443: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/11/30(火) 13:09:17.06 ID:mkSBAl5bO
──ああ、そういうことか。
やっと、全てが府に落ちる。
杏子は死ぬつもりなのだ。
仮にこの時間軸でワルプルギスの夜を倒せたとしても、それは杏子が望む結末ではない。
いや、むしろそれは、さやかが救われない結末を確定させてしまうことに他ならない。
結局、ほむらの時間溯行を杏子が知ってしまった時点で、杏子の協力は望めなかったのだ。
ほむら(これで、完全に勝ちの目は消えた)
全身の力が抜ける。
ほむらは、その場に崩れ落ちた。
終わりだ。
この時間軸では、まどかを救えない。
また、失敗した。
ほむら「……」
ほむらの様子に痺れを切らしたのか、杏子はほむらから目を離す。
杏子「……じゃーな。もう行くぜ」
杏子が踵を返し、歩き出す。
ほむら「待ちなさい」
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