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夕焼けの海辺で女性と出逢った - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:48:00.45 ID:xaR33QDO
立てた

気に入らない人がいたらごめん
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ミートウィークだ! @ 2024/05/22(水) 18:54:34.16 ID:oa3Fli280
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【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 6 @ 2024/05/21(火) 23:03:45.14 ID:LycZD2yqo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1716300225/

開くと貯金が増えるスレ @ 2024/05/20(月) 21:35:55.08 ID:MOxGLALr0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716208554/

イケパンみっちん39 このスレには可愛いパンダが居るにぇ! @ 2024/05/19(日) 19:47:17.65 ID:skVyN/3XO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716115637/

僕の記憶が全て消えても生まれ変わったらまた君を探す @ 2024/05/18(土) 22:27:06.84 ID:7xX40cGt0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1716038825/

グレみんと快楽の座 @ 2024/05/17(金) 22:24:15.47 ID:DUS3Z54Xo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715952254/

【習作】安価コンマでワンピース @ 2024/05/16(木) 21:19:27.48 ID:QUcgFIEu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715861966/

テンリュデネ・ゾー @ 2024/05/14(火) 20:47:34.15 ID:aewHWgbao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715687253/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:52:52.64 ID:.hwpr0E0
ここか

俺はタバコ吸って落ちるぜ
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:53:26.85 ID:Z8oqvDoo
>>1
ありがとう。こっちに続き書きます
といっても、もうそんなに長くないんだ(´・ω・)


リハーサルは無事に終わり、演奏の評判も上々だった。
後は、本番に力を出すだけだ。

ステージから折り、悠さんと美咲さんと話していると、誰かに後ろから抱きつかれた。

「あーちゃ〜ん、すっごくよかったよー」
俺「ちょ、あれ?朱音?」
朱「あれってなによ?さっき手振ったじゃん」
俺「あ、あれわからなかったからとりあえず振っただけ」
朱「ひどい〜。演奏よかったね。悠ちゃんも歌上手いね〜」
悠「ありがと。やーでもほんとアキ上手だね」
朱「でしょー?ウチの自慢っ子だからww」
悠「ほんとほんと。雪音に感謝だよー。ギター部にキーボード上手い子入ってくれて」
俺「や、入ってませんって。外部からのお手伝いですから」
朱「もう入っちゃえばいいじゃん。ん〜でもさっきのあーちゃんカッコよかった〜♪」
美「当日はもっとカッコよくなるよ」
朱「ほんと?」
悠「ほんとほんと。ビデオカメラ必須だよ!!」
俺「ただキーボード弾いてるだけだって」
美・悠「んふふ」
俺「??」

このときはまだ知らなかった。
リハーサルの後、一度教室へ顔を出し、家路に着いた。
帰りに事故にでも会ったほうがまだよかったかもしれない。
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:54:39.65 ID:1TKxaQAO
スレ建て乙
俺はいつになれば寝れるんだ
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:56:43.06 ID:Z8oqvDoo
次の日、早めに登校をし、職員室へ顔を出した。
担任の先生に出席していることを伝え、教室ではなく体育館へ向かった。
体育館の準備は既に終わっており、手順の確認をしていた。

悠「アキ〜、いまのうちに弾いておきな〜」
俺「ども、おはようございます。音出したら発声の邪魔になりません?」
悠「もう暖めておいたからダイジョブ。とちらないように指動かしときな〜」
俺「りょーかい〜」

とりあえず、個人的に好きなトルコ行進曲をテキトーに。
速くしたり、遅くしたり、やっぱり速くしたり。

悠「ちょっとww なんかすっごく焦らされてるような気がするんだけど」
俺「あ、やっぱそうですかww」
悠「弾くならゆっくりにしなさいww」

クレームが来たので、次に好きな革命のエチュードを弾いてみた。
多少のミスなんか気にせず全速力で。
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:58:35.48 ID:Z8oqvDoo
悠「ちょっとww さっきより速いじゃないww」
俺「ですよねーww やー、むしろ速くしてみようと思って」
悠「だからゆっくりにしなさいってww てゆうか、よく弾けるね」
俺「小さい頃によく練習したんですよ〜。とくに好きで」
悠「へぇ〜、さっきのなんか凄く難しそうじゃん」
俺「あー、革命は難しく聴こえるんですけど、実際なぞるだけならけっこう簡単なんですよ」
悠「簡単って言われても、弾ける気がしないけどねww」
俺「まーその辺はガッツで。俺に言わせれば、悠さんのベース上手すぎですよ」
悠「んなことないって〜。練習すれば誰でもこれぐらい出来るって」
俺「お互い様ですねww でも、悠さんのベース聴いてて気持ちいいから好きですよ」
悠「そう、ありがと。ね、ね、なんかゆっくりできるの弾いてよ」
俺「そうですねー……」

とりあえず、『運命』の有名なダダダダーンを思いっきりやったら、頭を叩かれた。
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 03:59:00.79 ID:xaR33QDO
酉つけてくれ


今日書ききったとしても後日談とか聞きたいしww
8 : ◆liXRcqJE0g :2009/04/01(水) 04:00:38.90 ID:Z8oqvDoo
ゆっくり……
と、メロディが気に入って耳コピした曲を思い出し、それを弾いた。

