン…

あれは俺が25のころだった。俺はそれまで出会いとかなくて出会い系サイトとかで女の子と知り合ったりしていた。その当時素人童貞。
3 :ブサ夫 [sage]:2008/11/06(木) 23:49:52.78 ID:l6.zTcDO
居酒屋で働いていた俺は仲の良かったハゲの客が連れてきた一人の女の子にちょっとだけ心奪われた。名前は…ヒカルにしておこう。ハゲの客は商売をしていてヒカルはお客様だとか。第一ハゲには嫁がいた。ヒカルは酒好きで初めて店に来たときもガンガンに飲んだ。キープした焼酎がもう五センチも残っていない
「めちゃめちゃ飲みますねwwwもう焼酎空いちゃいますよ?www」
俺はハゲがトイレに入った時に客の相手をする格好でヒカルに軽く話しかけた。
「え〜?ちょっとですよwww本気出せばまだいけますwww」
…ピースしながら得意気に話すヒカルはグラス半分を一気した。
可愛かった
4 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 00:02:12.91 ID:W58FzoDO
…誰も居ねえな…まぁいいか

その言葉通り焼酎のキープボトルは空になった。七割はヒカルが飲んだと思う。ボトルの追加はせずに生ビールを追加した。
生→焼酎→生のコンボだ。素でスゲェと思った。
夜も遅く客も引けたのでハゲとヒカルに遠慮しながら話しかける。常連には店の人間との会話を楽しむ客もいる。ハゲもその一人だった。
俺は店ではいじられキャラでハゲが俺をいじる。俺は打てば響く鐘のように言い返したり怒られたりとハゲは楽しんでいたようだった。
そんな俺をみてヒカルは無邪気に笑っていた。
ヒカル生三杯の後で日本酒を二合デカグラスでのんでた…一度もトイレに入っていない…150くらいの身長でその身体のドコに酒が入っていくのか、不思議でたまらなかった
5 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 00:18:06.20 ID:W58FzoDO
ヒカルは12時閉店の店で2時まで飲み続けた。
生二杯→焼酎→生三杯→日本酒デカグラス二杯…
お化けかと思った
ちなみにスペックは身長150ちょいの痩せ目、セミロングで童顔プニプニしたほっぺたが印象的で飲み方とのギャップがまたびびったしスゴく興味を惹かれた。
「あの…もう帰んなきゃですよね?」
片付けが進んだ店内をみておどおどしながら俺に聞いてくる。
「いえいえ〜、気にしないでください♪」
社交辞令だ。気にならないなら、と小声でかつ聞こえるように呟くと
「あ!そうですかwwじゃあ生ください♪」
と嬉しそうにグラスをカウンターに置く。マジか…orz…って顔に出てたと思う。すると
「あはは☆冗談ですよ!!でも…また来てもいいですか?なんか店員さんの雰囲気もいいし、あたし気に入っちゃいそうです♪」
歯を見せてまた意味もなくピースするそのすがたに正直勃起した。
6 :ブサ夫 :2008/11/07(金) 00:19:21.77 ID:W58FzoDO
ちょい休憩。また後で
ってかマジ誰かいねぇ…
7 :ブサ夫 :2008/11/07(金) 00:45:17.30 ID:W58FzoDO
眠いな。ってかこのスレもはや俺のストーリーになってるなぁ…チラシ裏だがぼちぼちかいていこう。あしたから。今日は寝ます
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/07(金) 01:35:21.96 ID:IzLUDT.o
乙だぜ
9 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 09:29:22.88 ID:W58FzoDO
>>8
ありがとう

〜続き。
飲んだくれて帰って行ったがヒカルは見たところハタチかそこら。けしてオシャレではない古びた居酒屋には似つかわしくない。
もう来る事はない。来るとしてもずっと先、忘れた頃だろ…jk…そう思っていた。だれもが。

