ほむら「巴マミがいない世界」
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440: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/09/26(日) 06:59:19.62 ID:t8r4Odp60
ゾクリ、と。
ほむらの背中に、冷たいものが走る。

──無事に?

まさか。

まさか、杏子は……!?

杏子「あたしはさやかを助けたい。もし無事に戻ってこられたら、そのときは共闘でもなんでもしてやるよ」

言葉の意味が理解できない。
頭がくらくらする。
意味がわからない。

ほむら「──ッ」

もはや、ほむらは限界だった。

ほむら「ふざけないで! あなた、自分が何を言っているのかわかってるの!?」

杏子「……」

ほむら「言ったでしょう!? 死ぬのよ! 美樹さやかは絶対に助けられない! これだけ言われて、まだわからないの!?」

杏子に動揺はなかった。
ほむらが叫べば叫ぶほど、その感情の隔たりから、より一層杏子との距離を感じるようだった。


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