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妹「お兄ちゃん……」 -
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1 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 00:51:39.93 ID:NuxeOxUo
スレ(1)
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231345722/
スレ(2)
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231421312/
スレ(3)
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231592160/
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
2 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 00:54:51.05 ID:5MlXD.Io
1おつ
3 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/11(日) 07:46:44.24 ID:RA/QO5oo
見つけた
結局どうなったんだ?
3スレ目104で終わってたけど
4 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 11:44:25.05 ID:uZ.NGaMo
誘導作ったほうがよくないか?
5 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 14:25:55.56 ID:jM6raT2o
発見!
といっても
>>1
は来るのか?
続きが気になる
6 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/11(日) 16:48:17.33 ID:RA/QO5oo
てか4スレ目は行ったの?
7 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 17:29:31.90 ID:gXh8ypko
30 名前:1 ◆hK5POy284Q [] 投稿日:2009/01/11(日) 01:12:22.61 ID:4h4h+m7a0
よしじゃあ……
【AM.5:30】妹「お兄ちゃん……」
にしようかと思う。
普通に妹で検索すれば出てくるようにしとく。
じゃあ、以下
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今週水曜日1/14 17:30 から
【AM.5:30】妹「お兄ちゃん……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
でお会いしようぞ。
叩かれてたから助けて上げて下さい。
8 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 17:30:43.48 ID:gXh8ypko
>>7
の前
20 名前:1 ◆hK5POy284Q [] 投稿日:2009/01/11(日) 00:51:23.41 ID:4h4h+m7a0
パー速にいってもこのままの人数だと白けるだけだと思う。
gdgdな感じにみんななっちゃうし、
作品は完成させてこそ、初めて評価されるものだと思うんだ。
だから、完成してないのにスレ立てした自分の責任はあまりにも大き過ぎる。
そこで、全て作り終わってからもう一度スレを立てようかと思う。
日にちと日時とタイトルを今決めないか?
今ここに残ってくれてる人たちは、
本当に俺にとってかけがえのない読者なんだ。
せめて、完成させた作品は見て貰いたい。
たとえ、批判されようとも。
土日がいいか?
それとも平日?
9 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 17:33:55.76 ID:gXh8ypko
>>7-8
の内容があった
スレ(4)
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231600978/
10 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/11(日) 18:24:09.48 ID:jM6raT2o
>>7-8
GJ
11 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/11(日) 19:56:38.37 ID:RA/QO5oo
>>7-9
d
話的には進んでないのね
12 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/13(火) 00:56:49.04 ID:cVAFoTco
わっふるわっほう
13 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/14(水) 03:47:09.55 ID:RmMZq6Yo
今日か
14 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/14(水) 04:05:02.68 ID:EhKBHLso
ああ……締め切りが………あっわあっわわわわ
15 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/14(水) 04:49:25.10 ID:zZN0wvoo
wktkwktk
16 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/14(水) 17:31:18.76 ID:EhKBHLso
おっほ
17 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/14(水) 18:54:17.48 ID:FVjKY9Qo
誘導
完成版スレ(1)
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231922450/
18 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/15(木) 01:59:25.13 ID:/RJxwgSO
あげておきますね
19 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/15(木) 05:32:40.11 ID:xOo30Sso
終わりました
なんとか完結出来た
良かった…良かった…
落ちたらDAT貼りますね
20 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/15(木) 05:49:38.17 ID:y8tvMako
乙でした
21 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/15(木) 08:15:46.03 ID:mn5QEJoo
謎の少女は俺の嫁
22 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/15(木) 12:27:15.01 ID:/XHJLsAO
これいつエロゲ化するの?
23 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/15(木) 15:54:37.87 ID:4WrscOQo
作者の今後のやる気次第
24 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/15(木) 15:56:57.01 ID:mn5QEJoo
絵師探せや、話はそれからだ
25 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/15(木) 16:12:16.72 ID:4WrscOQo
作者の意思を尊重しようじゃないか
26 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/15(木) 17:56:28.59 ID:Y8.rm2go
DAT
ttp://takeshima.2ch.net/news4vip/dat/1231922450.dat
htmlは落ちてから
27 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/15(木) 18:07:46.01 ID:Y8.rm2go
あと後日談らしきものを本スレで書いたので、
暇があったら目を通してくれると嬉しいかな
では、今日はこれにて!
またね
28 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/16(金) 00:31:32.34 ID:c2lUUIDO
感動した。
ありがとうね
お疲れ様!!
29 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/16(金) 00:35:00.27 ID:dVm7kAwo
ttp://mimizun.com/search/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com/log/2ch/news4vip/takeshima.2ch.net/news4vip/kako/1231/12319/1231922450.dat
30 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 00:39:40.29 ID:IK1d7vYo
姉と弟は結婚するんだろうか
31 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 02:26:02.53 ID:6KQ7EUYo
フラッシュマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
32 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/16(金) 06:29:45.50 ID:6GPLDMDO
死んだ姉の魂は…女子高生に乗り移ったはいいがJKの今後はどうなるんだ?
33 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 07:12:43.34 ID:IK1d7vYo
生まれ変わったんだろ?
34 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/16(金) 07:18:53.95 ID:6GPLDMDO
今思い出した!!もう兄は30だったな!!
次回作wktk!!!
35 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/16(金) 07:48:05.36 ID:T3ksxOko
>>27
後日談見逃した・・・
どなたかコピペ頼む!
36 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 10:17:40.87 ID:/YTVRcSO
>>35
>>29
37 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 10:22:24.61 ID:BKEzuboo
>>35
>>29
38 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 10:23:27.02 ID:QRP9n1go
>>36
>>37
結婚おめでとう
39 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/16(金) 12:27:26.49 ID:dVm7kAwo
ういー…
今日もいい天気だけど寒いね
避難所だけど…本スレ終わって避難所も無いよな
どうすっかな
40 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 12:30:50.80 ID:q6sWu0Ao
>>39
一応向こうで職人名乗ってた連中の作品投下があるまでは・・・・
個人的にはフラとかちょっと期待
41 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 12:34:38.19 ID:.ROLp6DO
>>39
どうするもなにもこのスレタイで新作書くしかないだろwwww
42 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/16(金) 13:03:54.92 ID:dVm7kAwo
人いないと思ってたから、反応早くてびっくりした!!
心臓に悪いよ…
>>40
フラの人、マジっぽかったからね
でも冷静に考えてみて、あの量はキツいよなあ…大丈夫かな…
flashってBGM乗るんだよね?
凄く楽しみにしちゃうよ…
>>41
それは完全新作なのか、
スピンオフなのかどっちがいい?
ここだけの話、少女を使った話はいくらでも出来ると思う
『俺』と絡めるのは無理だけどね
次は会話体だけにするのか、地の文入れるのかも考えどころ
43 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 13:25:45.30 ID:q6sWu0Ao
>>42
向こうで少女についての複線談みたいの欲しいというの無かったっけ?
番外編みたいにそのネタでやってみるとか?
