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厨二能力を授けようじゃないか。貰ったら―― - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/09/04(日) 02:57:47.78 ID:jh2Lx8D2o
それ使って闘おうぜ



厨二病患者隔離スレへようこそ
そしてこのスレを開いてくれて有り難う
ルールを読んだ後は厨二妄想を爆発させよう

【基本ルール】 荒らしは全力で華麗にスルー!
※荒らしに反応した人も荒らしです。

チート無双、無理やりな防御&回避、確定攻撃は禁止
※1 酷い場合はそっと言ってみよう
 ただし煽るようなキツい言い方は好ましくないです。
※2 たまには攻撃に当たりましょう
 いつもと違うスリリングな闘いをしてみよう!

老若男女に人外キャラまで自由にどうぞ!
※好きなキャラを演じてスレの世界を楽しもう☆
 ただし鬼だから怪力、天使だから空を飛ぶ等は勿論なし!

一言「書き込む前に更新すると幸せになれるぞ!!」

――キミはもう 目覚めたかい――?

只今の能力授与スレ→http://yy72.60.kg/test/read.cgi/vipdetyuuni/1312249825/
@wikiURL→http://www26.atwiki.jp/vipdetyuuni/
vipが落ちてるときは避難所へ→http://yy72.60.kg/vipdetyuuni/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/09/04(日) 17:53:15.56 ID:IhWtEsiJ0
>>1

前スレ→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1314497705/
3 :【全瞑心感】@wiki :2011/09/04(日) 22:56:09.34 ID:4WayE/R90
>>1
4 :【三竦之一】 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 22:56:13.24 ID:IhWtEsiJ0
前スレ>>997

「ん、あぁ。そうだな。生きてて良かった」

【急に沈んだ様子で語る女を見て曖昧に頷く。なんか妙な奴に出会っちっまたなーと思わないでもない】
【まあ今まで散々変な相手と向き合ってきたので、別に今更どうってことは無い。自分に危害を加えなければそれで十分だ】


「当たり前だ、俺様の頑丈さ舐めんなよ」
「あ、コレくれんの。サンキュー」

【伊達や酔狂で不良と喧嘩三昧の日々を送っていた訳ではない。多少は鍛えているので、打たれ強さには自信がある】
【流石にもう一度あの高さから落下するのはご勘弁願いたいが。くれるという物はありがたく頂戴する、遠慮なんかしない】


「あー、お前そりゃ勿論……なんでだっけ?」

【相手が離れたので、自分でハンカチを押さえながら上体を起こす。ひんやりしていて気持ちがいい】
【しかし落ちた衝撃で前後の記憶が飛んでしまったようで、痛む頭を抱えて悩んでいる】


「あぁ! 思い出した。なぁアンタ、ここって何処だ? 教えてくれよ」

【思い出した、正確には自分がなぜここに居るのか分からないことを思い出した。ややこしい】
【慌てて立ち上がると女に詰め寄り、真剣な顔で質問する】
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/04(日) 23:04:30.07 ID:2tWKu2Zlo
前スレ >>1000

「…そうだな」

【とりあえず肉の方へ目を向ける】
【多少、焼けすぎてはいたが食えないわけでもない】
【とりあえず手近な串を手にとって】

「…ほら」

【再び差し出す】
【薬で抑えたため治ったわけではないのだ】
【彼の中ではごく当たり前の行為でしかない】
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/09/04(日) 23:10:19.96 ID:alo5AG8yo
(過去英雄さんいらっしゃいますか?)
7 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/04(日) 23:13:49.44 ID:EzXTAbyzo
>>5
【――――がくっ――――思わず首を思いっきり項垂れさせてしまった。いや、がくっとさせてしまった】
【シリアス的な雰囲気が流れた後ならば相手も何かしらの考慮をしてくれると考えたのだったが、依然、依然、変わらなかったのだ】
【しかし、更に深く考えてみればこれが一番無様では無い気もし、他に最良の方法が考えられないのもある。忌々しい】
【止めておくか。ここは今にも鳴りそうな腹を黙らせて耐え切るしかないのか。いいや、それでも食べたいのは食べたいのであるし】

「…………あの、そのー……目、瞑っておいてくれます?」

【あれか、むしろ意識し過ぎている自分がバカなのか。いい歳した大人が下手なプライドなんかを気にしているのがいけないのだろうか】
【ともかく、相手に目を瞑ってもらうことにより気恥かしさを軽減させようとそんなことを申し出てみるのだった。でも、結局食べるのだ、食欲は強し】
8 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/04(日) 23:21:32.55 ID:QZwCVDB00
>>4
「ん……もしかしなくても、変な奴だ、って思ったかな?」
「ま、実際その通りなんだけど……」

頬を掻きながら、笑みとも苦いとも取れぬ顔で、告げた、自分は変わっている、普通通りにしても
思い入れがおかしかったり、何より、嫌に冷静かつ冷血な面が有る
卑屈すぎたり極端な面だったり、多少なり自覚は有るが故に、その事に関する勘が鋭くもあった
多分、常に抱え込んでるモノがあるだけに、だ

ーーー普通という感覚が懐かしくもある

「そか、男は羨ましいね、生まれついて体力筋力を付けやすい体質な人が多いし」

嘆くように呟く、糸目に笑みつつも、本心か冗談の様に振った話題か
男に対して、何らかの過去を重ね被らせて居る様にも見える
も一度髪をポリポリ掻き、悩む男を半眼で捉える

「打撲のショックで記憶、飛んでるの、かな? 私は知らないよ」
「そりゃ此処は町外れの山道dえっ、わっ……、近っ……」

「っぁだ!」

珍しく女が慌てる、急に詰め寄る気迫と言うか、何と言うか、思わず目を見開かせ
あたふたと尻餅を付いてしまう、らしくないミスだ、それだけ不意を突かれたのだろう
9 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/04(日) 23:26:13.14 ID:r+6+jTtIO
【街の郊外―――――近い位置にある高原】
【夏の終わりも近づき、さらさらとした涼風が流れていた。】
【陽も落ち、辺りは暗くなっている。月明かりのみが光源となり、】
【虫の声や夜行性の鳥の鳴き声が響いている。】
【高原のそんな浅い森のところに、一人の人物がいた。】

…ふむ…

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。そのせいで、彼女が隻眼であることがわかる。】

【そしてもう一つは右手の身の程もある大きな片刃の大剣と、】
【左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。】
【それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】
【また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、】
【その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。】

…冷たい刀…ってのも悪くないわね…

【青白い冷気は、絶え間なくもくもくと大剣から吹き出していた。】
【多少遠くからでも感じることができる「氷」属性―――それを示す女の蒼い右目。】
【それはたった今斬った目の前の木を見つめている。】
【切られた部位は、太刀筋にそって氷が張り付き、】
【少々通常の切り口とは違う。そこからも同様に冷気が吹き出していた。】

【夜稽古というか――はたまた妖刀の属性を試した、というか、】
【ともかく、一仕事終えた女はゆっくりと息を吐く。】
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/04(日) 23:27:22.01 ID:2tWKu2Zlo
>>7

「…わかった」

【素直に従って目を瞑る】
【そのまま無意識に五感を尖らせて周囲を索敵する】
【狙撃兵の職業病が悲しくも出ているのだ】

「…これでいいか?」

【とりあえず相手の承諾を得るため顔を向ける】
【眠っているようにも見えるが彼は不眠症なのだ】
【目を閉じている姿などめったにお目にかかれないだろう】
11 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/04(日) 23:35:37.61 ID:7bS/Rry20
繁華街

そこに一人の男が奇妙な立札を立てて鎮座している。
男の眼は何か獲物を探しているような眼で、夜のにぎわいを妨げていた。
男の身なりは全てに噛みつかんとする狂犬の如く自己主張の激しいもので。
詰まる所危険人物であることが即座にわかる。
その所為か、男が鎮座している場所だけ異様にスペースが空いている。

「―――来いよ、偽悪共」
「まぁ、何が来るかは知らねぇがあの女の弁が正しけりゃ
 奴さん方は自分から出向いてくれるらしいな」

因みに立札に書かれている文字は「来いよ、偽悪共!来いよ、負け犬神殺機関の敗残兵共!」

/なんでも募集
12 :【三竦之一】 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 23:42:43.19 ID:IhWtEsiJ0
>>8

「あ」

【落ち込んだり自嘲してみたり嘆いたり慌てたりと忙しい奴だ、と思っていたらなぜか相手が転んだ】
【自分の所為だというのを分かっていない男は、その様子を見て呆れた表情で溜息をつく】


「ほれ、大丈夫か?」

【空いた左手を差し出し女を引き起こそうとする。女が手を取らなくても強引に掴んで持ち上げるつもりである】
【そして引き起こしたのちこんな事を言うだろう】


「あのな。何で落ち込んでんのか知らねぇけどよ、世の中見た目普通に見えるだけで変じゃない奴の方が少ねぇんだ」
「あー、だからその、なんだ。うん、あんま気にすんなってこった」

【少し顔を赤らめ、らしくない励ましの言葉を口にする。馬鹿なので語彙力が貧弱なのが何とも残念な所ではあるが】
13 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/04(日) 23:43:12.06 ID:4WayE/R90
>>11
………

【その立て札の前で、人ごみの中ふと足を止めた青年が一人】
【左肩から先が無く、狼の耳と尻尾をつけ、警察やら何やらに指名手配された青年だ】

【青年は、相手の危険性溢れる容姿を気にする様子も無く、立て札の前にしゃがむと】

こりゃまた、大胆なおっさんも居たもんだなぁ
偽善は分かるけど…『偽悪』って…分かるけどさ

【立て札の文字をなぞりながら、誰に言う訳でもなく呟いた】
14 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/04(日) 23:50:36.79 ID:7bS/Rry20
>>13

「何だ、てめぇ…偽悪か?それともなんだ?冷やかしか?」

のこのことやってきた奇妙な青年を視界に捉え立ち上がる。
もしかすれば偽悪かもしれないから。そうであれば殺すしかないから。

「……」

無言で煙草を胸ポケットから出し、一服。
そして吐いた煙を青年に吹きかける。
15 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/04(日) 23:53:43.72 ID:EzXTAbyzo
>>10
【ちょっと相手に顔を近づけてちゃんと目を瞑っているのかを入念に確認し、確認し、確認し、薄めも開けていないことを認めると】
【顔を離してふぅ、と一息吐いて呼吸を整えた後にギブスで固定された左手を何とかこう、肩の部分を動かして顔のところまで持ち上げ】
【首も傾けて少し手間取りながらも左目の眼帯をちょちょんと押したり、ギブスのやや出っ張った部分に引っかけたりして位置をずらし】
【眼帯によって隠していた左目―――複眼を露にする―――それは虫の様なものではなく、眼球、人間の眼球がギチギチと犇めき合っているソレ】

【ギリッと歯軋りをスル。ナニかを我慢しているかのような歯軋り。そして、相手の顔、手、その他部位の挙動を沢山の目で『観察』をする】
【やはり片目だけであるよりも両目を使っている分良く相手の動きが見える。否、視えるのだ。相手の異常なまでの警戒心も】
【周囲を警戒するかのように瞼の裏の目玉の若干の動き、音を良く拾えるような耳の傾け方、臭いで周囲の異常を探知するための動き】
【片方だけの目で見た時は半分が闇に隠れていたが、今はそうではない。もう半分の、もう半分の部分に光が入り鮮明に映し出される】

「……目を瞑ったまま、瞑ったままですよ」

「貴方、今までに食べる以外の目的で何人生命を絶やしました?」
「もし、一つでも絶やしさせてしまったとするなばら―――どうやって、折り合いを付けさせましたか?」

【呼吸が徐々に荒くなり、左目の複眼がぐじゅぐじゅと蠢きながら女性に何かを必死に訴えかけている様であった。少なくとも、その眼の姿からイイものと想像するのは難しいが】
【肉にはまだ手を付けず、目を瞑ったままの相手に自分の最大の汚点を利用して問いかけをする。もちろん、別に嘘発見器みたいな能力であるわけではない】
【ただ、"両目が使える"と言うだけ。複眼だろうがなんだろうと相手の嘘をハッキリと見抜くなどできるわけがない。ただ、相手の言葉を"両眼で視たかった"】
【相手がどれだけ悲惨な過去を持っていようと、痛烈な傷を精神に負っていようと知ったことではない。仮に、相手が瀕死だとして、相手を助けたら自分が死ぬという状況だとして】
【そんな状況だったらまず自分は他人を助けない。だが、それでも―――親切心、である。親切心には親切心で返すのが礼儀であり、そうでなければ『無礼』である】
【拳銃、過酷な環境を生き抜く知識と技術、親切ではあるのだがどこか無愛想、そしてキーワード反応による錯乱、これだけ揃っていれば相手がどういう状態にあるのか察しは付く。だからこそ―――】
16 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/04(日) 23:56:02.19 ID:4WayE/R90
>>14
さぁーてどっちでしょうか…偽悪か無関係者か、その間っていう選択肢も無い訳じゃないな………いやそれは偽悪になっちまわねーか……まあいいや

【興味なさげな顔で看板をなぞる】
【のらりくらりと適当な返答をしている】

【相手が吐いた煙が、明らかにこちらに向けられていても】
【右手を看板から離し、顔の前で手を振るだけ】

オイやめてくれよ、煙草は吸ってる本人より出た煙を吸った他人の方が悪影響あるんだぜ………いや間違ってるかもしれないけど、まあとりあえずやめろよ

【とはいうものの、それほど必死というか、怒っている口調ではない】
17 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/05(月) 00:01:10.01 ID:DXIT+dqa0
>>16

煙草の煙を吹きかけた後何も反省していないような面で煙草を口に咥える。

「めんどくせぇ野郎だな…じゃあ聞き方を変えるぜ」

―――テメェは神殺機関の偽悪者か?

もしそうならば、有無を言わさず殺すまで。
もしそうでないなら、知っていることをすべて搾り取るだけ。
必死さはないものの、何処か嫌悪感が纏わりついている言葉。

18 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/05(月) 00:02:33.38 ID:Kw8Wr/jv0
>>12
「ッ〜〜…………此の敗北感はなんだろう」

特に相手に能力も使われて無いのに、伸し掛かる征服された感
まるで此から一途な物語が展開される軌条の流れの様に、成すがままに征服された自分が悔しい
とか、そんな事思ってたり思ってなかったり

「ん……ありがと」

また更なる溜息と共に素直に手を借りて立ち上がる、暖かい、生きている暖かさだ
解り辛い自嘲や嘆き、は自分の癖の様なモノだが、今日みたいな慌てぶりは
さすがに単純な不覚だったとも言えようか

「くくっ、ん、解った、君が語彙も乏しい馬鹿なのは重々承知しておく」
「でもある意味、不覚ではあったね……普段はこうじゃないけど、剣を抜いてしまった後は」
「何時もこうなんだ、いや、こうならないと気が済まない、のかな」

「ん、君に要らない心配を掛けたのはー……謝る」

頬を赤らめる男に茶々を入れる様に悪戯っぽく笑う、彼女も大概素直でもない
けど少ししおらしく笑みながら語る、他人に素を見せない訳でも無い、ただ形状し難いだけだ
でも其れを慰め心配してくれる他人が居てくれるのは……ーーー素直に嬉しい
19 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/05(月) 00:05:05.49 ID:IjHkFBGc0
>>17


【何事も無かったかのように煙草を咥える男をみて、呆れたような表情】

んー?

【相手の質問を聞いた後、数秒は看板をなぞっていたが】
【ようやく看板から手を離す】

機関の偽悪者かどうかといわれれば、まず俺が機関の人間なのかどうかを知ってから、俺が偽悪者かどうかを聞かないといけない訳だけれども
まぁ…別に言っても大丈夫かな…俺は機関の人間じゃないね

【ハハハと笑いながら冗談っぽく告げた】
20 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/05(月) 00:10:49.95 ID:DXIT+dqa0
>>19

「ほぉ…よかったな、お前。機関員だったら有無を言わさず殺してたぜ?
 こいつらは悪の品位を著しく下げやがったからよ、
 俺様の手で全員細切れにせにゃ気が済まんぜ、キヒヒッ」

下品な笑いを零す男。呆れた表情を浮かべた青年の心情など考慮に入る訳もない。

「んじゃ、もう一つ聞くわ。テメェは機関について知ってることねえか?
 まずは敵を知るって事が重要だからよ。俺様頭良いだろぉ?」

どう見ても頭の悪いチンピラです。ありがとうございました。
21 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/05(月) 00:13:57.92 ID:IjHkFBGc0
>>20
ふーん………悪の品位ねぇ

【やはり興味なさげ】
【青年にとっては全て、どうでもいい、つまらない事なのだ】

【青年はチラリと相手を見ると、ため息をつき】

機関について知ってる事は無い、っていうウソをつく事も出来る訳で
知ってる事があるっていってあんたにウソの情報を流す可能性だってある訳だ
どっちにしろ、ショータイフメーの若造に聞いた情報なんざまともな物じゃねえよ

【今度は看板を左右に揺らしながら言い切った】
22 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/05(月) 00:20:18.93 ID:DXIT+dqa0
>>21

「ふーん、あっそ。物怖じしねぇんだな、オマエ
 あとお前みたいな何でもすべてが暇つぶしですみたいな雰囲気醸し出してるやつに
 理解されようとは思わんし、されたくもねぇ」

ニヤリと口元を歪ませ、煙草を咥えたまま、剣の柄に手を伸ばし、握る。

「それもそうだよなぁ…なら、やることは、一つだ」

野次馬たちが二人のやり取りを遠目から見ている。
それを構成する一人に向かって、発砲。大剣から放たれたそれは装甲貫通弾。
人に向かって撃てばどうなるかは言うまでもない。銃弾が通った後には汚い花火が散ったようだ。

「で、話はなんだっけか?嘘をつくかもしれねぇってか?」
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/05(月) 00:20:35.24 ID:rjlMBACpo
>>15

「…住んでいた世界で572名」
「…初めて飛んだ世界で89名」
「…最も酷かった世界で896名」

「…総計2万名は越している」

【静かに言い放つ】
【相手の雰囲気が変化しても極めて冷静に】
【自分が背負ってきたものであるから】

「…折り合いなどつけられる訳が無い
 ただ彼らが見るはずだった世界を見て
 殺したと言う事実を背負い、彼らの分だけ生きてゆく
 それ以外で”命”に対する礼儀など存在しない」

【2万人以上の命】【一人が背負うのには大きすぎる業】
【感情が壊死していなければ発狂してしまうような人数】
【寡黙にただ背負う業】
【彼はそれと共に生き続けている】

「…もし納得できず私を[ピーーー]のであれば私は反抗する
 もはや私の命は過去の犠牲によってできている
 無駄に死ぬことなど許されない」

【そう言って静かにFNを向ける】
【静かな森に焚き火の爆ぜる音だけが響いていた】
24 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/05(月) 00:23:05.99 ID:ETKyoa7po
>>9
(まだいますか?)
25 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/05(月) 00:24:32.14 ID:oihGcjSIO
>>24
/いますいます
26 :【三竦之一】 @wiki [sage saga]:2011/09/05(月) 00:27:15.39 ID:OIb1ZGvx0
>>18

「へっ、その馬鹿に一本取られたのはどこのどいつだっつーの」
「……女がそんな危ないもん振り回すんじゃねぇよ」

「謝りなんざ要らねぇよ。こっちが世話になった身だしな」

【素直じゃない女に対し、こちらも少しくだけた調子で笑みを浮かべながら切り返す】
【剣のことについても軽い調子で、しかし真剣な眼差しで相手を見つめながら呟く。心配、というよりやはり物騒だからだろうか】
【相手の謝罪を軽く受け流しながら、左手で女の頭をわしわしと撫でようとする。子ども扱いしている気がしないでもない】


「ま、人間なんて互いに迷惑掛け合って生きてくモンなんだからよ。お前さんも、もっと他人に頼ってみろや」

【女に対し無駄に上から目線で説教をする。その表情は (あれ? 俺今ものすごく良いこと言ったんじゃね?) と言わんばかりのニヤケ顔だ】
27 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/05(月) 00:28:18.39 ID:IjHkFBGc0
>>22
ならさあ、あんたのいう『悪の品位』って何だよ
電波な事撒き散らして暴れるのが違うってんなら、一体どんな行動が、その悪の品位の最上位に当てはまるんだ?

【首をかしげて聞いた】
【そこには青年の下心もないし、単なる好奇心】

【すると、いきなり剣を構えた男に、『?』の表情】

【そして】

ん?え?それが悪の品位ですカ?

【その顔に恐れの色は無い、もう一度相手に向き直って、呆れたような表情】
【んー、と頬をぽりぽりとかく】

分かった分かった、俺はもうウソはつかないよ、そうだ機関についてだったな
そうだなぁ、うーん………機関の本部はラピ○タの内部にある、って事にしよう、ウン、頑張って飛行石を探しましょう

【両手(と言っても右手しかない)を広げて、ニヤッと笑いながら告げた】
28 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/05(月) 00:32:58.35 ID:DXIT+dqa0
>>27

「お前に言うとどうせろくなことにならんから教えねーよ
 お前アレだろ?人を愚弄して暇潰すしか能がない人種だろ?」


拍子抜けした青年に、心底呆れたような表情を浮かべる男。

「あほかお前は、こんなもんが品位に入るわきゃねーだろが」
「そんなものに引っかかるほど馬鹿じゃねーよ」

時間の無駄と思ったのか男は立札を放置し、剣を背負って立ち去ろうとする。
29 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/05(月) 00:34:19.00 ID:ETKyoa7po
>>9
【そんな森の奥で獣の咆哮が聞こえる。それは大地と空気を裂くかのようにすさまじい】
【その響きに鳥獣や虫の囀りや歌は消え去ってしまう。無論剣士の耳にも届くだろう】
【空気の振動は近くにあった木を薙ぎ倒す。その木の大半がなんと、内側だけ凍っていて】
【まさしく樹氷というに相応しい存在となっていた……】

――ザシュ…ザシュ…

【木の葉を踏み潰す音が聞こえてくる。それは咆哮が響いた先から】
【しかしそれは獣が歩く音ではない。まるで草鞋特有の音に聞こえるであろう】
【それはついに姿を現す……そこにいたのは紫の髪をした女であった】
30 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/05(月) 00:36:45.36 ID:IjHkFBGc0
>>28
ばばば馬鹿野郎、暇人ちゃうわ

【誰もそんな事言ってません】

えっ、だってお前、あれ犯罪じゃん、悪じゃん

引っかかるほどっていうか、引っ掛けるつもりなかったしな…
お?いいのか?超重要な情報があるぞ?ん?

【ポケットから、一風変わったゴツゴツの携帯電話を取り出しながら】
【ニヤニヤしながら言った】

【もちろん教えるつもりはまったく無い】
31 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/05(月) 00:44:23.80 ID:oihGcjSIO
>>29

っとと!

【無限に広がる大地を両断し、深く散る空を薙ぎ払うような巨大な咆哮。】
【今までになかったそれが急に辺りに響き渡り、】
【女は思わず首を竦めた。一度に大きな音を鼓膜に食らったため、平衡感覚がおかしくなる。】

って…なんなのよこのクソ遅くに…
デカブツが悪い夢でもみてうなされてるのかしら。

【一度だけ響いたそれが収束し、辺りには再び静寂が訪れる。】
【また虫の鳴き声と、鳥の羽音。そして――――――「足音」のみになった。】

【そう、そこには確かに第三者の歩く音が聞こえている。】

…ん…?

…おかしい…なんか…

【自分の調節した温度よりも「寒い」。どこからか別の冷気を供給されているかのように、】
【確かに気温が下がっていた。疑わしげに辺りを見回すと、その理由がすぐにわかる。】

……っ!

…ははあ…どっかで感じた冷たさだと思ったら…

…こんなとこで会うなんて久しぶりじゃないの。

【大剣を刃を上にして担ぎ、現れた人物を見つめた。】
【なるほどそういうことか。合点が言ったように頷く。確かにこの人物なら、】
【樹氷を「作る」ことが可能である。女は内側のみ凍った木を一瞥した。】
32 :【剣撃銃業】@wiki 装備:機械大剣『イルヴェグ』 [sage saga]:2011/09/05(月) 00:45:01.72 ID:DXIT+dqa0
>>30

「ハァ?犯罪。あんなもん犯罪にもはいんねーよ
 そもそも犯罪なんて言葉は俺には当てはまらねぇよ」

嘘塗れ。道化。そう思った男は、戯言に耳を貸さない。
むしろ悪態をついて返信とする。

「えっ!なんだってー とでも言っておきゃいいか
 つーかテメェは獣くせぇんだよ」

獣耳が生えていたから言ってみた言葉。
別ににおいなどしない。

「アホくせぇ、どこぞのお人よしから無理にでも聞き出しておくさ
 もし――テメェが機関員と知り合いならいっとけ」

――テメェら全員ぶち殺しちゃうぜ?救済だの復讐だのでしか動けん偽悪の皆々様 ってな

歩みを進めていく男。次出向くのは不殺同盟アジト。
あの時テレビにドヤ顔で出ていたあの猫男は実にお人よしそうだったから楽そうだ。
そう思いながら夜闇に紛れ、消える。

/おつでした
33 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 00:47:05.67 ID:n+PtZvKQo
>>23
【はてさて、これを邪気眼厨二病の妄想と片付けるか真実の供述と受け取るか。それはこの女性のみが知ることであり定かではない】
【左眼は眼前にて静かに物語る男を欲するように、食欲を抑えられず涎を垂らす赤子の様にグジュグジュと唸りながら存在感を示す】
【女性には殺意は無いがこの眼玉たちには殺意があった。それも、沢山の殺意がった。別に辛い過去も悲しいヒロインが家で待っているわけでもない】
【生まれ持って不幸だとも思った事は無い。だからこそ思うのだ、目の前の男性が幸福であり、不幸であり、自分とは縁の無い存在であると】
【これだから妙なレッテルの人物とは会いたくないのだ。殺人鬼も異世界人にも二度と会いたくはない。全員が全員こうならば、こっちが発狂してしまう】

「別に、"私には"貴方を[ピーーー]気は一切無いんですよ。ええ、無いですとも。」
「貴方が人間を二人殺そうがエルフを二兆人殺そうが、私にはなんーの関係もございません」
「それに、得物も両手も無いんじゃあ文字通り手が出せません」

「ですが、どうしても疑問な点が一つあるんですよ」
「いやね、本当は人様のお涙頂戴な過去になんて興味は無いんで、あれなんですけど」

「アナタ、どうして2万人もの命を奪ったんですか?」
「今の話しぶりから察するに、一度に2万人ではなく、数百人毎に殺して回っているでしょう」
「つまるところ、何故殺した相手の分まで生きようとするのにそれでも殺して回っているのか、です」
「まぁ、『気が付いたのが遅過ぎた。俺はなんてバカなんだ……』オチってことも考えれますけどね」

「返答次第では[ピーーー]……―――だなんてギャング映画みたいなことは言いませんが」
「まぁ、気軽に答えてください。」

【遠慮も配慮も礼儀もそこには存在していなかった。相手が人殺し、それもドが付く殺人鬼と分かった瞬間には敵意が言葉の至る所に垣間見える】
【嘘も偽りも申さずに全て真実を言うのはこの女性が『相手とは二度と縁が無い』と踏んだからだった。理由がどうであれ、殺人者とは関わりたくない】
【それにこの目の前の男の場合は数が異常の域を遥かに超えているのだ。二万人、ジョークでもそんな数字を思い浮かべるのは至難の業である】
【相手が長年の親友だとかなら数人殺したとしても関係は崩壊しないかもしれない。だが、相手はただの初対面の赤の他人に過ぎないのであった】
34 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 00:49:41.68 ID:n+PtZvKQo
/そろそろ寝ないと明日に響くので凍結をお願いしたいのですがー……大丈夫でしょうか?
/明日は夜20時頃に復帰できると思います。もし不都合でしたら、こっちが適当な事を言って去ったとかそういう感じにっ
35 :【全瞑心感】@wiki [sage saga 優越感]:2011/09/05(月) 00:49:47.31 ID:IjHkFBGc0
>>32
…あ、っそう

【こりゃだめだ、と首を振る】
【犯罪は犯罪だろとは思うが、言っても意味無さそうなので言わない】

獣くさいとかいうなよ、俺はこれでも人間だぞ、人狼とか思ってるんじゃねえよな

【風に揺れる狼の耳が信憑性をなくしている】
【獣臭くないというのは自分で分かっているので、それほど必死でもないが】

ん?…あぁ、はいはい、小悪党臭しかしない奴の言葉を覚えてたら言っとくよ

【クククッ、と笑うと】
【青年も立て札に背を向け、人ごみの中に消えた】

/絡みありがとうございました
36 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/05(月) 00:57:02.90 ID:Kw8Wr/jv0
>>26
「一本なんて取られてない、私は決して負けて無いし、さっきのはつまづいただけだっ……」
「……其の世話になった人物の頭を撫でるのは、いささかどうかと思う、って止めろ恥ずかしいっ」

素直でないと言うか、単純に負けず嫌いだった身長差からか
兄妹の様な和やかな光景の様に、少女があやされてる様にしか見えない、さすがに
恥ずかしさで赤面し怒鳴る、頭を撫でられたのは……ーーー久方ぶりだ
然かし、其の相手が馬鹿なのは気に入らない

「刀を抜かないと、さすがに飢え死にするからね、と言うか男女差別は宜しく無いね」
「……ーーー」

上から目線なニヤケ面の説教は、彼女からしちゃ、気に入らない態度では有る筈だが
其れ以前に思う事があるのか、少しボッーと考え事をする様な呆けた表情を見せる
私にそんな資格は無いーーーそう言い掛けてしまいそうになる、目の前の人物にも
此以上、迷惑は掛けるべきじゃない

「ん、其の気持ちは有り難く思うよ、偶には良いかもね、偶には……」
「あと、ニヤケ面、気持ち悪いよ……」

信じて無い訳じゃ無い、同情もされたい訳じゃ無い、償いたいのだ、我慢して
そうしないと、戦えなくなるから……ーーー
37 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/05(月) 00:59:20.96 ID:ETKyoa7po
>>31
【現れた女性は黒い着物を着こなし、両の手にそれぞれレイピアを所持している】
【そのレイピアは冷気を放っており……相手以上の低温を生み出している】
【どうやら先ほどまで戦闘を行っていたのだろう、レイピアの霜が出現しては消えていく】
【女性は面をゆっくり上げ、自身に声を掛けた相手を金色の瞳で見た】

……………

【女性は何も答えない。口数が少ないのは以前会ったときからそうであろうが】
【今はどちらかというと高ぶりを抑えているように見える】
【現に、相手による足が遅くなったり早くなったりしているのだ】
【そして相手にあと数歩というところで立ち止まりようやく口を開いた】

……はやく、ここから立ち去れ。先ほどこの森の主が死んだ。
すぐに土建屋がこのあたりを爆破するはず……

【そういうとどこか遠くで爆破音が聞こえる。空を見れば煙が立っているのがわかるであろう】
38 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/05(月) 01:08:46.31 ID:oihGcjSIO
>>37

【やはり、と女は思考した。あまりもの覚えが良いほうではないが、】
【相手のことは覚えている。廃墟群で一度だけ出会ったことがあった。】
【両の手の得物を見るまでもなく相手が自分と同業であることが分かった。】

【剣を抜いているということは、おそらくは戦闘後。】
【あるいは自分と同じように鍛錬か…いや、】
【様子をみるにその可能性は低そうだ。なんとなく、今の彼女は、】
【高ぶる気持ちを抑えているように思える。】

は…?なに…?

!!

森の主……お前がやったのか…?

【自分の属性を無くす。女の片目が「蒼」から、】
【濁ってくすんだような歪な黒に変わる。もともと属性の強さは、】
【向こうの方が上である。自分の冷気など相手のものと比べたら、微々たるものであった。】

【大剣を背に戻してから言葉を紡ぐ女は、最初こそ、】
【本気にしていない…とでもいうべきか。そのような余裕のある態度であったが、】
【先ほどの咆哮と、そして爆発音…それに付随する黒煙をみて、険しく表情を変えた。】
39 :【三竦之一】 @wiki [sage saga]:2011/09/05(月) 01:22:14.67 ID:OIb1ZGvx0
>>36

「はいはいごめんごめんっと」

【おどけた調子で左手をひらひら振りながら引っ込める。反省の色は全く見られない】
【馬鹿の辞書に 『反省』 の文字は無いのである】


「んー、差別とかじゃなくてだな。やっぱ刃物って危ないじゃん?」

【この女が剣を振ることを非難している訳ではない。ただ人が刃物を持ち歩くという行為に抵抗があっただけ】
【喧嘩で使用するのは己の肉体のみ、そんな自分ルールを決めている男は少し手を動かすだけで簡単に命を奪うことが出来る其れに、違和感を感じざるを得なかった】
【しかし馬鹿なのでソレを言葉にする事は叶わずまあ人それぞれだし、と軽く思い直して】


「そ。偶にな、偶に。まぁそんなモンでいーんだよ」
「は!? べ、べつにニヤけてなんかねーし!? キモくねーし至って真面目ヅラだし!」

【せっかく深イイ事を言っていたはずなのに台無し、慌てて表情を引き締めるも時すでに遅し。であった】
【気持ち悪い、と言われたのがかなりショックだったようで、少し涙目である】
40 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/05(月) 01:25:43.80 ID:ETKyoa7po
>>38
【女の顔は高ぶりを抑えてはいるが決して愉快な顔ではない】
【寧ろ、吐き気を抑えているようにも見える。と同時に人斬り特有の高翌揚感もにじみ出ているのだが】
【そして女の言葉が足りないばかりに相手は誤解をしている、誤解を解く理由もないのだが】
【女は口を開き、、爆炎の方角を見る。次々に立ち上る硝煙。それはこちらにも火の手が近いことを示していた】

……ちがう。私は森の主を守るようにと雇われていた。
が、私が離れている隙に土建屋の連中が主を奇襲して……
なんとか、連中を追い払ったのは良いが……時限式のダイナマイトが仕掛けられた……みたい。
私はその手のことには詳しくないから………

【と、こちらに向かってくる足音、それは複数の規律正しくも】
【どこか乱雑な響きのする不快な旋律、段々と着々にこちらに近づいてくる】

はやくにげる……このままではかこまれ……

【と、口に出したときには既に黒い服のこわもてたちが女たちの周囲を囲んでいた】
【何人かは拳銃らしきものを構えており、何人かは二人を下種な目で見ているだろう】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/05(月) 01:25:44.15 ID:rjlMBACpo
>>33

「…何か勘違いしているようだな」

【ゆっくりと言葉を話す】
【嗚呼、火が爆ぜる音が五月蝿い】

「…一つ私は”奪った”訳ではない
 ”守れなかった”、”救えなかった”者達も
 私が殺した人々に入る」

【その手を伸ばせば救えた命】
【最善を尽くせなかった命】
【それら全て自身が”殺した”命】

「…そしてもう一つ私が渡ってきた世界の数は
   万を超えている」

【狂いそうだ】
【毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回】
【下手をすれば同じような世界を目にし続ける】

【多少の違い?そんな物は微々たる物だ】
【同じ森で出会い、同じ村に連れて行かれ、同じような歓迎を受け】
【いつしか自身が何者かも忘れ、ただ時の止まった時間を送りつづける】

【そんな状況を1万も渡り歩く】
【傷は癒されず、刻まれ続け心が壊死し、何も感じなくなる】
【地獄の方がまだマシである】

【信じはしないだろう。こんな話を】
【”気軽に答えろ”言われたままを言っただけだ】
42 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/05(月) 01:37:25.38 ID:oihGcjSIO
>>40

【確か、この森の主は巨大な獣だったような気がする。】
【女の所属してる企業――――「ランカーズ」。一度、そこで、】
【その主を警護する、というような仕事が回されたことがあったのだが、】
【女は面倒臭がってそれを蹴った。なんで赤の他人…いや他獣を守らなければならないのだ。】

ああ…そっちなの。…でもさっきの咆哮は…
いや、そうか…まだ分からないわね…深手を負っただけで死んでないかも

爆弾ねえ…そりゃまた強引な…

【すると、バタバタと、不意に沢山の足音が聞こえる。】
【これはまずい。女はようやくことの重大さを理解した。】
【同時に、思う。相手はどうするつもりなのだろうか。】
【剣を抜いていたのは一体誰と――――――――】

……あららら…

…ち…面倒ごとに巻き込んでくれたわね…ったく

【相手と背中を合わせるように立ち、女は呟く。】
【さてどうするか―――――取り囲むメンツをを見る限りこのままでは悲しき子羊になるのはほとんど確実。】
【しかも、数が多い。はたして捌ききれるか…】

…ちょっと、…どうすんのよ。

【女は小声で相手に相談する。】
43 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/05(月) 01:49:32.79 ID:Kw8Wr/jv0
>>39
「ホントに解ってるんだよね……?ま、良いけど」
「ん、危なくない刃物なんか無いよ、危ないのを承知で持ってる……何に扱うべきなのかもね」

「ま、“人”には向けないようにしてるから、安心しなよ」

怪訝そうに反省のなさそうな男を軽くジト目で見る、反省の色が感じられないが
とやかく言うのも面倒なので、溜息一つで区切りを付けた。
刃物に関して納得の行ってない様子を見て、軽い気持ちで此の“刀”を持ってる訳では無いのを
説く、彼女は“人”相手には刃をなるべく向けないのだ

逆に、人以外には容赦が無い点を示している……ーーー

「そう行ってくれるなら嬉しいよ」
「………ごめん、泣くほど気にしてたんだね、どうやら私は友人の古傷を抉ってしまったようだ」

「………ん、その、残念な頭、大丈夫そうなら、私はもう行くよ」

くすっ、と笑みを織りまぜながら、わざとらしい同情し泣く様な仕草を取って
冗談を吐く、敢えて古傷だのと言う点には悪戯心にも満ちている
告げながら、いつの間にか相手を“友人”と認識しているのに気付く
ーーー迷惑に思ってないかな、いや、迷惑は許されるんだっけ
少し寂しいが、頭の怪我を確認したら去る準備を始
44 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/05(月) 01:57:22.23 ID:ETKyoa7po
>>42
【この森の主は確かに獣でこそあるが、どうやら地母神に近いらしく】
【知能もあるし、明確にこの森を統制できているのだ。人間が入っても獣が襲ってこないのはこのおかげである】
【人間が不用意に動物に攻撃したりしなければ、人間にも力を貸す程豊かな森である】
【地質もいいため一部では新種の植物の育成にも使われているのだ】

……私は主を見ていないからわからないけど……戻ろうにもこの様だし……
あいつら、この森をいまどきゴルフだかリゾートにする予定らしい……

【この森を焼く理由は実際は違うのだが、女の適当な発現なので気にしないでほしい】
【そして囲む黒服達が、拳銃を女に向けるリーダー格と思える一文傷の男が笑っていた】

「さて、寺島の所にいた女剣士は二人いると聞いたが……まぁ一人はお前だな?
 うわさどおり美人じゃねえか、隣にいる無愛想な奴もなかなかだが……さっさと手を上げて降伏しな」

……いい?私があいつの玉をひきつける。その間……ほかの雑魚を……
45 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 02:00:20.56 ID:B1RfzNvCo
>>41
「はー……はいはい、はぁ、なるほど」

【成程、これで全て合点が行く。精神に罅を入れながらも他者への配慮を忘れぬ言動、それでいて無用な事を物言わせぬ雰囲気】
【相手の言った言葉をまるまる信じるならばこれで相手が愉快痛快な異世界を渡り歩くシリアルキラー仮説は見事に華麗に粉砕された事になる】
【自分としても万が一シリアルキラー、通り魔の類いだった場合は今度は両手が爆ぜる程度では済まないと予想しているのでそうでなくて大助かりだ】
【むしろ、親切で、正義感に溢れてて、真面目で、責任感に満ちた眼前の異世界旅行者の存在は頼もしくさえ思える。だが―――疑問が一つ生じる】
【"残念ながら"この女性は適応力が高いのである。高くならざるを得ないのである。世の中には一万の世界を渡り歩かなくとも銃弾が一発掠めただけで精神が崩壊する人物もいる】
【だからこそ、銃弾一発どころではなく隕石が雨の様に振ってきても不思議ではない世界で正気を保つには『順応』しなければならないのだ。何事も、バカみたいに、無知らしく】

「一万の世界となると、一日一つの世界を回ったと考えて……グレゴリオ暦だと一年が365日ですからえーっと…………27年計算」
「まぁ、流石に一日でその世界を旅立つってのは流石に無いと思うので、実際は30年以上ですかね?」
「気が遠くなるような時間。私だったら1年目で首を吊ってても可笑しくありませんよ、うん」

「そこで疑問となるのが、どーしてそんな辛い思いしてまで万の世界を回り続けるのか、ですよ」
「いつかアナタが"救われなかった命"の内に混ざるかもしれないのに、何故?ってね」

「いや、別にバカにしているわけではないんですよ。むしろ、正義感溢れて、とても崇高なことだと感じますね」
「ただ、まぁ……片足突っ込んだ船っていうか、あなたがどんな世界を回って、どんな危険な目に在ったかは存じませんけど……」

「その感じだと、早死にしますよ?これは親切な貴方への忠告です。」
「そもそも、守るべきに値するモノなんて一つも無いんですよこの世界には。これまた別に、世界に絶望してるって訳じゃなくて」
「アナタはここの説明を聞いた時"当たりを引いた"と言いましたが、第一にアナタの使命だか任務だか、はたまた自己満足だかを満たす対象はいないんです」
「殆ど全員が悲劇のヒロインで、自己陶酔の激しい殺戮者で、頭の狂ったヒロイック野郎ばかりなんですから」

「基本的にみんな、自己中ですよ。」

「あ、お肉、貰いますね?」

【そう言って女性は相手が持った肉へと唇を寄せ、齧った。細長い耳をりんっと揺らし、首から垂れ下げた意味あり気な民族装飾のような首飾りが揺れる】
【右の翠色に輝く瞳は穏やかなものそのものだったが、左眼のじゅるじゅると蠢く眼玉たちは空腹を堪え切れずに今にも跳び出しそうだった。飛び出したら、痛いが】
【親切も親切心も無い。善意で接するのが当たり前で悪意があるのは排斥されるべきだ。皆は一人の為に、一人は皆の為に――だが、独りは誰のためにもならない】


/えっと、そろそろ寝ないと明日に響きそうなので、申し訳ないのですけれど凍結でもよろしいでしょうかっ
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/05(月) 02:03:42.46 ID:rjlMBACpo
/>>45私も落ちそうだったのでこの辺で凍結しましょうか
/お疲れさまでした!
47 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 02:10:29.82 ID:S9NlUmcoo
>>46
/うい、一旦おつでしたっ
48 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/05(月) 02:11:05.02 ID:oihGcjSIO
>>44
/すいません…眠気が…
/凍結していただけませんか?もしくはキンクリか…
/もし凍結していただけたらこちらは夕方以降にレスできます。本当に申し訳ない…
49 :【三竦之一】 @wiki [sage saga]:2011/09/05(月) 02:12:19.00 ID:OIb1ZGvx0
>>43

「くっ、中々言ってくれるじゃねぇか」
「だがまだ甘ぇ、その程度の悪口なら散々言われ慣れてっからなぁ!」

【相手の容赦ない言葉にめげることなく、すぐに立ち直る。相変わらず言っていることは情けないままだが】
【刀の件は――――まぁこの女なら大丈夫だろう、なんせこの俺が認めた相手だしな! とよく分からない納得をする】
【しかしこういう軽口を叩き合える仲も悪くない、この短い間で男はそう感じていた】


「おう、もう大丈夫だ。この頭ァこれ以上悪くなりようがねぇしな」

【この相手と話しているとすごく楽しい、時間が瞬く間に過ぎ去っていく気がする。そんな錯覚を覚えるほどに】
【こうして気軽に話し合える関係がずっと続けばいいな。と、心の底からそう思えた】


「俺は 蛭巻 重蔵(ひるまき じゅうぞう) ってモンだ。またどっかで見かけたら声掛けてくれや」
「今度は美味い酒でも飲みながらゆっくり話そうぜ」

【相手を見送る準備、と言っても心のだが、をしながら軽く自己紹介】
【再びこうして笑い合いたいものだ、時間を気にすることなく、のんびりゆっくりと】
50 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/05(月) 02:33:00.98 ID:ETKyoa7po
>>48
(いいですよ、おやすみなさい)
51 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/05(月) 02:41:54.03 ID:Kw8Wr/jv0
>>49
「自分で言ってて悲しくならない君がつくづく哀れに見えて仕方無いんだけども……」

旅とは本当に良く解らない、本当に良く解らない出会い方をする、こうして軽口を
弾めたり、時には一期一会を尊重したり、時には他人の力に成れたり、予測が付かない
出会いは一つ一つあられも無い瞬く光に包まれて居て
其の光のまた次の光を探そうと、光から目を離すと、寂しくなる
でも其の光は再燃する……ーーー呆れた表情を取りつつ、其れは其れは楽しそうに告げていた

「なら良かった、まだ言語を話せる知性は保ってる様で安心した」

輝かしい笑顔で類希無い悪口を叩けてるってのは、変わった状況だ
其れがおかしくて、面白くて、知らない間に抱えてた靄は消えていて

「ん、私はシオン、また会えるのを楽しみにしてる」
「お酒かぁ、そうだね、久しぶりに飲みたいかも……ーーーふふっ」
「あ、森の位置確認したいなら此の地図あげるよ」

「じゃぁ、さよならと言わず、またね」

楽しみと言わんばかりに無邪気な笑顔を見せる、見た目未成年だが、久しぶり……?
マメな事に地図を無理矢理渡し
小さく手を振り、背を向け去った

/乙と絡み感謝ッ、遅駄レスすまんかった
52 :【三竦之一】 @wiki [sage saga]:2011/09/05(月) 02:58:36.85 ID:OIb1ZGvx0
>>51

「はっ、俺はやればできる子なんだよ。次会うときはもっと賢くなっててやるから安心しろ」

【今度は絶対にこっちが言い負かしてやろう、そのためにも少しは勉強した方が良いかな? などと思いつつ、軽く笑う】
【最近らしくないことをするのが増えたが、それが楽しく感じるのはこれが初めてだ】


「しおん、か。あぁ、俺もだよ」
「おっ、地図か。何から何まで済まねぇ」

「あぁ、また会おうぜ!」

【手を振り去っていく相手に、こちらも地図を持った左手を大きく振り返す】
【ちなみにこの男、結構老けて見えるがこれでも未成年。まだお酒を飲んでいい年齢ではないのだが……】
【女の後姿を見えなくなるまで見送ってから、自らも軽い足取りでその場を後にした――――】



/こちらこそ絡み乙&ありでしたっ
/めちゃ楽しかったっす
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/05(月) 18:55:14.30 ID:rjlMBACpo
>>45>>47

「…ほとんど一年ほどは滞在している」

【FNを腰に収めながら極めて冷静に対応する】
【言葉に従うのはすでに癖になっている】
【普段は抑えられるのだが精神が不安定なためか素が出ているようだ】

「…目的があって回っているのではない」

【だがそれ以上は何も言わない。理由は単純明快】
【PTSDを悪化させる単語だから】
【この言葉を発した当たりから再び震えと汗が始まる】
【左眼で見れば明らかに男の変化がわかるだろう】

/誤爆から立ち直るのに時間がかかりますた
/今日もよろしくお願いします
54 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 20:19:44.53 ID:t2iYPV4Oo
>>53
【返って来たのは随分と曖昧な答え。目的が無い?そんなはずがない、目的も無しに死に物狂う思いで世界を廻る訳が無いのだ】
【やはり所詮は初対面の赤の他人か。深いところまで聞き出すのは無理であったらしいし、生憎と今後とも付き合いを続けるつもりは一切無い】
【だが、露骨に隠し事をされているというのはあまりいい気分ではないのであった。相手の精神に関わるものだろうと、その事象自体が】

【左手をまたグッと肩を回して持ち上げ、首を捻って顔の方からも左手に近づくと眼帯をぐいぐいとずらしてまた元に戻そうとする】
【そもそも義理は一つも無いし、既に前述したが土足でどかどかと踏み込むのは好きではない。嫌いな相手が対象ならば話は別だが】
【とかくも、これ以上左眼を露出し続けると少しデメリットが生じるのでとっとと仕舞うことにしたのであった。それと同時に眼玉たちも黙りこむ】

「……ん、もういいですよ。お肉も貰いましたし」
「いや、中々に美味しかったです。何分、自分では思う様に食べられなくて」

「あ、それと、さっきの質問に失礼な点があったらごめんなさい」
「旅をしている手前、他人の話に深入りしたい性分でして……ね」

【相手に眼を開けても良い許可を出すとともに、女性はからかうような、それでいて相も変わらず苦味を含んだ薄い笑みを浮かべたのだった】


/遅れて申し訳ないです。ただいま戻りました故
55 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 20:31:41.15 ID:btacRiN/o
日も疾うに暮れ、建物が落とす紫色の影も大きくそして間も置かずに夜闇の中へと溶け込む時間帯
街灯が橙の輝きを路上へと落としゆく中、街の灯りが放つ光は空の黒さを暈してしまい、まるで夜である事を忘れさせるよう
今の時間帯を正しく実感させるのは、昼の熱気を掃き出さんとする初秋の風ばかりで、その涼しさが心地好さを齎していた
或いはそれを寒さと感じれる者も少なくなく、帰宅の途を足早に進む姿も多く見受けられる

そんな街中にある公園のベンチに腰を下ろした一人の少年
少年はニット帽を被った以外には目立つ要素も無い平凡な服装を身に纏い、北欧系の顔立ち位しか特徴は無い
水でできた燕を肩に載せているのは少し異質かも知れないが、それで人目を徒に引く事も無くただの一風景と化すばかり

「ここら辺であっている筈なんですけどねー…」

地図と睨めっこしながら、少年は唸る様に小さく呟いた
視線が落とされるのは目的地である位置、次に顔を上げて目の前の街灯に付属する住所プレートを確認

「――…やっぱここら辺ですよねぇ」

きちんと場所を知っている人からすれば、どうして此処まで来て迷っているかと疑問に思うほどの近距離である
しかしそれでも迷っているのだから、救いようが無い
誰かに助けを求めるという選択肢を忘れたまま、少年は悩み続けるのであった
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/05(月) 20:43:54.49 ID:rjlMBACpo
>>54

「…多くの旅人はそれを楽しみにしているものだ
 気になどしていない」

【深呼吸をしながら精神を落ち着かせる】
【今まで会ってきた者達にも話をせがまれたものだ】
【自身の過去を話したのは久々であったが】

「…全てを話せなくてすまない」

【再び深く頭を下げる】
【先ほどの言葉に嘘は無い ただ確信をついていないだけだ】
【だが、それを言うとなると”自衛”が働いて悪化する】
【隠し通すことしか出来ないのだ】

/気付くのが遅れますた…
/自分も遅いので気にしないで下さい
57 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/05(月) 20:53:02.83 ID:oihGcjSIO
>>44

ち…くだらん…

【なるほど確かにありがちな理由である。この辺りは水はけも良く、】
【土壌もしっかりしているため、ゴルフ場にももってこいだ。また、】
【見晴らしも良く、すぐ近くに都市があるためリゾート地としても申し分ない。】

【女はそんなことを考えながら小声で。相手の発言を疑う理由などないのだ。】
【露骨に不快感を露わにしながら、言葉を紡ぎ、】
【顔をしかめた。こうして見てみると不思議なもので、】
【取り囲む面々が皆醜い肉の塊に見えてくる。】

玉…拳銃の弾丸を…?

バカ…あんた武器はそのレイピアでしょ?…遠くから飛んでくる鉄の塊にどう対抗するっていうのよ…

『なに喋ってやがんだ。さっさと降伏しな。』

『接近戦で間合いが命の剣士じゃ「こいつ」に勝ち目はないぜ。』

『ま、安心しな。殺したりしねえよ。…たっぷり可愛がってやるがな…へっへっへ…』

【女の言葉を遮る様に、ちょうど相手の正面の男が、】
【拳銃をふらふら降りながら相手に向かって言う。】

…ったく…これだから拳銃は嫌いなのよ…

【誰にいうでもなく、女は呟いた。】



/お待たせしましたー!
/とりあえず返しときますっ!
58 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 20:55:33.46 ID:t2iYPV4Oo
>>56
「ん、そちらが気にしないでくれるなら、私ももちろんそれくらい気にしませんよ」

【その薄い笑みのまま首をこくっと右に傾げてからそう言ってこちらも気にしていないという意思を伝える。そこには気遣いと相手への配慮があった】
【もう質問タイムはお終いだ。何もかも、全てが――無知の知というのもよく言ったものである。無知ならば、相手を知り得ないならば、取る行動は一つ】
【万が一無知の中から脅威が飛び出してきたら一溜まりも無い。だからこそ、藪から蛇が飛び出してくる前にそこから離れなくてはいけないのである】
【まぁ、蛇を[ピーーー]と言う手段もあるにはあるのだが、それが有害な蛇か無害な蛇かは素人には見た目だけでは確認出来ないものであった】

「さて、と。」

「そろそろ歩みを再開しないと目的地に着くのが遅れてしまいますので、失礼させてもらっても?」
「色々とお心遣いありがとうございました。今度会った時、是非お礼ができたら嬉しく思いますっ」

【薄かった笑みに少し味を加えさせて良い意味での笑顔に変える。別に、今までの笑みが悪い笑みと言う訳ではないのではあるが――】
【その笑顔の下には特に何か裏があるというわけでもない。特に、何も無いのだ。なんにも。また再開を願う気持ちさえそこに在るわけが無かった】
【心にもない事を言うというのはこういうことを言うのだろう。この言葉は嘘を吐く時に言うのではなく、自分の身を守る時に使うべきなのだ】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/05(月) 21:09:34.83 ID:rjlMBACpo
>>58

「…すまないな」

【上げた顔は再び彫像のように真顔だった】
【男が感情を出すのは当分ないだろう】

「…縁があれば再び会おう」

【勘のようなもので多少は気付いている】
【だが、確信はできない あくまで社交辞令と解釈する】
【そのまま空を見上げてから南東の森の中へ姿を消した】

/3日間のロールお疲れ様ですた!
/自キャラが崩壊したりしてご迷惑をおかけしたと思いまふm(_ _)m
/楽しかったです!有難うございました!
60 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう [sage]:2011/09/05(月) 21:49:34.56 ID:ekBdDENIO
>>55
何か、お探しかしら?

【秋風の吹き始めた公園のベンチに腰掛ける少年に後ろから話しかける】
【声の主は女で、黒い外套のみを身に纏っている】
【因みに裸足であり両足ともに青で描かれた魔方陣がある】

61 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 21:57:24.93 ID:btacRiN/o
>>60
再び地図へと目を落とし、尚も悩み続ける少年であったが――

「…ふぇ?」

――唐突に背後から掛けられた声に驚き、何とも情けない声を上げてしまう
そして、ハッとした表情のまま振り返ると相手の様子を確認
黒い外套を身に纏った女性――それはまだいい、常識の範疇だ
だが、裸足であるというのはどういう事なのだろうか―――そんな疑問を抱いてしまう

「あ、えっとお店を探しているんですっ」

取りあえず相手の質問に答えながら、地図を開いて見せつける
一枚の紙でしかない地図を左手で持ち、右手の指で目的地を指した
現在地を確認してみれば、すぐ先であるのは容易に解るだろう―――問題は道が入り組んでいる事なのだが
62 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/05(月) 22:02:14.04 ID:t2iYPV4Oo
>>59
【森の中へと姿を消していく相手の後ろ姿を見つめた。左目を解放したのもあるが、今日はあの人物に色々な感情を抱けたものだと実感する】
【どの感情が最終的に落ち付いたのかは定かではないが、相も変わらず自分がどうしようもない中途半端野郎だと自覚する。悪党にも、英雄にもなれない】
【あの男性は英雄になろうとしたのだろうか、沢山の人々を守る為に自らの犠牲を省みなかったのだろうか。その為に、世界を廻っているのだろうか】
【先日発生したテロの時も自分だけは逃げ出していた。どの異能者も、正義心や悪心を抱かせながら様々な思想、思い、目的、野望を元にそこへと向かった】

「……猫も犬も視飽きた。」
「醜悪な過去も、向日葵の香りする日常も……―――劣悪な、ラプソディーも」

「……ふふっ……これこそが、『旅の醍醐味』ってやつか……?」

【誰に対してというわけでもなく、強いて言うならば首にぶら下げた首飾りを介して眼に視えぬ精霊様たちにでも質問を投げかけていた。嗚呼、投げていた】
【鉄仮面を被った異形と会いほんわかな気分になるのも旅の醍醐味、酒場で殴り合ってその末に大事な剣を売り飛ばす羽目という不幸に会うのも旅の醍醐味】
【両手が爆ぜるのも、独りでラーメンをすするのも、適当な話相手と食事を取るのも、たった独りで逃げるのも、全てまた『旅の醍醐味』に過ぎなかった】
【ぶつぶつと独り言をつぶやきながら自分もまた森の闇へと溶けていく。いっそのこと邪気眼でも発現してくれたらいいのだが、世の中そうもいかないものだった】

【いっそのこと自害してみるのも手かと思考が脳裏を過ったが、そんなバカバカしくて愚かしい提案を脳味噌はいとも容易く焼き払った】


/レス遅れて申し訳ない!そして、絡み乙でしたー!
/こちらこそ楽しかったでごわすよ。重ね重ね乙でしたっ
63 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう [sage]:2011/09/05(月) 22:02:39.23 ID:ekBdDENIO
>>61
ん?あぁ、ここね…

【少年の視線に対して少し不愉快そうな表情をしたが、提示された地図を見て即場所が分かったらしい】
【女は銀色の長い髪をはためかせながら方向転換、そのまますたすたと歩き出す】

案内してあげるよ、ついておいで

【ひたひたと生々しい音を立てながら後ろも確認せずに進んでいく】
【いかにも怪しい女だが少年は果たしてついて来るだろうか】
64 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 22:08:20.78 ID:btacRiN/o
>>63

「えっ? 案内してくださるんですかっ?」

喜びよりも驚きの方が先行したようで、目を大きく見開きながら吃驚したような表情
それでもやはり嬉しさは間を置かずに込み上げてくるもので、直ぐに満面の笑みを浮かべて腰を上げた
そして、銀髪を靡かせて歩き始める相手をてくてく追いかけていく
藁にも縋るべき状況であったのだ、人間が案内してくれるだけでも十分信用に足りた

「いやー、よかったです。お昼には着く予定だったのですがねー」

一体お前は何時間道に迷っていたのだろうか、そんな突っ込みを入れられてもおかしくない事を笑いながら云う
天然なのだろう、度が過ぎた
65 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう :2011/09/05(月) 22:20:27.28 ID:ekBdDENIO
>>64
どうせ暇だしね

【足音と元気のよい声で着いてくるのを確する】
【実はこの女、住所不定である】

って…一体どんだけ迷ってんのよ
もしかして、地図読めないの?

【当然の突っ込みと湧き出た疑問を少年にぶつけながら、道を左に曲がった】
【確かにこの辺りは住宅街で多少入り組んでいた】
66 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 22:30:06.06 ID:btacRiN/o
>>65

「い、いや地図は読めますよ? ただ、えっと…そう! 目が悪いんですっ」

どうやら、入り組んだ路地を地図上できちんと確認できなかったと言いたいらしい
ちなみに大自然の中で元気よく育ったこの少年は―――視力が凄く良い

「おねーさんは、何をなさっている人なのですか?」

相手が暇だと云ったのを聞き、普段は何をしている人なのだろうかと云う好奇心が湧いたゆえの質問であった
少し不躾といえたかも知れないが、そういう性格の少年だから仕方ない

ちなみに目的地にあるのは、一軒の西洋風店舗
昼は喫茶店、深夜はバーとして営業する不思議な店であり、その切り替え時刻に程近かった
勿論、少年が目的としていたのは喫茶店としての方で、かなりギリギリと云える
その変わったスタイルから知名度は低くないため、相手が知っているという可能性もあった
67 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう :2011/09/05(月) 22:46:52.34 ID:ekBdDENIO
>>66
ふぅん…そうなんだ

【これ以上の突っ込みはいらないだろうと判断する】
【裏を返せば「地図が読めないんだなぁ…」と独断したということだが】

私は、そうねぇ…
「ゴミ拾い」、ってトコかしら

【ゴミ拾いとはつまるところ、コンビニやスーパーから出たゴミから食料を漁るということ】
【即ちホームレスだ】


…あ、そういえばあそこって…

【ホームレスな彼女であるがこの辺りの地理には非常に詳しい】
【様々な人脈(主に、ホームレスの)をもっているためか関係のないことまでよく知っているのだ】

ちょっと急ぐわよ

走れる?

【昼間に着く予定だったと話していたことを思い出し、少し早足になる】
【その店のルールを思い出したのだ】

【少年が承諾すれば、女は走り出すだろう】
68 :【互信光臨】 @wiki [sage]:2011/09/05(月) 22:54:55.83 ID:Kw8Wr/jv0
【ーーーやや街外れの港】

「怜火、そっちの首尾は?」
『異常ナシだァ』
「んー……、む」
『……何、口をモゴモゴさせてんだ?』
「んあ?あ、いや、ほら、ポテチ一気食いしたら、若干口切ってね」
『………』
「堅揚げの奴」
『偏食も大概にしろよ、相棒が[ピザ]とか、私は嫌だぞ』
「毎日、体動かしてるし問題ナッシング!」

【短髪黒髪と長髪金髪の女性二人組、二つの華とにすら思える壮観の並び】
【話題が若干アレですが、一度はポテチを口一杯にほうばりたい】
【その願望は皆とも言わずとも共有し分かち会える仲間が居ると信じたいーーー灯火は思う】
【怜火は、箸でポテチを食うような子だ】

『ーーー……ふぅん、ならこの少し固さを失った腹筋は?』 ぷにっ←(腹をつついた擬音だよっ)

「ぇっ?あっ、や、って、何でマイ腹筋の硬さを怜火が知ってんのさッ///」
『相棒の健康管理は鉄則だ、例えば最近ウエストや体重mーー』
「わ"ッッーー!!!う"わ"ッッーー!!!言わないでぇッ!!」
『そう言えばユ●クロのジーンズが入らなkーー』
「止めますからぁッ!偏食は止めますッ!ノーモア偏食ッ」


【………ぁ、ついでに二人はヒーローです】
69 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 22:57:11.02 ID:btacRiN/o
>>67
「ゴミ拾い…ですか?」

相手の言葉の意味がよく解らなかったらしく、首を傾げてしまう
実はこの少年も野宿を基本にしていたりするが、親からの仕送りで食事などには困っていなかった
だから、そう云った生活をする者をよく理解していない

「え? あ、そっか時間…。はいっ、走れます!」

相手が何かに気付いたのを感じ取り、そして自分へと掛けられた質問
迷子になっていた事ですっかり忘れていた店のルールを思い出し、納得すると大きく頷いた
そして先行するように走り出した相手を、少年の全力を出し切る格好で駆けて追う

しかしこの少年、あまり運動神経は良くなく
目的の店にたどり着く直前で――

「きゃうん」

情けない声を上げながら、盛大に転んでしまうのであった
走っていた勢いをプラスして派手な音が響き渡り、それでも何とか顔を上げる少年
時間が迫っていることの意識が強い為、痛みに負けることは無かったが
――しかし、起き上がるのにもたついてしまっていた
70 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/05(月) 23:00:05.19 ID:gkqZttfJo
本日は局地的な土砂降りが発生した。
この能力者の街には天気予報なんてものは意味もなく、当てになるはずもない。
天候変化系の能力者なんていても可笑しくは無く、とにかく双子はびしょ濡れであった。

「濡れちゃったね…」『うん』

とある軒先で手を繋いで仲良く雨宿りする双子の少女。
逃亡暮らしの二人には衣服を工面する余裕なんてなく、ましてやその下に着るものなんてない。
服の意味をなさないボロキレのような服は、この雨で濡れて使い物にならなく少女の幼い肌を写し出していた。
浮浪児のような格好をした二人を気にするものは無く、避けるように人が歩いて行く。

「すこし路地に入ろうか」『うん』

若干の羞恥心の意味もあり、一目を避けるように裏路地に入る。
出会うのは裏路地の住民か、その光景を見た目撃者か。
71 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう :2011/09/05(月) 23:16:56.59 ID:Nkxoc7yoo
>>69
悪いかしら?

【決して普通の生活を送っている人間を憎んでいるというわけではないが、聞き返して来た少年に対して少し高圧的な態度で返した】
【殺意ではないが冷んやりとした空気を醸し出す】


【少年も状況を理解したようなのであと少しの距離まで走って行ったが、後ろから痛々しい音が聞こえた】
【足をとめて振り返り少年が転んだのを見る】

……はぁ…
大丈夫?

【まったくと言わんばかりの表情でぺたぺたと近づき手を差し出す】
【怒りや苛立ちの色は伺えないであろうが、苦笑いに近いものを浮かべていた】

早くしないと、閉まっちゃうけど?


72 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/05(月) 23:25:20.95 ID:NbihvCVv0
>>70
全く……久しぶりに外へ出てみたと思ったら雨だなんて……
はぁ、今日はついていないな
【裏路地を歩く少年】
【その格好は黒一色で占められていたため、暗闇に溶けて少年の姿を確認しづらい】
【そしてついていないと言いながらも大きめの傘を持っている】
【よほど黒が好きなのだろうか、傘は骨の部分まで真っ黒だ】

まぁ、家に帰れば紅茶が待っている。早く帰らなければ……ん?
【そんな事を言いながら歩いていた少年は】
【ボロボロの服を来た浮浪者のような少女二人を見つける】
【どうやら二人に興味を持ったようだ、頭の中では面白そうだなんて考えている】

おい、そこの双子のボロキレ達。
こんな所で何をやっているんだ? そんな格好で外にいたら風邪を引くぞ、早く家に帰ったらどうだ?
【興味を持った割には冷たい言い方】
【だがしかし、幼少期に他人と触れ合わなかった少年には他人との接し方なんて微塵も学んじゃいない】
【さらに、相手の見た目が年下という事もあってか相手から何か学ぼうともしない】
73 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/05(月) 23:26:38.20 ID:nCKntAOAO
>>70
【後ろからばさりと二人に何か衣服のようなものがかけられる】

…やれやれ

【普通の青年だ】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にTシャツとズボンを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】
【かけられたのは普通のブレザーだった】

着とけ、それ
風邪ひくぞ
74 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/05(月) 23:27:08.85 ID:nCKntAOAO
>>73はなしで
75 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 23:29:07.29 ID:btacRiN/o
>>71

「い、いえ、そんな事はっ」

相手の高圧的な態度や冷んやりした空気に気圧された事に加え、気分を損ねさせてしまった気がして慌てて否定
こうして道案内してくれている恩人を、下手に怒らせたくは無かった


「あ、ありがとうございます…」

差し出された手を素直に掴み、起き上がると少年の方も情けなさそうな苦笑を浮かべる
自身の転び癖が非常に情けなかったが、それと同時に相手の意外な優しさに感謝していた
てっきり厳しい人なのだろう――とか、先入観を抱いていたが
そもそも案内してくれていることもあるし、優しい人なのだろうと改めて認識し直す

「そ、そうですね。すいません、急ぎましょう!」

今度は転ばぬよう全力で駆けはせず、早歩きに近い恰好で急ぐ
程無くして店の玄関に辿り着くと、喫茶店側のラストオーダーぎりぎりで間に合った事が確認できた

「ま、間に合いましたっ!」

本当に嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、それから相手の方を向くと

「此処まで有難うございましたっ」

一度お辞儀をし、それから少し迷ったような素振りを見せながらも意を決した様に声を出す

「あ、あの…よければ一緒にどうでしょうか? お礼も兼ねて…」
76 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/05(月) 23:34:24.16 ID:gkqZttfJo
>>72
その黒一色の少年はこの闇夜に解けて確認しにくい。
声をかけられたのか、と思い二人はキョロキョロ見渡しようやく発見したようだ。
少年の姿を確認すると、姉と思わしき人物(髪が長い方)が妹を背中隠す(髪が短い方)
隠すといっても背丈が同じなので壁ぐらいにしかならないが、それでも腕を使って庇い護っているという感じだ。

「帰る家なんてないし…貴方にも関係ないでしょ」

彼女もまた冷たい言葉をかける。
フード姿の人物を威嚇し、これが犬ならフーフー言ってそうな所だ。
そんなことはしないけれど、警戒し威嚇している目を見せている。

その背後でちょこんと隠れている妹はと言うと姉に抱きついていた。
77 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/05(月) 23:35:16.43 ID:gkqZttfJo
>>73
/ごめんなさい またの機会に
78 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう :2011/09/05(月) 23:40:32.37 ID:Nkxoc7yoo
>>75
よろしい

【慌てて否定した少年をいたずらっぽい笑みと言葉で軽く流す】
【単なるからかいであったようだ】


…ふぅ、よかったわね

【少年が転ばぬよう少々歩を緩めて少し進むと、すぐに目的地へ着いた】
【嬉しそうな少年を見るとすごくいい事をした気がして気分がいい】
【女はやけに機嫌がよかった】


あー…んー…

【少年のお誘いに、少しというかかなり悩む】
【久しぶりにまともな場所でご飯が食べたかったが、いかんせんお金がない】
【さすがに少年に奢らせるのも悪い】


今日はこれから、「ゴミ拾い」があるのよね…ごめんね

【せっかくの提案で断るのも気が引けたが天秤はこの決断に傾いた】
【女はにっこりと笑うと「じゃぁ」と言い、その場を後にしようとする】
【引き止めることは可能であるが果たして…?】


/ごめんなさい…眠気がやって来ました…
79 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/05(月) 23:43:06.52 ID:NbihvCVv0
>>76
(あっれおかしいな、ちゃんと名前呼んだぞ。さりげなく家に帰った方が良いとかも言ったはずだけどなんでこんなに嫌われてんだ?)
【答→言葉遣い】

……関係なくはないだろう、こんな所で会うなんて何か面白い物がありそうじゃあないか……って
そもそもお前達、なんでそんな格好してるんだ?流石に目の前で風邪を引かれたら後味が悪いからな、これを貸す

『黒炎召喚』
『形状変化、傘、ローブ』

【少年がそう呟くと少年の足下から黒炎が発生し】
【瞬く間に大きめのローブと子供用の傘が二つ出来上がる】

ほら、これを着とけ。
そうすれば一応は見れる格好にはなるだろうが

【そう言って出来たローブを髪が長い方に投げる】
【因みに、このローブが双子に危害を加える事は無いが、双子に危害を加えようとして触った物はローブがそのものを灰にする安心防犯設計】
80 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/05(月) 23:50:24.59 ID:nCKntAOAO
【街中】
【夜の繁華街を歩く青年がいた】

やれやれ、やっと治ったか
もう無理はしない、絶対しないと心に決めたぞ俺は…

【普通の青年だ】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にTシャツとジーンズを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】
【右手にはコンビニの袋】
【どうやら買い物帰りらしい】

少しまだ体も痛いしな…どわっ!?

【足元の溝に引っ掛かったのか、転びそうになる】
【宙に舞うペットボトルやらビーフジャーキーの袋やら】

どわったっとっ

【おぼつかない足取りで宙に舞った袋の中身をお手玉お手玉】
81 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki [sage]:2011/09/05(月) 23:54:00.19 ID:btacRiN/o
>>78
相手のいたずらっぽい笑みを見て、「からかわれたのかな…?」とか思いこそすれ悪い気はせず
にこやかな笑みを浮かべるだけであった


どうやら相手は悩んでいる様であるが、果たしてどう答えるのか
少年としては、案内してくれた事そして転んだ後に助けてくれた事――その二つのお礼をしたかったし
やはり、一人で目的の物――今回は特製のケーキであったが――を食べるよりは誰かと食べたかった
それでも押し付けがましい性格では無い為、相手の返事を優先しようと考えている

「あ、そうですか…ではまた今度機会があればっ!」

残念そうな声を出すが直ぐに元気を出し、次また会った時に持ち越そうとした

「僕の名前はアルヴィット・カルヤライネンです。今日は有難うございました、それではっ」

満面の笑みで名前を告げると再度お辞儀をし、去って行く相手を見送る
相手の姿が見えなくなれば振り返って喫茶店へと入ると、目的の物を食べるのだろう――少しばかりの心残りを抱きながら

/では、ここで〆でっ
/wikiのキャラ作成はよろずスレの方でも依頼できますし、ご自分でなされる場合はどうぞ
/絡みあり乙でしたっ!
82 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう [sage]:2011/09/05(月) 23:57:37.11 ID:Nkxoc7yoo
>>81
/わかりました…ありがとうございます
/絡み乙ありでした!
83 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/05(月) 23:58:32.09 ID:gkqZttfJo
>>79

少年の間違いはソレだけではない。
唯の言葉づかいが問題なら双子のどちらも気にはしなかっただろ。
唯一つの間違いは…

「…ひぃ!」

聞こえてきたのは少女の叫び声。
唯一つの間違いは、この少女は病的な程に他人を信用できないのである。
あらゆる善意に裏があるように思えて仕方がない、有りもしない裏に怯える被害妄想。

投げられたローブは受け取られることなく、そのまま地に放り投げられる。
姉である少女もまた怯えるように尻もちをつく。
ガタガタと震える姉をそっと抱きつき、その場から動こうとしない妹。

『ほら、この人は悪い人じゃないって、ね。ほら平気だよ』

姉に触れたまま器用にローブに手をかける。
それを着込んで何も無い安全さを伝えるようにアピールする。
やがて妹は後回しにしていた少年に声をかける。

『気を害したのならすいません、謝ります。許して下さい。
 そしてお礼の言葉を、ローブありがとうございます』

その場でペコリと頭を下げる妹。
姉の震えはまだ止まらず、妹がまだ優しく抱きついている。
84 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 00:05:01.59 ID:fRUUYiTS0
>>83
……いや、まぁいい。(なんか、死にたくなって来た……)
【少年に取っては善かれと思ってやった行為だが】
【髪の長い少女に取っては何かのトラウマであったのかもしれない】

……そう言えば、今日は買い出しに出ていたからな。
お前達、ハムとチーズのサンドウィッチなんて食いたくないか?
【そう言って何故かドヤ顔】
【少女達の身なりからして、ひもじい思いをしていると踏んだのだろう】
【実は最初から背中に持っていた黒炎で出来たバッグの中からパンとチーズ、ハムを取り出す】
【どれもさっき買ったばかりの新鮮な品、パンに至っては焼き立てで少々熱い】
【辺りに食材の良い香りが溢れ出す】

/食料持ってた、ってことにしても良いですか?
85 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/06(火) 00:07:09.72 ID:mwTxXRp3o
>>57
【実際には狙われているのは女のほうであったりする】
【何せ、知らずの内に賞金稼ぎとなっていた女は嘗てとある男の経営する傭兵組織に所属していた】
【その人物というのが、まぁ黒服と同じ人種である。つまり同業というわけなのだから雇うのは簡単だと思われていたらしい】
【が、彼女が彼らの小組織を依頼で潰した事で彼女は知らずのうちに追われているのだ】
【ほかにも以前の雇い手と敵対していたものなど……この女恨みを買いすぎである】
【そして拳銃が自身を狙っている。それなのに女は先ほどと同じ構えを戻さない】
【銃口が相手には向いてないのを確認すると、摺足を開始する】

………あなたは突きがあまり得意じゃないのね。確かにただの斬撃より力は入らないし、何よりも幅が狭い。
けれど、極めれば……その一点集中の一撃が最速であることに気づく。

「なんだ?てめえ拳銃知らないのか?こいつは発砲したならば約一秒でお前の体を……
 まぁいいさ。どっちにしても顔は傷つけたくないしな。足さえ奪えばこっちのもの…だ」


【破裂音と共に硝煙を纏った金属が女性に迫る。それは女性の体を貫通……】

……『霊歩』

【していなかった。女性は銃弾を身を翻し回避してその勢いで男の銃口にレイピアを差込み】
【すばやく、振って破壊してしまう。その女に他の男達の銃砲が向くが……】
86 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて  [sagesaga]:2011/09/06(火) 00:10:19.39 ID:mNyrWvM50
【工事中のビルの1室に、昏倒している幾人かの男女がいた】
【そして、土の兵隊を指図して土の箱に梱包している男が1人】

「全く、需要が多いと大変ですねえ。まあ私がその遠因ではあるのですが」

【男の発明が多くの人を必要とするので、こうして開発者が素材集めに東奔西走する羽目になっている】
【夜食には、いつもの干し肉を齧っているが】【物音には最大限の注意を払って警戒している】

/絡み待ちです。2445までお待ちしております
87 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:10:33.45 ID:thLVzljm0
>>80
ははは、愉快だねっ、愉快な青年Aよっ、ボクが助けてしんぜよぅッ!!
此の手は全てのモノを掴むぅ!君のハートとかいけない部分を鷲掴みっ!掴んで離さないっ
特に妹とかっ

アァァァヴァロゥォォォン アァァァームゥゥゥウウ (のぶ代風

【凛とした白髪褐色肌の、際立つ張り上がる元気だけはよろしい声、機械の駆動音は今日も良く】
【鳴り響くーーー、何時ものラウラ、ただし声は上から降り注ぐ、なぜならば】
【両脚部から飛行装置が展開された鋼鉄外殻の、鼠色に光る駆動式脚甲、がラウラを飛翔させて居り】
【両腕には頭一つを掌で掴めそうな、巨腕、駆動式アーム】

【今、まさに燕が如く低空飛行でお手玉状態の荷物を救出せんとその手を広げたッ】

へい、キャッチキャッチィッ!!

【首尾よく行けば荷物は全て無事にアームの掌に収まるだろう、けども、何というべきか】
【直線バカ?突っ込みすぎである、青年の前にアームを掲げているのだから】
【このまま転びにいけば青年の顔が突き出した硬いアームの犠牲になるだろう】
【まぁ、ブレーキは掛けてるので軽くゴンッって当たる程度だが】
【如何にも相手がけが人?である事を理解してない行動である】
88 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:11:06.66 ID:0EWYKLllo
【人気の無い道路】

【車の通りが極端に少ないこの道路の中央に一人の少年が、ただ佇んでいる】
【胸元を開いた黒色のシャツにアクセサリの付いたジーンズ】
【綺麗に染められた茶色の長い髪は如何にもこの時間帯の人間だと言うのが見て取れる】
【ただ一つ、そんな休日のホストの様な格好の少年を『普通』から切り離す外見的特徴が一つ】
【背中の、天使の翼の様な六枚翼。神秘的な様で、無機質な黄金の光を放つ翼】
【それはこの少年がただのチンピラでは無い事を示すと同時に『破綻者』の一人である事を知らせる】

…………っは、何が家族だ

【しかしその独り言に浮かび上がるのは一つの、やけに人間じみた単語】
【それは『破綻者』のうちでもまだ『人』である事を知らせる何かなのかもしれない】

(んなもん、求める方が馬鹿なんだよ)

【その思考はただの思考。外に漏れ出る事は一切無い。所詮思考】
【ただこの少年はこの道路の中央に立ち、一台の車を待ち続けるのみ】

/なんでも募集……ですが凍結挟む事になるかもっ
89 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 00:12:36.59 ID:OLyihvPio
>>84

『サンドイッチですか』

そう言われるとお腹がすいてくる。
この地に来てからはロクに食べることが無く、そういった物を食べる機会がなかった。

『でも気分を害すかもしれませんよ。先程の通り…それでもいいのでしたら』

妹である彼女は敵意を向けることは無く、少なくとも姉に比べては信用しているようだ。
最もその姉はというと先程から震えているばかりなのだが。
90 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 00:17:00.67 ID:fDMjWF9AO
>>87
ら、ラウラ!?
おま、ちょっと待てぶっ!

【いきなり現れた見知った顔に驚きながら】
【見事に顔面で駆動式アームにヘッドバット】
【体勢が悪かったのもあり尻餅をついてしまった】

いたたた…は、鼻打った…

【鼻を押さえてプルプル】
【鼻に直撃したらしい】
91 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 00:20:13.87 ID:fRUUYiTS0
>>89
……あ〜、じゃこうしよう

『黒炎変化、傘「巨大化、浮遊」』
『黒炎召喚』
『形状変化、ナイフ』

【少年がそう言うと傘が巨大化し、宙に浮いて屋根の代わりになる】
【そして黒炎で出来たナイフを使ってパン、チーズ、ハムを切り分けてサンドウィッチにする】
【サンドウィッチが三つなのは少年も腹が空いていたからである】

ほら、こうして同じ材料なら毒が無いとわふぁっふぁふぁろふ
【言ってる側からサンドウィッチを食いだす】
【因みに最後は「分かっただろう」と言っています】

ほれ、おまへふぁふぃも食へ
【そう言ってサンドウィッチを髪が短い方へ渡す】
【まだ先ほどの精神的ダメージが抜けきっていないのか、髪が長い方には微妙に負い目を感じているっぽい】
92 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/06(火) 00:24:33.30 ID:qMhZIa0IO
>>85

【さてどうするか。女は状況を省みながら、そっと思考を燻らせた。】
【こういうときに、そっと内ポケットの煙草に手がいくのは癖である。もっとも、】
【現時点でそんなことしたらたちまち蜂の巣にされるため、動かしかけてやめるのだが。】

【すると、一つ気づいたことがあった。それは、】
【銃口の「向き」である。相手の持つ拳銃が、】
【自分よりも、自分の後方の女に多く向いていた。】

…なに…?

っ!お、おい!!ちょっと…!

【ダァァ―――――ァァン!!!】
【鼻をつく硝煙の匂いと耳を打つ轟音。これは死んだか…】
【相手の言葉を聞いたものの、まだ半信半疑である。】
【振り返り、素早く相手に視線を送るが、彼女は被弾して―――――――「いない」。】

【女は思わず声をかけようとするが、その前に敵の銃口が動く。】
【相手が発砲するより「前」に大剣に手をかけ、】

―――――――――――させるか…っ!!

【ゴオオッ!!!】
【眼前の二人に向け思い切り薙ぎ払いをかけようとし、】
【そのときに刀身から放たれる風の剣圧、所謂「斬撃」で、】
【さらに残りを叩き斬ろうとした。もっとも、加減しているため、死ぬことはない。】
【悪くても気絶である。】
93 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:28:38.56 ID:JWc2iJlHo
>>88
青年の耳に、届くだろうか
黒塗りの闇を切り裂く翼の羽撃き。鳥類のソレを逸脱した、強い風と大きな音
素早く振り向く事が出来たならば、青年の前方にある街路の曲がり角に消えていく。
蒼い”何か”を、視認する事が出来たろう。――そしてそれから、ほぼ、間を置かず。

「…やっぱり、貴方でしたか。覚えてます?」

同じ曲がり角から現れたのは、ひょっとすれば記憶に残っているかも知れない。いつかの祭りで遭遇した女性
濃紺色のカーディガンとジーンズを着込み、ブロンズの髪は夜風にされるがまま。東雲色の眸を細めながら、
青年へと近づいていく。その声音その様子からは些かの好奇心を、女が抱いている事が判るかも知れなかった

『――…おい、さっさと帰ろうぜ…」

歩く女の背後から投げ掛けられる、眠た気な低い声。――…藍のバンダナを身につけた、少年がそこには居た。
女の後を追い少年も、緩慢に歩みを進める。目付きは悪く、青年を一瞥するその行為にも好意は感じ取れない
然し不満げでも、女の後を付いて歩く辺り。二人の関係がどんなものか、少し見え隠れしていた
94 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 00:30:11.71 ID:OLyihvPio
>>91

黙って三等分に分けられたサンドイッチの二つを受け取る。
姉にしてみれば毒がないか真っ先に疑うのだが、その心配はないらしい。
それでも姉は中々口にしようとしない。

『あー恥ずかしいのでコッチ見ないでくれます?』

ニコリと笑う妹、ちょっと怖さを感じるかもしれない。
まずは一口口に含み毒が無いのかを念のため確認しとく、こうでもしないと食べてくれないのもある
そして自分が噛んだ物をそのまま飲み込み、再びもう一口。
今度は飲み込むことはせず、程良く噛んでいる。
そして観客がいるので若干恥ずかしそうに紅くなりながら…

『ん〜』「っぐ…ん……」

そのまま口移しした。ちょっと危ない光景である。
95 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:32:20.56 ID:thLVzljm0
>>90
イッちんおひさ〜、なに鼻押さえてんの?お色気シーンでも考えて鼻血ブーって奴?
HAHAHA、まったくまったくイッちんはませてるなぁ

【気付いて無い、駆動式の腕だとそうそう簡単に衝撃が伝わらない為に、偶に有るがなかなかに】
【タチが悪い奴である、荷物のビーフジャーキーやらは無事掌に収まってる様子だが】
【肝心の持ち主に大打撃】
【そして相変わらずの愉快で豪快な笑いとともに、水に流されようとしていた】

あ、そーそー、空飛んでたら、イッちん見かけたから、飛んできたんだよ〜
ちょい聞いてるかい〜?そりゃ、ボクの超絶技巧的ファインプレーで荷物キャッチした事実に
悶絶する位感動するのも解るけどさー……

【ある種、常識外れな娘でもあるから、仕方ないと言えば仕方無いが】
【満面の笑顔に対し、鼻を押さえる青年に、片眉を釣り上げて、流暢に一人語りの如く語り掛けを為す】
【ダメだこいつ、まるで状況を掴んでいない】
【告げながらホバリングして居た脚甲の展開していた飛行装置を、閉塞させ、地上に鈍い音を立て着地を為す】
96 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 00:34:31.84 ID:fRUUYiTS0
>>94
? わかった
【そう言うと言われた通り背を向ける】

(……え?なにこれなにこれ、何この音。ひょっとしたら何か特殊な方法で魔王召喚みたいな事になりのか?)
(いやそれはない、流石に彼処までみすぼらしかったらそんな事に割く体力なんてあったもんじゃないだろう)
(じゃ一体何してるんだ、気になる、とてつもなく気になる……)
【背後から聞こえる少し妖しげな声にいらん空想を膨らませる】
【とは言っても流石は十代前半、考えている事がイタい、いろんな意味でイタい】
97 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 00:37:26.75 ID:fDMjWF9AO
>>95
…ああ、久しぶりだな
元気そうで何よりだ

【ゆらあ…と幽鬼のように立ち上がる】
【おもむろにラウラに近寄り…わしっとラウラの頭をわしづかみ】

荷物をキャッチしてくれてありがとうよ
その礼だ、しっかり、じっくり、味わってくれ

【ミシミシミシミシとわしづかみした頭に力を込めていく】
【いわゆる一つのアイアンクローというやつであった】

ただでさえ普通の鼻が低くなるところだったぞ…!

【ミシミシミシミシミシミシ】
98 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 00:42:17.91 ID:OLyihvPio
>>96

少年が背後を見ている間も食事は続けられており、くちゅくちゅとした音が聞こえてくる。
その音の間、時たま「ひゃん」等も悲鳴も聞こえてきたりするが深く考えてはいけない。

『もう大丈夫ですよ』

そういう彼女はまだ顔が赤い、姉はと言うとおかげで震えは止まったようだ。
その手元にはサンドイッチはなく無事に間食したのが分かるだろう。

『えっと…』「ごちそうさまです…」

食事的な意味で
99 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:43:28.53 ID:0EWYKLllo
>>93
【その声は確かに聞き覚えがあった】
【忘れる訳が無い。あの忌々しい夏祭りで聞いた、自分を散々罵った人間】
【考え事がそこで中断される。虫の鳴く声が耳にうっとうしく響き渡った】

………お、ま、え、は…………………

【ギギギっと錆びついた機械の様に首を曲げ、その双眸で二人を視界に納める】
【汗が額を伝う。重苦しい気分が今だけ、吹き飛んで脳内が真っ更になった】
【六枚翼はただそのまま、神の手に納まる銃器の様な輝きを放ちつつ、そこにある】
【宇宙を満たす素粒子よりも遥かに謎を含んだソレも、今はただ弱々しく見えた】

忘れる訳ねぇだろうが………あそこまで言われてなぁ………!

【額に血管が浮かび上がるのは憤怒の証拠か激怒の証拠か】
【ただ一つ言えるのは相手の少年はともかく、その女性がとても良い思い出が無い事】
【『童貞』……魔法使い志願者全てをを傷付ける言葉を、この少年は忘れていない】

/ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!!!気付くのに遅れました!!!!!
100 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて  [sagesaga]:2011/09/06(火) 00:46:22.46 ID:mNyrWvM50
>>86
/25時まで待ってみます
101 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/06(火) 00:51:25.09 ID:mwTxXRp3o
>>92
【レイピアが突き刺した拳銃を思わず離してしまい、逃げ出してしまう主格の男】
【しかし部下達はソレに対しても惑うことなく女に銃口を向ける……】
【女は左手に持ったレイピアを後方に向ける。自分の背後に迫った男の脚を突き刺し】
【さらにソレを軸に体を反転させ弾丸を回避する体勢になる】
【しかしその動作の前に相手が烈風を巻き起こし、大半の男を吹き飛ばしてしまうのだ】
【なるほどの相手の剣はやはり属性を切り替えられるのか、これを利用せんと女は】
【両のレイピアを空に掲げ……それを振り回し、そして逃げ惑う男達をにらむ】

……乗らせてもらうわ。その風に。
――『斬空剣』。

【振り回した両のレイピアに相手の風が纏われ、そのまま突き出す】
【それは強烈な冷風となり、男達を貫き吹き飛ばす。そして爆発もはなった冷風の槍で】
【爆源を破壊せんと森中を駆け抜け火を消していく……】
102 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 00:51:48.80 ID:fRUUYiTS0
>>98
(え、ちょ、ホントに何してるか気になるんだけどぉ!)
【答→食事です】
【少年のそわそわが限界近くになったとき、ちょうどオーケーサインが出たので振り向く】

……顔が赤いが、まぁ、全部食ったのなら問題ない……!
【少年は髪が長い方の震えが止まったのを見て】

あー……その、すまなかったな。いきなり話し掛けて
その詫びと言っては何だが、これでもいるか?
本当は売りさばく予定だったんだが、お前達に似合うんじゃないか?
【そう言ってバッグから取り出したのは、二つのティアラ】
【片方は中央に大きいルビー、もう片方はサファイアがついている意外は、デザインは同じである】
【ちなみにこのティアラ、売れば半年は遊んで暮らせる程度の物である】
【それを懲りもしないで髪が長い方に渡そうとする】
103 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:53:45.08 ID:thLVzljm0
>>97
そりゃ、元気が取り柄だかんね〜、って
な、なんか足取りが重たく感じるよイッちんッ……知らぬ間に武人の境地にッ

【幽鬼が如く足取りに、さすがに青年が何らかの怒りと反感を買ってると悟り、やや後ずさり】
【片目をヒクヒクさせて、青筋を見せるラウラ、イヤな予感に冷や汗】
【それでも冗談を吐くのは止めないのは大概なものだ】

あはっ、あははっ、ぼ、ボク子供ぢゃ無いからっ、頭撫でられても嬉しく無いってk
ぁ"だだだだだだだっっっ!!!
お、乙女の頭を何と心得るかぁぁだだだだっ!?

【メリメリメリメリメリメリメリィ……ーーーじたばたと虚しく空虚を掴む抵抗に】
【礼ばかりに歓喜どころか、悲痛の叫びが街中に響く、乙女って誰のことだろうね】
【それにしてもこのラウラ、涙目である】

よ、よくわかんないけどぉっ!は、鼻が低くなったらッ!イッちんはよりイケメンフェイスに
変身するんじゃないかなぁというボクの見解gぁだだだだだだっ!!

らめぇ!頭がバカになっtいやごめんギブギブギブッ

【メリメリメリメリと掴む腕に駆動籠手の掌で軽くパンパンとギブアップコールを為す】
104 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:56:44.40 ID:JWc2iJlHo
>>99
此方を視認した青年の反応といえば、怒。
とてもではないが、再会を喜ぶ気があるとは見て取れない。勿論、自業自得なのだが

「事実なんだから…ふっ…別にいいじゃあ、ありませんか」

そう言う問題では、無いと思うが
それは女性も、重々承知。ただ適当な理由も思い付かなかったからこんな風に、開き直ってみたまで
相変わらず怒りを受け止め反省するつもり等、微塵も無い様だった。その見た目と相反して思考は、結構に幼い
口許に手を当て途中、笑い声を漏らすのだから余計怒りは増長されていくかも、知れなかった。

――そんな風にして。独り勝手にささやかな再会の喜びに浸りながら、青年の様子を見回して
視線が辿り着くのは三対の翼。異能に依るものなのだろう。暗がりを照らすそれは不思議と、女性の眼に神秘的に写り

「それよりこんなところで、何をなさっていたのですか。...まさか遂に、犯罪を侵してまで――…。」

面白半分からかうような言葉を続けながら、こっそりと手を伸ばす
二人の距離は何時しか、手を伸ばせば届く程まで近くなっていた。目標はもちろん、
輝きを放つ翼。その表面を女性は、ゆっくり撫でようとした

『……。お前、なにしたんだよ』

じとりとした隣の、少年の視線も無視して。
105 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/06(火) 00:57:05.63 ID:JWc2iJlHo
>>99
/おっと、お気になさらずです!
106 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 00:59:13.79 ID:OLyihvPio
>>102

「いえ、そんな高価なものは受け取れませんよ」

髪の長い方、つまり姉であるが彼女がそう言った。
渡そうとしても、渡される直前で拒否の言葉を述べた
今度は震えることもせず、キチンと正面から向き合って。

『お気持ちだけもらっておきます』

やはり双子なのか、その辺の思想は一致しているらしい。
107 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 01:01:39.64 ID:fDMjWF9AO
>>103
…やれやれ、ったく…

【ぺいっとラウラの頭を離す】

乙女だの子供じゃないだの言いたいなら出るとこ出してから言え
説得力って知ってるか?
重要だぞ説得力は

【は、と鼻で笑いながらラウラがキャッチした荷物をコンビニの袋に詰めていく】

…そういや何やってんだこんなとこで
子供はもう布団に入る時間なはずだがな
108 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 01:04:36.81 ID:fRUUYiTS0
>>106
そうか、これはお前達には似合うと思ったんだがな
でもまあ、二人に否定されたら仕方が無い、適当に売りさばくか
【そう言って乱暴にバッグの中にティアラを突っ込む】
【少年には価値のある物には見えないようだ】

そう言えば、お前達の名前は何だ?
【今更になって名前を聞く】
【普通はあってすぐに聞くだろうと思うが、いかんせんこの少年には常識が通用しない】
109 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/06(火) 01:07:34.43 ID:qMhZIa0IO
>>101

【大剣の峰が、男の脇腹を抉る感覚があった。】
【この分じゃ肋骨の数本でも折っているはずだ。】
【直撃させた重たい感覚を感じながら、女は剣を振り抜いた。】

【一度陣形を揺さぶることができたら、そこから切り崩して行くことは実にたやすい。】
【そもそも、相手がリーダー格の人物の拳銃を打ち壊したことによって、すでに勝負はついていたのかもしれないのだ。】
【しかもその要因が「剣」でである。通常なら絶対に負ける事のないそれに負けてしまったため、】
【力量の差を見せつけられたと言うことか。】

【そして、取り敢えず、絶体絶命は打開できた。もっとも、】
【女にしても捕まる気など微塵もなかったため、当たり前といえば当たり前だが。】

ふん…剣圧を使われるとは思わなかったわ。

…ま、でもこの状況…どっちが襲撃したか分からないわね…

【バタバタと強い風に煽られて、辺りに倒れて行く男達。】
【女はそれに見下す様な視線を注いでから、言葉を紡いでいた。】
【どこかぶっきらぼうなのは彼女の癖の一つ。別に機嫌が悪いとかそういうのではない。】

…で。

あんた一体「何者」よ。あの刺突はどう考えても普通じゃないわ。
速さも打ち込みも常軌を逸っしてるわよ。

【おそらく火は消えるだろう。自分の属性では定かではないが、】
【相手のそれは自分のと比べて密度も量も段違いである。】
【濃密な「氷」は確かに山々を駆け巡るはずだ。】
110 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/06(火) 01:10:47.19 ID:0EWYKLllo
>>104
【「事実なんだから」 その言葉は確かに少年の心を深く深く、抉りとっていった】
【少年の心の中は、ただ絶望に満たされていた。嗚呼、タイミングの悪い】
【事実は塗り替えられない。それは分かっている。分かっているのに……やるせない】

テメェは相変わらず、本当に大したムカつきっぷりだなぁ、オイ?
なんだ?俺に恨みでもあんのか?ホントによぉ

【ああ、今すぐにでもこの翼で消し飛ばせてやれたらどれほど幸せなのだろうか】
【しかし、流石にそんな事は出来ない。出来ないから、嘆いているのであるが】
【笑い声が、嘲りにしか聞こえない。相手が男だったら、今すぐにでも半殺しにかかる所だ】
【そんな苛立ちを抑えるのに必死になりつつ、ふと前方を見上げると、そこには黒塗りのバン】
【本当にタイミングの悪い。何故、何故このタイミングで来てくれるのだろう】

あぁ〜………ちょっと待ってろ

【相手から来る質問を、一旦全て放棄し、其の翼に触られる前に、飛び立つ】
【こちらに向かう黒塗りのバンの目の前には突如として黄金の翼の天使が現われ
【一閃、両断、一刀両断。数メートル走った後、大きな爆発を起こす】
【これが、質問への答え、か】
111 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 01:11:05.92 ID:OLyihvPio
>>108
「私が涼子で…」『奈々です』

簡単に自己紹介を述べる。
本人たちもそういや、いまさらながらと思っているようだ。

「…似合いそうですか?」

等と首を傾げる姉の姿。
(いやいや、お姉ちゃん。仮にもらったとしてもその辺でボコられて奪われるのがオチだよ)
その片割れで妹はそう思っていても口には出さない。
どうやら女の子の興味というよりは、全く興味が無いと言えばうそになるらしく多少は気になるそうだ。
112 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 01:17:46.77 ID:fRUUYiTS0
>>111
ええと、髪が長い方が涼子で、短い方が奈々か。よし覚えた
僕の名はハウレス。ベリオル・ハウレスだ。困ったらそこらの交番に行って僕の名前を言ってみろ、何とかなるぞ
【そう言ってえっへんと威張る】
【正直、あまり様になっていない】

ああ、似合うとも
そうだな、涼子にはこっちの……サファイアの方が似合いそうだな
【そう言ってまたティアラを取り出し】
【サファイアバージョンのティアラを涼子の頭にのせる】
【ひょっとしたらまたビビられるかもしれないとか考えないのが少年なのだ】
113 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 01:24:53.50 ID:OLyihvPio
>>112

交番に言ってみろ、と言われても二人はそんな場所には寄るつもりはないのである。
それに如何して威張っているか理解できない様子である。

「えっと…似合ってる?」

顔とほほを赤らめて上目づかいに聞いてみる。
妹は空気を読んだのか「ふむふむ」と言った感じで二人から離れている。
『いやーこれはもしかしたらすのるかもしれないな』
と他人事のように独り言を呟く。
114 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 01:24:59.07 ID:thLVzljm0
>>107
ぅー……ボクの未来の可能性が詰まった此の頭になんてことを

【要約離されて糸目に唸りながら、頭を押さえてさすりながらぶつぶつと呟くように告げる】
【未来の可能性どころか無駄な物が余分に詰まってそうな頭だけどな!】

おいィ?何処の事をおっしゃってるんですかねィ?胸ですと、胸か、胸胸胸胸と男は皆胸なのかっ?
あんな脂肪の塊にっ?柔らかいだけが取り柄の牛の様に目に毒な
山二つが説得力ゥッ!?イッちんの目はマリアナ海峡の奥深くまで陥没でもしてるのかなぁッ!?
断ッッ言ッッするッッ!!!

真の乙女は中身で勝負するものぜよっっ!!!熱い魂!燃え尽きるぜハート!

【胸、というワードでピクッとラウラの頬辺りから#マークが浮かび上がる、地雷である】
【ドスの効いた目付きで安定しない口調で高説を初めてしまう】
【何というか語れば語るほど……哀れで】【胸が薄くなるな……】
【更に言えば、肝心な中身ですら勝てなさそうだ】

今は皆がサンバを始める時間でしょ?
冗談、ボクは理想郷での深夜勤務のパトロールとかよくするしね、此がデフォなのさ

……アニメとか深夜に多いし (ぼそっ

【主な理由が下記の通りです】
115 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/06(火) 01:28:16.26 ID:mwTxXRp3o
>>109
【……静寂がよみがえる。男達の大半は既にこのあたりを退いたのだろう】
【動物達の歌声が聞こえた。女はレイピアを仕舞い、残った男達を近くにいた梟達が連れ出していくのを確認していた】
【おそらく森の主も生きているのだろう。どこかで小さな遠吠えが聞こえたのだ】

……後始末は私の雇い主がやってくれる。あの男達の根城を潰せば私の仕事は終わり……

【一応森は凍結してしまっているが、肌寒さはなく命が消えた様子もない】
【凍った世界はまるで御伽噺のように美しいからだ。女はその場を立ち去ろうとするが】
【相手に声を掛けられる。どうやら自分のことについて聞きたいようだ】

我流の剣士。それだけ……。あえて言うならば先祖の魂が作り上げた剣というところ。

【本当に今はそれだけなのだ、それ以上答える言葉もない】
【女は静に相手に背を向けていた】
116 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 01:30:09.12 ID:fRUUYiTS0
>>112
ああ似合ってるとも、やっぱり僕の見立てに間違いは無かったな
やはり素材が良いと何付けても似合うな、うん
【そう言って一人で頷いている】
【一応記しておくがこの「素材」とは勿論少女の事である】
【少年はそう無闇にフラグを折ったりはしないのだ】

【そして少し離れた方の事は既に眼中の外かもしれない】
117 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/06(火) 01:30:25.91 ID:JWc2iJlHo
>>110

「まさか。貴方の反応が見たくてやっている、だけですよ」

あっさりと告げたその言葉、面白がっていただけらしく。女らしいといえば、そうなのだろう
顔に微笑を湛えながら、悪怯れもせず。青年の気持ちを分かってやっているのか、分かっていないのか。
どちらにせよ質が悪い事には、変わりなかった

「ん、どうかしたんです、か――…!?」

伸ばした手は空を切り、青年は飛翔
心無しか口惜し気に、六枚の羽青年を見上げ――…突如怒るのは、一閃のちの爆発
ぽかんと口を開く青年、俄に目を見開く女。黄金の翼が”何か”を撃退したということは、傍目に分かる

「貴方――…何ものなの、かしら」

脈略ない突如の衝撃
然し声をかけ上空舞い上がった青年は冷静そのもの、これが始めてという訳でもなさそうな程に
今さらながら只の一般人ではない、と。抱える訳とは、青年とは。少しの心配と多分の興味から女性は、問いを投げ掛けた

「追われて…いるの?」

その後少しの間を置いて、自身の推測を
ぽつりと言葉を零す女の姿は珍しく、取り乱しているようであった。声は心無しか小さくなり、手は胸の位置でぎゅっと結ばれている
少年はそんな様子の彼女を、唯見守っていた。
118 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 01:33:03.85 ID:fDMjWF9AO
>>114
人は第一印象九割って知ってるか?
初見で引っ掛からなきゃ中身もくそもないぞ
しかもお前自分で柔らかいだけが取り柄と言ってるがな、取り柄はいくつあっても困りはしないんだぜ?