俺「これ、知ってます?」
悠「知ってる!!知ってる!!わたしこれ大好き!!」

どうやら気に入ってもらえたようだ。
そのまま弾いていると、悠さんがメロディに乗って歌いだした。

―――歩き疲れ ただずむと 浮かんでくる ふるさとの町

いつのまにか美咲さんがドラムの前に座っており、こちらを見て頷くとドラムを合わせてきた。


―――カントリーロード 明日はいつものぼくさ かえりたい かえれない
                       さよなら カントリーロード―――

演奏が終わると、体育館にいる人たちが拍手をしてくれた。
緊張も解れ、ライブが少し楽しみになった。
その時は。
9 : ◆liXRcqJE0g :2009/04/01(水) 04:01:59.05 ID:1TKxaQAO
まさか…な?
10 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:03:43.89 ID:Z8oqvDoo
>>9
ごめん。安直過ぎた
よかったら黙ってておいてくれると嬉しい


全校生徒が体育館に集まり、校長の開式の辞を聞いている頃。
ステージの隅で待機していた。
赤いカラーシャツに黒のネクタイ。
髪はヘアスプレーで茶色に。
赤渕のメガネにハートのヘアピン。
赤に白玉模様のニーソックス。
そして、スカート。

俺「まじですか?」
悠「まじです」
美「まじです。写メ写メ」
俺「ちょ、撮らないでくださいよ」
悠「あ、私も撮っておこww んーやっぱし似合ってるww」

ステージ脇に控えている実行委員の先輩方も、爆笑。

この日から、毎日欠かさず筋トレしてます。
11 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:04:49.68 ID:Z8oqvDoo
司「っとー、これで終わりじゃないよー!!祭りなんだからもっとテンション上げなきゃダメだよっ!!」

司会の人がそういうと、目の前の暗幕が競り上がった。

司「そこでっ!!こんなのを用意しちゃいました!!演奏に合わせて、どんどんテンション上げていこう!!」

暗幕が上がり、視界が広がった。
スポットライトが俺と、美咲さんと、悠さんを照らす。
体育館に広がるざわめき。

司「さぁいくよ!!美咲悠 feat お手伝いさんでクラムボン。曲はサラウンド!!」

悠さんと、美咲さんと、視線を交わす。

悠さんの足がリズムを刻む。
足なんか見なくても、背中を見ていれば合わせられるぐらい練習した。
ざわめきが残る体育館に悠さんの声が響いた。
それに合わせ鍵盤を奏でる。


文化祭が、始まった。
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:05:02.20 ID:xQBAkkAO
>>1
13 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:05:55.77 ID:Z8oqvDoo
ライブの時間は午後からなので、午前中は店番をした。
宣伝になるからと、衣装は着替えさせてもらえなかった。
ただ、お情けでズボンは履かせてくれた。
サプライズのライブ+女装ということで、クラスの人にはそれなりのインパクトがあったようだ。

奈「ねーね、なんでスカート脱いじゃってるの?写メ撮りたいんだけど」
俺「脱ぐよ!!男なんだからズボン履くよ!!」
奈「え〜。だってアキ、スカート似合ってたじゃんww」
俺「似合ってないよ!!」
奈「でもホントおもしろかったーww ウチのクラスの人は知ってたけど、知らない人が見たらわかんなかっただろうねww」
俺「わかってよ!!」
奈「遠目からじゃわかんないよww MCの人がばらさなかったら女の子で通ったよ」
俺「通らなくていいから!!ほんとトラウマになるわ……」
奈「まーいいじゃんww 何事も経験だよww でもさ、歌上手かったね」
俺「でしょ?悠さんの歌ホント上手いから。ベース弾きながらよくあんだけ歌えるよ」

『すいませーん、これくださーい』
『はい、ありがとうございます。110円ですー』
『110円っと……ね、キミってライブやってた子でしょ?ホントに男の子』
『男ですよ!!声低いでしょ!!』
『あははwwでも女の子って言われてもなくはないよwwあ、そだ。もう一本買うから一緒に写メ撮ってよ』
『え、嫌ですよ』

『いいですよー。じゃんじゃん撮ってください。なんならスカート履かせます?』
『おまえら勝手なこといってんじゃねーよ!!撮らねーよ!!』

文化祭中、こんなことばっかだった……
14 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:07:39.24 ID:Z8oqvDoo
店番を続けていると、雪音が友人とやってきた。

雪「あれ?スカート履いてないの?」
俺「だから履かないって!!」
雪「怒らなくてもいいじゃん〜。ライブよかったよ」
俺「ありがと」
雪「ね、ね、ナナ。いいもの見せてあげる」
奈「なんですか?」

手に持った携帯を奈々子に見せる雪音。
チラっと覗いて見ると女装少年が。

俺「ちょ、なんで!?」
奈「せんぱい〜それ私の携帯にも送ってくださいー」
雪「いいよ〜。んっとね、美咲と悠から貰った♪」
俺「あれか………無差別に送ったりしないでよね…」
雪「私はね。二人がもう送ってると思うけど。あ、ねぇねぇ、この後姿バージョンもよくない?」
奈「いいですねー!!そっちもください〜」

葵ねぇの携帯にも画像が入ってた。
送ったのは朱音だったけど。
15 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:09:30.83 ID:Z8oqvDoo
開会式でのライブの影響もあってか、中庭で行われたギター部のライブには結構な数の人が来ていた。
開会式でいろんな意味で吹っ切れたこともあり、緊張はせず楽しんでライブをこなせた。
ライブが終わる頃、ちょうど初日の文化祭の幕も閉じた。