44 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 14:24:02.45 ID:TlKXQ36o
>>42
完全新作希望ww
45 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/16(金) 16:46:30.95 ID:BKEzuboo
ロリコンの俺にとっては少女話とかすげぇありがたいんだけど
姉妹スレでは無くなる件
46 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/16(金) 18:14:56.42 ID:rFwWvwc0
これから
妹がお姉ちゃんになって、お姉ちゃんが妹になるわけですね
47 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/16(金) 22:28:38.24 ID:dVm7kAwo
>>43
>>45
確かにそうか、姉妹スレだしね
じゃ、のんびりボーっとしてようぜ
>>44
土日終わったら書き始めるよ
VIPでまた立てまふ
>>46
天才あらわる
48 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/17(土) 21:16:17.48 ID:m1eFLxIo
少女・・・無いのか
49 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/19(月) 09:12:11.67 ID:7Vq2akSO
新作まだか−
50 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/19(月) 13:15:22.06 ID:3QpwX1go
期待age
51 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/19(月) 18:13:05.10 ID:9rF0Poko
期待は同時にプレッシャーとなる
が、期待
>>50
ageてねえwwwwww
52 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/20(火) 00:37:21.42 ID:Blu9ApMo
ちょっと不思議な感じの話を書こうかと考えてる
姉妹スレではない…少し鬱入る可能性も大…
まだ書き始めてないので確実なことは言えないけど、
前回に比べれば量は少なくしたいな
目下構成中
明日から少しずつ書き始める予定
53 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/20(火) 01:08:32.39 ID:TU4tGIso
1期待してる
54 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/20(火) 01:19:59.42 ID:gE/93Goo
SF系になるんかな?スレ立てたらこっちに貼ってくれるとありがたい
55 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/20(火) 22:04:10.59 ID:/f.uBZUo
>>52
わかるぜ
女「ねぇ……ちょっと!!…寝てないで起きて!!」
の真ヴァージョンだな
56 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/21(水) 14:23:07.75 ID:4/RvLooo
女「ねぇ……ちょっと!!…寝てないで起きて!!」
の作品は、もう少し後で続編書く予定
あれはプロローグ的な要素で、本編は消化不良のラストから始まる
でも新規から読んでも分かるように作るつもり
誰も気付いていないと思ったぜ
あと今書いてるやつは、獣っ子の話でふ
初めの方から鬱展開で、書いてる自分もびっくり仰天
Happy Endが好きな自分としては、最後はね…頑張るよ
でもその前にいちゃラブ書きてー……ってことで速攻作業に入る
57 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/21(水) 14:28:44.88 ID:ox8t9FAo
ちょ 書いてるのか
うrl貼ってくれ
58 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/21(水) 14:43:01.62 ID:4/RvLooo
あっ…自分は書き溜め派だからすぐには立てないよ
ぐずぐずしてると読んでくれる人に迷惑かけちゃうし…
てか、今日は規制されてまふ><
59 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/22(木) 21:16:05.60 ID:VwUowvYo
>>1
まさか
女「ちょっ・・・ちんこ当たってんですけど・・・!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1232624580/
これじゃないだろうな
60 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/22(木) 22:56:40.97 ID:H8deVYoo
>>59
違うぞ
こんなHな展開は書けん…(///)
というか、ずっと規制恐らく明後日ぐらいまで規制
61 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/24(土) 18:24:05.57 ID:LooXbloo
チラ裏
規制云々を色々調べてたらドツボに嵌った
今は通報のお手伝い
誰もいないけどこっちにSS投入するかな
暇だし…では、早速書いてくるぜ
62 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/24(土) 18:50:25.82 ID:qcM3PYSO
あ、来たか
63 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/24(土) 20:29:25.47 ID:onowCG6P
まじか
期待
64 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/25(日) 05:23:27.21 ID:jarMQRYo
wwktk
65 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 00:44:20.94 ID:uFsOpD2o
三人もいるのか!
それならこっちもやりがいがあるぞ。
でももう少し待って下さい、正直煮詰まってます…おぉ。
66 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/26(月) 00:56:24.21 ID:duN0rP.o
4人目ノシ
67 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/26(月) 01:02:15.04 ID:yKgkaC2o
いるからがんばれwktk
68 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/26(月) 01:06:18.49 ID:ps/xC2wo
俺もいるぜ
vip規制されてかけん
69 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/26(月) 01:18:48.90 ID:0KMAREQo
いるともさ
70 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/26(月) 17:34:02.39 ID:DMJ.Htw0
俺もいるZE★
がんばれよ
71 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 19:48:27.86 ID:uFsOpD2o
おう!頑張るぜ!
72 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/26(月) 19:52:38.10 ID:xg4ryA6o
wwktk
73 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 22:53:07.57 ID:uFsOpD2o
いちゃラブ系がうまく進まないので、
やっつけでSSを投入。
妹も出てこなければ、姉も出てこない…一人のおっさんの爆発した話。
74 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/26(月) 23:06:40.28 ID:xg4ryA6o
よしきた
75 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:22:35.52 ID:uFsOpD2o
30分になったら一気にいく。
76 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/26(月) 23:30:17.67 ID:8l.UpTMP
wwktk
77 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:32:04.38 ID:uFsOpD2o
静かで平和な町並み。
耳をすますと
風によって木の葉が擦れ合う音がする。
時は深夜。
空の満月は光輝く。
誰もがそろそろ眠りに付こうかとする中、
男の心は怒りで燃えていた。
男「どういうことだ」
男は自分の怒りを何とか漏らさぬよう…
腹の奥底から絞り出すような…低い声を出した。
女「…え?」
78 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:36:52.80 ID:uFsOpD2o
しかし、相手の女には伝わらなかったようだ。
男の怒りはさらに燃え上がる。
なんてバカな女なんだ。
こいつは喧嘩を売ってるとしか言いようが無いぞ。
確かに男は朝からずっと続くハードワークの最中だった。
普段より、イライラが募っていたのもまた事実。
女「えっと……何でしょうか…?」
しかしだ。
男は思う。
79 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:40:40.68 ID:uFsOpD2o
こいつらはどうしようもない。
俺が言わなかったらこの先もずっと続けることだろう。
そして第二、第三の俺が生まれる。
だからこそ、
今言わずして、今この怒りを爆発せずして──
いつ?
いつになったら、
この負の連鎖を断ち切ることが出来ると言うのだ。
男「繰り返せ」
そうだ。
貴様の愚言を繰り返せ。
80 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:46:21.31 ID:uFsOpD2o
女「え…『繰り返せ』?
何をですか?」
ああ……
ああああ……
あああああああああっ!!
男「きっさまあああ!!」
女「ひぃ!」
81 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:49:13.54 ID:uFsOpD2o
女がひどく怯えた顔をする。
綺麗な顔がそれでは台無しだが、男は構わなかった。
いや──
男「この糞ビッチめッ!
いいから…さっき言った言葉を繰り返せッ!」
溜め込んだ怒りを吐き出す快感に…
我を失いつつあったのだ。
女「ええ?……『えっと…何でしょうか?』」
自らの愚かさにまだ気付かないとは…。
男はさらにまたひと際大きな声を上げる。
82 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:57:30.35 ID:uFsOpD2o
男「その前だよくそったれッ!!」
女「す、すみません」
男「謝罪は結構だ!さっさとしろ!」
女「あわわ」
男「ファックだお!」
女「せ、千円からお預かりします…でしょうか…?」
83 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:58:10.52 ID:uFsOpD2o
男「…………」
『千円“から”お預かりします』
男「……ふふ」
男「………ふははは」
女「?」
84 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:58:47.48 ID:uFsOpD2o
男は自分の心の中でも叫ぶ。
一体この女はまだ気付けないというのか。
滑稽だ。とても、滑稽だよ。
男「貴様はいつになったら、
『その預かったもの』を返してくれるのかな?」
女「ええと………ふぇ?」
長年堪ってきた怒りだった。
こいつらは何度も何円『から』預かった預かったとぬかす。
しかし、それを返すことも一向にしないで、
自らの言葉の誤りにも気付かない。
85 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/26(月) 23:59:37.33 ID:uFsOpD2o
男はただ笑う。
どうすればこいつらに気付かせてやれるのかと。
他の人間なら『いつ返してくれるんだい?』
程度の嫌みで終わるだろう。
だが、男は違った。
怒りは最早、憎しみへ。
そして──
それを吐き出す事の快感にただただ溺れる。
86 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:00:18.54 ID:.5y3vREo
男「ふははははははははは!!」
女「……ええと…」
男「…………」
女「その…何か…問題でもあり──」
男「しらばっくれるのかああッ!!!」
女「ひぃ!」
87 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:01:00.26 ID:.5y3vREo
男「返せないのか返せないのか!」
女「……ええええ???」
男「そんなきょどったってなァッ!」
男「誰も許しちゃくれねえんだよォっ!!!」
男「借りたものは返すッ!!
何故そんな些細なことが出来ねぇんだよ!」
……ああ、なんて気分がいいことだろう。
思いを口にすることだけで、ここまでの快感を得られるのか。
──既に男は快楽の虜に
88 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:05:02.46 ID:.5y3vREo
女「……ふぇ……?