【呆れがふんだんに込められた目でラウラを見る】

…早く寝ないからいろいろ成長しないんじゃないのか?
睡眠時間は密接に関係してるらしいからな
とっとと寝るべきだと進言するがな
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/06(火) 01:33:34.93 ID:0EWYKLllo
>>117
/すみませぬ……凍結よろしいでしょうか?そろそろ限界です……
120 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 01:35:00.64 ID:fRUUYiTS0
>>116
/何自分に安価してんだ俺……>>113宛でお願いしますorz
121 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/06(火) 01:36:37.78 ID:jCsDSpmpo
>>119
/了解です。それではまた、明日っ
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/06(火) 01:37:20.77 ID:0EWYKLllo
>>121
/ありがとうごぜぇます……ではまた明日っ
123 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/06(火) 01:37:58.26 ID:qMhZIa0IO
>>115

(ひゅう、と属性の余波が女の頬を撫でた。)
(彼女は凍ってしまった世界を見つめ、思わず驚きのため息を吐く。)
(自分は様々な属性を使えるが、その分一つの出力は弱かった。)

(おまけに魔翌力の集合であるため、厳密には「属性」ではない。)
(擬似的に属性に似せているだけである。しかし、相手のそれは違った。)
(一点特化の凄さを身をもって体感した瞬間である。)

……ちょっと待て…

(凍った世界は美しい。そして、相手はその景色に、)
(実に自然に溶け込んでいた。美しく、それでいて上品)
(いわば氷の世界の作り手――――存在そのものである様な気がする。)

(背を向ける相手に、女は一言。呼び止める種子の言葉を投げかけた。)
(大きな感情は表面にやどしていないが、どこか真剣である。)

……私、ロータス。ロータス・ブラック。

お前―――――――名前は?

(そして、聞く言葉は相手の素性の根幹。女は大剣を背に戻した。)
(大方、これ以上剣を抜く事はないだろう。)

(抜き身。所謂「鞘無し」で帯刀していた。)
124 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 01:40:30.48 ID:OLyihvPio
>>116
「素材って…この場合ほめ言葉?」

等と小首をかしげる。
その遠くでコクリと頷いている。
(普段なら素材扱いされて怯えるんだろうなぁ…)
と遠くで眺めながら思っている。

誉められてると気が付き、嬉しがってる様子を見せる。
125 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 01:44:29.60 ID:fRUUYiTS0
>>124
ああ、勿論だとも
お洒落とかはしてみないのか?涼子ならドレス着ればお姫様みたいになると僕は思っている
【年下相手だからなのか、はたまた少年が色恋沙汰に疎いのか】
【そんな事を言ってのけるが、少年に他意はない】
【純粋に気になった事や思ったことをそのまま言っているだけである】

【そして喜んでいる様子を見て密かに内面でガッツポーズ(人に懐かないリスを手懐けた感じで)】
126 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 01:51:40.19 ID:OLyihvPio
>>125
「ドレス?」

そう言って首をかしげる、どうやらドレスがどういうものか分かっていないらしい。
どうやら彼女自身も色々と疎い方なのだ。
もしあっても其れを買う金銭的余裕もないのだけれど

「お洒落はしない、どうせ汚れるもの」
127 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 01:53:47.46 ID:thLVzljm0
>>118
ボク女だけど胸でほぼ印象決定する男は単純だと思うの……
ぅー……そんなに魅力無いかなぁ、ボク、本気で自信喪失してきたんだけども

【遠い目をして紡ぐラウラ、静かなる海を眺め、たそがれる様な視線である】
【溜息とともに語る、ある種胸の事に関しては本気のコンプレックスらしいので】
【激情する事もあれば、落ち込みもするのだ、女性特有の悩み】
【駆動鎧の掌で己の胸を触れる、ぺたん……ーーーー溜息】

ん、どっちにしろボクは、成長し難いからね〜、体質上
でも昼には寝てるから、早さではある意味負けてないよっ、うん

寝る時には一日中寝てるんだけどね〜、ままっ、人の睡眠時間なんてそれぞれだよっ
今日みたいな日だと深夜に目が冴えて絶対寝れないし、別段無理はしてないよ

【籠手の指で白髪をぽりぽり掻きながら、呟く、体質上、告げる其れはまるで】
【常人とは少し異なっている、といった風な言い方だ】
【だが進言された事は正論も正論であるし、告げながら少しずつは改善するべきかな】
【なんて考えてたり】

言いながらハガネちんも今の時間起きてるけどどうなのさ〜?
その買い物とか、夜食、つまみ食いじゃない〜?
128 :【氷柱細剣】突いた対象を凍結させる剣術を持つ剣士。詳細@wiki E:レイピア×2 [sage]:2011/09/06(火) 01:53:55.17 ID:mwTxXRp3o
>>123
【『氷』、その力を遺憾なく発揮し生み出された空間は】
【自然と一体化し、大地の力と調和する。おそらく夜が明ければ】
【一瞬の煌きと共に緑を取り戻し、更なる浄化を行うであろう】
【しかしソレを生み出した本人は、誇りにこそ思えど】
【立ち止まる暇がないといったように、拾った紙を見ていた】

……………名などない。私の名前は生涯を生きるゆえで無くてはならない者にしか教えない。
……偽名で良いなら、私は『イザナギ』と呼ばれていていたときがある。

【女は相手を振り返ることは無い。しかし手にした刃は間違いなく相手に向かれていた】
【もしもとめなければ彼女は森を出て行ってしまうであろう】
129 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 01:55:14.42 ID:fRUUYiTS0
>>126
あ〜……ドレスは、ま、簡単に言うと綺麗な服だな
涼子とかにはぴったりの服だ。
【まさか相手がドレスを知らないとは思っていなかった様で少し戸惑う】
【が、それよりもその後のセリフに少年は食いついた】

汚れる?……ひょっとしてそこら辺の人間未満どもに何かされるのか?
【少年が纏う空気が少し変わる】
【少女達には相変わらずのほんわかした空気だが、それ以外の所に殺気が少し混じる】
130 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 02:01:22.02 ID:OLyihvPio
>>129

「…実験道具」

そうボソッとつぶやいた。
その言葉はできれば聞こえて欲しくないというのもあり、かすかな声だ
聞こえたかどうかは分からない。

『ほら、宿無しですから』

フォローというか言い訳に妹が入ってくる。
どうやら、まだ深い所には入られたくないらしい。
131 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/06(火) 02:04:04.98 ID:qMhZIa0IO
>>128

(そういえば、氷ずくしになっているのに肌寒くなかった。)
(気温が落とされている事はわかるのだが、しかし、)
(いやらしい寒さがない。ごく自然で、そしてどこか「暖かい」氷に満ちている気がした。)

…そう
偽名でもいいわ。…「イザナギ」ね。

(嘘でもよかった。「聞く」というその行為に意味がある。)
(そして、自分の名前も名乗る事ができていた。これで、)
(女が聞きた聞きたかったことは全て聞いた事になる。)

(相手のレイピアの鋭い先端―――拳銃の先を、)
(銃撃よりも速く刺突を繰り出し、破壊したというその鋒が、)
(女を睨んでいた。彼女は反射的に大剣の柄を握る。)

一つ言わせてもらうわよ。





…――――――――――あんたとは…またどっかで会う気がするわ







(去る背中にそう声をかける女。その声が届くか届かないかは、)
(彼女が知る由も無い。しかし、言っている内容に嘘はなかった。こういうことはカンでわかる。)

(やがて、相手が見えなくなってから、女もまた踵を返した。)
(一度だけ、大剣を大きく揺らす。金属音が夜の澄んだ空気に響いてから、)
(また、静寂が訪れた。遠くなる足跡は、小さくなり、やがて消える。)



/乙でしたー!
/ありがとうございました!楽しかったですっ!
132 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 02:04:56.35 ID:fDMjWF9AO
>>127
知らないのか?男は単純な生き物さ
一つかしこくなったな

【ぺしぺしとラウラの頭を叩く】
【完全に子供扱いだ】

かわいいのはかわいいんだからハッチャケるのを止めたらどうだ?
ノリの激しい女に引っ掛かる男はそうはいないと思うぜ

ふーん…まぁ別に俺は心配しちゃいないがな
お前のことなんだ、お前が決めりゃいいさ

【ぐしゃぐしゃと自分の髪をかき混ぜ】

俺はこれ以上成長する必要が一切ないからいいんだよ
ジャーキーは同居者への土産だ
133 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 02:05:08.78 ID:fRUUYiTS0
>>130
……そうか
【そう言った少年は少し黙り込むが】
【次の妹の発言で天啓を得た、見たいな顔になった】

宿無しか……そうだ、お前達二人、僕の家に来ないか?
まぁ、家と言っても廃墟の時計塔を勝手に改造してるだけだが。
少なくとも雨風はしのげるし3食はきっちり食えるぞ
【家の手伝いはしてもらうがな、そう言って少年はドヤ顔】
【この提案がどう出るかは少年がどれほど頼られているかで決まるだろう、多分】
134 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 02:10:45.54 ID:OLyihvPio
>>133

「え…でも・・・」
『いいよ、お姉ちゃん。私は何処までもついていくから、好きなように選びなよ』
「…ついて行ってもいい?」

過去に一度、同じようなことを申し出られたことがあった。
その時は断った。その時の理由は姉の気が休まらないから。
今回は姉自らついて行きたいと言ったのだ。
頼られているかもしれない、心のどこかでそう思うかもしれない。
きっと、事実その通りなのだろう。
135 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 02:15:59.59 ID:fRUUYiTS0
>>134
ふふん、当然だ。僕が提案したんだからな
(よっし、これで巫山戯た奴らからは逃げられるだろう、こいつも)
【そう言うと少年はフードを取る】
【そこにあったのは真っ白な髪と肌、真っ赤な眼】
【アルビノの「少女」の顔がそこにあった】
【とは言っても顔と声が女なだけで性別はしっかり男】

一応同居人になる訳だからな、顔位は見せておこう
そうだ、もう買い出しは終わったんだが、今すぐ僕の家に帰るか?
二人がよければすぐにでも帰るつもりだが、どうする?
【そう言いつつも荷物をまとめていく気は万端】
136 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 02:20:12.25 ID:OLyihvPio
>>135

フードを取って困惑する。
やけにカン高い声だとは思っていたが、少女の顔がソコにあったのだ。
それでも言動からしてやはり男の人など思い、深く気にしない

「うん、行きたいな」『姉がそういうので』
137 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 02:31:15.71 ID:fRUUYiTS0
>>135
そうか、ならこうするのが速いか

『形状変化、「天馬」(ペガサス)、馬車、』

【少年がそう言うと今まで傘だった炎が、少年の言った通りの物になる】
【そして天馬には二人乗り用の馬車が付いている】

よし、じゃあ僕が操縦台に乗るから二人はしっかり座ってくれ
何しろこいつから一巻の終わりになるからな
【そう言ってケラケラと笑う】
【多分、他人と一緒にいるのが楽しいのだろう。少年のテンションは普段の5割増だ】
138 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 02:32:09.87 ID:fRUUYiTS0
>>137
/またやっちまった……>>136宛でお願いします、何度もごめんなさい
139 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 02:36:02.87 ID:thLVzljm0
>>132
なんと汚いっ!此が大人なんだねっ!あーとー子供扱いはやーめーんーかー!
そしてさり気に頭を叩くなってば

【頭をガードしつつ、突っ込みを入れる、別段男に興味がある訳でも無いが】
【容姿に悩まない女はそうそうズボラで無いと気にしないだろうが】
【子供扱いに関しては、ややムッとした態度で返す】

かわいい、かー……其れは喜ぶべきなのかなぁ
ノリに関しては譲らないっ、引っかけたい男がいるわけでも無いもんね〜

ま、そうそう他人を心配してたら、疲れるからねっ

【それでもなかなか心配を止められない、ってのも胸中で付け加えてみる】
【此のノリも、常に笑顔を張りつめるのも、笑顔で居て欲しい人が居るからだ、本当に】
【一人から、二人、二人から皆に】
【其れまではただ淡々としていた、機械色のラウラであった、否、其れはラウラで無く】
【単なる少女、それだけだったのだから】

ほぅ、同居者、まさかコレかいー?墨に置けないねぇ、このこのぅ

【小指を立てて悪戯心みっちりに笑う、どこぞの親父ですかあんたは】

/悪いッ、遅れたェ……
140 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 02:46:37.05 ID:fDMjWF9AO
>>139
お前を見て子供扱いしないやつは間違いなく目が悪い
そして俺は両目共に眼鏡要らずの健常視力だ
己の貧相極まりない体を呪うんだな

【今度はラウラの頭をくしゃくしゃと撫でる】

さあな
俺は嘘は言わないからお前がかわいいのは間違いないがそれをどう受け止めるかはお前次第だ
そこまでは知ったことじゃないさ

貼り付いた笑顔じゃ誰も笑わないぞ
疲れるならやめちまえ
そうすりゃ次はお前を笑わせにお前が笑わせた誰かが来るだろ

【ラウラの頬に手を伸ばしグニグニ】

お前、俺がそんな甘い甘い生活送ってるように見えるのか?
ならとっとと脳外科に行け、むしろ逝け
手遅れっぽいがな

/気にするなし
141 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 03:06:45.99 ID:thLVzljm0
>>140
そう言う文句使うの普通逆じゃない!?
そりゃあ、少しばかり子供っぽいのは認めるけどさー……よーし、わかったわかった
そこに立ってて、今から其の金魚の糞よりも汚い目玉を抉ってあげるから

【さすがに言われ続けるのは、無性に納得がいかず、駆動式の籠手をわきわきさせながら】
【ピクピクと額に#を浮かばせ、口元の頬をピクピクさせている】
【何というか本当に抉りかねない】

そうかならばイッちんからの愛の告白かっ!
そして愛すべき妹がおりますので丁重にお断りしますっ!

ふがふっ!?
ほひィっ!ほほへはほふはぁ!《訳:おいぃっ!頬で遊ぶなぁ!》
……ーーーふぁ、はへよひふはへふへほ、はほひーほ《訳:ま、前より疲れるけど、楽しーよ》

ふん、ほはへへひはははほふがいっはひはははへ《訳:うん、おかげで今は家族が一杯だからね》
ふーは、はっはほほおほはあはんはっ!《訳:つーか、さっさと頬を離さんか!》
ひひほほひっへんほに!《訳:良い事言ってんのに!》

【まぁまぁ、若さ独特かぷにぷにの柔らか肌はよく弾み伸びるみたいで、愉快な事に】
【そして今一訳が必要な台詞を告げる、何とも緊張感が湧かない】
142 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子 [sage saga]:2011/09/06(火) 03:13:36.75 ID:fRUUYiTS0
>>136
/凍結しますか?
/するとしたら明日の深夜再開になると思いますが、今日はもう落ちます。ごめんなさい
143 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/06(火) 03:32:18.79 ID:fDMjWF9AO
>>141
お断りだ
抉られる理由が何一つないからな

【さらっと断る】
【堂々とよく言えるもんである】

寝言は寝て言え

…そーかい
楽しくやれてるならそれでいいんだよ

【パッと手を離す】
【背を向けて】

んじゃな
そろそろ眠いしとっとと帰るわ
お前もさっさと帰っておけよ

【ぷらぷらと手を振りながら歩いていった】

/遅れました…
/これ以上はさらに遅れそうなのでこの辺で
/乙でしたー!
144 :【鋼鉄巨人】 @wiki [sage]:2011/09/06(火) 04:06:54.22 ID:thLVzljm0
>>143
断言しちゃった!?

【逆に堂々としすぎて吃驚な様子です、抉るというのは冗談だった故にやりはしないが】
【逆に何だか負けた気分になるラウラ】

寝るにはまだ早いぜっと
凄ぇ……今のを翻訳できたイッちんを心底凄いと思うんだけど
ま、充実してるのは事実さ

【要約、頬を離されて、ひと息を吐き頬をさすりながら告げる、自分でもちゃんとした言葉を】
【話せたつもりは無いけど、何となく此の青年には、不思議な力がある】
【其れに併せ持った不思議な魅力も、其の理由は何となく身近にも覚えがあって】
【こう言う人も居るんだなぁ、って出会った時から感じていた、其の度におかしくて】
【くすっ、少し心底笑みを交え】

イッちんも、他人を心配しすぎて、体壊さないよーにね
おやすみ

【自分も、当たり前の様に人を救えたらなぁ、なんて憧れたりーーーま、ボクはボクなりにやるさ】

/っと、乙と絡み感謝ッ!こっちこそ色々スマンカッタ!
145 :【抑揚双宮】 [sage]:2011/09/06(火) 17:01:57.62 ID:OLyihvPio
>>142
/そのまま家まで連れていってもらったことで切りましょうか
/なににせよお任せします
146 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki [sage]:2011/09/06(火) 18:17:13.45 ID:7vVL+TPIo
ん…もうこんな時間か…

【街の西側に位置する公園のベンチで、銀髪の女が目を覚ました】
【古っぽいジーパンと白無地のTシャツ、その上から黒い外套を羽織っている】

さて…散歩でもするか

【蒼い魔方陣の刻まれた素足のままよっこいしょと立ち上がり、そのままフラフラと歩き出す】

【この辺りを少し徘徊したことのある人間であれば、この「ホームレス女」を見たことがあるかもしれない】
147 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 18:35:10.17 ID:21j8HYH40
>>146

「おいーす!」

【突如、歩を進める女に、背後から元気のいい声が投げかけられる】
【彼女の目の前に、土煙を上げて走り回り込んできたのは、一人の少女だ】

「じゃじゃーん! 赤ずきん登場☆」

【身を包み込む赤いエプロンドレスに、頭に被った赤いずきん】
【童話・赤ずきんちゃんを連想させる風貌のその少女は、呼ばれてないのに飛び出した】

「ちょいちょい、そこのあなた! 一つ頼みごとがあるんだけど、アーユーレディー!?」

【人差し指で相手の顔を示し、快活な笑顔と共に突然そんなことを言い出した】
148 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 18:46:01.12 ID:7vVL+TPIo
>>147
…?
赤、頭巾…?

【数歩も歩かぬうちに目の前に少女が現れた】
【それは赤い彗星の如く砂埃を巻き上げて、元気いっぱいな様子である】

ふむ…
私にできることなら協力しよう

【少女から女に話しかけて来るなんて珍しいこともあるもんだ】
【女は機嫌がよくなったのか笑顔である】
【怪しむ様子は微塵も無い】
149 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 18:52:07.69 ID:21j8HYH40
>>148

「イエスッ! ご協力ありがとおう!」

【っしゃあ! と思わずガッツポーズ】
【少女から醸し出される元気さは、どういうわけか尋常ではなかった】

「えとね、その頼みごとなんだけど……」

【そこで一旦言葉を区切り、少女は目を瞑る】
【両手を大きく広げ、肺一杯に空気を吸い込む。そうして吐き出す、深呼吸】
【数秒の溜めを作った後、ぱちりと瞼を開き、言葉を続けた】

「なんと! あなたの願いを何でも一つ叶えちゃいます!」

「お客さん運がいいね! 最高だね! 今日の星座占い、一位だったんじゃない!?」

【と、突拍子も無いことを声を張り上げて告げた】
【女を見上げる少女の瞳はキラキラと輝きを秘めており、その目を見れば嘘や冗談ではないことが分かるだろう】
150 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 19:03:40.79 ID:7vVL+TPIo
>>149
あぁ…

【凄まじい元気を見せつける赤ずきん】
【大人にはあり得ないテンションが少し羨ましかった】

【少しの溜めが女に色々な妄想をさせる】
【昨日の少年のように道に迷ったのか、おばあちゃんを探して欲しいのか、狼の討伐か…】


え?
ね、願い事…?

【どうやらどれも見当違いだったようだ】
【キラキラとした瞳で見上げる少女は対象的なテンションでぽかんとなる】


…んー……
じゃあ、今日の夜ご飯をお願いしようかな

【しばらく唸って考えた末に至った願いは「夜ご飯」】
【完全に信用していないわけではなかったが、どうも本気にする気にはならなかった】
151 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 19:12:16.51 ID:21j8HYH40
>>150

「え、ええー……」

【女の願いの内容を聞いた途端、分かりやすい程にテンションが下がる少女】
【しばらく考えてそんな願いかよ、と言いたげな顔だった】
【そもそも、信用してないんじゃないか? とも思えてくる】

「夜御飯て……なんか欲がないなあ。まあいいけど」

【ため息混じりにそう言った後】
【軽くその場でぴょんぴょんとジャンプをし、失った元気さを取り戻す】
【……テンションを上げるのに何故ジャンプする必要があるのかは不明だが】

「それじゃ! 行くよ?」

『食べたい夜ご飯が目の前にある』

【この言葉に少しでも心を動かされ、かつ本当に望んでいたものの場合】
【即座に少女の有する能力が発動し、女の目の前に今一番食べたい夜ご飯がテーブルと椅子つきでどこからともなく現れるだろう】
152 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki [sage]:2011/09/06(火) 19:42:23.08 ID:7vVL+TPIo
>>151
【「食べたい夜ご飯が目の前にある」】
【そう少女に言われた瞬間女の頭に浮かんだのは最高級なお寿司】

…おぉ!

【高いお寿司、食べてみないなぁと考えたからか少女の能力は無事に発動】
【目の前に8つの寿司と机と椅子が現れた】

【ネタは大トロ・赤身・イカ・タコ・ウニ・エビ・アナゴ・タマゴだ】

ここここれ、本当に食べれるの…?

【先ほどの少女のように目を爛々と輝かせて寿司を見つめる】


/遅れました…!
153 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 19:51:06.41 ID:21j8HYH40
>>152

「食べれるよ。だってそれは」

【――もう嘘なんかじゃなくて、現実なんだから】
【と、少女は赤ずきんを被り直しながら、笑顔で言った】

「それにしても、お寿司かあ……。うん、美味しそう!」

【自分の能力が上手く発動したかどうかを再度確かめるように眺めた後】
【少女は女の向かい側に出した椅子に腰かけ、もう一つの椅子に座るよう相手に促す】

「それで、食べながら聞いてほしいんだけど……」

「この夜ご飯の代償に、私の願いも叶えて欲しいの」

【ぽつり、と呟くように】
【ここからが本題だと、本当の頼みごとなのだと言うように】
【目を輝かせて寿司を見詰める女を、少女は真っ直ぐに見据えている】

/大丈夫です!
154 :【瞬間沸騰】 [sage]:2011/09/06(火) 19:53:04.71 ID:OLyihvPio
【何も変わらない何時もの繁華街】
【特に何をする、というわけでもなく唯暇つぶしに歩く少女が一人】
【歳は女子高生辺りだろうか、まだ幼さが残る】

「暇…というものは退屈なものね」

【赤黒いコートを着込み、道を歩く】

/何でも募集
155 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 20:03:47.77 ID:7vVL+TPIo
>>153
げ、現実…ゴクリ

【新鮮な食べ物にありつくのはいつぶりだろうか】
【少女の肯定を受けるとささっと椅子に座ると手を合わせる】

…いただきます

【早速タマゴに手を延ばし頬張る】
【もごもごと数回口を動かすと幸せそうに表情を緩める】
【しかし対面に座った少女が真剣そうに話題を持ちかけると女もタマゴを飲み込む】

…君の、願い…?

わたしにできる範囲なら、なんでもしてあげられるけど…
それは、君の…魔法じゃできないの?

【女はまだ少女の「願い事を叶える」能力を魔法の類だと考えていた】
【果たしてどんな願い事だろうかと少し楽しみにしながら返答を待つ】


156 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 20:12:55.88 ID:21j8HYH40
>>155

「ふふ……」

【表情を緩めて寿司を頬張る女を前に、少女は思わず笑みを零していた】

「……私の能力で出来ることだけど、私だけじゃ出来ないことだよ」

【当たらずとも遠からず。女の問いかけは惜しい所だった】
【あと、一応魔法でもないね、と付け足して】

「私の能力――【優しい嘘】は、私の言葉を聞いて、それを誰かが望んでくれないと発動できない」

「それでさっき夜ご飯、お寿司を出した時と同じ様に……今から言う私の言葉、願いに対して、あなたにも望んでほしいの」

「そうすれば、私の願いも無事にあなたと私の力で叶えられるってわけ!」

【要するに、今度は自分の願いを叶えるために、先程と同じ様に協力してほしいというわけである】
【上手く伝わっただろうか? 少女は相手を見詰めている】
157 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 20:25:44.98 ID:7vVL+TPIo
>>156
ふぅむ…

【指を顎に当てて悩む仕種をする女】
【承諾は容易いが問題は本気で少女の願いを願えるかどうか】

…いいよ、やってあげる…けど…
うまくいくかは分からないよ?

【その旨を少女に伝えると箸で赤身を掴み、口へ運ぶ】
【美味い。この一言に尽きる】
158 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 20:33:30.28 ID:21j8HYH40
>>157

「大丈夫大丈夫! ちょっとでも心が動けば、力は発動するはずだから!」

「それに、ミスったらミスったで別にいーしね!」

【あはは、と楽しそうな笑みを浮かべて、無理でも気にしないと伝える】
【そしてよいしょと椅子から立ち上がり、女と相対する】

「それじゃ、言うよ?」

【すっ、と】
【今まで被っていた赤ずきんを脱ぐと、少女のセミロングの金髪が露わになり】
【再び大きく深呼吸をしてから、彼女は言った】

『赤ずきんこと、アリス・レッドは――』

『「ゴンさん……」と呟くことで髪の毛が急速発達する能力』

『を持っている!』

【握り拳を作り、少女のその小さな口から嘘が紡がれた】
【女がこの言葉に少しでも心を動かされ、望めば――】
【赤ずきんを取り払った少女の金髪が急速発達し、重力を無視して天高く伸び、まるで電柱のように逆立つだろう】
159 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 20:39:08.12 ID:U5XQ8ReM0
>>154
まだいますか?
160 :【瞬間沸騰】 [sage]:2011/09/06(火) 20:40:02.65 ID:OLyihvPio
>>159
/おります
161 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 20:44:12.41 ID:7vVL+TPIo
>>158
よし…こい!

【少女が立ち上がると女は赤身を飲み込んで箸を持つ手にぐっと力を込める】
【そして彼女の願い聞く】

お願い…!

【目を閉じてそれを願った】
【成功するかどうかは…分からない】
162 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 20:45:10.33 ID:U5XQ8ReM0
>>154
【そんな日常的な風景が起こる中、異変は起こる】
【平和な繁華街の路地裏から、突如雷が落ちる音と、その光が一瞬路地裏から飛び出す】
【数秒の沈黙の後、この落雷で近くにいる者達はざわめきを発する】

「…思ったよりうるさかったな…ゴホッ! ゴホッ!」
【路地裏に近い者なら青年らしき声が耳に届くであろう、この中で一体何が…?】

/絡ませてもらいます、後最初は少し返信が遅れます。
163 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 20:50:33.82 ID:21j8HYH40
>>161

「……お」

【一瞬の間の後、髪の毛に違和感を感じる】
【後ろに一歩下がる。すると、天高く逆立った髪の毛が揺れた】

「や……やったぁああい!!」

【拳を天に突き上げ、歓喜する少女】
【恐らく世界でも一二を争う程のアホな願いは、見事に叶えられた】

「見て見てー! ゴンさんゴンさん!」

【テーブルを回って相手の肩を叩き、目を開けさせようとする】
【そして異様な存在感を醸し出す髪の毛を、喜色満面と言った様子で女に見せつけようとする】
164 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 20:55:00.12 ID:7vVL+TPIo
>>163
【ポンポンと肩を叩かれ目を開けるとそこには巨大な柱のような髪を携えた少女がいた】
【圧巻と言うに相応しいロン毛(?)を手に入れた少女はとても嬉しそう】

す、すごい…やった!

【凄まじい髪の毛に怯んだのはたったの一瞬、成功を喜んでがたっ!と立ち上がった】

よかったねぇ!

【人のためになることは素晴らしい】
【女は自己満足に浸りながら少女とハイタッチをしようと両手を差し出した】
165 :【瞬間沸騰】 [sage]:2011/09/06(火) 20:55:20.88 ID:OLyihvPio
>>162

さて、何だろうか。
何事もなく平穏に歩いていたつもりであったが、突如として閃光が走る。
それとほぼ同時に轟音が。
道行く人々はその反応に一瞬遅れざわめき出す。

そんな少女とは言うと空を見上げた。
どうやら落雷だと思い空を見上げたのだろう。
2度目は無いようで、空の様子は変わらない。

「何処か近くに落ちたのかしら?」

とはいえ心配になる。この辺の裏路地にはちょっとした知り合いがいるもので気になる。
そんなわけでココから近い裏路地に目をやると、青年とバッタリと目が会うだろう。
166 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 21:00:58.79 ID:21j8HYH40
>>164

「いえーい!」

【差し出された両手に両手を合わせ、ハイタッチ】
【パン、と乾いた音が公園内に響いた】

「ふふふ……一回この髪型やってみたかったんだよね……! あ、そうだ」

【髪の毛を触りながらその成長具合ににやにやとしているかと思うと】
【思い出したように少女は言葉を投げかけた】

「自己紹介、まだだったね。私は赤ずきんのアリス!」

「あなたの名前は?」

【今は赤ずきんじゃなく赤スカーフとなっているのだが、それは置いておき】
【自身の名を伝え、相手の名を尋ねる】
167 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 21:03:22.23 ID:U5XQ8ReM0
>>165
「それじゃぁ交換させてもらいます」
【路地裏に視点を定めると、二人の人間が目に映るだろう】
【一人はどうやら気絶をしてるらしくバッタリと倒れている30台のいかつい男、手には木刀がもたれている】
【もう一人は体格が弱弱しく、マスクをしている青年、時折咳をしており、先ほどの声も彼の者だとわかる】

【青年は男性に手を伸ばし、ある物を交換した、それは…ランカーズバッジだ】
【【魔嵐霊帝】、ランキング 最下位→149位】

「ふぅ…もうこれくらいの順位で十分だな、…あっ」
【バッジを交換して立ち上がり、少女と目が合った、それに対して青年は】

「先ほど迷惑をかけてしまい申し訳ありません、ゲホッ」
【彼女や表通りにいる人達(路地裏からの謝罪の為見ている人は少ないが)に詫びを入れた】
168 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki [sage]:2011/09/06(火) 21:07:17.08 ID:7vVL+TPIo
>>166
【心地の良い音が公園に涼しく響く】
【女の心もなんだか清々しい】

ん、わたしは…そうね
この辺では「アイ」って呼ばれてるわ

アイスメイカー
「氷屋」で「アイ」ね

【なんとも雑なネーミングだが一応それを名前として提示する】
【そして右手を差し出して】

よろしく、アリス

【にっと笑いながら名前を呼んでみた】
169 :【瞬間沸騰】 [sage]:2011/09/06(火) 21:09:11.48 ID:OLyihvPio
>>167

「いやいや、場所を選びなさいよ」

思わず突っ込みをしてしまう少女。深い意味は無い。
ちなみに彼女もバッジを持ってはいるがソレは奪い取ったようなものだ。

「で…ソレは生きてるみたいね」

気絶している男を見ている、先程まで149位だったモノをだ。
死んでいないようでソレを見ているとマトモな人間のようだ。

「どうせなら闘技場辺りでやりなさいよ」
170 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 21:13:17.06 ID:21j8HYH40
>>168

「へー、アイスメイカー?」

【かき氷屋さんなのだろうか?】
【それとも、氷系統の能力者なのか? 憶測を頭の中に巡らせる】
【どうにしろ、覚えやすい名前だ、と思った】

「うん、よろしく! アイ!」

【差し出された右手を掴み、握手をする】
【ぎゅっと握った後手を離して、少女は女に背を向けると】

「それじゃ、そろそろ私行くね! またね、アイ!」

【と、手を振り別れの言葉を告げて、少女は上機嫌に笑顔で駆け去っていこうとする】
【そのまま何もなければ、彼女の姿はすぐに女の視界から消えるだろう】
171 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki :2011/09/06(火) 21:19:35.79 ID:7vVL+TPIo
>>170
あぁ、気をつけてな

【少女の手をそっと離すと走り去ってゆく小さな背中を見送った】
【また会えるかは分からないが、また会いたいと思った】


さぁて…
おまたせお寿司ちゃん…!

【その後女は再び無人となった公園にて悠々とお寿司を堪能した】
172 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 21:22:13.02 ID:21j8HYH40
>>171
/絡み乙でした!
173 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 21:24:02.29 ID:U5XQ8ReM0
>>169
「ちゃんと生きてますよ、加減したんで外傷も障害もありません…あっ」
【彼の状態を説明しつつ、突然思い出したかのようにポケットを漁る】
【取り出したのは、携帯電話だった】

「…もしもしランカーズですか?、…医療というより…対戦相手の輸送を…」
【慣れない手つきで携帯を操作して、ランカーズへと連絡を入れる、聞く限り対戦相手を拾ってもらうように交渉しているようだ】

「すいません…久しぶりにあれ使ったんで音と光の加減間違えてしまって…もう出来る限り闘技場でしか対戦しないんで」
【連絡が終わったらまた相手にペコリと頭を下げて謝礼をする、年上なのによくペコペコとするものだ】
174 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 21:27:02.21 ID:6rOu3B8Ko
【リィン、リィン】
【山の頂上、大きな湖】
【あまり人が来ることのない場所だ】

〜♪

【美味しい空気と手に掴めそうな星々】
【人工の光が届かない此処は、神聖な場所】
【神々が降り、水浴びをするという伝説のある場所だ】

【さわさわ、と木の葉が揺れる】
【今日は良い夜だ】
175 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 21:28:21.97 ID:6rOu3B8Ko
>>174

【少女は湖の畔、背の短い草が生え揃った所に寝転んで空を見た】
【髪についた鈴が揺れていることすら忘れ、星に見入っていた】

/を追加で!
176 :【瞬間沸騰】 [sage]:2011/09/06(火) 21:34:42.35 ID:OLyihvPio
>>173

「まぁ人間は案外丈夫で落雷程度で死にはしないしね」

とはいえ、其れは地面に流れたりする場合に限るが。
その後の意識停止における事故はともかく。
どうやら目の前の男は呼吸もしているし、心臓は動いてそうだ。

「火傷ぐらいかしらね」

何故だろうか、理由もなくイライラする。その理由が分からない。
思いのほかその理由がすぐ理解できた。
ソレは言葉にすると簡単だが、理解させるとなると難しい。
そうなると…

「消防車も必要になるかもね」

手のひらに炎を出現させながら、青年に近づいて行く。
そのフシに殺気のようなものが感じられるかもしれない。
177 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう@wiki [sage]:2011/09/06(火) 21:35:49.91 ID:7vVL+TPIo
>>172
/乙でした!
178 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 21:41:06.02 ID:U5XQ8ReM0
>>176
「そうですね、……?」
【彼女の言葉に相槌を打とうとするが、不意に慣れない感覚が襲う】
【なんというか、肌が少しピリピリする感じ? 彼女から感じる…】

「…どうしましたか?」(能力者だったか)
【マスクをしている顔を真剣にさせ、彼女が近づくと自分も一歩下がる】
【そうしている間、彼女は気づくだろうか? 上空で鉛色の雲が出現している事に】
179 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 21:44:14.46 ID:y2Hgdezj0
>>174
/居れる時間が短く、たぶん日付が変わる前に切ることになると思うんですけども…絡んでおkですか?
180 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 21:48:30.05 ID:OLyihvPio
>>178
「ただ何となくイラついたから殺す」

一歩一歩近づいて行く、青年も一歩一歩下がっていく。
その距離は大きくは変わらないがじょじょに詰められていく。
その手にはいつのまにか、彼女の武器であろう鋏が握られている。

そして上空の雲には気づいていないようだ。

「理解できないのならもう一度言おうかしら?」
181 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 21:49:29.09 ID:6rOu3B8Ko
>>179
/私も23時頃には落ちるので問題ないです!
182 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 21:54:59.01 ID:U5XQ8ReM0
>>180
「……そうですか」(これか…あの人が言っていた危険な能力者って)
【ピタリと足を止めて、何かを決心したかのように目を閉じてそう呟いた】
【今現在自分は命を狙われている、冷静になってこれを対処しなければ】

「いえ、大体理解できまし…たっ」
【彼女の言葉に返答した瞬間、青年の目の前で突風が起こる、竜巻だ】
【直径3m程の小さな竜巻は、形成されてすぐに前へと前進する】
【路地裏の為、回避は難しいだろうがこれは戦う為に作られたのではない】
【もしこのまま竜巻を対処しなければ路地裏に倒れている元149位の男性を巻き込み、表通りに運ばれるだろう】
183 :【描映爆筆】 芸術は爆発だ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:00:18.95 ID:SocvdFgd0
【人通りの多い街中】


「……うーん。居ないなぁ、僧侶さん」

【誰かを探すそぶりを見せながらゆっくりと歩く一人の少女。その外見は、最早何を目指しているのか分からないくらいに奇妙である】
【背中まで伸ばした長髪はどうやって染めたのか玉虫色に輝いており、光の加減で刻々と変化する。瞳の色は吸い込まれそうなほど深みのあるサファイアブルー】
【だがその顔だちは意外と幼い、また身長も低く華奢で起伏に乏しい残念な幼児体型である】


「ま、そのうち会えるよね」

【服装はショッキングピンクのハイカットスニーカーに安っぽい青のジーパン、裾を出し襟元をくつろげた真っ赤なワイシャツに緩く締めた明るい黄色のネクタイ】
【そしてその上からあちこちに絵の具の付着した大きめのホワイトコート、要するにブカブカの白衣を羽織っている】
【背中には一振りの無骨な西洋剣、通常の物よりも短く幅広だがこの少女にはやや大きいくらいだ。とても剣士には見えないが】


「……後もう二、三本は欲しいかなー」

【背中に差した剣の鞘を、左手で軽く撫でてから小さく呟く。誰でもプレゼントは沢山貰った方が嬉しいに決まっているから】
【まだ見ぬ剣士との出会いに淡い期待を抱きながら、足取りも軽く少女は街を闊歩する】




/なんでも対応
/剣や刀を与えてくれると嬉しいな
184 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:00:27.79 ID:y2Hgdezj0
>>174

【かつっ、かつっ。】
【山の傾斜面、それほど急ではない山道から、杖をつくような音が響いている。】
【その音は次第に山頂へと向かっていく。ある一定のリズムを刻む音は、何者かが杖をついて歩いていることを連想させるだろう。】


「………………」

【徐々に山頂に近づきつつあるその音の主は、一人の少年。】
【一目で怪我人と分かるその少年は、玉のような汗を浮かべながら山を登っていた。】

【やがて山頂に辿り着く。】
【怜悧な月の光と、無数の星々の煌き。その両方を映す湖は、例えようもなく美しい。】
【頬を撫でる、心地よい風。普段の少年ならば間違いなく見入っていたに違いない。】


「―――――はぁっ……!!」

【だが、今の少年にそこまでの余裕はない。】
【未だ治療中である右足を引き摺り、包帯で吊り下げられた左腕を揺らし、あろうことか山を登ってきたのだ。】
【投げ出すように―――とまではいかないが。背の低い草が生い茂る地面に横たわる。】

【先客、湖畔に寝転ぶ少女には気付いていないようで、荒い息を整えている。】

/では、宜しくお願いします!
185 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 22:03:58.56 ID:6rOu3B8Ko
>>184
【木と木がぶつかるような音が聞こえた】
【妙な均衡をとっていた音が崩れ、そちらに注意が行く】

……む?

【のそり、とゆっくり立ち上がり、音の方を見る】
【草が揺れた音の先には横たえた少年】

あの、どうかされたんですか?

【今は一人の少女として、心配そうに尋ねた】
【上から覗き込むように、片手で髪を抑えながら】
186 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 22:08:59.84 ID:OLyihvPio
>>182

様々な思考をしているものの、深く考えるまでもなく小さな竜巻が飛んでくる。
さて、如何なものか。避けるのも難しくあの男も巻き込まれてしまう。
敵意を敵意で返すならば、あの竜巻に致死性の何かが含まれていても可笑しくは無い。

「間にまえばいいんだけど…」

その呟きは少年に聞こえたかは分からない。

ダッシュで元149男に近づき、それを担ごうとするも少女の体格では無理な話であった。
そうとなれば話は近く、近くにあった壁を爆風を出現させて破砕させ大穴をあける。
続けて足元に同じものを出現させて、その大穴に風に乗せて滑り込む。
何とかこれでやり過ごそうとしているのだ。
187 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 22:11:35.97 ID:21j8HYH40
>>183

【街を闊歩する少女の前方から、人混みに紛れて金色の電柱が歩いてくる】
【否、それは少女】
【赤いエプロンドレスに身を包み、赤いずきんを首に巻いた――童話・赤ずきんちゃんを連想させる服装だ】
【だがしかし、彼女は異様な髪を持っていた】
【某ゴンさんか電柱と見違えるような、天高く伸びる逆立った金色の髪の毛は、どこからどうみても異様であり】
【周りを人混みに囲まれていても、嫌でも目立つ存在だった】

「…………ん?」

【不意に、彼女は立ち止まった】
【目の前から剣を背負った、しかし剣士には見えない少女が何故か気になり】
【その大きな目を丸くして、歩を進める少女に視線を送る】
188 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:13:49.63 ID:y2Hgdezj0
>>185

【半ば朦朧としていた意識に、一人の少女が入り込む。】
【歳は10代後半、身長は――少年と同じくらいだろうか?】


「はっ、はっ……あ、いや……」

【白い肌に浮かんだ汗を手の甲で拭い、身を起こす。】
【先程まで握られていた松葉杖は、寝転んだ際に投げ出されている。】


「何やら神秘的な山を発見したので、登ってみたんですけど…自分が怪我人だってことを忘れてしまっていて。」

【おかげでこの有様です、と、少し自嘲するような笑みを浮かべる。】
【元から通常では考えられないほどに白い肌が、今は更に気色を悪くしている。】
【それも手伝ってだろう、少年の笑みは…何というか、儚げな雰囲気を漂わせている。】



189 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 22:15:16.83 ID:U5XQ8ReM0
>>186
「んっ?」
【小さな竜巻は目標を拾えずあっという間に消えていってしまう】
【何故彼女から殺し合いを求めてきて彼を庇うか、やはり自分に恨みがあっての殺し合いか?】

「その人をどうするんですか? 早く裏路地から出した方が戦闘しやすくすると思いますが」
【その場から動かず、何もせずそう語ってみた】
190 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 22:19:19.57 ID:6rOu3B8Ko
>>188

……なんとまあ

【若干呆れたように苦笑】
【手負いの体で此処まで登ってくるとは】

度胸を認めてやろう

【口調が変わった】
【先ずそれが一つ目の変化】
【次に少女の腰より少しした辺り、空閑を若干開け、顕現する尾】
【九尾のそれのうちの一つを碧の炎が包む】

じっとしておれよ?

【その炎を怪我にそっと当てようとした】
【熱くない炎の尾を巻きつけようとするだろう】
【これは癒しの炎、暫く巻いていれば傷などたちまち治るだろう】
【少し面白いものを見たような体で笑顔を浮かべた】
191 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 22:19:32.75 ID:OLyihvPio
>>189

「アソコに置いてた方がまだ安心でしょう」

そういうと彼女の姿が穴から出てくる。
その姿に男の姿は見えない。

「別にどうもしないわよ、あのままよ」

そう言って再び手のひらに炎を出現させている。
192 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 22:28:22.61 ID:U5XQ8ReM0
>>191
「…結構いい人ですね」
【色が悪い顔でそう呟く、まだ相手の心理がよく分からない】

【そしていよいよ本番か? 青年は炎を見て】

「…そうですね、さすがに殺し合いですから…少し本気出させてもらいます」
【無表情の青年が、マスクを外した瞬間、大規模な異変が起きる】
【まず天より一筋の光、横のビルの避雷針に落雷、先ほどの雷よりも大きな音と光を出す】
【空に待機させて雨雲から、土砂降りより少し下の大雨を降らし】
【さらには青年には追い風、彼女には向かい風の強風が路地裏を駆け巡る、髪がよくなびくだろうが移動に支障は無い】

【さて、このゲリラ的な嵐により繁華街の人間はほとんどが屋内へと避難するだろう】

「いつでもどうぞ、ゲホッゲホッ」
【咳をしつつ、どんどん濡れていく青年は言った】
193 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:31:01.55 ID:y2Hgdezj0
>>190

【え、と、少年は戸惑ったような呟きを漏らした。】
【少女の口調が――まさに清楚な少女、といった口調から、老獪なそれに変わった。】

【それだけで済んでいれば、まだ少年の驚きも少ないものだっただろうが――当然と言うか、それだけでは済まなかった。】
【愕然。驚愕。少年の表情はまさにそんな風になった。】
【当然ともいえるだろう――少女に、いきなり尻尾が生えたのだ。そしてそれが、単なる『青』ではない――『碧』い炎に包まれる。】


「え、ちょ、まっ」

【じっとしていろと言われても…今まさに、少年に炎が――正しくは炎を纏った尻尾が――触れようとしているのだ。】
【思わず身をよじり逃れようとするが、それだけの体力すらない。まさしく疲労困憊、なのである。】

【少年は、次の瞬間には襲い掛かってくるであろう熱に耐えようと、ぎゅっと目を瞑る。】


「……あれ………?」

【――だが、予想していた熱さはやってこなかった。】
【熱いというよりは、暖かい。対象を焼き尽くす炎ではなく、優しく包み込むような炎。】

【そして、予想だにしなかった感触――傷が塞がっていくような感覚。】
【少年は思わず、少女を見た。少年の赤い瞳に浮かんでいるのは…驚愕と困惑。まだ現状を理解できていない者のそれだ。】
194 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:33:03.81 ID:fRUUYiTS0
【街の市場】
【少年はいつも通り真っ黒な格好をして買い出しに来ている】
【最近出来た同居人の洋服を買うためだ】

これと、これと……あとこれもだ
これ、全部くれ
「ええと、かなりの額になっておりますが、大丈夫ですか?」
ああ、金ならある。というかこれで足りるだろう

【そう言って背中のバッグから取り出したのは二つの札束】
【一体何をやって儲けたのか、店員も気になるだろう】
【しかし、少年から「聞くな」的なオーラが出ているので聞かない】

「ありがとう御座いましたー」
ようし、これであいつらの衣服は大丈夫だな。
次は……本屋だ。一応見ていこう

【そう言うと少年は店の外に待たせておいた馬車に荷物を載せ】
【本屋の方向に馬車を走らせる】
【因みに、馬も車も真っ黒で端から見ればかなり異常だが、少年はそんな事は気にしない】

/ソロールです、ごめんなさい
195 :【描映爆筆】 芸術は爆発だっ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:33:46.08 ID:SocvdFgd0
>>187


「お、おぉう……。こいつはまたべらぼうな」

【へー、最近の電柱は金色をしててしかも動くんだー、……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。ってアホかっ!?】
【なんだあれ、何食ったらあそこまで成長するんだ、どこの会社の整髪剤使ったらあそこまでピンと立たせられるんだ】
【髪の毛と言うより最早一つのオブジェと化している不思議系赤ずきんちゃんを見て述べた感想がこれだった。いやホント何なのあれ】


「…………。よし」

【一瞬の思考停止の後、少女は躊躇なく動き出した。左手に愛用のスケッチブックを持ち、空のページを開く】
【右手で宙を掴むような動作を行う、するといつの間にかそこには一本の筆が握られていた。筆は持ち主の意志を汲み取り図動的にインクを溢れさせる】


「よしっ!!」

【何をするのかって? そんな事は決まっている、この世にも不思議な光景を絵に描いて残しておくのさ!】
【両の瞳をキラキラさせて金の電柱、もとい赤ずきんちゃんを見つめながら少女はすごい勢いで筆を進めていく】
196 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 22:35:30.30 ID:OLyihvPio
>>192

「そうね、では私から」

そういってその手にともった炎を放り投げる。
特に邪魔がなければそのまま青年の方に着弾するだろう。

(さて、どうなるかしら?)
この気候の荒れ用、偶然とは思えない。
そうなるとこの大雨や強風は彼の能力なのか、そんな予測をする。
(素直に一撃はなってくれればいいけど)
197 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 22:37:01.28 ID:6rOu3B8Ko
>>193

ふふふ

【戸惑う少年を面白そうに笑う】
【スカートを上品に開くとその場に座る】
【いいとこのお嬢様のように】

見れば分かると思うがの、わらわは狐――大稲荷じゃ

【神様だ、ということだ】
【微笑む少女から威厳が感じられるかは謎な所だが、年寄りの様な老獪な雰囲気と少女の様な儚さが同居したような雰囲気】
【巻きつけた尾を覗いたほかの尾を扇状に開く】
【九本の尾、というだけでただの狐では無いことは分かるだろう】

それでもって名は稲と申す
お主、名は?

【やはり楽しそうに尋ねた】
198 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 22:39:35.34 ID:21j8HYH40
>>195

「おお?」

【目と目が合った】
【かと思うと、次の瞬間には少女は一人意気込み、動き始めていた】
【取り出したスケッチブックに、物凄い勢いで筆を走らせている】
【一体何をしているのだろう? そう不思議に思ったのも一瞬。すぐに自分が描かれているのだと理解した】

「おーい! 誰かさん! 描くならかっこよく描いてねーっ!」

【こういう時はあまり動かない方がいいのだろうか、と思い足はその場で立ち止まったままだ】
【体は動かさず、声を上げ、笑顔で言葉を少女に投げかける】
199 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 22:40:00.10 ID:U5XQ8ReM0
>>196
「炎だけか」
【ボソリとそう呟き、青年は目の前に、直径一mの範囲に滝のような雨を局地的に降らせる】
【この雨の盾で防げればいいが、もしできたのならば反撃もするだろう】

「ゴホッ!ゲホッ! 雨具持ってくればよかった…」
【そんな愚痴を呟きつつ、青年は彼女の頭上に落雷を落とす】
【雷といえど、その威力は低く、当たったとしてもせいぜい体が少し痺れるぐらいだ】
【だがその威力を補うべきか、光って落ちるスピードがそれなりに早い、回避は難しい方だ】
200 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 22:47:35.33 ID:OLyihvPio
>>199

炎は無事に消火される。

「どうやら体調がよろしくないみたいね」

その直後雷が落ちてくる。
それを回避するまもなく命中し、動けないでいるらしい。
大きな一撃をやるのなら今がチャンスだろう。
201 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:48:47.52 ID:y2Hgdezj0
>>197

「大いな………」

「……………………!?」

【神話にそれほど詳しくない少年でも分かる。】
【稲荷大明神―――大稲荷。東の島国では五指に入るほど有名な神だ。】

【理解が及んだ瞬間、少年は目を剥いて驚いた。】
【絶句、と言うのが正しいだろう。あまりに驚きに言葉も出ないほどなのだ。】


【まあ――少年も、少女の言う事をまるで鵜呑みにしたというわけではない。】
【しかし、先程の炎が当たった箇所――怪我をしていた場所は、恐らくもう治っている。】
【少なくとも、無理に登山をした痛みは消えている。…仮に神様でないとしても、それに近い存在ではあるのだろう。】

【それに、広げられた九本の尻尾。九尾の狐という妖怪は有名だ――言い伝えは様々だが、共通しているのは強大な力を有している事。】
【神様なのか、妖怪なのか――それは少年には判別がつかないが、凄まじい『力』を持っているのは確かなのだろう。】


「……あ、は、はい。」

「ぼ、僕は『エイト』…と、言います。あ、あの、今しがたは助けていただき……」

【緊張――というよりは畏怖、だろうか。】
【人見知りをするような性質ではないのだが、ことここにおいては盛大にどもっている。】

202 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:49:02.49 ID:fRUUYiTS0
【本屋】
【古今東西のありとあらゆる書物が集まるこの国でも最大級の本屋である】
【その中で真っ黒な少年はかなり浮いた所にいた】

ふむ……今はこんな料理もあるのか。
このみねすとろ−ね?とかいう奴は美味しそうだな。
それにこのぽとふとかいう奴もなかなか美味そうだし、手間がかからんな
よし、この本は買おう。同居人がいるなら料理のレパートリーは多い方が良いしな

【そう言う少年の手に握られているのは「家庭料理百科」】
【うっかりすると不審者にも間違われかねない少年の格好からはかなりかけ離れた本だ】
【そして少年はそのままその本を買う……と思いきや】
【いきなり曲がって学芸書のコーナーに入っていく】

……こないだは太極拳の本を買ったから、今回も東洋拳法の本にしよう
なになに……「八極拳」「蟷螂拳」「蛇拳」「酔拳」……やっぱ止めた

【あまりの種類の多さに厄介になったのだろう】
【学芸書のコーナーを離れてそのまま本を買いにいった】

ようじーさん。久しぶりだな
「何言っとるか、こないだあったばかりじゃろう」
そう言われればそうだったな、忘れていた
まぁ何はともあれ、これくれ。これは代金だ
「はいよ、気を付けて帰るんじゃぞー」
はいはい。まったく、心配性のじじいめ、さっさとくたばれって言うんだ

【そんな悪態をつきながらも少年は少し嬉しそう】
【そして買った荷物を全て馬車に載せ、自分も馬車に乗り込み】
【そのまま家である廃墟の時計塔まで馬を走らせた】
203 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 22:52:32.66 ID:U5XQ8ReM0
>>200
「体が弱いんで…コホッ」
【返事をするが…どうやら追撃はしないらしい、それどころか雨が土砂降りから小雨になって、風も少し弱まる】

「…ここで試合終了ってのは無いですか? 勝っても負けても損しかしないと思いますが…」
【少し顔色が悪くなった青年は、腕と腕を擦って暖をとっている】
【この天候回復は交渉の為か、あるいは…?】
204 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/06(火) 22:57:53.66 ID:6rOu3B8Ko
>>201

まあ、大稲荷というのはどちらかというと管理職なんじゃがのう
神格を得た狐が悪さしないかを見回ったりするわけじゃ

【苦笑と共に内情を話す】
【祀られておる者と同じではないぞ、ということが言いたいらしい】

ほう、エイトか
よろしくの!

【ニコニコと笑う姿は幼くも見える】
【人か神か、微妙に迷ってしまうような人間臭さだ】

怪我の事は気にするでない
神様の御利益じゃ、御利益

【冗談めかして言う辺り、本気で気にしていないのだろう】
【良くも悪くも人懐っこいのだ】

っと、そろそろいい具合かのう?

【尾を解いた】
【する、と解けると共に虚空へ溶けるそれはまるで幻想のように、他の尾も消えていた】

/それでは凍結お願いいたします!
/此処までの絡みおつありでした!
205 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 22:58:55.80 ID:OLyihvPio
>>203

「やれやれ…不合格」

青年の顔の脇を炎が通って行く。
避けようと行動し、下手に動かなければその炎に当たることは無いだろう。

「やっぱり駄目ね。貴方には攻撃の重みが感じられない、攻撃の責任が感じられない、攻撃の自覚が感じられない」

もう既に動けるようで鋏をくるくるとまわしている。
青年の様子を見るとその鋏をしまってしまう。

「大きな一撃すらしないもの。本当に殺す気ならとっくに殺しちゃってるわよ」

等と悪態をついている。
206 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 22:59:56.06 ID:y2Hgdezj0
>>204
/うい、ありがとうございましたー!
んじゃあ自分が凍結スレに書き込んでおきますねぇ
207 :【描映爆筆】 芸術は爆発だっ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 23:05:03.10 ID:SocvdFgd0
>>198


「ふんっ、舐めんじゃねーです。この私を誰だと思ってるんですか」

【相手の挑発とも取れる(?)台詞を聞き、少女は一層激しく筆を走らせる】
【普通の筆ならインクは一色だけしか使えないが、これは所謂魔法の筆。筆から出るインクは少女の意志に従ってめまぐるしくその色を変え、鮮やかな絵が描かれる】
【物の数分でソレを完成させると、得意げな様子で相手に出来たばかりのその傑作を披露した】


「じゃじゃーんっ!」

【言葉に違わず少女の絵の腕は確かなようで、赤ずきんの見た目を忠実に正確に、しかしながら大胆なタッチと色彩で力強く表現していた】
【だが敢えて一つ、現実との違いを上げるとするならば……絵の中の金髪は最早電柱の高さ大きさを遥かに超えて、天を衝くような高さにまで達していた】
【背の低い少女の眼にはそれがめちゃくちゃデカく見えていたらしい。――――うん、しょうがないよ。芸術家だもん】


「どうですか、この傑作! あと私の名前は誰かさんではなく、 『アンネリーゼ・アウトバーン』 です。アンネ、でもリーゼ、でも好きに呼んでください!」

【自信満々、といった感じで両手に持ったソレを見せつけながらさりげなく自己紹介】
【満面の笑みで相手からの感想を待っている】
208 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/06(火) 23:05:24.99 ID:0EWYKLllo
>>117
【少し高所から、二人を見ると、女性の方は疑惑に駆り立てられているのだろうか?】
【取り乱しているのか。先程の様な威勢は当然かどうか、やはり、無い】

例えば、だ

【数メートル上空、黄金の翼を持った天使は、そう言い放った】
【勿論、そこで終わる物では無い。事実、すぐさま少年の口からは言葉が続いた】

知られたくない物を見られた時、テメェならどうする?
まぁお前の事だから忘れてくれと懇願する位だろうが…
世の中はそんなに甘くは出来てねぇ

【ここまで紡ぎ出せば、おおよその検討はついてくるだろう。それが普通の思考回路なら】
【きっとそれは全く穏やかでは無い物だろう。少なくとも、それ位は分かる筈】
【更に次に吐き出す言葉がそれを確証させると大半が思い、その思考は事実となる】

今のはただの機密情報の処理。秘密を知る人間にお休みして貰ったっつー事だ
金さえ払えばガキのお守り殺人まで何でもやるっつー便利屋。それが今の俺
いや……正確には俺達、か。

/すんません!返しときます!!!
209 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 23:06:54.18 ID:U5XQ8ReM0
>>205
「……?」
【少女の行動に思わず?マーク、炎は何とかギリギリで当たらないと分かり動かない】

「えっ? 何をいっtへっ…へくしょいっ!」
【反論をしようにも雨のせいで身体が冷えてクシャミを出す始末】

「そんな事したら街が壊れちゃいますし…というより最初から殺しあう気は無かったんですか…あっ、ティッシュも濡れてる…」
【鼻水を出しつつも、ポケットに手を突っ込む青年、ちなみにもう雨雲も風も無くした、空は気持ちが良いほど晴れているだろう】
210 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 23:11:42.12 ID:OLyihvPio
>>209
「炎はいるかしら?まぁ乾かしなさい」

青年の目の前に突如として炎が出現する。
規模は小さくたき火のようなものだ。

「落雷ぐらいはできるでしょう。規模が大きいのを。
 だから責任を持てと言ってるのよ、自分のした行動にね」

少女はその場から動こうとはせず、壁に寄り掛かっている。
211 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage]:2011/09/06(火) 23:17:16.53 ID:75EbcNXwo

都市部から少し離れた林道

「はぅ〜、シャワー浴びたいのです…」

大人びた容姿と青縁メガネが理知的な印象を伺わせる彼女は―――少し疲れている
稼業を終えた帰路なのだから、それも当然だ。ちなみに今日の殺害数は7人だった。男が5人と、女が2人

返り血を浴びた服は着替えたのだが濃い血の匂いは拭えていない
肩から脱力して気怠そうに林道を歩み進んでいく
212 :【優しい嘘】≪Gently Puncture≫ [sage saga]:2011/09/06(火) 23:19:26.15 ID:21j8HYH40
>>207

「お、出来た?」

【能力を解除し、電柱のような金髪を元のセミロングの髪に戻して】
【赤ずきんを被り直し、少女へと小走りで近づいて行く】
【そして完成し、見せつけられた絵を前に】

「す、凄い……なんか色々と」

【さっきの髪、こんなに大きく長かったっけ? そんな疑問が一番初めに頭をよぎった】
【芸術家のセンスに圧倒されながらも、単純に凄いと感じ、そう述べた】

「アンネだね。私はアリス。アリス・レッドっていうの!」

【相手の自己紹介を受け、こちらも名を名乗る】
【そこでふと、ある考えが頭に思い浮かんだ】

「ねえ、アンネ。あなた、何か叶えたい願いとか、欲しい物ってある?」

「あるならせっかくだし、私が何でも一つ叶えてあげるよ」

【せっかく絵を描いてもらったし、そのお礼にもなるだろう】
【少女を真っ直ぐに見詰めながら、何か願いはないかと問いかけた】
213 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 23:19:27.39 ID:U5XQ8ReM0
>>210
「あっどうも助かります」
【遠慮無くその火に掌を掲げ温まる】
【そして彼女の言葉に耳を傾けて】

「雷なら本物と同じぐらいのは出せますが…責任ですか…」(やっぱり雷は駄目かなぁ)
【マスクも乾かして顔に再装着】
【返答しおわってから、青年はあの大穴に視線を向けて、申し訳無さそうな顔になる】
214 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 23:24:42.32 ID:OLyihvPio
>>213

「そうね、例えば…人を殺すことができる雷を貴方は撃てる?
 いいえ撃てない。ソレがさっきみたいな殺されそうな状態でもね」

それだけ言うと彼女は君の方向に背を向けて立ち去ろうとする。
そして最後に一言。

「目の前で人が殺されそうな時、君はその悪にむけて殺すつもりで撃てる?」

特に何も無ければ彼女はこのまま表通りに行くだろう
215 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage]:2011/09/06(火) 23:29:08.25 ID:qsNvK5CIo
>>211
林道を歩く少女が一人

「んー、今日の公演も中々満足がいきました」

子供らしいあどけなさを残した雰囲気の少女は、気分良さげに伸びをした
街中で行った奇術により、多くの観客を楽しませる事が出来たのだ――嬉しくない訳が無い

だが、そんな少女の気分は一転する事となる
血の匂いを――鼻を突くあの匂いを、久方振りに嗅いでしまったのだ
まだ少し先であるようだが、風に運ばれてきたその慣れ親しんでいた臭いを見逃す訳も無い

「いやな…臭いですね」

足をピタリと止めて、忌々しげに呟く
向かいから歩いてきたその臭いの発生源たる人物に、間も無く遭遇する事になる筈だ
216 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/06(火) 23:30:06.35 ID:U5XQ8ReM0
>>214
「…撃てませんね、殺したらその人の親友に復讐されそうですし」
【少し朦朧とした頭でがんばって考えをまとめる】

「殺されそうにって…、雷がその殺されそうな人に当たる可能性があるからたつま…あっ、
色々とすいませんでした…」(明日はずっと横になっとくか…)
【彼女がここから立ち去ろうとしたので自分は頭を下げて別れを告げた】
217 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/06(火) 23:31:28.00 ID:OLyihvPio
>>216

「まぁ、死なないようにね」

/お疲れさんでした
218 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage]:2011/09/06(火) 23:38:35.65 ID:75EbcNXwo
>>215

ふらりふらりと、今にも倒れそうな勢いで歩んでいた。もっともそれは、少女なりの御巫山戯で

「…んむー?」

前方に人の気配を感じたところで足を止めた。慣性に押され、少し転びそうになる
両者の距離は5〜7m程度。会話には支障ない間だ

「………こんばんはぁー?」

怜悧そうな顔にあどけない疑問を浮かべて挨拶をかける
人が見ていたから、不審に思った。たったそれだけの、極当たり前の反応だ
219 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage]:2011/09/06(火) 23:46:01.13 ID:qsNvK5CIo
>>218
相手の姿を見咎めて、少しばかり眉を動かす
年の頃はそう違わぬように見えるが、相手の方が身長が高いか
そんな基本的な外見的特徴はともかく、相手からは何かふざけている様な雰囲気が感じられた

「…こんばんは、です」

怜悧そうな顔には似つかわしくないトーンでの喋り方
自身とて真面目な喋り方をする方ではないが――しかし外見とアンバランスな口調では無い
その点に置いて、まず相手から大いなる違和感を感じてしまう

「率直にお聞きします。貴方は―――人を殺めたのですよね?」

そんな事を聞いてどうしようというのか自分でも理解していないが、問い質したくなっただけ
220 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/06(火) 23:47:01.99 ID:mwTxXRp3o
【某都市、駅前の喫茶店にて】

やはり、ここのミルフィーユはおいしいですわ。もちろんプリンも……ふふ。

【一人の黒い法衣を纏ったシスターらしき女性が店の一角で】
【テーブル一杯にケーキ等のスイーツを並べていた。どうみても一人で食べる量ではないが】
【シスターはそれらを片っ端から丁寧に食していく。一見するとか弱いの女性のどこに】
【それらの甘味が収まっているのか……】


(絡み町です)
221 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage]:2011/09/06(火) 23:53:10.45 ID:75EbcNXwo
>>219

「あ、どぉもぉー」

返事があったことに気を良くしたのか、少女へひらひらと手を振った
にこにこと笑む外見だけを見れば無邪気だが、少しそのテの勘が鋭い者なら、その奥にある真っ黒な邪気に気付けるだろう
そういう意味ではとても気色の悪い笑顔であった


「――――…」


そして、ストレートな質問が飛んできた
一瞬、風の音が林道を支配した


「――――はい、お仕事だったのです♥」

少女の答えは至って素直で、分かりやすい
まるでお菓子を作ったことを自慢する子どものように、笑顔で回答してみせた
222 :【魔乃魅力】 [sage]:2011/09/06(火) 23:59:26.83 ID:UC4vHoiHo
――【街・繁華街】――

夜の街で一番映える場所といえばどこか、と問われれば、この街の住人は間違いなく“ここ”であると答える、そんな
有名な繁華街の大通り。人波ならぬ人津波が行き交い、時間を忘れさせるこの場所で、一人の魔女がのんびりと
散歩に興じている。

「……人、多いわねぇ……」

大きな三角帽子に、ネオンで際立つ紅いコートと黒いドレス。細い足を包む黒いロングブーツをこつこつとぶつかりあわせ
ながら、柄の長い箒に乗って人ごみを掻き分けながらゆっくりゆっくりと進んでいく。
行き交う一般人はといえば、その“魔女らしすぎる”風貌を一目見た瞬間振り返ったり立ち止まったりするものの、魔女の
通り道を塞がないという所業っぷり。その美貌故、か。

「…あーぁ…面白い事ないしぃ……お腹減ったしぃ……はぁ…」

と、深いため息をつきながら、箒もそれに賛同するように、ゆっくり進む速度はまたも鈍行になり、のろりのろり。邪魔である。
人だかりを頭一つ抜けたところに魔女の三角帽子はひょこひょこ揺れているため、見つけるのは容易いだろう。
寧ろ、様々な人が行き交う大通りの中で一際目立つ上に――――。

「……誰か食べたいわねぇ…」

――――――完全なる不審者である。
もちろん、悪意や敵意などは一切無いのだろうが、言動には気をつけるべきとはまさにこのこと。
223 :【描映爆筆】 芸術は爆発だっ @wiki [sage saga]:2011/09/06(火) 23:59:35.65 ID:SocvdFgd0
>>212

「おぉ! 短くなりましたぁ」

【赤ずきんの髪が電柱頭から一瞬で普通の長さに変化する。それを見て驚きながらも、少女は少し残念そうな表情だった】
【どうやら相手の其れを結構気に入っていたらしい。芸術家の感性ってよく分からない】


「ふっふーん。そうでしょうそうでしょう!」

【まさに得意満面の表情、今日も良い仕事したぜぃ。と言った感じで額の汗を白衣の袖で拭って見せる。相手が自分の作品に圧倒されているのを見て満足した】


「あり・すれっどさん、ですね。よろしくです!」

【ニッコリ笑って可愛くご挨拶。しかし微妙に何かが違っている。そう、相手の名前である】
【区切るところを間違った所為で社会性昆虫のスレ建て乙みたいな名前になってしまった。が時すでに遅し、少女の脳内にこの名でしっかりと刻み込まれた後である】


「んー、無いです」

【はい即答ォー、相手の親切な申し出を一刀のもとに切って捨てた。勿論『叶えたい願いや欲しい物』、それらが全く無いと言ってしまえば嘘になる】
【唯一心を開くことが出来る僧侶さん(実は僧侶ではない)にも会いたいし、もっといっぱい剣や刀が欲しいし、絵を描く腕だって上達すれば嬉しい】
【しかしそれらは今すぐでなければならない訳でもないし、何より自分が頑張ればどうにでもなるのだ。それに簡単に叶ってしまってはつまらない】
【人生は短いが全てが思い通りに行ってしまっては其れはとても面白くない物になるだろう。何より向上心と言う人間にとって必要不可欠な物が失われてしまう】
【――――等と小難しいことを考えた訳ではないが、とにかく今はそれほど大きな望みや願いは無いらしい。否、有っても自分の手で実現するのが当然と考えている】


「それがどうしかたんですか?」

【何をいきなり、と言った訝しげな表情で相手をじっと見つめる】
【左手のスケッチブックをぱたんと閉じ、右手に持った筆の柄で頭をポリポリと掻いた】
224 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage]:2011/09/07(水) 00:04:22.50 ID:VoJRmOneo
>>221
相手が手を振るのに対して、小さく目で応じるだけ
何よりも相手の笑みの向こうに潜む、黒い邪気を前に――油断は出来なかった
かつて自身がそうであっただけに、相手のソレを容易に見抜く事が出来る

風の音しか聞こえぬ一瞬の間の後の、相手の回答
仕事――という言葉に思わず反応を仕掛け、そして気付く
過去の自分を見ている様な、そんな錯覚―――殺戮喜劇を演じていたあの頃の自分を思い出すようで

だから――

「お勤めご苦労様です」

過去の自分が初仕事の後に言われたのと同じような言葉を、送った
満面の笑みを浮かべ、心の底から相手の仕事を労う様に
しかし、そんな態度は長く続かない

「その仕事で―――笑顔は見れましたか?」

相手のしているのと同じ事では、人の笑顔は見れない――そう気付いてしまったから
だから、その道を捨てようと決意した
相手を見ていると、その決意が揺らいでしまうようで――叩き潰したくなってしまう
自然な動作で腰のポーチを開くと、0.5mmワイヤーを左右に一本ずつ伸ばしていった
夜闇の中でこれに気付くかは、定かで無い
225 :【描映爆筆】 芸術は爆発だっ @wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:06:00.79 ID:HDTzOE2N0
>>223
/ミス

/「それがどうしかたんですか?」→「それがどうかしたんですかぁ?」

/でした
226 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:07:53.92 ID:3gd1Fv720
【馬車に乗った少年】
【馬車はどんどん郊外に進んでいき、やがて廃墟群の中でも一際大きい時計塔の前で止まる】
よし、やっと着いたか。
……荷物降ろすの、面倒だな。

『黒炎召喚』
『形状変化、小人(ドワーフ)』

【少年がそう呟くと黒炎が発生し】
【瞬く間に数人の小人が現れる】

よしお前等、この荷物を運んでくれ。
僕はこれを持つから、お前達はこっちだ
【少年がそう命令すると小人は馬車の中にワラワラと入っていき】
【意外と重そうな荷物を数人で持っていく】
【ちょっとピ○ミンっぽいが、小人の色は真っ黒である】

さてと、じゃあ僕はこの荷物だな
【よっこいしょ、などと言って荷物を持つ姿はとても元貴族には見えない】
【さてさて、少年が時計塔のドアを開けて中にいる(はずの)二人に自分の帰りを告げようとする】
【その少年の顔は新しい生活への希望なのか、少し口元が笑っていた】

/人待ちです、【抑揚双宮】さんいらっしゃりますか?
227 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:08:54.39 ID:ZmuA21Vm0

【見た目は高校生くらいの少年がナンパ目的で喫茶店に入っていく】
【長めの襟足、目に掛った前髪、そしてそこに入る赤いメッシュという髪型】
【そして口にピアスという、軽薄そうな印象である】
【美人なシスターに狙いを定めた少年】
【すると・・・】

(え・・・? マジか・・・)
【女性がいるテーブルの上に並ぶスイーツの量に絶句しているのだ】

【だが、美人である事に変わりはないので声を掛けることにした】
「ねぇ、そこのお嬢さん 隣良いですか?」

【少年は女性のいるテーブルの前まで行き声をかけた】

/まだいますか・・・?
228 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/07(水) 00:09:31.68 ID:xRpeim0AO
>>222
…なんだありゃ
魔女?

【コンビニから出てきた普通の青年がポカーンと魔女を見ていた】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にTシャツとジーンズを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】
【右手にはコンビニの袋】

テンプレートというかベタというか…
ある意味絶滅危惧種じゃないのか、あれ…

229 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/07(水) 00:11:28.91 ID:+CmAjHzbo
>>208

訥々と騙る青年の言葉を黙って受け止める女は、時折ぎゅっと握った手を緩ませ、僅かに動かし
青年の言葉を、咀嚼しているようであった。――…自分の解釈が間違っていなければ、おそらくは

「…そう、ですか」

ぽつり、と
時間を置いて語られる言葉。隣の少年は居たたまれずに、蒼い頭髪を掻き混ぜた
どうやら目の前の青年という存在は、思っていたよりも、特異な人物であったらしい。
まだ若い。それでいて何かの組織にて、便利屋をやっているというのだから。
ゆっくりと青年を見上げると、小さな微笑を造り出した

「そんなこと、私に話して良かったのですか? …それにしても、驚きましたけど」

まさかコレから自分たちまで、始末するなんて事は無いだろうけども
”裏”とも区別出来そうなその情報、あっさりと青年は漏らしたが良かったのだろうか
そんな事を思いながら、言葉を紡ぎ。…ふと、行動に出た

「それじゃあ場所、移動しませんか?…貴方の所属する組織のお仕事も、終ったみたいですし」

光る羽を有した少年と二人。幾ら人通りが少なかったとしても、先程の爆音といい
人が集まってくるとも分からなかった。かといって未だ別れる気には”ならなかった”、ので
そんなことを提案し。女性は隣の少年に、ひっそりと耳打ちした。――…彼は明らかな、驚愕を浮かべ女性を見

//申し訳ない…遅れました…
230 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:13:22.31 ID:ZmuA21Vm0
>>220


【見た目は高校生くらいの少年がナンパ目的で喫茶店に入っていく】
【長めの襟足、目に掛った前髪、そしてそこに入る赤いメッシュという髪型】
【そして口にピアスという、軽薄そうな印象である】
【美人なシスターに狙いを定めた少年】
【すると・・・】

(え・・・? マジか・・・)
【女性がいるテーブルの上に並ぶスイーツの量に絶句しているのだ】

【だが、美人である事に変わりはないので声を掛けることにした】
「ねぇ、そこのお嬢さん 隣良いですか?」

【少年は女性のいるテーブルの前まで行き声をかけた】

/まだいますか・・・?
231 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage]:2011/09/07(水) 00:13:27.72 ID:zD1fqSXto
>>224

「…むぅ」

青縁の眼鏡の奥で、不機嫌そうに眉を顰めた
何が気に入らなかったのかはすぐに言葉となって伝わった

「non,nonですよー♪ 皆、何が起きたか分からないっていう顔で死んで行きましたから」
「―――そんなことより、“ご苦労様”は目下の者に使う言葉なのです。ちょっと失礼なのです」

殺したのは当然で、笑顔なんてどうでもよくて
ただ間違った言葉を使われたことだけが少女の意識にこびり付いた
少し頬を膨らませながら、呼吸をするかのように自然な動作でナイフを抜いた。右手に握ったそれを、くるくると弄ぶ
232 :【魔乃魅力】 [sage]:2011/09/07(水) 00:13:33.60 ID:fLuJF8yUo
>>228
/人街だったの書き忘れてたああああー!
/別時間軸でよろしければ絡ませていただきますがよろしいでしょうか!!orz
233 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/07(水) 00:14:45.92 ID:xRpeim0AO
>>232
/あ、そうだったの
/じゃあ>>228は無しで
234 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 00:17:13.27 ID:xQmCb1XIO
>>222

(繁華街)

…でだ。もともとは古いヨーロッパの迷信だったわけだな。
女だけじゃなくて妖術や呪術を使う連中をみんなまとめてそう読んだんだ。

( ^ω^)
へえーさすが外藤だお。詳しいお。

(夜とはいえ、人通りがまだまだ多いそこに二人の人物がいた。)
(それぞれ、特にやることもなく、のんびりと歩いている。)

(一人は青年だ。)
(すれ違っても全く印象に残らない、穏やかそうな青年。)
(この季節に合った派手でもない地味でもない服を来て、)
(かっこよくもブサイクでもない顔をしている。)
(もっとも、一つだけ、大きな特徴があった。そっちの方が人々の目がいくだろう。)
(それは、彼の背中の剣である。身の程もあるかなり長い両刃剣だ。)
(銀特有の柔らかな輝きがあり、量産されたモノでは無いことがわかる。)

( ^ω^)
つまり「男」でも魔女ってことかお。後魔女狩りってなんだお?

(そしてもう一人は少年である。)
(全体的に丸顔な饅頭の様な頭と、癒し系の顔。)
(これだけ見れば、彼も一般人だが、やはり違うものがあった。)
(それは、彼の「存在感」というべきか、全身から出るオーラの様なものである。)
(何となく、そう、他と違うような、そんな感じがしていた。)
(鋭い人間なら、それが「魔翌力」に由来しているということが分かる。)

魔女狩りっていうのは、あれだな。簡単にいえばいざこざみたいなもんだ。
難癖つけて殺したいやつを殺してたわけだな。火あぶりにして…

( ^ω^)
なんか酷いお。そしたらもう魔女はいないのかお?

…どうだろうなあ。…純粋なのはいないんじゃないのか?

(夜の散歩は、たわいもないことを語らうことでその時間を潰していた。)
(二人とも適当なところに視線を彷徨わせて、適当に歩いて行く。)
(青年は比較的博学であり、話の内容についてだいたいのことは知っていた。)

( ^ω^)
ま、いたら見てみたいお。そもそも魔女なんて―――――――――――

( ^ω^)……

ん?おいブーン。どうした?おい。

(そこで、ふと、少年が中途半端に言葉を切った。)
(前方を見つめてそこで視線を固定している。)

( ^ω^)外藤、あれなんだお。

は?…あれって…ん?

……

( ^ω^)……

『「―――――――――――見つけたああ
あああああ!!!!!!!!!!!!!」』

(ガーン)
(二人は思わず、というべきか。)
(相手の方を見て叫ぶ。)
235 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage]:2011/09/07(水) 00:20:23.88 ID:VoJRmOneo
>>231

「―――…ですよね、そんな事で笑顔を見れる訳がありません。

 目下……? なんですか、ひょっとして貴方は嬉戯より目上のつもりなんですか?
 たがだか今日初仕事を終えただけの癖に」

自然な動作で相手がナイフを抜いたのも気にせず
ただ己のプライドを傷つけられたことに対して、反論
その生き方を止めた所で、まだ捨て切れている訳でも無い―――だから、己の過去を侮辱されるのは許せなかった

相手が右で弄ぶナイフに向けて、ワイヤーを一直線に伸ばす
速度は人の駆け足と同じ位で、ナイフの柄を絡め取って放り投げる気であった
236 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 00:23:15.01 ID:a90m+IJfo
>>226
/おります
237 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 00:23:44.08 ID:xQmCb1XIO
>>233
/すいませぬ…
238 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage]:2011/09/07(水) 00:25:52.99 ID:VoJRmOneo
>>235
/なんか色々ミスってる…
/セリフ3行目を「貴方がどれ程、嬉戯よりも人を屠ってきたというのですか?」に訂正
239 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 00:26:34.15 ID:a90m+IJfo
>>226

「『おかえり』」

異口同音に言葉を唱える二人の少女。
先日からこの少女たち、とはいっても双子なのだが。
先日に少年から誘われ、住まわしてもらっているのだ。

「荷物…手伝おうか?」

そう話を持ちかけたのは姉である涼子の方だ。
小首を傾げ少年の返答を待っている姿は、まるで何かの小動物だ。
240 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 00:27:08.14 ID:fLuJF8yUo
>>234
箒で数十メートル程進んだ所だろうか。魔女の箒も魔女自身も繁華街の人津波に飽きてきた頃に、まるで
ガソリンが切れてしまったバイクの如くぷすん、と止まってしまう。
飽き性というか何と言うか、魔女から言わせれば―――。

「……つまんなぁい…」

――――で、ある。魔女らしいと言えば魔女らしい。自由奔放、自己中心的。見本のようである。
と、そこで、魔女は大通りのどこからか、違和感を感じ始める。その違和感の正体はわからないものの、確実
に近寄ってきているような違和感。その違和感の正体は、すぐに分かる事になる。

人ごみの中にある様々な雑踏や会話に紛れて、とてつもなく危険すぎる単語を、魔女は聞き逃さなかった。

――――魔女狩りっていう―――殺したい―――火あぶり――

―――純粋なのは―――

「……あ、ははぁ……まさか、ねぇ……もう魔女狩りなんてしてるわけぇ――――」

声の聞こえる方向をちらりちらりと覗き込みながら、魔女の箒は本能的なのか、ゆーっくりと方向転換していく。
方向転換してその声とは逆を向いた瞬間―――――『「見つけたああああああ!!!!!!」』


「きゃあぁああ?!」

魔女は情けなくもその場で箒からずり落ちてしまい、どさりと音を立ててしりもちをつく。
トレードマークの三角帽子は目元までズレ、コートからライフルがごとり。急いでそのライフルをあたふたと拾ってから
声の方を見やれば――――巨大な剣を背負った青年に、魔力の気配を感じさせる少年。
魔女にとってそれだけで恐れる理由に十分足りたのか、完全に―――。

「ぴゅ〜〜ぴゅぴゅ〜〜♪」

しりもちをついたまま口笛を吹き魔女じゃないですよアピール。完全に馬鹿である。というより、相当に焦っていたのであろう。

>>233
/申し訳ありませんでしたぁっ……
またの機会にお願いいたしますっ…
241 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/07(水) 00:28:24.12 ID:pf2o1D+2o
>>230
【スイーツは一個ずつ、明確にゆっくりと減っていっている】
【飲み物もチョコドリンクとかなり『重い』に分類されるものである】
【しかしシスターは太ることを恐れていないのか、もぐもぐと食べていく】

〜〜♪やはり断食修行の後はおいしいですわ。
ふむ、この苺タルト……もう一回食べたいですわね。

【どうやらリバウンドの心配もしてないようだ。そうやって一気食いしていたら効果が無いというのも言わずもなが】
【ソレよりも問題は彼女が少年に気づいていないようである。いや言葉は届いているのだが】
【シスターが目を向けた先に、ちょうど同じ感じでナンパされている女性がいたのだ】
【何よりも彼女は完全に『お嬢さん』だとか『お姉さん』という年ではないことを自覚しているのである】

あらあら、今時ナンパですか……正直ああいった輩は気に食わないですわ。
どうせ、女性を道具としか見てない。ならばいっそ独り身がいい……そうですよね?

【そして近くにいた(本当は声を掛けた)少年を見る】

あなたもあの人をナンパするんですか?その年ではしたない。
その格好もなんとかしなさい。悪ぶってかっこいいのは三十代だけですわよ。
242 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:33:30.73 ID:3gd1Fv720
>>239
! あ、ああ、ただいま!
【帰って来た時に「おかえり」と言われた事がよほど嬉しかったのか】
【傍目でも分かるほどにテンションが上がっている】

え?ああ、いや、平気だ。
これは僕の荷物だからな、自分の荷物位は自分で運ぶさ
それより、着替えを買って来たんだ。それはあっちの小人が運んでるから部屋に持っていく……って
そう言えばこの中の案内、まだだったな。取り敢えず荷物は此所(一階)に置いておくとして、中を回ろうか
【そう言って涼子の手を引き歩き出す】
【いきなり強引に引っ張られたら相手が不快に思うかもしれない、とか考えないのがこの少年である】
【とはいっても、普段はそれくらいの気遣いは出来るのだが、テンションの上昇で上手く頭が働いていないんだろう】
243 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage]:2011/09/07(水) 00:34:48.40 ID:zD1fqSXto
>>235

「ええまぁ、私は笑顔より死骸に萌えるので♥」

空いた左手を片頬に当て、照れたようにはにかんでみせる
そこに反省や後悔の色は皆無。混じり気のない狂気がただ渦を巻いているだけ

「…あれ、何故か私が怒られてます? これだからゆとりはっ!」
「―――それに、私の初仕事は5歳の時に済ませました。殺戮一家 “死線” の名は飾りじゃないのです」

言い終えると同時、少女は とん と斜め後方に跳んだ
ワイヤーを視認してはいなかったが、何かが空気を裂く音を察知しての回避行動だった
あくまで見えてはいないので、攻撃の正体には気付いていない


「――――で、[ピーーー]んですか?」


その声に、およそ感情と呼べるものは存在しない
少女はがくりと両肩を垂れさせ、その華奢な両手でナイフを握り締めている
244 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 00:37:25.33 ID:zD1fqSXto
>>238
/うおう…適当に脳内補完でお願いします
/あと最後は 殺る です。失礼しました
245 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:40:49.24 ID:ZmuA21Vm0
「いやいやいや、あの人じゃなくて貴女ですよ。お嬢さん」
【何と言われても、なお自分の態度を改めない少年】

「それに、オレは悪ぶってるつもり無いし。 この姿はダンサーの正装なんスよ」
【これでも、ダンスバトルの世界大会でベスト8を獲っているのである】
  
246 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 00:41:19.66 ID:a90m+IJfo
>>242

「…?」

何故テンションが上がっているのか分からずきょとんとしている涼子。
基本、妹に危害が及ばない場面だと色々と残念な子なのである。
妹は何となく分かっているのだが、姉のこともあってか口に出さないらしい。

「ほんとにいいの?」

そう言いながらも少々強引に手を引っ張られる。
けれども嫌な顔をせずに何処か嬉しそうな顔を浮かべ、その後ろに妹の奈々がやれやれと言った感じで後をつける
247 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:42:03.77 ID:tM6EAlRI0
「ふぁ〜あ……眠い…」

【道端で歩きながら大きな欠伸】
【欠伸をしたのは赤い長髪に真っ赤な瞳の『美』少女。あえて強調しました】
【その容姿だけでも十分目立つのだが、今赤い人の左腕はなんとダイヤモンドでできたキラキラしている義手になっていた】
【それは月明かりをことごとく反射し、まばゆい光を放ち続けている】

「ふぁ〜…」

【まだ少し人通りのある街道で眠たそうにうつらうつら、舟を漕ぎながら歩いている】
【今にも転倒してしまいそうで凄く危なっかしい。そして前方から人が来ても避けることなくぶつかってしもまうであろうことは火を見るより明らかである】

/死合いはご勘弁を…絡み待ち
248 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:46:51.31 ID:ZmuA21Vm0
>>245>>241あてで・・・
安価忘れサーセン
249 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん [sage]:2011/09/07(水) 00:47:51.54 ID:qCM+nnJAo
>>247
うおっ、なんかキラキラしてるにゃあ!

【そんな美少女からちょっと離れた前方。聞き覚えのある? 声が上がる
振り返れば、水色の髪を後ろでひとつにくくった、白と水色の軽装の子供がいる。
性別はどっちだろう、いまいちようわからん】

【とにかく謎の子供はわっほう、というノリで駆け寄ってきた。
眠そうな美少女の正体にはまだ気づかずに】

おねーさーん、なんでキラキラしてんの?

【少女がそのままぼうっとしていたら激突コースだが、さて……】

/2時で落ちてしまいますがよろしければ〜
250 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 00:47:57.69 ID:xQmCb1XIO
>>240

( ^ω^)お?

あらら…?

(目が合った、というか。相手が振り返った瞬間に、)
(おそらくは魔女と思しき女性は、バランスを崩して尻餅をついた。)
(まさか自分たちが元凶とは思わない。二人とも、)
(それをキョトンとして見つめている。状況を把握しかねていた。)

( ^ω^)
なんなんだお。あいつなにやってんだお。

おいおい…まさか呪文≠カゃないだろうな…あの口笛

(もしかしかくとも:勘違い。)
(自分も一応は魔法使い。厳密には召喚術士。一応は、)
(魔法の類は知識にある。いや、それが災いしていた。)
(もともと、自身の専門の「召喚術」以外はあまり詳しくないのだ。)
(中途半端な知識を用いた結果である。それを聞いた少年は、みるみる顔を青くしていった。)

(;^ω^)
ちょ!それやばやばお。いきなり呪いなんてかけられたらひとたまりもないお!

…ま、全くだ。おい!土下座しろ土下座!!今ならまだな間に合う!

(;^ω^)
だおだお!しかもライフルまで見せつけてきたお!まだブーンは死にたくないお!

(そこから、二人の行動は早かった。相手の口笛の終焉が、)
(すなわち「術の発動」そう考えている。その場に膝をつき、)



『「すいませんでしたあああああああ
あ!!!!!!」』



(頭を下げる。)
251 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 00:48:25.29 ID:VoJRmOneo
>>243

死骸に萌える―――――――――………脳裏で熟考が繰り広げられたが、理解が及ばない
兎に角、相手が狂っていると云う事ばかりが伝わってくるのみである

「殺戮一家――ですか、全くあの家と云い…何がしたいのでしょうかねっ!」

自身の生まれである喜識家――“殺戮喜劇の奇術屋集団”を標榜したあの家を思い出し、
一族で何をやっているのだという気にさせられる

そんな事よりも、だ
ワイヤーの動きを回避されたと云う事実の方がよほど重要である
相手の態度から察するに、勘で回避したという所だろうか
伸ばしていたワイヤーを手元に回収し、次の攻撃に備える

「貴方を見ていると、気分が悪くなりますからね。

 例えば蚊を見たら、貴方は―――――――――どうしますか?」

ナイフ使いであると解れば、その動きを利用してやればいい
左側に用意していたワイヤーを自身と相手の中心点に林道を横切る様に配置――月明かりにより、僅かに光っている
右の掌を相手に向けて突き出し、そこに回収したワイヤーを巻き付けると、相手が引っ掛かった場合に突き刺すよう用意
252 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:51:35.41 ID:3gd1Fv720
>>246
ああ、いいとも!
さて行くぞ!
【そう言ってずんずん進む】
【いつもより若干早めで行動している+身長差もあるので、涼子の足が縺れたりしてしまうかもしれない】

まず一階だ。此所にはシャワー室と厨房、それにリビングがある。
何故か火も使えるし、水も出る。
この箱に食材を入れておけば腐りにくい。
【そう言って示すのは冷蔵庫】
【中には以前此所を使っていた能力者がいたのか、溶けない氷が入っていた】

一応食事はリビングでとるのが普通だが、一番上のベランダで食べるのもなかなか良いぞ
此所までで何か質問はあるか?
【厨房の真ん中で聞く】
【えっへん、と胸を張りたかったのか涼子とつないでいた手を離し胸を張る】
【元々お前の家でもないだろうに】
253 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/07(水) 00:54:00.09 ID:ZVZi41Fxo
>>229
【移動。この言葉に少年はどうするかと暫し思考した】
【仕事は終わった。後は他のメンバーの報告を待つだけだ。すぐにこれは来るだろう】
【それに人が来ないとも限らない。拒否する理由は一つも無い、か】

……分かった。だが長く話すつもりはねぇ

【が、まだやるべき事は残っている。直接の報告は他のメンバーにやらせる訳にもいかない】
【第一死んで貰っては困る。手駒は一人でも多い方が良いに決まっている】
【まぁでも他生の誤差程度ならある程度は修整する事が出来る】

路地裏にでも行くぞ。そこなら人も来る事はねぇだろ

【そう言って六枚翼と少年は地上へと降り立ち、そのまま歩き出し始める】
【杖が無いので能力は常時発動状態。余り良い状態とは言えない、か】
【やかましい虫の鳴き声がさらに鳴き声ですらない音に上書きされていく】

それとだ。もしこの事を他言何てしてみろ
その時は……消すぜ?お前にどんな理由があろうとな

【それが彼の常識で、そして組織の常識】

/気付いてませんでしたすいまっせぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!
254 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 00:56:45.64 ID:tM6EAlRI0
>>249
【昔、赤い人が一番狂気に満ち溢れて、暴走していたころに一度出会った少年に声をかけられる】
【赤い人はその時の出来事はおぼろげにしか覚えていない為、少年に会ったことがあるのかないのか分かっていない】

「ふぁ〜……眠い…」

【というか少年の存在にすら気づいていない】
【案の定と言うかなんというか、赤い人と少年は見事に激突】
【赤い人はその衝撃で一気に覚醒。目が覚めた】

「いっててて……あ、大丈夫ですか?」

【と、少年の心配をし始めるのだった】

/勿論おkです
255 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 00:58:16.99 ID:a90m+IJfo
>>252

「あ…待って…」

足が縺れないように、少し速足でついていく。
そして黙ってその後をついて行く。

シャワーに厨房、続いてリビング。
次次に案内されていく。

「ううん、ないよ」

そう答えるも手がはなされた時に少しだけ悲しそうな顔をする。
そして恐らく無意識的にだろうが、少年の手をつかもうと腕を伸ばす。
256 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/07(水) 01:00:21.26 ID:pf2o1D+2o
>>245
【シスターは尚もケーキを食べ続けている】
【その行為はまるで本当に自分がナンパされているとは気づいてないようである】
【お嬢さんなどと自分と一回りくらいは違うであろう少年には言われたくない】
【大体自分を誘う理由があるのかと疑問に思うのだ。実際彼女が指摘した女性は】
【自分より胸があるし、女の色気もある。シスターはそういった色気の類が無いので】
【こうしてケーキを食べているのだが……少年は本気……かどうかはともかく……】
【自分を口説いているようである。シスターはシュークリームを飲み込み、少年に向かいに座るように指差した】

……ダンサーだがランサーかは知りませんが、青少年がこの様な不特定多数の人間が行き交う場所で……
そのように女性にみだりに声を掛ける行為を良しとするものはいないでしょう。
それに……私は他人と茶を一緒にする趣味はあれど、既に旦那がいる身。
あなたの誘いに付き合うとしてここで一緒に菓子類をたしなむことしかできません。

【ダンサーということは信じておらず、やはり不良の類だと思っているようだ】
【教職者でもあるこの女性は少年をたしなめると同時に近くにいた店員に】
【オレンジジュースを持ってくるように注文をしていた】
257 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん [sage]:2011/09/07(水) 01:01:38.11 ID:qCM+nnJAo
>>254
ぶにゃあ!

【激突。原因は双方にある。というよりこの『少年』にあると言っていいだろう。
なんせ勢い任せに走ってきたのだから。相手が眠そうだっつーに】

あ、いやいやこちらこそごめんにゃあ、だいじょ、………

………………………

……………………………………………………………………………にゃあああ゛?!

【心配されて、こちらも謝って相手の身を案じ。
そのとき気づいた。彼女があの日の彼女だということを。
いつもマイペースなこいつも、さすがに驚いたようで口をパクパクしている。
そして出てきた言葉は】

なんでキラキラなんですにゃっ?!

【見事に論理の階段を吹っ飛ばしすぎていた】
258 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん [sage]:2011/09/07(水) 01:02:12.92 ID:qCM+nnJAo
>>254
/ありがとうです!
259 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:03:38.07 ID:fLuJF8yUo
>>250
互いが互いに勘違いしている事など知る由も無く、魔女はとにかく自分に矛先が向かぬようにと必死に
なって冷静を保ち、口笛だけに集中しようとする。その行為自体がすでに冷静を欠いている事も気づけない
のはそれほどに焦っていたからか。
とある詩に、こんな一節がある。
魔法使い同士が出会ったらどうなるのか。それはそれは恐ろしいことが起こるだろう。
その一節に準えて言えば、まさに、今この瞬間こそ、恐ろしい――――

「ぴゅ〜〜ぴひゅ〜〜……ひゅ〜…ひゅっ……っぷは…も、もう無理ぃ…酸欠になるぅ……」

―――わけがない。完全に違う。例の詩を書いた者はきっと魔法とは無縁のものだったに違いない。
閑話休題。
互いの知識が故か、魔女狩りという言葉に反応して焦っていた魔女、それに対し、ライフルを見て口笛を呪文
と勘違いした青年と少年。なんというか、二人とも悪い人間ではない証拠とも呼べるその情けない状況で、初めに
口を開いたのは――青年と少年だった。

突然膝をつき、大声で土下座する青年と少年。それを見て魔女は―――「…は、ぃ…?」きょとん、とする。
目元までずれてしまった帽子を指先でくいっと上げ、ライフルを静かにコートの中にしまうと立ち上がる事を忘れたまま
に座り込んだ格好で二人に声をかける。

「そ、そのぅ……ご、めんなさい…?」

と、こちらも謝ってはみるものの。

「ん、ぅ……貴方達ぃ……」

魔女は美しい顔を突然、少年と青年にぐっと近づけ―――目を細める。
全てのものを吸い込みそうな程に深い漆黒を湛えた瞳は暫く、二人の顔を行き来した後―――。

「…教会の人間じゃあないわねぇ……?それに、聖油の香りもしないしぃ……
  貴方達、魔女狩りの話してたけれどぉ……何者ぅ…?」

怪訝そうな顔で相手に聞きながらも、頭を下げられたままでは若干やりづらいのか、「ほらほらぁ、別に食べたりしないから顔上げてぇ」なんて言っている。
どうやら相手に敵意が無いのを読み取ったのか、魔女の表情は若干の安堵が伺えるかもしれない。
260 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:04:37.76 ID:zD1fqSXto
>>251

「いつの時代でも需要の有る職種ですよぉ」

へらへらと、飄々と、当たり前のように、諭すように、少女の言葉に回答を提供する
にんまりと笑む少女は己の知識をひけらかして得意になっていた。実に子どもじみた挙動である

「…さりげなく罵倒されたのです」

むすっとしながら、少女はひゅんひゅんと右手のナイフを振り回す
それは小学生が持て余した傘を振り回すような雑さであり、様々な軌道を描く。しかしこの時――彼女は能力を発動させていた
そして不意に動きをピタリと止める。飽きたのか、と思わせるほどに適当な所作だ

「まぁ、ここは質問に答えてあげるのです。そうですね、こうやって…」

一歩すすんで、両手を広げて
―――――能力発動



「パン☆ ってするのです」



死線 殺(しせん あやめ)は、瞬間移動を果たしていた
喜戯と名乗った少女の眼前で、両手をパチンと鳴らした行動は、猫騙しと呼ばれる悪戯じみた一手に酷似している

尚、瞬間移動のトリックは当然、能力によるものだ
空中に雑多に引いた線の中で真っ直ぐに伸びた線を5倍の長さまで拡張し、それに自分を吸収させてその端――即ち、相手の目の前から現れたという寸法だ
261 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:07:34.27 ID:3gd1Fv720
>>255
ようし、それじゃあ次は二階だ!
行くぞ、舌噛むなよ!
【どれだけ速く行きたかったのだろうか、ハウレス少年はなんと涼子をお姫様だっこして階段を駆け上る】
【二段飛ばしで駆け上がっているのが、重心移動は無駄に滑らかで抱えている人に振動はあまりこないとは思うが】
【端から見れば少し気持ち悪い】

さて、着いたぞ。此所が二階だ
二階には寝室が4つあって、それぞれ窓が東西南北に向いている部屋だ
僕は一番北の部屋にいるが、二人は何処にする?ちなみに僕が嫌いなのは東向きの部屋だ。朝日が眩し過ぎておちおち寝られない
【そう言いつつもお姫様だっこは続けている】
【テンション上がっちゃって気付かなかったようだ。アホである】
262 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:07:45.88 ID:tM6EAlRI0
>>257
【相手は子供。いや、自分も子供だけれども】
【ふっ…これが若さか…】

「うおっ!いきなり大声出さないで下さいよビックリするなあ、もう」

【なんで顔を見られて驚かれなきゃいけないんだぜ…やれやれ。みたいな反応をとる】
【少年並みにマイペース…というよりはフリーダムな赤い人にシリアスの四文字はない】

「この左手の秘密を知りたいのかい…?ふふふ…いいだろう」

【無駄に含みのある声で少年に言う。凄くゆっくりと】

「この腕は千切れたんですねー。だから作ってもらいました!テヘ☆」

【そして突然お茶らけた感じで話し出す。もうわけわかめ】
263 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/07(水) 01:14:06.26 ID:NVswO3eVo
>>253

「路地裏です、か。…それもまあ、いいでしょうけどね。」

思考を重ねる少年が出した結論は、承諾の言葉。然し、
女は余り、納得した風でもなかった。両手を重ね合わせなおも、言葉は続く

「惹かれませんか。誰の言葉も届かない、自由な世界に。何事にも縛られない人生に」

突拍子の無い問いかけは然し、確かな整合性を持って。問い掛けは為された

「貴方のその羽は、与えられた任務を命令を、こなす為のものですか?」

訥々と言葉を選びながら、青年に語りかける
それは第三者が、例えば少年が聞く限りでは、諭しているようでもあった

「正直に答えて下さいな。――…貴方は今この状況に、満足しているのですか?」

青年に向い、手を伸ばす。話す内容は大人びた笑みを浮かべる表情は
とても、幼稚な言葉で彼をからかっていた人物と、同一とは思い難い者であった
何故、そんな事を急に訊くのか。勿論理由は、在った。単純で大きな、理由が

「勿論、人に言う積りなんてありませんよ。私は私の意志で、行動するまでですからね。」

/いえ、僕が悪いのです・・
264 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:14:38.57 ID:ZmuA21Vm0
>>256
【少年は女性の指示に従って、向かいの席に座った】

(うわっ、メンドクセー人に声かけちゃったっぽいな・・・)
【などと、心の中で失礼な事を呟きながらも表情には出さない】

「あぁ、人妻さんでしたか〜 まぁ、かなりの美人ですもんね。」
【この少年は実際、面倒そうだが美人であるとは感じている】

「その顔は、ダンサーっての信じて無いって事スか? これでも劇団に在籍しるんだけどね〜」

【そういうと、少年はポケットからスマフォを取り出した】
【そこでは、2人の少年がブレイクダンスを踊っていた】
【これは、昨年の世界大会の準準決勝だ】
【それは、少年が負けた試合である】

「これ見てくださいよ。 これが僕の実力ですから」
【少年は誇らしげにスマフォを見せる】
265 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん [sage]:2011/09/07(水) 01:17:01.45 ID:z+nYAPyJo
>>262
いやいやっ、これはびっくりするにゃあ!!
だっていきなりキラキラじゃん、メラメラだったおねーさんが!!
なんで? まじ? しかもなんかまともだしっ

【まくし立てるように説明している。だが、擬音語ばっかなんでわかりづらいことこの上ない】
【おまけに失礼だ! これは怒っていいですダイヤさん】

……ゴクリ

【しかしとりあえずは、左手の秘密を聞きたいという誘惑に負けた。
単純にも、もったいぶりまくった口調に乗せられたのである。
……すべてを聞き終わっての反応は】

な、なんだってー?!(AA略

なるほどだからキラキラなんだあ。

【一瞬驚いた後ぽんと手を打って納得した。いや、それで納得していいのか。そもそもキラキラである理由を聞こうよ】
【しかも最初の疑問から話がずれている】
266 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:17:07.22 ID:VoJRmOneo
>>260
相手の能力が解らない以上、その一挙手一投足から目が離せない
無論、無能力者というケースも考えられるが、それにしても集中すべきなのは同じ

だから、相手がナイフを振るったのも両手を広げたのも、油断はせずに見ていたつもりなのだが

「―――……ッ!?」

瞬間移動とは完全に予想できておらず、その単純な猫騙しに諸に怯んでしまった
何が起きたのか解らず、無論、瞬間移動なんてものとも考えが及ばず
僅かに仰け反らせた上体を踏鞴を踏みながら戻すと、右手に巻き付けていたワイヤーを相手の両手に向けて伸ばした

タネが解っていない状態では、その現象に直結する物を疑ってしまうのが人の性
両手を叩くという行為を、瞬間移動のカギと考えたのである
ワイヤーの速度は先程と変わず、両の手首を縛り上げようとした

「奇術師の鼓動を速くするとは…やってくれますね」

呻くように呟くその頬には、小さな冷たい汗が数滴こびり付いている
267 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 01:18:46.79 ID:a90m+IJfo
>>261

「え…きゃぁ!」

手を伸ばした、と思っていたら抱きかかえられていた。しかもお姫様だっこである。
暫くの間何をされたか分からず、ようやき気がつくと真っ赤になる。
とはいえ言葉にできないので、とりあえず少年の体をぎゅっと掴む。
彼女の体は普通の人よりも平熱が低いらしく、ほんのり冷たい。

「えっと…西…」『可能なら同じく西で』

妹の理由は言わずとも姉に合わせたからだが、姉の理由はというと。
少しでも近い距離にいたい、というのがあるらしい。
本当は北がいいのかもしれないが、いろいろと悩むらしい。
268 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:21:25.79 ID:tM6EAlRI0
>>265
「ダイヤがめらめらだと知っている…だと…!?」
「貴様…もしやアイツの回し者か!というか「なんかまともだし」って失礼だろ!」

【ダイヤモンドの腕でポコッと少年の頭を殴ろうとする】
【力は全く入っていないがダイヤモンドなので少しは痛いかもしれない】

「そうなんですよー。作ってもらったんですねー。だからキラキラなんです」
「羨ましいでしょー。ダイヤモンドですよ?」

【ダイヤモンドの義手とか豪華絢爛にもほどがあるぜ】
【ちなみに対価は赤い人の左腕だ】
269 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 01:23:53.59 ID:xQmCb1XIO
>>259

(;^ω^)
外藤、いつまでやるんだお!