言うが早いか、ヒカルが次に来店したのはその3日後、女友達と二人。
二階建ての小さな居酒屋で一階ホールを担当していた俺と店に入ってすぐのヒカルは目が合った。いたずらっ子のように笑う癖を発見したのはこの時だった。
「今日もカウンターいいですか?www」
時間帯のせいか空いていたから断る理由もない
「もちろん!端の席にどうぞ」
10 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 09:41:36.60 ID:W58FzoDO
もう常連ヅラしていたが全然イヤミな感じがなく勝ってしったるといった感じで
「生ちょうだい…下さい…二つ!!」
ちょうだい…のところが少し遠慮気味にトーンが落ちて言い直したのを覚えてる。照れながらピースする姿にも萌えた。
「いらっしゃい。よくきたねwwwはいよ、生ね♪」
気を使って常連さんと同じように慣れた感じで接客した。
ヒカルは女友達にエヘンって感じで少し得意気だった。勃起した。
11 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 11:04:03.72 ID:W58FzoDO
ここね、焼き鳥のコレとコレが美味しいんだよ。
等と常連ぶりを女友達にアピール。
気を使って話かけたりしてアピールを手伝う。
ヒカルはかなり上機嫌だった。
12 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 14:08:49.09 ID:W58FzoDO
なんだかんだでやっぱり2時くらいまで飲み続けた2人。正確にはヒカルだけ飲み続け女友達はずっと梅酒だった。キープはしなかったので焼酎の欄の正の字が二つを楽に超えていた。
店の片付けも終わり店の何人かは2人と話していた。自分の仕事を終えて会話に混ざろうと割って入った。「ヒカルちゃんはホントによく飲むねぇwww並みの男じゃ太刀打ちできないよw」
軽くジャブのつもりが急にシーン…となった。
やべえぇぇっ!なんか悪いこと言っちゃったか!?
俺はドキッとした感じでうろたえてしまったorz
「あはは♪なんでおろおろしてるんですか?ってかアタシの名前覚えててくれたんですかー?wwびっくりしちゃいましたよwww」
13 :ブサ夫 :2008/11/07(金) 14:26:23.54 ID:W58FzoDO
そんな感じで話に混ざった俺はなんだか違和感を感じた。それが何かすぐにわかった。
ヒカルは店員の俺ではなくただの俺を見て話をしている。今思えば勘違いだったかもしれないがそんな勘違いが女の子耐性がない俺のトークを弾ませた。
「へぇー、ブサ夫さんて言うんですね♪アタシはヒカルっていいます☆って知ってましたねwwwこっちは仲良しのトモコです!よろしくです♪」
俺の名前を覚えてもらったwww当時の俺には奇跡に近い出来事だ。話す内に色んな事がわかってきた。
ヒカルは銀行で事務をしていてそれでハゲと知り合いになったとか。
ちなみに酒は好きだが飲み過ぎ酔いすぎにはなった事がないそうな…
「ブサ夫さんて普段とか休みの日は何してるんですか?」
唐突な質問だった。まさか大体ゲームかパチンコですなんて言えないorzリアルより二次で抜いた回数が多い俺は返答に困った…
14 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 16:00:18.41 ID:W58FzoDO
「…そおっすね…なんか…バスケとか?スかね?」
おもいっきり怪しさ大爆発だorz
しどろもどろしながら出てきた答えがよりにもよってあんな激しいスポーツ…バカか俺は。ちなみに俺は部活とかしてなかったからバスケ未経験…ってか高校も行ってなかったから友達も居ないし…運動すらまともにしたことがない。
「へぇー☆へーっ♪スゴいっ!バスケとか!!www」
予想外にテンションの高いリアクション…嫌な予感がした。
「休みの日にしてるんですか?チームとかに入ってるんですか?www」
…なんかエライ食いついてきた(゜ロ゜;
「う、うん…まぁ、仲間内で少し…ね(-_-;)」
どもりながらもひねりだすと、
「なんか興味があるなぁ☆今度やってるとこ見に行ってもいいですか!?」
俺の目がキラリと光る!バスケはとりあえずおいといて、連絡先を聞くチャンス!!
「ああ、いいよ。今度やるときに前もって教えるから。連絡は…どうしよっか?」
いきなり流暢に口が滑りだした…が、連絡先を聞く段になってトーンダウン…一気に上がったテンションが一気にさがった…
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/07(金) 20:25:29.56 ID:IzLUDT.o
気まずいw
16 :ブサ夫 [sage]:2008/11/07(金) 22:35:11.33 ID:W58FzoDO
こんだけワンマン投下続けるとオナニーだなwww
でもレスくれたら嬉しいから続けたい


ヒカルは聞きづらそうにしてる俺を察して携帯を取り出した
「赤外線、できます?っていうか…いいですか?」
今思うと少し情けない…助け船がなきゃ連絡先も聞けないのか…おらテラ小市民…
「う、うんwww」
なんかフォロー入れたかったがいわれるがままに携帯で赤外線送信☆
業者ばかりのアドレス帳にピチピチの電話番号をインプット!
だがしかし時間はやがて4時…バイトは先に上がったけど他の従業員にスゲェ白い目で見られてんのに気付いてかなり遠回しに計算を促す。
17 :ブサ夫 :2008/11/08(土) 11:25:24.72 ID:d70okgDO
じゃあ連絡しますね、と帰って行ったヒカル。夜中に危なくないか?と店の大将が心配してくれていたが、すぐ近くだから大丈夫、と言ってピースしながら帰って行った。
これがヒカルとの二回目のコンタクトだった。


