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【戦え】能力者スレ【己の覚悟と信念を胸に】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 19:49:09.15 ID:w0uu1kDO
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。
また、有志によって制限のない分煙所も作成されました。どうしてもあかんねん、あかんねん!というときにはご利用を。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1284987283/l50
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/】 
分煙所【http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12877/
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 19:50:48.42 ID:75P4T6AO
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 19:50:55.31 ID:az1HWcco
>>1乙だよー
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 19:51:02.08 ID:8QXVovgo
>>1乙ですわ!
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 19:51:12.65 ID:/PE/lJQo
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 19:51:36.55 ID:rqHKM72o
>>1乙なのさ!
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 19:51:45.08 ID:9ZSEnJAo
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 19:52:05.14 ID:VfT7CaMo
>>1乙〜
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 19:52:20.17 ID:YEkLieMo
>>1>>1乙ゥ!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 19:54:01.02 ID:p.XTP0Qo
>>1オツですわなー
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 19:54:53.99 ID:iTnNApoo
>>1
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:02:52.16 ID:uLUedGAo
>>1乙ですってよ奥さん
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:04:50.66 ID:Lh4lkADO
>>1乙王に!俺はなる!
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:29:32.37 ID:cYj5wWIo
>>1乙しておくっ!
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:30:16.45 ID:OWde7VIo
>>1・・・
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:30:48.85 ID:OWde7VIo
あぁ!誤爆!
>>1乙・・・
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:39:47.59 ID:VfT7CaMo
>>992

機関の議員相手に人格者も無いだろうさ
人でなしって程でもなく人格者にはやや遠いのが俺だよ
だがまあ・・・美術品を奪い取る様は十分に人でなしだろうが

【「奪い取る」と、確かにそう言った】
【事前に知られた目的は占領と殲滅であったはずだが――】

【しかし、どんな目的だろうと過程に有るものは変わらない】
【“抵抗者”を排除すればそれで全ては終わるのだ】
【で、あればすることは一つ―――左手で刀を素早く抜いて】

俺の“目的”を邪魔するのなら斬って捨てる、それだけさ

【埃に淀んだ空気を縦に切り裂き、切先を朔夜へと向けて】
【口元の笑みを大きくすると刀を下ろしつつ相手方へと走り出す】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 20:40:13.27 ID:0FoDUiko
>>987

【ピチャピチャと跳ねる、泥の音】

「………、―――」

【振り返るよりも早く】
【背後に到達した、死の冷たい感触】
【青年は凍りついたように動きを止めたが―――】

【――左手は、送信用のスイッチに掛かったままだった】
【口元のマイクは、ノイズだけを、受信者に送る】

『―――……N藤様? ……どうかなさいましたか? N藤様?』

【不審な沈黙に、応答を求める女性の声】
【音量が大きく設定されている為、近くに居れば、微かに聞こえるかもしれない】

「…………」

【青年は本当に何も言わず――】
【――しかしそれだけで、異常を知らせるには十分かもしれない】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:41:34.92 ID:5ew/gwco
>>1乙なのです!
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:43:57.45 ID:rqHKM72o
>>985

悪いけど、此処は刑務所のままだよ。
貴女達の為に利用させる訳には行かないし―――

……見境無さそうだもん、此処の人達。
機関としても危ないんじゃないの?

【精製した大剣はそのままに、伸ばした左手を水平に左へと払う】
【両手を左右に広げた光景。ガシャガシャと、畜生共が鉄格子を揺り動かす音が響く】
【そんな中、まるでルシアだけ自分の世界に居るかのように涼しげな表情で】

【ルシアの左右に、再び魔翌力が収縮。今度は刃渡り1m程の剣が、左右に一振りずつ】
【細長い刃は刃先を香月へと向けた状態で、空中に出現する】

無い。

私も後で何か言われそうな気がするけど……仕方ないよね。
機関の悪行、知った上で見逃すなんて出来ないもの。

【対峙する香月の視線。顔を真っ直ぐに見据えられ、然しルシアは臆する事無く】
【相手の接近に対し取った選択肢は―――後退】
【後ろに大きく、1m程のバックステップを取り、懐に入られないよう距離を取った】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:44:30.61 ID:8QXVovgo
>>996

……、ロンメル、様──

【どうして。嗚呼──どうして】
【貴女は。そのように優しい口調で語る貴女は、変わらないのに】
【何故──そこに、おられるのです】

【「分からない……」】

【そう言いたそうに、エルはゆっくりと首を振るも】
【悲痛そうな面持ちはそのまま。きゅっと唇をかみ締めて蒼い目で彼女を見た】

────貴女がこの国に。この街に……いえ。

「あの方」がおられる場所に害を為そうとするのであれば──……

【皆まで言う必要は、あるまい】
【貴方はあちら。私はこちら──道は、分かれてしまったのだ】

【ぱぁあ、と彼女の服が赤色を帯びはじめる】
【靴に、炎のように赤い小さな羽根が生まれ】
【左腕には、炎をデフォルメしたような小型の盾が取り付けられ】
【胸元に、蝶々を真似たブローチが表れる】
【彼女の足元に、彼女を中心とした直径1mほどの炎の円が一瞬浮かび上がった】

【きら──と】
【彼女の気持ちを表すかのように】
【胸元に在るチェーンつきのコインが、月明かりを反射する】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 20:45:20.30 ID:ESEE8yU0
>>988

(……「ウィドウ」、後家、背赤後家蜘蛛……。)

【静止し、反転した敵。正対する四人に、臨戦態勢と言う言葉が良く似合う】
【門の外で続く延焼によって、俄かに紅く染め上げられた空に、黒い煙がエレベータに乗った様に押し上げられていく】
【―――『昼』のようであった『星』の共同体の中心地は、あらゆる意味で『黄昏』に覆われていく中で、キョーコは言葉遊びを始めた】

えぇーっと、何だか親切な機関員さんね。まあ親切な機関員なんて、居ても困るのだけど。
―――でも、『殺す気マンマン』って、何だか詰まらないわよね。其処のオッサン、テロには其れなりに美学有るんじゃないの?

【強化された感覚に、重ねた探知能力―――活きたセンサーとでも言うべきキョーコは、敵の会話の一部を拾っていたようで】
【狂気に染まった―――『否』、芯の芯まで『沁み込んだ』瞳で、敵との位置関係を把握しながら、言葉を投げかける】
【其れは明らかに、弱きを助け邪道を挫く、具体例を挙げれば、朝8時に画面の中で舞い踊る英雄の姿からは、剥離していた】

其処で、私の宣言―――。
 
            “脊 髄 抜 か れ た く な い な ら、消 え な さ い よ。”

【蠢く口腔から、黄色い液体とは違う透明な滴が垂れ零れる―――多分、『唾』だろう】
【裂けるほどの満面の笑みを浮かべ―――姿故に、人には認識できないが―――彼女のイカれ尽くした嗜好を、言い放つ】

【そんなコトを言っておきながらも、両手の指から飛び出た『糸』の煌めきと、獰悪獰猛な瞳の放つ光は】
【明らかに、相手の出方―――詰まり、『攻撃』を覗っているに、相違無かった】
【相手が走り出せば追う、攻撃を仕掛けてくれば―――さあ、どう出るだろうか】

/パラボラは一台ですか?林立してる感じですか?

>>995

わー、ヴァルトスラットくんだっけ?カッコいいじゃない。
―――出来れば、相手の頭蓋骨は残して殺してね?集めるの愉しいの。

【龍の姿を現した彼に、短い拍手と、視線と、協力の意志を送る】
【ただ―――何処か、それにすら……背筋が寒くなる様な『何か』を、内包しているのは確かだ】

23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:45:34.49 ID:iTnNApoo
>>999

【パン、と彼女の両手があわさって、軽い音が響く
――――なんのため?結果はお決まりであろう】


決定ですね、こんな日はお仕事は早仕舞いです
そんな素敵なお店、紹介されたまま終わるなんて、私にはできませんわぁ……


【言葉の最後まで、心がしゃきっとしてなかった、思わず、とろり、と微笑が溶けて
あら、と軽くぱたぱたと顔を振って、元の一応しゃきっとした微笑みに戻す】

【彼女は立ち上がって、ちらちらと辺りを見渡し、誰もいないことを確認すると
そっと、白雪のように白く、細長い指先を、――――黒のレースで包み込んだその手を、少女へと差し出し
行きましょうか、と声をかけるだろう】

【無論、その手を取れば、この地区一帯を占領≠ウれたも同然だろう
あまり凄い、とは一言では言いがたいが、一応彼女の目的である敵の殲滅≠ヘ彼女の地区の敵は殲滅できたことになる】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:46:36.22 ID:y9qU22SO
いちおつ

>>前998

全世界……カ。

【失望、明確で絶大なそれが、顔に表れる】
【全世界最強? 笑わせるな。有り得ない。井の中の蛙も大概にしろ。そういう事を言う蛙に限って、大海で真っ先に溺れ死ぬ】
【そんな思念が、頭の中を渦巻いて。溜息一つ】

……アンタ、「駄目」だナ。

【エストレアの言葉を無視して、そう呟いて】
【地面を強く踏み締め、脱力。両腕を顔の前に構える、ボクシング風の構え】

井の中の蛙大海を知らず……大海を、教えてやル。

【そう呟き、エストレアが動き出すのを待つ】

【幼女は、文字通り姿を消してしまった】
【遠くから静観、という事か……少なくともこの近辺には、気配すら無いのだ】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:48:19.78 ID:uLUedGAo
>>18

(一歩遅かったか……いや)

【ナイフを突きつけたまま状況を今一度確認する】
【青年から漏れ出る音は恐らくは通信先の人物の声、そしてその人物は今不審を感じている】

……オイ、言わなくてもわかるだろう?
適当に返事をしてこの場を流せ、さもなくば……だ

【青年のみに届くようにそう小さく呟く】

【くん――とナイフを少し強く押し付ける、その銀の刃は未だ顕在だと知らせる為】
【さもなくばの場合に彼がどうなるかを知らせる為】

もしそうしてくれたらこの場は見逃す、オレもお前も怪我をしないでお別れだ
これなら双方シアワセだろう?悪くない提案だと思うぜ、どうだろうか?

【与えるのは選択の自由?いや断じてそんな物ではなくて】
【半ば強制的な、そんな提案――――】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:49:34.01 ID:cYj5wWIo
前スレ>>1000

……っ。

【自分でも意識しない内心を言い当てられ、クルスは唇を噛んだ】

(……しっかりしろ! 今は、真後ろから斬り付けられても……文句は言えないんだから!)

【青年をその青い瞳で見据える】

……仰るとおりです。
それでも……何事も無ければ良いと、祈ります。

【祈り、願い――それが叶わぬなら、無辜の弱きもののために、剣を取ろう】
【それが、かつて‘彼’が、神前で捧げた信念だった】

改めて、訊きます。
あなたは、なぜ……ここにいるのですか。

【怖い、逃げたい、勝てるわけがない】
【そんな脅えは、未だ心中を暴れまわっている。それでも】
【為さなければならない、旧い誓いがある】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:50:15.41 ID:OWde7VIo
>>997

(紫色の・・・霧が吹き出ている?これもやつの能力か・・・)
(化学薬品、ドーピング、あるいは、毒物・・・)

【先刻の腕を掲げて防御を取った際に飛び散った酸の液だろうか】
【包帯男の顔を覆う包帯をプスプスと泡沫を立てて焼け溶かし】

原理は分からないが、どうやら貴様も本気となったか・・・

しかし、人間の格好は窮屈で仕方ない・・・私も、真の姿で、行こう・・・

【男は抱えた軍旗を大事そうに入口棚に掛けて】

うぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・

【包帯の覆う額に両手を掛けて爪を立て―――】
【ゆっくりと、まるで熟れた果実の薄皮を剥ぐように―――】
【包帯もろとも、肌色の顔の表皮さえも、自ら「剥がし取り」―――】

【剥ぎ取った「人間の面」の下に表れたのは】
【白髑髏のような異形のマスク、眼光鋭い両眼はルビーほどに紅い】

【この者、”人にあらず”―――強化型改造人間―――】

【自ら剥ぎ取った顔の表皮を地面に投げ捨てると】

来い、ヒーロー!

【左手を胸の前に突き出しファイティングポーズ、ぐっと固めて毒牙と向かい直る】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:51:00.28 ID:75P4T6AO
>>23

なら、いますぐ行きましょうか

【微笑みながら差し出された手を受け取る】

あ、その前にまだ名乗ってませんでしたね
私の名前は夢瑠です
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:52:02.91 ID:9ZSEnJAo
>>20
………なあ、馬鹿の使い道って知ってるか?
人の話も理解出来ない馬鹿、体力だけはあって他は動物レベルの馬鹿
人間にもなり切れない屑の使い方

一つは、金と飯とクスリで縛って捨て駒にする
死ぬのを怖がらない上に蛮行を躊躇わない。何処かに攻め込むのには良いんだ
男は殺し女は犯し、餓鬼はとりあえず攫って。相手ビビらすにはな

もう一つ。これは………分かるだろ、あの眼鏡に飼われてるなら
体力が有るって事は中々死なないって事。中々死なないって事は、色々出来るって事だ
………10匹ほど持ち帰れ、って言われてんだよ

【真っ直ぐ伸ばされていた背筋が、少しずつ猫背へと変わって行く】
【両膝が曲がって重心を低く落とし、踵が浮いて爪先に体重が移り】
【両手を地面につかないクラウチングスタート、そんな体勢に変わる】

(ざっと4mちょっと。飛びこむまでに二歩)
(向こうが離れるのを考えて……完全に間合いに入れるまで三歩)

退かないなら、答えは決まり。分かってるだろ?
こっちも仕事。ウチのもんに任せっきりにも出来ないんだよ

【先程から視線を留めていた、ルシアの左目】
【もし此方側を潰せるなら、これ以降の戦闘はどれだけ楽になるか】
【いや、一瞬閉じさせるだけでも十分】

【ぷっ、と小さな音。唇が、内側からの空気に破裂音を立てる】
【咥えていた煙草が吹き矢の様に飛ばされ、火が付いたままの先端が、ルシアの左目へ向けて飛んだ】
【同時、右足から大きく斜め前方に一歩。ルシアから見れば左斜め前方へと飛びだす】

【斜めの移動、移動距離には限度がある。この一歩が成功して、二者の距離はおよそ2m半】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 20:52:18.53 ID:BaqNEmIo
//1乙!

>>993
【命令を受け、機関員たちは銃口下げると速やかに退いていく】

【男は、そのワイヤーを頼りにそのまま発電所の壁を駆け上がっていいき、】
【屋上に辿り付くその瞬間、腕のウィンチを切り離し──だんっ、と屋上の縁を蹴って大きく跳躍】
【器用にも宙で一回転すると──だんっ、その場に着地。ゆっくりと『ひょっとこ』の面を上げた】

……どうも、先日はお世話になりましたな
気の毒ですが、彼らでは貴女の相手は務まりません

お月様も綺麗ですから、私がお相手を勤めさせて頂きましょう

【きぃん──】
【ふと、月夜に響きわたる金属音】
【男は、ベルトに下げていた金色の音叉を取り出すと打ち鳴らした】

【その瞬間──】
【音叉を起点に、『紫水晶の刀身』が出現する】
【その形状は、音叉をそのまま拡大したような二又であり、】
【ひいぃぃん──と、その刀身が細かく振動していた】

【男は右手で銀色のリボルバーを抜き、左の手でその水晶剣を握って構える】

……さてと。どうやらゆっくり話し込むお時間もないようですな

【じりり、と──間合いを計るかのように、男は相手から見て左側へとゆっくり足を運んでいく】
【未だ攻撃は放たれない──或いは“放てない”?】

(……まだ、私の間合いではありませんな)
(──折り紙召喚。では、その本体にはどのようにして飛び込んでいくか……ですな)

【少し欠けた月影が照らす深々たる武部隊の上──交錯する意思】

【そして、この発電所屋上──】
【やはりその規模も大きいだけあって、大会フィールドのように広く平坦だ】
【コンクリート製であるため叩きつけられれば無論の事ダメージは響くだろう事に加え、】
【もし端の方で足を踏み外すことがあれば、地面へと落下する事が必至だろう】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:56:05.45 ID:iTnNApoo
>>28

【ぎゅっと、受け取ってもらったその手を、むぎゅっと握り返そうとする
柔らかいレースの布の感触と、彼女の仄かに暖かい手の感触が、心地よい圧迫感を、感じ取れることだろう】


私はセシニア・イリス・フリードリヒ、是非、イリスとお呼び下さい


【そういって彼女は歩き出す、彼女についていけば、誰に会うことも無く、その場から出て
取りあえずは表通りへとつくことができるだろう】

【そして、彼女が貴女を連れて行けば、この地区の占領はしたも同然だ】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:56:15.64 ID:jMg5CXgo
>>26

まだ分からんのか?

【どこか呆れるような口調で言った】
【小さなため息をついてから、ゆっくりと歩いて近づいていく】
【相変わらず敵意が無い。まるで出口へ向かっているような、本当にただ歩いているだけだ】
【大よそ5m程度の位置で立ち止まり、口を開く】

お前を、地に伏せに来た

【表情など無い。殺意なんてものも篭ってはいない】
【ただ言葉の端々に、少女が思う通りの堂々とした”気迫”がある】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:57:05.10 ID:lz8b0IYo
>>1乙です。

>>995>>22

「―――――………、……。」

――――……どしたんです、ブチ殺し二人確定〜ですよウィドウさん=B
あ、アレですか『占拠』の方ですかぁ、いやぁ、ワタクシ様は大局的≠ネ物の見方が出来なくて困ります。
うふ、うふふ、うふふふ、じゃあ、ワタクシ様は此処でコイツ等殺しますからお先にどうぞ、なに、大した手間じゃあありません。
俗に言う『レディ・ファースト』、嗚呼、実にいい言葉だ背中の毛が“そそり立つ”。 って事で早く行くんですよウィドウ≠ウぁ〜ん。
うふ、あははははhっふあはう、二人も一気に殺せるなんて幸せだ、また楽園≠ェ近づくチクショウ楽しいなぁうふふふふふうっふふふふふふh。

【『目を見開いて』、二人を見据えたまま―――……止まらない、男のマシンガン・トーク】
【対照的に桔梗は何処か、“物憂げ”な表情で以って『押し黙り』……】

「―――――…………では、……任せました…………。」

【スゥ―――と、男が前に出ると、桔梗は再び反転し……通信局へと、歩を進め始める】
【このペースであれば、三分(三レス)程で到達するだろうか―――…『止めねば』ならない、が】


――――――………何か乗り気じゃないですね、こ〜んなに楽しいのは三年前∴ネ来ですのに。


【興が削がれた、と言った様子で立ち塞がる男=c…この人物を、“突破”せねばならない】


………さぁ、『覚悟』を持っていますか? 撃たれても泣かない!死んでも恨まない!殺しても引きずらない!
行きずりの女との一夜の関係みたいな物……う、あははっははっははははははっはははhっはあ――――……そう。



【そして―――……彼の後方に、まるで霧≠ェ固まったかのように姿を現すのは―――】



      ……………『 殺 し 合 い 』を 始 め る “ 覚 悟 ”、は。



    【 ≪ 頭 蓋 骨 ≫ ――――――――……髑髏≠セ】



【『何もしない』……見ているだけ≠フ其の髑髏は、数秒も目に留まらぬに違いない】
【おそらく、其の髑髏≠ェ“嬉しそうに 哂 っ て いる”と認識出来た時点で雲散霧消しているだろう】

【だが、確かに♀エ覚は有った筈だ……――――――『けらけら』という声が聞こえそうな程の、嫌悪感=z

/考えてなかった!……えーっと、男から見て左に一つある感じで!
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 20:58:52.54 ID:w0uu1kDO
>>27
……チッ!
【真の姿を現した93号を見て、苦々しげに舌打ち】

(…完っ全に生き物じゃねぇじゃねぇか…こりゃ毒は効かねぇな)
(…とすれば、酸使ってどこまで斬れるか…小手先なんて通じなさそうだな)
(……最初から全力で、大技叩き込んで、速攻で―――)
―――決める…!
【そう呟いた瞬間、体制低く93号へと駆け出す】
【そのスピードや瞬発力は並では無く、何等かの身体強化が成されているのが見て取れるだろう】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 20:59:12.43 ID:2Nl1zYSO
/ミーナの人、いますか??
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:00:01.49 ID:75P4T6AO
>>31

わかりました、イリスさんとおよびしますね
外にでれば私のおばあ様がいらっしゃいますので、合流しましょう

【微笑みながら手を離すことなくついていく】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:00:32.04 ID:p.XTP0Qo
>>21
あぁ、全力で立ち塞がって
ボッコボコに泣くまで殴ってやる。

【スッと左腕の義手を取り外す。】

やってみな、強さを探してみろ。
胸は貸してやる。

【胸の辺りをトントンと叩き】

――――”カタストロフ”仕事の時間だ

【そう言うと左腕に着けていた義手がガタガタと変型し始める。】

(絶対に負けられねぇ、まだまだ負けるわけにゃいかん)

【義手がガシャガシャと変型を続け】

さぁ、少し遊んでやる。掛かって来い!

【右手には黒の拳銃が握られている。】
【右目に赤き光を宿し、右手には黒き魔銃――――否黒き魔獣を引き連れた】

【そして墓の上に座り待つ、手の内を】
【そして、開演の時を】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:03:28.50 ID:cYj5wWIo
>>32

……。

【泰然とした――今から悪事を行う、と喧伝された人間とはおよそ思えないその態度に】
【クルスはゆっくりと、右肩を前に、左足を引いて半身の構えを取る】

何故――と、聞いても良いですか。

【弱い心は、その身体を脅えに震わせる。僅かに膝が震えているのを、悟られまいと、口を開く】

俺を殺し、この博物館を占拠して――それで、何をしようというのです。
街中を見ましたか?
あなたたちに脅える人々が……大勢居るのですよ。

【今は、刻み込まれた戦闘神経だけが頼り】
【殺気も敵意もない、この青年の先の一撃を――果たして、自分は避けうるのか――】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:03:31.05 ID:Xb2Wcgwo
>>1乙ー

>>24

大海を知ってるつもりで、湖どころか池しか泳いでない蛙が何を言うのかしら。
【不敵な表情は、崩れない】
【自分を知っている、そんな声で】

もっとも、今の状態じゃ全世界どころかこの世界でも最強とはいえないでしょう。
でもね。そんなことは今は関係ない。あんたはぶっ倒され、私は笑う。
それが、事実であり、現実よ。
【それは自惚れか、見栄か、・・・それとも、本気か】
【いずれにせよ、それを証明する手段は、ない】

駄目かどうか、それはあんたが決めることじゃない。
状況よ。勝敗による、ね。
【また、にやりと笑って―――】
【無表情に、なった】
ファンタズマ・メイル
「幻想魔鎧」
【手に平にあわせた魔翌力が、杖に収束する】
【杖が魔翌力を帯び、その形を変えていく】
【その形は、まずは三角錐。ついでそれを覆うように装甲が数枚、そして何かの機関部が組みあがる】
【盾とランスを組み合わせ、後部に機械的な部品をつけたような様相をした武器に、杖は形を変え】
ブレイクス
「突撃」
【宣言と共に、魔女の右腕に装着された】

(消えた・・・2対1にはなりそうに無いわね)
【消えた幼女にかすかに安堵する】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:05:28.03 ID:5ew/gwco
>>35
/いますよー
/そして前スレにレスしてあるのです
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:06:14.37 ID:iTnNApoo
>>36

【彼女が触れるその手は、優しくて、まるで硝子細工の置物を扱うように、丁寧に、柔らかく貴女の手を握る
じんわり、と彼女の体温を感じさせ、夜の冷たさを忘れさせてくれることだろう】


うーん、外に出てみれば良い夜ですねー
こんな日はのんびり可愛い子とお話しするのが一番ですよ
そういう意味では正解でしたねー


【ニコニコと微笑を絶やさず、明るい口調で彼女は話しかけてくる
確かに彼女の言葉どおり、からっと晴れていたこともあり、夜空には満点の星空が輝いている
――――しかしながら、若干赤みが混じっているのは、やはり、機関の起こしたそれぞれ≠フ影響であろうか】

【尤も、そんなことは今の二人には関係ないだろう、が】


それにしても、今日は少し寒さを感じるくらいですが
もう少しすれば本格的な冷え込みが来そうですね……――――あ、そうです
是非今度、私のお家に来てください、暖かいご飯、ごちそうしますよー


【絶えずことなく、話し続ける彼女は、会話を愉しんでいるように感じる、心の底から
そして付け足すなら、彼女は滅茶苦茶、料理が下手糞である】

【――――それはともかく、一応、彼女の任務は完了である、っと】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:06:37.77 ID:2Nl1zYSO
/ところで言い忘れていたけど>>1乙です。
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:06:43.33 ID:YEkLieMo
>>22

俺はカッコ良くねェってー

・・・・・・・・・頭蓋骨ねェ・・・中々エグい趣味だな・・・
まあ、・・・そもそも、俺はあんまり殺しは好きじゃあないから大丈夫だ、多分、とりあえず安心しろッ
【何を安心して良いのかは分からないが、そう言う彼――】
【・・・大分、人柄・・・もとい龍柄等が変わり易いのは仕様だろう】
【∵ 彼は気まぐれ ∴】 ―― 【"風"の様に】 【"空"の様に】 【"自然"の様に】


>>33

・・・片方が奥に行ったか
どっちかが追わないと、何があるか知らんが奥に行かれるんだろうな・・・
【彼は・・・そう、小さく小さく呟き言うと】

まあ良いやッ

さっさとぶちのめしてから追えば良い話だろう

多分な
【腰から媒体棒を取り出し、右手に持ち】
【それを彼へと向けた】 【――戦い、もとい殺し合いを受けようと言うのだろうか】

(一瞬見えた気がするあの骸骨・・・何処かデジャヴを感じるな・・・)

――お前もお前で・・・後悔するなよ?
【にィと口を歪めてそう彼は言い放った――】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:08:09.75 ID:9lb9uSgo
>>1乙といわざるを得ない

>>30

――然様、わらわ達に語る言葉が必要なものか
在るのは一つ、互いに抱く武のみでよい。

【間合いを図りつつ放たれる男の言葉を】
【織守は小さく鼻息を鳴らしながら肯定と自身の意思を乗せ】

この貴宝院織守、わらわの信じる正義のため
無辜の民らが笑い過ごせる太平の世を築く為に――いざ、戦の口火を切らん!

ゆくぞ悪党!わらわが掲げる正義の剣を以て
貴様の悪意を微塵に切り裂き、雲散霧消させてくれる!

【宣言と同時に――戦闘は、空気の爆ぜる小さな音と共に開始された】

【放たれるは、右の鉄砲折り紙よりの「弾丸」】
【「生成/射出」の特性を持つ、火縄銃に似た形状をするその折り紙は】
【1レスを掛けて周囲の空気を吸収、内部で圧縮し射出することが出来る遠距離攻撃型折り紙だ】

【弾丸の速度は視界で捉えられないものではなく、威力は本物の銃弾に劣り貫通力などに欠ける】
【命中した場合、強い衝撃を其の部位に伝えダメージを与えるだろう】
【――問題は空気ゆえの透明性にあろうか?】
【空気が軌道に沿って揺らぐため、動体視力などに優れれば見ることは難しくなく、直線軌道であるがゆえに銃口から位置を察することもできるが】
【対応できないスペックであった場合、危険な存在にもなり得よう。】

【狙いは、男の右太腿付近】
【右への移動(こちらからみて左側)を見た上で、それを阻害する意志も込められた牽制だ】

【大鷲は、翼を羽ばたかせながら其の出番を待ち……鋭い嘴を男に向けている】
【白鶴は天へと上り、上空より戦場を写し撮り始める――――。】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。大鷲:頭上で待機】
【鉄砲(左)・チャージ完了。鉄砲(右)・男の右太股へと向け弾丸を発射。チャージ解除】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:09:46.43 ID:0FoDUiko
>>25

【より強く押し当てられる死の気配】
【雨水でない水滴が、頬を伝う】
【青年は、一度唾を飲み込んだ】

【――命と報酬、天秤に掛けるまでも無い】
【自分の行動が後に叱責されようとも、今、この場は――】

「……すみません
 ただの、野生動物だったようです
 ………異常、ありません」

【そう言って、静かに両手を挙げた】
【スイッチから手が離れて、送信が遮断される】
【石畳にアサルトライフルが捨てられて―――ガシャリ】

『…そうですか
 能力者様との戦力差は、数で埋めようと思ったのですけど…、なかなか現れませんねー
 その場合は、多数の囚人が此方の手に落ちるわけですから、まぁ、それも良いんですけど…
 …ともかく、引き続きの警戒、頑張って下さいね』

【指揮官と思われる女性は、ふわふわとした口調で、疑いなく通信を切ってしまった】

「……これで、いいのか…?
 …俺はこの通り丸腰だ、何もしない…
 それを、退けてくれると助かるが…」

【眼前の鉄製の重厚そうな扉には、鍵が掛かっておらず】
【押せば、金属的な悲鳴と共に開かれるだろう】
【同時に、電源の落とされた一階に外の薄明かりが差し込む】

【外部から齎された音と光によって】
【獄内に徘徊する多数の機関員に、進入を悟られるかどうかは不明だが】
【キミが隠密行動を望むなら、危険性を最小限に抑えた行動が取れる筈である】
【もっとも、N藤と呼ばれた人物が、何もしない保証は無い】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:10:43.44 ID:75P4T6AO
>>41

私からしたら寒い方がありがたいです

【微笑みながら】

まぁ、ありがとうございます
なら、その後に私のクッキーもご馳走させていただきますね

【嬉しそうにいう毒性料理の作り手】
【そして上空から人が10人は乗れそうなサイズの竜がおりてくる】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:10:48.29 ID:8QXVovgo
>>37

泣いたりなんか──致しませんわ。

【ぱっと、彼女の周囲に赤い赤い火の粉が散る】
【小さく一度だけ、エルは俯いて】
【「泣いたりなど、致しません──」】
【自分に言い聞かせるかのように、呟いた】

敵とみなした方の前で見せる涙など──ございません

【そして次に顔をあげ、ロンメルを見たとき】
【エルの表情に悲しみや嘆きなどはなく。在るのは──眼前の敵を妥当せんという決意だった】


────≪ラヴァーズ・コンチェルト≫


【紡ぐは自らの力の名前】
【紡ぐは自らを護りし炎】
【紡ぐは生と死の象徴】
【紡ぐは──歌。少女の、望み】
  ラヴァーズ・コンチェルト
【≪彼と共に、平穏を≫】


【ひゅぅと風を切り。エルの周囲に炎が舞う】
【きらきらと、ひらひらと】
【小さな火の粉はやがて徐々に成長を重ね──数秒も経たぬうちにテニスボールほどの大きさへと変わる】

 コンチェルト
【協奏曲が────始まった】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:11:05.68 ID:jMg5CXgo
>>38

……

【そこで初めて彼は返答を考えた】
【いや、”悩んだ”】
【その不自然に開かれた間に疑問を持つかは分からない】

世の中に大勢蔓延っている下らない人間どもがどうなろうと、俺の知ったことじゃない

【その返答は今までと違い、酷くゆっくりと言った】

逆に問おう。お前は何をしに来た? 正義感を振りかざし、こちら側を”悪”と決め付けて殺しに来たのか?

【そして今度は青年が問いかける】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:13:15.18 ID:H7j2x6SO
>>17

少なくとも、些かに甘い事は確かだろう。
まあ、其れなら――――そこそこの、とでも付け足そうか。

(狙いは美術品か。古代テクノロジー展=Hだが、何の為に)
(……いや、捨て置こう。詮索すべき時は今じゃない)

【会話の応酬は随分と気軽な物で。或いは立ち位置が違えば、友人とも成っただろうか】
【然して、己が道を貫き通す者同士。道を違え向かい合えば、干戈を交え殺し合うのは必定だ】
【迷いは無く、ifに思いを馳せるだけの余裕もまた無し。今は行うべき事を、行うだけ】
【従って朔夜も同じく、大股に踏み込んだ――――斯くして、闘争の幕は開く】

奇遇だね、同じような事を思っていたよ。
オレの領域≠侵すなら、等しく黄泉路に誘うだけ――――其れだけだ!

【接近は直線軌道、だが速くそして鋭い。敵の間合いに入り込むや、更に前進を重ね】
【左の短刀を、相手の太刀に押し当てようとする。初動を制するのが狙いだ】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:14:20.89 ID:rqHKM72o
>>29

そんな消耗品みたいな利用法、私じゃ思いつかないもん。
知ってたとして、其れを実行に移させるわけにも行かない。
どの様な有効利用であれ、機関の利になる時点でこっちには不利なんだから。

………持ち帰らせるのは、吝かでも無いけど。

【飽く迄、立ち居地はともあれルシアは正義組織の所属】
【相手がカノッサ機関の命で動き、カノッサ機関の利の為に行動している以上】
【その前を塞ぎ、目的を阻止するのが為すべき仕事だ】
【然し、其れでも此処に居る囚人どもには何か思う所があるのだろう】
【少しくらい持っていかれるだけなら良いんじゃないか、そんな事を思いながら】

そっちは仕事でも、こっちは慈善事業なのよね。
全く、世間一般の皆々様には平和を噛み締めてもらわないと――――!?

【小さな音を微かに聞き取り、蒼の瞳は真っ直ぐ飛来する赤い点を見る】
【左目へと遅いとは言えない速度で飛んでくる煙草】
【正面から見据えた左目では距離感を掴めず】
【右目に意識を集中させ、左手を小さく動かす】
【と、ルシアの左に位置していた剣がルシアの前方へと移動し、刃の面で煙草を防いだ】

【咄嗟の防御。故に相手の行動を読めず、左目を防ぐ為に刃を動かし】
【その刃が、ルシアの視界の左側――ちょうど香月が飛び出した方向を隠してしまう】
【生きている右側の視界は当然人影を映さず、ルシアは小さく「消えた――?」と呟いて】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:14:34.21 ID:OWde7VIo
>>34
【正面から駆け出した毒牙に向かって】
【R93号は屈み込んで弧を描くように左足を大きく払い―――】

【それは第3世界における柔道の技―――】



             【―――送り足払い―――】



【相手の威力を利用し、自らの攻撃起点へと「流れるように」受け入れる足業】


【正面切っての突進と相まって、強化された毒牙の身体能力に対しての「送足払い」】
【不意に屈み込んで足を掛けよう等と言う、いわば「卑怯な技」かもしれない】

【これを防ぎ避けることは至難の業だろうか?―――】

【回避できずに足を掛けられ、払い飛ばされたのならば―――】
【―――教会の硬い石造りの壁への激突は免れないだろう】

【上手く回避をすることが出来るのならな―――】
【―――屈み込んでいるR93号の背後に回ってでの、更なる攻撃のチャンスだろう】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:14:43.58 ID:2Nl1zYSO
>>40
/了解、今必死で探して来ました。

>>994

構わなないですよ、むしろちょうど客寄せしていた所ですし、どうぞ、こちらへ
【と店に誘導しようとする】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:16:45.56 ID:y9qU22SO
>>39

井戸の中よりマシ、だろうヨ。

【溜息一つ】
【目の前に立つ魔女は、はたして自分をどれだけ苦しめるのか】
【少なくとも、この大事において慣れていない武装、戦法を使う時点で底は知れているが……それとも、何か策があるのか。期待と失望は五分五分だ】

(……自信家は嫌いダ)

【要するに、エストレアは「パワーダウンしている状態」でも自分に勝てる……そう宣言しているのだと判断して】
【大層な自信だ、そう思って、露骨な嫌悪感を表情に表した】

……掛かって来い。ここからは御託要らない。アンタが言った通リ……勝って笑う、それだケ。

【動かず、見る】
【装備された武装の正体は知れない……今は、見に回るのがセオリーか。そういう判断だ】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:19:44.22 ID:uLUedGAo
>>45

……………

【青年と恐らく上司であろうマイクの向こう側との会話を黙って聞く】
【イニシアチブはこちらにあるのだろうが少年のこの状況もある意味では非常に危険である】
【しかしリスクを犯した分リターンも勿論ある、概ねいい具合に進んでくれた】

……ん、オッケイオッケイ

【フードを被ったままの少年はその中で薄らと微笑む】

でももう少し働いて欲しいんだなコレが、大丈夫だあのドアを開けるだけの簡単なお仕事だから
取り敢えずこのままゆっくり扉に進んで開けてくれるかね?

あと情報も欲しいな、中にどれほど機関の人間がいる?後ここを襲った目的は?頭は誰でどんな能力だ?

【依然とナイフは突きつけられたまま】
【気になっている事を一気呵成に尋ねる、いや尋問といった方がニュアンス的には正しいか……】

【ともあれ青年が言うとおりに進んでくれたのなら途中でライフルを回収しゆっくりと扉に近づくだろう】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:19:48.21 ID:cYj5wWIo
>>48

……あなた達が脅えさせる‘人間’が‘くだらない’と、誰が決めたのです?
神ですか? 人間ですか? 違いますよね?

他の誰でもない、紛れもないあなたでしょう!

【返答に対し、少女は初めて、恐怖を忘れ、考えるよりも先に、叫んでいた】
【その答えは、良く聞いた。選ばれた人間、下らない人間、つまらない人間、素晴らしい人間】
【どう形容を変えようとも――クルスには、許容できる思想ではない】

俺が何をしにきたか? 争いを収めるためです。
脅え、震えることしかできない、弱きもの達のため。
この‘くだらない’騒ぎを、止めるために此処に居るのです!

【クルスの心は定まった】
【この青年が、ここで蛮力を振るうと言うのならば――】
【――命を賭してでも、止めてやる】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:20:29.22 ID:ESEE8yU0
>>33

―――其れを聴かれて首を横に振る奴なら、こんなトコ来ないのよ。
で、脊髄は何時くれるの?頭がい骨の形はどんな感じ?イケメンじゃ無くて良いからさ、撫で心地良いかしら?

【この少女も―――戦場の狂気と自分の狂気を響き合せ、完全に『スイッチ』を入れている…】
【只、『大局的な視点』に近いモノは、一応の『正義の味方』としての矜持が保たせていて、女を狙いに行く意志は有る】
【問題は―――「どっちから」殺しに行けば、より堅実か、悪意に満ちた主張をしつつも、それを思考していて】

……無論、答えは聞いてないけど。
そんなコト言うからには、今夜で終わってよね。
(……なんだろ、アレ。髑髏嫌いじゃないけど、アレ嫌い…魔力?アートマン?)

【視界に飛び込んで、直ぐに形を喪う髑髏に思考の一部を巡らせつつ、今度は敵ではなく『周辺』に眼をやる】
【何と言うことはない、ヒトの歩きやすい平地―――其の中で目を引くのは、自分から見て『右側』に聳える、パラボラが人工の光で落す影】
【普通の発想なら、アレはあらゆる意味で、『障害物』に使われるであろうが―――『コイツ』が、間違っても普通に見えるだろうか?】

(距離が足りない、相手の手札はまだ分からない…取り敢えず、両方を見る為には)

【キョーコは、『相手から見て左側』のルートで、疾走を始める―――踏まれた敷地に、異様に深く尖った足跡が刻みつけられていく】
【そして、一度足を止めて、先ず『口から』、男の顔目がけ放つのは】
【黄色い液体の弾丸が、時間差で二発―――速度は中の上程度、サイズはボウリング弾程度だ】

【液体特有の流動が、吐瀉物を想わせる色合いにグラデーションを与える其れが命中すれば】
【その部位の表皮や服が『溶け』、金属は特殊なモノを除いて劣化。ダメージは小さいが、烙印を押される様な痛みが付きまとう】

……しゅばっ!

【次に、掛け声とともに―――『右手』の5本の指を揃えて、純白の糸を先端から、男の体に放出するだろう】
【威力は皆無、しかし其れは唐突に『お椀状』に拡大し、ネットの様な構造を形作る】
【流石に人一人を捕獲するほどのサイズではないが、回避や破壊に失敗すれば、体の広範囲に糸が絡み付き、動きは当然悪くなる筈だ】

【なお、この時点でまだ移動は中断されている―――その時点での桔梗やパラボラには、多少近づいたと言う程度か】

>>43

ヴァルちー、最悪男はあんたに任せるわ。
―――止めなさい、全力で。集中砲火で、出鼻をくじくのよ。

【そして、ヴァルトスラットに向けて、『左手』から小さな糸を放出する】
【もし、其れから遠く離れなければ、『振動する』其れから、キョーコの声が小さく伝わってくるだろう…敵には、判るまい】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:21:53.07 ID:BaqNEmIo
>>44

(銃口──飛び道具、軌道を読めばどうにかできそうでしょうか……)

【だらり──風に揺らぐ柳のように、銃と剣を握った両腕は地に下げられている】
【一歩、二歩、引き続き右へと足を運ぶ動きが、徐々に早まっていき──空気の爆ぜた瞬間、】

(──来る)

【だんっ──】
【地を蹴って加速、空気の弾丸は結果として靡いたコートの端に当たる事となった】
【男はそのまま、織守を中心に円を描くような軌道で右方への疾走を続ける】
【もう一つの銃口、そして白鶴や大鷲を警戒してか、此方からその距離を詰める事は今はしない】

【そして、疾駆の中で男はその右手の銃口を織守の“方”へと向ける】
【しかし、それは織守本人を直接狙ったものではなく──その1m程前方の『地面』を狙ったもの】
【ダアンッ──! そのまま、男はリボルバーの引き金を引き、銃弾を放つ】

【──が、狙いは前述の通り『織守の1m前方地面』】
【更に、それは通常の弾丸ではなく、『衝撃』のみを齎すもの】
【──もし、そのまま地面に着弾すれば、着弾点を中心にその半径1m内の地面が『水晶』と化すだろう】
【丁度、水溜りが出来るようなイメージ──直接の攻撃ではないが、これは果たして──】

58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:22:22.61 ID:9ZSEnJAo
>>50
……実際、理屈なんかどうでも良いんだろうよ
私達はカノッサ機関、それだけで良い。それだけで、敵対する理由にはなる
だけどなあ、それじゃあ末端の士気ってのが上がらないんだ
それだとこっちも困る。マジの連中叩き潰して、ようやくビビらせられるんだから

悪党は悪党らしい事をしてないと、倒すにしてもやる気が出ないんだよ下っ端は
ほらどうだ?大義名分揃えてやったぞ?

(うし、まずは一歩稼いだ!)

【遠距離攻撃の手段を持たない香月の、最初にして唯一の牽制】
【それは、想定した通りの効果を発揮して、一歩の踏み込みの猶予を与えた】
【右足でブレーキ、体重を左足に移して】

おら、ボケっとしてると首がぶっ飛ぶぞ!

【左足から、跳ぶ様に大股の一歩。2mの距離を詰める】
【蹴りの間合いまで残り50cm、本来ならもう一歩必要な間合いで】

っしゃあぁっ!!

【二人の間の空間に、右足での蹴りを空振りさせた】
【足元から頭まで届く、振りあげる様な蹴り。勿論、これが届く筈も無い】

【だが、間合いを間違えた訳では無い】
【右足が通過した空間が、一瞬赤く変色した】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:22:40.44 ID:5ew/gwco
>>52

わぁい!
ありがとうございますっ!

【嬉しそうにニコニコしながら誘導されるがままに店内へ】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:23:32.62 ID:iTnNApoo
>>46

【彼女の言葉にあら、っと反応する彼女】


ふふ、夢瑠ちゃんは子供ですねー
大人になると寒いのが苦手になるんですよ、コタツでゆっくりしてるほうが好きになっちゃうんですよねー


【そういうと彼女は、降りてきた竜へと視線を、意識を傾けた
思わず感嘆の声が漏れそうになるほど、それは――――アブノーマルで荘厳な、雰囲気があって】


61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:23:42.39 ID:p.XTP0Qo
>>47
オーライ、絶対泣かせてやる。

――――<夢幻の砂:起動>
――――<砂楼の王の手腕:起動>

【ザラザラと砂が撒き散らされる。】
【そして左腕が元に戻り始める。】

――――我が王たる所以をお見せしよう。

【右腕を前に突き出し】

――――我等三人互いに違うところが有れども、我等三人同じ場所で闘う者達。

全力でやらせてもらう。

【ゴウッと風が吹き周囲に砂の嵐が舞う】
【無機質なら色、ゴウゴウと砂と砂が擦れる音が響き渡る。】

【そして待つ、先手は譲ってやるといった精神だろうか。】
【それとも策を持っているのだろうか。】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:23:55.59 ID:w0uu1kDO
>>51
…………!
【93号が屈み込む、その瞬間が見えた】
【この瞬間にブレーキをかけたり、方向を変えたりしてかわす事は可能だった】
【だが、それをあえてせずにそのまま走り】

【スパァン!と擬音が聞こえそうな位に、綺麗に足を払われる】
【が、しかし…彼は足を払われる前に少しだけスピードを落とし、払われた際の前ベクトルの力を少なくした】
【そうして、足を払われた彼は綺麗に前周りするように93号の上を通過し――――】

……ぃよっと!!
【逆さまになりながら、93号の直ぐ背後で右手の鞘を突き出し】
【鞘の先端を床板に突き刺して無理矢理動きを止めた】
【それだけではない、それだけでは勢いにも負けてしまう】

―――おらよっ!!
【そのまま彼は前へと向かう力を、刺した鞘を機転に体を回転させる力に変換】
【くるり、と周り、93号の背中にその勢いを乗せた蹴りを放つ】

/すいません、風呂入ってきます
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:25:35.45 ID:BaqNEmIo
>>57
//やべ……台詞書こうと思ってた台詞を入れ忘れた上に脱字が
//台詞はあとでがっつり入れるとして……訂正

//『織守の1m前方地面』と書くより
//『織守から見て1m程先の地面』と書いた方が正しいかも、です。申し訳ない
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:26:16.94 ID:VfT7CaMo
>>49

・・・否定はしないよ、俺は確かに甘い男さ
君のように何処までも非情になれたらとは思うけどね
そこそこの人格と甘さもひっくるめて俺は俺さ

【明らかにこの状況を楽しむその表情】
【それは刀を振り上げかけた段階で手を封じられても変わることは無い】
【一手早く押さえられたのなら、また一手返せばいいだけだ、と】

【左手で刀を押し上げて均衡を取ろうとしながら、意識は右手】
【紫の色が目に悪いその鞘を振り上げる―――狙いは相手の左前腕だ】

全く以って、毎度毎度惜しい相手だよ君は
機関には無いその“強さ”、仲間だったらいかに心強いか―――

【そして―――気付けるだろうか、シェンの持つ刀、その身の変化】
【刃の部分に三つ、なにやら妙な薄い物体が顕現していることに】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:27:27.53 ID:OWde7VIo
>>62
/了解です、私もお風呂に行ってきます!
/入浴中に返信内容を考えておくので、少々お待ちくださいませー
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:29:05.18 ID:jMg5CXgo
>>55

その通り、俺が決めたこと

【反論も何も無く、ただ静かに”受け流した”】
【──だがそれだけではなかった】

で、それがどうした? 俺が決めたから、何なんだ?
自分で下らないと決めたことに対し、行動する

お前と俺とで、何が違う?

【叫びなど、彼にとっては何でもなかった】
【彼が求めているのは、恐怖を押し殺した蛮勇から来る言葉などでは無いからだ】
【彼は少女の言葉に、価値を認めなかった】

【青年は構えなど取っていない】
【両腕は下ろしているし、態勢もただ立っているだけ】
【右手に至っては白衣のポケットの中だ】
【どう見ても、隙だらけ。攻めるのも自由だ】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:29:45.43 ID:75P4T6AO
>>60

だってまだ私1歳ですし

【微笑みながら竜に近づき】

おばあ様、おまたせしましたわ
イリスさん、紹介しますね
私のおばあ様のヒュドラおばあ様です

【竜を紹介する】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:31:48.67 ID:Xb2Wcgwo
>>53

残念私は鳥よ。
大空のすべてを見通すほどのね。
【腕に装着したそれを、ブンブン、と軽く振る】
【慣らしているのか―――その動きは、少しぎこちない】

具現化した魔翌力って言うのは・・・面白いものね。
術者の指示次第で、いくらでも形を変えれるから。
【三角槍をブン、と前に構え、笑って】

そうしましょうか。
でも笑うのは私。それだけは覚えておきなさい。
【三角槍の後部の機関部から、魔翌力が噴出す】
【まるでそれは、ブースターのような―――】
【そして、少しの間の後、前方に向かってロケットのように発射される】
【勢いは推して知るべし、だが、吹き出しから突撃まで間がある】
【何が起きるか予想できれば、回避は容易】

【避けられた場合、即座に噴射を止め、ブレーキをかけるだろう】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:33:10.56 ID:8QXVovgo
>>61

(矢張り異能をお持ちのお方でしたか──)

(砂……っ)

【周囲に舞う砂を見て、僅かに一歩後退するエル】
【しかしここで逃げ腰になるわけには、いかなかった】
【砂が入らぬようすっと両目を細めながら、ロンメルのいた辺りを睨みつけ】

【轟、と】
【炎の球がエルの周囲を舞う】
【その数かっきり10球──先ほどよりも大きくなり、今は林檎ほどの大きさだ】
【くるりくるりと彼女の周囲で踊る火球は、あたかも彼女を彩る宝石のようで──】

【まずは様子見といったところだろうか】
【砂嵐で見え辛くはなっているものの、ロンメルが移動していないことを前提に】
【自身の周りにある火球を3つ、横に並べての形で相手へと放つ】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:35:17.83 ID:2Nl1zYSO
>>59

【喫茶『shafa』 店内】
【店の中に入るとミーナの方を向き】

えっと・・・お帰りなさいませ、お嬢様、
【やっぱりメイド喫茶って言ったらこれだよね】
【ただ相手が知り合いなだけに少し恥ずかしいそうに】

71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:35:48.89 ID:9lb9uSgo
>>57

ぬ――!

(中々に、素早い動きなのじゃ)
(鉄砲の見切り方も心得ておる。……鉄砲は、「割り切って」使うべきじゃな)

【銃弾は、通り過ぎた瞬間に役目を終えてただの空気へと戻り】
【織守は素早く動きまわる男を目で追いながら――己の手札と相手の戦力を照合し始めた】
【互いに未だ――牽制、探り合い。後への布石を組み立てる段階】

【ここでアドバンテージを得た者が――舞台を有利に進めることが出来るは道理】
【少しの動きでも見逃さぬようにと、織守は意識を更に戦闘へと向けて深めた】

――――ふん、意趣返しのつもりかの!……む?

(なんじゃアレは……水、いや……宝石のたぐいかや?)
(どう働くかは読めぬが、注意を払うべきであろうな。それとも……)

【銃口を向けられた瞬間、引き金を引くより僅かに早く織守は体の重心を傾け回避の姿勢を作るが】
【自身を狙わず、接地し水晶化させたその現象に眉根を顰める】
【以前男と戦闘を行なったことはあったが、途中参加の上に違う相手と戦っていたため織守は彼の手を殆ど知らない】
【その為、発生した不可解な現象に興味を向け、警戒心を深めながら】

(……一度啄き、効力を確かめておくことが優先か)
(わらわの近くにある以上、放っておけば後々響くことは明白じゃろうからな)

【左の鉄砲、其の銃口を地面の水晶へと向け――圧縮空気の弾丸を放つ】
【其の意は試し。どのような意味を以て成された行動であるか確かめるため。そして、あわよくば驚異を取り除くため】

【大鷲と右の鉄砲は動きまわる男を追い続ける】
【接近を牽制するように、今はまだ動きを見せないが――何か在ったならば直ぐにでも動けるようにと】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。大鷲:頭上で待機】
【鉄砲(左)・水晶に向け弾丸を射出。鉄砲(右)・チャージ解除完了】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:35:57.12 ID:iTnNApoo
>>67

【まあ、と驚いた様子で口元に手を当てる――――が、ニコニコと微笑むその様子からは
あまり本心から驚いている、ようには感じ取れない――――こんな世界だから、か
はたまた、彼女にも何かしらの秘密があるから、か】


それは流石にびっくりしましたわ、年齢よりは大人っぽく見えるんですねー
あ、でも女性の年齢は秘密にしておくものですよ


【ね、っとしーっとするように唇の前に人差し指を沿え、パチン、とウインクを一つ
そして、ヒュドラへと、再び意識を向ける】


ふぁー大きなおばあ様ですね、夢瑠ちゃんもおばあ様ぐらい大きくなるんでしょうか?
それはそれで楽しみではありますね


【そんな事を言いながらも、人懐っこい、その微笑みは絶えず
ペコリ、と丁寧にヒュドラへとお辞儀をした】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:38:23.14 ID:cYj5wWIo
>>66

……。

【クルスの目が細められる。膝の震えは、とうに止まっていた】

ええ、違いますね。
己の目的のために、罪過をばら撒くあなたを、誰が許容するのですか?
同じく罪過をばら撒いて構わない……そんな人々だけです。
弱き人々を下らないと決め付けて、切り捨てる。
自分が自分だけで立っていると勘違いしているようなあなた達は、間違っています!

【少女は、自ら罪を――誰かを傷つけることを――背負わない】

             【私が誰かの罪を許すように――神もまた、私をお許しください】

【それは、彼女達の神への祈りの言葉】
【戦う覚悟はできた、死ぬ覚悟もできた】
【それでも――誰も傷付かず、双方の矛が納まるのなら、それが最上】

……罪悪感があるなら、貴方を暖かく迎える人間は、あなたのそばに居るはずです。
あなたの心に、今一度、問いかけてみてください!

【諭す。なんとしでても。こんなくだらない戦いは、誰も望んでいないはずなのだ】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:39:23.32 ID:75P4T6AO
>>72

私はずるしましたから

【微笑みながら】

いいえ、私は直接的にはおばあ様の血はないんです
お父様がおばあ様の養子なんです

【そういう
ヒュドラはイリスに挨拶されると微笑んだ】

さ、行きましょうか
私のお家に

【そういって夢瑠は竜にのりこむ】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:39:49.48 ID:0FoDUiko
>>54

【アサルトライフルを跨いで、扉に向かっていく】
【回収したそれには、実弾が30発篭められており】
【一般的なものと比べると、精度が良いものの反動が大きい】
【引き金を絞り続けた場合、照準は左右にぶれるだろう】

「…15人、部隊長を含めて16人で来た。
 上階にいる別部隊の人数は把握してない。
 ………俺は、雇われただけだ。
 襲った目的は聞かされていないし、興味も無い……。」

【力なく喋る青年に、反撃の意思は見えない】
【既に心が折れているのか、隠しているのか】
【或は、力量差を認識して、無駄だと考えているのかもしれない】

「部隊長は……、No.151
 能力は、風系統だったと思う」

【両腕で、扉を押し開ける】

【ギギギ―――、と重く鳴いて】
【闇に包まれた塔内部が、光に曝された】
【入口近辺に人影は無い】

【通路は入り組んでいるが―――】
【薄汚れた床にこびり付いた、真新しい泥の跡を発見できれば、迷う事はないだろう】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:40:47.36 ID:rqHKM72o
>>58

言わんとしてる事は判らないでも無いけどさ……っ!

【聞こえる声、視界に映っていない以上、視野の外に居るのは想像に難くない】
【となれば、居るのは左前方。一瞬慌て絡まった思考は、再び真っ直ぐに戻り】
【自身の右にあった剣を右手に握り、来るだろう攻撃を避けるために、再びのバックステップ】

【50cm程距離を取ると同時に、視野を塞ぐ邪魔な剣を適当な方向へと≪射出≫】
【あらぬ方向へと飛んでいった刃は鉄格子の合間をすり抜け、囚人の一人の首を掠めた】

――――ったく、危ないってのっ!
こちとら近接戦闘得意じゃないんだから!

【剣の行方にはさして興味も示さず、開けた視界の先に居る香月へと視線を向ける】
【香月の振り上げた右足が何も無い空間を空振りした様子を見、其れを隙と見るが】

(――――――?)

【一瞬、ほんの一瞬赤く変色した空間に何か違和感を感じ】
【相手の足の届かない距離で、右手の剣を構え、相手の出方を伺う事に】

【何の前触れも無いが、ルシアの左手がじわじわと黒い魔翌力に包まれて行くのが見えるかもしれない】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:44:34.30 ID:VxMBgsDO
【魔術協会】
【人のまばらな学園地区の屋外を、2人が練り歩いている】

さて、これで地上部分の案内は終わったな…質問はあるか?

【歩きながら質問をしているのは、色白な肌と銀髪に映える赤い瞳を備えた、それなりに背の高い青年】
【羽織るように身につけたローブで体の大部分を覆い隠していて、
見えている右腕や足元からは灰色のスーツを着ていることが窺える】
【また、右手は機械的な装置の付いた指出し手袋の様なもので一部包まれて見える】

「大体把握したわ。流石の広さだけど、迷うことは無いでしょうね」

【それに答えるもう一人は、艶やかな赤褐色の髪と海の様な青緑色の瞳をした、スタイル良好な女性だ】
【三つ編みにされ、先端に白いリボンが結ばれた長髪と、アンダーリムの眼鏡が落ち着いた雰囲気を醸している】
【肩部分に魔術協会の紋章が付いたベージュ基調のブレザー制服を身に纏っており、
膝上丈の白いスカートと黒いタイツが元々綺麗な脚周りのラインをより細く、鮮明にしている】

【場所柄、教師と生徒に見える2人は歩きながら話をしている】

それなら問題はない…が、今の私は教師でお前は生徒だ、気を付けろ
「・・・そうですね、把握しました。それで次は何処へ?」
そうだな…

【タメ口を諫められ、すぐさま口調を丁寧語に改める少女】
【2人はひとまず正門の方に向かっているようだ】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:44:46.32 ID:iTnNApoo
>>74

【あいも変わらず彼女の人懐っこい微笑みはそこに在って
少女の言葉に、愉しそうに反応しながら返していく】


もう、悪い子ですね、もし私が時間の神様だったらどうなさるんですか?
それにあんまりずるいことしてると、いずれ痛い目を見ちゃいますよーまったく


【夢瑠の言葉にそうなんですかーっと相槌を打つと
微笑むヒュドラに愛着心でも湧いたのか、そっと――――触れてみようとしつつ
竜へと乗り込んだ夢瑠を見て、ではでは、と彼女も夢瑠の背後に乗り込んだ】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:45:02.45 ID:lz8b0IYo
>>43>>56

ワタクシ様が後悔するのは『死ぬ』時……そして、死んだら′繪は出来ない、うふ。
うふ、ひゅ、は、うっふっふっふ、早い話が貴方のお話は矛盾してるんですよあはははあh!!!
さぁ、そちらのお嬢さんも一緒に“楽しみ”ましょう!! 実に@ヌい夜ですッ!!! 良い月≠ナすッ!!
頭蓋骨なんてどうでもいい!!! ワタクシ様を殺してからなら脊髄でも取れば良いッ!!!

【大きく両手を広げ、天≠仰ぐ男―――……既に気付いた方も居られるだろうか】
【この男、弾丸≠オか持っていない。『発射装置』を手にしていないのだ】
【体中に巻き付けられた銃弾の種類を見れば、正に“よりどりみどり”……バズーカ弾さえ、一発分では有るが存在している】


―――――…………でぇぇぇぇえっぇぇえぇは参りましょぉぉぉおぉぉぉう!!!!
カノッサ機関、『ピエロ・リュネール』が一員――――――ウ負負アハxはうあjしゃksぁk!!!!!


【狂ったように哂う男は、二人に顔を戻すと――――…黄色の弾丸を視認】
【存外に『冷静』な動きで一発を自分から見て右≠ヨと避け、】



    ≪ ファウストパトローネ ≫ぇえぇええぇぇぇぇぇえぇぇえッ!!!!!!!



【叫ぶのは、自らの二つ名=c……そして、能力名=z
【同時に全身の『弾丸』が彼の鎧=\―――そして、『体内』へ“沈み込み”ッ!!!】

【二発目の黄色≠ェ鎧の『胸』へ直撃すると同時―――……≪銃口≫が飛び出すッ!!】
【おそらく、此れが“能力”………―――胸から銃口が生えている¥態だ】


ワぁぁぁぁぁタクシ様の真名は『ヴォルフクライム=クラックポケット』ッ!!!
以後、お見知りおきをお願い致しましょうかぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!


【バン――――!と一発、疾走するキョーコへ向けて発射される“ライフル弾”ッ!!!】
【この銃弾、“意識”が内在しているのか……申し訳程度の胸部への指向性≠持っている】

【同時に、ヴァルトスラットへ右腕≠向けると……同様に銃口を生成し、胸元へ『ライフル弾』を発砲】
【が、この動作が凶≠ニ出たのだろうか――――――……】


………………………ああ、ベタベタだアハハ母ハハハハハハは八ハハハhh!!!!


【銃口が体内へと格納される≠ニ同時―――……糸が絡みつき、行動を阻害される】
【現時点としては、ヴァルトスラットへ右半身を向けた状態≠ナ糸を振り払っている状態か】

【桔梗、到達まで――――……残り2レス】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:47:21.23 ID:jMg5CXgo
>>73

間違っている、か。ま、”お前達の価値観”ではそうだろうな
……クククッ

【強き意志に対して、柳のような、のらりくらりとした応対を繰り返す】
【しかし今度は──笑い始めた】
【喉を鳴らした不気味な笑い声を、静かな中庭に響かせている】

物事の表面しか見ない愚か者。どうしてお前達で言う悪人が絶えないか、考えたことは無いようだな
尤も、考えたところで”飼い慣らされた思考”じゃ答えなど導き出せはしないだろうが

【発せられた言葉は罵倒】
【さも馬鹿にした笑みを浮かべながら、見下すような視線を向ける】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:47:30.09 ID:y9qU22SO
>>68
…………アハッ。

【小さく、笑って】
【突進して来た「鳥」……「魔女」エストレアを、事前に右に跳ねる事で、たやすく回避】
【停止したであろう魔女、それに撃を加える為、素早く振り向き】

…………そぉッ!!

【振り向きざまに、顔面に裏拳を叩き込もうとする…………威力は、尋常な物では無い】
【左手に溜め込まれた魔翌力を打撃と共に放つ事で、破壊力を強化しているのだ】

/エストレアは紅麒麟の横あるいは少々後方で停止したと解釈してよろしいでしょうか?
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:47:39.34 ID:5ew/gwco
>>70

ふえっ!?
お、お帰りなさいませ?

【残念、そういう文化を知らなかった!】
【素に戻られると恥ずかしいよね^q^】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:47:43.71 ID:2Nl1zYSO
/ミーナの人、すみません少し飯落ちします
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:49:26.79 ID:p.XTP0Qo
>>69
(ありゃぁ、火系統の能力か?一気に押し込めるか――――?)

【――――こんな時に】
【そんなことを考えていた】

(――――うむ、今回はこの策を使うか)

【そう思っていると火の塊が砂嵐の中に飛んできて、足を軽く焼く。】
【砂嵐が威力を凪いだ結果の末だろう。】

(――――まぁ、今回の策に支障はきたさんだろうて・・・。)

【未だ待つ】
【移動すらしない】

――――まだまだ弱いな、確かに強さは分かってないようだ

【軽く挑発する。】
【それも凄く軽いジャブの様な挑発である。】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:50:41.90 ID:9ZSEnJAo
>>76

(ちっ、こっちには来なかったか……無駄撃ちした)
(まあ良い、一歩で間合い、蹴りはもう届く)

【先程変色した空間。香月の足が戻って、一拍の間が相手】
【ザン、と。その空間に、赤い斬撃が走る】
【もし踏み込んでいたのなら、もしくは武器を其処へ突きだしていたのなら、間違いなくそれは斬撃に晒されていた】

【死角に踏み込み焦らせて、其処で隙を作って攻撃を誘う】
【攻撃的な性格の相手なら高確率で乗ってくる、この戦法】
【これにルシアが乗らなかった事で、香月は思考を纏める】

(「近接戦闘得意じゃない」、これは確かだろうな。距離を取って、遠くから飛び道具)
(それだけじゃない。ガンガン押して来るよりは、狙って一発を待つタイプだ)
(なら、狙われる一発に絞ってこっちがカウンター、後は先手で削れば良い)
(体力勝負なら………余程の事が無い限り、行ける)

判るなら、それで良いだろうが!
お仲間にでも教えてやりなよ、楽しく踊ってくれて感謝してるってさ!

(……あの左次第、だけどな)

【間合い、現時点で残り1m。これなら、一歩で埋め切れる】
【先程下ろした右足を振り子の様に前方に出して、滑る様に体を前方に進めた】

【このままならば、脚を伸ばせば届く間合い。右踵を地面から浮かせ、ややつま先立ち気味になる】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 21:52:02.30 ID:BaqNEmIo
>>71

【──バリンッ】
【結果から言えば、その『水晶面』は容易く破壊された】
【空気弾を受け、大きい破片のまま辺りへ飛び散る】
【飛び散る勢いはさして強くもなく、仮にその破片に当たったとしてもダメージは殆ど見込めない】

(銃口は、二つ……同時に狙われれば、少しきついですな)
(間合いの計り合い……どちらが先に踏み込めるか、踏み込んでこられるか)

(──……ならば)

【男は、先ほど同じまま──織守を中心に円を描く軌道で疾走を続ける】
【但し、その勢いは若干落ちて──疾走、と言えるほどでもない軽い走り】

【ひょっとこの奥で漆黒の瞳を細めた男は、再び銃口を前方へと向けた】
【狙いは──今、水晶面を破壊した『左(織守側から見て)の鉄砲』だ】

(──……物は試しです、な)

【ダアンッ──!】
【そして、再び引き金は引かれて銃弾が放たれる】

【──もし、その『鉄砲(無生物)』が全て『一枚の紙』で出来ており、】
【尚且つ『神気』或いは『魔力』等といったエネルギー体を纏っていないのならば、】
【銃弾に当たった鉄砲は、地面と同じくに『水晶化』してしまうかもしれない】
【そうなった場合、『水晶化』した鉄砲の操作権は織守に在るままだが、その機能が封じられてしまう可能性がある】

【但し、その『鉄砲』が『複数の紙』で織られていた場合は、ごく一部のみ水晶化し機能も封じられず】
【また、『神気』『魔力』の類を纏っていた場合、ただ強い衝撃を受けるだけで上述の変化は起こらないだろう】

【弾倉内:4/6】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:52:21.54 ID:uLUedGAo
>>75

16人へえ随分と少数なんだな……精鋭部隊か?
雇われさん、か成程ね――――

【付いて歩く途中完全にアサルトライフルを解体してしまおうと思ったが】
【両手は塞がっていて生憎と知識も無い、諦めるのは案外直ぐだった】

風、んー……情報サンキュウ助かったぜ
ほいじゃあ、ここでサヨナラだ開放してやんよ

【開かれた扉の中を青年の背中越しに見渡してから】
【背中に付けたナイフを離し】

(蛇を止めたいなら頭を潰すに限るよな、実際は潰した事はねーけども……)

ああ、そうだお前こっから逃げた方が良いと思うぜ
仮にも敵にここまで案内しちまったんだ制裁を受けて然りだろ、そんなん受けるぐらいなら逃げちまえって

【去り際に思い出したようにそんな戯言を吐きながら】
【見回した時に見つけた泥の後を辿って走りだす】
【言わずとも分かるだろうが、青年の武装を奪った為か少年の背中は酷く無防備である】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:53:10.91 ID:75P4T6AO
>>78

では、いきましょうか

【のったのを確認すると竜はとび
水の国にあるオカルトショップ氷水につく】
【夢瑠はついたのを確認してからおりる】

つきましたわ


/いまさらだが念のため
勝者(?)夢瑠
残留の有無・離脱
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 21:53:45.40 ID:YEkLieMo
>>56

・・・男には雄ってかッ
まあ良いや、・・・分かったぜェ
【その声へ、小さくそう返事を返す彼】

そう簡単にやられる位ヤワな奴じゃあないからな、多分


>>79

うおお・・・アイツの能力の大まかな感じは・・・「銃口」ッ!
結構色々と・・・グロエグい気がするが・・・それはともかく!
【自らへと向けられた右腕・・・銃口が生成されると】
【"来る!"と感じて】 【彼は、自分から見て右方向へとサイドステップを1つとり】

ッ・・・アう、・・・間に合わなかったか
【ライフル弾は、左腕へと命中し】 【血が流れ出る・・・のではなく】
【魔翌力、それも陸海空の魔翌力が・・・出てきて】
【すぐに、空気中へと四散し消え去り】

――・・・お返しだッ!
【岩の矢を1つ生成し、彼へと飛ばす――狙いは"右腕"だ】
【速度はそれ程でも無いが、威力はやや強いかもしれない】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:58:02.16 ID:cYj5wWIo
>>80

では、誰かを……。
……何かを、犠牲にして為されることが正しいと?

【笑みを見ても、不快を表情に表すことはない】
【むしろ、その心情を占めているのは、哀れみ――そして同情】

ええ、俺に学なんてものはありません。
小難しいことを考えることは苦手です。
悪人が減らない理由なんて、考えたこともない。お恥ずかしながらね。
……それでも、誰かを傷つけることが、何かを壊すことが正しいだなんて、そんな価値観、認めない。

【見下すような視線にも、動じることはない。怒りもない】
【この青年も、何かの犠牲者であるはず】
【襲うべき相手を前にして――言葉を弄ぶ、それだけの迷いを持っているはずなのだ】

飼い慣らされた考えとは、言ってくれますね。
では、あなたは‘何物にも拠らず’、そこに立っていると?
誰の指図でもなく、周囲の意見に流されず、この場所を襲撃する、‘その一味に加担する’と?

【鋭い視線のまま――少女は、青年の答えに、もはやただ、静かに答えを重ねていく】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:00:03.55 ID:YEkLieMo
>>89
/追記、糸が絡みついたのは見ています
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:01:44.35 ID:8QXVovgo
>>84

(砂をかけられると炎は消えてしまいますわ──となれば、砂を消す必要、が……)

(──、いえ、或いは)

【相手の言葉を聞き、きゅっと唇をかみ締める】
【弱い。それは、確かな事実】
【彼女自身、自分の弱さをはっきりと理解していたため挑発に乗る事はなかった】

……でしたら、その嵐の中から出てこられては如何でしょうか
貴女様ほどのお方でしたら──隠れずともよいものを

【しかし、矢張り悔しさはあるのだろう】
【その感情を隠すかのようにぎゅっと拳を握り、此方からも似たような種類の言葉を投げかけ】

(────≪T・A──to─→D・D≫)

【ゆらり。残り7となった火球のうち2つが揺らぐ】
【揺らめいた2つの火球は燃えるような赤ではなく、妖艶な紫色となり──】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:01:55.68 ID:H7j2x6SO
>>64

成る程、言うもんだな。
まあ…オレも、最近は甘さがどうのと言えた義理じゃないが――……
ただ、殺すと決めた相手との死合に、甘さを持ち込める程器用じゃない。

……お前は、危険だ。だからこそ、情に絆される余裕は無いんだよ。シェン・ロンド――――。

【細めた双眸、紡ぐ言葉。何れも平淡だが凛と鋭く、研ぎ澄まされた剣を思わす】
【愉しむように口の端は僅かばかり曲げられていたが。纏う空気は対極に、張り詰めていた】
【きしり―――均衡を取ろうと押し返す刃の上、角度を変えて自らの刀身の腹を滑らせ流す】
【これに因って勢いの空転を狙いつつ、同時、地に臥すように態勢を屈めて体を捻る】

【目論みは空転した刃の先から身体を逸らす事と、もう一つ】

【追撃、である――――くるりと身体を回転させ、勢いに従って、右順手でもう一振りの短刀を抜き放ち様】
【跳ね上がるような切り上げ一閃が、喉笛に喰らい付かんと迫って】

【だが然し標的は捉えず、振り下ろされた右の鞘と真っ向から衝突した。至近距離の打ち合い、有効打は両者、未だ無し】
【一歩も退かず、拮抗状態は現在進行型で続いている】

生憎乍ら、其の可能性は既に消えてる。
――――あと、ifの話は嫌いだ。だがその言葉、そっくりお返ししよう。

【朔夜は、刃に添って顕れた物体を確かに視認し】
【ぴき、ぴき。呼応するように、纏った薄霞が左の手元で凝結を始めた】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:02:44.75 ID:iTnNApoo
>>88

【彼女はふわり、と軽い身のこなしで竜の背中から降りて、そっと体重をかけ、地面を踏みしめる
時間の長い短いは別として、竜の背中に乗って空を飛ぶなどあまり無い経験だ、少々の興奮もあったのだろう】

【愉しかったですねーっと、彼女は呟いて、オカルトショップ氷水――――それへと視線を向ける
店の外見や大きさが気になるのかじーっと観察してみて】

【その後、近くにいるであろう夢瑠へと視線を傾けてみる】


ここは水の国……かしら、イマイチ確証は無いんですが……
上手く位置を覚えていれば、また来れるんですが


【そこは私を信用しましょう、と付け足して
そわそわ、としている、早く入りたいのだろうか】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:03:33.65 ID:2Nl1zYSO
>>82

うぅ・・?!
【空回りしただけに余計恥ずかしい】

・・・こちらどうぞ・・
【顔を真っ赤にしながら席に案内する】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:04:38.81 ID:OWde7VIo
>>62
(かかった!)

【払い飛ばされた毒牙を確認しようと立ち上がった、その瞬間】

・・・っ!?

【立ち上がった際の、背中に掛かる、強烈な蹴りの一撃】
【不意の背後からの衝撃であり、93号は大きくバランスを崩し】

―――ダダダッ!―――

【そのまま転倒し、教会入口部の石段を転がり落ちた】


くっ・・・払い飛ばされた衝撃を基点に蹴り返すとは・・・やるな、毒霧の者よ・・・
昨今の能力者は己の「能力」にかまけてばかりで肉体の鍛錬を怠っていると思っていたが・・・

【立ち上がって、マスクの口元を拭い、滴り落ちる黒いオイルを拭い去り】
【腕を組んで石段下から教会扉前の毒牙を見上げるように、語りかけ】

今日ここに来たと言う事は、我ら機関のテロに立ち向かう意思のあるもの・・・
貴様はjusticeか連合、あるいはそれに順ずる組織のメンバーか・・・
それとも単なるフリーの「正義に熱い者」か・・・
どうせ目的は「世界の平和を守る」、といったところか?

しかし、その先になにがある?どうせ大衆は愚かだ・・・
「守られたこと」などすぐに忘れ、さらに怠惰を渇望する・・・

そんな者たちを守る価値など、なにがあろうか?

【月下に照らされた、白髑髏の冷たいマスクの男】
【顔を上げて語りかける口元は、まるで「嗤うような」陰影を写し】

どうだ、毒霧の者よ、




―――我ら機関の仲間とならないか?




愚かなる大衆を「管理」する、それこそが機関の大儀
応じるのならば今回の教会占拠を阻止しようとしたことも不問としよう

貴様が望めば、地位も、名誉も、金も、女も、おおよそ望むもの、機関は授けるだろう・・・

【決して、乗ってはならない、≪悪魔:カノッサ機関≫の囁き―――】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:06:08.70 ID:jMg5CXgo
>>90

そういうことだ。独りで立てる人間も居るのさ

【少女の質問に彼は短く答えた】
【その言葉に迷いは無い】
【ただ、ほんの僅かに、表情を──悲しみで歪ませただけだった】

”何かを犠牲にしなければ何事も為せない”
質問に質問を返すのはあまり好きじゃないが逆に聞こう
お前は何を犠牲にして生きてきた? お前が所属している社会は何を犠牲にしている?
お前達は──『 何 の 下 に 立 っ て い る ? 』

【ゆっくりと、まるで説明するかのように、確実に脳に入るように言葉を発していく】
【彼は「何も犠牲にせず生きてきたのか?」とは問わなかった】
【それは、自分の言った言葉が絶対であるという自信の表れだった】
【何も犠牲にせず生きていけるわけはない。誰であろうと、絶対に】
【言外にすら、それが含まれている】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:06:53.95 ID:9lb9uSgo
>>86

ほう――こうも簡単に割れるか。
……成程、これは「ちと厄介」じゃの。

【飛び散る破片に、頬を薄く切られながらも分析する】
【触れた地点を水晶化させ、また水晶化した部位が容易く割る】
【その光景を見て、織守は自身、もしくは自身の折り紙がそうなる場面を想像する】

これは、悠長に構えてはおれんな
――そろそろ攻めの手を打たせてもらおうかのぅ!

【織守は、弾丸を撃ちこまれ水晶化した左の鉄砲を見て、其の性質に対する確信を深める】
【神気は籠められているが命令を受ける核となる部位にのみであり】
【外装を水晶化させられれば命令を受けようとも機能を使うことは出来ない。水晶化で折り紙を無力化させることは――可能なようだ】

【切り替えは瞬時に、窺い合う場面から攻めの手を打つべきと判断し】
【大鷲折り紙に命令、大鷲は一度上空へと飛び上がると――男に向けて高速で滑空攻撃を仕掛けた】

【脚部に備えられるは鋭い鉤爪、其れを胸部へと向け、勢いのままに鈍い斬撃を食らわせようとする】
【しかし、攻撃自体は速くはあっても単調。到達時間を考えても直撃を避ける、迎撃することはそれほど難しくないだろうか】

(――さて、貴様はこの手に対してどう出るかの?)

【だが、大鷲は強力であれど本命ではない】
【一度上空に飛び上がらせた意味は――意識をそちらに向けさせようとする事】

【大鷲の行動より2秒後、阻止されなければ右の鉄砲から右脚部に向け空気の弾丸を射出するだろう】
【上段中段、意識を振り回す二段構えの攻撃。どちらも単体ならば大して驚異とはならないだろうが……男は如何にして対処するだろうか】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。大鷲:上空に一度飛び上がり、男の胸部に鉤爪による滑空攻撃】
【鉄砲(左)・水晶化し無力化。鉄砲(右)・男の右脚部へと射撃】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:07:06.07 ID:ESEE8yU0
>>79

……うぁ、キモっ!

【―――画面の前の観客の皆様、神鳴りの如く叱ってやってください…『お前が言うなァァ!!』】
【何はともあれ、キョーコは自らが≪ファウストパトローネ≫の絶叫と、そのフォルムに、素直で辛辣な感想を漏らし】

お見知り置きしないわよ、あんた此処で死ぬんだものッ!

【相変わらずの悪態を吐く―――同時に、「物体を融かす」性質と粘性を持つ例の黄色を、弾丸目がけて吐く!】
【然し、『クリーンヒット』でも、勢いと質量を殺しきれず、疾走に重ねた回避運動も、鉛玉の『意志』或いは『意地』に突き通され…】

あ、ぐっ……!

【弾丸は、左腕の甲殻の一部のアウト・サイドを浅く抉り、貫通―――蛍光緑色の血液がぶしゅう、と吹き出て、血を濡らす】
【戦闘への支障は、現時点では『本気の“殴り合い”』を迎えなければ起こり得ないが、その威力と精度は理解したようだ】
【なお、殆どこの時点でヴァルトスラットに言葉が伝わり、還ってくる】

(相手に余裕が生まれれば、最悪後ろから撃ち抜かれる…弾の気配を感じた頃には、大体は遅いっ!)
(かと言って、ああ言った以上、私のメイン・ターゲットは―――嗚呼、後家蜘蛛!)

【ンキィ―――地獄の鎧武者、とでも例えるべき鋭い脚部の甲皮が、強く擦れあって】
 【ダンッ―――糸に包まれ、ヴァルトスラットの一撃に晒されるヴォルフクライムの方を『時々振り返りながら』】

【―――“ア ン テ ナ へ の 奔 走”を開始したッ!!?】

―――はぁぁぁぁっ!!

【キョーコの左手で白金の輝きを放つのは、一本に纏められた、『糸』―――其れを、アンテナの縁に飛ばし、粘着させようとするだろう】
【もし、成功すれば、キョーコは地を蹴り飛ばして、『跳躍』ッ――高く舞い上がりながら、糸をターザンのロープの様に行使し】
【再び、地に着く時には、桔梗とは4,5メートル程度の差しか無い程度にまで、肉薄する筈だ】
【手際は鮮やか、素早い……尤も、此れは、例の悪霊染みた頭蓋骨のような、イレギュラーを一切考慮しない場合の状況なのは、確かだが】

>>89

【キョーコの放った糸は既に本体から切り離され、次のコミュニケーションは期待できない】
【大声を張り上げない限りは、次に言葉を交わすのは、敵のどちらかが大々的に移動を開始した時だろう】
【……銃弾と、龍の咆哮、或いは蜘蛛の唸り。どちらが早い?】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:07:58.61 ID:Xb2Wcgwo
>>81

・・・やっぱ直進じゃ当たらないか。
【小さく呟きつつ、足でブレーキをかける】
【そのまま、振り返ろうとして】

・・・ふふん。
【繰り出された裏拳を見る】
【それを彼女は笑って、三角槍の装甲の部分で、受けた】
【彼女はその衝撃に後ずさりするものの・・・装甲には、罅一つない】
【凄まじいまでに「堅い」のだ。たとえるなら、岩の如き硬さ】
【そして、分かるだろうか。拒むような魔翌力と、弾力性が】

「拒絶」、「対打撃」の魔術式を組み込んであるわ。
早々やられはしないわよ。
【ニヤリ、と笑って】
【バックステップで距離をとろうとする】

/おk
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:10:40.89 ID:rqHKM72o
>>85

(―――っ!)

【斬撃音と共に、赤い斬撃が空間を走る】
【相手の能力をその目で見、適当な解釈を持って考える】

(向こうのスタイルは確実に格闘主体。)
(これだけ近付かれた以上、距離を取るのは難しい……)
(かといって、相手の動きについて行く様では負けは明らかだから―――)

判れば良いって問題でも無いでしょ、っと!

(それにあの赤いの……斬撃、設置系か何か……?)

【思考を巡らせながらも、リアルタイムで戦況は傾く】
【右足を動かして、滑るように接近してくる香月に対し】
【ルシアは言葉を返しながら右手に持った剣を迎え撃つように振り上げる】
【香月から見て左下から右上へ。斜め上へと斬り上げる形だ】

【斬り上げのモーションの中、不自然に為らないよう身体を半回転させ】
【左手を自身の後方――香月の居る方とは反対の通路へと向けた】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:11:50.20 ID:75P4T6AO
>>94

では、はいりますね
【微笑みながら、ドアをあけ、中に入る】

ただいまかえりました

『おかえりー』

【店の中には様々なアクセサリーやカード、手書きの魔導書や様々な色のクッキーなどがおかれており
レジでは白い髪をざっくばらんにきた10代後半から20代前半にみえる男性がいて、夢瑠をでむかえた】

『そちらの方は?』

イリスさんです
お友達になりました

『そうか』
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:13:48.07 ID:5ew/gwco
>>95

あれ?
顔赤いですが・・・熱でもあるのですか?

【ぐいっと鼻の先がぶつかりそうなほど近づけて覗き込む】
【彼女はかなり真面目に心配しているようだ】

・・・無理はしてはだめですよ?

【ちらちら様子を伺いながら、席についた】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:13:50.84 ID:p.XTP0Qo
>>92
――――私はその場はその場で考えて行動するタイプだからね。
――――安々と罠には掛からんよ。

【無論、内心では突撃しても良かった】
【だが踏み止まった】

それでは、攻勢に出よう。
――――「砂楼の王が命ず、穿て!」

【ヒュンヒュンヒュン】
【3本の砂の槍がエルに向かって放っていく。】

【だが向かっていくのは2本】
【1本は狙いがついていないのか見当違いの方向に飛んでいく】
【その1本はエルのはるか後方の草原に突き刺さる】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:16:25.89 ID:y9qU22SO
>>100
ふぅ、ん……

【裏拳を一度引っ込め、そちらに向き直り。地面を蹴って接近を試みて】
【接近に成功したなら今度は右拳の電撃爪による突き……それをエストレアの顔面目掛けて放つ】
【仮に鎧で受けたとしても、電力がエストレアに襲い掛かるだろう】
【更に、突きに成功した場合もしなかった場合も、バックステップで距離をとろうとする】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:17:01.21 ID:0FoDUiko
>>87

「……そうだな、そうさせてもらうか」

【ナイフが離され、ようやく安堵の息を漏らす】
【走って行く彼に同意を示して、見送ると】

「――――申し訳ございません
 一名、進入を許してしまいました
 黒いロングコートを着た、少年です
 真っ直ぐそちらに向かってます」

【躊躇いなく、通信を入れた】
【命を優先していい――上司の上司からの命令である】
【青年は、後に制裁を受けることはあっても、消される事は無いと踏んだのだろう】
【無防備な背中に攻撃することは無かったが、その役目はひとまず全うした】


【通路の左右に並ぶ牢獄には、比較的軽微な犯罪を犯した者達が閉じ込められている】
【ベッドに座ったり、寝転んでいたり、部屋の隅に蹲っていたり】
【各々が様々な位置に居るが、どれも皆精彩を欠いた表情で】
【見慣れぬ格好をした少年が駆けて行っても、気に留めない】
【恐らく、疲れているのだろう】

【泥は、三つ目の十字路を右に折れていた】
【曲った地点から、上階に続く階段は見えるが――】

【もし飛び出せば、背後の闇から銃弾が飛んでくる】
【暗視ゴーグルを付けた機関員が数名】
【連絡を受けて張っていたのだろう】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:18:17.70 ID:VfT7CaMo
>>93

なに、その「[ピーーー]と決める」って意志で十分だろうさ
少なくともそんな覚悟、俺は一度しかした事が無いよ

しかし、俺が危険とは言ってくれるじゃないか
俺からすれば君も、君らのリーダーも、天ヶ谷 双葉だって危険な相手だ
幾らへし折ろうとしても反発してこっちに手傷を負わせる迷惑な、ね

【対してこの男、言葉の通りに性根の切先は決して鋭くは無い】
【取り様によっては余裕とも思える雰囲気には覇気と言えるまでの物も無い】
【――が、それが逆に恐ろしくも感じられるだろうか】

【空を切って振り抜かれる刀、また右の短刀とかち合う鞘】
【接近戦では一振りの刀よりも二振りの短刀が強いのは自明の利である】

だろうね、だが俺は“もしも”の話、意外と好きだよ
“もし”が実現したら楽しいとは思わないかい?

【故に―――此処は体勢を立て直すために一度下がる】
【鞘で短刀を強く押しながら後方に数歩分、身を動かし】
【左手の刀を素早く右の鞘へと収める―――もちろん、戦いは続けるようだが】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:18:29.20 ID:w0uu1kDO
>>96
…ったりめーだ、こちとらもう痛い目には会いたくねーからよ、体ぐらい鍛えてんだよ
(…つっても、これも力で強化してる訳だがな)
【ストン、と回転してから着地し、刀を床板から抜いて】
【93号に振り向きながら答える】

(…………………)
【そして、その…悪魔の囁きを黙って聞く】
【その間、半開きの目はじっと93号を見詰めていて】

(……はっ)
…そうだな、どーせ守ったって忘れられる、それじゃなくとも俺は褒められたような人間じゃねぇ
―――守る価値なんて、ありゃしねぇ
【頭を垂れて、短く笑い飛ばしてから】
【呟き、言い聞かせるようにそう言って】

…なぁ――――
【そして、ふと頭を上げて93号を見て】

―――お前らの仲間になりゃ、俺は孤独からは逃げられるのか?
【そう言って、93号を見詰める眼からは】
【寂しさや憎悪、孤独、ネガティブな感情が感じ取れる】

/ただいま&おかえりっす
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:19:08.15 ID:cYj5wWIo
>>97

独りで立っている?
では、あなたの着ている服は誰が作ったのです?
あなたの口にする食物は誰が作ったのです?
あなたを育ててくれたのは誰です?
あなたが生きているのはどこです?

【迷い無く発せられた、青年の短い言葉に、ゆっくり、言葉を尽くして、クルスは反論する】

ええ、私もそうです。他の命を奪い。
誰かの時間と、その成果を着、食べ、飲み、住み。
なるほど、弱いものの上に、社会の下に立っているでしょう。
これは原罪。私達『人』は、原罪をあがなうため、『遥か遠き裁きの日(アポカリプスの日)』に滅ぶでしょう。

【青年は、自己矛盾に気がついていないのか】
【クルスはもう怒りが霧散していくのを感じていた】
【迷えるこの青年を、自分が救えるとは思わない】
【それでも――もう一度、自分で、考えて欲しいと願い、慣れない説法の真似事を続ける】

……それで。
それが分かっているあなたは、なぜ独りで立てるなどという傲慢を口に出来るのです?
あなたも、社会に生きる者です。

弱き人々が、誰かを犠牲にしていることに、甘んじているように見えますか?
誰かを犠牲にしている社会を裁くために、誰かを犠牲にすると?
そんなものは、ただの欺瞞の上に成り立った詭弁でしかありません。

【クルスもまた、犠牲の上に惰眠を貪る者。その自覚はある】
【だからこそ――その上にこれ以上犠牲を重ねる青年に、言葉が届いて欲しい。そう――願う】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:20:02.02 ID:9ZSEnJAo
>>101

(おっ……なんだこいつ、剣を「分かってる」じゃないか)
(苦手ってのは……得意じゃない、ってだけか?)

【右足から進む、左足は後方に残る】
【そうなれば、ポケットに手を入れたままの香月は、左半身が開く事になる】
【左下から向かう切り上げはほぼ体と並行、左右移動での回避は難しいと判断して】

……ギア上げねーと無理だな、これ
このままじゃあ、追いつけない

【体を大きく後方に逸らせ、頭から床へ】
【剣の軌道から可能な限り体を避けつつ、頭を支点のブリッジ状態】
【其処から直ぐ両足で床を蹴り、バク転の様に回って後方へ退いた】
【回避が早かった上半身は、脇腹から胸へかけて非常に浅い傷が付いただけ】
【然し、最後まで床に残った脚、左足が、大腿にやや深い傷を負った】
【ズボンの色が脛の辺りまで、一気に赤く変わって行く】

【彼我の間合いはこの回避動作で1m半程に増す】
【負傷が無ければ、一歩で詰めて釣りが来る。だが、負傷した状態ではどうだろう】

(………行けるが、下がられれば届かないな)

【それでも、選択肢は前進制圧のみ】
【右足に体重を移し、片足でトントンとステップを刻み始めた】
【一回二回三回、回を追うごとにステップの間隔が短くなる】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:22:55.92 ID:iTnNApoo
>>102

【彼女は先を行く夢瑠の後に進んでいく、店内へと入り、そこに在る様々な品物に
思わず少女のように、嬉しそうに声を漏らし、辺りを見渡している】

【その様子は、夢瑠が男性と話していなければ、今にも勝手に物色しだしそうなほどで
そんなうずうずとした様子をわくわくとした心を、表しながらも、彼女は彼女らしく、人との関わりを一番にする】


ご紹介に預かりました、セシニア・イリス・フリードリヒです、イリスと呼んで下さい
えーっと、夢瑠ちゃんの身内の方でしょうか?


【そっと、柔らかそうなほっぺたに、ふにゅっと右手を沈み込ませるように添えて
軽く首をかしげる彼女、今にも頭の上から?マークが飛び出してきそうなほど、その仕種はぴったりとしていて
一つ一つの動作に、完成された形がある――――育ちが良いのかもしれない】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:25:02.62 ID:2Nl1zYSO
>>103

い・・いえ?!だだだ大丈夫です・・。
【お客様に心配事をさせるなど店としての恥!】
【必死にそんな言葉を言う】

ご・・ご注文何になさいますか?
【とごまかすようにミーナのテーブルに水とメニューを置く】
【因みにメニューは普通の喫茶店の物と余り変わりない】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:25:02.89 ID:Xb2Wcgwo
>>105

(爪は確か、電気・・・まずいな、対魔翌力の術式は組み込んでない。
相反する魔術式の構成は難しい・・・まだまだ改良が必要ね)
【繰り出される攻撃と、自分の状況を冷静に分析】
【結果、受けるのは得策でないと判断。前方にブースターの射出口を向けると】

接近戦は難しいわね。
【ぼやきながら、ブースターを起動。魔翌力が噴射される】
【魔翌力は加工が加えられており、その属性は突風】
【前方に突風を発射して後方に飛び、攻撃から逃れる】

・・・ふーむ・・・。
【そして、さらに数m後ずさり、三角槍を下げ、左手を顎にそえて】
【バックステップで距離をとった紅麒麟を眺めて思案している様子】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:25:23.23 ID:75P4T6AO
>>111

『父親の瑠雪 晃だ
あと、商品は好きに手に触ってみていいぞ』

【男はやるきなさげにいう】

『夢瑠、色々説明してやれ』

はい、お父様
なにからみます?
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:26:00.47 ID:8QXVovgo
>>104

ふふ──流石ですわね

【相手が自身の軽い言葉に乗るなどとも、最初から思っていなかったらしい】
【先ほどの言葉は悔し紛れの意味合いの方が強かったのだろう】
【その為だからか、挑発が効かないことには、逆に安堵したような台詞を呟いて】

────ッ、

【た、たんっ!と相手から見て右ヘサイドステップを踏んでその槍を回避しようとするも】
【見切りが甘かったのか、槍の片方が彼女の左上腕部を掠めてしまう】
【その箇所の服が破れ、じわりと赤い液体が滲むが】
【漂うのは鉄くさい血ではなく、危険を覚えさせるオイルの臭い──】
【「人間ではない」──以前出会った時、そのことをエルは彼女へ告げただろうか?】

(後方の槍──そして、前方にはロンメル様が)
(挟撃をなさるおつもり、でしょうか……)

【彼女が移動するのと同じように、僅かなタイムラグと共に周囲の火球たちもエルの後を追うも】
【動きの遅れた火球の内一つが槍に抉られ、ぶわりとその姿を火の粉へと戻してしまう】
【しかし紫色へ変じた2つは無事彼女の手元へと残り──】

(≪ダミー・デイジー≫──ッ!)

【ば!と。先ほどの火球と同等の速度で2つの紫火球をロンメルへと放った】
【前回と違うのは、炎の色。そして──】
【「火球が何かにぶつかればそれは蒼い大量の雛菊の花びらへと変わる事」だ】
【“目くらまし”──?】
【──違う】
【もし花びらの出現を許してしまえば、それは周囲の物体から急速に温度を奪っていくだろう】
【「吸熱」の性質が付与された炎──≪ラヴァーズ・コンチェルト≫はただの炎を操る能力では、ない】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:29:24.27 ID:lz8b0IYo
>>89>>99

【ヴォルフクライムは、自らの“射程”から去り……桔梗へ向かうキョーコを視認するも、放置】
【叫んではいても、狂ってはいても、―――戦場に於ける判断≠ヘ冴え渡っている】
【僅かに右を向けば岩の矢≠放ったヴァルトスラットが視認された為に、『ターゲット』を変更】


…………………YHEAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAァァァァァァァァァ!!!


【糸を振り払う≠ニ、右手に≪銃口≫を生成―――……其のまま、振り抜く<b!】
【狙いは「岩の矢を叩き落す」事……然し、誤算は『糸を振り払った事によるタイムロス』】

―――――――――……、………阿附アハウあはあああっさああだkdっは、―――……ッ!!!!!

【岩の矢≠ヨのインパクトは、“クリティカル”から数瞬『遅れる』事となり――――…逸らす≠ノ留まるッ!】
【軌道は逸れたと言っても、威力の強い其れは『右上腕』へ直撃……『プレートアーマー』に衝撃を加え、彼は苦悶の声を上げた】

 【―――……少し考えれば判るだろうか、『鎧に当たっただけにしては苦しみすぎ=xである、と】


>>99

【大きく“跳躍”したキョーコが、空中から桔梗を『視認』したとすれば……見える≠ゥ】

【――――――……振り返った桔梗の後方、ヴォルフクライムの物と同様の≪髑髏≫が浮かび……また、『消えた』】


「……………既に、≪ 覚悟 ≫の確認は受けましたね……?」


【自らの五メートルほど先に、何の阻害も無しに着地するであろうキョーコへ“呟く”と――――。】


          【 ―――――― ブウォン 】


「――――…、……こう≠ネった以上は、手加減出来ません…………。」


【まるで空間が歪んだ≠ゥのような錯覚と共に、彼女の右手に現るは大鎌=z
【全長としては彼女の『背丈』程も有ろうか……夜の闇を凝縮したような、そんな色を抱いている】
【無論、かなりの“重量”が存在している筈だが―――――意にも介さず、『片手』で構えられていて】


「『ピエロ・リュネール』―――――――ブラックウィドウ=A“奈々浦桔梗”……往きます」


【疾―――――ッ! とキョーコへ駆け、間合い≠ノ入った瞬間――――……横薙ぎに、『胴』へ鎌を振るうッ!】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:30:17.56 ID:0FoDUiko
>>106
/ああっと、補足です
/途中で脇道に逸れても良いですし、気配を感じて立ち止まっても構わないんです
/機関員がいるのは、十字路の左側、ですね
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:31:07.45 ID:BaqNEmIo
>>98

【水晶化による機能の無効化は──成功した、と男は分析する】
【しかし、男にはある一つの懸念があった】

(“この”手応え……──なるほど)
(『鉄砲』は固める事が出来ても……あちらの『鳥』となると、恐らく出来ないでしょうな)
(……無駄撃ちは避けたい所です。あれだけでも封じられれば十全──)

──……ふむ、高い

【男は疾走を完全に止め、舞い上がった大鷲に意識を向ける】
【だが、彼の脳はそこで一度素早く廻った──「マズい」】

【──上空より迫る大鷲、銃口は未だ一つ健在】
【同時に完全な対処する事は不可能──】

(──ならば)


 ────≪緋銀の流≫


【胆ッ!】
【男は大鷲へと身体を向けると、その右足を一歩前に強く叩きつける】
【瞬間、脚の着地点を中心に径30cm程、地面が『水晶化』し──】

──どん、ぴしゃりと!

【身体を、左半身から先に後ろへと逸らし──】
【大鷲の鉤爪が胸部を切り裂くのを、その表面だけに止めて致命傷を避けつつ】
【同時、『水晶化』したその滑りやすい地面利用して、右を軸足に旋風のように回転】
【自分の身体上を滑空していく大鷲に向けて、左の剣による斬撃を放つ】
【その軌道は、大鷲の尾方向からアーチを描くような形だ】

【即ち、男は“大鷲に対してのカウンター”を放つ構図】
【しかしその結果がどうあれ、男の右脚部に弾丸が直撃】
【男はカウンター直後でどうしても対処しきれず、姿勢を崩してずだんっと背中から地面に倒れる】

【──幾らこの男の身のこなしが軽いとは言え、この転倒は明らかな隙だ】
【月光の下、交わされる刹那の計り合いを脱し、動きが変わるか──果たして】

【弾倉内:4/6】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:31:16.23 ID:jMg5CXgo
>>109

そういう話で言えば、なるほど確かに一人では生きられないだろうな
これでいいか?

【満足か、と】
【わざとらしく、それらしい答えを言ってみせた】

飼い慣らされた思考。その言葉に対する返答から、実生活の話
おかしいな、俺は思考の話をしていたのだがな

【呆れた口調でこう続けた】
【飼い慣らされた思考というのは、社会から必要だと与えられた思考だ】
【彼が言ったのは、そういったものに依らずに生きる。自分の確固たる思考、軸を持って生きる。そういったことだった】
【それらと実生活の話は何も関係が無い。彼はそう思った】

社会に生きる? 生きていない人間が居ることを知らないのか?
甘んじているように見えるかだと? ああ、甘んじているだろうな。その上で虐げる人間などいくらでも居る
誰かを犠牲にしている社会を裁く? はて、そんなことは言ったか?

なるほどなるほど。その部分を聞けば、確かに欺瞞だろうな。詭弁という部分も納得しよう
で、いつ俺がそういった主張をした? 妄想を語るのは自由だが、知人にしてほしいところだな

【一度に言い切り、一つ軽いため息をつく】
【次に向けた視線は──失望だった】
【彼にとって少女の反論はずれ過ぎている。一部分を取り上げ、結論を急いだところで何も感じない】
【彼が意外に思ったのは、たった一つだけ】

……愚かなのは同じか。何を期待したのやら

【そう、呟くような小さな声で発した、この一言だけ】
【自分が相手に何かを期待していた。その部分だけが意外だった】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:32:45.34 ID:iTnNApoo
>>114

【有難う御座います、とそのやる気の無い言葉にも、彼女は嬉しそうに答えて
許しを貰うと、夢瑠の手を握ろうとする】

【成功すれば、彼女はそのまま夢瑠を引っ張って棚に陳列されている魔術書のところへと向かうだろう
まるで、クラスメイトのように、見て見て、と今にも言い出しそうなほど】


やっぱり一番気になるのは此方の魔術書の類ですね
お父さんの自家製なんですか?


【紙の質や、見たこと無い表紙などからそう判断した彼女は
どうなんだろう?と言いたげな微笑を浮かべたまま、夢瑠へと尋ねてみる】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:33:15.02 ID:uLUedGAo
>>106

…………――――

【青年の連絡など知る由もなく少年はただただ獄内を駆ける】
【泥の後を追いながら左右の獄中者達を軽く見て】

(どいつもコイツもなんともまあまあ、生気がねえっつうかなんつうか……)
(もっとこうギラギラしているようなヤツらばっかだと思ったんだけどなあ、ま実際はこんなもんなのかね)

【もっとも少年とは一切関係が無い彼らにそこまで積極的な感情は湧くはずも無い】
【そうして三つ目の十字路に差し掛かる所で一時停止をし壁に背中を付いて】

(跡は向こう、今までの十字路では待ち伏せは無かったけれども……)
(こういう変化のある場所に限って待ち伏せとかしてそうだな――――)

ここはいっちょうさっきと似たような手を――――

【左手に持ったアサルトライフルを軽く十字路の中心に投げ込む】
【それは待ち伏せの有無を確かめる為の行動】

【もっとも手練の者でなくても人と銃の影の違い程度は判断出来るだろう】
【例え釣られてアサルトライフルを撃っても暴発はすれど距離にもよるが都合よくそちらに弾が弾けるなどという事は無い】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:36:18.61 ID:OWde7VIo
>>108

”守る価値などない”・・・
当然だ、衆愚など、何者かの管理が無ければ、餌を強請る強欲な豚と同じ・・・

【93号は石段下から、毒牙を指差して】
【諭すように、語るように、一言一言、言葉を紡ぐ】

毒霧の者よ、知ってのとおり、今の世の中は戦乱の真っ只中だ
Justiceに連合、R.I.Pに櫻が夜行、不死鳥座にノアのサーカス・・・闊歩する数多の軍勢
そのような状況で大衆に真の安堵たる日々が得られようか?
否、100年たっても1000年たっても、この争いの火種は消えることはない

それら全ての不安要素を排除して、
機関の元の統治によってこそ争いのない世界は生まれる・・・

毒霧の者よ、お前のその両手で、一体何が掴めようか
救える者など、どうせ数えるばかりに過ぎないだろう・・・
ならば、我ら機関と共に、その「異能」を役立てるべきではないだろうか?

「孤独」など、いったいなんの心配をしようか?
望むもの、その全てを機関は授けてくれるだろう・・・

【まるで、血ほどに紅い両目だ―――】


【そんなことを考えて、毒牙への進言をする93号は】


【知恵の実をアダムとイブにそそのかす、まるで”蛇”か】

【無論、楽園を追い出された人間の苦難の道のりなど】
【知恵の実を食べる前のアダムとイブには―――想像も出来ない】

【その甘美なる≪禁断の果実―――機関入り―――≫を前にしては―――】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:36:33.55 ID:YEkLieMo
>>99,116

さっきのは・・・中々効いたぜェ・・・
おかげで左腕が使いにくくなった・・・がッ!

そんなの・・・関係ねェーぜェーッ!!
腕を使わず生成して撃てば良い話だ・・・そう、それだけの話
【自らの左腕からは、まだ魔翌力が零れていて】

・・・あれ、こんなに威力あったっけ、岩の矢
まあ良いや・・・次は・・・これでどうだッ!
【媒体棒へ、魔翌力を貯め始める】 【――今は、攻撃等は飛んでこない】

もう少し経ったら・・・ぶっぱなしてやろう・・・この攻撃をなァ〜ッ!
【魔翌力は、何か妨害をしない限り溜まってゆくだろう】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:37:51.77 ID:rqHKM72o
>>110

【人の肉を割いた間隔が、剣を通して右手に伝わってくる】
【斬り上げは特に深い意味も無く、振り下ろすより早いから、というだけ】
【ましてや相手の姿勢など配慮に入れていない行為だが】
【本人が意図して居なくとも、その行動は十分な効果が在った様だ】

【斬ってしまった、と言う念に顔を顰めながらも、振り上げた右手をそのまま下ろし】
【切っ先を香月へと向ける形で、真っ直ぐに構える】

――――後は、逃げてれば勝てる?

【傷の具合、出血の量。出来れば余り傷付けたくないという甘い思考の持ち主は】
【一太刀浴びせた時点で、持久戦すら可能性として、相手の出方を伺う】
【一撃退避、ヒット&アウェイのカウンタータイプ】
【相手にするとなると、面倒な事この上ない戦い方だろう】

【ルシアの左手は、完全に黒に包まれ覆われている】
【其れが何を意味するかは判らないが、何かあることは間違いない筈だ】

【ぐ、と下げた左足に力を篭める。後方へと逃げる準備だ】
【香月の刻むステップ音に警戒色を強め、≪射出≫の準備は怠らない】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:38:02.46 ID:75P4T6AO
>>120

【手をつかまれ、夢瑠はあらあらと微笑みながら引っ張られる】

はい、ここにあるほとんどがそうです
習い始めた方にもわかりやすくかかれてるんです
これとか

【そういって差し出した本には初めての魔術〜水属性編〜とかかれている】

もちろん、中級者や上級者ようもありますし、各種属性や合成魔術の本もあります
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:38:59.69 ID:y9qU22SO
>>113
っ…………

【噴き出した突風に、体勢を崩されてしまう。が、素早く体勢を立て直して】
【首をゴキゴキと鳴らして、再び左拳に魔翌力をチャージ開始……今度は、より雷属性が濃い魔翌力に】

……『焼麒麟劫』

【さらに、牽制】
【全身から微弱な放電、今度は指向性のある、明確にエストレアの全身に向けて放たれた】
【いくら微弱とは言えど、命中すれば身体の自由を奪われる可能性が高い……所謂、麻痺である】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:39:45.02 ID:5ew/gwco
>>112

むぅ・・・ほんとにそうなのですか?
寒くなってきましたから、気をつけてくださいね

【同意を求めるような視線を投げ、受け取ったメニューに目を通し始める】
【ずらりと並ぶ料理の名前に目を輝かせている】

そうですねー・・・
では、このオムライスください!
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:40:12.88 ID:p.XTP0Qo
>>115
――――流石だな、全く持って流石だよな。
(離れ業をやってのけよう、これが策と言うものだよ。)

【ヒュンッ、ヒュンヒュン】

【また砂の槍を3本放つ】

【然し今回は明らかに一本だけ音が違う】
【今度は最初の一本だけ見当違いの方向に飛び、草原に刺さらず落ちた。】

――――「砂王が命ず、我に続け」

【砂煙の中から人影が出てくる。】
【そして駆け、特攻してくる。】

【紫の火球は地面に落ち雛菊の花びらへと代わり人影の動きが止まる。】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:44:38.07 ID:cYj5wWIo
>>119

【青年の返答を聞いて――クルスの心中に去来したのは、絶望に近いものだった】
【やはり自分の拙い言葉では、この青年を止めることはできないのだろうか】

(……あなたは、一人じゃないんだ。誰かに守られて、生きているんだよ)

【そう言えば、伝わるだろうか】
【まだ、自分の言葉は、伝えたいことは、何一つ届いていないというのに――伝わるのだろうか】

(誰かを虐げる人間に、あなたは今まさに成ろうとしているのではないか)
(犠牲を悲しむ心があるなら……どうして、目の前のものにソレを向けてやれないのか)

【言葉にしようと紡ぐたび、伝えたいことは解けて、上手く形にならない】
【学が無く――人に仇為すものを、と悪魔を退治して――ただそれだけの日々】
【そんな者に、絶望を抱く彼を、止められるのか?】

あなたは、ここに何をしにきたのです?
先ほどは、俺を地に伏せるためと仰いましたね。
……俺を地に伏せて、そして占拠して、それで誰も犠牲にならないと?
もしそうなら、俺はここを譲りましょう。あなたを止める理由はどこにもありません。

占拠して、この地を訪れたい人々は、どうなります?
ここに訪れる人々を、歓待するために働いている人はどうなるのです?

【争わねばならないのか。自分は、言葉を尽くし――彼を失望させた】

(……もう、俺にできることは、ないのか?)

【死を持ってでも、彼の蛮行を、止めねばならないのか】
【誰かと争わぬために、悪魔だけを退治してきたと言うのに――堅い思想を持つ人間を、止めることが、これほど難しいとは!】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:45:29.44 ID:iTnNApoo
>>125

【差し出された本を開いてぺらぺらめくり、一通り内容を目に通す
それだけで分かるのは、夢瑠の父である晃の――――彼の、魔術理論の完成度の高さ
これ以上無いというほど分かりやすく、初心者用、とはいえ彼女にも新たな発見をさせるほど――――内容が詰まっている】

【微笑んでばかりいた、のんびりとした彼女の表情が
初めて水を打ったように、凛と――――在る、そこだけ切り取ってみれば、可愛いというよりかは、カッコイイ女性であろう】

【流し読みした後、数ページほどじっくりと読んで、彼女はパタンと本を閉じた】


――――夢瑠ちゃんのお父さんは凄いですね、とっても為になりました
これの光属性編の上級者用ってありますか?