知るか!とにかく頭を下げ続けるんだ。魔族の術は強いぞ!

(二人とも地面に頭を擦り尽きたままヒソヒソ。妙なところで仲がいいのは、)
(性格が似通っているからであった。ともに臆病で、)
(事なかれ主義。痛いことは嫌いだし、面倒ごとに巻き込まれるのもごめんであった。)

(相手がどこか焦っているように見えたのは、きっと気のせいではない。しかし、)
(二人「も」また焦っている。焦っているし、びびっている。)
(相手が女性だろうと尻餅をついていようと関係ない。「怖いものは」「怖い」のである。)

( ^ω^)お?

え?

(相手の口笛が止まった。高等魔法が飛んでくるかと一瞬肝を冷やしたのだが、)
(しかし、変な術にかけられることもなければ、恐ろしい痛みを伴うこともなかった。代わりに飛んできたのは謝罪の言葉。)

(青年達はそして、そこで始めて自分たちが攻撃の対象になっていないことに気がついた。)
(気配がし、また「顔を上げて」との言葉に従う。視線を動かすとそこには、)

( ^ω^)oh…デケェ

教会??いえいえとんでもない!僕達は魔女狩りなんかとは無関係ですっ!

あ、あれですよあれ。散歩です散歩!!「パトロール」の帰り道です!

(魔女の胸元をガン見する少年を尻目に、青年は慌てて言葉を紡いだ。)
(相手も勘違いしていたのか、どこか安心したような雰囲気が見て取れた。やはり、見事にすれ違っていたようだ。)

(そういう青年の上着には、ちょうど右胸のあたりに「司法機関」)
(それを示すバッジがついていた。しかもやたらと豪華で、)
(いわゆる通常のそれとは一味も二味も違う。)
270 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:25:37.19 ID:3gd1Fv720
>>267
そうか、西だな。じゃあ後で西の部屋に入るか
【そう言ってドアを開けるため一旦涼子を降ろそうとするが】
【自分が掴まれている事を確認したため】

……涼子、一旦離してくれないとドアが開けられないんだ。降ろすぞ?
【そう言ってやんわりと手を離してくれと伝える】
【追記だが、この時計塔の掃除は少年が作り出した小人がちょいちょいやっているので】
【どの部屋も埃まみれ、なんて事は無く入ったその日から暮らせるように綺麗にしてあるのである】
271 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん [sage]:2011/09/07(水) 01:27:24.75 ID:z+nYAPyJo
>>268
ふみぇえッ?!
だだっておねーさんおいらの目の前で暴れてたにゃあ?!
つかあいつってだれにゃあっ、ねこみみの神様ですかにゃ?!

【ダイヤモンド製の拳骨でかるーくぽかり。でもしっかり痛いです。
涙目で質疑応答。
というより猫耳の神様ってだれよ、いたら会いたいわ、おもにナカノヒトが】

なるほどう……つくられるとダイヤモンドでキラキラになるんですにゃ!
ぬう、ちょっといいなあ……キラキラのねこみみ……

【根本的に何かを誤解した!
そして妄想に走り出した。こいつ、いまだに猫耳をはやしたいらしい。
ズビシ、と挙手して質問をぶつけた】

すみませんが教えてください!
それはどこで作っていただけましたかっ?!
272 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:29:33.59 ID:3gd1Fv720
>>270
/やべ、ミスった。
>そうか、西だな。じゃあ後で西の部屋に入るか
の「後で」の部分は無しにしておいてください
273 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 01:30:53.68 ID:a90m+IJfo
>>270
「うん…」
すこし残念そうな顔を浮かべ手を離す。
そして何なく降ろす頃ができる。

『あれ私があけた方が良かったかな・・・』
二人には聞こえない様に呟きを洩らす。
274 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/07(水) 01:31:31.33 ID:pf2o1D+2o
>>264
【少年はめんどくさいと思っているだろうが、そもそも見た目がどうみてもシスターで】
【さらに化粧が薄く飾り気の無い女性の時点で気づくべきだと思う】
【もしかして少年はいわゆるマザコンなのか?ん?】
【それはさておき、シスターのテーブルにあったスイーツが半分くらいに減っている】
【というか伝票の額がすごいことになっているのに気づくであろう】
【そんな中、少年の目の前に小洒落たグラスに入ったオレンジジュースが置かれる】

美人……というのは、どうでしょうね。今は女を捨てていますから。
それにほめても何も出ませんよ。出たとしてもそのジュースだけです。お菓子もどうぞ。

【そういってチョコドリンクを飲みつつ少年の弁明を聞く、そして差し出される……名前を忘れたが最新式の携帯か】
【そのディスプレイに映し出された動画には確かにそういった公式大会と思われる会場と】
【少年達が流れている。動きも本物であるのはよくわかる。とはいえ少年の根本的な評価が変わるわけではないが】

……ダンサーであることは認めましょう。その格好が誇りあるものというものというものも認めましょう。
しかしもっと節度のある行動をするほうが女性は好感を持ちますわよ。……私はアンジュと申します。

【変なタイミングで名乗るのはマイブームなのか、ひっそりと名前を公言しているのであった】
275 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:32:36.49 ID:zD1fqSXto
>>266

奇襲は、行わなかった
相手の体勢が崩れたのも、それをすぐに持ち直したのも、ただじっと虚無の瞳で見つめていた
更にはワイヤーでの拘束も回避しない。動揺した一撃では自分を殺めることは出来ないという直感と、それを裏付ける経験が選ばせた選択肢
相手の攻撃手段の正体を見極める心算だったが、両手への束縛が完成する直前に左手を下げて拘束を逃れる。反射的な行動だ

「ふむふむ、ワイヤーなのですね。奇術師さんにぴったりなのです」

ぐいぐいと、軽い力で左手を引く。簡単には拘束が外れそうもないことだけが確認できた
次の瞬間に殺されてもおかしくないのに、少女はどこまでもマイペースだ
それを裏付けるのは絶対の自信なのだが―――果たしてどこまでこの状態で対応出来るだろうか
276 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:34:15.42 ID:tM6EAlRI0
>>271
「うおええ!!?なんだそのダイヤ自身が知らない暴れん坊な記録は!」
「ダイヤはあなたに会ったのは今が初めてだと思うんですけどォ?」

【軽い記憶喪失だからしょうがない。うん】

「ねこみみの神様こそ誰だよ!ねこみみ自由に生やせるのか!?」
「それならご主人様につけて見たかった」

【うまく話しを逸らすことに成功した…のか?】
【まあ、こんなチビッ子に話すような明るい話題でもないのである】

「キラキラのねこみみ!?」
「どうせなら全身キラキラとかどうよ?」

【ダメ!それはもう人じゃない!】
【それはダイヤモンドの像だよ!】

「よかろう…これをつくってくれたのはGC(ゲームキューブ)だ!」

【間違ったー!】
【CGとGCを間違ったー!小さいようで大きい間違いだぜ】
277 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:34:44.88 ID:zD1fqSXto
>>275
/下から三行目、左手ではなく右手でした。右手は縛られてますが左手はフリーってな感じです
278 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:35:23.86 ID:fLuJF8yUo
>>269
少年の視線が自身の胸元にあるなど知らず、魔女は特徴が無いもののとても優しそうで柔和な雰囲気を
もった青年の言葉を耳に受け、小さく吐息を吐き出してから背中を丸めてしまう。

―――あ、あれですよあれ。散歩です散歩!!「パトロール」の帰り道です!―――

「ぱ、パトロールぅ?……はぁぁ……もぅ…お姉さんをびっくりさせちゃだめなのよぅ僕達ぃ…」

完全に安心しきった様子で魔女はニッコリと微笑んで立ち上がり、素直に頭を下げてみせる。
以前であれば頭を下げる事など絶対にしない魔女であったが―――とある女剣士とのいざこざで、少し素直になったようで。

「…ごめんなさいねぇ……見た目通りだけれど、“魔女狩り”って言葉が未だに苦手でねぇ…何世紀経っても慣れないわねぇ…」

ドレスとコートについた埃を払いつつ、青年と少年を交互にちらりちらりと視線をやってみれば―――そこに、豪華なバッジが見えた。
そのバッジ自体に見覚えは無いが、バッジの中にある文字羅列に魔女は反応し、頭の中で合点がいったようで、ぽん、と両手を叩い
た後に若干の感動が混じった声音で突如青年の両手をかがみこんで握ろうとする。

「あ…あぁっ!それぇ!テレビで見た事あるわよぅ!じぇ、ジェイル、だったかしらぁ?あらあらまぁまぁ……随分と有名人に出会っちゃった
なんてぇ…今夜はラッキーだったわねぇ…」

ぱちん、とウインクを少年に飛ばしながらも感動覚めやらぬようで、「一般人も能力者も護るなんてねぇ…どうやったら入れるのぅ?」なんて
完全にミーハーな感じで話を続けるものの、はっと気づいたようにして襟を正し、名を名乗った。

「あぁ、名前を言ってないわねぇ…んっふふ…私はアレッサ、アレッサ・クロウリーよ、よろしくね、坊やぁ♪」

青年から手を話した後、魔女は若干の魔力の気配を漂わせる少年に自然と引かれるのか、両手で少年の頬をさすろうとしながらも
丁寧に名乗った。どうやら魔女であるが故か、魔力を感じたらそちらの方へ引き寄せられてしまうようだ。
279 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/07(水) 01:36:06.47 ID:ZVZi41Fxo
>>263
【そこで聞けたのは最近になって二度目の説教。今一度世界に羽を伸ばせと】
【出来る事ならそうありたい物だ。一度何にも縛られずに生きてみたい物だ】
【しかしそれももう諦めた。所詮はただの鳥かごの鳥。逃げる事何て出来やしない】

……っは、話ってのはありがたーい説教かよ

【癒えようとする心なんて枯れ果てた】

俺は満足何てもんは一切してねぇよ。そしてこのままでいようとも思ってねぇ
俺は一生血に塗れて生きる。もう逃れようとは思わない

【もうこれ以上光を見る事も無いだろう。伸ばされた手は掴まない】
【血に塗れても職業が職業だ。気ままに生きれる事に違いは無い】
【だったらそこに甘んじていよう。無理に光を掴もうとする必要は無い】
【一つの声が、裏路地に響いた】

『おーい木方さん……あ、いたいた!捜しましたんスよ!!!』

【背中に一人の幼い少女を背負った、まだ中学生程の若い少年】
【両腰には得体の知れない機械。まともな人間では、無い 】

/また遅れました……すみません………
280 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:43:34.19 ID:3gd1Fv720
>>273
よし、良い子だ
【そう言って涼子の頭をなでなで】
【年下相手にお兄ちゃん風を吹かしているのである、この少年は】

西向きの部屋は南向きと同じで北と東より大きく作られているんだ
此所なら二人でも充分だろう
【少年の言葉通り、西向きの部屋はかなり広い】
【天蓋とかは無いがキングサイズのベッドが備え付けられている】
【ベッドがあってもまだかなりのスペースがある】

そこがタンスだ、その中に着替えを入れておくといい。
虫とかはいないから安心しろよ
【そう言ってクククと笑った後】
さて、他に何か聞きたい事はあるか?
二人は此所で寝る事になるからな、何かある前に気になった事は聞いておいた方が良いぞ
【どうだ?と二人に聞く】
【今回は威張る事も無く普通に聞く】
【段々テンションが元に戻って来たようだ】
281 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/07(水) 01:45:09.86 ID:ZVZi41Fxo
>>279
/捜しましたんスよ→捜したんすよ でした 誤字すいませんっ
282 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:45:44.73 ID:ZmuA21Vm0
>>274
「美人ですよ絶対。 それに、まだ20代でしょ? それに、別に何かが欲しくて言ってる訳じゃあ無いッスよ」
【そう言いつつ、皿の減り具合を見て絶句する少年】

「節度ある行動ねぇ・・・ 小さい頃は礼儀正しく・真面目に・従順にってのを守ってたんですよ?」
「まぁ、結局耐えられずに逃げ出しちゃったんスけどねw」
【苦笑いをする少年】
【この少年は、議員の息子だがガチガチに束縛されている状況が嫌で家でしてこの街に来たのだ】
【幸い、ラップとダンスの才能があったので食べて行く事は出来るのだが・・・】

「アンジュさんスか。可愛い名前っすね オレは『矢崎 翔』(やざき かける)ちなみに、MC Syoって名前で世界に羽ばたいますよ」
【自己紹介にさらりと軽薄な言葉を織り交ぜる】
283 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:46:19.98 ID:VoJRmOneo
>>275
己の胸中に大きな疑問が生じる
何故、相手は攻撃を仕掛けるべきタイミングで畳みかけて来なかったのか
その疑問に思考を回し、やがて一つの解を自身で見つけ出した

――…な め ら れ て い る の か

仮にもプロのプレーヤーとして仕事を熟し続けた事のある自分が、馬鹿にされている
相手の意図を正確に見抜く事も出来ず、怒りにも似た感情が静かに湧き上がってきていた

「こちらの手の内を呑気に観察しているとは、余裕ですね…」

怒気を孕んだ低い声を紡ぎながら、相手に鋭い視線を向ける
そして怒りに任せ、先程設置したワイヤーを自身の方へ向けて思いっきり引き寄せた
ワイヤーを自身との間に位置する相手の背中に横一文字に広がったワイヤーを押し付け、両腕もまとめて絡め取ろうというのだ

そして、これに合わせてポーチから更に二本のワイヤーを引っ張り出す
自身の背後にそのワイヤーを静かに配置し、何時でも相手へ突き刺せるよう用意

「嬉戯は自信を持つ人が嫌いです…。ウザったいですから――だから、殺して差し上げましょう。

 人殺しはしないって決めましたけど、貴方みたいな人は――やっぱり嫌いですから」
284 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 01:48:09.10 ID:a90m+IJfo
>>280

「聞いておきたいこと…」

そういって少し黙ってしまう。
この場所で聞いたいことはない、それでも。一つだけ聞きたいことがあった。

「……私のことを知りたい?」

少しだけ震えて、そう答えた。
285 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん [sage]:2011/09/07(水) 01:48:50.99 ID:HktLmPdZo
>>276
なにいい?!
おいらのけなげな涙の訴えを忘れちまったのですかッ?!
ほら、めらめらでもくもくだからふさふさ同盟がふさふさっていう!

【うん、もうだめだ。この説明では、わかる人もわからなくなる。書いているほうもだんだん(ry】

……いや、人違いだったらすんません。

【まあ、どうも相手は覚えていない様子だ。一応謝っておいた。
食い下がるような話でもない……】

ねこみみの神様はおいらが捜し求めているお方ですにゃあ!!
ねこみみサロンというシャングリラを経営なさっているのですにゃ!!
\ドドーン/

【というわけでそっちのほうに乗っかった。
そもそも、ねこみみサロンなんてものは存在してない。すべてこいつの妄想である。
つまり、自分で伝説をグレードアップしてしまったようだ】


ぜんしん、キラ…キラ…………!!

【そして全身をキラキラにしてみてはどうかとの提案に一瞬息をのみ目を見開くが】


………いやねこみみだけで結構デス

【想像してみて、なんとなくにあわねえという結論に達したらしい。
シニカルな表情で首を振り、ため息をつく。ガキの癖に生意気である。】

にゃるほど! ゲームキューブだにゃ! さっそくトツゲキにゃあ!!
ありがとうおねーさん!!
このご恩返しはいつの日か!!

【手を振りながら駆け出した。思いっきり納得して。
ちなみにこいつ、CGを知らないわけではない……どうしてこうなった。酔っ払っているのではないだろうか。】

【引き止めなければ、とっとと電気街にむけて駆け出すだろう。
いや、きっとこれは、止めないほうがいい。むしろ、止めてはいけない。】

/ではそろそろ頃合なので乙とさせてくださいませ!
/ぶっ壊れたロールにお付き合いいただきありがとうございました、楽しかったですwww
286 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 01:49:33.95 ID:VoJRmOneo
>>283
/10行目、ワイヤーを→ワイヤーと
287 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 01:55:38.76 ID:xQmCb1XIO
>>278

は、はあ…すいません。まさか、その、

( ^ω^)魔女の話をしてる時に「本物」と鉢合わせするとは思いませんでしたお

(事実は小説より奇なり。)
(この言葉を身を持って理解した瞬間であった。人が想像する全てのことは、)
(起こりうる「現実」であるのだ。特にこの世界では、)
(嘘みたいなことが多々起きる傾向にある。そう考えると、魔女という種族が存在していてもおかしくは無いように思えた。)

で、ですよねえ…

(;^ω^)なんか物凄くリアルだお。やっぱり魔女は実在したんだお。スレ立てるお。

(当人――――――魔女そのものが言っているのだから、そうなのだろう。)
(誇りを払う仕草すら、どこか優雅に見える女性を、二人ともかすかに感動したような視線を籠めて見つめていた。)
(まあそのはずである。まさか「本物」が存在しているとは、しかも会えるとは思っていないのだ。)

っ!!…は、はいはいそうですっ…

ゆ、有名かどうかは……!
あ、ああ、僕は外藤といいます。二番隊の隊長です。

( ^ω^)で、僕がその補佐ですお。泣く子も黙る二番隊隊長補佐、「鬼の内藤」とは僕のことですお。

(手を握られてあたふた。あまり女性慣れしていない青年は、)
(微かに頬を赤らめて焦った。向こうが自己紹介したので、当然こちらも名を名乗る。)

( ^ω^)
おっおー♪ 今日はいい日だお♪

…ええと、魔女さんはこんなとこで何を?

(二人とも立ち上がり、すると頬をさすられてそれはそれは幸せそうな少年。)
(青年は、どこか相手の名前に既視感を覚えながらも質問した。特に意味はないが、)
(最近は職務質問のしすぎでどうしてもこういう話題しか提供できなかった。)
288 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/07(水) 01:56:53.19 ID:NVswO3eVo
>>279

「私は貴方が窮屈そうに、見えただけですよ。…何だか昔の、自分を視ている様でしたのでね」

説教という言葉が心外だとでも言うように、口調は心無しか強く、毅然と

「逃れようとは、思わないですか。…簡単な事、ですのに」

ぎり、と。歯噛みして覚えるのは、僅かな苛立。そんな哀しい決心をするには、早過ぎる
東雲色の眸には、未だに決然たる輝きを残して。女はなおも、語りかけた
望めば手に入るのに、何故それをしないのか。女にはそれが、歯痒かった。

「――…」

陰鬱となりかけた雰囲気とは裏腹に、快活な声が路地裏に響く
現れたのは青年の、同業者だろうか。視線をそちらへとは知らせるとその背中腰に、やはり逸脱したものを見つけた

「…こんばんは」

話を中断されたからなのか、やや不機嫌そうに。言葉を紡ぐ。
少年はその後ろ挨拶もせず、ただ成り行きを見守っていた。退屈そうに細められる目線と、欠伸を噛み[ピーーー]牙。少年は、何時もと同じ
289 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 01:58:22.71 ID:3gd1Fv720
>>284
ふむ、そう言われれば確かに気になるな……
(……震えている? ああ、そうか、確か「研究所」、とかいっていたな)
【そう言って少し足を曲げ、目線を同じ高さにし】

だが安心しろ、お前が例え百人斬りの犯人だったとしても、追い出したりはしないし、軽蔑もしない。
だがまぁ、それでも不安だというのなら別に今じゃなくても良いぞ。ゆっくりで良いんだ
【そう言って少し微笑み涼子の頭をくしゃくしゃと撫でる】
【これは少年が心から思っている事だ、決して嘘偽りなどではない】
【そんな雰囲気を醸し出している】
290 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 02:00:46.70 ID:tM6EAlRI0
>>285
「むむ?」
「めらめらでもくもくでふさふさ同盟だとォ!!?」
「思いだしてきたぞ!つまり『ダイヤが暴走して色々燃やしてて何かあったら不殺同盟にGO!』」
「たしかこんな感じ…」

【 何 故 わ か っ た 】

「いや、たった今思いだしましたよ。若さゆえの過ちを…ね」

【何カッコつけてんだコイツは】
【カッコよくねえぞ】

「ねこみみサロン!なんですかそれは!?」
「日焼けサロンみたいなやつですか!?」

【相手の妄想にも全力で話し合おうとする赤い人】
【イイ奴なのかただのバカなのか、見分けがつかないのが玉に瑕】

「そう、全身……………」

【想像してみた。キモかった】

「ないわー…全身は無いわ〜…」

【自分で言っといて何言ってんだコイツ】
【相手がああいったのも頷ける。部分的に光るからこその個性!というわけです】

「目指せシャア専用!」

【ビシッと点に向けて指さす赤い人】
【動きが何だか演劇じみていた】

【立ち去るものを引き止めることはせず。去る者は去るのである】
【そして止まるものは、こちらが何もせずとも止まるのである】

/なんかカオスな絡み乙でした!楽しかったです!
291 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/07(水) 02:01:48.66 ID:pf2o1D+2o
>>282
【自身を美人と断定する少年。たしかに二十代ではあるが、三十代にも近い】
【二十代前半と後半の差は広いのだ。シスターはため息をつきつつ緑茶の注文をする】
【そして少年は苦笑しつつも軽口で自己紹介をする。こんな少年に教団にはいるかなど勧誘はできない】

まぁ、ギチギチに縛ることは子供心につらいものがあるでしょう。
しかしお父さんやお母さんは心配しているし後悔していると思います。
大人というのは自分の失敗をこういった形でしか知れないですから。
せめて自分のやりたいことを報告に戻ってみてはいかがですか?あなたくらいの年ならば真剣に考えて下さるはずよ。
【シスターは少年を邪険にはしない。親身になって相談に乗る】
【良くも悪くも真面目であるがゆえか、教師として正しくあることにも真面目なのだ】


矢崎?どこかで聞いたような……?まぁいいでしょう。アンジュはさほど愛嬌のある名前とは思っていませんが……
名は体を現す…ですか……。ご両親もそういった意味で名をつけてくれていると思いたいですね。
【どこかの議員の名前だったか?まぁそれはどうでも言いとばかりに、彼女は立ち上がる】

さて、私はそろそろ失礼します。のこりはあなたに差し上げますわ。
お会計は済んでいるので……ゆっくり……

【そういって立ち上がり去ろうとするであろう。とめなければそのまま店を出て行ってしまう】
292 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:04:53.35 ID:zD1fqSXto
>>283

「ふふん、余裕のよっちゃんなのです♪」
「だってあなた―――…歯が抜けてるから」

小馬鹿にする態度はすぐには変わらなかった。しかし最後に放った一言だけは、酷く冷淡だった
歯が抜けている―――その言葉の真意は、この直後、本人の口から明かされる

背中に打たれるような感触が走った。両腕ごと、ワイヤーで胴を絡め取られてしまう
その次の瞬間

「――――どこに話しかけてるのか、理解に苦しんでるなうー♪」

少女の立ち位置は、“元に戻っていた”
彼女は拘束されてから一歩も動いていなかった。即ち、能力で引いた線に触れたままであったのだ
そうなれば当然、先刻と同じ要領で瞬間移動まがいのことを行える。あくまで自分の体だけを移動させるので、ワイヤーの拘束は意味を失う

自由になった右手でナイフを弄びながら、少女は余裕の理由を明かす


「まぁ、アレです。不殺(ころさず)の邪念が混じったエセ殺人家に私が敗れる道理はない、と――――…そういう訳なのです」


相手の心中を見透かしたような発言。会話や動向の節々から、彼女はそういった物を読み取っていた
そしてそれに反論する間すら与えず、突貫
達人級の身のこなしで踏み込み、ぐんぐんと距離を詰めていく。阻止されなければ心臓への一突きを放ち、この闘いを早々に終結させるつもりだ
293 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:07:00.56 ID:fLuJF8yUo
>>287
「魔女の話をしてる時ってぇ……中々物好きな話題をチョイスするのねぇ…」

呆れとも感心とも着かない声音ではあるが、どちらかといえば魔女の話題というものはどのような話が連なるのか
わからないので、コメントしがたい、という表情。言うなれば自分のような者たちの話題なのだから、明るい話は殆ど
無いといっても過言では無いので、それを突っ込んでいくのは気が引けたのか。
物凄くリアルだといわれた魔女はニッコリと微笑みながら「本物よぅ♪サインいるなら今のうちなんだからぁ♪」等といって
ホクホク顔。都合の良いとはこの事。
微かに頬を赤らめつつも丁寧に名乗り返してくれた二人に対し、魔女は数度頷いてから反芻するように呟く。

「外藤くんに内藤くんねぇ…よろしくぅ♪」

―――…ええと、魔女さんはこんなとこで何を?―――

「んー…同じく散歩、かなぁ……暇になったから“能力”でも食べながら今後の予定でも立てようかと思ってねぇ…
 ほら、魔女って暇なのよぅ…目的が無くなったらそれこそ死んだも同然でしょう?だからぁ…こうやって毎晩散歩に
出かけながら貴方みたいな可愛い子を見つけたら目の保養をしつつぅ……♪」

少年の頬をさすりながらも器用に青年に対してニッコリ微笑んでからゆったりのんびりとした口調で話す魔女。
要約するに、「暇だから能力を食べながら目的探し」であろう。青年達で目を保養しているのは副次的なのであろうが、
完全にそちらが主になっているようにも思えない事も無い。青年を見つめながら舌なめずりする魔女は完全に危ない人である。
294 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/07(水) 02:14:42.51 ID:ZVZi41Fxo
>>288

『………緊迫した雰囲気っスね。何か場違いな気分』

【和装の少女を背負った正に今時と言った服装の少年は、一度二人に目を向ける】
【そして茶髪の少年へと目を向け、相手の少年と同じく挨拶も返さず、黙り込んだ】

逃れようとは、思わねぇ。逃げても、貼り付いた死臭はとれない
所詮、俺は闇の中を生きてきた人間だからな

【望もうと、手に入れようと、それを上まわる呪縛は解き放つ事は出来ない】
【今から外へと踏み出すには、余りにも闇の中を歩み過ぎていた】
【もう、二度と光の道を歩もうとは思わない。歩むには、余りに業が深すぎた】

『…………あ、そ、そうそう!木方さんが連れてきたこのガキ、煩くて溜まんなかったスよ!
 捜す捜すっつって聞かなくて!』

【重苦しい雰囲気に耐え兼ねたのか、そう少年はわざとらしく切り出した】
【一種の清涼剤になるか、それとも……】
295 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 02:15:43.96 ID:ZmuA21Vm0
「まぁ、父さんには『アンタでも認めざるおえないくらい成功してみせる』って啖呵を切った以上はまだ帰れないんスよね」
【少年は遠い目でつぶやく】

「ケーキ、あざっすね」
【少年は感謝の意を述べる】

「いつかは、世界中で名の知れたアーティストになって見せるんでヨロシク!」
【少年は威勢良く言い放つと小さく手を振った】

/絡み乙でした〜 ありがとうござました
296 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:19:56.78 ID:VoJRmOneo
>>292

「…ああ、もう―――やはり蚊みたいに煩い人ですね、貴方はっ!」

先程の位置へと戻っている相手の姿を見て、心底苛立たしげに言葉を吐き出した
攻撃を避けられた、無効化された―――そんな当たり前のイラつきが、奇術師である自身の神経を余計に逆なでする

巻き付く対象を失って空中で行き場を失うワイヤーを回収すると、左腕に戻す
相手の腕を拘束していた筈のワイヤーは右腕に回収し、場に用意されたワイヤーは合わせて4つ

「―――殺戮喜劇の奇術屋集団が一人、喜識 嬉戯」

あの家との繋がりは断ち切るはずであった、断ち切りたかった――だが、エセ殺人家と呼ばれた事が許せなかった
だから、この瞬間だけあの家の者であることを認識し、殺しの奇術師である矜持を抱き直す

相手が一直線に攻めてきたことは、何とも有難かった
何とも愚かな判断だと、そう決め付ける事が出来た

「蜘蛛網―――糸垂桜」

静かに二つの技名を呟くと、両腕に絡めてあった二本のワイヤーをクロスさせるように自身の手前へ配置
ピンと張ったV字状のワイヤーが、蜘蛛の巣の様に相手の襲撃を待ち構える
そして背後に用意していた二本のワイヤーを、相手の両肩を狙って一直線に突き出した

糸遣いであることを見破っているのなら、こう云った罠を仕掛ける事も想像できるはずだが―――、一か八かの戦法
297 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/07(水) 02:20:35.12 ID:pf2o1D+2o
>>295
(おつでした!!)
298 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 02:27:46.65 ID:xQmCb1XIO
>>293

まあ僕だって似たようなもんですからね…それこそ純粋な魔族じゃありませんが…

( ^ω^)
おー…笑みの破壊力がやばいお…

(青年も能力者。そしてその中でも魔翌力由来の異能を使役していた。)
(よくよく考えてみると、相手とは多少の共通点があるのかもしれない。少年から魔翌力がみて取れるのもそのせいである。)

(二人とも、最初の焦りはどこへやら。比較的自分のペースを取り戻し、落ち着きつつあった。)
(魔女というとカギ鼻、しわがれた声、そして何百年も生きたと思う様な老体。)
(二人の中にある先入観は、現在音を立てて崩れ落ちつつある。)

はあはあ…なるほど高位な魔法使いは自由なんですかー…

はい…?能力≠食べる=c?

( ^ω^)食べる…って…………

……ちょ、ちょっと失礼します。


【審議中】

おいおい…聞いたか今の。

(^ω^ )
もちだお。あの人異能を食うのかお。
可愛い顔して悪食すぎでしょうお。

ば、バカ!意味が違うだろ!…そもそも食べるってのは…

(^ω^;)
おおっ!マジかお!?能力のコピー?

…くらいしかないだろ。
何らかの方法で俺たちの能力を奪うか、あるいは複製するかじゃないか?…違う意味で「食べて」から…

(^ω^;)
コピー系能力かお?…始めてみたお。

(^ω^ )
…!お、ということは…

…ああ…俺達の能力をコピーされるとだな…

(^ω^ )
…なかなか面白いことになるお。これはちょっとみてみたいお

【糸冬】


ああ、どうも失礼しました。ちょっと取り込んでまして…

( ^ω^)
で、魔女さん能力者をお探しなんですおね?
僕たち一応「能力者」ですお。正確には外藤が…

(まだ、確信には至らないため控えめな二人。)
(しかし、この少年の言葉に対する魔女の反応で、)
(青年の予想が当たっているか間違っているか決まる。彼は思考していた。)
299 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:33:52.85 ID:zD1fqSXto
>>296

「なるなる、それがさっきの蚊の話に繋がる訳です…ねっ」

俊足で駆ける。攻撃が迫る。―――それを躱すイメージは、完成していた
足は止めず、半身になって一度側転。そこから足が地に付いた瞬間にまた跳躍し、空中で前転
この動きを以てして、“縦方向”の攻撃が取りにくい糸の攻撃は回避できると踏んでいた。半身になって直線攻撃を躱し、跳躍で真正面からの攻撃を躱す、という訳だ

そして膝を曲げて着地しようとし、それのほんの直前に素早くナイフを投擲した。相手の首元へと放られた凶刃が、横回転しながらワイヤーの隙間を縫って命を絶とうとする
300 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:38:49.36 ID:fLuJF8yUo
>>298
「似たようなもの…あぁ……魔法学校とか魔術学校とかあったわねぇ……今でもあるのかしらねぇ…?
 ま、私も純粋な魔族とはちょっぴり違うから、似たもの同士よぅ♪んっふふ♪」

と、青年に返しながらもニコニコ。
確かに、青年の考えるように魔女という単語での先入観は相当なものがあっただろう。何世紀も前の魔女達は
それこそ、自分の命と引き換えに様々な術を学び、悪魔と契約し、ようやく命を永遠のものとする者や術が完成する
前に死に至ってしまったものがいるのだから。
この魔女自身、様々な学問から派生した魔法や魔術、呪術の類から魔女になった経緯も複雑であるが故にわからない
事も無いが、そこは割愛。

と、ここで―――。

―――【審議中】―――

「……あ、あららぁ…二人ともぅ…?」

後ろを向いて突然こそこそと話し始める二人においていかれた魔女は、ぽかーんとした表情でその二つの背中を
見つめたまま固まってしまう。というより、置いてけぼりを食らったように少しつまらなそうな、寂しそうな感じだ。
そして暫く、こちらに振り返って謝る青年と喋り出す少年の話をきょとんとしたまま聞く。
少年の口から出てきた言葉は思わぬもので、魔女にとってはある意味嬉しい流れ。というより―――。

「ふふん、貴方達から魔力が漂ってるし、いい香りするし、私は魔女なんだからそれくらいわかるわよぅ……♪
 そ、れ、に……貴方……一番美味しそうな香りするんだものぅ…んっふふ……♪」

青年に擦り寄りながら耳元で囁くようにしていう魔女。
もちろん、青年の能力を知らないままではあるのだが、どうやら目先の事しか頭になくなっているようで……。

「どぉぅ?痛くしないし、お姉さんに任せてくれればすぅぐに終わるからぁ……食べられてみないかしらぁ…?
 だぁいじょうぶ、本当に“食べる”んじゃなくて…ちょっぴりだけ、抱きしめさせてくれればいいのよぅ?」

誘うような口調は艶っぽく、それでいて突き刺さるように甘い声音。魔女ならではというかなんというか。
無理矢理食べようと思えば食べれるというのに、一言断り相手の返事を待つのもまた成長の証か。

「……じゅるる…」

でも涎は拭いて欲しいものである。
301 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/07(水) 02:43:25.35 ID:NVswO3eVo
>>294

少年に向けられた、女の眼は
今まさに彼の呟いていた言葉を、その通りだと、肯定しているかの様な、強い響きを持ち、併せ
そして再び矛先は、青年の元へと移り変わっていった

「…よく、判りました。貴方の求める自由は、過去に簡単に縛られる様な、軽薄なものであるとね」

慎重に、言葉を選びながらも、こんな言い回しをするのは
ひょっとすれば挑発して、少年を感情的にさせようと、しているのかも知れなかった。
そして
やや躊躇いの素振りを見せたのち女性は、よく通る声で言葉を続けた

「私の故郷に、いま人は住んでいません。私とこの子で、皆殺しにしたからです。
 いまでも勿論、後悔なんてしていませんよ。紛い物の愛から自由になり、縛られた人生から開放されたのですからね。」

女性の帯びていた力強さは何時しか、狂気の色を帯び
気まずそうにしているのは、脇の少年だけで。女性には弁解も後悔も慚愧も、何も無い様だった
言うまでも無い、自由への異常なまでの執着。その片鱗が、いま、垣間見えようとしていた

「貴方ならきっと、過去の咎に縛られずに、その翼で自由をつかみ取る事が出来る。…そのためなら私だって」

歪な形、なのかも知れないが
女は純粋に、青年を鳥かごから、出してやりたかっただけなのだろう。
控え目な笑みと共に、そう言って台詞を締めくくった

「そういえば、その子は? 貴方の子――…では、ないですよね」

取り繕うように発せられた、少年の言葉
からかい混じりに女は、その言葉に乗っかって。先のやり取りさえなければ、何時も通りの女の姿であった
302 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:50:34.35 ID:VoJRmOneo
>>299
正面に対して意識を向けていた自身の視界から相手の姿が消える
成程、どれ程の身体能力かと思っていたら予想以上――冷静に分析し、そしてワイヤーを操作
幾ら空を飛んで罠の隙間を縫おうとしたところで、それを無為に見過ごすことは無い
むしろそれを“手順”と見なすのが、奇術師の腕の見せ所と言えるのだ

正面に配置していたX字状のワイヤーを地面に倒して、大きく配置
一直線に伸ばしていた二本のワイヤーも地表に下げて配置

残りのワイヤーも引っ張り出そうとした所で、相手が放ったナイフの煌めきを視界が捉えた

「――――……ぅ、ぁッ」

短い嗚咽の様な声を口から吐き出しながら、身体が後ろへと倒れていく
真っ赤な血潮がぼやけた視界を覆い、途切れていく意識が相手の姿を捉えようとするが間に合わない
地面に配置したワイヤーの位置を細かく操作する隙も無かった、相手をきちんと罠に嵌める事ができるだろうか
例え着地に成功しても、少女の最後の意識で適当な草に巻き付けられピンと張られたワイヤーが四本置かれているが

(せめて、自身の最期の技の結末は――目にしたかった)

そんな未練じみた後悔を抱きながら、地面に体を打ち付け―――少女はその生命を失した

――結局、この少女が人の笑顔を正しく求めるには、過ちに気付くのが遅過ぎたのだろう

【生束必糸】―――死亡
303 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 02:50:39.25 ID:xQmCb1XIO
>>300

あらら…やっぱり…いい!!

(#^ω^)外藤、すぐに彼女から離れなさいお
 つ=lニフ

(こちらへさらに近づいてくる女性に、青年はドキドキ。)
(自分ではきちんと話してるつもりであったが、)
(どこかおかしな口調になってしまった。緊張している証拠である。)

(予想に関してはやはり、というべきか。いや、)
(そもそも予想するまでもなかった。相手はどうもわかっていたようで、)
(その辺りさすがは「魔女」というべきである。一発で二人を能力者と見抜いたのは、まだ誰もいなかった。)

よ、涎が…
え、ええ?抱きしめる!?……あなたがいいなら僕はいいですが…というか大歓迎ですし…

(#^ω^)ムカつくお。けしからんお
 つ=lニフ

(妖艶な雰囲気を帯び、そして脳内に甘美に「残る」声。)
(青年にとっては、いや、異性にとっては抗えるはずもない。)
304 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 02:57:46.63 ID:fLuJF8yUo
>>303
青年の初々しい反応がとても気に入ったのか、魔女は穏やかな笑みから妖艶なものへと変化させ、口の端を
ゆるりと持ち上げてからふわりと青年の背中へ右手を回す。

「大歓迎だなんてぇ…嬉しい事言うのねぇ♪……それじゃ、遠慮無く…」

青年が苦しくないようにとの考慮か、思いっきり抱きつく、というよりはやんわりと身体をくっつけるようにして身体を
引き寄せると、青年には聞こえないようにか、少年の方へ視線をやって魔女はウインクしながら小声で言う。

「…僕ぅ…この子、ものすごく疲れちゃうかもしれないから、しっかりと送ってあげてねぇ……?」
「約束してくれたら、“いい事”くらいしてあげるからねぇ♪」

魔女らしい強要である。もちろん、拒否権は―――といっても、ここで拒否されたら青年を箒に載せて安全な場所
まで送り届けるまでだが。

「あぁ……この中肉中背の感触ぅ……それに…貴方結構…運動してるのねぇ…腹筋なんてこぉんなに硬ぁい…♪」

お腹を撫で回す魔女。一般のおまわりさんが見たら間違いなく射殺ものである。もちろん魔女が。

/残り2レス
/面倒であればキンクリお願いしますっ…!
305 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 03:00:17.57 ID:3gd1Fv720
>>284
/凍結しますか? 取り敢えず今日はもう落ちます、ごめんなさい
306 :【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki [sage]:2011/09/07(水) 03:06:38.39 ID:ZVZi41Fxo
>>301
【今更何を言われようと、俺は決めた道を進む】

【そう決めた。何を言われても、自分は余りに殺し過ぎた】
【相手の皆殺しとは違う、明確な殺意があった訳でもない、ただ純粋な殺戮】
【もう後戻りは出来ない】

俺はテメェらとは違う。何の罪の無い人間を殺し続けた
もう戻れねぇ。俺は一生この呪縛を背負い続けなきゃなんねぇんだよ

【女性の、自由への異常なまでの執着は、まさに狂気と言えるレベルの物だった】
【軽薄な少年が感じたのは、戦慄。背筋にひやりと冷たい汗が走った】
【少年は、六枚翼を拡げた。敵意は無い。戦闘の意思は無い】
【ならどうする?帰るだけだ。これからまた仕事の報告等の業務があるのだから】

お前が何を言おうと、俺は過去を捨てねぇ。行くぞ、如月
『あ、え、はい……』

【長くは、いないと言った。タイムリミットだ。これ以上は時間の無駄】
【そう自分に言い、翼を羽搏かせる。軽薄な少年もまた、能力か機械の影響か、浮かび上がる】

『あ!ちなみにこの子は帝國で木方さんが拾った子であってあの人は童貞っスよ』

【フワッと、中に浮いた少年は、そう言った】

【其の二人は夜の闇に消えていった。暗い闇の中に、金色の翼を不思議と馴染んでいた】

/ちょっと強引ですが、眠気が限界でして……二日に渡る絡み、あり乙でした!
307 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 03:09:52.57 ID:xQmCb1XIO
>>304

き…きた…
あ、どうも…ええと…よろしく…?

(#^ω^)凸
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね

(こんな時に自分が女の子に慣れていないのが悔やまれる。)
(気の利いたことでも言えればいいのだが、いかんせんそんな余裕はなかった。身体が焼けるように熱い。)

( ^ω^)
お?…疲れる?……

(聞き返そうとしたが一つ。相手のウインクを見た瞬間に、)
(少年はすぐさま首を縦に降った。この人もまた、魔女の虜になっている。というより、)
(可愛い人や美人な人に昔から目がない。特に相手のような絶世の美女にはそれが顕著である。)

ッッ!!!…え、えまぁ…それなりに…

(#^ω^)おおおうらやましけしからんお!!こうなったらスレに干渉してでも妨害してやるお!

(#^ω^)…必殺!!






















( ^ω^)外藤ザマァお。さあ、「過程」をすっ飛ばして「結果」を表示するお


(やりやがったこの饅頭)
308 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/07(水) 03:13:26.52 ID:zD1fqSXto
>>302

「―――…」

着地。静寂。しかしそれは長く続かない


「痛…っ、う〜…」

ぼたぼたと溢れ落ちた血液が地面を濡らす
X字の交点真上に乗らずに済んだのは不幸中の幸いか。しかし交点に近い箇所での着地は彼女の足の肉を削ぎ、抉った
脂汗が伝う顔には―――蕩けるような笑み

「はぁ…はぁ…♥」

痛みすら凌駕するのは、“萌え”への執着心
死骸へと成り果てた少女の傍らに辿り着くと、膝を付いてその身を抱き起こす



「この瞬間が――――最ッッッ高に萌えるのです♥」



狂気に犯され、緩み歪みきった悦楽の表情を浮かべる。そこに怜悧な印象は欠片もない
そして死線殺は…物言わなくなった少女に長い長い接吻を施した。欲望のままに口内を舐め吸う。時折、淫靡な喘ぎ声が漏れ出た

―――…やがて満足した少女は、ぷはぁと息を漏らしながら顔を上げ


「―――――御馳走様でしたぁ♥」


唾液に塗れた口元を、自身の舌でぺろりと拭った。上気した頬が、その心境を物語る
その後、少女の遺体は放置したまま、死線殺は闇夜の中に姿を消した

/乙ありでした…っ!
309 :【生束必糸】@wiki E:0.5mm×20mワイヤー×7,毛糸 [sage saga]:2011/09/07(水) 03:15:20.14 ID:VoJRmOneo
>>308
/oh...
/絡みあり乙でしたっ!
310 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/07(水) 03:20:33.15 ID:NVswO3eVo
>>306
/はい、絡みあり乙でした!
311 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 03:30:18.41 ID:fLuJF8yUo
>>307
青年から感じ取れるのは―――あらゆる世界が平行となる、パラレルワールドを介した魔力。
パラレルワールドの境界線は世界と宇宙、全てにおいて絶対的なルールを護る鎖にも似た力。
魔法使い、魔術師、呪術師、天使、神、悪魔、人間、そして魔女。それらの者はその絶対的な境界線に
かかる力を“抑止力”や“真理”と呼んだ。魔女は青年という一つの果実から魔力という溢れる果汁を
食らいながら、思っていた。
―――この青年の魔力は、想像以上のものかもしれない、と。
少年が何やら怒り狂い叫んでいるのが視界に入ったが、それよりも目の前の青年の魔力が強すぎたためか、
魔女の表情は恍惚となり、桜色の唇はだらしなく開いて露を見せてしまう。垂らさぬようにと必死に絶えるものの、
だんだんと力が流れ込んでくる快楽に等しい感覚に背筋を引っ掻き回され、その瞳は完全に“魔女”と呼ぶに
相応しい、禍々しくも妖艶な色へと変色する。

「あっ……ん、ぅ……すごぉ、ぃ………これだけの魔力があればぁ……あっは…♪」

魔力を全身で食らう副作用か、だんだんと思考は鈍り、魔女は青年にぎゅっと抱きつきながら自身の服が
はだけてしまうのも構わず、ただただその耳元へ甘い声音を届け――――


キ ン グ ク リ ム ゾ ン

―――――それから暫く。
魔女は満足したように吐息を吐き出しながら、口の端に光る“何か”をはっとふき取ってからいでたちを正す。
青年から若干名残惜しそうに身体を離しながら、右腕で自分の身体を抱くようにして少しだけ顔を赤らめ、青年と
少年に頭を下げてしまう。情けない姿を晒したからか、魔女らしすぎるある意味生々しい一面を見せてしまったからかは定かではない。

「ご、ごめんなさいねぇ……そ、そのぅ…魔力とか食べてたりぃ、興奮したりするとついあぁいう風にぃ……んっふふ…」

苦笑しながら三角帽子を指で押し上げ、少年にも目配せして青年を支えてあげてくれという合図を送る。
無論、魔女自身とてつもない魔力を感じ取っていたが故に、青年にそこまで負担は掛かっていない上に精神力は相当なものだろう
と踏んでいるが―――あの魔力の量の事だ、このくらい“つまみ食い”したとて、倒れはしないだろうと胸中で帰結させる。

そうして――――その能力を試す時が、来た。

「………さぁて…外藤くんに、内藤くん……お礼の代わりにしっかりと魔女の力を見せてあげるわぁ……♪
あれだけの魔力の量、世界を塗り替える力……イフリートかバハムート……もしかしたらぁ…神様だって簡単に“奴隷”に出来ちゃう
かもしれないわねぇ……んっふっふ……アッハッハッハッハ!!さぁ、見せてあげるわぁ!」

瞬間、魔女の足元に巨大過ぎる魔方陣が現れ、色とりどりの繁華街のタイルを塗りつぶして漆黒へ染め上げていく。
絶え間なく響く魔女の妖艶で高らかな笑い声と、興奮と期待に満ちたその瞳はまさに―――――魔女と呼ぶに相応しい、惚れてしまいそうな禍々しさ。

「多重並行世界へ住まう“異邦者”よ―――――主、アレッサ・クロウリーが命ずる―――」

魔方陣は幾何学模様をいくつも描きながら伸縮を繰り返し、規模を大きく大きく、街を飲み込むほどに広げていく。
魔力は最大にして最濃度、青年の力1割しか出力できずともこの規模―――それが、縮小を始め、魔女の足元へ集結し始める。

「―――全てを破壊せし者よ―――全てを再生せし者よ―――我が名において契約せよ―――」

魔法に精通するものであれば、この呪文が何かわかるかもしれない。
そう―――これは―――――全ての世界を再構築する、所謂”神様”を呼ぶ呪文。

「――――出でよ――――デウス―――マキ   (#^ω^)「うっせぇお!!今何時だと思ってんだお!!」

「……えっ」

魔方陣が消え去り、魔女はぽかーん、とした顔で目の前にいつのまにか現れた少年の見つめあう。
その少年は―――内藤、と呼ばれる少年にそっくりな―――白い饅頭であった。
魔女は完全に混乱しているのか、その場で時が止まったかのように固まっている。
312 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 03:55:47.70 ID:xQmCb1XIO
>>311


…なるほど…「食べる」…か…

(;^ω^)
なんかエロエロお…

(自身の中の「何か」がすっと減っていく感じがした。)
(平行世界の境界線を曖昧にするための媒体。)
(青年にとっての魔翌力とはそれである。本来決して交わることの無い、)
(二つの世界を「魔翌力の橋」とでもいうもので半分強引につなぎ合わせるのだ。そこから、)
(「異世界人」をこちらの世界に送り込む。これもまた無理やり。通常の召喚術とは一味も二味も違った。)
(それから、彼もまた抱擁を解く。なるほど倦怠感と疲れが全身を支配していた。)

ふう…ああいや。おいしく食べてくれたならよかったです。
っと、ブーンか、大丈夫だ。…それより見とけよ、多分使うぜ(ヒソヒソ

( ^ω^)
おっお。わかりましたお魔女さん。
外藤…大丈夫かお?……分かってるお(ヒソヒソ

(聞こえないように小声で、最後に二人で会話し、)
(青年は隅の壁にうっかかった。全身がだるく、また力が入りにくい。それでもなんとか立っていられる。)



続く。
313 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 03:56:13.70 ID:xQmCb1XIO
>>311

…!!なに!?

(;^ω^)
おお!!なんだおこの力は!すごいパワーを感じるお!!どういうことだお!

……!あ!しまった!俺の召喚術は俺しか使えないんだ!!
そもそも同じ能力は二つ以上存在しない!しかも魔翌力の運用法も厳密には魔法使いごとに違うし…

(;^ω^)
…つまりどういうことだお?…魔方陣がまたでかくなってるお!

…ああやっぱり。今魔女さんは「構築」…つまり「真理そのもの」を歪ませる「正当な」召喚術を使ってるんだ。
俺のは異世界からこっちに召喚する「きっかけ」を作るだけ。…でも、あの人は違う。世界「ごと」呼び込もうとしてる

(;^ω^)
つ、つまり…?

…「神」を呼ぶ大召喚術だ…

(;^ω^)
か、神って…マジかお…

( ^ω^)
…お?でもちょっと待てお。でも最終的には呼び寄せるのは…

…ああ。…そうなんだ。なんか魔女さんに気の毒なことしたな…
例えどんなにすごい召喚術でも俺――つまり「外藤の」能力だからな…





















( ^ω^)…やっぱりかお

…うん。結局こうなる。どんなに召喚の過程がすごくても呼び寄せる召喚獣は同じだ。

(二人は新たに現れた少年を見つめ、なるほどやはり。)
(自分の能力に妙に納得しながら頷くのであった。)
314 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 04:10:40.11 ID:fLuJF8yUo
>>313
( ^ω^)「…つか、ここどこだお」

「……は、繁華街、だけれどぉ……」

( ^ω^)「…面白い格好したビッチも居たもんだお、ここはコミケ会場かお?」

「こ、こみけぇ…?いや、ここは……ってぇ!違うわよぉ!!あんた誰よぅ!?私が召喚しようとしたのは
あんたみたいなへちゃむくれの白饅頭じゃなくて“デウス・マキナ”よ!!神よ!!全世界の真理よぉ!!
さっきから口は悪いしその片手に持ってるお菓子は何よぉ!?」

( ^ω^)「…これかお?攻殻機○隊見ながら食ってたポテチだお、お前みたいな痴女にはやらんお」

「い、いらないわよぅ……それに、私はアレッサよ!!アレッサ・クロウリー!!覚えておきなさいこの饅頭ぅ!」

( ^ω^)「……あぁ、新しいエロゲのコスプレかお。似合ってるお」

「…ぐぬぬ!!」

早速というかなんというか、現れた少年と言い合いしつつどうにもならないと判断したのか、突然青年に歩み寄って
からびしぃっと自身が召喚した少年を指差しながら引きつった笑みで言う。

「こ、これはどういう事かしらぁ……?貴方から感じ取った魔力は確かに平行世界の境界線を壊す独特な香りと
味だったんだけれどぉ……こんなの聞いてないわよぅ……?」

怒ろうとするも、青年は魔女に対して“好意と善意”をもって魔力を分け与えたのである。それを理解しているためか、
極力丁寧に、静かな口調で言う。だが瞳にはうっすら涙を浮かべる程に怒りがにじみ出ているのが分かる。

( ^ω^)「…おいおい、いきなりつっかかんなお、迷惑してるお」

「っさいわねぇ!ちょっと黙ってなさいよぅ!!」

振り返りざま、魔女は怒りのあまりかしなやかな身体捌きで―――――少年の側頭部に回し蹴り。それは完全なる
クリーンヒットを収め―――少年は面白いほどに吹っ飛ぶと、こてん、と転がったまま頭を押さえて叫んだ。

( ^ω^)「……い……」

(#^ω^)「いってええええええ!?ふ、ふざけんなお!!なんちゅう力だお!!?お前人間じゃねえお!?!
       わっけわかんねえお!アニメ見てたらいきなりこんな場所で目が覚めて回し蹴り食らうとか天罰どころ
      の話じゃねえお!!ひろゆきですら見破れない嘘が存在すんのかお!?」



召喚した少年は―――――――筆舌に尽くせぬ、雑魚だった。
315 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 04:27:45.99 ID:xQmCb1XIO
>>314

( ^ω^)
ちょww「へちゃむくれの白饅頭」とかワロスおwwあいつにはピッタリだおww

全く同じ格好をしてるお前がいうな。…ふむ…しかしやっぱりブーンが出てくるのか。

(冷静に、ふむふむと新しい発見をしながらそれを見つめる二人。)
(なるほどやっぱり自分の能力は能力である。青年は、)
(確固たる基盤を有したこの能力に愛着を持っていた。例え召喚方法が特殊でも、)
(今まで使いこなしてきた相棒である。死線を超えてきたのだ。…が、)

え、ええ!?…僕のせい!?
い、いやあ…そりゃあ「こんな能力」としか言えませんよ…つまりですね…

( ^ω^)
魔女さん。テレビはご存知ですかお?
どんなにチャンネルが立派でも映る局は同じですお。つまりそういうことですお。

そうそう…世界が世界ですから。…あ!!
…お、お上手な蹴りで…

(魔女の怒りに触れ、青年はタジタジ。疲れを忘れてしまうような気がした。)
(しかし、と思う。自分ももう何百回も召喚してきたのだが、どうにも相手の召喚獣はなんというか…あまり強そうで無い。)

(いや、ここの戦闘能力はそれこそひくいのだが、それを差し引いても弱そうであった。)
(強弱に関してはこればっかりは運である。「最強」と言えるものも存在するが、その逆もまた確かに顕現していた。)







( ^ω^)
おい召喚獣。僕な内藤だお。お前の名前と職業を言えお。

(そして、少年はというと、吹き飛ばされた饅頭の方へ。)
(新たに召喚されたそれには必ず聞くことにしている、はんば定石となった質問を問いかける。)
316 :【内藤波紋】 :2011/09/07(水) 04:29:20.56 ID:xQmCb1XIO
/すいませんちょこっと修正…



>>314

( ^ω^)
ちょww「へちゃむくれの白饅頭」とかワロスおwwあいつにはピッタリだおww

全く同じ格好をしてるお前がいうな。…ふむ…しかしやっぱりブーンが出てくるのか。

(冷静に、ふむふむと新しい発見をしながらそれを見つめる二人。)
(なるほどやっぱり自分の能力は能力である。青年は、)
(確固たる基盤を有したこの能力に愛着を持っていた。例え召喚方法が特殊でも、)
(今まで使いこなしてきた相棒である。死線を超えてきたのだ。…が、)

え、ええ!?…僕のせい!?
い、いやあ…そりゃあ「こんな能力」としか言えませんよ…つまりですね…

( ^ω^)
魔女さん。テレビはご存知ですかお?
どんなにチャンネルが立派でも映る局は同じですお。つまりそういうことですお。

そうそう…世界が世界ですから。…あ!!
…お、お上手な蹴りで…

(魔女の怒りに触れ、青年はタジタジ。疲れを忘れてしまうような気がした。)
(しかし、と思う。自分ももう何百回も召喚してきたのだが、どうにも相手の召喚獣はなんというか…あまり強そうで無い。)

(いや、個々の戦闘能力はそれこそ低いのだが、それを差し引いても弱そうであった。)
(強弱に関してはこればっかりは運である。「最強」と言えるものも存在するが、その逆もまた確かに顕現していた。)







( ^ω^)
おい召喚獣。僕は内藤だお。お前の名前と職業を言えお。

(そして、少年はというと、吹き飛ばされた饅頭の方へ。)
(新たに召喚されたそれには必ず聞くことにしている、はんば定石となった質問を問いかける。)
317 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 04:42:19.74 ID:fLuJF8yUo
>>316
回し蹴りをかまして少しは落ち着いたのか、一つ深呼吸を置いてから青年に少しだけ苦笑して小さく頭を下げる。

「い、いやぁ……ごめんなさいねぇ……召喚術っていうのは過去に一回だけやってねぇ…それ以外でやるのは
久しぶりで、しかもあんなに濃い魔力でぇ…そのぅ……」

何かを言い淀むように口を一瞬つぐんだが―――――ちらり、と上目遣いで青年を見つめ、小さく言った。

「そのぅ……召喚術を使えたら…“一人じゃなくなる”って思えて、少しだけ、嬉しくてねぇ……どんな魔獣でも、
どんな悪魔でもいいって思ってたけれど……ううん…“あの子”でよかったのかもしれないわねぇ……」

そこまで言うと、魔女はこつこつっとヒールの音を鳴らし青年の耳元まで顔を寄せたかと思うと―――。

「―――――……ありがとう、外藤くぅん♪」

と、悪戯めいた声音で言ってすぐに離れる。一人なのが寂しかった、それを埋めてくれるのが神様であるのならば、魔女の
欲望は満たされる。だが―――それよりも暖かくて、少し馬鹿らしくて、それでいてとても身近な存在が出来たのだ、感謝
しないはずがない。だが、魔女は魔女で恥ずかしがり屋であったのか、青年の横で喋っていた少年の話を聞いて何度か頷く。

「……確かにぃ…私が使った魔術理論は真理である星の魔方陣と世界であるセフィロとの魔方陣を組み合わせた、言わば
自己流のものを展開していたわぁ…?だけど、魔方陣が干渉したのは確かにこの世界を含んだ宇宙全てだったわよぅ……
その全ての宇宙から呼び出したのが……あの…へちゃむく……くっ…屈辱過ぎるわぁっ……!!」

なぁんて握りこぶしを握って震えている。完全に自身が召喚した少年を見下しながら、魔女というより女王様的な視線で
二人の少年の会話を青年の横で聞く。
吹き飛ばされた少年はこめかみを押さえながら頭をふるふると振って立ち上がり、よって来た少年の質問に答えていた。

( ^ω^)「あー……今確実に死んだと思ったお…寧ろ一瞬死んでたお……攻殻○動隊見返して受身を真似てよかったお…」

どうやら無様に転がってただけではないらしい。
それから―――ようやく質問に答える。

(#^ω^)「あん?召喚“獣”じゃねえお!僕は内藤だお!つかなんで同じ名前なんだお!
       ………あと職業の事は聞かないでくださいお願いしますお、就活失敗のニートですお」

とても辛い現実を背負っていたらしい。
318 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 05:02:07.49 ID:xQmCb1XIO
>>317

い、いやまあ…
そのお…僕もあそこまでこう、なんというか…
ハズレ、といいますかね…ああいうのは始めて見ました…はい。

(何かもう少しなかったのだろうか。青年は思わず考えてしまった。)
(剣士、狙撃手、数学者、コック、芸人、今まで召喚した異世界人の職業は、それこそ多種多様を極めていた。)
(もっとも、一度だけ「職業を持たない」異世界人を召喚したことがあったのだが…)

(;^ω^)ちょ、久しぶりにみるクズブーンだお…

(まさか、「それ」とまた合間見えるとは思いもしなかった。全く、本当に事実は小説よりも奇なり、である。)
(こちらに戻ってきてから耳打ちする少年の話を聞き、青年はやはりそう思い、また自分の能力を再認識することができたのだった。)

はあ…なるほど…それはそれは―――――――――――!!!

い、いえいえとんでもない!!ととと、当然のことをしたまでですっ!!

( ^ω^)外藤、焦りすぎできめえお

う、うるせえ!!なんだそのポテチはっ!

( ^ω^)
あいつからこっそり盗んできましたお。ポリポリ


(;^ω^)
おっ!そ、それは仕方ないですお。宇宙全て探してその中から「偶然」あの饅頭を呼び寄せたってことですお。

…そう考えるとすごいな…バグを召喚するよりもっともっと難しいぞ…

(砂漠に落ちた消しゴムのカスを探し、そして見つけるようなことかもしれない。)
(二人は唸ったのであった。天文学的確率を、負の方向に成立させたのだ。)

でも、とにかくこれであなたは「独り」ではなくなったわけですよ。そこは能力元である僕が自信を持って言えます。

同じ召喚獣は決して二人以上存在しません。たとえあんなのでも世界で一つ、あなたの「相棒」ができたわけですね。


( ^ω^)
美女と野獣…いや、美女とニートですおね。
なかなかお似合いなコンビですお。パリポリ
319 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 05:21:28.83 ID:92oQnVIjo
>>318
「はず、れぇ……!?」

目を見開きながら青年を見つめた後―――魔女はがっくりとその場で項垂れ、両手で顔を覆って嘆く。
プライドの高い魔女、それに加えて性格もプライド高く、自身に絶対の自信を持っていた魔女であるからこそ、
“理論的な魔術”を成功させたのは嬉しいものの、まさか“負の方向”に成功させたなどとは思いもせず、青年と
少年の言葉がぐさりぐさりと刺さりこんでくる。
ポテチを食べながら話す少年と、バグを召喚するよりも難しいといって唸る青年に挟まれた魔女はぐちぐちぐちぐち
と小さな声で嘆き続ける。

「私は……アレッサ・クロウリーよぅ…?神すらも跪かせて一国の王を弄んだこのアレッサが…あんなぁ………
何世紀も地獄を旅してぇ……何世紀も天国を放浪してぇ……魔界の女王を屈服させたこの私がぁっ……」

( ^ω^)「ポテチ取られちゃったお、アレッサ、あっこのコンビニで新しいの買うお」

「………あんたみたいなへちゃむくれなんてえぇぇぇえええっ!!!」

(;^ω^)「おぉぅ!?あ、ああ、ああアレッサ落ち着けお!帽子落ちるお!コスプレ衣装って高いんだお!?」

「コスプレじゃないってんでしょうがぁっ!!」

と、拳骨を食らってしまう少年。少年は頭頂部に拳骨を貰った後、目の前に数個の星を飛ばしながら謝る。

(;^ω^)「…サーセン……マジサーセンっしたお…・・」

それから、青年と少年の言葉を聴いた瞬間―――魔女は、ほんの一瞬だけ、本当に優しい、綺麗な笑みを浮かべた。

「……あぁんもう……相棒がこんなへちゃむくれじゃ怒る気も失せるわよぅ………でも……そのぅ……
………一人じゃないのは、久しぶりで……心地いいわねぇ……」

( ^ω^)「………何だかわからんお、でもよろしくお。これでニート脱却してコスプレ痴女の相棒としtぐぼぅぁっ!?」

「……よろしくねぇ、ブーン?」

(;^ω^)「ぜってえ寝込み襲ってその無駄にでかい乳揉んでやんお……ぜってぇだお……」

「…」

(;^ω^)「よよよよろしくお願い致します!サー!」

「……はいよろしくぅ」

―――――どうやら、相性はぴったりのようだ。
魔女は改めて青年に向き直り、言葉を紡ぐ。

「予想外……だったけれどぅ……魔術には予想なんていらないものって改めてわかったわぁ……♪
でも……ありがとう…二人とも……今度またお礼にでも行かせてもらうわねぇ?」

にこっと破壊力抜群な笑みでそう言ってから、青年の持つバッジを指差す。

「そこに行けば…貴方達にも会えるし……もしかしたら、ちょっとは役に立てるかもしれないわぁ?
その時は……デートくらいしましょうね、外藤くぅん♪」

( ^ω^)「やっぱり魔女は痴女だったかお、僕がしっかり監視しtごっぼぉ!?!!?」

魔女はどうやら、身体能力高めらしい。
320 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 06:09:24.20 ID:xQmCb1XIO
>>319
/すまぬ…遅れた…!ちょいとここらで凍結になってしまいます…
/一応もう終盤っぽいのですが…なにぶん時間があれなのでこちらは後で返すことになります…申し訳ない…
/あれでしたらキンクリでもかまいません…
321 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 06:18:35.72 ID:92oQnVIjo
>>320
/ラストっぽいのは自分も思ってたところですので、後で返してくださっても大丈夫ですぜい!
/今日は夜21時か22時あたりには戻っておりますのでぃ!
322 :【蟇弧護法】 [saga sage]:2011/09/07(水) 15:14:09.43 ID:WadWZyDQ0
【廃墟の大通り (昼)】

「ふっ…! せいっ…!」(さて、どのような戦略を立てるべきか)
【もう昔の活気は無く誰もいない街に、一人の青年がいた】
【見た目はさながら大学生だが、こ手に持っており、現在で振っている水晶の剣が怪しさを出していた】

「はっ、せいっ…」(多すぎたらわからないし…最低限にするか)
【剣がヒュンヒュンと空気を切り、廃墟の大通りでは、青年の掛け声があがっていた】

/殺し合いの場合、危険になると逃げるのでご了承を
323 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 16:36:00.66 ID:VoJRmOneo
人通りが相も変わらず多い街中―――
その中でも一際目立つ人影が有った――黒髪を靡かせながら歩く、着物を身に纏った一人の少女である
頭に二本ほど小さな角を生やし、片手に中華鍋と大きなナップサックを携えていれば、徒に目立つと云う物だが
果たして本人にその自覚はまるで無く、呑気に顎の辺りへ人差し指をやって何やら思案顔であった

「暫く此処を拠点に致しましょうかね。―――…問題は、宿ですか。
 野宿も悪くは無いですが、中々物騒な噂も聞きますし―――」

どうやらこの街における宿泊先を案じているらしい
ともすれば箱入娘のような雰囲気を纏ってすらいる少女のこと、あまり俗世の生き方を知らぬのだろう…か
324 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 17:58:42.98 ID:l4WdHXQ1o
>>289 >>305

「ありがとう」

たったそれだけの言葉、けれどもそれは感謝の言葉。
今はまだ話すことはできないけれど、いつか話せると信じて。
少女としては出来る限り最大限の笑顔で、それでもその笑顔は慣れてないのか引き攣っていて。
嬉しそうに言葉を、嬉しそうな表情を浮かべた

/たびたび寝オチすいません。とりあえず返しておきます
/ちょっどキリがよかったのでこのまま切っても構いません
/とりあえずお疲れ様でした
325 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 18:54:43.13 ID:tM6EAlRI0
>>323
/いいですか?
326 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 18:57:02.15 ID:VoJRmOneo
>>325
/今からちと風呂落ちですが、それでもよろしければ
327 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 19:03:33.32 ID:tM6EAlRI0
>>326
/ではっ!

【街中に結構目立つ少女がいたとする】
【例えば着物を着て頭に角が生えていて、片手に中華鍋とナップサックを持っているような】
【そんな目立つ少女がもしもいれば、彼の目に止まらざるを得ないだろう】
【彼は少女が霞んで見えるほど目立っていた。なんたって人が多い街中で踊っているのだから】
【そして彼は小さくて、そして可愛かった。大きな瞳は凛々と、その表情は満開の笑顔】
【嫌というほど目立つ彼。彼は実は好奇心旺盛だ。だから先に述べたような変わった風貌の少女がいれば】

「ねえ」

【迷いなく近づいていくことだろう】

「なんでお鍋を持ってるの?」
328 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 19:14:39.13 ID:VoJRmOneo
>>327
己の向う先を案じていた少女の目に、一人の人物の姿が映る
正確に言えば、映り込んできた――と云うべきかも知れないが
その人物の様子に対し、少女は徐に首を傾けて悩みこんでしまう――何故踊っているのだろうか、と
そんな疑問への解を見出せぬまま、相手はこちらへと近付いて来てしまう

「料理をする為です。このお鍋を使えば、焼く、煮る、炒める…そう云った手順を幅広く行えますので」

相手の満開の笑みに合わせる様に少女の方も優しげな微笑を浮かべながら、答えた
そして――逆に問い返す

「なんで踊っているの?」

/戻りました、よろしくです
329 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 19:31:37.69 ID:tM6EAlRI0
>>328
「料理をするためか…じゃあ何を作るのかな?色々?」

【まあ、鍋を料理以外の事に使うなんて言語道断だろうが】
【それ以外って言えば武器として使えるかな】

「僕が踊るのは生きる為なんだよ!踊りをやめたら死んじゃうの」

【物凄い電波のように感じるかもしれないが、事実】
【そこに嘘なんかは全く存在していない。というかこの子に多分嘘はつけない】

「そう言えば宿が無いとかいってたよね?大丈夫?よかったら住むところ作るんだよ!」

【ロボットダンスを踊りながらそんなことを言う】
【というか作るとか言ってるけど、少女はちゃんとわかるだろうか。『紹介』ではなく『作る』のだ】
【今から】

/よろしくです!
330 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 19:42:08.13 ID:VoJRmOneo
>>329

「私が得意なのは、餃子料理です。
 勿論他のも作りますよ? 主に得意なのは中華料理ですが、それ以外でも」

着物を着て頭に角を生やして、それで中華料理が得意だと云う
生まれる国を一つ隣に間違えたんじゃないかと云う突っ込みはさて置き、自信あり気に答える少女であった

「踊りをやめたら死んじゃう? ―――…ああ、そう云う宗教の方なのですね」

相手を電波とは思わず、何か特殊な宗教の信者だと考えたらしい
先程までの疑問が解けた事に満足しながら、幾度か首を縦に振る

「え…―――作るの?

 段ボールハウスはあまり好きじゃありませんが…」

相手が踊っているダンスの種類が何かは知らないが、特別興味も抱かず
問題なのは、相手の発言―――その言い回しであった
家を作るという表現から、少女は真っ先に公園などで時折見かけるそれを連想し、難色を示すのである

「それとも、それ以外の考えが有るのですか?」

そもそも初対面の相手の言葉をどこまで信用できるものか、と云う事もあって
少しばかり探りを入れる様に慎重に問い掛けた
331 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 19:53:27.09 ID:tM6EAlRI0
>>330
「餃子ってあの息が臭くなっちゃう料理の事かな?」
「息は臭くなるけどおいしかったんだよ!一番最後に食べたのはいつだったかな…」

【遠い目をする彼。確か138年前だったはずなんだよ…とか一人でブツブツ言っている】
【少女から見れば確実におかしな人だろう。彼はどこからどう見ても幼稚園児かそこらなのだから】

「宗教じゃなくて、僕は悪魔なんだよ!本当に死んじゃうんだよ…」

【こういうと本当に本当の意味で信じてくれる人なんて(同類を除けば)殆どいない】
【大概は痛い子だと思い、残りは現実的解釈をして納得する、というのが常だ】

「段ボールハウスじゃないんだよ!もっと豪華な奴!」
「空き地があればすぐに出来るんだよ」

【家を出すと言うのは少し難しくても、住む場所ならば簡単に提供できる】
【ただし条件が一つ】

「でも僕と同居しなきゃいけなくなるんだよ」

【まあ、簡単な条件だ。同居するだけでいい。お金もなにも必要ありません】
【勿論、寝るとき以外はどこにいても構いません】

/すみません飯落ちです…すぐ戻りますので!
332 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 20:11:16.69 ID:VoJRmOneo
>>331

「ええ、大蒜を使った場合はそうなってしまいすね。使わない事も出来ますが、やはり有った方がよろしいかと。
 最後―――……?」

遠い目をしてぶつぶつと呟く相手を見て、首を傾げる
相手の見た目から察するにそんな長い過去があるとも思えず、ましてちらりと聞いた138年前などと云う呟きを信じる事は出来ない
だから、聞かなかったことにしよう――自身の正しい価値観を守る為にそんな判断を下すのであった
―――頭に角を生やした者の癖に

「悪魔…ですか? うーん、俄かには信じられませんが―――しかし私も鬼の血を引いていますしね…。
 信じてみますか…」

殆ど血は薄まっており神通力の類もないが、唯一受け継いだとも云える特徴の角を片手で触りながら唸る
一概に否定できぬ自身の立場から、僅かながらであるが信用してみる事にした

「そう云う能力…なのですか?」

自信は無能力者であるが、この街には能力者が多いという話を確かに聞かされていた事もあって
少しばかりの好奇心が湧き上がる―――どう云う物なのだろう、と

「同居…ですか。でも、貴方――」

呟きながら相手の顔へ自身の顔をぐいっと近付けて、凝視
そして再び話すと、大きく息を吐いた

「そんな形でも男性なのでしょう? 年齢が離れていようと、殿方と同居は少し―――。

 それに、踊り続ける悪魔さんと住まうのは…想像が付きませんね」

確かに場所を確保して貰えるのは有難かったが、条件として出された物に抵抗があったようで
唸る様にしながら熟考を重ねてみる少女であった
両腕を組み、うんうん唸りながら―――中々結論が出ない

/了解です、ごゆっくりー
333 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 20:26:11.15 ID:tM6EAlRI0
>>332
「そう言えば昔、にんにく食べたら死んじゃった友達いたなぁー…」

【物凄く遠い目をする。はあ、アイツ今何やってんだろ、とか考えているのである】
【ちなみに彼は現在約三億歳。138年前は彼にとってはそんなに昔でもないのだった】

「うん?鬼だったの!?全然気づかなかったんだよ…」
「僕がお仲間に気付けないなんて、妖気とか魔力とかを隠してたのかな?」

【まあ、隠していても結構わかっちゃうものだけれど】
【どんなに上手く隠せばこんなに分からなくなるんだろう、と思う】
【多分代を重ねていて神通力が殆ど消え去っていたからだろうと推測できるが】

「悪魔だしね!踊ってなかったら死ぬだけじゃないんだよ!」

【踊りを司る悪魔。踊っていないと死ぬ。そして踊りに関係あるならばどんなシチュエーションも再現可能である】
【そのシチュエーションの規模に比例して固有結界も大きくなっていく】
【つまり踊りに関係ある家屋なら幾らでも瞬時に建てられるのである】

「そんな形って酷いんだよ…。僕は多分君の何倍も人生の先輩なんだよ!」
「でも悪魔だから性別はあって無いようなものなんだよ?しかも同居って言っても基本的には自由なんだよ」
「うーん…想像できた方がいいのかな?」

【此方も考え出す。打開策はいくらでもある】
【住む場所をうんと広くしてしまえばそんなことは気にならないだろうし…】

/ただいま戻りました
334 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 20:27:15.58 ID:zD1fqSXto

「………」

森の中を歩む為の道がある
どこの誰が整備したのかは知らないが、邪魔な樹木を切り倒し、雑草を刈り、地面をならして――作られた道
土は剥き出しのままであり、人工と呼ぼうにも、近代的な様式からはほど遠い

そんな道の脇に、一人の男が座り込んでいた

少し道からは外れるものの、その姿はよく見えるだろう。服や肌は土や葉で汚れており、お世辞にも清潔とは言い難かった
胡座をかいて、樹木に背を預け、頭を垂れた姿勢は…もしかしたら死人のようにも見えるかもしれない

「………」

尚、ネタバレすると男は浅く眠っているだけである
近くで人の気配や異変を感じたりすれば、野生的な勘がそれを敏感に察知して目を覚ますだろう


/なんでもー
335 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 20:40:50.30 ID:VoJRmOneo
>>333

「…それ本当に大蒜が原因なのですよね? 衛生管理では無く」

自身が扱う食材で人が死んだと聞いて、少しばかり強張った表情を浮かべてしまう
相手がどれくらい前を見ているのか、この少女には当然の事ながら解らない

「隠してはいませんよ。ただ力を殆ど受け継いでいないだけです。この角が、ただ一つだけ残された証しですから」

特に感情も込めず、頭に生えた小さな角を見せながら言葉を紡ぐ
少女が怒るのに合わせてこの角が少し伸びたりするが、それ位の物しかない

「悪魔…って、それ程までに器用な種族でしたか? 少し認識を改めねばいけませんね」

少しばかり感心するような声を上げながら、羨ましく感じる
だが、やはり踊り続けていなければいけないのは辛いだろうな――と思い至り、頭を振って余計な考えを捨て去った

「そう…なのですか? 外見年齢からはまるで想像がつきませんが…ふむ。
 自由なのは解りましたが―――そうですね」

組んでいた両腕を解くと大きく頷き、現状を楽しんでいるかの様な笑みを浮かべる

「一度見せて頂けませんか? 悪魔さん」

実物を見てしまえば、自身の考えも簡単に纏まるだろうと考えた故であった
悪魔にお願いをすると云うのは中々怖い物があるが、それが踊りを司るものならそうでも無いだろう
336 :【内藤波紋】 [sage]:2011/09/07(水) 20:42:08.63 ID:xQmCb1XIO
>>319

…といっても術自体はすごかったですよ。
あそこまで高位な召喚術は僕も始めてみました。

( ^ω^)
ですお。まさに魔女でしたお。

(術を行使する際の禍々しさと、しかしその中にも見える美しさ。魔方陣の中央の彼女に、)
(青年も少年も見とれていたのだ。あれでそれなりの大きく高次元の召喚獣が出現していたら、それはそれは見事ななものであったのだが、)
(そこは致し方がない。成功は成功しているのだが、その結果が違っただけである。召喚術も様々である。)

( ^ω^)何だかんだ行っても仲いいお

…ま、取っつきやすさに関してはうちのは一級品だからな。

(そうなると、やはり羨ましくなってくるのは否定できない。二人とも魔女の美しさに魅入られてしまっていたのだ。)
(それに、性格上というべきか。「人助け」をしたという自負がある。ジェイルらしいといえばジェイルらしい。)

!!…は、はいっ!!それは…喜んで!

( ^ω^)
ジェイルの場所はすぐそこにですお。
人に聞けばすぐにわかりますお。


そ、それでは僕達はこの辺で…ええと。アレッサさんと…ブーン。

( ^ω^)
おい内藤。お前魔女さんに迷惑かけんじゃねえお。彼女困らせたら逮捕するお。

(;^ω^)
ハァハァそれから、もし胸触ったら感想聞かせてくれお…ヒソヒソ

…おい。涎が出てるぞ。あ、それではー!

( ^ω^)
また会いましょうお。さらばですお。

(二人の足音は遠くなる。少年は名残惜しそうに二人を見つめながら、手を振って行った。)
(満月の夜。青年達の足音はやがて小さくなり、そして静寂の中に消えていった。)



/遅くなりましたーorz
/そして、絡みありがとうございました!とても楽しかったですっ!
337 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 20:52:48.33 ID:tM6EAlRI0
>>335
「うん。確か大蒜が毒だってこと忘れててむしゃむしゃ僕と一緒になって食べてたら死んじゃったんだよ」
「今は復活してるけど」

【ああ、恐らくそのお友達は吸血鬼・ドラキュラだったんだね】
【だから大蒜で死んだんだよ。うん。大蒜のせいじゃない】

「ふーん。そういうことかあ。それなら納得なんだよ」

【基本的には異能の存在はそのオーラとかでわかる】
【だからそのオーラを受け継いでいないのならば、気付けないのだろう】

「今までどんな認識だったの…」

【少し呆れるように言う】
【悪魔にいい印象を抱いている人が極少数派なのは周知の事実だし、しょうがないとは思うけれども】
【決してガサツな種族ではない。多分】

「実演だね!わかったんだよ!何かリクエストはない?」

【リクエストとは今から建てるもののリクエストである】

「あ、踊りに関係が少しでもありそうなのにしてね!」

【踊りをちょびっとでも結び付けられればいいのだ】
【それならお城でもなんでもオッケーさ】
338 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 21:07:52.56 ID:VoJRmOneo
>>337

「――――――………ふぅん」

大蒜が毒だと云われてピンと来なかった上に、復活と聞いてはまるで見当が付かず
これは自身の知識不足が露呈するぞ――と俄かに焦った少女は、何事も無かった様に話を流そうとした

「どんな認識って云われても…悪魔というイメージ位しか、ありません…」

相手の呆れるような口調に恐縮しつつも、答えになっていない返事しか出来ない
相手が年上なのかどうかは兎も角として
少なくとも見た目の上では年下にしか見えない相手に対し、情けない姿を見せるしかない己を恥じるばかりであった

「リクエスト? うーん、私はあまり踊りに詳しくないから…」

踊り――と聞いて連想するのが盆踊り位、と云う驚異の知識の無さである
それでも懸命に何か建築物は無いかと、模索し―――

「ま、任せるからっ! 適度な広さがあって、派手過ぎなくて、厨房が有ったら何でもいいからっ!」

完全に投げ遣りな言い方しかできなかった
もしこの少女がプライドを持っていたのなら、幾度かのやり取りの中で完全に破壊してしまっているだろう
しかも自己主張は織り交ぜているのだから、性質が悪い

「だ、駄目かな―――?」
339 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 21:08:11.90 ID:lLf1ZNeRo
>>334
まだ大丈夫ですか?
340 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 21:12:10.16 ID:zD1fqSXto
>>339
/おkです!
341 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 21:15:22.37 ID:tM6EAlRI0
>>338
「……………」
(流されたんだよ)

【しかしこれ以上続けるような話題でもないので切ることにした】
【友達がにんにく食べて死んだ。ただそれだけだ】

「そ、そうなの…ま、そんなもんだよね」

【悪魔につて詳しく知っている人の方が普通は少ないだろう】
【いいんだよ。気にすることはない】

「むむ…わかったんだよ」

【数瞬後には少女の前に建物が出来上がっているだろう】
【そこは海外物のドラマなどで見かける、レストラン。中央部にはダンスステージがあるやつだ】

「こんな感じかな?」

【外見は木造の奥ゆかしい感じだ】
342 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 21:20:22.15 ID:lLf1ZNeRo
>>334
【森の中を白いワンピースを着て肩掛けカバンを背負った金髪の少女と】
【その腕の中に抱かれた柴犬の白い子供が進んでいく】

「しろちゃん、あれ……」

『………』

【月に照らされながら少女が地面を歩かずに低空飛行をしながら移動していると】
【其処には少女から見て怪しそうな人が座り込んでいて―――一人と一匹は凝視】
【少女からは死体に見えているのか露骨に厭そうな顔をした後ジーっと男を見つめなおす】

「使われずに眠るよりわたしに使われたほうが幸せなはずであります」

『わん』

【良い物が見つかれば飼い主の機嫌がよくなり結果的に餌もよくなるため子犬も乗り気】
【そしておそるおそるすーっと低空飛行のまま眠る男へと近づいていこうとしていた】
343 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 21:25:44.44 ID:VoJRmOneo
>>341
目の前に忽然と建物の姿が現れたのを見て―――思わず絶句する
細かい描写は無かったが街中の空き地なのだろう、そんな所に建物を作っていのかと云う不安もあるが
そんな事はともかく、段々と目の前に建物があるという事への実感が少女の中に湧いてきていた

「――…す、凄い」

先程から自身の敬語が崩れている事に気付かぬほどの驚きと、そして感動である
未だ混乱を僅かに引きずる頭を叩き起こすように歩き始め、建物のドアを開けて中に入った
店内をぐるりと見回すと、大きく息を吐き―――

「わーっ! 凄いです、凄いですよこれはっ! 私、此処を店として使って良いですか!?

 ―――あ、同居の件はおっけーですので!」

手持ちの荷物を適当な机の上に放り投げてから店を勢いよく駆け出て、踊り続ける悪魔へと抱き着こうとする
勿論、相手が踊り続けないといけないのは承知しているので、抱き着いたら一緒に踊る事になるのだが
兎に角、少女の中では驚きと喜びが渦巻き―――やたらハイテンションであった
344 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 21:30:06.66 ID:zD1fqSXto
>>342

音もなく少女が接近してくる
男の方はギリギリまで動く気配を見せなかったのだが――――もう少しでお互い手の届く距離、というところで覚醒した


               ギロッ


という擬音が嵌る、鋭い眼光だった
同時に、右腕を上げて脇を締め、武器になるような部位へ変換しやすいようにクローの形で構えを取った
345 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 21:33:33.79 ID:tM6EAlRI0
>>343
【少女の様子を見てなんだか嬉しくなる悪魔】
【人に悦んでもらえるほど嬉しいこともない】

「勿論!そのために作ったんだよ!喜んでくれたなら僕も嬉しいんだよ!」

【そうして抱き着いてきたやたらハイテンションな少女と一緒に踊る】
【活き活きしている。良かったね悪魔】

【ちなみにお金はとある出来事によりバカみたいに有り余っているので土地は買える】
【その心配は必要ない】
346 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 21:38:38.63 ID:lLf1ZNeRo
>>344

「ひっ」

『わんッ!』

【死体が生き返った、とビビる飼い主に飼い主がいるからか吠える子犬】
【一旦落ち着こうと少女は深呼吸をし相手が寝ていたのだと察する】

【この状況のままだと追い剥ぎに見られてしまうととっさに言い訳を考え】
【次の瞬間には言葉にしているのであった】

「あ、あの、貴方が倒れていたので助けようとしただけです!」

【一応すぐにでも逃げられるようにとそろりそろりとゆっくり後方へと移動】
【チキンであった】
347 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 21:41:36.42 ID:VoJRmOneo
>>345

「―――…すいません、私に踊りは向いていないようです」

暫くテンションに任せて悪魔と踊っていたが、早々に疲れが来たようで少し離れて息を整える
延々と踊り続ける悪魔と共に踊ると云うのは、それこそ無理難題な悪魔の要求に近しい物を感じれた

「店名は…後で考えるとして、仕入れ先を確保して―――」

店を眺めながらぶつぶつとこれからの事を考え始める少女だが、細かい事は後回しにすると決めたようで
相手の方へ向き直ると、今日一番の満面の笑みを浮かべた

「私の名前は、如月 黄葉と申します。お気軽にモミジとでもお呼びください」

簡潔に自己紹介をすると、丁寧に一礼―――テンションは大分落ち着いたようである
顔を上げると、相手の返答を待たずに問い掛けた

「お腹、空いていませんか?」
348 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/07(水) 21:48:39.68 ID:ipv5mliHo
【何も変わらない何時もの繁華街】
【特に何をする、というわけでもなく唯暇つぶしに歩く少女が一人】
【歳は女子高生辺りだろうか、まだ幼さが残る】

「暇…というものは退屈なものね」

【赤黒いコートを着込み、道を歩く】

/何でも募集
349 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 21:49:09.79 ID:tM6EAlRI0
>>347
「ふふ、僕が異常なだけだから心配ないんだよ!」

【踊らないと死ぬわけで、不眠不休で踊る為なら体力もほぼ無限なのだ】
【踊りに関しては最強クラスの悪魔である。あくまで踊りに関してはだが】

「頑張ってね!」

【そこら辺の事は自分には分からないので少女に任せることにした】
【お金を提供することしかできない】

「モミジね、覚えたんだよ」

【次は自分が名乗ろうかと思ったところを少女が先に話し出してしまう】
【なので悪魔は口を噤んだ】

「あ、空いてるんだよ!」

【というか、いつでも腹ペコである】
【どんな時でも大概は腹ペコな状態なのだ】
350 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 21:49:58.67 ID:zD1fqSXto
>>346

驚いた様子の少女と子犬。そして弁解っぽく聞こえる言葉とそろりと逃げようとする姿勢
それらを総括して男が下した判断は、

「―――…ああ、そうだったか」
「いやすまん、俺は少し眠っていただけだ。心配御無用」

先ほど一瞬だけ見せた威圧は完全に霧散していた
穏やかそうな笑顔を作って、全身の力を抜く。少女に害意はないと思いリラックスした

「…あー、驚かせてしまったかな」

ぽりぽりと頭のうしろを掻きながら問い掛ける。悪いことをしたかもしれない、という雰囲気が手に取るように分かるだろう
351 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 21:56:21.63 ID:lLf1ZNeRo
>>350
「べ、べつに驚いてません――――あ」

【驚いてしまった自分が恥ずかしかったのか少し頬を染めて首を振り】
【別に驚いてないと弁解、子犬といえば違和感を感じるのか微妙な態度】

【弁解をした後少女の頭の中で電球が光ったように何かが閃き】
【最近出会った半吸血鬼の少女の言葉が浮かび反射的に口を開く】

「もしかしてあなたって小さな女の子を奥さんにしたりしてませんか」

【他にもっと聞き方があっただろうに思い浮かぶ限りで最悪の聞き方をしていた】
【少し確信犯なところがあるのはたぶん驚かされたことを根にもっているのかもしれない】
352 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 21:59:47.68 ID:VoJRmOneo
>>349

「夜も遅いですしね、やはり空いていますか。では、適当に用意致しますので」

適当な席へ着いていて下さい――と云おうとしたが、相手には無理だろうと考えて飲み込む
微笑みを残すと直ぐに踵を返して店内に入り、先ほど机の上に置いた荷物と共に厨房へと向かった

本当は餃子を作る過程を書きたいのだが、寧ろこちらの腹が減(ry
諸々の理由を踏まえて―――キングクリムゾン

程無くして、厨房の奥から香ばしい匂いが店内に漂い始める
油の上で餃子を焼く音が聞こえ、やがて奥から少女が一枚の皿を手にフロアへと戻ってきた

「時間をかけるのもあれでしたので、簡単に焼き餃子をお作り致しました」

笑顔のままそう云うと、適当なテーブルの上へと皿を載せる
香ばしいきつね色に焼き上がった餃子が皿一杯に乗り、傍に醤油と辣油、酢を入れた小皿が置かれた
特に餃子作りに真価を発揮する少女ゆえ、その味は想像を絶するほどに美味である
353 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/07(水) 22:06:15.69 ID:J0QoG/Bpo
>>336
「ま、まさに魔女だなんてぇ……んっふふ…まぁ、褒められて当然よねぇ♪」

( ^ω^)「ま、ここに来たのはデウスマキナじゃなくてニートの僕だttごめんなさい睨まないでくださいお」

人助け―――そう呼ぶには大きすぎる相棒の召喚に成功した魔女は、心なしか、表情が柔和で。
同じ顔をした少年をまじまじと見るこちらの少年と、青年の顔をじっと見つめて微笑む魔女は、やっぱり感謝の
気持ちと興奮が冷め遣らぬ様子のまま。
繁華街の大通り、その一角で―――また、運命が大きく動いた証でもある。
ジェイルという組織にいる心優しい青年と少年、それに助けられたのは、迫害され続けてきた魔女。
胸中で、この時代は―――好きであると、胸を張って言えそうな気持ちで、気恥ずかしく帽子を目元まで下げて
しまう。

―――そ、それでは僕達はこの辺で…ええと。アレッサさんと…ブーン―――

「あっ……うん…またデートに誘うからねぇ…んふふ♪」

( ^ω^)「迷惑かける前にすでに迷惑がられてる気がしないでもないけど、頑張るお」

(;^ω^)「任せとけお……寧ろ画像ZIPで送ってやんお…」ヒソヒソ

「…なぁに話してるのかしらぁ?」

(;^ω^)「あああ新しいポテチを買ったら一緒に食おうって話してただけお!!気にすんなお!!」

下手な取り繕いをしている少年と、それを疑わしい目でじとーっと睨む魔女を尻目に、青年と少年の
足音はいつの間にか遠く遠くなっており、やがて、大通りの活気が戻ってきたように、雑踏に支配される。

「……はぁ…行くわよぅへちゃむくれぇ……」

(;^ω^)「ため息つくなお!!何か居づらくなるからそういうのマジでやめてくれお!!」

「はいはぁい……ほら、乗りなさぁい?」

(;^ω^)「お、箒かお?まさか魔女のヤマト宅急みたいにうぉわぁぁぁあ飛んだぁぁぁぁあ!!?」










(;^ω^)「低空すぎお、低速すぎお。幼稚園児の徒歩の方がよっぽど早いんじゃないk―――」

「……っさいわねぇ!!」



そんなこんなで幕を閉じた、青年と少年に助けられた―――魔女の話。


/こちらもありがとうございましたー!!乙です!!
354 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 22:06:57.09 ID:zD1fqSXto
>>351

「そうか、なら良かった」

と口では言いつつも、少女が言い訳をしているというのは理解している
身体は人外でも、精神的には一応大人の男だ
見知らぬ少女を問い詰めて困らせよう等という気は起きn「―――――!!?」

今度はこちらが驚かされた。いきなり自分のプライベートを的中させられたのだから無理もない

「い、いや…まぁ、ええと…な、なんでそんなことを?」

動揺しすぎである。これでは肯定しているようなものだ
しかし紡いだ言葉はとりあえず、肯定にも否定にも聞こえなくはない…非常に曖昧な質問であった
まず、どうしてそれを目の前の少女が知っているのか…それが気になった
355 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 22:14:20.64 ID:tM6EAlRI0
>>352
「お願いするんだよ」

【厨房の奥へ向かった少女】
【時間が経つにつれて香ばしい匂いが漂って来、彼の鼻にまで届く】
【それを受けて元々空いていた腹が音を上げた】

【数分後】

【少女はその手に一枚の皿を持って厨房から出てきた】
【見れば皿の上には餃子が】

「あーっ!餃子なんだよ!」

【テーブルの上に乗せられたソレを見て思わず口の端から涎が垂れ落ちそうになる】
【彼はそれを制し、素手のまま餃子を掴み、口まで運ぶ。勿論、熱々なのだが、この際そんなことはどうでもよかった】

【餃子を咀嚼すると、中からパチパチと荒れ狂う肉汁が咥内を刺激する】
【少しヒリヒリするがそんなのはこの味の前では至極どうでもいいことだ。彼は十分に味わってからそれを飲み込んだ】
【そして息つく間もなく二つ目を口に放り込む。ああ、幸せ】

「美味しいんだよ!すごいんだよ!」

【少女の顔に尊敬のまなざしをぶつける】
356 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう :2011/09/07(水) 22:14:38.04 ID:WjkTQNRlo
【都市の一角、仄暗い路地裏】

【裸足に黒い外套を羽織った女がダンボール箱に入れられたテンプレのような猫と戯れている】
【指を差し出して猫に触らせたり、抱き上げて頬擦りしたりとそれはそれは好き勝手放題だ】

にゃーにゃー…

【心まで猫と化したのか泣き真似をしている】
【手から下げていたビニールの中を漁り缶詰を取り出しそれを開封してダンボールの中へ置いておいた】

【愛らしい三匹の子猫たちはそれを囲んで匂いを嗅ぎやがてむしゃむしゃと食べ始めた】


【女はその光景を満足げな表情でそれを眺めている】
357 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 22:16:38.87 ID:lLf1ZNeRo
>>354

「……ロリコン…わたしの半径10m以内には入らないでください
  それと警察には連絡をしておきます」

【勿論通報するつもりなど無いのだけれど―――からかいたいだけであった】
【そしてサーッとさりげなく後ろに下がり男から距離を軽く取る】

「貴女の奥さんから相談されました……うちの夫がろりこんで困るって」

【※嘘です】
【実はそのネタで弄り泣かせたりしていてあまり反省していなかった】
【誰かより優位に立てたからか気分がよさそうな今日この頃】
358 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/07(水) 22:25:49.31 ID:HIhOAWAf0
「ん……ーーー」

美味しいーーー、頬張るのは適当な屋台で買ったドネルゲバブ、異国の食べ物らしい
買い食いは久しい、今までは森林で旅路をゆっくり歩き進めて居ただけで
中々に街に滞在し、買い物を楽しむ時間が無かった、そして今日
小銭がかさばっていた財布の紐を解き、買った
香辛料でピリッと味付けが為された香ばしい炭火で調理された牛肉が水溶きされたヨーグルト
ソースと水分を帯びたシャキシャキのサラダ、酸味のあるトマトなり、あっさりクリーミーに味わえる

「なかなか、イケるなぁ」

何時の間にかグルメ的なアレになってるから以下省略するが
要すると街に滞在してる期間、買い食いを楽しめる位に基本暇だ
こういう時に読書なり、何なり、趣味に花を咲かす事が人間らしいのだろうけども

「実はそこまで、心に余裕が無いのか……」

なかなかに器用に切り替えが出来ない、こうやって散策し食べ物で気を紛らせる位しか
思いつかない、まぁ、これはこれでまったりした時間の流れで、悪くないし
今は思いつく必要も無いのかも知れない
こんな事で悩むのも稀にしか取れぬ休みは取らねば損だからだろうか
なんというか、心の贅肉だ
359 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 22:25:48.21 ID:VoJRmOneo
>>355
熱々の餃子を素手で口に運ぶ相手を見て、思わずビックリするが
これは箸の描写を忘れた己の責任なのだろうかと考え、いやきっとこの悪魔さんならそれ位平気でやるだろうと自己解決
美味しいと云ってくれる相手の感想を聞き、少女は心底嬉しそうに笑う

「それは良かったです。私の食事を美味しいと云ってくれる人がいて、そして笑っていただく事が私の望みですから」

胸に手をやってそっと目を閉じると、独白の様に呟いた
再び目を開けると、皿を置いていた机に付属する椅子を引っ張り出して腰掛けた

「…少し疲れちゃいました。この街に来るのは不安でしたが、思ったより順調な滑り出しで良かったです。
 それもこれも貴方のお陰―――と、名前を聞いていませんでしたね」

両腕を机の上に投げ出してくつろぐ様にしながら、相手の顔を見る
先程自身で名前を聞く機会を阻害したことに、気付いていないようであった
360 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 22:30:38.44 ID:zD1fqSXto
>>357

「…い、いや、それは誤解でだな。うん、とりあえず早まるんじゃない」
「俺はジェイルにも知り合いがいるんだ。変なことを吹聴されると…非常に困る」

このまま距離を取られて逃げられては敵わない
なので仕方なく腰を上げ、両手を身体の前に出しながら一歩ずつ少女へと近づいていく。案件が案件だけに表情も切羽詰まっている
傍から見ればいたいけな少女を捕まえようとするロリコン野郎の図です。本当にありがとうございました

「―――…」

そして男にとっては追い打ちとなる一言が決まった。困る?困られちゃってるのか?事実無根なのに?

「いや、待て…本当に俺の妻と知り合いなのか? 証拠に妻の名前を言ってみてくれ」

男の中で、ここまでのやり取りは少女の悪戯じゃないかという疑念が生まれた
…否、実際はそうとでも思い込んで逃避したいという無意識が生んだ見解であるのだが


/すいません、暫し飯落ちします
361 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 22:38:38.52 ID:tM6EAlRI0
>>359
【箸があっても踊ってなければいけないので結局、素手で食べる羽目になっているので問題ない】
【よくあることだ】

「本当においしいんだよ!」

【それはそれはおいしい餃子】
【そうしている間に彼はあれよあれよと餃子を飲み込んでいき、その全てを平らげた】

「ここは危険なところもあるけど、いい人もいいところもいっぱいなんだよ!」
「あ、僕の名前は『御佐入ヶ原 とら・エーミール=かやく・しろ・くろ・クレオ・マレス・ヌレタ・クチュル=ミレーナ・マリみけ・アヘル・思井 束綯 エミネム エルー』っていうんだよ!」
「ちょっと長いけどよろしくなんだよ」

【ちょっとどころではないが長い名前だ】
【よく覚えられているよね。いつも思う】

「じゃあ、そろそろ寝るかい?僕は寝れないから、君が寝るなら僕は静かな踊りに変えるんだよ」

【と、言う。ちなみにこの店舗には二階があり、そこにちゃんと寝室やらなにやらがある】
362 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 22:38:52.49 ID:lLf1ZNeRo
>>360

「お、お化け屋敷に監禁されるのは厭であります!」

【人外屋敷に閉じ込められると思っているらしく彼の表情も合わさり】
【少女は自身を3mほど上空へと移動させていた】

【そして少女は冗談も交えて言っていたのだけど本当にそうなのではないか】
【との疑念が沸々と心の中に湧き出し鳥肌がたつ】

「アリアちゃんです!このへんたい!」

【名前を答えるとあっかんべーっと相手に舌を出しまぶたを下げていた】
363 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 22:50:11.33 ID:VoJRmOneo
>>361

「そうですか…期待してみましょうかね。
 ―――じゃあ、エルーとお呼びしてもよろしいでしょうか?」

正直な所を言ってしまえば、覚えられなかった
だから、一番最後に耳に残った部分を抽出してそう呼ぶことにしたのだろう

「うん、寝ます。…―――っと」

相手の質問に頷いて見せながら席を立ち、相手の方へ再び礼儀正しく向き直った

「それでは、これからよろしくお願い致します。
 今日色々してくださったお礼――と云う訳でもありませんが、食事は私の分と一緒にお作りしますので。
 よろしかったら召し上がってください。勿論、餃子ばかりではありませんよ?」

最期は冗談のように言い、深々と礼をする
顔を上げると微笑みを浮かべながら皿を取り厨房の方に向かうと、軽く洗い流してから再度フロアに顔を見せた

「それでは、おやすみなさい」

それだけを言い残し、二階の寝室へと登って行った
明日から店の営業の準備をしなければいけないのだ、早く寝るに越したことは無い
ふと自分一人で上手く立ち回れるか不安になるが、きっと大丈夫だろうと適当に気持ちを落ち着ける
とにかく料理を作り続けれる喜びを、今日は噛みしめていたかった
364 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 22:51:19.64 ID:zD1fqSXto
>>362

「待て待て、どうして監禁なんていう発想になる!?」

ヒント:客観的に状況を見定めてみましょう
しかし冷静さを欠いた男には無理な話で、ただただ逃げられないようにと追跡の準備をするのであった
具体的に言うと、背中から灰色の大翼を生やした。割と本気(マジ)だ


で、

「―――――な、」

さっきの話、本当だったーーーーーーーーーーーーーっ!!!!ゴーン
これは予想以上にショックが大きい。表情が凍る

「………その話、もっと詳しく…聞かせてくれない…だろうか…?」

飛び立つことはせず、そのまま地上から掠れた声で頼み込む。嗚呼、哀れなり
365 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 22:56:44.96 ID:lLf1ZNeRo
>>364

「貴方はそういうことをしていそうな顔をしているからであります!」

【は、羽が生えた――――と更にびびった少女は後ろへと少しずつ下がる】
【――――が彼の落ち込んだ姿に気付くとほっと息をつき遠ざかるのをやめた】


「教えてあげないこともないですが……貴方の誠意を見せてください」

【とん、と地面へと降りると子犬を下へと降ろし無い胸を張りながら】
【偉そうに彼に対して指を突きつけながら言葉を告げていた】

【予想以上に食いつきがいい、と次彼女に会ったときが怖くなりながらも】
【嘘を突き通すことを心の中で決めていた】
366 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 23:00:34.64 ID:tM6EAlRI0
>>363
「うん。エルーでいいんだよ」

【彼の名前は誰かに新しいあだ名をつけられるほど長くなっていくのだ!】
【元々名前が無い彼の呼称を考えてどんどん名前が増えていったのである】

「いやいや、こちらこそなんだよ!」
「ご飯が食べられるだけで満足なんだよ」

【今までは一か月に一回食べるか食べないかだったのだ】
【それがこれからは毎日。夢のようである。しかし現実である】

「おやすみー!」

【と、言いながら出来るだけ小さな音で済むダンスに切り替える】
【少女が眠りやすくなるための配慮というかなんというか。まあ、踊りなら何でもいいのが唯一の救いだ】

「誰かと一緒に暮らすとか初めてなんだよ!」

【わくわくどきどき。いやあ本当に良かったね、悪魔君】
【半ば家族が出来たような気分で躍る気持ち。そして本当の意味でも踊る彼】

【ああ、幸せだ】

/絡み乙でした!
367 :【餃変作子】@wiki E:特殊フラスコ×18,中華包丁×2、餃子用セット [sage]:2011/09/07(水) 23:02:05.01 ID:VoJRmOneo
>>366
/絡みあり乙でしたっ!
368 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 23:06:17.87 ID:zD1fqSXto
>>365

「……………………」

正直、さっきの話よりもショックを受けた。犯罪者顔ということだろうか
実は容姿ならいくらでも変えられるが、やはりデフォルトの顔が自分の顔なのだ
しおしおと翼が地面へと垂れていく。それが男のテンションを如実に示していた

「誠意…と言われても」

ここで暫く悩んでから

「―――じゃあ、何かひとつ君の言うことを聞こう。それじゃダメか?」

特に渡せるものもない為、あまり深くは考えずに提案した。こういうことを考えるのが不得手というのもある
ついでに言うと、年端もいかない少女の願いなど高が知れている――という油断もあるにはあった
369 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 23:15:38.98 ID:lLf1ZNeRo
>>368
「……一週間の間は常に猫耳と尻尾をつけて生活してください」

【これが願いのようです】
【願いというより色々と嫌がらせであった―――これから嘘を教えるというのに】
【この割り切った少女の心に既に容赦はなかったのであった】


「とりあえず、アリアちゃんは貴方が小さい子を襲ってそうで厭だって言ってました
 アリアちゃんに『俺はぼんきゅっぼんの女の子が好きだ!』って言えば安心してくれると思います」

【※全部嘘です】
【そしてさも当然といった様子でペラペラと嘘を並べる飼い主に子犬はあきれ気味】
370 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/07(水) 23:22:48.35 ID:ZmuA21Vm0
【とある公園、そこにブレイクビーツが大音量で流れていた】
【その音は、ダンスの練習をしていると思われる少年の傍らにあるスピーカから聞こえてくる】

【長めの襟足、目に掛った前髪、そしてそこに入る赤いメッシュという髪型】
【そして口にピアスという、軽薄そうな姿である】

【少年は、流れるようなステップ そして、ダイナミックな大技の数々】
【ダンスバトルの世界大会でベスト8を獲っただけの事はある】

【だが、恐らく音が大きすぎて近所迷惑になっているはずだ】
【しかし、少年は気付いていないようだ】
【もし、注意をされたら言い方にもよるが直ぐに止めるであろう】

/絡みまちです
371 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 23:24:55.88 ID:zD1fqSXto
>>369

「 頼 む か ら 別 の に し て く れ 」

目にも留まらぬ速さで胡坐をかき、両膝をバチンと手で打って―――頭を垂れた
頭は下げていても、武士のような気迫がそこには存在している。そんなに嫌か。いや、嫌だろうけど


「ふ、む…。いや、アリアがそんなことを…ううむ…」

半信半疑、といったご様子。そして続くアドバイスにも疑問を持――――たないっ・・・!