と、ここでスペック。
俺【ブサ夫】
【25歳(当時)】
【三次よりやや二次傾向】
【中卒】
【素人童貞のややピザ】
【居酒屋社員】
【バスケ歴ゼロ】

【ヒカル】
【仕事の付き合いのある居酒屋常連のハゲに連れられブサ夫の店に来店】
【23歳(当時)】
【底なしの酒豪】
【150ちょいくらいの痩せ型】
【ほっぺたプニプニ】
【ピースするのが癖】

【トモコ】
【ヒカルの友達】
18 :ブサ夫 [sage]:2008/11/08(土) 13:34:40.77 ID:d70okgDO
…その後何事もなく数日が過ぎた。一体どのタイミングでメールしたらよいのか?悩んでるうちに時間だけが過ぎていった…


そんなある日…
深夜仕事を終えて帰ると鳴る機会の少ない俺の携帯がけたけたしくなった。
『新着メール一件』
ディスプレイにそう表示されていた
19 :ブサ夫 [age]:2008/11/08(土) 13:49:01.03 ID:d70okgDO
話の流れからもちろんヒカルだった。
『何してますか〜??もう仕事終わりました?』
一気にテンション大爆発!実家なのに「おぉうっ!」と声をだしてしまった。ひとしきりうろたえたあと平静を取り戻し神速で動き出す指先!!
『お疲れ〜♪もう終わってさっき帰ってきたところだよ!』
これだけ。たった二行あまりの返信にかなり悩み、考え、追加や削除を繰り返し、書いては消して一度は送信容量いっぱいの五百文字オーバーしたが考えた結果まずはジャブで、とこの内容に決定、送信した。
この時メール着信から実に一時間半を超えていた…


………………返信はなかった…orz
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/08(土) 15:08:08.04 ID:HXYRY2DO
500ww
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/08(土) 15:22:13.80 ID:hiBJJQco
返信なかったのかよw
22 :ブサ夫 [age]:2008/11/09(日) 00:34:37.03 ID:WF4fbcDO
…まぁ、そうだよな…仕事が終わったのが一時、メール入ったのが一時半くらい、返信したのが三時過ぎだたかな?寝てるよな、フツー。
そうおもいながらも五時くらいまで粘ったが追撃はせずに寝た…ってか追撃とかしきらんし(-_-;)

これが金曜の夜だったが1日おいて日曜の深夜2時くらいに返信がきた!!wwww
ってか直電だった。ビビった。夜中の帰り道にチャリで猫轢いた時よりビビったっ
Σ(゜ロ゜)←リアルでこんな感じwwwまたしても深夜2時くらいだし。何より心の準備が出来てなかった…

早く出なきゃ!って焦りもあり電話を開くと間違って通話切ボタンを押してもーた…orz
「只今電話に出る事が…」
携帯から応答保留のガイダンスが流れる。俺はこの声の主はなかなか綺麗な人なんじゃないかと昔から思っていた。最低三回はオカズにさせて頂いたが今回ばかりはイライラさせられた。あわてて開くボタンを押して受話器を耳に当てる
「もめもしもしっっ!!はい!はいはい!!」
噛んだり裏声だったり焦り丸出しだったりラジバンダリ…受話器の向こうから吹き出す声が聞こえてきた。恥ずかしさで顔が熱くなるのがわかると同時になんだかほっとしたwww
23 :ブサ夫 :2008/11/09(日) 00:49:26.49 ID:WF4fbcDO
ヒカル「あはは♪テンション高いじゃないですかwwwお疲れ様ですwwもう仕事終わりました?」
多分いま耳まで真っ赤だ。ブサ「あ、ごめん…なんか急にだったからなんかびっくりして…ww」
…まぁ嘘じゃない。
ヒカル「あ…今、電話…大丈夫でした…?」
ブサ「いや全然大丈夫!もう仕事終わったし。もう家だし。」
ヒカル「そっか♪それはセーフ!でしたね☆」
なんだか会話のキャッチボールができてない気がしたが。そこはあえて気にせず。
ブサ「どうしたん?こんな夜中に…?」
ヒカル「おとといメールしてて…そのままだったからなんかタイミングが合わなくて…それでその…今だーっ!!ってwww」
ぶっちゃけしらふだったんでそのタイミングの取り方がわからん…ノリについていけなくて、最近の若者はこんなんなのか?って素で思った。
24 :ブサ夫 [sage]:2008/11/09(日) 01:06:49.37 ID:WF4fbcDO
息もつかせずに
ヒカル「金曜はまた飲みに出てて上がったテンションのままメールしちゃいましたwww-いちおー返信待ってたんですけど…潰れちゃいましたwww」
…無駄にかわいいじゃねーか
ブサ「あぁ、ごめんねwメルに気付かんで。返信遅くて怒っちゃったかと思ったよw」
心にもないことをクールにささやいてみる。
ヒカル「怒んないスよww金曜は同窓会でなかなか飲みましたねw別の居酒屋さんにちょっと浮気しちゃいました☆」
多分声に出さなかったと思うがかなりドキッとした。並みの男なら勘違うだろ…常識的に考えて…
ブサ「あぁ、いや、その…!?うん…」
なにが『うん』なんだ…orzクールなスタイルの装いから一気に素のキモオタへ戻ってしまった…
25 :ブサ夫 [sage]:2008/11/09(日) 01:09:06.78 ID:WF4fbcDO
続きはまた今度。
今日はここまでです。
お休みなさい
26 :ブサ夫 [age]:2008/11/10(月) 00:41:06.84 ID:mqfhD2DO
誰か読んでくれてますか?…だれも読んでくれなくとも最後まで書きたい所存どす。
ちなみに、
出会い編
試合編
アタック編
薬物バトル編
決別編
結婚?編
すれ違い編
終章。

