17: ◆c6GooQ9piw[saga ]
2016/02/20(土) 12:17:17.73 ID:8m/ElpKNO
さやか「……」
さやかが黙り込む。
一瞬、呆れられてしまったかと思ったが、どうやら状況の整理をしていたらしい。
さやか「あの人、魔法少女……って言ってたよね。詳しくは教えてくれなかったけど、あの転校生もそうなんじゃない?」
まどか「魔法少女、か……」
キュゥべえによれば、あのような化け物……魔女と戦う存在を、そう呼ぶらしい。
それ以上の説明もしようとしていたが、あっという間に魔女を倒した赤髪の魔法少女に、止められていた。
さやか「……あのふたりが何の話をするかは知らないけど、魔法少女じゃないあたしたちが、口出しできることじゃないと思うよ」
……正論だ。
そもそも、まどかとほむらの関係も、クラスメイトという響きが示すほど近いものではない。
何せ、ふたりは今日が初対面だったのだから。
まどか「うん、そうだよね……」
さやか「元気出しなって! どうしても気になるんなら、明日学校で聞いてみたら? あいつが素直に教えてくれるかはわからないけどさ」
気を使ってくれている。
彼女の明るさには、いつも助けられる。
まどか「……ありがとう、さやかちゃん」
さやか「いえいえ!」
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