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オレはあの公園で学んだ - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/15(水) 23:36:51.32 ID:5oxqAeJDO
何となく話したくなったので立てました
初スレなのでかなり書き込み遅いと思います
聞いてくれる人がいたら幸いです
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

だれでも抱けるキミが好き @ 2024/06/14(金) 00:25:58.93 ID:cg+rfMJvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1718292358/

阿笠「出来たぞ新一!陰謀論を現実にするスイッチじゃ!」 @ 2024/06/13(木) 19:24:45.77 ID:8bjcNj4o0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718274284/

アルベド&ユリ・アルファの未知なる洞窟の冒険譚 〜オーバーロード外伝〜 @ 2024/06/13(木) 02:10:28.49 ID:Ed3T9Jtk0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718212227/

嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚 @ 2024/06/12(水) 19:23:11.34 ID:ZBHFdCsDo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1718187790/

村人「石投げる方が殴られずに勝てるしつえーよなー」村人B「矢の方が強くね?」 @ 2024/06/11(火) 03:47:37.90 ID:WsfNCYSZ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718045257/

ニコニコ動画避難所inクラシック @ 2024/06/10(月) 19:28:02.06
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1718015281/

もしも色々なアニメキャラクターが例のクソニート動画を演出したら・・・。 @ 2024/06/10(月) 12:03:25.05 ID:tPBN+VLq0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1717988604/

今この板にいるのは @ 2024/06/09(日) 10:12:13.61 ID:BNKYxtGa0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1717895532/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/15(水) 23:39:42.42 ID:quoc5Ttro
聞いてるよー
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/15(水) 23:44:41.49 ID:5oxqAeJDO
公園の前にバス停があり
そこで初めて彼女に出会った。
彼女は転入生だった
小学生ながらオレは彼女に一目惚れした
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/15(水) 23:51:18.45 ID:5oxqAeJDO
彼女(仮に寺島とします)寺島はオレと同じクラスになった。
でも小学生の頃と言ったら女子なんかそっちのけで
友達と遊んでばっかりwww
当然のごとく寺島とはなんの進展もなかった
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 00:00:26.71 ID:vagUBckDO
さらに追い撃ちをかけるように寺島とはクラスが別々になってしまった。

唯一の接点がバス停から家までの少しばかりの距離
でも、ろくには話せなかった。

結局小学生の時、お互いの距離は縮まることはなかった
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/16(木) 00:18:18.98 ID:vagUBckDO
小学生高学年にもなれば
誰かしらは色気づきはじめると思う。

実際にオレの学校でも付き合いはじめる人は出てきた。
まぁ、オレには縁のない話しだった。
友達と遊べてればいいやと思っていたから
しかし、オレは六年生の後半に骨を折ってしまい、遊ぶ事も出来なくなった。

お見舞いに来てくれた友達がくれた千羽鶴まがいのものを見て悲しくなった小学時代
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 00:21:59.29 ID:vagUBckDO
オレの地域は田舎で受験とかしないで近くの中学校に入れた
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 00:24:46.62 ID:vagUBckDO
前置きが長くなりました
こっからが本編です

見てる人います?
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 00:46:42.29 ID:vagUBckDO

中学生になって、やっぱり気になったのはやはりクラス

『もしかしたら、寺島と同じクラスかも』と淡い期待を抱いたが、やはり現実は甘くなく別々のクラスだった。
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 01:10:39.60 ID:vagUBckDO
寺島と同じクラスになれなくて内心がっかりしながら、親友の富岡と帰り道を歩いてた。

富岡「保育園、小学校全部同じクラスだったのに残念だな〜」

オレ「そうだな〜まぁクラス違うだけだし帰りは一緒に帰れんだからwwwwwwww」
富岡「まぁなwwwwてかお前部活何入るか決めたか?」
オレ「とりあえず、運動は避けて、吹奏楽なんてできないから…」

