永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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478:名無しNIPPER[saga]
2017/12/07(木) 02:35:20.79 ID:7pMgIB7e0


兎「ウン万年以上も溜め込んだんだから、そりゃあ、探せば一羽くらいいるわさ」

兎「――――”船の直し方を覚えた兎”くらい、さ」


(くっそー……やっぱり帆くらいつけとけばよかったかも……)

(風の勢いに任せれば、こんな程度、ビューンと一っ跳びなのに〜……)


 とかって本人は言ってるけど、実はこれ、結果的には大正解だったのよね。
 あんたも思ったでしょ? 直し方を覚えたにしては、えらいボロっちいなって。


薬売り「まぁ……修繕済と言う割には、どうもいい加減と言いますか……」


 ま、確かに元々朽ちた廃船だったけどさ。
 でも別に、いい加減に直したってわけじゃないのよさ。 

 この時のてゐは――――望んでたのよ。
 快適な船旅よりも、”一刻も速く”辿り着く事をね。



兎「でも……」


薬売り「でも……?」



薬売り「――――おや?」



【暗雲】



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