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【暗闇の中】能力者スレ【君の涙の意味を知った】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 22:04:07.72 ID:WN9XRYko
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。
また、有志によって制限のない分煙所も作成されました。どうしてもあかんねん、あかんねん!というときにはご利用を。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1289660380/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/】 
分煙所【http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12877/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/18(木) 22:05:18.73 ID:91hk.8U0
>>1乙様
3 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 22:07:19.43 ID:tub/4Uso
>>1乙ー
4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 22:07:40.06 ID:ooBZFrMo
>>1乙だん
5 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 22:08:01.22 ID:S4fGrjko
>>1
6 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 22:14:47.07 ID:MG4HhIDO
心はどうして動き出せない>>1
7 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 22:34:27.37 ID:xy6/Q/Qo
>>1
8 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 22:39:40.96 ID:ZuiX08Eo
>>1乙です
9 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:02:14.30 ID:gOCYdWso
全力で>>1乙っ!
10 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:13:37.14 ID:fyF4JwAO
どんな>>1乙が待っているんだろう
11 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:14:14.48 ID:jqDDyA2o
>>1乙です
12 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/18(木) 23:14:33.35 ID:ejraJW.0
>>1
13 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:15:14.97 ID:cDQc3L2o
>>1乙っ!

>>999(ルーミアさん)

ふぐぅ……る、るーみあ……覚えた……

【これは酷い虐められっ子っぷり】
【落ち着く……落ち着く、どうすれば落ち着くだろう?】
【ちら、と目をやったのは、左手の】

……、……っ……

【「ブラック無糖の缶コーヒー」】
【ぷしっと口を開けて、ぐーっと一気に喉に流し込んだ】

【少年の考え:なんかコーヒー飲むと落ち着くとか誰かが言ってた気がするからこの際嫌いとかどうでもいーや。飲んじまえ!】
14 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:15:41.97 ID:ouIHI8Yo
>>1乙です

前スレ>>991

【‘たかだか’2mの魔物――己の身長はおよそ175pほど。30cmの物差しで事足りる、それだけの差だが】
【だというのに、この重圧感はどうだ? この圧迫感はなんだ?】

オーライ、武美チャン。今は、アンタの味方だ。
……世界が自分の思うままにゃあ行かねェって事を、教えてやらにゃあな。

【隣に立つ、細身の少女も、これと同じ感覚を味わっているのだろうか? だとしたら、素晴らしい胆力だ】
【梧堂も、己の持てる精一杯の虚勢をかき集めて、武美に余裕ぶった返答をする】

生憎と、俺も前衛は苦手だ。
モーヴィル     フォワード
遊撃手二人が、前衛屋に仕掛けるッちゃ……機動戦しかねェだろ。
能力は――説明しづれぇな。まァ、闘ってりゃ、分かるだろうよ。

【その声を戦端の結びとして、梧堂はスラックスのポケットから、柄の底部に輪のついた、刃渡り20pほどのナイフを取り出し、右手に構える】
【タタン、と軽くサイドステップを踏み、忠告どおりに耳をふさいで移動する】

……昨日の友は今日の敵ってか。
人生、ままならんもんだ。

【ブブゼラに紛れると思ってか、らしくない愚痴を一つ零して】
【怯んだキョーコの左方、数メートルの場所を走り抜けながら】
【手にしたナイフを、一挙動で投げつける――狙いは、その左肩だ】
15 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:16:39.69 ID:zV.lRVso
>>990
【戻ってきた事に気がついて彼はウェイトレスの方向に手を振って迎えようとしていた】
【そう、していたのだが…

…!?ムクあぶねえッ!

「な、何ッ!?」

【突然、ふわりとムクと呼ばれるトイ・プードルが羽のように軽く舞い襲いかかろうとするウェイトレスの攻撃をかわそうとする】
【プードルとは、そもそも犬とは思えないほどの身軽さにもはやこれを犬としてカウントしていいのか…?というほどの疑問がよぎる】

【同時に、ウェイトレスの腕を掴み抑えつけようと青年が手を伸ばしてきた!】

/す、すまん、ちょっと風呂入って来るぜー
16 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:19:05.80 ID:WN9XRYko
>>998

なっ……
こ、この超天才利織ちゃんを電波呼ばわりとは、もやしも随分と超偉くなったものですね

【先ほどのにまりとした笑みから、むぅとした拗ねた表情へ】
【そしてその表情のまま、「超仕方ないですね」──そんなことを呟き】
【彼らはそのまま、どちらかの部屋に移動を開始することだろう】
【時間末尾が奇数なら利織の部屋。偶数であれば怜司の部屋である】
17 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:20:29.99 ID:xy6/Q/Qo
>>997

─────は?

【真顔で言い放った】
【恐ろしい程、真顔だ。「何言ってるんだ、コイツ」みたいな、勢いで、非常に冷たい声色の「は?」だ】
【場合によっちゃあ、死の覚悟をしないといけないかもしれないが、今回は違ったようだ────】

【掴んだ手を強める事無く、数秒──停止】

【そして───彼は、彼女の首を掴む自分の手を見て、ぎょっとするや】
【左手で締める右手を掴み、軽く突き飛ばすような形で、手を離すだろう】

…………すいません。

【さらに、彼は右腕を左腕で掴みながら、数歩後退しつつ】
【僅かに背けるその顔は、徐々に赤くなっていき、それは怒りの色というよりは羞恥に近かった】

反射的に証拠隠滅しようとしてしまいました。
この位置でお願いします。逃げたら追うかも知れません。
いや、追いますね、確実に。場合によっては、“勢い余って”しまうかもしれません……。

【僅かに顔を背け、赤らめたままで、ベラベラと早口で、さらには正確に彼女に自分の言葉を伝えていく】
【ダラダラと、嫌な汗が彼の額に浮かび、それは頬を伝って地面に堕ちていき】
【ギリギリと胃が締め付けるような苦しそうな表情をも見せる】
18 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:20:54.73 ID:sEOxmJgo
>>16
【怜司の部屋】

やっぱり我が家は落ち着く

【ソファに深く座り込み、はぁ、とため息をつきながらそんなことを言った】
【何だかお疲れの様子】
【因みに杖はコンパクトにして隣に置いてある。流石に室内でつけるのは面倒なのだろうか】
19 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:24:17.66 ID:Qms/29Qo
>>1

>>15
「ぎゃわっ!?」

【こういう場合は往々にして獲物のみに目が行きがちであり、犬離れされた動きをされると彼女の手は空を掴む
 その隙に彼に腕を掴まれてしまった。行き帰りの何処かで洗ったのであろう、彼女の手はすっかり綺麗になっていたが
 掴んだ腕は非常に頑強であり、まるで全身がムダの無い筋肉の塊であるかのような錯覚を与えさせる】

「……え、えーと……」

【弁解の言葉を要訳すると、『動く動物がいた』『自分の獲物の近くにいた』『不審な動きと鍵の音をしていた』事が要因であり
 『つい』『うっかり』『条件反射で』手を伸ばしてしまったのだという
 彼らのほうに落ち度がなければ、苦笑いをしたまま半ば形だけの謝罪の言葉を述べるだろう】


/どうぞどうぞ
20 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:25:56.35 ID:WN9XRYko
>>18

それで──えぇっと、超不審者の話でしたっけ

【相手がある程度落ち着いたのを見取ってから、利織はすぐにその話題を切り出した】
【恐らく何かしらの原因で疲れているのだろう──】
【彼女の目元には、クマが出来てしまっていて】
【心なしか、どこか眠そうでもある】
21 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:28:08.69 ID:S4fGrjko
>>13

…………………

(……口の重い方ね、思ったより)
(人は見かけによらない、とは分かっていたけれど)

【慌てている少年を、『口数が少ない』と解釈して】
【どうにかして喋らせる方法を、空中に視線を泳がせながら考える】

【結論がなかなか出ないようで、暫くは間が空いて】

……夜間の公園、安全なのかそうでないのか
少なくとも、極端に危険とは言えないでしょうけれど

………これから、何か用事でも有りますの?

【結局は、また前の話題と繋がらないものを選ぶ】
【別に、口を利かずに座っていても、何も問題は無い筈だが】
【少女は、沈黙の時間を少しでも削ろうと躍起になっているようでもあった】
22 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:30:40.30 ID:sEOxmJgo
>>20

女子寮が襲撃されたり、昨日今日と不審者が見つかったり、最近ここは何かと物騒だからな
昨日見つけたのは金髪ツインテール……の誰かさんだ。それしか覚えとらん

【人物情報が皆無である。こいつはニワトリか】

まぁ何だ……気をつけろっつう話
心配してんだ

【何か真面目な話かと思いきや、何とただの忠告だった】
【何ともしょうもない話だが、当人は大真面目な様子】
23 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:35:45.88 ID:cDQc3L2o
>>21

……ぅ、っぇええ……苦……ッ……

【※自分が甘党だと言うことをすっかり忘れる程度の馬鹿】
【二、三度けほけほと咳き込んで、問いかけるルーミアに合わせる視線は涙交じり】

ぅあ、俺は……やることに失敗してとぼとぼ此処に来てパン喰ってただけだけど……
特に、無い、ぞ?

【さっきまでとは、立場が逆みたいだ。と、少年はぼんやり思って】
【空き缶を、投げる――――】

【……びゅ、――――――ぃ、いぃん――――…………がっこん】

【苛立ち紛れに投げたから、勢いがついてしまったのもあったけれど。それにしては、投げた空き缶の速度は「速過ぎる」】
【……何らかの、能力だろう】
24 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:40:27.83 ID:WN9XRYko
>>22

金髪ツインテール、ですか
超曖昧すぎて逆に超頼りにならない情報ですね
もうちょっと特徴とかないんですか?服装だとか、もっと目立った目印とか

【「まったく、これだからもやしは超もやしなんです」──】
【そんな、今の話とは全く関係のないことを付け足す利織】
【疲れはあるものの、口だけはまだまだ達者なようではあった】

……、って、もやしごときが超利織ちゃんの心配ですか?
んふー、10000こうねん はやいんですよ!
ま、その言葉は超ありがたく受け取っておきますよ

【告げられた彼の言葉。それに対しては半ば冗談のような形で返す利織であったが──】
【一応、感謝はしているのだろう】
【にまりと歪められた口元は、いつもよりもほんの少しだけ柔らかかった】
25 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:41:24.77 ID:jqDDyA2o
>>17

はっ……はっ……はぁ……

【首から手が離れてから数秒間、荒い息が零れる】
【その顔色から恐怖心を見て取ることは出来ない 悪戯を咎められた子供のような――】
【すぐに青い怯えのトーンが貼り付けられた】

すぅー……私は、触れた相手の過去を読み取る能力者です
私の意志に関係なく常時発動、ですから今みたいな、他人に知られたくない事柄を自然と知ってしまうことがあります

【嘘をつくコツは、本当のことを混ぜること 相手の眼を見て、一言一言はっきりと 彼女の経験則であり、同時に詐欺師の死体からの学習】
【彼女の能力、過去を読めないわけではないが、生きている相手からは余程時間をかけないと読めない】

自分の秘密が知られた、と思うと貴方のような行動を取る方もいるので、隠してました
敵意はありません 善良な一市民として、連合への情報提供をしたいと思っています

【相手のあまり豹変ぶりに、そこから目が離せない 汗が地面を叩く度に震え上がる】
【喉だけが必死に動いて、相手に誠意を伝えようとする 舞台の方向性は、最初のものを維持】


【自分の性分、体に染み付いた本能を忌み嫌う様子がはっきりと現れている相手】
【その立ち姿を見ているとつい口元が緩みそうになってしまう】
【素敵な歪み方をしている もし死んだら、読んでみたいな――】
26 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/18(木) 23:41:35.66 ID:ejraJW.0
>>14

【地鳴りすら起こしそうな爆音の中で、ふと武美の胸がぶるぶる揺れる―――本来は、天地がひっくりかえっても有り得ない事だが】
【種を明かせば、震源はマナー・モードの携帯電話の、バイブレーション。昨日友人関係を構築し始めた、或る少女からの連絡】
【然し、今確認する余裕などない―――すぐさま思考から締め出し、遠いあの日に手を取り合った、一匹の怪物を睨んだ】

『……あ、ぐッ!』

【銀色の弧を描いてから、直線を棚引かせ―――ナイフの刃は、寸分違わずキョーコの肩を打ち据えた=z
【正しく『肩甲』と化した怪物の殻に小さな穴が開き、翠色の血液が、痛みと共にたらたらと溢れ出す】
【然し、人間であればクリーンヒット≠フ部類に入るだろう刃の襲撃が与えた傷は、たったそれだけだ】
【肉を抉り、突き刺さると言う事はなく―――かたり、月光をちらちらと映しつ、煌煌たる白刃は、地に墜ちて】

『(ゴドーくんの手札があの時の儘ならば、大火力は多分…『無い』わね)』
『(でも、武美を放っておいたら………殺せなくなる可能性は、高くなる)』

「…可愛いと思ってたけど、いざ見つめられると……ちょっと、な」
「まあ仕方無ぇ―――……≪プチ・ブラスター≫ッ! …歯ぁ、食い縛れやキョーコォォ!!」

【キョーコの思考は、完全に『殺戮』に移行している―――未だ残る耳鳴りと傷にしみこむ風に耐えつつ、腰を落とした戦闘姿勢を取った】
【そして、武美。青年の心に忍び寄るのが、精神的重圧と言う痛みだとすれば、武美を襲うのは、戸惑いと悲しみである】
【背後に弐度跳ねてから、ブブゼラをキョーコに突き付け、そんな感情を自らの咆哮で噛み殺す―――術式名のコールと共に、放たれるは電光のレーザービーム】

『……甘い、わね。武美…!』
「…ぬっ、…クソッ!!」

【命中すれば、蜘蛛女の装甲表面を灼き、あわよくば感電も狙えたかもしれないが―――流石は怪物か、横滑りする様な独特の低跳躍で、無駄なく回避】
【人類種の一般的な限界など嘲笑うような速度で―――距離を詰めるための疾駆を開始。狙っている方向に在るのは、完全に武美だ】
【その際、牽制とばかりに、青年の胸元へと2秒ほど顔を向け、焼け爛れる様な痛みを伴い、更に服にダメージを与える溶解液の弾丸を、弐発吐き散らす】
【サイズはほぼサッカーボール大だが、速度は中程度―――回避や防御は、左程難しくはないだろう】
【だが、武美への接近は、着実に進み、そして……両手の指先に、月光を歪ませながら、白い糸≠ェ生成される事だろう】
27 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:44:57.69 ID:sEOxmJgo
>>24

んー、何か剣持ってたような

【目線を上に動かして思い出そうとしている】
【だが出てくるのは剣とか、これまた普遍的な情報だけ】
【頼りない】

正直言えば、民家住んでる方が今は安全だ
研究者寮だから生徒の寮より遥かに頑強だけどな

【研究者の寮ともなれば、きっと自前の魔方陣だとかで強化しているに違いない】
【という予測を怜司は立てていた。実際彼の部屋にもまだ魔術が使える頃に施した色んな術式があった】
【気がする】
28 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:48:16.68 ID:S4fGrjko
>>23

そうですか……何か、急ぎの用件でもあるのかと思いましたの
何も無いなら、それで良いですわ

………っと………………?

【この辺りが引き際か、と思い始めた所】
【飛んで行く空き缶に、ようやく別なルートを見出す】
【その行く先を目で追って、落下までを見届けて】

ゴミは、ゴミ箱に捨てるべきですわよ?
それだけの力が有ると、誰かにぶつかると危ないですし
能力が有るのは良いけれど、それを抑えないと言うのは……

……力≠フ種類としては、あまりに

【今現在の、一番興味を持つ話題】
【この邂逅を無価値なものにしない為に、この話題を選んだ】
29 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:53:32.72 ID:cDQc3L2o
>>28

……あー、外した……

【ゴミ箱を狙っていた様子、しかし空き缶はその外へ落下した】

ぬ、それもそうだな……すま……ってあれ、あんたに謝っても意味ねーな……
……むぐ?

【「抑える」、それが多分今の少年の持つ最大の課題】
【感情に任せて攻撃を繰り出すことが多かったなー、と。ぼんやり思い出して】

……おう、気をつける。ありがとな

【気付かせてくれたことに対しては、礼を言おうと。にかっと笑って、頭を下げた】
30 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:56:11.22 ID:WN9XRYko
>>27

はぁ……ついにもやしは脳みそまでもやしになりましたか?
脳の血管、実は超もやしでしたーって言われても今は超納得できますね

【やれやれ、と彼女は小さく肩をすくめ】
【その、「金髪ツインテール」なる人物についての言及を諦める】
【これ以上話をしても、なにも情報は得られないと踏んだのだろう】

んふー、超怖気づきましたか?
今からでも超どこかの民家に逃げ込んでもいいんですよ。もやしだけ

【ふふん、とどこか偉そうにしながらそういう利織】
【なんというか、もしかしたらいらっとくるかもしれない】
31 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/18(木) 23:59:26.43 ID:KStrRIAO
【墓地】

【肩甲骨を掠める程度の長さをした灰色の髪に大きめな群青の瞳をした少女が墓碑に腰掛けている】
【顔の半分は白い仮面で覆われていて、暇そうに指先でトントンとリズムを取りながら】
32 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:59:48.88 ID:sEOxmJgo
>>30

まぁ部外者は割とそれだと分かり易いからな
その女だって、部外者だって聞いたらそうだといったし、その上で目的を教えなかった
堂々とし過ぎてて驚いたよ

【罵倒はスルーして、不審者に対して呆れたようにため息をつく】

……そうしたのは山々なんだがな

【ぽりぽり、と頭を掻いている】
【どうも気乗りしていなさそうだ】
33 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 00:00:18.14 ID:SD7LzQAO
>>31
/誤送信です……すまん
34 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:00:56.16 ID:Vy3HvT.o
>>29

……一口に、力≠ニ言い表しても

それは腕力なのかも知れないし、知力なのかも知れない
人の心に訴えかける演説力なのかも知れません
力=B短い言葉ですけれど、含む意味は多い

ですが、其処で敢えて、一つを絶対として見た場合は?

【向けられた笑みに、余所行きの笑顔すら消した表情を返し】
【取り留めも無い話から、意味のある話へ、話題をシフトさせる】

……ただ、横に座っただけの人間として終わるのも勿体無いでしょう
今夜のこの時間を、有意義に過ごしたと私も思いたい
ですから、一つ質問させてもらいます

貴方にとって、絶対的な力≠ニは?
35 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:03:11.67 ID:2EMnfaIo
>>26

(……分かってちゃいたが、あの装甲と膂力、骨が折れそうだなァ)

【確実に、ナイフは的を射た手応えがあった――だが、それは巨象の皮膚に、刃を突き立てた。そんな手応えだ】
【武美の方に近付いて行く異形を、斜め後ろから追いかけていく――】
【――その間にも、再び同じナイフを、ポケットから引き抜いて、構えなおす】

ッ!

【だが、ソレをけん制するように吐き出された巨大な弾丸の前に、接近を阻まれる】
【身を捩って、一発は回避するが、もう一発は弾の大きさも手伝い、かわしきれない】

ッぐ、クソがっ!

【黒い闘気を纏った左腕で、その弾に触れ――振り払う】
【ビシャン、と音を立てて、左腕に触れた溶解液は、その力を十全に発揮し――梧堂の腕を焦がす!】

……っく、前衛は俺だ、こっち向けよ、キョーコ嬢ちゃん!

【脳を焼く激痛を堪えながら、右手に構えたナイフを、その背に向けて投擲し】
【その飛翔するナイフを眼くらましに――】

【常人の脚力では不可能なほどの高度へと、‘跳んで’――】

【真上から、キョーコへと強烈なストンピングを放つ!】

【梧堂の新たな能力――『Cogit ergo sum』――】

【その能力は、黒い闘気を纏い、己の望むままに、世界法則を改変すること】
【――その能力はごくごく一瞬で、無論、万能の力を振るうわけには行かないが】
【斯様に、跳躍の瞬間に無重力を作り出し、高高度へと、跳躍することも、可能とする!】
36 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:07:03.66 ID:jTeRtxAo
>>25

─────………。

【無言だ、苦しそうな表情を見せながら、やや顔を俯かせ】
【元の目付きの悪さも相まって、睨むような目付きで彼女を見据える】
【意識的に、ジリジリと後退してく、理由は、自分が彼女から離れた*と“同じ”】

そうですか。

【たった一言だ、彼女の言葉を全て聞き】
【この寒い中、汗を流しながら息を吸い込み、まず始めに一言だけ、言葉を放った】

分かりました、理解しました。過去ですか。

【おそらく、彼女の嘘は成立したのだろう。確認しようの無いものを疑った所で真実を知ることは出来ないだろうし】
【なにより、この冷静さを欠いた状態で、そこまでの事を考える事は、彼には出来なかった───────】
【何を見たのかと聞くことも出来たが、出来れば、他人の口から、聞きたくなかったということも有り、ソレは叶わなかった】

【無意識ですか。ならば彼女に、───“罪”は、あるまい】
【“罪”は、───無い。が、ソレと、“コレ”とは、全くの別の話で───】

わ、私の────な……名前……。

【体が震える。汗をかき、体温が下がったという理由ではないのだろう。目の、焦点が、ズレてきた】
【本名なんて、今更、どうでも良かったのに。知られた所で、痛手など、別に───無いはずなのに───】

な──何で……。

【何だろうか──この、計り知れない不快感は───】
【自分でも理解不能なこの感情が、さらに不快感を呼ぶ。不快感の正体は名前≠ノ限った事ではなかった】

【この世界≠ノは、“自分を知る人間は一人も居なかった”───】
【故に、「だからこそ」、自分は、『リロード・ザ・マジシャン』が存在出来るのだ】

【そんな、感覚】

…………。

まずは、これを、どうぞ。

【ごそごそと、紙を取り出し、何やらメモを取ると】
【それをくしゃっと丸めて、少女の足元に向かって、投げつけた】
37 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 00:07:25.03 ID:oP1Xy8so
>>32

ふぅん……?
単純な見学者だっていうのも、超あり得る話ですね
最も──今となっては既に超手遅れ
その金髪ツインテの人が何の目的で協会にいたのかを知る手段は、次回遭遇時に聞くしかありませんね

【利織もまた、彼と同じように疲れたようなため息をついた】
【不審者の情報】
【それは、今まではあまりなかった生活への緊張感を与えるもので──】
【ただでさえ精神を使う最近の利織の生活に置いては、かなりの重荷となるものであった】

んふー、もしかして超あれですか
図書館裏に毎週日曜限定で来るアイスクリーム屋さんの味が超忘れられなくて離れるに離れられないとか
食堂のご飯が超美味しくて協会から離れたくないとか
大方超そんな理由ですか

【何故理由が食べ物に限定されているのか、それはさておいて】
【結構この利織。食い意地は張っているようであった
38 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:10:13.92 ID:6fLZi/so
>>37

そいつが居たのは女子寮跡でな。興味津々そうに見ていたよ
夜に来てた。目的を言わなかったってのが見学者らしからぬと思ってな
ま、もう会わないことを祈るが

【怜司の結論は利織と似て非なるもの】
【彼はどうも会いたくないらしい】

ここ自体にそこまで未練はねーな。魔術の研究も、もうモチベーションが無い

【当然だがそういった理由ではないそうだ】
【だが魔術の研究でもない】
【ならば何だろうか】
39 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:10:53.20 ID:H2a3DoSO
>>34

……ちから

【変わる話題と周囲の空気、それらを吸い込むことで感じ取って】
【肺に落として、息を詰める】

【路地裏で、異形に襲われた時】
【公園で、「あちら側」の少女と会話した時】
【また路地裏で、同じく「あちら」の青年と対峙した時】
【自分は、「どっちに居るのかわからない」と思ったのだ】
【――それは、なんて】

…………路地裏でヒトが死ぬのを、何回か見てきた。
許せないとは思った、けどそれは多分上っ面だ。だって、俺、死んでたヒトのこと知らねえもん。
それでも俺が、あの化物に。変な男に、攻撃したのは、

「負けたくなかった」から、「勝ちたかった」からだ。
俺は、「勝利」を「力」と考える……多分。

【――無様。】
【ようやく吐き出した言葉は、最後ですこし濁ったけれど】

【「気付けなかった時」よりは、幾分かマシだろう】
40 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:11:06.48 ID:T5bC30wo
>>19

おい何をするんだ急に、こいつはハイエナじゃない、トイプードルだ
ムク、あんたも脅かして済まなかったな、この子少々そそっかしいのかもしれない

「お前も甘いのう、もしかすると奴はワシのプーラの身体を喰おうとしちょったのかもしれんぞ?
そいつに気を許さん方がいいわい…」

【ヴ〜、と、唸って威嚇するムクは棺桶の上から降りようとしない】
【見かねたジャイアンはとりあえず二人の間を取り持とうと判断、間に入って喋り始める】
【まずウェイトレスをなだめる事を判断した彼は彼女の方向に向き直り】

…とりあえず、こいつはハイエナじゃなくてトイ・プードルだ、ムクって呼んでくれ
それと自己紹介が遅れたが俺は剛田 剛太郎、剛太郎と呼び捨てにしてもいいしゴウさんでもジャイアンでもいいからな
んで、君は…

【えっと、と言葉が止まる】
【彼女の名前が出てこない、そもそも知らないのだから】

【ゆえに彼は彼女の顔を見て、どんな名前だったか、と暗に聞こうとする】

/ただいまー
41 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:21:21.76 ID:Vy3HvT.o
>>39

「勝利」が「力」。結果≠アそが絶対的な力=H

……力≠ヘ、むしろ勝利を呼び込むもの
一般的には、そう答えが返りそうですけれど
「勝ちたかった」から、攻撃した。そう聞くならば寧ろ……

「勝利への欲望」が貴方の力≠ニも聞こえますわね

【この少女には、ルーミアには、他人の思想の理解が難しい】
【自分の思想で凝り固まっている為、その隙間に他が入り込む余地が無いからだ】
【それでも、どうにか自分の言葉で自分で解釈。その過程で、意味が食い違う危険もあるが】

……貴方が何度も見たという、人が死ぬ光景
もし、それを数十セット生み出せる程、強力な能力者が居たとして……
千の剣と万の銃弾に晒されて、生き残る事が出来るのか
数mの厚さの金属の壁に囲まれて、突破する事が出来るのか………

一人の人間を越えた化け物は、三人の人間に勝てるのか
死んでいた誰かが優秀な武器を持っていた場合、本当に誰かは死んだのか

これを、どう考えますか?

【「一つ」と言っておきながら、もう一つ質問を重ねる】
【自分が知らない思想、それをもう少し見てみたくなったのだろう】
42 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:21:35.87 ID:CgU0RBso
>>36

(思いのほか面白いことになってきましたね 気を引きしめないと)

【唾を飲み込みながら、相手の言葉を耳に納めていく】
【もう、隙を見せるわけにはいかない、失敗すれば―― 随分と掛け金の高い遊戯だ】

別に、その、過去を知ったからって、貴方を嫌ったりはしませんよ? 慣れてますから

【相手の挙動を見れば、何かしらの後ろめたい過去があると考えるのは自然なことだろう 軽い鎌かけだ】

【相手を掬い上げるようにして見上げる】
【動揺したら負けだ 心中では、下から見下ろすイメージを作り上げる】


【投げつけられた紙に対して、少し右足を前に出して、紙に自分の太もも―いわゆる絶対領域―を当てる】
【触れたことにより能力が機能する 紙に書かれた内容が読み取れるだろう】
【内容を読み取ってから、相手を警戒しつつ落ちた紙を拾い上げる】
43 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 00:22:06.54 ID:oP1Xy8so
>>38

……確かに、超見学者らしくないですねそれは
夜ってところがまた、超いやらしさを感じます
超お忍びというか、超潜入任務というか
──兎も角。気をつけます。
もやしもたまには超役に立ちますね。最も、利織ちゃんに言わせれば超まだまだですけれど

【先ほど会ったブレザーの少年に加え。「金髪ツインテールの女性」という曖昧な情報を脳内に叩きこむ】
【遭遇したときには用心する事──】
【そんな注意書きを添える事は、もちろん忘れない】

うぅん……?なんだか超解せませんね
じゃあ超何が問題なんですか?

【むぅ、としながらそう尋ねる利織】
【どうも理由についてはさっぱり分からなかったらしい】
44 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:24:28.12 ID:gKxYeQwo
>>40
「んナニさあんたあ、もしかしてあたしとやる気なの?」

【唸るムク相手に、ガルルルルル…とかなり気合の入った唸り声を上げる
 その様子は人より獣のソレに近い、というよりそのもののような気配すらある】

「……とりあえずあんたの仲間なのね。私もちょっとそそっかしかったかもしれない」

【獣耳型の帽子を深く被り直し、何度か咳払いをして唸り声を上げていた喉を鎮める
 彼らに対して仲間、という言葉は少しだけ強調していた】

「私?……まあ、減るもんじゃないし、名乗られたら教えないのも気味悪いからね
 名前はソロウで、家族の名前がセプテンバー。普通にソロウって呼んでね、そう呼ばれてたから
 んで、このハ、じゃなくてムクは身体がどうとか言ってたけど、何かあったのかな?」

【そう言いながら、早速熊の解体作業に取り掛かろうとする】


/おかえりなさい
/昨日の反動で眠気が出てきたので、次くらいでのんびりと終わりにする感じで良いでしょうか
45 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:26:42.37 ID:6fLZi/so
>>43

数少ない友人が危険地帯に居るっていうのは、嫌な気分なのさ
万が一にでも死なれたら困るだろう?

【と、利織に向かってはっきり言った】
【これは利織のことを言っているのだろう。心配を通り越して協会から出ない理由にまでなっているらしい】
46 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 00:31:41.10 ID:qXh3bzY0
>>35

【投げ付けられたナイフを、素早く身をひるがえす事によって、すんでの所にて回避】
【多少軌道を曲げられたが、それでも武美の居る場所へと、研ぎ澄まされた殺意と狂気を携えて、猛進する】
【そんな時―――茶色い異形の毛に生じる、不自然な微動。余りにも唐突な、青年の視界からの消失……咄嗟に、眼の一つで天を仰げば】

『……? …嘘だっ!』

【流石のキョーコも、面喰う―――月面に立つ宇宙飛行士の如きその跳躍は、彼女にとって驚愕に値した】
【獰猛な蜘蛛の貌に固定された表情からうかがい知る事は出来ないが、意識の外から飛び出た声は、其れを伝えるに十分なモノだ】

『あぁぁッ――――……うぁぁぁらぁぁぁぁッ!!!』

【然し、只では転ばないのが、この蜘蛛女―――お互いの体格や、単純な力の差は1ミリも埋まってなど居ない、即座にそう踏んだ】
【そして、自分の『回避』はスデに機を逃し、間に合わない事も大雑把に理解…落下につれて大きくなる敵の影の下で、身体に力を込め】
【墜ちて来る青年の両膝に向けて、岩肌のように固くゴツゴツとした右腕での、鋭いストレート・パンチを叩き込むだろう】
【相手の勢いを利用して、自分よりも深刻な痛みと傷を与え、相対的に『ロス』を背負わせる事を狙う戦術だ―――!】

『……ぐぅ、がっ………ハァ、ハァ…殺し、たい…!』

【然し、根本的に無理のある$術ではある―――ストンピングは、キョーコの胴体へと、強烈に突き刺さった】
【装甲が凹み、内側に詰まった『何か』が、カクテルされる様な痛みと不快感―――硫黄色の液体をベッ、と吐くと、港が僅かに溶解する】

「……ゴドー、大丈夫かっ…ええい、≪サンダーショット≫ッ!!」
『にぁっ……! …嗚呼、武美は前から、こうやって、私を虐めたくて……!!』

【その様子を、キョーコとの距離を離そうと試みつつ眺めていた武美―――青年が動けなくなれば、危険だと思考】
【威容の蜘蛛に向けて、直径1メートルほどの電撃弾丸を投射し、その動きを止めようと試みた】
【結果として、キョーコはまたも怯み、直立は保っているものの、悲痛な呻きを虚空に滲ませつつ、ゆらゆらと揺れている】
【然し、感電と言うよりは、連続で与えられた痛覚による、行動の鈍りだ―――猶予は、そう長くはない】

≪ブブォォォーッ!!!≫

【攻撃の後には、再度、天を衝く喇叭の行軍歌が響いて、魔力がほとばしる】
【然し、『予測』していたか―――聴覚を一時的に緩めた<Lョーコがこれ以上に異常な仕草を見せる事は無かった】
47 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 00:32:59.15 ID:oP1Xy8so
>>45

……。…………。

【そのストレートな発言に、ぽかんと間抜けにも口を開けてしまう利織】
【どうも、このような直線的な言葉は苦手、というか聞き慣れていないらしく】
【ぱくぱく、と口をぱくつかせた挙句──】

ち、超余計なお世話です!
もう魔術を使えないもやしとは超違いますし、それに私には魔導具たちがいます
そんな超不必要なお節介している暇があれば、超自分の安全を図るべきだと思いますけどね

【──そんな、彼の好意を一蹴するようにも聞こえる発言をしてしまう】
【彼女は彼女なりに、きっと彼の心配をしてはいるのだろう】
【だが、恥ずかしさもあってなのかやや分かりにくくなっている】
48 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:36:43.48 ID:H2a3DoSO
>>41

んー、……そーかもな。
「負けたくねぇ」と思ったから、力が欲しいとも思った。
イコールで繋がるのかは、よくわかんねぇけど……きっと近い。

【あまり柔軟とは言えない頭のつくりをした少年は、思ったことを真っ直ぐに言う癖がある】
【多分、近い。そう思って、少年は頷いた】

…………そりゃ、話聞いて想像しただけで「勝てねぇ」とは思う。
それでも、「負けたくねぇ」。そう思いながら[ピーーー]たなら……多分、マシな死に方だ。
敗北っつーのは……「負けた」と思っちまうことだと、思うから。

【子供じみた無茶苦茶な思想、彼はそれを本気で語る】
【負けたくない、という自分本位の考え方。きっと少年は、「正義の味方」にはなれないのだろう】
【それでも勝ちたいと。少年は語る】
49 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:38:17.24 ID:6fLZi/so
>>47

残念なことにそれが真実なんだよな
本音を言えば、お前を連れて協会から出たいところだが、そいつは俺の領分じゃないし、望んじゃいない
全く厄介なことになったよ

【はー、と深いため息をついた】
【つまりは協会から一緒に出たいぐらいは心配、ということだろうか】
【どうしてこう問題ばかりなのか、と憂いたような表情までしている】
50 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:38:25.10 ID:T5bC30wo
>>44
【唸るムクの身体をヒョイ、と持ち上げるジャイアンは喉の辺りを撫で始めながら話を続ける】

…ソロウ・セプテンバーだって、ムク、覚えたか?

「馬鹿にするでないわ、よろしくのうお嬢さん…次はよしとくれるかい、あんな人騒がせなまねはのう
身体と言うのは、この犬の身体は本当の身体ではないとかそういう事か?」

【ふー、と目を伏せたトイプードルが落ち着き払った態度をとる】
【彼にかつて何があったのか?そういえばジャイアンも聞いた事がないのだ】

「…なあに、これでも手だれの魔術師での、それほど得意な術でもないのじゃが…まあこうやって遠距離から思念を
この犬にダイブさせて操っておると言えばいいのかのう、なんでそんなことをしちょるのか話せば長くなってしまうが」

…マジで?ムクって人間だったの!?…あ、ソロウ、よければ手伝おうか?
頭のところとかはさ…墓にでもして埋めて供養したいしさ

【と、何やら赤いナイフのような物を取り出し解体されつつある熊の肉を指さす】

/む、了解しました
/待たせて申し訳ないっす…
51 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:47:34.97 ID:Vy3HvT.o
>>48

……そう、勝てない。勝てる訳が無い

一個の能力者が如何に力を付けようと、それは所詮個人の力でしか無い
それを用いるのが人間であれば、どの様な能力だろうと必ず穴は出来る
そして、どれだけ強かろうと………必ず、終わらせる事が出来る

一対一では勝ち目の無い化け物も、三人に囲まれれば負ける可能性は有る
武術の達人も、銃弾が心臓に食い込めば生きては居られない

つまり、此処から導き出せる答えは―――

【きっと、この二人は色々と食い違い過ぎている】
【少年の言葉を表だけは理解している様に見えて、少女はその実理解はしていないだろう】
【少年が語る力≠ヘ、少年自身の強さの方向、とも言えようか】
【それに対して、この少女が語るのは】

―――私は考える。絶対的な力=Aそれは即ち『数』と『統率』と『兵器』
即ち……絶対的な力≠ニは、圧倒的な軍事力≠ナある、と

【個人を見ていない、何処かに焦点が飛んで行ってしまっている思想】

【かたりと小さな音を立てて、少女はベンチから立ち上がり】

……あまり長いやりとりでは無かったけれど
それだけで、今晩の邂逅の意義は十分に存在する
私は、そう思いますわね

【足首を準備体操の様に動かしながら】
【また、余所行き用の笑みを、顔に張り付け直した】
52 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 00:47:39.47 ID:oP1Xy8so
>>49

……私はまだ、協会で超やることがありますからね
それを超ほっぽりだそうとは超思いません

それに──テロだの強盗だのといった事件が絶えない今、どこに居ても超一緒だとは思いますけど、ね
兎も角、もやしは超自分だけの心配をしておけばいいんです!
それとも、もやしからハリガネムシに超降格してほしいんですか?

【ぽつり──呟かれた言葉は、504研究室で行われている作業に関する事】
【先ほど黒野の話を聞き、利織が何らかの作業に関わっている事を知った彼なら
 「やること」の内容までとはいかずとも、彼女が協会を離れられない理由を察することはできるかもしれず】
【辛辣な言葉に、彼を心配する言葉が見え隠れしていた
53 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:48:56.61 ID:2EMnfaIo
>>46

【――空中から、急降下する猛禽の如き、蹴撃】
【それを阻まれることこそ無かったが――無論、空中でろくに姿勢の制御を行うことは出来ず】

ぐ、うあおっ!!

【同様に、キョーコからも、痛烈なカウンターを受ける結果となる】

【重力を味方につけた一撃と、大地を味方につけた一撃。軍配を上げるモノがあったとするならば】
【互いの筋力と、その体躯の大小の差】
【それら全てが、成人男性程度でしかない梧堂では――】
【受けるダメージの方が大きかった】

ッ……ッ!

【声を上げることすらできない。肺から酸素を、喉奥から唾液を、吐き出しながら】
【幼子が手慰みに放る人形のような体で、吹き飛び、そして地面を転がる――】

ゴホッ、ゴホッ!

【すぐさま立ち上がろうとするが――全身に与えられたダメージは、それほど軽いものではない】
【呼吸不全を起こした肺腑がストライキを起こし、咳き込む】

(クソッ、どうやったら止められる! あのバケモンは!)

【声には出さず、口元を押さえて――己の為せる事を、はじき出すため】
【四つん這いの格好で、とにかく状況の推移を見守り、思考を回転させる】
54 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:50:38.53 ID:gKxYeQwo
>>50
「ソロウで良いってば。元々特別な時にしか呼ばれてなかったし、変にくすぐったいだけだよ
 ……ほんとに!?てっきり似た者同士かと思っ……や、やば!今のナシ!ナシ!」

【再び獣耳型の帽子をぎゅーっと深く被り直し、それに関してはそれっきり口をつぐんでしまった】

「供養だなんて言葉、変なの。まるで私が悪い事したみたいじゃん
 ……んまでも、人間のそういう所は嫌いじゃないかな。良いよ……いちおう、存在を忘れないようにっていうのがお墓だから
 それっぽい目印とかも忘れないでね」

【墓の意味を何処から何処まで理解しているのかは分からないが、刃物のように鋭い自らの爪を用いて残りの部分もひょいひょい解体していく
 そのまま幾らかの空腹を満たし、残りはいつかの己の糧として燻製作りに挑戦するのであった】


/いえ、こっちから言い出したので謝る事では。そちらも私事のほうを優先するのが当たり前ですし
/それでは乙でした。楽しかったです
55 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:52:05.39 ID:jTeRtxAo
>>42

【果たして、彼女の鎌かけは───】

そうですか。
ありがとうございます。

【それに対して彼は淡々とした返事を返すだけだった、果たして、効果は合ったのか、無かったのか】
【現状、彼に触れない限り、表情からはそれを読み取る事は出来ないだろう】
【────しかし、彼女の言葉による心情的な変化は間違いなくあった=z
【それが、彼女に取って、正と出るか負と出るかは、また別の話だが───】

……連合に興味があるようですね。

【手を後ろに組んで。一歩、下がる】

ボスの連絡先です。

【連合関係者への連絡先だった、メールアドレスとか、その辺り】
【彼は何もしないと意思表明し、彼女の能力なら罠が仕掛けられていない事も分かるだろう】

とりあえず、拾ってください。

【その感情を押し[ピーーー]ように、鋭い眼光をまぶたで抑えつけるような目付き】
【友好的な表情ではない事が、能力抜きに理解出来るだろう】
【彼の肩に留まる雀は心配そうな仕草で二人を見ている】

拾ってください。

【と、さっさと拾え≠ニいう意味で、二度言って彼女を急かす】
56 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:57:11.37 ID:6fLZi/so
>>52

……

【また少し、悩むように頭を掻いた】
【正直言えば、自分の心配をしろと言われて出来るならばこんなことは言い出していない】
【もっと言えば既に自分の心配はしている】
【だがそれと同等か、それ以上に利織のことが心配なのだ】

(この身体でどこまでやれるか……)

【だから、自分だけがここを離れることだけは出来なかった】
【もう二度と、自分が思う”こうありたい自分というイメージ”を崩したくなかった】
【今考えるのはこの場に居続けること。この身体で何が出来るか、ということ】
【能力も魔術も身体機能さえも何もかもを失った現状では、利織が心配するように自分さえ守れないだろう】
【それでも──】

ま、仕方ねぇよな
俺は俺で危なっかしいが、お前もお前で危なっかしいからな。お互いがお互いを見張ってた方が安全だろ
それするには近くに居た方がいいか

【なんて、妙な結論を口にした】
57 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:01:37.64 ID:T5bC30wo
>>54

「…似た物同士?犬好きな所とかがか?その身がもはや犬となっている辺りがか」
【と、彼は前足で頭の帽子を差しながら直接疑問を投げかける】

…悪い事はしていないんだ、ただ…物を食べる時にいただきますを絶対に言わないといけないのと同じ
供養する、ということはさ…肉を食べさせてくれた奴にありがとう、って伝える意味でも大切な物だからさ
最低限の礼儀は、こっちも持たないといけないんだ

「ずいぶん礼儀がなっちょるのう、前に言うとった母ちゃんの教えか?」

…そんなんじゃあないけどさ…、あ、ごめん
そろそろ寝る時間だ、じゃあなソロウ、会えてよかった…あばよ!

【そう告げると、ジャイアンは鎖を持ち、ぎい、ぎいと音を立てて引きずって去って行った】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/いやはや、またの機会を楽しみにしております…
58 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:01:45.71 ID:H2a3DoSO
>>51

……軍事……

【その言葉を反芻するように呟いた】

【それを求めると言うことは、少女にはそれだけの力――戦闘に用いるそれではないモノを持っているのか】
【きっと、そうなのだろう。結局、「身分」についての問いには答えを貰わなかったが】
【――きっとそうであり、そして少女はきっと、】

…………ん、そだな。
悪ィな、簡単なことしか言えなくて。

【先程飲み干したコーヒーがまだ口に残るから、多分笑顔も苦くなるのだろう。そう言い聞かせて、笑い】
【彼もまたベンチから立ち上がる】

ありがとよ、えーと……ルーミア。
また会えたら……、……んや、今のナシ。
じゃ、夜道、気を付けてな。

【ひらりと手を振って、少年は歩きだす】

【高貴な少女はきっと、少女の言う「力」を手に入れれば。名将となるだろうと思う】
【――きっと、孤高のままで。君臨するのだろうと考えて、少年はなんとなく、さみしいと思った】

/ありがとうございましたー!
59 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 01:07:31.08 ID:oP1Xy8so
>>56

もやしが危なっかしいという発言には超異論はありませんけど──私が危なっかしいですか
どうももやしは眼鏡を超新調した方がよさそうですね
つい先日あげたメガネ、ちゃんと埃は超取ってます?それとも、もう超視力が落ちてしまったんですか?
或いは状況を知覚する脳の方が超拙い感じなんでしょうか
兎も角!この利織ちゃんが危なっかしいという発言は超即刻取り消していただきたいですね

ま、何にせよ──近くに友達がいるってのはそれだけで超気持ちが違いますからね
例えそれがもやしであったとしても、0.01くらいは安心度に差があります
超感謝してくださいね。もやしでさえ0.01くらいの価値が超あるんですから

【にま、と。悪戯っぽい笑みを浮かべてそんなこと】
【元の数字が何に対しての0.01なのか──それを語る事はなかったが】
【彼のことを友人だと認めている事と、傍にいれば少しは安心する事】
【これだけは、確かな事であろう】
60 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:09:56.56 ID:Vy3HvT.o
>>58

……会おうと思えば、会えない事も無いでしょう
貴方が生きているのなら、と前提がありますが

【自分が生きているのなら、とは口にしない】
【それは、言葉にするより更に前の大前提】
【自分が死ぬ事は無いと、信じ切っている様でもある】

【歩きだした少年の背を、表情を消して目だけで追い掛け】
【自分の方には視線が向いていない、手を振り返す事は無い】

…………「勝利への欲望」が「力」

……そうか、勝ちが欲しいのなら強くなる。道理よね
なら………「負け」を煽るのも手段かしら


まずは、数。次に兵器。統率は……その後に

【靴の踵を支点としたターンの後、少女は軽く地面を蹴って】
【糸が切れた風船のように、ふわりと浮かびあがった】

/お疲れさまでしたー
61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:14:51.43 ID:6fLZi/so
>>59

お前は危なっかしいよ。強さがどうこうじゃなく

【対して怜司は酷く真面目な表情をしていた】
【彼の言う危なっかしいとは、問題に首を突っ込むという意味合いだ】
【どれだけ力があろうと、問題に関係し続ければどこかで潰れる】
【利織”程度”ではそれは遠くない。そう考えているのだ】

(あまりそういう価値の決め方をされるのは嬉しくないが、ね)

【安心すると言っているのだろうが、流石に言い方が悪かったらしい】
【目線を僅かに逸らして、面白くなさそうな表情をしている】
【だがそれは決して言わない】
【今、自分が利織に言ったことは、優しさでも何でもなく、ただの押し付けだということを分かっているからだ】
62 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 01:16:55.68 ID:qXh3bzY0
>>53

『……ハァァッ…! ………喰ってやる、あんた、ら……!!』

【どの様な手段で声を発しているのか、息を吸っているのか…オンリーワンの存在であるこの怪物についての詳細は、明かされていない】
【然し、梧堂の一撃は、確実にキョーコの体内を苛んでいる。荒れる呼吸も、零れる粘液も、総てはその証拠だ】
【更に、見れば―――カウンターパンチに使用した腕に、武美の電撃によるモノとは、明らかに相違する痺れが観察されるはず】
 【なのに、それでも―――異形の脚が停滞し、沈黙している時間は、あまりにも短かった】
 【両手に糸を絡ませ、其の妖しい光を保ったままに、再び視線の殆どが―――仲睦まじい関係だった、少女へと向けられる】

「……≪乙女の魔砲・スパーク」

【その頃、ブブゼラを口から遠ざけ、毅然として構えていた武美―――思考に割り込むのは、手を汚せるか≠ニ言う、僅かな逡巡】
【ふと頭に過る、楽しかった思い出の幾つか。……だが、嘗て『覚悟』の不足故に涙を呑んだ彼女は、迷いたくても、迷っては往けないと自戒する】
【一通り、その音を鳴り響かせた後、先ほど以上に魔力は漲って―――無理にでも張った、怒号に似た大声で、必殺の名を呼ばんとした刹那】

『あぁぁぁっ! アハ、アハハハハ……ッ!!』
「――――……んわっ!! …ゴドー、やべぇッ…!」

【キョーコの右手の糸が、するり―――巻尺の様に、蛇の様に、無駄な思考によってか気が回り切らなかった武美の足元へと、伸びていって】
【その細い足首に、噛み付くように絡み付き粘着すると、ドミノ倒しほど簡単に、武美の身体を捻り落し、地に押し倒し、ダメージを加え】
【其れに加えて、鋭い弦の音を散らしながら、短くなる℃―――キョーコは自らの巨躯を走らせながら、武美を自らの側に、引き寄せようとしている】
【無心の声が読み上げるのは、此の場で唯一頼れる他者と言える、青年――――少女の顔に、かつての朋友に喰われるという『悪夢』への、恐怖が】
【脂の混じった冷や汗として、浮かび上がり……引っ張られる勢いに負けて、面から剥がれ落ち、コンクリートの地を叩いた】

【絶望的な状況が、到来する―――だが、梧堂がこの難題を、飄々とした機知と、鍛え上げた能力で打ち破る事が出来れば】
【既にチャージを完了し、半ばまで展開された術式に依る近距離射撃や、梧堂自身の手での追撃も、狙えるかもしれない―――!】
63 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 01:24:30.37 ID:oP1Xy8so
>>61

むぅ……超そんなこと、ないと思いますけど、ね

【一方の利織は、彼の考えている事が。「危なっかしい」が何をさすのかが分からなかったのだろう】
【拗ねたように唇を尖らせ、ぷぃとそっぽを向いてしまった】
【黒野からの魔導具製作依頼や、怜司に憑依した悪魔】
【ここ数ヶ月で彼女が関わった問題はそれだけであったが──】
【逆に、ここ1ヶ月だけで2件もの問題に首を突っ込んだという考えも可能だ】
【何より、彼女は普通の、少女であった】
【子供の頃に孤児だったわけでも、親を殺されたわけでも、戦いに身を投じ続けるわけでもない】
【ただの、普通の家出娘であった】
【そう言った意味合いでは──彼の推測は正しくもあるのだろう】

【そしてそっぽを向いてしまったせいか、彼の表情の変化には気付かない】
【気付いたとしても──何故そんな表情となったのか分からぬまま】
【きっと彼女は、きょとんとした表情を浮かべるのであろうけれど】
64 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:29:35.12 ID:6fLZi/so
>>63

お前、殺し合いをしたことは?

【怜司が唐突な質問をしてきた】
【それと一緒に、白衣を少し開いて腰にあるホルスターから黒いハンドガンを取り出す】
【万が一戦闘になった際、脅すために用意したものだ。本来は弾丸を抜いて使う予定だったが、今は手に入れたばかりなので実弾が入っている】
【利織にとっては見慣れない物だろうか】
65 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 01:33:38.76 ID:oP1Xy8so
>>64

……っ

【取り出された銃を見て、思わずぴくりと肩を振るわせる利織】
【彼の台詞と同時に出されたそのタイミングから見て──本物だと思ってもよいのだろう】
【銃は銃でも、モデルガンを改造した魔導具程度しか手に取った事のない彼女にとって】
【彼の手の中にあるそれは、とても凶悪なものに見え──】

ない、ですよ?

【拗ねた表情の中に、僅かな不安や怯えが迷い込む】
【恐れているのは、「殺し合い」という言葉そのものか】
【或いは、「死」を連想させる単語や道具なのか】
66 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:36:37.92 ID:6fLZi/so
>>65

この世界における問題に首を突っ込むっていうのは

【右手で取り出したハンドガン。その銃口を利織の眉間へと向ける】
【突きつける動作にも、向けている表情にも、慣れが垣間見える】

この状況で、平然と引き金を引く連中と戦うってことだ
理解は出来たか?

【そこまで言うと、すぐにハンドガンをホルスターへと戻した】
67 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:36:39.15 ID:2EMnfaIo
>>62

【――目の前で、武美が】
【友を消し飛ばす、そんな魔術を躊躇したことを、確信をもって理解する】
【その様子を眼にしながら、まだ体は動かない】
【叫ぶために必要な、酸素を供給する肺が、まだ回復しない】

(……テメェら二人ともが!)

【死合で生まれる‘一瞬の隙’は、‘無限の死’を呼び寄せる】
【その力の摂理に呑まれ、武美が、キョーコに引き摺られていく様を、無様に這い蹲って、眺めている――】

(まだ、お互いのために、語り尽くしてねェだろ! まだ、話し尽くしてないだろうが!)
(暴力莫迦どもが、なんでどっちも――)
(――殺し合い食い合うことを、前提にして、動いてやがる!!)

【――そんなザマで、見守るか?】
【ふと、梧堂の中で、皮肉げに笑う、そんな声が聞こえる】

(……冗談)

【そう、こんなものは、まだ絶望ではない】
【殺しあうことも、奪いあうことも。『梧堂 渉』が知っている、‘絶望’に比べれば――】
【――前座にも、役不足】

【方膝を付き、腕に力を入れ、四肢を突っ張らせて――己の体を騙してでも、立ち上がる】

――Cogito Ergo Sum.
……我思う 故に 我在り。

【小声で、己を叱咤するために、呪文を口に詠唱する】
【詠唱者の意に応え、黒い闘気が、ざわめく――】

【タン、と】
【軽く、強く。 1歩前へ、空中へ躍り出るように、踏み出す】
【そしてその瞬間に、世界法則に働きかける――今、この一瞬だけ】
【梧堂の身体を、大地へ縛り付ける『重力』を――『前方へ縛り付ける』ように、書き換える!】

……前衛は、俺だッつっただろうがよ、キョーコ嬢ちゃん!!

【砲弾のように打ち出されるのは、超超高速の、左足を後ろから前へと繰り出す、ソバットキック】
【己の身体に無理な負荷をかければ、当然、反動も凄まじいものになる】
【だが、この左足が折れようが、砕けようが知ったことか――】
【――目の前の、‘まだ絶望’を知らない、二つの‘知識’を守るためならば、高価い代償だとは、思わない!】
68 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 01:45:02.36 ID:oP1Xy8so
>>66

【びくり──】
【銃を向けられた瞬間。再び肩を振るわせ。表情に緊張が奔る】
【そしてソレがホルスターへと戻されると、ふっと肩の力を抜いて小さく息をついた】

──問題、なん、て……
なんて────

【「首を突っ込んでなんか、超ないです」】
【そこで即答できれば、どんなに楽だったか】
【だが彼女は知っている】
【今自分が関わっている家電魔導具の製作が、何らかの「問題」へ繋がっていそうな事を】
【数千という単位で受けた注文。その数の異常性──】

【──ふ、と】
【まるで叱られた子供のような表情を浮かべ、彼女は俯いてしまう】
69 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:47:47.90 ID:6fLZi/so
>>68

何かしてるのか?

【様子よりも出掛かった言葉を怪訝に思い、そう尋ねた】
【少しやり過ぎたか、とも思ったが仕方が無い事でもある】
【それだけこの世界は危険なはずだ】
【心中には驚きもあった。路地裏では平然と殺戮が行われ、世界規模の犯罪者組織が認識されているこの世界では一般人でも危険認識能力は高いと思っていたのだ】
【だが怜司にとって利織は決してその認識能力は高くなかった。これが非常に意外だった】
70 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 01:54:19.21 ID:oP1Xy8so
>>69

……。……1ヶ月前、超依頼を受けて。
家電製品ベースの魔導具──超たくさん、作ってって、そんな、依頼。
素材の家電は、毎日ちょっとずつどっかからか送られてきて
出来た魔導具も、ある程度数を溜めたらどっかに超送られて、いくんです

【ぽつ、ぽつと語りだしたのは──そんな、明らかに怪しい話だった】
【魔導具開発班には、多くの人間が在籍する】
【そのなかで、何故彼女がその大量の魔導具製作に関わっているのか】
【何故、そんな話を受諾したのか】
【家電や魔導具は何処から来て、何処へ送られていくのか──】
【これは最早、「問題」などではないのかもしれない】
71 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:55:36.90 ID:6fLZi/so
>>70

……依頼元、送信先、作成物の詳細は?

【ほぼすぐに聞いたのはこの三つ】
【これらが判明していれば何の問題も無い】
【だが逆に言えばこれらが判明していない場合は……】
72 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 01:59:31.72 ID:oP1Xy8so
>>71

────依頼者は、黒野。黒野、ダンドク
送信先は、超不明
作成している魔導具は……その全てが、「手で持てる家電製品」
複数人いてようやく発動できる術式を組みこむよう、超指示を受けています

【分からないのはたった一つ。送信先】
【この送信先こそ──もしかしたら、一番重要な点なのかもしれなかったが】
【生憎と、彼女は知らされていない】
73 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 02:03:28.99 ID:6fLZi/so
>>72

(なるほど。残りは当人に聞くとするか……)

送信先も聞かず仕事をするなんて、そんなに金に困ってるのか? それとも自殺でもしたいのか?

【話を聞き、呆れるを通り越して無感情な声でそう言い放った】
【黒野ダンドクは先ほど会ったばかり。一見、まともな人間そうだが一度会っただけで信用するわけにはいかない】
【何よりまともな人間が送信先を教えない依頼などするわけがない】
【騙されている、という状況が目に浮かんだ】
74 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 02:03:31.79 ID:qXh3bzY0
>>67

【武美とコンクリートが擦れ合う、ブブゼラが不定の間断を置いて、バタバタと揺れ、地を殴りつける】
【ざざ、ぎぎ―――限りなく嫌な♂ケを全身に纏って、自分の身体が、ヨーヨーの如く引っ張られていくのが、痛いほど判った】
【もっと正確に言えば、実際に痛いのだ―――健気な事に、左手はブブゼラを握り緊め続けているが、それすらも縋る様に弱弱しい】
【殴り付けようにも、秒を刻むごとに折り重なる苦しみが、楽器より伝導する手頸への衝撃が、それを許してはくれ無さそうだ】

「…糞ぉッ、嫌だ、嫌だ、キョーコ……『お前』も、そう思う……だろォォォォッ!!」
『………アハハッ…。 武美はね、悪い子だからね、首を引っこ抜かれて、無様に………………』

【何を言っても、噛み合わない。相手の世界に踏み込んだら最後、殺戮と言う名の拒絶を突き付けられるのが、オチだ】
【震える声での説得は、心の軋みは、正しく蜘蛛と人語でコミュニケーションを図るみたいに、空しい事に思える】
【いつも、闘いの中で胸に抱いてきた確固たる基盤のひとつ―――友情。その瓦解を、あんまりな台詞で宣告されて、眼を閉じた…その瞬間、だった】

『ぁ……………。』

【人体を矢として撃ち出す様な、途轍も無い『無茶』―――恐いほど鮮やかに、蜘蛛女の身体を、衝撃が貫いた】
【その余波に、摩耗していた糸≠ェ半ばで千切れてはらりと舞い上がり、キョーコそのものも、蜘蛛と言うよりは羽虫の様に、軽く吹っ飛んで往く】
【悲鳴を上げるには、その一撃は、余りに速過ぎた―――『神速』…そう呼んでも、何一つとして語弊は無いのではないか】

『………あ、あ、あ、あ、…!』
『どう、して、どう、して………』

【英雄の蹴撃により、邪悪な巨体が何メートルも吹き飛ぶ、シチュエーションさえ違えば相当に爽快な風景】
【地表を僅かに凹ませ、鈍い激突音と共に砂煙すら巻き上げた後に、御約束の爆発などは起こらず、やがて一つの影が現れる】
【それは―――全身から紅い血液≠流し、放心状態で、白痴者の様にきょろきょろと周囲を見回す、金髪の少女の姿】

『――――……身体が動いて、くれないの……脊髄、抜けないの……ッ!?』

【全身の神経を疾走する激痛に耐えながら、尚も途切れ途切れに呟く言葉は――――……無論、反省などではなく、恨み事…】
【一方の武美は、キョーコの姿を視るのが嫌なのか……ちらり、と其方を視た後は、言葉もなく、ずっと梧堂を見つめていた】
【些か、信じがたい事ではあるが――――キョーコの声が、完全に耳の中に入り込んでいた、らしい】
75 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 02:11:06.98 ID:oP1Xy8so
>>73

だって……黒野くん、超、困って、て
私の力──必要だって、言われて
すごい必死だったんですよ……?
土下座まで、して、て……超、困ってるよう、で──
断れないですよ……。私には……、超、無理です

だって──だって────
私の事。必要としてくれる人、だったんです、よ……?

【金に困っているわけでもない】
【自殺願望があるわけでもない】
【ただ、彼女は】
【目の前で困っている人間を、見捨てる事が出来なかっただけだ】
【自分を必要としてくれる人間に対して、非情になることができなかっただけだ】
【「甘さ」「優しさ」】
【この世界では命取りとなり得るそれを。彼女は、捨てる事が出来なかった】
【ただ──それだけ】
76 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 02:18:43.51 ID:6fLZi/so
>>75

……はぁ

【今度こそ怜司は呆れたように大きくため息をついた】
【難儀な話だ、と思う】
【無能力者以下の身体的デメリットを抱えた身体。守りたい対象は超がつくほどの甘ちゃん】
【基本的には大体のことを可能とする自分でも、こればかりは流石にきついと思った】

まぁ、命と天秤にかけて、それでも尚人を助けないと生きていけないのなら仕方ないな
仕事でも何でも好きにやってろ

【聊か投げやりな言い方をして彼は黙った】
【どうせ止めたところで聞きはしないし、どれだけ危ないと言っても無駄だろう】
【何より、”ここで死んでも彼女の人生だ”】
【それが全て。彼女の全ては彼女に決定権がある。例え死ぬとしてもだ】
【その結果、どれだけ怜司が傷付こうとだ】

ただこれだけは言っておく。送信先を確認せずに仕事するなんざ、ただの間抜けだ
悪人に利用されて殺される可能性だってある。お前はそれでも人助けがしたいわけじゃない。ただ命の危険性を理解していないだけだ
それだけ覚えとけ

【利織の目を見据えて、厳しい口調で最後に忠告をした】
77 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 02:22:09.65 ID:2EMnfaIo
>>74

【確かな手応え――いや、‘足応え’とでも言うべきか】
【己の身体に掛かっていた、落下エネルギーを、全て‘着地点’――蜘蛛の姿をした少女に、正しく伝達しきった、その感触】

あ゛あ゛……クソ。

【自分の足首が、イヤな音を立てたのを自覚しながら――右足一本で着地】
【そして、そのまま、愚痴と共に、ドサッ、と倒れ伏した】

【遠方で喚いている少女の声は、上手く聞き取れないが――泣いているのか】
【それとも、悔しがっているのか。それを確かめるために、顔を向けることすら億劫だった】
【仕方が無いので、こちらを縋るように見つめている少女に向けて、精一杯のニヤニヤ笑いを見せて】

……よォ、武美ちゃん?
見ず知らずの兄ちゃんに、ボケッと見惚れてねェで。

……自分の『友人』を、助けに行ってやりな。

【痛みにくぐもる声も絶え絶えに、そう言った】

……詳しい事情は知らねェし、関わる気もねェが。
アンタ等、友達なんだろ? だったら、あそこで喚いてるお子チャマを、慰めてやんのはアンタの役目だ。

ああ……言っておくけど。
友情が崩壊したと思ってんなら、お門違いだぜ。

……最初から、友情なんてもんは存在しないし。
最後まで、破局なんてモンも、存在しないんだ。

……その辺は、個人が、心に決めておくもんだ。
アンタが、心底まだアイツの友人だと思うなら……。

……嫌われようが、脊髄抜かれようが。
……地の果てまで、追っかけてって。
『仲良くしよう』って。
そう頼めば、世界は丸く収まるって、寸法さ。

【最後に、その役目は、残念なことに俺じゃねェんだよ、とうそぶいて】
【長い長い説法を、締めくくる】

あー、疲れた。

【最後に、情けなくも、そう率直に感想を零せば】
【梧堂は瞼を閉じて、動かなくなるだろう】
78 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 02:27:40.38 ID:oP1Xy8so
>>76

ん……

【こくん、と】
【利織は小さく、頷いた】
【彼の厳しい口調が。投げやりな言い方が】
【酷く────痛みを感じさせてしまうもので】
【自分のことを心配してくれていることは分かっていても】
【どうしても、ずきりと胸の奥が、悲鳴をあげた】

────今日はもう超遅いです
利織ちゃん、そろそろ超帰りますね。

……心配してくれて、超、ありがとうございました

【そして、怜司に背を向け。玄関の方へと、歩きだす】
【表情に、笑みは浮かんでいなかった】

【──最後の最後】
【たった一言のお礼を告げ】
【引きとめられる事がなければ、これきり】
【彼女は、部屋から出て行ってしまうだろう】
79 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 02:31:04.09 ID:6fLZi/so
>>78

──利織

【利織の方は向かずに名前を呼ぶ】

弁当、美味かった。また楽しみにしてる

【さっきまでとは全然関係無い話】
【随分と言うのが遅くなったことを、今になってやっと言った】
80 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 02:38:36.17 ID:oP1Xy8so
>>79

────っ

【その、言葉に】
【目の奥が、熱くなった】
【本当は──誰かに認められたかった。必要とされたかった】
【明らかに怪しい魔導具製作の依頼。それを受けたのは、そんな感情も根底にあったのだろう】
【だからこそ。後ろにいる友人に、まるで諦めるかのような口調で叱られた時。酷く酷く。怖かった】
【誰からも必要とされないことが。近しい人間に嫌われることが】
【彼女の、恐れていることでもあったからだ】
【故に今。そんな言葉を投げかけられ──じわりと、目の奥が熱くなったのだ】


……、部屋まで届けるの、超面倒なんです
お弁当欲しかったら、超取りに来てくださいねっ

【そして、そんな捨て台詞みたいなことを。かすかに震える声で言い】
【今度こそ彼女は──部屋を、出て行った】

/超お疲れ様でしたー!
81 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 02:40:49.53 ID:qXh3bzY0
>>77

「………あ、あぁ…。」

【梧堂の言葉に対する、武美の感想――――詰まるところ、それは】
【「この人は、実は理想論者だ」と言う、的を射ているか判らぬ結論に、至るのである】
【自分は、キョーコから感じた魔力に、凄まじい脅威を覚えている―――感知に優れた術者として、それは譲れなかった】
【キョーコと言う人物を、前々から知っている友人の一人として、今のキョーコは、最初に出会った夏の日とは、最早別人に見えた】

【然し―――武美と言う少女は、理想論が、嫌いでは無い】
【自分自身、力と根性で押し通す生き方しか知らない……或る意味で梧堂が言う通りの「暴力馬鹿」だと、判っている】
【厳密な意味では、正義の味方と呼べるか、余りにあやふやな存在―――故に、感情を乗り越えた優しさを得る事が難しいと、知っている】
【だから、精いっぱいに其の言葉を受容して、彼女がキョーコに振り向いたとき】
【その姿は―――如何なる手を使ったかは定かではないが、既に其処には無かった】

「御免……遅すぎた…。」
「せめて、若し、救える機会が有ったら……その時は、全部赦してやらな、きゃ……!」

【そして、再度向き直るのは、梧堂の方―――見ないうちに、意識を維持する事を放棄してしまっている】
【少し慌て気味に武美は起き上がり、足を引きずりながら、出来る限りの疾走を行って、梧堂の許へ向かうだろう】
【しからば、呼吸と脈拍の状態を確かめつつ、胸元の携帯を取り出し、新世界における110番を素早く打ちこんで】
【何事も無ければ―――救急医療班を、呼び付けようとする筈である】
82 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 02:45:09.53 ID:6fLZi/so
>>80

(他人の問題を背負うな、か……)

……分かってるっつうの。これは俺の問題だ

【利織が居なくなった後、独り言を呟きながら杖へと手を伸ばす】
【そのとき】

【”    ”】

(……?)

【頭の中に何かが映った】
【それは風景ではなく文字列】
【たったの一瞬だけ。酷くぼやけていて、本当に映ったのかすら疑わしいほど】

【しかしそれが基点/起点となる】

//お疲れさーん
83 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 02:52:29.83 ID:2EMnfaIo
>>81

【理想論者、そう。彼にそういえば、常の皮肉げな笑いを浮かべて、否定することだろう】
【だが、彼は真実理想論者で――あらゆる絶望の向こうに、希望を探すモノ】
【深淵にて、希望を探して回る、因業の探求者――】

……要らねェよ、手前の世話くらい手前で焼ける。

【携帯に番号を打ち込みはじめた少女に、梧堂は片目を開けて、小さい声でそう告げる】

……愛しのスウィート・ハニーには、逃げられちまったか?
頑張って、捕まえにゃあな?

【クククッ、と嫌みったらしく笑って告げるその言葉には、それなりに余裕のようなものも見て取れる】
【――無論、それも精一杯の虚勢ではあるのだが】

【そうして、自分もまた――携帯を取り出す】
【戦闘中に着信を知らせていたのは知っていたが、開けずにいた――この番号を知るものは、そう多くない】
【携帯を開いて――届いていたのは、一通のメール。その文面を見て、苦笑する】

間の悪いメールで、利織サン?
まァ、‘楽しみ’の種が尽きねェのは、いい事さね。
また、いずれ……な。

【仰向け、手足を投げ出して大の字になって、港から見える星空を見上げて】
【梧堂は、心底楽しそうに、笑った】
84 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 03:05:47.67 ID:qXh3bzY0
>>83

…寒空の下、放ってって絶対に死なないってぇ言う保証が無ぇんじゃあ、あたしは呼ぶよ?
若しかして…なんて考えたら、寝醒めが悪くて、死んじまいそうさね。

【最初は悪印象を抱いていた梧堂―――だが、今は、『友人』と同じように、不安げに眼を細めつ、心配の対象としていた】
【恐らく、彼がより強い拒絶を示すか、健在をアピールしない限りは、彼女は携帯をコールするのだろう】
【一応、かける直前で操作を保留したまま、話を継続する】

…アホタン、あたしにゃあ別に恋人が居るんだ。ありゃあ…友達。たぶん……悪友。
……その為にゃあ、先ず「何をされた」のかから、突きとめ無ぇと…だけど。

【ムッ、とした表情を造り、頬を膨らませながら、繋がる言葉―――軽口も、結果としては戦闘の緊張を解きほぐす手になったようだ】
【本当であれば「恋人は二人」とハッキリ主張しておきたいのだが、今回は一般的視点≠ヨの配慮が働いて、口には出さず】
【闇が晴れれば、きっと旧い血が染み付いているだけであろう、先程までキョーコが居た地点を、神妙な瞳で見つめていたが】

……え、あんたも知り合いなん、利織と?
………あー、何だか、あたしらは妙な縁が有る気がして来たぜ…うん。

【唐突に飛び込んできた、或る少女の名前―――つい先日に交流を深めた者の其れに、判り易く眼を丸くした】
【そこで爆発音でも起きたかのように、素っ頓狂な声を溢しながら、くるんと振り向いて、梧堂に問うと】
【此方も、未だ心の傷は癒え切らないが―――先導されて、楽しそうな言葉が、唄う様に。】
85 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 03:15:12.13 ID:2EMnfaIo
>>84

……ああそうかい。
んじゃ好きに呼ぶがいいさ。

【おせっかいな少女の気遣いに、投げ遣りにそう応えて、救急を呼ぶことを了承する】

……ま、頑張ってくれ。
たまたま今回は行き逢ったが、首突っ込んでまでキョーコ嬢ちゃんの事を調べて回るほど、お人好しでもないんでね。

【これだけでも十分お人好しだ、という一般的な意見もあるだろうが】
【梧堂は、その辺は自由人を自負している。あまり、他人の事情に深くクビを突っ込むことは、苦手だった】
【――無論、また‘偶然にも’――行き逢ってしまえば。彼は、その手を差し伸べるだろうが】

……ああ、その紋章……魔術協会の。
アンタも、あのキテレツ嬢ちゃんの知り合いか。
……そうだな、またどこかで、ばったり、なんて事があるかも知れねェな。

【最初から目に留めては居たが、気にはしていなかった紋章の事に触れる】
【楽しげに弾んだ、武美の声に、こちらも笑って返す】

……そういや、自己紹介すらマダだったな。
俺は梧堂。 梧堂 渉(ごどう わたる)。
……これからも、ヨロシク。武美チャン?

【そうして、携帯を差し出して、番号の交換まで、迫ろうとする辺りは】
【――周囲の女性に、ナンパ野郎だの、チャラ男だのと言われる正体、なのかもしれなかった】
86 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 16:34:59.29 ID:qXh3bzY0
>>85

【梧堂の言葉を受けて、武美は携帯の通話キーを圧し、最寄りの病院を呼び出す】
【「倒れている人を見付けた」等と適当な事を言って、その場所と周囲の大まかな位置関係や、港の名前を告げて】
【暫くして、ぱたりと携帯が閉じられた】

…そりゃあもう、好きにやらさせて貰いますってんだ。

【戦闘の異常な熱が全て潮風に攫われれば、思い出したように、意地を張る武美―――何はともあれ、重苦しい表情は、もう消え失せた】
【弱い一面を、少しずつ。乗り越えていく意志こそが、彼女の最大の武器と言えよう】

……あたしゃ、「無道 武美(ぶどう たけみ)」。残念ながら、とっくの昔に恋する乙女さね。
序に言えば、男にゃあこれっぽっちも興味は無いねぇ…友達なら割と居るけど、なっ。

【存外にあっさりと、携帯の番号を教えた―――梧堂が、其れなりの信用を獲得したのも理由の一つに数えられるだろうが】
【彼女の口ぶりから察するに、もう一つの柱として、万が一にも男性に惚れる可能性は無い、と言う自負もあるだろう】
【只でさえ、自らの双翼足り得ると同時に、自らも其の手を取り支えるべき女性を、二人も知っている彼女】
【遠回しに伝えた自分の性癖に対しては―――最早、燦然たる或る種の誇りを抱いている、と言っても過言ではない】

……まっ、何はともあれ宜しくな、梧堂…っ、と。
だんだん、ピーピー言ってんのが近付いて来たぜ……!

【ドップラー効果で、徐々に高域化する警鐘、遠くに見える赤い光芒―――救急車が、やってくるようだ】
【この後、武美はこんな夜分にあくせくと遣って来た救急隊の労をねぎらいつつ、搬送される梧堂と、白い車体を見送った筈だ】
【彼女自身は―――きっと、聖都への転送ゲートまで休み休み歩行し、愛する我が家≠ノでも帰ったのだろう】

/わー、寝落ち御免なさい!
/詳しく歯舞台裏に書きましたので、此方では簡潔に、お疲れさまでした〜!
87 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 18:36:56.30 ID:2Xy/3wUo
【水の国・郊外】

「予てより気掛かりであった空の国、行けども行けども辿り着かぬ。」
「数刻を宙にて過ごす後、また件の土地とは別の空庭を見つけたり―――。」

・・・・・これが日記とはね、手記の間違いじゃないかと何度も思ったが

【とうに日も暮れ人影も疎らな通りに三名の異風な歩行者が在った】

【一人は金の髪を足元にまで伸ばし、それと同色の瞳をした身長190cm強の男性】
【全身を隠すサイズの白いマントコートは温かげで、生地は厚そうに見える】
【手元には一冊の古めかしい本を携えていて、人が居ないのを良い事に歩きながら其れを読み】

【また男女一名ずつの他二人は一目でそれと分かるカノッサ機関の黒いコートを羽織っていて】
【見えるところに武装は無いものの、長身の男を先頭にして悠然と街道を進んでいく】
88 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 19:52:02.36 ID:jndCkuAo
【聖都――魔術教会内、廊下】

【この時間となると、既に『帰る』者は教会内から姿を消し始める】
【『帰らない』…詰まり、泊り込む℃メは夕食の準備でも始める頃か】

【必然的に、「静か」となる廊下――の、筈であったのだが】



   【―――…… トッ ゙ゴ ォォォ ォォォォオ オォ ォォーーーー ーン!! !!!=@】



【―――……響き渡ったのは、明らかな『爆発音』】

【駆けつけた者が第一に見るであろう光景は、黒煙を吐き出す研究室≠セ】
【『第236研究室』……表札≠ノは、そう記されているのが微かに見える】

【続いて、入り口から出てきた人物が一人―――】


 ……、……や……――、……やってしまった………。


【髪型は艶やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、身長165cm程の少女だ】
【双眸と同色の黒を基調としたブレザー制服をきっちりと着込んでいるが、スカートは短め】
【黒色のニーソックスから少し視線を上に向けると左腰には軍刀、紅い鞘には幾何学模様が掘り込まれている】
【また、制服の襟元に目を遣れば―――“魔術教会”の紋章を模したバッジが付けられていると判るだろうか】


【状況から見れば――やっちまった≠フは彼女と言う事は明白だろう】
89 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 19:55:57.29 ID:cs9JEsDO
【路地裏】
【薄暗い闇夜の中、響く声】

……路地裏を歩いている女子供を襲うのは、死亡フラグの様な……

【其処には――――】

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、黒のストッキングとブーツを履いた】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女性が立っていた。今呟いたのは、恐らく彼女だろう】

【女性の足元には、路地裏系量産型男子が数人気絶している】

【彼女は、刃が1m以上は有る漆黒の大鎌を右手に握っていた】
【柄も、刃も、小さな装飾でさえ混じり気の無い黒に染まっている】
【魔翌力感知の出来る者ならば、鎌から引っ切り無しに、『虹色』をした魔翌力が流れているのが分かるかもしれない】

……全く……

【疲れた様な調子で呟くと、両手で鎌を持ち直し、柄の先を軽く振り上げて】
【八つ当たりの様に、気絶中の男の頭をつんつん突こうとする】

【姿勢的に、今にも刃を振り下ろそうとしている姿にも見える様な】
90 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 20:09:12.30 ID:CgU0RBso
>>55

【この状況、明らかに自分に不利 とても笑っていられる場合ではない】
【頭ではそう分かっているつもりでも、自然と笑い出しそうになっているのを隠すようにして俯いた】
【日常から外れていればいるほどに、そこに強く惹かれる 勿論度を越せば危機感も人並みに持つし、逃げ出すことだってある】
【ただ、今は興味が最大値を取っている ぎりぎりのラインで、少女は微笑む】

ありがとうございます

【催促に応じて紙を拾い上げる 開いて一瞥】
【既に知っているのだから、内容には確認すら必要無い】
【相手が襲い掛かってくるのではないか、と本気で危ぶみつつ、ゆっくりと立ち上がった】

【今は武器の持ち合わせも無し 戦いになれば、おそらく引き分けが精一杯】
【それすらも興奮を促すスパイスとしてしか機能しない】

でも、組織に属するのは似合ってませんよ……貴方、も

【自分が冷静でないのを知りつつも、少女は水面に石を投げて波紋を観察することを続けていくのだ】
91 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 20:11:43.47 ID:cs9JEsDO
>>89
/訂正です
/【姿勢的に、端から見れば〜】を付け足して下さい
92 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 20:15:15.10 ID:qCVGgESO
>>89
【とそこへまた一人、路地裏に入ってくる人影が】

―――ふぅ、ここも相変わらず殺風景だなぁ・・
【それは白のカッターシャツに青のネクタイを着けた少年だった】
【その顔立ちは幼く「童顔」、良く言えば「可愛らしい」が、意地悪くいってしまえば女々しい。そんな顔】
【またカッターシャツには校章がついていて彼が学生なのが解るだろうか】

/未だいますか?
93 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 20:20:33.94 ID:cs9JEsDO
>>92

……、む

【聞き覚えの有る声。―――知り合いの、少年の逸れ】
【橙の両眼を、緩やかに少年へと向けてから】

……や、護君

久しぶり、元気だった?

【微笑みながら、そんな軽い挨拶を】
【声を掛けながらも、ザスザスと柄で男達を小突いている】

/此処に!
94 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 20:30:24.65 ID:qCVGgESO
>>93

あ・・夢幻檸檬さん。お久しぶりです。
【とそこで女性に気が付きその名を呼ぶ】

・・・ていうかこんな所で何してるんですか・・?
【と小突かれている男達に視線を向ける】
95 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 20:30:39.92 ID:JBN2lkwo
【街中】

はいっ!らっしゃい!らっしゃい!

林檎に蜂蜜林檎!!さらにはホットアップルも販売中だよ!!
【バンバンと右手の扇子を落語調に膝にたたきつけるその青年】
【どうやら林檎屋らしく座っているビニーシートにはたくさんの林檎と】
【大きな林檎の形をしたシルバーケースが置かれていた】

試食もできるよっ!寄ってってね!!
上手いよ!美味しいよ!林檎だよ!!

【青年は林檎のような、赤髪ショートヘアに赤い目】
【赤と黒のチェックのシャツにジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ていた】
【そして、彼の左には美しいとは言え無さそうな、古びた鎖が置かれていた】

【人通りの少ないこの通りで呼びかけに反応する人はおらず】
【ただひたすらに、威勢の良い客寄せの声が響く】

暖まるだけでも良いよっ!飲み物もあるよっ!

【その青年の右斜め前には、暖かく燃える薪が】
【青年の右には大きなポットと、コップが二個ほど置いてあった】
96 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 20:40:33.85 ID:cs9JEsDO
>>94

【小さく笑んで、「久しぶり」と答えて】

最近、寒くなったよね…
お姉さんとは、その後会えた?

【髪を揺らしながら、雑談を始めようとしたが】
【彼の問い掛けに、何故か照れた様に笑うと】

ん?…んー、ちょっと男の子に絡まれたというか…

【逸れから、鎌を闇に溶ける様に消失させて】

……ああ、そうだ

護君、聞きたい事が有るんだ

【腕を自分の背中に回しながら、ポツリと】
【呟く様に、去れど彼が聞き取れる声量で言った】
97 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 20:56:54.11 ID:qCVGgESO
>>96

場所が場所ですからね、檸檬さんみたいな人はそりゃすぐに絡まれますよ

―――ん?何ですか?
【答えられる限りなら何でも答えますよ、とそうそこに付け加え言う】
98 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 21:04:57.38 ID:cs9JEsDO
>>97

えー…そうかな…
…僕って、結構か弱い系…?

【―――勘違い乙と言いたくなる様な台詞を言い、勝手に照れている檸檬】
【右手を頬に当て、フフフと笑っていたが、我に帰ると】

……、……えっとね
聞きたい事は、二つ有るんだ

【小さく咳ばらいして、気を引き締めた】

…まず、一つ
護君は、正義組織に関わっていたりする?

【そして、彼にゆっくりと歩み寄りながら、質問した】
99 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:10:22.40 ID:jTeRtxAo
>>90

いえいえ、どういたしまして。

【この状況下で、彼は─────】
【高城 閏は、にこりと微笑んだ。この状況下で─────】

そうですか。
あるいは───そうなのかも、しれませんね────。

【彼女の問いかけに対して、一言だけ、返事を返し】
【さらに、笑った、再び、笑みを見せた。それは、何かを開き直ったかのように見える】

せ……背骨が──折れた気分だ。

【そして】
【俯き、震える声で。一歩、前に進んだ】

貴方の存在は、余りにも不意打ち過ぎた。

【さらに、一歩、進む】

時間の経過が有れば、或いは───……。
笑い話で、済んだことだったのかもしれない。

ですが、今の私には。気持ちの整理が、上手く付かないのですよ。

【彼は、何を言っているのだろか────?】
【過去を読むと言っているが、読み取ったのは簡易な情報だけ】
【言葉の意味は、理解出来ないだろう、いや、過去を読み取ったとして読み取れる可能性は低いかも知れない】

“俺”の支えは……“私”───だけだったのに。

【完全に目が回っている】
【青年は、今───混乱に近い状態に有るのだ】
【その瞳には、怒り。憎しみ。悲しみ。羞恥。困惑。様々な心情が渦巻いている】

貴方のせいで……"私"の世界が崩れる……。

【3歩進んだ所で】
【ピタリと歩みを止め、座った目付きで、少女を見据える】

【意味が───分からない】
100 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 21:13:14.36 ID:AGgKKLY0
【街中】

う、あ…………うぐ…………

【背にでかでかと「東」の一文字が書かれた白いコートを羽織り、腰の左右のホルダーにそれぞれ剣と銃の様なものを下げた、くせのある銀髪に黒光りする様な瞳を持った青年が】
【全身から血を流し、正に『満身創痍』と言った状態で、力無く立ち尽くしている】

「――――その傷は、警告だと思ってください……
我々の邪魔をするというのなら……その程度では、事は済まなくなりますよ……!」
[…………思わぬ邪魔が入ったというものか…………
今後の予定を、変更せねばならないかもしれぬ……]
「…………そうですね」

【青年の前には、2人の人影が立ちふさがっていた】

【グレーのビジネススーツに身を包んだ、淡褐色の肌に明るめの紫色の髪をした女性と】
【青の下地に黄色のラインが入った大型の甲冑に身を包んだ、2m半はあろうかと言う巨体を誇る大男】

【女性は胸元に、逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留めており】
【大男は、同じデザインのエンブレムを甲冑に取りつけている】

【大男は、普通の人間ならば両手で扱うであろう長柄の武器――ハルバートを右手に、鞭を左手に持っている】
【そして背中には、金属製の巨大な棍棒を背負っている】
101 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:17:28.04 ID:qCVGgESO
>>98

え・・?えぇと・・・
【それは予想外】
【何故彼女は自分の身元を尋ねてるのか、そして簡単にバラしてしまっていい物なのか】
【一瞬戸惑うが】

―――はい、僕は《Justice》に所属してますけど・・
【そう正直に答える】
102 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:27:27.07 ID:CgU0RBso
>>99

あら、脊髄を折る趣味はまだ無いのですが

【相手の二歩目に対応して、一歩後ずさり】
【俯いたままでいれば良かったのに、”何か”感じ取ったから、相手の顔をしかと見てしまった】

貴方の場合は折れたまま動き回りそうです

【三歩目に対しては、動けなかった】
【あまりにも、魅力的すぎて】   【あまりにも、恐ろしすぎた】
【相手の眼球の細かな動きが妙に気にかかって】
【自分の手足の僅かな震えが徐々に大きくなって】

私には、まだ私の世界も無いのに――

【身に余る力に困惑する少女、としては自然な反応だ 別に恐怖しているわけではない】
【自分に言い聞かせる言葉には説得力の欠片も見出せず】

【一切意味を解せていないにも関わらず、驚くほど自分の心が揺さぶられる言葉だった】

【相手から、目が離せない どこに視線をやればいいのか分からない】
103 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 21:34:52.17 ID:JkF0NwY0
>>100
【ふと、その二人の背後から何かが、金属的な何かが投げられる音がする】

【暗い闇の中ではあるが、その方向を向き目を凝らせばそれが何だかわかるだろう】

【それは、手榴弾、ご丁寧に満身創痍の青年が巻き添えにならないよう計算された距離で】
104 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 21:35:56.77 ID:cs9JEsDO
>>101

………!

【―――《justice》】
【世界的に、有名な正義組織】
【ならば、話は早い。】

(……、……なら)

【一度、躊躇う。彼を、《justice》の人間を、利用する形になってしまうのでは無いか、と】
【逸れでも、彼女は躊躇いを振り切って、自分の目的の為に】

……そっか

……じゃあ、二つ目の、質問

【一度息を呑んでから、周囲に響かせる様に】

《justice》の……上の人間と
一度、会わせて貰う事は、出来るかな

【かなり、大胆な要求を口にした】
【上の人間―――詰まり、《justice》のリーダー、だろうか】

/長考してて遅れました…すみません

105 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:42:05.56 ID:j4.8JgAO
のんびりゆっくりやって良い事じゃ無いのは、重々理解しているけれど。
こうやって地道に堅実にやっていくしか、道は無いんだよね……。

【漆黒のコートを羽織り、背に十字架を模したような長剣を担いだ】
【衣服と同じ色、漆黒の髪を肩まで伸ばした緋色の瞳が印象的な青年の姿が其処にあった】

……しかし、何か都合良く手懸かりが手に入ったりしてくれないかな。
こう―――目の前に突然機関員が現れてくれたりとか。

……はぁ、独り言ばっかり言ってたら虚しくなってきた。
106 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 21:43:37.27 ID:AGgKKLY0
>>103

「――――ん!?」
[リーナ殿、どうなされた?]
「グルゴンさん、失礼しますッ!!」
[な――――うおおおぉぉぉっ!?]

【スーツの女性が、いち早くその音に気付き、それが何であるかを確かめる】
【そして、回避は困難と判断するや否や、甲冑の大男の前方に――――手榴弾の死角に飛び込む】
【そして、手榴弾の爆発を、大男一人で喰らう格好になった】
【爆発のショックで、前方に数歩つんのめり、倒れそうになるところをギリギリで踏みとどまる】

[ぐ、う…………な、何が…………]

【重厚な装甲を以ってしても、その衝撃までは殺し切る事はできない】
【大男は、ヘルムに包まれた頭をブルブルと振るう――軽い脳震盪のような状態に陥ったのかもしれない】

「――――何者ですか、出てきなさい!!」

【大男の物陰に隠れて難を逃れた女性が、素早く振り向くと、懐から2本のナイフを取り出し】
【それを構えながら、手榴弾の飛んできた方角へと声を張り上げる】

…………な、何だ……何が、起こって…………?

【満身創痍の青年は、事態が飲み込めていないらしく、苦しげな顔をわずかに上げて、状況を確認しようとする】
【しかし、一種の本能か。青年は腰に提げている自身の武器に手を掛けていた】
107 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:48:15.22 ID:qCVGgESO
>>104

(織守さんに・・?何の用だろ・・)
【ふとそんな考えが浮かんだ後】

・・連絡さえ入れていれば、多分いけると思います。
【とそう質問に答える】

/次はこちらがすいませんです。飯落ちです。
108 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 21:48:54.55 ID:JkF0NwY0
>>106
【暗闇から姿を見せるのはまず一つの頭?それも頭髪は青い】
【暗闇の中にまるでお化けか何かのように頭が浮かんでいる?】

【いや、これまた目を良く凝らせば見えないことも無い、金属光沢の無いそれでは手榴弾より難しそうだが】
【そう、彼は暗色の衣服を着ているに過ぎない・・・その彼は】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年】


【目を閉じて、腕組をしながら、まるで冷静を装っているかのようにその場に現われる】
【あくまで装い・・・その胸の内は解ったものじゃない───彼は・・・直感的に目の前の敵がなんなのか】
【解っている、気がする】
109 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:56:45.31 ID:jTeRtxAo
>>102

【すうっと、垂らしていた右手を上げて】
【指を差した、のは彼女に与えた情報が書かれた紙】

私が、貴方に出来るのはその程度。
冥土の土産には、質素にも程があるけれども。

【さらっと発せられる、言葉の殺意】
【一歩、また一歩と足を進めていきながら】

私≠フ名前は、リロード・ザ・マジシャン=B

“この世界”に来て────。

俺≠ヘ私≠ノ成れたのに……。

【“この世界”という単語】
【生まれ持ってこの世界に生まれた人間なら、まず出てこない言葉───】
【何があったのか、彼女には分からないだろうが、はっきりしている事が一つ】
              リロード・ザ・マジシャン
【異世界人のこの男は、新しい自分≠ロールしているのだ】

俺≠知っている人間が、居たら………。
───もう私≠ヘ………。

【彼女に見せる、その殺意の理由───それは】

どうしたら……。分からない。だから────……。

【地雷だ】
【────彼女の嘘≠ヘ、彼の地雷だった】

とりあえず。

【名前を知られるだけならば、ギリギリ踏みとどまれる所だった】
【だが、過去を見られたともあれば、もう、俺/私≠ヘ────】

────  死んでもらえませんかね。

  ロールし
【 演 じ き れ る 自 信 が 無 い 】

【だから、彼女が[ピーーー]ば、自分の中では全て、丸く───収まる。結論に至った】

【右手を素早く振ると、取り出され、中指と人差し指に掴まれている「スペードのトランプ」】
【それを素早く、投擲する。ギュルギュルと回転しながら、カードは彼女の右腕に向かって飛んでいく】
【見た目に騙されてはいけない。彼の能力によって、風の刃を纏うそのカードは、───下手な刃物より、遥かに切れる】
110 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:00:05.78 ID:YwLX1FUo
【魔術協会 敷地内のベンチ】

――――――うむ……。

矢張り冬場に表で食べるアイスは格別だな……!

【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服の上に身の丈よりやや大きな白衣を纏い】
【紅と青のチェックのミニスカートの下に青ジャージを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、白衣に隠れてはいるが、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせた】
【140cm程の小柄の少女が、カップアイスを美味しそうに頬張っている】
【白衣の胸元に不躾に付けられたワッペンから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】
111 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 22:01:38.48 ID:AGgKKLY0
>>108

「――――あなたは…………!」

【スーツの女性が絶句する】
【まさか、こんな所で会う事になるとは思ってもみなかった】
【報告を聞いていただけだが、その姿、間違えようもない】

「――――ライク・ヴェルトゥス……ですね?」
な…………なん、だと…………!

【静かに、その名を口にする女性】
【満身創痍の様子の青年も、その名に反応して、ザッと顔を上げる】
【助けにはなるだろうが、対応に困る人物――――青年にとっては、この状況、どうしたらいいのか分からない相手が現われた】

「…………お頭様のご命令です。お覚悟を――――!」

【たった一言。女性は端的に意志表示を済ませると】
【空中に2発の魔力弾を形成。発射する】

「グルゴンさん、敵です! 戦闘準備を!!」
[ぐ、ぬ…………わ、分かった、っ……リーナ殿……!]

【魔力弾を発射しながら、女性は大男に素早く指示を飛ばす】
【脳震盪に苦しむ大男も、その声を聞いてゆっくりと後ろを振り向く】
【前進を甲冑に包み、その容貌は一切分からないが、二人ともに胸元に同じモチーフを掲げている事は良く分かるだろう】
【それは、かつてクローンを率いていた痩せ身の男と同じものである】
112 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 22:02:06.84 ID:cs9JEsDO
>>107

……、分かった
じゃあ……お願いしても、良いかな

【若干申し訳無さそうだが、逸れでも頼み込む彼女】
【表情が険しい。まるで、何かを堪えているかの様な】

もし、君が伝えてくれるなら
具体的に、「何日に会いたい」って言わなくても良い

僕の名前と……「いつか会えた時に、話がしたい」と言っていたと、伝えて欲しい

【―――こいつ、注文付けてきやがっt(ry】
【ともかく彼女は、「いつか会えたら、その時に色々話したい」と伝えて欲しい様だ】
【逸れ以上、何も望まないと言う様に、無言で俯いて】

/了解しました!
113 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 22:13:32.18 ID:JkF0NwY0
>>111
【自分の名前を確認する声が聞こえて】
【何を言っている?と言わんばかりに鼻で笑う】

・・・知っている、か。てことは・・・貴様らは私兵部隊と見て良いんだよな
シュバルツとか言う我儘な大きな子供の私兵部隊はよぉ・・・!
【その左手が怒りと歓喜に打ち震える・・・その震える手を自分の胸の前まで持って行き──】
【一際強く拳に力を入れて腕を大きく振り払う──】
【その怒りは彼らの行った事に対する憤り───歓喜はこの手で目的としていた敵をぶちのめす事が出来るから──!】

お生憎様だが・・・!
お前にくれる命は無い!!
【語る言葉は短く───されどその声に篭められた怒気が百万の言葉よりも】

【彼が言わんとすることを語っていると言えよう───】
【走る、走る・・・敵に向けて───身軽にその身を動かして、敵の光弾を一つ避け、一つが左肩に当たるけれど】
【彼の猛進は止まらない─── 一歩一歩が力強く──気の弱い人間であれば地響きを彼が起こしているという勘違いを起こしかねない程度には】
114 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:14:01.85 ID:rODi4nYo
>>110

いやいやいや、寒いでしょ、常識的に考えて…

【通りがかりに突っ込みを入れる、焦げ茶ローブを着た少女】
【丈が膝までしかないあたり、キミも十分寒そうである】

【肩まで伸びた栗色の髪に赤いカチューシャ】【両足首には青銅の足環】
【10代中頃の顔付きは、いかにも「わー、寒そう…」と言うように、眉を顰めていた】
115 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 22:18:26.58 ID:CgU0RBso
>>109

【冥土の土産≠アれから彼が行おうとしている事を示すのに十分すぎる言葉】
【予想通り、相手は殺しに掛かってくる】
【距離を取らなくては、逃げなくては、避けなくては ――それなのに、動けない】

【相手の瞳に吸い込まれて、その中の混沌とした色を覗くのが楽しくて仕方ない】

【────  ”死んでもらえませんかね”】
【結局、彼の言葉を最後まで聞くことになった】


【トランプの投擲を見て、それから左へ飛ぶ】
【常ではありえないほど、彼女としては遅い反応】

【上腕から血が滴って、赤白の服の色合比率が偏り出して】
【漸く現実に揺り戻された】
【痛みには慣れている 断続的にじくじくと、紅と痛みの提供が頭をクリアにしていく】

なら私を殺すより、”高城さん”を殺すことを考えていただきたいです


(そう深くは無い、けど高い切れ味、速度、非常に不味いです)

【武器は無し、魔力貯蔵も無し、どうすれば……?】

【じりじりと後退を試みる以外、手が思い付かない――】
116 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:23:09.26 ID:YwLX1FUo
>>114

―――む、なんだ? ボクの楽しみを邪魔する積りか? ん?

【最後の ん? の後にアイスクリーム(抹茶)を1掬いしてぱくり】
【舌の上でアイスが溶ける感覚と味をゆっくり楽しんで】

常識を自分中心で測るものじゃないぞー。
そんな見方では世界の大半は非常識だからなー。

【なんという詭弁】
【ぴっ、とスプーンの先を少女に向ける】
117 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 22:28:46.13 ID:AGgKKLY0
>>113

「…………いかにも
私たちは、シュバルツ=L=ヴェイス傘下の私設戦闘部隊『暴蜂(バウフェン)』所属……!」

【もはや、隠す必要もない。女性は、声高に自分たちの存在を叫んだ】

「無駄ですよ……お頭様に逆らったあなたに……生き延びる道など、万に一つも存在しない!
グルゴンさん、前衛は任せます!」
[承知した、リーナ殿…………!
――――シャッ!!]

【女性は一歩下がり、大男の背後へと回る】
【如何にもな重装甲に身を包んだ大男が、矢面に立つ格好だ】
【しかし、大男が前方に立つのは、なにも防御を意識してのみの事ではない】
【――――左手に握る鞭をしならせると、ライクに向かって放つ】
【テュッ――――と鞭のしなる音。ピュン! と鞭の閃く音】
【そして、ライクだろうが地面だろうが、何かを打ちつけた瞬間、パァンと甲高い音が辺りに響くだろう】

「――――こちらリーナ=ヴェイセシス!
標的Aを発見、現地点に増援を申請します!
――――時間がかかっても構いません! 必ずここに……!」

【スーツの女性は、左手のナイフを懐に戻すと、無線機を取り出しどこかへと連絡を入れる】
【恐らく、他にもいるであろう『暴蜂』の人間へと連絡を取っているのだろう】

(――――どう、する……この場合、俺はどうすればいい……?)

【状況から置いていかれる中、青年――銀鶏は自身の身の振り方を必死になって模索していた】

(――――言っちまえば、敵と敵との潰し合い……少なくとも、『暴蜂』とか名乗ったこいつらは、敵である事に間違いない……!
でも、ライクは……敵と言いきるには不味いが、間違っても味方じゃない…………加勢しても…………
――――どうする!?)

【無視された様な状況の中、葛藤を続ける】
【眼前で争っている二者は、どちらにせよ自身と友好的な人物ではない】
【ならば、自分の取るべき行動は如何なものなのか――――――――】
118 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 22:32:28.50 ID:adfvI6SO
【街中】
…………………はぁ。カワイイ女の子が上からふってくれないかな?
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性が】

【爽やかな笑顔で警察に連絡していいくらいの危険発言しながら歩いてる】
119 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:32:37.63 ID:rODi4nYo
>>116

……あ、聞こえてた

『自分の世界に入ってて、寒さに鈍感』という線は消えたね

【反応されて、考察するように小声で呟く】
【少女がそう思ったのは、おそらく、ヘッドフォンのせい】

【スプーンの先を向けられても】
【軽く握った右手を口元に当てる――考えるポーズ≠ヘ崩さずに】

――楽しみ

つまり、「寒い中でアイスを食べる事」が「楽しい」……

どうして…?
より寒くなれるから?
自らの身体を更に冷し、生命の限界に挑む事で、生きている喜びを感じることが出来るとか…?

いや…、本当は「楽しくなくて」…、彼女は嘘つき村出身とか…?

…私には、この非常識が理解できないよ…

【さんざ、想像を膨らませた後、やれやれ、と首を横に振った】
120 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:32:58.96 ID:qCVGgESO
>>112

解りました。そう連絡を入れておきます。
【彼女にそう言葉を返す】
【檸檬に何があったかは解り兼ねない】
【だが険しい顔に、それは尋ねて大丈夫なものなのか解らず】
【彼はそれ以上は何も聞かない】

/ただいま戻りました。
121 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:33:37.99 ID:wLUqsHgo
【路地裏に面した廃墟内】

…………………

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの上に襟元の開かれた黒のロングコートを羽織り、手には指穴の空いた黒い手袋】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【鞘に収めたナイフをズボンのベルトに掛けた少年が罅割れたコンクリートの上に寝転がっている】

…………………はぁ

【寝転がっているがその瞳は開かれて】
【天井を見つめたまま時折思い出したように小さく溜息を吐き】
【数秒目を瞑ってまた開く、景色は変わらない】
【1人だけの思考時間、誰にも邪魔されず、ひらすらに静かな時間】

…………――――――――

【それがただゆっくりと過ぎていく】
122 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:37:57.93 ID:jTeRtxAo
>>115

ぶっ[ピーーー]── 一度、決めれば頭も少しは冷えてくるもので。

【とんっ────と前に飛び。何も持っていない手のひらを少女に見せる様に開いて】
【左足を軸にして一回転。一度、背を向けて、彼女に見える頃には、右手に4つのナイフが掴まれていて───】

先程から、表情には見せていないものの。

【それらを一気に、扇状に広がるように少女に向けて投げつけた】

それにしても、随分と楽しそうあないですか。

流石に、分かってきますよ。………?

【投げつけつつも、彼女に向かう事をやめず】

嗚呼、ですが、私をソレを悪いとは思いませんよ。
相手の過去を見れる力でしたっけ?私がソレを持っていても、貴方みたいに振舞うでしょうね。

そりゃぁ、楽しくて仕方が無いでしょうねぇ……?

そんな風に歪むのは、仕方の無い事です。

【見透かされていた────?】
【或いは、彼が、彼女にある意味、近い存在だから、分かったのかもしれない】

好奇心、猫を[ピーーー]。でしたっけ。
まあ、しょうがないんじゃないですかね。貴方が、此処で死ぬのも───。

【しかし、街中で戦闘が起これば】
【それも、少女を怪しい男が襲いだしたのだ。周りの人間は、びびって逃げたり、ある者は携帯を取り出したり──】
123 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 22:39:55.02 ID:JkF0NwY0
>>117
そっくりそのまま同じことを言い返してやる・・・!
この俺を敵にした以上!私兵部隊とシュバルツに生きる道など欠片と残されていない!
【そう、力強い声で返すと、その力強さを表すかのように】
【彼は跳ぶ───95度の方向に跳び、鞭の回避と大男に一撃を、自身の拳をぶつけるために──】

逃がすつもりは毛一本分も無いが・・・逃げる算段だけは立てておくことだな・・・!
お前らには聞きたいことが・・・ある!!
【そう、あの事を吐かせる為であれば拷問でも何でもやるつもりだ】
【彼はその為に・・・わざわざ水の国の本選に出て大いに目立つと言う暗殺者に自身の位置を知らせる愚行に躍り出たのだから───】

【身を跳び出させて放つ攻撃は金属の右拳───】
【その右拳を跳躍の勢いと自身の体重を乗せて大男の顔を狙う───先ほど脳震盪を起こしかけたのを見逃していなかったようだ──!】
124 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:42:27.90 ID:YwLX1FUo
>>119

……初対面の相手に対して、失礼な奴だな?

【ぴくりと犬耳が揺れて、半ば睨む様な視線を少女に向ける】
【どうやら小さな呟きが聞こえていたらしい、スプーンをアイスに刺して】

何を勝手に考えて勝手に諦めているのかは知らないが
ボクは寒い中冷たいアイスを食べるのが好きなんだ。
そこに細かい理由なんか、無くたって構わないだろう?

【アイスを抉る様に掬い上げ、大きく一口】
【非常に美味しそうに食べているが、この季節のこの時間はとりあえず寒い】
【見ているだけで冷たく感じるような光景である】
125 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 22:48:43.89 ID:cs9JEsDO
>>120

……有難う、護君

【静かな声音で礼を告げ、深く頭を下げた】
【「今度、絶対にお礼するよ」と、悪戯っぽく微笑みながら付け加えた】

(……《justice》のリーダーが、カリナトゥスの要求を飲まない事も考えられる)
(もっと、多くの組織と交渉しないと……)

【既にカリナトゥスが《justice》と交渉決裂している事も知らず、そんな事を考えてから】

……、ん

……逸れじゃあ、僕はそろそろ
助かったよ、護君

【笑顔で彼に言ってから、ふ、と右腕を伸ばして】
【彼の頭に触れようとしている――成功したならば、わしゃわしゃっと掻き回すかも】
126 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:53:25.15 ID:rODi4nYo
>>124

【「失礼」と指摘された後、一拍置いての破顔】

えっへっへー
よく言われたりする

……それにしても、良い耳してるね

【犬耳を指差しながら、――もしヘッドフォンを付けているなら】
【「ヘッドフォン越しなのに」、と言い添えて】

本物なの?

【物珍しそうに、尋ねてみる】

見逃しても良さそうな事象に、大いなる神秘が隠されているのかもしれない
不思議に思ったことを、論理立てて推察する
ここは、学問する所だからね
非常識な現象に理由があったら、面白いでしょ?

……私、生徒じゃないけどっ

【にへ、と笑いながら、ヘリクツをならべてみる】
【或は、彼女が異常体温の持ち主だったら面白かったのに――とか、思ってたり】
127 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 22:55:56.84 ID:AGgKKLY0
>>123

「――――あなたは、相手をしているのは私たちだけだとでも、お思いですか?
私たち2人じゃ収まらない……『暴蜂』の構成員全員……ヴェイス家……そして、お頭様の従える何十もの企業……!
――――あなたは、一つの『世界』を相手にしているのですよ……?」

【無線機をしまい込み、再びナイフを取り出しながら女性の目が引き絞られていく】
【ごく普通のビジネスマンと言った出で立ちだが――――私設戦闘部隊の一員を名乗るだけあって、それ相応の戦闘力を持っているのだろう】

「(逃げる算段…………それはあなたの事です。ライク・ヴェルトゥス……
時間がかかれば掛かる程、有利になるのはこちら……
グルゴンさんの体質。そして、時間は掛かるものの、今申請した『増援』……アドバンテージは、こちらに多く存在する……!)」

【わずかに後方へとステップしながら、女性――――リーナと名乗った人物は逡巡する】
【一面においては何物をも凌駕する力『組織力』が、今の彼女たちには味方しているのだ】
【それを計算に入れれば、自分たちが敗北する可能性は、限りなく低いと判断する】

[――――わしに体力勝負を、消耗戦を挑むはあまりに愚策……!]

【放たれた右腕を、更に大男は右腕で受け止める】
【全身が装甲の塊のようになっているこの男の、腕も当然強固な金属で覆われている】
【ライクの体重の乗った拳を、右腕一本で受けきったのだ】
【――――その鈍重な体格と、そこから発生するパワーがこの男の持ち味――――】

[――――獲ったり!!]

【そして、先ほどこの男が口にしていた通り、体力の方にも並々ならぬ自信がある様で】
【それを裏付けるかの如く、先ほどの頭部へのダメージを感じさせない動きで、男は左の拳をカウンターとばかりに放つ】
【鞭を握ったまま、ライクの胴体目掛けての一撃――――動きこそ速くは無いが、確かな破壊力を秘め、飛び込んできた相手への攻撃である】
【回避をしなければ、とても耐えられそうもない一撃だ】

(――――ライクはともかく、この2人は疑いようもなく敵……
だったら、ともあれ『離脱』するのが一番……か。でも、ライクを見捨てるのは上策じゃない……
――――安全圏に避難して、援護するのがベター……ってとこかな……
幸い、全員この戦闘に意識を取られてる……!)

【黙って立っていた銀鶏も、とうとう動きを見せる】
【白熱した戦闘を横目に、ソロリソロリと後退を始めた】
【追手を振り切れるだろう距離まで下がって、砲撃を行う算段だ】
128 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 22:58:58.71 ID:CgU0RBso
>>122

【瞼を閉じる 諦めたわけではない 覚悟を、決めた】

そうらしいですね、未だに私は実体験としては知らないっ わけですが!

【左肩から地面に飛び込むようにして前へ一回転、かわしてしゃがんだ体勢へ】
【少女の動きを凝視したなら分かるだろうか、ナイフの投擲と同時、もしくはそれよりも回避行動が早い――!】

【空気の流動を読み取り、幾人もの死体から読んだ人体の情報、常人を遥かに超える演算速度、そして直感】
【相手の攻撃の始動時点で、その内容を推測して動くッ】


ええ 今回の演技は、我ながらお粗末でしたね
あなたが、素敵すぎましたから――

【すぐ上を通過して、地面にナイフが落ちたのを音と空気から知る】
【低い姿勢を保ったまま、後ろへと跳ぶ】

猫は七回分の命をもっているそうです 私に次はありませんから、ここでは死ねませんね

【魔法は使えて二回といったところ、それも高威力なものは無理】
【体術の想起で倒そうと思っても、数回で体が持たなくなる】
【反撃の手が決まらない 出血が止まらない】

異世界でセカンドライフは結構ですが、人の身には一回分の命しか与えられていないのですよ
129 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:07:12.87 ID:qCVGgESO
>>125
いえいえ、困ってる人が居たら誰であろうが救いの手を差し出すのが僕達ですかr―――むぅっ・・?!
【最後まで言い切る前に頭に右手が乗り彼の頭を撫で出す】
【護は特に抵抗はしない】
【頭をクシャクシャおとなしく撫でられる】

130 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:10:16.47 ID:YwLX1FUo
>>126

………開き直る場所か、其処は?
まぁ、いい。嘘を吐かれるよりはマシだな。

これか? これは見ての通りの物だぞ。

【真坂の破顔に面食らった様子で】
【やれやれと首を振って、着けていたヘッドフォンを外してみせる】
【良く見れば、ヘッドフォンの頭の部分にくっ付いている犬耳】
【どうやら犬耳+ヘッドフォンで一つの物のようだ】

――――痩せたければこうしろ、と言うことだ。

満足か?

【そして、少女の言葉に対し意味不明な発言をして】
【再びアイスを一口。スプーンを咥えたままふむ、と呟いて】

【片手でベンチの空いている場所をとんとんと叩く】
【座らないのか? と視線で訴えながら】
131 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 23:10:50.69 ID:JkF0NwY0
>>127
【その言葉を聞いても彼は恐れない───寧ろそれを喜んで迎え入れるといった顔】
だぁれがそんな事言ったんだ?お前らだけだと思ってるほどアホじゃねぇ・・・
言う事は一つ・・・相手が一つの世界なら・・・!

─────…その世界ごと打ち壊す────!!!──

【無謀とも思える一言───はかりごとが無い、といえば確かにこの男は無謀かもしれない】
【だが───無謀だけではない──無謀に行動を起こせる何かを持ち合わせている───!自惚れかも知れない、だがやらずには終われない】

愚策かどうか・・・最後までやってみてからもの言いやがれ・・・!
【幾らなんでもこの体格差に重装甲・・・流石に金属の拳に全体重を加えたとて通じるとは思っていない】
【だからこれは繋ぎ、相手に此方からの攻撃は効かないと思わせるブラフ・・・】

本命は・・・・此処だ!
【自身の攻撃を受け止めた敵の右腕──それに向かって左足で蹴りを放つ───】
【ただの蹴りではない・・・相手は金属に包まれているのなら・・・その足に篭めるとすれば当然雷の魔力!】
【それが外れれば無論彼に迫る拳を避ける事は出来ない】
【当たったとしても蹴った反動に加え掠める敵の拳のおかげでまともな着地は望めない】
【何処かに望まぬ形で体を地面に打ちつけよう】
132 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 23:17:10.20 ID:cs9JEsDO
>>129

…ふっふっふー、サラサラだね

(……誰であろうが、か)

【嬉しそうに言いながら、豪快に撫で繰り回して】
【ふと―――其の言葉に、何か感じたのだろうか】
【一瞬、表情を失ってから、再びにこーと微笑んだ】

【ぱ、と右手を離すと】

……それじゃあ、またいつか
護君も、仕事頑張ってね

【片手を振りながら―――背中を向けて、その場を去ろうとするだろう】
133 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:21:05.83 ID:rODi4nYo
>>130

【「怒ったってしょうがないでしょ、事実なんだからさっ」と、笑顔で返した】
【まさに開き直りである】
【上体を若干曲げて乗り出すように、しげしげとヘッドフォンを眺め】

わー…、なるほど…

可愛い趣味だねー
作ったの?買ったの?

【微笑んだまま、感心する】

……痩せたければ――?

い、いや、満足じゃないよっ
関連性がわかんないっ

【会話を打ち切られては困る、とばかりに食い下がる】

【それから、彼女の仕草を見て、――2、3度目を瞬かせ】
【やがて意図を理解したのか、ベンチまでガシャガシャと金属音を鳴らしながら歩き出す】
【音はどうやら、ローブの中から聞こえてくる様子】
【何事もなければ、彼女の隣に腰を下ろすだろう】
134 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 23:22:04.18 ID:jTeRtxAo
>>128

─────ッ。…!?

【相手の行動速度に、目を剥いた。予測したというレベルではなかった】
【ナイフを投げる前ということは、ナイフ≠ェ相手に見える前に回避したということで】
【数多くの実戦経験、あるいは高度な勝負勘、そしてある程度の度胸が無いと出来ない事だ───】
【度胸はともかく、少女の歳相応的に、前者二つが備わっているとは思えない────】

チッ……。

【相手の嘘を見破るというレベルには達していないが、相手が自分の力を隠し持っている事には気づき舌打ちする】
【過去を知る程度の能力なら“狩る”のは“容易”、そう思っていたのだが──────】

【この回避能力、取り逃がす可能性は十二分に有る】
【すると、消えかかっていた、先程まで抱えていた感情が、再び復活してくる】

一度、無くなったら決して戻ることは無い。
だから、散らす事に意味があるんでしょうよ───。

“人の身には一回分の命しか与えられていない”──良いセリフです。

しかし、よくもまあ、人の中身を覗き込んでニヤニヤしていた分際で。
そんな人道的な事が言えたものだ……そういう貴方も素敵すぎですよ。

殺すのが勿体無い、そうは思う余裕は有りませんけどね。

【今の自分に軽口を叩く余裕など無いはずだが、そんな言葉を無理に捻り出すのは】
【目の前の相手は冷静さを欠いた状態では決して捉えることの出来ない相手だから───】

【───相手には、自分の行動を何らかの方法で先読みする“能力”あるいはその“技術”がある】
【ならば、どうするか、相手の推測レベルをどう推測するか。それは───“能力者”としての自分の腕の魅せどころか────】

【体制を低くしながら、少女に向かって走りだす青年。さらに左手を前に突き出し】
【それ“左手で何かをする”と─────アピールするかのように】

【その際に、ちょい、っと一瞬。地面に右手の指を触れる】
【正面につきだした左手や、体を使って右手を相手の死角として。指が地面に触れた事は“視覚”する事は不可能な、───はず】
135 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:24:51.37 ID:AgOwFQco
【魔術協会・廊下】

・・・。
【廊下に備え付けられた椅子に、一人の男が座っている】
【目の文様が描かれた布で半顔を隠す帽子に、水色の着流しをまとった男だ】
【横には、小さなバッグがおいてある】

・・・くそ。
【男が、一つ、小さく悪態をついた】
【この時間、少なくなった通行人が、彼をいぶかしげな目で見る】
136 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 23:25:16.93 ID:AGgKKLY0
>>131

「……やれるものなら、やってごらんなさい……!
お頭様に……シュバルツ様に立てつく愚物の存在など、私は認めません!!
全身全霊、それこそ命を賭けてでも、滅ぼします……ッ!!!」

【その眼に、初めて感情らしい感情が宿る】
【どうやら、ライクの物言いは、リーナにとって我慢ならないものだったようだ】
【ナイフを握る手に、力が籠る―――】

[む――――ぬかった……!!]

【相手の振りが浅い事に、受けてから気がついた】
【つまり、この攻撃はこちらの隙を誘う呼び水】
【それに気がついた時は、遅かった】

[――――があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!]

【身体に走る電撃が、大男に苦痛の叫び声を上げさせる】
【電撃が走る事でダメージが通る上、上手く動かせない身体を、無理やりに振り回す】
【そしてライクを振り切り、その場で片膝をついてしまう】

「グルゴンさん!!
――――このおっ!!」

【一瞬、リーナは悲痛な声を上げるが、それはあくまで一瞬の事】
【『本命』を出した後のライクは隙だらけだろう――――そこに乗じてリーナは素早く飛びかかり、手の中の2本のナイフで切りかかる】
【狙うは胸元と首筋――――どちらもまごう事なき『急所』である】
【一度に両者を狙う事で、より確実に仕留めようと言う魂胆だ】

(――――そろそろ……行けるか?)

【戦いの舞台を尻目に、銀鶏は10mほど後退していた】
【既に、その戦いは自分とは遠い場所の出来ごとになっている】
【そこで、銀鶏は足をとめた】

ライクもろともになっちまうが……アレくらいの使い手なら、むしろ隙に乗じて逃げるぐらいの事は、できるだろ……

【ゆっくりと、左手に持った銃『クロスカノン』を持ち上げる】
【標的は、前方で発生している戦闘『全て』――――】
137 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:27:04.39 ID:qCVGgESO
>>132

はい、有難うございます。
檸檬さんもお元気で、では僕も失礼しますね、
さようならです。
【そう立ち去る彼女の背中にそう叫ぶ様に言うと】
【彼もまた、歩きその場を去るのだった】

/乙した!!
138 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 23:30:02.29 ID:adfvI6SO
>>135
はぁ……目撃者が見つからない…
やっぱり気付かれないように何かを使ったのか…
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が前から歩いてくる】
139 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:36:03.84 ID:AgOwFQco
>>138

・・・。
【さっきからだいぶ人が歩いてきた】
【今更、誰が来ようと、反応らしい反応をするわけでもなし】

・・・くそ。
【また一つ、悪態をついた】
【とても小さく、耳ざとくなければ聞き逃すのは必然なほどの声量で】
140 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 23:36:24.26 ID:cs9JEsDO
>>137

【彼の言葉に小さく微笑んで、更に歩みを速くする檸檬】
【彼女の紅い姿が、路地裏の奥、深い闇夜に溶け込んで行く】

【歩みながら―――ふと、先程まで少年の頭を撫でていた右手を見やる】
【じっと見詰めてから、やがて小さく笑むと】

……頑張るか


【呟いて―――また一歩、闇へと踏み出した】

/お疲れ様でしたー!
141 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 23:39:07.87 ID:adfvI6SO
>>139
やっぱり女子寮を破壊した人は外部か……やっぱりここには裏で何かが埋まって………ん?
【その声を聞き取ったのか女は相手の方を振り向き】

あの……大丈夫ですか?
【心配そうに相手に聞く】
142 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:39:10.21 ID:YwLX1FUo
>>133

趣味――まぁ、趣味か。実益も兼ねているがな。
当然、自作だ。犬耳にしたのは何となくだが、割と上出来な集音器だぞ?

【可愛い、という言葉を褒め言葉と取ったのか、やや上機嫌な様子で】
【ヘッドフォンを数度振って見せ、改めて装着。犬耳がぴくりと揺れて】
【何故自然に犬耳が動くかは触れてはいけない】

―――人間、汗を掻くよりも寒さに耐えたほうが痩せるんだ。
アイスに意味があるかは兎も角、痩せたければ暑いのを我慢するのは合理的じゃない。

ま、アイスは菓子だ。食べれば太るのは道理とも言えるな。

【コイツは何を言っているんだ】
【アイスを掬っては口に含み、その都度少しだけ笑みを零しながら】
【ふと、がしゃがしゃという金属音に気付いたように少女に視線を向け】
【じーっと少女を――正確にはローブを、音の聞こえた箇所を見詰めようとする】
143 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/19(金) 23:40:30.56 ID:CgU0RBso
>>134

【さらに後ろへ】
【地を叩く爽やかな音が、この場に妙にマッチしていた】

【地面に落ちたナイフを一本、左手で拾い上げる】
【これまでに彼の手によって何度か使用されたことがある品なら、その情報を読み取れるだろう】
【大雑把であれ、戦闘様式の情報が読めれば、先読み回避はさらに精確さを増す】

私なりに死人への敬意は払ってます
それに、まだ∴齔を越えた経験はありませんよ 先輩と違って、ね


【能力として第六感を得ている少女の中で、視覚の重要度は低い】
【相手の行動と共に、思考速度を上げるため目を閉じるくらいに】
【気圧、風、成分比率、細かな要素から組み立てられる脳内の図なら、死角は無い】

【右手で地面に触れたことは能力で分かる しかしその意味までは読み取れない】


(只でさえ貧血気味な私が、止血の暇を与えられなければそれだけでやられるっ)
(必要なのは火力と、そして隙)

【素で白い肌から、さらに血の気が消えるくらい強く右手を握り締める】
144 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/19(金) 23:42:28.00 ID:JkF0NwY0
>>136

は・・・!負けねぇ・・・!世の中何でも自分の思い通りにならないって当然のことも
解らんで自分の子供にその刃を向けて、自分の娘をクローンのサンプルにする矮小な野郎の世界になんざ負ける気なんて全然しないな!!!
そんな図体だけが大きくなっただけの子供に!!!
【此処で初めて、レイドたちに関する言葉が出る】
【正直言って、あの二人は嫌いだ・・・下の妹は嫌いではないが】
【だがそれ以上に反吐が出る・・・彼らの父親の行動が!】

【挑発・・・ある程度見え透いた言葉ではあるがどれも本心】
【自分が全てを承知でたてつくと怒鳴るだけでこの激怒・・・】
【挑発すれば怒りで動きが単調になると見た───そうすれば・・・見える、読み易い!】

だから言ったはずだぜ?・・・最初っから愚策と決め付ける方が愚かだって
細工は流々、仕上げを御覧じろってな・・・尤もまだ仕上げには入っちゃいない、か、まだ細工の途中だ
【細工とは言っているが戦いの策、術の事ではなく、細工は戦いの途中、仕上げは戦いの終局に例えて言った事だろう】
【頭を地面にぶつけて見上げる顔はしてやったり、と言う顔】
【傷つきながらも小気味良く笑う顔が見える】
【だが敵は二人・・・もう一人が襲う事は承知済み───承知していても万全に向かえないのが現実だが】


【一本を受け止めるのは生身の左手───その手に大きく血筋が流れる──】
【もう一本を受け止めるのは───・・・体をずらして・・・?】
【ナイフの行き着く先をもう少し上へと修正───なんとまぁ荒いやり方か】
【もう一本はその口で、歯で噛み締める事で受け止めて見せた・・・舌を引っ込めたものの舌が少し切れた───なんと嫌な展開か】
【そんなこんなで自分が傷つく形でどうにかその位置に敵を止めようと尽力するようだ───自分はインファイター・・・離れさせても不味い】
145 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:45:22.42 ID:AgOwFQco
>>141

・・・ん?
【今更、相手の存在に気づいたように、顔を上げる】
【半分の顔を垂れ下がる布で隠し、残る半顔は表面上とくに変化が内容に見えた・・・表情以外は】
【その顔は、ひたすらやつれていた、精神的に】

・・・大丈夫だ、問題ない。
【無表情のまま、そう言う】
【どう見ても大丈夫そうには見えないが・・・】
146 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 23:47:53.93 ID:s9V.Qsso
【公園・噴水前】

「最近って不景気なんだな……」
「別に今に始まった事じゃないと思いますけど」

【二人の男女が別々のベンチに座りながらうなだれている】
【男は黒髪に紺色のパーカーを羽織り、女はこの寒さにもかかわらず、ノースリーブのワンピースを身につけていた】

「……まあ、取り合えず安定して住めるところを探さないとな」
「そうですね、このままじゃキチンとした職にもつけませんよ」

【男は小銭をトスしながら遊び、女は無表情に月を眺めている】
【お互いに顔を合わせる事はしない】
147 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/19(金) 23:52:37.71 ID:adfvI6SO
>>145
…………大丈夫じゃなそうですね
【心配そうな顔で隣に座り】

ココア飲みますか?
辛そうですし…
【そう言いながら何処からかココアを取り出し渡そうとする】

(……やっぱりこの人も女子寮を破壊されて沢山の人が死んでダメージ受けてるんだろうな……)
(許せないな…コレをやった人……私としても…紅蜥蜴としても……)
(早く目撃者を見つけないと……けど目撃者がいない可能性もある………)
【心の中でそう思いながら】
148 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 23:54:27.45 ID:rODi4nYo
>>142

あー、だからヘッドフォン型なんだ!
……そういうことが出来るってことは…、《魔導具開発班》の人かな…

そして、実益も兼ねてる……、もしかして販売用のソレもあったり…?

