509:名無しNIPPER[saga sage]
2016/11/24(木) 23:45:29.97 ID:ni/s/4gHo
  
 マミ「……泉の中で誰と会ったか話せる?」 
  
 まどか「マミさん!?」 
  
 風「苦しいのなら話せば少しは楽になるかもしれません」 
  
 さやか「…………」 
  
 ほむら「ごめんなさい……できれば思い出したくないわ……」 
  
 マミ「そう……無理に話さなくてもいいわ」 
  
 マミ「ただ、一人で抱えてるのが辛くなったら言いなさい。少しぐらい甘えても良いのだから」 
  
 海「そうそう、せっかくの仲間なんだし頼りなさいな」 
  
 ほむら「……ええ、ありがとう……でも大丈夫よ」 
  
 さやか「そっその……ごめん……でっでも、やっぱり『エスクード』は欲しいよ……」 
  
 光「さやかちゃん……」 
  
 さやか「今回の事でも思ったんだ……私とまどかは魔法少女じゃないし、まして『魔法騎士』でもない」 
  
 さやか「『力』がない……このままじゃ何もできないよ……」 
  
 光「そんな事……」 
  
 まどか「……私もそう思う」 
  
 光「え?まどかちゃん?」 
  
 まどか「もし、私達に『力』があったら助ける事ができたかもしれない……そう考えるの……」 
  
 風「いえ、今回は試練だったのですから途中で助けたら駄目だったと」 
  
 まどか「今回だけじゃないよ……初めてあのおばさんに追いかけられた時とか、森で魔物と戦った時とか」 
  
 まどか「森の出口でおばさんに襲われてほむらちゃんや海ちゃんが怪我させられた時とか」 
  
 まどか「足手まといにしかなってないよ……私に『力』があったらって何回も思ってた……」 
  
 光「そんな事!おばさんに襲われた時には、矢をおばさんに命中させて助けてくれたじゃないか」 
  
 まどか「あの時もおばさんの額の宝石に当たって何の意味無かったよ」 
  
 まどか「その所為でほむらちゃんに無理をさせて傷を広げる様な事に……結局足手まといにしかなってないよ……」 
  
 さやか「まどか……やっぱり、私達には『力』が……『エスクード』が必要なんだよ」 
  
 海「さやか……まどか……」 
  
 ほむら「この泉は今までの戦いとは違うのよ!?」 
  
 風「無理に挑戦する必要はありませんし、危なくなっても途中で誰かが助ける事は不可能です」 
  
 まどか「それでも……『力』が欲しい……挑戦したい」 
  
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