…な感じッスかね。


〜続き。
ヒカルと電話で話すのは初めてだ。ってかマンツーで話すのも初めてだった。
俺がキョドってからプツン…と会話が途絶えた。
俺の中には不安や焦りしかなかった。何を話せばよいのか?話題は何を?俺の事?ヒカルの事?ってか俺はウソついてる。バスケの事突っ込まれたらどうしよう?
ぐるぐるまわる頭は考えがまとまらない…
黙ってしまい沈黙がつづく。
「どどどーしたんですか?なんか静かですよ?あ、いきなりの電話って迷惑だったりした…とか?」
店での変わらない態度になんだかほっとした。なんとなくヒカルがピースしてる姿が浮かびリラックスしてきた。
「んーん。なんだか緊張するwwでも声聞いてたら落ち着いてきたwww」
おいおいwリア充顔負けじゃねーか!どっからでてくんだそんなセリフww
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/10(月) 09:11:45.54 ID:CdNm6Cwo
薬物・・・か
gんgr
28 :ブサ夫 :2008/11/10(月) 12:14:03.22 ID:mqfhD2DO
ヒカル「あは♪ブサ夫さんて面白いですねwwいつもそんなんなんですかー?」
話題に困ってるのを察して会話までエスコートしてくれたように思えた…かのように見えた。ヒカルのそれは俺をさらに困らせる事を話題にした。
うん…まぁ…などととりあえずの相づちで苦笑い気味に誤魔化していると、
ヒカル「そう言えばバスケの方はどうなんですか?社会人の人がバスケなんて言うから驚いちゃいましたよww結構ヤルんですか?」
…来た…っ!
一番触れてはならぬ部分…っても俺の軽口が原因なんだが…
ブサ夫「いやあんまり上手くないんだけど…なんか好きでさ…」

そして、俺の滑らかな軽口がトンでもないことを吐き出した…まさかそれが俺の生活や環境や運命すら変える事になろうとは思いもよらなかった…


「んで…今バスケのチームを作ろうとしてんだ。社会人バスケチームを!」

少し大きめに広げた風呂敷はいくつかの運命と共にあり得んくらいでかくなっていく…
29 :ブサ夫 :2008/11/10(月) 19:14:26.29 ID:mqfhD2DO
ヒカル「マジ!?すごいじゃないですか!!チームとか…めちゃくちゃ本格的なんですね」
…やっちまったorz
ブサ夫「う、うん…まぁまだ計画段階だし…どうなるかわなんないんだけどね」
ヒカル「いやぁ、でもすごいですよ!チーム作っちゃったりとか」
会話を交わしながら俺の頭はマッハでフル回転していた。
反省はするが後悔はしない男。
学ぶ姿勢はあっても学習しない男。
そして俺の頭脳が弾きだした答えは…
ブサ夫「今度練習とかする時に見にきたらいいよ。ってか明日多分ストリートでやるかな?よかったらこないかい?」

何を言ってるんだ、俺は。
30 :ブサ夫 :2008/11/10(月) 19:35:42.36 ID:mqfhD2DO
いやいや。マジでバスケした事ないし。ストリート?どこよ、そこ?練習って、んなとこ見られたらバレるじゃん。未経験なのが。
でもそんなん今は関係なかったんだ…その時の俺はヒカルとの間をつなぐのでいっぱいいっぱいだった。
自ら生み出したこの事態に俺の頭脳が弾きだした結論。
『明日は人を集めりゃなんとかなる』
『最初に未経験をカミングアウトしちまえばそうそう無様には見られないだろう』
そして…
『 こ う な っ た ら バ ス ケ チ ー ム 作 っ ち ま お う 』


