297: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/09/28(月) 00:11:58.82 ID:q27/xudW0
フランドールは己の力を自覚し、それを自分の誇りとした。
自身の存在を更に価値のあるものに昇華せしめる一要素と考えたのだ。
それは何も、彼女のみが考えるような特別な思考というではない。
超能力は一人に一つ。一見同じような能力でも、その中で得手不得手が必ず存在する。
言ってしまえば超能力とは、『その人だけが持つ唯一無二の力』なのである。
故に、その力を自身の利点として捉えることは当然のこと。
彼女のような幼子ともなれば、その力に舞い上がってしまうのは自然な反応だろう。
しかし注意しなければならないのは、『矜持』と『慢心』は非常に似たものであるということだ。
自身の利点を誇りに思うことは、決して悪いことではない。
自分に自信を持つことは本人の精神を安定させる上で必要なことである。
しかしそれが行きすぎて、待たざる者を卑下するようなことはしてはならないのだ。
大きな力には常に責任が伴う。その責任を自覚出来て初めて、漸く一人前と言える。
しかし、年若いフランドールがそのことに気づけるはずもなく。
それが後に、更なる悲劇を招くことになる。
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