とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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403: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/12/26(土) 00:48:48.29 ID:NnHwervu0

フラン「ぇ――――?」



ふと思い出したかのように、頭の中が真っ白なままフランドールは周囲を見渡す。
とある女子が、恐怖と侮蔑と敵意をかき混ぜたかのような視線が向けていた。
相手の存在そのものを、徹底的に否定するかのような眼。
その存在を跡形もなく消し去ることを望むような、そんな眼だ。


しかし今の彼女にとって、その事実は二の次でしかない。


瞳を向ける子供は、先ほどまで仲良く会話していた少女だったのだ。
クラスの中でもそれなりに親しかった彼女が、恐怖の眼をこちらに向けている。
いつも笑顔を浮かべているはずの顔は、その眼のせいで酷く歪んでいるように見えた。


心にちくりと何かが刺さる。
そして再び周囲を見渡して、また一つ気づいた。
少女だけでなく、自身を見つめる子供全てがその眼をしているということに。


濃密な負の感情が込められた数多の眼光が、彼女の体に突き刺さっていく。
じくじくと、図太い針が皮膚に食い込んでいくような。
そして針に含まれた毒がじわじわと心身を蝕んでいくような、そんな錯覚に襲われた。




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