(この間5.5秒)

31 :ブサ夫 :2008/11/11(火) 23:19:14.87 ID:ryxje6DO
ヒカル「明日は…仕事だから予定はわかんないです…でも、いけたら行きたいです♪」
これはやんわり断られているのか?
一瞬マジでそう思ったがすぐにそんな考えをかきけした。
(今回は断られようがどうでもいい。嘘を嘘でなくするため先がどうなろうと既成事実を作っておくにこしたことはない。『誘いをいれたが断られた。』この事実も先に役にたつに違いない)
俺の頭はいまだにフル回転モード中。
ブサ夫「そっか、急だもんね…無理は言わないから来れそうなら連絡くれたらいいし。」
ヒカル「ありがとうございます。行けそうなら早めに連絡しますね☆」
…もはや俺をオタと呼ぶ者はいまい…。
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/11(火) 23:21:08.02 ID:e66ms/Mo
盛大にわろたw
33 :ブサ夫 :2008/11/11(火) 23:40:57.70 ID:ryxje6DO
どうだ?この有り様を。
仕事が終わり女の子と電話。しかも明日の予定の打ち合わせをしているではないか。予定というのがバスケだってwww
こ の リ ア 充 っ ぷ り w w w w
この時ほど自分がイケてると勘違いした時はない。だって裏を返せばほぼ嘘じゃん…orz
これからホントにすればいい。かなり楽観的だったなぁ…

ブサ夫「もう遅いし、明日は仕事でしょ?また明日連絡するよ」
眠たさもありそろそろ電話を切ろうとした。居酒屋の仕事が終わり電話し始めてから二時間くらい?…もう夜中の3時になろうとしていた。
ヒカル「あっ、はい!じゃあ…また明日…」
俺はそういうヒカルの言葉を遮った。
ブサ夫「あっ、それと!ヒカルちゃんさえよかったら…敬語やめない?なんか固くってさ?」
少し間があったあと
ヒカル「…んふふ。はい!いーですよ♪それじゃあ敬語ナシで☆」
いたずらっ子みたいに笑ったかと思うと敬語で返事をしてきた。そして自分が敬語を話したと気付くとあわてて、
ヒカル「敬語ナシね♪じゃあ私のこともヒカルでいいよ!!」
そして俺の事は仲間から呼ばれるあだ名で呼んでもらう事にした(めんどいから表記はブサ夫で)。

この夜の電話は俺とヒカルとの距離をグッと近づけた…気がした。
俺の生きてきた25年間では初の甘い出来事だった。
34 :ブサ夫 :2008/11/12(水) 22:19:41.64 ID:4UFpigDO
次の日の朝、っつーか昼頃俺は起きてすぐに電話をかけた。ケンジとショウダイだ。
社員として働きながらヒマな休みは派遣のバイトに行っていた。二人はそこで出会ったフリーター。
3コールぐらいで出たがバイト中だからかけなおすと言われた。
夕方にかかってくるのを待つことにしたがヒマだった…ので、パチンコにでかけた。俺はかなりディープなパチンコ依存性だった。…もちろん負けた…。