初日お疲れ様、ということで悠さんと美咲さんと一緒に近くのファミレスで夕食を取った。

悠「おつかれさまー」
美「おつかれさまー」
俺「おつかれさまですー」
悠「いやー上手くいったねー」
美「ホントホント。ライブも去年より見に来てる人多かったよねー」
悠「だね。ほんと女装様様だよ」
俺「………」
悠「ちょっと拗ねないでよ〜ww でも、感謝してるのはホントだからね」
美「そうだよ。アキのお陰なんだから」
俺「もういいですよーだ。とにかく、その話はおしまい」
悠「はいはいわかりましたー」
16 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:11:25.27 ID:Z8oqvDoo
ドリンクバーで飲み物を入れ、席に戻ると知らない女性が悠さんたちと話していた。

俺「知り合いですか?」
美「同じクラスの子」
俺「あ、どうも、こんにちわ」
女1「あっ!!この子が女装の子?」
悠「いえ〜す。我らが期待のホープことあーちゃんです」
俺「違いますって。人違いです」
女2「どう見ても違くないでしょww 肌白めだし細いから女装いけるねー」
美「でしょー?ナイス逸材だよね」
女1「あ、この女装の子が美咲のお気に入りの子なんだ」
俺「え?」
美「ちょ!!何言ってんのよ!!」
女1「あ、ごめーんww」
悠「まぁお気に入りなのは確かだね」
女2「へぇ〜、まーいいんじゃない?失恋者続出になるねww」
美「だから違うって!!私がいつそんなこと言ったのよ」
女1「常日頃」
女2「助っ人になってくれた子がすごいいい子なのよ〜っていつも言ってたじゃん」
美「(顔真っ赤)…………」
俺「そんな良い子に女装させたんですか?」
悠「そりゃ面白くなるなら」
17 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:13:03.52 ID:Z8oqvDoo
俺「明日の後夜祭ってとくに準備が必要なんですか?」
悠「んーと、ステージが中庭から校庭になったと思えばいいよ」
俺「そですか。明日は女装しませんからね。ビシっと男らしく決めますから」
悠「へぇー。男らしく決めて誰かにアピールしたいの?」
俺「そんなんじゃないですよ。ていうか、女の子っぷりアピールしたって良いことないじゃないですか」
悠「いや、あるよ。めっさ」
俺「例えば?」
悠「目立つ。先輩に可愛がられる。おいしいキャラになれる」
俺「どこがいいとこなんですか…」
悠「まぁ、ええがな青年。ほら、デザート奢ってあげるから好きなの頼みんしゃい」
俺「ホントですか!?んじゃオレンジジェラートで…」

どう考えても買収。
美咲さんは友達が去ってから終始無口。
18 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:14:02.41 ID:Z8oqvDoo
家に帰り、早めに寝ることにした。
寝る前に携帯を見ると、美咲さんからメールが来ていた。

件名:
本文:明日のライブまでの間、よかったら一緒に周らない?


件名:Re
本文:すいません。誘ってもらえて嬉しいんですけど、朱音と雪音と約束があって。
   ホントすいません。


件名:Re:Re
本文:そっか。それじゃしょうがないね。ライブの時間忘れちゃダメだよ


件名:Re:Re:Re
本文:わかりました。それじゃ、明日に備えて早めに寝ます(笑)
    おやすみなさい


件名:Re:Re:Re:Re
本文:うん。おやすみ。
19 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:15:29.44 ID:Z8oqvDoo
二日目は雪音と朱音の三人で周った。
最初は朱音に周ろうと誘われ、どうせなら雪音も、ということで三人になった。
各教室を周って、お昼を食べ、中庭で行われているコンテストを見ながらお喋りをした。
そろそろライブの時間になるので、二人と別れてギター部の部室へ向かった。
時間が早いこともあって、部室には人がいなかった。
少し疲れていたので、長椅子を拝借して少し休憩をした。
少し横になるだけ、そのつもりだったが、気がついたら少しうたた寝をしていた。

周りのガヤガヤという音。
誰かに顔を触られている感じ。
ふと、目を覚ますと美咲さんの顔が視界に入った。

美「おはよう」
俺「おはよーございます」
美「早く寝たんじゃないの?」
俺「やー寝たんですけど、なんか疲れちゃって」
美「そっか。まだ少し時間あるからそのままでもいいよ」
俺「や、もうダイジョブです」
美「あ、やっぱダメ。そのまま。で、ちょっと頭浮かせて」
俺「?? こうですか?」
美「そうそう、おっけー」

持ち上げた頭が強引に美咲さんの膝の上に置かれた。
20 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:16:35.15 ID:Z8oqvDoo
俺「や、ちょっと恥ずかしいんですけど」
美「んーいいの。女装した人が何を今更」
俺「させられたんです。ていうか、この椅子柔らかいから意味なくないですか?」
美「………いいの。そういうことは気づいても黙っておくの」
俺「そういうもんなんですか」
美「そういうもんなんです」