【少しだけ思考をめぐらせた後】
【僅かに目を輝かせて、そう聞いた】
【これは、もしかしなくても――確実に欲しがっている反応】

……ホントに…?

…ま、まぁ、体重気にするほどアレじゃないけどね!私は!

(……こんど、試してみよう…、アイスクリームダイエット)

【――少し引き攣りながらも、快活に笑う】

【音の聞こえた箇所は――ほぼ全身】
【一番大きく鳴っていたのは、両袖か腰の辺り】
【見つめても、ローブの生地が厚い為に良く分からない】

……な、何だよぅ…

【座った後で彼女の視線に気がついて、居心地悪そうに身を捩る】
【興味を持つことや、質問することは得意でも、逆はあんまり好きじゃない】
【対応に困って、そっぽを向いた】
149 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:01:07.99 ID:kdSm6z.o
>>147

・・・いや、結構だ。
今回ばかりは自業自得としか言いようがないのでな・・・。
【手で制しつつ、断る】
【・・・自業自得?】

速く決心をつけなくてはな・・・。
【そして、再びうつむくと】
【ポケットからメモ帳を取り出し、読み出す】
【・・・何かいろいろと書き込まれている】
150 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 00:01:10.84 ID:fDPg25w0
>>144

「フン……あなたこそ、自分の意見をごり押しして、引くと言う事を知らない、子供の様な存在ではないですか……!
リイロ様が倒れた引き金を引いた、その自覚すらも持てない『盲目』に、シュバルツ様を罵る資格など、ありません……!」

【――――リーナの、シュバルツに対する忠誠心は異常なものがあると、分かるだろうか】
【戦闘を第一に考えるのであれば、その言葉に反論するなど無駄に等しい行為である。】
【しかし、彼女はそうせずには居られなかった。彼女の心を、シュバルツへの忠誠が突き動かしたのである】

[っぐ……うぅぅぅぅぅぅ…………リーナ殿、ご無事、か……?]

【片膝をついた姿勢のまま、顔を上げる大男】
【彼の眼に映り込んだ光景は――――】

「なっ――――奇天烈な!!」

【ナイフを咥えこまれ、ギョッとした表情を見せるリーナの姿だった】
【慌ててナイフを抜こうとするが上手くいかず、止むなくナイフを放棄する】
【一撃が思う様に行かなかった以上、身を引かなければならない故に、得物を手放してでも、後ろに下がる事を選択したのだ】

――――――――お前ら、こっちを向けええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
「!!」
[なに!? あやつは……!!]

【そんな時、三者に向かって銀鶏が大声で怒鳴りつける】
【左手には、銃身を大きく展開し、もはや奇妙なオブジェの様になり果てたクロスカノンが握られていた】
【そこには、大量の魔力が込められていて】

喰らえ、『ブラストスタイル』の、一撃を…………ッ!!
[ッ!! リーナ殿!!]
「え、きゃっ!!」

【銀鶏は、クロスカノンに込められた魔力を、解き放つ】
【次の瞬間、全てを飲み込むような強大な魔力ビームが、戦場に向けて発射される】
【大男は、咄嗟にリーナの袖をひっぱり、自分の死角へと回し込む】
【だが、その余波は周囲に拡散し、飛び火する――――リーナにも、そして倒れ込んだライクにも】

[グゥゥォォォォオオオオオオアアアアアアアアアァァァァッッッ!!]
「う、うあっ…………!!
グルゴン、さん…………!」

【甲冑が少しづつ壊れ、それでも両手を広げて受け止めようとする大男――グルゴン】
【飛び散る余波に身体を蝕まれながらも、意識を保とうとするリーナ】

【――――銀鶏の起死回生の一撃は、状況を変えようとしていた】
【だが――――】

<チッ……あいつら…………くたばっちまった訳じゃ、ねぇだろうな……!!>
〔…………〕
〔…………〕
【人知れず、その光景を苦々しく見つめる一団がいる】
151 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 00:01:35.43 ID:58daaxEo
>>143

何の敬意なんだか、知りはしませんが。

───ならば。

貴方が死人になれば、相当の経緯を支払う事を約束しましょう。
その死無しには、“私”の人生は有り得ないですから。

【ナイフは、使い古されたものではなかったもののようで、だが、未使用ではない】
【読み取れる内容は単純なもので、過去に使用された内容:“隠し”持って・相手の死角から刺し殺す:】
【“隠す”という単語が強調されて読み取れるだろう。おそらく、ソレが彼の力の正体】

まだ≠熾ウもありはしません。
重要なのは、その気≠ェあるか────……。

その内に予定があるなんて、まともな人間ならまず言わない。

【右手がこっそりと地面に触れる事が分かれば、“左手”がフェイントだと予測する事もあるかもしれないが】
【左手には、しっかりと攻撃のための意味があった───。結果としては、どちらも必要なものであり】
【不自然な行動をすることで、相手の“深読み”を誘発させることを目的とした行為だ】
【成功するにしろ、失敗するにしろ、それで相手の回避能力を推理するつもりだ】

尤も、私は貴方をそんなモノになんてさせやしませんけどねぇ…!

【もちろん、それは、この場でぶっ殺すの意】

【隠された“右手”は銃口、見せつける“左手”は、引き金───】

【パチン!と指を鳴らせば───】

【少女の後方の地面から──“鎖”が少女の後方から発射される】
【勢い良く飛び出したそれは、彼女の左腕に狙いが定まっていて、巻きつこうとしてくるだろう】
152 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:09:40.01 ID:NI2hCrco
>>148

ん、良く知っているな。生徒じゃないなりに、協会の情報は持ってるのか?
いや、協会自体生徒勧誘の為に名を売り出しているという可能性も―――

………なんだ、コレが欲しいのか?
悪いが量産はしてないんだ、必要と在らば直ぐに作れるがな。

【目を輝かせて尋ねる少女に、スプーンでヘッドフォンを叩きながら回答】
【実益とは売り上げとか何だとか、即物的な物では無いようだ】

――――まぁ、痩せる、かもなー。

【「アイス分は太るけどな」と小さく呟いて】

いや……お前は………――――――。

【ベンチに座る少女を下から上まで、舐めるような視線で見つめ】
【ガシャ、という不自然な音。ローブに隠された全身】
【少し話をした事も考慮して出た結論は――――】

……………ロボットか?

【酷く突拍子もないものだった】
153 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 00:12:00.14 ID:uHfjFYSO
>>149
………自業自得?
【その言葉を聞いた瞬間、相手の瞳を見つめ】

スイマセン……いきなり無礼かもしれませんが
私、『世界の眼』というマイナー雑誌の記者見習いをやっています
紅閻寺(こうえんじ)レンと言います
【メモ帳を取り出し辺りに人がいないのを確認し】

貴方が言った事など匿名にしますし、コレは雑誌に掲載してはいけない事ならしません
私は真実を知りたいのです。コレ以上、弱者が踏みにじられるのを見たくありませんし
だから貴方に質問します
【自分の勘が呼ぶ】
【手掛かりだと……】

貴方は女子寮襲撃事件について何か知っていますか?
【その目は……決して興味本位だとか野次馬などの者にあらず】
【真実を伝え、弱者を守りたい】
【真の記者の瞳】
154 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:12:42.08 ID:TznavKAo
【路地裏に面した廃墟】

………………んー?

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの上に襟元の開かれた黒のロングコートを羽織り、手には指穴の空いた黒い手袋】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【鞘に収めたナイフをズボンのベルトに掛けた少年が罅割れたコンクリートの上に寝転がっている】

いかん寝てたか、今何時だろ結構時間経ってるっぽいけど……とりあえず起きる、か
(あ、寝転がってたトコのコンクリが体温で温められて丁度良い感じに……)

【一瞬だけその身を起こそうとするが何か思ったのかその姿勢を崩し再び寝転がり】

(こ、これは新感覚……っ!)
今日はここで寝ようかな………

【うつ伏せになってまた微睡み始めた】
155 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 00:15:17.30 ID:vZ1ggNA0
>>150
男には引けない時があるって何処かで聞いた事ねぇかなぁ・・・
リイロの嬢ちゃんが倒れたのは俺のせいだから・・・今この時が引けないんだ・・・!
てめぇこそ・・・シュバルツに対して盲目な癖して他人に意見するなんて片腹痛い・・・盲目なら盲目らしくシュバルツと言う闇だけでも見てろ!


【そうだ・・・自分がやった・・・だから謝る機会を探している──レイドの寿命を元に戻せるように解呪の式を編み出そうとしている──】
【だからその機会を自分の手で掴むために・・・!今その情報を持っている可能性があるこいつらは倒さなければならない!】
【こんな・・・こんなシュバルツだけを見ている・・・奴に、負けられない!!】


金属なんて噛み締めるもんじゃないな・・・ナイフも刃は握るもんじゃない・・・
【口に僅かに溜まった血をペッと吐き出し、立ち上がる】
【まだ、闘志は潰えていない───消耗が少ない訳ではない・・・だが、それ以上に動く理由がある】
【が、其処で聞こえる怒鳴り声───仮にも魔術師の一面のある男、魔力が解らないほど馬鹿ではない──】

・・・解っちゃいたが俺も敵扱い、か
【こんな事になるなら最初の手榴弾を・・・とも思ったが思い直した──】
【何処か不穏な雰囲気な意志を持つ男とは思っているが・・・此方から敵視する理由など無い】

【咄嗟の事だ・・・ましてや得意分野ですらないが、撃たれる直前にどうにか魔術障壁を張った──】

【その光の奔流が過ぎた後にも・・・一応、立っている事は立っているだろう、この男は】
【その詳細な状態は解らないが】
156 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 00:20:57.37 ID:MB3sIMAO
>>154

風邪引くぞ?
【再び微睡を始めた彼に向けて、言う】
【多分聞き覚えがある声、のはず】

【いつからか、近くにいた黒いローブの女性】
【短い銀髪と、深い赤色の眼の女性】

それに、もう少し硬くない所、無かったのか
【表情と見た目から何となく分かるかもしれないが】
【体調はよろしく無さそうだ】
157 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 00:21:23.69 ID:yMKveESO
【――路地裏】
【昏く夜闇の満ちる中。区切られた空から差し込む月明かりのみが、入り組んだ路地を照らしている】
【そんな道の中央、敷かれた月光のレールの上を、悠然と往く影が一つ】

……掃除≠ノしても、面白みが無さすぎるな。勘を戻す暇さえ有りゃしない。
市井のチンピラと団栗の背くらべなんて――酷く、不様だとは思わないか?

(…………まあ、好いや。期待したオレが莫迦だった)
(城≠ネら模擬戦の相手に困る事も無さそうだし、最初からそうしておけば良かった、かな)

【華奢な体躯に、シンプルな無地のシャツと青のジーンズ。上から月光に映える臙脂のジャケットを羽織り】
【腰には太刀と短刀を帯び、左手にも抜き身の短刀……一尺三寸の大振りな其れを提げて】
【うっすらと鉄の匂いを漂わせ、肩で風を切って濃藍の髪を靡かせ】

【さも退屈そうに独り言を零しながら、彼とも彼女ともつかない、白皙の其れは夜を歩く】
158 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:23:42.61 ID:kdSm6z.o
>>153

・・・。
【ゆっくりと顔を上げる】
【相変わらずの、無表情】

記者、か。
【そしてメモを閉じ、目を伏せること30秒】
これも、天命か、な・・・?
【なにやら、古臭いことを呟く】

分かった、話そう。

知っているも何も、わたしは、その現場にいた。
直接下したのは、とある生物兵器、命令したのは、突如現れた女。
そして、出したのは・・・私だ。
【重々しく、語りだす】
【『自業自得』・・・それは、自分が動かなければ、起きなかったということへの悔悟】
兵器と女はどこかへ消えた。
きっと、やつはまた彼女を使うだろう、だから、次こそは止める。
【淡々と、だからこそ伝わる決意】
【それは、ほとんど懺悔に近かった】
159 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 00:25:10.96 ID:1jeyjGYo
>>151

あなたに、私の背負ってきたものが肩代わりできるとでも言うのですか?
まともでない、私の――

【一度瞼を上げて、冷たい火を宿した視線で相手を刺す】

【注目を一点に集めて、それとは別のところで種を堂々を隠しいれる――マジシャンの常套句】
【知識として知っていても むしろ知っているからこそ、引っかかった】

【鎖の射出場所は、想定の範囲外】
【それでも、彼女の《pistis=sophia》は瞬時にその出現を知らせる】

【行動の開始は十二分に早い、だが基礎的な身体能力が足りない】
【同い年の一般人と比較すれば低くは無いだろうが、戦場にあっては明らかに不足】
【前へと踏み出した足は、それ以上は進まず 左手首に鎖が巻きつく】
【金属特有の怜悧な感覚が伝わってきた こういった形でなければ、嫌いではない冷たさ】

私の人生は、私が決めます
縛るにしても、物理的に鎖で拘束してくるような方には、この身を任せたくはないですね

【魔力をナイフに流しいれ、密に練り上げて働きを強化する】
【量としては微々たるものだが、一切の無駄が無い構成式は見事なもの】

【血が右手の袖を染め上げていく】
160 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:27:04.36 ID:TznavKAo
>>156

にゃんじゃいな……お?

【顔をもたげたシャクトリ虫のように頭を上げて】
【どこかで聞いたような声に首を傾げる】

おお、というかいつのまにそんなトコに忍者かあんたは
……んだよ相変わらず調子悪そうだな、大丈夫かよオイ

【ぐでーん、と横に転がって体を仰向けにし】
【限りなく地面から近い視点で近くに現れた彼女を見つめる】

こういうとこで寝るのもたまにはいいんだよ、たまには……

【固いコンクリの上で寝ていて若干体が痛いのは内緒の話である】
161 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:31:28.73 ID:0ccQu6co
>>152

んー、知り合いが何人か、ここの所属なの
今日は《古文書解読班》 の子に用事があったんだけど……、まだ帰って着てないみたい

……それよりスグ作れるってホント?
割と欲しかったり――

【隣に身を乗り出すように、少し興奮した調子で話したかと思うと】
【ピタ、と言葉を区切った】
【――自分の頭には大切なカチューシャがセットされているから、重複装備できない…!】

………

【――唐突に向けられた、あまりに無遠慮な視線】
【戸惑いつつ、恥ずかしそうに首を竦めてしまう】
【それから、彼女の結論を聞いて――――】

――んなっ

な、な……、なんでよーっ!?

ど、どこをどう見たって、人間でしょっ!?
そんなこと言うなら、あなただって最初、獣人かと思ったよ!
耳あるし…、ほらっ、尻尾も生えてるし…!

【びびしっ、と彼女の各部位――耳や尻尾を指差しながら】
【顔を真っ赤にして反論する】
【――ぶっちゃけ、そんな目で見られていたのに羞恥を感じていたことが恥ずかしい】
162 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 00:34:32.65 ID:MB3sIMAO
>>160

お前が寝てる内にだ、寝顔は見れなかったが
【少し悔しがってる様に見えるのは演技か、否か】
【まぁどちらにしても正解は出てこない】

最近、もっと悪くなってな、少し辛い
【言い方は随分と軽い口調だった】

……たまでも寝ようとは思わないな、全く
163 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 00:35:39.41 ID:uJcYqpYo
>>157
【路地の反対側】
【二人の男女が月夜の下を歩いている】

「早く来いよ、こんな所で野宿なんてシャレになんねえぞ」
「わ、わ、わ、待ってください! この地面ヤケにベタベタしてて足が取られて……!」

【男は黒髪に紺色のパーカーを羽織り、Gパンに赤と白のツートーンスニーカーを履いている】
【対する女はこの寒さにもかかわらず黒のノースリーブのワンピースを身につけて、紺色のローファーを履いていた】
【些かユーモラスな動きでスキップのように進む女。それとは対照的に男はただ黙々と足を運んで行く】

/まだいらっしゃいますか?
164 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 00:35:57.55 ID:uHfjFYSO
>>158
!?
【その内容に思わず驚く】
【隠し部屋の噂……コレが今回の事件に関係ある】
【そう思っていたが真実は更に大きく上回っていた】
【まさか……兵器自身が今回の犯人……】

…………つまり、貴方がその兵器を出してしまい
それを利用され、使われてしまった…そう言う事ですか……
【その瞬間、彼女の顔は悲しそうだった】

……辛かったですよね…自分がやった行動が…悪い事に行く事が…
…辛かったですよね……それを誰にも言えなかった事が……
【彼女の瞳から光るモノが】

【何故貴女が泣く?】
【貴方はそう思うかもしれない】

辛いですよね……守れなかったのが……
【ただ彼女は思う】
【きっとここを彼は守りたかったんだろう】
【だから兵器を見つけ出しここを守りたかったんだろう】
【だが、それを利用され、女子寮を破壊されてしまったんだろうと】

………貴方……
【そして彼女は聞く】

まさか…死んでも止める気ですか?その兵器を?
165 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 00:36:47.35 ID:fDPg25w0
>>155
「う る さ い ッ ! ! !
『奴隷』にしか過ぎなかった私を、『人間』にしてくれた……あの方に忠誠を誓うなど、当たり前の話でしょう!!
それこそ、あなたなどに分かる訳もない!! 絶望のみの時間を過ごす、掛け値なしのあの地獄を!!
そこから救い出してくれた事の、ありがたさをッッ!!!」

【吼える――――もはやそう形容するのが正しいと思われるレベルで、リーナは猛り狂った】
【胸の内にあるのは――――文字通り『奴隷』としての自分を、一人の尊厳ある『人間』にしてくれた事への感謝】
【それがある限り、シュバルツへの忠誠を揺るがせる事などない。あるはずがないのだ】

[ぐ、ぐぉ……が…………]
「グ、グルゴンさん……大丈夫ですか……!?」
[わしは……なんとか……――――それより、リーナ殿、は…………?]

【グルゴンの甲冑が一部砕け、兜も消し飛んでいた】
【中から出てきたのは、ごつごつした顔つきの、短く角刈りにした水色の髪をした、若い男】
【銀鶏の砲撃を受けてなお、全身にダメージを負いながらも、グルゴンはリーナを守り通した】

クソッ…………誰も死んでねぇ……ライクも逃げられてねぇじゃねぇか……。だが、これ以上は…………今の、俺には…………!

【形勢は、思ったほど有利には運ばなかった】
【敵を誰一人として無力化できず、あわよくばと思っていたライクの離脱も、全く奏を成していなかったのだ】

――――ライク!! 俺は逃げる!! お前も逃げろッッ!!

【ただ一言、その言葉だけを投げつけると】
【銀鶏は、更に数発の魔力弾を放ち、背を向けて走り出す】
【それは、グルゴンとリーナに1発づつ命中する――――明らかに、ライクに加勢した格好で、最後の一撃を置いていったのだ】

<――――グルゴン、リーナ!! さっさと引き揚げろ!!>
「ッ……ガルンロード、さん…………!」
[あ、兄者…………ッ!]

【その場に、胸元に、逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留めた、白のビジネススーツに身を包んだ、赤の不健康そうな長髪をした痩せ身の男が】
【何時になく真剣な表情で、飛び込んでくる】
【――――グルゴンの目元と、ガルンロードの目元は、痩せ顔と筋肉質という差異を考慮しても、非常にそっくりであった】
【『兄者』と呼ぶように、この二人、実の兄弟である】

<ルナティックガンスター!! サイレントレクイエム!!
グルゴンとリーナが後退する隙を作れ!! 標的Aを……ライクを足止めしろ!!>
〔〔――――任務、受領完了…………〕〕

【黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの2人の少女が】
【やや離れた位置から、身構えて戦場を睨みつける】
【少女達の額には、それぞれζ、νという文字が刻まれており】
【ζの少女は青紫の、νの少女は白色のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

【二人の『リイロクローン』は、スーツの前方を展開する】
【その胴体に、それぞれの武器が詰め込まれていた】
166 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:45:59.54 ID:TznavKAo
>>162

あー成程寝ている間にか……
他人に寝顔を見られて喜ぶヤツもおるまい、ラッキーだったわ
(よくよく考えたらここの立地条件て結構デンジャラスだな、完全に寝てて被害無しとか運が良かったのか)

【まだ半覚醒なのか片手で目を擦って】
【寝顔の事でからかわれなくて良かった、と息を付く】

なんじゃそのスナック感覚の「少し辛い」は
なんとかなってねーのか全く……病院かなんかで輸血用のアレあんだろ
それを拝借しちまうってのは駄目なのか?

【変わらずの寝っ転がりの姿勢で何だか偉そうにシルヴァーグに向かって指を差し】

人生何事も経験なんだぜ?こう逆に心地悪い所に寝っ転がっているとだな……
普段の視点では見られないような事が……まあそんなに無いんだけどさ

【けらけらと笑った後疲れたのか上げた腕をべたんと地面に降ろし】
【どうやらまだ起き上がる気はないようです、寝起きなら仕方ないね】
167 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:46:28.55 ID:NI2hCrco
>>161

ほぉ、知り合いがか。そういう事なら、知っていても可笑しくないな。
いやなに、最近学生寮で襲撃事件とか在ったらしくてなぁ。
余り怪しいと職質されかねんから気をつけたほうがいいぞ? 面倒だからな。

ああ、直ぐにと言っても部屋に戻る必要はあるがな。
―――と、どうした? 何か問題でもあったか?

【学生寮襲撃事件。多くの死者、負傷者を出した事件だが】
【彼女自身はその事件について余り詳しく無いらしく、何処か他人事】
【欲しい、という言葉の途中で区切られた事に疑問を抱き、首をかしげ尋ねる】

……いや、近年の技術は発達しているからな?
人型で頭部に継ぎ目の無いロボット位、簡単に作れるんじゃないか、と……。
そもそも、お前が歩くだけでガシャガシャ鳴るのが割るいんであってだな。

――――――ああ、こいつはちょっとしたセンサーだ。気にするな。

【ぴっ、と持っていたスプーンを立てて少女に向けて翳しながら】
【その結論に至った経緯みたいなものをざっくばらんに説明し、反論】
【獣人に見られるのは想定の範囲内らしく、スカートから覗く尻尾をゆらゆらと揺らして】
168 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:47:09.81 ID:58daaxEo
>>90

はん………。
────自分の人生において、邪魔な相手を消すのにそんなこと、考えるわけが無いでしょうよ。

【めんどくせぇ、と言わんばかりに少女を睨みつける青年】

世の中、理不尽な事で溢れているのです。
ドラマチックな終わりが訪れるのはほんの一握り。
それに、貴方の死因はどう足掻いても、自業自得……。

同情の余地もアリはしない……。ま、それは私も同じ所ですが……ねぇ。

【自分の苦しみも、明らかな自業自得】
【名前も捨て、自分も半分捨てて、まるで別人として振舞う、そんな事しなければ────】
【分かっている。だからこそ苦しい、頭が痛い、胃が苦しい。分かっているが、一度始めれば、もう引けない】

──────ッ?

【結果として、鎖は回避されなかった訳なのだが】
【背後からの不意打ちに─────反応した】
【そこから予測できるのは、相手の身体能力の不足】
【つまりは、反射神経ではなく何かしらの“能力”を発揮したのだと理解する】

【ならば、効果的となるのは、面倒な不意打ちよりも】
【物量や、威力やスピードを重視した攻撃─────】

自分の人生は自分で決める。

【接近を止め、右手を思いっきり、振ると、周囲にばら蒔かれ、宙を舞う、3枚の「スペードのトランプカード」】

そんなの、誰だって───同じですよ。

【しかし、この戦闘、長くはない】
【警察やら、自衛隊やらがかけつければ、有耶無耶になって彼の狙いは容易に妨げられてしまうからだ】
【目の前の彼女としては、逃げ切ってしまえば、それが勝利条件となるため、ある意味での優位と言えようか】

169 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 00:49:54.32 ID:vZ1ggNA0
>>165
お前は人間になった?違う、貴様は・・・犬になったのだ!
自分から動くか他人に動かされるか・・・いや、良い様に扱われているようなもの、奴隷とさして変わらない!
【残っている、叫ぶ力が、吼える力が───】
【闘う力など殆ど残っていない───だが吼えるのだけは止められまい、この男は・・・】
【認めてなる物か・・・!】


・・・
【聞こえる逃げろと言う声・・・逃げられない・・・立っているのがやっとで】
【走れない・・・彼の足は砲撃に巻き込まれて動けない───】


【そんな彼に・・・成す術はあるのか・・・これまでにボロボロならば、もはや転移魔術を使う精神的な余裕も無い】
【最初の敵は逃げるとはいえ・・・・後続が今の自分の状態を知れば止めを刺しにかかる事も考えられる】

【万事休す、か?】
170 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 00:50:06.79 ID:kdSm6z.o
>>164

そういうことになる。
うかつだったとしか言いようがない、なぜ疑わなかったのかそのときの自分を問いただしてやりたいところだ。
【やれやれ、とわざと軽く言ってみせる】
辛くなかった・・・といえば、嘘になるな。
己の軽率さに、めまいがする・・・?
【頭を抱えようとした所で、目に入ったのは彼女の顔】
【一瞬不思議そうな顔をして、ようやく表情に変化が出た】

【笑顔だ】

君が泣くことも、悲しむこともない。
【ス・・・と立ち上がる】
【そして諭すように、言う】

確かに私は守れなかった。
逆に利用までされた、しかしだな。
【何か凶悪なものを感じる笑顔だ】
私の主義は倍返しだ、連中に目に物を見せてやるのだよ。
【キラン、と白い歯を輝かせながら言う】
当然、生きて笑って帰還して、だ。
【先ほどまでの面影は、もうない】
【なぜか、恐ろしく―――】

『最悪』というものを見せてやる。

【―――生き生きと、していた】
171 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 00:57:07.76 ID:MB3sIMAO
>>166

別に見られて、嫌な物でも無いと思うんだがな
【そんなに見たいのか、そんなことを言う】
【見られる側に回った事があまり無いんです、この人】

……駄目、と言うか、私が嫌なんだ
血を吸ったら、人だった頃の私を忘れてしまいそうでな
【人らしく、人の様に生きようとする吸血鬼、と言うのも変な物だ】
【元人間、と言うのが大きいのかも知れないが】

まぁ、二度寝しようと思う事がたまにあるのは分かったさ
【きっといつか役立つはず、多分】
172 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:00:51.46 ID:uHfjFYSO
>>170
……よかった
【彼の笑顔を見て安心する…】
【それが凶悪を含むものであっても】
【彼は自分で相手に《復讐》する】
【自分で罪を背負い相手に《罰》を与えれる】
【自分より強い人だと思ったから】
【涙を拭きこちらも笑い】

コレは記事にした方がよろしいですか?
ただし記事にしたら魔術協会に少なからずダメージを負うと思います
なにせ生物兵器を隠していたんですから…
【真剣な表情で】

それとも私が信頼する魔術協会の人にだけ情報を渡す
そして、それにより噂を広める

どうしますか?
【真剣な表情で】
173 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:03:38.47 ID:0ccQu6co
>>167

うわ…、そんなことが有ったんだ……
全然知らなかった…
……でも、職質くらいなら平気だよ?
胸を張って「何処に出ても妖しくない呪術師ですっ」って返事できるから

――や、欲しい事は、欲しかったんだけど、ね
カチューシャしてるから、ちょっと付けれないなー、って……

【微妙に目を伏せて視線を外し、残念そうに答えを返す】
【――付け替える、という選択肢が出てこないあたり、カチューシャは大事なものらしい】

【自然な流れで、可愛く揺れる尻尾に目を向けて】

…音が鳴るのは不可抗力ですー
大体ね、体中に鎖巻いて音鳴らすなって方が難しいんだよ?

【口を尖らせながら、右手を挙げて――】
【自分が人間である証拠のように、袖口から青銅の鎖≠伸ばす】
【その動きは、笛に操られる蛇のよう】

――むむ、普通に気になるよ
こんな所につけて、一体何を検知するの?

【さっき挙げた方の手で指差して――】
【ジャラリ、と鎖が大きく動いたかと思うと、尻尾に巻きつこうとする】
174 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:04:34.75 ID:0ccQu6co
>>173
/追記です
/話題が増えてきてしまったので、幾つかスルーして頂いても構いませんよ!
175 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:08:28.69 ID:kdSm6z.o
>>172

ふむ・・・。
【再び目を伏せ、黙考10秒】

公衆の目に晒すのはあまりうまくないな。
彼らは存在自体が極秘だ、今話したのは・・・まあ私の気まぐれだが。
記事にすれば、いろいろと批判が飛んでくるのは目に見えている。
【軽口を挟みつつ、やはり渋い顔】
【結論から言うと、「なし」だ】

君が信頼する・・・?ふぅむ。
よければ、そのものの名を上げてくれないかね?
もしかすれば、知っているものの名があるかもしれん。
【きりりと表情を引き締める】
【周囲に人が来ないのを伺いつつ、だ】
176 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 01:09:00.05 ID:1jeyjGYo
>>168

ああ、単純に割り切れているご様子で……羨ましいです

【左手からナイフをもぎ取って、最初は確かめるように、二回目はきつく、握る】

そうです、この世界は矛盾しているから、こうまで完全なんです

【”歪んでいる”その一点において、少女と彼は似ている】
【逆に言えば、そこだけだ 少女はくしゃくしゃに丸められて、どこにも芯が見当たらない】
【過去を捨てようとする者と、過去を探り出す者と 向かう点が同じ”だけ”だ】

想起― 不完全 斬鉄剣

【左手に巻きついた鎖を、ナイフで斬るッ】
【刃と鎖が触れ合った瞬間に高音が響き、後は素直に裂かれていく】
【そして、その勢いのままナイフを相手に投げつける】

【瞬く間の一閃 身体能力の不足、という予測を嘲笑うかのよう】

多くの人は、翻弄されて、流されて それから過去に、意思を添加しているものです
私は、今を決めたい

【相手に向かって、駆け出した】


【じわじわと血が浮き上がっている 表皮を一緒に切ってしまったのだ】
【左手もまた袖先が割れ、手首には薄く細い、赤い線が引かれていく】

【そして右手 開くでもなく閉じるでもなく 中間の形で止まっている】
【少し、力が抜けているような――】
177 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:09:29.65 ID:TznavKAo
>>171

オレだったら恥ずかしいから絶対に嫌だね
ついでにからかわれそうで更に嫌だ、だから寝る時はこう人のいなさそうな場所で……
……まあ今回は例外だけどさ

【シャイボーイ(笑)】
【のそりと上体を起こす、やっぱり体が痛かったらしい】

そこはなんつーか……理性の頑張り所だよ
人だった頃の歴史の積み重ねがそう簡単に吸血鬼に塗りつぶされてたまるかってんだ
それにお前のその状態って人間だと絶食している事と同じだろ?あんま無茶はなー……

【自分自身無責任な言葉を並べていると理解はしているが】
【やはり目の前の彼女が弱っていく姿を見るのはどこか忍びない】
【そんな些細な気持ちで勝手な推測を口にしている自分に気付き、少し後悔】

いいよなー二度寝、なんつーか寝るのと微睡んでいる間の感じがたまらなく良い

【ウトウトしている時のことだろうか】
【いずれにしてもいまいち表現し辛いのであった】
178 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 01:09:37.73 ID:fDPg25w0
>>169

「当たり前の話だ!!
私は『奴隷』として買われた身…………それでも、シュバルツ様が私にくれたのは、鎖と屈辱と責め苦ではなく、教育と自由と安心と温かい食事と生きる喜び……そして『ヴェイセシス』の名前!!
犬だろうが何だろうが…………今の私は幸せなんだッッ!!!」

【奴隷とさして変わらない――――そう言われようとも、彼女の思いは揺るがない】
【自分の立場は理解している。その上でそうした立場を超えた、行ってみれば分不相応な扱いを受けているのだ】
【それで忠誠を誓わないで、何をしろと言うのか。身を引きながら、リーナは最後まで吼え狂った】

「グルゴン、さん…………さぁ、掴まって…………!!」
[申し訳ない……リーナ殿…………]

【グルゴンは、リーナの肩を借りつつ、共に戦場から離脱していく】
【不思議と、その二人には共に思いやりの様なものがある様に見えた】

<さぁ、年貢の納め時だなぁライク・ヴェルトゥス…………!
てめぇはどんな声で泣き叫んでくれるんだ……!? ヒャハハハハハハハハハハ!!>

【ガルンロードの両手に炎が宿る。先の戦闘で分かる通り、ガルンロードは炎系統の魔術に秀でている男である】
【そして、間違いようもなく戦闘に悦びを感じているこの姿――――彼は、人を焼き殺すのが何よりも好きなタイプである】
【最高の獲物を前に、舌舐めずりするように愉悦に満ちた笑みを浮かべるが――――】

【突然、彼の懐から無線機の物と思しき呼び出し音が響く】

<ちっ――――こちらガルンロード……首領!?
『ナポリス総合』…………っと、すぐに戻れと!? ――――了解、だぜ…………!>

【その声を受け取ったガルンロードに、戦慄が走る。顔に苦渋の色を浮かばせながら、彼は無線機の電源を切る】

<チッ……運の良い奴め、ライク・ヴェルトゥス…………だが分かったろ!? 俺たちの全力、こんなもんじゃねぇ!
死にたくなかったら、地べた這いつくばってでも、首領に命乞いするんだなぁ! 許してもらえるかはしらねぇけどよ!!>

【そう言い残すと、彼もまた、グルゴン、リーナに従い戦場を後にする――――何か、不測の事態が起こったらしい】

<ルナティックガンスター!! サイレントレクイエム!!
そいつはお前らだけで手に負えるタマじゃねぇ!!
適宜撤退しろ…………ただし、腕の一本ぐらい捥いでやれよ!!!>
〔〔了解…………〕〕

【去り際、ガルンロードはクローン2体に命令を忘れない】
【その命令に、クローン2体は揃って頷いた】

〔……どうする、サイレントレクイエム〕
〔時間稼ぎの後、撤退がベターと考える。何より護るべきは、『暴蜂』上級構成員である、あの3人……〕

【身構えながらも、リイロクローン2体は動かない】
【どうも、時間稼ぎを優先した結果、ライクに余力が無いために能動的にアクションを取らない方針のようだ】
【ただし、それは隙があると言う事ではない――――】
179 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:10:05.55 ID:yMKveESO
>>163
//すみません、見逃してました……。
//未だいらっしゃいますか?
180 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:15:28.89 ID:uJcYqpYo
>>179
/あ、はい。まだいますよー
181 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:17:38.51 ID:uHfjFYSO
>>175
……わかりました
【そして他に人がいないか気配をさぐり】

……コレは名前を出していいかわかりませんが
私が個人的に情報交換の契約をしている相手です
けど、私は彼を信頼してます。決して悪い事に利用する人ではありません
………それに……
私が女子寮襲撃の事を教えたさいに、彼は自分の友人が大丈夫か心配してる様子でした
もし、それで不手際が起きたら私が責任をとります……貴方の名前も彼には教えません…
だから………お願いします
【彼女は頭を深くさげ、そう言った】
182 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:20:57.43 ID:58daaxEo
>>176

……。

………………………………ッ!?

【確信に近かった“予測”は“油断”となり─────】
【気づいた瞬間、彼の右肩に、ナイフが突き刺さっていた】

な────────……

【何かしらを読み取る力というのは何となくだが、分かっていた】
【だが、それが“身体能力の増加”に繋がらないとほぼ確信しいたのだ】

【さらには、目の前の少女の容姿や背丈、飛び抜けた身体能力は“絶対”に無いとも思っていた】
【だが、ここは、この世界は魔術や能力差の巣くう、 新 世 界 、一瞬でも忘れていたのは“俺”を思い出したのが原因か───】

く、───くそ………ッッ!!

【攻めの姿勢を見せる少女】
【最初の頃にあった焦りとはまた別の──逆に自分が“狩られる”という可能性が生まれた事による、焦りだ】

【突っ込んでくる少女に対して、右肩を守るように低めの引き気味の体制を取るが、負傷したのもあり】
【これから来るである、相手のアクションに対する回避行動は難しい。しかし、先ほど放った布石は、残っている】

【───パチン。左手の指を鳴らす。それが合図だ】
【ばらまいた3枚のスペードのカードは、風を纏い、シュルシュルと回転し】

【投げた時ほどのスピードや威力は無いが、切れ味はそのまま、そして今回は数で迫る】
【右から1枚、左方向から2枚、弧を描くように少女に襲いかかる───────】
183 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:22:38.31 ID:NI2hCrco
>>173

―――露骨に怪しいだろ、JK……。
まぁいい、この話題は無しだ。うむ。

イヤホンタイプの物も作れるぞ?
ま、耳の部分に獣耳が付く形になるから、見た目は微妙だがな。

【先の話題は話が続かないと判断したか、適当に区切り】
【カチューシャが外せないならと提案したのはヘッドフォンとは別の形】
【獣耳=頭の上にある物、という発想を払拭した形では在るが】
【顔の左右に犬耳や猫耳があるのを想像するとシュールを通り越して怖い】

そもそも、何で体中に鎖を巻いているんだ?
その足環といい、今時のファッションはこう、奇抜なものが流行りなのか?

……だから、気にしなくてもいいと言っているだろう。
直接触ろうとするんじゃない、危ないじゃないか。

【鎖を巻いている、という奇抜なスタイルに茶々を入れつつ】
【伸ばされた鎖を避けるために、尻尾を体の前方に回して】
【両手でガードし、触れさせないようにした】
184 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:23:58.63 ID:MB3sIMAO
>>177

寝顔見られたくないのは、分かったが、ここは、危ないと思うぞ?
ってやっぱり体痛かったのか
【どうであれ、路地裏に面してる廃墟】
【輩がいても仕方ない場所です】

……限界まで我慢して、理性が飛ぶよりはマシかも知れないが
それでも、今のところはやり方を変えるつもりはないよ
【一つの意見、と捉えてるからか、特に気にはしてない様だ】
【それに、心配してくれてるのは分かってる】

……なら邪魔するべきじゃ無かったかな
お前の寝顔も見られたかも知れないし
【話掛けたタイミングがちょうどその時の様に思えた】
【後半部分が真実かは知りません】
185 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 01:25:13.17 ID:yMKveESO
>>163>>180
【向こうからやって来る男女を、どこか無機質な仏頂面でちらと見遣り】
【目を細めつつ無意識に利き耳を立て、会話の内容を頭の中で反芻】

(ベタつく?……誰かがタールでもぶち撒けたか、死骸を片した跡か。)
(――――何にせよご愁傷様、だな。足が取られるって事は、片方はそう慣れてないのか)

【恐らくは只の通行人、危険は少ないと判断したか。短刀を鞘に納めて、其れでも柄は逆手に握ったまま】
【宛ら猫のよう、足音も立てずにただ歩く。歩調は早く、何事も無ければ次のレスには二人と擦れ違うだろう】
【気配は希釈されたように薄く、場所と時刻と、抜けるような肌の白さも相俟って。或いは、亡霊のようですら有る】
//良かった……では、宜しくお願いしますー。
186 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:25:15.39 ID:kdSm6z.o
>>181

・・・君がそこまで言うのなら、大丈夫なのだろう。
【ゆっくりと、一つ頷いて】

わかった、君とその協力者を信用して、その橋渡しを君にお願いしよう。
だから、その下げた頭を上げてもらえるかな?
【真摯な態度で、頭まで下げられては、断るわけには行かない】
【誰かここにこないだろうな、と心配をしながらあげさせようとする】
【椅子においたバッグを持ち上げる】
187 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 01:25:31.61 ID:vZ1ggNA0
>>178
【言うべきことは言った・・・あの女に対しもう言う事は無い】
【残された道はただぶつかる事のみ・・・】
【だが同時に思う・・・「自立している様で自立していないな、あの女、いや、自立している一面が無いわけではない、が」】

泣き叫ぶと思ってるのか、おめでたい奴だ、俺はこの程度じゃ死なない、仮に死ぬ場面にあってもお前の思うようにに喚かない
舐めるな、犬・・・!・・・


・・・俺がこうしてボロボロなのは銀鶏のおかげだが・・・・・・
いや全く運が良い、銀鶏が居なかったら・・・いや、そもそも銀系が居たからこの戦いに持ち込めた、だったらこの前提は無意味、か
・・・ナポリス総合・・・敵の前でポロポロキーワード落としてくれる・・・
【矮小な世界を壊すといった手前、この程度で苦しいなどとは微塵として思考には無いようだ】
【そして忘れない、敵が漏らした言葉を・・・この言葉を手掛りに、探りを入れる事に決めた】
【銀鶏の行い・・・正直な感想を言えば、あの射撃で一番被害を被ったのは自分じゃないだろうか】
【大男はまだ動けていたし、女のほうは大男に庇われて無事、一方自分は立っているだけが限界】
【気持ちだけは受け取りたい、気持ちだけは・・・いや、これも自業自得といえば自業自得、か】

・・・
【・・・自分から出せる行動が無い】
【相手も能動的に動く気配が無い・・・と言うより襲われたら終わりである】
【こんな時、路地裏を徘徊しているであろう、あいつが・・・来たら嬉しいなぁ】
【などと考えている・・待ち人来るか、それとも違う人間が来るか・・・】
188 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:32:04.98 ID:uHfjFYSO
>>186
……ありがとうございます
【頭を上げ】

……それで、生物兵器とそれを利用した犯人の特徴を教えてくれませんか?
【メモ帳を持ちながら】

【人が来る気配がないか探りながら】
189 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:33:40.91 ID:TznavKAo
>>184

今度から自粛するので問題無い、次は森とかで寝る
……正直少し痛かった

【とんとんと腰を叩き、ついでに背伸びも】
【人工の地面は些か人には優しくない】

理性が飛ぶってお前なあ……
どっちにしたって限界が来たときに用として手元に輸血パック1つくらいは持っていた方が良いと思う
お前の事だから気づいたら人を襲って血吸っていましたーなんて事嫌だろう?

【もしそうなって現れるのは人の本能か吸血鬼の理性か、それとも本能か】
【もしもの事なんて考えたくないのだけど、避けては通れない問題だろうから……】

オレの睡眠の邪魔をしてくれてありがとうシルヴァーグさん

【キリっとした表情】
【そこまで自分の寝顔を他の人間に見られたく無いらしいです】
190 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 01:37:06.38 ID:fDPg25w0
>>187

〔――――ライク・ヴェルトゥス……一つ、聞きたい……〕
〔…………ルナティックガンスター、何を……!?〕

【じりじりとした硬直の中、唐突にζの少女が声を掛ける】
【そうした行動は、全くの想定外だったようで、νの少女は驚いた表情でζの少女を見る】

〔…………お前がシュバルツ様に刃向うのは、ただ降りかかる火の粉を払うだけ、と言う風には見えない……一体、何が目的なんだ?〕
〔ルナティックガンスター、一体何を言っている……!? 敵に向かって、何を――――〕
〔――私たちを生み出すきっかけになった人間の、その目的を知りたいだけだ……お前も知りたくは無いか?〕
〔ッ、そ、それは……そうだが…………〕

【ζの少女の質問は、ある意味で全く突拍子もないものだった】
【憎んでいる訳ではない。ただ淡々と任務を遂行する。そういう存在であるはずのクローンサイボーグが】
【『知りたい』と言う欲求の元に、敵対者に質問を浴びせている――――非常に異質な行動である事が、分かるだろうか】
191 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:40:37.14 ID:uJcYqpYo
>>185
【女は足元に気を取られ、男はそんな女の様子に気を取られ、近くにいる人物には気がついていない】
【恐らくは二人ともこんな通りに人が居るわけも無いと思っているのだろう。ずいぶんと無用心だ】

「あんまり遅いと置いてくぞ」
「あああ、ちょっとぐらい待ってくれたって良いじゃないですか!」

【何とか足元のおぼつかなさから逃れた女は、小走りで男に追いつく】
【男の方は溜息をついて、黙ったまま歩き始めた】

【不意に、男がその足を止める】
「……あ?」
「ん? どうしたんです?」
「あ、いや、何か妙な気配を感じてな……いや、多分物陰に野ネズミでもいるんだろうな」

【男は微かに物陰の人物の存在を感じ取る】
【だが、それが行動に反映される事はなく、そのまままた歩き続ける】
【油断か、或いは未熟さ故か、二人はそのまま足を進め…………やがて人影まで後数歩の所にまで辿り着いた】
192 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:40:37.40 ID:0ccQu6co
>>183

【一瞬頬を膨らませたものの、「価値観のソーイ」だと考えなおす】

……もこもこが耳の横にあるのは、意外と可愛いかもしれないよー
まぁ、作った人が微妙って言うなら、そうかもしれないけど…

……他には何作ってるの? もしかして、その時計みたいなヤツとか…?

【想像を巡らせて、意外とアリなんじゃないか、と思う少女】
【――欲しいとは言わないあたり、アレである】

ぅ……
……服装に突っ込まれたのは、随分久しぶりだよ
これも、念動力能力者の宿命かな
使う武器は全て持ち歩かなくてはいけない――、武器生成能力者が羨ましい…

【奇抜≠ニ言われて、一瞬頬が桜色になるものの、我慢】
【膝の上で握った拳が、ぷるぷると震えている】
【――ふぅ、と短く溜息をついて、さも苦労しているように話す】【スルーも可】

【ジトッとした視線を向けて――】
【少女には、尻尾を護る動作が必死に見えた】

…………

……ふーん?

【鎖を袖に戻した後、企むように微笑んで――何もしない】
193 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:45:53.63 ID:MB3sIMAO
>>189

正直どこでも危ない気もしてくるがな……
下に何か敷いておかないからだ
【森は森で危ないし、夜は基本的に危ない】
【まぁ土とか、木の方が柔らかいから寝やすさはある、はず】

そりゃあ嫌だが……
【血を吸う、と言う行為自体に抵抗がある以上】
【彼女にとっては難しい事かも知れない】

朝までここで寝てるよりは良かったんじゃないか?
【危ないし、堅いし】
194 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:48:24.74 ID:yMKveESO
>>191
//えっと、描写解り難かったら済みません……。
//当方、逃げも隠れもせずに路地裏のど真ん中を歩いてる感じなのです。
195 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 01:53:17.08 ID:vZ1ggNA0
>>190
【目を見開く─── 一瞬、相手が何を言って居るか理解できなかった】
【──以前会った連中に、人間味は感じられなかった・・・そう、特に黒い真祖と闘った相手から】
【兵として作られたであろうクローン人間・・・そう言った自発的な感情にリミットがかけられている物だと思っていたのだ】
【しかし、これは良い機会だ───少しでも、自分が動けるようになるまでの時間を稼げる可能性が増えた】
【此処で自分が話を始められれば・・・】

・・・何が目的?・・・色々だ。一つは強い敵と戦い実力を身に着けること、より強くなるためだ
一つはリイロの嬢ちゃんに謝りに行くため・・・あれは俺が起爆させちまった・・・俺の・・・責任・・・
・・・一つは自分の信念、正義と言い替えても構わない、自分のそれを通すため
今言ったそれと関係するが・・・シュバルツのやってることが気に食わない・・・!
自分の子供を弄ぶ事・・・そして兵士として、戦うことを前提に人の命を作るという事が!!!
命を作ることまでは否定しない・・・だが人の生き方は親が決める物じゃない、自分で掴んで自分で進む物だ・・・!
そういう意味では貴様らも哀れだな・・・愚かしい親を持った・・・自分の意思をもてない、自分が自分として生きて行けない・・・

【打算もある───だがこれらの言葉は決して嘘では無い、いや、全て事実だ──】
【一人の人生を台無しにした彼が言うのもおかしな話だが、彼はシュバルツを人としての軸がぶれた悪人と判断しているのだろう】
【一番強いのは、理由として一番強いのは、同率で二つ、謝りに行く事と、シュバルツそのものに対する怒り・・・】
【そうである事が、彼の声調からも解るだろう、謝りに行くと言う時、シュバルツのすることを批判する声、それらを言うときの声が重々しい】
196 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:54:13.51 ID:kdSm6z.o
>>188

犯人・・・はメイド服を着た女だ。青の短髪に眼鏡をかけていた。
そして兵器のほうだが・・・こちらはこの世界じゃありきたりすぎる格好だ。
腰まで届く銀の長髪の少女、前に見たときはぼろを着ていたが、いまはどうか・・・。
【歯切れが悪い、確かにそんな特徴の連中はたくさんいる】
【そして思い出したのか、だんだんと口調に怒りが混じり始める】
197 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:55:53.80 ID:uJcYqpYo
>>194
/わああ、すみません!
/こっちが勝手に変な読み違いしてました……orz
/【男の方は溜息をついて、黙ったまま歩き始めた】以下を変更させてください


「……ん」
【視界が闇に慣れた頃、不意に男がその足を止める】
「あれ? どうしたんですか?」
「ああいや、おまえは後ろに居ろ。……んで、あんたも夜の散歩かい? 随分とブッソーな物ぶら下げてるけどさ」

【背中に居る女を静止し、男は目の前の人物に話しかける】
198 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:57:28.25 ID:NI2hCrco
>>192

少なくとも、ボクは微妙だと思ったな。
ヘッドフォンに慣れすぎた、と言うのもあるかも知れんが。

――作ってるものか? ああ、コレも確かにそうだな。
耳、尻尾にコレ。後は――色々作ってるぞ? ロボとかを中心にな。

【右腕を持ち上げ、腕に巻いた機械を見えやすいようにする】
【その機械は確かにデジタル時計のような形をしているが】
【アナログの針もある上に、矢鱈ボタンが多い。多機能の時計にしても多い】
【更に、さりげなく“ロボ”という単語も上がる。機械系の開発を専門としているらしい】

ふむ……久しぶりという事は、余程その服装は世間に浸透しているんだな。
流石に部屋に篭りすぎたか………最近の流れが今一判らなくて困る。

【尻尾を守っているため腕を組むことは出来ないが】
【首を捻る事で考え事をしている様子を表しながら】
【若干勘違いした方向へと思考が進んでいるようにも思える】

―――――………なんだ、その怪しい笑いは。

【鎖が引いたのを目で追い、然し尻尾を守ったまま】
【ほんの少しの怯えが混じった目で、少女を睨むように見詰める】
199 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 01:57:52.31 ID:1jeyjGYo
>>182

【無理矢理に身体能力を上げる リスクがないわけがない】
【右腕の感覚が薄い 出血に対して未だに何も手を加えていない上に、先ほどのアレ】

【三枚のカード、能力によって読み取った結果は、進む限り避けきれない――!】

【右側へ、突っ込んだ 右腕を盾にしてカードを受け止め、残りの二枚を避ける】
【右腕を、捨てたのだ 正気で取れる選択肢ではない】

【自分の眼に血がかかるのも気にしない 使い慣れた化粧品だ】


(火力については、この戦闘に限れば先刻のナイフが限界)
(いい機会です、試すしかない――!)

【形だけ見れば、大した力の無い体当たり】
【左半身を相手にぶつけてくる】

あなたはっ 背負えますか!?
共謀/Conspire

【もし触れれば、大量の情報群が雪崩れ込む】
【彼女の能力についての大まかな内容/腕の痛み/過去に読み取った複数の死の感覚
意味不明のビジョン/頭痛/空を翔る感覚/目の前で揺れる炎/夢/誰かの暗い瞳
唸る蛇/人肉の味/忘れることへの恐怖/期待/鮮やかな狂気/月長石の煌き/……】

【ある種の精神攻撃】
【脳の一度に処理できる量を超えていれば、相手の動きを止められるはず】
200 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 01:58:08.35 ID:uHfjFYSO
>>196
わかりました……
あと二つ質問します
【真剣な表情で】

まず貴方が生物兵器を出そうとした目的を

もう一つはその生物兵器は噂の隠し部屋のですか?多分隠し部屋は一カ所だと思いますが……
201 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 01:59:09.36 ID:TznavKAo
>>193

やっぱ自分の部屋が一番安全かー……
うぇーコート脱いで下に敷くと今度は寒いんだぜー?

【自分の部屋ならば対侵入者用に色々と準備してある】
【まあそれ以前に安全なのだけど、それでも自分で守備を固めるのは】
【どのようなモノで自分が守られているか、その守りの正体を知っている分安心出来るからだった】

備えあればなんとやらさ、やらないに越したことはない
それにそれにもしお前が完全に吸血鬼化して人を襲って、んで退治されちまったら悲しむヤツがいるだろ?

【例えば家族とか、友人とか】
【そういった人の輪が壊れるのは少年としてもあまり見たく無いのだろう】

確かにそうだ、シルヴァーグ様の言う通りだ
今は平気でも朝方が一番冷え込むし本当に良かったな、うん

【風邪を引いて1人で寝こむのは肉体的に、更に精神的にも非常に辛い】
【ちょっとだけ目の前の彼女に感謝してのでした】
202 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 02:04:28.54 ID:fDPg25w0
>>195

〔――――強くなるため、オリジナルに謝罪するため、信念を貫くため…………か〕
〔……………………〕

【全てを聞いたうえで、口に出して反芻する】
【直接質問を浴びせたζだけではなく、νもまた、興味深げに聞き入っていた】

〔……なるほど、あい分かった…………知りたい事はそれだけだが……我々に憐れみの感情など、持つ必要はない……〕
〔…………一つ言わせてもらうが、『意志を持つ兵器』など、矛盾概念だ…………少なくとも、私たちにとってはな……〕

【戦う理由、それを聞いた事で、納得はしたようだが、最後の物言いが、引っ掛かったのだろう】
【ζとνは、それぞれに異論をはさむ。あくまで、兵器に徹しようとしている姿が、そこにはある】
【――――だが、それでは任務を逸脱した、この様な質問をしていること自体が、矛盾になってしまうのだが――――】

〔――――撤退の時間は稼いだ。我々もそろそろ引き揚げるぞ〕
〔…………了解〕

【会話を始めたのも唐突ならば、それもまた唐突だった】
【撤退を口にすると、2体は揃って後退する。まだ身動きの取れないライクを、その場に置いていく格好だ】
【ライクの側から何かアクションを起こさない限り、彼女らはその場を去るだろう】
【もっとも、それぞれの砲口は、未だライクに向けられたままだ。攻撃をしてくるようなら、反撃のチャンスは十分にある】
203 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:05:51.98 ID:kdSm6z.o
>>200

ふむ。
【目を伏せて以下略】

一つ目の問、答えは『保護』だ。
実はこの連中、ほとんど監禁状態も同然でな、上層部の一部を締め上げて場所を吐かせた。
まあ今回はそれが裏目に出すぎたわけだが・・・。おっと、締め上げた云々はなしでな。
まあとりあえず、目の届く場所においておこう、ということなのだが。
【無茶苦茶である】
【だが、ただ欲に目が眩んだわけではなさそうだ】

二つ目の問、うむ、まさしくその通り。
「噂の地下室」は、確かに存在している。そして、「地下」は二種類ある。
一つは、私が入ったほう。もはや隠し部屋に近いな。
そしてもう一つは、倉庫に繋がるほうだ。たまに迷い込む生徒がいるらしい。おそらく、噂になったのはそっちだろう。
【「隠し部屋」に「迷い込む」ことは出来ない。そのために隠されているからだ】
【だが、どこかにまぎれているなら・・・。どこかの封が切れたのか】
【すべてのほころびは、ある意味、そこから始まっているのだ】
204 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:07:57.17 ID:MB3sIMAO
>>201

ん……部屋借りたのか?
【前に自分に家は無い、と言った事を】
【言っていた気がしたからか、少し聞いてみた】

………
【数秒の間、何を考えてるのか、何か考えてるのか】
いるにはいる、と思いたいな
【あまりぱっとしない答えだった】

冗談でも様付けは止めてくれ、いい思い出がない
部屋があるんなら、素直にそこで寝ればいいだろ?
【何かしら事情があるのかも知れないが】
【事情があったとしても彼女が知る訳もない】
205 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:08:41.31 ID:uHfjFYSO
>>203
保護…ですか……

!?
待ってください!!二つ!?
という事は……まだいるんですか?生物兵器が!?
【流石にそれは動揺が隠せなかった】
206 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:13:23.81 ID:0ccQu6co
>>198

【掲げられた機械――ボタンの多さが異常】
【ムツかしそうに眉間に皺を寄せて】

……なにこれ、すごいね…
カンスーデンタクみたい……

ロボとか…操作できそう…

【適当なことを言ってみる】
【――機械工学系には疎い少女だ】
【文字やら数値が書いてあったとしても、直感的なことしか言えない】

へぇ……
それは、いけないことだと思うな

女の子なんだから、ちゃんと流行にも興味持たなきゃ…
……ソウダ、クサリヲカシテアゲヨウ

【完全に棒読みで、唇は細い三日月のように孤を描いていて】
【瞳は完全に尻尾に釘付け。興味の色しか浮かんでない】
【――両袖口から這い出てくる、計四本の鎖】
【ジャララララン、と勢いよく伸びて、彼女の両腕に巻きつこうとする】
【でも、大きく離れれば回避できる気がします】
207 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:14:59.76 ID:kdSm6z.o
>>205

ああ、といっても兵器は全部で3体だ。そこまで慌てることでもない。
だから、もう一体がどこかにいる。
ここだけの話、そいつはまだ手付かずでな。速めに確保せんといかん。
【そして、突然口をつぐみ、いままで以上に周囲を警戒する】
【そして誰もいないことを確認すると、顔を寄せて小声で話し始める】

・・・実はな、すでに「地下」二つの兵器、それぞれ持ち去られている節がある。
ひとつは私が言ったとおりだが、もうひとつがどこに言っても見つからんのだ。
【不可解、そう、実に不可解といった顔で語る】
208 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 02:15:14.11 ID:vZ1ggNA0
>>202

・・・さっき言って居ることと矛盾していると自覚してあえて聞くが・・・
お前らがそうして質問する事自体、既に自立した意志を持っている、という事じゃないのか
それに・・・お前らがなんと言ったって哀れは哀れだ、覚えとけ
【最初から矛盾には気付いていた、自分の意思を持たないと思っていた相手に先のような質問に答える事自体】
【途中、意思を持っておきながら、何故か、何処かでそれを持つことを放棄したか、そう判断した】

・・・腕の一本捥げって言われてた気がするが・・・まぁ、忘れているようで俺に取っちゃ何より、だ
【その姿を見送るより他無い、彼には───】
【クローンと言う命自体を否定する男ではない───生まれた以上、権利がある──】
【今の質問に可能性を垣間見た───あのクローンたちも、その権利を行使できる日が来るのでは無いかと】
【その位置まで引っ張るのが自分か、自分じゃないかは解らないが・・・】
【ただ、自分のすることは変わらない・・・シュバルツと、その部下達を・・・倒す、リイロを見つけ、あの兄妹の手の届くところに送り届けるのが道義か・・・】



/お疲れ様でした
209 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:21:58.13 ID:uHfjFYSO
>>207
……………最悪だ…
【ポツリと呟く】

最後の生物兵器はまだ何処かに眠ってる…それはつまり……魔術協会はまだ狙われていて
それを狙う輩が沢山いる可能性もある……
……コレは記事にできませんね。確実に
【頭を抱え、ケータイにその情報をうちこみ】
【契約者……赤木に送った】
210 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:23:39.40 ID:58daaxEo
>>199

【相手の意図は何となくだが、読めた、いや、現状からの予測】
【“触れる”彼女が彼から名前を読み取った能力の条件だ】

【当然、避けようとする】

【だが───】

【正面から突撃されたら回避が出来ない、故の攻撃だったのだ─】
【彼女の体当たりは、バックステップしようとする彼の体を掠めた】

あ、──────………?

【───視界が】

          【暗テn S   u ───────】

【情報の波に埋め尽くされ、前の前の光景と脳内の映像の区別が付かなくなり】
【少女の方向とは見当違いの方向を見ている、いや……別の何かを見ているのかもしれない】

お…………。

【さらには記憶の混乱、────】
【ある意味、吹っ切れた上体からの、先程の混乱状態への逆戻り───】

     ぁ……?

【左手で頭を抑え、目を剥き、蹌踉めく】
【頭が割れそうだが、叫ばない。叫べないのかもしれない】

【もしかしたら、叫んでいるつもりはあるかもしれない】
【しかし、それは“こちら”では無かったのだろう、そういう事だ】

【ギュルギュルと思考が巡る、どれが、自分が、どれが、“アイツ”か】
【区別が付かない、ならば、“俺”は“私”は────どれだ、誰だ、誰だ、自分は………】

【───────】

【少女を吹っ飛ばさんと、腹部に蹴りが、飛んでくる】
【鋭いが、反射に近いもので繰り出された、かなり大振りな一撃だ、蹴りの主は、当然、青年しか居ないだろう】

【それの成否に関わらず、彼───高城は】
【まるで死人のようにふらふらと光を求め街灯に向かって歩き、もたれ掛かろうとするだろう】
211 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 02:24:00.87 ID:fDPg25w0
>>208

〔……………………〕

【意志を持っているのでは、と言うライクの追及は無視した】
【そうした、一度決めた事は貫くと言う徹底した動きは、正に機械的ではあるが】
【だが、答えなかったのではなく、答えられなかったのではないか】
【――――真相は、闇のなかだ】

〔…………ルナティックガンスター、あの状況、足止めは愚か、殺害しようと思えば殺害できていたと思うのだが……なぜ手を下さなかった?〕
〔……今は、その時ではない、とのご主人様の命令だ〕
〔それでは、ガルンロード様を呼び戻したのも…………〕
〔恐らく、わざとだろうな…………何か、お考えがあっての事なのだろう…………〕

【ライクの元を離れ、ようやく上着を元通りに戻し、徒歩で去っていく2体のリイロクローン】
【攻撃をしなかったのは、シュバルツに何か思惑があったらしいという】
【だが、その事は誰も知らない――――少なくとも、シュバルツ本人と、それを指示されたこの2体のリイロクローン以外は――――…………】

/乙でしたー!
212 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:25:30.23 ID:TznavKAo
>>204

まあ大体はそんな感じかな自分でもビックリしてる
なんつうか合縁奇縁ってヤツですよ、言葉の意味は知らないけどな
ただ食料問題は主に質的な意味で解決してねーけどな!

【ちなみに部屋の至る所にナイフが隠してあったりします】
【食事の内容はジャンクフードを食べるだけの簡単なお仕事です】

……もっとこう社交的になろうぜ?いやオレも言える程社交的じゃないけどさ
でもあれだぞ、もしかしたらオレが悲しむかもしれないぞ?

【うすら寒いセリフを心配そうな表情で言った】

というとどっかのお嬢様かなんかかお前?……いや無いか、無いな
お前の言う通りなんだけど素直に世話になるのもなんか恥ずかしいというかなんというか……

【恥ずかしいというとてもくだらない理由でした】
213 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:26:19.21 ID:kdSm6z.o
>>209

全くもってな。
【呟きを聞き取り、あっけらかんと言う】
【事態を正しく捉えてるのかこの男・・・】

・・・だがもう連中に先は越させん。
なんとしてもだ。なんとしても、連れ出す。
でなければ、私たちの手札はなくなってしまう。
【そして真剣な顔で締める】
【バッグをてのひらで跳ねさせている】
214 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 02:26:41.56 ID:yMKveESO
>>197
(……やっぱり、如何にも不慣れって感じだな)
(こんな時間にうろついてるんだ。心得が無い、って訳でもなさそうだけど……)

――――ん?

【ぼんやりと憶測を巡らしつつ、相手に近付くに連れて歩調を緩め】
【やがて道の脇に退こうとした所で、ふと呼び掛けられて同じく足を止める】
【やや眉を顰め気味にして目を細め、怪訝そうな様子で男を注視すると】

ああ、そんなトコ……夜行性でね。
近頃世間も物騒だし、目には目を、って言うだろ?
寄ってくる羽虫を払うにしろ潰すにしろ、これが無いと都合が悪くてね。

【外見に違わず性別の曖昧な口調で、涼しげに宣った】
215 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:29:54.16 ID:NI2hCrco
>>206

カンスーデンタク……関数電卓のことか?
確かに電卓機能もあるが―――細かい説明はしなくてもいいな。

……一気に口数が減ったな。
実物を見せたい所だが、今は部屋で休ませている所だからな。
見せることが出来ないのが残念だ。非常に。

【眉間に寄せられた皺と、一気に減った単語の量に】
【機械類は苦手だと直感。普段だったら長々と解説するところだが】
【時間も時間なので、珍しく短めに切り上げてしまう】

確かに、引き篭もるのはどうかと思うが――

……ええい、貸さんでいいから近寄るなっ!

【がんっ、とベンチを蹴飛ばすようにして、伸ばされた鎖を何とか避ける】
【が、座った状態から無理矢理飛んだ為、着地でバランスを崩し】
【ひぁ! という黄色い悲鳴と共に、どしゃりと尻餅をついた】
216 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:31:26.76 ID:uHfjFYSO
>>213
……ですね

今日はありがとうございます
【お辞儀し】

最後に名前を聞いていいですか?
それと、この話をもしかしたら私が話しても大丈夫だと思った人に話しても?
217 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:36:30.82 ID:kdSm6z.o
>>216

いや、こちらとしても動く気力を貰った。
感謝するのはこちらのほうだ。
【たしかに、最初あったときとは別人かと想うほどに生き生きとしている】
【立ち直り早すぎだ】

・・・ヴォイゼンだ。ヴォイゼン・アシュゲンスト。ここの教師を務めている。
君が「大丈夫」と判断したなら、問題ないだろう。ただ、あまり広めないように、頼む。
【一応、そこは念を押しておく】
218 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:36:52.71 ID:MB3sIMAO
>>212

……しょうもない理由だな、それ
相手の好意なんだから、素直に受け取っておいて損はしないさ
……それは別に構わないんじゃないか?食えるだけ良いと思うが
【栄養が偏るとか、その辺りは気にしちゃいけない】

まぁ……もしその時があったら、よろしく頼む
【何を頼むんだ、と自分でも思う】

随分否定が早いな、別に気にしないが
とにかく、様付けは止めてやってくれ
【ろくな事が無かったらしいが、何なんだろうね】
219 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:38:20.49 ID:uJcYqpYo
>>214
(……なーるほど。物騒なのは何処も同じか)
【返された言葉に内心納得する】
【だが、やはり武器を持って居る人物に相対しているからか、その顔は険しいままだ】

「あ、あの……誰か居るんですか?」
【男の言葉に従ったままの女が不安そうな声で問いかけてくる】
「まあな。特に問題は無い……よな?」
【最初の言葉は女に、最後は目の前の人物に向かって】

「こっちは特にあんたを襲おうなんざ思ってねえ。……悪いが、ちょっとその剣にかけた手を離してくれねえか?」
220 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:40:22.75 ID:uHfjFYSO
>>217
ヴォイゼン…覚えました

わかりました
【真剣な表情で見つめ】

では…私はコレで
また会いましょう
【何ごともなければそのまま去るだろう】
221 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 02:40:50.42 ID:1jeyjGYo
>>210

ああ、少し、掴めました

【彼にとっては永く重苦しい時間なのだろうが、少女にとっては数秒】
【半ば捨て身の体当たりの後、体勢を立て直すには時間が足りず】

【大振りな蹴撃は概ね期待通りにヒットする】
【小さな身体は宙に舞い、やがて重力と地面の挟み撃ちに合う】
【意思と関係の無い、呻きが漏れて、数回の咳が響く】

【代わりに、また情報が流れ込む】
【今度は割合整理のついたもの――機関が組織立って鉱石蒐集を行っていたことについて】
【鉱山を襲って、どこかの支部に鉱石を集めて何かを企てていること】
【それに、コペンハーゲン解釈だとか、協会七不思議だとか、関係の無い断片がこびり付いている】

とりあえず一つ、終わりました……

【地面に仰向けになって、その視線の先には月明かり】
222 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:45:49.89 ID:TznavKAo
>>218

うっさいオレ的には深刻?な問題なんだよっ!
構わない、と簡単に言うけどな……そろそろ胃袋がぶち切れる頃だぜ流石に
考えてもみろよ毎日毎日延々とパンズ、レタス、チーズ、ミートパティ、………地獄じゃねえかコレ

【それでも太らないのはご都合主義かそういう体質なのか】
【多分両方です】

嫌だ、その時が来ないように努力しろバカ

【つっけどんどんである】
【睨むようにそしてどこか悲しげにシルヴァーグを見つめ】

プライドは何処に捨ててきたんだ……
今からでも遅くないぞ紛失届け出してこい、優しい誰かが拾って……くれないか、無いな
(地味に気になるが、触れて欲しくない事ぐらい2つ3つあるよなー……よし自粛)

【「よいしょ」と呟いて完全に立ち上がり】
【またまた「うーん」と背伸びついでに欠伸、目尻に涙を溜めてコートの袖で拭う】
223 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:47:43.18 ID:kdSm6z.o
>>220

うむ、では。
【去って行くレンを見送る】

・・・さあ、準備を始めよう。
行くべき場所は『高い場所』か・・・。
【メモを取り出し、それだけ呟くと】
【彼も、どこかに向かって歩いていった】

/お疲れ様でしたー!
/情報交流感謝でするー!
224 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:48:58.04 ID:uHfjFYSO
>>223
/乙でしたー
/こちらこそ感謝でござる
225 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:52:13.05 ID:0ccQu6co
>>215

…ぅ、ぐ……
――ど、どうせ機械は苦手だもん
ハードより、ソフトの方が得意なんだ、私は

ロボ見たら、まだなんかマシなこと言えるかもだけど…

……っていうか、さっきロボットだと思われたの
私がガシャガシャ音出すからじゃなくて、あなたが機械大好きなだけじゃ――

【口数が減った事を、ズバリ言い当てられて、少し動揺】
【鎖も避けられてしまって、もう尻尾センサーの謎は解けないのか――】

――――……

【なんか、尻餅ついてる―――】
【――その奇跡を認識した瞬間】
【驚くよりも、微笑むよりも、喜ぶよりも早く】

……いまだっ、えぃりゃぁぁっ

【その尻尾を両手で掴もうとする】
【正否問わず、地面に両膝をついて】
【それから彼女の真後ろに、ぺたん座りすることになるだろう】
226 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:55:08.42 ID:58daaxEo
>>221

………………。

【嫌な汗をかきながら、街灯を掴み持たれかかりながら】
【仰向けとなって、月明かりを眺める少女を睨むというよりは苦しい表情で見つめ】

【“物理的”な記憶の混乱は、己の認識をはっきりとさせるため】
自分の記憶を可能なかぎり思い出していく事の連続となった】
【あれは、“私”、これは違う、“俺”、と整合性を確認しつつ】
【記憶を遡ってくにつれて意識ははっきりとしていくのだが…】

………………。

【どういう訳か、後々、どうなるかはともかく】
【彼の彼女への殺意は今現在、消えている、ほぼ完全に】
【理由は分からない。忘れたのではなく、“思い出した”のだろう、何かを】

【それで、そういう気分じゃ、無くなったのかもしれない】

─────。

【肩に突き刺さったナイフを引き抜き、くるんと回すと、それはドコかへ消えてしまって】

「……ちゅん」

【上手く話せない彼に代わり、雀が、鳴いた】
【ふらふらと彼は、町の闇の中に溶けていくのだった】

/お疲れ様でしたー!
227 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 02:59:25.72 ID:1jeyjGYo
>>226

協会に帰れば……大丈夫なはず

【漸く血の固まり出した右腕を押さえて】
【服を断って縛るのがいいとは分かっているが、この服はなるべく壊したくない】

【男が立ち去ってから、上体を起こして、それからゆっくりと足を動かして】
【不安定この上ない足取りで、一寸先の闇へと進んでいくだろう】

/二日間にわたり超おつかれさまでしたー!
228 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 02:59:49.95 ID:MB3sIMAO
>>222

外で寝て、風邪引くよりはマシだろ?
……ジャンクフード食べるのを止めればいいんじゃないか?
【最もな解決策が出てきた】
【別訳 自炊したらどうだ?】

……まぁ精々頑張るよ
少しぐらいは、何とか出来るはずだ
【頑張った所で、最後は変わらない】
【速いか遅いか、その違いしかない】

随分前になくしたよ、探すつもりも無いが
【無い訳では無いだろうが、下らないのは捨ててそうだ】

ん……帰るのか?
229 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 03:06:51.98 ID:yMKveESO
>>219
(さて、と。取り敢えずは、うん……放しても問題は無いな)
(何も無ければそれまでだし、この距離なら下手な能力や銃より、こっちの抜き打ちの方が速い)

(――けど、どうにも物足りないな。少し吹っかけてみようか)

えーっと――――嫌だと、言ったら?

【暫く二人を観察して内心でそう結論付けると、一旦は柄を握る力を緩めるも】
【僅かな逡巡の後、口の端に小さな笑みを浮かべ。もう一度短刀を握り直して、問うた】

【敵意や殺意といった悪感情は感じられないが、冗談と言うには些かを通り越して性質が悪い】
【洒落になっていない其れは、或いは一種の挑発だろうか】
230 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 03:09:51.05 ID:TznavKAo
>>228

確かにそうだけど合理性と精神的なモノは別なんだよっ!
え、飢え死にしろって事か……?結構酷いヤツだったんだなお前……

【料理、出来ない、無理】
【面倒臭いというのが料理をしない理由の大半を占めているのは気のせいです】

んー……そうしてくれると、って感じだな
しかし吸血鬼化の特効薬とかないもんかね、現代医療には頑張って欲しいもんだ

【ある種の終末医療のような印象、やはり少年は完全に納得はしていないようで】
【曇った顔で小さく唸る】

(だからあんな服欲しがったのか……)

【若干シルヴァーグを見る少年の目が変わったようです】
【なんというか一歩引いた感じというか……】

いや帰らんよ、お腹すいたからジャンクフード買いに行くのさ
一緒に行くかー?ジュースくらいなら奢ってやるぞー?

【ザ・悪循環】
【廃墟の出口に歩き始めて頭の後ろで手を組んでクルンとシルヴァーグの方向に向いて尋ねた】
231 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 03:11:55.08 ID:NI2hCrco
>>225

――――っぐ、き、機械が好きで悪いか……!
ロボットだったら面白いとか、考えたりしても可笑しくないだろ!

【可笑しいです】
【尻餅をついた状態で、やや涙目になりながら】
【きっ、と睨み付ける様に少女を睨みつける】

【が、尻餅をついた此方を見て少女が勢い良く接近してきたのを見て】
【その迫力に気圧されたか、尻尾に対する防御動作が一瞬遅れ――】

――ひぅぅぅぅぅぅぅ!?

【背後に回りこまれ、両手で尻尾を握られて、甲高い悲鳴が夜の世界に響く】
【※此処は魔術協会敷地内です】

【因みに、尻尾の手触りはふわふわでもふもふ】
【だが強く握りこみすぎれば当然尻尾なので】
【その感覚がダイレクトに身体に伝わり、びくびくと身体を震わせた】
232 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 03:19:47.55 ID:uJcYqpYo
>>229

「…………ハッ」

【力の抜けたような、それでいて或る種の愉悦を込めた男の笑い】

「そんときゃ……悪いけど、罷り通らせてもらうぜ」
【何処か遊び心のある、余裕を持った答え】
「ちょ……何いってるんですか! そんな勝手に……」
【女が静止の声をあげるが、片手でそれを止める】
「……ちょっとだけだ 。それに、こういう挑発は穿った答えで返すのが礼儀だぜ?」
「何をバカな事を……」
「とにかく、俺はこの道を通ると決めた。……だからな、どうあろうとお前さんにはここを通してもらうぜ」
【腕をスナップしながら半笑いを浮かべ、目の前の人物に指を突き付ける】
233 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 03:22:59.78 ID:MB3sIMAO
>>230

……あぁ、すまない、何か料理出来そうな奴に見えたんだ
悪かったな、これからも頑張れよ
【眉間の辺りを白い手袋をはめた手で軽く押さえた】
【獲物がナイフだからか?】

私はもう吸血鬼だよ、血を吸おうとしないだけで
……いつか、出来ればいいんだけどな、そう言う薬も
【人間を忘れようとしないだけ】
【人間の様に生きようとしてるだけ】

(……何か変な目で見られた気がする)
……いや、遠慮しておくよ、そう言うのは苦手でな
【好きではないらしい、臭いが苦手とか何とか】
234 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 03:28:20.47 ID:0ccQu6co
>>231

【黄色い悲鳴に驚いて、ビクッと肩を竦ませる】
【尻尾をギュッと握ったまま数秒間、石像のように固まっていた】
【――逆立っていた髪が、ふわりと降りてくる感触】【硬直が解ける】

……ぅ、え…?

【戸惑うような声を出して、瞼をしぱしぱ、シャッターのように素早く開閉した】
【同時に、尻尾の握り方も、酷く柔らかいものへと変わる】

……ご、ごめん…、強すぎた、かな…?

でも、コレ、本当に何のセンサーなの…?
凄く良い手触りだけど、本物じゃない、よね?

【やわやわと、軽く握る事で感触を確かめながら、改めて尋ねてみる】
【驚きの後も、好奇心は失せていないらしい】
【もっとも握り方は甘いので、脱出できるかもしれない】

【少女のイメージ的には――】
【さっきの反応は、集音機付けた耳元で大声出されたような感じなのかな――と思っている】
【実に直感的である】
235 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 03:32:39.46 ID:TznavKAo
>>233

見栄えだけ良くて悪かったな……ちくしょう
もういっそもっと貶してくれ…………

【なんだか1人猫背でお葬式ムード】

いいやお前は人間だよ
ちょっと吸血鬼っぽい人間さ、だから……負けるなよ

【自分の言葉なんて何の効果も無いのは言うまでもないけれど】
【彼女を見て自分に出来るのは言葉を掛けるぐらい、ならせめて少しでも……】

そっかー、まあ確かにちょっと臭い?もんなあ
ともかくこの辺でお別れだな、ほいじゃまた元気で会おうな約束だぞー

【真剣な表情を崩しニヘラと笑って手を振って】
【静かな廃墟から去っていくだろう】

/乙でしたー
/シルヴァーグさんの今後が心配です、今度トマトジュースでも持って凸します……多分
236 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 03:40:22.76 ID:MB3sIMAO
>>235

(……まぁ、前よりはマシか)
その……何だ、出来て損は無いからな?
【フォローになってないフォロー】

負けるつもりで戦おうとは思わないさ
【出来る事なら、今のままで在りたい物だ】
【もし、その時が来たら、どうするんだろうか……】

あぁ、またな、エルフェス、またいつか
【軽く手を振り返して、見えなくなるまで続けた】

……はぁ

/乙だぜー
/ヒント:私は救われないエンドがそれなりに好き
237 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 03:43:04.61 ID:yMKveESO
>>232

――――じゃあ、嫌だ。

【答えを耳に入れると、どこか満足げに頷き。愈々以って笑みを深め、そう言い放つと】
【くすり。さも愉快で堪らないと言わんばかりに、喉を鳴らす】

上等。中々に解ってるよ、お前……それじゃ、始めようか。

【悪戯っぽい笑みを浮かべたままに、背後の女へと目配せを一つ】
【「悪いね」と口の動きのみで、言葉に反して悪びれる様子も無く宣い――】

【空いた右手を男に向けて、軽く手招きをして見せた】
238 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 03:47:50.98 ID:NI2hCrco
>>234

ぃ――ぅ……、っ………。

【尻尾の握り方が非常に軽くなった為、悲鳴はぴたりと止まり】
【軽く握る度に肩がぴくっ、ぴくっ、と震えているのが少女からも見えるだろう】
【対する此方はと言うと、余りの衝撃に意識が半分吹っ飛びかけていたり】
【その為、逃げるにも逃げられず、尻尾は触られ放題で】

―――――っ、そ、ソレはっ、気配を、探知するもの、で……っ!
元は、そ、そんなに……敏感じゃ、ない、のにぃ……!

【途切れ途切れに紡がれるのは、恐らく尻尾の説明】
【本来は人の気配、風の流れ等を感覚として装着者に伝える物、らしいが】
【先ほど尻餅をついた際に故障したらしく、酷いことになっている】
【外見では故障なんて判りっこないので、どうしようもない】
239 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 03:56:31.88 ID:uJcYqpYo
>>237

「……は、上等だ」
【手招く右手を笑いながら見つめ】

「行くぞ、立宮。久しぶりにアレをやる」
「はあ……しょうがないですね」
【立宮と呼ばれた女は、何処か諦めたような声で溜息をつく】

「何かもう戦わないといけない雰囲気じゃないですか、これ
 怪我だけはしないでくださいよ。薬も高いんだから」
「お心遣い痛みいるねえ……って訳で、遠慮無く!」

【男は勢いよく右手を掲げると、澄んだ月夜に声高く叫ぶ――――】

ディクイップ
「憑 着!」

【その言葉をトリガーに、女の目が黄金色に光りだし、おもむろに浮かび上がった】
【そのまま体のラインを崩すと、メタリックなスライムの様になって男の体を包み込む】
【……やがて、そのスライムは形を整え――――】

「準備完了、だ」

【――――セルリアンブルーのハードスキンスーツ、銀色の仮面を装着した男が】
【この世界に、顕現した】

「……先手はそっちに譲るぜ。どっからでも掛かってきな」
240 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 04:12:16.55 ID:0ccQu6co
>>238

【特に文句を言われない事を良いことに、尻尾から手を離さない】
【優しい感触を楽しむように、ふにふに、と一定間隔で触り続ける】

【尻尾からゆっくりと顔を上げて】
【小柄な彼女の後姿、肩が小刻みに震えている様子が視界に入った】
【ふわふわ、と見つめて―――無言、無垢、無意識で、動かす手は止まらない】
【この装置の説明をする少女の声色も――】

――――な、なんか……、

【――何か、である】
【そこから先の事は言えず、勝手に照れて】
【再び俯いてしまった】
【何故だか分からないけれど頭が、かぁぁっ、と熱くなってくる】

【――分からない】【分からない分からない分からない】
【彼女自身、この感覚の意味が判らなくて――】

【――ぎゅぅっと、瞼を閉じると同時に、おなじ位の強さで尻尾を握ろうとする】
【動きとしては、手元に強く引きながら――】
241 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 04:31:02.38 ID:NI2hCrco
>>240

【ふにふにと触れられれば、返る感覚は柔らかい】
【残念ながら暖かくは無いが、ふわふわした毛並みに、中央に骨の様な固い部分】
【表面を撫でるだけなら兎も角、軽く握られる度にぴくぴくと震える】

【後ろからは表情が見えないかもしれないが】
【真っ赤な顔で、泣くのを我慢しているのか只管潤んだ瞳で】
【地べたにぺたりと女の子座り。震える以外に動く様子は無い】

や、も……もう、いいだろ……っ?
弱くて、も、握るな―――ひぁっ?!

【視線を下ろし、ぎゅ、と瞳を閉じて背後の少女に懇願するも】
【再び強く握り引かれ、強烈な感覚に黄色い悲鳴が零れた】
242 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 04:34:16.72 ID:yMKveESO
>>239
【響く咆哮。その力を顕した仮面の男に対し、ふむ、と短く感嘆の息を吐いて】
【その吐息を呼び水にしたかの如く、人影の周囲に淡い霞が湧き出て棚引いた】

予想通り、か。ホントは軽い組み手で済ませる腹積もりだったけど……。
――――こんなに面白そうな相手、其れだけで我慢するなんて出来そうも無いよな?

【たん。言うが速いか抜刀し、足音も軽く、地を蹴って接近】
【纏わり付く霞は、宛ら羽衣のような形状を取り、ぴったりと本体へ追従する】
【正常な水の粒子から成る物ではない。能力によって生み出された物だ】
【人影の気配を希釈しているのは、恐らくはコレだろう――この霞が顕れた途端に、また一段その存在感が薄まった】

後悔、するなよ――――?

【間合いの一歩手前まで接近したなら、たん、と軽い音がもう一つ】
【その姿が、彼の視界から消え失せる……一秒も有れば気付くのは容易だろう、上≠セ】
【だが、其処からの一手に反応するのが容易かと聞かれれば、首を傾げざるを得ない】

【尤も、相手がそこらのチンピラ風情なら、の話だ。場慣れした能力者なら、戸惑いこそすれ難しい話では無い】
【跳躍して空中で一回転、背後に回ろうとしつつの右肩を狙った斬撃。曲芸じみた一閃、速いが浅い】
【小手調べ、と言った所か】
243 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 04:50:24.77 ID:0ccQu6co
>>241

【――■しい】
【彼女の反応に、とくとく、と早鐘を打つ心臓】
【瞼を閉じたことで、耳朶に大きく響いてくる】
【目の前の少女の反応が、少しでも愉しいと感じた自分は、どこかオカしかったのだろうか】

【もっと弄りたい、と思い】
【早く止めてあげなくちゃ、と思い】
【その結論として、外れる可能性があるかもしれない引く≠ニいう動作を取ってみた】
【ようするに、神様への責任転嫁】

――――……‥‥  

【懇願されてから遅れること数秒、両手がゆっくりと開かれる】
【細い指先を、毛束が撫でるように、しゅるり】【滑り落ちる】
【開放された尻尾を見つめながら、口を開く】

……ご、めん、……多分、やりすぎた…

……なんか凄い……、なんか――

【また「何か」、で途切れる感想】
【その後の単語が、恥ずかしくて口に出せない】
【壊れたオルゴールのように繰り返したあと】
【――「言う必要も無いか」と気付いて、顔の赤がようやっと、引いていく】

………うぅ…

【両手を膝の上に置いて、にわかに放心状態が続く――】
244 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 04:51:21.93 ID:uJcYqpYo
>>242
【不自然に現出した、霞のシェード】
【抜刀し、突してくる動きに反応し、身構えるが……】

「ちっ! 消えたか!!」

【不意に目の前から消失した事に、苛立ちに似た感情を覚える】
【奥歯を噛み締め、相手の動きを読み――】

「……っ!」

【刹那、液体ヘリウムの様に冷眼な殺気が男を震わせる】

『……上! 上にいます!』
「分かってんだよ、そんな事!!」
【スーツから聞こえる機械で合成したかのような女の声】
【その声に応じて、男も右手を上空に掲げる】

「――アルマブレード!」

【その言葉に呼応し、男の右手から光の奔流が流れだした】
【光はある一定の秩序を持ったうねりを持って纏まっていく】
【うねりが一つに纏まった瞬間、その光は一本のバスタードソードとなって顕現した】

「……疾!」
【そのまま腰を撚る勢いで体を回し、襲い来る剣戟を躱す】
【さらに、相手の動きに合わせ、回転するように横薙ぎに剣の一閃を放つ】
【カウンターを仕掛けるつもりである】
245 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 05:04:23.75 ID:NI2hCrco
>>243

【開放された尻尾は、しなやかに動いて自分の前へ】
【自分で触れてもぴくりと反応してしまい、触れるに触れられず】
【どうしたものかと両手を所在無さ気にうろつかせる】
【そして、両膝の上に置くことでその問題を解決させ】

――――――――なんか、何だ……?

【振り向く事無く、ぽつりと疑問を紡いだ】

【小さな背中からは怒気は感じられないものの】
【ちょっとした衝撃で破裂してしまう風船のような】
【下手な事言えない空気みたいなのが漂っている】

【背後からでも少しだけ見えるだろう横顔は、未だ紅く】
246 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 05:20:58.14 ID:0ccQu6co
>>245

【話題を掘り返されて、心臓が跳ね上がる】
【どきり、と胸に痛い音】

……えと……いや、その……

【言い辛そうに俯いて、もじもじと足を動かしてみても、それは相手に見えないこと】
【怒られてる訳でもなく、気まずいという訳でもない】
【ただ、如何ともしがたい空気の中で質問されて、逃げるに逃げれない】

……なんか……その……ね…

【「分かるでしょ?」、的なニュアンスで呟いてみるも、恐らくは伝わない】
【きっと、言わなきゃダメなのだろう】
【すごく、言いにくい感想なのだけど――】

――そのっ……、…なんか………ろかったな…って…、思っただけ…
あなたの、声が…

【さっ、と顔を赤らめながら紡がれる言葉】
【犬耳で集音できていたならば、ろの前に、微かな「ぇ」が聞こえたかもしれない】
【少女は居心地悪そうに体を揺すって、手元に焦点を落とした】
247 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 05:32:01.63 ID:uJcYqpYo
>>244
/申し訳ありません、中の人の眠気がやばいです……
/次のレスに今日は返せそうにないので、今夜の午後十一時から再開させていただく形でよろしいでしょうか?
/あ、あと参考までに、こちらのキャラ名は山臥岳義人と立宮リョウです
248 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 05:33:43.22 ID:yMKveESO
>>244

(反応が速い――――!?)

【着地して振り向きざま、続けて真一文字の薙ぎ――狙いは脇腹、相手から見て左から右に抜ける形の一閃――を、放とうとして】
【垣間見えたのは、闇を掃う光。回転の運動エネルギーを乗せて放たれた、峻烈な一撃――――】

【首筋に走る寒気を自覚する暇もなく、短刀の腹に右手を添えて防御態勢を取るも】
【拮抗していたのはほんの僅かな瞬きの間。堪え切れずに、大きく後方へと吹き飛ばされた】

【いや、違う――打ち合った彼には、解る筈だ。インパクトの刹那、急激に浅くなってゆく手応えが示している】
【人影は耐え切れないと見るや自ら後方へと跳び、衝撃を逃がしたのだ=z
【もう一つ解る事が有る。衝撃波か、風か、何等かの、彼女を吹き飛ばさんとする@ヘの流れが有った事だ】
【先の一撃。着地直後の態勢が整っていない状態、加えてカウンター故に】
【本来ならば完全な回避は難しい筈だった――――能力≠ノよるアシストが有ったと見て、間違い無い】

(限定斥力=A此処で使う羽目になるなんて、な……だが)

…………嗚呼、久々に愉しめそうだ。

【人影は着地し、態勢を立て直しつつ右手を相手へと向けると】
【追い討ちを拒むように、残光を曳く物体が二つ、霞の内から生成されて仮面の男に飛来する】
【氷か硝子のように、透明な結晶の刃。射出速度は並、言わずもがな牽制だ】
249 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 05:41:38.09 ID:yMKveESO
>>247
//了解致しました、此方こそ遅レス故お時間取らせてしまい申し訳ないです……。
//ええ、その時間からなら大丈夫ですので、喜んで。時間になりましたら、舞台裏で呼び掛けるようにします
//それでは、今日の所はお疲れ様でした。ごゆっくりお休みなさいませー
250 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 05:41:42.12 ID:NI2hCrco
>>246

……………………………………。

【じっと、少女が言い辛そうに呟いているのを背中越しに】
【犬耳をぴくぴくさせながら、その言葉に耳を澄まし】
【聴き取り難かったが、確りと小さな音まで逃さず聞いた】

……………………ばか。

【直接的な事を言われれば、如何反応すればいいか全くわからず】
【数秒の間を置いてそれだけ呟き、其処からまた完全に身動きを止めた】

【が、何故か再び元気を取り戻した尻尾が】
【ふりふりと、静かに少女の前で揺れ動き始める】
251 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 05:55:24.58 ID:0ccQu6co
>>250

………………

【まったく反論できない】
【色んな意味で御指摘の通りであり】
【なんとなく、その発言に害意を感じなかった為でもある】

…………?

【ふと、自分の正面で揺れる尻尾】
【無意識に目で追ってしまう】
【私の前に晒して良いの――?=z
【揺らめく動きに心が誘われていく】

…………

【無言。口も、心も】
【ゆっくり、小さく、右手を伸ばして】
【ネコのように動きを見極めて―――目の前を通過した刹那、尻尾を捕らえようとする】
252 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 09:42:56.32 ID:.fRk1UYo
【公園】

(実弾は全部抜いてきたが、銃っていう形そのものに嫌悪感、というか恐怖があるな……)

【公園のベンチに、変わった杖を持っている青年が座っていた】
【右腕の手から肘まで、丸まった盾のようなものがついており、その先端から杖が伸びている】
【黒い短髪に色白の肌。細身の身体に眼鏡に白衣と、一見すると研究者のような青年だ】
【何やら難しい顔をしている……わけでもなく、ただぼーっと目の前を見ている】
253 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 10:01:37.83 ID:DZVe1KAo
>>252
【公園】

……あら?

【かわった「物」を持っている青年に、通りすがりの女性は足をとめた】
【左目のモノクルを薬指で押し上げ、黒い紳士服を身にまとう女性は青年を見つめる】
254 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 10:23:42.75 ID:.fRk1UYo
>>253

(ただの取り回しの効く鈍器だが、駄目か)

【盾の内側から横に伸びているグリップを右手で掴んでいる】
【グリップについているボタンを押すと、カシュン、という独特の音を立てながら杖が二段階に伸縮し、盾の内部へと収まった】
【グリップも回転させて盾の内側に収納。こうすることによって右手が自由になる】

【杖というより最早メカか】
255 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 10:26:48.26 ID:DZVe1KAo
>>254

【ほう、と息を吐いて、女性はふと我に返った】

ええと、おはよう、よね?
この時間は。
【手首の腕時計に視線を落とし、女性はひどくどうでも良い疑問をつぶやく】

【首から下げた銀色の肉球が、チャラッと音を立てた】
256 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 10:30:25.45 ID:.fRk1UYo
>>255

え? あぁ、おはようで間違い無いが……

【唐突に声をかけられ、少し驚きながら返事をした】
【返事をした後の表情には疑問が浮かんでいる】
【簡単に言えばきょとんとしている】
257 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 10:34:50.24 ID:DZVe1KAo
>>256

ずいぶんと珍しいものを持ってるのね。
あなた、研究者さん?

【眼鏡に白衣、それに異様なもの=研究者という方程式が、彼女の脳内で組み立てられつつある】

【鼻が利くのであれば、女性の体から立ち上る花と硝煙の混ざったような臭いがわかるだろう】
258 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 10:41:45.31 ID:.fRk1UYo
>>257

研究者でもあるし、そうでもない

【かなり曖昧で分かり辛い答えを言った】
【表情や口調から馬鹿にしたり冗談を言ったり、といった雰囲気は無い】
【現状をそのまま伝えたような感じだ】
259 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 10:49:28.25 ID:DZVe1KAo
>>258

……まあ、研究者には変わりないのよね

【一人納得し、女性は青年の横に座る】

うらやましいなぁ。柔軟な発想ができるなんて
【何気なく、女性は言う】
【それは、本心での言葉】
260 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 11:03:46.54 ID:.fRk1UYo
>>259

そんなところ

【女性の言葉に首肯した】

出来ないのか?

【軽く首を傾げてみせる】
261 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 11:08:44.18 ID:DZVe1KAo
>>260

私は自分で考えて行動するのは苦手なのよ
何をしたらいいのか、良く分からなくなっちゃうから
【くすくすと笑いながら、女性は言う】

射手がいるのなら、私はただの銃で――いえ、ただの銃弾で構わないの。
【ぽつりと、女性は唐突にそんなことを言った】
262 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 11:10:11.31 ID:.fRk1UYo
>>261

分からなくなった結果が、見ず知らずの人間に話しかけることか?

【首を傾げたまま、良く分からなくなる、という部分にだけ反応した】
【初対面同士で会話をするのは確かに珍しいだろう】
263 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 11:14:59.68 ID:DZVe1KAo
>>262

暇だったのよ。
それとも、レディに声をかけられることは嫌い?
【軽く口元を釣り上げ、女性は言う】
【レディにしては、凹凸の少ない体だ】
264 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 11:33:24.55 ID:.fRk1UYo
>>263

そう言われりゃ悪い気はしねぇな

【と言ってはいるものの、仕方ないな、という表情をしている】
【女性が得意ではないのだろうか】
265 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 11:34:44.16 ID:DZVe1KAo
>>264

悪い気はしない、とはずいぶんな言い方じゃない
【朗らかな笑い声をあげ、女性は言う】

自己紹介がまだだったわね。
ライシュッツ。
わたしは、ライシュッツ。貴方は?
266 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 11:36:25.22 ID:.fRk1UYo
>>265

赤木。赤木怜司(あかぎれいじ)
魔術協会所属の、元魔術師だ

【名前と共に所属も述べた】
【魔術協会はそこそこ有名な組織だ。もしかしたら知ってるかもしれない】
267 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 11:43:44.14 ID:DZVe1KAo
>>266

よろしくね、アカギ

【魔術教会、という言葉に、女性の眉がわずかに動く】
【驚愕を織り交ぜ、女性は言葉を紡いだ】

なるほど。それで柔軟な発想が培われた、ってわけ?
【女性からしてみれば、魔術やらなんやらの類は「認識の外の世界」である】
【故に、強い好奇心を以て、赤木を見つめた】
268 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 11:49:33.16 ID:.fRk1UYo
>>267

培われた、といえば確かにそうだ
基礎は別だがね

【質問に対しては分けて答えた】
【発想を手に入れた、と言われたら即座に否定していただろう】
【だが確かに柔軟な発想の手助けにはなっていた】
【だから基礎は別だ、と答えたのだ】
269 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 11:52:13.15 ID:DZVe1KAo
>>268

基礎が違うのかなぁ?
【女性は少し考え、首を横に振った】

でも、あまり所属を公言するのはどうかと思うわ
魔術教会を良く思ってる人もいるだろうし、ね
270 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 11:55:09.25 ID:.fRk1UYo
>>269

ふむ……

【赤木は一つ唸って両腕を組んだ】
【その発想は無かったのだ】
【魔術協会、と名乗って知人が増えたり話が広がればいいとは思っていたが、デメリットに働くこともある】
【ライシュッツの言う通り、危険を冒す必要は無いだろう】

それもそうだな

【そんな結論を出して、彼は返事をした】
271 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 11:58:31.31 ID:DZVe1KAo
>>270

まあ、私としては「縁」ができたから得だったけど、ね。
【わずかな含みを持たせ、女性は言う】
【そして、立ち上がった】

そろそろ、失礼するわ。
「縁」があれば、またね

【公園の出口に向かい、女性は歩く】


//お相手ありがとうございましたー! ご飯なりなんなりしてくるので落ちまーす
272 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 12:03:20.38 ID:.fRk1UYo
>>271

ああ、また会おう

【ひらひら、と左手を振って見送った】

(確かに情報収集するなら協会であることは伏せた方がいいな。今日の会話は有意義だった)

【その後、一人でうんうん頷いていたとか】

//お疲れさーん
273 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 12:46:16.29 ID:.fRk1UYo
【公園】

(協会の地下室と女子寮襲撃が繋がっていたなんてな……厄介なことになったもんだ)

【公園のベンチに青年が座っていた】
【右腕の手から肘まで、丸まった盾のようなものがついており、結構目立つ】
【黒い短髪に色白の肌。細身の身体に眼鏡に白衣と、一見すると研究者のような青年だ。盾以外は】
【眉を顰めて難しい顔をしている】
274 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 14:48:13.70 ID:NI2hCrco
>>251

……………、おい―――?

【自分が尻尾を揺らしてしまっている事に気づかず】
【只、完全に沈黙してしまった少女を疑問に思い】
【声を掛けながら振り向こうとした所で、尻尾を捕らえられ】

ッ、―――――――――!?

【完全な不意打ちだった】
【“う”と“ん”の間の様な音にならない悲鳴を上げて】
【ビクンッ、と。一度身体が大きく震えた】

【振り向きかけていた横顔は、何処と無く惚けている様にも見える】
275 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 15:12:12.47 ID:0ccQu6co
>>274

【尻尾を捕らえたまま、視線を上げた】
【ふと、彼女の表情に気がついて】
【うすく幸福の滲んだ笑みを向ける】

……えへへ

本当は、期待してたり、する?

【――とすれば、先程のセリフは御互い様だよね。と】
【尻尾を緩く握ったまま、手は動かさずに聞いてみる】
【きらきらと潤んだ瞳からは、悪戯っぽい光が零れ落ち――】

【――からかいに近い発言をすることで、自制を利かせているようにも見える】
276 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 15:29:38.14 ID:.fRk1UYo
【公園】

(協会の地下室と女子寮襲撃が繋がっていたなんてな……厄介なことになったもんだ)

【公園のベンチに青年が座っていた】
【右腕の手から肘まで、丸まった盾のようなものがついており、結構目立つ】
【黒い短髪に色白の肌。細身の身体に眼鏡に白衣と、一見すると研究者のような青年だ。盾以外は】
【眉を顰めて難しい顔をしている】
277 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 15:34:07.30 ID:NI2hCrco
>>275

【少女の言葉に、思わず言葉を詰まらせる】
【期待なんてしていない。そもそもコレは偶発的な事故で】
【だが、強い刺激も慣れ始めると少しは気持ちが―――】

【其処まで考えて、ふと我に返る】
【何を馬鹿な事を考えているんだ、と首をふるふる振って】

――――そんな筈は、ない……!

【真っ赤な顔、今にも泣き出しそうなほど潤んだ瞳で】
【キッ、と少女を睨みつける。迫力は無い】
278 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 16:00:05.34 ID:0ccQu6co
>>277

【胸が一瞬だけ、締め付けられるように痛くなる】

(あぁ、もぅ――――可愛いな…)

【彼女の涙目に睨みつけられて】
【その姿を愛おしい、なんて思ってしまう自分が居た】
【感情を露出させるように、優しげな笑みを浮かべて】

……そっか…

…嫌だったら抵抗、してもいいよ?

【両手で、まふまふ、逆撫でしたかと思うと】
【尻尾を枕にして、横向きで寝そべろうとする】
【何も抵抗しなければ、一度、気持ち良さそうに頬擦りして瞼を閉じるだろう】
【一眠りすることで、意味不明な感情にリセットを掛けるつもりらしい】
279 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 16:22:17.62 ID:NI2hCrco
>>278

ぃ、ぅ―――――〜〜〜っ!

【尻尾を逆撫でされれば、ぞわぞわとした感覚が全身を走り】
【我慢しきれずに、小さな声が口から少しだけ漏れる】
【ぶるぶると寒さに震えるように身体を震わせて】
【ぎゅ、と瞼を閉じて、その刺激に必死に耐える】

―――――、な、だ、駄目っ、駄目だっ!

【尻尾を通して伝わってきた、頬擦りの感触】
【薄く瞼を開いて見れば、尻尾を枕代わりに寝そべろうとする少女の姿】
【軽く握られるだけでも辛い刺激、頭部の重さを支える等、耐え得るはずも無い】

【慌てた様子で、枕代わりにされる前に自分の尻尾を掴んで引っ張る】
【その自分の行為でまたビクンッ、と身体を震わせるが】
【結果として枕にされるのだけは避けた】
280 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 16:38:26.20 ID:0ccQu6co
>>279

【尻尾を引き抜かれて】
【こてっ、頭が直接芝生に触れる】
【不思議そうに、きょとん、寝そべったまま彼女を見上げて】

……ケチー

【「あはは」と】
【人の都合を考えない――、それでいて何処か人懐っこい笑顔を向けた】
【眠そうな目付きで尻尾の行方を追って】

……そうそう
そうやって、ちゃんと持っててね

目の前に下げられたら、また悪戯しちゃうから――――

【自分の腕を枕にした後、瞼を完全に降ろして】
【最後に「すぅ」、と寝息を立てた】【まどろんでいく意識】
【睡眠≠フスイッチが入ってしまった為、途中キャンセルが効かないらしい】
【何かすれば、起きるかもしれないし】【何をしても、起きないかもしれない】
281 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 16:58:10.33 ID:NI2hCrco
>>280

ケチとか、そういう問題じゃ、ない……。

――――――ふぅ、まった、く……困ったもの、だな……。

【ひぃふぅと、血の上りすぎた頭を冷やしつつ深呼吸】
【少しずつ血の気が引いていくのを感じつつ、白衣の袖で目をぐしぐし擦り】
【なるべく刺激を与えないよう、静かに尻尾から手を離す】

………悪戯は、これっきりになるだろうが……
おい、真坂此処で、寝るつもりじゃ、ないだろうな?

【故障中の尻尾は空気や衣服のちょっとした刺激にも敏感に反応し】
【その度にくすぐったさを我慢するように言葉が途切れる】
【が、幾ら芝生の上とはいえこの時期に屋外で、然も防寒対策も無しに睡眠体制の少女に】
【本気で寝るつもりかと声を掛ける。起そうとはしない】
282 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 17:10:03.62 ID:0ccQu6co
>>281

【ちょっと前まで路地裏で生活していた少女】
【公的施設の施設内ならば、向こうよりマシである】
【夜明け前に出て行けば、補導されることは無いんじゃないか――】
【――その辺りの事は全く考えなしに、夢の中へ沈んでいく】
【どうやら声を掛ける程度では、起きないらしい】

……ふふふー
いぬいっぽー

【聞き取り難い寝言を放ちつつ、ごそごそと丸くなる】
【幸せそうな寝顔は、何処か】
【彼女が尻尾の扱いに難儀する様子を聞いて、微笑んでいるような――】
【――たぶん気のせい】

【ちなみに、少女はきっと動かせない】
【装備の総重量的に考えて、男性二人掛かりでもやっと、と言った所だろうか】
283 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 17:18:52.66 ID:0ccQu6co
>>282
/わー!訂正です。いぬしっぽ、ですね
/聞き取りにくかった、ということで、どちらでも構いません
284 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 17:27:56.04 ID:NI2hCrco
>>282

――――――ボクは、知らないからな。
先生か誰かに捕まっても、責任取らないからな。

【何処か幸せそうな寝顔を浮かべている少女に】
【何となくむっとした表情を作り、深く溜め息】
【平時で在れば頑張れば部屋に連れて行くことも可能だったろうが】
【今はそんな事より尻尾の修理をしたい。しなければならない】

……帰るぞ、ボクは。仕事がある、からな。

……………ふんっ。

【声を掛けても起きる様子は無い】
【言葉で起すことは諦めて、放置することに決めたらしい】
【丸くなっている少女に、協会のマークが付いた白衣を掛け】
【少しだけ不機嫌そうに、其の場を去っていくだろう】
285 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 17:43:34.47 ID:0ccQu6co
>>284

【掛けてくれた白衣があれば、先生に捕まることは無さそうである】
【身体が一枚の温かさに包まれて、無意識に表情が緩む】
【或は、良い夢を見ているのかもしれない】

……すぅ…

【彼女が立ち去ろうとしても、挨拶は返せない】
【暫くはそのまま、眠り続ける】
【次に目を覚ますのは、曙光が此処へ差し込んだときだろう】
【問題無ければ、白衣は「預かる」という名目で持って帰る――】
【――部屋も名前も知らない故】

【次に会えた時、感謝と共に返したり――するはず】


/わー!お疲れ様でしたー!
286 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 17:54:09.80 ID:NI2hCrco
>>285

―――全く、真坂アレだけの衝撃で、壊れるとは……。
耐久性も問題だが、伝達力を下げるのも――あ。

【自室――研究室へと返る途中】
【尻尾をどうするか、まずどうやって外すのかも考えなければならない】
【前途多難、ため息をひとつついて、ふと思い出す】

……名前、聞くの忘れてたな。

【まぁいいか、と呟いて、小さな笑みを浮かべて】
【次に会った時にでも、返してもらえばいい、と自分を納得させながら】
【真夜中の協会へと、足を踏み入れるのだった】

/お疲れ様でしたーっ
287 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 18:41:48.27 ID:.fRk1UYo
【公園】

(協会の地下室と女子寮襲撃が繋がっていたなんてな……厄介なことになったもんだ)

【公園のベンチに青年が座っていた】
【右腕の手から肘まで、丸まった盾のようなものがついており、結構目立つ】
【黒い短髪に色白の肌。細身の身体に眼鏡に白衣と、一見すると研究者のような青年だ。盾以外は】
【眉を顰めて難しい顔をしている】
288 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 18:47:01.61 ID:JLvNRk2o
【仮想空間】
【本日19時より行われるボスラッシュに備えての前哨戦でも行っている者がいるのか?とでも言わんばかりにすでに戦いが繰り広げられていた】
【空間内は薄い日の光程度しか差さない深い森の中、鉈とチェーンソーの剣戟が行われている】

【一人は長くボサついた髪をもち、体には申し合わせ程度の布を…それも寒さしのぎの、しかし動く邪魔にならないよう極めて少ない布を纏っている
みるからに『野生児』にしか見えない…あの有名なホラー映画のようなホッケーマスクを着けた子供】

【もう一人はまっさらな白衣の下シャツのボタンを襟までかけており、礼儀正しく結ばれたストライプのネクタイ
青色のところどころ細かく破けた青色のジーンズを履き悪路の中皮靴で森を動き
髪は橙色の髪を固めたオールバック、その目にはシャープな四角型の眼鏡をかけている…知性を感じさせる男】

【ガキン、ギィィィン!と金属を勢いよく削り合う音が聞こえる】
【子供は鉈を、大人はチェーンソーを持ち、振るってはかわし、すんでのところで肉を切り合う戦い】

【やがて子供は突然その戦いから離脱し、一気に引き離し追いつかれる前に高さ5m、直径1mほどの木を突然切り倒すと】
【その小さな体のどこにあったのか、と思うほどの力でその木を持ち上げ…追いかけてくる男に叩きつけようとしていた】

【男は白衣を大きくはためかす、その腰にある物…中央部にまるで何かをとりつけるための寂しいデザインになっている機械製のベルト】
【そして左手でポケットから取り出すのは…まるでゲーム機のコントローラーのごときデザインの機械、右手の指でそのボタンにコマンドしていく】
【A、B、上、B、そしてスタート…そう入力すると電子音声が鳴る】

『Command Install』

【男はコントローラーを高々と掲げる、今まさに自分を叩きつぶしてしまいそうな木が押し寄せてきても、まるで応えないとでも言わんばかりに】
【彼は空間中に通るような声で、こう叫んだ】

「―――――変身ッ!!」

【コントローラーをベルトにセットさせると彼の姿がエネルギーに包まれてその身を異形の姿へと変えていく】
【彼は姿を変えた、青い複眼に下半分の口のあたりに虫の歯のような装飾と頭に二本の触覚を生やした仮面】
【胴体のアーマー部分は白、アームガードやフットガードなどの防護用の装備は黒と赤を基調とした、肩や肘の軟質パーツや全身に引かれたラインは紫の戦士】

【子供は怯んでいた、これまで会ったことのない相手に…明らかにたじろぐ反応を見せる】

「…ウガッ!?」
「マグネットの怪人でもない身で私にこのベルトを使わせたのはお前が初めてではないのか?なんとも天晴れだ
さあここまで私をノリノリにさせたのだ、宿敵になろうと言うなら…どこまでも付き合う覚悟はあるかね?」

【…その光景をもう一人の人物が見ている、その姿は…なんと今戦っている野生児と『全く同じ姿の子供』】
【しかしそんな姿でありながら妙に理知的な顔付きをしているその子供はその戦いを見ながら考えるように腕を組み呟く】

…さて、ようやく面白くなってきたころだな、しかし時間は大丈夫かな、早く『これまでの人生で最高の力を振るった自分』を見つけなくては
挑戦者たちに申し訳が立たない、私の中で最高の『全て』をぶつけてこそ…壁として立ちはだかる者としての礼儀を全うできると言うのに

【子供は見る、空中の中に浮かぶフレームに映る三人の挑戦者を】
【おそらくは自分に全身全霊をぶつけて勝利をもぎ取りに来るであろう者たちのその姿を見る】

【――――彼らのために急がなくてはならない、時間はもう15分しかない…そう『紳士』は自分自身を急かした】
/絡み不要!
289 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:10:45.28 ID:bPZWP6wo
【“ボスラッシュ”―――仮想空間・D組】

【先ず最初―――この空間に“入った”その時から勇者達は『浮翌揚感』を感じるだろう】
【続いて肌に『風』が触れ、直また後に視覚で『一人の青年』を捉えることとなる】

(この世界の科学、ってェか・・・大会の医療班にしろススんでるよなァ)
(ただでさえ“最強”のオレ様が更に「力」を強化した状態だモンなァー・・・・?)

【獣のそれと同形である小ぶりな耳は集音の為に最大限度まで立てられて】
【黒い瞳と三角形の歪な"歯/牙゛は獲物を狙う為にギラギラとした輝きを持ち】
【また手元、指先を見れば短いながらも鋭く硬い爪がナイフのように並び立つ】
【他に措いては街を歩くただの青年といった格好をした身の丈160cm程の青年だ】

・・・・さァて、“今のオレ様”ァ相手にするのァ何処の何方サマだァ?

【彼――番天零とそれを打ち倒さんとする三名の勇者が交錯するのは「屋根の無い廃工場」】
【空が有るはずの天井には骨組みの鉄骨と、ただ荒巻続ける灰色の風が見えるのみ】
【出入り口、壁、それらは強風に呷られているからなのかガタガタと耳障りな音を立て】
【辺りを見回せば何かの廃材で有るとか、或いは鉄屑、ガラス片の類が雑多に打ち捨てられている】

【浮翌揚感の正体は現状では謎ながら、普段感じているだろう重力は些か弱く感じられ】
【程度の差は在りこそすれ、一般の人間にも数秒程度ならジャンプからの浮翌遊が可能な程】
【広い工場内に吹く風の流れを上手く使えば、それも状況によって一つの手段となるだろう】

/D組、ボス側:番天零でございます
/拙くはありますが、御三方よろしくお願いします
290 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:11:20.09 ID:RYlGyPQo
【仮想空間内】

【──仮想空間内へと入り込んできた貴方達を出迎えたのは、何も無い暗黒空間だった】
【ともすれば故障かとでも疑うかもしれないが、確かに≪ゴエティア≫なる扉は貴方達を迎え入れている】

【その証拠に──ふと、何処からともなく声が響くだろう】


  ──お待ち申し上げておりました
  ジョシュア様、カゲツ様、そしてヴァルトスラット様


【ばっ──と。何処からともなく射されたスポットライトが、】
【現れた三人と、そしてたった今貴方達の登録名を呼んだ一つの人影を照らし出す】

  ──ようこそ御出でになりました。この虚なる深淵の苑へ

  私は、名を持たぬ者。単なる、『案内人』に御座います
  貴方方がこの虚構の深淵より無事にお帰り頂けるよう、微力ながら力添えをさせて頂く者で御座います

【──その人物。黒いタキシードに身を包み、執事然とした佇まいではあったが、】
【しかし、彼には頭部が無く、その代わりとして、首から上には一枚の『油絵』が浮遊していた】
【描かれているのは、遠近法の狂った曇天の街並みと、其処に一人佇む顔の無い少年の姿】

【一度、恭しく礼をした彼は、名も亡き『案内人』であるというのだが──】
【ふと、その時。彼の横に、見上げるような巨大な扉が、音も無く現れた】
【西洋風の豪奢な其れは、並みの人間が引いた所でびくともしなさそうな代物である】

【其れが案内人たる所以なのだろうか、彼は続けて口を開く】

  ──さて、前置きは此れぐらいに致しまして、早速貴方方を深淵にお招き致しましょう
  ……とは言え。残念な事に、私が直接案内できるのは、この入り口まで

  此れより先は貴方方自身の足で、歩んで頂きます

  私も、出来る限りの事は致しますが──努々忘れてならないのは、道を拓くのはあくまで貴方がた、一人一人の御力
  其の剣で持って、銃で持って、知で持って、或いは勁き心の力で持って、道を切り拓いて往くので御座います

  尤も、この新世界を生きる貴方方は、常日頃から行っている事と存じますが……


  ──魔は暗闇に潜むもの。どうぞ、足を踏み外す事の無きよう──


【──ぎいぃ】
【そこまで案内人が語り終えると、軋むような音と共に、その巨大な扉が開かれて】
【中から溢れ出した真っ白な光が、貴方達三人を包み込んでいく──】

//Next──Now Loading...>氈ィ
291 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:11:56.78 ID:RYlGyPQo
【──眩い光が止んだ後、そこに案内人の姿は無くなっていた】
【今、貴方達が立っているのは、先程とは異なる場所──】


 ──────────


【──まるで宇宙の最果てが如き、暗黒の空間が果てし無く広がる中に、】
【直径50mは在ろうかと言う、巨大な魔法陣の描かれた円盤状の足場が一つ、浮遊している】
【今、貴方達が立っているのは、その上だ。明かりは無くとも、互いの姿とこの世界の有様は、容易に認識できるだろう】

【こおぉ──と、辺りに満ちているのは、波音のように穏やかな音】
【貝殻を耳を当てたとき、丁度こんな音が聞けるだろうか。揺らぐ事の無い、緩やかなノイズであった】

【暗黒と静謐の他には、貴方達だけしかいない、深淵の異界】
【しかし、辺りを見回してみれば──足場の中央に、石製の台座の姿と、】
【その上に浮かぶ、何か淡い光を帯びた物の姿を三つほど、確認できるだろう】


  【────────】


【──それらは、タリスマンと呼ばれる、コインのようなお守りの一種】
【蛍のように淡い光を纏って、ゆっくりと回転しながら、台座の上で浮遊している】
【もしも近付いてみたならば、その詳しい姿と、台座に『碑文』が刻まれているのが捉えられよう】

 【一枚は、『星』を模った紋章と、『Stella』なる文字が刻まれたもの】
 【もう一枚は、『月』を模った紋章と、『Luna』なる文字が刻まれたもの】
 【そして最後の一枚には、『太陽』を模った紋章と、『Sol』なる文字が刻まれている】

 【台座に刻まれた『碑文』には──】

 【──選択の刻。星辰と、蒼月と、灼陽の契りを=z
 【何れの祝福を其の身に受くか。各々、選べ>氛氓ニの文字】

【──奇妙なるオブジェ。此処にあるのは、ただそれだけ】
【どうにも抽象的で、ともすれば意味も掴みにくいような、謎の文ではあるが】
【『選べ』、と言うからには、そのアイテムを手に取れ、とでも解釈できるだろうか】

【タリスマンの数は、三つ。丁度、一人につき一つ、持てる数ではある】
【──星と、月と、太陽。誰が、どれを取るか──と、そういう事になろう】

【勿論、その碑文に従うも従わないも自由ではある】
【敵と思しき者の姿も今は無く、束の間の作戦会議が出来る時間でもあるだろう】

 【──GAME START>氛氈z

//初っ端から連投失礼します……C組のボス側ゴエティアです!
//ジョシュアの方、カゲツの方、ヴぁるちーの方、宜しくお願いします!
292 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:15:45.70 ID:JLvNRk2o
【ボスラッシュ会場】
【プレイヤーの精神を戦場へと飛ばす椅子型の奇妙な機械、パルストランスミッションシステムの並ぶ部屋一面が機械だらけの無機質な部屋】
【三人の挑戦者が座るために用意されたらしい綺麗に横に並んだ椅子に向かい合うように、王座のごとくより高い位置に用意された椅子があった】

【今宵、二人の挑戦者に立ちはだかる男はすでに高い位置の椅子に座っていた】
【黒い短髪にまっさらな白衣、ドクロのネクタイ『KILL・A’s tie』 に黒いジーンズの青年…ジンジャー・ユースロットはすでにその座に座り目を瞑っている】
【すでに戦場で待ちかまえている、と言う事だろうか】

【ドアを開けて入ってきたなら三日月の髪飾りで黒髪をポニーテールにしている耳にアンテナヘッドホンのような機械のついた
黒を基調とした服と白いエプロン…俗に言う侍女服の少女が挑戦者たちを迎えてくれるだろう】

「…ようこそいらっしゃいました!ボスラッシュ会場へ!すでに我が主ジンジャー・ユースロットは
電脳世界の戦場にて貴方方をお待ちしておりますデスヨー!これより行われるのは通常より遥かに高く力を引き上げられた戦士との戦い
気を引き締めて迎え撃たなくては…あの方は凝り性の上に容赦がありませんからすぐ精神体をボロボロにされてしまいますデスヨー」


「それでもよろしいデスヨー?もしよろしければ、あちらのイスに座りヘッドギアを装着してくださいデスヨー」


【メイドはスカートをつまみ礼儀正しく頭を下げてそう前置きしてきた…挑戦するならば、このまま戦場へいけ、とのことのようだ】
293 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 19:15:51.96 ID:uHfjFYSO
>>289
……
『ああ…マイクテスト。マイクテスト……ふむ。喋れないからこういう道具は便利ですね』
【茶髪のフワフワヘアーに、紅と蒼のオッドアイで】
【怪しげな模様のある剣を腰にさし、ローブを着て、リュックサックを背負い、首飾りをつけた少女がやってくる】
【声は首飾りからしている。その声は某読みっぽい機械音声だが】

『今日は皆さんよろしくお願いします』
【そして周りの仲間に対しそういいペコリとお辞儀する】

/天道光です
/皆さん今日はよろしくお願いします
294 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:19:37.28 ID:Jlyg9ogo
>>290

――――ほぁ……凝った造り、してるんですね……

【こつん・こつん・こつん】
【軽い足音を鳴らして、奇妙な案内人の後をついてゆく。小さな人影、ひとつ】

【白い髪/白い肌/灰青の瞳/黒い服/黒い靴】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

……? なんでしょう、これ……
どれかひとつ、選べ、と……?

【ほう、と。目を丸くしながら、周囲の風景を眺め、ややあってから見つけたタリスマン】
【どうしよう、と思いながら、とりあえず「共闘者」の姿を探して。灰色の視線が、暗黒の世界を彷徨う――】

/白坂カゲツです。ジョシュアさん・ヴァルトさん、そしてゴエティアさん、よろしくお願いします!
295 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:20:04.18 ID:uAF.cdAo
>>289
【天井の鉄骨を見上げて、小さく飛び跳ねながら体の調子を整え】
【普段見られない光景と感覚を、五感全てで堪能する者が一人】

ゲーム、なんだよ

そう、これはゲーム。命を掛けて殺し合うものじゃあない
負けた所で何かを奪われる訳じゃないし、後遺症が残るでもない
極端な事を言ってしまうと、戦いとして其処まで重くも無い

だけど、ゲームだから。参加する側としては、絶対に負けたくない
勝ちと負けだけを奪い合うものだからこそ、たった一つの価値だけは失いたくない
そう考えれば、むしろ何かを賭けるよりも大袈裟に。そう出来ると、思わないかい?