夕方4時頃にかかってきた。ケンジからだ。
俺はストレートにバスケしようと誘った。こいつらは金はないが年中ヒマしてるので高い確率でノって来ると踏んだ。…が、なかなか渋っていたので女の子が来るかもしれないとぼそっと呟くと二つ返事でOKをくれた。
…ヒカルからの連絡はない…。が、とりあえず俺は家を出る事にした。約束は5時半、行き掛けにディスカウントストアでバスケボールを買って海辺の公園まででかけた。原チャリで。
原付の免許はあったが車の免許は持ってなかった。
35 :ブサ夫 :2008/11/12(水) 22:31:51.31 ID:4UFpigDO
行く途中で何度かケンジから連絡を受けながら公園を目指した。ケンジはショウダイと一緒に来るとの事、22にもなって愛車はチャリで、やっぱり二人も喪男で。
一足先に着いた俺は新品のバスケボールをならしの為に撞いたり投げたりして遊んでいた。この公園は地元でも数少ないバスケコートのある公園だが俺が着いた時は小学生達が三人で使っていた。
そうこうしていたら二人がママチャリ2ケツで公園に入ってきた。ケンジはまるで高校生か、下手したら中学生にも見えるくらい幼い感じの子だ。多分童貞。そして自転車の後ろに乗っていたショウダイは150くらいずんぐりむっくりでいかにもなオタ空気を発していた…間違いなく童貞。
二人は俺を見つけると手を振って俺を呼ぶ。
ぶっちゃけ他人の振りをしたかった。
36 :ブサ夫 :2008/11/14(金) 12:27:03.72 ID:53DpuUDO
ケンジ「ブサ夫さん、急に呼び出すからびっくりしましたよwww…で他の人は…?」
女の子も来るかも、と言っていたからそちらの方が気になっていたようだが
ブサ夫「んー、さっき連絡があって来れるかわからんみたいに言われた…まだわかんないけど…しょうがないね」
と、てきとー言ってみたww二人は残念そうにしたがすぐに気にしないような素振りで
ケンジ「しょうがないッスね。じゃあ三人でしましょうか!」
と、やる気まんまんな感じだ。女の子目当てと悟られないためのそれかは分からないが。
37 :ブサ夫 :2008/11/14(金) 12:33:32.59 ID:53DpuUDO
ショウダイ「でも…どうします?コートはガキが使ってますよ?」
コートを見るとショウダイの言う通り小学生達が三人で未だ使用中だ。
ブサ夫「ふふん、任せておけ。俺は女には弱いが老人、子供には強いんだ!」
と、ガッツポーズした。
ケンジ「うわぁ…何気に最低ッスねwww」
苦笑いしてマジ!?って顔してた。無理矢理奪うとでも思ったんだろう。
ブサ夫「無理矢理とかじゃないよ。まぁ見てな!」
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/14(金) 12:46:54.98 ID:XjwFj6AO
見てるぞ

がんがれ1
39 :ブサ夫 :2008/11/15(土) 08:02:59.78 ID:N8LY9wDO
ブサ夫「やぁ、君たち。ちょっといいかい?」
俺はゲーム中の小学生達に声をかけた。
ガキ1「はい?なんですか?」
きちんと敬語を使えるのが生意気に見える。
ブサ夫「実はさ、俺達バスケをしに来たんだが、君たちは三人、俺たちも三人、よかったら一緒やらないかい?」
ガキどもは驚いていたがそれより警戒してる感じの方が強かった。何より一番驚いてたのがケンジとショウダイだった。
ガキ2「でも僕らあんまり上手くないですよ?」
ショウダイ「身長差も結構ありますよ?」
ガキはいぶかしげに反論してくる。かぶせるようにショウダイが否定的に意見してくる。
40 :ブサ夫 :2008/11/15(土) 09:23:41.54 ID:N8LY9wDO
ブサ夫「だが三人だとお互いにまともなゲームができないだろ?それにおれらは超未経験者。ちょっとやってるっぽい彼らとなら身長差のハンデくらいワケはない。そうだろ?」
グゥの音もでまい。うなずかざるをえまい。
実際ケンジ達が来るまで見ていたが彼らの動きはかなり目を見張るものがあった。キャノンボールスタイル(三人が個別にボールを奪い合い、個別にゴールを狙い個別に得点が入る地方ルール)であれだけの動きは一朝一夕でできるものではないとみたのだ!!
彼らは年の頃は11際くらい、小学四年五年といったところか。身長差は150に対し170って感じかな。
41 :ブサ夫 :2008/11/15(土) 15:27:10.12 ID:N8LY9wDO
ガキ3「うん、いいよ。じゃあそれでやろっか!」
話しかけた時から様子を見ていたガキが害意がないと気付いたのか急にハキハキと話始めた。
ガキ3「じゃあ3on3で30ポイントマッチでいい?」
つまり30点先取で勝ちだな。
ブサ夫「ふん、話が早い…手加減はせんぞ!!」

…てな運びで始まった草ゲーム。だが予想外の展開だった。身体的にもアダルト有利かと思われたが素早い身のこなしに翻弄されあっという間に12-0の大差…
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/15(土) 15:30:34.65 ID:E5ljO3Ao
ちびっ子つえぇぇwww
43 :ブサ夫 :2008/11/15(土) 21:29:21.40 ID:N8LY9wDO
!だがオレも負けてばかりはいられいない。取って置きの秘策がある…それは…!
ブサ夫「ショウダイっ!パスだっ!」
ハーフコートでしているのにゴールからまだ遠い場所からパスくれコール。若干戸惑い気味にパスを出すショウダイ。
ブサ夫「今だっ!!ケンジ!ゴール下にっ!」
俺の号令に反応しあわててゴール下に向かうケンジ!
二人がかりで止めに入るガキども!
その時っっ!!
ボールを持った手を頭上へと上げたぁぁっ!!
ブサ夫「ふはは!!届くまい!!さぁ!ケンジっ!早くゴール下にっ!!」
この身長差ではボールを高く上げると手がだせないっ…!
どうだっ…!!この策略っっ!!!
ざわ…ざわ…
44 :ブサ夫 :2008/11/16(日) 00:09:02.56 ID:t0BJI2DO
我がチームメイトを見ると半笑いで戸惑っていた…
よそ見をした瞬間!ガキ1が鋭くカットに入る!背伸びをしてかわすがそこへガキ3が飛び上がりボールをはたくっ!
そしてガキ1がフォローに入り易々奪われるorz
何をやってるんだ俺は…
秘策も役に立たず、余裕でいたはずのアダルトチームは目付きがガラリと変わる。

