652: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:23:56.08 ID:yRnDkTL00
目的の会場についた時、その場所は演奏会を目的とした生徒と報道関係者である大人でごった返していた。
生徒は憧れのレベル5である『超電磁砲』を一目でも見るために。
大人はレミリアと同じく、『超電磁砲』に接触して情報を得るために。
それぞれの思惑を胸に秘めた者達によって、会場はまさに混沌と化していた。
その混雑具合に少しばかり遅れたかと思いもしたが、何とか空席を見つけたレミリアは、
30分後の演奏開始時間までの間、喧噪と圧迫感の中で辛抱強く待ち続けることになった。
やがて演奏時間となり、壇上へと姿を現した『超電磁砲』。
恭しくお辞儀をした少女に、会場が矢庭に静まりかえった。
レミリアは少女の姿を捕らえ、少しばかり眼を細める。
レミリアが『超電磁砲』を直に見たのは、その時が初めてだった。
他の者の例に漏れず、彼女の中にある『超電磁砲』の人物像は与えられた情報の中での物でしかない。
そして一目見た時の第一の感想と言えば、『猫かぶりした少女』というもの。
それはただの直感でしかなかったが、『超電磁砲』は『お嬢様』と呼ぶには少しばかり御転婆な雰囲気が感じられたからである。
その予想は一年後、物の見事に的中することになったわけだが。
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