386: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/12/14(月) 01:00:42.92 ID:n7uuoCGq0
フラン(っ、こうなったら……!)
だがそれは、あくまでも『力を使う機を判断できなかった』というだけである。使おうと思えば使えるのだ。
まだフランドールの敗北が、完全に決定付けられたというわけではない。
彼女は能力の演算を開始する。自身にまとわりつく糸に触れ、その性質を理解し、破壊しようとする。
この力を自身の意志で使うのはこれが初めて。能力に覚醒した時は意識が朦朧としていたし、
それ以降は先生達の許可がなければ使うことができず、その性質を知るための実験として使用したことがあるのみ。
言ってしまえば、今回が初めての実践ということなる。
自分に上手く能力を扱うことができるだろうか?
そんな不安が、彼女の脳裏を過ぎる。
今まで実験として色々な物を壊してきたが、超能力が作用しているものには試したことはない。
委員長の『念動力』により造られた一本の糸。それに自身の能力が作用するのかは、全くの未知数。
『糸の破壊に失敗し、結局逃げられなかった』ということも十分あり得ることである。
この行動が、必ずしも成功するとは限らない。だが、何もしなければ何も変わらない。
だから彼女は、この策が成功することに賭け、行動に移した。
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