【ふんわり、と彼女は夢瑠へ向け、再び微笑を向ける
やっぱり彼女は――――それが普通なのだ】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:45:52.01 ID:9lb9uSgo
>>118

「――――」

【大鷲は、鳴らぬ喉で無声ほ絶叫を迸らせながら】
【尾から通り胴体までを大きく切り裂かれ――耐久限界を突破、ただの紙となり散らばった】

あの面倒な足は、これで少しは黙るかの?
……とはいえ、追撃の一手を残しておらんかったのはわらわの失態じゃがな。

【織守の狙いは、脚を殺すことであった】
【得物を見る限り、自身が苦手とする近接戦闘までこなすであろうことを考え】
【踏み込み、支える脚を弱体化させることでその気勢を削ぐことが第一の目標であった】

【しかし、そこに目を向けすぎていたがゆえに】
【使える手札を全て消費し、追撃を打てなかったことを自覚し己を戒める】

最初の一幕はわらわが貰った。今からは第二幕の始まりじゃ
ほれ――今わらわは手を打てん。立てるならば立つが良いぞ。此の程度で萎え果てるほどの弱将ではあるまい

【挑発とも取れるような言葉を掛けつつ――警戒心は緩めない】
【強力な遠距離攻撃手段を有し、それが自身に対して有効であることを知っているがゆえに】
【男の動きから、男の銃口の位置から目を離さずに――自身の頭上、左方に新たに2m四方の紙を出現させ、折り始める】

【織守の強みは、操作物からのフィードバックの無さと生成の消費の少なさ】
【一つ一つに対処しようとも、時間を許せば次々に新たな脅威が生み出されていく】

【一番の弱点は……やはり術者自身。そして、生成のラグから妨害や速攻にも弱い】
【足にダメージを受けた今、如何なる手でこの正義の剣を突破するか、状況を打破し自身の流れに持ち込むか】
【それは――この先の男の判断、行動次第であろう】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。】
【鉄砲(左)・水晶化し無力化。鉄砲(右)・チャージ中。紙・頭上、左方にて生成中】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:46:57.40 ID:9ZSEnJAo
>>124
………逃げれば、か
ああ、無限に逃げられるなら、勝てるだろうよ

但し。私が何処へ向かってたか、お前が何処から来たか
それを考えて、お前が何処まで逃げられるか、だ

(……ちょろちょろされんのは面倒だな)
(3秒止められれば一撃は入るだろうが……追いつけないんじゃ意味が無い)
(最上階まで追いかけっこは勘弁だ)

【実際、ルシアの言う通り。後は全力で逃げ続ければ勝てる】
【遠距離攻撃も移動能力も無い。脚を潰されれば戦力は半減】
【走れない以上、ルシアが走ればもう追いつけない】

(………だけど)

それで終わってられない、ってんだよ

【然しながら、負けが見えていてそれで戦いを捨てられるか、と言えば】
【任務と言う観点でも、意地という観点でもNO】

【ステップを刻む右足で、大きく前方に飛び跳ねて、着地と同時に左足を前方に着き】
【可能な限り其方に体重を掛けない様にして、また右から踏み出す】
【速度が落ちた二歩。開いた間合いを詰めに掛かる】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:47:02.44 ID:w0uu1kDO
>>122
…そうだ…そうだな…
こんな世界…守る必要無い…こんな腐った世界…
【俯き加減に、93号の言う言葉を繰り返すようにして、自分に言い聞かせるように呟く】

…俺は…独りじゃなくなる…
俺は…もう孤独じゃない…機関に入れば…俺は…
【ゆっくり、ゆっくりと足を踏み出して階段を下りていく】
【まるで、蛇にそそのかされ今正に禁断の果実に手を伸ばそうとするアダムとイブのように】

…俺は……俺…は―――
【そして、階段を降りきって】
【縋るように93号に足を踏み出そうとした、その瞬間】

「――――だが」
――――断る
【フードからひょっこりと顔を出したメイドと、ぴったり息の合った返答をして】
【突如、93号へ向けて飛び出すように全力ダッシュ、そのまま勢いを乗せて左手の拳で思い切り顔面を殴り飛ばそうとする】
【スピードは最初のようにやはり並の速さではない、とすれば腕の筋力も強化されているのは予想が着くだろう】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:49:54.66 ID:2Nl1zYSO
>>127

えぇ、大丈夫です。

オムライスですね、解りました。少々お待ち下さい。
【そう言いトテトテと厨房へ向かっていく】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:51:10.74 ID:75P4T6AO
>>130

えっと

『あるぞ
ただ、いまはいえの中にある
夢瑠、とってきてくれないが』

【レジからいう晃】

はい、わかりました
すぐとってきますからちょっとまっていて下さいね

【夢瑠はそういうと店の奥に引っ込もうとする】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:51:36.91 ID:H7j2x6SO
>>107

――――お前がそうなら、言い得ているんだろうな。
オレも、数える程しか無いよ。そも、態々覚悟する程の事でも無いと思ってたんだ……今までは。

互いが互いにとって危険、か。
易々と道を譲れるような性質じゃない以上、当たり前の事だ。
だけど、あいつを圧し折られるのは困る――――。だから、オレが今、此処に居るんだ。

【雲か霞か、はたまた遠き深淵か。掴もうとて掴めず、底も知れない】
【だが。畏怖こそ覚えては居るが、彼女は決して怯えはしない】
【深淵なら、常に覗いている。譲れない理由が有る以上、折れる訳には往かないのだ――――眼前の彼と、同じように】

【膂力の差だろうか、得物の差だろうか。恐らくは前者】
【カチ合った右の短刀は俄かに後ろへ押され、其の隙に相手は間合いの外へ。追撃は適わなかった】

ふと考える時は多いよ、だからこそ嫌いなんだ。
実現すれば愉しい事も有るだろうさ、だが、夢は夢だ。
空想が醒めれば、現実との落差を思い知る――――

【下がる相手を追う事はせず、彼女もまた態勢の立て直しに務める】
【左の刀身に凝結した霞は、やがて結晶様の蒼い刃へと変じた】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:51:53.72 ID:ESEE8yU0
>>116

覚悟を問うくらいなら、人殺しなんざしないッ!
それが、「蜘蛛女」………ぬ、むぅっ!

【ギリギリの距離を保っての接近―――敵が軽々と宵闇の刃を手にするのと、キョーコが膝を伸ばし、立ち構えるのは、ほぼ同時】
【キョーコは、咄嗟に思案する…長モノと言うのは、離れるか極限まで踏み込めば、只の棒にまで価値を陥落させる事が出来る】
【だが、今は―――些か、時間の圧力が大き過ぎ、敵の動きは…大瀑布の如く、疾く鋭く、激しい】

【体勢を低く、刃の向こう方向と同じ横軸、自分の後ろの方向にステップ】
【だが、鎌の一撃は、後ろから掬うように左肩に噛み付き、蟹の様な肉質の内部筋肉を晒し、鋭い切っ先を翠に染めるだろう】
【無視できぬほど、片腕へのダメージが蓄積してきた―――が、この時、キョーコの背中、肩甲との継ぎ目から『何か』が剥がれ落ちたッ…!?】

(む、今なら…チャンスかしら?)

【ひゅん―――完全に戦場の瘴気によるものだろう、心なしか『熱い』気がする空気を薙いで戻って往く、鎌の先端に】
【一部をビリ、と紙の様に裂かれながらも、彼女が着用していた、紅蓮のマントが、『引っ掛かって』いる事に、気付くだろう】
【半ば穿たれて、その部分を隠す様に風圧が『畳んだ』其れ―――振り回していても何れは取れ、意識して外せば尚早い】
【詰まり、冷静に対処できれば、戦況に与える影響は少ない、のだが……】

―――セェェイヤァァッ!!!

【ロケットの様に、殆ど『飛びこむ』形で―――鎌を振るい終えて、隙が生まれたのではと推測し、桔梗に駆け寄るッ!】
【狙うのは、至近距離で、腹部への強烈な『右掌底』…怪物の尖った手甲殻と、凄まじい膂力の生み出す威力は、馬鹿にはならない】
【そして―――攻撃の成否に関わらず、左手の『糸』を背後の地面に貼り付けることで、引っ張られる様に『急バック』】

【行き成り、相手にラッシュを仕掛けようとはせず、大きめの一撃で体内を削るのが目的だ】
【但し、手段によっては『急バック』まで含め、何らかの抑止は与えられる…所詮は、体術の枠を出ない】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:52:54.71 ID:5ew/gwco
>>134

とびきり美味しいのをお願いしますねっ♪

【悪戯っぽくあははと笑って、厨房に向かう彼の後ろ姿を目で追う】
【しかし、時計をちらっと見て、顔色が変わった】

(あわわ・・・もう少しで8時・・・オムライス食べきれるかなぁ・・・)
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 22:53:01.37 ID:0FoDUiko
>>121

【投げ込まれたアサルトライフルは、0.3秒宙を舞った後】
【三重の銃撃音によって、蜂の巣にされた】
【狙いは、矢張りぶれるらしく、床に多数の弾痕が残る】
【銃は軽い爆発を起こして、幾つかの金属部品が床を跳ねた】

【音がしたのは十字路の左側】
【待ち伏せされている方向を特定するのは容易だろう】
【しかし、それは、機関員達も同じらしく】

「――侵入者を発見
 第5区画と第6区画に挟まれた通路
 至急、応援を頼む」

【ライフルの投げ込まれた位置から、少年の位置を推測】
【即座に連絡を入れた】

【先程通り過ぎた二つ目の十字路】
【その左右から、複数の足音が響いてくる】
【何もせずに居れば、3人の武装機関員が少年の居る通路の方向に、銃を構えるだろう】
【誰もが、入口の青年と同じ装備である】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:53:41.11 ID:Xb2Wcgwo
>>126

また溜めるか・・・!
【考えていてもしょうがないと、自分から接近していく】
【やられる前にやれ、つまりはそういうことだ】

【しかし、それは阻まれる】
【全身から放たれた、放電だ】
(・・・やべっ)
【盾では防げない。回避も間に合うかどうか】
なろっ!
【おもむろに左手を突き出し、放電を受け止めようとする】
【左手は喰らう・・・しかし、なぜかそれだけだ。全身までその被害を受けているように見えない】
【左手は完全に麻痺したらしく、だらんと垂れ下がっているが・・・?】

【妨害なく接近しきったら、三角槍を紅麒麟に向かって突き出す】
【先ほどのブースターによるものではなく、ごく普通の一撃。威力も低いが、隙も少ない】
【ただ、やはり不慣れなためか速度は従来のそれよりもかなり遅い】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:55:08.06 ID:jMg5CXgo
>>129

どうやら俺の話を聞いてなかったみたいだな
どうでもいいと、言ったはずだが?

【表情にやや苛立ちが混じり始めた】
【あまりの噛み合わなさに怒りを感じている】

物分りが悪いようだから簡単に言ってやるよ
誰かが犠牲になる? そんなことはどうだっていい
俺が気に入らないのは、お前らが自分を正義だと信じて疑わない部分だ

俺達は自分のために誰かを犠牲にする。理由は色々だ
お前達だって自分が生きるために誰かを犠牲にする。お前はどうだか知らないが、大多数の人間はそれでいいと思ってるはずだ
俺達は目的遂行のために武力を使う。お前達はそんな俺達を止めるために武力を使う
その結果、起こるのは殺し合いだ

互いに自己利益のために武器を持ち、互いを否定し合い、殺し合う

最後にもう一度聞いてやろう
”俺達とお前達とで、何が違う?”

【もう一度だけ、説明するように、ゆっくりと、自分の主張を言葉にした】
【彼の要点は唯一つ】

【自分と少女の違いは無い。にも関わらず、正義面をするのは何故か】

【この一点だけだ】
【実は彼の中で、答えは既に出ている。重要なのは、この幼い少女がそれに対し、どう答えるかだ】
【青年は口を紡ぎ、黙って答えを待つ】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 22:55:09.92 ID:8QXVovgo
>>128

(あの槍──きっと、何かがありますわ、ね……)
(或いは「何かがある」と思わせるのが目的でしょうか──)
(どちらにせよ、いずれ分かること)
(双方の可能性について、警戒しておいたほうがよろしいですわね)

【僅かに負った左腕の傷がぴりりと痛むのか】
【同じように相手から見て右へステップを踏むも、動きが若干鈍い】
【先ほどとはまた違う左腕の位置に、先ほどよりも深く肌が抉れる音がして】
【ぽたりと。彼女の足元に赤い油が落ちる】

──詠唱は、それ自体が弱点でしょうか

恐らく──……

【「影は偽者。なのでしょう?」】
【傷を負っても彼女は戦意を失わない】
【残った4つの火球。2つは少女の足元へ。2つは少女の手の内へ】
【足元へ落ちた火球は、紫色へ変じたものと同じように揺らめいて形を変え始め。炎で出来た、赤い縄へと】
【その縄は途中でもつれ合い、絡みあっているために正確な本数は分からぬが──かなりの量はあった】
【よく見れば縄の途中にはイチゴの葉のようなものがちょろちょろと寄生しており】
【ふわり。指揮棒を振るかのようにエルが左手を躍らせると、縄は人影へと向かっていく】
【念のため、というやつだろうか。目的は人影の拘束だ】
【影に縄が絡みついたのならば──絡みついた箇所にどんどん熱が集まっていくのが分かるかもしれず】

【地面へと落ちた、花びら】
【それが人影に触れたのならば、その箇所から熱が奪われ】
【もし人影に触れていなくとも、地面に生える草から熱が奪われていく】
【大量の花びら。そして、荒れ狂う砂嵐】
【その砂嵐に乗って──花びらは地面を流れるように移動していく】
【どこへともなく。目的もなく】
【しかしその花びらは移動するときに、草原の草へと触れて熱を奪っていく】
【熱を奪われた草は力を失ったように枯れ草へと転じていくが──?】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:58:06.42 ID:iTnNApoo
>>135

【夢瑠が店の奥に引っ込むのを見送ると、彼女はレジの晃の元へと歩み寄る
夢瑠の父親、ということもさながら、先刻の書物の内容に作者である彼に対し興味も沸いたのであろう】

【人懐っこい微笑を浮かべたまま、瞳を開いて、そっと彼を覗き込む
依然、彼女の瞳は――――怪しくも神々しく、輝いていて――――……】


素晴らしい内容でしたわ、さぞかし凄腕の魔術師さんなんでしょう
魔術師の端くれとして、貴方に逢えてとても光栄に思えます


【くしゃ、っと顔をほころばし、再び笑みを浮かべる彼女
その言葉に、嫌味のような感情は無く、彼女自身、真剣な感嘆から来ているのだろう】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:03:50.90 ID:75P4T6AO
>>143

『お褒めにあずかり光栄、といっておこう』

【苦笑し】

『さて、ちょっとした世間話でもしようか
夢瑠が戻ってくるには少し、時間がかかると思うし』

【そういって晃は一冊の本をとりだす
それには光属性の魔術書〜上級者とかよくわからないけどとりあえず上級者編〜とかかれてる】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:04:25.36 ID:BaqNEmIo
>>131

……勿論、まだまだこれしきでは倒れません、ええ倒れませんとも

【ぴくり。彼女の言葉を聞いて、男はそのお面の下で口の端を吊り上げた】
【同時、仰向けの身体を丸めてから──まるでバネのように、足を高く振り上げて立ち上がる】

(──足は。痛みますが、一応まだ立てるぐらいには動きますな)
(胸も痛みますが……幸い深くはありません。勿論、心の方も──)

【その負傷状況を確認しながらその場でとんとんと軽く跳躍】
【右足がずきり、と痛むのを感じた】

……第二幕があるならば

────そうですな、『其れ』を貰えれば丁度仲良し半分こ

【すると──】

【──び】
【男は、左手の音叉を親指だけで掴む形で──】
【その掌を、先ほど水晶化した織守の銃へと向ける】

【その瞬間に、何か大きな変化が起こる訳では無いが──】
【気付けるだろうか──掌を向けられたその銃(正確には核を含まない水晶部分)が、】
【ぶるぶると、まるで悪寒でも患ったかのように振動していくのを】

【何か、明らかな“危険”のシグナル──】


【そして──男が、その掌をぐっと握れば】


【バンッ──!】
【と、その水晶が勢い良く『破裂』するだろう】
【刃の如くに鋭利な破片が、織守に雨霰と殺到せんとして!】

【しかし、男が手を向けてから水晶が震えるのに気付いたならば】
【それに意識を向けて、何らかの行動を起こすだけの時間は十分にあるだろう】
【──無論、男にとてその水晶片は飛んでいくであろうが、男と織守ではその水晶からの距離が違う】

【──第二幕は、爆ぜるようにして】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:05:21.07 ID:y9qU22SO
>>140
【接近は、許した】
【そして槍は右に少しステップを踏んで回避して…………左手で「掴もう」としたッ!】
【左手に溜め込まれた魔翌力を開放、それにより左手をカバー】
【魔翌力で保護された左手で、突き出された槍の中間辺りを掴もうとして】

……喰らえヨ。

【掴む事に成功したなら、槍を下に逸らそうとしつつ、その勢いで。失敗したなら、そのまま、無理矢理に】
【エストレアのショルダータックルを叩き込もうとする】
【勢いに任せた思い切った一撃の為に威力こそ高いが隙は割と大きい……タックルを凌げれば、一撃を加える事が出来るだろう】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:07:00.92 ID:2Nl1zYSO
>>138

オムライス一つ注文入りましたー!
【そんな声がして】
【調理が始まったのだろう、美味しそうな臭いが厨房から店内に広がる】

【約5分後】
【オムライスが乗った皿を手にテーブルに戻ってくる】

お待たせしました、オムライスです。
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:07:04.69 ID:VfT7CaMo
>>136

へぇ・・・・なんだか意外な話だね
君の様な人間でもその覚悟は数える程度とは、さ
きっとそれは彼女を支える為の覚悟でもあるんだろうが・・・

その支柱を折るための殲滅だ、大黒共々切り落とす為の
・・・・そろそろお話もやめようか、結局結論は一つの事に行き着くらしい

【やはり話の最後は「邪魔をするのなら」、という事になってくる】
【そんな事は刃を交えた時点で無言の内に分かり合っているハズで】
【言葉を切ると左手で両の瞳を隠すように額を押さえ】

・・・・・つまり、君は「夢は夢であって実現など不可能だ」、と言うのかい?

だとしたらやはり分かり合えそうも無い
俺は不可能を可能にする為に議員になり、此処に居て、生きているんだ

【フ、と小さく笑って息を吐き――左手を離す】
【いつの間にか瞳は力の漲る金色へと変色し、その髪も鮮やかな黄金色へ】

【薄暗い室内に姿を見せた金獅子は素早く一歩踏み込んで】
【居合いの如く右手の鞘から刀を抜き放ち、朔夜の右手に握られた短刀を狙う】
【切りつけや突きではなく“弾き”――幾分軽いが、速さはかなりのものである】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:07:22.73 ID:OWde7VIo
>>133
くくく・・・

(愚かなり、毒霧の者よ・・・所詮は寂しさに耐え切れない、弱き人間・・・)

さぁ、こっちだ・・・

【階段を下りだした毒牙に向かって、招くように手を差し出さして―――】

【―――と、その瞬間ッ!】






なっ・・・

なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!





【予期せぬ不意の攻撃だ、対処する術も無く毒牙の拳は93号の顔面を直撃し】
【防ぐ間も無く93号は教会ゲートに吹き飛ばされて、全身を強く殴打した】

【ぱらぱら、身体に降りかかる石片を払って、吐き捨てるように、ポツリ呟き】

油断させて、攻撃とは・・・卑怯なり・・・
正義の・・・名の下の・・・毒霧の者よ・・・

ならば、こちらも安心だ・・・勧誘失敗だが・・・

「正義の芽」を見誤らずに・・・

                     「摘む」ことが出来る・・・

【両手を地に着いて起き上がり、勢いをつけ空高く飛び上がる―――】
【その脚部には改造人間としての強化改造脚力のもの】

【毒牙が空を見上げれば、頭上に飛び立った93号の姿が見えるだろう】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:09:23.51 ID:cYj5wWIo
>>141

【頑迷な青年の態度に――クルスはついに感情を露わにした】
【説法の真似事を、続けるのももう辛い。論理的な会話など、もとより自分には向いていなかったのだ】

なぜあなたは! 俺と! あなたを! 悪と正義に二極化して考えるのです!
どうしてあなたが悪で、俺が正義なんです!? いつ、俺が正義の使者だなんていいました!?

俺は、ただこの争いを収めたい! 最初に言いましたよね!?
もしかしたら、俺には理解できないような目的で、あなたはここに居るのかもしれません。
あなたがこの場所を犠牲にするのがどうでもよくって! それがあなたの正義のためなら!

目の前で、脅え、震える弱き人々を見て、俺はそれを看過できません!
それが、俺の正義です!

あなたも、誰も傷付かなければいい! そう願うことが傲慢と思うかもしれません!
誰かを、そして多くを救うことが、そんなにいけない事なのですか!!

【一息に、それだけの事を叫んで――クルスの目から、涙がこぼれ始めた】

(……最後は泣き落としか! 情けない!)

【自分の感情が制御できないのは、この身体になってから、散々に味わったことだった】
【嗚咽のような、激しい吐息を口から漏らし、歯の根を噛み締め――】
【怒るような、悲しむような。そんな面持ちで、少女は、返答でも、なんでもなく】
【己の感情のたけを、ぶつけた】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:10:30.61 ID:uLUedGAo
>>139

うわあ……――――突っ込んだらああなってたワケか……南無

【爆散する銃のパーツ、眼の横を跳んでいった部品に少しの戦慄を覚え】
【何も考えずに飛び出さなくてよかった、と少年は心からそう思ったのであった】
【とはいうものの状況は変わった訳でもなくむしろ……】

とりあえず左に機関の兵がいるとなれば、違うルートで頭を探すっ!
名づけて急がば回れ作戦―――っいい!?増援かオイ!!

【きびすを返して元きた道を戻ろうとするが、聞こえてくるのは複数の軍靴の音】
【その死神達の足音に当たり前のように少年の足は止まる、むしろ状況は更に悪くなったと言えるだろう】

(ヤバイヤバイ、本格的に詰むぞオイ……)
(どうするどうする?あ゛ー銃捨てるんじゃなかった!クッソバカだなオレ!!)

【もっとも銃が手元にあった所で初心者同然、狙いを付けられはしても反動に直ぐに慣れるようなスキルも無く】
【なによりこの数を捌こうなど不可能である】

……ええいっ!毒を食らわば皿まで作戦っ!

【およそまともなネーミングとは程遠いそんな言葉を吐きながら少年の左手から黒い霞がヘドロのように漏れ出ていき】
【段々と形を成していく、先ず手に貼りつくように現れるのは小さな黒い六角形】

ああ、もう遅いんだよチクショウ!早くっ!

【両足で地団駄を踏みながら急くように左手を振り】
【小さな六角形が肥大化していき、至るは少年を隠す程の大きさの六角の黒い盾】

うっしオッケイ、行くぞオラァ!!

【それを前方に構えたまま三つ目の十字路に向かい】
【少年から見て左、銃弾の飛来してきた方向を向き、一方で泥の跡を追い後退し始める】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:10:58.11 ID:iTnNApoo
>>144

【苦笑するその様子に、あら、と彼女は少し微笑みを崩し、くすっとした表情になる
予想していたより、彼が人間味が溢れていた、からだろうか――――真意はイマイチ不明だ】


ふふ、晃さんも人が悪いですね、夢瑠ちゃんを騙しちゃって
いけませんよ?あんな可愛らしい子を誑かしては、悪い子に育っちゃいますよ


【まったく、と言いながらも、彼女も微笑みは消えない
それに、彼の取り出した本にも、注意を注いでいる】


153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:11:31.56 ID:lz8b0IYo
>>123

………うふ、うふふっふふふふふふふっふふふふっふふふふうふふう……。

【一通り苦悶の声を上げ終えると―――…矢張り、ヴォルフクライムは哂う】
【岩の矢が直撃した右手をだらり、と下げると……左掌≠ヴァルトスラットへ向けて】

……ワタクシ様、弱い℃魔忘れていました。
多分貴方ぐらいに殴られた日には、一発で“夢の世界”行き――……あっはっは、うふ、うへへっふ。
でも……――――そんな男が此処まで生きて来れた理由、判りますかねぇ、あは、ふうふうう。


               ≪ ROCK ON ≫


【左手から“銃口”が飛び出し――――……彼の見開かれた眼が、怪しく光を放った】


>>137

【引き戻された刃≠ノ付属した『布』―――……キョーコの狙いは最良≠ナあった】
【“鎌を消す”事も可能で有るが、近接戦闘での武器の放棄は即ち『戦闘放棄』と同義である】
【必然的に、彼女は“無駄な動き”を最小限に留めようと、『鎌の腹でキョーコを殴らんと』する】

【矢張り速い=\―――まるで長い箸でも振っているかのように、数秒で『鎌が帰って来る』】
【が、彼女の考えた通り……“長物は、懐に飛び込まれると極端に弱い”のだ】


「……、……し、……しまっ……――――っ!」


【とっさに背後へ飛ぶ℃魔ナ衝撃を緩和せんとするも、相手の攻撃は『前方に於けるブレーキ』を度外視している】
【当然、其の行動は悪手=\――――……相手の“勢い”へ、自ら「乗る」事に他ならない】


「が………………ぁ………――――――!!!」


【結果的には、内臓へのダメージと共に其の軽い体は数メートル$≠ォ飛び―――……とっさに受身を取るも、直ぐには動けそうにない】
【現在の姿勢を表すならば、『苦悶』の表情で“鎌を両手に持ち”、キョーコの次の行動を観察している=Aと言った所だろうか】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:12:58.45 ID:rqHKM72o
>>132

………判ってるもん。
貴女を其処に行かせちゃ駄目だって事も。

だから、もうちょっとだけ頑張らないと。

【此処で後ろへ逃げるということは、相手を最上階へと近付かせると言う事】
【刑務所の防衛が任務である以上、後退は許されないと言う事で】
【苦手な前線に立ち、相手の足止めをする必要が必ず出て来る】

【相手を傷付けるのは好ましくないが、放って置くのは更に好ましくない】

―――――もっと怪我しても、知らないからね?

【要するに、相手の戦意を殺げばいい】
【近接戦闘が得意な相手なら、両手両足の負傷は意欲に響くはず】
【更に言えば、誰であろうと出血状態が長引けば長引くほど、精神的にも辛い筈だ】

【右手に持った剣を、ルシアから見て左下――香月の右足へと向ける】
【間合いを詰める香月に対し、ルシアが取るのは牽制の意も篭めた攻めの一手】
【走り込んで来た際、右足が通るだろう位置目掛けて、その剣を≪射出≫した】

【距離を取るわけでは無いが、そのまま直線状に距離を詰めようとすれば】
【突き刺さりはしないものの、右足を割く程度には直撃するだろう】
【剣自体は非常に軽い為、何らかの外的要因があれば容易に軌道も変わるが】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:13:43.74 ID:5ew/gwco
>>147

わぁぁ・・・!

【出来立てのオムライスから立ち上る湯気の向こうに】
【感嘆の声とほころぶ笑顔が見える】

とっても美味しそうです!
いっただきまーす!

【最初は慎重に、それからだんだんとがっつき始めた!】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:14:08.85 ID:Xb2Wcgwo
>>146

・・・いっ!?
【予想外すぎた。避けるのはまず分かる。だが、しかし・・・】
【彼女は魔女、それゆえに近接を見たことはあっても、自分から行うことは滅多にない】
【それも、このような巨大な武器を振り回すなど、もってのほか】
【女の、しかも魔術によるサポートも0の非力さでは、逆らえない】

ゲホッ・・・!
【ショルダーを胸部に喰らい、思い切り咳き込む】
【呼吸が詰まる、意識が遠のく】

【三角槍を掴みっぱなしならそのまま追撃をいれられるだろうし】
【離せば、そのまま後方に飛んでいくだろう】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:17:04.69 ID:jMg5CXgo
>>150

…………

【少女が泣き始めたのを見て、青年は右手で困ったように頭を掻いた】
【今の発言で、青年は目の前の人間がどういった人間か、自分の中で暫定的な答えを出した】
【彼は、自分が論戦を挑む相手を間違えたのだと悟った】
【それと同時に、きっと彼女にとって、自分は本当に理解出来ない位置に居るのだろう、とも感じた】

……本当に、ガキだな

【すっかり熱の冷め切ったような声で、呟く】
【論戦という意味でも、戦意は殺がれてしまった】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:17:19.64 ID:p.XTP0Qo
>>142
【人影に赤い縄が触れる】
【人影はボロボロと崩れ消えた】

【つまり推測は当たっており、人影は精巧なダミーであった】

【――――そして】

「――――砂王が命ず、薄冰の家臣フィア・モーゼルよ動け」

【草原の何処からかともなく声が聞こえるだろう。】
【その声と同時に荒れ狂う砂嵐が止み】

【やがて花びらの進軍は止まってしまうだろう。】

――――いやはや、不味かった不味い手をもらうところだったよ全く

【槍が落ちた所からひょっこり出てくる。】
【まさかコイツ、自分ごと砂の槍を飛ばして危機を脱したとでも言うのか】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:18:45.32 ID:w0uu1kDO
>>149
「汚いですね、流石マスターきたない」

…あー左手痛って、無駄にかてーとかマジ勘弁だわ
ごちゃごちゃ言ってねぇでさっさとこいよ、手っ取り早くスクラップにしてやるから
【左手をぶんぶん振って、刀の柄に添え】
【鞘を前に出すように構え、上空93号を見上げる】

正義だとか守る物だとかうっせーんだよ、ぶっちゃけんなもんどうでもいいっての
俺はただ、てめぇらが気に入らないだけだ、だから潰すし仲間にもならねぇ
…正義の為だとか、何かを守る為だとか、そんな大それた目的なんて、俺が持てる訳がねぇだろ

俺はただ壊すだけだ、壊して毒して、ぶっ潰すしか出来ねぇ
ただ、今はその対象がてめぇらなだけ…それだけだ
【スラリ、と刀をほんの少しだけ、僅かに抜いて】
【月明かりを反射する刀と共に、紅い目を光らせて】
【獲物を狙う蛇の様な鋭い眼光で93号を迎え撃たんとする】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:19:16.30 ID:9lb9uSgo
>>145

な――――

【驚愕の言葉は、予想外の位置から放たれる破裂の一撃にかき消された】
【織守は、水晶は動きを封じる、または先程見せたような足場を変化させ移動などをするための代物だと思っていた】
【其れが故に、水晶化された銃には意識をやらず完全に不意を付かれた形になった】

【避けるにも距離が近すぎ、十全の防御も望めるべくなく】
【死線により培われた反射行動だけが、織守を護る盾となった】

【咄嗟に取った行動は、腕をクロスさせ魔剣を己の急所に添えるようにする。それだけ】
【数多の破片が織守の腕に、足に、腹に突き刺さり――】

かっ……――はっ――!

【――決して浅くないダメージが、貴宝院織守を襲う】
【本体を内に隠す身とはいえ、「織守」から「本体」へは数割のフィードバックが存在する】
【そして「本体」は、この痩身以上に脆い。全身を襲う激痛に、織守は荒く息を吐き苦悶の声を上げる】

き……さま――小癪な真似をしてくれおるのぅ……!
まあ、此の程度……痛くも痒くもないのじゃがな――――

                <貴宝院流不折正方形一枚折り:蟹甲>

【しかし、織守は勝ち気で自信に満ちた表情を崩さず。倒れることもなく一点、男を睨みつける】
【左腕は破片のダメージによりだらりと力なく下がり、足の機能も制限されるだろう】
【破裂した破片により、左方で折っていた紙が散り散りとなり……不意打ちの影響が強く刻まれたにも関わらず】

【頭上の折り紙は、破片で多少傷つきながらも完成。蟹の甲羅のような形状となり浮かぶ】
【織守は其れを操作し、自身の前面付近に設置すると――右方の鉄砲で照準を定め出方を伺い】
【左方・背後に新たに2m四方ほどの紙を出現させ折り始める。今は手札が少ない――少しでも手を増やしたいのだろう】

【互いに一撃ずつクリーンヒットを受け合った。ならばここからが本番】
【既に様子見の域はとうに越え、死と血の香りがジワリ……と漂う始めたような気がした】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。】
【鉄砲(右)・チャージ完了。蟹甲・織守の前面に浮遊中。紙・背後、左方にて生成中】              
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:19:29.45 ID:75P4T6AO
>>152

『大丈夫だ
俺やもう一人を反面教師として育ってくれてる』

【苦笑しながら】

『さて、じゃあ、本題にはいろう
めんどくさいから速攻でいうと
猫かぶりはあんまりあの子には関係ないぞ』

【そういって髪をかきあげ、隠れていた右目を…奇妙な魔法陣がかかれた目をみせる】

『俺がこんなんだからな』
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:21:13.72 ID:YEkLieMo
>>153

けッ、弱いのと敵を倒せるかは違う位・・・分かってるが
(銃は・・・厄介だ) (出たのを見てからかわすのは難しい)
(だからこそ、向けられてから対策をしなければな・・・)
(だが、相手も・・・ただ・・・弾をぶっ放す能力かは・・・わからないッ!)

・・・ロックオン・・・だと・・・・・・?
まさか、いやまさかだろ・・・? いや・・・効果はどうかは知らねェ・・・が
【その技名と思わしきものから・・・効果を想像する彼】

ええい、ごちゃごちゃと考えるよりは・・・行動だ!石片マシンガンッ!
【媒体棒を、彼の胴体へ向けると・・・その先端から、多くの岩石片が発射される!】
【軌道は真っ直ぐ】 【速度はけっして高くない】 【対処方法は十分あるだろうが・・・】
【また、狙いも結構曖昧である】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:21:20.55 ID:2Nl1zYSO
>>155
喜んで頂いたなら嬉しい限りです。
【オムライスは中々美味】

【―――だがしかし】
【5分もタイムロスがあったので8時まで時間がないぞ!!】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:23:24.89 ID:cYj5wWIo
>>157

【冷めた声で、侮るような言葉をぶつけられても、クルスには反論の言葉もない】
【自覚があるのだ。こんなところで泣いてしまうような、弱い人間が】
【大仰にも‘戦う’だなどと、鼻先で笑い飛ばされても仕方のない行いだ】

さぁ、来るなら……来なさい。
あなたを、止めます。

【昂ぶった感情は、そう簡単には落ち着かない】
【青い瞳の周りを、赤く腫らして涙を流したまま、少女は――その華奢な肢体に、力を込める】
【目の前の青年の意気を殺がれた風情にも、気付いている様子はない】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:23:48.28 ID:9ZSEnJAo
>>154

(はっ、逃げない相手じゃないと勝てないってか……くそっ)

……倍にしてもまだ足りねえよ

【二度目の脚の間合い、今度も最短距離で正面から】
【空中制動の技能が無い以上、踏み出した足が降りる位置を、大きくは変えられない】

【近づかれるのを嫌う相手なら、何か攻撃は仕掛けて来るだろう】
【その種類を大別して二択。見た攻撃か、見ていない攻撃か】
【後者ならばそもそも可能性の予想が無意味。無限に近い選択肢、絞るには情報が足りない】
【だが、前者なら。此方にチップ全てを置く賭けをするなら】

【剣を向けられた瞬間、「見た攻撃」だと予測を付ける】
【そう分かれば、後は的を外すだけ】
【右足一本での跳躍。空中で倒立状態に成り、ルシアの上を通過する軌道】
【長い髪でルシアに触れつつ、背後に背中合わせで着地しようとする】

【そして、地面に香月が降り立つよりやや早く】
【髪が通過した空間が、青く変色する】
【一本一本は細いが無数の髪。空間は、擦りガラスの様に変色した】
【もし、髪がルシアに触れていたのなら、光はルシアの体にも届いているだろう】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:26:10.15 ID:ESEE8yU0
>>153

(……如何する、鎌以外に、或いは、鎌に他の手が有る?)
(かといって、あの砲台が死んだ筈はない、遠距離用の弾だってくっついてるみたいに見えた…なら)

【“吹き飛んだ”、というコトは、ただ転ばせることよりも、『都合が悪い』】
【例えば、其処にぶつかる様な壁が有れば、話は違う―――だが、この状況に、そんな過程は関係ない、それに…】
【敵を『進行方向に』弾いてしまうことは、幾らダメージを与えたとしても、約50メートルの修羅の行軍に手を貸すことになってしまうからだ】

そう言えば、自己紹介が遅れたわね。
私は、キョーコ・ミハイロフ。ちょっとした正義の味方よッ!

【早口気味に、言い放ちながら―――吹き飛んでいく桔梗を、追撃するッ!】
【先ずは、左手を、此れまでより明らかに『弱弱しく』前方に突き出して、鎌の持ち手に5本、細い『糸』を並べて放つだろう】
【最初は『硬質』―――無数の針で刺す様なダメージを与えてから、先程男に放ったモノよりは弱いが、動きを縛る枷と成り得る粘着性を発揮する】

【只、結局追撃するにしては、無駄な後退のアクションが有った…先ず距離的に、転んだ状態でも対処する余裕は有るかもしれない】
【そして―――人肌を直接苛めるまでに、魔力による強化が施された其れは、却って破壊が容易だ】

【この動きの時点では、まだ蹴る・殴る・キョーコの性格上付け足せば、首を絞めて脊髄を抜くことは、出来ない】
【然し、何かしら有効な拒絶を与えねば、次のレスには再度、強烈な打撃のリーチに晒されることになる筈だ】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:27:14.80 ID:iTnNApoo
>>161

【そこにはいくらかの気になる言葉が在る――――が、尋ねるには少々、機が機ではない
それよりも今は、目の前の疑問を、解決するしかない】


まあ確かに、夢瑠ちゃんなら一人でも立派に成長しそうな気もしますが
――――やーっぱり、親として、悪いお手本だけではいけない、と思うのは勝手でしょうか?


【クスリ、と微笑んだまま、そう言葉を紡いで
彼の右目に、意識を傾ける――――】


ネコなんて被ってませんよ……あの子を見ていたら、隠し事、できなくなっちゃいますもん


【態度に関しては――――全てありのまま、彼女のままである
ただし彼の予想は外れてはいない、彼女にも無論秘密≠ェあって】


――――そして、貴方のその瞳はどう解釈するべきなんでしょうか
明らかに禁忌≠ニでも言いましょうか――――そのような香りがしますが


【微笑みは崩れない、携えたまま、言葉だけを紡ぐ彼女】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:27:27.34 ID:y9qU22SO
>>156
【紅麒麟が選んだのは、無情にも追撃であった】
【しかも、ただの追撃では無い……あくまでも、紅麒麟は敵に容赦はしない】

…………終わりダ、「世界最強」の魔女……ッ!

【体勢を立て直しながら、素早く槍を手放し】
【吹き飛ばされるエストレアに向けて疾駆。もしも接近に成功したならば……その勢いで、エストレアの腹部に向け左足でのライダーキックをぶち込もうとする】

【外した際の隙はタックルよりもデカイ。だが、魔翌力を溜めていない肩とは違い、戦闘開始から魔翌力を溜めていた脚、しかも全体重を乗せている】
【更に、紅麒麟が得意とするのは「蹴り」。その脚力は、その身体からは想像も出来ない程に強力だ】


【ちなみに、周囲には偶然と言うべきか、「電気」と「魔翌力」がそれぞれ溜め込まれたタンクが点在する…………】
【それを上手く使えれば、魔女の力をフルに活かせるかもしれない】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:27:32.04 ID:OWde7VIo
>>159
【夜空に輝く狂乱の月を背に、空高く舞い上がった93号】
【無論それは毒牙への新たなる攻撃の基点に他ならず】

【その右足は真っ赤な炎で覆われて闇夜に映し出され―――】

       メテオ・キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィク!


【その姿、さながら天から堕ちるひとつの≪METEOR:流星≫か】

【―――が、我が身に降り注がんとする流星を、その身に甘んじて受け入れる愚か者もいるまい】
【今まさに向かい迫るR93号のメテオキックも、技名は大層立派だが所詮は上空からの跳び蹴りだ】

【軌道を読み取り落下地点から自身の身体を逸らせば―――】
                       【―――キックの回避も十分可能だ】
【しかし、回避反応が遅れれば―――】
             【―――その身は炎の一蹴に焼かれることになるだろう】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:27:36.28 ID:5ew/gwco
>>163

はむっ・・・もぐもぐ・・・んっ
とっても美味しいですよこれ!

卵がとろとろの半熟で、それがこのチキンライスに絶妙に絡んで!

【すっごい味わって食べている】
【そしてその分時間がかかり、まだ半分残っているのに、八時をお知らせする時報が時計から鳴った】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:28:34.15 ID:8QXVovgo
>>158

【人影が消えると、それを目標にしていた縄が相手を探すかのように空中でもがいていたが】
【やがて──宙に溶けるかのようにうっすらと姿を消していき】
【後に残った僅かな火の粉が、風に吹かれて夜空へと舞い散っていった】

──そのようなところにおいででしたか。
ふふ、一本取られましたわね

【花びらの動きは止まるも──周囲は枯れ草が半分方占めてしまっていた】
【草が豊かに伸びていた草原は、最早茶と緑が混在する荒地になってしまったといっても過言ではなく】
【止まった場所にある草を枯れ果てさせると、花びらは縄と同じようにふわりと姿を消す】
【ぽた、と左腕から液体を滴らせながら、僅かに苦しげな表情をエルは浮かべて──】

【そして──彼女の手に残る、最後の火球たち】
【それらはしゅるしゅると形を変えていき、赤い刀身を持つ細身の片手剣と化す】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:31:58.71 ID:75P4T6AO
>>167

『俺は悪いところの塊だからな』

【苦笑しながら、いう
とてもここにある作品のほとんどを作った男がいうセリフではない】

『そうか
なら、いいさ』

【苦笑しながら】

『あぁ
俺の体にはクトゥルフの魔導書が入っている、というより完全に混じり合っているからな
この目はその証拠で、あの子にもその血が流れている』
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:34:32.56 ID:jMg5CXgo
>>164

(……どうすっかな)

【少女の言葉に、青年は相変わらず困ったように頭を掻くばかり】
【殺がれた戦意はそう簡単に直らない。少女の泣くという行動は、それだけの威力があった】
【有り体に言えば──可哀想になってしまったのだ】
【元々、青年は誰かと戦える思考を持っていない。敵が誰であれ、戦う理由とそれに至った経緯を考えてしまう。彼にはそれだけの能力があった】
【更に不運なことに、彼は本当のところ、同情的な、良く言えば優しい性格をしていたがため、理由や経緯を知ると戦えなくなってしまう】
【青年はそういう人間なのだ】
【彼にも一応戦う理由がある】
【だが現時点でそれはほぼ完遂してしまったし、彼が戦いたい相手に「必死に人を救おうとする少女」なんてものは入っていない】
【その上、一度戦意が殺がれた状態で思考を巡らせば、少女がどれだけの恐怖を抑えてここに来たか、等を脳が勝手に答えを出してしまう】
【それは同情心により一層の拍車をかけ、急速に戦う気力を消していった】

あー……

【頭を掻くのをやめ、右手をポケットに戻す】
【ついでに出てきたのは酷く気の抜けた声だ。まるで欠伸のよう】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:35:51.81 ID:BaqNEmIo
>>160

【どどどっ、と。飛来してくる水晶片が男の身体にも幾らか及ぶ】
【だが、自分の攻撃で生んだ影響、前もって構えておくこと位は容易い】
【右半身を後ろに引いて、水晶片を受ける面積を左半身のみに止めていた】
【──傷は浅い。しかし、数が多ければその影響は、胸の傷と相まって無視は出来ないものだ】

……ふう、自分の攻撃とは言え、痛いものは痛いですなあ
痛いと言っていいんですぞー。それは生きている証拠ですからな

【男は右手のリボルバーを一度くるりと回すと再び構える】
【その銃口が狙っているのは──先と同じくして『鉄砲』だ】
【そしてその引き金を引くと同時──ダアンッと爆ぜる銃声と共に、織守に向かって疾走を開始した】

【ずきり。痛む右足、しかしてその苦悶はお面の下だとて貌には出さず】
【先ほどと同じく、鉄砲の『水晶化』を狙いながら一直線に駆けていく】
【鉄砲が水晶化しようとしなかろうと、その行動を起こすことだけは変わりない】

 ────さて、お休みは与えませんぞ

【ひゅたたたたた……その足が石の地を叩き、小刻みに音が響く】
【気付けるだろうか──その足が触れた地面、『足跡』が『水晶化』していっている】

【──煌く足跡。左手は後ろに靡かせる形で、前傾による低姿勢での疾走】
【一挙に距離を詰められるような速度ではないが──明らかに、この男も“狙い始めていた”】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:39:13.03 ID:iTnNApoo
>>172

【なら――――と彼女は言葉を続ける、相変わらず、ゆったりと、落ち着いた言葉を】


私はそんな悪いところの塊≠フような人が作った本を読んで感動しちゃったんですか?
もう、そんなわけないでしょう?本当に悪いところの塊≠ネら、あんなに素晴らしいモノ、作れませんよ


【彼女はそう述べると彼の言葉に従い、彼の右目へと視線を向ける
遠い記憶の、遠い文献――――それに似たものを見た記憶が在る――――ような気がする
それだけ、目の前の彼が持つ禁忌≠ヘ――――深く、重いタブー=z


……まったく想像もつきませんわ、まだまだ勉強が足りませんわね


【微笑みながら、彼女は紡ぐ――――違う、本心とは――――
しかし、あえて、彼女はそれを隠した、看破することは可能であろう、容易であろう
――――が、その理由を推し量るには、少々浅いし情報が足り無すぎる】


っと、あんまり長居しては皆さんに起こられてしまいますし
何より、帰りたくなくなってしまいますわ――――ですので、夢瑠ちゃんが居ない間に帰るとしましょう
また、機会があれば寄らせてもらいますね、それでは――――


【そういって彼女は、軽く手を振ると、店を後にしようとする】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:39:53.31 ID:cYj5wWIo
>>173

……?

【動かず、なにやら考え込み始めた様子に気付いて、クルスは怪訝な眼差しを青年に向ける】
【彼が何を考えているのか? もはや考える余裕もない】
【自分は、論理を放り出し、感情を振りかざして、この舌戦を終えたのだ】
【どのように[ピーーー]か、青年がそんな算段を整えていても、少女にとってはなんらおかしいことは無い】

……っ

【青年の気の抜けた声に、ビクッ、と反応し――そして欠伸のような言葉が出てきたのを、じっと眺めている】

(……大丈夫、やれる。止める……!)

【じっと。青年を失望させて終わったはずの舌戦の先に向け】
【余裕をうかがわせている、としか見えない青年へ、緊張した表情を向けたまま動かない】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:39:57.47 ID:w0uu1kDO
>>169
…チッ…んだよあれ…!!
…防いだ…としても反動が酷そうだな
(…としたら、普通に避けるか…軌道は真っ直ぐだ)
(…いや、違うな)
(あの勢い、逆に利用すれば…)
……ザ・カウンター…?
【鞘を前に構えたまま、数々の対応を思案して】
【その中で浮かんだ一つの考えに、冷や汗をかきながら呟く】

(…いや、かわした方が無難だ…だが)
(かわした後で攻撃がすぐ間に合うか…?)
(……くそっ!迷ってる場合じゃねぇ!)
―――腹括るしか、ねぇな!!
【そう思い立った瞬間、鞘を横にし受ける構え】
【嫌、鞘の左側を少し前に出して傾け、受け流す構えを取る】
【その蹴りを甘んじて受け止め、受け流し、後方に流して大きな隙を作らせるつもりなのだろうか】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:40:35.66 ID:0FoDUiko
>>151

【闇の中、黒い盾に守られた少年を捕捉するのは難しい】
【飛び出されて数秒、銃撃は無かった】

【待ち伏せしていた機関員の視界に生まれる、不自然な蝕】
【遠方の階段を覆い隠す、六角形の黒】

「(煙幕か、障壁か)
 (どちらにしても能力者らしい)
 (この階層で仕留めておかなくては―――!)

 増援部隊は待機、C班、撃て!」

【待ち伏せしていた三人の内、中心に居た者が野太い声を張り上げる】
【脇に構える二人の銃が火を吹いた】
【断続的に放たれる銃弾は黒い盾や、その周囲の床、檻の中の壁に向かっていく】
【指示を出したものは、引き金に手を掛けず、左手を耳元につけて】

「侵入者を発見しました!
 そちらで隔壁の降下を!1階を封鎖します!」

【上階にいるものと思われる指揮官に対して、更なる要請を出す】
【数秒のち認証されたのか】

【階段前の天井から、厚さ20cmはあろうかと言う石壁が】
【静かな振動と共に、ゆっくり降りてくる】
【壁自体を壊せない事も無いだろうが、その強度は塔と同じく堅牢】
【閉じ込められた場合、通路は袋小路に変わる。少々厄介かもしれない】

【泥は上階に向かっているが、後ろ向きで間に合うかどうか―――】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:40:51.93 ID:p.XTP0Qo
>>171

【ヒュッ】
【軽い風の音が辺りをざわめかせるように鳴り、そして消えた。】

――――ここからが砂の王の真骨頂の策だよ

【飛んだときに頭を打ったようで頭から血が垂れ流れている。】

おとなしく・・・する気はないようだ、良かった。

【ガシャ】
【左手に携えた大型拳銃の歪んだ撃鉄を起こす音】

【それを構える。】

【然し】
【よく見れば右腕の義手がなくなっている】
【それがどの意味を指すのかは・・・不明である。】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:43:48.65 ID:Xb2Wcgwo
>>168

【吹き飛ばされる自分。やってくる相手の攻撃】
【諦めたほうが楽かもしれない、そんな考えも浮かんだ、だが――】

【魔女は考えた。薄くなる意識の中で】
【魔女は思い浮かべた。黒い上着と藍色の鱗】
【魔女はたどり着いた。自分が探している口煩いあいつ】
【魔女は目覚めた。死ぬにはまだ早く、二度も死ぬ気もない】
【魔女は】

まだ、死なせてくれないか、私の魂は・・・!
【笑った】

【勝利はまだ早かったけど】

【まだまだ、諦めるには早かった】

魔翌力充填・・・!
【吹っ飛ばされながらも、彼女は三角槍を起動させた】
【多大な魔翌力を、機関部に注いでいく】

教えてあげるわ、最強ってのはね。
【聞こえるか分からないが、彼女は言った】
【そして、相手の前方に向けて、槍をかざし】

最後の瞬間まで諦めないようなやつを言うのよ。
【三角槍の表面に、光の筋が走る】
【注ぎ込んだ魔翌力が、術式をなしているのだ】
【その解説は単純明快―――「火力」、それのみだ】
【寸分違わず、それは蹴りに合わせられた】
【しかし、こちらは後退、向こうは前進。勢いだけなら向こうが勝っている】
【込められた「火力」をぶち抜ける威力が向こうにあれば、こちらは敗北】

【どちらが、勝つか】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:44:37.51 ID:75P4T6AO
>>175

『それは、すまないな』

【苦笑しながら】

『そうか
また、くるといい』

【そういいながら本を風ではこんで渡そうとする】

『おだいはいらないから感想だけくれ』
【先にいってから手を振って見送る】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:44:55.46 ID:rqHKM72o
>>165

【避けられた、と気付くまでに、一瞬のタイムラグ】
【言葉に反応し、応対している暇は無い】
【撃ち出した剣は何も無い空を切り、ザン、と音を立てて通路に突き刺さった】

【相手が跳躍したのを両の目で確認する】
【が、確認が出来るのと反応が出来るのはまた別の問題】
【細く擽られる様な感覚に、長い髪が顔に触れたのを理解し】
【シルクハットを始め、上半身のあらゆる箇所に長い髪は触れる事になる】

(―――――っ、やっぱり場馴れしてる……!)

【相手を見て、戦闘経験からの行動予測もするべきだった】
【付け焼刃、実戦経験の伴わない知識のみで行動するのは良くないと後悔しつつ】

【背後に着地した香月に反応するより先に、視界に細く見える青に染まった空間が目に付いた】
【赤い斬撃を相手の能力とし、それ以外を想定していないルシアは】
【突然目の前に現れた其れを警戒し、其の場に立ち尽くしてしまう】

【背中合わせとはいえ、防御も回避も無い。完全に隙だらけだ】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:45:08.00 ID:2Nl1zYSO
>>170
【ミーナも聞かされた「8時の営業終了、店の閉店時間」というタイムリミット】
【だが実際は「メイド喫茶としての営業終了時間」というだけで店自体はこれ以降の時間も普通の喫茶店として営業する】

あぅ?!もう8時ですか!?えぇと・・あっ!未だゆっくり食べて大丈夫ですよ?!
【そんな中、彼女、守――いや彼、護は内心かなり焦りだしていた】
【というのも】

(あぅあぅ、どうしよう!?8時だからメイド服から着替えないといけないけど、今着替えたら僕が男なのばれる!)
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:46:38.58 ID:iTnNApoo
>>181

【彼女は風に運ばれた本を、キャッチすると――――立ち止まって
そっと、振り返り――――紫陽花色の瞳を、向けて】


分かりました、是非、感想を伝えに来ますよ


【そういって、店を後にした】


/乙でしたー!
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:46:45.56 ID:8QXVovgo
>>179

潔さは時として美徳ですわ──ですが

────今は、潔さを見せるところではございません


【すっと背筋を伸ばし。左腕の盾をすっと身体の前で構える】
【その蒼き双眸は真っ直ぐに銃口を見つめており】
【「撃てるものならば──撃ちなさい」】
【まるで、そんな声が聞こえてきそうな──……】

【潔さは、見せない】
【彼女はそう言ったものの、これもまた一種の潔さ、だろうか】
【消えた右腕の義手には気づいたが──今は意識を、拳銃へと集中させる】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:47:23.97 ID:jMg5CXgo
>>176

……うーん

【今度は唸りながら苦い表情をし始めた。中で何かと何かが鬩ぎ合っている、といったような表情だ】
【そこまで重いわけではなく、後輩の頼みを聞くかどうかだとか、目の前に好物を二種類出されてどっちを取るかだとか、そういった軽い類のものだ】
【──いや正確には】
【何かを決断したいが、踏ん切りがつかない、が正しいか】
【ともかく、戦うのかどうか、から決めかねていた】

【そこで青年は、状況を整理してみた】

(ぶっちゃけこいつは可哀想だ……正義を信じて疑わない馬鹿どもをぶっ飛ばそうとは思ったが、とてもこいつはそうしようと思えない)

よし止めよう

【整理するまでも無かった】
【結局のところ、彼の行動理由は感情から来るもの】
【気が向かなければ、しないだけの話だ】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/25(土) 23:47:35.53 ID:9lb9uSgo
>>174

――同じ手が、そう易々と通用すると思っておるのか!

【ほぼ同時、水晶化の弾丸と射線を合わせて圧縮空気の弾丸が放たれた】
【それにより弾丸同士を接触させ、中程で相殺しようとする。もし、失敗した場合は銃は水晶化するだろう】

生憎と休む間など、端から――考えてもおらんのじゃ!

                   <貴宝院流不折正方形一枚折り:隼×2>

【織守の左方、背後の折り紙は鋭角なフォルムをした「隼」へと変異し】
【その内左方の隼が――男を目指し高速で飛翔した】
【男と織守を結ぶ直線上。そこに妨害するように存在する「蟹甲」をすり抜けるようにして】
【男から見て右方より、迂回路を取りながら右肩付近を嘴で矢のごとく穿たんとするだろう】

【そして、背後の隼は織守の背中に張り付くようにして近づき……其処から動く様子はない】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。】
【鉄砲(右)・???。蟹甲・織守の前面(約1.5m程前方)に浮遊中】
【左隼:迂回路を取りつつ肩を狙い攻撃。背後隼・織守の背に張り付くようにして待機】  
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:48:53.71 ID:lz8b0IYo
>>162

……ワタクシ様は、昔から銃が好きで好きで――――……『堪らなかった』。
“ROCK ON ”して“FIRE”……この数秒の動きだけで、永久にも感じられる『人生』が吹き飛ぶ。
無限≠ナ不動≠ノ思える世界が―――……確かに、ワタクシ様の手で歪む=B

ワタクシ様は―――……銃≠アそが“状況”を打破する一番の手段だと考えた。
ならば、弾≠完璧に当てられる者が居れば……うふふ、うふううふふjふうふっくうh…………。

【発射された“岩石片”にも、一瞥を呉れるのみで―――…陶酔したような表情の、語りは終わらない】
【ただ、其方へと向けて左手の銃口≠向けて―――――】



                    ≪ 神 に も 等 し い ≫



【BANG――――!!】
【発射された銃弾は、散弾=\――…だが、『軌道が可笑しい』】
【まるで“意図的に操られている”かのような無数の弾丸の一つ一つが、岩石片≠ヨと向かって――― 総 て 叩 き 落 す ッ !!】


YHEAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAァァァァァァァァァ!!! ROCK ON ≠オて FIRE <b!!!――― FIRE =I FIRE =I!! FIRE <b!!!!
ワタクシ様の世界は斯ぁぁぁぁぁくして変わるッ!!! 弾速≠ノ付いて来れますかぁボーイィィィイイイイィィィィィ!!!?


【ヴォルフクライムは、大きく咆哮≠キると――――……ヴァルトスラットへ『駆け出した』ッ!!!!】


>>166

【今回のキョーコの判断も、正確=c…経験に裏打ちされた其れは、『間違いが無い』】
【この距離で鎌を持った相手を『拘束する為の手』―――……然し、其れは寧ろ 正 確 過 ぎ た =z

「…………、……残念ですが………其れは、悪手です……。」

【彼女は、鎌に糸が張り付いた¥u間――――……鎌を消滅させる=z
【丁度先程の骸骨のような、霧状の物となった鎌≠ヘ、常闇へと消えてなくなり】


「………二度目は有りませんよ……―――――キョーコちゃん。」


【起き上がると同時―――……大きく右手を振る<b!!】
【同時に発生するのは、“黒い霧”―――……正しく其れは桔梗を覆い隠しつつ、俊足≠ナ以ってキョーコへ迫る】

【効果は判らないが、何らかの次手≠ナある事――――其れは純然とした事実だ】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:49:43.21 ID:H7j2x6SO
>>148

殺さなきゃ、無い=c…そういう状況に陥った事が、極端に少ないんだ。
退いて失う物はプライド程度しか持ち合わせていなかったし、死合ならともかく、殺しに覚悟なんて要らない。
――――だが、ああ……そういう事でも有るな。


出来ると思うのか?そう易々と。……と、此れじゃあ堂々廻りも良いとこか……。
確かに――――そうだな。オレ達は似ているよ。自分の道を梃子でも曲げない=Aその一点に関してだけは。


【事もなげに紡ぐ言葉は、殺人行為に対する抵抗の薄さを窺わせる】
【つまる所、彼女のような人で無し≠ナあるからこそ――――覚悟を決める事は、少なかったのだろう】
【決まりきった結末、平行線上のリフレイン。同じく有意義では無いと結論付けて、朔夜はそう締め括ると】

……、――――ああ、そういう事だ。どうあっても叶うヴィジョンが浮かばない。
其れでも、その可能性を棄てない為に……此処に居る。

一つだけ言わせて貰うと。スタンスも見る夢も違えば、抱く感想もまた違おうさ。
言わば、必然の擦れ違いだ。解り逢えないのもまた、道理――――さ、続けよう。

【端的に告げ、溜息に似た長い息を吐き、吸い込んで――――】
【静かに、彼に生まれた変化を見遣る。そうして、踏み込もうとした刹那】

――――な、っ!?……だが!

【機先を制され、構えた短刀が弾けて宙を舞う。払い飛ばされた其れに思いを馳せるのも束の間】
【左逆手に握った短刀――もとい蒼の太刀を、掠めるように右手首を狙って振るう】
【加えて踏み込み、懐に入り込まんとするだろう】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:51:12.08 ID:OWde7VIo
>>177
【93号の炎のキックは毒牙を直撃し―――】

          【否】

【―――直撃した、かのように見えた】

【前に突き出した刀の鞘によって受け流されキックの直撃は免れたが】
【メテオ・キックの真の恐怖は、単なる蹴りの一撃のみにあらず】

【いくら鞘で受け流したと言えども、近距離での炎を浴びたことに変わりは無い】



【脚部に纏った炎は周囲を焼き、下草には火の粉がパラパラと舞い】
【鞘で威力を受け流された93号は毒牙の後方に降り立ち―――】

(・・・やった、か?)

【内心、ポツリ呟く、―――死亡フラグ】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:51:23.97 ID:cYj5wWIo
>>186

……え?

【さらに幾ばくかの時間を警戒して過ごし――】
【そして、青年の口からはじき出された言葉に、クルスは我が耳を疑った】

……止める……?

【意図しないうちに、クルスの身体に込められていた力が抜ける】
【まさか、どのような思考回路を経由して、そのような結論に達したのか】
【止める、という言葉の意味をすら疑い始めたクルスは】
【姿勢こそ半身に構えた体勢だが、傍目にも、棒立ちとほぼ変わらぬ状況であることが見て取れるだろう】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:52:47.90 ID:9ZSEnJAo
>>182
【首を振るだけで靡き、攻撃を配置出来る長い髪。両足に加えてもう一つの、多用は難しい武器】
【その武器を切断されない為に、首を振って体の前面へと回す】
【更に、床に左膝をついて姿勢を低くし、この次の自分の攻撃に自分が巻き込まれない様に】

【条件は整った】

……まず、一

(ビビらすには良いが、終わらすには足りない……これを合わせてもう一発)
(頭の位置が同じ場所に有れば……後ろ蹴りで後頭部をぶち抜ける)
(頭を踏んで意識を飛ばして、それで良い)

【青く染まった空間、擦りガラスの様な靄の掛かった空間】
【其処に、髪の一本一本を辿る様にして、小さく細い斬撃が走る】
【威力を落とした代わりに本数を増やして、命中率と行動範囲を上げた攻撃】
【狙いは視界を遮る事、攻撃を兎に角当てて怯ませる事】

【そして、確かに自分が着地した時点での位置に居る事を、振り向かず確認する事】

【左足を振り子の様にして、一度自分の胸の前まで持ち上げる】
【大腿部の筋肉を可能な限り使わない様、身体を揺らしての振り上げ。爪先が、その位置まで上がった】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:53:55.67 ID:5ew/gwco
>>183

そうなのですか?
私のためにお店の時間延ばしてくれたのですか・・・
なんだか申し訳ないです・・・

【とか言いつつも厨房とか他の従業員の様子が閉店って感じでないのに疑問を感じた】
【があまり深く追求せず、オムライスを食べる作業に戻った】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:55:14.47 ID:75P4T6AO
>>184

/お疲れ様でした
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/25(土) 23:59:02.06 ID:w0uu1kDO
>>190
…あッッ…………ちぃ……!!
【蹴りの衝撃に、全身の骨が震える】
【蹴りの炎に、体が焼かれ焦げ付く】
【しかし、受け流す事は出来た】

【蹴りを受け流した瞬間、93号が着地すると同時に振り向き、抜刀】

――――毒蜘蛛鋭牙――!!
【切り払った…かと思えば、次の瞬間には刀を納刀していて】
【次の瞬間には、93号に向かって左右から同時に、挟み込むような斬撃が放たれるだろう】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:59:44.28 ID:2Nl1zYSO
>>193

いえいえ、せっかく厨房の人がせっかく作ってくれた料理を残すのももったいないし、何よりお客様に満足してもらう為ですから。
【ともっともっぽい事を言ってごまかす】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:01:02.49 ID:ZaSBOkSO
>>180
【槍と脚が、衝突する】
【圧倒的な火力と火力がぶつかり合い、二つの魔翌力が爆発を起こす】
【結果…………】

グッ…………!?

【……勝敗、付かず】
【魔翌力爆発の衝撃で後方に吹き飛ばされ、背中から地面にたたき付けられる】

……やる、ナ。

【ふらり、と立ち上がり、口から血を吐き出し】
【屈伸、伸脚。脚の筋肉を、程よく伸ばして】
【両脚の魔翌力を活性化、更なる蹴りを繰り出す為の、更なるチャージである】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:02:05.61 ID:lCci4zIo
>>178

――――くっ!

【チュイン、チュインという弾を弾く音が通路に響いていく、盾はまだしも其れを支えている少年も銃の反動を受ける】
【ここで姿勢を崩しては命に関わる、必然その歩みは安定を求め遅くなる】

【それでもゆっくりと階段へと歩みを進めていく】
【盾の銃弾の当たった部分は少し凹み周りに罅が入っていく、それが増えていくにつれて罅は尚も大きく広がる】
【耐久力はあるにしろ見る限りでは長時間は持ちそうには無い】

んのヤロウ、余計な事をっ――――

【首から上だけ振り返り降りてくる壁と連絡をした機関の兵に悪態を付く】
【状況はより悪く、戻れば死ぬこのまま後ろに進んでも袋小路で死ぬ、取るべき方法は1つだがそれもリスクが高い】

くそう……もっとスマートにいきてえのによう……
(なんて泣き言いってる場合じゃねーっての、さて何か良い案を可及的速やかに――――)

【などと考えている間にも壁は降りてきて】
【銃弾は盾を抉って】
【少年は窮地に立たされる】

背に腹は代えられない、か……クソっ!これでも持って行きやがれ!!

【少年は何を思ったのか突然盾を振りかぶり、前方の男達に向かい投げつける】
【振りかぶる瞬間に飛来する銃弾は頬を掠め血の跡を作り、脇腹に突き刺しゴプリと血を吐き出す】

――――チっ!……

【兵達に投げつけられた黒い盾はそのまま飛んで兵をなぎ倒す……事は叶わずに】
【少年の手から離れるや否やその身を保てなくなったのか形を崩し黒い霧となって散る】
【目眩ましで騙しの行為、少なくとも時間を稼ぐことは可能だろう】

【脇腹を襲う痛みに顔を歪ませながら少年は終ぞ階段の方を向き】
【降りてくる壁をよりも早く進むため駆け出す】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:03:02.09 ID:6vW2.LYo
>>187

ふむ流石、どんぴしゃのタイミングですな

【ぼんっと小さく爆ぜるような音を立てて、弾丸は相殺された】
【しかし、空気弾が身体に及ばなかっただけで十分と男は捉える】
【元より自分の間合いにいたる事こそが目的──ならば、この機会は絶好】

(要は折り紙を生み出す隙を与えなければ良い訳ですな)
(もはや形振り構っていられません……もう数歩の踏み込みで──)

【しかし、突如、『蟹甲』の向こうから現れた『隼』──!】

 ……おや、何時の間──ッく、

【ズシャッ──】
【咄嗟に右肩を後ろに引いたが、外側の肉を抉るように持っていかれた】
【疾る激痛、思わず握っていた銃を落としてしまうが──尚も疾走はやめなかった】

 ──……く、う……私とてもう止まりませんぞ……ッ!

【ぐっと左手の水晶剣を握り、前方の『蟹甲』へ向けて、相手から見て右下からの逆袈裟に斬り上げんとする】
【『蟹甲』を切り裂いてその向こうにいる本体へと至らんとする為──しかし、織守背後の隼には気付いていない】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:03:12.29 ID:4dOLYmEo
>>188

む・・・全て撃ち落された・・・だと・・・ッ!
やはり・・・ただ、撃つだけの能力では・・・ないらしいな
ならば、ならばだ・・・"撃ち落されなきゃ良い"話だろう・・・!

お前が・・・神にも等しいというならば
俺は・・・・・神をも超えれば良い・・・それだけの話しじゃあないか
お前が言っている事、それが本当かは知らねェが・・・だ

弾速について行けてもついて行けなくとも!
俺は俺の力でお前を倒せば良い、ただそれだけだッ
ぶっちゃけ、お前の目的は知らないが! とりあえず倒せば良いんだろうッ!
【媒体棒を元の位置にしまうと】 【目から・・・空の魔翌力のビームを発するッ!】
【それは、彼の左腕へ向けて飛ぶ】 【威力は控えめだが・・・速度はわりとある】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:05:19.72 ID:ycUQAwko
>>185
――――ふーん、じゃ策が有るってことか

【少し間を置き、一息つく】

ふぅ、疲れた、カタストロフよ、下がれ

【黒き魔銃は姿を消す】
【何がしたかったんだ・・・コイツ・・・】

しかしなぁ・・・接近戦は得意じゃないが・・・少しやってみようか。

【懐から短刀を取り出す。】
【短刀の鞘を抜くと煌く刃――――否、焔の刃が姿を現す。】

――――さて、幕引きも時間の問題と言ったところか・・・オーライ、それじゃやろう。

【短刀を前に出し待つ】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:05:50.67 ID:MyqT646o
>>191

お前みたいな年端の行かないガキとママゴトみたいな論戦してたら、やる気が無くなったんだよ

【またぽりぽりと頭を掻きながら、理由を自ら説明した】
【どこかバツが悪そうというか恥ずかしそうというか、複雑な表情だ】
【正直言えば、彼は年下に向かって論戦を挑んだことを恥じている】
【彼としては格好がつかないのだ】

気が乗らねぇから今日は止めだ。だからとっととうちに帰れ
全く、お前みたいなガキがこんなとこ来てんじゃねぇよ。正義面した大馬鹿野郎は他にいくらでも居るんだから、お前が来なくたって誰か来ただろ
それなのに考えもしないで馬鹿正直に突っ込んできやがって。もし俺以外が相手で殺されでもしたらどうする? お前女だから、もしかすると殺されるより酷い目に遭ったかもしれねーじゃねぇか。そのへんのこと考えたのか?
誰かを助けようとするのは立派だがな、まず自分の幸福を追求しねぇと周りが幸せになれねぇんだよ。周りが幸せになれなきゃ遠い誰かも幸せにならねぇんだよ。悪人を止めるだなんて大仰なことやろうとせずに、まずはそういう小さいところから始めろよ。小さいことを馬鹿にしてたらでかいことなんて出来ねぇだろうが
お前はもっとガキらしく振舞えばいいんだよ。それなのに自分の力量以上のことやろうとしやがって。背伸びすんじゃねぇよ全く。世の中な、適した誰かが適したことをやるように出来てんだよ。そんな感じで回るようになってんだよ。子供が子供らしく振舞えば万事回るんだよ。なのに背伸びなんかしたら回んなくなるだろうが。どうすんだよおい
大体な────

【恥ずかしさのせいか、そこから怒涛の勢いで説教を始めてしまった】
【その内容はどれもこれも「自分の安全を確保しろ」といったようなものだ】
【そこから何を感じるかは少女次第なのだが……】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:06:32.11 ID:55s2zUM0

>>188

…く、ならあんたにゃあ、一度目だって与えやしないわ。
私はキョーコ・ミハイロフ。蜘蛛女。怪物。英雄≪ヒーロー≫。脊髄抜くまで気は抜かないわよ!

【歪んだ正義―――護るために壊すように見えるそれは、結局は荒んだ本能に導かれるままの暴走に過ぎない】
【だが、故に……そう簡単に、叩き折ることはできない――或る意味では、彼女も『悪』の範疇、それ故に…】
【ただ、本当に“落ち着いて”いるヤツならば…『何も答えない』のも、また真理だと言えるだろうが】

ぬっ…このまま…!

【相手が向かってくるのに対して、自分は少し減速―――相手の移動の軌道を歪めるように、三度目の『溶解液』弾を、桔梗の左の腕に放つだろう】
【鎌を持てるとは思えぬ細椀に、飛んで行くのは時間差で『二発』…自分と相手の間を軸に回転するように、動く】
【上手く決まれば、二人は『桔梗の先ほどの間合いの、僅かに外』辺りから、少しずつ間を詰めていく形になるはずだ】
【キョーコの胸に生まれる“焦燥”―――其れが、今や直接の距離外しを、許さない】

【更に、脚を絡め取らんと―――可能であれば、硬質化によって『霧』を物理的に穿ちながら、右手から糸を飛ばす】
【何処までも、牽制…非常に分かりやすいキョーコの能力とは対照的に、まだ『底が見えない』…『其処は深遠』……ッ!】

【…―――だが、此の時、気づくだろうか?】
【相手の隙を作ろうと努めるキョーコの腹部、厚い甲羅に、俄かに―――『ピキリ』、罅が入ったことに…】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:07:29.54 ID:io7DDq2o
>>196

・・ごくん
ふぃー・・・ごちそうさまでした!
とっても満足です!

【お水を飲んで一息を付く】
【本人にその気は無いが時間がじりじりと過ぎて護の首をゆっくり絞めていく】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:09:40.69 ID:6tjlMG.o
>>189

【上手く行った―――相手の手元から離れるを見て僅かに目を細め】
【息吐く間も無く刀を引き戻し、それを鞘へと叩き込んで】

あの時ああしていれば、そう思った事はないかい?
いっそあの時に戻りたいと、そう思った事は?
今は無きあの人にまた会いたいと、考えた事は?

【一手返してまた一手―――タイミングは最悪だ】
【右手首を狙った蒼太刀の攻撃は運悪くも深く、見事に決まり】
【ザクリという音と血の水音がそれを知らせる】
【刀の納まった鞘を握る手は力無く、腱でも切れたかの様であって】

・・・・そんな“妄言”が、俺の夢って奴なんだがね――ッ!

【右手から引っ手繰るように左手で鞘を持ち変え】
【最早刀での対処は難しい位置まで入り込まれたシェンの取った行動は二つ】
【一つ、左足を僅かに踏み出した事――二つ、右膝での咄嗟の蹴り、である】

【咄嗟――反射というものは意識せずするからこそ“速い”】
【だが当の本人は逆に付いて行けず、少々体勢を崩す事となり】
【蹴りの成否に関わらず、余程の妨害がなければ朔夜の右隣を無理矢理に通り抜けようとするだろう】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:10:50.38 ID:kxhk7iUo
>>197

ぬっ・・・ああ!
【同じく、こちらも吹き飛ばされる】
【しかし、もともと飛んでいたのだ。勢いはこちらのほうがついており――】
【タンクに、思いっきり衝突する】
うっ・・・ぐぅ・・・。
【口から血を吐き、ずりずりと落ちていく】

・・・ふふん、伊達で名乗っていると思ってるの?
【よろよろと立ち上がりながら、なおも言う】
【見るからに重傷だ、自力で立つのもつらいと言う様子】
【麻痺が緩んできたのか、左手でタンクに手をかけ、三角槍を地面に刺し、身体を支える】

【・・・タンク?】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:13:11.07 ID:55s2zUM0
/>>203に追記 【…―――だが(ry)の上の段です
/舞台裏の状態をまだ見ていないので、無視したい場合は無視をお願いします!

…むっ、何よコレ、早いじゃないッ!

【だが、横軸のみの回避運動に、係るのは『前進』というマイナス―――霧の一部が、キョーコの体に追いつくだろう】
【何が起こるかは判らないが――確かに毛だらけの表皮を舐めるのは、深い『嫌悪』を孕んだ感覚である】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:13:38.57 ID:24nBkxIo
>>192

【呟かれた言葉に、小さく身を震わせて】
【動くべきか、動かないべきか】
【相手のスタイルを考えれば、一刻も早く離れるのが得策だろう】
【それだけの思考に行き着くまでに、数刻の時間を要した】

―――、くっ!

【距離を離すために取るべき行動は単純だ、前方に走ればいい】
【だが、その為に足を前に出した瞬間、青の筋一つ一つが斬撃となって】
【最も髪の毛に触れたシルクハットは表面を切り裂かれ】
【前に進もうとしていたルシアもまた、顔を始め肩、二の腕等】
【上半身を中心に、幾本もの赤い筋が走る】

【予想は出来た。が、行動を取ろうとしていたタイミングでの小さな痛みにたじろいで】
【顔に走った痛みに両の瞳をぎゅっと閉じ、反射的に身体を後ろへと下げてしまう】

【ルシアの後方では、香月が足を振り上げている】
【意図しないものだが、その接近はインパクトをずらす事にも為り得るだろう】
【彼我距離が至近だった場合、衝突する事も考えられる】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:15:51.12 ID:SDUIw.Io
>>199

【通り過ぎた隼は、後方で宙返りをして方向転換】
【再び嘴を男へと向けるが、勢いがある分一方向への飛翔からの立ち直りが遅く小回りが利かない】
【そのため追撃の一手とはならず、男の進行を許す結果となった】

まだ、浅いか……
じゃが、その厄介な鉄砲を離させただけでも利があったと思うべきかの

【織守は、真紅の魔剣をゆっくりと構え直しながら】
【弓を引くような構えで、右肘を肩の後ろまで引き絞り――男の接近に備える】

【蟹甲は、元々本体に向けての射撃を阻害するためのモノ】
【斬撃に対しては大した防御能力も持たず、あっさりと切り裂かれると――男と織守の間に道が出来た】

【遮るものは既に無く、踏み込んだならば剣の間合いに捉えることが出来るだろう】
【しかし――織守とて無策ではない。如何なる手を用意しているか、現状をどう見るか】
【織守の背中から、微かに隼の翼が覗いた事に……その意味に気づくことが出来るか】

【互いに損傷は多く、勝敗が決する時間も……近づいてきただろうか】
【正念場、生死を分ける鉄火場の決闘は、涼やかに吹き抜ける夏風の中で交わされ続けていた】

【現状・織守・先程同様の位置。白鶴・上空6mほどで待機。鉄砲(右)・チャージ中。】
【左隼:男の後方で方向転換中。背後隼・織守の背に張り付くようにして待機】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:16:35.51 ID:lnWg7Mko
>>202

……。

【目を見開き、もはや口すらもぽかん、と開けて、呆然とした表情を作って――】
【そして、彼が退く、と宣言したことを、ようやく理解した】

(……俺の説得を、受け入れてくれた、ってこと?)

【それでも、罠か、と警戒しようとし始めた矢先、青年がなぜか、まくし立てるように言葉を重ね始めた】
【早口すぎて、ところどころ何を言っているのか聞き取れない部分もあったが――】
【その大意は、クルスの身を案じる言葉だった】

……はは。

【緊張が解ける】
【同時に、細いその足が、急に震えだして、ぺたん、とその場に腰が落ちる】

ふっ、ふぅっ……。

【自分は、どれほどこの身体の脆弱さに脅えていたのか。悔しさの涙は、今度は安堵の涙となって溢れ出し】

ああああぁぁぁぁっ!

【声と共に、溢れて。こぼれた】
【自分は、男の身体を持っていたときに、これほどの感情の奔流を、制御していられたのか】
【体に力が入らない。声が止まらない。涙も、溢れたまま、止まらない】

うあああぁぁぁ……。

【まるで本物の童女のようだ――心の冷静な部分が、そう囁く】
【だと言うのに、理性を押しのけた本能が、その恥辱を押しのけて、動かない】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:18:17.55 ID:m6Cvnzco
>>201

(──……。)

【黒の魔銃を収められ──実は内心。エルはほっとしていた】
【何故ならば。もしロンメルが銃を撃っていたのならばエルはそれを迎撃する術はなく】
【ただ銃口と指の動きを見て避ける、という行動しかとれなかったからだ】
【恐らく回避行動は失敗に終わり、仮に急所を免れたとしても身体のどこかに銃弾が当たっていたのは想像に難くない】
【そのため──そのような賭けを行う必要がなくなった事に僅かな安堵を覚え】

【同時。これから行われるであろう斬り合いに対する不安も抱いていた】
【先ほどからの戦闘を見て分かるかも知れないが、彼女は遠距離からの技展開に長けている】
【しかし近距離戦はどうかと言われると──正直、首を傾げざるを得ないといったところであった】

……ロンメル様。どうか。どうか──剣をお納めくださいませ
貴女がこの街に何もしなければ……私は、それでよいのです

【そして、この期に及んでそんな甘い事をエルは言った】
【矢張り──極力人を傷つけたくはないのだろう】
【だが、彼女の言葉に反するかのように。ぽっ、ぽっと、彼女の周囲に小さな火の粉が舞い始め】
【枯れ草がカサリと乾いた音を立てた】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:18:51.83 ID:jngSEUwo
>>195
【93号を襲う、斬撃】
【それは間違いなく、毒牙からの抜刀術】

ぐふっ・・・!

【いくら身体が鋼鉄で出来ているといっても、その全ての衝撃を緩和させることも出来ない】
【黒のジャケットは度重なる戦闘の衝撃によって所々破れて、服の下に見えるは金属のボディ】
【バチバチッ―――金属の四肢の間接部から眩い火花が散って鈍い音を立て、呻き声を上げた】

【そのまま自ら倒れこむように―――グルリ―――前に転がり込んで】
【改まって毒牙との十分距離を取って立ち上がり、向き直って見据える】

(毒の者・・・やはり接近戦に特化しているか・・・)
(鍛錬を重ねた機敏なる動作に、毒を纏った刀での剣舞・・・)

(ならば、遠距離からの攻撃とさせてもらおう・・・)




(教会の、多少の損傷もやむ得まい・・・)

―――シャッ―――


【青年は黒く鈍く光る”卵型”からピンを引き抜き、サイドスローで相手に向かって放り投げた】

【「黒い卵型」「ピンを引き抜く動作」「投法という戦闘スタイル」たとえ特別武器類に詳しくなくとも】
【青年の投げた”それ”に気が付くのはそう難しいことでもない―――≪HAND GRENADE:手榴弾≫―――】

【この携帯用のハンドグレネード、R93号が近距離戦で使用することを想定した上で設計されている】
【投げた本人まで爆破に巻き込まれては意味が無い、おおよその衝撃爆破範囲は半径数m程度といったところか】
【が、危険物のハンドグレネードを人体で直接受け止めるのは決して得策ではないだろう】
【幸い球速は決して早くない、そして投げた狙いは上半身、その場で屈みこんで避けることも可能だ】

【仮に命中しハンドグレネードがその身に接触すれば―――】
                       【―――「爆散」、狂気の炎と暴力の熱が襲い掛かり】
【しかし、うまく回避に成功したのならば―――】
                  【―――後方で鈍い爆発音と経てて「命の危険」を伝えるだろう】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:19:08.64 ID:gCWLNFAo
>>198

【少年の作り出した煙幕は】
【暗視ゴーグルに頼る視界をも、黒く染め上げていく】

「くそっ、だがまだ正面に居るぞ!
 低い位置を狙え!絶対逃がすな!撃て撃て撃て!!
 誤射が怖いなら奥に逃げとけ、囚人どもォ!」

【通信を行っていた者も、再び銃を手に取り】
【眼前に広がる闇に向かって、引き金を絞り続けた】
【少年を挟む形で現れた増援部隊は待機している為、味方を撃つ可能性は無い】

【もっとも、捕捉は出来ていない】
【乱射される銃弾が少年に当たる確立は、限りなく低い】

【真っ直ぐに走りこんで、階段を数段駆け上れば】
【後は隔壁に護られて、銃弾に襲われることはなくなるだろう】

【二階の照明はついているらしく】
【踊り場には暖かい光が差し込んできている】
【泥は、この上まで続いているようだ】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:22:29.73 ID:MyqT646o
>>210

う、うぇ……!?

【それに狼狽したのは青年の方だった】
【まさか泣かれるとは夢に思っていない】
【説教もぴたりと止まってしまった】

な、何で泣いて、ん、だ……よ……

【言葉を発しながら、どんどん元気が無くなっていった】
【最後にはどこか落ち込んだような表情で、ただ黙り込む】
【こうなってしまうと、いつもの思考が働かない】
【ただ何かしてしまったんだろう、という漠然とした後悔が胸を生め、嫌な感覚が身体を支配する】
【青年はすっかり気落ちし、動けなくなってしまった】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:22:51.26 ID:ZaSBOkSO
>>206
チッ……

【今ので倒れてくれれば、呆気ないとは言えど助かったのだが……】
【だが、逆にいえば……まだ楽しめるのだ。戦いを、続けられるのだ】

…………行くヨ!

【左手を掛けるタンクは、気にも留めない】
【と言うより、それを戦闘に活かす手段が紅麒麟には思い付かなかった】

【攻撃には移らない……魔翌力のチャージを続けつつ、待ちの姿勢に入る】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:24:09.77 ID:AwIaz5.o
>>208

(当てて、落とす。最悪殺しても「仕方が無かった」で通せば良い)
(幾らあの眼鏡でも、こういう状態でまで「殺さない様に」はないだろ)

(……躊躇わず、一撃で)

【振りあげた左足が、重力に従って降り始める】
【それに合わせて上体を前方に倒し、背筋で後ろに足を釣り上げた】
【軸の右足は地面に根を張った様に、この一撃の為に体を固定して】

……しゃあっ!

【「一撃で仕留める」、そう意思を決定した】
【込められるだけの力を込めた左大腿から血が噴き出し、ズボンの布地を越えて流れる】

【『自分が跳躍した時点で、ルシアの後頭部が有った位置』】
【其処目掛け、左足を後方に突きだす様にして蹴りを放つ】
【当てようとするのは靴の爪先。金属補強された戦闘靴は、防具にも武器にも成りえる】

【長期戦が不能になった以上、此処で決めるしかない。香月は、彼我の力量からそう判断している】
【蹴り一発に、能力すら適用しない。それだけ蹴りに裂く力が減るからだ】
【背中合わせの位置、普通に立って踵の来る筈の位置から、『自分が跳躍した時点で、ルシアの後頭部が有った位置』まで】
【香月の左側から見れば当に「/」の軌道で、ただ真っ直ぐに爪先は突きだされる】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:24:39.80 ID:MyqT646o
>>210>>214
//追記:さ、流石に飯を食ってきます……少々、お待ちを
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:28:58.13 ID:lnWg7Mko
>>214

〜っく! ひっく!
うああああぁぁぁぁ!

【クルスは、嗚咽と共に、泣き叫ぶばかり】
【責は、青年にあるのではなく、むしろ死を覚悟していた少女にこそあるのだが】
【それをすら、伝える能力を、今は喪失している】

ふぅっ、ふっ……!
(泣き止まなきゃ……でも、どうやったら泣き止めるのっ!)

【感情が制御できないのは、常日頃から感じていたことだったが】
【まさか、こんな――仮にも敵だった人物の目の前で、動けないほどだとは】

ああああぁぁぁ!

【まるで、赤ん坊か童女のように泣き叫ぶ声は、止まる兆しすら見せない】
【訴えるような目で、青年の方に向かって、頭を振って、心配するな、と伝えようとするが】
【誤解される要因は、十分すぎるだろう】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:29:47.92 ID:Kc6IVADO
>>212
…チッ……
【攻撃を受け、距離を離す93号を見て舌打ちをしながら刀の柄から左手を離す】

…まだぶっ壊れねぇか……もう一発、でかいのぶち込むか…
(…いきなり全力ドーピングだから、そろそろ俺がぶっ壊れそうだしな)
【93号を見据えながら呟き】
【鞘を持つ右手を前に出し】

「マスター、私も一緒なのですから余り無茶はなさらないでくださいませ」
「マスターはまだしも、私が死んでしまいます」
…危ないと思ったら離れろよ
【そんな会話を、メイドと交わした時】
【こちらへ飛んで来る、グレネードを見て】

…チッ!!まだ隠し玉を持ってんのかよ!!
【瞬間、右側へ飛び込むように飛んでその場から離れる】
【さすがにグレネードは受けられないと判断しての行動、だがその行動は咄嗟な物で】
【転倒はしなかったものの、膝を着く体制で隙を作る事になった】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:30:13.02 ID:lCci4zIo
>>213

…………くっ!!

【駆け抜ける銃弾、盾が功を奏したのかそれは掠る程度に少年のコートを抉り】
【足元を弾き、刹那に火花を散らす】

【戦野の中を駆けるように少年は扉に向かい低い姿勢で突っ込む】
【壁は既に大分降りてきている、それは終わりか始まりか】

……と、届けッ!!!

【手を伸ばし体を伸ばし】

――――――――!!

【終ぞ隔壁の向こう側へ至る】

――――――――……ふへぇ、もうやらないこんな事二度とやらない

【階段の途中背中で息をしながらもそんな事を言いつつ】
【隔壁越しに一瞬だけ聞こえた銃弾の音に大きな溜息を吐く】

……と、泥は未だあるか重畳重畳
っつっても罠かも知れないな……今更遅いか、後の祭ってやつだな
まあ精々場を乱しに乱してグッチャグチャにしてやるさ――――

【脇腹からの流血を残したまま、周囲に警戒しつつ階段を上り】
【残っている泥の跡を追い踊り場まで歩く】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:31:36.53 ID:lnWg7Mko
>>217
/了解しました。ごゆっくりー
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:34:48.29 ID:ycUQAwko
>>211
だがな、確かに拳銃の回避難易度は難しい
今回のはそれより少し難しいかも知れないな

【焔の短刀を持って、そんなことを言う。】

――――接近戦はどうも苦手でね
街は襲わない、それも誓っておく

だが、言ったよな――――全力で立ち塞がってやるってさ。
立ち塞がないと駄目なんだよ

来いよ、全力で来い
全力で立ち塞ぐ、これが仕事だ

【収める気は無し。】
【徹底抗戦の構え。】

【そして、ガサガサと草原を掻き分ける謎の音が響き渡る】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:39:14.42 ID:6vW2.LYo
>>209

【蟹甲を切り裂いて──拓けた世界】
【すぐ眼前に、織守の姿を捉え──月下の決闘も終わりが近い事を悟る】

【──ざ】
【一歩、大きく踏み込んで──ずきり、痛みが疾った、瞬間】
【何だか世界が収斂していく感覚を覚えて──織守の姿しか見えなくなり】
【──ふと、無音の世界が広がった、其の時、】

(はて……この感覚……ぁ──)

(──……嗚呼不味い、今は、絶対に、そんな時では)


【──ぶつん】
【何かが、飛んだ】


(違うおりりんはふうふふあそんな相手では無い駄目ですえぎゃ)

(血臭世界止まる脳が揺れるあうあふ嗚呼何故に美味しそう)
(違う私此処今いる理由ある刃向ける事違う其の為じゃない美味しそう嗚呼嗚呼)
(ふあふ止まらない止まらない止めなくて良いんぎひ美味しそう殻殻殻で良いは)

【──間合いに踏み込んで、その決着も間近かと言う所】
【身体中のありとあらゆる痛みが──何故か、気持ち良い】
【真紅の刃を構える相手の姿が──何故か、美味しそう】


 ────あ、う、ふ。


【ドンッ──!】
【一歩前に出された右足──その足元を中心に径3mの地面が水晶化】
【──それは、爆発的な踏み込みであった。男の疾走が、爆ぜるように加速する】

【左手の剣はその切っ先を相手の喉下に向ける形で腰元に引き付けられてから】
【その不自然な程に疾く峻烈な踏み込みと同時、手首を捻り込みながら、相手の喉下目掛けて勢い良く突き出された】
【──拳闘で言う所のコークスクリューブローのような、抉り込むような鋭い鋭い突き】
【しかし予備動作は大きいため、動作の予測は容易いかもしれない。そして何より、彼には隼が“見えていない”】

 【──身体中の痛みが快感。“耐え切れなかった”】
 【“美味しそう”すぎた“抑え切れなかった”“嗚呼嗚呼”】

 
  (                  )


【──お面が後方に吹き飛び、露になるその素顔】
【その漆黒の瞳孔は散大し、口端が裂けるように吊上がっていた】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:43:23.20 ID:gCWLNFAo
>>220

………エルフェス、様…?

【階段を折り返した、その上】
【真っ白な水兵服の上から、長いレザーコートを羽織った18歳程の少女が】
【二階の照明を背にして立っていた】
【蒼い瞳と紫色のロングヘア―――服装は違えど、過去にゼノアと名乗った商人に違いない】
【人としては少し長く尖った耳も、今は髪によって隠されて、見えない】
【腰に巻いた黒いベルトに、薬瓶や短剣、通信機など、雑多なものを吊り下げている】
【柔らかそうな編上げ靴には、やはり泥が付いていて―――】

――ど、どうされたんですかっ
こんな所で…!

【一度目を丸くした後】
【小物が揺らしながら、パタパタと階段を降りてくる】
【拒まれなければ、通常会話の距離まで接近されてしまうだろう】

【階段を上がりきった所に、赤いレバーがあり】
【それが下に引かれているが、少女とは何の関係も無いかもしれない】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:43:52.67 ID:kxhk7iUo
>>215

・・・ううん、実験としてはなかなかに。
【ニヤリ、と笑う】
【そして】

ひとつばかり、いただくとしますか!
【左手で、タンクに引っかき傷を作った】
【その途端、そこから魔翌力が引き出され始める】
【「タンクの中の魔翌力」を、急激に吸い上げ始めたのだ】

充填、充填、充填!
【即ちそれは、魔翌力の補給に他ならない】
【吸収された魔翌力は、三角槍に注ぎ込まれていく】

さあ、「大海を知る蛙」!こいつをしのげるかしら!?
【三角槍のブースターを紅麒麟に向ける】
【噴射口から、魔翌力が帯び始めて・・・】

【そこから、大量の火球が放たれ始めた】
【威力、中。速度、中。精密、弱】
【弾数―――異常】
【炎の連発が、襲い掛かる】
【とはいっても、遅い球を狙いもつけずに撃ちまくっているだけだ】
【回避しつつ接近は、決して不可能ではない。火球と言えど、そこまで威力のあるものでもない。せいぜい、火傷程度で重傷にはいたらないだろう】
【そう、問題は・・・数だけ】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:44:05.52 ID:m6Cvnzco
>>222

ふふ──なんだが、見透かされてしまっているようですわね

【ちゃ、と片手剣を構えながら困ったように首を傾げるも】
【すぐにきゅっと口を真一文字に結び】

……そうですか。
では、致し方ありませんわ──

【火の粉が、舞う】
【まるで彼女を守る妖精のように、きらきらと】
【まるで天上に宿る星のように、くるくると】
【恐らく彼女の能力を鑑みるに、この火の粉にもなんらかの「特性」が付与されているのだろう】
【迂闊に近づくのは危険と見ていいかもしれない】

──……、?

【しかしこの局地】
【彼女は聞こえてきた音に気を取られ、一瞬ロンメルから意識を逸らしてしまう】
【戦いを積み重ねてきた兵にしてみれば──明確なる、隙】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:44:18.72 ID:jngSEUwo
>>219
かかったな!

【ハンドグレネードは毒牙に避けられて教会入口部の扉を大破するのみの結果にとどまるも】
【毒牙の体制を崩して隙を作ることには成功したのが好転か】

・・・っく!

【好機にも関わらず、追撃の手を一瞬緩めるのも】

(先刻の抜刀の影響か・・・損傷が蓄積している・・・完全防御とはいかないものか・・・)

【下を向いた白髑髏の仮面の紅い眼部、目の下の窪みに影を落として】

(そろそろ、終わり・・・か!)

【顔を上げて向き直り、拳を握り締め夜空へ大きく飛び掛り】
【上空より毒牙へと放つ、渾身の左ストレート】





メテオ・パァァァァァァァァァァァァァァァァンチ!





【その左拳は真っ赤な炎で覆われて闇夜に映し出され―――】
【―――まるで暗闇を切り裂くひとつの≪METEOR:流星≫か】


【防御か、回避か、障壁か―――】
【―――いずれにせよ、”攻撃を避ける手段”は確かに存在するはずだ】
【しかし、その手段が”無い”と言うのならば―――】
【―――”燃える鉄の拳”がその身へ襲い掛かるだろう】

【文字通りの、命がけの、93号からの攻撃だ】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:46:08.98 ID:Zlu4ftoo
>>200

兵は拙速を尊ぶ=\―……速い事は強い事、うふふっふふうううくふふ。
『防御力』が低く有っても…………―――――――ッ!!!!

【左腕へと“ビーム”が直撃―――彼の防御力である、下げられた左腕は既に使用不可だろう】
【『狂気的』な其の顔を苦悶に歪めると、銃口を格納≠オ……瞬時に、“胸”へと銃口を生成して】


―――――………    BANG    


【ヴァルトスラットへと体当たり≠フ要領で“飛び込む”と同時……最初に放った、『ライフル弾』を発射】
【この軌道ならば、彼の“腹”辺りへと飛んで行くだろうか―――――……兎に角、近い<b!!】

【ある意味で、『絶体絶命』のこの一撃―――…が、もし此れを凌いだ≠ニすれば】
【自称、「殴られたら気絶する」男が、この上なく近距離≠ノ存在する事となる―――!!】


>>203>>207

「…………英雄≪ヒーロー≫……、…です、か。」

【フワリ――――桔梗は何処か、憐憫でもかけるかのような表情で其の言葉に微笑む】
【軽蔑している訳でも、面白がっている訳でも無く……其の真意は、彼女だけが知るのだろう】

「(…………一発……――――いや、二発……避けれます。)」

【この霧の中…確かに彼女も視覚は働いていない筈であるが、其れでも連弾を軽々と避ける=z
【地面に当たって飛び散った其れの飛沫を受け、痛みが足元の走るものの其れも微々たる物だ】
【まるで、レーダー≠ナも張っているかのような……彼女の動きは、『読んでいる』としか思えない其れ】

「―――――………、……判りにくい………ですね……。」

【が、……―――霧を裂いて飛ぶ℃を避ける際、其の動きが一瞬であるが『鈍った』】
【風斬り音、霧の濃度の変化による周囲の『変化』―――寧ろ、“避けやすい”筈であるのに、どうして?】

【然し、その様な疑問が募る間にも彼女は着実に$レ近し―――……ギリギリ間合い≠ナ、急停止】
【桔梗は再び大鎌≠生成すると、構えて】


「…………痛かったら……後で手当てしてあげますから………ごめんなさいね……。」


 【――――――……発した言葉は、おおよそ機関員の其れとは思えない物である】

【『一歩』、大きく踏み込んで放つのは――……今度は自分から見て、“左から右”への斬撃】
【霧で視界が悪いとは言え、この距離であれば『見える』―――十分に、対処は可能だ】

/申し訳有りません、遅れました
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:52:14.20 ID:lCci4zIo
>>224

…………――――――――

【予想外、いやそんなレベルの話では無く、思考がプッツリとオフになる】
【ゼノアに向かって指を差し、口をパクパクさせ】

――――ハァ?

【思考を廻し、廻し、廻し、なんとか平常運転まで戻した後にでたのはそんな言葉だった】

いやいやいや「どうされたんですかっ」ってオレが聞きてーよっ!
こんな所で何でお前はどうされてるんですかッ!?何事ですかッ!?
なんでオレがこんな苦労してここまで来てるのにお前はそんなにピカピカなんですかッ!!?

【近付く彼女を特に拒むような事はせずに、ただ捲くし立てる「何故こんな所にいるのか」と】
【完全に敵とは思っていないようで警戒など毛ほどもしていない、というより余計な事に思考を回せないと言った方が正しい】
【それ故か彼女の靴の泥の事など視野の外で勿論気づいていない】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:53:46.13 ID:3x/7T6SO
>>205

【或いは。両親と平穏な暮らしを送り続けていられれば、自分は目醒める事無く、ずっと日向に居られただろうか】
【あの時に戻れたなら、其れは果たして叶っただろうか】
【もしも、また逢えたなら。幼い時分は幾度と考えた】
【最近も、一度。世界が彼女≠フ偽りの死を謳った時、自分は何を――――】

【振り切った刃の手応えを確かめ、そんな事を思いつつも更に追撃を狙う】
【だが――――此処で、半ばカウンター気味に咄嗟の反撃】
【回避するにはもう遅い。放とうとしていた右掌底を止め、右前腕を蹴りと胴体の間に割り込ませ】

―――――っ!!

……無いとは、言わない。もし――――もし、オレが大切な物を奪われたなら。
例えどんな道理を曲げたって……けどな―――!

【着弾。ガード越しだが踏み込みの反作用で威力は跳ね上がり、華奢な身体がたたらを踏んで後退る】
【態勢を立て直すとフラつく意識を圧して振り返り様】
【感覚の無い右手で無理矢理に背のダガーを抜き、通り抜ける相手の背中へと投擲した】
【狙いは定まらず、速度も有るとは言えない。唯の牽制だ】
【蹴りを喰らってから反撃までにはやや間が有る為、届くとしても、彼が態勢を立て直した後になるだろう】
【対処は、然程難しくは無い】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:54:40.39 ID:Kc6IVADO
>>227
…く……!
【後方から来る爆風に対して、刀を杖のようにして堪える】
【それにより爆発の影響はほぼ無い…が】
【爆発よりも強力な力が、彼に迫る】

……チッ…!
【上空から降って来る、隕石のような拳を見据えて舌打ち】

(くそ…囮か…!!)
(だが、ギリギリ間に合―――)
―――ガハッ!!?
【直ぐさまその場から逃げだそうとした、その瞬間】
【俯いて大きな咳、それと共に口の周りと、地面が彼の血に紅く染まる】

……くそ…っ…
【彼の悔しそうな呟きを最後に、首に刺さっていた針が消え】
【その瞬間に下げていた頭を上から殴られ、顔面を地面に打ち付けて】
【それだけでは終わらず、その衝撃に頭が地面に減り込んだ】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:55:38.48 ID:ycUQAwko
>>226
――――伊達に王を名乗ってはないよ。

【ヒュン】
【草むらの中から飛び出るは有らぬ方向へと飛ばした砂の槍】

――――悪いな、王たる者、策の一つや二つは練るものなのよ

【槍の柄には右腕の義手が付けられている。】

――――泣かせてやると言ったよな
BreakDown!

【槍が破裂し柄に付いていた右腕の義手だけが飛んでゆく。】
【短刀、銃、全てがブラフ】
【――――砂の王はやはり砂使いだったのだ】

【そのままエルの顔に目がけて右腕の義手が放たれる。】

【そしてエルに向かって走る】
【――――火の粉なんかに目をくれなかった】
【過った――――愚策である】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 00:55:44.96 ID:SDUIw.Io
>>223

ふん――――

(戦の空気に呑まれおったか?)
(……いや、この不気味な気配はもっと違う何かかの)
(何にせよ――――)

      ――――理性なき野獣如きが、このわらわに敵うと思うておるのか――ッ!

【織守は、異様な速度/異様な気配/異様な表情で迫る「狂人」の姿を】
【「二つの視線」「二つの思考を以て」捉えながら裂帛の気合と共に――大気を爆発させた】

【織守の強みの一つ、其れが本体と織守、二つの意識体を以ての高速思考能力】
【頭の何かがショートしそうになる感覚を識りながら、迫る致死の刃に対する動きを思考する】

【其れは、背後の隼折り紙をバーニアのように吹かせた高速移動だった】
【突き出した刃を――男には向けずに逸らす。元より、これは本命から外れた「見せかけ」の構え】
【高速の刃で、首筋から肩までの肉を抉られながらも小柄な身体を低く、低く前方に推進させ、男の右脇を通りすぎる形で離脱を図る】

【織守の策は、剣で迎え撃つと見せかけ、相手の近接攻撃を高速移動で受け流した上で――――本命の一撃を以て決着をつけんとするというもの】

【狂人の頭部を狙うは、先程まで織守の隣に存在した「鉄砲折り紙」】
【その銃口からキィィィ……と空気音が鳴ったと思うと――次の瞬間放たれんとする】
【殺傷力が低いとはいえ、直撃したならばその衝撃で脳を揺らされる結果となるかも知れない】

【しかし、これも狂人の反応速度次第で大きく結果が変わる】
【もし、鉄砲折り紙の存在に気づき、発射前に破壊、もしくは軌道を読まれ回避されたら】
【もし、右脇を通り抜けようとする織守の動きを阻害されたならば――不安要素の多い、苦肉の策に近いモノであるが故に】

【現状・織守・高速移動により、男の右脇低空を通過しようとする。白鶴・上空6mほどで待機。鉄砲(右)・頭部に向けて発射しようとしている。】
【左隼:男の後方で方向転換完了。背後隼・織守の背に張り付くようにして、推進力を発生させている】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:56:47.39 ID:4dOLYmEo
>>228

ちィ・・・不味い、近距離に・・・ィッ!
【目から発したビームは確かに命中したが・・・】
【それ故に、回避が遅れて】

うおおおッ!
【ライフル弾は、彼の腹部へ綺麗に命中ッ!】
【腹部から、鮮血が飛んで散る】

不味い・・・此処は・・・何とか・・・形勢逆転をしなければ
【彼は、魔翌力を溜め始めた】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 00:57:08.96 ID:24nBkxIo
>>216

【跳躍の時点でルシアの後頭部が有った位置】
【痛みに対し反射的に後方へと下がったことにより、真っ直ぐその位置を狙うことは出来ない】
【其れでも、撃ち出された蹴りが止まる事は無く】

――――――ぃ、っ!?

【直線的に突き出された香月の左足は、僅かに下がったルシアの背中に突き刺さった】

【マントとセーター、二枚分の防護しか無い状態での蹴り】
【金属によって補強された爪先は、僅かにインパクトはずれたものの】
【最悪、[ピーーー]事も厭わない蹴りの一撃を受け、身軽なルシアの身体は軽々と蹴り飛ばされる】

【言葉に為らない苦悶の声を漏らし、肺の空気が一気に全て抜ける】
【蹴り飛ばされた身体は空中で緩やかに回転しながら】
【2m程離れた位置――最初に大剣が突き刺されていた辺りまで吹き飛んで、止まった】

【被っていたシルクハットが香月とルシアの間に落ち、トサリと音を鳴らす】
【通路に伏した少女は意識があるのか無いのか、ピクリとも動かない】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 00:57:35.25 ID:ZaSBOkSO
>>225
……それが本気か? 世界最強の魔女ォッ!!

【両脚の魔翌力を解放、地面を強く蹴飛ばして】
【全身から放電、それにより火球をある程度打ち消しながら、エストレアへと駆け寄って行くが】
【当然ながら火球を防ぎ切るのは不可能だ……防ぎ切れなかった数発が身体を掠め、紅麒麟は表情を僅かに歪める】

【仮に火球の弾幕を突破出来た場合は、エストレアの腹部へと右の前蹴りを放とうとする】
【蹴りの威力は先程も解説した通り、非常に強力である。更に先程解放したとは言えど、雷魔翌力は残っている】

【結論:強力】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:07:04.54 ID:jngSEUwo
>>231
やった、か?

【着地した93号は、地面に倒れ伏す毒牙へチラリと目を移し】

(メテオ・パンチを直撃したのならば・・・再起不能だろうか・・・)
(ばかな奴め、素直に機関に従えばいいものを・・・)

【拳に残る、たしかな手ごたえ】
【左手をグッと握り締めて、じっと手を見る】

・・・

【教会入口部の園庭はグレネードとメテオパンチによって舞った火の粉で】
【じり、じり、と音を立てて乱雑に伸びた緑の下草を焦がす】

【一面闇夜の空間で点々と火を灯す下草は、まるで季節はずれの蛍の火か】

そうだ、毒の霧の者・・・
死んだのならば、せめてもの情け、私が弔ってやろうか・・・
幸いここは共同墓地も隣接している・・・

【一歩一歩、地に伏した毒牙に歩み寄り―――】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:07:32.84 ID:AwIaz5.o
>>235
【後ろに突きだした蹴りの威力で、右足を軸にして体は反時計まわりに回転】
【回り過ぎるのを倒れ込んで止めて、ルシアの方へ振り向きつつ座りこむ】
【当てた、感触から分かる。やった、そう思いこんだ】

(―――違う!)

【直ぐに、その考えが間違いであると知る】
【頭を蹴ったなら、こうも吹き飛びはしない。精々、重心を軸に体が回転する程度】
【幾ら自分の蹴りが渾身の一撃でも、重心からあれほど離れた位置に当てて、こうは吹き飛ばせない】

【背中か、腰か、その何れか。吹き飛ぶとしたら、それ以外には無い】
【腹部背部へのダメージは、残るが確実には意識を刈り取れない。一撃で決めるなら、頭だ】
【落下の衝撃が有ったとしても、これで決まったとは確信できない】

……くそっ、くそっ………!

(よりによって締めで外した……組み立ては失敗しなかった筈、なのに)
(もう一発、もう一発今度こそ………)

【両足だけで立ち上がろうとして、貧血と左足の負傷によろけて】
【それでもポケットから手は引き抜かず、額を床に打ちつける】
【芋虫の様な体勢、顎と肩、右膝で、這いずる様にしてルシアの居る方へ】

【「蹴れないなら、噛み殺してやる」】
【負けは嫌だと、それだけ思い。2mの距離を悲しい程の鈍さで埋めて行く】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:07:58.45 ID:gCWLNFAo
>>229

ぴかぴか?

【んん? と短く首を傾げて、少年を見つめ返した】
【それから、丈の長いコートを翻して、裾の付着した汚れを見せる】

綺麗、という意味なら、違いますよー
この国は相変らず酷いお天気で…、ここに来るまでに降られちゃって、泥んこです

【眉を八の字に下げて、困ったような笑みを浮かべた】
【それから、赤く染まった彼の脇腹に目を落として】

でもでも、エルフェス様はさらに酷い御怪我を…
……治療薬は必要ですか?
前回と合わせて、ツケておきますけどー

【ベルトから、蒼いポーションを抜き取り】
【いかがですか、と快活に微笑んだ】
【自然治癒力が高まる代わりに眠気を誘われる、例のアレだ】
【――質問には、やんわりと答えてないかもしれない】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:08:28.10 ID:6tjlMG.o
>>230

【朔夜の脇を通り抜け、振り返りも止まりもせずに彼は進む】
【その結果としてダガーには気付く事すらなく――刃は右肩へと突き立って】
【そうしてからようやく、壁際にあったテーブルの前で立ち止まり】

ッ・・・・そうさ、誰だって一度は考える・・・・・・・
だが、現実的に考えればそんな事は不可能・・・・

・・・・少なくとも、“今現在の技術”では、だが

【静かな、これまでのものとは違う笑い声を室内に低く短く響かせる】
【眼前のテーブル、何故あるかといえば展示品を置いておくためである】

【『今現在』―――『古代テクノロジー』―――――?】

・・・昼の国に俺の支部がある、って情報は回ってるのか知らないが
あそこは開拓が進んでいなくてね、古い時代の遺跡が多いんだよ朔夜ちゃん

【ダガーを引き抜いて放り捨て、机上の品に被された布を取り払い】
【ようやく振り向いた時に見えるのは小さなギアと宝石の結晶体】
【見る人によってはゴミと見られそうな代物で有るが―――彼はそれを掴み上げる】
【刀は腰に差して、丸腰といえる状態になってまで、である】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:10:42.62 ID:MyqT646o
>>218

な、何だ……?

【落ち込んだ声色のまま聞き返すも、返事が出来ない状態なのは彼も分かっていた】
【だから彼は──その場に座り込んだ】
【泣き止むまで待つために。それを表現するために】
【少なくとも彼には、それしか選べる選択肢が無かった】

//ただいま戻りました
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:11:40.77 ID:m6Cvnzco
>>232

(──っ、先ほどの……!)

【ロンメルに集中し過ぎていて、最早槍の事は頭になかったのだろう】
【相手から意識がそれ、「音」を気にしたのが幸いしたか】
【完全回避とまでは行かずとも、僅かに身体を横に傾け回避しようとする】
【──ぱちんっ、ぱちんっ】
【義手の周囲で爆ぜるホタルのような小さな明かりは、先ほどの火の粉】
【恐らくは「物質に接触すると爆ぜる」という特性を付与された粉なのだろう】
【しかしその速度や物体に備わるエネルギーを完全に殺しきる事は出来ず──】


────っ、ぁ!

【左頬へ走る、灼熱の痛み】
【それが義手によるものだと気づいた頃には、体勢は崩れ大きな隙を晒していた】
【だがそれでも。頭部にダメージを喰らっても、彼女の戦意は衰えない】
【からん、と。義手による衝撃で片手剣が落ちるも──】


    アディオス・アミゴス──to─→テンカラット・アクセサリー
    ≪決別の刃≫  改め  ≪守護の宝石≫


【元より彼女の片手剣は、最初に彼女が生み出した火球の2つが変化したもの】
【それであれば──剣から火球への再変換も可能ということだ】
【火球を放つ距離も、時間もない。それならば──嗚呼、燃えるものがあるではないか】

【この──── 『 燃えやすそうな 枯れ草の 草原が』 ────】

【ぼぅ、と。落ちた片手剣が火球へと変わり、炎が瞬く間に枯れ草へと燃え移る】
【燃えた草は次々とその範囲を広め、あっという間にエルネスティーネとロンメルにも害を及ぼすことだろう】
【小手先の技に小ざかしい知恵。自爆にも等しいまったくの、愚の骨頂】
【それでもこれが、彼女に出来る全力であった】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:13:20.15 ID:55s2zUM0
>>228

(何で…?あの霧、あの女には見えて無い?)

