353: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/27(月) 19:32:04.27 ID:jjG757R6O
 男「で、どうしたんですか?」 
  
 副会長「俯きながら話さない」 
  
 副会長「そもそも、あの人誰ですか?」 
354: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/27(月) 22:05:47.63 ID:5zZcXIcRO
 大体、副部長と副会長はどのような会話をしたのか。 
 どうして会話をする事になったのかが分からない。 
  
 副会長「昨晩、副部長から通話がかかりました」 
  
355: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/28(火) 19:35:41.35 ID:IB3BLm44O
 副会長「全員が主役とは言いません、一人を過剰に持ち上げるかのようなやり方がいけません。全員が切磋琢磨して行く内に主役が産まれたって……」 
  
 男「なるほど、健全な競争の中で自然と主役が産まれると。それも悪くない」 
  
 男「でも時間が無いじゃないですか」 
356: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/28(火) 20:13:15.26 ID:IB3BLm44O
 男「ピンと来ない人も居ると思うから言っておきますよ、このバンドのメインは副部長になるので」 
  
 副部長「さっき言っといたよー!」 
  
 部長「聞かされ過ぎて耳痛てぇ……」 
357: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/02/10(月) 23:31:11.57 ID:Bf5D7X8eO
 一週間後 
  
 カンカン照りの日差しが勢いを増す一方で部員達の熱は恐ろしく冷めていた。 
  
 不良曰く、会長が居ないバンド練習はただただ苦痛との事。 
358: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/02/10(月) 23:55:13.70 ID:Bf5D7X8eO
 男「まぁ、皆もギターさんに感謝してください」 
  
 男「あの人の紹介が無ければここで歌うなんて出来ませんか――」 
  
 「はやくしよー」 
359: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/02/11(火) 00:17:24.10 ID:fnruMTvXO
 男「……」 
  
 男「姉……さん……」 
  
 心底後悔していた、思いっきり罵倒してやりたかった。 
360: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/02/13(木) 23:00:12.91 ID:9PCTjmN9o
 不良2「不良が通う高校、軽音部ないって聞いてたけど」 
  
 不良3「うっ、うるさいな!何かの間違いだよ!」 
  
 不良2「どちらにせよもう他人なんだからさ、昔の私達とは違うって見せてやろーよ」 
361: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/02/28(金) 06:03:36.35 ID:62U1tC5Bo
 今回集まっているバンドは全て、ロック・スターに出場するバンドだった。 
 高校生なんてのは少ない方で、社会人や大学生の方が多かった。 
  
 ギターさんが言うには夢を叶える為にフリーターをやりながら出場している人も居ると言う、生活が苦しい状況でも夢を追いかけている。 
  
362: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/03/01(日) 22:38:32.63 ID:U0vQpd5Io
 そもそもこいつら含めて高校生が前座の筈だろう。 
 よくも偉そうに前座の前座を…… 
  
 姉「もうやだ……帰りたい……」 
  
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