富岡「もう残ってんの美術部しかないじゃんwwwwww」
オレの学校は部活動がかなり少なかった。

オレ「美術部に入るわ
お前は?」

富岡「お前が入るならオレも入ろうかな」

オレ「そうしようぜwwww
先生も可愛いしwwww」

富岡「まさか、お前先生目当てか?」

オレ「違うわバカヤローwwwwwwww」

それで美術部に入ることにしたオレ
その選択は間違ってはいなかった。

美術部には寺島もいた
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 01:24:08.97 ID:vagUBckDO
寺島「もしかして松本(オレ)君も美術部?」

オレ「うん、そうだよ他に入れそうな部活なかったから…寺島さんも?」

寺島「そんな感じwwじゃあ今日から部活仲間だねww
よろしくね」

オレ「よろしくね、寺島さん」

正直嬉しかった。寺島と話すのなんて何年ぶりだったから。
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/16(木) 01:27:12.89 ID:vagUBckDO
今日は眠いのでこの辺に
します。
明日、暇があったら書きたいと思います
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 08:03:23.42 ID:vagUBckDO

おはようございます
時間があったら書いていきます

質問とかあったら言って下さい
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 08:15:56.48 ID:vagUBckDO
寺島と同じ部活に入れた
たったそれだけでもオレにとっては大きな一歩だった
少しづつだか止まってた歯車が動き始めた気がした
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/16(木) 08:29:19.53 ID:v1tQqwLIo
見てるよ〜。 自分のペースで続き書いていってくれぃ。
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/16(木) 09:11:42.98 ID:vagUBckDO
>>15
ありがとうございます

同じ部活になったのはいいが話すタイミングがなかなか掴めない。

何度も話し掛けようとしても他の女子と一緒にいるから話し掛けづらい

オレも富岡、中原、酒井、増田(美術部男子組)と
一緒にいたので寺島に対しての行動がとりにくかった
そんな感じで中一の前半が終わってしまった

しかし、この後転機が訪れる
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/18(土) 02:55:26.63 ID:zkPY0UfDO

美術部には週一でグループに分かれてデッサンする日があり、その日はたまたま寺島と同じグループだった
寺島「うわー松本と一緒だwwww」

オレ「うわーってなんだよwwww」

寺島「ちゃんとデッサンするんだよwwww」

オレ「よゆーよゆーこんなのおちゃのこさいさいよwwww」

寺島「期待はしないわwwww」

この頃は寺島とは冗談も言える仲になっていた
ここまでくるのもかなり努力したんだ
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/18(土) 03:24:28.66 ID:zkPY0UfDO

しかし、このデッサンの時間スゲー眠くなる
で、結局オレは居眠りしてた。

寝てから数分くらいしたらワイシャツの裾を引っ張れた。誰だろ?って起きてみたら寺島だった。

寺島「ねぇ、もしよかったら一緒に帰らない?」

オレ「へ?」
唐突にそんな事言われたら思考が停止するのは当たり前のはず

寺島「嫌ならいいんだけど」

オレ「嫌な訳ないよ全然OK」

寺島「ホント!?ありがとうじゃあ部活終わったら待っててね」

夢のようだった。まさか寺島と一緒に帰れるなんて思ってなかったから
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/18(土) 11:05:54.07 ID:iJe3orhDO
みてるよ! どんどん書いていってくれ!
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/18(土) 22:41:56.07 ID:zkPY0UfDO

そして、放課後
富岡「おい松本何してんだよ早く帰ろうぜ」

中原「………」

オレ「もうちょい、待ってくれよ。寺島さんも一緒に帰りたいって言ってんだよ」

富岡「いつの間にそんな約束してたんだよ、めんどくせぇな」

中原「………」

富岡、お前どんだけ家に帰りたいんだホームシックか?
中原、なんかしゃべろバカ
オレ「ほら、言うだろ女子は出掛けるまで時間かかるって」

富岡「わーたよ待つよ」

オレ「話せば分かる奴だなぁ…中原もなんか言えよ」
中原「…………おぅ」

だからしゃべろって言ってんだよぉぉぉ!!
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/18(土) 23:11:50.27 ID:zkPY0UfDO
そうこうしてる内に寺島がやって来た
寺島「ごめーん待った?」
……一人の女子を連れて
しまったぁぁぁ!!
この人を忘れていた
川島オレの苦手な女子だ