【微笑みについて考えようとする脳の一端を、無理矢理に従わせる―――全ての思考を『脊髄を抜く』という結果に、直結させろ、と】
【で…。攻撃が敵に当たれば、ベチャリと弾が爆ぜ、液が四散する音や、敵の呻き声、更には皮膚を焼き溶かす音と匂いまで感じる】
【感覚的に、常人より数段鋭いキョーコであれば、尚更―――だが、その様子の一切が、感じられないのだ】

【『霧を裂かれた』相手が、僅かにその動きを緩めたことに、感じる違和感――其れを解決する前に、迫るのは『其のまま』の桔梗】
【思い込みなどでは無く、的確に攻撃を処理された、と言う事を、無言のうちに語る、妖艶にして儚い佇まい】

……―――…ヘェアハッッッ!!

【だが、瞬間に『響く声』。『手当て』。其れとは裏腹に確認する事実―――『敵は、自分を傷つける機関員』】
【そして蘇る、蘇るッ―――嘗て自分を傷つけた異形の機関員、命を救った栗色の髪の少女の姿、そして、『人間の自分』が、死んだ日】
【鮮やかに、昨日のことの様に蘇る。謎のフラッシュバックに八つの視界を侵略され、声にならない、低い遠吠えを】

 【―――ズバ、バッ…人肌より明らかに堅いキョーコの装甲、その胸の彼方此方が砕け、生々しい一文字傷が刻まれた】
【反応が、遅れた。体を後ろに引くのが精一杯だった。一撃で『奪われる』様なダメージから、ふらふらと遠ざかるので限界だった】
【この時―――余りに『近く』、身長差故に『高い』位置の攻撃、翠の体液が、桔梗の貌に降り注ぎ、邪魔となるかもしれない】

―――アぁぁア、ア、アハハハ、あんた今なんて言った?
ねぇ、機関員のあんたが、私に優しく触れていいと思ってるの?本気で思ってるの?動く脊髄ケースの『貴様』が?
……糞が、舐めないでよ。私に触れていいのはね、私のお友達だけなの。私が愛して、私を愛してる皆だけなの。
私のココロに踏み込もうとするあんたなんか、私を引き摺りだそうとするヤツなんか、活きてて良いの?良いの良いの?良く無いわよねェ!

【何とか、転倒は回避しながら―――体勢を整えたキョーコは、また鎌を振りかざした相手に、ダン、と急接近…】
【明らかに“オカシイ”…平常の彼女からすら考えられない恨み事を、『大声で』『囁く様に』――音に音が追い付く速さで、呟いていく】
【眼が、ギラリと輝いて―――この時、彼女の『罅割れた腹』が、ばっくり、裂けて。血の代わりに、何かが…】

―――死ななきゃ往けないわよ、ねぇぇぇぇ!!

【―――『巨大な、機械剣の柄』が、飛び出してくる…腹の断面は、暗黒星雲の様な無明の黒に領されていて、能力の一環らしい】
【キョーコは、その柄を掴み、ずぶり、と引き抜き―――横一線に、『霧ごと』、眼の前の女の『腹部』を切り掃おうとするだろう】
【力任せだが、距離は近く、両刃の剣は大きく…桔梗の釜とは違い、咆哮と共に全力の両手で振るわれる】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:14:10.06 ID:Kc6IVADO
>>237
【93号の強力な必殺技を直撃、しかも頭に喰らったのである】
【地面に頭を突っ込み、俯せに倒れ伏したまま動かない】
【ドロリ、と鞘と刀が紫の液体となって消え、いよいよ死んだか、と言う状態になった、その時】

「―――おはようございます」
「…いえ、出来れば起きない方がよかったのですが、この状況なら仕方がありません」
【少し離れた場所の瓦礫からメイドが顔を出して、誰に言うでも無く言った】
【いつの間に避難しているのかと言う突っ込みはこの際無しとして、である】
【メイドが何者かに挨拶をした、その瞬間】

――――――――
【倒れ伏していた巳異の体がピクリと動き】
【右手を動かし、バンバンと地面をたたき出した】
【激しく何回も、まるで動きを確かめるように右腕だけを動かして】
【他の部位はほぼ動いていないのに、である】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:15:49.87 ID:kxhk7iUo
>>236

【制圧力というものは、雑魚の大群に対してのみ効果を発揮する】
【だが、一人でも「豪傑」と言うものが存在すると、こういうものは通用しなくなるのだ】
【ゆえに、突破は成功。蹴りは放たれるだろう】
【しかし】

なら受けなさい。
今のこいつの、「全力」よ。
【三角槍を構え、放った。しかし、突きではない】
トルネイド・ブロウ
 「風旋撃」
【下からの振り上げ、即ち、ゴルフスイング】
【向かってくる足を迎撃するように、繰り出す】
【三角槍には、凄まじい風・・・いや、もはやそれは『竜巻』と言うにふさわしい渦巻きが纏われていた】
【風は、雷を乱す。しかし、それ以前に凄まじい風圧が三角槍を覆っているのだ】
【三角槍に触れれば、電流はそれを流れ、魔女に直撃するだろう】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:16:16.53 ID:lnWg7Mko
>>241

う〜っ! っく!

【そうして】
【実に数分はしゃくりあげていたクルスも、ようやく落ち着きを見せ始めた】

っふぅ、ふぅっ……。

【精神状態が落ち着いてくるにつれ、クルスの本能が押しのけていた感情――つまり、恥】
【それが、血を頭に上らせていくのを感じる】

……ひっく。

【泣き止む頃には、ついに顔を真っ赤にして――気まずげに、青年の方に目を向けた】
【青年は、困惑した表情のままで、こちらを見ていて――それに耐えられず、紅潮した顔を、ふい、とそらす】

……取り乱して……すみません。

【ようやく、それだけを口の端に上らせた】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:17:34.87 ID:lCci4zIo
>>239

怪我的な意味でっ!だよっ!

【某逆転裁判バリの腕振りでまたゼノアを指差す】
【血圧上昇に伴って腹部からの出血も増える】

まあ確かに酷い天気だけどもよう、けどよう――――
オレの質問に答えろっつうんだよ!なんでっ!お前はっ!ここにいるんだよっ!

【既に隔絶されている下の階にも届きそうな程の声で叫び】

――――……はぁ……はぁ……

【余計に体に響いていたとか何トカ】

……それ眠くなるんだろ?今はいらねーの後でくれタダで
ソイツを飲む前にここにいる機関のヤツを何とかしねーと……どこにいるんだか――――

【と、本来の目的を思い出したように呟く】
【周りに敵はいないかキョロキョロと伺い、そしてふと彼女の足の泥に気づく】

……ここまで続いていた泥の根源、コレか?
お前あの警戒体制の中をここまで歩いて来たのか?

【パズルを組み上げる事なく当たり前のように答えへと近づいていく少年】
【段々とその緑の瞳が少女に向けて大きく開かれていく】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:17:51.93 ID:6vW2.LYo
>>233

【狂った頭脳は、しかして絶対零度の冷静さに満ち満ちていた】
【此処に居る理由、こうして刃を交える理由、その他諸々が一挙に吹き飛んで】
【空っぽになった脳内は、ただ相手を捕食するだけの本能的な戦闘理論だけを組み上げる】

【──相反していた『二つ』のベクトルが『一つ』になった時】
【一切の無駄が取り払われた高速思考が展開される】

 ────っ

【──吟】
【その漆黒は、銃口を睨んだ】
【次の瞬間、ちっと掠る音を立てて彼の額の横を通り過ぎて行く】
【──回避、してしまう。異音に気付いてからその軌道を読み、最小の動作で致命傷を避け】

 (──────)

【──半ば擦れ違う形で、男の右脇を通り抜けた織守】
【その間、男は首だけを彼女に向けて其の瞳に姿を捕捉していた】

【「逃がさない」──】
【擦れ違っていく彼女を追う瞳。されど身体の方は、突きを放った慣性に従って前方へと勢い良く進んでいく】
【ギリギリギリギリ──捻れる首は180度回転していた。身体は前に、顔は後ろに。人では有り得ない】

【──半ば飛び込んでいくように放たれた突きの為、男は大きく前進していた】
【“前が見えぬままの前進”──男が一度地を転げてから、体勢を立て直そうとしたその時であった】


【──ずる】
【視界が、傾いた。天上の月が綺麗だ】
【はて、身体が引っ張られる。不可視の何かに】


 ────ありゃ


【──其処は、屋上の『縁』だった】
【ぐらり──傾く身体──今まさに、その身体が──落ち、ようと】


【──どうにかしてそれを止めようとするも、そのまま見送るも、自由】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:21:54.63 ID:MyqT646o
>>246

いや結構だが……一体どうした
俺が何か拙いこと、言ったか?

【青年はどこか心配そうな表情で、まず自分を疑うことを言った】
【そう、まずは自分をだ】
【その部分からしても、とても襲撃者とは思えない思考】
【とにもかくにも、青年は未だに落ち込んだままだ】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:22:56.26 ID:24nBkxIo
>>238

【通路に伏したルシアは、然し確かに意識を手放しては居なかった】
【正確には蹴られた瞬間、そして床に叩きつけられた瞬間の二回】
【其々一瞬ではあるものの、気を失ってはいたが】

―――――が、ふっ……!

【うつぶせのまま、何かを吐き出す様に咳き込む】
【何処か内蔵をヤったのだろう、口からは赤黒い――否、真黒な血が零れ】
【ずるずると、背後から聞こえる何かを引き摺る様な音】
【その音に、敵が接近している事を理解するも、痛みの駆け抜けた身体は直ぐには動かない】

(………次が来たら、ヤられる……!)

【間違いなく、現状で追撃を受けたら再起はできないだろう】
【先程の蹴りと同等の攻撃を受ければ、命の危険すらある】
【死ぬわけには行かない。大分前だが、何人かと約束もした】

【活動を拒絶する全身を今一度奮い立たせ、ルシアは両手に力を篭める】
【立ち上がり、ファイティングポーズを取るために】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:24:06.90 ID:jngSEUwo
>>244
【声のするほうを振り返れば、いつのまにか瓦礫郡から小さなメイド】

そっちのメイド娘はどうしようか・・・
機関のモノ好きな生化学者にでも手土産として渡そうか・・・

【しかし、彼女の視線の先を追えば倒れた毒牙の右手の様子がおかしい】
【(まだ生きているのか?)そう推測するも、その異変には説明が付かない】

(しぶとい・・・得体の知れない、新たな能力か?)

【不審に思った93号は、完全に近づく前に歩みを止めた】
【うかつに近づくのは、相手の状況が分からない現状、危険が大きすぎる】

・・・

【地に転がる教会入口石段部の小さな破片を摘み上げると】
【その毒牙の異様な右手に向かって、投げつけた―――】

【まずは、様子見、といったところか】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:26:29.88 ID:ZaSBOkSO
>>245
【蹴りは、届かなかった…………竜巻によって空中に打ち上げられ】
【そのまま天井に衝突、ピンボールのように地面に衝突して】

……完敗、カ?

【どうやら、戦う力は残っていないらしい】
【溜息一つ。天井を見上げたまま、溜息二つ目】
【エストレアを見て】

……行きたければ行くといいヨ。ワタシの部下、撤退させておク。

【将である自分が負けた以上、部下に任せて侵略を続けるのは卑怯というモノであろう】
【紅麒麟は、エストレアが去るまではそのまま、地面に横たわり続ける】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:27:39.61 ID:lnWg7Mko
>>249

……怖かったんでしょう、たぶん。
あなたに何も責任はありません。

【視線を逸らしたまま、台詞の前半はなぜか曖昧で】
【しかし後半部分は、はっきりとそう言い切った】

はぁ……。

【自分の情けなさに、今更ながら深く溜息をついて】
【どこか拗ねたような眼差しで、ちらり、と青年の方に視線を投げる】

……というか、あなた、ここを襲撃に来たんじゃないんですか?
止めただなんて……そんなん簡単に決めちゃって、良いんですか。

【何はともあれ、クルスも、青年から真意を聞きだしておかなければ――】
【安心して、ここを離れることなどできようも無い】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:29:54.41 ID:SDUIw.Io
>>248

――――っ!
ぁ……ぐっ……はぁ……!

【首付近と肩の肉をごっそりと抉られた激痛は、先程の破片のダメージと共に織守を蝕む】
【「織守」の握力が極度に低下し、剣を取り落としそうになる寸前で其れを腹部に収納した】

【だが、如何に苦痛に苛まれようとも】
【戦の最中に其れにかまけ、向けるべきものに視線を向けず、思考を痛みで切り離すほど安い道は辿っていない】
【更に荒くなった息をゼェゼェと吐きながら、力の抜けつつある衰弱した身体を隼により無理やり動かし振り向いた】

【そして――その先に映し出された光景は】

……自滅、か。
悪いが……貴様を助けてやる義理もないのでの――

【今まさに、落下しようとする男の姿】
【しかし、当然ともいえるが織守にそれを救う様子はない。逆の立場であったとしても、跳ね除けただろう】
【互いに互いの目的のために、敵将として向かい合った相手。ならばこそ、選択肢に救済の余地が消える】

――……さらばじゃな。
運良く冥府魔道を潜ってくれることを祈ってやるのじゃ

【むしろ――織守は此の程度で男が果てるタマとも思っておらず】
【言葉とは裏腹に、警戒心は一切解かず「男が生き残ること」を前提として思考を組立て始めていた】

【如何なる結末を迎えるか――それは男の行動次第】
【身体自体のアドバンテージは、男のほうが上。織守は既に満身創痍である】

【此処にて戦の決着となるか――はたまた……】

【現状・織守・少し離れた場所より男をみている。白鶴・上空6mほどで待機。鉄砲(右)・チャージ中】
【左隼:織守の近くまで引き戻り、傍らで大気。背後隼・織守の背に張り付くようにして、織守の体を支え浮かしている】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:33:05.87 ID:Kc6IVADO
>>251
【ガツン、といともかんたんに石は頭に当たり、跳ね返って転がった】
【元々酷いダメージを負っていた頭に更に傷が一つ増えたが、それだけではなかった】
【石が当たった瞬間、右腕の動きがピタリと止まり、左腕が代わりに動いて】
【俯せのまま右腕と左腕を地面に着く体制となる】

…キヒッ
【…笑った……?】
【今の声は間違いなく――少し高くなったが――巳異の物だ】
【声を出した、という事はつまり…?】

キヒッ…!キヒヒッ…!!
キヒィィッッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!
【次の瞬間、彼は不気味な笑い声を上げながらガバッと顔を挙げ、93号を見遣る】
【その目や表情は先程までとは違う、何か別の…まったく違う邪悪さを感じさせる笑顔】

よォォやくッ!!俺様の出番!!キターーーーーーーー!!!!
【俯せに倒れたまま、海老反りになるように空に向かって吠え】
【ズォォ…と急激に体から紫色の症気が吹き出し、まるで大蛇のような形を象って
93号に向けて鎌首をもたげた】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:33:25.12 ID:MyqT646o
>>253

……あぁ、そうか

【その言葉を聞き、青年の中でようやっとまともな答えが弾き出せた】
【少女が恐怖から解放されて泣いたのだと悟り、今度はこちらが安堵の息をつく】

便乗組に責任も義理もねぇよ。やりたいことやるだけだ
ところでずっと気になってたんだが、お前のその格好、何だ?

【あっさりと答え、しかも違う話題を引っ張り出してきた】
【青年としてはそっちの方が気になっていそうだ。眉を潜めて怪訝な表情をしている】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:33:50.80 ID:Kc6IVADO
>>255
/ミス
/石が当たったのは頭じゃなく右腕です
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/26(日) 01:36:33.61 ID:AwIaz5.o
>>250
【立ち上がれなくとも、脚で触れられれば良い】
【首に触れて、能力を発動。骨ごと斬ってお終いだ】
【後は最上階の囚人共を逃がして、他の機関員の支援に回る】
【これで、全てが終了する】

…………待ってろよ、コラ……
その首落として、身体だけ牢屋に放り込んでや―――

【右足の裏を床に付けた香月】
【爪先に力を入れ、身体を起こそうと。立ち上がろうとして】


「あーそりゃ駄目ですってえ私が困る色々とねえ
今まで御苦労さまそして……」

「……おい何やってんだぶっ殺すぞ」


【香月の後方から伸びた足が、その頭を床に叩きつけた】
【ガスッ、思った程響かない。声として認識するのが難しい程度の、呻きが口から零れて】

【ガ、ガ、ガッ。念入りに三度ほど、後頭部を靴で踏む。足と床で人間の頭をサンドイッチ状態】
【はたけば戦闘不能になる程度の所へ、生命に係わる程の追撃を行った張本人は】

「バ〜ッッッッッドイーブニィィィィング……ってとこですかねえ?
遅れて失礼……どうやら、私が出なくても勝ってた様子ですが……」

【香月の背を椅子にして、其処に座りこんだ】
【背後、香月が身に着けていた通信機と思われる物。それから黒い空間が広がって】

【座りこんだ誰かさんは、其処からラボコートを引きずり出し、軍服の上に重ねて羽織った】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:37:36.09 ID:Zlu4ftoo

>>234

【体当たりの要領――――……詰まり、第二撃たる衝突≠ェ依然として存在している】
【ヴォルフクライムは着弾を視認すると、三日月の如く口の両端を『吊り上げて』】


…………チェェェェェエエェェェエェェェェックメイトォォォォォオオォォォォォォオォォォオォォ!!!!!!


【其のまま、銃口≠ナ以ってヴァルトスラットを『突かん』と―――……突進<b!】
【だが、“対処の時間”は十分に存在している……或いは、カウンター≠狙えるかも知れない】


>>243

 【―――翠の体液が、私≠フ目を覚ますように降りかかる】

【可哀想に、きっと痛いだろう……―――手当てをしてあげないと】
【自分に戦闘を止める℃魔ヘ出来ないけれど、出来るだけ『被害は小さく』してあげないと】
【今でこそこんな格好だけど、……きっと、元々は女の子なんだから】

【廻るはそんな思考、想うは自らの『境遇』】
【彼女を傷つけたくは無くとも、本気で戦わなければ=\――……恐ろしい事となる】

 【避けるタイミングの無い 一 閃 =\―――――……腹を一文字に切り裂かれ=A彼女は想う】


 「(……………………………良かった……『死んでない』………。)」


        【ドサリ、と彼女の体が崩れ落ちた――――――― 刹 那 =z

「けらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけら
けらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけ
けらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけら
けらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけ
けらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけ
けらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけらけら」


【『 痙 攣 』――――同時に彼女の口から漏れ出すのは、霧の骸骨≠フ其れを思わせる“ 哂 い 声 ”】
【腹部からはおびただしい出血、そして『無表情』―――……そうであるのに、ナニカ≠ヘ笑いを止めない】


>>ALL

【ダダダダダダダダダダダダ―――――と、上方から聞こえるのは……“ヘリの駆動音”?】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:38:10.89 ID:gCWLNFAo
>>247

(……あら、意外と鋭い方でした)
(…黒いロングコートの侵入者……、不意打ちは難しいかもです)

【一度頷いて、ポーションをベルトに戻す】

う、むー…
質問は一個ずつが宜しいですねー

【絶え間ない質問に、小さく呻くと】
【難しそうに口を窄めて、人差し指を頬に当てた】

ここに居るのは、機関の襲撃予告があったから――

―――敵対組織に入ってるんですよ、実は

【少しだけ、危険な嘘をついてみる】
【彼に一歩、ピシャリと近付こうとしながら】

泥の跡は、確かにそうです
もっとも…、機関員様の到着前に付いてしまったようで…
…上の階で、攻めあぐねていたんですよ

逆に、よく此処まで辿り着けましたねー
素晴らしいと思います
何人殺されたんですか?

【泥の跡は、決定的なものとはなりえないんだろうか】
【――ただ、答えに近づいたのならば、問答する必要もないのだが―――】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:38:54.42 ID:lnWg7Mko
>>256

そうですか……。
はぁ、良かったぁ……。

【独り言のようにそう呟いて】
【クルスは、ようやく肩の荷が下りたようだった】

……うっ。
よ、余計なお世話です。
言っておきますけど、単に、文無しってだけですからね。
勘違いする人もいるんですけど、趣味とかじゃ、ありませんよ。

【なにかトラウマでもあるのか】
【拗ねた声音で、そう答えた後に、きちんと理由を付け加えている】
【何度も露出狂だのなんだのと間違えられていては、それも無理からぬことだろうが】
【だが、やはり露出狂と勘違いされるのも、無理からぬことだろう】

まぁ、そんなことは、今はどうでもいいでしょう?
……おとなしく、帰ってくれるんですよね?
私は、念のためにまだ少し、館内を見回りますけれど……。

【そう言いながら、ゆっくりと立ち上がる】
【先ほどまで泣いていたと言うのに、まだ館内を警邏するつもりのようだ】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:39:39.45 ID:ycUQAwko
>>242
――――命を粗末にあつかうんじゃぁねーよ!!

【叫び】
【然し・・・お前が言う台詞じゃねーだろコレ・・・】

薙ぎ払えフィア・モーゼル!

【焔の刃が白く光りを燃える草原へ薙ぐ】
【然し焔の刃が冰の刃になるには多少のタイムラグが必要でありまして――――】

【結果的に足と左腕に火傷を負う。】

くっ、これしき!「王が命ず、砂よ!巻き起これ!」

【撒いておいた砂が巻き上がり炎を散らしていこうとする。】
【そして薙いだ冰の刃が炎を凍らせる。】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:42:28.84 ID:kxhk7iUo
>>252

そう。
【敗北を認めた紅麒麟を見て、あっさりと返す】

まあ、なかなかの強敵だったわ。
普通にやり合ってたらわからないけど。
【そういって、三角槍が消滅する】
【あとには、槍の杖が、カラン、と高い音を立て、地面に転がった】

やっぱりまだまだだなーぁ・・・。
【杖を拾い、穴をくぐってでていく】
【ふがふが、とあくびを漏らしたりしながら】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:42:28.35 ID:6vW2.LYo
>>254

【ひゅう、と地上から吹き上がってきた冷たい風】
【ぞくり──本能的な恐怖が、『酔い』を一気に吹き飛ばした】
【「何故、私はこんな所にいるのか」 「落ちる」 「死ぬ──」】

【何故か遠くにいる織守の姿──決着はどうなる、こんなところで、死──】
【いやそれよりもまず、何か伝えるべき事があったような──】
【しかし、時は既に遅かった。首をぐるりと前に戻せば、遥か下にある地上の姿くっきりと浮かんで──】


 ……嗚呼、私は……────、


【ふっ──その姿が、闇に消えた】














……おーい

【──やがて、小さな声が響くだろう】
【耳を傾ければ、「助けてくだされー」「死ぬー」等とほざいているのが聞こえるだろうか】
【炭酸の抜け切ったソーダのような、至極緩い声──男は、咄嗟に左手の剣を壁に突き刺してどうにか凌いでいた】

【──彼女の読みは、またもドンピシャだったのである】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:44:47.80 ID:MyqT646o
>>261

あぁ!? てめぇは人の話聞いてねぇのかこのタコ!!

【館内を見回る。そう聞いた途端、急に怒り出した】
【何故か】

俺”程度”と戦おうとするだけでがたがた震えてるくせにこれ以上何が出来るんだ!
いいから帰って寝てろボケ!!

【つまりはそういうことだった】
【自分から振っておいた疑問、その回答への対応を後回しにしてでもこれを言う】
【もしかすると青年はかなりの世話焼きなのかもしれない】
【ともかく、怒ってるのも忠告しているのも事実だ】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:46:08.33 ID:jngSEUwo
>>255
(石の欠片にも反応は見せず・・・死後硬直で筋肉が収縮しているだけ、か?)

【否、すぐにその安易な想定は覆された】
【起き上がった毒牙、いや、毒牙と思しき者は】

【まるで】

【異人格】【異形】【異様】【異体】【異質】【異変】【異称】

【いくらでも形容する言葉は出てくる】

毒霧の者よ、
それが、貴様の能力か?
それとも、本性か?

いずれにせよ、最終ラウンド、といったところか!


【紫の瘴気の大蛇を、紅い両目で捕らえて―――】
【―――「くるか」と両腕を前に構えての、追撃準備】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:48:11.69 ID:4dOLYmEo
>>259

不味い、不味いぞ・・・
とりあえず、魔翌力を溜めたは良いが・・・何に使うか考えてなかったからな・・・
あの突進を止めるには・・・には・・・
【彼は、考える】 【奴を止める方法を】 【魔翌力の使い道を】
【痛みに歯を食いしばりながらも】 【考える】

(まず、回避は無理だ・・・速度的にも、距離的にも)
(ならば・・・クロスカウンター的な感じで行くしか無いのか?)
(鎧を纏う余裕は・・・無い) (出来る事をやるしかない)

ウオオオオオッ! 三つ巴ッ!
【岩の刃・・・それも、大きいというわけでも無いがわりと大きめのそれを生成し】
【接近する彼に向けて飛ばすッ!】 【岩の刃には、水が纏われ・・・更に、空気が纏われている】
【全体的に申し分無い感じの技だ】 【だが、狙いはあまり定まっておらず・・・一応は、腹部や胸部辺りを狙っているようだが】

【しかし、この行動によって・・・彼は、突きを回避出来なくなった】
【もし、何らかの要因で・・・突きの軌道が変わらない限り、突きは命中するだろう】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:49:31.62 ID:m6Cvnzco
>>262

く──ぅ、あ、……、っ──!!

【攻撃として放たれた炎は、例え術式施行者であろうとも無慈悲に襲いかかる】
【火が発生した場所はエルネスティーネの方が近く】
【尚且つ彼女の左腕の衣服には身体から漏れた油が染みこんでしまっている】
【砂が炎を消す僅かの間に炎は彼女の身体を舐め、特に左腕には手酷い火傷を追ってしまった】
【油の流れている体内にまで炎が入りこまなかったのは単なる幸運か、それともそういう性質なのかも知れず】

【どの道──今の攻撃と先ほど喰らった技により、彼女には殆ど体力は残されていなかった】
【炎が消え、砂が舞い上がる中──どさりとエルはその場に崩れ落ちる】
【ただ、まるで炎から護るかのように】
【首に下げられたチェーン付のコインを、しっかりと右手で握り締めていたのが妙に印象的で──……】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:50:05.57 ID:3x/7T6SO
>>240

【右の掌でダメージの抜け切らない胴を抑え、蒼く輝く刀身を向けつつ】
【彼女は、一歩、また一歩と足を進めてゆく】

…………願ってみた事だって、有るよ。だけど。
どんなに強く拒もうと、足りないモノが多すぎる。

【科学は発達し、魔術が根付き、能力を持つ者が集う――そんな世界に於いて、尚】
【反魂法或いは死者蘇生は通常、“不可能”の烙印を捺されている】

【それこそ神の如き力の持ち主でなければ、成し遂げ選ない奇跡。いや、或いは】

【宝玉、乃至、其れに匹敵する神秘を以ってすれば――――】

だが、ああ……――――つまりは、其れがお前の目的なのか。
――――その為に、何を。どれ程、犠牲にする心算だ?

【其処に思い至るのは、至極当然だった】
【取り払われた布の中身に目を遣り、次いで放たれた問いは、酷く端的】
【声と表情は依然鋭く、だが咎めるような響きは持たずに、彼の真意のみを問う】

【殺意も、戦意も、未だ消えはしない。だが――――今の所は追撃を加えず、彼の話に耳を傾ける】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:50:57.03 ID:lnWg7Mko
>>265

ひっ!
な、何でそんなに怒ってるんですか……。

【突然声を荒げて怒りを露わにした青年に、クルスは後退さった】

だ、だって、この博物館を占拠するって話を聞いてるんですよ!
襲撃する人が、あなた一人って決まってるわけじゃないんでしょう?
せっかくあなたが諦めてくれたのに、ここで帰ったら、何しに来たか分からないじゃないですか……。

【忠告には、理詰めで答える】
【彼女の行おうとしていることは、正論だ――クルス自身の戦闘力を、加味していないことを除けば、だが】

俺は、争いを止めるために来たんです。
火種が全部消えたのを確認してから、帰ります。

【きっぱりと――少し及び腰では会ったが、青年の顔を真正面から見据えて】
【クルスはそう言い放った】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:51:42.21 ID:lCci4zIo
>>260

ダウト、悪いけどソイツは嘘だ
だってお前がそういう組織に入っているって情報は無かったもの

【右手のナイフを縦に廻し同時に横に半回転させ逆手に刃を対面させるように構える】

それにその通信機、中で上と連絡を取ってた連中
誰が指令を出していたかなんて明白も明白、分からない方が狂ってる

【視線のみを通信機に下げ】

……五月蝿ぇ誰もバラしちゃいねえよ、オレが何をどうしたか以前に
お前がなんでそっち側にいるかの方が問題なんだよ

【少年の緑の双眼には怒りとも苛立とも悲しみともつかない感情が燻って】

他の機関員か何かに弱みでも握られて仕方なくそんな事してるってならまだマシだが
どうなんだよ、ええオイ!?場合によっちゃあタダじゃ済まねえなあ――――

【言葉では幾らでも言える、例え嘘でも何度でも吐ける】
【少なからず交流の会った目の前の人物をこの少年が躊躇いも無くその刃を突き落とせるか】

【そんな事は自明の理ですら無い】
【手を出せる訳が無いのだ……】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:52:07.54 ID:ZaSBOkSO
>>263
アハッ……少しくらいサポートしてくれても良いだロ? 灯草灰……

【誰に言うでも無く、紅麒麟は小さく呟いて】
【すると、紅麒麟の頭上に出現する先程の幼女】

……まあいいヤ……今日は割と楽しかったヨ。

【ふらり、と立ち上がり、そのまま施設を後にする】
【その背には後悔は無い。今の紅麒麟にあるのは、満足だけである】

【無論、その後部下の機関兵達は撤退させたのは言うまでもない】

/乙でしたー
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:52:40.24 ID:SDUIw.Io
>>264

――はぁ……
さて、どうやら彼奴はわらわに止めを刺して欲しいようじゃな……。

【天空に待機させていた折り鶴。それとの視覚共有によって男の姿を屋上から捉えると】
【生き汚いとも言える様と台詞に小さく溜息を吐くと――鉄砲折り紙を操作、屋上を抜けて銃口を下へ……男へと向けた】

【そう――前述通り今の織守は全く助ける気がない】
【銃口から先程も聞いたであろう空気を収束する音が聞こえ始めた】

……往生際の悪い男は好かん。
助けを求めるならば、もっと慈悲深い女に頼むのじゃったな……

【助かる、ならば恐らく織守に頼る選択肢は危険だろう】
【絶体絶命とも言える状況、時間も僅か。時間をかけたならば、直ぐ様圧縮空気の弾丸が彼を襲うこととなる】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 01:55:15.73 ID:Kc6IVADO
>>266
キヒヒヒヒヒ!!本性ォ!!?なァに言ッてんだオメー!!?
俺様は俺様!!蛇鬼のジャドウ様よ!!よーやッと出てこれたぜェ!!キヒヒヒヒ!!
【違う、完全にコレは巳異とは別物】
【少し前に会ったばかりの93号にも、それは感じ取れるだろう】

最終ラウンド、だァ?おいおいお気楽な頭してやがんなァ!?
ラウンド、じャなくて最後の瞬間、だよ!!
勿論、オメーのなァ!!!
【彼が叫ぶ、それと同時に症気の大蛇が硬い鱗を体に纏い】
【93号へと頭を向け飛び出す】
【93号へと向かう途中で大蛇は大口を開け、その口からは大量の小蛇が伸びて先んじて93号へと向かう】
【物量、の後の強撃、大きくその場から移動出来ればかわす事は可能だが…?】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:57:00.48 ID:24nBkxIo
>>258

―――――――、……?

【―――何が、起きた?】

【浮かんだ疑問は、然し言葉にはならず】
【ぐ、と力を篭めて上半身を無理矢理起し】
【身体を捻るように半回転、うつ伏せから仰向けの姿勢へ】

【両手を背後、起した上半身を支えるように置き】
【異音と、何処か聞き覚えのある声、突然の乱入者】

【視線の先、先程まで対峙していた少女は地に伏し】
【その上に腰掛けた見覚えのある女性に、ルシアは驚きに目を見開いて】

―――――…………カリナトゥス、さん……?

【その人物の名を、ぼんやりと口にした】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 01:58:39.68 ID:55s2zUM0
>>259

アハハハハ、殺す殺す殺す、脊髄を抜く、ぱくぱくする、皮を剥いで血を洗って、綺麗キィーレェーイィーに研磨して!
みんなーに教えてあげなくちゃ、殺したの、伝えてあげなくちゃ、皆の敵が、一人、死んだよっ、て。
武美も、夜行も、リーズも、勿論サージちゃんも、みんな、みんな。私を取り巻くすべてのあったかさが、悦んでくくれえええれれっれれっ

【『崩れ落ちた』―――其れを見た瞬間、ボトリ、と右手から力が抜け、剣がドサリ、と、鈍く重い音と共に、『足元に』落ちる】
【最早、怪人の人相を鑑定出来なくとも分かる】【奇怪な表情として浮かぶのは、痛みも苦しみも食い散らかす、無上の『恍惚』】
【呼吸が荒くなるのに、声が止まらない。胸が苦しいのに、肺が悲鳴を上げているのに、自分を制御できないする心算も無い】
【すぅっ、と腕をまっすぐ伸ばし―――ピクン、と震え脈打つ両手で、桔梗の首を挟み込もうとするだろう】

―――いたたただあきききまぁぁぁぁぁすぅー。

【高く綺麗な少女の声が、危険を告げるサイレンの様にその場に響く】
【其処に有るのは、一匹の怪物。まともな思考の余地を喪い、甘い夢に沈み往く、淀んだ瞳で桔梗だけを見つめた】
【ゴキ、と骨が鳴りだし、首の薄皮が少しずつかい離して往くかもしれない―――若し、次の『レスポンス』に於いても、キョーコを静止出来ねば】
【桔梗は、背骨が付きでた頭蓋骨と、首無しの妖精の似姿に分離されてしまうことだろう】

【まるで、笑い声など聞こえない様に―――否、それすらも、幻想を盛り上げる舞台効果に過ぎない様に】
【只、縦開きの口が、大きく解放される…嗚呼、素晴らしいまでの『愉しさ』に、脳の隅々までが埋め立てられていく】

『クかかカカか…まァーっタく、どイつモこいツも、厭ナ嗤いダねェ……』

                         【―――?】

【その中で、只一つ…至って冷静に、諦めた様に、ノイズのかかった言葉を吐きだす、『何か』が居た】

『ナんカ、変なノも来タし、ゴ主人もアれじゃァ、俺ハ何処まデも災難だヨなァ…。』

【空中が『地均し』される様な錯覚を覚えさせる、ヘリの駆動音。其れすらも聞こえず、悦の有頂天に至るキョーコ】
【全てを尻眼に、発される厭世的でニヒルな、ハガネ混じりの声の正体は―――『キョーコの足元』にあるッ…!?】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:00:34.33 ID:MyqT646o
>>270

……てめぇはマジで自分がどれだけ危険なことをしようとしてるか、分かってねぇみたいだな

【理詰めで来た少女に対し、表情が変わった】
【表面的な怒りは収まったものの、まだ静かに怒っているのが分かる、そんな感じだ】
【徐に右手を引き抜き、左手で持っている刀の柄を握る】
【そして抜刀し、切っ先を首へと突きつける】

お前のそれは勇気じゃなく蛮勇。行動は理的ではなく無謀だ
お前に何が出来る? また諭すか? 震える身体を無理に抑えて戦うか? それで勝てるか?
無理や無茶をしていいのは、その先に明確な勝利と成功が、目に見えているときだけだ
例えで言ってやろうか。お前がやろうしてるのは、俺からすれば「子供が”真似事”で本物の強盗に立ち向かう」のと同じだ
お前は相手が誰か見えていない。俺には見えてる。だから言ってる

ガキはガキらしく、うちに帰って部屋の隅で震えていろ

【切っ先を向けながら、静的な怒りを言葉に乗せる】
【内容は確かに説教近いが、遥かに冷静に話している】
【これ以上は手を引け、と】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:04:10.07 ID:AwIaz5.o
>>275
「………やーれやれ、やっと片付いた
機関全部が大きく動くこのタイミング、末端の目一つに至るまでが外へ向かうこの時……
ようやく、動けますねえ………」

【香月のジャケットから煙草の箱とライターを取り出し、一本咥えて火を付けて】
【「うわっ、マズッ」。少し吸ったら、箱もライターも適当な鉄格子の向こうへ放り込んだ】
【それから、立ち上がってルシアの方へ。その負傷の様子を目で確認しながら】

「イエース、まいどおなじみカリナトゥスです
……何時もならイチャイチャしたりハグしたりキスしたりですし、そうもしたい所ですが……
生憎、今日ばかりは余裕が無い。出来る限り、シンプルに答えてください」

「此処で治療して、機関が撤退するまで留まりますか?
それとも、一度何処かに逃げて、其処で治療を行いますか?
夜の国支部の研究室はもう使えません、設備は其処まで良い物は有りませんが……
私なら、治してみせますともね」

【何が起こっているのか、何を言っているのか】
【それを理解させる気が無いのかと言う程唐突な展開で、畳みかけた】
【普段の笑みは顔に一切浮かべず、目は周囲を確認するように左右に走りまわって】

「………そろそろ、貴女もおうちに帰りたいでしょう?」

【端的に言うなら、解放の宣言】
【ぐいと首を伸ばす様にして、出来るだけ近くからルシアの目を覗き込んだ】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:04:32.95 ID:ycUQAwko
>>268
だから言ったじゃねーか。
全力で立ち塞がってやるってな。

然し・・・痛いな、カタストロフもフィア・モーゼルも満身創痍だこりゃ・・・。

【ボロボロになった左腕の義手】
【ぐしゃぐしゃになった右腕の義手】

――――ま、仕方ないか。

【ガシャリと右腕の義手を付ける。】

・・・ぐっくぅ・・・効くなこれ・・・。
【全身にバキバキダメージを与えられる】

――おい――――帰るぞ

【フラフラと近くに寄ってくる。】
【なんだかんだ言っても、かなりダメージを結構焼かれてた様だ。】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:05:02.59 ID:cZPPdUSO
>>204

あ・・あのすみません、一応閉店時間は過ぎてるんで、食べ終わったんなら早く―――
【と帰宅を促す】

/すみません、軽く意識飛んでました。
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:07:23.46 ID:jngSEUwo
>>274
理屈は分からないが、さっきの者とは、別、ということか!

【多重人格か、あるいは憑依、抑圧された衝動の人格化とも】
【考えられる症例はいくつもあっても、この窮地を打破する手にならず】

瘴気が、蛇!?

【大蛇から飛び出した小蛇の群を後方へステップをとって避けるも】
【大蛇の衝突には避け切れそうも無い】

【93号は身をかがめて左に転がっての緊急回避】

・・・っ!足が・・・!

【しかし先の戦闘での負傷も激しく、脚部の起動反応が鈍い】
【回避後の立ち上がりに一呼吸手間取り、自ら隙を招くこととなり―――】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:08:06.97 ID:6tjlMG.o
>>269

【左手に持った謎の物体、それを再度確認してからコートの内へとしまいこむ】
【何せ動かせるのは左手のみである、何時までもそれを埋めるわけにも行かない】
【右手は最早完全に動かず、斬られた場所からはかなりの出血―――】

足りない物は補えば良い、機関なら・・・議員ならそれが出来る
そして現代に技術が無いのなら過去にそれを求めれば良い

・・・・その願いさえ叶うのなら、俺は死んだって構わない

【スッ、と左手で紫の刀を抜き放つ】
【余り余裕も無い――個人的な目的は達したとはいえ、だ】

犠牲・・・そうだね、もしかしたら色々と吹っ飛ぶかもしれないな
うちの支部、昼の国、聖都や機関の本部・・・・規模なんざ俺は知らないがね

【要約してしまえばこの男、“どうでもいい”のである】
【目的の為なら自身も世界もどうなってもかまわないと】
【暗にそう言うような口調で語りながら―――構える】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:08:43.34 ID:lnWg7Mko
>>277

危険なことぐらい、わかってま……。

【反論しようとした言葉は、最後まで吐き出されることなく、止まった】
【喉元に吸い付くように突きつけられた刀の動きに――安心していたとは言え、クルスは反応できなかった】
【頭から、血が降りていくのが感じられる】

っ……。
……か、勝ちます。勝てなくても、止めます。

【それでも、意地のように、クルスは譲らない】
【今、剣を突き出されても、喉笛を貫かれないよう、それだけに意識を集中して】

俺は、無力なだけの、子供じゃ、ない、から。

【真摯な眼差しだけで、訴える】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:10:29.17 ID:kxhk7iUo
>>272

【発電所を出て、その外壁】
【魔女は、まだまだ独り言と、考え事をしていた】

「幻想魔鎧」はまだ不安定ね・・・。
接近戦ができるってのもなかなか有利になるんじゃないかと思って作った魔術な訳だけど・・・。
やっぱり、改善点が多い。それに、私自身の技量も足りない・・・。
【ぎゅう、と拳を握りこむ】
【いつもの相手は、今は・・・行方知れず】

どこに行ったのよ、あの馬鹿アルギは・・・。
おかげで、罪もない機関員の子を実験台にしちゃったじゃないのよ・・・全く。
【憎憎しげに・・・でも、どこかさびしげに呟いて】
【発電所を、じぃっと見上げていた】

【“魔女”エストレア VS ≪No.14≫紅麒麟】
【勝者・・・エストレア 撤収】

/お疲れ様でしたー
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:12:08.02 ID:m6Cvnzco
>>279

(──また、負け……、て)

【衣服はところどころが焼け落ち、クリーニングではどうすることも出来まい】
【恐らくタータンのワンピースは買いなおす羽目になってしまうだろう】
【焼けて癒着した肌からは、またじんわりとオイルが染み出してきて】
【ずきずきと、刺すような痛みが思考の邪魔をする】
【それでも分かるのは、自分が敗北したという事実で──】

……、ご、心配──、な、く……。

一人で──、帰れます、故、に……、……。

【近くによってきたロンメルの声を聞き、息も絶え絶えにそれだけ告げた】
【きっと其方を見遣る余力も残されていないのだろう】
【どう見ても今の彼女は、強がりを言っているようにしか見えない】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:12:36.78 ID:6vW2.LYo
>>273

……あっ、あっ、あ……
違うのです、少しお話をしましょう

【銃口を向けられて、男は冷たい汗がどっと滲んだ】
【──「マズい」。まさに「相手が悪かった」とは既に自分で言った言葉】

【──彼は、少ない時間の間に此処から助かる為の方法を必至で模索する】
【「ウィンチで何処かに飛び移ろう」──否、既に切り離してしまって手元に無い】
【「インカムで助けを呼ぼう」──否、それも既に放り捨ててしまって手元に無い】
【「ええと、あとは──」】


……や、何もありませんな


【──結論、無駄】

【男は、一度地上へと目をやると──ごくりと生唾を飲み込んだ】
【──唯一幸いなのは、超高層ビルという程でもないと言うこと】
【落ちれば大事に至る事は間違い無いが、男は無理にでもそう思い込む事で覚悟を決めた】

……全治何ヶ月か、これは見ものですな

【ぼそりと小さく呟くと──男は、壁に突き刺していた剣から手を離した】



【その数瞬後、】
【ずだだんっ──と、地上から鈍い音が響く】

──……ぐ、お……

【──しぶとい事に、その命は未だ絶えず】
【五接地点回法などと呼称される特別な着地の、但しその『マネ』によって、かろうじて命だけは繋ぎとめる】

【やがて男は、かろうじて動く左手で懐から携帯らしきものを取り出した】
【先日、機関集会の後に配布された機関員用の携帯端末──】
【そのボタンを絶え絶えの息を押すと──やがて力無くその場に伏した】


【──男は、完全に戦闘不能】
【よって完全なる勝者は──貴宝院織守。機関の制圧、ならず──】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:14:22.64 ID:Zlu4ftoo
>>267

【結論から言えば――――……『突き』が直撃する事は、無かった】
【彼の放った攻撃は、見事なまでにクリーンヒット≠オ………】

……………あ、は、ふはううでゃうふあhすふうっしゅうhすあうhすあkしゅ……。

【“あっさり”―――…拍子抜けするほどにあっさりと、ヴォルフクライムは沈む=z
【どうやら、“耐久性の無さ”は、洒落にならないほど……酷い物≠ナあったようで】
【一応はこの戦い、ヴァルトスラットの勝利と言えるだろう――――】


>>267>>276

【見上げれば其処には―――……紅い機体色を持つ、一機の武装ヘリ】
【目を凝らせば、機関員らしき数人の男達が乗り組んでいると判るだろうか】
【騒然たるエンジン音を鳴り響かせつつ、四人の上空でホバリングし………】


『―――………嗚呼、懐かしのお二人様です……さぁ、さっさと保護・回収。』
<言われなくても判ってますよ、スラウテルンさん……―――よ、っと。>


【降下して来たのは数人のバトルスーツ≠フ人物達―――…顔まで、総てが覆い隠されている】
【リーダー格らしき一人は降下すると、保護対象を喰らわんとする異形≠視認し――――】


<――――――……………おい、離せ。>


【桔梗の哂い声も、キョーコの異質≠煖Cに掛ける事無く……其の背を、蹴飛ばそうと≠キる】

【同時に、ヴァルトスラットの方向へ向かうのは数人のバトルスーツ達――彼にとっては、デザインに見覚えがあるだろうか】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:16:01.44 ID:Kc6IVADO
>>281
【蛇の突撃がかわされ、全ての蛇が症気と消え去る】
【しかし、すでに新たな症気が攻撃の方法を作り出していた】

―――隙ありィィ〜!!…ッてかァ!?
【そう叫ぶ彼の背中には、症気が形を成した二本の長い長い紫色の腕】
【その腕の片方を思い切り93号へ振り下ろした】
【もしそれがかわされたら、もう片方の腕がかわした先を追って振り下ろされる】
【もし一撃目が当たったなら、すぐさまもう片方の腕での駄目押しがくるだろう】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:16:31.18 ID:MyqT646o
>>283

……

【しばらく彼は黙っていた】
【恐らくはどうするかを考えていたのだろう】
【しかし、その思考は意外な形で中断された】

……っ!

【一瞬表情を歪ませたかと思うと、かたかたと目に見えるほど、切っ先を向けている右手が震え始めた】
【それと同時に、彼の額から汗が吹き出してくる】
【まるで何かの病気のように】

わ、分かった……

【どこか力の無い返事をし、震える手で刀を納めようとする】
【しかし震えのせいで上手く入らず、何度かしてようやっと納めることが出来た】

……ただし、俺も同行させろ。異論は無いだろう

【渋々了承したかに思えたが、ここで同行を申し出た】
【ただの世話焼きにしては、少し行き過ぎている】
【それだけ心配なのか、他にも理由があるのか】
【ともかく簡単に譲りそうには無かった】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:16:39.28 ID:gCWLNFAo
>>271

【人工的な照明を煌かせる、彼のナイフ】
【それを見つめながら、残念そうに微笑んだ】

……あははー
ご名答ですよ、エルフェス様
イヤホンは上手く隠せたんですけどね

完璧に偽るのは、難しいです

【片手で長い髪を掻き揚げて、右耳を露出させる】
【ちょこん、と填っている受信用のイヤホン】
【自分からも、身分を明かして――】

――アナタ様は、そういう情報を得られる立場に居る
そういう事でよろしいんですか?

正義側に与する、機関に対立する
此方と同じく、「自らの意思」で…

【緑の双眸に乗る感情を、凛とした蒼で受け止める】
【右手を伸ばして、彼に翳した】
【――攻撃しないのは、相手の動きを伺っているから、なのだろう】

【此処まで一人も殺さなかった彼が、自分を本気で殺す気があるのか―――】
【ゼノアの疑問は、その一点に尽きる】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:18:58.31 ID:SDUIw.Io
>>286

ふん……――死んだか?
いや、恐らく……しぶとく生き残っておるじゃろうな――じゃが……

【男が落下する光景を確認した瞬間……構成していた全ての折り紙が霧散し】
【織守はその場に倒れ伏した。死んでいないと予感めいたものを抱いていながらも、既にそれ以上攻めることは身体が許さなかった】

……はぁ、はっ――ぁ……
ちぃと……受け過ぎたかの?……流石に、しばらくは動けぬか。

万全とはとても呼べんが……
取り敢えずは、目標は「くりあー」……と言うたところか……。

今宵は其れで――善しとしよう……かの……――――

【織守は、力なく声を漏らすと……周囲に搾り出すように力を行使し人形の折り紙を生成する】
【折り紙の種類は「術師」折り紙。三方を囲むようにしてそれらを配置し、治癒の術を掛けながら……正義の剣は、静かに鞘に収まった】

/お疲れ様でした、ですかな?
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:23:21.75 ID:09L/4d2o
>>287

【突きが直撃せず、一先ずは生き延びた彼】

――――――・・・・・・・・・ん・・・何時の間にヘリが・・・
【ゲホッと一度むせて血を吐き、今更ヘリに気づいたようで】

何処かで見たような感じだな・・・ええと・・・エキシビジョンだったような・・・
まあいいや、ともかく・・・こいつらの仲間なのは確かだろう
【自分へと向かってくる数人のバトルスーツを見】 【そう言って】

回収なら勝手にやってくれ・・・俺はただの野次馬だからな
(それにしても・・・脆い奴だった) (ヘタすると、俺の空気の鎧より脆いんじゃあないだろうか・・・?)
(だが・・・その分、厄介だったな・・・攻撃とかさ、実弾の銃って結構苦手何だよね)
【ぐったりとした様子で、そう言った】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:23:55.70 ID:24nBkxIo
>>278

……え、あ……?

【毎度毎度の事でもあるが、ルシアは現状を把握出来ずに】
【只、危機的状況は去った、という大雑把な事実だけを理解して】
【半ば放心状態のまま、カリナトゥスが近付いて来るのを見詰める】

【暫くそのままでいたが、有無を言わさぬ言葉の連続】
【畳み掛けるようなその物言いに、ルシアは訳も判らぬまま頷きかけて】

―――――いや、その……護らないと……。

【至近距離で覗き込まれ、その瞳に魅入られそうになりながらも】
【自分の任務――刑務所を機関から防衛するという任を完遂する為に】
【断片的では有るが、“留まる”意志がある事を伝える】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:24:20.63 ID:lnWg7Mko
>>289

……?

【突然震えだした青年に、不思議そうな表情を作り】
【背後に何か出たのか、と刀に注意しながら、後ろを振り返る、が】
【無論、そこには何も居ない】

あの……。

【がちゃがちゃと音を立てて、納刀する青年を、訝しげに見やって】

え?

【まるで精彩を欠いたその動きに、問いを発しようとしたところで――思わぬ提案】

(……罠? ってことはなさそうだけど……)

【しばしの逡巡のあと――クルスは、首を縦に振って返答の代わりとした】

……分かりました。ありがとうございます。

【まだ少々硬くはあるが――表情をやわらかくほころばせて、ぺこり、と腰を折る】

お名前を、聞いてもいいですか。
えっと……俺のことは、クルスと。そう呼んでください。

【自己紹介をして、青年に名を問う】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:24:34.02 ID:ycUQAwko
>>285
お前、また負けた・・・って思ってるだろ。
安心しな、引き分けだ。攻勢手段は有るが手は出せんからな。

【茶色のコートは所々焼け、左足は肉が焼け非常に嫌な匂いが立ち込める。】

・・・おいおい、どうせ私がここで放置したら野垂れ死ぬことになんぜ?
どうせなら貸しは作っとくもんだ。

そんで、後で返済しに来ればいい。簡単だろ?

【抵抗がなければ、むんずと右腕を掴み背負われてしまうだろう。】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:26:05.63 ID:lCci4zIo
>>290

――――っ……はぁ……合ってなきゃ良いと思ったのになあ

【大きなため息】

なんでだろうなあ、本当に残念だよ
どうしたものかなあ……

【ぷらん、と構えたナイフをだらしなく下げ項垂れる】

お前そんなヤツだっけ?機関に入って悪事を働くようなヤツだっけ?
おかしいなあ、どうしちまったのかな……いやオレがおかしいのかなあ

【垂れた頭を愚鈍な動きで持ち上げて、鈍く開かれ瞳で睨む】

オレにまともな意思は無いよ、流されて流れてここにいるだけさ
いるだけだけど、それだけだけど――――

どうなんだろう、多分オレはお前に手を出せないよ
なあ機関員辞めようぜ、道具屋よう――――

【ナイフを握ったままでそんな愚かな提案を彼女に出す】
【その姿は酷く惨めで、握られたナイフすら本来の鋭さと輝きを失っているように見えるだろう】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:26:07.20 ID:jngSEUwo
>>288
なっ・・・まだ来るのか!

【瘴気より成した、異形の紫の腕】
【回避、防御、いずれの手段も持ち合わせておらずに】

【振り下ろされた腕が、93号を直撃した】

・・・ぐっ!

【それに併せての追撃のさらなる一手が】
【93号の、倒れこんだ背中を更に打ち叩く】

(まさか毒霧の使い手が、こんな異形になるとは・・・)
(あなどりがたし、異形の能力者よ・・・)

(これ以上の戦闘は難しい・・・早急に撤退、か・・・)

【地に伏した状態で考える、戦略的撤退の一手】

【いくら改造人間といえども、完全無敵であるはずもない】
【衝撃はダメージとなって蓄積し、激しい損傷は機能を停止させる恐れすらある】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:28:14.52 ID:MyqT646o
>>294

ん……怜司、赤木怜司(あかぎれいじ)だが好きに呼べ

【少女の自己紹介に対し、こちらも名乗り返す】
【その後、挙動不審なように辺りをきょろきょろと見回したり、視線をさ迷わせたりした】
【そうしてから息を一つつき、ようやっと落ち着いたのか、動きが減る】
【どこか疲れた表情にはなったが】

じゃあ……行くか

【そう声をかけてから、先導を切るように中庭から博物館内へと入っていこうとする】
【背中を向けるあたり、本当に占拠は止めるようだ】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:31:28.39 ID:m6Cvnzco
>>295

です、が──……

【どこか不満そうに、エルは息をつく】
【出来る限りのことをつくして尚、地に膝を先についたのだ】
【それを「引き分けだ」などと言われても、なかなかすとんと落ち着くものではなく】

わ、ぁっ……

【首を動かすことすら出来なかったのだ──抵抗など、出来る力は残されていない】
【そのまま彼女はロンメルに背負われ。申し訳なさそうな表情を浮かべ】

……、ありがとう、ございます。

【彼女の背の上で】
【確かに、そう言ったのであった】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:31:54.39 ID:AwIaz5.o
>>293
「……………護る、ですね?
とりあえず、命は繋ぎとめる。後遺症も残さないよう努力しましょう
完璧とは言い難い。ですが、凡百の医者の120%くらいには仕上げます」

「そうしたら……機関が撤退するまで、此処に張って
撤退を確認したら………そうですねえ、私が直ぐに移動出来る場所なら、聖都ですか
其処からゲートを使えば、大概の国には行ける筈です
貴女の家が何処だかは、知りませんがね」

【伝えられた意思を確かに受け取って、頷いて。すぐさま、行動の見通しを立てる】
【普段通り、自信満々で判断までの時間が非常に短くて】
【然し、方向性が違いすぎる】
【これまでは、『機関と自分の利益の為に』行動していた筈だ】
【それが何故、『反機関組織の利益の為に』?】

「………それで、OK?」

【黒い空間からは、医療器具を引きずり出す】
【応急処置などの道具は大体揃い、外側の傷ならまず完璧な手当が出来る】
【内臓の損傷は聴診器をあててからだろうが、手術を行う事は造作も無い】

【治療の用意を整えながら、突然カリナトゥスは何かを思いだしたように】

「………所で」

【先程まで座っていた彼女、香月の方へと指を向け】

「これ、どうします?お仕事とは言え、ちょいとオイタが過ぎましたねえ……」

ぅ……ぅぁ、ぁ………?

【意識が混濁し、瞬きを繰り返すばかりの彼女】
【その処遇を、ルシアに訊ねた】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:32:08.59 ID:55s2zUM0
>>287

もう少し、あと少し、脊髄脊髄脊髄、ちゅっちゅtっtyつちゅtyつtyつうtちゅっちゅt
……!?

【余りにも元気な声と、残忍な仕草に忘れそうになるが―――深い傷を刻まれたキョーコは、『満身創痍』の枠の中に含まれる】
【怪物の体とはいえ、一切の注意が喪われたその背中は、蝉の抜け殻を潰す様な音と共に浅く凹み、キョーコはその場にどさり、崩れ落ちた】
【その、最後の一瞬―――ぐいん、と桔梗の首は上に引っ張られたが、余程虚弱な体質でなければ、この時点では致命と成り得ないだろう】
【ほんの数秒、キョーコはその意識を放棄し、其れを拾い直した時には】

…は、っ…………。
何……よ…っ。
あんた……ら…は?

【怪物の姿が、ヘリの巻き起こす豪風に溶ける様にして、世界から『消失』―――金髪に、何時にも増して虚ろで、然し『澄んだ』蒼い瞳】
【2メートルの偉容からは想像もできない様な、小柄で、ともすれば可憐な血まみれの『スク水』少女が、その場に現れた】
【膝をつき、両腕をほぼ曲げながら、如何にか乱れきった息を繋ぐ―――紡がれる声は、明らかに“冷めて”いる】
【まるで、先程の狂乱など、嘘であったかのような素振りで、拙い言葉は、途切れ途切れ】

「イや、俺カらモ訊クけドサ、お前ラハ…『何ダ』?」
「こちトら、忙しクテネ…手短ニ、頼ミタイのダけどサ…。」

【再度、不明瞭な機械音声―――もし、その方を見やれば】
【機関員と思しきモノ達は…『一振りの機械剣』の存在しか、確認できない筈だ】
【若しかしたら、其れが―――機関員が愛用する、『卵』と“ほぼ”同質の魔力波長を放つことに、気付くかもしれない】

【相手の反応に関わらず、その剣はぷかり、重力を無視するかのように、浮遊を始めるだろう】
【放つのは、禍々しい紫紺の魔力光―――そして、キョーコに、強制的に、自分自身を『握らせる』筈だ】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:32:38.98 ID:lnWg7Mko
>>298

赤木怜司さん。レイジさんですね。覚えました。

【なにやら挙動不審な青年の動きに、クルスは周囲に警戒をめぐらせる】
【よもや、自分が原因であるなどとは思っていないようだ】

はい。ありがとうございます。

【先を歩いていく怜司の背中に、そう声をかけて】
【クルスも、館内警邏のために、後を追って歩き出した】

/長時間、おつかれさまでした!
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:35:53.27 ID:Kc6IVADO
>>297
キィィッヒッヒッヒッヒッヒッヒィ!!!
さッさと死に晒しなァ!!俺様の為にもよォ!!!
【追撃の腕が当たった腕で、そのまま93号を掴もうとする】
【もし掴まれたなら、そのまま床に引きずられてから壁へと投げ飛ばされるだろう】

ヒャァァッハァァ!!!この物を殴る感覚!!優越感!!
いィねェ!!これこそ俺様の求めていた物だ!!
俺様はようやく!!この段階まで上り詰めたァァ!!!!
【高らかに、笑いながら叫ぶその顔は、完全に別人のそれとなっている】
【前の暗い顔とは真逆に、明るい表情…しかし、狂気の面だけが前面に押し出されている】
【コレは…一体何者なのだろうか?】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:35:57.58 ID:6vW2.LYo
>>291

……ぐ、ぬぬ……

【地に突っ伏したまま、動かぬ男】
【其処へ、ぎいいんっとエンジン音を鳴らし一台のジープが飛び込んできて】
【男を擦れ違い様に回収すると、すぐさま逃げるように森の奥へと消えていく】

【──今は要員の回収が最優先事項】
【既に撤退の命を受けている以上、それ以外の行動は許されない】

「……ご無事ですか」

……ああ、し、死ぬ……
流石に今回ばかりは……死ぬ、ところでし、──

「……あの、……?」

 ────

【──男はそこでぷつり、意識を手放した】
【緊急用のコールを受け、急ぎ回収に駆けつけた一介の機関員は】
【そのままブレイザーシティ方面へと直行、男を治療施設へと収容した】

【──男が目覚めるのは、数日後のことである】
【何れまた、何処かで見える事もあるのだろうか】
【また再び敵として? 或いは──? それは誰にもわからないが──】


【月は、ゆっくりと痩せていく】


//はいー、お疲れ様でした、ありがとうございました!
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:37:08.87 ID:lnWg7Mko
>>302

【――於、聖都・スラウロット博物館――】

【――クルスが襲撃者の説得に成功――】
【――クルス・赤木怜司 両名、防衛側として館内に残留――】

/っと、注意事項を守るのを忘れていました
/>>302に追記でお願いします
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:37:55.70 ID:MyqT646o
>>302

【二人が去った後でも、中庭は静寂のままだった】
【だがどこか、違ったものも流れていた】
【元に戻っただけなのか、はたまた和解のおかげか】

【ここに戦闘は回避された】

【赤木怜司、戦意喪失により離脱】
【占拠失敗。防衛側勝利】

//お疲れさーん
//戦闘出来なくてごめんね。楽しかったよ、ありがとう
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:40:03.94 ID:6vW2.LYo
>>304
//っと、残留と勝敗について追記です

【ラザフ魔力発電所戦──】
【≪No.101≫、貴宝院 織守をその場に残し撤退】
【勝者──貴宝院 織守】

308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:41:05.72 ID:Zlu4ftoo
>>292

【バトルスーツの中の一人は、首を振って――…曰く、「回収対象だが仲間ではない」らしい】
【おおよそヴァルトスラットにはどうでもいい事であろうが、彼等が言うには「最寄の病院まで運んでやる」との事だ】
【彼らに付いて行くか行かないか、……そもそも、彼らを信じるべきなのか否か―――選択は自由だ】

【また、ヴォルフクライムは既に『回収』された様で姿は見えない……施設の外に連れて行かれたのだろう】

>>301

<―――――………華蔵院商会、特別対策室。>

【手短に、問われた事のみを答えるバトルスーツは、周りの人物に指示を出し…桔梗を運ばせようとする】
【何の阻害も無ければ、彼女はヴォルフクライムと同様に施設の外へと連れて行かれるだろう】

<(………哲学者の卵=c…―――剣に打ち込んだのか?)>

【話す剣=c其れならば、理解できない話でもない】
【彼女が剣を握ったとしても―――「もう戦えない」と見ているのか、「病院まで運ぶ必要が有るか」と尋ねるだろう】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:47:09.92 ID:09L/4d2o
>>308

回収はするが仲間ではない、か・・・
(こいつらとフィスカと桔梗は・・・関係ありと見てよさそうだな・・・)
(・・・あっちの方向ではなく・・・・・・だ)
【血の気の足りない頭で色々思考を巡らせつつ】

まあ良いや・・・俺は、自分の家に帰って傷を癒す
(何時の間にか、あいつ居なくなってるな・・・回収されたんだろうけど・・・)
そっちはそっちで適当にやってくれや
【何とも投げやりな言葉を発し、彼らの行動を見ている】
【あまり動く気が起きないのだろうか、その場から動こうとはしない】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:47:54.64 ID:jngSEUwo
>>303
ぐがががががががが・・・

【掴まれた腕で床を引きずられてでの、壁へのたたき付けられた】
【ぱらり、身体に降りかかる壁の破片を振り払って起き上がると】

冗談じゃない・・・
こんな化け物、出るなんて聞いていない・・・

【吐き捨てるように、ぽつり、呟いて】

喰らえ―――

【ジャケットから取り出した、一つの卵型の”それ”を毒牙”だった者”の顔面にむけて投げ】


―――カッ―――


【闇夜を切り裂く眩い閃光となって、目も眩むほどの強い衝撃が辺りを包む】

【閃光弾の目的はただ一つ、相手の視界を奪うこと】

【もしも毒牙がこの閃光によって一時的に視力を奪われたのならば、】
【その一瞬の隙を突いての”撤退”をする作戦だ―――】

【93号にとってこれ以上の戦闘は不可能、および教会占拠も未達成となるが】
【いまさらそれをいっても仕方が無い、サイボーグと言えども、命あってのモノ種だ】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:47:58.81 ID:ycUQAwko
>>299
うるせー黙ってな

【それ以上を制す】
【どうせ立ち塞がるつもりでやったんだ、勝ち負けなんかあるか。と言わんばかりである。】

ま、・・・まぁ次は頑張れ。胸と背中ぐらいならいつでも貸してやる。

【左手で少し鼻を掻く。】

――――で、何処に行けばいいんだ?

【宿無しだったのを忘れてたのであった】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:48:24.30 ID:3x/7T6SO
>>282

【対して、朔夜。一挙一動を目で追いつつも、前進は止めない】
【右腕に残った鈍痛と痺れ、感覚は奪い去られたまま、戻らず。無理を通せば刀は振るえるが】
【――――恐らく、全力とは行くまい。蒼の太刀を右の逆手に移し替え、左手が握るのは腰の太刀】

新世界最大規模の組織なら、人員も設備も、資源も申し分無い。
其れを自由に扱える、議員の立場――――機関≠キらまんまと利用した、って訳か。

呆れた手腕だよ、ホント。

【親指で鍔を押し上げ、鯉口を切り、抜刀】
【刃擦れの音が澄んだ余韻を残し、妖気を帯びて玲瓏と輝く刀身が、露になる】
【さる大妖の鍛え上げた、使い手の心身を蝕む一振り。銘を邂逅=\―――鬼札を切る事で、彼女は応じた】

成る程、な……前言を撤回するよ、同類=B
ひょっとしたらお前、オレより立派に人で無ししてる。

【己の目的の為なら、何がどうなろうが構わない、という姿勢】
【自分も相手も、然して変わらないな、と朔夜は思う】
【求める物が、失った過去に有るか、共に過ごす今に有るか。違いはたった其れだけで、或いは立場は逆だったかも知れない】
【斬れるか?=\―――そう自問して、「愚問だ」、と独り答えた】

【彼はともすれば機関≠ノとっての爆弾と成り得るが、其れは自分達にとっても同じ事】
【――――危険は、須らく排撃すべきだ。容赦も慈悲も憐憫も無く、拒絶≠キるのが、剣として己に課した存在意義だ】
【ならば、答えは元より一つ。戦闘続行を置いて、他に無い】

――――……往くぞ。

【それだけ呟いて、彼女は残る距離を一息に詰めに掛かった】
【踏み込みは絶速、地を縮めるかの如き歩法で以って接近――――繰り出すのは、左の太刀での逆袈裟一閃】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:49:21.01 ID:24nBkxIo
>>300

…………………え?

【矢継ぎ早に放たれる言葉、ルシアの利となるだろう其れら】
【其れらは確実に“対機関”にとっての利であり】
【“カノッサ機関”に所属するカリナトゥスの利とは為らない筈だ】
【其れなのに、何故防衛を認めたのか―――?】

………えと……はい、OKです、お願いします……。

【カリナトゥスの意図は読めないが、美味しい話ではある】
【何らかの裏があるのは確実だろうが、治療が受けられるのは素直に有り難い】
【現れた医療器具達を見て、上体を起こした姿勢のまま、こくりと頷いて】


―――――彼女も、治してあげて?


【どうします? と問われれば、そう答える以外は無い】
【自分を傷つけ、止めを誘うとした相手だろうと関係なく】
【誰かを見捨てるなんて事は、ルシアには到底出来なかった】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:53:14.23 ID:55s2zUM0
>>308

「さぁネ?…応エられル程、単純ナ話でモ無いイのサ。」
「…馬鹿じャナイの?誰ガお前ラに、俺ノご主人ヲ運ばセルかイ。」

【剣を握ると、キョーコの瞳が『淀む』―――厳密には、“再び”が付くのだが】
【そして、ふらりと、甘く微笑みながら無言のままに立ち上がった…尚、見た目より軽いのかキョーコが強いのか、片手持ちである】
【剣の回答は、飄々とした印象を与え、面倒臭そうにも取れる】

「…で、オ前ラ、俺たチに、モウ用はナいよナ?」
「有ってモ、待ちヤシナいケドね」

【何事も無ければ―――キョーコと剣は、夜の闇の中に消えていくだろう】
【傷は深く残されていて、闘う力は確かにない様だが、何故か…『血が流れてはいない』事に、気付くかもしれない】

315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 02:53:44.76 ID:gCWLNFAo
>>296

道具屋……、懐かしい響きですね
もっとも、今も少しは営業してますけど……

【ナイフを下げられても、右手は彼に翳したまま、ピクリとも動かない】
【少年の様子を、ジッと見据えて】

……流されて、正義側に?
なんとも不思議なお話ですね

【怪訝そうに、首を傾げた】

―――それなら、此方が機関に誘えば
それにも流されてくれますか?

人を変えようとするよりも、自分を変えた方が楽
この場を治めるために、どちらか所属を捨てるというなら……アナタ様からお願いします

【右手をゆっくりと下ろしながら、提案し返して―――】
【――内心では、反発されるだろうと予想して】
【ナイフが届く軌道をシミュレーションしていた】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:54:54.64 ID:Kc6IVADO
>>310
キヒヒヒヒヒヒヒ!!ざッまァァ!!!
さァてそろそろ頂くかァ!!?鉄ッぽそうだが腹で溶かせば喰えねェこたァ――――
【二つの腕が症気となって消え、またもや大蛇の形を取り】
【次の行動に移ろうとした、その瞬間であった】

うおッまぶしッ!
【瞬間、弾けた閃光に思わず目を閉じ右腕を盾にする】
【いくら化け物じみた何かとは言え、強い光は眩しいようだ】

【彼の視界は封じられた、撤退は難無く成功するだろう】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 02:56:21.50 ID:m6Cvnzco
>>311

……、ふ、ふ。。

【そんなロンメルの態度を見て、小さく微笑んだ】
【「あぁ──もしかしたら、この方にも敵わないのかな」】
【なんてことを、そっと思い】

はい──またいずれ……お願い、致します。。

【「次」がいつになるのかは分からぬが──】
【それでも、その日が来る事を。その日まで、互いが生きている事を願い】
【そんな約束を──紡いだ】

……、あ、えぇと、えぇと、、近くまで行っていただければ、それ、で。。
あの──、あまり、今いる場所を……、他の方に知られたく、なく、て。。
申し訳……、ございません、わ。。

【そして、とある広場の名前をすまなさそうに彼女へと告げる】
【どうやらエルにはエルの事情というものがありそうだ】
【様子からして、あまり詳しい事を尋ねるのはよろしくないだろう】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 02:56:31.24 ID:AwIaz5.o
>>313
【「了解」とただ一言。ルシアとカリナトゥスを取り囲むように、周囲の空間が白く変色する】
【≪borderline≫:境界線内部の排他的干渉。雑菌などの干渉を、可能な限り拒絶して】
【其処に作りだした無菌室、ルシアの治療を開始する】

【麻酔の注射を打とうとしながら、会話はまだ終わらない】
【意識が飛ぶ前に、全て済ませてしまおうと】

「あー………そういう事じゃあ無い
機関が撤退した後、これを此処に放置するか
それとも、如何にかしてしまうか。それを選んでください、ってえ事ですよ
……別に、私が選んでも良いんですがねえ………うふふふふふふふふふふふふふ」

【今日初めての笑い、表記としては嗤いの方が近いかも知れないが】
【それを、顔の下半分。口元だけに浮かべた】

【この問いに答えれば、後は治療を開始する】
【≪No.41≫の敗北、その通達が行き渡った時点から、他の機関員も撤退を考えるか】
【その後、普段使用している移動方法で、カリナトゥスは聖都へルシアを連れて行く筈だ】

【言葉を違えず、完璧に宣言通り。そして、ルシアの望み通りに行動するだろう】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:02:07.11 ID:ycUQAwko
>>317
ハーハッハハ、強さが分かるようになれば勝てるさ
勝てないもんなんざ、この世には存在しねーよ

【高笑いし】
【思ったことを看破し】
【それに対する回答策を提示する】

オーライ、手助けぐらいはしてやるよ
助力ならいくらでもしてやる。

――――頑張りな

【スーパーキング・クリムゾンタイム突入】
【能力:少しの間時を駆ける】

【その広場に連れて行き】

着いたぜー。

【そっとベンチに降ろす。】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 03:02:54.67 ID:Zlu4ftoo
>>309>>314

<―――――――……………。>

【回収が終了し、バトルスーツ達は再びヘリへ乗り込み……飛び去った】
【兎にも角にも、機関の尖兵たる二名を排除≠オたのは事実である】

【勝者…防衛側、ヴァルトスラット&キョーコ】
【残留…防衛、襲撃翌両者がその場を離れる】

/ヤバい、全く文章が書けない……お疲れ様でしたー!
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:03:24.93 ID:lCci4zIo
>>315

そんなもんだよオレみたいなモノは特に、さ――――

【へへ、と情けなく自分を笑う】

そっかやっぱ無理か……
オレもその提案は無理だわ、理性的にそっちは嫌だ

はっ……自分でも嫌な提案を他人にするなんて随分とオレの頭はシアワセだなあ
下らない程み愚かモノだこりゃ

【天井を見上げて一通り嘲った後再び頭を垂れ】

じゃあ――――
無理やりそっちから引き剥がすかな、それが一番手っ取り早いだろうし

【上げたその顔はありきたりな無表情】
【ぶら下げたように力無いその右手を構え直して】

――――――――

【ガクン――――と姿勢を下げてゼノアに向かい低い姿勢のままで駆け出す】
【エルフェスの眼前でナイフは左脇に畳まれるように構えられ、狙うは彼女の右脚部】

【致命傷とは成りえないだろうが機動力は削げる、そんな部位――――】

【エルフェスの右脇腹からは依然として血が流れている、場合によってはこの戦闘は早く終わるかもしれない】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 03:07:46.42 ID:09L/4d2o
>>320,314

【ヴァルトスラット――自身の持つ、自転車のようなもので帰宅】
【同居人や、空間の歪みに住む謎生物に治療してもらった】

【明日も元気にニートは徘徊する】

/それでは、皆様乙でしたー
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 03:08:28.61 ID:55s2zUM0
>>320

「(華蔵院…さてはて、聞いたことが有る様な気がしないでも無い、御主人の新聞?友人伝手?まーナニはともあれ)」
「(生憎、御主人にまだ死なれる訳にはいかない、と…まったくさ、俺も自分勝手な『怪物』だよ)」

……あれ、私の脊髄…。

【此の後、キョーコは『寝床』に戻り、糸を用いて自らを止血】
【気が付けば―――手の中に、刀は無く、代わって腹部に懐かしい感覚を取り戻していたと言う】
【逃した脊髄については…「イマイチ、記憶にないから、そんなに惜しく無い」とのコト】

/乙でした!
/非常に楽しかったですぜ!
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:08:58.97 ID:6tjlMG.o
>>312

どうせマトモに動いているヤツは居ないのが機関のトップだ
だったら、どんな理由だろうと動く議員は歓迎だろう?
現に俺は議員になる際こう伝えたんだ、「俺は俺の目的の為に動く」と

――そして今、俺は議員として此処に居る
何もおかしくは無いさ、キチンと断っているんだから、ね

【目的と犠牲―――それをまともに伝えているのならここには居ない】
【「嘘も使い方次第だよ」と笑う男は静かに左足を前方へと進め】

そこそこの人格者から人でなしに降格かい、そりゃ結構だ
他者からの評価なんぞ、もうされ飽きた頃さ

【相手の踏み込みとほぼ同時、左足で地を蹴って右足で一気に踏み込み】
【紫の刀は切りつけではなく突きとして、相手の右肺に当たる位置へと迫っていく】

【―――しかし、攻撃はしても防御や回避に当たる行動は取らない、取れない】
【先程金へと色を変えた髪と瞳が紫色へと変化を始めている】
【ただ変わるだけか――――否、それは苦痛を伴うらしく体がグラつき】
【突き出した刀身は幾らか“ぶれ”、前述のように回避行動も取る事ができず】
【逆袈裟の一撃は身体を深く傷付け―――その体格からか、倒れる事は無いが――――】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:11:38.80 ID:jngSEUwo
>>316
掛かった!

【閃光弾による視力を奪う作戦は成功した】
【本来であれば、更なる攻撃を与えるための起点となるはずの閃光だが】
【悲しいかな、今では撤退するための避難の道具でしかない】

・・・よっと

【93号は入口ゲート脇に停めていた機関軍用車に急いで乗り込むと】
【エンジンを掛け、アクセルを踏みしめて教会から撤退をした】

Aグループ及びBグループへ・・・
今占拠作戦は失敗に終わった・・・
各自支部へ戻ること・・・
なお、教会には異形の怪物には・・・
機関の応援があるまで近寄らないこと・・・

【93号は運転しながら通信端末を取り、吐き捨てるようにメッセージを部隊へ転送し】
【最後の”異形の怪物”とは力強く、強調するように、何度も繰り返しメッセージを送った】


毒霧の者よ・・・お前に巣食う、あの異形は・・・
いつかお前自身さえをも・・・内から食いつぶすだろう・・・

【通信端末をポケットに仕舞い込んだ93号は、誰に伝えるわけでもなく】
【ハンドルを握ったまま、ポツリ、そんなことを呟いて―――】

【水の国――「ソロン霊廟」襲撃作戦】
【R93号、毒牙を残したまま撤退】
【勝者──毒牙 巳異】

/お疲れ様でした!ありがとうございました!
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 03:13:31.39 ID:m6Cvnzco
>>319

いつか、いつか絶対、分かってみせます……!

【そんな、自信満々のロンメルが力強く思えたのだろう】
【ふふ、と口元に笑みを浮かべたまま。そっと彼女は目を閉じて】
【「約束は、絶対に果たします」──】
【そう自分に言い聞かせるかのように、ほんの僅か。きゅ、と右手に力を入れ】

──、はい!

【とくんと。最後に響いたその言葉がしっかりとエルの心に落ちた】
【きっと彼女は、まだまだ強くなる】
【己の弱さを知り、世界の大きさを知り──もしかすると、いつかは。】
【──そうこうしているうちに、広場にあるベンチへと降ろされるエル】
【時刻はもう深夜。後数時間もすれば、朝日も昇ってくるだろう】

……、ありがとう、ございますわ。。ロンメル様

──……、矢張り貴女は、お優しいのですね

【そして最後に、ふんわりとした笑みを彼女に向けるのであった】
【2人が数十分前までは闘争を繰り広げていたなど──今の光景からは、微塵も想像がつかない】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 03:16:27.43 ID:Kc6IVADO
>>325
……クソ、逃がしたか…まァいいか、キヒヒヒヒ!!
【93号が逃げ出した後、暗い教会の中に笑い声を響かせる】

つーか体動かねェー!!何だよこの縛りプレイはよォ!!?
体さえ動きャあ今からでも追い掛けて喰ッてやれんのに!!
「…ならばもっと早くに出て来たらよかったのではないでしょうか、いえ、出て来て欲しくもありませんでしたが」

あァもう…しャーねー!!寝る!!
【最後にそう叫んだかと思うと】
【背中の症気は消え去り、ガクンと体を落として】
【また俯せに倒れ、動かなくなった】

/乙でしたー
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 03:21:04.68 ID:gCWLNFAo
>>321

【拒絶は、ある程度分かっていた事】
【それでも――、もっと力強く否定してくれると思ってた】

……引き剥がした後
エルフェス様には、受け入れる器があるんですか?

【自嘲する彼を、コレまでで一番不快そうに見つめて】

そんな、力の抜けた状態じゃ……、誰も変えられません
先程の瞳の色の方が――、私は好きだった

【普段、意識的に使わない私≠ニいう一人称を、敢えて使用した意味は――なんだろうか】
【右手を真直ぐ振り上げる】
【掌の軌道で発生した、風の刃】
【床に対して垂直に立ち、少年の身体に向かって飛んでいく】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:21:12.67 ID:ycUQAwko
>>326
おう、その意気だ。

【胸をドンと叩き】

まぁ、何時か分かるさ、優しさってヤツも全て
それじゃーな、またいずれ会おう。

――――その時はまた期待してるぜ

【そう言うと広場からソソクサと去っていった。】

【水の国:ソロン霊廟前の攻防】
【結果:占領?なにそれ美味しいの?】
【勝者:無し、敗者も無し】

【――――これにて”引き分け”とする!】

【以上を持って】
【閉幕とする!!】

/おつかれさまでした。
/・・・戦闘ロールの不味さは正直に言うと本当に申し訳ありませんでした。
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:23:04.15 ID:24nBkxIo
>>318

【二人を包み込んだ白の空間】
【周囲の全てを拒絶する排他的空間に包まれ】
【ルシアはぼんやりとした瞳で周囲を見渡す】

【が、治療が始まる直前、麻酔を打たれる前の問いに】

………聖都でも、何処でもいい。
安全な場所に置いておいてあげれば、一人で帰れるんじゃないかな……?

【何処か曖昧な答えだが、間違っては居ない、だろう】
【話の後半、特に口元だけに浮かべられた笑いを受け流し】
【そのまま、カリナトゥスによる治療を受けるだろう】

/遅れました、申し訳ないですっ
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:31:44.26 ID:AwIaz5.o
>>330
安全な場所、ねえ………この世界、中々安全な場所も有りませんが
ま、聖都の路上にでも放り出しますか

(………どうせなら、路地裏にでも放り込んどいた方が面白かったんですがねえ……)

【内心思う事は有れど、ルシアの言葉に今は素直に従った】

【治療が終わり、機関員が全て撤退すれば】
【聖都へ転移し、国間ゲートの直ぐ近くに到着する】
【意識が混濁したままの香月を路上に放り出すと、其処でこう言うだろう】
【「おにーたん≠ナしたっけ?前にちょっと呟いてたの」】
【「そろそろ、顔でも見せに行ってあげなさいな」】

【そして、自分は路地裏へと消えて行く】


【時間を前後して】
【雷の国、『シュナイダー刑務所』における戦闘】
【≪No.41≫魔斬 香月、敵対能力者に敗北、撤退。以上の旨が、同個所で戦闘している機関員にも通達される】

【ルシア・マリカ VS ≪No.41≫魔斬 香月】
【勝者:ルシア・マリカ ――― 結果:残留、占拠失敗】

/お疲れさまでしたーっ
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 03:32:08.94 ID:m6Cvnzco
>>329

──……えぇ。

いずれまた、お会いいたしましょう
その時は──きっときっと、今よりも強くなってみせますわ!

【そう言って、その場から動くことなく】
【視線と笑みだけで、去り往くロンメルを見送り──】


……、、です、が。。
どうやって、ジョン様のおうちまで戻りましょう、か……

身体、動かなく、て……うぅ。。


【結局──広場から、どうやって路地裏にあるアパートの一室まで戻ったのだろうか】
【その理由は定かではないが……きっと彼女の事だ。這ってでも部屋に戻ったに違いない】

【こうして──≪砂の王≫と≪機械仕掛けの少女≫】
【指揮者も観客もいない中。一夜の協奏は、幕を閉じた】
【それでも──夜の眠りが開けたその瞬間から】
【次の演奏は……再び、始まるのだ】

【Never Ending Story】【→side:E→】
【The next PARADE is......?】

/いえいえ、そんなことありませんでしたぜ!
/むしろ自分の方がいろいろまずいことしたのではないかと不安なところです、ハイ
/では、お疲れ様でした!
/今日は楽しかったです! 本当にありがとうございましたー!
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:43:44.69 ID:24nBkxIo
>>331

【何事も無く治療が終わり】
【思い掛けない形ではあるものの、刑務所の防衛に成功】

【トントン拍子で話は進み、無事ルシアは聖都へ】

【“おにーたん”という単語にほんの少しだけ恥ずかしそうな表情を見せるも】
【掛けられた言葉に甘える事にしたらしく、小さく頷いて】
【ありがとうね!と言葉を伝え、頭を下げた】


【カリナトゥスが路地裏へと消えた後】
【路上に放置された香月を一瞥し】
【然し、特に声を掛けるでもなく、国間ゲートを利用して】
【帰ることを望んでいた場所へ、少々の疑問を胸に帰っていくのだった】


/お、お疲れ様でしたっ
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 03:49:51.55 ID:lCci4zIo
>>328

そんなもの……――――

【返す言葉が無いのか余裕が無いのか押し黙る】

別にお前に好かれようとなんて微塵も思っちゃいねえんだよ、誰からも好かれようなんて思ってねえさ
ああ、無いさ!悪いかよ、誰かに何かをされても全く何も返せないっ!

こうやってここにいるけど、対機関に入ってここにいるけど
全く誰にも何も返せている気がしねえさ、どうすんだよオイ!どうしようもねえなオイ!

【ぎっ、と眼を開いて彼女の動作を見つめ】
【右手のナイフを後ろに伸ばし構え】

それでも、それでもな――――
オレはオレにとって嬉しい事をしてくれたヤツを何とかしてやりてえと思ってるんだよ

【そう彼女には、目の前の彼女には少なからず恩がある】
【もっともこれは恐ろしく下らない、子供じみたそんな理論いや理論の域にすら無いそんなモノ】

ああ、もうお前が機関だって聞いて狼狽え過ぎちまった阿呆らしい馬鹿らしい
んなの関係ねーじゃねーか、意思とか理念とか思想とかもうどうでも良い

ぶん殴ってから話を聞くっ!

【右手のナイフに沿うように黒いヘドロのような物体が流れて、纏われる】
【彼女の動作の少し後にこちらのナイフを下から上に振り上げる】

【黒い刃がその身を霧散させつつも半月の形を描いて風の刃と対峙しぶつかる】
【ぶつかって弾けるように黒い刃はその身を消費して風を打ち消そうと進む、進む】

【しかし風は不定形であり、相殺とはいかない】
【ある程度の風の刃をエルフェスはその身に受けて先の腹部だけでなく腕からも足からも血が噴き出る】

【それが相殺出来ようが出来なかろうと少年は尚も前に進む、進んで彼女の懐に入ろうとするだろう】
【握られて向けられているのはナイフのナックルガードの部分、言葉通りに殴るつもりか……】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 04:00:47.57 ID:3x/7T6SO
>>324

(……にしても、性質が悪いのは否めないが、なあ?)

【愉快げに口許を吊り上げつつ、内心でそう零してから、一瞬と経たない】
【弾丸の如き勢いで直進するのだ、突きが躱せよう筈も無く――――きぃ、ん】

【硬質な刃同士が掠れて、涼やかな音を立てる。ブレる切っ先は弾かれ、狙いは胸部から僅かに逸れて】
【邂逅≠フ一閃がシェンを捉えると同時。ぞぶり、刃が腹部へと突き立ち、貫き徹す】
【肋に刀身が触れ擦れて、がりがりと厭な手応えを残し】

【ややあって。からん、と】
【先の衝撃に耐え兼ねたか、緩く開かれた右の掌。握った短刀が、地に墜ちる】


【朔夜は、力無くシェンに寄り掛かり】


【そうして。掠れた声で、ぽつり】



【――――つかまえた、と。確かに、そう云って微笑んだ】
【儚く。或いは凛と。其れなのに何処までも凄惨で苛烈な、真実人で無し≠フ笑みを、浮かべて――――】

【刹那、右手が弾かれたように、シェンが太刀を掴んだ左手首へと伸びるだろう】
【狙いは、相手から回避という選択肢を奪う事】
【成否問わず一瞬の後。振り切った左の太刀が、返す刀で袈裟に振り下ろされる――――――!!】

【直撃を受ければ、深手は避け得ぬ渾身の一撃。彼にとっての救いは、彼女の右手の握力が弱っている事か】
【掴まれたとしても、無理矢理に振り解けば。回避を選択する事は、十全に適う】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 04:18:32.71 ID:gCWLNFAo
>>334

――エルフェス様が、そう思ったのなら…
…それでやっと、対等になれる

意思の通わない言葉なんて、聞きたくありませんでしたからっ

【活き活きと言葉を返して―――変身はしない】
【きっと彼とは、商人の自分で向き合うべきだと思ったから――】

でも……
……、そう簡単に…、落とされる訳には行かないんですよ!

≪揺蕩う海の心―――ソルティ=ソウル≫

【唱えられた声は、宙に溶け込んで――、周囲の空気が揺らぎ出す】
【右足が纏うのは、大気の渦潮】
【周囲の物体を引き裂かんと、螺旋状に渦巻き出す】

【彼の接近に合わせて、右足でサイドキックを放つ――】
【――が、その軌道は直線的で、近接戦闘になれた者ならば、読む事も容易い筈だ】
【避けきれたなら、懐に入ることは出来るだろう】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 04:23:33.95 ID:6tjlMG.o
>>335

【太刀と太刀の触れ合う音――肉を抉り、骨を削る感触――――】
【そして自らの胴に斜めの線が引かれる感触―――】
【ほんの数秒で連続する感覚器の反応―――次は左の手首である】

(・・・・・・・・・負け、か)

【未だ変色の苦痛が残っているのか、掴まれたまま振りほどこうともせず】
【その身を再度斜めに――それこそ肋骨を削り、臓器までも傷付ける様な】
【大剣の一振りにも匹敵する二撃の全てを刻みこまれ】

【普段は薄い笑みを湛える口元には赤々とした多量の血がまるで滝のようになっていて】
【腹部からのものもあり、たった数秒で二人の足元には一人分の赤い水溜りが出来上がる】

・・・・識槻、朔夜・・君は・・・・・―――――

【そして―――ドサリ、膝が地に着き――続いて太刀から手が離れ】
【金のカーテンに包まれるが如く、その身体が前方へと倒れていって】

【――――やがて、心臓の拍動と呼吸の音が静かに消えた】

338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 04:31:37.12 ID:lCci4zIo
>>336

――――チ、やっぱそう簡単には行かせてくれねえか……でもっ!

【突き出すのは左手、その手首から肘先までを包むように黒の不定の物体が滲んで纏わり付き】
【くるりくるり、と廻りに廻りだす】

受けてっ!近づくっ!

【その黒い渦は彼の意思でそうなったのか、或いは他のモノの干渉によるものなのか】
【激しくタービンのように廻るそれを同じく向かってくる足をそれで受ける】

――――ぐっ……くの……っ!

【しかし形成が甘いのかゼノアの渦に触れた端から逆に削り取られていく】
【ジリ貧、というヤツだろうか段々と順繰りに黒の渦はその総量を減らして、逆に削られた皮膚から血が吹き出して混ざる】

一歩……一歩なんだ……届けこのっ!!

【それでも一歩と一歩と踏み出して、ゼノアの懐に入り】
【右手を引いてナックルガードの部分をゼノアの胸に向けて振るだろう】

【しかしその力は血を失いすぎた為、力を行使し過ぎた為に酷く弱い】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 04:57:08.13 ID:gCWLNFAo
>>338

【渾身のサイドキックを超えられて】
【回避できる姿勢でも無く、防御する手札も無い】
【振られたナイフには為す術無く――ー】
【ナックルガード越しに、柔らかな感触が伝わった】

………っ!?

【人を吹き飛ばすほどの衝撃は無く】
【其方側では斬れもしない】
【軽く押した程度のような―――】

――――このっ

【覚悟を決めていたのに、それを裏切られた驚きから】
【一瞬だけ硬直していた彼女】

【よろけて、右足を下げる動作と共に】
【彼の右手を思い切り引っ張ろうとするだろう】
【成功すれば、その流れの中で左肘を彼の頭部へ振り落とそうとする】
【捕まえられなければ、二歩下がった後、胸を左腕で隠して】
【「何がしたかったんですか」的なジト目で見つめるに留まるだろう】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 04:59:58.16 ID:3x/7T6SO
>>337

――――……悪い……けど、さ。此れで、終わりだ……。

【逆袈裟に返しの袈裟――渾身、二撃。恐らくは、其れだけで。今の彼女の体力は、限界を迎えた】
【突き刺さった刀が、腹腔内部で出血を引き起こし。叩き込まれた蹴りの痛みが、今になって響く】
【途切れ途切れに、浅い呼吸を差し挟みつつ、どうにか其れだけを口にする】

【皮肉の利いた言葉を手向ける余裕も、また、そうするだけの気力も、一片残らず削ぎ落とされて】
【自らの腹部を貫いた太刀を、抜き去る事すらせずに。彼女は、その場に跪く】

(思ったより出血が酷いな。然て、如何したものか………)
(此処で死ぬって選択肢は、正直無いけど。……休んで体力が戻るような、傷じゃないか)

(――――助けを呼ぶ、にしてもなあ)

【寒気がする。流れ出る血液だけが、やけに熱い】
【先の突きで恐らくは皹の入っただろう肋が、呼吸をする度にずきずきと痛みを発する】
【明らかに、放っておける類の傷では無く――――だが。身体はどう頑張っても、未だ動いて呉れそうに無かった】

(……寒い、な。間違ったって、空調云々の所為じゃないよな)
(取り敢えず、は――――)

【彼女は震える左手を開き、太刀を落とすと、ポケットに手を突っ込んで携帯を取り出す――――】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 05:05:46.64 ID:lCci4zIo
>>339

――――ぐ……

【満身創痍とはこの事か何の抵抗すらもなく引っ張られ】

――――いでっ!……

【ガチンやらバキンやら音を立ててその勢いのまま地面に伏す】

――――ぐ、クソ頭痛え割れる……割れてる……

【右手に既にナイフは無くエルフェスの近くに転がって】
【その空いた両手で頭を抑える、正しく悶絶】

……っ、う――――うう……
がっ……ぁあ!!……

【その呻き声はただ肘打ちを貰っただけの物ではなく】
【実際に頭痛がしているのだが、まあ分かるはずも無いだろう】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 05:14:58.93 ID:6tjlMG.o
>>340

【博物館内は携帯使用禁止、とされてはいるのだが】
【だからといって電波が届かないわけも無く】
【携帯は街中などと同様に使用が可能である】

【――朔夜が携帯を取り出す一方、シェンはやはり動かない】
【周囲の展示品と同じように―――いや、動くものが一つだけ】

【もし“見る目”という奴を持っていれば分かるであろう、『黒い宝玉』である】
【出所はシェンのコート―――偶然にも転がり出て来た物のようで】
【持ち主を失ったからか球状ではなく、どろりと溶け始めていて】
【それは血の池と混じりあい、酸化したそれよりも不快な黒を作り出し】

【やがて大柄な男の身体はその液体に溶けるようにして沈んでいく】
【もし引っ張れば引き止める事も出来はするが――人の身体というのは重いものである】

【またもう一つ、彼の肉体がどこかへ沈んでいくか、その場から退けられた場合】
【彼が倒れていた場所に携帯の様な――――】
【機関特製の“情報端末”が落ちているのだが、気付けるか――?】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 05:26:21.30 ID:gCWLNFAo
>>341

【彼の両手を解放してから、後ろに一歩下がる】
【動悸が激しいのは、多分驚いたからだろう】
【戦いの中で羞恥を感じるなんて馬鹿みたいだ――、なんて自分を嘲った】

【予想以上に苦しむ彼は、正直隙だらけに見える】

【―――殺してしまって良いんだろうか】
【こと此処に至って生まれた疑問は、トドメを躊躇わせた】

……もう、限界でしょうか
…お腹を狙わなかったのは、エルフェス様なりの誠意だと受け取っておきます

【蹲る彼の腹部を狙い、遠慮なく右足で蹴り倒そうとして】
【もし成功すれば、返す動作でナイフを蹴り飛ばす】
【殺しはしないまでも、無力化を試みているのだろう】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 05:34:23.64 ID:gCWLNFAo
>>343
/「蹲る」ではなく「倒れ伏す」でした
/狙いは、脇腹辺りになると思います
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 05:35:18.10 ID:lCci4zIo
>>343

――――ッ〜!!

【相変わらず頭を抱えて蹲っている彼には彼女をそんな気持ちにさせる気など皆無であったが】
【正しく制裁は行われた、という事だろう】

――――ちょ……まっ!

【その足が向かって来るのを気付くのが数瞬遅れ「待て」と言う前に】

がっ……――――!!

【脇腹にクリティカル、同時に銃弾を受けた場所から血がぼたぼたと垂れる】
【頭痛に加えて全身のさっ傷、床に血溜まりが出来るのもそう遠くは無い、もっとも出来た頃には絶命しているだろうが】
【動く事は出来たとしても、再び攻撃するような事はおよそ不可能に近いだろう】

【蹴られたナイフはカラカラと軽い音を立てて飛んでいき、カコンと壁に当たって動きを止めた】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 05:38:34.23 ID:3x/7T6SO
>>342

(電話は――――喋るのが、面倒臭いな。例のアレ、使わせて貰おう)
(……上手く打てない。時間掛ければ、何とか――――――)

(なんだ、これ)

【切羽詰まって、恐らくマナー等はどうでも良くなっているのだろう】
【命有っての物種と言うヤツか、倉庫と言う場所柄些か電波は悪いながらも、彼女は携帯を操作し――――】
【ふ、と。その背中に、失血に因る物とは根源を異にする悪寒が迸る】

【見れば、漆黒の宝玉。どろりと溶けて、血溜まりと混合した其れ。形容し難い底無し沼のような色彩に、知らず眉を顰め】
【余力の無い状態では、引き込まれると踏んだのか。手を出す事は出来ずに、ぼんやりと】
【焦点の拡散した視界で、沈みゆくシェンを見遣っていた】

【暫くして、彼が深淵に沈み切った頃。見慣れない端末に、はてと首を傾げる――――どうやら、弱っても目敏さは変わらないらしい】
【いや。寧ろ、何か考えていないと。或いは何かに注意を向けていないと、直ぐにでも墜ちてゆく程に――――】
【朔夜の世界は、白く冷たく、霞んで仕舞っているらしかった】

【彼女は携帯を操作し終えると、舒に端末へと手を伸ばす】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 05:49:16.19 ID:gCWLNFAo
>>345

……………

【腰に両手を当てて、少女は彼を見下ろしていた】
【中途半端に心を揺さぶられて、残った結果がコレでは、余りにも味気ない】
【「何とかしてやりてえ」と言ってくれた彼には、まだ期待して良いのだろうか】
【流れ出る彼の鮮血を見ながら、そんなことを考えた】
【右耳のイヤホンから入ってくる、上階の情報】

………悪いお知らせと、もっと悪いお知らせです

……落ちちゃいましたか?

【ベルトから、蒼ポーションを抜き取りながら、近付いて】
【その隣に、両膝を付く形でしゃがもうとする】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 05:54:46.03 ID:6tjlMG.o
>>346

【室内に在る生命が一つとなり、黒い血溜まりは徐々に姿を消していく】
【彼の肉体――死体がどこかへと行ったのとは別、空気へと溶けていく】

【そうして最後に残った端末は軽く、手帳のような重さで】
【室内同様にひんやりとした感触は――彼女には感じるのが難しいか】
【外見等はどうにせよ、その端末の液晶にはこうあった】

『カノッサ機関・“データベース”・議員用回線』

【そういった文字―――それと、恐らくはパスワードの為の入力欄】
【言葉だけを見れば、日常なら冗談だろうと馬鹿に出来る物かもしれない】
【だが所持者は議員―――そしてこの空間は非日常で―――――】


【他に残っているのは展示品の数々、それに彼の使っていた紫の刀】
【ただの博物館、ただの倉庫―――耳が痛くなるような沈黙だけが残されていた】

/取り合えずこんなところでしょうか・・・!
/お疲れ様でした〜!
           
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 05:55:37.74 ID:lCci4zIo
>>347

……まだ落ちてない、けど

【時間の問題、と】

状況は既に最悪だから何でも良いよ、それにしてもああ……もう格好つかないなあ
あとちょっとだったのになあ……情けなくて涙が出てくるわ――――

【脳内を鉄の棒で掻き回されるような痛みと戦いつつも無念を語りだす】
【動ける状態であるならば色んな羞恥で少年はこの場から逃げ出していただろうが、それは叶わない】

大口叩いてこのザマだもんなあ、笑うに笑えないっての――――

【侵食するように狭まる視界の中で、焦点は合わずグラグラゆれて……】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 06:01:24.14 ID:lCci4zIo
>>349
/一番最初に
【ゆっくりと仰向けになりながら】
/を追加でお願いしますすいません
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 06:16:50.74 ID:gCWLNFAo
>>349 >>350

……それは良かった
戦いが終わった後で、って話でしたよね
寝ている方に飲ませるのは、色々と大変ですから

【蒼ポーションの栓を抜いて、少年の口元へ近付け】
【ゆっくりと傾けるだろう】
【流れる液体を飲むも飲まないも、彼の自由】
【八つ当たりが入っているのか、流れる量は割と容赦ない】

悪いお知らせは、上の階の方々が撤退を始めたという事…

…もっと悪いお知らせは、あなたの頑張りに関わらず
この塔は護られた、ということ

上階を押さえられた以上、ここに留まっても仕方ないので
此方も撤退します

【溜息混じりに呟くと、立ち上がって】

……次に、誰かを助けたくなったら
あとちょっとを、頑張って下さい
…応援はしませんけど……

【彼に背を向け、階段を上り始めるだろう】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 06:23:08.87 ID:lCci4zIo
>>351

ん……?

【なんのこっちゃと首を傾げられはしないのだけど】

……ん゛ー!!

【流し込まれる液体をごほごほ言いながら飲み込んでいく】

……げほっ……き、鬼畜――――

【小さな怨嗟を吐きつつ】

なんだそんな事かよ、なんなら全然悪くねえや
お仕事終了――――か、でも割りに合わないや

【困ったように笑って】

……ああ、そうするよ今度があれば絶対に、絶対に――――
へへ、応援なんざ期待して……な……

【そこから言葉は紡がれる事は無く】
【少年はゆっくりと意識を離した】

/乙でしょうか?
/長い時間非常に乙でした!すごく楽しかったです!
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 06:48:02.26 ID:gCWLNFAo
>>352

【咽る彼を見て、溜飲が下がったように見えたのは気のせいだと思う】
【ともかく階段を上がりきって、脇の赤いレバーを力一杯引き上げた】

【――周囲に起こる、緩やかな振動】
【天井から、砂埃がパラパラと舞い降りる】
【一階の階段手前の隔壁が上がっていく】

【少女は、再び階段を下に、トントンと降りていく】
【ごく自然に、ベルトから抜き取った通信機を口元に当てて】

工作班は一階照明の復旧
総員、速やかに撤退の準備に掛かって下さい
これ以降の戦闘行為は許可しません

【最後の指示を出すと、自身も出口に向かって歩き始めた】
【恐らく、少年が目を醒ます頃には、機関員の姿は消えているだろう】



【雷の国 『シュナイダー刑務所』 1F〜2F】
【エルフェス=ネヴィア VS ≪No.151≫ゼノア・グレイトブローチ】
【勝者:エルフェス=ネヴィア 機関側の残留無し】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 06:49:20.15 ID:gCWLNFAo
>>352
>>353
/うわわ、追記です
/お疲れ様でしたー!
/此方はその10倍楽しかったと思います、です
/ありがとうございましたっ
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 06:50:32.84 ID:AwIaz5.o
【カノッサ機関夜の国支部】

【機関支部と公言しながら、その設備はさながら一流の社交場】
【ダンスホールや大食堂が備えられ、廊下には絵画や彫刻が飾られて】
【所属ナンバーズには私室が与えられ、望めば随分と平穏な暮らしが出来る】
【機関の輸送力に任せて、夜の国に燃料や食糧を運び、そして希少鉱石類を輸出して】
【貿易をその手に握り、潤沢な資金と広い人脈を確保している】
【支部でありながら、その実体はもはや独立した会社に近い】

【今夜、夜の国支部は、荒れていた】
【建物の一角から上がる黒煙、走りまわる機関員】
【振動で目を覚ました者、焦げ臭さに目を覚ました者】
【それらが見たのは、武器庫が轟々と燃えあがる光景だった】
【厳重な警備、どう掻い潜った?いやそれより、中の武装は?】
【見回りの兵士は、責任の押し付け合いすら忘れて、ただ茫然と佇む】

「………燃えておるのう。これからの季節にはなかなか良い焚火……じゃが。余りに情けないざま、そうは思わぬかえ?」

【火の未だ残る廊下に立つ、着物の女。手にした鞭を、いらだたしげに壁に打ち付けて。ふと、自分の後方に目をやると】

……世界は、些かに面白く成ったか?吾輩、久しく目を開けて居らぬ
だが……この音この匂いこの空気の手触り、見ずとも十分に分かる

【杖を突いた一人の男が、廊下に立っていた】
【両目を固く閉じたまま、燃える武器庫へと近づいて。金属扉に触れて、その熱を味わう】

吾輩が育てた卵の一つ。ようやく、孵化した様だ
無欠ながら只の悪党から、欠点を備えて完璧な悪≠ヨ。奴は、遂に殻を割った

「月輪……目を覚ましたか。昼寝にしては随分と長かった様じゃが」

【シュウシュウと音が立つ。男の手では無く、扉から】
【扉は、水を掛けられた障子の様に、其処に無かったかの様に溶けて行く】

白神、これ以降は貴様を≪No.2≫に指名する。だが、活動内容は変わらん
吾輩これより、一切をより面白く回すべく、巣穴から繰り糸を引こう


毒蛇の王、そろそろ眠りに飽いたのでな


【開かれた瞼。目に差しこむ炎の赤。それを、瞳に焼きつけるかの様にして】
【『最高議会議員』月輪 悠楽は、指を一度だけ打ち鳴らした】

【≪No.2≫カリナトゥス、機関より離反。後任に白神 鳳鸞を指名】
【月輪 悠楽、議員職に復帰。夜の国支部、武器庫の爆発により装備の一部を失う】

【以上の事柄が、機関全体に通達された】

/絡み不要ッ!
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2010/09/26(日) 07:10:29.71 ID:6tjlMG.o
【“作戦決行”より暫く――――早朝】
【一日で一番速いニュースの時間である】
【そして当然ながらトップニュースは“機関”のテロに関して―――】

「―――カノッサ機関による各国襲撃テロは一先ずの収束を見せています。」
「聖都並びに火、水、星、雷の国のいずれも目立った被害は出ておらず」
「また機関員に狙われたとされる各施設も占拠などはされていない様子です。」
「尚、各所の防衛には≪Justice≫等の組織や―――――」

【新聞、ラジオ、テレビ―――様々な形で伝えられるそれはいずれも“悪の敗北”】
【一般の、表の人々にはそういった内容が知れ渡ることとなる】


【だが一方で悪、機関の者達には芳しくない知らせばかりとなる】

【全作戦地にて占拠は失敗、支援を行った水の国・昼の国支部の損害も安くは無い】

【そして更に悪いのは作戦提案者、議員シェン・ロンドが行方不明ということである】
【情報端末からの連絡は不可、居場所も何も情報が無く】
【また彼が向かった『スラウロット博物館』も落ちてはおらず―――】



【――――正義と悪、動乱の世に林立するそれらの衝突は未だ止む気配を見せてはいない】

/少々期を逃した感がありますがこれにてイベント終了となります
/参加者の皆様に多大な感謝を、おつかれさまでした
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 08:59:17.87 ID:POgeJ/I0
【街中】

…………なるほど、割と派手に暴れられたらしいな……

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【未だパニックの一部を引きずっている周囲の様子を横目に見つつ、ゆっくりとした足取りで歩いている】

……しばらくは暇になる、か?
――ふぁ……まぁいい。帰って一休みだ……

【一つあくびをして、わずかに足を速める】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 11:48:16.11 ID:NZBNN1Uo
【日差しが零れる優雅なこの時間帯
とある喫茶店の野外にあるテーブルに一人、女性が座りながらコーヒーを飲んでいた】

【降りかかる木漏れ日と同時に、涼しげな風が彼女を中心に吹いているように
爽やかな暖かさがそこには在って、穏やかな昼下がりにピッタリの情景であろう】

【彼女は一人、道行く人々を眺めながら、そっと、愉しそうに微笑んでいる】


……何だか今日も、良い一日の気がしますねー
こんな日はお仕事なんて止めて、のんびりするのが風情ってものです


【ほんわか、とそんな言葉を口ずさみながら、彼女の紅い唇に沈み込む液体
ドロリとしたその液体は、ねとっとした粘性を舌に絡めながら、ごくんと咽喉元へと染み込んで
――――よっぽどシュガーやクリープをいれたのだろう、傍から見ても、置かれたカップに注がれているコーヒーは茶色い=z

【白紫色の長髪に肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール
同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい――――彼女は、風に靡く前髪を、右手で抑えると
一冊の本をどこからか取り出し、読み始めた】

【――――タイトルは光属性の魔術書〜上級者とかよくわからないけどとりあえず上級者編〜
何とも、新世界らしいタイトルである】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 11:53:03.96 ID:io7DDq2o
>>280
/ごめんなさい さすがに寝落ちされたかと思って寝てしまいました
/残念ながら今晩は本スレに出ることが出来ないのでこの後適当に話して帰ったことにしてもよろしいでしょうか?
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 11:56:39.00 ID:cZPPdUSO
>>359
/いえいえ、悪いのはこちらですし、本当にすいませんでした。
/そして了解しました。では乙した。
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 12:01:28.72 ID:io7DDq2o
>>360
/こちらこそ申し訳ありませんでした
/乙でした
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 12:55:44.92 ID:V1A9kKko
【公園】

【公園のベンチに座る、ボーイッシュな顔立ちの少女】
【短く切り揃えられた茶髪は、木製のベンチとマッチしてある種の趣を作り出すことに成功しているが】
【根元に残る綺麗な黒が、その髪が本来の色ではないことを主張している】
【淡褐色の瞳が、落ち着き無くきょろきょろと動き回る 身長130cmに満たない、少女】

わたしはアルファで オメガです 始めであって、終わりです
わたしは乾く、者たちに いのちの水の、泉からー
――

【特徴的なリズムに乗せて、何かの朗読をしている】
【声が止まるたびに、風が、梢が、自然たちが合いの手を入れて】

【そこまでなら、ありふれた風景の一部なのだが―】

だからっ なんでアレンジするんだよっ!
そのまま読めないの?鴨居さんっ

【凛とした声にまったく似合わぬ口調】
【少女の頭の上には、蛙がいて、そのまた頭の上には麦藁帽】
【小さな娘に小さな蛙、その帽子となれば当然極小、けれども見るものが見ればはっきりと分かる、”教会”のマーク】

意味さえ分かれば後は良し 詞はリズムが、大切ですよ

【鴨居さん、と呼ばれた少女の手には】
【共同新世界訳、注解・索引付き――立派な装丁の、聖書があった】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 12:59:06.35 ID:Zlu4ftoo
>>358


―――――……申し訳無い、相席良いですかねお姉さん?


【声を掛けたのは、黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】

【手にしたプレートには、珈琲とサンドイッチ……其れから、今朝の新聞だ】
【丁度彼女から見えるであろう一面には、昨夜の機関襲撃≠フ内容が大きく取り扱われている】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 13:10:37.48 ID:NZBNN1Uo
>>363

【少々、その問いかけに――――呆けたような、心ここに在らず、といった様子で新聞の一面を眺めたまま
無言でぽーっとしていたが、数瞬後、ふぁ、っと小さく声をあげ、そして満面の笑みを顔一杯に浮かべた】


勿論ですよ、断る道理なんてありませんわ
その代わり、お話には付き合っていただきますよ?