「そうか…なら、そう言ってみよう…」

馬鹿・・・! 圧倒的馬鹿野郎・・・! なぜ信じたし・・・!
それを言ったところで・・・なんの解決にもなりゃしないんだ・・・っ!
372 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 23:27:50.69 ID:lLf1ZNeRo
>>371

「最低でも三日です!犬耳でもいいであります」

【貴方は私から情報を聞きながらも約束を破るのですか、と】
【訴えるような視線を彼に対して永遠と送り始める】

【相手が土下座しようともふんっと鼻を軽く鳴らすだけで殆ど効果なし】
【嘘を言った罪悪感が少しだけあったのか軽くはなっていたのだけど】

「良かったでありますね、これでアリアちゃんも安心です」

【ニコッと中が真っ黒そうな笑みを浮かべているのであった】
373 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/07(水) 23:41:55.46 ID:zD1fqSXto
>>372

じりじりと視線に押されていく。汗がひとつ頬を流れ落ちた

「いや…おもちゃとかじゃ、ダメか…?」

相手は小学生程度の少女。物で釣れるのではなかろうか
そんな閃きをすぐさま言葉にする。藁をもつかむ思いであった

「ああ、そうだな…ありがとう。誤解が解けたら、理想郷にでも出かけてみようと思う…」

否、お前を待っているのはほぼ間違いなくディストピアだ
無自覚に死亡フラグを立てた男の笑みは、大層晴れやかだった――…
374 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/07(水) 23:50:44.95 ID:lLf1ZNeRo
>>373
「ダメ、であります
  さっき翼もはやしてたし猫耳くらい余裕なはずです」

【両腕でバッテンを作るとダメーッとダメだし―――妥協するつもりはない様子】
【別に少女も彼の猫耳姿を見たいわけではないのだけども】

「ちなみに約束を破ったことが発覚したら色んなところに言い触らします
  ――――――あることないこと、全てです」

【一応釘を刺しておきながらも少女の身であり眠気が襲い始め】
【大きく欠伸をして目元を腕で擦る】

「理想郷……わたしも行ってみたいものであります
 ……用も済んだようなのでわたしは帰ります。それとわたしの名前はアイリスです」

【あの人と一緒に行けたらな―――と少しうっとりしながらも別れの挨拶ついでの自己紹介】
【子犬を抱き上げるとペコリと頭を下げ特に何もなければフラフラと夜の森を飛び始めるであろう】
375 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/08(木) 00:00:44.24 ID:oncpsSbeo
>>374

「ぐ………仕方ない、約束しよう…」

ついに折れた。その場ですぐに犬耳を生やしてみせる―――と思いきや顔ごと犬に変化しやがった
確かに犬耳は生えているし、約束を破ってはいないが…大人気なさすぎる

「これで、いいだろう…?」

たぶん、その考えは甘い
これ以上は逃げ道がないことを心の隅では自覚していたが、最後まで抵抗を見せる

「用って…まぁいい。俺はレオン。勿論、性はアリアと同じだ」
「じゃあなアイリス。変な誤解は広めないでくれよ…」

座ったまま、どっと疲れた様子で見送ろうとする。ここ数ヶ月分の精神疲労を一度に負った気分である
376 :【浮遊魔法】あらゆるものを浮かせられある程度操る@wiki [sage]:2011/09/08(木) 00:05:27.49 ID:gNLiCtMIo
>>375

「ふん……」

【思い通りにいかなかったためか露骨に冷たい態度になると夜空に飛び立つ】

【彼が自分が言ったことを実行した時のことが楽しみであり怖くあり微妙な気持ち】
【暫くの間はできる限り夜には出歩かないようにしようと心に誓いながら夜の空を飛ぶ】
【しかし修羅場を想像するとニヤけてしまう少女であった】

/絡みありがとうございました、お疲れ様です!
377 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:05:54.27 ID:v8KNF5lko
その場所は深夜の海であった。
海を見下ろす形で存在する絶壁、その下を見下ろしと波が崖にぶつかり
白波と共に荒れ狂う海流を生み出していた。
落ちてはその波から抜け出せず、永遠に彷徨えることにならんとばかりに荒れ狂っていた。
この場所は海流が激しいのだろうか、どうでもいいことだ。

少女は深夜の海を眺めていた。
彼女の周囲には蝋燭のような火が置いてあり、周囲をおぼろげにうかしていた。
足場はうつされ万が一でも起こらない限りは転落しないだろう。

「……」

少女は何をしゃべる訳でもなく、じっと遠くの海を見つめていた。

/再び
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:11:17.17 ID:vp3DuMpb0
>>377
/26時辺りで落ちるかもしれませんが、よろしいでしょうか?
379 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:13:11.91 ID:v8KNF5lko
>>378
おk
380 :【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ [sage saga]:2011/09/08(木) 00:17:31.79 ID:oncpsSbeo
>>376

「……はぁ」

とりあえず、最悪の事態は避けられたようだ
…しかし思い返すとかなり卑怯で大人気ないことをしていたと気付く
糞がつくほど真面目な男は暫く考え…やがてひっそりと、犬耳だけを残して変化を解くのであった

さて、これから出会う者たちにどんな言い訳をしようか―――…
そんなことを考えて、帰路に着く。妻との邂逅に関してはアドバイスを参考にするのであまり不安を持っていない
こうして死亡フラグをがっちり握り締めた男に待っているのは、果たして…

to be continued...


/あり乙でしたーッ!!ww
381 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 00:19:24.35 ID:XmvvM0py0
【とある公園】


「…………。」

【広い公園の中にある小さな池。幼稚園児の身長程度の深さだが、水中は泥で濁っており全く見通せない状態である】
【その中央に高さ5mほどの一本の長い竹が垂直に突き刺さっていた。そしてそのてっぺんに立つのは一人の女剣士】
【藍染の剣道着と袴を身に着け裸足で竹の食いの上に右足の親指だけで立っていた。両手には水がなみなみと入ったバケツを一つずつ持っている】
【両手を広げたまま直立不動の姿勢、風が吹く度に背中まで垂らした黒いポニーテールが揺れ、その整った顔から滴る汗が横に吹き飛ばされていく】


「うっ! くぁっ……」

【一際強い風が吹き付け、女の身体を容赦なく左へ傾ける。筋肉がみしみしと音を立てて軋む】
【大きく流れる姿勢、しかし強靱な肉体と精神で何とか持ちこたえ、数秒の後元の姿勢に戻る事が出来た】
【ほっ、と思わず安堵の溜息をつく、しかし道のりはまだ遠い。あと1時間はこの体勢を持続しなければならないのだ】


「んっ、 ふうっ」

【大きく息を吸い込み、ゆっくりと肺に貯めた空気を吐き出していく。呼吸を整え、意識を集中させると再び女の身体に気迫がみなぎってきた】
【鋭い目つきで池の周りに並ぶベンチの一つに置いた荷物をちらりと確認する。旅行用リュック、編笠、そして一振りの日本刀が修行開始時と変わらぬ姿でそこにあった】
【相変わらず辺りに人影は見えない……が夜は長い。この女のもとに何者かが訪れるやもしれないが――――】




/なんでも対応いたします
382 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:20:33.10 ID:vp3DuMpb0
>>377
【白波が音を立てて、ぶつかる辺りで少女は人影を見つけた】
【それを見たのと同時に】

「早まってんじゃねーぞ!!」

【突然に怒号か飛んでくる】【その方を向いてみれば、赤提灯を提げた屋台を曳いている少女を見つけるであろう】
【夜中に崖で海を見ている様子は、どう見ても身投げの様子にしか見えなかったようであり】

「とりあえずこっち来い!!」

【と、ずんずんと崖の方まで歩いて行く】
383 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:24:32.30 ID:v8KNF5lko
>>382

「いやいや、飛び降りはしないわよ」

背後から声が聞こえる、唯その方向を見ることはせず海を眺めたままだ。
少し遅れてコチラに向かって歩いて来る音が聞こえる。

少女が歩いていると道なりにボッボッと炎が現れ、明るく道を照らすだろう。

「貴方もココで見てみる?」
384 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 00:30:26.73 ID:0OtahcIAO
>>381
…なんだありゃ
新手の苦行か?

【普通の青年が公園の入口でポカーンと剣士を見ていた】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にTシャツとジーンズを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】
【右手にはコンビニの袋】
【どうやら買い物帰りらしい】

…まぁいいや

【すたすたと剣士の荷物が置いてあるベンチの隣のベンチまで歩いていき】
【どっこいしょ、とやけに年寄り染みた声を上げながら座った】
385 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:33:39.74 ID:vp3DuMpb0
>>383
「なんだ、それならいいや」

【安心して言葉を返してふと見ると、炎が両脇にある】
【歩いて行くと次々に現れるので、いつの間にか人影に辿り着いていた】

「それじゃ、そうさせてもらうかな」

【それだけ言って、隣に腰掛ける】【波の姿を見る前に、ああ、と急に思い出したような声をあげ】

「何か、食べるものでも持ってこようか?」

【と、訊いた】
386 :【生言葉悲】@wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 00:34:22.61 ID:Rq+g9ax10
>>370
再募集します
387 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:39:28.42 ID:v8KNF5lko
>>385

少女が人影にたどりつき声をかけてようやくソコで振り向いた。
彼女の歩いてきた道の炎はまだ燃えており、ここしばらくは灯りになりそうだ。

「どうぞ、ご自由に」

そう言って優しく話しかけた。

「別に良いわよ、変な気を使わなくても。
 そうね、火を通せるものなら燃やしてあげるわよ」

彼女の問いに答える。
388 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:49:02.55 ID:vp3DuMpb0
>>387
【返答を受けて、軽く座っていたのを深く座りなおす】
【火は、まだ残っていて、能力であろうことを容易に想像させた】
【口調も、穏やかであり、今すぐ飛び降りようとしている線は、ほぼ消えた】

「焼けるってもさ、とうもろこしぐらいだぜ?」

【そう言うが早く、すぐ近くからとうもろこしが生え、少女はそれを収穫し、草は姿を消した】
【皮をむいたとうもろこしを渡して】【少女自身は、トマトを幾つか収穫して、すぐそばに置いておいた】

「野菜は大体生が美味しいかんな」

【少女も笑って返す】
389 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 00:53:58.26 ID:v8KNF5lko
>>388

【少女が能力を使うと、彼女は驚いたようなフシを見せた】
【トウモロコシを渡されて近くの炎でジリジリと焼いていく】

「そうね、野菜は手を加えないものがいいわね」

【同意の言葉を述べながらも、焼いている】

「私は海を見に来たのだけれど、貴方はどうしてここにいるの?」
390 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 00:57:12.23 ID:XmvvM0py0
>>384

「……!」

【公園の入り口に人影を発見、相手もこちらを見ている様子。まあ明らかに自分は普通ではないことをしているのだし、近づいてくることは無いだろう】
【と勝手に判断し再び意識を集中、両目を閉じ浅い呼吸を繰り返す。疲労が溜まってきているので、気を抜くと池に真っ逆さまに墜落してしまうのだ】


「ん?」

【下の方で声が聞こえた。うっすらと目を開けると、なんと男が自分の荷物の近くに座って居るではないか】
【怪しい。他にも座る場所は沢山あるのに、わざわざここを選ぶのはどうも不自然だ。女の胸の内で疑惑が渦巻いていく】
【とりあえず剣士が泥棒に刀を奪われる、という事だけは避けたいので荷物を回収することにした】


「シッ!」

【強靱な右足の筋力だけで前方に5mほど跳躍。空中で膝を抱え猫のようにくるんと一回転、しゃがんだ姿勢で池のふちに音も無く降り立った。お見事】
【しかし、女は忘れていた。跳躍したときに両手に何か持っていた事を。女は気付いていなかった。それらが今手元を離れ空中で逆さまになっている事を】


「きゃっ!」

【バシャァッ、とバケツに入っていた水を頭に浴び黄色い悲鳴を上げる。遅れて目の前に二つの空バケツが、カランカランと音を立てて降ってきた】
【驚愕と恥ずかしさとがごっちゃになり、顔を真っ赤にしたまま着地した時の体勢で硬直している】
391 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 01:02:39.58 ID:0OtahcIAO
>>390
…あー、なんだ
大丈夫か?

【いきなり跳躍し池のふちに着地し】
【いきなりびしょ濡れになった剣士に声をかける】

…ああ、あった

【コンビニの袋をがさがさと漁り何かを引き出す】
【それは普通の白いタオルだった】

ほれ、使いな
最近夜中は涼しくなってきたからな
風邪ひくぞ?

【剣士に向かってタオルを放り投げた】
392 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:06:06.78 ID:vp3DuMpb0
>>389
【炎に対して、不思議に思って無いということはこの炎が目の前の少女の力によるもの】
【そう思ったら、口に出てしまう】

「火を好きに使えるのは、使い勝手がよさそうだな
ああ、醤油か何か塗るかい?」

【調味料と能力の話が両方出てくる、というのも変な話で】

「ま、焼かないと殆ど食べられないのもあるけどさ」

【海に来た理由については】

「理由ねえ…海で屋台出してただけさ。その帰りにここを通って、こうして座ってる」

【半分偶然である】
393 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:10:44.46 ID:v8KNF5lko
>>392

「案外そうでもないわよ。私自身この炎で火傷を負うし」

【頃合いなのか、火からトウモロコシを遠ざける】

「調味料も出すのね…生活には苦労しなさそうね。
 せっかくだし醤油でも掛けようかしら」

【等と彼女の能力を推測しながらの感想】

「涼しくなったといえど、まだ熱いものね」
394 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:19:24.86 ID:vp3DuMpb0
>>393
「そっか、なかなか上手く行かないんだな」

【醤油を、と言われた瞬間に立ち上がり、屋台の醤油注しを持って渡して】

「あくまで私が出せんのは野菜そのものまでさ。加工品は買ってこなくちゃ」

【範囲が広いようで狭い能力である】

「そうさ、おかげさまでかなり稼がしてもらったよ」

【満面の笑みで答える】

「ところでそっちはどうしてこんなとこにいるんだ?悩みがあるなら訊くけど」

【トマトを食べながら、質問してみる】
395 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:26:07.60 ID:v8KNF5lko
>>394

【話を聞きながらパクリと租借】

「あら、美味しいじゃない。そういえばマトモな野菜って食べた記憶が無いな」

【はむはむ】

「ただ何となく海を見たくなっただけよ」

【嘘か本当か分からない、それでも彼女は答えた】
396 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 01:27:38.72 ID:XmvvM0py0
>>391

「〜〜〜〜っ!」

【恥ずかしい、とんでもなく恥ずかしい。女は身体を震わせながら、顔を真っ赤にして動けずにいた。男の声などまるで聞こえちゃいない】【そうしていると向こうで何かをごそごそ漁る音、視線だけそちらに向けると男が袋の中から何かを取り出していた】

「あっ!?……ありがとうございます」

【その白い何かが此方に投げられる。反射的に受け取ってしまい少し後悔するが、よく見ると其れは何の変哲もない普通のタオルだった】
【立ち上がり、赤い顔のまま男に向かって頭を深々と下げる、しかし相手からは決して目を離さない。剣士の嗜みの一つである】
【びしょ濡れになった黒髪をほどき、丁寧に水気を取る。続いて体を拭こうとしたが、服が水を吸って重くどうも拭きにくい】
【そもそも着ている物が濡れていては幾ら拭いても意味が無い、と気付いた】

(…………)

【一瞬の躊躇い、しかし女はすぐにそれを捨て、ガバッと勢いよく剣道着の上を脱いだ。程よく引き締まった上半身が月明かりに晒される】
【女は下着を着けない主義で、胸にはサラシを巻いただけであった。ちなみに大きさはCくらいである】
【相手から隠すことなく、手早く体の水気を拭っていく。特に恥ずかしがる様子も無かった】
397 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 01:34:58.67 ID:0OtahcIAO
>>396
いいよ、気にするな
なにやら俺のせいっぽいしな

【自分の存在が剣士の行動につながったことを理解していたのか】
【がさがさとコンビニの袋から缶コーヒーを取り出しながら礼はいらないと言う】

…少しは恥じらいを持てよ

【目を閉じ頬が少し赤くなった顔をそらす】

…やれやれ

【ため息を吐き出し缶コーヒーのプルタブを開けた】
398 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:35:31.18 ID:vp3DuMpb0
>>395
「そりゃあ、よかった」

【とりあえず、美味しいの台詞で十分に嬉しい】

「野菜はきちんと食べないと体壊すからな、欲しかったら持たせてやろうか?」

【サービス精神満点である】

「見たくなったねえ、それなら私もありそうだな。現にこうしているわけだし」

【潮騒も、磯の香りも、急に味わいたくなる時がないわけではない】
399 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:39:06.35 ID:v8KNF5lko
>>398

「もう少し海面が近ければ釣りでもするんだけど…いや、この海流だと魚も寄らなさそうね」

「そうね、少し見つくろってもらおうかしら」

【そういってポケットの中を取り出し、財布を取り出す。
 そして数札手渡す】

「片手で持てるような量をね」
400 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:46:51.63 ID:vp3DuMpb0
>>399
「ひとりで夜中に釣りって…勇気あんなあ」

【さすがに灯りの少ないところで1人は辛いものがある】
【やろうとしていたのだから恐ろしいものである】
【渡されようとした札は、一番安いのを一枚貰ったっきり全て返した】

「良心価格で通ってるんだ、これくらいは当然さ」

【エプロンのポケットからスーパー袋を取り出すと】
【野菜を夏野菜を基本に日持ちするの少々を加えて、適当な重量にする】
【それを渡して】

「持ってみてくれ、調整したいから」

【片手で疲れない程度にはしたつもりである】
401 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 01:52:51.08 ID:v8KNF5lko
>>400

「やるとしたらこんな荒れてる場所じゃなくて緩やかな場所だけどね」

【そう言って残りのお札を受け取るも、ややけげんそうな顔を浮かべる】

「あら、そのくらいでいいの?」

【そして続けて野菜を受け取る。
 破れず疲れず丁度いい感じである】

「人が多い所まで送ろうかしら…というよりそんな能力で殺人鬼から逃げたりできるの?」

【その場合足につたでも絡ませるのだろうか】
402 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 01:58:28.33 ID:XmvvM0py0
>>397

「いえ、私の失敗です。どうかお気になさらず」

【手を動かしながら相手の言葉をぴしゃりと否定する。その顔はいつもの鉄のように硬い無表情に戻っていた】
【声が鋭く尖っているのも相手に対して怒っているのではなく、単に自分の失態が許せないからなのだろう】

「はい? 何か?」

【残念ながら男の忠告は聞こえなかったようで。丁度上着に続いて今度は下に穿いていた袴を脱いだところだった】
【繰り返しになるが女は女性用の下着は着けないので、勿論パンツなどは穿いておらず。何と今現在は白の六尺褌姿なのである】
【サラブレッドの足の如く絞り込まれた太股や柔らかい丸みを帯びた脹脛を拭うと、借りていたタオルを丁寧に折り畳んで自分の荷物の横に置いた】
【無論そのままの格好で、である】

「くしゅんっ」

【やはり今晩は少し涼しかったようで、小さくくしゃみをした。というかいい加減服を着ろ】
403 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 02:04:34.89 ID:0OtahcIAO
>>402
嫌だね
お前が失敗したことと俺の行動は関係ない
俺が気にするから気にしてるんだ、そこはお互い文句なしでいいだろ

【首を横に振りコーヒーを一口】

初対面の男に気軽に肌晒すもんじゃないぞ、ってことだよ
下手すりゃ痴女だぞ、今のお前

【目を閉じたままツッコミを入れ】

ああ、ほら、言わんこっちゃない
着替えはないのかよ?
404 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 02:11:39.79 ID:vp3DuMpb0
>>401
「まあ、こんなに荒れてたらなあ」

【波を聞きながら、うんうんと同意した】

「これ以上くれるってんなら貰うけど?」

【冗談めかした言い方をして、やんわりといらないことを伝える】
【袋も問題ない様子。重畳重畳】

「ああ、よろしく頼むよ。こっちも話し相手が居たほうが楽しいから
それに、殺人鬼対策の武器なんて持ってないから野菜投げるしか方法は無いさ。私の能力なんてそんなもんさ」

【そして、】

「諦めて喰われるさ」

【と、達観じみてる言葉を言って立ち上がった】【そろそろ行こうかと、教えている】
405 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/08(木) 02:16:26.63 ID:v8KNF5lko
>>404

「そうね、鬼なんかであったらどうにもならないもの」

其れだけ言うと立ち上がりその後について行く。
屋台の灯りもあるだろうが、念のために手のひらに炎を出現させる。

「あぁ、言い忘れた。ごちそうさまでした」

/これでいいですかね? お疲れさまでした
406 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 02:22:21.12 ID:XmvvM0py0
>>403

「……はい。すみませんでした」

【あまり納得のいかない顔だったが、素直に返事をしてもう一度謝る。そのままの格好で】

「馬鹿な。隠すべき所はちゃんと隠しているではないですか。何も問題はないでしょう」

【腰に手を当て仁王立ち、恥ずかしげも無く男にありのままの自分を見せつける。勿論白のサラシに褌という格好である、人が見れば間違いなく其れを痴女と呼ぶだろう】

「ズズッ、はい、替えの服は持っておりませんので」

【鼻をすすり、少し身震いしながら答える】
【女は旅をする身でありしかも何時でも何処でも修行が出来るよう、荷物は必要最低限の物しか持っていないのである】
【現在びしょ濡れの剣道着たちが彼女の一張羅であり唯一の肌を隠すことが出来る持ち物であった。リュックには毛布すら入っていない】
【恐ろしいまでの軽装備であった】

「タオル、有難う御座いました。必ず洗って返しますので」

【濡れた服と一緒に其れをベンチに掛けながら男にお礼を述べる】
407 :【出力菜大】野菜をだしほーだい@wiki [sagesaga]:2011/09/08(木) 02:22:29.86 ID:vp3DuMpb0
>>405
「いままで、そんなのは会ってもないけどな」

【後ろから着いてきてもらえるだけでも、ありがたいものである】

「お粗末さまでした」

【こっちも軽い感じで言ったのであった】

/お疲れ様でした
/色々と不手際あったかと思いますが、ありがとうございました。
408 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 02:26:23.37 ID:0OtahcIAO
>>406
馬鹿はお前だ
試しにそのまま街中に出てみろ、ソッコーで職務質問の餌食だ

【頭を抱えてため息】
【もう目を閉じるのもめんどくさくなったのか言っても聞かないと思ったのか】
【目を開いて再びため息】

着替えぐらい用意しとけよ…やれやれ
お前、家は?
もしや宿無しか?
409 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 02:43:30.67 ID:XmvvM0py0
>>408

「海や川で服を脱ぐのは良くて街では駄目だというのですか? それは理不尽だと思います」

【頬を膨らませ、不服そうに文句を言う】
【これは前に戦ったある男が言っていた台詞で、真面目な彼女はそれについて一晩かけじっくり考えた後、その男と同じ結論に至ったという訳だ】
【良くも悪くも単純な性格である】

「大丈夫です。明日には乾くはずですから」

【つまり明日までこの格好でいるつもりらしい。果たして彼女はそれまで無事でいられるだろうか、色んな意味で】

「私は旅の者ですので家はありません。生憎宿を取るお金も持ち合わせておりませんし」

【その事を嘆く様子も無く、平然と男の質問に答える。当然だ、旅をしていればこんな事はいくらでも起こる】
【その度に一々狼狽えて宿を探していては一向に旅が進まない。この程度の事はもう慣れっこである】

「それがどうかしましたか?」

【男の意図が分からず、きょとんとした顔で尋ねた】
410 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 02:49:05.12 ID:0OtahcIAO
>>409
理不尽を飲み込むぐらいやってみせろよ
みんなやってんだから

【呆れた風に息を吐き出し】

…ああ、わかった
なんとなくそうだろーなーとは思ってたけどさ

(…やれやれ)

…俺はアカデミーってとこの寮長やってるもんでな
宿がないならうちに来な
部屋はいくらでもある
…その前にあんたのカッコをどうにかしなきゃならないな
ちょっと待ってろ、服取ってくる

【そう言うと返事も聞かずにどこかに行ってしまった】
411 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 03:06:53.18 ID:XmvvM0py0
>>410

「あまり溜息ばかりつくと幸せが逃げますよ?」

【男の其れが自分の所為だとも知らず呑気な忠告をしている】

「あかでみぃ、ですか。いえ、結構です」
「そこまでお世話になる訳にはまいりません、その場所さえ教えていただければ後日改めてお礼に、あ! ちょっと!?」

【そうこうしている内に相手は去ってしまった。少しの間途方に暮れていたが、とりあえず先に服を乾かしてしまおうと決意する】
【薄々気付いてはいたが、この格好で出歩くのはやはりまずいらしい。ならば、と池の中に入って差していた竹を引き抜く】
【それを物干し竿にして、濡れた道着と袴、男から借りたタオルを並べて掛けた。少し長過ぎな気もするがまあ気にしないでおく】


「せいっ、 せいっ、 せいっ」


【公園に女の掛け声と、何かが空気を鋭く切り裂く音が響く】
【服が渇くまで身体を冷やさぬよう、愛用の刀を鞘ごと素振りすることにしたらしい】
412 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 03:13:00.36 ID:0OtahcIAO
>>411
【数分後】

おい

【バサッと刀を振る剣士に何かがかけられる】
【よく見るとそれはTシャツとジーパンだった】

それ着な
俺のサイズだから大丈夫だろ

【青年はコンビニの袋を置いてきたのか手ぶらだ】

それ着たらアカデミーに行くぞ
腹は減ってないか?
減ってるなら何かコンビニで買って帰るか…

【ベンチに腰掛けて剣士が着替えるのを待つ】
413 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 03:31:25.04 ID:XmvvM0py0
>>411

「おかえりなさい、何から何まで本当にすみません。感謝します」

【パッと振り向き表情を和ませて剣をベンチに置く。改めて深々と頭を下げた。しかし相手からは決して目を離さない。剣士の嗜みの(ry】
【彼女は女性にしては体付きは大きい方だが、男が持ってきたその服はさらにサイズが大きかった。仕方がないのでジーパンの裾を2度折り返す】
【Tシャツも襟元とウエストがだぼだぼで彼女には裾も長過ぎた】

「……お世話になります。このお返しは必ず――――」

【申し訳なさそうな顔で言いかけて止めた。彼女は根無し草の文無しである、謝礼金などとてもすぐに用意できない。彼女は守れない約束はしない人であった】

「問題ありません。一昨日の夜に食べたばかりですから」

【こんなことを平然と言い放つ。色々と突っ込みどころはあるが、本人が問題無いと言うのだから大丈夫なのだろう】
414 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 03:37:10.44 ID:0OtahcIAO
>>413
礼もお返しもいらないよ
俺がそうしたいからそうするんだ、あんたがどうこうする話じゃない

【ぎしり、とベンチの背もたれにもたれかかり反動をつけて立ち上がる】

…あるだろ、問題
マジで大丈夫なら別にかまわないけどさ

【くしゃ、と自分の髪をかき】

んじゃさっさと行こう
別に遠いわけじゃないが説教食らうかもしれないからな

【すたすたと歩き出す】
415 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 03:52:45.60 ID:XmvvM0py0
>>414

「……そうですか」

【口の中でもごもごと小さく呟く】
【この男は代償に何も求めないらしい、どうにも変わった人だなと感じていた】

「大丈夫です。私は一食で丸三日は動けますから」

【今どきの車もビックリの燃費の良さである。これも厳しい修行を積んだ成果なのだろう】

「其れは大変です。一刻も早く参りませんと」

【クスッと笑い、冗談めかして言いながら荷物をまとめていく。リュックを背負い、左手に刀を持つ】
【右手で、5mもの長さの即席の物干し竿とそれに掛けられた衣類を右肩に担ぎ、男の三歩後ろを歩き始めた】
416 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/08(木) 03:54:17.99 ID:0OtahcIAO
>>415
/アカデミースレに書き込みますー
417 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 03:58:32.38 ID:XmvvM0py0
/>>416
了解ですっ
418 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/08(木) 14:10:48.04 ID:BNKiQyyY0
【街の中の公園 (昼)】

「げほっ、げほっ、…いい天気だな」(お目当ての物も買えたし)
【平日の昼ということか人が全くいない公園に一人の男性がいる】
【ベンチに座っているのだが、冷えピタとマスクをしておりゴホゴホと咳をしている為、病人だとすぐにわかるだろう】
【そんな青年の横には一つのビニール袋があった、買い物をしていたのであろう】

「…明日にでも仕事するか」
【ボツリとそう呟いて、何故か公園には風が吹いていないのに青年の髪がそよそよと動いていた】
【近づけば判るだろうが青年に向かってそよ風が吹いていた】
【胸にランカーズのバッジを付けた青年は、この暖かな気候にゆとゆととしていた】

/雑談でも殺し合いでもおk、ただし6〜9時は用事があるので戦闘の場合連結になる可能性があるのでご了承を
419 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 15:25:00.56 ID:G4oGCSiZ0
【時計塔】
【廃墟の中にあり、奇跡的に井戸や自家発電装置などが生き残っていた建造物である】
【内部は【煉獄業火】によって作られた小人達によって清潔になもたれている】
【時計塔の内部は地下2階と地上5階によって出来ている】

【一階にはシャワー室、厨房、リビングがあり】
【此所が廃墟になる前には時計塔を管理していた者達が憩いの場にしていたのだろう】
【厨房にはガス台、水道、冷蔵庫など一般家庭にあるような物もしっかり置かれているが】
【大きさは一般家庭のそれよりもやや大きい】
【【煉獄業火】は、冷蔵庫を「魔法の箱」等と呼んでいたが】
【単純に、地下二階の自家発電装置から電力が供給されているだけである】

【二階は寝室が4つあり、それぞれが東西南北の方向に向いている】
【部屋の大きさはそれぞれ異なり、西が一番大きく、続いて南】
【東と来て、北が一番小さく出来ている】
【それぞれの部屋には備え付けのベッドと収納スペースがあるが】
【これも部屋の大きさと比例して設備が良くなっている】
【西の部屋はキングサイズのベッドが入ってもまだ充分なスペースがある位だが】
【北の部屋に至ってはシングルベッド3つ分、と言った格差である】

/ソロール、【抑揚双宮】さん宛。塔の内部構造
/誠に申し訳ありませんが、あと1、2レスほど借りさせて頂きます
420 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 15:56:30.00 ID:G4oGCSiZ0
【三階と四階は書庫となっており、それぞれに二つほど机と椅子が置いてある】
【書物の内訳としては、三階が主に物語や伝承など】
【四階には、物理学の書、考古学の書、数学の書など】
【学芸的な書物が多くある】
【因みに、四階には【煉獄業火】が仕入れて来た拳法の秘伝書や】
【東洋の「掛け軸」、「水墨画」など、芸術品も少しではあるが存在する】

【五階は時計塔の要でもある、時計の整備・調整室がある】
【此所が働いていれば、時計はしっかりと時を刻むのだが】
【油が切れているのか、歯車が無いのか】
【原因は分からないが、とにかく何かが故障しているため時計は動かない】
【整備室の中は小人も手をつけていないのか、埃がかなりつもっている】

【そして、一番上は階層全体が屋根付きのベランダとなっており】
【廃墟群を360°パノラマで見渡せる構造になっている】
【大きさは大体5m四方となっており、なかなか広い】
【そして、此所の西よりの手すりの側には洒落た作りの机が一つと】
【同じような作りの椅子が3つほどある】

【そして地下階だが、地下一階にはガスタンクがアホみたいに入っている】
【タンクが入っている部屋は完全防火性で、引火の心配はあまり無い】
【此所に残っているガスの量は、少なくとも1年は持つと思われる】
【地下二階にはそこのほとんどを占める大規模な自家発電装置があり】
【今なお己の使命を全うしようと頑張っている】

【寝室にはそれぞれ鍵があり、マスターキーは一階のリビングに置いてある】
【また、それぞれの部屋には電気がちゃんと通っており、電球も今の所何処も切れていない】
【階段や廊下にも電気は通っているため、夜でも真っ暗、という訳ではない】
【それぞれの部屋にはコンセント用の穴も二つほど備わっている】
【また、寝室の各部屋はそれぞれベランダで繋がっている】
【窓は一、二階にしか無く、三階と四階、五階は人工の明かりに頼るしか無い】
【塔の外には洗濯用の井戸と、大きな桶、物干竿などが少し離れた筒型ヴォールト屋根の下にある】
【いずれにせよ、そこそこ住みやすい環境ではある】

/これくらいで良いかな……っと
/一応wikiにものせておきます>>【抑揚双宮】さん
421 :【狂暗ノ魔刃】@wiki [sage]:2011/09/08(木) 17:57:58.61 ID:gs4FJ0/C0
【街角の公園】

【段々と涼しくなってきた夏と秋の狭間の公園のベンチで】
【剣を片手に、居眠りをしている少年が一人】

……ZZz......

【ベンチに横たわり、特にうるさくもせず眠ってはいるが】
【そこに座ろうとする人物がいれば、明らかに邪魔になる】
【と、しばらくした後】

……(ベチャッ

【寝がえりだったのかなんなのか、体を動かした少年は】
【地面に落下し、全身を打ちつけてしまう】
【地面を芋虫の如く這いまわる少年、ベンチは空くには空いたが、座ろうとする人物はいるか】
422 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 18:34:24.28 ID:wzgKtNt90
>>204

「は…はぁ……」

【何やらよく分からないが、話を聞く限り、この…今しがた尻尾を消した、少女にしか見えない神様は。】
【祀られている神様とは、また別の…上位存在、のようなものなのだろうか。平社員に対しての課長、みたいな。】

【…例えがアレだが、恐らくはそんな具合なのだろう。少なくとも立場が上、という点に関しては。】


「…あ、ありがとうございます。」

「……というか、あの…その…何というか……」

【びくびく。そわそわ。】
【擬音をつけるならば、そんな感じだろう。落ち着きなく視線を宙に彷徨わせている。】

【何故そんな風にしているかというと…簡単に言えば、ビビったのである。】
【神様のそのまた上の神様と、ただの人間の自分なんかが話をしてもいいのだろうか。本来ならば許されないことなのではないのだろうか。】
【思えばこの山も、最初から神秘的な雰囲気を秘めていた。いや、少年がこの山に入ってきたのはその神秘さが原因なのだが…】

【何せ少年は最近、『不思議な力』を持つ人々に多少出会いはしたが…】
【神様と会うのは初めてなのだ。加えて言えば、会う事になるとも思っていなかった。】

【しかも祀られている神様の上役だと言うのだから、少年の心中は如何ほどのものだったであろうか。】
【容姿は少しばかり特殊だが、少年自体は極めて普通、一般人。精神性もごく普通のそれである。ちょっと臆病ではあるが。】
【間違いなく穏やかではいられない。物騒な方向ではない。この上なくアタフタしているのだ。】

/再開ー
423 :【狂暗ノ魔刃】@wiki [sage]:2011/09/08(木) 18:52:28.68 ID:gs4FJ0/C0
>>421
/まだ募集中です
424 :【狂暗ノ魔刃】@wiki [sage]:2011/09/08(木) 19:27:08.26 ID:gs4FJ0/C0
>>421
/まだまだ募集中です......
425 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 19:44:06.21 ID:97Ie2Yeso
>>422

むぅ。この口調が親しみ難いのかのう……

【そんな独り言】
【明らかに落ち着きをなくしていた少年をじ、と見ると】

その、取って食べるわけでは無いので普通にして頂いて結構ですよ?

【最初のような、見た目通りの娘の口調に戻し、言う】
【少しかわいそうに見えてきた】

【とは言うものの】
【素直に従う訳はなかろうと思い、なんとか空気を崩せないものかと考える】
426 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 19:54:08.21 ID:wzgKtNt90
>>425

「え、あ、は、はい………」

【そうは言うものの。】
【少年の性格は極めて一般的なもので――未知に対する恐怖はある。】
【いや、旅人だったという経緯もあり、見知らぬ場所を歩くのは楽しいと思うのだが…なにぶん、度が過ぎている。】

【ジェットコースターは安全が保障されているから楽しいのだ。】
【安全が保障されていないジェットコースターなど誰も乗りはしない。乗る者がいるとしても、余程の馬鹿か命知らずだろう。】

【そして少年はそのどちらにも当て嵌まらなかった。】


「…………………」

【おろおろ。きょときょと。】
【相も変わらず、落ち着きのない挙動をしている。】

【今の少年の、目の前の少女――『神様』に対する感情は、大部分を畏怖≠ェ占めている。】
【しかし僅かながら、それとは別の――怯え≠熨カ在するのだ。これも負の感情、と言うのだろうか。】
427 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 20:01:03.37 ID:97Ie2Yeso
>>426

【ぐぅ……どうすべきか】
【尻尾を忙しなく揺らしている姿はなにか考えているようで】

……そ、その
エイトは何時もは何をしているんですか?

【取り敢えず話題を振ってみよう】
【そんな決意と共に質問をしてみる】

【怖がられてるとは思わず、少し歩み寄ってみる】
【心的な距離を縮める一歩になるだろう、と思った】
428 :【抑揚双宮 [sagesaga]:2011/09/08(木) 20:05:55.23 ID:8PVkYNI+o
>>419-420
/把握しましたー
429 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 20:13:32.42 ID:wzgKtNt90
>>427

「ああ…ええ、と。僕は――――」

【ずざっ。】
【少年が後ずさった音である。】

【実を起こしていたとはいえ、少年はまだ座りこんだままであった。】
【そのため、どうしても――逃げるような後退になってしまう。いや、多くの場合は後退自体が既に逃げると同義の行為なのだが…】

【ともかく少年は、引き攣った表情で冷や汗を垂らした。】
【自分の恩人とは言え―――怖いものは怖い。急にまだ口調が変わった事も含めて、である。】


「―――そ、その。僕は普段は『学園』で勉学に励んでいました。」

「で、でも、ちょっと事故に遭いまして。二、三ヶ月くらい入院していたんです。」

【微妙に口調が固いのは、その表れであろうか。】
【ちょっと勘の鋭い人ならば少年の怯えに気付けるだろうし…】
【未だ引き攣ったままの表情を見れば、少年の様子がおかしい事には気付けるだろう。】

【少年の、少女に対する怯え≠取り除けるならば、少年も気兼ねなく話す事ができるのだろうが…今の状態では、難しいだろう。】
430 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 20:28:05.93 ID:97Ie2Yeso
>>429



【後退る音】
【最初、何の音がか分からなかった】
【いや――解っていてもあまり認めたくなかった】

【引きつった少年の顔。それで悟った】
【怖がられていると】

……そう、です、か

【結構、いや、かなり傷ついた】
【今まであった人々にそんな反応をされたことがなかったからだ】

【しゅん、と垂れた耳と尾】
【表情には出さないが、雰囲気が如実にそれを表した】

【炎が気弱げに揺れる、白く、碧く】

431 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/08(木) 20:41:36.29 ID:2N8H7WF/o

『──────食い逃げDAAAAAAA!!!!』

【夜も浅い夕食の時間にて】
【黒い髪を肩まで伸ばした少女がとあるカレーショップより走り去る】
【名前は華麗に美味しいカレー屋さん】
【安直な上にどう華麗なのかさっぱりである】
【其れはさて置いて、走り去る少女を追いかける男が一人】
【所謂、コックさんが着ている服を着て、カランコロンとつっかけを鳴らして追いかける】


「……カレーがボクに食われたがっていたんだッ!!」
 「ボクにカレーを食わせるなんて光栄だぞ! ありがたく思いながら見逃してくれっ! 頼むッ!」


【どうやら少女の黒髪はカツラだったようで】
【必死になって言い訳になっていない言い訳を発しながら少女が走る風のせい】
【そのせいで、カツラが後方へと落ちていく】
【ぽとりと音を上げて落ちた後に少女の頭を見ると】
【黄色と金色……黄金色に輝く肩甲骨まで伸びた頭髪が生えていた】
【白いインナーの上に羽織っている黄色いジャージと共に髪の毛も風に翻っていた】
【少女は男を引き離していくが、男は諦める様子が無かった………】

//なんでも……募集?
//いや、うん募集。
432 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 20:41:49.47 ID:wzgKtNt90
>>430

「…あ、いや、その、これは、ですね」

【何というか、とか。違いまして、とか。】
【色々と言葉を重ねてはいるが――少年の心中。僅かながら存在する怯え≠隠せてはいない。】

【恩人に対してあまりにも無礼―――そう責めるのは、些か酷かもしれない。】

【不相応に精神が成熟しているわけでもない、二十も生きていない少年。】
【つい最近まで、普通の日常を謳歌していた。】
【だが、『不思議な力の持ち主』――《能力者》と出会い、その際に《能力者》同士の熾烈な戦いを見せ付けられ。】

【少年の心には、一種のトラウマとでも言うべき記憶と共に、《能力者》の存在が刻まれていた。】
【少年自身は気付いていないが、つい先程まで負っていた怪我は《能力者》によるものだ。――仕方が、無いのかもしれない。】


「お、大稲荷様。これは決して、そ、その、そういう意味ではなく――――」

【冷や汗を流し、表情を引き攣らせ、必死に弁明している。】
【畏怖と恐怖。怯え。無意識にではあるが、この神によって自分に厄災が降りかかるのではないか、と思っていた。】
【それ故―――――】


【―――――ゆらゆらと揺れる尻尾の炎には、気付いていない。】
433 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/08(木) 20:48:15.28 ID:gs4FJ0/C0
>>431
/めっちゃすぐ落ちそうでなんか凍結になるかもしれませんが大丈夫でしょうか....?
434 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/08(木) 20:49:33.45 ID:2N8H7WF/o
>>433
//ヤー 全然おkですとも友達
435 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/08(木) 20:55:16.30 ID:gs4FJ0/C0
>>434
/それでは!

>>431

ふむ........食い逃げねぇ

【遠くから声を聞き、現れた紳士風の男】
【辺りが騒然としたりしている中、飄々とした面もちで】
【少女達の方を見つめた後、二人が走る先へと先回り】

やぁやぁ探したよ
カレー屋に行くのなら、お金を持っていかないと、ね?

【と、知り合いっぽい雰囲気を出しながら声をかけた】
【口に出すまでもなく、知り合いでも友人でも、ましてや家族でもない】
【が、いかにも中のいい友人の如く】
【軽く声をかけて、財布を取り出した】
436 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう [sage]:2011/09/08(木) 20:56:33.27 ID:X7XKbKHco
【町外れの公園ベンチに猫を膝の上に乗せた女が座っている】
【女は何故か裸足で、それなのに暑苦しい外套を身に纏っていた】

さて…今日の夕飯はどうしようかな…

【猫を撫でながら割と大きめな声で呟く】
【今日は誰かに構って欲しい気分なのであった】
437 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/08(木) 21:01:19.42 ID:2N8H7WF/o
>>435

「えっ!?」

【目の前に唐突に現れた紳士を目の当たりにして少女は目を丸くする】
【当然だろう】
【逃げ切ることは出来るであろうが、もう一回あそこのカレーを食う事は不可能であろう】
【そう確信していた少女に対して救いの手が伸びたのだ】
【カレー屋のおっちゃんは足を止めていく…………】

             【が】


「────あっ 」  コツッ

「……ちょっ……避けてェェェェェェ!!!」

【目の前の現れた紳士に注意を引かれた少女は足を止めるのを忘れていた】
【そして、石に躓(つまづ)いた訳である】
【そのまま何もしなければ、少女の頭が紳士の腹部に命中することになる】
【打ち所が悪ければ悶絶すること必至であろう………】
438 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/08(木) 21:05:20.85 ID:gs4FJ0/C0
>>437

避けてってそれは......ッ

【もしも避ける事をすれば、目の前の少女が地面に打ち付けられる】
【それだけは絶対に避ける事、と勝手に定めた紳士風の男】
【かといって、そのまま腹部を強打するのは避けたいところで】

おっと....大丈夫かな?

【少しだけかがんで、右腕で少女を受け止める】
【じん、と腕がいたんだが、そんなことより目の前の少女の方が心配であった】
439 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 21:05:21.85 ID:97Ie2Yeso
>>432

いえ、気にしないでください
慣れてますから

【ぎこちない笑みを浮かべる】
【勿論、慣れてなど居ない】

……怖くて当然ですよね、神なんて
気まぐれで人の命を数千刈り取るようなのも居ますし、仕方ないんです

【狼や虎やライオン】
【一部が人懐っこくたって、怖いという感情はなくならないだろう】
【つまりは、そういう事なのだ】

ごめんなさい

【ぽつり、と小さく謝った】
【頭を下げ、髪が降り、顔は隠れている】
440 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/08(木) 21:11:20.33 ID:2N8H7WF/o
>>438

「…………………」

【返事が無い、ただのしかb】


「はっ!?」
「………うん? あぁ。 大丈夫」
「…………あー……どちらかと言うと後ろから迫る殺気の方が恐い……かな? ボクとしては」

【ばねでは無かった】
【目をギュッと瞑っていた少女ははっとして紳士を見上げ、コクリと頷く】
【大丈夫と言う事である】
【が、しかし、カレー屋さんの堪忍袋の尾はチェーンソーの歯が当たる直前のようにギリギリであり】
【少女はタラリと冷や汗を流しながら、苦笑する】
441 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/08(木) 21:15:01.51 ID:gs4FJ0/C0
>>440

おっと、これはすいません
財布を持っていくのを忘れてましてね、これでお許しくださいな

【と、紳士は愛想よく笑みを浮かべて】
【財布の中から、定価より少しだけ高い値段を払う】
【そして、すぐに立ち上がって】

カレー屋から逃げたりしたら駄目だよ?
ほら、あやまって

【と少女に促す】
【全て口から出まかせ、というのは少女と紳士にしか分からない。今のところは】
【少女の返答次第だ】

/すいません.......凍結お願いできますか
442 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/08(木) 21:22:19.04 ID:2N8H7WF/o
>>441

【ぼけーっとソレを見ていた少女】
【いきなり紳士に話しかけられてビクッとして】


「ひゃっ?!……え?え? あ……うん」

【驚きの声を上げた後に紳士の質問を理解する】
【そして、了承したかのように首だけコクリと頷かせると】


「……あのー そのー えっと うんと あー うー……」

「───ごめんなさいっ!!」

【一頻(しき)り悩むような唸り声を漏らした】
【が、次の瞬間】
【その黄金色に輝く長髪を揺らして腰を折り曲げガバッと頭を下げ謝罪する】
【少女にも葛藤があったのだろう、謝るときの表情はなんとも複雑な面持ちであった】
【一応、その姿を見たカレー屋のおっちゃんはむむむと唸り】
【これからはするなよと捨て台詞を吐いて華麗なるカレー屋に帰っていった……】

//おkですー
443 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 21:24:18.80 ID:wzgKtNt90
>>439

「………あ。」

【その時、少年の胸に、大きな罪悪感が去来した。】

【ぽつりと、謝罪する少女。】
【髪で顔が隠れ、表情は見えないが…恐らく、悲しみに彩られているのだろう。】

【この『神様』は自分には何もしていないのに。むしろ自分が負っていた怪我を治してくれたのに―――】
【首から吊ったままだった左腕を包帯から外し、手の平を眺める。そこに傷はおろか、動かしても痛み一つ無い。】


「…………………」

「………あの、ですね。」

【少年は一つ、決心をした。】
【一歩、足を踏み出す。決して大きな歩幅ではないが…】
【けれども確かに、少年が『神様』に歩み寄った一歩に他ならなかった。】


「確かに僕は、大稲荷様を怖いと思いました。」

「でも、なんというか、それ以上に―――――」

【未だ恐怖や怯えといった負の感情≠ェ燻ってはいるが。】
【包み隠さず、この悲しんでいる『神様』に、自身の本心を吐露しようと思ったのだ。】

【未だ炎には気付いておらず、また炎を纏った尻尾が容易く巻き付く距離ではあるが―――】
【何も無ければ、少年はこのまま自分の本心を話す。】
444 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 21:30:06.49 ID:97Ie2Yeso
>>443

……っ

【言を聞く】
【やはり、怖いと思われていたのか】
【心の何処かで間違いであってほしいとおもったのだったが……】

【しかし、続いた言葉に顔を上げる】

……?

【今にも泣き出しそうだったが、不思議そうに少年を見つめる】
【顔を上げた少女に、さわさわと涼しい風が吹き、髪が揺れる】

【尾は無意識な展開】
【不規則に揺れているため、わざとではないが触れるかもしれない】
445 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/08(木) 21:40:47.31 ID:oncpsSbeo

「―――…らん、らんらららんらんらん♪」

いくら整備されていても、町外れの街道は夜になると人気がなくなる
今宵はそこで1つ、殺人が起こった

犠牲者は、見るからに堕落した生活を送っているような長髪の青年
首の後ろから血濡れの刃が飛び出していた。既に息はない

「らん、らんらららん♪」

加害者は聡明で清楚な顔をした、サイドテールの少女
握り締めたナイフに力を込め、それを抜こうとしている。機嫌良さ気に鎮魂歌を口ずさんでいた

さて、人気がないと言っても、周囲には民家が点在する程度に生活の気配がある
このシチュエーションで絶対に人が通りかからないという道理はないが――…
446 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 21:47:56.30 ID:wzgKtNt90
>>444

【『神様』の――『少女』の尾が広がる】
【当然、白と碧、それぞれの色の炎を纏った尻尾も視界に入るが…】

【若干ではあるが、緊張しているからなのか。頭の中で自分の本心をまとめているからなのか。】
【それは分からないが、少年は少女が広げた尻尾が纏う炎を―――】

【―――認識して、いない。】


「それ以上に、僕が、僕みたいなただの人間が。」

「ここに居てはいけないんじゃないかと、思って―――――――」

【半ばまで、本心を言葉として紡ぎ。】
【少女のすぐ近くまで歩み寄ったとき。】

【不規則に揺れる少女の尻尾の内の一本―――白い炎を纏った尻尾が、少年の手の甲に触れた。】



「―――――――――ッッッッッ!!!!!!」

【直後。少年が、血のように紅い瞳を、限界まで見開く。】
【見る間に顔が青褪め―――全身に、震えが走る。】


「―――――っああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

【獣のような叫びを上げ、髪を振り乱す。】
【天を仰ぎ、乱れた白髪の頭を両手で押さえる。】

【その表情は苦悶に満ちている。】
【まるで全身を裂かれるかのような…一目で激痛に苛まれている事が分かる表情だ。】
447 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 21:52:26.14 ID:97Ie2Yeso
>>446

そんな事は――

【浄化の尾、熱くはないが悪しき感情を焼く炎】
【それに触れてしまった少年の絶叫は山が揺れるような】

!?

だ、大丈夫ですか!?

【今まででもこんなに激痛を表してた者はいなかった】
【碧の尾、癒しのちからを慌ててそちらに与えようとする】
448 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/08(木) 22:08:30.30 ID:w+0YmIzR0
舗装された道も無い森林の中
薪が集い煙が立ちこめ生臭い焦げた匂いが鼻を突く、焚き火
中には棒に刺された魚が三本程丸焼きに、横たわった丸太を椅子代わりに焚き火の前に
頭をウトウトと揺らす、少し眠そうに目をトロンとさせて居る紫髪の少女
その座った体勢から、杖を抱え持つ様に膝元から肩で二本の刀を持っている様だ

ーーー半ば夢見心地、睡魔を助長させる様に、陽炎の如く写る火を朧気に覗いている

(そいえば、此の稼業初めて、もう七年近くになるのかな、早いなぁ)
(野宿にも、狩りにも、一人にも大体慣れた、慣れたからと言って全て解った気になるのは)
(禁物だけれども……ーーー)

思考を張り巡らし、現実と過去を照らし併せると朧気だった世界は、一挙に此の世の鈍重さを
思い知る様に次第に鮮烈な色を取り戻し、頭を無理矢理冴え渡らせていた、火は見えない
何時の間にか焚き火は消えてしまって居る、鎮火した記憶は無い
体がやや鈍っている、口元から伝う液体

「ふぁぁっー……、ん、結局……寝ちゃってたかぁ、くそぅ、首が痛いや……」

月の昇り脚を考えても数時間程度か、怠業な欠伸と共にやや焦げた焼き魚を手に取る
449 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 22:22:36.65 ID:wzgKtNt90
>>447

「ぐ、が、あ、ああああああ―――――――」

【頭を抱えながら、尚苦悶の叫びを上げる。】
【がりがりと掻き毟るようにして激痛を収めようとするが、当然そんなことでこの痛みが収まるはずもない。】

【そこに、癒しの力を持った、碧の炎を纏った尾が当てられるが――――】


「―――――――があああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

【――――癒しの力は少年に何の影響も与えず、激痛は続く。】
【少女の持つ能力からすれば有り得ないことだ。負の概念を焼き、傷を癒す炎。】
【なのに未だ、少年は激痛に喘ぎ、叫んでいる。紅い瞳を更に血走らせ、もはや土気色に顔色を変えて。】



【―――――――その時。】

【少年の動きが、叫びが、痛みが、苦悶が、止まる。】

【一切合財の動きを止め、まるで少年の時間が止まったかのようだ。】


【そして。少女ほどに高い神性を宿すものならば、『視』えるだろう。】



【汚濁のような黒と、濁りきった紅を混ぜ、ぐちゃぐちゃに掻き回したような、吐き気を催す世界=B】

【どこが上か、どこが下か。どちらが右か、どちらが左か=B】

【何もかもが歪みきった世界に鎮座する、巨大な、濁り歪んだ、白い―――――《蛇》が=B】


/すみません、遅くなりました!
450 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 22:27:59.82 ID:97Ie2Yeso
>>449

な!?

【癒しの力を受け付けない】
【――そして白い炎の力】

【もしかして】
【この少年の力は―――】

蛇……これは……

【慌てて気を引き締め、九本の尾を顕現し直す】
【少女のような体ではなく、凛とした】
【それは神として、神の力を意識的に使う宣言だ】

《静まれ》!!

【神格が叫ぶ】
【その一言で、散らせるかは分からないが】
451 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 22:44:44.75 ID:wzgKtNt90
>>450

【『神』の叫び、命令はそのまま衝撃波に形を変え、《蛇》に迫るが―――=z

【寸前で無数の《亡者》に阻まれ、霧散する。《亡者》はうめき声を上げながら消えていった=z

【そして、声が―――昏い喜悦に染まり、人を弄ぶ事を愉しむような『声』が響く=z


『…《防衛機構》を破り、ここまで入り込むとはね。』

『なるほど、神というのもあながち嘘では無さそうだ――――』

【それは、たとえ超然とした存在でも…『神』であろうとも、嫌悪感を感じずにはいられないような声=z

【少年ではない、男性の声。嘲るような色を含む。人を――自分以外の何もかもを道具としか見なしていない=z

【《蛇》に発声器官らしきものは見受けられず…しかし確かに、『神』にその声は届いている=z


『―――だが、なにぶん私も忙しい身でね。』

『招かれざる客には、そろそろご退場願おうか――――――』





【――――その声が『神』の耳朶を打った直後。】
【あの歪みきった世界も、おぞましい巨大な《蛇》も、『神』の前から姿を消している。】

【そこには先程までと変わらない山頂が映っており―――】

【―――そこで、少年が地に倒れ伏す。まるで、糸の切れた人形のように。】
452 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 22:50:00.17 ID:97Ie2Yeso
>>451

貴様、は……

【神気が風となり、木生火――五行相克の内、木は火を生かす】
【それを表すように、猛々しく炎が燃え盛る】

何物だッ!

【喝、と言わんばかりの声】
【嫌悪感を振り切るように叫んだ】

【が】
【蛇は一方的に捲し立て、消えた】

……《蛇》……か

【凛とした雰囲気が――神気だが――徐々に拡散していく】
【尾もその炎を沈めた】

お、おい!大丈夫か!

【倒れ付した少年に駆け寄る】
【碧の尾を巻きつけようとし、一瞬ためらうが――最初は効いたのだ、大丈夫だろうと判断】
【優しく、尾を座椅子にするかのように助け起こそうとした】
453 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/08(木) 22:54:39.22 ID:3PIcCvePo
>>448
(まだいますか?)
454 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/08(木) 22:59:39.12 ID:wzgKtNt90
>>452

【倒れ伏した少年は、ぴくりとも動かない。】
【地面に倒れた拍子にだろうか、あれほど見開かれていた瞳が閉じられ、顔色は相変わらず土気色だ。】
【額には脂汗が浮いており、少年を襲っていた痛みの激しさを窺わせる。】


「…………う……………………」

【癒しの力を持つ、碧の炎を纏う尾に巻かれ―――しばらくして、少年が動いた。】
【閉じていた瞼をゆっくりと開き、ぼやける視界に少女を収める。ほどなくして、視界に明瞭さが戻ってきた。】


「………僕……は……………」

【掠れる声で、少女に問いかける。】
【まだ脂汗は引いておらず、顔色も青褪めているが―――意識はしっかりしているようだ。】

/すみません、落ちねば…!!
凍結でよろしいでしょうか!?よろしければお願いします!乙でした!!

455 :【雅風閃華】 [sage]:2011/09/08(木) 23:01:36.28 ID:w+0YmIzR0
/悪い反応遅れたっ、居ますよっ
456 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/08(木) 23:03:23.74 ID:97Ie2Yeso
>>454
/了解です、おつありでした!!
457 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/08(木) 23:16:12.00 ID:3PIcCvePo
>>448
【少女のまどろみを増長させる森の静けさ】
【虫の声やフクロウの声が余計に睡魔を呼び出す以外に音はなく】
【夜空に浮かぶ半月はまるで瞼が落ちたように、やさしい光を放つ】

――ヒョオオオオ……

【………月下の森に突如風が吹いたように木々が鳴く】
【その空気の振動は今まで少女に安らぎを与えたそよ風とは性質が異なる】
【たたき付ける。その言葉がふさわしい音波が響く】
【それはまるで空から発せられる衝撃波、それを見上げれば】

≪少し休まぬか?もはや三日目だ。私(ワシ)は平気だが……≫

【緑鱗の醜悪な巨竜が少女から望む空を奪うように存在していた】
【全長は四メートル。翼を含めた幅は五メートル。おそらくそれは見るものが見たら】
【モンスター、そう呼称する存在であろう】
458 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/08(木) 23:36:51.78 ID:w+0YmIzR0
「ッッーーー……これ、はッ」

吹き荒れる突風、地鳴りを思わす衝撃波の如く圧力
焚き火の焦げた炭木が、霧散していく……ーーー少女は飛び散る灰や砂埃に
片目を塞ぎつつも、月と並ぶ異様な存在間を漂わす異形、緑燐の艶は
月に燃えゆる、静かな炎の様でーーー……星々と藍色に染まった空が形作っていたのは怪物

「ドラ……ゴン……ーーー」

瞳の色を、真剣かつ真っ直ぐ威圧的に睨み付ける、化け物、化け物、化け物、胸の中で
相手の認識を確固たるものにする為に、何度もこだまさせる、反響する叫喚の様に
其れは己が闘志に火を焚き付ける燃料と成り得る
4mもの巨体を見上げ……ーーー舌嘗めずり
恐怖と絶対的強者に対する緊張感、何時になってもそれだけは慣れないし、飽きもしない

「ーーーー」

シャラッ、やや灰緑色を帯びた刀身を抜く、ひょうッ、と其れは少しずつ風を帯びて行く
ザリッ、彼女は一歩ずつ竜が顕現する方向へ歩を進める
ただならぬ、殺気、彼女を戦へ駆り立てる鐘はーーーもう鳴っている
459 :【雅風閃華】 [sage]:2011/09/08(木) 23:42:06.47 ID:w+0YmIzR0
/すまぬ、安価忘れェ……
>>458>>457宛ぬぇ
460 :【隠密爆楓】煙幕を作る能力@Wiki [sage]:2011/09/08(木) 23:47:07.03 ID:8aaODzFNo
静寂が支配する夜の街――――月明かりの下。
夜に紛れるように裏路地の壁にもたれ掛かり、座り込む一人の青年の姿があった。

「はぁ……いってぇ……」

灰色の楓を散らした黒の着物にボサボサの灰色の髪。
まるで白黒写真から抜けだしてきたかのような容姿で、右目には黒の眼帯が着けられていた。
そして右目の下には黒の十字架の刺青が入っている。

「やっぱ戦闘にゃあ向いてねぇんだよ……」

葉巻をくわえ、空をぼぅっと見上げる。
暗闇だからこそわかりづらかったが、男のからだは傷だらけでぼろぼろだった。

つい先程帝國と敵対関係にある組織に乗り込み、鎮圧してきた……らしい。
彼の能力をフル活用したために奇襲は上手くいったものの、やはり無傷とはいかなかった。
そんなわけでボロボロの青年が出来上がったわけである。
461 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/09(金) 00:06:19.24 ID:MkpZyybKo
>>458
【竜は、その空を支配する王ともいうべき巨体を持ちて】
【少女の視界を歪め、闘争心を燃え上がらせる。そして少女もまた風を呼び出したのだ】
【竜は自身の降り立てる場所にある森の存在を無視していたのだが】
【わずかに、極微かに自身が発生させたうねりと違い風を感じ取ったのだ】
【竜は前進を止め、自身に騎乗した少年を不安にさせたのだった】

≪……むぅ……≫

どうしたんだ、『ウィンダール』。まさか腹が減ったのか?

≪腹が減ったか……それには確かに相違ない。感じるのだよ。
 我を屠らんとする粋をな。ああいった手合いを嬲り、食らう。
 どんな獣や魚介よりも美味である。そのようなことは随分と昔に飽きたはずなのだが≫

飽きたゲームはまたやりたくなるものだと教えてくれたじゃないか。それが惰性に近いものであるとわかっていても。

≪そうだな、ではしばし遊ぶとしようか。まぁ私(ワシ)など狩っても既に栄光も名誉もなく腹すら満たせないがな≫

【竜はそのまま体を木々に沈めるように降りていく。おそらく降り立った時には地響きの類は聞こえないであろう】
【降り立つ場所は少女のキャンプ地点から離れた場所にある。しかし竜にとっては些細な距離であろう】
【竜は……降り立った泉の中心にて少女を待つ。少年は竜からはさほど遠くはない距離にある岩に腰掛けていた】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/09(金) 00:09:47.56 ID:9T4ZT5wWo
>>460

【路地の奥から一人の坊主頭の男が出てくる】
【戦闘服を着て右腰にはFN-ファイブセブン(以下FN)が下げられている】
【足音無く真顔のまま青年に近づく】
【戦闘を終えた後の青年にとっては警戒すべき相手であろう】

「…使え」

【だが男は無臭の塗り薬を青年に向かって放り投げる】
【どうやら敵ではないようだが始終真顔で意図が読めない】
463 :【隠密爆楓】煙幕を作る能力@Wiki [sage]:2011/09/09(金) 00:15:51.97 ID:EVMtF3fzo
>>462

静かな路地裏、如何に足音を消しても耳のよい青年には嫌でも足音が聞こえた。
ピンと空気が張り詰める。緊張感を孕んだ空気が、青年の頬に一筋の汗を伝わせた。

「……あ?」

疑問の声と共に、投げられた塗り薬を反射的に受け取ってしまう。
いきなり現れた男に渡された謎の物、警戒しないはずがなかった。
手の中に収まる薬を観察しながら、警戒を強めた。

「……何モンだよ、お前」

まさか押し売りの薬屋ではあるまい。
僅かな殺意を込めた視線で、相手を見る。
464 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/09(金) 00:28:32.78 ID:9T4ZT5wWo
>>463

「…ただの化膿止めだ」

【薬に警戒する青年を見て言葉をつむぐ】
【とある世界で手に入れた薬で潜入部隊に使用されていたものだ】
【彼が愛用している道具の一つだ。渡したものは新品だが】

「…旅人だよ」

【多少言葉を削って答える。嘘は言っていない】
【殺意の視線で見られても顔色一つ変えず真顔のままだ】
【それなりに場数を踏んでいるのだろう】
465 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 00:30:25.28 ID:rK1wQBZIO
(公園の隅)
(時刻が時刻である。流石に夜も遅いため、)
(現在あまり人のいないこの場所は―――――――鈍い音が響いていた。)

…雲耀の太刀≠ヘ…

…まだまだっ!

(音の正体は一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。)
(ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、)
(左目を斜めに切り裂く様な傷跡。そのせいで、彼女が隻眼であることがわかる。)

(そしてもう一つは右手の身の程もある大きな片刃の大剣と、)
(左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。)
(それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。)
(また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、)
(その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。)

…っ!!

(さらに細かく見ると、音源の正体は――――――彼女が降る大きな剣。)
(もくもくと冷気を発する巨大な得物は、彼女の両手によって素早く上下に振られていた。)
466 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/09(金) 00:35:40.43 ID:Yt1XCGw70
>>461
(少年、かな?良く見えないけども、人を司る飼い龍か?どちらにせよ、狩る対象だけど)
(こっちのアプローチには気付いてくれた様だね、あっちの方からお誘いを貰った)
(自信、に満ちている、かつ知性が有る、か……ま、頑張らない事も無い、かな)

風を纏った灰緑に月による艶と光を帯びせて、其れを軽く振るえば、ザァッ、と
軽い草木が押し倒され、小道を作る、ザッ、ザッ、と早足に彼女は歩を進めていく
道を降りて泉地点辺りか……ーーー
歩いて数分経つか経たない位に到達する、遠目からは
曖昧な着地地点しか解らなかった筈だが、彼女には龍が逃げないという確信を持っていた

「さて、と………ーーー風神宿うは我が天空雅風之秘剣“零旋”」
「顕現せよ、活目せよ、戦慄せよ……ーーー」

チャキッ、刀の刃の先を相手に向けながら、唱える、紫色の瞳を少し淡く光らせながら
実体有る風が集って行き、其れが形と成ってゆく、聖騎士の様な風の鎧を纏った人型
集った風の塊から漏れでる風向きは不規則で、定まった方向を持たない
まさに風神の如く存在感を示し
……ーーー轟ッッ!!
っと、完全な形が成り立つ頃には彼女の側に腕を組み堂々とした格好で顕現
467 :【隠密爆楓】煙幕を作る能力@Wiki [sage]:2011/09/09(金) 00:37:39.75 ID:EVMtF3fzo
>>464

「……クックック。生憎、知らない人から物をもらっちゃいけませんって小学生の頃習ったもんでね」

確かにこのままだと危ない傷かもしれないが、すぐに死ぬようなモノでもない。
本当に瀕死ならば使用を考えるところだったが、出来れば危ない橋を渡るのは嫌だった。
思考を逡巡させながら、男の姿、表情を観察する。

「へぇ……最近の旅人ってのは随分カッケェ格好してんだな……まあいいけど」

戦闘服に拳銃携えたような人間が、タダの旅人なわけがない。
拳銃だけなら護身用かと考えられたが、戦闘服など目立つし旅着としてはあまりいいものではないと青年は感じたからだ。
が、ここで疑ったところで何かがわかるわけでもないだろう。
襲ってくるなら不意をついてくる筈……つまり、悪い人間ではないのではないだろうか?

「んで……こんな時間に裏路地なんかで何やってたんだ……?」

葉巻の煙を吐き出し、尋ねる。
傷の方より、そっちを先に聞いておかねばならない。
もし、先程鎮圧した組織の残党だったりしたら笑えないからだ。
468 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/09(金) 00:38:57.50 ID:v2BMBnSWo
のっぺり広がる灰色の波は、月をひかりを飲み込んで
深々と冴え渡るひんやりとした空気の中、樹々の間を乗り越え進めば軈て其処に、辿り着く筈

「こうしていると…”故郷”を、思い出しますねぇ。ふふ」

森の中程にして、少し開けた広場の様な、場所
真っ暗闇のまっただ中にて其処から、さも愉快そうな女の声が、辺りに響いた
耳の良いものならば、気付くだろうか。女の声が、上方から聞こえてくる事に
目の良いものならば、気付くだろうか。女が竜の、肩に腰掛けている事に

『…その話は、すんじゃねえ』

女性の自虐的な響きを孕んだ笑い声が響いたとき竜は、ゆっくりと閉じた目を開いた
地に響く様な重たい声は然し、女にしか聞こえないもので、あった


黒塗りの闇に塗りつぶされ、姿の見えない二人
――…この場を訪れるものは、果たして
469 :【過獲染咬】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 00:42:51.39 ID:NfpYUlFDo
その公園の片隅で奇妙な音が聞こえる。
それは彼女が奮う剣と同じ音、それでも彼女が奮う大剣のようなものではなく。
もっと軽量な物、ちょうどナイフのような…

ビュウと何かが飛んできた、と思えばそれは彼女を通り過ぎた。
動体視力が高いのであればソレはナイフのようなものだと分かるかもしれないが。
ソレは素振りする彼女の脇を通り過ぎ、風切り音を上げて飛んでいく。
狙いは名もなき一般市民。
ナイフが投擲されたダガーのごとく、心臓を一突き。
偶然その場に居合わせた女性は、ナイフを貫通させながらその場に倒れこんだ。
470 :【過獲染咬】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 00:43:23.58 ID:NfpYUlFDo
>>469>>465当てです
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/09(金) 00:51:01.09 ID:9T4ZT5wWo
>>467

「…残念だが義務教育の類いは受けていない」

【顔は相変わらず真顔、感情一つすら見せない】
【まるで彫像のようにそこに佇む】

「…着心地は良い方だ」

【実際、戦闘服は通気性と防御性を考えて作られている】
【様々な訓練を受けた彼にとっては普段着同然】
【むしろ無駄に着物を変えるほうが性に合わないというのもあるが】

「…血の匂いと警戒している感覚が気に障って探した」

【追跡訓練】【軍属時代に受けた訓練の一つ】
【夜間は不眠症のため特に感覚が鋭くなり嫌でも感じ取ってしまうのだ】
【無論、敵意が合って来た訳ではなくただの興味本位である】
472 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 00:55:32.02 ID:rK1wQBZIO
>>469

…は?

(自分の奏でる低い音に加えて、確かにその異音は耳に届いた。)
(女はピタッと大剣を振る手を止める。空耳かと思ったが、)
(それにしてはイヤにはっきりと聞こえていた。自分のものより軽く、そして速い。)

…え、ちょっと…

……

―――――――――――はい?

(何が起きたかは、一目で分かった。どさり、という音と、)
(刺された点からジワジワと広がって行く赤い液体。)

…な、何よいきなり。

(そして、ナイフが飛んできたその柄側、)
(すなわちおそらく投げた人物がいるであろう方向に、視線を走らせる。)
473 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/09(金) 00:56:55.59 ID:MkpZyybKo
>>466
【竜の体はゆっくりと泉に使っていく。本来ならばそこそこの深さがあるのだが】
【その巨体ゆえに半分程度しかその身を隠せて居らず、その緑色の醜悪な鎧は】
【透明な水で引き立てられ、ある種の神秘性を感じるであろう。その姿を見て】
【様々な感情を抱くであろうがその全ての共通点として、息を呑むという行為が少なからずあるはずだ】
【付近の岩に座っている旅人のような服装をした少年の余りにも小さなこと】
【実際には年齢的には見合った体格なのだが、竜の巨体に隠れその姿を萎縮させている】
【少女からは離れすぎているためさらに小さく見えるであろう】

≪来たか、よもやこの様な脆弱そうな少女とはな。しかも一人前に退魔の物(ブツ)を所持しておる≫

だが、油断はしていない。そうだろ?だからこうして待っていたんじゃないのか?

≪風か、奇しくも私(ワシ)と同じく風の力を持った護神……悪くはない。
 騎士を司っているというのもなかなか趣があるではないか。しかし私は竜退治になど興味はない≫

【竜と少年が会話をしているうちに少女の脇には風の騎士が吹いて来た】
【その姿を見て竜は満足げに顎鬚を揺らす。しかしまるで挑戦者は相手だと言わんばかりに】
【ただ、少女の行動ををみているだけであった。水辺なので身動きが取れないわけではなさそうなのだが】

474 :【過獲染咬】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 01:03:42.57 ID:NfpYUlFDo
>>472

投げた方向、というよりナイフが投げられた方向には誰もいない。
狙撃手のように目視できない方向に居れば話は別なのだろうが、どうやらソレは違うらしい。

異常なのはすぐ分かった。原因などすぐに分かる。
ただしソレは目の前の光景を現実だと認めることができたのなら。

【魔女だ】【コイツは魔女だ】【心臓を貫いて死んだから魔女だ】【魔女だ】

怨念にも似た嘆きの言葉、ソレは呪いの言葉には良く似ている。
とても人間に出せるような声ではなく。もっと別な何か。
例えば心霊現象に写るこの世に居ない者の言葉とか。

グチャリと音を立て、鮮血を垂らしナイフが浮遊した。
それを手に取る者はいない、目に見えずひとりでにナイフが浮き上がった。
それを人間で可能とするのなら、透明人間のような能力者ではないといけない。
けれども、ナイフが届いた方向から歩いてくる音は何も聞こえなかったはずだ
475 :【隠密爆楓】煙幕を作る能力@Wiki [sage]:2011/09/09(金) 01:05:17.65 ID:EVMtF3fzo
>>471

「あー……冗談だったんだけど」

どうやらそういうのが通用しないタイプの人間のようだ。
青年は苦笑いしながら、軽くだが警戒を弱めた。
とはいえ完全に信用などするはずもないためあくまで弱めただけである。

「え、あ、うん……。じゃあ今度オレも着てみようかな」

旅人にしては随分重装備だな、という意味を込めた言葉もそのまま受け取られてしまった。
結構巫山戯た態度を取るのが常な青年には少し苦手なタイプの人間である。
冗談が通用しないとなると真面目に話さなくては会話が成立しない。が、それは青年的には嫌なのである。

「ふぅん……そりゃ手間かけさせて悪かったな」

死ぬほど出血しているわけでもないのに血の匂いに気づいているあたり、やっぱりただの人間とは思えない。
何かしら特殊な事情だったり訓練を受けていたりするのだろうか?
もし敵対国の人間だったら面倒だな、と思考し懐に潜ませたナイフの存在を無意識に確かめた。

今襲われるのも不味い。負ける気はしないものの此方は負傷している。手当は速いほうがいい。
相手の素性がはっきりしない以上、長く関わるのは自分にとっても危険だ。

「くっくっ、薬ありがとう。んじゃ、オレはそろそろ帰るわ。いい夜を」

と、重い体を無理やり起こし、立ち上がる。
もらった薬に関しては医者かなんかに調べてもらえばいい。ヤバいものだったら捨てるし本当に薬だったら使わせてもらおう。
兎に角、今はこの場から去らなくては……青年はからだを引きずるようにしてその場を後にした。

/すみません、時間的に厳しくなってきたのでここらへんで……
/絡み乙でした!
476 :以下、VIPに変わりましてパー速がお送りします [sage]:2011/09/09(金) 01:06:35.84 ID:eqI/bxXAO
>>474
吸血鬼や身体能力に特化した能力をリクエストした人ですか?
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/09/09(金) 01:06:47.77 ID:9T4ZT5wWo
>>475
/こちらこそ乙でした!
478 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 01:12:36.37 ID:rK1wQBZIO
>>474

あーあ…ありゃ死んだわね…あんなに深く刺さって…

(心臓をひと突きか。深々と刺さったそれは、)
(女の生命を断ったと知るのはあまりにも容易かった。)

(で、視線を向けて見たのだがそこには何も無い。)
(無論、人はちらほらいるのだが、「投げた」とわかる人物はいなかった。)

魔女ぉ…?

…ふん…どういうわけかしら。

(大剣を地面に突き刺し、女はその柄頭に手を置く。)
(呪詛のような憎しみと、怨念のこもった言葉を聞き、そして浮翌遊のナイフに視線を送る。)
479 :【過獲染咬】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 01:12:48.63 ID:NfpYUlFDo
>>476
/違います
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/09/09(金) 01:16:46.06 ID:ntvbCLgbo
>>479
名前欄の事だと思うんですが違ってませんか……?
481 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 01:19:21.57 ID:rK1wQBZIO
>>479
【謎字抹殺】では?
482 :【三竦之一】 [sage saga]:2011/09/09(金) 01:21:00.16 ID:n5dw/hsg0
>>479
それ自分が作った別のやつです
483 :【謎字抹殺】@授与3 967 [sagesaga]:2011/09/09(金) 01:21:55.44 ID:NfpYUlFDo
>>480
あ、ホントだ^q^ おさがわして申し訳ない

>>478

【単純、明白】【心臓を貫くと魔女は死ぬ】【人間は死なない】【だから魔女】

ナイフは語る、とはいえ物が語っているかは分からない。
中世で語られた魔女裁判のように、刺したものは死ぬ。
死人に口無し、沈黙は肯定。
コレはそういう道具なのだ。

能力を持った吸血鬼がいるように、魔女である人間がいるように、
水であり機械であり炎であり空想上の生き物であるモノしかり。
物が能力を持っていても可笑しくは無い。そういう世界だもの。

血を吸い、人間を殺し、あるいは本当に魔女を殺し。
その儀式道具は立派な道具となったのだ。
484 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/09(金) 01:24:42.65 ID:Yt1XCGw70
>>473
(抵抗しない訳でも無いけど、相手からは来ないのか……)

挑発的にも取れる挑戦者扱い、決闘でも申し込まれ品定めをされる様に高圧的
常に己が肉体の非力故に命の駆け引きに、必死な彼女に逆撫でする様にも思えるが、抑えている
あくまで冷静にーーー彼奴は化け物、以上もなければ以下も無い

「極刀零旋……ーーーー“緑灰色の暴風”《Steel Green storm》」

轟ッッッーーー!!!聖騎士は瞬く間に
実体有る風と変わり彼女が刀を振るうと同時に龍では無く、その目の前の地面に対し抉り返す様に
とめど無い轟風が吹き荒れる、泉には波が立ち、木すら傾ける突風が吹くだろう
しかし彼女の狙いはーーー地面を抉り返す事による、砂塵の霧散、視界を隔てる壁だ

砂のカーテンが彼女の姿を隠した頃合に風は少しずつ止んでいく
その先から、チンッ、と納刀音と共に、シャラ、と蒼く走る刃が引き抜かれる音


「極刀磁零……ーーー“青灰色の伝導伝磁”《Steel Blue Thuder Volt》」

ヂヂヂヂヂィッッ……ーーー風を無くし薄れて行く塵のカーテンの隙間から地から泉へと
素早い鼠が走るように拡散せんと龍の居る泉へ伝わんとす
485 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 01:27:52.33 ID:rK1wQBZIO
>>483

…どっかに…いない…わね

(見回して見るが、持ち主と思しき人影は無い。)
(チラホラといた人物は、皆異変を察知して逃げ出す。)

(そんな中、女は落ち着いていた。人の「死」には見慣れている。)
(特にこの世界では、刺し殺されるというようなことは日常茶飯事に思えた。)

…あんた、何者…いや、なんなの…?

つっても…ナイフが人の言葉を分かるのかしら…

(とはいえ、ナイフという「物」に話しかけるのも何となく不自然だ。女はそう考えてしまった。)
(相手に言葉を紡ぎながらも、どこかに使い手がいないか眼を走らせている。)
486 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 01:35:23.13 ID:NfpYUlFDo
>>485

【殺す、魔女は殺す】【心臓を抉りて殺せ】【苦悶を砕き自白させるのだ】
 【頭を抉りて 胸を抉りて 腹を抉りて 膝を抉りて 足を抉りて】

ナイフの刃先が女を向ける。
今までも同じく、これからも同じく。
心臓を貫いて殺せばソイツは魔女なのだ、だから殺す。

ヒュンと投げられた。投げると言うのは語弊がある。
その場にいない人間に投擲されたように、ナイフが直進した。
狙いは心臓、裁きの一撃。
487 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 01:44:27.90 ID:rK1wQBZIO
>>486

…あ、そ。

(なるほど相手の言葉を聞く限りでは、どうも殺害は一度や二度では無いらしい。)
(それは明確に言葉で紡がれたわけでは無いが、しかし、)
(何となく、というべきだろうか。直感で分かった。それだけ、ナイフの纏う雰囲気というか、)
(そういったものが強く、そして深かったということだろうか。)

あら…?

…!わたし!?

(気がついた時には、鋭角的に鋭いナイフが投げられ、否、「飛んで」来る。)
(女は剣を抜き、それを真正面に構えて受けようとした。)

…ちょっと、どういうつもりよ。私が魔女に見えるの…?
488 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/09(金) 01:49:06.36 ID:MkpZyybKo
>>484
【竜はブレスを持たない。竜は大地を焼く焔を持たない】
【なぜならば竜は探求の風を司る所謂魔法の竜であった】
【とある文学では、主人公を守護する幸いの竜としても描かれる類の存在】
【しかし見かけは、貪欲で来る者全てを食らう暴食のドラゴン】
【死すれば、その死体に毒虫が生まれてきそうな外見をしているのだ】

≪ほぉ、我が視界を奪う砂嵐か。我には通らぬが?まぁ食らえば私(ワシ)とて唯ではすまない≫

お前だからだろ?しかし、彼女の行動もまた慎重なものだ。砂嵐でこちらの接近を阻むとは

≪慎重?お前は何を見てきたのだ。『観察者』として、次の測定する技術を教えたはずだ≫

言いたいことはわかる、だが僕は唯お前と退魔師の戦いを『観察』するだけだ。

≪口が減らぬ。よかろう……この老骨がお前ら若人に風の使い方を教えてやろう。
 『観察者』よ、この光景を記録しておくのだ。退魔を齧った程度では真の竜は倒せぬと≫

【竜は砂風のヴェールが切れるよりも先にその両翼を上げる。その勢いや】
【少年があらかじめ岩にしがみついていなければ、その岩ごと少年の姿が消え去ってしまうほど】
【そして自身の背骨、ギリギリまでその翼を後方に存在させ、驚異的な攻撃を連想させる】
【竜はそれを自身の胸にまで来るほどに翼で泉を扇ぐ。その波動により泉の水は一時的に】
【竜の周囲から消え去ってしまう。ただしそれはほんのミクロ単位ではあるが】
【そして波動は文字通り竜巻となり、大波を引き連れて少女に向かう】
【少女が雷を放てば、それは竜巻に飲み込まれ……更なる嵐にへと昇華するであろう】
489 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 01:50:38.23 ID:NfpYUlFDo
>>487

【安心しろ、人間は死なない】【貫いて死ぬのは魔女だけなのだ】
【だから心臓を抉り判決を下す】
【人間なら安心しろ。痛みもない死にもしない】

貫いて死んだものは皆魔女なのだ。
彼(?)の言い分はそうなのだ。
だから、人間か魔女なんて関係ない。
魔女裁判とはそういうものなのだ。

ナイフは剣を構える女を視認し、感知した。
はむかうものだと、黙って裁かれる者ではないと。
心臓を狙う軌道がほんの少しズレ、その脇を刻もうとする。
先程まで心臓を狙ってた一撃なので、注意していなければ回避は難しいかもしれない。
490 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 01:58:08.97 ID:rK1wQBZIO
>>489

あーん…?

(ナイフを見る限りもちろん、発声器官など存在していなかった。みたところ普通のそれであるが、)
(不思議と「声」が聞こえてくる。どこからでも無い。右からでも左からでも、)
(下からでも上からでも無い。「どこかから」聞こえてきていた。)

ふん…私を「試そう」ってわけか―――――――生意気な…っ!!

(なんて強気な発言をしたものの、急な方向転換に対応できるほど、)
(女の動体視力は高くない。力は常人の何倍もあるが、それ以外は普通であった。)

(おそらくナイフは命中するだろう。相手の思ったところに、想定した通りに綺麗に刻むことができるだろう。)
491 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 02:09:41.83 ID:NfpYUlFDo
>>490

不思議なことに斬られたという苦痛は無かった。
感覚もなければ斬られた形跡も見当たらない。
攻撃が『素通り』しかたkのように。あるいは、初めから当たってなかったかのように。
ただ斬られた証拠を示すかのように、心臓脇の衣服が肉体を素通りしたかのように敗れている。
ただ変わりにある者が一つあった。

先程まで能力を使い冷房扱いしてたのが原因だろうか。
女の周りに一つ物が浮かんでいる。ソレはナイフだろうか。
氷のように冷たく冷気を垂れ流し、その刃もまた氷にような冷たく鋭い蒼をしていた。

【試すのではない、判決を下すのだ】
492 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 02:16:40.01 ID:rK1wQBZIO
>>491

…同じようなもんでしょうが。

(ちなみに、女は魔女ではなかった。魔女のように異能や魔翌力の類を有していない。)
(だから、というべきか。「鉄槌」とも言える判決の一撃―――――その名残はほとんど零に近い。)

…で?どうかしら?これで信じてもらえて?

…「無罪」?それとも「有罪」?あんたの「裁き」の対象になるの?

(剣を背中に戻す。「抜き身」いわゆる鞘無しで帯刀していた。)
(特に変化は無いように思える。痛みも伴わなかったし、出血も無い。もっとも服が微かに敗れているのだが…)

あら…?

…そいつは…

(属性は―――――――――――氷)
(新たにできたそれに、彼女は分かりかねる視線を注いだ。)
493 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 02:22:20.31 ID:NfpYUlFDo
>>492

【無意味】【心臓を抉らぬ限り判決はできぬ】

背後から声が聞こえる。その方向を向けばナイフが再び相手を貫かんとグルグルと回転しているのが分かる。

【先程の女は魔女であった】【だから死んだ】

その女とはつい先程目撃した彼女のことだろう。
そして再び今度もナイフが動く、縦横無尽に宙を飛び無茶苦茶な軌道を描く。
月明かりに反射され、その刀身は白い線を描いていただろう。
その無茶苦茶な軌道のまま、ナイフが飛んでくる。
今回は真上から真下に、落下し突撃し飛んでくる。
494 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/09(金) 02:28:37.35 ID:Yt1XCGw70
>>488
「ッッッ……ーーーー!!?」

飲み込まれる雷撃、桁が違いすぎる、異獣たる相手を見てきたが、異形ならぬ神獣に等しい
風の目眩まし、雷撃の不意打ち、彼女からしたら大物相手に使う常套手段でもあり
懇親にも及ばずとも、こうまで圧倒的に飲み込まれると、色々と戦慄を覚える
迫る竜巻は泉の波すら描き、飲み込まんとする
チンッ、蒼く走る稲妻の刃を納刀、その合間には地面の大半が飲み込まれている

「あーぁ……、こんな奴がウジャウジャ居る思うと、退魔師とかただのお飾りだね、もうッ」

[ピーーー]ない、死ぬものか、たかが化け物一匹の脅威に、私はこうして生き延びて来た、たった数年
短い?うるさいな、長ければ良いのか、などと
走馬灯にも近い思考を張り巡らせながら刀、零旋を抜き直す、秘めたる魔翌力は
常人のそれよりも優れている扱い切れるかは本人次第

「ッッァァアアアアアアッ!!!!」
「“緑灰色の懇親突風”《Steel Green Gust of Wind》」

紫の瞳は大きく発光を促す、津波が来る数m前、懇親の魔翌力を込め刀を振るうーーー
津波と竜巻に対しもはや実体有る風の塊を君臨させ

/字数の問題で続きます、すまぬ
495 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/09(金) 02:30:25.94 ID:Yt1XCGw70
>>494
/続き

無理矢理押さえ込もうとする、力技、放つ自分自身すら己の風で今にも紙みたいに
弾き飛ばされそうになる、風と風が入り組み飛び散る石が頬や足、体を削る
津波は彼女の居る位置を避ける用に断裂されている、風の力で無理矢理裂いているのだ
実体の有る風だからこそ可能ーーー……防いでいる合間は目の前の事しか集中できず
他に目を向ける余裕は無い

ーーーー

「はぁッ……ーーーふぅッ……ーーー」
(たった一撃で、なんて……ザマ、かなぁッ……ぁー、……まだ[ピーーー]ないや)

乗り越えた、津波と竜巻を
だがしかしーーー、ドッ、と額や頬に汗を染み掻かせ、肩で息をして零旋を杖代わりにし
疲弊した体を支えている
明らかに二撃目が来たら防げるとは思えない五体不満足状態
496 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 02:30:29.41 ID:rK1wQBZIO
>>493

ち…しちめんどうな。

(女は背中の大剣を小さく揺らしてから振り返り、しかめ面した。)
(何となく、ペースをナイフに奪われているような気がする。)
(しかも、相手のいう事は正しいのだろう。現に女――――ナイフの言葉を借りるなら、「魔女」は、)
(全ての中枢を担う心の臓を突き刺され、そして絶命した。)

そんなにむちゃくちゃな動きしなくても…

確かめるならさっさと―――――――しなさいな!

(そして、女は体を動かし、「自分から」ナイフの軌道に胸を入れた。)
(そのままナイフが直進すれば、先ほど魔女を殺したその鋒は女の心臓を捉えることになるはずだ。)
497 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 02:36:38.99 ID:NfpYUlFDo
>>496

これが奮うのでが人間であれば、その奇妙な行動に疑問を抱き動きを止めたかもしれない。
だがそんなことはあり得ないのだ。魔女裁判で使われる道具故に、心臓を貫くという目的しか持たない。

その軌道を変えることなくナイフは直進する。
しかしタダでは済まさない。上空で注意をとらわれる間に現れた氷のナイフが発行する。
氷のナイフは女の足元に落下するように落ちて、命中すれば氷属性の僅かなダメージを与えるだろう。
女が何もしなければそのまま心臓を貫くだろう。
498 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 02:45:27.62 ID:rK1wQBZIO
>>497

っ…!

…「そっち」のは食らうわけね…

(落ちたもうひとつのナイフを見つめて女は呟く。)
(足先がしびれた様に冷たくなった。氷属性やられ…「凍傷」である。)
(気を取られているうちにも、どんどんナイフは進んできた。女としても、一度行ったからには弾けない。)
(心臓に金属を入れられるという行為に対して恐怖を覚えていないかと聞かれると嘘になるかもしれないが、)
(しかし、そこは精神力で耐えている。やがて距離感が縮まり―――――――――――)








…で、どうかしら?

(魔女ではない、「人間の」女は自身の胸に深く刺さったナイフに問いかける。)
499 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 02:55:14.04 ID:NfpYUlFDo
>>498

女の思惑を何も考えることなく突進する。
そして、ソレは命中した。

女にやってくるのは刃物で貫かれたという灼熱感。
魔女裁判の道具は刃物としての切れ味を発揮し、そして貫いた。
人間の女の胸に深く突き刺さり、ナイフは動かない。最初の女と同じように。

【無駄だ】【お前が死ねば魔女なのだ】

例え相手が人間でも構わない、人間でも死んだら魔女なのだ。
胸に深く突き刺さっているのなら、おびただしい量の血液が流れるだろう。
人間は心臓に一突きされたら致命傷なのだ。

心臓なんて所詮はポンプ、心臓を貫かれたと言ってもすぐに死ぬわけではない。
それでも、ソレは時間の問題だろう。
500 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/09(金) 02:58:07.47 ID:MkpZyybKo
>>494>>495
【竜は大きく開閉した両翼をゆっくりと閉じていく】
【かなりの負担が掛かっているのか、先ほどまでの余裕はなさそうであった】
【しかし、それでもまだ少女自体は歯牙にかけていない様であり】
【翼を水に浮かしながら、笑うように少年に語る】

≪懐かしい、嘗て海賊に心を打った海竜と戦ったときにもこの手を使ったのだ。
 もっとも、あ奴はあの程度では怯みはしなかったのだがな≫

名づけて≪Die sturmische Uberschwemmung(嵐の氾濫)≫か……

≪いかんのぉ、若人は唯の竜巻に名などをつける。あの小娘も似た傾向があるようだな。
 まぁ、伝承に生きるものとしては非常にありがたいものであるのだが、少しでも生きた証拠があるのだから≫

【一度はなった嵐の行方を見届ける少年と竜。少女はそれを打ち消さんと】
【具象化した風でそれを破砕する。まさしく『ドン・キホーテ』だと竜は嘲笑した】
【しかし、その荒れ狂う世界を我が物にしていく少女に少年は素直に感心していた】

……確かに唯の竜巻だ。能力者程度に敗れるとは。

≪いったであろう?人が勝てる程度の脅威には希望しかないと。自身の繰り出した災害に人間が対抗できないなどと思い上がる。
 それが許されるのは、対抗されないまま終わることだ。私とて、真に命を懸けた技ならば大陸を沈めるといった偉業を成し遂げた≫

あの竜巻は過去に攻略者がいるのだろう?しかし僕はあの技を受けとけめたのを見るのは初めてだ。
まぁいい。少なくとも、やはりお前には勝てないようだな……

≪………いくぞ。あの程度なら食い飽きた。私に一撃程度を与えたくらいで息を荒くするものなどな。
 体が痛いと感じるのはだいぶ久しぶりだ。その状態で飯を食ってもうまくはない≫

【竜は少年に、自身の背に乗れと指示をする。しかし、少年は断るといわんばかりに】
【竜に手をかけて、なにやら言葉を交わしている。その言葉は少女には伝わらず】
【いつの間にか竜が消え去っており、残っているのは三角帽子を深くかぶり】
【マントを羽織った少年だけであった。彼は少女を一瞥すると岩から飛びさり、陸地にたどり着いているだろう
501 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 03:08:01.24 ID:rK1wQBZIO
>>499
/すいません…
/能力の、

>また手にしたナイフには魔法・魔術に関する存在を破壊する能力をつけられ、破壊した

/この部分が満たされてないので攻撃効果は得られないと思うのですが…
502 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 03:14:34.88 ID:NfpYUlFDo
>>501
/刃物による武器としての攻撃と、能力者としての攻撃はまた別です
/詳しくは授与3の973を
/通常時での能力発動は任意です と貰っています。

/問題あるのなら回避したということで構いません
503 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/09(金) 03:23:17.86 ID:Yt1XCGw70
>>500
「ぜぇッ……ーーーはぁッ……ーーーぬ、ぐ、ぅぅううッ」
(まだ……行けるッ……また酷使したらッ……体は壊れそうだけどっ)
(負けて、死ぬよりかはっ幾分……ーーー)

顔を俯かせ、地を膝に付きかけるも杖代わりに地に指す零旋に力を込めて何とか堪える
津波と竜巻、小規模と言えある種の天災レベルの対処を成したのだから当然の対価とも言える
しかし魔翌力は尽きて居ないーーー彼女の頭髪、紫色たる所以は魔翌力が色素化し
未だに内在しと居る事を示す、その秘めた魔翌力の貯蔵に関しては
天性のモノが有ると言える

ーーー疲弊から立ち直るのに必死で会話に耳が入って居ない、戦闘をいち早く続ける一心で
もう一度頭を上げると、竜の姿は既に消え去っていた、思わず周囲を見渡すも少年以外見当たらない

「っ……、あの化け物……は、何処へ行ったッ……」

足をよろつかせつつも、何とか立ち歩き、整わぬ息と言葉遣いながらも
乱雑に張り上げた怒鳴り声を少年に投げ掛ける、刀の先端を地に引きずりながら、未だに闘争を
成そうとしている、それは逆に痩せ我慢にも見える
504 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/09(金) 03:33:11.77 ID:MkpZyybKo
>>503
(ごめんなさい、少し寝てました!!。凍結良いですか?)
505 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 03:39:16.72 ID:rK1wQBZIO
>>499

…っ!!!

(ズブ―――――と差し込まれた瞬間に、女は思う)
(先ほどとは「違う」と。皮膚を突き破る感触と、そこから遅れるような痛み)

な…!!、お前…!

(慌てて刺さったそれを強引に抜き去り、投げ飛ばそうとした。)
(ダラダラと流れ出る血を抑える。片手で剣を抜いて、力なく倒れながらもナイフを見つめた。)

>>502
/あ、了解しました。
/で、申し訳ない…もう一つ、
/属性ナイフじゃないナイフも宙を浮くんですかね…?
/一応能力文にその様な記述がないので気になってしまいました…何度も申し訳ありません…
506 :【雅風閃華】 [sage]:2011/09/09(金) 03:40:19.40 ID:Yt1XCGw70
>>504
/了解ッス、一旦乙、改め、遅レスで済まなかったっ、また明日の夜分辺りにでも
/明日で無くとも夜なら大抵居ると思うので、おやすみあれ
507 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 03:54:28.89 ID:NfpYUlFDo
>>505
ナイフはナイフ、手を握るモノが居ればその意に従われざるを得ない。
人ではならぬ道具固有の弱点とも言えようか。

【浅かったか】

ナイフは嘘かと思うほど簡単に引き抜かれ、カランカランと音を立て地面に落ちてしまう。

【死なぬか】【心臓に到達していない】【シンギはまだだ】
【真偽はいかに】【審議延長】

ナイフは刃先を地面に足をつけながら立ち上がる。
その言葉には語弊が混じるも、ナイフは語りかける。

【審議延長】【撤収作業開始】

女が瞬きすると、ナイフの姿は消えていた。
噂のように呆気なく消え去り、ソコには何も居なかったかのように姿を消す。
呪われたどんよりとした空気も消え去り、もうソコにはいないことがわかるだろう。

/本体がナイフですので
/足が生えて動ける訳もないので
508 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/09(金) 04:11:40.94 ID:rK1wQBZIO
>>507
/あ、あーなるほど。了解です。
/なんども質問してしまってすいませぬ…


(―――――――――――いや、決して浅くはない。)
(決して浅くはない傷を、女は追っていた。抜くのが早かったから即死したというわけではなかったのだ。)
(ダラダラと流れる血液の量が、それを示している。それに、)
(身体の力がまるで入らず、そのままドサリと倒れた。)

―――――――――――シンギはまだだ

…ぐ、…

―――――――――――審議はいかに、審議延長

…こいつ…

(剣に被さるようにして倒れた女。そのまま無意識の内に、)
(氷属性の出力を上げて、その部位を強引に「止血」する。辺りを黒く染める流れ出る血が少しづつその量を少なくしていった。)








―――――――――――審議延長








(そのまま、彼女は意識を失う。)

(この時はまだ、人間の中枢である心臓に欠陥を負い、)
(そしてこれから先一生残る致命的な後遺症に負わされるということに気づいていなかった。)


/乙でした、かな…?
/なんかこちらの理解力が無くてグダッて本当に失礼しました…
509 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 04:13:52.54 ID:NfpYUlFDo
>>508
/いえいえ道具が本体という馬鹿なものなので
/お疲れ様でした
510 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/09(金) 05:57:11.63 ID:DTiJVvzy0
>>442

よし、もう大丈夫かな?

【なんとも珍妙な名のカレー屋に帰還する主人に眼をやった後】
【くるり、と少女に向き直ってから尋ねる】

どうして食い逃げしたりしたのかな?
怒らないから、教えてくないかい?

