33: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:18:53.32 ID:8m/ElpKNO
ふたりは教室に戻ったが、ほむらは廊下で考え事を続けていた。
信用されてなくても、このタイミングで忠告ができたのは幸いだ。
普段なら、キュゥべえが張り付いていてなかなか話ができないのだが、今回はラッキーだった。
ほむらはそこまで考えて、ふと、ある考えに至った。
まさか……
QB「なるほど、やはりそれが君の目的か」
はっとして振り向くと、そこにはキュゥべえの姿があった。
ほむら(……私の目的を知ることが、こいつの狙いだったのか)
ほむらは敵意を隠さずにキュゥべえに答えた。
ほむら「そうよ。絶対に、ふたりを魔法少女にはさせないわ」
QB「なぜだい?」
キュゥべえが、心底不思議そうにほむらに問いかけてくる。
本当に癪に障る奴だ。
ほむら「あなたが隠していることを、私は知っているからよ」
QB「何を知っているっていうんだい?」
わざわざ答えてやる必要もない。
ほむらは無視して、教室に向かった。
QB「わけがわからないよ」
そんな声が、ほむらの背後から聞こえた気がした。
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