とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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651: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:22:51.15 ID:yRnDkTL00

――――その『一度』が起きたのは、今から一年前。
舞台は学園都市のみならず、世界でも有数のお嬢様学校である常盤台中学。
関係者以外は、例え王族であっても入ることは出来ない聖域に於いて、
年に一度だけ、限られた区画のみが一般に公開される時期がある。


『常盤台中学女子寮盛夏祭』。その祭りに雑誌の編集者として訪れた時のことだ。


学生寮の住人と、彼等に招待された学生達がごった返す中で、レミリアが目的としていたのは、
催しの中で最も注目を集めていた項目である『学園都市第三位によるヴァイオリン演奏』だった。
学園都市の広告塔でありながらも、『常盤台中学』に属するが故に外部への露出が少ない少女『超電磁砲』。
その彼女に接触し、インタビューをして記事を仕立てれば、他雑誌よりも優位に立てると目論んでのことである。
情報の価値を決めるのは『新規性』と『希少性』、そして『需要の有無』。
『超電磁砲』の生の声ともなれば、それらの要素を全て満たしていると言えるだろう。


勿論、時の人である彼女に易々と近づける等という甘い考えは持ち合わせていない。
レミリアと同じく『超電磁砲』との接触を狙っている対抗馬は山ほどいるが、
間違いなくその全てが、接触どころか近づくことすら許されず警備員に追い出されることになるだろう。
雑誌記者は、有り体に言えばハイエナのようなものだ。『餌(ネタ)』になると判断した存在に対する執念は凄まじい。
そんな存在であるが故に、学園側は害獣の排除に手を緩めることはありえない。


だが、それだからこそ取材する価値があるというもの。
ここで追い払われて諦めるならば、最初からこの場には立っていないのだから。




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