私…お金なんて借りてない…」
女「な、何かの間違い…」
男「ああああ!!」
女「ひっ…」
男「だから、貴様の言ったことを繰り返せよ!」
男「さっきお前は何て言った?」
男「さっきお前は俺になんて言ったよ?!」
女「…ひっく…うぅ…え……」
89 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:05:56.69 ID:.5y3vREo
男のあまりの威圧に女は嗚咽を漏らす。
男の怒りに染まった形相は…
それそれは、恐ろしいものだったのだ。
だが、男は止らない。
男「泣くな!!」
男「泣いて許されると思うなや!」
バンッ
90 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:06:50.93 ID:.5y3vREo
女「うっ!」
カウンターを叩く。
その音は、
深夜のコンビニの店内にそれは良く響き渡った。
男にとっては何気ない行動、
しかし、女にとって相当の恐怖となった。
もしかしたら、殺されるのかもしれない。
有り得ないことだが、そう思ってしまうほど、
女は追いつめられていた。
91 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:09:11.01 ID:.5y3vREo
女「……ご…」
男「あ?!」
女「…ご、ごめ、
ん…な…さい……」
咄嗟に漏れた言葉は、
謝罪の言葉。
男「…………」
92 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:11:38.39 ID:.5y3vREo
男は思った。
もうこの辺にしてもいいのではないか。
ぐちゃぐちゃに泣き崩れる彼女を見て、
男の中に眠っていた良心が疼く。
『ああ…
ちょっとやりすぎてしまったかもしれない…』
『俺は一体…こんな場所で…
何をやってるんだ…』
『女の子を泣かしてまですることだったのか…』
良心が囁き続ける。
93 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:14:27.85 ID:.5y3vREo
良心が囁き続ける。
そうだ。
そうだった…。
大の大人が…ここまで
怒り狂うようなことではなかったんだ…。
女「うぅ…ひっく……ごめなさい…うぅ…」
男「…………う」
男「……あ…えっと…」
謝罪しなくてはいけないのはこちらだ。
男の心の怒りは、
いつの間にか冷め付いていた。
94 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:20:27.89 ID:.5y3vREo
男「…えっとね…」
女「…うぅ……?」
男「ちょっと……さ……」
女「……あ、」
女「…はい」
男は『あ、はい』の応答に少しいらついた。
しかし、そんな些細な事でまた怒ってはいけないと、
心を落ち着かせる。
95 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/27(火) 00:21:54.03 ID:ym4ccHgo
最後で良いから
タイトルをつけるとしたら
何にするか教えてくれ
96 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:22:03.63 ID:.5y3vREo
謝ろう。
素直に、さきほどの行動を謝ろう。
そして──
その言葉遣いはおかしいから止めた方がいいよと、
優しく教えてあげよう。
そう心に決意して…男は口を開く。
97 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:23:17.41 ID:.5y3vREo
女「?」
男「……ごめ──」
──カランカラン
始まりの音が鳴った。
……………。
……………。
98 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:27:42.06 ID:.5y3vREo
【ここで小休憩】
まだ続き書いてないから書いてくる。
ねむい方は今眠ると、きっと朝までには終わっているはず。
注意:異世界ものとかじゃないよ、ただのSS。
>>95
了解した
99 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/27(火) 00:28:35.14 ID:IxWtnTYo
男「お前はなんて言った?!」
100 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:32:48.84 ID:.5y3vREo
>>99
ふ…ふぇ?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
こうですか>< 分かりません
101 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:38:48.72 ID:.5y3vREo
でもいつになったら規制終わるんだろうね
なんか見れるのに書けないって生殺し状態だ…
早く解除されないかなあ…
102 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/27(火) 00:44:40.63 ID:O00FH62P
板別なら一ヶ月を目安に
時期的に鬼女板凸に巻き込まれたクチかな
とシベリア在住民がマジレス
103 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 00:52:14.73 ID:.5y3vREo
>>102
いっかげつぉ…
やべ…泣きそうだ…;;
104 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 01:10:20.35 ID:.5y3vREo
夜食おいしいです
105 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:29:23.14 ID:.5y3vREo
【再開】
>>97
の続きから
106 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:35:52.46 ID:.5y3vREo
男「はあ…はあ……はあ……」
盛大に息を切らす。
さきほどまでの怒声は無くなり、
今は男の息を吐く音だけが店内に響く。
男「くそっ…なんで…こんなことに……」
男は困り果てていた。
107 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:36:32.86 ID:.5y3vREo
店内を見渡すと、
棚に乗っていた商品が、幾つも零れ落ちている。
女はカウンターの下に潜り込み震えていた。
そして男の目の前には、
一人の男性が床に倒れていた。
男「…か、勘違いだと…いったのに…」
108 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:43:49.82 ID:.5y3vREo
──数分前
カランカラン
音がして振り返ると、そこには二人の夫婦。
泣いている女の店員、それに対面する男。
その夫が何を思ったのかは周知の通りだった。
結果的には、夫と男の言い合いが始まり、
女の『お金を出せって言うんです』という発言から、
乱闘に発展してしまう。
そして今、
男の目の前で気絶しているのは夫の男性。
妻と見られる女性はその光景を見て、
すぐさま店から逃げ出していった。
109 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:44:18.91 ID:.5y3vREo
男「うぅ…」
男「ど、どうして…こんな…」
口に出しても事実は一向に変わらない。
すると──
ウーウー ウーウー
遠くの方から、
確実に何かが近づいている音がした。
男「…………」
男「ああ……終わった…」
男「警察だ…」
それはまさしく、パトーカーのサイレン音。
音の大きさからして、そう遠くはないだろう。
110 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:44:49.84 ID:.5y3vREo
男「……あの女か…」
夫を置いて逃げた女性が通報したのだろう。
何故、きちんと見張っておかなかったのか。
男は悔やんだ。
男「………考えろ」
男「考えろ考えろ」
どうすればこの窮地を脱することが出来るのか。
全てを投げ出し今すぐここからずらかった方がいいか。
男は考える。
時間はない。
あの音の大きさからすれば、
パトカーが到着するのも、あと一・二分のことだろう。
それまでに答えを導きださなくては。
男「…………いや」
111 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:46:51.86 ID:.5y3vREo
いや、待て。
この店のカメラは動作している。
どうせ逃げても、
規制網がすぐ張られ、捕まえられるのは目に見ている。
警察は侮れない。
近くの県境を越えたとしても各署と連携して、
逃亡した自分をすぐに捕獲することだろう。
そうやって男は、
今おかれている本当の現状に気付いた。
112 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:47:20.98 ID:.5y3vREo
男「…絶体絶命…か」
男「終わった」
男は諦めた。
この窮地から脱することは不可能だと判断した。
『金を返せ!』との発言は、
明らかに強盗だと見られてもおかしくはない。
今ある職は確実に辞めざるを得ない現実にも、
男は気付く。
文字通り、“終わった”のだ。
男の人生はこんな些細なことで崩れ落ちた。
ならば──
113 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:47:44.46 ID:.5y3vREo
ならば──
男「だったら…」
男「やるところまでやってやろうじゃないか」
──心の奥底で
──また数分前の快楽を求める何かが
──蠢き始めた
114 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:48:22.94 ID:.5y3vREo
……………。
……………。
女と倒れた夫を倉庫にあった縄で縛る。
ガラス張りの窓はどうしようもないので、
棚をある程度動かし、バリケードを作る。
内部を見られるとまずい。
男はその辺りも考え、奥のほうに潜むことにした。
男「準備はこれで万端か」
男「女」
女「ぅう……」
タオルで塞がれた口元から、
唸る声が漏れる。
115 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:48:47.85 ID:.5y3vREo
男「お前が俺を狂わした」
男「今日はきちんとその責任を果たして貰う」
男「貴様のせいで……」
男「こんなことになってしまった」
女「………うぅぅう…」
男は自らを正当化する。
そうしなければ最早自我を保つことすら出来なかった。
いつの間にか、
外はパトカーだらけ。
静かだったこの街は、一瞬で変動を遂げていた。
116 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:49:23.57 ID:.5y3vREo
男「全て終わっても、女、お前だけは許さない」
女「…うぅううううう!」
男「お前が…お前が悪いんだよ…」
男「絶対にだ!」
口に出さないものの、
それが傷害なのか陵辱なのか、はたまた殺害なのか…
今の男自身にも分からない。
けれども、怒りは憎しみに変わり、
自分が何について怒っていたのかも分からなくなっていた。
117 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:49:49.62 ID:.5y3vREo
トゥルトゥルトゥル
店の電話が鳴る。
トゥルトゥルトゥルトゥル
それは本当の終焉への合図。
トゥルトゥルトゥルトゥルトゥル
取ったら最後、最早引き返すことは出来ない。
が──
118 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:50:42.16 ID:.5y3vREo
男は震える手で電話を取った。
これでいい。
これでいいんだ。
男「…………」
?『…………もしもし…』
男「…………」
?『………聞こえているか』
119 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:51:17.05 ID:.5y3vREo
男は思う。
これで返事をして、俺は本当の犯罪者となる。
だからこそ、
今の現状に落ち入った原因を作った女は、
生かしておけない。
数秒前までは躊躇っていた気持ちも
今は変わっていた。
ただ男は思い出せなかった。
120 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:51:43.55 ID:.5y3vREo
そもそも何故俺はこんなに怒っていたのだろうか。
そしてその答えを見つける前に、
男は自分の口を開いた。
121 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:52:42.50 ID:.5y3vREo
男「……人質を預かった」
?『そうか』
?『面倒な問答はいいな。
要求は何だ』
男「…………」
?『だんまりか…』
?『だが、これだけは言っておこう』
?『人質は必ず“返してくれよ”』
122 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:54:38.49 ID:.5y3vREo
男「あ」
男は全てを思い出す。
そうか。
そうだよな。
預かったものは…返さないとな。
自分の馬鹿げた行動にやっと気付き、
男は電話の主に語りかけた。
〜END〜
【題】
SS -『預かったもの』
123 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 03:59:20.34 ID:.5y3vREo
【これで終わり】
題名は『預かったもの』
それと、こんな感じのSSをこのスレに投稿していこうと思うんだけどどうだろ?