【身長は、青年よりも高い。そのせいもあるのだろうが、何処か見下した様な口調で】
【彼≠ヘ、両手を大きく左右に広げた】

【どうせ仮装空間なのだから、と】
【普段は絶対に出来ない仮装をやってのけた、そう言ってしまえば良いだろうか】

……体が軽い……のは、『僕』のせいじゃないね?
成程、面白いステージをセレクトしてくれたよボスキャラさん

【傷だらけの素肌の上に黒のパーカー、黒のジーンズの少年=z
【両腕には指が自由に動かせるタイプの真紅の籠手が、腰のホルスターには一丁の魔銃が収めてある】
【首と腰のベルトからは、銀のチェーンを何本もぶら下げて】
【長い灰色の髪を、額を出すポニーテールに纏めていた】

【吟雪、所謂『2Pカラー』で参戦】


/外見等々全然違いますが吟雪です宜しくお願いします
296 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 19:23:07.45 ID:3qEs12DO
【仮装空間】
【ボスの名が刻まれた扉を開くと、何やら不穏な空気の風景が広がっている】

【空は重苦しい曇り空、地面は荒れ放題】
【何か建物が建っていたのか、瓦礫が辺りに散乱し】【刈れた樹が風に吹かれて鳴らす音が、より一層寂しさを掻き立てる】

【そして何より、その場の色が目に付くだろう】
【無彩色ばかりの寂しい風景の中に、目立つ赤】
【辺り一面、疎らに赤く染まっている】
【その正体はやはりと言うべきか、血なのだが。新しいと言うよりはもっと前の物らしく、色褪せて固まり、鈍い赤で風景に彩りを加えている】

【そんな中、その中心にある、大きな建物】
【建物…と言うよりはその残骸、ほぼ土台のみとなった、中が剥き出しの廃墟の中】
【濃い紫色のコートに身を包んだ彼が、真っ白な長髪を風に揺らして立っていた】
【入って来た勇者達に背中を向けるように、何かを見据えるように】
【荒れ果てた自分の世界の中、ただ独り寂しく佇んでいた】

/ボス側、毒牙巳異です
/相手の方々、よろしくお願いします
297 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 19:23:33.44 ID:Tiy0SSwo
>>290-291

・・・

今北産業

【膝まで隠れるフード付き薄手のコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年が、この空間へとやってきた】

【既に案内人の説明は聞いていると思われ、扉からやって来たようだ】

いや、今北産業はどうでも良いとしてだ・・・フラッシュしたと思ったら真っ暗だぜェ
一応、アレを出しておくか・・・・・・全く光が無いというわけでは無いならば、光が反射する何かしらを見ることは出来るはず
【右腕に、それと同化した漆黒のガントレットを具現化すると】

まあ、細かいことはともかく・・・・・・とりあえず、これを選んでくれってことか?

・・・他の奴、そうだ他の奴の顔を見ないと、意見を聞かないと、選びようが無いな
いや、・・・・・・選ばないと言う手もあるが・・・・・・ううむ
【台座の上で浮翌遊する、3つのコインの様なモノを見て】
【選ぼうとしたのだが、周りの様子や、選択を伺うべく・・・辺りを見回す】

【彼は、だいたい星のそれがある場所にいるだろうか】


/多分、ヴァルトスラットです、よろしくお願いします
298 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:26:51.72 ID:SmHvP9so
>>289>>293>>295

【ペタ、ひたり。空谷の跫音とは似ても似つかず、一つの足音が響く】
【時折落下している物を軽く蹴飛ばしながら、やがて衣服を風に靡かせ現れたのは】

――む、妙に身体が軽く……?

【装飾の無い真っ黒なテント状の布に身を包んだ、黒装束の小柄な人物――レペンス(仮)】
【布は一般的に“ブルカ”等と呼ばれる外衣で、頭から足首までのほぼ全身を覆い隠している】
【視界の確保のため目の部分のみが網状になっており、足には何も身に付けられていなかった】

……嗚呼、宜しく

【大人とも子供とも分からないが、その声質は確かに女性のもの】
【視線を辺りに巡らせ、周囲の状況を確認しつつ。こちらからも、仲間へ、ボスへ、その一言を】
【至極簡潔なそれを投げ掛けてから、布下より引き抜かれる剣は両手に一本ずつ】
【右手には両刃の長剣を、左手には籠状のガードが付属した直刃の短剣を握って】

【胸の前にて双方の剣身を交差させ、深く一礼を為した】


/レペンスです!皆様、本日は宜しくお願いします!
299 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:28:26.33 ID:DZVe1KAo
>>296

【女性は大きく息を吸い込み、そして、息を吐いた】
【風に黒の長髪がなびくが、それを気にする様子はなく、自分に背を向ける男を見つめた】

悪趣味な場所、ですわね

【そうつぶやく彼女の口元は引き裂けんばかりにつりあがり、右の腰に触れた左手はブルブルと震えている】
【彼女は、何をするのだろうか】
【狂った内側を、さらけ出すのだろうか】

//ライシュッツです。よろしくお願いします
300 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:30:19.78 ID:Oc8vhTMo
>>290>>294>>297
……ふぅ。無事ダイブ完了……です。
……やっぱり、何度やってもこのイベントの装置って……クオリティ凄いなぁ……。

【前回同様の手順を踏み、仮想空間に姿を現す一つの影があった】
【黒を基調としたフリルの沢山付いたゴスロリドレスを身に纏い、頭にはうさ耳のようにチョコンと伸びた黒いリボンを着けて】
【先端が軽くウェーブがかった金色の髪をし、澄んだサファイアのような瞳を淡く輝かせる】
【細い脚のラインに純白のハイソックスを穿いた、身長130cm程度、年齢12、3歳ほどに見える金髪碧眼の少女――ジョシュア・ランドバーグである】

扉は5つ……、知ってる名前はジンジャーさん……かぁ。
えと、えと……あんまり知ってる人とは戦いたくない……かもですし……僕は……――
【名前を見比べて悩むこと数秒】
【やがてジョシュアは、一つの扉に視線を固定した】

……「ゴエティア」さん。
なんだか何処かで訊いたことがあるような……気になりますね。
……うーん、ここに……しようかな……?ん、しょっと……

【――知らないはず。だが妙な既視感の襲うワード】
【生まれた好奇心に逆らうこと無く、既視感を選定基準として定めて……ジョシュアはその扉を潜った】

……うぁぁ……な、何も……見えないです……
えと、えと……光の魔術、光の魔術は……――あっ……。

【突如として出現した暗黒空間】
【今までの趣向と違い、視界を完全に閉ざされることとなったジョシュアは狼狽えワタワタとするが】
【現れたスポットライトの光を浴びて、その動きを止め案内人に注視した】

……あ、ご丁寧にどうも……です。

(……深淵。怖い響きだけど……きっと今回はうまくやれるはず……です)
【案内人に律儀に礼を返しながら、その説明を聴き】
【――そして開かれる扉。光に全身を包まれながら――ジョシュアはステージへと舞い立った】

……わぁ……。

(円形の……コロシアムかな?)
(――縁は、あるかな?フェンスとか無かったら……落ちないように気を付けないと……)
【キョロキョロとステージの全景に視線をやりながらも、ジョシュアはやがてタリスマンに目を止めて】
【そちらの方へとパタパタと駆け寄ると……】

……あの、えと……。初めまして皆さん……。
その……今日、一緒に戦うことになったジョシュア・ランドバーグ……です。
えと、後方サポートが主なポジションになりますので……どうかよろしくお願いします……。
【共闘する皆に向けて、律儀にペコリと頭を下げて挨拶をして】

……うんと、このアイテムを取らなきゃいけないようですけど……。どうしましょう……?
皆さんにご希望がなかったら、僕はお月様がいいかなって……思うのですが……

【メンバーに視線を送りつつも、自分の希望を述べるのだった】
/皆さんよろしくお願いしますぜ!
301 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:33:35.89 ID:aaL7dZ20
>>292

――――ぅー……わはははー!!

【少しずつ接近してくるのは、馬でも走っているかの様な、バタバタとして落ち着きとは最早無縁の足音】
【響いてくるのは、ともすれば此の場所に不釣り合い≠ネ―――大ボリュームの、甲高い哄笑】
【其れから数秒後、ばたり―――半ば掌で殴る形で、鋼のドアがその口を開けた者は】

…おねーさん、そう言う前置きとか但し書きとか、眠くなっちゃうから無し無し!それだけじゃテンポ悪いし!
この私、ウィルマ=ニンヴァスちゃんは、このだだっ広い建造物に1ミリ足を踏み入れた瞬間から、覚悟完了してるのだー!、わはっ!

【身長130cm程、満月を思わせるくりくりした金色の目と、カチューシャの様に頭頂部が編まれた桜色のボブヘアを備えた、幼女】
【鮮やかな赤紫色のワンピース・ドレスを着用。色気は皆無の脚のラインを黒ストッキングが際立てて、履くのは近似色のオペラパンプス】
【メラニンを知らぬ白い肌やその服装が、何処となく――例えるなら、令嬢=B彼女を、戦いから些か距離が開いた存在に見せる、かも】
【尤も――――緊張感など欠片も含まない、その『ノリ』について、なんら言及しないのなら、だが】

「三人寄れば、文殊の知恵!」
……「法師」おにーさんの好きなコトバだ、わはははー!!

【侍女服の少女の事は、スデに頭の片隅にも無いのだろう、口から飛び出すのは、脈絡が宇宙の彼方に吹っ飛んだ台詞…独り言】
【―――どんな戦いが待っているのか、熱に浮かされる様な興奮と、純真な期待を携えて】
【自分の前後に、この部屋に入場する人間の確認すらしない内に、シートに身を委ね】
【カチューシャを模した部分と、ぴったり重ねて貼り付けるみたいに、ヘッドギアを着装する筈だ】
302 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 19:34:47.72 ID:QangfPAo
>>296
【音もなく、部屋に入り込む老人が一人】
【長い白髪は後方に流し、豊かな髭を蓄えている】
【顔には、過ごしてきた年月を示す年輪のごとく深い皺が刻まれ、口元は笑みの形に歪み、皺を更に増やしていた】
【仕立てのいい和服に地下足袋。腰には一振りの刀】
【その佇まいには隙は無く、目は鷹のごとく相手を睨みつける】
【一歩】
【脚を】

カツッ

【踏み出す】
【そして、相手を視界に収め、口を開く】

カッカッカッ!
強そうじゃの。

【老人は腰の刀に右手を伸ばし、いつでも戦える状態にある】

/勇者側、花城六輝です!
/よろしくお願いしますッ!
303 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:36:40.19 ID:bPZWP6wo
>>293>>295>>298

向かってくるからには全力でぶっ潰す、ってェだけ答えるぜェ
ボスっつーと負けるべき障害ってなァ扱いだったりするがなァ
生憎オレ様は“最強”でねェ、仮想だろォが負ける気も手加減も一切しねェぜ?

(っとォ・・・・剣が二人にありゃ多分銃、が一人・・・・・)
(・・・――――――考える必要もねェか、“今”ならよォ)

【ヒュウ――番天がニタリと笑えば風が応え、その身に形を持たない鎧として纏われ】
【視力が良ければ見えるだろうが、僅かに地面から浮き上がり】

そォそォ、一つだけ注意しとくが“外”には出ねェ事だ
身が軽いからってチョーシ乗るとアホ見るぜェお客様方よォ――――


―――――――≪“仁王風神”≫ッッ―――――!!!


【簡単な注意、そして後に次ぐのは―――“最大級”の技の名前である】

【“ゴウッ!”―――件の声に応じて番天の前方に風が収束、徐々に3m程のヒトガタを形作っていく】
【それこそ“仁王”―――金剛像にも見える高密度の風の塊である】
【数は三つ、一人に一つの割合で顕現したそれは各々に睨むような視線を向けて歌舞伎の型の様に構えを取る】

【先ずは自らではなく使役する風のみで三者の出方を見ると言った所か】
304 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:36:59.93 ID:aaL7dZ20
/>>301追記!
/ウィルマです、皆様宜しくお願いします!
305 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:40:02.50 ID:0ccQu6co
>>296

【一定の緊張感を持って、扉を開ける】
【ドアノブの感触も、開閉音も、すっかり馴染んでいる】
【ただ――、ボスの名前には覚えが無い】
【そのことに、好奇心を煽られつつ】

…………

【焦げ茶色のローブを着た少女は、寂しい風景の中に足を踏み入れた】
【ローブはゆったりとしていて、袖口が広い】
【膝丈で裁断している為、両足首に付けた青銅の足環が見える】

(廃墟……?)
(……リライズの時とは、また違った雰囲気、かな…)

【右肩に担いでいる得物は大槌――戦闘用ハンマーだろうか】
【長い柄の先に、101x55x62cmの巨大鉄隗が刺さっている】
【――しかし、所持しているのは少女】
【見た目通りの重さがあるかどうかは不明である】
【鉄隗の中身が詰まっている保証は無い】

【――戸惑いを見せるのは此処まで】
【佇む青年の後姿を見て、軽く微笑むと】

随分と、余裕そうだね
――初めから背を向けている人は、始めてみたよ

【そこから一歩も動かずに、声を投げかけた】

/サージです、よろしくお願いします
306 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:40:52.90 ID:1jeyjGYo
【仮想現実/情報之海】

【画面一杯に広がる、真っ白なテキストファイルが如く 投げやりな白が延々と続く世界】
【遠近感も何もあったものでは無い 純真な白の果てを探そうとしても、眼に疲労を齎すだけだ】


【その中に、超大な本棚が横倒しになって浮いている】
【大体15m×15mくらいだろうか、もう少しあるかもしれない ともかく中央部で戦っている間は、落ちる心配は不要だろう】

【納められている本は厚さこそ区々だが、全て黒の装丁が施されており銘が無い そして隙間無く納められており、取り出すのはまず無理】
【何の材質で出来ているかは分からないが、つるつるとよく滑るため、この上では走り辛いだろう】

【本棚の枠を作る木を除けば、白黒の世界】
【どういうわけか、金具の一つも使われていない】


【仮想空間への接続を済ませた勇者達≠ヘ、次の瞬間にはこの本棚の上で目覚める】


【綺麗な正方形の形をした本棚の中央に立つ、華奢な少女―見る人によっては幼女と言うかもしれない―】
【病的なまでの白い肌に、同じく白の布を巻きつけた格好 境目の分かり辛いそれは、遠目には裸体を晒しているようにも映って】
【光沢の一切存在しない、無粋な黒を塗りつけられた長髪と双眸 この空間に合わせたような、二色の少女】
【彩光の無いディスプレイが映す其れと、絵具の無いキャンバスの作る其れ 明確すぎるコントラストが、非現実性をこれでもかというくらい強調してくる】

お帰りなさい、もしくは初めまして――

【声量は虫の声ほど、しかしよく響き渡る】
【言の意味は取れずとも、とりあえず音を伝導させる空気が存在していることははっきりした】
【重力があるのも確かだ 足場が悪い、という程度で戦場としてはそれほどの特徴は無いか】

/此方サナみたいなものです! ルシア様・輝夜様・リライズ様ーよろしくお願いします
/ボスラッシュB組開始です 勇者様はこの文にレスをどうぞー キャラの初期位置を描写してくれるとこっちが喜びます
307 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:44:03.16 ID:Jlyg9ogo
>>297>>300

……む、共闘者の方々で、いらっしゃる様子……です?
私、白坂カゲツと。申します……獲物が刀ですので、前衛になるかと。よろしくお願いします。

【少々聞き取り辛い、小さな声で】
【頭をひょこりと下げて、タリスマンに視線を戻す】

……ジョシュアさんが、月。ですか……私はどちらでも構いませんが。
其方の御方、如何致しましょう?

【ふむむと考えながら、未だ名を訊いていない青年――ヴァルトスラットに、問いかけた】
308 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 19:44:32.08 ID:uHfjFYSO
>>295>>298
(銃と剣ですかね?)
(私は剣があっても、魔術師ですし…)
【仲間の二人の武器を見て】
【自分はどの場所で戦うか考え】
【右手に魔翌力をため】

>>303
(来ましたか…風…なら!!)
『雲の右手・天気は大風』
【右手を向かってくる人型の風に向ける。すると右手は雲みたいな形に変化し】
【そこから風の衝撃波を放ち相殺させようとする】

【成功したら上空に飛び上がり魔翌力で自分の周りの風を使い上空に留まろうとするだろう】
309 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:45:28.72 ID:uAF.cdAo
>>303

さ………何か月ぶりかな、これは
暫くは準備運動でもしてたいけれど………

……そうだね、まずはこの木偶の坊から、か

【3m、人としては極端に大きいが、熊として見るなら然程でも無い】
【その微妙な大きさの相手を、170cm前後の身長で見上げて】

【右手を腰のホルスターに触れさせ、魔翌力を流し始め】
【左手は顔の高さに構え、深く腰を落とした】
【両足を左右に大きく開き、上体を低くして】
【動作の起点を重心に近づけて、限界まで挙動のラグを小さくし】

(微妙に脚の感覚が違うねー……ちょっと可動範囲が狭い気がする)
(リーチは普段よりあるし、体重が増えたけど体は何時もより軽い)
(普段より大きく避けて大きく飛びこんで、かな)

………第一ステージ、まずは総身に知恵が回りかねる大男から
さあ、良質のBGMを用意してもらえるかい?

【ト、と小さな音と共に、大きく前方に飛びだし】
【自分に向かっている仁王の右足、その外側にまで走り込もうとする】
【極限まで近づいて、打撃を思う様に放てない状況を作るのが目的だ】
310 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 19:46:45.05 ID:Tiy0SSwo
>>294,300,307

えっと・・・1・・・2・・・・・・2人、仲間は2人ッ

・・・俺の名はヴァルトスラット、ただの徘徊ニートさ、よろしくなッ!
【ジョシュアとカゲツが名乗ったのを聞いて、彼は名乗った】

そうだな・・・俺は星の奴を取りたいと思っているが・・・取りたいなら譲るぜェー
【立ち位置的に、一応、それを狙っていたようだ】

星は、光でも闇でもどちらでもあるような・・・そんな気がするんだ
台座の文章は、あんまり理解していないんだけどなァー
【理由や理論はともかく、彼の考えはそのようである】
311 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:46:59.45 ID:RYlGyPQo
>>294(カゲツ) >>297(ヴァルトスラット) >>300(ジョシュア)

 【──長い前置きの末、フィールドに降り立った三人】
 【ゲームであるならば、プロローグ、或いはオープニングと言った類のもの】
 【最悪、読み飛ばしてしまっても何ら影響は無いと思われるが──】
 【丁寧に読んでくれたのならば、この仮想空間を作り出した何者かも、感謝している事だろう】

 【さておき──】


 ──────


【ひゅう──と、一陣の風がフィールドを静かに吹き抜けていく】
【どういった仕組みかは不明だが、この場に光は無くとも、物を視認する事は何の問題も無く行える】
【足場の全貌を見渡す事も、果て無き暗黒の空を見上げる事も、お互いの姿形をしっかり確認する事も】

【三人が集ったこの円形のフィールドに、柵は無い】
【万が一、縁で足を滑らせるような事があれば──奈落の底へ、まっ逆さまである】
【尤も、飛翔する術を持っているのならば話は別だが】

【──ひとまず、この場にある目ぼしいオブジェはその三つのタリスマンと台座だけ】
【ジョシュアは月のタリスマンを選ぶようだが──他の二人は、星と太陽、果たしてどちらを選ぶのだろうか】


【──しかし、ゆっくりと選んでいる猶予は、そう多くないだろう】


 【──ず】


【その時──フィールドの遠方に、大量の軍勢が、姿を現した】
【全身、極光色の肌を持つ、謎の人型達だ。三人のいるフィールドを目指し、ゆっくり、何も無い宙空を歩んでいく】
【その距離、20m程だろうか。歩みは遅いものの、確実に其方へと向かっている】

【──タリスマンを選ばない、と言う選択も、確かにありうる】
【いずれにせよ、この大量の軍団が辿り付くまで、猶予は少ない──果たして】
312 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 19:50:41.14 ID:3qEs12DO
>>299>>302>>305
……………………
【青年は…そこにいる彼は何も答えない】
【背中を向けたまま、軽く俯いて、何かを見詰めている】

………………
【不意に、彼が動き出す】
【ガタリと瓦礫を踏み分け、三人に振り向いた】

【彼が動いた時、彼の向こうにいた物が見えたかもしれない】
【彼がいままで見詰めていた物、そこにいたもの】
【それは子供、黒い長髪の小さな子供】
【暗い表情で膝を抱え、瓦礫の上にうずくまる子供を背中に、守るようにして彼は振り向いた】

……………………
【やはり、何も喋らない】
【暗い表情のまま、目に影を落として、ただ三人をぼんやりと見据える】

【そして、彼が右手を横に伸ばす】
【すると、彼の周囲に噴き上がる紫色の嫌な感じがする靄】
【その靄が彼の右手に集まり、形を成して】
【刀が納まった紫色の鞘となり、彼の右手に握られた】

…………触るな……もう…
【小さく、微かに彼は呟いて】
【体制を低く、左手を刀の柄に宛て】
【構えた体制で、三人を見据える】
313 :311 [saga]:2010/11/20(土) 19:50:57.98 ID:RYlGyPQo
//や、やべっ、安価先へ>>307>>310も追記です、失礼……
314 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:53:10.04 ID:JLvNRk2o
>>301

「あっ、うわわ、まだ他の方はきていらっしゃいませんデスヨー!!」

【そんな声と同時に…挑戦者ウィルマの視界がブラックアウトしていく…いわゆる『ダイブ』現象か】
【暗闇はやがて歪んだ灰色の空間のように変化し…そして日の差さない森へと変わっていく】

【空間の中に飛び込んだなら…すでに戦闘が始まってしまっているのが見えたかも知れない】
【目の前にいたのは三つの複眼に牙を生やした…蜘蛛のような怪人と】
【青い複眼に下半分の口のあたりに虫の歯のような装飾と頭に二本の触覚を生やした仮面
胴体のアーマー部分は白、アームガードやフットガードなどの防護用の装備は黒と赤を基調とした、肩や肘の軟質パーツや全身に引かれたラインは紫色になっている戦士】

【拳を振るう、蹴りを叩き込み相手の手刀をガードする、そして蜘蛛の怪人を弾き飛ばす】
【苦しそうにうめく怪人をしり目に仮面の戦士は…傷だらけで倒れるボロボロの…『野生児』のような子供に顔を向ける】

「おまえ小さな子供のくせにやるじゃあないか、あんな怪人相手に生身でやりあうなんて、僕に挑むだけの事はあるな
気に入った、なおさらここで失わせたくなくなったよ、こいつは本気で仕留める…我が必殺のキックで!」

【ベルトからコントローラーを取り外してコマンドを入力する、B、A、A、B、上、右、左、A、そしてスタートを押し、ベルトにセット】
【そして響くは電子音声…そしてとどめを差さんと放たれる…必殺の右脚による飛び蹴り!】

「つぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――ッ!!!!!!」

【目に見えたその一撃、蜘蛛の怪人を打ち抜き、後ろの木まで弾き飛ばす!】
【バキン!と音を立てて怪人の身体にひびが入り…】

「ガッ、クゾォ…!ノトスギアを奪い取った…コソドロ風情が…よくも…!おおおおおおおおおおお!!!!!」


【悲鳴と共に爆発を起こす怪人の爆風に挑戦者たちを巻き込みそうになったところで…青年の声が響いた】


…おや、なんてこった…もう挑戦者が来てしまったではないかね

【その声と共に…空間が歪む、森の中にいたはずが空間がゆがむと…競技場のような所へと戦場が変わっていく】

/続きます!
315 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:54:31.27 ID:JLvNRk2o
>>314

【競技場――――走行のためのトラックみたいな物や観客席などがあたりに見える】
【挑戦者の前方に電光掲示板のような物があり…そこのスピーカーから…妙にノリノリな男の声が響いた】

『ついに開かれるッ!ボスラ―――――ッシュッ!!イベントォォォォォォ――――――ッ!!!
空間の補正によって肉体の限界を超えた戦士へと挑む過酷な戦いを強いるこの戦場で、誰が勝ち上がるのかッ!』


『立ちはだかるのはこの男!『孤高の仮面紳士』ッ!!ジンジャァァァァァァ―――――――ッ!!!ユゥゥゥ―――――スロットォォォォ――――――!!!!』


【その声と共にウィィン、という音と共に現れるのは…先ほどすでに戦場へと精神を飛ばしていた白衣の男】
【否、正確には…それよりも少々幼くなっている…?だいたい17、8程度の少年のような姿になり、服装は簡易な黒のTシャツに青のジーンズとスニーカーだけという質素ぶり】
【これがこの戦場で圧倒的に強くなった…チート戦士なのか…?】

…やあ、すまない…君たちのために私の中にある最高の全身全霊を挑戦者に叩きつけるために…『これまでの中で最高の私』を探していたら
もう挑戦の時間となってしまった…初めまして、私はジンジャー・ユースロット

…おや、挑戦者は君だけなのかな…?この過酷な戦場で…

【ジンジャーは首を傾げて…ウィルマに問うた、なぜ一人しか来ていない…?三人と聞いていたのに…】

【キィン、と音が響く、次は挑戦者たちの紹介をしようとスピーカーがまたONになったような音だ】

/挑戦者、あと一人募集中です!
316 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:57:47.94 ID:SmHvP9so
>>303>>308>>309
――忠告を有難う、“最強”のボス。外に何があるのか、果たして気になるところだが……
それよりも、今は。「お客様」より「勇者様」と呼んでくれた方が、個人的には嬉しいな

【網の奥から覗く、鮮烈なエメラルド・グリーンの瞳が笑っていた】
【ふわり、風に乗る匂いと声音は、吟雪(>>309)の覚えのあるものかもしれない】
【カチン!かち合わせた剣身が金属音を短く響かせると、長剣の刃に白い冷気が纏われていく】
【足を肩幅より狭く開き、脇を締め、腰を落とし。顕現するヒトガタを見詰めて、踏み込む、一歩】

……成程、風使い――かな
流石に大きいね、戦い甲斐があるってもんだ!

『愛せよ、汝の敵を――第\:ニセジュージ』!

【たぁん、と普段より軽く感じる足取りで残りの一体へと駆け出すレペンスは】
【接近を開始しながら、交差させた剣をそれぞれ左右に振り切って――】
【ヒトガタの胸部に相当するだろう位置を狙い、「×」の形状を擬えた“「水」の斬撃”を発生させる!】
【目で追える程度で直線的に飛翔するそれは、命中すれば打撃程度のダメージを与えられるだろう】
【回避、相殺、命中、何れの場合でも、「水」の一部が飛散して周囲の地面に染み込んで行く筈だ】
317 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 19:58:20.41 ID:DZVe1KAo
>>302,>>305

(みた感じ、近距離タイプね)
【周囲の状況を把握し、女性は一人考える】
【そして、自らの役割を構築してゆく】
【基本は援護、だ】

>>312
【女性は足先から髪の先まで震えた】
【震えながら、笑っている】
【その様子は、どう見ても正常ではない】
【だが、それが女性の本心である】

【女性は左手で長銃身のモーゼル・シュネルフォイヤーを抜き、右手で弾倉に弾を込める】
【弾頭は鉛、その下には炸薬の入った、小型の炸裂弾を】
318 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:59:05.67 ID:Jlyg9ogo
>>310

ジョシュアさんが、月。ヴァルトスラットさんが星、なら、私は太陽……ですね。
把握いたしました。では私、「太陽」を取らせて頂きます。

【すぅ、と。無機質な白色をした腕が、太陽のタリスマンに伸びて】
【そろそろ、と緊張した面持ちで、触れようとしてみる――】

>>311

……、っと。
御相手様が、いらっしゃった御様子で……

【今にもぽきり、と折れてしまいそうな、危なっかしい白い腕】
【その先、これまた細い小枝のような指先が、すぅっと空気を撫でて】

【――――ずる、る、るるるるるる】

【下に向けた掌から、何かが「生える」――白銀に煌めくそれは、刃だ】
【一メートルほど刃を伸ばし、鍔と柄が現れて、切っ先が地面に軽く触れたころ】
【とさ、と音を立てて、刃が地面に突き刺さり、凶器が全貌を顕にした】

【――一本の、刀】
【掌から産み落としたそれを軽く握って、構える】

……さて、如何致しましょう。私の獲物、遠距離攻撃は仕掛けられませんし。
近づくのを待ちましょうか、それとも――?

【ちら、と。共闘者である二人に、視線を向ける】
【貴方方に策はありますか、と。問いかけるように】
319 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:59:34.02 ID:TRX.GOMo
>>306
【ふわり、と】
【その本棚の角近くに一人の少女が転送される―――】

・・・ここが、私の―じゃなくて私たちの舞台、ですかー

【たんっ、と降り立ったのは、鮮やかな黒髪黒目を持ち、比較的胸の大きな少女】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ねられ、夜色の瞳は透き通る輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【フード付きの白いパーカーと赤色のスカート、白いハイソックスにスニーカーという動き易そうな装いだ】
【その背には舟をこぐオールの様に先が平たく、幾何学的にして魔術的な模様が刻まれた杖を背負っている】

【――と、その少女がまず最初に気付いたものは・・・】

う・・・浮いてますっ!?

【本棚の大地と、その下に広がる真っ白な―――それに気付いた彼女はとっさに後ろに飛び跳ねる――】
【要するに、彼女は中央部から背を向ける身体の向きで出現した――残念極まりない】

浮島、みたいなものですか?こ、怖いですね…気を付けないと

【そう言って恐る恐る周囲を見渡し――白と黒の世界の狭間に、本棚の島の中央に「彼女」を見つける――】

…?は、初めまして
―――あなたが、この空間の主・・・ですか?

【妙な挨拶に戸惑いつつも背の杖を抜き、両手で構えながらそう問いかける】
【…というか、今ここにいる時点でどう見ても・・・まぁ気にしないで行こう】

/輝夜だよ!よろしくお願いします
320 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 20:01:55.75 ID:QangfPAo
>>305
【軽く、共闘するであろう物に目線をむける】
【どうやら自分と同じ近接型、それも恐らくパワー型だろう】
【ならば自分が速度で隙を作るべきだと考えた】
>>317
【軽く、相手を確認する】

久しぶりだね、お嬢ちゃん。
近接は儂に任せろ。

【そうつぶやくとボスを見据えた】

>>312
【子供が居るのが目に入るが、気にはしない】
【斬るべきは目の前のボス、今やるべきコトは斬ること】
【ならば、それ以外の物は不要である】
【柄に右手を掛け、抜刀】
【刀を抜き放つと同時に、辺りに酒精の香りが漂う】
【妖刀、鬼酔割義人――】
【其の一振りは一撃毎に血中にアルコールを流しこみ、相手を徐々に酩酊へと誘う能力を持つ】
【構えは両手持ちの中段、重心にブレはなく、正眼で刀は構えられている】

月之壱――月読。

【両目が金色に染まり、五感と神経が強化される】
【一歩踏み出し、口を開く】

花鳥風月一派師範――花城六輝。

【そしてもう一歩】

―――――参るッ!

【動きは神速、裂帛の気合を以て初激となる一太刀が振るわれる】
【刀身に桜色の気を纏わせた正眼からの唐竹割りだ】

花之壱――桜楼ッ!

【軌跡に桜の花びらを残しながら、初手からの必殺が振るわれる】
321 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 20:03:48.21 ID:Tiy0SSwo
>>300,311,318

OK・・・俺は星をとらせてもらうぜェ
【そう言い、彼は星のそれを左手に持とうと手を伸ばす】

・・・・・・・・・暗いっちゃあ暗いが、とりあえずモノは見えるのか
端は・・・・・・此処からじゃあよく見えないが・・・柵とかその類のものは見えねェな・・・・・・・・・

・・・っと、悠長にしている時間は無いようだぜ
さて・・・・・・ちょっと、変身してみようかな
【彼は、まるで嘴のような形状の口を持ち、体系は人間に近く、爪は人間よりやや鋭く、尻尾があり】
【鱗は緑青色で、短めで同じ緑青色の羽毛が生えており、皮は海色で、同じく短めで同じ海色の羽毛が生えており】
【目の虹彩や爪、口内は朱色で、後頭部には羽毛が集まってできた6つの角が逆三角形状に滑らかに並んでいる龍になる】
【そして、コートを脱ぎ捨てた】 【数々の装備が、姿を現す】

うむ・・・広範囲攻撃は、あまりスピーディーに撃てないからな・・・・・・
連射か、あれだ・・・纏めてドーンか・・・
【悩んでいる彼、軍団をどうにかしなければならないと判断したからだ】

・・・俺は俺で、遠距離は一応出来る・・・が
多数を撃つには、少々時間がかかる・・・・・・かな?
【そう言い、彼は大きく息を吸い込み始めた】
322 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:06:45.90 ID:.fRk1UYo
【魔術協会敷地内】

(パトロールじゃねーぞ散歩だぞー)

【カツン、カツン、と独特の音が響いている】
【白衣を羽織った青年が、特殊な形状の杖をついて歩いているのだ】
【その杖は、右手から肘までを覆う丸まった盾の先端から出ている】
【黒い短髪に色白の肌。眼鏡をかけた青年だ】

【きょろきょろしながら歩いているのは、警備しているようにも見える】
323 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:07:12.65 ID:NI2hCrco
>>306>>319

―――ただいま、同時に初めまして…………。

【少女の声に返すように、言葉を真似て音が響く】
【高く響くような幼さの残る声は、また小さい女の子のそれで】

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】

【白と黒の世界に、ほぼ真黒な衣服をもって此処に立つ】

(……何だろ、割と滑るな、この床)

【爪先でこつこつと、足元に並べられている黒の本を小突いて】
【ふむ、と一考した上で、この世界の主たる少女を遠巻きに見詰める】

【位置取りとしては、>>319の数m横】
【中央の少女ともまた10m程は離れた、中途半端で無難な位置に居る】

/ルシアです、宜しくお願いしますっ
324 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:08:22.59 ID:0ccQu6co
>>317>>320

【青年を視界に入れつつ、近くに居る二人をそれとなく見遣った】
【確認できたのは、簡単な特徴のみ】

(女の人と、お爺ちゃん…か…)
(お爺ちゃんは刀を持ってるから、近接だよね)
(というか、もう行った…、速いなぁ)

(女の人は――――)

【――違和感】
【不思議そうに、もういちど注意を向けて】
【彼女の手の震えを見て取った】

【――否、手だけではない……総身?】

(大丈夫、なのかな…)

【なんとなく、声を掛けられず】
【生じた不安は胸の内に押し込める】

>>312

――――ぁ

【彼の影に、うずくまる子供の姿が見えた】
【それが『誰』であるのか――、少女には分からない】
【知らない子供だ】【男女の区別さえつかない】

【ただ、彼が『誰』かを護るような位置に立っていることは、見て取れた】

…………ここまで来い、と言っているならお断り
重い装備で歩くのって、意外と大変なんだよね

【肩から浮かしたハンマーを右脇に構える】
【移動にも、攻撃にも移れる姿勢】
【ガチャリ、と両袖から響く金属音】
325 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:15:04.51 ID:bPZWP6wo
>>308

【風と風、金剛像は避けようともせずに直撃し、いとも容易く瓦解する】
【但し瓦解時には溜め込まれた風を一気に外界へと吐き出し、僅かな間だが風勢は強まるだろう】

(アイツは風・・・いやァ、雲みてェなのも見えたがなァ)

対策っつー程の策を打つような感じじゃァなさそォだが――――

―――――≪“狂風”≫ッ――――!!

【番天はその左手を少女へ向ける―――と、ヒュウ、フォン、と音が鳴り】
【“それ自体が刃”である風を双筋、それなりの速度で放ち】

>>309

(でェ、こっちは銃だけじゃァなく接近もかァ・・・・?)
(“どっち”もこなせる野郎程やり難い相手も居ねェっつーのによォ―――)

――――――≪“風向仁王”≫ッッ――――!!!

【仕掛けるのはまた何かの技―――近付く吟雪ならば直にソレが何かわかる技】
【本来、“仁王”の耐久性は高くは無い、それは光に向かっていたモノからも分かるハズ】
【ならば『売り』はなんなのか、答えは圧縮された風の塊で有るという事で】

【吟雪が回り込もうと右足の前方に来た、そのタイミングで仁王は全身を「彼」に向け】
【ズッ、と一歩だけ大きく踏み出して――――豊富な身の丈を利用して突進を試みる】
【が、大きい故に動作も分かり易く、また仮に一撃でも入れればソレによって仁王は瓦解するだろう】

>>316

ご希望ならなんとでもお呼びするぜェ“勇者サマ”よォ
ボスってェのはそれくらいの余裕が有るもんだからなァ―――

【実際の所、戦い甲斐があるかといえば―――他の二体を見れば解るだろうか】
【胸部にXの傷を負った仁王は余りにあっけなく瓦解し、その身を風と変えていく】
【当然ながら邪魔するものもなく「水」は染み込んで行くだろうが―――現状、其処には何も無い】

>>ALL

【あっという間に二体の仁王が瓦解し、残る一体も攻勢とはいえ――――】

【口だけで弱いのではないか、そう感じる者も在るかもしれない】
【―――勿論、番天の胸中深くには考えがあっての事だが】

――――――≪“台風”≫ッ――――!

【打ち破られた護衛を気にも留めず、番天は自身の周囲に風を集め始める】
【所謂“溜め動作”、その量こそとんでも無いが隙である事に変わりない】
【「すぐさま」攻撃出来るのであれば此処が最初のねらい目であろう】
326 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:16:23.67 ID:XCfPH.c0
>>306>>319>>323

【気が付けば、本棚の端。中央の少女の視界の端に、映りこむであろう灰色の影】
【丁度>>319とは辺上の反対の位置。間には>>323

――っと。またこれは妙な空間ですね……

【周囲を見渡して目に映る、白白白茶白黒茶白白赤白黒白白――そこで色を追うのをやめる】
【一瞬>>323の方を二度見したような気もするが、気にしないほうがいいだろう】
【無彩色にほぼ等しい空間をざっと見回して】
【思わず目を瞑って目頭を手で押さえる】

(……目が痛い。そして、相手がよく見えない……)
(この空間ならではのハンディ……か)

【髪と瞳の黒がなければ、見落としていたかもしれない相手を見据える】
【……が、よく見えないので結局ほんの少し前に進んで、端から離れるのだが】

【身を包むのは、黒に白が少し混じった程度の、濃い灰色のローブ】
【背中に背負うのは三叉の槍。遠目でもその存在ははっきりと分かるだろう】
【首元には銀白色の「L」の首飾り。両手の親指には、同じく銀白色の指輪】
【これは、見えないかもしれない。反射光が偶然目に入るなどすれば別だが】

――――じゃあ、初めまして

【Realize――――Log-in】

/リライズです。参加者の方々よろしくお願いします。
327 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:16:27.45 ID:Oc8vhTMo
>>311>>318>>321
白坂さんに……ヴァルトスラットさんですね。
その、僕がお月様で……ヴァルトスラットさんがお星様をご希望のようですから……
カゲツさんは……太陽になるでしょうか……?

【月のタリスマンをヒョイと取ってドレスのポケットに仕舞いながら】
【二人の方を向いてそう告げて……】

――ぁ……、あ、あの……。
取り敢えず、早速戦闘開始……みたい、です……。

まだ仕組みとか……よく判りませんけれど、放っておいたら危なそう……ですね。
大群……今までのボスラッシュと趣向が違いますが……。

【迫る大軍勢。その姿を見て、ジョシュアは少々の疑問を抱きながらも】
【仲間となる二人にチラリと視線を送り――】

……えと、ただ近づくのを待っているのは余り好ましくないと思います……。
まだ敵の正体や特性が掴めませんから……ここは――――遠距離から牽制を掛けて様子を見てみましょう。

【その言語を告げた瞬間――ジョシュアの周囲に黒く微小な星屑を思わせるような魔力が吹いた】
【キラキラと光に乱反射し、漆黒以外にも赤・緑・黄とそれらは綺羅びやかに宙を舞い踊り】
【やがて魔力達はジョシュアの身体を中心として収束。結合し細胞のようにして個体を形成した】

(大軍でしたら……範囲を重視して……)
(あとは汎用性と、サポートスキルを考えると……今回のカートリッジは……)

/申し訳ない……!続きます……!
328 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 20:17:17.70 ID:vZ1ggNA0
【街中】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】


【屋台で店を開いている】
【実演販売とでも言うべきか・・・その場で料理を作っては入れ物に詰めている】
【商品を並べているところにはところどころ空きがあり、まったく売れていない、と言うわけではないらしい】
【並べられた料理は何処にでも溢れる家庭料理・・・所謂お惣菜だ】

【しかし何処か店主は料理に集中し切れていない感じが見受けられる】
【流石に調理に失敗を起こすほどではないのだが】
329 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:17:50.62 ID:aaL7dZ20
>>315

【状況の変化、さらに変化、目まぐるしい場面展開―――暫くは、反応する暇を、与えてもらえなかった】
【異形同士が拳を交えて、終いにはドカンと爆破。映画めいた過剰演出に対しては、ただただ眼を丸くするだけで】
【それでも、唇から毀れ落ちる「わはー」に、高揚感が自然に刻む、踊るようなリズムだけは、抑えることは無し】

……わははー、これはすっごーいなぁ!!
「こちょーのゆめ」なんてオハナシが、今ならちょっとは信じられるかも!

【仮想空間に飛ばされたところで、裸体――この少女の場合、『素体』と言うべきか――に剥かれる事は、無い】
【お兄ちゃん≠ェ買ってくれたお気に入りの服に、血の通わない身を包み、頭は、大好きなその人が、丁寧に結ってくれた髪型のまま】
【探る様に、自分の体をペタペタと物色していると―――ヘッドギアだけが、嘘のように消滅している、という事が判った】
【何時もと寸分の相違無い自分自身の姿と、それを再現する脅威のメカニズムへ、満足感が喉元へと込み上げてくるのを感じた】
【正しく、子供―――思いついたままに吐き続ける言葉は、そんな感想を齎すかもしれない】

えーと、ジンジャーおにーさんだね? …女の名前なのに、なんだ男か、わはははー!!
他のみんなは、そろそろ来るんじゃなーいかなー? このウィルマ=ニンヴァス、行動は何時も速いからねー!
ほらほら、思い立ったが吉日、良い言葉だと思わない? わはははっ!

【両手を掲げ、ひらひらとした袖を躍らせながら、畳み掛けるように喋った】
【マシンガン・トークの中で、警句や他人の言葉を、話の結びに引用することが多いあたり―――本当に、彼女は見た目相応の娘らしい】
【とはいえ、「ジンジャー」が女性名である事を知っている同年代≠ヘ、些か寡少に過ぎる気がしないでも無い、か】

……勿論、一人だけでも戦い続けるつもりだけどねー!
それが、参加者だろう―――……わはっ!

【悲愴な覚悟も、重々しい響きも伴わず、何処までもその声は、ふわりと軽い】
【但し―――……こんな事をべらべらと言っておいて、周囲をきょろりと】
【サーチライトよろしく、首を左右に捻っては見回しているあたり、独りで居るのは本当は厭、らしい】
330 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:18:01.44 ID:Oc8vhTMo
>>327

【術式起動――体内魔導回路壱番〜壱捨七番解放】
【魔銃<CarlMaria von Weber Mk-U>:ライン接続】
【仮想弾倉展開――――カートリッジ選択:『Salamander』『sylphid』……装填】

<状態表示>

【弾種選択】
【『Salamander』Lv.1<Seed of Flame>×4(残弾46/50)】
【『sylphid』Lv.3<Sonic Shooter>×2(残弾13/15)】
【『sylphid』Lv.4<Windstorm of Etaqua> ×1……展開数7/8】

【レール形成:本数/8・軌道選択・正面→条件指定接触発動】

【解凍率表示<Sonic Shooter>−49% <Windstorm of Etaqua>-33%】


                         【全ての弾丸は我が意のままに――殲滅術式<Der Freischutz>】


【魔導補助器具<Oberon>展開/ModeT<Balancer−Fairy>】
【妖光羽放出:魔銃<CarlMaria von Weber Mk-U>との接続作業・・・終了】

【ジョシュアの右腕には、魔力により形成された大型拳銃が握られていた】
【鋭角で禍々しいフォルムをした、ジョシュアの華奢な姿に不釣合な漆黒の大型拳銃である】
【それと同時に、ジョシュアの両肩付近に勾玉のような形状をした浮遊ユニットが出現。】
【ユニットからは七色の魔力光が吹き抜けて、ジョシュアの背で蝶の羽のような残影を描きながら、優美に輝き「調整」を施す】

【そして――ジョシュアは銃――魔銃<CarlMaria von Weber Mk-U>の銃口を真っ直ぐに敵対存在らに向けると】
【術式を展開……銃口より不可視非物質の「レール」が出現し、それらが大軍に向けて伸び】
【――瞬間、発動。その「レール」に沿うようにして高速で「赤色の光」が四つ吐き出された】

【魔弾――予め設定されたコマンドを受けて其のタイミングで内包された魔術を発動する圧縮解凍型のクイックスペル】
【条件は『接触』。物体などに接触した瞬間内包された術式が発動し……『炎属性の小規模の爆発』を発生させるだろう】
331 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 20:18:13.98 ID:3qEs12DO
>>317>>324
………………
【ただ、睨むように見据えるだけ】
【こちらからは動く様子が、ない】
【やはり何か…後ろの子供を守っているのか、そこに立って相手を警戒している】

>>320
【そして、自分へと老人が近付いてくる】
【それを見た瞬間、彼の目が一瞬見開かれた】

【すると、彼の背中から紫色の…先程の靄が噴き出し、まるで翼の様な形になって散っていく】
【そして老人が振り下ろす刀に対して…】

………………
【右手に持った鞘を斜めにして受け、そのまま老人が振り下ろした勢いを利用して真下へ刀を受け流す】
【その行動をしながらも、左手で刀を逆手に抜き―――】

――…………
【そのまま、老人に突き刺さんと、振り下ろす】
【この刀、ただの刀ではない】
【見る暇が有れば解るだろうが、刀身に何等かの液体を纏っている】
【この液体…強酸で、物を斬りながら熔かし、相手が生物なら激痛を与える】

/すいません、速攻飯食ってきます
332 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:20:05.49 ID:DZVe1KAo
>>320

ええ、お久しぶりですわね、おじいさま
【カタカタと、全身が震えている】
【おびえではない、歓喜によって】

>>324

後方支援は、お任せになってくださいまし
【全身が震えている中で、声だけはまっすぐであった】

>>331

【カチン、と軽い音を立てて、リロードは終わった】
【女性はただ、左目のモノクルで、スコープ越しに男をとらえているだけ】

/くってら−
333 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:21:00.77 ID:kdSm6z.o
>>314-315

・・・数刻ばかり遅れたように思います・・・。
【一つの影が現れる】
【180という高身長の身体を巫女服で包んだ女性だ】
【銀に近い白髪交じりの黒い長髪を靡かせ、その手に握られるのは一本の鉄の棒】

【彼女は、その周囲を見渡し、様子を伺う】
【いかにも闘技場然とした場所を、隅から隅まで視線を泳がせて、最後に止まったのは、その少年、いや青年】
えっと・・・間に合ってますよね?
【いささか不安感を込めた声を出し、挑戦者の一人、龍雷寺 蒼女は】
【小首をかしげて、問いかけた】

/ようやくやってきました龍雷寺 蒼女です
334 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 20:21:57.56 ID:uHfjFYSO
>>325
(まだ魔装偽神はやらなくって大丈夫ですね……)
【強くなった風を利用し、雲の右手で風を操りながら相手近くの空中に移動しようとし】

『ちっ…』
【その移動を利用し、避けようとするが左腹部を斬られる】

【そして左手を相手に向け】

『太陽の右手…灼熱!!!』
【すると左手が橙色に輝く。まるで太陽のように】

【そしてそこから灼熱の光のレーザーが相手の腹部に向かい放たれるだろう】
335 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 20:24:40.38 ID:uAF.cdAo
>>316

……………ん?

(えーと、これは………誰だっけ)
(何処かで会ったとは思うけど、えーと………)

(……ああ、彼女かな?)

【流れて来た臭いに該当するのは、誰か】
【其方に目を向ける訳ではないが、なんとなく予想を付けて】
【これなら普通に『1Pカラー』で良かったかも、等と思ったりもする】

【手合わせをした事は無い(筈だ)し能力も余り見ていない(だろう)が、彼女の性格の一部は知っている(と思う)】
【記憶を辿ろうとすれば、夜の闇と轟音ばかり、錯覚として蘇る】
【いざとなれば力を借りるのも良いか、と心の隅に留め置いて】

>>325

気が早いね、君。もう少しじっくり構えたまえ、ボスなのだから
手札を覗かれるのはプレイヤーじゃなくボスの役目。そうは思わないかい?

(脆すぎる、でも避けない。やりたい事の一つくらいは分かるね)
(風が散った、これも何かの伏線になるのかは分からないけど……)
(……今の私を見て、向こうがどっちに近いと判断したかな)

【様子見、としか思えない仁王の耐久力】
【きっと、自分の手札もこれで覗き込もうとしているのだろうと推測】
【既に移動は見せた、この札は所持している事がばれている】
【なら、まずはその札から使って行こうと】

【前進する動きを左足でブレーキを掛け、その反動で体をつんのめるように前傾にさせ】
【前転しながらの両足踵落としを、踏み出して来たその脚に叩き込もうとする】

【その動作を終えると、地面に左手と両足を付けた状態でしゃがみ】
【腰のホルスターに手を触れて、また魔力の蓄積を始める】
336 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 20:25:21.05 ID:QangfPAo
>>331
ほっ――ッ!

【加減なしの初手必殺だと言うのに、受け流された】
【走る戦慄。しかし、ピンチだと言うのに老人の心は歓喜でざわめく】
【――強者だッ!】
【全力を出すに値する相手と判断した】
【老人の其の心境に反応するかのように、全身から気が吹出す】
【気は、桜の花びらを形作り、地面へと舞落ちて行く】

月之壱ッ!

【花びらが集まり、老人と同じ姿を形作る】
【老人の分身は、老人の腹を蹴り飛ばし、距離を取らせ、代わりに両断された】
【両断された分身は、暫くして花びらと化し、消え去る】
【蹴り飛ばされた老人は、5メートルほどの距離を取り、立ち上がる】

ほっほ、油断してたかの。

【吹き上がる気を刀に徐々に込めていく】
【油断はなく、視線は鋭い】

>>332
ああ、どうやら今回は仲間のようだ。
よろしく頼むよ。

【分身に蹴られた腹を抑えながら笑う】
337 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:26:58.07 ID:1jeyjGYo
>>319 >>323 >>326

>>319の少女に眼を合わせるように、少しその場で体躯を回す】

そう、私の世界 そして貴方達の世界 妙な世界なのも当然ですね

【レスポンスこそ早いものの、相変わらず要領を得ない返答】
【無表情から微笑へ、表情の変化には中間点が無く、何処か機械染みていた】
【聖堂のフラスコ画から引用してきたような柔和さも、それ故に不気味】

【ゆっくりと、>>319 >>323の方へ歩き出す】
【足元の本を傷つけるのを恐れているのか、毎歩、踵から爪先までを降ろしていくのがとても丁寧】

【歩きながら左手を上げて、真後ろに位置する>>326に向かって短く手を振る】
【本と、敵と、勇者達 それ以外に何も無い空間では、衣擦れの音も妙にはっきりと自己主張する】

始める前に、まずみんなの名前を聞きたいかな
自己紹介は交流の基本ですよね?

【確かめるように、というよりは本当に疑問に思っている風】
【これからやるのは、ただの遊戯だとでもいうように無邪気な口調だった】
338 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 20:27:16.15 ID:QangfPAo
>>324
気をつけといた方が良い、お嬢ちゃん。
どうにも、正攻法では来ない気がするからの。

【先ほどの短い攻防で、なんとなく感じたことを助言としていっておく】

//スイマセンレス忘れてました。
339 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:34:43.80 ID:RYlGyPQo
>>318(カゲツwith『太陽』)
【『太陽』を選択したカゲツ──】

【彼女がそれに触れた瞬間、タリスマンが一度煌いて】
【そのまま、あたかも喜びを表現するかのように、くるくると回転しながら彼女の周りを飛び回ると──】
【──すぽっ、と。ポケットがあれば、その中へ。無ければ、懐などに収まっていくだろう】

【その際──タリスマンから、彼女の中へ直接、『思念波』のようなものが伝わっていく】

 【──汝を、太陽の遣いと認めよう=z

 【遥けき空虚の彼方にて、尚勁く在るは孤独の灼=z
 【燦然たる神の眼は、闇へと融けし邪ノ王を映すだろう=z

 【汝憶えよ、陽光は邪を暴く希望。灼陽の祝福があらんことを=z

【──と。また、碑文のもののような、難解な文言】

>>321(ヴァルトスラットwith『星』)
【『星』を選択したヴァルトスラット──】
【彼の手中に収まったタリスマンは、喜ぶように一度煌いた】

【そして、カゲツと同じように、タリスマンから以下のような『思念波』が響く事だろう】

 【──汝を、星の遣いと認めよう=z

 【煌点を結びて線と成し、線を紡ぎて世を導く=z
 【邪が地を蝕む刻、星図の導きは真なる大地を汝らに齎すだろう=z

 【汝憶えよ、星天は深遠の道標。星辰の祝福があらんことを=z

【──? 難解な文言】
【見方によっては、何かの予言のように読めなくもないだろうが──】

>>327(ジョシュアwith『月』)
【『月』を選択したジョシュア──】
【ポケットに仕舞い込まれたタリスマンが、一度歓喜の光を瞬かせる】

【ジョシュアにもまた、タリスマンからの『思念波』が送られる──】

 【──汝を、月の遣いと認めよう=z

 【満ちては天を穿ち、欠いては夜を裂く鋭利なるもの=z
 【主君に示すは満光、天上への螺旋。極光ノ骸へ示すは朔闇、悠久の奈落=z

 【汝憶えよ、朔もまた月也。蒼月の祝福があらんことを=z

【暗号じみた、或いは予言じみた、謎の文言──どう捉えるかは、各人次第だ】

//つ、続きます
340 :339 [saga]:2010/11/20(土) 20:35:08.26 ID:RYlGyPQo
>>C組ALL

【──徐々に迫り行く、極光色の異形達。速度は遅いものの、何を秘めているのかは、一切が不明】
【一気に吹き飛ばそうと身構えるヴァルトスラット。その判断は、決して間違ったものではないだろう】

【そして、早くも行動に打って出たのは、ジョシュア】
【魔銃より疾風の如く放たれた紅き魔弾は、異形達の群れへと飛び込み──爆発、炎上!】

 「────  ────   ────」

    「──────  ────   ────!」

【異形らの表皮を覆っていた、透明の粘膜が一瞬にして蒸発し、】
【金属板を刃物で引っ掻いたが如き甲高い断末魔を上げながら、その身体が弾け飛んだ】

【中から水銀のような体液を散らしながら、広がっていく炎に飲まれていく異形ら】
【其の者らはその見た目に反して、意外に脆い──のかと、思いきや】

  「 ── ── ─  −  −  ────……」

      「 ─ ── ─  −  ……──  ────」

【──うじゅる】
【突如、飛び散った水銀の飛沫が、新たな極光色の人型へと変貌した】
【その数が、一気に増えあがったのだ。事態は一挙に悪化する──】

【──円形のフィールドを360度全方位から囲い込むかのように、】
【幾千幾万にまで増加した異形達が、じりじりと歩みを進めていく】

【──このままで、圧殺されるがオチ】
【ふと、その時──】

【きらり──と、ジョシュアのポケット内にある月のタリスマンが、一度大きく煌いて】
【足場の中央に、月明かりを凝縮したかのような淡い光で出来た、大きな螺旋階段が出現する】
【それは、上へ上へと伸びていき──その最上には、新たな円盤状の足場があるのが、伺えるだろう】

【あるいは、逃げ場としても利用できるかもしれないが──】
【異形達はそれを許さぬよう、次々と湧き出ては、三人に迫り行く──猶予は少ない】

 「────  ──!」

【そして、同時──異形の一匹が、カゲツとヴァルトスラットへ向けて大きく跳躍し、飛び掛っていく】
【動作は単純、対策をするのは容易だろうが──それにしても、この余りに多すぎる数である】

【──此処で異形らと果て無き死闘を続けるのか、光の螺旋階段の先に望みを託すのか──選択は自由だ】
341 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:35:42.99 ID:TRX.GOMo
>>337
【くるん、とその場で杖を回しながら身体をちゃんと>>337の「相手」に向け直す】

名前・・・ですか?

【飛んできたのは割と意外な問い――
早々に全力で殴り合い?になるイメージで臨んでいたこともあり、輝夜は拍子抜けする】

えーと、私は穂躑躅輝夜です!よろしくお願いしまぅあ!っと

【はきはきと挨拶し、密集しない様に、>>323と位置を開けるように横に足を滑らせようとし――
本に滑ったのだろう、不意に大きく体勢を崩す。奇声のおまけつきで】
【かろうじて転ぶことは免れ、その足で確かめるように再びしっかりと本棚の島に立つ――】

(思ったよりも滑りますね…動き回るときは気を付けないと)
342 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:36:10.64 ID:0ccQu6co
>>331 >>332 >>336

(お爺ちゃんは、分身も使えるのか)
(…割と器用だね)
(でも、連続攻撃しないところを見るとタメ≠燻gうような人、なのかな――)
(それなら、今回は私が、お爺ちゃんの時間を、作る)

……ふふふ、後方支援、ね
確かに貴女は専門みたい…

【真横に構えたハンマーを、更にググッと振り下げる】
【その位置から力を溜め込んでも、解放先は何処にも無い】
【ゼンマイを限界まで巻くかの如く、全身を捻って】

あからさまに、動きの鈍いヤツが居たとき
たとえ見た目の武器が近接だったとしても
実は遠距離砲撃タイプだったりする

【――――バチンッ】
【ハンマーに迸る、痺れるような蒼い魔翌力】
【ほぼ電力と類似するソレ】
【鈍色の鉄隗から、寒々しい火花が散り始める】

《 REQUEST >> DIAVOLO >> Electric Shoot 》

【言葉と同時に、溜め込んだ力を解放】

【ブゥン、と】
【ハンマーが虚空を振り抜いた】
【青年に向かって放たれる雷撃球】
【一度地面スレスレまで沈んでから、浮き上がるような軌道】

【――鉄隗の中身が、鉄である保障は無い】


/了解です、此方もご飯食べてきます
/もし遅れたら、空気として扱って下さい
343 :340 [saga]:2010/11/20(土) 20:37:31.27 ID:RYlGyPQo
//ぐわ訂正
//×【そして、同時──異形の一匹が、カゲツとヴァルトスラットへ向けて大きく跳躍し、飛び掛っていく】
//○【そして、同時──カゲツとヴァルトスラットへ向けてそれぞれ一匹ずつ、異形が飛び掛っていく】
344 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:38:10.62 ID:JLvNRk2o
>>329>>333

…わーお、純和風の巫女さんまで立ちはだかるのかね…まいったな、多分ダメージのあまり3日は立ち上がれない
そして…昨年の5月、私が初めて登場してからずっと待っていたツッコミをようやく入れてくれたね、感謝するよウィルマ君

【長方形の形をした灰色の空間の捻れがジンジャーの身体を通り過ぎると姿が変わる…すると彼は最初椅子に座り眠っていた青年と全く変わらない姿に変わっていく】
【彼は気取ったような達振る舞いで前髪をかきあげて、前口上を告げる】

…今日のために私は最高のコンディションに自身を調整してきた、身体の方のストレッチは特にしなくても大丈夫そうだったので
脳のコンディションに全てを費やした、私はね、夜には8時間21分47秒きっかりの睡眠を取り、昼には1時間49分51秒の昼寝をして
目覚めの時はジャンクちゃんに直接厳選してもらった豆を使ったコーヒーに砂糖小さじ2杯すり切りで入れてミルクをカップ一杯入れると目が覚める

【…自分に会った睡眠時間を秒刻みで把握しているのか…?実に奇妙な長所を持っているが彼は

その時以外は全て君たちのために私がとんでもない力を発揮する戦場を用意していたんだ…私の取得した全技能を最大限に行かせる地形
全性能を発揮した時の私を起きている間ずっとイメージトレーニングし、…そして自分がこれまでの25年間の人生で最も強い感情を抱いた日を探していたのだ

【だがその姿もまた変わる…灰色の空間の捻れが通り過ぎると今度はウィルマと同い年?あるいはそれより幼い…8歳くらいの子供になる】
【先ほどの『野生児』に似た…しかし服だけはTシャツとデニム半ジーンズといっぱしの服装に身を包んだ姿】

…私が昨日急に来たこのイベントのオファーを受けたのか?それはそれだけの障害を持って君たちに立ちはだかれば…きっと勝利するために必死になってくれる
そんな君たちと相対すれば…きっと手に入る物もあるだろう、そう思って私は悪役に身を呈しているのだ
それにしても精神体での戦いで助かった…君たちのような麗しい女性と戦うって話になった時点ですでに私の肉体はボロボロになっていたのだからね…

では君たちに対し私のこれまでの25年間最高の瞬間の自分と戦ってもらうために…戦いながらまだ探させてもらうよ
ゆえに前イベント時の綾菊君方式を取らせてもらうが拒否権は認めない

――――本気で行かせてもらうぜ!

【そう告げると彼が手にしたのは…超合金のロボット型の玩具だ】
【あれが武器?そう考えた時には景色が変わる…森、競技場と代わって続いて現れたのは…一面石と崖に包まれた戦場『採石場』だ】


【彼は突進しながら…ロボットの腹からなにか砲塔のような物を射出させる…出て来たモノ、それは…ガトリングガン!】



おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!



【ダダダダダダダダダダ!!!と音を立てて…ウィルマと蒼女の間に叩き込むように当たれば肉を引き裂いていく無数の弾丸が一列に並んで飛びかってくるだろう!】
345 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:39:17.08 ID:JLvNRk2o
/途中の文
/【…自分に会った睡眠時間を秒刻みで把握しているのか…?実に奇妙な長所を持っているが彼は大真面目な顔で語る】
/に訂正
346 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:40:58.90 ID:NI2hCrco
>>326>>337>>341

私達の世界……いや、私達の為に用意された世界、かな……。

(あの子も来てるのか……ま、元気みたいで何よりね)

【ぽつり、小さく呟いて周囲を見渡す】
【見えるのは不気味なほどの白と、足元の黒と、気持ち程度の茶】
【そして、自分を除く三人の姿。内一人は見覚えのある姿で】
【最後に会った時のような状態では無い事を確認して、内心安息】

――――ん。まぁいっか。
私はルシア。ルシア・マリカ。宜しく。

【仲間同士で連携を取る為、自己紹介と簡単な戦闘方法を聞く予定だった少女】
【その為、敵から自己紹介を求められた事に少しの違和感を感じながら】
【自分の戦闘方法は告げず、名前だけを返す。戦闘の構えすら見せないまま】

>>341の様子を見て、あちゃー、と呟いたとか何とか】
347 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:41:11.83 ID:.fRk1UYo
【公園】

今気づいた。魔術師でなくなったせいで俺は強烈に暇になったんだ
日に二回も公園来るとか普通じゃない

【公園のベンチに青年が座っていた】
【右腕の手から肘まで、丸まった盾のようなものがついており、結構目立つ】
【黒い短髪に色白の肌。細身の身体に眼鏡に白衣と、一見すると研究者のような青年だ。盾以外は】
【妙な独り言を呟いている】
348 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:46:08.44 ID:XCfPH.c0
>>337>>341>>346

(この足元……滑りやすい)
(本の上よりは枠の上の方がまだ、戦いやすいかな?)

【足元の感触を確認してから、一番近い棚板に乗り直す】

【振られた手に、何らかの攻撃が来るのではないかと槍に手をかけたが】

……え? あ、ああ、名前ですか……

【前回の経験上、即戦闘、もしくはそれに近い状態になると思っていたためか、調子が一気に崩れる】

――――名前無し……じゃ通してくれませんよね。
……リライズ、とだけ。

【動向が読めない相手故に、警戒も大きい】
【動きを見るつもりなのか、その場からは動かない】
349 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:48:00.85 ID:SmHvP9so
>>325>>334>>335
ふふ、そうこなくっちゃ。俄然やる気が出てきたよ!
これで思う存分、――我を忘れて楽しめる!

(――流石に他者を忘れる訳にはいかないけれど、ね)

【愉快そうに笑いつつ、瓦解して風と成り行くヒトガタの存在していた場所を見据えて】
【レペンスは何処とない怪訝さと危機感を覚え、接近の足を僅かながら緩めてしまう】
【「水」の染み込んだ地面を通過する途中、「冷気」を纏う長剣の切先でその地点を軽く叩き】

っと、と……!?
(想像以上に脆いけど、これは一体どういうことやら――!)

――でも先ずは、やってみないと、解らないかな!

『第\:ニセジュージ』!

【番天の「意図」を捉えることが出来ないまま、接近を続行】
【胸元で何かが衣服越しにぼんやりと光を放ちつつ。刃を交差させるように二剣を振れば、再び放たれる“「水」の斬撃”】
【先刻同様、バツの字を成したソレは地面付近を平行的に飛翔し、番天の足許を濡らさんと迫る――!】
【単なる“牽制”か、否か。少なくとも、番天を攻撃するためのものではない。水飛沫が散っても、直撃はしない筈だ】
【意識が向くならば、より強い「冷気」を纏い始める長剣へ彼女の魔力が浸透してゆくのを感じられるかもしれない】
350 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:50:08.71 ID:Jlyg9ogo
>>321>>327>>339

……では、あちらの軍勢がある程度近づきましたら。
距離を詰めに行きますので、サポートの方。どうぞ、よろしくお願い致します

【もう一度、ジョシュアとヴァルトスラットに頭を下げて。見つめ直すは、敵の軍勢】

(……大量の生物を使役する能力? それとも唯の魔術か。解らないけれど――)
(早いところ、「本体さん」に御出で頂かないと、私としては厳しい、かな)


【そして、目線を離したタリスマン。それに、指先がちりっと触れて】

……え、わ、わ! 吃驚した……

【懐に入り込んだそれから発せられる思念波。それを訊いて、彼女は首を傾げる】

(ええと、……太陽を探しだすと、良いことがあるよ! ということ、です?)
(……いやそれじゃ簡単過ぎるでしょうに)

【自分で自分にツッコミひとつ。改めて戦況を見直して】

……え、嘘……! っ、……!

【増える異形/こんなの相手にしてたら、どれだけ時間を使う?】
【煌く階段/何か罠が、待っていたら……】
【――決断は一瞬】

……っ、すみません、私はこちらに行きます――!

【刀を握り締めたまま、とんと跳躍】
【異形が着地するであろう地点から離れて――逃げるように、螺旋階段へ向かう】

【多数を相手取るのが極端に不利な少女、「階段を登る」ことを選択した】
351 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 20:51:22.25 ID:3qEs12DO
>>332>>336>>342
【分身を斬った左手の刀が、地面に突き刺さる】
【刀が刺さった地面がジュウ、と音をたてて腐食、溶解し】
【続いて向かってくる電撃弾に、視線を向ける】
【その瞬間、背中の紫翼が強く、靄が噴き出して】

………………!
【刀を地面から抜きながら、振り上げる】
【電撃弾をその刀で真っ二つに切り裂き、自分と背後の子供を守った】
【電撃を切り裂くなんて、通常じゃ有り得ない…が、しかし】
【なんてことはない、今の彼は通常ではない、ただそれだけだ】

…………………
【電撃弾を斬った事で痺れが微かに残った左手で、刀を鞘に納め】
【右手に持った鞘を前に掲げて、沈黙】
【…いや、そうしている間にも鞘に嫌な気が集まり、どんどん貯まっていく】

/ただいまっす
352 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 20:58:00.81 ID:DZVe1KAo
>>336

ええ、こちらこそ。
心強いですわね
【にっこりと、女性は笑みを浮かべる】

>>342

【ヒュウッ、と女性は口笛ふをいた】
なんだ。近距離専門かと思ったら……わたしもウカウカしてられないですわね

>>351

【火薬のはぜる音とともに、女性の銃から銃弾が吐き出された】
【射出の後に一瞬停止したかに見えたそれは、右の肩めがけて、気持ちホーミングしながら向かう】
【少し動けば、かわせるだろう】


//おかえりー
353 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 20:58:36.36 ID:QangfPAo
>>342 >>352 >>352
ほっほ!
派手だの、そう言うのは嫌いじゃないぞ!

【雷撃を見て楽しげに笑う】

儂も、ちょっとばかり頑張ろうかの。
【そう呟くと老人は刀を収め内部へ気を貯めていく】
【所謂居合――相手が鞘に刀を収めた事に対抗したのだろうか】
【均衡した静寂】
【其の構えは波一つ無い水面の如く静かながらその本質には燃え盛る業火の如く苛烈な動を秘める】
【未だ静を保つ其の構えが、途端――動へと変貌する―――ッ!】
【全身の気が、一挙に迸り、腕が一閃の雷が如く駆動した!】

鳥之壱――風之壱――混合――――派生――
―――飛燕の凩――ッ!

【神速の抜刀】
【放たれるは、複数の技の要訣の混合による応用技だ】
【5メートルの距離を物ともせず、気を込められた真空波が高速で飛来していく】
【僅かながらも酒精が含まれており、喰らえば微量のアルコールが体内に吸収されるだろう】
【其の威力は、近接での斬撃には劣るはずだが、それを補うために高密度の気を込めている】
【斬鉄へ至る程の威力はあると見て間違いないはずだ】
354 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 20:58:46.85 ID:Tiy0SSwo
>>327,339,350

【カゲツへ、その意見への肯定を示そうと、小さく頷いて】

(能力とか、その類・・・まずはだ・・・・・・)
(・・・拳銃、わりとでかくて・・・んでもって、色々と発射できるって訳かな?)
(刀と銃、俺は・・・・・・自然) (・・・あれ、浮いてね?) (まあ良いや)
【そう、心の中で彼は呟く――敵を倒すには、味方の情報も重要だからである】


(・・・・・・・・・えっと・・・・・・点繋ぎ?)
(真実を導く? まあ良いや・・・とりあえず・・・持って行こう)
(人型から異型が出てきて・・・) (・・・こっち来たッ!)
【その意味を理解しないまま、星を持ち直し、そして迫り来る人型と異型の者共――】
【彼に迫り来る異型へ向けて、溜めていた息――ブレスを吐き出すッ!】

――――空吐息[エアロブレス]ッ!
【ゴッハァァーーッ!】 【そのブレスは、小さな空気刃が多量に集まって構成されている】
【空気刃1つ1つの威力は弱いが、それを補えるほどの数はあるだろう】
【それは、異型に向けて進み――あわよくば、他のそれも巻き込もうとしていて】


(螺旋階段が・・・出てきた・・・?)
(恐らく・・・あの3つの奴・・・「それを すてるなんて とんでもない!」の類か?)
【螺旋階段が現れるのを見て、そう、心で思うと】

これは・・・まともに戦っても、じり貧になるのは明白だッ!
・・・・・・・・・数の暴力は恐ろしいからな・・・どんなモノだろうと、数で攻めれば全てが終わる
――こんな所に居られるか! 俺はあの・・・出てきた螺旋階段を登らせてもらうぞッ!!
【成功失敗問わず、彼は出現した螺旋階段の方を向いて】
【ブレス後の隙――数秒だろうか、その隙が無くなると、それへ向けて走りそれを登ろうとするだろう】
【カゲツが向かっているが、恐らく、ジョシュアの動きにもよるが、彼は彼女の後に登る形となるだろうか】

(軍団はマジで怖い、本当に怖い、俺には広範囲攻撃を素早く低反動で撃つ能力が無いから尚更だッ)
355 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:00:07.23 ID:aaL7dZ20
>>344 >>333

―――……わはー、三行で纏めてほしいなー!
幾ら素敵なウィルマちゃんでも、一度に取り込める情報量には限度があるのだー!
でも取り敢えず、おにーさんがアホみたいに細かいのは良く判ったよー!

――――≪Little Cloud≫、レッツゴー!

【未知の固有名詞の幾つかが検出され、それを差し引いても、相手の言葉は理解に戸惑うモノだった】
【ウィルマ自身、基本的には自分自身の主張をぶつけるような会話方針しか取らないのだが、そんな事は高い高い棚に上げて】
【身も蓋も無い頼みを、冗談めかせて口にしてから――――……ビシリ。右手の人差指で、穿つようにジンジャーを指刺す】
【宣言する其の名は、彼女の能力の名前。運命の名前。紋章に刻まれた、先史の闇に深く埋もれた――――K mヒ gァ……Bloken】

……うにゅにゅ、…こぁッ!?…

【最後だろう場面転換――――結局どこで戦わせるつもりなのか、と。気の抜けた声を散らしつつ、内心ウィルマは憤慨していた】
【然し、同時に抱くのは、先ほど語られたジンジャーの過去≠ヨの、昂奮を更に煽る『興味』―――数秒後には、にこり。唇が悪戯げな弧を描く】
【そして、今の彼女の背中には――――もこり。綿で…或いは、真っ白な雲で誂えた様な、二枚一対の翼が展開されていた】
【靴はごつごつした小石の群れを踏み付け、見上げれば複雑な段差……武骨な採石場には、何一つとして噛み合わぬ、幻想的に揺らめく其れだ】

…って、おっきくて太いのが…。
わははー、何だか笑ってらんないねー……!! 蒼女おねーさん、撃ち落すか、ふっ飛ばしちゃお!

【遂に、顕現した鉄の塊、戦場のミンチマシーン――――ガトリング砲だと、ウィルマには何故か、直ぐに『理解った』】
【自らを蒼女と名乗っていた女性の、高々と浮き上がってみる顔を横目に仰ぎながら、彼女は背中の翼で飛翔を開始することだろう】
【速度は、せいぜい成人男性の疾駆£度だが、弾丸が放たれる前に行われたそれは、戦場の大気にちいさな羽音を沁み込ませる】
【聞けば、それはポコリ=\―――水が跳ねる様な、奇妙なモノなのだが】

【予定通りならば、往きつく先は蒼女の真後ろ≠ナある―――まさか、盾にするつもりなのだろうか? だとしたら、腹の底が真っ昏な奴だ】
【然し、蒼女がそう思おうとも、思わなくとも、その眼の前で、大気を槌の様に振り下ろす―――『暴風』が巻き起こるだろう】
【砂礫を巻き上げながら、『二人』の前に在る弾丸のほとんどは、紙屑のようにあらぬ方向に舞い散っていく筈、だ】
356 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:04:45.26 ID:bPZWP6wo
>>334
【腹部への光線―――これはやや危なげながらも回避する】
【スゥ、とまるで滑るか、或いは超低空で飛んでいるかのようにして横へ】
【僅かに焦げた脇腹と素肌を覗かせる穴あき服が確かな手応えを与え―――】

―――≪“風槍”≫ッ――――だけじゃァ、物足りねェよなァ?

【彼の周囲に収束する風の一部が『風の槍』へと変化、彼の背後に浮翌遊し】

>>335
「風は無形で、オレ様は風だ」ってなァ
“ボス”っつー型にァオレ様は填まらねェんだ――――

―――――≪“疾風双刃”≫―――≪“六枚刃”≫―――――!!!

【脆さは知っての通り、攻撃を叩き込まれた場所から崩れ落ち、瓦解】
【それと同時に仁王は強い風となって霧散するが―――距離によっては衝撃波ともなりかねない】

【一方で“ボス”は全ての仁王が倒されたのを気にも留めず、両の手に六枚ずつ風の刃を作り出す】
【その形は半月型で鋭利だが、仁王の様に一撃で瓦解することの無い練度を持っている】

>>349
(ありゃなァンだ・・・・・っつってもオレ様でも知らねェモノ位有る)
(水・・・いや冷気、にしてもあの光ってンのも幾らか気にはなるがなァ・・・・っとォ―――)

―――――っぶねェ、危ねェ、下手ァ打つトコだったぜェ

【ちょっとした勘違い、という所か――水の斬撃を自身へのモノと考えてやや後退】
【やはり水の飛沫が番天に触れることは無いものの、彼女の狙いは上手く行っていると言えるだろう】
【この番天零という青年は他人の戦略を深くまでは考えられない人物、という面は結構なプラスと成り得るハズだ】

>>ALL

【背後には無数の槍、手元には計12枚の刃、そして全身には厚みを増した風の鎧】
【鎧自体は“鎧”として役に立たない―――あくまで比喩表現であり、寧ろ『備蓄』だが】

【風が屋内、頭上の空にも吹き荒れるこの地では幾らでも武器が用意できる】
【それは何も風に限らず―――足元に転がる鉄屑、ガラス片も同様であり】

さァて“勇者サマ”方ァ、仁王はチョイとばかり品切れだ・・・・
っつーワケで、お次はこちらを召し上がれってなァ――――!!

【ゴッ!―――足元を捲る様な風が唐突に番天から発生する】
【それは彼の足下に位置する鉄屑などを巻き上げ、ほんのちょっとした“廃材の雨”を周囲に降らせ】
【またほぼ同時に一人四枚、不規則な軌道をもって風の刃が放たれる】

【身が軽くなるというこのステージの特性上、廃材の雨自体が落ちる速度は鈍いモノ】
【風の刃が先に届く事となろうが、“雨”は番天に接近する場合は障害ともなるだろう】

/御三方申し訳ない、次ちょっと遅れそうです・・・
357 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:04:59.58 ID:ygeqqUQo
【公園】

はいっ!らっしゃい!らっしゃい!

林檎に蜂蜜林檎!!さらにはホットアップルも販売中だよ!!
【バンバンと右手の扇子を落語調に膝にたたきつけるその青年】
【どうやら林檎屋らしく座っているビニーシートにはたくさんの林檎と】
【大きな林檎の形をしたシルバーケースが置かれていた】

試食もできるよっ!寄ってってね!!
上手いよ!美味しいよ!林檎だよ!!

【青年は林檎のような、赤髪ショートヘアに赤い目】
【赤と黒のチェックのシャツにジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ていた】
【そして、彼の左には美しいとは言え無さそうな、古びた鎖が置かれていた】

【人の少ない公園で呼びかけに反応する人はおらず】
【ただひたすらに、威勢の良い客寄せの声が響く】

暖まるだけでも良いよっ!飲み物もあるよっ!

【その青年の右斜め前には、暖かく燃える薪が】
【青年の右には大きなポットと、コップが二個ほど置いてあった】
358 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:05:09.75 ID:1jeyjGYo
>>341

あははっ 輝夜ちゃんかあいーです  ん、わわ!

【手と手を叩いて、子供っぽく声をあげて笑う】
【そのまま歩こうとしたものだから、此方まで転びそうになった】

みつつじ、かぐや……読みづらい名前ですねー 

【体勢を立て直しながら、少しおかしなことを言った】

>>346

言葉通りな意味ですよー?

【一歩一歩、綺麗な足取りを繰り返して、焦らしていく】

ルシアちゃん、うん、覚えた お久しぶりです

【同じ映像を編集して流しているかのように、その歩行は安定していた】
【真っ白な背景に、真っ白な肌 み辛さもあって、ホログラムでも見ている様】

>>348

別に名無しでもいいのですよ?
この世界の中で、本当に無名でいられたら、とっても素敵だと思いますから

【一言で他の全員のペースを乱して、その中で少女は満足げに、あるいは依然として、微笑】
【リライズに対しては背を向けたまま、そちらへは警戒心も見えない】



さて、みんなやる気満々みたいだし、始めようかな

>>341

Evoke - accel

【瞬きする間すら必要無い 寸陰、玉響、須臾、刹那――認識できない程の短時間】
【少女の時間が圧縮されて、他者から見れば神速移動、しかしまったくもって滑らない】
【録画しておいた動きを後からスロー再生でもすれば分かるだろうか 服も髪も、靡かない其れまでのように ”歩いている”】

【距離などという概念を無視して、輝夜のすぐ前に立っていた  それから足音が追いついてくる】
【この白黒空間そのもののように、少女は、異質な存在――】

【両手で輝夜の腹のあたりを押そうとする】
【動作の軽さと反比例して、早い速い 速さ故にそのエネルギー量も馬鹿にできない 吹っ飛んで、落ちる、なんてこともありうる】
【到着からこの動きまでの、少しだけ”作られた”間で行動を起こせなければ、即ゲームオーバーになりかねないのだ】
359 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:06:16.45 ID:Oc8vhTMo
>>339-340>>350>>354

――――え!?……ぶ、分裂……!?

(し、しまった……!)

【ジョシュアは、幾万にも増え上がった異形の姿を目に留めて己の失策を悟る】
【攻撃すれば無数に分裂する特性――想定される中でも最悪の部類に入る結果であった】
【しかし己の失態を悔いる暇も無く……】

……ご、ごめんなさい……えと、えと……僕のせいで……!
ど、どうしましょう皆さん……――わ、わっ!

【精一杯謝罪をしつつも、銃口を周囲から迫る大軍勢に向けて打開策を練ろうとする】
【が――その瞬間、ジョシュアのポケットから光が漏れ上へと続く螺旋階段が出現した。】

……これは、階段……?

(上に何があるかわからないけど……此処にいてもどうにもならない……)
(ここは……――――)

【一縷の光明。降って湧いた打開の道】
【ジョシュアは一瞬の思考の後、銃口を下げて自身の足元に向けながら】

あの、えと――上に、上に行きましょう……!
僕が、その……少しだけ時間を稼ぎますので……――――!

<状態表示>
【『Salamander』Lv.3<Volcanic Shell>×2(残弾13/15)……展開数5/8】
【レール形成:本数1/8・軌道選択・下方→接地発動】
【解凍率表示】
【<Sonic Shooter>−99% <Windstorm of Etaqua>-66% <Volcanic Shell>−49%】
【拘束術式解放――<Sonic Shooter>×2】

【ジョシュアの魔銃より、透明な魔弾が二発……ジョシュアの足元に着弾し発動した】
【内包されていたのは風の中級魔術。砲弾状の強力な風圧を生み出すエフェクトを秘めている】

【発動した風の砲弾はジョシュアの足元で炸裂し、周囲に爆発的な風圧を発生させた】
【その影響を受ける範囲は、着弾点を中心とした半径数mと――術者であるジョシュア本人】

【風圧による牽制と撹乱に加えて、自身へ上へと押し上げる形の風を浴びせることで】
【高速で自身の体を上昇……螺旋階段の中程まで自分を飛ばし】

ぅ……ぐぅ……――!
はぁ……は、ぁ……!僕も……痛いですけど……苦肉の策です……。
普通に昇っていても……僕の足じゃ追いつかれちゃうかもしれませんし……はふぅ……

【風圧による強引な移動により身体を痛めながらも、階段を全速力で駆け上がっていこうとする】
【位置的には行動順などを考え他の二人より後方。最後尾を行くことになるだろう】
360 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:06:50.54 ID:1jeyjGYo
>>358
/っと書き忘れたー!下の文追加ー!

【触れたものの情報にアクセスする――この少女の持つ能力の、その一端】
【触られれば、相手の名前・年齢・種族・所属・表層心理などがこの少女に伝わってくるだろう】
361 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:09:09.97 ID:kdSm6z.o
>>344

・・・す、睡眠時間、分かるんですか・・・しかも秒単位って・・・。
【呆れればいいのか感心すればいいのか】
【その微妙な言葉に、出たのはそんな言葉】

・・・姿が、変わりましたね。
それに、場所まで。
【その不思議な現象に、ここが造られた空間である、ということを再認識する】
【そして】
えっと・・・あれは・・・玩具のロボット・・・?
【取り出したそれに、思わず目を丸くした】

>>355

え、撃ちおと・・・ってうええ!?
【声がした、と思ってそっちを振り向けば、翼を生やした少女がこっちに向かって飛んでくる】
【あまりにも急展開すぎでしょうjk・・・などと思う間もなく、「それ」が二人の前にやってきた】
【ガトリング砲から飛び出した「銃弾」である】

こ、こんなものどうしろって・・・。
【少女に後ろに回り込まれたことにも気づかず、避けようか、防ぐべきか迷って】
【結局どちらをすることもなく、「暴風」は発生した】
362 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:11:28.34 ID:0ccQu6co
>>351 >>352 >>353

(むぅ…、アレを斬れるんだ……流石…)
(だったら、やっぱり打撃攻撃かな)
(私、走れないんだけど……)

(……仮に接近出来たとしても、装甲が貫通されるほどの攻撃翌力があったら、櫻の国の二の舞だし…)
(彼が『あの子』を護る位置に居る限り、接近される事もなさそう)

【電撃弾を切り裂かれて、「手札が一枚無力化された」と考える】
【それから】

……鞘が、不気味…

【よぎるのは、かつてのボスの詠唱】
【何となく、攻撃のチャンスでは無い気がした】

【ローブの中の青銅鎖を組み替えなおす】
【腕力補助から、防御力強化へと】
【臓器や急所の部分を覆い、ハンマーを前方に構えて防御姿勢】

【蒼い蒼い電力を、鉄隗に蓄えなおしている】

/ただいま戻りました!
363 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:16:39.81 ID:JLvNRk2o
>>355>>
【採石場にたどり着くと…トカゲのような姿の怪人と両肩両足にU字型磁石のようなアーマーの全身タイツ軍団がおりウゴ−!とか叫んでいる】

【その軍団に立ちはだかるようにまっさらな白衣の下シャツのボタンを襟までかけており、礼儀正しく結ばれたストライプのネクタイ
青色のところどころ細かく破けた青色のジーンズを履き悪路の中皮靴で森を動き
髪は橙色の髪を固めたオールバック、その目にはシャープな四角型の眼鏡をかけている…知性を感じさせる男がコントローラーを手にしている】

【その後ろには黒くつややかな髪を後ろに垂らしたワンピースの…子供サイズのバズーカをもった少女や全身橙の竜の鱗につつまれた黄色のシャツに赤の半ズボンの異形の子供】
【髪の毛を後ろに縛った西洋剣…フルーレを持った少年に猫帽子の小さな幼女…そんな子供たちの中に幼いころのジンジャーがいる】

【コマンドを入力し…変身する男、そして軍団に立ち向かっている仮面の戦士と子供たち…幼いジンジャーもその中に混じっている】


…最高の時…それはかつて、親父とともに初めて女性を助けるために…秘密結社マグネットと戦ったあの時…
あの時が最高の感情を手に入れた時だったか…?


【そんな中、もっと手前側に走って来る少年が別の、おそらくは現在のジンジャーか…それが今、暴風で自身の弾丸が弾かれた事を悟る】
【ぐいっ、と左腕の部分をひねると…腹の所のガトリングガンが引っ込み…代わりにチェーンソーが飛び出してきた!?】
【小さなロボットの中に矛盾するほどに大きな質量の物をしまっておけるのか…?】

…さあ、科学の剣チェーンソー、触れるだけでその皮膚を削り取るこの刃にどう立ち向かう!

【同時に少年は二人が間合いに入る所まで近づいたなら足を左斜め前へと踏み込ませ、ためらいなく横袈裟に振るう】
【狙うは二人の少女の右わき腹を…通り過ぎ様に回し切りを行って切り裂こうと狙うのか…?】

/時間になりましたので、これから1時間ほど落ちます…すいません
364 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:17:05.88 ID:JLvNRk2o
/>>361って何故入力できてない…?
365 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:19:07.15 ID:3qEs12DO
>>352>>353>>362
【銃弾と斬撃、二つの攻撃】
【それぞれ攻撃属性も範囲も違う攻撃】
【それに対して彼はまだ、刀は抜かない…いや、抜けないのか】

………………
【鞘を目の前で回転させ、銃弾を弾き】
【次に向かってくる斬撃、かわす事も出来るだろうが、今の彼にはそれは出来ない】
【ならば、やる事は一つ】


………っ!!
【鞘を縦に、両手をそれに添えて】
【斬撃をそれ一つで受ける】

【自分と子供を守るのには成功した、しかし】
【斬撃を防いだ衝撃で背後へよろめき、隙が出来る】
366 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:19:41.15 ID:uHfjFYSO
>>356
(避けられました……)
(……そして、風の槍…まだ放たれないみたいですね)
【そして彼女のリュックサックから紫の魔導書が飛び出し、彼女の上に待機し】

【遅い来る雨と風の刃を見て】
(コレはまずい!?)
『我…契約者の名において無名祭祀書に秘める…魔術をもちいて…作られし神を身に纏う…』
【その詠唱と共に魔導書から光が纏われ、ひかりんを包みこむだろう】

 ア バ ター
《魔装偽神》
 ネ ー ム レ ス
《名も無き神》
【そして風の刃と瓦礫の雨が当たる瞬間、炎が噴出し、ダメージを軽減させようとし】
【何かが地面に降り立つだろう】

マジック・フォーム:サンライト・クリムゾン
《魔術鎧装:紅蓮の日輪》
【赤い太陽のようなフォルムで人型の悪魔みたいな鎧を全身に身にまとった姿のモノだ】
【だがダメージが通ってるようで少しボロボロだが】

さて……ここからが本番です
お祖母様は言ってました!!この世に最強などいない…と!!
【そして右手には剣を持ち構えている】

/わかりましたー
367 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 21:20:09.11 ID:uAF.cdAo
>>356
【着地後の低姿勢、風圧の様に、一か所に力を集中させないものには強い】
【幾らか後方に押されるも、前へ進もうとしなければ然程変わりはしなかったか】
【そのまま、その場にて魔力のチャージを進め】

(……水、あの冷気)
(ああ、なんとなーく分かった様な気がするね)
(そうなったら、やる事は一つ)
(折角の雪、もう一人が溶かさなきゃ良いんだけど)

【自分以外の二人の戦法を横目で見て、どう動くべきかを判断】
【近接主体の自分が飛び込めば邪魔になるだろう、それならば】
【普段はあまりする事も無いサポートに回る、それもまた良し、か】


【対処しなければならないのは、次】
【上方から降る廃材は、両腕の籠手で頭部を保護するだけで事足りる】
【能動的な回避が必要なのは、風の刃】

………っと、と……危な、痛っ!

(避け切った、と思ったけど……やっぱり普段と感覚が微妙にずれるね)

【斜め前方に踏み出して一つ回避、其処から半身になりもう一つを回避】
【首を右に傾けて避けようとして、左の眉から額に掛けてを掠めたのが一つ】
【スウェーバックで大きく避けようとして、胸から右肩を浅く切りつけたのが一つ】


【近づけず、近づいても他の二人の邪魔になる以上、此処ではまだ攻撃に転じられない】
【魔銃に魔力の蓄積を行いつつ、思いっきり高く飛び上がった】

【普通の人間が数秒も浮かびあがれる程の重力の弱さ】
【普段から数mの跳躍を行う彼≠フ体は、たちまちに天井の鉄骨にまで舞い上がる】

/あいさ了解ー
368 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:25:22.77 ID:DZVe1KAo
>>365

【パチン、と、女性は指をはじいた】
【瞬間、弾いた弾が炸裂した】

【威力はほんの石のつぶて程度だが、目くらましにはなるだろうか】

【女性は、遠距離からスコープをのぞいている】
369 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:26:46.69 ID:RYlGyPQo
>>350(カゲツwith『太陽』)  

 「────  −  ──!」

【──どちゃっ】
【彼女に躱された異形の一匹は、其のまま地面に衝突して弾けとんだ】
【だが、また例の如く増殖──たったの一匹から、三匹が生まれ出でた】

【──しかし、其の異貌どもは酷く遅い】
【階段へと駆けて行く彼女に追いつく術は、持っていなかった】
【よって、階段へと駆けて行く彼女を妨害するものは何も無く──】

>>354(ヴァルトスラットwith『星』)

 「───  ─  ──  ──!」

【ずしゃあ──ッ】
【飛び掛った異形は、大量の空気刃に身体を悉く切り刻まれ、爆散】
【その後方にいた異形達も巻き込んで、次々と蹴散らされていくが──】

【──やはり、例の如く。散った破片達が、再び新しい極光の人型となって復活】
【キリが無いのは明白──カゲツの後に階段を上るヴァルトスラットへ、妨害はない】

>>359(ジョシュアwith『月』)

【──そして、彼ら二人の最後尾に、ジョシュアの姿】

【風の炸裂弾に煽られ、多くの異形も吹き飛んだが──然し、まだまだ他にも数は多い】
【次々と階段を上っていく三人の姿を、下から見上げる幾千幾万の異貌たち──】

 「  ────  −  ────!」

【──うじゅ、うじゅる】
【そして異形達は、ゆっくりと階段に群がっていき、三人の後を追っていく】
【緩慢であるが、大量に、確実に──万力で締め付けるが如く、じりじりと這い上がる】

【このままでは、上に辿りついたとしても、また同じ事の繰り返し──?】

//ぞ、続
370 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 21:26:49.67 ID:QangfPAo
>>362 >>365 >>368
【相手の構えに嫌な予感がするが、体制を崩したこの状況、狙わないわけがないッ!】
【刀を抜き放ち、その場で連続で振り抜く】

風之弐――神渡――乱ッ!

【10数発の斬撃が衝撃波として放たれる】
【一撃一撃の威力は低いものの、其の攻撃が連続で襲いかかっていく】
【そして、其の動きを終えて、老人は全身を選ぶ】
【摺足に依る高速移動】
【構えは両手での腰構、狙いは突きだろう】
【刀身に高密度の気を込めて、徐々に接近していく】
371 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:28:01.84 ID:TRX.GOMo
>>358
ごめんなさい、難しい名前d――

【そう少女に向けて苦笑と共に謝罪しようとし―――】

・・・―――!?
『赤き光よ、執着の力を』――!

【驚愕の表情と共にとっさにそれを『詠唱』するのと同時、胸を思いっきり突きとばされて大きく後ろに仰け反る
―――が、仰け反るだけで、そこから足が離れない】
【彼女の様子を全身確認すれば気付くだろう――輝夜の足元に赤い魔翌力が纏わりついていること、そしてそれが彼女をこの場に留まらせた力であることに】
【ブリッジの様に大きく体を仰け反らせた彼女の上着とスカートがめくれ上がり、臍と、それから水色と白のストライプが晒される
――この場に男が居ないことはまぁ僥倖か。とはいえ体勢が体勢、顔が赤くなり、服の上からも解る柔らかな身体が震えていることからそれなりに辛いことが読みとれる】

う、くっ・・・えいっ!

【その体勢からそのまま横薙ぎに振るわれる杖――体勢からして力は入ってないし、現状杖に特に変わった力は込められていない】
【要は派手に崩れた体勢を立て直すための時間稼ぎのための威嚇だが―――果たして】

【で、彼女の情報であるが――】
【名前:穂◆躅 △夜、年齢:16?、種族:人間、所属:シャトアンシー、表層心理:速い…!?今、っていうかさっき何が――】
【名前と年齢に妙なノイズが入っているが・・・偽り?ここに表れているということは、彼女の中ではこれが本名という認識なのだろうが】


372 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:28:47.06 ID:RYlGyPQo
>>C組ALL

【螺旋階段を上っていく、その先には──】

 ──────

【先程の足場と同じような、直径72mの、円盤状の浮遊する足場】
【地面に大きく描かれているのは、古風な紅い鍵の印であった】

【最初にその姿を目にするのは、カゲツだろう】
【その足場の中央に、背を向けて佇む一つの影があった】

 ……──何億刻ぶりか……

【ゆっくりと、振り向いたその人物は──】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪を持つ、白皙の長躯であった】
【色あせた黒い襤褸のような布を纏い、その全身を覆い隠していた】

【彼が、無機な表情でカゲツの姿を目に捉えたが同時、】
【突如、上空より、5m超は在ろうかと言う巨大な人型の異貌が、其処に舞い降りた】

 「──────…………」

【──猛禽のような鋭い爪を有した長い手足と、長大な尻尾を持ち】
【山羊の骸と化した頭部を持つ、巨大な異形の姿が、その口腔から吐息を漏らした】

【──此れが、この深遠の本丸】
【此れを打ち倒す事が出来れば──】

【然し、忘れてはならないのは、階段を這い上がっていく極光の異形達の姿】
【時間を置けば、彼らは確実に這い上がってくる──現在、猶予はあるもの──】
373 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:30:36.38 ID:RYlGyPQo
>>372て、訂正……
//○【時間を置けば、彼らは確実に這い上がってくる──現在、猶予はあるものの──】
374 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:34:38.05 ID:0ccQu6co
>>365 >>368 >>370

(よかった…っ)
(まだ来ない…!)

【油断は出来ないが、隙をみすみす逃す事も無い】
>>368の援護も無駄に出来ない】

【防御姿勢を解き、両手でハンマーを振り上げる】
【相当重いのだろう。かなり緩慢な動きだ】
【後ろに引っくり返るのではないか、という程、思い切り振り被って】

【一歩踏み出すように、ズドンッと振り下ろした】
【先程から溜められていた雷撃弾が、地面と鉄槌の隙間から打ち出された】
【左右から挟みこむように、青年へ向かう】
【回避は難しいが、子供に当たる軌道ではない攻撃だ】
375 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:36:27.36 ID:NI2hCrco
>>348>>358>>371

―――――ん、ぅ。

(何のつもりかな、意図なんて無いってのもワンチャン)
(兎も角、油断は出来ないけど……)

【其々の自己紹介に素直に応え、自らは名乗らぬ少女を】
【訝しげな表情で見詰めながら、右手に魔翌力を集中させる】
【と、現れたのは一本の黒い剣。刃渡り1m程のシンプルな物】
【黒色の魔翌力を凝固して作られた酷く軽く硬いソレをしっかりと握り締め】

――――――、…………っ!?

【消えた。 違う、一瞬で視界から居なくなった】
【超能力とか超スピードとかそんな次元の問題】
【一つ瞬いたか否か、たったソレだけの時間で、敵たる少女は>>371へと移動を完了していた】

【驚くよりも先に、身体が反応する。右手には剣を握ったまま】
【左手のスナップを利かせ、四枚のトランプを装填】
【逆水平チョップの形でその手を振りぬき、装填したトランプを>>358目掛けて投擲した】

【投じられた四枚のトランプは、緩やかな弧を描いて少女を切裂こうと飛来する】
【其々は只のトランプだが、風を切り空を飛ぶソレは、一枚一枚が鋭い刃と化している】
【直撃しても致命傷にはなり得ないが、当たれば其れなりに痛いだろう】
376 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:38:58.85 ID:Jlyg9ogo
>>354>>359

【きっと前方だけを睨み、少女は無言】
【階段を昇る「先頭」は、自分だ。昇った先に、「何かが居たら」】

(――――私が、やらなきゃ――!)

【ちゃきりと軽い音を立てて、刃は外側。何時でも、斬りかかれるように】
【後方に対する意識は薄いどころか全く無い、「共闘者が居る」ことを理解して、信頼した上での思考】

【走る・奔る・少女の速度は、獣の如く――】

>>369>>372

――――――――

【こく、】
【息を呑んでしまった、覚悟はしていたはずなのに、】

――――――――

【灰青の眼を見開いて、】
【オちてくる異形を見上げて、】

(――――私が、やらなきゃ――!)

――――、っ、ぁあああああああああああああああああああぁぁああっ!

【蹴飛ばした地面が少し抉れて/小さな身体から声を絞り出して】
【前進/絶叫】
【刀を前に突き出して/彼女の持つ全速力を以て】
【絶叫/前進】

【恐らく、あの巨大な異形に。小さな少女の刃は、届かない。ならば――――「本体を叩かなくては」!】 
【異形の手足の間を縫って、前進しようと試みる――】
377 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:39:58.65 ID:XCfPH.c0
>>358>>360>>375

【尚、どうでもよく、かつ重要なことなのだが】
【この少女、親から付けられた名前は無い。そういう意味では名前無しである】

(……おちょくられてる気しかしない)

【こちらは警戒しているにも拘らず、相手は警戒の色を微塵も見せない】
【思わず、駆け寄って斬りかかりたくなったが】
【一瞬で、その対象を見失う】

――――えっ……?

【視界の大半を占める白の中で、白の動きを見るのは非常に困難。その上、距離が離れている】
【……それらを除いたところで、動きが捕らえられるはずもないのだが】

らっ、「Λ」!

【やっと見つけた対象向けて棘を飛ばす。下手を打てば貫通しかねない】
【尚、触れても魔力で出来てることくらいしかわからないだろう】
【偶然か、このままの軌道なら共闘者を巻き込む心配はない。>>375のトランプを巻き込む可能性はあるが】

【そして、その場の全員に聞こえるように詠唱し始める】
378 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:40:12.81 ID:aaL7dZ20
>>361 >>363

【ウィルマと言う人物は、少女を通り越して、幼女である】【思い遣りと言う概念は習得しているが、精神的には未成熟極まりない】
【素直さはその陰陽の両方を最大限に発揮し、他者を置いてけぼりにする様な言動は―――例えるなら、台風の様だ】
【余談、その名前は英語圏の女性名であると同時に、かつて異世界≠ナ荒れ狂ったハリケーンの銘でもある…】

……ほらほら、銅像みたいにぼけっとしてないでね、何だかおっきいおねーさん!
この世界は自由なんだよー、何が起こるか分からないから、何が起きても良いって思わないとっ。
そう考えれば――――……私たち、負ける気しないはず! わははははー!!

【恐らく、新世界において、ウィルマより背の低い『おねーさん』など、そうそう居もしない筈だ】
【なのに態々そんな「おっきい」と言う稚拙な形容詞を持ち出したのは。矢張り、女性の父譲りの長身が故、だろう】
【悪意も他意も無く放つ言葉は、相手を傷つけると言う結果を、今のところ考慮に置いていない―――それでも、励ます意思は有るらしい】
【弾丸の驟雨を凌いでから、くるりと蒼女の側面に周り込んで――――魅せる顔は、心躍る気分が自然と生みだした、若々しい笑顔】

わははー…特撮映画を見に来たんじゃ、無いんだけどねー。
私は知りたがりだから良いけど、おねーさんポカーンとしてそーだし、もっとガンガン行こうよおにーさん!

【そして再度、歪む風景―――戦闘・浮遊態勢を維持しつつも、ウィルマはそれなりに確りと、旧き光景に眼を配っていた】
【其れなり≠ノ面白そうな顔、或る程度は輝く、黄金色の双眸―――愉しんでいる様だが、些か期待外れらしい】
【もっと違う方法で、アナタを紐解かせろ、と―――口をタコの其れの様にして、ウィルマが野次を飛ばした、直ぐ後の事だった】

―――……わはっ、んもー、おにーさん恐いなぁ!それって木を斬るものでしょー?
でも応えてあげる! ……全然、当たらなきゃいーんだ!

【突撃自体に、前兆が無いわけではない。ウィルマの身体が、此れまでよりも高く、地上3メートルほどに浮かび上がる】
【横一文字は、空しく空を裂き、少なくとも彼女の人工皮膚と、金属骨格を痛めつけることは無かった】
【然し――――轟音に重ねて、刃自体の振動。中空に舞うその身体が、当たってもいないのに、ぶわりと横に揺れた】
【高い機動性を持つ代わりに、その身は軽量―――徹底的に回避するのは、その方が良いからと言うより、そうしないと直ぐに『終わる』から、と視て良い】

おねーさん、あんなの避けちゃいなよ!
私は……ふっ飛ばす=I …≪雷雲波≫っ!

【その後、蒼女への攻撃の成否に関わらず―――ウィルマは、少しずつ高度を下げながら、ジンジャーから数メートルの距離を取り】
【右腕から、彼の予測進行ルート目掛けて『粒子状の魔力光』を飛ばし、ジンジャーの肉体が描く軌跡に重なる様に、『停滞』させる筈だ】
【若し其れへの対応が遅れれば―――体に、汚れた羊の様な『暗雲』がベットリと纏わりついて、動きを阻害するだろう】

【更に、二秒ほど後―――『ロボット』に向けて、その雲から、ひと筋の紫電が走る筈だ】
【その体を持ち続けていたのなら、『感電』が有り得る上に―――ロボの機能自体にも、爪痕を残すかもしれない】
【回避乃至は軽減するつもりならば、何らかの手段…衝撃やら圧力やらで、雲を吹きとばしてやる必要がありそうだ】
379 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:43:19.98 ID:SmHvP9so
>>356>>366>>367
(後退確認、初手は有効でも次は無いやも、――と。
 他のを見る限り「風」をカタめる使い方が多い、かな、今の所はっ……)

嗚呼、……気を付けなよ、ボス!
「私のコレ」も「そっちの風」と同じく、色んな意味じゃ“無形”だからねッ――!

【接近中、小さな足音の他に響くのは、カチンと言う剣身の金属音】
【溢るる「冷気」が風に靡いて、白い不定形の尾を引いてゆく】

(この地面を滑るのは、些かばかり難しい……か?
 とすれば、浮遊しているのか、足の裏に車輪でも付いているのか)

(あの子は「炎」で、私は「氷」で……どうにも、相性が悪いけれど
 一度溶かされてみるのも、アリかもしれないなっ――)

――ッつぅ、やっぱり“カタめる”だけじゃないよ、なぁっ……!

【生じた風に吹き飛ばされぬよう踏み止まり、降る雨と風の刃を弾き飛ばさん為に彼女は剣を振るった】
【但し、彼女の剣捌きはやや大振り。刃の一枚はどうにか弾けたが、残りの三枚は柔らかな身体を裂いて行く】
【一つは左脇腹を、一つは左腕を、最後の一つは右胸を。――たじろぎこそするものの、苦痛の声は一つも上げず】
【雨に“野晒し”になりながらも、レペンスはボスと他二人の様子を見つつ、その場の地面に長剣を突き立てる】

『第U:カムフラージュッ』!

【長剣から噴き出る強い「冷気」が、レペンスの後方――先程ヒトガタの存在していた場所――と】
【番天の前方の地面へ、蛇の這うが如く、重たく進んで行く。「冷気」が目指すのは、先刻染み込んだ「水」の元】
【ボスへ向かって這って行く「冷気」は、後方へ進むものと比較して非常に“速い”。番天は、これを如何に捉えるだろうか】
380 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:43:44.64 ID:3qEs12DO
>>368
【女性の弾丸が炸裂、つぶての様な衝撃が体中に散らばり、またよろめく】

>>370
【次に襲い来る幾多もの斬撃】
【いくらかは鞘で防ぐ物の、体が次々に斬られ、血が吹き出ていく】

>>374
【そして、左右からの雷撃】
【攻撃を防ぎ、受け、隙なく連続で受けた彼の防御は間に合わない】

………っ……が…っ…!!
【左右から脇腹に雷撃がヒット、声にならないような声を出して体をのけ反らせる】

【体から煙を上げ、血を流し】
【ふらりと何とか立ち直り、近付いてくる老人を見据える】
【やがて、鞘に纏われる嫌な気が、最大限にまで膨れ上がり】


【背後の子供が、微かに笑みを浮かべた】
381 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:44:29.01 ID:O.Guz.DO
【草原】

【月明かりに照らされた其の場所に、人影】
【同時に、響く歌声。か細い小さな声で歌っているが、周囲が静かな為、良く響く】

【―――其処に居たのは】

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、黒のストッキングとブーツを履いた】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女性だ】

――迷え、その手を引く者など居ない
神が下す その答えは不幸だった

【暫く歌っていたが、ふと、声を徐々に小さくしながら黙り込むと】

(……、)

【呆とした表情で、ゆっくりと天を仰ぎ、夜空に浮かぶ真白い月を見詰めた】
【月光で、暗いが淡い蒼の色彩で彩られた其の場所に、女性は静かに佇んでいる】
382 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:44:44.77 ID:ygeqqUQo
【街中】
いらっしゃい!
林檎どうでしょうかー?

【赤髪ショートヘアに赤い目。ジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ている青年が】
【リアカーを引きながら呼びかけをしている】


小さい子にはいろいろあげちゃうよっ!

どんな人にもサービスするからよってってね!!

【その青年が引いているリアカーは】
【たくさんの林檎が、山のようにに積まれているいて】
【そして、なぜか燃え盛るドラム缶と4個ほどの林檎が】
【中央にでかでかと置かれている】

どぉぞー、お気軽に
声を掛けてくださいませ〜

【相変わらず能天気】
383 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:45:00.19 ID:SmHvP9so
>>379
/追記です
/書き込みエラーのため遅れました、遅れて本当に申し訳ありません
384 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:46:44.40 ID:DZVe1KAo
>>370,>>374,>>380

【にい、と女性は口元を釣り上げた】
【スコープを覗き込む瞳は、徐々に徐々に、赤く赤く染まってゆく】
【今度は追尾なんかではない】
【銃弾の威力の底上げだ】
【もっと、もっとと女性が願うたびに、銃弾は威力を上げる】
【モーゼルが、楽しそうに軋んだ】
385 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:48:01.03 ID:.fRk1UYo
>>381

【カツン、カツン、と独特の音が響く】
【草が何かに擦れる音が聞こえる】

……

【音がする方向を振り向けば、そこには一人の青年が居る】
【黒い短髪に色白の肌。特殊な形状の杖をついている、眼鏡をかけて白衣を羽織った青年が】
【どこか不思議そうな表情で女性を見つめている】
386 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 21:48:13.02 ID:QangfPAo
>>374 >>380 >>384

ッ!

【歩みを止め、数歩分飛び退る】
【構えを中段で取り、相手を注意深く見据える】
【吹き上がる気で、全身の身体能力を上昇させ、待ちの姿勢に入った】
【この気配――確実に何かを仕掛けてくるッ!】
【何も苛烈に攻めるだけが戦術ではない、待ちも大切な物である】
387 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:49:18.12 ID:9xVcyMAO
>>381

城まで後少しか……

【後ろ髪がツンツンしていて肩にかかる長さの茶髪で右が茶、左が赤のオッドアイで】
【袖や襟などにベルトが付いて、ファー付きフードがある赤いスタイリッシュなジャケットに】
【迷彩柄のGパンの裾をベルトで止めて、歯車のような機械が付いている茶色のブーツを履いた】
【長身の少年と青年の境目のような人物】
【背中には身の丈程の長さで銃口も大きなワインレッドの銃剣、両耳にはシルバーのピアスがあり、右目には機械的な眼帯が】
【ゆっくりと歩いてくる】
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 21:49:28.84 ID:vZ1ggNA0
>>381

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年がいかにも考え事をしている顔つきで】

【腕組をしながら歩いてくる】
【だが其処までその考え事に集中できていないのか】
【その歌声を耳にするとゆったりとした動きでその歌声の主へと顔を向ける】
・・・夢幻、か?
389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 21:50:01.59 ID:vZ1ggNA0
>>388
/遅れたのは此方なので引きます
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:50:22.46 ID:9xVcyMAO
/バック転しつつ引くぜ>>387
391 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:50:26.70 ID:O.Guz.DO
/おおう…!
/お二方、複数おkでしょうか…?自分はおkですぜ!
392 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:50:32.07 ID:Tiy0SSwo
>>359,369,372

・・・時間稼ぎ、俺の方がメイン盾になったな・・・・・・
まあ、過去になったことへ色々言っても状況は変わらねえ・・・すまんよ
【そう呟きながら、下を見ると、迫り来る異型達――】
【上に登ろうと、どこへ行こうと来るなら・・・詰みだッ!】

で・・・撃った、俺は異型を撃った・・・が
また、あの人の様な何かへと戻った・・・ッ
正しく循環! 無限ッ! 永遠への道!
そして・・・動く、こちらに向かってきているッ!
破壊が出来ないなら・・・吹き飛ばすしか手は無いようだな・・・
さっきの風を見ても・・・吹き飛ばすだけならば、分裂はしない・・・!
【色々と考えている彼、螺旋階段を登り切っただろうか】


【その場所にいる、長躯の人物――】
【そして、下と同じく存在する足場へと降り立った――巨大なモノ】
【彼は、判断した】

・・・お前が大玉って事で良いのか?
【彼が、今回、倒すべきボスだと言う事を】
【だが、降り立った・・・巨大なそれ、それを倒さなければ・・・有効打を与えるのは難しいと彼は思う】
【しかし・・・今回、味方は2人・・・すなわち、自分を含めて3人が相手をするのだ】
【迫り来る異型の者共、巨大な人型の異貌、そして白皙の長躯の人物――――】
【どのように、俺は動くべきだろうか?】 【彼は考える】

【カゲツが、人物の方へ向かったのを見て――彼は、攻撃を放った】

――喰らえ・・・そこのデカブツッ!
【陸海空、3色の魔翌力の塊――大体10cm程度だろうか】
【それを、異貌の頭部に向けて放つ――】
【それが、頭部の2m手前に来れば・・・それは10本の太さ1cm程の針となって】
【やはり、異貌の頭部へ向けて勢いを増して飛翔するだろう】 【しかし、塊は途中で破壊されると針にはならない】
【そして、針は何かに当たると、ダメージを与えた後、消える性質を持つ】 【どうやら、威力より、気を引く事を目的としているようだ】
393 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:51:13.11 ID:Tiy0SSwo
>>392
/安価忘れすみません、>>377宛でもあります
394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:51:26.01 ID:1jeyjGYo
>>371 >>375 >>377
獺・ワm1]デ ネ――

【その言葉までもが超速度 口の動きは捉えきれず、耳障りな高音だけが結果】
【何を伝えようとしたかは勿論のこと、誰に伝えようとしたかすら、彼女にしか分からない】


Conspire - bylane

【何の前触れも無く、少女の足元の本が、消える 出来上がった穴に、少女も消える】
【次の瞬間には本がみっちりと詰まった状態が戻っている】


【一秒か二秒か、それほどの時間は経っていない】

【輝夜とルシアの中間あたり、どちらかと言えばルシア寄りな地点で】
【ぎしぎしと音が鳴り、ついで本が何十冊も飛び出してくる】
【そのうち一冊ずつ、特に分厚い本が二冊、指向性を持って飛ぶ 一方はルシアへと突進を始める 見てかわせない速度でない】
【もう一冊が、リライズの飛ばした棘に向かって立ち向かい、呆気なくそれを弾けとばす】
【接触の瞬間、高度な魔術結界が展開して本を守ったのだ】


【それから、本の抜けたスペースより少女は這い出してくる】
【全身を本の上に置いて、寝転んだ状態になった】

ん、ちょっとリライズちゃん退屈だったかな? 詩の朗読なら後でもできるよ?

【先ほどと同様の軋む音 リライズの左足が置かれている点から、本が三冊ほど消える】
【音の時点で反応できなければ回避はきつい 足を取られることになるだろう】
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:52:21.33 ID:Tiy0SSwo
/>>393
/すみません、安価ミスです!
/>>377ではなく>>376です、本当にすみません
396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:52:47.27 ID:9xVcyMAO
>>391
/ワシは無理じゃ!引きます!
397 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:58:39.47 ID:Oc8vhTMo
>>369>>372>>376>>392

はっ……はぁっ――――

【喘ぐ呼吸を流しながら、小柄な少女は螺旋階段を登り切る】
【幼く華奢なジョシュアは見た目に違わず体力が低く、追われる恐怖が更に疲労感を上乗せしていた】

【額からは一筋の汗。はぁ、はぁと荒く吐息を漏らしつつも何とか膝を付くことはなく】
【顔を上げて、状況を分析せんと顔を上げステージを視界に入れた】

――――ぁ……。

(やっぱり……あの時感じた懐かしいって気持ちは――)

【そして蒼穹の瞳に映しだされる姿は、いつか見た誰か】
【会ったのは一度だけ。深い関係ではないが、忘れるはずもない大切な「初仕事」の相手だ】

【しかし、だからといって気軽に挨拶を交わす状況でも】
【手を緩めるべきシチュエーションでもない。此れは此れ、其れは其れ】
【対峙したからには全力で挑む。それが――このイベントであるのだから】

――――行きますよ、『ゴエティア』さん……。
僕一人の力じゃきっと敵いません……。でも、今は僕だけじゃなくて――皆が一丸となって戦っています……。

ですから、見てください……『僕ら』の力を……。見せてください、貴方の力を――――!

【宣言は高らかに。ステージに響き渡るように】
【第二幕は開かれた、この舞台の上で踊る演者たちは何を紡ぎ出すのか。其れはきっと神であっても知ることは出来ないだろう】

/つ、続きます……!
398 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:59:05.59 ID:0ccQu6co
>>380 >>384 >>386

【青年の様子に、鼻白む】
【アレだけ攻撃を浴びたのに、まだ立ち上げる】
【――素人目に見たって、ダメージを負っているのに】

…………不死身なの…?

【湿った咽喉から、不安げな声が紡がれる】
【倒せない不安ではなく、大丈夫なのか≠ニ】
【痛くない筈が無い、苦しくない筈が無い】
【今だって苦悶の声を上げた――】

――わからなく、なりそうだよ
誰を倒せば良いのか…

【眉間に皺を寄せて、難しそうな表情】
【ギャリギャリ、とローブの中で鎖が笑っている】
【嗚呼――、もうすぐ走れるようになりそうだ】
399 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 21:59:14.18 ID:Oc8vhTMo
>>369>>372>>376>>392>>397

<状態表示>
【『Salamander』Lv.3<Volcanic Shell>×2(残弾13/15)】
【『sylphid』Lv.2<Wind Effigy> ×3(残弾27/30)】
【『sylphid』Lv.5<Phoenix Wing Wind Blast>(残弾0/1)……展開数7/8】
【レール形成:本数3/8】
【軌道選択・正面→屈折反転→後方指定箇所にて発動/正面→左右展開→各所指定箇所着弾発動】
【解凍率表示】
【『sylphid』Lv.5<Phoenix Wing Wind Blast>-25%】
【拘束術式解放――<Windstorm of Etaqua>:<Volcanic Shell>】

【魔銃の銃口より、二発の『紅い魔弾』と一発の『透明な魔弾』が放たれた】
【まずエフェクトを見せたのは、透明な魔弾――銃口から繋がる魔力レールを伝い、ジョシュアの「後方」へと流れるように奔っていく】

【弾丸の到達位置は『螺旋階段の出口】
【発動するエフェクトは『強力な継続する向かい風』。風系統の準上級魔術『フィールド干渉』に属する魔術である】
【意図は階段を昇ってくる無数異形達を押し留めること。先程までの動きで一体一体の力が弱いことを見越し】
【異形たちの昇ってくる階段を風圧の壁で蓋をすることで其の侵攻を止めようとする】

【次に効力を発揮するのは、二発の紅い魔弾】
【魔弾は、銃口から放たれた瞬間にそれぞれ左右に屈折し――巨大な異形に向けて疾駆する】
【狙い位置は両肩にあたる部位。内包される魔術は『中規模炎熱爆発』。炎系統に属する中級魔術だ】
【タイミング的にはカゲツより着弾は僅かに早いか?もし命中したならば、其処を中心として魔術が発動するだろう】

【しかし――条件は『接触』。何かに阻害された場合、其の地点で誤爆することになる】
400 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 21:59:53.95 ID:O.Guz.DO
>>385

―――――――――――……

【ふ、と。此方に近付いて来た音に、気付いたのか】
【緩やかに、不気味な色の髪を軽く靡かせながら、そちらを向いた】

【彼の姿を視認してから、瞳を細めて】

…久しぶり、だね

【紡いだ、言葉は。―――知人に向けての、再会の挨拶】
【彼がこの間、自分の姿に怯えていた事を思い出しながら】

…どうしたの、その杖

【ぽそり、そんな事を問い掛けた】
【以前、彼が持っていなかった逸れが、気になったらしい】

>>391
/ぎゃああ…三人でした…すみません…

>>お二人
/すみません、では、またの機会に!
401 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:00:10.28 ID:9xVcyMAO
>>382

あのーお兄さん……
2つ下さい

【後ろ髪がツンツンしていて肩にかかる長さの茶髪で右が茶、左が赤のオッドアイで】
【袖や襟などにベルトが付いて、ファー付きフードがある赤いスタイリッシュなジャケットに】
【迷彩柄のGパンの裾をベルトで止めて、歯車のような機械が付いている茶色のブーツを履いた】
【長身の少年と青年の境目のような人物】
【背中には身の丈程の長さで銃口も大きなワインレッドの銃剣、両耳にはシルバーのピアスがあり、右目には機械的な眼帯が】
【ぼーっとした表情で指を二本立てる】
【草原からテレポートとか言うなよ!?絶対言うなよ!?】
402 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:04:47.07 ID:.fRk1UYo
>>400

……まぁそれっぽく言えば、『罰』かな
神様は誰にでも平等で嬉しいよ

【少し間をあけてから、目を伏せながら答えた】
【言葉とは違って嬉しそうではなく、それでいて悲観的でもない、不思議な声色で】

身体が弱くなってね。今じゃこれ無しでは歩くのもままならない
こうやって夜の散歩も一苦労だよ

【そう言って、ほんの少しだけ、苦笑いのような微笑を浮かべた】
【以前会ったときと比べるとだいぶ違う】
【いや、正確に言えば、最初会った頃に戻った、といった感じだろうか】
【非常に落ち着いている】
403 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:06:34.66 ID:bPZWP6wo
>>366>>367

だァったらお祖母サマが間違ってンじゃねェかァ?
“最強”は居るぜェ、此処に、オレ様っつーカタチでなァ―――!

【ギュウ、ぎゅう、と―――番天の身を蔽う風が小さく固まっていく】
【それはやがて手元に球体となって変えた姿を露にし】
【また背後では約15本の槍がシャン、シャンと音を立てて狙いを定め始めて】

そォれェとォ・・・・オレ様ならまだしも、だがァ・・・?
身が軽い、浮くってことァ簡単にァ降りられないってェ事なんだぜェ―――?

―――――≪“風槍”≫ッッ――――!!!

【それぞれ二本ずつ、鉄骨付近の吟雪と光の「紅蓮の日輪」目掛けて風の槍が飛んでいく】
【形状等は前述通り、その速度はそれなり以上であり、速い】

【―――尚もしもだが、吟雪が鉄骨辺りから外を見回せば周囲には空と同じ灰色の風が渦を巻き】
【その隙間から稀にチラチラと―――『遥か下方』に幾つかの見慣れた街並、地表が見えるハズである】

>>379

【他の二人と同様、レペンスにも番天の背後に存在する槍は穂先を向ける】
【数は同じく二つ―――何処という狙いは付けずに、射出】
【迫り来る冷気に気付いたのは丁度そういった行動をとった最中である】

(水と冷気・・・・普通に考えりゃァ、凍るわなァ・・・)
(つってもただ凍らせてどォするってン―――――・・・・?)

・・・――――なァんてグダグダしてる間にそこまで来るかよ―――ッ!

【タンッ、軽く爪先で地面と蹴るとそれが当然で有るかのように番天の体は舞い上がる】
【余りに容易く宙へ踊った身体は落ちず動かず――――】
【幸なのか、或いは不幸かその位置は先程水飛沫の染みた地面の真上5m程の位置である】

>>ALL

【“雨”は一頻り降り止んで、空間を自在に動き回る風の刃も役目を終えれば風に溶ける】
【三体の仁王や無数の風が溶けた工場内の空気は何時しか“収束無し”にして“その状態”に近付いていく】
【何かの前兆なのか――――文字通りに空気はピリピリと張り詰めて】

さァてお遊びはこれまで・・・・そろそろマジで行くぜェ勇者サマ方よォ・・・――――!

【ヒュるリ―――三人の勇者から丁度均等に近い、そんな位置に160cm程の旋風が発生する】
【攻撃、霍乱、妨害工作、考えられる手は“無形”故に“無数”――――】
【ただ一つのヒントは番天の姿、青年の姿が薄らと色を失い、消え行こうとしていることか】

/やっぱり遅れたー申し訳ないっ!
404 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:07:35.19 ID:TRX.GOMo
>>394
・・・?何を…
じゃなくて、よい…しょっ!

【何かを発した少女――だが、今の輝夜にはそれを聞きとる能力も無ければ余裕も無い】
【とりあえずは状況の改善――要するに体勢を立て直すことを優先
少女が消えた直後、杖を文字通り杖として支えとし、身体を起こし、さらに杖を地面に突き、足元に展開していた赤い魔翌力を回収する】
【若干紅潮した顔で深呼吸を一回、二回――そうして杖を両手で構え直す】

はぁ…地形すらも自在ですか・・・!
(自由に移動できるのだったら接近は出来そうに無いかな…遅い攻撃も難しいよね)
『青き光よ、実在の力を示せ』――

【赤い魔翌力が杖に溶け消え、次に展開するのは青い魔翌力――
輝夜の周囲、鳩尾くらいの高さの位置に野球ボールよりやや大きな魔翌力球が計三個出現する】
【そして、輝夜は杖をぎゅ、と強く握りしめ・・・】

てぇえい!

