わしの波動球は百八式まであるぞのラジオドラマ作ったけど
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22:名無しA雑民[sage]
2025/11/12(水) 23:04:58.25 ID:crwodDnm0
スバル「……それって、アインズ様がNPCたちに囲まれてる状況と同じじゃないか?」
カズマ「お、鋭いな。まさにそれだよ。アインズ様=作者。ナザリック=作品世界。NPCたち=キャラやファン。どっちも、創ったものに支配されてる」
スバル「皮肉だなぁ……創造者なのに、囚われる側なんて」
カズマ「でも、それが“創作”の本質なんだよ。創った側より、創られた側の方が永く残る。神話も、そうやって出来た」
スバル「もしナザリックの奴らに“救い”を与えるとしたら、どうする?」
カズマ「簡単だ。“負けさせる”ことだ」スバル「……負け、か」
カズマ「勝ち続ける奴はもう救われない。だから、誰かに負けて“終わり”を迎えることで初めて、物語になる」
スバル「アインズ様を倒す誰か、か……俺たちには荷が重いけど、希望にはなるな」
カズマ「希望ってのは、“無理だと知りながらも考えること”だろ? 俺たちは、それぐらいは出来る」
スバル「……そうだな。バイキンマンだって、何度負けても挑んでるしな」
カズマ「結局、悪役ってのは“挑む側”だからな。英雄よりずっと人間臭い」
スバル「もしアインズ様がこの学園の屋上に現れて、『君たちは何を話しているのかね?』って聞かれたら、なんて答える?」
カズマ「“ファンレターです”って言う」スバル「お前天才かよ」
カズマ「それか、“平和のための雑談です”って笑ってごまかす」
スバル「案外、それが一番効くかもな」
カズマ「だろ? バカ話は最強の防御だ」
スバル「……そう考えると、俺たちがここで駄弁ってるのも、ナザリックへの最大の抵抗かもしれないな」
カズマ「おう。戦わずして勝つ、俺の得意分野だ」
スバル「……なぁ、カズマ。もし俺たちがこの会話をどっかで見られてたとしても、後悔はないな?」
カズマ「後悔? あるわけないだろ。俺は、俺の人生で初めて“真面目に考えた”んだぜ」


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