【約束ですよーっと付け足しながら、彼女は対面の席をチラリと見た
要するにそこに座ってくれたら嬉しいなーとでも言うつもりなのか】

【視線は其方へと向き、次に彼へと向く――――紫陽花色の瞳は
思わず圧倒されるような、そんな感覚を感じてしまうかもしれないほど――――不気味で
ほんわか、とした彼女に似合わぬ――――彼が感じさせるアンバランスさにも似た歪みがそこに在るようで
その中にも、魅了するような、美しさが含まれているようにも思える】


それにしてもめっきり寒くなってしまいましたね
昨日もかなり冷え込んで、お外に出て直ぐ帰ってしまいましたわ――――何やらお騒がしかったようですし


【彼女の言葉に追従するように、風が一つ、紡いで吹いて、思わず彼女は彼女のオーガンジーショールをぐぐ、っと握って
ですよね、と確認するように小首を傾げて、彼へと安心するような表情を向ける】

【言葉にはいくつかの意味が含まれているようにも感じ取れるし、彼の勘が鋭ければ
先刻の視線の先にあったのは、彼が握っているその新聞の一面記事だと気づけるだろう
それはつまり、彼女にとって、その新聞記事が魅了される≠ノ値するものだと、いうわけだ】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 13:21:33.28 ID:Zlu4ftoo
>>364

【『行き過ぎ』な程の対応に、少し意外な表情を覗かせるも―――…話好きな人種らしく、微笑を浮かべて首肯】
【「すいませんね」等と言葉を発しながら、先ずはプレートをテーブルの上に置き、其れから示された席に着席】

ああ、着流しじゃあ寒くてね……コートでも買って羽織ろうかと思ってた所なんだよ。
服屋に行ったんだけど、良い感じの奴が見つからなくて――――……ん?

【昨夜は騒がしかった=Aそして彼女の「視線」―――……嗚呼、と彼は諒解する】
【『一般市民』達にとっては、話の種にこれ以上トレンディな物は無いだろう】


どうやら、『被害』はほぼ皆無だったみたいだね。
各地で何人か死んではいるが、予想されていた被害よりも寡少……全く、能力者サマサマだ。


【新聞を掴むと、彼女へ向けて軽く振って見せ=\――冗談っぽい調子で、付け加えた】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 13:28:35.87 ID:Jrwke.AO
>>362

/まだいらっしゃいますか?
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 13:30:51.12 ID:V1A9kKko
>>366
/ここ に いる です
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 13:35:39.35 ID:NZBNN1Uo
>>365

【置かれたプレートの上のサンドイッチを眺める彼女――――今にも口から
頼んでおけば良かったなぁって感じの言葉が零れそうなほど】

【彼女の心を代弁するように、サンドイッチから漏れる芳しい薫りとコーヒーの香ばしい香りが
交じり合って、双方の食欲を刺激するように、流れてくる――――この店の品質の良さを感じさせる、かもしれない】


確かに寒そうですねー和服自体着たことが無いのであんまり分からないんですが
それにしても珍しい格好ですね、それに合うコートは確かに中々見つからなさそうです


【微笑を携えたまま、彼女は黒のレースで包まれた両手を、そっと自身のカップに当て
両手でじんわりと、その暖かさを感じ取ると、右手でカップの取っ手を掴み、そっとカップを口元へと当てる】

【ふわり、と唇が沈み込み、彼女の口内へと消えていく液体、咽喉を潤す甘さと、体内を温める温もり
ふぅ、と満足げにため息を吐いて、カップを置き、彼の言葉に耳を傾ける】


……予想より少なくて済んだ、から良いわけではありませんよ――――結局は死人が出てしまったんですから
それにしても、初耳でしたわ、そのようなニュース、どうか見せていただけませんか?


【沈んだ表情で言葉を述べ、次に表情を明るくし、彼へとお願いをする
くっきりと描かれる表情の高低の波は一つ一つが大きく、少女のそれのように、無邪気でくっきりとしていて
お願いするときは、両手を合わせて控えめに、胸の前でふりふり、と振ってみたり】

【確かに一般市民≠フようにも思える、少ないとはいえ、死≠フ話題に嫌悪感を示すところ、など
が、裏を返せば――――今まで知らなかった≠ニ言ってるのだ、このような――――それも、新聞にのるほど――――大きなニュースを
その大きさを示すように、喫茶店にも人が少ない、やはり昨日今日こんな事件がおきた中、こんな所へ来る人物は少ないに決まっている
――――しかし、彼女はその普通≠ニ相反するように、ここに来て、優雅にコーヒーを飲んでいた、のだ】

【どうも、きな臭い、かもしれない】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 13:39:26.05 ID:Jrwke.AO
>>367

/把握

>>366

よいしょ

【近くにほうきにのった紺色のワンピースをきて身の丈ほどの槍を三本せおって、ポシェットをつけた少女がおりてくる】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 13:47:49.86 ID:Zlu4ftoo
>>368

【『きな臭い』―――……だが、男は全く“気にしていない”ような微笑を浮かべる】
【可愛らしい彼女の動作に苦笑を浮かべて、新聞をテーブルの上に置き】

そんなに可愛くお願いされちゃあ、見せない訳には行かないね……でも、汚さないで呉れよ?
さっき、其処のスタンドで買ったんだけど“最後の一部”だったんだ。
こんな時限りは、新聞屋でも経営してたら良かったと思うんだけどね。

【詰まりは、市民達の興味の度合いも―――其れほどに、と言う事だろう】
【断然、目の前の少女は怪しく写る#、……男は、暫く考える素振りを見せて】


………

………………

………………………判った、サンドイッチはあげるからそんなに心をチクチクさせる顔をしないでくれ。


 【――――……どうやら、彼女にサンドイッチを譲渡するか否か悩んでいた様子】

【苦笑を浮かべると、「俺は意外と照れ屋なんだよ」と――…おそらく、照れ屋な人物からは縁遠い言い回し】
【珈琲をプレートから降ろすと、ぐいっ、と卓上を滑らせてプレートを彼女の前へと持って行った】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 13:48:05.34 ID:V1A9kKko
>>369

勝利を得る者、相続す わたしは彼の神、彼は我が子

【茶髪の少女は、近くに降り立つ相手を視界に納めつつ、特に反応は示さない】
【そ知らぬ顔で高らかに朗読を続ける】
【黙示録―知識のある者なら彼女の読み上げるものが、多少意訳されたそれであることが分かるだろう】

おおっ!? なんか物騒な物もってんなぁ〜嬢ちゃん
あと箒とか久しぶりに見たわっ 正統派魔法少女、お父さん大興奮だよっ ちなみに教会式とか興味ない?

【反面、蛙の方は声を張り上げて少女に語りかける】
【結果として鴨居さんの言葉を遮る形になり、射抜くような視線で睨まれた】

/大まかに身長教えてください 鴨居さんの対応が変わるかもしれません
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 13:52:26.59 ID:Jrwke.AO
>>371

【残念ながらまだ習ってないので黙示録についてはわからなず】

申し訳ありませんが宗教はちょっと…

【いきなり話しかけられても慌てず対応する】

/130センチ肉体年齢10歳です
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 13:57:25.30 ID:NZBNN1Uo
>>370

【その彼の微笑に彼女は安心したように表情を和らげる――――追記するならば
彼女自身、常に和らいだ、相手に好意を与えるような、そんな表情をしている
それでも、一瞬――――彼女の心が透けるように、解け出たように、安心が、零れ出た
――――つまりは、彼の微笑は、それほどまでに、安心するに値するものだったといえよう】


汚しませんよ、子供じゃないんですよ?
大切に読みますよ


【言葉もそこそこに両手で大切に新聞を掴むと、ぐいっと引き寄せて
自身の目の前のテーブルに新聞をせっとすると両手をぺたん、と置いてじーっと眺めこむように読む
確かに大切さ≠ヘ伝わってくる、伝わってくるのだが――――】


――――……え、えっと……


【ほんわかに、マイペースだった彼女が――――初めて、見せる照れ
それはつまり、おねだりしてしまったようで、そのことを自覚すると――――きゅぅっと彼女の白い頬が
紅でも落としたように、ぽちゃんと広がっていく――――紅潮】


――――そ、そんなに物欲しそうな顔してました……?


【何だかとっても、恥ずかしそうな様子で、尋ねる彼女
目の前の彼には――――そういうところ、見て欲しくなかったのかもしれない
あと答えるならばしてました、めっさ欲しそうでした】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 14:01:57.42 ID:V1A9kKko
>>372

中身も知らずに断るってのはよくないぜお嬢ちゃん
まずはかんた…

バタンッ!!

【鴨居さんが大仰な音を立てて聖書を閉じる】
【黙示録は聖書の中で一番最後であり、残り少ない方から閉じれば静かに済むはずなのだが…】

【ベンチに―というか蛙の上に聖書を置こうとして、蛙はあわてて跳ねて逃げる】
【まったく蛙の方を見ていなかったので、本当に忘れていただけかもしれない】

うわっ びっくりしたー!鴨居さん時々恐いっ
お父さん泣いちゃうっ しくしく

【鴨居さんはそのまま立ち上がって何も言わずに少女の方に歩いていく】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:05:53.44 ID:Jrwke.AO
>>374

家が家ですから…

【邪神がいます】
【そして近づいてくる鴨居さんをみて首を傾げる】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:10:34.21 ID:Zlu4ftoo
>>373


う ん 、 め っ さ 欲 し そ う で し た 。


【(キリッ、って感じの擬音が浮かびそうな真顔で、容赦なく彼女の言葉に応える】
【内心、「何この娘可愛い」みたいな事を想っているのだが――……少し、揶揄いたくなったのだろう】

 【珈琲を口に付け――ちなみに、彼女の其れとは対照的なブラックである――僅か、中空に目を遣る】
 【上空、高い場所を飛び去って行くのは紅いヘリコプター=c…細めた目を元に戻すと、再び視線を彼女に下げて】


(…………………さて、ダウト≠ゥ否かは微妙――……『昨日は騒がしかったみたい』って言葉は有った。)
(ネット全盛のこの時代……否、誰だってテレビぐらいは見るだろうな。)
(ニュースに興味が皆無って訳でも無ければ、新聞を読むぐらいの教養も有る。)


      【――――……この男】



                  (――――――…………“きな臭い”)



                                 【……勘≠フ良さは異常だ―――――――】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 14:13:05.35 ID:V1A9kKko
>>375

視線の高さが、同じです? あなたはいまいま、おいくつですか?

【少女の前で一旦止まって、無邪気に笑ってから】
【抱きつこうとするよっ】

「ああ、始まっちまった…今日はもう聖書朗読会はあきらめた方が良さそうだなぁー」

【と言って蛙はベンチの上に戻り、繊細な硝子細工のような声で、けろけろ鳴き出した】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:19:17.88 ID:NZBNN1Uo
>>376

【しょぼーん、と沈む、彼女の表情――――微笑が消えた、その顔は
何だかとっても、しょげていて、例えるなら、叱られたばっかの少女のように
俯き加減に静かにしている――――】

【返す言葉も無く、気分を整える為――――で、あろうか
彼女は自身のコーヒーのカップへと触れる――――しかし】

【揺れ動く小さな心は、そんな器用なことなど許すはずも無く
ぱたん、と倒れ、中身の内容物――――茶色い茶色いコーヒーが侵食していく新聞紙≠ヨと――――そう、そのはずであった】


あ……――――


【思わず漏れる声は、嬌声にも似た、無意識の言葉
ソプラノで紡がれるソレは、あまりにも単一的で、儚く、それでいて、存在感の在る言葉】

【おいおいお約束な展開だな――――と思いつつも
――――直ぐにソレは、その答えを裏返す】


何だか今日は踏んだり蹴ったりですね……


【はぅ、といった様子でため息を一つ、そして見てみれば――――彼女の目の前に在る新聞紙≠ヘ
コーヒーに濡れてなどおらず、彼女は倒れたカップを元に戻すと、駄目ですねーっと苦笑を表情に浮かべ、彼へと向けた】

【追記するのであれば、新聞紙だけでなく、テーブルもコーヒーが零れた跡は無い
そう、それはまさに――――コーヒーカップが倒れたのに、中身が、零れなかった、と言わんばかりに
そして、今のコーヒーカップには中身は在る=z

【ダウト≠フ色が、じんわりと、濃くなる】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:22:42.32 ID:Jrwke.AO
>>377

一歳ですけど…

【急に抱きつかれ】

(イリスさんみたいな方ですね)


【昨日出会った少女を思い出す】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 14:28:02.91 ID:V1A9kKko
>>379

あららそれでは、成長します? それはとっても、残念ですね
それともそれで、完成系? それなら素敵、そうすてきー

【両の手を少女の首に回して、眼を閉じてうっとりと】
【互いの体温が感ぜられるくらい体を近づける】

「嫌だったら早めに振り払った方がいいよー?」
「鴨居さん何するか分からないとこあるからねーけろけろー」

【我関せずといった様子で抱き合う少女達を眺める蛙】
【両生類の眼からは、何を思っているかの推測は容易ではない】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:30:36.79 ID:Jrwke.AO
>>380

えっと、お父様がいうには成長しようとすればできるし、成長したくないならそのままにいることができると…

【拒まず、されるがままでいる】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:33:52.88 ID:Zlu4ftoo
>>378

【――――――……男は、飽くまでも冷静だった】

………、ん……嗚呼、ゴメン。 ちょっとボーっとしてた……何か有ったのかい?

【カップが倒れた事に気付いていない=B そんな自分を“演出”する。】
【実際、彼は彼女の肩の向こう≠フ景色、『日常的』な街の様子を眺めていて――今、初めて目線を戻す】

【無論、“珈琲が零れなかった”事は認識していて、彼は其れを――…能力≠ニ判断】

(“能力者”……『相席になっただけの人物』に嘘を吐く理由は何だ?)
(今回の機関の件には、≪R.I.P.≫は――俺の知る範囲でだが――“関与していない筈”。)
(なら、隠す理由は俺が戒能 鴉≠ナ有る事じゃあなく……むしろ、彼女が彼女≠ナ有る事に起因する。)

【廻る脳内、ニューロンを奔る電気信号が彼女の色を白≠ゥら黒≠ヨと塗り替え始める】
【其れでも、表層では“微笑”を浮かべていて―――……次なる『一手』へとムーブする思考】


……そう言えば、名前を名乗っていなかったね。
俺の名前は戒能、戒能 鴉……ま、普通の会社員だよ。


【名前を名乗る=\――……狙ったのは、『三つ』のポイント】
【詰まりは、『自分の名前』に対する反応、『彼女の名前に対する自分の反応』】
【そして――…併せて“嘘の職業”を名乗る事によって作り出した、『彼女に職業を名乗らせる』為の空気の形成だ】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 14:39:37.11 ID:V1A9kKko
>>381
そのままなのを、望みます
ちなみにお名前、なんですか? 私の名前はなんでしたっけ?
鴨居障子と、申します あなたは私の天使ですー

【言葉遊びのような調子で一方的に口を動かし続けながら】 
【しばらく頬をすり合わせたり、おでこをくっつけてみたりした後】

【思い切り押し倒しにかかるよっ!】
【体格差はほぼ無し、抵抗しようと思えば可能だ】

「ところで一歳ってことは…けろけろ…ホムンクルスの類だったりするん?」

【相変わらず呑気な蛙は、相変わらず無駄に美しい声だ】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 14:48:28.39 ID:NZBNN1Uo
>>382

【彼女はそんな彼に騙されているように、信用しきっているように
安心したような微笑を浮かべながら、彼の言葉へと返す】


いえ、こんな素敵な殿方とご一緒できたのに
何だか卑しい面を見せてしまい――――少々、自己嫌悪をしていただけです


【そう、明らかに彼女は隠す――――言葉だけ取れば、それは普通に聞こえる
しかし、それは勘違い#゙が見ていないと勘違い≠オているからこそ生まれる矛盾
嘘をつく理由≠ネど分からないが嘘をつくだけの理由≠ヘあるのだ――――では、一体、どれが嘘なのだろうか】

【彼女の動作や仕種は――――嘘だとすれば、あまりにもナチュラルで
その殆どは正≠ニいっても差し支えない、言葉においては、事件≠ノ関する事以外は正しいように思える
――――では何故事件≠ノ関して嘘をつくのか――――大きな可能性――――最も大きいものは】


私はセシニア・イリス・フリードリヒ、そうですねー……単なる若奥様とでも憑いてみましょうか


【その事件≠フ当事者か】

【瞳が細められる、紫陽花色の瞳が。
決して射抜くような眼光ではない、優しげな――――しかし、そこに在るのは、あまりにも深い黒
夜闇にも似た黒を含む紫陽花色の瞳が、彼の嘘と彼女の嘘を、絡めあわせ、より念入りに混ぜ合わせる】

【聞きたければ、突っ込むしか無いだろう――――彼の持つ情報≠ナ証言≠して】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:50:39.11 ID:Jrwke.AO
>>383

夢瑠と申しますー…
【押し倒されながらも】

私は天使じゃなくて人外ですよー
必要があってバアルおじさまに成長させていただきました

【ちゃんと答える】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 14:58:04.63 ID:Zlu4ftoo
>>384


 【嗚呼―――…… ダ ウ ト ≠セ】


【戒能の脳内を、『此れからの展開』への予想が駆け巡る】
【簡単な事だ、只、“何故嘘を吐くのか”と―――そう、問い詰めれば良いだけの話】
【「突破口」さえ見つかれば、組み立てた『張りぼてのロジック』……証拠が無い論理で攻めれば良い】
【元来、こういう事は勢い≠ェ大事なのだ――既に“臨戦態勢”が整っている自分の『奇襲』は“当たる”だろう】


……………………、………ねぇ。


【戒能は、 口 を 開 い て =\――――――-………】











…………じゃあ、セシニアちゃんって呼んでも良いかな?


【――――――――――――……?】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 14:59:31.96 ID:V1A9kKko
>>385

抵抗しない、なんでです? 私は信頼できるです?
どうして成長しちゃうです ばあるおじさま、恨みます

【一つの文章が頭の中で組みあがるときには、既に次の言葉は始まっている】
【そんな不思議なリズムで、鴨居さんの言葉は紡がれる】

【唐突に、口付けを求めるのも、また楽譜の中で決められたことのよう】
【その瞬間カラカラと音を立てて転がる空き缶、重なる蛙の旋律】
【河鹿蛙の声は、その風流さを買われて河鹿という言葉自体に美声の意を付け足すほど―蛙の声をなめてはいけない】

【ただただ、鴨居さんは持てるだけの優しさを注ぎ込もうとしている】

【蛙が仲間になりたそうにそちらを見ている…】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:02:48.53 ID:Jrwke.AO
>>387

なんとなく信頼できるかなー、と思いましてー
私、こういうのに慣れてきましたし

【微笑み】

にゃ

【口付けされる】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:03:04.28 ID:NZBNN1Uo
>>386

【彼女の微笑に混じる――――色、怒りでも、悲しみでもない――――また別の何かの色
それはすなわち、嫌悪感にも似た、そして同時に後悔の念にも似た、そんな複雑なグラでィエーション】


もっと馴れ馴れしくイリスって呼んでくださいな
私も鴉ちゃんって呼びますから


【それは遠まわしな否定=\―――セシニアの名に対する、拒絶
嫌悪≠ゥ――――否、ならば名乗れなければいい、イリス・フリードリヒで通じるはずだ
――――が、それは今の彼の疑問とはまた別のベクトルに位置するのであろう、質が違うのだ、秘密の】

【彼女はそれ以上口を挟もうとせず、彼の言葉を待つ、その瞳は言葉どおり
そう自分を呼んでください、と伝えてくる――――否、脅迫するのにも近い――――尤も、言葉がそちらへと向かっては
彼の疑問の氷解には少々時間がかかるだろう、が】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:12:00.41 ID:V1A9kKko
>>388
んっ…ふゅ…
【柔らかな唇を合わせて、言葉にならない想いを原始的に表現】
【濡れた淡褐色は、薄くなるどころかますます色を強めて】

【真剣に舌を入れるところまでやるべきなのか悩んでから、一旦離れた】

私以外と、してるです? 少し私は、ショックです
でもでも優しいこの私ー 許してあげます 気持ち良いから

【胸に手を伸ばし始める―鴨居さん、際限が無い】


「ねえ、俺無視?ねえってば…拗ねるよ?お父さん拗ねちゃうよ?
人外って具体的になんなの?気になるじゃん?生殺し?そういう趣味?」

【しかし、蛙は気まずい空気に回り込まれてしまった!】

391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:13:38.76 ID:vwzoxhoo
【路地裏】

【半径10mほどの範囲が血液で真っ赤に染まっていた】

…ハグハグ……。

【基本的な形状は人型。鮫を模したスタイリッシュな流線型のヘルメットのような頭部】
【紺色をした皮膚は、おろし金のようにギザギザとしていて、右腕にはヒレを模したブレードが付いた、怪物が胡座をかき】

【全身が傷だらけの女性に抱きつきながら、むしゃむしゃとその鋭い歯で貪り食っている】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:15:14.32 ID:Jrwke.AO
>>390

【ちなみに夢瑠はこの手の知識があんまりない】

えっと、どうして胸にふれるんですか?

【キスぐらいは挨拶がわりやるところがあると聞いていたので大丈夫だったらしい】

えっと、お父様が魔導書を取り込んだ方でして
具体的にはよくわからないんです
一応、人魚にはなれますけど…
393 :よしき ◆VNhr99ZsyI :2010/09/26(日) 15:16:41.31 ID:75CcCYDO
あはんっ
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:18:10.18 ID:Zlu4ftoo
>>389

【彼女の要求に首肯すると―――……ん、と発声して】

じゃあ俺はイリスちゃんって呼ぶ事にしよう。
イリスちゃん鴉ちゃん、お互いに仲良き事は美しき事かな、だ。

【“生まれた”一つの疑問―――……「セシニア」の冠する意味】
【未だ、此処では問おうとしない。 収納するのは脳内の、張りぼてのロジック≠ニ同じファイル】

【今此処で、『総て』を明らかとする必要は無い―――……其れか、一生明らかにする必要は無いかも知れない】
【彼女を“暴いた”所で、≪R.I.P.≫に、『ノクトクルセイド』に、――……戒能 鴉≠ノ何の利が有る?】
【むしろ彼自身にとっては、「可愛い女の子と友人となる」方が利益≠フ有る事柄だ】
【“暴く”事が『必要となった』時に、まとめて問い詰めてやれば良い=\―――……彼は、そう考える】


 【早い話が――――……彼は、現実的な合理主義者≠ネのだ。 『必要以上の深追い』はしない。】


…………さて、そろそろ帰ろうかな……見たいテレビが有るんだよ。 イリスちゃんは、テレビとか見ないのかい?


【ごくり、と珈琲を嚥下し……「そろそろ撤退するか」、と彼は席を立ち、大きく伸びをする】
【が、材料は集めておくに越した事は無い=\―――……“ニュースを知らなかった”、回答によっては其の矛盾を示す質問だ】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:18:48.52 ID:vwzoxhoo
>>391
/やっぱ無しで。
396 :よしき ◆vf1IorWJOc :2010/09/26(日) 15:23:02.56 ID:75CcCYDO
アマリリス
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:23:53.57 ID:V1A9kKko
>>392

私より、大きかったら、悔しいな

【情緒の欠片も無い川柳で返してきた】

【ちなみに現在、”少女”が”少女”を”公園”で”押し倒し”て”胸を弄る”という危険な絵ができている】

「何それ凄いっ!見せて見せてっ ちょっと蛇口捻って水出してくれたら俺プール作っちゃうよ?」

【漸く反応が貰えて、一挙に元気を取り戻す蛙】

お父さん、実に煩い、黙れ屑

【蛙の面に水、といった様子で蛙のお父さんは聞こえなかったかのようにしている】

【蛙を選べば鴨居さんの機嫌が悪くなり、鴨居さんを選べば蛙がいじける】
【どうする二者択一】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:26:54.56 ID:NZBNN1Uo
>>394

【まあ、と軽く声をあげ――――右手をほっぺたに当て、嬉しそうな微笑を携えると】


自分で言って何なんですが――――……やっぱり、言われると恥ずかしいものです
けれども、同時に嬉しくもあるんですよ、鴉ちゃんと仲良くなれて


【彼の感じることと同じく、彼女も、彼と仲良くなる事が有益だと感じているのだろう
否、むしろ――――それ以外考えていないのかもしれない、彼と仲良くなるために嘘をついた≠ニ
ならば、彼女の隠し事が、すなわち悪≠ニ結び付けられるのはいたって自然、かもしれない
尤も、こころは可能性を紡ぐ話であり、確証など無いのだが――――】

【彼の質問に、うーん、と答える、ほっぺたに当てていた右手の人差し指をぴんとたて
考え込むように口元へと添えて、そして、唇を揺らす】


あんまり見ないんですよ、なので――――……今日のニュースも知らなかったんですよ
――――っと、私もそろそろお時間ですね、あんまりのんびりしていては、お仕事≠フ方に支障がでます


【そういって立ち上がる彼女――――150後半程度の身長の彼女は、鴉から見て、やや小さく感じるかもしれない
そんな彼女はオーガンジーショールをぐぐっと羽織りなおして、彼の元へと近づく】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:31:04.17 ID:Jrwke.AO
>>397

えーと
えい
水・ウォーターベッド

【夢瑠のふれている地面から弾力のある水がでてきて、それが厚めのマットのようになり】

変身

【少女の足がくっつき、人魚のようになり、さらに耳からヒレのようなものもでてきて、髪が紺から蒼になり】

おとうさんにくずはためですよ

【そっと鴨居さんの頭を撫でようとする】
【ちなみに胸はAカップです】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:34:43.54 ID:Zlu4ftoo
>>398

案外、面白い物だよ……俺はバラエティでもニュースでも、ドラマでもアニメでも何でも見る。

【近づく彼女の少し横を通り抜け――…「忘れてた」と呟きつつ、新聞を回収する】
【プレートを持って行こうか一瞬、逡巡したが店員が歩いてくるのが見えたので放置して】


じゃあ、俺は此処で―――…お仕事=A上手く行く様に祈ってるよ、イリスちゃん。


【微笑を浮かべ、右手を使って仰々しい礼をすると……引き止めなければ、その場を去るだろう】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:36:06.09 ID:NZBNN1Uo
>>400

【ええ、また――――と言葉をつけたし、彼女は彼を見送った】


/乙でしたー!
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 15:36:54.00 ID:55s2zUM0
【水の国―――“教会”が管轄する、一軒の「教会」前のベンチに座る、線の細い影】
【大きくはないのに、何処か荘厳な佇まいを見せる、十字架を掲げた建造物を横目に、両手を広げた『彼女』は】

(―――…6日後、か。確かにあの人は、少なくとも私よりは枢機卿になるに値する人に見えるけど、さ。)
(『左席』…アレが入ると、急にヘンな色を濃く感じる様になるな…)

【白い無地のTシャツの上に、十字架の意匠―――『教会』の紋章がプリントされた、真っ赤な革ジャンを纏う、中性的な雰囲気の人物】
【緩やかにカールした蒼い髪を肩にかかる直前まで伸ばし、頭頂部付近には一本の太いアホ毛。きり、と精悍な双眸は明るい茶色で、背丈は170cm程】
【本来の仕様と呼ぶには、どうにも深い傷が所々に刻まれたブルー・ジーンズを履き、ベルト部分には複数本の、革のナイフホルダー】

それにしても、霊廟狙いたぁ、随分とお暇かつ冒涜的な機関員だったじゃないか。
ウチらの敷地じゃ無いとはいえ、割とムカつくって話だよな…何故か?それは仕事柄…っと。

【人物の両手は『広がっていた』―――或る程度の距離、戦闘の間合いで言えば『中距離』に入れば】
【その理由が、「“機関襲撃”を報じる新聞を、座りながら読んでいたから」だと判断できるだろう】
【更に、その傍ら、右臀部に隣り合う形で、もう一部の新聞が置かれているが、現時点で其方の内容は判断できない】

【仏頂面と、アップダウンの希薄な、非常に如何でも良さげな声故に、気づくことは難しいのだろうが】
【両腕を枕に、深く靠れかかって、秋の涼風を浴びながら、意味も何も無く気晴らしに星空に眼を配る姿は、脳内で渦巻く『思考』を僅かに感じさせる】
【但し、鋭い輪郭を描く眼は、油断無く―――嵐中の麦のように押され揺られる『アホ毛』さえ無ければ、中々ハードボイルドな光景】

【逆を言えば―――その一点で、『三流の喜劇』に成り下がっているような気もしないでも無い】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:39:56.66 ID:V1A9kKko
>>399

ぎりぎり同じ、くらいです こんな姿も、可愛いですね

【夢瑠のきめ細かい肌を気持ち良さそうに受けて】
【染めているにも関わらず意外に抵抗のない鴨居さんの髪】

別に父では、ないですよ? そう呼びなさいと、言われたの

【こちらも相手に相応に謎の多い2人…いや一人と一匹だった】

「ああ!自己紹介がまだだったな!ぴょん太様だ、お父さんと呼べぇっ!」
「そして俺っていらない子!?水のベッドとかお父さんの十八番なのに…」

【ぴょん太君のなきごえ!ぴょん太君は寂しそうに鳴いた!しかし夢瑠にはもう効果がないようだ】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:44:54.85 ID:Jrwke.AO
>>403

あなたの髪もサラサラですよ

【よしよしと撫でる夢瑠】

そうなんですか?
何故がふかまりますね…
あ、すいません…

【ちゃんと謝る一歳児】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:49:08.47 ID:XQB7eeMo
【路地裏】

ヒャヒャッ、んめェ…美味ェ…

【閑静な路地裏に何かを貪り食うような音が響く】
【グチュリ、グチャリと牙が肉を引き裂き噛み千切る音が――】

【響き渡る不快な音の発信源の狭い路地の奥――其所では】

【ボサボサの赤毛、190は優に超えるひょろ長い長身】
【赤黒い何とも形容しがたい色の上に所々血染みの付いたダボダボの作業服】
【そんな容姿と服装の男が胡座を掻いて女性の死体に上手そうに食らい付いていた】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:52:19.80 ID:Zlu4ftoo
>>401

【 同時刻―――紅いヘリコプター% 】


【ドン―――――――!! と、耳障りな衝突音がヘリコプター内に響く】


「―――――………Damnit!!! (チクショウ!!!)
 逃げられた=I? 巫山戯るのも大概にしろッ!! 部隊を編成して直ぐに追跡……車を全部燃やされたッ!!!?」


【苛付いた様子で座席を蹴ったのは、癖のある赤髪を無理矢理撫で付けたような……中途半端な髪型の男だ】
【漆黒のドレスシャツの上から着込んでいるのは、ともすれば金属光沢をも錯覚させる白銀のスーツ】
【双眸の直線上にピタリと重なって掛けられている蒼フレーム眼鏡の弦には、幾何学模様≠ェ彫ってある】
【携帯電話で通話するのは、おそらく口振りからして―――……『部下』の人物なのだろう】


『…………スラウテルンさん、逃げられた物は仕方有りません。
 手口からして、ダッソー・ミラージュ=c…―――次のチャンスを待ちましょう。』


【対角線上に座る、幾分落ち着いた様子の青年は……そう言って、手元の書類に目を遣る】
【目に映るのは、“見慣れない”名前ばかり――――】


『戒能 鴉=Aヴォルフクライム=クラックポケット=A奈々浦 桔梗=B
 オーガギュネイ=トリットヘルム=c……――――きっと、“まだ”居る筈です。』


【ぱさり、と書類の束を“スラウテルン”と呼ばれた男へ放り投げ―――……】


    「………………森島、社長≠ヨの報告は私がする。 お前は調査を続けなさい。」


【差し込む日の光に―――……死人≠フ顔が、はっきりと映し出された】

/お疲れ様でしたー!
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:54:20.89 ID:V1A9kKko
>>404

えへへっ障子は、嬉しいですよ このままずっと、一緒にいたいー

【夢瑠の頬をそーっと舐めてみたり…リミットを知らない鴨居さん】
【ベッドの上になった事で、2人の様子はより蟲惑的なものに】
【鴨居さんの眼が熱い、体が熱い――】

「そのまま放っておくと鴨居さんと一緒に捕まりかねえよ?」
「愛を否定するつもりは無いから、人目の付かないところでやろうぜ、な?」
「屑とか気にしてないから、マジで、頼むからっ」

【常識を捨てられない常識外の存在は、困惑を隠しきれない】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 15:57:44.43 ID:Jrwke.AO
>>407

ありがとうございます

【微笑みながら頭をなで続け、頬をなめられる】

えっと、どうして捕まるんですか?

【なんどもいいますがこのての知識があんまりない夢瑠】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:03:39.70 ID:7iW218s0
>>405
/まだおりますか…?
/もし居るのでしたら、舞台裏を覗いて頂きたいのですが…?
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:05:44.86 ID:AwIaz5.o
>>402
にゃーにゃー

「にゃあう?」

【暫く側面、聞こえる音は二種類】
【片方、後から聞こえた音は、表記その通りの猫の声】
【だが、先に聞こえたのは、何処か違う音。妙に明瞭、音質が改善されている様な】
【聞き取り易いのも当然。何せそれは人間の声だった】

【側面と単純に書いたが、音の出どこはやけに高い位置】
【横に首を向けてから体を仰け反らせていけば、その内視界に入るだろう】

【まず、何処にでも居そうな猫が一匹、教会の屋根から降りて駆けて来る】
【ベンチの下をすり抜け、座っている人物の脚の横を通って行こうとするその猫に続いて】

にゃー………に゛ゃっ!?

【同じく潜りぬけようとして、腰のベルトがが引っ掛かった奴が居た】
【ベンチの下から向こう側に出た頭、その頭髪は橙色。肩に掛かったマントは、ベンチの後ろでは足首まで】

………ぅにゃー……

【何故か猫語続行中のこいつを、もしかしたら仕事≠ナ見た事が有るかも知れない】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:07:23.34 ID:V1A9kKko
>>408

2人の中を、邪魔するの? それなら私、頑張るの
だから心配、いりません

【二度目のキスを強行】
【今度は相手の口内へと舌を這わせて――逃げるなら今のうち】

「やばい、超やばいお父さんどうしたらいい!?」

【空気が乾いて、代わりに空中に水球が浮かび始める】
【複雑に光を跳ね返して、薄っすらと虹がかかっているのが分かるだろうか】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:10:11.05 ID:Jrwke.AO
>>411

えっと…
その頑張るは危ないほうじゃあ…

【困惑しながらされるがままな夢瑠】
【どないしよう】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:19:51.70 ID:V1A9kKko
>>412

【舌先で丁寧に夢瑠の歯を撫で回して、一旦離れて悩ましげな嘆息を漏らす】
【赤子を抱くように慎重に夢瑠の手を取り、自分の控えめな胸にあてて、再度艶やかな唇を合わせ、心を合わせ――】


【あんまり詳しく書くとあれだからやめておくよ!!!】

【にゃんにゃんしている!】

「鴨居さんごめんなっ!」

【水球が鴨居さんの上に集まって、できるのは大きな透明の腕】
【無理矢理に鴨居さんを引き剥がすっ】

【柔らかい水のベッドから、冷たい地面に降ろされて】
【背筋が凍るような視線の集中砲火を受けるお父さん】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:20:42.80 ID:7iW218s0
>>405

【どことなく、不快音に混じって何やら別の音が路地裏に響き始める】
【ガタガタとした、どこか歪さを感じさせる機械的な音だ】
【どうやら路地裏の奥ではなく、出入り口から響いてくる】

【その音の響く先を見れば、やや強めの光がこちらを照らすだろう】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:24:40.27 ID:Jrwke.AO
>>413



【あまりの行為にちょっと放心ぎみな夢瑠】

えっと…
あ、そうだ、たぶん、そろそろ帰らないと…
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 16:25:06.91 ID:55s2zUM0
>>410

【聴こえた音に対して、新聞紙を少し下げ、何となく振り向いた―――この人物、詰まらなそうなカタい表情に、僅かな期待を内包している】
【やがて瞳に映り込んだのは、最初は音声だけで展開される猫のレース…いや、本当に『猫だけ』?】
【聞き覚えのない、ラジオドラマで流される造り物のSEの様な音に、僅かに眉をひそめる】

……ふ。…?

【とはいえ彼女―――『ルブハティル・レヴィンツェン』は、一通りの秘密と戦闘経験を抱えた人物である】
【故に、猫の一匹が足元を抜けることにさえ“注意”しながらも、表向きには一切“動じない”】
【ごく当然の景色として流れていく猫を、軽い警戒を籠めて足をすっ、と上に持ち上げながら、感じていた…のだが】

………おい、大丈夫か、お前。

【予想し得なかった『事態』―――潜り抜けることに失敗して、件の声の『人間性』が、無意識に高まったからか】
【或いは、椅子を下方から殴りつける、人体激突の衝撃からか…何かを想った彼女は、新聞紙を手早く畳んで立ち上がり、直立】
【少しだけ前方に歩いてから、直角気味で、儀礼的な二連ターンをとって、猫―――否、少女に向き直り】

此処は「教会」。公園ならあっち、ドッグランはもっと郊外、精神病院は知らん。何故か?興味が無いからな。

【まだ、少女の顔が見えていないのだろう―――ぶっきらぼうな声で、気遣ったかと思えば】
【酷く辛辣な言葉を、背中からかけてやった】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:27:17.59 ID:XQB7eeMo
>>414

……んァ?

【自分が発する音とは違う謎の機械音にピタリ、と肉を噛み千切っていた口が止まり】

…ッ、なんだァ眩しい
ヒャッヒャッヒャッ、なんだァなんだァ…工事でも始めようってのかァ?

【間延びした声を上げながら怪訝な表情で音の方へ顔を向けて】
【視界に差し込む光に眼を細めて音の正体を探ろうとする】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:32:08.03 ID:V1A9kKko
>>415

私の隣を、離れちゃだーめ 

【limit eden―指定した相手と自分の一方向への移動を規制する能力】
【前方向への規制、起き上がろうとすると目の前に透明な壁があり、動けない!】
【とはいえそれは鴨居さん自身も動けなくなるということで】

「おうっそうだっ子供は暗くなる前に帰った方がいいぞ!」

【その能力をしっているお父さんの手で、水のベッド自体が動くことによって公園を抜け出せるはず】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:35:16.78 ID:AwIaz5.o
>>416
大丈夫かと聞かれると逃げられてちょっとショックです!
そして意外に自分の影が薄かった事にもう一つショックですっ!

【障害物競争の失敗例の様に、うつ伏せのまま前方へと進め無くなって】
【両手をジタバタさせてバックしながら、ベルトをベンチから外して行く】
【如何にかこうにか抜けだして、ぴょこんと飛び跳ね立ち上がり。ずり上がったマントを一度降ろす】
【首に解けたマフラーを巻き直して、走って乱れた呼吸を整えると】

私です私!精神病院とは無縁の健康体の私ですって!

【スライディングの様な形になっても奇跡的に傷の付いていない顔を指差した】
【ブラウンの瞳は丸く大きく、集光能力の高さをなんとなく窺わせる物】
【そして、今更ながら。聞こえた音は、鳴き真似の音だけだった。屋根から降り立った音が、無かったのだ】

……とまあそれは兎も角
私は全く持って大丈夫ですからねこんにちは

【猫を追いまわしていた。と言うよりも、猫に付いて走れていた脚力と、屋根の上から飛び降りてほぼ無音の技術】
【それに加えて、彼女の服装、容姿】
【赤い布地の中心に白い十字架が描かれたチュニック、細めの黒のトラウザーズ】
【軍隊風の革のブーツ、爪先と踵に金属板の補強を施し、両肩から足首近くまでの丈のマントを羽織り】
【首には毛皮のマフラー。明るい橙色の髪を襟上で揃えた少女】

【上司の異名になぞらえて≪白猫≫扱いされている異端狩り=Aルージュ・コアントローだった】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:39:19.37 ID:Jrwke.AO
>>418

えーと
私は水の国のオカルトショップ氷水というお店にいますので
よろしければきてください

【そういって水の中に沈みこもうとする】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:40:35.03 ID:7iW218s0
>>417

【答えは一目瞭然であった】
【おそらくその視界には、ガラスと金属板をくっ付けたような何か―――】

【―――いや、ワゴン車≠ェ、写ることだろう】
【狭い路地裏の通路をギリギリで通ってきたのだ】
【バイクならまだしも、車はこの世界では珍しいかもしれない】

【車は前方十数メートルで停車、しかし依然としてライトは点いたままだ】
【そして、運転席、助手席、後部座席からそれぞれ、数人の人物らしき人影が降りてくる】

…まだ明るいだろが?ライト点ける必要ねーだろ?
「薄暗いよりは、キッパリ明るい方が良いですから」
『―――お〜い…んな事より見ろよ、アレ…食人鬼≠カゃね?』
〈うっひょー!博士≠フ読み、当たりじゃないっスか!〉

【ライトが邪魔をして、はっきりとした特徴は見受けられない】
【しかし、今はっきりと分かる事は2つある】
【彼らが清掃服≠着ていること、そして4人以上存在すること―――】

/遅れました、ごめんなさい!
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 16:44:48.88 ID:V1A9kKko
>>420
絶対行きます、行きますよ
鴨居障子と申します 忘れないでね、その時まではー

「おかると?異端?ちょっと行って確かめてみるべきかもな」

【そんな慌しい別れの後、火照った体を抱えて妙に艶かしい様子の少女だけが公園に残ったとか…】

/これで終わりかな…? お疲れ様でしたー
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 16:49:38.71 ID:55s2zUM0
>>419

……ああ、誰かと思えば、白猫のルージュ・コアントロー。
悪いね、「顔ぐらいは覚えてる」間柄なせいで、如何にも。

【慌ただしい彼女の動作を、脱力気味に腕を垂らしながら見つめている】
【そして、顔を強調するその動作を見て―――『思い出した』…全く以って言葉通りの「顔見知り」でしかないが、忘れはしない】
【口調は何処となく高圧的、顔は仏頂面だが、声のトーンが先程までよりは、引っ張りあげられている】

本当に大丈夫なのか?猫を追いまわしても。其れに精神病院は体が健康でも入れるよ。
訓練の一環、なら分からないでもないが、だとしたらあんまりに情けない感じであるし…。

【愛想笑いを浮かべたりするような人物では無い、どちらかと言えば『面倒な』部類に入るだろう】
【ルージュが立ち上がったのを確認すると、反対にベンチに座りなおした―――新聞を両サイドに置き、二人は座りにくいカタチだ】

とはいえ、先ずは挨拶…何故か?其れが会話を円滑に運ぶ方法だからな…っと、こんにちは。
一応確認すると、私は「ルブハティル・レヴィンツェン」…まともな会話の記憶は無いけど、知ってるか?

【此方側から定義させて貰う形になるが、ルブハティルとルージュの此れまでの関係は、かなり浅い筈だ】
【そして、ハティが『魔術協会』の調査に赴いたことは、少なくとも末端の構成員には知りえないことである】
【詰まるところ、有名人とは言い難い―――だから軽い声で、尋ねた】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 16:50:22.36 ID:Jrwke.AO
>>422

はい
また、そのときに

【そういって夢瑠は沈んでいき、自宅へ帰った】
【ちなみに父親に凶のことを話し、ものすごく複雑そうな顔をしたのはいうまでもない】

/お疲れ様でした
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 17:02:52.38 ID:AwIaz5.o
>>423
そのやり方で会話が円滑に進むと思ったら大間違いです!
そんなので愛想良く気分良く答えてくれるのはうちの上司さんだけです!
会話を円滑に運びたいなら、親しくも無い他人に精神病院云々言わないよーにっ!

【文章末尾に三連でエクスクラメーション、真っ直ぐ伸ばした人差し指をルブハティルに向ける】
【「親しくも無い他人」と自分で言う、その程度の仲と理解はしている。冗談にしてはキツい言葉には、はっきり不快感を見せ】
【然しその不快感混じりの表情が一瞬で消えるのが、この少女の性格の分かり易さとでも言おうか】

一応、知ってますね。確かに会話の記憶は有りませんけど
そして始めてのまともな会話の記録のスタートがいきなりマイナス評価で始まりましたけど

……それはもう良いです。後に回します

【関係が薄い、それは確か。末端の構成員なら知り得ない、それも確かだろう】
【然し、末端で無いのなら?仮に情報の入手元が、異端狩り≠フ上部なら?枢機卿クラスなら?】

ルブハティル・レヴィンツェン。少なくとも6年前には教会≠ノ居た
その頃から異端狩り≠ネんですか?それとも、その頃はまた別?
私よりはやっぱり長いんですねー

【在籍年数程度なら、調べる事も出来る。膨大な殉職者の名簿に目を通す程度なら出来る】
【其処から何を読み取れるか、何を考えるか。それは見る者の脳次第だが】

【≪銀狐≫に糸を引かれる≪白猫≫は早々に先制の一打を放ち】

その新聞、今日のですか?

【直ぐに、自分から話題を逸らした】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 17:07:13.66 ID:XQB7eeMo
>>421

(車ァ………?)

よくもまァこんな狭い場所に…ヒャヒャッ

【目を細めたままボソリと小さく呟き気味悪く笑ってみせ】
【死体から肉を引き千切り口に運び、突如目の前に現れたワゴン車と人影を見据える】

(……なんか、面倒臭そうな事になりそうだなァ、ヒャヒャッ!)

【清掃服達の会話に耳を傾けつつ、抱え食らい付いていた死体を離してふらりと立ち上がり】
【数本の触手を身体から湧き出させその触手で地面に落ちた死体に食らいつき丸呑みにして】

【舐る様な視線で清掃服達を改めて見据えた後、清掃服達の匂いから性別、年齢、種族など簡単な情報を読み取ろうと深く辺りの空気を吸い込む】

/こっちも遅れることが多いんで気にせんで下さい
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 17:22:13.42 ID:55s2zUM0
>>425

…残念ながら、性格が良い方だとも思ってない、自分のことを。何故か?見ればわかるよな。
かといって22年活きたというのに人格の改善は出来ん、だから私に出来るのは先に断っておくコトだけなのさ。

【珍妙な喇叭を背負った某人に似た、然しより堅く重く、間延びすることが無い男言葉を使って、淡々と】
【自覚があるのに改善しようとしない人間と言うのは、性質が悪い】

全部正解、だが中途半端な情報だね、訊く相手を間違えたんじゃないか?
厳密には9年前から所属し、『異端狩り』は7年前から、但し術式解析連中の手伝いに行かんでも無い。
……そう言うお前は?ぜろいちにー、さんしーご、どっかなのは分かるけど。

【―――ぞくり。耳を刺す時間の経過を、ルージュに口にされ、内心で盛大に舌を打つ】
【但し、耳を傾けるルブハティルは、依然として『平静の』無表情を保っている】
【言葉運びに悩んで『出来てしまう』、放心の顔とは間違いなく重ならないソレだ】

【相手の渾名を知るくらいなら、その頭上に座する存在も知る―――大方、枢機卿様の差し金だろう、と】
【となると、話の線に浮かび上がるのは、『協会』を睥睨せよと命じた左席、だが、当然今は億尾にも出さず】
【『訊く相手』についての軽い言及を交えながら、ワザと正確な情報を伝え、“自然な流れ”での返答を求めてみる】

その通り。一面は当然、機関の襲撃。
但し、内容は右と左で全く違う、何故か?地域が違うからな。

【「読んでも構わないぞ、珍しくも無い」と言って―――ルージュに真っ直ぐと視線を向け、拒絶も推奨もしない】
【ルブハティルの視点で右側の、比較すると薄いほうの新聞には、『霊廟襲撃』のセンセーショナルな文字が踊り】
【左手の方に存在する、どちらかと言えば分厚い紙束には、『博物館襲撃』を報じる小さな文字が、ズラズラと書いてある】

【…なお、非常に如何でも良い事だが、その一面左上の端、ハイライト的な小見出しには、『魔術研究』等に関わる言葉と並んで】
【“『せいとくん』、賛否両論?……38面”なる、太字が刻まれている】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 17:27:09.73 ID:7iW218s0
>>426

『見ろよ、アレ―――うん、間違いねーだろーよ』
〈うっわー、グロっ!やっぱ実際見ると生々しいっスねー〉
懸賞金って付いてたっけ?アイツ相当殺してるよな?
「そんなのどーでもいいから…もうさ、撃ちたくて仕方ないんだけど」

【清掃服の人物は、どうやら4人とも男性らしい】
【能力を持っているかどうかは定かでは無いが、彼らは普通の人間のようだ】
【年齢はそれぞれまちまち、20〜30代前後といった所であろうか】

【運転席に座っていたであろう男性が、ポケットから何かを取り出す仕草を見せる】
【目を凝らせば、取り出したのは携帯電話だと分かるだろう】
【耳元へと近づけ、ボタンを押し】

「んで、どーすんですか?博士=H早く拷問とかしたいんだけどさ」
《もう少しサンプルが欲しい、とりあえず銃だ、致命傷は避けてくれ》
「あいよーっと、お前ら聞こえたよな?な?」
『んじゃ、とっととやるか…足か腕?腹は許容範囲か?』
今まで生き残ってんだ、そう簡単に死にはしねーだろ
〈んじゃ頭以外っスか?“せーの”でやります?〉

【どうやら彼等は、アドについて下調べを済ませている】
【その“危険人物”前にしているにも関わらず、何とも余裕に満ち足りたものだ】
【そして、上着のポケットから取り出したのは―――ハンドガン】

『痛めつけてから殺そうぜ、勝手に頭撃つなよ?』
あ、爪剥がすの俺にやらせろよ?

【そして―――彼等は、拳銃の引き金に手を掛ける】
【勿論今までの会話は全て聞こえているはず、銃とはいえ対処方は無数にあるはずだ】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 17:37:00.40 ID:AwIaz5.o
>>427
性格が悪いのと失礼なのは別物です!マナーで誤魔化せないのは性格じゃなく幼さです!
己に社会を適用したがごとく振る舞えぬならばそれは幼子も同様ってラッセルさんが言ってました!
言って良い事悪い事のラインを間違えないよーにっ!

【主張の根拠が「〜が言ってたから」。これもまた、幼い様にも思えるが】
【此処までの間声量は変わらず、指を下ろすと少しだけボリュームダウン】

【そして、猫に例えられる理由の一つ、目が大きくパチンと瞬いた】
【「こう言ってまわれ、見逃すな」。大雑把な指示を、疑う事も無く遂行して】
【今この瞬間、ようやく脈ありと思える相手を見つけた】

【尤も、調査の角度によってはもっと正確に、ピンポイントで発見する事も出来るだろう】
【それを出来なかったのかしていないのか、或いはしているのか。そればかりは、狐の思考次第】

地域別ですかー……こっちのがこの国ので、こっちのが聖都の
はー、流石聖都の新聞、分厚いんですねえ………

【一方猫はと言えば、小さな文字の隊列に、視界をチカチカさせていた】
【分かり易い見出しを見て、記事を読もうとしてギブアップして、また見出しに戻る】
【結局、見出し程度しか追わなかった】

【すると】

………?

『せいとくん』………?

【ブラックホール並みの吸引力を誇る見出し】
【目が奪われるのは道理、仕方が無い。仕方が無いのだ】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 17:40:26.78 ID:XQB7eeMo
>>428

(ん〜、美味そうな奴ァ…いねェな、ヒャヒャッ!)

【嗅ぎ取った匂いから自分の好みの人物では無いと判断した様で】
【絡みつくようなモノだった視線が冷めたモノへと変わる】

【そして、取り出されたハンドガンが目に入るが大して焦る様子もなく】
【相手の会話に耳を傾け、更に大量の触手をその身体から沸き上がらせ】

(ヒャヒャッ、マジにヤバそうな雰囲気だなァ…面倒臭ェ)
(とっとと逃げた方が、こりゃァいいかな?)

【湧いた触手を互いに絡みつかせ、そのままアド一人を覆い隠せるような分厚い肉の盾を形成する】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 17:57:22.84 ID:7iW218s0
>>430

【銃弾は肉に食い込むものの、貫通する程の力は全く無い】

『…何、アレ…?』
〈うっわー!能力も、グロっ!!〉
これじゃ駄目だわ、効かねぇよ
『いや、逆に良いだろ、コレって』
「博士ー、なんか不気味な触手っぽいので身を守ってますわ」
《…やはりか。よし、しばらく君達が“好きなやり方”で攻めたまえ》

【それぞれが互いの顔をみやり、状況を個々の目で確かめると】

『―――あー…。こういうの、大好きだわな俺達』
なぶり殺しだぜ、ハハッ!!

【顔をニヤけさせ、さらにそれぞれ銃を発砲した】
【今度は個々がバラバラのタイミングで、不規則に発砲をし始める】

〈どーした?出て来いってぇ〜!食人鬼ちゃ〜ん!?〉

【食い込んだ銃弾の大きさ、彼等の使用する銃の大きさからして装弾数は十二、三発か】
【それが4人、つまりこのままだと合計五十発程度の銃弾で撃たれる事になるのだ】

【―――しかし、その銃弾に肉を貫く力は無い】
【守りを更に固めれば、無傷で乗り切る事も不可能ではないだろう】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 18:01:12.67 ID:55s2zUM0
>>429

そりゃ、然るべき場所では然るべき態度ができる。何故か?私も『教会』所属の端くれだからな。
然し、ベンチに腰を据えて新聞を読む時のテンションと、『然るべき』テンションは一致しない。
まあ確かに、ラッセル氏は私よりは優れた人物だと思っているが…と。

【相手が、手当たりしだい百発一中、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、とでも表現すべき様式を使用していると、推測はできない】
【其れが可能なだけの知性は有るかもしれないが、情報の大半を握るは『向こう』―――不利の一言に、尽きる】

【自分の性格では、返した質問に答えて貰えないのも無理は無し……言葉を止めたら、追及せずに薄い苦笑を造った】
【此れまで生きているのだから、生命が狙われているとは考えない、より複雑な話か、根本から議題のベクトルは違うと判断している】
【故に―――『攻勢に転じる』か『逃げ切る』タイミングは、確実なものとして選びたいのだ】

実質、世界の中心。語るに足る事柄が多いと言う事は、紙を厚く重ねる理由にもなろうさ。
水の国も詰まらない訳ではない、だが話題に事足りないのは間違いなくあっちだろうね。

(見渡しの悪そうな印象、無し……嗚呼アレか、頭が弱いのか、若しくは遠視か、どっちも面倒なモンだよな)
(となると、何故枢機卿様に使われてるのか分からんが…信頼?……まあ、今は無駄か)

【新聞を読むことが出来ない彼女の様子に、それとなく微笑みを浮かべる―――敢えて名づけるなら、嘲笑である】
【その裏で、思考の地球儀を回す……そんな最中、聴こえたルージュの言葉、釘づけになる視線に、先ずは僅かに傾げ】
【すぐさま戻したその首を、今度はルージュの方に曲げると】

……『せいとくん』?

【聖都の新聞は、読んでいなかった方の新聞である―――なんだろうか、と。矢張り眼を引いた】
【ハティの表情に、薄く『本音からの』好奇心が混じる】【ルージュに、38面を開ける様に促すだろう】

【そこに書いてある内容は、掻い摘んでみれば以下の様に成る】
 【「聖都の象徴である“時計塔”の意匠に、“勝利王”の面影を持つデフォルメ画を組み合わせた「せいとくん」」】
 【「公式に聖都のイメージキャラクタとして発表されたが、デザインの気持ち悪さに、早くも賛否両論、後者が強めで湧いている」、と】


433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 18:13:48.92 ID:43kVw020
【路地裏】

何だお前?何でだお前?なぜ絡んでくる?

【薄暗い路地裏に二人の男が見える】

【一人は壁に背を向け、もう片方に手を伸ばしている。しかし気絶しているようだ】
【もう片方は少年で、その相手の腹部を何度も蹴り付けている】

【少年は真っ赤な短髪と漆黒の瞳で男を見ていた】

一体何だってんだ、テメェが俺になんか恨みでもあんのか?ああッ!?

【蹴りの速度を早める、口からゴホゴホと血が吹き出る】
【少年はいまだ失神していることに気がついていないようだ】

【鮮やかな薄紅色の羽織を着ており】
【右手には何かを隠すような手甲が付けられてあった】

【少年は蹴るのを一向に止めようとせず、周囲に止めようとする人も居なかった】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 18:14:58.10 ID:XQB7eeMo
>>431

(なんか好き勝手言われてんなァ…)
(はァ、腹減ってきたなァ…つゥか仕事もまだ残ってるしよォ)

(逃げよっかなァ…)

【触手の壁を保ちつつ物思いにふけって】
【肉の壁は放たれる銃弾を次次に肉の中に飲み込んでいく】

(ヒャヒャッ、んァ…よし、逃げるかァ)

【銃弾を受け止めつつ、そう心の中で踏ん切りをつけると】
【自分と触手の壁とを繋ぐ接続部を勢い良く引き千切って走り出し】

誰だか知んねェけどよォ、んじゃァなァ!ゲヒャッ、ゲヒャッ、ゲヒャヒャヒャヒャッ!

【一際汚い笑い声と共にそう叫び路地裏の奥へ走り去っていった】

/すいません、7時から出かけなければいけなくなりました…
//本当にすいません…お疲れ様でした
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 18:16:20.39 ID:AwIaz5.o
>>432
………………………

……まあ、良いです別に

【自分を病人使いする人間に、何かを教えてやる義理も無い】
【その程度の自尊心は兼ね備えている、子供の様であろうとも】
【何を訊ねても、それがルブハティル以外の誰かに有用で無い限り、全て今回と同様の結果になるだろう】
【兎に角も、問いは無視した。返答も切った。この件への思考は後に回した】

【今は、気にするべき話題は一つに絞る】

………あんまりにもあんまりなネーミングとデザイン
髭を生やした筋肉質の半裸の老人と時計塔ってどういう組み合わせですか!?

【賛否両論、賛が何故湧いたのかと首を捻るような。根回しを疑うような公式キャラクター】
【六王教団が認めたのだとしたら、一体何を考えているのか、と】
【この記事を読む人間の大多数と似たような、極めて平凡な感想を抱く】

絶対これ、悪ノリした一部が暴走して決定したパターンですよ
後先周り考えないで、自分が面白いから決めただけで……うわー
これの商品化ってどういう事ですか?

【尚、勝利王の名誉の為に】
【】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 18:19:07.60 ID:AwIaz5.o
>>435
/途中送信したー

【尚、勝利王の名誉の為に、wiki「キャラ容姿設定」より一部抜粋】
【勝利王:長い髪をザラリとオールバックにしている。ガンダルフが眼光鋭い感じ。】
【『白いローブはゆるく着ている。』←これ重要】

【決してマッチョでも半裸でも無い(本物は)】

あー………でも、魔よけくらいにはどうにか………

【そしてルージュからの評価の低さが尋常ではない『せいとくん』】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 18:33:49.82 ID:55s2zUM0
>>435

……初めてにして、思いっきり。コアントローに同感したよ。此れについては理由を語る気にも求めたくも成らん。
間違いなくイカれている、デザイナーは間違いなくイカれている。採用しようと動いた連中も然り。
前衛芸術って言って褒めて遣る程にすら、足り得ないね。

【瞳から、顔から、無表情と言う『ゼロ』が剥がれ落ちて、辟易と言うマイナスが上乗せされる】
【要するに―――『ドン引き』しているのだ、台詞を見ていると忘れそうだが、年ごろの女性なら尚更と言えよう】
【一瞬、これは「異端の陰謀」なのでは―――何て、狂信者の妄想染みた考えまで、脳裏をつついてくる】

六王教団の信用まで喪うのではないか、こんなモノを出してしまえば。
権力者の道楽にしたって、酷い。
―――神は言っている、今すぐにでも取り下げさせろと…。

【心を揺さぶるのは、久しく忘れかけていた―――『生理的な嫌悪感』】
【若しかしたら、裸体を露出した筋肉質の男と言うモノに、何かしらの不幸な思い出が有るのかもしれない】
【見る気力すら失せたか、高圧的かつ他力本願な言葉を、唾を吐く様に「せいとくん」の着ぐるみの写真に向けたら、眼を逸らし】

……魔除けなら、櫻の狛犬でも稲荷でも使え。まだ見れる。

【再び、その声と表情筋を緩め、心をゼロの状態にまで移動させ直す】
【「…新聞、読まないならば畳むと良いよ」と、ルージュに言った】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 18:34:11.98 ID:7iW218s0
>>434

「あぁ?おい、効いてなくね、コレ?」
くっそ、何なんだよアレ!?

【彼等は“勝つ”という前提で発砲を行っている】
【それ故に、アドの突然のダッシュにも反応は当然出来ず―――】

あ、オイ!待てこのッ―――!
《もう良い、サンプルは整ったよ》

【尚も無駄弾を撃とうとする男を制止する、電話の声】

《今回の目的は復讐≠フ下調べだ、忘れてはいけないよ》
―――くっそ、めんどくせっ…
〈逃しちゃいましたね、折角の標的〉
『…まだまだ犠牲者、増えるってのかよ…』

【悔しい、というよりは、力の無い表情をする一同】
【どこか呆れた様子で車内へと戻っていく一方―――】



【―――某所 研究施設】

【薄暗く、視界の悪い何処かの研究施設】
【そこにあるツインソファーに、30代程度の男性と年少の子供】

《―――電話の内容は聞こえてた?やっと君の復讐≠果たせる時が来たようだね》
{…アイツは、僕が絶対に殺してやる―――!}
《君も、復讐の虜か…》

【少年の目には、ギラついた憎しみが宿っていた】

/了解です、有難うございました!
/基本ここには滅多に来られないので、あまり気にしなくて結構ですよ!
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 18:49:57.37 ID:AwIaz5.o
>>437
前衛的過ぎて理解が追いつかない、というのが問題ですね……
いや、美術館の作品なんてどれ一つ理解出来た事なんてありませんけど………うわあ
公式決定までの公募期間も殆ど無いし、陰謀論が出て来るのも仕方が無いかも知れませんね

【此方は此方で、普段の様な騒がしさが消えている】
【深い理由も無く、ただ単純に『これは無い』と】
【だが】

(………………あれ?)
(えーと、確かこう言う時には……)
(「他人の弱点には付けこめ。調子に乗る位で良いんだ」でしたっけ)

【ふと、別な事に思考が向いた】
【眼前の無愛想に、些かの揺れを起こした『キモい』キャラクター】
【こんな下らない物でも、何かには使えるんじゃないか、と】

そうですね、それじゃ次の記事……うわー
相変わらずの事件発生率、どの記事も酷いですねー………

【ルブハティルの言葉通り、新聞を畳む】
【但し、自分の手の甲側に、「せいとくん」の写真が写った面が来るようにして、手に持って】
【ルブハティルの正面で、新聞の別な記事を呑気に読み始める】

(……私が一人一人当たってても仕方が無いですし、ちょっと反応があったら突いて様子を見て)
(あとはラッセルさんに任せてしまえば……)

(………それと、ちょっと仕返し)

【目を逸らせば、それで良し。もし、正面を向いたのなら】
【新聞特有の画質の悪さで、「せいとくん」が其方を見つめているだろう】
【時々腕を伸ばすと、その顔が近づいて来たりもする】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 18:59:42.15 ID:Jrwke.AO
【オカルトショップ氷水】

…ふむ
久しぶりに魔術の講義でもやるかな…


【白い髪をざっくばらんに切り、右目を髪で隠してメガネをかけた学ランの男がレジに座って本を書いている】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 19:05:01.05 ID:55s2zUM0
>>439

聖都は平和だ、だが他の国の主要都市の多くと比べれば、というコト。
悪魔や異端の類は破魔結界を越境できないが、悪意を持った人間ならいくらでも入れる。
現に、そのタイプの悪質さとは違うが、私だってあそこに侵入することが可能…っと、ところで、さ。

【面倒見も性格も悪い割に、いちいち律儀に返答する―――何かしらの理由を探すことが、好きらしい】
【ずっと顔を背けていると、よりコミュニケーション能力が欠如して感じられると想い、ルージュの方を向こうとした】
【向こうとした。向こうとした。向こうとした。向こうとした。向こうとした。―――予定と違い、何度も。そして、キリ良く言葉を切って】

……わざとだよな、其れ。
その遣り方で会話が円滑に進むと思ったら大間違い、じゃないか?

【何度見ても、網膜を苛むのは『例のアレ』―――幸運にも、ドアップの状態には、立ち会わなかったが】
【画質の悪さが、狂気の産物の姿を更に捻じ曲げた、不鮮明な写真に対して、また純粋な感情が鎌首を擡げる】
【相手の言葉―――『何となく』で『覚えていた』其れを借用しながら、端を吊り上げられ薄笑いを浮かべた唇が開かれた】

…やめておけ。何故か?社会的に、人が見て気持ち良く無いモノは、人に見せないべきだからだ。

【ただ、現時点では『見られない』…何かと言えば、この女の明確な『隙』である】
【相手の目的は殆ど推測が立っている。更に言えば、枢機卿から直接のお伺いが立ってしまえば、自分に逃げ場はない】
【其れでも、立ち向かおうとするのは―――ルージュの其れとは毛色は違うが、同様に子供っぽいとも言える、意志の固さ故、だろうか】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:19:28.05 ID:tZJPCwY0
【草原】

…へくちっ

【蜜柑色の髪に白黒なパンダ耳帽子、脱力し切った感じの不気味な虹色の瞳】
【黄色のブレザー、其の下には白ブラウスに紺ネクタイ】
【紺のショートパンツを履き、ぶかぶかの白衣を羽織った6歳ほどの少年が、地面に座って読書をしている】

【表紙の著者名には、「レイ=イグザンプル」と記されている。明らかに、小さな子供が読む様な本では無い】
【胸元の、デフォルメされた可愛らしい林檎のネックレスが、ゆらゆらと風に揺れて】

…うー、寒くなって来たっす…

まあ、子供は風の子って言いますし…ビョーキになる事は、無い筈ですー

【頬を若干赤く染め、鼻声でそんな事を呟くと―――再び咳き込んだり、くしゃみをしたり】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 19:20:23.75 ID:AwIaz5.o
>>441
どうでしょうね……破魔結界が幾ら協力でも、所詮は人の暮らす街に張る物
異端全てを根絶する、と考えていない限り……人に混ざって生活する悪魔の「人権に配慮」してるんじゃないかと
実際、聖都で人外など幾らでも見られる上に、あそこは教会≠ニ異端の判断基準が違いますからね

【勝利王のおひざ元、聖都スラウロット。土地柄、六王教団の影響力も強い】
【教会≠ノ比べて『六王のおわす世界そのもの』への愛着が強い教団、異端≠フ基準も変わる】
【極端な話、余程の事が無いかぎり、無差別に特定の種を弾く事は無いのではないかと、そう考えた】
【有事の際なら、これはまた変わるのかも知れないが】

越えようと思えば越えられる、空気が悪い程度にしか感じないんじゃないでしょうか……
事実、聖都は水の国と並んでテロの標的になり易い土地で―――

―――わざとって、何がですか?

【ぱらり、新聞をめくる】
【それでも、捲った部分を右手で保持して、左手の甲の近くにあるその顔は隠さない】
【然しながら、指摘にも答えようとはしない】
【子供の仕返しは、自分が悪いと考えない分、場合によってはとことんまで突き詰める】

こっちは………昨日のテロの記事ですか
実務部情報部は今頃てんてこまいですね
術式解析は何時も通りのマイペース―――放浪のトップ含めて―――でしょうけど

私達の方、光の国は大丈夫でした
其方は、出動要請は出ましたか?

【そして、また話題を逸らしてしまう】
【知恵や言葉遊びのトリックで追い詰められなくとも、この少女には武器が一つ】
【とことん分厚い面の皮、である】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:24:15.36 ID:Or/JegSO
【路地裏】

【そこに2つの影】

『た…助けてくれ!!か…金ならいくらでも出すから!!』
………
【一人はいかにも金持ちそうな小太りの男】

【もう一人は全身を黒いフード付きのマントで身に纏い、顔を無機質に笑ってる仮面で隠した人物がいる】

【仮面の人物は右手にナイフを持ち男の首に突き出している】

【よく見ると周りには男のボディーガードっぽい男達が倒れている】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:31:25.44 ID:43kVw020
>>442
/まだいますかー?
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:32:35.47 ID:tZJPCwY0
>>445
/申し訳無い気持ちで一杯&石抱きで猛省中の中身は此処に居ません!
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:39:48.43 ID:43kVw020
>>446
/つまり居ないってことですね?
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 19:39:49.95 ID:6vW2.LYo
【聖都──街中】

【道端に一定の間隔で点在する街路樹】
【その内の一本の樹上で、何やらがさごそと小さな気配が蠢いていた】

(此処なら誰にも邪魔されない……今日こそは絶対にな)

【──それは、外見にして8歳程、小さな白皙の少年であった】

【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪に、真紅の瞳を持ち】
【白黒ボーダーの大きなシャツ一枚を、ローブのようにして纏っている】
【靴は履いていないようで、その小さな素足を直接外気に晒していた】

【彼は、片手に双眼鏡を持ちながら、何やら遠くの建物の様子を伺っていた】

(……あれが『魔術協会』……あれだけの規模なら、絶対に何かある筈だ……)
(適当な所から忍び込んで、使えそうな魔術書をありったけ──)

──ん? ンだ、これ……
……つっかえるな。邪魔だ

【──がさり】
【そこでふと、少年の肘に何かが当たる】
【人間の頭部程の大きさをした、楕円形の茶色い何か】
【邪魔だと感じた少年が、その茶色い異物を徐に肘で弾き飛ばすと──】

【──ブゥン。ブゥン、ブゥウウウンン】
【突如、その茶色い何かから、『ハチ』の群れが羽音を鳴らして一斉に飛び出てきた】
【──どうやら、少年が肘で小突いたそれは、蜂の巣であったようだ】

──あ?
えッ、んだこれッ、がッ、わっ──!!

【どちんっ】
【突然の蜂出現に驚いた少年は、足を滑らせて、地上に落ちてきた】
【しかし、飛び出してきた蜂の群れは喚きうろたえる彼へと次々と殺到していく】

なんで……ッ、なんで──……ッッ!
くそッ……来るな、があッ! ……なああッ!!

【ブゥン、ブゥウン、ブゥゥウウン──】
【辺りをバタバタと駆け回る少年。それを追い回す蜂の群れ】

【──どうやら、今日の聖都は概ね平和であるらしい。その少年を除いては】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 19:40:32.04 ID:55s2zUM0
>>443

…だから困るんだよ、コアントロー。
厳密に異端を排除するには、多少なりとも痛みを伴う。
ただ、その覚悟が…若しくは、それで良いと思える環境のある人間と言うのは、中々居ない。

【この言葉と、僅かに重くなった語調から推測できるのは―――ルブハティルは、どちらかと言えば「過激派」である、ということ】
【然し、四の五の言わずに排除排除、というタイプでも無く、其れなりの現実観は備えている、というコトだろうか】
【尤も、彼女のバック・グラウンドが見えてこないし、今の状態では聞いて答えるとも思えないが】

聖都には、テロリスト好みのビッグ・サブジェクトが腐るほどある、無理もあるまい。
水の国も同様。何故か?矢張り海運は重要なのだろうな。

【……今度は逆に、相手の『仕返し』に反応しないことにした。子供なら、反応が欲しかろうと】
【相手の方向を見るのは、必要最小限。超短時間の流し眼横目を最大限に活用して、相手の『腕』の動き『だけ』を視て】
【説明しようのないパワーに、理性に裏打ちされた戦闘的なスタイルで、精いっぱいに対抗しようとしている】

街中のパトロール程度だ、余り大きな仕事は無かったね。
昨日狙われた霊廟は、我々の管轄じゃないからかも知れない。夜間で人員も警備員か管理者程度だったろうし、な。
其れよりは、人間の密集地で何らかの奇襲に備えた方が、余程益だと判断したんじゃないか?

【“教会”は、厳密に大衆正義の為に行動する組織かと言われれば、疑問符が付く】
【その様な思想を持って行動する人間は居ても、それは全てを占める絶対の派閥では無い】
【例によって、律儀に言葉を交わした…然し、ほんの少し、声は暗い】

【因みに、コアントローが何故「此処」に居るのかは、とくに言及しない】
【その上に立つ人が、“自分”を、形はどうあれ求めているというコトに、殆ど確信を感じているからである】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:40:49.97 ID:tZJPCwY0
>>447
/ご、ごめんなさい、居ります…
/紛らわしい書き方をして、すみませんでした…
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 19:52:13.24 ID:AwIaz5.o
>>449
良いじゃないですか、痛みのちょっとやそっと
嫌なら異端狩り≠竄゚てしまえばそれまで。そうでしょう?
それで良い人間集まってるんですし、心配ないじゃないですか

【一方でルージュの言葉は、非常に軽くあっさりした物】
【痛みと口にしながら、その痛みを感じた事すら無いような響きだ】
【目も顔色も曇らないし、声も淀まない。周りに覚悟が有る事を、疑ってすら居ない】
【異端狩り≠ヘ全員覚悟が決まっていて痛みなど感じない、そう信じているのではないかと思う程】

【「ね、そうでしょ?」。ぽーんと言葉を放り出す】

【また、紙を一枚。テロの記事は中々長く続く】
【機関の襲撃の事実や被害総額、人的被害。更には識者のコメントに筆者所感】
【実際の内容は兎も角水増しされた記事、延々続いて行きそうなそれを追いつつ】

水の国は結構襲われてますからねー
こっちは割と平和なもんですし、パトロールも最低限の人数で済みましたけど
やっぱり、こっちの教会では連絡網なんかも確立させてるんですか?
自警団の情報なんて、「200mの巨人が出た」とか無茶苦茶来たりしますもんね

(………そんなに見たくないんですかねー……それじゃ)

【仕事に関係した、割と当たり障りの無い事を訊ねて行く】
【ちなみに、光の国は攻撃を受けにくい分、教会の防衛体勢は常に整っているとは言い難い】
【カテドラルを中心とした遠巻きの円陣で外敵を察知する、防御重視の体勢がマニュアルにある程度】
【そんな話をしながら、不意にルージュは】

………あ!

【何かを思い出した様な声を上げる。何の脈絡も無く、突然に】

【尚、この行動の理由も、『仕返し』の延長だったりするのだが】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:53:12.53 ID:43kVw020
>>442>>450
/居るんですかwwじゃあお願いします

どうした?何をしているネ?

【突然近くに現れていて、顔を向き合わせている少年】
【少年といっても前に居る相手よりは年上だが・・・】

【群青色の瞳が鈍く輝いていて】
【白色の髪が風に靡いており】
【整った長髪が後ろで留められていた】

【青い中華服のようなものを着ており、腕には二つの指輪】
【背中にバッグといった微妙に何にも属さない格好だった】

何でこんなところに居ル?迷子カ?

【相手を少し苛つかせる様な話し方だが、インスピレーションから中国本家では無さそうだ】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 19:57:50.55 ID:NZBNN1Uo
>>448

【――――もし、その蜂がただの蜂であれば、瞬間、動きが止まるだろう
まるで、何かに絡め取られたように】

【その何か≠フ正体は――――紅い紅い、絲のようなもの
絲が結び付けられ、蜂の動きを止めているのだ――――無数といっていいほどの、蜂の群れ
それぞれに絲のようなものが結び付けられ、動きを止めている――――そして、同時に、絲から漏れる――――薫り
そして、絲の先を辿っていけば――――】


うるさいわね、ろくに本も読めないじゃないの
全く、嫌なモノ掴んじゃったわ


【」紅い瞳の小柄な少女
白のキャミソールの中心に縦に大きくスリットをいれ露になった白い肌を隠すように
黒のリボンをメッシュのように身に纏い、黒いニーソと右腕に赤のリボンを巻いている】

【――――そう、彼女の髪の毛が、紅い紅い髪の毛が――――地面に垂れて、そしてそこからそれぞれ蜂に向かって伸びているのだ
彼女は、と言えば、むすっとした表情で腕を組んでいる、どうやら蜂とかは本当は苦手なご様子】


――――……取り合えず、ありがとう≠ヘ?


【ぷくぅ、とほっぺたを膨らませ、対価を要求するであろう彼女
両手はただ組まれているのではなく、何かしらの紙袋を抱える、という目的もあるのだろう】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 20:07:47.26 ID:6vW2.LYo
>>453

う、くッ……くそ……ッ!
ああ、もう……この──

──あ?

【ひいひいと息を乱しながら必死に蜂から逃げ回っていた少年であったが】
【突如、蜂たちの襲撃が止んだのを感じて──顔を上げてみれば、其処には紅い糸】
【何事かと、その元へと視線を滑らせていけば──少女の姿を目に捉えた】

【どうやら、彼女が助けてくれたらしいのは、すぐに分かったようだが──】
【しかし、涙目の少年は、素直に少女の要求に応じるほど素直で出来た人物ではなかった】

──……。
……別に、助けてくれなンて頼んでないだろ……

【少年は、ついっと視線を逸らしながら、服の埃を払ってそのような事をほざいた】
【まるで感謝の意ゼロ。無礼千万、どうにも生意気すぎるようだ】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:09:42.69 ID:tZJPCwY0
>>452
/すみません…そして、有難う御座います
/では、宜しくお願いします!

【咳を繰り返していると―――眼前に、現れた少年】

―――――…ん?

【其の姿を視認し、驚いたのか、瞳を大きく見開いている】
【まるで停電にびっくりした様な、若干怯えの混じった、子供らしい表情だ】

【彼の問い掛ける言葉を聞き終えてから、我に帰った】
【慌てて本を閉じながら、にこ、と嬉しそうに微笑む】

迷子じゃ、有りませんよ
偶には外で読書しようと思って、飛び出しちゃったんす

【其れから、眠たげな幼い声音で、返答する―――じっと、目の前の少年を見据えながら】
【彼を映す其の眼球は、まるで絵の具パレットに整列する様に七色を絞り】
【中途半端に隣の色合いを混ぜた様な、不気味な虹色だ】

そういう貴方は、どうして此処h―――っ

【彼も尋ね返そうとして、―――最後まで、言葉が続かなかった】
【口元を片手で押さえ、強く咳き込み始めたからだ】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:14:06.80 ID:Kc6IVADO
【街中】

…うーん…困りましたねー…
【桃色の着物、桜の髪飾りをした長い黒髪の小柄な少女が、困ったように周りをキョロキョロしながら歩いている】

(…とでも言ってりゃ引っ掛かるかね、お人よしが)
(そろそろ新しい情報でも掴んで流れを作りたい所だ、な)
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 20:15:30.00 ID:NZBNN1Uo
>>454

【ぷっつーん、と音が鳴る、これを古人は堪忍袋の緒が切れた音といったそうな
それにしても彼女の堪忍袋とやらは、存外切れやすいようだ】


なによ!人がせーっかく、わざわざ能力まで使って助けてあげたのにその言い草は!
もう、頭きた……!!いきなさい!わが下僕っ!!


【ずびしぃっと彼女が右手の人差し指を突きつけると同時に、髪の毛から蜂たちを解放
彼女の紅い瞳が伝えてくる、さあ刺されなさい愚民よ!と――――……が】

【無論蜂たちにとって、誰が良い奴≠ナ悪い奴≠ネのか区別がつくはずもなく
そして当然至極の事ながら、自身を縛りつけようとした彼女は、区別がついたとしても悪い奴≠ナある】

【解放された蜂たちはその場に待機、じわじわと少年≠ニ少女≠ヨと
二個分隊に別れ、近寄ってくる――――】


……ふぇ――――な、なによ!目的はあっちよ!あっち!!あそこの裸足のちっこいバカ!!


【その言葉がキッカケか、はたまた――――射程距離内に入ったのか
高速で双方へと襲い掛かる蜂の大群、まさに本末転倒、といえよう】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 20:16:23.54 ID:Cm7T3MDO
【海辺―――】

【果て無き漆黒が覆う空の下―――風に運ばれて鼻を擽る潮の匂いと静寂な潮騒の音。広大な海洋の贈り物が、この空間に居る者の心に心地好い平穏を運んでいく】

【そんな季節外れの浜辺に座り込む人影が、其処に―――】


…………――――

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで黒と薄い蒼を混ざ合わせたような%オのその顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物】
【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】


…………―――逢いたいな

【肌寒い夜風をその身に浴びて、新たなる季節の到来を感じながら】

【ポツリと―――誰にともなく呟いた】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:19:03.85 ID:43kVw020
>>455

読書か・・・其れもいいけど今日はちょっと寒くないかイ?

【腰に手を当て左手を顎に添えて考える姿勢をとり】
【少々曇り有る表情で少年の行動に違和感を感じとる】

でも・・・そこまで驚くこと無いじゃぁ無いかネ。傷ついたアルよ〜

【まるで傷ついていない、とても気楽そうな顔で笑う】
【相手よりも遥かに気楽な楽観的思想であろうか】

私は夜の風に誘われ・・・へっ!?どうしたんだイ少年!!?

【何かに酔っているような手の動きにふざけているような姿勢を感じ取るだろう】
【実際ふざけている、いやふざけていたのだが】

【突然の大きな咳き込みに驚愕し、自分の背中に背負っているバッグを出す】
【中を乱雑に漁り、何かを探すように腕を動かし続ける】

【薬を探しているのだろうか】
【実際にはバッグに薬など入っては居ないのだが・・・】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 20:26:09.80 ID:6vW2.LYo
>>457

……え、おい、お前何して、まさか……
今放したら、馬鹿、やめ──

【少女に指差され、少年はじりと一歩後退】
【その言動から、彼女が次に何をしているのかは想像が付き】
【──そして案の定、彼女はやらかしてしまった】

──“ッやりやがったァ”……──!

【必死に制止を促したがそれも時既に遅く、】
【ぶわっと一斉に襲い来る、凶悪な虎模様の嵐】
【少年は再び頭を抱えながら駆け回り──】


 ────バッッカじゃねェのか、バァアアッッッッカじゃねェエエのか!!
 ッにしてンだ早く捕まえろこのド三一んd▽×◎★≧√☆↑↑≒◇!!


【どうなるか位は分かっただろうに──と、少年は力の限り叫んで罵倒するが】
【最後の方はもはや表記不能、単なる叫喚と化していた】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:32:50.09 ID:NZBNN1Uo
>>460

【嵐は時間にして一分も無い――――が、刺されたであろう各々には
十分にも二十分にも感じられたことだろう】

【彼女は、と言えば――――結構な数刺されたご様子でぱたん、と地面にうつ伏せで倒れている
しばらく、そのままにしていたが、嵐が去って――――ばっと、顔を上げて、ぱたぱたと服についた汚れを拭う】


――――……なにしてくれてんのよ……っ……!!


【怒りで震えた声で、ちいちゃな手でぎゅっと握りこぶしを作り
メラメラと燃える怒りを、彼へと滲ませてくる――――スタンドが背後に見えるのは気のせい気のせい】

【右のほっぺたに一つ、ぷくぅと膨れた後がある、刺されでもしたのだろう
握りこぶしを作っていない手ですりすりと痛そうに撫でる】

【彼女の髪の毛は、元の長さであろう――――といっても、腰の辺りまでは在る長さだ――――にまで戻り
色も瞳と同様青色≠ヨと変化している】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:33:02.44 ID:tZJPCwY0
>>459

【バッグを漁っている彼を見詰めながら、何度も、喘息の様に咳き込む】
【先程より、かなり顔が赤くなっている。―――こいつ、完全に風邪引いてた】

―――――……、大丈夫、です、よ……

【咳が収まったのか、ぜひゅ、と苦しそうに息を整えながら、彼へと言葉を掛け】
【片手を横に振りながら、申し訳無さそうに呟いた】

……ご心配、……お掛けして……、……ごめん、なさい……

【最後の謝罪の言葉は、酷く弱々しい、小さな声だった】
【ほとんどふら付く感じで立ち上がったが、瞳は虚ろで、今にも倒れそうな様子だ】
【熱が上がっているのだろうか】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 20:35:33.05 ID:55s2zUM0
>>451

いや、私が、と言う意味では無いね。
要するに、犯罪とかを犯さない「異端」とヨロシクやってる連中のことさ。一般市民とか、な。
お前が私に仕事を辞めて欲しいと思っているなら構わんが、私は辞めん。

【ルージュの言う通り、聖都には割と、厳密な意味での「異端」は息づいている】
【その全てを、出来る事なら排除したい―――彼女の悩みの種は、「痛み」と言うよりは『欲望』だろうか】
【涼しい顔、涼しい声、あと少し負の方向に押せば冷たくなりそうな、ギリギリのバランス】

前に≪R.I.P.≫連中に襲われたぐらいか?目ぼしいモノは。
それも大型発電システムのハッキングと都市部への破壊による被害が出た程度…。
辛くは有ろうが、ライフラインは完全には消えなかっただろうし、物資を運ぶ列車は結局停止したとか。
比較させて貰う形になって悪いが、前に聖都を襲った≪ネル・ナハト≫の被害と比べれば、都市単位で見て小さいと言わざるを得ないか。
……ああ、技術屋は泣いてるかもな。

【自分が『その時』居る国が、何らかの被害に遭うことをシミュレートしているのか、アホ毛を撫でつつ、つらつらと言葉を並べる】
【深い思案―――この一点は、“教会の異端狩り”として、社会悪に対抗する生真面目な精神が見えると言えよう】
【いちいち、語調が皮肉っぽいのが勿体ないと言うべきか、彼女らしいと言うべきか】

で、200Mの巨人?そういう明らかに嘘らしいのは、基本的には無視でかかれば良いとして。
例えば、尤もらしい事件―――今回の新聞記事みたいに、一軒全焼を大火に膨らませたような報告は面倒だよな。
私たちも、恐らく『光』よりは通信にホウ・レン・ソウが徹底しているが、お前のところを見てケラケラ笑えるほどでもない。

【確かに、突然の声に、一瞬は身を弾ませる―――が、視線を此れまでの動作から外すと言う事は、無いだろう】
【然し、彼女は『何が起きているか』…其れを、把握できる筈だ】

【その理由―――ルージュの大声の少し後に、静かに黄昏の空に届いたドギュン、とでも表現すべき音】
【ルブハティルのほぼ頭上、地上から3メートルほど上に、『異常』な姿の、魔力で構成された『何か』が現れた音】

【彼の姿を、既存の認識された物体で形容するなら―――いや、其れは難しい。奴は未確認飛行存在】
【裂けた口で固定された憤怒を顕す、“般若面”が、全体に付着した、紅いエチゼンクラゲの傘の様なカタチと感触の『頭』から】
【『黒く長い女性の腕』の如き触手が、天を指さす様に7本生えていて、それが、何の意味合いも無くもぞもぞと動き続けている】
【裏側、つまり下から見た『傘』の中には、凝視すれば「教会式」の魔法陣が、刺青の様に有ることが分かるだろうか】

……そういやお前、何かするつもりだった?

【此れこそが、フィードバック無し、『リンクあり』、全方位の視界と低空浮遊力を常備、パワー2、スピード3、正確性3のアートマン】
【≪Unsung Fang Orchestra≫―――“U.F.O”……ルブハティルの、何の毛も無さそうな問いかけの中でも、モノ言わず浮遊】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:37:42.67 ID:Or/JegSO
【街中】

ふぅ…なんか疲れる
(任務完了)
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が疲れたように歩いている】

【遠くではパトカーのサイレンが鳴り響いている】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:40:16.90 ID:43kVw020
>>462

――ッッ!自分とやばそうじゃあねえか!子供なんだから強がってんじゃねぇ!!

【先ほどまでのふざけた話し方とは一転して真剣な怒声に】
【必死にバッグの中身を探っているうちに奇妙な薬が発見された】

【其れはおよそどこにも存在し得ないであろう濃赤色の液体が入れられてある小瓶で】
【パッケージのようなものが見当たらないことから市販のものではないようだった】

これしかねぇ・・・だが――飲まない、よりは良いんじゃねぇか・・・?

【仕方なく薬と思われる小瓶の蓋を開け、少年の目の前に差し出す】
【幸い、無臭であったが、その禍禍しい色の液体を前にして】

【――飲むか飲まないかは、考える必要性があるであろうか】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 20:43:24.97 ID:6vW2.LYo
>>461

【意外と身のこなしは軽い少年、すばしっこく走り回って蜂から逃げていたが──】
【──あるとき、バランスを崩してびたんっと転んでしまい】
【そこへ、好機と言わんばかりに殺到していった蜂達の群れ──南無】

──……こっちの台詞だ、クソッタレ……!

【──嵐が去っていった後、無言のままむくりと立ち上がった少年】

【その被害状況はと言うと──】
【なんか目の上とか刺されちゃったりしていて、】
【まるでタコ殴りにでもされたかのようなひっどい貌と化していた】

(──何だこいつ? 色が……)
(……能力者か? チッ、よりによって力も使えないこんな時に……)

【ぶすっと膨れた面でギリギリと歯を食い縛っていたが、】
【少女の変化を目の当たりにして──僅かにその眉を顰めたが】
【やがて、フンと鼻息を鳴らしながら視線を逸らした】
【まるで、お前などと張り合うのは時間の無駄、アウトオブ眼中ですよ等と精一杯粋がるかのように】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 20:49:46.58 ID:AwIaz5.o
>>463
【長い長い雑談も、新聞の記事も、本当はどうでも良い】
【必要なのは、これから。何処に書いてあるかも分からない事実から、だ】
【言葉全てに答えあっていては有限の時間では足りない】

(……おや、おや)
(態々『こんなもの』を出す辺り、良い感じに響いて来てるんじゃないでしょうか)
(とりあえず、第一候補として名前を上げておきましょう)

【「何かするつもりだった?」】

いやー、一番大事な用件忘れてたんですよー

(異端狩りなのに異端っぽいデザインですねー……本当に)

【するつもりだった、のだが】
【それは、決して用件などとは関係無く、予定されていた事でも無い】
【突発の悪戯に反応したそれを見て、咄嗟に嘘を誤魔化す為の嘘】
【現れた異形を視界に収めて確認して、また目はルブハティルの顔に戻す】

【何が起きているか?何も起きていない】
【ルージュが声を上げただけで、別に何も起きていない】
【外していた視線を戻したら面白かったのに、とそれだけの悪戯だ】

【無理に起きている事を上げるなら、ルージュの明るい笑顔がまた少し明るくなった程度で】

ルブハティルさん、知ってます?偶に出る、『行方不明者』の件
何処かの秘境を探索したのなら、仕方が無いかもしれないですけど……
それにしたって、異端狩り≠ナ行方不明者って変ですよね?

(……年に、一人も出れば珍しいでしょうね。死者なら普通に二桁出るでしょうけど)
(死亡認定がされない『行方不明者』なんて、そんな多く居る筈も無い)

【またいきなり、本題に踏み込んできた】
【ルージュが、この任に抜擢されている理由。それは、知性や弁論などでは無い】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:49:51.78 ID:NZBNN1Uo
>>466

【その様子が伝わってきたのか――――はたまた、似た性格だからこそ、か
彼女は彼の考えを――――いきがる彼を、挑発してこけにしてやろうと、心に炎を燃やす】


……それにしても、さっきから見てたけど、どうして木の上になんていたんでしょうね?
それに双眼鏡まであるし――――もしかして覗いてたのかしら?


【クスクス、と大人っぽく哂おうとする彼女、まあ身長やら雰囲気やらのせいで無駄な行為だと言うのは言わずもがな】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 20:55:35.74 ID:tZJPCwY0
>>465

―――――――――

【彼の怒声に、驚いた様に虹色の瞳を見開き、呆然とした表情を浮かべる】
【彼の変化にも驚いたが―――何より、風邪の少年が驚いたのは】

(……、何で、此処まで)

【―――彼が、自分の事で、真剣になっている事だった】
【病気に掛かっている子供など、見捨てれば良いのに。――ぼんやりと、考えて】
【少年が今まで見て来た人間は、平気で子供を見捨てる様な、外道な輩が多かったからだろう】
【彼が何故、此処まで真剣に行動するのか、分からなかった】

……、……

【差し出された、濃赤色の其れを、暫く無言で見詰めていた】
【毒だろうか、と一瞬考える。―――其れでも、先程の彼の様子を見ていたからか】

……、ありが、と……

【ぽつり、お礼を紡ぐと、其れを受け取って】
【少し、躊躇ってから―――、一気に、飲み干した】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 20:57:49.16 ID:gCWLNFAo
>>458

【しゃく、しゃく、細かな砂を踏みしめて】
【何者かが後ろから、近付いてくる】

―――――

【潮風に吹かれて】
【音も無く靡く、不思議な色合いのロングヘア】

……随分と、寂しい場所だが…
今日はここで寝るつもりなのか?

【彼の、右斜め後方】
【髪を押さえながら立ち止まって】
【周囲を見渡しつつ、そう尋ねた】

【声を聞けば、思い当たる人物もいるだろうか】
【望んだ人では、無いかもしれないけれど】

/まだいらっしゃいますかっ?
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 20:59:56.14 ID:6vW2.LYo
>>468

【ずっと離さずに持っていた双眼鏡──】
【彼女に指摘されて、ハッとそれに目をやってから、再び彼女に視線を戻し】

……下衆な人間と一緒にするなよ
そのうち俺が奪いに行くあの『魔術協会』の偵察を──

【少年は、びっ、と覗いていた方向を指差しながら】
【さも得意げに、ふふんと口の端を吊り上げた──が、】


【「──ハッ」】


【──とってもあたまのよい少年は、そこで気付いた】
【偵察は秘密裏に行うべきで、力を持っている状態ならまだしも、】
【こんな全くの無力な状態で自分の計画が知られてしまえば──】

──……いや、魔術、に関連のある、星……そう、星を、見てたンだよ
……星図は、古代から、魔術に、影響を、及ぼすと、され……──

【ぎく、しゃく】
【少年は、双眼鏡を自身の背に隠しながらきょろきょろと落ち着き無くそう言った】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 21:03:20.71 ID:55s2zUM0
>>467

【実のところ、ルブハティルも何かしら「物理的なイタズラ」を仕掛けられるのかと考えていただけ】
【故に、アートマンで俯瞰の視野を得て、あわよくば何かしらの“対処”をしてやろうと思ったのだが】
【少々、いやかなり―――大仰で、悪魔的なデザインなのが、回避しようの無いミスだった】

ああ、そんな話も聴いたな。
余り興味が無い故、軍隊で言うMIAとでも思って調べようとも思わなかったが、今言われてみれば。
…何か理由が有るのか?知らないから聞いてるのか?

【虎よろしく何度でも喰らい付いてくる、絶対に折れない姿勢に、面倒臭さと同時に幾許かの賞賛を覚えた】
【とはいえ、限界までは粘っておきたい。その方が、『枢機卿』の思惑も、多少は引き出せるのでは、と】
【飽くまでも、何も知らない様に、自然に答えた】

【U.F.Oは、時々ターンテーブルみたいに回転しつつ、何もしない】
【ただ、視線を反らさずに『空』を見れるのは、ルブハティルにとっては重要らしく】
【見上げる形では確認できない位置の般若面が、皿の頂上に、レールに乗って滑るのに近い動きで移った】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 21:09:13.03 ID:NZBNN1Uo
>>471

【ハァ、と彼女はため息を一つ憑き、呆れた、と今にも言い出しそうなほど呆れた様子で
彼に視線を向ける――――蒼い瞳は、どこか、孤独そうで】


悪いこと言わないから辞めておきなさい、こんなことで口滑らせるようじゃ、捕まって実験動物扱いよ?
試作魔術の実験体になって惨めな最期を迎えるだけでしょ、まったく


【近くの木にもたれ掛かると大事そうに紙袋を抱えながら、目を閉じた
――――本来ならば、ここで彼、と彼女の邂逅は終わるはず――――……だったのだろうが】


……――――ところでアンタ、あんな人相の悪そうな知り合い、いるの?


【彼女はそっと、右を向く――――視線の先には、確かに悪そうな人相をした、がたいのいい男たちが数人
此方へと、ゆっくりと歩いてきている】

【ここは街中であり、そして――――ついさっきまで色々と騒がしい、当然周りの注目を集める
そんな中で俺が奪いに行く≠ニ口を滑らせたのだ――――怖い人が来ても、仕方が無いのかもしれない】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 21:11:07.98 ID:43kVw020
>>469

感謝や喜ぶのは、元気に為ってからにしな・・・其れまではそこで寝とけ。OK?

【先程より幾分か落ち着いたのか、言葉遣いもだいぶ優しくなってきている】
【まぁ―――初めに比べればまだ別人のようなものだが・・・】

よいしょっと・・・・・・これをこうして・・・うっし!出来た!

【いつの間にか草原の上には寝袋と水が置かれており、簡易テーブルの上には携帯食料が置かれていた】

【おそらくこの少年が旅にて使用しているものであろう】
【寝袋の下が草であったのも幸いし、ひんやりと冷えていて気持ちよさそうだ】

とりあえず熱が冷めるまでは寝ときな、ちゃんと見ておいてやるからさ。

【右手で汗を拭い、大きく息を吐いてその場に座り込み】
【なにやら楽しそうに相手を見つめていた】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 21:14:42.74 ID:AwIaz5.o
>>472
(≪judge&confiscate≫とどっちが不気味ですかねー……こっちですか)
(向こう、一応は人の形をしてましたし……うん、不気味だ)
(兎に角、えーと……「反応が大きくなったら其処を叩け」、と)

私は、一応教会で六年。異端狩りを始めたのは五年前くらいですか
その当時からの知り合いって、やっぱり何人かいなくなってるんですよー……残念な事に
ルブハティルさん、私より長くいますよね?そうなると……

ですけど、もし、行方不明者が死んでいなかったとしたら?

【有り得ない、と言うのが第一に上がるだろう感想】
【数年、姿を一切表さず、それでいてまだ生きているなどとは】
【然し、この世界なら?その様な前例も、探せば見つかりそうな此の世界なら?】
【幾らかでも捻ると、此処までは直ぐに出るだろう】

【だが】
【この会話で、六年前というキーワードを出した時点で】
【既に『行方不明者』とは、広義の言葉では無かった筈だ】

仲の良い人だって居たでしょう?仕事を一緒にした人だって
そういう人達を、行方不明で済ませてて……良いんですか?

【この会話での、『狭義の行方不明者』。それに付いて当事者より詳しく知る者など居ない筈なのに】
【ルージュは、如何にも何かありそうな言葉をちらつかせながら、情に訴えて来る】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 21:20:43.38 ID:6vW2.LYo
>>473

…………──

(……くそっ、何故こんな……)

【少年は己の失態を恥じた。戦火を離れて久しく、勘も鈍ったか、と】
【溜息の混じった彼女の言葉を、ただ黙して受け流していた──が、】

【ふと、彼女が向いた先に視線をやれば──】

──……は、ァ?

【──明らかに、今の状態では太刀打ち出来そうに無い男たちの群れ】
【まだ蜂の方が可愛かった。此方の方は、本当に洒落にならない──】

(……ふ、ふざけろ……まさか俺を……?)
(──……いや、そんなワケあるか……仮に“そう”だったとしても、早すぎる……)

【少年は、そこで初めて周りを見渡して】
【ごくりと生唾を飲んでから──】

──……くそっ!

【だっ──】
【男達を一瞥した後、背を向けて脱兎の如く逃げるように駆け出した】
【しかし、子供の体格故、スピードはさして速くもない。追うも逃がすも自由だろうが──】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 21:21:40.48 ID:Cm7T3MDO
>>470

…………―――――、――――――っ

【不意に聞こえてきたのは、柔らかい砂を踏みしめる足音】
【―――その直後、鼓膜を優しく震わせた声=z


【その瞬間、呼吸が止まったような気がした―――】


【"だれ―――?"】

【そんな、在り来たりで当然な問いかけを紡ぐ必要など、なかった―――】

【静かに揺れる波音が、「早く振り向け」と急かしているかのよう―――】

【ゆっくりと、まるで映画の1シーンのようなスローモーションで、声の主へと振り返ろうとするだろう】

【つい数秒前まで、この心が想い求めていた『彼女』の姿をその瞳で映し出そうと――――】


/気付くのが遅れてごめんなさい!
/よろしくお願いしますっ!
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 21:25:11.10 ID:pjiovlgo
【街中】

【濁ったような紺の髪、黒い瞳】
【前をきっちり閉めた黒いビジネススーツに】
【透き通るような青のネクタイをした青年が】
【ふらふら歩き回っている】

ったく・・・仕事を煩わせないことです
こういう時は一般市民でも攻撃しますかねぇ・・
【その彼が身に着けているスーツ、そして腰元の鉄パイプ―――】
【もはや、最初から赤だったように――――――】
【――――――返り血に染まっていた】
【その顔はどこか狂気をもっているかのような、半笑い】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 21:27:49.48 ID:tZJPCwY0
>>474

……、……

【彼の言葉に、無言で小さく頷くと―――ふら付く様な足取りで、寝袋に歩み寄り】
【大人しくもそもそと中に入って行き、蓑虫状態になる少年。ぼうっとした表情で、暫く夜空を眺めていたが】

【ふと、彼へと顔だけ向けて―――不思議そうに、ぽつりと】

……、……何故、此処までする?

【―――そんな言葉を、呟いた。随分と訝しげな表情だ】
【今にも眠ってしまいそうな、まどろんだ声音で、静かに続ける】

……何か目的でも有るのか……其れとも、偽善?

……或いは、自己満足の為?

【疑心暗鬼に満ちた様な、心から彼を信用して居ない様な、そんな問い掛け】
【随分と失礼な、ムッとしてしまいそうな言葉】
【彼が薬を差し出し、寝袋まで用意してくれたのに、未だに信じて居ないのだろうか】

【そんな言葉を投げ掛けるのならば―――何故、大人しく、指示された行動をしたのか】
【―――其れは、自分でも分からない。無意識下で、弱っている状態だから下手に抵抗しない方が良いと考えたのだろうか】

【―――其れとも】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 21:30:16.95 ID:NZBNN1Uo
>>476

【彼女は彼が走り出すのを見て、男たちがそれに釣られて走り出すのを確認する
つまりは、彼らの狙いは彼一人=\―――彼女はただそこに居合わせただけ、と判断されたのだろう
そして、彼らはただ追うわけでなく、三人、三人のうち二人が彼を追いかけ走り出し、残りの一人は立ち止まった】

【彼らの位置は彼女を少し越えた辺り、何をしているかは夜闇で確認しづらいが――――風にのって、漏れる言葉、で
大体の内容は分かる――――応援を呼んでいるの、だと】

【そして、追いかける男たちの速度は中々に速い、このままでは彼≠熾゚まってしまうだろう】


(まったく、良い気味よ、私のほっぺたに傷までつけて――――……あんな奴、このまま――――……このまま)


【そっと、頬に触れる右手、そこに在る腫れた跡――――触れる、とズキンと、痛くて――――……】


――――……Radiohead


【声は、やや大きく――――響いて、駆け出しているであろう、彼にも聞こえるほどの大きさ
そして、彼女は消えた=\―――恐らく、誰も見ていない、であろう彼女の行為――――そして、現れる=\―――彼のすぐ後方へと
ぐいっと、彼の首根っこを掴もうとしながら、彼女は言葉を紡ぐ】


アンタ、このまま逃げ切れるとでも思ってるの?
多数に無勢、それにあいつら、助けも呼ぶつもりよ?
それに逃げちゃった≠逕Fめてる、ってことでしょ、自分が悪いと――――言い逃れも聞かなくなるし


【言葉は遠まわしに聞こえる――――つまりは、どうしろ、と――――その答えが抜けて
彼女は駄目だしだけを続ける、言葉は、彼にゆだねられている、のだ
彼女が言うべきものではない、と彼女は知っているから――――ここで言うべき、言葉を】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 21:32:12.87 ID:55s2zUM0
>>475

(結局、枢機卿様は「私という個人の」職歴の事実を、完全に掴んでいるのか?)
(ハッキリしない、だがそもそも、知っているなら自分から聞きに来れば良い、私に実質の拒否権は無い…)
(………ああそうだ、武美と断華さんは元気かな?)

【相手の言葉を耳に入れながら、その合間にも何時もの仏頂面で、素早く思考を展開していく…微妙なノイズも混交しているが】
【“何故”、権限や思考力に於いて自分より劣る彼女を送り込んだのか、その理由は分かっている】
【ただ、それが成立するのは「ルブハティル=調査員A」に確信が無い場合では、と予測した…ところで、ほぼルージュの言葉は切られ】

ああ、『一人だけ』ポッ、と見なくなったのが居るね。
たださ、今更出て来られても困る。例えば3年も顔を見なきゃ、死んだようなモノさ。

【情に訴えようとするルージュに反応する様な人物なら、此れまでの素っ気ない態度は有り得ない】
【実情としては、情が存在しない訳ではなく、それをかける『条件』に現時点で合致しない、というだけなのだが…】
【そして、さり気無く混ぜる『一人だけ』という言葉―――幾ら隠密でも、二人だけで調査に臨むことは恐らく無いだろう】

昔、どっかの小説のキャラクターが言ってたぞ、「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」ってさ。真に同感。
でも、その「わずか」、数年単位じゃ長すぎる。却って今更気にもならない。此れが私の見解だよ。

【冷淡・非情な人物に見られることも、嫌われることも慣れている。答えているようで応えていないような、そんな言葉を出して】
【本当は、其処まで冷たい認識を携えた人物でなく、そうでなければ何年も逢わないブブゼラの人の事など考えはしない】

【そして彼女は…「何かある」のか。相手の事件についての認識が話されるか、待ってみる事だろう】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 21:44:03.41 ID:43kVw020
>>479

―――・・・偽善てのはな、一時の自分の気持ちに揺られて助けちまうことさ
助けられた方の気持ちも考えずにな、悪いとは・・・いわねェけど。
お前は・・・まだ子供だが、俺が居なくとも生きていけるような人生送ってんだろ?
だったら其れは偽善じゃねェ、ただアンタの運がよかっただけさ・・・

【あえて少年は相手の方を見ず、夜空を見つめながら呟く】
【其れはまるで何かを思い出すような、どこか寂しい顔をしていた】

目的なら・・・あるけどな、もし良ければ聞いてくれるか?
≪能力者≫っていうんだけどさ・・・
あんたも持ってるかい?能力ってやつを、さ

【不意に右手を相手の前に突き出す】

【少年が右手に力を入れると、何かが右手の上で固まっていき】
【鮮やかな赤色の水晶が発生した】

【其れはどうなっているのかは判らないが、とても硬そうで、とても透けていた】
【ただ・・・どこか不安定な、不完全な感覚がその水晶にはあった】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 21:44:17.87 ID:gCWLNFAo
>>477

【その瞳に映るのは】
【ビーチサンダルで砂の上に立つ、焦げ茶色のローブを着た少女】
【毛先に近付くほど緋に染まる、グラデーションの掛かった栗色の長髪と】
【普段通りに淀んだ、水色の瞳】

【少年の顔を見つめ返して――】
【安殿の代わりに、不敵な笑みが浮かべられた】

……やぁ、良い夜だな

…そちらは、変わりなかったか?

【逢いたかった、なんて心の内は口に出さず】
【――なんとなく、隣に座るのも気恥ずかしい】

【立ったまま、会話を進めようとする】
【右手には、いつもの青銅杭ではなくて】
【掌の二倍程の大きさのハンドベルが握られていた】
【白を基調としたデザインで、表面には金色の模様が刻まれている】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 21:48:45.97 ID:AwIaz5.o
>>481
(……これ以上は無理そうですね、何かあっても)
(じゃあ、次。次の人に当たりましょうか)

【揺らしてみても押してみても引いてみても、氷は其処に有るばかり】
【これ以上つるはしを振るっても、何も砕けては来ないだろうと】
【「数年じゃ長すぎる」、額面通りに受け取って判断した】
【行方不明者に興味が無いなら、例え知っていたとしても】

(いや、知ってるのかどうか……此処は私じゃ分かりませんね)
(………それにしても)

【どちらにせよ、『協力』の依頼は考えも付かない事になった】
【情に動かされない、ならばまだ退くだけだったのだが】

……そろそろ、戻ります。仕事の続きが有りますから
ですけど、その前に一つだけ

本当に、「今更出て来られても困る」と?
本当に、ルブハティルさんは、そう思ってるんですか?

【情を、何とも思わない様に、聞こえたから】

【仕事の為の営業スマイルをはぎ取っても、ルージュは余り印象が変わらないが】
【その上に、感情の面を別に張り付けて、新聞紙をルブハティルにつっかえす】
【わざわざ「せんとくん」の写る面を内側に折り込んで隠して、其方に意識を向けさせない様にして】

【「答えてください」と、念を押した】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 21:49:50.40 ID:6vW2.LYo
>>480

──……なッ!? あッ!?
テメッ、何時の間、離……っ!

【少年の首根っこはいとも容易く掴まれて】
【それに驚いた少年は、ばたばたと往生際も悪く暴れまわる】

【それを道端で見ていた帰宅途中のサラリーマン】
【折りたたんだ新聞紙を片手にその光景を眺め、】
【今日も騒がしい一日だと、再び紙面に視線を戻すと歩みを始めた】
【──隅の方には、「魔術協会職員、変死事件。引き続き捜査」と書かれた見出し】


……──あァ、クソッタレが……
……もう、分かったからァ……────

────たす、け

【少年は尚も暴れ回らんとするが、彼女の言葉を聞いて流石に観念したのか】
【一度大きく息を漏らすと、小さく口を開こうとし──】

【────】


【其の、時】


【(──怨)】
【(何処かで、ドス黒い瘴気が渦巻いた)】



【ぐちゃっ】


【数拍後、響いたのは鈍い異音】
【──空気の色が変わる。ぴりり、肌を刺すような刹那の静謐】


 「……、……──キャアアアアアアアアアー──ッ!!」


【──突如、甲高い女性の悲鳴が、曲がり角の先、路地の入り口から響いた】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:01:38.04 ID:55s2zUM0
>>484

―――YES。

【新聞紙を丁寧に両手で受け取り、持とあった場所にすっ、と戻して、拳を膝の上に載せ】
【誠意には誠意で答え、然し―――何の躊躇いもなく、言い放った】
【だが、ルブハティルの奇妙な口癖が、フランケンシュタインの肉の様に、捻じ込まれて繋がって】

……何故か?
その方が楽だからに、決まってる。

【此れまでで最大限、然しそれでも一般的な同年代よりも、ダウンな印象、そんな感情の籠った声は】
【まるで、十字架の如く、外れずに身を苛む“何か”を背負っている様な―――そんな、声】
【其れこそが、ルージュが探索を命じられた境遇にある人物が体験していそうなモノなのかもしれなかった】

……それじゃ、今晩のところは「さようなら」かな?