川島「じゃあ、帰ろ♪」

君が仕切るんじゃないよ

富岡「そうだな帰ろうぜ」
女子二人をメンバーに加えて帰る事になった

寺島「なんか緊張するね」
オレ「なんで?」

寺島「私、男子と一緒に帰るの初めてだから」

オレ「オレも女子と帰るの初めてだわ…///」

寺島「…///」

なんて会話を期待していたが実際は…

寺島「なんか面白い事はなしてよwwww」

富岡「そうだ、なんか話せ」

川島「聞きたーい♪」

中原「………」

オレ「急に言われてもな…あ、そうだこの間…………」

寺島「つまんなーい」

富岡「なにが面白いんだ?」

寺島「もー生きてる価値ある?」

オレ「えぇ〜…存在まで否定されたよ」

と、こんな感じに毎回、みんなにいじられた帰り道
理想とは程遠い事にちょっと悲しくなった
22 :松本 :2012/08/18(土) 23:36:18.07 ID:zkPY0UfDO
ちょっとここで登場人物のスペックを書きます

美術部男子組

オレ(松本)
フツメン
バカ
いじられ役兼ツッコミ役
寺島が好き

富岡
フツメン
みんなのお父さん的存在

中原
フツメンとはいえない
無口

酒井
フツメン?
ちょくちょく問題を起こす

増田
フツメン
学校にいるときはいつも一緒につるんでいた

女子

寺島
可愛い
みんなといるときはオレを弄りまくる

川島
顔は可愛い
ぶりっ子
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2012/08/19(日) 08:31:24.53 ID:BvW5EXbh0
続けたまえ
24 :松本 :2012/08/19(日) 10:40:28.38 ID:/YdoaILDO
帰り道も最後の方になると一人づつ仲間は減っていき最終的にはオレと寺島だけになる。

寺島「最後はいつも二人だね」

オレ「そりゃあ、オレ達家近いんだし…なぁ」

オレん家と寺島の家は歩いて10秒のところにある

寺島「なぁって何?wwwwww」

オレ「なんも言葉でなかったwwwwww」

寺島「wwwwww」

みんなといるときは弄りまくる寺島だったが二人の時はいかにも乙女って感じだった。
そのギャップがまた魅力的だった
25 :松本 :2012/08/19(日) 11:23:35.19 ID:/YdoaILDO
帰り道の途中にはバス停のある公園(初めて寺島と会った場所)がありどちらが言うわけでもないのに自然と公園のベンチに座り話し始める

オレはこの時間が何よりも幸せな一時だった
26 :松本 :2012/08/19(日) 11:32:38.84 ID:/YdoaILDO
そんな生活が続いたある日いつものよう、公園のベンチに座って話しをしていたが今日はいつもと様子が違った。

寺島「ねぇ」

オレ「なに?」

寺島「その寺島さんって止めてよ」

オレ「え?」

寺島「私苗字で呼ばれるの嫌なの」

オレ「はぁ…で、オレはどうすれば?」

寺島「はぁ…鈍感」

鈍感ですいません

寺島「だから苗字で呼ばれるの嫌なの、だから他の呼び方にして」

オレ「他の…呼び方…?例えば?」

寺島「ウ〜ン…例えば…あだ名!そう!あだ名で呼んでよ」

オレ「あだ名か…どんなのにすればいい」

寺島「私の名前加奈だからなっちゃんとか?」

オレ「うぅ…恥ずかしいなぁ」

寺島「恥ずかしがらずにほら言ってみてよ」

オレ「な、なっちゃん…?」

寺島「ぎこちないwwww」

オレ「だってさ、女子をあだ名でなんて呼んだことないから…」

寺島「まぁ、馴れるでしょ」

夕日のせいで寺島の顔が朱く染まってる。その顔はいつにもまして綺麗で、どこか悲しげだった
ひぐらしがなく夏の頃の話
27 :松本 :2012/08/19(日) 12:56:39.42 ID:/YdoaILDO
あだ名の件は中二の時の話時系列ちゃんと書くの忘れてました

