/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | おや、やる夫さんじゃないですか。 | なにをおさがしかね? \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ____ | /ノ`-, l lノヾソノミ| l lノ,-) ̄ミ l_ t__了「l l l─k_ |_/i ヽ) l___| j -//ヽ l___|___/ヘ// ヾ ___ l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| l l l. l l l. l l l. l l l l l l l. l l l. l l l. l l l l
____ / \ / u ノ \ あ、あのっ、その・・・ / u (●) \ | (__人__)| すいませんこれください \ u .` ⌒/ ノ \ /´ ヽ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |はいはい |「NHKヒンドゥー語講座」に |「おね☆すた」一巻から四巻と |「Men'sLNON」ですね・・・ | |ありがとうございました \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ____ | /ノ`-, l lノヾソノミ| l lノ,-) ̄ミ l_ t__了「l l l─k_ |_/i ヽ) l___| j -//ヽ l___|___/ヘ// ヾ ___ l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| l l l. l l l. l l l. l l l l l l l. l l l. l l l. l l l l
/ \ / _ノ ヽ_ u \ / (●) (●) \は、はいありがとうございますお .| (_人_) u. | \ u `⌒´ / / ___l_ .| l /| おね☆ | \ ヽ、/|__すた| |ヽ_ノ/ /
____ | /ノ`-, l lノヾソノミ| l lノ,-) ̄ミ ・・・ l_ t__了「l l l─k_ |_/i ヽ) l___| j -//ヽ l___|___/ヘ// ヾ ___ l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| l l l. l l l. l l l. l l l l l l l. l l l. l l l. l l l l
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! ____ | /ノ`-, 『知り合いが来たと思ったら l lノヾソノミ| エロ本を買う高校生みたいな方法でマンガを買っていった』 l lノ,-) ̄ミ l_ t__了「l l な… 何を言ってるかは わかってくれると思うが l─k_ |_/i ヽ) おれはなぜそんなことをするのかわからなかった… l___| j -//ヽ l___|___/ヘ// ヾ ___ 「青春」とか「初々しさ」とか l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| l l l. l l l. l l l. l l l l もっと懐かしいものの片鱗を味わったぜ… l l l. l l l. l l l. l l l l
/ / `ヽ、 そうなんです。 /‐ // l `ヽ , ‐´ / ,/ / l 、 ヽ でも、実際の馬を奉納すると言うこと自体ものすごくコストがかかりますし / , , / / /l l ハ ヽ ヽ 馬を奉納する際には飼葉料も納めなければならなかったんです。 / / / / /'´7/ l / -Lll ヽ l ヽ ですから、地域や国家ぐるみで祈願を行う際に / / / / / / l l l / l. l ト、 V. l 行われていたと考えられています。 l /l / / / _,/、」│ l/ ヽl l ` ヽ l l/ l l l / 〃、フ:、∧ l ニ=ミl、ヽ ヽ l 時代が下ると、この風習もやがて庶民に浸透していったんですが・・・ l l ハ〈/:::::::::ll ヽ l ´,、/`:、ヽヽ l l このとき本物の絵馬の代わりに木馬や粘土で作られた馬を奉納する l ∧ l ∧ l:、: :d l _〉l l:: :::::::::〉,l l 、 l l と言う形に簡略化されていきました。 ヽ Nゝ、 |l l `─' ラ´F l: : ´,、/N、 l l リ そこから、馬の形をした板、と言う形を経て馬の絵を描いた板・・・ ヽ ヽl`l\`ト、_ ,ノ ' l ` ‐' ' / ハ. ト l ll つまり現在で言われるところの絵馬にまで簡略化されたんです。 ll `l,、 。 ヽ、_ _ノ// l N イlノ l l 〃 ` ‐、_  ̄ ィフ' W l/l l l この形が確立したのがおおよそ奈良時代から平安時代といわれていますが・・・ l l 丶 ヾ >,‐ ´ レ/ ハ ヽl l この頃になると庶民の間のみならず貴族の間にも広まり l / l_,_ ,〉, ノ /' ノミ、l ll l 平安時代になると本来なら本物の馬を収めるべき貴族たちが _ ,、 l / /川 / /´ /´´ ヽ ヽ l 財政難ゆえに絵馬を納めてお茶を濁していた・・・ (_r‐、- l. ト 、. l / l 川 /‐-y´´ //´ ヽ ヽヽ なんてこともあったそうですよ。