【その質問と共に顔に浮かべらていたのは】
【作り笑いとか、そういった物を一切感じさせない微笑み】

/一応お返ししますッ
511 :【悪夢病棟】@wiki E医療用メス×10 [sage]:2011/09/09(金) 18:49:11.71 ID:jNezBdI0o
【小高い丘に立っている一人の少女】

「とても綺麗だわ・・・」
「外の世界にはこんなに良い所があるのね・・・」

【頭の帽子が飛ばないように両手で押さえながら、丘から見える景色に感動している】

「お部屋から見る景色よりうんと綺麗・・・」

【徐々にライトアップされてきている街並みに目を輝かせている】

「そうだわ・・・今日は街にでも降りて見ましょうか・・」
「・・・・でも、それはいけないわ・・」

【哀しそうに景色を見下ろす】

「・・・・・コホッ・・コホコホッ!!」
【静かな丘で尋常じゃないほど咳き込み始める】
【第三者から見れば明らかに危険な状況だろう】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/09/09(金) 19:05:31.54 ID:xCEaVPvIO
>>509
横槍失礼します。そして今更なんですが…

ナイフが本体だから浮翌遊して攻撃は>>1のに記述してある
「ただし鬼だから怪力、天使だから空を飛ぶ等は勿論なし!」
に引っかかると思うのですが。

ナイフが本体だと攻撃をうけ辛かったり、受けてもナイフ硬度でダメージ受け辛かったり、浮翌遊だからとナイフの遠隔操作能力付加に等しくなったりと色々問題ある気が…

ナイフが本体ならば、ジョジョのアヌビス神みたいな振る舞いでNPCを使う(もちろんNPCのダメージは本体へ直結)のがギリギリかと。
それでも半不死身なのでなんともですが…

自分がロールを見ていて思ったことなので皆さんが納得しているならそれで良いと思いますが、自分は非推奨です。
513 :【凍烙刺氷】とうらくしひょう [sage]:2011/09/09(金) 19:26:50.97 ID:dhlIr1pIO
>>511
/まだいますか?
514 :【三竦之一】 [sage saga]:2011/09/09(金) 19:43:29.45 ID:n5dw/hsg0
>>512
そう言う話は避難所の議論スレでするべきではないでしょうか
515 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 19:48:39.39 ID:qzXZ7iA5o
吹き荒れる風、舞い上がる粉塵。

【自然公園にて】

十代後半と思われる外見の少女、剣と楯を持ち、半袖のYシャツの上に黒い半袖のジャケットを羽織るという奇抜さに更に磨きがかかった外見。身長の伸びてはいるが一度会った事のある人ならばこの少女の正体は容易に掴めるだろう。

居合い斬りの構えで視線の先に捉えるは空き缶。

「にゃろぉ...次こそ...叩き斬るっ!」

剣を振り抜く、空き缶までの距離およそ6m。ポニーテールが揺れる。

その時、剣から鞭のようにしなる風の刃が空を唸らせながら空き缶に襲う。

甲高い空き缶の破裂する音と共に空き缶が裂けた。

「あーあ、ダメかぁ。バッサリ斬りたいのに、バッサリ。」


「きゅーけいきゅーけい」と小声で呟きながら水筒の中身を飲み干す。

飲み干すと直ぐに地面に倒れこみ、夜空を見上げた。

「お腹空いた...(′・ω・`)」
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/09/09(金) 19:54:59.01 ID:IVSl1UQIO
>>514
スレ汚しすいません。
議論の前に本人さんに知らせた方が良いと思ったもので…

517 :【三竦之一】 [sage saga]:2011/09/09(金) 20:01:09.02 ID:n5dw/hsg0
>>516
それもそうですね
こちらこそキツイ言い方をしてごめんなさい
518 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/09(金) 20:41:00.15 ID:tpliZJBQo
>>454

【少年を調度よさそうな木にもたれさせる】

――お主の中に、蛇が居った

妾でも分からないというのは妙なモノじゃったが……

【辺りの土を簡単に器状にし、金の炎を当てる】
【するとそれは忽ちに土器となり、簡単なコップのようになった】

【チャプ、と湖の水を掬う】

飲みんす
多少楽になるじゃろう

【それを差し出す】
【澄んだ水、それは神聖なもので】
【邪気、汚れなど微塵にも見られない】
519 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/09(金) 20:45:36.93 ID:dhlIr1pIO
>>515
お見事

【ぱちぱちと手を叩きながら男が近づいて来た】
【見た目は20前半といったところで背中に身の丈ほどの杖を背負っている】

若いのに、よくやるね

【男は関心したような表情でにっこりと笑いぶつ切りにされた空き缶を拾い上げる】

【いきなり馴れ馴れしいのはご愛嬌だ】
520 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 20:53:56.76 ID:qzXZ7iA5o
>>519
「んあ?」

水筒が空、いや、そうでなく突如として声を掛けられた事に対しての反応である。

「本当にここの住人はフレンドリーですねぇ。」

暗に馴れ馴れしい人が多いという意味も込められてはいるが、慣れであろう。不思議と何も感じない。

立ち上がり、埃を払う。目の前のは男であろう、見て解る。

「なーに、魔術のトリックを組み込めば案外簡単なのよ。」

拾い上げられた空き缶を見つめ、剣を収める。
521 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/09(金) 20:57:10.36 ID:paIx4bat0
>>518

「………う…………」

「……へ……び………?」

【身を裂くような激痛は収まったが…軽い頭痛は続いている。】
【痛みの名残と経度の頭痛――主に前者――で、まともに思考できない。頭に霞がかかっているかのようだ。】

【木にもたれかかったまま、少女――『神様』の力の一端。】
【金色の炎、それがもたらす創造を目の当たりにする。普段の少年ならば、何かしらの感想を抱いたのだろうが…】

【生憎、今の少年にはそこまでの余裕は残っていない。】
【大分ハッキリしてきたとはいえ、まだ少し視界もぼやけているし…どこか、音が遠いように感じられる。】


「……あ………」

「………ありがとう、ございます…………」

【差し出された杯を、おずおずと両手で受け取る。】
【く、と喉を鳴らして、杯の中の水を3分の1ほど飲み干す。】
【けほ、と、軽く咽るが…先程よりも多少、顔色が良くなっているようだ。】
522 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/09(金) 21:03:08.24 ID:dhlIr1pIO
>>520
/うわぁ…容姿の描写忘れてました!
/【頭にはバンダナ、首から上にはマスクのようなスカーフを巻いていて青の瞳以外の顔は晒していない】
/を追加してください…後付けでごめんなさい

そうなんだ…
じゃあ、君『も』魔法使いかい?

【拾い上げた空き缶は黒マントのポケットの中へしまう】
【あとで捨てておくつもりだ】

523 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 21:03:32.99 ID:OEbi8+6Bo
>>445で再募集!
524 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/09(金) 21:03:55.27 ID:tpliZJBQo
>>521

取りつかれておるのか、妾でもパッと見で分からなかったが……

【「神様モード」の少女は、何処か厳かな威厳を醸しだす】
【見た目はそのままなのに、がらりとこうも変わるのか】

まあ、無理をするな
暫く休んでおれ

【碧の尾を再度顕現し、毛布のように相手の腹当たりに置こうとする】
【手触りは最高の自慢の尾、良いクッションになるだろう】

……

【先程の蛇について、少し考え始めた】
525 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/09(金) 21:08:06.94 ID:oOPWGSAbo
>>510
//遅れましたァァァァ!! 申し訳ないでござんすェ……


【少女は額についた汗をジャージの袖で拭き取り】
【しっとりと額にくっ付いてしまった頭髪をワシャワシャと浮かせる】
【序でに安堵の息も漏れ、絶望的な状況から脱却した反緊張感を漂わせる】

 【が】

【微笑を顔に貼り付けて、反転して少女にその顔を向ける紳士を前に】
【新たな冷や汗が米神からタラリと流れ落ちる】


「………カレーがボクを呼んでいたからだよッ!!」

【ビシィ】
【そんな響くはずの無い音が響く幻聴まで聴こえそうなほどに力強く】
【親指を立てる】
【ものの………口元に浮かべられた笑顔はぎこちなく】
【目ではなく親指が泳いでいた。 何処とも限らぬ虚空の彼方へ飛び去って行くかの如く……である】
526 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 21:09:59.55 ID:PvzKFEico
>>522
/了解であります!

「どちらかと言うと戦士だけど、まぁいいや。」

「魔法剣士、がわかり易いかな?」

指先から小さな炎を出して見せる。

その炯々と煌めく炎は柔らかで優しい光を放っていた。

「んで、その空き缶をどうするの?ただのゴミだけど。」

君『も』魔法使い。引っかかるのはそこ、されど問う程の事であろうか。そんな審議が脳内で繰り広げられていた。
527 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/09(金) 21:19:30.34 ID:dhlIr1pIO
>>526
魔法剣士…!
なるほど、器用なジョブなんだね

【少女の指先に灯った火は人間が科学の力を起こすそれよりも遥かに美しい――人の心を反映したような光を放っていた】
【男の目は驚きと喜びの色を表情の代わりに映している】

ん?
あぁ、これはあとで捨てようと思ってね

別に何かに使おうってわけじゃないから、安心してくれ

【何がしか疑われているのかと考えたのか理由を素直に答えておく】
【相手が信じてくれるか否かは分からないが】

528 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/09(金) 21:20:18.39 ID:KmHggU2IO
>>523
【町外れの街道を歩く男が一人】
【悪い子を探し、お仕置きをし、更正させる為に】
【ウェスタンハットを被り、腰のホルスターには白銀のリボルバーだけが月光を浴び、淡く輝いている】

あれは…?

【静かな街道に響く陽気な歌声】
【そして、陽気な歌声とは相対的な光景があった】

それは君がやったのかな?

【男はいかつい顔をさらに険しくして問うた】

/よろしいでしょうか?
529 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/09(金) 21:20:43.64 ID:paIx4bat0
>>524

「……あ………」

「(…急に、雰囲気、が……)」

【少年の霞がかった思考でも、少女の変化は分った。】
【『神様』といって何ら遜色ない…厳かな雰囲気。先程までの少女には無かったものだ。】

【…正直、激しい痛みのせいで、白い炎が手の甲に触れる以前の記憶が若干無くなってはいるが。】
【それでもこの少女――『神様』の事は、記憶に残っていた。】


「……あ、ありがとう…ございます………」

【さっきからお礼を言うばかりだ、と内心で苦笑する。】
【そんな思考ができるということは、順調に回復しているのだろう。】
【事実、少しとはいえぼやけていた視界は完全にハッキリしているし、どこか遠かった音も今は正常な距離だ。】


「…………………」

【碧い炎を纏った尻尾が毛布のように自分の腹部に置かれる。】
【自分を気遣ってくれているのが、痛いほど分かる。…何となく、その尻尾に手を置こうとして。】

【上げかけた右手を、躊躇するように留める。…『神様』の尻尾に、散々迷惑をかけている自分なんかが触ってもいいのだろうか?】
【それに何か考え事をしている様子だし…と、考えたが。】
【若干霞がかった思考が原因なのか――もうどうにでもなれといった風に、ぽむ、と右手を尻尾に乗せる。】
530 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 21:27:02.63 ID:OEbi8+6Bo
>>528

「らんらんらんらんらんららr…あらこんばんは。ご機嫌麗しゅう」

気持よさ気に歌っていたが、それは知らない男の声で中断と相成った
首だけで振り返ってから形式だけの挨拶をこなし―――…勢い良く青年の喉元からナイフを引き抜いた
まだ生暖かい血液が、少女の白い肌に紅い染みを作った

「…えっと、これは誤解なのです。私がナイフを振っていたところに、偶々彼が刺さって来ただけなのです」

その言い訳に信憑性は皆無
それは少女も自覚しているようで、咎めを怖じている様子はおろか、あまつさえ薄く笑みを浮かべている
531 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 21:27:16.73 ID:PvzKFEico
>>527
「そりゃまぁ水道光熱費不要、電気代も掛からないしそこそこ器用にこなせるから便利だね!」

「ってのは冗談だけど実際器用過ぎて器用貧乏というかなんというか。」

実際この少女は旅をしながら歩いているため魔法が無くても水道光熱費・電気代は掛からない。

指先に灯った炎を包み込むように水の球体が現れ、一瞬美しい"水の中に灯る炎"の姿が見えた事だろう、

そして酸素を失った炎は消える。

「ああ、そう。ありがとう。」

それで

「つまり、さっきの言葉からして貴方も魔術・魔法・能力に関しての関係があるの?」
532 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/09(金) 21:28:06.73 ID:tpliZJBQo
>>529

――礼などいい
事の発端は妾じゃ

【眼は鋭く、研ぎ澄まされたナイフのように】
【また、言葉も何処か鋭さを持った物だ】
【それは雰囲気に由縁する物故、攻撃的な物ではない】

堪能しても良いぞ
尾のグラマーさには自信があるからのう

【冗談持たせて言う】
【たしかに、自負するだけはあってそこらの毛とは密度も毛並みも手触りも段違いだろう】
【気を抜いてる時に抱けばすぐに眠れてしまいそうなくらいだ】

……お主、巨大な蛇に覚えはないか?

【結局ひと通り考えたが答えは見つからず】
【本人に聞くことにした】
533 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/09(金) 21:35:25.48 ID:kHR668DHo

それは緩慢な日常にひっそりと紛れ込んでいた危ない非日常の一場面だった。
テロが静まりて一月程、近頃堰き止められた水のように減った仕事を四苦八苦
今宵は奇妙な依頼にて、僅かにおくれた終了時間。彼は疲れた身体を引きづり歩き

……されと、彼の顔は春の木漏れ日を味わうように暖かく、和やかな色に染まって…
白い手袋を嵌める左手には仄かに湯気が上がる肉まんの箱と右手には酒瓶が一つ
ゆらりゆらりと彼は歩く。それは月の微笑みが照らす裏通り、ぶらりぶらりと彼は進む
534 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/09(金) 21:36:21.10 ID:fB3yguxuo
>>531
手数が多い、ってわけだ

【風、炎、水の三種類の魔法を確認し少女のチカラをこうまとめた】
【近距離をこなす剣技と中距離と近距離の威力増加を担う魔法の数々…男は少女が少しだけ羨ましくなった】

そういうことになるね
僕の場合完全な魔術頼りだけどね…

【背に担ぐ杖の頭にぽんと手を乗せて苦笑いした】
535 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/09(金) 21:38:42.51 ID:KmHggU2IO
>>530
【青年の返り血を浴び、それを気にする素振りすらみせず寧ろ笑みすら浮かべている】
【誰がどう見ても正気だとは思えない】

それが言い訳かい?
僕には言い訳する気が全くないような…どちらかと言うと挑発している風にも感じるのだけど

【男の顔は険しいままだが、内心は悪い子を見つけだせたことに喜びを感じている】

君は悪い子だよね?
悪い子ならばお仕置きをしなくちゃいけないんだ
父も母もそう言っていた
悪い子はお仕置き、それで良い子にならなければもういらないって…

【悪い子だと確信していながら問いただした】
【そしてゆっくりと腰のリボルバーへと手を添えた】
536 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 21:42:13.05 ID:PvzKFEico
>>534
「うん、そうなるね。そこそこ応用も効くし。」

火・水・風・雷・地の5つの力と回復魔法。大体の事は出来るが以外と出来ない事も多い。

実際使う戦法も極一部であり、広く浅くを地で行く少女であった。

「でもその分大分深い事が出来るんじゃない?」

魔術頼りならば逆に言えば魔術に特化している。ある一つに特化する事は大きな力になる。
537 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/09(金) 21:44:17.37 ID:fB3yguxuo
/次遅れます!
538 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 21:50:33.47 ID:OEbi8+6Bo
>>535

「そんなそんな、誤解なのです〜」

聞く耳持たずといった様子だった。足元に崩れ落ちた死体を満足気に眺めている
しかし男の続く言葉には反応を示した

「ん、お仕置きは嫌なのです。反省するので許して欲しいのです」

ビシッと整列をするような動きで姿勢を整え、次に両脇を締め、胸の横に両手を持ってくる
それを前へ倣えの要領でシュバっと突き出そうとした。尚、右手にはナイフを握ったままだ
この時点でなんの動きも無ければ、そのまま両手をんばっと上に遣り、降参のポーズを取るだろう
539 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/09(金) 21:52:52.99 ID:paIx4bat0
>>532

【少年は、ほう、と安堵の溜息をつく。】
【つい尻尾に手を置いてしまったが…その直後、正気に返ったのだ。】
【かと言ってすぐに手を離すのも失礼なんじゃないかと思い、結局手を離せないでいたのだが…いやはや、本当によかった。】


「あ、ありが―――あ、い、いや……」

【鋭さを孕んだ少女の言葉に、条件反射で礼を言おうとしてしまうが…】
【途中で気付き、言葉を止めた。…どこか、居たたまれない気分になる。】


【少年の私感では――いや、少年以外でも、少女の尻尾の毛並みは見事だと思うだろう。】
【あまりの心地よさに無意識に撫でてしまい、少しぼうっとしていたが…投げかけられた言葉に、意識を覚醒させる。】

「…巨大な、蛇……ですか?」

「………………」

【尻尾を撫でていた手を止め、考え込む。】
【とは言え無意識下の行動だった為、少女の尻尾を撫でていた事に関しては無自覚なのだが…ともかく、考える。】


「……すみません。僕には、全く………」

【そろそろ頭痛も引き、思考にかかっていた霞も晴れた。】
【ほぼ普段どおりの思考でも、少女の言う『巨大な蛇』には覚えが無かった。】
【ただの蛇ならば兎も角、『巨大な』蛇ならば、一度見れば忘れない。だから少年の記憶違いと言うことは無いだろうが…】
540 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/09(金) 22:02:54.40 ID:tpliZJBQo
>>539

……そうか

【それだけ言うと】

まあ、ならば今考えても仕方なかろうな

【雰囲気が一気に柔らかくなった】
【最初のような、のほんとした感じ】

(白炎で焼かれたと言うことは――やはり、悪しいモノなのじゃろうが……)

【脳裏でもう一度、そうつぶやくようにすると、後回しにした】

エイト、歩けるか?
なんならば麓まで送るがのう

【もふりとした尾を軽く震わせる】
【機嫌が良いという印だ】
【柔らかく微笑む姿は矢張り見た目相応のモノだった】
541 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/09(金) 22:03:08.45 ID:KmHggU2IO
>>538
【こちらの問い掛けに少女に応答はしているが、視線は青年へと向けられたままであった】
【もはや何処をどう自分が誤解しているのか説明してもらいたいぐらい明白な状況であった】
【そんな態度に苛立ち始めたとき、反省すると言う言葉が耳に入る】

反省するのかい?
じゃあ、もうそんなこと…つまり、殺しをしないとでも?

【少女のナイフを持ったままの挙動に警戒し、銃を抜き構えたまま問い掛けた】

【もはや男の中では殺しと確信していた】
【しかし、反省すると言われて本当に反省するならば良い子だ】
【そうなれば、お仕置きはできない】
542 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/09(金) 22:05:41.86 ID:fB3yguxuo
>>536

うーん…
そうあってほしいね

【やはり苦笑いしながら背中から杖を取り出し、地面に突き刺して立てる】
【そして何やら小さく呟いて魔術を発動させる】

水よ…霧となりて我が身を隠したまえ……

【すると杖の周りに4つの青い水の球が現れくるくると回りながら同時に頂点へ向かい、杖の先っちょで合体】
【ちゃぽんと清らかな音をたてて一つの大きな球体へと成り―――弾ける】

…こんな感じ…かな?

【拡散した水が霧となり、2m先の視界すら危うい濃霧が発生した】

/ただいまです!
543 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 22:15:16.17 ID:OEbi8+6Bo
>>541

「いえすいえす、反省なうー」

両手を挙げたと思ったら、今度はくにゃくにゃとした動きで両手を垂らした
そして右足で一歩下がる…とみせかけて一歩進む! …しかし何も起こらない
一見、子どもが時折みせるような意味不明な行動である。だがそれは、油断を誘う罠であった

「――――らん、らんらららんらん」

また、間の抜けた調子で歌い始める
ふらふらと、掴み所のない挙動の中で―――能力発動

先ほどの“前へ倣え”のポージングが仕込みである。その時に、己から真正面へと “線” を引いていた
そして子どものような動きの中でその線に自らを触れさせ、後はその線の長さを伸長させれば――…


「…らん♪」


男の背後に瞬間移動し、ナイフを右肩目掛けて振り被るシチュエーションの完成である
自身を線の中に取り込ませ、瞬間移動したかのように見せる…少女の常套手段だった


/すみません、飯落ち挟みます
544 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 22:15:42.54 ID:PvzKFEico
>>542
/おかえりなさいませ!

「?」

杖を地面に突き刺す男、詠唱であろうか。
言葉を紡いだ後に水の球が不可思議な動きで杖の先端へ...弾け、霧と化した。

その光景を見て感動する少女。

「やっぱり魔術専門の人は格が違うなぁ!」

何やら興奮で声が大きい、2m先もロクに視認出来ない空間で少女の声はよく響いた。

「虚無満たし不可視なる力よ、我が一点に集いて牙を剥け。エアロ!」

呪文を詠唱した瞬間、竜巻とも旋風とも呼べない上昇気流が発生。少女と男の間の霧を薄くする。

実際無詠唱でも発動出来たのだが...
545 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/09(金) 22:23:20.71 ID:paIx4bat0
>>540

「…あ、いえ……そこまで迷惑を掛けるわけには。」

【柔らかく微笑む日向のような雰囲気に、一瞬見とれる。】
【しかしすぐにハッとなり、慌てて。首を横に振る。】

【名残惜しがりつつ、少女の尻尾から手を離し…固い地面に両手をつく。】
【もたれかかっている木に体重を預けるようにして立ち上がる。】

【キョロキョロと辺りを見回し、地面に投げ打たれた松葉杖を見つけ、駆け寄ろうとして、フラつく。】
【まだ走れるほどに体力が回復していないのだろう――おぼろげな足取りで松葉杖に近寄り、拾い上げる。】
【少女の力によって怪我は完治したが…だからといって、病院の備品を山に放置するわけにもいかないだろう。】

【その後、松葉杖を手にした少年は、少女に近寄り…ペコリ、と頭を下げる。】


「―――大稲荷様。ご迷惑をお掛けして、どうもすみませんでした。」

「そして、ありがとうございます。大稲荷様の力がなければ、僕の怪我はこんなに早く完治しませんでしたし…それに―――」

【倒れた時に一人だったら、もしかしたらこうして立つこともままならなかったかもしれない。】
【少年は、あの時の事をひどく気にしているようだ。霞む意識の中で、自分が倒れてしまったのを憶えている。】


「僕は、これから下山しようと思います。」

「少しフラつくんですけど…怪我も治ったし、たぶん大丈夫だと思います。」

【それじゃあ、また。】
【最後にもう一度頭を下げて、少女に背を向け歩いていく。】

【向かう先は少年が山頂に上ってきた山道。】
【言葉通り、足取りはフラフラしているが…一歩一歩を気をつけて、歩いている。】
【何もなければ、このまま山を降り始めるだろう。】
546 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/09(金) 22:26:26.75 ID:fB3yguxuo
>>544
やっぱり、器用だね…

【深い深い霧の中でよく響く少女の詠唱】
【それと払われた霧から『風』の魔法と判断する】

【そして少し対抗心が生まれたのか再び魔術を発動する】

―――風よ…一陣の旋風となりて道を開きたまえ……

【男が詠唱をするのは魔術の精度を上げるためだ】
【一種の癖に近いものでもあるのだが】

【先ほどと同じように、今度は白っぽい球体が杖先に現れ―――射出された】
【バスケットボールをひと回り大きくしたような風球が地面に触れると、人一人が悠に呑まれてしまうほどの竜巻が発生する】

さすがに魔術で負けてたら立場無いですからね…
ちょっと気合い入れてやってます

【びゅうびゅうとしばらく残り続けた竜巻によって霧は殆ど払われるだろう】
【やや大型の魔法の連続発動によって少し疲れたのか、肩が僅かに上下に動いていた】
547 :【隠密爆楓】煙幕を作る能力@Wiki [sage]:2011/09/09(金) 22:27:34.83 ID:EVMtF3fzo
町外れ。
すでに廃棄された小さな教会。
月の光が割れたステンドグラスから差し込んでいた。

「……」

一番奥には大きめの古びた十字架が飾られている。
それを見上げ、ただぼぅっと見つめる一つの影がそこにあった。

灰色の髪、灰の楓を散らした黒の着物、白い肌。
まるで白黒写真から飛び出してきたような色合いの青年だった。
右目に着けられた黒の眼帯と、その下に掘られた黒の十字架が印象的である。

「はぁ〜……」

と、しばらく十字架を見つめると深い溜息を吐いた。
どこか疲れた表情を浮かべており、青年は並べてある経年劣化した木の椅子に寝転んだ。
闇も飲み込むような黒い眼は、ただボロボロの天上を見つめている。
548 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/09(金) 22:28:26.75 ID:KmHggU2IO
>>543
そうかだったら…?

【などと、いまいち腑に落ちないながらも相手の言葉を信じようとした、その時】
【フラフラと特に意味のないような、まるで落ち着きのない子供のような挙動】

君は本当に反省すr !?

【突如少女の姿が消える】

…っち!…瞬間移動か…

【後方から声が聞こえ距離を取りながら振り向こうとする】
【もしも、少女がナイフを振り下ろすならば、常人の身体で避けられる訳も無く、狙い通りの場所を切り裂かれながら後退するだろう】

/了解です!ごゆっくりどーぞ!
549 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/09(金) 22:32:41.41 ID:tpliZJBQo
>>545

迷惑などと言うなというておるに……

【苦笑】
【その後に苦しませてしまったのは自分なのだ】

ふむ……

【一段と朱い尾の炎を金色に混ぜる】
【その中に手を入れ、抜くと表れたのは炎の玉】
【素手で触れているのだから、熱くはないのだろう】

これを持って行くといい
安全に早く降りる道が見えるぞ

【様は、幻覚の応用】
【金色の炎と合わせることで降りることが出来るくらいまでの持続させられるだろう】

【それを渡そうとする】
【朱と金の混じった色は、小さな太陽のようだ】
550 :【謎字抹殺】 [sagesaga]:2011/09/09(金) 22:37:02.14 ID:v8n/ql9Yo
>>512
とりあえず上についての返信と補足です
言い分の通りにナイフだから浮く、ということはありませんが。
上での描写があるように透明人間が〜〜のように、人が手に握られているような範囲までの行動していません。
投擲されたナイフの方向転換は即死というより致命傷が厳禁な為に発生し、
上空から〜〜の下りはジャンプし、ナイフを振り回す。その後投擲等(落下するように)など能力者の可能な範囲までしかしていません。
同時に言い分のナイフ〜〜のこともするつもりはありませんし。初期装備扱いのナイフは市販のものより頑丈ではありますが

とりあえず後で授与者さんに聞いておきます
551 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 22:40:02.50 ID:PvzKFEico
>>546
詠唱、男の魔法だ。
次は竜巻が発生、霧は殆ど晴れて行く。

「やっぱりこれくらい大規模に発動したいよなぁ...よし!」

手を勢いよく打ち合わせた瞬間、少女の目が紅く光る。

金色の、視覚化される程の覇気がオーラのように展開。

「貴殿、我が魔術を見るがよい。否、我の実力を判断して頂きたい。」

口調が変わる少女。

「空高く木霊する、天動の号砲よ。汝の怒りを閃光に。全てを歪めん。アルトリス!」

突如暗雲が渦を巻き、瞬間、激しい爆音と共に一発の雷が近くの木に直撃。燃やし、砕き、雷を受けた木は倒れ始める。

剣を抜き、風の魔法による鎌鼬。

倒れ始めた木を切断し、周りへの被害を最小に。

威力こそ男には及ばないものの、この手数の多さを改めて実感するかもしれない。

雰囲気が、元に戻り、普通の少女へ。

「ちょっとヤル気出してみました。」
552 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/09(金) 22:42:45.58 ID:paIx4bat0
>>549

「……あ………」

【一瞬、言葉を失いかけた。】
【少女から渡されたのは、朱と金が混じった宝珠。】
【一段と朱く燃える尻尾から取り出されたものだが、直に触れても熱くない。】

【何故言葉を失いかけたかと言うと。有体に言えば、またも見惚れたのだ。】
【少女から手渡された宝珠。まるで小さな太陽の如く美しい。】

【大事そうにそれを懐に仕舞うと、少女に向き直った。】


「では、僕はこれで。」

「…何から何まで、本当にありがとうございました。」

【そう言って、儚げな笑みを浮かべる。】
【そして、改めて山道方向に足を向け、進み始める。】
【少女から渡された宝珠の力によって、恐らくは何事もなく安全に下山する事ができるだろう。】
553 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 22:47:10.85 ID:OEbi8+6Bo
>>548

少女の振り下ろしたナイフは、男の右肩を深く抉った
更に、後退しようとする気配を察知して、ナイフが抜け切る前にぐりっと右へ半回転させようとする
効果のあるタイミングか否かはかなり際どいタイミングだが、成功していればより強い激痛が男の右肩に走るだろう

そのテクニックが成功するかしないかに関わらず、少女は追撃を行おうとしない
ナイフに付着した血液を、嬉しそうに舌で舐め取った


「…………ぅぇ」


しかしこの少女、死体は好きだが血が好きな訳ではない
格好付けようとしたのだが、その味の悪さに顔を顰めるのだった。命のやり取りをしているとは思えない程にマイペースを貫いている
554 :【朱ニ輝ク大稲荷乃神】元ちび神様 [sage]:2011/09/09(金) 22:48:51.32 ID:tpliZJBQo
>>552

気にするなと何度言わせる気なのじゃ

【少し呆れるような、それでもお礼は嬉しいらしく、笑う】

それじゃあのう!

【そう言って、少年を見送る】



……しかし、何が……

【不安そうに、つぶやいた】

/絡みおつかれさまでした!
/長いことおまたせしたりしてすいませんでした!
/ありがとうございました!
555 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/09(金) 23:01:42.27 ID:fB3yguxuo
>>551
【少女の雰囲気が変わり、二種の魔法と剣戟で木を粉々にしてしまう】
【鮮やかで美しく、かつ無駄のない連携技だった】

ひゅ〜…
敵わないなぁ

【魔術と魔法の見せ合いはお終い、という風にその場に腰を下ろす】
【杖は未だ地面に突き刺さったままである】

戦う女の子っていいね
綺麗だ

【バンダナとマスクを結び直しながら軽い変態発言をする】
【息切れは大分収まっていた】
556 :【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki [sage saga]:2011/09/09(金) 23:07:01.44 ID:paIx4bat0
>>554

【少女の不安などつゆ知らず、少年は順調に下山する。】
【途中何度か躓きかけたが、持っていた松葉杖が役に立った。拾っててよかった。】

【やがて少年は、山の麓に辿り着く。】
【辺りは入ってきたときと変わらず神秘的な雰囲気を感じるが…少し向こうには、人々の営みである光が見える。】

【ふと気付いて懐から宝珠を取り出すが、太陽の如き輝きはもう消えてしまっている。少年が無事に下山した事で役目を終えたのだろう。】


「…はぁ…不思議な体験をしちゃったなあ。」

「やっぱり、本物…なんだろうなぁ。」

【そう呟いて、今しがた自分が降りた山を見上げる。】
【山頂に居た少女。自らを『神』と呼ぶ少女。】

【言葉通り、本物なのだろう、と少年は思う。】
【そもそも自分が無事に山を降りられたのは、あの少女がくれた宝珠の力が大きいのだ。一体どれほどの恩を受けたか分からない。】
【まだ手に持っていた宝珠を、再び懐に仕舞いこむ。】


「…………………………………………………………」





                            【嗤う=B】
                           【白い、少年が=B】
                         【口の端を、歪に歪めて=B】
                            【嗤う=B】




『…神、か。』

『クク、成程――――――――』











「…………………あれ?」


「…僕、何してるんだ?」



【少年は、キョトンとした表情で。】

【見上げていた山から、視線を戻し。】

【街へ、歩いていった。】


/絡み乙&感謝でしたー!
まさかここまで長くなるとは…こちらこそ、ありがとうございました!
557 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 23:08:12.93 ID:PvzKFEico
>>555
「でもやっぱり貴方のように迫力が出ないんですよねぇ。」

魔法は派手に限る、むしろ派手な魔法に憧れがある。何故か...と?浪漫である。

剣を収め、魔翌力のチューニングも兼ねて数発の電気を手から地面に放出。

「そうですかね〜?」

僅かに見える照れを隠すように髪を縛り直す。
558 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/09(金) 23:08:41.04 ID:kHR668DHo

テロが静まりて一月程、近頃堰き止められた水のように減った仕事を四苦八苦
今宵は奇妙な依頼にて、僅かにおくれた終了時間。彼は疲れた身体を引きづり歩き

……されと、彼の顔は春の木漏れ日を味わうように暖かく、和やかな色に染まって…
白い手袋を嵌める左手には仄かに湯気が上がる肉まんの箱と右手には酒瓶が一つ
ゆらりゆらりと彼は歩く。それは月の微笑みが照らす裏通り、ぶらりぶらりと彼は進む

ひゅう、と。僅かに紅葉の赤が混じり始めた街路樹を鳴らしながらに風が奔る。
様々な匂いが混じった生温い風は身体の奥を撫でる様に額に滲んだ汗を彼は手の甲で拭った
559 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/09(金) 23:10:12.11 ID:KmHggU2IO
>>553
ー…っぐ…

【右肩を深く抉られ、さらに抉るようにナイフの回転が加えられる】

っがぁ!

【完全に回転が終わる前に距離を取ることはできたが、傷が更に広がったことに変わりは無い】
【もはや右腕はかろうじて銃を握る程度の動きしかできない】
【振り向くと男の血液を舐め、顔を顰める少女の姿】
【命のやりとりをしているとは、思えない…これが日常であり、少女にとっては朝起きたら歯を磨く程度のことなのだ、という考えに到達】

なんて悪い子なんだ…お仕置きしなくちゃ

【そう言葉を紡ぐと、銃を左手に持ち変え引き金を2回引いた】

【2匹の小さな白銀色の鷹 が銃口から飛び立つ】
【鷹は周囲3mに暴風を纏い、少女の両肩を掠めるような軌道を描き飛んで行く】
【速度は常人がギリギリ避けれる程度】

【異能の干渉を受けにくい鷹だが、もし避けたとしても暴風に晒されれば身体能力低下を受ける】

【リロードまで4発】

/すいません遅くなりました!
560 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/09(金) 23:15:23.93 ID:fB3yguxuo
>>557
魔術は見世物じゃないから、僕は実用性が一番だと思うよ

【手から地面に向けて雷を放った様子を見て腰が少し浮きそうになる】
【情けないことにビビってしまったのだった】

うん
…本当は、男が戦うべきなんだけどね

【少女が聞き返してきたのに大きく頷き、続いてかなりの小声で呟いた】
【そしてマントの中に手を突っ込み、紙に包まれたパンを取り出した】

お腹減ったっていってたよね?
食べる?

【それを少女の方に差し出しながら、目を笑わせて聞いた】
561 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 23:21:29.47 ID:PvzKFEico
>>560
「相手の戦意を削ぐのに派手な演出はよく効くんですよ、インパクトは重要ですよー?」

畏怖すべき対象として派手で象徴性に富む魔法の一つは覚えておいて絶対に損は無い。

心弱きものは畏怖の対象を見ただけで逃げ出す。無駄な血を流さず済む訳だ。

「この道は私が選んだ道です、だから性別関係無しに私は一人の戦士なんだよ。といってみる。」

紙に包まれたパンを見た瞬間、少女は鈍器で後頭部を殴られたような顔をした。

そう、空腹だ。

「い、頂けたりしちゃいますか?」

目を輝かせながら問う。
562 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 23:22:55.66 ID:OEbi8+6Bo
>>559

「――――!! …んふ?」

苦々しげな表情をしていた少女だが、銃を構えた音を聞いて素早く戦闘の構えを構築した
しかし吐き出されたのは弾丸ではなく、白銀の鷹が二羽。あまりに予想外だった光景に、間の抜けた声が漏れる

「なんぞこれぇー」

言いながら、真横一文字にナイフを振った。当然、その先には線を引く
そのまま間を置かずに、後方へ数歩分の跳躍

鷹が直進を続けるのであれば、少女の引いた見えない(非常に見づらい)線に当たり、線に取り込まれてしまうだろう
しかしその特性と合わせ、持ち主の強い意志による指示が出れば、線を無理矢理抜け出すことは可能である
だが裏を返すと、己の攻撃が突然の消失を見せたことで動揺や警戒…即ち “慎重さ” に繋がる感情を抱いてしまったのならば、攻撃は完全に無効化されて終わるだろう

尚、暴風のヒット判定はその結果によって左右される
563 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/09(金) 23:30:35.20 ID:fB3yguxuo
>>561
ふぅん…
そうなのか…勉強になります

【あまり対人戦をよしとしない男にとって、魔術は逃げるための手段となることが多い】
【考えてみればその通りだ―――今度必殺技でも開発してみようかなと考える男であった】

…そっか

【事情は色々あるのだろうが、それには触れないでおく】
【少女にとっての聞いてはいけない話かもしれないからだ】

うん、いいよ
魔法剣士の実技を見せてくれたお礼だと思って

【そう言うとパンを右手でぽんと投げた】
【パンは放物線を描きながら少女の元へと飛んで行く】


/そろそろ眠気がやってきました…もうなんか色々とごめんなさい
/〆でも凍結でも構いません!お任せします!
564 :【見習い戦士】Lv.5:exp(0/5) [sage]:2011/09/09(金) 23:39:39.26 ID:PvzKFEico
>>563
「あとカッコいいし。」

一番コレが重要、そう、重要。

大規模な魔法こそ上手く発動出来れば爽快そのものである。

「ええ、師との約束もありますし。」

師匠、剣の道を教えてくれた恩人。それだけでは語り尽くせない恩がある。

「ぅおっとっと。」

投げられたパンを危うく落としそうになるも、なんとかキャッチ。

「ありがとうございます、そして。いただきます!」

まるで今まで雪山で遭難して食べ物を食べられなかった人のようにパンにありつく少女。

少し時間がたち、遅い夕食を終える。

「ええと、今日はありがとうございました!」

恭しく一礼をすると、自然公園を後にした。

exp+1

/少々無理やりですが絡み乙&ありがとうございました!
565 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/09(金) 23:40:10.72 ID:KmHggU2IO
>>562
ー!?

【飛び立った鷹達は忽然と姿を消した】
【貫くという意思はなかった】【要因はいくつかある】
【まず発砲直前の間の抜けたと言っても過言でないであろう行動による油断】
【そして、相手の能力も把握しておらず瞬間移動が能力だと勘違いしていたこと】
【まさか鷹が消えるとは思うまい】

(ものを消し、出す能力…瞬間移動はそれの応用か…そして直前にナイフを振るっている…)

【全貌はわからないがなんとなく雰囲気はつかんだ】

ならば…これはどうだ?

【今度は一匹を直進、そしてもう一匹を方物線を描く様に相手に発射した】
【更に今回は正体のわからない異能を強く意識している】

【男は右肩の出血が酷く、依然立ち尽くしたままの発砲である】
566 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/09(金) 23:45:03.84 ID:fB3yguxuo
>>564
それは、ある。

【こくりと大きく頷く】
【なんだ2人とも厨二病か】

【少女がパンを食べ終え立ち上がると同時に男も杖を支えに立ち上がる】
【そして去り行く背中に手を降った】

またね〜

【男もまた腹が減っていたため、杖を素早く引き抜いて背中に担ぐと少し早足にその場を後にした】

/乙ありでした!
567 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/09(金) 23:58:40.20 ID:OEbi8+6Bo
>>565

「なんだか雀みたいなのです。眩しいのでよく見えないのです」

発射の瞬間を見極めて観察し、出した結論がそれだった
関心はあるが、感心はしない。そういう語調である

そして少女は、回避を試みる。迎え撃つではなく、回避
“これはどうだ”という言葉を聞いて、先ほどとは毛色の違うものだと判断した為だ

まずは大きく右方へと踏み出した。そのまま踵を軸に体の方向を転換し―――直進
男の真っ直ぐ右側にまで回りこもうとする…が

「………?」

体に違和感を感じた。それは、身体能力低下の兆し
この街道、左右にそれほど広くはない。二撃目の暴風を、軽くではあるが浴びてしまっていたのだ
スピードが落ちた少女。その戸惑いの残る数瞬の間に、男の攻撃チャンスは訪れる
568 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/10(土) 00:00:08.77 ID:Ldn+3Ip8o
>>503
【少女はまるで自身が何をしたかわかっていないように】
【必死に食い下がろうとする。肉体の限界を超えてまで】
【ありもしない『幻想』を壊そうする。そうすれば自分が死ぬのに】
【少年はため息の代わりに風でマントをはためかす】
【そして、言葉を紡ぐ。それは少女に届くはわからないが】

……僕達はお前を[ピーーー]わけには行かない。なぜなら『ウィンダール』はこの世に存在しない。
君に理解できるかわからないが……この世界の住民ではない僕達に君を[ピーーー]ことはできないからだ。
それに、『ウィンダール』は眠りについた。目覚めるまでしばらく掛かるだろう。
僕は君を攻撃する手段を持ち合わせていない、故に君はここでいち早く眠るべきだ。
この世界の『退魔師』の技は既に観察し終えたしな。僕は既に興味のない事柄だ。

【少年は少女に背を向けたまま。ただ立ち去ろうするように】
【少女との距離を開けていく。それはまさしく風のようであった】
569 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/10(土) 00:15:06.42 ID:SgZ9YRvIO
>>567
やはり戦闘なれしているね…
【先程との違いを感じ取るのは熟練者でなければできなかったであろう、と感心する】

【そして暴風に晒され、動きが鈍ったことを確認する】

悪さできなくしようね…

【男は2発少女の両腕目掛けうち放つ】
【鷹は小さく左右に膨れながら少女へと向かって行く】
【当たりどころが悪ければ腕を食いちぎられ、地面へと転がることとなるだろう】

【もし、これで勝負が決まらなければ出血も相まって、動けず、リロードする時間も無いため勝負が決まるかもしれない】

【因みに避けた2匹の鷹はまだ生きている】
【鷹は潰されない限り、対象を貫くまで飛ぶこを辞めない】
【つまり、現在、大きく旋回をしている】

【残弾0】

570 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 00:27:44.13 ID:XdDmrtgTo
「どうしてこうなった」

深夜の森の中で漏れる一つの声。
ソコには一人の少女が宙吊りになっていた。
何かしらの罠だろうか、ともかく少女は逆さになった状態で吊られていた。

今日はいつものコートではなく、ワンポースなのは不運なのであった。
重力に従い衣服が乱れ、禁則事項。

「人に見つかる前にどうにかしないとなぁ・・・」
571 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/10(土) 00:31:01.28 ID:pOJgvnvA0
>>568
「訳の解らない事を……ペラペラとっ……さも当たり前の様に語るなッ……」

此の世に存在しない、異界の住民だろうが怪物だろうが、人ならずのモノならば、退魔の対象だ
何てったって商売柄が違う同僚でも、幽霊の類を専門にし、実際に刈り取る奴だって居る
成り立ちは知らないし、知る必要も無い、狩りの対象なのは確かなのだ
更に“此の世界の退魔師”を
皆さも知るかの様な発言には苛立ちを覚えた
此の怒りをぶつける化け物は何処にも居やしない、眠り?眠ってる合間に駆逐せねbーーー

「ま……ッ」

意識が泥の様に、質量の無い粘土の様に混濁していく、追いかけようとするも足腰が立たない
足の震え、何処か、竜が現れないと知り、安堵していたと言うのか、恐れていたのか、まさか?
カラン、知れずの間、刀を握る手すらも震えて居て、得物は地に弾き転がる

「ーーーはは……は……私はもしかして……死に急いでたのか、な」

乾いた笑みととも、泥の水溜まりに体を落とし、横たわる
土色の水に映る自分の瞳を見つめていた、眠りにつく事無く、ただそのままジッとしていた
……ーーー嗚呼、私、まだ生きてるよ、父さん、母さん、みんな

/乙と絡み感謝!
572 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/10(土) 00:32:01.23 ID:JYLmGAN/o
>>569

「――――…」

その瞬間、少女からフザけた雰囲気が霧散した。残ったのは、ただただ冷静に戦局を見定める…怜悧な兵士
向かって左側から強襲して来る鷹に対し、少女は運動量による回避を諦めた
己の体に起きた異変の原因は分からないが、逸早くその異変を認識することは出来ていたのだ

―――つい、と
左手の指を背中側へ引き、短い線を構築する。すぐに、それを掴む。そして、運動を止める
完全に停止した少女に、鷹が迫る
この瞬間、少女の全能力は、回避の一極にのみ集中した。ギリギリまで引き付けて―――…能力発動
自身を線に取り込ませ、その端から出現する。現れたのは、ほんの一駿前まで彼女が立っていた場所よりも、腕一本分だけ、男に近い位置

―――パッ、と鮮血が舞った
全神経を研ぎ澄ましたとはいえ、完全な回避は失敗。両腕を僅かに抉られていた

尚、たった今しがた回避した二羽の鷹は、背後の塀に直撃するだろう。それがどういう結末を迎えるのか、少女はまだ知らない


「――――まだ、なのです」


うわ言のようにつぶやいた。冷や汗を頬に流しながらも、旋回して引き返して来る鷹の気配は察知していた
ただその場に立ち尽くし、今一度集中を試みる
573 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/10(土) 00:32:51.51 ID:Ldn+3Ip8o
>>571
(乙でした)
574 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 00:39:13.83 ID:P+jDSOnAO
【街中】
【夜の繁華街を歩く青年が居た】

あ゙あ〜…疲れた

【普通の青年だ】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にTシャツとジーンズを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】
【右手にはコンビニの袋】
【どうやら買い物帰りらしい】
【ぐ〜っと背伸び】
【パキパキと背骨が鳴った】

…ついきっちり掃除しちまったな、やれやれ
…まぁ人の部屋なんだしきっちり掃除するべきだしいいけどさ
575 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/10(土) 00:41:55.71 ID:SgZ9YRvIO
>>572
…クソっ

【2匹の鷹は両腕を少しずつ抉っている】
【すなわち、その部分を貫通ということになり、その時点で消えている】

お前らに託す…

【意識朦朧とするなか最後の2匹を少女の方へと軌道修正】
【狙いはもはや付けられないが、狙いは先程と同様に両腕】
【とにかく少女の元へ、その意識だけである】



576 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 00:44:34.18 ID:oLE6Iq0Wo
>>570

【林から濃い紺の戦闘服を着た男が出てくる】
【右腰にはFN-ファイブセブン(以下FN)が下げられている】
【男は真顔のまま少女を一瞥し】
【腰の右手でFNを抜き縄に向かって連射した】

【そのまま動かなければ弾は全弾命中し縄を千切るだろう】
【最も当たったとしてもゴム弾のため大した怪我はしないのだが】
577 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 00:48:36.28 ID:XdDmrtgTo
>>576

「あら・・・?」

特に何事もロープは斬れるだろう
その後何事もなかったように、クルリと回転してその場に着地する

「なにかしら?」

弾が飛んできた方向を見る
578 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/10(土) 00:53:45.20 ID:JYLmGAN/o
>>575

一度 通過・旋回 という過程を踏んでいる以上、最後の二羽が少女の元まで到達するまでには若干のタイムラグがあった
そしてその好機を見逃すほど、少女の精神は緩くなかった

「まったく―――…」

青縁の伊達メガネの奥、その冷徹な瞳が男を捉えた
そしてナイフを持っていない分、素早く動かせる左手を…彼目掛けて突き出した。この局面でも効率の良さを考えていられるのは偏に経験のお陰だろう
そして左手で引いた線を拡張。男の真後ろに線の端を設置する

後は先程と同じ手法…ただし、前よりも余裕を持って能力を発動。エセ瞬間移動で男の背後へ

ここで少女は最後まで慎重を期す

もしも男がこの回避行動を読んでいたとしたら―――…

少女はどこまでも冷静に冷酷に怜悧に、ピリオドを打とうとする
だがもしも、鷹の猛追や男自身の反撃がないと察すれば、その時点で可能な限り素早く男の首筋へナイフを突き立てようとするだろう
579 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 00:55:06.21 ID:yriWRI+IO
>>574

(前方から一人の人物が歩いてくる。繁華街ももう日も落ちており、)
(さらに夜も深まっているため、ちらほらとしか人がいないが、それでも彼女は目立っている。)

…ぐ…

(一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。)
(ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、)
(左目を斜めに切り裂く様な傷跡。そのせいで、彼女が隻眼であることがわかる。)

(そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣と、)
(左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。)
(それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。)
(また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、)
(その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。)

…あのバカ…いつか[ピーーー]…

(滴る血液は、女の胸から。点々と彼女の後ろに滴り、歩みを示していた。)
(フラフラとした頼りない足取りであり、顔色も悪い。青年は気づけるだろうか。)
580 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 00:57:38.02 ID:oLE6Iq0Wo
>>577

「…大丈夫か」

【FNの弾倉を入れ替えながら聞く】
【とりあえず外傷は無いようだが気は使う】

「…なぜこんな所にいる」

【深夜の森に少女一人である】
【疑問に思わないのがおかしいのだ。】
【真顔のため疑問に思っているか判断はつかない】
581 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 01:00:26.99 ID:P+jDSOnAO
>>579
…しかし、なんだな
やっぱりきれいになった部屋は…!

【前方から歩いてくる見知った顔に声をかけようとする】
【が、滴る血と青ざめた顔色を見て走って女性に近づいた】

大丈夫ですか先生!?
しばらく学校で見ないと思ったら…!
582 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 01:03:30.65 ID:XdDmrtgTo
>>580

「えぇ、大丈夫です」

目の間に出てきたのは世にも珍しい戦闘服を着た男である
軍人であろうか、歩兵隊であろうか。少女にその区別はつきはしないが異質な恰好であっただろう。
その手には珍しい拳銃が握られてあるが、少女はその方面の知識には詳しくは無いので何かは分かっていない様子だ

「散歩ですよ」

そう彼女は言っても白のワンピースである。
その服装は山や森の中に入るのに適してはいない服装である。
その証拠に宙吊りになった時も、さかさまになり下着がげふんげふん
583 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/10(土) 01:08:09.35 ID:SgZ9YRvIO
>>578
【少女の姿が消える】

またか…

【背後に来るであろことは予測できたが、男は自身の体で反撃することはできなかった】
【しかし、鷹の軌道を自分へと向ける】
【男は振り向かない】
【鷹を直列に並ばせ、自分の一匹目で腹部を貫通、二匹目で相手を捉える計算である】

悪い子はいらないんだよ

【一切背後を見ずに言葉を紡ぐ】
【もしも、首を切りにかかる、もしくは、男の背で鷹が見えていなければ少女は男共々胴体に風穴を開けることになるかもしれない】

【男の意識も限界に近くこれが最後の攻撃となるだろう】
584 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 01:08:44.85 ID:yriWRI+IO
>>581

(おそらくは声の方向。女はそちらを向いた。)
(もっとも、よく見ると見えているであろう片目は、どこか焦点がズレている。)

なに……誰よあんた…

ああ…殺しにきたのかしら…

(そして、女は剣の柄に右手をかけ、一閃。)
(青年に向かってなんのためらいも無く左から右へのなぎ払いを掛けようとした。)

(高さは首筋程度。もっとも、その太刀筋は乱雑で緩い。)
(避けようと思えば実に簡単に避けることができる。)
585 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 01:10:35.23 ID:oLE6Iq0Wo
>>582

「…そうか……だが」

【男から殺気が漏れる】
【すでに手はFNにかかっており警戒しているのが容易にわかる】

「…少女一人で出歩けるはずも無いだろう」

【真顔、ただ真顔で相手に問う】
【「目的は何だ」】
586 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 01:15:39.74 ID:P+jDSOnAO
>>584
誰って…!
どわっ!?

【走り寄るといきなりの攻撃】
【頭を抱え身体を屈めて回避する】
【剣がかすったのか、青年の髪の毛が二三本ほどが空に舞う】

(なんだ一体!?)
(…正気じゃなくなってるのか?)
(やれやれ…!)

【左手で剣を振り終わった相手の右腕を押さえながら】

何がなにやらだがとりあえず…
正気に…戻れ!

【右手で相手の頬をビンタしようとする】
587 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 01:15:45.12 ID:XdDmrtgTo
>>585

「やれやれ…」

ため息にも似た言葉を向けて、武器であろう鋏をとる。
それを近くにあった木に刺し、抵抗の意思が無いことを示す。

「あら、この世界は初めて?」

深い意味もない言葉遊び、彼女にしてみれば何気ない言葉遊びだとしても男にとっては取れる意味は違うかもしれない。
そういって彼女は手のひらに炎をともす。ここは森の中の為取扱注意であるが。

「見た面なんて当てにならないものよ」
588 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/10(土) 01:17:23.93 ID:JYLmGAN/o
>>583

「それが辞世の言葉で―――…」

ナイフを振り上げ、首筋を断つ―――寸前。少女の直感が危険信号となって、戦慄を連れてきた

無理矢理に体勢を捻る
一羽目が男の体を貫通し、消失。そして二羽目が…少女の腹部を穿った

「う、ぐぅ…ッ!」

直前の緊急回避が功を奏し、急所への直撃は避けた。しかし脇腹に風穴が空いてしまっては暫し行動は出来ない
無様に背中から倒れこみ、また苦しげな呻き声を上げた
589 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 01:23:27.88 ID:oLE6Iq0Wo
>>587

「…それは失礼した」

【FN添えられていた手を上げ深く頭を垂れる】
【殺気も消え去り、敵意もなくなった】

「…最近来たばかりだ。詳しくは知らない」

【口調を微塵も変えずに答える】
【答える内容はかなり異常だが動じてはいない】
【偶にだが当てられる時もあったのだ今さら動揺などしない】
590 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 01:24:07.26 ID:yriWRI+IO
>>586

あら…

(す、と剣を翻えそうとしたのだが、それは青年の左手により阻まれる。)
(そしてそのままバチーン、と。綺麗にビンタが入る。避けれるような余裕はなかったのだ。)

っ……

…その声は…

……なんだ、あんたこんな夜中に何やってんのよ…

(フラフラ)
(堪らず剣を取り落とし、壁に寄り掛かりながら言葉を紡いでいた。)

(不自然なのは彼女の言葉。目の前に青年がいるにも関わらず、)
(彼の存在を「声」で判断している。)
591 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 01:28:15.28 ID:XdDmrtgTo
>>589

「あら、一番あり得ない確立を言ったんだけど…」

男が殺気から殺気が取り払うのを見て少女も炎をしまいこむ。
とはいえ、2倍近くある体格差から襲われたら少女の力ではどうしようもないのだが、ソレは低いと見てもいいだろう

「そうね、少し歩いたら休める所があるわ」

そういって少女は木に刺した鋏を抜き取り、歩き出す。
592 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 01:29:57.48 ID:P+jDSOnAO
>>590
こっちのセリフですよ、やれやれ
…まさか夜中に血ぃ流しながらふらふらしてる人に言われるとは思いませんでしたがね

【壁に寄りかかる相手にため息を吐き出し】
【地面に落としてしまったコンビニの袋を右腕にかけ剣を両手で持って相手の元へ歩み寄る】

…目、見えてないですね?
とりあえず血を止めないと…出血はどこからですか?

【剣を壁に立て掛けコンビニの袋からペットボトルの水を取り出す】
593 :【銃鷹走駆】@wiki :2011/09/10(土) 01:30:32.53 ID:SgZ9YRvIO
>>588
ーーーがふッ…

【男の腹に直径10cm程の風穴があく】
【滝の様に滴り落ちる血液】

ーー悪い子はお仕置きされるんだよ
ーー悪い子はいらないんだよ
ーー悪い子は…

【ゆっくりと両膝をつき、そのまま前方へと倒れこむ】

君は必ずお仕置きされるよ

ーーーー…悪い子は必ず…ーーーー

【その言葉を紡ぎ…少女がどうなったか見届けることなく…男の生命活動は停止した】



ーーーーーー【銃鷹走駆】【死亡】



/おり乙でした!絡み感謝です!
594 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 01:32:23.04 ID:oLE6Iq0Wo
>>591

「…やはり当てずっぽうか」

【当てる奴は大方偶然か冗談だ】
【真っ当に当てられた者など数少ない】

「…判った」

【そのまま少女についてゆく真顔の男】
【傍から見れば奇妙な光景だろう】

「…鋏を武器として使うのか?」

【歩きながら聞く】
【戦闘職種であった彼にとっては気になることである】
595 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 01:35:33.75 ID:yriWRI+IO
>>592

ち…余計なお世話よ…

ふー…にしても悪かったわね…教え子の首をぶった切るところだったわ

(適当に剣を振った結果であった。元々、)
(意識も半分だけなのかもしれない。)

ごほっ!…何…大したことないわ…剣返しなさい…

(動くたびにポタポタ…確実に心の臓を形成する左胸から落ちているのが分かる。)
596 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本 [sage saga]:2011/09/10(土) 01:38:31.17 ID:JYLmGAN/o
>>593

「…ぅ、気味の悪、い…最期、なの…です…」

患部を押さえながら、ふらふらと立ち上がる。息も荒く血の気も引いているが、まだ彼女は生きていた

「くぅ…ホントなら、ぺろぺろちゅっちゅしてあげる…所、です…が…」
「このザマじゃ…今日、は、無理…なのです…。ショボーン…なのです…」

痛みよりも、悔しさが全面に出た表情が浮かんでいた。死骸フェチとしては無念で仕方ないらしい
そして少女は非常に名残惜しそうに、血痕を点々と残しながらその場を去っていった…


/遅くまであり乙でしたッ!
597 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 01:39:26.58 ID:XdDmrtgTo
>>594

「あぁ、コレ?単なる護身用よ」

そういって到着したのは炊き火したような跡がある場所だ。
木が切り倒されて椅子のような形になっており、恐らくは先人がやったのだろう。
少女の非力な力ではそのようなコトができるとは思わない。

その脇で吊るされている鶏の姿が3つある。
何れも首が斬られており、血抜きされているといった感じか

彼女は木の椅子に座りこむと、火をくべる。
先程と同じく突如として炎が発生したといった感じだ
598 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 01:45:07.08 ID:P+jDSOnAO
>>595
気にしてないんで気にしなくていいですよ
一発で正気に戻ってもらえたしね

【ぷらぷらと右手を振る】

大したことない人間は咳き込みもしないし血も流しはしませんよ
…胸、ですね
失礼、文句は後で聞きますんで

【相手の両肩を掴んで手際よく相手の服をはだけさせ傷口にペットボトルの水をかける】
【自分が着ているTシャツを脱ぎ相手の胸にサラシを巻くように巻き付け服を着せる】

さて、病院行きましょうや
あそこなら多分大丈夫ですんで

【ペットボトルをコンビニの袋に放り込み相手に向かって背中を見せてしゃがみこむ】
【乗れということらしい】
599 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 01:50:44.83 ID:oLE6Iq0Wo
>>597

「…そうか」

【答えで興味を無くしたのか口を閉ざす】
【そのまま焚き火の近くにあった椅子に座り跡に目を向けた】

「…『発火能力』(パイロキネシス)か。便利なモノだな」

【火が発生したことにも眉一つ動かさない】
【PTSDによる失感情症もあるが場馴れしているのが大きい】
【無駄に世界を渡ってきたわけではないのだ】
600 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 01:56:14.00 ID:XdDmrtgTo
>>599

少女がソレを見た感情は嫌悪感であった。
まるで鏡で自分を見ているような同族嫌悪。
正しく言いなおせばソレはかつての自分を見ているようで。

「案外不便なものよ。慣れてるとは言え熱いものは熱いし」

そういって彼女は近くにあった血抜きしてある鶏の羽をむしり始める。

「それで、何かお聞きしたいことはありませんか?異人のお客様」
601 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 02:00:15.17 ID:yriWRI+IO
>>598

は?…

な!…ちょ待て待て!!冷たいっ!

……あんたね…こう見えても私は女よ…

(とはいえ呆れるような表情すらできない。)
(なされるがままとはこのことであり、はだけた服を整えた。)

…いい。異能で作られた傷がその辺の病院で治るか…

…それに、もう手遅れだ。一命あればそれ以上好転せん。医者に見せたって同じよ。

(背を向ける相手にそう言葉を紡ぐ。)

…ああ、それより、一つ言っとくわ…

(剣を取るためにその辺に手を彷徨わせながら、青年にそう投げかける。)
602 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 02:03:17.82 ID:P+jDSOnAO
>>601
文句は後で聞きますってば
いいから、早く
治せるかもしれないところ知ってるんですよ、俺も何度か世話になったところなんです

【しゃがみこんだまま言葉を紡ぐ】
【声は震えていた】

…?

【顔だけ相手に向ける】
603 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 02:08:25.59 ID:oLE6Iq0Wo
>>600

「…火を”操る”わけではなく”発生”させているのか?」

【更に質問する男】
【相変わらずその目には感情が無い】

「…そうだな」

【少女の質問に少しの間考え込む】

「……どのような組織が存在し
 どのような力関係になっているのか知りたい」

【無表情だが真剣な目で聞く】
【世界の力関係に関しては知っておくだけでも生存率は格段に上がる】
【彼にとっては生きるための指標になるのだ】

/すみませぬ。眠気が凄いので凍結したいのですが…
604 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 02:09:16.96 ID:yriWRI+IO
>>602

いいって言ってるでしょうが…教師に楯突いてんじゃないわよ…

(ようやく大剣の柄らしきものに手が触れ、)
(女はそれを手元に引き寄せる。)

…いんや、そんなに真剣に聞くこともないわよ。一個だけね。
私のこの胸を貫いた――――――「浮いたナイフ」に気をつけなさい。

…相対しても逃げなさい。あれとは戦っちゃだめよ。

(大剣を杖の様にして立ち上がった。)
(痛みに小さく呻く。)
605 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 02:16:35.18 ID:XdDmrtgTo
>>603

「そうね、正しくは炎の発生」

さらに正しく言うと熱量を持つモノに変わるのだが、
そこまでは言う必要はないだろう。

「危険度…で言うのなら先日にテロを起こした神殺機関。
 人殺しを助長するような機関もあるわ、綺麗な死体だとお金を払いますってね。
 後は動かないような中立が幾つかと、能力者で構成された警察かしらね」

/うい 把握しました
606 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 02:16:56.26 ID:P+jDSOnAO
>>604
…!
いいわけがないでしょう!
死にそうになってる相手を前にして!どうでもいいなんて思える訳がないでしょうが!?

【立ち上がり相手を見る】

ナイフ…?
一体…いや、それよりも傷を…!

(【能力】でついた傷か!)
(どうする…!?考えろよ俺!)

【ぐしゃりと自分の髪を掴んで考え込む】

(考えろ…考えろ…もう二度と俺は…!)
(…!)

【ガバッと相手を見る】

(そうだ…俺のバットなら…!)
(俺のバットの「何でも打ち返す」能力なら…!)

傷を見せてください!早く!

【いつの間にか青年の右手には金属バットが握られていた】

俺は…あんたを死なせたくない!
607 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 02:25:30.55 ID:5gPKXvmB0
【時計塔】
【その一番上のバルコニーで、無駄に優雅に紅茶をすすっている少年がいる】
【「すすっている」というあまり上品ではない言葉を用いたのは、実際少年が紅茶を啜っていたからだ】

ふぅ……ふぅ……ずず、あっつ!
全く、何だこの本、「紅茶は熱いうちに飲みましょう」だなんて、そんなの無理じゃないか。
【それは少年が猫舌なだけだろう】
【だが少年は紅茶を飲み続ける、何故って悔しいが美味いからだ】

あ、そうだ。今日は双子にいう事があったんだ。
取り敢えず呼ばなきゃ話しにならないな。

『黒炎召喚』
『形状変化、宝石小動物「カーバンクル」』

【少年がそう呟くと、足下から黒炎が発生し】
【それが瞬く間に二匹の宝石獣となって地面にお座りする】
【宝石獣の格好は猫の額に宝石が埋め込まれている感じだ】

よし、おまえら。涼子と奈々を探してこい。
見つけたら大きくなって乗っけてこい、はっきり言って此所までくるのは面倒だからな

【少年が二匹の宝石獣にそう言うと】
【宝石獣達は我先とばかりに階段へ駆けていく】

/【抑揚双宮】さんいますか?
/ちょっと絡みたい事があるので、迷惑じゃなければ絡んでください
608 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 02:26:34.97 ID:yriWRI+IO
>>606

そ。ナイフよ。一本のね…魔女狩りだなんだと言ってたわ。

…ったくあれ程厄介なのはないわね。「人間」じゃなくて感情がない「物」だから[ピーーー]ときの躊躇いってもんがないわ。

(刺さる瞬間を思い出した。なんの躊躇いも無く、)
(確実に入り込んだ。鈍い音と共に。)


あー…ん?…ふん、さっき見たでしょうが…

…何?…「赤の他人」の私にどうしてそこまでするのよ。理解できないわねえ…

死ぬことはないわよ…多分ねえ…そこまで深くはないし…

ま、もう剣も振れないし講義なんてもってのほかだけどね…

(それから、女はまた咳を一つ。)
(吐血してから青年を見る、いや、「見えていない」)
609 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 02:32:36.49 ID:XdDmrtgTo
>>607
/ほいさ

彼の思惑なんて知らずに双子は本を読んでいた。
とはいえ熱中しているのは姉のようで、妹はその付き添いと言ったところだ。

程なく、宝石獣がやってくる。
二人はきょとんとした表情を浮かべるも、獣に乗っかる。
やがて男が待っているバルコニーに到着するだろう。

「『こんばんは』」

一つ屋根の下で暮らしているのに、その挨拶はいかがなものかと思うけど。
610 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 02:36:28.07 ID:P+jDSOnAO
>>608
…傷を治します
話はその後で聞きますよ

【ニヤリと笑ってバットを構える】

赤の他人じゃないですよ
だいたい赤の他人だっていうんなら何で俺に【ナイフ】のことを教えてくれたんですか?
例え赤の他人だとしても、情報の礼はしますよ俺でも
…剣の講義、してくださいよ
俺はあんたの講義を真面目に聞いてないんだから!
ヒントは…2つ
俺の【能力】は目に見えないはずの空気を打てることと…目に見えないはずの魔法を打てたこと
なら…【外傷】【内臓の損傷】【血液の不足】をあんたの身体からかっ飛ばす

【ぎちり、とバットのグリップが鳴いた】

…やってみせますよ
だから、信じてもらえませんか?
611 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 02:37:52.28 ID:5gPKXvmB0
>>609
ふぅ……ふぅ……ちびっ……はぁ……
お、よく来たな、こんばんは、って何か変な挨拶だな
一応というか、同じ家に暮らしてるんだからそんな他人行儀な挨拶はちょっと凹むから止めてくれ

【そう言って机の上に置いてあったクッキーを一枚取ると】
【それを口に持っていき、もしゃもしゃやりながら】

もしゃ……二人とも……もしゃ……ちょっと……もしゃ……こっちに来い……もしゃ、ゴクンッ

【クッキーを食べ終わり、二人を後二つの椅子に座る様手招きする】

/名前、名前ー
612 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 02:41:00.58 ID:XdDmrtgTo
>>611

「じゃぁ何て挨拶すればいいの?」

疑問を浮かべる姉の姿、妹も同じ様子。
まだ外に出て日が幼いのか、その辺の微妙な心情が理解できないらしい

ともかく、手招きされたのでとことこと歩いて近寄る。
ひよこ見たいで何処か愛らしい。
613 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 02:44:19.47 ID:yriWRI+IO
>>610

ふん…そ、そりゃあ教師としての義務よ…


…なあに言ってんのよ。それ剣術の教師に言う言葉?

(呆れた様に笑う表情は、少し悲しげであり、)
(どこか「諦め」のような感情が見て取れる。)

…飛ばせるような量かしらぁ…?

(首を振るが、しかし、彼女は青年の正面で、確かに足を止めた。)
(傷口も見える。)
614 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 02:48:41.22 ID:5gPKXvmB0
>>612
【トコトコ歩く双子が可愛くてほんわか】

ふむ、なんと挨拶したら良いか……て
そもそも挨拶がいらないんじゃないか?同じ家にいた訳だし

【そう言ってちょっとドヤ顔】
【少年をよく観察すれば分かるかもしれない】
【それくらいちみっとだけドヤ顔】

まぁ取り敢えず、お茶飲むか?
結構熱かったけどな、クッキーと一緒に飲めば美味しいぞ?

【そう言ってクッキーの入った皿を二人が座る(予定)の椅子の前に移動させる】
【ついでにティーポットとカップも移動】
【カップは白地に紅い線が入った物と蒼い線が入った物が一つずつ】
615 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 02:50:22.64 ID:P+jDSOnAO
>>613
なら俺は俺に課した義務を完遂するまでです
あんたを助ける、必ず助けるって義務を今自分に課しましたんで

【ギリッと歯を食い縛る】

お説教は後でお願いしますよ
だから…諦めは無しです

(傷は問題ない、問題は後の2つだ)
(まずは…)

―――その傷をかっ飛ばす

【相手の傷口に向かってバットをフルスイング】
【バットは相手の身体を「通り抜け」】
【何かが相手の背後の壁に当たって消えた】
【…相手の胸の傷口と共に】
616 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 02:53:38.24 ID:XdDmrtgTo
>>614

「そうなの?」『ほら、お姉ちゃん座ろう』

少年のドヤ顔には気がつかず、そのまま椅子に座る。
紅いものは妹が、蒼いものは姉が。
そしてそのまま一口

「うん、美味しい」

満足している様子だ
617 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 02:55:00.94 ID:yriWRI+IO
>>615

ち…小生意気な…

…ま。でもいいわ、私もあんたに聞いてみたいことがあるからね…

ありゃ…ちょ、そんな本気で…

(傷口ごと自分が打ち抜かれるかと思い、女はちょっと逃げ腰)
(やはりまだ生への執着があったということか。)

っ…

なるほど…「見かけ」は治ったみたいね…

(見えない。ぼやけるので手を走らせて確かめる。)
618 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 02:59:03.55 ID:5gPKXvmB0
>>616
そんなもんだ、家族という物は

【そう言ってぬるくなった紅茶をまだちびちび啜っている】

美味しいか、それはよかった

【そう言って満足げに頷くが】
【その後に頭を左右にブンブンと振って話を本題に戻す】

閑話休題、お前達は此所の暮らしは満足してるか?

【ちょっとだけ真面目なムードになったが】
【紅茶を啜る音で空気が和む】
619 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 02:59:56.98 ID:P+jDSOnAO
>>617
いくらでも聞きますよ
もちろん、治った後でですがね

【バットを再び構える】

(…次は内臓の損傷だ)
(…こいつは…空気打ちや魔法打ちとやり方は変わらない)

―――そこに【在る】のなら…
打ってみせる―――!

【再び相手に向かってフルスイング】
【バットは相手の身体を「通り抜け」何かが再び壁に当たって消えた】
【…内臓の損傷と共に】
【成功である】
620 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 03:02:46.46 ID:XdDmrtgTo
>>618

「うん、満足してる」『えぇ、ありがとうございます』

それはきっと少女たちの心からの本音なのだろう。
笑顔で双子は答える。

双子もまた紅茶とクッキーをちびちびと食べている。
これが他人であれば、姉はロクに口にしないだろうが
それは信用しているのだろう
621 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 03:07:24.93 ID:yriWRI+IO
>>619

こんだ何かしら…?

(傷口が塞がったはいいが、まだその中が痛い。)
(気のせいか意識も薄くなったような気がした。)

…!

―――痛みが…

(そして女は呟く。)
(意外そうな表情が真実性を物語っていた。)


/すすすすいません…眠気がが…
/凍結か、もしそれがダメでしたらキンクリかをお願いします。申し訳ない…
622 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 03:08:08.05 ID:5gPKXvmB0
>>620
そうか、では。

【そう言って椅子に座り直し】
【双子の方(主に涼子の方)の方に向き直って】

なら、これ以上同居人が増えるのは嫌か?
ああ、先に行っておくが特に同居人が増える宛は無い。ただ何となくそう思っただけだ。
どうだ、別に良いか?嫌ならちゃんと嫌っていってくれよ、それが家族という奴だからな

【そうかっこ良く決めて紅茶を飲む】
【と、紅茶が器官に入ったらしく、そのままむせる】
【はっきり言って、結構ださい感じになってしまった】
623 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 03:17:32.17 ID:XdDmrtgTo
>>622

「それは…」

そういって口ごもる。即答できないのは悩む証、言葉にできない証拠。
しばらく悩み、口に出した答えは一つ。

「嫌…」

我がままだけど、ようやく絞り出した答え。
妹はと言うと姉の意見に付き合うようだ。

そして異変はその時に起きた。
「あぁぁあ…!がぁァァァァあ!」
突如として涼子が苦しみだして、言葉にできない悲鳴をあげる。
それは少女の口から出るとは思えない獣のような悲鳴であった。
座っている椅子からガタンと倒れ、そのまま床に倒れこむ。

『お姉ちゃん!しっかりして!』

ワンテンポ遅れ奈々も椅子のことなんて気にせず、椅子を蹴飛ばす勢いで姉に駆け寄りその手を握る
なおも悲鳴は続いている。
624 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 03:18:48.08 ID:P+jDSOnAO
>>621
…次は…【血液の不足】

【バットを3たび構える】

(…やれる、のか?)
(今までのやつは物があって、そいつを身体からかっ飛ばしたに過ぎない)
(だが【血液の不足】は違う、「無い」ことそのものを打たなきゃならない)
(…「無い」を「在る」に変えて、打つ)
(考えろ…考えろ…【能力】は…俺の【力】だ)

其処に【在る】というのなら―――

(…「血液が無い」ことを…【認識】しろ…!)

『神様』だってかっ飛ばしてみせる―――!

【バットを3たびフルスイング】
【バットは相手の身体を「通り抜け」…何かが相手の背後の壁に当たって消えた】
【同時に血の巡りが良くなり、視界に光が戻るだろう】
【…成功である】

…どうだ…やって、やったぜ…

【同時にバットが消え去り地面に倒れた】
【限界を超えた【能力】の行使に彼の意識が耐えられなかったのだ】
【…気絶してしまっただけのようだ】

/ならばこれで終わりにさせてもらいます
/乙でしたー!
625 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 03:21:11.27 ID:5gPKXvmB0
>>623
そうか、わかった。
じゃ、この件は無しにしよう……ッ!?

【あっさりと意見を引っ込めてスッキリした顔になる】
【が、突如変異した涼子を見て、奈々からワンテンポ遅れて涼子の元につき】
【何をしたら良いか分からないが、取り敢えずは奈々の真似をして涼子の手を握る】
【この行動が吉と出るか凶と出るかなんて少年は気にしていられない】
626 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 03:26:26.84 ID:XdDmrtgTo
>>625

その行動で正解である、あい変わらず悲鳴を上げるもののその表情は少しだけ楽になったように見える。
そして気付くだろうか。
涼子の腹部、その若干下の辺りだがボコボコと動いている。
無論、正常な人間がそんな状態になる訳が無い。

『刃物みたいなものあります!?』

姉の手を握りながら、話しかける。
627 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 03:31:56.55 ID:walct+9O0
 ステージの上に、歌姫は居ない。
 客席に、観客は居ない。

 コンサートホールには、スポットライトは当たらず。
 蒼然と、しかし月明かりの幕が下りている。
 老朽化して立ち入りが禁止となった“ここ”に、立ち入る人は僅か。

 “彼女”もその一人なのだろう。

「ひめー……ひめちゃん」

 客席の間を、こつ、こつ、と歩いてくるのは、“独り”の女性。
 幽霊では、決してなかった。

 白髪を、月明かりで染めた様な色の、ポニーテールは左右に揺れる。
 どこかにいるかもしれない、捜しものをしていたから。

(……猫ならまだしも――犬がこんなところに迷い込む。かな……)

 はぁ、と、吐息を零し。
 腕を組み。
 ホール、中央列、中央通路に“独り”、佇む。

 歌姫では、ないから。
628 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 03:33:11.81 ID:5gPKXvmB0
>>626
(何だこのふくらみ?一体何が……?)
刃物?それなら作れる!

【そう言うと緊急時だからなのか】
【少年はいつもの呪文、というかジンクスみたいな物を唱えずに黒炎を召喚し】
【瞬く間に切れ味の良いナイフとメスをそれぞれ3本ずつ召喚する】

どれを使う?どれでも切れ味はいが涼子は燃えないぞ、どうする?

【切羽詰まっているのか、いつもの上から目線も少し焦り気味】
629 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 03:42:45.11 ID:XdDmrtgTo
>>628
『駄目ッ、間に合わなッ…』

「ぐぎィいいいィィい、アァああああがあああああ!!」

腹が爆発した、と表現した方がいいだろうか。
肉体を内側から食い破り、びっくり箱の玩具のようにソイツらは飛び出してきた。
辺りには少女の血が派手に飛び散るだろう。

「あ・・・・あ・・あ・・ぁ・・・」

もはや悲鳴はやんだが、その口から洩れるのはかすかな声で息をしているのかも怪しい。
少女の腹が吹き飛んだように綺麗に消え去り、皮の代わりに居たのは蛇のような生き物だ。
爆発と共に四散し、その蛇はこの場所から逃げようと体を動かしている。

『このッ!』

その幾つかに向けて火炎弾を発射し、数匹は生き絶えだがまだ数匹が逃げようとしている。
630 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 03:46:31.03 ID:5gPKXvmB0
>>629
なん、だ、これ……!!

【そう声を漏らす少年だが】
【漏らした声より速く、作ったナイフを出て来た蛇に向かって飛ばす】
【奈々の作り出した火炎弾が討ち損ねた蛇が、ナイフとメスによって地面に縫い付けられ】
【そのまま炎に包まれ灰となった】

……なんだったんだ、今のは……?

【未だに現状を読み込めてはいない少年】
【しかし、既に臨戦態勢である黒炎の翼が出ている】
631 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 03:55:59.65 ID:XdDmrtgTo
>>630
『お姉ちゃん!』
ボロボロと泣きながら、能力を使用。
先程のような攻撃のものではなく、治癒効果を狙ったものだ。
活性化の球体を、できてしまった姉の腹に当てる。
そしてようやく姉の息がととのり、生気が戻ってきたようだ。

『御覧の通り…私達はああいう実験物なんです』

能力を使いながら、姉の手をいまだに握っている
632 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 03:59:16.70 ID:/me4hsDo0
>>627

「おおー」

【女性のいる建物の前で佇む一人の男性、左手にはコンビニのビニール袋を提げている】
【短い黒髪はきっちりとしたオールバックに整えられ、スーツにネクタイ、革靴と全く隙の無い格好である】
【それらの色を全て純白に統一する、というズレたセンスを除けば完璧と言っていいくらいだ】
【それだけ見ればただの仕事帰りのホストに見えなくもないのだが、彼の背中には大きな漆黒の翼が六枚生えていた】
【白と黒の対極を併せ持つその姿は、見る者を圧倒することだろう】

「こんな物があったんだなぁ」

【上の方を見つめながら感心したように呟く。まるでこの建物を見るのが初めてのような口振り、この辺りの地理には明るくないようだ】
【少しの間だけそうしていたが、やがて右手を使い古くなって錆びついた扉を押し開く。ギギギ、と金属が軋む嫌な音が響いた】

「おじゃましまーす」

【中に女性がいるとも知らず、誰もいない筈のその空間に明るく声を掛けた】
633 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 04:05:28.35 ID:5gPKXvmB0
>>631
(ほう、あの火炎弾、ああいう使い方も出来るのか……便利だな)
息が戻ったか……よかった。
本当に、よかった……!

【場違いな事を考えた後にそう言って深くため息をつく】
【そして翼を消した後に奈々の方に向き直り】

それで?だから何だっていうんだ
少なくとも僕はたかがそんな事では軽蔑なんて出来るはずも無い
だから、お前達は此所を出て行くなよ

【頼むから、と最後に小さな声で付け足したが】
【二人の耳に入っていたかどうかは分からない】
【ただ、一瞬だけ少年の声も寂しさを孕んだ物になった】
634 :【抑揚双宮】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 04:09:04.40 ID:XdDmrtgTo
>>633

『えぇ、ありがとうございます』
治癒を終えて、安心したのかその場に倒れこんでしまう。
気絶というわけではないが、近づけば二人の寝息が聞こえてくるだろう
635 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 04:11:07.42 ID:walct+9O0
>>632

(ホールではなくて、もっと……受付とか、もっと大きなホールにいるのかもしれない……)

 一通り、観客席や通路を見終わり。
 一息――する間もなく。
 早く帰りたいがために、ホールから出ようと、身をひるがえす。

 お化け屋敷、と言う怖いものではなかったが。
 独特の雰囲気が、苦手だった。

 暗くて――圧迫感を感じた。
 黒のその向こうには、まるで、何もないようで、鼓動が早鐘を叩いた。

(早く――帰ろう……今日は、もう調べられない)

 怖くて、息急き。
 こつ、こつ、とホールから逃げるように歩く足取りは、早く。

――。

 ギギギ――軋む音とともに。
 おじゃましまーす――と、入ってきたのは男性。
 独りは、驚いた。

 こつ、と、右足を一歩退き。
 同時に警戒を醸し。
 自然と、眼帯をかけていない方の左目が、男性を睥睨した。

 ――敵だったら、どうしよう。
 ――翼……能力者の、類だったら、どうしよう。

 焦りと、苛立ちが。
 独りを圧迫した。
636 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 04:17:03.34 ID:5gPKXvmB0
>>633
……寝てしまったか、まぁ良い。このまま運んでやるか
…家族、だしな

【そう言うと疲労からか倒れてしまった二人を担ぎ】
【そのままゆっくりと負担をかけないように二階の西の部屋まで運ぶ】

……っと、そうだったそうだった。両手が塞がっていたんじゃ鍵が開けられないな

『黒炎召喚』
『形状変化、小人(ドワーフ)』

【そう言うといつもの下りで小人が現れる】

すまないが、鍵を取って来てくれ。両手が塞がっていると鍵が開けられないんだ

【そう言うと小人は引き受けたといわんばかりに首を大きく二回振り】
【そのまま走って一階まで駆けていく】

さて、もう一息か、頑張れ僕

【そう言って一段一段慎重に階段を降りていく】
637 :【煉獄業火】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 04:20:04.52 ID:5gPKXvmB0
>>636
/こんな所でミス……>>634宛ですごめんなさいシリアス崩壊してごめんなさい
638 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 04:23:30.35 ID:/me4hsDo0
>>935

「ん?」

【誰も居ないとばかり思っていたホールにいたのは眼帯を付けた一人の少女】
【予想外の事実にも男はまるで動じない、ただ片眉をくいっと持ち上げただけ】
【こちらは特に警戒する様子も無く、普段通りの足取りで中へと足を踏み入れた】

「こんばんは。ごめんね、勝手に入っちゃって」

【右手で手刀を作り顔の前まで持ち上げて申し訳なさそうに謝る。ここが女性の家か何かだと思っているらしい】
【仮にそうだとしても今すぐに出て行くつもりもなさそうだが】
【 「へー」 とか 「はー」 とか言いながら、感心した様子でキョロキョロとその広い空間を見渡している】
639 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 04:26:40.43 ID:/me4hsDo0
>>638
/安価ミス
/>>635宛です
640 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 04:36:01.28 ID:walct+9O0
>>638

「――、……」

 特に、怖がるわけでも。
 また、警戒する様子でもない男性。

 これは、余裕を見せているのだろうか。
 それとも、油断させて――。

 そんな思考が、独りの頭の中に彷徨う。
 敵だったら――。

「――、……、……。」

 軽く、目を閉じて。
 一つ、大きく息衝く。

 白、白、白――その背中の、黒い翼。
 攻撃して来たら、抗おう。
 それでだめだったら――それまで。

 そんな、決意。

「……勝手? ここは、私の家でもなければ、根城でも。ありません」

「ただの、迷子探し。です……」

 凛、と。
 テンポの悪い丁寧語が、答えた。

 体を半分向け、左の赤い瞳で、男性を眇めて。
 ――余裕なのだろうか、怖くないのだろうか。
 それは一体、どこから湧いてくるのだろうか。

 独りは、ただそれを訝しく思いながら、尚、警戒していた。
641 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 04:52:40.68 ID:/me4hsDo0
>>640

「……?」

【黙り込んだままの相手を不思議そうにじっと見つめる。敵意も、緊張も無いただ穏やかな目】
【相手が此方を警戒していることには全く気付いていない。どちらかと言うと油断しているのはこの男の方であった】

「あ、そうなんだ」

「迷子? ふーん……」

【女性がここの主ではないと分かっても特に驚かない。いたって普通の反応】
【基本的に感情の揺れが少ないこの男は、何かに驚くという事があまりなかった】
【迷子、と言う言葉を聞き、あごに右手を当てて目を閉じしばし黙考、すぐに其れを終えると】

「俺も手伝うよ、迷子探し」

【裏表のない明るい笑顔を浮かべながら、相手に断定的な提案を持ちかける。別に何か企んでいる訳ではない】
【この男がお人よしだからでも、あとで相手に何か要求するつもりもない。強いて言うなら、ただ、暇だったから。それだけの理由】
【退屈は人を殺す。それだけで男が動くには十分な理由だった】
642 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 05:03:14.90 ID:walct+9O0
>>641

「……、……?」

 刹那。
 目をそらす。

 見つめられるほど、大した特徴は、無いはずである。
 尤も、男性の様な、例えば翼などは。

 怖く、ただ行きすぎた警戒心が、独りを焦らせる。
 ――能力を、探っているのだろうか。と。

「――」

 男の動作に、変化が見られた。
 ――目を閉じ、黙りこみ。

 能力の、行使だったら――。
 ぐっ、と、奥歯を噛み。
 右手に集中し、迎え撃とうとはする――が。

『俺も手伝うよ、迷子探し』

「……」



「……」

(……………………!?)

 独りは、驚いた。
 無駄に警戒していただけに、男性の反応は、至って、極々、とても普通なものであったから。

(……ま、まだ――)

 ただし、まだ安心はしていなかった。
 ――これでも、まだ、“この男はいつ牙をむくのだろう”と警戒している。

「……そう。ですか――それは、早く終わりそう。です、ありがとう。……ございます」

 右の掌で、スカートの裾を、きゅっと握る。
 冷や汗が、気持ち悪かったから。

「……あの……先に、出てもらっても、良い? ですか?」

 怖いから――という仕草をしているわけではなく。
 そう見せかけて、男性の前だけはあるかないようにしようとしただけだった。

 ――何が独りをここまで警戒させるのだろう。



かなり長くなってしまった、ごめんなさい……
643 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 05:18:07.15 ID:/me4hsDo0
>>642

「んーん、気にしないで。俺、結構暇だからさ」

【相手のお礼の言葉を右手を振って軽く受け流す。飾ることなく、真っ正直に自分が動く理由を述べた】
【決して嘘はつかない、そもそも嘘をつくという概念がこの男には無いのである】

「ん? いいよ。……あ、そうだ。はい、これあげるよ。冷めないうちにどうぞー」

【女性の言葉に軽く頷きくるりと背を向ける――――かと思いきやすぐにまた振り返り、左手に提げたビニール袋をごそごそ漁る】
【中から取り出したのは、コンビニで購入した出来たてほやほやの肉まん。ちなみに袋にはあと二つ残っている】
【右手でソレを女の方に差し出し、相手が受け取るのをじっと待っている。決して毒入りなんかではない、普通の肉まんである】



/いえいえー自分は長い方が好きですから
644 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 05:32:10.01 ID:walct+9O0
>>643

「――」

 まずは、一安心――。
 した瞬間。
 くるりと。

 肩を震わし、反歩退き。
 赤い左目で、じっと様子をうかがう。

「……?」

 差し出されたのは、肉まんだった。
 まだ、湯気が立っているのが分かった。

 毒なんて、入っていないというのに。
 警戒してしまう。
 なかなか手を出さないのは、それだけではなかった。

(……よりによって、これ、か……)

 肉まんは――。
 胸焼けをするという。

 ただ、せっかく、手伝ってくれるというのもあり、断るのも辛い。
 悩んでいると、自然と、しかし、ここまできてようやく。

「……ありがとう。……ございます」

 手を伸ばし、受け取るのだった。
 ――ただし、口は付けない。

 毒を警戒もしていたし、胸焼けは嫌だった。
 更には気を悪くさせないように――。

「……迷子の、“犬”、なの、ですが……名前は、姫ちゃんで、白と黒のパピヨン……と聞、いてます……」

 迷子の特徴を、口にした。
 ごまかせるだろうか。
645 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 05:50:15.91 ID:/me4hsDo0
>>644

「うん。 この店のヤツね、結構美味しいんだよ」

【相手が肉まんを受け取り、空いた右手で自分の分を袋から掴み出しながら嬉しそうに話す。相手が色々悩んでいることなど知る由もない】
【新たに取り出された其れに、幸せそうに一口かぶりついた】

「あ、犬なんだ。 ふむふむ、名前は姫ちゃんで白と黒のパピヨン…………、ん? ぱぴよん?」

【忘れないように相手の言葉を聞きながらソレを反芻する。と、ここに来て初めて男の顔に困惑が浮かんだ】
【首を傾げて深く考え込む、その沈黙はさっきよりも少し長い】

「……ぱぴよんって、何?」

【ソレが全く聞き覚えの無い単語だったので、その正体を知るべく相手に尋ねてみた】
【この男がかなりものを知らないという事がこれで少しは相手にも理解されるだろうか】
646 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/10(土) 05:51:51.30 ID:Q9relWgz0
>>525
/こっちも遅れましたッ.....申し訳ない

……

【少女の弁解を聞き、思わず唖然】
【そして、すぐに少女の肩へと手を伸ばし、がっちりと掴もうとする】

警察やジェイルに捕まりたいのかな?

【笑みは先ほどと一切変わっていない。その分恐ろしい】
【もっとも、紳士は通報する気などさらさらないのだが】
【それが分かるわけでもなく、少女を脅かすには十分な材料となるだろう】
647 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 06:01:50.17 ID:walct+9O0
>>645

「……」

 白い柔肌はまるで頬の如く。
 掌の上の温もりはまるで抱く背中の如く。
 それを――食さない。

 何故ならば、胸焼けが、怖いから。
 ただそれだけ。

 結構美味しい――そう勧められる。
 美味しそうなのは、見ればすぐに分かった。
 分かったのだが、食べられるか否かは別問題である。

 それから、言葉を反芻する男性。
 敵視している人間が、ここまで真剣になるだろうか。
 ――と。

『……ぱぴよんって、何?』

「……」

 言葉が止まる。
 男性の無知に、呆れて――



 ではなかった。

「……犬種。……だったと、思、います……」

 独りも自身がなかったから。
 何故、捜しに来たのだろう。

 ここにきて、有力な情報が、白黒の犬、と言うだけである、該当多数であるように思えた。
 ――ただし、コンサートホールに迷い込んだとしたら、それはかなり少数なので、恐らく問題はない。
 ――無いはずである。

「……大型犬、でしょうか」

 ――ないはずである。

 こつ、こつ、と歩いていると、正面。
 受付が見えてくる頃。

「……ヒメー……ひめちゃん? 居、ません、か……」

 暇とはいえ。
 手伝わせている身としては、申し訳ないとは感じていた。
648 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 06:20:06.57 ID:/me4hsDo0
>>647

【今更だがこの男はかなりものを知らない。犬の種類もしかり、来ている服のセンスもしかり、世間一般の常識もしかり】
【それはこの男の育ってきた環境が原因となっていて、しかも本人はそのことにまだ気づいていない。誰もそれを指摘する人がいなかったからである】

「ふーん。 犬に種類が色々あるのは知ってたけど、そんな名前のもいるんだね。 知らなかったなぁ」

【相手の曖昧な情報にもしっかりと感心している。自分がものを知らないのではなく、周りの人間に物知りが多いという程度の認識なのだろう】

「大型犬、かぁ。 どのくらい大きいのかな」

【これくらいかな? とか言って肉まんを持った手を真っ直ぐ天井に伸ばす。ここでも男は遺憾無く天然っぷりを発揮した】
【もしそんな犬が目の前に現れたら、誰もが全速ダッシュで逃げ出すことだろう】
【女の前をのんびり歩いているとようやく受付が見えてきた】

「ひめちゃーん。 出ておいでー」

【少し声を張り上げ、辺りに呼びかける。なんだかんだで結構楽しくなってきたらしくその表情は明るい】
【結局この男は、退屈でなければ何でもいいのだろう。無邪気な子供をそのまま大きくしたようなものである】
【よく、子供はみんな天使である、と言うし。まあこの男の見た目は堕天使っぽいが】
649 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 06:34:19.37 ID:walct+9O0
>>648

 男が、無知――剰え、それが無知であると、独りは指摘をしない。
 好き、嫌いなどはあるものの、彼女もまた、常識を一つ、二つ、欠いていた存在だったから。
 強いて言うのであれば、“そういう”人もいるのだろうと、もしくは、そうとさえも思ってさえいなかった。

「……噛みついたり、しない。でしょうか?」

 下手に手を出さなければ、恐らくは大丈夫なのであるが。
 噛むかもしれない虞があるのに、どうして迷子を捜しに来たのだろうか。

「天井まで届いたら……キリンといい勝負。ですね……」

 剰え、剰え。
 どうして、真に受けてしまうのか。
 真に受けているのか、或いはそういうのもいるという考えなのか。

(……飛べる……?)

 男性の方を見て、ふと。
 小さな事が気になった。
 はね、である以上、飛べると想像するのは容易であるが――はたして。

 と、考えていると。

――。

 啼き声を上げ、小さな犬が、男性に飛び込んでくる。
 白と黒の、パピヨン――まさしく、捜していたそれである。
 問題は、天井ほどの大きさがないということであるが、はたして。
650 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 07:04:27.76 ID:/me4hsDo0
>>649

【今まで出会った人たちは男の妙なテンポとあまりの無知っぷりに苛立つか呆れるかだった。勿論本人はそれにも全く気付かなかったが】
【しかしこの女のようにそれを全く気にしない人間に会うのはこれが初めてである。かなり貴重な存在と言えるだろう】
【惜しむらくは男がその事を理解する筈が無いという悲しい事実だけである】

「んー。 噛まれるのは嫌かなぁ」

【痛いのは嫌いだからねー、と普通誰もが思っているであろうことを口にする。前に痛いのが大好きなドM幼女に会っているがアレは特殊】
【一般的には人間は痛みに弱い生き物である。たぶん】

「キリンかぁ。 一回生で見てみたいな」

【子供っぽい願い。この男ならキリンの生息地まで飛んで行けばいつでも見られるのだろうが、おそらく1時間で迷子になるだろう】
【そしてどこかの民族の長と仲良くなって帰ってくるであろうことが容易に想像できる】

「お?」

【白と黒の小さい何かがこちらに駆けてくる。よく見るとそれは普通の犬だった。街で前にああいうのを見たような気もする】
【あれが捜している 『姫ちゃん』 かどうかは分からないが、自分の方に向かってきているのは好都合、しゃがみ込み捕獲するべく両手を広げた】
【ついでになぜか背中の羽も大きく広げて、男の周りが漆黒の闇で覆われたかのように暗くなる。さあ来いと言わんばかりに身構えて】

「 っ、うわっ!?」

【跳びかかってきた勢いに負けてあっけなく尻もちをついた。貧弱すぎる、そして右手の肉まんがふっ飛んだ】
【左手の肉まんは袋に入っていたので何とか無事だったが】
651 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 07:20:15.06 ID:walct+9O0
>>650

「……」

 キリンを、生で見てみたい。
 この言葉に、違和感を覚えた。

 どうして。
 キリンは、あなたにとって、何かを変える存在なのか――と。
 キリンを、言葉として、生物ということを知ってはいたが、見てみたい、と思うことは、無かったから。

「あ……小さい」

 パピヨンは、小型犬である。
 これが普通の大きさであることに間違いはない。

 大型犬を想定してしまった為の、意外性であった。
 無知とは、恐ろしい。
 一方で、いつの間にか男性は、転んでいた。

「……大丈夫? ですか?」

 吹っ飛んだ肉まんを取り。
 転んだ男性へと近づき、肉まんを差し出す。

(羽は、動くみたい……)

 ほんの、興味。
 そして、興味が納得へとつながる。

「ひめちゃん?」

『ワン!』

 男性の腕の中で、啼く。
 どうやら、本人。――本犬の様である。

「……ありがとう。ございます……飼い主さんには、引き渡し、ておきます……さあ、ここから、出、ましょうか」

 暗いし、天井が空いている老朽化したホールと言うことは、そもそもここは危険なのである。
 怪我をさせるわけにも、いかなかったという判断の上での、言葉。
652 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 07:51:17.37 ID:walct+9O0
すみません、
続きはまた夕方(夜?)でもよろしいでしょうか?
653 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 07:52:03.56 ID:/me4hsDo0
>>651

【この男の子供っぽさ、それは純粋な好奇心に起因する。幼児が近くにあるものを手に取って眺めるのと同じ事だ】
【世間を知らないから目に映るものすべてに興味を持つ。それがどんなものであろうと其れそのものが何かを知らないのだから、否定に走ることも無い】
【全てをありのままに受け入れる、否、傍観すると言った方が正しいか。それがこの男の本質なのである】

「いてて……。 あ、ありがとう。 うん、大丈夫かな」

【犬を両手で抱きかかえながら、右手の指先で肉まんを受け取る。埃が付いていたが、これなら食べられないことはなさそうだ。そう思っていると】

「あ」

【女性に名前を呼ばれた姫ちゃんが一声吠えたかと思うと勢いよく右手の其れにかぶりついた】
【どうやらその味がお気に召したようで、元々食べかけだった肉まんはあっという間に姫ちゃんの胃の中へと消えた】
【がっくり、しかしまだ一つ残っているし別にいいか、と思い直す。立ち直りは早い】

「見つかって良かったね。はい、どうぞ」

「そうだね、そろそろ出ようか」

【腹が膨れて満足げな姫ちゃんを女に手渡そうとする。貧弱なので小型犬とはいえずっと抱いているのは辛いのと、残りの肉まんが狙われるのを恐れたからだろう】
【相手の言葉にあっさり同意。立ち上がり羽を小さくふるわせ埃を払う。毛ばたきのようで結構便利だ】
【言われた通り女の前をゆっくり歩き、外へと向かう】
654 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 08:07:15.99 ID:/me4hsDo0
>>652
/おkです
/それでは一旦乙でした!
655 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 09:53:22.62 ID:xYTLCfME0
【夏が過ぎ、秋の季節となりました】
【しかしまだまだ残暑が厳しく、昼になれば蒸し暑くなってしまいます】
【本当に秋を実感できるようになるのは、もう少し先のことでしょう】
だから・・・・寝よう・・・・紅葉の時期まで・・・・・
zzzzz・・・・・・
【この男にはどうやら食欲よりも睡眠欲の秋の方が似合うようである】
【ということで、どこぞの木の下で男が安らかに眠っていた】
656 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 10:23:13.87 ID:kp/hhtvgo
>>655
秋の季節――それは心地好い風が吹き、穏やかな気候が辺りを支配する過ごしやすい日々
初秋の内はそれをまだ実感することは出来ずとも、真夏に比べれば余程マシなのが明白で

「やはり、この季節には外を歩くのが気分いいな」

そんな風に独り言を漏らしながら歩く一人の女もまた、その恩恵に預かっていた
黒の帽子に黒の制服を着こんだその姿は、やはり暑さが和らぎ始めた季節だからこそ――いや、真夏でも着てたが
腕章にはDOTAのマークなどが入っている事から、この女の正体は解りやすいだろう

「何処かに悪が落ちてないものか…」

物騒な呟きと共に辺りを見回していた女だが、ふと不審な人物を視界に入れた
腰のホルスターから拳銃を取り出し、徐に木の幹に向けて――発砲
激しい衝撃と共に木が大きく揺れ、幹には氷が刺さっているように見えるだろう
最近この女がどんどん狂暴になっていっている気がするが、それはさて置き
これで相手が起きたのなら――

「おはようございます」

――と、冷たい物を感じさせる笑みと共に挨拶を口にするだろう
657 :【転才印記】@wiki [sage]:2011/09/10(土) 10:33:45.76 ID:KnCyu5bCo
くはーっ

【少年は公園のベンチの上で目を覚ました】
【格好は見るからにしてホームレスである】

ああ〜オイラ良く寝たぜ〜

【ポキポキ】
【軽くストレッチをする】

くーっ 今日は何か誰かと戦いたい気分だぜ

/久しぶりのロールです
お手柔らかにお願いします
658 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 10:39:55.99 ID:xYTLCfME0
>>656
【発砲音、更に木の幹になにかがめり込む、というか砕け散ったかのような音】
【その衝撃によるものなのか、木がざわざわと大きな音を立てて揺れている、今日はそんなに風が強くないはずなのに】
【だがしかし】
・・・・・・・zzzzz
【耳元でおっかなびっくりなことがあったというのに、それでも眠っているとはたいした度胸の男である】




(え、なに、なんなの、なんでいきなり発砲してきてんの、なんなのあの人危ない人だわ)
(やばい、これは絶対やばい、きっと俺が起きたら適当に難癖つけて撃ってくるつもりだ!)
(フッ、だが冷静な俺は嵐が過ぎ去るまで静かに地に伏しておくんだぜ!というか何事もなく通り過ぎてくれ!)
(俺は寝てる俺は寝てる俺は寝てる俺は寝てる・・・・・・・・)
【こいつ狸寝入りかよ、しかも内心かなりビビッているようだ】
659 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 10:49:22.56 ID:kp/hhtvgo
>>658
相手が眠り続けている様子を見て、眉をピクリと動かす女
近いとは云えないような微妙な距離であるため、よく相手の様子が見えない――だから
つかつかとゆっくり歩み寄って行くのであった

「モーニングコールは聞こえなかったのかな?」

距離にして1m程の所まで近寄ると、相手を見下ろしながら低い声で問い掛ける
右手には尚も拳銃を持ったまま、眼光は鋭くひどく冷たい
このまま相手が寝続けていれば、その事にキレて発砲するかもしれない雰囲気を――隠そうともしない

「10,9,8,7,6,5」

そして唐突に、ゆっくりと数字を数え始めた
660 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 11:00:58.36 ID:xYTLCfME0
>>659
ま、待ったーーーーーー!!!!
【やば気なカウントダウンが始まった瞬間、その男は目を見開いて飛び起きた】
【この様子からさっきまで寝たふりをしていたことは明白である、素直に起きていれば良いものを】
とりあえず、落ち着いて話をしようじゃありませんか
確かに、あなたが折角起こそうとしてくださったのに、寝たふりを続けた僕にも多少の非があるかもしれませんが
だからと言ってですね、そんな拳銃をこちらに向けて起こそうとするのはどうかと思うのですよ
ほら、もしなにか手違いがあって発砲して殺しちゃったテヘ☆、なんてことになったら大変じゃないですか
だからですね、とりあえず、銃を下ろして対話をしましょう
あなたはまだ若い・・・・!引き返せるはずだ・・・・・!まずはお互いのことを知り合おう・・・・・!
そこからきっと明るい未来が見えるはず・・・・・・!
【後半はまるで犯罪者を説得するかのような口ぶりであった、あながち間違いでもないかも知れないが】
【でもいきなり拳銃を向けられたらそう思っても仕方がないね、DOTAの腕章?焦っててそれどころではない】
【冷静さに欠けた男である】
661 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 11:15:36.27 ID:kp/hhtvgo
>>660
相手が飛び起きたのを見て驚いたかのように目を見開くが、直ぐに冷たい眼差しへと変わる
寝たふりをしていやがったのか…――胸中に軽くイラッとした念を抱きながらも、一応は相手の言葉を聞く

「ふむ、そうだな――銃は危険だ、仕舞おう。このままでは何時発砲してしまうかも解らない」

尤もといった様な調子で頷き、物騒な言葉と共に腰のホルスターへと拳銃を収納
元々は冷静な性格であるため、熱も冷めやすく落ち着きやすい

「えーっと、なんだっけかな」

自身がなぜ拳銃を構えたのか一瞬思い出せなくなり、右腕で帽子越しに頭を叩く
その時に腕章が相手側によく見える格好となるが、確認されるだろうか

「ああ、そうだ。元はと云えば、こんな所で寝ている不審人物が悪いのだ。
 明るい未来の為にも、取りあえず素性を明かして欲しい。もし悪なら、ぶっ飛ばさなくてはならんからな」
662 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 11:27:11.36 ID:xYTLCfME0
>>661
【どうやら相手は意外と冷静な人物のようだ、いきなり銃をぶっ放すから結構頭がアレな人だと思っていたが】
【なんにせよ、拳銃をしまってくれてホッと一安心である、男はちょっとだけ安堵したような表情をして】
いや、物分りの良い方で助かりましたよ
ところで、人に尋ねるときはまずは自分の素性を明かすことが礼節だと思うのですが?
まさかマナーを知らないわけではないでしょうね?
【なんか若干偉そうな物言いであった、いや、なんかむかつくぞこの態度は】
【これはいきなり発砲されたことを根に持ってやがるな、度量の小さい男である】
・・・・・・ん?
【と、ふと女性の右腕に腕章がついていることに気づく、見覚えのあるマークだ】
【見覚えがあるといっても、ジェイルで資料を読んでいる際にたまたま見かけたものであるが】
・・・・・なるほど、DOTAか
道理で・・・・・
【腕章を見た瞬間に、納得するかのように頷く男であった】
663 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 11:37:07.14 ID:kp/hhtvgo
>>662

「――道理で、とは何だ。道理でとは」

一体相手が何に対して納得したのか、訝しむような表情を浮かべた
ちょこっと暴力的な正義の味方――そう言った印象を与えかねない組織であると、自覚が足りないのだろう

「如何にも、私は特別強襲部隊D.O.T.A.隊員――リーザ・ベルクヴァインだ。
 確かに、先に此方の素性を名乗らないのは礼を失していた。申し訳ない」

そう云いながら帽子を取り、軽く一礼
帽子の中に納められていた美しい銀髪が靡くが、顔を上げるとまたすぐに被りなおす

「次は貴方の番だ。――しかし、DOTAと知って逃げ出さぬとは…悪では無いのかな?」

或いは不遜な相手か――そんな思考を巡らせながら、返事を待った
664 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 11:51:29.87 ID:xYTLCfME0
>>663
いやなに・・・・・
かねてより噂だけは聞いていましたが、どうやら思ったとおりの組織のようです
ただそれだけのことですよ
【ニッコリと女性に対して、微笑みを返す男】
【理念からして暴力的な奴らが集まってるんだろうなというのがこの男の想像だったのだが・・・】
【寸分も間違いなしと判断したのだろうな、きっと言葉に皮肉が混じってる、かもしれない】
では、僕も自己紹介させていただきましょう
【物理加速】、ジェイル執行部隊一番隊隊長、及び不殺同盟で幹部を務めている者です
以後、お見知りおきを・・・・・
【礼儀を欠くことがないように、自己紹介の後にゆるりと一礼を】
【そして男は顔を上げると】
さて、それよりも相手の素性をろくすっぽも聞きもせずに不審だからという理由で発砲するのはいかがでしょうか
何も不審者だから悪人であるとは限らないでしょう、あなたの行動は少し軽率過ぎます
【・・・・本当に根に持ってるな、説教でもする気かコイツは】
665 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 12:07:26.31 ID:kp/hhtvgo
>>664

「――…ふむ? そうか」

相手の言葉の奥にある皮肉に気付かず、少しばかり首を傾けながらも首肯する
一度外からどう云う印象で見られているのか、理解した方が色々と良いかも知れない

「ジェイルの隊長…? そして、不殺同盟の幹部―――」

相手の自己紹介に対し、思わず言葉が詰まってしまう
まさか太陽が昇った頃に木の下で眠っているような男が、そんな立場だとは知らず
俄かには信じられないような話であった

「ああ、その通りだ。だがそれを確認するためには、起きて貰わなくてはいけないだろう?
 ただの――――――目覚まし代わりの発砲だよ」

説教を始める相手に対し、にこやかな調子で言葉を返す

「起きてきちんと対話をしてくれれば何も問題は無かった。
 それとも、ジェイルの方は揉め事をスルーして解決するのがお好みで?」

変な対抗意識で、皮肉混じりに言葉を紡いだ
666 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 12:17:57.81 ID:xYTLCfME0
>>665
それはごもっとも・・・・相手が起きていないと確認なんて出来ませんからね
しかし起こす手段に発砲を使うのは、いささか危険すぎる気がしますが
場合によっては相手が逃げたり、反撃してくる可能性もありますし、無駄に威圧するだけですから
それとも、拳銃を使用しないと気がすまない性質なのですか?
【あ、なにかいらないスイッチが入ったような気がするぞ、さらっと「ああそうですか」で流せばいいものを】
【それとも相手がDOTAだからなのか、やたらと反抗的なのは】
その言い方は若干違いますね
なるべく揉め事に「発展しないよう」にスルーするのが僕の方針ですから
あなた方とは違って揉め事はあまり好きではありませんのでね
【とか言っておきながら随分対抗意識を燃やしているじゃないか、これも揉め事な気がするぞ】
【これ以上ヒートアップしなければいいな!な!】
667 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 12:28:53.08 ID:kp/hhtvgo
>>666

「危険なのは承知だ、相手に威圧感を与えるのもまた然り。
 だがDOTAの腕章を付け街を歩いている以上、そんな物は最初っからなのだ。
 ならば威圧感に威圧感を上書きし、それを以て悪を駆逐する―――その気概が必要なのだよ」

例えそれで罪なき者に恐怖を与えても構わない――寧ろそれが悪に堕ちる事を抑止するなら望むところだ
そんな風な暴論じみた事を、涼しい顔で平然と言ってのける

「別に私とて揉め事は好まんさ。嫌いだからこそ、駆除して回るだけ。

 ――…ああ、もう面倒だ。敵で無いのに言い合ったってしょうがないだろう」

口論を続けるのが億劫になった――と云うより、対立し切れない関係で平行線の議論をしても、終わりが無いのが明白であったから
だから一方的にこの言い合いを打ち切ろうとする

「次からは気を付けるさ、其れで良いだろう?」

譲歩するほど納得している訳では無いが、口先だけでそう言った
言葉通りにするとは、限らないが
668 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 12:40:35.97 ID:xYTLCfME0
>>667
・・・・・ふぅ、やれやれ
【呆れたようにため息をつき、言っても無駄そうだと諦めたような表情をして】
やはり想像通り、穏やかじゃないね・・・・
時にそれは敵を作りかねない行動である、と言っても聞かないんだろうな、あんた
【突如礼儀正しい態度を崩し、頭をかきながら砕けたような態度を取る男】
【さっきまでのは社交辞令的ななにかだったんだろうか、それとも単なる気まぐれか・・・・】
【ま、そんなことより、相手はこの不毛ないい争いを打ち切りたがっているようである、好都合といえば好都合】
そうだな、次からは気を付けてくれればいい
勿論、口先だけではなくちゃんと行動で示してくれればな
【正直相手がDOTAであることを考えると、こんな約束を守ってくれるとは欠片も思っていないようだ】
【だから一言釘を刺しておいた、相手の心の内を見透かしたかのような眼差しも付け加えて】
【この男、疑う人間のようである】
669 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 12:49:18.43 ID:kp/hhtvgo
>>668

「ああ、きっと行動で示すだろうさ」

手のひらを振りながら、いい加減な調子で応じる
きちんと言ってみた所で、うまく隠し通せないだろうし――そんな開き直った考えであった
そもそも改善する気が無いというのが、問題なのだが

「貴方も、そんな所で寝て不審人物と間違われないよう頑張って欲しい所だな」

先程までの様子を見れば、真面目な時はきちんとやる男の様だが
それでも一応は同じ正義サイドの人間として、情けない姿を見せられるのは御免であった

「じゃあ、私はこれで失礼する。また会う事がれば、よろしく」

片手を上げて帽子の唾に辺りにやると、敬礼の姿勢
直ぐにそれを解くと、踵を返して歩き始めた
呼び止められることが無ければ、そのまま去って行くだろう
670 :【物理加速】 [sage saga]:2011/09/10(土) 12:59:31.97 ID:xYTLCfME0
>>669
(・・・・なんだか適当そうな感じだな)
【どうにも改善する様子はなさそうである、ちょっとくらいは効果があると思ったのだが・・・】
【ブラフだとか、釘を刺すだとか、そういったことが苦手なのかもしれないと思い始める男であった】
・・・・・ちょっと休憩していただけだ
別に普段からそうしているわけではないので・・・・
【嘘つきである】
それじゃあ、お勤め頑張ってくださいよっと
発砲しない程度に
【軽くフラフラと手を振って、女性の背中を見送る男】
【去っていったところで、少し重苦しそうにため息をつくと】
・・・・・・さて、寝よう
【昼寝を再開するのであった、お前働けよ】

/絡みあり&乙でした〜
671 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/10(土) 13:01:32.33 ID:kp/hhtvgo
>>670
/絡みあり乙でしたっ
672 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 13:03:13.18 ID:dyZQNiajo
【廃墟群】

一人のHUDヘルメットを装着した老兵が手を動かしている、そこに何かを持っている訳でもなく、ただ何かを操作するような。そんな手の動かし方をしている。

「神経接続、A」

そのHUDヘルメットは背中の巨大なバックパックに接続されている。

つまりは仮想環境による動作テスト。こんな事を街中でやれば確実に怪しまれる。そう踏んで廃墟群でテストにあたった。

「反応速度、B+」

だが、それでもやはり立ちっぱなしで不可解に手を動かすその姿は奇妙極まりない。

「総合評価、B+。戦闘行動に支障無し。」
673 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 13:21:40.69 ID:FpUOacfyo
>>672
―――【街はずれ・廃墟の群れ】―――

「いやぁ……今日もいい天気ねぇ……ふわぁぁ〜…」

(;^ω^)「前見てくれお!!あくびすんなお!!こえぇお!!」

「っさいわねぇ……わかってるわよぉう…」

高層ビル群や活気が溢れていたであろう通りが全て廃れ、捨てられてしまったかのような雰囲気を孕むその廃墟達の
群れをゆっくりと縫うようにして進む箒がひとつ―――その上に、大きな三角帽子と赤いコート、黒いロングブーツのそれは
それは魔女としかいえない服装をした女性が一人。その後ろにしがみ付きながらわめく少年が一人居た。
街を少し高い場所から見下ろしつつ、二人は何気ない会話をしながら進んでいく。

( ^ω^)「この箒もやりゃあ出来るんだお。かなりの高さで飛んでるお。速度もまずまずお」

「そりゃぁ……私が高電圧で無理矢理浮かしてるようなものだからぁ……ほら、私の足ごらんなさぁい?」

(;^ω^)「……アレッサ…理科の実験とかで重宝されそうな程に放電してんお…」

「な、何よその例えぇ…」

と、その時である。少年が廃墟の群れを見下ろしながら何かを見つけたようにし、一点を注視しているではないか。
しがみ付いたままであった魔女の肩をとんとん叩きながら指差す場所には―――立ちっぱなしで手をもぞもぞと動かす老人が居た。

( ^ω^)「なんかやってんお。パントマイムの練習っぽいお」

「なんで廃墟でパントマイムなのよ…よく見なさいよぅ……」

魔女の漆黒に塗り固められた瞳が細められ、よくよく老人を見れば―――





「パントマイムかしらねぇ…」

( ^ω^)「僕と同じ事言ってんじゃねえお」

―――上空を飛ぶ魔女と少年は老人を興味深そうに見つめたまま、その場で滞空してしまう。
地面に落ちる影は丁度老人の近くにあるため、気づくのは容易だろう。
674 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 13:32:14.45 ID:dyZQNiajo
>>637

HUDヘルメットを装着したまま、ポケットから煙草を取り出し、火を着ける。

紫煙が空に立ち昇ってゆく...