でも、そんないつもなっちゃんと帰れる訳でもなくて男だけでも帰れることもあった

富岡「暇だな」

酒井「確かに」

中原「………」

オレ「もーさ、何が楽しくてこんなムサイおっさん共と歩いて帰るんだよ」

富岡は大人っぽく中二には見えない
中原はリアルにおっさんみたいなフェイス
てかしゃべろ

富岡「うるせー」

オレ「うる星やつら?」

富岡「うるさい、オレだって好きでこの顔になったんじゃない」

酒井「松ちゃんは可愛い顔してるよね」

オレ「変な事言うな」

おぉ…悪寒が…

富岡「でもお前ホント女みたいだよな」

中原「…………」

オレ「ちょっと嬉しいから困る、そして中原はしゃべろ」

中原「………あぁ」
28 :松本 :2012/08/19(日) 12:57:59.98 ID:/YdoaILDO

オレ「お前らは彼女欲しい?」

富岡「そりゃあなできれば欲しいな」

酒井「僕には心に決めた人がいるから」

オレ「〇〇さんかお前も一途だな」

酒井「き・み・だ・よ☆」
ギャアァァァァ!!!!

オレ「た、助けてくれ!
富岡オレ狙われてる!変態スナイパーに狙われてる!」

富岡「お似合いだぞ」

オレ「ふざけんなバカ」

酒井「冗談だよ、そんな趣味ないし」

オレ「ホントかよ」

不安が拭いきれない

と、こんな感じでぐだぐだな会話ばかりでした
29 :松本 :2012/08/19(日) 13:37:29.73 ID:/YdoaILDO

こっから何話せばいいかわからないので見てる人いたらこの中から選んで下さい

1、寺島との駅伝練習
2、酒井との決戦
3、告白された話
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/08/19(日) 14:18:48.31 ID:eiWK6YzAO
一番気になるのは2
31 :松本 :2012/08/19(日) 15:30:25.76 ID:/YdoaILDO

2という意見があったので2にします

〜酒井との決戦〜

放課後、帰り道

富岡「おいおい、そんなに走るなよめんどくせぇ」

オレ「お前バカなの!?この状況見てわかんねぇのか!?」

酒井「逃がさないぜ!!グヘヘヘ!!」

なんでか知らない酒井のスイッチが入ったらしく、オレは襲われている

富岡「別にいいじゃねぇか気にすんなよ」

オレ「くそがっ!!面白がりやがって」

富岡がニヤついてやがる
チクショーこのままじゃ捕まる
オレは覚悟を決め、拳を構えた…
32 :松本 :2012/08/19(日) 16:21:24.43 ID:/YdoaILDO
オレ「来るんじゃねぇ!!」

左ジャブを放つしかし、カバンでガードされる

オレ「…っ」
カバン痛っ!!
酒井がフックを放つそれを肩でガードする

酒井「グヘヘヘ、逃がさないぜ」

オレ「この野郎!!」
蹴りを入れるがそれがミス脚を捕まれそのまま押し倒された

酒井「観念しな」

酒井が馬乗りになりオレのワイシャツのボタンを一つづつ外していく
それも路上で

オレ「マジやめろって!!ホントに!!」

酒井「フゥ…フゥ…」

駄目だコイツ、話が通じない…

オレ「富岡!!助けてくれ!!頼む!!」

富岡「ハハハハハッ!」

くそったれが!!中原は…
中原「wwwwwwww」

笑ってんじゃねぇ!!

オレは自力で起き上がり酒井と距離をとる

酒井「#&*@§☆!!」
酒井が飛び掛かってくる
オレはカバンを投げ捨て酒井との距離を一気に詰める
オレ「うぉぉぉぉぉ!!!」

酒井の鳩尾にオレの拳がめり込む

酒井「ぐっ……」
酒井が地面にうずくまる

オレ「ヨッシャャャャャャャ!!!」
勝った!!なんか知らないけど勝った!!

