35: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:27:36.91 ID:8m/ElpKNO
さやか「キュゥべえ、質問があるんだけど」
QB「なんだい?」
さやか「願いは、自分に関することじゃなきゃダメなの? たとえば、他の誰かのために契約するとか……」
QB「可能だよ。前例もある」
さやか「……」
まどかは、ふたりの会話を聞いていて、ひとつの考えに思い至った。
まどか「さやかちゃん、もしかして、上条くんのために契約しようと思ってるの?」
さやか「……あー、バレちゃった?」
ふと、まどかの心がわずかにざわめいた。
直感的にではあるが、他人のために契約することに、漠然とした不安を感じたのだ。
しかし、それを具体的な言葉にするのは難しく、まどかは別のことを口にしていた。
まどか「さやかちゃん、今日、ほむらちゃんに言われたこと覚えてる?」
さやかの表情が、わずかに固まった。
さやか「まどかは、あいつの言葉を信じてるの?」
まどか「……わからないよ」
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