せっかく残りのレスも余ってることだし、
色んなSSを書いていこうかなと思ってる
長い話は規制終わった後に、VIPで新しくスレ立てするとして、
こっちは小話的な感じで
要望とか感想あったら言ってくれると嬉しいです
では自分も明日早いんで落ちまマッスル
124 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/01/27(火) 04:21:29.02 ID:C9DS92Yo
世にも奇妙な物語みたい
125 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/27(火) 15:54:29.56 ID:IxWtnTYo
ブーン系でやると受けそうな内容だ
126 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/01/27(火) 17:41:52.39 ID:.5y3vREo
あんま評判良くないみたいね…><
ん〜…やっぱりこういう系はダメか…修行じゃ修行じゃ
それと規制解除されました万歳!
127 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/01/27(火) 19:53:43.05 ID:O00FH62P
嫌いじゃないけどね
>>124
も言ってるけどそんなかんじがする
全板だったのかな
とにかく解除おめ
128 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/02/05(木) 02:05:36.83 ID:aqK/sq.P
新作マダー?
129 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/02/07(土) 18:00:38.59 ID:yJcdSbEo
もうとっくに新作出てると思う。
だが1がこのスレでは言わないだけ。
130 :
1
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/02/07(土) 19:40:39.34 ID:pQd3SREo
いや、まだ書いてる最中だよ
立てたらきちんとこっちで報告する
善し悪しにかかわらずね
131 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/02/12(木) 21:49:42.17 ID:zGy46020
報告待ってるぜ
132 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/02/13(金) 17:19:06.34 ID:0lty9cko
俺も待ってるんだぜ
133 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/02/14(土) 04:37:02.52 ID:yMqlyroo
俺も待って(ry
134 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/02/26(木) 07:46:14.12 ID:8.SpFkgP
wwktk
135 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/02/28(土) 01:57:33.63 ID:qDu8lBco
しぇにぃchリスナーへの教訓
次の日どんな事があろうとも寝落ちしない
ピアキャス来た時点でお前の人生は(ry
136 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/03/08(日) 06:45:33.73 ID:7QpHhJYo
新作マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
137 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/04/07(火) 01:05:54.80 ID:wIKESTg0
ts
138 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/04/12(日) 20:28:09.49 ID:t9CgV2cP
流石にもう誰もいないのか・・・
139 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/04/12(日) 20:38:31.45 ID:4qmmTO.o
いないよ
140 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/04/27(月) 01:58:45.22 ID:5pXYtt2o
あ
141 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:34:33.14 ID:cVMICfco
【女「エレベーター止まった? ……嘘、マジで?」】
142 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/05/06(水) 21:35:58.82 ID:ooV//Jgo
お?
143 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:37:45.02 ID:cVMICfco
女「早く出たいんですけど…」
男「…はあー」
男「だからさ、ドアが開かないんですよ…。分かります?」
女「…………」
男「さっきから何遍も同じ説明してますよね、自分。
それでも理解出来ないとおっしゃるのならどうぞどうぞ。
俺は止めはいたしませんハイ」
女「…………」
男「いやね、あのこっちも強めに言いたいわけじゃなくてね。
疑ってるのなら自分で試してみたらどうですかってことですよ」
女「………チッ」
144 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:38:40.03 ID:cVMICfco
男「……あ、舌打ちした」
女「いえ」
男「いや、絶対しましたって今!
すごく腹立たしそうな顔で、『チッ』って言いましたって!」
女「え? そんなことするわけないじゃないですか。
聞き間違いですよー。それか、君の耳が…ボソボソ」
男「えー…俺の耳が何ですか…?
最後の方が聞こえ難かったんですけど…。
邪推ですが、相当失礼なことを言われた感じがします」
女「(…うっせぇーガキだな)」
男「あーあ…。
今完全に失礼なこと考えましたね。うっわ、もう最悪ー…」
145 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:39:31.19 ID:cVMICfco
女「そーんな、やめて下さいよー。
何このガキ[
ピーーー
]よ、とかこれっぽっちも思ってませんって」
男「既に隠す気ゼロっすか」
女「まーそんなことよりですね。
本当にドア開かないんですか?
『若気の至り』では済まされない事もありますよー」
男「え。なにそれ、俺が意図的にこの状況を
作り出してるとでも言いたげですね。あとで後悔すんなよ女」
女「はいはい。言い訳は警察署でねー。
ボタン押したいからそのデカイ図体邪魔ですよー」
146 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:40:33.04 ID:cVMICfco
……………。
ポチッ
女「………あれ」
ポチポチポチポチ
女「…………」
男「あれれー?
開かないみたいですね?」
ポチポチポチポチポチポチポチ
女「…………」
男「あー完全に冤罪ですねー」
女「チッ」
男「うわ、今度こそ確実に舌打ちだよ…」
147 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:41:44.87 ID:cVMICfco
……………。
男「で、です」
女「あア?」
男「何この、変わりよう…と、色々気になること満載ですが、
とりあえず今の状況を整理しません?」
女「あーうぜェー…。
なんでこんな場所に閉じ込められなきゃいけねえんだよ。
こっちは仕事終わってやっと休めると思ったのによぉー」
男「無視ですね、分かります。
まあ、勝手に進めさせて頂くと──」
女「携帯は電池切れだしー非常ボタンは作動しねぇしー。
しかも、一緒にいるのはうっせぇガキかよー」
男「…ええと」
女「…アんだよ?」
148 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:42:36.30 ID:cVMICfco
男「その『ガキ』って言うの止めません?」
女「はっ、どうみてもまだ学生じゃん。
ガキだろ餓鬼。まだまだママのおっぱいが恋しいお年頃、ハハ」
男「あー、えっとー」
女「あン? 何だよ、なんか文句あっか?」
男「………ふむ」
女「ン?」
男「パチパチ。ここから、自己紹介タイムぅー!