【それこそ野球のような要領で杖を振るい、魔翌力球のうちの二つを少女目がけて打ち出す――!】
【ちなみに青い魔翌力には特別な力はない、威力は見た目相応、速さもまぁモーションから推測出来るレベルだ】
405 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:08:35.60 ID:kdSm6z.o
>>363
>>378

・・・ッ!
【弾かれた弾丸、宙に舞う様を見て、唖然とする】
【何はともあれ、自分たちに向かってきた攻撃は防がれた、と見る】

・・・これは・・・心象風景・・・?
【採掘場で繰り広げられる光景を見て】
【思わず、そんな言葉が漏れる】

・・・そうですね、もうちょっと気合を入れないといけませんね。
【相手が明らかに自分より年下でも、敬語は欠かさない】
【幼少のときよりの癖であり、彼女の中での絶対だ】
【すーはー、と軽く深呼吸して】

さ、改めてがんばりましょうか!加減はなしです!
【キリッ、と顔を引き締める】
【金属の棒を両手で短く持ち、構える】

【で】

・・・どこの猟奇映画ですか。
【最終的に出たのは、完全な呆れ声である】
【甲高い音を立てて迫ってくるであろう機械仕掛けの刃と向かい合い、彼女が起こした行動は】

せいっ!
【跳躍、その長身からは想像がつかないほど身軽に、飛び上がる】
【そして、握った棒を、彼の頭部に向かい振り下ろすのではなく、上から突き下ろす】
【回避された場合、棒は地面に突き立ち、その弾性を利用して跳ねるようにして距離を開けるだろう】
406 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:09:00.30 ID:ygeqqUQo
>>401
にゃにゃにゃにゃーっ!!!
野良猫は買って良いものかにゃ?

【そのまま両手を空高く伸ばし、リヤカーから某特撮ドラマ並の】
【クレーン車?うん?ビル1つ分?ジャンプで飛び上がると】


君が2つ欲しいというのは俺の愛かなっ?それともリヤカーっ?
でも僕の心は1つだけっ!!

【指をそれぞれ2本ずつ立てながら、軽く青少年の前に着地する】
【いろいろと可笑しいとか言ってはならない。お兄さんとのお約束たゾ!!】

【※テレポート以上のカオスな絡みに誘おう・・・】
407 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:13:45.98 ID:3qEs12DO
>>384>>386>>398
………はぁ…はぁ……
【息を荒げながら、鞘を杖にするようにして立て】
【立てた刀の柄に、左手を乗せる】

……やめろ………!
【誰にいったのか、憎しみを込めた表情で呟き】
【歯を食いしばって、左手で柄を掴む】

【彼のそんな雰囲気とは裏腹に、後ろの子供はニヤリと笑う】
【その笑みは子供のような純粋な物ではなく、逆に悪意に満ちた笑みで】

…俺の……俺の心を………
これ以上…!…食い荒らすな!!
【声を荒げ、彼が叫んだ、その瞬間】
【周囲の嫌な気が増幅、爆発】
【同時に地面に三つ、彼の周囲にヒビが入り、下から何かが飛び出す】

【紫色の鱗に覆われた、長くしなやかな太い体】
【巨大な牙を携えた巨大な口、鋭く刺すような眼差しの眼】
【――三匹の紫色の大蛇が地面から飛び出し、それぞれの相手に突進していく】

【そして、その蛇の中心、青年は刀を左手で抜いて】

……蛇眼…恐牙…!!
【刀を三回、それぞれの相手へと向けて、振るう】
【紫色の斬撃が飛び、三人へと向かう】
【しかし、その斬撃は防御等は出来るが、もし当たっても斬れない、身体的ダメージはない】

【代わりに、斬撃が当たれば、その心に毒が打ち込まれる】
【目の前の青年に対する不安感や恐怖感、精神に干渉する毒】
【その毒が効くかどうか、どれくらい効くか、全く効かないか、それは受けた者の精神力に左右される】
408 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:14:36.68 ID:NI2hCrco
>>377>>394>>404

―――――ちっ!

(高速、じゃない……瞬間移動の類か……厄介だなぁ)

【杖の攻撃、トランプの攻撃の両方を瞬間移動で避け】
【本棚の中に消えていった少女に、露骨に舌打一つ】
【突然、本棚の一部――近い所から本が軋む音と共に飛び出し】
【こちらに向けて真っ直ぐ突っ込んでくるのを確認】
【右手に持っていた剣を振り上げ、二冊の本を切り払おうとする】

【そして、>>377で飛ばされた棘が全て防がれたのを見】
【生半可な射撃も通らないだろうと判断。トランプによる攻撃は試みず】
【少女の、そして本棚の動きに意識を集中させる】
【瞬間移動の種を発見しなければ、恐らく勝ちは見えないだろうから】
409 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:14:41.68 ID:9xVcyMAO
>>406

りんごに決まってるじゃないですか
いい歳して恥ずかしくないんですか……

【若干引いてます、反応は冷ややか極まりない】
【リヤカーの方を横目に捉え】

しかしこんな場所では売れないでしょう
繁華街の方に行かれては?

【少しお節介だが首を傾げてそう言う】
410 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:14:55.85 ID:O.Guz.DO
>>402

……罰

……なら、神さんはかなりの性悪だね
貴方は、罰を受けるべき人間では無いと思う

【静かな調子で、ぽつりと返答。橙に輝く瞳が、闇夜で煌めく】
【後ろ手で腕を組みながら、少しだけ上半身を前に傾けると】

……じゃあ、僕が逸れを奪ったら、大変な事になるのかな

【そんな、冗談(多分)を言う。浮かべる笑みは、まるで子供の様な逸れだ】
【彼が以前の調子に戻っているのを見て、安心したからか】
411 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:16:17.85 ID:sU.kQAAo
【街中】

はぁ…吐く息が白いです
息が白くならなくなる頃までこの街を見ることが出来るのでしょうか…

【腰まですらりと伸びた艶々した翡翠色のロングヘア】
【どこまでも澄んだ、同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【真っ白なワンピースの上に真っ黒なカーディガンを羽織った】
【身長140cm程の少女がとことこ街中を歩いている】

…いや、もっと気をしっかり持たなければいけません
気温も下がって冬に向かってますし、弱い季節ですからね
ねぇ、キューちゃん?

「きゅーきゅー。」

【おまけに頭の上に、小さな龍が乗っていた】
【キューちゃんと呼ばれているそれは翼を時折ぱたぱた動かしている】
412 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:18:02.05 ID:XCfPH.c0
>>394>>404>>408

(本棚の中に潜った……? ああもうこの視点じゃ見づらい……)

【消えて、それから現れる。その様を、飛び散る本の隙間から観察する】

(それにしても、本の操作なんてまた厄介な……)
(本に乗ってたら落とされかねない……)

【そんなことを考えながら飛んできたのは、棘を弾いた本】
【詠唱を続けながら、右手で槍を引き抜き、本を下へ叩き落そうと振るう】

【その可否に拘らず、詠唱は終わる】

「Χ」

【少女の背中に生える。二対四枚の鈍く光る翼】
【大きくそれを羽ばたかせ、純白の虚空へと浮かび上がる】

……そりゃまあ、もうちょっと相手してくれてもいいじゃないですか

【槍を両手で構え、浮かびながら近づく】
【攻撃する距離ではない。その上での接近である】

【飛んだ理由は、足元の不安定さから逃れるためと、対象の捕捉をしやすくするため】
【何より、接近攻撃がしづらくなると踏んだからである】
413 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:19:17.83 ID:DZVe1KAo
>>386,>>398,>>407

【突如、飛び出してきた紫の大蛇】
【女性はその光景に、一瞬パニックに陥った】
【そして、2段階までためた魔弾を、蛇にうってしまった】

【魔力を込めて輝いた弾丸は、大蛇へと向かう】

【そして、蛇の後に飛んできた斬激は、女性をとらえた】
【傷はないが、女性は汗を流す】
【突如として押し寄せた、恐怖と不安】
【勝てるのか?という疑念が、渦巻いた】
【女性はそれでもモーゼルを覗き込む】
【彼女はただの射手】
【ただ引き金を引くだけの人形】
414 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 22:21:02.00 ID:QangfPAo
>>398 >>407
カカ……ッ!
カッカッカッッッ!
来るか――ッ!

【笑みを以て相対】
【そして、刀を以て其の斬撃を受け止める】
【しかし、老人の強さは、速さと多種多様な技にあり、力自体は女子と大差ないレベルだ】
【受け止めきれず其の身に其の攻撃を受けてしまう】

ぬ……!

【途端、湧き上がる恐怖、不安】
【まるで蛇に睨まれた蛙の如き心境となる】
【しかし、老人は老練の剣士だ】
【次の瞬間、ぽたり、と血が垂れていく】
【そう――自らの左腕を傷つけ、そこに意識を集中させたのだ】
【相手を睨みつけ、息を吸い、口を開く】

カァァァァァアアァァァアアッッ!!

【放たれる気勢、それにより恐怖は一掃された】
【肉体が傷ついている方が、心が屈服するよりは遙かにマシ】
【刀を鞘に収め、吹き上がる気を落ち着かせていく】
【左腕は使えない、右のみでの戦闘だ】
415 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:21:45.20 ID:uHfjFYSO
>>403
いくら速くっても……
【両手を引き締め、風の槍を受け止めようとする】
【だが衝撃のダメージを受けるだろう】

ちっ……
(よくわからない…どうするか)
(だが奴の姿が……)
【考えながら魔翌力を溜め始める】
【待ちにはいるようだ】

/おかえりー
416 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 22:22:11.87 ID:uAF.cdAo
>>403

簡単に降りられない?それがマイナスになるとは思えないね
だって、これから降りるつもりなんて毛頭ないんだから
それより、御高説のお礼に一つ教えて差し上げようかな?

「来る方角が分かっている」攻撃なんて、防ぐのは容易いんだよ

(血が目に入った……距離感が微妙かな)
(それでも、「下から打ち上げて来る」のが分かってるんだから、問題は簡単)
(来るのは二本、狙いが定まって無いなら………この程度の速度はね)

【鉄骨の上で、左手で頭を庇いながら身を縮め】
【向かってくる槍を、その場から動かずに受ける】
【右腕は攻撃に使うつもりなのか、防御に使ったのは二発とも左腕】
【重力の小ささ故に、体が幾らか上へとかちあげられるが、鉄骨からの落下はせず】
【視界が半分ほど奪われているが、この攻撃は余り大きな影響を与えなかった様だ】

【寧ろ厄介なのは、先程の攻撃で切った眉と額】
【自分の左側の視界を殆ど失っている以上、『読めない』攻撃の防御はかなり難しくなる筈だ】

(……とは言っても、次が困るね)
(これ以上手数を増やされると、腕だけじゃ防御が足りない……けど腕は増やせない)
(こっちとあっちの我慢比べ、なんてこっちが明らかに不利)
(じゃあ、やるべき事は一つ)

……ちょっと早いけど

≪水弾・重瀑布≫

【右手で腰の拳銃を抜いて、『番天の頭上2mほど』に狙いを付け】
【引き金を引くと、小さな爆発の様な音と共に、球形の魔力が打ち出される】

【魔力が番天の頭上に到達した瞬間にそれは破裂し、彼に大量の水を降らせる事になるだろう】
【衣服に水が染みれば重くなる、身体が濡れれば体温が下がり体力を奪われる】
【受けた瞬間には然程の影響が無くとも、時間経過と共に効果が増す攻撃だ】
417 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:22:58.35 ID:.fRk1UYo
>>410

いいや

【彼はすぐに否定した】

この罰は……いや、罰という呼び方は良くないな
この状態は、俺に必要なことなんだろう。俺はそう思ってる
神は誰にだって優しくて、残酷なまでに平等だ。聖職者連中が試練がどうこう言ってるのが理解出来る
何か、意味があるんだろーよ

【素っ気無い口調で、短かった】
【だけどその内容からは、彼の信仰心のようなものが読み取れるはずだ】
【神は優しくて平等】
【杖が無くては歩けないほどの身体になっても、この言葉を言うのは容易くないだろう】
【それが言えるのは、きっとそこに何かの意味があるんだと、信じているからだ】

かなり大変だな。這って帰らなきゃならない

【彼女の笑みを見て、こちらも少し嬉しそうに微笑んだ】
【その笑みはとても楽しそうで、安らいでいる】
418 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:26:12.36 ID:ygeqqUQo
>>409
そうか・・・・・・
一応、18歳だからなぁ・・・・

でもでもでもでもまだ若いっ!!動かずには居られねぇ!!

【コサックダンススーパー回転verをお送りしています】
【引いてる?何其れ美味しいの?】

いやいや、繁華街は人ごみが多いだろ?
だーら駄目なんだよっ!!

おかわり?ちゃちゃちゃうっ!!お分かり?

【そのまま青少年の両肩を掴みながら、顔をぐりぐり押し付けようとする】

/遅れましたっ!すみません
419 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 22:30:42.50 ID:vZ1ggNA0
>>411
【其処に後ろから声が響くだろう───何処か急いたような声】
・・・ようやく、見つけた
【この台詞からして貴方を探していた人間か】
【後ろを向けば見えるだろう、その姿──】
【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年】

420 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:30:58.20 ID:9xVcyMAO
>>418

同世代として凄まじい絶望に襲われてますよ……えぇ絶望です

てゆうか早くりんご売って下さいよ

【凄まじいため息を吐いて項垂れる】
【早くよこせと言わんばかりに右手を出す】

【近づかれ、無表情で】

ゴミも多いけど人も多いでしょ……
つーか暑苦しい…貴方のおかげで不快指数がうなぎ登りですよ…

【よるな、シッシッと手をヒラヒラさせる】
421 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:32:14.00 ID:0ccQu6co
>>407 >>413

【耳障りな鎖の鳴き声が止む】
【身体が軽い、鎖の浮力が自重を超えたのだ】
【徐々に高まっていく能力は、ようやく基礎水準に達した】

【向かってくる大蛇――――黒古龍に比べれば、怖くない】
【得意げに鼻を鳴らしてやる】

【ハンマーを両手で、力強く振り上げて】
【大蛇の頭へ、打ち下ろそうと――――】

――――ぇ?

【ズパン、と】
【――防げると思った一撃が、鉄壁の防御を擦り抜けた】
【青銅鎖に護られていた心に、毒が直接染み込んで行く】
【油断した】【油断した油断した油断した】

【変質する精神、揺らぐ視界】
【重力任せの鉄槌は、おそらく、大蛇の頭へ届くだろう】
【だが、それ以降の行動は不能】【少女はハンマーを取り落とす】
422 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:34:00.60 ID:0ccQu6co
/>>421のレス先は
/>>407 >>413>>414 でした
423 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:36:59.68 ID:RYlGyPQo
>>376(カゲツwith『太陽』) >>392(ヴァルトスラットwith『星』)

 ────……何故そんな貌をしている

【黒き襤褸を纏ったその人物は、駆けてくる少女を紅玉で見据えていた】
【表情は無い。ただ、迫り来る少女を見て、僅かに瞳を細めただけ】

 「──……ゴォ」

【だが、その次の瞬間には、異貌の腕が高く持ち上がり】
【駆けてくる彼女を無常にも叩き潰さんと、振り下ろされ──】

 【──ずどどっ】

【──る筈だった】
【寸での所で、其の巨大な腕の動きがぴたりと止まる】

 「──……んン゛ン゛……!」

【──ヴァルトスラットの放った極彩の針の群れが、異形の頭部へと突き刺さっていた】
【不意に受けた攻撃により、その異貌は思わず怯み、カゲツへの攻撃を中断してしまった】
【──しかし、顔面は骸であったためか、そのダメージ自体はあまり高く無いようであった】

【よって、カゲツの突貫は成功する!】

 ──……、な

【本体まっしぐらに迫るカゲツ。長躯の彼の真紅の双眸が、極々僅かに見開かれた】
【もし、そのまま刀を突き出しつつ突進をやめなかったのなら、『突き』の形になるのだろう】

【──迫る刃。響く絶叫。緩慢なる時の流れ】
【そのまま、カゲツの刃は彼の身体を穿つか──】

 【──っぎぃん!】

【──もし、そのまま突貫をやめなかったらの話ではあるが】
【彼へとそのまま突きが繰り出されていた場合、金属と金属が衝突する感覚を覚えるだろう】
【彼がマントのようにして纏う、黒布。其の奥にある、何らかの『鋼』が、彼女の刃を、防ぐ】

>>397,>>399(ジョシュアwith『月』)

 ────……誰に断って、其の名を呼んでンだよ

【──ジョシュアの姿を目に捉えた彼は、しかし、其の表情を微動だにさせはしなかった】
【まるで、物でも見るかのような眼──全く、認識のある人間に対して向ける眼差しではなかった】
【尤も、演技である可能性も、無くはないのだが──やがて何事もなかったかのように、彼はその視線を前方に戻して──】

//続
424 :423 [saga]:2010/11/20(土) 22:37:28.77 ID:RYlGyPQo
>>C組ALL

【──そしてジョシュアの放った、三つの魔弾】

【風の魔弾は、何の障害も無く発動する】
【風の障壁によって、出口は見事に塞がれ、近付く異形達は皆吹き飛ばされていった】
【ジョシュアの判断によって、此れで暫くの間、異形達が階段を上ってくることは無くなるだろう──暫くの間は】

【一方の、真紅の双弾──】

 「──ゴ、ォ──ッ!」

【ヴァルトスラットの針に続いて、更なる攻撃の気配を察知した異貌】
【カゲツの突貫は完全に見送る形で、意識を攻撃への対処へと向けた】

【瞬刻──骸と化したその頭部の、昏い眼孔の奥に真紅の光が灯り】
【次の瞬間、其の空虚な双眸から、二条の紅い光芒が、魔弾へと向けて飛翔する!】

【魔弾と光芒は、丁度互いの中間の距離で衝突し、爆発──】
【ジョシュアの放った攻撃は、相殺される形となる──その異貌に、あまり大したダメージは及ばず】

 「──ガ、ァッ!」

【ずどン──ッ!】
【そして間髪入れず、異貌はその大きな右拳を振り上げると、】
【勢いのままに、それを地面へと叩き付けた】

【すると同時、殴った箇所を起点に、地面を這う紅い攻性魔力の波がジョシュア、ヴァルトスラットの方面に向かっていく】
【速度は上々、高さは成人男性の腰元の辺りだが、それは距離を進むに連れて、次第に高くなっていくだろう──】


【──その異貌の、丁度後ろ側にカゲツと『ゴエティア』が対峙している形となるが】

 ァあ……良い感触だ……もう少し、遊ンで行ったら良い……
 何千年……いや何億年、此処は時を刻む事が出来、る──ッ!

【マントの下による鋼の何かで刃を受け止めてから、そこからすぐさま身を翻し】
【右足による後ろ回し蹴りを、カゲツの腹部目掛けて放つだろう】
425 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:38:58.15 ID:ygeqqUQo
>>420
待て待て、なっ!!絶望するときは
3mほど歩いてっ!「絶望したっ!!」って叫ばなきゃっ!!

あと美味しいものは待つのが楽しみじゃねぇか・・・っ!!

【左手を差し出し握手を求める】
【とりあえず見知らぬ小鳥とかがよってきたりしている】

そうそう・・・だから林檎に傷がつく、傷がつくと旨くなくなるだろう?

じゃぁクールに行こうか・・・・因みに君は何をしているんだい?職業とか?

【そのまま後ろに3歩下がる】
【何を考えているのか両手を上に上げながら】
426 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:39:00.28 ID:oXjIRgAO
【路地裏】
【薄暗闇の中で、壁に囲われた“裏”の世界には色濃く死の匂いが充満していた】
【死の香り、血の匂い、悲鳴や絶望や恐怖が一種の芸術のように残留する】

気持ち悪いっすよぅ…生暖かくて汚いですよ…
うげぇ…内臓ってグロテスク!!


誰ですかこんなバイオレンスな事したのわっ!!
警察に通報しちゃうぞ―!!
【死の蔓延する中心地――上半身と下半身が綺麗に別れた人間。腹を裂かれた人間。手足を損失した人間。頭が潰れた人間】
【どれも原型は無く、どれも血液を溢れ出させて無惨に悲惨に四散している。もはや肉塊に成り下がった物体達は機械的にただ血と内臓をはみ出させた“物”になっていた】
【そんな“裏”の他愛ない日常の中に響く幼い声はあまりにも良く澄み渡っていた】


あれ?これって姫華がしたんでしたっけ!?
てっきりきっかりど忘れしてましたよぅ…にしし!
【散切りにした短めの黒髪はだらしなく乱れ、黒を主にした長袖の服には赤いラインの走った襟が大きな、所謂セーラーカラーがなされており朱色のスカーフが首元にあしらわれ、上と同色のプリーツスカートを短めにして着こなしてはいるが生足は青みがかかった紺色のレギンスで隠れている。小柄な体躯で大きな瞳が幼い顔付きを際立たせる可愛らしいと表現するに相応しい少女は、身の丈ほどあるクレイモアを側に置いてしゃがみ込み】
【その小さな両手を腹を引き裂かれた“物”に突っ込んで、腸を内臓を心臓を重要な器官であったそれらを一気に引き抜いて純粋無垢な血塗れた笑顔を浮かべていた】
427 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:43:26.19 ID:O.Guz.DO
>>417

……、じゃあ

【其処で―――何処か、不服そうな。釈然としない子供の様な表情で】

……何時か、来るんだよね?
貴方が、「此の瞬間の為に、俺はこの身体になったんだ」って、思う時
枷を、理解する時

【枷、と表現した事に、若干申し訳無さそうな声音だったが】
【逸れでも、彼女は問い掛けた】

……なら、おんぶで運んで、秋の海に棄てちゃおう

【 鬼 畜 外 道 発 言 】
【色々と洒落にならない事を言ってるが、多分冗談だと思…思う、…思う】
428 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:43:41.83 ID:sU.kQAAo
>>419

…?

【聞いたことのある声が後ろからして】
【特に意識せず、自然と体が動いて振り向いてしまう】
【下から上まで姿を捉え、情報が脳へと送られる】

…ライクさん、こんばんわっ
何やら急いでいる感じですが…焦りは禁物ですよ?
何事にも落ち着いていきましょう?

………あ、キューちゃん
この人はライクさんと言って良い人ですから大丈夫ですよ

「くるるるる…。きゅー…。」

【頭の上の小さな龍は剣に警戒しているのか喉を鳴らしていたが】
【彼女が宥めるようにそっと撫でると落ち着いた】
429 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:44:21.07 ID:TznavKAo
【森の中】

(自然の多いところは良いです……)

【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を被り、その身に紫色を基調にした荘厳な法衣を纏った人物が歩いている】
【しかしあまり高くない身長(160cm程)のせいかその服装はどこか不釣合いである】
【右手に数珠を巻き、更にその手に握られた霞んだ金色の錫杖が妖しげな光を放っている】

(気が澄んでいるというか、世界本来の姿があるというか……)
(それに個人的に好きな場所ですしね――――)

【暗い森にしゃりんしゃりん、と鈴のような音が一定の感覚で響かせて】
【彼は微笑みながら夜を行く】
430 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:45:00.61 ID:9xVcyMAO
>>425

あえてしなかっただけですよ、てゆうかそしたら貴方ど同レベルですしね…

おいしいかどうかは食べてから判断しますので
貴方と会話してると食欲が…

【頭を押さえてわざとらしくふらつく】
【再びため息を吐き出す】
【握手は適当に返す】

俺は『Justice』所属の者ですよ…
貴方は…見れば分かりますねりんご屋ですか

【リヤカーを指差しながら呟く】
431 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:45:34.01 ID:3qEs12DO
>>413
【弾丸が鼻先に当たり、大蛇の突進が停止】
【青年の元へと帰り、鎌首をもたげる】

>>414
【自分を切り付け、恐怖を取り除いた老人】
【しかし、そこに隙あり、とばかりに大蛇が飛び掛かる】
【大口を開け、毒牙を剥いて】
【老人に噛み付こうと、飛び掛かった】

>>421
【大蛇は頭を上から殴られ、重い鉄塊と地面とでサンドイッチされる】
【大蛇はそれでももがき、ハンマーを払いのけ青年の元へと戻ろうとした】


【抜いた刀を納め、また嫌な気を貯める】

……怖いか………俺は怖い………
…いつもいつも…ずっとだ……あいつは俺を飲み込んでいく………
……俺の…ただ一つの思い出まで…喰われていく…
【か細く、小さな声で三人を睨み、そう言って】
【プツン、と髪を纏めていた紐が切れ、バラリと長い髪が散らばる】

【背中の靄の噴出が止み、代わりに】
【背後にいた子供が青年へと歩み寄る】
【青年の背後で子供は紫の靄となり、形を変え、青年に巻き付いて】
【紫色の、思念体とも取れる靄で出来た蛇が、青年の体に絡み付いた】
432 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:45:43.06 ID:JLvNRk2o
>>378

…上に避けた…えらく身軽だね君たち!
いや…片方は『軽すぎる』んだな、ウィルマ君何者だ…?君は

(おっと!容赦なく縦に割って来るつもりか…!容赦ない巫女さんだなこの子は!)

【まず上から降り注いだ棒の一撃…上から突き下ろされただけで子供の頭では砕かれそうな一撃、と彼は思う】
【反射神経は長年の戦闘で鍛えられている…ゆえに容易く避ける事は出来た】
【回避した事で起きたのは…彼女がその弾性で距離を取られた事…得意な近距離戦はできなくなったか】

【と、歯がみしていた所にまとわりついてきた魔翌力光に彼はハッ、とこの光の危うさに気がつく】
【しまった、と声を出したころには…ピシャーンッ!!と音を立ててジンジャーはモロにロボットから感電してしまう…!】


が…ああああああああああああああああああッ!!!!!


【ドサッ!と片膝をつき…一瞬目が白目を向くほどのダメージを受けたが…すぐにバシン!と顔を引っぱたきハッキリした意識を取り戻す】
【感電しながらも…なんとまだ動くのか、見た目は子供に戻っていても性能は大人のままなのかもしれない…そう思っていると彼は呟くだろう】

やるな…だが最初の『相棒』は…親父が初めてオレに作ってくれた『グレートジャンクロボ』は…そう簡単には壊れない
最後の役目を終えるまで…一度も『使用不能』になるほどのダメージを負わなかったほどに頑丈だったんだからな…!

【…そう呟くと、ギィン、と音を立ててロボットがまだ動く、彼はまず一番近くにいるウィルマから攻撃を仕掛けようとするだろう】
【ロボット…グレートジャンクロボはその両腕をウィルマに向け照準を合わせる】
【…そして…まさかとは少々思うかもしれないが…放った!男のロマン『ロケットパンチ』ッ!!両腕ともウィルマの胴体めがけて放たれた!】

【小さな腕なのに…触れると成人男性のパンチの二倍ほどの衝撃が走り思い切り撥ね飛ばしてくるだろう…!】
【そして…それと同時に彼は…確かにこう呟いた】

…違うな、…『ここ』でも…なかったッ!!


【―――また、空が歪み始めている】

/今返しました!
433 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:48:39.80 ID:Jlyg9ogo
>>392>>397>>399

【前に居るのは誰】
【敵だ】
【敵はどうする】

…………、斬らなきゃ、斬らなきゃ斬らなきゃ斬らなきゃッ……

【一種の強迫観念だけが少女をこう仕立て上げるのかと言われれば、「否」】
【硬質な濁音、止まることなく突きを繰り出す刀は鋼に弾かれて】


【――――風で持ち上がる白い前髪、顔の右半分を隠していたその下】
【本来眼球が植わっている筈の右の眼窩から「咲いている」「白い花」――その周囲】
【ぎぢり、と鈍い音を立てて、眼窩を押し広げるように突き出てくるのは「新たな枝」】


――――――ッ、ぎ、ィ――――ッ……!

【弾かれた刀を瞬時に、蹴りを放つ脚の前に持ってきて】
【防御が成功すれども、少女は非力。ざざざ、と地面を滑って、後ろに後退してしまう――「間合いが広がった」!】


【――――毒花に身体を蝕まれている少女】
【此処に来て、「呪い」が、進行している――――!】
434 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:49:04.60 ID:.fRk1UYo
>>427

絶対に来る
絶対に俺はここから意味を見つけてみせる

【彼ははっきりと断言した】
【そこには自信ではなく、既に知っているかのような、確信めいたものがあった】
【それが常識であるかのように。当たり前であるかのように】

運ばれてる間に首を絞め落とすぐらいは出来るぞ?

【にっこり☆】
【何故か今日、一番の笑顔である】
435 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:49:47.17 ID:1jeyjGYo
>>404

Retrace - cabala

【それまで魔力をまったく感じさせなかったのに】
【一瞬にして、魔術の素養の無い者ですら何かある、と感じ取れるほどの魔力を体から溢れさせる】

Iesod Ain Soph ―― seal

【簡潔極まりない詠唱で紡がれる紫色の魔法円】
【蒼い魔力塊が、円に吸い込まれていく――】

>>408

【うち一冊の本に剣が触れる直前で、また結界が展開される】
【ガリガリと音を立てて剣に抵抗したのち、火花を散らして破れた 剣の方もダメージを負うかもしれない】
【結界が消えるとすぐさま本は浮力を失って地面に落ちる 剣は本の表紙と、数ページの上部を切り取るだけになった】

……!

【本が落ちると、少女がルシアを睨みつけてくる】
【初めて明確に敵意を表した視線をぶつけてきた 歯を噛み締めて、自らのその感情を戒めているようにも見える】

ちッ release!

【円から、蒼い魔力塊が一つルシアに向かって放たれた 速度・威力ともに変わり無い】

【やがて本は元々あったところへと戻っていく 剣戟を受けたものも、地面を滑って戻っていく】

>>412

【槍に対してはっきりと、横へ避けた】
【その上で本は逃げるようにして戻っていく】

release

【もう一つの青い魔力も、放たれる】
【距離と速度を考えれば、避けるのは容易 ちょっと相手してみた、といったところか】

三対一なんて久しぶりだから……そもそも戦闘自体初めてですし
ごめんなさい もうちょっと頑張ってみるから

【対応を終えたところで、少女は面倒そうに立ち上がる】
【其れまでの感覚が嘘のように、その身から魔力反応が消えた】
436 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:51:14.52 ID:DZVe1KAo
>>414,>>421,>>431

【女性は再び指をはじき、銃弾を炸裂させる】
【鼻先に当たったとはいえ、二段階強化の炸裂弾だ】
【破片は小さいが鋭く、ガラスすら彷彿とさせる】
【そんなものが、大蛇のすぐ近くから全方位に射出された】

【女性は震える】
【かつて恐怖をこれほどまでに味わったことが合っただろうか】
【否。否。否】
【だが、と女性は考える】
【両の手足はついている。外傷もない】
【で、あれば何も問題はない】
【女性は、紳士服の中からマガジンを取り出した】
【少量にもかかわらず膨大な質量を誇る、劣化ウランの弾薬】
【放射能こそないが、超高速で重量のあるものを打ち出せば、威力は膨大】
【女性はそれを、弾倉に込め始めた】
437 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 22:52:14.42 ID:QangfPAo
>>421 >>432 >>436
【左腕が使えない、しかし、そんなモノは関係ない】
【戦場であれば、手負いの時の方が無傷より多い筈である】
【隙がある、戦闘において『完全に』隙の無い瞬間など存在するものか】
【故に、隙を狙われる程度では老人は動揺しない】
【跳びかかるまでの一瞬のタイムラグ】
【その間に、最小ではあるものの対処に足る体制へと移る】

鳥之壱――飛燕ッ!

【居合とは片腕で放つ物、老人の利き腕は右】
【ならば、右で放つ事を前提とした技の威力は手負いと言えど衰えることはない】
【神速での斬撃が蛇の喉笛を裂かんと襲いかかっていく】
438 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 22:53:58.25 ID:SmHvP9so
>>403>>415>>416
【「冷気」が目標地点に到達すると、ピタリと壁に阻まれたかのよに其処に留まる】
【「水」の染み込んだ箇所から響くのは、薄氷が割れていくものと殆ど同じ軽い音】
【ぱき、ぴき、バキリ、微かな音は次第に増して、より鮮明になって、鋭く研ぎ澄まされてゆく】

……ぐ、コレはッ――!

【長剣を突き立てたまま、迫る槍の一つを短剣の刃にて受ける――が、失敗。切先は左腕を大きく裂いて】
【身体の軽さに未だ慣れない彼女は後方へ体勢を崩し、その間にもう一方の槍が右脚を深く掠めていった】
【後方へ鑪を踏みながら、体勢を整えつつ長剣の切先を地面から離さないままでいる。「冷気」が地面を冷やし続ける】
【発生した旋風には気付いているものの、横目でちらと見た後はその双眸を消えかかる青年へと向け】

(……コレは――――「水ッ」!
 行ける!=c…かッ――!?)

『第V:カムフラージュ』より『第T:ニセシグレ』への転向――!!

【――吟雪(>>416)の魔弾が破裂した数瞬後に、レペンスはそう唱えた】
【「冷気」は濡れたニ箇所の地面を冷却し。其処から、拳大の「氷柱」がそれぞれ一つずつ、先端を向けて番天へと撃ち出される】
【速度は目で追える程度、射出の合図として鳴り響く「氷の割れる音」、軌道は直線的。降る水と殆ど挟み込む形になるだろうか】
【恐らくこの「冷気」は結果的に、地面へ降り注いだ吟雪の「水」を冷却することにも成り得よう】
【立ち昇るソレは、大量に降り頻る水のほんの一部や、水に濡れた箇所を凍結させることもあるかもしれない】

――なあ!万が一の場合は、「炎」を使っても、大丈夫かもしれない!
仮に溶けて蒸発すれど、恐らくはっ……――!

【レペンスは光(>>415)へ、続く言葉を明確にせずそう呼び掛ける】
【魔術師たる光や、吟雪ならば――意識が向くとして。“その存在”についての感知が可能であろうか】
【「冷気」や「水」に孕むレペンスの魔力は、「そのもの」が失せても――短時間のみだが――空気中に残存しているのだ】

/お帰りなさいませー!
439 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:54:11.84 ID:Jlyg9ogo
>>433
/ >>423>>424への安価が抜けてましたごめんなさい!
440 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 22:55:39.90 ID:ygeqqUQo
>>430
皆で林檎屋さんになろう的なキャンペーン中だろ?
いいんじゃないか、俺と同じレベルでもっ!!

【そのまま右手を差し出し、彼の頭を撫でようとする】

多分大丈夫っ!!美味しすぎてネコミミが生えた人もいるぜぃ!!

そうかっ!食欲が沸いて来るかッ!!だったらもっと見つめろ!!

【彼の瞳をまっすぐに見つめるこの男】

『Justice』・・・・・・・・・ついに来たか・・・・・・・・
俺の職業は林檎屋兼 情報販売屋兼 スパイ兼 殺し屋さん
・・・・・・あんたが来るのを待っていた・・・

【ふさっと右手で顔を拭う。すると響くのはその音】
【ギリッギリッという歯車が回るような音。彼の瞳が右に回転し】
【やってくるのは先ほどとは違うオーラ】
【ぎょろりと見つめるその瞳は黒く冷酷な瞳に変わっていた】
441 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 22:55:52.74 ID:vZ1ggNA0
>>428
朗報だ・・・
【脈絡も無く告げられる一声──朗報、急いてまで知らせたいこと・・・】
【挨拶をする気すら無くさせるくらいには良い情報、かも知れない】
【ゴクン、と唾が喉を通る音を鳴らせてから一呼吸】

・・・ミーナ、これから行くべき場所、頼るべき人物の名前を言うから
良く聞いて、忘れないようにしろ・・・Justice・・・水の国の森林地帯にある城
・・・その組織に居る、シオンと言う人物に会ってくれ・・・もしくは其処に行ってシオンと通じられるように連絡を取ってもらうか

俺が前に言っていた、記憶に関する能力者だ
【最初に言うべきこと、それは頼る人物と行くべき場所】
【あまり一息に言い過ぎるのもよろしくない・・・これでも十分言い過ぎている気もするがそれは急いているからか】
【きっとこの事を相手がちゃんと確認してから、次にその先どうするかを続けて言うのだろう】

・・・ん?龍の・・・子供?
・・・何処でそんなもの・・・
【彼女の姿を見てどれだけ気が一点に集中していたのか】
【頭に居るそれに今気付いた──それも当然かもしれない、一人の知り合いの生死に関わるのだから】
442 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 22:59:52.08 ID:O.Guz.DO
>>434

……そ、か

【其処で、ふ、と表情を変え―――柔らかな微笑を称えると】

……、絶対に、見付けて欲しい
僕が言うのも、凄く変だけど……でも、やっぱり

【苦笑しながら、頬の傷を右手で撫でて】
【「貴方は、大切な人だし」と、照れる様子も無く口にした】
【―――酷く、偽善に充ちた言葉だ】

えー……、……じゃあ、何かすごいバリア張って超回避する

【にこにこにこにこにこにこ(ry】
【子供かよと突っ込みたくなる返答しやがったよ!】

【―――逸れから、ふと】

―――――――……、ねえ

近付いても、良い?

【思い付いた様に。逸れでも、何処か心配そうに】
【貴方に歩み寄っても良いか、と尋ねた】
443 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:01:35.01 ID:9xVcyMAO
>>440

あー止めて下さい馬鹿が移る……

【うざったそうに左手で手を弾く】

は?スパイ?
貴方がスパイになれるなら俺は今頃六王にでもなってますよ全く…

てゆうか18にもなってそんなスパイごっことは…やれやれですね

【全く信じていないように額に手を当てて首を振る】
【相手の変貌にも気がつかない】
444 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:02:09.18 ID:SmHvP9so
>>438
/再び追記ですみません、最後の「そのもの」は「冷気」や「水」のことです
445 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:03:28.32 ID:Tiy0SSwo
>>397,399,423,424,433

デケムマ・ニードルズ・・・・・・魔翌力の水風船の応用ッ!
・・・当たった・・・が、堅い、頭部へのダメージは期待できないな・・・・・・
【自らの攻撃の成功を確認し、カゲツが奥へと行ったのも確認】

此処の空間・・・単純、ボスを倒すというだけ・・・・・・それだけ・・・だが、それ故に面白い・・・!
・・・本当はボス側もやってみたかったんだけどね
【迫り来る紅い魔翌力の波――無論、回避を試みる】
【今は、鎧を纏って居ない・・・∴・・・故に!】
【攻守走、それらに平均的に長けている・・・それが彼の状態】

あっちの分を防ぐのは無理・・・ようィッ・・・と!
【まずは、その魔翌力が直撃しないようにと、サイドステップ】

でも、自分はきっちり防がせてもらうッ・・・きィァアッ!
【つぎに、受身の体勢を取る】

シー・アイレーザー!
【最後に、目から・・・海属性のレーザーを、その波に向けて飛ばす】
【攻撃翌力は皆無に近いのだが、防御力・・・すなわち、"打ち消す力"に長けている!】
【それで、魔翌力の波をある程度打ち消し、威力の減衰に成功するものの】

ッ・・・クゥ・・・ゥ・・・
【完全回避及び防御とまでは行かず、1~2m程、衝撃で後ろへとずり下がり】
【その軌跡へ、赤い印を付けて】


・・・けけッ、しっかり返してやる
【彼は、持っている武器・・・描写すると長くなったので割合したが、それの1つ】
【「媒体棒」、それを取り出して持つと、魔翌力をそれへと溜め始めた】
446 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:03:52.11 ID:0ccQu6co
>>431 >>436 >>437

…………っ

【一歩一歩、後ろに下がっていく少女】
【釘付けにされた瞳が、恐怖で潤んでいる】
【瞳孔は常に開きっぱなしで、涙が勝手にぽろぽろと――】
【もし、唇が真一文字に封じられていなければ、小刻みに歯のぶつかる音が聞こえていただろう】

……ぃ、……ゃ……

【駄々っ子のように、首を左右に大きく振って、青年の行動の全てを拒絶する】
【手元に武器は無い】
【本能的に心臓を護ろうとしているのか、右手は胸の位置を押さえている】【ただ、それだけ】

【――≪Request Telekinesis≫で分け与えられる力は、術者の精神変動率に依存する】
【平時と違う感情を懐いていれば、痛みでも怒りでも――『恐怖』でも良い】
【精神が不安定であれば、あるほど、放出される力のバルブは開いていく】
【無意識の抑えが効かなくなる、と言い換えることも出来る】

【ただ、戦意を喪失してしまっては、毒との相性が幾ら良くても、戦うことは出来ない】
【――本当に、効きすぎている】
447 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:04:46.63 ID:.fRk1UYo
>>442

真正面からそう言われると照れるな

【あまりこちらも照れてはいなさそう】
【彼女の仕草や言葉に何かを感じたのか、寂しそうな表情をしている】
【そして何か言おうとしたところで】

え? あぁ、構わんよ
ただ、悪いが触れるだけは勘弁してくれ。女性恐怖症なんだ

【声をかけられ、一瞬少し驚いたような顔をしてから答えた】
【あっさりと、一つ抱える病と一緒に】
448 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:09:16.43 ID:TRX.GOMo
>>435
なっ――!?
ご、ごめんなさい皆さん!

【放った攻撃があっさり吸収・返撃され、愕然とした様子を隠せない輝夜――だが、何もしないわけにもいかない】
【呼吸のリズムを変え、強引に落ち付かせると、杖を縦に構える】
【青い球体はふわふわ漂って杖に接触――途端に杖をコーティングするように先端部に薄く広がっていく】

(飛び道具は吸収された・・・あの能力の上にチーム戦で接近戦はリスクが高すぎるけど…何所かで仕掛けるしかない)

【吸収範囲は明瞭ではないが、先程の攻撃が吸われた以上、魔翌力攻撃全般にリスクがある
――そして輝夜の実戦的な遠距離攻撃は殆どが魔術によるもの、利用される可能性も考えればまず当てにできない】
【しかもこれまでの攻防――本を操れるということは地形を操れるということ、接近戦をさせてもらえる保障も無い】

(私の攻撃じゃ決定打は打てない・・・他の二人を上手くサポート出来ればいいんだけど)
『赤に歪んだ世界の境よ、悪意を遮る壁を成せ』――

【詠唱を行ないながら、ゆっくりと駆け出す――杖が赤熱を始め、辺りに魔翌力が微かに漏れ出す】
【駆ける先は少女だが、三人分の挙動を気にしながらの接近故に遅い――対応を考える時間は十分あるが――?】

449 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:10:46.50 ID:Oc8vhTMo
>>423>>424>>433>>445

……っ!

(――やっぱり、単純な攻撃じゃ通らない……!)
(でも、あのモンスターがカゲツさんに意識を向けないようには……出来たかな……?)
(カゲツさんが……ボスの『ゴエティア』さんを制圧出来れば――――)

【まるで赤の他人のような、そんなゴエティアの声を受けても動揺はしなかった】
【戦いの場以外でそのような態度を取られたならば、傷つきもしただろうが】
【現状況では致し方なし。割り切りながらもジョシュアは魔術師としての感覚を研ぎ澄まし、戦闘意識を高めていく】

(僕のポジションはサポート……。他の方が戦いやすいように場を整えなくちゃ……いけないよね)
(その……さっきの失態を取り戻す為にも、です。)
(取り敢えずは、階段の封鎖は出来ました――。あとは、出来る限りの援護射撃を――)

【魔銃内部に存在する仮想弾倉。其の内部に設定された二種のカートリッジを操作し】
【自分がすべきこと、取るべき行動を模索したその瞬間に――異形の攻撃がジョシュアらに向かって放たれた】

――――此れくらいなら……大した障害じゃない……はず、です……!

/続きます
450 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:11:12.99 ID:aaL7dZ20
>>405 >>432

(……少し苦しそうだけど、前衛は任せた方が良いかなー?)
(敵の手が読めない読めない、「コレ!」ってゆー属性の無い相手って、私ちょっと苦手だー…わはっ)

【蒼女の、予想以上にしなやかな身のこなしに、羨望と感心を覚えた】
【長身と、棒に依る刺突の鋭さも相まって、ウィルマには、牙を剥き出しにした豹か何かの様にも視える】
【少しずつ、眼の前の人間の歴史のタペストリーが、奥深い図柄を広げていくのだ―――彼女としては、相当に面白い事】

……『しよーふのー』にならないだけじゃないのー? 
其れに、前例の無い記録を打ち立てるのって、私素敵だと思うぞー、わははー!!

【夢見がちな少女――の姿をした何か≠ヘ、造り物めいて輝く金色の双玉に、更なる闘志を漲らせる】
【子供離れした膂力と脚力に、内実ハイスペック・カメラ≠ナ有る眼をぱちくりさせつつも、全体の動きも、狙うべき一点を、貪欲に逃しはしない】
【悪意を持って論うのでは無く、純粋な疑問と、ボルテージが増していく楽しさを、言葉の形で思いっきりブン投げた】

【なお―――意図してか、そうでは無いかは、判断のしようがないが】
【この時点で語られる事の無かった彼女の正体――――其れは、爆弾娘七號――≪Mark Sieven≫――=z
【奇しくも、ジンジャーにとっての敵対集団が壱たる『カノッサ機関』の傘下企業、レイント社が開発した、精巧精緻なアンドロイドであった】
【尤も、機関の味方では無い―――想定された通りに、誰かに身を買われて、全貌は知れぬが幸せな生活を送っている…らしい】

……≪雲塗壁≫―――

【照準を合わせられた時点で、或る範囲での攻撃の予測はできる――突き出した両手から、砂の様に零れる魔力】
【空中で、異常なまでに高密度の雲≠ニして具現化した其れは、強化された水の抵抗によって、その威力を弱め、速度を緩慢化する事に成功した】
【然し、裏を返せば。距離の近さも有ってか、完全に減衰しきるほどの粘性は与えられないのである】

……うな、っ!

【空を滑る―――そうして、拳の猛進を躱そうとしたけど、自分の速度が足りない】【相手の迅さは、これでも十分ではある】
【結果として、片方のパンチが、華奢な左腕に噛み付いた―――苦痛に呻いて、表皮越しに鬱血≠オた深紅のオイルが滲む】
【衝撃を受けて、吹き飛びそうになった体を、『雲の翼』の推力で強引に支えて、堅固な岩場に身を叩きつけることは回避した、が】
【体内を巡る偽の血漿の劣化、僅かに魔力が抜け出るのを感じる―――小さいダメージとは、言い難い】

わ、わはっ…おねーさん、やっちゃえ!

【だが、数秒後には、また浮かべる楽しげな笑顔―――この闘いを、魂の鬩ぎ合いを、意地に依る一種の『対話』を、楽しんでいる】
【まだ神経を苛む体の痺れも抜けきらないであろうジンジャーに、一撃を据えろと―――ちょっと音割れした笑いが、変成され編成される架空の世界に拡がった】
451 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:11:23.96 ID:ygeqqUQo
>>443
そう・・・・・・もう移ってるかもしれない・・・
気づいたらその時は・・・・・・

【笑顔でその左手を右手で押さえる】

潜入調査・・・・とでも行った方が宜しいかな・・・・?
少なくとも現在は‘カノッサ機関‘に‘潜入‘している身だがな・・・・

君は『Justice』の者だろう?だったら、この情報端末のことは知っているかな?

【ゆっくりと青年に近付きながらポケットから何かを取り出す】
【取り出したものは赤と黒の携帯のようなもの。そして前面には】
【≪No.37≫と金色で書かれた文字が見える】
452 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:11:49.72 ID:Oc8vhTMo
>>423>>424>>433>>445>>449

<状態表示>
【『Salamander』Lv.1<Seed of Flame>×1 (残弾45/50)】
【『Salamander』Lv.3<Volcanic Shell>×2(残弾10/15)】
【『sylphid』Lv.2<Wind Effigy> ×3(残弾27/30)】
【『sylphid』Lv.5<Phoenix Wing Wind Blast>(残弾0/1)】
【<Windstorm of Etaqua>――維持。……展開数8/8】
【レール形成:本数4/8】
【軌道選択・正面→任意タイミングで発動/正面→屈折・60°上方修正→任意タイミングで発動】
【解凍率表示】
【『sylphid』Lv.5<Phoenix Wing Wind Blast>-50% <Volcanic Shell>−49%】
【拘束術式解放――<Seed of Flame>・<Wind Effigy>】

【魔銃<CarlMaria von Weber Mk-U>より、四つの光が迸った】
【張り巡らされる無色透明の『レール』は、正面に四本。内一本は斜め上へと伸びていく】

【放たれた魔弾は『紅色』が一発に、『透明』が3発。】
【その内紅色の魔弾はレールに沿って急激に上昇しながらも、『異形の頭部を狙い』奔る】

【しかし、この魔弾に籠められたコマンドは『攻撃』ではなく『撹乱』に属するもの】
【途中で魔弾を破壊されなかった場合、魔弾は異形の目の高さ……ある程度の近距離で炸裂し】
【音と爆風、衝撃を以て数瞬の間の隙を作り出そうとするだろう】
【――異形に向かい共闘するヴァルトスラットが、攻めの手を打ちやすいようにするための魔弾だが、如何なる結果を齎すか?】

【別サイド。『透明な魔弾』は、異形により放たれた衝撃波に向かって飛び……中間点で発動】
【生み出されるは『厚い風の層』。壁を作り出す風系統の下級魔術を三段重ねにしたものだ】
【下級であるがゆえに防御力は然程ではなく、数秒と持たずで消え去る魔術だが――ヴァルトスラットのレーザーと重なったならば防衛能力は飛躍的に上昇する】

【尚この風の壁は、防御の成否問わずこの行動が終了すると同時に消失する事になるだろう】
453 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:12:46.22 ID:NI2hCrco
>>412>>435>>448

(――――固いっ)

【ガリガリと削るような音を立てて、剣の一閃は結界と衝突】
【が、一定の抵抗の後に結界が破れ、本を若干だが切ることに成功する】
【剣を通して衝撃は伝わってきたものの、固さだけが取柄の剣、見た所傷一つ無い】

【結界が破れる事は判った。それだけでも収穫だと思ったが――】

………………、?

【向けられた敵意。今まで表に出さなかった感情を、少女はぶつけて来た】
【何故、このタイミングで? 少女が気分を害する出来事が果たしてあったか】
【思考は一瞬。自らの行動を省みて、一つの結論を導き出した】

――物は試し、ってね……。

【「気にしないでー!」と>>448に向けて左手を振り応える】
【元より、敵からの攻撃は薄い。本数冊なら捌けないレベルではない】
【集中的に狙われては溜まったものではないが、球が飛んでくる程度なら、或いは】

【紫の魔法円から飛ばされた蒼い魔翌力塊を右方向へ少し滑る事で避け】
【自身の正面に、刃渡り2m程の漆黒の大剣を≪精製≫】
【≪精製≫された大剣は、切先を下に――本棚に向けて、重力に任せて静かに落ちていく】
【数秒の間も無く、その大剣は足元の本棚に詰め込まれた黒の本に突き刺さるだろう】

【内心では「皆がんばれー」状態であるのは言うまでも無い】
454 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:14:13.89 ID:O.Guz.DO
>>447

……、へっへっへー
もっと照れ……いや何でも無い

【なんか笑ってやがる】
【彼の言葉が、何故だか可愛かった様な気がしたから】
【然し―――彼の其の様子が気になったのか、「どうしたの?」、と問い掛けた】

ん、分かった…

【頷き―――さく、と音を立てて草を踏みながら、彼に歩み寄ろうとする】

【阻止されなければ、彼の目の前まで移動し】
【やや低いかもしれない身長で、彼を見上げるかもしれない】
【不思議そうな、真顔に近い表情だ】
455 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:14:39.98 ID:sU.kQAAo
>>441

────。

心配しなくてもjusticeの場所ぐらいなら覚えてますよ
一度行ったことがありますからねっ

それで、シオン…さんですか
その人が例の人なのですね…。わかりました、時間が出来たら行ってみます

【唐突な話、しかも相手が急いでる事ばかりが頭に入って】
【最初何の話してるんだ、とポカーンとなっていたが5秒ぐらいで理解して】
【途端に真面目な顔をして、大きく頷いた】

えへへ…私の赤ちゃんですよ!

…って、冗談ですよ!?信じないでくださいね
ある方の忘れ形見でして…私が育ててるんです
キューちゃんって名前なんですけど…可愛いでしょ?

【笑えない冗談を言って、慌てて訂正して】
【頭の上から両手のひらへ降ろした】
456 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:15:26.22 ID:XCfPH.c0
>>435>>448>>453

(どれだけの魔力を内包してるっていうの……?)
(それとも……?)
……あー、大丈夫です。何とかなるはずなので。

【ひらり、と魔力球をさらに上に浮いてかわす】
【そして、その位置で静止】

……なんにせよ、遠距離攻撃の吸収、そして放出ですか……
(そして、本の操作自体には恐らく魔力はかかわってない)
(となると……?)
……ああ、考えるのがいいかげん面倒くさくなってきました。「Ο」

【リライズの両腕から伸びる、二本の鎖】
【意思があるかのように、相手の両腕にそれぞれ絡み付こうとする】
【絡みついたならば、一気に両腕を振り上げ、上へ引っ張り上げようとする】
【尚、その力、半端な力ではない】

【尚、鎖から読み取れるのは、やはり魔力で出来ているということ】
【そして、使用者の手から離れたら消えるということ】

/すみません特急で風呂入ってきます
457 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:15:56.51 ID:3qEs12DO
>>436
【鼻先で炸裂した弾丸が、大蛇の顔面を破壊する】
【顔面から紫の体液を噴き出し、ズズン…と大蛇の体が地面に横たえた】

>>437
【隻腕となった老人の、それでも衰えない一撃】
【大蛇の喉笛が真一文字に切り裂かれ、喉から体液を噴き出しながら大蛇が引き】
【暫くのたうちまわった後、地面に横たえた】

>>446
【青年が眼につけたのは、少女】
【相手の中で一番恐怖に捕らえられている者を、一番に狙った】

【紫の気を纏う鞘を構え、体制を低く少女へと駆け出す】
【背後にいた守る物が自分と一体化?した今、彼の行動を縛る物はない】
【蛇のように素早く、這い寄る様に迫っていく】

【残った大蛇が邪魔はさせないとばかりに、倒れる】
【狙いは少女とそれ以外の二人の間】
【地面にその巨体を横たわらせ、壁となって青年への阻害行動をさせないつもりか】
458 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:16:21.01 ID:9xVcyMAO
>>451

ハァ?機関に先入?
随分命知らずなお馬鹿さんですね、消されますよ?

【半信半疑、といった様子で首を傾げる】
【取り出された携帯を見つめて】

へぇ……機関の情報端末ですか…
そいつはいい、本物なら俺に下さいよ、お金ならいくらでも教団から…
それを解析すれば機関の動きが手に取るように分かる

【笑いながら端末を見つめる】
【これを持ち帰れば対機関において後手に回らずにすむと考えている】
459 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:16:41.97 ID:.fRk1UYo
>>454

……?

【対して彼はきょとんとしていた】
【何故真顔で見上げられているのか、分からないといった表情だ】
【何となく、こちらからも見返している】

そうだ……あのときは悪かった

【唐突に、簡単な謝罪を述べた】
460 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:16:49.08 ID:bPZWP6wo
>>415>>416>>438

【受け止められ、また受けられた風の槍は意味を成さなくなった時点で瓦解する】
【これは刃も仁王も等しく同じ、役目を終えれば二度は動かない】
【追撃に移るのであれば再度攻撃を放たねば―――現在の手札は残り九つの風槍のみ】

(チィ・・・戦い慣れしてやがるなァあの野郎ォ)
(あと九本、いっそぜェんぶアイツに向け――――ってェ?)

グッ、ォ・・・・ンだこりゃァ・・・凍ッ、て――――・・・!

【決断は急がねばならない―――水の魔弾が炸裂するとほぼ同時、九本の風槍は吟雪へと放たれる】
【防がれると言うのなら防ぎきれなくすれば良い、その程度の考えからなされた攻撃だが―――】

【反面、代償はやや大きい―――レペンスによる氷柱は番天の腹部と右肩を捕らえた】
【魔弾によって見事なまでに濡れていた青年の被弾部は凍りつき、一層体温の低下を早め】
【攻撃を行う上での障害とはならぬもやや長い目で見れば極端に不利な状態と相成った】

>>ALL

【―――しかし、例え肩や腹部が凍りつこうが青年の姿が薄くなることに変化は無く】
【数秒と立たずにその位置から気配ごと消え去り―――再度現れるのは“旋風”の位置】
【“瞬間移動”か―――その手元には先ほど収束した“風”が在る】
【敵である勇者全員からほぼ均等な位置、囲まれた様な形でこそ有るが―――――】

ッ・・・・・なァかなか、やるじゃァねェか勇者サマ共よォ
だァがまだまだ、オレ様の力は簡単に凍りつきァしねェ――――!!!

――――――≪“疾風怒涛”≫ッ―――≪“網進”≫ッッ――――!!

【三角形の歯を剥き出しにしてニタリと笑い手元の収束する風を解き放つ】

【発生するのは言うまでも無く風――但し“全方位”に“網目のある半球状”の衝撃波としてである】
【当たれば場の浮翌揚もあってやや危険、場合によっては“外”に弾き出される様な事もありうる】
【が、幸いにも網目状―――うまく見極めればそれを掻い潜る事も可能であろう】
461 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:23:17.72 ID:kdSm6z.o
>>432
>>450

・・・頑丈ですね・・・そのロボットも、そして貴方も・・・!
【飛びのいて、姿勢を低くしつつ構える】
【対象との距離、およそ4mほど】
【電撃を喰らい、しかしなおも立ち上がり、戦意を放つ相手を見据え、目を細める】

ってなんですかあのデタラメ性能は・・・!
【放たれたのは・・・まさかのロケットパンチ】
【まさにロマン、しかしいままでのロボットの挙動から、ただの子供の遊びではないことは察せられる】

・・・!
【なんとか、それを捌いたウィルマを見届ける】
【そして、その声援を受け、それに応える】
分かりました・・・!行きますよっ!
龍雷さま、お力を!
【低くした姿勢から、一気に飛び出すその様はまさに弾丸】
【変わりゆく空に、不安を覚えながらも】
【言葉を発し、そしてそれに呼応して放電を始める棒を長く構える】

【そして距離を詰めたなら、構えた棒を繰り出す】
【神速の勢いで放つ、下段からの一撃を】
【まっすぐにジンジャーの胴体に向かって放つ】
【何かで受け止めても、それが導電体であるならば、纏ったその電流は容赦なく相手に流れるだろう】
462 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:23:35.28 ID:DZVe1KAo
>>437,>>457

うおぉぉッッッ!!!
【女性は滅茶苦茶に、向かってくる青年に劣化ウラン弾を撃った】
【スコープを覗き込んではいないため、狙いはばらばらだ】
【だが、牽制程度になれば、との想いで、撃った】
【倒れた蛇を見ても、射撃の手は緩めない】
【丸々マガジン1つを、発射した】

>>446

ねえ、貴女大丈夫!?
【小刻みに震える銃を構え、女性は尋ねる】

【正直、立っていられない】
【気を抜いたら、足が震える】
463 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:24:23.52 ID:ygeqqUQo
>>458
大丈夫・・・・元が風車な上に
身のこなしだけは負けない自信が合ったり・・・

【そのまま端末を1mほど上に回転を利かせながら上げる】
【俗に言う‘ホップアップ‘である】

はい、どうぞとは言えない物よ・・・
とりあえずあんたの名前を教えてくれ・・・俺は赤井恭平

そして条件が2つほど・・・あんた『Justice』所属だろ?

【そのまま携帯をポケットの中に入れると】
【ニッと何処か狂気を帯びたその笑みを返した】
464 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:24:24.32 ID:uJcYqpYo
>>248

【振り抜いた剣が短刀の腹に当たる、が……】
「っ……軽い!?」

【そのまま追撃しようとしていた足を止め、某然と回避したその先を見つめる】
【考えていたのは先程切り結んだ時の瞬間】
【剣を当てた時の感覚、抵抗、全てが余りにも弱すぎる】
【これではまるで、そう……】

「お前、あの瞬間で後ろに跳んだのか……いや、だが……」

【そう、それしか考えられない】
【だがそうだとしたらまた別の疑問が頭に浮かぶ】
(こいつ……何か妙な技を使いやがったな)
(恐らくは重力、もしくは別の力場を使った、って所か。だとすりゃ、がむしゃらな攻撃は…………っと!)

【目の前より飛来して来た塊に、いったん思考を中断する】
(面白え事してくれるじゃ無いの……)
【バイザー越しに薄らと見える目が細められる】
【剣を構え、迫り来る塊の一つを打ち据える】
【落とすのでは無く、いなす為の動き。そしてもう一つの塊は……】

「……レビテーション!」

【男の声と共に、スーツの肩甲骨付近に蝙蝠の其れを思わせる翼が顕現する】
【刹那として、男の体が虚空へと浮かび上がり、残る塊を回避する】

「……あんたのその変なモヤモヤ、厄介だな。
上からお邪魔させてもうぜ……っと!」

【そのまま、落ちる勢いを利用して接近。其れと同時に剣を振り下ろし、相手の正中線の頂点、即ち脳天を狙う】
465 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 23:25:09.64 ID:vZ1ggNA0
>>455

あぁ、そのシオンとミーナの嬢ちゃんが会った後にシオンと俺が会い、その後俺がミーナ嬢ちゃんに、
と言う手順を踏むことになると思う。少し面倒な道筋だが、やるしかない、だろう?
・・・時間が出来たら、て・・・お前自分の命が関わってるってのにのんきな・・・

・・・取らぬ狸の皮算用だが・・・空の上の龍の住処、か
【言うべきことは言い、伝えるべき事は伝えた・・・友を救うと言うことでもあるが同時にカリナトゥスの狙いを潰すためでもある】
【急いていた様子も治まり、少々の落ち着きを取り戻す───】
【最後にポツンと補足する、Justiceで自分の名前を出すなと・・・】


忘れ形見・・・龍のか、だったらその子供がちゃんと育つのを見届けるために
ちゃんと自分の命も救わなきゃな?
【先ほど時間が出来たら、と言うのに引っ掛かりを覚えているのだろう】
【自分の命を軽視してるのではないか、と言う疑念──仮にそんなものがあったとしてもすぐに捨てられるように】
【言い方は悪いがその子供の龍を出汁にした、という事か】
466 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 23:25:34.61 ID:QangfPAo
>>446 >>457 >>462

骨が折れるのう。
しかし、だからこそ胸が踊り、血が滾るッ!
悪いが、老い先短い老骨に、付き合ってもらうぞッ!

【刀を収め、気を貯める】
【踏み込みは音もなく、神速を以て開始される】
【移動は速い、しかし其の動きは滑らかかつ優雅】
【歩く後に気の花びらを残し、老人は少女を狙う青年を追う】
【響く鍔鳴り】
【間を塞ぐ蛇を両断し、相手への道を作った】
【しかしながら一瞬のタイムラグが生じる】
【このラグが、致命的にならなければ幸いなのだが――】
【そして変則的では有るが、移動しながらの居合による真空波を放った】
【威力は低いが速度は疾い、倒すためではなく、相手の動きを邪魔することを目的とした一撃だ】
【しかし、何故ここまで一撃が疾いのか】
【其の秘密は『鞘に刀を収めている』事にあった】
【鞘の中で気を爆発させ、抜刀を加速させているのだ】
【再度刀を鞘に収め、気を集中させて行く】
【気が貯まる速度、その密度共に先程からの物とは段違いの物】
【左腕からの出血が体温と体力を奪っていくのを感じる】
【恐らく、次撃が最後となる】
【そう感じたゆえ、一撃に全てを込めると決定したのだ】
467 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:28:56.82 ID:O.Guz.DO
>>459

(……、あの時)

……ううん、大丈夫だよ
お互い、不安定な時期だったし……

【あの時。この間の路地裏での事だろうか、と考え】
【首を軽く横に降ってから、にこ、と小さく微笑んで】

……もう、あんな事してないよね?

【路地裏での喧嘩はしてないか、と尋ねた】
【険しい表情で。逸れでも、ややおどけた様子で言う】
【※ぶっちゃけこいつ人の事言えなかったりする】
468 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:29:29.64 ID:1jeyjGYo
>>453

【結界が同様の激しさをもって――否、より堅くなって立ちふさがる】
【火花に加えて、光が散る 大剣の組成が剣先から解けていく……!】

【ともあれ少し小さくなった剣は本に突き刺さり】

ぐッ が…

【ルシアにとっては予想通りか 少女が胸に右手を当てて呻いた】

>>448 >>453 >>456

女の子を傷つけようだなんて、そんな悪い人には女神さんは微笑まないそうです
可愛いは正義だからでしょうか この場合はどうなるのでしょうね?

Evoke - desmontes

【その場の全員の視界が、真っ黒に塗り潰される 同時に平衡感覚も不安定となる】
【眼を閉じた時のような甘い闇ではない 純真無垢な、黒】
【それまで激烈すぐる純白を見続けていた眼には、一時の休息になるかだろうが――】

>>456

【傍からは分かるまいが、少女自身の視界も平等に閉ざされている】
【にも関わらず、当然のように数歩右へ歩くと、鎖が空を切っ――】

【剣が本を突き刺すのに対応しての呻き 動きが一瞬止まる】

【――片一方の鎖が少女の左腕に絡まった】
【そのまま引っ張り上げられる 見た目通り、軽い】
469 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:31:08.16 ID:9xVcyMAO
>>463

そーゆう問題じゃないんですよね……
まぁ止めはしませんよ、貴方の判断だ
もう物事に責任を取れる年頃ですからね俺逹は

【機械的な眼帯を擦りながら呟く】
【少し口元を緩めている】

機関に情報を流されかねないですが、まぁいいでしょう
番怒、番怒 氷山です赤井さん……

えぇそうです、どうぞ条件とやらを

【先をせかすように片目で見つめる】
【虎穴に入らずんば、という心構えか】
470 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:31:31.08 ID:uHfjFYSO
>>438
【魔翌力を探知し】

(なるほど…)
わかりました!!
【そう返事し】

>>460
(上手く、相殺させれるか…)
(いや……ここは)
【編み目状の衝撃波…なら】

ハァァァァア!!!!!
魔術砲・虹色の滅光!!!
【貯めた魔翌力を一気に開放させ】
【向かってくる衝撃波と相手を狙うように膨大な光の魔翌力をこめた七色の極太の破壊光線を放とうとする。轟音は鳴り響き、地面は削られ、空を切り裂く威力だ】

【狙いは攻撃もあるが】
【1番の狙いは仲間達に敵の隙と敵への道を作るためだ】

【幸にもこのフォームは重く】
【当たっても吹き飛びはしないだろうがかなりのダメージを受けてしまうだろう】
471 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 23:31:38.23 ID:uAF.cdAo
>>460

………うわーお

(意地でも私を潰すー、って感じだね)
(さあ、困った。えーと……七本?防ぎきるのは無理、か)
(だけど、向こうは向こうで……)

【番天の姿が見えなくなろうと、空中に浮かぶ氷を探せばそれで良い】
【姿が見えなくなる事に関しては、特に意識を払う事も無かった】
【最初に対処すべきは、眼前の槍】
【血のせいで見えない左側を首を傾けてカバーして、それでも二本は見落とした】

【両腕で頭を庇い、鉄骨の上で身を縮める】
【首からぶら下げたチェーンは、喉を守る防具代わり。籠手は腕そのものと頭を同時に保護する】
【その上で、上体を傾ける、首を振るなどで、視界に捉えた七本の内四本の対処に成功する】

【残り五本、視界内に三本と視界外に二本】
【視界の無い左側、腕に一つ、脇腹に一つ。腕は籠手で保護され、然程の重傷にはならない】
【右側、見えていても対処しきれなかった物。縮めていた脚に二つ、ガードの外側から肩に一つ】
【合計で、四つの深手と一つの軽傷を、同時に負った】

………あー……一気に不味いね、これ
飛びまわる方は元から考えてなかったけど・………

(風、風、風。近づくのは無理かなー……)
(この距離だともう一撃も与えられないだろうし、如何にかしなきゃ無いんだけど)
(周りにタイミングを合わせて………何処まで行けるかな)

【現実世界でなら、退却を視野に入れなければならないレベルの負傷】
【然し、仮装空間という事もあって、まだ強気の戦術を練る事は出来る】
【次の一撃は、受けるには範囲が広すぎる衝撃波】

【まだ怪我の無い左足で鉄骨を蹴り、体を平行に打ち出した】
【目標到達点は、やはり番天の頭上】
【衝撃波を受ける方向を『真下』にする事で、弾かれる方向を『真上』にする】
【重力の軽さも相まって、高く高く。落下までの時間は、随分長くなる事だろう】
472 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:31:57.52 ID:.fRk1UYo
>>467

この身体で出来るんだったら苦労はしないな

【苦笑い交じりで答えた】

あんたにも、事情を話しておくべきかもしれない
知りたければ、だけどな

【少しだけ視線を逸らしながら続けた】
【やはりあれだけの異変には何かわけがあったようだ。視線を逸らしたあたり、言いづらいことなのかもしれない】
【また、”にも”と言ったので、他の誰かには話しているのかも】
473 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:32:46.98 ID:0ccQu6co
>>457 >>462 >>466

【自分を呼ぶ、女性の声】
【上手く返事が出来ない――】
【大丈夫だ。大丈夫。】【大丈夫大丈夫大丈夫】

【――でも、向かってくる】
【怖いから、目を瞑ってしまいたい】
【怖いから、瞼が降ろせない】
【唯一の抵抗として、後退≠一歩】
【接近を阻むものは >>462>>466の攻撃以外無い】
【恐怖に支配された思考回路では、これが精一杯だった】

……ぁ、……ぁ、ゃ

【咽喉枯れていて――悲鳴が出て来ない】
【瞳と頬は、こんなにも濡れているというのに】

…………――

【どうしようもなくて、懇願するように「助けて」と】
【微かに口を動かした】【発音できずに掻き消えて――】
【――彼女に、それ以上の抵抗は無い】
474 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:39:21.87 ID:RYlGyPQo
>>433(カゲツwith『太陽』) 
 ────……

【──少女の髪の下から、白き華が覗いたその刻】
【『ゴエティア』たる彼の口の片端が──異様に吊り上がった】
【獰悪な肉食の猛禽が如き、歪な笑みが、抑え切れないように、湧き上がる】

 ──クハハッ
 久しいなァ……反吐が出る程に、“綺麗”だと思ったのは──

【──ばさり】
【靡いた黒布の奥から、彼の右腕が覗いた。闇より尚黒い、無機質な腕が】
【其れは、漆黒の装甲義手であった。先程、彼女の刀を弾いた鋼の正体──】

 ──“カ”……“ゲ”……“ツ”?
 クック……クハッハハハ……ハッハッハッハ──!

 良い名だァ……嗚呼──俺とは、違う

【──どンッ】
【彼は益々その唇の弧を歪めながら、その漆黒の装甲義手である右掌を、地面につけた】
【其れが同時──彼女の足元が紅く光ってから、その数瞬後──鋭利な『白い杭』ようなものが、地面を突き破って出現するだろう】
【長さはおよそ、1m弱──紅い光を感知できたのなら、或いは回避も叶うだろうが──】
【もし、回避に成功し、その『白い杭』の姿を眼に捉えれば──其れは『杭』では無く、指先の尖った白い『腕』である事が、確認できるだろう】

>>445(ヴァルトスラットwith『星』) >>449,>>452(ジョシュアwith『月』)
 【──現在、背を屈めながら二足で立つ、異貌】
 【人間のように直立でいるという訳ではなく、四足歩行にも移行できそう骨格である】
 【その気になれば、かなり俊敏な動きが出来そう事も、伺えそうだが──】

【──ヴァルトスラットの放ったレーザーと、ジョシュアの生んだ風の層】
【其々ががっしりと重なり合う事で──魔力の波の威力を覆いに削ぐ、防壁となった】
【結果、ジョシュアにはさざなみのような軽い余波が向かうだけ──】

【そして、自身に向かってくる魔弾を、異貌は見逃しはしなかった】

 「────……」

【──ふっ】
【ボクシングで言う所の『ダッキング』に良く似た動きで】
【攻撃とみなした飛来する魔弾を、避けようとしたのだが──】

 「──ン゛、ォ……ッ!」

【それは、『攻撃』では無く『撹乱』を目的としたもの──読みを誤る!】
【頭に至る前に炸裂した音と爆風が、異貌の混乱を招いた】

【反撃の手に移る事が出来ず、ヴァルトスラットに対する妨害もない──好機!】
【しかし──その、一方で】
//続
475 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:40:36.54 ID:RYlGyPQo
>>C組ALL

【──ジョシュアの風の障壁によって次々と吹き飛ばされ、全く上階に辿り付けない異形達】
【何度も何度も、突撃を試みるも、魔弾により紡がれた風は、それらを悉く跳ね返していた】

【──のだが】
【ある時、ふと、異形らの抵抗がぴたりと止んだ】

【下階の足場一杯にまで増殖した異形は、階段の中程までをぎっしりと埋め尽くしていた】
【時折、階段に収まりきらず、雫のようにぽろぽろと階下へと落ちていく者の姿すらある程だったが】
【其の者らが、一斉に歩みを止め、上階を見上げ始めていたのだ】

【──そして、其れは起こった】

 『──── ── −  ────』

     『── ── −  ─−─−──』

【──うじゅる】
【あれほどまでに『増殖』していた極光色の人型達が、今度は一斉に『合体』を始めた】
【近付いた水の雫同士が表面張力によってくっつき合うように、異形達が蠢動しながらひしめき合う】
【二匹が一匹に。その一匹による十体が集って、また新たな一匹が生まれ──其れを繰り返す毎に、】
【其の者らが、徐々に『巨大化』していく──。2mの者が生まれ、3mの者が生まれ──次々に、次々に】

【そして極光の『巨人』となった其の者達は、互い支え合いながら、ゆっくりと階段を上り始めた】
【──風の障壁を突破すべく、重厚な足取りで一歩一歩、確実に──!】


 【──ヴ……ヴヴ……ヴツッ──ヴーン】

 【徐に響き渡る、ノイズ──】


//さ、さらに続……
476 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:40:50.65 ID:TRX.GOMo
>>468
それってお互い様じゃないですか?―delay―

【最後の言葉と共に、杖が赤熱した状態の維持姿勢に入る――術式の保留とでも言うべきだろうか】

――!

【次の瞬間、瞳孔に飛び込んでくる黒――そして歪む感覚】
【こうなると一旦足を止めるしかない――それから、杖を抱くように寄せ構える
とはいえ、視覚から得られるものもない、平衡感覚の違和に耐えながらその場所、その体勢を維持する】
【澄ませるは聴覚――響くのは必然、戦いのもたらすそれのみ、そこからとりあえず背後に回られたりしていないことを確認する】
【そして僅かな空白の時間に模索する――自分の役割を、そしてそのために何をするべきか――】
477 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:41:48.56 ID:O.Guz.DO
>>472

確かに、そうだね…

【苦笑を浮かべ、小さく首を傾げた】

【そして―――次の彼の言葉に】

……うん。貴方が良ければ、聞きたい
荒れていた理由、その身体になった理由

【逸れから軽く頷き、聞きたいと返答した】
【理由を聞かないと、矢張り納得は出来ない】
478 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:42:20.49 ID:ygeqqUQo
>>469
俺の考えなどはちっぽけな物さ・・・
≪俺はどうなっても良い、全ての子供が笑っていられれば≫

なーんて考えを持ってる時点で少し可笑しいさ
・・・・そーえば片目はどうしたのよ?ファッション?

【右手を眼帯に向けながら、無機質な声で尋ねる】
【何処か気だるそうか、気持ちが入っていないのか】

安心しろ・・・俺は機関嫌いの機関員だからサ
あくまでも≪機関廃絶≫の為に機関に入っただけサ、情報とかを得やすくする為にさ
あんたに会ったのどうこうを流すつもりはねーぜ

番怒さんね、了解・・・

【顔を右にそらし、何処か寂しげな顔で】
【ふぅと、大きく息を吐くと】

1つ目は、デザートイーグルって判るか?アレを用意してほしいんさ

【左手の指を一本立てながら番怒に尋ねる】
479 :475 [saga]:2010/11/20(土) 23:42:38.99 ID:RYlGyPQo
>>C組ALL

【──そこで、突如。三人の中へと直接、ノイズと共に声が響くだろう】
【その声は、彼らが最初に聞いた、あの執事然とした声である】

 【「──漸く、繋がったようです。遅くなって、誠に申し訳ありません」】
 【「……星辰と、蒼月と、灼陽……流石、其々に主君として認められたと見受けられます」】

 【「遅くなりましたが、私がお伝えできるのは、其の≪守護者 -Talisman-≫達について──」】

 【「……其れは、一つの『スイッチ』に御座います」】
 【「どのような時にお使いになるか、またそもそもの事其れを使うかどうかの判断は、各人にお任せを致しますが」】

 【「≪守護者≫に向かって念じれば、其の力を解放し、特殊な出来事を起こす事が可能でしょう」】
 【「どのような効能があるかは──あの≪守護者≫達よりの、あの難解な文言は覚えておいででしょうか──」】

【この混戦の最中、いきなりその様に問いかけては、また再び口を開く】

>>ジョシュア

 【「汝憶えよ、朔もまた月也=c…『朔』もまた、月である──との事」】
 【「其れは、『満月と新月を入れ替える力』を持っています」】

 【「『満月』が何を差しているのか──それに気づけたのならば、あの無数の亡者を絶つ術が、或いは」】

【──と、『案内人』は明確な言及を避けつつもその様に語った】
【無論、必要ないと判断すれば、それらを一切無視する事も可能だ】

 【『満月』とは何か、そして『新月』は何を意味するのかと──】
 【先程ジョシュアに送られた思念は、以下のように記録されている】

 【満ちては天を穿ち、欠いては夜を裂く鋭利なるもの=z
 【主君に示すは満光、天上への螺旋。極光ノ骸へ示すは朔闇、悠久の奈落=z

 【汝憶えよ、朔もまた月也。蒼月の祝福があらんことを=z

【──?】
【階段を構成しているのは、淡い『光』。そして其れは、『月』のタリスマンによって、発動したもの──】
【──今、この場で念じて其れを発動させるか、或いは見送るのか。そもそも使わないのか──判断は自由】


【無論、『太陽』と『星』の二人も。発動のタイミングは、各々に任されている】
【現段階では、案内人はその二つについては語らないが──此処だと思う所があれば、念じてみる権利がある】
480 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:44:28.70 ID:sU.kQAAo
>>465

おーけいです。もうそのシオンさんには話は伝わっているんですよね?
それならきっとすんなり行きますから、先ほども行った通り焦りは禁物ですよ
あと、別に名前をだそうとは思いませんが、またどうして?

…行ってみたいのですか?
【一呼吸付いて、ちょっと俯いた】
【一番焦っているのは自分だということに内心気づいていた】
【少し前から高熱が出たり、吐血をしたり、間違いなく時間はない】

───そうですね
一応、最悪の事態に備えて生きるために最低限のことは教えてるんです
そうならない方がいいですけどね

【首を傾けて少しだけ視線を夜空へ外して】
【戻してからうん、と軽く頷いて仔龍をぽんぽんと撫でた】
481 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:45:08.36 ID:3qEs12DO
>>462>>466
【女性の劣化ウラン弾、それに加えて老人の斬撃】
【二つの攻撃で、二人を遮っていた大蛇の体が弾け、肉片を飛び散らせながら無くなった】

【続けざま、老人が斬撃を放つ】
【この速さではかわせない、もとい、かわすつもりがない】
【走り抜け、斬撃の範囲から外れようとしたがギリギリで背中を真一文字に斬られ、少量の髪と血飛沫が飛ぶ】
【しかし、それでも少女への接近は止めない】

>>473
【数々の傷から血を流して、体も服も頭髪も血まみれになりながら少女へと駆け寄る】
【右手に持った嫌な気を纏う刀ではなく、左手を突き出して】
【少女の首を、左手でわしづかみにしようとする】

【もし掴まれたのなら、そのまま首を締め上げられる】
【そして、青年に絡み付く蛇が少女を飲み込もうと、開けた口を少女の頭に近付けるだろう】
482 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:45:09.75 ID:JLvNRk2o
>>450>>461

…記録しようにも…もうこの『相棒』は今の相棒の血肉となってしまってな
覆し様がないのだよ、もう私の記憶の中でしか…

【確かに自分は今の一撃でだいぶ弱っている…ゆえにこの続く追い打ちもまた容易く避けられるものではなかった…】

…巫女服でずいぶん機敏に動くじゃあないか…!まずいッ!うおおおおおおおおおッ!!!

【なんとか身をよじろうとしたが…遅い、下段からの放電の棒術がみごとにヒットする!】
【先ほどと同じくらい大きなダメージを与えて空へと舞う…ふわりと上に飛んだ身体はやがて落ちていくだろう】
【一秒、二秒、三秒、四秒、五秒、六秒、七秒、八秒、九秒…そしてふわりと地面に倒れ伏す】

【…ただし、身体が落ちるのに『九秒』もかかっていた】
【おそらくは変わってしまった世界のせい…空が…今度は夜?いや違う、夜空だったらありえない物がある】

【―――青くて丸い巨大な惑星…新世界における『地球』が空の上にある】

【先ほど戦っていた戦士と子供たちの敵が変わっている、変身した男と見慣れない、新しく現れたサソリの怪人以外は子供も敵も皆戦闘用に強度を上げた宇宙服を着ていた】
【今のジンジャーと挑戦者たちは通常のままだが…おそらくここが現実ではないからか】
【クレーターだらけの地面…ここは『月』なのか】

【こてん、と彼は起き上がりそのまま妙に身軽に大ジャンプを行い…彼女たちをも超える大きなジャンプを持って頭上に飛び上がった】
【回る、回る、空中で回転して重力の薄い世界でも攻撃翌力を失わないようその遠心力を身体に作り攻撃を試みるかのように】

…では私の本気とは…アストロ軍を追って親父に何も説明されないままスペースシャトルに詰め込まれ
月で戦うはめになった…地球外に出たあの日の人類史上まれにみる空前の戦いのときだったか…!?

…くらえッ!月面踵落としッ!!!

【今度は蒼女を狙い放つのは…空中で自身を縦に近い斜めのままでハンマー投げのハンマーのように回した自身の足を斜めに叩き込む…!?】
【上からの攻撃、一件軽そうで片腕で防げると思ったら…思いのほか重い一撃!棒を持つ手に喰らったら振り落とされかねない!】
483 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:45:30.35 ID:9xVcyMAO
>>472

事情?まぁ話したければどうぞ
俺、もしくは『Justice』に保護して欲しいなら言って下さいよ

【腰に手を当てながら呟く】
【未だに半信半疑である】
484 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:45:26.89 ID:NI2hCrco
>>456>>468>>476

【じりじりと、魔翌力で作られた大剣が、発動した結界により削られていくのを見る】
【火花が散り、光が散り、少しずつ小さくなって行く大剣は、然し結界を破り本に突き刺さった】

―――――成る程、ね。

(私の世界、か。嫌な感じじゃないの?)

【ソレと同時に見た、少女が苦しそうに呻く姿】
【私の世界とは良く言ったものだ、と苦笑交じりに息を吐き】
【本に突き刺さった大剣に手を伸ばしたところで、少女の呟きを聞く】

【Evoke - desmontes】

【瞬間、黒に塗りつぶされた世界】
【三半規管の乱れか、足元がふらついて転びそうになるのを何とか堪え】
【右手に持っていた剣を杖代わりにする為、足元に突き刺そうとしながら】

……っ、皆、足元!正確には本!

【叫んだのは、それだけでは殆ど意味の判らない単語】
【真っ白な世界に浮かんでいた本棚。中に並べられていた黒い本達】
【果たして、この叫びの意図は伝わるのか―――】
485 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:46:54.89 ID:9xVcyMAO
/なんか間違えたww
>>483は間違いです
486 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:48:49.35 ID:.fRk1UYo
>>477

1から100まで話すと、今までの一年を話すことになるから手短に済まそう

【と、前置きをした】
【どうやらかなり厄介な状態だったようだ】
【話す前に、彼女から思いっきりを顔を逸らした】

…………恋人を

【そしてかなり間をあけてから、本当にゆっくりと、語り始める】

……恋人を、不用意な、行動が、原因で、誤って殺してしまった
それから、それを忘れるために、ひたすらに、ああいったことをしていた
……君と会った後、しばらく、してから、持っていた、刀に封印されていた悪魔に、身体を乗っ取られて、知り合いと戦った
知り合いのおかげで、助かったけど、それが原因で、能力と、魔力を失って、この身体になった

【まるで必死に声をひねり出しているかのように、不自然に言葉言葉の間隔があいていた】
【内容から分かるように、簡単に話せるようなものではない】
【事実、逸らしている表情は辛そうな、苦しんでいるようなものだ】
487 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/20(土) 23:49:40.52 ID:DZVe1KAo
>>466,>>481

クソ! クソッ! クソッ! クソッ!!
【弾切れを知らせるカチカチという金属音に、悪態を吐く】
【女性は弾倉に次の弾を込める】
【込める弾は水銀弾】
【周囲に配慮をしない弾】


>>473

進め!!
進め!進め! ただ前に!! 前に出ろ!!
後ろに下がっても何も解決はしない!!

【声が聞こえているのかもわからずに、女性は叫ぶ】
【それが誰に向けた言葉なのかもわからずに、女性は叫ぶ】
488 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:52:17.79 ID:JLvNRk2o
/【今のジンジャーと挑戦者たちは通常のままだが…酸素供給の状態に問題ないのはおそらくここが現実ではないからか】
/に訂正します
489 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:53:04.91 ID:9xVcyMAO
>>478

随分と壮大なロリコンなんですね貴方は…尊敬に値しますよ…

これですか?まぁ少し怪我をしましてね
いやはや情けない…

【笑いながら眼帯を指先で叩く】
【眼帯の下がどうなっているかは知るよしもない】

そんな人をナンバーズに配属するなんて機関も巨大になりすぎてやきが回りましたか……
まぁ貴方のスパイ技術が凄い、ということにしましょう

【息を吐きながらくるくると前髪を弄る】
【まだ半信半疑である】

拳銃ですか?構いませんが、俺はコルトかベレッタの方が好きですね
デザートイーグルは取り回しがイマイチ

【手をニギニギしながら話す】
490 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:53:23.43 ID:Jlyg9ogo
>>445>>449>>452>>474>>475>>479

【褒められている? 馬鹿にされている? それとも?】
【少女にとっては何もかもが綯交ぜになっているように見える男の笑み】
【苛立たしげにそれを受け取って、濁音交じりの舌打ち一つ】

【びき、びぎびぎびぎ――鈍い音を立てて、押し広げられる眼窩が悲鳴を上げて】
【頬を伝う血液、それを少女が感じ取っているのかは解らない】

え、うッ――――ぐ、ぅううううぅぅう……ギっ…………

【赤い光を視界が捕えて、ほぼ感覚的に右へステップ】
【刀さえ握れて、動ければ。右と脚が無事なら後は全部捨ててしまえ】
【そう思考する少女の左の腕、『杭』が掠って有り得ない方向に折れ曲がる――】


――――――――、ぁあッ――――

【「うるさいなあ」と。ぼんやり、痛みで何もかもが霞んで行く頭の中で、声を聞いてそう思った】

【息を荒げながら、少女は再び前進。ゴエティアへ接近が成功したならば、「刀の切っ先がぎりぎり当たるであろう」その位置で急停止】
【左から右への、横薙ぎの一撃を与えようと、刀を振るうだろう。接近が成功すれば、の話ではあるが――】

【「太陽」のタリスマン――選択:「まだ、使わない」】
491 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 23:54:51.93 ID:TznavKAo
【森の中、湖にて】

なんと……湖まであるとは、いよいよ素晴らし場所ですねここは

【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を被り、その身に紫色を基調にした荘厳な法衣を纏った人物が湖の端で立っている】
【しかしあまり高くない身長(160cm程)のせいかその服装はどこか不釣合いである】
【右手に数珠を巻き、更にその手に握られた霞んだ金色の錫杖が妖しげな光を放っていた】

空気が澄んでいるように感じるのはここのおかげでしょうか
夜空も広いし……素敵……

【ちゃぽ、と水面に手を沈め冷たい刺激に顔を綻ばせて】
【暫くのあいだ水中で魚のように手を泳がせる】
492 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/20(土) 23:55:08.84 ID:QangfPAo
>>473 >>481 >>
ッ!

(マズイ、のう……)

【駆ける脚は止まらず、込める気は中で渦巻く】
【少女が男に捕まったのを確認すると摺足での移動を加速させる】
【抑えきれない力が無数の花びらと化し、顕現していく】
【そして、高速の移動による風切り音が鳥の鳴き声の様な音を立てる】
【纏う風は暴風の如く】
【目に気が貯まり、突きのごとく金色に染まる】
【その様は、花鳥風月を体にして表していると言っても過言ではない】
【そして、間合いに相手を捉えたその瞬間】
【貯めに貯めた力を解き放つッ――――!】
【出血はひどく、老人には堪える疲労】
【必殺にして、最後の一撃だ】

演舞―――――――

【刀が、滑らかに、艶やかに、美しく引きぬかれていく】
【その様は優雅であり、戦いの技であるというのにまるで洗練された舞の如く】
【齢70、武の道に入る事60余年。一種の境地にたどり着いた老人の一撃が放たれる――!】
【風切音と共に解き放たれるは、無数の気の花びら】
【其れは高速で、広がり、相手に飛んでいく】
【風を斬る音は、鳥の音。花びらの周囲は鎌鼬のような真空となっており、触れれば裂ける】
【コレが、奥義だ】

―――――花鳥風月ッ!

【右腕の負担の為、疲労骨折を生じ、右腕が使用不能になる】
【――――終劇だ】
493 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 23:58:32.97 ID:Tiy0SSwo
>>449,452,474,475,479,490

くゥゥ・・・ダメージ、それが蓄積すればするほど不利に・・・ッ
俺の攻撃自体は、あまり動かないとはいえども・・・回避に影響が出たら不味いぜェ・・・

媒体棒・・・魔翌力、それに値するような力さえあれば・・・どんな技の応用だろうと・・・出来るッ
【彼は、媒体棒へと魔翌力を溜め終えて】

・・・サポート・・・有難うよ・・・だが、俺の火力に期待しないほうが良いぜェ?
これは冗談抜きでだ・・・わりとマジでな!!

だが、出すモンは出す・・・とりあえず喰らえッ! 陸の力を喰らえッ!
【媒体棒の先端を、異貌の・・・太股の辺りに向けると】


――――石片ンンン・・・マシィィインガァァーーンッ!

【その先端から、多量の小さな石片が撃ち出されるッ!】
【1つ1つの威力は、あまり大きいとは言えないが】 【・・・それを数で補っているのだ!】
【――それは、質量を持っていて、それでもって物質として存在している】

【もっとも、軌道は直線的で、尚且つ速度も大した事は無いのだが・・・】


【彼は、人型が合体をしてそして階段を上り来るそれに気づいては居ない――】

【そして、3人へと届いた声――勿論、彼にも聞こえている】
【ちょ、ちょっと待ってくれッ!】 【今、考えている余裕はねェんだよォォーーッ!】
【これはスイッチで、念じると・・・何か起こせるのは分かったが・・・ッ!】
【考えていたら、戦闘熱と知恵熱が混ざり合って、そして弾けて、そして混沌を導いて、そして額が蠢きそうな気がするッ!】
【そんな心の声が、何処かへと・・・彼の脳内へと・・・響き渡った・・・――】
494 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 00:00:58.65 ID:mt2.B8k0
>>480

あぁ・・・大体二週間くらい前に話は通しておいた
だが世の中なぁ・・・シオンはまだ組織に入ってるって意味で探しやすいが俺は根無し草・・・
(そして今Justiceの近辺に行けばまず敵扱い、連絡を取りやすい位置に滞在するのも難しい、か)

・・・シオンとか一部の人間は大丈夫だが大半は・・・俺の名前を出さんほうが良いだろうな
・・・悪いが訳は言えない、ただ一つ言うんなら、俺は一人の人間の人生を壊した、とだけ
【今までの調子は影を潜め、少しばかり暗い雰囲気を付き纏わせる】
【どういう事情かは知らないが、世間一般で言う悪、そう言った行動を取ってしまいそれがJusticeの知るところになったのだろう】
【後ろめたい事とは感じてはいる物の、此処で自分のやったことを白状している辺り、逃げる気は無いようだ】

自分でやろうと言い始めたことだ、届けるだけ届けてあとは知らない、とは行かないだろ
最後まで見届ける義務みたいな物がある、と思う。


そうならないように・・・今俺はこうして伝えに来た
小さい子供残して逝くなんて良い事じゃない、それに・・・前会った時はその龍連れてなかったろ?
・・・体が危険な状態を承知でその龍を引き取ったなら・・・それは無責任だ
だからその責任取るためにも、必ず生きろ
【少し諌めるような視線でキッとミーナのほうを見据える】
【自分が、自分の命が危ないのを解ってて小さい命を引き取るのは・・・とても無責任な事に見えたのだ】
【だから、その子供の龍に対して責任を取れと、絶対に生き延びろと・・・今はそう言うしかない】
495 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:01:52.69 ID:j1oaTkYo
>>460>>470>>471
【光(>>470)の返事に示すのは、たった一つのシンプルな首肯のみ】
【数箇所の負傷と流血、自身の周囲の気温の低下、自然と呼吸は荒くなる、身体が瞼が重くなる】
【気配の消失と出現により青年の移動を悟るが、振り向く瞬間に些かばかりのタイム・ラグが生じる】
【視界に入るのは全方位へ向けて迫る網状の衝撃波。然し網目を掻い潜るための移動時間が無い、動けない!】
【意を決したかの如く、レペンスは足を開いて地面を踏み締め、そして長剣と短剣の刃を胸前で交差させ――】

――動けない、なら!
甘んじて、受け止めるのみっ……!

【レペンスは、自身の魔力を「魔力」として扱えない。魔道具が無ければ、放出すらも儘ならない】
【その代わりに、「その場所に短時間のみ残存する特性」を得た。残存する魔力は、微々たるものだけれど】

違式、『十字時雨』――!

【交差させた剣を『ニセジュージ』同様、左右へ振り抜けば、周囲に発生する「氷の十字架型斬撃群」。その数、五つ】
【振るった剣から放たれた一つはレペンスの胴体の半分ほどの大きさで、非常に硬質。衝撃波を相殺せんと肉薄し】
【残りの“「氷」の斬撃”は、網目を掻い潜るように番天の胴体目掛けて射出された。こちらは切れ味こそ鋭いが、その分小さく脆い】
【前者・後者共に残存魔力を消費して生み出した「氷」である。命中の如何に関わらず、パリンと割れて消え失せてしまうだろう】

【一方で、レペンス自身は、相殺出来なかった部分の衝撃波が直撃】

……は、ぁッ、――ぐあ、あぁあ……ッ!?

【内側に減り込むような感覚を抱きながら、一瞬だけ意識が飛ぶ。風景が真っ白く塗り潰され、口から苦痛が零れてしまう】
【ただでさえ軽い身体が吹き飛ばされ、浮遊感によって滞空時間は更に長く。失速した直後、壁に軽く叩き付けられた】
【ぐったりと仰け臥す彼女は、然し剣と意識を手離さないまま。動かない故、青年に余裕が有るならば……大きな隙と成り得るだろう】
496 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:03:36.82 ID:123WYqso
>>474>>475>>479>>490>>493

――こ、今度は合体……!?
くっ……だ、駄目……抑えきれない……です――……!

【力の弱い分裂した異形であれば、風圧障壁で十分に遮ることは出来たが】
【合体し巨人となられれば別だ。――本来、この魔術は風向きを操作し行動支援するためのものであり】
【また、風圧による障壁は重量物や力のあるものを遮る壁には届かない――。】
【じり、じり……と着実に突破されつつ在る現状に、背筋を凍らせながら打開策を考えようとした、その時……】

……月、満月と……新月――?

【……脳に届くは案内役のアドバイス】
【考える時間は僅か。答えは何か、其れを瞬時に導き出し適切な行動を取らなくてはならない】
【ジョシュアは――】

(満月に、新月――……そして、「奈落」?)
(此処にヒントが必ず……――満月、円形と……奈落……ぁ――。)

【――其処で、一つの可能性に思い当たった】
【最初フィールドを見渡したとき、何に気づいたか?縁がなく落ちたならば危険だと考えなかっただろうか】
【そう、「円形」のフィールド。落ちれば奈落。満月の形状は円形にして、新月は――月が隠れて消える。つまりは……】

……予想が当たっていれば、この状況も――――でも、違っていたら……

【ジョシュアを襲う、一沫の不安。ファーストアタックの失敗が未だに心に痼を残している】
【もし間違っていたならば、取り返しの付かない状況になるかもしれない】
【……しかし、使わなかった場合も時間の問題だ。少女には悩む時間すら、殆ど残されていないのだ】

……――ここで躊躇い続けていたら、きっと僕は後悔する。
使っても後悔するかもしれない……でもきっと、何もせずに終わってしまうのは、もっともっと悔しいよね……

【ジョシュアは、ポケットの中のタリスマンをぎゅっと握りしめる。――結論は、出た】
【タリスマンをポケットから取り出すと、銃を握る反対の手でそっと掴んだまま……胸元に静かに寄せて】

                    ――お願いします、お月様……僕に、僕らに力を……貸してください――

                               ――――どうか……今一度安らかなる幸福の道を、示してください――――                          

【謳うように感情を込めて、朗々と祈りの言葉を捧げた】
【其れが如何なる結果を招くかは、まだ分からないが】

【――ジョシュアは確かに、月のタリスマンに念じ「スイッチを押した」】
497 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:05:50.56 ID:P8eyIYDO
>>486

……、

【『恋人を、殺した』】
【その告白に、驚愕する様に彼女の瞳孔が見開いた】
【愛していた人物を喪い、自暴自棄になる】
【自分も、似た経験をした。その時の自分は―――思い出したくも、無い】
【彼も、闘ったのだ。友人と共に、悪魔と―――己自身、と】

【暫く、どう返答して良いか迷ったが―――薄く、開いた唇から】

……貴方は

恋人さんの事

【―――最初に、出た言葉は】

……今は、愛しているの?

失って、悪魔に乗っ取られて
救われて、身体がぼろぼろになった―――“今”

【真摯な眼差しで見上げながら、質問をした】
【全てを聞いた上で、問い掛けたくなった】
【大切な人は、今でも大切な人か、と】
498 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:05:52.24 ID:8SoGjxs0
>>468>>476>>484

暗……転……ッ!
(それにこの感覚……まずい……っ!)

【空中で平衡感覚を失うのは、地上よりも遥かに分が悪い】
【支えになるものがないまま空中でぐらつく。しかしそれでも空中を保つ】
【空中制動を全て、ルーチンワーク化した翼の動きのみに委ねる】

【右腕側の鎖に絡みついた感覚を感じ取り、鎖を一気に締め上げる】
【瞬間移動を懸念しているのだろう。攻撃ではなく、行動の制限が狙いだ】

【さて、白から黒に塗りつぶされたら、一時的に視覚が利かなくなる】
【そして、それに対応しようと瞳は無意識に動くわけだから、余計に疲れるのである】

(……本!? でも、ここからじゃまったく見えない……)

【叫びの意図は大まかに読めたものの、それでも手出しは出来ない。漆黒の視界が邪魔をする】
【ならば、と、目に残った記憶を頼りに、左腕側の鎖を半ばあてずっぽうに相手に絡ませようとする】
【おして、絡まったならば締め上げようとする】

/た、只今戻りました
499 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:05:52.16 ID:Uuwg6lAo
>>489
違うっ!!ロリコンじゃないっ!!幼女性愛者大佐だっ!!

成る程ねぇ・・・・結構な強度っぽいな・・・

【右手を顎にあて、左手を右肘に被せると】
【小さく笑いながら何かを考える。その何かは今のところわからない】

案外すんなりと入れたというのは事実なのよ、此処から内部で壊れてくわけよ
如何せん表上は評判の良い機関員だぜぃ・・・・?

【左手で彼の髪を触ろうとする】

あの重量感が堪らないんじゃないか・・・・あと出来たらグロック17も頼むわ
【よいしょっと、彼に背を向けると。ふぅと一回大きく息を吐き】

あともう1つ・・・「哲学者の卵」についてなんだが・・・・

【振り向き様に、そう尋ねた】
500 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:08:17.16 ID:aSinIxAo
>>481 >>487 >>492

【二人の攻撃は、苛烈を極めるものだった】
【青年も、回避しきって居なかった】
【考えが読めない。彼が分からない。何を――】

――――か、はっ

【やっと、声が出た】
【彼の左手を、引っ掻くように引き剥がそうとする】
【苦しくて、苦しくて――】【本能的に抗っていた】
>>487の言うとおりだ】
【恐怖には負けない、絶対生き延びてやる!】

……くっ、ぐぅ、ぅっ――――

【……それでも、一度折れてしまった心は、とても脆くて】
【首を擡げた蛇の口腔に終わり≠見た瞬間】

【バキリと――何かが砕けた】
【両手から力が抜ける】【生気を失った瞳が、閉じられる】

……ご、め…っ

わ、たし………に……は、………

【二人による妨害が不成立の場合】
【少女はゴクン、と蛇に飲み込まれるだろう】
【場合によって――、リタイアである】
501 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:10:47.88 ID:HhsD112o
>>497

……!

【顔は逸らしたまま、目線だけを動かして彼女を一瞥した】
【これは予想外の質問だったのだ】
【事情を話すといいながらも、唯一、不要で尚且つこれだけは話したくないと判断して、言わなかったこと】
【それを今突かれた】

まさか、そんな質問をされるとはね

【空いている左手を自身の項へと置いてため息をつく】
【本当に困っている、悩んでいるといった様子だ】
【ここから答えを予測することも可能ではあるが、恐らくそれは確実ではない】
502 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:12:10.82 ID:tP0Jagw0
>>461 >>482

……ぅぅ、イタッ………。

【打撃の痛みが、まだこの腕にガンと響く。損傷により、疑似神経がサボタージュする、脱力感を覚える】
【其れに加えて、更なる世界の再構成―――状況を把握するのに、不必要な時間を要した】
【気が付けば、過去の幻燈達は―――みんなみんな、珍妙な鎧で―――真空と獄寒から身を守ってるのだろうけど、ウィルマの眼には判然としない】
【闘いの中で傷付く怪物も、人間らしきずんぐりしたシルエットも、総てが虚像のようで、幻みたいで―――深層心理では、有り難かった】
【……ウソで塗り固められた世界に、きっと『死』も『殺し』も無い】

…わ、は?
アレは……アレは………蒼くて、緑で、カビたお団子?
私の下に在るのは、白くて、穴がボコボコ、でっかーいチーズ、食べ物の世界……おにーさん、そーでしょっ!

【一人の人間の『記憶』を基礎として紡ぐには、余りにも突飛な光景―――加えて、ウィルマの宇宙関係の知識は、正直な話不十分である】
【ジンジャーの述懐も、理解が及ばぬ領域】【所々が曖昧で、ウィルマには本来の意味以上に欠落して聞こえる】
【結果として、中にぷかぷか浮いて、脚を振り子のように振りながら、ジンジャーの方を向いて、幼い学童の様に、応えを尋ね―――】

……おねーさん、上だッ!

【居ない……―――きょろり。カメラアイが金の光に閃いて、直観的に宙を仰いだ】
【幸いにも、敵の動きは山なりのハイ・ジャンプ。対処が遅れたのは不徳のなす所だが、潰しは効き安かろう】
【ジンジャーの落下軌道が、蒼女めがけて描く有機的な曲線の像を―――ぱちり。冷徹なマシンの双眸が、完全にとらえた】

≪雷龍牙≫―――……間に合って!

【翼の力で、今度は逆に、重力が何時も通り有る様に振る舞う】【すた、と着地。細い脚で、地に根を張るつもりで、構えて】
【大きく広げた手で、自らの翼を掴み、イッキに魔力を注入―――其れは、綿菓子みたいに、少女の両腕に『巻き付いた』】
【そのうえで、右腕を青年へと向ければ―――バヂリ、希薄な大気が、何時もよりは弱弱しく、爆ぜる音が聞こえる】

【蹴りを入れる直前のジンジャーに向けて、そうやって放たれるのは、一筋の強力な電流だ】
【太さ自体は鉄棒程度だが、速度・威力に優れ―――狙撃銃≠ノでも、例えるべきモノである】
【そして、月面と言う環境。絶縁体の空気が無い設定なら、その進行は、若しかすれば地上より幾分か迅速な筈だ】
【但し―――ジンジャーの落下≠サのものを防ぐような技で無い事。ウィルマは、忘れかけている…】
503 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:13:37.41 ID:7wi69wAO
>>499

充分犯罪じゃないですか……
まぁいいです他人の性癖にケチはつけません…

えぇ……“ばい菌”が入らないようにね

【意味深なもの言いで呟く】

案外機関も大した事はないですねーこんなほいほい内情流されるとは

てゆうかさっきから執拗なボディコンタクトしないで下さい

【再び左手で思い切り弾く】

ハイハイ、銃器なんて直ぐに手に入りますよ

『哲学者の卵』…少し前にばら蒔かれた兵器ですか
確か心の闇を増幅して強制的に能力を発現させる…でしたっけ?

【トントンとこめかみを叩きながら考える】
504 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:15:30.34 ID:ny/3NpIo
>>ALL

【網目状の衝撃波、それは際限無く広がり、最後には廃工場の壁面を大きく凹ませて霧散する―――】

【―――いや、ただでさえ『打ち捨てられた工場』の『壁』は凹むだけで済むほど頑丈ではなく】
【ギィ、と音を立てて“外”に突き出す形で周囲の壁が殆ど全てへし折れ】
【遥か下方に街並が覗く風の渦の中―――“巨大な竜巻”の内部であるという事が明らかになる】
【残ったのはレペンスと光の背後に位置する壁と骨組み、地面のみで―――風勢は急速に強まっていく】

【――つまり『外に出るな』とは『落ちて死ぬぞ』という警告、ボス側からのある種の配慮か】
【結局の所、番天もゲームとして楽しんでいる面がある――――もっとも、終局に来て語る事でもない】

>>470>>471>>495

【直撃であった―――光の光線は上手く衝撃波を貫き、油断していた番天を撃ち抜いていた】
【レペンスの斬撃もまた見事に三つの氷刃が彼の肉体に辿り着き、胸部・右脇腹・左足に傷を刻み付けていた】
【骨組みと地面と、周囲には竜巻の風、三名の勇者の中央地点に左腕を失った“ボス”が在った】
【仮想でも流れる血は赤く生々しい―――腹部と右肩の氷は蒸発したのか、消えている】

・・・・ガっ、は、ァ・・・ンなアホな攻撃翌有るかよテメェ・・・・!
オレ様の“力”が押し負けるなんざァ・・・・認めねェぞ――――

―――――≪“台風”≫ッ――――!!!

【まだやれる―――ボスであろうと彼もまたイキモノ、最後に頼るのは気力である】
【相当の出血と疲労、紛れもなく「最後」の攻撃に移るという腹積もりか―――】

【―――いや、先ほどまでの戦闘を思い出せばその最後をも潰し得る】
【“台風”による溜めは割と長く、反面仕返しは実に恐ろしい】
【とはいえ或いは―――番天の頭上に出た吟雪ならば、動けるのであれば他の二人にとってもそう】

【最初の次が最後のチャンス、出来る限り早く仕掛けたモノが勝利する】
【そうでなければ周囲の竜巻までもを飲み込む番天の一撃―――ただその“力”が振るわれるのみ――――!】
505 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:19:29.77 ID:mIogtyIo
>>494

私のためにわざわざどうもありがとうございますっ
それなら大丈夫ですよ
ライクさんを私が探しにくいなら、私をライクさんが探せばいいのです
私は歩けるうちはここいらあたりをちょろちょろしてますからね

…ふぅむ。複雑な事情が有るんですね…
ならば、私はライクさんを赦してあげましょう
逃げずに立ち向かうのは、立派です!
【納得した様子でそれ以上は詮索しなかった】
【そしてにっこり笑うと、つま先立ち+ジャンプして頭をなでなでしようとする】
【しんちょう が ぜつぼうてきに たりない ! ▼】

…ですが前にも行ったとおり、頑固な方も居ますので…
分かっているとは思いますが気をつけてください
【同意を求めるようにじっと見つめた】

そんなこと………。

……。わかりました
【そんなこと分かってます!、と力強く言えなかった】
【自分が早く死んでしまう可能性があるということを考えて受け取った言えば嘘になるが】
【それでも見捨てたくなかったのだ。後で、後悔するから】
506 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:21:17.06 ID:P8eyIYDO
>>501

……、無理して、答え無くても良い
……貴方も、色々あったし……言い辛い事だって、有る、筈

【首を軽く横に振りながら、返答する】
【彼が、避けていた話題。無理矢理答えを聞く訳には行かない】

【彼の様子から察する事も、出来たかもしれない】
【逸れでも、本当の心、―――気持ちは】
【誰も、分からない。実際に、その人に言葉にして貰うまで】
【その言葉すら、嘘だという事も有る】
507 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:21:20.38 ID:AatEy6DO
>>487
…………!
【女性の叫びに、ピクリと反応した】
【なんの言葉に反応したのかは解らない、だけど確かに反応し微かに隙が出来たのは確かで】

>>492
――――――ッ!!?
【一瞬の隙、しかしそれは大きい】
【一瞬惑った瞬間で、攻撃に対処する行動が遅れる】

【迫り来る鮮やかな花びらの波に目を向けるも既に遅い】
【彼の体は花びらに呑まれ、切り刻まれながらも流されていく】

>>500
【そして、二人の偶然と必然によった妨害行動が成立】
【青年が花びらに飲み込まれる瞬間、蛇が少女に口を付ける瞬間】
【彼の手が少女から離され、少女が解放される】
【次の瞬間には、彼の体は大量の花びらに飲み込まれた】

/すいません、速攻で風呂入ってきます
508 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:21:33.79 ID:Uuwg6lAo
>>503
‘ばい菌‘か・・・・そのための瘡蓋って訳ね

【暗く、いつもの彼とは違う調子で話す】

そのうち内通者がばれて殺されるさ――
向こうさんも、そんなに馬鹿じゃないと思うぜ?

いや、あまりにも可愛かったから―――俺男の子にも興味が会ってな^^

【右手で彼の胸を揉もうと近づける】

ぁあ、恩に着る

そうだ、闇を増幅させるとかいろいろの作用が付いた兵器――
番怒さんの所で、例えば解除に成功したとかの報告って無いのかい?
些細な事でも良いのよ、教えてくれないか?

【ぺこ、と長き一礼をする】
509 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:25:14.84 ID:b4ECDhgo
>>476
ところで可愛い、というのは厳密にはどういうのを指すのです?
転びかけた輝夜ちゃんは可愛かった気がするのですが……定義付けが難しいですよね、正義って

【矢張り通常の其れから外れた思考】
【何が言いたいのか不明瞭 真っ暗闇の中でさらに思考拡散を狙う、なんて高度な意図は多分無い】

>>484
やっと、ですね

【小さく小さく、海岸の砂粒一つほどの声】
【鎖に吊るし上げられた少女から、そっと”正解”が告げられた】

【結界を破られて剣が突き刺さった本は、段々色を失ってゆき、やがて背景の中に埋没してしまう】
【代わりに別の本に突き刺そうとしたならば、今度の結界は剣を溶かしきってしまうだろう】

>>498
ぅ……ぐ

【鎖の締め上げに対しては、反応が薄い 少し芝居がかったような苦しみ方】
【こうされたら、普通苦しむものだから、という理性の導きに従うような ある種ルーチンワーク?】

【もう一方の鎖が上手い具合に首を捕えた 手ごたえに応じてリライズが其処に力を加えだすと】



triple Evoke - efreeta - firedrake -ghostsyn

【胸元にかかる白い布の裾に手を掛けて、爽快に投げ捨てた】
【肌と布との色が近すぎるため、一時的には体が膨張したように見えたかもしれない】
【布が最高点に達して落下を始め、露わになった少女の肢体は】

【揺らめく紅蓮 全身が炎と魔力によって構成されている】
【急激な酸化現象なんてものではない 炎のエレメント――言うなれば火の精霊】

【周囲の空気の歪みからその熱量の程が窺える】

【背から、リライズのものより一回りも二回りも大きな炎翼が現出すると 魔力であるはずの鎖が、溶け出した――!】
【鎖を抜け出して、自らの翼で力強く羽ばたく 直接は触れずとも、その熱が伝わればリライズも痛みを感じるだろう】

>>476 >>484 >>498

もうのんびりはしていられませんね 仕方ありません

【鎖が解け落ちるのと入れ替わりに、視界の暗転と感覚の異常は元に戻る】
【唐突すぎる回復は、逆にまた彼女らを揺さぶることになるかもしれない】

ぐ…ぅぅぅ ……!

【火の粉が落ちて、本が数冊、煙を吐き出し始めた】
【本によって、その煙の色は赤だったり紫だったり青だったりと、混ざり合って結果として黒ずんでいる】
510 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:25:33.50 ID:0IACeOIo
>>492,>>500,>>507

ッ!
【青年は、花束に飲み込まれた】
【一度老人の剣を食らったからわかる、酩酊の状態】
【あれほどに飲み込まれればただでは済むまい、ともおもったが、女性は再び銃を持った】
【油断はしない】
【決して、油断はしない】

/はいってらー
511 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 00:27:05.37 ID:kJbJFRAo
>>500
お嬢ちゃんッ――!

【両腕は使いものにならない。だが、それでも老人はかけ出した】
【失血により顔が真青で有ったが、気にする事はない】
【却って骨が折れ、傷が会って幸いである】
【この痛みが無ければ恐らく、意識を失っていた筈だから】
【同じ敵を倒す仲間を助けるがため、老人はひたすらに駆けていく】
【少女が開放された為、少女が抵抗しなければ老人の血みどろの左手に引かれ、距離を話されるだろう】

>>507
善、決まったか。

【ガッツポーズを取りたい所だが、其れをする腕が折れているため出来ない】
【このまま決めることが出来なければ老人の攻め手はほぼ無いだろう】
【実戦向けの剣術であるため、武器無しでの戦闘法もあるには有るが、消耗もあり、かなりの弱体化は確定だ】

>>510
そっちは、大丈夫かの?

【腕の痛みに顔を顰めながら問う】
512 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:28:06.38 ID:CyTdWgSO
>>504
……ガッ…
【こちらも衝撃波のダメージに鎧の中の身体はボロボロ】
【限界はかなりに近い】

魔装偽神の力……無名祭祀書の力……舐めないように……
言いましたよね……最強なんてない……
【そう言い最後の力を振り絞り、剣を相手の足元に向かい投げようとする】
【当たれば、その場所が火の魔翌力による小さな爆発が起こるだろう】
【狙いは立っているバランスを崩し、隙をつくる事だ】
513 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:28:08.92 ID:7wi69wAO
>>508

……

【右手でアッパーを繰り出し顎を撃ち抜こうとする】
【超本気である】

さーどうでしょうかね
確か破壊方法を知っている方は居ると聞きましたが……
俺はお会いした事がないのでなんとも…
まぁ一度城に来て頂ければ明確な情報を差し上げられるかと

【思い出すような仕草をしながら呟く】
514 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:28:28.80 ID:Q.FKvEQo
>>482
>>502

長年付き合ってますからね。
もはや体の一部です。
【少し自慢げに言う】
【確かな手ごたえを感じ、少しばかり下がる、そして、周囲の変化に気づく】

これは・・・宇宙ですか!?
ころころ変わりますね、本当に・・・!
【ゆっくりと倒れる敵、そして周囲の光景、そこから答えを得る】
【幸い、自分たちにまで「真空」という脅威は達していな異事に安堵を覚える】
【きょろきょろ、と周囲の光景を目に焼き付けて】

・・・へ?
【ふと、目の前を見れば、倒れていたはずの敵がいない】
【どこへ行った?というようなテンプレ的な動作をしつつ、入ったのはウィルマの声】

・・・ッ?!
【見上げて視界に入る、ジンジャーの姿】
【くるくると回転する奇妙な動作に、一瞬唖然、そして気づく】
【・・・自分を狙っている!】
くッ・・・!
【とっさに、両手で棒を持ち上げ、それを防ぐ、が】
・・・『重い』!
【蒼女が思っていた以上に、それは十分な威力があった】
【加えられた方向は、上。逃がすべき方向は、下。地面がある場所も、また下】
【よって、その加重は】
・・・くおおおおっ!
【すべて、蒼女の腕にかかった】
【壮絶な力が腕を痺れさせる】
515 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 00:28:41.33 ID:JbZ.uWAo
>>504

(あー……使えるのは左腕左足、右は腕はどうにか脚が死んでるようなもの)
(左側は見えない右は見えるけど遠近感が無い)
(そもそもこのまま落ちたら着地が出来ない)

(気に食わないね、これで終わるの)

【落下しながら己の負傷を省みて、与えたダメージと比較して】
【これでは物足りない、それ以外に思う所も無い】
【ゲームであり、殺し合いでは無い。だから、敵が倒れるだけでは不満が残る】

(………私が殺さなきゃ)

【自分が生存しており、尚且つ一定以上のダメージを与えて勝利する】
【勝利条件を達成出来なければ、自分で満足とは思えない】

【左手の人差指から小指までの四本を揃え、真っ直ぐに伸ばした】
【地面に突き刺して逆立ちが出来る程に鍛え上げた四本の指を、腕ごと腰まで引き付けて】
【落下、番天の横に落ちる、その前に】

しゃあぁっ!!

【下半身による踏み込みの速度は加わらないものの、鍛えた指とその先の鋭い爪】
【それらを合わせた四本貫手を、『番天の左腕の断面』へと突き刺そうとする】
【傷口からその奥の筋肉、あわよくば肺か心臓まで。明らかに、殺す事を目的とした一撃だ】

【回避するのならば、重力が小さい事による落下速度の低さ、重量が乗らない手打ちの打撃の性質】
【この二点に付けこむ形、となるだろうか】
【命中すれば吟雪は、接触の衝撃で落下速度を減衰させ、そのまま地面に横たわる事になる】
516 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:28:51.42 ID:HhsD112o
>>506

……仕方ねぇな

【目をぎゅっと閉じて眉間に皺を寄せて、決断したように呟く】

その質問の答えは事の発端だ
……そもそも、ただ恋人が死んだだけならあそこまではならない。もっと、家に篭るとか、表に出ない方法になっていたはずだ
ああまでなったのは、俺が彼女に殺されそうになったからだ
そのとき、俺が一太刀浴びせたのが原因で彼女は死んだ
そして……彼女を俺を殺そうとしたのは、俺が別れ話をもちかけたから
表面上はそうじゃないと否定してきたが、俺は……本当は彼女が嫌いだったんだ

【先ほどと比べると、かなり早く……まるで早く言い終わらせたいかのように、すらすらと答えを言った】
【彼は表面上はそうじゃないと思い続けながら、心のどこかで彼女を嫌っていた】
【そして別れ話を持ちかけたところで、殺されかけ、怪我を負わせ、それが原因で死んでしまった。殺してしまった】
【だからあんな荒れ方をした、と】
517 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 00:33:07.06 ID:mt2.B8k0
>>505
・・・そりゃあそうだけどな
シオンに会う前にまた会っても仕方ないだろ?

そこら辺が本当に運任せってのがやりきれない思いだ


【返す言葉もあれば返さない言葉もある】
【自分がしたことは言うが・・・下手にこれ以上喋って他に関わっている・・・あの件に巻き込むわけには行かない】
【何処か悔しそうな顔であるが・・・だがそれでも満足しなければならない結果を得た】
【シオン、ミーナ両者に伝達事項と確認を得たのだ・・・これで両者の会う日はそう遠く無いところに来た、と思う】
【そしてこの男は決して自分から撫でられに行く男ではない、あしからず】

ミーナが治療に向かってる間、俺は龍とデスマッチか、体が焦げるように熱くなりそうだな
【冗談めかした声、顔で言っているが・・・】
【到底冗談には程遠い、ましてや笑って言えるようなことでは無いのにこの男は・・・】

………んじゃな、それが解ったならもう俺から言うこと話、さっさと時間作ってjustice行くよろし
【今回成す事は全て成した、と判断したからか彼はこの場を立ち去ろうと動く】
【下らない事だが・・・最後の方はふざけた調子で口調を崩したのは緊張感をほぐすためのものだったのかも・・・】



/お疲れ様でした、短い時間でしたが大変楽しかったです
518 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:37:19.81 ID:hYLuorko
>>484>>498>>509
え?それはちょっと難しいかなぁ…ここじゃちょっと

【唐突な質問に間の抜けた様子で返事を返す――が、杖を握る手が緩んでいないことから、警戒を解いていないことが伺える】
【また、こちらに声を掛けられたことからおよその位置を推定し、そちらにゆっくりと杖の先端を向け直す】

【そして、視界が戻る――急な光量の変化に目を細めながら声の響いた方を確認し――】

(よりにもよって火…!?)

【しかも全身が炎に覆われている――少女の方は意識して無かろうが、「炎使い」の輝夜にはかなり苦しい相手だ】
【このイベントのシステムからして、地力は相手が上――ますます打てる手が狭まっていく】
【だが、下がるわけにもいかない――杖を構え、火の粉と煙の影響を受けないよう距離をとりながら少女を見据える――】
519 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:37:29.34 ID:Uuwg6lAo
>>513
わりっ!!

【そのまま顎を撃ち抜かれ、後ろに仰け反りながら答える】
【結構堪えてるらしい】

つーこんは一応破壊方法は゛ある゛んだな?
向こう城ってアレか?水の国にあるっていう?

【右手で後頭部の髪の毛を掻き毟りながら問う】
520 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:40:27.68 ID:aSinIxAo
>>507

【開放されて、その場に膝を付いた】
【崩れ落ちるような、重力任せの運動】
【肩を上下させつつ、間隔の短い呼吸を繰り返す】

――けほっ ……けほっ ……ぅエ゛……

【怖かった】
【ただ、ひたすら、怖かった】
【毒によって歪んでしまった、心の在り方】
【内部から温かみが殺がれていく】
【思考回路が凍りついたように、同じ箇所をループしている】
【涙が止まらない】【寒い】

はぁ……っ、 はぁ……っ、 はぁ……っ

【呼吸だけでも整えようとして、叶わない】
【遠くの方で呼ばれた気がして、顔を上げる――】

/了解しましたー!

>>511 >>510

【――声の主は、意外と近くに居た】
【顔色は悪く、怪我もしている】【――ともすれば、自分の方が、怪我も少ないくらい】
【とても、人の心配を出来るような状態じゃないというのに】

……ごめん、不甲斐ないばっかりに――

【それでも、駆けてきてくれる老人の温かさが嬉しくて】

さっきは…ありがと…

【ようやく、微笑む事が出来た】
【抵抗はせず、ほんのりと腰を上げて、素直に引かれていく】
521 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:42:38.58 ID:7wi69wAO
>>519

いえ、こちらこそ失礼しました…

【恐ろしく無表情…】

えぇそうです、場所は教団の掲示板を見て頂ければ
では、貴方の方も情報を纏めておいて下さい
そして纏まったら城にいらして下さい、それから交換としましょう

【頷きそう呟く】

それでは俺はこれで…
林檎はまた城に来て頂けた時に戴きます

【振り向き、歩き去った】

/すいません体調が優れないので強引ですがこれで…
/お疲れ様でした
522 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:43:39.94 ID:t.k9p.Eo
>>502>>514

【気がつけばジンジャーは宇宙空間に来てからは…若干、12、3歳くらいの年齢に成長していた】
【わずかにリーチも長くなり…ステゴロなら一撃一撃が当たりやすくなったと言ったところか】

…懐かしいなァ!宇宙用パワードスーツが壊れるんじゃないかって正直怖くて仕方がなかった!
子供のころにこんな経験をするなんて思いもしなかった…この事は真織君にしか話した事がないんだよなぁ…!

【ズドン!と狙撃銃のような一撃が彼の胸を貫く…今度はうめき声一つ上げない】
【ジュウ、と肉の焼ける音がしたが…彼はそれで止まる事はなかった】

おおおおおおおおッ!!!!

【少女の握力では耐えきれまい、その予想通り蒼女は棒を取り落とした、よし、とジンジャーは歓喜する】
【続いてグレートジャンクロボを手に取り…脚をクイッ、とひねり変形させる…その形状は】

コイツで…二人まとめてふっ飛ばしてあげよう!