老兵が手を打ち鳴らした瞬間にバックパックは変形、下半部は戦車、上半部は人型であり、頭が無く、胴体部がくり貫かれ、人が座れるようになっている。

「ふむ、やはりこちらの方がよく馴染む。」

HUDヘルメットのモニターに大量の情報が表示される。

--Welcome--

Start up [Symphony Of Destruction]

--Equipment Status--
150mmTEMG-Activ
Gatling-Activ
M.G.G -Activ
L.P.D-Activ
----------------------

--HUD System--
Zoom.....ok
Night Vision.....ok
Lock on.....ok
-----------------

All System Check.....Over

-Battle Mode transition-
----------

「?」

ロックオンマーカーが一瞬ブレた。

影、であろう。ふと上を見ると老兵は目を細め、無精髭に手を当てる。

「魔女、だな。非科学な。」

面妖、その一言に尽きる。
675 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 13:32:50.59 ID:dyZQNiajo
/>>674>>673宛なのです...
676 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 13:42:45.45 ID:FpUOacfyo
>>674
「あらあらぁ……まぁまぁ……」

(;^ω^)「ふぉおおおお!?な、なんだお!?変形したお!?何かすっごい事になってんお!?」

「便利そうねぇ…私もあんな魔術使ってみたいわぁ…♪」

(;^ω^)「……何を言ってるんだお」

上空からでもわかる程に著しい変化に驚きを隠せない少年は指をさしたまま口をあんぐりとあけてしまう。
魔女は便利だというものの、その変化に確かに驚きを感じていた。無骨なシルエットから生み出される威圧
にも似た雰囲気は上空の二人を圧倒するに足り、思わず箒をゆっくりと降下させてしまう。

(;^ω^)「ちょちょ!?何してんだおアレッサ!!」

「何ってそれはぁ…よく見たいじゃなぁい?機械とかよくわかんないんだけれどねぇ…んっふふ♪」

奇しくも老人と似た言葉を紡ぎ出しながらゆっくりと降下する魔女。
非科学の塊である魔女と―――生粋たる科学の結晶とも呼べる老人。対極に存在する二人が出会えば、どうなるのか。
ある意味、少年もその光景に興味があったのか、箒が高度を下げていくにつれて無口になり、魔女と老人を交互に見始める。
完全に降下し終わった頃には、魔女は箒で老人の目の前をふわりふわりと浮遊しながら軽い感じでひらひらと右手を振るだろう。

「こぉんにちわぁ♪難しそうなものに乗ってるわねぇ…?」

(;^ω^)「……」(だめだお、無理だお、すっげえ変な威圧感あるお……マジでこの魔女アホかお…ぶっ殺されんお…)

魔女は魔女と呼ぶに相応しくつかみ所の無い妖艶な声音でニッコリと微笑むが、その後ろで少年は完全に固まっているのがわかるだろう。
それも目が合わないようにと若干視線をそっぽに泳がせている。
677 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 13:43:23.01 ID:1CefK4RIO
>>624

…っ、

(ふっと、眩しさのような感覚が眼に戻った。)
(血液が巡るような、何処かからか供給されるような感覚に陥る。)

…!あ、…ちょっと!大丈夫…!?

(今度はきちんと焦点を併せ、女は青年を見やった。)
(死んだのかと思い、慌てて駆け寄った。抱き起こすが…)

……バカ…こんな無理を…

(目を伏せ、そうつぶやき、青年を抱えて歩き出した。)


/すいませんお待たせしました…
/お疲れ様でしたー!
678 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 13:48:13.61 ID:ZvBltcVNo
【昼過ぎ、裏通り】

【何点かの闇店が品物を並べて怪しい胡散臭い商売を開き、それに目もくれずに歩みを進める者もいれば時折引っ掛かる者もいた】
【とはいえ、そこを通る者の大半は明るい時間帯は表通りを大手を振って歩けない様な人物に違いなく、どれも悪人面な連中ばかり】
【そこへ、一般的な男性と比べたら結構細身な体格を持ちフードを深く被って人相を陰に隠しながら歩いている人物、正確には女性が一人】
【その女性の目の前には大声で怒声を放ちながらやたらと喚く男がまた一人。『ここを通りたかったら金を置いていけ』みたいな内容であった】
【女性の右手が無く、左手をギブスで固定している重傷者であることを言い事に随分とご機嫌な様子であった。対して、女性は不機嫌そうな雰囲気を放っていたが】
【とはいえ、出来る限り争い事は避けたく思う節もあり――女性は弱腰で薄い苦笑いを作りながら『い、いやいや……そこをまぁなんとか』的な感じ】
【周りの人物たちは女性を不幸に思いながらも余計な面倒事は御免被ると言わんばかりにその騒ぎを避けて行く。女性はそれらを視界の端で捉えていた】

【誰も助けてくれない。嗚呼、クソ、ムカつく。まぁ、そうだな。自分もそうだから不満を大声で叫んだりはしない。自分だってそういう場面を見かけてもスルーしたいから】

【はぁ、と女性は一つだけ溜め息を吐き、それからぼそっと何か言葉を垂れた。男はそれを良く聞きとれず思わず聞き返して見るのだったが―――】

「―――家に帰って独り寂しくマスかいてろって言ったんだよタコ助野郎」

【先程まで弱腰だった女性は突然右足を相手の股関節目掛けて振り上げたのだった。その力強さと速度はやや人間離れしている印象すら在ったと言う】



【結果、通せんぼを決めかましていた男は股間を両手で押さえながら地面にうずくまる羽目になり、女性はもう一つ溜め息を吐いてから歩き出すのであった】
【両手が使えずとも、足があるのである。それも二本も】


/誰でもうぇるかむー!殺し合いから雑談までっ
679 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 13:52:58.22 ID:dyZQNiajo
>>676

老兵は無意識的に無精髭を撫で、その面妖な生命体が地に降りる様をまじまじと観察していた。

「歳だな、ついにこんな幻覚まで見よう事とは...迎えは近い。」

老兵は突如として疲れたような顔色を浮かべ、その絵本から飛び出して来たようなソレを睨むように見つめていた。

HUDヘルメットを装着している為口元以外この男の顔は見えないだろう。

「いや、反重力物質を用いた特殊マテリアルの実験か...?」

しかし何故箒の形に...などとやはりこれが現実だと認めたくないようで、あらぬ予想を立てて科学に結びつけようとする老兵。

魔女、否、非科学の集合体が手を振っている。ますます目を細める。

「...」

何か言っていたような気がするが、脳内で凄まじい速度で議論を繰り広げていた為に耳に入らず、石ころを見て宇宙の真理を悟るような、そんな気分になっている。

変形した兵器が低い唸り声を上げる。
680 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 13:59:48.97 ID:FpUOacfyo
>>679
「……聞こえてないわねぇ…」

(;^ω^)「ほ、ほら行くおアレッサ!!パントマイムの邪魔になっちゃうお!!早くぅううううう!!」

「なぁに逃げようとしてんのよぅ…せっかく面白いもの見つけたんだからぁ…」

魔女は後ろに座る少年を残し、箒を軽くこつんと叩くと「ちゃぁんと待ってなさいねぇ♪」と話しかけてから箒を
ひょいっと飛び降りる。硬い地面にふたつのヒールの音が響く。箒は魔女の言いつけを護るようにして空中で少年を
乗せたまま静止している。
それから、老人の混乱を知ってか知らずか、低い唸り声を上げる機械をじっと見つめながらニコニコと微笑み―――
――――その混乱を加速させるかのように、魔女の姿がさらさらと砂のように散り、瞬きの間に目の前に現れる。
だが、何かをするわけでもなく、離れた場所から風になって一瞬で目の前に現れただけで、遊ぶものを見つけた子供の
ようにして機械をまじまじと見つめて指先で触ろうとすらしているではないか。

「これは何なのかしらねぇ……これ、何か出来るのぅ?」

と、ようやく顔を上げて無精ひげの生えた口元しか見えぬ老人へと話しかける魔女。
相手の混乱はどうやら知らぬようだ。




(;^ω^)「か、帰りてえええおおおおおお!アレッサ!自殺は良くないお!!早く逃げるお!!」

少年は盛大に警戒と勘違いを繰り広げたまま箒で飛び去ろうとぐいぐい引っ張るものの、1ミリたりとも動かないという
どこか間抜けな姿を晒しているのだった。
681 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 14:13:57.57 ID:dyZQNiajo
>>680
「むぅ...」

やはり一度捕えて祖国の研究所に送りつけようかと思ったがそこまで元気溢れる歳でもなく、思考の中で解決。

しかし一瞬にして自身の前に瞬間移動した挙句に他人の持ち物に手垢をつけるこの不躾な非科学はやはり脳の中身を一度覘いてみたい気もする。

「何が出来るか...とな?」

突如この戦車型の兵器は旋回、両肩にかけて格納されていた巨大な砲塔が次々と展開されていく。

150mmTEMG、現代に蘇りし騎士の鑓。

数レス分キンクリ


「ヒューズ交換、撃鉄起こせ。」

独自の金属音が響き、何かが装填される。

「発射。」

雷の如くの閃光、続いて砲声が虚空に響き渡り、プラズマと共に砲弾が廃墟のビルに向かって飛んで行く。

炸裂、砲弾の命中したビルは見るも無残に崩壊。粉塵を空に飛翔させながら跡形も無く瓦礫と還る。

ノイズ、砲弾発射時のプラズマによるEMPでHUDはいつも一定時間使用不能となる。

ヘルメットを外す老兵。白く、短く切り揃えられた髪。色黒の肌。何よりその姿形とその雰囲気はかつて凄まじい程の美男であった事が想像出来るだろう。

「私の名は河崎 剛電。君の名を伺ってもよろしいかな?」
682 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 14:25:40.20 ID:FpUOacfyo
>>681
老人の声にあわせて規格外すぎるサイズの砲塔が展開されていく。その様はまさに圧巻としか言えぬもので、魔女も
きゃっきゃと騒ぐ事すら出来ず、ただただ興味深そうに眺めながら何度も頷く。
それから暫く、金属音とともに何かが装填されたのを聞いて魔女は首を傾げながら機構部を覗こうと顔を――――

―――――発射。―――――

虚空を切り裂く轟音に、魔女はぽかーんと口を開けて光景を見つめる事しか出来なかった。これが、科学の威力か、と。
砲弾がプラズマとともに廃墟ビルへと食らいついたかと思えば、それは容易く崩壊へと導き、瓦礫へと還す。

「……あんなの食らったら…ひとたまりもないわねぇ…」

と、若干斜め上の感想を述べる魔女。ひとたまりも無いどころか科学の威力に食らわれて終了なのは目に見えて明白である。
そして、後ろで箒に乗っていた少年はといえば―――。

( ^ω^)「あははもう何だお、完全に死んだお、運命を飛び越えてこの世界にやってきたら難易度エクストリームとか笑えてくるおwww」

混乱を通り越して崩壊しかけていた。そんな少年を知ってか知らずか、魔女は魔女で勝手にやりはじめる始末。
ヘルメットを外した老兵が視界に入った瞬間、魔女はのんびりとした動作で顔を上げてから大きな三角帽子を指先でくいっと押し上げて
まじまじとその顔に見入る。名を名乗った老兵は無骨ながらも纏う雰囲気はとても凛としており、かつては相当の美男であった事がありありと
想像できる。

「…河崎ぃ……いい男ねぇ…♪」

「…失礼、私はアレッサ・クロウリー…見た目どおり、魔女よぅ♪…貴方はぁ……兵隊さん、かしらぁ?」

若干胸中が口から漏れているのをさらりと流しつつ、老兵をニコニコと見つめたまま。
見るからに兵隊ではあるのだが、兵隊にあるまじき重武装である事が気に掛かったのだろう。何世紀も生きてきた魔女はこのような機械や
兵器を見た事が無いために、思わずした質問にも思える。
何世紀前の兵隊は全員剣と盾、そして鎧が定石だったのだから、ある意味仕方ないといえば仕方が無いのだが。
683 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 14:39:58.55 ID:dyZQNiajo
>>682

発射から数秒経過した今でも薄くプラズマと砲声の残滓が残っている。

まあ、そんか事は良いとして...

「コレは対人用の兵器では無い、建物などの対構造物用兵器だ。」

つまりこんなモノをマトモに喰らってしまえば人間など消し炭ですら生温い状態になってしまう。

よく見れば解る通り、ガトリングやグレネード発射装置までもが搭載されているのが見えるだろう。

つまり攻撃方法は以外と多彩。

「今じゃただの老いぼれだ。」

老いぼれといっても50代半ば、『いい男』と評されても微動だにしないのは慣れともいうし、大人の余裕とも取れる。

「アレッサ・クロウリーか、覚えておこう。」

2、3度咳払いし、口を開く

「祖国軍兵器開発局兼陸軍大佐、兼河崎兵器重工CEO。つまり軍人であり一人のビシネスマンでもある。」

どちらにしてもかなり高位に入る地位、片方に至っては社長という始末。

魔女、そんな存在は産まれてから絵本でしか見た事は無い。まったく何が起こるのかは予想の出来ない世の中であるとこの歳になって酷く痛感した。
684 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 14:53:36.95 ID:FpUOacfyo
>>683
「対人用じゃないのねぇ……ま、人に撃ったら消し飛んじゃうものねぇ…」

言われるように、あんなものをまともに食らえば消し炭になるまえに塵にされてしまう勢いだ。廃墟のビルを破壊できる
威力なのだから、小さな人間など取るに足らないのだろう。それに、対人用らしく武器もちらほらと搭載されているのが
見えるあたり、多種多様の使用が出来る事を伺わせる兵器だ。万能、とはこの事を言うのだろうなんて頭の隅で考えて
しまう。
先端すぎる技術にはまったく疎い魔女であるが、武器に関してならば多少の近代兵器は理解できたのだろう。

勉強している生徒のような視線で兵器を眺めながら、耳元へ届く老兵の声にはっと顔を上げれば、数度咳払いした後に
身分を明かす老兵。まさに軍人と呼ぶに相応しい名乗り方であるがゆえに、思わず魔女は苦笑してしまう。
高位にある身分だからか、性分であるのか、きりりと引き締まった対応の仕方はそれこそ、社長の雰囲気も孕んでいる。

「凄い人なのねぇ…サインでも貰おうかしらぁ?」

と、ジョークとも本気とも取れない言葉を紡ぎながらも、こちらも身分を明かす。

「私は魔女…で、あそこで箒に乗って…―――」

( ^ω^)「……」

「…あそこで箒に乗ってふてくされてるのが、私の相棒、内藤ホライゾン……一応、魔術師で――」

( ^ω^)「今はニートだお。何か文句あんのかお。ハロワなら行かんお」

「……だめだわ、貴方みたいな肩書き私達持ってないわぁ…」

苦笑しながら頬をかく魔女。少年は箒の上でどこからか取り出したポテチをぽりぽりと食べて老兵を睨んでいる。
ニートが故の嫉妬である事は言わずもがな。社長に嫉妬するなんてお門違いもいいとこである。
それはさておき、魔女は名乗られたその身分の中にある“祖国”という言葉が気になったのか、小首を傾げ老兵に問う。

「祖国、ってぇ……どこかで聞いた事はあるんだけれどぅ…それはどういうところなのかしらぁ?」

どうやら興味があるようだ。
685 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 15:14:21.37 ID:dyZQNiajo
>>684

「人に運用するにも的が小さい故に狙いも付けにくいしな。」

廃墟で数年以上手入れされていない為、至る所が腐食していた為に破壊は容易いが実際のビルとなるとこうは行かなかっただろう。

どこか懐かしい感じのする魔女の目は、遥か昔の記憶を蘇らせる。

何故、苦笑されたのかは予想すらつかなかった。

「生憎サインは受け付けていなくてね。」

こちらと言えば完全に冗談を含んだ口調で返す。

「彼処に乗っているのが-------」

「内藤ホライゾン君、成る程、名前的にハーフかな?」

何故睨まれているのだろうか、いや、自分も昔はよく通りかかる人間を睨みつけるやんちゃな頃があった。つまり、どうなのだろうか...えぬいーいーてぃーの魔術師、魔術。また非科学か。

「肩書きなど行動の結果についてくるようなものだ、何かしらのアクションを起こせば自然に...な。」

つまり一定の努力さえ積めば肩書きなど自然にやってくる。

そのアクションを起こせるか否かが平で終わるか指導的立場につけるかの分岐点となる。

「祖国は本来の名では無いが呼ぶ気にはならん、世界でも有数の石油・天然ガスの産出国で核技術や宇宙技術においても高い技術力を持っている 。
国土は北の方にあり、国土面積も膨大、社会主義国だ。更に兵器の性能の高さでもそこそこ定評があり、世界でも指折りの銃器発国である。」

コピペ乙。と一通り"誰もが習う"基本的な祖国の情報を提供する。

「まぁ、表では孤児の保護、裏では能力者開発など幅広くやってるな。」

さらに付け足すように。

「能力者開発の事は口外しない方が身の為だから他の人に言いふらす前に警告しておこう。」
686 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 15:43:29.58 ID:FpUOacfyo
>>685
( ^ω^)「僕がハーフに見えるかお?ふふん、僕みたいなイケメンはハーフと勘違いされても仕方が無いお。
       何を隠そう、僕の名前ホライゾンの由来は遥か昔n」

「そうよねぇ…まぁ、“この世界”に立派な肩書きが無いだけでぇ……私も、“あの世”じゃ結構有名なんだからぁ♪」

(#^ω^)「アレッサてめぇ!!人が話してる時に腰を折るなってんだお!何か言ったらわかr」

「ふぅん…銃器ねぇ……私もいつかその祖国にお邪魔してみようかしらねぇ……こう見えても、私結構銃って大好き
なのよぅ?」

( ^ω^)「…わかったお、もう諦めるお。色々と諦めて傍聴しとくお」

盛大なため息を吐き出す少年をよそに、魔女はその祖国に興味津々のようで。
その後に警告された事柄を聞いて頷いてみせる。

「もっちろんよぅ…自分から危ない目に会うほど物好きじゃないものぅ♪」

「祖国に、銃ねぇ……んっふふ…いいわねぇ…貴方みたいないい男がわんさかいる銃大国なら願ったり叶ったりじゃなぁい♪
知ってるぅ?銃っていうのはねぇ、心理的には男性ん」

(#^ω^)「うぉおおい!!それ以上は絶対に言わせんお!!絶対にだお!!」

「…つまんない子ねぇ…いいじゃないちょっとしたジョークなんだからぁ…」

(#^ω^)「初対面の人間にわけわからんイメージを植え付ける暇があるなら祖国の事について自分で調べる努力くらい
      しろお!!何考えてんだお!」

「何考えてるってそりゃぁ…男性k」

(#^ω^)「あーあーあー!!聞いた僕が馬鹿だったお!もうそれ以上喋らなくていいお!!」

珍しくまともな発言をする少年。ニートとなった今は面影すらないものの、魔術師然とした理的な考えとともにその場の雰囲気を
しっかりと読み取る能力はあるようで。箒から降りないものの、遠めにいる老兵に向かって小さく頭を下げた。

( ^ω^)「うちの相棒がとんだ迷惑かけてすまなかったお…その、祖国とやらの事、口ぶり的には突っ込んで聞かない方が身のため
      っぽいお?…僕達が調べてもそこまで情報も得られそうにないかもしれないお、今度その祖国の場所がわかったら…お邪魔
      してもいいかお?魔術師である僕も、魔女であるそこのアレッサも非科学に特化してるかわりに、科学の事は殆どといって
      いいほど疎いお。銃器だってライフルを持ってるけど、“呪われたライフル”なんていうこれまた非科学だお。
      またいつか、祖国の場所がわかったら……河崎さん、貴方の名前をお借りしてもいいお?もちろん、調査だなんて堅苦しい
      事言いっこ無しお。勉強がてら、って考えてくれるお?」

魔術師らしいのは思考そのもののようで、一度興味がわくととことん調べたいのは科学、非科学、同じようである。
出来るだけ丁寧に、出来るだけ相手を尊重し、尚且つ自身と相手の事を顧みて、中々に利口な少年だ。
だが、当然ただというわけではないようで―――。

( ^ω^)「ここで会ったのも何かの縁お。祖国でただで勉強させろとは言わないお。代わりに……今度お土産でも持っていくお!!
      いいものは用意出来ないかもしれないけど、お菓子とか!色々持ってくお!」

そして非科学を纏う者は皆―――友達が欲しい、ただの寂しがり屋でもある。

「……なんで私そっちのけで喋ってるのよぉう…」

魔女は魔女で置いてけぼりを食らったようにしゅん、として老兵と少年に挟まれているのだった。
687 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 16:08:32.84 ID:dyZQNiajo
>>686
「おや、違うのか。」

名前的にハーフかと思ったのだが、そして次の瞬間にはマシンガンの如く言葉が飛び交う。

大きな溜息をつく少年、興味津々の魔女。

やはり研究所に(ry

「ふむ、北の方にあるが故に体力ある男も多いからな。」

魔女と同じ位にギリギリの発言。

再び先と比べ物にならない量の言葉が飛び交い...老兵は「若いな」と、小さく呟く。

「なーに、若い者には性別問わず火山がある。気にする事でもあるまい?なぁ、少年よ。」

まったく其の手の事の話では無い事をここで明記しておく。

少年の話に耳を傾ける老兵。

「表の事なら無問題だ、もし祖国に訪れて軍やそこらに警戒されたり質問されたら"河崎-SOD"と言ってみろ、私の重要な客人だと相手に伝わる筈だ。」

SODはこの老兵の載る兵器の名称、そこそこ深く関わらないと兵器の名は知る事は出来ないだろう。

「魔術と科学が交われば新たな道が切り開かれるかもしれないからな、君達を祖国へ招待しよう。」

2枚のチケットを二人に差し出す、祖国行きの飛行機のチケット。1stクラス。

「ああ、さっきの"呪文"を基地の受け付けに言えば一般的な所位は見学させてくれるだろう。多分な。」

求める者には道を与える、そういう事だろう。

もう自分にはないエネルギーを感じた。
688 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 16:34:22.59 ID:FpUOacfyo
>>687
「体力のある男の人が多いなんて、いやんもぅ♪」

( ^ω^)「マジで遠慮せずにこの魔女一発くらい殴ってもいいお河崎さん」

表の事なら問題は無いと言われ、魔女も少年も同じように頷いてみせる。先程の少年の言葉どおり、危ない橋を自ら
渡るにしては相手の本拠地でもあるのだから分が悪すぎるというのもあるが、こうやって出会って話を挟み、名を交わした同士
であるが故に迷惑をかけたくないというのが本音なのだろう。それ相応に、相手の礼儀正しくもしっかりとした話し振りに敬意を
示しての事である。
老人の言う“呪文”と、新たなる道が切り開かれるかもしれない、という言葉に魔女は思わず気恥ずかしくなり顔を伏せてしまう。

「私は技術を教える事には向いてないからねぇ…机上の理論くらいなら、大丈夫かしらぁ…」

教える気なのか、すでに不安な表情を浮かべている。というより話が早すぎる。
少年はといえば、ずっと箒に乗り続けているのも失礼と思い直したのだろう、いつのまにか魔女の横に立ち、差し出されたその
チケットをぴょんぴょん飛びながら何とか受け取り、お礼を言う。

( ^ω^)「…もっと身長が欲しいお……っと、チケットありがとうだお!これ、飛行機のチケットかお?」

「んー、そうみたいねぇ……飛行機で祖国に行くなんて、中々贅沢じゃなぁい♪
……って!ファーストクラスじゃないこれぇ?!」

( ^ω^)「ふぁーすとくらす?何だおそれ?新しいお菓子かお?」

「ちっがうわよぅ!ファーストクラスって貴方、箒で数時間飛ぶよりも豪華よぅ!?食事からお酒まで飛行機の中で出してもらえるわよぅ!」

( ^ω^)「ふーん……って、えええええええ!マジかお!!すげえお!さすが大佐だお!社長だお!
       河崎さん!ありがとうお!!」

と、子供じみたはしゃぎ方をしつつ喜ぶ魔女と魔術師…否、魔女とニート。
一般的な所くらいと相手はいうものの、それだけでも十分、十二分すぎる収穫とも呼べる。
それに―――チケットを受け取って、どこか、少しだけ親しくなれたような、そんな薄らぼんやりだが、どこか暖かい空気を感じて、嬉しかった。
大佐、そして社長という二つの肩書きを持っている人物と思わぬ形で出会えた事、その上祖国行きのファーストクラスチケットまでも貰った
のだ、喜ばないはずもない。
その時、魔女は思いついたようにして一度老兵に背を向けると、先程から後方で静止していた箒を指で呼び寄せる。
箒はすぐさま魔女の元までやってくると、地面にかつん、と柄を立ててから起立したようにまたも静止。

「貰ってばかりじゃ悪いしぃ……まぁ、貴方達は“おまじない”とか信じないかもしれないけれどぅ……よいしょっ♪」

( ^ω^)「おっ…アレッサ、いいのかお?」

「いいのよぅ、ここまでしてもらって何もしないってのも魔女の品位に反するわぁ?」

魔女は箒の掃く部分の毛を一本抜くと、両手でそれを包んで小さく何かを呟き始める。

「――――魔女を支えし守護の糸よ――我、アレッサ・クロウリーの名において命ずる――」

「何人を護りて―――その身を滅ぼせど支え―――祝福を齎せよ―――」

魔女の呟きに呼応するように、手のひらの内から光が小さく漏れているのがわかるかもしれない。
一番顕著であるのは、魔女の足元に浮かぶ無数の魔方陣。ひとつひとつの小さな魔方陣が、最後には寄り集まり、一つの大きな
魔方陣となって淡い光を浮かび上がらせる。だが、その魔方陣は影のように見えるため、かなりの違和感を覚えるだろう。
合理的であり、尚且つ、誰が見ても納得できる科学とは対極に位置する―――非科学である。

魔方陣が消え去り、手のひらの光も収まった後、魔女は手のひらを開いて中にある糸を器用に蝶々結びすると、ニッコリ笑ってそれを
老兵へ差し出す。

「効果は保障出来ないけれど、気持ちだと思ってくれると嬉しいわぁ♪魔女のお守り…結構効くのよぅ?」

( ^ω^)「…魔女の箒は兵隊で言う銃だお。ガラクタに見えるかもしれないけれど、今チケットのお礼に渡せるのは、これくらいお」

魔女の箒から作られたお守りは、昔から災厄や痛苦から逃れられるものであるといわれている。
自身の箒をむしる行為であるが故、殆どの魔女はそれを自分にしか使わなかったために、世に出る事は一切無かったとも言われている。
特殊な効果はついていないものの―――精一杯のお礼の気持ちは、篭っているだろう。
689 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 16:36:53.72 ID:mzN921U5o
【昼でも薄暗い廃墟を 蝋燭立て片手に探索している少女】

【少女の蝋燭立てから放たれる淡い火の光が 余計に廃墟の不気味さを際立たせている】

「・・・・さて・・・こんな姿でここに居たら怪しまれるわね・・」
「・・変な奴らに絡まれるなんて・・ごめんよ・・」

【足早に廃墟の出口を目指し始める】

「ま、帰る時に路地裏通るし・・・・一緒か・・」

【出口まで辿り着き、フッと息を漏らす】
【廃墟の出入り口に明りを持ちながら立つ少女。その姿は門番の様である】

「ここが崩れるのも時間の問題。」
「じゃ・・さよなら」
【廃墟に向かってそう言うと、出入り口付近の地面に蝋燭を立てる】

【そしてそのまま路地裏へと向かって行く、怪しい少女】
690 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 16:49:37.53 ID:sL/FawKu0
>>689
【少女が、路地裏に足を踏み入れた時】

【にゃーん、と小さい猫の鳴き声がした】
【次の瞬間、路地の奥から、一匹の黒い子猫が姿を現すだろう】

【黒猫は、ジーッと少女を見つめると】
【もう一度、にゃーんと小さく鳴いた】
691 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 16:55:14.60 ID:mzN921U5o
>>690
「・・・・・・猫?」

【耳が良いのか直ぐに泣き声に気付く】
【もしかしたら猫じゃないかもしれないので 一応短剣に手をかけている】

「・・・・・・・」
【ここが路地裏と言う事もあり物凄く警戒している】

「・・・・・・やっぱ猫か。」
【猫だと分かった瞬間に強張っていた表情が緩む】
「・・ここ、危ないから早く違うとこ行ったら?」

【言葉の分かるはず無い猫に避難を呼び掛けている】
692 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 16:58:57.41 ID:dyZQNiajo
>>688
「少年、レディを殴るのは世間体的にもよろしくないぞ?祖国までMig-29でむさい男とのスリリングな航空ショーで送る方がだな。」

と、冗談混じりに行ってみる。Mig-29とは戦闘機である。

空軍の人達は調子に乗るといきなり旋回とかやり始めるから注意が必要だ。

「魔術の講師か、面白そうじゃないか。」

魔女という位なのだから自身よりももしかすると遥かに年上かもしれない、だが非常に若々しい。

何よりそのエネルギーが羨ましくも感じた。

「ああ、箒で祖国まで行くならば凍え死ぬだろうからな。」

こちらは冗談ではない、牛乳を固体で持ち運べる程冬の寒さは厳しい所がある。

「?」

魔女の掌の内から光が漏れる。

(これが非科学か...)

初めてみるその不可思議な光景に、驚きを隠せず、顔に浮かぶ。

足元には魔法陣、成る程。この光景を見ず死ぬ事は不幸な事だ、そう思う程その光は美しく感じた。

「実在したとは...」

目で見て初めて理解出来る研究者肌。

ようやく理解出来た、非科学を。


老兵はその糸を受け取ると、感謝の意を示す。

「魔女のお守りか、成る程な。ありがたく頂こう。」

一度頷く老兵、成る程。理解出来ない、知識にない未知の力を感じる。

これで老体に鞭うって戦場でも生きて帰還出来そうだ。そう思った。
693 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 16:59:30.33 ID:sL/FawKu0
>>691
【子猫は、少女の言葉が理解出来たのか出来なかったのか】
【少女からは視線を外すものの、うろうろと路地裏の道を行ったり来たりするだけ】
【たまに立ち止まって辺りをきょろきょろと見回し…また歩き始める】
【子猫がしばらくそんな動きをしていると】

おーい、猫ー、いたらさっさとこっちこーい

【路地裏の奥からまた声…が、今回は人、男の声だ】
【と同時に、こつこつという足音も近づいてきた】
【数秒待てば、声の主は姿を現すに違いない】
694 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 17:05:00.36 ID:mzN921U5o
>>693

「・・・・飼い猫なのね。」
「飼い主さんが探してるわ」

【男の声に反応して、猫に喋りかける】

「でも、路地裏に散歩だなんて・・・貴方の飼い主さんは物好きなのね。
「ま、私がそんな事は言えないんだけど。」

【フフッと一人で笑う】

「猫はこっちよ・・・」
【消え入りそうな声で男を呼んでみる】

「猫、行ってらっしゃい。」

【猫を声の方向へ行かせようとする】
695 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 17:08:05.81 ID:oLE6Iq0Wo
>>605

「…神殺機関、か覚えておこう」

【戦闘服のポケットから手帳を取り出し書き込む】
【とりあえず一番に注意すべき組織は把握した】

「…中立組織と警察組織について
 教えてくれ」

【名称は聞くが入る気があるわけではない】
【警察機関は味方に回すには弱く敵に回すと鬱陶しい】
【中立機関は何かと行動が制限される】
【放浪者の彼としては迷惑なのだ】

/レス遅れました
/今日もよろしくです!
696 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 17:10:06.86 ID:sL/FawKu0
>>694
お?

【声の主は、誰かに呼ばれたのにぎりぎり気付いたのか】
【足音が少し速くなった】

【そして、猫が少女に背を向け、路地の奥へと帰っていこうとしたのとほぼ同時】
【一人の青年、恐らく、猫を探す声の主が、路地の奥から現れた】

【一番最初に目に付くのは、左肩から先が無い事、次に目に付くのは恐らく、青年の頭についている、狼の耳だろう】
【それ以外は、警察やジェイルに指名手配されているだけの青年だ】

おー、ここに居たか

【青年は黒猫を抱き上げると、自分の頭の上に乗せた】
【そして、ようやく少女に気付くと】

さっき呼んだのはお前?

【少女を指差しながら言った】
697 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 17:11:26.70 ID:FpUOacfyo
>>692
(;^ω^)「そっちもそっちで十分に危ない気がしないでもないお…」

むさい男、と目の前の老兵が言うと想像するのは屈強な兵隊達の集まり―――それが航空ショーで
空を舞い観客を沸かせる様は見ていてとても格好よいものかもしれないが、それに参加するとなれば話は別である。
小さな少年の身体などGで簡単に押しつぶされてしまいそうで、物怖じしたように数歩後ろへ下がって首を振る。
魔女はと言えば、老兵がお守りを受け取ってくれた事で満足そうに頷き、ふふんと胸を張ってみせる。箒も魔女と同じ
ようにどこか誇らしげにしているように見える―――が、結局はお守りなのである。立場の違いの切なさとはこれ如何に。

「今度お邪魔する時は…しっかり勉強させてもらうわぁ♪それに、機内食も楽しみねぇ…んふふぅ♪」

( ^ω^)「涎たらしてんじゃねえお、機内食もいいけど祖国で勉強も忘れんなお」

「わぁかってるわよぅ……」

それから暫く、魔女と少年は老兵へ頭を下げてからチケットを大切そうにコートのポケットにしまい、二人で箒へと乗る。
先刻、出会った時に老兵が何かをしているのを思い出し、邪魔になると思ったのだろう。随分と遅い思い直しであるが。

「さぁって…私達はもう行くわねぇ♪祖国で会えたら、デートでもしましょうねぇ?」

( ^ω^)「さりげなく狙ってんじゃねえお、邪魔になるからさっさと行くお。
      河崎さん、今日はありがとうだお!これも何かの縁お、また会えたら一杯お話するお!!」

言うがいなや、二人の乗った箒はゆっくりと浮上し始める。引き止めなければ、魔女と少年は老兵へ手を振りながらその場を
去っていくだろう。
698 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 17:17:19.55 ID:mzN921U5o
>>696
【目の前に居るのが指名手配犯だと言う事に気づく】
【というより、誰が見ても気づくだろう】

「・・・・コスプレパーティーでも行ったの?」
【頭の狼耳を指差す】
「それとも病院の帰り?」

【一応指名手配犯なので警戒はしている】

「・・・ええ、まあそうね」
「呼んだのは呼んだけど・・・・まさか飼い主が指名手配犯だなんて・・・」
【少女は心の中で心底ツイていないなとため息をついたのであった】

「ま、動物が懐くってことはそこまで悪い人じゃないのね・・」
「それかその猫が使い魔か何か?」

【疑惑の目を男に向ける】
699 :【伊剛戦師】 [sage]:2011/09/10(土) 17:19:50.07 ID:dyZQNiajo
>>697
「ああ、訓練しないと鼻血噴き出して気絶する事になるな。」

HAHAHAと、外国人独自の笑いを上げる老兵。貴方が言うと冗談に聞こえません。

無論上空のデートをお相手するのは日々の訓練で鍛え上げられた屈強な兵士である。

「学ぶ者には寛容だよ、祖国は。」

箒へ乗る二人。

「このような老兵でよければ喜んで。」

浮上する箒、老兵は思い出したように...

「ああ、そうだ。祖国へ来たならボルシチを食べると良い。それだけだ。」

また何処かで、とは言わず見送る。


空の上から再びテストを始めた老兵の姿が見える事だろう。

/絡み乙&ありがとうございました!
/楽しかったです!
700 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 17:20:50.09 ID:sL/FawKu0
>>698
失礼な

【相手の第一声に、青年は自分の狼耳を指差すと】

これは俺の神経とかとちゃんと繋がってるんだからな

【というと、ぴくぴくとちょっとだけ狼の耳を動かす】
【確かに、被り物という訳ではないようだ】

おいその目やめろ

【青年は、否定するように手をぶんぶんと振る】

いや、猫は拾っただけだし
指名手配だって別にそんな悪い事した訳じゃない、多分

【自信なさげに付け加えた】
701 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/10(土) 17:23:56.86 ID:FpUOacfyo
>>699
/こちらもありがとうございました!乙です!!
/大佐マジ大佐
702 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 17:28:43.86 ID:mzN921U5o
>>700
「動くんだ・・・」
「で、どういう仕掛けなの?」

【神経云々の話は無かった事になっているらしい】

「・・・だって・・」
「紛いなりにも貴方って危険な人よ・・・」
【疑惑の目を向けたまま言う】

「そう、可愛い捨て猫だったの・・・」
「じゃあ何をしたらそんな大々的に追いかけられるの?」

「殺人?爆破?それとも国家占領?」

【少女は目の前の人物を大悪党として見ているらしい】
703 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 17:35:00.65 ID:sL/FawKu0
>>702
俺の神経と繋がってるっていう仕掛け

【相手の返しにイラつく様子もなく言い切る】
【真実は真実だが、信じてもらえるかはまた別】

だからその目やめろって言ってんだろ

【手を振り続けながら言う】
【こちらも相手の発言は無視】

何をしたらってそりゃあ…

【しばらく口をぱくぱくさせた後】

なんか…すげえ偉い人にちょっかい出したとか…そういうのなんじゃねえの?

【自分の事なのに、まるで他人事】
【何故なら、この青年には特に自覚が無いからである】
【殺人も爆破も国家占領もしていない、というか出来ない】

【あ、詐欺師は職業だからノーカウントね】
704 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 17:40:42.20 ID:mzN921U5o
>>703
「・・・改造人間」
【ボソッとそんな事を呟く】
【狼耳なんて初めて見るのだからある意味当然かもしれない】

「じゃあ・・・」
【ローブに付いているフードを被る】
【これで目元はすっぽり隠れてしまった】

【ちなみに緊急策として自分の横の建物を指定して蝋燭を作っている】
【なので蝋燭立てにはいつの間にか蝋燭が突き刺さっている】

「へぇ・・・・」
「なんか物凄いちょっかいだったのね・・・」
「でも、国士舘爆破はちょっとやり過ぎ・・・」

【少女の中では男が重犯罪者に置き換えられている】
705 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/10(土) 17:44:24.20 ID:1CefK4RIO
(どっかの廃墟群)
(昔日の栄光が失われ、人もまばらなそこに一人の人物がいた。)

…しまった…向こうか…

(ギリギリ成人していると思しき一人の若い女性である。)
(左右で視力が違うらしく、右目に視力矯正用のレンズを掛けている。)
(長い藍色の髪は後ろで束ねていた。肩からかけるように袖を通さず羽織った薄手のワインレッドのコートは、)
(上品に仕立てられており、それが風に揺れる。)

(足を動かすたんびに硬い音が響くのは、彼女が鉄下駄を履いているからであり、重厚な音が響いていた。)
(また、季節的に暑いのだが、女は不思議と涼しげで、汗一つかいていない。)

…ま、つってもこの道をまっすぐ行けば街に出る……

……はず…

(恒例、とも言えるべく迷子になっている女性。)
(特にやることも無く、カンだけで歩き出した。ポツンとした人影は、なかなか目立つ。)
706 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 17:45:02.92 ID:XdDmrtgTo
>>695

「とはいっても私はそんなに詳しくないのよ。
 警察組織も何処も似たような物で、中立組織も喧嘩を売らなければ何事もないわよ」

【どうやら目の前にいる少女はそんなに事情にくわしないようだ。
 羽むしりは一匹目を終えて2匹目に入っている】

「まぁ…知りたいのなら…不殺っていう中立組織に行くことね。
 あそこなら有名だし、知ってる人に聞けば答えてくれると思うわよ」
707 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 17:46:03.45 ID:sL/FawKu0
>>704
何か言ったか?

【ぽきぽきと拳を鳴らしながら聞く】


俺のこと嫌いなら嫌いって言っていいのよ

【やれやれ、と首を振りながら、冗談っぽく言った】

【少女の蝋燭と、蝋燭立てに気付き】
【お前の方がよっぽど怪しいと思ったが、口には出さない】

そんなに俺が酷い犯罪者に見えるか

【くるっ、とその場で一回転する青年】
【武器も持っていなさそうだし、左腕と狼の耳を除けば、指名手配犯と知らない人間にはただの青年に見える格好】

ってか俺がそんなヤバい犯罪者だったら、お前に出会った時点で[ピー]しちゃってるからな
俺がそんな人間じゃないだけいいじゃん
708 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 17:50:32.11 ID:oLE6Iq0Wo
>>706

「…それはすまない」

【流石に深入りしすぎたか】
【深く頭を下げる男】

「…不殺か、場所はどこか知らないのか?」

【ポケットから街で購入した簡易地図を取り出す】
【関わり合いたくは無いが今必要なのは情報と武器】
【とりあえず行く気ではあるようだ】

/次レスが遅れます。早々にすみませぬ…
709 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 17:51:37.69 ID:mzN921U5o
>>707
「・・・・別に・・」
【さすがにマズイと思ったのかそれ以上は何も言わなかった】

「・・・・大丈夫。ちょっと警戒してるだけ」
「・・・・・嫌いでは・・・・ない・・よ」
【途切れ途切れに意思を伝えて行く】

「・・DOTAとジェイルにダブルで指名手配・・」
「しかも捕まってないなんて・・・・」
【フードを外し、またしても疑惑の目を向け始める】

「まず、その考え方が出てくる時点で怪しい・・・・」
「普通の人だったらもうちょっとマシな例えが出てくる・・」

【一歩後ずさる少女】
710 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 17:55:46.31 ID:sL/FawKu0
>>709
そうか、ならいいんだ

【青年も追撃はせずに拳を下ろした】

だから一体俺のどこに警戒する要素がっ

【ビシッ、と自分を指差しながら言う】
【むしろ警戒される要素しかない】

凄いだろ、捕まってないんだぜ俺

【褒め言葉だと思ったのか、どや顔で言い放つ】
【ウザい】

…はっ?いや待て待て待て
マシな例えって、お前、俺が国家占領しちゃうぐらいの犯罪者だったら、マシな例えもクソも無いだろ、なあ
711 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 17:58:44.60 ID:XdDmrtgTo
>>708

「まぁ…そんなものよ。
 これでも一般人よ」

【若干皮肉が込められていない気がしないでもないが
 地図を受け取りさらさらと場所を書いて行く】
712 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:02:13.22 ID:mzN921U5o
>>710
「え・・・どこにって・・・」
「耳・・左手・・・外見・・・」
【怪しい個所を上げて行くが 最後の外見だけは全く関係ないだろう】

「しかも・・喋り方もなんか怪しく思えてきた・・・・」
【次々とマイナスなイメージが湧いてきている】

「・・・・警察呼ぼうか?」
【さすがにウザく思ったのだろう】
【軽くイラッとした雰囲気を醸し出す】

「じゃあ・・・」
「まぁ・・お近づきのしるしにこれあげる」
【蝋燭立てから蝋燭を抜き渡す】

「・・・火は消しちゃ駄目・・・絶対だからね・・」
【これで相手が悪人かどうかを調べようとしている】
713 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:06:59.01 ID:sL/FawKu0
>>712
…ひ、左手はなんとも言えないけど、外見って、外見って何だよ、左手とか耳とかも外見だろ

【どっちにしろ、左手と狼の耳だけで超あからさまなので、外見がなんであろうとあんまり変わりは無い】

喋り方はユーモアセンスという奴だよ、これだから庶民についていくのは…
あっすいません、ごめんなさい、通報しないでください

【瞬間土下座】
【したかと思うと、瞬間立ち上がり】
【ほんの一瞬の出来事である】


あんまり嬉しくないのは俺だけか

【一応、渡されたので貰ってはおくが】
【左といわれれば右に行きたくなるのはごく自然、青年も今すぐに蝋燭に息を吹きかけて消してやりたいが】

………なんで消しちゃ駄目なんだ?

【まずは聞いてみることにした】
714 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:14:40.06 ID:mzN921U5o
>>713
「ん・・・ま、それもそうだね・・・」

「・・・・全部怪しいのよ・・」
【またしてもボソッと呟く】

「・・・・110番110番・・・」
「・・・・・・」

【土下座する相手に哀れみの視線を向ける】
【ちなみに鼻で笑っている】

「それって結構イイ物なのよ・・・」
「プレゼントフォーユー?」

【慣れない英語でそんな事を言い始める】

「別に、ただの蝋燭よ。」
「大人のお店のゴミ箱付近に落ちてたから拾ってきたの。」
【サラッと嘘をつく】

【取りあえず、自分が巻き込まれるのは嫌なので 男の横へと移動する】
715 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 18:16:06.94 ID:oLE6Iq0Wo
>>711

「…ありがとう」

【地図を受け取り感謝を述べる】

「…なにか礼はできないだろうか」

【色々情報を教えてもらったのだ】
【ハイ、サヨナラでは男としては悪いのだろう】

/もどりますた
716 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:17:35.26 ID:sL/FawKu0
>>714


【もう何も言うまい、と心に誓ったようで】
【はぁ、と小さなため息をついた】

ふふふ…素直に一回土下座すればいい気になりおって
俺には警察なんぞ怖くもなんともないわー!

【デデーン】

ただの蝋燭か…



じゃあ別にいいよねっ

【蝋燭を、火のついた方を相手に向けて】
【投げ槍のように、相手に投げた!】
717 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/10(土) 18:19:07.43 ID:walct+9O0
>>653-654
すみません、もどりました


「――あ」

 犬が、肉まんを食べてしまう。
 それは、もう、美味しそうに。

(……害、ないかしら?)

 そうは思っても、止められる気配は――ない。
 しかし、迷子を捜してほしいと依頼を受け。
 肉まんで体調を崩してしまったら、どうしよう。

 杞憂だろうか。
 神経質だろうか。

――。

 考えているうちに、胸元に迷子が居た。
 恐かった様子もなく、実に、マイペース。
 怪我もなさそうで何よりである。

「……肉まん、ありがとう。ございました」

「ひめちゃんも、見つけることができたので助、かりました……」

 肉まんは、また手をつけていない。
 ジャケットの、内ポケットに入っていたりする。

 いつの間にか、警戒心も解け、安心しており。
 その場で軽く、お辞儀をして例を言うのだった。
718 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:22:58.22 ID:mzN921U5o
>>716
「やっぱ警察呼ぼうか・・・・」
「ま、きっと意味無いと思うけど・・・」

【蔑みの視線を送る】

「そう・・ただの蝋燭」
【男の横で呟く】

【結構不気味なのは御愛嬌である】


「・・・・ちょっと!」
【予想斜め上を行く反応に驚く】

【そして蝋燭は何とか避けたものの蝋燭は地面に落ちてしまう】

【蝋燭の火は今にも消えそうになっている】
719 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:25:22.53 ID:sL/FawKu0
>>718
警察も俺も面倒なだけだからやめた方がいいぞっ!

【殴りたくなるほど爽やかな笑顔を浮かべながら言い放った】
【確かに、ただ面倒なだけである】

…チッ

【相手が避けたので小さく舌打ち】

火が消えるぞっ!?いいのか!?いいのか!?

【びしっ、と蝋燭を指差しながら相手に言う】
【どうやら、本当にただの冗談のようだ】
720 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 18:29:30.70 ID:XdDmrtgTo
>>715

「いや、無いわよ。そうね、さっきのアレでチャラってことで」

【先程のアレとはロープで吊るされたことを言っているのだろう】

「だからお礼は受け取って、そのお返しということで」
721 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:31:57.73 ID:mzN921U5o
>>719
「・・・うん・・なんかそんな気がしてきた・・」

【ため息をつく】
【結構疲れているのだろう】

「・・・・・」
【何を思ったのか蝋燭立てで殴りかかる】
【しかも蝋燭を刺す刺の付いた方で】

「・・・・手遅れだから。」
「私が立ってたボロッちい建物の横まで行って。」

「きっと後悔するから。」

【蝋燭の火が消えると建物は全壊してしまうだろう】
722 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:34:44.76 ID:sL/FawKu0
>>721
まあ、今のは手が滑っただけだからきにすんうおお!?

【いきなりの攻撃に、ばっと後ろに飛ぶ】
【ぎりぎり回避は出来たが】

あぶねーなばかやろー!刺さったら痛いだろうが!

【相手を指差して怒る】
【いや、本気で怒っている訳ではないようだが、それなりに怒っている】

…後悔するんだったらいかねえよ

【さらに相手から一歩離れて言った】
723 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 18:38:29.64 ID:oLE6Iq0Wo
>>720

「…安上がりですまない」

【再び頭を下げる】

「…名乗るのを忘れたな
 私はR、名前は無くした」

【立ち上がりながらズボンを払う】

「…そろそろ去らせてもらおうかな?」

【とりあえず相手に用が無いか聞く】
【先ほどの礼が安上がりなのが気に掛かるようだ】
724 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:39:53.58 ID:mzN921U5o
>>722
「・・・外したか・・チッ」

【ボソボソとそんな事を言う】
【仕返しなのだろう】

「刺さって痛くなかったら凄いよね。」
「・・・・感心だわ」

「じゃあ後悔しないから行ってみてよ。」

【蝋燭の火はもうすぐで消えそうである】
【蝋燭の火が消えたとき男はどんなリアクションを取るのだろうか】
725 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:42:51.54 ID:sL/FawKu0
>>724
はい謝罪、きちんと謝りなさいきみぃ

【と、謝罪を要求している】
【刺そうとしたら謝罪なら、この青年は土下座だろう】

えっ、後悔しない?ほんと?

【ちょっと興味が沸いたのか】
【素直に、建物の横に移動する】

…落とし穴がありましたみたいなそんなオチはないよな

【とかぶつぶつ言っていると】
【蝋燭の火が消えた】

【そして、建物の壁が、不自然にぼこっと崩れ】
【青年はその下敷きになって、姿を消した】

【多分、死んではいないだろう】
726 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:47:20.13 ID:mzN921U5o
>>725
「・・・どうもすみませんでした」
「もう二度としません」
【全て棒読みである】

「ええ、後悔しないわ。」

【素直に横に移動するとは思ってなかったらしい】
【止めようとしたときには時すでに遅し】

「・・・・!!」

【声にならない声を上げてしまう】
【さすがに焦っているのだろう】

「大丈夫?」
【取りあえず瓦礫近くに行き呼びかけて見る】
727 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/10(土) 18:48:27.63 ID:XdDmrtgTo
>>723

「あら、そう。大丈夫よ。帰り道はお気をつけて」

【特にないをするわけでもなく、少女は言う】
【呼び止めようとはしない】

「私も名乗り遅れたわね。キョウカ、元々は名無しよ」
728 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 18:49:05.79 ID:AKIq+ZeOo

「待てッ、そこのバケモノ!」
「おい、そっち行ったぞ!」

ぎゃおー……

【街中】
【軍人達が走り回っている】
【普段は結構な人がいるのだが、今は一般人らしき人々は殆ど居ない】

「さっさと捕まえろ!」
「やっと見つけたんだ、逃してたまるか!」

ぎゃお……

【追われている少女は慌てて店の中に飛び込んだ】
【それを軍人たちが追う】
【壮絶な鬼ごっこが行われていた】

「くそ、見失った!」
「街の出入口を固めろ!逃すな!」

ぎゃおう……

【屋台に隠れる少女】
【時折顔を上げ、辺りの様子を伺っている】
729 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:50:34.15 ID:sL/FawKu0
>>726
【数秒間、不気味なほど静かな時間が流れ…】

ヴー

【瓦礫の中からさらに不気味な呻き声】
【そして、瓦礫の丁度真ん中辺りから、青年の右手が伸び】
【しばらくもぞもぞと動いた後、青年が顔だけ上に出した】

おにーさんちょっと本気で怒っちゃうよ

【よく見ると、右手に大きな痣がある】
【何とか頭だけは右手で守ったようだが、かなり痛そう】

心配するなら瓦礫をどかせ、足がこの辺に挟まってる

【と、瓦礫を上から指差す】
730 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/10(土) 18:51:08.20 ID:oLE6Iq0Wo
>>727

「…キョウカか。縁があればまた会おう」

【そう言って軽く会釈すると街の方面へ足を進める】
【そのまま足音無く、男は森に姿を消した】

/遅筆ですみません…
/2日間乙でした!
731 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/10(土) 18:53:10.01 ID:EINAOK+G0
【街の中の公園 (夜)】

「だいぶこの街にも慣れてきたな、げほっ、こほん」
【もう日は沈み、誰もいなくなった公園に一人の青年がベンチで座っていた】
【軽い風邪がかかっているのか彼の顔色は普通の人より少し悪くマスクを付けていた】

(本格的に仕事を始めるか)
【青年以外にも雨傘や小さなリュックが置いてあるベンチで、青年は小休止をしていた】

/何でもおk、ただし殺し合いの場合、危険になると逃げるのでご了承を
732 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 18:56:39.65 ID:mzN921U5o
>>729
【静かすぎて死んだと思いかけている】

「・・・?」

【不気味な声に耳をすませる】
【そして出てくる右手を凝視】

「・・・えっと・・・」
「サプラーイズ・・・」
【自分のミスを何とかして払拭したいらしい】

「これ使った方が良い?」
【短剣を取り出す】
【大変な事になるのは目に見えているだろう】

【取りあえず瓦礫を取り除き始める】
733 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 18:58:15.67 ID:1CefK4RIO
>>728

ふー…知らないって言ってるでしょうが。

(ちょうどその正面。二人の軍人と会話している一人の人物が目に入るだろう。)
(軍人は少女に背を向けている。おそらく、彼女からはその人物容姿がわかるはずだ。)

(一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。)
(ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、)
(左目を斜めに切り裂く様な傷跡。そのせいで、彼女が隻眼であることがわかる。)

(そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣と、)
(左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。)
(それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。)
(また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、)
(その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。)

知らんもんは知らんって…あつつ…具合が悪いんだからどいてちょうだい…

(そして、女がさり気なく辺りを見回すと、彼女の正面の屋台。)
(そこで、顔をあげる少女と「目が合う」)

…あ…
734 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 18:59:52.44 ID:sL/FawKu0
>>732
ああ、最高のサプライズだね

【殺意をガンガン出しながら、相手を睨みつける】
【相手の短剣を見て、さらに顔をしかめると】

お前は俺を殺したいのか?

【足を挟んでいた瓦礫が退けられたのか、もぞもぞと青年は動き】
【右手でどうにか、瓦礫の中から這い上がった】
【両足にも、右手ほどではないが小さな痣がぽつぽつとあり、胴体にも痣がついているのは明らかだった】

お…とっと…

【少しふらついたが、どうにか両足で瓦礫の上に立った】
735 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 19:04:40.20 ID:0SUI9Undo
【午後8時、川沿いの土手】

【暗闇にしんしんと小刻みに響いていく爽やかな風の音、木の葉の擦れ合う音、聞いているだけで気分を無限に心地良くされそうな印象を受ける音】
【しかし、時間も時間なのかそこを通る人物はとてつ少なく、ましてや雑草やらの多種多様な草が生える土手下の辺りへと視線を向ける者などいやしない】
【通りかかった者も大抵は興味が無かったり、そこにある非日常や恐怖から目を背ける為にあえて見ないことにして日常を謳歌していくのだ】
【それこそが世の常であると信じ、日常を自ら選択しながらにして非日常を求めると言う倒錯的な感覚に酔いしれるのが殆どの人間の悦楽に違いないのであった】

【だが、そこには"夜の王"が居た。そしてそれに誰しもが気づくことはいまのところ無かった。息をひそめて気を伺うその尊厳なる王はそこに居るのに】
【ほら、後ろを振り向くな。横を視るな。死角を気にするな。暗闇を避けるな。明かりを付けろ。松明を付けろ、火を放て。さもなければ不死者の王が来てしまう】

「ふふふ……馬鹿な人間共め……この王が復活したことに恐れを成すがいい――――」

【嗚呼、王が笑っている、嗤っているのだ。こうして今日から『夜』という言葉は『恐怖』の代名詞に成り代わってしまうに違いない―――】


【――――がぶっ――――】


【そして、王は飲み込まれた。正確には直径15cmほどの赤い球体は野良犬の顎に捕まってしまったのだった。とはいえ、そう簡単に胃へとは収まらないが】
【犬は必死に噛み砕いたり食道へと押し込もうとするが、対して夜の王は抵抗するかのように不思議な浮遊力を駆使して反対方向へと逃げようとする】

「ばっ……ちょっ!!」

「この野良犬風情がボクを銜えるんじゃない!銜えていいのは綺麗な女性オンリーなんだよバァァァカッ!!」

「あ、ちょ、まっ―――す、すいません!!やっぱり銜えてていいので川に流すのは勘弁してくださいおねがいします!!」

【犬は川に喚き声を挙げる赤い球体を落とそうとしていた。】


/誰でもうぇるかむー!殺し合いから雑談までっ
736 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 19:04:43.60 ID:mzN921U5o
>>734
「・・・ミスは誰にでもあるよ・・・」
「・・ドンマイ。」
【自分を慰め始める】

「そんなわけ・・・・・・あるかもしれない。」
【短剣をじっと見つめている】

【なんやかんやで瓦礫をどかす】
「ふぅ・・・疲れた・・・」

【男そっちのけで自分を労っている】

「大丈夫?怪我してない?」

【とりあえず相手の心配をしている】
737 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 19:07:58.58 ID:sL/FawKu0
>>736
あんのか、一発ぶん殴りたい所だが、今は主に俺が怪我だらけだから許してやろう

【立っているのもきついようだ】
【瓦礫の下敷きになったんだもん】

むしろ怪我しかしてねえよ…あいたたた…

【肩を抑えながら、顔をしかめ、瓦礫から降りる】

【そして相手に背を向けると】

んじゃ俺は病院行ってくる

【ふらっ、ふらっ、とおぼつかない足取りで、ゆっくりと少女から離れていく】
【呼び止める事は容易だろう】
738 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 19:12:20.02 ID:AKIq+ZeOo
>>733



【目が合った】
【さっと頭を下げ、隠れ直す】

(ぎゃお!?見つかった見つかった見つかった!!!??)
(おねがいしますよう、教えないでくださいよう!)

【目を瞑り、体を丸め、胸の前で手を握りしめて祈る】
【いざとなれば実力行使の可能性も考えなければならない】
【だが】

(……ごしゅじんさまに怒られるのは嫌ですよう……)

【一つの命令、いやお願いされているせいで、自身からは振るいたくはないのだ】

「っち、ご協力どーも」
「……おい、あの屋台」
「あ?あれがどうしたんだっつーの」
「なんか動いてなかったか?」

【流石は軍人、気配でも察知したのだろうか】
【片方が振り返り、屋台を覗こうと―――】
739 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て×2 短剣 [sage]:2011/09/10(土) 19:19:24.37 ID:mzN921U5o
>>737
「怪我してて良かった・・・・」

【ポロっと本音をこぼしてしまう】
【バカなのだ】

「うっわぁ・・・・なんかごめんね・・」
【頭を下げて謝る】

「ん・・・なんかごめんね。」
「また今度どっかであったら治療費払うからさ。」

【申し訳なさそうにしている】

【そして男を見送る】

/絡み乙ありでしたー
740 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 19:20:02.66 ID:1CefK4RIO
>>738

([ピーーー]のはまずいか―――――――――――かと言っても「剣」は使えんし…)
(女は相手のやりとりを聞き、そしてその対象、)
(屋台の裾に隠れる少女の様子を見つめていた。)

…なんだ、意外と近くにいるんじゃないの。

(だが、よくよく考えると、自分まだ干渉する「理由」が無かった。)
(例えばあの少女がなんらかの犯罪者で、その捜索をしているのかもしれない。)

…ねえねえ、その子がどうかしたの?

(軍人と一緒に屋台に近づきながら、こちらもまた覗こうとした。)
741 :【全瞑心感】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 19:20:41.27 ID:sL/FawKu0
>>739
………

【どこかで拳銃でも仕入れようか、と本気で考えながら】
【通りの角を曲がって、青年は姿を消した】

/絡みありがとうございましたー
742 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 19:26:26.57 ID:AKIq+ZeOo
>>740

「あー、これ喋っちゃっていいのかな?」
「一応機密じゃね?まあここだけの話にしとけば問題なさそうだけどさ」

【女性の方を向くと】

「ちょっとね、対能力者用生物兵器が逃げ出しちまって……」
「博士を喰い殺して随分前に脱走したんだけど偶然この街に居る事が分かってな。捜索中ってやつだ」

【ふたりとも新人なのだろう、バラしてはいけないようなことをぽろぽろとバラす】
【へらへらと笑ってる辺り、どうにも危機感が薄いのかもしれない】

(……来てるですよう、どうするですよう!)

【焦りつつも、能力発動の体勢――といっても片手を自由にするだけでいいのだが――を整える】
【後数歩で中が覗ける距離だ】

「さてさて、職務遂行しますかねぇ」
「気を付けろよー、いきなり襲われたら笑ってやるからな?」
「うっせー仕事しろー」

【やはり軽口を叩きながら、腰に下げた拳銃を構え、再度屋台に近づき始めた】
743 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 19:26:58.86 ID:hTzrW5lDo
>>735
「珍妙だな」
ロキ「珍妙じゃな」

【野良犬が喚き声を上げる赤い球体を川に落とそうとしている光景をみる】
【感想はそれだった】

ロキ「どうするのじゃ?」
「いや 放っておくのがよかろう」
「珍妙なものは 下手にいじると 出し物として 面白みがなくなるからな」

【ナイスミドルはそう口にし、手に持っていた肉まん(手作り)を頬張る】
744 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 19:31:36.31 ID:1CefK4RIO
>>742

あらら、そりゃまた穏やかじゃないわね…

(さっきの子が―――――対能力者生物兵器)
(とてもそうは思えなかった。みたところ、といってもまだ顔だけだが、)
(普通の少女であるではないか。女は意外そうにぽりぽりと頬をかきながら、)

…一応…

(自分は足を止め、ことの成り行きを見守る。)
(さて二人は銃を構え、そして屋台の中へ―――――――――――)
745 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 19:38:40.59 ID:AKIq+ZeOo
>>744

「おい、居たぞ!」
「マジか?!逃すなよ!今応援呼ぶ!」

「さあハウスの時間だぞクソ化物!」

ぎゃおー、嫌ですよう……ほうっておいてくださいよう……

【慌てて無線で仲間を呼ぶ軍人、銃を懇願する少女の額を直線で結ぶ軍人】

「逃げられても面倒だしな……」タンタンッ!

ぎゃお!?

【両腕に一発ずつ、弾丸を打ち込んだ】
【勢いに負け、転がるように倒れる少女】

………やめてくださいですよう………

「黙れ化物。博士を殺して自由に慣れたと思ったか?」

違うんですよう、"せんせい"が食べろって言ったんですよう!!

「うるせぇ!!黙ってろって言ってるだろ!!」 ダンッ!

あうっ……

【激高した軍人がもう一発、頬を掠るように銃を放った】
746 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/10(土) 19:42:42.44 ID:Cba6KjrIO
>>705
/まだいらっしゃいますか…?
747 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 19:49:59.73 ID:0SUI9Undo
>>743
【落ちた。】

【結論から言うならば、川に落ちた。しかも重量750g+川の水量+水流の勢い=に浮遊能力が打ち勝てなかったらしく水に流されてしまっていた】
【野良犬は興味を失ってしまったのか一つくしゃみをした後に草むらの方へと跳び込み、まぁ、そのまま姿を消してしまったのであった。ええ、闇の王の様に、ええ】
【本物の夜の王の方は騒いでも仕方ないと考えたのか意識を浮遊に専念させてなんとかギリギリ遠くの彼方へと流されるのに逆らっている。つまりは逆走】
【プラス方向へと水が流れているならばマイナス方向へと移動をすればいいだけの話で――その二つの力が均衡しているならば、結果として速度は0となる】

【つまり、自力で出れない】

「ああああクッソー……なんだよこれ……ボクが何したっていうんだし……」


「…………あ」

【愚痴を一つ零しながらも赤い球体はふとこちらへと向けられる視線に気が付いた。いや、そもそも眼玉が無いので一体どういう風な視界なのかが不明であるが】
【ともかくも言わば地獄に垂れた蜘蛛の糸、砂漠に在るオアシス、宇宙空間に浮かぶスペースステーションである。最後の例が正しいのかはちょっと自信が無い】

「お、おーい、そこのオジサン。ちょっと助けてほしいんだけどー」

【というわけで、藁にもすがる気持ちということで渋々人間に頼る赤い球体であった】
748 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 19:52:43.96 ID:1CefK4RIO
>>745

あらら…本当にあの子なんだ…

普通の女の子じゃないの。あれが生物兵器ってなんかの間違いでしょ

(状況を掴み兼ねて女はしかめ面。)
(それに、女の子が男性二人に手荒に扱われているのを見るのもなんともいいものではない。)

…どーすっかね………あ!!

(大剣を抜き、それを「分ける」)
(薄いぼんやりとした光が剣を包み、そして二振りの刀になった。)

ちょ、ちょっと!!そんなにむちゃくちゃすることないじゃないの。

あーあ…大丈夫…?

(軍人と少女の間に割って入る女。倒れた彼女に近づいて起こそうとした。)
749 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 19:54:27.67 ID:1CefK4RIO
>>746
/っとと、申し訳ない…おるにはおりますが別キャラでロールを始めてしまったのでまたの機会に…すいませぬ…
750 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/10(土) 19:55:30.66 ID:Cba6KjrIO
>>749
/了解です(´・ω・` )
751 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 19:57:33.58 ID:hTzrW5lDo
>>747
ロキ「……じゃ、そうじゃが?」
「ふぅむ……」

【ナイスミドルは仕方ないか、という顔をしながら】

【能力【黒壁】発動】
【伸ばした右腕から触手がうねうねと一本生え】
【赤い球体をひょい、と掴みあげようとする】
752 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 19:59:41.25 ID:AKIq+ZeOo
>>748

「間違いじゃないんだな、これが実は―――」

【応援を呼びおえ、言い切る前に、女性が動いた】
【やれやれと言わんばかりに軍人は肩をすくめる】

「退きな、アンタも軍務妨害で撃ち殺されたくないだろ?」

……

「バケモンはバケモンなんだし、放っときゃいいんだよ」

………………

「ちょっとおしゃれな格好になりやがって。盗んだのか?殺して奪ったのか?どちらにしろ正当な手段じゃないんだろうけど」

……これは、ごしゅじんさまが、くれましたよう

「脅したのか、あー怖い怖い。さっさと死なねえかな。」

【ぐ、と唇を噛み締める少女とへらへらとする軍人】

「クソ博士もうちっと知能高く設定しとけよ……」

【はぁ、と軍人は吐く】
【ぴくり、と少女の耳が動いた】

もう一度、言ってみてください

「あ?てめぇの生みの親はクズだなっていったんだよ」

……許しません

【突如少女の腕が化物のそれへと変わった】
【少女の身体に刺青のような模様が浮かび上がり、眼は紫から金色へ】

グルゥ、グァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

【獣は吼える】
【怒りを表すかのように】
【間に入る女性を弾き飛ばし、軍人の頭を食いちぎろうとするだろう】
753 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 20:05:02.46 ID:0SUI9Undo
>>751
「うわっ、きもっ!」

【助けてもらう側であるのに何故か失礼極まりない発現を吐き出す球体。これで相手が憤慨でもしたらと考えないのか不思議である】
【とはいえ川から引き揚げてもらわないと話にならない手前、大人しく掴まり上げられるのであった。でないとなんのために頼んだのかわからない】

「それにしても、喋る梟に触手のオジサン……中々にシュールだな」

【ちなみにともう一つ余計な言葉を垂れておく。立場がどうであろうとも王は王なのだ。うん、そういうことにしないとこの態度の説明が付かない。たぶん】
754 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 20:08:55.06 ID:hTzrW5lDo
>>753
ロキ「玉っころにシュールと言われてものぅ」
「ふむ ちょうどそこに犬の糞が 落ちているから そこにでも落とすか」

【ナイスミドルはサラリとそんな物騒なことを言い】
【事実、触手で掴んでいる赤い球体を犬の糞の真上にまで持っていく】

【――何らかのアクションを起こさない限り、この男なら100%実行する】
【いいか? 100%だ】
755 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 20:12:09.32 ID:1CefK4RIO
>>752

だって、こんなに小さな女の子じゃないの。どこが…

…ご主人様ぁ…?

(やはり、自分は蚊帳の外というか、)
(相手の言葉を聞く限りこの少女はどこかで「作られ」そしてその人物はもう他界しているらしい。)



ストップ。あんたそれ以上―――――――――!?

(これは―――――「来る」)
(少女の雰囲気が変わったような気がした。)

(ガキンッ!!と刃が絡む音。言葉を中途半端に切り、)
(女は相手の弾き飛ばしを一本の刀を半分だけ引き抜いてからそれで受けた。)
(当然、咄嗟であったため弾き飛ばされる。)

!!ちょい待った!

(そして、食いつかれる寸前。)
(女は刀を納め、慌てて少女に駆け寄る。もし無事に近づけたなら、)
(食いつく前に彼女を地面に押し倒そうとする。それができたなら言うだろう。)

…堪えろ!!

…ここで騒ぎを起こしたらジェイルやらがくるわ。
そうなったら多勢に無勢。手がつけられなくなる!

(と。)
756 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 20:17:23.15 ID:AKIq+ZeOo
>>755

グル……

【最早、文字道理「獣」の体をした少女は敵意に満ちた瞳で女を見つめる】
【必死で藻掻く、しかし腕が変化したままでは押しのけられない】
【上手く死角に入った女性に対し、殺意しか浮かんでいなかった】
【――最早、人語を解しているかも微妙なところだ】

「ひ、ば、バケモノ……う、うわあああああ!!!!」

【危うく頭をもがれかけた軍人が半狂乱に銃を乱射した】
【しかし、尽く全ての弾丸はバケモノの腕が食いちぎる】
【押さえられているせいでそれ以上は動けないが、軍人たちを威嚇していた】
757 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 20:23:32.54 ID:1CefK4RIO
>>756

うるさい!バカみたいに騒ぐなっ!!

(半狂乱になる男に鋭い声を飛ばしてから、女は相手なは向き直る。)
(眼の色、そしてバタバタと暴れる様子。それはこちらの話が聞こえていないと知るのはたやすく…)

…ちょっと我慢しなさいよ。引き渡したりしないからね

(――――――――峰打ち)
(器用に刀を抜き、その峰――――刀身の根元で相手の頭を叩こうとした。)
(一時的に気絶させようとしている。)
758 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 20:26:47.71 ID:0SUI9Undo
>>754
「―――ばっ……止めろよこのクソッ垂れ野郎!!」


「あ、い、いや、や、止めてください!!死んでしまいます!!」

【掌返しとは正にこの事であろうか。いや、掌返しと言う割には表になったり裏になったりと代わる代わるである】
【それにしても球体と言うのは動作が思う通りにできないのが弱点である。果てしなく、弱点である】

/途中途中遅くて申し訳ないです……
759 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 20:29:03.64 ID:AKIq+ZeOo
>>757

「す、すまん……」

【弾が切れた所に叱咤が飛び、冷静さを取り戻したのだろう】
【素直に謝る】



【吠えようとした次の瞬間、峰打ちを喰らい、意識を手放した】

「……お、おい、もう大丈夫なのか?」
「みたいだな。アンタすげえな!」
「大丈夫と分かりゃ怖くねえもんだな、手間掛けさせやがってクソガキが」

【先程まで乱射を続けてた軍人が気絶した少女を爪先で蹴った】
【と、思えば】

「おい!捕まえたって本当か!」
「よくやった。これでうちの部隊に特別給金が降りるぞ!!」

【次々と10数人の軍人達がやってきた】

「さあ、そのバケモノを此方に渡してくれないか」

【その中でも一番偉そうな男が言う】

「それとこれは迷惑料だ。受け取れ」

【金封を差し出す】
【言外に口止め量ということだろう】
760 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 20:33:44.38 ID:hTzrW5lDo
>>758
「ふむ ならば 死んでみるのも一興かと思うが?」

【わーわーと騒ぐ? 赤い球体に対して流石に不憫だと思ったのか梟が口を開く】

ロキ「主よ、これから会合があるのに犬の糞だのどうのというのは如何なものかと思うがのぅ」

「ぬ 確かにそれもそうだな」

【そう言いながら、触手で掴んでいた赤い球体を犬の糞の真上で手放す】
【何らかのアクションを起こさなければ、落下である。直撃である。死屍累々である】
761 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 20:39:56.21 ID:/me4hsDo0
>>717

「うん、こっちこそありがとうね。 結構楽しかったよ」

「あ。 もう一個あるけど、食べる?」

【歩きながら振り向いて、自分も軽く頭を下げる。今が楽しければそれでいい、と言う現代の若者の典型的な其れであった】
【相手の手に肉まんが無いのを確認して、残りの一つをあげようかと考えて軽く左手の袋を持ち上げてみせる】
【まさか相手が食べずにポケットにしまっているとは思いもよらない、肉まんは温かいうちに食べるものだ】

「俺は 追川 労(おいかわ つとむ) っていうんだ。よろしくね」

【ここにきて何の脈絡もない自己紹介。まだ名前を教えていなかった事をようやく思い出したらしい】
【しかし名乗ったからと言って相手の名前が知りたかったという訳でもないようで、そのまま前を向いて機嫌よさげに鼻歌まじりで歩き続けている】




/お帰りなさい、そして気付くの遅れてごめんなさいです
762 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 20:41:12.75 ID:0SUI9Undo
>>760
「このクソジジイがッ――――」

【落ちる落ちる。茶色い地獄が待ちうけている。いや、もしかしたらそれは風化して黒くなっているのかもしれないがー……いや、細かい予想は止めておこう】
【浮遊力を全開にして止めようとするが何分勢いが付いているので減速が難しい。このままではDead、DeadDeadである。過去形】

【かくなる上は―――横への力。直前で横へと浮力を放って落下地点をずらしたのであった。間一髪】

「ふ、ふぅー……危ない危ない……」

「……オッサン、助けてくれた礼と今ので相殺な」
「あと、いつかガチでぶっ飛ばす。マジで」

【小物臭漂わせる台詞を吐きながらふよっと浮かびあがり、大体相手の目線のところまで上がるのであった。】
【プラス、台詞的にはこのまま尻尾を巻いて逃げそうな雰囲気でもある。まぁ、尻尾どころか手も足も無いのだが。文字通り手も足も出ないのだが】
763 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく [sage saga]:2011/09/10(土) 20:48:33.36 ID:QY7YVghOo

【――――人気のない、路地裏にて】


………………


【しんと静まり返り、真っ暗な路地のその真ん中に】
【ぽつんと座り込む、少女の姿が暗闇の中に薄っすらと見えるだろう】

【俯き、だらりと下がった長い黒髪に覆われて】
【その表情を伺うことはできないが――――】


…………ねば、…………のに…………


【耳を澄ませば、何事かを呟く微かな声が聞こえてくるかもしれない】
764 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 20:49:29.16 ID:1CefK4RIO
>>759

…ふー…

(腰からもう一本の刀を抜き、それを繋ぎ合わせる。)
(淡い魔の光に包まれて、それは一振りの片刃の大剣になった。)

なあに。大したことないわよ。

って…あら…予想以上に数が多いわね…

(最後の方は小さな声で呟いた。)
(これはトンズラできそうにないか…?――――――いや…)

んー……この子…?

…―――どーしよっかなー…?

(言うや否や、―――――女は何気ない様子で剣を振った。)
(瞬間、そこから繰り出させるのは切れ味を宿した薄い「風」所謂「斬撃」)

(彼女の横の木をスパン、と軽い音を立てて両断した。)

フフ、金は貰うわ!またどっかで会いましょう?

(そして、木は男達と女のちょうど中間に落ちる。)
(もくもくと破片や土煙が散り、絶好の煙幕になった。もし追いきれなかったら彼女は姿を消し、)






……さて、まけるかしら…?

(先程の屋台の裏――――――――耳をそばだてながらそこに身を隠す。)
(…金をちゃっかり貰って…)
765 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 20:50:12.87 ID:hTzrW5lDo
>>762
「まぁ 私を ぶっ飛ばせる のなら 存分に挑戦して みるが良い だろうよ」

【上手く、死の危険を回避した赤い球体に対して男はある種の感嘆の声を漏らし】

「―――ぶっ飛ばせるのなら な」

【と 幾らかの 不穏な 空気を 醸し出す】

ロキ「まぁ、エンガチョにならずにすんでよかったのぅ」

【梟はそんな空気も何処吹く風、と欠伸を一つ】


【というかイメージしてほしい】
【この場の現状を】

【ナイスミドル。ただし、右手の先から触手が出ている】
【梟。喋る】
【赤い球体。浮いてて喋る】

【―――不穏な空気云々以前に、この場こそが不審な目で見られているのだ】
766 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 20:54:13.50 ID:1CefK4RIO
>>764
すいません肝心なところを描写し忘れてた…

(女の子を抱えて、)

を、どこかに追加してください。
767 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 20:57:43.67 ID:AKIq+ZeOo
>>764

「ゲホ、ガホ!く、何なんだあの女は……」

【煙幕が落ち着く】
【ざわざわ、と周りの軍人たちも驚き】

「お、おい!どういう事だ!」
「なんだと!?」
「逃げたか?」
「いや、さっきの女じゃないか?」

【口々に騒ぐ】
【やはり驚きを隠せないようだ】

「落ち着けェ!」
「「「「「「「「ハッ!」」」」」」」」

【偉そうな男――上官だろう――が一喝】
【素早く指示し、散々させ探させることにした】
【しばらくすると軍人達はその場から姿をけしているだろう】

………う

【消えるとほぼ同時に、眼を覚ました】
【ぼんやりとしている】
【状況が未だ飲み込めないらしい】
768 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 20:59:48.13 ID:0SUI9Undo
>>765
【相手から放たれる静かなる威圧を受けるが、まぁ、そこは夜の王を『自称』しているだけはある。取り乱したような様子も仕草も一切無い】
【まぁ、目玉が無ければ手すらないのでそもそも動揺が現れる部分が無いだけなのかもしれないが】

「ふん、ボクが完全復活したらお前なんて一瞬だ、秒殺だ、瞬殺だぜ」

「こう見えても超、超、そうチョー――――高位な吸血鬼。そう、ボクこそは世界最強の吸血鬼っ!」


「ってなわけで、謝るなら今の内だ」

【と、赤い球体はふよふよ浮かびながら喚いた。ただの球体なのに虚栄心が滲み出そうな節もある】
769 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 21:05:46.97 ID:1CefK4RIO
>>767

……7、8…なんだ10万くらいしかないじゃないの。

(金勘定中。懐にそれを納めてからそっと辺りを伺うと、)
(おそらく、逃走は成功。やれやれと安堵のため息をはいた。)


…あ、もう大丈夫よ?連中はどっか言ったわ…

…痛いとことかない?
また見つかったら面倒だから別な場所に行きましょうか。

(そう言って立ち上がる。剣を背中に戻した。)
(抜き身…所謂「鞘無し」で帯刀している。)
770 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/10(土) 21:07:47.94 ID:Cba6KjrIO
>>763
【路地裏の奥の方から杖を背負った男が歩いて来る】
【頭は星の描かれたバンダナ、口と鼻は迷彩柄のマスクによって隠されていて目の部分しか見えない】

ねぇ、君…大丈夫?

【通路に座り込んでぶつぶつ呟いている少女に声をかける】
【20前半くらいの若めの声だ】

何かあった…?

【男はしゃがんで目線の高さを低くしつつ優しい声であった】
771 :【雅風閃華】 @wiki [sage]:2011/09/10(土) 21:08:35.34 ID:pOJgvnvA0
「………っつー……立ちにくいと思ったら、足首の捻挫か、ははっ」
「まぁ、アレだけの脅威に、よく此だけで済んだ、と自分を誉めるべきかなぁ……」

泥水を服や髪に浴び、滲む茶色の土が艶やかな白い肌を汚す、色艶やかな綺麗な紫の髪に
汚い泥水の水滴を滴らせる、泥の水溜まりから、這いように立ち上がる少女、脇に落ちた
泥だらけの刀を服で拭い納刀するーーー乾いた笑み
走る足首の激痛、まともに立てすらしない自嘲に似た情けなく力の無い笑み
負けたーーーそれで以て殺されすらしなかった

情けない、嗚呼、情けない、それで以て悔しい、ギリッ、歯ぎしる程に顎に力が隠る
背から鞘に収まった刀の止め具を外し、杖代わりにして歩く

「ーーー生きてれば、なんだって良いや」

辺りは津波が起こったかの様に押し倒された木々に、湿り水浸しの地面、否、実際に起こったのだ
思えば奇跡的だ、今、生還してると言う事実が
兎に角、体を鎖の様に締め付ける重苦しい疲弊で歩くのも辛い

「……ぅ、くッ」

私は倒れた木に背を任せ、尻を置き座り込む形に倒れ込む
結果がどうあれ、此の立ち込む無力感に、少しだけ泣きたくなった……ーーー
772 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 21:13:56.59 ID:AKIq+ZeOo
>>769

……ぐるる

【少し間の抜けたような威嚇をする】
【敵なのか味方なのかわからない】

……ぎゃお、腕が痛いですよう

【撃たれたからだ】
【勿論、弾はまだ腕の中】

………

【心配してくれたことが意外らしい】
【じっと見つめる】
【実はいい人なのかな?と考える】
773 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 21:14:32.93 ID:DYsoGSUDO
>>768
「つまりは 完全復活するまでは 犬畜生にすら劣る と 認めているようなものではないか」
ロキ「じゃのう」

【ナイスミドルは半ば呆れ顔で】

「そもそもな 世界最強程度で 私を秒殺出来るなら 既に私は十七は死んでいるだろうよ」
「それにな」

【ナイスミドルは感情の まったく無い 抑揚の まったく無い 声で】

「例え 世界最強の能力者 が いるのならば それは 私 の事だ」
【そう宣言する】

/携帯にチェンジです
774 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 21:20:15.23 ID:1CefK4RIO
>>772

なに…私は敵じゃないって言ってるでしょうが。

(べし、と相手の頭を叩こうとした。)
(それから少女の腕をみると、なるほど。)

ち…腕か…厄介な…

(すると、再び剣を抜いた。)
(いかにも重そうな音が響く。)

…ちょっと痛むからね。弾は後で病院で取ってもらいなさい

(属性は炎―――――――――――チラチラと弱い火が大剣の切っ先に灯った。)
(そして、それを相手の幹部に押し当てようとする。)

(原始的な応急処置である。激痛を伴うが、そのあとで痛みも出血も引くのだ。)
775 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく :2011/09/10(土) 21:24:45.41 ID:QY7YVghOo
>>770

【――ふいにかけられた言葉に、少女はゆっくりと顔を上げる】
【どこか呆けたような表情で 自分を見上げ――――否、】


――――あなたは、私を見下さないんですね


【目の前でしゃがみこむ青年の姿を、虚ろな眼に映しながら】
【…………ぽつり、と 呟く】


今、大丈夫……?っていいましたよね?

【青年の言葉を反芻するように、言葉を紡ぎ】
【口元に、微かな 乾いた笑みを覗かせて】


“大丈夫”じゃなかったら――――どうするんです?

“大丈夫”じゃなかったら――――――


私を、助けてくれるんですか…………?


【問いかける】

/遅くなってすみません……orz
776 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 21:27:17.10 ID:0SUI9Undo
>>773
「……ふーん。」

【数秒の沈黙の後に発した音声は興味無さそうな音ではあったが、その調子に含まれたモノは確実に何か思考を栞の様に挟んでいるものであった】
【ただ淡々と作業的に、感情の篭っていない声で最強を宣言する『人間』がそうそうそこらにいるものとは思えない。この能力者社会においてさえもだ】
【突然巨大な地震が起きて国一つが滅びてもおかしくないほどにパワーバランスが崩れた世界でそう言える『人間』は、バカか天才かのどちらかというのが今までの経験であった】

「オッサンがそう言うならそうかもね。オッサンの中ではな」
「ま、最強はボクだから少なくともオッサンがそうだとは思わないけどね」

「ともかく、ボクはこの辺で失礼させてもらうよ。今言った通り、早いところ完全復活しないと色々と不便だから」

「完全復活してまた会ったら、その時はどっちが強いかくらいは決めようかね。できればもう会いたくないけど」

【そう相手に告げてからふとふよと上下に僅かに揺れながら人の歩みと同じくらいの速度で動き始めた球体。放置すれば、このまま夜の闇へと消えるだろう】
【とはいえ、その赤い色は月光をよく反射するので遠くからでもそれなりに視認出来てしまうのではあるが――ま、比喩である。比喩】
777 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 21:27:35.14 ID:AKIq+ZeOo
>>774

……ごめんなさい、ですよう

【しゅん、と頭を下げて謝った】

ううっ……

【一瞬、熱さに呻くが】
【"ごしゅじんさま"程ではない。と思った】
【思ったよりおとなしい反応だろう】

ありがとうですよう!

【嬉しそうに、しかし状況を分かっているのか声は少し抑えてお礼を言った】
【ご丁寧にもペコリと頭を下げて】
778 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 21:32:12.37 ID:1CefK4RIO
>>777

…さて、んじゃちょこっと質問させて貰うわよ…

あ、でもここじゃ場所があれね…

(剣を大きく振ってから火を消し、それを背中に戻した。)
(その後、言葉を紡ごうとするが、辺りを見回して閉口。先程の連中が戻ってこないとも限らない。)

…あんた、なんか食いたいもんとかある?
…折角だから奢ってやるわ。おいで。

(話を聞く場所の確保。)
(手招きしてから歩き出した。)
779 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/10(土) 21:33:11.14 ID:Cba6KjrIO
>>775
―――……?

【「あなたは、私を見下さないんですね」という言葉と吸い込まれてしまいそうな虚ろな瞳に少し不思議な感覚に陥ってしまう】

うん、僕にできることなら全力でやらせてもらうよ

【少女の乾いた笑みに対して男は目を細めて笑顔を作る】
【よほど疑り深い人間でない限り信用してしまいそうな、そんな声とともに】

/大丈夫です!
/…が、僕も次の返信は遅れそうです…
780 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 21:38:19.75 ID:DYsoGSUDO
>>776
「あぁ そうだな」

【ナイスミドルは歪に口を歪ませ】

「貴様の 能力は 実に美味そうだから 次に遭ったら 優しく 咀嚼して やろう」

【端から見れば只の?赤い球体であるソレに対してそう言葉を送り、赤い球体を見送る】

「――それまで精々 その実を 熟させるのだな」

【その言葉が何を指すのか】
【ただ、ただ不吉を孕むその言葉だけがその場に響く】
781 :【赫月之夜王】@wiki [sage saga]:2011/09/10(土) 21:43:11.93 ID:0SUI9Undo
>>780
「ふん、それはこっちの台詞だ」
「お前の口振りからして無効系なのかコピー系だろうが、こちとら吸血鬼だぜ」

「オッサンの血は大嫌いだから、吐き捨ててやるよ」

【そう言い残してその場を去っていくのだった―――結局、今回は完全復活に一歩も近づく事は無かったのに】


/絡み乙でしたー!
782 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 21:46:17.62 ID:AKIq+ZeOo
>>778

……分かりましたよう

【こくん、と頷く】


何でもいいんですかあ!?

ならつくねはつくねがいいですよう!

【つくね、というのは食べ物なのかそれとも名前なのか】
【実際は両方なのだが、ややこしい言葉を言い、付いていく】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/09/10(土) 21:51:03.66 ID:1CefK4RIO
>>782

…つくねか…また通なものを…

(しかしどこに売っているのだろうか。)
(辺りを見回す。すると、お惣菜屋が目に入った。)

…ああ、…まあ歩きながらでもいっか…

…はいよ。これで買っておいで。

(そして紙幣を一枚。)
(相手に握らせようとし、総菜屋を指差す。)

(自分がいかない理由はひとえに…怖がられるからであった。)


/すみません、飯落ちです…すぐ戻りますので。
784 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく :2011/09/10(土) 21:55:33.03 ID:QY7YVghOo
>>779

【人の良さそうな、青年の笑顔と その言葉に】
【少女の眼がほんのわずかに見開かれ――――】


…………遅いよ

【自嘲めいた口調で、ぽつりと言葉を漏らし】


運命って、本当に残酷

もう少し早く、あなたのようなお人好しさんに出会っていれば――――


【す……っと 少女の手が上がり】
【伸ばした人差し指が、笑顔を向ける彼の顔へと ゆっくりと近付いていき――――】



――――私も、“こんな”にならずに済んだかもしれなかったのに


【ぞっとするほど、冷えた声音で 虚ろな双眸のその奥に秘めた狂気の色を迸らせると】
【ぞくり、と 悪寒を感じさせるような気配が指先から発せられ――――】

【青年のその面へと、静かに指先が伸びていく――――】

/りょうかいですっ
785 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 21:57:47.91 ID:AKIq+ZeOo
>>783

ぎゃお?これで買えばいいんですかあ?

【紙を――紙幣を受け取ると、喜び勇んで惣菜屋にダッシュ】

〜〜〜!!
「〜〜〜」
〜!
「〜〜」

【何やら楽しげに店主と会話をし、紙袋一杯につくねを詰め込んだ物をもらい、戻ってきた】
【誇らしげに戻ってくると、お釣りを差し出す】
【大小の硬貨の数からすれば、紙袋に入ってる量は多い】
【おまけをしてくれたのだろう】

買ってきたですよう!

【にこにこと笑顔でそういった】
786 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 21:58:31.52 ID:AKIq+ZeOo
>>783
/了解です!
787 :【真似神偽】 [sage]:2011/09/10(土) 22:00:55.82 ID:DYsoGSUDO
>>781
【赤い球体を完全に見送り辺りは静寂に包まれる】

「コピー系 か」

【ククク と 男は笑う】

ロキ「ご機嫌じゃな」
「まぁ アレは 猫と同等のいい 見世物になるだろうと 思ってな」

【男は笑う】
【新しい玩具を見つけた子供のように】
【無邪気に】
【そして】
【冷徹に】

「私を コピー系としか カテゴライズ出来ないのだ」
「最高ではないか」

【【真似神偽】という能力は確かにコピー系にカテゴライズされる能力である】
【いや、コピー系にカテゴライズされてしまう能力である】
【コピー系はあくまで他者の能力のコピーでしかない】
【だが【真似神偽】は他者の能力を自らの能力とする】
【この些細な違いが【真似神偽】を【真似神偽】足らしめているのである】

【男は笑う】
【――そういえば、吸血鬼を食べるのは半世紀ぶりになるか、と】

/絡み乙でした
/何がしたいかわからないよこの子
788 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 22:20:53.47 ID:1CefK4RIO
>>785

そそ、買ってらっしゃい。

(相手を見送りながら、女はタバコを咥えた。)
(にしてもつくねが好きな女の子か…酒飲みになりそうだな…なんてことを考える。)
(やがて、帰ってきた相手を見て…)

…は…?

ええ!?…どんだけ買ってるのよ!?

(そして紙袋を見て女は目を剥いた。紙幣のほとんどをつくねに費やしたことになる。)

…あんた…ほんとに好きなのね…い、いやまあいいけど。

あ、釣りはあげるわ。おやつでも買いなさいな。




/お待たせしましたー!
789 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 22:24:56.97 ID:AKIq+ZeOo
>>788



【なぜ驚かれたのかわからない、といった様子】
【つくねはほぼ無限に食べられるような気がする少女】

ぎゃおー!
いい人ですよう!ありがとうですよう!

【きゃっほー!と跳ねんばかりに喜んだ】
【脳天気】
790 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 22:28:11.55 ID:1CefK4RIO
>>789

…いや、別にいいわ。そもそもあんたの金で買ったみたいなもんだしね…

(臨時収入の源は、現在女の目の前にいた。)
(彼女に渡したのはその十分の一くらいである。)

…で、質問よ。一つだけ。

…あんたの「せんせい」はどこにいたのかしら?
791 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 22:30:12.64 ID:AKIq+ZeOo
>>790



【何のことだろう、と思ったが考えるのをやめた】
【分からない気がしたからだ】

"せんせい"は"ぐんのばいおうえぽんかいはつぶしつちょう"に居ましたよう!

【理解は出来ていない単語なので、ところどころイントネーションがおかしいが】
【バイオウエポン開発部室長 という意味だ】
【それは何を意味するのだろうか】
792 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/10(土) 22:30:13.59 ID:nWpmJNIio
>>784
【静かに静かに、しかしながら凄まじい存在感を放ちながら額に向かって来る】
【本能的に感じる悪寒と恐怖に冷や汗が一筋頬を伝うが―――逃げることはしない】

…ごめんね

【ただ、早く出会えなかったことを謝っておく】
【先ほどの笑みは消え去り、眼差しは真剣である】

【決して、少女の好意を引きつけようとしているわけではない】
【―――女の子の笑みを守るのが男の義務】
【というヘタをすると変態と思われそうな考えを徹底しているのだった】
793 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 22:35:24.78 ID:1CefK4RIO
>>791

…そう…

(学園≠ナはない―――――――――――女は微かに目を細めた。)
(予想が外れていたのだ。となると…)

それじゃあ…「せんせい」がいた国はどこか分かるかしら?
794 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 22:46:08.59 ID:AKIq+ZeOo
>>793


――――<<祖国>>って言ってた気がしますよう!

【それはしっかり覚えていた】
【故に、少し元気そうに言う】


あとですねえ、一部の人達が"のうりょくしゃせんめつけいかく"があるらしいですよう?

【それは】
【無邪気な笑顔に余りに似合わないもので】
【暗い計画を、語った】
795 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく [sage saga]:2011/09/10(土) 22:53:06.25 ID:QY7YVghOo
>>792

【――――とん、と】
【青年の額に、伸ばした指先が 触れる】


なんで、ですか?