/ / `ヽ、 /‐ // l `ヽ , ‐´ / ,/ / l 、 ヽ / , , / / /l l ハ ヽ ヽ / / / / /'´7/ l / -Lll ヽ l ヽ / / / / / / l l l / l. l ト、 V. l これもまた諸説あるようですが・・・ l /l / / / _,/、」│ l/ ヽl l ` ヽ l 少なくとも戦前までは絵馬は神社で受領するものではなく l/ l l l / 〃、フ:、∧ l ニ=ミl、ヽ ヽ l 自分で書くか、絵馬師の描いたものを購入し奉納するのが普通でしたから・・・ l l ハ〈/:::::::::ll ヽ l ´,、/`:、ヽヽ l l おそらく、戦後でしょうね l ∧ l ∧ l:、: :d l _〉l l:: :::::::::〉,l l 、 l l ヽ Nゝ、 |l l `─' ラ´F l: : ´,、/N、 l l リ ヽ ヽl`l\`ト、_ ,ノ ' l ` ‐' ' / ハ. ト l ll ll `l,、 。 ヽ、_ _ノ// l N イlノ l l 〃 ` ‐、_  ̄ ィフ' W l/l l l l l 丶 ヾ >,‐ ´ レ/ ハ ヽl l l / l_,_ ,〉, ノ /' ノミ、l ll l _ ,、 l / /川 / /´ /´´ ヽ ヽ l (_r‐、- l. ト 、. l / l 川 /‐-y´´ //´ ヽ ヽヽ , -、. l l 丶`´ヽヽl /l 川 / // /´/´ l ヽl .(_, -‐-`_ /〃、/ l 川 l 〃l / 〃 l ヽ
_ ,─、 / ヽ-, ヽ、‐、_ /, , ,、 ,ヘ 、 、ヽ // /├ Tヽ ! ! \ヽ // , LL__ |. Vl、_j_ ヽ| / l | j ! ` !. 「lヽ j l l l./| | l'|.! ! !| ヽト ト l |l | l |ヒ≡ミ モ≡ミ,ヽ |ヽ| l | | ' 丶 '' '∧.│ l| ヽ├N、 ー‐' ,ノヒl | 〉Lヾ,|ニ>, 、__ ィ1、┤┼、 / l Y │ l ∀ ̄.l l l l /`_,┤ ト、 l l l l l_ '-´フ l l ヽヽ' l | / l | 〈 V / Y l l |.│ \ ヽ、〃 |l | / |人 \ヽ ノ| l / l| ゝ ヾヽ ハl ヽ l l l 〇 〇l l | l | | / | ハ| l │ l l | / | | | | | 〇 〇|/ │ l レ=二=、 l | | |l /ニ、│ __(二_(二_)'_|_______|___lr二_´Y´`ュ_、____
┌-─ ´ ̄ ー-- 、 /`ーヽ ヽ ヽ ヽ、 / , レヽl、 ヽ 、 \ ヽ / l l __ ヽヽ、 く ̄ヽ、 ヽ ヽ l l l f´ ヽヽ ヽヽヽ ヽ lヾ、」 ,、 l l l│ ヽ、 >ヒz七、 ト、Y┤r┐ リ l N、,,三ミ ` '´´〃ヾ,、 V│ l ├、 さ〜て、講義の縮小とリニューアルに伴って l|`l| N、 '_ , -,、 l∧、|││ |│ 今回から私、黒井ななこが講義を担当するで l ヽ M. { l レ┤ l ` ' l、 l ヽ l リー 、_ `ー- ' , イ | l ヽ l ヽl l|/ >、´ レlヽヘ ` l ` { ,/ ├ / ' ├'`┐ 、 lト 、 , -_ニ''フ | / l ∧ /〉 l / l //1 / \、_ l / メ' ´/ l l l / イ,/ l l ヽ」、l l∧ / lヽ ,┘ Y < lv' /, l/ N l l \ ヽ/, ´ \○ l ヽ
_ ,─、 / ヽ-, ヽ、‐、_ /, , ,、 ,ヘ 、 、ヽ // /├ Tヽ ! ! \ヽ // , LL__ |. Vl、_j_ ヽ| / l | j ! ` !. 「lヽ j l l まあ、そういうわけで気を取り直してバシバシ行くで! l./| | l'|.! ! !| ヽト ト l まず前回と今回で言いたかったことについて列記すると |l | l |ヒ≡ミ モ≡ミ,ヽ |ヽ| l | | ' 丶 '' '∧.│ l| 1、売れるものは顧客が知っている、顧客から話を積極的に聞くべし ヽ├N、 ー‐' ,ノヒl | 2、利益分配は平等に、利益の偏在はトラブルの元 〉Lヾ,|ニ>, 、__ ィ1、┤┼、 / l Y │ l ∀ ̄.l l の二つになる l l /`_,┤ ト、 l l l ほかにも「他人を楽しませようと思ったら自分も楽しめ」というのもあるんやけど l l_ '-´フ l l ヽヽ' l | これは聖地巡礼と直接関係ないし / l | 〈 V / Y l 前回さんざん語ったからここで特別に解説はせんで l |.│ \ ヽ、〃 |l | / |人 \ヽ ノ| l / l| ゝ ヾヽ ハl ヽ l l l 〇 〇l l | l | | / | ハ| l │ l l | / | | | | | 〇 〇|/ │ l レ=二=、 l | | |l /ニ、│ __(二_(二_)'_|_______|___lr二_´Y´`ュ_、____