【若し、本当に此れが『一つだけ』になれば】
【『何時もの声で』そんなコトを言って、真っ直ぐ前方を向きながら―――黒に染まって来た空を、アートマン越しに見つめるだろう】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 22:02:19.45 ID:cZPPdUSO
【路地裏】

機関か・・・
【元々何色の物だったのか分からなくなるくらいに汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた人物】
【表情は隠れていて見えないが声から人物が少女であるのが解る】

【昨夜の件の記事載っている新聞を読んでいる】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 22:03:37.34 ID:NZBNN1Uo
>>485

【彼女自身、そんなに緊張した表情は見せていなかった――――どこか余裕をもった、そんな表情
彼に見せたような、瞬間移動に近い能力を持っているのだ、逃げ切るなど他愛も無い事だったのだろう】

【彼がその言葉さえ紡げば刹那にして、それを実行しようと――――そう思っていた矢先の音=z


――――!!何……これ――――……!?聞いて無いわよ!!


【彼女の表情にも焦りが浮かぶ、整った――――人形のような顔たちに汗が混じる
後方から追いかけていた男たちもその異変に気づいたのだろう、優先すべきは可能性≠ナはなく結果≠ナある
そう判断した彼らは、彼≠ニ彼女≠フ側を通り過ぎ、すぐさま曲がり角の先の――――そう、女性の声の方向へ向かうはずだ】

【彼らの姿が、曲がり角へと消えた瞬間――――彼女の脳裏をよぎる、一筋の映像
フラッシュバックし、脳にたたきつけられた、それは、奇しくも――――サラリーマンが抱えるそれに類似した事件=z

【彼女の意識は既に、そこへと向かい、思考は様々な方向へと張り巡らされる
偶然にも程が在る=\―――と、その為、彼女はそこで立ち止まった】


――――アンタ、何か知ってるんでしょ?
話しなさい、いいから何でも!!


【首根っこ掴んだ手を離し、彼の目の前へと陣取って、ぐいっと視線を向ける、顔を近づける
その真剣な様子は、どこか狂気にも似ていて――――】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 22:07:30.38 ID:tZJPCwY0
>>482

……助けられて感謝してるのに、其れを「運が良かった」で片付けるなんて
……貴方は、馬鹿だ

【言いたい放題過ぎる。駄目だこのショタ…はやく何とかしないと…】
【要するに、「少なくとも、自分は貴方に感謝している」と言いたいらしいが…口調が酷くぶっきら棒な感じだ】
【何時の間にか、口調が変わっていた。先程より、やや大人びた雰囲気で会話する少年】
【彼が自分を見ずに語る様子を見て、過去に何かあったのだろうと考え、敢えて言及しなかった】
【彼の『まだ子供』、という言葉で、何か言いたげな表情だったが―――】

……『能力者』……

【長い人生で聞き慣れた言葉に、不思議そうに瞬きする】
【―――≪能力者≫。此の世界なら何処にでも居る、異能の力を持つ存在】
【其の単語を出した事が気になったのか、彼の話を聞こうとする】
【問い掛けには、「一応、持ってる」と素っ気無い返事をして―――】

【そして、少年の右手に現れた水晶に】

―――――――……其れが、貴方の能力か?

【静かな声で、尋ね掛ける】
【美しい其の物体を、暫く見詰めていたが―――其の不安定な感覚に、眉を顰め、虹色の瞳が揺らいだ】

/すみません、遅れました・・・
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 22:10:00.56 ID:AwIaz5.o
>>486
……オーケー、分かりました
楽だから、どうでも良いと

【一つだけと言った、その宣言は覆さない】
【背を向けて、首のマフラーを巻き直して。両手に息を吐きつけて温める】
【教会の建物の高さから、近くの何を踏み台に飛ぼうか考えて】

………ルブハティルさん

【振り向かないまま、小さく】

同僚ですし、仕事が有れば手伝います
何か有れば全力で、一切手抜きしないで

でも私、あなたが嫌いです

【「さようなら」の代わりに言葉を投げ捨てる】

【壁の出っ張りや木々などを用いて、猫の様に教会の屋根へと上がり】
【其処から街の方へ。するすると闇に溶けて行った】

/お疲れさまでしたー
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 22:12:10.21 ID:Cm7T3MDO
>>483

…………リーズ……――――っ

【―――夢ではない。思わず奇跡を目の当たりにしたような表情を浮かべたまま、硬直してしまった】
【暗く静かな夜空の下――其処に確かに立っているのは―――】
【愛しくて、逢いたくて、大好きな人―――】


【『逢いたいな』――――独り漏らしたその願い。まさか、現実になるなんて】
【一体誰の計らいだろうかと―――この奇跡≠ヘ、神様からの贈り物?そんなことを考えて】
【潤みかけた涙腺を、グッと堪えた―――】


………久し振り、かな……うん、今まで通り変わりないよ

ふふっ………でも、リーズに逢いたくて死にそうだったかも――――

【心から嬉しそうに―――そんな冗談をわざわざ呟いてみる。いや、あながち"冗談"とは言い切れないのかもしれない】
【彼女を見つめ、湛えられているのは、昼間の陽射しのように柔らかな微笑み。零さずにはいられなかった】

【それから、右手で軽くポンポンと自分の隣を叩いてみせて――隣に座るよう促した】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 22:13:19.77 ID:pjiovlgo
【路地裏】

【濁ったような紺の髪、黒い瞳】
【前をきっちり閉めた黒いビジネススーツに】
【透き通るような青のネクタイをした青年が】
【ふらふら歩き回っている】

ったく・・・仕事を煩わせないことです
こういう時は・・・・・
【その彼が身に着けているスーツ、そして、手にしているの鉄パイプ―――】
【もはや、最初から赤だったように――――――】
【――――――返り血に染まっていた】
【その顔はどこか狂気をもっているような、半笑い】

493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:13:54.79 ID:aYE9MgAO
【路地裏】

……ミスチウムって鉱物を知っているかい、ナターシャ?

「ミスチウムって鉱物を知っているか?
 ……いいえ私は知らないわ、グリシャ」

【白味の強いペロキサイドブロンドの髪、ブルーの虹彩、色白の肌】
【と、顔立ちや身体的特徴が酷似している幼い兄妹。正面から見て、左側に兄が、右側に妹が立ち】
【一枚の長いマントにニ身を包んで、寄り添うようにぴったりとくっ付いている】
【尚、少年は短髪、少女はポニーテールと、両者の髪型の違いで判別が出来るだろう】

そうか、なら捜してみようか、ミスチウム
きっと大人たちから誉められるかもしれないよ

「そうね、なら捜してみましょう、ミスチウム
 ここには誰かいるのかしら?誰もいないのかしら?」

【何処か独特な会話を終えた二人は、それぞれ別方向をきょろきょろと見渡し始める】
【しかしながら、この場所に居るにしては、彼らは酷く無防備であった】
【何らかの防衛手段を持っているのか、はたまた子供故の純朴さからか】
【ともかく、二人は路地裏で何かを見つけ出そうとする……】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:17:09.19 ID:55s2zUM0
>>490

構わないさ。
私は上等な人間じゃない、繰り返すみたいだけど、ね。
好きになるのは、物好きか恩を売りたい奴だけ。

【結果として、お互いに姿は見えないが、背中を向け合うことになるだろう】
【xとy、二次元的な移動を伴わずに見れるだけ、アートマンの眼にその姿を追わせて、聴こえない言葉を呟く】

……やれやれ、何故「今更」掘り返された?
これではおちおち、「あっち」に顔を出せもしない。

【涼しい秋の風も、今宵ばかりは鮮血の生温かさを纏って鋭く、獣の牙のように感じる】
【波乱の予感―――6年前の記憶を手繰り寄せながら、読み切れなかった新聞の続きを、目前に広げた】

/お疲れさまでした!
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:20:04.17 ID:6vW2.LYo
>>488

【──つい昨日起こったカノッサ機関による大規模テロ】
【心の何処か、未だ緊張の糸は張り詰めたままの大衆が多く居た最中、起こった異質】
【遠巻きに眺めていた人々の表情も、一斉に強張ってざわつき始めた】

 【「今度は一体なんだ」】
                 【「また機関のテロか」】

【「どうやら殺人が起こったらしいぞ」】
【「誰もその姿を見ていないらしい」】

【「能力者の仕業か? そうじゃなければ化け物か!」】
【「馬鹿な、此処は破魔結界に守られた聖都だぞ!」】

【──口々に騒ぐ人々】
【それらを見て、全くワケが分からない風なのは、】
【少女だけでなく、少年もまたそうであった】

……し、知らない、こんなものは……
──本当だッて、俺は何もしてない。逆に俺が聞きたい位だ……

【少女の鬼気迫る様相に少年も怯んだのか、】
【軽く仰け反りながら応答するが──その真紅の瞳に揺らぎはなかった】
【どう感じるかは彼女次第だが、少なくともこの少年はウソをついていない】

 ────

【そして、曲がり角の先にたどり着いた彼ら≠ェ見るであろう物は、】
【まず、口元を抑えてがたがたと震える一般人の女性──】
【そして彼女の視線は、すぐ眼前、路地の入り口に釘付けにされていた】

 「……い、いやぁ……ぁ……──」

【もし、女性の視線の先に目をやったならば──】
【──其処に、まるで“高所から転落”したかのような、ひしゃげた死体の姿が確認できるだろう】
【どうやらその死体は男性であるようだが──その人物は、『魔術協会』の紋章が刺繍された外套を羽織っていた】

【──魔術協会の、関係者?】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 22:24:29.77 ID:43kVw020
>>489

馬鹿とはひどいな・・・まあ否定はしないがな
アンタの好意はありがたく受け取っとくよ
――それだけ口がきけりゃあ・・・だいぶ治ってきたか?良かったな。

【しししっ、と苦笑いをしながら右手に出されていた水晶を消し去る】
【どうやらあまり長くは持たない能力らしい】

――これは・・・そうさな――とある彼女からもらった能力さ・・・
本当は、もっともっと綺麗で、強いらしいンだが・・・おれにゃあこの程度しか出来ないね・・・

【どうやらこの少年は他人から能力を少しだけ移させて貰える能力のようだ】
【儚げな水晶の残りの塵が、心細そうであった・・・】

お前も・・・能力を持ってんのか?持ってるなら見せて欲しいんだ・・・!
見て、相手に触れば少しだけ――移せる・・・!

【不意に真剣な表情になり、頼み込むように両手を紡ぐ】
【何か―――あるのだろうか】

/いえいえww
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 22:35:18.89 ID:NZBNN1Uo
>>495

【――――否、それは違うであろう、と彼女は核心を持っている
それは単なる勘≠ノ近いものが在る――――しかし、だ――――同じ穴の狢として、ここから感じ取れる香りは
機関≠フ起こすそれとは違う、もっとどす黒くて、スマートな、夜闇にも似た黒色のそれ】

【彼女は眼前の少年を見つめる、その揺らぎの無い真紅の瞳――――確証は持てないけれども
少なくとも彼は嘘吐き≠ナはないと判断し、ため息を一つ
そして、すぐさま、意識を曲がり角の先≠ヨと向ける】


ほら、アンタも行くわよ――――……ぐずぐずしないの


【ぐいっと、彼の手を握ろうとし、そのまま引きずるように、二人して曲がり角の先へと向かおうとする
心なしか、その横顔は――――汗に濡れた、恐怖で怯えているようにも、見える】

【――――、一方彼ら≠ヘ】


「大丈夫ですか!?っと、どうか、落ち着いて――――ご心配なさらず、自警団のものです」
「あちゃー……一体誰≠ェこんなことしたんだよ……」
「おいおい見てみろ――――……これ」


【一人が女性の介抱に向かい、残りの二人は――――苦虫を噛み潰したような表情で、死体へと向かう
見慣れているのか――――あまりオーバーなリアクションはとらないが、それでも彼らの表情は浮かない】


「――――これは、紋章だな……協会の」
「ビンゴかもしれねぇな……――――それにしても、どういうこった?俺ァてっきりあの子供が犯人だとにらんでたんだぞ?」
「分からん分からん、俺に聞くんじゃないそういうこと、俺たちの頭は飾り物だよ、使ったって錆びた音しか出ないんだしさ」
「――――……いずれにせよ、疑わしきは罰せり、だな」
「……少し過敏なように思えるがねぇ……」


【彼らも感じていた、コレが――――単なる単発的な事件ではない、と】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:44:37.33 ID:gCWLNFAo
>>491

な……、何を言って…

【彼の一言で、不敵な笑みが崩れてしまう】
【余りに直球なセリフに戸惑い、目を泳がせ――】
【――同じ気持ちだった嬉しさは、素直に出せなかった】

【手の動作に導かれるように、彼の隣を一瞥して】

………っ

【仄かに染まった頬は、夜闇で見えないだろうか】
【付き合いの長い彼のこと、もしかしたら分かってしまうかもしれない】
【いつも以上に大きく首を横に振って、表情を隠し】

……い、いや、今夜は別に…っ

…そ、それより、相談、というか
質問があるんだ

【要求を受け入れたら、前回の約束を果たすことになってしまいそう】
【それは、なんとなく恥ずかしいから、やっぱりその場で立ったままだ】
【無理矢理、話題の軌道修正をしようとしつつ】
【右手に持ったハンドベルを一度、リン、と鳴らした】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 22:46:49.01 ID:tZJPCwY0
>>496

……、……

【好意、という言葉で、元から赤い頬を更に赤くながら、むすっとした表情になると、一瞬彼から目を逸らす】
【照れ隠しだろうか。…口調や雰囲気が変わっても、矢張り何処か子供っぽい一面を見せる】
【良く分からない奴である。―――ちなみに、大分体温も落ち着いた来たのか、少しだけ調子は良さそうに見える】

…とある、彼女…

【そして、続いた言葉に、再び訝しげな表情を見せた】

(――――貰った、能力?)


【彼は、他人の能力を移す能力なのだろうか、と推測して】
【其れから、彼の申し出に、少しだけ戸惑った】

―――――…見せる、…

【自分の能力を、彼に見せる―――】
【―――何時もの彼ならば、意地悪な笑顔と共に其の申し出を断っただろう。――しかし】

……、分かった

【何故か、数秒の間を開け、起き上がりながら――――受け入れた】
【自分でも、何でこんな事をしているのか、良く分からない】
【自分らしく無い行動だ、と心中モヤモヤさせながら、能力を発動した】


【―――少年の小さな掌に、虹色に輝く紫電が現れた】
【バチリ、と音を立てながら、不可思議な色彩で夜闇に煌く】
【しかし、静電気程の威力しか無さそうだ】

……スタンガンみたいに、一発で相手を仕留められる威力は無い

【ばちばちと紫電を放ちながら、ぽつりと補足する少年】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:54:39.87 ID:6vW2.LYo
>>497

ッと、おい、待て……っ

【ぐっとその小さな身体が引っ張られ、つんのめって転びそうになるのを慌てて持ち直して】
【少女に引きずられるまま、曲がり角の先へと歩みを進めていく】

(……何だ? この感じ……)
(──……何もしてないぞ。なのに、この気配は──?)

(……在り得ない)

【汗に濡れた少女の横顔を一瞥、ふと思案に沈む少年】

【──少女の勘は酷く正しかった】
【血と、泥と、麻薬と、酒と、闇と、死と──】
【それら全部を煮詰めたような昏い昏い異質】
【──少女ならば、これを異端≠ニも呼べようか】


【そして、自警団の伺う死体の周り──】
【『転落』したようにひしゃげているとは表記したが、もし彼らが『転落死』等という死因を推測した場合でも、】
【周りには、然程高い建物は無いことに気付けるだろうか。落ちてもせいぜい骨折程度で済みそうなものである】

【死体の損傷は、それにはしてはあまりに酷すぎた】
【水風船の落ちた後に似ているだろうか。まさしく正視に堪えないような状態】
【──そう、これはまさしく、先日密かに報道された事件と酷似したもの】

【女性は、やがてショックのあまり、くたりとその場で気を失ってしまう】

──……別に、怖いなら帰ればいいだろ

【自警団の交わしていた言葉など露知らず、】
【少女は、少女の様相を見上げながら、眉間を寄せた】




 『────────』





【──その時】
【少女ならば──また、異端≠フ気配に鋭ければ】
【路地の奥の奥──ふと、黒い人影が過ぎったのを感じ取れるだろうか】

【──但し、仮に気付いたとして】
【今から追うか、追わざるか。その判断もまた彼女にある】
【敵の正体の一切が分からぬ現状──追うのはあまりに無謀だとも言えるか】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 22:56:28.77 ID:cZPPdUSO
【路地裏】

カノッサか・・・
【元々何色の物だったのか分からなくなるくらいに汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた人物】
【表情は隠れていて見えないが声から人物が少女であるのが解る】

【昨夜の機関による襲撃事件の記事が載っている新聞を読んでいる】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 22:57:04.44 ID:6vW2.LYo
>>500
//やべ、訂正
//×【少女は、少女の様相を見上げながら、眉間を寄せた】
//○【少年は、少女の様相を見上げながら、眉間を寄せた】
     ~~~~


503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:04:45.27 ID:NZBNN1Uo
>>500

【その異端≠フ感覚は――――彼女の感覚を鋭敏に刺激する
刺々しい針の筵に放り込まれたかのような、その異質さは――――彼女にとっては、餌にも似た香りで】

【それと同時に――――彼の言葉もまた、正しい、通常とは違う――――……異質さ
まるで、今まで信じきっていた世界に裏切られたかのような、そんな圧迫感は、彼女を普段どおりには動かしてはくれない】


……何言ってんの――――狩るのよ、私が――――……コレは
怖がりの泣き虫はさっさと還って、びくびく震えて寝なさい


【染まる――――彼女が、紅に――――……瞳が、髪の毛が――――変わっていく
それはまるで、侵食にも似た、汚染にも似た、侵略にも似た、忍び寄る変化
そこに在った彼女が、そこから居なくなる、そんな――――異質の雰囲気を身に纏い
彼女は、踏み出す――――嗅ぎ取った目当て≠ヨと、歩みを進めるため】

【――――無謀≠ネど承知の上、異端を狩る者として、道理に外れたモノを追うことこそが全て
この身など――――いつ砕けても良い――――……それは、特攻にも似た玉砕の精神で
彼の手元から離れて、彼女は、過ぎ去った人影へ向け、歩いていく】

【彼らもようやく、事の重大さに気づいたのか――――……気を失った女性を連れ
我先に、と逃げ出すようにそこを後にしようとする
彼も、逃げるならば――――それに追従すれば良い、少なくとも今は、捕まることは無い】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:05:33.48 ID:43kVw020
>>499

―――・・・ッッ!!

【突然の紫電、驚愕のあまり声すらも出なかった】
【ただしその雷を見る眼は畏怖ではなく。尊敬であったが】

すげぇな・・・これは『紫電を操る能力』と解釈してもかまわねぇか・・・?
自然操作系能力者は始めてみた・・・

【息を呑み、額には汗が流れつつも、ひとまずは相手への解釈を得る】

構わないのなら・・・すまないが右手を出してくれ
もし違うのなら、教えてくれると助かる。

【そういいながらこちらも右手を差し出す、これは握手を求めている様だ】
【そして――差し出された右手にはどこか薄ぼんやりとした魔翌力が漂っており、普通ではないことが伺える】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 23:12:13.72 ID:aYE9MgAO
>>501
【……少女の前方から】

おや、人を発見したよ、ナターシャ

「ええ、それも女性みたいね、グリシャ」

【白味の強いペロキサイドブロンドの髪、ブルーの虹彩、色白の肌――】
【――と、顔立ちや身体的特徴が酷似している幼い兄妹。正面から見て、左側に兄が、右側に妹が立ち】
【一枚の長いマントにニ身を包んで、寄り添うようにぴったりとくっ付いて歩いてくる】
【尚、少年は短髪、少女はポニーテールと、両者の髪型の違いで判別が出来るだろう】

こんばんは、今ひどく物騒な単語が聞こえたのですけれど?

「こんばんは、貴女は今“カノッサ”と言ったのかしら?」

【そうして二人は、少女に歩み寄って声を掛けてきた】

【彼らをじっと観察していると違和感を抱くかもしれない】
【二人三脚みたく、二人の歩行リズムが全く以て同じなのである】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:14:36.90 ID:9AUeHoo0
さんかしたいどすえ
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 23:15:03.30 ID:Cm7T3MDO
>>498

【気恥ずかしそうに表情を伏せた彼女――たが少し、遅かった。顔を赤らめたその反応を、アリエルは見逃さない】
【目の前に居るのは、1ヶ月振りに見る想い人。意識せずとも、その一挙一動を見つめてしまう―――たぶん、そのせいなのだろう】


えっ………―――っ

【だが、誘いに対し大きな動作でノーの意志を示した彼女―――それは思いもよらぬ反応だった】
【微笑が一転、酷く残念そうな、寂しそうな表情に変わり、分かりやすく目尻を下げる―――軽くショックを受けたらしい】

【今はあの日の『約束』のことは頭になかった。ただ純粋に彼女が傍に居てほしいから―――隣に誘ったのは、そんな気持ちからだったのだけれど】


う、うん……何かな……?何でも答えるよ?

【それよりも、今は彼女の話を聞くべきだ】
【立ち上がり、彼女の方へと向き直り―――音を鳴らした白いハンドベルに一度視線をやって、先を促した】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/26(日) 23:17:01.70 ID:AwIaz5.o
>>506
/ようおこしやすー

/とりあえずhttp://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/に来てみれば、色々教えてもらえるぜ
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:18:48.80 ID:tZJPCwY0
>>504

――――……電気を操作する能力

其れで、合ってる

【素っ気無い返答を返して、虹色の電気が少しずつ消えて行く】
【そしてググったら紫電って「紫色の電気」の事っぽい感じでしたすみません本当すみません恥ずかしすぎて泣きたい】
【電気、という表現に修正させて下さい…ウアアァ…】

【ばちり、と少年の前髪の辺りで、七色が瞬く】
【其れから、差し出された右手に、一度瞳を細めた】
【暫くの間、まるで懐かしむ様に眺めていたが―――彼へと身体ごと向き直り、ゆるり、電気を収めた手を伸ばして】

―――――――……

(…握手、か)

【身内以外にするのは、何年ぶりだろうか、とぼんやり考えて】
【其の魔翌力に、一瞬びくりと動きを止めながらも―――ぎゅっと、子供特有の、肉感の有る柔らかな掌で握った】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 23:21:13.99 ID:6vW2.LYo
>>503

───狩る=H
お前、まさか……

【その、言葉を聞いて──】
【少年は、つい先日出会ったとある異端狩り≠フ事を思い出した】
【滅多に他人に忠告などしない少年が珍しく「逃げろ」「やめろ」と喚いたのだったが──】
【──今、この状況もそれに酷く似ていた。少年の第六感が不吉なノイズを感受する】

……ついこの間も、異端狩り≠フクソッタレに会ったが
あいつも、また人の話聞かないヤツだったなァ
お前も死にたがりなのかよ、別に止めないが──

【逃げ出していく自警団を横目に、少年はふと路地の奥へと視線を投げた】
【──ばちり。その瞬間、確かに交錯したのは『紅い』視線──】

(──……ウソ、だろ)


 ──…………おい避けろッ!!


【少年が叫ぶ】

【ぎぃ】

【同時、微かに響いた擦れる音】
【老朽化した弦楽器を無理に弾き鳴らすかのような、】
【錆付いた悲鳴の如き異音が、空気を僅かに引っ掻いた】

【瞬間】

【──ドンッ!】
【突如、路地の奥から彼らに向かって高速で飛翔する銀光】
【まるで矢の如くに疾く鋭いそれらは、複数あった】
【目を凝らせば良く見えるだろうか──『それら』は、刃の如くに鋭利なガラス片の群れだ】

【範囲は決して狭くない。狭い路地の道幅一杯に広がるような数である】
【軌道は一直線で単純ではあるが──かなり疾い】

511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:32:03.96 ID:43kVw020
>>509

『電気を操る能力』・・・いや『虹色の電気を操る能力だな。おし。

【右手に纏われる魔翌力が膨大化し、相手を一瞬だけ飲み込んだ】
【瞬間、少年と繋がっていた右手が離れ、魔翌力が相手を包む】
【とはいっても飲み込まれたように見えるのは本人である少年と相手だけだが】

【声が聞こえてくるだろうか、いや、厳密に言えば声ではないが】
【脳の奥から響くような音、とでも言うべきか】

≪其の方が授与せし宝能、我、其の方に感謝せし≫
≪我が帥に与えし物は無しとて悲しき≫

【――聞こえ終わると同時に魔翌力は右手から消失している】
【或る意味永久にも近い魔翌力での音声だが】

【実際には30秒も経っていない】

【もしその後に少年の顔を除いて見るならばおそらく】
【少年はすごく嬉しそうな顔でそちらを見ているだろう】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:32:47.32 ID:NZBNN1Uo
>>510

【そっと、振り向いて――――視線を送る、彼女――――紅い紅い、髪の毛と同じその瞳は
どこか、苦しげに、もがいているようにも、感じる】


その通り、死にたがりの――――クソッタレよ
Judas Priest


【彼女は彼の言葉に反応するわけでもなく、ただそこに立ち尽くす――――否
彼女の髪の毛が伸びる――――腰の辺りまであったそれは、足元を越え、そして彼女の身体の前へと躍り出る
結び上げられた髪の毛の束は、まるで触手のように、硝子片を絡めとろうとする】

【髪の毛といえど、真紅のそれは、幾重にも折り重なられた太い塊となっている
各々の強度はかなりのもの、といっても差し支えないだろう――――が、それでも全て取れるはずもなく
一筋の銀光が、彼女の頬を裂いて――――ぽつり、と紅い色を、白い肌に増やす】

【切り裂かれた箇所が焼けるように痛む、零れ出る血液は服につき、拭いたくなる
それでも彼女は弱み一つ見せず、目の前の――――その奥に在るであろう異端≠ヨと歩もうとする
滑稽な話だ、今、まさに、それだけに行動する彼女こそが異端≠ノすら見える】


で、どうするの?――――……止めないんでしょ、だったら逃げたら?
護りきれないし、護るつもりも無いもの、アンタなんか――――……恨みこそあれど、恩なんて無いしね


【そう言いながら、彼女は再び、大事そうに紙袋を抱えて
そっと、振り向くことなく――――紅を靡かせ、奥へと――――攻撃の主へと、対面しようと進みだす】

【彼女の言葉が真意で無いと――――汲み取ることが出来るだろうか
彼女は護らないより先に、護れない、とだした――――つまり、意志がある、護りたい、という
できれば、彼に居て欲しい――――そんな心が、漏れ出しているようで】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:39:14.33 ID:3x/7T6SO
【――――聖都≠ヘスラウロット博物館、その倉庫】

(――――……拙い。)

【数々の美術品が陳列された其処に、ぴちゃぴちゃと幽かな水音】
【埃の匂いを掻き消す、否――塗り潰すように拡散した、濃密な鉄の香り】
【飛び散った血痕、床に深々と突き立った白刃、或いは蒼刃。薄暗い中、奥へ奥へと進み、闇に目を凝らせば】

【ぽつり。人影が、在った】
【腹部を刺し貫くは長大な紫の太刀――――ぴちゃ、ぴちゃ。刀身に、鮮紅色の雫を伝わせて】
//予約です、すみません
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 23:39:57.93 ID:gCWLNFAo
>>507

………ぅ

【彼の寂しそうな表情には、本当に弱い】
【目をまんまるに開いて、言いようの無い言葉を、短い声に変えた】

【―――隣に座りたくなかったわけじゃない】
【ただ、自分から近づくのは、やっぱり苦手なままだ】
【申し訳無いと思いつつも、今は彼の言葉に甘えて相談を先に進める】

……え、えっと

以前、ヴァルトスラットっていう、竜の家を探索した時に
新しい武器を貰ったんだ

それがこれ、召喚の鐘……

【右手をまっすぐ伸ばし、ハンドベルを自分の眼前へ、控えめに掲げた】
【少しだけ目が輝いているのは、新しい玩具を手に入れた喜び、ではなく】
【自分の可能性が広がったことに対する興奮だろうか】

…それで……
相談したいのは、呼び出すモンスターの属性のことなんだ
一応、15種類全部使えるんだけど…、メインは絞ったほうがいいと思って……

アリエルは……、…その、どんな属性が好き?
炎、雷、水、草、氷……

最初に戦った時の事を考えると…、光か、……闇?

…私は、アリエルに合わせようと思うんだ

【そう言って目を逸らした後、照れくさそうに頬を掻いて】
【なにかある? と首を傾げた】

【彼女には、元々の戦闘法があった筈だが】
【そちらからは、どうやら乗り換える気らしく――】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:47:24.95 ID:Or/JegSO
【とある酒場】

『おい…聞いたか?大富豪のヤム氏が路地裏で殺されたらしいぜ?』
『路地裏?なんであんな場所にその人が?』
『どうやらあの人、裏で奴隷市場を経営したりしてるみたいだぜ?』
『その為に行ってなのか?』
『さあな?それにボディーガードの奴らは息がまだあるみたいで死んだのはヤム氏だけだ……多分相当怨み買ってたんだろうな』
【そんな《ついさっき起こった事件》を話してるなか】

聞いてくださいよマスター…編集長ったら…
「うんうん」
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女がお酒を飲みながらマスターに愚痴を言っている】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:51:34.56 ID:1Y5czsDO
>>511

―――――――……っ

【魔翌力に包まれる様な感覚や、脳内に響くその声に、身体を震わせて驚いていたが】
【逸れが終わってから、安堵する様に静かに息を吐き、彼と手を離した】

……、……

(……終わった、のか)

【そして―――彼の顔へと視線を移し、その嬉々とした笑顔を見て】
【―――暫くの間、心此処に在らずといった様子で見詰めていた】

【そして、彼に表情を見せない様に、ふいと顔を背け】
【淡々とした調子で、会ったばかりの時の口調になりながら】

――――逸れじゃ、ウチはそろそろ、帰る事にします

【「具合も、良くなりましたから」と付け足すと、のんびりとした動作で立ち上がった】

【本を抱え、まだ若干風邪っぽい様子でくしゃみをすると、ぽつり】

……やっぱり、馬鹿ですよ

【彼へと背中を向けたまま、そんな事を言って】
【静かに、その場を去ろうとする】

/携帯移行します!

517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/26(日) 23:52:17.31 ID:6vW2.LYo
>>512

【──び】
【飛来したガラス片の殆どは、その髪束に絡め取られて停止した】
【それ以上動き出す様子も無く、ガラス自体は完全に無力化したと見えるだろう】

【間一髪、硝子片に脇を通り抜けていかれた少年も汗を拭い】

──……あァ、ッたくどいつもこいつも……
ああ止めねェよ、異端狩り≠ヌもが死んでくれればそれ以上のことは無い

──じゃあな、名前も知らねェ死にたがり

【そういって、少年は背を向けて去っていこうとするが──】

 【【ぎいぃん、ぎぃん、ぎいいぃん】】

【──再び、弦を擦るような音が響いた】
【連続して奏でられるそれは──バイオリンの音であると認識できようか】

【その、瞬間──】

 ……──な、あッ!?

【ふわり──と、少年の身体が突如として宙に浮き始めた】
【その高度は徐々に、徐々に、高く舞い上がっていく】
【もしそのまま行けば、ビル数十階にも相当するような、いや或いはそれ以上に──】

 【ぎぃん、ぎいい、ぎぃいん】

【音色の源は──少女の進む路地の奥】
【其処に、ソイツは存していた】


 『──────』


【身長は2m超あるだろうか──】
【──漆黒より無明より尚昏い、闇色のロングコートに身を包んだ人型】
【まるで切り刻まれたかのように、その表面を無数の銀ジッパーがなぞっている】

【──その頭部は酷く焼け爛れており、上下の唇は赤い糸で“縫われて”いた】
【左目は黒い眼帯で塞がれ、血のように紅い右目だけが、闇を穿つように爛々と──】

【片手には、純白のタクト──】
【その異端≠ヘ、宙に浮かぶ少年に向けて、タクトを振るっていた】
【──少女に対しては、行動を取っていないが──もし、もし仮にだ】
【もし、少年を宙に浮かべている何らかの力が途切れたら──? ともすれば、そんな投げかけにも──】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/26(日) 23:59:44.38 ID:43kVw020
>>516

馬鹿って・・・まあいいけど・・・っ!
そうだ!名前!名前言っとくよ!

【先程と同じように苦笑していたのだが、思い出したように叫ぶ】
【両手をあたふたさせながらどこかへ行こうとする相手の前に立ちふさがる】

俺の名前はほいころ、変な名前だけど気にするなよ。

【少し照れたように頬をうっすらと赤らめる】

【――どうやら自分の名前が少し恥ずかしいようだ】

で、お前はなんて名前なんだ?

【左手を水平に前に突き出し、右手を腰に当てる】
【――その行為に特に意味は無いのだが、初めの時のような話し方に戻ってきている】

【無論、本人は語尾に変なインスピレーションをつけることを忘れているようだが】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 00:00:02.16 ID:DW.SuZQo
>>517

【――――……彼女の表情が、崩れる
能力を発動してから、どこか思いつめていた表情だった、ソレが――――冷や汗交じりの、表情に】


――――……なによアンタ、アイツは関係ないでしょ?
無関係な他人≠人質に取るって言うの?


【紡がれる言葉は、どこか――――……怖がっているようにも思える
これほどの高さ、もし彼が落とされでもしたら――――……彼女の髪では、支えきれない】

【それはつまり、迂闊に手を出せない、ということ、そして、眼前の口を閉じた彼は、返事は期待できない
彼女もそれを知ってか、知らずか、口を紡ぎ、耐える、無言に――――……ぽとり、と滴る血が、彼女の焦りを伝える】


それに、それに残念ね!そこのソイツには人質としての価値≠ネんてないわ!
ついさっき会ったばかりの赤の他人だもん、構わず、私はアンタを殺せるわ
まあ、楽に殺して欲しかったら、さっさと解放することね


【気丈に振舞うのは――――……癖、とでも言おうか
単なる、強がりだ】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 00:12:52.51 ID:bPOs2AAO
>>501
/いらっしゃらないようですので>>505は無しで
/またの機会にお願いします
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 00:13:15.13 ID:LRKORf.0
>>513

(……確か、面識ないよな、エキシビションにゃあ出てた気がするが…)
(其れに、厳密にはまだ、外出は許されてねぇし…)

【ザッザッザッ、ザッザッ】

【誰も居ない、音さえ届かぬ筈の暗闇の中で、『奔走』が聞こえる】
【この博物館に一通りの『記憶』が有るのか、その主は迷う事もなく、灯りに誘われる蟲の様に走る】
【やがて、平常はその口を堅く閉ざされた、倉庫の扉の前に辿りつくと、そのモノはずず、と景色を引き摺り急停止】
【休みも無く、走っていたのだろう―――弾む不規則な息をすぅ、と整え、暴れる心の臓を休ませ、振り子だった腕をぷら、と棒の様に振る】

(だからって…同僚、ほっとけるか!)

【数刻の後、彼女は警戒とは言い難い足音で不定のリズムを刻みながら、再度足を前に出す】
【びちゃん。それを迎えるのは、生温かい臭気と水音。針山と化した床に、深海すら思わせる様な、異常な暗闇】
【―――「此処は地獄だ、還りな…」無言のうちに、そう説得するには、十分な迫力と醜悪を備えた、真新しい戦場が広がっていたが】
【彼女は退く事など無く、危機回避の為に『仕方なく』歩調を緩めつつも、暴風の前に立つ生命の灯火へと】
【珠の汗を真っ赤な水たまりに混ぜ、顔を赤く燃やしながら、尚も進んでいく】

……人が居る…って、当たり前。
おい、あたしは無道 武美!織守の仲間で、貴女の同僚!

【眼の前に、明らかに『異質』なオブジェクトが、ようやく見えた―――間違いない、其れはまだ、『生きているんだ』】
【緊張感からか―――思わず、詰まらないにも程が有る感想を、小声で漏らし】
【その次は、何時もの彼女からすれば幾分か絞られた、然し、却って確かな『志』を伝える声で、呪われた静謐を破る】

………大丈夫かなんて、馬鹿げたコトは流石のあたしも聞かない。
どうすれば、良い?『識槻 朔夜』…!

【やがて、瞳の中に朔夜の全貌を納めた彼女の顔に浮かぶのは―――“驚愕”、思わず、溜息が零れ落ちた】
【剣が深々と突き刺さる、乱脈な、タイトロープを渡る呼吸を、間近で感じ取る】

【澄んだ黒い瞳に、美しく長い緑の黒髪。珍しくも『魔術協会』の制服とリュックに身をやつし、背中には骨色の巨大な喇叭を背負う】
【そんな彼女は……困惑し、当惑し、迷いながらも―――果たすべき目的の為、静かに、再度口を開くだろう】
【相手の腕に自分の手を当て、脈の状態を見たり、瞳を覗き込んだりもするかもしれない】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 00:17:04.86 ID:X987IADO
>>518

……、…ほいころ…

【ぽつりと、彼の名前を呟き―――その声音は、何処か楽しむ様な逸れで】
【名を問われ振り向きながら】

―――――津軽

津軽、拒絶

【彼も、名乗り返した。振り向いた顔に浮かべていたのは、照れ臭そうな、むすっとした顔】
【逸れから、続けて―――言葉を紡ぐ】

―――――また、会えたら

【――――会えたら、の後に、何か続けようとしたが、抑え込む様に、堪える表情を作ると】
【ふいと顔を戻し、そのまま、走り去ってしまうだろう】

【この感情は、恐らく一時のものなのだろう】
【自分は、こんな日向の優しさを受ける様な人間では無い】
【明日が来れば、直ぐに全てを忘れて、冷たい日々が始まる】

【逸れでも】


【彼の名前を、忘れたく無い、と思った】

/お疲れ様でした!有難うございました!
/なんかデレたり馬鹿馬鹿言ったりしてごめんなさい…どうしてこうなった…
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 00:20:44.66 ID:Mm3LmMDO
>>514

『召喚の鐘』……?

【彼女が手に持つハンドベルの正体を聞くと、興味津々にそれを見つめ始める】
【今まで目にしたことの無い類の道具。彼にとっては"レア物"で、好奇心をそそられたようだ】


主力となる召喚獣の属性、か………僕が選んでもいいの?
なら、えっと………、………――――っ

【15種類。豊富な選択肢の中から、彼の頭に"咄嗟に"浮かんだもの。それは―――】


【――――………『闇』、だった】

【『アリエルの好きなものを―――』そう言われた筈なのに、ファーストチョイスが『闇』だって?】

【思わず"即答"しかけて、言葉を押し込めた。まさか、自分の心が無意識の内に『闇』の力を望んでいるなんて―――信じたくなかった】
【"傷付けた"―――あの日以来、僅かに変色した瞳の色。今の自分の状況。やはり、それと関係が?】

【―――――心が闇に浸食されている、とでも?】

【悪寒が奔った背筋、一度瞼を下ろして、嫌な疑念を振り払う】

【違う、気のせいだ。深く考えるな―――……】


………―――炎≠ゥな。僕はよく炎の魔法を使うから。個人的に扱い易いからなんだけど
いろいろ種類があって迷うけど、メインに据えるならやっぱりスタンダードなものでいいんじゃないかな

【数秒の後―――結局、そう答えた。『闇』でもないが、『光』でもない】

【彼女に"悟られないよう"――さも、"悩んで決めた"という風な様子を見せ付けて】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 00:25:41.91 ID:bf4yNMk0
>>522

おう!また会えたら・・・だな!

【何を言いたかったのか、少年は理解したようだった】
【――其れが正しいのか、などは別として・・・】

津軽・・・拒絶ね!覚えた!もう忘れない
忘れっぽい俺でも忘れないからな

【バッグから何かの本を取り出し、何かを書き込んでいる様子】
【遠めに見ると何かの文字が書かれているようにも見えた】

じゃあ・・・な――風邪、帰ったらちゃんと治すんだぞ!

【大きく手を振って津軽とは逆方向へ歩いていく】
【――彼にとっては久しぶりの人との出会い、楽しかった】

【草原には少年を送り出すような風が靡いており、其れはとても涼しかった】

/お疲れ様でしたー楽しかったですー
/こちらこそおっさんかお兄さんかわからなくなったりしてすみません〜
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 00:40:43.91 ID:0ULUWvQ0
破壊系のベクトル操作しかできない一方さんもどきってどうかね
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 00:50:41.77 ID:GvbeUz2o
>>523

【答えを聞いて、意外そうに視線を戻した】

………それは…、本心からの言葉、なのか?

正直に言うと、アリエルに炎≠チてイメージは無かった……
…あの時も、一度だって使われなかった

【眸底の不透明な、深い水色の瞳は】
【彼の瞳に宿る色を、ジッと見据えて―――】

―――スタンダードとか…、使いやすさなんて、どうでも良いんだ
望まれるなら、毒でも土でも、無属性だって構わない

アリエルは、それらの中で一番『炎』が好き、なのだな?

【お勧め≠ナはなく、合わせたいんだ≠ニ】
【アリエルの肩に左手を軽く置こうとしながら、最終確認を取った】
【少女は何時に無く真剣な表情をしていて――】
【――しかし、再び肯定されれば、納得もするだろう】


【自分の『鎖』という属性を】
【一時的にとは言え、破棄するような行為】
【どうしてそこまで変えたいのかは不明だが】

【ともかく、少年の返答を、口を真一文字に結んで、待っていた】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 00:54:27.13 ID:hFUFQESO
>>521

(――――助け、か。良かった……)

【異音を認め、薄く目を開く。矢張りと言うべきか、広がる景色は彩りを欠き。白く霞んで、像すら精確には結べない】
【でも、確かに解る。心臓の鼓動も息遣いも驚くほど弱まっていて、それ故か聴覚だけが酷く鋭敏に音を認識する】
【荒い呼吸。宛ら走馬灯にも近く引き伸ばされた刻の中で、理解する――――そこに、いるのか=z
【彼女≠ヘ。余裕と呼ばれるモノ、その一切が抜け落ちた無味乾燥な思考を巡らすと】
【ゆるり、顔を上げて、視界に救援の手を納めた】


【手許には携帯端末が二つ。傍らには、薄く妖気を纏う一振りの太刀――腰には、其の対となる鞘】
【前述の通り、脈拍は今にも途切れそうな程弱く。吐き出す吐息は、マッチ程度に小さな灯すら揺らがす事も適わないだろうか】
【血液を喪って、白雪の肌は益々白く、生気を欠いた彫像じみて。掌は、微かに震えてさえいた】
【瞳は焦点を失い、虚ろに蒼く煌めいて――――】

……可能なら、救急車。あと、申し訳ないが…そこらの得物の、回収を。
電話は一度、試してみたけど…悪戯と思われた、らしい。

――――この有様じゃ、仕方ない、な。

【す、と。倒れ込むようにして耳に唇を寄せ、適ったならば弱く囁く】
【携帯電話のマイクが拾えないような、だが微かに鼓膜を震わすであろう、涼しげな響き】
//すみません、遅くなりましたあああ!
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 01:11:50.64 ID:pZKaDsSO
>>520
/すみません、今気がつきました。
/では次機会があればよろしくです。
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 01:17:25.98 ID:LRKORf.0
>>527

…諒解だぜ。
そういう貴女は、此れを喰ってくれ。多少は間が持つ筈さね。

【散乱する刃のパレードに混じり、一際『輝く』、異様な妖気の刃と、見慣れぬ高級感を漂わす端末】
【言葉を追いながら、眼をやりつつ―――リュックの紐から両腕を解き放って、代わって、其れを持ち、チャックを開く】
【中から取りだしたのは、この状況を“予測”して持って来た、本来は『魔術協会』の医務室に蓄えられている、一粒の“飴”】

【何時になく神妙・寡弁――他人事なのに、切羽詰まった様子の武美が取り出した、其れは】
【特殊な魔術的工程を経て、高い回復能力を与えられた非売品…何故持っているのか、如何持ち出したかは、この際不問として】
【何らかの拒絶が無ければ、朔夜に手渡し―――不可能で、かつ彼女が咀嚼可能であれば、薄い唇の中に、入れようとするだろう】

【幸いにも、軽く噛むか舐めれば、どろり、と溶けてその効能を顕す筈である】
【とはいえ所詮は応急処置の一環……本当に、何十分と付かずとも、「間が持つ」だけの代物ではある】

救急車、それもおっけい。
…ちょっと待ってくれ、本当にちょっとだから、さ。

【次に、リュック―――…一度地に置いたそれから取り出すのは『熊さんの柄のハンカチ』―――どうやら、常備しているものらしい】
【如何にも素肌での接触が躊躇われる血に濡れた刀の柄を、一枚の厚い布を障壁を隔てて、持ち】
【見るに、『心得は在るが、実戦経験はない』という程度の敏さの手付きで、其れを朔夜の腰の鞘に、違わないがゆっくりと納めるだろう】

【最後に、ハンカチと入れ違いに、自らの携帯電話―――装飾と呼べるモノが無い、簡素かつ漆黒の其れを、取り出すと】
【聖都における119番に相当するコードを入力し、『焦り』の見られる浮ついたモノでありながら、確かな声量を以って、状況を伝える】
【顔の見えぬ、電波の向こう側の相手は、今度こそ納得してくれた様で―――終いには、安堵の溜息と、ぱたん、と携帯を閉じる音が残った】

【何事もなければ、次の貴方のレスには、博物館の外にけたたましいサイレン音と鉄の塊の駆動音が広がり、やがて消える】
【武美の正確な情報提供のお陰か、眠気を任務への情熱で上書きした救助隊が、各種装備を整え押し入ってくるだろう】
【其れまでに、武美に何かを話しても良いし、話さなくても良い】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 01:21:05.15 ID:Mm3LmMDO
>>526

………―――ッ!

【やはり、彼女の前では誤魔化すことなど出来やしなかった―――全部見透かされている気がした】
【今までも、リーズにはこっちの心の動きを敏感に悟られてきたのだから。今さら"逃げる"ことなど不可能なのだ。誤魔化し切れるわけがない】

【近付く彼女―――肩に手を置かれると、表情を俯かせた。夜闇の下でも、この距離ならば瞳の"蒼"をはっきりと認識出来るだろう】
【それを見せたくないから―――視線を下げてしまう】


僕、は………――――

【どう答えればいいのか、分からない】
【"素直に"『闇』と訂正すればいいのか?でもそれは―――『闇』を求めていることを認めてしまうことにはならないか?】
【彼女は「合わせる」と言った。だが、こっちの『闇』に彼女を付き合わせてしまうことにも抵抗を覚えるのだ―――】

【それならば、『光』と答えてしまえばいい】
【―――『光』?それを求めているのか?】
【それも"嘘"だ。そう"思い込む"のは"逃げ道"にしかならない】

【だったら、結局行き着く所は………――――】


…………―――っ、………ダメだ……分からない、よ………僕には分からない……ッ

【苦々しく、呟いた―――楽になってしまえばいいのに。回答にすら、背を向けて】
【心は変質しているというのに。臆病≠ネところは何も変わらない】
【なんて情けない。好きな人の前でも、何かに怯えてばかり。そんな自分に嫌気が差した―――】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 01:32:28.28 ID:troMKMSO
【とある酒場】

『っで、結局犯人はわからずじまいか?』
『ああ。目撃者がいないうえに、まだ息があるボディーガード達は犯人の顔は仮面とマントでわからなかったらしいしな』
【こんな話が起きてる中】

マスター。お酒おかわり〜〜
「はいよ」
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女がお酒を飲みながら、おつまみ(?)のじゃがバタを食べている】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 01:52:03.82 ID:GvbeUz2o
>>530

……難しく考えることは無いんだ
一番好きなものが、好き
それだけで良いはず……

【返答を拒否されてしまった】
【少年の内部の葛藤は―――、きっと彼が思っているよりも、少女には分かっていない】
【今だって――、光と闇という単語すら、掴めていないのだ】
【悲しそうに微笑んで、少年の肩から手を離す】

【――しかし、楽になる為の答えも幾つかあった】
【それを安易に口にしなかった彼に、少女はある種の誠実さを感じた】
【右手のハンドベルをローブ脇に吊り下げると】

【一度、自分を落ち着かせるように、海の香りが繞る空気を軽く吸い込んで】

……えっと
アリエルを追い込むのも、そんな表情をされるのも、苦手なんだ
……変な事を聞いて、…その、悪かったな

暫くは炎を使うことにするから……、
……ほら、顔を上げて…

【困ったように、ポツポツと声を掛けた】
【右手を伸ばして、彼の頬に触れようとして――、それだけ】
【無理に顔を上げさせようとはしない】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 02:03:27.20 ID:hFUFQESO
>>529

――――感謝する。
其処の……携帯電話じゃない方、多分、“機関”謹製の情報端末だ。
持って帰って、其れでパスワードの解読が適えば…多分、何か解るかも。

【飴を受け取ると、奥歯で以って噛み潰し。内容物をこくりと嚥下して、また口を開く】
【間を持たせると言うよりは、再確認を兼ねた、意識を繋ぐ為の作業。冷え切った躯の重みを、武美に預けたまま】
【途切れ途切れに唇を動かし、喉を震わせて――声量は無いが、処置の甲斐有ってか先程よりは透る――そう零し、更に】

あと、迎えが来たら……付き添い序でに、そっちに刺さった短刀も拾っといてくれ。
…………今回の報告だが――――。。。

【“機関”議員、シェン・ロンドを――半ば刺し違えるような形で、斥けた事】
【最後の一撃に対応出来なければ、恐らくは自分は死んでいただろう事】
【真の狙いは殲滅でなく、此処に在る展示品――“古代テクノロジー”の精髄――の奪取に有った事】
【小さな結晶と、ギア。彼は致命傷を負い、倒れながらも、確かに目的の品は此処から持ち去られた事】
【傍らに取り落とされたもう一振り、蒼き晶刃の太刀――いや、短刀だ――を掴みつつ】
【ぽつぽつと、起こった事を紡いでゆく。ややあって救急車のサイレンが聞こえても、尚】

【担架に載せられ、車内に運ばれ、無機質な酸素マスクが朔夜の唇を塞ぐまで、ずっと】
【余談だが。武美が太刀――さる大乱の幻匠が鍛えし、銘を邂逅=\―を握れば】
【触れる時間は僅かながら、ハイペースで魔翌力を吸われるような感覚を抱くだろう。果たして、其れは真実である】

【キンクリしますか?】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:24:46.65 ID:LRKORf.0
>>533

(うぉぉぉうぇ……『気持ち悪い』ッ!、何だこれッ!!)
(これで戦えるなら、やっぱり、今あたしの前に居る人は、相当な…!!)

【魔力操作の精微とダイナミズム、その両端の極致たる『魔術』の遣い手にして学び手たる彼女は、常人以上に鋭く刀のチカラを感じた】
【思わず、吐き気を催す―――血の匂いにすら動じなかった彼女にそうさせるのだから、途方もない存在であろう】
【其れを、元の鞘に戻す形で手放し、再び朔夜に己が肩を預けた時、武美の心中を眠る強さへの憧憬と渇望は―――熱く、激しく、揺れる】

機関議員の端末、か…。あい分かった。信用できる技術屋さんが一人居る、預けてみるさ。
其れで………。。。

【朔夜の希薄な体温と、今にも掻き消えそうな、然し確かな『チカラ』を秘めた存在感―――魂、とでも言うべきか、其れが直に流れ込む】
【彼女の報告の一つ一つ。戦いのあらましや、実質の防衛の失敗に、武装回収の依頼。全てを聴き識り、承りつつも】
【本来、女体との接触で心身に火照りを生む其れとは違う―――然して、また特別な感情に武美は襲われていた】

【相槌を打ち、切迫した状況に揺らぐ視線を送り続けている間に、遂に訪れた救いの第二陣】
【内部に操作を行ったか―――パッ、と唐突に点いた電灯は、博物館らしく淡いそれなのに、生まれて初めて見る光の様に眼に優しく無い】
【ぱち、くり。瞬きを続けながら、武美は救助隊の面々に、軽い説明を大声で飛ばし、彼らに朔夜の身体を一時預けるだろう】

【武美は、朔夜に言われたとおりに物品を回収し、自らも『付添』扱いとして、救急車に乗り込み、“清浄”な服を重ね着される】
【此処に来るのに使われた、鮮血ほどに真紅のバイクは外に放置され、四の五の言えぬ状況を如実に表していた】

【―――そして刻が、急転する。所謂、キング・クリムゾンというヤツだ】

/キンクリ後のシチュは任せます!
/状況によっては天狗が入ってくるかも知れませんが、問題ありませんか?
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 02:25:52.57 ID:Mm3LmMDO
>>532

…………リーズ………

【彼女の指先が、彼の柔らかい頬に触れて―――アリエルは、促されるままにゆっくりと顔を上げた】

【どうして彼女が謝るのだろう。謝るべきなのは、こっちなのに】
【いつもいつも、彼女を困らせて、手を掛けさせてしまっているのはこっち―――自分は、なんて頼りないヤツなんだ】
【ますます自分が嫌いになっていく。表情に暗い影を落としてしまう】

【せっかく逢えたのに―――こんな顔をしてちゃダメだ。『闇』が嫌なら、自ら其処に引き込まれるようなことをしてはいけない】


………うん。ごめん………その、リーズなら……上手く使いこなせるよ、それ

【苦く笑い、彼女の水色を正面から見据えた。声色は、申し訳なさそうに―――】
【無理に明るい顔を作ることは出来ない―――それでも、せめて彼女の前では力を抜いていくべきだ。心配をかけたくないから】


【―――リーズと居る時は、楽しい時間を過ごしたいから】

【ほんの少し冷たい潮風が、二人の頬を優しく静かに撫でていった―――】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 02:27:48.59 ID:Mm3LmMDO
>>535追記
/申し訳ありません、眠気が……次の返信が限界かもです
/続きは今日後ほどでもよろしいでしょうか…?
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 02:42:02.44 ID:GDbD/O6o
【雨粒の音がピチャピチャと反響する路地裏】

きゃはは――――
1つ目、2つ目、3つ目……もう1つ合わせて全部で4つ
まっかなまっかな数え歌、雨に混じって地に混ざる……きゃは

【雨音の中で成人男性の声が確りと路地裏に響いて】
【言葉遣いは成人の遣うべきそれとはかけ離れている】

いつになったら終わるのかなあ……
あははははは、慣れちゃったし別にいっかぁ

まっかでまっかな人の体、脆いね弱いね――――

【ピチャピチャと鳴っているのは雨音だけ?】
【いいや違う、赤の混じった雨が地面に流れているのを見ればそれは直ぐにでもわかる】

【路地裏そこに立つ人影はおよそ170p程度だろうか】
【影を見るにその指からは鉄爪のような物が伸びて人物が揺れ動くと同じくフラフラと揺れている】

きゃは、何だか分からないけどもー
封印がすごく弱まったー、もう少しかな?うふふふふ

【喜びを表すが如く、人物の足元に転がった死屍を何度も何度もその裸足の足で蹴る蹴る蹴る蹴る】
【血の香りも雨によって掻き消されて、その惨状は在るべきもののよう誰にも気付かれずにそこに在る】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 02:56:10.01 ID:GvbeUz2o
>>535

【少女は、もっと頼って欲しいのだろう】
【だから、彼に踏み込みすぎてしまうかもしれないし】
【図らずも傷つけてしまうかもしれない】

【普段は自分から甘えられる性格じゃないから】
【彼のくれる温かさを、無意識の内に求めてしまう】


【苦笑いだけど――、無理のない表情を見て】
【少女も緩やかに微笑んだ】

そう、だと良いな

……血液を使わずに戦えれば、ここに長く留まれる

…そしたら
もっとアリエルと逢う機会も出来るだろうし……

【不意に、武器を変えた本当の理由を吐露して】
【「ふふっ」と明るい笑みを零した】

【―――瞳の色は、未だ深いけれど、それはきっと本心で】
【最初の彼の発言へのお返しの意味も篭められていたのだろう】

【少しだけベタついてしまったロングヘアが、風に吹かれて楽しげに踊った】


>>536
/了解ですっ
/無理そうでしたら、返信せずに就寝されても大丈夫ですよ!
/今日は、午後三時以降なら、居ると思います
/一旦、お疲れ様でしたっ
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 03:11:33.40 ID:hFUFQESO
>>534
【空の雲は千切れ飛んだ事に気付かず(以下省略)】
【斯くて世界は暗転し、舞台は次の一幕へと移り変わる】

【とある病院――正式名称として、聖都なんちゃらかんちゃら記念病院とか云う長ったらしい名前が有るが割愛――の一室】
【宛てがわれた、割合に広いその個室。スプリングの利いたベッドに身を横たえて、彼女は眠っている――――】
【纏うのは浴衣状の所謂病院着で、傍らには衣服や太刀。ただ、輸送される間際に握り締めた短刀のみが、未だに其の掌中から動いていない】
【腹腔内出血に内臓その他諸々の損傷、右の前腕と手首には皹が入り、第十二肋骨の片側は綺麗に圧し折られていて】
【大分長い間、点灯を続けていた「手術中」のランプ。一命は取り留め、後遺症の虞も無し】
【容態は極めて落ち着いており、ICUで経過を観察する迄も無いと判断されたか、彼女は此処へと移された】


――――――……。


【すっかり夜も更け切った頃、面会時間も過ぎたとは言え事情は事情だ】
【超過を半ば黙認されて、武美は恐らく室内に居るのだろうか】
【メタな事を言うならば。先程までは些かズレていた時間軸が、キンクリで現実に追い付いた、と説明するのが適切だろう】
【死んだように眠る朔夜の目尻が、ぴくりと俄かに震える――――】

【意識が、戻ったか?いや、そう考えるのは早計か。何とも判断に困るものだ】
【因みに。窓は大きく開け放たれて、屋外の夜気を取り込んでいた】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 17:23:54.35 ID:ODaFnPoo
【聖都/路地裏】

【いかなる国であろうとも"路地裏"という場所は存在する】
【人の集合体たる街というものには、必ず闇が付随する 破魔結界の内とて例外など無い】

【すっきりとした中央通を離れて、奥まったこの道は風通りが悪く、空気が重々しい】
【変わった言い方をすれば、急に冷え込んだ日には暖かめで居心地が良い…かもしれない】


【まだ仕事を始めない街灯の下に、少女が座り込んでいる】
【緑の黒髪、漆塗りの瞳、白磁のような肌 傍らにはやけに重そうなリュック】
【高めの位置で結んだ髪を、赤のシュシュでまとめて、ふんわりとしたポニーテールにしている】
【赤と白を基調としたフリルたっぷりのゴスロリ服は、袖が少し余っているところを見るにサイズが大きいのだろうか】
【右手の薬指に蒼白く輝く月長石の指輪をはめているが、今は包帯の巻かれた左手が上に置かれて見えることは無い】

(さて、ヒーローかヒールか、どっちが先につれますかね?)

回顧――

ひゃ…きゃあー!!!

【唐突に、甲高い悲鳴を辺りに撒き散らした】
【本来悲鳴というのは反射的な行為であり、訓練無くして演技すればどこかに不自然さが残るが】
【そういった違和感を一切感じさせない叫びだった】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 17:30:26.19 ID:troMKMSO
【聖都…路地裏】

『や…ヤムをやったのはお前の仕業か!?ま…待て!!俺が悪かった!!もう悪い事はしない!!だから命は!!』
………
【一人は狐目で胡散臭いような男】

【もう一人は全身を黒いフード付きのマントで身に纏い、顔を無機質に笑ってる仮面で隠した人物がいる】

【仮面の人物は右手にナイフを持ち男の首に突き出している】

【よく見ると周りには男のボディーガードっぽい顔が狼みたいな人型の化け物が倒れている】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 18:11:18.06 ID:PQvZZUSO
>>541
/まだ居ますか?
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 18:13:16.95 ID:troMKMSO
>>542
貴方の心の中に
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 18:24:59.34 ID:PQvZZUSO
>>543
/よろしい。ならば絡もうじゃないの


>>541
【そこに歩いて来るのは、一人の青年だった】
【青年は赤く長いマフラーをたなびかせながらゆっくりと、しかし確かに二人へと近付いて来て】

……楽しそうだね。で、どっちが悪いのかな?

【テンガロンハットのつばを右手で摘みながら、不気味な微笑を浮かべてそう言うのだ】
【その虚ろな蒼眼は、何を見ているのだろうか。背中に背負うギターケースは、果たしてどんな用途を持つのか】

悪い方は、[ピーーー]。異論は認めない……OK?

【メタリックブルーのボサボサな長髪を持つ、黒古龍の鱗製のコートと抹茶色の長ズボンという服装の青年は、左手で右腰のマシェットナイフを抜きながら、首に掛けた青いペンダントを揺らしながら、狂った微笑みでそう宣告する】

545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 18:25:59.85 ID:PQvZZUSO
>>544
/ミスったんです
/[ピー]は「殺す」です。申し訳ありません
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 18:32:21.50 ID:troMKMSO
>>544
………
【仮面の人物はチラッと相手を見て】

『こ…コイツが悪い奴だ!!だから私を助けろ!!!』
【男は慌てたように叫ぶ】

【だが明らかにこの男は……】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 18:37:38.08 ID:LRKORf.0
>>539

………っ!

【長い長いメス・ワーク。そして、それ以降も暫時死んだ様に押し黙り続けていた朔夜】
【二度ほど部屋の外で武美が摂った食事、消化器内での滑りが如何にも悪く感じる―――体が安定したところで目覚める保証はない、からか】

【結果として、その間の時間で、彼女は急ぎの余り不法駐車まがいの場所に在ったバイクを取り戻して、一時の撤退】
【話の分かる教師を通じて、魔術協会の上層…よりは、些か下部に位置するカタブツたちに、如何にか話を通し、病院に舞い戻ったのだ】

【跳ね返りの強いベッドを黙らせるほど深く寝込んだ朔夜の知り合いである、白翼の人でなしに遭遇していれば、多少話は面倒だったろうが】
【この刻、部屋の中には純然たる女性が二人だけ―――そして或る瞬間、朔夜の極小にして最大の動きに、武美は小さく息を詰まらせた】

朔夜…起きたのかい!

【何時もの彼女の性格やテンションで有れば、身体に接触しながら試みそうな問い掛け】
【だが、今はお互いの『距離感』だとか、相手の状態を顧みてか―――立ち上がり、じり、と近付き…喜色を交えつつも抑えた声を放った】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 18:39:04.29 ID:PQvZZUSO
>>546
【青年は、常人なら身の毛もよだつような不気味な微笑を浮かべながら】
【マシェットナイフを手に、ゆっくりと、男へと近付いて行き】

成る程…………で、あちらの方はどう悪いのかな……それくらい……

教えてくれてもいいだろ?

【マシェットナイフを男の喉元に突き付けようとしつつ、微笑を浮かべたままで問い掛ける】
【迂闊な事を言えば……どうなるかは、子供でも予想出来るだろう】

【ちなみにこの青年、直感的には「男が悪いのかな」と思っているので】
【上手く言い逃れるにしても、余程の話術若しくは幸運が必要だろう】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 18:58:50.92 ID:troMKMSO
>>548
『そ…それは………コイツは昨日ヤムって奴を殺したんだ』
【慌てたように男は言う】
【なんとか命を助かろうと必死で言いながら】


………邪魔はしないでもらう
【仮面の人物がやっとしゃべる】
【声は男と女かわからない】
【だが男にナイフをつきつけた相手に静かに言う】

【コイツはこっちの獲物だと】

/スイマセン…遅れました
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 19:02:26.46 ID:hFUFQESO
>>547

っ、ん……。

【薄く目を開き、微かな唸り声を上げて身動ぐ朔夜】
【知らない、染み一つ無い真白の天井と、病院特有の何処か停滞したような空気】
【薬の匂いを僅か漂わす其れと、混ざり合い肌を撫ぜる、等量の冷たい外気】
【数秒、記憶を反芻して――――ようやっと状況を認識したか。彼女は起き上がる事も無く、首肯すると】

――――ああ、お蔭様で何とか。悪いな。
然し……毎度毎度、厭な空気。

【動かない右腕に繋がれた、点滴のチューブ。親の仇でも見るような目付きで、一瞥を呉れて】
【くるり、首から上だけを武美へと向き直らせる。事前に表情を和らげるのも忘れずに】
【次いで、皮肉っぽい笑みを浮かべてそう語散れば、軽く肩を竦めて溜息を漏らした】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 19:15:38.86 ID:S3swMK2o
【商店街】

何度見ても雨は雨ねえ・・・・どうしようかしら

【花飾りが栄える灰色の帽子を被って薄紫のクラシカルドレスを着込み】
【白い日傘を腰に下げ、垂れた目元がやんわりとした印象を与える】
【そんな金髪の女性がパンの入った袋を片手に店の前で佇んでいる】

【状況から察するに雨宿り中のようだが――――】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 19:22:11.49 ID:PQvZZUSO
>>549
【事情を聞いた青年は、にたぁっと、不気味な笑いを大きくして】

ふうん……確かに悪だ。

【マシェットナイフを引っ込め、ゆっくりと仮面の人物に向き直り】
【相変わらず、不気味な微笑を浮かべたまま、そちらへと歩み寄る】

何故殺したなんて、野暮な事は聞かないさ…………で……君……本当に殺したのかな?

【左手で、黒のテンガロンハットをくるん、と回転させて見せて】
【僅かながら魔翌力をマシェットナイフに込めつつも、表情は微笑のまま】

【返答次第では、仮面の人物に攻撃を仕掛ける気なのは明確だ】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 19:30:34.56 ID:troMKMSO
>>552
…………
【頷き、ナイフを構える】
【そして】

……お前はまだ《怨まれて》ない
[ピーーー]気はない……失せろ
【静かに言う】

【この発言などからしてこの人物は殺し屋だとわかるはず】

『(よ…よし。コイツがこのイカレタ奴を相手してる間俺は逃げて……奴隷市場にいる商品達を運べば…)』
【男はその場から逃げようとする】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 19:30:44.32 ID:LRKORf.0
>>550

【武美は自分の心身の維持と、朔夜が起きた時に少しでも清涼な空気を吸えるようにと、窓は閉めなかった】
【とはいえ、弱い風が吹き込むだけでは、病室を占有する不要なまでに穏やかでない空気を喰い潰せない】
【黒塗りされたキャンバスのような其れ―――『三年前』、武美が感じたモノと、似ていた】

気にしないでくれ、お節介は最早癖でねぇ。
最寄りと言っても良い場所で倒れてんの、ほっとける性質じゃねぇのさっ。

……ああ、全く以って、その通りだよ。

【表情を和らげるだけの余裕『は』有るのか、無心の気遣いなのか、武美には分からない】
【だが、此れ以上辛気臭さを加味しては、病室の中で気が狂ってしまう】
【徹底した、力強い笑みを咲かして、言葉をかけた】

【―――今になって脳裏を過るは、自分の眼の前でブザーを鳴らし、グラフを平坦とした、ある男女の心電図】
【喜びと、再現された寂しさ。両方を確かに孕みながらも、彼女は軽い声を病室に撒いた】

何かしら、気が晴れるモノでも持ってくれば良かったかねぇ。
如何言うのが好みだか、ちょいと……把握、しきれなかった。

【精々彼女が持っているモノで、何かしら“起こせる”のは、公害に成りかねない背部のブブゼラのみである】
【そして、治癒魔法の扱いも彼女は得手ではなく、間違いなく医者以上の働きは不能―――溜息を溶かして、詫びを入れた】

【病室特有の『丸い椅子』―――此処では桃色のカバーを被った其れの上に無造作に置かれたリュックの『中身』の話題は、未だ出さない】
【確かに、全てを回収することに成功していた訳だが、この状況で戦いの話を切り出すのも、憚られたのだ】
【彼女は所謂『学問だけはできるバカ』だが、不器用で強気ながらに思いやりは強いタイプ】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 19:38:13.41 ID:PQvZZUSO
>>553
【苦笑、ただ、苦笑】
【「怨まれていない」……有り得ない。自分は正義だ。それ故に怨まれる事も多いのだ】

……怨まれてない、ね。君……一流のコメディアン若しくは皮肉屋になれるんじゃないの?

【全く的外れだ、そんな事を思いながら、二人に背を向けて】
【もし引き止められなければ、そのまま去ってしまおうとする】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 19:45:19.02 ID:troMKMSO
>>555
……正確にはお前を[ピーーー]依頼が来てないだけだ…
【そう言った瞬間男の足に向かい投げナイフを投げ】

『ぎゃあ!』
【男は倒れ】

………生憎…コメディアンになる気はない
……依頼が来ない事を祈るんだな……
【仮面の人物は相手がさるのを止めるつもりはないが】

『た……頼む!!俺を助けてくれ!!金はいくらでも出す!!!』
【男が必死で叫び相手を呼び止めようとする】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 19:56:57.71 ID:ODaFnPoo
【金の国/エルポタの森】

【国を隔てるライン上に悠然と存在する森】
【天然の城砦として名高いこの地は、幾つかの舗装路を見失った者には容赦なく襲い掛かる】

【よく手入れされた赤髪を後ろに束ねて】
【宵闇色のローブに身を包む青年】

【彼が立っているのは、確かに踏み固められた道ではあったが―獣道の上だ】
【細く高い木々が林立しているが、それでなくとも光など当に失われている】
【予告無き曲がり道の連続、気付けなければ転落あるのみ】

【右手に持っているのは、二匹の蛇が絡まり頭に小さな翼の飾られた杖】
【しかし杖で前方を確認する様子は見せない 当然のように暗闇を闊歩していく】

【赤みを帯びた琥珀色】
【人らしからぬ色彩を持つ眼球が、ぐるり】
【そーっと舐め回されて、闇が蒼然とした】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 19:57:00.83 ID:To3Zyooo
【聖都:路地裏】

……ぅ、うー……

此処、は……此処は?

【血の臭いと喧騒の痕跡は有りながらも、「本物の」臭いは薄い場所】
【慣れた者には表より安全かも知れない程度に危険なその場所で】
【一人の少女が、頭から血を流してうつ伏せになっている】

…………何で、こんな場所―――ああ、そうかあの眼鏡……

……ヤベぇ、か…………?

【膝までの白髪は血がこびり付いて、手櫛が通らない程に赤く固まって】
【ズボンの左大腿部は大きく避け、其処からやや深めの傷口が見えている】
【羽織った袖無しジャケットには、≪死獸弌≫の印】

【両手をポケットに入れたまま、少女は如何にか立ち上がろうともがき始める】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:07:13.63 ID:PQvZZUSO
>>556
……そうかい。

【そう呟いて】
【男の方を一瞬、ほんの一瞬だけ見て】
【身の毛もよだつような笑いを見せ、そのままどこかへと歩き去った】

/乙でしたー
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:11:35.63 ID:hFUFQESO
>>554
【深夜の病院。昼こそ人の流れも多く、正常且つ清浄な空気を振り撒いては居たが】
【今となっては流れを失い、光を失い、自然、空気は暗く澱んで。嫌が応でも、内に孕んだ死≠ニいう避け得ぬ事象を想起させる】
【どんなに明るい色で塗り固めても、墓所は墓所。其れと同じく、どんなに綺麗に洗浄しようと、残滓は隠しようも無い】

諒解、そうさせて貰うよ――――其れじゃ、有り難う≠チて言い換えた方が正しいかな?

何と言うか。ふと寄り掛かった壁の中に、死人が塗り込められてるようなモンかな。
――――酷く。そう……薄気味が悪い。

【寧ろ、直接では無く、間接的だからこそ――――。】
【荒涼とした路地裏に親しみ、殺人を生業とする彼女すらも、そう思うのだろうか】
【いや。或いは、死に寄り添う、不自然で、病的なまでの清潔さに対する】
【リアル≠ネ死を幾度と目にした彼女だからこその、反射的な嫌悪なのかも知れない】
【言葉に反して、割と軽い語調で彼女は言うも。雑談は、単に間を持たすだけの効果しか生まなかった】
【静寂の帳を破れるだけの何か=\―――そう。例えば闖入者でも有れば、重い雰囲気は多少なりと晴れるのだろうが】

いや、構わない。こうして話してるだけで、余っ程気が楽になるよ。独りだと何と言うか、滅入る。

【どうやら、気遣いのセンは無い。口数が多く表情も和らいでいるのは、純粋に武美が此処に居る事を喜んでの物らしく】
【涼しげな表情からも、出来損ないのネック・スプリングのようにして勢いよく上体を起こす様子からも、特に無理は感じられなかった】
//因みに言い忘れておりましたが、某ウイングゼロカスタム様の乱入もバリバリおっけーですのぜ
//入れるように「窓開けて云々」って描写したのに、肝心の返答忘れる俺アホス
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:15:38.02 ID:troMKMSO
>>559
『い……いやだぁぁぁあ!!!俺はまだ死にたくn……』
【ザシュッ】
……
【仮面の人物がナイフで男の首を切り裂き】

……くえない狂人だな…
【仮面の人物は何事もないようにその場を去った】

【そして時間はたち】

【近くの公衆トイレ】
……ふぅ
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が何事もないように出て来た】

さて…ネタを探さないと
【そして夜の街を歩いていった】

/乙でしたー
/うまく絡みできなくスイマセンでした…
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:31:07.66 ID:S3swMK2o
>>558
/まだいらっしゃいますでしょうかー?
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:32:48.10 ID:xu1A/cDO
【森林】

……………………
【学生服に学生帽を被って下駄を履いた黒髪ショートカット、マフラーを巻いて眼鏡をかけ、顔に『厄』と描かれた紙を貼ってエレキギターを背負った青年】
【が、静かに森が開けた地点に佇んでいる】

……………………
(…持てる鬼の力を取り込み、自分自身が鬼と成る禁術……)
(…全ての遣いから了承は得た…後は…)
…使うべき時が来る、その時だ
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:34:36.00 ID:To3Zyooo
>>562
\ここにいるぞ!/
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:38:37.91 ID:S3swMK2o
>>558>>564

【フワリと、周囲の血臭に香ばしい匂いが仄かに混じり】

(知らない場所、って事はやっぱりアレかしら)
(・・・また道に迷っちゃったのかしら)

困ったわねえ・・・・・、・・・あら?

【静かな――女性の足音が前方から近づいてくる】
【詳しい容姿等は>>551を参照のこと】

【尚匂いの元は言うまでもなく、その手に抱えられたパンであろう】

/ならば突撃翌有るのみッ
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 20:40:43.30 ID:LRKORf.0
>>560

病院は、悪い見方をすれば死体を24時間凍らしとくトコ、葬儀屋のクライアントだと想ってるんさ。
だから如何にも好きに成れないねぇ………………。

あッ、後。風邪とかぁ移されるしなぁ!

【『やってしまった』―――相手の言葉も確かに昏いモノだったが、武美の返答も『不味い』】
【わざわざ、病院が一種の短期カタコンベであり、彼岸への休憩所であることを、無意識に協調してしまった】
【永い、沈黙―――“先ずこの場に”於いては、ハッとしたような武美の大声…明らかに、“外にも聞こえる”ソレが、穿つ】

そりゃあ有り難いぜ。全く、咄嗟に話の種を出すのは難しいから…。

【とても、話術に長けた人物では無い―――会話の中で言葉を展開するのは苦手では、無いのだが】
【こんな時に、そして“雲の上”染みた強さを感じた相手に、どんな話題を切り出していいかが、判らないのだ】
【そんな時分に辟易した声を出して、両手をぶんっ、と払ったその時、朔夜が起き上がる】

……って、大丈夫かよ朔夜。体を痛めるよぉなこたぁ暫く控え……!?

【エキシビションに出場し、機関に立ち向かい、そして今、上体を跳ねさせる―――そんな様子に、一抹の不安を覚えた】
【軍記物語の中の英雄にも見えた朔夜に、自分と同じ『無茶好き』の片鱗を感じて、心配げに声を張り上げる】
【尤も、お互いにその考え方・姿勢を本気で修正する様子が余り視えないのは、暫し置いておくとして】

                     【バサ、バサッ】

『…やれやれ、聴き知った不快な大声を耳に入れられたが故、ヒトの倫理など関係なく、覗きに来た訳で御座いますが。』
『此処まで来ると、其れなりに愉快に思える声も聴こえてくるモノですね?』

【武美が唐突に言葉を止めたのは―――矢張り、『聞き知った』羽音……只の鳥のモノにしては、強すぎるソレを感じたからだ】
【徐々に―――と言うには迅すぎるペースで近づいてくる『ヤツ』の発する音に、やがて穏やかで辛辣な声が混ざって】

【人間のカタチなら、“サイズ的には”簡単に出入りできるであろう窓の外に、一つの影…色々な意味で、浮いている】
【今宵の武美と同じブレザー制服を身に纏うも幼く、スカートの丈は明らかに短く。足元は朱塗りに一本歯の高下駄】

……相変わらず悪質だなお前。

【雨雲を磨いた彩を持つ髪をポニーテールに纏め、白翼を背負った彼女は、物理的拒絶が無ければ病室に入り込むだろう】
【身構えつつ其れを見る武美の視線は、かなり鋭い―――失礼千万、見舞いの言葉一つ無し、無駄に饒舌な相手、無理はない、が】
【唄う様な抑揚に反し、厭に沈痛な彼女の面持ちを見れば…疑問を抱きつつも、多少は其れを柔和に緩めるコトだろう】

/では、お言葉に甘えて!
/いえいえ、此方の推測力も無かったのです。
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:45:15.24 ID:To3Zyooo
>>565
【バターと小麦の鮮度と質に職人の技術と心意気、竈の火力に店内の室温湿度】
【『美味い』パンを焼くのに、一体どれだけの要素が絡み合い、壁となっているのだろう】
【胃袋を叩き起こして家気を分泌させ、口内に唾液を溢れさせる筈のその匂いは】

……………腹は減ってねえよ

【まさかのスルー対象にされてしまった】
【尤も、少女の状態を見れば、食事などに意識が向かない惨状である事は分かる筈】

【負傷していない右足を使って中腰になり、頭をだらりと下げて立ちくらみを回避して】

……おい、其処の誰か

煙草と火ぃ、持ってないか?

【まだ視線は持ち上げない。声と足音で居る事だけ判別した】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:47:11.32 ID:9eHIHZso
【郊外──廃墟前】

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女がいる】
【第2ボタンまで開けている白いブラウスの上から、襟元に白い線の入っている紺色のベストを着用し】
【スタンダードなこげ茶色のハーフパンツと紺のハイソックス、それに黒いショートブーツを履いている】
【そして右の人差し指には紅い石のついた指輪をはめ、首にはチェーンのついたコインを下げていた】

……新しいお洋服を買うまでは、しばらくこのまま、でしょうか。。

【はぁとため息をつく少女の左頬には、真新しいガーゼが貼り付けてある】
【どこかで怪我でもしたのだろうか?】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:47:46.31 ID:0ULUWvQ0
能力とか決めたらどうすればいいですか
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:50:09.05 ID:7G0igL.o
>>568

よぉ、エル。こんな時間まで鍛錬か?

【後ろから少女に声がかけられる。男の声だ】
【殆ど足音も無く近づいたため、声に驚くかもしれない】

【振り向けば、そこには少女の師が立っていた】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:51:28.52 ID:DW.SuZQo
>>569
/初めてなら一回設定を舞台裏の方の実験場ってところに投下したほうがいいかも!
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:51:32.60 ID:kLwR/xw0
【雷の国/シュナイダー刑務所】

【666号室。そこに一人の青年がいる筈だった】
【しかし、そこの檻は誰もいないと通達が走る】
【いわゆる脱走者だ】

【オリオット=クーパー脱走。いくら機関の襲撃があったとは言え、】
【その様な事は前代未聞。世間にもその報道が広まっていく】

【所変わって、聖都/路地裏】

 フハハハハハハ!ハハハハハ!ハハハ・・・!

【そこには狂気に満ちるも、溢れない笑いとゼブラがあった】
【その笑いは自分さえも偽っているとは知らず】
【雨で濡れた狂人は、自分の存在を現すかの如く只、笑うのだった】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:52:30.57 ID:r6yEyxEo
>>569
此処に、上とかにあるように文章を投下してみるとか、逆に、安価付けて絡みに行ってみるとかかな
質問とかは、此処でしても全然構わないけど、テンプレにある雑談所の「舞台裏の酒場」でする方が良いかも知れないよ!
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:52:40.13 ID:S3swMK2o
>>567

あら、私もさっき一つ食べちゃったからお腹は減っていないわ
ちょっと買いすぎちゃったとは思うのだけれど・・・・

(血、ねえ・・・・・どう見ても重傷者さんかしら)

【「どうしようかしら」等と呟きつつ、その足は止めずに近付いていこうとして】

残念だけれど、私煙草は吸わないから持っていないの
そもそも貴女位の時から煙草なんてダメよー?

【もし抵抗無く近づけるのなら手の触れる場所まで】
【逆の反応があれば適度な位置で立ち止まり、幾らか腰を曲げて相手と目線を合わすだろう】

575 :569 :2010/09/27(月) 20:52:56.99 ID:0ULUWvQ0
>>571
一度そこに投稿して調整し終わったとこです
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 20:54:51.00 ID:9eHIHZso
>>570

ぴっ……!

【本来表の世界でのみ生きるはずだった少女に、彼の気配を察するだけの技能はまだついておらず】
【其れ故当然のことながらびくんと小さく身体を震わせてばっと後ろを振り返り】

──っ、ジ、ジョン様?

【ガーゼの張られた左頬を左手で覆い隠しながら、驚いたような声をあげた】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:55:41.60 ID:ODaFnPoo
>>575
/とりあえず>>1からwikiを一通り見てくるといいかも
/あとは周りの状況を見てみると雰囲気とか分かるんじゃないかな
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:59:52.55 ID:To3Zyooo
>>574
…………煙草無いなら用も無いよ
見世物じゃないんだ、さっさとどっか行っちまえ

……じゃねえと仕事≠ノ移るぞ

【近づいて来る相手に対し、その鼻へ額を打ち込もうと体を伸ばす】
【負傷している所になれなれしく近づいて来る赤の他人、警戒するには十分な要素】
【長い髪が翻り、乾いた血が擦れて、カサリと軽い音を立てた】

【その後、相手が距離を取るのならそのまま。離れないなら、自分から後方に片足跳びで後退して】

煙草がどうのこうのの説教はもう聞き飽きたよ
だったら煙草よりマシな物持って来い、って返すけどな
……ああ、クスリの類は却下。あれはクズしか作らない

【首を降ろしていた事で前方に集まっていた髪を背の方へとやって】
【半分以上赤く染まった顔で、相手を睨みつけるよう身構えた】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:00:04.43 ID:7G0igL.o
>>576

隠すってことは隠さなきゃいけない理由がありそうだな
どうせ背伸びでもして誰かと戦ったな?

【しょうがなさそうな笑みを浮かべて、左頬のガーゼに対し推測を述べる】
【最初の方に、まともな戦闘はある程度避けるようにと、言っていた】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 21:01:01.94 ID:Cf1GitYo
>>519

『────……』

【──異端は、彼女の言葉に対して只の一言も応答しなかった】
【元より“縫われて”塞がれた唇、開く事さえ叶わないのだが】
【その代わりに、口の端がキュウと歪に吊り上げられた】

【──かち、こち、かち、こち】
【廃れたバイオリンの音に、メトロノームの振れる音が混じる】
【それはともすれば、明確なタイムリミットを刻んでいるかのような】


【暫時の、沈黙】


  ──それは、違うわ 


【そして、何処からとも無く声が響いた】
【同時、異端の背後に、巨大な『黒い薔薇』の蕾が地から生えるように姿を現し】
【ゆっくりとその花弁が開かれれば──その中に居たのは、一つの人影】

  無関係でも、他人でも、ないの 
  私の大事な大事な、主様 

【──それは、琥珀色の髪と真紅の瞳を持ち、血の気の薄い肌をした女性──の姿をした、何かであった】
【ゴシック調の黒いコルセットワンピース以外に衣服は纏っていないが、】
【其の手には、身の丈近くもあるような燻銀色の魔杖が握られていた】

【彼女は、開かれた花弁より、そっと宙に舞い上がり──少女の姿を眼下に捉える】
【その表情は、西洋人形のように酷く無機質なもので、眉一つ動いてはいなかった】
【それどころか、声が響いているのにも関わらず、彼女の唇も微動だにしていない】

  でも、そうね。人質としての価値が無いのは、貴女の言う通り 
  だって、解放するつもりもないの。そして、貴女に狩られるつもりも 

【──喩えるならそれは、熟成されたブランデーのような声色】
【向ける視線はただ少女の瞳だけ。じっと、瞬きすらせずに見つめていて】

(…………────)

 ────……おい、何してンだ……
 ……クハハッ、ビビってンなら安心させてやる……“ソイツに俺は殺せない”
 ──そんなのは、欺瞞(フェイク)だ。さっさとやれ……異端狩り
 
【──上空の少年は、一度眼下を見下ろして】
【ひゅう、と怖気がするような冷たい風を受けてから、生唾を飲むと】
【地上の少女に向けて、言葉を投げつけた。──震える奥歯を、じっと噛みながら】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:03:04.24 ID:xO9cfhQo
>>572
どうしましたか?
何か面白いことでも?

【彼の背後から忍び寄るのは】
【濁ったような紺の髪、黒い瞳】
【前をきっちり閉めたビジネススーツに】
【真っ赤に染まる血の色のネクタイをした青年が】

【右手で頭がすっぽり入るような―――】
【――――――両目が真っ赤に染まり】
【他は黒で覆いつくされた特殊マスクを持ち】
【左手では1mほどの黒の十字架】
【その十字架の下には、鋭く備え付けられている刃が】

【何処か、狂気を孕んだかのような笑い顔で】
【ゆっくり近づいてきた】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:05:07.78 ID:9eHIHZso
>>579

あ、あぅ……、も、申し訳ございま、せん。。

【そんな彼の笑みをみて、情けない表情を浮かべるエル】
【叱責されると思ったのだろう】
【しょんぼりと下を俯いて、きゅっと唇をかみ締めた】

【先日──正確には昨日の明け方、ぼろぼろの格好で帰宅したエルをもし彼が目撃していたのならば】
【ガーゼの下には見事なまでの痣が出来ていること】
【そして、焼け焦げた衣服の上からでも分かる火傷が左腕に酷く残っていた事を覚えているかも知れない】
【普段は着ないズボンなどをはいているのも、土曜日に着ていた服が焼けて使い物にならなくなってしまったためであったりする】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:07:48.66 ID:3z9bgpco
【公園】

あ゛ー、調子が戻んねぇ……。

【そんなことを愚痴りながら】
【真っ白なカッターシャツのスソを、黒いスラックスからだらしなくはみ出させ】
【そのクセに紺色のネクタイを律儀にネクタイピンで留めた、二十歳ほどの男が】
【入り口に近いベンチの上に座っている】

どいつもこいつもバケモン揃いだったもんなァ……。

【今は、額にガーゼを当てていて、少しばかり、痛々しさが残る】
【どこか遠い目をして、そう呟いて、自分の左手を顔の前に持ち上げ、開閉する】

もう少し、強くならにゃあならんか……。
やれやれ、肉体労働はガラじゃあないんだが。

【不本意そうにそう言い、『ま、命あっての物種っつーしな』と付け加えて】
【憂鬱そうな溜息をついた】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:09:13.99 ID:7G0igL.o
>>582

ふむ……まぁ生きて帰ったから良しとしよう
今日はもう遅いから帰るぞ

【特に叱責もせず、うちの方角を指差してそう言う】
【どうやら迎えに来たようだ】
【今まで一度もこんなことはなかった】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:10:10.44 ID:S3swMK2o
>>578

貴女のお仕事が何かは知らないけれど、見世物を見に来ている訳じゃないわ
おいしそうなパンを買って帰ろうとしたら迷子になっただけよ?

(うーん・・・なんだか捨て犬ちゃんみだッ・・・ぃ――――)

【失礼な事を考えて気が散っていたか、或いは単にすっとろいのか】
【その鼻に頭突きをモロに受け、パンの袋を抱えながらしゃがみこむ】
【空いた片手でその鼻を押さえはするものの――赤い雫は点々と地に落ちていて】

ぅう・・・・・別にお説教のつもりは無かったのだけれど・・・・

・・・・なら、その傷を直ぐに治す万能薬とかどうかしら?

【ハンカチを取り出して血を拭い、静かに面を上げて相手を見る】
【顔の中心点は打撲の赤い点が有るものの――不思議と、もう出血は無い】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:12:45.31 ID:kLwR/xw0
>>581

【人の気配。暢気にゆっくりと振り返り見据えるその青年】
【顔には痣。これでもかとぼさぼさの髪はどこかこの者を現しているようで】

 ああ、そうとも。今日は素晴らしい日だ


 何せ、"出られた"んだからな

【見せた笑みは、正に狂人】
【少し、試す事にしたと言う】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:15:35.30 ID:9eHIHZso
>>584

──……、ふぇ?

【その言葉を聞き、まさにぽかんとした表情へと】
【彼が廃墟に来たこと自体が珍しく。それだけでも驚くべきことであったのに】
【特に戦闘をするでもなく、ただ迎えに来るためだけにここに彼が来たというのは──】
【失礼ながらエル自身、しばしの間信じられなかったようだが】
【ジョンが指差す方角へ視線を移し、その後またジョンを見遣ってようやく実感が沸いたのだろう】

は、はいっ!

【どこか嬉しそうな笑みを浮かべるとこくんと頷き】
【近くの岩陰に置いてあったポーチを回収しに一旦彼の傍から離れるもすぐに戻ってきた】
【ジョンが移動を始めると、きっとその後ろからとことことついていくことだろう】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:18:33.28 ID:xO9cfhQo
>>586
出られた?
【少し考え込み、俯きながら】
【右手のマスクを頭上に持ってくる】
【もしも、彼が襲ってきたら―――迅速に対処するためであろう】


その服装から察するに―――
あなた?元、囚人ですかね?フハハハ!
【こちらも、返すように首をそのまま後ろに傾け】
【高らかに笑う。故にここに狂人が二人揃ったのである】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:20:08.22 ID:7G0igL.o
>>587

【ジョンはエルの準備が整うのを待ってから家の方角へと歩き出す】
【そして歩きながら、目線だけを瓦礫と化した建築物の陰へ向ける】

【そこにはローブを身に纏った誰かが倒れていた】
【だがジョンはそれを確認すると、また視線を元に戻して何も見なかったように歩き続ける】

【エルが倒れている人物に気づかなかった場合、まずは街まで移動するだろう】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:20:38.19 ID:To3Zyooo
>>585
……なら、さっさとどっか消えるか……
それとも……いや、もう実験台はいらねえのか

(あー……鬱陶しい偽善者が………)

【手を伸ばしても届かない位置へと後退して、負傷した左足は浮かせ気味】
【医療の知識があって、尚且つ路地裏の闇と夜の闇を見透かせるのなら、だが】
【既に左足には治療が施されているのが見える事だろう】
【治療されて、この程度。失った肉を瞬時に再生出来る技術でも無い限り、この怪我を今治すのは無理と言う事だ】
【一方で、頭部は頭蓋が有る為か、皮膚が切れた程度で済んでいる】
【それでもあざなどの様子から、何かに複数回強打したのが見える】
【皮膚を塞ぐだけで治療になるかは、また判断の難しい所だ】

【そして、繰り返しになるが】
【負傷している所に接触してくる「赤の他人」。その言葉を、易々と信じる事は出来ない】
【万能薬と称して何を飲ませる?治療と称して何をするつもりだ?】

……おい、お前……能力者か?

(んじゃ、本業に移るか………)

【不信感を拭えないまま、少女はやや猫背気味の姿勢になる】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:20:51.01 ID:DW.SuZQo
>>580

【向けられる視線は、咽喉元につきつけられた刃が如く、冷たく鋭く、彼女を蝕んで
そっとブランデーは彼女に染み込んで、心へと溶け込んでいく、その白濁に包まれるように――――】

【唇の端をぐっと噛む、彼女――――……彼の言葉を信じるべきか、彼女の言葉を信じるべきか
それはつまり、彼を見捨てるか、否か――――その決断を課されているに同義】


……――――……


【数刻の沈黙は、あまりにも長く感じる――――……掌を火の上に置く数秒は数時間のようにも思え
愛しき人と過ごす数時間は数秒のように思うように、狂おしい程の黒に置かれたその時は、永遠にも感じる】


……気に入らないわね――――……何もかも


【ポツリ、と零れる言葉――――キッと彼女は視線を向ける
紅い紅い紅い、鮮血にも似た、その瞳を、瞬きをせぬ常に在る、その瞳へと】


アンタ≠信じてアイツ≠諦めるのも
アイツ≠信じてアイツ≠諦めるのも――――そんなの願い下げよ


【震える、空気――――……調和の取れた、音≠ェ崩される
どこからか奏でられる快活としたヴァイオリンの旋律、オルガンに、コントラバス――――……まるで、酔ったオーケストラが如く
各々が、自由気ままに奏でる不協和音は、タイムリミットを壊すように、猛々しく暴れる】


私は、私を信じて、アイツ≠助けるのよ!!
――――Judas Priest=I!


【彼女の髪の毛が再び吹き荒れ――――まるで、一つの巨大な蔓のように、絡み合い
――――異形の奥に在る彼女を、縛りつけようと、襲い掛かる――――軌道は単調であるが、速度はかなり速い】

【しかしながら――――……そんなことをしては、宙空に在る彼の命の保証が無くなる――――……!!】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:25:02.84 ID:/bAFNqo0
【街中】

【真っ白な短髪に暗い黄色の瞳】
【そしてその髪に負けないほどの白さ――純白のローブに身を包み、首からは十字架の形をしたネックレスをさげた青年】
【彼が人ごみに混じって歩いており】
【やはりというか………全身真っ白のため明らかに周りからすれば浮いている】

さて、そろそろ晩飯でも買うとするか〜

【大きな声で独りごと】
【その内容から察するに、遅めの夕食を取ろうとしているようだ】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:25:19.81 ID:9eHIHZso
>>589

──……?

あ、あの、今の方は──?

【ジョンの視線につられ、エルもまた瓦礫の方をちらりと見て】
【矢張りと言うか、その倒れているローブの人物の存在に気づいてしまう】
【だがジョンがなにも知らないような素振りで先に進むのを疑問に思い】
【首を傾げながらもとことことジョンの後をついていく】

【「見なかったことにする」──それはもしかしたら、あの人物は春に彼を襲ってきた者達の仲間なのだろうか?】
【そんな考えが、彼女の脳裏をよぎる】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:29:07.06 ID:7G0igL.o
>>593

お前見ながらこそこそしてたから、さっき締め上げた奴だな

【そんなエルの考えを他所に、あっさりとジョンは答えた】
【言い方からして、ジョンが知っている人間では無いようだ】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:29:39.05 ID:S3swMK2o
>>590

(改めて見ると痛そうねえ・・・・・)
(でも致命傷というわけでも無いのだし、軽い“副作用”で済むかしら?)

・・・・・・・実験台?

【言葉の端を聞きつけたか、相手の言葉を反復しつつ考える】
【自らの持つ“万能薬”でならどの程度まで治せるのか】
【もっとも、そもそもそれを与える事ができるかも微妙な状況ではあるが―――】

【偽善と言われれば確かに偽善、とはいえ彼女なりにはマジな行動】
【おっとりとした外見の通りに緩やかな思考を続け】

そうねえ、私の家族は私を含めてみんなそうよ
『万能薬』っていうのも言ってしまえば私の能力なのだけれど・・・・

【対してこちらはしゃがんだまま、流石にもう不用意には近付かない】
【血を拭ったハンカチをしまって相手の質問に答えていく】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:30:12.58 ID:kLwR/xw0
>>588

(こいつも俺と同じ、か)

【昔、一般市民を心配したお人好しがいたという】
【そう。だがそれは昔の事。この者にも関係あると言えば、あるのだが】

 まぁ、そんな所だ
 いや、それ以下かもしれんぞ?

【顔には笑いがないが、】
【少し首を傾げている】
【やはり試しているのか】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:30:34.89 ID:pZKaDsSO
【路地裏】

あぁ、厭な雨だ・・・・
【元々何色の物だったか分からない位に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた人物】
【包帯を巻いていて表情は見えないが独り言のその声質は少女の物だ】

【傘も何も刺さずにこんな所に突っ立って】
【身体中がびしょ濡れである】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:35:58.69 ID:9eHIHZso
>>594

……、ほぇ?

【本日3度目のびっくりであった】
【ローブを着ている知り合いというのは複数人いたが、先ほど倒れていた人物は明らかに彼女の知り合いではなく】
【「自分を見てこそこそしていた人物」の行動理由が皆目検討もつかずにうぅんと困り顔】

わ、私……、なにかしたのでしょう、か。。

【知らぬ人間から見られていた、という不安からか】
【普段より僅かにジョンとの距離を詰めて歩き】
【きっと答えなど返ってこないと内心薄々気づきながらも、ジョンに問いかけた】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:36:49.08 ID:xO9cfhQo
>>596
それ以下かもしれない・・・
貴方もよく、わかっていないのですか?

【ボソリと呟くその瞳】
【その瞳は疑いの目でもあったのである】

まぁ、私も3回ほどはぶち込まれましたからねぇ!
貴方と同胞かもしれませんよ!
【マスクを地面に置き、鼻筋を右手で隠す】

【彼には自分と戦闘する気は無いと感じたのであろうか】
【青年の十字架が、血まみれの鉄パイプへと戻っていく】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:38:44.14 ID:To3Zyooo
>>595
【敵か、味方か。二分して考えるなら、「味方では無い」=「敵」】
【非常に単純な思考で、彼我の立ち位置を脳内で決定、意思に刻む】
【そして耳に入る、肯定の意を孕んだ言葉】

【能力者、なら】

……なら、対象に含まれるな
目が有るんなら、これも見えてんだろ?
この世界で、番号付けて歩いてる奴がどういう人間か、分かってんだろ?

【能力者と敵対し、攻撃し、可能ならば捕縛または殺害】
【機関に敵対する可能性のある能力者を排除して、同調する者は引き入れる】
【至極一般的な職務内容、特筆すべき何も無い様な日常的な光景で】

………背ぇ向けて逃げ出すってんなら見逃してやるけどな
目に入った以上、只じゃ返してやらないよ

【然し、普段なら無差別に能力者を襲撃する事も無い】
【弱っていて、不機嫌で、そして相手が怪しく見えて】
【攻撃よりは、己の身を守るため。先制して加害の意思を見せる】

【右足でタンと飛び跳ねて、相手の方へ近づく】
【先程相手が入ろうとした、『手の触れる場所』まで、一息に飛び込もうと】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:39:47.01 ID:hFUFQESO
>>566

――――……ああ。成る程、言い得てる。
物の見方が多少なり捻くれてるのは、まあお互い様って事で。

…風邪――?まあ、そりゃあアレは本末転倒だけれど。医者に罹りに来て病気貰うなんて、な。
余談だが、そういったのは小児科辺りが特に顕著って印象が有るかも。

【意外にも彼女、あっさりしている。このテの話には、慣れているのか――話題を繋ぐ程度には】
【だが、武美の気遣いを察してか。其処から先を語ろうとはしない】
【そうして訪れた、一種、気不味い沈黙の後】
【口を開きかけた朔夜は、話題を断ち切らんと発された大声に若干目を丸くしつつ】
【そう返答して、更に一言。「私見だけどね、」と添えた】

判る気がするよ。口は達者じゃないし、かと言って世間話をすれば、立場柄どうしたって重くなる。
いや、困った物だな。ごく普通≠チてのも、存外に難しい。

っつ…………あー、悪い。オレも今気付いた。

【首肯。決して寡黙では無いが――彼女、当たり障りの無い会話、と言うヤツは何とも苦手な性分である】
【有り体に言えば、毒舌。しばしば端的に鋭い言葉を放つが故に、悪意が無いにも関わらず要らぬ勘違いをさせ易い】
【加えて、間違っても容易に親しみの持てそうな物ではない雰囲気。話題に困るのも頷けよう】

【と。窘められ、今更腹部の傷の事を思い出したか――痛みに顔を顰めて、ばつの悪そうな表情】

【――――を、武美へと向けた所で。羽音に気付き、視線を窓の外に遣る】

……ああ、いつぞやの。ひょっとしなくても、知り合い――――?

【怪訝そうに目を細め、然れども表情に刺は無く。恐らくは知人同士であろう二人を、緩く首を傾けて眺める】
【物理的な拒絶は勿論、心理的な其れも、彼女は抱いておらず。ともすれば地雷≠竄熬mれない問いを、好奇心の赴くまま、敢えて放った】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:44:21.09 ID:7G0igL.o
>>598

……さぁな。お前の行動を全部見てるわけじゃないから、俺には分からん
だが、気をつけた方がいい

【忠告をしつつ、そのまま街へと進んでいく】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 21:45:41.69 ID:Cf1GitYo
>>591

  ────………… 

【──ぎ】
【吹き荒れた紅蓮は、容易く彼女の身体を縛り上げた】
【だと言うのに、彼女は呻き声一つ漏らさず、無機な貌でただ虚空を見つめていて】

  ──そう。良かったわね、主様 
  助けてくれるらしいの。 何の価値もない、貴方を

 …………──

【尚も、夜気に響く声は、発酵した林檎のような濁った深みを湛えていた】
【──つ、と。その口端から黒い血が一筋滲んでも、言葉は止まない】

  ──良い力ね。“貰う”わ、貴女も 
  この世の魔術も、能力も、全て── 

  ──私が、次の<Goetia>になるの 

  ──だから、さようなら。名も亡き主様 

【瞬間】

【──ふっ】
【彼を支えていた何かが、消えた】


 ……それで、良い


【ごおおお──と、あらゆる音は、空気の摩擦音で掻き消える】
【その身体が、重力によって抗いようも無く引っ張られていく】
【脳が認識する一フレーム毎に、地表が飛ぶように迫り来る】

 (──……嗚呼、)
 (……人間に狩りを作る位なら、これも上等か……)

【その間、何も出来ない彼は──苦し紛れに一つ、口の端を歪めただけだった】
【彼の身体は重力に従い落ちていく──それを見送るも如何するも彼女次第だが──果たして──】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:48:16.65 ID:S3swMK2o
>>600

【少女のやや苛烈な言葉、それに対して女性はカクンと首を傾げる】
【まさしく「疑問」をジャスチャーだが―――】

・・・ええと、悪いのだけれど分からないわね
この時代に来たのはほんの少し前なのだけれど・・・

・・・・・今はそういう服が流行りなのかしら?

【少なくとも嘘を吐いて、惚けている様子は一切無い】
【その姿が狸に映るか愚者に映るかは少女次第】
【とはいえ、女性からすれば先程の行為同様本気の会話で】

(もしかすると、何か悪い事でもしちゃったかしら・・・?)
(何にしてもあまり良い雰囲気じゃ―――ッ!)

【体勢はしゃがみから直立へ、と、言っても服装が服装である】
【大して後退するでもなく近距離――手の触れる距離まで飛び込まれる】

【が、咄嗟に“何か”したらしく、その右手には植物の“種”が握られていて】
【少女が魔翌力を扱えるのならそこから微かな明るい魔翌力を感じるだろう】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:49:15.03 ID:kLwR/xw0
>>600

 世間の連中に聞けば、一発さ

【その言葉は、自身が只の囚人とする事に否を示す内容だった】
【目的の一つは完了した。その自信故でもあったのだが、それを口に出す気配はない】

 あんたが俺と同胞なら、道は外さんように忠告しておこう

【左手で少し後ろ髪をかき毟り】
【不気味に体が揺れる】
【目の前で、不思議な物が変化した】

 それは何だ?

【ポツンと。右手で指さし質問してみる】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/27(月) 21:49:53.93 ID:cKufQQg0
【路地裏】

【全身黒いコートに黒いズボン、腰まで届く長く黒い髪】
【血のように赤く、限りない冷徹さを醸し出している瞳】
【その左右の腰には剣が一本ずつ、外見25、6歳その背丈は186cmほどの男が】

・・・質の悪い血だ・・・だが、それでも普通の食物と比べれば遥かに美味
出来る事ならば・・・もっと質の良い血を・・・

【辺りには剣で切り刻まれた死体やら首に噛み跡の残る死体がたくさん棄てられている場所に喜悦を感じさせる表情で立っている】
【鞘からも血が滴っている、恐らくはこの男が成したのか、この惨状は】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:50:05.19 ID:9eHIHZso
>>602

……、分かりました、わ。。
ありがとう、ございました……。

【「見られている」「見張られている」「誰に」──「分からない」】
【正体不明の視線と、彼からの忠告】
【その二つのせいで、今まで驚きや困惑の中にあった、「ジョンが傍にいる」という嬉しさの色が薄れ】
【得体の知れぬ緊張がうっすらと、だが確実に彼女の心に色を付けていく】

【しかしその不安をジョンへ伝える事はせず】
【彼女もまた、彼の後をついて街へと向かうのであった】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:54:28.94 ID:7G0igL.o
>>607
【街中】

どうせ飯食ってねぇだろ。何が食いたい?

【晩御飯のお誘いが】
【これ自体は共に行動することが少ないので珍しいかは分からない】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:55:16.59 ID:Mm3LmMDO
>>538

………――――っ

【ふと告げられた『本音』に、意表を突かれて―――頬が朱色に染まった】

【本来の戦闘スタイルを変えてまて、彼女は―――】
【その想いが確かに真正面から伝えられて、何処となく気恥ずかしくなる。それと同時、その言葉が言い様のないくらい嬉しくて】


ぼ、僕は……僕だって、これからも寂しくなったらリーズに逢いに行くもん……リーズが嫌だって言っても、聞いてあげない。絶対ゼッタイ逢いに行くから―――

【その言葉は―――潮騒の音と共に秋の空気へと溶けていく】

【許される限り、リーズと一緒の時間を共有したいと願う】
【出逢ってから8ヶ月―――それでもまだまだ知らないことがたくさんある気がする】
【彼女の全てを知ろうにも、全然時間が足りないんだ―――365日しかない1年、24時間しかない1日、この夜も。あと数時間で明けてしまうだろう】
【こんなに『大好き』なのに―――彼女のことをもっともっと好きになりたいと願い続けているのだ】
【その"欲張り"の為には、どうしても時間が足りないから。少しでも長い時間、彼女の傍で寄り添っていたい―――】

【そんなアリエルの想いが―――胸の内側を強く響かせていくのだった】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 21:55:16.69 ID:kLwR/xw0
>>605
/安価違いです。
/正しくは>>599でした。申し訳ない
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:55:39.34 ID:xO9cfhQo
>>605
まぁ、これでも小さい子守って
正義をつらぬこうとはしている訳ですよ

【ぼさぼさと右手で気だるそうに頭を掻く】
【彼の台詞は本当のようである故に、少しばかり強く言った】

こいつは・・・血まみれの十字架――
――俺の能力兼、武器とでもいっときましょうか・・・
【鉄パイプを右手で、コンコンと叩きながら答える】
【もし、十字架にしろと言えば、する事だろう】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:56:18.24 ID:xO9cfhQo
>>610
/こちらの方は大丈夫です。
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:57:11.61 ID:To3Zyooo
>>604
(この時代………?)

【「この世界」、なら何度も聞いた事が有る。聞き覚えのある言葉だが】
【「この時代」。こういう表現は、殆ど聞いた覚えが無い】
【世界観の偶発的な移動事故は多々見られるが、時代の移動など殆ど聞かない話だ】
【もしあったとして、精々が―――】

(―――同じ=Aかよ)

【間合い、攻撃が十分に可能な距離】
【然し、此処で平凡な先手を取れば、後手でも潰され得るのは自分が重々承知】
【一つと一つでダメージを交換し合えば、負傷が多い自分が不利なのは道理】

(………なら、これだろな)

【着地した右足を軸に、少女は突然相手に背を向けた。回転動作で髪が靡き、相手の右頬へ向かって行く】
【一本一本長く細く、然し血で固まって少しばかり重い。そんな白髪が、相手の右から左へ通過して行こうとする】
【視界を遮られるのと、精々擽ったいですむ様な行動。攻撃とは見え辛いが】

【髪一本一本が通過した空間が、赤く発光した】
【無数の細い線状の光は、集まって擦りガラスの様な赤さを空中に浮かばせている】

カノッサ機関、も知らない?
はっ………どれだけのんびり生きてればそんな事が出来るんだろうな

【その動作を終えた少女は、相手に背を向けたまま】
【ふらりと急に崩れ落ちる様な動作で、その場に腰を下ろそうとする】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 21:59:31.67 ID:DW.SuZQo
>>603

【殆ど何の反応も示さない彼女に、少々の戸惑いを感じている心――――それを代弁するように
血とともに、ほっぺたからずり落ちる――――汗、しかして、あまり、立ち止まってもいられない】


っ――――……!!


【上空から落ちる、彼――――咄嗟に脳裏に過ぎる命令――――受け止める
彼女は第一に、その命令に従い行動しようと、目の前の彼女に結びつけた蔓≠解き
髪の毛を足元に垂らす形で、彼の墜落を待とうとした――――……しかし】

【先述されたように、彼の高さは数十mにも及ぶ、即ち、彼女の能力で支えきれる、自信も無い
彼女はそれを瞬時に理解したのか、一歩前に出て、着地地点から、離れた=z


まったく……手間をかけさせないでよね――――……ホント、面倒なんだから
Judas Priest=\―――


【再び生まれる音=\―――恐らくは墜落地点であろう箇所の地面≠ニ彼女がとん、と触れた
路地裏の壁から、それぞれ、ヴァイオリンとピアノの旋律が――――響きだす】


それに、アイツの言葉の通りに言葉が進むなんてぜーったいに嫌なんだから
さようなら≠覆さないと、ね

――――Radiohead


【彼が、もし、そのまま地面に――――そう、ヴァイオリンの音が響く、その地点へと、落ちた場合
ぽちゃん、とまるで水面に沈むように、彼の身体は、地面へと沈み、そして――――その勢いのまま、路地裏の壁
言うまでも無く、ピアノの旋律が響く地点から、転がり落ちることだろう】

【否――――その勢いのまま、と言っては語弊が生じる、恐らく彼女の能力は瞬間移動≠ノ近い
まるで通り穴でも通したように、地面から壁への移動、そのまま着地するよりかは、勢いは弱まっている――――はず】

【彼女は先刻地面に垂らした髪の毛を、再び――――動かし、まるで巨大な人の掌のような形を
――――それぞれ、右手、左手と一対作り、転がり落ちてくるであろう彼をキャッチしようと為す】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:03:19.76 ID:pZKaDsSO
【路地裏】

あぁ、厭な雨だ・・・・全く
【元々何色の物だったか分からない位に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた人物】
【包帯を巻いていて表情は見えないが独り言のその声質は少女の物だ】

【傘も何も刺さずにこんな所に突っ立って】
【身体中がびしょ濡れである】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:04:17.57 ID:9eHIHZso
>>608

……、!!

【普段一人で歩く、廃墟から街への帰り道】
【その道を彼と2人で歩けただけでも、エルにとっては幸せだった】
【彼といる時だけは、抱いている好意を出さないよう努力をしている彼女ではあったが】
【そんな彼女でも、この道中は小さく嬉しそうに微笑んでいた】
【一緒に道を歩くだけでこの反応なのだ──その誘いを蹴るわけもなく】
【ぱぁっと満面の笑みを浮かべて目をきらきらと輝かせる】
【──彼女の名誉のために言っておくが、これは決して彼女の食い意地がはっているというわけではなく】
【純粋に。ただ純粋にジョンと食事が出来る事が嬉しかっただけである】

あ、あぅ……、えっと、えっと、、

【しかし、突然そう言われてぱっと食べたい物が出てくるわけもなく】
【口元に人差し指をそっとあててうぅんと首を僅かに傾げた】
【そして結局、「ジョン様にお任せいたしますわ」という比較的ありふれた答えを返す】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:07:04.96 ID:7G0igL.o
>>616

(何でこんな嬉しそうなんだ……?)