俺「美咲さん、ライブの手伝いさせてくれてありがとうございます」
美「なに、急に?ていうか、お礼言うのはこっちだよ」
俺「や、ホント、楽しかったんで。ライブやらなかったら今の半分も文化祭楽しめなかったなーって」
美「そっか。それじゃお互い様だね。私も手伝ってくれたのがアキでよかったよ」
俺「そう言ってもらえると嬉しいですね。なんか終わったような言い方ですねww」
美「そうだねwwまだライブと後夜祭も残ってるんだからww」
俺「ですよねwwじゃ、そろそろ準備しましょうか」
美「ん……んー悠が来てからでいいよ…」
悠「きーてーまーすーよー」
美「!!!!ちょっと、来てるなら何か言ってよ!!」
悠「いやーなんかぁ?イチャついてるしぃ?邪魔しちゃぁ?悪いかなぁ?って」
美「(顔真っ赤)…べつに…イチャついてなんか……」
俺「イチャついてなんかいませんって。ライブまで休憩してただけですって」
悠「ふーん?まぁいいけどさ〜。ま、とっとと準備だ」
21 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:17:27.38 ID:Z8oqvDoo
二日目の中庭ライブにもそれなりの人が見に来ていてくれた。
中庭ライブが終わると、文化祭も終わりとなった。
そして、校庭で後夜祭が始まった。

後夜祭では文化祭中に行われていた各コンテストやイベントの結果などを発表していたりした。
「姉御と呼びたい人ベスト10」に雪音が1位で選ばれていた。
「清楚美人な人ベスト10」には、朱音が1位、美咲さんが3位で選ばれていた。
「彼女にしたい人ベスト10〜年下偏〜」と「弟にしたい子ベスト5」に女装少年が選ばれていた。
無論、「彼氏にしたい人ベスト10〜年下偏〜」と「かっこいい人ベスト10」に選ばれるハズはなかった。

後夜祭ではトリとして、三曲+アンコールでカントリーロードをやった。
生徒の皆も盛り上がってくれて、凄く楽しかった。
ライブが終わった後に打ち上げられた花火はとても綺麗だった。
火薬の匂いが薄らと残る中、文化祭が幕を閉じた。

その後、二年、三年と文化祭を経験したが、どれも一年生の頃には敵わなかった。
22 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:19:50.30 ID:Z8oqvDoo
文化祭が終わり、夏休みへと戻った。
部活のない俺はバイトへと精を出した。
悠さんと美咲さんとは文化祭以来も連絡を取っていて、夏休み中に何度か遊んだりもした。
文化祭を経て変わった事といえば、美咲さん、悠さんと仲良くなった事と、同学年や先輩に顔を知られ、話す人が増えたぐらいだ。

夏休みが終わり、秋がやってきた。
体育祭やその他のイベントを楽しんでいると、あっというまに冬になっていた。
23 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:22:17.71 ID:Z8oqvDoo
十二月。
恋人達の日がある甘い月。
中学生とは違い、クリスマスを意識しだし高校生。

思いとは裏腹に、彼氏彼女がいない人が多いのが事実。
無論、俺も。
そんな中、我がクラス内である動きがあった。
クリスマス 一人身集まり 騒ぎましょう
24 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:23:39.16 ID:Z8oqvDoo
話の中心は仲の良い男友達だった。
俺は知っていた。密かにコイツが狙っていた子を。
俺は知っていた。その子には大学生の彼氏がいることを。
と、余計な事は言わず、人数集めたいから参加してくれとのお願いを、快く引き受けた。
最終的には、男子6人、女子10人という規模になった。

場所は持ち込みOKの地元のカラオケ。
予想はしていたが、大量のアルコールが持ち込まれてた。
25 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:25:25.28 ID:Z8oqvDoo
注文した食べ物、持ち込んだお菓子アルコールを片手に会話を楽しんだ。
合間にカラオケをしたり、ゲームをしたり、めいいっぱい楽しんだ。
午前三時を過ぎる頃には、強がって大量に酒を飲んでKOされた男子。眠気に負けた数名の女子。
ひたすら歌いまくる女子。お菓子と会話を楽しむ男女。そんな構成になっていた。
自分が酒に弱いことを知っている俺は、最初以外アルコールを摂らなかった。
そして、予想通りというか、ベロベロに酔った奈々子の相手をしていた。
といっても、テキトーに相槌を打っているだけだった。
腕に抱きついて日本語に聞こえない謎の言葉を一頻り喋った後、奈々子も寝た。
26 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:26:42.02 ID:Z8oqvDoo
奈々子に膝を占拠されだが、動かすのも可哀相なのでそのままにした。
すると、対面にいた女子が話しかけてきた。

