493: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/04/05(水) 01:47:57.00 ID:goWqUgHoO
  
 懸念が、3つあった。 
  
 一つは、私に巣食う病の経過について。 
 本来、首元の文様は、"黒蛛病"の最終段階として表れるはずのものだ。 
 身体機能の低下や喀血といった症状は、その前段階として認識されている。 
  
 私の場合は、それらが同時期に起こった。 
 しかも、感染からそれほど時間が経っていない状態で。 
  
 端的に言えば、病状の進行が異常なのだ。 
 一般人とは異なる神機使いの発症例も幾つかあるけど、ここまで極端な例はなかった。 
 その要因として有力なのは、やはりP66偏食因子の存在だろう。 
 既存と異なる部分として私に関わっているのは、それぐらいしか考えられない。 
  
  
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