【そんなエルの心中をジョンが知るわけもなく】
【ぶっちゃけると不気味なまでに嬉しそうなエルに対し、怪訝な表情をしたりしていた】
【ジョンにとってはどうしてなのか予測する、という選択肢が無いレベルで分からない状態】
【頭上にクエスチョンマークが出るばかりだ】

任せるは禁止
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:08:15.36 ID:LRKORf.0
>>601

【武美は朔夜に対して不快感は感じていない、寧ろ『憧れ』の一歩手前、或いは多少逸れて進んだ感情すら持っている】
【然して―――「よく、判らない」…。交わされるのは、言葉のキャッチ・ボールと言うよりは、言葉の二人バレーボール】
【相手の方向にカッチリと向かう其れを割り出すまでに、調整的なポンピングが混ざってしまう】

【尤も、今日この日に関しては、拭いきれぬ雰囲気の重厚さも大いに関係有ろうが―――此処からは、雨彦の登場後の話】

「残念ながら、な…。本当に申し訳ないと想ってるぜ……。」
『全く、あの日はあそこからが『本番』だったと云うのに、この空気詠み人知らずなるお嬢様が、ワタクシを呼ぶモノですから。』
『とはいえ、火急で帰らねばならなかった事情は、無道からコールが入ったからでは無いのですが…それは、置いておきましょうか。』

【呟きではあるが、あの夜は確かに、雨彦は武美の名前を薄ぼんやりと読み上げていた】
【だが、相変わらずの“敵対的な”口ぶり―――彼女は、確かに混ぜずには居られない皮肉や、無視せずには居られない“大事”を持つのだが】
【其れだけにしては、如何にも言葉尻が尖りすぎている。要するに武美の事を『好きでない』のだ】
【そして、武美にとっても同様に、如何にも雨彦と言う天狗と仲良く付き合うことはできない様で、恥じる様子】
【勿論、雨彦は少なくとも表面上は、意に介する様子は一切見せない】

『無道の口から「病室に飛びこむなんてとんでもない!」だの「場所を弁えやがれ」だの、果てには「消えてなくなれ」だの…。』
『かような冗句が紡がれるのは、眼に見えておりますから其れは潰すとして、ワタクシからはこう一言、言わせて頂きます。』

【そして、雨彦は僅かな中断の後に、また淀み無い言葉を紡ぐ―――最後は兎も角、前段中段は、十分に在り得る】
【また挿入される、小さな『溜め』。言い慣れない気恥ずかしい言葉を吐く前の様に、息を吸って…】

『―――“大丈夫ですか?”』

【武美は敢えて忌避した言葉を、流れる様な冷たい言葉の中で、ぽつりとした存在感・違和感を与えて、云った】
【既に部屋の中に立ち、武美と静かにテリトリィを争っていた彼女が、伏し目がちに朔夜を見つめて、云った】

「……其れは寧ろ、お前が言われる言葉だろうにさ。」
「コイツの云う事は気にしないでくれよ朔夜、9割9分はいい加減と悪口とコイツ自身の思想だからねぇ。」

【雨彦に、ぽつりと吐き捨てる様な言葉を、唾の代わりにかけてやると】
【武美は『朔夜と雨彦の関係』の一端を掴みつつも、此の場唯一、但し相対的な常識人として、フォローに入るだろう】
【……ただ、雨彦を睥睨する瞳に映る色合いが、些か“甘く”なったのも、事実。其れに気付くか?】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:08:43.27 ID:Xi5a322o
【水の国・街中】

【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が銀の鎖を引く】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、その首だけは…季節はずれな赤いマフラーを巻いている】

【先を行くのはのは垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードル】

ムク、ここって俺が最初にやってきた水の国あたりかな?

「そうじゃのう、極めて普通の国じゃが中央に大会会場などが合ってとても栄えた所ともいえるのう
せっかくじゃからこの辺りを観光してみたらどうじゃあ?」

【青年が引いているのは…2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱…人一人が入れそうな高級感の溢れる箱】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており】
【そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】
【どこから見ても棺桶だった…そしてそれには銀色の鎖がくっついておりそれを引いて動かしているらしい】

…見た感じは俺のいた世界と本当に変わらないなあ…
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:08:47.73 ID:fftZXgAO
【雷の国:化狐道場】
【来訪者を招く様に開かれた扉の奥】
【静寂が包み込むその中央にて、溶け込むように鎮座する人物が居た】


―――。
【艶やかな黒髪を括らずに背の中程まで伸ばし、真新しい紺の袴と剣道着にその身を包む少女が正座をしたまま瞑想する様に瞼を閉じている】
【その腰に巻いた帯には魔翌力が微弱に宿る純白の木刀と、四尺程ある大太刀『迅雷』を差し、小太刀を後ろ腰に差している】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:09:03.39 ID:S3swMK2o
>>613

【近距離への接近、先程のように頭突きをぶつけられるのか】
【それとも、何処か殴られでもするのかと僅かに身を後方へと逸らし】

ぁ・・・・ん・・・・・・!?

【その予測、結果はどちらでもなくやや重い髪がこちらへ向かう】
【咄嗟に上げられる両の手で顔を防ぐが―――】
【偶然に、手元の種子を手放してしまうのである】

【それは運が良ければ、或いは少女の運が悪ければ髪の合間へと潜り込み】
【静かに発芽を遂げて埋伏せんとする】

・・・ええ、悪いけれど知らないわ
昔から余り外にはでないの・・・ごめんなさいね

【種子を手放した事に気付きもしない女性は赤く発光する空間を視認して】
【不意に腰を下ろす少女に違和感を覚え、カツ、カツと二歩小さく後退する】
【とはいえ無防備なのに変わりは無く、両の手は挙げられたままである】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:12:38.70 ID:kLwR/xw0
>>611
/PCにチェンジ

 能力・・・?
 ほう。やはりこの世界の住人は能力者なのか
 どうりで―――強い訳だわな

【思い出される、決戦。あの時の助言は能力だったという理解が満ちた】
【謎が随分解けた】
【やっと笑みと思える物を見せると――】

 ――正義か。果たして貫けるか?

【自分とはかけ離れた言葉にどこか寂しささえ覚えて】

 フフフ・・・――


 俺は正義など、感じた事は無いな
 正義なんてのはすべて綺麗事で終わる。いや、むしろ英雄なんてのはいないのかもしれん
 正義なんてのを信じるのは、俺のような阿呆のやる事だよ

【顔を俯き、馬鹿馬鹿しく笑った後に放たれるは】
【正義を愚弄するような言葉と茨の道であるという理解であった】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:16:21.20 ID:9eHIHZso
>>617

【若干、というより結構引かれているのにも気がつかずににっこにこ】
【だがきっと彼女は、これでも感情を隠しているつもりであり】
【笑みを浮かべていることには、その本人であるというのにも関わらず全く気づいていない】
【──所謂、無意識の笑みというやつである】

……、ぅ。。

【どうやらエルは、自分で何かを決めるのが苦手なタイプに分類されるらしく】
【「任せるは禁止」と言われて、あんなに浮かべていた笑みが困り顔になってしまう】
【うーん、うーんと悩みながら、彼の発言より早数分】

お……、オムライスが、食べたい、です。。

【出てきた答えは、ちょっぴり子供じみた食べ物であった】
【裏設定では彼女の好物はオムライスではなくオムハヤシ】
【オムライスを敢えて彼女が選択したのは──多分、オムライスの方がお店を探しやすそうという配慮もあるのだろう】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:18:08.96 ID:7G0igL.o
>>623

ん。じゃあそうするか

【要望を聞き、大して迷わず歩き始めた】
【歩き方からして、行き先は決まっているようだ】

【二人は一軒の洋食屋へ】
【……閉店しているが】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:18:37.05 ID:To3Zyooo
>>621
【髪に入りこむ種子。然し、手などで抑えられていないそれは、落下するまでの時間は無限ではない】
【少女が動けば動く程、それが落下してしまうタイミングは早くなる】
【何かアクションを起こすなら、それまでに。機を逃せば、策も成らずに終わるだろう】

【そして、発光した空間。相手が後退する瞬間に変化が起きる】
【細かい線の集合した、擦りガラスの様な面】

【ザン】

【その線の一本一本をなぞる様に、赤い斬撃が走る】
【分散されて威力は低いが、然し数と範囲に長ける。所謂、奇襲の効果を狙ったもので】
【更にもう一つは、視界をその空間に釘付けにし、姿勢を低くした自分への警戒を一瞬でも逸らそうとするもの】

【腰を下ろした少女は、其処から体を丸めて、後方へごろりと転がる】
【そして、頭の頂点が地面に付いた瞬間、首の力に背筋と脚の加速を加え、首倒立の状態になって】
【本来頭が来る筈の位置に持ちあがった右爪先を、相手の右半身へと、重力任せで振り下ろす】


【完全に近接の技術しか持たず、能力も手足か髪の届く範囲までにしか効果は及ばない】
【だが、その間合いに一度入ってしまえば、この通りに攻撃が雨と続く】
【間合いを保つか、防ぐ手段を用意するか。優先しなければならないのはその二点か】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:19:09.52 ID:xO9cfhQo
>>622
能力者であろうとも、力に溺れる訳にはいかねぇんでね
ある程度は自分も鍛えるんですわ
【鉄パイプで右肩をとんとんと叩く】

正義は奇麗事なんて事は
――殺しやってると腐るほどわかりますよ

正義を守るには悪にならないといけないって事もね
俺は自分こそが正義だと信じていますよ・・・・同時に悪だとも

【どこか、寂しさげにふふっと鼻で笑い】
【そのまま力なく項垂れる】

/了解しましたっ!
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:21:13.89 ID:Cf1GitYo
>>614

【すっ──】
【蔦を解かれ、ゆっくりと地上に降り立った彼女】
【ふと苦しげに、その身体を前に屈めたが──】

 ────……

【──瞳の奥で、蕩けた麻薬のような何かが、どろりと渦巻いた】

【一方の少年は──】

 (────嗚呼、死、)

【──迫り来る地表。避けられない死】
【その、筈だ。自分は此処で死ぬ──】

【──心残りが無いといえばウソになる】
【それがぽつんと心に染みを作った瞬間、ぶわっと瞬く間に広がっていく】
【僅かにでも、『死』に恐怖を覚えてしまえば、それは一斉に吹き上がって来る】
【──本心では、怖い。怖い、脳が焼け付くように白い。視界の一切が、消える】

 【そして】

 ────……は?

【地面との衝突──は、しなかった】
【衝突ではなく沈下──彼の身体は吸い込まれるように地面の中へ】
【そしてすぐさま、壁から飛び出してくる少年は──その大きな手に包まれる】

 ……────、……なに、……?

【──何が起こったのか。変な夢でも見ているかのような】
【未だに宙を浮遊しているような、現実と剥離したこの感覚──】

  ──……何故、助けるの 
  放っておけば、良いのに 

  ──其れも、異端≠ネのよ 

【タクトの異形は、その一部始終を目で追うと──すっと一歩下がった】
【奥に控えていた女性がその前に出て、表情の欠落した貌を、僅かにかしげる】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:22:21.07 ID:9eHIHZso
>>624

あぅ……お店、閉まっちゃってますわ、ね。。

【そのままジョンの後をやっぱり嬉しそうにしながらついていくも】
【案内されたお店が閉まっているのを見てしょんぼり】
【これもまた彼女の名誉のために言っておくが】
【決してオムライスが食べれそうにないのを見てしょんぼりしたのではなく】
【ジョンとご飯が食べれそうにないからいかりゃく】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:24:25.93 ID:7G0igL.o
>>628

こんな時間じゃ普通の洋食屋はやってねぇよ

【閉店してるのは知っていたらしく、さも当然のようにドアをノックし始める】

おーい客だぞー、俺だ開けろー!

【ドンドン】
【もう一度言うが閉店している】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:28:15.22 ID:GvbeUz2o
>>609

【口元は、緩やかな孤を描いていて】
【少女自身、意識して作れないような、優しげな笑みが浮かんでいた】
【一度、微かに頷いて】

嫌なんて事は、絶対に無い
……その…

【続く言葉を、気恥ずかしげに言い淀んで――】
【朱に染まる頬に掛けられていた右手の指先は、】
【そっと彼を撫でつつ、引込められた】

…私も、嬉しい、から

【右手を、胸元に当てつつ、はっきりと本音を口にした】

見せたくないタイミングも、あるけど
――それでも、着てくれるなら拒まない、よ

【夜の海よりも遥かに明るい水色は、不安げに揺らいで、伏せられた】
【彼の言葉を、必要以上に肯定して―――、少しだけ表情に影が差した】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:29:19.47 ID:S3swMK2o
>>625

【赤き斬撃、それは空間のみでなく女性の肉体にも線を引く】
【顔を守るための両腕を数多くのそれで、また胴も幾らか傷を作り】
【薄紫のドレスは所々赤い布切れと化していて】

(痛、い・・・・かしら・・・、・・・・・でも―――!)

【腕の隙間から見えるのは次の攻撃】
【避ける事は自分の鈍さでは難しい―――ならば、逆に】
【こちらへと迫るつま先の攻撃を両手で受け止めようと試みる】
【力は無いため直ぐに押し切られるだろうが、“触る”事ができれば十分】

【もし触れたのなら、少女の体に何かの“エネルギー”が走るだろう】
【それは髪に絡まる種子を刺激し、通常ありえない発育を促すもの】
【成功すれば種子は蔦として急激に成長し、少女の肉体を絡め取ろうとするだろう】

【――が、このエネルギーには回復を促すそれもあるようで】
【少女の肉体に有る傷の数々、それを僅かながら癒す事ともなり得るのである】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:29:43.04 ID:9eHIHZso
>>629

そ、そうですけど……、って、ジョン様!?

【Σ(・□・;)!?】
【閉まっているものは仕方がないので、
 この時間帯でもやっていそうな居酒屋かチェーン店に移動するのだろうと思っていたエルはもうびっくり】
【ジョンを止めようかどうしようかと、もうその段階で迷ってしまって彼の周囲でおろおろするだけである】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:30:17.57 ID:DW.SuZQo
>>627

【彼女は彼を受け止めると――――……まるで、思いっきりたたきつけるように
えいっと、彼を地面へと投げ捨てた、ほんでもって、ばっさりと、掌の部分の髪の毛が抜け落ちる】


――――……まったく、異端≠触っちゃったわ、ああ汚い汚い
こんなことは今回限りにしてよね?私に触れるのも――――そして……

あんなのに捕まるのも


【一歩下がった異形≠ノ向け、呆れた、という言葉の代わりに彼女はため息を一つついて
そっと、髪の毛に触れる彼女、まるでついさっきトリートメントをしたかのように、指に逆らわず、流れていく】


そうみたいね、もう……帰ったら消毒しなきゃ――――ね
その前に、目の前の異端≠狩るだけだけど


【――――側に居る、彼なら気づくだろう、彼女が――――小さく、震えていることに
必死に押し隠していることに、恐怖を、今にも、逃げ出したくなるほど】

【異端≠ネど何人も何十人も、狩った――――しかし、眼前に在る、それは――――そのどれとも違う
桁が違うなどといった言葉では不十分、まさに次元が違う、それに――――怯えている、彼女】

【しかし、それを口には出せない――――表情にも、出すわけにはいかない
今にも逃げ出したくなる心を、ぎゅっと――――ずっと抱いている紙袋を、強く抱きしめることで、耐えている】


――――……さあ、どこからでも、かかってきなさい


【その言葉は、まるで――――辞世の句にも似た、諦めを含んだ、ため息にすぎず
今にも、吐きそうなほど、苦しそうに――――彼女は、在る】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:30:18.29 ID:DJ971Z.o
【公園】

【髪の色は黒く、瞳も同じくして黒い。さらに言うと鋭い目付き】
【白い革手袋を付け。無地で長袖のシャツに、ジーンズを履いた青年】
【特に特徴は無いように見えるが、その頭にはシルクハットをかぶっている】

はっはー!

【そんな彼は何やら、丸められた鋼色のものをぶん投げている】
【鋼色の物体は一定距離を飛ぶと、パタパタと羽ばたきだす、よく見れば鋼色をした雀≠セ】

「ちゅんちゅん!」

【ぶん投げられた雀ちゃんは健気にも、彼の下に戻ってくると】

そぉうれっ!

【再び、手でくるくると丸められてぶん投げられた】
【一見、冷酷かつ残酷、そして残虐な行為なように見えなくもないが、彼の顔は実に楽しそうで、悪意の欠片も感じられない】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:31:26.60 ID:7G0igL.o
>>632

「おいうるせぇぞ。てめぇの目は節穴か! 閉店だっつってんだろ!」

いいから飯食わせろ

【耐えかねたのか、とうとう店主らしき男が出てきてジョンを怒鳴りつけた】
【が、当のジョンはどこ吹く風。平然と食事を要求している】
【何これ】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:31:45.59 ID:kLwR/xw0
>>626

俺とあんたは非常に思考が似ているようだ
 その考えは誇っていい

【だらりと両手を下げると、賛辞を放った】

 俺も、能力と思われる所はあるが
 使えん能力さ――下手をすればそこらの奴でもできる

 しかし――だから俺は、鍛えない事が出来る
 クズ共と。同じ道は歩まん―― そうだ

【自分を否定するその言葉に乗せる思いは何であるのか】
【特に何でも無いのかもしれないが。ああ、と思い出すように最後に締める用に言うと】

 あんたも機関≠竄轤ニか、何か知っている事はあるか?
 一応参考にしたい

【そう言って、右手で鉛筆と紙きれを取り出した】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:34:20.94 ID:9eHIHZso
>>635

ぴっ……!

【その怒鳴り声が怖かったのか、小さく悲鳴をあげてしまうエル】
【元々臆病な性格からか、このような不測の事態にはどうしてもまだまだ弱い】
【そして思わずジョンの後ろへと隠れ、無意識にではあるがちゃっかりと彼の服の裾あたりをぎゅーっと握ろうとしてる】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:35:33.82 ID:7G0igL.o
>>637

「相変わらず無茶苦茶な野郎だな、ったく……」

おい入るぞ

【店主は渋々といった様子で店内へと入り、ジョンも入るべくエルへと声をかける】
【知り合いらしい】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:36:23.60 ID:ubqGqn6o
【水の国 冒険者ギルド<Blue bird>】

くそぅ……結局仕事漬けで海水浴にも行けなかったのだぜ……。
あんな烏賊臭くて色気のないのはノーカウントなのだぜ……ぐぬぬ。

【数々の冒険者達が集い】
【栄光を、お宝を、大金を、スリルを求め夜でも絶えることのない喧騒に包まれたギルド施設内部】
【そのクエスト受付カウンターで、褐色の肌をしてギルドジャケットを羽織った冴えない容姿の男がダレていた】

……ああ、もういいや!
俺は当分仕事が恋人!あと4年で魔法使いでも気にしないのだぜ!
さあさあ、命知らずな冒険者たち!ギルドの扉を潜るがいいのだぜ――!

【しかし数秒後、いきなりガバリと立ち上がると】
【周囲の迷惑も顧みずに騒がしく口を動かし、水を得た魚のように冒険者達に呼びかけ始めた】

【ギルド<Blue bird>……今夜もいつも通りに運営中である】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:37:52.07 ID:HYyJduko
【龍雷神社】

【山奥に停滞する、静謐な空気】
【いわゆる、神気――そこは神を祀る処、神社だ】
【だが、いつも石畳の上にある姿が、今日はいない】

・・・全身が痛いな・・・。
【森林に面した縁側に据わって、鋭い眼光を放つ目を細めている男が一人】
【神主の出で立ちをしたその男は、羊羹を食っていた】
完治はいつになるかな・・・石畳が埃だらけになってしまう。
【ため息をつきつつ、再び羊羹を口に含んだ】

【今日も神社は、参拝客を待つ】
【もちろん、それ以外も】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:39:58.20 ID:9eHIHZso
>>638

は、はい……。。

【こくこくと小さく頷くも、怖いからかその動きはぎこちなく、硬い】
【第一印象というものはこのように、コミュニケーションを取る上では相当大事な物なのだ】
【余程の事がない限り──きっとエルにとって「この洋食屋=怖い」というイメージがついてまわることだろう】
【例えその第一印象を作り出した原因がジョンであったとしても、だ】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:40:07.23 ID:To3Zyooo
>>631
【爪先の押す力は、重力加速度に加えて初動の地面への一蹴り程度】
【格闘家が腕全体で受ける分には踏みとどまれるが、一般人なら些か辛い。非力ならば尚更】
【金属補強された戦闘靴は、それ自体の重さも加えて、相手の両手を痛めつけるだろう】

【振り切られた足は、そのまま地面に降ろされる】
【そして、その足の裏を地面に付けて、後転動作から流れる様に立ち上がった少女】
【髪をバサリとひるがえして振り向き、踏み出す為に右膝を曲げて】
【体重を前方に移すべく、背筋を曲げた】

【ギシリ】

……………あん?

……っ、何だこりゃ………!?

【ポケットに入れたままの両手、両腕を体に縛り付けるように現れた蔦】
【思う様に体重移動を完了出来ず、たたらを一歩踏んでつんのめる】
【胴体には傷が無いからダメージも少ないが、然し蔦は肉にキツく食い込み】

くっ、あ……あ、がっ………

【それと並行して行われる傷の治癒】
【皮膚が切れただけの額、既に血も止まっていた其処の瘡蓋が、自然に体内に吸収される】
【頬骨の上や額、髪で見えないが後頭部の痣が消えて、左大腿の傷も僅かながら肉が埋まって】

【一部は回復、一部はダメージの蓄積】
【プラマイで考えればプラスなのだろうが、何とも奇妙な状況に陥る】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:43:14.20 ID:7G0igL.o
>>641

「注文」

オムライス一つと何か適当なもの

【ぶっきらぼうな店主の質問に、同じくぶっきらぼうに答えるジョン】
【注文してから、奥の方の席に座った】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:44:15.89 ID:xO9cfhQo
>>636
どうやら、同士みたいだな
今日から誇らさせてもらうぜ
【右手で右耳の裏を掻きながら頷く】

自分の考えを遣り通す事は良いことだ・・
しかし、気をつけてくれよ
精神は使いようによっては鋼鉄の剣にもなるが
同時に諸刃の剣にもなるからねぇ

【ふふっと同情するように微笑む】

機関?俺もソレについて聞きたいところだった
あんたはどう思う?
【鉄パイプを左に力いっぱい伸ばす】
【今の青年の顔からは、笑みが消え鋭い眼光だけが目立っていた】

俺は、潰さなきゃいけないと思うんですがね
ミハルや、子供を守るために・・・・

【もし、その名前とポルターガイストの事を覚えていたら】
【この男が誰なのかはある程度、想像がつくかも知れない】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:47:53.96 ID:xO9cfhQo
>>644
/すみません。精神のところを能力に変更でお願いします。
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 22:48:32.20 ID:Cf1GitYo
>>633

 ────み゛ッ、

【何が何だか、脳が状況を整理する前に事は起こっていた】
【べちゃん、と潰れるように放り捨てられ、地面と衝突】
【「あをヲ」等と呻きながら、強打した顔面を押さえながら蹲った】

【一方】

 ──ねえ、貴女。寒いの
 ちゃんと、私を見て。ねえ?=@

【女性が、その手に持った魔杖を、ゆっくりと横に振るうと】
【タクトを持った異形は、月面でそれを行うように大きく跳躍】
【再び女性の前に躍り出て、その口の端を三日月の如くに歪めた】

 ──貴女の名前は何
 ──貴女の還る場所は何処

 ──貴女の全てを、貰うわ

【一歩、また一歩、彼女に向かって歩みを進めていく異形】
【その真紅の隻眼がどろりと孕んだ穢れた意思】
【徐々に空気を蝕んでいく瘴気──】

 『────……』

【異形が、タクトを振り上げ──】

【──、】

【──ぽつり】
【その刻。天より、一滴の雫】
【ぽたり、ぽたり──それは徐々に地を湿らせていく】

 『────、……っ、……──、……ッ、……ィ゛……──』

【──?】
【異形の身体が、突如として小刻みに震え出した】
【攻撃を仕掛ける様子はない、ただがくがくと、その目を見開いて──】

【──隙か?】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:48:42.97 ID:9eHIHZso
>>643

……、、

【 無 言 】
【エルの中に、先ほどの嬉しさなどもう殆ど残っていなかった】
【あるのは店主への恐怖心と、この殺伐空間の居心地の悪さだけである】
【きっとジョンがいなかったらすぐにでもこの場から逃げ出していただろうし】
【そもそもジョンがいなかったら店に寄りつきすらしないのではないだろうか】

【きゅっと自分の服の裾を握り締めながら、ジョンの真向かいにある椅子へと座り】
【──。やっぱり、無言】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:52:20.48 ID:7G0igL.o
>>647

気に入らなかったみたいだな

【先に声をかけたのはジョンだった】
【これだけ黙っていればどうなのかはいくらなんでも分かる】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:52:35.71 ID:S3swMK2o
>>642

【攻撃を受け止めた両腕の骨、折れこそしないが軋みを響かせ】
【恐らくはヒビか、それ以上の怪我――痛みからその両腕は下げ】

(・・・・カノッサ機関、だったかしら?)
(どういうものかは知らないけれど危ない人たちなのかしら)

【そうして緩いながらも今後の展開を考えた矢先に策は成り】

・・・・・少し、痛いかもしれないけれど
貴女はなんだか戦い慣れてるみたいだし、大丈夫でしょう?

(この子は今すぐには動けないけれど、さっきの斬撃があるものね―――)

【グッ、と無いなりの力を振り絞って右拳を握り】
【その手の内に先程と同じような効果を持つ種子を幾つか作り出し】
【更に輪をかけて拘束しようと、先程までよりは素早く間を詰めて】
【少女の胸部に種子と掌を押し付けるようにして触れようとする】

【仮に成功すれば蔦の量は更に増え、傷の治癒も増すだろうか】
【太腿の怪我も完治と行かないまでもかなり良くなる――と、思われる】

【――――あくまで成功すればの話だが】



650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:54:47.48 ID:Xi5a322o
【路地裏】

…なんてこった、もうはぐれた…

【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が頭を抱える】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、その首だけは…季節はずれな赤いマフラーを巻いている】

ムク〜…どこだよ〜
俺この辺り全然知らないんだってばさあ…ああそういえばこの路地裏じゃなかったっけか
俺がここが日本じゃないって知ったのは

【傍に2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱…人一人が入れそうな高級感の溢れる箱】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており】
【そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】
【どこから見ても棺桶だった…そしてそれには銀色の鎖がくっついている】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:55:24.70 ID:JQ2yDFs0
【森林】

【雨の降る中、喪服を着た男がひとり佇む】
・・・ここはどこだ?
さっきまで母の葬式で焼香してたはずなのに・・・

【と、この男、黒川友引は考えていた】

だいたいここはどこなんだ?
何で俺はここにいる?
見たところ森のようだが・・・

/はじめまして!新しく参加させていただきます!
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:55:55.52 ID:DJ971Z.o
>>639

いらっしゃいましたァ──z___ッッ!!

【どかん!と扉を蹴破って中に入ってくる者が】

【髪の色は黒く、瞳も同じくして黒い。さらに言うと鋭い目付き】
【白い革手袋を付け。無地で長袖のシャツに、ジーンズを履いた青年】
【特に特徴は無いように見えるが、その頭にはシルクハットをかぶっている】

【元々の目付きの悪さも有り、その座った瞳はえらく威圧感を醸し出していた】
【とは言っても、冒険者達からすれば、不機嫌な男が来ただけにも見えるかもしれない】

【そして、ズカズカとクエスト受付カウンターに向かって歩いてくる】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:56:10.37 ID:DW.SuZQo
>>646

【彼女は彼女の言葉にビクッとし、怯えたような――――視線を一度交錯し、虚勢を張り上げ
ぐっと唇の端を噛んで、そして震わせ言葉を紡ぐ】


フィリカ・オブリージュ、あいにくと……まだ還るつもりも、差し出すつもりも――――無くってよ?


【――――……この隙を、好機とばかりに、彼女は髪の毛を伸ばし
くるり、と地面に落ちた彼を巻き上げようとしながら――――走り出した入り口≠ヨと】

【それはすなわち――――逃亡、この痛い痛い、針の筵から――――耐えられなくなった、彼女の逃避行
これ以上は、もたない――――から】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 22:58:07.64 ID:9eHIHZso
>>648

え、えぅ……そ、そういうわけ、では。。

【ジョンに声をかけられ、どこかほっとしたように肩の力が抜ける】
【それでもまだまだ緊張している表情ではあったが、席についた直後よりは遥かにマシだ】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:00:41.06 ID:xO9cfhQo
>>651
/今絡めないけど、能力者スレライフ楽しんでね!
/と初めて2ヶ月の赤井の中の人でしたー(リヤカーの人でもある!)
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:01:20.54 ID:7G0igL.o
>>654

表情を見ればそれぐらい分かる

【どことなく淡々とそう答えた】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:01:58.30 ID:7G0igL.o
>>656>>654
//次遅れます
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:02:01.99 ID:kLwR/xw0
>>644

 フフ―― 諸刃となって朽ちようとも
 俺は戦い続ける。何のメリットなど無い筈なんだがな・・・

【死すら恐れないその精神は、能力による物なのか】
【そんな駆け引きが産れると言うのも、悲しい能力なのだが】
【その名を聞くと、バッと頭をあげて】

 ミハル――?そいつは会った事があるな
 そうだ。そうそう。リヤカーになったりりんごくれた少女か。忘れもしない

 となるとあんたが恭平――?
 少しイメージが違うな・・・

【昔の彼なら。此処で生きろや、守れを言った事だろう。だが――】


【今の彼は変わってしまった。その能力によって】

 
 あまり関わらない方が良い。もし関わるなら――
 
 覚悟しておけ。俺は奴らを見た。その実力は・・・強力だ
 引き返すという選択でも誰も咎めはしない。命を投げ出すような事を誰も引き受けたりはしないからな

 そう。俺のような阿呆しかそんな事はしない
 
【何よりも、自分への理解が敵う訳無い敵と断定した】
【同時に、その青年に忠告するかのようにその言葉を放つ】
【それはこれ以上、関わり合わない方が良いという忠告であった】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:02:04.15 ID:zJVWrM20
>>651

…黒服。喪服?

【鮮やかな緑色の髪、そこから二本ピンと出たアホ毛。通称、触角】
【右赤、左緑の虹彩異色症。通称オッドアイ】
【赤の長袖に緑のケープを羽織って、赤と緑のチェックのスカートを履いて】
【赤や緑の小さめのボトルが腰周りに幾つも吊り下げられている少女が】

…雨に当たると服が駄目になる。
――――なら、何故?

【傘を差しながら、男の背後から歩いてきた】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:03:47.38 ID:ubqGqn6o
>>652

お帰りなさいませご主人様ァッ――――!!

【突如として響き渡った破砕音に、しかし怯むこと無く返事(?)をする】
【荒くれ者が多く集う冒険者ギルド、周囲も慣れているのか意外と冷静で】
【変化という変化は、全長7mの薩摩芋を背負ったギルド職員がドアの修理代を明細に書き始めたくらいである】

ご飯にする?お風呂にする?
それとも……ク・エ・ス・ト?――……やっててすんげぇ気持ち悪くなってきたのだぜ。

いらっしゃい旦那、今日はどんなご用事で?

【冴えない容姿の男は、カウンターに肘を突きながら青年の顔をニヤニヤと眺めて問いかける】
【カウンターの前には木造の椅子があり、座りたい場合はそこに着くといいだろう】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:04:43.75 ID:To3Zyooo
>>649
(縄、ロープ……違う、蔦かなにかか………!)
(引きちぎるには………腕は使えない=A片足じゃはぎ取れないっ、……)
(………くそっ、動き辛え)

ぐ、ぁ、あ………このヤロッ………!

【体自体へのダメージもそうだが、それよりも、傷口の感覚から分かる事】
【こいつは、自分を治療している。そして、治療を続行しようとしている】
【こっちが負傷しているとは言え、命を狙われた状態で。自分の身を守る事を考えず】
【嗚呼、こいつは―――】


触るんじゃねえよ


【―――舐めてやがるな】

【詰め寄ってくる相手の挙動、その手の動きだけを見る】
【狙っているのは胸、使う部位は掌。其処までは見えた】
【それ以上の事は見えないが、抱く感情は二つ。「触るな」「甘く見るな」】

【負傷している左足を軸にして、右足を振り上げる】
【軌道は真下から真上、相手の右肘を狙って打ち上げようとする】
【この一撃に成功して腕を逸らせば、掌は喉元に触れて、蔦は上半身と首を固定する様に絡みつく事になる】

【だが、この少女は、素直に治療される事を望んでいない】
【少女の体、特に両腕付近が、青く発光した】
【先程の斬撃の予兆に良く似た光。但し、それが発生した空間は、少女の体と同座標】
【狙いは、もう見えただろうか】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 23:05:38.55 ID:9eHIHZso
>>656

あ、あぅ……申し訳、ございません、わ。。

【その返事を聞き、しょぼんと俯いてしまった】
【しかしエル本人も、ずっとこんなテンションで会話をしていたいわけでもない】
【むしろ本当は、楽しく。可能であれば笑いながら話をしたいのだ】

……、ですが珍しいですわね。ジョン様がお食事に誘ってくださるなんて

【──だから彼女は。ほんのちょっぴり勇気を出し】
【一番最初と比べるとだいぶ見劣りはするものの。小さな小さな微笑みを浮かべ】
【そう、彼に尋ねるのであった】

/うぃ、了解しましたー!
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 23:06:22.54 ID:JQ2yDFs0
>>654
/よろしくお願いします!
>>651
【あいかわらず森林】

クソッ・・・!
ここがどこだか分からない!
この最高な俺が生き残るためにはこの森を抜けるしかない!

【と、ナルシストであるこの男は言い放ち森の中を歩いてみた】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:12:33.36 ID:Cf1GitYo
>>653

 『──ァ゛……、……ッ……んグ……ッ』

【異形の、突如として現れた異変は止まらない】

【──ずちゃ】
【縫われていた筈の唇が“開き”、中から内臓の如くに紅い舌が覗いた】
【人のものとは思えぬ程に歪んだ歯並び、上下顎が震えてカチカチと音を立てる】

 『──ン……ィ……──オ゛……──ッ!』

【満ちていく湿気の中、逃げていく彼らの姿をその目に捉えると、】
【身を低く撓めて、滑るように地を駆け出そうと──した、その時に】

【女性が、その手の魔杖を異形へと向けて、不可視の何かでそれを制止した】

 ──……いいわ。向こうへ行かれると、人が多いもの
 でも、憶えたわ──フィリカ・オブリージュ

 ──良い、名前ね。もっと、欲しくなったわ

【そうして──走っていく彼女達を、女性らはただその場で見送った】
【──その時、誰か女性の姿を見ていれば気付いただろうか】
【その『影』が、姿とは酷く不釣合いな程に長大なものだったことに】


 ──……な、ぅぁッ?
 お前何処行く……ッおい!

【髪に巻き上げられ──そのまま、彼女と共にその場を離れていく少年】
【遠くの異形を一瞥してから、少女の顔へと一度視線をやって】
【そのまま、阻害する事は無く彼女らの脱出は叶うだろう】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 23:13:24.73 ID:JQ2yDFs0
>>659

【この場を立ち去ろうとしたころ少女が後ろから傘をもって追ってきた】

・・・ッ
さっきから誰かに見られている・・・?
いったい誰に・・・?

【足を止めて少女に話しかけてみることにした】

黒川「君は誰なんだ?ここはどこなんだ?」

アーッ、クソッ!聞きたいことが多すぎる!

/風呂はいってきますので離脱します
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:14:59.35 ID:DJ971Z.o
>>660

はい!私もえらく不快な気分になりました!ありがとうございます!!

【やや乱暴気味に椅子に座って、カウンターに肘を付き】
【座った目付き、そしてじわり、と垂れる一滴の汗】

地位も名誉も名声も!愛も人望も無くッッ!!
挙句の果てには家もない!金もない!!

【なんて虚しいんだ……!あまりにも空虚!】
【しかし、この男は、ギルドに愚痴りに来たのだろうか】

───そんな私を満たしてくれる<cmを探しに来ました。
ええ、勿論、当然、選択するのは────クエストです。

【選択と言っても選択肢などあったのだろうか…ということは置いておいて】
【ビシ!と決め気味に青年は、言い放つ】

【名誉、人望、金と言うが、彼は刺激≠求めてやってきたという顔をしている】
【───────つまるところは、すっげぇ、暇そうだったって事だ!退屈していたとも言える】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:15:02.17 ID:xO9cfhQo
>>658
会ったことあるんですか!
美春ちゃんと!ありがとう御座います
伝えときますよ、元気してるって
【鉄パイプを腰元に差込、うんうんと腕組みをする】

いや――
自分は、バック・ストローク
背泳ぎとでも呼んでください 
あの林檎屋のお客様対策室室長です
まぁ、1人なんですけどね

【右手を差し出し笑顔で握手を求める】
【青年がここまで友好的になったのは少ない】
【故に彼のことを信頼に近い、同胞だと思っているのだろう】

確かに、強力で巨大な組織だからな――
命を捨てでも、戦わなくてはいけないのだから
――――二人とも苦労しますね
【ハハッと、軽く笑い】

しかし1人よりは二人だ、同じく悪としてしか生きられないもの
――――ただの同士としても

手を、組まないか?
【単独行動がメインの青年の口から】
【そのような言葉がでるのは何年振りであろうか】
【彼がどのように言っても、青年は関わることだろう】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 23:15:37.25 ID:hFUFQESO
>>618

【言葉を受け止めず、幾度か宙を遊ばせて、また相手へと返して、の繰り返し。何ともぎこちない】
【余分な工程を差し挟む必要が有るのは、付き合いの浅さ故では無く、偏に――――】
【と、閑話休題】


…………うん、成る程。
そも先ず以って何がどう申し訳無いのかとかアレに本番やら何やらが有ったのかとか、そこら辺よく判らないが――。

さておき、用事が有ったのは把握した。二人がその、………悪友?なのも。
あと、窓から病室に忍び込むのはオレもよくやる手だし、別に大丈夫。

【軽妙と呼ぶには、些かに鋭さが過ぎる掛け合い。目を丸くしたまま、朔夜はしばし言葉を失い観察を続け】
【あの夜の事を思い返しつつ、二、三頷き】
【彼女等の関係を言い表し兼ねたのか、地雷≠ご丁寧に幾度と踏ん付けて、止めとばかりにフライングニードロップを叩き込むような】
【何と言うか、酷くすっとぼけた返答。いや――――悪……友、なのか?】

――――――……大丈夫か、か。まあ、社交辞令としては大丈夫です≠ニ返すべきなんだろうが。
所謂大丈夫な状態には、程遠いな――――医者からは、件の漢字四つ≠叩き付けられた。
ヒントを付け足すならば、オレがすっっごく嫌いな言葉。

まあ、こうしてつらつら喋ってる分には問題無いよ。命に別状も無いし、後遺症も無い。
傷痕は残るらしいけど、そうそう見せるもんでもないし、これも同上。
命を賭け金に換えたツケにしちゃ、上等な方さ。

…………ん、諒解。

【兎にも角にも、朔夜は呟かれた言葉にくすくすと喉を震わせ】
【「珍しいモノを見たな」等と心中で零しつつ――初対面から数えて二回目の相手に対しては、大分、いや、かなり失礼な感想だが――】
【雨彦を安心させようとした物かは終ぞ判らないが、柔らかく微笑んだ】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:15:57.78 ID:vqEFh3I0
【雨の降る街角――屋根のついた休憩所】

【顔面に袈裟懸けに大きな傷のある色黒の男が、壁にもたれかかるように佇んでいた】
【……――男の容姿はとんでもなく奇抜だ】
【彼は顎ヒゲを伸ばしているが、なんとそれを三つ編みにしており――左目の下には十字架の刺青】
【高級そうなワイン・レッドのテーラード・ジャケットとスラックスの着こなしっぷりは対したもんだが】
【ジャケットの左腕のところに≪WondeR≫スラックスの左足に≪HunteR≫とデカいロゴ】
【そしてベルトのバックルに≪ExtRemE≫と刻まれている……――台無しである】

人間ってのが生きる上で重要なのは『ワクワクするココロ』さ……
『ワンダーなモノに対するワクワク!』それがあればどんな荒んだアンダー・ワールドだろうが意外となんとかなる……。

だからオレちゃんは今日も気の向くまま『ワンダー』をハンティングさせてもらうワケさ……。

さて……今日はどんなステキな出会いがオレちゃんを迎えてくれるってんだい?

【どこからともなくタバコを取り出し、これまた高そうなジッポで火を付け口に運ぶ】


……国の復興も殆ど完了した……もうそろそろオレちゃんも隠居かね
と、行きたいんだが……どうにもまだ、そうは行かねぇか?

【そして再びそう呟き、視線を落とす先には打ち捨てられた新聞――踊る文字はアルファベット3文字】
【恐らく昨今で最も良く聞かれるであろう3文字――『R』『I』『P』――】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:16:59.52 ID:Mm3LmMDO
>>630

【頬を撫でた指先―――くすぐったいその感触に、瞳が細められた】
【彼女の柔らかい微笑みにつられて、表情が綻ぶ―――どんな時でも、抱え込む暗雲ごと全てを優しく包み込んでくれるような、彼女の笑顔は天上の如く】
【それは彼にとっての何よりの癒しとなって、心を洗い流してくれるのだろう】


(…………―――)

【―――見つめているからこそ、微かな変化も読み取れる】
【その顔に落とされた影―――口にせずとも、なんとなく理由は分かる】

【彼女のいろんな表情が見たいと、そう想い続けているけれど】
【やっぱり好きなのは、明るく淀みの無い、晴れた顔―――暗く沈む彼女の姿は、望んでいない】

【下を向いているのなら、手を取り合って―――大切な人を、この闇夜に溶け込ませたりなんかしないから】


………―――僕も拒まないよ。どんなリーズも、僕にとっては変わらない、リーズの全部を含めて僕にとってのリーズ。大好きな人だから………だから、安心して?

【―――拒絶することなどありはしない。どんな彼女も、在るがままに受け入れる】
【『彼女』に対して疑問を抱くことなど、彼にとっては少しもあり得ないのだろう―――】


………――――――リーズ

【ふと―――名前が優しく呟かれると同時。アリエルの右手が彼女の頬に掛かる美しく靡く髪に伸ばされて】

【唐突に―――吐息が触れ合う距離にまで、彼の顔が目の前に近付いているかもしれない】


/すいません!見落としてました……
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:17:50.35 ID:S3swMK2o
>>661

【多少は素早く―――そういった行動でも、素が鈍い】
【視界の真下から迫り来る打ち上げに気付けるわけも無く】
【何かが外れるような音と共に、その攻撃は確かに成り】

【また同時、喉元へと触れた手元から蔦が伸び、治癒が進む】
【このまま相手が何もしなければいかに良いか――思った矢先】


・・・・・・いーやーよッ


【淡い発光現象、いかに鈍間でも一度斬られれば学ぶもの】
【その光が何なのかは理解できた――が、止める方法など思いつかない】

【そうなってしまえば、きっと身体を動かしたのは馬鹿の意地である】

【最早腕として機能しない右腕に加えて、負傷した左腕を前方に押し出し】
【そのまま体重をも前方へ、半ば突っ込むようにして少女へと迫り】
【“今は”拘束できている相手を押し倒す様にして空間から離そうと試みる】


【おそらく、その行動がどういった結果に繋がるかはわかっているのだろうが】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:19:12.17 ID:f4YBNroo
【公園】

は、ははっ…猫になったと思ったら…
次はショタ化かよ…ははっこりゃ酷い…
なんだよ…これ…

【酷く幼い子供がベンチの上で何かブツブツ呟いている】
【全てを拒絶するような漆黒の髪と目を持っていて】
【身長と比べると明らかに大きな真っ黒のコートを羽織っている】
【顔立ちからすると8歳ほどの子供だ】
【ただし何となく影で見え辛いその顔は相当性別を判断し辛い】
【本当に凄い人が見ればその子供の性別は男で少年だったと言う事も分かるかもしれない】

…はぁ……
なんだよ…これ……

【もしかしたら、その子供が魔翌力で出来た木偶の様な物だと言う事も】
【人によっては分かるのかもしれない】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:19:26.81 ID:DW.SuZQo
>>664

【彼女は、わき目も振らず――――路地裏から出ると、そのまま――――街路樹の側へと奔っていき
そこで、ぺたんと座り込んで、ハァハァ――――と荒い呼吸をする】

【脚をMの字に曲げ、座り込んで、その小さな両手で、ぎゅっと、自身を抱きしめる彼女
脳裏に浮かんでいるのは――――彼女達の、言葉であろうか】


なによ……なんなのよ――――……アレ
あんなの――――……敵うわけないわよ……


【側に、彼が居るにも関わらず――――彼女は零す、心を、言葉を、弱音を――――漏らす
吐き出さないと、潰れてしまいそうで、その重圧に、思い出すだけで、かきむしりたくなる、嫌悪感に
そして同時に、苦しい、辛い――――自身の弱さに、逃げ出してきたのは、それがやっぱり大きくて】

【彼が側に居なければ、その真紅の瞳から、思わず涙を零しそうなほど、彼女は――――弱々しく、あって
チラリ、と彼へと視線を向ける――――……恐怖に怯えたような、視線が交錯すると
ばっと、彼女は俯き加減に視線を逸らし、そして――――立ち上がろうとする】

【抜け落ちるように、髪の毛から色が抜けていく――――赤色から、蒼色へ
顔は分からないが、恐らく、同じ青色の瞳をしているのだろう、とは予想できる】

【何なのよ、とは尋ねない、知っていたとしても、知りたくない――――……そんなおびえが、彼女には在って
どうしようもなく、吐き出せそうも無い、汚泥が、たまっている】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:22:16.85 ID:zJVWrM20
>>665
/とりあえず、前に投下した分にわざわざ続ける必要は無いです。とだけ

【話しかけられてるということは足を止められているのだろうか、こちらも足を止める】

…前者は答える気にはまだならない。後者は森。
とりあえず落ち着くこと。質問を纏めること。

【淡々と、抑揚の無い声で答える】
【無表情であることも重なり、感情を推し量ることは難しいだろう】

…ところで、雨に濡れると服が傷む。なのに傘が無い。何故?

【傘をさしているというのもあるが、少女は一切雨に濡れていない】

/把握しました。ゆっくり入ってらっしゃいまし
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:25:05.94 ID:ubqGqn6o
>>666

はっ!俺には地位と金と家はあるけど
愛と出番と人望と出番と知名度と……主に出番がないのだぜ!
一度黒歴史の海に沈んでみな――この世の地獄が見れるのだぜ……・ククク

【過去に何か在ったのだろうか。メッタメタな台詞を吐き散らしながら男は慟哭する】
【夜のギルドで巻き起こる、独身男の愚痴吐き大会。周囲の人間は白い目を向けていた】

……へぇ、分かりやすくて結構だぜ旦那!そういう事ならギルマスさんにお任せってなもんだ!
最近は物騒なせいか、金やらなんやら即物的な冒険者が増えてねぇ
スリルやら浪漫やらを求めて来る子が減ってたもんだから……ちょいと嬉しいね、俺としちゃ!

【青年の言葉に、男はうれしそうに声を弾ませながらごそごそと机を漁り始める】
【男はクエストにスリルやロマンを求めるタイプなのだろう。言葉通り、笑顔を深めて少々ウキウキとした仕草だ】

【女性職員が、青年の前に麦茶のカップを差し出し置いていく】
【近くには飴や煎餅の入った容器もある。その辺りは自由にとって大丈夫だろう】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:28:28.95 ID:To3Zyooo
>>671
【敵対する相手に善意を向けられて、人はどういう反応をするものなのだろう】
【或いは、感動にむせび泣いて友情を結ぶのかも知れない。断金の交わりを生涯に誓うのかも知れない】
【また或いは、目の前で傷つく相手に心動かされ、手を取らぬまでも足蹴にする事を止めるだろうか】
【誠意は通じる、きっと美談として語られる事だろう】


どうせ使わない腕、暫くくれてやるよ………おらあぁっ!!

【向かって来る相手に対して、ダメージを一切軽減しない正面衝突】
【少女は体を棒きれの様に伸ばしたまま、後方へと倒れて行く】
【一瞬でも踏みとどまる事を目的とした激突体勢、蹴撃専門の格闘家の脚力は並みでは無く】
【それでも片足のハンデと押しつけられた体重。上半身の可動不能と、悪条件はそろっていた】

【ザン】

【少女の両腕が先程まであった位置に、青い斬撃が走った】
【突き飛ばされ、倒れ込んで行く少女。斬撃の端が、両腕をそれぞれ浅く捉える】
【自分の肉ごと蔦の上部を斬り、拘束を幾らか緩め】
【そして、背を打ちつけて地面に伸びた】


【敵対する相手に善意を向けられて、この少女はどういう反応を示すのか】
【素直さは無く、短気で好戦的で、そしてプライドが高い。この少女は、どう反応するか】
【より敵意を募らせ、憎悪を向ける。それがこの少女の答えだった】

【左足のダメージは大分回復して、代わりに刻まれた両腕の傷と、背への打撲】
【喉に何か詰まった様な音と共に、空気を取り込むべく口をぱくぱくとさせる】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:34:06.54 ID:kLwR/xw0
>>667

 ああ。伝えておいてくれ。色々世話になった
 ―― そうか。あんた等は林檎屋をやってたのか?
 だからって訳でもなさそうだがな・・・

【持て成してくれた事。それに感謝の意を込めながら】

 ああ。まったくだ――――果たして止められるか分からん

【刑務所での戦闘を少し思い出す。あんな事が何度も起こるんだろうなと】
【止められるだろうか―― それに否を示す訳でも無いが、この者が止められる可能性は否に近いのかもしれない】

【差し出された右手。見据える狂人――その答えは】

 手を組む・・・か。悪くない――悪くは無い、が。
 すべてを捨てる覚悟はあるか?今の幸せをすべて引っ包めて諦められるか?

 Justiceとか言う、組織に委ねるという選択もあるぞ?

【狂人の左手。それは、そこまで軽率な物でも無い事を悟った】
【たまたま聞いた組織の名を、勧めてみる】
【何も自分に付いて行かなくともという事であろう】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:36:25.37 ID:DJ971Z.o
>>675

は、───はっはっはー!地獄は、───既に見てきた。
だから、私は今!這い上がろうとしているのです!永遠の闇にとらわれぬ様に!

【キリッ。と爽やかに笑いつつも、ギュゥウウウウウウウウウ!!と革手袋の手を握り締める】
【かつてのメインキャラ…、彼は今、栄光を取り戻そうとしているのだッッッ!!】

あ、ども…。

【さっきまでのテンションはなんだったかのような気の抜けた声でお礼を言って】

そう、私は、己の身を削らなければ見られぬ境地を拝みに来たのです!!

毎日、公園でぬくぬくと寝そべっているだけでは辿り着けない世界を!!

【公園で寝そべるのも、真人間には見えない境地が見えてきそうだが】
【ハイテンションで喋っているこの青年には、そんな事はどうでも良かった】

では、お任せします。
そんな顔をするくらいなら、当然───有るんでしょう、お誂え向きが。

【パチン!と左指を鳴らし】
【フフフ…。とギルマスに向かって不敵に笑いながら、右肘をカウンターに乗せながら、ズズズとお茶をすする青年】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:36:59.15 ID:Cf1GitYo
>>673

────……

【少年は、視線が交錯しても何も言わなかった】
【その場に立ったまま服の埃を払いながら、冷え切った汗を拭い】
【──彼女の様子を見て、溜め込んでいた息を小さく吐きだすと、やがて口を開く】

【しかし、それは決して慰めのものでなく、欠片程の温かみもないものだった】

……名前なんて、律儀に教えてやる必要なかったンだ
──……“憶えられた”ぞ、まず確実に、お前の事は

言ってただろ……“貰う”ッて。魔術も、能力も、全部

……だから、魔術協会の禁書も狙ってる筈だ。これからも何するかわからねェ
異端狩り≠燗O底的に潰しに行く……俺なら、そうする

【そこで一度、区切りを挟むが──すぐに、また口を開き】

……どうするンだ、お前、これから
そんなこと言って……やめるのか、異端狩り=H

【ともすれば追い詰めんとでもするかのような、】
【助けてもらった礼も言わず、慈悲の欠片も無い言葉を投げかけた】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 23:39:08.50 ID:LRKORf.0
>>668

【武美は、窓から忍び込む、という其の下りから、矢張り朔夜の住む世界が特殊であることを再認識、小さくうなずいた】
【一方の雨彦、よくあることですよね、と言わんばかりに、何時もよりは僅かに張りが有りつつも、冷静な視線を送るのみだったが】

「悪友じゃねぇさ、あたしら仲悪いんだよっ!」
『貴女ともあろうものが、愚昧極まりなき馬鹿を仰らないでくださいな…。』

「『………ッ』」

【華麗な飛び膝蹴りに、二人の精神が等しくいきり立つ―――思わず、病院らしからぬ大声で】
【だが、その言葉達が“偶然か”……列車が如く綺麗に繋がったのを感知して、二人はグッ、と眼を鋭く絞って見つめ合った】
【数秒後に、ぷい、と同時に顔を背けたら―――雨彦は朔夜を遠慮がちに見据えて小さく頭を下げ、武美はフン、と忌々しげに鼻を鳴らす】

『ああ、“絶対安静”?そうでなければ、中々にハイセンスなお医者様ですね…頭の螺子を探して差し上げたいくらいに。』
『とはいえ、五体が揃い傷も目立たず、となれば時間が解決する問題では有る……ふむ。』

「…クソ、コイツが割と普通の会話してるのも、調子狂うぜぃ」
『ワタクシは無道が傍らに居るだけで不快なのですよ?折角窓が空いているんです、見舞いが終わったら一緒に“飛び”ましょうか。』
「……云うの悔しいけど、場所弁えろっての…。本当に御免な、朔夜。」

【乾いた、とも定義できぬ嗤いを送り出す朔夜に、ほんの僅かに首を傾げつつも、何時も通りの毒舌をかます雨彦】
【然し―――どうも、その対象がぼやけた言葉だと言わざるを得ず、口元はささやかに、注視すれば判る程度微笑む】
【一方で、武美には彼女“ら”のそんな様子が納得いかない所が有るらしく、此れまでよりも“素”が出た、軽い悩みの声を出す】
【だが、するりと流され苦笑い―――本人達としてはその心算はないが、多少は“換気”になっただろうか】

【―――その時、ちゅん。鶏の先遣とでも言うべきか、白み始めた夜空に小鳥が啼いた】
【もうそろそろ、“頃合い”かもしれない――武美が預かった“端末”の処遇なども、決めておくべきか】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:44:06.70 ID:ubqGqn6o
>>678

――へへっ……そんな事言われるとよ、久しぶりにおいらの胸が熱くならぁ!
やっぱり若者はさ、夢を見て前に進み続けるくらいじゃないとね!

あ、でもホームレスはたまに補導するんでそのときはよろしくなのだぜ

【ハイテンションから、現実への回帰の二段コンボ】
【警察的な役割も果たすギルド職員は、ホームレス対策にも余念が無いのだ……!】

くっくっくっ、あるぜ旦那ぁ……ほれ、今日のクエストはこの三つなのだぜ。
上級者向けから初心者向けまで、今回はそれなりにバランスよく揃ってる気がしなくもないんで、お好みなのを選んで欲しいね

【ギルマスは、青年に向けて青いファイルを差し出す】
【一度開いたならば、其処には三つのクエストファイル。好きなものを選ぶことが出来るだろう】
【時間帯に付いては、今週日曜、来週以降水曜日曜の19:00以降ならば指定が可能である】
【今回のクエストは――】

/続きます
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:45:24.15 ID:S3swMK2o
>>676

【少女の腕を浅いながらも切り裂く斬撃、捉えた対象は一つでは無く】
【超が付くほどの近距離に居た女性も例外では無い】
【傷を負ったのは腹部、先ほどの赤い物と合わせて結構な流血である】

はぁ・・・・痛ッ・・・・・・・ぅ・・・!

【そして現在、右腕はマトモに機能せず、左腕も安くは無く】
【怪我をしている、していないで見れば圧倒的不利な立場に立たされ】

【――とは言っても、少女の右足、その隣に倒れているのだが――――】

(・・・・私は本当に馬鹿だっていうのを感じるわねえ)
(後で治せるからって、此処まで怪我してるなんて・・・・でも)

どうして・・・・幾ら戦いだからって、自分を傷つける事は無いじゃない・・・・?

【それでも尚、そのような世迷言を呟きながら幾度か水音の混じる咳をする】
【戦い、それは自傷さえも戦略の一部となりうるものだ】
【女性はそれを分かっている―――しかし、認められないといった具合か】


【どうやら消耗も激しい様子で、少女に対して何かをする事は無い】
【うつ伏せに倒れた状態でいかにして立ち上がるか、のろりともがいている状態だ】

/遅くなりました、申し訳ない
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:45:28.43 ID:DW.SuZQo
>>679

【――――……彼の言葉には答えない、否――――むしろ、答えられない、のだろうか
背中を向け、踏み出した彼女、それはまるで、逃げるようで――――彼から】


――――バカ言わないで、やめたら――――……やめちゃったら、どうやって生きていけばいいの?


【それは単に、生活の糧――――など、そういったことではない
もっと奥不覚にある、何か、行動の理念、意味、そして目的といった、それらに近い、感覚
それが関係している≠フだろう、彼女がそこともう一つ、に居ることに】

【ばっと、振り向く――――嗚、なんだ、濡れている――――ほっぺたは、既に
蒼色が薄められ、目一杯に涙をため、彼女は更に言葉を続ける】


決まってるでしょ、強くなるに――――……あんな奴、コテンパンにやっつけてあげるくらいに
今はまだ、適わないってだけよ、必ず、必ず――――強くなって……みせるんだから……


【それはまるで、彼の言葉に、反論したくて出した――――ような、子供の言い分にも聞こえる
彼女は、そういうと、一目散に――――走り去っていく、だろう】


/っとすまない!明日のお仕事の都合でここまでが限界さね!
/一足早く、乙させてもらうぜー
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:45:30.02 ID:ubqGqn6o
>>681

【現在受注可能のクエスト】
【No.1:<白雪群狼>      「群集動物討伐クエスト」 難度☆☆☆☆】
【No.2:<天空の系譜>     「巨大生物討伐クエスト」 難度☆☆☆☆☆】
【No.3:<悪戯精霊珍走劇>   「捕獲クエスト」 難度☆☆】

【白雪群狼:群集生物討伐クエスト】
【依頼者:氷の国、狩人】
【報酬:基本200000+ドロップアイテム・特産物等】
【依頼文:俺は辺境で狩りをして暮らす民族なのだが、最近獲物がめっきり取れなくなった】
【原因を調べようと、仲間と雪原を探索したところ――白い毛をした魔物の群れに出くわした……】
【群れから命からがら逃げ出す事に成功したが、あの群れが雪原に屯している限り食料確保もままならず、命も危険に晒されるだろう】
【腕利きの冒険者達よ頼む……奴らを討伐し、俺たちを救ってくれ】
【概要:夏でも雪の降り注ぐ氷の国、その雪原による特殊環境戦闘】
【常に積雪・吹雪等の被害を受けることになるため、視界不良・体温低下・雪に足を取られる地形などを考慮する必要がある】
【また、相手は環境に適応した無数の魔物であるため、非常に不利な状況での戦闘となることが考えられる】
【人数限界――6名】

【天空の系譜:巨大生物討伐クエスト】
【依頼者:風の国、とある小さな空戦部隊長】
【報酬:基本600000+ドロップアイテム】
【依頼文:任務により近隣の空を巡回していたところ、雲の向こうに大きな影が見つかった】
【巨大な翼に、雄々しき角に強靭な四肢……あれは正しく――。】
【奴は村や町の上空にも姿を現し、天災の如く被害を撒き散らしている。早急な対応が必要だ】
【小規模だが、我々も出来うる限り援護をする。歴戦の冒険者達よ、今こそ力を貸してくれ】
【概要:飛空艇の上がスタート地点となる、空中戦闘ステージ】
【舞台の関係上、飛行能力を持たない近接戦闘者は非常に不利になる】
【搭載兵器もあるが、敵対存在を相手にどれほど通用するかは使い方次第だろう】
【人数限界――6名】

【悪戯精霊珍走劇:捕獲クエスト】
【依頼者:昼の国、とある街の町長】
【報酬:80000+精霊関連グッズなど】
【依頼文:ここ最近、街のあちこちで小さな騒ぎが頻発している】
【原因を町民たちに聞いてみたところ、小型の精霊たちが悪戯を繰り返し困っているとのこと】
【解決しようにも、並の者では素早い精霊を捕まえることが出来ない】
【だが熟練の冒険者たちの手にかかれば造作も無い仕事だろう……大した報酬は出せないがよろしくお願いしたい】
【概要:町中を逃げまわる精霊たちを捕まえる特殊クエスト】
【戦闘力は特に必要ないが、機動力や捕獲に適した能力があれば有利に働くだろうか】
【人数限界――5名】

【以上三つ。これが――今回用意されたクエスト内容であった】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:46:28.60 ID:xO9cfhQo
>>677
嫌、俺は・・・・
林檎屋をする恭平や、美春の危険を排除するために
夜に動く、殺し屋ですからねぇ・・・
【この男も夜の世界の住人であり】
【昼の世界の美春とは余りあっていなかったりする】

俺は、悪魔と契約し
血まみれの十字架を手にした男――
決断なら――もう、とっくにできてるさ
【引きつった顔に、握り締めた拳】
【彼にも、そうとうな過去があったのだろうか】

組織なんてのは、小回りが聞きそうにないからな――
俺はあくまで、俺流に・・・だな
【両手をポケットに入れ、空を見上げる】
【無論、星など見えるはずの無いことだが】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:52:18.02 ID:7G0igL.o
>>662

あー……まぁたまには、いいだろ?

【軽く言いよどんでから当たり障りの無い解答をした】
【本当はいつまでも一人じゃ寂しいだろうか、などという考えが過ぎったためなのだが、そんなことは言えるわけがない】
【彼にも恥ずかしいという感情ぐらいはあるのだ】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:53:27.42 ID:GvbeUz2o
>>670

【―――安心して=z
【その言葉が齎されて、少しだけ、心が晴れた】

………、……

【完璧に不安が無くならないのは、彼を自分の罪に巻き込んでしまいそうで】
【それが一番怖かったから―――】

【――ふっ、と瞳を戻したとき】
【同じ高さで交わる視線】

【―――余りにも、近い】
【胸の奥でトクンと跳ねる、心臓の音】
【高所からの落下にも似た感覚を、鎮めてくれる彼の指先】
【触れられた髪が、しゃらりと揺れて――】

【―――心音が、規則的に高まっていく】
【今、耳に触れられたら、きっと物凄く熱いのだろう】
【自分で分かるほど、感情が不安定だった】

――――……っ

【彼が名前を呼んでくれたのに】
【上手く言葉を返せる気がしない】
【短く息を詰まらせて―――、きゅっと、目を瞑ってしまった】



/ご、ごめんなさい、遅くなりました!
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/27(月) 23:55:55.09 ID:To3Zyooo
>>682
【身を呈して自分を救った相手、と言うのが良いのだろうか】
【衝撃に痺れる声帯が回復しての、少女の第一声は】

………ざまあ見やがれ

【感謝という言葉からは、程遠い物】
【敵対する相手が失策を取った、それだけの認識から生まれる物だった】

【仰向けに倒れた状態。然し、左足は戦闘開始時より寧ろ回復している】
【一度身を縮め、首をバネの様に使って体を跳ね上げると】
【今度は、両足で地面を踏みしめ、胸を張る様にして立った】

あ?傷なしで負ける馬鹿より傷ついても勝つ方が良いに決まってるだろ
それに、お前みたいな奴にああいう事をすれば、自分から勝手に怪我してくれたりするしな

私は機関員で、お前は能力者。今、戦ってるんだぞ?
これ以上舐めた真似続けるなら、首と胴体切り離して机の飾りにしてやるからな

【ダメージを受けながらも、相手が治療を行った為、まだまだ戦闘不能には遠い】
【自傷は所詮手段、目的では無い。なら、採用するも已む無し】
【行動のベクトルが勝つ事だけに向いた今の少女に、道義を説くのは難しい事だろう】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/27(月) 23:58:27.38 ID:9eHIHZso
>>686

……ふふ、そうですわね

【そんな平凡な回答でも、彼女にとっては嬉しかったのだろう】
【彼の心情については気づくはずもなく】
【どこかくすぐったそうな笑みを浮かべ──】

──〜〜、あぅ。。

【そのまま、「週に1度くらいは、こうしたいですわ」と言いたかったのだろうが】
【予想以上に羞恥心が強く出たらしい】
【何かを言いたそうに口を開き息を軽く吸ったまではよかったが、言葉が喉から中々出てこずに】
【頬を僅かに赤く染め。ぷるぷると小さく震えてしまうのであった】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:59:00.13 ID:kLwR/xw0
>>685

 殺し屋、悪魔・・・ねぇ。

【細かく痙攣するように2回頷くと】
【少しあごに右手を添える】

 分かった。俺達は・・・

 
 今日から戦友だ

【その覚悟。その精神。それに何を見たのか狂人は――】
【左手を差し出し、まだ受け付けているならば握手をするだろう】
【顔を少し顰めながら】

(――これで良いのか)

【その質問には、誰も答える事は出来ないと踏んだのか】
【声には出さず――無理やり笑った】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/27(月) 23:59:54.26 ID:Cf1GitYo
>>683

…………。

【振り向いた彼女の表情、そしてその濡れた頬】
【沈黙。少年は、何も言葉を返さなかった。否、或いは返せなかった】

【──目の前の少女に助けられたという事を、忘れては居なかった】
【しかし、偶々彼女が助けに走る人間であったから良いものの──】
【そうでなかったなら、どうなっていたかはまず明白。死、である】

【ふと、自身の掌を見つめて、何度か開閉してみる】
【生きてはいる。しかし、無力。無価値。力を持たぬ自分など、全くの、無駄】

……借り、一つ
──……いつか、返す

【やがて、顔を上げて──走り去っていく彼女の姿を見送っていた】
【「強くなってみせる」と言い放った彼女に対し──自分はそう在れるだろうか?】

【くるり。少年も背を向けて、何処へとも無く歩き去っていく】

【──ひゅう。何処かで、ブランデーの香りを孕んだ風が一陣、舞った】


//わー、長時間お疲れ様でした、ありがとうございました!
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:00:23.39 ID:YkaBBf6o
>>689

ん? どうした?

【その様子に気づいたジョンが何か聞こうとするが】

「はいよ」

【空気の読めない店主が二人分の料理を持ってきた】
【オムライスとピラフだ。オムライスをエルの方に、もう片方をジョンの方に置く】
【そのまま伝票も無しに引っ込んでいってしまった】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:03:28.56 ID:MSpcZDko
>>690
頼んだぜ・・・戦友
【そのまま右手で彼と握手をする】
【黒き瞳にその男は何をみる?】

そうえば・・・・あんたの名前聞いてなかったな?
なんつーんだ?
【相手の笑みを返すかのように、こちらもっゆっくり微笑んだ】
【それこそは最初に会ったときとはまるで違う、優しき笑み】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:05:28.38 ID:oUtCH/oo
>>681
>>684

ぐっ、補導………。
───ホームレス…?家が無いのが、罪とでも…!

ま、それは、──置いておいて。

【無いもんはしょーがねーだろ!みたいな感じで言いつつ】
【欲望に満ちた表情で、フム…。と差し出されたファイルを開いた】

(討伐が二つに、捕獲が一つ……難易度は………)

断然ッ!デカいのを叩きのめす方が楽しそうですね、──故に。

───当然。
私が、選ぶのは、これ。

【ファイルをギルマスに見せるように広げて、とんとんと、「天空の系譜:巨大生物討伐クエスト」を叩くが】

と、言いたい所なんですがねぇ。
いかんせん、相手が厄介ですね。

怖気付いて居るわけではありませんが。
当然、人数が表記されている以上、一人でこなす訳ではないですよね。

現実的な事を言えば、私一人で巨大生物に勝てる訳がありませんし。
空を飛ぶのも不可能ではありませんが、得意な部類では有りません。
その手の力を持った人を探すとなるとさらに厄介。

だから、────。

【目を瞑り、──すうっと指が向けられたのは「天空の系譜:巨大生物討伐クエスト」】
【現状は、選択肢は依然として変わらない、刺激≠求める彼は無謀に挑みたがっている】

だから、こそ、コレを選びたい所。
ここに書かれている「援護」や「搭載兵器」って奴については情報は無いんですかね。詳しく無くても良いんです。
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:06:05.54 ID:jlur3P.o
>>692

なっ、なんでもないですわ!

ふふ、それよりお食事を先にすませてしまいましょう
折角作っていただいたのが、冷めてしまいますわ

【もし店主がこの瞬間に来なければ、きっと彼女は口をぱくぱくとさせたまま硬直していたことだろう】
【その後どこか気まずい微妙な雰囲気となってしまうのは簡単に予測がつき──】
【──その意味では、店主はいい仕事をしたのかもしれない】
【物事をどう捉えるかは、結局その人それぞれということでもあり】

【明らかに急な進路変更、もとい話題変更をする台詞ではあったが】
【(きっと無理だろうが)それを悟られないよう、ふわりとした笑みをエルはジョンに向けるのであった】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:08:16.37 ID:EUxq16ko
>>688

【うつ伏せの状態――少女の声は槍雨の如く降り来りて】
【返す言葉も無く、何とかしてフラつきながらも立ち上がり】
【そのまま後方へ倒れてしまいそうになりつつも踏みとどまって】

・・・勝ちだとか、負けだとか、どうして皆そうなのかしら

私が傷付いたり馬鹿にされたりするのは良いけれど
自分を傷付けまでして勝って、一体・・・・ッ、ケホッ・・・・

【其は最早、相手に返す言葉というよりは単なる呟き】
【弱者の妄言に思えるそれは先程からの咳で遮られ】

(・・・そうは言っても、この子は分かってくれそうにないかしら)
(本当なら傷もちゃんと治して、お話もしたいけれど)
(流石にそんな姿でパパとご対面はイヤかしら―――)

【ズッ、地を靴が這う音を立てて女性は静かに後退していく】
【戦う為の間合いを取るのではない、戦略的撤退――逃げる為の距離稼ぎである】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:08:27.73 ID:5Fkpsmc0
>>674
/復帰しました

【少女は質問に淡々と答えた】

森・・・?
分かりきったことを・・・

【少女は質問をしてきた】
少女「・・・ところで、雨に濡れると服が傷む。なのに傘がない。何故?」

【少女の質問に黒川は答えた】

黒川「母の葬式で焼香してたら意識が朦朧としてきたんだ・・・目が覚めたらここにいた・・・」  
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:09:18.83 ID:YkaBBf6o
>>695

ん、ああ……

【釈然としない表情のまま、促されて食事を始める】
【食事中はだんまりだ】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:11:38.44 ID:jlur3P.o
>>698

〜♪

【ジョンが黙っているせいなのか、エルも静かに食事を始める】
【しかし、静かながらもオムライスをスプーンで掬う彼女の表情は嬉しそうで】
【もし彼女に犬の尻尾が生えていればものすごい勢いで振っていたことだろう】
【彼女の名誉のために言っておくがry】
【決して食い意地がry】
【ジョンとry】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:13:24.80 ID:p1eSzAUo
【公園】

よっ!はっ!

とりゃあっ!えいやっ!

【砂場の上、どこから持ってきたのか木偶人形が一体】
【それに対して、掛け声ほどの威力はないものの容赦なく攻撃を食らわす少女が一人】
【白いワンピースと、まるで何かを隠すような黒いカーディガンを羽織っているが】
【勿論、それをするために特化した服では無いので微妙に動きが悪い】
【そしてそんな彼女を覆いうようにドロッとした濃い魔翌力が満ちている】
【魔翌力に敏感な者なら気づくかも知れない】

・・・ふぅ
今日の分の練習はここまでにしときます!

───もっと、もっともっと、魔法なんかなくても大丈夫になるほど強くなりたいです
こんなのでは何時まで経っても伸びる気はしませんが・・・

【翡翠色のすらっとしたロングヘアを揺らして一息ついた】
【同じく翡翠色のくりくりした瞳は満足感に満ちて輝いている】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:13:38.14 ID:YkaBBf6o
>>699

【ジョンの方はというと、ものの数分で食べ終わってしまった】
【だんまりな上に食べるのが早いのである】
【待ってる間何してるかというと、これまただんまりで考え事しているように俯いているだけだ】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:14:41.28 ID:TkTsOa20
>>697
/あ、あと、相手の行動や台詞をわざわざ繰り返す必要も無いですよー
/それと、お帰りなさいましー

――――…一つテスト。これ、見たことある?

【傘を差しているのは右手。左手でポケットを探り、一枚の硬貨を取り出す】
【それを、模様がはっきりと分かるように見せ付ける。この世界の一番安価な通貨だ】
【だが、仮に他の世界から来ているのなら、見たことが無いものであるだろう】

見たことが無いなら…ちょっとばかり厄介なことになってる、かも知れない。
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:16:29.88 ID:KgfkeDoo
>>694

――――やっぱり、旦那ならそれを選ぶと思ってましたぜ?
援護については、地元の飛行師団が……飛竜隊が付いてくれる手筈になってるけど
基本的には攻撃要員じゃなくて、落下した冒険者の救助や船の修復辺りがメインになるかね?
元々対処できずに依頼を回したくらいだ、戦力としては期待しない方がいいな。

搭載兵器は……飛行船が向こう持ちなもんで大した情報が回ってきてないのが現状なのだぜ
一度視察に行った限りだと、大砲に機銃に、変わったところだとバックパック?……みたいのもあったかね?
まだ気になるモンは搭載されていたけど、詳しい話は現地で教えてもらうことになりそうだぜ。

【分かる範囲で、青年に情報を与えていく】
【どうやら、空中戦闘に対する支援はある程度揃っているようだ】
【だがやはり――空を得意としない者には辛いステージで在ることには変わりないだろう】

んで――どうするね?
多分ギルド史上でも屈指のやばいヤマだろうけど……スリルは一番だと思うのだぜ。

命をベッドに浪漫を求めてみるかい?
それもいい、それも……素敵で愉快な生き方なのだぜ

【机をトントン……とたたき返しながら、ニヤニヤ顔を引き締めること無く】
【じっと……意志を確かめるように青年と視線を合わせながら言葉を重ねていく】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:16:56.68 ID:jlur3P.o
>>701

……、……。。

【一方エルは、食べる速度自体は普通なのだがジョンと比べるとどうしても遅くなってしまう】
【彼が食べ終わったのを見て、慌てて食事速度を上げようとするもそう簡単にはあがるわけもなく】

あぅ……ごちそうさま、でした。。

【ジョンが食べ終わってから10分くらいしてようやく食事終了】
【ちょっぴり申し訳なさそうにジョンの方を見てから、控えめな声でそう言うのであった】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:18:09.25 ID:dOBbH9go
>>696
あ゛ー?負けたら終わりなんだよ終わり
何も手に入らない、持ってるもんまでぶん取られる
挙句の果てに下手すりゃ死ぬんだ、首飛ばされて晒し物
負けてへらへらしてられる境遇なら端っから戦いに出ないよ

(……時代が違うにしても)
(期間を知らない、この呑気さ………ああ)

【住んでいる世界が、現在形で違うのだろうなと思った】
【負けても良い、負けても大丈夫。そんな考え、持つ余裕は無い】
【負けられない、負けたら失ってしまう。それが自分の認識で】

(そんなこと……考えた事はあるんだろうか)

【それは目の前に伏している相手とは、大きく食い違っているのだろうと】


【這う様に後退する相手を見て、僅かに視界をずらす余裕を得て】
【周囲、路地裏の壁の様子や建物の配置、それらを記憶と照合する】
【半ば気絶している間に放り出されていた此処は、一体どこだろうか】
【それが、突然カチリと噛み合った】

【相手に背を向け、もう一度周囲の様子を確かめて】

………そうか、此処だったか………丁度良いな

【突然、少女は路地裏の奥の方へと歩き出す】
【何らかのアクションを受けなければ、そのまま姿を消すだろう】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:19:10.64 ID:YkaBBf6o
>>704

ん、じゃあ帰るか

【そう言って早々に席を立ち、先にカウンター……ではなく引っ込んでいった店主の下へと行く】
【エルが外に出るぐらいのときに戻ってくるだろう】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:22:26.24 ID:nHTwhISO
>>680

【まあ、蓋を開ければなんのことは無い。至極単純、面会時間後に見舞いに行く、という行為を成すための、少しばかり常識を外れた手段】
【世界の違いでは無く、この場合は常識との乖離。非常識がさも常識のような顔で罷り通るあたり、多数決と言うのも恐ろしい物である】

――――……アレ、違った?いや悪い悪い。
何と言うか、一寸だけ言葉を間違えたよ。

【ちょっと、という単語には首を傾げざるを選ないが、朔夜は悪びれる様子も無く宣って】
【鋭い視線の応酬を交わす二人を眺めつ、何が可笑しいのか口許を押さえて肩を震わす】
【声を殺してひとしきり笑うと。頭を下げる雨彦に向け、大丈夫だという意を込め、頷いて見せた】
【――――愉快犯?怪しい所では有るが、そうでは無いと信じたい】

ビンゴ。早いとこ羽根を伸ばしたいよ、此処は息が詰まる。いっそ抜け出そうかな、なんて、ね―――。
まあ、兎も角そういうコト。……こいつの普通の会話ってさ、そんなに珍しいの?

其れと、飛ぶのは却下。
此処は広いし、無理通せば相部屋も出来そうでは有るけど、さ。
怪我人一人作るのを黙認してまで、暇を潰したいとは思わないよ。――――や、構わない。

【対して朔夜、事もなげに返答しつつ、さらりと無茶好きの片鱗を見せて】
【唸る武美に向け、唐突に身を乗り出して尋ねる。いや、其処につっこむのは如何な物だが】
【と、流す為の言葉を真に受けて仕舞ったらしく、割と真面目な表情に戻ってそんな事を告げ】
【楽しければどうでもいいらしく、特に不快な素振りもせず微笑んだ。いや、女三人寄れば何とやら。重苦しさは、はて。何処へ行ったのだろうか】

……………で、事後処理の事だが。取り敢えず、件の刀はこっちで預かっとくけど――端末、どうする?

【そんな中、唐突に彼女は話を切り出す。口調は軽いが、目には鋭い光】
【自身の腹を貫いた太刀は、一先ず此方で保管する、そうである】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:23:06.55 ID:jlur3P.o
>>706

は、はいっ……

【そう言われてこくんと頷き。ふわりと席を立つ】
【そしてとことことジョンの後へついて行こうとするも】
【彼が店主の元へ行ったためにほんのちょっぴり困り顔。まだまだ第一印象の悪さは拭えぬらしい】
【しかし店内をうろついているのも迷惑だと判断したのか】
【そのままとことこと歩いて、お店の外へ】
【ジョンが戻ってくるまでは、忠犬ハチ公よろしくその場にじーっとして待っているだろう】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:24:34.94 ID:5Fkpsmc0
>>702
・・・ッ!
【・・・これはコイン・・・なのか?
俺が今まで見たことのあるコインのどれにも当てはまらない・・・】

【黒川もおもむろにポケットから財布を出し、中身を確認した】

【やはりだ・・・¢、¥といったコインが入っているが
そのコインは入っていない】

済まない、どこの通貨か分からない。              
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:24:56.92 ID:so35DbUo
>>669
/まだいらっしゃいます?
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:25:36.17 ID:YkaBBf6o
>>708

じゃあ帰るか

【支払いを終えたジョンが店から出てきた】
【声をかけてから、家の方角へと歩き始める】
【相変わらず足音が無い】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:27:28.86 ID:EUxq16ko
>>705

・・・・そう、それなら私の言った事はみんな滑稽に思えたのかしら
きっとそうなのだろうけれど・・・貴女の考えは間違っていると思うわ

【あくまで口を突くのは否定的な、少女のそれとは対極に位置するモノ】
【甘いと言われればそれまでの陳腐な考えでは有る】
【しかしながら、ジリジリと後退する女性には揺るがぬ“柱”であるようで】

(どこへ・・・・いいえ、今の内に――――)

【突如として歩き出した少女へとつい声をかけそうになる】
【だが、そんな事は無駄で、そして自らの死に繋がりかねない】

【鈍いながらにそれを悟った女性は両腕を力なく垂らしたまま】
【壁を支えとして、少女の向かったのとは別の横道へと進んでいった】

/お疲れ様でした、度々遅れて申し訳ないです
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:30:24.04 ID:jlur3P.o
>>711

あ、あのっ……今日はありがとうございました、わ。。

……、あぅ。。お金は、お部屋に戻ってからでもよろしいでしょう、か
今はお財布に持ち合わせ、なくって……。。

【ぺこん、とお辞儀をしてまたにっこり】
【しかし自分の分の料理代を払っていないため、申し訳なさそうな表情をして後ろからとことこ】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:30:45.78 ID:tmOTuQDO
>>710
/2夜連続一時間前投下でヒット……だと?
/一応おりますがパソコン切っちゃったんで今からつけますし、時間的に明日に持ち越す可能性も少々
/それでもよければ是非とも!
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:32:23.27 ID:TkTsOa20
>>709

…これは、この世界共通の通貨。の中でも一番安いもの。
…これがわからない人は基本的にいない。でも、例外はある

【通貨をポケットの中に入れる】

――――冗談として聞き飛ばしてもいいけど、でも真実。
十中八九、貴方はこの世界の人間ではない。多分、この世界に飛ばされてきた人。

【冗談にしか聞こえない発言】
【だが、やや弱いが証拠になるものもある】

…ところで、そろそろ口調を戻してもいいですか?

【別に了承を取る必要は無いと思うが】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:32:24.26 ID:dOBbH9go
>>712
思想の正誤は強さで証明するのがこの世界だろ
這い蹲ってるお前と立ってる私、どっちが正しいよ?

………ああ、間違いない。この辺りだ
さっさと行って潰して来るか

【二者共に譲らないなら、その思想の優劣は如何に定めるか】
【勝敗に絶対的な意味を見出す少女も、やはり揺るがない】
【負けは無意味、死は無価値。勝って生きるのが最良最善】

【自我を突っ張り通した少女は、路地裏の奥に消えて】
【やがて、両者とも音の聞こえない位置にまで遠ざかって行った】

/お疲れさまでしたー
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:32:57.46 ID:oUtCH/oo
>>703

へえ、飛竜隊─────…。
頼りになりそうな名前に悲しいけど一瞬だけ安心してしまいましたが。

なるほど、竜の隊を組み、飛行艇を所持しているのにも関わらず。
他者に頼らざるを得ない、相手───ということですか。

厄介極まりませんでしたねぇ。

【フフフ…。と笑みを漏らし、だが───】
【目を瞑って考える、考える】

【現在、自分はスリル、刺激を求めている──が、この厄介なクエスト】
【飛行能力を持つか、この無謀に乗ってくる相手が何人いるかが問題だ】

【───考えた末に、気づいた】

……いや、考える必要は有りませんでしたね。
私は、刺激≠!スリル≠求めてここにやってきたのです!

不得意?無謀?なぜ尻込みする必要があったのでしょうか!
むしろ、ソレを私は求めてやってきたというのに…。

【クっ…。と笑いながら、吹っ切れた顔をした青年は】

求めるは、新たな境地。
賭けるのは、私の命。

張りましょう、そのクエストに…!

【元より「張らない」という選択肢は無かった!と言わんばかりに、ファイルを、ばしん!とカウンターに叩きつける】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:33:31.37 ID:YkaBBf6o
>>713

今日は俺の奢りだから要らねぇよ

【きっぱりと断った】
【そもそもこのぐらいの出資で痛いほど経済的に困っているわけでもない】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:34:36.03 ID:so35DbUo
>>714
/なんと、あまりに遅すぎたか…
/いや、つけるのが面倒くさいならなしでもいいですぜ

/もうつけちゃったなら行きましょうぜ
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:36:28.61 ID:SYPbmyMo
>>700
/まだ居ますか?
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:37:13.32 ID:jlur3P.o
>>718

……うぅ、ありがとうございます。

【きっぱり断られてまたちょっとしょぼんとなってしまう】
【恐らくジョンの家に住まわせてもらい、戦闘を教えてもらっていることから彼に対する引け目もあるのだろう

【「いつか恩を返したい。返せなくとも、彼の役に立ちたい」】
【彼への恋心を抱きながらも、同時に最近そのような考えも彼女の中では生まれつつあった】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:37:57.31 ID:tmOTuQDO
>>719
/では其方からドーゾ。可能な限り持たせますが、明日は六時半ごろに起きるんで、3時過ぎになったら一度切ります。
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:38:44.54 ID:asEFSws0
>>693

 ああ。宜しく――

【顔を顰めるが――やがて馬鹿馬鹿しくなったのか】
【微笑を浮かべる】

 俺か?俺の名はJustevil(ジャステヴィル)。狂人とでも呼ぶと良い

【その名を放つ。名の意味は――まさに悪】
【狂人と自称するこの者はやはり、異常なのか――?闇夜に浮かぶ笑み】

 俺は大富豪ではない。住処などは無い、が。
 心配は無用だ。何か分かった事があれば、赴く
 バック・ストローク。何か分かった事があれば、俺を見つけると良い

 大抵は路地裏にいる

【そう言うと、ゆっくり手を離そうとするだろう】

/すみません。トラブルで超絶遅くなりました
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:40:48.34 ID:CzXoVMDO
>>687

【指先の神経に伝わる柔らかい髪、赤く火照った頬。"触れている"―――】

【―――綺麗だな。間近で見つめて、改めて思う。まるで精巧な人形のようなその顔に、意識を奪われて】
【だが―――瞳に映し出されている彼女は確かに呼吸をして、目の前に存在している。その事実を、右手の温もりから実感し続けて――】


ねえ、リーズ………―――目を開けて
僕をよく見て………

【瞳に瞼のカーテンを降ろした彼女に、鼓膜を溶かすような、いつになく甘い声で囁きかけて―――】
【もう片方の手が、彼女の右頬へと伸ばされて―――彼の両手が、割れ物を扱うような優しい手つきで彼女の顔を包み込む】

【もしも視界を開けたのならば―――そこには、さっきよりも近く、鼻先が触れ合う程に接近した彼の顔】
【こんなに近くで見つめても、やっぱり男の子には見えないだろうその顔立ち―――実はやっぱり少女なんじゃないかと、一瞬錯覚を抱くかもしれない】
【だが、そこに居るのは、正真正銘彼女の知る『アリエル』で―――瞳に僅かに孕んだ蒼色も今は気にならないくらい、純粋な視線が彼女を射抜いていたのだった】


/すいませんこっちもかなり遅れました……
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:41:05.39 ID:5Fkpsmc0
ああ、かまわない

【黒川は青ざめながら答えた】

(異世界ッ!?うそだろ?そんなものゲームかラノベしかないと思ってた!)

ヒャーッハッハッハッハッハ!異世界?お嬢さん、冗談はいけない

【少女の目は真剣だったが、あまりの出来事にそう聞き返した】

とりあえず森を出たい。どうやったら出れる?
                     
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:42:09.42 ID:p1eSzAUo
>>720
/居りますよー
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:42:38.32 ID:YkaBBf6o
>>721

お前はもう少し遠慮というものをやめろ
厚意を無碍にするのは逆に失礼だぞ

【少し叱るようにジョンは言った】
【遠慮というものも、度が過ぎれば人に不快感を与える場合もあるのだ】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:43:40.60 ID:KgfkeDoo
>>717

はっきり言っちまうと――飛竜じゃ「格」が違いすぎてねぇ。
飼い慣らされても野生の勘っての?それが邪魔して近づけもしないって話なのだぜ。

チートもチート、どチートの世界だわな
飛行師団と歴戦の冒険者と、それが揃っても勝てるか判らない理不尽
そんなものも、この世界にいると思うと――――ワクワクするっしょ?可能性って奴を感じるっしょ旦那?

【叩きつける青年の動きと、其れが導きだした答えに――ギルマスはますます笑みを深め】

へいよ、クエスト受注確かに承ったのだぜ!
んじゃ、早速クエストボードに貼り出す準備するんで最後の手続きお願いするのだぜ!

えっとー……ここに名前とクラス(職業・分類等)と、あと得意分野辺りを書いてくれると嬉しいかな!

【ギルマスは青年からファイルを受け取ると、その中からファイリングされていた依頼書を取り出し近くの職員に渡す】
【そして、再び机をごそごそと漁ると……中から記入欄の書かれた用紙とペンが取り出され、青年に差し出された】

【内容は「名前」「クラス(職業・分類等)」「得意分野・ポジション」を記入する欄が存在し、其処を埋めるようにと説明が書かれていた】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:44:39.42 ID:AcWkhEU0
>>707

『おお、狭いと言う事は哀しきかな。ワタクシの場合は、物理的に羽根を伸ばせる環境でないと遣っていけませんよ。』
「……いや、話は通じるんだけど、まともな返答を得たこと、あたしは糞真面目な研究の時ぐらいしか無いぜ。」

【芝居がかった口調で、最初と同じような勢いと意地の悪さを取り戻した雨彦――只、本当に「まともな返答」ではある】
【表裏の激しい、正しく“天狗”に似つかわしい人物像に、武美は肩を竦めつつも朔夜の問いに答えた】
【ただ、その所作に先程までの圧し掛かるヘヴィさは欠片も見られない】

『…ああ、傷口に開かれても困りますね。ワタクシは種族柄、相手を持ち上げる事か傷付ける事しか出来ないモノで。』
『産まれた空洞を塞ぐなど飛んでもない、そこに徹底的に付け込み、内部を啄み喰らい尽くせと習い教わる一族…まあ、昔の話ですが』

「……朔夜が、そう言うなら。でもあたしゃあ、コイツやっぱ苦手だっ。」
『…敢えて言えば、馬鹿、自尊心の無駄に高い人間、仕事熱心な部類の“異端狩り”、この辺りはワタクシを嫌うというコトに御座います。』

【“一族”について語る時―――雨彦の表情に、深い誇りが塗された中で、刻みつけられた“暗い何か”が覗く】
【然し、それはほんの一瞬、刹那ともつかぬ時間……徹頭徹尾、武美の言葉を受け流したり叩き折ったりしながら、語る語る】

 【が、次に与えられたのは確かに研ぎ澄まされた眼光。武美はきゅ、と唇を絞め、雨彦も両足をかた、と鳴らして揃える】

「……刀の扱いは絶対そっち向きだよな。魔術協会で検査したいなら、多少は力添えできると想うけど。」
「端末、ねぇ…。魔術機械ならかなり名うての技術者さんを知ってる、って博物館でも云ったけど、あの端末に対応できるかは分からないねぇ」
「朔夜には、思い当るテクノロジストは居るか?其れによって、あたしは決めたいと想うんだぜ。」

【フランクで、平静の彼女の型に近い声が響く。然し、内包されるのは紛れも無い“Justice”の一員の意志】
【冷静に情報と記憶を手繰り寄せ―――一通り話し終えたら、相手の出方を、待つだろう】
【雨彦も詰まらなそうではあるが、一応は真剣に話を聴いて、口を閉じて―――聞き流した方が、本当は良いのだろうが】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:45:30.38 ID:so35DbUo
>>722
/おっと…ありがとうございます

>>669
【休憩所の外から、ドルルルルルルン、とエンジン音をとどろかせ黒いバイクで走って来る者がいる】
【乗っているのは髑髏のペイントが施されたフルフェイスヘルメットに腰まで伸びた防弾仕様・特殊素材のレザーコート】
【黒い特殊ジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの人物であるが…近くでそのバイクを止めて降りる】

【カチャ、と休憩所の扉を開き中に入り、ヘルメットを外すと…茶髪のツンツン髪の左目に眼帯をした少年の顔が現れる】
【何かこだわりでもあるのか、お気に入りのフェルトハットをかぶり直すとふう、と一息つきながら】

…急な雨だな…まったくよォォ〜、新調した特殊装備がびしょ濡れだぜ、当然ながら
それでも問題なく動けるいい装備だけどさあ…

【パン、パン、と水しぶきを払った後なにげなく顔を上げると…見知った顔を見つける】

…あれ?あんたは…ハンター・ワンダー・ルーカスか?
おいおい、ずいぶん久しぶりだな、半年ぶりじゃないか…?
【驚いた様子で、眼帯の少年が嬉しそうな顔で近づいてきた】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:46:25.05 ID:jlur3P.o
>>727

あぅ……も、申し訳ございません。。

【しゅんとしたように俯いてしまうエル】
【多分本人の気持ち↓】
【「ジョンに怒られた」>>>注意内容】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:48:07.83 ID:YkaBBf6o
>>731

以後、気をつけるように

【と言ったところで家に到着】
【階段を上がっていき、部屋へと向かっていく】

…………

【部屋の近くでジョンが唐突に立ち止まった】
【何やら辺りを見回している】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 00:48:44.80 ID:TkTsOa20
>>725
/おっと、相手の動作の確定も厳禁ですよー。
/少なくともこちらは無表情ですし。

…右に行って左に行って、等と説明するのも面倒です。
森から出たいなら私の後ろを付いていくことをお勧めします。

【そう言いながら右手に持っている傘を差し出す】
【使えということだろうか】
【傘が少女にとって役に立っていないにもかかわらず、少女は全く濡れていない】

…なら、貴方が住んでいた場所の地名、何処ですか?

【一切この場所の情報を言わずに問う】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:52:48.38 ID:jlur3P.o
>>732

は、はいっ!

【しかしいくら彼女が「ジョンに怒られた」ことに重点を置いていたとしても】
【与えられた注意を無下にするほど彼女も愚かではない】
【きっとこれから先、ゆっくりゆっくりと。悪癖にもなりつつある「遠慮」を治していくのだろう】
【身についた癖というものは、なかなか簡単には消えてくれないものなのだ】

──ジョン様?

【元気よく返事をしたエルはまた笑顔を浮かべるも、彼が部屋の近くで止まったため怪訝な表情へ変わる】
【そしてジョンの後ろでぴたりと立ち止まり、不安そうにジョンを見た後周囲をきょろきょろ】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:53:57.94 ID:hL9jlPI0
>>730

……おや……
【その雨中でも確かに届くバイクのエンジン音に、ふと顔を上げ】
【火のついた煙草を右手で摘み取り、ふぅ、と紫煙を吐き出し】

バイク、か……そういや、“預けた”ままだったかね?……
そして……こいつは≪WondeR≫!懐かしい奴に会っちまったモンだ――

【やってきた少年の顔に一度目を細めると、その表情にささやかな微笑みを浮かべ】
【パチン、と左手の指を鳴らす――すると吹きぬける風が、唐突に煙草の火を消し】
【まだ十二分に長さが残っているソレを、携帯灰皿に捻じ込んで】

……はっはっはーン!これは、野比信太君じゃないかね!
暫く見ないうちに少し大きくなったんじゃあないか?

【ワイン・レッドのテーラード・ジャケットを広げ、ニコリと笑んで歩み寄る】
【半年前――≪ネル・ナハト≫の乱――首謀者、キルベルク・シルバーソード】
【彼はそのキルベルクの『義兄』であり、キルベルクと同じく『元・死刑執行人』】
【『ハンター・ワンダー・ルーカス』……本名は『ルーカス・アルディロッソ』である】

いやなに、暫く金の国の復興にあたっていたものでな!
国外に出たのも今日が実に半年振りというわけだ!
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:54:04.92 ID:YkaBBf6o
>>734

静かに……客らしい

【小声でエルに注意した後、右手にハンドガン、左手にナイフを逆手で持つ】
【それからすり足で部屋の前まで移動していく】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/28(火) 00:54:19.53 ID:SYPbmyMo
>>700>>726
…なんか…妙な…
なんだ…これ…

【少女が事を終えた数秒後に人が入ってくる】
【酷く幼い子供がベンチの上で何かブツブツ呟いている】
【全てを拒絶するような漆黒の髪と目を持っていて】
【身長と比べると明らかに大きな真っ黒のコートを羽織っている】
【顔立ちからすると8歳ほどの子供だ】
【ただし何となく影で見え辛いその顔は相当性別を判断し辛い】
【もしかしたらその子供の性別は男で少年だったと言う事も分かるかもしれない】
【魔力に敏感ならその子供が魔力で出来た木偶の様な物だと言う事も分かるかもしれない】
【見た目だけならば常人には見分けはつかない程の物だ】

(なんか最近は嫌な予感がピタリと的中するしな…)
(声をかけるのも微妙な気分になるな)
(でもこの妙な魔力は気になるし…声かけてみるか)

【何かを感じたのだろうか】
【入り口で一瞬立ち止まる】

そこの彼女、ちょっと時間良いかな?

【明らかなナンパ】
【ただし見た目と比べると変だ】

/よっしゃー突撃だー
/よろしくお願いします
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 00:54:35.78 ID:oUtCH/oo
>>728

なるほど。
まさに、挑めるのは「無謀」な冒険者だけ──と。

いィ〜ですねぇ…!自分が選ばれし者だと錯覚してしまいそうですよ。

【顎に手をやって、自分に酔いしれるように笑い】
【用紙とペンを受け取って】

名前、クラスに、得意分野…っと。

【はいはい、と用紙に記入しだした】

【名前:リロード・ザ・マジシャン】
【クラス:手品師(シルクハット回転職人)】

【!?】

えーっと、特技とポジションは…っと。

(手品とシルクハット回しが得意あのは当たり前か……)
(使えそうなのを書くとなると……)

【得意分野・ポジション:爆殺 近〜中距離】

【クラスで微妙に雲行きが怪しくなったが。辛うじてまともっぽ事が書かれたという】

こんな感じでしょうかね?

【クルリ、と用紙をギルマス側に返し、提出した】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 00:57:55.83 ID:5Fkpsmc0
>>733
【少女から傘を受け取り質問に答えた】

札幌だ・・・
(この少女に俺のいた世界の地名言ってもしかたないだろうに・・・ッ!
ん?なぜこの雨の中この少女は濡れていない?何故?何故?)

【とりあえず黒川はこの不思議な少女の後についていくことにした】
    
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:00:28.01 ID:jlur3P.o
>>736

──……ッ!

【その言葉を聞き、思わず息を呑む】
【彼の台詞と行動の意味が分からぬほど、彼女はもう幼くはなかった】
【自分の能力は発動時が少々派手であることを自覚しているエルは、今は能力を発動させることなく】
【こちらも足音を極力立てぬよう移動しながらズボンから黒いハンドガンを取り出した】
【普段は笑みを浮かべている彼女であるが、流石に今は口をきゅっと真一文字に結んでいる】
【きっと、緊張しているのだろう】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:01:03.23 ID:KgfkeDoo
>>738
おっ、出来たなら確認するのだぜ……
……ん?んん??え〜〜っと……

【ギルマスは、目をパチクリとさせてリロードのクラスを見たが】

……ま、まあ人は見かけや職業によらないっていうし
あれだけ自信満々だったんだから多分大丈夫だろ、うん。そう信じたいのだぜ――

【一瞬、不安と心配がないまぜになったような視線を向けるが】
【直ぐに自分で納得するようにして……渡された用紙をクエストボードと照合し更新した】

うし、これでバッチリ手続き完了なのだぜ!
日付の指定がないなら、来週の水曜日19:00頃から開始になるけど大丈夫かい?

【最後は開催日時の確認である】
【基本主催できる日は水曜と日曜。文章を仕上げる時間などを加味すると来週以降となる】
【この日程で都合が悪い場合は、日曜日にずらしたり時間を早める、遅れさせたりも可能だ】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:03:10.90 ID:p1eSzAUo
>>737
【声にはすぐには反応せず、あたりをきょろきょろして、】
【自分以外にいないことを確認してからようやく振り向いた】

あ・・・私ですか?
はい、私に何か用事でしょうか?

【自分が呼ばれているとわかると、とてとてとそちらに走り寄り、】
【一応上から下までどんな人か眺めてから、にこやかな顔で対応する】
【ナンパということがわかってないのか、警戒心とかは全く感じられない】

/カモーン!
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:04:23.52 ID:YkaBBf6o
>>740

【黙ったまま、ナイフを持った手をドアノブにかける】
【ハンドガンを持った手をエルの方に向け、指で三秒のカウントダウンを開始】

【3秒数えた直後に、ドアを勢い良く開き、ナイフと一緒にグリップを握り締めて銃口を部屋の中へと向ける】
【しかしその構えを取った後、何故かジョンが動かなくなってしまった】
【その上、見て分かる程度に眉を顰めている】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:05:34.56 ID:TkTsOa20
>>739

――――やっぱり、そんな地名はこの世界には存在しません。
…まあ、信じるも信じないも勝手ですが

【地名の否定。ただし、言葉ではなんとでも言えるため、やはり証拠としては弱くなる】

【よく見れば、雨が少女を避けて降っているのが分かるだろう】
【なら、傘を持っていたのは何故だろうか】
【質問があれば、目の前を歩いている少女に問うのもいいだろう】
【少なくとも、何か話しかけなければ何も話さない】

【街までキンクリ(途中経過をすっ飛ばすこと)しますか?】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:05:48.75 ID:so35DbUo
>>735
【クックッ、と思わずこぼれる自分自身の笑みにノビタは気がつく】
【だがノビタはその笑みを隠そうともせずにルーカスの前に向きあうように立つと】

そうッスね、もう半年ですから
それにオレは来月誕生日でね、いよいよ晴れて成人ですよ
ルーカス…あんたのほうはほとんど変わらないなあ

【ルーカスに会い、そして久々の金の国、というキーワード】
【彼の表情はそれだけで確かに変わる、忘れもしないあの事件はノビタに確かな成長をもたらし、確実に何かを変えることとなった事件】
【どうしても…目を細めてかつての日々を思い出しため息をつきざるを得ない】
【なにせ細められる目はもう片方しか残っておらずその事件で彼は片目を失ったのだから…】

一時櫻が夜行と不死鳥座のせいですすんでた復興が台無しレベルまで再破壊されてたのに…本当にたくましいなあの国の人たちは
そうか…そうだったな、もうあれから半年経ってるのか…

【ハハ、とばつが悪そうに頭をかきながら】

オレまだ一か月ちょっとくらいしか経ってないような気がしていたな
ホント、とことんあの事件には引っ張り回されたからな…最も『依頼完了』が滞った依頼とも今でも言える
なんだか、懐かしいや…あの日々が
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:11:19.79 ID:oUtCH/oo
>>741

…?………っ!

【パチクリするギルマスを見て、一瞬だけ首をかしげたが、「ああ!」と何かを納得した】

ふふふ……。
いやいや、そんな大したものじゃありませんって。
なぁに、私とてまだまだ未熟、貴方が思っているほど凄くはありませんよ

【えっ】
【羨望の眼差しで見られたと勘違いしているぞ!どういう思考してんだ^q^】
【無謀な冒険者から、ただの怪しい青年に成り下がったかもしれないが、もはや彼を止められる者は居ない】

ええ、了解しました。
最短の日曜日では人が集まるか心配ですからね。できるだけ時間は欲しいですし。

【そして、中の人は常に暇を持て余している───】

手続きが完了したというのなら
では、私はこれで。

【立ち上がり】

来週までに規則正しい生活におかないといけませんからね。

体調を崩したら大変だ──────………。

……流石に宿は取りますからね。

【クエストを控えて風邪でもひいたら大変というのもあるが】
【最初の方でのホームレス云々が微妙に刺さっている】

【くるん、と踵を返すだろう】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:13:03.18 ID:5Fkpsmc0
>>744
>【街までキンクリしますか?】
YES!

【黒川は唖然としたが、自分が思っているより冷静だった】
・・・ッ!

【少し街につくまで質問してみよう】

えーっと・・・じゃあ、お嬢さん、
それは特殊能力って奴か?
何故濡れないのに傘を?  
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:13:33.24 ID:84ICOEgo
>>724

【両頬に添えられた、柔らかい手の感触】
【少しひんやりと感じてしまうのは、自分の顔が赤く熟れているから、かも知れない】

………っ

【――不意に羞恥を感じて、顔を背けたくなってしまうのだけど】
【彼が優しく覆っているから、それも出来ない】

【そんな、格好の着かない状態で】
【促されるままに、恐る恐る瞼を開ける】

【僅かに濡れた睫、深い水色の虹彩、虚ろな半目から徐々にパッチリと――】
【蒼色を孕んだ漆黒の瞳に釘付けされて】


………アリ…、エル…?

【無意識の内、ローブの端を縋るように強く握ってしまう】
【小さく口を開いて、たどたどしく、不思議そうに、彼の名を呼んだ】
【いつもと変わらないけれど、―――昔会ったときとは少し違う、よく知った彼を】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:13:37.73 ID:jlur3P.o
>>743

【そのカウントダウンを見て、真剣な表情でこくりと頷くも】

──……ジョン様?

【彼の様子に違和感を覚えたらしい】
【そのためか緊張がどっかに飛んでいき、銃を持っていた手の力もぷらんと抜いてしまい】
【ととと……と部屋の前まで走っていってそのまま部屋の中を覗きこもうとするだろう】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:15:20.57 ID:hL9jlPI0
>>745

ほう、誕生日かね!しかも成人とは……こいつは驚いた。早いモンだ……
しかし、『奇妙』なものだな……君とオレちゃんの付き合いはほんの短いモノだった――
だが……その短い期間にあまりにも『凝縮』されていたがゆえに、今オレちゃんは実に『奇妙』な『友情』のようなものを覚え――
今君が『大人』になるということに大して、まるで『血の繋がらない親子』であるかのようにささやかな『感動』を覚えている……
これもひとつの≪WondeR≫というものなのかもしれんなッ!

【両手を腰に当て、雨にも負けないくらい豪快に、彼は笑う】
【その奇抜な容姿と相俟って、彼という人物は相手に大きなインパクトを与えるだろう】
【しかし、ノビタは知っている――彼がこの『愉快な奇人』という『人物像』の裏に隠した『本質』】
【彼が、いかなる『血塗られた歴史』と『漆黒の十字架』を背負って歩んできたか、ノビタは知っている――】

【ルーカスは……ノビタの失われた片目に小さく眉を顰めたが、特にそこに触れることはなく】
【感慨深げに、自らの三つ編みヒゲを撫でて】

なに、あの国の人々はまさしく『黄金の精神』を持っているということだな……
たとえ『鉛の国』と揶揄されようとも、その内に秘めた信念は決して鈍らずといったところか!

――そういった意味では……『あいつ』の見立ては決して間違っていなかった……
もしも『あいつ』の目論見通り、『あいつ』の巧みな話術によって、この黄金の精神のベクトルが邪悪なる方向に向けられていれば!
『戦い』は……更なるスケールで、まさしく全世界を飲み込んだかもしれない……想い起こせば……もう半年なのだな……

【そう言ってふと彼は空を見上げる――曇天、月はスデに覆い隠されている】
【『あいつ』とは――説明するまでもないだろう】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/28(火) 01:16:24.85 ID:SYPbmyMo
>>742
ん、いや、大した用事って訳でもないんだけど…
(うわ、何この純粋な子)
(…普通に言うか…)

【一瞬言うのを躊躇した様にも見えたが―――】

君の方から妙な魔力を感じたからちょっと気になっちゃってね…
何か知ってる?

【―――声をかけた理由はすぐに出た】
【魔力が気になったから、単純な理由だ】

【ちなみに明らかにこちらの方が年下なのに君と言っている】
【指摘する事も出来るがどうするかは自由だ】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:16:44.80 ID:YkaBBf6o
>>749

「随分と遅かったな」

【中に居たのは、椅子に座り、両足を机に上に置いて、暢気に本を読んでいる白衣を羽織った青年だった】
【エルにとっては義弟にあたる】
【赤木怜司だ】

【ジョンは……珍しく呆然としていた】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:20:16.72 ID:KgfkeDoo
>>746

――いや、スゲェよリロードの旦那
色々な意味で、うん。

【最早止めることを諦めたのか、仏のような笑顔で暖かく見守っていた】

よ〜しよし!これで正真正銘全手続き終了なのだぜ!
じゃあ、クエスト時間に遅れないようにな!場所の確認もちゃんとしておくのだぜー!

あ……そうだそうだ!

【踵を返すリロードの背中を追いながらも】
【何かを思い出したのかポケットから何かを取り出し、ポイっと放り投げる】
【ひらひらと……恐らくリロードの頭の上に落ちてくる其れは……チケットであった。】

山盛り満点!スタミナ増強!
冒険者のお供なギルド食堂のタダ券なのだぜ!
クエスト頭さんにおまけで上げてるんでね!気が向いたらいつでも食事していけばいいさ!

【チケットの内容は言葉に違わず。一回の食事を食べ放題で無料にする券であった】
【ギルドの横半分は冒険者達が酒や食事を交わす食堂兼酒場となっており、そこで使えるモノである】

そんじゃ、クエスト当日までお別れなのだぜ!達者で過ごしなよリロードの旦那ー!

【そして、今度こそリロードに手を振り見送り】
【ギルマスは次の業務に移るべく、クエストボードのもとに歩き出した……】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:20:22.76 ID:TkTsOa20
>>747

…傘を持ってたのは、能力使うと疲れるから
正直、服が傷むのはもったいないことだと思います。

というわけで、お察しの通り能力ですが何か?
貴方も何か持ってるのでは?

【何か問題があるのかとでもいった口ぶりで】
【異世界についても偏った知識でもあるのだろう】

【そんなこんなで街到着】
【恐らく、札幌にはない街の風景だろう】

…さて、案内はもう結構で?
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:21:45.96 ID:MSpcZDko
>>723
ジャステヴィルか、はいよ
【そのまま振り返り】
それでは、最なら!
【差し支えなければ、そのまま何処かに行くだろう】

/すみません。少し寝てしまいました。
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:22:11.71 ID:jlur3P.o
>>752

れ、怜司様!?