女「ねぇ、アキってさホントに彼女いないの?」
俺「そりゃいたらここにいないのが普通じゃない?」
女「まーそうだけどさ。アキなら彼女いてもナチュラルにこういうとこきそうだし」
俺「そう?」
女「うん。鈍いっつーか天然っていうか、ズレてるって言うか」
俺「あーズレてるってよく言われる。そんなに変かねぇ」
女「変っていうか変わってるよね。あ、もちろん良い意味でね」
俺「そっか。ならいいやww」
女「で、さ。ホントに彼女いないの?」
俺「いないってww タケみたいにモテたらいいんだけどねー」
女「タケはモテてるけど、一部の女子に良く思われてないからねー」
俺「へーそうなんだ。いい奴なんだけどな〜」
女「んー少しタラシ入ってるからねー」
俺「まー気が多いからなぁ〜。ま、モテる人の特権なんだろうけどww」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:27:00.66 ID:xQBAkkAO
書きためいいね
28 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:28:44.28 ID:Z8oqvDoo
女「モテる人ってアキもそっちの部類でしょ?」
俺「やー俺は違うでしょ。彼女できたことないし」
女「へーそうなんだ。なんか意外」
俺「そう?仲良い人はいるんだけどねー」
女「まー女装が似合うぐらいだしねぇ」
俺「おぅ、そのネタは厳禁だぜ」
女「あの写メ奈々子にちょうだいって言ってもくれないんだよね」
俺「絶対譲渡禁止宣言してますから」
女「奈々子はいいの?」
俺「雪音から貰ってたから文句イエナイ」
女「ていうかさ、ぶっちゃけて聞くけど、アキって奈々子のことが好きなんでしょ?」
俺「ん?異性としてって言われたら違うけど、同じ友人としては好きだよ」
女「この流れだったらフツー異性としてってわかるでしょ」
俺「んなのわかんないって。人が何考えてるかなんかわかんないんだから」
女「で、異性としてはどうなの?」
俺「んー考えたことないからなー。中学から一緒だし、世話かかる子〜って感じだし」
女「へぇー、ウワサではアキと奈々子付き合ってるって聞いてんだけどなぁ」
俺「まじで?それどこ情報?」
女「内緒。奈々子って男子とあんま喋らないけど、アキとはすっごく仲いいじゃん」
俺「まー人見知りってのがあるからねぇ。ちょっと内弁慶みたいな」
29 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:30:36.01 ID:Z8oqvDoo
女「で、さ。奈々子がけっこうモテてるの知ってる?」
俺「へーそうなんだ。初耳」
女「私が聞いただけでも、三回はコクられてるよ」
俺「で、おっけーしないの?」
女「うん。他に好きな人がいるから〜って断ってるらしいよ」
俺「へぇ〜どんな人なんだろうね」
女「で、その好きな人がアキだってのが定説。アキだって好きな人がいるからって断ったことあるんでしょ?」
俺「あーまぁ……そういう風に断れば拗れないって聞いたことあるから」
女「それで、アキと奈々子が両思いだって話。まぁ私もそう思ってたんだけどね」
俺「って言われてもなー。ま、あくまでウワサだし、関係ないか」
女「私としては関係あるんだけどねー」
俺「なんで?」
女「…そりゃ、私だって気になる人の恋愛事情とか知りたいし……」
俺「………マジ?」
女「………マジ。今日だってチャンスがあれば告白しようと思ってたぐらいなのに……。ま、ここまで脈無しじゃ、ね」
俺「えーっと、なんだ?ごめんなさい?」
女「ま、別にいいけどさ。しょーがない、私も飲んで歌うか〜」
俺「はは…まぁほどほどに」

途中から奈々子が起きてることに気がついてたが、気づいてないフリをしていた。
30 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:32:55.72 ID:Z8oqvDoo
クリスマスが終わり、一気に正月モードになった。
朱音と雪音が受験のため、神社の手伝いをした。
そこでインフルエンザを貰い、年明けてから学校が始まるまで寝込んだ。

朱音と雪音は年があけた後も受験勉強に励んでいた。
結果、二人とも志望校へ受かることができた。

朱音は四年生大学の保育科へ。
雪音は四年生大学の経営学部へ。

雪音の方は近場にある大学だったため、通学に30分かからないとのことだった。
朱音は通学に二時間かかるらしく、一人暮らしという話も出たのだが、結局は自宅通学となった。
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:34:58.31 ID:uau4woDO
由利がまったく出てこない
32 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:35:06.80 ID:Z8oqvDoo
合格が決まったニ月。
俺は響子さんと一緒に朱音と雪音の合格祝いの料理を作っていた。
朱音と雪音の好物と、響子さんが気を利かせて俺の好物も作ってくれた。
五人で夕食を楽しんだ。
神主さんに進められて酒も飲んだが、案の定少量でギブアップした。
朱音と雪音はけっこう強く、かなりの量を飲んでいた。

食事が終わった後、食器の片づけを手伝い、酔い覚ましに本殿へ来ていた。
ニ月だったが、その日は比較的暖かく、寒さはあまり感じなかった。
33 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:37:15.10 ID:Z8oqvDoo
俺「どうしたの?」
隣に座った人物に話かける
………

俺「不安?」
………

俺「まぁ、まだ時間あるし、焦らなくていいと思うよ」
………

俺「違う?」
雪「違う…そうじゃなくて…そんなことじゃないの……」
雪「ねぇ、美咲に告白されたんでしょ?なんて答えるの?」
俺「………」

先日、美咲さんの合格が決まった。
合格の報告を受けているとき、唐突に美咲さんに好きだと言われた。
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:37:50.75 ID:xQBAkkAO
響子=葵ねぇ か?
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 04:39:50.89 ID:ZcPRL.AO
響子さんって誰?
36 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:40:14.61 ID:Z8oqvDoo
>>34
響子さんは朱音の母親です
かなり美人


雪「ねぇ、なんて答えるのか教えてよ」
俺「………美咲さんに、告白、された…」
雪「………」
俺「あなたは誰が好きなのって聞かれた………」
雪「…それで?」
俺「正直、わかんない。みんな好きだし優劣があるわけじゃないし」
雪「美咲のことは好きじゃないの?」
俺「もちろん、好きだよ。一緒にライブやったし、遊び行ったり話したり、すごく楽しかった」
雪「………」
俺「でも、さ。美咲さんが一番好きなのか、美咲さんだけが好きなのかわかんないんだよね」
雪「どうして?」
俺「だって、みんな好きなんだもん。それぞれ素敵なとこがあって………」
雪「それでも選ばなきゃいけないんだよ?」
俺「そんなのわかってるけど………」
37 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:42:02.64 ID:Z8oqvDoo
雪「アキはさ、誰と一緒にいたい?誰か一人選ぶなら、誰にするの?」
俺「そんなの選べないし、選べることじゃない」
雪「それでも選ばなきゃいけないんだよ」
俺「………」