【見た目はどことなく『く』の字に似た鉄の武器…飛んで帰って来る鈍器、ブーメランだった…彼はその持ち手を持ち振るうだろう】
【まずは通常の剣などの武器のように蒼女めがけて彼女から見て左から斜め下に振り下ろすように振るうだろう、だがそこでは終わらない】
【彼女が避けようが受けようがそのまま振り抜いて…このままブーメランをウィルマの腹めがけて振るう!】
【宇宙空間なら空気抵抗も気にせずに飛んでいくか…?速度は思いのほか早いだろう…】

【――――そしてこの宇宙の中で…さらにぽつり、と空から雫が落ちてくる】
523 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:44:13.42 ID:0IACeOIo
>>511

おかげさまで、外傷はなしよ
【これが現実世界なら財布の中身がズタズタだけどね、と付け加え】

とりあえず止血と……応急的に何かできればいいんだけど、こんなところじゃ何もできないわね

>>520

【ふう、と女性は大きく息を吐いた】
【そのまま地面に崩れ落ちそうになるが、懸命にこらえ、ほほ笑んだ】

生きてて、良かった

【先ほどまで銃弾と罵声をめちゃくちゃに放っていた女性の面影はなく、ただ穏やかな笑みが浮かんでいるだけ】
524 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:47:26.69 ID:.2hvXUQo
>>490(カゲツwith『太陽』) >>493(ヴァルトスラットwith『星』) 
【──すっ、と。半歩、後退】
【刀の切っ先は、ぎりぎり彼の腹部を掠め──黒い衣服と、その奥の皮を一枚切り裂いた】
【じわり、と滲み出したのは、漆黒の血液。致命傷には程遠いが、痛みはあるのか、彼はその傷を『左腕』でなぞった】

 ……ククク……クッハハハハ……
 “咲かせろよ”、もッと……何が潜んでる? 其れが知りたい──

【その左腕は──屍を継ぎ合わせて作ったかのような、全く血の気の無いちぐはぐの腕であった】
【指先を軽く払い、付着していた黒い血液を振り払いながら──カゲツを見て、益々歪な笑みを深めていき】

【同時に、地を蹴って大きく後ろへと跳躍するゴエティア。距離にして、七歩分ほど】
【すると──彼が爪先で蹴ったその箇所を中心に、直径1m半程の、黒く平べったい『渦』が現れ】
【その次の瞬間に──ざンッ、と。まるで、其処だけが消失したかのように、同径の『穴』が空いた】

【その穴をもし覗き込めば、階下──無数に蠢きあう極光色の人型達の姿を眼に捉えられるだろう】
【まかり間違って、その穴に落ちでもしたら──どうなるかは、明白だろう】

 クッハハハ……ほら、ボーっとしてると堕ちるぞ──
 どっちの意味でかは、知らないが──クハハハハハ……!

【高らかに嗤う、邪ノ者】
【それに呼応するかのように──周りの地面も、次々と『穴』が空き始めた】
【あっちで、こっちで、そっちで、次々と──喰らうように、“蝕む”ように──!】


【一方の異貌は──】

 「ン……ぐウ……──ッア゛ァ!」

【どどどドッ──と、多量の石片が、太股へと直撃していく】
【打撲、打撲、打撲──.一つ一つが大した事が無いとは言え、積み重なれば地味に利いていく】
【異貌は、その右足を痛める形で、大きく機動力が削がれはしたが──耐えかねて、その口を大きく開くと】

 「──……ンン゛……ヴォオ、怨──ッ!」

【──轟!】
【直径2mは在ろうかと言う巨大な紅い魔力の砲弾が、ヴァルトスラット目掛けて放たれた!】
【直撃してしまった場合、そのダメージは決して軽からぬものになる恐れがある──】

//続
525 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:47:49.80 ID:j1oaTkYo
>>504>>512>>515
は、はアッ、……かッは、ゲホッ……ぅ、くぁッ……ッは、、
――なンだ、コレ、は……くふ、全く、凄いトコじゃないかッ……!

【倒れたまま上を見て、壁が無くなったからこそ見える外を見据えて、状況を認識して】
【――現在、自分たちが存在している空間は、嗚呼、まるで空の上では無いか!】
【武者震いと寒さと恐怖が相俟って、弱々しく笑いながら、身体の震えが止まらない……!】

【上体を起こして重い身体に鞭打って、剣を支えにしながら立ち上がり、“タメる”番天の姿を視界に収め】
【剣を投擲する光の姿、四本貫手を叩き込まんとする吟雪の姿、レペンスは彼女らの雄姿を確かに視た】

嗚呼……怖い、怖いな、マトモに立っていられやしないッ……!
もう出る幕は無いやもしれんが、私からも行くぞッ、“最強”のボスよ――!

『第U:カムフラージュ』に因る――――

【レペンスは、長剣で虚空を薙ぐ。ひゅう、響く風切り音の後、纏う「冷気」が渦巻いて】
【重たげに地面を這うのではなく、さながら「吹雪」にも似た「風」の如く――】

 ――――“風雪”の発生ッ!!

【冷気、――もとい強めの「白い冷風」が緩く孤を描き、番天の右手方向より襲い掛からんと迫る!】
【「冷風」が到達するのは、光の剣が到達し爆発するであろうタイミングの、その後である。狙いは、体勢の更なる崩壊と】
【吟雪の四本貫手によるダメージを、より深く大きなものとさせること。無論、失敗すればデメリットも大きなモノと成り得ようが】
【決して上手いとは言い難い、“レペンスの「風」”による『サポート』……果たして、如何なる結果を齎すだろうか――!!】
526 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:48:09.08 ID:.2hvXUQo
>>436(ジョシュアwith『月』)


 【──月の遣いの高らかなる謳声を聴いた=z


【ジョシュアが握り締めたタリスマンが、呼応するように、温かい光を帯びるが同時──】

【下階、円形の地面に魔法陣も、天を衝くかのように光を帯びて】
【下階のフィールドを縁取るかのように、光が真円を描いた、その次の瞬間──】

 【──ぼっ】

【光が一瞬にして掻き消え──満月が、新月へと姿を変えるように──】
【あの巨大な円形の足場が、荘厳な闇に覆われていき──塵の一つも残さず、姿を消した】


 「──── − − −  ── −−−−−−−−−! −−−──−−!」


【──それは即ち、異形達を奈落の其処へと突き落とす事を意味する】
【足場の上に乗っていた者達は何の抵抗も無く突き落とされ、階段の一段目二段目に乗っていた者達も、】
【我だけでも助からんとするかのように、互いが互いの足を引っ張りあって──巻き添えを喰らい、堕ちていく】

【地盤と言う支えを失った光の螺旋階段も、それに伴って崩壊していく】
【一段目からゆっくりと奈落の其処へ沈んでいき、ドミノの要領で二段目三段目、次々と闇へと落ちて──】

【月の詩の下。骸は奈落の其処へと、ただ還るのみ──】

//続
527 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:49:06.62 ID:.2hvXUQo
>>C組ALL

 【「──お見事です、ジョシュア殿」】
 【「月と魔弾の担い手は、極光の骸共を奈落へ導いた──」】

 【「──声は未だ届きますか、カゲツ様」】
 【「そして思考の放棄もまた美しきとは言え──私の声は届きますかヴァルトスラット様」】

 【「即ち、このような事が起こり得ると言う事ですが──それが必ずしも良い刻に起こせるとは限りません」】
 【「貴方方が、≪守護者≫よりの声に基づき、それを行使する時──初めて、貴方方の力とな──レte???*」】

【響いていた声が、唐突にノイズによって、掻き消されていく】

 ──あァ? 何をした……何を、遣った

【──ジョシュアの巻き起こした奇跡の有様に、ゴエティアは上機嫌だった貌を歪ませた】
【同時に──ぞわり、と巻き起こる黒い瘴気。それが噴き出すにつれて──】

 【──ざンッ】

【彼のすぐ傍の地面に、大きな『穴』がまた一つ空いた】
【辺りを見渡せばすぐに気付けようか──その『穴』は、至るところに出現し始めている】

 …………お前……何をしたッてンだよ……
 この感じ……不快だなァ……不愉快だ──

 ──堕ちろよ、お前も

【──ぴ、と。鋼の装甲義手が、ジョシュアを指差した】
【すると──ジョシュアのすぐ前方の地面に、突如として『穴』が空くだろう】
【うっかり転落するようなことがあれば、極光の骸たちと同じ結末に──】

 【──蝕まれていく地面。このまま続くようでは、飛べぬものは皆、奈落へ──】
 【次に、奇跡を起こせるのは──誰か。星か、太陽か。或いはその他の方法か──】
 【何も、予言に従うは必ずしもありはしない。運命を翻弄する側に立つというのならば、それもまた──】

 【三つの奇跡、そのうちの一つは既に顕現した。終わりも近い──果たして】
528 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:51:26.86 ID:mIogtyIo
>>517

ま、できるだけ早めに行きます
できれば次会う時が、シオンさんと会ってからになるように

ま、それは仕方ないですよ
むしろ今日会えたことを喜ぶべきではないのですか?
もっと遅れた可能性もありますし
【無視されたことに関してはこちらも受け流し】
【何事も無かったように、何も言ってない聞いてないように振舞った】
【※なでなでできなかったので微妙にふてた!】

面白いですね!故郷の方々はヤワではないですよ?
【冗談に乗るんじゃない】

はい、それでは!
また、会いましょう!
【手を大きく振って、姿が見えなくなるまで見送った】
【それから仔龍を頭に乗せて帰路についた】

/始終レスが遅れ気味で申し訳なかったです
/ありがとうございました&お疲れさまでした
529 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:52:17.20 ID:Kv12YOko
>>498>>509>>518

やっと、だね……遅くて申し訳ないね。

【少女の小さな声に応える様に、苦笑い交じりに呟いて】
【本に突き刺さっていた小さくなった大剣は、本の埋没と共に黒い霧となって霧散】
【杖代わりに突き刺そうと試みた剣は結界に遮られ、切先を削られてしまう】
【が、自身の体重を支えるという目的はギリギリで達成。溶かされながらも杖として利用できた】

【再び唐突に、世界に色が戻る】
【真黒な世界から、突如真っ白な世界が広がったことで、一瞬の立ち眩み】
【余りの眩しさにぎゅ、と瞼を閉じて、目をぱちぱちとさせて】

―――――どっちが、本体なのかなぁ……?

【少女の変化によって舞った火の粉が、黒色の本を焦がしていく】
【その度に少女が苦しそうにしているのを見て、ふとそんな事を考える】
【が、突然戻った色と感覚に戸惑い、今は何も行動に移さない】
530 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 00:55:40.79 ID:8SoGjxs0
>>509>>518>>529

熱っ……!
(炎……! しかも、この熱量は……!)

【鎖そのものは、溶け出した瞬間に霧散するように消える】
【本人の手元に鎖は残っているが、触れていた場所には火傷の跡が走る】

――……でも、これくらいで物怖じしてる場合でも……ないんですよ……

【視界と平衡感覚が戻ってくる。目にこそ疲労はたまるが、高度は乱さない】
【自身と同じように翼を展開した相手を見据える】

……本が火に弱いはずなのに、どうしてこんな力なのかは分かりませんが……
兎に角、本は任せましたっ!
(空中戦……に持ち込む他はない!)

【翼を今一度大きく羽ばたかせ、槍を両手に構え、穂先を相手に向け】
【地上、もとい本棚上に叫び声を残し、ほんの少し後退した後に、相手に向けて突進する】
【衝突も辞さない勢いだ】

【本が弱点ならば、放って置けば妨害するに違いない】
【尤も、その妨害をうまく使えば逆にダメージを与えられそうな気もしないではないが……】
【だが、妨害は自分に被害が出ない程度にやるはずである。ならば、その妨害を妨害した方が得策】
【そして、本が本体でなくても、まともに戦えばダメージを与えることが出来る】
【ここまでが、この少女の考えだ】
531 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:56:54.92 ID:P8eyIYDO
>>516

……、……

【彼の話を聞いてから―――彼女は、動揺を隠せなかった】

【別れ話。恋人に殺され掛ける。一太刀。―――本当は、嫌いだった】

【頭の中に飛び込む言葉は、非情だが、紛れも無い真実】
【正直な、彼の言葉。―――真実を語ってくれた】
【故に、どう答えれば良いのか。再び彼女は当惑した】
【迷った末に、―――彼女は】

……、……ごめん
……今の僕には、どう言えば良いのか分からない

【謝ってから―――】

……、その恋人さんは、貴方を愛していたんだよね
……だからこそ、貴方を殺そうとした

【別れたく無い、離れたく無い相手】
【だからこそ、彼の恋人にとって、残酷な言葉だった】

……、僕の、勝手な意見、だけど

貴方と、恋人さんは




【――――其処まで言い掛けて、彼女は我に帰ると】
【「ごめん、何でも無い」と早口で告げてから】

……ごめん、……そろそろ、帰らなきゃ
……夜遅くまで、ありがとう

【逸れから、そんな呟きを】
532 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 00:57:03.94 ID:AatEy6DO
>>510>>511>>520
【花びらに飲み込まれた青年が、見えなくなる】
【辺りはもとの寂しさを取り戻し、一時の静けさに包まれた】
【が、未だ不穏な空気は消えない】

【彼は何故子供を守っていたのか?そもそもあの子供は何だったのか?】
【子供が変化した蛇は何だったのか?そして青年が譫言のように言っていた言葉の意味は?】
【様々な疑問がある中で、動きがあった】


【ズガアアアァァン!!と、大きな音を鳴らし、花びらの波を打ち崩し、それが飛び出す】
【それは巨大な腕、細く、鋭い爪を持った紫色の腕が、波を掻き分け飛び出し、地面に掌を付く】
【続けて、もう片方の腕も、同じように地面に掌をついて】
【腕の間から、髪の生えた骸骨のような、紫色の頭が顔を上げる】

【下半身が埋まったような怪物が、青年がいたはずの場所に出現した】
533 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:01:21.40 ID:0IACeOIo
>>532

……バケモノめ

【恐ろしく冷たい響きが、女性の口から吐き出される】
【ズパッ、という気味の良い音を立てて、弾倉は水銀の弾を全てくわえこんだ】

【無数の火薬の炸裂音とともに、数発の銃弾がまっすぐに怪物へと向かう】
【能力を付与していない、ただの水銀の弾】
【運動エネルギーをすべて伝える、魔弾】
534 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 01:02:50.54 ID:kJbJFRAo
>>520
何、気にするな。
こんな爺でも誰かの役に立てるってのは、嬉しいもんさ。

【シワだらけの顔をくしゃくしゃに歪めて笑う】
【歩みは、少し危ういものの、距離を取る分には問題ないだろう】
【10メートル程走り、止まる】

ッ……。
コレでダメだったら、蹴るしか無いのう。

【苦笑する】
【見ての通り両腕は刀を振るえる状態にない】

嬢ちゃん。
奴が倒れてなかったら、そん時は頼むぞ。
囮程度にしかなれそうにないからのう。
>>523
かっか!其れは良かった!

【自分を棚に上げて言う】

はは、今にも死にそうな爺なんてほっときゃ良い。
まだ生きてるかも知れねぇだろ?盾にでも何でもしてくれりゃいいさ。

【両手をだらんとぶら下げながら笑っている】
>>532
なんじゃ……ありゃッ……!

【戦慄】
【老人の武器はもはや脚のみ、勝てるか、立ち向かえるか――!?】
【正体不明の化物が、その場に現れる】

カカッ……!カカカッカカカカカァッ――!
コレだ、之が戦場、之が戦闘、之が儂の生きる場所――!

【やけになったようにも見える老人の態度】
【老人は、血をその場にまき散らしながら、かけ出したッ!】

老骨の身には少し余る相手だな、こりゃ。
だが――――ッ!

【踏み込みで地面が抉れる。高速での摺足移動だ】

チィリィェァッッッッ!

【高速での蹴りに気をのせ、飛ばした】
【威力は低いものの、注意をこちらに向けることぐらいは出来るだろう】

来な、化物―――儂が遊んでやらァ。
535 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:04:24.26 ID:V..sz2SO
>>493>>496>>524>>526>>527

…………知って、らっしゃいますか……っ

【は、は、――荒い息を重ねて酸素を得る唇が】
【にぃいいぃ、っと。横に広がる、それはまるで亀裂のように白い顔に横たわる】

仏に。捧げられる花、樒、と言うものがありまして。
その花は純朴な白をした、神木でありながら――

【もしゴエティアが「ソレ」に対する免疫を持っているならば、「ソレ」は発動しないことを、予め明記する】

【じわりじわりと、腹に引かれた浅い線、そこから「軽い不快感」が滲み出るだろう】
【それはまだ、軽い、軽い。けれど後々蓄積されれば厄介なことこの上ない、】
――――――「猛毒」なんですよ、ね…………

【――「毒」、それこそが少女の生み出す刀に込められた「悪意」!】


(……しかし。どうしたモノでしょうね……)
(このままじゃあ、オとす前に私が墜ちる)

【その場に留まったまま――ああそうだ、あのよく解らない文章は……何て言ってたかな?】
【……いま、使うべきかな、と。やはりぼんやりした頭で、懐に手を置いて――少女は静止した】
536 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:06:10.93 ID:b4ECDhgo
>>518

そうですよねッ ぐぐゥ……
一つの概念を極めるなんて、人にはそうそうできないんでしたよねぇ えへへっ

【その体に影響を受けてか、少し口調まで荒くなる】

【此方へ向かってきたがため、輝夜の位置はこの炎霊と化した少女に近い】
【羽ばたきのたび、火花が終わりゆく櫻花のように舞い落ちて】
【火と煙から離れていく輝夜の上に、時折火の落花が襲い掛かる】

>>529
そこまで気付いたなら、もうあと一歩
さあ、どうぞ

【言いながら段々と高度を落としていく】
【本の上に足を、文字通りの火脚を降ろして、火勢が一気に強まった】

>>530
【リライズの思惑とは逆に、地上―その表現が適切かはおいておこう―に降りたった】

【焼けたことで本の面積が減り、ぴっちりと詰まっていた本棚に、隙間ができる】
【そこを利用して一冊本を取り出す】
【燻りだした本で槍の勢いを受け止めると、本は一瞬にして灰になった】

【其処から発せられる煙がリライズの眼と肺を苛むだろう】

がぐ、 はっ……は゛……ぁ

【その場に片膝をついた】

――Retrace - heraldic heiress

【苦しげに唱えられる言葉】
【眼に見える変化は、何一つ無し かといって魔力にも異常は無し】
【依然として炎霊はその荘厳なる翼を誇示している】
537 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:08:50.48 ID:HhsD112o
>>531

……

【愛していた? 愛されていた?】
【自分の思考はそんな答えを弾き出してはくれなかった】
【もしそんな答えが出ていれば、きっとこうはならなかっただろう】
【過去の状況を見つめ返すことなんてもう何百回とやった】
【けど駄目だった。結論はどれも辛いものだった】
【死人に口無し。所詮もう答えは分からない】
【だから──】

(どうだっていいさ、そんなことは)

【そう、思う】

最後まで言っていけよ。また眠れなくなるだろ

【気になったらしく、彼は呼び止めた】
【”また”、と】
【こんな端々にすら、先ほどの話を匂わせる言葉が出てくる】

それから、これは気休めにもならんし、少しおかしな言い方だが……
例え恋人を失い、能力や魔術、更にはまともな身体機能すら失った俺でも、こうやって平気そうな面して笑ってられる
あんたもいつかそうなれるはずだ。”不幸な出来事を、不幸な出来事にしないために、そこから意味を見出せるはずだ”

【今までの中で一番、彼は真面目な表情、真面目な口調で、彼女の方を見ながら言った】
【彼はこれが言いたかったのかもしれない。自分自身の体験を、例え思い出すのが辛いような内容ですら彼女の聞かせたのは、全てはこの言葉を言うためなのかもしれない】
【同じような苦しみを、恐らくは今でも抱えている彼女を、少しでも助けるために】
【最初会ったときと、何ら変わりの無い行動をするために】
538 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:10:49.84 ID:tP0Jagw0
>>522

【成程、少しずつ、頭が回ってくる―――宇宙、パワードスーツ、一応は定義された言葉が、超AIと言う脳髄に沁み込む】
【此処まで来れば、一方的に記憶を魅せられている、という感じは、微塵もしなくなってきていた】
【私達の攻撃が無ければ、闘いの中での記憶の覚醒が無ければ―――私たちが、次のページを、少しずつ捲ってやらないのなら。】
【この男の『歴史』は、きっと次の展開を見せないだろう、何て想う】
【―――……子供は、変なところで聡い】

わわっ、御免蒼女おねーさん!
………面白くって、笑いが……わははっ!!

【蒼女を救おうと、ウィルマは駆け出した―――が、敵と女性の位置関係は、先ほどと変わっていない】
【電撃を使って割り込むには、誤射が不安すぎる。他の攻撃では、届かせる≠ワでが、長すぎる】
【いま、『雲』は、両腕の強化に使用している―――隙を読んで、精密に使わねばなるまい】
【更に、そんな戦闘の思考とは別に、交流≠フ滋味を味わう心から、顔から、笑みが零れて来て―――でも、恥じはしない】
【―――……空気の読める子供は、意外と少ない】

【月面は、存外に明るくて、漆黒のブーメランの冷たく鈍い煌めきは、簡単に捉えられた】
【だけど、其れを回避する余地は、もうウィルマの中に残されていない―――退いたせいで、二人がかりを、崩されるわけにはいかない】

(ああもう、おねーさんおっきすぎて、おにーさんだけ狙うの難しいよぅ……)

…えーい、おねーさん、頑張って避けてね!
わははは……≪雹氷杭≫ッ!!

【両腕に『雲』を纏うことの利点は、直接魔力を送信する効率が圧倒的に翼≠謔闖氓閨A無駄がなく強い事】
【腕を平行に前方に突き出し、魔力の粒子を蛍光の様に迸らせて】【魔力消費しても、どうせ傷付くのは無駄に図太い精神、急激に】
【ウィルマは、凹みだらけのコンパクトな地表を蹴り、尚も疾走しながら―――塊になった魔力を、矢のように射出した】

【にゅるり―――粘土の様に変形した『雲』の魔力は、鋭く固く、長く太い『雹』を、仲良く横に二本並べた形に変化した】
【狙いは、攻撃直後で隙が生まれている可能性のある、ジンジャーの頭部。あわよくば、額から眼にかけてだ】
【急所の集中した頭部を傷付け、運が良ければ致命傷も狙える―――速度も、疾風に押されるように、早い】
【良く見れば、実際に『雲』から、直線状に纏められた追い風…魔力の影響下で、緑の帯として実体化した其れが出ている事が、判るかもしれない】
【但し、『氷杭』の強度は其れほどでもない―――破壊しようと思えば、破壊は可能だろう】

………ぁ、ぎょぁぁぅっ……!!
(…雨=c…此れが有るから、私は安心して無茶を……わは!)

【……案の定、ブーメランは、無常にウィルマの腹部を打ち据えた】【立ってはいるが、指の視えない両手で腹を押さえて、しんと蹲る】
【内部メカニックを損傷し、人間で言う『呼吸』の動作が苦しい―――魔力も、そろそろ残量が危うい】
【こぽり……白い息に、光の粒子がちらほら、粉雪の様に混じっている】

【然し、彼女をそんな無茶に駆り立てた理由は、ただ蒼女の退場を無理にでも防ぎたかったから、だけでは無い】
【『雲』を操り、蒼穹の万象を統べる彼女―――水滴≠フ正体に、自信満々なアタリを付けている】
【但し、其れが意味するところは…まだ、神様にだって判らない】
539 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:11:43.41 ID:ny/3NpIo
>>512>>515>>525

な、っにが・・・・「最強なんて無い」、だァ・・・・ぁア?
ッ・・・“最強”が、無い世界なんざ存在しなねェ・・・・・!
ンなモンが在ったらオレ様ァ・・・どう“証明”すりゃァ良い―――ッ!?

ハッ、つ、まりはァ・・・・このオレ様こそが―――――

【既に周囲の竜巻は消え去り、静かな冬の空と宝石の様に輝く街の明かりが周囲に煌く】
【不思議と残された地面が落ちていくことが無いのは、仮想だからなのか―――】


【何かが爆ぜた、足元―――――右足がゆらりと崩れていく】
【体は自然と右に傾き、吟雪からすれば左の傷口は実に狙い易い体勢】
【拒むものなど何も無かった――ただそれだけが避けられず、そして“キマった”理由】

【深く突き抜かれる番天の体は侵入を拒むほどの筋肉が有るわけでもなく】
【腕から入り、肺を削る形で心臓の一歩手前まで――――】


―――――オレさ、マ、が、ァあ―――“さい、キョぅ”―――――・・・・


【最後の一押しは冷たく、どこまでも彼の味方であった筈の“風”】
【レペンスのサポートは番天の体を左に押し、心筋は目前に在った「凶悪な武器」に押し付けられ】


【――――体内に何か温かい物を感じながら、番天/ボス/彼は背後に倒れて動かなくなった】
【“ボスラッシュ”――D組:番天零 VS 吟雪、天道光、レペンス(仮)】
【このゲームの勝者は正しく挑戦者――――勇者となった三名であった】


【これにて、二度見る事は無いだろう空中の絶景は0と1の羅列に変わって消えていき】
【仮想空間から帰還した勇者達には参加賞の『魔石造りの造花』ともう一つ】

【加工・単独使用等が可能な希少品『風力石』が送られる事となるだろう】
【武具に加工すれば風の属性を、魔翌力を流すなどすれば様々な形で風を使役することが出来る4cm程の石くれだ】
【見た目は道端のものと変わらない為保管には注意が必要だとか――――場合によっては売るのもまた選択肢の一つである】

/というわけでやや強引ではありますがこれにてお開きとさせて頂きます
/基本的に返レスが遅かった事、お詫びいたします。皆様お疲れ様でしたー!
540 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:14:22.41 ID:aSinIxAo
>>523

……ごめん、ね

【目は合わさず、バツが悪そうに小さく謝った】
【真っ先に生存を諦めてしまった事、心配を掛けてしまった事】
【毒のせいには出来ない――、女性もまた、毒を受けていたのだから】
【これは、自分の心の弱さの問題】

【――全部終わったら、問題を除かなくてはならない】

>>534

……私、…?

【「そん時は頼む」と言われて――無理だ、と思う】
【少しは落ち着いたものの、まだ怖い――】
【――明確な返事は出来ずに、声を濁らせて】

>>532 >>533

――――ぅ、わ…

【飛び出してきた怪物】
【助けてくれた老人は、真っ先に行ってしまった】
【どうしたらいいのだろう――】

【――なんとなく青年のような気がしたものの、断定はしなかった】
【違う可能性もある】【ならば、毒の効果も薄れる】
【まだ、立ち向かえる】

【一人で逃げるなんて、そんなことは――しなくていい】

(私にはまだ、戦う力が残ってる…! 何だってできるんだ…!)

【武器を取りに、ハンマーの転がる場所まで駆け出した】
541 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:16:05.28 ID:/Xd6yaYo
>>496,524,526,527,535

・・・えっ、あの異型軍団・・・合体して上って来ていて・・・ッ!?
【ジョシュアの言動によって、それに気づいた彼――】
【螺旋階段があった方向を見るが、良くは見えなかったようである】
【また、それが奈落の底へと落ちたことも、すぐには知ることが出来なかった】

しまッ・・・
【そして、それに気を取られていたため・・・放たれた、紅い魔翌力の砲弾への対策が遅れてしまったッ!】
【無論、回避を、防御をせねば、どうなるかは彼が一番分かっている――】

【此処は人工の場・・・自然物は無に近いッ!】 【彼は、焦っている】
【少ない溜めでかわさねば・・・最悪、死だッ!】 【たとえ仮想でもだ】
【どうすれば・・・あれをどうにか出来るんだッ!】 【死にたくないッ!】

【ふと、蝕まれ行く地面へと焦点が移る】
【"わざと落ちれば"――回避を求められる今を凌げるか?】
【行動を起こすまで、そう、時間はかからなかった――】

鎧装纏――[空気の鎧]、アァ〜ンド・・・龍翼腕[リュウヨクワン]!
【素早く星を口に加え、空気の鎧を全身に纏うと――近くに開いた、穴へ飛び込もうとするッ!】
【完全に回避できず、両脚へ大きなダメージを負ってしまうかもしれないが、直撃は免れようというのだろう】
【この極限状態、彼は自分を失ってしまったのか?】

【――否、彼は龍だ、そして鳥でもあるのだ】


(んん〜・・・あの穴・・・その辺にポコポコ空いてやがる・・・・・・)
(床を飲み込んでゆく癌性プチブラックホールみてェーだぜ・・・ん、ブラックホール・・・・・・)
【彼の腕は、先程――鳥のように大きな翼へと変化していた】
【それを用いて、落下しないようにと羽ばたいている】
【そして、もやもやと考えていてふと・・・何かに気が付く】

(ブラックホール・・・宇宙・・・星・・・・・・) (予言でそれらしきことも言っていたような・・・)
 (・・・・・・やって見る価値はある)
【口に加えた星――それへと、"念じ始める"】

(星は無数の輝きと無数の暗黒――光は闇を照らし、闇は光を蝕まん) (それは、対となる存在の両方が存在する存在)
(――星よ、俺へと力を貸して欲しい) (闇を光で照らし、そして蝕むモノを止めて欲しいッ!)
【どのような効果が発揮されようと、彼は――地面へ戻ろうと、奈落へ鮮血を落としながら動く】
542 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:16:34.75 ID:hYLuorko
>>529>>530>>536
【はっきり言って輝夜の攻撃は全般的に相性が悪い――】

わっ…と!
(どこで…どのタイミングで仕掛けてくるかが問題です)

【降ってくる火から時には数歩下がって身をかわしながら輝夜は伺う――自分の働けるタイミングを】
【とりあえず一つのカギは本、だろうか・・・?
アレが普通に燃えるのなら、輝夜の扱う(少女自身への効き目が期待できない)炎をアレらに放つのは戦術として利用できるかもしれない】
【構える杖は地面とほぼ並行――槍の構えに近いものとなっている】
543 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:17:36.08 ID:CyTdWgSO
>>539
最強でなくても……貴方は充分……つよ……
【そう言おうとした瞬間、彼女の限界が来て】
【意識は暗闇に落ち】
【姿もボロボロになった最初の姿になり倒れた】

【そして彼女は現実へと帰還した】

/乙でしたー
/楽しかったですー
544 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:19:51.09 ID:/Xd6yaYo
>>541
/すみません、間違って投稿してしまいましたので、一旦無しで
545 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:20:24.25 ID:/Xd6yaYo
>>544
/ボケましたすみません、間違って投稿していませんでしたので、このレスは無かった事に
546 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:21:07.79 ID:AatEy6DO
>>533>>534>>540
【女性の、弾丸】
【老人の、蹴り】
【少女の、それでも戦おうとする思い】

【それら全てが、怪物に向かい―――】
【虚しく、擦り抜けた】

【攻撃を無効化した?そうではない】
【元より、怪物には実体そのものがないのかもしれない】

【怪物は嘲笑うように大口を開ける】
【口の中には、気絶しているのか目を閉じた青年の姿】
【口の中に張り付けられるように、半ば取り込まれるような状態の青年を見せ付けるようにして】

【不意に、文字には現せられないような笑い声が響く】
【聞いてるだけで何か不安になるような、そんな笑い声を響かせながら】
【青年もろとも怪物が消えていく】
547 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:23:47.07 ID:0IACeOIo
>>534

無茶しちゃダメよ! 命を粗末にしないで!
【ギリ、と強く歯をかみしめ、女性は言う】


>>540

謝らなきゃいけないのはこっちよ
偉そうなこと言って、私も足が震えてたんだから
【くす、と笑みを浮かべ、女性は言う】
【彼女が恐怖に打ち勝てたのは、ただ「楽しかったから」】

>>546

【女性は、目の前で起こる光景に思わず笑みを浮かべる】
【あろうことか、自分のとっておきがすり抜け、気味の悪い笑い声が響き、消えてしまったからだ】
【くつくつと笑い声をあげ、心底愉快そうに女性は笑った】
【常識の外の世界を見ることが、彼女にとっては何よりもうれしく、面白かった】
548 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:24:31.36 ID:Q.FKvEQo
>>522
>>538

くッ・・・!
【痺れた腕では、棒を拾い上げることさえままならない】
【光線を受けても、ほとんど動じることない彼を見て戦慄する】

(痺れが取れるまでは・・・まともに戦えませんね・・・)
【ぎり、と軽く歯を軋らせ、再び入るウィルマの声】
【避けるために、あるいは巻き込まれないように、背後に飛ぶ】
【しかしここは月面、はるかに重力は小さく、ゆえに跳躍は高くなり】
・・・あれっ!?
【予想以上の高さを得て困惑した後、そのまま地面に倒れる】

むむむ・・・!
【唸りつつも、すぐに体勢を立て直し立ち上がる】
【腕の痺れは、まだ取れない】
【しっかりと地面を踏みしめると、降り注ぐそれに気づく】

・・・雨?
【何かの前兆だろうか、少しそんな思惑をめぐらせる】
【しかし、いまは後回しだ。再び走り出す】
549 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 01:25:16.29 ID:kJbJFRAo
>>540
頼むぞ――!

【蹴り足で気弾を放ちながら叫ぶ】
【期待しているのだ、少女が戦力であることを】

>>546
何……!?

【消えていく怪物を訝しげに睨みつける】
【体の緊張は解かず、腰を落している】
【満身創痍で有りながらも、油断はしていない】
【視界が振れ、失血で体が揺らぐ】
【それでも、意識を無理やり保とうとしている】

>>547
はは、ありがと嬢ちゃん。

【哂いながらも、緊張を解くことはなかった】
【用心深いのだ、この老人は】
550 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 01:25:27.07 ID:JbZ.uWAo
>>539

………ああ、温かいや。リアルだね

(本当にリアル、味もそうなのかな)
(血の味とか肉の味とか、そんなものまで再現されてるのかな)
(痛みも臭いも再現されてるし、多分そうなるんだろうな)

【深くまで突き刺さった腕に伝わる、人間の体温】
【それより幾らか高い平熱を持つ生き物は、地につくまで思考を巡らせ続ける】
【一瞬で、長く永く、走馬灯のようにぐるぐると】

(聞いてみたいな、あの人に。何処かで、ゆっくりと)
(腕が落ちた時、どう思った?心臓を刺された痛みって、どんなの?)
(体の中に腕が有る感触って、表現出来る?それが抜けていく時は?)
(それと………何が見えた?)

(最期に)

最期に、何が―――

【世界が、アナログでは無くなっていく】
【ワンクレジットでエンディングまで到達出来た、それを喜びつつ】

―――ああ、これか

【ぐしゃ】
【受け身を取れぬまま、二進数に頭から叩きつけられた】
【暗転する視界の中に浮かぶのは、アーケードゲームではおなじみ】


            【≪GAME OVER≫】


【シミュレーターから出て来るのは、灰色のローブに身を包んだ細身の影】
【参加商を受け取って、だが意気揚々とは言わずに会場を後にする】
【「プレゼントにでもしようかな」。自分が使うには難しいかも知れない小石】

【『どちらに』贈ろうか、また思考を巡らす要因を見つけて】
【疲れた頭を休ませる為、ふうと一つ、溜息をついた】


/お疲れさまでしたー
551 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:25:52.26 ID:123WYqso
>>524>>526>>527>>535>>541

や、やった……
これで正解だったんだ……よかったぁー……

【ジョシュアは、奈落に落ちて行く異形達を見てホッと胸をなで下ろす】
【しかし、脅威が一つ去ったとはいえまだまだ倒すべき相手は残っている】
【意識を引き締めて、次の行動を取ろうと思った其の瞬間】

――え?わ、わ……!お、落ち―――

【自分の立っていた足場がポッカリと消失し、其の穴に小柄な体躯はスッポリと入ってしまう】
【下は奈落。一度落ちたならば、翼無き者は抗うことも出来ずにゲームオーバーとなってしまうだろう】
【背筋に氷柱を差し込まれたような悪寒。安堵から一転し絶望への急降下】

【掴まるものはなく、当然ジョシュアを助けに差し伸べられる手も無い】
【絶体絶命か?諦めるしか無いのか――否。ジョシュアの目は、死んではいなかった】

(……前も、こうやって途中でゲームオーバーになって……)
(いつも、いつも僕は――皆に迷惑かけてばかりで……)

【思い返すは、前回のイベントに於いて力を使い果たしゲームオーバーとなった記憶】
【フラッシュバック。痛烈に叩きつけられるは、自分が皆の荷物にしかならないという現実】
【其れを受け入れていいのか?自分は弱者のままで、誰かの負担にならなくては生きられないのか?】

……そんなの……――――やだ……!

【不幸な現実など、吹き飛ばしてしまおう】
【ジョシュアの夢は「何事もなく過ぎる平和な世界」を生きること】
【其れすらも許されぬ境遇にあるジョシュアは、強くならなくてはいけなかった。跳ね除けてしまえるだけの力が必要だった】
【故に――こんな場所でただ終わるなど、許すことなど出来るはずもない】

/続きます
552 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:26:29.98 ID:Kv12YOko
>>530>>536>>542

どうぞ、って言われても――――んー……。

【困った事に、その後一歩に気付いていない】
【本に被害が行けば、本体にも何らかの被害があるのはわかった】
【であれば、一つ一つ確立を潰すのも煩わしい物である】

【然し、>>530の叫び。任せたと言われれば、任されざるを得ない】

【切先の潰れた右手の剣を適当な場所に捨て、両手を左右に広げる】
【と、自身の左右、両手の先に黒色の魔翌力が集まり始め】
【2m程の大剣、先ほど本を貫いたそれが二本、≪精製≫】
【確りと両手で握り締め、ソレを足元の本に無作為に突き刺そうとする】

【謎の詠唱、変化の見られない周囲に疑問を覚えはするも】
【今は気にしている場合でもない。兎に角、本を攻撃する事に意識を向けて】

【唯一気懸かりなのは、何故本に被害が行きかねない火の力を行使していると言う事】
【理由は判らないが、何か特別な意味が込められている気もする――】
553 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:26:54.62 ID:123WYqso
>>524>>526>>527>>535>>541>>551

【ガシン――ガシン――。肩部の魔道補助ユニットから数度機械音が響き魔力波長が変化する】
【魔術補助ユニットに亀裂のような複数の線が走り】
【金属音と共に各部位がスライド――細長い槍の穂先を彷彿とさせる形状を取ると、その断面から純白の魔力光を放出した】
【其れは宛ら――天使の翼。羽のような残滓を無数にばら撒きながら機能を起動させる】

                 【<Assault−Angel>……別称<CarlMaria von Weber Mk-U>強襲形態】

【背からジェット噴射のように魔力を放出することにより高速飛翔を可能とするモードで在る】
【だが反面小回りは効かず、更に魔術構成のバランスも著しく乱れる奇襲仕様の形態】

……くっ……うぅぁ……――――!

【体内に存在する魔力を湯水のごとく推進力に注ぎこみ】
【身体を襲う強烈なGにより激痛を感じながらも――ジョシュアは奈落から回帰する】
【羽毛のような数多の魔力残滓を撒き散らしつつも、全身を襲う負荷と多大な魔力消失に表情を顰め腕を痙攣させ】
【震える銃口を、異貌の上方約4m程の位置でホバリング飛行を行いながら――ピタリ。と真っ直ぐに向けた】

<状態表示>
【『Salamander』Lv.1<Seed of Flame>×1 (残弾45/50)】
【『Salamander』Lv.3<Volcanic Shell>×2(残弾10/15)……展開数3/8】
【レール形成:本数4/8】
【軌道選択・左右屈折→任意タイミングで発動】
【解凍率表示】
【『sylphid』Lv.5<Phoenix Wing Wind Blast>-99% <Volcanic Shell>−99%】
【拘束術式解放――<Volcanic Shell>】

【銃口から放たれるは、二発の紅色の魔弾。それらは不可視非物質のレールを滑走して異貌へと向かう】
【軌道は大きく迂回するようなルートから――異貌を左右より挟みこむようなもの】
【ヴァルトスラットの攻撃により機動力を減少させた異貌。それに対して取った「攻撃」は――左右よりの同時任意爆撃】

【異貌の左右を魔弾で挟むことに成功したならば、即座に命令を下し内包された『爆炎の中級魔術』を発動させる】
【成功したならば、異貌は左右よりの爆風で圧潰するような強い衝撃と共に爆炎のダメージを受けることになるだろう】
554 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:28:19.33 ID:123WYqso
>>553
/【『Salamander』Lv.1<Seed of Flame>×1 (残弾45/50)】
/これは無しです
555 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:30:05.69 ID:8SoGjxs0
>>536>>542>>552

【思惑と外れた方向に動かれると、標的を見失ってしまう】
【空中で突き刺した本の感触はあるものの、下に下りた相手を捕捉するのに時間がかかり】

下っ……げほっ、ごほっ……

【思わず噎せ返る。涙が浮かぶ】
【これでは、詠唱すら満足に行えない】
【かろうじて煙の範囲内から後退して逃げるが、地味にダメージは大きい】

(……止まった?)
(それも本の上……弱点のはずなのに、何故?)

【左手で目を擦りながら、眼下の相手を眺める】
【本への攻撃でダメージを与えることが出来ているのは、大体わかる】
【それなら何故下に下りたのか】
【余計に思考を重ねるが故に混乱が加速していくが、それでも言葉は聞こえる】

(……攻撃のチャンス? 或いは……)

【一抹の不安が過ったものの、相手、及びその足元にあるであろう本目掛けて急降下】
【勿論、槍の穂先を前面に構えている】

(……この判断、間違ってたら御免、みんな……)

【不安と共に過っていたのは、自身がボスとして参加した時の記憶】
【動きを止めての詠唱――――その目的が、一致していないことを祈って】
【注意喚起を、しなかった。この判断が吉と出るか凶と出るか――】
556 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:35:36.67 ID:aSinIxAo
>>549

ぅん……――って…

【擦り抜ける、老人の蹴り】
【思わず怪物を直視する】

>>546

……っ

【怪物とは距離があった】
【青年は取り込まれているように見えた】
【だから、感じた恐怖は、それ程でもなかった】
【――びくっ、と跳ねはしたものの。】

…………

【ただ、不協和音にも似た気味の悪い笑い声は、動きを止めるに十分で】
【ハンマーに伸びた手も、結局は拾いきれずに引っ込められた】

>>547

うぅん……
貴女は……、強いヒトだよ
私なんかより、ずっとね…

…最初見たときは、手が震えてて
大丈夫かな…、なんて思ってたんだけど…

……私は、みっともないところ見られちゃったな

【一度、反省するような表情を見せた後】
【第一印象を正直に話して、苦笑した】
557 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:36:08.83 ID:P8eyIYDO
>>537

【また、と言った彼に対し、ぐっと唇を噛んで】
【視線を逸らしながら】

……言わない方が、良い

此の言葉は……貴方も、彼女も
全て否定する事に成る

【要するに―――只の、暴言だと。否定して、拒絶する言葉に過ぎないと】
【二人を傷付ける、非情な言葉。口にしてはいけない、したく無いと彼に告げて】
【いつの間にか、橙から虹の様な色合いに変わった瞳を細めて】

……、……っ

【彼の言葉に、ぴくり、と身体が震えた】
【彼女の脳裏に過ぎる、様々な人物】
【そして、今の彼女の状況。何だか、全て見透かされている様な気がして】
【小さく、弱々しい笑みを浮かべた】

……、……ありがとう

【少し、躊躇ってから。そう返答する】
【黙り込んで俯き、髪で表情が見えなく成る。】
【逸れでも―――、両手が震えていた為、戸惑い、迷っているのが分かるかもしれない】

【そして、彼女は】

【全てを、曖昧に暈かしながら―――背を向けて、その場を去ろうとする】
558 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:36:15.83 ID:j1oaTkYo
>>539
―――……終わった、みたいだな……
個人的にはとても楽しかったよ、ボス。楽しい時間を、どうも有難う

【カチン――胸前にて、震える両手でニ剣を交差させ。最初と同様、深く一礼を為した】
【外を見遣れば、既に見慣れた空は無く。見えたのは、ディジタルを構成する、二つの符号】
【見えなくなっていく仮想空間に別れを告げ、視界を覆い尽くす暗闇は、ともすれば安らかな眠りに落ちるかのようだった】

……死ぬ感触は、中々味わえないだろう、……ね

【そう呟けば、やがて何も見えなくなる】


/(仮)が付いていて貴方の包み込むような壮大なる優しさに全俺が涙した
/皆様、本日はお疲れ様でした!本当に有難う御座いましたー!!
559 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:37:15.00 ID:aSinIxAo
>>556
/ご、ごめんなさい!蹴り、でなく気弾に訂正します!
560 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:39:17.33 ID:AatEy6DO
>>547>>549>>556
【笑い声を響かせながら、怪物は完全に消えた】
【やがて、怪物が消えると同時に笑い声も消える】

【横たわる大蛇達も、辺りの嫌な空気も全てまっさらに】
【後はただ、ひたすら寂しさだけが残った】

【何やら、後味の悪い最後であったが、これで戦いは終わった】
【三人の、勝利と言う形で―――】

/長々と乙でしたー
/ドロップアイテム等は後ほどイベントスレに書き込んでおきます故ー
561 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:42:23.11 ID:0IACeOIo
>>549>>560

【女性は崩れるように座りこむと、大きく息を吐いた】
【これほどまでに、危機を感じたことはない】
【ある種の達成感も相まって、女性は軽く呆ける】


>>556

【しまった、といったように、女性の顔が曇る】
【手の震えを見られていた】
【歓喜に打ち震える様を、みられていた】
【それだけでも女性は、顔から火が出る思いであった】

/乙でした―
562 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:43:35.01 ID:HhsD112o
>>557

【ふむ、と彼は一言唸った】

まぁ、言いたくないならそれで
別に他人の拒絶は怖くないがね

【無理に聞き出しはしないし、抑えさせもしない】
【ただ自分がどうなのかを伝えるに留めた】
【これが彼の常套手段。引きも押しもしない方法】

……手を差し伸べても、掴まない人間の何と多いことか
いつだって誰かが居てくれて、いつだって救いはそこにあるのに

【ぽつりと、去りゆく彼女へと呟いた】
【そこには彼が思う現状の全てが詰まっている】
【自分は手を差し伸べているが、それは掴まれない、と】
【救いが無いわけじゃなく、見えていない、掴んでいないだけだ、と】
563 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:43:58.89 ID:b4ECDhgo
>>542

Piled Evoke - ingle

【再度翼を大きく振るうと、再び飛び上がる】
【火力はさらに上がり、近づくだけで火傷になるほど】

【にも関わらず、本の出す煙が弱まっていく――? 本を取り囲む結界が、熱を反射し始めている!】
【地上へと向かう熱気は行き場を失い、本棚の上を徐々に徐々に熱板へと変えていく】

>>552

悩めば悩むほど、ハードルは高くなるのに……

【今度の一閃は、あっという間に掻き消された】
【本の結界を削ることすらできずに、ただ刃が消えゆくのみ 抵抗がまったく無い】
【陳腐な喩えだが、熱したナイフでバターを裂くよう この場合はバターをナイフに押し付けることになるか】

【この本の防御性――明らかに”成長”している】

>>555

咳って辛いですよね、私も経験がありますから分かります
こう、誰かに抱きついて、背中をさすってもらいたくなりますよね……

【暴力的熱量を湛えて、本棚よりほんの数メートル上空で待ち構える業火】
【ただ何もせず、待機する】

おいで、リライズちゃん

【それだけで、十分な反撃行動になっていた】
【近づくだけで、皮膚が焦げる 槍が届く頃には、血液が沸き立つ】

【在るだけで他を傷つける――化け物だ】
564 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 01:44:05.30 ID:kJbJFRAo
>>556
なんなのかね……。

【不思議そうな表情で、つぶやく】

之で、終わりなら誠に重畳なんだが。

【ふらつきながら笑っている】

>>560
終わり、か――。

【そう判断すると】
【べちゃり】
【血溜まりに沈み込むように崩れ落ちた】
【一気に気が抜けたようだ】
【体を転がし、仰向けに大の字になり】

久々の死線――、楽しかったぞ。

【表情にあるのは、笑みであった】
【バトルフリークの老人はどこまでもこの戦いを楽しんでいたのであった】

カッカッカッカッカッ!

【老人の陽気な笑い声が、舞台の寂しさを払拭するように響きわたっていた】

>>561
かか、楽しかったのう、嬢ちゃん!
いや、ライシュッツ。

【血溜まりに横たわりながら、視線を向けて笑った】
【名で呼ぶと言うことは、老人が名を呼ぶに値する武人と判断したからであった】
565 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:48:52.27 ID:Khz/MQoo
【路地裏】

【月明かりも微細な薄暗い空間に1人】

【艶やかな黒い髪、黒い瞳。不健康そうな白い肌だけがいやに浮かび上がっている】
【黒の靴、黒のシャツに黒のコート。闇に溶ける様に全身を黒に包んだ青年】

全く、やるなら上手くならなきゃ…、ね?

【青年の周りには誰もいない】
【青年の周りには何もない】

【小石一つ転がっていない。ゴミ一つ落ちていない。塵一つ舞っていない】
【不自然なまでに不自然な野外。まるで全てが無くなってしまったかのように何も無い】
566 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:51:40.26 ID:aSinIxAo
>>561

【唐突に変化した女性の表情】
【普段なら興味が湧くのだけど――、いまは精神的にキツイ】
【今度会ったとき、聞いてみようと思いなおして】

>>564

……そうじゃないと…、私は困るよ
要のお爺ちゃんが、ボロボロだもん

【洒落にならない――と、苦笑を浮べて】

…またね、お爺ちゃん
もしまた会えたら、その時は、もっとお話しようねっ

【ハンマーを担ぎ直して、歩き出す】
【毒は消えていないものの、発症原因が居ないために、普段通りの快活さ】

>>560

…………改めて見ると…、やっぱり、寂しい場所――

【ゆっくりと、周囲の廃屋を見渡した】
【――全部見覚えの無いもの。見覚えの無い曇天】

ここは、どこなんだろう
星も見えない、なんて……

【一応、網膜に焼き付けた後】
【不思議そうに呟いて、仮想空間からログアウトを果たした】

/わー!お疲れ様でしたー!
567 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:52:41.21 ID:t.k9p.Eo
>>538>>548
【足がふらつくのが分かる、流石に『女性二人』がかりはあまりにハードすぎたか】
【あまりに急なオファーだったため結局は間に合わなかった…本気の自分を用意する事が】

(ああ、なんとも楽しい物だ、君たちとの戦い…こんなにも充実感を感じている
素晴らしいぞ君たち、か弱き女性の身でここまでやるとは…実に素晴らしい)

(…それだけに、『肉体』のほうが持たなさそうなのが残念だ、不甲斐ないボスで申し訳ないな)

【雨が降り始めたのは…空が変わっていくから】
【そう、ウィルマの予想は当たり…空を覆っていくのは『雨雲』…空をまた別の世界が覆っていく】


【雨の世界は悲惨な光景が広がっていた】
【何者かに襲われ、ジンジャーの家族たちが戦いをくりひろげ終えた後の世界なのだろう…】
【戦いに巻き込まれ民間人が血を流して倒れたまま動かない、雨にぬれているのに…動かない】

【橙の髪の男の傍でジンジャー少年が男の肩をとり、力なく揺さぶる】
【少女の亡骸を胸に抱き、ずぶぬれになっても傘すらさそうとしない父に言葉をかけている】

「…レスカ…戻ろう、オレたちの家に…雨宿りしないとカゼ引いちゃうよ…」

「…この雨は僕のために降っている、そんなことを言わずありがたく濡れて行こう…
この雨は…悲しみを洗い流すために降っている、紳士たる者常に気丈にあれ…悲しみは、涙は…洗い流せばいい」

【ジンジャーは思いだす、顔面を雨で徹底的に濡らした父は…しかし目が赤く充血していたのを覚えている、あの日一度だけ見たあの目を】

【現在のジンジャーは降り注ぐ雹に対し警戒し…しかし一撃目からキツイ電撃を受けすぎた、もはやまともに回避するだけの体力がないのだ】
【こちらからみて右の雹は頭を左に寄せれば避けられそうだが左の雹は…防ぐしかない】
【ゆえに左手を拳を握ったまま前に手の甲を差しだすと…ぐさり、と左腕に突き刺さったが頭には当たらなかった】

…宇宙の戦いすら違うなら…初めて『悲しみ』という感情がこの世にある事を知った日か?
紳士たる物…涙を見せるな、雨で洗い流すか…仮面で隠せと教わった日か…オレは後者を選んだな

…この辺りかもな、オレが初めて…紳士も完ぺきではないと知った時か

【手に戻ってきたブーメランが…再びチェーンソーに変形を行う】
【そして…ついてくる蒼女に自分を追わせながら彼はウィルマを追いそのチェーンソーを向けながら走り近づいてくる】
568 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 01:54:30.83 ID:0IACeOIo
>>564

ええ、本当に楽しい戦いだったなぁ……
【恍惚の表情で、女性は言う】
【この女も戦闘狂だ】

あら、名前、覚えててくれたんですか?
【心底意外そうに】
花城さんも、無茶ばっかりするんですから
【恐怖に飲み込まれる前に左腕を傷つけたことに、女性はまだ釈然としていないようだ】

>>566

それじゃあ、縁があれば、また


女性は軽くウィンクをすると、仮想空間から消え去った

//すいません、限界臭いんでおちます。おつかれさまでしたー
569 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 01:55:09.37 ID:P8eyIYDO
>>562

―――――――――……

【速足で草原を歩きながら、彼女は】

……、……

【頭の中で再生される彼の言葉が、自分を支配した】

(――――不幸な出来事を、不幸にしない為に)
(自分が、意味を見出だす時)


【やがて、歩みの方向を変え、一度立ち止まる】
【彼女はやや躊躇しながらも、決意した様な表情を浮かべ】
【恐る恐ると言った足取りで、確かに地を踏みながら、或は幽鬼の如くふらりと歩き始めた】
【向かう先は、“墓地”】
【死んだ友の、墓の在る場所】



【「何時か、意味を知りたいと思った」】

/お疲れ様でした!遅くまで、ありがとうございました…!
570 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:55:17.66 ID:hYLuorko
>>563
・・・!
(何か変――本の様子が――!?)

【腐っても熱使い、その辺りの認識は迅速だ】
【ならどうする?下手に燃やそうと試みるのは逆効果だ・・・やはり抑えるなら「熱源」の方――】
【――とりあえず。杖を頭上、熱源たる少女のいる方向に向け、】

塞いで、≪オルバースクリーン≫!

【その術式を解放――杖と垂直な平面上に巨大な円盤状の赤い障壁が展開し出し、少女が地面に放つ熱を遮断していく】
【ちなみにこの障壁は本来は短く炎を噴いているのだが――今回に関しては目的や相手の能力を考慮して最小限まで火力の方は抑えている】

『――』

【そして、炎舞い散る音の中聞こえるだろうか――赤い傘の下、輝夜が唱え始めたさらなる魔術に――】
571 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 01:56:05.20 ID:kJbJFRAo
>>566
【血溜まりの中で笑う】

応、また逢えたら、嬢ちゃん。

【ニヤリ、と老獪な笑みを浮かべて少女を見送った】

>>568
ああ、これほどの戦いはそうそう楽しめないだろうさ。

【嬉しそうに、言う】

覚えてるさ、儂はまだぼけちゃいねぇからな!

【カッカッカッカッカッ!と豪快に笑う】

どうせ後20年くらいで死ぬんだ、ちょいと無理しても、大丈夫さ。

さて――、儂も行くかね。

【そう呟くと老人もログアウトしていった】
572 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 01:56:36.43 ID:kJbJFRAo
//めっちゃ楽しかったですッ!お疲れさまでしたッ!
573 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:01:20.30 ID:HhsD112o
>>569

【その後──】

はぁ……ま、やれることはやった。知恵も与えた。それ使ってどうするかは彼女次第、か
大人が子供見てやきもきする気分が良く分かるぜ

【独りになった草原で、カツン、カツン、と音を響かせていた】

……相変わらず、誰も救えねぇな。救えるわけがねぇんだが

【彼女の前では冷静で居た。そうするしかなかった】
【泣いても、怒っても、叱っても、彼女の傷は癒えない】
【どれだけ自分が助けてやりたくとも、そんな気持ちとは関係無いのだから】

不幸な出来事を、不幸な出来事にしないために、意味を見出す、か
我ながら良い指針だな……♪

【それでも彼は笑う】
【こうやって自分で自信をつけて、一人で立てるようにするために】

//お疲れさーん
//やっと絡めてよかったぜー
574 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:03:34.88 ID:Kv12YOko
>>555>>563>>570

【二度目の攻撃。本格的に攻撃の意図を持って振り下ろされた二つの斬撃は】
【然し、結界に受け止められ、刃を削り取られるだけに終わる】
【結界を貫通することすら出来ず、平らになってしまった両大剣をぽかんと見詰め】

――――――さて、詰みが見えてくるかな……?

【周囲が熱を帯び始める中背中と頬を流れる冷や汗】
【本に対する直接攻撃は最早無意味】
【接近を試みたリライズも、恐らくこの熱の中突貫は不可能だろう】
【近接攻撃も駄目、本を狙うのも無意味】
【選択肢は一気に狭まり、現状で何が出来るかを必死になって考える】

(見えてこない、結界が成長している? 直接触れることも叶わない、か……)
(魔翌力、熱、本――数で攻めるか、物量が? 質量の無い攻撃なら、或いは―――)

【相手は熱。本を攻撃できないのは結界の効果】
【然し、少女自身に結界を張る能力は無い筈だ】
【故に、と。ルシアは確証も持てないままに両手を広げ、小さく口を開く】

【ルシアの足元に、本とほぼ同色の黒い魔方陣が展開される】
【何らかの行為の予備動作。隙だらけである事もまた、間違いないか】
575 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:07:19.31 ID:ks.GMI2o
>>565

……………………

【そんな青年の遥か上、路地裏に面した建物そのバルコニーとも言えるような場所から】
【空に輝く月とは別に、小さく輝く金色の光が2つ青年を見下ろしている】
【月の逆光からかその姿は掴みづらくただその目の光のみが暗闇に浮いている】

(何かおかしい……?)
(いまいち分からないですね、違和感の一歩手前とでも言いましょうか)

【独り言を呟くでもなくただ監視するように】
【空と地の中間から瞳は見つめている】
576 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:07:24.69 ID:8SoGjxs0
>>563>>570>>574

【本能的に危険を察知したのか、相手より更に手前でブレーキをかける】
【――これ以上突っ込んだら、身がもたない】

げほっ……背中を……げほっ……譲るのは……貴女じゃない……!

【煙と熱で肺がやられている】
【同じように、目へのダメージも酷い】
【皮膚の火傷も面積を増しつつある】
【それでも、虚勢を張る】
【これ以上突入できない悔しさを押し隠して】


【だが、その勢いとは裏腹に、本棚へと落下し始める】

――――えっ……!?
(な、何で……!?)

【あまりの熱量に、翼が融け、掻き消えていた】
【同じように、槍もまたその姿を消していた】

【それに気づかぬまま、一冊の本の背表紙の上に落ち始める】

(まだ……何もやってない……!)

【見えたのは、>>570>>574の様子】
【二人ともまだ戦っている。なのに、自分はまだ何も出来ていない】

(……嫌だ。このまま終わりたくない……)

【気づけば、否、気づかないまま詠唱を始めていた。咳に邪魔されながらも、一音一音確実に】
577 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:11:27.67 ID:.2hvXUQo
>>535(カゲツwith『太陽』)
【負った傷は、全く考慮する必要も無いものだと、彼は認識していた】
【この程度の傷、人に在らざるこの身体ならば、すぐに塞げる程度のもの──】
【──そう、思っていた】

 【──じわり】

【そんな時であった。愉悦の笑みに歪んでいた彼の貌が、】
【次第にその笑みを薄くしていったのは。やがて唇の弧も、ゆっくりと引いて】

 ──……?

【ゴエティアは、その傷に違和感を覚えて、もう一度ゆっくりと手の平でなぞった】
【こんな感覚は、今までに負った傷の、どれとも違う──妙な違和感】
【やがて彼は、傷を見つめていた顔を、ゆっくりと起こして】


 ……──“貴様”……


【ぎぎぎ、と──牙のように鋭い犬歯を覗かせて】
【ゴエティアは、先程までとは全く違うベクトルで、貌を歪ませた】

>>541(ヴァルトスラットwith『星』) >>(ジョシュアwith『月』)
【砲弾が今まさにヴァルトスラットに迫り、異貌が直撃を確信したその時】
【穴へと自ら飛び込んで行ったのが、目に入り──】

 【──ず、どォン】

【地面に直撃した砲弾が大気を揺らす中、】
【──轟砲に灼かれるより、自ら死を選んだか──と、】
【自らの手で彼を屠る事の出来なかったことを、異貌は些か惜しく感じた】


 【──邪が地を蝕む刻、星図の導きは真なる大地を汝らに齎すだろう>氛氈z


【──カッ】
【その時であった。『星』のタリスマンから烈光が瞬いたのは】

 「────……ッ!?」

【地に空いた無数の穴から、光が天へと昇っていく】
【無数の光柱が次々と顕現し、それらは果て無き闇の天蓋へと、吸い込まれるように消えていくのだが──】

【もし、その時──】
【その光の行方を追って天を見上げたならば──其処に、満天の星空を臨める事だろう】
//続
578 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:12:48.32 ID:.2hvXUQo
>>ヴァルトスラット

 【──星の紡ぎ手の、気高き咆哮を聞いた=z

【──瞬刻】
【満天の星空が一斉に降りてくるが如く、無数の光芒が地へと降り注いだ】
【次々と地に降り注ぐ流星の光。着弾したその箇所を中心に、淡い光が広がって──】
【『穴』の部分へと降り注いだ光は、その空虚なる穴を、光で一杯に満たした】

【──そうして、次々に埋まっていく、穴、穴、穴】
【蝕まれたその箇所に、流星の光で出来た新たな足場が形成された】

 【──もう誰も、奈落に怯える必要は無い】

【尤も、この紡ぎ手は、その代償として──両足を、酷く痛めたことだろうが】
【しかし、未だにその翼で翔べるのならば──星の光を潜り抜け、再びこの場に舞い戻るが良いだろう】

>>C組ALL

 ……クハハッ。二つ、堕ちたか

【──時は多少、前後するが】
【異貌の砲撃と同時に、穴へと飛び込んでいったヴァルトスラット】
【そして、今自らが出現させた穴へと堕ちていったジョシュア】

【その二人の姿を、ゴエティアは目に捉えていて──く、と。その唇を僅かに歪ませた】

 残るは……──“貴様”だけだな……カ、ゲ、ツ

【──ぎしり】
【一度は怒りに歪んだその貌も、再びの嗤いを取り戻して】
【その漆黒の装甲義手を鳴かせながら、数度拳を開閉してから──その掌を、ゆっくりとカゲツへと向けた】

 ……惜しかったな
 こんなにマズい毒は、初めて盛られたが……──先にくたばるのは、貴様の方だった

【──ヴン】
【カゲツへと向けられていたその手中に、身の丈程もあろうかと言う、巨大な黒き鋼の『処刑斧』が出現】
【彼はそれを片手で軽々と握って、無情にそれを振り下ろすべく、天高く掲げた──その時──】

 【──暴ッ!】

【──何か、烈しく噴き上がった気配を感じた】
【何事かと、其方に目を向けてみれば──】

//ぞ、続……
579 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:14:58.97 ID:Khz/MQoo
>>575

【青年は周囲を見回し、まるで掃除を終えたかのように、少し満足そうに頷くと、歩を進めた】
【2、3、歩を進め、不意に立ち止まる】

【青年の黒い瞳が、左右に動く】

――見てた?

【青年は虚空に問いかける】
580 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:15:37.14 ID:.2hvXUQo
>>C組ALL
 ──……なに……?

【穢れ無き天使のような翼を纏った、其の者の姿──ジョシュア・ランドバーグ】
【驚愕する間もなく、其れは紡がれていて──高速で飛翔する、二条の真紅──魔弾】

 「──……ッ……!?」
【──どンッ】 【ヴァルトスラットの巻き起こした奇跡に慄いていた異貌のすぐ傍に】
【魔弾は空を裂いていつの間にか迫っていて──それは爆ぜていた】

【巻き起こった左右よりの爆風と焔が、異貌の肉体を喰らうように飲み込んだ!】
【不意の出来事に、たまらず大きく口を開いて絶叫するが──時は既に遅かった】
【爆発の衝撃によって、左右の角が砕け飛び、頭蓋に皹が入り、異貌の中へとのたくるように炎が入り込んでいく】

 「──ゴッ……亞……ア嗚呼唖亜ァア゛あ゛ア゛唖嗚呼ぁあ゛あ゛ア゛!!」
【──その巨躯が、内側からの炎に全身を包まれ、】
【その場で激しくのた打ち回りながら、煉獄の断末魔を響かせ──のち、動かなくなった】

【その光景を目の当たりにしたゴエティアは──】

 ……ンだよ……何なんだよ……
 あァ……反吐が出る……──何なんだよ“貴様ら”はァ──ッ!!
【──號】 【怒りに貌を歪ませた彼は、一度大きく黒い魔力を噴出させて】
【噴き出したそれらが、彼の姿を包み込み──怒号と共に、その姿が──闇へと融けて、消え入った──?】

【──その、次の瞬間】

 【──ひゅン】

【三人の目の前に、突如として『紅い大鎌』が出現し】
【数瞬の拍を置いた後、それは何の容赦もなく、縦に振り下ろされるだろう】

【そのような攻撃を繰り出した彼の姿は、何処にも無い──】
【それこそ、闇に融けいったかのように──忽然と、影すらもなく】

 ……──あァ、もう識った。終わりだ、貴様ら全員終わりにしよう
 次に……この深遠で七十二億の時を刻むのは、貴様らだ──

【──何処からともなく響く声】 【このような攻撃では、全く打つ手など──】

 【──終わりの刻は、何時ぞ、誰に訪れる】

 【──.一つ。月を謳う魔導の祈りによって】
 【──.一つ。星を紡いだ龍の嘶きによって】
 【顕現した、奇跡。さあ──残る、その一つは】

   【──遥けき空虚の彼方にて、尚勁く在るは孤独の灼=z
   【──燦然たる神の眼は、闇へと融けし邪ノ王を映すだろう=z

   【──汝憶えよ、陽光は邪を暴く希望。灼陽の祝福があらんことを>氛氈z
581 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:17:59.75 ID:tP0Jagw0
>>567

……ゎ、はっ…

【本物≠フ雨が、降り積もる世界】
【機械の身の在り方と、明らかに合致しないが、ウィルマは、「お兄ちゃん」と同じくらい、雨が大好きだ】
【其れこそが、自分の力の、本来の姿であり――――確かな、源流だから】
【それに、この瞬間に。『男の世界』のページ、一番深い折り目のついた場所が、今この瞬間に開け放たれるのだ】

【まだ続く痛みに顔を伏せながら、終幕≠下すために、拙い呼吸と同調させて魔力を練る】
【効率は悪いが、この『雨』は力だ―――ぺしゃんこに潰れた声紋を広げて、ウィルマは最後を見据えようと、ジンジャーを狙おうと、顔を上げる】

――――……ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、あぁ?
あの人、たち、どうなって、る、の………?

【其の時、だった】【―――其れは、誤りだった】
【否が応にも、ゴールデン・アイに映り込む―――先ほどまではいなかった、『本物』の死人の影】
【とある理由で、死≠ニいう概念を平素極端に忌避する彼女にとっては―――山が背に圧し掛かる様に、重すぎた】
【心のフェイル・セイフが働いて、思考は、弾み続ける笑いは、半ばで放棄されて】

【この世界≠ヘ虚構、ウィルマが爆発しようと、蒼女がチェーンソーで挽肉になろうと、ジンジャーが消し炭になろうと】
【『ゲーム』の一環として―――彼女は、一般人には用いる事の出来ない或る思考手段で、黙認出来たのだろう】
【然し、ジンジャーの過去≠ヘ、総て真実である―――踏み込もうとし過ぎた彼女にとって、雨の世界も、イコール真実なのだ】

(………壊れてる、うん、そう……壊れてる)
(だよね、壊れてるんだよね、お兄ちゃん、お兄ちゃん、アレはあの人たちは水でびしゃびしゃなのに動かない人たちは)

――――………壊れてる=Aだけ、だね?

【顔面が硬直し、視たくも無いのに、眼は限界まで見開かれたまま動かない】
【現在のジンジャーの方に顔を向けても、その形は変わらない―――本当に、人形になってしまったように】
【ぽつり、虚ろな言葉に、お兄ちゃん≠フ主張に縋って、ずるずると堕ちていきながら、精神を安定させ、完結させた】

……わは、わははははははははははっ!!

【外から見れば、何時も通りとは言い難い笑いが響くと―――練られた魔力が、周囲の雨を、呑み込み吸い取っていく】
【ウィルマの前方で形成される、無数の暗雲が、その姿を深い闇の向こうに覆い隠してしまった】
【バジリ、バジリ―――幾重、幾十重に、電流のエレジーが響いて、その中でウィルマは笑う、だけ】
【やがて、その総てが―――吶喊するジンジャーを迎え撃つように、棘の山の様に、放たれる事であろう】

【現状の、ウィルマ『本来』の戦闘スタイル―――其れは、多彩な雲≠、何個も呼び出し、晴天≠除くあらゆる天候の手を尽くし攻撃するものだ】
【ひとつひとつの火力は、重くはない―――薄い火力を、何層にも積み重ねて、破壊と天変の豪奢な錦を織ることこそが、彼女の本分】
【然し、この戦闘においては、目まぐるしい状況の移動と、蒼女の存在を考慮して、専ら、一点集中の砲撃に徹することが多かった】
【だが―――天候条件と、暴走を活かして紡いだこの攻撃は、ウィルマの持ち味を、現時点での最大限に増幅した物だといえよう】
【実は、突撃する事を止めれば、回避は不可能ではなく、防御手段も少なくはないが―――後は、ジンジャーの意思次第】
582 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:19:35.34 ID:ks.GMI2o
>>579

(返事をするべきでしょうか……)

【影は次の自分の反応について暫く思考する】
【青年の声から1分程経過して】

もし私が一部始終を見ていたならば――――
貴方は私をどうするおつもりですか?

【くすり、とまるで悪戯のように微笑んで】
【浮かぶ金瞳が猫の目みたく細くなった】
583 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:21:39.37 ID:b4ECDhgo
>>570

【障壁に熱が溜まっていく ただでさえ赤いのが、これでもかと赤熱】
【”オルバースクリーン”を隔てた上部の空気が、歪んでいく】

【下手に解けば――】
【段々と外堀が埋められていく 追い詰めていく】

【詠唱には気付きつつ、あえて無視≠オている 余裕か、あるいは期待……?】

>>574

ほら、もうピースは揃ってるはず
あとは、嵌める……いや糊付けかなあ? 

【始めに剣で斬った時は、剣は無傷 次に剣で刺した時は、代わりに剣が溶けた】
【そしてもう剣を受け付けなくなった】

【始めに炎を受けた時は、煙を上げて焼け始めた】
【本が一冊灰になって、それから本が、燃えなくなった】

【――最初の一回は、効く】

考えてっ考えてっ そろそろ時間切れかもですね?

【こちらに対しても、分かった上でその予備動作を黙認している】

>>576

あららー せっかく綺麗な肌なのに、大切にしないとぉ ですよ

【空から見下ろす形になって 愉快げにその姿を観察する】

Piled Evoke - jurassic

【降り注ぎ続けていた火の粉が、空中で蜥蜴の形に変ずる】
【丁度その炎翼の影に落ちたリライズの元へ――輝夜の魔法に阻まれた】

【だが少しずつ少しずつ、その障壁に体が入り込んでいく 詠唱の時間は、どういうわけか彼女だけ制限された】
584 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:29:52.67 ID:V..sz2SO
>>541>>551>>553>>577>>578>>580

……ふ、ふふ……端正な御顔が、台無しです、よ?

【挑発的に吊り上がる口の端、もっともっと、私を憎め。と、煽ると同時】
【――あ、駄目だ。共闘者が、墜ちた。と】
【ある種の虚無感を感じ取って――――】

…………あ!

【すぐに、覇気を取り戻す】
【足場の奈落を光で埋めたヴァルトスラット、翼で舞い戻るジョシュア】
【――――いける!】

――――ッ、隠れ鬼ですか……あ、ぅっ

【薄い胸を切り裂く鎌を、闇に溶け込むゴエティアを見て】
【――――然し少女は、笑ったまま】

――――――永久の夜など、存在しない――
照らせ、――――「太陽」ッ!!

【切り裂かれた懐から零れ出る「タリスマン」に、願いを託して――少女は駆け出した】
585 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:31:49.85 ID:Khz/MQoo
>>582

【静寂が場を支配する。問いに対する返答は無い。当然だ。誰もいないのだから。1分が過ぎようとしている】
【――気のせい。――杞憂。――勘違い】

何をしているんだろうな…、俺は…。

【見られているような、気がしただけ…、逆にこの瞬間だけを見られていたならば、けっこう恥ずかしい人になってしまう】
【青年は気恥ずかしそうに頬をポリポリと掻き、歩を進めようと――】


【響くは声】


――…。

【ゆっくりと、青年は振り返りつつ首を上げた】
【月光が建物に乱反射して見難い。爛々と輝く金の目だけは、しっかりと確認できた】

一部始終、と言われちゃあ、…ね。

【癖なのか、また頬をポリポリと掻き、少し考える】

オーケー。こうしよう。アンタは見たことを忘れる。俺も見られたことを忘れる。ドゥーユーアンダスタン?

【発音は投げ捨てるもの、と言わんばかりの適当な英語で言う】
【ただの面倒臭がりなのか、油断させる為の罠か、そもそも気にしていないのか】

586 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:31:49.89 ID:Q.FKvEQo
>>567
>>581

この、世界は。いや、風景は・・・。
【そして始まった、雨の光景】
【倒れ伏した人々、うずくまる人、それに寄り添う人】
【蒼女は、決して鈍感な感性の持ち主ではない。すべてが噛み合ったとき】
【彼女は、悟った】

・・・一番強かった瞬間は、もっとも凄惨だった時。
それを押しのけられたときが、一番強い。
苦難は、乗り越えていくもの。
それが・・・!
【突然、走り出す。加速する】
【腕は、まだだ。まだ万全とはいえない】
【だから棒はあきらめた。もはや回収する必要もあるまい】

・・・っ、ウィルマさん・・・?
【突如壊れたような・・・否、『壊れないための』笑い声を上げ始めたウィルマに対し、いぶかしげな顔をする】
【そして強大な攻撃が放たれた。近づくのは・・・難しい】
・・・龍雷さま、お力を・・・!
【それを見て、彼女は足を止める】
【いまや棒はなく、攻撃を打つための腕もない。しかし】
【いま彼女は思い出した。三つ目の武器が、いや、それはもともとあったのだ。ただ、忘れていた】
【蒼女は、姿勢を再び低くする、そして、『右足』が、電流を放ち始める】
【次に決するであろう、『決着』に備えて】
587 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:32:49.73 ID:hYLuorko
>>574>>576>>583
【本来はタイミングを図って一撃を入れようとしていた、のだが――】

『―――・・・』
(思った以上ですね、これは・・・!)

【全力の一撃を入れるとなれば、「スクリーン」を解除せざるを得ないが――
当然そうすればそれまで受け止められていた熱が、火が殺到してくることになる、最後の一撃以外では使えない】
【しかも味方の一人を守っている格好、どうしても防御を維持することを優先せざるを得ない】
【つぅ、と輝夜の額に汗が垂れる――味方二人も何かを仕掛けようとしている・・・上手く同時ないし波状攻撃に持っていけるだろうか・・・?】
【視線は油断なく少女に向け、まだ障壁を張り続ける―――】
588 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:36:14.11 ID:32vmUYSO
>>464
【気配を希釈したかと思えば力場を発し、今度は結晶の生成、投射】
【これだけの手札を有していながら、其れは魔術とは理を異にしており。言わずもがな、本質は読み難い】
【無理に能力の全体像を読み解こうとすれば、余計な先入観に惑わされるだけ。対応に専念するのが吉だろう】

【だが、此処までに彼が積み重ねた考察。決して、無駄という訳でもない】

……ご明察。いや、予想外に冷や冷やさせられたよ。

【人影から片時も意識を放さずに居たならば、或いはとある事実に気付ける事だろう】

(――――思ったより消費が激しいか。そうそう濫発は出来ないな)
(とは言え、まだまだ電池切れには程遠い、が。上からの攻撃とは……存外に賢しい)

【さて。衝撃を軽減したとは言え、その影響は0ではない。受けた手には痺れが残り、態勢は大きく崩れている】
【故に今この時、衝撃を逃がす選択を取り難くする為に、振り下ろし≠ヘ最良の一手と言えた】
【だが、上昇と落下の二工程を加えたのなら、話は別だ。必然、其処には態勢を建て直すだけの間隙が生じる】

ああ――構わないよ。残念ながら、些かに遅いけれど。

【右方へのサイドステップによる回避から90゚方向転換、彼の左側へと移動しつつ】
【一息に二度、左の脇腹と太腿とを狙って短刀を振るう。慣性の影響で単純な回避は困難と見た、カウンター】
【とは言えど手には痺れが残り、攻撃は速いが浅く軽い。回避行動を挟んだ攻撃である為、予測と対処は十分に行えるか】
//一応返しておきます
589 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 02:37:20.79 ID:/Xd6yaYo
>>551,553,577,578,580,584

ッ・・・
【復帰の速度を上げるために纏った[空気の鎧]――】
【防御力がガタ落ちするそれは、脚へのダメージを増幅させていたッ!】
【早く復帰して、そして敵を倒さなければ・・・"出血多量"で、素早くぶっ倒れてしまうッ!】
【彼はそう思う】

【途中、ジョシュアが落下したのを発見し・・・そちらの方へ飛ぼうとしたようだが】
【動きを見て、恐らく復帰したと彼は思い、それはやめて、復帰をするべく行動を取る】

おっと・・・ッ・・・ッ・・・
【だが、最初の方に、魔翌力の波によって受けたダメージが地味に響く】
【無理に動けば、そのダメージも広げかねないが・・・】
【素早く復帰をしなければ、他の2人に負担をかけることとなってしまうッ!】
【彼は羽ばたく】


【彼より滴る赤い液体は、着地を知らず陸の存在を知らず、奈落への道を歩み進む】

フゥー・・・ハァー・・・・・・このコンディションで飛び続けるのはキツイッ
しかも・・・下に陸が無いのは凄く不安を煽る・・・さっさと戻って、地面を拝みたい
【彼は、地面の端へと向けて飛翔する――】 【傷が痛む、広がる、だが復帰するべく翔ぶ】


 【が】

【突如として目の前へと現れた"紅い大鎌"ッ!】 【かわせるか?】 【かわせないか?】
【――両腕を翼にしているときは、それを戻さない限り技が使えないッ!】
 【不味いッ――】  【"非常に"!】 【"デンジャー"!】 【"ディ・モールト"!】 【"不味い"ッ!】

 ――――

【その鎌による彼の結末は――――】 【時を進み、未来の流れを知る者のみが知る】
【もし、鎌が命中していれば、奈落の底へと真っ逆さまだし――】
【もし、鎌が命中してなければ、数刻の戸惑いの後、地面の端へと慎重に、だが素早く羽ばたくのみ!】
590 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:41:57.85 ID:ks.GMI2o
>>585

直ぐに忘れる、とはいかないでしょう
出来事が印象的であればあるほど記憶は強烈に残って長持ちします
なので……難しいですね忘れるのは

【小さな人影が首を傾げると同時に】
【りん、と鳴る鈴の音】

生憎と記憶力だけは良いもので……
そうですね、貴方が忘れれば私も口外しないようにしましょう
これで如何ですか……?

【耳を済ませれば「くすくす」という笑い声が聞こえてきそうな】
【まるで人を化かすような妖しい声】

【口外しないとは言っているものの何の確証もないのは言うまでもなく……】
591 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:49:45.37 ID:123WYqso
>>577>>578>>580

――はっ……は、く、ぅ……。

(やっぱり、この形態は負担が……大きすぎます……)
(術式を維持するだけで……魔力の消費が桁違い……です)

【異貌の撃破を確認しても、ジョシュアの気分が晴れることはなかった】
【奈落への落下を無理やりの形態変化で突破し、その後即座の術式発動と操作】
【負荷が小さいわけはない。ジョシュアの豊富だった魔力は枯渇寸前で、活動可能時間は残り僅かとなっている】

【乱れる魔銃の術式を、掠れる意識と軋む身体で繋ぎ止めて】
【未だ終わらぬ、しかし――終焉が近いであろう舞台に瀬戸際で留まる少女は】
【……決して、油断していたわけではなかった。ただ、認識が出来たとしても反応するだけの力が残っていなかったのだ】
【つまりは――】

――――――

【――鎌を、完全に回避することが出来なかったのだ】
【加速した認識能力が、ゆらりと水面をかき分けるようにして迫る血色の鎌を捉え】
【其れが自身を貫くまでの数瞬――飛行術式を操作し僅かに身を後退させ両断されることを防ぐ、其れがジョシュアの限界だった】
【元より極端に低い身体能力。拍車を掛けるように全身を襲う負荷が此処に来て――命運を分ける形となった】

(――また、僕はこんな途中で……?)
(やだ――そんなの――――ゃぁ……だ――――)

【熱い。身体を斬り裂く鎌の一撃は、鮮血を撒き散らしながら通った】
【翼の魔力放出が停止する。翔ぶことすらも許されぬ小鳥は、ただただ地面に堕ち行くのみ】

僕は――――

【震える指で、魔銃を天に向ける。――内包された魔弾は一つ。解凍は既に済んでいる】
【新たな魔弾を仮想弾倉から引き出すだけの力は残されていない】
【出来る事はそう、ただ一つだけ――引き金に、力を籠めるだけだった】

                          【拘束術式解放――『sylphid』Lv.5<Phoenix Wing Wind Blast>】

【魔銃から、恐ろしい密度で圧縮された透明な魔弾が発射された】
【軌道は天に向かい昇るだけ――ゴエティアを狙ったものではなく、そもそものところレールを生成することも既に適わない】

【魔弾は、ある程度の高度に達した瞬間発動し】
【内包された魔術――『風の大怪鳥』を天に羽ばたかせることになるだろう】
【風の上級魔術。魔弾の射手たるジョシュア・ランドバーグの持つ切り札の一つ。今は未だ、その力を発揮することはないが】
【太陽により照らされたその後――ラストアタックになるであろう場面で動くことになるだろうか】

(僕は――もう少し……最後まで……この舞台に――)
(皆さんと一緒に――皆さんの……お役に立つんだ――――)

【魔弾とは対照的に、ジョシュアは地へ地へ――床の穴から落ち、鮮血で帯を引きながら奈落へと向かってゆく】
【行っていることはただ一つ。魔弾を通しての「状況認識」と「維持」――最後まで、自分の役割をはたすために、ジョシュア・ランドバーグは命の灯火を繋いでいた】
592 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 02:50:33.13 ID:123WYqso
>>591
>>584>>589へのレスを忘れていた……!
593 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:51:45.33 ID:Kv12YOko
>>576>>583>>587

ピース……? ピースったって……。

【両手を広げた状態のまま、少女の言葉に耳を貸す】
【ピースは揃っている。確かに少女の言うとおりナのかも知れない】
【だが、其れを嵌めこみ、形にするに至らない】
【形はままならないままに、只管に魔翌力を組み上げて】

――――時間切れには、させない。
“所詮ゲームなんだから”……やれるだけ、やってみりゃいいっしょ!

【足元の魔方陣が黒く光り輝く】
【少女に対し左掌を真っ直ぐ向けて構え】
【左手に魔翌力が集まり始める。黒い魔翌力は然し形を成さず】

――――――見栄え、悪いんだけどねっ!

【轟、と】

【左掌から、まるで腕を砲台に見立てたかの様に】
【直径1m程の太さのある黒い魔翌力の奔流が、ビーム砲となって少女に向けて撃ち出される】
【大量の魔翌力を消費しての一撃。この一撃に、全てを賭ける積りで――】
594 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:53:35.18 ID:Khz/MQoo
>>590

そうか…、忘れられないか…。――なら、忘れさせてあげないと…、ね?

【不自然に長いコートの袖の中から現れたのは】
【“爪”だろうか。青黒く輝く巨大な爪。それが両の手から伸びている】
【手の甲も同じような色。他は黒い毛のようなもので覆われている】

別に口外されても問題は無いっちゃあ、無いんだけど、さ。
流石にネタバレはねぇ…。ほら、楽しくないでしょ? 人の楽しみを奪っちゃだめだよ。

【良く分からないことを語りつつ、両の手に生えているのか装着した武器なのか】
【金属質な両手で計10本の大型のサバイバルナイフのような形状の爪を鳴らす】
【握手をしましょう、と言うわけでもないだろう。今、この瞬間に交渉は決裂したのだろう】
595 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 02:53:39.70 ID:t.k9p.Eo
>>581
【あ、と悲しそうな顔をする少年の顔が、ウィルマが隠れる前に見えたかも知れない】

…すまないな、この凄惨な光景はまだ早すぎたかも知れない、いくら戦闘に興味があるとしても、だ
だが戦いの果てに、自身の暴力はこのような結果を及ぼしてしまう事をいずれ知らなければならない

私の紳士道は…か弱き女性を護るための者であっても…自ら戦場に赴く者の心に優しい嘘をつく事は出来ない

【融通がきかないんだよな…と呟きながら彼はチェーンソーをぐ、と握り】

【舞うように回る、二人の攻撃を受け止めるかの如く完全にせいして見せる、とでも言わんばかりに】
【回し斬りで二人を迎え撃つ用意が出来た】

【同時に、彼の周りが燃え始める…景色が、世界が…この期に及んでさらに変わってしまうのか?】
【炎に包まれた世界の中最後に見せる者は何なのか?


【姿が少しずつ変わっていく…ジンジャーの姿は18歳ほどの時期の姿へと成長を遂げて】
【そしてその身体を覆っていくアーマー…気がつかなくてはいけない、『アレは危険だ』と】

【…変わりきる前に確実に仕留めなければならない!さもなければ…なにかやばい】
『虚構の世界だと分かっているはずなのに『死』の危険性を何故か感じさせてしまう予感が彼にはあった…!】



さあッ!!かかって来るんだッ!!
596 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:01:31.34 ID:ks.GMI2o
>>594

(あらら……これは死んでしまうかも分かりませんね)
どうしましょうか……まあ、なるようになりますか

【何の感慨も無い】
【平坦な声で自分のこの後の事すらも観察しているような印象】

無いなら良いじゃないですか
ネタバレが遅いか早いかの違い、とまでは言いませんけども

うわお、[ピーーー]気まんまんですか……

【弾けるような金属音】
【あまり好きではないかもしれない、耳でも塞ごうと思ったがやめた】
【人影が動く様子は無い】
597 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:03:36.06 ID:8SoGjxs0
>>583>>587>>593

【ドサ、と着陸。尤も、この表現は適切ではないが】

(……何故、私にだけ……?)

【思考を巡らせてえた解は「脅威に成り得るから」】
【だが、三人同時の詠唱である。内容こそ不明瞭だが遜色ないはずである】

(だったら、何故……?)

【言葉は、耳に届いていない。届いていたところで、返す言葉も無い】
【内に隠れた傷だらけの躯。そんなものを指摘する意味がない】
【考えを内に隠しながら、言葉は紡がれる】

【direction――at random】
【number――max】
【path――at rondom】
【unmark――adherent】
【continuance――limit】
【harmony――ideal】
【start――at random】

――――大丈夫だから……

【誰へでもなく、そう呟いて】
【思考を、やめた】

【種類も様々に、あちこちに浮かび上がるのは数多の凶器】
【一瞬の静止から一転、軌道を定めぬままに、荒れ狂い、飛び交う】
【次々と具現化されては撃ち出されるそれらは、決して輝夜やルシアを襲うことはない】
【また、その二人の攻撃を邪魔することはなく、むしろ最大限に調和するように振舞う】
【だが、本棚やそこに収まる本。そして相手本体へは、確実に襲い掛かる】
【凶器の嵐は長くは続かないだろうが、それでも放っておいたら脅威になりかねないだろう。恐らくは】
598 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:08:53.25 ID:tP0Jagw0
>>595 >>586

【どんな経験に基づいた言葉も、お兄ちゃん≠ヨの慕情が、依存が、弾き返してしまう】
【本当の意味で落ち着いているのか判らないけど、きっと彼女は落ち着いている=z
【ジンジャーの姿の変化は、自らの前方を埋め尽くす黒雲のせいで、見えない】
【ただ―――無数の水滴と、雷電の嵐を越えて、その覇気だけが浸透してきた】

……わははは、わはっはあははははははっはァ―――ッ!!
お兄ちゃんがそう言ってるから……みんな、壊れてるだけなんだ…!

――――……ジンジャーおにーさんも、そうだよねー。

【絞って、絞って、最後の一滴までも攫う様な、魔力の消費―――言葉は、余りにも薄く、靄の掛かった様に不明瞭に聞こえる】
【ウィルマ≠フ名前を与え、ウィルマを育て、今のウィルマの殆どの知識を吹きこんだのは、『お兄ちゃん』だ】
【最早、何の疑いも、欠片の違和感も抱かず―――本来の予定通り≠フ心積もりで、ジンジャーの姿を壊そうとする】
【仮想空間の闘いが、殺し愛では無いというただ1点では―――本当に、計ったようにぴったり、予定通りの筈】

【詠唱を伴わずして、紫電の乱舞の中に―――凄まじい冷気を纏った風と、大量の水滴が混じる】
【相手の動きを封じる効果も、電撃を効率よく伝えると言う点でも、何らかの形でフォローがなされた結果、凄まじい威力が弾き出される筈だ】
【最早、蒼女の姿も見えない―――自分の存在を証明し、保ち続ける為に、ウィルマは壊す&K要に迫られていた】
【それを呑み込めなければ、彼女の心は崩落する――――殆ど、造られてしまった思想が腐り落ち、精神の均衡を失う恐れがあった】
【確信を伴って下された宣言は、自分以外の誰に向けた者でも無く、酷く内向的である……。】
599 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:09:53.78 ID:.2hvXUQo
>>584(カゲツwith『太陽』)

【駆け出した少女の抱いていた、『太陽』の≪守護者 -Talisman-≫──】
【最後の奇跡を秘めた其れが、カゲツの高らかなる願いに──呼応した】

 【──音もなく、光が弾けた】

【カゲツのタリスマンから迸った光芒が、天へと一直線に昇っていくと】
【この暗黒に満ちた虚ろなる空を、一瞬のうちに、真っ白に塗り替えた】
【見上げれば、燦然と輝く太陽が、この下界を照らし出していて──】

 ────ッア゛ぁあ゛ァアア……ッ!! っガ、はァッ……──ッ!!
 貴様ぁあア゛ぁ゛あ゛!! ガァアゲヅぅウうア゛あ゛ァア゛ア゛ぁ嗚呼ァあ゛!!

【──どしゃり】
【闇の衣を奪われ、全てを暴かれたゴエティアが、空から地に墜落した】
【其れは、丁度少女は駆け出していく方向の先の地点──】

【口から漆黒の血反吐をぶちまけながら地に這い蹲って、憎悪に滾った紅玉がカゲツの姿を映す──】

>>589(ヴァルトスラットwith『星』)

【──血で塗り固めたかのような、真紅の鎌は】
【一切の情が篭る事無く、ただ冷酷に、その命を刈り取らんとして振り下ろされる】

 【──ひゅう。冷たく虚空を裂く音】

【その三日月のような刃が、彼の肉体ごと両断しようと】
【切っ先が、彼の薄皮を裂き、肉へと入り込み──そしてその臓物を断たんかという、その瞬間だった】

【──カゲツの起こした最後の奇跡が、天を、地を照らし】
【邪の全てを暴き出した陽光は──.一秒を那由他に分けたような、気が狂いそうな程の短い間で】
【その大鎌を浄化、消滅に追いやっていた──浅からず刃は彼を切り裂いたものの、もしまだ立てるのならば──】

//続
600 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:11:08.13 ID:.2hvXUQo
>>591(ジョシュアwith『月』)&>>C組ALL

【──カゲツの導いた、最後の奇跡。陽光の≪守護者≫によって、ゴエティアの姿は暴かれた】
【地に這い蹲り、血反吐をぶちまけ──しかしそれでも邪ノ王は、妄執的なまでに、敗北を認めようとはしなかった】

 ……っゴ、はッ……──ゆるさねェ……
 ……絶対に、赦さねェ……が、ふッ……

 この……──Goetia≠ェ……、……ッぁ、く……

【──確かに仕留めた思った、あの気配が、未だに残っている事を、ゴエティアは感じ取っていた】

【ふと空を見上げれば──風神と見紛うかのような、吹き荒ぶ大怪鳥の御影】
【ゴエティアはそれを見ると、ぎり、と歯を食い縛り──残った魔力の全てを、掻き集め始めた】
【其れは、魔術もへったくれもなく──ただ、その全てを解き放たんとする、玉砕覚悟の予兆】

【このまま放置しておけば、間違いなくその魔ノ力の全てを解き放って──文字通り、“終わらせてしまう”だろう】

【──だが、もし、未だに力を残している者がいるならば──】


 【──始めに、『案内人』は言っていた】


 【──努々忘れてならないのは、道を拓くのはあくまで貴方がた、一人一人の御力=z


 【最後の最後──『勝利』と言う名の奇跡を起こすのは、どの≪守護者≫でも無い】
 【三人其々が有する、その『能力』こそが──何より重要な鍵であり、また剣である】


【この最果てにある結末を決める刻は、今だ】
601 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:13:41.97 ID:b4ECDhgo
>>593

炎は、闇を照らす道具なんですよ?

【回避する意思は欠片も見せない】
【正面から、受け止める 赤と黒と、魔力と魔力】

【駕ッ】

【熱の収束 紅蓮の双翼が少女を包み込み、黒い魔力に対立する】
【翼の曲面のそって力が受け流されつつ、全身全霊の一撃は何とか翼を突き破った】

【落ちていく堕ちていく――】

>>587 >>593 >>597

Retrace - knowledge

【中空からきっかり三冊、本棚にあるものと同じ本が少女に合わせて落ちてくる】
【障壁によって作られている熱のヴェールにも屈せず、向かう先は三人の頭】
【重力だけではなく、途中で帯びた熱をも携えて、落ちてくる】


>>597

【どさりと音を立てて、リライズに次いで落下した少女】

 ギャ……アァ――

【音にならない悲鳴は、その落下より遅れて、凶器/狂気の怒涛が始まってから】
【本が裂かれる度に、びくびくと体が痙攣する】

【時間に経つに連れ、段々と凶器が本に弾かれるようになってくる】
【始めは一太刀で断てたのが、二回、三回……】


【火蜥蜴が四匹ほど障壁を通過してきた】
【それまでの鬱憤を吐き出すかのように首を上げて奇声を上げ】
【リライズに飛び掛ってくるっ 爪も牙も、その身さえも炎 全身が武器だ】
602 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:15:25.32 ID:V..sz2SO
>>589>>591>>599>>600

【ぎちり、ぎぢり】
【右の眼窩を拡げる、新たに生えた枝。その先に、小さな蕾が付いているのが、見えるだろうか】

――――――ッ、

【……ぶぢっ】
【いっぱいいっぱいに拡げられた眼窩が、血を吹き零して】
【それと同時にひとつ、またひとつと散り往く花弁は、美しいはずなのに、】


――――――堕ちろ――ッ!!


【ひどく、不気味に。光の中を漂っていた】

【白い花弁は刃の周囲を舞い――――甘ったるい猛毒を上乗せして】
【咲ける/裂ける、斬撃が、ゴエティアの躯へ。振り下ろされる――】
603 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:15:59.75 ID:Khz/MQoo
>>596

まぁ…、人と話す時は、同じ目線でって言うし…、ね!

【青年が言葉を紡ぎながら、右腕を振った】
【瞬間。右手、人差し指の“爪”だけが、矢のように飛び、路地裏に面した建物の壁に深々と突き刺さった】
【高さは人影の上、5mほど。そこから、さらに横に5mほどズレたところ】

【何か細くて長いものが一瞬、月光に輝く】
【壁に刺さった爪の根元からは一本の糸のようなものが、他の部分と同じ黒い毛のようなもので覆われている青年の右手、人差し指に繋がっている】
【爪だけならまだしも、それに糸のようなものが繋がっているとなると、これは装着された武器、だろう】

びっくりした? 飛ぶんだよ、この爪。

【右腕をさらに反対側に振る。右手、中指の爪が、反対側の建物の壁に突き刺さる。同じように糸のようなものが繋がっている】
【人影と同じ高さまで上がる気か】
604 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:24:02.46 ID:ks.GMI2o
>>603

それならもう少し下の方が個人的には良いと思いますよ
私は小さい方なので……
(ワイヤーナイフの一種ですかね、随分と面白いモノを……)

【"爪”の後を追い瞳が動く、自分には飛んでこないなら避ける必要もない】
【完璧なまでに客観的にやはり人影は動かない】

いえ、そんなには驚きませんでした
似たような物を見たことがあるので……といってもアレは未完成だったようですけどね

【以前見た物は今の"爪”よりは普通のナイフだった】
【ではこれは何と位置づければ良いのだろうか……】
【どちらにせよその"爪”が自分の身を切り刻まない事を祈るばかりだ】

【青年が同じ高さに上がってきたのなら、人影の姿が見える筈だ】

【身長150p程度、膝までありそうな長いシルクのような白髪に金の瞳、首には銀の鈴の付いた黒いチョーカー】
【ぺったりした胸元に黒のリボン、裾にも小さなリボンのイラストが入った、子供用の白いワンピースを着て】
【更にその上に白いローブを羽織った幼げな少女の姿が】
605 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:25:31.71 ID:Q.FKvEQo
>>586
>>598

・・・あれは!?
【再び、周囲が変わる】
【そして、ジンジャーの姿も変わる】
【それが何かは分からない、ただ、凄まじい威圧感は、感じ取れる】
【そして、決着は、近い】

向かうは・・・今!
【すべての準備が、整った】
【ウィルマの姿は見えないが、きっとがんばってくれているのだろう】
【そう蒼女は考え、再び疾走する】
龍雷さま、祝福を・・・ッ!
【走りざま、彼女はもう一つの言葉を唱える】
【右足が、今までで最高の電光を放ち始める】
【しかし、顔は苦痛にゆがんでいる】

ああああああッ!
【走り、そして、跳ねた】
【放たれたのは、高電圧を纏う飛び蹴りだ】
【爪先が、まっすぐに、ジンジャーに向かって飛んでいく】
606 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:25:51.94 ID:hYLuorko
>>593>>597>>601
【頭上に迫る本、そして墜落した少女――】
【それから攻撃を放った味方の二人・・・機は満ちた】
【ぐるり、と眺めるように周囲を再確認、そして―――】

透過範囲定義――行きます!≪ダランベール・ストライカー≫っ!

【自らの頭上の本を吹き飛ばすように、杖から緑色の閃光が立ち上がる――】
【杖を振るい、その閃光を少女のいる方向に――
その閃光の性質は見れば一目瞭然だ、リライズの攻撃に干渉せず、しかしそれらが狙う本には確実にダメージが入っている】
【つまりは任意に当たる相手を選べる砲撃――ちなみにこれの定義は発生時に成されている】
【そして、スクリーンが消えていき、伴って留まっていた熱が拡散を始める――幾ら熱能力者でも、無事ではいれまい、ここが正念場だ・・・!】
607 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 03:37:55.58 ID:/Xd6yaYo
>>591,599,600,602

・・・・・・!
【鎌が、彼の体を斬り裂き断とうとした時、彼には覚悟と迷いが生まれていた】
【仮想空間とは言え、死を選択する覚悟】 【仮想空間だろうと、死は嫌だという迷い】
【身を守ろうとしても、体が思うように動かない――】 【額が、勝手に疼く】

【が、空間を照らす光――漆黒のガントレットのせいか、余計眩しく感じられるそれは】
【鎌を消していて、彼の肉、わりと美味しいそれ以上の破壊を防いでいて】

・・・・・・あれ?
【一瞬の戸惑いと、状況の把握】
【そして、彼は目的を思い出した――】


・・・・・・反動はどうしようもない、死ななければそれで良い
【ひゅん、と、飛翔する彼――その怪鳥とも言うべき存在はとうとう地面を下に見る】

だが・・・これを外せば、・・・・・・後はどうしようもない
ただ周りの動きに委ねて・・・・・・・・・そして、戦闘が終わった後に・・・回復するのみ・・・・・・
・・・大丈夫だ・・・・・・死にはしないさ・・・・・・・・・俺は自然・・・自然は死なない・・・・・・多分
【ゴエティアの位置はどこだろうか、発見した彼は、その真上へと飛び】


  ――― ―― ――――


【彼の発する言葉、それは、言葉を成さなかった】 【空気のみが放出された】
【――彼は、翼を腕へと戻し、大地の鎧を纏うと】
【半ば、墜ちる様な形で、ゴエティアへと空から突進してくる】
【その、指先に鋭い爪を持った岩を纏った塊は、手を下へと突き出しそして墜ちる】
608 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:39:54.20 ID:Kv12YOko
>>597>>601>>606

【全身全霊の一撃。ゲームだからこそ出来た捨て身の技】
【集められた魔翌力は、それだけでは当然足りることは無く】
【左手を、指の先からゆっくりと削りながらビームを撃ち出す】

【が、その攻撃も意味を成したか否か】
【少女の炎の翼を突き破り、然し成果はそれだけ】
【魔翌力を生み出す為に削った身体は手首まで】
【それなりの痛みはあるが、現状左手が使えなくなった程度だ】

――――闇を照らして、見えるのが光りとは限らないんだよ……?

【セーターの裾に隠れて見えなくなった手首】
【左手を失って尚、其処から血やそれに似た液体が流れることも無く】

【空から突然降って来た本をサイドステップを踏んで避ける】
【自分の考えが正しければ、これ以上此方が出来る事は無い】
【ぽぅ、とルシアの足元に、先程までと同じ黒色の魔方陣が浮かぶ】
【予備動作込みの捨て身技。まだ立っていられるのだから、使えないはずは無い、と】
609 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:41:02.60 ID:t.k9p.Eo
>>598>>605

【―――戦いの中、蒼女からなら遠くの場所でも戦いが見える】

【炎に包まれる町の中…ジンジャー少年は血にまみれたベルトを手にして白髪の女を睨みつけていた】
【泣き崩れる黒髪の少女は…白衣の男、レスカが…血にまみれ倒れ伏せたままの紳士をかばいながら動けない…アキレス腱が斬られているからか】
【赤髪の少年、彼の弟分か?傷だらけの中彼女たちをかばったまま焦りを帯びた声で叫ぶ】

「ジンジャーッ!!正気じゃねえぞ!ノトスギアは親父にしか…レスカ・ユースロットにしか使えない『兵器』だ!
いくらお前でも易々と使える物じゃあないッ!!」

「レスカの心は死んでなんかない、紳士たる者…涙を人に見せるな、多くのか弱き者の涙を洗い流してこそ、だ!
オレはもう…これ以上笑顔を失ってたまるか、涙はいけない、それだけで人の笑顔を奪ってしまう
オレは誰かに涙を見られたくない、そのためなら…オレは喜んでこの『仮面』をつける!」

「みんなの笑顔を護るために…オレが戦う、レスカの精神は死んでいない!『紳士』は…ここにいる!」

だから…だからオレは変わると誓った、そのためにベルトに仮面の戦士となろうと誓った…これがオレの初めての変身
ああ、でも未熟な身で変身してはいけない物だったんだ…オレごときが紳士なんて名乗るにはまだ…早すぎた
世界が波乱に満ちている今現在を見て思う……ああ、紳士と言う者を本当の意味で理解できてなかったのに、あのとき変身なんて…

「変身ッ!!」

【二人のジンジャーの姿は変わっていく、青い複眼に下半分の口のあたりに虫の歯のような装飾と頭に二本の触覚を生やした仮面
胴体のアーマー部分は白、アームガードやフットガードなどの防護用の装備は黒と赤を基調とした、肩や肘の軟質パーツや全身に引かれたラインは紫色になっている戦士】
【レスカが変身していた戦士…『ノトス』と名乗っていたか】

【風が、水滴が仮面の紳士の身体を打ち続ける、すさまじい威力に彼は一瞬ガードが緩んでいた】
【身体中が完全に濡れ、確実に通電させられると確信を持てるほどの水が彼を覆っていた】
【そして…彼を打ち抜くように放たれる…電撃の蹴り!】

【ダァン!と音を立て…仮面の紳士の身体を蹴り飛ばしふわりと後ろに弾き飛ばされていく…そのさい二人の耳に彼の言葉は届いただろうか】

…あの日変身なんて…するんじゃあ…なかった


【通電だけでは終わらなかった、彼の身体の中でエネルギーが破裂するように大きくたまっていく】
【エネルギーはすぐに彼の身体の中で収まる事は出来ず、彼の身体の外へと膨らみはじけて行こうとする力が働き】


【ドッゴオオオオオオオオオン!!!!と音を立てて…彼の身体は大爆発を起こした】


【…そして二人の前にフレームが表示されるだろう、『GAME CLEAR』】
【そして帰っていくだろう、元の世界へと…意識が元の身体に戻っていく】
610 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:42:15.79 ID:Khz/MQoo
>>604

【2本の指を2、3回動かし、爪が深く壁に固定されいる事を確認すると、青年はグッと右手を握った】
【ワイヤーが巻き戻る。フッと青年の身体が浮き、一直線に上へと飛んだ】

そうか、随分と経験豊富なようで…。

【加速度が上がる。人影の高さの辺りで、器用に指先を操り、壁に刺さっていたナイフのような爪を抜く】
【恐らく、というか確実に10本の爪、それぞれにワイヤーが仕込まれているのだろう】
【綺麗には止まれず、勢いそのままに青年は建物を飛び越え、空中に飛んだ】

――ボンソワール(こんばんわ)、可愛らしいお嬢さん

【黒の瞳と金の瞳が交錯する】
【幼い少女の数m、上。またしても適当な発音での挨拶】

【夜空に飛んだ青年の身体が、静止し、重力に引っ張られる。落下。万有引力による落下運動。この高さから、そのまま落ちれば、即死】

【青年は両腕を後方に振る。両手、人差し指の爪が飛ぶ。ワイヤーの固定。両腕を前方へ振り、青年は後方へと軌道修正】
【ワイヤー固定解除。爪を戻しながら、青年は幼い少女がいるバルコニーの向かい側のバルコニーへと着地した】
【バルコニー自体は同じ高さだが、青年の方が背が高い。お互いの距離は、4〜5mといったところ】
611 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:43:37.43 ID:8SoGjxs0
>>601>>606>>608

【user――unguard】

【発動させたら、術者の意識が途絶えるまで、或いは、効果時間が終わるまで】
【正気からの、凶器/狂気の乱舞は止まらない】

【頭上の本はその狂乱に飲み込まれ、弾き飛ばされたが】
【火蜥蜴相手にはそれは敵わず】
【また、術者にはもう何をする力も残っていない】

(……嗚呼、先に、脱落ですか……)

【火蜥蜴が触れたのが先か、それとも熱に飲まれたのが先か】
【勝負の行方を仲間二人に委ねて、仮想現実の世界から姿を消した】

【Realize――――Log-out】

/キャラ的に限界なので一足先に落ちさせてもらいます。
/一旦お疲れ様でした。でも中身は勝負の行方を見守っています。
612 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:45:52.68 ID:123WYqso
>>599>>600
【風により編まれた大怪鳥は】
【終焉の気配に8mはあろうかという翼を打ち振るわせた】
【其の周囲には膨大な魔力の余波により突風が吹き乱れ】
【大怪鳥長い首を曲げてゴエティアを、カゲツを、ヴァルトスラットを空洞の眼窩で眺めながら――其の秘めたるエフェクトを発動させる】

【フィールドを吹き抜けるは、優しげな春風の気配】
【カゲツを、ヴァルトスラットを、そしてゴエティアを――包み込むようにして通りゆく】
【其の風の中心点は怪鳥だ。しかし――これ自体には一切攻撃力は存在せず、雄大なフォルムの怪鳥もその場から動かない】

【『――中隊級全体補助魔術』。此れが風の大怪鳥の正体であった】
【大怪鳥はシンボルにして媒体。もしくは儀式陣と言うことも可能だ】
【鳥を構成する風は、様々なサポートエフェクトを載せてフィールドを駆け抜け、数多の者に恩恵を齎していくだろう】
【効果は最大で三レス。消費も激しく、また此の様に巨大なシンボルを設置するがゆえに破壊される恐れもあるが――場合によっては逆転すらも可能な上級スペルであった】

>>602
【カゲツに託す「風」は「加速」「増幅」「負荷緩和」のサポートスキル】
【斬撃の、技の力を増幅・加速した上で、それにより生じる負荷を取り払うというものだ】

【表面上は現れにくいエフェクトであったが、決定力強化としては申し分ないレベルである】

>>607
【ヴァルトスラットへ託された「風」は、「強化」「衝撃緩和」】
【大地の鎧の周囲に施された補助魔術は、鎧の硬度を上げ、威力を強化】
【そして、落下の際や着地時に受ける衝撃をふわり……と緩和することになるだろうか?】

【こちらは決定力上昇と同時にヴァルトスラットの負担を軽減するサポートであった】

>>599>>600
【そして――ゴエティアに向けられた風は「リラクゼーション」】
【魔術が通ったならば、軽度の精神治癒効果を齎すことになる】

【これは、戦況に一切関係ないサポート効果だ】
【ゴエティアの手を緩めようとも抑えようともしていない――ただ、優しく。ゴエティアに安らかなる気持ちを与えるための魔術であった】
613 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 03:48:09.76 ID:ks.GMI2o
>>610

まあそれなりに、ですかね
それもつい最近の知識ではありますけど……

【一瞬、目があったような、気がした】
【見上げればふうわりと浮く青年の体、しかし彼の心配は毛程もしない】

可愛いかどうかは別にして、こんばんは
随分と上手に空を飛ぶんですね、バードクラッシュしないように気をつけてくださいな

【ついに青年と対面した】
【少女の顔は能面の如く無表情】

それで私をどうするおつもりでしょうか、ともう一度尋ねましょうかね
ただこの距離でしたら貴方が一方的に私を屠る事は可能でしょう

【つまりは少女は飛び道具を持っていないという事か】
【それも嘘かもしれない可能性は十分にある】

【そしてやはり青年がどう動くのか観察しているように動かない】
614 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:54:25.05 ID:b4ECDhgo
>>606

Retrace - rucia

【倒れたまま呟かれる言葉】

【少女の周りに、”あの”黒い魔力が集まる】
【閃光に飲み込まれながら、はっきりと、黒がその中に見える】

【緑色の奔流が去った後、その軌道上には少女と、その下の本だけが残った】

あ、あああああ――

【鼓膜を突き刺す高音が、喉が壊れるではないかというほどの音が】
【この一瞬、その肢体は悲鳴を上げる楽器に成り下がっていた】

>>608

【輝夜やリライズの攻撃によって、直接被害を被ることは無いが】
【ダメージが一定を超えた本は、消えてしまう――!】

【大技の連発で、ルシアの周りの足場は制限されてきている】
【もう、あまり動く余地は無い もっとも、動く必要もない、か―?】

>>611

【リライズの消える瞬間、少女の視線は上を向き】
【”最後”がその視界に入ることは無かった】

さよう、なら……いってらっしゃい――

/お疲れ様です こんな時間まですいませんっ!
615 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 03:57:19.46 ID:b4ECDhgo
>>614
/っと訂正 Retrace - rucia → Retrace - lucia 
616 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:01:08.70 ID:Khz/MQoo
>>613

おや、その口調だと、自分には戦闘能力が無い、と聞こえるんだけど…、さ。

【その中性的に整った顔をクシャっと崩し、笑ったような困ったような顔で、読めないなぁ、と呟く】
【そのまま左手が頬へと伸び――】

ぉっと…、危ない危ない

【頬を掻くという癖。刃長15cmもの爪を装備した状態ですれば、顔を引き裂くだけだ】

俺の能力を見たのなら、死んでもらおう、かとも思ってたんだけど…、君を見てると毒気が抜かれちゃうね

【困った困った、と青年は目を閉じて首を振った】
【殺 すようなことを言いながら、この暢気さ。いまいちペースが読めない】
【目の前の幼い少女などいつでも殺せるとでもいうのか、それとも】
617 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:08:19.45 ID:hYLuorko
>>614
【そして押さえていた熱が輝夜を襲う――急激な温度変化に汗が吹く、意識が乱れる、身体がよろける――】
【だが――】

ま、だ・・・

【まだ終われない、終わってはいけない――!】
【その思いが、跪きながらも彼女に杖を降ろさせない】

負けて、ません・・・っ!!『白き光よ』!

【振り絞るようにして杖に乗せるのは、言葉の通り白く輝く魔翌力の閃光――触れたものを激しく吹き飛ばす「拒絶」の魔翌力】
【震える手で、それを少女に向け――】

い…っけえぇーーー!!

【最後の叫びと共に、残るありったけの魔翌力の弾丸を少女の胴体目掛けて撃つ――
拒絶の弾丸なら、今の少女の有様なら、先程の様に吸収されることは無いだろうという読み――或いは希望的観測による一撃】
【それを放った直後、輝夜は糸が切れたように、その場にあっさりと倒れ伏すだろう・・・】
618 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:09:26.57 ID:ks.GMI2o
>>616

あら、その通り正解です察しが良いですね驚きました

【否、驚いていない】
【表情は変わらずの無である】

毒気を抜かれてしまうのは対象の姿がコレだからですかね
なんとも緩い、人は容姿で計る物でも無いでしょうに……

【じいっと青年の目を見据えたまま】

あなた方は間違っています、いつも他者の或いは物事の内面を見ないでいる
間違えて間違えて、これからも間違い続けるのでしょうね……愚かであり、それも人らしさか

【言葉から汲み取れるものは「くだらない」という感情】
【鼻で笑いだしそうだが、無表情は崩れない】
619 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:19:46.57 ID:Khz/MQoo
>>618

いや、容姿というか――

【青年は、言いたいことがまとまらないのか、うーん、と唸り】

…まぁ、女子供は傷つけたくない、っていう紳士的な意見を否定する気は俺には無いんだけれど、さ

【青年は気になっていた】

アンタ…、さ。本当にそこにいるの?
なんていうか、客観的すぎるんだよね。存在がさ。言葉に感嘆も無いし、感慨も無い。
少なくともアンタは、アンタ自身のその身体に興味が無いように見て取れるんだけど。

【青年の眼差しは疑いの目】
【人形、幻影、分身。自分以外の身体を持つ者は、いる。だが、目の前のコレは――】

言ったよな? 人と話す時は同じ目線で、って
…アンタ、ちゃんと俺と同じ位置に立ってる?

【違和感。対峙してより強くなった違和感】
【目の前の幼い少女を殺しても、相手が何も痛くないのなら、意味は無い】
【やるなら上手くならなければいけないのだ】
620 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:20:03.99 ID:Kv12YOko
>>611>>614>>617

―――――――――。

【少女の身体が、黒い魔翌力に包まれていくのを見る】
【その直後、>>606の攻撃。広範囲に渡り閃光が広がり】
【黒い魔翌力に守られた少女と、その下に残った本へと視線を向けて】

二度目は無い、か……いや、出力を上げれば、可能性は―――。

【閃光によって、足場にしていた本が全て消滅】
【本棚に飲み込まれるのを避けるため、茶色の棚部分へと移動し】
【左腕、セーターの裾を再び真っ直ぐ少女へと向け伸ばす】

【そして、先程同様ビーム砲を撃つ準備を整え、発射する直前】
>>617の攻撃。“白き光”が少女に向けて撃ち出されたのを確認】
【白と黒。互いに打ち消し合ったりしないだろうかと憂いつつも、やれることはコレしかない】

………もう一発、いっとこうか。

【轟――――】

【先程とほぼ同じ、黒の魔翌力の奔流が少女を飲み込まんと撃ち出される】
【タイミングとしては“白き光”の着弾直後に着弾する位】
【出力は先ほどよりも明らかに上、直径は2m程にまで膨れ上がっている】
【代償は左腕。丸ごと一本失っても、現状が動くのであれば安い出費だ】
621 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 04:21:49.83 ID:.2hvXUQo
>>602(白坂 カゲツ)

【──其の花を。忌むべき白き華を】
【狂おしい程、綺麗だと思える心は備えているのに】
【身体の芯から犯されるような怖気は、どう振舞っても消える事が無かった】

【──陽光は、幹を伸ばし花を咲かせる万象の温もり】
【このような甘き猛毒を孕んだ呪花にでさえも、平等に恵みを齎すのだな、と】
【裂帛の刃が自身に迫る須臾の間、時の止まった感覚の中で、ゴエティアはらしくない思考していた】

 (──反吐が出る程、甘ったるい)
 (まァ……嫌いじゃ、ないが──)


 【──斬】


【刹那に、黒い華が咲き誇った】

>>603(ヴァルトスラット)
【──天を見上げていた】
【既に甘ったるい猛毒に蝕まれたこの肉体は、既に感覚など伝えない】

【最後は何を見て死のうかなんて、またもゴエティアにらしくない思考が昇っていた】

【太陽が、クソ忌々しい程に眩しい】
【網膜を灼き付けるような、峻烈な光が視界一杯に広がっていて──】
【──其処にぽつり、黒点のようなものの姿が、眼に飛び込んできた】

 (──あれは……)

【──隕石と見紛うかのようであった】
【あいつも確かに切り裂いてやった筈なのに──何故、と】
【ゴエティアは、戦慄し困惑し、しかし、身体はもうとうに動く筈も無かった】

 【──ぎンッ】

【ヴァルトスラットの姿と、その上に顕現していた風の鳳の姿が重なって】
【まるで見た事も無いような、何処か幻想じみた龍人の姿を形作っていた】

【それを脳が認識した瞬間──いつの間にか、一気に距離が縮まっていて】

 【──ず、どンッ!】

 (……──……重──……ッ……──  ──  ──)

【彼の身体が、圧搾されたかのように、拉げた】
622 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 04:23:22.95 ID:.2hvXUQo
>>612(ジョシュア・ランドバーグ)
【──そして。何故だろうか、屈辱的な死に面しているというに、先程から嘘のように心が穏やかなのは】
【敗北は大嫌い、甚振る事こそ快感、この偉大な我こそが勝者に相応しく、こんな所で敗北など赦せる筈が無いのに】

 (……お前……まさ……、……──か  ────  −)

【──何だかこの感覚は、懐かしいような気がしていた】
【ゴエティアにとっては初めて味わうものである筈なのに、何故か懐かしい】

【解き放ってしまえば終わっていたのに──其れを躊躇わせる程に、彼は心地が良かった】

 (……──ば……カ…??…ヤ……──ろ      )

【──それに気付いたのは、命亡き後だった】
【最後の最後、ジョシュアが発動させた術式が、どんなものであったのか理解したのは──】

//短いのですが、ここで一旦続……
623 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 04:24:42.06 ID:.2hvXUQo
>>C組ALL

 【ぎゅ、ぱん──っ!】

【光が弾けて──世界の全てが、霧散した】
【足場も、ゴエティアの見るに耐えない亡骸も、一切が消滅していて】
【来た時とは逆の、何も無い真っ白な空間に、変わっていた】

【余韻の響くような、静謐】

【──ふと、その時】

 【──ぱち、ぱち、ぱち】

【何処からともなく響いた、拍手の音】

 ──いや、大変素晴らしいものを拝見させて頂きました

【──ず、と。地面から沸き上がるように現れた、一つの影と、大きな扉】
【タキシード姿のその人物──最初に三人を導いた、あの『案内人』である】
【ただし、首から上に浮遊しているキャンバスには、何も描かれていないのだが】

 おめでとうございます。貴方方は無事に……とは言い難いようですが、
 あの深淵の苑を見事踏破し、帰還の鍵を手にする事に成功しました

 割と酷い有様になっているようですが……何、此処は仮想遊戯の世界
 貴方方の愛する新世界へと戻れば、傷は何事もなく、元通りでしょう

 尤も、心に傷を負った場合は、どうなるか存じませんが──

【そこで漸く拍手をやめて、一度全員の姿を見渡すと】

 さて──貴方方を無事に向こうへ送り届けるまでが、『案内人』である私の役目
 向こうへ戻った後も、皆様のより一層のご活躍を、深淵の底より期待しております


 事実は小説よりも奇なり──
 ──新世界を歩む際も、足元にはお気をつけて

 本日は誠に、ありがとうございました──

【ぎいぃ──】
【ログアウトに通ずる扉がゆっくりと開かれて──宴は終わりを告げる】

 【──GAME CLEAR=z
 【NO CONTINUE──CONGRATURATION!=z

//ではボス側はこれにて!
//大変お待たせしてばかりで申し訳ありませんでした……もう、ガリガリ精進いたします
//お疲れ様でした、ありがとうございました!
624 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 04:27:59.34 ID:b4ECDhgo
>>617 >>620

【長いこと抑えられていた熱が、一挙に解放されて】
【本の許容熱量を一時的に上回った】

【フィールド全体を再度囲う火炎と、煙】
【そんな中、輝夜の最後の一撃が、ルシアの捨て身の二撃目が放たれる】

【混ざり合うことも消し合うことも無しに、二色はそのまま一点に収束する】
【現在の少女に、避ける力は無く 弾かれた先に、本の床は既に無く】
【真っ白な中へと消えていって】

【輝夜の倒れこんだ本もまた、真っ白な中へと消えていって】

【白黒の明かりが全てを白へ――】



Retrace! - mythological=sophia!

【体が元に戻る 炎も熱も、ダメージも……!?】
【数少ない足場、ルシアのすぐ横に平然と立っている】
【真っ黒な髪を腰まで伸ばし 真っ白な肌には何も纏われておらず】
【同性だけだからか、彼女だからか、羞恥心を見せる様子は無い】

【その身体は、比喩でもなんでもなく、透き通っていた――】


えへへ、おめでとう 大体当たり、かな
あはは、あははー 楽しかったよー!

【心の底から楽しそうに、笑い声を上げながらルシアに抱きつこうとしてくる】

【触れられれば、ルシアは”誰かの死”の追体験をする羽目になる】

【薄暗い闇の中、数回に渡って斬りつけられた手首は、赤黒い液に塗れて】
【それでもまだ弱い噴水は止まることは無く 少しずつ生命が削れていって、少しずつ自己が薄れていって】
【斬った直後に比べると幾分鈍くなってきた痛覚が鼓動する度、黒い喜びが内から外から滲み出て】
【それなのに次の瞬間には真っ白な中にいて―― 誰かの、記憶  早送り】

【記憶の中を抜け出す頃には、少女の姿は消えている】

【その体験に耐え切れず、体勢を崩して落ちたり、なんてことが無ければ――彼女の、彼女達の勝ちだ】
625 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:32:48.31 ID:V..sz2SO
>>607>>612>>621>>623

…………あ、ぁ

【風、と、陽光】
【きっと、普通の感覚で捕らえれば、眠気を誘うような心地好さなのだろう】

【黒い血液が、白い肌を髪を花を汚して】
【……ああ、温かい。そう感じた瞬間に】

………………、……いたっ。

【ぽつっと。それだけ】
【まるで、料理をしていたらうっかり包丁で手を切ってしまった。そんな軽さで呟いて】

【――――から、ん】

【裂けた眼窩・歪に折れ曲がった左腕・切り裂かれた懐】
【三ヶ所から、きっちりと。痛みが送られて】
【…………眠気。ふらり、目を閉じて、倒れ伏す】

【ざぁ、と、少女の躯が、血を吸った刃が。風に乗って、消えてゆく】

【白坂カゲツ――気絶によりログアウト】

/お疲れさまでした、ありがとうございましたー!
626 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:32:47.62 ID:ks.GMI2o
>>619

成程、勘が良い……

【唯一言、それだけ述べて】

私という肉体は、肉体と言えるかは怪しいですが確かに此処には存在しています間違いなくね
ただ、箱の中を観察する観察者には感情は特には必要ないという事です

【箱の中、つまりは世界?或いは人?】
【少女の言葉は必要な物が所々抜けている、ただ全てを話すつもりが無いのは明白か】

物質的には立っているでしょう?まあ言いたいことが違うのは分かりますけども
貴方は人と人が全て同じ立ち位置でいると、いられると思っているのですか?