ただボールを追いかける。
たったこれだけにこんなにアツくなれるなんて…。

三人は腰を低くし、身体全てを使いガキどもとぶつかりあった。
なめてかかっていた心に火がついた。マジになるとボール意外の事が心からなくなりコートだけが世界になる。
まるでマンガの世界が体感出来たように思えた。
普段退屈ばかりを感じていたが思いもよらない非現実とやらはこんなに近くにあったんだ…
45 :ブサ夫 :2008/11/16(日) 00:20:49.37 ID:t0BJI2DO
結果は31-16。
後半になって少しは反撃したがスタミナとスピードに翻弄されて、最後は三連続スリーポイントであっけなくやられた。
いい年こいて汗だくで、何もかもが上手くいかなくて、でもこんなに楽しかったのは久しぶりだ。

少し薄暗くなりはじめていた。
夕方頃から始めたがもう日が暮れようとしていた。
塾があるから、とガキどもは帰ったいった。
残された三人は気分もよく笑っていた。
これからどうしようか、帰ろうか、と話していると俺の電話が鳴り出した。

『着信 ヒカル』
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/18(火) 07:27:11.55 ID:652mcoDO
ふぉぉ
47 :ブサ夫 :2008/11/19(水) 21:40:58.11 ID:zBP8NIDO
誰かみてますかいな?そろそろ投下すまつ。
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/19(水) 23:56:07.24 ID:Q2F8Hkco
まーだー?
49 :ブサ夫 :2008/11/20(木) 13:05:08.77 ID:sexWXUDO
すまぬ、では少し。


俺はぎょっとした。連絡は今日はないかな〜?なんて思ってたから。どうしよう?と思いながら電話にでる。
ブサ夫「もしもし!?」
ヒカル『あ!やっとでたぁ☆今どうしてる?』
電話が鳴り出して一瞬考えて電話に出たのだがそんなに長くコールしてたかな?ブサ夫「ごめんごめん、今海辺公園に来てたよ!ストリートでバスケしてた」
とりあえず謝ってみた。んで、なんかデキる男を演出するために横文字使ってみた。
ヒカル『おぉ!?ストリートッスか!?なんだかすごいねww』
効果はばつぐんだ!
ヒカル『チームでしてたの?勝ったぁ!?』
ブサ夫「うん、ってかまだチームはちゃんと出来てないし仲間内で。ストリートにいた奴らを誘って草ゲームしてたんだけど…相手は経験者らしくてさ、負けちゃったww」
俺は何一つ嘘は言ってない。多少誤解を受ける言い方かもしれんが…
ヒカル『ふぇ〜wwwでも…スゴいじゃん!お疲れ様!!』
褒めてくれた♪
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/11/20(木) 13:21:46.25 ID:/EJF1oDO
水差してすまんが何で投下ペース定まらんの?
51 :ブサ夫 :2008/11/20(木) 13:23:45.87 ID:sexWXUDO
ブサ夫「うん。ありがとう。」
お疲れ様。なんのへんてつもない、そんな言葉が妙に嬉しい。
ヒカル『あ…じゃあもう終わったんだ!?私さっき仕事終わっていまトモコと連絡とってたとこ』
ほほぅ、と言う事は
ブサ夫「あ、そうなんだ?これそうだった?」
ヒカル『そうだねぇ…近くなら、行こうかなと…』
そりゃそうだヒカルは車もってないから足がない。俺の家と職場、ヒカルの家と職場はそれぞれ近い場所にある。だが俺らが来てる海辺公園は車で30分はかかる。ちなみに俺は原チャリで来たんだが。
ブサ夫「そうだねぇ、どっちにしても来れなかったねwww今回はしゃあないかww」
ヒカル『うん…ごめんね。私もせっかく予定空けてたのに残念w』
残念な話をできるだけ明るく話すとヒカルからも残念トークを明るめに話してきた。
そして…またしても…閃いた…!!
ブサ夫「あ!そうなんだ!!じゃあこれからヒマ!?打ち上げっつーか三人で飲みにでもって思ったんだけど…よかったら来る!?」
52 :ブサ夫 [sage]:2008/11/20(木) 20:41:04.86 ID:sexWXUDO
>>50

