19: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/25(木) 00:20:09.32 ID:RJx23RzYo
  
  
 ミュウツー(さっきの話も、聞かれていたのだろうか) 
  
  
 それならそれで構うものか、とミュウツーは覚悟を決める。 
  
  
 夜明けを待つ暗い森。 
  
 そのさらに向こう。 
  
 はるか遠く一点に意識を向け、せいいっぱい睨みつける。 
  
 睨んでいることが、相手にわかってしまうかもしれない。 
  
  
 もっとも、覗き屋に示すべき礼儀があるとも思えなかった。 
  
 ミュウツーは少しだけどきどきしながら、言葉を投げかけた。 
  
  
  
 ミュウツー『いいかげん、姿くらい見せたらどうだ』 
  
  
  
  
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