【生まれ、環境、教育………】
【様々な違いは必ず生まれる】

……それはありえないでしょう、貴方が貴方の容姿の通りに時を刻んでいるのなら
それなりの経験があるのなら、個人は個人として他者とは全て違うということを理解している筈です

まあこれも詭弁の類かもしれませんけどね
変わらないのはただ1つ、私を生かすも[ピーーー]もあなた次第という事です

【目の前の青年はどうするのだろう】
【今はそれだけが気になる……
627 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:35:06.46 ID:hYLuorko
>>624
【白い世界にはけして融け合うことの無い漆黒の髪、夜色の瞳――】
【輝夜はそこに、ただ横たわっている】

私は、ここまで・・・かな

【プログラムは、色の無い仮想空間から非情な色に満ちた現実へと輝夜を引き戻す――或いは、追い出す】
【ほんの一瞬、間を置けば、そこには輝夜の姿は無く――――】

/まぁそんな感じで退場なのです。お先にお疲れ様でしたー!
628 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 04:40:15.66 ID:/Xd6yaYo
>>612,621,622,623,625

【彼を後追いする血液は、バケツの中の水のようで、蛇口を捻った時のようでもあった】

【――ドチャァーッ】
【受け身も取らずに地面へと落下した彼――】
【ジョシュアのサポートがなければ、間違いなく腕を折っていて】
【更に、腕がクッションとなっても吸収しきれなかった衝撃によって】
【―――首を折っていた可能性もあったのだが・・・】

【それは、まぬがれたようだ】 【変な体勢で落下はしていたものの、受けた衝撃は少なく済み】
【この空間内だけとは言え、全身マヒや、重度の骨折はしなかったようだ】
【もっとも、蓄積していたダメージは大きかったようで・・・その場から起き上がっては来ないのだが】
【ちょっと揺らした程度では起き上がらない、――彼を扉へと持っていくか】
【運営に空間自体から追い出されるかでもしなければ彼はこの世界に留まるだろう】

【案内人の声は、果たして彼に届いているのだろうか】
【鳥のようで、それでもって龍である、人型のモノには――】

                  リ タ イ ア
【ヴァルトスラット――結局は再起不能】


/皆様乙でしたー
/色々申し訳ありませんでした、そしてありがとうございました
629 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:42:15.81 ID:Q.FKvEQo
>>609

うああっ・・・!
【けり返しで離れたとはいえ、完全にその爆風から回避できるものではない】
【煽られ、吹っ飛び、地面に叩きつけられる】

・・・ああ、貴方は・・・。
後悔、していたんですか?
【ぼろぼろで倒れたまま、そんなことを呟いた】

【そして意識が消えていく】
【否、元に戻る。しかしそんな気がしてならない】
【ああ、今日はゆっくりと休もう。精神の疲れも、それなりに辛い】
【そんなことを考え、蒼女は、ゆっくりと目を閉じた】

/ウィルマの人の返事がないんで、お先に失礼させてもらいまするー
/お二人とも、お疲れ様でしたー!
630 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 04:42:27.83 ID:123WYqso
>>621>>622>>623>>625>>628

(……終わったの、かな?)
(――白坂さん、ヴァルトスラットさん……有難う、御座いました……)

【奈落に堕ち行く身体、既に術式を維持するだけのジョシュアは】
【怪鳥を通してゴエティアの撃破を察した】
【口元に微かに浮かべるは、笑顔。其れは勝利に対してか、それとも別の意味もあるのか】

(そして……「ゲーティア」さん……。今度は……違う場所で、ゆっくり……お話ししたいなぁ……)

【それを知る者はきっと、ジョシュア・ランドバーグを於いて他にはいない】
【刹那の一瞬だ。世界が変化し、純白の園へと塗り替えられるまで僅かに足りず】
【共に戦った仲間と勝鬨を上げる前に、風の大怪鳥はサラサラと溶けて姿を消していく】

【其れは――術者のダウン。戦闘不能の状態を示す現象であった】
【GAME OVER。勝利が確定すると同時に、ジョシュアの身体は仮想世界から消滅していた】

【万全の勝利とはならなかった。しかし皆が皆、死力を尽くし戦ったこの経験は】
【きっとジョシュア・ランドバーグに取って掛け替えの無い思い出の一つになるだろう】

【意識が切れて、筐体の中で気絶しているジョシュアには……まだこの記憶をアルバムに閉じることは出来ないが】
【きっと夜が明ける頃には――今日の事を思い出しながら、また新しい一日を。手の届く微かな平和を噛み締めながら過ごすことになる】

【明けぬ夜はなく。必ず朝日は昇るだろう】
【この小さな「少年」は、それを誰よりも強く求めているのだから――――】

【ボスラッシュイベント】
【BOSS:ゴエティアvs勇者:白坂カゲツ・ヴァルトスラット・ジョシュア――勝者・勇者陣営】

/皆さんお疲れ様っしたー!ですぜー!
631 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:51:12.53 ID:Khz/MQoo
>>626

【「観察者」 少女は自分のことを、そう言った】

無駄足、だったかな…。

【青年は、そう呟くと】

―――喚起せよ―喚起せよ―ソロモンの大鍵
―――我、律法によりて命ずる―ベリトよ、宝物庫の門を開けよ

【詠唱。恐らく召喚術の類。両手に装着していた“爪付きの手袋”が鈍く輝き消失する】
【「召喚」ではなく「召還」】
【武器を仕舞った。青年は素手】

中々のご高説、どうもありがとう。お礼といっては何だけど、もう一度見ていく?
『底無し穴(イベントホライゾン)』

【言葉に続いて青年の周囲に現われたのは、『穴』】
【黒い穴。穴なのかも分からない。闇が渦巻くように、ただただ真っ黒な何か。月光に照らされても尚、ソレは漆黒を保ち続けている】

本来はこういうことには使わないんだけど…、さ。

【どうやら殺 す方向で決定したらしい】

632 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 04:56:04.45 ID:Kv12YOko
>>624>>627

【白と黒の一撃は、少女の限界を上回ったらしい】
【二つの色が消えた後、在るべき本が全て無くなっており】
【終わった――そう思って、ほ、と一息吐こうとした刹那】

――――――、!?

【何時の間にか自分の隣に現れた少女に驚き、目を見開く】
【まだ生きてる、と理解し行動を起す前に】
【楽しそうな笑い声を上げる少女に、抵抗も無く抱きつかれる】

 【不意に手首に感じた痛み。視線を向ければ、赤黒い其れ】
 【とく、とく、と。鼓動と共に其れは溢れ、零れ、鈍い痛みが走る】
 【手首を中心に、全身を抜けるじんわりとした痛み】
 【それに続くように、どす黒い感情が少しずつ満たされていき―――】

――――、………………っ。

【気が付けば、周囲は白い世界だった】
【手首からの痛みは無い。左腕がじくじく痛むが、コレは自業自得と言うものだ】
【精神的、肉体的な疲れがどっと溢れ、ふらりと体勢を崩す】
【だが、此処で倒れるわけには行かず、此処で終わるわけにも行かない】
【ぐ、と踏みとどまり、何とか無事な両足で、確りと立ち、右手を天に突き出す】

【私達が勝利者だと、この世界に示すように】
633 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 04:57:45.19 ID:b4ECDhgo
>>627 >>632
【残ったほんの数冊の本も後を追うようにして消えてゆき】

【立った一人、空白の中に黒が残る】
【やがてはそのルシアも世界に戻ってゆき】

【真っ白なオブジェクトに中身は何も無く、残るのは枠だけ】
【タイトルバーには何か示されているのだろう?】

【どこかで、笑い声が木霊した気がした】

―B組 勝者:勇者側

/お疲れ様でしたっ!!!
634 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 05:00:04.55 ID:ks.GMI2o
>>631

……………ふむ、それでは蒐集

【その言語と共に少女の金瞳がカメラの絞りのように大小と変化】
【目の前の情報を出来る限り集め始める】

(ソロモン……ベリト……宝物庫……)
(別空間を利用した武器庫か何かでしょうか)

それはそれは、喜んで見させて頂きます
人に関するあらゆる情報が欲しいのでね、むしろお礼を言いたいぐらいです

【底なしの沼のようにも見える『穴』】
【あれは一体何に通じているのだろう、興味は尽きない】

【青年の使役した物、それらの物の仕組みの表層程度は少女のその瞳で理解出来る】
【もっとも何らかの妨害、例えば物の情報を保護する結界などがあった場合はその限りではない】

む……出来れば本来の用途も知りたいのですが……

【ここで初めて少女は顔をしかめた】
635 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 05:11:27.75 ID:Kv12YOko
>>633
/お疲れ様でしたーっ
636 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 05:13:21.23 ID:Khz/MQoo
>>634

用途は…、防御、かな。コイツは俺の周囲にしか展開できないから。

【直径10cm程度の黒い球体状の何かを、掲げた右手の上に展開する】

…まぁ、アンタなら、もう分かっているかも知れないが、これは俗に言う「ブラックホール」。
正確には、直径10cmのシュヴァルツシルト半径を持つ超重力球面空間、ってとこかな。
コイツの中心部にある特異点では曲率が無限大(r=0)となって、飲まれれば光ですら脱出することはできない。

【黒々とした球体状のブラックホール。光に照らされても、黒が薄まる事は無い。全ての光を吸収している為だ】

コイツの中の時空はブラックホールの回転方向へ光速度より速い速度で中心に向かって引っ張られていて、
内部においては物体や現象その他全てのものが超重力加速度によりプラズマにまで分解されるんだ。

何でも吸い込む無限の盾、って感じ? まぁ…、文字通り「何でも」だから、出したまま放っておくと、俺すら吸い込み始めるのが欠点だけど…。

【またしても、困った困った、と青年は首を振った】
637 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 05:26:27.68 ID:.2hvXUQo
【とある、アパート内】

……おい、やこー……
……トイレ、何処──

【一人の小さな少年が、寝惚け眼を擦りながら、廊下をぺたぺたと歩んでいた】

【外見にして8歳程、小さな白皙の彼──】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪に、真紅の瞳を持ち】
【白黒ボーダーの大きなシャツ一枚を、ローブのようにして纏っていた】

【つい今しがたまで寝ていましたとでも言うに、髪は寝癖だらけで】
【寝惚けているのか、居候先の主の名を欠伸混じりに呼びながら、トイレへと潜っていく】

【一、二分後。やがて、水洗の音と共に、扉を開いて】
【眠気で不機嫌そうな顔をふらふらと左右に揺らしながら、ねぐらへと戻っていくのだが──】

【──ふと、その歩みが唐突に止まって】
【自身の背後を、そっと振り返ったまま、静止】


 ──……、……?
 ……──何だ、この感じ……


【沈黙。夜明けも近い深夜、其処に誰の姿が在るわけでも無いが──】

【──少年が向いていた方向の、遥か先には】
【奇しくも、ボスラッシュイベントの会場が存していた】

【──何かをじっと見つめているような、少年の紅い双眸】
【しかし、数十秒ほど経った所で、凍った時間は再び流れ始める】

……くぁ……ぁ……──いいや、ねみ……

【言葉に言い表せる事の出来ない不可視の違和感が、身体を這い回ってはいたのだが】
【蕩けるような眠気は、その全てをうやむやにして──彼はまた、眠りへと堕ちていった】

//絡み不要です、お邪魔しました
638 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 05:28:18.25 ID:ks.GMI2o
>>636

いや、なんというかそこまで説明して貰えるとは思いませんでした……
(なんだか一生懸命蒐集しようとした私がピエロのようです)

【情報戦も何もあったものでは無い、とばかりに小さく溜息】
【しかし一方で不本意な方法ではあるが情報は得られた】

……?それでは貴方も危ないですよね、流石に心中は嫌なのですけど
(もしもの時用に、私の中身の情報の転移の準備を……)
(転移先は、私の半身で良いです……半強制、許可を取る必要も無し)

【心中ではない、とは思っているがとりあえずの突っ込み】
【攻撃しようとしているのだから彼自身が巻き込まれるような策は取らないのは明白だと判断】

それの丁度良い例えが浮かびました、極大威力のサイクロン掃除機
今からそれをどうするつもりなのでしょう……私が巻き込まれそうな予感がしてなりません

(まあ壊れても半身がなんとか上手くやるでしょう、何の感慨も……)

【浮かばない筈だった】

(檸檬お姉さん、エルお姉さん、カイお兄さん……もう少し一緒にいたかったですね)
(なんだか胸の辺りが少し寒いです、でも私がいなくなった程度彼らにとってはどうということは無いでしょう)
(そもそも私という存在がイレギュラーでもありますし、彼らの日常に私が影響を与えているともそんなに思えない)
(与えていたとしても時間が経過すればいずれ私の事など忘れてくれるでしょう……)

いや、これも未練か――――

【情けない自分を認識してしまった】
【観察者なのどとはよくもまあ恥ずかしげもなく言ったものである】

しかし今更ですね、残念……

【小さな声すら黒い球に飲まれてしまうのだろう】
【少女の顔には確かに悲しみが、彼女自身知らずの内に刻まれていた】
639 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 05:53:03.88 ID:Khz/MQoo
>>638

冥土の土産ってことで…、さ。
これで、アンタを吸い込んで素粒子以下までバラバラにすることも可能っちゃ可能だけど…、今回は止めておこう。
今度は左腕だけじゃなく、全部、飲まれるかもしれない。

【さらっと言い放ち】
【ズズ…、とブラックホールが動き出す。反射的に青年はブラックホールを遠ざけた】

おっと…!、もうあんまり時間が無いね。
ブラックホールに取り込み、プラズマに変換したエネルギー。そのエネルギーの29%をブラックホール内から取り出すことができる。

【ゆっくりとブラックホールを動かし、青年の右肩の斜め下、5mほどの位置に置く。恐らく、移動させるのは、この速度が最高速なのだろう】
【75°回転。プラズマジェット、その狙いは目の前の少女】

展開…、「プラズマジェットキャノン」
…残念ながら俺は紳士じゃない。さようなら。可愛らしいお嬢さん

【言葉と同時にブラックホールが膨れ上がる。半径2m程度の楕円形のエルゴ球が発生した】
【凄まじい吸引力。人も空気も物も思いも全てを飲み込んでしまいそうな、強烈過ぎるほどに強烈な引力。ブラックホールを中心とした超重力】
【局地的に時空が歪む。空間がミシミシと音を立てているかのような錯覚】
【静止時空とエルゴ球との間に静止境界、エルゴ球とブラックホールの間に事象境界の二つの境界が発生】

【建物を削り取りながら放出の準備をするブラックホール。必死な顔でバルコニーにしがみ付いている青年。そのバルコニーすら嫌な音を立て始め――】
【そういえば、少女の名前を聞いていなかったな、と思い、まぁ、それも今となっては、どうでもいいことなのかもしれない】

【垣間見えたのは、少女の顔】
【なんだ。やっぱり、繋がりはあるんじゃないか。何が観測者。絆の色は誰も何も変わらない。だから、そんな顔されたら毒気が抜かれるん――】

【――瞬間、漆黒の大砲から、溜めに溜め込んだ強烈なエネルギーが少女に向かい、ブラックホールに対し垂直方向に噴き出された】
640 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 06:14:29.98 ID:ks.GMI2o
【冗談、それは恐怖を隠すためのもの仮面か】

――――くぅ……っ!

【黒球に引き寄せられるローブを抑える】
【腕を動かす事も目を開けている事も大分辛い】

(この体では最後になるかも知れない風景、焼き付けなければ)

【その行動の半分は義務、半分は思い】

来た――――――――

【普通の、ただの人間であればこの極限状態下においては】
【ドラマ、或いは漫画のように物事が遅く進むように感じるのだろうけど】
【そんな事は一切なく、ただ事実は事実として流れていく】

【この姿の前は人形、その前は小さな箱、その前は槍、その前は刀】
【それぞれの時代にそれぞれの人の姿を見つめて来た……それも今日で終わりか】
【いや厳密には終わらないきっとまだ続く、では何が終わるのだろう?】

(ああ、私の意識が終わるのか……)

【少女の目は自分に向かっていくエネルギーを正しく捉え】
【自分に触れるのを確認して……】

――――――――……

【腹部、そこを起点として後方に吹き飛ばされる】
【背後のコンクリに当たり、壁を打ち破り、少し喉に痛いコンクリ粉が周囲に散らばる】

………………

【かつてはアパートか何かだったのだろう廃墟、その廊下まで少女は吹き飛ばされ】
【着ていた服はボロボロになり、エネルギーを受けたその腹部には巨大な穴】
【そこから血が流れる事は無く、少女の中には内臓と呼ばれるような物も無くただの黒く埋められた空間】
【そして少女は動かない、瞳は開けられたままで動かない】

【糸の切れた人形のように動かない――――】
641 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 06:15:00.75 ID:ks.GMI2o
/ぐえあ痛恨のミス
/>>640>>639へです!
642 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 06:46:18.10 ID:Khz/MQoo
>>640

【垂直(上下)に噴出されたプラズマエネルギーは後方の建物をも微塵に砕き、貫き、地面までをも地中深くまで抉った】
【放出と同時にに消失するブラックホール。最初からそういうふうに仕込んでいた。一瞬、撃ったら消えるように】
【放出したエネルギーは29%中の3%ほど。全開には程遠いが、この威力】
【まぁ、もともとが星を消し飛ばす規模。その極々縮小版なら妥当といえば妥当か】

チッ…!

【ついに事切れ、落下するバルコニーから青年は跳躍し】

――飛爪!

【詠唱破棄。青年の両手に、瞬時に先ほどの“爪”が装着される】

捕蝶蜘網陣…!

【両手から計8本の爪とワイヤーが振るわれる。さらに自らの身体を振った】
【展開されたのは蜘蛛の巣に似たワイヤーの網。腕と指先を器用に操り、爪を支点に縦横無尽に張られたワイヤーを辿り、宙を舞う】
【そして、惨状と呼ぶに相応しい少女のいた建物へ】

【砕け散った壁に床に天井。今しがた開けた穴から、建物の中へと歩を進める】
【何故、こんなことをしているのか。別に死を弔う気は無いが、死体を確認する為? 違う気がする】
【直撃したのなら死んでいるだろう。死んでいなければ、今度は建物ごと吹き飛ばすだけだ】

【そして、廊下の奥。ボロ雑巾のようになった少女の姿】
【ピクリとも動かない。微かに漂っていた生物としての雰囲気や気配が微塵も感じられない】
【死臭がしない。やはり、入れ物だったか。噴出した分の補給として死体をブラックホールに入れておこうか、いや、これ以上の能力展開は危険だ】

【少女だったものに近づく事は無く、その死体を一瞥すると、青年は踵を返した。[ピーーー]必要はあったのか、無かったのか】
【それは分からない、が、誰の命にも重みは無く、数量としての意味も無い】

疲れた…、かな。人が集まる前に逃げよう

【青年は白んだ空を見上げ、廃墟を後にした】


/こんな感じでしょうか。長時間ありがとうございました。レスが遅くて申し訳ない
643 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 06:57:38.58 ID:ks.GMI2o
>>642

……………………

【青年が去ってから2分程経ち】
【静かな廃墟の中で変化が訪れる】

(対人警戒式、水面下にて起動――――成功)
(範囲対象、建物全域――――確定)
(1〜8の式、平行起動――――成功)
(休眠状態起動――――成功)

【補助のシステムがゆっくりと起動し始め】
【同時に少女の体から漢字とも梵字ともつかない文字が壁伝いに建物へと流れだす】
【文字それぞれが黒く輝き踊り、そして突然に停止して天井に壁に床に溶けこんでいく】

【少女の周りを包むように生じたのは不認知結界の1つ】
【よほどの目的意識が無い限り、結界内の少女の姿を捉える事を出来なくする物である】

【式が確定した瞬間に少女は建物内から隔絶され】
【静かに、ただ佇んでいた】

/いえす!お疲れ様でした!
/そしてありがとうございましたー!
644 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 08:51:37.74 ID:tP0Jagw0
>>609

【雲の壁が、爆発によって、呑みこまれるように蒸発して往く】
【壊した=\――そう想うのに、左程の時間はかからなかった】
【だが、その余波を受けて、ウィルマ自身の身体にも、支える事など出来ぬ過負荷】

……わは、ははは。
お兄ちゃん、褒めて………

【言葉を終える間もなく―――幸いな事に、オーバーヒートした彼女の魂が、認識する前に】
【爆破≠フ条件のひとつである、『内部構造への修復不能な損傷』が、成立して】
【此れまでで最大の、痛々しい異音と共に―――周囲の空間が、高圧電流の竜巻に依って、徹底的に破壊される】
【そう、『周囲』ですらこの有様なのだから、爆心地≠ナあるウィルマは―――もはや、原形をとどめていなかった】

                     【GAME OVER】

……勝った?
………わははははははーっ、ウィルマちゃん、やっぱり無敵だねー!

【戦闘を完了し、現実世界へ―――先ほどまでと体感的には変わらないのに、説明はできないけど、絶対的な違いが有る世界だ】
【椅子から立ち上がったウィルマの表情は、何時もの楽しそうで、子供らしい無垢な笑みに戻っていたが】
【何処か―――釈然としない、煮え切らないものを、内包しているようにも見えた】

…あー、もちろん、おねーさんも凄かったぞ!
おにーさんも、今日はいっぱいいっぱい見せてくれて、ホントにありがとー! わははっ!!

【挨拶を押し付ける様に叫んで―――余韻からか、奔る事はせず、ゆったりと出口へ歩いていく】
【疑似的とはいえ、彼女にとっての終わりである『爆発』を発動した影響か、記憶の幾つかは消失してしまった様子】
【然し―――心に刻まれた、奇妙な恋慕と、狂気にも通じる純粋さは、決して嘘ではない】
【其れが、次に発揮されるのは――――誰の思いも、よらない様な場所なのかもしれなかった】

/お疲れ様でしたー、寝落ちごめんなさい!
645 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 10:01:41.41 ID:uw1Ou/Q0
【街中】

…………なんか最近、アーディンの旦那、こそこそしてるよなぁ…………
なんか隠してる事でも、あんのか…………?

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【ぶつぶつと独り言をつぶやきながら、歩いている】

また厄介な仕事でも抱え込んだんだろうけど…………珍しい、よな……旦那のあんな姿は……
――――ま、どうでもいいか!
天狼会≠セのなんだの、関わらなきゃ関係無いしな…………

【俯き加減でぶつぶつと何かを口にしていたが、最後にはパッと顔を上げ、ニヤッと笑んで見せる】
【奇抜な格好、独り言などからして、人目につきやすい姿だろう】
646 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 10:22:42.13 ID:HhsD112o
>>645
//まだおるかえ?
647 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 10:27:01.50 ID:uw1Ou/Q0
>>646
/もちろんここに
648 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 10:31:00.88 ID:tP0Jagw0
【魔術協会―――どこかの、廊下】
【少女二人が、仲悪そうに&タんで歩いている】

「(……伸ばせない手なら千切れ、あたしの台詞だったな…)」
「(…くよくよしてても何にもならねぇ、けどあたしはやっぱ、まだ……)」

『……無道、バカはバカらしく、迷いもせずてきぱきと働きなさい』
『命令をこなせれば、お嬢様の様な人間にも価値は有る、のですよ?』

【顔を落としながら思考していた片方―――黒髪、黒目の彼女は、暫くして】
【何かを決意するように、重々しくその首を持ち上げた】

【前を見ながら歩いていた、黄昏色の瞳に、雲色の髪の彼女は、嘲笑した】
【黒い少女の姿を、あからさまに―――『滑稽』で『阿呆らしい』と思っている様子であった】

「……うるせえ、霧之藤。と、言いたぇところだが…。」
「前半だけは、感心してやるぜ…。あたしは、バカになる事を恐れすぎて、変な事まで畏れちまってたから、なぁ…!」

『………無道に褒められると、気味が悪いですね?』
『今夜は、きっと大雪が降るでしょう…ワタクシの里に振る様な、家を潰す程度の雪が。』

【心底良く分からない、と言う調子で、黒い少女の微笑と返答に、背の低い方の影が皮肉をぽつりと零す】
【そして―――二人は、何故かトライアングル≠、定期的に鳴らしては、周囲を見回していた】

/ちょっとした絡み不要文です!
649 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 10:33:48.90 ID:HhsD112o
>>645

(腹減ったな……)

【その前の方を同じく変わった格好をした青年が歩いている】
【黒い短髪に色白の肌。眼鏡。ここまでは普通だが、羽織っている白衣がやや目立つ】
【そして右腕には丸まった盾のようなものが装着してあり、その先端から杖が出ていて地面をついている】
【歩く速度も非常に遅く、身体が弱い人間のようだ】

>>647
//そいじゃ絡みましょ
650 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 10:40:47.89 ID:uw1Ou/Q0
>>649

はぁ……っし! さて、どこかで昼飯でも――――ん?

【一つため息をついたと思うと、元気そうに気合を入れ、歩を進める足に更なる力を加えようとした時】
【目の前を歩いている青年が目に留まる】

(――――おいおい……なんだか最近、健全じゃない人を良く見るのは気のせいか?
椿さん程ひどくは無いみてぇだけど…………何とも言えねぇな……)

【つい先日、同じようにフラフラと歩いていた人物の事を思い出し、わずかに顔を顰める】
【しかし、すぐにその表情を引っ込めた】

(ま、とりあえずは様子見ってとこかな……余計なおせっかいなのかもしれねぇし……)

【なんとなく視線を吸い寄せられながらも、とりあえずは自分のペースを保って歩く】
【青年がどういう状態なのか、観察する様だ】
651 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 10:49:36.75 ID:HhsD112o
>>650

(こんな世界でも障害者は珍しいのか……確かに杖ついてんのは見たことねーな)

【青年は視線をばっちりと感じ取っていた】
【こんな格好をしていれば目立つのは必然。見られる頻度も高いのだろう】
【だから慣れてはいるのだが……】

……

【気にならないわけではない】
【青年の方も少女をしっかりと見返している】
【睨んでいるわけではなく、何となく視線が動いた、といった感じだ】
652 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 10:56:20.50 ID:uw1Ou/Q0
>>651

(…………っあ…………まずったな……
てか、よく考えて見れば失礼だろうよ俺!!)

【目線が合う。その時点でようやく自分が失礼なレベルで相手をガン見していた事に気づく】
【慌てて眼をそらそうとするが】

(――――ま、待てよ……このままだとただの不審者じゃねぇか俺……
だったら一か八か…………っし!)

【このまま引き下がれば、格好がおかしく目線がぶしつけな、ただの不審者として認定されてしまうと】
【変な自意識を働かせ、少女は自分の取るべき行動をシミュレートする】
【そうして取った行動は――――】

――――兄さん、身体の具合が悪そうだが……大丈夫か?

【自分から声をかけに行く事】
【元々、この少女は商売をしている。なら、それをきっかけにセールストークに持ち込めば、視線の不審さも軽減されると考えたのだ】
653 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 11:00:36.06 ID:HhsD112o
>>652

難しい質問だな

【意外と彼はあっさりと返事をした】
【嫌悪感や警戒心などはあまり出ていない】

身体の具合が悪いか? と聞かれれば確かに悪い。ご覧の通り杖が無いと歩けない。あってもゆっくりだ
だが普段と比べて悪いか? と聞かれれば答えはNoだ。これがデフォだ

【何だかめんどくさい解答をしたが、要するにこの状態はいつも通りらしい】
【例え細身で色白で杖をついているという、まるで病人のような状態でも、これが通常】
【格好からの情報だと研究者という捉え方も出来る。話し方やその内容から察するに、そうなのだろうか】
654 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 11:09:38.05 ID:uw1Ou/Q0
>>653

――――そう、か…………
これは生まれつき、それとも後天的な要素でもあるのか?

こう言っちゃあなんだけど、俺は自作の魔法薬の販売をしている黒魔導師でな……
ものによっちゃあその症状、治せない事もないんだぜ?

【話を聞き、一瞬難しい顔を覗かせるものの、すぐに顔を上げる】
【やるべき事は変わらない。そのままセールストークに持ち込む。少女の生業は、あながち今の青年の状態とも無関係ではない】
【黒魔導師と名乗るその少女――――派手な格好をそれらしいと見るか、胡散臭いと見るか】

――――あんた、医者か何かか?

【その服装を身咎めたのか、関係無い質問も一つ零れる】
【もし医者だったりするのなら、それこそ自分の言ってる事は『余計なお世話』でしかなくなってしまう】
655 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 11:13:42.87 ID:HhsD112o
>>654

後天的だな
魔術協会ですらお手上げの俺を、あんたが治してくれるのか?

【こてん、と小首を傾げた。疑う、というよりは純粋な疑問だ】
【魔術協会。多数の魔術師が所属している巨大組織。名前ぐらいは知っているだろうか】

いや。うっかり一般人になり損ねた元魔術師だよ

【明らかに研究者や科学者に似た格好をしているが、元々は魔術師らしい】
【まるで格好と似つかわしくないが、この世界では珍しくない、のかもしれない】
【医者ではなかったが、少女とは分野が似ている】
656 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 11:22:38.00 ID:uw1Ou/Q0
>>655

――――あ? 魔術協会!?

【予想外の単語に、素で驚きのリアクションを返す少女】
【その道のエキスパートが集う集団とパイプがあると言う青年に、ただただ少女は驚嘆していた】

で、あんたも魔術師…………ねぇ…………
(やべぇ……本当に俺、空回りしてんじゃねぇか……!)

【予想とは違ったものの、少女の危惧通り、自分の声がけは余計なお世話になりつつある】

ま、まぁ……とにかく、話だけは聞かせてくれよ。どうなってそんなことになったんだ?

【だが、仕事を途中で放り出してはそれこそ意味がない】
【元々、魔法薬の生成が生業であるため、その要因次第によっては、自分にも対処できるとの自負心は、まだ潰えてはいなかった】
657 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 11:25:45.16 ID:HhsD112o
>>656

どうして、か

【うぅん、と彼は唸った】
【それから頭を傾けたり、目線を動かしたり、左手を項に置いたりと、色々動いてから】

簡単に言えば、悪魔が封印されてた武器を使っていて、その悪魔に身体を乗っ取られた後遺症、かな

【非常に簡潔に纏めた】
【何と『悪魔』だ。それに乗っ取られた後遺症で身体が弱っているらしい】
【残念なことに単純な医学等ではどうにかなりそうもない。だからこそこのままなのだろうが】
658 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 11:36:06.92 ID:uw1Ou/Q0
>>657

悪魔、か……悪魔ねぇ……………………

【話を聞き、ようやくに真剣な表情で吟味を始める少女】
【自分の知識、技術、経験を総動員して、解決法の模索にあたる】

(『乗っ取られた後遺症』となると……可能性として考えられるのは――――――――
『悪魔の因子が残っていて、身体に悪影響を及ぼしている場合』と『武器を使っている時点で、緩慢に影響を受けていて、それから解放された事による欠落』…………
特に、後者の場合だと『悪魔』が身体の一部の様になっていた可能性がある、んだよな…………)

【少女が辿りついた可能性は2つ】
【直接の説明は受けていないが、その『悪魔』は既に何らかの形で無力化していあると少女は考えた】
【今も『悪魔』の影響下ならば、そのサインが何らかの形で表れているだろうと判断したためだ】

(となると、これを治すには、前者なら『因子の排除』、後者なら『別なもので補う』って所になる訳だけど…………
正確にどっちと分からない以上、手の出し様がないな……逆の解決策をすれば、悪影響を与える可能性も十分に考えられる訳だし…………)

【辿りついた可能性から、解決策へと思考を展開させる】
【理屈の様に見えるかもしれないが、魔術と言うものも体系として整えられたもの、そして様々な『要素』から成り立っているものである以上、論理的に思考する必要があるのだ】

――――現状じゃ、なんとも言えねぇな…………
その『悪魔』の事とか、兄さんの体の事とか……詳しく調べてみねぇと、な
……まぁ、今のところ「治るとも治らないとも言えない」ってところか?

【1分程の長考の後、少女はそう口にする】
【その結論は、セールストーク故にやや希望的観測に傾いている面もあるが、判断するには材料が足りないと言うのは事実だ】
【もっとも、魔術協会からして不可能と言われている問題に、少女の力がどこまで通用するかは未知数だが】
659 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 11:41:59.36 ID:HhsD112o
>>658

ふむ、そうか

【青年の返事は随分と淡々としたものだった】
【そこには落胆などなく、興味の無い話を聞くような、或いは他愛の無い世間話のような、そんな気軽さがあった】
【期待していなかったのか、このままでいいのか】

ま、物語でよくある代償ってやつか? そんなところだろう
そういえば、後遺症の中には魔翌力操作と感知を失う、なんてのもあったな

【魔翌力の操作と感知、つまり魔術が使えなくなったということ】
【元魔術師、と名乗ったのはこれが理由のようだ】
【魔術師としての力を失い、歩くのすらままならない割に、青年は平然としていた】
【この状態が長いのなら納得もいくが、この身体になってからまだ一週間と経っていない】
660 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 11:47:35.77 ID:uw1Ou/Q0
>>659

そうか……って、それだけか?

【他人事の様なリアクションに、キョトンとする少女】
【しかも、自分の体の決して小さくない問題に対する事なのだが――】

代償……代償、かぁ…………

【その言葉に、わずかに渋い顔を見せる少女】
【仕事を一緒にした事のある一人の少女の事が、頭をよぎった】

――――ん?
兄さん、自分から召喚したのか……その、悪魔って奴を?

【代償と言う言葉に引っ掛かったのか、そんな質問をする】
【代償と言うからには、それは『自分から捧げたもの』なのだ】
【しかし、『乗っ取られた』と言うからには、そうは思えなかった】
【それならば『奪われたもの』と言う事になる】
【制御の出来ないレベルのものを召喚してしまったと言う可能性もあるにはあるが、眼前の人物はそんなうかつなタイプには見えなかった】
661 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 11:52:24.05 ID:HhsD112o
>>660

ああ、それだけだが?

【首を傾げてきょとんとした表情をする】
【何故聞き返されたか分かっていない表情だ】

召喚はしてないな
ただ、路地裏に転がってたその武器に近づいて、中から出てきた悪魔を死に物狂いで倒して、しばらくその悪魔の力が若干使える武器を使っていた、というわけさ
便利だったがやっぱり悪魔。迂闊に路地裏で物拾うべきじゃないね

【ふー、とため息】
【どうやらその悪魔が封印されていた武器とやらは拾い物で、力で屈服させて半ば使役状態にあったようだ】
【確かに代償と言えなくもない】
662 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 12:01:42.26 ID:uw1Ou/Q0
>>661

そ、そうか…………や、それなら良いんだがよ……?

【嫌に無感動な返事に、違和感を隠せない少女だったが】
【どういう事かは分からないが、本人からしてみれば、これは大した問題ではないだろうと解釈した】

ふぅ、ん…………難しいところだな……
けど、その話を聞くと、やっぱり可能性としては「悪魔と一緒に体の機能の一部が死んだ」って事になりそうだな

【力で抑え込んでいたものと言う事は、その反動も決して小さくは無いだろう】
【ならば、こちらの可能性の方が現実的である】
【ならば、解決策は――――】

失われた身体機能を、何らかの形で補填すれば、魔力の方は分からなくても、身体の方はどうにかなるかもな

【原因はおぼろげながら見えた。ならば対処の大まかな方向性も見えてくる】
【後は、そこへと至る筋道――――どのような魔法薬を作るか、それだけが問題である】
663 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 12:05:45.42 ID:HhsD112o
>>662

まぁだろうな

【まるで一度計算した答えを言われたような反応をした】
【口調から察するに、一度辿り付いた答えなのかもしれない】

だが薬で何とかなる程度なら、とっくに試してるぞ?

【そう言って、また少し首を傾げた】
【魔術協会なんて場所とパイプがあるなら、魔術に関する治療方法は概ね試したと思って差し支えは無いのだろう】
【何より自身が魔術師だ】
664 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 12:16:20.69 ID:uw1Ou/Q0
>>663

なにか、見落としの点でもなきゃ、そうなるだろうな……
一番良いのは、その『悪魔』を直に研究する事なんだが……

【ありふれた答えと言う事は、少女も痛感していた】
【しかし、今の少女の判断材料は『話』のみ】
【現品など、色々調べて見れば別の答えも見つかるんだろうが、恐らくその悪魔は死んだ後なのだろう。無いものねだりをしても仕方がない】

おいおい兄さん、俺を……と言うより、黒魔術をなめんなよ?
この世の禁忌、タブーにも触れる系統の魔術だぜ?
実際、実験動物なんて何体作った事か……って、これは余計か

【自信ありげににやりと笑う少女】
【『協会』と言う、組織だった所では、ある程度『禁則事項』の様なものが存在し、触れられていない分野もあるだろう】
【その点、個人ならいくらでも追及の手を伸ばす事が出来る――――これも、間違えれば目も当てられない事になり、だからこそタブーは生まれるのだが】
【魔術協会が黒魔術まで対象にしているかは分からないが、まだ少女の勝算は完全に潰えた訳ではない】
【――――――――なにより】

…………死者蘇生って言う、俺の生涯の研究テーマにも、なんだか応用が効きそうな話だしよ、体の機能の回復って言うのは……
そういう訳で、お節介かもしれねぇが、ちょいと手を焼かせてもらうぜ!

【――――、一瞬、表情に陰が差し、ポツリとこぼす少女】
【なにやら、そこには本人にしか分からない思いが込められているようだが】
【更に一瞬後には、勝気な笑みを取り戻す】

――――そうだ。兄さん、名前教えてくれないか?
また後で、訪ねる事もあるかもしれないからな

【ふと、互いに名前も知らない事を思い出し、名を尋ねる少女】
【もっとも、道端で出会っただけの関係なのだから、名前を知らないのはむべなるかなと言ったところだが】
665 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 12:26:14.51 ID:HhsD112o
>>664

【彼女の主張を聞き、笑みを見て、名前を尋ねられる】
【彼はしばらく何も言わなかった。何も答えなかった】
【10秒かそこら、経ったところで──】

ふざけるな

【──静かな声で彼は一喝した】

タブーや禁忌を犯すことに対し、笑みを浮かべる人間のどこが信用出来る?
人間としての尊厳を失うことに、自信を持つ人間の何が信頼出来る?
なめるなだと? お前こそ俺をなめるな

人として重要なものを失った学問の結果に縋るくらいなら、死んだ方がマシだ

【はっきりと言い切り、彼女に対し背を向けて歩き出した】
【怒鳴り声をあげたわけじゃない。怒りの形相に変わったわけでもない】
【冷静なままに、ただほんの少しだけ強い口調になり、当たり前のことを、当たり前に言うように、彼女の主張を一蹴した】
【そこには怒りよりも、プライドがあった】

名前だけは教えておく。赤木怜司(あかぎれいじ)

【最後に名前だけを述べて、この場を去るべく歩き始めた】
【かなり遅いため、呼び止めたりするのも可能だろう】
666 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 12:36:21.49 ID:ny/3NpIo
【火の国と風の国、その国境付近―――街道】
【そこを長閑な雰囲気にマッチした一台の馬車がゆっくりと進んでいた】

(対機関連合もJusticeも、もちろん機関も「今は」動いていない――――・・・)
(けれど、“動かない”の次は“絶対に動く”だものねえ・・・・)

【荷を引く馬は二頭、白い布で覆われた貨物は見えこそしないが結構な量が有るらしい】
【時折轡が凹凸を踏むたびに重さに惹かれて馬車は大きく傾いている】
【が、これまた決して倒れる事は無く――――手綱を握る人物も似た雰囲気を持っていて】

だったら今は準備を続けるべきかしら、こんな準備なら幾らでもやるけれど
静かでのどかでいっそ鼻歌でも歌いたい気分よねえ――――♪

【金の髪と金の瞳、手綱を握る手はか細いが年季の入った「主婦」のそれ】
【白黒のクラシカルドレスは馬車とは不釣合いながらも着込む人物には割と似合い】
【剣の如く腰に下げた白い日傘はいかにも高級品、といったような】

【そんな女性が護衛も無しにただ一人、馬車に乗って街道をひた進んでいた】
667 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 12:37:53.64 ID:uw1Ou/Q0
>>665

――――な…………

【青年の言葉に、表情を凍りつかせる少女】
【この様な形で、怒りを買う事になるとは、全く思ってもみなかった】

…………フッ…………手に入れた技術をどう使うか、それをこそ問題にするべきであって、技術を探求すること自体を問題にするべきじゃねぇよ
お前は料理をする時「火事になるかもしれないから」って言って火を使わないのか?
そうやってタブーを設けてれば、『治る物も治らねえ』んだよ

【しばし、ショックを受けていた様子の少女だったが、短く息を吐きだすと、割合流暢に反論をする】
【しかし、確実にそこには怒りがあったのだろう。痛烈な皮肉が、最後に混じった】

――――ま、仕事をしようと無駄なら、覚えても仕方ないだろうが……一応覚えておくぜ、赤木怜司…………

【自分が薬を作ろうと、もう青年――赤木は受け取りはしないだろう】
【ならば、その名前など、自分にとって関係の無い物でしかない】

――――『ペガサス・ウィンド』!!

【歩き去る後姿を冷ややかに見送りながら、少女は呪文を唱え、飛翔する】
【そのまま、空路でいずこかへと飛び去って行った】

(…………胸糞悪ぃ。が…………本職の人間に、あれは確かにうかつだった、か……
まぁいいさ、忘れよう……おれの薬を必要としている人間は、確かにこの世に存在する…………)

【先ほどの言葉が、脳内で渦を捲く】
【しかし、その自負心がくじける様な事は無かった――――自分のやっている事で、救っている命は少なくないのだと】
【どこからともなく飛んでくるカラス達と共に、晩秋の空を、少女はただ飛び続けた】

/乙でしたー!
668 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 12:42:13.65 ID:HhsD112o
>>667

(治る物も治らない?)

子供のような短絡的な発想だ……本当に必要なのは、そこから何を学ぶかだ
確かに縋る人間も居るだろうが、果たしてそれで正しいのかね

【少女の言葉に、彼は独り言のように反論をした】
【果たしてそれで正しいのかと、自分自身にも問いかけて】

//お疲れさーん
669 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 13:33:16.37 ID:3w7waSwo
【水の国――街中】


【人が行き交う『大通り』……特段、何が有るわけでも無い】
【足早に通り過ぎる人や、のんびりと歩く人、建物に入る人――そして、『車から降りた』人物が数人】


「―――……、…相っ変わらず、人多いトコやなぁ。
 おーし、さっさと『トラ』ちゃんに会うて帰ろか。 夜から見たい番組有るンよ。」


【『絢爛』とは別のベクトルに派手≠ネストライプのスーツを身に付けた、金髪の男である】
【金髪は恐らく、“染めて”いるのだろうか……おおよそ、『髪質』の良さそうな其れではない】
【白地に紅いラインが走る其のスーツの右胸元に目を遣れば、金糸によって為されたL.I.H.≠フ刺繍】
【毒々しい紫色の眼鏡の両弦には、対照的な白色が“染め抜く”様にして≪No.63≫の文字を示している】

【彼の周りには、五人の鋭い目付き、スーツ姿の男達……機関員≠セろうか】
【明らかな『悪の数字』の存在に気付いた通行人達は、顔を下げてそそくさと立ち去って行く】


【一方、其の一団を望む事の出来るオープンカフェ――『通りの向かい』】


――――……、…ん?


【長袖のブラックシャツにホワイトベスト、其の上から灰色のファーコートを重ねた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『伊達眼鏡』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【右手はコートの袖から覗いておらず、欠落している℃魔ェ見て取れるだろうか】


(……『あの人』、……何処かで―――……機関≠ノ居た時か……?)
(いや、“違う”――もっと昔……誰だったかな。)


【カップに伸ばした手を停めると、ちょっとした騒ぎになっている『向かい』を見て――首をかしげた】
【雰囲気≠ゥら『機関員』との判断は付いた様だが……何か、引っ掛かるのか】
670 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 13:36:28.12 ID:Uuwg6lAo
【街中】

ふぅ・・・!!

遂に妹誕生ですぅ〜!!
やったねみはるん!家族が増えるよ!!

【桃色のふんわりショートの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【赤色の瞳にピンクのコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【背中には雪だるまをあしらったリュックサックをかぶった幼女がとあるものを押していた】

天然上物のネコさん九十九の神さまっ!!
確かぁ最初に見たものを親と思うんですよねっ!!

【その幼女が引いているものは車体の前部には車輪が1つ、後部には取っ手があり】
【青色の荷台が上につき。車輪には、自転車の後輪についているようなドラムブレーキを装備していて】
【そのレバーが右の取っ手に付いて、タイヤはゴムのチューブ式】

【――――俗に言う。猫車】

【その猫車は少し青色の光を発しながら幼女に押されていた】

誰かこの猫様のお母さんになってくれるおねーたんかおにーたん居ませんかっ!!

【元気よく幼女が叫ぶ】

/大丈夫だ…誤爆してない……
671 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 13:48:33.29 ID:ny/3NpIo
>>669

【その大通りの端、本来なら「車」を停めるスペースに馬力で動く「車」があった】
【詳しい描写は>>666を参照、だが―――現在は荷は積んでいない様子】

【兎も角、その馬車から一人の女性が降り立って“機関員らの方へ”と歩いていって】

――――ねえ、『ナンバーズ』のお兄さん
ちょっとだけお話に付き合って欲しいのだけれど、ダメかしら―――・・・?

【そう言って声をかけたのは前述の通り女性――自然な色の黄金をした髪と瞳をし】
【身に纏う白黒のクラシカルドレスは何処かのお嬢様を思わせる風貌で】
【剣の如く腰に下げた白い日傘はいかにも高級品、といった様な―――そんな一人物】

【声をかけた相手は“No.63”の彼のみで、他の取り巻きには目もくれない――眼中に無い、とも言えるか】

672 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 13:59:23.27 ID:Q.FKvEQo
【魔術協会・正門】

・・・。
【正門に、一人の男が立っている】
【目の紋様が描かれた布で半顔を隠す帽子に、水色の着流しをまとった男だ】
【てには、小さなバッグが一つだけ】

さあ・・・始めようでは、ないか。
【誰ともなく、彼は一つ呟いた】
【そして、一歩目を踏み出した―――】
673 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 14:01:10.98 ID:3w7waSwo
>>671

【女性の接近に合わせて、バッ!と取り巻き達が展開する】
【『ナンバーズ』と『女性』の間……守る@lな形だ――が】


…………うっわ、馬車なんか久し振りに見たわ。

なぁジョッキーニ君、最近“水の国”で流行ってるんかなぁ。
キミ、『馬乗る人』みたいな名前してるからなんか知ってるやろ?


【其の“壁”を押し退けてナンバーズは前に出ると、馬車を見て眼を丸くする】
【取り巻きの一人に無茶振りとも言える質問を投げかけると、「ほぉ〜」と声を上げた】
【『ジョッキーニ』……若年の男性が「いえ、自分は……」と返答すると、初めて『女性に向き直り』】


何やオモン無いな……嘘でもエエから何か返しぃな。
……えーっと、ほんで何? 何か用事? ワイ等ちょっと急いでんねんけど?


【この時点で初めて、女性を眼中に入れて♂話を開始した】
【「迷惑」と言った様子は見受けられず、寧ろ――疑問≠ェ先立っているか】
【どちらにせよ、「機関員にしては」好意的な受け答えで有る事に間違いは無い】


【一方、オープンカフェの青年は珈琲をもう一杯注文すると――其の様子を、眺め始めた】
674 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 14:11:41.96 ID:ny/3NpIo
>>673

・・・・ええ用事ね、というよりは質問かしら?
どっちも似たような意味だから気にしないでお話を進めちゃうわね
時間は取らせないから大丈夫よ、出来るだけ早く終わらせるもの

【ニコニコと、“柔和”以外に合う言葉が見つからない――そんな表情で彼女は言う】
【目の前の人物に多少なり相手にされなかろうが、気にすることは無い】

【―――尚余談だが、馬車を引く馬達には「逃げないように」といった類の縄等が付けられていない―――】

それで・・・・私、『対機関連合』の所属なのだけれど
貴方達のもう少し“上”、議員さんの居場所とかご存じないかしら?

【一応描写をしておくと―――女性は武器らしい武器も、魔翌力を溜めたりもしていない】
【その無防備な状態で所属をバラし、ナンバーズ相手に上司の居場所を問いかける】
【成程確かに簡潔ではある、が―――――】


【オープンカフェの青年が、もし女性の顔を良く見える状況で、尚且つ記憶力が良ければ】
【どこか記憶の片隅に眠る塵のようなその一片に―――見た事がある、そう感ずるものが有るかもしれない】
675 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 14:26:35.37 ID:3w7waSwo
>>674


『対機関連合』!


……ってまぁ、驚くほどでも無いんやけどね。
交戦≠ヘ何回か経験してるし、ナンバーズ見たら接触するのも自明やもん。


【『巫山戯ている』と云うよりも、『素』が此れなのだろうか】
【「敵対勢力」の構成員に対しても、敵意≠竍危機感≠ェ垣間見える事は無い】


で、や――……“そんなん”知って何する積もりなん?
結論から言うたら、『知らん』。 先週一人には会ったけどね。

議員の名前∴ハやったら――、『死んだスパイ』とか通して知ってるやろ?
となるとやな、『ホンマに居場所を知りたい』って訳やん?
暗殺=[とか、誘拐=[とかやる積もりやったら、多分無理やから止めとき止めとき。


【『長広舌』……ふぅ、と息をついて再び馬車に目を遣る】
【恐らく、「一気に喋る」事で“出来るだけ早く終わらせる”積もりなのだろう】


(……、…困ったな、『二人とも思い出せない』。)
(両方“喋った記憶は無い”から――…写真=H ……『髪』―――ん?)


【一方、『死んだスパイ』――矢張り、“明瞭には思い出せない”】
【『髪』と云うワードが両者に共通して引っ掛かるが、思い出すまでは至らないようだ】
676 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 14:41:31.37 ID:ny/3NpIo
>>675

お話のし易い人でとっても助かるわ、私あまり「こういうの」は得意じゃないの
その点で貴方は解ってくれているから・・・でも、困ったわねえ
当然私は知らないから聞いていて、貴方も知らないのではまた手がかりゼロかしらー・・・・?

【ふぅ、と小さく溜息を吐くその様子―――まるで緊張というものは存在しない】
【外見、話し方、大方全てにおいて時間の流れが遅くなるようなこの女性―――】

うーん・・・・そうねえ、名前なら知っているのよ
特別、一人は昔からの仲だからそれはもう詳しく、ね?

・・・それでだけれど、私がしたい事は暗殺でも誘拐でも説得でもないわ
ちょっと個人的なお話をね、主に『金獅子』さんとしたかったりするのだけれど
でもまあ知らないなら構わないかしら、もし会うことがあればよろしく言っておいてくれると助かるわね―――・・・。

【そこで閉口、あくまで伝えたい事はこの程度なのだろう】
【やや困った様子の女性は腕を組むようにして右手を頬に当てた状態で相手の言葉を待つ】

【と、そんな時か―――こんな状況で目を引くのは当たり前ではあるのだが】
【何の気なくして“そちら”、オープンカフェへと首を向ける】
677 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 14:55:36.56 ID:3w7waSwo
>>676


ええよー。


【  一 言  ―――…では、流石に済まないらしい】

【『金獅子』との会談の取り付け……此れへの返答は、快諾≠ニ言って差し支え無い】
【彼としても、『データベース』に流すだけで構わないのだから、大した手間でも無いのだ】


じゃあ、シェン・ロンド議員≠ノ会うたら伝えるから……そや、名前。
ワイの名前はええやろ。 ≪No.63≫って云うのは見たら判る――……し………。


【彼女に釣られて『オープンカフェ』に目を向け――…青年≠眼中に捉える】
【“言葉が途切れ”……この男もまた、ある種の『既視感』を彼に抱いていた】
【だが、脳内を探っても出て来ない=c…「勘違い」、と断定して女性に向き直る】


(「……、…今、『二人ともこっちを見た』――……気付かれた≠ゥ?」)
(「…いや、違う=c…けど、“やっぱり見覚えは有る”……――。」)


【『気付かれた』にせよ、『気付かれなかった』にせよ、怪しい動き≠ヘ禁物だ】
【「一般人」の振りをして、数瞬二人の顔と相対した後――背けて、珈琲を啜った】
【脳内で繰り返されるのは、只管の“記憶の其処を浚う”作業―――】
678 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 14:57:02.12 ID:uw1Ou/Q0
【水の国 風霊統主の城 城門前】

――――よし、今日も探しに行かないと…………!

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のオッドアイを持ち、白いワンピースを着た10歳くらいの少女が】
【きりっと表情を引き締め、早足に歩いている】
【何か、気負っているような雰囲気が感じられる】

【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】

/予約です
679 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 14:58:21.40 ID:Uuwg6lAo
【お花畑(草原)】

ふぅ・・・!!

遂に妹誕生ですぅ〜!!
やったねみはるん!家族が増えるよ!!

【桃色のふんわりショートの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【赤色の瞳にピンクのコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【背中には雪だるまをあしらったリュックサックをかぶった幼女がとあるものを押していた】

天然上物のネコさん九十九の神さまっ!!
確か最初に見たものを親と思うんですよねっ!!

【その幼女が引いているものは車体の前部には車輪が1つ、後部には取っ手があり】
【青色の荷台が上につき。車輪には、自転車の後輪についているようなドラムブレーキを装備していて】
【そのレバーが右の取っ手に付いて、タイヤはゴムのチューブ式】

【――――俗に言う。猫車】

【その猫車は少し青色の光を発しながら幼女に押されていた】

誰かこの猫様のお母さんになってくれるおねーたん
居ませんかっ!!

【元気よく幼女が叫ぶ】

680 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 15:01:46.41 ID:kJbJFRAo
>>678
【城門前まで青年が歩いて来る】
【染めた茶髪はつんつんに立てられ、学生服は適当に着崩している】
【余り柄の良くない風体だ。そして右手には仕込杖が握られている】

さってと、"justice"の城は此処でいいんだよな。
中には……。

【誰か関係者は居ないかと思い目を凝らすと、少女がみえた】
【足早に少女に近づき、話しかける】

あ、ちょっといい?
681 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 15:05:11.06 ID:uw1Ou/Q0
>>680

よし……イーグル……ッ、っと…………!!

【魔力を行使し、何かをしようとしていた少女は、急に呼びとめられて驚いた風に辺りを見回す】
【そうして、青年の姿を認めると、身構えた姿勢をわずかに崩す】

――――はい、なんですか…………?

【その眼には、わずかに怯えの様なものが含まれている】
【以前、一般人と勘違いして機関の人間を招き入れかけた事が、トラウマの様に残っているのだろう】
682 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 15:07:15.09 ID:kJbJFRAo
>>681
【人の良さそうな笑みを浮かべて少女と相対する】

突然で悪いね。
えっと、justiceのラベンダァイスさんて人に伝言頼まれてるんだけど。
これ見せれば分かるって言われてさ。

【仕込杖を見せた】
【柄にはFORCE GUARDIANと刻まれている】
683 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 15:11:09.08 ID:ny/3NpIo
>>677

あら・・・・ごめんなさいね、私とっても助かるわ

ええと、私の名前は『「長谷部 沙莉菜」って言うのだけれど
“彼”に伝えるのなら“こっち”の名前―――「サリナ・ロンド」でお願いするわ

・・・・・・――――あ、言っておくけれど冗談ではないのよ?

【相手が敵対関係にあるながらも多少は好意的、ソレを解っていても快諾にはやや驚く】
【そもそもそんな気こそないが、実は暗殺のためであったら―――】
【そういった事を多少なり考えていたからこそ、すんなり「OK」であったことに胸を撫で下ろし】

(うーん・・・何か視線を感じた気もしたのだけれど・・・・・)
私はパパみたいに達人さんでも無いし、気のせいかしら――――?)

【視線の先に在ったのは自身からすればただの一般人、珈琲を啜るだけの青年である】
【こんな世界であるから、最早外見などに触れるような事も無い】
【“機関員”と話しているのだから目を向けられるのもおかしなことではない、と―――】

【そういった考えに至って、彼女の中でかの青年はそう処理された】
684 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 15:13:32.39 ID:uw1Ou/Q0
>>682

え……あ、あの
ラベンダァイスは私、ですけど…………?

【自分の名前を持ち出され、若干混乱気味な様子を見せる少女――――ラベンダァイス】
【一体、自分に伝言を頼むような人と言うのは、誰なのか】

――――――――…………!!!

【だが、その様な戸惑い混じりの様子も、杖を目にした途端に一変する】
【見間違えるはずもない。その杖は良く知っている品物だった】

お、お父さんの杖……………………!!
あの! この杖、一体どこで!?

【絶句していた状態から立ち直ると、次の瞬間には、半分食ってかかる様に青年に必死の形相で問いただすラベンダァイス】
【間違いなくこの少女は、あの不穏な魔力を纏った男を『父』と呼んだ】
685 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 15:18:09.43 ID:kJbJFRAo
>>684
あれ、君か。

【こんなに小さい子とは予想だにしていなかった】
【ちょっと驚くも、直ぐ平静な表情に戻る】

取り敢えず落ち着け、な?
(つか、親父?)

【少女を制して言う】

ちょいと前の事だったんだが、街の大通りで事件が有ったんだよ。
ゾンビみたいになった人間が他の人間を襲っててさ。

【能力を行使し、その時の映像を流す】
【少々刺激が強い映像である】
【数十人のゾンビ化した人間が、他の一般人を襲っているのだから】

で、まあなんとかしようと思って突っ込んでいったわけだよ。

【暫く、少年の獅子奮迅の戦いが続き、ある程度ゾンビ人間が倒される】
【そして、ゾンビが引いて現れたのが、少女の言う父であった】
686 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 15:26:07.22 ID:uw1Ou/Q0
>>685

あ!
…………は、はい……すいません…………

【なだめられ、どうにか動きを止めるラベンダァイス】
【だが、その顔には、落ち着きを失った表情がありありとあらわれている】

――――こ、れは…………!

【不意に映像を知覚した瞬間、ラベンダァイスの表情が引き締まる】
【普通なら、恐怖に顔を歪める様な反応だろうが、凛とした表情を見せる辺り、この少女もまた只者ではないのだろう】

お、お父さんッッ!!
…………何が…………どうして、こんな…………!!

【映像が進み、『父』の姿を見た瞬間、ラベンダァイスは再び叫ぶ】
【ゾンビを使役し、悠然と構えているのは、まぎれもなくラベンダァイスの『父』だった】

――――――――そ、それで……お父さんの、『伝言』って言うのは……?

【徐々に青ざめる顔。しかしその眼には変わらず力を湛えて】
【『伝言』の主は父だろうと確信し、本題に入るラベンダァイス】
687 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 15:26:58.54 ID:3w7waSwo
>>683

【彼女の危惧≠ヘ正しい――『普通』なら、おおよそ快諾され難い頼みだ】
【『議員襲撃への危惧』……或いは、『連合員と議員の繋がり』……全く、憂慮していない】

【判断材料は、「面倒なことか如何か」】
【快諾した理由は、「手間を要する事ではないから」】

【一種の親切心≠キら感じさせる――落ち着いて考えれば、“理解し難い”応答であった】


ほぉー……「サリナ・ロンド」さんやね。
成る程成る程、――…『お姉さん』かなぁ。

ま、そんな事はワイにとっては首突っ込む℃魔ナも無いわ。
じゃ、ワイはこの辺りで――…ジャッキーニ君、『百家 羅山』の名前で“作って”アウグストに送信な。


【データベース=c…先程から、その存在を『明瞭には』口に出していない】
【「存在が知られる事への危惧」…――そう云った物に、其の言動は準拠しているのだろう】
【もし沙莉菜が「データベースの存在を知っている」のなら、抜け目無さ≠ェ垣間見えるかもしれないが――】

【「バイバーイ」、と手を振ると、一団は彼女の横を去って行く――ふ、とオープンカフェを見れば、】
【先程の青年が『彼等の背を見詰めている』のが判るかも知れない……先程とは真逆の不自然な行動≠セ】
688 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 15:30:35.42 ID:kJbJFRAo
>>686
【まあ、父親がこんなことしてりゃあビックリするよなぁ、と傍観者の姿勢で考える】
【映像は、少年と男の取引に映っている】
【そして少年は伝言を伝えることと引換に杖を貰っていた】
【そして、少女の問に、短く答えた】

『雷の国の荒野にて待つ』。
そう言ってた。
一語一句間違いなく伝えたぞ。

【刀を腰のベルトに差して、少女を見る】

でさ、お前の親父さん何物なんだい?

【ジャーナリストとして、得られる情報は得なければならない】
【ましてや関係者からの情報など、かなり重要な物である】
689 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 15:35:59.16 ID:uw1Ou/Q0
>>688

雷の国の…………荒野…………ッ!!

【それを聞いた瞬間、ラベンダァイスの目に悲惨さと勇ましさが同居した、非常に澄んだ、それでいてどこか虚しい光が宿る】
【『父』の異変の答え。それはその地にあるのだろう】

――――――――え、お父さんですか?
『justice』のメンバーの……ラギデュース=キャニドップって言います…………≪ネル・ナハト≫の戦乱の頃から、戦ってました……

【質問にどうにか答えようとするも、既に心ここに非ずな状態だ】
【応答は端的で、言葉にキレがない】
690 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 15:40:39.22 ID:ny/3NpIo
>>687

ヒミツ、かしら―――聞かないのだから、答えなくてもいいわよね
でも貴方の行動は私にとって助かる事だらけだから感謝しておくわね?
機関でもそれに対するものでも、「礼」は要ると思うから――――

【クスリと笑って、自身の視界から過ぎ去る彼らを見やる】
【あくまで平和的に事は済んだ、となれば―――】

――――・・・・ちょっとお茶でもしようかしらねえ

【チラと視線を変えてみれば、青年の動作は明らかに他とは違うもの】
【先程多少なり気にかかっていた事もあり、彼女の足はオープンカフェへ】

【ゆったりとした足取りでそこまで行けば店員に立ったままココアを注文し】

おとなり、失礼してもいいかしら――――・・・?

【そのまま件の青年が席を取るテーブルへと近づいて】
【敵意の無いニコニコとした笑みを満面に湛えながら、そう尋ね―――――】
691 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 15:41:58.27 ID:kJbJFRAo
>>689
【たしかに伝えた。此処から先は彼女の問題だ】
【事情をよく知らない自分は踏み込むべきでは無いだろう】
【そして少女のその言葉に、メモを取り出して目盛り始める】

ふむふむ。
で、君のお父さん、と。

【名前を知れただけでも大きな一歩。あとは関連する情報を集めるつもりだ】

あとさ、ちょっとjustiseに興味があるんだけど、中に入れないかな?

【実際興味が有るのはjustiseでは無く、情報統合ネットワークであるのだが】
【六王教団にもjustiseにも所属していないため、使用できないのだ】

出来れば、所属したいな、とも思ってるんだけど。

【此処に来たのは、伝言と、其の目的も有ったのだ】
692 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 15:47:30.13 ID:3w7waSwo
>>690

【一団はそのまま、通りを曲がり――姿を消した】
【最後まで其の姿を眺めていた青年は、女性の接近に気付いていなかったらしく】


……、…うわっ!……――あ、す、スイマセン……どうぞ。


【「思い出せない人物の片割れ」が、いきなり声を掛けて来たとなっては誰でも驚く】
【むしろ、この青年は『思っている事が口に出易い』性質らしく――若干、大袈裟に驚いた】

【珈琲を零しそうになりつつも、微笑と共に返すのは了承……矢張り、見覚えが有る≠ニ感じた】
693 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 15:52:58.65 ID:uw1Ou/Q0
>>691

はい…………私がお父さんに『拾われた』のは、もう戦乱も終わりごろだったみたいですけど……

【『拾われた』という表現を用いる――――この親子、血は繋がっていないのだろう】
【しかし、それでも非常なまでの心配を抱いている事は、伝わるだろう】

中に……?
いい、ですよ…………?

【「興味がある」と言う言葉に、首をかしげながらも承諾するラベンダァイス】

(お城に、じゃなくて『justice』に……?)

【やはり、以前身割れしかけた経験が、未だその警戒心を捨て切っていない】
【城自体を訪ねてくる人は多い――――『弱者救済』を旗印に掲げる『justice』は、この城を一般に公開しているからだ】
【だが、『justice』となると話は――――】

…………所属、ですか?

【そこまで考えたところで、そう打ち明けられ、驚きつつも納得する】
【それなら、興味を持つと言うのも分かる話だ――――だが】

えっと……そういうのは、一度リーダーさんにお話を聞かないと…………
私の方で、連絡は入れておきますね…………それまでは、少し待っててください

【ラベンダァイスには、人事権の様なものはない】
【基本的に、来るもの拒まずの姿勢ではあるが、そうした重要な事はやはり古参メンバーの話を聞かない事には始まらないだろう】
【――――現在、『justice』の実権の一点集中の構造を変えようと言う動きがある事は、ラベンダァイスは知らなかった】

――――えと、それじゃあ、ご案内します……

【そういうと、ラベンダァイスは城の中に入る。引き返す形だ】
694 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 15:56:59.64 ID:ny/3NpIo
>>692

あらあら・・・・ごめんなさいね、驚かせちゃったかしら
そのつもりは無かったのだけれど・・・珈琲は大丈夫そうね、良かったわ

【そうして一言、「ありがとう」と口にしてから女性は静かに腰を下ろし】
【大きく溜息を吐いたり、目頭を軽く押さえたり、腕を伸ばして体を解したり】
【そんな事を一頻りしてから小さく、「疲れた」と呟いて―――直にココアが届けられ】

【温かなマグカップを両手で持ちながら暫くは何も言わず、約2分】

・・・・――――ねえ、あの人達に何か因縁でも有るのかしら?

【静かに一口、茶色の液体で喉を暖めてから青年に問いかける】
【それは単純に疑問に思った事、他意こそないが――――】
695 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 15:58:16.25 ID:kJbJFRAo
>>693
そうか、いい親父さんだったんだな。
(成程、只の悪人ってわけじゃ無さそうだ。
この子もいい子そうだしな)

【話を聞き、男の情報を整理していく】

ん、ありがと。

【邪気の無い微笑みで礼を言う】

ああ、まあ戦闘は得意じゃないけど、情報集めるのは得意だから、そこら辺で頑張ろうかと思ってな。

【両目のカメラを起動、鼓膜に接続されたマイクも動き出す】
【癖で、こういう場合は勝手に記録を始めるのであった】
【少年は少女についていき、城の中へ入った】
696 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 16:05:12.99 ID:uw1Ou/Q0
>>695

【赤絨毯の敷き詰められたホールを通り、2階へと上がる】
【そこは居住区となっており、フロアの全てが個室で、全部で100の部屋が存在する】
【『justice』メンバーの一員、そして保護を求めてきた一般人の何人かは、ここに部屋を借りて生活している】

ええっと…………109号室が空いてますね
良かったら、この部屋を使ってください……
いずれ、リーダーさんか、他の『justice』の人が訪ねてくると思うんで……

【部屋を確かめ、空室を探し出すラベンダァイス】
【加入が認められるまでは、とりあえず連絡のとりやすい、ここに居ろと言う事か】
【もちろん、絶対条件ではない。連絡が取れるのであれば、ここに居住を移さなくても構いはしないだろう】

あと……お兄さん、お名前はなんて言うんですか?
報告をしておきたいんで……

【本当ならば、正規メンバーではないラベンダァイスは情報統合ネットワークは使えないのだが、父であるラギデュースのIDを、現在間借りしている状態だ】
【それを使って、仲間に報告しようと言うのだろう。青年に名前を尋ねてきた】
697 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 16:07:23.39 ID:3w7waSwo
>>694

【見れば見るほど、奇妙な既視感が襲うのだが――思い出せはしない】
【無理も無いだろう。昔の写真で見た$l物を、完璧に覚えている筈が無い】

【沈黙の中、此方も同じ様に珈琲を啜り―――】


―――……ぶっ!!!! ……ケホッ!ケホッ!


           【 噴 い た 】


【彼女への直撃は何とか避けようとしたのか――『横』へ噴き出した】
【「因縁」に関してではなく……思うところは色々と有るのだが、正体を知られた≠ニ勘違いしたのか】


【気道に入ったのか――涙目で咳き込みつつ、双眸は彼女の瞳へ】
【「何で?」と、疑問の感情を噴火させんが如く発しているのが判るだろうか】
698 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 16:10:12.06 ID:kJbJFRAo
>>696
【城の中を見回しながら付いていく】
【そして、2階へたどり着き部屋を紹介される】
【貧乏学生の少年としては、嬉しいことであった】

ん、ありがとう。
じゃあ使わせてもらう。

【部屋の番号を覚えておき、そこまでの道順を、脳内で地図データにして保存しておく】
【そして名を問われ】

谷山基樹、ジャーナリストだ。

【短く答える】
【ジャーナリストでは無く新聞部の部長に過ぎないのだが、其の活動は本職と遜色ないものである】
699 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 16:13:35.11 ID:Uuwg6lAo
【お花畑(草原)】

ふぅ・・・!!

遂に妹誕生ですぅ〜!!
やったねみはるん!家族が増えるよ!!

【桃色のふんわりショートの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【赤色の瞳にピンクのコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【背中には雪だるまをあしらったリュックサックをかぶった幼女がとあるものを押していた】

天然上物のネコさん九十九の神さまっ!!
確か最初に見たものを親と思うんですよねっ!!

【その幼女が引いているものは車体の前部には車輪が1つ、後部には取っ手があり】
【青色の荷台が上につき。車輪には、自転車の後輪についているようなドラムブレーキを装備していて】
【そのレバーが右の取っ手に付いて、タイヤはゴムのチューブ式】

【――――俗に言う。猫車】

【その猫車は少し青色の光を発しながら幼女に押されていた】

誰かこの猫様のお母さんになってくれるおねーたん
居ませんかっ!!

【元気よく幼女が叫ぶ】
700 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 16:14:56.60 ID:uw1Ou/Q0
>>698

はい……谷山さんですね、わかりました
1階にお風呂もあるんで、良かったら使ってください……
じゃあ、私はこれで失礼します……――――!

【部屋に案内し、簡単に口頭で必要と思われる施設の説明だけを終わらせると、少女は一つお辞儀をして、立ち去ろうとする】
【報告の後に、伝言にあった『雷の国の荒野』に行こうと言うのだろうが、やはりその足取りはせかせかとせわしない】
【呼びとめなければ、そのまま歩き去ってしまうだろう】
701 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 16:16:31.10 ID:kJbJFRAo
>>700
ん、ありがとね。

【足早に走り去っていく少女を見送る】
【多分伝言の場所に行くんだろうな、と思いつつ部屋の扉を開け、中に入っていった】
702 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 16:18:13.93 ID:ny/3NpIo
>>697

(・・・・あらあら、もしかしたら図星みたいな感じかしら?)
(意外ねえ、当たるとは思わなかったのだけれど・・・・名探偵長谷部沙莉―――)

―――じゃなくて、・・・・大丈夫かしら?

【ゴトリとカップをテーブルに置き、すくと立ち上がって青年に近付いて】
【体温と飲料で温かなその左手を以って「こなれた手付き」でその背を摩ろうとし】

・・・一応言っておくけれど、全部“女の勘”よ?
男の子が男の子を見つめるなんて先ずおかしいもの、よっぽどでなければね
まあ、女の子を見つめているとかだったら別に解らなくは無いけれど・・・・・

それで、割と大当たりだったりするのかしら―――?

【相手の身を案じつつ、向けられた双眸の疑問に答えていく】
【いかに鈍かろうと意思の読み取り程度は出来る―――とはいえ、その答えで満足するかは別で有るし】
【そもそも女性がその背に触れられるかも最終的には青年が決めることである】
703 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 16:22:37.15 ID:uw1Ou/Q0
>>701

【――――4階。管制室】

――――――――これでよし…………
さあ、お父さんの所に行かなきゃ……!!

【『集積情報』に、メッセージを残すラベンダァイス】
【基樹の事と、父の事。そして、これから自分が向かうと言う事】
【3ヶ月以上行方不明だった父に、何があったのか】
【それを確かめんと、ラベンダァイスは勇んでいた】

――――『イーグル・フォース!!』

【屋上に出ると、ラベンダァイスは力を解き放つ】

【ラベンダー色の羽毛を持った、巨大な鷲】
【鋭い嘴と鉤爪を持っており、翼は片翼だけで3m近くあるだろう】

【翼を大きく羽ばたかせると、ラベンダァイスは飛翔する】
【人外の姿であっても分かる程に、焦りが透けて見えていた】

/乙でしたー!
704 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 16:27:23.49 ID:3w7waSwo
>>702

【背中を摩られ、軽く会釈をしつつ――脳は、納得していた】
【「例の男を見詰めていたのが不審だった」……詰まりは、そう言う事だ】

ケホ……ッ…。 ……スイマセン、もう大丈夫です。

【最後に一つ咳き込むと、其れを最後に収まったらしい】
【結果的に言えば、『回答には満足』したらしく――軽く、笑みを浮かべて】


あぁ……いえ、少し『見覚え』が有ったんですが思い出せなくて。
話した事は無い≠ですが、顔を見た覚えは有る≠です。

――……あの、スイマセン。 『名前』とか聞いてませんか?


【此方も此方で、今ひとつ「噴き出した理由」の判らない返答ではある】
【納得するもしないも彼女次第――そんな返答に続けて、小首を傾げて質問を入れた】
705 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 16:39:24.04 ID:ny/3NpIo
>>704

【相手の言葉、それに様子からしても確かに大丈夫そうだ―――】
【それを受けて女性は一度首を縦に小さく振り、手を離してイスに座り】

あら、そうだったの・・・・私も良く有るけれど、困るわよねえ
凄く昔に会った事のある人だとか、ある時同じ場所に居ただとか
そんなこと年を取ったら忘れちゃうわよ普通、本当にもう・・・・・・

・・・・それで実名は聞いてないけれど、“偽名”みたいな名前なら聞いたわねえ
確か「『百家 羅山』の名前で」って言っていたから、それが“そう”だと思うけれど

【生来、気になったことを相手に問い詰める人間ではない彼女】
【いくらか「理由」が気になりはするも口には出さず―――わかる範囲でそう答える】
706 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 16:43:06.66 ID:BF8.KL2o
【何処か】
【街から続く細い路の一つの末端、或いは広い森を抜けたとある場所】

…………

【平坦で開けた土地に、多数の工事用重機や工作機械が並んでいる】
【大規模な工事が此処で行われているのだろうか?……それにしては、酷く静かで、何より人影が無い】

【それもそのはず】
【其処は、一般に『廃棄場』───《スクラップ・ヤード》と呼ばれる、役目を終えた『機械の墓場』】

【故障、又は何らかの理由により一度に廃棄された機械群】
【規模は比較的小さいが、それでも数十は在ろうという鉄の塊】
【原型を留めたまま……しかし必ず何処かが破損しているそれらは】
【綺麗に並べられて、まるでそれら自身が各々の墓標であるかのように、ただ静かに佇んでいる】

………………そうか、成る程

【その中で、一つの機械に手を触れて呟く、掠れた白衣を纏った一人の青年】
707 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 17:29:41.92 ID:nWPNdfMo
>>588
「避ける……よな、やっぱ!」
【半ば避けられる事を予想していたような言動】
【そのまま着地コースを変更する事も無く、引力に従って路地へと落ちる】

【着地と同時に、強烈な足への衝撃が男を襲った】
「っ! ……痛ってえ」
『当たり前ですよ、全く』
「うるせえ、意識同調を崩すんじゃねえよ」
【飽きれた様な女の言葉に、唸る様に返す男】

【視線を横に向けると、続け様に迫る二連撃】
(来るか……!)
【すかさず翼からオーラを展開し、自身の体にかかる重力を軽減する】
【曲げたままの左足を伸ばし、体勢を整えながら体を回して相手に向き直る】

【右手に持っていた刀を両手に持ち直し、中段やや下に構える】
【そこから脇腹を狙った剣戟を打ち止める】
【だが、もう一つの方は間に合わなく、男の左太ももが抉られる】
(グッ!? ……ちっ、流石に二つは無理だったな
だがこれで手負いのまま続けるのは不味い。何より立宮の負担も大きくなる。
なら……)
【生暖かい液体が脚を伝う感触を感じながら、男は人影に話し掛けた】

「なあ、ここまでやっといて何だが……ここらにしとかねえか、今回は」
【真剣とも、冗談ともつかない口調でそう言うと、剣先を下ろす】
708 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 17:48:48.99 ID:3w7waSwo
>>705

【其れからの会話――印象的な事は幾つか有った】

【「長谷部 沙莉菜」…彼女の事は終ぞ“思い出せそうで思い出せない”状態だ】
【ただ其の『金色の髪』が、何処か鮮烈な印象として頭に焼きつく】

【彼女が対機関連合員≠ナあったという事―…名前だけは聞いていた】
【一種『組織へ貢献できない』状態の彼にとって、新しい仲間というのは心強い】
【自らの名は橋立 椿≠ニ偽りこそしたが、嬉しい出来事だった】


 【だが、会話の間に脳髄へ張り付いていたワード=\―】


【街を歩く彼は、『久々』に……黒塗りのバイク≠携帯で呼び出す】
【アカリの家に放置していた物だが、この際「生きている」と彼女に知られても構わない】



   『百家 羅山』………――――アウグスト城塞=Aか。



【――――……彼が準備を整え、『火の国』へ向かったのは数時間後の事だ】


/お待たせして申し訳有りません、お疲れ様でしたお大事にー!
709 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 18:22:48.07 ID:32vmUYSO
>>707

(立ち直りが速い――負荷が軽減されている?だとしたら。これが死合いなら、危なかった)
(先刻といい今といい、捨て身で掛かられたら……膂力と間合いはあちらが上だ。先ず押し負ける)

【武装や翼の生成に、予想よりも遥かに速い復帰――人影は内心で舌を巻く】
【男の能力が単なる肉体強化では無く、また、相当な実力を有しているのは容易に見て取れた】
【先の隙と、そして今。殺す気で戦っていれば、防御ではなく攻撃を選んでいれば】

(――――考えたくもないが、な)

【不吉な推論を立てて、溜息を一つ。軽く血払いすると、同じく剣先を下ろして】

ああ。今ので実力の程は知れたし、乗った。
お互い無傷で勝てる相手でも、そこらの通り魔風情に軽々と殺られるタマでも無さそうだ。
ってな訳で、通って良いよ――まぁ、なんだ。楽しかった、有り難う。

【言いつつ、首肯。このまま続ければ、必ず何方かが深手を負う、そう判断しての事だった】
【人影からすれば、これは軽い手合わせであるからして――とは言え、手は抜かなかったが――】
【そのような後味の悪い結果を招くのは、本意ではないのだろう】

傷、ちゃんと手当てしとけよ。手応えからして……ほっといても、血は勝手に止まるだろうけど。
//只今帰りました。返しておきます
//重ね重ね、昨日は申し訳無い……。取り敢えずは、もう何レスかで〆でしょうか
710 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 18:47:39.34 ID:nWPNdfMo
>>709
「サンキュー。悪いな、怪我するとうるさく言ってくる奴がいるからよ
…………立宮、憑着解除だ」
『了解です』
【男が促すと、全身が光だして二つの人影に別れる】
【光が引くと、そこに立ってたのは先程と同じく男女二人組】
【違う所を挙げるならば、男の太ももから流れる鮮血だろうか】
「……ありがとよ、久し振りに面白かったぜ」
「もう、怪我しておきながら何いってるんですか!」
「どーせ、すぐに止まるって」
【二カッと笑いながら話す男とは対照的に、女は眉を釣り上げながら窘める】
「ああ、そうだこのまま行く前に名前教えてくれねえか? いや、単純に知っておきたくてな」

/そうですね。こちらは次のレスで落ちる事にします
711 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 19:01:50.54 ID:JbZ.uWAo
【魔術協会】

【先日、学生寮が襲撃を受け、死傷者を出したばかり】
【公的には、その犯人も方法も、明かされていない】
【この様な事が起これば、警戒心は強まる】
【平和な雰囲気は些か薄れている学び舎で】

      【ズン】

【地に響く様な、大きくは無いが重い爆発音】
【歩いている学生の何人かが、足を取られてよろけた】


【研究棟の一つ、通称「162研究棟」。名前の由来は不明】
【二階建てのあまり大きくない建物、研究室も多くは無い】
【爆発音は、その中から聞こえて】

【研究棟の壁が、赤錆びた色へと変わって行く】
【周囲に生えている草がしゅるしゅると伸び、蔦となって壁に絡みつく】

【明確な異常事態が出現した】


…………何処に有るんでしょうね、本当に
無いなら死体だけ貰って行きたいんですけれど

【何処かで、この異常を作った元凶が】
【赤に突進する猛牛が居ないかと、目を光らせている】


【ガラス窓は蔦で封鎖され、開きそうなのは正面玄関只一つ】
【掃除を怠っていない筈の扉には、大量の蜘蛛が巣を張っていた】


/変則的ですが突発テロ(幾らか探索風味)です
/6人前後なら対応出来ると思いますので都合が合えば乱入どうぞ
712 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 19:11:11.23 ID:32vmUYSO
>>710

なに、気にする程じゃないさ。無用な怪我を避けたいのはこっちも同じだから、な。
役者不足でなかったのなら、オレとしても重畳だよ――――ああ、ようやっと戻ってきた、って感じがする。

【内ポケットから懐紙を取り出して刀身を拭い、納刀。満足げに薄い笑みを浮かべて】
【「また病院沙汰なんて、死んでも御免だ」等と一人語散ている辺り、故有って暫く実戦から遠ざかっていたのだろう】
【長く腕の立つ相手と戦っていないと、どうにも物足りない。其れは或いは、男にも理解できる感覚かも知れなかった】

識槻朔夜。通りすがりの人で無し≠ウ、朔夜で好いよ……お前達は?

【脇に退いて彼等に道を空けつつ、彼女は手短に自らの名を告げて】
713 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:11:25.32 ID:CyTdWgSO
>>711
【そこに近づく一人の影】

……なんですか?この音は?そしてコレは…
しかも…この蜘蛛の巣はいったい?
(まさか……当たりが来ましたか?)
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【建物の前に立ちその玄関の扉を見る】

(……能力だけでいけるか…下手に殺しの技で身元がバレたらマズイですしね…)
714 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:14:58.75 ID:Uuwg6lA0
>>711

【その正面玄関に現れる男が約一人】

ん・・・・・?そろそろ楽しいクリスマスなのに
何やら物騒だねぇ・・・・!!

【明かなる異空間に響きだすのは男の声と靴の音。そして燃え盛る炎の音】
【バリバリと燃え盛るのは彼の腰もとに下げられた金色のサーベル。その刃の部分が燃えていた″】

どーやら此処は魔術協会――美春とヴォイ君が心配であるがっ!!

【腰もとのサーベルを右手でつかむと、横一文字に空気を切り刻んだ】

こーゆう雰囲気もいいもんだよな?ジョニー?
赤色の

【その男は林檎のような、赤髪ショートヘアに赤い目】
【ジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ている】
【そして足には動きやすそうな黒色のスニーカー。背には黒のショルダーバッグが背負われていた】


>>713

ってレンちゃん・・・・?こんにちはっ!!

【なんか手を振る】
715 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:18:24.45 ID:AatEy6DO
>>711
【その異変に惹かれたが如く、近付く人影があった】
【なにやら、頭の上の触角をピクピク揺らしながら】

…どういう事なの…?
【蝶が描かれたトレーナーにポケットの多いズボン、目にかかる黒髪に二本のアホ毛が触角の様に揺れる長身猫背で左目に眼帯を着けた青年】
【が、研究棟をくまなく見回しながら歩いてきた】

…うぅ…最近物騒すぎだよ魔術協会…
…できれば入りたくないけど…入らなきゃ駄目なんだろうなぁ…
【ガクガクブルブル、青い顔で震えて玄関を見つめ】
【ゆっくりと、足を踏み出した】
716 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 19:18:51.23 ID:mt2.B8k0
【何処にでもある──街中の喫茶店】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

・・・進んでいないといえば嘘になるが進んでいるといっても嘘になる、なぁ・・・

【端っこの隅の席に座って多数の紙を広げてペンを手の中で転がせつつ悩ましげな顔で唸っている】
【一応入店している以上物を買わないのは礼儀に反すると思っているのかテーブルの隅にはマグカップにはほのかに甘い香りを漂わす温かいココアが】
【その紙に書かれているものはある程度魔術に精通している者なら解るだろう・・・体に刻み込む類の何らかの呪いに近い魔術】


/予約です
717 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 19:23:02.27 ID:JbZ.uWAo
>>713-715
【正面玄関】

【本来なら、両開きのガラスの大扉】
【どちらから押してもどちらから引いても、同じ様に開く。公共施設に良く見られる形状】
【今日も。いや、今夜も、数十分前ですらこの扉は使われた筈だ】
【なのに、この扉には、蜘蛛の巣が張られている】
【わさわさ、がさがさ。けむくじゃらの脚を脚を擦り合わせて】
【蜘蛛は、扉に張り付いている】


【ガラスの大扉、透明なそれ】
【覗きこめば、当然ながら中が見える】

【最初に抱く感想は、「赤いな」に統一される確立が高い】
【天井にホースで色水をぶちまけて歩いた様に、まだらに】
【通路が、良く分からない液体で赤く染まっている】
【尚、鉄の臭いはあまりしていない事は、先に明記する】


【扉は、あまり重くは無い。蜘蛛が手に昇ってくるかも知れないが、払い落せば害も無い】
【ぎぃ、と寂付いた音を立てて、扉は開く事になるだろう】
【そして、もしも視力が平均程度に有るなら】

【何故か、建物の外に居た時には決して見えなかった影が、正面に立っている】
【学生服を来た人間。背中を玄関に向けて棒立ちしている】
【訪れた三者をその両目で正面から捉えて】

【そして、改めて記述する】
【背中を玄関に向けて、玄関に居る三者を正面から見据えている】
718 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:24:52.69 ID:ks.GMI2o
>>716

(にゅふふふふ……きっとこの辺りにー)

【からん、と響くドアの開く音】

うふふふふふ、見ーつけましたー……よっと

【それに続くように硬質な靴の音が青年に近づいてくる】

正面の席に座ってもよろしいでしょうかー?よろしいですよねー?

【金色に近い黄色をした髪をポニーテルに纏め、瞑られている瞳そして端正な顔立ち】
【その身を銀の刺繍が入ったフード付きの紺色ローブに隠し、豊かな胸はローブの下からでも起伏を描いている】
【そして両腕に光り輝く金色の手甲を装備している女性がニヤニヤと笑いながら青年に話し掛ける】

/よろしくどーぞ!
719 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:30:13.91 ID:CyTdWgSO
>>714
赤井!!どうしてここに?
いや…それは別にいいですね
【ため息をはき】

……明らかな異常ですし、今からここに入ろうとしますが
貴方はどうします?
【首を傾げ】
【蜘蛛を気にせず扉を開けようとする】


>>717
(……血の匂いはしない…)
(……じゃあこの赤いのは?)
【通路の赤い液体を見ながら、天井までどのくらい距離があり、幅はどのくらいあるか確認しようとする】
【彼女のアートマンは2m…下手したら暴れて建物を破壊しちゃう危険があるためだ】

(………人?扉からは見えなかったのに……)
【そして学生を発見し】
720 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 19:33:12.75 ID:mt2.B8k0
>>718
【その自分にかけられた声が聞こえて、まず起こした行動は紙を一つにまとめて相手に見えないようにすること】
【この魔術の内容は危険・・・今はその逆算をしているとはいえ、危険なものが其処にある事実は変わらない、被害が余計なところに行かないためにも、だ】


【次に起こす行動は声を出した主に目を向けること・・・】
【広がる思考──…エルヴィア・・・?に、似ているような・・・いや、しかし・・・笑い方が独特で何処かなれなれしい、な】
【思考の中でも独特と個性の問題で済ましている男が思考の後に言う】

・・・いやいや・・・満席って訳でもないし、空いてる席は他にもあるだろ
今忙しいしあんまり邪魔はして貰いたくないんだが
【相手が知り合いに似てるとは思いつつも似ているだけで判断するのも早計】
【だからあくまでも赤の他人として振舞う・・・相手がエルヴィアと関係を持つとは知らずに・・・】
721 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:36:49.68 ID:P8eyIYDO
【墓地】
【薄暗く不気味な其の場所に、小さな人影が在った】

【人影の容姿は―――旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、黒のストッキングとブーツを履いた】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女性だ】

【女性は一つの墓の前にしゃがみ込んで、静かに項垂れていた】
【―――……ほぼ一日中、其処に居たのだろうか。肩や頭に、無数の枯れ葉が乗っている】

【やがて―――女性の身体が、ゆっくりと地面に倒れ込み】
【地と衝突する音と共に―――小さな小さな、“逸れ”が聞こえて来るだろう】


―――――――――………zzz








【寝んな】
722 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:39:13.30 ID:Uuwg6lA0
【ちらっとレンを見つめると】
>>719

上と同じさ・・・!!
面白そうじゃねぇか・・・・フフっ!!

【燃え盛るサーベルをx字に目の前で切り】
【其のサーベルを再び腰元に戻す】

>>717

【ゆっくり目の前の扉に顔を向けると、其処に飛び込んできたのは蜘蛛の巣】
【その蜘蛛の巣を芸術品を見るかのような目新しそうな瞳で見つめると】
【そのままつま先立ちで中の様子を探ろうとする赤井】

こりゃ絶景かな・・・・真っ赤っかだ―――

【どこか狂気的な、うすら笑いを浮かべる。その表情からは幾分かの余裕が見て取れる】
【扉から見える風景を舐めまわすかの如く見つめる。目の前に染まる紅を】


(にしても、この紅色―この建物が変色したのと関係がありそうだな・・・・)

おい、そこの兄ちゃん――
此処がこうなったことについてなんか知ってるか?

【警戒するかのように右手をサーベルの柄に近づけながら】
【にこっと笑い、学生に尋ねた】
723 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:41:34.02 ID:/50oOfAo
>>712
「山臥岳義人。呼ぶ時は義人って呼ばせてる」
「えっと、私は立宮リョウって言います」
【男は片手を上げ、女は畏まった様子で頭を下げる】

【そのままあけられた道を通ろうと歩き出すが、朔夜の前で足を止める】
「ああそうだ、今度会う時があったらまた宜しくな……朔夜」
「宜しくお願いします」
【男は人差し指と中指を伸ばし、顔の前でシュッと降り、女は両手を膝の所で重ねて改めて頭を下げた】

【そして今度は、また振り返る事も無く二人とも物静かに路地を後にした】

/返すのが遅れて申し訳ありません……
/これにてこちらは落ちます。ありがとうございました!
724 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:43:40.59 ID:ks.GMI2o
>>720

おおう……冷たい人ですね、ショックですよ流石にー
折角重い腰を上げて知恵を貸しに来たというのに……じゃ勝手に座りますか
えっと椅子は何処かしら、あああったあった

【素っ気ない態度を取られて数瞬の間不貞腐れ気味にしていたが】
【立っているのも辛かったのだろう両手を惑うように空を探り、正面の席を引いて無理矢理に座り】

んでんでー……あれ、ちょっと件の紙を机の上に置いて下さいな
隠さないでもっと近くにお願いしますよー……

【金の手甲を机の上に這わせて何か探している、先の椅子を探す時の動きといい盲目なのだろう】
【まあ何かとは言うとおり青年が隠した紙なのだけど】
【その這う手甲は今現在机に置いてあるカップやメニュー立てを避けるように動いている】

あ、私はエルヴィア様の親類みたいなものです
自己紹介忘れてましたー御免なさいー……

【申し訳なさ皆無の声色だったという……】
725 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:44:45.57 ID:AatEy6DO
>>717>>719>>722
…赤い…こんなに赤かったっけここ…?
…扉だって、こんなに蜘蛛がいる程古い建物じゃなかったよね…
【「うわー」と表情に出しながら、まずは外装の観察】
【とりあえず、感想は一般的】

【レンと言われた物が扉を開こうとして、扉の奥がうっすら見える】

…あ、人だ…
【中に見えた学生を見付け、小さく声を出した】

(凄いなぁ…こっちに背中向けながらこっち見てるよ…)
……え?
【学生の様子を頭の中で呟いた時、それに気付いた】
【気付いてしまった、気付かなければよかった】

……う、う、ううううううううわああああああああああああああああぁぁ!!!!!!!
【一種の内に、顔面蒼白】
【他の二人とは全く違う反応で、彼は一人その場に尻餅をついた】
726 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 19:49:39.58 ID:JbZ.uWAo
>>719>>722>>725
【天井までの距離、幅、何れも標準的な建築物と同じ】
【極端に高かったり低かったり、広かったり狭かったりはしない】
【極端に目に悪い色をしていて、極端に物騒ではあるけれども】

【気付いた者一人、流した者二人】
【誰か、書いてある通りの動作を取ろうとはしていない事を祈る】
【そんな事をしたら、貴重な首がまた一つ痛んでしまうだろうから】
【ぐるうり、ぐるり、首を回して。一体何処まで回るやら】

【か、かつ、かつ、か】
【靴の音がぎこちないのは、別に怪我をしているからではない】
【通常と逆方向に膝が曲がるのでは、歩きにくいのは当然のことだろう】
【背中と顔、同時に同じ方向に向けたこの学生服の人物】

【率直に書いてしまえば、首が180°回って胴体に固定されていた】
【貴方は、この状態で生きている自信が有りますか?】


「――。――――、あ?………――が――――です、よ」

「―い。そう――、が?………ここが―術――です、よ」

【赤井の質問に、これは解答とは言い難い】
【まずワンセット、これは穴だらけで聞き取り辛い。二セット目は、幾らかマシか】
【だが、文脈を為さない答えだと言うのは確かで】

【ざあ、と三人の背後から、波の様な音がする】

【振り向けば、扉に張り付いていた蜘蛛と相似形】
【且つ、それを数倍に巨大化させた様な化け物が六匹、向かって来る】
【体長1mの蜘蛛が、それぞれに2匹ずつ。飛びついて押し倒す事を狙う】


【此処は、正面玄関から入って直ぐ、玄関ホール】
【二階建ての建物、正面には昇り階段】
【右手側と奥に一本ずつ通路。空から見ればL字の建物なのだろう】

【それとは別、もし何気なく左手の壁を見れば】
【壁に梯子が掛けられて、穴の開いた天井へと向かっているのも見える筈だ】
727 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 19:54:26.98 ID:mt2.B8k0
>>724
冷たくない、いきなり話しかけられてあまつさえ相席をけしかけて来たらこんな反応にもなるっての
【自分は冷たい、と言う言葉に反応したのは自分がそれほど冷淡な人間では無いと思っているからか】
【放っておけば良い物を一々反応するところがややガキだ】
【結果的にではあるが完全に相席を拒否しきらなかったのは此処が自分の席、と言うよりも店の席だから自分だけが無理に拒否する事は出来ない、と思ったからだ】

…絶対に使おうとするなよ?生殖機能と寿命が無くなるらしいからな?
【一応、エルヴィアと言う名前を出されたからか、相手の雰囲気が胡散臭いと思いつつも】
【渋々ではあるが、束ねた紙の内の一つから、自分が書いた物では無いもの・・・】
【その逆算を試みている魔術の元の式が書かれている紙をテーブルの上に出す】
【その術を行使する事で生まれる弊害は彼の言うとおり】
【その術を行使する事で得られるメリットは大きい力・・・実際その術を行使したレイドなる人物はその腕が異形と化したらしい】

/次ほんの少し遅れるかもしれませぬ
728 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 19:59:24.07 ID:CyTdWgSO
>>722
ですよね……

下手したら《生物兵器》がいるかもしれませんから、気をつけてくださいね
【そう言いながら、能力だと危ないと判断したように、ギミックナイフを右袖から出し右手で軽く持つ】

>>725>>726
……貴方。危険だと思うならすぐ逃げてください
ハッキリ言って異常過ぎます
【そして尻餅ついた相手を見て、静かに言う】

……ゾンビでしたか
【動いて喋った人を見て、更に警戒を強め】

【そして後ろの音に気付き】

(マズイ!?)

ドラゴノイド!!!スタンバイ!!彼を守って!!
【赤いフォルムで、金色の瞳に、両肩にキャノン砲みたいのが一つずつついた、背中に炎のように赤き翼を背に生やし、鋭い爪を生やした両腕に、先端が30cmくらいの刃がになってる尻尾をはやした、二足歩行の翼龍みたいな姿の2mくらいの機械的なアートマンが>>725を蜘蛛から守るように現れ】
【右腕を振るい、彼に来る蜘蛛を薙ぎ払おうとする】

しまっ……!?
【だが自分に来た蜘蛛二匹に押し倒されてしまい】
くっ……
【自分の右手側の蜘蛛にナイフの刃を向け、グリップを強く握ろうとする】

【すると銃声と共に、ナイフの刃が向けた蜘蛛に向かい、銃弾のように飛んでいくだろう】
729 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 20:04:50.16 ID:AatEy6DO
>>726>>728
むむ、無理無理無理無理!!絶対無理!!
真冬の恐怖体験なんてしたくないそもそも真夏でもしたくないとにかく恐怖はいらない欲しくない!!
【首が真逆を向いた学生という、通常では有り得ない物を見てしまった】
【それにより彼の蚤の心臓が激しくレッドゾーン、止まらない震えがエンジンが如く激しく唸る】

と、とにかくここは逃げましょう!!少人数じゃなくもっと人数を募って――――
【他の、余り驚いていない二人に弱々しくそう告げながら逃げようと振り向いた】
【そこで、言葉が止まる、時も止まる】
【振り向いた先、目の前にいたのは巨大な蜘蛛、それも六匹】
【固まった表情が引き攣り、涙が一雫、ぽたりと落ちた】

―――――逃げるのも無理いいいいいいいいいぃぃぃ!!!!!
【刹那、再び振り向きわたわたと四つん這いでダッシュ】
【すんでの所で蜘蛛をかわし、振り向いて認識し更に悲鳴】

うううぅぅわああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!
【ダッシュしながら立ち上がり、レンと赤井を置いて研究棟へと駆け込む】
【蜘蛛から逃れる事に頭が一杯な彼に周りの様子を気にしている暇はない】
【とにかく逃げようと、正面の階段を昇り出した】
730 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:05:53.54 ID:ks.GMI2o
>>727

ですよねー、っと有難うございますー

【適当に、すごく適当に頷いて】
【いそいそと机に出された紙に右手を伸ばし触れる】

うわおそれはなんとも危険な魔術ですね、まあダイジョブです私は既に魂だけなので
ちょっと検査しますよ、構いませんよねー……?

【さらっと重要な事をこぼして】
【紙面を人差し指でトトンと叩く、一応はライクの許可を取りたいようだ】

あ、そうそう質問を1つーよろしいですよねー?
ではでは失礼して、貴方はこの魔術式をどうしたいのでしょうか?目的……ですね、それを教えて欲しいです

【またもや半ば無理矢理に彼に質問をぶつける】
【ニヤニヤした表情はどこか胡散臭く、紙面を突いた指は居所無くクルクルと円を描いている】
731 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 20:06:31.08 ID:32vmUYSO
>>723
――義人にリョウ、か。了解、以後宜しく。
それじゃあ、縁が有ったらまた何処かで、な……?

【緩く頷くと、応じて右手を軽く挙げ。足を止めた義人とリョウへ、挨拶を返して】
【足音も無く――意図して殺していた訳でなく、癖のような物か――歩き出す】

【擦れ違い様、挙げたままの右手をひらひらと振って。それきり、彼女もまた振り返らなかった】
【因みに、「うわ、なにこれ酷い。べったべたってレベルじゃな――っと、わわっ!?」等と】

【少しして、先程リョウが足を取られていた辺りから素っ頓狂な声がするのは――――武士の情けだ。気付かぬ振りをすべきだろう】
//いえいえ、此方こそ長引かせてしまい申し訳ありません。
//さておき、楽しませて頂きました!お疲れ様でした、有り難うございましたー!
732 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 20:12:57.64 ID:JbZ.uWAo
>>728>>729
【外骨格生物は、割と軽い】
【とは言え1mも有ればそこそこの重さ。少なくとも幼児と同程度には】
【それでも、健康な人間ならば振り払う事は其処まで苦労もしない筈】
【刃を向けられた時に、蜘蛛の目はぎらりと光った】
【だが、それが突き刺さった時には】

『ぎ、やゃああああぁっ、ぁぁぁああぁああぁあぁっ!!!』

「ひいっ!?」

【刃が突き刺さった蜘蛛が、少年の声≠ナ、苦痛に絶叫し】
【もう一体の蜘蛛は、その声に怯えたかの様に、少女の声≠ナ悲鳴を上げつつ引きさがった】
【何れも、紛れもなく人間の声である】

【刃が突き刺さった蜘蛛がのた打ち回り、引っくり返る】
【八本の脚を縮めて、身体の裏を天井に向けた、その蜘蛛の胸】
【普段は地面を向いているであろう其処には、確かに『少年の顔』が張り付いていた】

【一方、>>725を狙った二体の蜘蛛】

<ぐう、げええあぁっ!!>

≪きいぃぃぃゃやああっ!?≫

【此方も、また同じ。少年の声と少女の声で、文字通り潰された様な断末魔】
【外骨格が潰れ、染みだしてくるのは、鉄の臭いのしない赤い液体】


【階段へ向かう>>729、それと擦れ違うようにして】
【一人の女が、しずしずと二階から降りて来る】
【彼と擦れ違う瞬間、「知り合いは居ますか?」と呟くように訊ねて】
【そして、玄関ホールに降り立った】


【二階、虫は大丈夫でも蜘蛛は苦手に見える彼が見る光景】
【通路の色は、あまり変わらない。登り階段が下りに代わっただけで、建物の形状も同じ】
【だが、殆どの扉が、板を釘で打ち付けてある】

【訂正する】

【殆どの扉が、板の上に学生や教授や浮浪者や犬や猫や鼠や蜥蜴の死体を釘で打ち付けてある】
【中々開けられないという点では余り変わらないので、訂正には寛容な目を】

【開いている扉は、「研究室A」と書かれたもの】
【其処から聞こえて来るのは、何やら楽しげな笑い声】
【拍手の音にザーザーとノイズ、バラエティ番組でもテレビで見ているのか?】
733 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 20:16:44.15 ID:mt2.B8k0
>>730
魂だけ・・・鎮魂歌ってアンデッド専用の魔術とかあるんだが・・・そういうのが効いちまうか?
【かなり遠回しな言い方だが要は貴方はアンデッドの類ですか?ということ】
【ちなみにこの男はそんな魔術は使えない、一応高等レベルの魔術だ。にも拘らずこんな話題を出すのは胡散臭い相手への牽制か】

・・・術式の内容を理解しようとするだけなら被害も無いはず・・・あいつも通った道だし
【何処か自信がありそうで自信がなさそう、半々である】
【とりあえず彼の友人はこの魔術を刻み込んだ人間を検査して術式を得たのでただの写しから理解するよりも危ない道を通ってるので危険性は無いだろう】
【術式の中身は非情に申し訳ないがwikiでレイドさんの項目見たほうが良いかも・・・】

・・・…この魔術の逆算式を作る、つまり解呪の道を探してる
勘違いしないように言っておくが、別に解呪したい相手が俺と親しいって訳じゃないからな
寧ろ険悪だ、険悪
【解呪の式を作る以上その魔術にかかってる相手が居るのは確かか】
【その険悪な相手、何故そんな相手に解呪の式を作る必要があるのかまでは話さない】
【下手に話すと危険だからだ、何が、とは言わないが】
734 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 20:23:58.86 ID:CyTdWgSO
>>729
!?
一人で行動しないでください!!落ち着いて…もう!!
【自分が危ない状況にも関わらず相手を心配し】

>>732
(人の声……まさか!?)
【残りの蜘蛛を蹴りあげ】
【退かすように起き上がろうとし…】

!?………ちっ!!!ふざけんな!!!
【人の顔がついてるのを確認した瞬間、まだ見ぬ原因に向かい叫ぶ】
【彼女の予想が正しければ彼らは……】

………すまない…安らかに眠れ…
【そしてアートマンは動き、彼女が退かした蜘蛛に爪を振るい殺そうとする】
735 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 20:26:53.53 ID:AatEy6DO
>>732>>734
ひいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃ!!!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ!!!!!!!
【目からキラキラと輝く雫を流しながら走る走る、とにかく走る】
【後ろから聞こえた悲鳴が何の物か、最早理解したくもない】
【とにかく謝って、謝りまくって、転びそうになりながらも階段を駆け登る】

知り合いはいませんんんんんん!!!!少なくともこの場にはいませんんんんんんんんんん!!!!!!
【途中ですれ違った女性に律儀に答えながら、二階へとたどり着く】
【蜘蛛が追ってきていないと気付き、一先ず安心】

……はぁ…はぁ…は――――
【とりあえず息を整え、そうしながら辺りを見回して―――】
【―――沈黙】

な、な、な、なななな…なんじゃこりゃああああああああああああぁぁぁぁ!!!?!?!
【目に入るのは壁に縫い付けられた様々な生物達】
【というかナチュラルに人間の死体もある、もう泣きたい、泣き叫びたい】

だ、誰か…誰か助け…!!
助けてくださいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃ!!!!!!
【反射的に、扉が開いている部屋へと助けを求め飛び込んだ】
【――最早、声等聞こえていない】
736 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:28:29.37 ID:Uuwg6lAo
>>732
【蜘蛛が現れると、何の同様もせず半笑いのまま】

赤井恩流―壱刀流赤崎ッ!!

【燃え盛るサーベルを右手でつかみ取り】
【斜め一文字に切り払い、2体の蜘蛛の腹部分に斬激を食らわせようとする】
【蜘蛛の大きさゆえに切り払えないかもしれないが、その際は彼の炎が燃え移る】

【その時の赤井は裏方の少年に対しての思想】
【及びこの蜘蛛に対する見解を繰り広げようとしていた】

蜘蛛ってのはアレかい?喰うと旨いのかい?

【攻撃を食らうが食らうまいか、当てようが当てまいが】
【左手が光だし、金色のサーベルをもう一丁作ろうとするだろう】

キミ何処へ行く!!!あとレン大丈夫かッ!!

【後ろに振り向きながら叫ぶ】

/パソコン変更してきましたっ!!
/あと飯すみません・・・・
737 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 20:32:44.21 ID:P8eyIYDO
【森/湖】
【深夜の森。其の中に在る、やや大きな湖】
【辺に、背の低い人影が立っていた】

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、黒のストッキングとブーツを履いた】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女性が】

……いつの間にか、寝ていた……

【恥ずかしそうな表情で、そんな事をぼやいていた】


【ふ、と。――――月光に冴える水面が視界に入り】
【きらきら、宝石の様に反射する逸れを、橙の両眼でじっと見詰める】

……、

【何処か嬉しそうに、小さくはにかんでから―――薄く、唇を開くと】
【何かの歌を、口遊み始めた】

【まるで、遠い昔に作られた民謡の様な、不思議なメロディーが紡がれる】
738 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:37:28.97 ID:ks.GMI2o
>>733

そういうのはノーセンキューです、最悪昇天してしまうので
一応障壁は2,3組んでますけども……

【ダメ、と両手を目の前で交差】
【金色の罰印はなんだか眩しくて奇妙に見えることだろう】

理解……の前にとりあえず術式を複写しちゃいますか
(後々に役に立つかも分かりませんし……)

【書かれた術式の上に軽く右手を置き、手甲に複写、同時に金色の光が漏れ出る】
【魔翌力的要素の無い内包空間に8重に結界を張って封印】

(念には念をですねー、いつでも術式を消せるように外的干渉式も組んで起きますか)

【ライクの与り知らぬ所で更に式を追加】

逆算って、結構大変なんですよねー少なくとも私には
いっそこの式を作った人とお会い出来ればその方の記憶をほじくったりして打開策を練れますけどー
弊害で脳死とかしそうなのでそれは自重してー……(というか今の状態で出来るかどうか凄く不安ですけどね!)

【生前?は魔術に関しては得意だったようだが】
【彼女の状態が状態である、こうやって表に出ている時点で結構な綱渡りであるし】

んー?険悪な相手になんでそんな事するんですかねー
いっそ放っておけばよろしいのに、邪魔者は丸めてダストシュートへGOが一番ですよ?

【些か程度の危ない世間話をする一方】
【紙面を包むように金の光の輪が4重に現れる】
【それぞれが右左バラバラに回転し始め、まるで金庫のダイアルでも回すようにも見える】
739 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 20:37:41.10 ID:JbZ.uWAo
>>734>>736
【残りの蜘蛛、彼女の近くに居た少女の声=z
【蹴り飛ばされた表紙に引っくり返ると、涙で完全に崩れた化粧が見える】
【涙の後がピエロの顔の模様にも見える。鼻も赤くなっているから尚更だ】

「えっ、や、やだ!殺さないで、助けてっ!助けて、誰か、死にたくない、助け―――」

【これもまた、グシャリ。外骨格の生物は潰し易い】
【八本の脚がピクピクと動いて、もう一体と同じようにキュっと縮まった】

【赤井に向かった二体、これもやはりザクリと切り裂かれると】

<ぎょg、ああがああぎぎいいいいいぃいぃいいいいい…………>

≪いや、いやぁ…………まだ死にたくないよぉ………≫

【此方は悲鳴が上がらない。静かで良い事だ】
【縮こまった脚がぼうぼうと燃えて、まるでたいまつの様】
【脚を切り取って持っていけば、探索の約にでも立つのかも知れないと蛇足をしよう】

……あら、折角私が助けてあげたのに
死にたくない死にたくないって、あんなに泣いてたのに
貴方達は人の心というものが無いんですか酷いですね

【その様を、階段を下りきったその場から、何処か他人ごとの様にして】
【感情の見事に籠らない口調で、感想を述べる】

【黒のワンピースに白いエプロンを重ねた、所謂メイド服。腰には一振りの長剣】
【青いショートの髪を両サイドで結んだ、冷え切った雰囲気の女】
【眼鏡の向こうの黒い瞳は、濁りの欠片も無く、だが光も無い】


/微妙に入らないんでもう一つ!
740 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 20:38:22.61 ID:JbZ.uWAo
>>735

『ははは、ははははは。はーはははははは
面白いな面白いなこの番組は本当に面白いな』

【部屋に飛び込んだ彼を迎えるのは、一応人間の声】
【笑い方が不自然なのは、きっとシャイなだけだと思いたい】

【その人物は、ソファに座って、入口に背を向けている】
【その人物が見ているのはテレビの画面】

【「次のニュースです」】
【「水の国の銀行に押し入った男が、偶然居合わせた能力者によって射殺されました」】
【わー、パチパチパチパチ】
【「次のニュースです」】
【「有名シンガーソングライターのD氏が、首をロープで縛った上で毒を飲んで飛び降り自殺しました」】
【うおー、パチパチパチパチ】
【「次のニュースです」】

【楽しい楽しい番組は、電波が悪いのか映像が無い】
【尤も、音だけで楽しむのでも十分だろう】

【「次のニュースです」】
【「昨日、魔術協会の通称「162研究棟」で、三つの変死体が発見されました」】
【「自警団および六王教団は、集団自殺もしくは他殺の可能性もあると見て調査を進めています」】
【「以上、十一月二十二日、月曜日の今日のニュースでした」】

『ははははははははは、助けてやろう助けてやろう助けて欲しいのか欲しいのか平民め卑しい平民め
下賤の血を私が流しつくして素晴らしい血と入れ替え助けてやろうはははははははは』

【ソファからすっくと立ち上がる】
【形は、確かに人間だ。それだけは、保障出来る】
【然し、その両足は、巨大な獣の骨がネジで固定され、膝を曲げる事が出来なくなっている】
【両腕は異様に長く、関節は手首と肘の間にもう一つ、肘と肩の間にもう一つ】
【背中には、翼の様に、ボロボロのマントが釘でうちつけられて】
【顔の右半分は、食いちぎられた様な痕跡と、露出する頭蓋】
【右手には、190程の身長よりまだ大きい鋸が。床を散々に傷付けていた】
741 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 20:45:47.00 ID:CyTdWgSO
>>736
………赤井……
【レンの目は変わっていた】
【見習い雑誌記者ではなく】
【殺し屋の瞳に】

この蜘蛛……恐らく元はここの生徒だ…
【冷たく…静かに怒りを燃やしていた】

彼が心配です……探してくれませんか?
【コレの元凶に対し】

>>739
………黙れ
【そしてその声の主に振り向き】
【右袖からナイフを出し、右手で掴み】

化け物にするよりはマシだ…
お前……
【相手の姿……間違いない。ヴォイゼンから聞かされた人物の特徴と一致】

何人殺した?
【《レン/紅蜥蜴》は静かに怒る】
742 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 20:53:19.18 ID:mt2.B8k0
>>738
【むむむ、と今にも言いそうな顔で眉間にしわ寄せ腕組んで】
【エルヴィアの関係者、と言う言葉が無ければ疑念の心を口にしていただろう】

・・・あんましして欲しくないんだが・・・絶対他人に見せるなよ?
何が何でも絶対だからな?ネタ振りとかそういうんじゃないからな?
【少しだけ身を乗り出しての忠告】
【実際・・・この魔術が下手に外に伝わるのは色々不味い気がしてならない】
【この術は・・・聞けばヴェイス家に古くから伝わる禁術だとか】

・・・実際にこの魔術作ったやつは土の下か空の上に居ると思うぞ?
どこぞの資産家の家に古くからある物らしいからな・・・(ヴェイスの現当主であるシュバルツならば作った人間の近い位置に居そうだな)

脳死しそうなのは穿り返した人間か?それとも穿り返された人間?
(・・・シュバルツの頭なら幾ら穿り返したって問題無さそうだし・・・)
【何とも物騒な事を考えているが、彼の中でも、そして世間一般の目から見ても】
【その資産家の現時点の当主シュバルツと言う男は外道中の外道と言える・・・】

生憎と、そいつの命はそいつ一人の物じゃない
ったく面倒な事に・・・そいつと深い関わりのある奴が・・・っ、この先はパス
【腕を組んだまま静かに目を閉じる───それは頭の中で映像をイメージしやすくするため】
【忌々しそうな口調は間違いなくその術を行使した人間に対する者】
【行使した人間と深い関わりのある人間と彼の、ライクの関係が何かあるのだろうか】
【少なくとも、行使した人間と深い関わりのある人間は、きっと行使した人間が死んだら悲しむ位置にいるのだろう】

【きっと今、目を閉じて思い浮かべているのは────】
743 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 21:01:03.38 ID:6psBs2AO
>>737
――――わ、うわ、

【がさ、ガさ、ガサガサ、……ガサッ】
【――女性の前方より。草木を掻き分け、何者かの喚く声が響き渡る】
【紡がれるメロディーと雑じり合い、たちまち不協和音と化してゆき】

……ああッ!!
一体なんだッてンだよ、クソッ!!

【ガサリ!湖の向こう側に現れた人影は、何とも憔悴しているようだった】
【やがて、その姿は月明かりに照らされる。頭部を覆い隠す棕櫚皮の仮面と、纏われた着流し】
【……と。おおよそ、“普通の”人間とは言い難い出で立ちの人物であった】
【右手には小太刀が一振り握られており、左の袖は走る度に風に靡いて】

ちくしょオ、マジヤベーからッ……!

……あァ!?おいィ、そこの嬢ちゃんよォ!!
一ォつ、頼みがあンだがア!!

【湖畔にて急停止した仮面の人物は、湖を互いの間に挟んだまま女性へと話し掛ける】
【時折、自身の後方へと視線を遣っては、小太刀を握る手をそわそわと揺り動かして】

――蚊取り線香=c………

……蚊取り線香やらァ、持ッてねェかい――?!


      【  ――――ぶ、ウン……】


【仮面の人物の頼みを紡ぐ声と不協和音に混じる、遠くからの幽かなノイズ=z
【……女性は、ソレに気付くことが出来ただろうか――?】

/まだいらっしゃいますか?
744 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:04:55.98 ID:Uuwg6lAo
>>741>>739

【燃え盛っているその蜘蛛2匹。赤い瞳で見つめると】
【その脚にサーベルを食い込ませた】
【すると刹那聞こえるのはレンの声。聞き覚えの有るあの声】

・・・・・・・・・・奇遇だな、俺も全く同じことを考えていた・・・・・

【ザクッといいう音と共にその脚を切り取ると】
【右手にサーベルと脚を持ち直した。赤井3刀流の完成である】

・・・・・まーせろ、レン 否、紅蜥蜴よ――死ぬんじゃねぇぜ

【不意に何かを落とした。先ほどの燃え盛る脚。そして斬られた林檎】
【林檎からは汁がたれ、先ほどの脚に反射して】
【そう、鏡が完成した】

>>735>>740

【不意に向きを180度変えると。目に飛び込んでくるは赤い扉】
【血では無い――いったいでは何なのか】
【大きく左手を顔の前に持っていくと】

≪装着――progrm1 コード deep red≫

【黒色の凄まじい風か赤井の体を一瞬にして包み込む】
【その風に乗るかのように、彼は研究棟へと駆け込む】

相棒っ!!中にいるかッ!!!

【黒色の風が中に入ったのと同時に消え去った。其処に現れたのは】
【全身を黒で着飾り、目にはパイロットサングラス。髪の毛の根元には黒が混ざった】
【紅暁ver2が登場したのである。彼は階段を駆け上がりながら】

居たら返事しろッ!!助けに来たぞっ!!

【大きく響く声で叫んだ】
745 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 21:06:35.29 ID:JbZ.uWAo
>>741
【怒りが、元凶と思われる女に向いた】
【その瞬間、女は思考するより先に、「あら怖い」と一言】
【思った事をそのまま口に出しつつ、長剣を鞘から引き抜く】

あら、私は彼らの望む通りにしてあげたというのに
そんな事をする理由なんか無いのに、親切心ですよ?


「俺が死んだら妹が一人に。頼む、殺さないでくれ」心配しなくても、妹さんは一人になりませんよ

『私はまだ死にたくない、やっと歩けるようになったのに』自由に走れる様に足をプレゼントしました、八本も

<もうやだ、あの暗い所に戻るのはやだ、死にたくないよ>目がこれだけあれば、暗くはないでしょう?

≪お願い、殺さないで、何でもするから≫有り難い御言葉、何でもしてください

「『<≪どうなっても良い、命だけは助けて≫>』」分かりました、命だけは助けます


だから、死なない様にしてあげたというのに。私の苦労を無駄にするなんて酷い人達です
パーツを集めるのも苦労するんですよ。二階にストックしてますが
宜しければ御夕飯に差し上げましょうか?気付かれないものですよ、料理すれば
死んでしまった彼らも美味しそうに食べていましたし

【そして、薙ぎ払われて吹き飛んだ蜘蛛の腹にそれを振り降ろせば】
【出るわ出るわ、未消化の人体の一部が、溶けかけの学生服とセットで】


数えた事は有りませんが、おそらく今までの合計は五十か其処らという所でしょう
あら、思ったほどの数では有りませんね、振り返ってみると

【求められた答えが、今日に限るのかこれまでなのか、考えようともしない】
【頭に浮かんだまま、答えるのみだ】
【そして、明らかに小さく聞こえるこの数字の理由は】
【蜘蛛の腹の内容物で、察する事も出来るだろう】
746 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 21:07:19.31 ID:AatEy6DO
>>739>>740>>741>>744
【嗚呼】

【無理だ】

【もう、俺は駄目かもしれない】

【部屋に飛び込んで、ニュースなのかバラエティなのか、悲しいのか面白いのか、それさえも解らない、そんなノイズが耳を這いずる】
【部屋の主は人間か、寧ろ現実なのか】
【出来れば現実でいないでほしい、出来れば嫌な夢であってほしい】

【夢?】

【そうだ、これは夢だ、夢なんだ】
【きっとよくあるパターンのように、殺される寸前で目覚める、そんな夢なんだ】


あ、はは…は……あはははははははははははははははははははははははははは
【そうと解れば怖くない、寧ろ笑いさえ漏れてくる】
【でもおかしいな、夢だと理解した、怖くない、それなのに何故】
【何故俺は、涙を流して、後退りしているんだろう】

【何だか、耳鳴りで耳も聞こえなくなってきた】

【もう俺は――――】
【――駄目かも―――しれない―――】
747 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:08:02.53 ID:ks.GMI2o
>>742

その辺の節度は持ち合わせているので大丈夫です
大丈夫ですので自分の椅子にキチンとお座りになってくださいな

【大丈夫かどうかも大分怪しいのは言うまでもなく】
【ライクを落ち着けるように左手を向けで正しく座るように促す】

流石に私でも死者の蘇生は無理ですねー……
古くからというと独自の物も混ざっていそうですね

【円形の式は変わらずクルクルと忙しなく回り続けている】
【しかし時折何かが噛みあったように停止し、そしてまた回転を始める】

今の感じですと多分両方……でしょうか
リスクもそれなりですので、自分で魔翌力を生成出来ればいくらか違うのでしょうけどね

おやおや何やらややこしい人間関係があるようですねー
(魂だけの存在は逆に楽かも分かりませんねー)

【うふふふ、と意味深な笑みを浮かべて】
748 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 21:14:40.51 ID:JbZ.uWAo
>>744>>746
【一人は、先にこの部屋に入った。もう一人は、階段を駆けあがって此処まで来た】
【何れにせよ、二階の不快で愉快な廊下、その光景は楽しめた事だろうが】
【残念な事に、テレビの放送はもう終わり】
【灰色に白黒飛びまわるノイズの中には、人名が延々羅列されていく】

【何処か遠い所で死んだのだろう老人の名前もあれば、下で燃えている蜘蛛と同じ顔をしていた少女の名前も】
【図書館で居眠りをするのが好きだった小柄な彼の名前も、クラスのムードメーカーの彼女の名前も】
【幾つも幾つも流れていく】

【尤も、こんな情報を得た所で、その意味が分かるのは内部の人間だけ】
【誰が死んだかなど些細な問題で、今泣いている『彼』にはどうでも良い事だろう】
【青年は、気付いた方が良いのだろうか。気付かない方が良いのだろうか】
【隣に座った事の有る誰かが、今はもう死んでいるのかも知れないのだと】


『はは、ははははは。はーはははは
死ね死ね死ね死んでしまえ平民愚民薄汚れた血の生者
腕を寄こせ足を寄こせ首は残してやる目は残してやる共にニュースを見ようではないかはははははははは』


【異形は、鋸を引きずって青年へと向かっていく】
【膝が曲がらない、遅々とした歩みではあるが、一歩が広い】
【なにより、腕の長さと鋸のリーチ】

【ぶうん】

【振り回された鋸、一度壁にめり込むが一瞬の事】
【ぎゃりいっ!!と激しい音を立て、壁を引き切り】
【青年の左腕を、横から打ち据えようと向かう】
749 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 21:20:46.83 ID:P8eyIYDO
>>743

――――――――、……?

【ふと聞こえた、草木を掻き分ける音。思わず、歌を紡ぐのを止め】
【軽く息を整えてながら、突如現れた人物に、驚いた様に瞳を瞬きさせた】

【「誰だろう」と考え、少し警戒した彼女だったが】

……蚊取り、線香……?

【その問い掛けに、きょとんとした表情を浮かべる】
【蚊取り線香は、持っていない。申し訳無さそうな、何処か混乱した表情を浮かべ】

【人物の言葉と同時に聞こえた其の音に、眉を潜めたが】
【(……気の性、か?)、と考え、逸れでも若干の警戒心を残した】

……えっと……、ごめん、お兄さん(多分)
僕、お線香持って無い……

【と、声を張り上げる様に答えてから】

どうしたの?……何か、有った?