_ ,─、 / ヽ-, ヽ、‐、_ /, , ,、 ,ヘ 、 、ヽ // /├ Tヽ ! ! \ヽ さらに、これが今回の話で一番重要なポイントやけど // , LL__ |. Vl、_j_ ヽ| / l | j ! ` !. 「lヽ j l l 「彼らがしてはいけないと忠告したり、あるいは拒否するものは絶対にしてはいけない」 l./| | l'|.! ! !| ヽト ト l ということや |l | l |ヒ≡ミ モ≡ミ,ヽ |ヽ| l | | ' 丶 '' '∧.│ l| ヽ├N、 ー‐' ,ノヒl | もちろん、顧客の拒否するものをやった所で 〉Lヾ,|ニ>, 、__ ィ1、┤┼、 顧客に受けるわけがない、というのも理由なんやけど・・・ / l Y │ l ∀ ̄.l l l l /`_,┤ ト、 l l l そういうネガティブな情報、特に「忠告」に耳を傾けるべき理由としては l l_ '-´フ l l ヽヽ' l | その取り組みがその趣味のなかにある「タブー」にふれるものやったり / l | 〈 V / Y l そうでなくてもファンのなかにある既存の派閥や l |.│ \ ヽ、〃 |l | 新旧ファンなどの対立構造なんかを無意味に挑発するようなことに / |人 \ヽ ノ| l なるかもしれん危険性があるからや。 / l| ゝ ヾヽ ハl ヽ l l l 〇 〇l l | l 外からは見えんけど、内部ではそういう微妙な力関係に敏感になっとる | | / | ハ| l と言うのは趣味の世界では良くあることやしな。 │ l l | / | | | | | 〇 〇|/ │ l レ=二=、 l | | |l /ニ、│ __(二_(二_)'_|_______|___lr二_´Y´`ュ_、____
_ ,─、 / ヽ-, ヽ、‐、_ /, , ,、 ,ヘ 、 、ヽ // /├ Tヽ ! ! \ヽ // , LL__ |. Vl、_j_ ヽ| 参考ばかりに実例を上げとくと / l | j ! ` !. 「lヽ j l l 例のストラップは特定の店舗に利益が偏らんように l./| | l'|.! ! !| ヽト ト l 商工会がいわゆる「卸し」の立場となって商品を一括管理したんや。 |l | l |ヒ≡ミ モ≡ミ,ヽ |ヽ| l | | ' 丶 '' '∧.│ l| そのうえで、万が一売れ残った場合にはすべて返品に応じることを条件に ヽ├N、 ー‐' ,ノヒl | 1店舗当たりの販売数(卸す数量)を限定し、種類も1店舗あたり2種類に限ったんや。 〉Lヾ,|ニ>, 、__ ィ1、┤┼、 このしくみによって、ストラップを販売したすべての店舗は平等に利益を得ることができたわけやな。 / l Y │ l ∀ ̄.l l l l /`_,┤ ト、 l l l これがおもわぬ副作用をもたらしたんやが、それは今後の話・・・ l l_ '-´フ l l ヽヽ' l | / l | 〈 V / Y l l |.│ \ ヽ、〃 |l | / |人 \ヽ ノ| l / l| ゝ ヾヽ ハl ヽ l l l 〇 〇l l | l | | / | ハ| l │ l l | / | | | | | 〇 〇|/ │ l レ=二=、 l | | |l /ニ、│ __(二_(二_)'_|_______|___lr二_´Y´`ュ_、____
┌-─ ´ ̄ ー-- 、 /`ーヽ ヽ ヽ ヽ、 / , レヽl、 ヽ 、 \ ヽ / l l __ ヽヽ、 く ̄ヽ、 ヽ ヽ l l l f´ ヽヽ ヽヽヽ ヽ lヾ、」 ,、 l l l│ ヽ、 >ヒz七、 ト、Y┤r┐ ということで今回の講義はおわりや リ l N、,,三ミ ` '´´〃ヾ,、 V│ l ├、 l|`l| N、 '_ , -,、 l∧、|││ |│ 各々方、次回までに復習して来るように! l ヽ M. { l レ┤ l ` ' l、 l ヽ l リー 、_ `ー- ' , イ | l ヽ l ヽl l|/ >、´ レlヽヘ ` l ` { ,/ ├ / ' ├'`┐ 、 lト 、 , -_ニ''フ | / l ∧ /〉 l / l //1 / \、_ l / メ' ´/ l l l / イ,/ l l ヽ」、l l∧ / lヽ ,┘ Y < lv' /, l/ N l l \ ヽ/, ´ \○ l ヽ