盛り上がっていきましょう、よいよい!」
女「は? 何それ…」
男「まずは、お名前と好きなことと嫌いなこと…ぐらいかな。
あと、男性のタイプも聞きたいですね。…では、お願いします」
149 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:43:22.45 ID:cVMICfco
女「いや、待てよおい。
何勝手に話進めてんだよ。ガキだからって調子のんな」
男「あっ!そういうことですか!
俺としたことが…。女性に名を尋ねるときは、
まずは自分からでしたね。あちゃちゃ、やっちゃいましたわ」
女「そういうことじゃなくてさ。何で和気あいあいな──」
男「ハイ。自分の名前は山田晃でーすぅ。
このマンションの七階三号室に住んでいる、
一人暮らしの学生であります! アッキーって呼んでね☆」
女「…………」
晃「はいはい、いい感じになってきましたねー。
続いていきますよ! 自己アピールはまだまだ足りない!
好きなことは『馴れ合い』、嫌いなのは『昨日までの自分』」
女「…………」
150 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:44:04.84 ID:cVMICfco
晃「えっ? 好きな女性のタイプですか??
うわあ、恥ずかしいよー。出来ればそっとして頂けると…」
女「いや、聞きたくねぇよ」
晃「ええー、そんなせっかちにならなくてもー。
こっちも心の準備ってのが必要なんですって。
まあ、今日は特別ですから、あなただけには教えちゃいますよ!」
女「だから、聞きたくねぇって言ってんの」
晃「んもう、仕方ないですねー。
自分の好きなタイプは………おしとやかな年上の女性!
やっぱ、包容力みたいなのに憧れますわー」
女「なんだ、対照的だと言いたいのか」
晃「そ、そーんな。『ヤンキー女はこっちから願い下げ』
なーんて、これっぽっちも思ってませんよ。本当ですよ?」
151 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:45:15.07 ID:cVMICfco
女「……ッ」
女「て、てめぇ。おい山田、ふざけんなよ」
女「てめぇは馴れ合いが好きなのかも知れんが、
私を巻き込むな。これ以上は相手にしねぇぞ、あ?」
晃「……いやね、例えばですよ」
女「おい、人の話聞けよ」
晃「例えばですね。
ある日、一人で森の歩道を進んでいたら、
突如目の前に現れた草むらが行く手を拒んでいた」
女「………ア? 何だよ突然?」
晃「ただの草むらだったら良かったのですが、
その草一つ一つには幾つもの棘が付いていて」
152 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:46:46.60 ID:cVMICfco
女「…棘?」
晃「しかし先に進むためにはその草むらを通らないといけない。
この場合普通はどうします?」
女「…………おい」
晃「棘を一つずつ取り除いていくか、
諦めて先に行くのを断念する、または…
棘を気にせず無理矢理進む、の三択だと思うワケですよ」
女「……………」
晃「で。俺は、無理矢理進むことに」
女「………じゃあ」
晃「はい?」
女「強引に進もうとすればするほど、
更に棘を出す新種の草の集まりだったら?」
晃「………」
晃「へこたれず、痛みを我慢して進むかと」
153 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:47:14.14 ID:cVMICfco
女「………はっ」
女「つまり、飽くまでも私に干渉するってこと?」
晃「正解です」
女「……ほんと、うざいガキ」
晃「ガキじゃなくて、アッキーですよ」
女「………じゃ、山田」
晃「アッキーです☆」
女「…………ふ」
154 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:47:40.50 ID:cVMICfco
女「ふははは」
晃「?」
女「オッケーオッケー、晃な。
こっちも妥協してんだ、このぐらいで許せ」
晃「……え」
女「いいよ。お前の大好きな『馴れ合い』に合わせるよ。
いつドアが開くかわかんねぇし、その間の話し相手にはなるさ」
晃「え、ええと、はい」
女「何だよ、さっきまでの威勢はどうした?
気が変わったとかぬかしたら承知しねぇぞー」
晃「い、いやそうじゃなくてですね。
予想外にうまくいったもんで、自分でもびっくりしてるというか…。
ほんと、ありがとです」
女「ン、ならいい」
晃「あ、はい。少しの間、よろしくお願いします」
女「ハハ、何改まってんだよ」
155 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:48:09.14 ID:cVMICfco
……………。
……………。
女「じゃ、次の自己紹介は私か…」
女「…って言っても、何から始めたら良いものか」
晃「ん。では自分が質問するんで、
それに答えていくなんてどうですか」
女「ア? …ああ、まあそれが手っ取り早いかもな。
なかなかいい案じゃん」
晃「はっ、ありがたき幸せ」
女「ふむ、苦しゅう無いぞ。
……ただし、変な質問は止めとけよ」
晃「……出来るだけ」
女「…チッ。先行き不安だなおい」
156 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:48:36.10 ID:cVMICfco
……………。
晃「えー、はいー、マイクのテスト中ぅー」
女「…………」
晃「ん、きちんと入ってるみたいですね」
晃「ではでは!
『アッキーと仲良くなりましょう会』の記念すべき第一回!
始まりますぞぉーーヒューヒューパチパチパチパチ!!」
女「いいから早く始めろ」
晃「……はい」
晃「えっと、じゃ、始めの質問ですね。
まずはお名前をお聞かせ下さい」
女「……水岡唯」
晃「え?」
157 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:48:56.02 ID:cVMICfco
唯「いや、だから水岡唯」
晃「…ゆ、唯ちゃん?」
唯「あア?」
晃「唯ちゃん、唯ちゃん……唯タン?」
唯「あーあーいや、マジでないわー。
ぷざけてるとぶっ飛ばしちゃいます、ヨー!!」
晃「あ、痛いイタい! 分かりましたから殴らないで!
ええ! 太腿も蹴らないで…痣、アザになるよッ!」
唯「ん、上下関係は理解してくれないとな」
晃「……はー、マジで痛かった。
口より先に手が出るってこのことですか…。
でもね、唯ちゃん」
唯「おい」
晃「いや…ねぇ? 親密になるからには
まずは呼び方からって言うじゃないですか。
んで、唯ちゃん」
唯「私を『ちゃん』付けとかどんな猛者だよ」
158 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:49:23.30 ID:cVMICfco
晃「え? 最近はどこでも『ちゃん』付けっすよ。
『ちん』とか『タン』とか付けるのも普通ですし…」
唯「…………んな、馬鹿な」
晃「ええと、ちょっと待って下さい。
もしかして、知らない? こんな当たり前のこと知らない?」
唯「…………」
晃「今時はあれですよ、出会った直後からほとんど愛称で。
合コンなんてそんなノリ。えっと…合コンって分かります?」
唯「ご、合コンを知らない訳ないだろ」
晃「えっ、でもじゃーなんで? これぐらい普通じゃないですか?
それとも結構、歳…ゴホンゴホンっ、失礼」
唯「ああ、あ、はい。今思い出した思い出した。
あれね、ゆ、ゆゆ唯タンとか確かにあったわー。
いやどうしたんだろうね。ちょっと忘れてた忘れてた」
晃「そうですよねー? もうびっくりしちゃったなー。
五歳ぐらいしか年齢変わらないと思ってましたから、ね?
色々考えちゃったわけですよー違いますよねー?」
159 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:49:50.65 ID:cVMICfco
唯「ばっ、ばーか、んなわけねーだろ。
まだまだ現役で通用するぐらいのぴちぴちガールだろうが。
肌がお水を弾く年頃よ。んーあー、ぶっ飛ばす感じ?」
晃「肌が水をぶっ飛ばすんですか。
やばいですね。もう若すぎでちびっちゃうよって感じですか」
唯「あーそれ。いや、まさしくそれだよ。
お前ゴイ力だっけ? それやべーな、ちびっちゃうな」
晃「あ、語彙力ですね。
いや、この場面には全く相応しくないですけどね。
褒められて困ることはないんで、ありがとです」
唯「お、おうよ。んじゃ、唯ちゃん頑張っちゃうよ。
さっさと次の質問いけ、次の質問」
晃「あっ、はい」
晃「(………ま、自分は合コンなんて行った事ないですけどね。
てか『タン』付けとか、どこのオタクかと…)」
160 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:50:08.16 ID:cVMICfco
唯「あ? なんか言ったか?」
晃「いや、何でもないです。
んじゃ、次行きますよー。この調子でがんがん行きます」
唯「よっしゃ、なんでもこい」
161 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:50:25.16 ID:cVMICfco
……………。
晃「じゃ、とりあえずどこに住んでるんですか?