【人物の様子が気になったのか―――向こう側へ居る貴方へ、質問した】

/此処に…!
750 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 21:21:12.29 ID:CyTdWgSO
>>744>>745
……ああ
【林檎の鏡に触れると】

認証開始
殺し屋ギルド…《ワンダーランド》
コードネーム…《紅蜥蜴》
認証完了
【そう聞き取り憎い早口で言うと】
【鏡から光が放たれ】
【黒い、フード付きマントで全身を覆い】
【顔を不気味な笑いをした仮面で隠した人物に変わる】
【仮面には紅いトカゲが描かれている】

【マントから右手が出て、ナイフを握っている】

……もういい。喋るな
【男女かわからない機械音声で言い…】
復讐代行人…紅蜥蜴…参る……
【そう言った瞬間、ナイフをもった左手がマントから出て】
【ナイフを相手の首に向かい投げようとする】
751 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 21:22:39.58 ID:mt2.B8k0
>>747
・・・本当なら、エルヴィアからあんたの事聞いたときも術式を複写されるとは思っていなかった
【何処となく不満げに少し体重をかけたように椅子に腰を下ろす】
【今更どうしようもないが、勝手に術式を複写したことを文句を遠回しにたれているのだ】
【今日は妙な方向にネガティヴ?】

そんなもの、あんたに限らず誰にだって、どんな奴だって死者の蘇生なんか不可能だろ
数え切れない年数生きてる魔術師だって挫折した道・・・だ
まぁ・・・古い上にその資産家の一族だけに伝わってる物だから、な、相当、面倒臭い厄介なもんだとは俺も思う

【はぁ、と少しだけ上を向いて嘆くような溜息】
【嘆く、その難解さに・・・だが諦めるつもりは無い・・・その事は、彼の瞳からギラギラとあふれ出ている】

あーあ・・・される側の人間だけだったら、良い素材が居るんだが
死んでも問題ない男が・・・ッな!
【パシン、と音を立てて自分の左の掌に右拳をぶつける】
【その死んでも良い人間・・・死んでも良いと言う男を思い浮かべているには感情の入り方が妙に足りないような・・・?】
752 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 21:28:13.58 ID:JbZ.uWAo
>>750

あら、気が早い。もうお喋りはお終いですか
気が短い人間は早死にすると言いますよ、高血圧で
別に貴女が死んでもどうでも良いんですけど、死体はくださいね

……それと、其処の名前知らないけど誰か!

【長剣を構えて、然し女は直ぐには動かない】
【飛来したナイフに対し、取った行動は】
【かん、と靴で床を叩く事】

【すると、玄関ホールに残っていた最後の一体】
【首が後ろを向いていた学生服の誰かが、女と紅蜥蜴の間に割って入る】
【過たず、ナイフはその人物の首筋をザクリと抉って】

「はい。そうです、が?………ここが魔術協会です、よ」

【何度も繰り返そうとしていた言葉を、ようやく最後まで終えて】
【糸が切れた人形の様に、くたりと横たわった】

……これも壊して。玩具は大切にしないと怒られますよ?
修理するのに、結構材料が必要なんです―――からっ!!

【言葉を並べながら、女は長剣を振りかぶる】
【明らかに届かない筈の間合い、だが遠慮なく言葉と共にそれを振り下ろすと】

【ひゅう、と風を切る音。長剣の刃が分解され、内部に収納されていた鞭に張り付いた形で伸びる】
【刃の見た目の倍以上にまでリーチが伸び、それで習うのは相手の右肩】
【質量は無くとも速度とリーチがある上に、一応刃】
【蛇腹剣とも呼ばれる、特殊な武器の一つだ】
753 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:31:50.48 ID:ks.GMI2o
>>751

複写っていっても劣化コピーですよ
言うなれば……そうですね鏡写しでしょうか、実体は無いような物です

【彼の微かな怒りに気づいているのだろう】
【その笑みに少しの嘲りが混ざった】

死者の保存は出来ますけどね、私みたいに
というかさっきから相当な回数解析してるんですが全く進まないんですけど……何コレ恐い

【心なしか式の回転が悪くなったような……】

生かす[ピーーー]に私を巻き込まないで下さいねー?
その類は生前に嫌という程経験したので

(全体を丸ごと解析しようとするから駄目なのかしら……)
(表層解析に方向転換しましょう……)

【4つの輪の外側にもう1つ、今度は他の輪よりも太い輪が現れる】
【その輪のみ回転もせずその場に固定されているようだ】
754 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:34:08.86 ID:Uuwg6lAo
>>746>>748
(何なんだこの廊下は・・・・!!先ほどの蜘蛛といい廊下といい・・・・)
(腐ってやがるぜ・・・・・・・・・この野郎ドモは・・・!!)

【復習色に染まった紅の瞳をサングラスの遥か奥に隠し】
【その怒りを脚にぶちまける男が一人】
【その男は長く暗く狂気的に感じるその廊下を駆け抜けていった】

【見える先には開いた扉、聞こえるのは異形の声。彼の泣き声】
【脳裏に焼きつくその声に、この男は反応した】
【彼の両手に持たれたサーベルが金色の光を発すると】

・・・・・・・・・・おい、男なんだろ・・・・・・グズグズするなよ!!
何故熱くならないっ!!何故戦わないっ!!泣くんじゃねぇ!
泣く暇があったらっ!!・・・・・・・・・・・・テメェの胸のエンジンに火を付けろ!!!

【彼の両手のサーベルは1つの太刀へと変化した】
【青年に向かって、全ての力で叫びながら】

逃げろっ!!

【太刀を振り上げ、勢いよく自身も上に飛び上がり】
【異形の鋸、そして鋸をもった手を狙って振りかざした】
755 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 21:37:05.47 ID:CyTdWgSO
>>752
……喋るなと言っただろ…
【相手が防せぎ、剣を振ろうとする様子を見て思考する】
【何かあると…】

(!?…蛇腹剣!厄介な武器だ……)
【向かってくる鞭のごとき刃に、ナイフで受け止め右に流し左に移動し避けようとする】
【そして左手をマントの中にひっこめるだろう】

【アートマンは消えている】
【どうやら消したようだ】
【余裕?はたまた別の要因?】

/スイマセン…一時間ほど落ちます
756 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 21:42:13.22 ID:AatEy6DO
>>748>>754
【もう、無理だ】
【大丈夫、体が動くのは偶然、夢の中で体が上手く動かないのと一緒だ】
【大丈夫、大丈夫、鋸に斬られても、すぐに目が覚め―――――】

【――る。のか?】

……ひ…っ…………
【少し、ほんの少しの疑問】
【始めは微かな疑問、だがそれが、一気に、巨大に、大きな不信感となる】
【まるで小さな種が、大きな花を咲かすように、小さな疑問が、大きな不安と恐怖を産んだ】

【そして、一つの言葉が聞こえてはっとする】

【「逃げろ!」】
【赤井の大声が聞こえ、半ば反射のように、素早く彼は動き出す】

【グラリ、体をのけ反らせ、自分の右側へ体を動かし】
【鋸から離れるように、自分の右方向へと走り出した】
757 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 21:48:43.66 ID:mt2.B8k0
>>753
【捻る、捻る、その首を不思議そうに・・・】
【だってこの男、魔術式とか苦手だもの───まぁそれでも何とか逆算が少しでも進んでるのは得意分野に近いからか】

【そういえばこの男は今思い出した、相手がエルヴィアの関係者ならば別にこの相手が居ても】
【逆算やってるところ見られてても別に構わないか、と・・・】
【まぁそんな訳でまた紙を見つめてペンを動かし始める──それが紙に触れるのは直ぐでは無さそうだが】

・・・死人でエルヴィアの親類で・・・エルヴィアのご先祖か何か?
いやぁ・・・その辺りは俺に言われても・・・この術式を解析してこの紙に書いたのは俺の知り合いなもんで
【術式自体は紙に書かれているだけで特殊な処理は施されていない】
【まぁただ難解なだけかもしれないが──時間をかければ出来なくも無いんじゃないだろうか】

これは俺が発端で起きた事件のようなもんだ、あんまし他人を関わらせる気は無い
・・・
【言った直後に気付く・・・今この場で関わらせてるじゃないかと】
【紙をテーブルに落として顔をテーブルに向け、両手で頭を抑える・・・馬鹿やったなぁ、と】

・・・あぁ、さっさとあいつらぶちのめせば解決するんだ、そうだ、うん、そうに違いない・・・
【馬鹿やった反動か少しばかり狂気じみた笑いと共に発する台詞】
758 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:49:50.60 ID:dL2fXoSO
【路地裏】
【その闇の中に、人影が一つ】

――――・・・・
【元々何色の物だったかわからなくなってしまう程に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた、一見するとまるで「少女らしくない」その少女はそこに立ちすくみ】
【何を考え、誰を想うのか】
759 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 21:49:49.91 ID:JbZ.uWAo
>>754>>756
【通常の人間より、二つ関節の多い腕】
【まるで鞭に様にしなったそれは、空を切った鋸を、部屋の壁に叩きつけた】
【深く食い込む刃。引き抜く為、両手に力を入れようとして】

【ざくり、サーベルが異形の右手に落ちる】
【手の甲から指を切り落とされ、手がすっぽ抜けて】
【ずでんと些か大袈裟に、異形は後方へと引っくり返った】


『ははははは、はははあ。痛い痛いぞ酷く痛いぞ指が足りないぞ
私の手の指が足りない魔女に食われた時と同じだははははは、はは………』

『………は、はははは』

【バン、と左手で床を叩き、これまでとは打って変わっての機敏な動作で】
【異形は即座に立ち上がり、乱入した赤井の腹へ、左の拳を突き出す】
【長く、関節も多い腕。速度も重さも十分な一撃を放ちつつ】

『は、ははは、はははははははっはっはっははははっはははは
我こそはぁ………アラァァン・アルゲディ・ドゥ・シャァトォオオオーなるぞぉおおおっっ!!!』

【人間で例えるなら、『キレた』とでも言えば良いのだろうか】
【余り上手く動作していない声帯で、間延びした名乗りを上げた】

>>755
【受け止められた切っ先】
【それを女は、手首の捻りだけで引き戻した】
【これは≪剣≫でもあり、同時に≪鞭≫でもある】
【この様な動きは、得意分野だ】

【寧ろ弱点は、この自在さを活かせない近距離】
【剣を持つ相手に近づいた方が安全、なんともおかしな話では有るのだが】

………あの二人は、お友達ですか?だとしたら随分と馬鹿な話です
知ってますか?死にそうになった人間って、友達を平気で突き飛ばすんですよ?
可哀想だから、ちゃんと手をつないで上げましたけど

【かん、とまた一つ靴の音】
【女の背後に、黒い霧の様なものが集まる】
【出現の仕方は、アートマンに似て居なくもない。だが、また別種】

……アランと同時に動かすのは結構大変ですね、これ
疲れるから早めに回収して帰ります

【人間二人が、横に並んで肩を組んでいる】
【それぞれの脚も二人三脚の様に結んで、仲良さそうにニコニコと】
【この仲睦まじい友人の前では、組んだ肩と腕が癒合しているなど些細な事だ】

/あいさ、行ってらっしゃーい
760 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 21:54:11.49 ID:byL.xYAO
【スラム街】
【高い建物に囲まれ、影となって惨状を薄暗闇に隠す広場の様な場所】
【絶望と悲劇が訪れ、既に終わってしまった其処に――底抜けに明るい声が響く】


ふぅ…まさに芸術の秋って感じです!
姫華ちゃんはもしかしたら天才じゃないかと思いますよ。
【散切りにした短めの黒髪はだらしなく乱し、黒を主にした長袖の服には赤いラインの走った大きな襟が印象的で、所謂セーラーカラーがなされており。朱色のスカーフが首元にあしらわれ、上と同色のプリーツスカートを短めにして着こなし足は青みがかかった紺色のレギンスが包み込む。その小柄な体躯を真っ赤に染めて大きな瞳を輝かせしゃがみ込む少女は】
【傍らに血を滴らせるクレイモアを二本突き立て、身体と引き離された絶望を貼り付けた“頭”をいくつも積み木のように積み上げていた】
【残ったのは頭部の数だけ転がる武器を手にした下半身と、血溜まりだけだった】
761 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:57:57.32 ID:ks.GMI2o
>>757

いえ真っ赤な他人ですけど?
(ぬー……多分短時間で完全に理解は無理ですね)

【あっけらかんとした表情で自分の身分を簡単にバラした】

兎に角ですがこの式を反転させる為の鍵穴は見つけておきたいもんですね
魔翌力の残存も足りないのが祟ったか……

【突然外から数えて2つ目の円の回転が停止】
【そして外側の輪と平面で出来た鎖のような文様で繋がれた】

馬鹿ですね本当に、直ぐに極端な答えに行き着こうとするのは人間の悪い所です
特に短慮な人間によく見られますね、まあ間違えるも間違えないもお好きなようにとだけ言っておきます

【それは叱るような口調でも無く】
【客観視に長けた実験者のようなそれだった】
762 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 21:58:47.65 ID:6psBs2AO
>>749
そうそうソレだ、蚊取り線香ォ!
ァあ、持ッてねーンなら仕方な……

……――なッ!?持ッてねーのかよォ!!
お、おまッ……、ジョーダンじゃアねーぞオイィ!!
森に入る時ャア、虫除けンために蚊取り線香持ッとけッて親から言われなかッたのかァ!!?

【ビッ!!と指さす代わりに小太刀の切先を向け、仮面の人物はやたらめったら喚き立てる】
【が、小太刀を握る手は裂傷・擦過傷と言った傷の他、大小様々の青痣が出来ていた】
【立つ足も幾分か覚束無いもので――視力や位置等にも因るが――ソレが見えれば、余裕は然程多くないことが判るだろう】

――はッ、まァイイさ、持ッてねーンなら仕方ねえッ……!
ソレで「何か有ッたか」ッて訊かれりゃア、「“現在進行形”で起こッてる」とわたしは答えるぜェ……!!

【彼奴は質問に対し苦く笑って答えながら、ざりざりと粗暴な歩き方で湖を迂回しつつ】
【――――しん……、森の湖に於ける本来の静けさが戻ってきて。何処からともなく、ちち……と雀が笑う】

取り敢えず、だ……
今!わたしに関わッてりゃ、完璧に“巻き込まれ”――――


    【ぶン、――ゥウ…… ン】


【言葉を遮断するように再び走る耳障りなノイズ≠ヘ、森の奥から】
【湖面に立つ細波は、危険信号。風が草木をざわつかせ、ノイズ≠ニ相俟って不協和音を奏で始める】

【そして、三度、森が鎮まった瞬間だった】

……クソが、マジでなんだッて――――


――――がはぁあッッ!!?

【――“ごうッ!”仮面の人物が現れた方向より放たれたのは、一つの“可視衝撃波”――!!】
【仮面の人物が振り向くと同時、彼奴の背にその衝撃波が直撃する。弓なりに仰け反り、前方へ体勢を崩して】
【その数瞬後に森の奥から、女性目掛けて弓矢の如く飛び出したのは――――】


「……ヒッヒハァアア!!血ィ、吸わせろよォ――――!!」


【2m近くの体長を持つ、一匹の巨大な――】

       【 蚊 】

【――ともすれば、その姿は女性の記憶にあるかもしれないものだった】
【“翔ぶ”と言うよりは“跳ばされてきた”ように、湖の上空を滑って女性へと迫る――!!】

/遅れてすいませんっ
763 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 22:09:54.83 ID:Uuwg6lAo
>>759>>756
【指を切断できた事に薄ら、半笑いを浮かべる】
【そして青年の方に顔を向けると】

気張っていこうぜっ!!!
さっさと片付けて帰るぞ!!

【大きく頷きながらそう叫んだ】
【安心させたかったのか、満面とは言えないものの笑みがこぼれている】

来て見やがうごぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

【"来て見やがれ≠サう言おうとしたのだろう。言う前に来てしまったアランの左拳】
【拳はダイレクトに赤井の腹に当たったのである。口から血、言葉にならない叫びを上げて】
【そのまま後ろに叩きつけられる。ダン、と壁にぶつかったときも口から朱色の液体を出した】

【赤井は右手に持っていた太刀を地面に突き刺し】

相棒っ!!大丈夫かッ!!

【青年に向かって、血が混じった大声で叫びながら】
【太刀を軸にしてヨロヨロと立ち上がり】
【太刀を地面から抜き、両手に持ち変えると、左腰の横に構えた】
764 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 22:15:19.67 ID:mt2.B8k0
>>761
・・・最初に親類って言ってなかったか?聞き違いか?それとも下らない嘘か?
【頭を抑えた手に力が入る・・・外からでは食い込むようにも見えるだろう】
【仮に嘘だとしたら・・・そんな物に、引っかかった自分が情けない】

鍵穴・・・自分に刻む魔術・・・性質は呪いに近く・・・
く・・・ぬぅ・・・
【鍵穴──その言葉を受けて、より深く、鍵のことを知らなければならないのか?そう考えた──】
【理解して無いわけではない───だが足りない?・・・もっとこの術について知らなければならないのか?】
【元の姿勢に戻り、腕を組み、また眉間にしわ寄せる】

・・・極端言われても結果的にそうなるってのは前から解ってた事だ
短慮だからって間違えてるとは限らない、早くなろうと遅くなろうと倒す敵は倒す敵、少し乱されたが・・・変わらない


【少しは落ち着いたようだが、乱れているところは乱れている】
【支離滅裂な言動が残る──彼は完全に落ち着けるのか】


765 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 22:19:14.57 ID:AatEy6DO
>>759>>763
【対する彼――――羽民蟲舶は、というと】

これは夢だこれは夢だこれは夢これは夢これは夢これは夢これは夢これは夢これは夢これは……
【ガタガタブルブル、震えながらうずくまり譫言のように呟いている】
【彼にこんな状況で正気を保っていられる精神力はない、寧ろこれが普通の反応なのかもしれない】
【能力者達は精神力が強い傾向にある、としても例外は少なからずいる訳で】

【そんな恐怖を取り払う術も彼は持っている、だけどそれをしない、出来ない】
【彼が勇気を振り絞れるのは明確な相手に正義感を振りかざした時、こんな訳が解らない状況と相手で恐怖に塗れた心で正義感なんて振りかざせる訳がない】

ひいいいいぃぃっ!!!?
【赤井が壁にぶつかった音に、様子を見ずとも体を震わせ驚く】
【こんな状態で、戦力になれるのか?】
【寧ろ、この状態から少しでも回復出来る、のか?】
766 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 22:22:00.45 ID:JbZ.uWAo
>>763>>765
【戦いの音、叫び声】
【割れ此処に有りと言わんばかりの音】
【それが、もう一つ呼び起こした音】

【ドンドンドンドンドン!!】

【突然、部屋の壁が、隣の部屋から叩かれる】
【入口にヤギの死体が張り付けられた、部屋の側から】
【誰か居る、間違いない。これまで大人しくしていた、それも間違いない】
【誰なのか、までは分からないが】
【耳を澄ませば、人間の声も聞こえるかも知れない】


『ははは、ははは、はーははははははははははは
………ぬ。ぬ、がっ』

【壁に突き立った鋸の柄。それを左手一本で掴んで、がしゃんがしゃん】
【少々手こずったものの、グイと引き抜いた】
【長く、関節の多い腕。振り回せば、その速度は尋常では無い】
【が、此処は室内。振りあげる事が出来ない以上、横薙ぎ以外に手は無い】
【それが読めて居れば、回避も防御も成功の可能性は跳ね上がる】

【体ごと捻る様にして、のこぎりを背面にまで】
【骨の大きく露出した顔が、ぐわと口を大きく開いた】
767 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 22:31:05.77 ID:ks.GMI2o
>>764

なんといいますかエルヴィア様の言葉を借りるのであれば……
「説明するのが面倒臭い」のでついつい、お赦しくださいませー

【そんな事を悪気もなく話している内に】
【円の2つ目が固定さえ同じように鎖の文様が伸びる】

鍵穴というのは一種の比喩ですよ魔術の構成を支えているポイントのような物、と言えば伝わるでしょうか?
数学でも――頭から複雑な数式を解くよりも分割して解いてから合わせた方が何かと早い
魔術でも同じだと私は考えています

【その点、ポイントを簡易的ではあるが今解いているのだろう】
【円の3つ目が固定され鎖が繋がれる】

もう少しかしら……
短慮な方は間違いを犯しやすいのも事実ですわ、末路も皆似たようなものですし……

【喫茶店に入って何も頼まない客はただただ微笑みを浮かべている】
768 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 22:34:12.62 ID:P8eyIYDO
>>762

(……お兄さん、一体何に追われて……?)

【彼が満身創痍の状態だという事に気付き、不安が過ぎる】
【此方へ来る様子の彼に、「早くこっちに…」と焦りながらも】

……た、確かに森入る時は必要品だけど!
でも、蚊取り線香丸ごと持つ人なんて、居な――――――

【首を横に振りながら、彼の言葉に反論しようとした】
【が、―――――彼女の口から、逸れ以上言葉が紡がれる事は無かった】

【彼が、攻撃によって吹き飛ばされたのが見えたからだ】

―――――――――ッツ

【小さく、悲鳴を上げながら。彼女は思考する】

【―――、一体、彼を襲ったのは、何者なんだ?】

……お兄、

【急いで、駆け寄ろうとした。一度片足を浮かし、走り出そうとした】
【然し、現れた人物の――――『虫』の姿を見て、固まった】

【だって彼は。以前、路地裏で―――】


       ……マステマ、さん?



【――――名前を呟いてから。我に帰った女性は】
【彼が攻撃を受けた事を思い出し、先ずは行動しないと、と考えた】

(……あの人の意識を、此方へ……)

【再び、走り出す。右手に魔翌力を収束させ、武器を造る】
【そして―――巨大な蚊に向かって、全速力で向かった】

【彼女が生成した武器は、刃が1m以上は有る漆黒の大鎌】
【柄も、刃も、小さな装飾でさえ混じり気の無い黒に染まっている】

/いえそんな…むしろ自分が遅れ気味で、申し訳無です
769 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 22:37:23.01 ID:Uuwg6lAo
>>765-766

【吹き飛ばされて聞こえるは隣からの声】
【ドンドンドンと響きだすその音を赤井は人が居るものだと思い込んだ】
【無論、今隣に"ナニ≠ェ居るのかは判らないが】
【その隣の希望に、耳を済ませた】

隣の人・・・・助けに行くから待っていな・・・

【瞳を閉じて、此処からの戦法を捜索する】

(室内だからな・・・あの鋸は振りあげる事が出来ないな・・・)
(つまりは・・・横薙ぎ以外に手は無いってことか・・・)

【はっと目を見開くと羽民に向かって】

この悪夢を終わらせるために協力してくれ!!
ひとまず横の攻撃に気をつけろ!!

【太刀の柄を右斜め上に、峰の先端を左手で押さえ体制を低くする】
【そのまま脚に力をいれ、防御の体制に入った】
770 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 22:37:28.90 ID:CyTdWgSO
>>759
(蛇腹剣の弱点は…伸びてる状態で近づかれる事……だが今のは流すので精一杯だった…)

……さあな?
【そう短く返し】

(アートマン?なんか違うな……それにアランと同時?…まあ、近づかなければ始まらない)
【そう思考し、体制を低くしダッと接近しようと走りだそうとする】

(さあ蛇腹剣を使う?…それとも後ろのを使うか?…)

/ただいまー
771 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 22:41:41.02 ID:mt2.B8k0
>>767
くっ・・・本当に親戚じゃないのかよ
あぁ、そうかいそうかい、類は友を呼ぶってか・・・!
【あぁもうやってらんねぇってな感じの顔】
【右の掌で足頭部をパシッと押さえる】
【本当に、類は友を呼ぶんだな、と・・・】

・・・
【迷う、此処まで関わらせておいてなんだが、そのポイントが彼女に解るのなら訊くべきかと】
【出来る事なら自力で解きたい・・・だが術の難易度で言えばそれは薦められるべきものではない】
【しかも相手は初対面、初対面に頼るのもどうかと言う面もある】

・・・だったら、似た末路を辿らないように挑戦するってのも面白そうだが
あぁ、そもそもなんでこんな話になったんだか
【手をテーブルの隅に動かしてマグカップを取る・・・そしてようやくその口にココアを入れるが】
【如何せん時間が立ちすぎた、もう冷めてぬるくなっててその顔は不味い物を飲んでいる顔だ】
772 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 22:50:00.22 ID:AatEy6DO
>>766>>769
【もう駄目だ―――――】
【頑張ろう、大丈夫だ】
【そう考えれば考える程、不安も広がる】

【そもそもどうしてこうなったのか、何でこんな事になるのか】
【…そうか、自分だ…自分がこんな事に首を突っ込んだから――――】


【そうだ、これは自分のせい、誰も悪くない】
【自分が、俺が、こうなるように動いたから】
【自分を呪った、自分を怒った】
【そして―――】


【何かが切れる音が、自分の中で聞こえた】


………………………
【不意に、震えが止まる】
【不意に、ゆらりと幽鬼のように立ち上がる】
【不意に、音が鳴る山羊の扉へと歩き出す】
【不意に、その扉の前に立つ】
【不意に、その扉を――――】

!!!!!
【右手親指を握り込んだ拳を真っ直ぐに捻りながら打ち出し、殴り抜けるッ!!!】
773 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 22:53:54.04 ID:ks.GMI2o
>>771

確かに血は繋がってませんねえ
あら失礼な私の方が遥かに面倒臭がりですよ全くもう……

【それはそれで大分駄目である】

とまあ冗談を交えつつ、そろそろですかね
大分疲れましたよー…………

【ふへー、と息を吐き】
【最後の円が停止、そして鎖】
【呼応するようにそれぞれの円が輝き、そしてガラスが砕けるような音と共に円がヒビ割れ壊れた】

……………や、やっちまった

【失敗……だろうか?】
774 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 22:56:38.96 ID:JbZ.uWAo
>>769
【膝の曲がらない足が、一歩踏み出す】
【腰、上半身。その動きに連動して、左腕をしならせた】

【鞭の様にしなる腕、それが掴んでいる鋸】
【鋸は、刃を垂直に押し当てるだけでは切れない。直撃しても、性質はまだ打撃に近いだろうが】
【それでも、この大きさ。金属バットで殴られるより、まだ痛いだろう】

『は、ははははは…………ハアアアアアアアァッッ!!!』

【異形としては、ゾンビとしては、どうにも骨の有る叫び声】
【体全体の動きを連動させた、明確な『技術』を用いての横薙ぎ】
【赤井の右手側から、その胴体を打ち抜こうと向かう】

>>772
【一方、ヤギの打ちつけられた扉】
【殴りつけられたヤギは、頭蓋が見事に陥没する】
【尤もそれは重要な問題では無く、重要なのはその下に有る木の板】
【拳で打ち抜かれ圧し折られ、扉が開放された次の瞬間】

<≪―――――――――っ!!≫>

【身長150程の二人が、声にならない声を上げて飛びだして来た】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】

【衣服や肌には、廊下を染める赤い液体が大量に付着して】
【二人で互いの体を抱きしめ、カタカタと震えている】

>>770
【大量の生徒や教授が歩きまわる建築物、頑丈に出来ている】
【それでも、上の方から聞こえるドタバタとした音は、戦闘の激しさを伝えるには十分】
【残りの二人は何をしているのか、どういう状況に会っているのか】


近づかないでください、鬱陶しい
蠅を払うのは面倒なんですから

【左手で剣の柄を操作し、鞭を収納して元の剣に戻しつつ】
【背後に出現した異形を、自分の左側に立たせる】

【鞭が戻り切るまで、些かのラグ】
【それを埋めようと、異形が結び付けられた足で前蹴りを放つ】
【接近しようとしてくる紅蜥蜴の右肩を、左へ突き飛ばそうとする軌道だ】

/お帰りー
775 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 23:05:19.80 ID:mt2.B8k0
>>773
そういうのをどんぐりの背比べって言うんだよ・・・!
・・・そういや死人だったな・・・何年位前の昔の人間なんだ?
【ふと思い出す───死人だからか】
【女性に対して歳を聞くのに一切の躊躇が見られない】
【どちらかと言えば知的好奇心だろう、この世界の昔と言うものをどのくらい知っているのだろうか?】


冗談に聞こえないんだが・・・!?
死人に鞭打つと言うか・・・・・・?いやいや死人が興味出して自分から鞭を自分に打ってる?
【そして聞こえるひび割れる音───その時点では少し嫌な予感がした程度】
【相手の声が、台詞がそれを確信に変えた───何か下手したな・・・と】

さて・・・これ置いてくからよろしく
【現実逃避するかのように何事も無かったかのように】
【冷や汗をその額に流しつつも逃げy・・・立ち去ろうとする・・・テーブルにココア代を置いて】
【きっと彼は何も聞こえなかったようにしたいのだろう、止めようと思えば幾らでも止められる】
776 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 23:06:19.37 ID:6psBs2AO
>>768
……かはッ、油断ッ、――したッ……!
はァッ、オイィ、ソコの嬢ちゃんよ……!
巻き込まれたくね、ならア、早々逃げるこッた……!!
でねェと、メンドォなコトにッ……――

【仮面の人物は俯せに倒れ込み、小太刀を握りながらも右腕だけで上体を支え】
【苦痛を必死に抑えた声音で、女性へとそう注意を促す。彼奴としては、他者を巻き込みたくないのだろう】
【そんな仮面の人物をよそに、憔悴する女性に名前≠呼ばれて『蚊』は飛翔しながら首を傾げる】

「……ァあ?確かに俺は“蚊異人”『マステマ』だが――!」

【然も不思議そうな様子で返答しつつ――マステマと呼ばれた蚊は、仮面の人物の近く、女性との間に六つん這いで着地】
【のそり、緩慢な動作で前傾姿勢の二足歩行へと移行し、妖しくぎらつく複眼で女性を見遣ると】

「――――……、……ああ!
 思い出した、思い出した。お前、あン時――」

【僅かな沈黙の後……ぶうん。半透明な薄い翅を羽ばたかせてノイズを響かせ、ニタリと笑った――気がした】
【永遠の闇夜を彷彿とさせる大鎌を手に、此方へ向かってくる女性。確かに、意識はそちらへと逸れている】
【意識こそ、逸れているのだが――――】


「 ――あン時、この俺を、ブッ殺したヤツだ。 」


【彼の頭に蘇るのは、青々とした血液の色と、身体を穿った聖なる白き杭だ。】

【地面を踏み締め、正面を女性へと向けて。高速振動を始める翅は、微風を起こし】
【やがてその微風は――先刻同様の、“可視衝撃波と成る!”】
【範囲は狭く直線的、速度は目で追える程度よりやや速い。命中すれば、前回と同じく強い打撃ダメージを受けるだろう】
【狙いは定まっていないが、命中するとするならば、女性の胴体辺り。冷静に見極めていれば、回避は然程難しくない】

【また、マステマの後方にて、仮面の人物はゆっくりと起き上がろうとしている】
【挟撃を狙っているようだが、この時点では未だ行動に移れない――女性の行動次第では、優勢にも劣勢にも成り得よう】

/お帰りなさいませー!
777 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 23:06:30.79 ID:tP0Jagw0
【濃厚な血の臭いが漂う、路地裏】
【ぶつぶつと、恨めしげな呟きが、薄らと反響する】

……部屋に入り込んで、じゃ、不確定要素が多すぎるわね。
待ち伏せするにも、武美は結構鋭いし………。

【その主は、淀んだ蒼色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、14歳ぐらいに見える、茶色いオーバーニーブーツを履いた小柄な少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、視線は常に、眠そうに蕩けている】
【赤黒い染みが、斑紋の様に点在する大型マントを纏っていて見えないが、腰にはパンパンで、熊さんと華の柄のウエストポーチ】

………嗚呼、満たされないわね。

【ぴちゃり、水滴が跳ねる音を散らしながら、虚ろな瞳を瞬かせ、彼女は俯き加減に前進していた】
【数メートルの後ろには――――軍人風の居丈高な服装に身を包んだ、首無しの死体が在る】
【若し、好奇心なり恐怖心なり、何らかの作用によって、その欠落≠覗きこめば】
【イカの臓腑でも抜くように――――綺麗さっぱり、髄ごと背骨が抜きとられている、と言う事が判るかもしれない】
778 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:06:47.35 ID:CyTdWgSO
>>774
蝿じゃない…血に塗られた復讐の蜥蜴だ
【そう言いながら】
【右手のナイフを持った手で防ぐが】

ぐっ!…
【力負けし、左に吹き飛ぶ】

【だが…その時に、マントからナイフを持った左手が出て、女の右肩に向けナイフを投げる】

【だがただのナイフじゃない…】

【ギミックナイフ《爆弾》】
【刃に当たった瞬間、投げられて当たった衝撃に柄から火薬が噴出し、刃から火花が出て、それが火薬に引火し爆発する仕組みだ】

【果たして結果は……】
779 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:13:44.52 ID:AatEy6DO
>>774
【ヴンッ!ヴンッ!】
【二回程、右手を振って拳に付着した色んな液体を振り払う】

…………………………
【飛び出した二人を、高い背丈で上から見下ろす】
【見下ろす目付き、これがまた怖い】
【この建物の狂気的な、精神的にくる怖さではない、別の怖さ】

【普段余り怒らない人は、怒るとヤバい】
【彼は、それを今正に体で現している】
【つまり彼は今…ブチギレている】

【行き過ぎた恐怖が怒りに変わったか、理不尽な仕打ちに怒りが燃えたか】
【とにかく、温厚であった筈の彼が、怒りに捕われている】

……元凶は………
【怯えているように見える二人を見下ろし、今までとは打って変わって静かに、落ち着いた様子で口を開く】

…元凶は…どこですか…?……あなた達ですか…?
【バサリ、と音をたてて】
【目玉模様の毒々しい蛾の羽が、彼の背中に開いた】
780 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:15:53.05 ID:Uuwg6lAo
>>774
キレが無いねぇ・・・・

【太刀を一段と強く握り締め、酷く低い声で話す】

【撓る腕。一方の彼の腕は硬直したままである】
【相手を両目でじっと見つめ、動き出すのを待つ】

・・・・・・・・・・赤井恩流処断奥義――ゴザレス

【左手を相手に伸ばし、太刀を相手とほぼ垂直に傾ける】
【そのまま左手を離し、体をひねりながら太刀を後ろに向ける】
【そして体を戻すときの反動と共に、太刀を相手の胴体目掛けて突く】
【位置が位置である。どちらかが攻撃を止めない限り、赤井の体の一部も切れることだろう】
【そしてその攻撃が当たると、そのまま相手の頭の高さほどに切り上げ攻撃を繰り出すだろう】
781 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:16:36.82 ID:ks.GMI2o
>>775

どんぐりも精一杯なんですよー
……いや正直なお話をしますといつごろの人間かよくわからないんですねー

【それも大して気にしていないようで明朗に笑って見せた】

いえ冗談です、ワザと壊れるようにセッティングしましたので
たまにこうしたジョークを混じえるのがポイントですよ?

【食えないヤツ、まさにその表現が適切だろう】

ああ、ちょっと待ってくださいよー
式の追加分を……――――――――

【去りゆくライクの背中を追うように手を伸ばす】
【金の手甲から漏れ出すのは魔翌力の粒子】
【それはライクの持っているだろう魔術式の書かれた紙に吸われていき】

【彼が再び紙面を見たときには新たな式が加えられている事だろう】
782 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 23:27:17.07 ID:JbZ.uWAo
>>778
【刃は戻しきれないが、向かって来るのは只のナイフ】
【この程度なら、受けても大きなダメージにはならない、と】
【右腕を垂直に立て、腕の手の甲側で、ナイフを受けた】

【本当に只のナイフなら、これでもまだ腕は動く】
【きっと、吹き飛んだ瞬間を狙えたのだろうが】

【爆発を妨げるのは、出血とこの空間に広がる液体ばかり】
【メイド服の袖と皮膚、それから肉の一部を抉りとり】
【爆発の次の瞬間には、右腕の使用不能は両者の目に明らかになる】

………あら、本当に酷い

【長剣の柄から右手が外れ、左手一本での保持】
【だが、利き腕では無い方で振るうのは難しいと判断したか、それを鞘に収める】

……名前を付けるの忘れてましたね
壊れても良い、足止めなさい。アランの方も……限界でしょう

【吹き飛んだ紅蜥蜴を追う様に、二人三脚で異形は歩いて行く】
【それとは対照的、女は右腕を庇いながら階段の方へ】
【戦えない事は無いだろうが、明らかに不利と判断したか。既に退却を視野に入れている様子】
【然し、これで終わる程度の外道なら、此処までの状況を作り上げられるか?】

>>779
【然しながら、目の前に居るのは所詮人間】
【死人が異形になって襲って来たりする訳でも無く】
【これまでの恐怖に比べれば、ただの強面など有徳の僧侶も同様】

<……見てない、んですか?>

≪此処まで来て、見てないなんてばかげた事を言うんじゃないわよね!?≫

【まともな会話が出来る相手をようやく見つけて、二人とも普通に受け答えをする】

【尚、元凶は彼が完全にスルーした女】
【今、下の階で殺し屋と戦っているのが、元凶だ】

<何処に居るかなんて………>

≪閉じ込められてたのよ!?それでそんな事が分かると思う!?≫

【片方は落ちついているが、もう片方は興奮も冷め切らず】
【半ば八つ当たりの様に、青年に叫び散らす】


/入り切らないので次ー
783 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 23:28:40.46 ID:mt2.B8k0
>>781
【小刻みにその頭が震える・・・いや、決して激しくぶちギレタ訳ではないのだが】

笑えねぇ、食えねぇ・・・疲れ・・・た
とんだ・・・ジョークだ
【何をこのくらいで・・・いや、苦手な魔術研究に励んでるのも合わさっているのだろうが】
【そこで立ち止まりがっくりと、どんよりと黒い雰囲気を醸しながら床に目を向ける】


ん・・・?
【そこで自分の紙に吸われる光】
【吸われたであろう紙に目を通し・・・】
何だこれ?
【一目見ただけでは判断できない模様だ】
784 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 23:34:17.04 ID:JbZ.uWAo
>>780
【『技術』というなら、この異形は本物だ】
【受け流す腕にも体にも、相応の衝撃が加わっただろう】
【作用反作用の法則、当然異形の方にも反動は有るし、空振りの分の消耗も有る筈だが】
【既に異形は、反対側に振った鋸で、『溜め』を作った】

【此処で赤井が動きを止めて居れば、返しの一撃が振り抜かれた事だろうが】
【実際には、そうはならない】

【胴体に突き刺さる刃、切りあげようとすれば体内の骨と何か金属部品に引っ掛かるだろうが】
【それでも、腹から胸の中心までを縦に大きく切り開く】

【噴き出すのは、やはり血ではなく、謎の赤い液体】
【ぐらりと異形の体が揺らいで】

『は、ははははははははは…………はは   は  』

【どさり。人間一人が倒れる音は、思ったより軽い】

>>ALL
【上の階では異形が破壊され、下では女が自分自身の戦闘能力を奪われ】
【異形は一体残っているが、三対一では勝ち目は無い】
【それを、女も分かっている】

【突如崩れ落ちる、人間二つをくっつけた様な異形】
【紅蜥蜴の数歩手前で、床に倒れてそのまま溶けて】
【その時に、三人に聞こえるだろう】

【バン!】

【大量の扉が、一斉に中から弾き飛ばされる音】
【封印されていた扉全てが、術者の力が及ばなくなった為に解放されたのだろう】
【同時、通路の赤が消えていく。窓から外を除けば、伸びていた蔦も消えていくのが分かる筈だ】

………成程、これは危ないですね
これ以上戦えば一人は殺せますが、代わりに私も死にそうです
死にたくないですね……逃げさせて頂きましょう

……但し。最後に挨拶はさせていただきます

【だが、これで終わりでは無い。最後の最後、一つばかり外道の所業は残っている】

【解放された扉一つに付き一体、這い出して来るのは】
【玄関に踏み込んだ彼らを襲った、あの蜘蛛だった】

【退却を図る女を守ろうとするかの様に、わさわさわさわさ】
【蜘蛛が、大量に集まって行く】
785 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:41:06.30 ID:P8eyIYDO
>>776

【彼の言葉に、小さな唇の動きで―――「嫌だ」、と返答した】
【彼を追いて、此の儘逃げる事なんて出来ない】

【紡がれた―――彼の、返答。彼は、自分を覚えていた】

……、何で


何で、生きているの


【更に―――自分が殺された事を。“死亡”した事を、認めた】

【答える様に、彼に―――何時か、自分が殺した相手に問い掛けながら】
【彼は、死人だ。然し、こうして生きている。自分と会話している】
【何故、何故か―――混乱し、戸惑う】

【―――然し、答えを聞く余裕は無かった】
【自分に向けての攻撃が、直ぐ其処まで迫って来ている】

【彼女の鎌は、大振り、そして重量の有る武器なので、動作にも時間が掛かる】
【防御にも、攻撃にも―――回避にも】
【急いで、右へと身体を捻る様に回避しようとした彼女だが】

……、っ……!

【左腹部に当たり、身体が右側に倒れ込みそうに成る】
【右足で踏み込み、何とか体勢を立て直そうとする】
【けふ、と。痛みを堪える様に、息が口から漏れた】

【踏み込みながら、鎌を両手で握り直すと】
【其の黒色の刃に、魔翌力を収束し始めた】
【―――どうやら、攻撃に出る積もりの様だ】
786 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:41:50.95 ID:AatEy6DO
>>782
…そうですか………それは残念だ………
…元凶がいたら…一発殴りたかったのに………!
【グ、と右手を再び握り締めて、拳を震わす】
【この場の人間には解らないだろうが、こんな言葉は普段の彼からならば絶対に想像できない言葉】
【それ程までに、この遅れたハロウィンパーティーは彼に堪えたのだろう】

…もう…いいです……いないなら諦めましょう………
……逃げましょう、いや、逃げよう…………
…立ち向かうのは無理そうだけど、逃げる事なら出来そうだ
【握った右手を開き、腕を横に伸ばす】
【すると、カブトムシの脚のような器官が右腕に伸び、右手の中には光】
【カブトムシの角を模した巨槌が現れ、それを右手で掴み、片腕で肩に担ぐ】

…行きましょう、ついて来て下さい
…いや、寧ろ―――――
【背中の羽を鱗粉を撒きながら畳み、振り向いて】
【巨槌を大きく振り上げ、床に向かって】

―――こうすれば、近道になるッ!!!
【怒りに任せ、床板を突き割らんと振り下ろした】
787 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:46:07.20 ID:ks.GMI2o
>>783

まあまあそう落ち込まずに

【なだめるように、しかしどこか小馬鹿にしたように言葉を続ける】

とりあえず術式を反転させる糸口をそこに記しました
いえ糸口だけしか記せなかったというべきでしょうね……

【肩をすくめてみせ】

見るべき人が見れば、そう魔術に精通した者が見れば
そこから更に式を反転させる事が可能でしょう……多分、ね

【最初にあった式を包むように金色の文字が刻まれているのが分かる筈だ】
【若干殴り書きチックになっているのは時間が少ない為か】

そんなわけで……そろそろ私は疲れたので寝ま……す

【魔翌力消費がかさみ過ぎた】
【大きな欠伸の後腕を枕に机に突っ伏し小さく寝息を立て始める】
788 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:47:19.31 ID:AatEy6DO
>>786
/すっごい見逃した、訂正をば

>>782>>784
…そうですか………それは残念だ………
…元凶がいたら…一発殴りたかったのに………!
【グ、と右手を再び握り締めて、拳を震わす】
【この場の人間には解らないだろうが、こんな言葉は普段の彼からならば絶対に想像できない言葉】
【それ程までに、この遅れたハロウィンパーティーは彼に堪えたのだろう】

…もう…いいです……いないなら諦めましょう………
……逃げましょう、いや、逃げよう…………
…立ち向かうのは無理そうだけど、逃げる事なら出来そうだ
【一斉に開いた扉にも、出て来た蜘蛛にも、もう驚かない】
【『この場から、二人を連れて逃げる』ただ一つ、これだけを遂行する】

【握った右手を開き、腕を横に伸ばす】
【すると、カブトムシの脚のような器官が右腕に伸び、右手の中には光】
【カブトムシの角を模した巨槌が現れ、それを右手で掴み、片腕で肩に担ぐ】

…行きましょう、ついて来て下さい
…いや、寧ろ―――――
【背中の羽を鱗粉を撒きながら畳み、振り向いて】
【巨槌を大きく振り上げ、床に向かって】

―――こうすれば、近道になるッ!!!
【怒りに任せ、床板を突き割らんと振り下ろした】

789 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/21(日) 23:52:01.16 ID:mt2.B8k0
>>787
・・・魔術に精通した物が見ればって・・・
はなから当てにされて無いか・・・まぁ実際その通り、当てにされるような魔術知識は無い、なぁ
【それでも自分がやらねばならない・・・だから彼は精通した者に見せる可能性は低い】
【まぁ・・・糸口を記されているのだ、きっと、彼も研究を重ねてそれを救いにするかもしれない】

・・・金はお釣りが来る程度には渡しといたし・・・大丈夫、か?
・・・・・・下らん冗談で混乱させたんだ、金を店の人間に渡すのくらいいいよな、あぁ、うん
【何処と無く心残りがある中、何とか自分に言い聞かせながらも、彼はその店を立ち去る・・・】


/お疲れ様でした、後半スカスカになってしまって申し訳ないです
790 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:52:17.40 ID:CyTdWgSO
>>782>>784
【柄に納めた隙を見て、立ち上がり体制をとり】

……逃がさん
(まずは…あの化け者を…)
【なら使うか…刃で人だけではなくモノを[ピーーー]――殺刃術の奥義】

【体制を低くし、ナイフを持つ右手を左腰辺りに居合のように構えようとした瞬間】

ハッ?
【異形が倒れ溶け始めるのを見てそう言い】

……しつこい
【大量の蜘蛛達が現れたのを見て、両手をマントの中にいれ】
【回転する】
【すると紅蜥蜴を中心とし大量のナイフがばらまかれるように投げられて】
【大量の蜘蛛に襲い掛かるだろう】
791 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/21(日) 23:53:39.12 ID:32vmUYSO
【とある町外れ、裏通りと表通りの境】

【人の通りも然程ではないその場所に、一軒の甘味処兼BARが有る】
【和洋のほど好く折衷した、強いて言うなら明治風の店構え。趣味は悪くないが、一般受けがするかは予想の通り】
【この甘味処兼BAR――変換が面倒いので以下カフェバーと表記――矢張りというか、今日も今日とて空いていた】

しっかし、がらっがらってレベルじゃないな………あー、悪いが黒いの。それダウト。
「朔夜ちゃん、どうして解ったのさ……。なんか、さっきから俺ばっかり負けてるんだけど」

【もしも誰かが訪れて、黒く重厚な木造の扉を開ければ。からん、と澄んだドアベルの音色が彼ないし彼女を出迎える】
【内装も外装と概ね変わらず、シックな和洋折衷――店員はアットホームな雰囲気で、ベルに続いて】

【――――お客様を、お出迎、え……?】

勘。お前の表情解りにくいしさ、さっきからずっとこんな調子でやってるけど――――其れが?
「えっなにそれこわい、負ける要素無いじゃん俺。どうしてこうなった。」

――――――……運、だな。だってお前、見るからに幸薄そうだし。
「えっ」

『お姉ちゃーんお酒お酒ー!!ほら、シエルも気ぃ使ってないで飲む飲む!』
『……えーっと、じゃあ僕もホットチョコレートを……』
はいはいご注文承りましたー。じゃあ黒いの、明日の昼はお前の奢りな?

「えっ」

【然て。この店の雰囲気、一言で言い表すならば――そう、この言葉が最も妥当だろう】
【 な ん ぞ こ れ 】
792 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:53:57.39 ID:Uuwg6lAo
>>784
【ぐさり、胴体に刺さる衝撃は太刀の柄から赤井に伝わった】
【相当な衝撃を物語るように、彼の右手首から少量の血液が流れ出した】

らったあああああああああ!!

【力に任せて切り上げようとする。切り上げる際に太刀の進行を邪魔したもの――】
【骨と"金属部品"について少量の疑問を抱きずつも、切り上げた】

【全身に浴びるは赤い液体。どうも廊下を染め上げたあの液体】
【人が入っていたあの人面蜘蛛の中の液体――やはり、同じ人間か】
【全身を紅に染めながら、そんな事を考えていた】

あばよ、でかいの
鋸はてめぇーで持ってなっ!!

【最後に右足で、異形を蹴り飛ばし向きを180度変える】

さて、行くかっ!!
【太刀がみるみる光に包まれ、出てきたのはバズーカ砲】
【そのバズーカを廊下に出てきた蜘蛛に向けると】

成仏しろよ!

【勢いよくトリガーを引き、林檎型爆弾が放出される】
【放出された際の反動で、赤井の体は廊下の板を突き割った!!】
【そして殺し屋と異形が戦っていたあの場所に、叩きつけられるだろう】
793 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:56:54.47 ID:ks.GMI2o
>>789
/お疲れ様でした
/いえこちらもなんだか頭が回らなくて文がががが
/ひとまずありがとうございましたー
794 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 00:04:08.69 ID:zPPa9gEo
>>786
<え、ちょ………>

≪あっ、えっ、此処研究棟、ええっ!?≫

【彼が探し求める元凶は、確かに下の階に居る】
【居るが、流石に床板一枚割っただけで降りられるような作りはしていない】
【下の階へ降りる為の邪魔者、大量の人間を普段から乗せる床】
【鉄筋コンクリートのそれは、修理担当者を絶望させる様な穴を作る事となった】
【修理に幾らかかるのかは知らない。請求が来ない事を祈る】

【下に降りれば、其処は一階右手側通路】
【肝心の元凶は玄関ホール、蜘蛛の異形に囲まれている】

>>790

……どうやら、自分一人でこの数を如何にか出来ると思っている様ですね
あまり間違った考えでも有りませんけど間違いです、それは
………これだけを制御するなら、この程度出来て当然ですよ

【回転を始めようとする紅蜥蜴を、挟むように二匹の蜘蛛が飛びかかる】
【回転しての範囲攻撃とは言え、発射地点は一つ。其処で受けてしまえば良いだけ、と】
【二体の蜘蛛を捨てる事によって、残り全てがナイフを受ける事を防ぐ】
【ナイフが刺さった二体は絶命、飛びかかった勢いそのままに崩れ落ちる事となるだろう】

>>792
【繰り返すが、赤井が居た場所は『二階』である】
【バズーカの反動で床を突き破るなどすれば、それは】
【数十数百人の体重や様々な機材を乗せても壊れない鉄筋コンクリートを、自分をハンマーに壊す様なもの】
【流石に、それは無理というものだ】

【廊下に出た蜘蛛のうち一体が爆弾に吹き飛ばされ、残りは女に合流する】
【床を突き破る力は無い。階段を通って、となる】

>>ALL

……あら、もう三つも壊れた。折角お披露目と行きたかったのに
貴方達の目的は何ですか?建物まで壊して学生を修理したのに壊して
金目のものは有りませんよ、私が抜き取りましたから

【メイド服の女は、負傷個所を抑えながら玄関の方へと移動していく】
【逃げる事は決定しているのだろうが、まだ何かは企んでいる様で】
【集結した蜘蛛も、まだそれなりの数は残っている】

【挑発なのかどうか、減らず口を女が発した次の瞬間】
【蜘蛛の異形が女を複数で抱え上げて、正面玄関から外へ出ようとする】

【ただ逃げるだけでは無い。暫くすれば分かるだろうが】
【女は、学生寮の方角へ、異形の蜘蛛と共に移動しようとしている】
【蜘蛛は単体は弱い、女は戦力を削がれている。攻撃目的では無いのだろうが】
795 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 00:07:39.51 ID:Ja0l5as0
【濃厚な血の臭いが漂う、路地裏】
【ぶつぶつと、恨めしげな呟きが、薄らと反響する】

……部屋に入り込んで、じゃ、不確定要素が多すぎるわね。
待ち伏せするにも、武美は結構鋭いし………。

【その主は、淀んだ蒼色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、14歳ぐらいに見える、茶色いオーバーニーブーツを履いた小柄な少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、視線は常に、眠そうに蕩けている】
【赤黒い染みが、斑紋の様に点在する大型マントを纏っていて見えないが、腰にはパンパンで、熊さんと華の柄のウエストポーチ】

………嗚呼、満たされないわね。

【ぴちゃり、水滴が跳ねる音を散らしながら、虚ろな瞳を瞬かせ、彼女は俯き加減に前進していた】
【数メートルの後ろには――――軍人風の居丈高な服装に身を包んだ、首無しの死体が在る】
【若し、好奇心なり恐怖心なり、何らかの作用によって、その欠落≠覗きこめば】
【イカの臓腑でも抜くように――――綺麗さっぱり、髄ごと背骨が抜きとられている、と言う事が判るかもしれない】
796 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 00:12:28.14 ID:14fBUoAO
>>785
「ヒッヒ、命中、命中……っとォ」

【些か満足げにそう呟けば減速、翅を停止させて、然し広げたまま臨戦態勢を崩さない】
【マステマは体勢を整えた女性を見詰め、相手が魔力の収束を始めると同時に速足で接近を開始する】
【歩く度、ゆら、ゆら、左右に揺れ動く身体は、酷く細くて不安定で、それ故不気味さと威圧感を醸し出している】

【仮面の人物はようやく立ち上がるも、女性の唇の動きには答えなかった】
【仮面越しでは読めなかったのか、立ち上がるために余裕が無かったのか。その理由は判らないが】

【マステマは女性へと近付きながら、返答をするために言葉を紡ぐ】
【如何なる方法で会話をこなしているのか判らない口吻から、声を発して】

「……何故、俺が生きているかって?
 マア簡単な理由だ……、“悪ゥい怪人はな、復活するモン”なンだよ」

「色々あって“創造主サマ”に打ち捨てられたから、もう生き返るこたぁ出来ねーけどよ!
 そういうコトなら、“復讐”と“食事”を満足するまでやってやろーってな……今に至るワケだ」

【要約すれば、転生出来たのは“創造主サマ”のお陰――と言ったところか】
【マステマは丁寧とは言い難い説明を終えると、不意にその場に立ち止まり――】

「だからさぁ――……


 ……今度こそ、血ィ吸わせろよ。」


【――タン!軽い踏み込みから、そこそこは速い程度の速度で接近を再開するマステマ!】
【刃物の如き鋭さを持つ口吻を振るい、先ほど衝撃波の命中した左腹部を斬り付けようとする】
【速さと切れ味を併せ持つその攻撃、然し接近は女性の真正面より一直線!果たして彼女は、この隙を如何に活かすだろうか】

【……また、その動作とほぼ同じタイミング。マステマの後方にて、大きな舌打ちの音】
【どうやら仮面の人物が発したもののようで、迫り行くマステマは――視線こそ向けないが――ふと意識が逸れる】

「(――ちッ、今来られちゃあマズイぜ……!)」

【見れば、仮面の人物は確りと足を地に着け、完全なる臨戦態勢に移行していた】
【右手には、相変わらず小太刀が一振り。接近の隙を窺っているらしい】
797 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 00:14:12.61 ID:kPl4vwSO
>>794
……ちっ
【倒れかかる二匹を回転蹴りで飛ばそうとし】

……コレ以上被害をださせるか!!
【逃げようとする女に向かい叫び向かおうとする】
【だが蜘蛛の数が多すぎる……恐らく近づけないだろう】
798 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:16:35.78 ID:yNkeYdko
>>794
なーんてね、流石にバズーカじゃ動けねぇさね・・・

【ぺたっと床板に叩きつけられると、そのまま起き上がり】
【バズーカを背中に背負い、階段を通って下に行こうとした】

【すると目に付くのは外に出ようとする蜘蛛と女】
【すぐさまバズーカを燃え盛る薙刀に変形させると】

うおおおおおおおおお!

【そのうちの蜘蛛一匹目掛けて階段から飛び上がり】
【蜘蛛の背に薙刀の刃を突き刺そうとする】
【突き刺しが成功した場合、その周囲の蜘蛛3匹ほども烈火の餌食になるだろう】
799 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:18:39.74 ID:OwIPGbwo
>>791
/えーっとまだいらっしゃいますでしょうか?
/か、絡んでも良いですかね?
800 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 00:18:48.86 ID:UdeMa6DO
>>794
【槌を上げれば、床を打ち砕き、開いた穴がポッカリと】
【その穴に躊躇い無く飛び込み、飛び降りて、一階にずしんと着地する】

……降りられますか?ていうか、降りてください
…こっちはどうやら、忙しくなりそうなので手は貸せません
【立ち上がり、そう告げる彼が見据えるは】
【どう見ても元凶と見える、女の姿】

……チッ………
【女が逃げ出すのを見て舌打ち、これも彼にしてはレアな行動】
【流石に追っても間に合わないと判断したか、開いた玄関から何処に逃げたかまでを目で見て把握した】

…………本当に厄介だ……魔術協会……
【これまたレアな、悪態をつく】
【ズン!と槌を地面に立てると、槌と右腕の装甲が消え去った】
801 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 00:30:20.03 ID:zPPa9gEo
>>797
【一体一体の重量は先に経験した通り、弾き飛ばすのに余り体力は要らない】
【ダメージを与える事より、自分が逃げて目標地点に辿り着く事を優先しているから、でも有るが】

被害?何処にも無いじゃ有りませんかそんなもの
せいぜい貴方達が建物を壊したくらいだと思いますよ
私は死体さえ貰えれば正しい形で返してあげようと思ったのに

【悪態を付いている意識は無いのだろうが、一つの言葉に不要な程言葉を重ねて返す】

>>798

………あんまり減らされるとインパクトに欠けるんですが
一体か二体で我慢してください
えーと、これで……あら、結構減らされた

【蜘蛛自体には、戦闘力はあまり無い。薙刀は、床と蜘蛛を縫いつける様に突き刺さるだろう】
【然しながら、周囲の蜘蛛は女が操っている為か、赤井が空中に居る時点で既に逃げ始める】
【結果的に巻き添えになったのは一匹。他に焼かれた蜘蛛と同じで、脚がたいまつの様に燃え盛る】

>>800
<降りて、って言われても…………いや>

≪………階段有るし、もしかしたらまだ何か居るかも知れないし
此処は安全なのよ……そう、此処なら、何時でも出られるし安全なのよ≫

<……というより本音を言うと、飛び降りるのは………>

【二人は、その場から動きたがらない。降りるにしても階段を使いたい様で】
【青年が飛び降りても、その後を追う事は無かった】

>>ALL
【最初に襲わせた六匹と合わせて、やられたのは合計十匹】
【これだけ減ってしまうと目的もややインパクトに欠けるかと】
【表情に出る訳でも内心歯ぎしりをする訳でもないが】
【割と分かり易く、表に出してまた悪態】

………パっとしませんねこの蜘蛛。作るの面倒だったのに役立たず

【このまま追えば、女が到着するのは、学生寮から近い外灯】
【夜間でも明るい其処、態々顔が見えるだろう其処に立った理由は?】

【残った蜘蛛全てが其処でひっくり返り、生前の顔を学生寮に向けて脚を縮こまらせ】
【その中心で女は、学生寮に向かって深く一礼した】
【この光景を窓から見ているものも居るだろうし、また別な位置から見ているものも居るだろう】
【その目にはっきりと刻ませる為だけに、態々此処まで移動してきた女は】

……これから私は逃げますけど、その前に。何か言いたい事とやりたい事は?聞くだけ聞いてあげますよ

【追って来ているなら、其方に向き直って。追って居ないならば、そう呟くだけ呟く】
802 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 00:39:00.66 ID:kPl4vwSO
>>801
……………
【ああ…】

…………
【……コイツは】

……黙れ…腐れ外道が……
…お前は命を奪い…化け物に変えた…それが…

そ ん な 言 葉 を は く な ! !
【あの悪魔と同類だ】

【そして相手の魔術協会に対する《挑発/宣戦布告》とも取れる行動を見て、手が出せない自分に腹が立つ】

【だが相手の能力はなんとなくわかった】
【恐らくネクロマンスに似たような能力だと】

……お前は何が目的だ?…
後名前を名乗れ……次会った時に、お前の墓標に刻む名前を…
【仮面の奥で睨み】
803 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 00:39:06.13 ID:UdeMa6DO
>>801
…それじゃあ、好きにしてください、安全なら俺がいなくても大丈夫でしょう
【そうしたくないなら、そうすればいい】
【あの二人を安全な位置まで保護するのが当初の目的、ならばもう安全になったここで、これ以上何かをする必要は無い】

【しかも、目の前に元凶らしき者がいた、しかもそのまま逃げると思いきや立ち止まった】
【だとしたら、追わない手は無い】

【次の瞬間には二階の二人を置いて走り出し、女を追っていた】

…待て!
【言いたいこと…というか、今言える事はこれだけ】
【まぁそうしてくれる筈も無いだろう典型的な言葉を吐いて、女へと向かって走る、走る】
804 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 00:41:05.77 ID:bivBgISO
>>799
//済みません、遅くなりました……。
//当方おkなのですよー
805 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:43:17.42 ID:yNkeYdko
>>801
インパクトも何もねぇぜ・・・・!!
1匹居るだけで凄いインパクトだッつーのっ!!

【突き刺さった蜘蛛の体を脚で踏みつけながら、薙刀を引き抜く】
【びちょっと気持ちの悪い音が流れた】

第一、てめーがこんな馬鹿のお遊びのために奪った命はどれくらいの者だ!アアン!
子供の命を奪ってまですることなんてこの世界には1つたりとも無いんだよ!!

【その蜘蛛を女性目掛けて蹴り飛ばす】


てめーは何がしたいんだ?其れと名前は?
この蜘蛛や廊下のあの死体・・・アレは全部此処の人間かッ!!

【鋭く睨みつけながら、薙刀を握り締め】
【彼女に向かって走る。走る】
806 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:53:53.77 ID:OwIPGbwo
>>791

「……この辺か?オイ」
『え、えと……その違う……ような』

【そんな喧騒?に釣られるようにBARに2つの人影が近づいてくる】

「んだよ、曖昧だなあ……まあとにかく入ってみようぜ行動しなきゃ何も、だ」
『え、でも人が沢山いるみたい……です』
「それが行動しない理由にはならないだろアホウ」

【からん、と扉を押して2つの人影が潜にゅ……入店した】

【真っ白な髪に緑の瞳の少年と】
【長い黒髪に真っ黒いローブを羽織った少年】
【黙って店内を見渡す2人】

(なんだコレ、営業する気はどこにあるんだ……しかも地味に知り合いがいるし、ひとまず――――)
「…………失礼しました」
『…………え!?……あ、行くんじゃないんですか……!?』

【暫くの無言の後、白髪の少年は店内の人物を見渡して】
【失礼しました、と呟きその場から逃げ出そうとする】
【そしてその言葉に長い黒髪の少年は驚いてその場に立ち尽くす、色んな事に置いてけぼりである】

/じゃあ絡んじゃうんだからな!
807 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 00:57:42.23 ID:lufvlMDO
>>796

……創造主……、様、か……

【彼を、創った存在。死亡した彼を、何度も転生させた】
【―――何故、彼を生み出したのか。気になったが、今は逸れ所では無い】

【内部にまで浸透しそうな打撃の痛みが、今だに引いている】
【早く、彼を倒さないと―――気持ちばかりが焦る】

【彼が此方に近付いているのを視認し、ぐっと息を呑む】
【思考し、次の攻撃を考えなければ】

【そして―――彼が語り終え、此方に飛び出して来た】
【彼女は、焦る様な、皮肉気な笑みを浮かべてから】

……勿論、この間と変わら無い。お断りだ

……飛ぶ系の虫は苦手なんだ、僕……!

【答えながら―――――速い、と】

【檸檬は、思った】

【彼女は―――彼の速い動きは、今の自分には対処出来ないと、判断した】
【故に、攻撃を受けた。彼が自分に食らい付く瞬間を待ち―――大人しく、切り付けられた】

――――――――、ぐ、…ぁ…!

【痛みが痺れる様に身体を走り、目眩がするほどの鈍痛が頭を支配した】
【コートと同じ色合いの、真っ赤な鮮血が飛び散った。かなり深く切り付けたのか、ぱっくりと裂けている】

【そして攻撃を受けてから、ゆらり―――彼女は、鎌を振り上げ様としている】
【刃が着いた柄の部分―――刃の反対側の部分で、近付いた彼を叩こうと、力任せに、振り下ろすかもしれない】
808 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 01:01:31.71 ID:zPPa9gEo
>>802
死なないんですよ?一度死んでるから
もし死んでも、また五体満足………八体?九体?兎に角、万全で生き返れるんですよ
そうだ、貴女も生き返らせたい人居ますか?死体残ってれば出来ますよ
頭さえ有れば良いですから首から下は私に下さい。女の脚が欲しいんです今

【悪魔は、明確に悪意を持って行動する。だから、性質が悪い】
【この女は、特に悪意を見せるでもなく、思った様に行動する。だから、性質が悪い】
【どちらが本当に厄介かは、また度合いの問題か?】

>>803
【一方、此方】
【待て、と典型的なコメント。これに答えるなら】

いやです

【やはり、典型的なコメントとなるか】
【身を守る蜘蛛は全て引っくり返って絶命、無防備に見えなくもないが】

そもそも貴方、私の横を素通りしましたよね
今更待てと言われてもそれで待つ女はきっと居ないんだろうと思いますよ

【既に女は、逃走する方法を用意しているのか、やや余裕を見せている】

>>805
そうなんじゃないんですか?通りすがりも混ざってると思いますけど
で………それが、どうか致しましたか?
奪った命の数は分かりませんけど、貴方達は十程奪いましたね
私が折角生き返らせたのに酷い人達です

【「此処の人間か」。イエスともノーとも言えない。そもそも知らないからだ】
【実際に調べれば、外部の見学者やら近所の住人やらも混ざっているだろうが】
【大半は、この協会に所属する人間だ】

/続きます
809 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 01:01:58.24 ID:zPPa9gEo
>>ALL
【走ってくるのが二名、動かないのが一名。此処で戦えば、一人と相討ちが限界か】
【そう判断した女の頭上に、黒い霧が集まって】
【それは、翼を強引にツギハギして巨大化させた、鷹のような異形となる】
【太い脚で女の体を掴み、ぐいと空中に舞い上がって】
【それによって、女が攻撃を受ける事を回避し】

……別に、名乗っても良いでしょう
アルマゲスト≠フ所属、ライブラ・ユースティティア
本当は兵器を『もう一つ』探しに来たのですがそれは失敗しましたね

【名乗れと要求されると、思った以上に素直に名乗った】

…………私は死にたくないので逃げます。残ったそれはどうぞご自由に
暫くしたらまた来るかも知れませんので、死体と地下封印室の兵器≠用意して待っていてください
死体を作る所から始めるの面倒なんです

【残す言葉は、やはり挑発的。本人にその意図が無いにしても】
【自分を掴んだ異形の鷹の力で、高く高く舞い上がり】
【そして、何処かへと逃げていく】


【建築物への被害、床が少々破損したばかり】
【人的被害、多数。但し負傷者は少数】
【撃破した異形、十二体】

【アルマゲスト≠名乗る女は、其処に居合わせた能力者によって退却する事となった】
【手駒の喪失、本人の負傷。口にした程すぐに、次の襲撃を行う事は無いだろう】



【数時間後、何処かで】

「嗚呼、なんという事でしょう。我が国の民までが危険にさらされるなんて」

「もはや聖都魔術協会は安全な所とは言えませんわね」

「そうですわ、守る力が有る場所に、移転を考えるべきでしょう」

「………そう。絶対的な力≠フ下に」

【この件の報道を知って】
【誰かが、羽ペンを羊皮紙に走らせ始めた】

/これで突発テロを終了とさせていただきます
/お疲れさまでしたー
810 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:04:24.92 ID:/vVIdMAO
【とあるスラム街の一区画】

【ピンク色のネオンが光るその通りを、みすぼらしい布きれをローブのように被り、左手に居合い刀を携えた男が歩いている】

『ここは屑の溜まり場。辺りを見れば、浮浪者、酔っ払い、犯罪者崩れ、客引きの売女』
『そんな薄汚い連中が唯一居られるような安息の場所』
『こんなとこに潜伏とは、情けないな』
『全てが終わるまで、動くのはそれからだ』

【男の持つ手記にはそう記されている】

…………

【一人の客引きに声を掛けられるものの、男は無視し、歩いていく】
811 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 01:04:49.57 ID:lufvlMDO
/レスが更に遅くなり、すみません…
/マステマさんの方…舞台裏にも書いた通り、眠気が酷くなって来たので、一度失礼します…
/本当にごめんなさい…一旦お疲れ様でした…
812 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 01:08:47.99 ID:UdeMa6DO
>>809
…………くそっ………!
…こういうのは俺じゃなくてもっとこう…シリアスな人のするべきこぐほっ!!!?
【逃げていくライブラと名乗った女を目で追い、悪態をつく】
【そうしている間に、口から血なのかなんなのかよくわからない液体を吐いて】

…あぁ…なんか色々と限界……
【口から泡を吹きながら、青い顔で倒れた】
【怒り時にあんなに元気がよかったアホ毛も、今は萎びれて】
【まぁとりあえず、彼の長い夜は終わったのであった】

/お疲れ様でしたー
813 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 01:10:04.70 ID:kPl4vwSO
>>808
ふざけんな!!!
生き返らせる?人の姿でもなく!!自分の意志で動けないお前の操り人形だろうが!!!
わかるか!?死んだ家族が操り人形として生き返らせた奴の気持ちが!?わからないだろうな!!
【感情的に叫ぶ】
【………そう。コイツもあの悪魔と同じだ………】

アルマゲスト≠フライブラ・ユースティティア
……覚えた…テメーは私が必ず[ピーーー]…
【睨み、地面を殴り怒りをおさえた】

(……………………………………ライブラ…テメーだけは……)
(……復讐してやる……テメーが弄んだ命の代わりにな……)
【そして紅蜥蜴は何処かへ消えた】

/乙でしたー
814 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:16:14.85 ID:yNkeYdko
>>809
一度死んでいる・・・通りすがりの人間だとっ!!

(ひょっとしたら・・・あの蜘蛛の断末魔は・・・)

【彼の頭の中で思考されたものは、彼女の能力】
【そして彼らが10匹程倒し、全匹たった今絶命した蜘蛛の事】

(生き返らせた・・・・・・・)

【その単語を聞くや否や、突然表情が変わり】

貴様のような人間が簡単に"生き返らせた"なんか言うんじゃねぇ・・・・!!
そいつは生き返っても何でもねぇ・・・・!!

【ぼとぼと口から血を吐きながらカサカサの声で叫ぶ】

アルマゲスト≠フ所属 ライブラ・ユースティティア・・・・
せいぜい束の間の人生を楽しみな・・・・
【パイロットサングラスを外しながらライブラを睨みつけ】

アンタにゃ幸福は訪れないがな・・・!!

【小さくそう呟くと背を向け、行く当てもなくフラフラと】
【夜の闇に解けていった】

/お疲れ様でしたっ!!
815 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 01:16:30.34 ID:14fBUoAO
>>807
「……ヒッヒ、そらぁ残念無念また来世!
 だぁが、飛ばねぇ虫も実は苦手なんだろ――!?」


  【「――斬った!」】


【マステマは斬り付けた衝撃を、切先にて感じる血液の味を、僅かながらも確りと味わっていた】
【ああ、なんて隙だらけなのだ――と思考する彼は、きっと檸檬の策に気が付いていない】
【肉を切らせて、骨を裁つ。甘んじて攻撃を受けることで、彼女は確実に攻撃を命中させようとしているのだろう】

「痛いか?痛いか!そらぁ痛いよなぁー!!
 おらァッ次ィ行くぜぇェエエ――ッッ!!」

【マステマは口吻を振り切ると、今度は反対側の腹を狙って再びの斬撃を放つ――!】
【頭部ごと動かしているためタイム・ラグは少ないが、その分軌道も読みやすいだろう】
【鎌を振り上げる光景が彼の複眼に映るが、攻撃中の今、回避は出来ない!よって女性の行動を妨害するモノは何も無い――!】

――そッちばッかと遊んでンじゃあねエよ、羽虫野郎ォ……!
わたしを無視してンじゃねエッての、殺るなら確りと殺れよ嬢ちゃん――!

【女性が鎌を振り下ろすだろうその数瞬後、仮面の人物が悪態を吐き捨てて】
【たん!こちらもまた、やや覚束無い軽いステップにて接近を開始する。次には、恐らく小太刀の間合いの中――】
816 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 01:20:08.77 ID:14fBUoAO
>>811
/っと、了解しました
/遅くまでお付き合い頂き本当に有難う御座います……
/今晩7時頃には確実に居ると思います、それでは一旦お疲れ様でした。
817 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:25:19.81 ID:bivBgISO
>>806

「あ、いらっしゃいま……――し、白い子逃げてッ!?」

【黒いスーツ姿のウェイターが、取り敢えず間を取って潜入店した二人の少年の姿を見付け】
【その刹那の、事だった。照明を控え目にした店内を吹き抜ける疾風、貫くは蒼い残光ッ!!】

【縮地=Bウェイトレス道を極めし者のみが身につける、持て成しの極致である――――というのは、勿論嘘】
【その実態は、認識を置き去りにする絶速歩法。彼女≠ェ有する、最速の一手】

――――いらっしゃいませお客様、奥の御席へどうぞ。(エルフェス、ちょっと面貸せ)

【退店せんと振り向いたなら、そこに、いる=\―――】
【笑みを造りながらも冷え切った蒼の瞳を白い少年に、ピンポイントな威圧感をウェイターに向ける影】
【小袖に袴、近頃切っていないらしく、肩甲骨辺りまで伸びた濃藍の髪を髪紐で後頭部に結い上げたウェイトレス】
【この女、名を識槻朔夜と云う。※因みに()内部は副音声でお送りさせて頂いております。怖いね!】

『あたしはまだ三十路じゃねぇっつってんだろ畜生ォォォォォ!!』
『………やっぱり、この店のホットチョコレートは美味しいですねぇ』

【一方、師弟は飲んだくれていた】
818 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:37:13.97 ID:OwIPGbwo
>>817

「え――――――――」

【なんだか蒼いのが通った、気づいたら目の前にいた一瞬だった 少年・Eの供述】

「え――――……あ、ハイ」

【凄く恐かった、本能的に両手が上がった、あと声が二重に聞こえた 少年(ry】
【多分抵抗したら大惨事になるだろう、これは間違いなく詰みだ】
【大人しくまるで囚人のように店の奥へと歩いて行く】

『……………――――――――』
『ほ、放置ぷれい……?』

【もう1人の少年は居所なく、おろおろして】

『ひゃぃ――――!!』

【突然の大声に若干涙目に】
【怯えきった様子でその声の根源の方を見つめる】
【何故かって相手の動きを見ていないともし自分に牙が向いた時に対応出来ないからである】

『………………っ!』

【自分を連れてきた(自分が案内したような感じもあるけれど)彼が居ない今】
【少年は完全にアウェー】

(『い、一番常識のありそうな人……っ!』)

【視線を移動させ見つけたのは】
【スーツ姿のウェイターだった、時折『助けて』とでも言うようにその涙目を向ける】
819 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 02:14:40.39 ID:bivBgISO
>>818

「(…………何だろう。何か、あの子から俺と同じ匂いがする……。ドンマイ、強く生きてね)」

【な、何を言ってるのか(中略)確定とか超スピードとか、そんなチャチなモンじゃ断じてなかった】
【もっと恐ろしい物の片鱗を味わったね……。(二十代・男性χの証言)】

【そんなこんなで黒いウェイターは何も出来ず、ただ合掌したままに白い少年を見送り――――】

……ではお客様、ご注文お決まりになりましたら何時でもお申し付け下さい。ごゆっくりどうぞ?
(この事は他言してくれるなよ、もしも少しでも漏らしてみろ――判ってるよな?)

【一方、ウェイトレスは。堂に入った接客――――という名の、脅迫を開始】
【指定の席にソツなくメニューとお冷やを置いて、つかつかとその足で注文の品を届けに行った】
【ふわり。風を孕んで揺れた袖から、ちゃら、と金属同士の擦れる音】
【決して気の所為ではない――――仕込んでいる。何か危険物を。確実に。】

『あーあ、良いなぁウェイトレスさんは!若いって良いなァァァァ!!なあなあシエル、年齢貰ってよ一年で良いからさーァ?』
『師匠、頼むから落ち着いて下さい。他のお客さんの迷惑ですよ……』

【そちらを向けば、ぶかぶかの白いロングコートを羽織った眼帯の少年が上から下まで真っ赤っかの女に絡まれている】
【黒い少年も恐らく、嫉妬(?)の対象に入っている――彼女、酷く酒癖が悪い】
【マズい。見た目が若ければ見境無しだコイツ。とでも思ったのか、此処でウェイターが助け舟を出した】

「えーっ、と――――お客様、取り敢えずはこちらの御席へどうぞー!」

【因みに彼も相当テンパっている。助けて白妙ちゃんこの人等どうにかして、等と内心祈っていたのは内緒だ】
820 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 02:31:40.09 ID:OwIPGbwo
>>819

(「あ……今なんか誰かに同情されてるな……」)

【謎の電波を受信したとかなんとか】

「とりあえずここから無事に出させてくださいそれだけがオレの唯一の注文です……」
(「いや待て……むしろコレはチャンスなのではないか……!」)

【一生のお願いをここで使っても良いと少年は思いました】
【しかし、よからぬことを思いついたようで一瞬ニヤリと笑い】
【そうっとポケットに手を突っ込み、取り出したるは携帯電話(カメラ付き)】

(「えーっと……写真は、コレか良し――――」)

【やっと買ったのかという突っ込みは抜きにして】
【物質的な攻撃には情報的な攻撃である、死亡フラグのような気がしてならないが】
【不敵な笑みを浮かべたまま水面下で殺人的な雰囲気を持ったウェイターをレンズに納める作戦が始まる―――】
【勝利を我が手に――――――――やっぱり死亡フラグだよねコレ】


【所変わって黒猫サイド】

(『ぼ、僕の目に狂いは無かった――――!』)

【正にその声は助け舟だった】
【真っ赤な女性を尻目に「ととと」とカウンター席まで走って行って】

『あの、えっと……有難うございました』
『その……――――――――カイお兄さん……?』

【お互い初対面だというのに少年は青年の名を口にして大きく目を見張り】

『えっと、えっとですね!……そのなんて言ったらよいのかわかりませんけどっ!』

【身振り手振りで何かを伝えようとするがテンパっているようで何が言いたいのやらサッパリ】
【よくみれば少年はどこか以前会った白い少女と似た面影をしている事に気付くだろう】
821 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 03:07:29.32 ID:bivBgISO
>>820
【境遇としては、恐らく近い物が有るのだろう。彼の同情の視線は、酷く哀愁に満ちていた】
【命綱無しの素手でビルの側壁を昇ったり落ちたり空から降ってきたり。そんな青年から同情されるのも、嫌な話だが】

えーっと、本日のオススメは焼きたてアップルパイとロイヤルミルクティーのセットで云々……。
(大丈夫、何事も無ければ無事に帰れるさ。…………何事も無ければ、な)

いらっしゃいませ、あちらの御席へどうぞ?
(……チッ、かったりぃ)

【※朔夜に限り、()内は副音声でお送りさせて(ry】
【忙しなくあちこち動き回る姿は、矢張り板に付いているというか】
【注文が終わればエルフェスの元に駆けてゆき、一言脅迫すればまた厨房へ】
【――と、今度は今更やってきた集団客への対応でおおわらわ。お蔭様で、今の所彼の携帯には気付いていない】

『アラサーっていうなー……ひっ、く。あたしらってまだまだ結婚適齢期なんだぞー!』
『…………あ、このティラミスも美味しいですっ』

【舞台は再び黒いのサイドへ。唐突に始まった客達の喧騒に、女の声も僅かばかり成りを潜めて】

「いや、お客様に出来る限り寛いで頂けるようにするのが俺の仕事だからね。礼には及ばないよー」
「………あれ。君、何処かで会ったっけ?なんか初めてなのに、見覚えが……。」

【カウンター席に腰掛けた少年に、へらりと柔らかい微笑みを向けて、事もなげに告げると】
【名前を呼ばれた事と、初対面にも関わらず何故だか沸き上がる既視感に。少しだけ、怪訝そうにして】

「……取り敢えず、これでも飲んで落ち着くと良いよ。俺からのサービスだから、ね?」

【取り敢えずは、ことりと耳に心地良い音を立てて、ホットミルク(やや温め)の入ったマグカップをカウンターに置いた】
822 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 03:27:56.65 ID:OwIPGbwo
>>821

【なんだろう駄目な既視感……】

「と、とりあえずそれで頼むわー……」
(「真・チャンス到来……っ!」)

【時たまの脅迫に肝を冷やしつつもカメラモードを起動】
【集団客を対応中、意識は自分に向いていない筈】

【ならば――――っ!】

(「ここだァァァァアアアア!!!」)

【ピロリロローン♪という拍子抜けするようなシャッター音】
【直ぐ様写真を確認、微妙に中央からズレているが……ウェイトレスが写っていた】
【脅迫材料GETの瞬間である――――或いは死亡フラグか】


【そして黒サイド】

『いえお会いしたことは無いです、ただ情報が送られてきてです』
『あ……有難うございます……』

【滅多に得られない優しさに触れてまた涙目になりながらもカップを両手で持ち】
【ゆっくりと、それこそ反芻するようにホットミルクを飲み始める】

『……ふう、えっとそれじゃあお話しますね?』

【一息吐いてから「白妙」と自分「クロタ」が同一存在のようなものであると告げ】
【自分達は人間では無い事も告げた――――】
【白妙から送られてきた情報からこの青年は信用しても大丈夫と判断したのだろう】

『それで本題はここからです、僕と彼女はある程度リンクしてるんですお互いが何をしているのか分かるとでも言いましょうか』
『事は昨日の深夜に起きました、僕がいつものように寝ていたら突然そのリンクを通じて情報が送られて来たんです』
『情報の処理に試行錯誤している内に突然ブツンとリンクが切れて、それ以来あの子の消息が掴めません』

【本題、つまりは白妙の消息が不明になったという事】

『でもでもリンクが切れてもある程度あの子の存在は捉えることは出来るんです、でもそれも酷く曖昧で』
『僕一人でも無理だからあそこのお兄さんに探すのを手伝って貰ったんです……』
『…………――――――――』

【ちらりと伏し目がちにエルフェスの方を見て】

『あの子が最後に見た景色をなんとか割り出そうとしているんですけど』
『その視覚情報も曖昧で……どうしたらいいかわからなくて、なんだか僕自身が消えていくような感じがして凄く不安で』

【ぽたぽたとホットミルクに涙が落ちた】
823 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 04:19:15.57 ID:bivBgISO
>>822
【きっと気のせいですよ、うふふのふ】

ご注文承りました、少々お待ち下さい……。
ご注文繰り返します、スティンガーにバカルディ、スノーボールに馬刺しソーダ、以上一つずつで宜しいでしょうか?
はい、畏まりました。暫く――――――?い、いえ。何でも御座いません。御用が有りましたら何なりと。

【さて、くるくると休む暇無く動き回る朔夜Ver.和風ウェイトレス。】
【当然ながら、向けられたカメラには気付かない――――だが】

【携帯カメラのシャッター音……主に先程のぴろりろろーん♪のような高めの機械音声は、意外に響く】
【この賑わいだ、ごく普通のウェイトレスならば気付く事も有るまい。そう、ごく普通なら=z

――――、お待たせしました。ご注文の品此方になります。

【ふと気が付けば。満面の笑みに相反した、ナニカ底知れない感情を秘めて】
【瞳の奥に爛々と蒼を湛え――――最終兵器ウェイトレスこと識槻朔夜が、其処に居る】

因みに貴方は記念すべき当店10000人目のお客様ですので、特典として焼きたて熱々のアップルパイをそのキレーな顔に捩じ込m…
げふんげふん。ウェイトレス手ずから懇切丁寧真心篭めて、
お口に叩き込、じゃない運んで差し上げる、というサービスが有りますが。
さぁて………如何なさいますか、エルフェース?

答えはイエスかはいだ、さあ選べ。ハリー!ハリーハリー!ハリーハリーハリィィィィッ!!

【   ^q^   】

【その頃、平和なカウンター席では】

「情報、かぁ。何かの資料で双子同士は共感覚がどうのこうのって読んだけど、そんな解釈で良いのかな?」
「いやいや、気にしないで…………折角来て下さったお客様だものね、きっちりお持て成ししなくちゃ、だよー」

【へらへらと、変わらず人懐っこい微笑を浮かべて。こくりと頷くと、少年の様子を観察する】
【彼が落ち着けば、観察もそこそこに止め、その本題に耳を傾けた】

「……成る程、ね。言わばカードの表と裏、ってコトか。パーソナル・カラーに外見上の性別……ふむ」
「(自然にそう生れついた存在なら、態々離れて暮らす道理が解らない。恐らくは、人為的に?)」

「――――取り敢えずクロタ君、大体の概要は掴めた。有り難う」

【ある程度聞き終えれば、内容を頭の内で反芻し、少しでも安心させようと落ち着き払った笑みを保ち】
【――――酷く唐突に、請け負おう≠ニ一言告げた】

「(仮定するに、これは事件だ。唯の事故では有り得ないと見るが――何にせよ、他にも聞いてみなくちゃ)」

「俺の職業は識ってるだろうが………彼女は一応、ウチの仮従業員みたいな感じだからね。報酬は要らないよ」
「必要なのは、情報だ。無理はしなくても良いから、出来る限り質問に答えてくれると有り難い」
//あばばばば、すみません遅くなりましたっ!
824 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 04:34:31.35 ID:OwIPGbwo
>>823

――――――――!

【「ぎゃあ!」と叫びそうになる口を抑え、きっ!と朔夜を睨む】
【その右手に最終兵器を握り――――】

ふふふ、口を慎みたまえよ朔夜殿――――
良いのかねオレにそんな事をしても?
このオレの人差し指1つで君の恥ずべき写真が集積情報そして電脳空間に流れるのだぞ……?

【偉そう、凄く偉そうにふんぞり返る】
【多分今年一番良い笑顔をしているだろう、優越感的な意味で】
【見れば決定ボタンに親指が掛けられている、ボタンを押せば直ぐにでも……】

とりあえず、オレに危害を加えるのは止めてもらおうか?んん……?

【ハイパー天狗タイムはっじまるよー】
【もしかして:天誅タイム】


【んでんで平和側】

『あの、双子でもなくって……元は同じ存在で……』

【なんとか説明しようとするが言葉足らずでいまいち伝えたい事が分からないだろう】
【それは他人との会話経験の少なさ故のものだった】

『あう……そんな感じです、なんだかダメダメで御免なさい――――』

【しょぼん、として】
【そしてカイの「請け負う」という言葉に首を傾げる】

『あの探すのを手伝ってくれるのですか?……あ、有難うございますっ!』
『質問でも何でもお答えしますっ!なんとか頑張って言葉にしますっ』

【救いの光が一筋、暗雲から降りてきた】
【ズズ……と今度は鼻を啜って、カイの笑みにニコリと笑みで返した】

/いえいえ
/睡眠欲がヤバイようでしたら言って下さいな!
825 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 05:34:50.94 ID:bivBgISO
>>824

―――――チッ、理解ったよ。さっさとこれを置いて大人しくしてりゃ好いんだろ、ああ……。

【最終兵器を眺め、如何にも悔しげな表情。負けず嫌いな性分故か】
【だが意外にも従順に、アップルパイとロイヤルミルクティーをテーブルの上へ置きつつ】
【涙目で頬を僅かに赤らめ、ああ嫌だ嫌だと言わんばかりにわなわなと唇を震わせ、顔を顰めている】

……ものすっごい不本意だが、ああ。アイツ等には、正直な所見せたくないしな。
従うさ、従いますとも、従えば好いんだろうはいはい解りました御主人様……。

――――――――……なんて言うと思ったか、ぶち殺すぞヒューマアァァァァンッ!!

【だが然し、彼女が攻撃しない筈が無い。返す手で流れるように、袖に仕込んだ白銀のナイフを取り出した】
【更に投擲に移るまでは時間にして計0.1秒未満、絶速の神業である―――ナイフの数は人差し指から小指の四指に挟んだ三、両手合わせて六つ】
【軌道は、四つがエルフェスが動かぬように顔やら腕やらを掠める牽制。残り二つが、携帯の破壊を狙って砲弾宜しく翔ける本命】
【追撃として返す手で机を叩けば、更に携帯を狙ってロイヤルミルクティーが宙を躍った】

【携帯のデータ送信は、中断すれば意味を為さない。限界まで追い込まれた状況故の、識槻朔夜極限の猛攻。捉えられるか――――!!】

【と、ギャグはさておきもう一方】

「成る程……元に戻れば灰色のふ――――いや何でもない、本題に入ろう。」

「勿論、手伝うさ。そういやこの前、調子に乗ってミルフィーユを作ってあげるって言い出したっきりなんだー」
「序でに言うならば、駄目なんかじゃないよ。君は十二分にいい子だから安心して?」

【こくりと深く頷いて、頭ごなしの否定はせず。「約束は守らないと」等と世間話を交えて、緊張を解さんとしつつ】
【相槌を打ちながら、とにかく話をきっちりと聴き入れて。そっと左手を差し出すと、可能ならば頭を軽く撫でるだろう】

「先ずは、感覚のリンクについて。以前にも、こういう経験は有ったかい?」
「有ったならその時の状況を大まかに、無ければ無いで構わない。」

「その次は、送られてきた情報について、聞かせて――詳細じゃなくていいから、浅く広く。出来る限り多くの事柄を」

「どっちも、無理はしなくて良いよ。無理に細かく思い出そうとすれば記憶が歪むからね」

「その次。俺はこれを事故じゃないと見てるけど、君達には狙われる$S当たりは有る?」
「これも、無ければ無いで良い。それと、君達に創造主――マスターに当たる人物が居るなら、紹介願いたい」

【本題に移ると表情は一転、厳しくは無いが真面目な其れに】
【あまり多くの事柄で混乱させないよう配慮して、質問には間を開けて、少しずつ。一問一答形式で行ってゆく】
826 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 05:40:45.66 ID:bivBgISO
>>824
//えーっと、今の所は寝落ちする程の問題では有りませんのです。
//ですけど唯でさえあんまり無い処理能力が落ちてきてるので、文字数削らないとレス速度ががが
//取り敢えず、漫才の方が一段落着けばマシになると思いますが……其方も眠気が辛いようなら、遠慮無く。
827 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 06:02:38.68 ID:OwIPGbwo
>>825

「そうそう、そうやって黙って仕事してりゃあ良いのさ黙ってりゃあいくらかまともに見えるんだしな」
「んでもってそうしてりゃあオレにだって優しい心の1つや2つ芽生えるってもんさ……」

【満足そうに頷いた、そうそれは完璧な油断――――】
【秒針が2つ3つ刻む間に】

「……――――フワッツ?」

【なんだか知らないけれど顔を上げた時には携帯がサックリ逝って】
【両頬に血の筋が走ってて、ついでに右手からはロイヤルミルクティーの素敵な香りが】
【もう色々どころか皆目理解が追いつきませんでした】

「朔夜すん落ち着いてください話せば分かります」
「人間の素晴らしい所は話し合えるという事ですよ?」

【あはははは、と乾いた笑い声で視線を動かせば蒼い瞳が……】


【真面目ルート】

『灰色の……………?』

『あは、そんな記憶も僕に移ってます確かに仰っていましたね』
『んうゆ……――――ん』

【至福、心底嬉しそうに目を細めてその掌を受け入れ】
【もっと撫でろとでも言うように自分の頭を手に押し付ける】

『前例は無い筈です……』
『情報は半身の記憶の一部、後は恐らく消息を絶つ前の目視での風景ですただこれは映像が荒く判別は難しいです』
『ただ場所の判別はある程度は出来ていて、多分路地裏のどこかです――――』

『あ、1つだけ追加です……消息を絶つ前にある人物と遭遇して戦闘、いえ戦闘という程のものさえ起きなかったです』
『最後の風景は自分に向かってくるエネルギーの光……ですかねこれは』
『観察その延長の蒐集活動、その失敗の結果でしょうね』

【少年の内部で少しずつ情報を整理しながら声に変換】

『誰かに狙われたというワケでもなく、多分成るべくして成った……という感じです』
『誰が悪いというのも無く、ただそうなったそれだけです』

『創造主は九分繰 久遠――――じゃなくて久連乃様です』
『最近は連絡が取れませんがあの方も路地裏の何処かに住んでいる筈……』

【一通り情報を公開して、ふうーと大きく息を付く】
【現在情報処理能力をフルに使っている、機械的に言うならばオーバーヒート寸前といった所か】
【カウンターに力なく頭を垂れた】
828 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 06:56:46.25 ID:bivBgISO
>>827
【正しく、会心の手応え。実戦でも中々こうは行くまい、と内心で自賛して、口の端を曲げると】
【優しい(と、本人は言っているけれど底冷えのする真っ黒な)笑みを浮かべ、携帯の残骸を踏み躙りつつ近寄って】

ふー……いや、人間遣れば出来るモンなんだな。さておきオレは至って冷めてるよ、エルフェス。
少なくとも、極めて理知的な話し合い≠ナコトを解決出来る程度には、ああ。冷めている。

ってな訳で、裏でじっくりゆっくり時間を掛けて話そうか。
大丈夫、朔夜おねーさんは悪いようにはしないから、さ――――くく、ふふふふふっ……。

【がしっ、と肩を引っ掴んで(尺の都合で確定描写。陳謝させて頂きます)、有無を言わさずずるずると】
【そのまま、店の奥へと引きずってゆくだろう。何をされるかは、うん。意外にも肉体言語は一切無かったらしい】
【――――まあ、酷い説教と冷えた態度、下手をすれば女装なんぞさせられたかも知れない事】
【もしそうなった場合、武士の情けか撮影や録画はされていないであろう事だけ記して。詳細は、ご想像にお任せする】

【真面目SIDE】

「うん、ミルフィーユは何故か未だ上手く作れないんだけど、頑張らなきゃね」
「よしよし、いい子いい子…………っと。」

【料理に関しては、そこまでセンスが有る訳でもない。需要に応じて覚えた、というだけらしく。得意分野では無いらしい】
【これだけ好反応が返ると此方も撫で応え(?)が有るのか、応じて撫で続け】

「――――路地裏、ね。了解……戦闘にすらならなかった、つまりは一方的な蹂躙だった、って事かな?」
「もしそうじゃないのなら――端から戦闘が無かったなら、まあ、重畳だよ。………エネルギーの光、ね」

【言葉の綾か、浮かんだ選択肢の二つは全くの正反対。状況からして、真っ先に前者を思い浮かべたのか】
【表情や口調、撫でる左手の調子こそ変わらなかったが―――ぎちり】
【黒い革手袋に包まれた右手≠ェ、爪が手袋を食い破る程に握り締められ。不吉に啼くように、一つ軋んだ】

「……取り敢えず、了解。差し当たっては路地裏を当たってみるよ」
「もう直ぐマスターも来る。俺はそろそろ上がるから、適当に何か頼んでもう一人の彼を待っててくれ――」
「疲れた頭には甘いものが1番。代金は、俺にツケといてねー!」

【――――少年の返事を待って、その後。彼は頭から左手を離すと、店の奥へと歩みを進めた】
//取り敢えず、こんな所で……次の次、俺のレスで〆るような形で大丈夫でしょうか。
//ともあれお疲れ様でした、楽しくてついつい長文遅レスになってしまい申し訳無いのです。
//ありがとうございました、そしておやすみなさいませ。良い夢をー!
829 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 07:11:45.49 ID:OwIPGbwo
>>828

ちょ……え、待って何肉体言語ですカ?
ひ、冷え過ぎは良くないと思うな……ウン……

【逃げ道を探そうにも壁に背中を合わせたこの状態】
【後方180度は完全に塞がっている、そして前方には――――】

い、いやぁっ!話し合いいやぁっっっ!!………――――ウァー……

【トラウマ誕生の瞬間である】
【店の奥からは名状し難い悲鳴が延々続いたとか続かなかったとか】
【女装だと……ゴクリ】


『うゆぅー……………』

【やたらと幸せそうな声を上げている、小動物の類か】

『蹂躙といいますか、情報を読み取った限りでは半身にも非はあったようには思います』
『それにこういう事態もある程度は予見していましたし……』

【話が拗れに拗れての結果、というには少し奇妙だが】
【どちらが「悪い」かなどとは判別するのは今となっては難しい】

『あう、それじゃあお願いします……もちろん僕もちゃんと探します』
『力になってくれて有難うございますカイお兄さん、凄く本当に凄く嬉しいです……』

【離れた掌を名残り惜しそうに見つめ】
【残った温かさを暫く噛み締め、ココアでも頼んでゆっくりとエルフェスが】
【いやエルフェスのようなモノが来るのを待つのであった】

/すいませんお手数おかけします
/お付き合いありがとうございました!
/エルフェスに関しては好きなように悪戯しまくって良いとおもいます、ええ好きなように
/それではお先にお休みなさいませっ
830 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 15:29:13.84 ID:yNkeYdk0
【お花畑(草原)】

ふぅ・・・!!

遂に妹誕生ですぅ〜!!
やったねみはるん!家族が増えるよ!!

【桃色のふんわりショートの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【赤色の瞳にピンクのコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【背中には雪だるまをあしらったリュックサックをかぶった幼女がとあるものを押していた】

天然上物のネコさん九十九の神さまっ!!
確か最初に見たものを親と思うんですよねっ!!

【その幼女が引いているものは車体の前部には車輪が1つ、後部には取っ手があり】
【青色の荷台が上につき。車輪には、自転車の後輪についているようなドラムブレーキを装備していて】
【そのレバーが右の取っ手に付いて、タイヤはゴムのチューブ式】

【――――俗に言う。猫車】

【その猫車は少し青色の光を発しながら幼女に押されていた】

誰かこの猫様のお母さんになってくれるおねーたん
居ませんかっ!!

【元気よく幼女が叫ぶ】

831 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 15:52:05.89 ID:1MA/AgSO
>>830
/未だいますか?
832 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 15:57:09.46 ID:yNkeYdk0
>>831
/あっちに逃げてったぞ!!
833 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 16:14:19.73 ID:1MA/AgSO
>>832
/じゃあ、はいコレ
/⊃【ゴキブリホイホイ】

>>830

あぁ、暇だぁ・・暇暇暇暇暇暇暇っ!
【そこへやってくる一人の人物】
【元々何色の物だったか分からなくなるくらいに汚れたローブに身を包み】
【顔中を包帯で巻いた、一見するとまるで「少女らしくない」少女】
834 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 16:20:55.76 ID:yNkeYdk0
>>833


ぬおっ!!丁度いいところにおねーたんっ!!

【目の前に現れた包帯少女を確認すると】

おねーたんっ!!お暇さんですかっ!!

【満面の笑みでダッシュしながら】
【お花をまきちらし、猫車と共に走り出す】
835 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 16:28:54.72 ID:1MA/AgSO
>>834

もうここで寝て時間潰すかn――――ん?
【そう呟き草むらに寝ろがろうとした所で】
【こちらにやってくる幼女に気が付いて、】

え?ま・・まぁ、暇だけど・・
836 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 16:37:29.18 ID:yNkeYdk0
>>835

ではではおねーたんっ!!!ちょっと付き合って下さいっ

【そのまま高く跳びあがると、1回転しながら少女の眼の前に着地し】
【じゃーんという効果音と共に両手を上にあげ、Y字バランス】

突然ですがおねーたん…九十九神って知っちゃっています?
【少女の胸元に抱きつきながら尋ねた】
837 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 16:49:25.71 ID:1MA/AgSO
>>836

九十九神?すまないけど私には神様に関する知識とかは皆無でね。
【少女は幼女の質問に知らないと素直にそう答え返す】
838 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 16:59:32.80 ID:yNkeYdk0
>>837

うにゅ!!それではそれではっ!!
せっつめいするですよっ!!耳の穴とお尻の穴をよく掻いたり穿ったりして聞くですよ!!

【コアラのように少女に抱きつきながら足をバタバタさせる】
【ちなみに幼女だから軽かったりする】

九十九神とは長い年月を経て古くなったり、長く生きた道具とかが自我を持つことですっ!!
ちなみにちなみに私はリヤカーの九十九さんですっ!!
839 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 17:07:37.86 ID:NgfmlfMo
【魔術協会】

また襲撃、か

【昨晩襲撃を受けた162研究棟。それを眺めている青年が居た】
【黒い短髪に色白の肌、弱そうな細身の身体。眼鏡をかけて白衣を羽織っている格好は研究者のように見える】
【右手には手から肘までを覆う丸まった盾があり、その先端から杖がのびていて身体の支えになっている。右手で、盾から横に伸びたグリップを握っている】

【悲観や感傷といった表情はせず、観察するように研究棟を見ている】
840 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 17:19:22.51 ID:1MA/AgSO
>>838

え?てことは何?君、私より年上?
【目の前で自分に抱き着いている幼い女の子を改めて見ながらそう言う】
【九十九神だからきっと何個年上とかそういう次元を越えた年の離れ方をしているのだろうが】


長い間、使われた道具が自我を持つねぇ・・・
【説明を聞いてふと、疑問が少女の頭の中に浮かぶ】

それはアレかい?よくある昔話みたいに例えば、使ってくれた人に御礼する為とか、捨てた奴に復讐する為とかに、自我を持ったりするの?
841 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 17:31:47.92 ID:yNkeYdk0
>>840


そうですっ!!ちなみに歳は606才ですぅ!!精神は6歳ですが…

そしてっそしてっ!!あの今九十九神として覚醒しそうなあのキャツカーは500歳っ!!
私の妹さんになりそうな気がするのですっ!!

【後ろに置いてあるあの猫車の振り向きながら喋る】
【606歳の割には元気】

うんうんっ!!私はなんとなく覚醒したらしいですぅ!!
唐傘お化けとかも九十九の仲間さんですよっ!唐傘さんは復讐のためになったみたいですっ!!

【嬉しそうにほっぺを胸にすりすりさせる】

/風呂入ってきますっ!!
/後、遅れましたっすみません…
842 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 17:53:52.75 ID:1MA/AgSO
>>841
(約百年でやっと一歳分の成長なの・・?)
【随分先が見えない人生だな】
【何て事を少女は思う】

ひう・・っ?!
【そこで初めて、少女は見た目には合わないくらいの女の子らしい姿を見せる】
【胸にすりすりされて軽い悲鳴、恥ずかしそうに顔を紅くしていく】
【因みに少女の胸はそれなりに出てはいる】
【C〜Dぐらいだろうか・・】

/了解しましたー!ごゆっくりどうぞ!
843 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 18:17:53.01 ID:yNkeYdk0
>>842


おねーたんの大きな肉まん
あわらかいですぅ!ふもっふー!!

【すりすりすりすりずり】
【顔が胸の凹凸に合わせて前後に揺れている】

ちょえびゃぁ、おねーたんに談笑があるのですっ!!
(訳:そーえば おねーたんに相談があるのですっ)

いいですかっ!?目が三角形に変身して驚きますよ!!
【足をバタバタさせながら尋ねる】

/只今帰還しましたっ!!
844 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 18:31:36.14 ID:1MA/AgSO
>>843
あぁ・・・・あぅ・・ああああああああああああああぁあああ!!///
【もう限界のようです】

そ・・・相談?な・・何?
【と幼女の言葉にそう返す】
845 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 18:38:35.47 ID:yNkeYdk0
>>844

なんとなくですけど・・・・その包帯をとってくだちゃいですっ!!

【ぶはっ。と胸から顔を上げる】

・・・・・それと九十九神のお母さんになりませんかっ!?

【猫みたいに喉をゴロゴロ鳴らす】
846 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 18:52:47.27 ID:1MA/AgSO
>>845

それは・・勘弁・・今は私顔真っ赤・・・恥ずかしいし・・!//
それに・・・
【と言葉をそこで止める】
【きっと恥ずかしいとかのそれ以上の理由があるのだろう】

・・・ は・・母親・・?私が・・その猫車の・・?
847 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 18:57:19.82 ID:yNkeYdk0
>>846
/すみません・・・飯食ってきます…
/30分ほどたったら戻りますっ!!
848 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 18:58:55.22 ID:NgfmlfMo
【魔術協会】

また襲撃、か

【昨晩襲撃を受けた162研究棟。それを眺めている青年が居た】
【黒い短髪に色白の肌、弱そうな細身の身体。眼鏡をかけて白衣を羽織っている格好は研究者のように見える】
【右手には手から肘までを覆う丸まった盾があり、その先端から杖がのびていて身体の支えになっている。右手で、盾から横に伸びたグリップを握っている】

【悲観や感傷といった表情はせず、観察するように研究棟を見ている】
849 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 19:00:38.71 ID:1MA/AgSO
>>847
/了解しました!
850 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 19:13:20.72 ID:kPl4vwSO
>>848
……ええ。また襲撃ですよ
昨日報告した通りに
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【少しフラフラした状態でやってくる】
851 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 19:15:24.41 ID:lufvlMDO
>>815

【魔翌力を纏った逸れは――――刃の方を向けていなくても、鉄槌の様な威圧感を持っていた】

(…二撃目――――――!)

【二回目の、攻撃。先程からの攻撃と変わらず、素早い逸れ】

【腹部の痛みで、身体が麻痺しそうな感覚が走る】
【体力は奪われ、力も殆ど残っていない】
【逸れでも、彼女は振り下ろした。彼の―――『頭部』へと向けて】

【二撃目が終わり――――先程の傷より、大量の鮮血が舞った瞬間】

…ああァああぁああああああぁぁぁ――――――ッ!

【咆哮し、そのまま勢い良く鎌を振り下ろす】
【仮面の人物の言葉に、答える様に。血を、吸われない為に】

――――行けええええええええエエェェ!!

【細い柄は勢い付き、刃物の様な鋭さを持ちながら】
【仮面の人物が、小太刀の間合いに入った瞬間と、同時期に振るわれるかもしれない】
852 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 19:24:10.81 ID:NgfmlfMo
>>850

これはちょっとじゃなく拙いな
相手さんは余程魔術に詳しいんだろう。でなきゃこうはならない

【声のした方向を見ずに、ぽつぽつと返事をしていく】
【その視線は未だに研究棟へ向いている】

魔術師が大量に居て、且つ研究をしている場所に結界が無いわけがない。研究棟ともなれば尚更だ
つまり相手は魔術の結界を簡単に突破し、気づかれずにここを全滅させるか、もしくは気づかれながらも倒せるだけの実力ってところか
実際どうだった?

【すらすらと己の推論を述べていく】
【その内容は概ね、敵の実力についてのものだ】
853 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 19:34:26.54 ID:kPl4vwSO
>>852
正直、言いますと最初ここに来た時は相手の結界らしきものがはってありまして、入口が玄関しか入れない状況でしたから…少なくとも魔術についての知識はかなりあると思います
【そう述べ】

実力は本体は戦闘経験はかなり積んでいると思いますが、蛇腹剣を使う以外の攻撃パターンはありませんでした
ただ…彼女が操る元人間達の量が多いです。私と一緒にいた人達が二階で…恐らく彼女が操ってるモノと戦闘していたと思いますが…それの実力が強かった可能性もあります
逃げる時も巨大な鳥みたいのを召喚してましたし……
恐らく、元人間だったゾンビ顔負けの化け物達を使い、精神的に追い詰め、なおかつ強い化け物を操り…ここを壊滅させたのかと
【冷静に言うが】
【右手は血がでるほど強く握られていた】
854 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 19:42:15.42 ID:NgfmlfMo
>>853

ふー……面倒なことだ

【一つ軽いため息をついて、困ったように呟いた】
【情報は確かに行っているはずだが、まるで他人事のように冷静だ】

あぁ、でもそうか……見た目で罪悪感に働きかけ、更に奇襲まで行うってことは、弱点は見えてるのか
三人で対抗も出来たし……まともに魔術師揃えれば倒すのは簡単か

【何かに気づいたように声を漏らしてから、襲撃者の弱点を推察していく】
【殺された人々への怒りや悲しみよりも、襲撃者の分析を優先している。そのあたりは見た目どおり研究者、といったところか】
【レンの方はまだ向いていないため、手には気づいていない。気づいたら大変なことになりそうだが】
855 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 19:44:23.54 ID:yNkeYdk0
>>846

そうですかぁ…んでも可愛いから
何時かはみて見たいものですぅー!!

【両手を上に上げ、バンザイの態勢に入ると】
【そのままスルリと少女の体から降りて行った】

そーなんですっ!!九十九は最初に見たものを親だと思う習性があるらしいのですっ!!
私は母親じゃなくて、おねーたんに成りたいからお姉さんがお母さんしてほしいんですっ!!

【そう言い終わると猫車は一段と光を発し始め】
【カタカタと左右に揺れ始めた】

/只今っ参上!!
856 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 19:54:51.29 ID:kPl4vwSO
>>854
最初、来た時に学生のゾンビが譫言のように『はい。そうです、が?………ここが魔術協会です、よ』と言ってました
……ですから、コレは私の予想ですが
最初に一般客に紛れて入りこんで…その後、彼を殺して化け物達を呼び占拠したのかと
【自分の予想を言い】

それに人面蜘蛛を倒した際に『死にたくない』や悲鳴などを言わせてましたから…精神的に追い詰めるのが手段の一つでしょ…

まあ…相手はまだ奥の手を隠してる可能性もありますが…

…………命ごいを聞いても、悲鳴を聞いても躊躇しない人は…人的に壊れてるんですかね?
【まるで能面のような表情で言い】
【右手を無意識に強く握り、ポタポタと血を流している】
857 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 19:56:44.69 ID:14fBUoAO
>>851
【二撃目の命中、月光に照り輝く鮮烈な緋色。マステマは認識する、口吻は確かに女を裂いたのだと】
【身体に染み渡るよな鉄分の味を再び感じ取り、彼は完璧に獲物を捕らえた!≠ニ『錯覚』する】

「油断してちゃあッ、いけねー、……なぁ――?」

【――ヒ、ヒッ、と、零れるのは喉からの引きつった笑声】
【頭部へ向けて振り下ろされる漆黒の大鎌が、マステマの複眼では威圧感≠ウえ視認出来そうな程にスロー再生された】
【だと言うに、処理が、思考が追い付かない。反射神経は人並み以上に良いと自負していたのに、身体が微動だにしない=z
【空中を舞踊する鮮血は、さながら無重力状態の如く浮遊したかのように思えた】
【舞台を照らす月光が、今まで以上に白く明るく鮮やかに輝いているのは錯覚だろうか】
【女性の咆哮≠ヘ、最初に紡がれていた歌≠ニリンクしていたような気がして――――】


「……ァ、ア、やべ、――――!!!」

……ハッハァ!!
良い太刀筋だア、嬢ちゃんよウ!!

ンまま振り切れ行ッちまえええェェェ――――!!!

【大鎌が振り下ろされる瞬間】【小太刀の間合いに入る刹那】
【仮面の人物の踏み込む動作】【逃走を謀るも動けない蚊男】

【草履と地面の摺れる音、ぶうんと逃走を開始しようとした証拠のノイズ】
【仮面の人物の後押しする声、小太刀と大鎌が風を切る音、葉擦れと細波の音】

【それぞれが重なる不協和音が紡がれた後には、其処には幾度目かの静寂がおとずれ】
【数瞬して、硬いモノのカチ割れるような音と、ばしゃあと言う液体の落下する音が鳴り響いた】
【マステマと呼ばれていた巨大な蚊男は――】

――――……

…………ふむ、コレで――終い、か?

【――蚊男は、大鎌によって頭部を潰され、身体まで一刀両断。】
【振るわれた小太刀で、潰れた頭部は身体から欠落していたのであった。】
【時折、細かく痙攣していたが……真っ青な血液の海に溺れ、マステマはやがて完全に絶命する】
【……――女性の大鎌は、確かにマステマを退けることが出来たのだ――!】

/ひゃー初っぱなから遅れてごめんなさい!ご飯食べてきますっ
858 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:00:22.55 ID:1MA/AgSO
>>855

そういう事なら、いいよ。その子の母親、私が引き受けてあげるよ
【あっさり承諾】

私も今は一人身になってしまって、寂しいしね。・・・お姉さん・・か・
【少女はふと小さくそう呟く】

―――と、何かめちゃくちゃ光ってるけど・・・
【と光る猫車に目をむける】

/お帰りなさい!
859 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:02:41.62 ID:NgfmlfMo
>>856

うぅん、胸糞悪くなるぐらい、的確で、非常に理に適った戦法だ
知識、技術、運用方法共々、厄介な相手だな……実に

【一つ唸ってから、何と彼は敵の手法を称えた】
【人道、倫理、様々な観点から見て非道なその手法を、だ】
【確かに彼の言う通り、理には適っているが】
【ちらっとレンの方を向いて一瞬目を見開いてから、すぐに研究棟へ視線を戻す】

さぁ、答えかねるな
命乞いを聞いて悲鳴を聞いて、躊躇するのが人だというのなら、躊躇しないのは人じゃないかもな
躊躇しなくても人なら、まぁそのままだろうな
そんなもんは所詮定義次第だ

【レンの質問には分かり易い答えは言わなかった】
【最初の言葉通り、答えられないようだ】
860 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 20:08:17.32 ID:NQ2nkFko
【街中】

【雨の街中。舗装された通りに点在する水溜りが、ぼやけた街灯の明かりを映す】
【陽も落ちた中で降り続くそれは、ただ静かに、底冷えするような寒さを齎していた】

【人通りも疎らで、雨の降り続く音だけが静かに響くこの通り】
【雨宿りだろうか、ある商店の軒下で、空を見つめている一人の人物がいた】

(──間に合うと思ったんだけど……降られてしまった)
(……もう少しして止まなかったら、濡れていこう)

【それは──二十代前半程だろうか、暁色の緩いパーマヘアを持つ長身の青年であった】
【所々に装飾的な鋲が縁取るようにして打ち込まれた象牙色のロングコートを羽織っており、】
【その下には白のドレスシャツと黒のスラックス、同色の革靴を履いて銀金具のベルトを着用している】

(……二度の襲撃と……不審者の噂)
(良くないことばかりが、重なる……)

(──……雨、本当なら嫌いじゃないんだけど)

…………────

【やがて、冷える指先を温めようと、両のポケットに手を突っ込む青年】
【溜息混じりに吐き出した息は、心なしか少し白かったが、すぐに溶けていく】

【──傘を持たずに外に出た所、帰る前に雨に降られてしまった彼】
【ぼんやりと昏い夜空を見上げながら、雨の中に飛び出していくタイミングを伺っていた】
861 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 20:13:41.38 ID:zPPa9gEo
>>860

濡れますわよ、このままでは
これからの季節、濡れて帰るのは余り健康に良くないかと

……隣、宜しいかしら?

【其処へ訪れた影は、自分の傘を持っていた】
【このまま帰るだけならば、足以外は濡らさずに帰る事が出来たのだろうが】
【その傘を畳んで、屋根の下へと】

こんばんは、冷え込んできましたわね

【絹のような黄金のツインテールと瑠璃色の瞳、リボンコサージュを付けた紫のドレスを着た少女】
【腰には、装飾の施された鞘に収められた一本の長剣が有る】
862 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:15:45.61 ID:yNkeYdk0
>>858

有難うですっ!!!そーえば、おかーさんの名前なんですがっ!?
私の名前は赤井美春ですっ!!

【くるくる回りながら一礼】

さて、そろそろ覚醒ですっ!!猫車の前にさぁっ!!!

【そして左にひょいっとよけると】
【猫車が凄まじい青色の光を発しながら上へ上へと登って行った】
863 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 20:18:20.63 ID:kPl4vwSO
>>859
何より自分を正当化するように言い、相手を逆に悪と言う屁理屈つきですよ?
私が折角生き返らせたのに、治すの苦労するんですよ?、とか
私は何もしてないのに、貴方達は殺して建物壊して悪い方ですね。とか
【いつも通りの口調で言うが…表情は能面のまま】

……よくわかりませんね
【そう言いながら右手を強く握り】

……どうしようもない人や私利私欲でしか行動しない小悪党の悲鳴や命ごいを聞いても…なんとも思わなかったのに
ああいう元人間の命ごいを聞いたあとでも……罪を背負うとは思いますが……躊躇なく殺してしまえるんですね
【なんとも奇妙な事を言う】
【思えばレンの事を詳しく知らない…彼女は一体何者だろうか?】
864 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:19:33.57 ID:/vVIdMAO
【とあるスラム街】

『アイソトープ電池の実験は終わったよ。数値もその書面通り…特に不具合も無く問題は無い』

………存外、早く済んだな

『まぁ、元は技術屋だったんだ。しかし、あれだけのものを使って何をするんだ?』

…“國落とし”だ……お互い、これ以上の言葉はいらないだろう

【客引きや酔っ払いがたむろする、その一角】
【二人の浮浪者風の男がいる】

『甘ちゃん組織どころか、機関も追っかけとる』

逃げてもないのに追い掛けられるだと?……おかしな話だ…

【何かの封筒を手渡した方は、ボロボロの帽子に髭面の、左の胸元が膨らんだベンチコートを着た高翌齢の男】

『身を隠してどれだけになる?』

…隠したわけじゃない………“隠されたんだ”

【封筒を受け取った方は、薄汚い布切れを頭からすっぽりと被り顔の分からない、居合刀を持った…声からして男だろう】

『……“議員”の考えることは分からんのう』

…“元”議員だ……今は『ただの“テロリスト”か?機関にも民間にも敵を作った』

………あぁ

【居合刀を持った男が、帽子の老人に中身の見えないゴミ袋を渡し】
【老人は中身を確認すると】

『…じゃあな、“グレアム”いい1日を』

………

『言い忘れたな、くたばれ“カノッサ”』

“元”…だ

【近くの、ピンク色の電飾が輝く店に入っていった】

【残ったのはみすぼらしいローブを被った、居合刀の男】
865 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:24:00.73 ID:1MA/AgSO
>>862

私は紗月、よろしくね、
美春ちゃん。
【そう言い猫車の下へ進む】
866 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 20:25:27.56 ID:NQ2nkFko
>>861

──ん

【現れた彼女に、青年はゆっくりと顔だけを向けた】
【その茜色の瞳も、動作と同じくに何処か眠たげで】

……やあ。親切に、ありがとう
いいんだ。少し走れば、すぐに帰れるから

【唇だけで淡く微笑みながら、少女の姿を見やる】
【長剣と、傘。それを見て、彼に自然と浮かんだ疑念】

……わざわざ、雨宿りを?

【青年は、少女の傘を一瞥した後、再び視線を起こしてそのように尋ねた】
【傘を持っているにも関わらず、わざわざ屋根の下で足を止めた事が、彼の僅かな興味を引く】
867 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 20:28:16.65 ID:NgfmlfMo
>>863

そういうのはどうでもいいな

【レンの、敵が発言した言い分を、一言で一蹴した】

性格や戦術からいって、挑発はあって然るべきだ
無かったら逆に驚く

【と、変わらない口調で呟いた】
【そして、と心中で思う】
【もう一つ驚くべきなのは、彼女がそれに対し、怒りか嫌悪感か、それに似た、ともかく何かしらの感情を抱いていることだった】
【確かにやや腹が立つかもしれない挑発だ。だが逆に言えば腹が立つかもしれない”程度”】
【そんなに気にするほどのことなのだろうか? と】

……ふー

【一つまたため息をつき、困ったように頭を掻く】

あんた何者だ? ただの報道記者じゃないな?

【発したのは質問だった】
【ただの報道記者が人を殺せはしないはずだ。念頭にそれがあった】
【ならば答えは簡単。ただの報道記者じゃない】
【もう一つは何か。それは探る必要があった】
868 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 20:33:30.85 ID:lufvlMDO
>>857

【蒼い血液の海、彼の死体、仮面の人物の声】
【月光に照らされた血液が―――美しい、と。彼女は思った】

【復讐の為に、生きる為に。渇望し続けた彼の命の灯が、消えて行く】
【彼の総てを否定した様な気がして、辛くなって】
【逸れでも、こうして自分が生きている事に、安堵した】


【――――――……終わった、のか】


【そう考えた瞬間、痛みを堪える様な表情で、膝を着いた】
【身体の衝撃で―――彼女の紅い血液が、腹部から更に流れて】
【彼の青い逸れの隣に、ぽたりと落ちる】

……、……は、ぁ……

死ぬかと思た……

【濁々と流れ落ちる自分の血を見て、何だか怖く成り、少し吐き気がした】
【逸れから、焦った調子で。そんな事を言う】

……、……

【左手で、怪我をした左の脇腹を押さえながら】
【徐に、自分の右手を、ゆっくりと彼の死体へ伸ばす】
【何と無く―――彼に、触れてみたい、と。思った故の行動】

…有難う、お兄さん
…怪我とか、無い?

【その動作をしながら―――視線を、仮面の人物へと向けて】
【弱々しく、頼り無い笑みを浮かべながら、そう尋ねた】
【仮面の人が居なければ。自分は、マステマを倒せなかった】
869 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 20:33:36.17 ID:zPPa9gEo
>>866

水が跳ねて楽しめるのは、夏の蛙ばかり
もう、その声も聞こえない時期になってしまいましたけど
余り急いて帰るより、少しばかり休んで行くのも宜しいでしょう?

【傘の先を地面に打ちつけて水を払い落すと、建物の壁に寄りかかる】
【左手を傘の柄に乗せたまま、立ち話をする為の楽な姿勢をまずは確保して】

ええ、足を濡らすのも癪ですし……暫くすれば止むかも知れません
なら、少々休憩して行くのも良いか、と

……それと、何となくですけれど
溜息が聞こえた様な気がしましたので……

………幸せが逃げる、と言いますわよ?
何かと辛い世相ですけど、横棒一本付け足す努力はしましょう

【身長は平均程度。やや高角度で見上げての受け答え】
【白い息を吐き出す彼の口元を、空いた右手で指さした】
870 :【舎童魔装】 [sage saga]:2010/11/22(月) 20:34:22.54 ID:Ja0l5as0
【濃厚な血の臭いが漂う、路地裏】
【ぶつぶつと、恨めしげな呟きが、薄らと反響する】

……部屋に入り込んで、じゃ、不確定要素が多すぎる。
待ち伏せするにも、武美は結構鋭いし………。

【その主は、淀んだ蒼色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、14歳ぐらいに見える、茶色いオーバーニーブーツを履いた小柄な少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、視線は常に、眠そうに蕩けている】
【赤黒い染みが、斑紋の様に点在する大型マントを纏っていて見えないが、腰にはパンパンで、熊さんと華の柄のウエストポーチ】

………嗚呼、満たされないわね。

【ぴちゃり、水滴が跳ねる音を散らしながら、虚ろな瞳を瞬かせ、彼女は俯き加減に前進していた】
【数メートルの後ろには――――軍人風の居丈高な服装に身を包んだ、首無しの死体が在る】
【若し、好奇心なり恐怖心なり、何らかの作用によって、その欠落≠覗きこめば】
【イカの臓腑でも抜くように――――綺麗さっぱり、髄ごと背骨が抜きとられている、と言う事が判るかもしれない】
871 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 20:35:21.47 ID:lufvlMDO
>>868
/追記:了解しました!行ってらっしゃいませ!
872 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 20:36:05.88 ID:Ja0l5as0
/わわ、名前欄はお気になさらず!
873 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 20:38:19.92 ID:kPl4vwSO
>>867
………たしかにそうですね
【冷静に返し】

………貴方になら言ってもいいですかね…
【能面の表情が少し和らぎ】

表では…雑誌記者見習いをやっています…
けど裏の顔は……殺し屋ですよ
復讐代行人…紅蜥蜴。聞いたことありますか?
【紅蜥蜴…裏に精通した者なら聞いた事があるかもしれない】
【最近、聖都で動く殺し屋。仮面とマントで姿を隠し、ナイフだけで相手を[ピーーー]手段を使う】
【主なターゲットは、裏で悪さをする金持ちや奴隷商、または救いようのない悪党なのである】
【なにより紅蜥蜴はターゲット以外の人間の命は奪っていないのが売りであるが】
874 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:40:59.63 ID:yNkeYdko
>>865
紗月おかーさんですねっ!!よろしくですっ!!