傍からみたら異常な光景だろう
うずくまる男
ワイシャツのボタン全開で叫ぶ男
それを見て笑う男二人

オレ「ハァ…もう…ハァ…馬鹿なマネは…ハァ…しないでくれ」

立ち上がり酒井が言う
酒井「悪い…ハァ…なんかテンション…ハァ…上がっちまって…ハァ」

なんとなく握手をして
このあとは普通に話して帰りました。
ある意味友情が深まったかもしれません
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/19(日) 16:30:52.21 ID:3EZj9xm8o
すげえ面白くねえ作り話だな
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/19(日) 16:36:06.22 ID:/YdoaILDO
>>33
面白くないのはすいませんでも多少誇張も入っていますけど実話です
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/19(日) 17:27:33.68 ID:h/Ay11f3o
悪くないな

次問題なかったら1聞かせろよ
36 :松本 :2012/08/19(日) 17:28:20.06 ID:/YdoaILDO
話がとんですいません
戻します


季節は夏から秋に変わり文化祭の準備で学校は慌ただしくなった。
美術部はステージバックの製作を任されていた

富岡「先輩達が納得できるようなステージバック作ろうな」
オレ「だな、なんかやる気出てきた」

ステージバックについては美術部が全権を任させている。さらに個人の作品も何点か出さないといけないのでこの時期はかなり大変になる。
文化祭準備期間はかなり遅くまで学校にいることができオレらは残ってステージバックを作っていた

寺島「夜の学校ってこわいね」
富岡「こんな遅くまで学校にいることなんかないからな」
増田「出そうだよな」
オレ「そういう事言うと寄って来るってよ」
寺島「止めてよぉ恐いよバカ」
富岡「そうだやめろ」

寺島と富岡は怖がりのようだ
37 :松本 :2012/08/19(日) 17:30:15.37 ID:/YdoaILDO
>>35
文化祭の話が終わったら書きたいと思います
時系列的ちょうどいいので
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/19(日) 17:30:46.07 ID:h/Ay11f3o
>>37
おう
39 :松本 :2012/08/19(日) 18:56:30.09 ID:/YdoaILDO
流石に遅い時間なので帰りは迎えをよんだり別々に帰っていた。
けどその日は歩いて帰る事になった…寺島と二人で

オレ「街灯ないから暗いね」
寺島「うん」
オレ「なんかマジで嫌な予感する」
寺島「変な事言わないでよホントに怖いんだから」

寺島は怖がってるがオレはこの二人っきりの状況が嬉しくてしょうがなかった
しかし、怖がってんなぁ…
オレ「そういえば、ここね出るらしいよ…ここ」
寺島「ちょっと止めてよ怖い話はいいよ」
オレ「んーじゃあ明るくなる話でもしようか」
寺島「そうしよう」
オレ&寺島「…………」
オレ「何故無言wwwwww」
寺島「なんも話題が出てこなかったwwwwww…好きな人とかいるの?」

心臓が一気に脈打つのが分かった

オレ「いないよ」
寺島「嘘ぉ〜いるよ絶対」
います。君です

オレ「ホントにいないよ、そういうなっちゃんはいないの?」
寺島「教えなーい」

教えないって事はいるのか?

寺島「ねぇねぇ、言っちゃいなよ誰にも言わないからwwwwww」

この際、言ってしまおうかとも思った
でも、仮にフラれでもしたらこの関係が崩れてしまうそんなの絶対に嫌だ。
その感情が勝ってしまい結局言う事はできなかった。
40 :松本 :2012/08/19(日) 20:41:25.29 ID:/YdoaILDO
オレ「今日は遅いからこれで」
寺島「そうだね…」

別れ際、寺島が手をグーにしてオレに突き出して来た
オレ「なにこれ」
寺島「なんとなくwwww」

オレも同じくグーにして突き出す

寺島「また、明日ね」
オレ「あぁ、また明日」

寺島とオレの手が合わさる
寺島が自分ん家に入るのを見ると、なんとなく自分の手を見つめる…
なんとなく悲しくなった
41 :松本 :2012/08/19(日) 21:19:13.34 ID:/YdoaILDO
結論を言うと文化祭は成功だった。