すまんです。いつも仕事中とかに書いてます故に…
53 :ブサ夫 :2008/11/21(金) 23:43:56.82 ID:u8GHzoDO
ヒカル『え!?あの…私は大丈夫だけど…三人くるんですよね?』
ブサ夫「まだわかんないけどたぶんいくよ」
実際行くとか行かないとかそんな話してもいないのだが…とっさにでてきたw
ヒカル『そうですね…ちょっとトモコにも聞いてみていい?どうするかわかんないし…』
なかなかの好感触♪
ブサ夫「そうだねぇ…急にだもんねwオレも二人と話しとくよ!場所とかも決めとくし。決まったらすぐメールするから。で、いい?」
もう行く事が確定してるかのような話の流れにしてしまうwww
ヒカル『あっ…、はい、じゃあ私も決まったらすぐメールするね?』
若干焦った感もあるような受け答えwwwそう答えるしかあるまいwwwww俺テラ策士wwwwwwwww…今考えるとホントすげぇな…
ブサ夫「はぁ〜い♪じゃまた連絡するね!じゃ!!」
そしてウムを言わさず電話を切る!
──ミッションコンプリート──
ブサ夫は約束を取り付けた!!
レベルが上がった!!
いい加減度がかなり上がった!
54 :ブサ夫 :2008/11/23(日) 23:00:16.94 ID:Mj7ibUDO
…で、だ。
人間集めて行くのだが。いや行くつもりなのだが…どうやって誘おうか…?連れの二人はどうみても経験も金もないかんじだし…最悪金は俺持ちの可能性もある。セコいようだが俺も金ならない。あるにはありが奢るとなると…正直余裕がなくなる。一応聞いてみるか?
ブサ夫「なぁ、今さぁ来る予定だった娘から電話あって、なんだかんだで飲みに行く感じになった。どうする?」
かなり端折ったのは期待感の表れか、
ショウダイ「マジスか?でも俺も金ナイッスよ?」
ケンジ「俺は…あるにはあるけど…予定めないから大丈夫だけど…」
つまりはケンジは大丈夫と言う事か。しかしショウダイを気にしている。…感じを見せてるってワケか?
ブサ夫「お?まじ?じゃあ行こうぜ!…でショウダイは?どうする?」
言われなくとも答えはわかっている。しかしここは非情にならなくては。二対二で都合もいいし…。
ショウダイ「いや…今日は…止めときます…」
俺…空気読みました。ってな感じバリバリでスゲー残念な雰囲気ただよわせながら絞り出したその言葉はこちらを責めるような感すら否めない。
ブサ夫「そっか。残念だな。まあまた機会があれば誘うから」
非情に徹する俺は無機質な社交辞令と共にショウダイとバイバイした。
…俺も必死なのだ。
55 :ブサ夫 :2008/11/25(火) 19:30:25.11 ID:SglU1YDO
さて…
56 :ブサ夫 :2008/11/27(木) 22:22:20.80 ID:MpL9SkDO
↑誰?
まぁいいや。


ヒカルと連絡を取り合い、7時に家の近くの居酒屋に待ち合わせをした。
居酒屋鉄砲(仮名)に着いた俺達は周りを見渡したがそれらしい人影は見えない。待ちわびてそわそわしていると遠くからチャリで俺の名を呼ぶ者が…
ケンジ「ブサ夫さぁん…ちょっと…待って…ハァハァ…」
遅れてケンジが来たようだ。それはそうだろう。バイクとチャリだし。
遅れないようについてこいよ!と声かけてかなりぶっ飛ばしたからなぁ…☆
ブサ夫「やっときたかw女の子はまだ来てないみたいね。」
ケンジ「ブサ夫さ…ん…ハァハァ…飛ばし…す…」
その時再び携帯がなった。

『着信 ヒカル』
ケンジが何か言っていたが気にせずに電話を取ろうとする。…が、通話ボタンを押して耳に当てた瞬間、正面で目が合った。
道路の反対側にOLの制服の上からファーの付いた白いジャンパーを着た小さい娘。その娘も電話を耳に当てこちらをみて、目が合った瞬間にニンマリと笑う。
ブサ夫「ど、どうもwww」
ヒカル『どーもーwww』
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/11/29(土) 23:58:47.80 ID:5Yab36DO
なぁぁぁ
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/12/01(月) 23:29:12.44 ID:qNf916DO
独壇場じゃねぇか。誰かレス入れてやれよ
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/01/24(土) 21:39:21.56 ID:YA8B8TY0
>>56
見てるぜ。そろそろ続きをレスしてくれるとうれしいんだがね・・・ww
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