【彼の姿を見て、思いっきり素っ頓狂な声を出してしまうエル】
【驚いたときに「ふぇ」だの「ほぇ」だのといった奇妙な声ともまた違い】
【どこか裏返ったような──あまりお目に、いやお耳にかける事の出来ない声だ】

【その驚きのあまり──】
【「呆然とするジョン」という超貴重な、いや彼女にとっては国宝レベルか絶滅危惧種並の希少価値である彼の表情を見逃してしまうこととなった】
【後に彼女は、この際ほんの僅かでも彼の方を振り返らなかったことを後悔したとか、しなかったとか】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:24:32.78 ID:YkaBBf6o
>>756

「いや待ちくたびれたぞ……まさかこんなに遅いとは思わなかった」

【パタン、と本を閉じて白衣のポケットに突っ込み、両足を下ろして椅子から立ち上がった】
【じろじろと二人を見ている】

【一方ジョンは表情こそ戻り、構えを解いたもののだんまりだ】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:25:21.27 ID:p1eSzAUo
>>751
・・・あー、この魔翌力のことですか・・・

【少しだけ悩む表情を見せるが、すぐに元の笑顔に戻り】

はい、もちのろん、知ってますよ〜!
なんといっても私の魔翌力ですから
ま、やりたくてこんなことになっているわけではないのですが・・・

【黒いカーディガンをばさりと羽織り直した】
【すると穴の開いた風船のように魔翌力があたりに散って大気に帰っていく】
【しかしまたすぐに溜まっていくような感じがするだろう】

【にこにこにこにこ。あんまり気にしてなさそう】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:26:52.98 ID:jlur3P.o
>>757

怜司様……どうして、この場所、へ?
そもそも、ジョン様とお知り合いだったのですか?

【だんまりなジョンに代わって、なのだろうか】
【矢継ぎ早に怜司へ質問を投げかけるエル】
【状況がいまいち掴めていないらしく、困惑した表情でジョンと怜司を交互に見ている】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:27:28.65 ID:oUtCH/oo
>>753

ははっ!すごい?私が…?知っていますよ!

【はははっ!と陽気に笑う、…うん、なんていうかね】
【シルクハットに落ちた、それをひょいっと拾い上げ】

おおっ!こいつはどうも。
そうですねぇ、前日にでも精を付けさせて頂きましょうか。

ええ、そちらもお達者で。
それでは、さようなら、その日まで、ね。

【ふふっ。と僅かに顔を横に向け、不敵な笑みを見せると】
【ポケットにチケットをしまい、ひらり、と左手を上げて、そのまま歩いていった──】

/お疲れ様でしたー!
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:29:14.10 ID:nHTwhISO
>>729

全く同意。檻の中ってのは代わり映えがしなくて――――嵩張りそうだな、確かに。
……成る程。よく解った、と言えば嘘になるが、ありがと。

【余程退屈が嫌いなのだろう――早くも、うんざりしたような口調で吐き捨てて。ふむ、と一つ鼻を鳴らすと付け加え】
【短く答えて軽く頭を下げ、ふと「そも、何を以ってまともじゃない返答とするのか」、と言う所に思い至って】
【考えが大分ややこしい事に成りそうだと判断したか、朔夜は考えを断ち切り、次へ】


持ち上げて持ち上げて、高い所から――――成る程確かに、性質が良いとは言えないな。
オレが云うのも、どうかと思うけれどね。種族柄とかじゃないが、人事じゃないし。

――――……無理に当て嵌めるなら、二番目、か。
そう易々揺らぐような自我は持ってない心算だし、どうでもいいけど。

【覗いた“何か”――聡い様でいて鈍い、と言うか。鋭い直感が捉えるも、出所を特定する事は適わず】
【深い事は考えず、気の所為か、と一時流して】

【本題。涼しげな声は俄かに温度を低め、抜けば珠散る刃の如く】
【起伏は少なくも頻繁に移り変わっていた表情は、平淡な仏頂面の陰に引っ込んだ】

――――最低限手入れして、生きてたら突っ返す。死んでたら弔う。どっちにしろ、オレの負うべき役目だ。
あと、検査は必要無い。今の所はだから、或いはそのうち世話になるかもだけど。

オレには居ないな。端末の件に関しては、一先ずは其方に任せるよ。
取り敢えず、織守に一報入れてその旨は伝えておく。
仮にも“機関”の物だからな、一筋縄じゃ往かないとは思うが――――頼んだ。

【即決、即断。短い思索に耽った後、言い淀む事も無く、立て板に水で処遇を決める】
【飽くまでも仮の決定、リーダーに指示を仰ぐまでの処置。とは言え、もう少し悩むべきでは無いか】
【或いはそう思う程に端的で、何と言うか酷く呆気なかった】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:29:23.20 ID:so35DbUo
>>750

そう、来月のラストでオレはめでたく20歳…ドラっちは16日だから一足早く、です
本当実感湧かねーや…それはこちらとて同じ事…正直ホッとしていた、あんたが生きていた事に
オレはあの時アンタが死んだかと思ってずっと負い目を感じていたのが事実だ

【うつむき、やれやれと言った感じのジェスチャーを現す】
【あの事件で最も傷を負ったはずなのに…彼もよくぞ気丈に振舞える、これがこの男の強さか…そう内心称賛を贈る】

…『彼』は…過激な男だったし全世界をのみ込もうとするほどに飢えた…悲しい男だった
オレたちが必死になってようやく止められるか止められないかのギリギリの瀬戸際…辛くも勝ちをもぎとったあの時はよく覚えている
そう、もう半年…信じられない、オレは生き延びてもうすぐ成人を迎えながら…今も探偵稼業を続けている

…何か一つでも狂っていれば…死んでたのはオレたちのほうだっただろう、何か一つでも欠けたら…

【ぐい、とフェルトハットをかぶり直しながら…月を覆い隠す空を見上げ…かつての戦いの日々に思いをよせる】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:29:34.65 ID:KgfkeDoo
>>760
/お疲れ様でしたなのですぜー!
/ククク……これから原稿との戦いだ……!
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:29:39.21 ID:5Fkpsmc0
>>754
【貴方も何か持っているのでは?だと?】
たしかに思い当たる節があるが・・・
俺が予備校で授業受けているときに
ゲームセンターで目撃されたようだが
ドッペルゲンガー?かと思ったがこれが能力なのか?

【少女に案内され街に着いた】
ああ、ありがとう!

ここは・・・なんと風情のある街なんだ!
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:29:42.35 ID:YkaBBf6o
>>759

「お前がこいつと知り合う前から知り合い」

【びしっとジョンに指差す怜司】
【失礼である】

「そもそもお前と俺の妹がここに居ることを、疑問に思わなかったのか?」

【何か馬鹿にした口調】
【因みにその妹君はもう家に居なかったり。数日前に「お世話になったんだよねー」とか言いながら出て行った】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:33:56.38 ID:jlur3P.o
>>765

そ、そうだったのです、か……
あぅ──た、確かに何度か不思議には思いました、けれど。。

【しぱしぱと目を瞬かせながら、未だに困惑した表情である】
【妹の詩織が家を出て行った時のことを一瞬思い出し】
【「そういえばどうして詩織は主人である怜司様と別々に暮らしていたのでしょう?」】
【などと今更な疑問が浮かんでくる】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:35:49.88 ID:asEFSws0
>>755

 ああ。さらばだ――

【引き止める事は無い。次に逢うのはいつになるか――】
【それは分からない。やはりさらばを使う】

 ―― 仲間、か。

【その言葉からは何処からか、希望が満ち溢れてくるようで――】
【ゆっくりと踵を返し、ひたひたと――裸足で立ち去ろうとするだろう】

/乙でしたかな?
/遅くなったり申し訳ありませんでしたー
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:37:59.27 ID:TkTsOa20
>>764

…さあ、それは分かりません。
持ってるんじゃないかとは思ってもその中身までは分かりませんから。

【パッと思いついたものがあるといえばあるが、これ以上混乱させるのも面倒になると思ったのかあえて言わない】
【おそらく、後にそれが何なのか知ることになるだろうと予想しているのもあるが】

…さて、用も無くなったようなので私は行きますが

【傘を渡しっぱなしにしたまま、雨の降る街中へと歩いていこうとする】
【用事があれば引き止めるのは今のうちである】
【少女の足元、水溜りが少女の影のように後ろを付いていっている】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:38:30.26 ID:YkaBBf6o
>>766

「ま、俺が用があるのはそっちのまっくろくろすけなんだが」

誰が黒ずみだ

【怜司の酷い言葉にようやっとジョンが反応した】
【やり取りからすると、1、2回会っただけの関係では無さそうだ】
【ジョンは不機嫌そうだが】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:41:20.67 ID:jlur3P.o
>>769

(親しい……というわけでもないようですわ、ね。。)
(ですが──まっくろくろすけとは失礼ですわ怜司様)
(ご自分も以前まっくろけだった癖に……)

【ジョンのことを「まっくろくろすけ」と言った瞬間、エルがものすっごい勢いで怜司を睨み付けてきた】
【その上言葉には現れないものの、頭の中では怜司に対する評価が駄々下がりである】
【彼女の前では、ジョンを悪く言うのはやめたほうがいいかもしれない】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:41:45.30 ID:hL9jlPI0
>>762

10月の最後、か……果たしてオレちゃんはその場に居合わせることができるか分からない。
だからこそ、今ここでおめでとうと言わせてもらうぜ、“ノビタ”。
『ConGrAtuLaTioNs!』――願わくば、このオレちゃんより先には死なねーコトだ

【そう冗談めいて笑ってみせるが、それはルーカスの心からの願いでもあった】
【あの戦いは犠牲が決して少なかったとは言え無い……多くの生命の代償を支払った戦いだ】
【生命の理に反して、自らより若い命が先に死んでいく――ルーカスにはそれがたまらなく嫌だった】
【それは、『死刑執行人』という、生命を絶つ厳粛な立場にいた彼だからこその強い願いなのかもしれない】

……正直、流石のオレちゃんでも『死』を覚悟したとも……『あいつ』の太刀は寸分の狂いない的確さで急所を突いてくる……
『真織』の応急処置が無かったら、幾らこのオレちゃんでも天井が落下する寸前で脱出はできなかった……
……いかに『アイツ』との『約束』を胸に秘めていようと、な……――

【言いながら、ルーカスはややその表情を曇らせ】
【静かに胸ポケットに手を伸ばし、そこから取り出す――小さな『破片』】
【それは……『星のカタチのピアス』の、『砕け散った破片』であった――】

…………『あいつ』は強かった……恐らく、あの場所に居た誰よりも、な
当然このオレちゃんより強かったし、ノビタ、君よりも強かった……
個人の戦力だけで見りゃあ、誰も『あいつ』には勝てなかったろうさ……
だが、それでも『勝利』を掴み取れたのは、……クサい台詞になるが『絆』の成した技だぜ。
それは紛うと無き不思議と奇妙の結晶……WondeRの集大成だ……それが手にした『勝利!』

『偶然』じゃあない……何かひとつでも欠けていたら勝てなかったとしても!
こいつはなるべくしてなった『奇跡』だ……オレちゃんたちはそれを忘れちゃあいけない……

それを忘れることがなければ……今度の『脅威』だって乗り切れるハズだからな……

【言って、ルーカスは再び足元の捨てられた新聞に視線を落とす】
【踊るのは『R.I.P.』の文字――そう、ルーカスとて把握しているのだ……現状を】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:43:26.10 ID:YkaBBf6o
>>770

「ところでエル。お前、こいつに師事してどのぐらいだ?」

【指差しをやめて、エルに一つの質問をした】
【エルが睨んでるのに気づくと──】

「……ふっ」

【鼻で笑った】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:43:28.41 ID:5Fkpsmc0
>>768
【少女は黒川の目の前から立ち去った】
・・・ありがとう(ボソ)・・・
とりあえず街をうろついてみるか
【・・・能力身につけなくてはこの世界じゃやっていけないようだ
どうしようか?】
/ありがとうございました
お疲れさまでした
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/28(火) 01:44:47.43 ID:SYPbmyMo
>>758
あー、うん…
(地雷踏んだか?)
(流石に初見の相手にいきなり嫌な思いをさせるのは人としてどうかと思うが…)

【微妙な返事】
【多少言い辛そうな、そんな感じだ】

(…セーフ)
やりたくてなってる訳じゃない…って事は…
詳しい事情は分からんけど…
魔力の制御が効かないとかそんな感じでだだ漏れになってるって事?
…そうだとしたら少し前の俺みたいだな…

【少し詳しい所まで聞こうとする】
【質問をしたあとボソっと呟く】
【聞こえていてもおかしくはないが聞こえていなくてもおかしくはない】
【そんな微妙な声量だ】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:44:59.91 ID:TkTsOa20
>>773
/お疲れ様でしたー
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:46:00.60 ID:jlur3P.o
>>772

3ヶ月ですわ

【早口。棒読み。そっちを見てすらいない】
【鼻で笑われたのを音だけで判断し、元々向いていなかった視線を思い切り明後日の方向へと飛ばしてしまった】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:46:20.08 ID:dynDAFYo
【路地裏】

――――全くもって今日も疲れた。

【顔の右片方が火傷した赤目の女が箱の上に横になっている】
【白髪混じりの茶の短髪、黒のソフトハットに黒のコートを着、ダメージジーンズを履いている。】

――夜中に目をさますのはマジで勘弁して欲しい。

【若干のメタ発言を含みつつ、ひとりごとを発している。】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:48:08.33 ID:YkaBBf6o
>>776

「どうだ、自分で三ヶ月前と比べてどの程度強くなったと思う? こいつは教えるの上手いか?」

【棒読みなのも気にせず続けて質問をする】
【声色としては真剣だ。重要な質問らしい】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:50:15.88 ID:5Fkpsmc0
【街】
・・・お嬢さんと別れたはいいが・・・
【独り言いいながら異世界からやってきた男は街を散策していた】

780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:55:03.15 ID:p1eSzAUo
>>774

おおっ、勘がいいのですね!
それとも、そういうのを感じ取れる人ですか?
どちらにせよ、制御が効かないわけではないのですが正解ですよ
ちょっと量が多いですけどね

【別に、気に触った様子はなく】
【尋ねられたことを丁寧に答えていく】
【その間にもどろりとした魔翌力は彼女の周囲に満ちていく】

・・・『少し前の俺』?

【聞き逃していなかったようで、気になったワードを確認するようにもう一度言う】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 01:55:06.96 ID:jlur3P.o
>>778

──……三ヶ月前は、私は相手の攻撃を回避することすらままなりませんでしたわ。
少なくとも、身体の動かし方というものは順調に身についていると思います。
それなりに戦えるようにもなりましたが──矢張り、戦闘に慣れた方を相手に致しますと厳しいですわ、ね。。

【明後日の方向から視線が戻ってきたものの、それは怜司に向けられることなくジョンの元へ】
【しかし明確にジョンを見つめているというものではなく、なんとなくジョンの方向を見てジョンを視界に入れている、といった具合だ】
【そして怜司の問いには意外にも比較的まともに答えを返した】
【きっと心の中では──】
【「さっさとお帰りあそばし。貴方様がおられるとジョン様がry」】
【──などという、「怜司さっさと帰れコール」が繰り広げられていることであろう】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 01:56:35.63 ID:YkaBBf6o
>>781

「ふむ……」

【エルの答えを聞くと、憎き義弟は両腕を組み、何かを考えるように俯き始めた】
【中々帰ってはくれない】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 01:57:04.21 ID:AcWkhEU0
>>761

「機関のクソッタレ連中の技術力だけは認めてやってるよ。多分、あたしの知っている“一人だけ”じゃ突破はできんねぇ。」
「うん、頼まれた…。じゃあ織守へのデータ送信は朔夜に任せるとして、こっちも色々と探してみるぜい。」

【剣については、最早言及しない―――自分が下手を云っては赦されぬ分野と解釈した】
【この場合、「夜行」の首として振る舞う“彼”が打ち鍛えた刀に触れて、その意味を感じたから、と言うのも理由として挙がるだろう】
【朔夜と違い、甘いとも公私混同とも取れる、口調―――然し、彼女なりに真摯な態度なのは、伝わってくる】

【何より“頼まれた”というコトは―――武美が、か。織守に選ばれたこと、か。知れずとも…『信用されている』というコトなのではないか】
【隣の雨彦は、その素早い思考に多少の違和感を覚えつつも―――自分と同じように“迷えない”人物だと、想うことにしてみる】
【彼女の細い眉が、ぴくり、と楽しげに吊り上がって、そして】

『そう言えば、無道。お嬢様が“魔術協会”を飛び出してから、大分時間が経っているのでは?』
『留学生と言う後ろ盾を構えるワタクシは兎も角、有象無象の一般生徒を護る時間には限度が有る…幾ら、“断華さん”でも、ね。』
「……おっ、いけね。確かに長い事、病室で座ったりバイクで伝えゴトやったり…。あぁ、そろそろマズいかもな。」

【眠らない魔術協会、武美は実は其れなりに忙しい毎日を送っている――スケジュールが、ストーカーよろしく彼女を追って】
【一方で、規則正しく“振る舞う”病院……既に鳥は声を響かせた。雨彦とてそう長くは居られぬ、正式に見舞いに来た訳でも無い故に】
【本人としては、自分から飛び込むのは兎も角、周囲から仕掛けられる迷惑は勘弁。ナースと鉢合わせなど、意地でもしない】

「……って、訳だ。此の侭じゃあ正規の見舞いの時間にまで食い込む、あたしも寝ないで生きてけるワケじゃ、ないし。」
「折角だからもうちょっと話したい様な感じではあるけどさ、そろそろ還ろうと想う…良いかい?」

【武美は、そう断って】
【何事もなければ、小さな別れの挨拶と共に、病室のドアをばたん、と開けて閉じ、去っていくだろう】
【雨彦は、あの夜と同じ―――“大事”であるグリーティングは省略すると言う、無礼な態度で飛び去っていく筈だ】
【その場に残るは―――…ひとひらの、のっぺりした壁が反射し尽くす蛍光灯の力を受けて、妖しく輝く純白の羽】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:01:43.97 ID:jlur3P.o
>>782

……。。

【そんな悠長な様子を見て、エルの限りなく0に近いストレスゲージが急上昇していき】
【それと比例するかのように、それなりに高かった彼女の怜司に対する好感度は急降下】
【このまま降下し続けるとゲージ先のポインタが減圧症を起こさないかどうか心配なくらいである】
【更に、「早く帰れ今すぐ帰れ」とでも言うかのように、つま先でたむたむと床を足踏み】
【どうやら、相当ご立腹の様子である】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:02:52.06 ID:so35DbUo
>>771
【ノビタはこれまでも多くの人の心に触れてきた身、彼の気持ちを汲んでやるべきだと判断し】

そりゃあここまで生き延びたからには意地でも
…もう一度惚れた女にアタックしたいし…せっかくチャンスをもらったんでね
それにオレは今でこそ探偵をやってますが…実は他に将来の夢みたいな物があるんで

『パティシエ』…将来洋菓子屋で生計立てたいという夢を日本帰って必ず叶えたいんで

【生きていたからこそ彼はその夢を追える、その事に心から感謝しながら】
【ルーカスの言葉を胸に刻みながら…あの針の上に立ち続けるような緊張感溢れる戦場の記憶をリフレインさせる】

何度対峙したと思ってるんです、むしろオレより弱い奴の方がこの世界では珍しいくらいだ
最後に至っては機関議員も一人で全てなぎ倒せそうな勢いだったのを覚えている
…そこまで奴がたどり着いたのは…きっと奴の必死で遂げたい『正義』が…

【いや、そこでやめておこう、と首を軽く振りながらその新聞に右目の視線を向ける】
【真剣味の増した表情を顔に浮かべながら彼は告げる】

R.I.P.…今justiceのメンバーもあの組織を特A級の危険分子として扱っている組織ですね
そういえばオレの10年来のダチ、そこの上位メンバーと戦ったって話をしてからと言う物少々様子はおかしかったですね
いや、もっと前…吸血鬼ロゼの一件から片鱗は見せてたがこの一件で確かに変わったのが見て取れる

【ふう、とまたため息をついて壁にもたれながら】

…世界の危機はまだ終わる気配がない、そしてそんな日常の中オレは今も依頼をこなしてる毎日を送っている
今もね、『人探し』を承っているし
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:04:45.78 ID:YkaBBf6o
>>784

……隣の女が怖いから手短に頼む

【エルの不機嫌さに先に動いたのはジョンだった】
【ジョンが怖いとまで言っている。実際には怖がっていないが】

「ああ、俺も怖くてたまらないな。今にも卒倒しそうだ」

【当然怜司も気づいてはいる。が、気にはしていないようだ】
【卒倒しそう、と言うだけで、まだ用件を言わない】
【長考している】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:08:06.79 ID:CzXoVMDO
>>748

…………リーズ……――――

【溢れそうになる感情―――向かい合った存在を、開いたその目で見つめ合う。呟かれた声は、愛しそうに――】
【二人だけの時間、二人だけの空間―――それはどこか幻想的で、この二人だけの世界は、まるで創られたお伽話のよう】
【背景、果て無き暗い海洋が、二人の行方を静かに見守る。水平線の彼方まで続くその風景は絵のようで、肌を湿らせる夜風に混じる潮の匂いや、打ち寄せる穏やかな波音だけが、かろうじて現実感を帯びていた―――】


【こつん……額と額を軽くぶつけてみる。両手を彼女の細い肩の上へと置いた】
【もうこれ以上"近付く"ことは出来ない。あとは―――そう。重ね合わせて∞繋がる≠セけ】
【顔に熱が上るのを感じる―――トクン、トクンと。ふたつの鼓動が高く響いて】

【ゆっくりと、ほんの少しだけ顔を離して―――再び数秒、黒と水色が交わって】
【目を閉じて……――――上下に結ばれた紅い唇を、彼女のそれに触れさせようと―――】



【――――ぴと。】
【重ね合う直前、互いの間に突如として侵入してきたのは、アリエルの人差し指。彼女の唇に、優しく当てられた】


…………―――顔赤いよ?可愛い♪

【―――ふふっ、と。空気を変えるような"彼らしい"無邪気な子供っぽい笑みと、悪戯っぽい陽気な声】

【中断されたキス―――これは、一体?】

【深く考えずとも分かるかもしれない―――彼女に仕掛けた彼の『意地悪』だった】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/28(火) 02:10:21.30 ID:SYPbmyMo
>>780
正解か…いや、感じ取れるとかじゃなくてなってた事あるからさ
まあ今は何とかなってるけど…っと俺の話は別にどうでも良いか
…にしても凄い量だな、ほんとに

【軽く少し前の自分の説明】
【でもどうでも良いかの一言で流そうとする】
【そして無理矢理話題を元に戻そうとする】
【その際に魔力の量を話題として出す】

…話す前に一つ聞かなきゃならない
君はお化けとかの話で怖がる方?

【唐突に質問をする】
【この質問から導き出される答えは少ない】
【ある程度は特定出来るだろうか】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:10:59.62 ID:jlur3P.o
>>786

【たむたむたむたむたむたry】

【最悪の目つき。喧嘩帰りの如く頬に張られたガーゼ】
【普段とは違う男物の衣服。極めつけに片手に拳銃】
【元が金髪のお嬢様めいた少女なだけあって、その服装や行動とのギャップがなんだかとってもアレである】
【人によってはこのようなタイプが好みというのもいるのであろうが──それは兎も角
【エルの「怜司さっさと帰れコール」はまだ収まりそうにない】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:13:11.90 ID:YkaBBf6o
>>789

「……段々言いづらくなってきた」

いいから早く言え!

【渋る怜司。焦るジョン】
【怜司はわざと渋っているわけではない。これから言い出すことを考えるとつい渋りたくなるのだ】
【それこれも、エルが怖いせいである】

「じゃあ用件を……ジョン、俺に徒手格闘を教えてくれ。これは正式な依頼だ、金も出そう」

【怜司の用件】
【それは変則的な弟子入りだった】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:14:53.05 ID:jlur3P.o
>>790

……。。

【  なんか  舌うちが  聞こえた  】

【きっとその音は気のせいだという事にしておいたほうがいいかもしれない】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:16:45.02 ID:YkaBBf6o
>>791

依頼なら断る理由はねぇな

「おいそこの今舌打ちしたぞ」

【ジョンは見事にスルーしたが、怜司が指差している】
【エルの心中はさておき、依頼を断れるほどジョンは高尚な仕事をしているわけでもなく、そんな選択肢は無かった】
【特に嫌がる素振りもせず、快諾したのであった】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:17:06.78 ID:p1eSzAUo
>>788

へぇー・・・そうなのですか・・・
(そういえばあの生物学者も似たような症状はいっぱいあるって言ってたけど・・・)

ええ、それはもう。主治医さんの話だと私の血肉を犠牲にしてまで魔翌力に回されてるらしいですからね

【笑いを交えて話すがどう考えても笑い事じゃない】
【でもそれは本人が一番わかってることで、自然な笑いの中にどこか不自然な笑いが交じる】
【話題を変えてくれたことに内心感謝しながら】

見たりすると腰を抜かしてしまいかねないですけど・・・
聞くのは全く問題ないです!
あ、でもあまりにも怖いのはちょっと無理かもしれません!
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 02:20:06.36 ID:hL9jlPI0
>>785

……ほう?パティシエになりたいのかね?ノビタ!
……はっはっはーン!こいつは良いッ!GreaT!良い『夢』を聞かせてもらった!
ノビタ!オレちゃんは応援するぜ、君の『夢』をな!
その『ピュアな心!』ソイツを忘れなきゃあ、きっとどんな『夢』だって成せる……
惚れた女もオトせるかもしれないぞ、ンーーッっはっはっは!

【その言葉を聞くと、ルーカスは本当に嬉しそうに笑い】
【ぱしん、と左手で軽くノビタの背中を――そう、エールを送るように押そうとするだろう】
【彼は『ハンター・ワンダー』……大人になっても、子供のようにワクワクできるものを追い求める者】
【ゆえに、『夢』を純粋に追い続けるノビタの姿勢は、彼にとってとても共感できるものだったのだろう】

【ルーカスは……それ以降『彼』の話題を噤むと、やや表情を真剣なものにして】
【ポッケから新しい煙草を1本取り出すと、ノビタに目で吸ってもいいか合図を送り】

……≪R.I.P.≫……“とうとう”……“とうとう来たらしいな、この時が”……

【ぽつりと呟いたその言葉は――ひょっとすると、雨に打ち消されたかもしれないが】

……ノビタ……いいか……この≪R.I.P.≫との『戦い』!
言うまでもなく……オレちゃんがさっき言った『絆!』それが『カギ』になるのは……確かだ……

【彼は再び壁にその背をもたせかけ、意味深に言葉を紡ぎはじめる――『何』だ?……】

……だがな、この戦いを乗り越える『カギ』は……『もうひとつ』ある。
ひょっとすると『それ』が無くてもこの戦いを乗り越えることはできるかもしれない……
だが、……こいつは『試練』だ……『過去』からの『試練』……
この『私』が、逃げ続けた過去の幻影に追いつかれたように……逃れることができない『試練』なのだ……


…………『クシャルクス・クロワール・レッドスカイ』……この『名前』を知ってるかい、ノビタ?

【そして、唐突に紡がれた名前は――果たして、彼は知っているだろうか?】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:20:16.21 ID:jlur3P.o
>>792

あら怜司様お年のわりにもうお耳が遠くなったのですか?
ご希望ならよい耳鼻科を紹介いたしますが。

【白々しくにっこりと微笑むエル。明らかに当て付けである】
【彼女は彼女で、ジョンの選択は絶対であるために文句など言えるはずもなく】
【どう見ても態度に出てしまっているも、言葉の上では──そう、言葉の上ではひとっつも文句も不満もいうことなく】
【あくまでも言葉の上では。書類上では「ジョンの選択」に納得するのであった】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:24:00.47 ID:YkaBBf6o
>>795

「嫌味まで言い始めるとは……末期だな」

【やれやれ、といった様子で首を振っている】
【と、表面上は平気だが、実はこの男、繊細であるため、内心では結構しょげていたり、いなかったり】

住み込みか?

「まさか。俺にも仕事はある。週に一度か二度の相手でいいさ」

じゃ、今日のところは帰れ。詳しい話はまた後日だ

「……オーケイ」

【軽いやり取りをした後、ジョンは自室へと入っていく】
【だが怜司はそれを目で追うだけで、出て行く様子が無い】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:29:59.38 ID:so35DbUo
>>794

…はは、オトせるかどうかまでは相手が相手だからあまり期待しないとして
まずは『行動』、でしょうさ…応援ありがとうございます
ルーカス、あんたにもいずれケーキとか作ってあげましょうか

【煙は苦手なのか?とりあえず一歩引くと、手を差し出して『どうぞ』の合図をする…ノビタなりの配慮か】

『絆』のほかに『もうひとつある』…?詳しく聞きたいところですねそいつは
…クシャルクス…クロワ…はて、おかしい…オレは以前どこかでその名前を聞いたような気がする
そう、誰かオレの知っている人間だったはずなんですよ、その人がオレに話してくれた名前だった気がする…その人物が何か?

【何かかかわりがあるのか?と言う意味を込め、改めてルーカスに問うだろう】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:30:58.32 ID:jlur3P.o
>>796

【最後の最後にべーっと舌を出してあっかんべ】
【怜司が内心で傷ついていようが首を吊っていようが知ったこっちゃあないという態度である】

【だが、住み込みではないという情報を聞いてほんのちょっぴり嬉しそうな表情となり】
【それに伴いごく僅か、1ドットほど怜司への好感度はあがったが──もう今となっては焼け石に水である】

【その後ジョンのことを目で追い、自分も部屋へ戻ろうとするも】
【怜司の様子に気づいて怪訝そうな表情へと変わり】

どうかなさいましたか?

【そう、問いかけた】
【意訳:「さっさと出てけ」】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/28(火) 02:32:42.87 ID:SYPbmyMo
>>793
…血を犠牲に?
(アレの逆の陣で何とかなるか?)
(いや、でも何ともならない確率の方高いだろうしな…)
(それにこれで治る位ならもう治ってるだろうしな)

【何か引っかかる所があったのか少し考え込む】
【会話の途中で考え込むとかこいつ最低】

(ある意味もう見てるよな…)
(話すのは酷いか…いや、あえて気にせず話してみるか)
なら大丈夫だな
まずこの話があった頃俺がどうなってたかだけど…
亡霊としてこの世を彷徨ってた

【いきなりぶっ飛んだ話】
【なんと言うか酷い】
【と言うか痛い、人として】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:32:44.19 ID:YkaBBf6o
>>798

ああ……あいつ、何か変わったところは無いか?
普段と違うところなら何でもいい。一人で居ることが増えただとか、ため息が多いだとか

【声をかけられ、代わりに質問を返した】
【変わった質問だ】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:38:13.40 ID:jlur3P.o
>>800

……?
そう言えば──今日は珍しくお迎えにこられましたわ。
それとその後、珍しく一緒にお食事を、と。

何故、そのようなことを?

【質問内容がジョンに関することだからか、今度は真っ直ぐ真剣な表情で怜司を見つめ】
【答え終わると矢張り怪訝そうに首を傾げてこちらからも問いかけた】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 02:39:20.74 ID:nHTwhISO
>>783

――――……ああ、今日は有り難う。またな無道、おやすみ。其れと……。

【二足の草鞋を履く身としては、何かと多忙な事だろう。無理を言って引き留めるのも、悪い】
【朔夜は其処まで忙しくは無いものの、副業≠フ存在故か、直ぐにそんな思考に至り】
【ひらひらと手を振って、武美を見送る。次いで振り返ると、雨彦へと言葉を掛けようとして――――】

【はらり。遺されたのは開け放たれた窓と。カーテンを靡かせて届く、一片の羽根】
【純白の其れを手に取り、らしいな%凾ニ独り語散て】

【――――ぱた、と。彼女は、風に吹き倒される葦か何かのように、ベッドへと沈み込む】
【緩やかに鎖される双眸。意識が暗澹たる闇に墜ちるまで、そう長い時間は要らない】
【他人に弱みを見せられない=\―常に強く在ろうとする、識槻朔夜の悪癖の一つであった】

【三日間。それからきっかり其れだけの時間、彼女は死んだように眠る事と相成る】
【束の間の休息――――醒めれば再び、舞い戻るのは冷たく昏い戦場】
【人で無し≠ニして。正義の旗を汚すモノ、その総てを悉く根絶せし、蒼の剣として】

【為らば、せめて今だけは。倖せな、人≠フ夢を――――――……】
//二日間に渡りお疲れ様でした、長引かせて仕舞い済みません……。
//おやすみなさいませ。楽しかったのですぜー!!
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:43:15.37 ID:YkaBBf6o
>>801

……そうか

【エルの質問には答えず、目線を斜め下に落とした】
【しばらくそのまま黙ると、ふぅ、と一つ息をつき、出入り口へと歩いていく】

【息をついた瞬間】
【ただ僅かな間だけ、酷く憔悴し切った顔をしていた】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 02:43:49.68 ID:AcWkhEU0
>>802
/超乙でした〜!
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:45:50.42 ID:jlur3P.o
>>803

……、怜司様。少々、お待ちを

【──と。彼が出入り口へ歩み始めたのを見て】
【先ほどまで怜司の早期帰宅を望んでいたエルが、何を思ったのか彼を引きとめた】

【そしてその場で彼女の能力≪ラヴァーズ・コンチェルト≫を発動させ】
【ふわりと──赤い炎を手のひらの上に灯す】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:47:21.38 ID:YkaBBf6o
>>805

……?

【呼び止められて一瞬してから、きょとんとした表情をしながらエルの方へ振り向いた】
【それから、炎をじっと見つめる】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 02:52:09.02 ID:hL9jlPI0
>>797

はっはっはン、わかってるじゃあないか……もしオトせたら紹介してほしいモンだな?
なんせオレちゃん、このトシでまだ独身だ……せめてダチの浮いた話くらい楽しみたいからな!
……ほう、ケーキかね!そいつは良い……是非今度、ご馳走になろうかね!

【言うとルーカスは、「悪いね」と一言断ってから、ジッポ・ライターで煙草に火を点け】
【紫煙で肺の中を満たすと、煙を外の雨に向かって吐き出し】
【何時に無く真剣な表情で――『ルーカス・アルディロッソ』となって――ノビタを見据え】

……知っているなら話は早いぜ……クシャルクス・クロワール・レッドスカイ……
……そいつはな……≪R.I.P.≫との戦いにおける『鍵(キー)』を握っている。

【そして彼は紡ぐ――或いは衝撃的であろう、その言葉を】

詳しくはこの私も知らない……そこまで追及はしていないからだ……
だが、あいつの閉ざされし『過去』と≪R.I.P.≫!そこに「つながり」があるのは確かだぜ……

【本当に一度煙が欲しかっただけなのか、ただ一度吸っただけの煙草を、能力の『空気』で消し】
【それを携帯灰皿に捻じ込みながら――壁に持たせかけた身体を持ち上げて】

『クシャルクス・クロワール・レッドスカイ』に会うんだ……ノビタ!
そして≪R.I.P.≫との戦いにおける『協力要請』をするといい――
『彼』と……『彼の幼馴染の二人!』
1人は『紅丸紅斗(ベニマルベニト)』という『男!』もう1人は『死亡した』らしいが……『希望』はある……
『生きているかもしれない』……確か……『巨大な「銃」を操る――“女性”』ッ!

『彼ら』を探し出し……そして『共に戦う』こと!
『彼ら』は≪R.I.P.≫戦における重要な『何か』を知っているのは『確か』だッ!
例えば、そう、ひょっとすると……≪黒の暴帝グレミュール・ポポル≫の……≪能力ッ!≫

【昂ぶってきているのか、ば、と左手を横に突き出しながら、高々と宣言する】
【煌く『WondeR』の文字――映えるワインレッドに、僅かに雨が沁みこむ】

何故なら『彼ら』は……≪ネル・ナハト≫が台頭してくる、その更に数年も前にッ!
“スデに!”≪R.I.P.≫と“戦っていたらしい”からだッ!!


/申し訳無い、PCトラブルで遅れました
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 02:53:56.49 ID:jlur3P.o
>>806

今宵は特に空気が冷たいですわ
よろしければ──これを。

【彼女が静かにそう言うと、手の中の炎がゆらりと形を変え】
【やがて、薔薇の花を模した炎になった】
【炎の薔薇はふっと浮き上がるとゆらゆらと時折炎のように揺らめいて】
【怜司の胸の前あたりまで移動していくことだろう】
【その炎を手に取るか取らないかは彼の自由】
【もし手に取ったのならば──彼の手にじんわりとした温もりが伝わってくるだろう】
【効果持続時間はそれなりに長いが、怜司が家についたあたりで消えるかもしれない】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 02:58:03.05 ID:YkaBBf6o
>>808

……

【差し出された炎】
【それを怜司は簡単に取らず、緊張したような面持ちでじっと見つめていた】
【いつもの、考えている表情ではなく、どちらかといえば考えを止めてしまっているような表情だ】

【一分かそこら。ただ待つには長い時間が経ってからようやく、ゆっくりと右手で炎を取った】
【そしてぎこちない動作でその手を下ろす】

……ありがとう

【先ほどまでとは違う、酷く弱々しい声】
【誰が見ても分かるぐらい、”無理に作った笑み”でお礼を言った】
【そのまま返事も聞かず、足早にその部屋を出ようとする】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 03:03:31.77 ID:jlur3P.o
>>809

──先ほどは申し訳ございませんでしたわ。
大人げのない態度でしたわね……

【何故エルが今になってそう言いだしたのかは、分からない】
【もしかしたら、最後に彼のついたため息で「何か」を感じ取ったのかもしれない】
【例えば彼女の父親が「エルと似た誰か」のことを想っている事を、言われずとも察した時のように】
【子供特有の、鋭敏な感覚に彼の態度は引っかかったのかもしれなかった】

【彼女の言葉が怜司に届いたかどうかは不明ではあるが──】
【それ以上エルは彼を引き止めることなく、見送るだけであった】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 03:06:17.99 ID:so35DbUo
>>807

どうも…二本に戻る前に最低一回…そのチャンスを生かしにいきますんで
ケーキはいつでも用意しますんで遠慮しないでいいですぜ

【と、告げて懐からメモ帳とペンを取り出すとまっさらなページを開いて】

(どこで聞いたんだったかな…身近な人間だったら…ドラっち?ラビット…?
そう、誰かと親密な人物だったんだよ…『確か』)
【と、リアルタイムで脳に検索をはかり、思いだそうとしながら】
【メモ帳にまず『クシャルクス・クロワール・レッドスカイ』の名前、続いて≪R.I.P.≫事件における重要人物と記入】

で、『紅丸紅斗』に、生死不明の『巨大な銃を操る女性』…と!
その3名が…もしかすると謎につつまれた黒幕の能力を…知っている『かもしれない』、と…そう期待してもいいのかな?

…そう、そして確かにそうだな…確かこの組織はあの櫻が夜行テロ最中の船の上の戦いより前から存在していた組織
となると…奴らはずっと前から奴との戦い方に長けていた…了解です、明日から早速ドラっちとその3名を探ってみます
【頭を下げ、感謝の意を示す】
【が、やれやれと言った感じで疲れ気味に首を振りながら】

しかし…やれやれだ、すでに二人ほど人探しを依頼されているというのに
そのうえさらに探しに行かないといけない人が増えてしまった…まいったね
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 03:06:52.37 ID:YkaBBf6o
>>810

気に、するな……こっちの、行動が、原因だ
反応としては、当然の、ものさ……

【しっかりとエルの言葉に返事をして、それから扉を閉めて出て行った】
【最後の返事だけは、何故か途切れ途切れ。まるで荒い息のまま話したかのようだった】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 03:12:24.02 ID:jlur3P.o
>>812

【ぱたんと閉まる扉】
【その音を聞き、怜司への言葉へは何の反応も返さずにゆっくりと扉の方へ歩み寄ってかちゃりと鍵をかける】

──……ジョン様に、何かあったのでしょうか。

【触れたドアノブは、冷たかった】
【しかしそのまま、暫くドアノブに触れたまま──心配そうにそう呟き】
【ずきん、と】
【身体のものではない痛みが、彼女にはしった】

【Never Ending Story】【→side:E→】
【The next PARADE is......?】

/この辺で、かな?
/久しぶりにジョンと絡めて嬉しかったぜ! お疲れ様でしたー!
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 03:15:20.25 ID:hL9jlPI0
>>811

ああ、期待して良いだろう……詳しいことは分からないが、な。
だが『価値』はある……なんせ今、敵のボスに関してのデータは「ゼロ!」……だろう?

【ハンター・ワンダー・ルーカス……ルーカス・アルディロッソは、腕を組みながらそう言って】

……本来なら私も協力したいんだが、私はもう戦えない……
この拳は……確実に時という積み重ねに敗れ始めている……
バックアップはするさ、残されたアルディロッソ家の全財産を使ってでもな……どうせもう、家には私しか居ないのだ。

そして……「2人」「スデに」人探し、だと?
良ければ聞かせてくれるかね、私も協力しよう……自分だけ頼んでおいて動かないのはシャクだ。
それと、「クシャルクス」について……『有力』な『情報』があるのだが……

【そして、やがて――言い辛そうに、一度俯くと】

……ノビタ……恐らく……いや、かなり高い確率で……
今、「シャル」……「クシャルクス・クロワール・レッドスカイ」は……

……君も知っていたよな……そう、『私と同じ名前の女性』……
……『Lucas』――――『ルカス・トゥアティ!』
「彼女」と一緒に居るだろう……ほとんど間違いなく……

【――ノビタは知らないわけではないだろう、ルカスとルーカスの関係を】
【そして同時に、ギリギリで噛み合わなかった歯車が全てかみ合うはずだ……『クロワ』――その名前の入手源も、全て】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 03:32:07.83 ID:YkaBBf6o
>>813
【ジョンの部屋】

(俺に何か変化? ……俺に何か変化があるような情報を持ってるってことか)

あいつは何を隠してる?

【部屋の中。ジョンは自然と聞こえていた二人の会話に対し、思考を巡らせていた】
【今の彼にはまだ何も無い。そう、今は】
【しかし彼の推測通り、赤木怜司はジョンに何かしらの影響を与えうる情報を持っていた】
【怜司がエルに質問をしたのは、そういった情報が入っているかどうかを確認するためだったのだ】



【それとは別の場所】


【赤木怜司は路地裏に居た】
【その足取りを非常におぼつかなく、壁に片手をつきながら歩いている】
【今にも倒れそうな身体を、意地と普段は出さない根性で無理やりここまで動かし続けてきた】
【だがそれも、人目につかないこの場所で限界を迎える】

うっ……! がはぁ!!

【低いうめき声を出しながら、しゃがみ込んで胃の中身を吐き出す】
【二人の手前、いつも通りを装っていたが、それは今の怜司にはとてつもない負担だった】
【普通にしていれば、こうはならない】
【だが彼は今の自分の状態を、どうしても知り合いの二人には見せたくなかった】
【その結果、行き過ぎた抑圧は尋常では無い緊張と負荷を生み出す】
【酷い緊張と精神に反する行動は身体にすら影響を及ぼしていた】

はぁ……はぁ……!
ふふ……表情を取り繕うのがこんなに辛いとはな……吐いたのはいつぶりだったか……

【身体を反転させ、半ば倒れこむように近くの壁に背凭れながら座り込む】
【自分の酷い体調を見て、酔った事は一度も無いが、酔えばこんな感じだろうか、などと暢気なことを考える】
【ふと、右手に持った炎に視線を落とした】

これを受け取ったのは、拙かったな……

【そう呟き、その炎をそっと、大切な割れ物を扱うように優しく、地面に置く】
【何度か深呼吸をして息を整えた後、彼はその場を後にした】

【路地裏には不自然な、それでいて美しい炎のバラだけが残された】

//お疲れさーん
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 03:37:12.41 ID:so35DbUo
>>814
ボスどころか以前ジンジャー博士が対峙した幹部の大まかな戦闘力すらほとんどわかってないですよ
べリアルローズ、という奴は大まかな能力を見せてくれたそうですが

【目を伏せて、彼は前線不参加である事実を少々残念に思いながらしかし…彼のルカス、という人名を出した事で…閃いた】

…そう、そうだ!ルカスさんかッ!クロワって名前になんかどこかで引っかかっていたと思ったら…
そうか思いだした、その人ルカスさんの彼氏じゃないか…!やっと繋がったぜ、それならルカスさんを尋ねれば会えるかもしれないッ!
滑り出しで幸先いいとは、テンションあがるなあ…

【そして、彼が協力を申し出ると聞き…彼は懐から一枚の写真を取り出す】
【うつっていたのは白髪交じりの髪を角刈りにした精悍な表情の初老の男…見た感じの印象では全身がっしりしており頑丈そうなイメージを与えてくる】
【身にまとっているのは青の作務衣でありその袖に『魔術協会』のロゴが縫い込まれている】

…彼の名は『大山 無玖』、魔術協会の《魔導具開発第二班》の班長で実は1ヵ月ほど前から行方が知れず家族から捜索願が出ている
そしてそれから後を追うように彼の研究室から…彼の近年の最高傑作である『汎用棺桶型変形兵器・ライドコフィン』とそれに内蔵されていた改造兵器『MAGIC(仮称)』が
なくなっていた事から…事件に巻き込まれたんじゃないかと思われている

…もうひとりは…なんと不死鳥座所属の、最近ずっとすがたを見せなかったデイビット・U・ロックからの依頼だ
仲間には内緒にしてくれ、と言われながら頼まれたのだが…今日まさにその人物を探す件について話をしようと落ち合うつもりだったんだ

…『サイクロプス』という人物を探している、とかなんとか電話では言っていたが

【『大山 無玖』『サイクロプス』…それがノビタの探す人物…?】

/失礼…眠気が限界なので…そろそろ明日に回していいでしょうか…
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 03:39:17.52 ID:hL9jlPI0
>>816
/丁度良い、自分も次で切る予定でしたんですぜ……今日は一旦ここで置いときましょう
/とりあえず明日の時間は舞台裏で……御疲れ様でした!
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 03:40:31.98 ID:so35DbUo
>>817
/ういっす、お疲れ様…
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 04:52:00.35 ID:84ICOEgo
>>787

【彼が、二人の距離を限界まで縮めてきた】
【保温性の低そうなローブの、滑らかな感触】
【近づいた事で、心音がトクン、共鳴するように響く】
【大気ではなく、身体を通して音が伝わって―――】

―――……

【こつん、と当たった額は、やっぱり熱い】
【幾度か瞼を瞬いた後、彼を見つめる為に上目遣いになってしまう】

【両手を乗せられた、細い双肩】
【無意識に力が入っているらしく、ローブの上からでも分かるほど、ちょっと硬い】
【身体を強張らせる行き過ぎた緊張は、そわそわと動く事すらも許してくれない】


【全ては彼の行動に、抗いようのない期待≠懐いていた為――】

【―――彼の瞳が閉じられて、もう少し】
【鏡写しのように、自分も静かに瞼を降ろしてみる】

【早くなんて様悪しい事は言わないけれど、彼の紅唇が落とされるのを待って――――】


―――――………、……?

【ふに、と唇に違和感】
【硬くて細長い感触、まるで内緒話をするときのような―――?】

【思わず、目を開けてしまった】
【一瞬、きょとん、と―――状況が飲み込めない】

【それから耳に飛び込んでくる、トドメの言葉】
【今までの雰囲気を霧散させて笑う彼】

…………え…、……ぁ……っ!

【カァァッ、と顔が熱くなった】
【指摘された瞬間よりも、更に。 火が付くんじゃないかというくらい】
【彼の視線から逃れて、俯いた】

……こ、……………ころすっ!………殺す殺す殺すっ!!

【「わー」でも、「うー」でも、何でも良い。何か声を出していないとパンクしてしまいそう】
【きっと、世界を狙える軽さの「殺す」】
【瞳を潤め、耳まで真っ赤に染めたまま、口を動かし続ける】
【今までに感じたことの無い羞恥を、湧き上がるでたらめな怨嗟で塗り潰そうとしつつ】
【アリエルの左足を、ビーチサンダルでぎゅぅぅと踏みつけようとする】
【地面は砂浜、そんなに痛くは無いかもしれない】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 05:35:40.19 ID:MSpcZDko
>>767
それではーーー

良いもんだぜ仲間って
【マスクを手にすると】
【そのまま闇に入って行った】

/お疲れさまでした。こちらこそ寝落ちしてしまい、すみませんでした。
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 09:38:00.57 ID:tfojpxAo
【街中】
【通りに面した打ち放しコンクリート造の建物の前】

うーん……油分で埃が固着してしまっているのですかね、なかなか落ちない

【その建物に付けられた小さめの“看板”を、ホースから出る水で流しているのは】
【研究者の其れだろうか、掠れた白衣を纏った黒髪の青年】

このような場合は、と

【何か考えることが在ったのか、水が出ているホースを片手に持ったまま、腕を組む】
【しかし当然ながら、勢いよく飛び出す水はやや後方の通りに向かうワケで】
【人通りが少ないとは言え、少々迂闊な行為だ】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 13:07:27.24 ID:HOEsPz2o
【町中、穏やかな昼下がり、町中は中々に賑わっており
かいでみれば、華やかな薫りがそっと鼻を擽り、明るい気分にさせてくれる】


うーん、今日もいい天気ですねー
こんな日はお洗濯したい気分です、ただ皆さん、優しすぎて、私に何もさせてくれませんし


【白紫色の長髪に肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール
同じく黒レースのロンググローブ、黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】

【彼女は困ったように微笑みながら、そっと、道を歩いていく
正確には優しいのではなく、単に身の危険を感じているだけなのだが……】


むぅ……何か事件でもおきませんかねー……


【手持ちぶさたにぷらーと手を振りながら、よっこいしょ、っと近くの街路樹にもたれかかった
良い香り、と呟いて、うなーっとリラックスリラックス】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 13:27:57.23 ID:dOBbH9go
>>822
生憎と、事件を起こすには足りぬ物が多すぎる
力も戻り切らず頭も回らず、戦力そろわず計画立たず
今すぐとなれば、吾輩の手には負えぬ

……自ら起こすもまた一興、そうは思わぬか?

【街路樹の日陰、日光を避けたいらしい人影が一つ】
【女性の独り言に、文章での答えを返しながら歩いて来る】
【右手に持っていた杖に、頭のシルクハットを引っ掛けて】

夜に慣れた目にこの光は辛い
洗濯物でも何でも良い、光を遮る物はないのやら

【女性と会話できる距離まで、近づいて来ようとする】

【燕尾服に白い蝶ネクタイ、右手の杖には象牙の飾り】
【ブラウンのカイゼル髭を蓄えた、尊大な口調の男】
【左手で顔を仰ぎ、熱を幾らかでも避けていた】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 13:41:45.01 ID:HOEsPz2o
>>823

【まあ、と彼女は言葉を漏らす、彼の正体を知っているからか、彼女は何一つ警戒感を出さず
彼の接近を許し、そして、言葉を付け足した】


確かにそれも良いかもしれませんね
ただ今の私はもう少し、この日差しを浴びていたい気分ですわ


【そう言うと彼女は、自身のかけていたオーガンジーショールをするり、と取り
良ければいかがでしょう?と言葉を付け足し、彼に差し出そうとする】

【薄手のそれは、少々光を遮るには物足りないやもしれないが
それでもよければ、と言葉の代わりに彼女の瞳が伝えてくる】


会うのは初めまして、でしょうか


【そう、言葉を付け足しながら、彼女は微笑む、偶然の出会いに、感謝しながら】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 13:51:36.41 ID:dOBbH9go
>>824
気遣い無用、女性物を身につけるは余り趣味に合わぬ
一応吾輩、この様な時に備えて持参はして有るのでな

転送

【杖をカツンと打ち鳴らすと、燕尾服の上に出現する緑のローブ】
【フードを被り頭を日光から避けて、それでも眩しそうに目を細めて】
【続いて手の中に出現するのは、顔の上半分を覆う形状の仮面】
【幾らかでも目に向かう日光を減らして、瞼を大きく開ける様に】

【両手を杖の上で重ねて、両足の踵を揃え。首をぐるりと回して、骨をゴキゴキと鳴らす】
【一度空に向かった視線が降りて来て、彼女の微笑を全て視界に入れて】

然様、然様。吾輩、昼の国の一件より眠っていたのでな
それ以前に機会が有れば顔も合わせられたのであろうが、生憎の出無精
この様な機会に恵まれたは………幸先良し、と言うべきか

………では先に名乗らせて頂こう

【右手を腰の前で直角に折り曲げ、恭しく頭を下げて】

私は月輪 悠楽。『カノッサ機関最高議会議員』、月輪 悠楽

【まず名乗るのは、割と表向きの名と立場。そして、眼前の女性に最優先で名乗るべき名】
【下げられた頭、目だけは上に向けられ、女性の顔を見据えていて】

【やがて、頭を上げた月輪は、手にしていた仮面を装着する】
【顔の下半分、隠れていない部分の表情は、笑みの質をニコリからニヤリへと変えて】

吾輩はナーガ、『ウロボロス』のナーガ

【一人の悪としての名で、重ねて名乗った】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 14:03:37.54 ID:HOEsPz2o
>>825

【これはこれは、お世話様です、と言い、彼の挨拶に答え
彼女は差し出した、オーガンジーショールを再び羽織る――――レースに透ける白い肌は
まるで作り物のように、艶やかに、みずみずしく、そこに在って】


セシニア・イリス・フリードリヒ、新参者、ですが同じく議員の一人をやらせていただいていますわ
どうか、イリスとお呼び下さい


【彼が悪の名を名乗る前に、そう自身の名前を紡ぎ、再び微笑む
くしゃ、っと綻ばされた微笑みは、計算され尽くされたように、統制のとれた、美術品のような、美しさで
目の前の女性の、人ならざる美貌を、より一層、くっきりと強調するようで】

【そして、続け様の彼の本性の――――鋭く光る、蛇の牙にも似た
見え隠れする刹那の悪意にも似た、姿をかいま見、微笑みが、少々、褪せる】

【どうしましょうか、とその言葉は語らず、そっと、黒のレースに包まれた手を
その柔らかげで無防備な唇を隠すように、そっと、口元に添えた――――それはまるで、微笑みを隠すがごとく
否――――微笑みなど生やさしい≠烽フではない、彼の言葉を借りればニヤリ≠ニいったところか】


真名を名乗られたからには――――やはり、名乗り返すのが道理、というものでしょうか
名前という大層な物はございませんが、呼び名なら一つ、Lady Evil=\―――と、申します


【ふと漏れる、かいま見せる、彼女の牙――――なんのことはない、彼女にも牙はある
優しげな見た目に隠された、鋭い鋭い刃が、無味無臭で研がれていた】


――――……で、私めはどちらでお呼びした方がよろしいでしょうか?
ナーガさんか悠楽さんか――――あ、もし貴方が良ければナーガちゃんも捨てがたいですねー


【ぱん、と両手を合わせ、ニコニコと笑う彼女
そこには牙も爪も何もなく、ただ照り輝く微笑みだけが在って――――太陽のように、否――――月光のように
ミステリアスな光を、ただひたすらに、注いでいる】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 14:16:23.10 ID:dOBbH9go
>>826
イリス、か。ならば遠慮なくその名で呼ばせて貰おう
吾輩、他人の名に敬称を被せるは余り好まぬ
『月輪』で居る時ならば、端の槍持ちにも遜ろうが、な

ああ、それと付けくわえるならば。吾輩の真名が『ナーガ』であるとは限らぬぞ?
只の『蛇』やも知れぬ、『月輪』が名かも知れぬ。それ以外の無意味な文字列である可能性も捨てがたい
何、吾輩の名など知らずとも差し支えない些事では有ろうがな

【重ねた名前にすら意味は無い、そう仄めかしながらも、心の中では二又の舌を覗かせる】
【実験狂¢Rり、魔王¢Rり、参謀¢Rり、能面女¢Rり】
【これまでに知った議員もしくは元議員は、その殆どが、自分と同系列の存在だったと思った】
【唯一の例外が金獅子=Bベクトルさえ違えば寧ろ敵対する方がしっくり来る、そう感じた物だった】

【「この女は、また違う」】

【道化の面にしては薄い、セメントの顔筋も持たない、皮肉の鎧も纏わない】
【金獅子≠ノ幾らか近いが、それに比べて垣間見えるのは、れっきとした≪悪意≫】
【『悪』という存在を図る基準としてナーガが最優先するそれは、笑みの奥に見えていて】

…………………

その中ならばナーガさんが最も耳に馴染む

【………見えていて】
【意図的でも無いのだろう。矛盾もしていないのだろう。そういう存在だと、自分の中では認識しておく】


………Lady Evil=A唐突だが単刀直入に話題に入らせて貰いたい
吾輩、未だに頭が眠っている部分が有る。故に、思案が見当はずれになりかねん
が……早急に思案すべき事、ではあると思うのでな
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 14:31:19.18 ID:HOEsPz2o
>>827

【彼女の悪――――どこに宿るのか、それはまさに一瞬で、分かるであろう
その能力に長けたナーガならば――――彼女という存在に押し込められた悪
その全ては瞳≠じさい色の瞳に、全てが込められている】

【一見すれば、単に気味が悪いほど美しい色をした瞳でしかない
しかしその億には何があるのか――――悪という言葉では足りないほどの何か――――そして、推し量るには
少々言葉が足りないだろう、人の言葉では、語り尽くせない、ほど】


それは予期してませんでした、けれど、最後の言葉は違いますよ
名前は必要です、何にでも――――それに、貴方の名前を知らなかったら、なんて呼べば良いのか分かりませんわ


【一本取られました、と付け足して、面白そうに、彼女は唇に埋める、そっと人差し指を
微かに震えるそれは、潤沢を帯びた涙にも似て、微かに震える水面にも似て、指を動かしなぞると
ぷるん、と震えて、揺れる――――漣が、起きる】


もう、イリスって呼んで下さい、って言いましたよー?
これでナーガさん≠ェ真名じゃなければお笑いぐさ、ですわ


【そう言って、おかしそうに、クスリと顔をほころばせる、何とも――――敵意なく微笑むもの、だと
感嘆したくなるほど、その微笑みは余裕を持っている、ように思える
――――それは、自信か、己が力に絶対の自信があるからこその
いや、微笑みを見ていたら、そんな詮索もバカバカしくなるやもしれない】

【あと、追記するならナーガさん≠ヘ絶対に真名じゃないと思うぞ】



それに、あらかじめ断っておきますが、私、あんまり頭脳労働は得意じゃありませんよ
それでも良ければ、その思案のお手伝いぐらいは喜んで行いますわ


【何なりとお申し付けくださいっとパタパタと子犬が尻尾を振るように、待つ】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 14:44:18.83 ID:dOBbH9go
>>828
真の名一つ、それで十分。他の名は、衣でしか無い
然し、衣が有れば遠目にでも個人の判別は可能。ならば中身を問う所以は?
互いに其処まで近眼でも有るまい、呼び名などは互いの望む形を選べば良し

………今は、我等の名など、何の役にも立たぬのだ
いや、もっとはっきり言うならば、『最高議会議員』の名すら、な

【踏み込まない、挨拶程度の会話。これで、何処まで見える物か】
【見て来た議員、或いは革命家、或いは享楽家。それらとのやりとりに比べて、今行われているのは表面的な物】
【水面に波を立てた所で、水底の石は動かない。石の下の砂は、見る事は叶わない】

【だが、それを見るよりも、更に優先すべき事が有る】
【長すぎる昼寝を終えたばかりのナーガ、こめかみを軽く叩いて目を覚ます様にして】

……議員職、この意味は大きい
ナンバーズとは一線を画した存在、機関のトップ
それは、容易く敗れて良い存在では無い筈なのだ

だが、どうだ?吾輩は昼の国で醜態を晒し、シェン・ロンドは行方知れず
議長殿は相変わらずの御商売であろう、イリスは………あらかた予想が付きそうな物だ

議員としての本音を聞こう。今現在、己に権威は有ると思うか?
吾輩の答えは≪No≫。議員職には、重さが足りぬと考える

【自らの敗北も同輩の敗北も、優劣付けず完全な同位置に置いての論】
【そうして語られるのは、自分達の立場の変化】
【長らくナンバーズ主導の活動を続けて来た反動、議員の権限の相対的な縮小】
【組織として、ある面からすれば致命的なそれを憂えるのは、トップとしては当然の事か】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 14:59:48.07 ID:HOEsPz2o
>>829

【彼の言葉をそこまで聞き、彼女はそうですねーと、軽い様子で言葉を付け足した
――――否、それは軽いことではない、彼女の瞳は、容易く心を写し取った
急に湧き上がる殺気は、敏感な者なら十分に感じ取れるほど――――尤も、それは直ぐ氷解し
水泡と消え、また元のふわふわとしたシャボンにも似た柔らかな雰囲気がふわりと渦巻く】


確かにそう問われましたら――――些か答えに困りますね
私たちの権限が少なくなった分、他の方々が頑張って下さっている
そんな単純な答えでは罷り通らないようです


【ふわり、と掻き上げられる、前髪、彼女のくっきりとした輪郭を――――その線をハッキリと強調する
その髪は、巻き上げられても直ぐに、元の形へと戻る、そこに在りたい、がように】


ですが――――飾り物を多くしたところで、本人の力量がついていかねば、無駄でございましょう
権威とは、権限とは羽織り物のようなものです、自らの丈に合わぬ着物は滑稽なだけでなく、身すらも押しつぶしてしまいますわ
お互い、それほどの力量は在るんでしょうか、ね


【謙遜にも似たその言葉は、今までの彼女からしてみれば――――少々牙の在る言葉
否、それだけ重く考えているのだろうか、この職について、それはすなわち、ここに居なければならない、という
何かしらの理由でも在るのだろう】

【それに――――と言葉を付け足して、彼女は視線を向ける――――のぞき込めない
それはまるで、深い深い、そこの見えない闇をのぞき込むのにも似た、恐怖――――感じる可能性が在る
彼女をLady Evil≠ニするならば、まさにそれはEvil≠ナ】


私は負けてませんよ、まったく、この職に就いてから日が浅いとはいえそれなりの力はあるんです


【見直してくれましたか?と言いたげに、瞳を瞼で隠し、小首を傾げ、微笑みを投げかける
言葉を正すなら、先日のテロの時など、敵を引き込んでその敵のお店で談笑までしていたという】

【彼女は刃を隠す、言葉で微笑みで――――あるいは仕草で、その一つ一つ、は本心からの行動であろう
しかし、必ずそこには伝えたい言葉がある、すなわち――――人に問いかけるぐらいだから、貴方は自信が在るんでしょうね、と
力、巨大な権威を着こなせる力を、持って居るんでしょうか?と挑戦的な、言葉が
そこに気づくには――――彼ならば容易、であろう】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 15:09:10.13 ID:jlur3P.o
【街中】

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女が歩いていた】
【第2ボタンまで開けている白いブラウスの上から、襟元に白い線の入っている紺色のベストを着用し】
【スタンダードなこげ茶色のハーフパンツと紺のハイソックス、それに黒いショートブーツを履いている】
【そして右の人差し指には紅い石のついた指輪をはめ、首にはチェーンのついたコインを下げており】

うぅん……なかなか気に入るものがないですわ。。

【はぁ、とため息をつく少女の左頬には真新しいガーゼが貼られていた】
【しかし少女の憂鬱の原因はガーゼだけではないようで】
【その証拠に、洋服屋のショーウィンドウを見てはため息、という行動を繰り返している】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 15:12:16.27 ID:dOBbH9go
>>830
負けていない、それを誰が知った?勝った事を、誰が知った?
そうだ、勝ちも負けも伝わらぬ。故に、我等の力も広まらぬ
吾輩の部下は中々に己を売る事に成功したが、あのやり方は模倣するには向かぬ

それを飽く迄前提として、置いておこう。我等の力など、誰も知らぬ前提で
その上で一つ。吾輩、未だに己より強いと確信できる悪党は見た事が無い
正面から戦って吾輩に勝てる者は居ただろう。だが、吾輩が負けると思った事は無い
無論、己の戦場で己のやり方で、ならだが

【銀色の剣士を前にして、進めたは会食の準備】
【狂気の映画監督と酒を飲み交わして、雑談に興ずる】
【世界の悪党共と同席をして、一度たりと怖じた事は無し。そして、怖じさせる事も然程無し】
【其処に、普通に居る。何処にでも居そうな雰囲気で、其処に居るばかりだ】
【闇の深淵を覗きこんでも、きっと落ちついて懐中電灯を探し始めるのだろう、それがナーガ】
【常人ならば背筋を凍えさせる恐怖を、酒のつまみとばかりに飲み込んだ】

さて、その上で吾輩考える
我等が力を誇示するなら、どの様なやり方が良かろうか
一騎当千の能力者に我等の恐怖を刻んで、カノッサの名を引きあげる。その為に何が必要か

此処で吾輩、直接の本拠への攻撃を提案しよう
敵は二つ、うち一つは知らぬ。必然的に、片方を狙う事になるが、な
そしてこの戦、勝利する必要は全く無いとも考えるのだ

【頑丈な鱗で、言葉の牙を凌ぎ。そして、毒液も混ぜないで、弱く牙を返す】
【真意を直ぐには語らずクッションを置いて、言葉を聞くための耳を引き寄せようと】
【言外の問いには、言外で答えるばかり。明確な返答は、まだ行わない】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 15:26:54.30 ID:HOEsPz2o
>>832

【ほほぉと感嘆の声を漏らす――――自信家であろうと、若干の予想は在った――――否、予感、であろうか
それは正しい、否――――自信家、ではない、それは圧倒的な、自己肯定であろう
知っているから、己が強いことを、己が外れていることを、だからこそ肯定できるのだ
生半可ではない、ということを彼女は感じる――――同時に、心の底から、湧き上がる感情】

【――――今にも、動かされそう、疼きそうな、身体、心とは裏腹に
彼を試したいともがく彼女の中に在る彼女=\―――ダメですよ、と小さく呟いて】


やり方――――……結局はそこに落ち着きますね
悪い方法ではありません、名前も挙がりますし、敵対勢力の戦力を削ぐことも可能です
ただ、当然ですが、リスクも在りますよ――――


【そこまで来て、彼女は彼へと視線を再び向けた、今から紡ぎ出そうとする言葉が
それが無意味――――そうだと気づく――――否、直感的に感じた
彼の牙は毒に似ている、と、直ぐに強くは噛まない、緩急をつけてじわじわと嬲る――――名前に恥じぬ心だと】

【まったく、と言葉を漏らす、一筋縄ではいきませんね、と】


ですが、勝利しなければ、単なる道化――――むしろ、更なる評価の低下を担う事になると思います
そこについては、何かしらの意見が在るんでしょう、ナーガさんのことですから


【ねぇ、と言葉を付け加えて、そして、クッションを無視する
彼の自信ならば、言葉を返し、それを蹂躙し、強調してくるであろうと、柔な想像をたて
まったく……油断大敵ですね、と心の中で感じる、彼女の今の状況は、少々押されている――――否、少々、どころではない
同時に、心地よくも感じる、蹂躙されることに――――……背徳の感情が、彼女を疼き立てる】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 15:41:57.38 ID:dOBbH9go
>>833
敵対勢力の力を削ぐ、名を上げる。我等が活動している事を知らしめる
本拠を攻撃されれば敵も分散し辛い、手勢の見極めも出来よう
どれが、どの勢力か。駒の所在が分かれば、取るも容易い
そして、だ。リスクの無い策などあるならば、既にそれは誰かが実行に移しているだろう
生憎と吾輩、この世界に生まれた幾億の賢者全てより優れているとは考えていない
吾輩が思い付くのは、他の誰かが思い付く程度の事。それは理解しておけ、イリス

【「縄の先が分かれて舌を出す。くちなわだ」。言葉遊びを呟きに返して】
【杖に置いた両手により体重を掛け、前方に身を乗り出す様に】
【飛び抜けた高身長という訳でも無いが、それでも身長さによる視線の角度は更に増す】

……勝利しなくとも良い。戦うだけで良いのだ
但し。それには、札が一枚では何処にも足りぬ

ナンバーズから下級構成員まで動員し、然しそれらは本拠地周辺または最近隣の街を予告襲撃
此処までは、シェン・ロンドが考案したテロを、非常に小規模にした物となる
だが、吾輩が考えるは次の一手

動員可能な全議員を、護衛一切付けずに本拠地へ乗り込ませる
可能ならば吾輩にイリス、議長閣下。シェン・ロンドが帰還できたのならそれも加えよう

数枚の札。兵器も用いず数の暴力も用いず、純粋な札の強さだけで打撃を与える
本拠に攻め込まれれば、向こうも数を揃えて対応せねばなるまい
だが、議員数枚集めて、10程度の能力者が捌けぬ道理が有るか?
反機関組織の弱点の一つは、防衛に下級兵士を動員出来ぬ事。即ち、我等は数に押し負ける事は無いのだ

【そして、その口から飛び出した策】
【それは、策略というには余りにも真っ向から進む事だけ考えられた、純粋な力押しの計画】
【『議員』の戦力だけを当てにして正義組織の防衛網を粉砕するという、誰でも考えられるが提案はしない策】
【「数名」に「正義組織の拠点」が大ダメージを受ける。もし、その様な事があれば?】
【そして、議員複数を相手にして如何な猛者達と言えど、無傷で戦闘を終わらせられるか?】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 15:43:10.99 ID:thi9hkSO
>>831

あれ?エルちゃんじゃないか。
【とそこで聞こえてくる聞き覚えのある少女の声】
【そちらを見ればそこには】
【元々何色の物だったか分からなくなる位に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた、姿に少女らしさのない「少女」――紗月であった】

/未だいます?
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 15:57:39.97 ID:HOEsPz2o
>>834

【あら、と思わず言葉が漏れる、そこから先は心に込める
どこまで彼を信用したら良い物か、と――――が、それは直ぐに氷解する
人心掌握など彼女が苦手な行為の一つに数え上げられる――――どんな情報であろうと、人であろうと
仲間ならば、信用するしかない、と彼女は思う、そして裏切られたところで、対抗する術ぐらい在る】

【そして彼の紡ぐ、想定の策の話し、彼女でさえ、第一に思う――――力押しすぎる≠ニ
しかし、それは――――力があるからこそ、押せるというもの、無ければ、そもそも、押すことだってできやしない】


なるほど――――私たち≠ナ拠点にダメージを与えられたならば
そのイメージ≠ヘ膨らむことでしょう、結果≠ヘイメージ≠増大させます
議員一人で、手練れの能力者の数倍――――否、それ以上の力があると知れば
必然的に、私たちのイメージは上がることでしょう――――すなわち、貴方の言う、権威も


【ですが――――と、彼女の唇が揺らぐ、甘く吐息と共に、漏れる音は
形となりて、言葉となりて、確実な証として、そこに零される】


一つ――――……心残りがあるとするならば
他を攻める部下達=\―――彼らは統率者も無く、襲撃することでしょう
ナーガさんの言葉通り、今、私たちの権限は弱い=\―――居るならばまだしも、言葉だけの強制力など
飾りにしか過ぎませんわ、彼らの力が在れば、勝手な判断を為す者もでることでしょう


【機関の襲撃には――――必ず、統率者が居る、先日のテロも、シェンが当日も居て、そして――――闘った
そこに在ると居ないのでは天地の差がある、すなわち、統率がとれないのでは、と】


作戦は成功した――――しかし、彼らがバラバラになったという事実≠ェあれば
作ろうとしているイメージ≠焉A思うとおりに描けないと思いますよ
そこは如何なさいましょう?


【ゆったりと、そこに立ちながら、少々曇天となった空を眺め
寒くなりましたねーっとオーガンジーショールを身に寄せる】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 16:03:32.98 ID:jlur3P.o
>>835

……?
あら、紗月様──お久しぶりですわね

【ふと少女の声が聞こえてきたほうを振り返り。そこにいた人物を見てにっこりと微笑んだ】
【前回会った時と比べて服装が大幅に変わり、更には頬にガーゼを貼るエルの姿は彼女に戸惑いを与えるかも知れず】
【そのことを知ってか知らずか】
【まるでガーゼを隠すかのように、そっとエルは左頬へ左手を添えるのであった】

/気づくのに遅れたごめん!
/まだいるけど4時半頃になったら一旦用事落ちして、帰ってくるのは9時ごろかもしれない
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 16:03:40.35 ID:6VxmywSO
【喫茶店】
なんか面白そうな話題が繰り広げられてる気がするね
【金髪オールバックに、白いスーツを着た青年が】

【コーヒーを飲みながら街を見ている】

…………寒くなったねぇ〜
【なんかノホホンとしてる】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 16:12:59.73 ID:thi9hkSO
>>837

あぁ、久しぶりだね、ん?それ怪我でもしたの?
【と先ずは左手とそれで隠すガーゼに気が付き反応する】

気をつけなよ、嫁入り前の女の子が顔に傷つけてしまったなんて一大事だからね
【顔中包帯を巻いて怪我でもしてるみたいなアンタに言わても説得力がない】

/了解しましたよー、
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 16:15:39.02 ID:dOBbH9go
>>836
六王教団の雑兵だの自警団だの、そんな木端を散らした所で無意味
一人が小隊中隊、或いは大隊に並び称される能力者を圧倒して初めて、我等は議員たる意味を得る
そして、それが出来ぬ道理は無い。そう考えている

それとだ、イリス。急に話題が変わった様に感じるかも知れぬが一つ聞く
貴様は、どれ程の部下を抱えている?そして、その部下をいかにして繋ぎとめている?
それが、心残りに対する答えだ

【極端な力押し、然しそれが失敗するなどという懸念を微塵も見せていない】
【必ず成功する、実行に移しさえすれば。腹の底からそう信じているのは、声と仮面の奥の瞳が証明する】
【見て来た、測って来た。知っている。議員にまで上り詰める『悪』は、尋常の者の非では無い事を】
【極限まで膨れ上がった悪意、それを叶える為の力。それは、正義というベクトルより強いと確信している】
【議員に権限が無いと嘆きながら、その実最も議員を信用している。それが、ナーガの奇妙さの一つか】

吾輩、部下を随分と抱えている。そして、適当に命令を下して適当に行動させている
吾輩は冬眠ばかりで細かい指示も出さぬ。前線に立つ事も随分と少ない
だが、夜の国支部は周り、No2とNo42は十分な業績を上げている
その理由は?答えは、好きにやらせている≠ゥらだ

【そして、滔々と語られ始めるのは】
【曲りなりにも部下を抱えて悪行を為す者としての、部下の統治の手法】
【その最たる特徴は】

人心を踏みにじり我欲を満たすが望みのNo2には、その矛先を対機関組織へと向けさせただけ
勝利と栄光を求め復讐を望むNo42には武力を与え、手柄への褒美を餌にしただけ
己が行いたい行動と吾輩の指示が合致した瞬間、奴らは吾輩の指示以上に動くのだ

戦いたいだけの者ならば、本拠地周辺に配置して敵戦力を削らせる
場合によっては建造物へのダイレクトアタックも視野に入れ、単純に力を振るわせれば良い
己の力を示したい者には、兵を率いさせて街を襲撃させる。統率の腕前を見るもまた一興
名を上げたいというのなら、一人で複数の相手をさせる様に配置する。名誉欲、存外に強い欲求だ

バラバラで良い。但し、矛先だけは反機関組織に向けさせる
矛先を合わせる為の作業など…………2、3時間の会話で十分すぎるのでな

【手を加える点が、非常に少ない事】
【命令を受けて動くより、自分の望みと意思で動く方がモチベーションが高くなるのは当然の事】
【その望みを、襲撃に加わる事で満たせるようにする。それがナーガの、統率力不足への対応策】
【単純な動きを組み上げて複雑な動作を作る、歯車を配置して時計を動かすのにも似ているか】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 16:19:54.38 ID:jlur3P.o
>>839

あぅ……は、はい。
多分これは、痕は残らないと思うので──ふふ、心配してくださってありがとうございますわ

【「これは」ということは、もしかしたら他にも顔以外に傷があるということだろうか?】
【恐らく深く考えないまま発言したのだろう。そのままふんわりとした笑みを紗月へと向けるも】

そういえば、護様にお会いする事は出来ましたの?

【以前彼女と会った時、彼女が気にかけていた義弟──護のことを思い出し】
【ちょこん、と小さく首を傾げてそう尋ねた】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 16:31:52.20 ID:HOEsPz2o
>>840

【先述した通り、人心掌握は苦手である、それはここ限りではなく
部下にしても同じ、耳に痛い質問ですね――――と、付け足して、彼女は言葉を紡ぐ】


片手で数えられるぐらいですし、つなぎ止めてもいませんよ
恐らく、命令を下した所で、何人が従ってくれることでしょうか


【お恥ずかしい限りですわ、と更に加え、頬に手を当てて、ため息を一つ
微笑みを崩して、綻ばすだけにし、困ったものです、と述べる】

【彼女の質問の原因はココだろう――――彼女ができていないことだから
弁解するならば、なって日が浅いやら、在るだろう――――しかし、それを抜きにして
彼女は、そこは苦手だな、と思っている、彼女に在る意思は、悪に在るべき意思とは違うから
だからせめて――――私につくよりかは、とそう感じてるのも事実、である】


流石ですね、私などでは遠く及ばない、計画性の在る作戦です
やはり、議員の皆さんはこうなのでしょうか――――だとしたら、少々私には不相応かもしれませんね


【彼の意見に反論できない理由はすなわち――――彼の結果≠ノ起因する
彼はその通りの手段を行い、実際結果≠ェでているのだ、雲泥の差と言えよう
彼女がいくら、If≠述べたところで、脳の上で展開されるシュミレートは決して、結果≠超えることはない】

【そう思うと、彼女は――――自身の足りないところを改めて見詰めるしかない
形だけの部下はいる、しかし――――本当の部下は、いないやも、しれない】


――――……どうやら、既に全体の骨組みは決まっているようですね
だったら私など、意見を述べずとも、頷いていれば良かったじゃないですか
まったく、恥をかいただけじゃないですか


【意地悪さん、と軽く腕を組んで人差し指をくるんと回しそう付け足し、微笑む
彼女がこの作戦に肯定しているか、否かなど――――答えるまでもない、と微笑みが呟く】

【腕を解放すると久しぶりに難しい話しをして疲れましたねーっとぐぐーっと大きく伸びをする
くしゃっと、顔がほころび、瞳が再び、瞼に隠され、威圧感が消える】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 16:33:29.40 ID:rO2usMAO
>>838
……や、全くね。
ゴシップというものは実に面白いものだよ、……と

【青年の付近の席より、返答する声が一つ】
【その声にカツ、カツ、カツ、と革靴が床を踏みしめる音が続く】

やあ、こんにちは
すっかり秋模様だけれども、体調の方はいかがでしょうか
……と言うことはさておき、ぼくときみとは何処かで会った気がするのだけど?

【青年に近付いてきたのは、深紅のショートヘアの少年だった】
【純白のキャスケット帽とインバネスコートを身に付けている】
【幼さの残る顔には不釣り合いな愛想笑いを張り付けて、コーヒーを飲む彼へと声を掛ける】
【もしかしたら青年は、少年のことを見たことがあるかもしれないし、ないかもしれない】

/まだいらっしゃいますか?
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 16:39:16.88 ID:thi9hkSO
>>841

そう?なら良かっよ
【とそう返す】

いや、未だだよ?
【きっぱり】

喫茶店見に行ったんだけど色々シフトの関係でどうやらすれ違いになったみたいでね。

/おっと、四時半、エルの人行ってらっしゃいませ。
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 16:44:12.55 ID:6VxmywSO
>>843
そうだねー
体調管理はしっかりしているよ
【ニヘラと笑いながらコーヒーを飲み、相手の方を向き】

う〜ん…シャンマーシュくんかな?違ったらごめんねー
私の記憶が間違ってなかってるかもしれないし
ただの勘違いかもしれない
なにせ会ってるかどうかわからないからね
【申し訳なさそうに言いながら】

/いたりしたりしちゃったり?
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 16:44:58.78 ID:jlur3P.o
>>844

【「ほんと、よかったですわ」】
【ふふ、と小さな笑い声をあげ】
【服装がいつも着慣れているワンピースではなくズボンだからだろう】
【どこか居心地が悪そうに、自分の服の裾をくいくい、と軽く引っ張ったりして】

あぅ……それは残念、ですわ。。
そういえば先日護様にまたお会いした時のことですけれど──
どうやら護様、能力を身に付けることが出来たらしいですわ
なんだかとても嬉しそうにしておりました

【ぽむ、と両手を胸の前であわせてそんな報告】
【心なしかエルまでもが嬉しそうな表情である】

/折角絡んでもらったのに一時中断になっちゃってごめんね
/じゃ、行ってきます。9時ごろには帰ってこれるだろうから、その時此方から声をかけると思います。
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 16:47:00.46 ID:dOBbH9go
>>842
……完成しているのは、骨組みばかり
計画は定め、方策は纏め。然し、これには究極の欠落が有る
イリス、貴様が重要なのはこれより先

吾輩、ノリの良い悪党を乗せるならばそれなりに経験は有る
煽り立て囃し立て、美味そうな餌をぶら下げて。その様な芸当は得意分野だ
だが、然し。吾輩と同じ、何処か冷笑的な者への対応はそうでもない
極端な話、吾輩は世辞が苦手。その上に、冷めた者を熱する事も苦手
「どうせ」こうだろう。「どうせ」こうなるに決まっている。この様な意見を吐く者を、吾輩は切り捨ててしまう

だが、それでは今回、何にもならぬ。負け犬根性染み付いているなら、せめて牙で一噛みはしてもらわねばならぬ
貴様に述べて貰いたい、そして動いて貰いたいのは此処
冷笑的である事を誇りとする輩を、どうするか。吾輩がおそらくは生涯対応出来ぬ面だ

【ナーガの部下は、基本的に誰も彼も自分から行動する事を好み、停滞を嫌う】
【逆に言うなら、そういう性格の部下以外を上手く扱えない、とも言えるのだ】
【そして、己に合わない部下をおだててその気にさせる、その様な能力も欠如している】

【イリスに目を付けた理由―――これは会話の最中に思い立った事だが―――は】
【矛盾なく二面性を孕み、表の顔は非常に人辺りが良く、然し圧に負けない強さが有る】
【この様な者は、人に親しみを持たせる事に関しては、類稀な力を発揮するだろうと踏んだからだ】
【畏怖と利益により従わせるのが自分なら、きっとイリスは人徳と呼ばれる類の物で人を集められる】
【そう踏んだからこそ、特に彼女に、この計画を話した】

吾輩より、貴様の方がおそらく、「より真っ当な」人間の思考を読む事が出来よう
その目から見て、この計画はどう思うか。それが知りたい
その上で、実行に移すべきか否か。出来るかどうかは、この際後に回す
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 16:53:59.52 ID:rO2usMAO
>>845
ふむ、それならいいのさ
季節の変わり目って厄介だから
何よりもまず健康が第一だし、ね

【物腰柔らかな態度と笑顔に、少年もまた幼子らしくにっこりと笑って】
【シャンマーシュ、と呼ばれた瞬間、さも驚いたように夕焼色の目を丸く見開いた】

……ぼくはその答えに大正解、と返しておくよ
まさか覚えていただいているとはね、実に光栄だ
確か“あの時の議会”が最初で最後の邂逅だったか

【目を細めながら“あの時”を回顧しつつ】
【再び浮かべる愛想笑い、瞳は眼前の青年を見て】

ええ、と……ロバートさん?レイントさん?どちらが良いだろうか
ご一緒しても宜しいかな、会話相手が居なくてつまらないんだ

【自身が相席を希望していることを告げた】
【――≪No.49≫シャンマーシュ。シェン・ロンドが議長を務めた議会に参加した、ナンバーズの一人だ】

/それではよろしくお願いしますっ
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 17:04:12.66 ID:HOEsPz2o
>>847

【彼の話を聞き――――彼女は思案する、彼の問いかけに
確かに彼女は人当たりの良い性格をしている――――しかし、それは性格≠ナあり
演じて行うもの、ならば――――確実にシミ≠ェできる、小さくも、黒いソレが】


結論から述べるなら、作戦としては面白いと思いますよ
私の能力は対複数≠ノ向いていますし、それに、貴方の強さは分かります
少々自信もわいてきましたわ


【そう言って微笑む、屈託のない――――微笑みは、確かに邪気がない、と形容しても良いだろう
しかし、それは表において、議員が攻めるという点は、成功するであろう、と述べる
その裏の、その為の複線――――否、必須条件と言える陽動については、まだ述べない】


――――けれども、条件が一つ、私の能力を買って下さるのはとーっても嬉しいことです
しかし、私は、望まない人を戦場に送りつけることはできません――――嘘は憑くことはできても、根っこが臆病者だから
精々私にできること、と言えば――――できれば行きたい、もしくは……来て欲しい、そんな人物にお願いするだけですわ
必然的に人員の安定確保、というのは難しいです、それに、私なんて相手にされるとは限りません


【でも、それでも良ければ――――私がお手伝いすることはできますよと付け足し
彼の質問に対する答えを、完璧なものにするため、更に言葉を紡ぐ】


私の考えでは、この作戦が成功するかは、此方≠ナはなく他方にあります
すなわち、彼らがどれだけ献身的に協力してくれるか、それによります
しかし、名誉を得るのは――――此方≠ナしょう、この矛盾は、単にお願いだけでは埋まりはしないでしょう
私の考えるまっとうな人間なら、協力するのは及び腰になると思います――――だからこそ、やるべきでしょう


【風が吹く――――靡く髪の毛を、ショールを、そっと片手で押さえ、掻き上げる
あじさい色の瞳が、見つめる、それは紛れもない――――Evil=z


その上で協力してくれる者は、必ずや私たちの頼りがいの在る仲間です
託すにアタイする人物達でしょう
狂気に身を任せるよりか、は随分と安心できますよ


【そう言って、微笑む――――完全なる、肯定を以て】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 17:06:43.24 ID:6VxmywSO
>>848
いや〜、その通りだよ
油断してると風邪ひいてしまうからね
【ニヘラと笑いながら】

一応、部下に属する人の名前は覚えてないとねー
けど何人かわからない人はいたよ?いやー私もまだまだだ
【コーヒーを飲み】

ロバートでいいよ。シャマンシュくん
私の立場は一応上だが、実質は君達とかわらない
所詮は私も君達とかわらないからタメ口で構わないよ
そして相席は構わないよ
【ニヘラと笑いながら返答する】

【のらりくらりとした態度をとり、何を考えてるかわからない】
【議員だと知らなければこの男が何者かはわからないと思うほどに】

/こちらこそよろしくお願いします
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 17:15:32.10 ID:dOBbH9go
>>849
吾輩が調子を取り戻せば5や10はどうにでもなる
議員だけで本拠の制圧が出来るなら、それに越した事は無い、が
それでは動きまわるには些か不便。駒は多い方が良いのは自明の理、だが………

………機関に属し、戦いを望まぬ者か
構わぬ、その様な者、吾輩は必要と思わぬ
戦わぬ者、何が出来る?補給か、事務か?
事務員を戦場に出した所で足手まとい、望む者だけで構わぬ
飽く迄、場をくれてやる形でやるのだ

そして………それも道理
集めた者達が本拠を薄くすれば、吾輩達がしくじる可能性は極めて低い
吾輩達の名は世界に知れ渡り、機関と議員の名は重くなる……反面、ナンバーズ個人は些か華を持てぬ
……が、それでも。一時の利益より、これより続く戦乱の為に
カノッサ機関は、組織としての体裁を取り戻さなければならぬのだ

【思考しながら口を動かし、口を動かしながら思考して】
【元より存在した案を完成させたナーガは、ローブを杖に引っ掛けて外す】
【仮面を手の上に落として高く投げ上げ、落下してくる所を杖で突いて】
【ローブも仮面も何処かに消えて、其処には『月輪』の姿が有るばかり】

偶然の産物の邂逅。だが、非常に有意義な時間を過ごせた
どうせなら、更に多くの者を交えた公的な場であれば、尚良かったのだがな
然し、暫くはそれは望むまい。行動を起こすまでは、現状と然程変わらぬのだから

それでは、吾輩一足先にお暇しよう。冬眠明けは眠くて叶わぬのでな

【最初の様な仰々しい礼はせず、片手をす、と持ち上げただけで】
【何らかの働きかけが無ければ、月輪は去って行こうとするだろう】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 17:21:34.10 ID:HOEsPz2o
>>851

【去っていく彼をそのまま立って見送る彼女
心にわくのはいかがな気持ちか――――尤も、あまり隠すタイプではない
言いたいことは言ったつもりだ、去りゆく彼を見送りながら――――そっと言葉を零す】


でも――――その理論で言えば、私も少々不必要≠ネ者でしょうね
それは納得しています、目的の為に、わがまま言ってるんですから――――……ね


【髪の毛を掻き上げる――――否、その手は途中で止まる、まるで何かが反抗しているように
数秒、硬直したが、やがて動き出すその手、ふぅとため息を一つついて】


……では、私は出来ることを為すとしましょう
そろそろ、ごまかしてもいられません


【くるり、と踵を返し、微笑みを備えて、帰って行く、彼女
考えるのは夕飯の事、何を作ろうかしら、と小さく呟いて】


/乙でしたー!
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 17:25:12.48 ID:dOBbH9go
>>951
……………予想以上に活発
そして、予想以上に手が進んだ

次、議長殿に接触を図るか、シェン・ロンドを探すか
それともナンバーズに徹底する為の方策を考えるか

やれ、考える事は尽きぬな

【人の群れの中へと、独り言を呟きながら紛れて】

………然し、退屈はしない

【そのまま、何処かへと姿を消した】

/お疲れさまでしたー
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 17:25:38.94 ID:dOBbH9go
>>853
/なんか安価ぶっ飛んだ852だー!
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 17:27:25.64 ID:rO2usMAO
>>850
正しく油断大敵ってこと、かな
何にでも当て嵌まるけれど、怪我と病は特にそうだ

……しかし、さすが上司だね?
記憶が完全でないのは、ま、仕方ないことだと思うよ
一番に大切なのは、そういう気持ちを持つことだろうから

【フォローをするように一言。初っぱなから軽率な態度なのが少しアレだが】
【キャスケット帽を手に取り、自身の胸にあてがうと】

了解、感謝するよロバートさん
ぼくね、理想的な上司って憧れるんだ

【軽く一礼。その後、ロバートの正面から少しズレた位置に腰掛けつつ】
【遠回しに青年を「理想的な上司」だと言って、帽子を傍らに置く】

ところで。街中が妙に騒がしいようだけれど、最近何かあったのかな?
ちょーっと忙しくてね、新聞もテレビも、何も見てないのだよ

【そうして、単刀直入、軽率な態度は相変わらず、少年は青年へと問い掛ける】
【周囲の状況は確認せず、また考慮すらもしていない】
【……そう、まるでこれから他愛ない世間話を始めるかのように、少年は話を切り出したのであった】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 17:39:17.79 ID:6VxmywSO
>>855
そうでもないよ
私なんてまだまださ
【困ったように笑いながら】

理想的な上司か…私も憧れるよ
けど私はまだまだ力不足…皆に理想的な上司と思われてるかわからないしね
理想的な上司とはなりたくってもなれない難しいものだよ
【そう言いながらコーヒーを飲み】

そうだねー
まず機関が四ヶ所の場所を同時に占領しようと攻めたんだけどね
結果は失敗

聖都の博物館の占領に出てたシェンくんは行方不明…

そんな所だね
しかしシェンくんの事だ。なんらかの事はしたはずだよ
行方不明とはなってるけど生きてる可能性もあるしねー
【コーヒーをすすりニヘラと笑い】

君はどう思う?シャンマーシュくん
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 17:42:13.46 ID:tfojpxAo
【路地裏】

いつからか、いつまでも、どこまでも、どうしても

【街頭の灯りも届かない薄暗いその場所を一人歩く茶髪の少女】
【白いシャツの上に橙色のベスト、紫色のスカートを身に着けていて】

変わらないのは、変われないのは、もう終わっているからです
「おしまい」の後のオハナシが、私の、初めの
だから──────でも……今、

【無表情に透き通った声で、途切れ跡切れに呟きを漏らす】

今、私は、何処にいるのでしょう

【その少女が片手に握っているのは、淡い光を纏う一本の細剣】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 18:08:19.81 ID:rO2usMAO
>>856
ロバートさんみたく謙虚な人は中々居ないと思うけれどね、ぼくは
確かに、理想的な人間とはなろうとしてもなれないものだが……
きみみたいな人こそ、いつの間にやら“理想”に辿り着いていることが多いと思うんだ
謙虚な態度が表面上だけ、と言うこともあるのだけれど、ま、それはそれとして

あ、知ってる?ぼく、嘘をつけないタイプなんだよね

【頬杖をつきながら、矢張り遠回しに伝えるのは、「今のは世辞ではない」ということ】
【許しを得たとは言え、まるで昔ながらの友人同士であったみたいに少年は接し続ける】
【ロバート青年の話を変わらない愛想笑いで清聴するシャンマーシュ少年。滲むのは、僅かな残念さと】

ふうん、四ヶ所攻めて失敗か。
単純に攻めただけなら、失敗する確率も高いかもしれない、……けれども―

――議員のシェンさんが行方不明?
やあ、それは一大事というか、なんと言うか
彼自身成し遂げたいことがあるようだし、そんな簡単に死ぬことは無いと思うけれど

【僅かな困惑。可能性はなきにしもあらずとは言え、
 議員が失踪したというのは矢張り衝撃的だったらしい】

……そうだな、襲撃に関しては残念だった、とだけ。問題は行方不明の彼について、だ
戦闘中の事故か、或いは自発的に行方を眩ましたのか、或いはその他か――
少し前にデータベースを確認したけども、確か各国の鉱物を採掘・回収しているのだったっけ

――機関の利益になるとは言え、彼は何を為そうとしているのだろう、と
少しばかり疑問に思ったかな。今のところのぼくの考えはこれくらい、長くなって申し訳ない

【表情をピクリとも動かさず、少年は考えを一通り述べると小さく溜息をつく】
【それからウェイターを呼びつけて、コーヒーミルクを一つ注文するだろう】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 18:08:41.38 ID:7u2h4kAO
>>857

/まだいらっしゃいますか?
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:15:21.46 ID:Io9eEewo
【聖都/路地裏】

【いかなる国であろうとも"路地裏"という場所は存在する】
【人の集合体たる街というものには、必ず闇が付随する 破魔結界の内とて例外など無い】

【すっきりとした中央通を離れて、奥まったこの道は風通りが悪く、空気が重々しい】
【変わった言い方をすれば、急に冷え込んだ日には暖かめで居心地が良い…かもしれない】


【仕事を始めたばかりの街灯の下に、少女が座り込んでいる】
【緑の黒髪、漆塗りの瞳、白磁のような肌 傍らにはやけに重そうなリュック】
【高めの位置で結んだ髪を、赤のシュシュでまとめて、ふんわりとしたポニーテールにしている】
【赤と白を基調としたフリルたっぷりのゴスロリ服は、袖が少し余っているところを見るにサイズが大きいのだろうか】
【右手の薬指に蒼白く輝く月長石の指輪をはめているが、今は包帯の巻かれた左手が上に置かれて見えることは無い】

(さて、ヒーローかヒールか、どっちが先につれますかね?)

回顧――


    ふぁ       わ   … ききゃぁぁぁぁー!!!


【唐突に、甲高い悲鳴を辺りに撒き散らした】
【本来悲鳴というのは反射的な行為であり、訓練無くして演技すればどこかに不自然さが残るが】
【そういった違和感を一切感じさせない叫びだった】

【均一な、無感情の灯りの下、垂らされた糸にはけして深い意味は無い】
【しいて言えば、暇だった それだけのこと】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:17:20.07 ID:ZVdHh9Qo
>>859
/Yes,居ます!
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 18:17:40.33 ID:6VxmywSO
>>858
ははは!そう言って貰うと照れるねー
君に言われると悪い気はしないよ
【ニヘラと笑いながら照れ臭いようにし】

私もわからないよ…
ただ彼は何か目的があって機関にはいり、議員にあがった
まあ結局は謎を特には彼が攻めた場所にあると私は思うけど
【そう言いながら懐から何かを取り出す】
【それはシェンが襲撃にいった『スラウロット博物館』のパンフレットだ】
【その襲撃日の日には『古代テクロノジー展』がひらかれている】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 18:23:05.72 ID:7u2h4kAO
>>861

/把握しました


>>857

あなたはここにいらっしゃらないんですか?

【暗がりから足音もなく紺色のワンピースをきた青色の髪の10歳ぐらいの少女があらわれる】
【少女の背中には少女の身の丈ほどの、だいたい130センチぐらいの槍が三本背負われており、腰にはポシェットがある】
【少女は微笑みながら、茶髪の少女に話しかける】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:33:06.70 ID:EcpDrr.o
>>860

!? 悲鳴……?

【街路から逸れた、薄暗い路地の奥から響いた――しかし遠すぎて僅かにしか聞き取れなかった声】
【それを聞きつけて足を止めたのは、15歳にも満たぬような――そんな少女だった】
【身長は150pほど。細く、同じ年頃の世代の少女達と比較しても、ひどく華奢な体つき】
【白磁のように滑らかな肌に、まばゆいばかりの光を放つ、腰ほどまで伸びた金の髪】

【人形じみた、どこか怖気を誘うような美しい顔立ちだが――】
【彼女が奇異の目で見られるのは、その美貌ゆえではなかった】

【白く大きな布を、ぐるりと胴体にまきつけた――それだけの装い】
【アクセサリーはおろか、靴すら履いておらず、その白く細い肩や、腿は、外気に惜しげもなく晒されていた】

っ……!

【悲鳴を聞きつけて立ち止まった少女は、逡巡した――】
【彼女が知り合った優しい友人達は曰く、路地裏は危ないから、近づいてはダメだよ、と】
【それは、彼女にとって恐るべき忠告であったため、人気のない路地には近づくまいと、心に決めていた】

……ごめんなさい!

【だが――忠告を聞かず、今、悲鳴の元へと向かうことを決めた】
【思わず、忠告をしてくれた友人への、謝罪が口をついて出る】

【つい先日、無謀にも博物館の防衛へ立ち向かった時と同じ】
【やはり、目の前の不幸を前にして、それを素通りするような潔さは――】
【――少女にとって、忌むべき罪であったのだ】

……大丈夫ですかっ!?

【鈴のような声を上げて、少女は、悲鳴が上がったと思しき路地裏に飛び込んだ】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:37:35.53 ID:tfojpxAo
>>863

【茶髪の少女は、現れた少女の方向へとゆっくりと瞳を向ける】

、、、

【その少女と視線が合えば或る人はこう思うかも知れない……「人の目とは本来光を宿す物だったはずだが」】
【だが、その少女の色素の薄い瞳は、まるで輝きを持たない】

【例えば或る表現では、透き通った深さを表す───「海のように深い」といった比喩が存在する】
【成る程、彼女の瞳は確かに“深く”、しかし、それは純粋な彩度の高さを意味しない】
 【喩えるならば、濃霧のような】
  【掻き消すような、掠れた“深さ”】

──────わからない、だから、かわらない

【ぽつり、ぽつりと言葉を零すように呟きながら、茶髪の少女は手に持った細剣を目の前に翳す】
【果たしてその切っ先に敵意と殺意を感じるかは分からないが】

貴女には、分かりますか?

【丁度、その刀身は交差しているであろう視線に沿うような位置にある】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 18:38:09.51 ID:rO2usMAO
>>862
ふふ、そう言っていただけると、ぼくも実に光栄に思うよ
ま、理想に辿り着けずとも。それを追い続けるのもまた、良いかもしれないな

【懐から取り出されたパンフレットを見て、はてな、と首を傾げる】
【と、同時、ウェイターがミルクコーヒーを運んできて、シャンマーシュの近くへと置く】
【からん、この時期にしては少しばかり冷たすぎるようにも思える、氷とコップの衝突音】

……はて。わざわざ『コレ』の日に襲撃したということは……
見世物にする、ばかりが理由じゃあなさそうだね?

古代テクノロジーに各鉱物の回収、……ふむ
ロバートさん、シェンさんから何か会話したい、なんて要望とかはあったかい?
それとも、データベースを見れば載ってたりするかな

【パンフレットを指差しながら、少年は青年にそう問い掛けつつ】
【もう片方の手でコートのポケットからスライド式の携帯電話を取り出し、画面も見ずに器用に操作を始める】
【今為そうとしているのは、探偵さながらの隠密捜査か、或いは駆け引きにも似た遊戯か】
【しかしながら、少年の雰囲気は談笑をしている時と全く変わらなかった】
【この子供も、青年と同様、内側では何を考えているか解らない人間であるのかもしれない】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 18:44:11.91 ID:6VxmywSO
>>866
それもそうだねー
【コーヒーを飲み】

あったけどなかなか会話しにいく機会がなくってできなかったんだよ
【少し落ち込みぎみで】

君もなかなかだね
やはり《同種》かな?
【ニヘラと笑い】

まあ古代のオーバーテクノロジーは私の会社でも研究され兵器に使われてるよ
《爆弾娘》っていう今放し飼いにしてる子たちにも少しいれてるんだよ
【あえて企業秘密にあたる事を簡単に喋りながら】

【それはまるで撒き餌のように】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 18:44:59.69 ID:7u2h4kAO
>>865

【少女は、その瞳をみながら、それでも微笑みつづけ、少しずつ、近づく】

私には、あなたの体はここにあるように見えます

【その深い海のような目をみながら、それでも飲み込まれることなく、剣を突きつけられてもおびえることなく、近づき、剣先の1歩手前でとまる】

あなたがいう居場所のがわからないあなたは、あなたの心ですか?

【少女の目は人間的な輝きがあり、一見背に背負う槍以外は普通の少女にしかみえない】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:47:28.88 ID:Io9eEewo
>>864

あぅ…

【正座を崩した、いわゆる女の子座り】
【ちょうど今崩れ落ちたかのような様子で、少女が震えている】

【飛び込んできた相手に、濡れた子犬のような視線を渡して】

え えと えと えと! 私とってもびっくりして!
なんて言おうとしたんでしたっけ と、とにかくっ

【左手で指輪を撫でて、隠すべきか逡巡した後】
【そのままにして、右手を相手に伸ばす】

腰が抜けてしまって… すいません

【触れたものから情報を読む程度の能力】
【その手を取ってもらえば、名前、年齢、種族、所属、表層心理などが読めるだろう】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 18:57:33.12 ID:tfojpxAo
>>868

【微笑みながら接近する少女に対して、剣をぴくりとも動かさず構えたまま】
【ただ少しだけ首を傾けてて、何処か不思議そうな表情をする】

流れ流れて、たゆたう夢は、何時だって止まりません

【相手の問いに対して、回答をしないまま】

変わらないモノからオハナシは生まれない
変わらないモノは、それ自体がオハナシなのですから
終止符の打たれた、サインが記された、「おしまい」の綴られた
音楽の、絵の、物語の

【声量は決して大きくは無いが、透き通って良く響く声で】
【まるで既に綴られた物語を読み上げるように、流暢に、しかしどこか気怠げに語り始める】

───そう、私の心も、終わっているのでしょう
ずっと昔に、終わっていたのでしょう

【或いはその言葉自体が回答なのかも知れないが】
【……果たして、そこに含まれる意図を理解し得る者がどれだけ居るだろうか】

【細剣の切っ先は冷たく研ぎ澄まされている……少女の頭蓋を貫くには十分過ぎるだろうと言う程に】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:03:48.64 ID:EcpDrr.o
>>869

【少し離れたところに座り込んだ、街灯の下の少女を目に留めて、駆け寄る】

(誰かに襲われたのかな……?)

【目立った怪我が無いことに、少しの安堵を覚えながら】

落ち着いて。
怪我は、ありませんか?

【安心させるために、と、微笑みかけながら、短く、はっきりと声を区切って呼びかける】
【伸ばされた右手を、しっかりと右手で掴み返し、立ち上がらせようとする――しかし、その力は強くは、無く】
【少女が立ち上がるための力としては、少々心許ないかも知れない】


【もしその能力を行使することに躊躇いが無かったなら――】
【触れ合った右手から――おぞましい気配が、這い登るだろう】
【全てを凍て付かせるような、冷たく鋭利な声】

【――『無粋な呪(まじな)いの輩よ』――】
【――『秘蹟を暴く、恥知らずの者共よ』――】
【――『疾く、去れ』――】
【――『我が寛容の心、それほど長くは保たぬぞ……?』――】

【そんな言葉とともに】
【クルス、悪魔、クリストファー・コンラッド、案じる気持ち、無所属、セエレ、人間、騎士修道士、警戒心、21歳、公爵、13歳、怒りなどの】
【矛盾し、混沌とした情報が、浮かび上がる】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:05:03.69 ID:p1eSzAUo
>>799

正確には、成長や回復する力とかそういうのを全て魔翌力に変換してるって感じでしょうか?
今のところあんまり感じませんけどそのうち痩せてきたりするんでしょうかね?
ま、これも事実かどうかは診察してもらってないのではっきりしませんけど・・・

【言葉どおり、症状が曖昧なので首を傾げて声色も曖昧だ】
【というかただでさえスレンダーなのにこれ以上痩せたら骨と皮だけになりそうだ】

へっ!?あ・・・ええっ!?
えーと・・・ちょっと待ってくださいね
貴方が元幽霊で・・・はい、それで?

【突飛な話について行けず、頭を手で押さえた】
【なんどかペチペチと叩いて整理すると続きを促す】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 19:05:27.63 ID:7u2h4kAO
>>870

一つ、質問をしてよろしいでしょうか?

【少女は微笑みを止めず、首を傾げながらきく】

なぜ、あなたはあなたが昔からずっと変わってないと知っているのですか?
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 19:11:12.55 ID:rO2usMAO
>>867
【にへらと笑むロバートに続き、シャンマーシュも置かれたミルクコーヒーに口を付ける】
【口に含まれた液体。甘さ、冷たさ、仄かな苦さが、あっという間に口内を支配して】
【――飲み込む際。こくり、という飲み下す音は小さく鳴ったものの、動くはずの喉が動かなかった。喉仏すらも、だ】
【議員たるロバートの洞察力は、それを捉えることが出来ただろうか――?】

や、会話しない内に行方不明に、ね。ふむ、それは実に残念なことだ
……尤も、その内何事も無かったように連絡を寄越してきそうな気もするけど

【……ふふ、と肩を震わせて微笑む少年】
【一大事であると言うのに冗談を述べる様は、矢張り重んじていない節があるのか】

……≪同種≫?はて、何のことやら、ロバートさん?
褒めているのなら、素直に喜ぶけどね
確かさっきも言っただろう?

ぼくは、嘘をつけないタイプなんだ、って。

【ニコリ、“嘘をつけない”少年は、嘘偽り無く笑う】
【或いは真実か、或いは虚偽か――それが解るのは、本人と、心を読める能力者だけだろう】

……へえ、≪爆弾娘≫に古代の技術が、ね
名前は可愛らしいのに、ある意味非道な兵器を作ったものだ
ま、そうであってこその議員であり、兵器会社の社長でもあるのだけど
古代テクノロジーか、……実に興味深いな

【携帯電話のディスプレイを横目で見つつ、ミルクコーヒーを一気に飲み干し】
【ふと何か思い付いたよう、夕焼色の瞳は朝焼の色を模して瞬く】

……あ、そーだ、ロバートさん
二つお願いを聞いてほしいんだけど、良いかな?

【そう尋ねて、まるで脱力したみたいに、かくりと首を傾げた】

/すいません、飯のため返事遅れますっ
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:12:44.46 ID:tfojpxAo
>>873

………それが、私の綴った“私”だから

【呟いて、剣を掲げた片手を下ろす】
【細身の刃が空気を裂く──小さな空気の流れが、少女の頬を撫でるだろう】

変わらないために、私は──────

【ゆっくりと言葉を紡ぎながら、視線を交差させたままに瞼を閉じて】

…………?

【そして再び瞳を開くと、茶髪の少女は傾けた首の角度を僅かに大きくする】
【不思議そうに、実に不思議そうに】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 19:18:55.72 ID:6VxmywSO
>>874
ん?私は《同種》とは言ったけど《私と》とも言ってないし、《嘘をつく人》とも言ってないよ?
シャンマーシュくん
もしかしたら《種族》かもしれないし《心の持ち方》《能力》はたまた《人柄》かもしれない
気をつけなよ?言葉とは警戒していても相手の情報を引き出す魔の手でもあるから
【ニヘラと笑いながら言う】

まあ今の《冗談》で気を悪くしたのならごめんね
【少し落ち込んだように言いながら】

【やはり何を考えてるかわからない……】

ん?何かね?私でよければ
できる事なら協力するよ?
さっきの冗談のお詫びとしてね
【ニヘラと笑いながらコーヒーを飲み終わり】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:19:06.37 ID:dQPX9N.o
【龍雷神社】

【山奥に停滞する、静謐な空気】
【いわゆる、神気――そこは神を祀る処、神社だ】
【だが、いつも石畳の上にある姿が、今日はいない】

・・・全身が痛いな・・・。
【森林に面した縁側に据わって、鋭い眼光を放つ目を細めている男が一人】
【神主の出で立ちをしたその男は、羊羹を食っていた】
完治はいつになるかな・・・石畳が木の葉だらけになってしまう。
【ため息をつきつつ、再び羊羹を口に含んだ】
そういえば、もう秋か・・・。
【そして、空を見上げた】

【今日も神社は、参拝客を待つ】
【もちろん、それ以外も】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 19:19:45.19 ID:6VxmywSO
>>876追加
/わかりましたー
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:19:47.09 ID:Io9eEewo
>>871

(連合、justice、機関のいずれとも無関係ですが…)

大丈夫、です えへへ

【強く手を握り返して立ち上がり、ゆっくりと手を離してから倒れこむようにして壁に背を預ける】
【心配いらないと伝える微笑みの奥底には】

(ああ、興味深い!)

【一抹の狂気が隠れ潜んでいる】

えと、えと、女の人がいて、表通りから一本入ったところでして
渇っ!って私を見て怒鳴ってっ! えとそれは私が女の人を見ちゃったからで
でもでも実は女の人じゃなくって! 頭が鷹でっ なんかばっさばっさしててっ!追いかけてきて!

【支離滅裂な話は、単にその場で考えた話だから】
【けれども演技力は眼を見張るものがある それもそのはず、本当に半乱狂になりながら話しているのだから】
【回顧―能力で覗いた他人の精神状態を模倣する力】
【灯りは真上から少し外れて、瞳に溜まった涙を照らしだす】

【よく分からない身振り手振りを交えて話し終えた後は】
【相手の胸のうちに泣きつこうとする】

【読み取りは本人の意思に関係なく強制発動 触れること―泣き付き―は知ることに直結している】
【警告など少女には逆効果だった】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:24:39.54 ID:SYPbmyMo
>>872
随分凄い状態だな…
ってか今の状態でも充分痩せてると思うけど

【痩せる発言に突っ込み】
【こいつなりに気にしてるのか詳しく聞こうとはしない】

で、数日に一度は魔翌力を大量に放出しなきゃ魂として維持出来ない状態だった
今はその放出する魔翌力で肉体を形作ってるからあんまり分かる状態ではないけど

【詳しく説明をする】
【今の事ではないから軽く笑いながら話している】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 19:25:32.93 ID:7u2h4kAO
>>875

変わらないために綴って、結果、停滞…

【少し、目を閉じ】

なら、新しく綴れば…、あら?

【目を開けて、しゃべろうとするが、急に様子が変わった少女をみて】

…こんばんは、ご機嫌いかが?

