281: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/09/14(月) 00:58:28.46 ID:jW3WNHzu0
バキィッ!
今までよりも一際大きい音が鳴ったと思うと、上空から人の頭部ほどの大きさを持つコンクリートの塊が、
フランドール目掛けて真っ直ぐに落下してきた。
コンクリートはとても重い物質だ。例え小振りなものであったとしても、
それなりの高さから落下すれば容易に人を殺せる凶器となる。
ましてや、今落下してくるものは少なくとも十数キロはあるであろう代物。
それが10メートル以上の上空から落下してきているのだ。
もしもそれが直撃でもすれば、少女の頭はトマトが鉄球に押しつぶされるかのように粉砕され、
辺り一面は『少女の頭だったもの』で紅く塗りつぶされる事になるだろう。
しかし、自身がそのような危機的状況にあることを自覚していないのか、
フランドールは相変わらず顔を下に向けたままだ。
前髪に隠されているために、その表情の全てを窺い知ることは出来なかったが、
少なくとも良い表情は浮かべていないと言い切れた。
灰色の石塊が迫る。
無垢な少女の頭蓋を、その頑強なる身で圧砕するために。
既にその結末は目の前。最早フランドールにはそれを回避することは出来ない。
そして、灰色の凶器がその頭に触れ――――
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