過去ログ - 美琴黒子佐天初春「貴方たちを全力で倒す!」 vs 上条一方通行「……やってみろ」2
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14:名無しGEPPER[saga sage]
2010/06/30(水) 18:08:23.95 ID:15FDBqU0
一方通行「なンだ、またそのことかよ」

御坂妹「そうなのですが……一方通行、貴方だってお姉さまたちの存在を危険視してませんでしたか? とミサカは確認します」

一方通行「はァ!? いつ俺が超電磁砲どもを危険視したよ? 俺は、足元をうろつくネズミがいれば目障りだから、潰しておいたほうが気が楽でいいンじゃねェか、って言っただけだ。そもそも何で実質上、学園都市最強の俺が中学生のガキどもを危険視しなくちゃならねェ?」

御坂妹「そうなのですか?」

一方通行「あったりめェだろ。つーか、最近はアイツらの動きが全くねェから忘れてたぐらいだぜ」
一方通行「どうせもう嫌になったンだろ? そりゃあよく考えれば分かるわな。俺たちに1度叩き潰されてンだから。だから、いっそのこと引き上げたンだよ。『戦略的撤退』ってヤツだ。無駄なことに力を消耗するのは割りに合わない、って判断したンだろ。そこら辺は、さすがに超電磁砲と言ったところか」

御坂妹「しかし、お姉さまがそう易々と引き下がるでしょうか。あの4人は半端な気持ちでやっているとは思えませんが、とミサカは疑問を提示してみます」

一方通行「あァ? なンだ? やけにアイツらの身を持つなァ。以前は俺と同じく、オマエもアイツの動きを目障りだとしか見てなかったくせに。超電磁砲どもに負けて感化されちまったのかァ?」

御坂妹「そ、そんなことはありません。ミサカはただ……」

2人の応酬を、上条はただ視線を移し変えるだけで眺めている。

御坂妹「貴方はどう思いますか? とミサカは矛先を変えてみます」

再び資料に目を戻そうとしていた上条に、御坂妹が質した。

上条「ん? 俺か? 俺は前に言った通りだよ。俺は、あいつらが諦めるとは思えない。何せ、御坂がリーダーなんだからな。だが、大した脅威にもならないと思ってる。それだけだ」

御坂妹「そうですか……」

答えることだけ答えると、上条と一方通行は再び資料に目を戻した。

御坂妹「………………」

御坂妹は簡単に話を済ませられたことに多少、不満を覚える。

一方通行「くだらねェこと言ってないで、オマエもやることやれ」

資料から視線を外さずに一方通行は告げる。

上条「…………………」

御坂妹は上条を見る。彼は既に今の話は意識の外のようだった。

御坂妹「…………………」

これ以上発言できる空気ではないと感じ取った御坂妹は部屋を出て行った。
そんな彼女の行動を気にすることもなく、上条と一方通行は資料を読み続けていた。


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