【避けようともせず、ただ真っ直ぐにこちらを見据える青年の……】

【その、真剣な眼差しから顔を逸らすよう 俯き】
【小さく、歯ぎしりを鳴らし 何かを堪え、噛み締めるように言葉を紡ぎ】

――――なんで、避けなかったの…………?



あなた、もう死ぬんですよ……?

私が、今、ここで、能力を使いさえすれば――――

【指先をかすかに震わせながら、その切っ先をぐっと額に押し付けつつ】
796 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 22:54:46.30 ID:1CefK4RIO
>>794

(…やはり…)
(…祖国≠フ軍が関係していると、)

(女は相手の言葉を聞いた瞬間に確信する。)
(微かに大剣を揺らした。当人が言っているのだからおそらく間違いはないはずだ。)

…能力者殲滅計画=cなるほど。あんたはその一環ってわけか…

(だとしたら、どうするか。)
(ここで[ピーーー]≠ゥ?…しかし相手は生物兵器である。)

(全く自分が敵わない恐れもあった。それに、)

…ふふ、わかった。教えてくれてありがと。

…もう捕まんないようにしなさいね?

(そう、「彼女」に罪はない。純粋無垢な笑顔を見つめながら、)
(女は相手の頭を撫でようとした。)
797 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/10(土) 22:57:50.23 ID:HSsIQVjro
>>646
//これなんて置きレス?
//と思われるかも知れないが一応返しておきます!!


【肩を掴まれビクッと身体を震わせる少女】
【米神から流れ落ちた汗が顎のラインを通って顎の先から地面にポチョムと音を立てて落ちる】
【立てていた親指をゆっくりと握りこぶしに変え、突き出していた手を下ろす】
【親指が泳がなくなった代わりにパッチリと開いた目の中の瞳が泳ぐ】


「いや…あの…その…えと…そーいうんじゃなくて…………あぅ………」
「……ボクは正義のヒーローだから捕まらな─────」

【と、紳士の質問に何とかお茶を濁そうとしていたのであるが】
【微笑みに必要以上の恐怖を覚えたのであろう、徐々に誤魔化す声は小さくなっていく】
【そして、消え入るような小さな声で紳士に向かって正体をばらし………】


「────って! あっーーーーー!!」
「いやいやいやいや、今のなし今のなし!」
「忘れて! 忘れよう? 忘れてくださいィィ!!」

【かけた所で何かに思い当たったのであろう。 焦る少女】
【頭を両手で抱えてしまったぁぁぁと叫ぶ。 ほんのりカレーの香りがする。】
【少女が言い掛けていた言葉はどうやら言っちゃあならない感じの言葉だったらしく】
【某かみじょーさんの如く三段活用まで使う程の焦りとテンパりっぷりだ】
798 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 22:57:53.28 ID:AKIq+ZeOo
>>796

はいですよう!

【にこー!と頷いた】
【本当に、兵器とは思えないような】

うゅ、ありがとうですよう

【気持よさそうに目を細める】
【撫でられるのは好きらしい】

【つきん、と腕に痛みが走る】

……それじゃあつくねはいきますねえ!
さようならですよう!

【そう言って歩き出そうとする】
【特に何もなければそのまま去るだろう】
799 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/10(土) 22:59:41.09 ID:LgVQR8KCP
公園のベンチ。過ごしやすい涼やかな気温で、心地良い夜風が吹いていた。
人気があまり感じられないこの場所に、ぽつりと一つの影がある。
その人影はベンチで寝っ転がって、夜空を眺めていた。

「あ〜……学校めんどくせー……」

ボサボサの黒髪に至って普通、どこにでもいそうな顔立ち。
ボタンが上2つ開けられた学ランと傍らにあるスクールバッグが、彼が学生だということを証明していた。

「いっそ地球の裏側にでも言ってみるかなぁ……」

なんて独り言を漏らしながら、口に入っていたガムを噛み、そして膨らます。
ゆっくりと膨らんでいく風船ガムとは対照的に、青年の気分は沈む一方だった。
800 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/10(土) 23:02:04.89 ID:1CefK4RIO
>>798

にしても…ほんとに生物兵器とは思えないわね…

…さっきのあれとは大違いと言うか…

(別れの言葉を告げ、相手を見送りながら、女は呟いた。)
(獣化した状況の少女と現在、とても同じとは思えなかったのだ。)

…っ!

(ズキ、と左胸に痛みが走り、手で抑える。)
(しかめ面してから、彼女もまた踵を返すのだった。)


/乙でしたー!
/楽しかったですっ!
801 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子 [sage]:2011/09/10(土) 23:02:46.89 ID:AKIq+ZeOo
>>800
/こちらこそです!
/絡みおつありでした!
802 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/10(土) 23:07:22.66 ID:nWpmJNIio
>>795
なんで…と聞かれれば、そうだな
これが僕の、使命だから…かな?

【目線を反らして小さく歯ぎしりをする少女を見て、男も少しだけ目を逸らす】
【自分で発言していてちょっとだけ恥ずかしくなったからだ】

ん…そう、なの?
……それで君が笑顔になれるなら、僕は喜んで君に殺されるよ

【震える指先から感じ取れるだろうか―――男の体も微かに震えていることに】
【いくら言葉で格好いいことを紡ごうとも死の恐怖は堪え難いのだった】

―――どうする?

【引きつっているのを極力隠しながら笑みを刻み、再び意思を確認してみる】
803 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/10(土) 23:14:25.71 ID:mzN921U5o
>>799
【鼻歌を歌いながら大通りの方から出てくる少女】

「なんか、学生のファンが少ない気がするー」
「増やさなきゃねっ!」

【そう言い公園へと入って行く】

「って・・・・先客が居るじゃん・・・・」

【ベンチに座っている一人の青年に目が行く】

「よぉーっし。あの子を新しいファンに・・・」
【弓に矢をセットしジリジリとにじり寄って行く】

【青年は気づくだろうか自分が狙われてる事】
【そして狙っている人物が、最近TVにひっぱりだこのアイドルと言う事を】
804 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/10(土) 23:23:29.90 ID:jCFREN+qo
>>803

どんどん膨らむ風船ガム。だが青年はそれを意に介さない。
どうやらぼーっとしながら膨らましているせいか、割れる寸前だということに気づいていないのだ。
そして、それはとうとう極限まで膨らみ、破裂する。

「うおっ?!」

瞬時に明後日の方向へと旅に出ていた意識は青年の中に帰ってくる。
つい抜けた声を上げ、驚きのあまりからだを持ち上げた。
からだを持ち上げると同時、一人の人物が目に入った。

「……は?」

口の周りに張り付いたガムを取りながら、またもや抜けた声を出す。
なんと、そこには桃色の格好をした女の子がいて、自分のことを弓で狙っていたのだ。
ふむ、いまいちよく分らない状況だな……とガムを剥がしながら果たしてこの少女になにか恨みを買ったのか思い出してみる。
……どうやら自分の脳内には該当がないようだ。どこかで見たことあるような顔だが、思い出せない。

「……なにやってんの」

矢を射とうとしているのはわかっているが、何を言えばいいか分らずとりあえず訪ねてみた。
手には横に置いてあったスクールバッグ。逃げる準備はとうにできている。
805 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/10(土) 23:27:57.57 ID:P+jDSOnAO
【公園】
【ライトに照らされたベンチに座っている青年が居た】

…あぁ〜…気持ち悪い…

【普通の青年だ】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にTシャツとジーンズを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】
【隣にはコンビニの袋】
【買い物帰りらしい】
【へにょ、とベンチの背もたれにもたれかかる】

…やっぱり【無い】ことを【在る】と認識するのは無茶だったな
ずっと頭の中をぐちゃぐちゃにされてるようだぜ…やれやれ
806 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく :2011/09/10(土) 23:31:19.70 ID:QY7YVghOo
>>802

…………そう、なら――――

【指先に伝わる、小さな振動を肌で感じながら】
【少女は、――――】


――――“こう”します


【――――そっと、触れた指先を額から離す】





できることなら、全力でやってくれるって――――


【しばらく、間を置き】
【ゆっくりと顔を上げながら、少女が呟くように言葉を紡ぐ】



そう、言ってましたよね……?


――――それなら 手を、貸してくれませんか…………?


【虚しさと、やるせなさの入り混じったような そんな表情を浮かべて】


私一人では、立ち上がれそうにもないので


【少女は、自嘲めいた笑みを作って 青年へと 手を差し出す】
807 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/10(土) 23:31:20.54 ID:mzN921U5o
>>804
(よし・・・息を殺してっと・・・)
(ばれない様に・・・ばれない様に・・・・)

【ファンシーな矢をセットし終わる】

【しゃがんで腰を低くしながら狙いを定めている】
【後数秒で、射撃すると言う所までは行っていたのに____】
【気づかれてしまった・・・・】

「うきゃっ!」
【声をかけられた事に対し驚いてしまう】

「えっとぉ・・・・野鳥観察?」
【言い訳の言葉がそれしかなかったらしい】

「お兄さんは何してるのっ?」
【強引な話題転換に持ち出す】

「まずさ、これ武器じゃないよっ!。ほらっ」
【矢を男の方に向けて見せる】
808 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/10(土) 23:37:35.80 ID:nWpmJNIio
>>806
【少女の指によって与えられていた死の恐怖から解放され、心の中でほっと息をつく】


―――えぇ、喜んで

【暗い雰囲気の表情で笑みを浮かべる少女の手を取りながら、先に立ち上がる】
【それから腕に力を込めて少女を引き上げようとするだろう】
809 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/10(土) 23:38:36.07 ID:jCFREN+qo
>>807

「野鳥観察……?」

野鳥観察なんて、普通昼間にやるものだろう。少なくとも夜にやるなんて話は青年は聞いたことがない。
怪しい。というか怪しい要素しか見つからない。
青年なりに警戒心を心に秘め、相手をじっと見る。

「何って……ぼーっとしてただけだけど」

実際何かをしていたわけではない。本当にぼーっとしていただけだ。
人間、何も考えない時間というのが必要なのだ、と青年は思う。まあ青年は普通の人の何倍もぼーっとしているのだが。
だがまあそれは置いといて、少しばかり白々しい話題転換に、白い目を向ける。

「あのな……それって殺人者がナイフ持ってこれ武器じゃないよ!って言ってるのと同じだ」

流石に、そんな言葉を信用できるほど青年の頭はあれじゃなかった。
青年の中で、少女が"ヤバい奴”に認定された瞬間である。
810 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/10(土) 23:44:40.90 ID:mzN921U5o
>>809
「そうだよっ、野鳥観察」
「夜にするから夜鳥観察なんでしょ?」

【とんでもない勘違いをしている】
【結構バカと言う事が知れ渡る瞬間だろう】

「だよねー・・私も良くするよ!」
「ベンチに座ってボーって。」
【きっと焦り過ぎて意味を良く理解していないのだろう】

「じゃあ近くで見てみなさいよ!」
【矢を青年の方に投げて見る】
【滅茶苦茶可愛いのが青年に理解できるだろうか】

「こんなんでどうやって人殺せるって言うのよ!」

【必死に弁解している少女】
811 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/10(土) 23:55:38.86 ID:jCFREN+qo
>>810

「野鳥のやは野生のやなんだが……」

なんとも言えない表情を浮かべ、右指で頬をポリポリと掻く。
まさかそんな勘違いをしている人がいたなんて思わなかったらしい。
表情にはどこか同情するような色合いも混じっていた。

「へぇ、そうなのか……って、今はそんなことはどうでもいいんだよ」

弓矢で狙っていた理由……場合によっては警察を呼ばなくてはならない。
他の人も似たような事をされているのだとしたら、非常に危険だからだ。
一般人だったら速攻で通報しているところだろう、青年は妙なところで優しいというか可笑しい。

「あー……まあ確かにデザインがファンシーなのは認める」
「だがそれとこれとは話は別だ。じゃあ聞くが……どうして殺せないような弓でオレを狙ってた?」

矢を拾い、観察しながら感想を述べる。
ピリピリと警戒した空気を放つ……が、青年はこういう場面にはあまり慣れていない一般人のようなものである。
警戒しているとはいえ、その警戒は穴だらけ。どこか抜けてる青年の警戒など、あってないに等しい。
なにか隙を作れば、矢も打ち込めるかもしれない。
812 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 00:00:17.53 ID:5nPXf01Ao
>>805
その公園の一角で、派手な火柱があがった。
夜中、という時間でもあってその火柱は遠くからでも容易に判断できただろう。
この時間帯なのか、通る人物は少なくもしかしたらソレを見ていたのは君だけだったかもしれない。

ちなみに距離は遠いが派手であった為、場所は判断しやすい。
813 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:05:24.57 ID:vL5TwxrBo
>>811
「知ってるわよ!そんなのっ!!」

【大恥をかいたので顔を真っ赤に染めてる】
「ユーモアも分からないのっ!」
【必死に言い訳しているが恥ずかしがってるのは一目瞭然であろう】

「そうなの、スイーツとか食べながらー」

「って・・・やっぱ理由説明しなきゃだよねー」

【暫く黙りこむ】
【少女なりの理由を考えているのだろう】

「でしょ、こんなんで人は死なないの!わかる?」
「狙ってた理由?・・・それは・・ファンにしようと思ったからよ・・・」

【青年に少女の言っている事はわかるだろうか】

【隙を見せた青年に矢を撃つ少女】
【だが焦っていたために外してしまう】

【物理的干渉を受けないため当たったベンチに傷はなく、矢自体もふんわりと落ちて行った】
814 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく [sage saga]:2011/09/11(日) 00:05:46.25 ID:9YzMY6YJo
>>808

【青年に手を取られ 引き上げられるようにして、立ち上がる】
【――――片足に力が入らないのか 立ち上がった際に、くらりとよろけそうになりつつも】


…………

【小さく、頭だけを下げて 礼をすると】
【繋いだ手を、そっと 離す】


――――本当は、ここで殺すつもりだったのに

【ぽつり、と 少女が呟く】

誰彼構わず、殺して 殺して この“能力”の限りまで 殺して殺して――――


それで、終わりにするつもりだったのに


あなたのせいで、ほんの少し 長生きしてしまいました


【だらりと下がった、片一方の腕と】
【どこかぎこちのない、片一方の足とを見やって――――】

【そして、今さっき 能力を行使しようとした“代償”として】
【感覚が消え失せ、徐々に動かなくなっていく 人差し指を見つめて――――】


私はもう戻れないし、戻るつもりもありません

だから――――

そう遠くない未来に、終わることになるでしょう


きっと、あなたと会うのはこれっきりです


でも―――――


【もし…………と、言葉を紡ぎかけ】
【ふっと、小さく息を吐き その言葉を飲み込んで】


手を貸してくれて、ありがとうございました


――――さようなら

【青年が望んでいたのとは程遠いモノであったろうが――――】
【それでも、あるかなきかの“表情”を浮かべてみせ】

【少女は、彼へと背を向け その場を立ち去ろうとする】
815 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 00:06:27.97 ID:ruLaM7iAO
>>812
…なんだよ、今日は俺は気持ち悪いんだよ
やれやれ…

【いきなり立ち上った火柱に頭を抱えてため息】
【コンビニの袋を掴んでベンチから立ち上がる】

…何があったかぐらいは確認しておくか
やれやれ…呪われてるんじゃなかろうな?

【すたすたと火柱に向かって歩き出した】
816 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 00:13:24.81 ID:5nPXf01Ao
>>815

その方向に向かうと今もなお火柱が上がっている。
その高さは数mあり、一般人は逃げてしまっているのか人気は無い。

火柱は巨大なバーナー…と言った方がいいかもしれない。
ジェットエンジンのようなものだ。
ソコには火柱がありだけで、誰もいなかったが…
暫くすると火柱は収まり、一人の少女が出てくる。
とはいえ恰好が包帯のような白い布をグルグル巻きにしたミイラ男(女)みたいに異質な恰好をしてある。
そして異質なものを掴んでいた。
炭化し、判読できないような焦げ肉のような人間だったものだ。何かは判断できるかは危うい。

「あら、どなたかしら?」

少女はやってきた男に向けて話しかけた
817 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 00:13:41.12 ID:N1y5nYQXo
>>813

「だよな、そんな常識知らない奴いるわけないよな」
「……すまん」

顔を真赤にしている少女を見て、なんだか自分が悪いことをしているみたいに感じたのでつい謝ってしまった。
青年にサディストの気はないため、別に苛めるつもりはないのだ。

「……はぁ」

ベンチに矢が直撃したのを見て、深くため息を付いた。
ファンにするとかしないとかどうでもいい。どうやら此の女、一切反省する気がゼロのようだ。
ベンチに矢が当たった光景を見ていると、本当に殺傷能力はないらしいが、それでも関心できる行為ではない。
ひとつ驚かして反省させるか、と青年はゆっくり立ち上がった。


立ち上がったと思った瞬間、青年の姿はそこには無かった。
最初からなかったかのように、其の空間には人は存在しなかった。
幻のように、跡形もなく消えてしまった。

                                         「――――」

否、青年の姿は、少女の一メートルほど後ろのところにあった。
青年は気配を隠すとかそういった芸当はできないので少女は後ろに在る存在感に気づくだろう。
818 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:15:57.11 ID:vL5TwxrBo
>>817
「そうよ!もっと謝りなさいよ!」
「このバカッ!」
【ちなみにこの少女は少しSっ気があるのだ】

【しかも物凄く恥ずかしいので尚更だ】

「違うのっ!蚊が・・・・そう蚊が居たの!」
「感謝しなさいよっ
819 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:16:28.96 ID:vL5TwxrBo
>>818
/途中送信ですっ!
/忘れてくだせぇ
820 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:18:47.75 ID:vL5TwxrBo
>>817
「そうよ!もっと謝りなさいよ!」
「このバカッ!」
【ちなみにこの少女は少しSっ気があるのだ】

【しかも物凄く恥ずかしいので尚更だ】

「違うのっ!蚊が・・・・そう蚊が居たの!」
「感謝しなさいよっ」
【とんでもなく応募な少女である】

【でも結構あたふたしている】
【結構気弱なのだろう】

「って・・・どこっ?」
「出てきなさいよぉっ!」

【不安を覚える少女】

「って・・まさかアンタ能力者?」
【後ろの気配に気づいたのか振り返ってそう行ってみる】

「能力者だったろ降参よ・・・」
【両手を上げる】
821 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 00:24:21.21 ID:ruLaM7iAO
>>816
…嫌な臭いだな、やれやれ

(ズバリ脂と肉が燃える臭いだ…)
(バーベキューにしては火力が強すぎるな)

【火柱の近くで漂う臭いに軽く顔をしかめる】

…正解かよ、やっぱりお祓いはしておくべきだな…やれやれ

【火柱が収まり現れた少女と人間だったものを見てため息を吐き出し】

名乗るほどのもんじゃ…?
…お前…確かアカデミーでだいぶ前に会ったな
大切な人が逝ったとか言ってたやつじゃないか

【聞き覚えのある声に気付きすたすたと少女に向かって歩き出す】

何やってるんだ?
822 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 00:28:17.55 ID:N1y5nYQXo
>>820

「あーはいはい、ドウモスミマセンデシター」

棒読みで謝る。そもそも本来自分が謝る必要がないことに気づいた。
しかし此の謝り方だと、相手を煽っているのかそれとも羞恥を加速させているようにしか聞こえないが。

「へぇ、ああそう。蚊がいたのかー。どんだけ視力いいんだよお前……」

仮にも現在は夜である。月明かりがあるとはいえ、それなりの距離なのに蚊が見えるのならば、相当凄い視力だ。
だが此の流れと少女の反応からして多分嘘なのだろう。
ヤバいやつというよりかなり抜けてる変な奴の方が正しい気がしてきた。青年の中で少女がジョブチェンジした瞬間である。

「おいおい、随分あっさりだな……」
「……んじゃ、とりあえず通報しとこうかな」

自分の能力は本当に空間を移動するだけのため、それに気づかず降参してくれるならばありがたい。
だがしかしもうちょっと遊びたかった彼としては少し不満がある。
というわけで通報するつもりはないのだがケータイを取り出し通報する素振りだけ見せてみることにした。
823 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 00:30:28.25 ID:5nPXf01Ao
>>821

「あぁ、コレ?何か悪い虫がやってきたのでそのうちの一人」

コレと言われてもどんな人間であったかは判読できない。
もう少し焼けば、骨からしてどんな人物か判断できるかもしれないが。

「前に会ったことあるわね。お久しぶり、元気にしてた?」

等と笑顔で言うも、その隣で焦げ肉をさらに焼いている。
おそらくは骨になるまで焼くつもりなのだろう。

「にしてもよくわかったわね、こんな恰好なのに」

全身包帯グルグル巻きという酷い格好で、ちょいっと危ない格好でもある。
少女にしてはスタイルがいい方なので、ボディラインも包み隠さずといった感じか。

「何してるかって?焼いてるのよ」
824 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:32:00.27 ID:vL5TwxrBo
>>822
「もっと!もっと心をこめなさいよっ」
「棒読みとか考えられないっ!」

【頬を膨らませながら怒る】

「視力は50よ!」
【取りあえず大きい数字を声に出してみる】
【意味はわかっていない】

「あ、大丈夫よー」
「警察呼んでくれると本番ってことになっちゃうかな?」

【少し楽しそうなのは自分の力を発揮できるからである】

「じゃあかけてくれて良いよー」

【警察の通報には微動だにしない少女】
【何か裏がある事に男は気づいてくれるだろうか】
825 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 00:35:58.68 ID:NfKsbriIO
(どっかの廃墟群)
(昔日の栄光が失われ、人もまばらなそこに一人の人物がいた。)

…しまった…向こうか…

(ギリギリ成人していると思しき一人の若い女性である。)
(左右で視力が違うらしく、右目に視力矯正用のレンズを掛けている。)
(長い藍色の髪は後ろで束ねていた。肩からかけるように袖を通さず羽織った薄手のワインレッドのコートは、)
(上品に仕立てられており、それが風に揺れる。)

(足を動かすたんびに硬い音が響くのは、彼女が鉄下駄を履いているからであり、重厚な音が響いていた。)
(また、季節的に暑いのだが、女は不思議と涼しげで、汗一つかいていない。)

…ま、つってもこの道をまっすぐ行けば街に出る……

……はず…

(恒例、とも言えるべく迷子になっている女性。)
(特にやることも無く、カンだけで歩き出した。ポツンとした人影は、なかなか目立つ。)
826 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 00:36:55.59 ID:ruLaM7iAO
>>823
あっそ
どうせなら骨すら残さない程度まで焼いてくれ、ただでさえ気持ち悪いのに気持ち悪さが悪化しそうだ

【パタパタと手を横に振りながら鼻をつまむ】
【よく見ると顔色が悪い】

声が変わってないからな、すぐわかるさ
あとは雰囲気とか…その辺だな
…あ、ダメだ気持ち悪い

【ふらふらと一本の木に向かって歩みより木に手をついて】

おぼろろろろろろろ

【吐いた】
827 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 00:39:10.31 ID:N1y5nYQXo
>>824

「いや心込めてるから。今現在込められる分最大級込めたから安心しろよ」

もうもはや完全に馬鹿にした態度である。
上下関係というのは一度確定するとなかなかひっくり返らない物なのだ。
青年は無表情だがどこか楽しそうである。もしかしたらやはり少しSの気質があるのかもしれない。

「50って……ギネス載れんじゃねえの」

どこぞの某マサイ族でも50とかないだろう。嘘なのは見え透いていた。
まあ能力だというのなら納得いくがどうやら少女の能力はあの弓矢のようだし違うだろう。
せめて5とかそれぐらいならギリギリ現実味があったものの50と言ってしまう辺り少女はやはり変な人だった。

「いっとくが警察つってもジェイルだぜ?」

相手はプロである。ただの無能力者の警察とはワケが違う。果たして能力を使う余裕は在るのだろうか?
あまりに少女の反応が薄っぺらすぎたために違和感を感じたために、警察からジェイルへと意見をさりげなく変更する。
多分ファンを増やすだかなんだか言ってたのと関係在るのだろうな、と深くは考えなかったが。
828 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 00:43:43.08 ID:5nPXf01Ao
>>826

「そうね、骨すら残さないくらいにしましょうか」

そう言って炎の火力を上げる。
予め限界だったのかボロボロと砕けてその場に落ちてしまう。
骨すらもやしてしまうと、そこでようやく炎を止めた。

「あらあら、大丈夫」

木による男に近づき、声をかける。
そう言って何処からかコップいっぱい分のお湯を差しだす。
お湯は彼女の能力で取り出したのだが、コップは何処から取り出したのだろうか。
そのお湯はペッドボトルに入っていて、差し出す。

「背中さすろうか?」

普段は躊躇するのだが、今は特殊な衣装を着ているので問題ないらしい。
普通の平熱体温の手である。
829 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:46:06.52 ID:vL5TwxrBo
>>827
「カスッカスじゃないのよ!」
「何考えてんのよっ!」

【今さっきから怒鳴りまくりである】
【基本的にからかわれやすい体質なのだ】

「ギネス?・・・」
【一瞬黙り込む】
「あ・・あー・・あれね・・載った事あるわーもう5回くらい乗った事あるわー」

【嘘である】

「それはちょっと・・・・」

「良いから一般人連れて来なさいよ!」
「早くっ!」

【急な話題転換を始め出す】
【きっと少女なりに苦しかったのだろう】
830 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 00:48:52.95 ID:ruLaM7iAO
>>828
だ…大丈夫に見えるなら火急的速やかに病院に行ってこいおぼろろろろろろ

【ツッコミを入れるも嘔吐は止まらず】
【ここに来る前にも吐いていたのか、吐瀉物には食物だったものがない】
【胃液だけ吐いている】

…お願いします

【息を荒げながら少女の差し出したコップを受け取った】
831 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 00:51:49.74 ID:N1y5nYQXo
>>829

「まあまあそう怒鳴るなって。ガムやるから」

そろそろここらへんにしとかないとマジギレされたら手に負えない。
というわけでガムのボトルを取り出すと少女の方に軽く投げた。味はミントである。
青年はガムが好きで常にボトル三本は持ち歩いているのだ。

「へぇ、そりゃすごいな……。ところでどんなので載ったんだ?」

どうせ嘘だろうと思いながら、尋ねてみる。
まずギネスが何か理解しているのか不安ではあるが、どんな項目で載ったのか気になった。

「なんでオレがお前に命令されなきゃならないんだ」

少し不機嫌そうになりながら言い返す。
彼は命令とか縛られることを嫌う半社会不適合者のため、少女の発言にむっときたらしい。
832 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 00:53:00.21 ID:5nPXf01Ao
>>830

「気休めにしかならないと思うけど」

そういって背中をさする。
嘔吐に関しては自分に非があると思っているのか、嫌な顔はしない。

「あー他はどうすればいいんだっけ」
833 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 00:56:13.54 ID:QerZn5O7o
>>825
【それを見つめる4人組、頭に緑のバンダナを巻いた男3人とパーカーのフードを深く被って人相や髪の毛、耳をその影によって隠す女性1人】
【女性が歩みを進めている方向の道路の脇にある建物の2階に潜伏し、窓から少しだけ顔を覗かせてふらふらと迷いながらも進む相手を見つめていた】
【フードを被った女性は丸腰であったが右手は無く、左手は骨折でもしているのかギブスで固定されて首から吊り下ろされている。そして、隻眼は静かに待っていた】
【3人の男は簡単なナイフをそれぞれ持ち合わせ、細身ながらもまぁそこそこに鍛えてある筋肉。とはいえ、4人ともそこはかとなく小物臭を漂わせているのは否めなかった】
【4人はお互いに視線を合わせたりして合図を送りあい、女性がこの建物の目の前を通るのを心待ちにしていた―――3人の思惑と、1人の思惑がそこには入り混じっている】

【そして、女性が建物の前を通過しようとしたとき――タンッ――まず3人が2階から飛び降りて相手の目の前に立ち塞がろうとするであろう。見た感じは特別な力は無さそうである】

1「おっとそこの旅人のネーチャン、ここを通りたかったら身包み全部置いていきな」
2「当然、服も置いていけよ?それを視て笑ってやるからよぉ……ヒヒッ」

3「お、おい……折角女なんだからよぉ、やっぱりヤっちまってもよかねぇか?」

【お決まりの脅し文句を告げた二人であったがそこにちゃちゃを入れたのは右から数えて3人目の男であった。鼻の下を伸ばして完全に罪状を重ねる気満々であるらしい】
【ところが、他の二人は『ばかッ!イチイチそんなんしてたら他の旅人とか能力者にでも遭ったら元も子もねぇだろうがよ!娼婦買えよ娼婦っ!!』と反対意見を挙げ始める】
【建物の方に残った女性は顔を僅かにだけ出しながら冷や汗を一つ垂らすしかなかった。ともかく、盗賊3人はなんだかしらないが早速仲間割れを始めたようである】


/盗賊NPCはそちらのレスで適当にぼこしちゃっても構いませぬよ。建物にいるほうがこちらのキャラなのでっ
/もしくは、次のレスには自滅させませう
834 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 00:57:29.44 ID:vL5TwxrBo
>>831
「ガムで私の機嫌が直ると思ってるの!?そんなの餌付けされる豚じゃないの!」
【取りあえず投げられたガムを口に運ぶ】
「バッカじゃない・・ってこれおいしい・・・」

【ガムの味が気に行ったらしい】

「え?普通にグラビアだけど?」
【きっとギネスを何かの雑誌と勘違いしている】

「良いから良いからっ!」
「それとも私が呼ぼうか?」

「きゃー助けてー暴漢に襲われそうなのー」
【小さな声でボソッと呟く】
【青年にしか聞こえないだろう】

「次はこれ大声で言うからね?」
「それが嫌だったらさっさと人の一人や二人呼びなさいよっ」

【社会的地位に入りこむ卑怯な手を使う少女】
835 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 00:58:27.49 ID:ruLaM7iAO
>>832
…いや…もう十分だ…

【コップの中身をぐいっと口に含み吐き出す】

…ふう…
…ありがとよ、だいぶ楽になってきた

【手首で口元を拭いコップを返すために差し出す】

…やれやれ
…あー、何の話だっけか

【よたよたと木から離れて適当なところに座る】

…ああ、そうだ
お前、最近アカデミーで見ないけど何してたんだ?
836 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 01:03:24.11 ID:5nPXf01Ao
>>835

その後をついて行ってその隣に座る。
ちなみに距離は離れているのであしからず。

「最近?そうね。ランカーズのお仕事かしら。
 というよりこの服装についてツッコミはないの?」

この服装、というのは包帯グルグル巻きにした姿である。
ミイラ男のような服装でそれはもう目を引く。いろんな意味で。

「そういえばミイラ男って良く聞くけど、ミイラ女って聞かないわね」
837 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 01:04:37.25 ID:OYdvdbjHo

「忘れて〜〜〜〜」

【埃の感触を持つ生温い風は無造作に生えた雑草を揺らして下手くそな歌を乗せ…】
【それは】【男性の───されど】【あえて調律を狂わした様な歪んだ声が紡ぐ物】

「しまいたイ事や〜どうしようもないカナシサニ〜」

【音階も色々と紙を丸めた様にグチャグチャな、そんな歌はだらりと流れ……紡ぎ手は】
【形泣き空に浮かびし星々を、携え浮かぶ白き女王おば微笑みが降り注ぐ公園のベンチの上】

「酒ヲ〜〜飲むのデスゥ〜〜」

【右手に握りし酒瓶は、かなりの程度で運ばれて身体を揺らしながら、鼓動する喉仏】
【奇妙な動きに合わせ軽やかに靡かせるのは、肩にかかる金髪と、マダラに赤に汚れた白衣】
【瞳細め糸の様に、僅かに朱に染めるのは彼の頬】【即ち彼は酔っ払い】【酒にヤられた愚か者】

「飲んでーー飲んでー飲まれテー飲んでー飲んでー飲みつぶれ……うぇぇ」
838 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:06:40.44 ID:N1y5nYQXo
>>834

「別にそんなつもりねぇよ。あれだ、仲直りの印?」

適当にごまかした。本当に機嫌を治すためにあげたのだから一応弁解。
どうやら気に入ってくれたらしいしなんとか収まってくれたようだ。

「……なるほどな。帰ってギネスの意味、調べとけよ?」

とりあえず今は納得しておく振りをしておこう、帰って意味を知ったときに勘違いに気づくといい。
反応が見れないのは少し残念だが、そっちのほうが楽しそうだ。

「あのな……」

やれやれ、と肩をすくめてため息をつく。今日だけでどれだけの幸せが逃げたことだろう。
つくづく屑な少女に対して呆れたような様子を見せる青年。
だが命令を聞くつもりは一切ない、というか自分が不利になるような状況をわざわざ作りたくない。

「あんまり調子にのると――――“削る”ぞ?」
「……今謝れば許してやるが、な」

彼の能力は空間転移ではあるが、彼の周り30cmは切り取られそのまま転移してしまう。
つまり、近づいていき少女の手をつかんで転移すれば手はすっぱりとなくなるということだ。
本当にできることを言っているだけに、妙な凄みがあった。
839 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 01:09:18.27 ID:ruLaM7iAO
>>836
…そう、か

(…嫌な思い出だな)
(いやそもそも「嫌な思い出」だとまだ思ってる俺の性根が腹立たしいな、やれやれ)

包帯ぐるぐる巻きは服装とは言わん、重傷患者と言う

【「ランカーズ」という単語に一瞬顔をしかめる】
【が、すぐさま包帯に対してツッコミを入れて】

…そういえばさっき俺の背中をさすってくれた時に【能力】が発動してなかったな
てっきり自分で制御できるようになったのかと思ったが…
840 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 01:13:08.50 ID:vL5TwxrBo
>>838
「別に・・仲良くなってなんか無いんだから!」
「バッカじゃないの?」
【心の底では嬉しかったのは秘密である】

【素直になれない子なのだ】

「ギネス・・・またなんか間違えてた?」
【男の反応に拙そうな表情を浮かべる】
【先ほどので学んだのだろう】

「何よっ!」

【結構女王様気取りな少女】
【簡単に言うとバカなのだ】

「意味わかんないからねっ!」
「削るとかマジ意味わかんないし!」

「ごめん」
【物凄い小さな声で謝る】
【男には聞こえるだろうか?】
841 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 01:16:17.30 ID:5nPXf01Ao
>>839

「あぁ、コレ。さっきみたいなのを素でやると私も死んじゃうからね。きていたコートとかシャツとか燃えちゃったし
 戦闘用衣装って感じかしら。CG制でこの布をつけていると、自身の炎の影響をうけないの」

【とはいえ、ソレは元々は白のワンピースであったが。
 ちょっと裁縫して包帯状にし、敷地面積を広げたのである】
【ちなみに彼女の言い分からすれば、直接肌の上から巻いているらしい。
 かなり強固なので全身の何処からでも肌の色が見えないが】

「だから能力は制御しきれていない。残念だけどね」
842 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 01:19:59.78 ID:NfKsbriIO
>>833

…―――――――

(…「氣」が…)

【何も無い、というかこんな寂れた場所に好き好んで来る人間などそうそういるわけは無い。】
【空間の中で動くものは女と、そして傍らを徘徊する野良犬だけであった。】

【もともと彼女とて目的をもって来ているのではないため、】
【足取りはあまり早く無い。吹く風は夜特有で冷たく、そして鋭い。】
【女の胸中にある微かな不安をぬらりと撫ぜている。】

【すると、そのような中、とにかく何もなかったこの空間で、ふと、彼女は足を止めていた。】
【理由は特にない。「カン」である。何がくるかは分からないが、】
【しかし、「何かが来る」ということは分かった。】

…ああ、こりゃよかった。…ちょっと街の方に出る道を―――――――――――は?

【表情を崩す彼女であったが、次の瞬間には「え?」と。】
【こちらに紡がれた言葉を聞いて首を傾げた。】
【最初は冗談でも言っているのかと思ったが、それにしては余りにもなんというか、「悪趣味」である。】

【初対面の人間にいうような言葉では無い。】
【おまけに現れた人物は皆、なんというか、典型的な悪党であるではないか。】
【女は思う。正体はこれであったか、と。自分の直感に過信するわけではないのだが、】
【この時ばかりは外れて欲しいと思っていた。】
【こんなところに現れる人間は大方まともではない。】
【ごく稀に、それこそ自分のように意図せずにして入り込む例外もいるのだが…】

【ともかく、この状況。女は暫く考えた。】
【放っておいてもいいが、しかし後々面倒なことになりそうである。それなら、やること一つ…】

…取り込み中のとこすまんが…













…まあ、正当防衛だ。バチは当たらんだろ…

【一人に近づき、背中でのタックル。力の加減が難しいが、三人とも巻き込んで弾き飛ばし地面に打ち付けさせた。】
【うめき声が上がっているところを見るに死んではいないだろう。「気絶」である。】

…さて、三人か……




いや…

【人数を数えてから、女は唐突に顔を上げた。】
【位置は廃ビルのちょうど二階辺り。相手が顔を出していたら…】

【―――――――――――おそらく「目が合う」】
843 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 01:21:32.04 ID:ruLaM7iAO
>>841
【クリエイターズギルド】か、場所だけ聞いて行ってないんだよな…そんな代物まで作れるのか
便利だな

【まじまじと少女を被う包帯を見て】

ふーん…どうせなら能力の制御ができるようになる道具作ってもらえば良かったんじゃないのか?
不便だろ、その格好
その格好で街中歩いてたら間違いなく職務質問の餌食だ
844 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:21:32.42 ID:N1y5nYQXo
>>840

「まあまあ。別にいいじゃねえか。袖振り合うも多生の縁、って奴だ」

確かにこっちが一方的に馬鹿にしているのだからそう思われ手も仕方ないのだが。
この少女をいじるのは結構楽しいため、友達になりたいなどと青年は考えていた。
少女の内心を知らない青年は、「当面は無理だな」と心のなかで決めつける。

「いや、間違ってないんじゃないか?でも不安だったら調べてみろよ」

自分は知らないとでも言うようにはぐらかす。
と、同時に学習能力はあるんだなと滅茶苦茶失礼な事を考えていた。

「ははっ、意味――――わかりたいのか?」

青年の表情に影が差し、口元が微妙に歪む。
背後から吹いた風が髪を揺らし、緑色の葉が散った。

「……ま、次からは脅すのとかは辞めてくれ」

実際問題、さっきの脅しはかなりやばかった。高校生にして社会的に死亡とか笑えなすぎる。
なんとかやり過ごせたようで、内心かなりほっとしていた。
845 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 01:25:56.19 ID:5nPXf01Ao
>>843

「あんまり便利すぎるのは困るものよ。コレは能力の一部だし。
 大丈夫よ。普段はあんなに本気出さないもの」

「それにさっきの炎で人眼は消えたし。よってくるのは貴方みたいなものよ」

【そういって腕の包帯だけ脱ぎ始める。直接肌の上に巻いていたようで、すぐそこに肌が見える。
 ただ普通の肌ではなく、ソコにあるのは酷い火傷跡だが】

「ふだんからあんなのやってたら、こんなものよ。
 私の炎は自分にも影響でちゃうからね」
846 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 01:26:54.69 ID:vL5TwxrBo
>>844
「アンタが・・アンタがもし私と本気で友達になりたいならっ」
「ガムを・・ガムをもう一個寄こしなさい。」
【物凄く単純な要求である】

【別にそこまで男を警戒してはいなさそうである】

「良いわよっ・・・どうせ・・どうせ間違ってるんだから!」
【頭の悪さは本人が一番わかっているらしい】
【故に結構哀しかったりするのだ】

「・・・・絶対にいや!」
【そこはかとなく恐怖を感じたらしい】

【ビビりな一面も披露すると言う醜態である】

「分かったわよ!」

「ちなみにアンタはこの矢で貫かれたらどうなると思う?」
【取りあえず話題を変えて見る】
847 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 01:30:09.70 ID:8VERoXln0
>>837

【一人の女剣士が公園に入ってきた】
【藍染の剣道着と袴をその身に纏い、足には古びた足袋と草鞋を履いている】
【女性にしてはやや長身で、その目鼻立ちの整った意志の強そうな顔を頭に被った深編笠で隠していた】
【歩くたびに背中まで垂らした黒髪のポニーテールがゆらゆらと揺れていた】
【背中には旅行用のリュックサックを背負い、左の腰には一振りの日本刀を差している】

「…………」

【迷うことなくベンチへと足を進めていたが、生憎そこには先客がいた。それを確認してすこし足取りを緩める】
【リュックの中から水道水をつめたペットボトルを取り出し、右手に持つ。そのままベンチにいる酔っ払いに近づき】

「あの、大丈夫ですか? もし飲み過ぎて具合が悪いようでしたら。 よろしければコレを」

【どうぞ、と言いつつ右手に持ったそれを相手に差し出した】
848 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 01:31:54.40 ID:ruLaM7iAO
>>845
ふーん…まぁお前がいいならそれでいいさ

【がさがさとコンビニの袋からスポーツドリンクのペットボトルを取り出す】
【ぱきょ、とペットボトルの蓋を開けて中身を一気に煽る】

…ふう
そりゃあれだけデカイ火柱が出りゃ何事かと思うさ
ただでさえ最近物騒だしな
この前だってテロ起きたし
…そういえばお前は大丈夫だったのか?前起きたテレビ局占拠したやつ
849 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:33:32.08 ID:Ad3qXIlno
>>837
(まだいますか?)
850 :【巨竜騎望】ドラゴンを召喚し合体する。詳細@wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:33:54.91 ID:Ad3qXIlno
>>849
(……なんでもないです)
851 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:34:26.26 ID:N1y5nYQXo
>>846

「別にそんなもんならいくらでもやるが……」

といい、もう一つガムを差し出す。どうせ沢山あるんだし一つや二つあげたところでほとんど変わらない。
自分も一つ、口に放り込みモグモグと噛み始めた。

「なら知ったかぶりせずに最初から聞けばいいだろ……」

間違えることは恥ずかしいことじゃない、と思う。学習しないのは恥ずかしいと思うが。
ギネス?それなに?と最初に聞いてくれれば多少巫山戯た解答をするだろうが最終的にはちゃんと教えてあげただろう。
人間、正直に生きることがなんだかんだいって一番なのである。

「……ま、知らないほうが無難だな」

まあ最初からやるつもりなど無かったのだが、結果オーライだ。
能力が一体どんなものか全容が把握できなければ、下手な手出しも出来まい。

「……さあ。矢に貫かれた経験がないからわからんな……」

と、考える素振りをして視線を下に向ける。
852 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 01:35:28.22 ID:5nPXf01Ao
>>848

「あのときは確か…」

世間では大きく報道された乗っ取り事件である。
恐らくは大多数はまだ記憶に新しく残っているだろう。

「あのときは確か仕事に出ててこの街にはいませんでしたよ」

と答える。
853 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:36:57.64 ID:QerZn5O7o
>>842
【―――瞬く間に倒される盗賊3人組、それを視界で捉えた建物に残っていた女性は思わず溜め息を吐く。無能力者とは言えまさか仲間割れを起こしてその隙を突かれるとは】
【せめて掠り傷を付けるとか威圧をかけまくっておくくらいの働きはして欲しかったと心の中で呟きつつ、これからどうしようかと思案を始めたところで――目が合った。最悪にも。】
【ギクッと言った感じで咄嗟に顔を降ろし、また一つ深く息をふぅーっと吐いて心拍数を抑える。ぶっちゃけてしまえばそこらの旅人があんなにも強いだなんて想像できる訳ないだろう】
【撤退かこのまま戦闘続行か。沢山悩んでいるわけにもいかず、それに費やした時間はおよそ3秒程度――結果として、スッと女性は立ち上がった。残念ながらビジネスはビジネスである】

「はぁ……やるしかねぇかドチクショウが……」

【ぼそっと呟いてからタンッと床を強く蹴り、窓から飛び出して宙を高速で飛び降りていくと――ダンッ、両足で地面に着地した。腰を少し曲げて衝撃を緩和しているのがわかるだろう】
【隻眼、それもフードで軽く隠れかかっている右目が相手を見据える。ナイフだなんてのは拾う必要性を感じない。そりゃ、[ピーーー]気でいくなら是非とも欲しいところではあるのだが】
【若干躊躇いを残しながらも口をゆっくりと開き、心の中で『全ては己のため、自己中心的万歳』と自分に言い聞かせながら意を決したかのように自分よりも歳の若い女性に向かって――】

「あー……まだストップですよ。でも、雑魚戦は終わり」
「この3人はどうでもいいんですけど、まぁー……私も彼らと同じく大至急お金が必要でしてね」

「大変申し訳ないんですが、下着までは取らないんで服を含めた身包み全部置いていってください」

【右足を後ろに僅かに擦り引きつつ相手に脅し文句を引っ掛ける。この擦り引いた片足は相手の瞬速とも言える速度への一応の対抗手段であった。追いつけるかどうかは定かではないが】
【というか、なんだかんだと言っても身包み殆ど剥ごうとする辺りこの女性も立派な小悪党臭がバリバリであった。同じ性別への同情や共感などは今のところ捨て去ってしまっている様子】
854 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 01:39:36.92 ID:ruLaM7iAO
>>852
なんだ、そうだったのか
巻き込まれずに済んで良かったな

【ごくごくとペットボトルの中身を飲み干しペットボトルをコンビニの袋に仕舞う】

ふう…
…一応お前の部屋は今も残してる、いつでも帰ってこれるようにな
…【アカデミー】に帰ってくるつもりはないのか?
855 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 01:41:12.70 ID:vL5TwxrBo
>>851
「・・・・・ありがと。」
【なんか色々嬉しかったため顔が綻んでしまう】
【そして素直にお礼を言う】

「嫌よっ!そんな道徳的に反した行動!」
【またしても言葉の意味がわかっていない】

【バカなのだ】
【義務教育を6年と勘違いしてるほどのバカなのだ】
「でも・・聞いてあげるわよ!それって何なの?」

「うん・・そうしとくわ。」

【触れてはいけない部分を垣間見てしまったと後悔する】
【しかもまだビビっている】

「これはね、刺さっても痛くないし物理干渉も受けないの。」
「けど、これに当たると心がバキバキのボキボキに打ち砕かれるの。」

【結構恐ろしい説明である】
856 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 01:42:55.61 ID:5nPXf01Ao
>>854

「それは…どうかしらね。
 今、預かっている子がいてね。その子が私の目の前から消えたら…
 その時はアカデミーの部屋にいつくわよ」

【その子については深く語ろうとはしない】

「それで、盛大に吐いてたけどアレは私のせい?」

【やはりそこのところが気になる様子】
857 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 01:47:29.59 ID:OYdvdbjHo
>>847
【春の木漏れ日の様にちょうど良い酔いの中に紛れ込んでいた爆弾が膨れ上がる】
【咄嗟に口を押さえ込んだ片手、湧き上がるドロドロとした何かの気配を感じる中】
【自らの記憶の中に保存されていない情報を身に纏う此方に歩み寄る存在に……ポツリ】

「────おぉう、まさかあれが伝説のSAMURAI」

【唇の動きが指し示した言葉、それと共に正面に差し出された提案に振るわれた手は拒否の意味】
【一度、深く瞳を閉じて下がりて俯く頭……暫くの時が立ち、喉が飲み込んだ事を証明し…】
【そして、上がる首】【女性の強い光を灯す瞳を男性の空色の瞳が見つめながら…】

「イヤァ、イヤァ。取り上げありがとうゴザイマシタデスよ。SAMURAIガール」
「下手に内臓の性能とかを弄ると酷い目にアイマスネェ、イヤイヤ危なかったデスよ」


>>849
/また今度お願いします……
858 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 01:47:57.46 ID:N1y5nYQXo
>>855

「……案外素直なところもあるんだな」

捻くれてたり、いきなり素直になったりとよく分らない人間だ。
他人のことはやはり理解しがたい。自分のことも正直良くわからないし。
人間なんてそんなもんか、と青年は無意味に哲学的な思考にふける。

「どこが道徳に反してるんだよ……むしろ知ったかぶりのほうが最悪だろ」
「まあいい……ギネスっつのは世界一が沢山載ってる本だよ。間違っても雑誌とかじゃねえぞ?」

肩をすくめながらも、普通に教えてあげた。
せっかく聞いてくれたのだ。いじらずに今回ぐらいは普通に答えておこう。

「撃たれなくてよかった……つうかそんなもんオレに撃ち込もうとしてたのかお前は」

ジトっとした眼で見る。心を打ち砕く弓……殺傷能力のある弓矢よりある意味恐ろしいかもしれない。
メンタル面が強いとは言えない青年は撃たれなくてよかったと本心から思った。
859 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 01:49:45.94 ID:ruLaM7iAO
>>856
…そうかい
…なんだったら「預かってる子」とやらと一緒に帰ってこい
あそこはお前の家だ、世界が否定しようがお前が否定しようが変わらない
いつでも帰ってこい、部屋は空いてるんだからな

【ぐしゃぐしゃと自分の髪をかき混ぜ】

ん?
あぁ、いや、ちょっと昨日【能力】で無理してな
その反動がずっと残ってるんだよ
正直言うと今の状態じゃ戦闘から逃げ切れる自信がないからな、ここに居るのがお前で良かったよ

【ほ、と一息ついてお腹をさする】
860 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 01:53:47.84 ID:vL5TwxrBo
>>858
「素直じゃないわよ!バッカじゃないの?」
「本当にバカよバカ!」
【取りあえずケチョンケチョンに貶し始める】

【照れ隠しなのだろう】

「知ったかぶりね・・・これからは恥を忍んで人に聞いてみよっと」
「じゃあ最初の質問・・・世界一が載ってるなら何でこの世界一可愛い私が乗って無いのよ!」
「詐欺よ!ヤラセよ!」

【虚栄心が人一倍高いらしい】

「ええ。私の10万と居るファンはそれで心を砕いて、良い様に言いくるめてきたのよ?」
【それは悪徳宗教と言う事に本人は気づいているのだろうか?】

「だからアンタもファンにしてあげよっかなって」
【テヘっと言う感じで笑ってみるが溢れ出ているのは腹黒さだけである】
861 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 01:54:56.68 ID:5nPXf01Ao
>>859

「いやいや…訳在りでね。あんな能力者の巣にいたら、一人くらいは死人がでるわ」

【その子に寄りつく虫をつい先ほど焼いてしまったばかりだが。
 向こうは数が多く、まだ誤差範囲でしかないだろう】

「いやいや、私でも理由があれば貴方を殺してるわよ。
 だからお前で良かった、なんてことわないわよ」
862 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 02:01:28.40 ID:ruLaM7iAO
>>861

なんだ、能力アレルギーでも持ってるのか
いやそもそも能力アレルギーなんて代物があるのか知らないが
…まぁ話したくないならいいさ

【立ち上がり尻をパンパンと叩く】

「理由があれば」だろ?
俺にはお前に殺される理由が一切ないしそもそもお前は一応【アカデミー】の生徒だ
【アカデミー】の人間は無条件で信頼するようにしてるんでな、そこの心配はしてなかったよ
…しかしお前が心変わりするかもしれないしな、もう帰るわ
んじゃな、きちんと飯食えよ?

【ぷらぷらと手を振りよたよたと歩き始めた】
863 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/11(日) 02:01:47.87 ID:Ad3qXIlno
【都会の闇は地下の奥深くに存在している。所謂裏闘技場である】
【この闇の世界では日々命を懸けたデスマッチが行われており、】
【中には戦闘とは名ばかりの、陰惨な見世物も行われている】
【しかし、今この闇を打ち砕かんような光が現れた……】

「ゴァァァァァ!!!」

………その程度ですか?

【ドスン、壁に巨体が叩きつけられる。それは異常に性器が隆起したような外見の獅子】
【そしてリングと思わしき台には、黒い法衣のシスターがいた。手には光り輝くメイスを所持している】
【このシスター、この違法の塊であるこの場所に『巡礼』しにきたようであり】
【次から次に襲い掛かってくる暴漢や、化け物を片っ端から倒しているようである】
【そして客などが逃げ帰っており、大半が気絶している。シスターはリングを降りればほかの人間がいないか探しているようである】

864 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:04:32.77 ID:N1y5nYQXo
>>860

「あー、はいはい。そりゃあ悪かったな」

こういう時は素直に認めておいたほうがいい。
というか、口論は苦手だから長引くと負ける。

「あー……なんつうか、あれだ」
「一番可愛いのなんて人それぞれなんだから決められないんじゃないのか?」

あまりに“あれ”な質問が来てしまったため、少しのあいだ考えてしまった。
結果、とりあえず無難な答えを言ってしまった。ふざける余裕すらなかった。
恐ろしいやつだ……と、青年は少女にある意味恐れを抱き始めていた。

「……くろ」

唯一言、思ったことを口にした。勉強できない云々関係なしに腹黒い。
つまり矢に刺されたら此の少女のファンになってバイト代全部つぎ込むような生活になっていたっと言うことらしい。
……危なかった。リアルに危なかった。
865 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 02:06:01.83 ID:5nPXf01Ao
>>862
「あの調子だとだれか頭からガブリとやってしまいそうなのよねぇ…」

その呟きは男に聞こえていなければいいのだが

「そうねそういうことにしとくわ…って見ていられない。
 アカデミーまで手を貸そうか?」

よろよろして立ち上がる男が気になって仕方ないらしい。
なんだかんだ、彼女はひねくれてはいるが優しい人間なのである
866 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 02:08:08.81 ID:8VERoXln0
>>857

「そうですか、水が欲しい時は遠慮なくおっしゃってくださいね」

「あと私の名前は『侍がーる』ではなく 石動 天剣(いするぎ てんけん) です」

【相手の言っている意味がよく分からず、不思議そうに首を傾げながらとりあえず自らの名前を教える。侍であることに間違いはないのだが】
【性能、と言う言葉にピクリと反応。どうやら自分が此処に何の目的でやって来たのか思い出したようだ】
【男の独特な色の瞳をしっかりと見据えながら、ペットボトルを持った手でベンチの隅っこを指差す】

「すいませんが、そこに私の荷物を置いてもよろしいでしょうか? 勿論中の水は自由に飲んでいただいて構いません」

【腰の低い態度でそんな申し出をしてみた。ちなみにリュックの中には右手に持っているのと同じものがあと6本入っている】
【それがなぜかは訊いてはいけない。この女にも色々と事情があるのだ】



>>849-850
/すいません
867 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 02:08:43.97 ID:vL5TwxrBo
>>864
「最初っから素直になれば良かったのよ!」
「この私の素晴らしさが分かった様ね」
【とんでもない勘違いである】

【ただ物凄く誇らしげな顔になっている】

「何よ?早く答えなさいよ。」
「そうね・・・それもそうよね・・アンタって頭いいのね・・・」
【上手くかわされた事に気が付いていない】

【取りあえず機嫌はそこねなかったらしい】

「クロ?何それ?」
「黒々してて可愛いとかそんな感じ?」
「まず黒々ってどういう意味よ?」

【勝手に盛り上がってるバカである】
868 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 02:08:51.05 ID:NfKsbriIO
>>853

…よっこらせ。

【伸びてしまった三人を隅の方に運んで行く。鉄下駄が打ち鳴らされる硬い音が響いた。目を逸らしてから、女は考える。】
【あの人物は果たして、と。彼らの仲間だろうか、と、男達を壁に寄りかからせながら答えが出るわけもない思考を紡いでいた。】

【そして、振り返るとそこには―――――おそらく「四人目」。女の見つめる先に確かに彼女は存在している。】
【パーカーのフードを深く被っており、表情や髪の色などは分からない。通常個性の根幹とも言える顔面が見えなかったが、それでも実に相手は女の注意を引いていた。】

…雑魚…ああ…君も彼らの仲間か…
まあ…うん。強くはないな。こっちが隙を突いたとはいえ…

にしても…金か…いやはやその重傷で元気なもんだ。

【その理由は、彼女からしてみればいうまでも無かった。腕を組み、そっと相手の全身を見やる。】
【おそらくは丸腰…これは別段気にならない。自分だってそうだ。武器なんぞ持っていないし、扱うことも出来ない。】
【そこは別段問題では無く、重要なのは言葉どおり、その「怪我」。まず右手が無い。途中で切断されたのか、あるいは元からないのか定かではないが、通常あるべき場所はぽっかりと空いている。】
【袖の中に固形がないのだ。そして左手…ちょっと違うが、こちらも負傷している。捻挫か骨折か…ギプスで固められていた。】

…ちょっと待った。ストップ。考えろてもみろ。
私はこの通り五体満足だ。こう見えても身体能力には自身がある。もともと拳が武器みたいなもんだからな

…で、君だ。両腕負傷、そして片目が潰れてる。
言わなくても分かるだろ?もうすでに有利不利があるぞ。

【本音を言えば、違った。相手は別格と彼女は見抜いている。着地の瞬間に腰を折るのは、分かっていてもなかなかできるものではない。それを難なくやるあたり…ということである。】
【それを踏まえた上で、女は戦闘を回避しようとていたのだ。さらにいうなら相手の「能力」を警戒しているとも言える。負傷の具合により、戦闘に影響が出るであろうことは相手も分かっているだろう。それこそいうまでもなく…】
【それを踏まえて、あえてこちらに強気に出るあたり、何か勝算を持っていると考えるのが妥当だ。そしてそう過程した場合、その「勝算」に値する部分は能力と考えるのがまた自然。】

…理由は…?
追いはぎをやる理由はなんだ。

…状況によっては、力を貸してやる…おっと、もちろん素っ裸になれなんてのは無しだぞ。

【そして、能力は「多用」かつ「強力」。無能力者の自分が相対したなら、その有無だけで有利不利が生じる。能力持ちほど厄介なものはない。そう考える女であった。】
869 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風 [saga]:2011/09/11(日) 02:11:08.28 ID:ruLaM7iAO
>>865
なんだ、優しいじゃないか

【振り返りニヤリと笑い】

心配ご無用、こう見えても一城の主だからな
自分1人支えられずに寮支えるなんてできないさ
だから、大丈夫
またな

【再びよたよたと歩いていった】

/乙でしたー!
870 :【瞬間沸騰】 [sagesaga]:2011/09/11(日) 02:13:14.30 ID:5nPXf01Ao
>>869

「単なる気まぐれよ」

【そう言って男が見えなくなるまでその場に座っている。
 やがて見えなくなると】

「そうね、残り者でも探そうかしらね」

【そういって再び闇夜に消えるのであった】

/おつでしたー
871 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 02:13:32.72 ID:rL01IkoYo
>>863
都会の闇に潜みし、裏闘技場とは云えど――その存在が完全に外部に漏れぬと云う訳では無い
だから黒い帽子を被り黒系統の制服を身に纏ったその女が現れても、おかしくは無いだろう
なによりもこの女の立ち位置を象徴するのは、右腕に付けたDOTA隊員である事を現す腕章

「Guten Abend. …――まあ、そんな状況じゃ無いようだが」

口に咥えた煙草から紫煙を燻らせながら、面倒くさげに呟く
視線が向かうのは、騒ぎの中心地点とも云えるリング状
――そこの様子を眺めながら、近場にいる暴漢を手にした拳銃の銃床で打ち据えて蹴り飛ばした

「シスターか? だとすりゃ…教団、か」

裏闘技場を取り締まるつもりが厄介な事に巻き込まれた…―――そんな胸中を隠す事無く表情に表し、歩み進む
目的地点はリングの方へ、その歩みに間違いは無く確りとした物であった
やがてリングを下りたシスターと、顔を合わせることになるだろう
872 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:16:25.96 ID:N1y5nYQXo
>>867

「……もうそれでいいや」

多分反論したところで非生産的な口論しか生まれないだろう。
だったら相手の事おだてておいて気分よさそうにさせておいたほうがまだマシだ。
険悪な空気ほど吸いたくないものもない。

「……ま、ギネスに載れるぐらい頑張ってみろよ」
「世界一かわいいって項目でギネス載ったら多分一生歴史に名が残るぜ?」

それがやりたいならまず能力を使わずに正攻法で攻めるところから始めなくてはいけないのだが。
多分言ったところで辞めないだろうしそこに関しては放っておくとしよう。

「えー……あー……黒い服も似合いそうだな、って言いたかったんだよ」
「…………多分」

必死に言葉をひねり出す。黒々がどういう意味って、多分そのままの意味だろう。
とりあえずおだてとけばなんとかなる、という先ほどの考えを再び実行したが、なんだか頭が痛くなってきた。
最後に聞こえないぐらい小さい声で多分、と付け加えなかったらこんなセリフ普通は吐かない。
873 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 02:17:31.53 ID:vL5TwxrBo
>>872
「それで良いってどういう意味よ
874 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 02:18:06.27 ID:vL5TwxrBo
>>873
/oh・・・・またしても途中送信・・・
/忘れてください・・・
875 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:20:22.24 ID:N1y5nYQXo
>>874
/了解っす
876 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 02:21:25.69 ID:vL5TwxrBo
>>872
「それで良いってどういう意味よ」
「言いたい事があるんだったらねーちゃんと言いなさいよ!」
「男でしょー?」

【どう回避しても少女のマシンガントーク攻めは続くのだ】

「そうするわっ」
「そのためにも恋の弓矢で男どもを・・・・」
【邪悪なオーラが滲み出ている】

「ま、頑張るから応援してよねー」

「本当に!?」
「やっぱり私って可愛いからー(中略)今から可愛い服でも買ってこようかしら?」

【調子に乗り始める少女】

【もうここまできたらバカではなく芸術である】
877 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 02:21:32.80 ID:OYdvdbjHo
>>866

「ン、なんかするのデスネ〜イイですよイイですよ、見ておきますカラ」

【酔いに溺れた者に対しても、恐らく誰に対しても?────それは平等な扱いか】
【低低に低い言葉遣いに織り込まれたお願いを、パチリと一度瞬きを。……理解完了】
【けらり】【浮かべたのは子供が浮かべる軽々とした笑み色で】【ケラリけらり】
【今だ右手は酒瓶を酔いが離さぬからにて握りしめ……だからひょいひょいと左手が】
【彼は、紡ぐのは了解の言葉が一つ。少し身体を端に寄せ、一度酒瓶が口元へ煽られた】

「えっと……い……いず……イルスギ……『イスルギ、テンケン』サン」
878 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:29:51.96 ID:N1y5nYQXo
>>876

「別に何でもねーよ。気にすんなよ」

驚愕の事実、反論しなくてもあんまり変わらなかった。
それなら反論しとけばよかった、と激しい後悔に見舞われる。

「やっぱり腹黒だな……」
「お、おう。任せろ」

やはり聞こえないように小さい声で腹黒と言う。女って怖い。
まあせっかく有名人と会話できたのだし、これを機に多分多少はグッズなどが目につくようになるだろう。
青年の思考回路もなんだかんだいってそんな単純な作りになっているのだ。

(な、なげぇ……やべぇ……)

心なしかゲッソリしてきた。今日ほど女性が怖いと思った日もない。
よくもまあこんなにしゃべって疲れないなとある意味感心し尊敬の念すら湧いてきた。
いよいよ末期である。多分今日はもう疲れているのだ。

「……今日は遅いから明日にしたらどうだ? 夜出歩くのはあんまり関心できないな」

おだてすぎてもダメなのだ。さじ加減が重要なのだが、難しすぎる。
やっぱり自分にはそういうのは向いてないらしい。
879 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/11(日) 02:30:06.11 ID:Ad3qXIlno
>>871
【シスターは、メイスの遠心力を利用して大量の雑魚を片付けていく】
【その姿はさながら格闘を嗜んでいる様であり前述の行動と合わせて】
【見かけ以上の力を持っていると確信できる。そんな彼女がリングを降りれば】
【そこには黒に身を包んだ女性らしき存在。一瞬彼女は身構えるが】
【腕章に気づけばメイスを降ろして、にっこりと微笑んでいた】
【これだけの数を相手にかすり傷も負ってない笑顔で】

……あら?警察の方でしょうか?よかったですわ。
ちょうど下衆達の片づけを誰かに頼もうと思ってましたの。
あ、私……アンジュと申します。見てのとおり神に仕える身でございまして……
おそらく察しの通り、『教団』の物でございますが……今回の件は私の個人的の問題ですからご心配なく。

【自己紹介を済ませ、身分証明書である保険証を差し出した】
【おそらく、むりやり連行されないために身分を明かしたのだろう】
【こういったことには手馴れているのか?とにかく微笑を崩さないまま女性を優先させる】
880 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:34:29.46 ID:QerZn5O7o
>>868
「……痛いところを突くな……当然と言えば当然ですけど」

【話し合いでの解決を持ちかけられたのにも然程驚きはしなかった。そもそも襲われる側には戦う理由も利益も無い訳であり、それならば穏便に済ましたいに決まっている】
【ぶつくさと文句を一つ垂れる女性であったがこちらとしても目的さえ達成できる見通しがあるならば追い剥ぎ、それも能力者を襲うなんてのは御免被りたいところである】
【右目の視線が一度ちらっと地べたに伸びている男三人組みへと向けられる。言ってしまう話、彼らとは酒場で適当に犯罪計画を練り上げただけの顔見知り程度の仲】
【万が一、この眼前の明らかに強そうな女性をなんとか倒したとしても戦いによりへとへとの自分がグサリ――なんてのも考える事はできそうだ。下手をすれば、それ以上】

「――……オーケイ。じゃあ、簡単にお話しましょう」

【となれば、とりあえず話してみるものだと決定付ける。襲い掛かるのは相手との話し合いが無駄であると判断してからでも遅くはないのだ。多分、ではあるのだが】

「ちょっとばかし災難が続いてしまいまして、剣を売り払う羽目になるわ鞘は飛散するわ両腕は吹っ飛ぶわでして」
「流石にこんな状態で旅を続けるのはまー……不可能でしょう。だから、私の故郷に帰ろうかと思ったんです」

「ですが、両手が使えないんじゃ仕事ができない。つまりお金が無い。そうなれば途中ある船やら、旅の資金が尽きてしまう」
「っていうかもう既にお金とっくのとうに底を尽いてるんです。一応、狩猟の経験が多かったので両手が使えずとも兎くらいなら捕まえれますが」

【少し話し方の語調に工夫を加えて出来るだけ相手に同情を訴えるような言葉を選ぶ女性。嘘は一辺も吐いていないのではあるが、もし同情してくれるならばしてくれるだけ得であると思ったのだ】
【長い旅人人生、同じ人物とまた会うなんてのはあんまり経験したことがなく、利用できる人物は利用できるだけしておくというのが身に付いてしまっているのだ。怪我をしていようといなかろうと】
【表面上は感謝するし、心からも当然感謝している。だが、所詮はその感謝程度の感情しか抱かない―――お礼なんてするわけないし、どちらかの命が消えるとしたら自分の命を優先するに決まっている】

「まぁ、そういう訳で旅の資金が必要なんですよ」
「そうそう都合良く気前のいい金持ちがほっつき歩いてるわけでもありませんし、大人しく身包み剥がされてくれませんかね?」
「不幸な点には同情しますからー……服は下着の一個上までは取りません。うん」

【なんか色々と言葉を垂れているが、結局剥ぐのである。多少服は残すとか言っているが最終的には剥ぐのである。相手が話し合いを持ち掛けていなかったら確実になんやかんやで剥いでいた】
【口元に浮かんでいるのは薄い苦笑い。相手への妙な同情や申し訳なさと、自分の不幸で惨めな立場を自嘲するかのような、それでいて誰かからの同情を狙っているかのような2枚も3枚も噛んだ薄い笑み】
881 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×8 [sage]:2011/09/11(日) 02:39:47.63 ID:vL5TwxrBo
>>878
「アンタがそこまで言うなら・・・」
「気にしないで上げるわ!」

【だがマシンガントークは終わらない】

「え?腹黒?なにそれ?」
【意味をわかっていないのが唯一の救いだろう】
「きっと褒められてるのね!」

【またしてもテンション向上している少女】
【上限知らずである】

「でねやっぱり(中略)」
「そう思うでしょ?(省略)」
【物凄く長いトークがエンドレスに続いている】

「嫌よ!私は行くと決めたら行く女なの!」
「今度のライブ来なさいよ!」

「じゃ、ちょっと行ってくる!」

【何もなければそのまま去って行くだろう】
882 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 02:40:53.08 ID:NfKsbriIO
>>880
/ごめんなさい!すごい眠気が襲って来たので明日解凍予定で凍結していただけないでしょうか…?
/それがお嫌でしたらキンクリでもかまいません
/明日は自分は午後からなら何時でも大丈夫です。
883 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:43:32.03 ID:QerZn5O7o
>>882
/ういうい、時間も時間ですし、凍結でお願いしませうー
/とりあえず二人の時間が合うまでは置きレスでって感じでー。時間が合えばそのままーみたいな
/では、とりあえず一旦乙でしたっ
884 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 02:44:25.58 ID:8VERoXln0
>>877

「ありがとうございます」

【相手の意外に幼げな笑みを見て、それにつられて自分も小さく微笑む】
【編笠を脱いで男に深々と一礼、ポニーテルが大きく振られる。しかし視線はその間でも一瞬たりとも相手から逸らさない。剣士の嗜みの一つである】

「はい。 いするぎてんけん、です」

【男のアルコールでふやけた脳にしっかりと刻むべく、もう一度はっきりと繰り返す。口元に自嘲の笑みを薄く浮かべながら】
【 『天才の剣』 。剣術道場の娘にふさわしい、いかにもな名前。彼女はあまりこの名が好きではないようだ】
【リュックを肩から降ろし、右手のペットボトルを中に戻す。それをベンチの上、男から少し離した場所に置いてその上に脱いだ編笠を掛ける】
【そして腰に差した刀の鍔元近くの鞘を左手で握り、腰から引き抜いた。横にして置くと場所を取るので、ベンチに立てかけておく】

「では、よろしくお願いします。先ほど言った通り、リュックの中の水はご自由に飲んでくださって構いませんので」

【もう一度軽く頭を下げ、ベンチから少し離れた所に立っている大きめの木へと歩いていく】
885 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 02:45:03.73 ID:rL01IkoYo
>>879
相手の得物の見定めながら、其れなりの体術を会得しているのだと確認
面倒くさげな表情とは裏腹に、真紅の双眸ばかりは鋭く獲物を見定めるかのように光っていた
口に咥えていた煙草を床に吐き捨てると踏み潰し、相手の笑顔を見つめる

「――個人的な問題、ねえ。警察を便利屋扱いして貰うのも困った物だし、何より私は少し違うからな。
 特別強襲部隊D.O.T.A.隊員――ベルクヴァインだ。失礼…――」

面倒そうに言葉を紡ぎながら、相手が差し出した保険証を受け取り――確認

「確かに確認した。円滑な協力、感謝する」

保険証を返しながら、形ばかりの笑みを浮かべる
内心では、教団の者をそう信用していいのかと云う疑念もあったが、面倒事を始末してくれたのは助かる事でもあった
それでもやはり簡単に見過ごすのは調子に合わず、

「アンジュ殿、貴方が正義か悪か―――それを応えて貰えるか?
 なに、深い意味は無いのだ。出会う相手には大抵聞いている様な事だからな」

右手の指に拳銃を弄びながら、真剣な表情で問い掛ける
886 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 02:45:49.07 ID:NfKsbriIO
>>883
/了解ですっ!ありがとうございます。
/では一旦乙です。
887 :【虚空転移術式《"空を司る者"》】空間を転移する能力@Wiki [sage]:2011/09/11(日) 02:47:14.89 ID:N1y5nYQXo
>>881

「おお、それがいい。気にしないほうがいいこともある」

というかそれ以上聞かれたらごまかしきれない。
最終手段としては、能力を使って逃げるという手もあるのだが。

「そうそう、褒め言葉。帰ったら辞書引けよ?」

まさか腹黒いという言葉も知らなかったとは。小説とか読まないのだろうか。
まあ青年もほとんど読まないけど。

(マジなんでこんな喋れんだよ……)

聞いているだけなのに長距離走った後より疲れている気がする。
おそらく精神的疲労なのだろう。矢なんか撃たれなくてもぼろぼろにされた。

「……おう、気を付けろよ。……はぁ」

去りゆく少女の背中を見ながら、出てきたのは安堵のため息か、それとも。
青年はガムを噛みながら、だらだらと歩き出し、やがて公園から姿を消した。

/絡み乙でした!
888 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 02:49:22.41 ID:8VERoXln0
>>884
/ミス。 ↓の一文が抜けていました

【全体的に黒っぽいだけの、特にこれと言った特徴の無い普通の刀である】

/8行目、 【〜に立てかけておく】 の続きです
/失礼しました
889 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 03:03:55.93 ID:OYdvdbjHo
>>884

【女性が礼と共に顔を隠す編笠を取り去って……空中に一瞬靡く艶やかな黒髪と】
【眺めていた男性は酔いの痺れに更に酔う心の奥でそっと呟くのは……綺麗だなと】
【ケラリかくりと、彼は再び表情を笑み色で染めながら……眺める女性に何も言わず】
【ただ、ぼんやりと】【ただ胡乱げに】【考えるのは女性の唇が作った不満色】
【彼は一度瞳を閉じて……思案の海へ。されど浮かぶ答えは的外れで違和感が滲み出し】
【結局はわからずに】【女性の声が引き戻す為の灯りとなりて、開けた瞳に映る後ろ姿】
【彼は白き月の微笑みを浴びる彼女の姿をほうけた様にしばし眺め……ペットボトルの一つを持った】

「一体ナニガ、あるんでしょうネェ」
890 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/11(日) 03:09:14.47 ID:Ad3qXIlno
>>885
【女性はこちらをまるで何かに誘うな目つきで見てくる。誘惑などではないが】
【何か期待のこもった何かをシスターは感じていた】

ベルグヴァイン様ですね。お手数をかけて申し訳ありません。
公安、人々の生活を守ってくれるならいくらでも協力しますわ。

【シスターは温和な微笑を崩さず、女性が踏み潰した煙草を一瞥すると】
【メイスの殴打部分をコツリと床に置く。その動きは蟻を踏み潰さない繊細な物である】
【そして女性の吸殻を払うようにメイスを振るう。その勢いはまるで突風を起こすかのようである】
【この時、一瞬。一瞬だけだがその表情が険しい。何かを憎むような……般若や阿修羅とは性質の異なる怒り】
【しかし払い除けた後は、再び優しい笑顔に戻り女性の質問に答えていく】

……ごめんなさい。この様な不浄な場所でも余計なごみを出したくなくて……

【実際にはそんなことが理由ではないのは表情から察せられるだろう】
【そして、次の質問にはまるで精神がいつでも安定していると錯覚させるような口調で返す】

私は神の忠実な兵。神が正義であり、神の正義は私の正義であります。つまり私は正義に当てはめてもいいのでしょうか?
神に仕えるものならば皆、同じ答えだと思いますわ。神の前では個人はありませんもの。
この場所だって、闘技場とは名ばかりで、実際には攫って来たり闇金融の罠にかかった女性達を辱めるという世界最悪の罪を犯しているのですから。
私個人も悪だと思いますが、破壊に踏み切ったのは神の言葉に従ったまで。私は裁かれるのでしょうか?

【もしかすると自身も罪に捉われるかもしれないという恐怖自体はあるようだが】
【それはそれで自身の定めとばかりに受け入れようとしている。本当に自己意識がないのだろうか?】
891 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/11(日) 03:17:50.86 ID:xuTEsBpD0
>>761
すみません、更に遅れてしまいました……


「楽しかった。のですか……」

 独りは訝しむ。
 男性が、何を楽しんだのだろう、と。

 暇つぶし、とはいえ、時間を取らせてしまったのだから。
 文句の一つでも飛んでくるとでも思ったのだろうか。
 尤も仮にそうだったとしても、好意でやってくれていたのだから、思いすごしではあった。

「……え? え? それは……」

 肉まんを勧められ。
 仕草は、拒んでいる。

 毒を警戒していたし、胸焼けするからというのもあった。
 しかし、そうではない。

 手伝ってもらった立場で、更にもらってしまってもいいのだろうか。 
 ――そもそも、買った本人が、あまり食べていないじゃないか、と。

「……要、りません、お腹、空いて。ませんから……」

 態度は、あまりよろしくなかった。
 それは見た目で、やはり買った本人が食べるべきであったし。
 ――本来は、勝手与えるべきなのは独りの方だ、と頑なに思考を変えようとはしないのだった。

 こちらは警戒していたというのに。
 なんと、名乗る男性。
 打ち解けてはいたものの、意外な事が続き、きょとんとした。

「……わ、私は、っ……カヤ。です、カヤ ミルヒシュトラーセ……」

 名乗ってしまった。
 男性に、悪意が感じられないので、問題はないとは思いながらも。

 ただ、男性は名を知りたかったというわけではなさそうだった。
 男性が、分からなかった。
 それでも、悪い印象は既に無かった。

「ありがとう。……ございました」

「……今度会うことがあれば、お礼。します」

 手柄は、男性だったのが理由だった。
 迷子を胸に抱き。
 そろそろ岐路に付くか、それとも男性は止めるだろうか。
892 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 03:24:05.60 ID:rL01IkoYo
>>890
相手が煙草を払い除け――しかも一瞬だけ険しい表情を見せた事に対して、息を飲んでしまう
そして相手が再び笑みを取り戻した事に対しても、なんと言うべきか思い至らず
何か己が失態を見せた事を悔いる様に、小さく歯を軋ませるのであった

「神の言葉が絶対、か。―――…駄目だ、私には到底理解できない話でしかない。
 これだから神職者を相手にしたくは無いのだ、自然に己の意義が問われてしまう様な気になる」

右手で弄っていた拳銃をホルスターに納め、降参と云ったように両手を挙げ小さく下を見る
呆れたような表情を浮かべているが、それは相手に対してか己に対してか
再度相手の顔を見据えながら、一つの疑問を口にする

「貴方自身の意志は、そこに――神の言葉に従った行動に、含まれていないのだな?」

無論、答えは聞くまでも無い様な物だろうが、それでも確かめずには居られなかった
相手がどこまで本物の神職者なのか、それを確認したくて
893 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 03:25:24.52 ID:8VERoXln0
>>889

【ゆっくりと歩いて行き、その樹の正面に立つ。太い樹であった。大人が二人で抱えても届くかどうか、といったところ】
【それを見つめる女の身体の内に、むりむりと音を立てて狂気が膨れ上がってくる】
【やってやる。思いっきりへし折ってやる】

「けやっ」

【上段回し蹴り。女の右足が綺麗な弧を描いて木の幹に叩きつけられる。ごしっ、と言う音がした。肉と骨が、硬いものにまともにぶつかった音だ】
【樹は少し揺れたがびくともしない】

「けやっ」

【また蹴った。思い切りぶち込んだ。そのまま何度も何度も何度も何度も渾身の力で蹴り続ける。10回目で右足の脛の皮膚が裂けた】
【樹の幹のざらついた表面が、女の赤い血で染まっていく。その表面に、女の足の皮膚がこびりついていく】
【蹴るたびに、激痛がある。その激痛を樹に打ち込むように蹴る。より大きな痛みで、その痛みを消そうとするかのようであった】
894 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/11(日) 03:46:45.98 ID:Ad3qXIlno
>>892
【女性がシスターの行った『清掃』に畏怖のような物を感じていたことは知る由もない】
【しかし女性が自身の行動に失態を感じたのならば別にとやかく言うつもりはない】

ええ、神の言葉は絶対。でもそれは私が神に救われ神の奇跡を信じているからでしょうね。
あなたはあなたです。神は信じろといって信じる物ではありません。
友人と桃園の誓いをしたり、男女が一緒になるといったのと似たような物ですから。
そこには絶対の信頼がなければいけません。神を信じ続ける事というのは簡単にはいきません。
私の様に神を信じることができる事ができるようになるには耐え難い仕打ちを受けなければなりません。
聖書には預言者という存在がいます。その者は神の言葉を受けそれをひたすらに語り続けなければいけません。
無論、神の言葉が常に人のためである保障はありませんし、実際神は堕落するなと強制をします。
実際預言者は神に疎き人物からは災いを齎すといわれているほどですから……神を信じるというのはただ金銭や供物をささげれば言い訳ではないのです。
と、長話につき合わせてしまいましたね。つい、神に救ってくれた日を思い出すと心が高翌揚してしまって……

【さすがに狂信者といわれるだけあって饒舌を越えた何かで、一般人と信者の隔離を説明する】
【相手があきれていているかもしれないと考えたのか自制し、相手の言葉を待った】
【返ってきた言葉は、自身の意思の有り所というべき質問か……】
【シスターは一時黙ってしまうが、その後日本人特有の瞳に力を込めて言い放つ】

神と私が一体であれば私の意志もまた神の意思なのです。
神は私にある程度の猶予をくださいます。常に神は試しているのです。
私は神の言葉の通りに試練を受けています。途中でこのメイスを捨てて逃げることもまた許されています。
しかし、私は自分の意思で逃げないことを選んでいます。
895 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 03:48:05.67 ID:OYdvdbjHo
>>893

【硬い物が更に硬い物に叩きつけられる音】【木が揺れて赤が混じり始めた葉の掠れ音】
【そして……時より女性の唇より漏れる小さな苦痛いろの悲鳴が、風にのり流れていく】

「…………………………ほぇ」

【彼の身に程度なら軽く砕く流星のような彼女の蹴りは、哀れにも木を揺らすだけ】
【なのに】【続く】【叩く音】【次第に乱れ始める彼女の呼吸を伝える風は血の香り】
【まだ、終わらない】【藍染の袴やり垣間見る白き脚やり滴る鮮血は、地面に水玉模様を】

「………………人間ッテスゴイですネェ。刀を使っていまセンが彼女はヤッパリ」

【彼はただその光景を見つめる。浮かんでいたのは笑み色。では無く無色透明な感情で】
【鍛錬と言う檻に】【強さと言う束縛に】【縛られる女性の見つめる瞳は不意にそらされ】
【横にそらされた視線の先には立て掛けられた刀が無機質に輝いていて…再び彼は酒を煽る】

「SAMURAI、なのでしょうネェ」
896 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 04:08:42.75 ID:rL01IkoYo
>>894
相手の話を黙って聞き、そしてその言葉の意味を確りと考えて取る
そして、神に救いを求めた事の有無――ただそれだけの事が、相手と己と隔てているのだろうと理解
嘗て居た世界で、自身は救いようの無い戦争の大火に巻き込まれていたが、それでも結局は自らを頼った
それを誇りに思った事は無いし、そもそもが思い出したくない過去である
相手は耐え難き状況で神を頼ったのだ――そして救われた
救われずにいた自分とはやはり違うのだな、と思いそして納得

「――解った、長く話をさせて済まなかったな。貴方の考え、そして神を信じる事の意味を少し解った。

 その神の意志が此方の悪の基準を満たさぬ限り、貴方たち神職者を悪とする事は出来なかろう。
 今回の事も悪とは言えぬし、今後もそうであってくれれば嬉しいが――私が口を出す話では無いな。
 存分に神の意志を守り抜いてくれればいいさ――それがこちらから見て正義であるのなら、応援すべき所だ」

表情をふっと和らげながら、左手を帽子の唾にやり――そして取った
帽子の内側に納められていた美しい銀髪が広がり、真紅の双眸と相まって独特の雰囲気を身に纏う

「リーザだ。組織の都合上、あまり言える事じゃないが…しかし気に入った。今度一杯飲もうじゃないか」

己のファーストネームを名乗りながら、静かに歩み寄り右手を差し出した
相手がここでどう云う反応を見せるのか明確な予想が付かなかったが、しかしそれを楽しみにして
897 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 04:17:03.79 ID:8VERoXln0
>>895

【蹴り続けながら、ふと男の方へちらりと視線を向ける。気のせいか相手の瞳が自分を嘲っているような気がした】

「ぬうっ」

【わけのわからない怒りが吹き抜けた】
【――――糞! 腹の中で叫んで蹴った。おもいきり力を込めた】
【めきっ、という音がする。衝撃が骨にまで届いた音だ。しかしまだ足りなかった。さらに力を込めた。幹の表面に肉が付着し始める】
【膝から先が、ぼうっとなっている。火であぶられているようであった】
【もうかまわなかった。足が壊れて使い物にならなくなるならそれでよかった。あの男に、自分の力を認めさせてやるのだ】
【叩いた】【叩いた】【叩いた】【これ以上は力が入らないくらいに叩いた】
【そして――――女は倒れた。勢い余って軸足が滑ってしまったのだ】

「あっ」

【違う、今自分は恐れたのだ。目の前にそびえ立つこの大きな木を】
【勝てない、と。そう思ってしまったのだ。それで体が縮こまって無様に転んだのだ】

「くうっ」

【悔しげに唇を噛み締める、かっ、と全身が羞恥と悔しさで熱くなった】
【男の視線を胸の内で思い返す。心の中で其れは剣士など所詮こんな物か、とあきれた様子で言っていた】
【ざわ、と肌が泡立つ。足の痛みも気にせず、ベンチにいる男の方へと一目散に駆けだした。正確にはその横に置かれた一振りの刀へ向かって】
【近付いたなら、何も言わずそれを手に取り引き返そうとするだろう】
898 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 04:22:00.17 ID:8VERoXln0
>>891

「うん、楽しかった」

【あっさり頷く。この男にとって、自分ひとりの日常とはとても退屈な物であり、暇を潰せるものなら何でも大歓迎なのだ】
【この出会いにただただ感謝である】

「そう? じゃあ俺が食べようっと」

【相手の拒否されても嫌な顔一つせず、寧ろ嬉しそうに最後の一つ、少し冷めてしまったソレにかぶりついた】
【もしこれが無くなっても財布に金は腐るほどあるし、また買いに行けばいいだけ。見た目通りの金持ち思考であった】

「カヤ ミルヒシュトラーセ……カヤさん、か。 うん、良い名前だね」

【ニッコリ笑顔で女の名前を褒める。無論御世辞でも何でもなく、本心からそう思っていた。自分の『つとむ』などというありふれた名前よりもずっと良い】
【歩きながら肉まんを美味そうに頬張る、冷めているので食べ易く、あっという間に食べ終わってしまった】

「お礼? そんなのいいよ。 あっ、そうだ。 今度会った時は肉まんの美味い店に連れて行ってあげるね」

【どこにしよっかなー、あそことかがいいかなー、などと呟きながら真剣に考え始める。どうやら肉まんが現在のマイブームらしい】
【相手の迷惑など一向に顧みないのがこの男らしい、そうしている内に欠伸を一つ。腹が膨れて眠くなったらしい。眠たげに眼を擦りながら女がどうするのか見守っている】



/いえいえー
899 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/11(日) 04:31:34.78 ID:Ad3qXIlno
>>896
【女性が何を思って自身を善悪に分類したのかは相手の発言でわかった】
【シスターが、というより『教団』自体に善悪を求めたのだろう】
【しかしシスターは自身が『教団』の中でもかなりの異端であるのを自覚している】
【何せ、『教団』というより、自身の信仰する神に付き従っているといった様である】
【それが『教団』で信仰されている神かどうかの不安があり、現在はあまり教団自体には熱心ではないのだ】
【布教も最近行っていない。まぁノルマ制ではないため問題はなく副業の教師としては真面目であるのだから】

なるほど、私は『教団』の鑑にされていたようですね。非常にうれしいことですが……
私はあくまで神が定める事柄で動いていることはもうわかっているでしょう。
人にとっての悪ならば私はおとなしく裁きを受けましょう。それが神が私に課した定めならば。
しかしほかの者はわかりません。信じている自分が絶対だという思想の持ち主もいます。
私が異端であることは承知ください。もしかすればこのような会話も望めないと思われますから。
正直、私達『教団』を憎む者は多く私達もまた敵が多いことは認識していますから。
決して教団として我々を見ないでください。お願いします……

【女性に忠告したのは……決して『神』を憎まないでほしいといった理由が大きいのだろう】
【シスターは『神』と人は違うと考えており、自身を神の兵と称するのは兵とて自己があるいうのを示している】
【思考そのものが根本から違う存在を憎まないでほしいという考えからかあくまで個人を憎むように願う】

リーザ様、ですね。残念ですが私は日本人ゆえか下戸でして……
ただ、お茶ならばお受けしますわ。いいお店、このあたりの物は特に熟知しておりますので

【差し出された手に対して左手で返す。この女性は神がつぶせというような人物でないことを願いながら……】
900 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 04:52:15.33 ID:rL01IkoYo
>>889

「ふむ、成程。教団も一枚岩では無い…と云うよりもそうか、飽くまで神を信仰するという目的のみで集まった集団か。
 よし理解した。あなたのその言に納得し、神を憎むことの無いようにしよう。
 全体では無く此処の悪を見つけ、駆除する―――まあ、いつも通りの事だ」

相手の言葉に納得したように頷き、言葉を返す
正義を振り翳し悪を駆除する組織とは言え、悪党一匹いるという理由で組織を壊滅させたりなど――稀にしか行わない
もしも上の命令でそう云う物が出たとしても、教団全てを一括りに考えないよう決める

「お茶か、うむそれもまた良いだろう」

小さく笑みを浮かべながら手を交わすと、帽子を被り直した
相手が信ずる神が、自身が定める正義に反する行いを導かないよう小さく願い
それから辺りに視線を移した

「――…後片付けと云うのは嫌いだが、まあ仕方ないか」

心底面倒そうな口調で呟きを漏らし、それから相手の方を向き直る

「私は単独行動で来たが、しかし一応行動は上に伝えてある。直に来る隊員と顔を合わすのは面倒だろう。
 早く立ち去られると良い」
901 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/09/11(日) 04:52:20.76 ID:xuTEsBpD0
>>898

「……なら、良、いのですが」

 肉まんにかぶりつく男性に、訝しくも。
 ただならぬ印象を抱いていた。
 それは、悪いものでは決してなかった。

「名前を。あまりほめられたことは、無かった、ですが――ありがとう。……ございます」

 ふい、と目をそらしながら。
 社交辞令としてのありがとう、ではなく、実は、照れに似ていた。

 暇つぶしで独りにつきそったり。
 見返りなしで肉まんを差し出したり。
 名前を褒めたり。

 案外普通のことかもしれないが、独りからすれば、それは異常であり。
 不審と同時に、男性は変わり者の対象。
 ただし、敵では決してなかった。

「それは、……」

 お礼を拒まれると。
 困る――という暇も与えられず。

――美味しい店に連れて行ってあげる

 である。
 しばしの沈黙の後。

「……!?」

 表情は、動かさない。
 首だけが、ぱっと向いてしまう。
 それは、もっと困る――と、言おうにもいえないのであった。

「……それでは、私は――失礼します」

「こんな時間だというのに、時間を取らせてしまって、ごめんなさい」

 ぺこり。
 お辞儀をして、ねむたげな男性にそう言い。
 帰っていくのであった。


ありがとうございました、面白かったです
とびとびでロールになってしまいましたがお付き合いありがとうございました
902 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 04:53:03.46 ID:rL01IkoYo
>>900
/安価ミスっ>>899宛てです
903 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 04:53:36.51 ID:OYdvdbjHo
>>897

【熱を入れられた動力《エンジン》が本来の力強さを取り戻していくように】
【アッチェレランド】【瞳に炎を灯し始めた女性の脚の流れは次第に速さを増して行き】
【まさに激烈。打ち出される音がより悲惨な物を纏い始め、砂埃が舞い上がり始めて】
【蹴りを味わう大木が纏う葉が……一枚、地面に落ちた時……滑る音と気が抜けた声がする】
【……そして、男性は立ち上がり────頃合いか、と心の声と共に晴れた砂埃の中に一歩を】

「────エッ?」【けど】

【すぐ側を一陣の様々な香りがする烈風が通り抜け、白衣と金髪を靡かせて……】
【視線の先には既に女性の姿は過去となり、残らない。男性は身に覚えた予感と共に】
【再びすぐ側を風が、僅かにすれ違った考えを持った女性がその手には刀を……走り抜ける】
【男性の呼び止める様に伸ばされた手は、次第に力を失った様にゆっくりと降ろされて】

【……無駄か、と。】【通り抜ける時に明確に見えた瞳に宿る光を思い出して彼は】
【ゆっくりと下がりて、再びその身をベンチに落として……呆れた様に息を吐き……けど】
【表情には穏やかな笑み色を染めながらチョット破いた右袖、再び酒を煽り……喉が動いた】

/回線が不安定で……おくれました。
904 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 05:07:59.94 ID:8VERoXln0
>>901

「ん、おやすみー。 またね、……あふ」

【背を向けて去っていく女性に、ひらひらと右手を振って欠伸まじりの別れの挨拶】
【彼女の姿が見えなくなるまでその場で見送ってから、ふと空を見上げる】

「……帰るか」

【呟き、背中の翼を広げざわりと動かす。羽ばたくまではいかない、微妙な動き】
【それによって急速に強い風が吹き、男の羽が風を受け更に大きく広がる。そしてついに体がフワリと浮いた】
【10mほど地面から離れた空間を漂いながら、家のある方へと目を向ける】

「眠い……」

【目を擦りながら欠伸をもう一つ。そして我が家に帰るべく針路を定め】
【ふわふわと空に浮かぶ雲のように、男の白い姿は風に吹かれてゆっくりと移動しながら消えて行った――――】



/自分も楽しかったです
/絡み乙&ありでした!
905 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 05:45:35.55 ID:8VERoXln0
>>903

【再び同じ樹の前に立つ。相変わらず傲然とそびえ立つその姿。気に入らない、今はもうその何もかもが気に入らない】
【瞳に様々な感情が宿った炎を宿し、女は左腰に愛刀を差す。左足をすり引き、斜め後ろに落ち着ける】
【腰をやや落とし気味にして両膝に余裕を持たせ、重心を安定させる。左手で腰近くの鞘を握り、右手は刀の柄に軽く添えられている】
【どっしりとした巌のような居合の構え。しかしその実、内部には強靭なバネがたわめられている】
【そしてよく見れば女の下半身がぼう、と脚が蒼い氣に覆われ光っているのが分かるだろう】

「……憤ッ!」

【鋭く息を吐きつつ体をぎゅる、と捻り腰の刀を一気に抜く――――のではなく先程と同じく脚を、今度は左脚だがそれを真上に高く振り上げた】
【天を真っ直ぐに指し示した其れは、一瞬の後憎い敵である樹に向かって振り下ろされる】
【踵落とし。テコンドーではネリチャギとも言う技である。草鞋を履いた左の踵がすごい勢いで迫り幹にぶつかって鈍い音を――――立てなかった】
【スカッ、と軽い切断音を立て女の足が幹を通り抜ける、そう “通り抜けた” 。たしかに膝上まで幹に埋まっているのにも関わらずだ】
【ガッ、と硬い何かが地を打つ音、女の足が樹を過ぎて下の地面にぶつかった音だ。そのままで足をぐいと捻る】
【みしりと音を立て、樹が縦に分かれる。女が蹴り下ろした場所を中心に、上から根元まで真っ二つだ】
【重い物体が続けざまに二つ倒れる音が公園に響く。それを確認して女はくるりと背を向けベンチへ戻る。いつの間にか足の光は消えていた】
【歩きながらベンチに座る男へと視線を向ける。その表情は晴れ晴れとしたものではなく、むしろ前にも増して暗かった】
906 :【窺知欺く幽幻の陽炎】 [sage]:2011/09/11(日) 06:04:53.88 ID:zu7VBA+S0
>>797

(ヒーロー........?)

【相手が間違いなく自分を怖がっている事に気付きつつ】
【その言葉をどう言う意味なのか、と考えていたのだが】
【次の瞬間には忘れて、との言葉が】
【これほど面白い事はない、と顔に残酷な笑みを浮かべて】

じゃあ、これからいくつか選択肢を出してあげるから
一つ、ホントの事を話す
二つ、ジェイルに引き渡される
三つ、身ぐるみ剥がされて路地裏にポイッ
四つ、話すまでぼこぼこに殴られる
どれがいいかな?

【と、楽しげに尋ねる】
【言うまでもなく、後者二つは明らかに単なる脅しで】
【選んだとしてもする事はない......はずである】

/こっちこそいつも返すのが朝で申し訳ないっす......
907 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/11(日) 06:51:57.86 ID:ewZkSMHto
>>814
【生気をいまひとつ感じられない片手片足に違和感を感じる】
【不自由なのだろうかと勝手に納得したが】



【体を引き上げてから紡がれた少女の目的に男は非常に悲しそうな目をする】
【でも―――のあとに続く言葉に一瞬期待したが、そこから先は吐息となってしまった】

この街って、意外と狭いんだよ
だから僕は無意識のうちに、また君を探してしまうかもしれない…

【男はこの少女を救ってあげたいと考えていた】
【今はその方法が思いつかなかったが、「次」に出会った時はなんとかして彼女の心を引き戻したい】


―――だから、またね

【すでに背を向けてしまった少女に最後にこう言うと、男もまた反対方向へ歩き出した】


/寝落ちごめんなさい…絡み乙ありでした!
908 :【虚無静神】干渉したものに物理特性を無視して穴を穿つ 使うたびに感覚が麻痺していく [sage saga]:2011/09/11(日) 07:54:36.49 ID:9YzMY6YJo
>>907

/絡みあり乙でしたー!
/久々のロールだったので、レス遅くなってしまいすみませんでしたorz
909 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 09:04:39.26 ID:OYdvdbjHo
>>905
【────────斬(ざん)ッッ】

【自らの本気、と。構えは完成された剣術、居合の型。女性の黎明の輝きを纏う脚が】
【木の葉がもう一枚揺れ落ちてその身体を冷たい地面に落とした……一瞬の空白の間】
【振りかざされし左脚、それは神の雷の如く振り下ろされ、大木を紙の如く安々と切り裂きし】

「…………」

【二つと成った、大木の残骸が地面に崩れ落ちる音の余韻と共に此方へ向かう女性】
【その姿は白銀の月光に照らされる中、映画の一部の様に……此方を射抜く視線は】
【硝子の様に無機質に、研究者の無色透明だった男性の瞳に、再び感情が灯し始める】

「イヤイヤァ、お疲れ様でしタ。イスルギサン」

【迎える様に立ち上がった男性は、浮かべていたのは変わらない子供の様な笑みが一つ】
【されどそれは一瞬】【鮮血に塗れた右脚部分の袴、地面に描かれた赤い線に眉を潜めて】
【男性はハイ、と声を上げながら女性へと投げられた左手のペットボトルが弧を描く】

「…ン?なんでそんな怖い顔シテイルノデスか。綺麗な顔が台無しデスよ」

/寝落ち…ゴメンなさい
910 :【神聖審判】光のメイスでパワーアップの僧侶戦士。五レス経つと無効バリアを発動。E:メイス@詳細はwiki [sage]:2011/09/11(日) 12:58:59.26 ID:Ad3qXIlno
>>900
【どうやら女性は意外にも物分りがいいようだ】
【シスターは安堵し、笑みを増した。そして彼女は誓いを立てるように胸で十字を切り】
【フードを取り去り、頭を下げる。女とは対照的な黒い髪がさらっと流れる】
【まったく手入れをしていないわけでもないがシスターらしく飾り気のない印象を与えるだろう】

ご理解ありがとうございます。私個人のわがままを聞いてくださり。
教団も名を使って暴れたりするのは非常に危険であることをいやと学習しているはずですから。
現在の大司教様も甘いところはありますが、非常に聡明な方ですので……
もしも教団として暴動がおきるようなことがあれば、私に連絡ください。誓いを破ったとして出頭しますわ。

【何もそこまで責任を感じることはないと思われるが。律儀な日本人らしいとも思える】
【何よりも彼女の行動原理が一に神の為。二に民の為、三四が無くて五が身の為といったことを裏付ける】

ええ、私は基本的に欲を断っていますが、これだけはやめられなくて……
無論神も暴食を超えなければ許してくださるはずです。でなければ私は既に裁かれていますから。

……わかりました。ではまたいずれ合うやも知れません。ではこれに……

【フードをかぶりなおし。手を離すとそのまま闘技場から去っていく】
【その後姿はまるで後光をさしているように見えた】

(途中ね落ちごめんなさい!!ありがとうございました!!)
911 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊銃×2 [sage]:2011/09/11(日) 13:20:06.86 ID:rL01IkoYo
>>910

「そこまでか…。貴方が神を信ずる思いを、私も信じよう。誓いが破られんよう願うばかりだ」

相手が身を顧みずに、ただ神の為に行動すると云う事を何よりも実感させられ
そしてどこか呆れにも似た、しかし尊敬にも似た思いを抱いてしまう
狂信者か…――と心の内で呟き、そして己もまた正義の為に身を投じている狂人である事を思い出した
決して相容れぬ考えであろうが、しかし対立はしたくない――心底そう願わずには居られなかった

「ああ、その時はよろしく」

相手の去って行く姿を軽い敬礼の姿勢と共に見送り、やがてそれを解く
そして少しばかり考え込むような表情を浮かべた
自分は果たして、正義の為にあそこまで身を費やす事が出来るのか―――その自問に対する解は、簡単に見つけられる

「出来るに決まっている。あの惨劇を繰り返さぬ為、悪を滅ぼし続ける――それが私の定めだ」

小さく低い声で呟くと、口角を釣り上げて満足気な笑みを浮かべた
その表情は一瞬で終わり、再び無表情に戻ると現場の後片付けに着手する
後光がさすように去って行ったあのシスターとは対照的に、この女には薄暗い空間での作業がよく似合っていた

/絡みあり乙でしたっ
912 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 13:39:12.66 ID:0JsDJ26IO
>>880

だろう?…もっとも君が「普通の人間」であればの話だがな。

【前述の通り、女は相手を能力者と警戒している。この地に来てまだ日が浅く、そして幻想持ちの人間にあまりあっていない彼女であったが、】
【しかし、その「怖さ」というべきか、能力者の厄介さと常識にとらわれない柔軟性はきちんと把握していた。人から聞いた話であったのだが、それがなかなか信用できる。】

【相手の瞳が横に動くのを捉えた。こちらも釣られその方向に視線を動かすと、先程の女のタックルで伸びてしまった三人。】
【皆薄っすらと目をつむり、力無く四肢を投げ出していた。典型的な失神である。】
【さて、相手の様子はそれを捉えても、別段表情を歪めたり悔しそうにしたりしていない。特に変わることの無く、淡白である。】

【もっとも、パーカーのせいで詳しくは分からないためあくまでも「雰囲気」から判断したのだが。】

(こいつらはあの女の仲間じゃないのか…)

(となると…話はおそらく信用できる…)

【そのように考えることができた。大方、どこかで知り合ってうやむやなままここまで来たか、あるいは、相手も脅されており無理やり行動させられていたか…】
【おそらくは前者であろうと思える。みたところあの三人は能力者ではないし、そうなると、】
【目の前の人物――――――おそらくは能力者を人質にとることは不可能であるからだ。】

…なるほど。そういうわけかい…

君は剣士だったのか。…災難とは重なるもんだな…腕だけじゃなく得物までなくなったとはね

【おそらくは真実。女はそう踏んでいた。紡ぐ言葉は他人行儀で、特に感情は篭っていないがどこか穏やかである。】
【手持ち無沙汰に鉄下駄を打ち付けてから、空を見上げて見ると満月。紅い黄色い月が光源となっていた。通常街に見られる外灯や店の電灯がないため、いやに目立って見える。】

…まあ、私も運が無いようだ。そもそもこんな場所で君みたいな境遇の人間と会うとは…

単純な追いはぎに会った方がまだマシだった。情を注ぐことなく迎撃できる。

【言い換えるなら、それは―――――――女の言葉を信用したということであり、またそれに自分の感情を重ねた、つまり同情したということである。】
【いや、同情という言葉はあまり適切ではないかもしれない。相手に興味を持った、とでもいうべきか。つまり―――――――――――】


…三分。

それ以上は取らん。三分だけ相手させてもらう。…「全力で」だ。

その間君が私に一打でも入れたら君の勝ち。得物が無い剣士へのハンデだ。

それができたら…そうだな、懐中時計をくれてやる。私が持つもので一番高価なもんだ。
売れば帰郷の資金ぐらいすぐに工面できる。

【女が投げたのは、砂時計。サラサラと青色の砂が上から下へ、相手の足元で静かに流れていた。】


―――――――――――異論は?