朱「そんなことないよ。みんなと一緒に居たいなら、いればいいんだよ」
雪「朱音!?」
朱「あーちゃんがそういう風に思うなら、そうすればいいんだよ」
雪「でも、それじゃ、いつか皆いなくなっちゃうよ?」
朱「そんなことないよ………私は、あーちゃんと一緒に居たいと思ってる」
雪「私だって………」
朱「だからね、私はずっとあーちゃんから離れない。………あーちゃん、私、あーちゃんのことが大好きなんだよ」
俺「えっ………」
朱「気がついたら好きになってた。だって、好きじゃない相手にキスなんかしないよww」
俺「あっ………」
雪「えっ!?ちょっといつしたのよ!!」
朱「んふふ〜、内緒。だから、私はずっとあーちゃんと一緒にいる。もし、誰もいなくなったときに、私を選んでくれればいいから………」

そういって朱音は二度目のキスをした。
38 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:43:05.93 ID:Z8oqvDoo
朱「あーちゃんは私のこと好き?」
俺「そりゃ好きだよ!!こっちに来て朱音に会って、色々と助けられたんだから」
朱「そっか。私も好き」
俺「うん。ありがと」
雪「ちょっと待ってよ!!私だってアキのこと好きなんだから」

そういって、雪音に無理矢理キスをされた。
歯と歯がぶつかって痛かった。

雪「私だって……ひっく、ずっと好きだったんだから……ひっく」
俺「ちょっと泣かないでよ」
雪「だって……ひっく、ずっと言いたかったんだもん…ぐすっ」
朱「言えばよかったのに」
雪「だって朱音に悪い気がして………朱音がアキ好きなの見え見えだったし」
朱「べつにかくしてないもーん♪大学決まったら言おうって考えてたんだもん」
雪「だから言えなかったんだもん………」
朱「で〜、あーちゃんはどうするのかなー?」
俺「えっ………」
雪「私と朱音のどっちが好きなの!?」

くすすっ、と笑う朱音。
39 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:43:57.45 ID:Z8oqvDoo
俺「だから誰がとかじゃなくて………」
雪「じゃあ、どうするのよ?」
朱「だからさ、あーちゃんは私と雪音の両方が好きなの。ね、そうでしょ?」
俺「うん………」
朱「だから、今はそれでいいじゃない。いつかあーちゃんに選んでもらうよ」
雪「でも………」
朱「私はそれでいいよ。それでも、あーちゃんのことが好きなのは変わりないし」
雪「私だってそうよ!!アキのことがずっと好きなんだから!!」
朱「でしょ?だからね、今はこのまま。でも、あーちゃん」
俺「なに?」
朱「あーちゃんにも、少し真剣に考えてほしいの。あーちゃんがどうしたいのかって」
俺「うん…」
朱「おっけー?わかったならいいや。あーでもこれで前よりあーちゃんにベトベトできる♪」
俺「や、それは…」
雪「ダメだってば!!」


三人の歪な関係が始まった。
けれど、それは歪であっても、綺麗な関係だった。
40 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:44:58.28 ID:Z8oqvDoo
季節が流れるように過ぎた二年後。
俺は志望の大学に受かった。
そして、朱音と雪音に、俺の気持ちを伝えた。

朱「ねぇ、言いたいことはわかるから、スパっと言っちゃってよ」
朱音は前に比べてさらに綺麗になった。

雪「うん。いいよ。整理ついた」
雪音は以前より女性らしくなった。

俺「俺はさ、ずっと二人と一緒にいたい。どっちか一人じゃなくて、二人といたい」
俺は………変わってないのだろう。ずっとヘタレのままだったのだろう。

俺の答えに対し、朱音と雪音は笑って頷いてくれた。
朱・雪「うん、私も三人一緒がいい」
41 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:45:49.62 ID:Z8oqvDoo
それから二年が経った。

朱音は保育園で働いている。大変だがやりがいのある仕事だと言っていた。

雪音は地元の企業へ就職した。コスメの会社の広報課で働いている。

俺は来期から大学三年生へとなる。

そんなニ月。
朱音と雪音にプロポーズをし、一応二人の父である神主さんに挨拶に行ってきた。
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:46:38.39 ID:xQBAkkAO
そして美咲は消えた…。
43 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:47:58.08 ID:Z8oqvDoo
入学式で来たスーツを身に纏い、自分の意思を持って向かった。
朱音と雪音の関係は既に知られており、神主さんも言わんとしていることは感じていたようだ。