オレ「まぁ、いい感じにステージバックできて良かっな」
増田「うん、良かった」
富岡「先輩達へのいいはなむけにはなっただろ」
中原「…………」

文化祭の余韻に浸ってる男子組

女子A「あんた達はいつも話してるな少しはなんかしろ」
オレ「はーいすいません」
談笑してると先生が入って来た。

先生「みんな聞いて、そろそろ駅伝があるので美術部でも練習をしたいと思います」

全員「はーい」

うちの学校は文化祭の後すぐに駅伝がある
この月は忙し

寺島「勝つのは私たちの組だよwwwwww」
オレ「やすやすと勝ちを渡すかwwwwww」
寺島「そうだ、一緒に駅伝の練習しようよ」
オレ「いいよ、オレも練習したかったし」
寺島「じゃあ決まり〜○時頃に公園に集合ね」
オレ「了解」

寺島との駅伝練習が始まった
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/20(月) 12:02:38.63 ID:Y02rMALDO
いいぞもっと書いてけ。
43 :松本 :2012/08/20(月) 19:25:07.89 ID:+rg7XR1DO

〜○時、公園〜

寺島「待った?」
オレ「いや、今来たところだよ」
寺島「そうなのwwwwwwじゃあ練習開始」
オレ「おぅ」

晴れていたから夜空も月も綺麗で周りがよく見えた
実際はろくに走ってなくて二人で夜の散歩をした感じ寺島は怖いのかどうかしらないがやけにオレの側にいた。帰り道より近く

オレ「怖いの?」
寺島「ちょっとね」
オレ「大丈夫だよ、一人じゃないんだから」
寺島「うん、ありがとう」
その後、いろいろ話した
そして、またあの話題に

寺島「やっぱり、好きな人いるでしょ」
オレ「何度も言うけど、いないって」
寺島「嘘つけ〜誰にも言わないって」
オレ「………」

ここで言ってしまおうと思い思い切って言った

オレ「なっちゃん」
寺島「へ?」

沈黙が訪れる
心臓がバクバクいってる
そして寺島が口を開く

寺島「もー冗談は止めてよwwwwそんな訳ないでしょwwwwww」

冗談だと思われた
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) :2012/08/21(火) 22:36:12.91 ID:hVOhrwv5o
なぜかこの季節は面白くも無い自分語り[田島「チ○コ破裂するっ!」]野郎が多発するよな
45 :松本 :2012/08/21(火) 22:38:01.67 ID:mLiq4R/DO
>>44
すいません
だれかに聞いて貰いたくて
46 :松本 :2012/08/21(火) 22:39:07.08 ID:mLiq4R/DO
寺島「冗談言ってないで教えてよ〜」
オレ「わりーわりーホントにいないんですよ」
寺島「松本は恋愛とか興味ないの?」
オレ「いい人が現れたら興味も湧くんじゃないかな?」
寺島「じゃあ、いい人見つけろよwwwwww」
オレ「……そうだなww」

告白したのにそれを冗談と言われのはかなり辛かった寺島はオレに対して恋愛感情を抱いていなかった
なんともいえない感情が渦巻き後味の悪い練習になってしまった
47 :松本 :2012/08/21(火) 22:42:50.23 ID:mLiq4R/DO
こっから先は特になんにもなかったので飛ばします
48 :松本 :2012/08/21(火) 23:13:57.18 ID:mLiq4R/DO

季節はめぐりめぐって中三の冬

いつもの帰り道

寺島「はい、松本持って」オレ「了解」
川島「私のも♪」
オレ「富岡に持って貰いな」
富岡「おぅ、いいぜ」

手提げカバンを持たされるオレと富岡帰り道はほぼ上り坂だから女子にはきついという訳でオレらがカバンを持ってあげる習慣になっていた
このカバンがまた重いダンベルでも入ってるんじゃないか?

