俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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440:1[sage]
2017/03/24(金) 04:10:53.02 ID:61OoMnPu0

結衣「えっ?! あ、う、ううんん、え、えっと、まだ、そういうのとかじゃなくて?」///

由比ヶ浜が胸の前で慌てて小さく手を振って答えるが、この場合それは逆効果だ。

玉縄「ほう。まだ、ということは、将来的な展望として、そうなるビジョンでもあるという意味なのかな?」


八幡「つーか、お前たちの方こそ、いつの間にそんな関係になったんだ?」

ここでいちいち否定するのも話が長くなって面倒臭そうなので、すかさずカウンタークエスチョンをぶちこんでやる。
何といっても、こういう時に論旨をずらしてそのまま相手を煙に巻くのは俺の最も得意とするところだ。


玉縄「あ、いや、まぁ、その、うん、なんというかだね …… 」

どうやら自分達に対するその問いは想定外だったらしく、見るからに取り乱し、目を白黒させながら口ごもる。

八幡「ほーん?」 どうなんだ? と、今度は折本に目で問うと、

折本「あ、全っ然っ! そういうんじゃないから! あんまりしつこく誘われたし、今日はたまたま暇だったから、ちょっとつきあってるだけ」

今度は折本が、ないないとばかりに両手を振ってみせた。


玉縄「 ……… ま、まぁ、その点に関しては、今後、順次段階を踏んで彼女のニーズに沿った形でお互いのコンセンサスの合意形成を図ろうとだね」

今のひと言で完全に詰まれているにも関わらず何やら懸命になって言い繕うとしているが、俺にもなんとなく状況が見えてきた。

近い将来、折本の常人離れした対人距離感を好意と取り違えて自爆テロを敢行する玉縄の姿が鮮明に目に浮かんでしまう俺はもしかしたら予知能力者か、と錯覚してしまうまである。

お前それ俺が過去に歩んできた道だからな? しかも前途はイバラだらけだぞ?




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