俺「神主さん、お話があってきました」
神「なんだ?」
俺「この度、娘さんにプロボーズをし、OKを頂ました」
神「そうか。どっちだ?」
俺「………両方です。朱音と雪音さんの両方に、プロポーズさせていただきました」
神「日本では重婚は認められていないぞ?」
俺「承知しています。三人で話し合ったところ、どちらかと籍を入れることに決まりました」
神「そうか。それで、キミは二人とも幸せにできるのか?」
俺「一人では無理です。朱音を幸せにするならば、俺と雪音が必要です。雪音が幸せになるには、俺と朱音が必要です」
神「キミは、本当にそれでいいのかい?」
俺「もちろんです。後は神主さんの許可をいただければ」
神「……………もちろんいいにきまってるじゃないかーwwアキなら大満足だってwwなぁ響子さん」
響「えぇ、もちろんですよ。何度、あの娘よりアキ君がウチの子になってくれないかって思ったことか………」
俺「え、あ、ありがとうございます」
神「まぁ、ただ、一つだけ条件がある」
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:48:04.54 ID:uau4woDO
ハーレムルートだったのか
45 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:49:11.54 ID:Z8oqvDoo
神「ウチは曲りなりにも神社だ。跡継ぎが必要だ。娘を二人とも貰っていくのはけっこうだが、それはそれで困る」
俺「はぁ」
神「だから、アキには婿という形になってもらい、ウチの姓を継いでもらうことになる」
俺「あ、ダイジョブです。祖父ちゃんには前もって話して、許可貰ったんで」
神「あっそう。じゃ、いーや。問題なし」
俺「ありがとうございます」
響「それで、式はどうするの?」
俺「朱音が教会が良いって言ってて………高校の時の友人で、教会やってる人がいるんで、それに頼もうかと…」
響「まぁいいわね。やっぱウエディングドレス着ないとだめよね〜ww」
神「………」

実は、美咲さんの親は神父だったり。
そこの教会で身内を集めて式をやることにした。
46 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:50:06.62 ID:Z8oqvDoo
中学、高校の友人に招待状を出し、ささやかな結婚式を挙げることになった。
それが、4月1日。
朱音と雪音の誕生日だ。


両親が亡くなったときは、自分が凄い不幸だと思っていた。
一生、このまま、不幸なんだと思っていた。
けど、こっちに引っ越して、色々なことがあった。
良いこともあったし、悪いこともあった。
辛いことも悲しいこもとたくさんあった。
間違えたことも、後悔したこともたくさんあった。
けれど、朱音がいて、雪音がいて、他にも大好きな人がいっぱいいて。
今、胸を張って『自分は幸せだ』といえる。


母さんと父さんに見せられないのは残念だけど
朱音と雪音のドレス姿は凄く綺麗だと思う。
自分にとって、二人はとても大切な人で、尊敬できる人
そんな二人の隣を歩いても恥ずかしくない男になりたいと思う


あした、大好きな人と、結婚します。
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:51:14.05 ID:/QbNeZoo
結婚前夜じゃないかって誰か言ってたが、まさかこんな結末とは
48 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:52:50.95 ID:Z8oqvDoo
まだ問題は山積みだけれども
三人で乗り越えていきたいと思う。


長々と駄文を書き連ねて申し訳ない。
ただ、昔が懐かしくて、形にしたかったんだ。
できれば、誰かに聞いてほしかったんだ。
長々と付き合ってくれてありがとうな
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:53:34.84 ID:xQBAkkAO
予想した奴すげぇなwwww
のび太じゃあるまいし。と突っ込まれてたがwwww
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:53:49.09 ID:6JtPfYDO
乙!
良い話でした。
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:53:56.30 ID:uau4woDO
今なら全て許す
嘘だろ?
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:54:01.96 ID:xQBAkkAO
>>48
乙!
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:54:27.53 ID:/QbNeZoo
いい話で終わると思ってたのに、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

俺の15時間を返してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:55:50.06 ID:reCYaYAO
>>48 乙乙乙
感動した
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:56:40.39 ID:/QbNeZoo
ここ、vipだったんだよな…
寝る
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 04:56:55.55 ID:m8KwILEo
前スレurlくれ
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 04:57:00.67 ID:ZcPRL.AO
明日は結婚初夜か…
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:57:10.58 ID:/QbNeZoo
ttp://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1238472082/
59 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 04:57:36.73 ID:Z8oqvDoo
ありがとう
思い返してみてもただの自己満だなww

寝る前に、海辺へ行ってみようと思う
おまえらも、夜更かししないでちゃんと寝るんだぞ
必ず誰かが心配してるからな
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:58:26.16 ID:xQBAkkAO
3Pか…ゴクリ…
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 04:59:46.63 ID:7VVzu.DO
こんなのってありかよおおおおおお
とりあえず>>1、幸せにな!
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:00:31.52 ID:uau4woDO
他の奴らのその後は?
63 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 05:01:23.05 ID:Z8oqvDoo
結婚式でヘマしないように頑張るww
エイプリルフールに永遠の愛を誓うってのもナンセンスだと思うんだけどなww
それじゃ、
















※この物語はフィクションです。
登場人物、団体名は全て架空のものです
ID:Z8oqvDooの次回作にご期待ください!!
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 05:03:04.68 ID:CAeEjUko
>>63
超乙!