寺島「寒いね〜」
オレ「寒いな〜」
富岡「あぁ寒い」
中原「…………」
オレ「寒い以外話題ないの」
富岡「寒いから早く家に帰りたい」
オレ「でたホームシック野郎が」
富岡「寒いんだよ」
寺島「こたつが欲しい松本持って来てよ」
オレ「えぇ!?ここに?コンセントは?」
寺島「気合いよ気合い」
オレ「理不尽過ぎる…てかスゲー足痛いんだけど」
寺島「知らな〜い」
富岡「自己責任だ」
オレ「少しは労ってくれよオレこのクソ寒い中裸足で歩いているんだから」

なんでこうなったかは覚えてないけどこの日は裸足で帰ってます
49 :松本 :2012/08/22(水) 22:37:58.80 ID:9WmL9fDDO
オレ「皆さん歩くの早過ぎゆっくり行こうよ」
寺島「こんなもんだよ」
富岡「早く行くぞ」
オレ「…………」

そのあと、いつも通りに寺島と二人だけに

寺島「大丈夫?」
オレ「正直大丈夫じゃない」

冬の道は冷たいを通り越して痛い、砂利の上を歩くとまるで刀の上を歩いてる感じがする

寺島「肩貸そうか?」
オレ「お願いします」
オレ「……………寺島、暖かいな」
寺島「何言ってるの?生きてるんだから暖かいよ」
オレ「いや、そうじゃなくて……温もりって言うかなんていくか」
寺島「馬鹿な事言ってないで行くよ」
オレ「…おぅ」

そしていつもの公園へ
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/08/22(水) 23:34:01.11 ID:9WmL9fDDO
寺島「いいの?家にかえらなくても?」
オレ「うん、もう少し」

沈黙が訪れるいつもより空気が重い

寺島「あのさ…」
オレ「何?」
寺島「松本には先に言おうと思ってたんだ」
オレ「……うん」
寺島「私ね、引っ越すの」オレ「え?」
寺島「遠くに行くから多分もう会えないと思う」
オレ「そうなんだ…」
寺島「ごめんね」
オレ「なんで、なっちゃんが謝るんだよ、しょうがないよ」

泣きそうになったでも泣かなかった一番つらいのはなっちゃんだからなっちゃんの目には涙が溜っる

寺島「でね、松本に…お願いがあるの」
オレ「何でも言ってよ」
寺島「…………」」

すると、ベンチに指で文字を書きはじめる寺島

オレ「ごめん、もう一回書いて」

また書く寺島、だが何書いているかさっぱりわかんない

オレ「出来れば、口で言って欲しい、わからないよ」寺島「クスッ、松本らしいな」
オレ「ごめんよ」

寺島は小さな声でこう言った

「私の事、最後は呼び捨てで呼んで欲しい」

他の人にとっては些細な事だが、オレ達にとってはとても大切な事だった

寺島「じゃあ、私帰るね」
オレ「分かった、じゃあまた明日」

寺島との別れの時は迫って来て、あっという間にその日は来てしまった

出発の日
オレ達は公園にいた

オレ「あっという間だったな」
寺島「うん、そうだね…私ここに来られて良かった。川島ちゃんに富岡君、酒井君、中原君、そして松本にも出会えたから、今までありがとね本当に楽しかった」

オレ「オレもなっちゃんと一緒にいた時間は本当に楽しかった」

寺島「覚えてる?ここで私達初めてあったの」
オレ「覚えているよ、でここが別れの場所でもあるのか…」

この公園でオレは学んだ色んな事を…

「私行くね」
「あっちに行ってもたまにはオレ達の事思い出してくれよ」
「絶対忘れないから」
「ありがとよ、元気でな







加奈」
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/22(水) 23:37:06.51 ID:jBJXez2ko
あら切ない
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/30(木) 04:14:50.89 ID:T72OemWDO
ほう。これで終わりなのか?
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/08/30(木) 11:48:07.80 ID:CC5Hd01lo
もちろんまだ終わりじゃないんだろ?ん?
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