ほむら「巴マミがいない世界」
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449: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/05/20(金) 17:15:04.66 ID:gFGYNPlR0
QB「杏子は死んだよ」

ほむら「……ッ!」

まるで世間話のような調子で、あっさりと口にする。

感情はないというその目に、やはり悪意は感じなかった。
こいつは常に、純粋に目的のために動いている。

つまり、ほむらの心を折りにきたわけだ。

QB「これで、ワルプルギスの夜に勝つのは相当厳しくなったね。どうするつもりだい?」

ほむらは、キュゥべえの言葉を聞き流した。

──ショックはない。

ほむらは精神を落ち着け、自問自答する。

わかっていた。
杏子が生きて帰ってくることなど、あるはずがない。
期待してはいなかったのだ。
想定内の事象に過ぎない。

だから──大丈夫。

ほむらは、自身のソウルジェムを一瞥し、穢れが溜まっていないことを確認して、一呼吸した。


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