これですっきり寝れる
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:03:20.36 ID:7VVzu.DO
いよっしゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:04:12.33 ID:xQBAkkAO
信じてた!これで寝れる…
6時起きだがwwww
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:04:45.75 ID:uau4woDO
よかった
本当によかった
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:06:12.22 ID:UJrT2oo0
暇なら・・・
廃墟で・・・
の作者と同一?  否定はしてなかったみたいだけど
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:06:33.49 ID:1TKxaQAO
初めの酉が雪音だったからてっきり…
これで寝れる
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:11:05.44 ID:uau4woDO
15時間近く見続けてたんだがもうダメだ

71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 05:12:22.75 ID:iduEMwDO
こんな長編なのに、なぜかさらっと、楽しんで読めた

どんだけエロゲ脳なんだよ俺・・・
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 05:13:03.95 ID:yOlWIZ.o

危なかった、本当によかった、色々とほんとうによかった
でも、きっとどっかでこれに近いことを体験している奴がいるんだろうな
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 06:58:46.99 ID:ngc2DUDO
久々にいいスレだった

超乙!
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 07:29:19.75 ID:NzCBTcDO
やはり4/1は何かがおこるな

圧倒的乙!!!!!
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 07:47:21.39 ID:e8R8W.DO

なんか釣りとわかっていても楽しめた!!
ありがとう!!
そして乙!!
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 09:15:22.90 ID:zORt8wso
超乙!
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 09:59:53.46 ID:Go6.5QDO
マジで良かった
ありがとう
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 11:32:29.19 ID:kiQpbgDO
おまえら今日はエイプリルフールだぞ?あの釣り宣言が嘘なんだろ
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 13:32:13.48 ID:KPh7OA.o
なぁ、お前等
パー速はdat落ちが無いんだぜ…?
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 13:32:14.78 ID:WoaAsV20
おまえの実際のスペック明かせwwww
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 13:50:14.56 ID:IscNmys0
藤田三部作か
おもしろかった
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 13:51:40.95 ID:MT/CGcSO
嘘つかれて幸せだったの初めてだ・・・
ありがとう、本当にありがとうおおおおおお

ちょっと雑木林行って崖から落ちてくる
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 13:54:12.27 ID:Xi1Z0UAO
乙ー
てかこれ釣りじゃなきゃおかしいよなwwwwww
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/01(水) 13:56:14.79 ID:VrQY.2AO
酉が「釣りでした」かよwwww
正確には「釣りでし」だけど
85 : ◆REfhkNPMi. :2009/04/01(水) 14:33:09.88 ID:Z8oqvDoo
おっと、一つ大事なことを忘れていた
藤田もとい廃墟の人とは別人だぜ
廃墟のオマージュであることには変わりないが



最後に蛇足をつけさせてほしい


俺が知ってる明葉の人生はここまでだ
彼はこれからもかけがいのないパートナーと共に歩んでいく
自分の足で。
高らかになる鐘の音が聞こえたら、それは彼らかも知れない
君達が街中で仲の良い三人組を見かけたら、それは彼らかも知れない
もし見かけたら、声はかけないでいい。ただ、よかったら彼らの幸せを祝ってほしい。

彼らの人生に幸多き事を、心から祈る。
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 14:49:02.37 ID:1TKxaQAO
そうか別人なのか

さっき男1女2で歩いてる人見たけど、幸せなんか祝えねえよwwwwwwwwwwww
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 15:00:15.06 ID:JEndYkDO
くっそー、なんなんだこのモヤモヤは!
どこまでが本当でどこまでが嘘なんだよ
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 17:13:25.25 ID:.hwpr0E0
昨日の深夜から見ていたが、こんな結末だったとはww
これが本当だったら俺死んでたわwwwwww
あーちゃん乙!
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 17:41:57.35 ID:n9v70Ck0
こんなオチかよwwww

胸の中モヤモヤするぜww

でも>>1に出合えてよかったww
ほんと乙でした!
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 17:49:20.01 ID:2Qj3aAso
大長編乙!!
まぁ、きっとところどころ事実なんだろうけどな…
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/01(水) 18:49:56.31 ID:aICZgOMo
作者と>>1
まとめにも載ったね
ttp://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-777.html
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/04/21(火) 06:20:34.37 ID:OMFPH2DO
新展開はナシ?
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 09:53:12.06 ID:NOTFNI6o

飛ぶわ!と、軽く意識し、そう思った瞬間には、引力の束縛を逃れて、勝手に足
だが中学生の兄の力にかなうはずもなく、やがて胸があらわになった。
それは苦痛の表現なのだが、まるで快感を感じている様にも見え、興奮した司
156 さて,ピラトは祭りの際に,人々が彼に願い出る囚人を一人,彼らのために釈放
むちむちの肉たちは、ぷるんぷるん!と、たくましくダイナミックに揺れ躍お
じていたからである。彼女たちはだれにも,何も言わなかった。恐ろしかったからで
そうだ真奈美が真奈美が黙っててくれればそうすれば助かる
            
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 11:35:56.46 ID:c9FFdeEo
>>40
わ、分かった
だ。
に、突入した。速くなる。凄くなる。
バタつかせても、ただもう蕩けるだけ。人の形を失うほど、快楽は凄まじい。ボ

ドクドクドクと激しい勢いで精液が放出されていく。
!!愛液大洪水!!お尻百億!!兆の唇!!ザーメン

あっイっちゃうぅっああああんっ!
           
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/04/21(火) 13:19:40.57 ID:u/VlGP2o
>>82
1439 再び離れて行き,同じ言葉で祈った。 1440 もう一度戻って来て,彼らが眠っ
真奈美気持ちいいんだな
1448 イエスは彼らに答えた,あなた方は強盗に対するかのように,剣とこん棒を
してであった。 812 彼は自分の霊において深く嘆息して言った,どうしてこの世
あっ、あんっちょっと止めはぁっ
           
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/22(水) 06:36:29.77 ID:Dr7dfsDO
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