巫女さんや修道女が登場するギャルゲーを作りたい
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86:1 ◆dIh5.xYwa.[sage]
2014/07/06(日) 23:44:13.07 ID:hTl/A9RVo
良雄「クリス、目の血走った犬を三匹、追い払うことはできる?」
クリス「正直、無傷では難しいと思う」
良雄「僕たちが目的じゃないことを祈るしかないか……」
クリス「ええ。祈りましょう」
祈り虚しく、次の瞬間犬たちは一斉に僕らに向かって駆けてきた。
良雄「クリス! 走って助けを呼んできてくれ!!」
クリス「良雄たちも逃げないと……!」
良雄「僕たちの足じゃ逃げられない! クリスの足手まといになるだけだ!」
クリス「でも!」
良雄「大丈夫! 瑞希様に怪我はさせない!」
fgimg2:瑞希驚き
瑞希「きゃ……」
瑞希様の腕を掴んで引き寄せると、そのまま抱きかかえた。
瑞希「ちょ、ちょっと! 何してんのよ!」
良雄「これなら瑞希様は犬に噛まれないだろ」
瑞希「あんたが噛まれまくるじゃないの!!」
良雄「大丈夫! 瑞希様とクリスなら、十分試合になる! 僕はコートに座っての参加になるかもしれないけど、許してくれ!」
瑞希「私はそんなつもりで言ったんじゃないわ! 降ろして! 三人無事で試合に臨むのよ!」
良雄「これしか方法は無いってわかるだろ。我慢してくれ、瑞希様」
クリス「方法が無いのはその通りだけど、それでも三人無事を目指しましょう」
クリスは助けを呼びに走っていなかった。
襲い来る犬たちから庇うように僕らの前に立つクリスに、一匹目が飛び掛かった。
修道服の袖に噛みついた犬をクリスは手刀で叩き落としたが、その間に二匹目に足を噛まれたようだった。
クリス「くっ……!」
そして三匹目が、一直線に僕に向かってきていた。
僕はクリスのように、狂犬相手に戦う力は無い。
瑞希様を落とさぬよう、痛みに耐える覚悟を決めていた。
クリス「良雄っ!!」
fgimg2:瑞希悲しみ
瑞希「降ろして! こんなの嫌!」
黒い犬が飛び掛かってくる。
太腿に牙が食い込むかと思ったが、犬は何もせぬまま地面に落ち、足を折るように伏してしまった。
クリス「良雄! 無事!?」
良雄「あ、ああ。どうやら噛まれてはいないみたいだ」
二匹目を打ち据えて、クリスが足を引き摺りながらやってくる。
地面に伏した犬に手を当てて、眉をひそめた。
クリス「死んでいる……」
クリスの小さな呟き。
その声をかき消すように、カラスが一羽、すぐ傍の地面に落ちる音が鳴った。


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