【微笑みながら、問いかける】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:34:43.89 ID:EcpDrr.o
>>879

……怪我は、無いみたいですね。
良かった。

【安堵の表情を見せ、背中に壁を預けた少女の近くへ、ゆっくりと歩いていき】
【その様子を見ながら――油断無く、周囲に警戒を走らせる】

(……何か、見てはいけないものを見た?)
(何にせよ、不憫な。ああ、どんな世界にも、こんな少女を脅えさせる者が居る)

【支離滅裂な言葉を、柔らかな微笑で、相槌を打ちながら】
【何度か経験した、悪魔憑きの人間達の様子を思い出す。少女の様子は、それに良く似ていた――】

(居たたまれませんね……)
もう大丈夫、何もあなたを襲うものはありませんから……。

【目じりに浮かんだ涙を見て、自分の胸のうちに、怒りとも悔しさともつかぬ心理が湧き上がってくるのを感じる】
【少女が抱きついてこようと、近づいて来た時も、それを拒絶することは無く】
【安心させるように、優しく抱きとめ、ぽんぽん、と背を撫でてやる】


【――『なるほど』――】
【――『呪い師の、救いがたき性は、この世界でも変わらぬと見える』――】
【――『良かろう、呪い師』――】
【――『その命よりも智を欲さんとするならば』――】
【――『‘この身体’を、‘月’と‘静寂’の元へ導け』――】


【泣きついた少女の身体に、冷たい声が再び轟く】

【しかし、抱きとめている当の本人には、その声はまったく聞こえていないようで】
【深い哀れみの気持ちと、暖かな慈しみの気持ちもまた――同時に流れ込んでくるだろう】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:38:03.99 ID:tfojpxAo
>>881

【数秒、首を傾けたままの姿勢で、目の前に立つ少女を見つめる】
【じっと、或いは、ぼうっと】

こんばんは、今日も良い夜です

【ふと、気の抜けたような声で挨拶を返す……片手には細剣を握ったまま】

………貴女は、誰?

【暗い路地裏の中で唐突に現れ、意味が在るのかも不明な言葉に対し真剣に答える目の前の少女】
【人のことは言えないのだが……「この少女は何者か」。そう、疑問に思っても可笑しくは無いだろう】

【ただ、傾けた首からの問いは、挨拶の延長程度の重さしか与えられていないような】
【そんな、寝ぼけたような雰囲気かもしれない】
【それまでの問答は何処へ行ったのか、ただ、その瞳は相変わらず掠れたような薄い色をしている】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:38:38.47 ID:p1eSzAUo
>>880

とはいっても痩せ気味なのは元々ですし、
あんまり実感はないですね
だからこそ、急に来るんじゃないかな、と考えると怖いのですけどね!

【痩せているのを褒められているのか心配されているのかわからないので複雑な表情をして】
【それからやっぱりにこにこ笑顔に戻った】

へぇ〜・・・
素人考えですから身体が無いから発散先が無い、って感じですか?
自分で自分の身体を形作るなんて面白いじゃないですか!

【目をきらきら輝かせている】
【なにかそういう面白い?能力には興味津々のようだ】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 19:45:34.08 ID:cYFsT2co
【街中】

【通りに面したカフェのオープンテラス】
【日もすっかり沈んだ時間だが、その一席に、頭を抱えて唸る一人の人物がいた】

いきなり病院に呼び出すから何事かと思ったら、全治ンヶ月の大重傷……?
挙句、こんな拳銃持たせて「アートマン『アリス』使いを探しなさい」って……

こんな広い世界で、たったそれだけの手がかりで、何をどうしろっていうの……

【緩く波打った暁色のセミロングヘアを持つ、外見18歳ほどの少女だ】

【黒地のTシャツの上に短丈のカーキ色ジャケットを羽織り、】
【ダメージの入った薄青のジーンズ、黒のアンクルブーツを履いている】
【ベージュ色のリュックを椅子にかけ、テーブル上にはここ数日分の新聞と、】
【それと何故か、ホルスターに収まった紅い回転式拳銃が置かれていた】

【少女は、すっかり冷め切ったキャラメルラテを一口啜ると、紙面に視線を戻す】

……──「カノッサ機関、同時多発テロ」 「R.I.P.」……
魔術協会職員も連続で変死? こんなのばっかり……

──……これから、どうしよう……

【溜息交じりに頬杖を付く少女であったが、】
【やがて、何とはなしに、行き交う通行人達をぼーっと眺め始めた】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 19:46:35.51 ID:7u2h4kAO
>>883

そうですね
月が綺麗な夜です

【微笑みながら】

私?
私は夢瑠と申します
あなたは?

【雰囲気が変わったのにもかかわらず、少女、夢瑠は先ほどの会話を引きずらずな、きく】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:53:01.29 ID:Io9eEewo
>>882

あ…あぅ こわっ 恐かったですー!だってもう、赤いーですっ人の眼の色じゃないです!

(二重の脈動、読み取りは疲れますね…でも、こんなおもしろそうな人、諦めるなんてありえません)

【演技では無しに、自然と額に玉の汗が浮かんでいる】
【静々と流れる涙の川の源では、爛々とした火があった】
【知識欲はやはり欲望の一つ、暴力的な面を持つものなのだ】

【相手の背をしかと掴んで離さない】
【一片たりとも読みのがしたくない、そんな利己的な行動は、異形に怯え続ける少女の衣装の役割を伴っている】

【撫でられるがままになりながら、相手の後ろで】
【指輪を外して左の袖の中に落とした】
【柔らかな布は、何一つ文句を口にしたりはしない】

【怜悧な声は、少女の文明的欲望を刺激すると同時に、歪な危機意識も持たせた】
【自分が敵視されるのは構わない、けれど雨彦さん―同様の指輪を持つ相手―が逆恨みを受けるのはさけたい】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:55:05.06 ID:SYPbmyMo
>>884
あー…確かに
急に自分の何かが減ると考えると少し怖い物があるな

【体重は例として出さない】
【そんな事態が起こる事、それ事態珍しい事ではあるが】

いや、魔翌力を隠すなら魔翌力の中って事かな、目立たないだけで今も起きてる
…俺の場合は一々考えるのが面倒だったから適当に決めたけどな

【一方こちらでは目が濁って輝きを無くしている】
【結局形作る際何に決めたかは言わない】
【知りたいのなら質問しろと言う事だが】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 19:56:34.66 ID:tfojpxAo
>>886

【表情に乏しい茶髪の少女は、薄暗い路地裏では尚のこと、その心情は読み難い】
【ただ、月の光の角度の問題だろうか、少しだけ口元が上がっているようにも見えるかもしれない】

そう……貴女も、“夢”なの

【呟くように、そして傾けた首を元の位置へと戻し】

私の名前は今路説夢かっこぴーえぬ、ぴーえぬはペンネームの略です
ペンネームはオハナシを書く人の名前で、だから私はオハナシを書く人

【淡々と、或いはその表情と、その瞳と、同じように色のない声で答える】

【───と、片手に持っていた“細剣”が、掻き消えるように空間へと溶けて行く】
【もし目の前の少女が魔翌力に聡いならば、そこに微量な魔翌力の流れを感じられるだろう】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:02:37.79 ID:Ipxf4kko
【 街中 】


【人込みを避けるように、通りの端を―――希薄≠ノ歩く者が一人】

(……………表に出れない、って事は『戦闘行動』が不可能って事。)
(元々、戦闘に秀でてる訳でも無いし―――…情報を集めようにも、“動けない”。)
(裏で動く≠ノしても、制限は異常なほどに沢山有る……「ネットワーク」も使えない、と。)


【長袖のホワイトシャツにブラックベスト、ブラックタイを身に着けた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、スポーツタイプのサングラスを掛けていて】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかるほどの黒髪】
【両手には、魔術式≠轤オき物が刻印された、『白地のグローブ』を身に着けている】


――――――――……………Damnit!≠チて所かな。


【呟くと、自動販売機の前で立ち止まり―――……硬貨を一枚、二枚と投入し始めた】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:03:47.85 ID:7u2h4kAO
>>889

はい
お父様が名付けて下さいました
お母様てお父様の名前をいれて、さらに夢をみるように、だそうです

【夢瑠は変わらず微笑みつづけ】

あなたは物語を書くのですか?

【少し、うれしげにきく】
【夢瑠は魔術師であるので魔翌力の流れには敏感で、すぐに気づくが、特に顔を変化させることなく微笑みつづける】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:08:01.32 ID:p1eSzAUo
>>888

ですよね!
もし減るとしたら頭以外が良いですねー
脳の容量減って記憶が飛んじゃったら死んでも死にきれませんよ!

【彼女にとっては自分の身体よりも】
【他人と出会った日々の記憶の方が大事なようだ】

ふーむ・・・?
軽く見ただけではわかりませんねー
あ、ということは毎回毎回リセットがかかるんですか?
・・・それは他人から覚えられにくい面からちょっとあれですねっ

【視線を再び上下左右体の隅々までみるように動かすが、結局何も分からなかった】
【ぽんと思いついたように手を叩く】
【同時に同情の混じったため息をついた】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 20:13:03.57 ID:rO2usMAO
>>876
む、……おや、これは一本取られたな
深く強く肝に銘じておこうか、忘れないように

……でもさ、逆に考えれば、そういう可能性もあるってことだよね
言葉にしてないからって、そうでないとは限らない
だから、ぼくがロバートさんの言葉をそう捉えたとも限らない訳で、しかしそう捉えたという可能性も無い訳じゃない
それにね、ぼくは――

【そう言い掛けて、プシュウ、と頭から湯気を噴いた】

――ああ、自分で言っててややこしくなってきた
つまるところ、ぼくは正直者でもあり捻くれ者でもあるんだ
大丈夫、気分は悪くしていないよ。ぼくのも冗談だし、これでチャラってことで

【言葉を重ねるごとに徐々に複雑になってゆき、終いに軽くオーバーヒートしたらしい】
【先程の言葉はどうも言い訳にしか聞こえないと言うに冗談で済ませる辺り、至極適当で捻くれた人間なのかもしれなかった】
【要するに、長ったらしい言い訳をしようとして途中で諦めた感じである】

ありがとう、ロバートさん
一つ、ミスチウムって鉱物知ってるかな
出来れば探したいのだが、知らなかったらこっちはいいや

で、もう一つなんだけど
……私をブレイザーシティに連れてって!

【なんだか突拍子もない望みを何かに似たフレーズで言い放った!】

/戻りましたー!!
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:16:12.65 ID:tfojpxAo
>>891

【「お父様」、「お母様」……その単語に僅かに反応したかもしれない】
【だがそれは、その時流れた風に、背中に届く程度に伸ばされた少女の茶髪が】
【僅かに靡いたその為の、単なる錯覚かもしれない】

そう、私は物語を書く人、そして私はオハナシをする人
だから私は、“ストーリーテラー”なのでした

【乱れた髪を手で整えながら】

【──そこでその空間に再び魔.力が流れる。先程の小さな流れよりは僅かに強い】
【風は、この魔.力の為に起こった物だろうか?】
【その流れは、次第に茶髪の少女の背中へと集まって行く】

……私はそろそろ帰ろうかと思うのだけれど、貴女は、大丈夫?

【「一人で帰れるか」と、それだけの意味】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:25:03.14 ID:SYPbmyMo
>>892
…だよな
人との思い出を忘れるのは…

【一瞬妙に暗くなる】
【が、次の瞬間にはもう元通りの無表情になっていた】

いや、リセットはかかんないで魔翌力は蓄積されてる
…まあ人から覚えられ辛い点では一切変わらないけどな

【微妙に暗くなっていく】
【頑張って暗くするのを抑えようとする】
【が、どうやら無駄な努力の様で暗くなるのは止まる気配がない】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:25:13.96 ID:CzXoVMDO
>>819

どうしたの?そんなに真っ赤になっちゃって、風邪でも引いたかな……?

【みるみると爆発してしまいそうなくらい紅潮していく彼女の表情―――予想通りの反応をしてくれたことで、綻ぶ顔は満足気】
【続けてかける言葉は敢えて心配そうに、それでいて内に含んだ意地の悪さを消せてはいない】
【羞恥の熱を湛える彼女とは対照的。くすくすと、ある意味酷く愉しそうにはにかんだ】

【―――やっぱり、彼女にはいつもこういう顔をしてほしい】
【愛らしいその顔に、さっきみたいな浮かない表情は似合わない。こうして素直な感情を映してほしい―――可愛くて、思わず弄めてみたくなるような、そんな顔】


ふふっ………――ぃッ!?痛っ!痛い痛い!!

【恨み言葉が吐き出されると同時、体重に任せて左足を力一杯踏み付けられ、声を上げた】
【そう、相手はリーズなのだ。たとえ一本取ることに成功しても、何倍で返って来るか分からない。彼女の反撃はこれでは収まらないかもしれない】
【そんな覚悟もせず、リーズ=グレイトツリーをつついてしまおうだなんて―――まさに命知らずの行為なのに】


【それなのに―――】


痛い……ッ、ひ…酷いよリーズ……!!もしかして――――キスしなかったから怒ってるの?

【―――痛みを堪えながら、またしてもそんなことを性懲りもなく呟いてみせた】
【足を踏まれたくらいじゃ折れたりしない、もっと恥ずかしがる彼女が見たい!】
【今のアリエルには、そんな悪戯心を抑えきれなかった。"危険"も承知で、調子の波に乗っていたのだった―――】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:28:34.44 ID:6VxmywSO
>>893
まあ言葉とはややこしいものさ
何気なく言った言葉も重要な情報になる
恐ろしいよ
【肩をすくめながら】

いやー、ありがとうね
【ニヘラと笑い】

ミスチウムは構わないよ
私の会社に来てくれれば、受付に言っておくから
大丈夫だよ
【まあ水の国のレイント社・本社に行けば貰えると】
【絡みが終わったあと行ったことにして貰っていても大丈夫です】

そしてブレイザーシティーね
その言葉はなんか別の場所にいくときに使うやつがあった気がしたよ
【ニヘラと笑い】

まあ私に連れていってもらわなくっても身分証明書があれば誰でもはいれるんだが何か理由があるのかい?
【首を傾げ】

/おかえりー
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:30:34.25 ID:EcpDrr.o
>>887

……もう、大丈夫。
ここには、私とあなた以外、誰も居ません。だから、安心してください。

【少女を抱く腕に、さっきよりも、微かに力が入る】
【それは、背を掴む少女に感化されたものか。あるいは、さらなる同情か】

……とにかく、ここを出ましょう。
人通りの少ないところは危ないですし。

【そう言いながら、自分が歩いていた街路の方へと、少女を導こうと声をかける】


【――『ほぅ? 何に脅える、呪い師よ』――】
【――『野蛮な盗掘屋、下賎なる狂気よ』――】
【――『……命が惜しいか。つまらぬ』――】
【――『秘蹟を暴くために、その首を晒さずして、能うとでも思っているのか?』――】


【冷たい声に含まれる声は、侮蔑、嫌悪感が強いことがわかるだろうか】
【どうやら、直接に少女を害する力は無いらしく、挑発じみた言葉すら投げかけてくる】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:30:59.99 ID:HOEsPz2o
【商店街、夜の喧騒と共に、ここも中々盛り上がっている
その中に一人――――歩く少女が居る】


っと、これで買い物も全部ですね――――……それにしても、もう少し計画をたてないと……
一人暮らしをする者として、必要ないものを買い込むというのは――――

「シオンちゃーん!こんな魚入荷したんだ!みてってよ!」


……か、買い込むというのは――――


「こっちには珍しいキノコがあるよー!こっちこっち!!」


――――……と、時には仕方が無い時もあるんです!!


【と、シオンと呼ばれた紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女は
言葉のする方向へといき、半ば強引に買い物をさせられていく】

【数分後、商店街を歩き出す彼女の両手には、抱えきれないほどの荷物が
紙袋に入れられ、乗せられていた】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:31:17.39 ID:x2OpE6AO
【街中】

うむ、あの女の子は可愛い。
【街中を見渡せる程の高さがある建物の屋上から風に漂う様に声が聞こえる】

私が普通だったならば、何の気負いも無く楽しくお喋りできたのだろうか…

いや、こんな想いを抱く事すら許されないのだろう。
全く、口惜しいものだ。
【肩にかかる程の黒髪に赤いリボンがついた紺色のブレザーの制服を着て、スカートの下にレギンスを穿いたピンクのマフラーを首に巻く少女が建物から足を投げ出す様に縁に座り】
【左腕から手にかけて包帯を巻きながら街中に視線を落としていた】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:35:08.11 ID:so35DbUo
>>899
【黒髪に白い鉢巻き、黒いシャツに赤色のベストと銀の腕時計、カジュアルなベルトに青いダメージパンツにウエスタンブーツの少年が猫を抱きしめながら】

『にゃー』
…にゃぁ〜ぁ〜う…そうかそうか、もうそろそろ3丁目あたりだから待ってるんだよ
ははは、全く心配は必要ないっていうのに…そのまま仕事にも迎えるくらいさ…ん?

【そうつぶやいて後ろを向こうとして…彼は少女の姿に気がついた】

…なんという兵どもが夢の跡状態だ
その様子では興味本位でついつい買い込んだな?
【と、不意にそう話しかけていた】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:36:43.42 ID:p1eSzAUo
>>895

なにより辛いことなのです。忘れることも、忘れられることも。
その時には忘れたことも分からないでしょうから、それがせめてもの救いですね

───って、暗いことばかり言ってちゃダメです!

【両頬をおもいきりべちっと叩いて心機一転】
【辛気臭い顔から振りまくような笑顔にもどる】

ああっ、ごめんなさい!
そういうつもりで言ったわけではないんです!
私は忘れませんから、落ち込まないでください!

【と、自分が引き起こしてしまった事態にうろたえて】
【なんとかフォローしようとする】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:37:37.35 ID:7u2h4kAO
>>894

【風を見ながら】

私は一人で帰りますよ
それに、まだ、お散歩をしたいですし

【微笑みつづける】

さようなら、今路さん
次にあうときにはあなたの物語をおききしたいです

/すいません、レスできてませんでした…
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:38:22.37 ID:wFD7qIAo
【聖都 繁華街】
【夜も更け始めた良い時間帯、より一層明るさの増す其処に、一人の少女】

―――――んー。思い立っても思いつかないもんだねー……。
好きな物とか、欲しい物とか、何でもいいから聞いておけば良かったかも。

【黒の大き目のシルクハットを被り、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒ニーソ】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【一軒のアクセサリーショップの前に立ち止まり、ウィンドウをじー……っと見詰めている】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 20:43:58.71 ID:rO2usMAO
>>897
ん、そうだね、確かにそうだ
その分偽りやすいって言うのがメリットであり、デメリットでもあり

……ふむ、存外簡単に手に入るものだな
噂程度にしか聞いたことが無かったのだけれど、やあ、嬉しいね、実に嬉しいよ
流石は世界のレイント、ふむ、しかしミスチウムは実在していたのか
OK、ならば後日そちらにお邪魔するよ、ロバートさん

【感慨深げに、ほう、と溜息を一つ】
【ミスチウムは存在も性質も不明瞭な鉱物であるため、実在していたことに若干驚いているようである】

確かコーシエン、だったかな?
まあそれはそれとして、一人で向かうのも何だか寂しいと思ってさ
面倒ならば断ってくれても構わないよ、そんな単純な理由だから

【カシャコン、携帯電話をスライドさせてからポケットへと滑り込ませ】
【入れ違いにコインを一枚取り出せば、カウンターへ放り投げる】
【飲み物の代金だろう、釣りは要らないと店員に一声掛けて】
【どうします?とロバートに尋ねるようアイ・コンタクト、首を傾げている】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:44:07.82 ID:dhPDtsDO
【森林】

………………
【学生服に学生帽を被って下駄を履いた黒髪ショートカット、マフラーを巻いて眼鏡をかけ、顔に『厄』と描かれた紙を貼ってエレキギターを背負った青年】
【が、ざくざくと草木を掻き分け歩いていた】

(…街への道は何処だ)
【否、彷徨っていた】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:44:26.75 ID:tfojpxAo
>>903

【収束した魔翌力はやがて形を成す……それは鳥のような、白く巨大な翼】
【その翼をゆっくりと羽撃たかせながら】

それじゃあ“小さな夢”、また会おう
そう、そして「また」には、オハナシを──────

【少女に向けた呼称に意味は在るのか無いのか】
【ただ、そのまま宙へと舞い上がり、やがてその場をふらふらと飛び去るだろう】

/乙でしたっ
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:45:34.84 ID:Io9eEewo
>>898

あ、はい―
すいません 私取り乱して… ありがとう、ございます

【消え入りそうな声で礼をして、一度手を離す】
【横に置いてあるリュックを取って背負った】
【一度座ってから腕を通して立ち上がるという動作が、そのリュックが見た目通りの質量を有していることを証明する】
【ほんの少しだけ開いた口に月長石の指輪を滑り込ませる動作は、自身の体を壁にしてクルスには見せない】

【解放された地の溜め息が聞こえてきそうなほどの重圧を課すリュックは、少女には明らかに似合わず】
【名演に不審を覚える、唯一の糸口かもしれない】

(命は惜しいですよ 私だけのものでは、無くなりましたから)

(でも危険を犯さずして満たせるほど、私の欲は可愛いものではありません)

いきましょう (想起っ)

【少女の手を再度取ろうとして――】

【その瞬間、かまいたちが2人に襲い掛かるっ!】
【真空の刃は非常に小さく、表皮を切り裂くだけで力尽きるレベルのもの】
【彼女なりの善意なのか、2人の顔は避けて通る】

【そして、反対側―路地裏の深部へと駆け出した】

(静寂と月明かり、提供してあげますよ!)
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:46:14.84 ID:HOEsPz2o
>>901

【ビクッ――――と、まるで後ろからいきなり冷水をかけられた子猫のように反応し
ばっと、振り向く――――きゅぅっと顔を紅くしながら】


――――あ、っと……えっと――――その……い、いつから見てたんですか?


【恥辱やら何やらで、上手く呂律が回らないのか、見知った貴方なのに、まるで初対面のように
あたふた、と慌てふためく彼女、顔を俯かせ、じぃっと上目遣いに、彼を見るのは――――直視できないのだろうか】

【よっと、身体ごと其方を向く、予想通りとでも言おうか、彼女の華奢な手からはみ出すほど、紙袋は一杯である
んっ……と時折漏れるソプラノのミステイクは、重さを感じさせるには十分で】


――――お恥ずかしながら、苦手なんです……その、押しの強いのが……
気持ちは、とっても……嬉しいんですが


【その言葉にうそは無い、だからこそ――――彼女は、少し、困っている
彼らの好意を、踏みいじってるようで、こんな――――愚痴を零すことで】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 20:47:58.32 ID:cYFsT2co
>>900

【ひゅう──】
【其処へ、夜風とは色を異にする風が一陣、舞う】
【その風は、ブランデーのような香りを孕んでいた】

 『普通』が、欲しいの?

【少女の背後で、じわりと滲むように空間が歪む】
【ぽつり。屋上の床のある一点に黒い点が落ちると、】
【それは瞬く間に、巨大な『黒い薔薇』の蕾となって膨れ上がり──】
【ゆっくりとその花弁が開かれれば、其の中には一つの人影があった】

 全ては赦されるの。貴女が望むなら

【琥珀色の髪と真紅の瞳を持ち、血の気の薄い肌をした女性──の姿をした、何かであった】
【ゴシック調の黒いコルセットワンピース以外に衣服は纏っていないが、】
【其の手には、身の丈近くもあるような燻銀色の魔杖が握られていた】

【その女性は、開かれた漆黒の薔薇より宙に舞い上がると】
【すうと空を滑ってから、黒猫が舞い降りるように少女の側へと降り立つ】
【──少女を見やる女性。その顔は表情を忘れたかのように酷く無機なもので】
【声も響いているのにも関わらず、どういった訳かその薄い唇も微動だにしていなかった】

911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:50:32.66 ID:7u2h4kAO
>>907

/お疲れ様でした
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:50:45.84 ID:6VxmywSO
>>905
そう言う事だねー
【ニヘラと笑い】

いや〜、簡単じゃないよ
地の国でも滅多に見つからないものでねぇ
こっちの企業秘密の兵器に採用してるからね
君に渡すのもお詫びの気持ちさ
【ニヘラと笑い】

確かタッチだよねー

まあ私は別に構わないさ
【そう言いながら立ち上がりレジでカードで会計を済ませ】

では行くかい?
【ニヘラと】

【キンクリしますか?】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 20:52:15.46 ID:jlur3P.o
/紗月の方、いらっしゃいます?
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:55:43.22 ID:EcpDrr.o
>>908

(……大きなリュックだな。何も、盗られてないなら、良いけど)

【重そうなリュックに腕を通す様を見つめながら】
【あるいは、自分がそのリュックを持つべきか、と考える】

(……あれ、滅茶苦茶重そうだけど……)

【しかし、その重量が、おそらくは自分の身には余るだろう、と考え】
【余計な手間をかけさせないために、黙っていることにした】

(情けないなぁ……)

ええ、とりあえずどこか、落ち着ける場所に……。

【行きましょう、とまで続けようとして、しかしそれは叶わない】

ッ!?

【前触れ無く襲い来た、見えざる刃に、抵抗する術はなかった】
【二の腕や肩、果てはその身に纏う、布の腹部の部分などを、薄く切り裂かれ――】

――!?

【反射的に両手を引っ込め、油断無く周囲に目を巡らす】
【しかし、人影は愚か、動く影の一つも見つけることは出来ず――そして、それが隙となる】

あっ! どこに行くんです!?

【突然、より闇の濃い方へと走り出した少女の方に、声をかけ――】
【ほんの一瞬、躊躇ったものの】

ああっ、もう!

【駆け出した少女を追いかけて、自身もまた、深部へと駆けて行く】
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:55:52.12 ID:so35DbUo
>>909
【彼の顔を見ると…以前のドラとは少々印象が変わった様子が見えるだろうか?】
【軽薄な様子は大分薄れて…どことなく慈愛に満ちた暖かさと、ささやかな悲しさが感じられる】

【頭の上に猫をのっけると彼は『それくらいわかるさ〜』、と得意げな様子を見せながら】

たった今だけどだいたいわかるかな、そんな大荷物買っておきながらずいぶん
困った様子を見せていたからね、まったくなんでもかんでも抱え込もうとするんだからきみはじつにばかだな

…優しい子だからねシオンちゃんは、少しくらい押しに弱いのは仕方ないかもしれない…そんなところが可愛いのかな

【だけど、と彼は人差し指を空にかかげながら】

【――――その時のドラの様子が前までのシオンの記憶の中のドラと少し違い…どことなく物悲しさと刃物のような鋭さを纏いながら】
【シオンを…大切な人を支えてあげようと自分の心の支えともなったその言葉を投げかける】

おばあちゃんが言っていた、『人生とはゴールを目指す遠い道、重い荷物は捨てて
手ぶらで歩いた方がいい』ってね
貸しな、持ってあげる

【少女の持つ紙袋をひょい、と取り上げて持ってあげようとする…目的地まで持ってくれそうだ】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:57:59.49 ID:SYPbmyMo
>>902
個人的な意見としては記憶喪失から思い出したときが一番辛い気がするな
まあどうでも良いと言えばどうでも良いけど

ま、暗い事ばっかりでも何だしな

【無表情で続ける】
【が、言葉の方はすぐになくなる】

ははは…
どうせ印象に薄いさ…
女顔なんて探せば普通にいる…
改造人間だって探せばいる…
はは、ははは…

【ネガモード】
【一瞬聞き捨てならない事も言ったが気にしない事も出来るだろう】

/すいません、気付いていなくてかなり遅れました
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 20:59:35.80 ID:6DJtWoAo
>>904

――――アクセサリーというのも見る分は面白いですね

【そんな少女の隣にいつの間にかちょこんと150p程の小さな少女が同じくウィンドウを見詰めている】
【膝までありそうな長いシルクのような白髪に金の瞳、首には銀の鈴の付いた黒いチョーカー】
【胸元に黒のリボン、裾にも小さなリボンのイラストが入った、子供用の白いワンピースの上に】
【これまた白い薄手のフード付きのローブを羽織って、その姿はやたらと真っ白】

ポピュラーなのは首飾りでしょうか、指輪等も人気が高いようです
といってもそれぐらいしか知らないのですけどね……

【無表情というよりはぼんやりとした表情でつらつらと言葉を並べて】

……お姉さんはどんな物が素敵だと思いますか?

【ガラスの向こう側をぼうっと開かれた瞳で見つめたまま、隣の少女に突然尋ねる】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:01:03.49 ID:x2OpE6AO
>>910
【風に飛ばされぬ様にマフラーを抑えて、香りが混じる風に首を傾げて】
【背後から聞こえた声に目を向け】

あ…
【何らかの言葉を発しようと試みるが、あまりにも幻想的で非現実的な光景に――目ばかりか心までも奪われ】
【続く言葉を失い、暫し見とれ】

不思議なお方だ。
何よりお美しい。

私のくだらぬ独り言なのだ。
聞き流して欲しい。
【素直な感想を漏らして、取り繕う様に笑みを向けて優しく語り掛ける】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/09/28(火) 21:01:03.53 ID:7XYsAJA0
【街中】

【全身黒いコートに黒いズボン、腰まで届く長く黒い髪】
【血のように赤く、限りない冷徹さを醸し出している瞳】
【その左右の腰には剣が一本ずつ、外見25、6歳その背丈は186cmほどの男が】

・・・

【壁に背を預け、道歩く人々を見つめている】
【だが人々を見つめる視線は捕食者が獲物を品定めするようなそれで】
【男は人を人として見ていないかのようである】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 21:05:06.41 ID:rO2usMAO
>>912
ふむ、霧の国が見つかれば良いのだけれどね。中々、そうはいかない
その兵器に用いられているという稀少鉱物、大事に使わせてもらうよ
方向感覚の一時的破壊と所謂“雲隠れ”の作用、さて、どう活かそうかな

【口角釣り上げ笑う姿は、実に愉快げであった】
【ロバートに続いてシャンマーシュも立ち上がり、ひよこみたいに後ろを着いて行く】

改めてありがとう、ロバート・レイント社長
……さ、ブレイザーシティへレッツゴー!

【恭しく頭を下げつつ、テンションは徐々に徐々にと上昇中】
【そうして――キング・クリムゾン≠ェ為されるのだろうッ!お願いします!】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:05:56.93 ID:HOEsPz2o
>>915

【そっと、顔を上げて――――交錯する視線、その暖かさに、何だか思わず笑みがこぼれて
同時に――――その哀しさの原因を、知りたくもなる――――駄目、と心に言いつける彼女
私が聞いても、何も出来ない、そんなこと――――……わかってる、から】


バカで結構です、まったく……そんなに褒められたら怒る事もできませんよ
それに、そんなナチュラルに言わないで下さい、言われてるこっちが恥ずかしいんですから


【もう、と言葉を付け足して、彼を再び見つめる――――その、変わった雰囲気は
彼が遠くにいったような、成長したような、友として嬉しくて、異性として――――どこか、寂しい、そんな気持ちが、入り混じっていて
照れ隠しのように逸らした視線はまるで、そんな現実を、見ていたくないような――――気がする】


あ……――――有難う御座います……


【思わず漏れる、言葉は――――どこか、よそよそしくて、見上げる彼の横顔は
少し大人っぽく見えて、続きの言葉が一瞬、思いつかなかった】

【数刻の沈黙後、彼の隣で彼女は、一つの思い付きをした】


ドラがよければ、私の家でお食事でもどうですか?
予期せぬ買い物で食料品が増えて困ってるんです、食べてくれると大助かりです――――……それに


【続きの言葉は、彼女にとっては――――少々重い言葉
普通の――――普通の16歳の少女だったなら、気軽に言えたとしても、彼女――――シオンにとっては
その台詞は、まるで――――告白のように、決心しなきゃ、いえない言葉】


私の手料理……食べて欲しいんです


【顔の前で両手を軽く絡め、駄目ですか?の言葉の代わりに、そっと、視線をあげる
ほっぺたは依然、シロップを垂らしたように、赤い】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:09:36.42 ID:6VxmywSO
>>920
正直な話、霧の国は私達には見つからないみたいだよ
あちらはこちらに簡単に来れるのにね
【やれやれと】

【キング!!クリムゾン!!!!】

【ブレイザーシティー前】

さて…中に入るかい
【そう言いながら門番に身分証明書を見せながらニヘラと笑い】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 21:09:59.31 ID:cYFsT2co
>>918

【笑みを向けられても、その女性の貌は西洋人形の如くに動きがなかった】
【ただ僅かに、その小首を傾げて少女の瞳へとじっと視線を向けている】

 ──そう。私は、もう少し聞いていたかったわ

【夜気に溶けるような希薄な声色で、そう言葉を加えると】
【女性は、その視線をゆっくりと自身の前方へと戻した】
【眼下に広がる街の夜景。点々と咲いたぼやけた光の群れをさらりと見渡しながら】

 此処から、何が見えるの?

【少女が何を見ていたのかが気になったのだろう、女性はそのような事を問う】
【その真紅の瞳は、山奥の湖面のように酷く動きがないが、何かを知りたがる風ではあった】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:13:16.64 ID:wFD7qIAo
>>917

―――――ネックレス、かなぁ。

【不意に投げかけられた問いに、極自然に陳列されたアクセサリーを見詰めながら答える】

【―――も、それも数瞬。余りにもさり気無さ過ぎて気付かなかった存在に気付いて】
【自分よりも少し小さな少女へと若干驚いた様子の瞳を向けて】

………貴女は、ウィンドウショッピング?

【先に聞こえた言葉、見ている分にはという言葉に対し、問いを返した】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:14:22.36 ID:p1eSzAUo
>>916

そうですか?
私は思い出せたならそれでいいと思いますよ!

【なんとか明るい方へ持って行こうとする】

ごめんなさいごめんなさい!
ほんとに落ち込まないでー!
ほら、笑顔!お願いします!

【もうほんとに表情からして大慌て】
【必死に笑顔になってもらおうとしている】

・・・改造人間?

【やはり耳は良いようで聞き逃さず尋ねた】

/21分は遅れたうちにはいらないと思いますから大丈夫ですよ
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:15:08.61 ID:Io9eEewo
>>914

【こちらもゴスロリ服のフリルと左手首、右わき腹などに小さな傷を作りつつ】

んっ だって! だって! だってぇ! 
きっとあの鷹がッ たかたかたかたたたっ 大変です 逃げないとです!

【非合理的な行動も、先程の恐怖から続くのであれば自然】
【取り乱した少女を冷たい光が彩って、ある種白痴美のようなものを感じさせる】

【少女の身体能力はけして高く無い それに加えてリュックの重量】
【追いかけているクルスに見た目以上の走力があれば、遅れを取り戻して追いつけるだろうか】

【向かう先は、聖都の奥深く、複雑に入り組んだ裏の道の先にある】
【ただでさえ分かり辛い道を、あえて回り道して、どちらへ進んだか分かり辛い分かれ道を選択して】
【見失われないように、それでいて追いつかれないように 細心の注意を払って、聖都の闇を走り抜ける】
【少女は地理勘で体力さを埋めることを図ったのだ】

さあ、付いて来て下さいよ?クリストファー…コンラッド

【そっと呟く口元は、愉しげに曲がっている】
【男性名のように思われるのもまた、知りたい事柄の一つ―】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:20:28.69 ID:jlur3P.o
/紗月の方、いらっしゃいます?
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:21:42.37 ID:MSpcZDko
【街中】

こーゆー時に、リヤカーだと便利ですぅ〜
お酒さんがいっぱい飲めますぅ〜
【繁華街で酒といっている年の割には可愛らしい声が響く】
【実を言うと、この声の主。人でも無ければ成年でもない】

女の子やおねーたんと飲みたいですぅ〜
あぁ!勿論身長130cm以下ですよっ!
【楽しそうに動くその物の正体は】
【大量の酒を積んだ鉄製のリヤカー】
【今は繁華街を爛々と疾走中である】

【このリヤカー、精神があるのだろうか】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:23:44.64 ID:6DJtWoAo
>>924

ネックレス、それも素敵ですね
しかしこういった品は中々気軽には手を出せない物もあります……

【ぺたん、と外界を隔てるガラスに両手を付いて依然と見つめ続けている】

それ故にお姉さんの仰る通り、ウィンドウショッピング中です
偉い人は言いました、見るだけならタダ――――と

【ゆっくりと少女を見上げてキリっとした表情でそう答える】

しかし素敵なデザインだな、と思った物ばかりがやたらとお高いのは何故でしょうかね
作為的なものすら感じます……

【再びウィンドウの向こうをじぃっと見つめだす】

930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 21:24:19.10 ID:rO2usMAO
>>922
やっぱり霧が厄介なのかな
探し続けても文字通りキリがない、と

【はあ、と溜息をつく。よほど霧の国に興味があるらしく、やや残念そうであった】


【――そして移動時間は消し飛ぶッ!!】


……了解、ぼくの我儘に付き合ってくれてありがとう
これから適当に観光して、適当に永住する場所でも見つけようと思うのだけれど
ロバートさんはどうする?どうしたい?

【こちらもまた身分証明書を提示しつつ、青年に尋ねながら我先にと中へ踏み込もうとし】
【入れば、まるで本当の幼子みたく周囲を見渡しては眺め始めるだろう】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:24:27.23 ID:EcpDrr.o
>>926

【重いものを背負っているはずなのに、少女の脚力は、しかし自分のそれと大差が無いように思われた】

(……追いつけない!?)

【実際には、じわりじわりと、追いついてはいるのだ。居るのだが】
【路地裏の地理に疎い自分と、明確に目的地を持って走る人間との、効率の差が、それを容易には埋めさせない】

(あの華奢な身体のどこに、あんな力が……!)

【走り去る少女は、恐慌状態に陥っているようにも見えた】
【早く捕まえて、落ち着かせないと――否、そもそも此処は、噂に聞く路地裏】
【少女も、自分も、単純な命の危険に、さらされている可能性すら、あるのだ】

待って! そっちに行っちゃ……!

【ならば、どちらに行けばよいのか? 自身には、既に周囲の地図は頭の中に無い】
【――それでも、息を切らせながらも、賢明に少女を追う】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:25:18.24 ID:so35DbUo
>>921
【うーん…?と首を傾げてシオンが恥ずかしいと告げたのを聞いて】

…そんなに…恥ずかしいかなあ…ノビタ君にも『お前はそのまま喋ると相手への刺激が強すぎるから
正直でもいいから少しはオブラートに包め』ってなんでだか言われるんだよね…もう毒舌キャラは封印したつもりだけどな
【まだまだよくわからないなあ、とあどけない笑みでシオンに笑いかけながら頭をかいて反応する】

【そして彼女の荷物を預かると心配いらないとでも言いたげな顔で】

どういたしまして、さ…ぼくはいつだって君の味方をするって前に言わなかったかな
女の子の細腕にこの大荷物はキツイでしょ?

【よいしょ、と荷物を安定した状態で抱え直すと、じゃあ君の…と小声で口から洩れた所で言葉が止まった】
【家の前まで運ぶよ…と言おうとした、言おうとして…シオンの申し出が聞こえる】

…し、シオンちゃんの…家?

【冷静を保ったと自分では思いながらしかし、明らかな動揺を表に出しながらドラは一度聞き返す】
【なんてこった、ずっと気になってた人の家まで招待されるとは驚いた…しかも手料理を?】

【一方ドラは来月に20の誕生日を迎えた身だと言うのに…3つ年下のその少女よりも困惑し口をパクパクさせる】
【目を泣き出しそうな子供のようにおろおろさせて、その顔がどんどん朱に染まっていくのを熱で感じ取りそっぽを向きながら】

(う、うそ…シオンちゃんの家で…家で…手料理…ど、どうしよう…なんだよこの僥倖
う、な、なんか…すっごく…嬉しい…どうしよ、うわわ…)

…た、食べても…食べてもいい…なら…うん、シオンちゃんがよければ…食べて…いきたい…かな…

【それ以上は言葉が出ない、だが十分言えた…と本人は感じ】
【紙袋の中に顔をうずめながら…赤い顔を隠して…肯定をする】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:30:44.75 ID:x2OpE6AO
>>923
(クールなお人なのかな…?それとも私が何か粗相をしただろうか…)

私の話しなど、本当につまらないものなのだ。
【無表情な女性に少し不安を抱きながらも、笑みを絶やす事無く】
【同じように夜景へと視線を移しつつ、包帯を巻きながら】

此処からは色々なものが見えるぞ!
少し見えにくいが、例えばあそこのカフェで働いている女の子は少しおっちょこちょいな性格をしているのがわかったり…
時々、隣の建物の屋上に女の子が二人で来たりする!
【楽しげに地上に指をさしながら、次々と説明を加える】
【ほとんど女の子関連の事ばかりで、言うまでもなく違和感を感じるだろう】

そして――
何より、此処は静かで誰も来ないのが良いところなのだ…
【巻き終えた腕を一度眺めて、小さく息を吐き出した】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:31:19.56 ID:jlur3P.o
【公園】

【シックなバッジが数個ついた赤いニット帽を被っている14、5歳ほどの少女がベンチに座っていた】
【ぴょろんと外ハネしている黒髪は胸元に届くか届かないかといったところ】
【少しぶかぶかな紺色のプルオーバーパーカーの胸元には赤と青でKNと縫われた刺繍があり】
【プリーツのついたミニスカートは落ち着いたベージュ色】
【ニット帽と同じ赤のハイソックスの上からは茶色のおしゃれなワークブーツをはいていて】

んー……なかなか、情報なんてものは超集まりませんね
こんな時は私の超人脈の薄さが……はぁ

【週刊誌片手にサンドイッチを頬張っているその少女は、小さくため息をついた】
【どういうわけか彼女の足元には掃除機がお行儀よく鎮座しており】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:32:17.23 ID:HOEsPz2o
>>932

恥ずかしいに――――決まってますよ、ドラみたいな、その――――……カッコイイ男性に言われると、特に


【カッコイイと、口に出して言うと――――なんだか、目の前の彼が、素直に見れなくなって
彼をもっと褒めたい、のに、言葉が続かない
その言葉に嘘偽りは無い、いつも、思っていたこと――――……けれど、中々口に出せなくて
普通に皆が言ってるみたいに、言いたかったのに、どこか下手糞で】

【その為、彼の聞き返しはとても助かって――――……】


では、決まりですね、腕によりをかけて、作ってみせますよ
っと、あんまり長居しては身体が冷えてしまいます、さっさと家に帰りましょう


【そういうと、彼の速度に合わせるように、隣で歩き出す、彼女
どこか嬉しそうな横顔が、彼女の方向を見れば、見れることであろう】

【十分ほど歩けば、それなりの宿が見えてくるだろう】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:32:54.21 ID:6VxmywSO
>>930
霧の国は本当に難しいよ
キリがないってのも確かにの
【ニヘラと笑いながら】

私も観光していこうかね
そしたら本社に戻ろうかな
【中にはいりニヘラと】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:35:33.69 ID:SYPbmyMo
>>925
まあそれもそうか
全く思い出せないのと比べたら充分だよな

【話を明るい方向に持って行こうとしてくれたのが分かったのだろう】
【そのまま明るい方へ話題を進めていく】

ははははは…
どうせ…どうせ俺なんて…
顔も整わず汚いし…何度も人殺ししてるし…
…なにも…人の役に立つ事なんて出来ねえよ…

【終わる様子がない】
【ちなみに顔は美形と言う程ではないが汚いと言う程でもない普通の顔だ】

…俺は何か余計な事を口走った様だな、ははははは
(ヤバい…流石にこれは言うのは面倒だな)

【無理矢理誤魔化そうとするが分かりやすい】
【明らかに無理矢理すぎる笑いを無表情のまま口に出す】

/そう言って貰えると助かります…では再び返レスを
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:36:52.02 ID:Io9eEewo
>>931

【唐突に、開けた場所が目の前に広がる】
【最近広まり出した、蛇を崇拝する邪教、その祭礼場だ】
【その場で青銅を溶かして流す、というのが特徴的な彼らの集会】
【一度溶けて固まった青銅が地面と壁をコーティングしている】

【聖都でも知る者の極端に少ない場所】
【三段の階段を経て、祭壇の上に座った】

【どさっとリュックを降ろして、口を開ける いつでも武器が取り出せるようにと】

はぁ…はぁ…

【月の光を地面が跳ね返して、壁が跳ね返して 少女の吐息が木霊して】
【追ってくる少女の足音と、その場の少女の息さえ消えれば、その場に静謐が取り戻される】

はぁ…はぁ…はぁ… …!

【激しい運動を経て荒れる呼吸を抑えて、月光と静寂に連れ出した”悪魔”が至るのを待つ】
【邪教の聖地、魔族の再臨にはもってこいだ】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:36:57.42 ID:wFD7qIAo
>>929

店員さんは言うだろうね。冷やかしはお断りだ、って。

【此方へ向けてのキリリとした表情に苦笑を返し】
【冗談交じりにそんな事を呟きながら、視線を同じく硝子の向こうへ】
【ふと、右の手で隔たりとなっている硝子に触れ】

それはきっと、貴女に物を見る目があるって事だよ。
選別眼……って言うの? ちょっと其れは良く判らないけど。

【ぼんやりと見詰める先、並ぶアクセサリはどれも高価なものばかり】
【だが、値段の分は装飾が豪華だったり、出来が良かったりと】
【店頭に並ぶに相応しい品々が並んでいる】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:38:58.87 ID:thi9hkSO
>>927
/イェス!ここに
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:40:40.62 ID:jlur3P.o
>>940
/続きの方、大丈夫でしょうか?
/>>846に返信していただければ
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 21:43:19.37 ID:rO2usMAO
>>936
霧はあれど、キリがない
ま、ないないばかりでは見つかるものも見つからないし
ぼくは地道に頑張ってゆこうかな、うん

【飽くまでも霧の国を探すつもりでいる……らしい】
【執念深いと言うか、諦めが悪いと言うか】

……じゃあ、ここらで一旦お別れだね
今日は楽しかったよ、どうもありがとう
ミスチウムを取りに行くのは、早くて数日後くらいになるかな

それじゃ、機会があればまた。

【ニコリ、とても楽しげで且つ純粋な笑顔をロバートへと向け】
【左手を軽く振ると、踵を返してブレイザーシティを歩いて行く】
【カツ、カツ、カツ。小さくなっていく革靴の音と共に、少年の姿は人混みへ紛れていってしまうだろう】

【――後日】
【レイント社へ、パールホワイトの鉱物を受け取りに来た“少女”が居たと言う】

/ここらで〆でしょうか!
/長時間お疲れ様でした!!
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:43:38.65 ID:so35DbUo
>>935

…え、ええ!?…えっと…その、どうもありがとう…

【言われた側は、正直うっかり手から荷物を零れ落としそうな動揺を胸の内に感じ取る】
【正直、カッコいいとまではほとんど言われ慣れていない彼にとって…大好きな人からのそんな言葉を聞いて嬉しくないわけはない】

(…どうしよう、カッコいいなんて言われちゃった…いっつも『顔が子供みたい』とか『背が中高生並みに低い』とか言われてるから
その、言われ慣れてないし、シオンちゃんにそんな事を、言われたら…そりゃあ、その、嬉しすぎる)

【素直にシオンを見られなくなってるのは彼も同じとでも言わんばかりに彼は若干縮んだ様子を見せながらひょこ、と荷物の陰から顔を出して】
【とにかく必死に冷静さを取りつくろうとしながら口をパクパクさせて】

…さ、最近急に寒くなったからね…昨日の夜に秋の虫の鳴き声を聞いたよ…
ああ、最近まで暑かったくせにもう秋にシフトしたのか…と本当にあっという間だなあ、って

【そんな他愛ないことを呟くと…嬉しそうなシオンの顔が見えて…思わず笑みがこぼれてしまう】
【ああ、なんて愛おしい人なんだろう、あんな辛いことからも乗り越えて…力強く生きようとしている…なんて輝いているんだ】

【―――自分も彼女のように、今のような苦しい時を必死に乗り越えて行く事ができるだろうか、そう思わずにはいられない】

【そして…途中で頭の上の猫がそろそろ降りようと、タクシー役にしていた少年に別れを告げるように飛び降りて去っていくのを見送ると】


…こ、ここが…シオンちゃんのお家かな…?
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:45:25.01 ID:EcpDrr.o
>>938

はぁっ、はぁっ……。

【なにやら少女がひらけた場所で、足を止めたのを見て、足取りを緩める】

(……体力が尽きたの、かな)

【そんな事を考えながら、歩いていく。奇妙な場所だな、と考える余地はあったものの】
【自分が今――どんな状況に居るかまでは、考えていない】

【頭上に月光】
【ここには人気も無く】
【根源の肉体があり】
【――そして、贄が居る】

お、落ち着き、まし、たか?
きゅ、急に、走り、出したら、危な、いで、すよ。

【息を切らせているため、発音は少々危なっかしいものの】
【疲労に痺れる唇を動かして、語りかけながら、少女にさらに近づいていく】


【――もし、少女がそういった気配に敏感なものならば。もしくは、魔術的素養を持つならば】
【少女の白い肌から立ち上り、発散され始めた、奇妙な青白い魔翌力に気がつくだろう】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 21:46:10.02 ID:6VxmywSO
>>942
それじゃあまたね。シャンマーシュくん
【手をふり見送った】

/乙でしたー
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:49:22.39 ID:6DJtWoAo
>>939

買わない人は不用品ですか、なんともまあ……

【憤慨したような口調、ともあればその顔も同じくあらなければならないのだが】
【少女の表情はやっぱり寝ぼけ半分のようなぼうっとしたそれのままで】

……えっと、そのですね
観察は、その何と言いますか「得意」ですので多分それが良い感じに影響しているんだと思います

【目の事を誉められたように思えて、なんだか声色だけは嬉しさを含んで弾んでいる】
【そうっと小さな両手をガラスから離す、少し手に残る冷たさはなんだか寂しくも思えて】

例え物を見る目があろうともあの金額には手が届かないんですけどね
お金持ちの嗜好品、それがアレらを形容するに一番相応しい言葉でしょうか

ところでお姉さん、先程はまるで誰かにアクセサリーをプレゼントするような事を仰っていましたが……

【ある程度眼の保養になって満足したのか今度は隣の少女をじぃっと見上げるのであった】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:49:38.82 ID:p1eSzAUo
>>937

そんなことはありません!
私は今、話を聞いて楽しいですよ
・・・それは役に立っているというのではないのですか?

そんなにネガティブになってはいけません!

【必死を通り越してなんだか泣きそうになってる】
【近くによって何か訴えるような視線をぶつける】

あ・・・不味いこと聞いてしまいました?
で、では私は何も聞いてません!ええ!

【よく見るとうずうずしてるあたり、聞きたそう】
【でも堪えて聞かなかったことにしたようです】

/ごめんなさい!お風呂入ってくるので次レス遅れます
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 21:50:39.19 ID:cYFsT2co
>>933

【女性は依然として表情が欠落したまま──】
【確かに普通に会話を行う最中であれば、相手が不安になるのも無理は無い事だろう】
【しかし、女性は眉一つ動かさない所か、人間にあるべき筈の瞬きさえもしていなかった】

 ──そう
 色んな人間が、見えるのね
 貴女はとても、楽しそうだわ

【女性は、嬉々として語る少女をただ眺め、時折指の先を視線で追ってみたりしていた】
【その話題が女の子の事ばかりである事に違和感を覚えられるだけの感情が存しているのか、】
【それは全くと言っていい程に不透明ではあったが、少女の話に耳を傾けている事だけは確かであった】


【──そして。少女が息を吐き出してから、暫時の沈黙】
【花と酒の香りが混じりあったような、独特の香がふわりと舞い】
【冷たい夜風が女性の前髪をさらりと一度撫でた所で、女性はようやく言葉を零す】


 ──でも、私は来たわ
 貴女はもっと静かな方が、好き?

 ──此処から、誰の邪魔もされずに、人間の女の子を見ているのが、好き?
 ──見ているだけで、触れないのが、好き?

 ──赦されないものなんて、無いのに


【どろり。微かに濃くなったのは、発酵した林檎のような深みのある香り】
【──霊感の類があるならば、或いは気付けるだろうか。その香りに混じって、】
【血と泥と夜と麻薬を纏めて煮詰めたような、ドス昏い瘴気が滲み出しているのを】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:53:19.32 ID:HOEsPz2o
>>943

(どうしましょうか――――……まだ胸のドキドキが――――……収まりません)


【何だか、彼と普段どおりに接せない自分が、おかしくて、誰のせいでもないのに
そっと、両手を絡めて、胸の前でぎゅっと、握り締めた】


そうですね、そろそろ冬服を出さないといけない時期です
こんな季節の変わり目は体調に気をつけないと直ぐ風邪をひいてしまいます
ドラも、気をつけてくださいね?


【そういって、くしゃ、っと微笑みかける彼女
心の動きをなるべく顔に出さないように、常に平静に――――彼に接しようとする、努力の跡
ふわりとした微笑が、それを伝えてくる】

【彼の言葉につられるように、そっと視線を我が家へと向けて
ええ、そうです、とワンクッション置いて、中へと入っていく、少し歩いて、部屋の中へと入っていく】

【部屋の中は中々広く、きちんと片付いていて――――彼女の部屋、らしい
ただ、結構ぬいぐるみがあるのが意外、だろうか】


取りあえず、適当に座っておいて下さい、すぐに料理の用意をするので
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 21:54:59.43 ID:Io9eEewo
>>944

【乱反射する月光は、その狂気を喚起する性質を色濃く表している】
【飛び交う光が理性を揺さぶる 幻想は扉、”向こう側”への扉】
【その祭礼場は実に邪教らしい、といえるだろう】

【静寂を求められているのだからと、何も口にはしない】
【近寄ってくるクルスに対して両手を広げて】

(相手の言葉も止める一番簡単な方法は…キス?)

【なんてことを考えて、婚約者のことを思い出してその考えを振り払った】
【そのまま近寄って来るなら、また抱きついてくることだろう】

【魔術的な才覚は、零ではないにしろ乏しい】
【しかし、分かる】
【触れている空気が、不吉なエネルギーの発散を伝えてくれる】
【pistis=sophia―主に触れているものから情報を読む能力】

【期待に心が震えて、少女は初めて本心から笑みを見せた】
【純真無垢な欲望は、一巡してとても清らかな表情を作る】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:00:48.13 ID:Io9eEewo
/次スレ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1285678785/
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:01:57.42 ID:thi9hkSO
>>846

あいつが能力者に・・?そうか、ついに・・
【驚いた様な声を出す】

/少し遅れました、すいません。
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:01:57.88 ID:84ICOEgo
>>896

【感情に任せて、勝手に音が紡がれる】
【壊れたレコーダーのように、繰り返し繰り返し】

【自分の様子を煽られると、余計に熱が長引いて】
【白く感熱していく思考】
【目の前の彼は、こちらを見るべきじゃないと思う】


―――……っ

……そ、そんな訳…!

【彼の言葉に、胸の奥を、きゅわっと握られる感覚が走った】
【否定するために、反射的に顔を上げて―――】

【―――事実だから、誤魔化しようがない】
【それとも、意地悪な彼は肯定して欲しいのだろうか】
【でも、絶対にお断り、そんなこと出来るはずない】
【――ぁぐ、と口を動かしても、続く言葉は出てこなかった】

【あやふやに視線を彷徨わせた後】
【限界まで潤んだ瞳で、強く睨みつけて】

…………っ、知らない!

【踏み付けを行っていた右足をどかして】
【彼の両肩を、トン、と押し戻そうとする】
【そのまま身体を翻して、彼に背中を向けた状態で、ペシャ、と座り込んだ】
【立ち昇る「どっかいってしまえ」オーラには、若干の怒気が含まれているらしく】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:03:58.77 ID:so35DbUo
>>949

(…ど、どうしよう…シオンちゃんの…家…シオンちゃんが普段生活しているテリトリー
ぼくはそこに客人とし手迎え入れる事を許される程度にはだいたいはえっとその)

【内心、テンパりながら彼はシオンの後についていきながら黒シャツの半袖をつまみながら】

…う、うん、そろそろ衣代わりか、そうだね…そろそろ厚着する時期かな…
夏も暑かったけど今年の冬はそれに相反してすごく寒いらしいし…

【部屋の中に入る前におじゃまします、と一声あげるとブーツを脱いで荷物を部屋の角に置くと】

あ、ありがとう…楽しみにしてる…楽しみにしてきちゃったんだ

【そして一息つきながら座ると…彼は改めて自身のいる部屋を見回すと】

(し、し、シオンちゃんの…部屋…ど、どうしよう…綺麗に片付いている…シオンちゃんらしいな
ど、どうしよう…なんか落ち着かない…心なしかいい匂いがするし…)

【いや、平常心を必死になってでも抑えなくては恥ずかしくて仕方がない】
【とにかく彼は落ち着こうとして】

…うわ…ぬいぐるみだ…か、かわいい…

【と、純粋に興味を示し…ぬいぐるみを手に取ろうとしている】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:05:39.91 ID:jlur3P.o
>>952

はい……その能力は──

【彼女の反応を見て、続けざまに護の能力の詳細を語ろうとするエルであったが】
【どういうわけかぴたりと口を閉ざし】
【代わりに、どこか悪戯な笑みを紗月へと向け】

──ふふ
どのようなお力かは、ご自分の目でお確かめくださいませ、紗月様。
その方がきっと、護様に会える楽しみも増えるでしょうから

【そっと、右手を口元に添えて小さく笑うのであった】

/いえいえ、お気になさらずー
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:06:17.14 ID:wFD7qIAo
>>946

お店は商売だもの。買わない客は御邪魔虫。

【ぼうっとしたままの少女に対し、諭すような言葉】
【実際には人が店頭に立ってるだけでも集客高価が合ったりするのだが】

得意……?
良く判らないけど、良い目を持ってるみたいだね。
そういう実生活に役立ちそうな特技、私も欲しいなぁ……。

【嬉しそうな声色に、此方も不思議と微笑ましい気持ちになり】
【小さく笑みを浮かべ、視線を店頭から隣の少女へ】

まぁ、アクセサリなんてそんなものだよ。
自分への投資、相手への気持ち。言い方は色々あるけど――
……プレゼントなら気持ちの問題だよねー、値段以前に。

そそ、プレゼント。
ちょっと誕生日を目前としてる人が居てねー。
何か買ってあげようかと思ったんだけど……中々何がいいやらさっぱりで。

【視線を向けた先、此方を見ている少女と視線がぶつかり、思わず苦笑を漏らして】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:09:44.45 ID:SYPbmyMo
>>947
(ヤバい…ネガティブになり過ぎた)
(何言ったか全然覚えてない…取り敢えず泣きそうだし慌てるか)

ちょっまっ…悪かった!俺が悪かったから!
泣くのは勘弁!ねえ!お願いだから!ね!

【泣きそうなのを見て我に帰ったのか慌てる】
【若干おかしい気もするが】

うん、これは話すのも面倒だしその方向でお願い
別に俺の無駄に暗い過去の話なんて聞きたくないだろ?

【自分の言い分だけ通そうとする】
【一応聞けば話すだろうがどうするかは自由だ】

/了解しました
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:10:20.84 ID:EcpDrr.o
>>950

……?

【歴戦の悪魔祓い師としての直感が、少女の様子から、キナ臭さを感じ取る】
【近づく足を止めて――ちょうど少女が立つ段差の下に立ち止まる】

【――その様は、信託を告げる巫女と、託宣を受ける信徒のようで】

……なにを……して?

【荒かった呼吸は、ようやく整ったようだ。先ほどとは違う理由で痺れる舌を動かして、問う】
【声をかけるのも躊躇われるような、晴れやかな笑み。広げられた両手は、全てを許す懐のようにも見える】

【クルスの金の髪が、不自然に波打つ】
【毛先から、ゆっくりと持ち上がり、見えない風に揺られるように、なびいて――】

ッ!?

【ようやく、クルスは理解した】
【自分がどんな場所に居て――どんな状況にいるのかを】

……これ、は!

【慌てて、月の届かない場所を探して、周囲を見渡すが――】
【――致命的なまでに、手遅れだった】

【空気が変わる。秋の、まだ涼しげな夜気を、凍て付かせるような】
【青白く漏れ出ていた魔翌力もまた、変質し始める】 

『ひとまずは、感謝しようか――呪い師』

【聞くもの全ての血液を凍らせるような、冷たい声】
【どこから聞こえてくるのか。空気そのものに反響するような、重なり、ズレた、不協和音】

……逃げてください! 早く!

【今更、もはや間の抜けた、としか言いようの無いタイミングで、ようやく目の前で透き通った笑みを浮かべる少女に】
【危難を告げる声を。絶望に染まった声を】
【張り上げた】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:11:03.33 ID:HOEsPz2o
>>954

【ぱたぱたーっと彼女は荷物を抱えて、リビングの右横に在るキッチンへと向かう
てきぱきと食材を取り出し、キッチンの上へと並べた彼女は、そっと振り向く】


……あの、やっぱりぬいぐるみって……――――子供っぽいですよね


【恥ずかしげに声を潜めながら、今まさにぬいぐるみを手に取ろうとする彼に向け、紡ぐ
確かにぬいぐるみは少女が持つような熊さんやら猫さんやら、確かに対象年齢は少々外れているかもしれない】

【そう紡ぐ、彼女はといえばピンク色の、清楚なエプロンをつけ、すっかり料理モードに入っている
片付けておけば良かった、って言葉が漏れるのを聞き取れるだろうか】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:13:36.58 ID:x2OpE6AO
>>948
うむ、凄く楽しい!
何だかいけない事をしている様でドキドキするのだ!
【屈託の無い、子供っぽい無邪気な笑顔を向け】
【不安は一瞬だったのか、それからは古くからの友人と喋る様な口調で言い切ってみせ】

そんな事は無いぞ!
私は貴女に会えて嬉し…い…
【間髪入れずに、身を乗り出し距離を詰めながら慌てて即答した】
【しかし――次の言葉により、少女の声は弱々しく地に落ちていく】

そんな事は無い…
私はお喋りするのも、手を繋いで買い物したりするのも好きだ…
【天真爛漫な笑顔から一転して不愉快そうな表情を浮かべて、視線を逸らしてしまう】
【まるで自分の心を見透かされているかの様な不快感が胸の中に広がって】
【それを手助けするように漂う香りが鼻腔に入り込み、悪寒が背筋を伝っていく】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:15:05.51 ID:hL9jlPI0
>>816

『幹部』……『ベリアルローズ』、か……
スマナいが、ノビタ。私はそこまで、詳しく知ることはないのだ……
例え数年前、私が≪R.I.P.≫という脅威の片鱗を掴み取っていたとしても、
それは「彼」、『クシャルクス・クロワール・レッドスカイ』の最もプライベートで繊細な領域……
そこに「好奇心」だけでずけずけと土足で踏み入るほど、私は人が出来ていないわけではないからね。
『ワンダーのハンター』……『探求するターゲット』は、しっかりと見極めているのだよ

【どうやら彼と「クロワ」の関係は――通常の『友人関係』とは違う、何か特殊なものらしい】
【『個人の領域』には踏み入らない……それでいてそこには、確かな『信頼関係』のようなものが見え隠れする】

【そしてノビタが――矢張りというべきか――その『名前』に大きな反応を示した時】
【ルーカスの表情には、確かな『喜び』と『複雑さ』が入り混じっていた】
【それはあたかも思考の迷宮(ラビリンス)を表層化しているかのように、今簡単な言葉で表現することはできないほどであり】
【ふぅ、と内に溜め込む何かの濃度を少しでも減らすが如く、大きく息を吐いて】

そうか……「矢張り」……『シャル――』……。
彼は……そしてルカスは、『共に歩むパートナー』を得る事が出来たのだな……
あの2人に必要なものは……『互いの暗闇を共有し照らしあう光』と成り得る存在――
これほど嬉しいことは無い、実にいい……“だが”……

……ノビタ。君に頼みがある。
この『情報』を得るために『クシャルクス』とコンタクトを取る際、君はルカスを仲介するだろうが……
その際――――“この私の存在”は、一切を“隠して”欲しいのだ……

【紡がれた言葉は、ひょっとすると衝撃を孕むものだったのかもしれない】
【きっとノビタならば、いかにルカスがこのルーカスの身を案じていたかを知っているだろう】
【しかもこのルーカスの口ぶり、そして表情――まだ彼は奇跡の生還後、ルカスに会っていないと見える】
【なのに紡がれる言葉は、ある種の矛盾を孕んだそれ――この思考の迷宮の本質たるものは、其処に隠れていた】


『大山……無玖』、そして『サイクロプス』か……
いいだろう、このルーカス・アルディロッソ。君には『恩』がある……協力するとも。
だが、『サイクロプス』の捜索は『隠密』に事を運んだ方が良いのかね?
『大山』の方は捜索願が出ているというのなら、この私から『金の国』の方にも働きかけてみよう。

【正直、これほど心強い申し出は無いかもしれない――彼は愉快な奇人ハンター・ワンダー・ルーカス】
【しかしその正体は、『金の国』の『元・王宮武術及び剣術の指導官』ルーカス・アルディロッソだ】
【手にする『権力』や『財力』はまさしく『貴族』クラスであり、王政体制が大きく崩れかけている今の金の国に置いて、発言力は高い】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:15:58.20 ID:so35DbUo
>>959

…暗に、それを気に入ったぼくの事を子供っぽいって言ってない?
あーあ、せっかくぬいぐるみのセンス気に入ってたのに…いっそぼくが貰っちゃおうかな

【ちょっと皮肉入れてシオンの好みにフォローしてあげると】
【とりあえずお持ち帰り云々は冗談としてドラは特に猫のぬいぐるみに興味を示して手を伸ばし】

…この猫のデザインなんか…うん、じつに興味深い

【指でぬいぐるみの柔らかい感触をふにふにして楽しみながら…キッチンから聞こえる音に…無意識のうちに耳を傾けている】
【気になる、気になって仕方がない、全然落ち着けない】

(…シオンちゃんの…料理…手料理…
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:17:59.04 ID:6DJtWoAo
>>956

私はお邪魔虫ですか……まあいいですけどもね

うーん……そこまで実生活に役に立つとは思えませんけど
ああ、新鮮な魚とかは分かるかもしれません……微妙ですね

【自分で言って、やはり微妙だなあと思ったらしい】
【なんとも言い難い表情を浮かべていた】

おお、なんとも含蓄深いお言葉ですね「気持ちの問題」ですか……

誕生日プレゼントというと、お友達へでしょうか?
それならばここで見ているだけでは駄目です、もっと近くで見た方がより吟味できると思います

【そう言いながら少女のマントの裾を掴んでチョンチョンと引っ張り店に入るように促す】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:23:43.00 ID:Io9eEewo
>>958

【待ち構えていたように、日本刀をリュックから取り出す】
【左手で鞘を持って、右手で柄を握って】
【何ら装飾の無い漆黒の鞘が、蒼白い光によく映える】

ごめんなさい―

【喜色はそのままにして、壇上の少女が告げるのは贖罪を請う言葉だった】

さあ、あなたは何を見せてくださるのですか? ふふ、うふふっ…

【もはや祭壇はこの場の中心ではない】
【少女は役者たることを辞めて、演目は変わり、主役は交代】
【特上の観客席で、少女は漆塗りの眼を見開いて、笑う】


【危険を犯さずして成功は手に入らない―】
【―随分と歪んだ解釈を施されたそれに従って、少女はその場で上演を待つ】

【手の中の刃は、すぐにでも眼前の風を断つ 笑みの中に、慢心は無い】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:24:22.83 ID:HOEsPz2o
>>962

【あげませんよ!と意外と真剣な声で答えると、料理に集中し始めたのか、とんとん、と包丁の音が断続的に響き始める
しばらくすると何やらおいしそうな香りが、部屋の香りに混ざり、何ともいえぬ芳香を漂わせ始める】

【更に数十分ほど待つと、彼女がトレーを持ってやってくる
トレーの上にはサラダの入った大きなサラダボウル一つとシチューが二皿
スプーンにお茶が二人分、と用意は万端だ】


取りあえず、色々とお話もしたいですが、その前に食べちゃいましょう
暖かい方が美味しいのは決まりきってますしね


【そう言いながら、自分とドラ、それぞれに料理を配り
テーブルの対面に、ドラの目の前の椅子に腰をかけようとする】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:24:24.54 ID:thi9hkSO
>>955

うん、楽しみにしておくよ、

そうかいつも護られてばかりだったあいつが・・
私にいつもくっついて歩いてたあの幼い時とはもう違うんだね・・アタシから離れてどんどん成長していく、更に私から離れていく。
【その声は喜びの中に寂しさが混じっていて】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:29:12.46 ID:jlur3P.o
>>966

……、お寂しいのですか?

【彼女の中に宿る寂しさを感じ取ったのだろう】
【口元に浮かべていた笑みはいつしか消え】
【心配そうな表情で、蒼い蒼い瞳が紗月を映し出す】

【「──お父様も、寂しいのでしょうか」】
【今の師に弟子入りしてから3ヶ月】
【修行にかまけその間碌に顔を合わせていなかった父親の事を、ふとエルネスティーネは思い出し】
【今度時間があいたときに、父に会いに行こうかなと。そんなことを、考える】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:29:26.58 ID:wFD7qIAo
>>963

ほら、良さそうな装飾品をくすねる時とか―――
……あ、いや、なんでもない。けど、そういう役立ち方も良いとおもうけどなっ。

【何やら不穏な言葉が発せられたものの】
【慌てて手を振って前言を取り消し、取り繕うように微笑を浮かべて】

そ。何事も気の持ちよう、ってね。

―――まぁそんな感じかな?
とと、引っ張っちゃ駄目、だめだってば。

【本当は好きな人に対するプレゼントなのだが】
【恥ずかしいのか言うまでも無いと判断したのか、其処までは言わず】
【ちょんちょんと引っ張られるままに、店内へと入っていくだろう】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:31:39.03 ID:so35DbUo
>>961

…まあ、そこまで話がうまければ世の中苦労してる人は少ないでしょうね
大丈夫です、詳しくはそのクシャルクス本人に聞きに行きますから…ルーカスが信用を預ける人間なら
安心かつ、いい情報手に入りそうだ

【そして彼はルーカスの彼に対する配慮を汲み、なおの事彼らの信頼関係をよりくっきりと見出す事が出来た】
【後に、喜びと複雑さを入り混じらせながら後の言葉をじっくり聞くと】

…オレ自身ラビットの奴…ルカスさんと特に仲がいい仲間なんですけどね、彼女の話を聞くからに
本当にいい仲となっているらしい、その二人…だからいずれ会いに行こうかな、とは常々思っていたんです

【そしてルカスに一切を隠せと告げた彼に、内心驚きの感情が胸に渦巻いたが…なにかワケアリなのだろうかとなにか深い事情を勘ぐる】
【彼は冷静さを保ったまま彼の顔を真っすぐ見据え】

…一体何を危惧しているのか知りませんがいいですよ、依頼人の機密事項だってオレはちゃんと管理してるんです、秘密は守りますよ
ただ、少しお節介をさせてもらうなら…もしかしてルカスさんにあれから半年一度も会ってないんですか?
一目くらい…会ってあげればいいのに…

【彼の発言力や権力、そして人格を考えてこれは僥倖か、そう感じたノビタは】

…ありがとうございます、元はオレの請け負った仕事なのですが…手伝っていただけると本当に助かります
大山 無玖は魔術的発明においての大物の一人でありそして犬好きとしても有名です…だから『犬』絡みの何かに関わっている可能性もあるかもしれない
それと…彼が作っていた棺桶型の発明品についても詳しく調べていただけると助かります

【そしてもう一人、『サイクロプス』の話題の方に移った時、彼は腕を組み頬杖の形を取ると】

…少なくとも『不死鳥座』の人間には知られたら不味いのかもしれない、ドブロクの奴ここ半年何やってたかまるでわからないし
一応なんとなく探りを入れる程度にしてください、justiceのメンバーとかなら…まあ知られても大丈夫な気はしますが

…まあ、顔写真すら手元にない状態ではまともに捜索も出来ないんで、今日ここでドブロクと会う約束をしてたんですが
アイツは今、不死鳥座での立ち位置はどんな事になってるのやら…何考えているのかわからないし

【壁にもたれかかり、雨の弱まり始めた空を窓越しに見つめる】
【足音も、エンジンの音も…まだ聞こえない】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 22:32:39.47 ID:cYFsT2co
>>960

 私も、嬉しいわ

【──弱弱しくなる声のトーンをぶつ切りにするかのように、】
【女性は、張り詰めたピアノ線を弾くかの如き声色でそう言った】

 ────…………そう

【不愉快そうな表情を浮かべる少女の貌を、女性はただ見つめていた】
【ひゅう。冷たい風が一陣、舞って。月光が、僅かに揺らめいた】


 【           】


【──すると、女性はおもむろに眼下へと視線を下ろして】
【手に携えていた魔杖の先を、神官の宣託の如き大仰な動作で眼下の街中へと向けた】
【──その杖が指していたのは、街を歩いていたごく普通な一般人の、少女】
【彼女は、そのような事をされているとはまるで気付かず、平然と街中を歩んでいたが──】

【──ふと、その身体が糸で操られるかのように、宙に浮かんだ】

 「……えッ!? な、なにっ? や、やっ……──!」

【突然の出来事に驚きうろたえる少女。周りの通行人も、何事かとざわつき始める】
【そして。女性が、その少女に向けた杖を大きく上に振り上げると──】

 「いやっ……きゃああああぁぁあー──ッッ!!」

【ふぉんっ──】
【少女の肉体が、重力に反発するかの如くに宙高く舞い上がり】
【二人の存する建物の屋上と同高度まで上昇してきた】

 ──はい。貴女の好きな、女の子
 可愛い子ね。お喋りもお買い物も、沢山出来るわ

【女性は、杖の先をゆっくりと動かして、】
【その少女の身体を、彼女のすぐ眼前にまでもって行く】

 「……、……っ、いや、や、たす、けて……──」

【目に涙を浮かべ、がたがたと震える少女】
【相も変わらず、女性の表情は全てを忘れた虚空であった】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:35:28.30 ID:p1eSzAUo
>>957

はい、ごめんなさい
・・・よかったです
あんまりネガティブになってはだめですよ?
笑顔でいたほうがずっと幸せなのです!

【泣き出すぎりぎりで目をくしくしこする】
【涙はこぼれなかったものの目は真っ赤だ】

聞きたくない、と言えば嘘になりますが・・・
人には触られたくない過去とかもありますからね
了解です!

【子供とはいえどそこはわきまえているようで】
【食い下がらず、追求するのをやめた】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:38:51.24 ID:so35DbUo
>>965

(…女の子の料理風景って…なんかロマンだよな、うん、少なくともノビタ君はわかってくれるはず)

【などと考えてちょっと逃避ぎみの思考に切り替えていたがやがて食欲を誘う料理の芳香を感じ取り】
【目の前にサラダが運ばれ、シチューが目の前に置かれる】

うん、そうだ…せっかくの念願のシオンちゃんの手料理だもの…
あったかいうちに食べた方がいいよね

…じゃ、いただきます

【対面のシオンに頭を下げるように食前の挨拶を遂げて、黙々とサラダを食べ始める】
【ぴくり、と眉を動かした後は急に無言になり…貪るようにサラダを口に運んでいく】
【しゃり、しゃり…しばらく野菜を咀嚼する音のみを部屋に残し続けると、彼はごくりと飲み込み次はスプーンに手を伸ばすと】

…………

【あったかいシチューを湯気の立っているうちに救って】

【ぱくり、と一口自らの口に運ぶ】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:40:16.16 ID:EcpDrr.o
>>964

あなたはっ……!?

【全てを見越したような、笑顔と謝罪――少女は、全てを、知っていた? その疑念が湧く】
【だが、悪魔召喚の条件を知っているのは、自分と――そして、もう一人。悪魔召喚に立ち会った少年のみ】
【エルフェスと名乗った少年が、その条件を流布するとは思えない】
【しかし、目の前の光景は――図ったように、その条件を満たしていて、事実――セエレは召喚されてしまった】

くぅっ!

【悲鳴のような声を上げて、謎はさておき、少女が自分を謀ったことは、その表情と言葉から悟った】
【逃げなければならない――】

『滑稽だな、神の下僕よ』
『だが、今は貴様の愚劣をあげつらう時ではない』
『‘そこ’で、黙って見ているが良い』

【だが、怜悧な声とともに、身体が動かなくなる】
【絶望に染まった青い双瞳から、涙がこぼれ始める】
【涙を流して、絶望に顔を強張らせて――しかし、カカシのように棒立ちして、祭壇の方へと向き直る】

『惰弱なことだ。だが、その絶望は我が糧として、悪くはない』
『さて――呪い師。召喚に応えよう、我が名は‘Seere’』
『なに、そう身構えることは無い。感謝しよう、と言っただろう?』
『我は願いの貴公子、幸福の公爵、旅人の扉――名は多くあれど』
『呼び出した者の願いを叶えるが、我が召喚の約定』
『汝の願いに応えよう――‘望め’』

【とうとうと述べられる声は、冷たく、傲慢な音で】
【しかし、この上なく愉快そうでもあった】

やめっ、やめなさい!
はやく、逃げて! 耳を貸してはいけない!

【静謐な空気を、少女の悲鳴だけが、破ろうと足掻いている】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:41:38.32 ID:6DJtWoAo
>>968

役立つ方法は兎も角として――――
犯罪の匂いがしましたよお姉さん……?

【くうきよめないです】

成程、恋人または愛人であれば指輪などが一番良いと思われますが
……友達ですか、そうなると一体どんな物が良いのか分かりませんね

【キョロキョロと良さそうな物は無いかと店内を見回す】
【きゅっと握ったマントの裾を離し、とととと適当なショーケスに小走りで近づいて】

むー……ブレスレットとかは如何でしょうか?割と人気があるようですし――――
デザインとなるとやはりご友人にあげるもの、シンプルなのが良いと個人的には思います

【と、ここまで言って少女の表情がハッとしたものになる】

――――と、私の意見などいらないですねゴメンなさい先走りすぎました
心を込めて選ぶべきはお姉さんです

【いけませんいけません、などと呟いて自分の頬をピシンと叩いてムニムニといじくり回す】
【少女なりのリラックス方なのだろうか】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:43:27.03 ID:HOEsPz2o
>>972

【味の描写をするならば、美味しいの一言しか無いだろう
元々器用な彼女だ、料理は得意である――――それに、今回は、誰かの為に作った料理だから
愛情もふんだんに含まれている、美味しくないはずが無い、というものである】


あの――――……お味はどうですか?
人に食べてもらうのは初めてなので……お口に会うかどうか――――……


【それでも心配そうな彼女、自分が食べるのもそこそこに
彼の反応を待つ彼女はまるで、お預けをくらった子犬のように、心苦しそうに、彼を覗き込んでいる】

【ぐっと、エプロンの端を握って、なんていわれてもいいように、彼女は待つ】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:47:39.31 ID:thi9hkSO
>>967

あぁ、寂しいよ。
【思わず口から本音が出る】

でもさ、だからと言って今更私の所に帰ってこいなんて言うつもりはないよ。あいつにはあいつの今の生活があるし、私はとして独り立ちさせた本人として護を応援するよ

私は「姉気分」でいるんじゃなくてちゃんと「姉貴分」でいたいんだ。
それに同じ街にいるんだ、会おうと思えばいつでも会えるさ
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:52:44.24 ID:so35DbUo
>>975
【元々器用なシオンの事、キッチンから漂う匂いからしておいしそうで食欲を刺激されていたのだ】
【彼は胸をドキドキさせながらもう一口シチューを口に運び咀嚼する】
【もう一口、もう一口、そんな彼の目が…きゅーっと細まり空を仰ぐように顔を上に傾けると…スプーンを下げてため息をつくと】

…おいしい、流石はシオンちゃん…期待以上の料理を作ってくれたじゃないの
だがそれ以上に…心に響く…なんというか…心がすごく温まるんだ…疲れきってた心が急に窓開けて換気を始めたように安らいでいく感じがある
なんというか…その、シオンちゃんの気持ちみたいな物が料理から伝わってきてる、みたいなかんじで

…ありがとう、正直とてもおいしい…これをぼくに作ってくれたって所が特にうれしい…
これもおばあちゃんが言っていた事だが、『本当においしい料理は食べた者の人生まで変える』
…きみの料理は…ぼくを幸福な方に変えて行ってくれる最高の料理だと、自負できる

【そう告げると、彼はペースを上げてシチューをかきこみ、サラダを平らげ…お茶をずるずる、とそこだけはどこか礼儀正しくすすると】
【とん、とお茶をテーブルに置いて】

…おかわりがほしくなってきた

【…そう一言告げた】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:53:03.57 ID:Io9eEewo
>>973

【相手の涙も苦しみも、少女の心を動かすには至らない】
【”知る”ことの前に、善も悪も意味を成さないのが彼女なのだ】

ごめんなさい―

【ただ、その謝罪だけは真摯なものだった】


【クルスと話すのをやめて、セエレと視線を合わせる】
【どのような類のものかは不明瞭なものの、確たる意思を感じさせる黒き双眸】

【綺麗に90度、流れるような動きで頭を下げてから】

せっかく名乗って頂いたのですから、私も返したいところですが―
もう片方は、どうにかなりませんか?
後で疑い、どころか恨みすらもたれそうですから、クルスさんの前で名乗るのは避けたいです

【右手で握る刀の感覚を確かめる これが、これこそが、”悪魔”!】
【駆け巡る悪寒は、体へは警告となっても、心には油でしかない】

一応聞いておきますが、

願いの、対価は?

【クルスへの関心は、セエレへの興味を上回ることは無い】
【今はただ、障害物として、セエレに重なるそれを見ている】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:53:39.75 ID:jlur3P.o
>>976

ふふ──お強いですのね、紗月様は
貴女のような方がお姉さまなのです。護様がちょっぴり羨ましいですわ

【その、芯の通った紗月の強い言葉を聞き】
【エルは羨ましそうに首を傾げるも】

……、私もいつかは、独り立ちしなくてはいけませんわね。。

【──そう、小さく呟いた】
【師匠と父親に、精神的に依存している今。その支えがなくなってしまえばきっと彼女は脆くなる】
【紗月と護の関係を見て、「自分も自立しなければ」と】
【まだ弱いながらもエルはそう思ったのだ】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:53:49.42 ID:wFD7qIAo
>>974

ハハハ、気の所為気の所為。
気にせずいこー!

【あからさまな大声で誤魔化し誤魔化し】
【露骨過ぎてバレバレだが】

―――――指輪、かぁ……。

【指輪も当然、案としてはあった】
【が、流石に誕生日というタイミングで指輪も重いのでは、と】
【選択肢から除外していたのだった】

【此方を置き去りに店内へと走っていった少女を見送り】
【カウンター越しに店員に頭を垂れながら、少女を追ってショーケースの傍へ】

ブレスレットねー。出来れば身動きを阻害しない物が好ましいけど……

あ、いや、案をくれるのは素直に嬉しいし、色々言ってくれて良いのよ?
最終的に決めるのは私だけど、実際悩んでた訳だし、ね。

【唐突に謝られ、慌ててフォロー】
【頬をムニムニと解している少女に対し、笑みをもって言葉を掛ける】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:54:51.22 ID:SYPbmyMo
>>971
うん…そうだな…
っと…ほれ
(紳士と呼ばれた頃の俺なら拭いてただろうな…)
(今は見た目とのギャップがありすぎるからやらないけど)

【まだ少し語調は暗いが先程と比べると充分明るい】
【その後コートの内ポケットからハンカチを取り出し、差し出す】

…触れられたくない、じゃなくて
単に長くなりそうだから話すのが面倒なだけなんだけど…
まあ話さなくて良いんならその方楽で良いけどな

【簡単に説明】
【その後自分の楽さを優先させた】

/おかえりなさいませごしゅ…ぶげら
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:55:10.70 ID:CzXoVMDO
>>953

【問いかけに対し、のぼせたみたいに真っ赤な顔をして、困惑する彼女。返答を聞かずとも、答え≠ヘ分かっている】

【口付けを交わしたいのはこっちも同じだった―――】
【正直に言えば―――あの時、このまま唇を重ねてしまおうという思いが一瞬頭を過ったのも事実で。寸手のところでなんとか"我慢"しただけなのだ】
【本当なら、彼女が望むなら今直ぐにでも。あの柔らかくて熱くて、『大好き』の感触を渡し合いたかった】

【ただ、その衝動を今は抑えて、彼女の困っている顔をうんと見つめてやろうと―――】


………―――っとと、………っ

【「意地悪!」―――恐らくはそのメッセージの代わりか、鋭く睨み付けられて、肩を押されると僅かにバランスを崩して半歩後退した】

【そのまま背を向けへたり込んでしまった彼女―――後ろ姿から溢れているオーラは、穏やかなものではなさそうで】
【―――涙を湛えた上目遣いに、不覚にもキュンと胸を高鳴らせてしまったのだけれども、それを告げるのは今は見送った方が良さそうで。自分もそこまで空気を読めない奴じゃない】

【"怒らせてしまった"なんて―――一目見れば充分すぎる程に伝わってきた】


………っ、………リーズ……?ご、ごめん……怒った……よね。からかうつもりは無かったんだけど……

【嘘を付け。自分で自分に突っ込んだ】
【でも、気を悪くさせる気なんて無かったのは本当だから―――調子に乗りすぎた、と心の中で反省を繰り返す】

【そうして、彼女の表情を伺おうと腰を落として顔を覗き込もうとする】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:55:33.15 ID:hL9jlPI0
>>969

ああ、だが……くれぐれも、これは彼にとっても非常に繊細な領域だ……
恐らく、過去の『トラウマ』といっても過言ではないほどに……
だが……彼には伝えてくれ。たった一言で良い……私から、という前置きも必要無い――ただ一言、

 『 夕焼け空に何を見たか 』

……この一言だけでいい……きっとこれだけで、彼は『戦う男の瞳』の輝きを得るだろう

【ルーカスは……この何の変哲もない、意味すら分からない言葉に絶対の自信を持っているようだった】
【どうやら彼らの友情における大事なキーワードなのか……それはきっとドラとノビタのように、互いにしか分からないものなのだろう】

【そして、ノビタがルカスに会うことを促すと――彼は、静かにポッケから煙草を取り出し】
【高価そうなジッポ・ライターで静かに着火すると、それを口には運ばず】
【静かに燃える焔をぼんやりと見据えながら、しかし確固たる信念を秘めた口調で――】

……『会いたく』……無いと、思うかね?この私が……

【――暫くそうした後で、煙草を唇に運び】
【ふぅ、と紫煙を雨空に吐き出して、続ける】

……私にとっての『ルカス・トゥアティ』は……この私がはじめて誰かに、この内なる漆黒の十字架を晒した人物であり……
そして、私はそれに辿り着く事はなかったが……彼女の内面に潜む何かを救いたいと思った人間だ。
其処にはまるで『我が娘を心配する父親』のような『奇妙な――実に奇妙な想い』があったと言っても過言ではない。
私には『妻』も『娘』もいないが、きっと娘が居たとすればこんな具合なのだろう……そう思う。

だが、ノビタ……彼女は、ルカスは……もう『乗り越えた』のだ。
この私の助けを必要としない高みまで、強く、強く……
それはきっと「シャル」が居るからだけじゃあない。彼女自身が『乗り越えた』に違いないのだ……
たとえ彼女が私と再会することを「望む」としても、『心の強さ』とは『独立すること!』
言わば……『巣立ちの時』なのだ……『父親』には……胸に滾るものをグッと堪えて!『我が子』を見送るべき『時』があるッ!!

それが『今』……私は、彼女が真の『強さ』を手に、そして『一人前に』なるためなら……喜んでこの心を殺して見せようッ!!

それもまた≪WondeR≫であり……『ダンディズム』なのさ……ノビタ。

【つまみ取った煙草の燃ゆる焔を、彼は自分の感情ごと握り消すように『空気』で消し去り】
【それは孤独なるダンディズム――世の中の苦しさの全てを知った男だからこその、彼なりのルカスへの『サイレント・エール』だった】

なるほど、「犬」そして『棺桶型の発明品』……
二つくっつけて『スフィンクス』を浮かべてしまうのは浅慮かね?うむ……だが、見当も付かない……
『金の国』でも……私の言葉を聞き入れてくれる者が、今どれだけ居るか分からないが……
出来る限りのことはしよう。受け取ってくれたまえ、この私の連絡先だ
君のケーキをご馳走になるときは、こちらから連絡するからな?
【やがてルーカスはポッケから一枚のメモ翌用紙を取り出すと、それを手渡すだろう――「アルディロッソ」の連絡先だ】

『サイクロプス』に関しては……了解したぜ、任せてくれたまえ。裏で事を進めるのには慣れている。
「あの戦い」だって……フェルナドーレと共に裏で密かに事を押し進めたからこそ、『決め手』の一因になれたかもしれないからな。

しかし……なら、私は席をはずしたほうが良いかね?知られるべきではないのだろう?
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:57:41.80 ID:x2OpE6AO
>>970
………
【その信難い行動に対して、もはや声すら出ないで唖然としていた】
【少しの間を置き】
【目の前に連れてこられ、怯える少女を――まるで遠い過去に目をやるかの様に儚げに、哀しげに、終わった事の様に見つめて】
【小さく口元を吊り上げながら、自身のマフラーを強く一度握って】


確かに可愛らしい。
是非とも一緒にお喋りとお食事をしたいところだ!

だが、やはり私などには勿体ないよ。

それに私は受けだから、無理やりというプレイは些か属性違いだな。


すまない、驚かせて…
また機会があればお願いする事にしよう。
【恐怖心を和らげる為か、ニコニコと笑みを送りながら目の前の女の子にウインク混じりに告げて】

私の為にありがとう!
感謝する!!

しかし、私は貴女とこうしてお喋りできているだけで充分なのだぞ。
だからこの女の子には丁重にお帰り願うというのは駄目かな?
【少し遠慮がちに首を傾げながら女性に向けて提案をする】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 22:58:20.11 ID:HOEsPz2o
>>977

【まるで夢見心地のよう、それほどまでに――――幻想のように、彼の言葉は嬉しくて
一瞬、ボーっと、その言葉を聞き逃しそうになる】


え、えっと――――……その――――……


【謙遜したくなる、そんなことない――――と、否定の言葉を思わず口に出したくなる
けれどもそれは、薄めるから、嬉しい、この気持ちを薄めてしまう、だけだから――――】


有難う御座います、そう言っていただけると、良かった、って――――料理して良かったって
ドラを招いて良かったって、思えます、心の底から


【そっと、微笑む彼女、三つ編みにされた後ろ髪がゆれ、前髪がそっと風に靡く
冷え込みは意外と強く、確かにシチューを食べることで体内があったまるだろう】


あ、っと、今すぐ用意しますね!


【そういって彼女は嬉しそうに、ドラの空になったお皿を拾い上げ、キッチンへと歩いていく
――――否、少々足取りは軽く、まるでスキップのような、舞うような足取りで向かって、帰ってくる
その表情は、とっても、嬉しそうで――――ドラの前に、シチューのお皿を用意する】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:07:59.06 ID:6DJtWoAo
>>980

……まあ、そうしておきましょう

【取り敢えずスルーすることにしたらしいですよ】

あう、そう仰っていただけるのであれば微力ながらお手伝い致します

【安心したように「ふう」と息を付きながら頬から手を離す】

指輪が気になるのですか?それでしたら何かチェーンを通して首から下げる、という手法もあります
それ以外ですとやはりシンプルな物であればそこまで「重い」という事は無いと思います

【ピン、とケースの中に輝く銀色の指輪を差す】

ああ、でもそうなると総量敵にはブレスレットは値段は高くなりそうですね
小さなプレートがあって同じく小さな鎖で繋がれているような物でしたら安いかもしれません

【そんなブレスレットは見つけられなかったのかキョロキョロと辺りを見回す】
【低い身長故に探すのも一苦労、というわけだ】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:09:10.93 ID:p1eSzAUo
>>981

・・・・あっ!
すみません、ありがとうございます

【大切そうにハンカチを受け取り、目頭を拭きとる】
【それから犬のように首をぶるぶる振って自分落ち着かせる】

まぁ、似たようなものですよ
どちらにせよ言いたくもないのに言っても面白く無いですよねっ!

【さっきネガティブになってたこと気遣っているようで】

/あれ、前のレスで抜け落ちてました
/長風呂しすぎてごめんなさい
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:11:26.72 ID:EcpDrr.o
>>978

(主よ……主よ! これが試練だと、仰るのですか!)

【度重なる謝罪に、もはやクルスは言を尽くす意味が無い事を理解した】
【目の前の少女は――自分を、もう見ていない】

『……我も今や、受肉した身。ましてや、この地は我が郷に在らず』
『願いを十全には叶えられぬ。だが、対価もまた十全でなくて構わぬ』
『本来は、贄たる汝の身を貰い受けるところだが』
『十全でない成就に、それを貰い受けることは叶わぬ』
『故、願いに応じて――貴様の血を頂く。弁えた望みを口にすることだ』

【鷹揚な口振りでセエレはそう告げて――】
【そして、青白い魔翌力が少女の身体の中に納まる】

ガッ!!! アアアァァァァッ!!!!

【白い喉をさらけ出すように、首が跳ねて】
【突如、その喉から獣のような声が膨れ上がった!】

ヤメ……!! テ……!!! ガアッ! 
GRRRRRR!!! GGG!!!

【僅かに意味のある言葉を発したが最後、人の声とは思えぬような高く、濁った音を立てて――】

ア……。

【声が途切れると、がくん、と糸が切れるように、顔をうつむけた】

……これで満足か、呪い師?
このくらいの願いは、サービスにしておこう。
次からはこうは行かぬぞ? 心することだ。

【ニィィ、と白い顔に引かれた紅のような唇を、吊り上げて――】
【――先ほどまでと同じ人間とは思えぬような、狂気すら漂わせる、妖艶な笑みを浮かべ】
【さらに、その声には色香が――乙女のような、娼婦のような――倒錯した色香が含まれていた】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:12:21.33 ID:thi9hkSO
>>979

ところでエルちゃん、一体何を見ていたんだい?
【と自分もショーウィンドウを覗き込む】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:12:36.33 ID:cYFsT2co
>>984

 「……あ、う……、ふ……──」

【向けられたウィンクに、ほんの僅かに落ち着きを取り戻したものの、】
【しかし、やはりこのような高度で宙に吊られたままでは、足が竦んで一向に恐怖は消えなかった】
【得体の知れない何者かに突如として操られ、挙句、もしこんな所から落とされでもしたら──】
【そんな思考が、少女の頭一杯を支配していた。なるべく下を見ないようにしてはいるが、歯の震えは止まらない】

 ──そう。要らないの
 貴女が望むなら、それも良いわ

【女性は、彼女の提案をすんなりと受け入れたのか、】
【再び魔杖で空を薙いで、吊られた少女を彼女から少し離した】
【屋上ではなく、何の足場も無い空中へと再び戻された少女は、また小さく悲鳴を上げる】

 「や、や、やあぁ……あ、あぁ……」

 貴女は要らないの。だから、さようならね

【──そして。女性はその少女に別れの言葉を告げる】
【その意は、正しく今生の別れとなるような其れで──】

【──まるで虫けらを摘みあげるかのように少女を吊り上げたこの女性が、】
【その少女を、地上までゆっくりと降ろす事をするだろうか。こんな、人かどうかも分からぬ化生が】

【その答えは否であった】


 「え、や、やぁ……──たすけて、やだ……」
 「いや、やめて……や、いや……──きゃぁああああああー────ッッッ!!」


【ふっ──】
【もし、彼女が何もしなければ──少女を吊っていた不可視の何かが、ふと掻き消えるだろう】
【それが意味するものは、少女の身体が地表まで真っ逆さまに落下するということ】
【この建物の高さにもよるが、まず大事は避けられないような事態になってしまう】

【──その少女をそのまま見送るか、或いは何らかの行動を起こしてそれを止めんとするか】
【全ての判断は、彼女にある】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:13:25.09 ID:so35DbUo
>>983
【重要なキーワード、決して忘れてはならないと判断しノビタは即座にメモ帳に書き記す】

…『夕焼け空に何を見たか』、ですね、了解
その言葉にどういう意味が隠されているか知らないが…確かにそれだけは確実に伝えます

【彼らの関係はよくわからない、しかしルーカスたちの関係にはどこか自分たちと似通ったものを感じる】
【それならば…それだけで通じるほどの物だと理解すればノビタにしてみれば十分な話だった】

【そんなノビタにしてみれば、彼のルカスに対する感情も快く理解してやれるものであり、多くは語らずこう述べた】

…不器用な愛情…と正直に言っちゃっていいんでしょうかね、でもオレにもなんとなくわかります
…多くは語りませんよ、あんたの『友』もいるし、ルカスさんはもうオレたちの大事な友だちなんだ、オレはもうすでに彼女たちを支えて行くつもりだ
オレのできる限りではありますがね…微力ながら

【そしてルーカスのスフィンクスという例えに反応したノビタは、少し苦笑を零しながら】

…あ、やっぱり?ちなみにオレは『アヌビス』を思い浮かべました…まあ実力も高く、彼はサバイバルの技術を体得しているという情報がある
なにかものすごくやばい事件に巻き込まれていない限りは生存している可能性が高いから…見つけてくれたら非常にうれしいです
ケーキの方はおまかせください、いつでも腕を振るいますよ…オレの方の連絡先を教えておきますんで

【懐から『野比探偵事務所』の名刺を取り出すと…「アルディロッソ」の連絡先と交換で受け取ろうとする】
【そして受け取った方を胸にしまいながら彼は続ける】

…本当にフェルナドーレが最後の最後でやってくれたときは流石のオレもド肝を抜かれましたよ
あ、そういえばドブロクの様子が妙だったのも…あんたたちが危篤状態のベリルちゃんの元で何か話してから戻ってきたのが最初だったのを思い出しましたよ
…フェルナドーレはその場で天寿を全うした、という情報が届いてるんですが、あの場で何かあったんですか?

【あのフェルナドーレの最期…不死鳥座の助監督の少年の心に何かをもたらしたとでも言うのだろうか?】
【ともあれ、彼はサイクロプスの話について短く告げる】

…まあ、内密ではあるんでしょうが…でも一応知ってる人が多いほうがいいんじゃないか、と言ってみたい
そうですね、ではあいつがもってる顔写真を見てもらうまでは残ってもらう事は出来ますか?…あと10分ほどでくるんで
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:16:43.73 ID:dOBbH9go
【夜間の通り】

【一人の男が、夜路を走っていた】
【カッカッカッカッカッ………一定の、狭い間隔での靴音】
【家へ帰るのか、それとも何処かへ向かうのか】
【どれだけ走っても速度は衰えない】

【人は殆ど居ない。この数十分で二人擦れ違った程度だろうか。ちょうど向こうからので三人目】
【物騒な世界だが、運が悪くもないこの男は、割と平穏無事に暮らしていた】
【次はあそこの角、左に曲がればもうすぐ―――】

【―――斬】

【走っていた方向そのままを向いて、首が硬直する。胴体だけが、進路にそってカーブする】
【首の周りに赤い線が走り、其処から肉がずれて行く】
【ゴトン、落下したそれは、ゴロゴロ転がって、側溝に落ち】


………………ふむ、悪く無い

思った程には腕が衰えていない……良い傾向だ

【擦れ違った女は、太刀を振るった手を見つめていた】

【高く結った濡れ烏の黒髪、顔の中心の横一文字傷】
【腰の太刀三振りに手の一振り、背の大剣。身分証明より分かり易い装備を身につけて】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 23:20:52.88 ID:jlur3P.o
>>989

あぅ──えっと……お洋服、を。。

【紗月にショーウィンドウを覗きこまれ、どこかばつの悪そうな表情を浮かべるエル】
【恐らく今の時期に着る服を探していたのだろう】
【その証拠に、今エルが着ている服は普段彼女が着そうにない、まるで男の子のような服装であった】

【本来なら秋物の服というのは夏ごろから出回るもの】
【それをこの時分探している理由は、別に前もって購入していなかったというわけではなく】
【単純に先日行ったとある戦闘にて彼女の服がぼろぼろに焼けてしまったから、なのである】

──!
そ、そうですわ! 紗月様も一緒にお洋服を見ませんこと?
いつもそのような格好ですし、たまには可愛らしいお召し物を着てはいかがでしょうか?

【覗きこんだ先にあったのは、大人っぽい服の着こなしをしているマネキン】
【雰囲気だけで言えば、まだまだ子供らしさの抜けぬエルにはこの店の服は似合わないかもしれず】
【一人で買い物をすることの寂しさからか。ばつの悪そうな表情から一転】
【ぱん、と胸の前で嬉しそうに両手を合わせると、目をきらきらと輝かせてエルはそんな事を言い出した】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:25:15.58 ID:so35DbUo
>>985

…そ、そこまで良かったって思ってくれたならぼくだって嬉しいさ…
どういたしまして…ぼくの方こそ感謝するべきなんだよシオンちゃん…本当においしい…

【嬉しそうなシオンを見てると…心の高鳴りがむしろ心地よくなってくる】
【もっとこんな彼女の姿を見ていたい、彼女の心にずっと触れていたい】

【なんて、なんて暖かい―――これが『安らぎ』か】
【ドラは本当に久しぶりに感じていた…そんな心からの幸福を】

【シチューのお皿を受け取ると彼はまたゆっくりと食べ始める】

…はむっ、うん、おいしい…ニンジンとかおいもがうまく煮込まれててやわらかくなってるし…それでいてどこか
コクがあるんだよ…あむ、コクがね…それにシチューの独特の味ってさ…なぜだか心暖めてくれるよね…
ホント、このために生きているって…言うかさあ…あむ

【カン、カン、とスプーンが皿に当たる音が少し響き渡っている】
【満面の笑顔を浮かべながら…彼はペースよくシチューを食べていた】

…あむっ、んー、なんだろう、ちょっと塩味が効いてる?さっきより…でもおいしいなあ
流石シオンちゃんのシチュー…もう最高、すっごくおいしくってさあ…なんかすっごく久々に…ホッとした
あぐ、うー、すっごくシオンちゃんの心がこもっていてさあ…すっごく心があったかくってさあ…

【…いつしか…満面の笑みを浮かべながら…ぽろ、ぽろ、と彼の目から涙がこぼれているのをシオンは見るかもしれない】
【彼が…本当に嬉しそうにしながら、シチューを食べ続けながら…涙を流す】

…あったかいなあ、ほんとうにあったかいなあ、…すっごく久しぶりでさあ…シオンちゃんのおかげで…本当に感謝しなくちゃいけないのはぼくなのに…
ほんとうに、ありがとうは…ぼくのほうだよ…!

【彼が…もう何年も流してなかった涙を流していた…】
【それは最初に見せたどこか悲しそうな顔をしていたことと関係のある…涙だろうか】

【…何か、あったのだろう、号泣しながら…幸せそうにシチューを食べる】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:25:37.27 ID:wFD7qIAo
>>986

は、はは、ははは……。

【取り敢えず流せたので、空笑いで流す】
【自分で何か言ったら確実に墓穴を掘ってしまう】

ん、やっぱりほら、指輪ってこう、想いが詰まってそうじゃない?
エンゲージリングとかも指輪だし、きっとそういう何かがあるんだと思うの。

まぁあんまり私もお金掛けられないから、高いのはちょっとだけど……
普通のアクセサリだったら、それほど値も張らないかな?

【差された銀色の指輪に視線を向け、値札を見て視線を逸らす】
【その後、店内をぐるぐると見渡して】

なんだかんだ、ネックレス系統が大安定かなー。
私が貰ったのもネックレスだったし、御返し、見たいな。

【少女と同様、キョロキョロ】
【時折目に入るブレスレットも、値札を見ては視線を逸らし】
【何だかんだでネックレスに落ち着きそうだ】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:27:45.47 ID:SYPbmyMo
>>987
別に良いよ、これぐらい

【その一連の流れをぼうっと眺める】
【もしかしたら見つめている様にも見えるかも知れない】

それもそうだな
別に言いたくないって本人が言ってる事を聞いても楽しくないだろうしな

【一応納得はした御様子】
【続けて似た様な事を言うが若干違う】
【内容を言えばかなり違うと言うラインにもなるが】

/あれぐらいなら俺の遅レスと比べればかなり早いと思いますの
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/09/28(火) 23:28:09.49 ID:hL9jlPI0
>>991

ああ、ちょっとした『暗号』のようなものか……いや、『誓い』かね。
とにかく、きっと伝わるはずだ。心配は殆ど要らないだろう
【手に持っていた吸殻を携帯灰皿に捻じ込み】

そして……その言葉を聞いて「安心」したとも。
彼も……「シャル」……『クシャルクス』もまた、その心に大きな『傷』を負っている人間なのだ。
はじめて私の目の前に姿を現した彼は……まさしく絶望と餓えに蝕まれた獣の瞳をしていた……
それは「共に歩む」ことでしか癒されない、上辺だけの感情では癒すことができない『傷』……
きっとルカスにとってもそれは同じことだ……どうか、あいつらを支えてやってくれ。
頼んだぜ……ノビタ。
【その複雑さを滲ませていた表情に、ようやく明白な笑みを浮かべ】
【そして、まるで空がそれに呼応するかのように、静かに雨があがりはじめていた】

なるほど『アヌビス』か……どちらにしても、『ピラミッド』のような『イメージ』……
『可能性は無い』と頭ごなしに否定するのは探偵、そしてハンター・ワンダーにとっちゃあありえないことだ……
ごく僅かな閃きが解決に繋がることもある。虱(しらみ)潰しにはなるが……価値が無いわけじゃあないな。

……ああ……あの場で起こったこと、か……
そうだな……彼の――フェルナドーレの『決意と勇気』は!讃えるべきものであったことは確かだ……
しかし、それは彼にとっては、『堕ちた騎士が最後だけ見せたちっぽけな意地』……
私は彼の意志を尊重したい……最後の最後だけいいところを貰っていくような自分は自分では褒められない。
そんなカタい奴だったよ……“この私が指導したフェルナドーレという小僧”は……。
たとえそれが素晴らしく輝けるものだとしても……ただひとついえることは……フェルナドーレは、真に『騎士』たる人物だったということかな。

……ふむ。それもいいかもしれない……だが、ドブロク君とは殆ど面識が無いぞ?
これは「アドバイス」だが……私は『大山』の捜索に専念する。
この件に関しては、あの『ベリルハーツ』に協力を扇いで見てはいかがかな。
あの決戦の場を見る限り、どうやらベリルとドブロク君は顔見知り、しかも仲が良いようだ……
その方がきっとドブロク君も心に『安心』を持つことができるだろう。どうだね?
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:28:49.63 ID:Io9eEewo
>>988

ああ、素敵ですよ セエレさん 美しいです

【魔翌力の逆流、言葉にならない声、切れる意識の線】
【不気味なことこの上ない状況を前に、少女は心から笑う】

【楽しい、愉しい、タノシイ】


ありがとうございます…
では――    サナ・ローウィンと申します よろしく、お願いします

【一部が切れたゴスロリ服の、裾を持ち上げて再度、丁重に礼】
【辺りが舞踏場であれば引く手数多だろう、優雅な立ち振る舞い】
【今宵に彼女と踊るのは、悪魔か月か、はたまた騎士か?】


私は――私は、知りたい

血?それなら死なない程度でいくらでもあげましょう
この髪だって差し出してもいい 貰い物の呪符も、愛用のナイフも
名も無き名刀も、魔獣の残り火も、私の魔翌力も、肉も、
何だって差し出しましょう

心と知識と、あとはあの人がいてくれればそれでいい―

だから、知りたい

私の過去、世界の過去 常人に知り得ない世の理
            シリタイ
私はっ!      貪りたい!!!

【胸に手を当てての長台詞を終えて】
【サナは息を荒げて、白い頬を紅潮させて、肩を上下させて】

【月の光は狂気の灯り、この場で2人は堕ちて行く―】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/28(火) 23:34:58.68 ID:HOEsPz2o
>>994

【涙の理由は分からない、そして、分かったところで彼女は何もできない
その心は、最初に会った時に知っていた事、所詮彼女の能力は――――偽証でしかない
それでも――――知らなくても、支えることはできる、意味を知らなくとも、そこに涙が在るなら
そっとそばに立ち、支えてあげることぐらい、それぐらいなら――――その小さな手でも可能】


――――……もう、貴方は、私が言って欲しい事、全部言ってくれますね
湧いてきます、心に――――元気が、貴方の言葉に、勇気づけられます


【彼女は立ち上がって、空いた食器を下げ、キッチンへと向かう
水が流れる音が、交わる――――カチャカチャ、と食器同士がぶつかり合う音、食器を洗う音は
彼の涙の音を掻き消して、そして、溶け込んでいく、此処、へと】

【洗い物が終わると、エプロンをつけたまま、ベッドに座り込んで、ふぅと一息をつく
胸に手を当てると、依然、音が響くのを感じられる、鼓動が、激しい】

【今にも聞かれそうで――――聞かれて欲しくないから、彼女はぎゅっと目を閉じて、願う――――止まることを
願わくば、彼に、気づかれないように、この気持ちを、気づいてほしく無いから――――】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:37:59.03 ID:so35DbUo
>>997

『誓い』…あんたがたの間で繋がった…誓いか
わかった、それだけ分かれば十分、たしかにその一言…オレが伝えに行く
あんたの『依頼』も…確かに承った

【胸に拳を置きながら、その重みを感じ取るように深く頷く】

そうそう、そんな大したことのない閃きがこれまでにも思わぬところで役に立った事が何度もありました
この世界をたくましく生きるからには、こういう柔軟な発想は大切にしたいですよね、ハハハ

【フェルナドーレの最期…最期に見せたちっぽけな意地と言う点が非常にノビタは気になる】
【人間は、人の思いもかけない局面で見せる意地とか、意思とかを深く心に刻みつけてその意思を『支えて行きたい』とか『受け継いでいきたい』とか】
【とにかく成長をうながしそうな…ドブロクの人生の中でも大きな局面とも言えるのではないか?】

【もし彼が…フェルナドーレの最期から何かを得たとすればそれはなんだろうか…?】

…なるほど、彼女ならドブロクとも仲がいい…アイツが探そうとしている人物ってんなら
ベリルちゃんがきっと力になってくれるだろう…いいアイディアだ

【こくり、と相手に応じるように頷いて】

はい、ではその通りにさせてもらいますよ、ありがとうございます…ルーカス
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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涼宮ハルヒの憂鬱 総合 避難所27 @ 2010/09/28(火) 23:16:38.06 ID:XAZqMlEo
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【もうすぐ10月】ここだけ日常世界【もう10月】 @ 2010/09/28(火) 23:13:41.59 ID:tYS7vQMo
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オーキド「ここに3匹の幼女がおるじゃろ」7 @ 2010/09/28(火) 22:01:14.93 ID:UUuROgAO
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ここだけ第三十八次きのこたけのこ大戦 @ 2010/09/28(火) 22:00:40.70 ID:VykhdP20
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【あなたに捧げる】能力者スレ【砲火の徒花】 @ 2010/09/28(火) 21:59:45.94 ID:Io9eEew0
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