このエレベーターにいるってことはマンションの住人ですよね?」
唯「907。九階七号室。晃はどこだっけ?」
晃「自分は七階三号室ですね。二つ下の階です。
朝とか会ってもいいですけどね」
唯「んー、確かに会ったことないな。
いや、てか『このマンション人いんの?』ぐらい誰も会わねぇー」
晃「あ、それ分かります!
なんか会わないんですよね。偶然なのか、それとも──」
晃「意図的に“会えない”のか」
唯「ハハ、“会えない”ってどこのホラーだよ。
何? 晃お前、陰謀説とかそういうの好きなの?」
162 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:50:44.00 ID:cVMICfco
晃「そういうわけでもないんですけどね。
まあ、陰謀というか住人が少ないってのが理由じゃないですか?」
唯「それだな。結構大きい割には管理がずさんだし。
今回みたいにエレベーターが止まっても非常ボタンは使えねえわ。
まだ誰も助けにこねーわ。管理人には会った事はないわ」
晃「ですね。自分が越してきたときも完全に業者さんが仲介人でした。
直に挨拶したいなーって思っても、『そういうのはいいです』の
一点張りで」
唯「噂によると、[
ピザ
]のおっさんが両親に分け与えられたとか何とか。
どれくらいが事実か知んねえけど、あながちそんな気がする」
晃「それは初耳ですね、自分。
言われてみれば、そんな感じの放置っぷりですね」
唯「まーそれでも、
今になっても誰も助けにこない一番の理由はあれだな」
晃「……時間。こんな深夜じゃ誰もこない」
唯「ビンゴ。やっぱそうだよなー、朝まで誰もこねー気がする」
163 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:51:02.75 ID:cVMICfco
晃「俺が携帯持っていれば良かったんですけどね。
唯さんのは電池切れですし、腕時計で時間が分かるだけいいか」
唯「そうだよー。晃、なんで携帯持ってねえんだよ。
なに? 今時の学生って携帯中心に生きてんじゃねぇの?」
晃「携帯依存ですか? 自分はそんなんでもないですね。
別になくても生きていけますしハイ」
唯「ハハ、確かに」
晃「じゃー、携帯依存が意味することって知ってますか?」
唯「ん? 意味すること? いや、わかんね」
晃「あれ若者の精神的弱さが露呈したものなんですって。
『常に誰かと繋がっている』って感じたい…みたいな」
唯「常に誰かと繋がってたい…か。
まー私には分かんねぇけど…そういう奴は結構多いかも」
164 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:51:18.72 ID:cVMICfco
晃「メモリーに登録されているのは、自分と親しい人たち。
そんな人と連絡を取り合うことで、
自分がその一部にあると認識する。孤立していないと自覚出来る」
晃「しかも人間関係に困ったら、メモリーからボタン一つで消去。
受信拒否なんても出来ますしね。良く出来てますよ最近の携帯」
唯「ん? じゃーお前みたいな『馴れ合い』が好きな奴は、
その主の典型的タイプなんじゃないの?」
晃「あ、ですねー。そうなんですけど、自分、携帯は微妙というか。
ただの連絡の手段としか考えてなくて。
敢えてするんだったら、メールじゃなくて電話かな?」
唯「ふーん。私のは完全に仕事用だなー。
てか、学生ってのは分かってたけど、晃ってまだ高校生か」
晃「あ、はい。来年からは大学生です」
唯「ンだよ、進学すんのかよ。
あー、私ももう少しだけ頑張って大学行っとけば良かったわ。
後から入った奴に抜かされる気分って、お前わかんねぇだろ?」
晃「…す、すみません。
って、何で自分が謝る空気なんですかね…?」
165 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:51:41.55 ID:cVMICfco
唯「あア? いいんだよ、そうやってへこへこしてろ。
んじゃ、この時間に帰宅ってことは塾か?」
晃「あーそれ違います。
俺、塾には通ってません」
唯「えっ? なにそれ? 『僕は自力で出来る』とかそういう系?
それとも進学校とかに通ってるわけ?」
晃「いつのまにか質問する方が逆になってますね…。
ええと、進学校ではないです。地元の公立高校です」
唯「え? もしかしてこの付近にある高校…?」
晃「あ、はい。そうですよ。
ん? どうかしました?」
唯「いやだって、この辺に高校って一つしかねぇじゃん」
晃「ですね。歩いて数分で着くぐらい近いです」
唯「多分…」
晃「はい?」
166 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:52:04.89 ID:cVMICfco
唯「多分だけど、私そこの卒業生…」
晃「…………え?」
唯「だから、私あんたのOG、ブイ」
晃「あー…えっと、奇遇ですね」
唯「奇遇だな。なんだ、私の後輩か。
こりゃ上下関係が出来るのは当然だな、ハハ」
晃「いやその辺はちょっと理解したくないですけど…。
えっと…何期卒ですか?」
唯「そういうのは自分で考えろ、察、し、ろ!」
晃「い、痛い、痛いですってば!」
167 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:54:16.66 ID:cVMICfco
……………。
晃「気を取り直して、唯ちゃんへの質問タイム」
唯「ん、なんだよ、まだ聞くことなんかあるか?」
晃「そりゃーまだまだ質問し足りないですよ。
名前と住んでるとこぐらいじゃ、ねぇ?」
唯「あれだ。晃お前、触れたらダメだゾーン分かってるだろ?
そうだよ、過去の学習って大事なんだぜ?」
晃「えー、んー、大体分かってます…。
あの辺聞くと手とか足とか飛んできますね…」
唯「そうだよ。分かってんならいいんだよ。
十分気をつけて質問することだな」
晃「そのニヤニヤ顔がかなり怖いです…。
脅迫ですね、自分脅されてるんですね今。
暴力には徹しないのがボリシーのアッキー☆ですが、素直も取り柄」
唯「ふふ、理解が早い子は私好きよ」
168 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:55:01.04 ID:cVMICfco
晃「ぐはッ! 久しぶりの猫なで声ですね…。
初めの方相当作ってたんだって今になって気付きました。
…うう、怖い怖いよぉ」
唯「そんなことないですよー。
晃君、過剰に誇張し、す、ぎ、ー」
晃「あ、え、と、痛いから、背中バシバシ叩かないで…」
唯「…はあ、やっぱ疲れるわ。
お前相手に気使っても仕方ねえしな。今更だよな」
晃「初めはどんなヤンキーだと思いましたけど……あ、睨まないで…。
馴れるとこっちの方が断然いいんですね。結構心地よかったり。
いや、ドMとかそういうのじゃないです樺島クンじゃないです」
唯「なんだよ…Mとかやめろよ…キモいぞ…」
晃「あっその、蔑んだ視線が…アんっ。
…って、何やらすんですか、おい!」
169 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:55:22.53 ID:cVMICfco
唯「お前、ノリいいのな。マジだったらどん引きだけど」
晃「そうやって最後に予防線を張る唯さんが
自分は好きですよ」
唯「うっせ、バーカばーか」
晃「それはいいとして、また話が逸れましたね。
唯さんと話してると一向に先に進めません」
唯「え? 私のせいじゃないだろ。
ほらほら思い出してみろよ、晃が先だろ」
晃「ん? ちょっと…待って下さいね。
ええとー…あれれ……そうなのかなー…?」
唯「そうだろうが。ダメだぞ、人に責任押し付けちゃ」
晃「言われてみるとそんな気がしないでもなく…。
とりあえず、次の質問いきますね」
唯「ん、いいぞ」
170 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:55:49.02 ID:cVMICfco
晃「ズバリ、好みの男性を」
唯「あー、そういえばお前なんか言ってたな。
やっぱあれ? そういうの気にしちゃう年頃?」
晃「後学ですし、純粋に聞いときたいなと。
年上好きとしては参考になります」
唯「んー気乗りはしないけど。
ま、別に隠すことでもないしな。教えてやるよ」
晃「ふむふむ」
唯「いや喜々としてメモ帳出すなよ…。
その何だ…あれだよ、あれ、えっと、アレが好きだよ」
晃「はあ…アレ…と。
え? アレって何ですか?」
唯「お、お、お前、アレっつったらアレだよ。
分かんだろ…何となく感じるだろ、そしてまた察しろ」
晃「……あーえー…」
171 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:56:25.37 ID:cVMICfco
晃「つまり…教えてやると豪語したものの、
寸前になって『恥ずかしい』と。そういうことですか」
唯「…………お、おう。
まあ、有り体に言えばそういう感じだな」
晃「唯さん、意外と──」
唯「……アんだよ…?」
晃「──ピュアですね」
唯「うっ…」
唯「て、てめぇ舐めんなよ。これ以上、調子こくとぶっ飛ばすかんな?
