658: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:29:54.25 ID:yRnDkTL00
そこまで考えたところで、レミリアはそれ以上の思考を放棄した。
頭の中に湧き出そうになった1つの回答。それを知覚してしまうのを拒否したのである。
深入りしすぎると碌な事にならないような気がする――――
それは雑誌記者として働く中で身につけた、一種の感のようなものだった。
ただ、1つだけ理解してしまったことがある。
理解するも何も、あの映像が全てを物語っているのだが。
それは、運命の結末。『超電磁砲』の最期。
白髪の男により少女の命が散らされるという、残酷な未来。
レミリアがそれを見たことで、『超電磁砲』の破滅は確定してしまった。
しかしその事実に、当人の内心は驚くほどに穏やかであった。
人一人が死ぬというのに、それに対する感慨は微塵も起こらないのである。
これも偏に、運命を見ることに慣れてしまったからだろう。
自身が見た運命は変えられない。それは今までの経験の中で裏付けされた確固たる事実。
それを覆すなど不可能。しようとするだけ、労力の無駄というものだ。
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