【「氣」を―――――練る】



/お待たせしましたー!
913 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 13:49:51.10 ID:8VERoXln0
>>909

【ぱし、とこちらに投げられた水を右手で難なく掴み取る。立ち止まり、袴の裾をたくし上げると見るも無残な右足が露わになった】
【痛みに顔を顰めながらその傷口に手に持った水を振りかける。こびりついた木の表皮や土などの汚れを落としてみると、既に出血は止まりかけていた】
【再び歩き始めベンチまで辿り着くと、リュックの中から清潔なタオルを取り出し綺麗になった傷口に巻いていく。こうしておけば2、3日で治っている筈だ】
【修行をしていれば怪我や骨折等は付き物で、身体がもう慣れてしまっている。回復力は常人の其れよりもはるかに高かった】

「いえ……見苦しいものをお見せしてしまい、申し訳ありません」

【おもむろに口を解いて出たのは謝罪の言葉。唇を噛み締めながら、後悔を噛み締めながら男に頭を下げた】
【大木を切り倒しても心は全く晴れなかった。寧ろ余計なことをしたという思いでいっぱいである】
【感情に任せての短絡的な行動は未熟者の証。つまり女は自らの未熟さを恥ずかしげも無くさらけ出したに等しい、それも初対面の相手に】
【そんな思いから、女は顔を歪めたまま俯き、どうすることも出来ずその場に立ち尽くしていた】



/自分も寝てました ごめんなさい
914 :【爆炎超動】 [sage]:2011/09/11(日) 14:00:15.09 ID:9QEmhvtxo
自分はどうして此処に来てしまったのか。

自分は何故再び戦闘に身を投じてしまったのか。

まだ呼吸はしている、五感も健在。

何が変わったのか、何故変わったのか。

何故----------

【廃墟群】
昼の薄い雲に覆われた廃墟群、一つの鉄筋が剥き出しになったビルに身を預け、地面に座っている少年。

白い髪に褐色の肌、静かな悲しみを宿した紅い瞳。

ゆっくりと瞼を開くと外はもう昼。

少年が身を預けている建物の中には大量の兵士の死骸。無論、外からでは死骸を捉える事は不可能。

「また此処か...」

一生夢の中ならばどれだけ楽であろうか、一生夢ならばどれだけ幸せに暮らせようか。

逃げる事すら許されぬ現実の恐ろしさは目を覚ました時にもっとも痛感する。


爆音、大気を揺らす爆音が辺りに響き渡る。

その音は、貴方にも聞こえるかもしれない。
915 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 14:24:41.02 ID:UcJHI/Fso
>>912
「…………オーケイ。ノりましょう」

「ハンデは貰えるだけ貰っておいたほうが得ですしね」

【なんでも言ってみるものであると心の中で舌を出す女性。向こうからこちらが有利なゲームを提案してきてくれるとまでは考えてもみなかった】
【生粋のリアリスト的思考の上では何よりも自己の利益が最優先、確かに一打も入れられない可能性もあるがルール上の観点から言えばこちらが有利に違いない】
【まぁ、最悪の場合は最悪の場合である。その時はその時に決めれば良いだけの話であるし――いや、なに、こういうスパイシーな経験と言うのも旅の醍醐味ではないか】
【傾いてきた月がフードへと少し光を注ぎ込み始め、その光を帯びた右の瞳は翠色に輝いていた。真っ直ぐに相手の腕、足をざっと眺めた後に相手の目元へと向けられる】

「ま、気軽に」

【右の瞳を隠すように1秒だけ瞼が降ろされ、そしてそれが次の秒の始まりと共に開いた時には――右の瞳は紫色の光を放っていた。中央に『跳』と書かれた魔方陣が黒目の代わりに在った】
【『跳』の周りをわけのわからない見た事もないような文字が無数にグルッと囲んでおり、その様は不気味とか異様という言葉がぴったしだった。まぁ、ビジュアルなんてどうでもいい】
【相手に手の内を晒すというのは得策ではないかもしれないが何分時間が時間である。3分ともなれば速攻でドンドン叩き込まなければF1カーの様に過ぎ去ってしまう】


【――――"跳"ぶ――――】


【タンッと音を立てて地面を蹴り飛ばし女性は相手を飛び越さんという勢いと高さで跳んだのだった。今のところ自分が確認した相手のぶっ飛んだカードは単なる瞬間的な間合い詰めくらい】
【攻勢である自分からしてみれば間合いを詰めるべきなのは自分の方であり特段相手のソレは怖くはなかった。逆に怖いのは相手の迎撃手段の方である――だからこその飛び上がり】
【相手の頭上直前にまで距離を詰めれたならば左足で『空気』を一度蹴り落ちた勢いをまた加速させて滞空を維持しつつ、左足を縦に前方へと、正確には相手の右肩目掛けて蹴りを繰り出すだろう】
【眼前でゲームを持ちかけてきた女性がべらぼうに強いのは既に確認済み。となれば、相手の怪我だとかそういうのを考慮しているような暇だなんて感じさせられなかったのだ。つまり、少しの焦りがそこにあった】
916 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 14:25:03.71 ID:UcJHI/Fso
>>912
/こちらこそお待たせして申し訳ないっ
917 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 15:20:06.21 ID:oXPn8pbVo
【都会の喧噪から少しの距離を置いた、何処かノスタルジックな雰囲気を孕んだ駄菓子屋にて】
【店の外長椅子に腰掛け団子を頬張るのは、其の店の雰囲気に大凡似つかわしく無い派手な容貌の青年】【みーみーみーみー…】
【短めに切ってある紅髪に、目付きの悪い顔。椅子の脇には二尺六寸程のサイズの刀が鞘に入れられ添えられて】
【傍から見れば、不良と言う表現が尤も適切なそんな青年。何故か夏にも拘わらず、長袖のパーカーを着用していた】【まぁ、そうは言っても】
【傍から見ずとも青年を知っていても。不良という評価が覆る事は無いかも知れなかった。この団子とお茶の費用だって、自分の金じゃない】

「……はぁ」

【みたらし団子の二つ目を串から引き抜き咀嚼する。口の端に甘そうな垂れをくっ付けながら、だるそうに。青年は溜息を吐いた】
【店の雰囲気通り本格的というべきか、団子はうまい。だが然し、青年の心境は沈みっぱなしで後ろ向きであった】
【ぼーっと前方に視線をやりながら半ば無意識団子を飲み込むと、甘ったるくなった口腔を整える様にお茶を流し込む。…ふぅ】
【平和だ…そんな事を思いながらも思考の端で彼を苛むのは、別のこと。ぐるぐるぐると、暑さで鈍る頭を回転させ逡巡させ】
【沈みがちに溜息を付きながら団子を頬張る不良青年は、他者の視界に入ればどんな印象を与えるのだろうか】

「…うるせぇなぁ、蝉」
918 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 16:09:49.67 ID:8VERoXln0
>>211

「むぅーっ! 金も払わない、剣も渡さない、そんなワガママは通らないんですよぉ!」

【怒った、すごく怒った。ガバッと立ち上がり憤怒の表情で相手を睨みつける、但し迫力は全く無い】
【威圧するかのようにズン、と右足を前に踏み出す。脛の痛みはすっかり忘れているらしい】

「いいからさっさと寄こせコラぁーっ!」

【歯をむき出しにして野獣の如く少年に襲い掛かった。といっても剣を持つ腕にしがみつこうとしているだけだが】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/09/11(日) 16:11:05.97 ID:8VERoXln0
>>918
/誤爆です、はい
/失礼しました
920 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 16:15:25.21 ID:vL5TwxrBo
>>917
/まだいらっしゃいますか?
921 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 16:17:12.28 ID:oXPn8pbVo
>>920
/はい、おります
922 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 16:24:51.48 ID:vL5TwxrBo
>>917
【ノスタルジックな駄菓子屋に入って行く少女】
【駄菓子屋に入ってきた少女の格好はノスタルジックとは程遠いものであった】
【フワッフワのドレスっぽい服を着てファンシーな弓矢を携えた何とも不思議な姿である】

「おばあちゃーん、うんまい棒あるー?」
「無かったらカリカリ君でも良いよー」

【まるで常連の様にスタスタと入ってくる】

【この店に自分以外の客が居ないと思っているのか。ずいぶん気を抜いている】

【が、青年の姿に気付くのも時間の問題であった】
【いかにもな不良青年に少し警戒心を抱きながら青年の事をじーっと見つめている】

【青年の刀を警戒し弓を片手で握っている】
【一応警戒態勢を取っている少女】

/ありがたく絡ませていただきまっす
923 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 16:42:42.56 ID:oXPn8pbVo
>>922

「まだ、金あっかな…」

【徐に財布を取り出し確認、中々厳しいな、これは】
【苦々し気な表情でそれを再び仕舞うと、みたらし団子、最後の一つを口に放り込んだ】
【又しても団子のタレが口許周りに付着するが、青年は頓着しない】

「やっぱ、ふめぇ…んぁ?」

【久方ぶりの和菓子、味は上々、値段も中々】
【再びお茶を手に取りつつ、何気なく視線を辺りに向けて――…眼に付いたのは一風変わった服装の少女】
【常連客、といった様子で少女は、辺りを見て回っていた】
【団子と茶で穏やかな気分に成っていた青年は、何をする訳でも無くその様子を傍観していた。】【…と】

【軈て彼女も、此方の存在に気付いた様だった。片手で握られた弓、その表情】
【順々に、視線を移ろわせ軈て少女の眸に目を併せ。…気に喰わない、と】

「何だよてめぇ、俺の顔に何か付いてんのかよ? 俺にガン飛ばしてくるたぁ、良い度胸じゃねぇか

【いや、実際何か付いているのだが】
【折角のんびり午後を過ごしていたのに、絡むつもり等無かったのに】
【警戒心を持って檻の中の動物が如く見つめられたことに、腹を立てたらしい】
【お茶を飲み干し口の中を空っぽにすると、唸る様な低い声で少女に声を掛けた】
【視線は鋭く睨む様な形になっていたが、剣へは手を伸ばさない】

/よろしくおねがいします!
924 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 16:50:56.32 ID:MMF0zZuIO
>>915

…フ…結構。

…陰陽式八極門、天真 白――――――いざ…

【すっと重心を落とし、女は右足を下げて半身になった。一見何気無いこの動作こそ、彼女の戦闘体制…すなわち「構え」である。】
【低い位置から、そっと相手を伺っていたのだ。さて、どうなるか。なんらかの能力者であることはおそらく明白。しかし、その能力がどのようなものなのかは知識の外である。】

…勝負…

【相手の瞼が繰り上がった瞬間、女は微かに違和感を感じた。もともと目の良くない彼女は相手の瞳の内容など読み取れるはずもない。】
【ただ、何か前と違っているということだけしか分からなかった。】

!…上か…

【眼前から相手が消えたと思ったら、次に来るのは真上への気配。上を向くとそこには確かに相手がいた。】
【おかしい。女はまた思う。「何か」が「違う」】





―――――――――――「氣」銃―――――――――――



【蹴りを体を左に捌いて避ける。そこから相手へ向けるのは人差し指を伸ばして銃を模した右腕。】
【くい、と撃つ仕草を行うと、「銃口」から放たれる「弾丸」は不可視の「氣」そのもの。】
【まずは練った「氣」を「放つ」。こちらもまだ牽制の段階であった。見えないが、不自然な風の本流と、そこから肌に食いつくような違和感によって、飛ばされた「氣」は被弾する前にその存在に気づけるかもしれない。】



/すいません寝てました…ほんとにすいませぬ…
925 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 16:54:07.35 ID:vL5TwxrBo
>>923
【いつでも矢は取り出せるようにしている】

【こんな場所で戦闘は怒らないと思っているが】
【念のために持っているだけである】
【本人もそこまで戦う気はないらしいが】

「・・・カリカリ君は最高ねっ」
【青色のアイスキャンディーをバリバリ砕きながら食べている】

【青年は気づくだろうか、この少女が人気のアイドルだと言う事に】
【ま、気付いた時点で何が起こるかは分からないのだが】

【ちなみに、少女の膝元には結構な量の氷菓子が置かれている】

「・・は?・・」
【急に声をかけられたので驚いている】

「いやいや・・・気付いてない感じ?」
「もしかしてアンタなりのお洒落なわけ?」

【含んだ笑いを洩らすと 自分の口の端をツンツンと突いてみる】
【これは相手に「垂が付いていますよー」と言うのを遠まわしに伝えているのだろう】

926 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 17:10:16.08 ID:oXPn8pbVo
>>925
【因み、少女の顔に見覚えは無かった】
【青年はテレビを見る場所も持ち合わせていなければ、新聞を読もうという気も全く無い】
【従って世間一般の常識であろうとも、”そういった”情報に関しては、全くもって疎かった】

「――…」

【膝の上に乗せられた氷菓の量は、相当で】
【羨ましく思いながらも流石に、よこせだなんてことを言い出したりはしない】
【唯、この金持ちめ、と心中で罵ってやるだけなのであった。虚しい奴である】

「は?……ッ」

【無意識に少女の行動をなぞり、指先に感じたのはねとりとした感覚。思い当たる節はある】
【先程敵愾心丸出しに声を掛けた自分は一体なんだったのだろうか】
【かあっと顔に血が上り熱くなるのを感じながら、視線を下に落とす。人差し指に付いたタレを舐めるが、味は感じられなかった】

「…うるせぇな、放っといてくれよ」

【顔を紅潮しながら悔しそうに呟く其の姿は、さぞ滑稽に映ることだろう】
【表情を相手の視線から掩蔽するように、腕を伸ばし。乱暴に紅髪を掻き混ぜた。全く、どうしてこんな事になったのか】
927 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 17:17:09.36 ID:UcJHI/Fso
>>924
【フードの中の紫の光が尾を引く、瞬きを一切せずに相手の動きを追っているため瞼を下ろしている暇なんて一寸すらもないのである。そうすれば攻撃の隙を失う】
【一撃、一撃さえ加えれば堅物そうな相手の性格からして(なんとなくの第一印象でしかないが)約束をしっかりと守ってくれるはずだ。最悪の場合は、卑怯な手も使おう】
【スカッと空気を切り裂いた左足の赴くままに体をやや後ろへと、左足は上へと少し持ち上がり、一瞬体勢を崩しかけるが持ち前の三次元的機動への慣れにより動揺することは無く】
【冷静に左足の上がった先にある『空気』を軽く蹴ることによってそれ以上の左足の持ち上がりを阻止し、右足は下方向の『空気』をもう一度蹴って地面へと降りるのを拒む】
【つまるところ、変則的な動き、相手がそう経験してはいないであろう空中戦の動きを続けることによって混乱を誘おうと言うのであった――あんまり続けると、こちらが酔うのだが】

【そして、自らの種族の経験上、また頻繁に『空気』というものを扱っている特性上、何か風への異質な違和感を感じた――が、それが弾丸のせいであるとは気付けず】

「――ちぃッ……!」

【咄嗟に『空気』を右足で蹴って、向きは相手のいる方向へと急加速をかけてナニカを避けようとしたのだがその全容が不明である以上回避しきれず、右足首に着弾する】
【その勢いによってグルンと体が引っくり返り、バランスを一気に失ってしまい――急加速の勢いもあって相手の方向へと落下していく。だが、ある意味ではこれはこれで有り】
【元々強風やら突風にバランスを取られることも頻繁にあった手前こういう状況での咄嗟の判断に長けていた。タダで地面に落ちまいと無理矢理に左足を前方へと突き出して腹部を狙う】
【当然、受け身だとかそういうのを一切考えてはいないのでは在るがそれもまた一考であった。そもそもの勝負は『一打でも与える』ことであり、こちらがどれだけ傷付いても負けにはならない】
【ハッキリ言ってしまえばゲーム上の勝ちだけを狙いにいった少しずるい戦術であった。実際の戦闘であればあまり得策とはいえないような戦い方である】


/いえいえー
928 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 17:18:09.50 ID:vL5TwxrBo
>>926
【ご機嫌に氷菓子を食べている】
【量は多いが少女の食べるスピードも相当である】
【3秒おきにアイスが入れ替わっているのだ】

「・・・・・」
「・・・おいしっ」
【先ほどから物凄く機嫌が良いのはアイスのおかげだろう】

【氷菓子の山が無くなると次はスナック菓子の山に変わっている】
【しかもそれも物凄い速さで減って行っている】

「・・・ププッ」
【ドジな相手の行動に噴き出してしまう】

【物凄く哀れみの目を送っている】

「アイス食べる?」
「顔真っ赤だし暑そうだよ・・・・プフッ」

【火に油を注ぐような事を平気でやってのける】
929 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 17:39:16.54 ID:oXPn8pbVo
>>928

【折角幸せな気分で和菓子を食べていたのに今は、どうだろうか】
【声をかけたことを後悔せずにはいられなかった。ぎりぎりと、奥歯を噛み締める】

「うっ…うるせぇっつってんだよ!」

【憐憫の眼差し、噴き出し笑う少女】
【此方が必死に我慢しているというのに仕舞いには、声までかけてきやがった。】
【ここまで年下のクソガキに舐められては、我慢の限界である。剣を片手に、がばっと立上がる】

「俺の格好見りゃどんな人間か判るだろうが。あんまし調子に乗ると、どうなっても知らねえぞ!」

【左手でずびしっ、と、自身の胸を指差し。右手で持った、鞘入りの刀は少女に向けられた】
【顔は未だ赤く、眼が僅かに潤んでいるように見えるのはきっと、気の所為である…そう、思って欲しい】
【自虐的で些か悲しくはあるが、効果は覿面だろうと思い。こんな可愛らしい格好をした少女が、】
【これ以上自分の様な不良に絡んでくることは無いだろうと――…そう、思って】

/遅くなりました…すいません
930 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 17:48:31.45 ID:MMF0zZuIO
>>927

…!

【女は微かに目を見開いた。それは驚きから来た動作であり、モノクル越しの瞳にはほんの僅かな動揺が見て取れる。】
【間違いない。女は目を伺ったが、しかし、それは変えようのない事実。何より自分がその承認であった。】

【相手は―――――――――――「滞空」している。】

【彼女が感じた「違和感」はこれであったのだ。相手の落下速度が通常のそれよりも遅い。攻防は刹那の時間であったため、身体で分かっていても気づくことができなかったのである。】

やっぱり…能力者か…。空に浮くことができるとは驚いた。

【相手のバランス感覚は目を見張るものがあった。自分も身体能力は高い方であるが、それはあくまでも地に足が付いていた時の話。】
【空中で身動きが出来ない自分にとって、目の前の彼女の動作はどれだけ練習しても慣れても成し得ないものである。】

【そして、「氣」は相手を捉える。それにより不要な力を加えられた相手は回転。そらまで保持していたバランスを崩壊させた。女は表情を変える。まだ、気持ちには余裕があった。】

…くっ!!

(捨て身で…!?)

【ダダンッ―――――――――――鉄下駄が火花を散らした。女は紙一重…数ミリの差で腹部への攻撃をかわす。】
【後数センチ相手の出が早かったら、もしくは態勢が万全であったら確実に当たっていたであろう。表情も変わる。】

【そして、相手の右側に自身を置いてから、女は右背面部を相手へ向ける。…どのような技がくるかは、】
【相手は分かるかもしれない。もっとも、二階でそれを見ていたらであるが…】

【サラサラと流れる砂時計…重力に従うそれは、上の部屋にある砂は後わずか。そして、】
【女が放とうとしている技は鉄山靠…「吹き飛ばし」により多大なダメージを与えられる技である。まだ、予備動作の段階。】
931 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 17:48:40.57 ID:vL5TwxrBo
>>929
【ニヤニヤしている】
【心底楽しそうに男を見つめている】
【バリバリお菓子を砕きながら暫く黙ってる】

「必死じゃん。」
【お菓子をバリバリ食べながらニヤニヤしている】
「大丈夫・・忘れて上げるからー♪」

「ちょっとーこんな所で暴れないでよねー」
【弓やを構える】
【ただ構えてわかると思うだろうが、弓矢自体は超ふざけてるものである】

【殺傷能力が無いのは一目瞭然だろう】

「物騒な真似しないでよねー」

【アイスキャンデー咥えて もごもご喋っている】

/お気になさらずー
932 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 18:00:44.48 ID:oXPn8pbVo
>>931

【それにしても、よく喰う少女である】
【脇道に逸れた思考は半ば呆れながら、そんな事をふと考えた。…逃避ではない。きっと】

「おっ…お前が黙ってりゃ良いんだよ!」

【口調こそ強硬であるが、一種の”お願い”でもあった】【これ以上からかわれては矜持やら何やらが色々限界だ】
【その際は勿論、制裁してやるつもりであるが――…そんな事態は出来るだけ避けたかった。胸中に広がる羞恥心から考えて。】
【構えている弓は玩具だろう、どうせ。見た目からしてまともなものではないと、そう当たりを付け】
【其のことに対しさしたる心配はしていなかった。全く、腹の立つ奴だ】

「ったく…折角人がのんびり過ごしてたのによ...」

【忌々し気に、悲し気に】【青年はか細い声でぽつりと零す】
【それにしても見かけに反し、胆力のある奴である。幾らか怯えてくれれば、こちらの溜飲も下がるのだが】
933 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 18:01:16.37 ID:MMF0zZuIO
>>927
/すいませんちょい飯落ちです
/すぐ戻ります!
934 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 18:07:49.69 ID:vL5TwxrBo
>>932
「そんな怒んないでよ」
【全く反省していないようである】
「アイスくらいなら奢ってあげるからー」

【アイスを一本男の方に投げる】

「ま、こんなんじゃ戦えないし」
「アンタが襲いかかってこなくて本当によかったよー」
【ニコニコしながら話しかけている】

「じゃあさ、私とのんびり過ごしてあげてよ」
「暇なのよねー」

【片手に大量のお菓子を持って寄って行く】
935 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 18:16:12.55 ID:UcJHI/Fso
>>930
【―――足りない。人間の女性の身長と比べたら自分は高い方であると思うが今この瞬間ほどもっと身長が欲しいと思った瞬間は無かった。極僅かに力足りない】
【とにかくも外してしまったものは仕方が無い。尻餅をついて完全に攻撃の機会を失うなんていう展開は最悪であるので、即座に左腕の肘を地面へと向けた――ズキッ】
【ギブスで固定しているお陰である種の防具効果となり怪我は酷くなっていないと願いたいが、少なくとも突き刺すような激痛が左肘から脳へと駆け巡るように通っていった】
【そして、地面にぶつけた肘の一点のみで一瞬だけ、極一瞬だけ落下の勢いを殺し切り且つバランスを取りすぐにバランスが失われる前に両足を思いっきり前へと振った】
【左肘でも地面を全力で押して体を押し上げ――タンッ、再び立つ。無茶苦茶な動き過ぎて痛いところ多すぎであったが"眼帯に隠れた悪魔"の力によってある程度の無茶はなんとかなる】
【砂時計を確認する暇なんてものはない。体内時計でなんとなくそろそろお終いになりそうかと感じているだけに過ぎない――そして、眼前の氣を扱いし女性は構えを取っている】

「…………」

【その構えは確かにこの瞳で確認していた構えであった。無能力者とはいえ3人の男をあっと言う間に薙ぎ倒してしまった技を出す為であろう構え。正面から受け止めれる代物だろうか】
【いや、下手に足を突き出しでもしたら逆にこちらの膝を折られそうで怖い――ならば、折る。構えを折る――ここが廃墟であると言う事はと思考を一瞬巡らせ、念の為にと足元を確認する】
【右足を後ろに少し擦り引き腰を若干屈めて蹴りを繰り出す体勢を取る。砂時計の砂が完全に底へと落ちきる前に勝負を付けなくてはいけないというルールが焦りを助長させる】
【次の一手で決めるにはどうするか――――そして、目の前の女性の心の中で謝罪の言葉を述べた。もう、なんというか、"そういう戦い方"ばかりの自分には他の一手が思いつかなかったのだ―――】


【―――走り出す―――が―――ついでに廃墟に落ちている、道に落ちている、拳サイズの瓦礫だとか小石の集まりを相手へと向けて右足で蹴飛ばしたのだった。実に卑怯臭い小手先の技である】


【そして、その蹴りの動作からそのまま相手へと向けて正面から駆けて行くのだから始末が悪い。間合いを詰めれたならば即座に左足の一突きを相手の腹部へと繰り出すであろう】
【相手の構えが存在している以上は迂闊に接近できず、逆に受け身になってもただ刻々と時間が流れるだけのルールがこのフードを被った女性にこんな戦術を導き出させたのである】
【先の小石などの姑息な遠距離攻撃は相手の意表を突き、あわよくば構えを解かせる為の行動。そして相手が動揺している間に一撃を加える―――というのが即座に立ち上げたプランだった】
936 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 18:16:34.68 ID:UcJHI/Fso
>>933
/いえっさー
937 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 18:20:44.55 ID:OYdvdbjHo
>>913

「…………ムウ」【男性の困惑に染まった吐息が小さく零れ落ちて消えていく】
【下げられた頭、纏められた艶やかな鴉色の女性の髪がゆらゆらと揺らめき、綺麗】

【ぐっしょり、と。】【赤い紅い液体に湿った袴が引き揚げられて滴る鮮血は】
【ポタリ、ポタリ。】【露わに成った深い傷は肉すら削られ僅かに覗くは骨の白】
【女性は手馴れた手付き、慣れた手順か流れる水は汚れを流し白い手拭いが傷を覆う】

「……別に見慣れてイルのでいいのですガ。
それよりもその手当てダケデ済ます貴方に驚き……」

【何故頭を下げられたか……コレまでの記憶、脳の海より探すが見つかる事は無く】
【小さく首を傾げる男性は……今だ上がらぬ女性の頭、困った様に眉を寄せて……】
【不意に……ぽん、と。】【優しさの気配と共に女性の頭に乗せられた男性の大きな手は】
【穏やかと……丁寧を、髪を乱さぬ様に僅かな心配りと共にナデナデ────その姿は慰める様に】

「マァ、拙者にはイスルギサンの事は全く分かりマセン。会ったばっかりデスシ
眺めてイテ頭を下げる様な事も見られませんデシタでもナニかアルのデショウネ
……こんな言葉がアリマシタ。失敗は成功の母、つまり失敗ナクシテ成功はありません
失敗ナクシテ成長もありません。貴方は一つ失敗して成長シタ、コレでイイじゃないですカ?」

【ちなみに……彼のナデナデは女性が拒むまで続いていく……無論髪フェチでは無いのでご注意を】

/用事で出かけておりました……おくれましてゴメンなさい
938 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 18:25:00.10 ID:oXPn8pbVo
>>934

「要らねえ。…誰が、お前なんかから」

【胸部に辺り膝の上に落ちた氷菓を瞥見し、数瞬も欲し気に見つめるが】
【すぐにぷいっと、視線を背けてしまった。本当は、食べたかったのだが。子供っぽい反応である】

「…さっきみたいなこと、言わないならな」

【少しの間を置いてそう答えるが実際、青年も暇なのであった】
【若干苦手意識も湧いたしからかわれる様なことがあれば今度こそ泣き出してしまいそうだが】
【まあ、話し相手を少し努める位はいいか、と。暇人故にそう答えた】
【少女が隣に座っても、さして抵抗はしないだろう】
【手持ち無沙汰になり、また頬を掻いた】
939 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 18:30:09.21 ID:vicVqlgFo
>>938
「ふぅん・・・要らないんだ・・・・」
「じゃあこの残ったお菓子どうしようかしら。捨てるしかないのかなー?」
【横に居る男にわざと聞こえるような声で呟く】

【一応面倒見はいいらしい】

「ん、言わないわよ。」
「私がそこまで嫌な奴に見えるわけ?」

【ニヤッとした笑みを浮かべると青年の横に座る】

「アンタはさこの街で言う能力者ってやつなの?」
「ま、違うなら良いんだけどさ。」

【スナック菓子をぼりぼり食べながら青年に問う】
940 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 18:38:47.53 ID:MMF0zZuIO
>>935

【構えを取りながら、女はチラリと砂時計に視線を向けた。もうほとんどそれは下へ落ちている。あと数秒であった。】
【視線を戻すと、相手は落下。やはり常時滞空するという行為は無茶であったのか、あるいは能力を「切った」のか。それは定かではない。そして、もう一つ…】

両腕が使えない人間の動きではないな…

【彼女は思わず呟いていた。通常、怪我をしていたらどこか動作に支障が出そうなものである。】
【例えば腕―――――それが無いせいで、蹴りの時の重心がズレたり、それこそ、起き上がろうとしてバランスを取れなかったりなどだ。】

【しかし、目の前の人物にはそれがない。あるいはあるのかもしれないがごく「小さい」のであった。なんというか、被弾していても柔前に動いているような印象を受ける。】

…真正面から来るか…!

【甘い――――――――女はそう思考した。体軸全体の力を正面に持って行き、そこにさらに「氣」を加えることで、】
【相手の防御、それ「ごと」打ち砕く力が、彼女にはあった。正面での攻防は敵無しである。】

【―――――――――――しかし】

【この世に「絶対」は無い。右足を出したら左足が下がるような、サイコロを降れば何かの目が出るようなどんな普遍的な真理でも、そこに穴は確かに存在する。】
【この場合、それがもっとも確固たる形を持って顕現した瞬間であった。】

…っ!!

【結論から言えば、撃たれた石、それは彼女が無意識の内に放出していた「氣」により分散したのだ。それだけ、高位力の一撃を打とうとしていた証拠である。】
【そして、ばらけた石…いや、細かい「砂」は彼女の「視覚」に干渉する。】

―――――――――――しまった、「そういう戦法」か。

【女はタックルの姿勢のまま意外そうに言葉を紡いだ。次の瞬間にはもう最大の一撃を打とうとしていたのだ。しかし、】
【それよりも「前」に、蹴りは女の脇腹を捉えている。相手の靴の裏が、しっかりと密着していた。砂時計の砂が完全に落ち切るのと全くの同時である。】

【相手の戦略がものの見事に成功した瞬間であった―――――――――――】



/お待たせしましたー!
941 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 18:41:43.73 ID:oXPn8pbVo
>>939

「す、捨てる位なら俺が貰ってやるよ。…けっ」

【声は若干上擦って、分かり易い奴である。】
【ささっと手元の氷菓に手を伸ばすと、さくっと包装紙を破り、中身を口に含む】
【夏場にはぴったりな、ひんやりとした感触が舌を通して全身に冴え渡る。やはり、アイスは良いものだ】
【俄に緩みかけた口角は、もう演技等考えてはいなかった】

「見える。よーく、見えるな」

【改めて視線を、隣の少女に向けてみれば】
【案外美人だなとか、そんな感想も湧いてくるがやはり、あのニヤニヤとした表情を忘れる筈が無い】
【苦々し気に、アイスの隙間から言葉を零した】

「…ああ。それが、どうしたんだよ」

【頻繁に氷菓を口に含みながら、其の合間に。少女の問いに答えた】
【尤も能力について――…特にその発症の理由周り、余り良い思い出でなかったので】
【話題にするに少し気は乗らなかったが…能力者であることを告白する位は、大したことではない】
【続きを促しながらまた、氷菓を齧った。食べるペースが、早い速い。要らないとか言っていたくせに】
942 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 18:49:22.55 ID:vicVqlgFo
>>941
「あー助かったー」
「アンタって意外と良い奴なのねー」
【完全に棒読みである】

【しかもその腕はまた新しい氷菓子に伸びている】

「ん、これもおいしいわよ」
【新しい氷菓子を差し出す】

「どこがよっ!」
「アンタ眼球腐ってんじゃないのっ」
【自分の口の端を指で持ち上げて笑顔を作ったり色々している】

「え?あぁ私も能力者なの。」
「これが能力なんだけど。」

【ファンシーなハートの矢を取り出す】

「どう?どんな能力だと思う?」
【ハートの矢を相手の方へ持っていく】
943 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 18:53:14.85 ID:UcJHI/Fso
>>940
【決まった。突き出した足の裏には確かな感触・手応えが存在している。なんだか後味の悪い戦法が数箇所在ったが最後に笑ったものが勝者だ、勝ちは勝ち。う、うん】
【しかし、溜め息をふぅーっと深く吐きながら左足を降ろしていく女性の視界にはハッキリと強力な攻撃を放つ寸前であった相手の姿がそこにあったのである】
【思わず脳内でゴキバキという不吉な効果音が響く。これが正真正銘の真剣勝負だったら今頃自分は――脂汗がどっと出た。足まで折られたらもう自分はどうすればいいのやら】
【勝った嬉しさと勝者への報酬の期待と視界に映り込んでいる絶体絶命の権化みたいな光景が感情を刺激し、結果として……引きつったような苦笑いを浮かべてしまった。薄くは無い】

「あ、あー……えー……か、勝ちました」

【そして、こう、元々追い剥ぎ狙いではあるのがある程度会話をしたりゲーム形式であるとは言え闘気を交えた相手に報酬を要求するというのは少し忍びなく感じられた】
【果てには卑怯な手がフィニッシュの引き金となっているので相手にツッコミを入れられないか心配でもある。再戦を求められたらもう勝てそうには思えれない】
【おまけにいざ勝負が終わったとなると先程打った左肘がメチャクチャ痛む。普通なら折ってても可笑しくない衝撃であるのだから、むしろ涙目にならなかっただけマシと言える】

「そ、そのー……す、すみません……」

【なんだか言い切れぬ罪悪感が心の底から湧き上がってきてしまい、頭をペコッと軽く下げる程度ではあるが謝罪をせずにはいられなかったのであった】
【最初に第一一声が脅し文句であったのにどっちつかずなフード被りだった。】
944 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 19:05:20.89 ID:oXPn8pbVo
>>942

「ふん、まーな」

【相手は棒読みであるが、気にせずに】
【ふんと鼻で笑って微かな笑みを浮かべ、そう答えた】

「ん…おう。」

【丁度最後の一口を飲み込んで、ハズレの棒を残念そうに見つめていたそのとき】
【勧められた二本目を今度はめんどくさいことも言い出さず、受け取った。段々と機嫌が良くなっているらしく】
【お礼の言葉は喉元で止まり、未だに発せられないが。機嫌良く新たな氷菓を、口の中に放り込んだ】

「はん、やればやる程お前の本性が見えてくるな」

【アイス二本の恩人に対し青年は、笑う】
【少女をからかうくらいの余裕は出てきたらしい。さっきの仕返しのつもりなのだろうが、大人げない】
【カラカラと自然体で笑い声を零して、また氷菓に齧りつく】

「…へぇ。俺には想像もつかねぇな」

【氷菓を齧りながら意外そうに、そう呟いた。ただの玩具では、無かったらしい】
【晴れやかな青空を見上げ幾許かの逡巡を試みてみるも、どんな能力かは判然とせず】

「…おい、俺で試したりするなよ?」

【ただこちらの方を向く矢を見て、底知れぬ恐怖を少しだけ感じた】
945 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 19:10:39.79 ID:MMF0zZuIO
>>943

…後、そうだな。コンマ2秒早かったら君を複雑骨折にさせられてたんだがね…
いはやは惜しかった。もうちょい早ければなあ…

【相手が左足を下ろすのを見て、自分も構えを解いた。パチパチと瞬くと、微かな痛みがともなった。やはり、砂が目に入ったのだ。それにより視界がぶれ、タックルの出が遅れた。】
【それに、女は動揺した。予想外の出来事に心を揺さぶられていたのだ。それは、相手が満身創痍であり、こちらに勝てるはずもない、と事前に踏んでいたからかもしれない。】
【とどのつまり彼女は「油断」していたのだろう。武道家といってもまだ若いため、彼女とてまだまだ未熟である。】

そうだ。君の勝ちだ。最初に言っただろう?
砂が落ちる前に「一打」でも入れたら私の負け。

綺麗に決まったもんだ。ウチの道場の試合だったら一本勝ちだな…

いやはやいい試合、そして柔軟な思考だ。石を飛ばして来るとは思わなかった。使えるものはなんでも使ったほうがいいようだ。

【乱れた髪を整えながら女は言葉を紡ぐ。負けていたがどこか楽しそうなのは、言葉通り、「いい試合」であったからで、相手の戦法の卑怯さなど微塵も不快に思っていないらしい。】
【いや、そもそも「卑怯」ということすら思っていないようである。彼女にしてみれば、重要なのはこちらに向かってくる「意思」であり、勝ちを取りに行く「執念」であった。】
【極端な話、相手が手を抜いていたらそれこそガッカリである。だからこそ、「三分」という通常の戦闘では考えられないような短時間を条件としたのだ。】

…なんで謝る?君は「ルール」の元「勝利」したんだぞ。やましい事なんて何もない。

【「戦利品だ」】
【声をかけて相手に向かって投げるものは、古い装飾を呈した懐中時計である。コチコチという音が聞こえており、まだまだ健全であった。】
【くすんだ金の蓋には銀で複雑な紋様が彫り込まれており、どこかの王族が持っているような上品さと威厳を与える。】
946 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 19:12:09.42 ID:vicVqlgFo
>>944
「ま、良いんじゃないの?」
「素直なのって良い事らしいし」

【アイスを口に入れながらそんな事を言っている】

「食べたいのあったら勝手に持ってきたら?」
「お金は払っとくから。」
【こんな事を言っているくらいだから財布には余裕があるのだろう】

「止めてよねっ!」
「こう見えてもね、普段は超おしとやかなんだからっ!」
【職業柄事実なのであろう】

「しょーがないわねっ!」
「教えて上げるわよっ」
【少し嬉しそうな顔をしている】

「これに当たっても痛くもないし痒くもないの。」
「ただ精神がバキバキに砕かれるだけよ」

「アンタね、そこまで私がひどい人間に見えるわけ?」

【驚いた顔で相手に尋ねる】
947 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 19:29:18.57 ID:oXPn8pbVo
>>946

「ああ、そーかよ」

【素直なのはいいこと、とか】
【何でそんな話になっているのだったろうか。まあ、どうでもいい。アイス旨いし】
【段々お座なりになってきた答えは、久方ぶりの氷菓に意識が移っているという事を思わせる】

「…いや、お前と違ってそんな大食漢じゃねえから」

【きっと気を遣っていってくれたのであろうが、青年の返事は引き気味で失礼】
【実際は自分で金を稼ぐ術のない青年にとっては食べられるだけ食べておきたいという、思いもあったのだが】
【何だかこれ以上少女に奢ってもらうというのも、抵抗があった。主に青年の、矜持からして】

「はっ、それじゃあ、そう言うことにしておいてやるよ」

【鼻で笑う】

【どう考えても相手の言葉を、真に受けているようには見えなかった。小馬鹿にする青年は、些かばかり楽しそうでもあり】
【漸く溜飲も下がった、ということなのだろうか。それだけタレでからかわれたのは、屈辱的だったのだ】

「……それ、こっち向けんなって。やっぱ、能力からしてイヤな奴っぽいな」

【まじまじと弓を見、少女を見。幾許かの怯懦を孕んだ声音で持って、弓の向きを逸らすように促した】
【続けざまに放たれる一言は少女の心境など知ったことでもないという風に、思ったまま少女をからかうように】
【相手が傷つくだとかそう言った遠慮は、皆無であった。こう言った経験も余り無いので、考えられないのかも知れない】
948 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 19:32:24.11 ID:UcJHI/Fso
>>945
【何故勝ったのに勝ったと大声で叫べないような気分なのだろうか。何故負けた側から勝ったことを認識するように促されるのか。何故、年下に諭されているのか……】
【我ながら相変わらず勝ち方が惨め過ぎて自嘲したくなるような感情がふつふつと込み上げてくる。いっそのこと開き直って悪党キャラにでも転向しようかどうか】
【そして、『ど、どうも……』と弱腰になりながらも投げられた懐中時計を左腕のギブスに乗せる形で受け取る。見るからに高価そうであり、なんか、凄い罪悪感】
【いっそのこと相手がメチャクチャ悔しそうにしてくれたり、最初から怯え泣きながら身包みを差し出してくれた方がまだ追いはぎし易かった。清々しい性格の人間は扱い難い】

「……と、とにかく、ありがとうございます。」

「これでとりあえず当面は資金にも困らなさそうですし……うん」

【ハッキリ言えばこれを質屋とか装飾品店とかで売り払うのがとてもとても躊躇われた。なんか、こう、土下座したい気分とでも言うのだろうか。自分の小悪党臭を今更自覚する】
【どうにかこうにか資金源を手に入れられてもこれでは後味がバカみたいに悪い。しかし、生憎と今の自分にはキャラ付け用の眼帯とギブスしかないのでどうしようもないのだった】

「ええっと……その……じゃあ、もう旅路を阻む理由は無いので……ど、どうぞ……」
「また会えたら……まぁ……余裕があったらお礼させてください」

【ずきずきと痛む左肘を堪えながら薄い苦笑いを浮かべつつ片足を軸にザッと向きを変え、相手が先程まで進もうとしていた道を開くのであった。伸びている3人はもはや空気同然であるが】
【それに余裕があったらお礼をさせてくださいと今までに何回言ったのか自分ですら覚えていないし、この言葉は『どうせもう会わないだろう』という決め付けの元から出た言葉であった】
【恩を虚無で返す。相手はどんな指針で旅をしているのかは知らないが、この女性の指針はそんな風向きを示しているのであった】
949 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [sage]:2011/09/11(日) 19:34:24.01 ID:vicVqlgFo
>>947
「うん、そうよ」
「幼稚園とかでそう習わなかった?」
【少し小馬鹿にしている感じでそう言う】

【決して悪意はないのだろう】

「誰が大食漢よっ!まるで私が[ピザ]みたいじゃない!」
「[ピザ]じゃないわよ![ピザ]じゃ!」

【そんな事を言いながらもむしゃむしゃ食べている】
【全く説得力の無い事には気づいていない】

「それって今の私がおしとやかじゃないみたいじゃない。」
「ま、そうなんだけど」

【これに至っては全く気にしていないようだ】

「んー。まあそうなるわね。」
「こんなに天使みたいな私なのに不思議よねー」

【目を丸くして本当に不思議そうにしている】
950 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [saga sage]:2011/09/11(日) 19:35:34.39 ID:vicVqlgFo
>>949
/{ピザ}の部分は全てデブで変換しておいてください
/すいません・・
951 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 19:46:32.43 ID:UcJHI/Fso
>>945
/次少し遅れますー!
952 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/11(日) 19:54:43.37 ID:tBIGXA6I0
【町外れの荒地 (夜)】

「……けほっ」(うーん…こうか?)
【能力者が集う街からそれなりに離れた場所、見渡す限り雑草と岩しか無い荒地に一人の人間がいた】
【その人物は黄色いレインコートを着て雨傘をさしている為、顔などが全く見えない】
【しかしもし誰かがここに着たら、「この人間が何故こんな荒地にいるか?」と思うよりも先に気づく事があるだろう、それは】

【この青年を中心に半径800mの天気が滅茶苦茶に荒れているからだ】
【身動きができない程の暴風が出るわ、直径3m程の局地的な滝の雨が降るわ、
轟音と光と共に天から雷が降ってきたり、挙句の果てには空を突き破らんかと思うほどの竜巻が青年の前で起こるわ】

「ごほん、ごほん…」(ひさびさだなぁ、こんなに能力を使うのは)
【青年を中心に起こる天災、鉛色の雲も天に広がっている為かなり目立っている】
【さて、こんな嵐の中、青年に近づくものは現れるだろうか】
953 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 19:55:42.83 ID:MMF0zZuIO
>>948

ま、そうだな。煮るなり焼くなり売るなり好きにすればいい。

【ちょっと惜しいといえば惜しい。彼女が身につけているものの中で一番高価なものであるのだ。】
【誰かの形見とか、思い出の品とかそう言った類のものでなかっただけまだマシであった。】

【それに、最初は身ぐるみを剥がれかけたため、それの変わり、とでも言おうか。】
【何よりこちらの負けは負けであるため、きちんと踏ん切りをつけた女であった。】

そうかい。…それじゃあ。あ、そこの三人にもよろしく言っといてくれ。

…いんや、もう結構。二度と会う事が無いよう願うよ。
これ以上物を取られたらかなわんからな。くっくっく…

【その言葉は冗談。声を殺した様な笑いが物語っている。何時の間にか月に黒い雲がかかり、光源の光を半減させていた。】
【朧月はどこか見るものを不安にさせるような、そんな嫌な雰囲気を与える。この場が廃墟群ということもあり、やはり印象は「負」の方向であった。陰気な雰囲気をより助長させている。】
【しかし、女はそんな様子を微塵も感じていないかのように振舞っていた。そのままだと鼻歌でも歌い出しそうな雰囲気である。】

いい戦いだった。…「勝ちに行く」心は見てて美しい。

はは…

【去るとき、小さく発した言葉は誰に言うでもない独り言だ。夜の澄んだ空気の中に溶けるように散り、やがて消えた。】
【下駄の音をかちかち、と響かせながら女は空いて偽を向けて去って行く。それが見えなくなるのは、】
【夜の闇も手助けして長くはかからなかった。さて、別れた女はこの後宿を取り―――――――――――】
















あー…しまった……

【―――――――――――ではなく、肝心なことを聞き忘れ、再び廃墟群を不安そうに彷徨うのであった。】



/乙でしたー!
/途中遅れてすいません!ありがとうございました!!
954 :【白鳳撃突】 [sage]:2011/09/11(日) 19:56:20.95 ID:MMF0zZuIO
>>951
/おっと、了解です!
955 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 19:59:31.77 ID:oXPn8pbVo
>>949

「幼稚園とか、通ってねぇから」

【ついでに言えば小学校も中学校も、高校も】
【勝ち誇ったような笑みと共に告げる青年の表情は、何処か悲し気でもあったが】
【直ぐにそんな表情は掻き消えて、青年はアイスに向った】

「はっ、どーだかな。」

【敢えて肯定も否定もせず、曖昧な答えを返す】
【ちらりと少女の姿を盗み見ればまた怒濤の勢いで菓子を食べていて】
【ああ、こりゃ時間の問題かもな、と】

「…お前、ナルシストだったのか」

【今までは、軽い冗談の様な物だと解釈していたのだが】
【天使みたいな私、という発言に、軽く引いた。視線をそろーっと何気なく少女からそらし、アイスを舐める】
【半分は演技みたいなものなのだが、まあ天使見たいとか自称しちゃうやつにこの位しても差し支えないだろう】
【そんな事を思いながら、最後のアイスを食べ終えて。同じくハズレだった棒を詰まらなさそうに、そこらに放り投げた】

「あー…旨かった。…それじゃ」

【改めてその場で大きく伸びをすると、同時に欠伸をひとつ。徐に長椅子から立ち上がり、別の長椅子へ移動】
【別に、少女を避けた訳ではない。青年は先程のように椅子に腰を降ろすと、そのまま寝転がった】
【こいつ、店先の椅子の上で昼寝するつもりである。仰向けになると、徐に少女へと視線を向けた】

「俺は、昼寝するんでな。…アイス旨かった。……ありがとな」

【最後に一言、少女に向けて】
【少しだけ頑張ってお礼も言った。からかわれて腹が立ったのも事実だが、二本のアイスが旨かったのも事実】
【そして一度脇腹を掻くと、徐に眼を閉じ本格的に寝る体勢に入った】
【因にパーカーの前はチャックを絞めていないため、パーカーの裾は長椅子の脇にだらりと垂れており】
【露になった黒Tシャツの裏にある、そこそこ鍛えられた身体に、幾本もの手術跡の様な線が残っているのが視認出来るかも知れない】
【無論少女が近づいてくれば、の、話だが。何事も無ければ青年はこのまま、眠りに付くだろう】
956 :【恋堕天使】@wiki Eファンシーな弓 ファンシーな矢×10 [saga sage]:2011/09/11(日) 20:04:10.42 ID:vicVqlgFo
>>955
「幼稚園行ってないの!?」
「へー、私も行ってないのよ!」
「なんか意外な共通点よねっ!」

【意外な共通点を見つけて嬉しそうだ】

「何よそれっ!」
「はっきり言いなさいよ!私はスマートだって」
【先ほどから大声を出してばかりである】

「違うわよ!」
「まずナルシストって何よ?」

「意味わかんない言葉使ってんじゃないわよ!」
【自分の知識の低さを相手のせいにする】

「ええ、また今度おごって上げるわ。」
「私ももう帰るから。」

「じゃ、またこんど」

【そう言い眠りに付く青年を後目に駄菓子屋を出る】

/絡み乙ありでしたー
957 :【百花繚乱】 @wiki [sage]:2011/09/11(日) 20:17:45.54 ID:MYXLKB0H0
「はぁッ………ふぅッ……」

ひとつ路地裏“傷一つ無く”腹や脇を押さえ悶え倒れる
二名ほどの男達、その中で立っているのも二名
其れは対面する大きな体格の青年と体格ともにひ弱そうながら隙を生じず
体軸を意識した構えを為しつつ、肩で息を少しあげる少女
相手が動く気配を感知するまでは山の如く不動ながら
青年が体重を掛けた拳打を放つステップを踏むと神速の反応を見せ
右正面突きに対し、同時に右手を突き出し、捌くように彼女は手首を狙った横への“崩し”
崩された体勢の脇部分、少女による中段からの貫胴ーーー左手に不思議な光を込め

「《壱種之活華・椿》」

パンッーーー……打った後に傷跡は無い、まるで体内に衝撃だけが貫通した様な空虚の音
青年は白目を剥き倒れ伏せる、対し少女は疲弊はやや腰を落とす

「よ、弱いもの虐めはっ……いけません……ーーー」

路地裏の隅でおびえて居た少年、不良集団の男達に絡まれて居たのだ
偶然この少女が其れに遭遇しーーー何時しか戦いになって、どうやら勝ってしまったらしい
此の後少年達を宥め、帰りを笑顔で見送るが

「ッ…………」

少し歩いてから、疲弊からか、路地裏の壁に凭れ掛かってしまって居る様子
958 :【小鳩丸】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 20:18:58.71 ID:oXPn8pbVo
>>956

「へぇ、お前も言ってなかったのか」

【それなら引き合いに出すな、とも思うが】
【存外悪い気はしなかった。視線を向けると少し意外そうに、相槌をうち】

「嫌だね、絶対」

【まあ客観的に見れば、スマートであろうが】
【そのまま伝えるのも、面白く無い。要求を拒みつつ、楽しそうに笑い】

「…そんな事もしらねぇのかよ」

【今度ばかりは呆れたように、まじまじと少女を見た】
【大体意味も判らないのに否定するのは、どういうことなのだろうか】
【苦笑を零しながら、然し、意味は話さないままに青年は閉口した】

「おう、またな」

【最初は最悪の出会いかと思われたがアイスも食べられたし、案外悪く無かった】
【人生万事塞翁が馬という事だろうか。――…そんな事を思いながら、青年は眠りに付いた】

/絡みあり乙でした!
959 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki [sage]:2011/09/11(日) 20:20:04.21 ID:UcJHI/Fso
>>953
「あ、あはは……次は取れるかわかりませんよ」

「………………――――――次はこっちが肋骨持っておかしくねぇし……」

【最後にぼそっと、とてつもなく小さくぼそっと呟いた言葉は薄い苦笑いばかりを浮かべるこのフード女の本音であった。つまり、もう二度と会いたくないと切実に思っていた】
【去っていく武闘家である女性の背中は物を取られたのにも関わらず軽快な感じがして、そこに一種の矛盾を感じざるを得ないのであった。何故あんなにもご機嫌なのだろう、と】
【まだ自分よりも5つ以上は若そうで、自分よりも強くて、精神的にも強くて―――と、歳相応の陰湿な思考に入りかけるのをそこで中断する。それこそ自ら老化の証拠を示しているものである】
【自分は自分で適当に生きていければそれで十分、強くなかろうとも勝てばそれで全てよしとする……うん、この思考に限るな。】

「さて、廃墟に長居するってのも不気味だし、そろそろ行くかな」

【清々しく強い女性を見送った後にこちらもそろそろ出発する事にし、その歩みを再び動かし始めるのであった。腕が爆ぜようとも足があればいくらでも旅を続けれるし、それが旅の醍醐味である】
【旅の道連れなんて言うのを作るのは醍醐味でも何でもない。強いて言うならば己の体が引きちぎられてもそれを道連れにするくらいである。まぁ、右手は完全になくなってしまったのではあるが】
【そうして、この女性もまた夜の闇へと消えた――――】


【――ガシッ  女性の足首を掴む一つの手。盗賊の内の1人が意識を取り戻したらしいのであった。というかこの女性、完全にこの三人によろしくすら言わずに去る気満々だったのである】

1「へ、へへ……途中から話は聞いてたぜ……うまくやったようじゃねーか……」
1「とりあえず肩を貸してくれ……あ、分配はあんたが4で、俺たち3人が2だったよな……?」

【しかも、どうやら女性は最初から自分に有利な分配の仕方でチームを組んでいたらしいのであった。まぁ、確かに能力者であるので戦力としては優遇されるべきなのではあろうが】
【とりあえずも、これで分配をしたところで金額の大半が自分の物になるのは間違いなく、これほどの高価な懐中時計だったら4割程度でも充分な資金となってくれるはず―――】



【―――――――――――――――――女性は盗賊の顔面を気絶するまで蹴った――――――――――――――――――――】




/絡み乙でしたー!凍結含め、ありがとうございましたなり!
960 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 20:35:58.82 ID:8VERoXln0
>>937

【情けない姿を晒してしまった。顔は見えないがどうせこの男は自分の今の姿を見て笑っているのだろう】
【奥歯を噛み締め、こみ上がる感情をぐっとこらえていると】
【ポンッ――――と頭部に軽い衝撃。一瞬の思考停止の後、自分が頭を撫でられているのだと気付く】
【温かく大きな其れは、自分の手と違って節くれだった男性のものだったが。しかし、とても優しかった】

「…………グスッ」

【我慢できなかった。こみ上げる感情によって心の堤防は決壊、既に潤んでいた両目から涙がどっと溢れ出す】
【懐かしい記憶が蘇ってくる、遠い昔、父の膝の上に乗せられ優しい笑顔で頭を撫でられた事を。あれからずいぶん時間が経った】
【男の手を振り払うことなく、大人しくされるがままに頭を預けながら静かに涙を流していた】

「あ、あのっ。 あり、がとうっ、 ござい、ます……ヒックッ」

【肩を震わせ、しゃくりあげながら途切れ途切れにお礼を言う】
【この感謝の気持ちをもっと上手く相手に伝えられないのがとてももどかしい。その苛立ちを紛らわすかのように目元を道着の袖で乱暴に拭う】
【俯きながら静かに涙を流す女性と、その頭を撫でる男性。その光景は他人が見たらまるで微笑ましい親子のように……はたして見えるだろうか】



/こちらこそ何度も遅れてごめんなさいです
961 :【幻想演奏】 :2011/09/11(日) 20:40:42.13 ID:E8OxnA+DO
>>957
/まだいらっしゃいますか?
962 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/11(日) 20:44:09.53 ID:esL7ETKIO
>>957
【何もかもが終わってしまった路地裏に男がやって来た】
【五芒星の描かれたバンダナと迷彩柄のマスクによって目以外を隠しているため少し怪しい人間に見えるかもしれない】

―――君、大丈夫かい?

【壁に凭れかかる少女が気にならないわけがないので男は少し早足に近づいて聞いてみた】
【着用している黒マントと背中に背負っている杖で彼が魔法使いだと見た目でわかるかもしれない】
963 :【百花繚乱】 [sage]:2011/09/11(日) 20:44:50.86 ID:MYXLKB0H0
>>961
/あ、居ますよっ
964 :【幻想演奏】 :2011/09/11(日) 20:46:31.21 ID:E8OxnA+DO
/すいません。今回は引かせてもらいます
965 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/11(日) 20:54:56.05 ID:esL7ETKIO
>>963
>>964
/ややこしくってごめんなさい…
966 :【魔嵐霊帝】 [saga sage]:2011/09/11(日) 20:58:26.17 ID:tBIGXA6I0
>>952
再募集
967 :【百花繚乱】 [sage]:2011/09/11(日) 21:01:38.32 ID:MYXLKB0H0
>>964
/すみません、すみませんッ、よろしければまたの次の機会にッ!

>>962
「ーーーあ」

仰ぐ汗を拭いながら、声の有る方向へ向くーーー異様な、というより奇怪な雰囲気を醸し出す
少年、まるでマジシャンの様な、空想の魔術師の様な
仮面から表情が分からなくてやや怖くもあった、が、こちらを心配しているのも事実で
決め付けは良くないかな、と割り切る

「は、はいっ、そのっ、大丈夫……ですっ……少し疲れただけで」

何とか笑顔で声音を連ねてみせる
元々、私の拳法は多対一には向いていない、あまり一人一人に連打すると体が付いて行かず
疲弊が蓄積する、集中を向けるべきが一人で無い所以に
“空発”が多く、より無駄に体力を浪費する事が有る、まぁ、其れは単なる実力不足なのかも

「ご、ごめんなさいっ、お見苦しくて邪魔でしたでしょうか……?」

嗚呼、また臆病風を吹かす様におどおどしながら、俯きつつも相手の顔色を伺うように
上目遣いで、ちぢこまりながら、そんな事を聞いてしまう
968 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - [sage]:2011/09/11(日) 21:10:21.43 ID:esL7ETKIO
>>967
【おどおどした様子の少女は男から見れば強がっているようにしか見えなかった】
【しかしこの上目遣いは萌えr(ry】

全然、そんなコトないよ
ただ困ってる女の子は見過ごせないたちでね…

【恐らくこれ以上の接近は少女を更に脅すのみだろうと考えて半歩下がる】
【それから手のひらに水の球を生み出し手で叩き―――氷のコップを水入りで作り出す】

飲むかい?

【この程度ならば杖を手に持たなくとも可能らしい】
【限りなく透明な氷のコップはひんやりとした冷気を放っている】

/よろしくお願いします
969 :【百花繚乱】 @wiki [sage]:2011/09/11(日) 21:33:27.77 ID:MYXLKB0H0
>>968
「あぅ……それなら困ってる姿を見せちゃって申し訳無いばかりです……。」

彼女からして見たら、外見は怖そうながら本質的には、悪い人では無いのかな、と言う
雰囲気を感じつつ有り、少し緊張を解く様に体中の力を弛緩させる
眉を釣り下げて、口をへの字に、ハムスターとかそう言った小動物みたく、ぺこりと
体を凹ますように、謝罪してしまう

彼女の中ではまた人様に迷惑を掛けてしまったなぁ、と落ち込み気味

「わわっ、す、凄いです、手品みたい」
「ぁ……ーーーその、折角のご好意有り難いです、けど、その水は少し後ろに倒れた青年達に」
「飲ませてあげて良いでしょうか……ーーー恥ずかしながらムキになって、手を上げてしまったので」
「せめてもの罪滅ぼしに、はならないですかね、はは」

目を見開かせ、関心した様に魔術を手品の様にイキイキした瞳で覗く
ーーー青年は暫く起きあがれないでは有ろうが、致死や内部にも損傷を来す事はしていないながらも
自身の拳を過信して居らず、単純に先まで敵だった相手が心配で仕方無かった
所以、情けなさげに乾いた笑顔を浮かべて両手で壁を作る様に水を遠慮し
気絶し苦悶する青年に飲ませる事を提案し
970 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/11(日) 21:41:22.06 ID:MMF0zZuIO
(公園)
(時間も遅く、人もまばらになったそこに一人の人物がいた。)
(木に寄りかかり、特にやる事もなく空を見上げている。)

ふー…

(一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。)
(ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、)
(左目を斜めに切り裂く様な傷跡。そのせいで、彼女が隻眼であることがわかる。)

(そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣と、)
(左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。)
(それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。)
(また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、)
(その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。)

…どうも…ね。私は…壊れたみたいね…

(ポツリと紡いだ言葉は風に流れ、やがて消える。)
(当然人間にあるような気が彼女にはなく、それこそ弱々しく、静かにそこに立っていた。)

あー…もう…

(やがて、歩き出す。トボトボとした足取りは、)
(ともすれば誰かにぶつかってしまいそうなくらい危うく、前方不注意であった。)
971 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/11(日) 21:44:03.00 ID:MMF0zZuIO
すいません…>>970ちょい取り消し
972 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/11(日) 21:46:03.60 ID:ewZkSMHto
>>969
いや、いいんだよ
これは僕の勝手な行動だからね

【ふっと少女の体に入っていた力が抜けたのをなんとなく感じ取りながら、また謝罪を始めた少女に軽く手を横に振った】

えっ?
…あぁ、こいつに…?

【少女の提案に対して一瞬嫌そうな表情を作る】

…まぁ、それが君の願いなら、そうするとしよう

【しかしすぐに苦笑いへと変更して青年の方へ向かう】
【そしてコップの中身をやや強引に青年の口の中に流し込んで空になった氷のコップを額にうまく乗せておく】


魔法、珍しいかい…?

【再び少女に近づきながら先ほどの自分の魔法について興味を示したことを指摘した】
973 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 21:47:18.52 ID:OYdvdbjHo
>>960
【思い出と言う大切な宝箱から溢れ始めた懐かしさは女性の瞳から透明で美しい雫として頬を流れていた】
【俯く顔、染まる色は見えないが時より漏れる嗚咽と湿り気を帯びた声が表情の代わりとなりよく分かる】
【夜は深き月も傾く宵の時、薄暗く優しい月の微笑みに照らされる二人は……コレをなんて言うのだろうか】

【けど……しかし】「…………えっト」【彼の視線から見たこの場面は美しい物とは限らない……】

【慰めらんも頭を撫ぜた。……それだけで零れ始めた女性の涙、引き摺り込まれるのは疑問の渦の中へ】
【自然と戸惑いが口元から漏れ始めるが、その場の空気と言う強制力がそれを食い止め、心の中だけに】
【小さく泳いだ彼の瞳、何か助けを探さんと。されど気配も無くて困り顔、でも……ただ、撫でる手だけは】

【彼は女性の感謝を聴きながら、ただその手を動かして、困惑の色に乗せられるまま……そして思い出す。】
【女性が感謝の言葉を紡ぎ終えた時、彼女の背中を暖かい物が触れ始め……ポンポンと……それは男性の手】
【男性はもう片方の手、女性の背中をさする様に触れながら、一歩二人の空白の間を短くして……恐る恐る】

「えっト……拙者、ナニかしてしまったのでショウカ?!……えっとエット」
「あ、脚が痛いのデスか。拙者が変な事を言ったカラ?謝りマスカラ……な、なんだってしますから」

「────────デスらか泣かないでクダサイよぉ」

【女性の耳元に男性の胸が軽く当てられて……ドクンドクン、と。彼の生命の鼓動が女性の耳へ】
【彼が思い出した事は赤子のあやし方……名付けて泣き止んで貰おう作戦……彼の音が女性へ……伝わるだろうか?】
974 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/09/11(日) 21:50:51.38 ID:wJGUd9dJo
>>906
//謝り合戦とか言わない約束。
//遅れました

【ゲゲッと漫画でしか起こり得ない様な蛙の断末魔に似た声が少女の喉の奥底より響く】
【流石に脅されて恐いのか、顔を赤くしたり蒼くしたりしながらも】
【紳士を睨みつけるような、又は懇願するような表情を行ったり来たりさせ】
【少し吐息を荒げる】


「───ぐぐぐ……」
「では、誰にも言わないと約束して欲しい……」
「ボクの秘密をキミに漏らす訳だから、守秘義務があると思うんだ。 うん」

【何とか気丈に振舞う少女であるが】
【顔の変色は如何ともし難く、蒼白い色で染まった顔は、恐怖により口元がヒクヒクと動いている】
【そして、泳いでいた目で紳士をしっかりと見据えると】


「………だめ? ……かな?」

【若干、相手の表情に気おされたのであろう。弱気になった少女は】
【首をこくんと傾げ、問う。 秘密の共有を。】
975 :【百花繚乱】 @wiki [sage]:2011/09/11(日) 22:05:26.00 ID:MYXLKB0H0
>>972
「ふ、不本意だったらごめんなさいっ」

謝罪何回目だろうなぁ、なんて今宵の自虐的な考え方を、どうにかしないと、と自省気味に話す
何度もペコペコと日本人的気質なのか、まぁ、単純に弱気なだけだが
相手の嫌そうに向けた顔を見て、こんな些細な罪滅ぼしをわざわざ他人にやらせてしまって
駄目だなぁ、自分、なんて知らぬ間に自虐的に

ーーー魔法の指摘を受けて、少しハッとした様に、顔を向ける

「ぁ、まほっ……ーーー手品みたいとか言ってしまい、ごめんなさい」
「あ、いえ、私は魔法は詳しく無いですけど、初見でも無くて、でも毎回見る度に」
「凄いなぁ……って思うんですよ」

「ほらっ、あの、おとぎ話みたいな感じで……憧れちゃうじゃないですか!魔法って」

本物の魔術師だったのかな、と思い、自分の発言に謝罪を込めつつも
魔術に関しての認識を、イキイキと語る、かぼちゃを馬車にするだとか
綺麗なドレスをあっと言う間に仕立てるだとか、グリムの様な童心めいた魔法を思い馳せる
無垢な憧れ、照れくさそうにもはにかんで笑顔で語る

「あぅ、熱くなりすぎました、自重します……」

そして意気揚々と語る自分にハッと気付き、また縮こまる
976 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/11(日) 22:12:52.93 ID:MMF0zZuIO
(公園)
(時間も遅く、人もまばらになったそこに一人の人物がいた。)
(木に寄りかかり、特にやる事もなく空を見上げている。)

ふー…

(一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。)
(ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、)
(左目を斜めに切り裂く様な傷跡。そのせいで、彼女が隻眼であることがわかる。)

(そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣と、)
(左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。)
(それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。)
(また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、)
(その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。)

…どうも…ね。私は…壊れたみたいね…

(ポツリと紡いだ言葉は風に流れ、やがて消える。)
(当然人間にあるような気が彼女にはなく、それこそ弱々しく、静かにそこに立っていた。)

あー…もう…

(やがて、歩き出す。トボトボとした足取りは、)
(ともすれば誰かにぶつかってしまいそうなくらい危うく、前方不注意であった。)
977 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/11(日) 22:15:34.54 ID:ewZkSMHto
>>975
御伽噺、ねぇ…
残念だけれど、僕の魔法はそんなに器用じゃないんだ

【弱気だった少女が意気揚々と語り始めてくれたことに男はかなりテンションがあがる】
【何より照れくさそうな笑顔が萌(ry】

四大元素っていう、基本的なものしか使えないから…
ワープだとか回復魔法だとか、お菓子を大量にだしたりだとかはできないんだ

【少女の期待が明らかに所謂「願いを現実に」する系のものへと向かっていることに感ずいてしまった男】
【表情に影がさすがまだ笑顔は残っている】

ん?
別にいいんだよ…?

まだ会って数分僕がいうのもなんだけど、君はもう少し堂々としていいと思うよ…?

【またまた縮こまってしまった少女に極力優しく声をかけた】
978 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 22:16:11.22 ID:xCZWL/v8o
【雲一つ見えない真夜中の河原】
【斜面となっている其処に寝そべって、ボーッと空を見上げる少年が一人】
【藍色のバンダナに黒いTシャツ、加えてカーキ色のカーゴパンツという出で立ちだ】

【因に河原一帯は、大分暗い。ひょっとすれば少年に対し、何らかの接触をする恐れすら、あるだろう】

「――…すげー…」

【少年は、淡い藍色の眸を感嘆の色に燦爛と輝かせ、ただ空を見上げていた――】【そして轟くのは爆発音】
【次いで空に浮かぶのは、色とりどりの花。】【――そう。花火、である。】
【人通りの少ない通りだからなのか、辺りに人は殆ど居ない。寧ろ、こんな花火に興味の有る人も少ないのか】
【それは花火を見慣れている人物が見るには余りにも陳腐で、スケールの小さい内容であった】
【少年が行動を共にしている女性も、既に”飽きた”と言って先に帰ってしまった】【…のだが】

「…おぉ」

【こんな鮮やかな光景が楽しめないとは、憐憫すら感じる】
【星の色とは月の色とは、明らかに違う鮮やかで儚い命。未だ幼き少年――否、竜は。心を奪われていた】
【徐に、空に腕を突き上げる。…竜に乗って飛べば、あの花火まで辿り着くのだろうか。捕まえられるのだろうか】
【――一体、どんな味がするのだろう?】

【幼き竜は未だ、花火の正体を知らない】
979 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 22:22:48.62 ID:8VERoXln0
>>973

【ある程度涙を流し、やや感情の波が収まってきたところで女は気付く。初対面の男性の前で理由も無く、いや有るには有るのだが、泣いて頭を撫でてもらっている】
【――――相手に迷惑ではないだろうか、いやそうに違いない。これを迷惑と呼ばずして何と呼ぶのだろうか】
【ほら、やっぱり。男性の困惑したつぶやきが聞こえてきた】
【もうやめよう、こんな茶番は。自分も相手も、もういい大人である、なのにこんな時間にこんな場所で自分の都合に付き合わせてしまっている】
【激流のような感情が静まると、今度は胸の内にそんなふうに冷め切った自分だけが残った】
【ようやく冷静さを取り戻した心で、相手にもう一度きちんとお礼を述べようとした時】

「きゃっ」

【背中に何かが触れた。頭よりもやや敏感な部位を触られて小さく悲鳴を上げる。そのまま一息つく間も無く男の胸元へと導かれていた】
【そして聞こえてくる、左耳からは男性の心音、右耳からはたどたどしい男性の言葉。やはり困り切っていた様子である】
【やっている事とは裏腹に、その情けない雰囲気の声に思わず力が抜けた。男の人の意外な一面を見てしまって驚いた感じだ】
【自分が子ども扱いされているのは少し気になるが、相手の方が年上なのでやはり其れは仕方のない事。女性の物とは違う広い胸板に安心して身をまかせる】

「はい、もう大丈夫です。 でも、もう少しこのままで……」

【男性の、緊張によるものか心もち早い鼓動を聞きながら自身の両腕を相手の背に回す。恐らく現在自分の顔は真っ赤で、鼓動も男性よりずっと早いだろう】
【そう考えると思わずくすりと笑みが漏れる。どうしてだろう止まらない、自分の笑いが制御できないのだ】
【女は小さな声でクスクスと楽しげに笑いながら、男の胸に顔をうずめていた】
980 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/11(日) 22:25:22.60 ID:n1xkn3NDo
>>976
――【夜・公園】――

「あのニート…“仕事”任せておいたけれどだぁいじょうぶかしらねぇ……授業の準備だから失敗する事
 なんてないけどぉ……絶対お菓子とか食べてさぼってそうねぇ……」

何やら呟きながら箒でふわりふわりと進む魔女が一人、見つけた公園の中へ散歩がてらに入っていく。
夜も遅い公園は人の影が見えず、ただただ静かな時間が流れていくだけで、そこには静寂と虚無が広がるだけだった。
そんな中、ひとつの木に寄りかかる人を見つけた魔女は遠くから箒に乗ったままじっと目を細めて見つめる。
ダークグリーンのコートに、背中にかかる大剣……それに、近寄りがたい雰囲気に纏う冷気と魔力。

「……あの子…」

風に流された小さな呟きは、魔女の耳にかすかに届くも、弱々しい。

「…もぅ」

ぽつりと呟いた魔女は、大きな三角帽子を指で押し上げてから小さく吐息を吐き出し、箒を降りてからコツコツと女剣士に
向かって歩きはじめる。とぼとぼとした足取りの女剣士は魔女に気づく様子も無いのだが、魔女は避ける事も声を掛ける事も
せずに女剣士に向かって真っ直ぐ歩き―――ぶつかる寸前に、突然両腕を広げて抱きとめようとするではないか。
常に何を考えているのかわからない―――それが、魔女である。
抱きとめる事に成功してもしなくとも、魔女は言葉を紡ぎ始めるだろう。

「……どぉしたのかしらねぇ…人にぶつかるなんてぇ……気が抜けてるんじゃなぁい…?」

嫌味のような声音に反して、とても柔和で優しい微笑みを浮かべる魔女は、小さく「久しぶり、ねぇ?」と続けた。
981 :【百花繚乱】 @wiki [sage]:2011/09/11(日) 22:41:27.77 ID:MYXLKB0H0
>>977
「それでも素直に凄いと思いますっ!いや、凄いですっ!断言出来ますっ」
「ーーー……そりゃもう、些細な事でも奇跡みたいな力を、起こせるなんて素敵すぎますよ」

四大元素、ワープ、と聞いてピンとは来ないが、其の魔法と言う名のロマンスばかり
で無く単純なロマン的な焦がれ方をして居た、なかなかどうして自分の事には
消極的ながら他人の事には積極的に持ち上げる、ずいっ、と
顔を近付けて問い積める様に告げるくらいだ

「ぅ、堂々……ですか?」
「うぅ……やっぱり、そうですよね……格闘家の憧れの人からも自信を持て、と」
「ご教授して貰ったんですが……なかなか、格闘面以外は上手く行かなくって」

痛い所を突かれた様に、か弱い唸り声をあげて、人差し指同士をつんつんと合わせながら
語っている内に、次第に口を尖らせてしょぼくれてしまう
ーーー溜め息をひとつ、付いてから、よしっ、と意気込む様に手をグッと上げて

「なら、決めましたっ、なるべく貴方の前では……その、堂々としてみますっ」
「………良いでしょうか?」

ふんす、と息を込めて声音高く出来うる限り力強く宣言する、改善したい気持ちが出るが
また窺う様に問いてしまう
982 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/11(日) 22:42:49.97 ID:MMF0zZuIO
>>980

あー…つつ…

(視界はぐらつき、何ともいやな感覚が女の全身を襲っていた。)
(どこかで鳴るクラクションも、遠くから聞こえてくる人々の笑い声も全て重なって、)
(そして壊れたテープレコーダーのように反響しながら聴覚に入る。ともすれば耳を切り落とし、)
(無音の世界に入ってしまいたい。そんなことすら思ってしまった。)
(トボトボと歩くその足は、不意に止まる…ではなく、「止められる」)

…あァ?

…あんたは……ああ…久しぶりね…

って、女同士で何やってんの…ったく。

(自分からぶつかって行ったにも関わらずこの言い草。)
(女は苦虫を噛み潰したようなしかめ面のあと、相手に抱きとめられた状態から逃れた。)

…余計なお世話よ…こんな時間にこんなとこにいるなんてまた誰かを「食」べてはぐらかしたのかしら…

(やはり、どこか弱々しく。そして頼りなかった。)
(性格からくる勝気な様子、というか、その様なものが見受けられない。)

(剣を傍らに無造作に立て掛け、ベンチに座りながら言葉を紡いだ。)
983 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/11(日) 22:53:57.70 ID:n1xkn3NDo
>>982
ふん、と顔を背ける勢いで離れた相手に対し、魔女は苦笑しながらベンチに傍らに剣を立てかけてベンチに
座り込んだのを見てまたも目を細めた。
感じられない、覇気が、強気が、過去に魔女すらも食らい殺さんとしたあの強さが感じられない。
勝気な性格は未だに健在ではあるものの、弱々しく吐き出される嫌味など、ただの愚痴にしか聞こえなかった。
何も言われずとも魔女はベンチに座った相手の隣へ腰を下ろし、足を組んでから指先で箒を剣と同じようにして
立てかけ、声を紡ぐ。

「誰も食べてないし誰も今は食べないわよぅ…私だって色々と忙しいんだからねぇ?」

それから、魔女は相手の顔を見ず、空を見上げてぽっかりと浮かぶ満月とそれに照らし彩られる絵画のような
夜空と雲を眺めながら、はっきりとした口調で言った。

「……一つ聞くけれど…
   自分から何があったか“友達”に相談するのと……無理矢理聞き出されるの、どっちがお好きかしらぁ?」

空を見上げたままの魔女だが、横顔を見ればわかるだろう。
魔女の漆黒の瞳が真紅に染まり、魔眼を発動している事が。
全てを魅了し、自身の言葉に絶対的に従わせる―――――魔女の魔眼。
それに見つめられた満月と星はその場から動けなくなっているんじゃないかと錯覚する程に禍々しく、美しいその
瞳で夜空を見つめたまま、だが、柔和な顔のまま。魔女は女剣士を魔眼で見つめようとはしない。
この魔眼を行使する事は絶対に無いだろう。女剣士のプライドのため、自身の友人のためにも。

「…私はあんたの弱々しい顔…だいっ嫌いなのよねぇ…鬱陶しいというかぁ…興醒めというかぁ……
 いつか私に向かってきたあの牙…誰にへし折られたのかしらねぇ…?」

先程まで淡かった真紅の魔眼はより濃く、より深くなり、血の色をともし始める。
今の魔眼に見つめられれば、一瞬で精神を蝕まれてしまうだろうとはたからでも分かる程に、恐ろしい真紅。
怒りとも悲しみとも、あるいは両方がにじみ出ているような瞳は―――魔女に似合わぬ、友人を心配しているのか。
984 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 23:04:08.77 ID:OYdvdbjHo
>>979

【女性の腕が廻した男性の腰、彼はもう少しだけ引き寄せられて………今や二人の間のあった空白はなと何cm?】
【瞬間、緊張が速める鼓動が】【ドクン、と。】【跳ね上がり】【零した息は驚きと戸惑いと色々ごちゃ混ぜで】
【それは、女性の心と同じ速さ。】【ドクンドクン】【二人の鼓動は混ざり合い、形を失いどちらの鼓動か分からない】
【……今更になって、彼の心を埋め尽くしたのは、この状況の恥ずかしさ。顔は羞恥の赤色で化粧が施されて……】
【離れようか────頭がそう呟いた】【けれども、約束だと。こころがそれを拒んで結局、変化は無くて】
【そこから少しの時の砂が零れ落ちた……ようやく体と心が適正始めた男性は胸元から漏れる笑い声、小鳥が鳴く様に】
【彼は少しだけ眉を八の字へ、自分は緊張してるのに……ほんのチョットだけムカついた、湧き上がる不満は悪戯心へ】
【女性の髪を撫ぜていた手は止まり、背中をさする手も停止……そして小さく小さくチカラをこめて────────】

【優しくギュッとして】【つまり抱き締めて……二人の距離は0cm】

「拙者コト名前 ギャリック=アーベリィーを笑った仕返しデス。」【クスリクスリと笑いながら】
985 :【簟に坐す摂理の炯眼】 - Salire Cascata - :2011/09/11(日) 23:08:22.65 ID:ewZkSMHto
>>981
う、うん…そうかい?
ありがとう

【ずいずいと詰め寄る少女の姿は先ほどの消極的なものとは正反対だ】
【根はきっといい子なんだろうなぁ…と心の中で呟く】

んー…
僕は、別にいいんだよ…?
あ、いや、別によかないけど…その…できれば他の人にも堂々と振舞ってほしい…かな?

【力強く宣言されたは良いが、男が望むのは「少女の笑顔と幸せ」であり男への好意ではなかった】
【男の思考の根本にある「男の義務は女の子を守ること」という考えが働いていたのだ】

/遅れました…
/そして今日はもう寝ちゃうと思われます…〆か凍結かはお任せします!
986 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/11(日) 23:09:39.83 ID:6jvsHi8/o
>>978

「…やはりガキだな」

【気付けばコンビニの袋を持った男が立っていた】
【見覚えのある濃い紺の戦闘服に左腰のポーチ】
【右腰に拳銃は無いが常に無表情な顔は変わらない】

「…だが綺麗だ」

【感情が無い眼に花火の光が映る】
【彼もまた夜空の大輪の花に引き寄せられた者の一人】
【感情は無くとも感じることはできる。抜け殻のような男がいた】
987 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/11(日) 23:16:40.12 ID:MMF0zZuIO
>>983

【思い出すのは、やはり前にあったことだ。女は目の前の人物に過去に二度ほど会ったことがあった。】
【簡単に説明すると、一度目はあまりいい会合とは言えず、二度目でそのほころびを修正した、ということである。】

【目の前の人物…女の瞳に映るのは一人の「魔女」であった。】
【近代社会――――能力の発達したこの世界で何をいっているのか、と笑われるかもしれないが、】
【これは冗談でも何でもない。比喩でもなければ婉曲表現でもない。】
【一人の魔女…黒を貴重としたドレスと、代名詞とも言える三角帽子を召した魔族がそこにはいる。】
【中世にいたと「噂」されていた魔女そのものであった。】
【この光景をみたら、誰でも口を揃えて言うはずだ―――――――――――「魔女は実在した」と。】

ふん…よく言うわよ。今夜は何人虜にしたのよ。

【魔女は女の隣に座った。箒を剣の隣に立てかける。二つは几帳面にそこに並んでいた。】
【アングルを変えてみれば、それは極めて幻想的。】
【西洋の絵本…その見開きに描かれていそうな構図である。】
【ぽっかりと空に浮かぶ満月、それを見つめる魔女。女は隣で自分だけがこの空間にそぐわないような気がした。】

っ…

【「友達」―――――――女はその言葉に反応していた。】
【自分でも動揺するのを必死に隠した。そっと、自己の中に沈めこむ。】

…私のことはいい。それより…

あんたに一つ忠告しとく―――――――――――「魔女狩り」に気をつけろ。

【身体を動かすのも億劫。額が熱い。指先が痺れる。】
【女は魔女に一言、そう呟いたのだった。】
988 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/11(日) 23:19:11.84 ID:OYdvdbjHo
>>984
文章的に変化はありませんが書き直し

【優しくギュッとして】【つまり抱き締めて……二人の距離は0cm】を

【優しくギュッと抱き締めて……二人の距離は0cm】に変更デスよっ!
989 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/11(日) 23:28:14.81 ID:wKYvzybNo
>>986

「あぁ…? …お」

【背後から不意に、馬鹿にされた様な気がした。カチン、と】
【よく考えれば、その声には聞き覚えがあるような――そう思ったのは、視線を男に移ろわせた後であった】
【僅かに口角を緩め、穏やかな表情で持って、片手をよっと持ち上げ挨拶とした】

「…だろ? 良いよなぁ、綺麗だよなぁ」

【寝転んだままに少年は、年相応の無邪気な笑みを浮かべ、花火を見上げていた】
【彼に限って言えば、相当に珍しいことであった。それだけ花火に、感動したのだろうか】

「……後、俺は餓鬼じゃねぇ」

【だがそこは、譲れないらしい】
【若干の硬度を孕んだ声でむっとしたように、否定の言葉を紡いだ。】【そして持ち上げた片手を再度動かし】
【自身の隣の芝をぽんぽん、と、叩く】【隣で見ていかないか?――と、迂遠ながら誘っているらしい】
【口に出さないのはこういったことに、慣れていないからなのだろう】
【少年とってこうして会話が出来る様な人間は今のところ少なかった。だからこそ、照れくさくもある】
【男はどうやら、以前のやり取りで多少なりとも、少年に懐かれているようであった】
990 :【百花繚乱】 @wiki [sage]:2011/09/11(日) 23:32:26.93 ID:MYXLKB0H0
>>985
「ご、ごめんなさい……堂々とする事に慣れようって名目で言ったんですけど」
「やはり迷惑だった……でしょうか?」

ーーー力強く宣言したのはあくまで、少しでも堂々としようと言う勇気を絞った意識の前進
を計った行為ではあったが、男の反応を窺ってみると
差し出がましかったかな、とやはり引っ込んでしまう、彼女は
好意を形にする程器用でも無くーーー未だに咲かぬつぼみの中、孵化せぬ繭の中の蝶の様な

其のか弱い体を表に振るう事で、自分がバラバラに散るのを恐れて居るのだ
笑顔と幸せ、それらを振る舞える心地よさの裏腹に、其の過程で
他人の幸せを奪ってしまう事も怖かった

「……ーーーでも、そう言ってくれるなら、頑張ります」
「何とか、色んな人に……ありのままの私、見て貰います!」
「そ、そのっ、色々有り難う御座いました、時間が押してて……では、またっ」

しかし、彼女は転んでも繭には隠りきりにならず、ただ前向きに少しずつ花は開いて来ている
向日葵の様な笑顔を向け、心意気を語る、彼女は何かを疑う事を
知らない、良い意味でも悪い意味でもーーー

気ままな太陽は、一礼し走り去った

/〆で良いかな?と乙と絡み感謝
991 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/11(日) 23:35:10.07 ID:n1xkn3NDo
>>987
いつしか会った頃は険悪で、それこそ互いにいつか食い殺しあうのでは無いかと胸中でひやひやした記憶があった。
修羅の道を進んでいるであろう、隣に座る女剣士の覇気を違う時間、それこそ―――出会ったあの時に感じていた
とすれば、魔女の手は震えが止まらない程に威圧されていただろう。
だが、そんな面影は今存在せず、ただただ弱々しい友人が横に座るだけ。それが―――悲しかった。

「…何人虜にしたのかしらねぇ……ほらぁ、私って美人じゃなぁい?歩いてるだけで虜にしちゃうからぁ♪」

軽い口調で夜空を眺めたままに言うものの、紅い瞳は収まらず、いつしか満月すら睨むように鋭く細められる。
強く何にも挫ける事の無かったこの剣士の牙は、絶対に折れる事は無い。そう信じているし、そう知っている。
だからこそ、悔しく感じた。だからこそ―――屈辱に思った。
いつか魔力を貪った自身がこのような事を思うのは都合が良すぎるかもしれない。この女剣士からすれば、何を言って
いるのだと恨みを買うかもしれない、寧ろ、怒りに触れ焼き殺されてしまうかもしれない。それでも―――初めてできた、友達なのだ。
一瞬だけ言葉につまった女剣士の気配がすぐ横で感じ取れたが、魔女は何も言わず、続いた警告に対してニヤリと口の端を
歪めてみせる。

「ふふっ……“魔女狩り”、ねぇ……懐かしい響きだわぁ…何世紀前の話かしらねぇ…?まぁだそんな事を言ってる人もいるなんて…
んっふふ……アァッハッハッハッハ!!おっかしい!魔女狩りって!アッハッハッハッハ!!」

我慢ならない、というように、喋りながら高らかな笑い声を上げて口元を押さえてしまう魔女。
警告に対して馬鹿にしているわけではない、それ相応に、魔女狩りの恐怖をいやという程に知っている。その恐怖に殺されかけた
過去も、消えぬ傷として、胸中にしっかりと爪あとを残している。
だから、だろうか。笑いが絶えぬのは。   相手の呟きに、魔女はしっかりと返す。

「…観念に囚われてる人間は、地獄に落ちるよりも苦しみを抱えているのでしょうねぇ……魔女狩り、それも当てはまるんじゃない
かしらぁ?…確かに、私は呪われた魔女…だけど、今は“祝福された魔女”だと思ってるわぁ?天涯孤独で一人で永遠にこの世に
つながれ続けなければならない、そう思ってたけれど……今は、一人じゃないからねぇ♪」

いつのまにか、真紅から漆黒の綺麗な瞳へと戻った魔女の魔眼。ゆっくりと顔を女剣士に向けて、満月に映える柔和な微笑みを
浮かべて、そっと手を伸ばし、女剣士の手に重ねようとする。私は大丈夫だと言うのならば、私も大丈夫である、と。
その手を伸ばしながら、微笑みかけながら、何故だろうか―――魔女の瞳が、少しだけ潤み、揺れる。

「私が友人を心配するのはいけない事かしらぁ…?魔女は誰も心配してはいけないのかしらねぇ?
 魔女が人と共存するのはいけない事なのかしらぁ?魔女は笑う事も、喜ぶ事も、悲しむ事も、この世界、宇宙で許されていない
事なのかしらねぇ……?もし、そうであるのならば…魔女をやめたいわねぇ…だから、呪われてるのかしらねぇ…?
なぁんで貴方は傷ついてまで私を心配するのかしらねぇ…?傷ついた貴方を心配してはならないのも、魔女だからかしらぁ…?」

間延びした艶のある声音のままだが、明らかに含まれている悲しみとジレンマは、魔女にすら隠せない程に大きなもの。
剣の映える、強さの映える、覇気の映える、修羅の映える―――何事にも屈しない女剣士に、憧れているのかもしれない。
魔女は、はっとしたように手を引っ込めると、軽く指先で目元を拭い、微笑みを作ってから吐息を吐き出す。

「ごめんなさいねぇ…お酒、飲んだ覚えはないんだけれどぅ…なんでかしらねえ…んっふふ…」

また先程と同じように夜空を眺めるようにして上を向く魔女の瞳は、やっぱり、友人への心配と、自身が魔女であるからというジレンマ
に揺れたままだった。
992 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 23:42:50.28 ID:8VERoXln0
>>984

【頭の中を流れるのは二人の心音、どちらも調子っぱずれな早いリズムで下手くそなハーモニーを奏でていた】
【しかし、今はそれがとても心地よい。適度に疲労した体に自然に染み込み、筋肉にこびりついた微細な疲れを取り除いていく】
【それを体中で感じ、女はうっとりと目を細めた。ほんの少しだけ、眠気を感じる。しかし】

「あぅ」

【唐突に、優しく、しかし今までよりも強く抱きしめられおかしな声が漏れる。男の体温と、全体の適度な圧迫感が心地いい】
【へえ。今自分を抱いているこの人は、ギャリック=アーベリィーというのか。うん、良い名前だ】
【他人の名前は全部好き、どれを取ってもみんな素晴らしく思える。…………嫌いなのは自分の名前だけ】
【しかし、やられっぱなしは性に合わない。剣士とは大抵の場合において、人一倍負けず嫌いな生き物なのだ】

「では、こちらも仕返しです。 アーベリィーさん♪」

【身を捩り爪先立ちになって、男の耳元へと口を近づける。両手で相手の頭部をがっちりホールド、形のいい左耳へ甘く優しく囁きかけた】
【これまでの人生において一度も出した事の無かった色っぽい声は、自分でもびっくりするようなものだった】
【そのまま耳の穴に軽く息を吹きかける。少し長めにふぅーっと、悪戯っぽく】
【そして男の目を見てもう一度笑う。これまでとは違う、年相応(?)の子供っぽい明るくはしゃいだ笑いを顔中に浮かべた】
993 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki [sage saga]:2011/09/11(日) 23:44:39.54 ID:8VERoXln0
>>988
/了解したッッ
994 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/11(日) 23:50:35.53 ID:6jvsHi8/o
>>989

「…花と同じだ」

【表情を変えずにつぶやく】
【彼が見ているのに感情は関係ない】
【ただ背負った2万人もの命への償い。他人のために生きること】
【基本的な行動原理はそれだけである】

「…どうかね」

【少年の行動に気付き、隣に腰を降ろす】
【そのまま、何も喋らずただ花火を見ていた】

「…ウィトは生きているか?」

【ポツリと物騒なことを言う】
【だが、軍属の彼としては日常的な会話だ】
【内容は「元気でいるか」ということになるだろうが相手がどう取るかは別物である】
995 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/12(月) 00:00:18.37 ID:v9AdHvk/o
>>994

「花…? 花よりこっちのが、綺麗だろ」

【花は有り触れていて見慣れている】
【けれどこんなに不思議な光景は、始めて見るのである。】
【少年の花火を見たときの興奮はとても、花と同じ等といえる様な物では無さそうであった】
【幾らか不思議そうな表情で、ぽつりと呟いた】

「俺はテメェより長生きだぞ、コラ」

【煮え切らない態度もまた、納得がいかない】
【竜であるのだから其の年齢は、人とは比べ物にならない――そんな反論をするが、然し】
【寿命が長いからこそ少年の精神年齢は飽くまで、”少年”なのであった】

「…なっ、なんだよいきなり...生きてるし元気だよ。当たり前だろ?」

【余程驚いたのか、その時ばかりは上体を起こし、早口で捲し立てた】
【どうしてそんな訊ね方をするのか。全く、心臓に悪い――…段々と、心配になってきた気がする】
【そんな思考を振り切るべく頭を左右に振ると、もう一度河原に寝そべり。花火を見上げた】

「なぁ…俺さ、あの花火にもっと近づいてみようと思うんだけどよ。お前はどう思う?」
996 :【真双戒剣】 [sage]:2011/09/12(月) 00:08:01.60 ID:9QjIT8aIO
>>991

ち…魔性の女ね…私は同性で良かったわ。もし異性だったら今穏やかに話せてないわよ。

【通常、「魔女」といえば何千年も生きたであろう老体と、カギ鼻。そしてしゃがれ声…いわゆる「老婆」をイメージしそうであるが、しかし、この魔女は違った。】
【それとは真逆…身体を構成するパーツの一つ一つが神の造形物の如き美しさを誇っており、同性でも嫉妬し惚れそうになるようなものである。端的に表すなら「絶世の美女」。】

バカ…笑いごっちゃない。…いや、あんたはもう分かってるか…

【紅の瞳と一瞬だけ視線が交錯した。女の瞳は黒い。それも魔女の衣服のような綺麗な黒ではなく、濁ったような、泥水の様なくすんだ黒である。お世辞にも澄んでいるとは言えなかった。】

【魔女は、笑っていた。我慢できないというように声を出して笑っている。それに対して、女は言葉を紡ぎかけたがやめた。諭す必要などない。魔女はその怖さを過去に「分かっているはずである」。】

……

【そして―――――――――――暖かい。】

【女はその体温を全身で感じていた。いつだろうか。前にも一度こういう穏やかな暖かさを体験したことがある。】
【相手の瞳が揺れていた。それを女はみていないが、不思議と感じることができた。】

…そんな分けない。…喜びたかったら喜びなさいな。笑いたかったら笑ってもいいし。悲しみたかったら悲しんでもいい。

あんたいいやつなんだし…いくらでも受け入れてくれるでしょ。

…私があんたを心配するのはね…単純。「同じ間違い」を二度もおかしたくないからよ。

…昔いたわ…私にも「トモダチ」がねぇ…あんたみたいな大胆な性格じゃなくて…その「逆」。物事を四角四面に考える堅物よ。

【「まあ、そいつはもう死んだわ。」】
【あまり話しすぎるのも迷惑だろうか。女はそう思って核心を言い放った。】

…助けられなかったからね…

だから…「今度は」死んで欲しくないのよ…これ以上友達にはねえ…
997 :【螺旋射法】 [sage saga]:2011/09/12(月) 00:16:31.28 ID:cL9zOMbuo
>>995

「…気付いていないだけだ」

【綺麗かそうでないかなど決めることは出来ない】
【道端の花、川の音、森を通る風の音】
【気付けば綺麗なものなど手に余るほど存在するのだ】

「…年で決まるなら易いものだ」

【彼にとって年齢など寿命の指標でしかない】
【感情の無い彼にとって相手の精神年齢など考慮しない】
【ある程度対等の存在として見るのだ】

「…虹に近づいたことはあるか?」

【少年の疑問に疑問で返す】
【真顔は変わらないので何を考えているかはわからない】
998 :【雨候奔竜】@wiki [sage]:2011/09/12(月) 00:25:57.03 ID:v9AdHvk/o
>>997

「そうかなぁ…」

【男の言葉に納得している様子は無く、不思議そうに、呟きを零す】
【身近に有り触れたものが無くなった時のことなんて、まだ想像出来る筈も無かった】
【ふと近くに生えていた小さな花を見て、再び花火へと視線を映して。…やっぱり、明らかに】

「なんだよ、そんなに俺をガキ扱いしてーのかよ…」

【ここまでいっても未だ男は、納得してくれていないらしい。少年はそれが不満だった】
【ムッとした様子で恨みがましく、低めの声で男に言葉を投げ掛ける】

「虹に?……ある分けねーだろ、そんなもん」

【近くに見えて、存外遠いのが虹だ。触れることなんて挑戦したことも無かった】
【しかしそれとこれとは話が別…な、筈。然し真顔の男にも、説得力はあって】

「あれ、花火って…?」

【若干自信なさげに、男に問いかけた】
999 :【機技改触】《Ultimate Technology》 :2011/09/12(月) 00:35:09.84 ID:YxhN9dudo
>>992
【全身で抱き締めて……柔らかくて……でも、硝子の様に儚い女性の体、甘酸っぱい汗の香りが鼻腔をくすぐる】
【男性も……女性と同じ、微睡みに誘われた瞳を細め……包み込む体温が、心地よくて、ちょっぴり愛しくて】
【でも────その微温湯の様な心地よさを感じたのは秒の砂の粒がいくつか落ちる間だけ、壊したのもまた女性】
【睡魔の手が優しく心を撫でる感触に酔いしれる中で、ふと感じ出すのは抱き締める彼女が身を捩らせる感触で】
【男性は、その意味を考えて……至る結論は、失われる心地よさは……心の奥で思ったのは、意外に大きな残念の欠片】

【彼はゆっくりと手を離そうと】「……なニャッ、ですよ?!」【されどココで予想外、漏れ出す声は驚きで】

【そっと耳に囁かれた彼女の声は蜂蜜の様甘く癖になる様に慣れ始めた心音を再び速めてしまい……頬が再び赤々と】
【けど、まだ彼女の仕返しは終わらない。……ふぅー、と。吹かれた長い吐息はくすぐったくて……】「ひゃ」【悲鳴】
【だから、そのあとに目の前で咲き誇った一輪の女性の笑顔を眺める彼の瞳は不満色……小さなプライド】
【彼女が剣士と言うのなら、彼は技術者。人より誰より負けず嫌い】【でも少しは考える……そんな意地悪】

【中途半端】【それじゃあいけない】【女性の太陽の様な眩い笑顔を眺める心の奥で呟く意地悪な感情が一つ、】
【女性の身をよじっても今だ片手は彼女の頭に触れていて、片手は腰に触れていて、女性の手で動かない頭】
【二人の顔と顔、その空白はほんの僅かに……彼は女性を再び引き寄せて……彼の唇は優しく触れた……彼女の鼻に】


【チュ、て。幼い子供がする様な羽根の様に軽いKiss】
1000 :【魔乃魅力】 [sage saga]:2011/09/12(月) 00:36:28.58 ID:PBJ5vku1o
>>996
「魔性の女だなんて褒めたってなんにも出ないわよぅ♪んっふふー…」

空を見上げたままコロコロと笑い、風に早く目の潤いをさらっていってくれと願った。涙を流したくないのだと、涙は
すでに地獄で枯れたはずなのだからと。瞳を、顔をいくら風が撫でていこうとも、それでも、涙はどんどんとせり上がり、
最後には―――。

「じゃ、貴方の言う通りにしようかしらねぇ…私の好きなようにしようかしらねぇ……。
悔しかったら怒って、気に入らなかったら腹を立ててぇ……嬉しくなったらぁ……」
「あ、ららぁ……不思議ねぇ……何で、かし、らぁ…?」

友を失ったのは自分じゃない、助けられなかったのは自分じゃない。だけど―――。

「……安心なさぁい、私は絶対に死なないわぁ?何世紀生きてきたと思ってるのよぅ…♪
んっふふ…簡単に死んでたまるものですかぁ……魔女は死なない、魔女は美しい、これが特権なんだからねぇ♪
だから………貴方のために、生き抜いてあげるわぁ?」

止まらない涙が、頬を伝い、ぽつりぽつりと、小雨のように真っ黒なドレスに染み込んでいく。
修羅の道に進み、覇気を纏い、更なる高みを目指し足を止める事を忘れた女剣士は何故こんなにも――優しく、暖かいのか。
全ての世界の知識も、全ての宇宙の知識も、あらゆる魔術の知識を得た魔女が―――初めて知った友達という概念。
それは、悔しい程に優しくて、腹が立つ程に暖かくて、とても、やわらかいもので。

「私ぃ…その友人と会っても性格が合いそうにないわねぇ…ほらぁ、私って几帳面じゃないからぁ…。
それに…その友人は……きっと、どこかで貴方を見守ってるわぁ…信じられないでしょうけど、貴方の知らない世界を私はたくさん
知ってる…あの世とか、地獄とか、天国とかねぇ?遠いようで、触れられないようで、意外と近い世界なのよぅ。
そんな世界で、きっと貴方を見守ってるわぁ?……ほら、下手にいろんな人に喧嘩ふっかけてないか、とかぁ?…ふふっ」

暖かな女剣士を友人に持ったその人物は、さぞかし幸せだっただろうと。さぞかし支えられただろうと。
どれだけ離れても、きっと見守るような、そんな堅物だったんだろうと。
そして、魔女は―――友人として、ひとつの助け舟を出す。

「……貴方の悩みを聞こうと思ったのに、貴方に悩みを解決されるなんて思ってなかったわぁ……悔しいわねぇ…・・・。
腹が立ったからひとつ言っといてあげるわぁ?」

魔女はベンチからすっと立ち上がると、くるりと振り向いて指先で箒を呼び寄せ、ぱしっと手に取ると、地面に箒の柄でかつんと叩く。
どこまでも気高く、どこまでも美しく、どこまでも禍々しい魔女である事を示す格好で、紅いコートを翻す。
口を開いた魔女は、いつもの間延びしたような声では、無くなっていた。それ程真剣に、助けたいと思っているのだろう。

「……助けが欲しければいつでも私を呼びなさい。手を指し伸ばしなさい。私は神に背き、悪魔に背き、貴方に手を伸ばしましょう。
貴方が暗闇を恐れるのならば、私がその暗闇を照らしましょう。貴方が光を嫌うのならば、私がその光を食らい、消し去りましょう。
私は―――不可能すらも魅了する、地獄で、天国で恐れられた魔女」

ふっと箒を頭上へ投げれば―――ぽんっという軽快な音が響き、花火のように綺麗な光の華がいくつも生まれる。
簡単である。手のひらから発生した電撃が、箒の先で弾けた、ただそれだけ。だが、どこまでも綺麗で、暖かい笑顔のような光。

「……私は貴方の手の届く場所にいる。私は貴方の目が届く場所にいつでも存在する。
 悩みがあるなら―――――“理事長室”に、お茶でも飲みにいらっしゃいねぇ♪」

最後はやっぱり間延びした声で、最後はやっぱり魔女らしい、悪戯っぽい笑みで。
箒が空中から戻ってきた瞬間、ぱりり、と音を立てて足元へ電撃を発生させ、筋力を増強させてからふわりと舞うように空を飛ぶ。
空中で一回転した後、箒へぽすん、と腰を落すと、ずれた大きな三角帽子を指で押し上げてからニッコリ笑う。

「…身体をしっかり休めて…頭をすっきりさせて……夜空を眺めながら散歩してればすぐに良くなるからねぇ」

そこで―――魔女は、女剣士に一言だけ呟いた。

「…それと…“授業”はあんまりサボっちゃだめよぅ?」

悪戯っぽい笑みを残し、魔女の姿がゆっくりと霞んでいく。
それに呼応するように、魔女の姿をかき消していくように、夜風が淡く吹き始める。
呼び止めなければ、そのまま風となり、魔女はその場から姿を消すだろう。
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
おらおら白人のチンコ様のお通りだ @ 2011/09/12(月) 00:21:10.62 ID:V9WVDKAPo
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厨二能力やるからそれ使って戦え @ 2011/09/11(日) 23:57:38.70 ID:8VERoXln0
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【あいして】体操部の天使と付き合うことになった【るん♪】 @ 2011/09/11(日) 23:47:30.85 ID:WD4Ea9Oy0
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G:i Season32 @ 2011/09/11(日) 23:37:11.51 ID:4TnJsBlbo
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このスレは糞スレではありません @ 2011/09/11(日) 23:32:55.09 ID:0fjWuuXTo
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別れて一年だし記念に安価する @ 2011/09/11(日) 23:32:19.91 ID:Z8UJJjxoo
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ご澪いる? @ 2011/09/11(日) 23:29:44.44 ID:D4jNo5Sbo
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垣根「しょたなおれとー」麦野「お姉さん」 @ 2011/09/11(日) 23:23:41.15 ID:kFhUpmXE0
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