嘘じゃねえぞ、ボッコボコだぞ」
晃「もっと弄りたい気もしますが、ボッコボコは嫌なので、
これ以上はやめときますね。安心して下さい」
唯「わ、分かればいいんだよ。くそ、調子狂うぜ」
172 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:56:54.91 ID:cVMICfco
晃「よし、じゃあ次の質問行きまーす」
唯「ん、でも、次で最後な」
晃「はい、分かりました。
最後のようなので普通の質問にしますね」
晃「────」
晃「……唯さん」
晃「あなたの“嫌いなもの”は」
晃「──何ですか?」
173 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:57:56.46 ID:cVMICfco
唯「…………」
唯「………ッ」
唯「…はは、お前、分かってんじゃん」
晃「…………」
唯「そうだよ…。晃、お前と一緒さ」
唯「私も──」
174 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 21:58:56.11 ID:cVMICfco
──「“過去の自分”が大ッ嫌いだ」
175 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/05/06(水) 22:01:49.39 ID:cVMICfco
【Phase01-END】
Maybe Continued...
Let's meet in the next week!!
176 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/05/06(水) 22:07:50.15 ID:ooV//Jgo
なん…だと…
乙
まさか
>>1
が帰ってくるとは思わなかったぜ
177 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/05/07(木) 17:44:10.28 ID:BYbhJbQ0
来週か‥‥
規模が大きな話になりそうだな
期待してるぜ
178 :
旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv
:2009/05/25(月) 03:02:09.05 ID:b7cY.1oo
ぜ!
179 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/07/10(金) 14:35:53.51 ID:A8tL8YSO
ふん
180 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/07/26(日) 22:13:47.54 ID:6Pn0sKUo
∧_∧
_( ・∀・)
/ ) _ _
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
| | `iー__=―_ ;, / / /
!、リ -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
181 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/08/15(土) 21:22:12.80 ID:8LBeuhwo
. !:/:/:/:::::/::!::/!:∧::::::::}、:j:::::j:::',:::::::::::::::ヽ:::::::ヽ:::::::::::
Yレ:レ!:// |/V |:i ヽヘ:j V j/ ',:/!:::::l::::::::::l::::::::::',:::::::::::l
:::::::イレ ` ´ ´ .!:::::|::::::::::!::::::::::l:::::::::::|
,':::::j:|`' 、.._ 、__..... - ''''' ´ !:::::|::::::::::|::::::::::|:::::::::::!
::::::,'/ 、 _ 、 ` 、、__ !l::::!::::::::::!::::::::::!:::::::::::
/:::/ハ''`T::( j ’  ̄{::::し::「 ,':!:::::::::::::::!::::::::::l:::::::|:::|
,'::://:::::! ヽぅリ ヽ:う:ノ ,:/:::::!::::::::::!::::::::::!::::::l::::!
::://::::::::!  ̄ , ,  ̄ r .Yヽ::!::::::::::::::::::::,':::::::|:::l
!/イ::::::::::: ´´´ ` /`j ./ / ,':::::,、::::,'::::::::/:::::::::!::ヘ
//::::::::::::::人 _ ,.. -/ // / /:::::/ !:/::::/:/:!:::::::::!::',::.
. //:::::::::::::/::/: マ:::::::/ / ' / /::/ //::::/:/:::ト、:::::|:::丶:',
//:::::::::://::|:l::: \ ./ /' / /, ' /:/::::/:┌ .、ミ/::::',:::::::ヽ\
. /:::/ :::::://:::::::::::!:/:::: >/ / ´イ. /::::/::::/ `Y',:::::::::::::::::::ヽ:',
イ::::::::,':::::::/.───── / /::::, イ.:.:.:.:.:.: ∧:::::::::',:::::::::::::::::!
/::/:::::::/::::::// /´ /::::::::: /:::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ/── 、:ヽ:::::::::::|:}
{:::/:!:::::::::!::::::{ ,' ィ≧、/ / ̄ └┴ 、.:.:.:.:/ / ≧、:::,':j
::::{::{:::::::::{:::::::レ' ´ ./-l´ ィ.─ 、._ヽ` ==/ / V,'
182 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/15(土) 21:24:01.43 ID:koEVhgYo
♪ ∧,_∧
(´・ω・`) )) 君の家まで♪
(( ( つ ヽ、 君の家まで♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧,_∧ ♪
(( ( )
♪ / ) )) チャリンコ乗ってさ♪
(( ( ( 〈
(_)^ヽ__)
183 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/10/05(月) 19:11:46.45 ID:TxUGl.I0
衝撃
まだ生きてたのか
184 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/10/05(月) 19:13:03.46 ID:TxUGl.I0
とは言っても誰も来なさそうだが・・・
スレもっと生きて!!
185 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/10/05(月) 20:42:53.88 ID:/8yLLZ.o
∧_∧
_( ・∀・)
/ ) _ _
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
| | `iー__=―_ ;, / / /
!、リ -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
186 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/10/05(月) 23:14:23.69 ID:1skocBko
ひ ぐ ち カ ッ タ ー | . /
. \ | //
゛""''‐、 、 ────\── ─ .─|─./-/──── ─ --
_,,....,,_ `ヽ、 \ .', `.' |/. / 、.' .' ` . .' 、゚ /
, '" ,; ,..-‐'''' ̄`ヽ゛""''‐、, \ ;.:. / ,|_ / -'. '`. .・ ' / ´、 ,
. ,' ,;: ,. ', ヽ \//|. / \;.'.'‐ `:.. ' ;:/ '
/ ;: ;; y' "  ̄`'ヽ. i /\|^|/.'o^ |!;.' ;.'`:.'´;./': ; :
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187 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/10/05(月) 23:44:07.00 ID:/8yLLZ.o
_ _ .' , .. ∧_∧
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188 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/10/17(土) 00:50:59.50 ID:C5BuLlUo
……………。
……………。
─間奏─
真っ暗闇の世界。
ひとりぼっちの世界。
彼女は未だそこにいる。
たった一人でそこにいる。
ひっそりと、ひっそりと。
膝を抱えて宙を舞う。
目を堅く閉じ、過去の出会いに想いを馳せる。
少女「…………」
虚。
無音。
時の感覚すらない世界で彼女はずっと待ち続けた。
189 :
◆hK5POy284Q
[sage]:2009/10/17(土) 00:52:20.61 ID:C5BuLlUo
愛されることを忘れて──
それでも愛する者を助け──
永久に続く事象を果てしなく繰り返す。
少女「………あ」
瞬間、暗黒の世界に一筋の光が差し込んだ。
世界の歪みが光となり、唯一この世界を照らし出す。
少女「………さて」
また新たな物語が動き出した。
少女は世界を泳ぎ、光に向かう。
自分はいつまでも案内役しかできないけれど、
そこに自分が存在する意味があるのなら。
彼女はそう心の中でつぶやきながらも、
新たな出会いが良きものになるよう、ただ祈るのだった。
190 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/10/17(土) 00:53:11.33 ID:pyXG6rMo
む?