【そのまま高く上がった猫車が紗月の目の前に落ち】
【一気に青色の光に包まれると】

「おかーたんっ!!」

【光の中から飛び出したのは、青色のネコミミ】
【青色のロングの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【空色の瞳に雪だるまと海の青色のコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【満面の笑みと塵が髪に掛かった幼女が紗月に抱きついてきた】

生まれたぁ!!
【パチパチ】

/遅れました・・すみません
/それとPC変更しました
875 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:41:25.77 ID:NgfmlfMo
>>873

……は?

【レンに顔を向け、完全に呆けた顔をした】
【知らないわけではない。ただあまりにも別方向からの衝撃だったため、脳が受け付けていないのだ】
876 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 20:43:52.05 ID:kPl4vwSO
>>875
失望しました?
【悲しそうに笑いながら空を見上げて言う】
877 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 20:44:19.78 ID:NQ2nkFko
>>869

……おや、詩人だ
そうだね。僕もそんな所だった。雨は嫌いじゃないからね

【壁に寄った彼女を、首だけ回して一瞥すると】
【やがてその視線を前へと戻し、降り続く雨を眺め始めたのだが】
【続く少女の言葉を聞いて、彼はほんの僅かに表情の色を変える事になる】

……──ふ、随分と耳がいいんだ
なら、今僕が吐き出した幸せは、君が拾ったかもしれないね。おめでとう

【──殆ど無意識のうちに吐き出した溜息を、まさか聞かれていようとは、と】
【青年は一瞬、僅かに眉を上げて、さも意外そうな顔を滲ませたが】
【それはすぐに融けて、頭の後ろをくしゃくしゃと掻きながら、緩く笑った】
878 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:51:06.62 ID:QgRM/0go
【繁華街から数分歩いて――――……水の国にある公園
街灯が柔らかな灯りをともしながら、僅かに夜をかき消して――――……
サーチライトを注がれるが如く、ライトアップされたベンチに壱つ、形のいいお尻が揺れる】


ふー……めっきり寒くなってきましたね、初雪にはまだまだ遠いんでしょうが
こう寒いと運動不足な上、どうしても食べ過ぎてしまいます


【誰に零すわけでもなく、夜風を撫でる――――……柔らかげな形のいい唇から零れる、ため息のような独り言は
静かな水面に小石を落とし、夜を震わせソプラノの旋律を奏でた】

【夜の冷たさを強調するように、言葉は風を白く染めて、彼女を小さく震わせた】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】

【防寒具に、ダッフルコートを羽織って、灰色のマフラーをしているものの、隙間風を防ぐには少々物足りないのか
首元を覆うマフラーを少々摘んで、口元を覆い――――……静かに身を寄せる】


――――……そうです、寒い日にこそ、暖かい料理が良いんですよね
お鍋にカレーやシチューや……今年はジャガイモを買い込んだのでドイツ風グラタンでもぉ……へくちっ!!


【メトロノームのように、静かに刻む時をかき消す、不協和音――――……意外と大きく響いたその音は
きゅぅっと彼女の白雪のようなほっぺたを紅く染めて】


……な、なんでしょう――――……どなたか私の噂で……へくちっ!!……もして……くしゅん!!


【きっとその紅潮は恥辱だけでなくて――――……夜に響き続ける小さなくしゃみの音は
――――どうやら風邪をひいた、と示すには十分そうだ】
879 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:52:07.77 ID:k/dlnYAO
>>870

満たされない、か。
僕も、全く同意見だよ。
今宵の月の所為かな、この身体に流れる血が昂ぶって仕方ないんだ、僕にひたすら囁くんだ。

……『―――』ってね。

【さぁ、と、裏路地に吹く一陣の風】
【それが吹き止んだ時、裏路地の一角から、気配がする、声が投げかけられる】
【其方を見れば、解るだろう、見えるだろう】

【漆黒のコートを羽織り、十字架を模したような長剣を背負う】
【漆黒の髪を肩まで伸ばした、緋色の――血色の瞳が印象的な青年の姿が其処にある】

……無粋な事を聞くけどさ、その死体、君が作ったんだよね?
880 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 20:53:48.33 ID:zPPa9gEo
>>877

詩を楽しむなら、秋。枯れ葉を異国の言葉に直せば情緒も無くなりますけれど
その秋も……もう終わり、かしら?
雨より雪の方が、ただ外を歩くのには楽ですけれど……
………外で過ごすには、辛い季節になりますわね

【彼と同じように、視線を向ける先は雨】
【掌に雨粒を受けて、その勢いを知る】
【「まだまだかしら」。咎めたばかりの溜息を、自分で零し】

拾うなら、もう少し大きく落として下さると助かりますわね
口から零れただけでは……片手に収まる程度にしかならない
どうせ拾うなら、両手に抱えられない程の幸せを……

……一時期は静かでしたけど、最近のこの辺りは……
それくらいを願っても、バチは当たらない。そうでしょう?
今朝も、あまり朝刊は気分良いものでは有りませんでしたから

【この世界が、物騒でない時期など無いだろうが】
【それでも特にと限定すれば、またぞろ世を騒がすニュースが増え始めている】
【この少女が歩いて来た方角から察するに、おそらく目的地はそのニュースにも登場しただろう場所】
881 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:57:14.44 ID:tH93I1wo
>>878
【たんたたんたたんたたんたたんたんたたったたんた たんたたんたたんたたんたたったたったたん♪と】
【夜の闇に軽い音を響かせる者がいる】

………

【そちらから見て右手のベンチ、見えるのは黒髪に頭に巻かれた白い包帯、黒いシャツに赤色のベストと銀の腕時計、カジュアルなベルトに青いダメージパンツにウエスタンブーツの少年】
【手に持っているのは三味線か?どうやら今の音はこれを鳴らして響いた音のようだ】

【しばらくすると、彼は懐から鉄扇と手ぬぐいを取り出し、その場で正座したまま呟き始める】


肌寒い夜になりまして、酒を燃料にしようとついつい飲み過ぎる輩が多くなってまいりました近年ですが
千鳥足でどこかにぶつかり行き倒れになる者はめっきり減りました、代わりに交通事故が多くなってまいりましたが…


【…落語の演目をやっている…?】
882 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:58:37.64 ID:1MA/AgSO
>>874
か・・可愛いい!
【と生まれたて幼女を抱き上げ様とする】

(でも・・・この子、実質五百歳で私より遥かに年上なんだよねぇ)

・・・何だろね、この複雑な心境は
883 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:59:28.10 ID:NgfmlfMo
>>876

……

【彼は少し黙り込んだ】
【はっきり言おう。赤木怜司は失望どころか嫌悪感も抱いていた】
【彼は悪人と呼ばれる人種に対し寛容だ。だが義賊や正義と呼ばれる人間達にはかなりの敵対心を持っている】
【そしてその義賊が今、目の前に居る】
【女性に対して可能な限り優しくしようとする彼だが、それは彼の信念が元だ。そしてその信念の中には人を殺さないというものも含まれている。それら二つが競合を起こしている状態だ】
【結局、彼がとった行動は──】

はっきり言って、俺は義賊と呼ばれる人種に対して厳しい
だが今はどうでもいい

【否定半分、肯定半分】
884 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:02:43.74 ID:yNkeYdko
>>882
「わーいっ!!高い高いだーっ!!」

【抱き上げられ、手と足を上下に運動させる】
【なんだが凄く嬉しそう】

「おかーたん後で( ゚∀゚)o彡°を飲ませて!!」

【なんだが涎が出てきたりしているよ!!】

おめでとう!おかーさんっ!!

【拍手をしまくる】
885 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 21:03:24.30 ID:14fBUoAO
>>868
【命の灯火に伴って消え行くのは、マステマの亡骸そのものである】
【女性が死体に触れた瞬間。たちまち血液と同様の真青な液体と化してゆき、どろどろに溶けきったかと思えば】
【果てにはソレすらも蒸発してしまって、後に残るのはこびりついた青い蒼い色素のみとなった】
【女性の腹部から流れ落ちた赤い紅い色素が、青々とした草と相俟って鮮やかなコントラストを作り出す】
【尚、触れた時に感じるのは、わずかな粘っこさくらいのもので。生物的な暖かさというモノはカケラも存在しなかった】

……ッくくく、死ななくて良かッたなァ?
しッかし短時間たア言え、メンドォなコトに巻き込ンじまッた
こッちこそありがとォよ、嬢ちゃん?

【仮面の人物は小太刀に付着した血液を振り払いつつ、やや誠意の抜け落ちた声音でそう述べながら】
【鞘の如く左袖に小太刀を覆い隠してから右手を抜くと、刀が落ちてくる代わりに左腕が出てきた――はて、小太刀は何処へ?】

怪我は見ての通ォりだ、大したこたアねーよ
ンなコトより重傷なのは嬢ちゃんの方だ、滲みるやも解らンがちッとガマンしてなァ

【怪我自体は重くはないようだが、どうやらダメージが抜けきっていないらしい】
【ふらふら、覚束無い足取りで女性へ近付きながら片手で仮面を取り外しつつ、片手で着流しの懐を探る】
【露になる顔立ちは、無彩色の尼削ぎの髪と唐紅の瞳を持つ、非常に中性的な其れ】
【懐を探っていた手には、薬草と医療用品がそれぞれ幾つか握られていて。女性の傍に屈み込めば】


……オーキューショチ、ッてヤツかなァ


【 ―― ニ ヤ リ ッ 】

【抵抗が無ければ、そのままオーキューショチ――もとい、女性の怪我の応急処置を手っ取り早く開始するだろう】
【薬草を傷口に刷り込む時がものっそい痛いらしい、というのは余談やもしれなかった。】

/戻りましたー!
886 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 21:04:22.10 ID:Ja0l5as0
>>879

【肌を刺す初冬の風に、鮮やかな汚れが滲み出たマントが靡く】
【気配≠゚いたモノを感じた彼女は―――ばたり。ブーツを唄わせながら、素早く振り向いた】

……じゃあ、そうすれば良いじゃない。
やりもしないで宣言してるのは、馬鹿みたいだわ。

【青年の言葉を、一言一句違わず拾っていたらしい―――寒さに赤く染まった耳は、なかなか高性能な様だ】
【『宇宙』好きである彼女、わざわざ見上げなくとも、今日の月の形は、ほぼ100%整っていると言う事を憶えている】
【徹底的に青年の双眸だけを、混沌を湛えて眠たげに揺らめく瞳で、見やりながら辛辣に語散った】

…無粋だと思ってるなら、私は聞かないの。

【どうやら、機嫌が悪い@l子である―――刺の有る答え、言葉の皮を剥かなくても、中身は良く判るだろう】
【其れからは、両手を持て余しながら立ち尽くしたまま、青年の姿をじっ、と見分している】
【――――……そうしていると、頭に電流が走る様な感覚と一緒に、何となく『同族』めいた共感覚が、脳裏をよぎった】

【なお、宵闇に紛れる暗黒色に統一された、首無しの元・生命体に、近付けば】
【その上衣が、カノッサ機関≠ナ支給された、縫い付けの紋章を背負ったモノであると、判るかもしれない】
887 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:07:13.90 ID:kPl4vwSO
>>883
……義賊か。私は自分ではそう思ってませんよ…殺し屋は殺し屋です
所詮、私は人殺しです
【相手の反応を見てやっぱり嫌われたなと思い】


……どうでもいいですか…
888 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:11:17.10 ID:QgRM/0go
>>881

【――――……それはまるで、震える弦をピタリと、止めるように
彼女のくしゃみがピタリと止まる――――……】

【弦が弾かれ零れ落ちる一紡ぎの旋律は、心地よく彼女の中へと滑り込んでいって
彼女の手袋に包まれた手をぎゅっと握って――――音の主へと引っ張っていく】


んっ……しょ……えっと――――……これは、落語、でしょうか?


【誰に尋ねるわけも無く、マフラーを摘んで、口を開いて夜に溶け込む疑問調の言葉
――――そして、紡ぎ上げた言葉は、彼女の耳へと回帰して
壱つ、心の奥底で色あせた記憶を呼び起こす】

【それは一人の彼≠ニ――――契った約束、彼の唄≠必ず聴く、と――――誓った約束
しかしそれは、かなえられることなく、いつの間にか沈んでいった、過去のラベルを付けられて】


(――――……そういれば最近、彼とも会っていませんね……)


【耳に流れ込む旋律をそのままに、心に浮かぶ彼の顔は――――……くっきりと、細部まで描かれて
1Bitの乱れも無き映像は、まるで、そこに、いるかの如く】

【――――ぎゅぅっと胸を締め付ける、心の鼓動は、彼女の舌に、苦味を与える】


……取りあえず、静かに聞かせてもらうことにしましょうか
思えば、東洋の文化に触れる、ということも久々な気もします


【耳を傾けると、やけに、外の音が聞こえづらい――――……まるで、無音のヘッドホンをしたように
外界の音をシャットダウンし、心の――――身体の内部の音が、静かに、直ぐ側で――――響くように
それを知ってか知らずか、風に紫苑色を靡かせて、彼の方向へと、身体を向ける】
889 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:12:11.29 ID:NgfmlfMo
>>887

……くそ、そうやって開き直ってるところが気に入らねぇんだよ

【今日初めて、少し苛立ったような表情を見せた】
【小声で呟き、忌々しげな顔をする】

で、何が言いたいんだ? 自分が殺し屋だってことを聞いてほしかったのか?

【暴露したこと自体が分からず、その理由を聞き出しつつ先を促す】
890 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:17:06.32 ID:1MA/AgSO
>>884

はいはい、( ゚∀゚)o彡°は出ないけど、粉ミルク飲ませてあげるから。
【抱き上げたまま猫車幼女そう言う】

/すいません、飯落ちです。
891 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:18:11.98 ID:kPl4vwSO
>>889
……スイマセン
【申し訳なさそうにする】

そうですよ。私が何者か…それを答えただけです
【彼女はそう答えた】
【何者か?…そう聞かれたから答えたのみ】

……嫌われる覚悟はありました……けど情報交換する以上は相手を信頼しないといけませんし、貴方に秘密はよくないと思いました
【彼女は自分の考えを述べ言う】
【殺し屋とは思えない幼い考えだ……】
892 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:21:43.32 ID:k/dlnYAO
>>886

嫌だよ、興が無い。
まあ、単に殺戮を求めるだけならそれでも良いんだけれどね。
今の僕が求めているのは、この空虚を満たす時間。
それが殺戮では得られないのは、解ってるんだ。

もう、さっき試したからね。

【ぽたり、と、背負った十字架から、深紅の液体が垂れる】
【言葉に偽りは、無いのだろう】

良い月だよね。
昔は、好きだった。

【濃厚な血の香りが】
【静寂の夜の魔翌力が】
【白銀の月の狂気が】
【理性を、食い散らかしていくのを理解する】
【衝動が、激しく強くなっていくのを感じる】
【でも、大丈夫だ】

【まだ――――そう、まだ、押さえられる】
【そう判断した青年は、かつん、かつん、と靴音を鳴らしながら、少女に――少女の先の死体に、ゆっくりと近寄っていく】

ああ、それは失礼。

……しかし随分と派手に―――あ、これ、機関員じゃないか。
折角僕が情報を手に入れる好機だったのに、困ったな。

【呟く青年の横顔からは、一瞬、狂気が除かれる】
【切望していた機会を逃したのだから、無理は無いのだが】
【だが、それも刹那の時間のみ、瞬時に目には、狂気の光が宿る】


―――あーあ、疼くよなぁ。
893 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:24:53.05 ID:NgfmlfMo
>>891

(そうか、聞いたのは俺だったか……)

【そんな単純なことを忘れる程度には動揺していたらしい】
【そのことに内心で少し驚くと共に冷静になれていないことに落胆する】

ふー……分からんね

【今日何度目かのため息】
【どことなく呆れるようにそう呟いた】

まぁ素性は分かった。あんたがどこで何をしていようが、俺に正しい情報を提供してくれて、俺の情報を悪用しないのであれば何でもいい

【あくまで彼のスタンスとして、自分との関係性がどうなのか、を気にする】
【それ以外は無いものとして扱っている】
【今後の態度に変化はあるだろうが】
894 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:25:49.64 ID:LSqgRmwo
【街中】
【二人の少女が商店の並ぶ街道を歩いている】

――やっぱり、一人鍋って寂しいじゃない?そういう意味でもあなたを「呼んだ」甲斐はあると思うのよ

【腰近くまである赤茶色の髪に琥珀色の瞳をしたスタイルのいい少女がそんなことを喋っている】
【胸が強調された真紅のドレスを着ていて、足周りは黒いブーツによってカバーされている】
【左人差指には翡翠色の指輪を嵌めており、左腰には1本の刀と細長い袋が提げられている】

「た、確かに一人のお鍋は寂しいです、ね・・・はい」

【鮮やかな銀色の髪と紫色の瞳を持った、巨乳で整った顔立ちの少女がその後ろをついて歩いている】
【アッシュブロンドの艶やかな長髪は緩いウェーブを描いており、こめかみ近くには小さな水色のリボンが】
【長袖ロングスカートの乳白色のフリル付きワンピースという比較的落ち着いた調子の装いだ】
【黒ストッキングとヒール付きの靴を穿いており、首元には蒼く輝く首飾りが】

残念ながら私はこういう時に呼べる人もいないコミュ障でねー、まぁ呼ぶ気も無いけどさ
「えーとっ・・・そ、そんなことないです、きっと・・・」

【気楽そうな調子で話す赤髪少女に対して、銀髪の少女の喋る様子はなんだか不安げで危なっかしくすらある】
【銀髪の彼女の方は両手でエコバッグを持っていて、買い物帰りであることが伺える――会話からすると鍋の具材だろうか】

895 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 21:28:41.68 ID:NQ2nkFko
>>880

【──もうじき、冬も訪れるこの時期に降る雨】
【青年は、少女の語らうその言葉をただ黙して聞いていた】

【情緒や詩といったものを語らう彼女に、何処か品の良さを感じた青年】
【少女の掌に落ちた雨雫──絵になるな等とぼんやり思考しながら】
【無粋な言葉を挟むことの無く、時折相槌を返しつつ──】

……生憎、そんなに大きいのは落とせないんだ
ただでさえ少ない僕の分が、なくなってしまう

……塵も積もれば何とやらだよ
色んな人からちょっとずつ、ちょっとずつ集めれば、きっと大きなものになる

【少女の溜息が、宙に溶けていくのを眺めながら、淡く微笑みを一つ零す】
【──其処までであれば、平和な立ち話で済んだのだが】
【その話題に触れると、青年の表情は次第に笑みを薄めていく】

──……朝刊、か
……確かに最近は『協会』に関するするニュースも多い

……君は知ってるかい、『魔術協会』
丁度、此処からそう遠くもないんだけど──

【ほう、と。そこでまた一つ、無意識のうちに溜息が零れた】
【視線が一度、地面に落ちて、ぐしゃぐしゃと頭の横を掻く】

 【──余談ではあるが、雨の日になると、頭痛や古傷の痛む人がいると言う】
 【青年もまた、そうであった。何となくずきずきと痛む、偏頭痛。妙な胸騒ぎも、付随する】

//申し訳ない、只今戻りました!
896 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:29:35.91 ID:kPl4vwSO
>>893
………あと友達になりたかったから
【小さな声でポツリと言い】

ありがとうございます
【お辞儀をし】

あくまで情報交換するのは雑誌記者見習いの紅閻寺レンです
悪用はしませんし、紅蜥蜴ではやりません
【そこはハッキリとしている】
897 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:32:54.27 ID:yNkeYdko
>>890
「うんっありがとっ!!おかーたんっ!!・・・ゴロゴロ」

【猫車の九十九神だからか、彼女の後ろから青色の猫尻尾が生える】
【そして首には金色の鈴が出現する】

「おかーたんって可愛いっ!!ふぁいすき!おかーたんっ!!」

【にゃーと猫のような鳴き声をした後、満面の笑みで彼女を見つめる】

/了解っ!!
898 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:33:32.38 ID:NgfmlfMo
>>896

……ふ〜ん、友達ねぇ

【首を傾けたり、目線を動かしたりしながらまた少し考える】
【言動から察するにまだまだ力を持ってしまった子供。それならば殺し屋だの何だのをするのも納得はいく】

ま、別にいいか。そう易々と嫌悪感は消せねーが、偏見を無くすいい機会だろ

【と、渋々了承した】
899 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:33:38.13 ID:tH93I1wo
>>888
【青年の目の前、よく見ると彼の友人らしき子供たちが複数、彼の落語を客として聞きに来ているのが見えていた】

【演目は「粗忽長屋」】
【成人しながらも美麗な顔立ちの青年はコミカルに複数の人物を演じ分けていく】

【行き倒れて死んでいた男はつい朝に見かけた熊五郎だと気がついた兄貴分は役人に声をかける】

兄:ああ、間違いねえよ…こいつは俺の所でつい朝あいさつしたばかりの熊五郎だよ
役:本当にそいつなのかい、ホトケさんは間違いなく昨日の晩から朝まで死んでいた男なんだ
  こいつが本当にアンタの言う熊五郎だとしたら朝会った方の男は誰だ
兄:そりゃあ熊五郎だって言うんだから熊五郎なんだろうよ!今だって今こいつのツラを見て熊五郎だとわかったんだから
   よう!ともあれしゃあねえ、こうなったらこのホトケさん当人に引き取ってもらおうじゃねえか
役:はあ?お前さん何を言っとるんじゃ、当人に引き取ってもらうってのはどういうことだ

兄:だからこのホトケが熊五郎のモンだっちゅうんだったら、そりゃあ落とした当人は熊五郎なんだから持ち主の熊五郎に
  ひきとらせるべきだってんだろう?俺だってここにホトケ転がしっぱなしはハタ迷惑ってえのはわかんのさ、だからこういうのは
  当人に引き取らせるのが一番なんだ、そうだろう?

役:いやだからお前さんちょっと待たんかい!何!?死んだホトケさん本人にこのホトケさんを引き取らせるって言っちょんのか?

兄:わからねえ奴だなァお前さんよォォ〜〜〜!だからさっきからそう言ってるだろうが!

「な、なんか訳わかんなくなってきた…!つまりそっちの熊五郎は幽霊かなんかなの!?そういう世界観!?」
「馬鹿気が散る騒ぐんじゃねえよ!」

【各演目の中で最も難しいとされる粗忽長屋…子供たちはこの奇妙な世界観をうまく理解できずオチも読む事が出来ないでいるようだ】

【当の本人はそうとう集中しているのか…まだそちらには気がついてない】
900 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:36:13.43 ID:tH93I1wo
/【成人しながらも未だに幼さを残す美麗な顔立ちの青年はコミカルに複数の人物を演じ分けていく】
/に訂正
901 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 21:38:40.65 ID:Ja0l5as0
>>892

【玲瓏さを喪った、人間性の欠如した蒼が、月光に映える紅を見付けた】
【ぱちゃり、僅かに跳ねる音―――既に有った水溜りは、眼に見えないくらいだけ、深くなった】
【それと同時。青年の言葉を反芻するたびに―――少女の、彼に対する感情も、地の底へ向けて深度を増す】

そうね、私の場合は、殺戮でも良いと思うけど。
………本当に殺したい奴に、手が届かないだけで…。

…月は良いわね、昔から好きよ。
私の御母さんの住んでた世界じゃ、宇宙開発は盛んだった…。

【燻り続ける激情が、徐々に変質して―――冷酷な狂気と、燃える悪意の焔に、僅かな寂しさが苦みを加える】
【相手に訊かれても居ないのに、言葉の端々に自分自身の感情や記憶を塗す辺り、二人は少し似通っているのかも知れない】
【少しずつ、その声紋は丸く柔らかなモノに変容し、酸化しかけた血のレッド・カーペットを往く脚を、止めようともしない】
【まるで――――たった此れだけの会話で、『好意』の芽が出た様な、そんな様子だ】

……機関の情報が欲しいの?奇遇ね、私もよ。恨みが在るもの。
本当に、会いたい人に逢えなくて、殺したい人は盲点に隠れちゃって、私ちょっとだけ苦しいの。
だから、脊髄でも食べて、気分を紛らわそう、ってね―――ちゅるっ、と。

【機関員の背骨が存在しない、最大の理由は―――プラチナブロンドの彼女が、その髄を求めたから、だ】
【煙草や酒、山海の珍味。そんな類と同じように、彼女は脊髄を喰らう事を愉しんでいて、疑問にも思わない】
【だから、特に説明もせずに―――ごく当然の会話として、流してしまう】【彼女からは、コンマ一秒とて狂気は抜けない】

………だから、どうしたいの?
私、あなたみたいな人……ううん、きっと人じゃないわね。

……兎に角、結構好きよ?

【唇が、穏やかで優しい弧を描く―――繰り返すが、その狂気は抜けないままに】
【本能の飢えと言うよりは、何らかの邪悪さ≠ェ心に充満しているのだろう―――誘う様に、華の様に、微笑んだ】
【青年が尚も近付くとしても、下手な行動≠ノ出ない限りは…寧ろ、歓迎しているのかもしれない】
902 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:39:01.57 ID:kPl4vwSO
>>898
【彼の予想は正しい】
【彼女は元は聖都で暮らしていた世間知らずの箱入り娘……】
【………ある事件がなければ……彼女は殺し屋に拾われずに、この道にいかなかった…】

!?
いいんですか?
【まさかOKしてくれるとは思わなかったらしく】
【驚き、凄い嬉しそうだ】
903 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 21:39:58.66 ID:zPPa9gEo
>>895

塵も積もれば。これから積もるのは雪ですわ
雪の様に溶けてしまわないかしら、幸せ

……雪だるまの顔、昼には崩れてる事が有りますわよね

【色んな人から、という部分は横に置いて、積もる事ばかりに話を向けて】
【きっと、この話しを本題にしたいのではないのだろう】
【あまり上等とは言えない冗談や雑多な話題で、それをのけてしまう】

【雨を見つめていた目が、再び急な角度を描いた】

ええ、勿論。勝利王の御膝元≠ノ本拠地を置く、世界最高峰の研究機関
その発見や発明は、この世界の魔術理論から庶民の生活に至るまで
広く広く、影響を及ぼしているのですから

……関係者、ですの?

【雨の音が会話に邪魔だ、そう言いたげに】
【半歩ばかり青年の方に、自分から近づいて声を通り易くする】
【知っているか。存在を知っているか、と聞かれたのなら、この答えでも良いのだろうが】

丁度良い言葉が見つかりませんけれど
……不幸な事件、でしたわね

………その件で、魔術協会を訪問しようとしていた所です

【もう一歩深読みしての言葉】
【最後に一つ、自分も無関係では無いと主張するように付け足した】
904 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:41:40.95 ID:lufvlMDO
>>885

【触れた瞬間、溶けてしまった彼の死体に、びくりと身体を震わせる】
【指先に着いた血液の粘っこさに、彼が先程まで、生きていたという実感が沸き上がって】

【彼の、亡骸も―――消えてしまった】
【遺ったのは、血液の色。蒼く染み込んだ逸れ】
【大地に還った彼に―――自分も、目の前の仮面の人も】
【色んな人が、マステマの様に、静かに還るのだろうか、と考える】

【そして、仮面の人物に向き直ってから、小さく微笑んで】
【血が流れているので、青白い顔に成って来ている】

うん……本当に、死ななくて良かった……
そんな、良いよ……逸れに、マステマさんの秘密も知る事が出来たし……

【そんな風に、呑気に答えていたが――――彼の仮面を取った姿を見て、きょとんとした表情を見せる】
【中性的な容姿で、男か、女なのか。分からなくなったからだろう】
【というか、勝手に男だと自分が思っていただけで、実は女の人なのかもしれない】
【そんな感じで考え出して、悩んでいたが】

【然し―――次に紡がれた言葉に、硬直して】


――――え…応急、処置?

……ちょ、ちょっと待ってお兄さんちょっと待って
は、話をしよう!あれは今から36万8千年前――――――



【抵抗は、出来なかった】

【その後。治療中にヒギャー、という虚しい叫び声が、森に響き渡った】
【「何事ぞー」と言わんばかりに、木々に留まっていた鳥達がバッサバッサと飛んでいく】

【治療後、地面で倒れながらしくしくと泣いている女性が居るかもしれない】
【小さく痙攣しつつ、ボソボソと呟く言葉は】

……鬼だ……悪魔……

【……^q^】
【暫し、呪詛的な事をぼやいていたが。やがて静かになると、「…有難う」と礼を告げた】
/お帰りなさい!
905 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:41:43.26 ID:NgfmlfMo
>>902

お前何かガキっぽいしな

【そっぽ向きながら思っていたことをストレートに言った】
【侮辱だとか馬鹿にするだとかではなく、事実を事実として言っている、という口調だ】
【怒られそうだが】
906 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:43:02.16 ID:QgRM/0go
>>899

【数刻、騙りに耳を傾けてみれば――――なるほど、子供たちが困惑するのも無理も無い、と彼女も納得する
彼女は、と言えば――――……イマジネーションや読解力については、十分なほど持っているのだが……】


(――――……それで、どうなるんでしょうか――――……!!)


【いかんせん、落語というものを初めて見るに等しいのだ、ある意味世間知らずともいえるその境遇のせいか
愉しみ方をあまりよく知らないのか、子供たちと同じく、オチを読むことも出来ず、ただただ
ゆっくりと背中を押されるが如く、その言葉を飲み込んでいくことぐらいしかできない】

【そして、心にわきあがる、もっと近くで聞きたい――――という、欲求を
彼の身近にある、子供たちを見て……ぎゅっと、抑えた】


(そういえば――――……あまり、こんな経験ありませんでしたね
友人たちと連れ添って、何かを愉しむ――――少し、勿体無かったかもしれません)


【静かに思考へと混じるノイズは、眼前の状況とオーバーラップして
仄かに口内に混じるビターな雑音、心にわきあがった、少し汚れた感情を、かき消して】

【瞼で紫苑色を隠し、彼女はそっと、音に抱かれる】
907 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:47:09.26 ID:eQ3/MaIo
【とある路地裏。宿無しの旅人や血の気の多い連中の溜まり場となっている場所
 暗く見通しの悪い、灰色の時間がくっついて取れなくなったような吹き溜まりの一角】

「ぎゃああ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」

【黄色い声と共に人型の何かが落下してくる。重さは凡そ一般的な女性ほどか
 すぐ真上に居るのか、はたまた目の前や背後に落下してくるのか】
908 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:48:52.08 ID:kPl4vwSO
>>905
が…ガキじゃないですよ!!確かに胸は小さいし童顔かもしれませんが19歳ですよ!
【……………】
【気にしてるようだ】
909 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:49:40.49 ID:NgfmlfMo
>>908

……

【その反応を見て視線がやや下がり】

なるほど、無いな

【胸を見てはっきりと言った】
910 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:55:00.83 ID:kPl4vwSO
>>909
う……うがぁぁぁあ!!!!
【なんか怒鳴ってポカポカ叩こうとする】

【顔めっちゃ赤い】
911 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 21:56:04.54 ID:NQ2nkFko
>>903

(……──雪……)
(そういえば、こっちではもうそんな時期になるのか──)

【──ふと。半歩前に出て、掌を軒下の外に出してみる】
【依然として雨は降っていたが、いつの間にかそれは小雨程度で】
【もう半歩前に出て、空を仰いでみた所──ぴしゃっ、と。軒下から大きな雫が一滴落ちた】

【帰り時かな──と思考しながら、一歩後退して、】
【少女の方へと目をやれば、何時の間にか距離が少し詰まっていて】

……うん。一応、生徒って形で所属してる
だから、一連の事件も、人事って訳には全く行かなくてね──

【先ほどまでとは若干色の違うその声に、】
【青年は一度、息を呑んだが──続く言葉を聞いて、僅かに眉を上げてみせた】

……──ああ、それなら丁度良い
僕もこれから、協会に帰る所だった

良ければ一緒に、どうだい
雨も小降りだから、今のうちに

【青年は長外套を羽織りなおしながら、少女に向けてその様に問うた】
912 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 21:56:38.56 ID:1MA/AgSO
>>897

(可愛いなぁ・・)
【微笑ましい彼女を見ていたが】
【ふと、ここで】

―――あ、・・・あぁ、そうだ・・。あいつにはどうした説明したらいい物かね・・
【と突然少し悩むような表情になる】

/ただいま戻りました
913 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 21:57:42.09 ID:NgfmlfMo
>>910

!!

【一瞬目を見開き、大慌てで一歩下がった】

待て、俺に触るな。女性恐怖症なんだ

【そう言い、緩慢な動きながら比較的急いで距離を取っていく】
【からかってるとかではなく、大真面目だ】
914 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:03:55.56 ID:yNkeYdko
>>912
んー?どうしたんですかぁ?おかーさんっ!!

【紗月の足元に美春が駆け寄り】
【何処となく心配そうな表情で尋ねる】

あとネコさん、私がおねーたんですよっ!!

「おねーたんっ!おねーたんっ!!」

【なにやら嬉しそうなネコ車】

/お帰りッ!!
915 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:04:13.44 ID:kPl4vwSO
>>913
あ…そうだったんですか?

……スイマセン
【素直に謝る彼女であった】

そういえば…私が殺し屋って事……内緒にしてくれませんか?
【申し訳なさそうに言い】
916 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 22:05:37.75 ID:14fBUoAO
>>904
“マステマ”ッてンのが、結局何だッたのかはわたしにゃちッとも判らねーが――……

――――そンで、40億年前にナァニがあッたッて?

【……嗚呼、なんと適当なことをほざきやがるのかッ!】
【兎にも角にも、地獄の如き?応急処置は一時終了】
【女性の血色の悪い顔を覗き込んでは、くつくつと喉の奥から低い笑声を零す】

オウオウ、テメーが喧しいから森ン鳥が起きちまッただろがちッたあガマンしゃーがれ
誰が鬼だろうが悪魔だろうが全く構いやしねーけどよォ、わたしにゃ“玖雀”ッてッた立派な名前があるンだぜ?
イイか?覚えたか?理解したンなら復唱しろ、ホラ、ク・ジャ・ク!

【屈み込んだ状態のまま、怒りの情を微塵も感じさせぬ飄々とした雰囲気で玖雀と名乗るソイツは】
【感謝の言葉を耳にすれども何の反応を示さず、そっと右手を女性の額へと近付けようとし――】

そォいや、ちイと訊きたいコトがあるンでねェ
少し時間取らせてくれても、構わねーかい?

【強めのデコピンを一発喰らわせようとしながら、そう訊ねてきた】
【落ち着いてきたところで。彼女に“魔力感知能力”があれば――或いは、体験したことがあれば――ともすれば、判るかもしれない】
【『哲学者の卵』特有の“黒い魔力”が、玖雀の身体の数ヵ所から漏れ出しているのである――――】
917 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 22:07:22.05 ID:zPPa9gEo
>>911

そうですか……貴方も、生徒の一人………

ええ、御一緒させていただきますわ
どうぞ、これを。私の身長では、少々腕の負担が大きいので
女性のエスコートも、殿方の腕の見せ所ですわよ

【畳んでいた傘の柄を、青年に向けて差し出す】
【片方が濡れていく事もあるまいと、合理的な考えに】
【更に、声を交換する為の距離を、あまり広げたくもないらしい】

【青年の所属を聞かされた時、少女は余所行き用の笑みを浮かべていた】
【鏡を見ながら指で顔のパーツを動かしたような、良く作られた笑い顔】
【青年が傘を受け取れば、自分も濡れないようにその下へと潜り込み歩きだすだろう】

……確かに、生徒の一人なら……きっと、思う事も有るのでしょうね
二度の襲撃、多数の死傷者。開放的な協会とは言え、対策を取らずには居られない
これから、協会の有り方も変わるのかも知れませんが……

…………私も、非常に心を痛めているのです

【おそらく、歩きながら発しているだろう言葉】
【今度は、言葉通りの悲痛な表情。片手で目尻を拭い】
【最後の一行だけ、やや間を開けてから】

魔術協会の生徒には、我が国の出身者も居ます
残念な事に………昨日、被害を受けた者のリストの中にも
………未来有る学生、そう聞いていましたのに

【「我が国」。あまり使わない言い回し】
【常にピンと伸ばされていた背は、落胆を示す様にやや丸みを帯びている】
918 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:08:27.81 ID:k/dlnYAO
>>901

【何の縁か、青年も少女にはとある感情を抱いていた】
【恋愛の情、なんてロマンチックな物とは程遠い、ある意味での同族への畏怖と、共感と、僅かな親近感なのだが】

ああ、奇遇だね。
僕も、似ているんだ。
とある女の子の命を握り、従わせて、好き放題やっている輩が居る。

そこまで知っているのに………それが誰だかが、解らない。

解っているのは、機関員のナンバーズだって事だけ。
この感情は、何処に叩き付けてやれば良いんだか―――!

【僅かに語気が強まる、憤怒が混じる、思いの強さが現れる】
【『日常』の会話が狂気を遠ざけたのか、ほんのりと、血色の瞳が薄まった】
【僅かに薄まった、だけなのだが】

僕に残念ながら食肉趣味は無い――と、言えないんだよね。
身体が疼いて仕方ないんだ、血が欲しくて堪らない。

……はは、失礼を承知でいうけど、何だか知らない人の気がしないな。
それと、ありがとう、世辞だとしても、家族以外に好きだと言われる事は初めてだ。

【一見、平静を保ったまま、狂気と狂気は距離を詰めてゆく】
【ぐにゃり、と世界が歪む錯覚】
【だが、その感覚も、今は嫌いじゃない、厭だと思えない】
919 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:09:22.53 ID:NgfmlfMo
>>915

いや、いい

【そう言いながらも杖のグリップを握る右手が微かに震えている】
【至近距離に来られるのも駄目なのだろうか】

治安組織に突き出してやりたいところだが、今は勘弁してやるよ
だからさっさと足洗え

【渋々内緒にはしてくれそうだ】
920 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:10:58.24 ID:tH93I1wo
>>906
【熊五郎の家にはなるほど、まだたしかに朝に会った熊五郎はいる、死んだはずの熊五郎が】
【兄貴分は熊五郎にお前は死んだ、と知らされてしまった】
いきなりお前は死んだなどと言って熊五郎は信じるわけありませんそりゃあお前さんたち
つい今自分はいつものように茶をすすって煎餅かじってたわけだからねぇ?急に信じられるわきゃありませんよそりゃあ

【鉄扇を客席に向け、そうでしょう?と確認を取るかのように客たちの顔を覗き込む】
【そういうしぐさなどをとって客とのやりとりを続けて行き、そのうち話を続ける】
熊:お、お、俺が死んだってえのかい旦那ァ!そんなバカな、俺は、え?今ここで茶をすすってる俺は何なんだってんだ
兄:だからお前昨日帰って来る時飲んで帰って来ただろう?そんときになあお前、道端に身体おっことしちまったんだよう、お前さんはなあ
熊:そ、そ、そんなことあるんかなあ!?お、お、俺はここにいる俺はなんなんだよう!

兄:いいか?おまえさんもさぞかし今冬は冷えるなあとかコタツで茶でもすすっとったんだろうがなあ、それじゃあ信じられないのも分かる
  だが現実を見ろ、実際お前のホトケさんが茶屋の前で転がってて野次馬できててそれをかきわけて俺が見て来たわけだからなあ本当だよ間違いねえ
  そう、お前は死んだ!いいか?わかるか!死んだんだ!実感がねえかもしれないがお前さんは間違いなく死んだんだ!
熊:お、お、俺ァ本当に死んじまったのかい…?
兄:そうだ、気をしっかり持て!自分に自信を持てば分かる、実感ねえかもしれんが死んだんだ!死んだって気になってみろお前!
  そうしたら、「ああ、なんてこった、俺は死んじまったのか…」とちゃーんと分かるはずだからよう!
熊:あ、ああ…俺は死んじまったのか…ああ、なんてこったい…!

【兄貴分のあまりに強引で、そこに熊五郎がいる事はどう考えてもおかしいと言う事にまるで気がつかないほどにそそっかしい人物のようだ】
【子供たちはまるで訳が分からない、頭に?マークを浮かべている】

「強引過ぎねえ…?それで死んじまうってそのまま信じるなんてなんてバッカだなあ…!」
「こういう滑稽さをネタにした落語だってのは分かるんだけどなあ…」
【アホな納得の仕方をした子供たちはそこに突っ込みを入れ…しかし漫才で自分もテレビの前でツッコミを入れて楽しむ人間がいるように】
【そういう方法を使い楽しんでいるようだ】

【そして、ようやくクライマックス】
熊:俺は…こんなに顔の長い奴だったかなあ…?
兄:お前朝に身支度整えるために鏡を見ねえってのかい
熊:よ、よくわかんねえなあ俺ん家には鏡がねえからたまーに水たまりに移る顔を見る程度の機会しかねえからよう

そんな家があるのか?と驚くことなかれ江戸時代には鏡を持ってない、見る習慣すらないなんて事はざらにあったのです
ゆえに中には自分の顔すら知らない者すらいたくらいでございますから

兄:おめえ、このボンクラでそそっかしそうな自分が死んだことにも気がついてなさそうなこのマヌケ面はまさにお前さんそっくりだよ
熊:い、言われてみれば俺はそんな顔をしていた気がするなあ…ああいざ現実を前にしてみると…なんだか、くそう、涙が出て来た
  お、俺は死んじまったのか…まだ嫁ももらってなかったのによう…くそう、くそう…!オイオイオイオイ…!

ああ哀れな熊五郎しまいには自分で自分の亡骸を抱きしめて大きく男泣きを始めてしまいまして

兄:ああ、なんか気持ちは分かるんだよなあ、いきなり現実をつきつけちまって、間違った事はしてねえつもりだがなんか悪い事をした気分になってきたなあ
  それにしてもなんか妙だなあ、あのツラ確かに熊五郎より顔は長ぇ気がするなあ、というか…はて?

【きょとん、と可愛らしく首を傾げ腕を組み、頬杖をついて青年は呟いた】

兄:…そう言えば俺も今朝久々に鏡見て自分のツラ久々に見たがなんというかあのツラどっちかと言うとそのツラに似てる気がするんだが一体どういう事だろうか?
「ええええええええええええええええええええええええええ!?おまえそっち、って、ええ!?」

【どや顔でそう呟いたとたんに響き渡る子供たちの驚きの声と共に彼は深く頭を下げた、これで終わり、と言う事か】
921 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:13:56.54 ID:kPl4vwSO
>>919
………まだ足は洗えません
私を育ててくれた亡き師父から受け継いだモノですし………それに
私から家族を奪い……なおかつ死んだ姉さんを人形として操ってるあの悪魔を[ピーーー]までは……
【そう言った時…彼女の目は冷たいモノになっていた】

【どうやら深い事情があるようだ】
922 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:15:42.60 ID:NgfmlfMo
>>921

(くっだらねぇ……)

そーかい

【内心心底呆れていたが、言葉には出さなかった】
【だがそれは表情には明確に出てしまっている。恐らくバレるだろう】
923 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:19:39.12 ID:kPl4vwSO
>>922
……くだらないって思わないでください
【ジト目で言い】

私が足洗う時は…自分の復讐が終わってからです…
【そう言いながら何処からかココアを出し飲もうとする】
924 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:23:49.57 ID:QgRM/0go
>>920

【――――――――数刻、彼女の心は、オチを聞いて驚く子供たちと同調した
咽喉のすぐそこまで湧き上がってきた、歓声をあげたくなる心をしっかりと、抑えて
そして、その代わりに、パチパチと、拍手で応えるだろう】


(落語って、凄く面白いですね――――……今度、吟雪と、武美と一緒に行ってみるのも面白いかもしれません
――――……でも、やはり……)


【そっと、瞼を閉じると――――……そこに映し出されるヴィジョンは、鮮やかに色づけされていて
脳裏に反芻する、声へと、静かに耳を傾けて――――】


(――――……あの人の、落語――――聞いてみたかったです)


【多分、嫌われてるはずです、と呟いた言葉が彼女の心を、真っ白に染め上げていく
夜の内に降った雪は、そこにあった汚れをかき消していくがごとく
包み上げる無為の白は、光速の演算を繰り返す彼女の脳みそを、静かに休めていく】


【それでも、心に浮かび上がる色は、その奥底から見え隠れして】


(どう、説明しましょうか――――……自意識過剰、かもしれませんが
彼の思いを、何だかその……裏切ってしまった、と同義ですし……)


【上の空な、様子で彼女はベンチにもたれかかると
思い出したように、へくち、と壱つ、くしゃみをして】
925 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 22:23:58.13 ID:NgfmlfMo
>>923

復讐はいいさ。親から継いで人を殺すなんてのが納得いかないだけだ
この世界じゃいつだってそうだ。人の命なんざ安いもんだ

【はぁ、と今日一番深いため息をついた】
【人命が安く思われていることもあるがもう一つ】
【どこまでいっても誰を相手にしても、自分の考えに頷いてくれる相手は居ないという落胆だ】

(まぁそんなの、今に始まったことじゃねーが)

【そんなことは何度もあった。その度に諦めている】
【他人に対して期待などするだけ無駄だ】
926 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:25:20.65 ID:PUTjpaQo
【草原―――ステップと呼ばれるやや乾燥した土地】
【古来より行商などで使用される舗装の無い道の脇に二頭の馬が引く馬車が在った】

【荷は10を越える数の“大樽”と毛布などの“布”――護衛の類は無い】
【休息中なのか馬は草を食み、手綱は何処に縛る事も無く緩んでおり】
【周囲には風とやや荒い哺乳類の鼻息以外に一つ、穏やかな女性の声が響いていた】

“機関”って解るような目印・・・マークは幾つか有るけれど
逆に“対機関”だって解るようなモノってあんまり無いと思うのよねえ・・・・・

・・・と、いうわけで物凄く適当に作ったのだけれどどうかしら?

【声の元は白黒のクラシカルドレスを着込み、ショールを纏った金髪金瞳の女性である】
【手元の布には「カノッサ機関」の紋章を丸で囲み、その上で×を付けただけの刺繍があり】

――――――・・・・私って結構寂しがりや、なのかしら?

【当然ながら同行者も居ないので、それを見せ付けるのも語りかけるのも二頭の馬】
【鼻を鳴らす馬相手に不満気に頬を膨らませて―――何の気無しに女性は空を見上げている】


【付近には人工的な物もあまり存在しないこの地だが、道自体は世界中に繋がっている】
【行商、放浪、或いはちょっとした“散歩”、人里からは案外近くも有ったりするが―――――】
927 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:26:03.18 ID:JWlfQQAO
【路地裏】
【不気味なほど静かで、暗闇が広がる其処に】
【ぴちゃぴちゃと、滴る水滴の音が響く】

あーぁ…むぅちゃんったら迷子になっちゃってさ。

本当に、世話のかかる子なんだから…にしし!
一回言ってみたかったんだよねコレ!!

きゃはははは!
【散切りにした短めの黒髪はだらしなく乱しながら、黒を主にしたその長袖の服には赤いラインの走った襟が大きな、所謂セーラーカラーがなされており。朱色のスカーフが首元にあしらわれ、上と同色のプリーツスカートを短めにして着こなして生足は青みがかかった紺色のレギンスで隠していた】
【小柄な体躯で大きな瞳が幼い顔付きを際立たせる可愛らしいという表現がぴったりな少女のその両手には、赤い血が滴るクレイモアが二つ握られている】

928 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 22:26:08.76 ID:Ja0l5as0
>>918

【この少女は、自らの狂気を、『好意』と『殺意』―――酷く両極端な感情で、発露させる】
【但し、殺すも愛づるも、周囲の人間を雪玉式に巻き込み、異常な世界に呼び込む、と言う点では同じ】
【なお、此方の抱いている感情も、恐らくは恋愛の甘酸っぱいときめきからは、些か距離が空き過ぎている、筈だ】

………!

【――――……ぞわり。その言葉を聞いて、死人の様な眼を見開いた少女の身体から、無自覚に黒い魔力≠ェ溢れ出した】
【青年が口にした人物像は、余りにも。彼女が付け狙う宿敵=\――自分を『殺した』相手の其れと、似通っている】
【或いは、此処まで限定されている情報ならば、ぴったりと重なっている、と言っても良かった】

……≪No.15≫、セリア。
違ったら、御免なさい。

【彼女が、重々しく口を開き、渦を巻く感情の全てを詰め込んで、青年に与えた名前】
【この少女は、そうでない♂ツ能性を考えて、言葉を進めようとするが―――……恐らく、は。】

…凄く気が合いそう、と言うか。
何だか、似てる気がしたわ。私たちは…。

【欲望に押し潰される、飢えを制御しきれない―――少女にとって、そんな事は或る意味どうでも良い℃磨A当たり前の事実】
【だが、其れでも。自分と似た境遇を持つ、人ならざるモノには、常に奇妙なシンパシーを抱いて来た】
【何処となく、兄に甘える妹の様な、そんな声を、銀色の月光に溶かして―――青年の顔を、すっと見上げる】
929 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:27:20.19 ID:1MA/AgSO
>>914
実は―――私、弟がいるんだよ、
【紗月は不安の表情の美春に自分の弟の存在を明かす】

とはいっても正確には、血の繋がりはないけど、それでも幼い時から二人で、一緒に生活を共した私にとっては本当の家族に等しい「弟分」、「幼なじみ」なんだけど・・・
930 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 22:27:47.18 ID:NQ2nkFko
>>917

……──嗚呼、ありがとう
君のお気に召すよう、最善を尽くそう……じゃあ、失礼して──

【青年は少女から傘を受け取ると、外に向けて開きながら、】
【軒下から空の下へと出て──「さあ、どうぞ」と招いてから、共に歩き出す】

ああ……何か、本格的に対策をするべきなんだと思う
公式では、まだ大きな発表はなされていないけど……
生徒とは言え、何かきっとやるべきことが──

【──ふと、隣に目をやれば。落胆と悲しみを示す、少女の様相が目に入る】
【その仕草の一つ一つ。間の置き方。声の抑揚──】
【何となく、完成されている──否、完成されすぎているな、と妙な感覚を彼は覚える】

【彼女の言葉に、同調するように相槌を返していたのだが──】
【──ついに、とでも言うべきか。その言葉が出て、青年の顔は、再び意外そうな表情を見せる】

──『我が国』……?
……失礼だけど、君は一体……

……良ければ、名前を聞いても?
ちなみに、僕はダンドク……黒野 ダンドク

【少女のいやに上品な言動、佇まい──そして『我が国』等と】
【まるで、そう──何処かの姫でもあるかのようなその雰囲気に、】
【しかし、まさかそんな、と自身の浮ついた考えを一笑しながら、そのように問いかける】

【──やがて、魔術協会の正門が、すぐ目の前に見える距離】
931 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:31:37.11 ID:lufvlMDO
>>916

――――……そう、だね。

【ぽつり。何処か寂しげな声音で、答える彼女】
【錆びた血の色の短髪が、地面で広がった状態のまま、風に靡く】

【逸れから―――孔雀へ、答える様に泣き言を続けた】

し、仕方無いだろう…痛かったんだから…!
あれを我慢するだなんて…角膜を剥がされた方が六十億倍マシだ…!

【思わず両の手で傷口を軽く押さえ、再びgkbrし始めた】
【「…孔雀さん、ね」と。不承不承と言った様子で、答えたが】

【ふと―――自分に近付いて来た彼の右手に、不思議そうに橙を見開いて】

【―――ばぢん、と。衝撃(デコに)】

――――――――あでっ!?

【暫く痛みに悶えてから、涙を浮かべた目で彼を睨んで】

ぼ、僕は良いけど……
ていうか何す……、……っ!

【―――思わず、息を飲んだ。ぞわり、と身体が黒い魔翌力を感知する】
【自分は、之の存在を良く知っていた。忌まわしき、憎むべき其の物体】


…孔雀さん。…貴方、まさか。


【ゆっくりと、上半身を起こしながら。左手で、治療した箇所を押さえ】
【彼と、身体を向き合わせる様に座ると―――弱々しく、呟いた】
932 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:32:54.28 ID:kPl4vwSO
>>925
………
【確かに彼の言う通りだ】
【反論できない】
【……けど】

……6年間…居場所がなくなり、死にかけてた私を助けてくれた恩人なんです……復讐の為に殺刃術を教えてくれたのも師父なんです…
……だから……師父の為に…私は紅蜥蜴を引き継いだんです…
【……彼女は確かに本質は幼い】
【自分を育てくれた師父の為に…】
【…………本当に師父がそれを望んでいるのか?っと言ったら答えはNOだが】
【彼女は知らない】
933 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:34:26.35 ID:le3GvQAO
>>926

こんな夜更けに一人でお散歩ですか?

【後ろ髪がツンツンしていて肩にかかる長さの茶髪で右が茶、左が赤のオッドアイで】
【袖や襟などにベルトが付いて、ファー付きフードがある赤いスタイリッシュなジャケットに】
【迷彩柄のGパンの裾をベルトで止めて、歯車のような機械が付いている茶色のブーツを履いた】
【長身の少年と青年の境目のような人物】
【背中には身の丈程の長さで銃口も大きなワインレッドの銃剣、両耳にはシルバーのピアスがあり、左目には機械的な眼帯が】

【腕を組んで立っている】

こんばんは、長谷部さん……ですよね?
城への帰り道ですか?

【腕を組んだまま首を傾げる】
934 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:36:18.68 ID:81a7xzso
【イルミネーションが目に痛くなってきた、街中】

【鮮やかな赤の外ハネセミロング/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】

……噫、寒いネ……寒いからコートを買おうとして……
んでもってお財布を見て……さらに寒くなる……負の螺旋ってのは怖いもんだネ……

【しょぼしょぼ、と。身体全体で「楽しくない!」と主張するように、歩いていた】
【無論前など、見ていない――】
935 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:36:40.21 ID:lufvlMDO
>>931
/うぉぉ、削り忘れが…!
/上の「そうだね」は消して下さい…すみません
936 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:36:58.81 ID:NgfmlfMo
>>932

あっそ

【興味無さげに彼は呟いた】

誰の為だろうが目的が何だろうが人殺しに変わりはない。どんな理由を並べ立てようが正当化はされん
好きにはなれん

【顔を逸らしながら、静かな口調で言い切った】
【やはり嫌悪感等々は拭えないようだ】
【彼がここまで殺しを否定するのには、倫理観以外に訳はあるのだが……】
937 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 22:38:42.11 ID:zPPa9gEo
>>930

……対策。そう、対策ですわ
本来なら聖都スラウロットは、勝利王師団を備える土地
ですが……それが安全を保障出来るのは、平和な時代ばかり

常にあらゆる所に危険が有る以上、勝利王師団も一つに集中して防衛する事は出来ない
新たな力が、必要なのです。身を守るための新たな力が………

その為に、生徒が主体的に動く。これは素晴らしい発想ですわ
上より命じられずに何かを行う事が出来る……何を為すにも、重要な事でしょう

【何かするべきだ、その思考方法に少女は全面的に賛同する】
【守って貰えないなどと嘆くには、少々世界は不親切】
【聞こえたのがそんな声で無かったのが、嬉しかったとでも言えば良いのか】

【名前を尋ねられると、まずは口の中で彼の名前を副賞】
【それから、また余所行きの笑みを作りなおして】

ルーミア。ルーミア・ゴールドウィン
ですが………貴方の訊ね方、これでは不満かも知れませんわね

ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィン
公式に使うならばこの名前。一度で覚えて頂く必要は御座いませんわ

【金の国のメインストリート、プレシール通り】
【これは、今は無き彼の国の第一皇子、プレシール・エンノーグ・D・ゴールドウィンの名を冠したもの】
【外国の王族の名など、果たしてどの程度の認知度か。当人の知識量と傾向次第か】

【正門まで辿り着いて、少女はまた表情を変える】
【今度は、普通のすまし顔。特に何か意図を持たせない表情で】

……教員の方とお話させていただければ良いのですけど
流石に時間が時間、それは失礼に当たるかも知れませんわね
研究室の椅子でも、今夜はお借り出来るかしら?
938 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:40:23.80 ID:tH93I1wo
>>924

「じゃあね!ドラ!今日もありがとう!」
「またいつか見せてね!未来の真打ち落語家!」

【そう告げながら子供たちが帰っていくのを見届ける青年】
【なんとも屈託のない彼の顔は彼らとあまり変わらないように見える…小柄でシオンより一回り大きい程度の事もあるためそうも見えるだろう】

【―――だが、初めて会った時よりは、流石に背は伸びているか】

【そして…彼は微笑んでシオンを見る、噺の最中に来ていた事は気が付いていたのか】
【懐かしい顔を見たように、はにかんだ顔を見せてくるドラは少しずつ歩み寄って来る】

…久しぶり、ついに君に聞かせる事が出来た…粗忽長屋は難しくって自信ないからまだきみには聞かせたくなかったんだけどね
やあ、シオンちゃん…しばらく、元気にしてた?最近いろいろ騒がしいからさ
昨日も魔術協会が襲撃されたし君も気をつけなよ、後個人的な理由でノビタ君とかがつけ狙ってるし…テレサちゃんがきみのことで妙にうるさいし

【薄く朱に染まった彼の微笑みは見慣れた物、おそらく想いもいつものまま、彼女の答えを待っているのだろう】
939 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:40:45.78 ID:yNkeYdko
>>929
弟さんが居るんですか・・・・

【弟が居る発言に「私も居るんです!」と言おうとしたその美春】
【しかし直ぐに言えなくなった】

血のつながりのない・・・?

【不意に頭によぎる記憶―――目の前が真っ赤に染まり、唯一つ見えるのは】
【泣きながら銃を持つ真っ赤な髪の弟――確か彼も血は繋がっていない】
【否、この記憶は誰のもの?何故美春の記憶に出てくるのか?】
【5秒ほどの頭痛に悩まされると、再び元気な表情を作り】

私も居るんです!血の繋がっていない弟くん!!

【弟、といっても立派な男性なのだが・・・】

いいじゃないですかっ!!!家族が増えるんですよっ!!

【歌いながら回転し始める】
940 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:43:45.65 ID:kPl4vwSO
>>936
……わかってます
【静かに言い】

……スイマセン。不快にさせてしまい
【申し訳なさそうに謝る】

【彼女は殺し屋なのに……幼なすぎ、優しい】
【余りにも殺し屋に向いてない殺し屋は……果たしてこの先どうなるか?】

……じゃあ、私はいきますね
また…会いましょう
【そう言い去って行こうとするだろう】
941 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 22:46:43.05 ID:NgfmlfMo
>>940

待て。最後に一つ言っておいてやる
お前に足洗えつったのは倫理観がどうたらとか、俺の感情がどうたらとか、そういったのもある
だが一番の理由は殺し屋なんて続けてたら幸せになれねーからだ。お前だってまだ死にたくないだろ
知り合いが……いや、友人が死ぬのは忍びない。分かったら早くやめろ

【若干早口でまくし立てると、最後に背を向けてしまう】
【殺し屋は危険な仕事。彼なりに心配もしていたようだ】
【そして最後に彼はしっかりと、友人と言った】
942 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:47:04.39 ID:PUTjpaQo
>>933

夜のお散歩もいいけれど、流石にちょっと遅すぎるわよねえ
私としては春のお昼下がりに櫻でも見ながら、っていうのが良いのだけれど

・・・・あら、そういう貴方はお隣さんの番怒君―――・・・よ、ね?

【意外に肝は強いのか、こんな場所での声かけには嬉々として応じ】
【言葉にせずとも「自らが長谷部」だと肯定し、其方に向き直って】

行き先はお城ではなくて火の国よ、見ての通りお荷物を運んでいるのだけれど

【それはもう簡潔に―――自らの行動を説明する】
【手元の刺繍が入った布は馬に毛布のようにしてかけてしまい】
【そのまま話しやすいように、と彼に近付いていく】
943 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:50:50.24 ID:k/dlnYAO
>>928
……ん、何か心当たりが――

【その言葉が最後まで紡がれる事は、無かった】
【少女の吐き出した言葉、知らない名前、聞き覚えのある《No.》】
【予期せぬ情報に、心臓の鼓動が、胸を破裂させそうな位に昂まる】

名前は、知らない、でも、No.は、大当たりだ。
あの娘が―――チェルシーが、伝えてくれた、唯一つの切っ掛けと、全く同じなんだ。

【青年の答えは、肯定】
【そして、救いたい少女の名を上げ、更に情報の正確さを増そうとする】
【もう、内心解っている】
【きっと、これが『正解』なんだろう、と】

似てる、か。
そうだね、確かに、似てるかもしれない。
鮮血に溺れながら、誰かに触れたくて足掻いてる。

【見上げた青年の顔は、不思議な位、冷静で、穏やかな顔】
【血色の瞳に宿る狂気は消えないが、共感を覚える相手との偶々の邂逅と、切望した手懸かりを得られた―――いや、掴みかけた感覚が、青年を、僅かに狂気から遠ざけたのだろう】
944 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:50:54.07 ID:k/dlnYAO
>>928
……ん、何か心当たりが――

【その言葉が最後まで紡がれる事は、無かった】
【少女の吐き出した言葉、知らない名前、聞き覚えのある《No.》】
【予期せぬ情報に、心臓の鼓動が、胸を破裂させそうな位に昂まる】

名前は、知らない、でも、No.は、大当たりだ。
あの娘が―――チェルシーが、伝えてくれた、唯一つの切っ掛けと、全く同じなんだ。

【青年の答えは、肯定】
【そして、救いたい少女の名を上げ、更に情報の正確さを増そうとする】
【もう、内心解っている】
【きっと、これが『正解』なんだろう、と】

似てる、か。
そうだね、確かに、似てるかもしれない。
鮮血に溺れながら、誰かに触れたくて足掻いてる。

【見上げた青年の顔は、不思議な位、冷静で、穏やかな顔】
【血色の瞳に宿る狂気は消えないが、共感を覚える相手との偶々の邂逅と、切望した手懸かりを得られた―――いや、掴みかけた感覚が、青年を、僅かに狂気から遠ざけたのだろう】
945 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:51:00.06 ID:1MA/AgSO
>>939

いや、家族増えるのはあいつも、大歓迎だろうけど・・―――
【そういい猫車幼女に視線を向ける】

―――うん、明らかに誤解から始まるような気がする・・・・
【そりゃお母さんなんて呼び方をされてりゃねぇ】
946 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:53:23.17 ID:QgRM/0go
>>938

【震える音の波は、今まで、彼女が聞いてきた貴方の波と変わることなく
ただただ脳裏で震えていた言葉よりは少し、大きく聞こえた】


【――――……お久しぶりです、との言葉が出てこない
ぎゅぅと、ダッフルコートの袖を握って、僅かに身を寄せて、貴方へと下から向けた瞳が
僅かに潤んでいくのを感じるだけで、数刻、時が流れるのを感じ続けるだけで】


――――……いえ、そんなことありません、十分お話は、伝わってきましたよ
落語、というものは初めてでしたし、楽しめました


【表情に浮かぶ笑みは、どこか――――……真っ直ぐと、心を映し出したものではなく
否、むしろ――――硝子の仮面のように、裏を透けてみせる、クリスタルのリキッドのような、微笑で
いつもより、目の前の彼女は、不安定そうに見えた】

【嬉しさが大部分を占めているのだろう、貴方との邂逅を嬉しく思う、心が
そしてその反面、何か隠し事か――――もしくは、秘め事でもあるのか――――……鼓動が聞こえそうなほど、早く
心臓がビートを刻む】


……それは、どちらも気になる話題ですね――――……あまり、人付き合い、というのをなれていないので
ひょっとしていつの間にか怒らせてしまったか、と思うと――――その、緊張で、胸が苦しくなります


【表情に浮かぶ、僅かな揺れ――――ナチュラルのように見える、ほど、彼女の心が平穏を戻しつつあるのも
きっと貴方の言葉が、耳に心地よく、モーニングサービスの朝を写すブラックコーヒーが如く、彼女を落ち着かせているから、か
再び、へくち、と脈絡無く零れるくしゃみの音が、アクセントとして、付け加えられて】
947 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 22:53:59.90 ID:14fBUoAO
>>931
そりゃまあ確かに痛かろうがよ――
――「角膜をひっぺがされる方ォが六十億倍マシ」たァ、でけー口叩きやがるな?
なあ嬢ちゃんよォ。前言撤回するならア、今の内だぜェ……?

【す――、と。デコピンを放った手を滑るように移動させ、彼女の睥睨する目の真上へ遣ろうとする】
【丁寧に切り揃えられた爪は然し、金属のような光沢を時折ぎらつかせている】
【浮かべられている不気味な笑みが、その言動の真偽の境界を曖昧に暈していた】
【女性の動きに合わせ、玖雀は伸ばしていた手を引っ込めて】

“まさか?”――なンだい、嬢ちゃん
「まさか、僕の名前を知らないのか?」なンて冗談はァ、止してくれよ

【と、こちらは相変わらずと言った調子で首をわずかに傾げ、冗句を紡ぐのであった】

【『卵』は六ヶ所にそれぞれ一個ずつ、計六個が玖雀の身体に埋め込まれている模様】
【脈動や魔力の動きなどが無いことから、恐らくは安定を維持した状態なのであろう】
948 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:56:39.31 ID:yNkeYdko
>>945
「おかーたんの弟さんだから・・・えーっとえーっと」

【用はおじさんです。的な会話を一人でして居る猫車はさて置き】

大丈夫ですよっ!!九十九神の性質をちゃんと説明すれば解ってくれますよ!!
・・・・なんだったら私もついていきますよっ!!説明だけっ!!

【きゃっきゃ言いながら、少女に視線を合わせようと】
【ピョンピョンはねるこの女】
949 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:56:46.55 ID:kPl4vwSO
>>941
!?……
【その言葉に大きく揺さぶられた】
【……彼女はコレまで友人なんていなかった】
【前にあい友人になった凌子。自分を変えてやると言った強気な女性】
【そして彼…赤木のその言葉に……】

………ありがとうございます
何時になるか……わかりません…けど……速く…足を洗いま…す……
【背は向けているが、声は何処か泣きそうな…】
【自分がこの道に入ってから彼女は自分の死が怖くなかった】
【けど……彼女は…今……】

【そして彼女は何事もなければ去っていくだろう】
950 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:57:34.11 ID:le3GvQAO
>>942

俺は静かな夜の散歩も好きですよ……
まぁ…こんな草原では元々音などしませんが…

覚えて頂けてましたか、嬉しいです
それと氷山…でいいですよ

【ふっと儚げな微笑みを向ける】
【草原を吹き抜ける風が氷山の髪を流していく】

火の国……ですか
あそこは現在あまり治安がいいと言える状態ではありませんが……
どのようなご用件で?よろしければ教えて下さい

【この少年は心配癖なようで】
【眉をひそめて近づいてくる長谷部を見つめている】
951 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:58:08.12 ID:le3GvQAO
/次スレ行きます!
952 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 22:59:23.82 ID:NgfmlfMo
>>949

(あーあ……まぁた我慢し切れなかったか。相変わらず損だな)

【彼女が去る音を聞きながら、内心で少し後悔していた】
【嫌悪感を露わにする必要は無かったのではないだろうか、と】
【少なくとも彼のなりたい”大人”には似つかわしくない】

(帰るか。今日も晩飯もらわねーと)

【そしてこちらも寮へと歩き始めた】

//お疲れさーん
953 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 23:00:24.53 ID:NQ2nkFko
>>937

 【──さあ、この時、何を言ったんだったか】
 【この後に起こった事が少し衝撃的で、あまり覚えていない】
 【協会を生徒自らで何とかしなければならない──そんな旨だったことしか覚えていない】

【──彼は後に、そう述懐する。彼女の名前を聞いた、その時】
【否──彼女の身分を聞いたその時、彼は数拍の間、言葉を失った】


 (……なんだって?)


【──ぽんっ。突如、頭の横に、自分自身を小さくしたような謎の妖精が出現した】
【尤も、それは彼の主観の話。実際には幻想であるのは言うまでもないのだが】
【その妖精は、彼の顔の周りを飛び回りながら、甲高い声で何かを叫んだ】

 【「──うわーハハーイ!よォー兄弟ー、寝不足が祟ったかいィ?」】
 【「あんたまだ夢の中にいるんじゃねェーの? インザドリームなんじゃねーの?」】
 【「いくら疲労が抜けないからって妄想は結構だがよォー、些かメルヘン趣味すぎんじゃねーの?」】

 【「雨の中を麗しき王女様と相合傘とかまたシブい妄想だねコリャ」】
 【「ンなのも程ほどにして、そろそろ現実へ帰ってこいよ! さっさと魔導具を作る作業に戻るんだ!」】
 【「フゥーハハー、魔術協会は本当に地獄だぜゥブハッ」】

【──ぱんっ!】

【青年は、傘を持っていない方の手の甲で、幻想の妖精を払いのけた】
【そのまま、目頭を数度揉んでから、軽く息を吐き出して】

──……いや、これは驚いた……
ルーミア王女……どうりで、こんな──

【──その名を、彼は知っていた。とある事情から世界情勢に関する情報を集めていた時期】
【各国の情勢から、著名な人物に至るまでを、彼は頭に詰め込んでいたのだが──】

【──ゴールドウィン。金の国王族の、其の名──完全に一致】
【暫しの間、目だって表には出さないものの、驚愕に打ちひしがれる彼】

──あ、ああ……僕の研究室でよければ、案内致しましょう
生憎、赤絨毯も金意匠も無い、安い椅子ですが……

【ごくり。一度唾を飲み込んでから、青年は研究棟の方へ案内していくだろう】
【いつの間にか、言葉遣いが敬語へと移り変わり、妙な汗が身体に滲んでいた】
954 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:01:20.70 ID:kPl4vwSO
>>952
/乙でしたー
955 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:05:27.04 ID:3eeFv1s0
/次スレhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1290434601/
956 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:07:42.75 ID:tH93I1wo
>>946

【少しむず痒そうな顔をして彼は呟く―――これを機に好きになってくれるといいな、と】

…そう、難しくなかった?あれのオチは当然兄貴分はそそっかしすぎて行き倒れになって死んでるのは
自分だってことにも気がつかなかったってオチだったんだけど
ぼくはアレのくだりをおもしろくアレンジするのが苦手でさ…長短とか目黒のさんまを見せたかったよ…

【はあ、と息を吐くと…白い息が出てくるほど冷えたのか、と彼は気がついた】
【思えば彼女は重ね着をしている…自分も衣替えするか、と彼女を見てドラは思った】

【…同時に、彼女の顔がなんだか妙な顔付きなのに気がつく】

…ん?どうしたのかな?

…ノビタ君が不機嫌なのは予想外だったね、月音ちゃんに告白失敗した辺りからなんかピリピリした感じにはなってたけど
それにしてもなんか君を見て営業スマイルすらしないんだ…ぼくも心当たりがないよ、大会の本選で戦えなかったのが不満だったのかな…
それどころかシオンちゃんの綺麗な脚とかみたらひどく気に入る気すらしてたよ、ぼくは…ノビタ君脚フェチなんだぜ

【それから、次にテレサの事を応えようとして、こっちは少し不機嫌そうな一面を見せながら呟く】
【あまり、言いたい事ではなさそう、そんな感じには見えない】

テレサちゃんが口うるさい事に関しては…シオンちゃんが気にする事でもないよ、てっきりぼくを信用して任せてくれるかと思ってたのに
”異端狩り”ってのはどうしてあんなに疑り深いのかな、なんでぼくが失敗するって思うんだろう

【目つきが鋭くなる、口元こそ笑ってはいるがこの一点は譲れないとでも言いたげに彼は真剣で必死な一面を見せ始める】

100%なんてありえないってのは分かるけどさ…本当に大切な事のためにぼくが手を抜いたりするもんか
ぼくはこれからも…光の速さで成長していくつもりだよ、いざって時ぼくは君を助けるって約束したわけだしね

―――今でも、君の事好きだからさ

【少し身体ごと横に向き、鼻の頭をかきながらもどかしそうにつぶやいた】
957 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 23:08:24.62 ID:Ja0l5as0
>>944

【聞かされた名前、鮮明に蘇る、血の様な真紅の瞳、ブレザーに染み付いた臭い、風を孕む銀の髪】
【此処までピースが揃ったのならば、未完成の盤をぼうっと見つめ続けるだけ、時間の無駄だ】
【少女の顔のパーツの一つ一つが、体と共にビクリと跳ね上がり、一歩も動いていないのに、胸のポンプは加速していく】

……ビンゴ、みたいね。
あんたも、あの子を助けようとしてる…その気持ちは、凄く判るの…!
…でも、一人で挑むのは、お勧めしない……それに、アレと闘うつもりなら、地面だけは良く見た方が良いわ…ッ。

【憎しみ、怒り、焦り、哀しみ―――負の感情の膨張に従って、黒い魔力は沸々と湧き上がる】
【言葉にも感情を表して、はらりと可愛らしい年相応≠フ声を散らして、言葉を連ね続ける】
【どんな気持ちも、狂気を爆発させる火薬に過ぎない―――台詞と台詞を繋ぐ脈絡が、徐々に希薄になってきた】

……良いのよ、其れが気持ちいいんだから。
血のシャワーと、脊髄のディナー。欲望の侭に生きていれば、私はきっと幸せなの。

【「なかなか満たせないのが、難だけど」―――些かばかりのむくれっ面で、彼女は付け足す】
【気を紛らわす為に、更に首を後ろに曲げて。今度は予測では無く、歪んだ双眸で、月の煌めきを観測する】
【寂寞を感じさせる遠い銀色の光は、何時の間にか殺意を増長する、紅い異界の光芒へと変わって見えた】
【きっと其れは、悪魔の契約にも似て――――少女自身の中で、密かに最後の抵抗を始めている、或る『意思』にも気付かずに】
【哲学者の卵≠ノ、魂を喰い荒された彼女は――――激情に心を灼きながらも、余りに素直で、柔らかな微笑みを、青年へと捧げる】
958 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:10:05.73 ID:PUTjpaQo
>>950

そうねえ、ここでは草の擦れる音すらないけれど・・・・
逆に明かりや邪魔がないから、静かに星を眺めたりも出来そうかしら

ご近所付き合いが大事な所で長い間暮らしていたから、それはもう・・・ねえ?
むしろ私の名前を覚えてくれていた事の方が嬉しいのだけれど
ああそれと、私の事も「サリナ」で構わないわよ、氷山君?

【相手の微笑み、文脈の流れ、理由はどちらとも無く柔和な笑みを浮かべて返し】

治安・・・・ブレイザーシティ一帯なんかは特別そうでしょうね

実は私が行くのもその辺りなのだけれど、知っているかしら
あの辺りの町が幾つも機関に襲われているけれど・・・少なからず難民が居るの
ブレイザーシティは論外、かといって他の町では元手も無いから暮らしていけない人たちが、ね?

そんな人たちを匿うのは・・・・勿論機関に反感を持つ人たち
「レジスタンス」っていうのかしら、数は少ないけれど確かに彼らもまた居るのね――――

【一度そこで言葉を切る――単に、呼吸を整えて話しなおすため】
【おっとりとした雰囲気の彼女にしては珍しく、今夜は饒舌】

―――で、私「対機関連合」の人間でちょっとした便利な“能力”を持っているから
結論は食べ物やそこにある毛布なんかの物資を彼らにお届けする途中、かしらね
959 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 23:11:49.99 ID:zPPa9gEo
>>953
【素晴らしい、とこれが第一の印象。何が?青年の反応である】
【立場が立場、自分自身がどういう人間であれ、この様な反応に遭遇する機会は多い】
【そうなれば、突然慌て始める人間やら特に動じない人間やら、色々と見て来るが】
【流石に、脳内で歴戦の英雄の如き妖精を召喚した人間は初めてだ】
【その妖精が見える訳でもなく、その言葉が聞こえる筈もない】

【だが、一流のパントマイマーが、空間に壁や荷物、エスカレーターを作りだす様に】
【そのフリーズ、虫を払う様な動き。それが、彼女に見せた】

【尤も、この一連の思考は、きっと無意識下に行われたもので】

ええ、お願いしますわ……明日の七時には、おそらく目を覚ますかと
屋根と壁と椅子、それだけ提供して頂ければ、今夜は十分です
赤絨毯も金意匠も、有るならばきっと売ってしまう方が良いですわよ?

【少女は、案内されるに従って研究棟へと進んで行く】

【歩きながら、少女はまた、何となくと言った風に】

そういえば……ダンドクさんは、どの様な研究を?
魔術協会の研究と聞くと、世俗的なものと象牙の塔のようなものと、印象が分かれますけれど

【生活に影響するような実践的技術か、それとも学問としての知識なのか】
【研究の主体、どちらなのかを訪ねてみた】
【おそらく、この手の話には興味が有るのだろう】
【取り繕った表情の中にも、目はやや強い輝きを持っている】
960 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:12:07.65 ID:UdeMa6DO
【路地裏】

………………………
【腰まである白髪をポニテにした、死んだ爬虫類のような半開きの紅い目をして煙草をくわえた青年が、ボーッと空を見上げ佇んでいる】
【青年は黒いパーカーの上にファーの着いた濃い紫のコートを着て、首から蛇を模したネックレスを下げていた】

「…………………」
【青年の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
961 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:19:14.25 ID:lufvlMDO
>>947

――――――――っ

【目の上に移動した爪が恐かったのか、小さく、息を漏らす様な悲鳴を上げる】
【逸れから…静かに成ると、青ざめた顔を見せながら】
【「…ごめん」、と謝罪した。何と言うか、幼い子供の様な性格だ】

【彼の剽軽な言葉に、ぐっと唇を噛んでから】

…こ…この状況で、そんな事を、言う訳無いだろう

【逸れから、数を把握する為に。再び魔翌力感知を開始して】
【―――身体に有る数は、六。孔雀の中に有る、計六個の“負の爆弾”】

…どうして、そんな大量に埋められたの…?
六つ…一つ孵化するだけでも、危険なのに……

【思わず、傷口を抑える手に力を込めながら、問い掛ける】
【―――目の前で孵化した友人の事を思い出し、戦慄して】
【一度、恐れる様に。視線を彼から逸らした】
962 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:20:05.78 ID:le3GvQAO
>>958

そうですね……ここは時間が止まっているかのようだ…

【夜空を見上げてぽつりと呟く】
【その瞳は悲しみ、決意、憎しみと夜空に負けぬ程に黒く深い】

それではサリナさんと……そうですね、一つ屋根の下……
もっと城の皆さんと交流したいものです

確かにあそこはもはや教団や自警団でも手が出せない…
文字通りの要塞になってしまっています…

【息を吐き出しながら肩を少し落とす】

そんな……お一人では色々大変ではないですか?
よろしければ同行しますが

先程も『寂しがりや』っておしゃってましたしね…

【少し悪戯っぽく笑う】
【単純に力を貸したいという意思からの言葉だろう】
963 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:20:18.24 ID:QgRM/0go
>>956

【彼の言葉を聴きながら、彼女は――――……心に壱つ、尋ねてみた
――――けれどもそれに応えは返ってこず、無為へと落とした雫は途中で掻き消えた】


そんなことありませんよ、初体験の私でも、理解できたんですから
素晴らしい腕前だと、誇るべきだと思いますが――――……
……っと、あまり素人がでしゃばらない方が良いですね


【それでも、私は好きですよ――――……と、付け足して、彼女は彼の続きを、静かに聞く】

【否――――静かに、とは語弊が生じる、ビート・パー・ミニットを上げ続ける心臓の鼓動は
今にも破裂しそうなほど、感じてしまう――――……彼の言葉の一つ一つに、背筋を撫でられるが如く、反応してしまう
言葉にできない、この感情はきっと、彼女もまた、彼を愛しているのだ】


大会に関しては――――……私の力不足を、ただただ感じるだけです
だから、いつまた貴方に助けられるか、分かりませんね――――……


【言葉を遮るのは、きっと――――貴方の言葉で、心でもある
千の味を込めたスープを一口、スプーンで救って口内で転がしても、きっと現れる味は片手で数える程度なように
貴方の愛の言葉は、彼女にとっては、幾重にも、解釈できるようで、できなくて】

【裏側を覗くには、少々、彼女は弱々しすぎた】


私も――――……私も大好きです、貴方の事が――――……ですが
それと同じく、大切な人が出来てしまいました


【ぎゅっと、ただでさえ華奢な身体を寄せて、ベンチに座ったまま
彼女はスカートから除かせる白い太股へと、視線を落とした】
964 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:26:45.25 ID:k/dlnYAO
>>957

【そんな少女の様子を見ていた青年は、内心、こんな状況にも関わらず安堵してしまう】
【あの子を救いたがっている人間が、俺達以外にもいたんだな、と】

先人からの忠告、ってやつだね。
解った、その言葉、有り難く受け取って胸に仕舞っておくよ。

はー、取り敢えず、気持ちは解るけど落ち着いて。
その怒りと憎悪を永遠に溜め込め、なんて言わない、殺意と敵意を捨てて全てを赦せ、とも言わないさ。

只、こんな所でその感情を、力を、無駄に爆発させる位ならセリアとやらに出会った時、その顔面に叩き込んでやるのが一番だと、僕は思う。

少なくとも、僕は、そうするつもりだよ。
この苛立ちと憎しみと、あの子を、人を、悲しませ続けてる彼奴を、僕は、何があっても赦さない。

【我慢しろ、なんて言えない、言える訳が無い】
【でも、狂気に染まった瞳から見ても、負の感情に染まった少女の姿は、尚、痛々しくて】
【だからせめて、和らげる手伝い程度はしてやろうと、声を掛けた】
【真逆の効果を生み出す可能性がある事は、承知の上で】

やめてくれ、血のシャワーなんて聞いたら、何だか胸の中で何かが疼くじゃないか。
ああ、畜生、無償に喉が渇いてきたよ、どーしてくれる。

【冗談のように、そう言いながらも、瞳に宿る光は、爛々と煌めいたまま】
【そして口からこぼれる、小さな言葉】

欲望のままに、か。
嗚呼――――――それも、良さそうだ。

【悪魔の誘惑、人と人外の道の最終ライン】
【少女の言葉に惹かれ、踏み出し掛けた自分には、まだ、気付かない、気付けない】
965 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:28:14.10 ID:LSqgRmwo
【公園】

探すと自動販売機って意外と無いものなんですね・・・

【そこに鮮やかな銀色の髪と紫色の瞳を持った、整った顔立ちで胸が大きな少女が歩いてくる】
【アッシュブロンドの艶やかな長髪は緩いウェーブを描いており、こめかみ近くには小さな水色のリボンが】
【長袖ロングスカートの乳白色のフリル付きワンピースという比較的落ち着いた調子の装いだ】
【黒ストッキングとヒール付きの靴を穿いており、首元には蒼く輝く首飾りが】

【公園に入ると周囲をきょろきょろと確認し――】

それにしても人が居ないところは不気味ですね・・・は、早く用事を済ませないと!

【自分で言ってて怖くなったのか、やや駆け足気味に公園の自動販売機の元に小走りで向かう――】
966 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:30:27.88 ID:PUTjpaQo
>>962

【ふふっ、と女性は無言で肯定するかのように笑いを続ける】
【もっとも、金の眼は確かに彼の暗い瞳を捕らえていたが――――】

一度パーティでも開ければいいわねえ、私もお姫様や他の人と会ってみたいわ
何だかんだと言って皆忙しいから中々そういう機会も無いけれど・・・

【馬車に括られた光源――古風なカンテラの明かりを少しばかり弱いものへと変え】
【機関の紋章を否定する刺繍を馬の背から拾い上げて折りたたみ】
【それをポン、と荷台に放りこみ、荷台を隠す蔀を下ろし――――】

お言葉に甘えて・・・・その要塞を落とす準備に行きましょう?
聞かれちゃった通り、私って意外と寂しがりやみたいだから嬉しいわ―――♪

【ゆっくりとした動作で御車台に登って座り、少し横に動いて】
【彼の座る場所を作って其処を示し―――ゆっくりと彼女は手綱をとる】
【氷山が何事も無く乗り込めば馬車は八つの蹄の音を立て、穏やかに進み始めるだろう】
967 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:34:48.94 ID:wVEdmUEo
>>965

……………………………。

【その上空】

【白い服に白い手袋、白いズボンに白い靴を履いたくしゃくしゃの黒髪の少年が】
【ふわふわと浮翌遊しながら少女を見下ろしていた】

―――――――――(ニヤリーン☆

【自販機へと駆け寄る少女を悪戯っぽく笑いながら目で追いかけ、】
【そして少女の背後側上空からゆっくりと近づいていく】

【まだ少女の視界には入っていない】
968 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 23:36:10.66 ID:NQ2nkFko
>>959

 【──勿論、このルーミアという少女が壮大なホラを吹いているという可能性も、】
 【或いは考えられたのかもしれないが──普通の少女とは一線を画すその流麗な佇まいに加え】
 【高貴だとされる紫のドレスと、華美な装飾の鞘が──全く、彼女から浮いていない、と】
 【そのように感じていた青年は、殆ど疑いの余地を持つ事が出来なかった】

【ともあれ、青年が表立って見せたのは、驚愕の沈黙のみだったのが】
【それもどうにか御して、必死に現在の状況を把握する】

(……落ち着こう。滅多な事じゃ、僕は驚かない。そうだろう)
(一晩ぐらいなら、研究の差支えにも──)

──……え、あ、ああ……

そうですね──僕の研究は……
……その両方でもある、でしょう

……普遍的に用いられている科学の部分と、
黴の生えたような古い魔術を組み合わせる事による、異能技術──

生まれるものは、多種多様。何の役にもたたないようなようなものもあれば、
大いなる利益を生む新たな技術の可能性も、また然り……

……実際に見た方が、早いでしょう

【彼はそのように淡々と答えながら、研究棟の内部へ歩みを進め──】
【やがて彼が案内するのは、『第504研究室』と札の掲げられた一つの部屋】

【扉を開いたその向こうは、理系色の強い、白を基調とした研究室であった】
【リノリウム張りの床に、アルミ製のデスクと椅子。何故か、家電製品が大量に散らばっており】
【化学式の連ねられたレポートや顕微鏡があるかと思えば、黒魔術の魔導書もつんであったり──】

【ふと壁に面した棚に目をやったならば、得体の知れない生物の培養液漬けや、】
【『父さん飼育中。解剖禁止』と札の貼られた大きな水槽等の姿が確認できるだろう】

【そのような部屋の中に、彼女へ「どうぞ」と声をかけながら入っていき】

……何もこのような狭苦しい所に泊まらなくとも、
街中に行けば宿の一つや二つはあるでしょう

何なら、今からでも手配致しますよ

【語調そのものは先までと変わりないが、やはり敬語】
【片側の肩だけがびっしょりと濡れた長外套を、ハンガーにかけながら】
【慌しく、散らばっている諸々を片付けながら、背中越しにそのように告げる】
969 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:36:43.23 ID:tH93I1wo
>>963

…素人さんにこの趣味を持ってもらうだけでも十分だよ、ぼくの職業的に考えればさ
最近二つ目になったけど、真打ちは流石に20代のうちになれる気がしないね、本当にすごいんだ
付け焼刃で手に入るような話術じゃないもんなあ…先生たちの落語はさ

【彼女の言葉にしっかりと冷静な言葉で返せているのか?なんだか不安にすらなって来る】
【こういう高翌揚している心の時が一番危険なのだから…ちゃんと冷静に言葉を返さないと】

…だから、約束は守るよ、大切な人なんだから…君を助ける
ぼくだって君に助けられてるんだよ?大会に来なかっただとか勝率が低いだとかノビタ君が君の事でなんか言ってきたけど
言い返してやったよ、シオンちゃんは君よりももっと大事な所で強い芯のある子だよ、キルベルクの一件でのぼせあがってるんじゃないの?ってさ

…ま、その場はちょっと気まずくなったけどもう仲直りしたから心配しないでね

【そう笑いかけて…しばらくして彼女の言葉が耳に響いてくる、大好きです、貴方の事が】
【何とも嬉しい事を言ってくれた、胸がドキドキする…】

【――――が、その後に聞こえてきた言葉が…彼の笑みを消している、同時に…弱弱しい疑問を浮かべた顔へと代わり】

…大切な人が…出来た?



【不安が押し寄せる、なんだか嫌な予感が、自分の事を大好きだと今言ってくれたが…それと同じ?本当に同じなのかな、と】
【嫌だ、その先を聞きたくない…と一瞬思った、でも…ノビタと約束したのだ、これからは強く生きる、と】


…へ、へえ…その人もきっと君の事を本当に大切に思ってる…そう考えちゃっていいのかな?だとしたら…うん
なんて幸せ者なんだ君は、心の底から大切にしてくれる人間が少なくともぼくを含めて二人いるんだから…彼はもしかしてぼくより素敵な人?
責任感の強い人かなあ…ぼくも真剣だけど、もしかしたら客観的に見たらいい加減なままとか言われているのかもしれないし不安だったりするかもしれない
もしかすると…ぼくの入り込む余地もなかったり…するのかなあ…


【ノビタは月音の告白失敗という一見絶望的な状況から立ち直っているのだ、自身の希望となる答えが返って来るかも知れない】
【そう思って、受け止める、シオンは他に好きな人がいるらしい、と】
970 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:37:19.35 ID:le3GvQAO
>>966

もう少し世界が落ち着いてから……ですよね
あの人は…えぇ、お姫様を想像していると面を食らうかもしれません

【苦笑しながら顎に手を当てる】
【片方の瞳はいつも通りの穏やかな茶色の瞳だ】
えぇ、やれる事をやりましょう……
人は誰だってそうですよ……誰だって誰かと居たい…

【微笑みながら背中の巨大な銃剣を抱えるようにして乗り込む】
【馬車に乗るのは初めてなのか、若干ワクワクした様子だ】
971 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:42:24.53 ID:LSqgRmwo
>>967
【とことこと小走りで自販機の前に着く少女】

ハァ、ハァ…

【息を整えながら自販機の方に視線を上げ――】

ふぅ…えーっと、頼まれてたのは…ん?

【人の気配を感じたのか、その場でキョロキョロと周囲を見回し始める】
【上方向にもそれなりに目を配ってるが、"まだ"少年は視界に収めていない――】
972 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 23:42:42.06 ID:14fBUoAO
>>961
ッくく……、――くふ、ふふはっ……
実に面白え反応してくれるンだなァ……
何?こういうのを嗜虐心がそそられる=Aッてえーの?
……もッと苛めたくなッちまう、……よなア

【引っ込めた手で顔を覆いながら、玖雀は抑えきれなかった笑いを欲を口にする】
【しかしながら、軽い口調は先程と全く変わらず。まるで巫山戯ているようにしか思えないだろう、か】
【恐れを抱く様子の女性を指の隙間から覗き見ながら、はてな、と反対側に首を傾げて】

……あーー、コレか、コレは……
ちと説明がメンドォだな……
直接埋め込まれたワケじゃあなくてェ……

【いかにも苦々しげな表情で腕を組み、悩ましげに目を細めて唸っている】
【どうにも込み入った事情があるらしく、暫く思考してから口を開き……】

……要約するとだな、えェと――この、『卵』を埋め込まれたヤツが、孵化せず死んで
でェ、うン……と。その死んだヤツの死体を文字通り喰ッて肉体を得たら、′サ在に至る……と

【……ソレはとても理解し難い説明だったに違いない――筈】
【更に要約すれば、『卵』を浴びた人物の死体を食べたらこの有様……と言うことらしい】
【「簡単に言えば、わたしは人外なワケだ」と、玖雀は後からそう付け加える】

ンで、ソイツが『卵』を埋め込まれたンは、機関員との戦闘に敗北したからその場で実験台にされたンだよ
詳しく話すと長くもなり短くもなり……あァもうめんどくせえッ!これだけで理解しろよ解ッたな!?

【其処まで話すと、強制的に話題を終了させようとしている……】
【口下手や面倒臭がりなことも相俟って、早々に説明を打ち切りたいらしい】

まァ孵化の危険性は今のトコはねーから気にすンなよ

ソレはソレとして、だ。……嬢ちゃんよ、早速本題に移るが――知り合いとかに“魔術師”、居たりしねーか?
わたしの中にある『卵』、コレが邪魔で邪魔で仕方なくてなァ……

【そう訊ねてから、ハァ、と肩を落とした】
【明確な言葉にこそしないが、『卵』が邪魔≠セと言うことは――?】
973 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:46:39.33 ID:PUTjpaQo
>>970

機関が在って、R.I.P.が在って、最近は魔術協会も襲撃されたらしいしねえ・・・・
貴方達Justiceや私たち対機関連合の踏ん張りどころ、かしら

・・・・・・割とじゃじゃ馬さんだったりするのかしら?

【頭の中にあるのは清楚で可憐でetc――そんな“イメージだけ”のお姫様】
【一転、それをじゃじゃ馬に置き換えてみると今一想像がつかない】
【それでもきっと良い人なのだろう、と彼女は氷山の様子からイメージを書き換えて】

そうねえ・・・・貴方は、一緒に居られる人とかは居ないのかしら?

【馬車の乗り心地は人それぞれ―――座るに硬く、僅かながら上下に揺れる】
【だが馬の蹄は耳に心地よく、揺れにしてもサリナ等は楽しんでいる風であって】

【二頭の馬はよく懐いているのか、手綱を握る手も緩くして彼に問いかける】
974 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/22(月) 23:46:57.52 ID:Ja0l5as0
>>964

……顔面? 冗談じゃ無いわ。
手足四本折って潰して裂いて、胸を砕いて内臓を何から何まですり潰して
其の上で脊髄を底の底までぜーんぶ吸い尽くして、頭の骨を飾ってやらないと、収まらない……。

【此れだけの内容を、一切声を詰まらせず、切らず、流れるように言い放った】
【ただ、物騒な事を口走って、気持ちを落ち着けている訳では無い―――常に考えている事だから、直ぐ言える、脳から引き摺りだせる】
【また狂った、と嘆く必要は無い――――青年の努力で、少なくとも此の場を修正する事は、砂漠に金の粒を求める様に難しい事なのだから】
【寧ろ、逆上して、蜘蛛の捕食肢と、身を凍らせる様な毒と、地獄まで垂れる糸を向けられなかった事が、賞賛に値する】
【些かばかりの誇張はあるが―――それほどまでに、凄絶な狂気に支配されている、と理解していただきたい】

…そこの死体、まだ生だと思うわよ?
寧ろ、食肉の熟成を考えたら、まだ食べ時ですら無いって考え方もあるかもしれないし。

……因みに、私の血肉は、多分毒。そして美味しくも無い。
河豚みたいに、努力してまで食べるモノじゃないわ、多分。

【賛同を得られた彼女の顔は、益々綻ぶ―――年頃の少女の笑みは、野菊の様に美しい】
【されども、その口から飛び出す誘惑の句の数々は、最早拡がって往くだけの、病原体染みた狂気を如実に表している】
【彼女にとって、自分の事を好きにならない人間は、屠殺場の豚にも同じ―――ただ、命がけで抵抗してくる、其れだけ】
【相手の選択肢を狭める台詞を無意識に選んで、怪物≠フ言葉は青年の耳へと飛びこまんとしていた】
【――――……もっと、もっと、もっともっともっと。毒蜘蛛は、『理解』を、渇望している】
975 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/22(月) 23:49:35.21 ID:zPPa9gEo
>>968

成程……故きを温ねて新しきを知る
それに加えて畑の違う既存の技術を掛け合わせたものですか
使えないからとそれを捨てるのは、余りに不経済。使えるならば使えば良い
そうすれば、きっと新しい何か―――

――――――家電?

【この邂逅で既に何度目かは分からない、少女の御高説】
【それが、研究室の扉が開いた瞬間、やや裏返り気味の声で中断される】
【表情を変えないように努力はしているのだろうが、眼球が右に左に動きまわり】
【でもやっぱり、家電製品の所にまた向かい】

【レポートや魔導書の類にも、その目は向けられるのだが】
【それより異常な吸引力を発揮している、『父さん』の水槽】
【良く分からない生き物は培養液に。増えるのか?】
【落ちついた佇まいとは対照的、博物館か動物園にでも訪れた子供の様に】
【兎角、視線は一所に留まろうとしなかった】

【中へと案内されると、「失礼」と頭を下げつつ】
【部屋の中央まで進むのだが、首が向いているのはやはり家電製品】
【あまりそういう物を使う機会が無い、というのも有るのだろうが】

………いえ、それには及びませんわ
この様な場所、だからこそ良いのです
何分、公式訪問という訳でも有りません。私個人としてですから……
宿を取ると、些か動きにくくもなりますので

……それより、この家電製品は…………えーと
これが、科学と魔術を組み合わせた―――異能技術、ですか?

………家具を買うかの様に、魔術が購入出来る時代、来るのでしょうか

【家電なら、使い道を知らない事は無い。あまり使わない、というだけだ】
【だが、それに魔術が組み合わされたとなると専門外、とても想像が付かない】
【一般に、魔術が普及するのか。何となく、感慨深そうにも聞こえる声だった】
976 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:54:53.99 ID:QgRM/0go
>>969

【――――……それはきっと、開けてはならぬ匣のようで
開けなければ――――今までの、仲の良い友人でいれただろう、きっと――――これからも
それでも、これは、開けなければ、踏み出さなければいけない、一歩】

【踏み出す一歩は重く、それでいて大きく在った】


……少なくとも、私は――――大切に思っています
軽く、聞こえるかもしれませんが、その言葉は、貴方に向けた言葉と同等に、重いです
――――……それに、何より……っ


【止め処なく溢れる言葉は、涙にも似て――――……止める術も無ければ、方法も見つからず
それでも何とか、彼女は言葉を選ぶ、今の心の色を――――十色のグラデーションで染まったその色を
明確にあらわす言葉を、捜し続けて】


私は、今まで――――……人と触れ合ってこないで生きてきました
――――かつて、ロゼに乗っ取られた時、ドラや……他の皆が、助けてくれたおかげで――――気づくことができました
だからこそ、私が貴方を思う気持ちは、きっと特別なものだと思っています


でも、同時に――――……貴方は、憧れなんです

いつの間にか、そんなに身長が高くなって
   いつの間にか、そんなにも大人らしくなって
        いつの間にか――――私の知っている、貴方ではなくなってしまいました

身勝手かもしれませんが、貴方には、憧れとして、指針として、在って欲しいんです

入り込む余地なんて――――……私の心の特別な場所に、既にドラの席は確保されてるんですよ?


【くいっと、顔を上げた――――交錯する紫苑色は、薄い膜を張ったように、水面を通して覗いてるように
どこか、色を薄めていて】
977 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:55:21.10 ID:le3GvQAO
>>973

はい…我々が倒れたらそれこそ終わりですね……
魔術協会に至っては内部からの襲撃らしいので、難しいですね
彼らは彼等で自警を始めてはいますが

まぁそれは会ってからのお楽しみという事にしておきますね…

【苦笑しつつ視線を向ける】
【機械的な眼帯はその無機質さから冷たい印象を与えるかもしれないが】

俺も放浪癖があるもので……義妹も好き勝手にしてるようですし
まぁ此れからの身のふりも落ち着いてからですかね…

【初めての馬車の揺れに対して戸惑ったように銃剣を強く抱える】
【まだ少し緊張しているのかもしれない】
978 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:55:50.71 ID:wVEdmUEo
>>971

……………うっ

【少女が辺りを見回し始めたのを見て、】
【夜風に掻き消されそうなほどの小さい声で息を詰まらせる】


――――、――――――――――――。

【そのまま、そうっと注意深く少女の背後に近付いていき……】
【少女の頭の真後ろ、5センチほどの所まで来て、停止】

【真横を向くくらいでも、白い服を着た「誰か」が直ぐ真後ろで浮翌遊しているのが目の端に移るだろう】
979 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:57:10.52 ID:H2.lpwDO
【公園】

………――――

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートのその顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、ベンチに腰を降ろしたまま眠りこけている】

【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】
980 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:03:42.01 ID:X0Mi1hso
>>977

へえ、内部から・・・・それは対処に困るわよねえ
私も時間さえあれば一度お手伝いに、とは思うのだけれど・・・・

――――・・・・そうね、楽しみはとっておくべきだもの

【フッ、と最後に一度口角を上げると視線を前方へと向ける】
【暗がりの向こうには幾つかの明かりが見えるが―――正しくそれは火の国である】

若いうちは何処へでも行った方がいいのよ、私放浪癖って素晴らしいと思うわ
そうやって色々と見るうちに身の振り方だって自然と決まるのだし・・・・
いつか素敵なお嫁さんでも見つかるといいわね〜?

【そこまで行ったところで、彼女は馬を繰るための手綱を御車台へと置いて】
【不意に大樽のひしめく荷台へとその身を進め―――何か、「ごそごそっ」とし始める】
981 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:04:42.75 ID:PhpkkYko
>>978
・・・?

【元々静かな夜の公園、詰まる息――】
【その上近づかれれば気配に敏感だった少女が気付かないはずも無く】
【徐に首を回して背後を確認しようとすれば―――】

――――ひ

【―――硬直は一瞬、静寂は刹那】

ひゃあああああんっ!!?

【それが人だと認識した瞬間、がばぁっ!と身を回し、即座に自販機の陰に駆けこんで身を隠してしまう】
【ついでに反応したときに、思いっきり右腕を人影に振り回している――
位置取りによってはやたら力の入った裏拳を当て逃げされることにもなりうるだろう】


982 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:06:05.97 ID:WRcEdoAO
>>974

四肢を削ぎ落として動けなくした後、野犬の餌にしたりするのも良いかもね。
今まで散々世間に迷惑を掛けたんだから、最後くらい世間の役に立って貰わないとさ。
あ、じわじわと死なせるのが好きなら、死なない程度にズタズタに引き裂いた後、屍肉を喰らう虫の中に叩き込んで蹂躙させるのも楽しそうだね。

……あ、そうだ、君が先にセリアとやらをしとめても、僕が一発殴る分は残しておいてよ?

【くくく、と、普段の青年からは想像もつかない、小さな笑いを口に含み、殺し方を提案する青年も、またどこか歪んでいるのだろう】
【取り敢えず、無作為にブチ撒けられる憎悪の向きを、少しでもセリアに向けられたのは万々歳といった所か】

成る程、その発想は無かったよ。
でも、肝心要の血は抜けきってるみたいだし、今回は遠慮しようかな。

【とまで言い、必要ない、と言いたげに死体を見下ろした後】
【少女の言葉に、思わず笑みを、歪んだ、黒い笑みを浮かべ】

……はは、君は食べないよ。
折角、気の合う人間を見つけたのにそんな事はしない。
わざわざ楽しい時間を送る機会を潰すなんて、勿体ないにも程があるじゃないか。

【淡々と語る青年も、少女に誘われるように、段々と深みに堕ちてゆく】
【当然か、狂気と狂気の歯車が絡み合い、廻ったのだ、廻ってしまったのだ】
【連なる歯車は互いの回転を加え合い、更に、更に、加速してゆくのだろう】
983 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:08:06.53 ID:d2Qyz6Mo
>>975

──ええ、本当に新しいものばかり生まれますよ
硬貨の裏と表の模様を入れ替える魔術や、
……一番最近にできたのは、カタツムリをミカンの皮に変える魔術でした

【部屋の隅──角に合わせる形で配された革張りの黒いソファと、テーブル】
【休憩用に置かれたそれが、きっとこの部屋の中にある家具の中で一番高級なもの】
【ようやく目ぼしい所の片付けを終えた彼は、それを指し示しながら、ルーミアに向けて告げて】

【王家をお受けするのに、果たして本当にこんな所で良いのだろうかとは思いつつ】
【本人の言葉と、そして目を輝かせる彼女を、ここまできて無理に追い出す訳にも行かず】
【なにより研究者として、興味をもたれるのは非常に嬉しいことであった】

【案の定、彼女が家電のことについて触れると】
【彼は僅かに、その口の端をにやりと吊り上げて──】

……その家電が、気になりますか
それは────


 ────『超家電』です


【ずばん。どや、とでも言いたげな顔で、そう言い放った】
【『超家電』。なんのこっちゃ、であるが、本人は至って真面目】

そう……今、僕が力を入れているのは、
──無能力者の大衆でも使えるような、魔術

……元々は、『外』で起こる組織的破壊活動に対抗するための策でしたが
……もしかしたら、この『内部』でも、使う必要があるかもしれない……

尤も、家電化のアイデアは、僕のものではないですが──

【──と、そこまで語り終えた所で】
【「紅茶で良いですか?」と尋ねながら、給湯を始めた】
984 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:09:34.54 ID:d2Qyz6Mo
>>983
//おっと追記訂正
//カタツムリ云々の後、

……さあ、片付きました。どうぞ、おかけになってください

//との一文を付け加えてくださいませ
985 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:11:07.29 ID:7TrUraso
>>981

【極力物音を立てず、少女の背後に回り込む事に成功】

っ―――――――――――

【そしてまさしく、大声を上げて少女を驚かせてやろうとした瞬間、】

―――ッんぷっ?!!

【顔面に少女の裏拳が美しくクリーンヒット】
【そのまま過剰なほど派手に少年から見て右手へと数m吹っ飛んでいく】


………って、いてて………!
……ちょっとー、なにすんだよーッ!

【地面に伏した状態から頬を擦って起き上がり、】
【子供っぽい怒りの声を上げる】

【少女からは「よくわからない白くてふわふわ浮かんでた物がなんか怒ってる」ように聞こえたかもしれない】
986 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:13:02.35 ID:iFyUbEAO
>>980

彼等はあまり“外”の介入が好きではないようですから
何かやましい理由でもあるのでしょうかね?まぁ今度様子を見に行くつもりですが

【考えるように腕を組んで顎に手を当てる】
【馬車にも大分慣れたようで見えてくる明かりをまじまじと見つめる】

そうですかね、確かに旅は色々な発見や出会いがあっていいです、ですが
それと同じだけ悲しみや戦いもあるのが、今の世なんですよね

それは何時になるのやら……

【少し顔を赤らめながら苦笑していたが】
【国境も近く、敵地も間もないと悟ったのか、顔が緊張で強張る】
987 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:17:12.05 ID:ha.Gu9Qo
>>976

【謙遜する、あるいは自覚がないのだろう、自分はシオンが思ってるよか凄い人間ではない】

そんな…そんなの、大げさだよ…!何言ってるのさ!
ぼくは…20歳になって、お酒も飲めるけど…まだまだ大人になった気なんて全然してないんだ…!
酒にも飲まれるし、セクハラ癖も治らないし、いつまでたっても変わらないよぼくは…変わらず隣で輝く男なんだから!

…背だって…そりゃあいつまでもチビでなんかいたくないよ…ぼくだって

【手が、指先が震える、唇をかみしめる、自分の事を特別だと言ってくれるシオン】
【でもなぜか安心できない、何故?もしかして同じくらい大切な人に負けてしまっているのではないかって思うのだ】

【憧れとか、指針であるとか…それよりももっと欲していた感情が顔の見えない凛々しい男に向けられている気がしてならないドラは…抑えてられなかった】
【いつものように余裕に満ちた、人を喰った性格のドラではなくなる】

…ぼく、最初はシオンちゃんはなんともからかいがいのある子だなって思っていたんだ、珠音さんたちの結婚式の時も…きっと仲良くなれる人だって思って
そしたら…ロゼの話を聞かされて…そしたらぼく、きみがこれまでどれだけ苦しい想いをしてずっと生きて来たのかなって思うと苦しくなって…
すっごく助けたいって気持ちが膨らんで…その時に、君が言ってくれた…大事なパートナーだって言ってくれた時…とても嬉しかったんだ…

【かつての3人の親友と双子の姉、遊び相手はその4人しかいなかった、性格も決して良くなくコミュニケーション能力に欠けた彼】
【そんな自分に、そこまで心を許して、信頼してくれた事がとても嬉しかった】

…死に物狂いで…ロゼの呪縛から君を救いだしたかった、自分でも驚いた、目の前の百花繚乱巨乳美女より奥で待っているきみの事しか目に入らない
こんな気持ちをなんて言うかを教えてくれたのは織守さん…これ、懸想、恋って言うんだね、きみとずっと一緒になりたいって気持ちの事をそう言うんだね
ぼくが辛い気持ちになった時に助けてくれた時…本当にうれしくって…あのシチューおいしかったよ、本当に…!

【心の内を、飾らない自分でどんどん吐きだしていくドラは…目元に涙さえ浮かべ始めている】
【これがドラの本当の『必死』の時、彼の嘘いつわりのない心なのだろう、言葉はまだ続く】

…ぼくは…きみが思ってるほどすごい人間なんかじゃない、おばあちゃんの足元にも及ばないし、ぼくよりも諦めない事をずっと知ってるノビタ君の方がすごいって思う
そんなぼくでも…きみがいてくれたら本当に強くなれる、エゴかもしれないけどそんな君の事を…好きで好きでしょうがなくなってた
そのために…未熟な自分から成長出来たらいいなって…ずっと思ってた…!

…やっぱり…ぼくにはきみが必要だよ、ぼくはきみのよく知ってるダメなままで…今それを少しづつ変えたいんだ…そのためにやっぱりぼく、きみが必要だ
ぼくはやっぱり君を愛してる…!いつか言った結婚の話は本当の気持ちで言った…
これからもぼくはきみと一緒にこの困難が待ち構える人生を…並んで歩いていきたい…!


…きみの事が…心から大好きだ!ぼくにはもう…君の事しか見えない!
きみの事が必要だ…!だから…どうか、ぼくと一緒に…助け合って生きてほしい…!

【頭を下げて、深々と下げて…悲痛なほど必死に彼は訴えかける】

【ああ、これが親友の抱いていた気持ちなのか、と…どこかで納得しながら】
988 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:17:31.56 ID:PhpkkYko
>>985
ごめんなさいごめんなさい…!

【自販機の裏に隠れたまま呪詛の様に謝罪の言葉を呟いている・・・
怖がりなのだろうか、相当に驚いたらしい】

・・・うう・・・?何・・・

【しばらくして、恐る恐る自販機の陰から顔だけ出して、周囲の様子を伺って】

ひっ!?ごめんなさいごめんなさい!

【怒りの声に身を強張らせる――というかまた自販機に隠れてしまう】
【その様子を見ればわかっただろうが、この少女凄く涙目である】
989 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:17:36.80 ID:uDhsRoDO
>>972

……、……サディスト……

【――――…なんか言ってやがるぞ、こやつ】
【恨めしそうな視線を彼に送り―――逸れでも、先程の恐怖はしっかり染み付いているのか】
【やや身を強張らせ、怯えながら話を聞いていたが】

……え……主人を、食べた?
人が……!?
……り、理解しろって、もっと説明してくれないと、分からないよ!

【れもんは こんわくしている! ▼】

……えっと、要するに
亡くなった主人の卵を、そのまま引き継いだって事……?

【彼の話から推測しつつ、おずおずと答えて】
【「安定している」の言葉を聞き、ほっと安堵した様子だった】

――――――…魔術師…

【その言葉に、長考する】

(“魔術”を扱う人は、確か居たとおず思うけど……)

……、確か……木蓮……?

【他にも、思い付く人間は居たが―――魔術を扱えると、自分に言った、あの少年】

……僕の同居人の子が、使えた……筈

【朧げな記憶で、ぽつり。そう返答した】
【「…多分、他にも居たと思うけれど」、と自信なさ気に補足して】
990 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 00:21:38.79 ID:K9sUvHco
>>968
【青年の心中にさらりと浮かんだ洒落、聞いていたらどんな顔をしたのだろう】
【それも知らず、示されたソファに、当然の様に腰掛ける】
【他人の部屋で、最良の家具を占拠する】
【あまり抵抗を感じないのは、仕方が無いと言ってしまえばそれまでか】

硬貨の表裏を入れ替える魔術?それはこの世界始まって以来の大魔術ですわね
表の絵柄と裏の絵柄は普通は定められている。ならば、それを入れ替えるには?
そう、世界全ての人間の認識と、硬貨について記載された文献
更には、デジタルのデータに至るまでを完全に改ざんしなければならないのですから

……ですが。本当にそうなったら、誰も気付いてはくれませんわね
表と裏を入れ替えたいなら、指ではじいて引っ繰り返す事をお勧めしますわ
それより、今は……

【青年が冗談を言っている、少女はそう受け取ったらしく】
【可能な限りの拡大解釈を、大真面目な顔で並べて見せた】
【それが終わった瞬間に浮かべたのは、普通の笑顔】
【整えられた様子もない、普通の笑顔である】

…………『超』が分かりませんが、家電なのですね
成程、能力を持たず魔術の知識が無い者でも使える
魔術を科学技術と同列に高める………と言えば良いのでしょうか

【此処までなら、和やかな談笑で終わったのかも知れない】
【だが、少女の表情は、再び『余所行きの笑顔』に変わった】
【そのスイッチは、青年が語った「策」という部分】

……組織的破壊活動に対抗する者が、力無き大衆
これまでの世界は、その様な発想を余り生みだしては来ませんでした
精々が自警団か、一般から戦力を募る六王教団
それも、戦闘訓練を経て、初めて真っ当に戦う事が出来る

………鍛錬を経ず。する時間も無い?それとも、する場所と方法が無い?
どちらにせよ、その『超家電』は………

数十数百では足りない。そして、何処かへ運ばなくてはならない
そう、私は思うのです。違いますか?

【揃えた両膝の上に手を重ねて、首だけ傾げて青年に向け】
【「少々、猫舌ですの」。紅茶自体は、飲むらしい】
991 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 00:22:28.05 ID:K9sUvHco
/>>990安価ミス、>>983-984
992 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:22:49.54 ID:X0Mi1hso
>>986

魔術って、“便利で凄い”以外にも“密教的”なイメージがあるのよねえ
案外とんでもない隠し事をしていたらそれが暴れちゃったとか・・・・流石にドラマの見過ぎかしらー

【がさがさ、ゴソゴソ―――なにやら物色を続けながらも言葉は返す】
【そして丁度言い終えた辺りで音も止み――――】

【―――不意にパサリと、氷山の背に一枚の毛布をかけようとして】

それが人生だもの、喜びや楽しみだけで生涯を終える生物なんて存在しないわ
「喜怒哀楽」があってこその旅、私なんかは旅の最初で躓いちゃったけれどもね?

何時の日か出会いはあるわ、チャンスと見たら一気に攻めるのが手よー?

【この女性―――見かけこそ20代ほどだが、どうにも話す内容は古臭い】
【違和感を感じるか否か、それもまた馬車の乗り心地と同じく人それぞれ】

【当人は何を気にするでもなくその手に二つの赤々とした林檎を携えて】
【内一つの熟れた果実を青年へと無造作に差し出していた】
993 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:26:40.43 ID:i4LhVn20
>>982

……殺さないで持ち帰るの、苦手なんだけど…。
まぁ、良いわ。余裕が有ったら、そうする。

【「あ、意外と良い趣味してるのね…」―――最後に添加された言葉は、余りにも軽々しく紡がれる】
【若しも彼女が、本気で誰かを殺す時が来るとすれば、其の時には死体≠フ保存状態には、期待しない方が良い】
【――――わざわざそんな書き方をしたからには、殴る手ごたえを実感できる状態が、残っているとも思え無い】
【彼女も、重々承知している―――其れでも、多少後ろ向きながらにも肯定したのは、ひとえにその優しさ′フで】
【……現代美術だの、ニューウェーブだの、無理に褒め称える題目を付けてやる事にすら、余りに歪んだ図像でも、それは優しさ≠ネのだ】

そうね、流石に落ちた血を舐めるのは御勧め出来ないわね。
合理性に於いても、衛生面に於いても、越えてはいけない一線を越えてる。

【越えてはいけない一線=\―――彼女が、絶対に口にしてはならない禁句の一つだろうに】
【自らの狂気を発見できないと言う、或る意味最もポピュラーな狂気に心を埋めつくされた彼女は、冗談めかせてそう言った】
【――――……暗闇に浮かぶ嗤いの仇花は、すでに二つか】

………アハハ、それもそう、かしら。
良いお友達ね、私たち…。共通の目的が在るのは、素敵な事……。

…ところで、貴方の名前は?
私は、「キョーコ・ミハイロフ」……まぁ、こんなモノよ。

【笑顔に重なる笑顔、上塗りされる狂気―――噛み合ってしまったのだから、もう止まらない】
【幾ら対象が悪人とはいえ、それは血は凍り、日も陰るほど昏い感情。幾ら相手は選んでいたとはいえ、結局は人外のモノ】
【気が付けば、「あんた」は「貴方」に……同調率を増していく異常性の中で――――キョーコは、青年ならば、自分の姿を受け入れると、9割9分確信した】

【彼女が、名乗るとき―――その小さな体は、純白の糸に包まれて、すぐさまその糸も雲散霧消して】
【妖精めいた小柄な影の代わりに、其処には身長2メートルは優に在る、黒と桃に彩られた、人型の蜘蛛の化け物が居た】
【表情は、誰にもわからないが――――きっと、爽快な笑顔を作っていて。8つの単眼は、可能であればウィンクでもしていた筈だ】
994 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:31:50.36 ID:iFyUbEAO
>>992

いやですよ“大昔に世界を滅ぼした超古代兵器”とか復活したら……
まぁその辺りも少し調査するとします

【毛布をかけられキョトンとしながら冗談を口にする】
【緊張もいくらかほぐれたようだ】

俺自信もあまりそうゆう浮いた話があるほど余裕はないので
でも、城の人達も……街で暮らす人々も、皆が大切な存在です

そういえば、こないだ食べ損ねたんでした

【微笑みながら受け取り一口かじる】
【『うん、美味しい』と、頬張りながら頷く】
995 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:32:04.21 ID:7TrUraso
>>988

もーっ、痛いじゃんかー! 突然何さーっ!

【どう見ても自業自得です本当にry】


……………?

【大きな声で文句を垂れていた少年だったが、】
【少女の怖がりように首を傾げ、】

………もしもーし?

【様子を窺うように何もせず近寄ってみる】
【付け上がる一歩手前である】
996 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:32:54.81 ID:/GjqrX6o
>>987

【嬉しい、って思ってしまう――――……心が、揺れ動く
今にも、貴方に身を任せてしまいそうで――――……】


っ――――……


【でも、瞼の裏に浮かぶ――――映像は、その、哀しそうな表情は
彼女の心を、ぎゅうっと、締め付けて――――……】


でも、やっぱり……もったいないですよ
ドラはきっと、自分の事が分かっていません、その大きな能力を、広い視野を
私なんかで埋めてしまっては、勿体無いですよ


【視線を下に向けて、彼と交錯せず――――……一方通行に、落とされた視線
言葉はきっと、貴方と――――彼女へと向けているのだろうか】


――――……最初、貴方と会ったとき……私はまだ、右も左も分からない小娘でした
全て自分で出来るって信じていて、貴方とは逆に、仲良くなんてなれないって、思っていました
でも、そんな私を変えたのは、貴方です

だから――――……貴方がいたから、今の私になれて、同時に、貴方がいたら、これからの私にはなれないんです


【あまりにも、紡ぐ言葉は重く、伝えるには――――彼女を、ぎゅぅと締め付けて
でも、きっと――――これは、言わないといけないこと、だから――――……】


貴方の側は、暖炉のように暖かくて、思わず、うとうとって――――甘えたくなるようで――――……
――――だから、ごめんなさい


【願わくは、このまま――――視線を交わさず、去っていきたい
――――その目を見たら、とどまりたくなるから、撤回したくなるから――――……でも、ソレは同時に
同じくらい、キツイ別れを、経験しないといけないことになるから】

【――――……そっと、立ち上がろうとする】
997 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:35:14.37 ID:0gzI2gAO
>>989
うッせ被虐待嗜好患者めッ。

【 えっ 】
【要するにマゾヒストのこと(?)。大人げなく言い返しやがった――!】
【恨めしげな視線に返すは、けんもほろろと言ったドライな態度】
【女性の分からない、との言葉にわずか落胆しながらも、玖雀は最終的に深く頷いて】

そーそォ!そーいうこッたア!!
物分かりがズイブンとイイじゃあネエか、嬢ちゃんよォ!!

【満足そうに二カーッと笑むと、やや強めに女性の頭をポンポン叩こうとする】
【叩かれても恐らくは痛くないだろうし、避けようと思えば避けられる筈だ】

【その動作の如何に関わらず。玖雀は立ち上がり、再び腕を組んで“ふゥん”と相槌を打つ】
【高い位置からの視線は少々不快にも思うかもしれないが、玖雀はジッと彼女を見詰め続けていることはない】

……ンで、嬢ちゃん知り合いの魔術師が、「木蓮」――ッて名前、かァ
うし、適当に探してみッかなァ……あァ、あと、「レイド」ッてヤツ知らね?
何でも『卵』の破壊が出来るとか出来ねーとか、聞いたことがあンだけどよ

【二つ目の問い掛けは、その名を持つ人物についてのこと】
【其処らに捨ててあった仮面を拾い上げ、装着しながら女性へと尋ねる】
998 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:38:49.69 ID:PhpkkYko
>>995
は、はいっ!

【呼びかけられてびくんっ!と身を震わせる――身体隠してるけど】

【――それから、静寂の中でたっぷり数秒の空白を置いて】

【ひょこ、と再び少女が顔だけを自販機の陰から出し、恐る恐るといった様子で少年の方に視線を向ける】

・・・えーと、あ、あの、ごめんなさい・・・

【消え入りそうな調子で震えた声が紡ぐのは、何度目か分からない「ごめんなさい」】
【表情は相変わらず涙目で、白い肌はほんのり紅潮している――惚れたわけではないことは言わずもがなである】
999 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:42:28.51 ID:d2Qyz6Mo
>>990

……──くくっ、あっはっは……
金の国の王室では、冗句のお作法も習うのですか?

【まさか、そのような返しをされるとは青年も思わず】
【社交辞令的ではない、心底楽しそうな笑いが青年から漏れた】
【王室の少女ともあれば、さぞ真に受けてくれるだろうと思っていたのに、と】

 【──穏やかな時間だった】

ええ、その通り……
魔術をより身近な存在へと、昇華させる事……と言えば、尤もらしいでしょうか

せめて、悪しき意思により振るわれる異能の暴力から、
無辜の人々が、身を守るための手段としての魔術を──

【──理屈っぽい研究者としての面が諸に出て、何処か硬い口調になっていく彼】
【そうして、背中越しで彼女の話を聞きながら】
【紅茶の用意が間もなく整おうかと言うその時──】


 ────…………


【──ぴたり、と。その手が止まった】
【少女の表情が変わったのは、見ていない】
【しかし──その、あまりに鋭い言葉が、暫時の沈黙を生む】

………………

……仮に、そうだとして
それが、金の国の王女様に、何の関係が御ありでしょう

【彼は表情を整えると、やがて振り向いて──】
【紅茶を注いだティーカップを、彼女の前に置く】
【笑みは消えていた。普段どおりの、何処か眠たげな、茜色の瞳】
1000 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:43:30.48 ID:X0Mi1hso
>>994

あらー、ロマンがあっていいじゃないの、私そういうの好きよ?
でも実際復活しちゃったら迷惑よねえ・・・・調査、頑張って頂戴ね

【柔和な笑みはそのままに、やや目尻の垂れる瞳はいつしか近付いた無数の明かりへ】
【暫くすると手綱をクイと引いて、道から外れる形で何処かへと進んでいく】
【多少目がよければ見えるのは――――恐らくは機関の手によるものだろう、廃墟の一つ】

浮いた話も多少は無いと人生色褪せちゃうわよー?
・・・・・それにしても、貴方って随分と優しい人なのねえ

“私謹製”だから味と品質はとっても自信があるの
それも「そう」なのだけれど、支援するにしても本当に能力って役立つわよねえ

【やがて焼け果て、崩壊した大通りで二頭の馬は歩みを止める】
【ここが受け渡し場所という事なのか―――探れば、幾つか人の気配を見つける事もできるだろう】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【〜挑戦者騎乗男〜】そろそろ本気でねーちゃんを支えたい8発目【プロジェクトB】 @ 2010/11/23(火) 00:33:39.39 ID:088Kp6Q0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1290440019/

けいおんSS 雑談スレ Part7 @ 2010/11/22(月) 23:57:19.86 ID:U46D4IAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1290437839/

そんなことよりを使って話題を上書きするスレ @ 2010/11/22(月) 23:48:14.39 ID:uVHAXESO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1290437294/

受験生のこの時期なのに好きな人がいてやばい @ 2010/11/22(月) 23:37:56.84 ID:IUxfcSQo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1290436676/

なあ、正直腐女子どう思う? @ 2010/11/22(月) 23:32:11.74 ID:ObpFNPU0
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