191 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/10/17(土) 00:54:46.49 ID:C5BuLlUo
>>189
と
>>188
の間に挿入。
なぜ自分がこの螺旋にとらわれるのか、
そもそもこの世界の起点はどこだったのか。
既に自らの記憶は抜け落ち、
肉体があった時の感覚はとうに消えた。
少女「………私の終わりはくるのでしょうか…」
擦れた声が漏れる。
少女「………」
それは、幾度となく繰り返した問いだった。
何人もの迷い人を導き、
けれども誰一人からも救われない孤独の番人。
192 :
◆oL6xWYeRvQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:00:05.88 ID:C5BuLlUo
てす
193 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:01:58.69 ID:C5BuLlUo
テス2
194 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:02:56.94 ID:C5BuLlUo
……………。
……………。
ガタンガタン。
エレベーターが突如音を立てて、動き出した。
晃「…あれ? もしかして、復旧したんですかね?」
唯「…………」
晃「ん? 唯さん、唯さん。ねぇ、聞いてるんですか?
さっきから黙っちゃってどうした……って」
唯「………ぐぅ…」
晃「うわ道理で静かだと思ったよ…」
とても幸せそうな表情で眠る、
ショートヘヤーの大人の女性──水岡唯。
ひょんなことから仲良くなった彼女は、
ちょっぴり不器用で何故か憎めない、
自分の今まで会ったことのないような種類の女性だった。
195 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:04:02.56 ID:C5BuLlUo
晃「あはは、俺も一応男なんですけどね。
こんな無防備で寝ちゃってまあ」
きつい言葉遣いの割に、あどけない表情が残る彼女。
『“過去の自分”が大っ嫌い』と言った時のあの自虐の笑みは、
一体何を意味しているのだろうか。
話を交わしたときからある程度の予感はしていた。
彼女が自分と同じ人種の人間だって。
理屈じゃない。一つ一つ見せるその身振りや表情から何かを感じ取った。
どことなく他人を寄せ付けない彼女の姿勢が、
過去の自分と被るのは……偶然だろうか。
晃「…………」
偶然ではない。
おそらく何らかの運命の巡り合わせが、
彼女と自分を引き合わせたと考えていいのだと思う。
196 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:05:24.47 ID:C5BuLlUo
晃「はは……これじゃあ、自分がロマンティストみたいですね。
らしくない、本当にらしくない」
一人で自嘲しながら、自らの上着を脱いで、
すやすやと眠る、彼女の身体にかけてやることにする。
先ほどの音から考えるに、恐らくエレベーターは復旧したことだろう。
でも、ほんの少しだけ。
こうやって眠っている彼女の、穏やかな表情をただ眺めていたかった。
唯「………ぐぅ……ぐぅ……」
晃「………ふふ」
自然と笑みが漏れる。
本当に熟睡しちゃってるなあ、唯さん。
しかし、安心しきられているというのも男心としては少々複雑。
197 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:06:34.04 ID:C5BuLlUo
すると、俺の中で悪戯してやりたい気持ちが少しわき起こってきて、
ぷっくりとふくれた彼女の頬を、人差し指で突いてやりたくなった。
晃「よし、やってやりましょうか」
彼女の柔らかそうな頬に指が触れそうになった、その瞬間──
?「いいんですか、そんなことしちゃって」
異質な声が背後から聞こえた。
密室の空間ではあり得ないはずの、第三者の声が。
198 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:07:47.16 ID:C5BuLlUo
晃「えっ!?」
背筋にぞっと鳥肌が立ち、震えが身体全体に行き渡る。
だが、俺は瞬時に背後を振り返り、
その“異”となるものを目視で確認しようと試みた。
…………。
晃「…………え?」
先ほどの驚きの声とはまたニュアンスが異なるもので、
今度のは明らかに戸惑いの色を帯びていた。
俺の後ろ。
そこに立っていたのは、白いワンピースを着た、
一人の少女だった。
199 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:08:46.38 ID:C5BuLlUo
少女「どうやら今回は、少しイレギュラーのようですね。
一体ここはどこなんですか?」
落ち着いた表情で、
あたかも自分がいることが当然のように語る少女。
イレギュラーって何だ? 正直、俺は戸惑った。
晃「…………」
もし霊がいると仮定して、その存在が今まさに、
自分の目の前にいるとするとどうだろうか。
一見、肉体があるように感じられるが
これもまた虚像なのか。
とりあえず、俺は彼女に触れることにしてみた。
200 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:09:41.97 ID:C5BuLlUo
少女「………?」
黙っている俺を見て、怪訝そうな表情をする少女。
俺の予測が正しければ、彼女の身体に触れようとした瞬間、
自分の手は宙を切るだろう。
俺は一つ深呼吸をし決意を固めたあと、
唐突に上げた右手を彼女に向かって、さしのべた。
少女「ちょっ!」
少女がそれを避けようと試みる前に、
俺の掌は彼女の身体を到達しようとしていた。
そして──
201 :
◆H9KgRMLcDQ
[sage]:2009/10/17(土) 02:10:33.94 ID:C5BuLlUo
むにゅ。
晃「あれ?」
宙を切るはずの俺の掌は、とてもこぶりな何かに当たり、
想像もつかないような擬音が、確かに俺の内部で聞こえた。
少女「な、なななな」
信じられないものを見た、というように瞳が大きく開き、
彼女の視線が自らの胸の辺りへ向かう。
そこには俺の手が、彼女のわずかな起伏に確かに触れていた。
彼女の視線がもう一度上がり、俺と目が合ったが、
自分のほうも混乱していて事態がまだよく掴めていなかった。
だが、とてつもなく最低なことをしているのだと。
少女「きゃああああ!!!」
彼女の黄色い悲鳴を聞いた瞬間、
そのことをただ漠然と理解したのだった。
202 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/10/17(土) 12:29:14.34 ID:nu0NfO2o
∧∧ // / // // ノヽ// /// / /´ ', l ∧∧
< 変 >,、 1。 / ̄`メ、./'ヽ /´ /ノ/ ,-‐‐、', l< 変 >
< > | | く ( 。) u ノ' /-、 l〉V l< 態 >
< 態 > il .l1. lヽ ヘ` ===ニ u 、⊥゚⊥ノ / /< !! >
< !!! >', ヽ. Vミキ', \\\\\\〉\\\ 人ノ /VVV
∧∧VVVヽl ,', Yミ彡',. u _______´___. u /. l ノ ノト、
変 >( t、 l ', ! lヽ ./,-------ヽ u l ∧∧ \
> ヽ l ', ヽ、 l. ヽ H´ ________ } ij. / < 変 >ミ
態 >iwi v`-l ,|ヽ r、! uヽ,'/ ' ,d /い< 態 >、
!!! . >iノ H l i 1 ',ヘ、 `,\ 、______ノノ u/',l lハ< !! >ヽ
VVV .ノノ l ! .l ',. `メ、', ` ̄ ̄. /ヽ ', VVVヽ ヽ
203 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2009/11/14(土) 16:38:51.84 ID:8IxYiLQo
∧_∧
_( ・∀・) うひょ
/ ) _ _
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
| | `iー__=―_ ;, / / /
!、リ -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
204 :
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !
:2010/01/15(金) 21:29:14.87 ID:Gv/zZbMo
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. / )ーく } `ヾテヽ`ヾ'' . : ::;;;;{`ヽ三三::ヽ
/ 厂 ゝ {、  ̄` .ィテ>'' `ーニ彡′
,.ヘ/ /`ヽィ八 ノノ { ,′
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,.く::::\:::::::::::::::::::::::\ ...イ::.、\; . ゝ ー- フ´
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/.::::::::::::::::ヽ.:::::ヽ.:::::::::::/ヽ.\\\:::::::`ト ;;.:;.:.,.ノ
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