勇者「スライムですら倒すのに6ターンかかるおれって」
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137:名無しNIPPER[saga]
2017/07/07(金) 19:15:48.71 ID:AP5g2CEX0
首領「ハハハ、こりゃあ傑作だな。お前らお互いについてなんにも知らねぇのか。」

侍「ムッ、それは私は隠していましたし…、角娘さんは寡黙なほうですし…。」

首領「フム、知らないのも問題だな。その前に、人造魔人についての基礎知識はあるか?」

侍「ええ、目的に応じて動物の因子を胎児に組み込み、強靱な戦士を得る、ですね。」

首領「そうだ、勇猛果敢な戦士を欲するなら獅子の因子、隠密性に特化した暗殺者などを欲するなら蛇の因子、という風にな。ただし、角娘の中にいるやつはそんなまっちょろい物じゃない。」

侍「もしかして、魔獣のような危険なものですか?」

首領「魔獣か…、それよりもっと強靱で、狂暴で、それでいて高貴な物だ。」

侍「それは…、」

首領「それはドラゴン、生きる天災そのもの。神にさえ歯向かった禁忌だ。」

侍「ドラゴン…。神代の王者…。」

首領「そんなやつが暴れ出すんだ。恐ろしいだろう?」

侍「ええ、怖いです。その時のことを思うと。」

首領「その割りには、胆の据わった目に見えるがね。」

侍「ええ、だってだからといって私達が角娘さんと向き合わない理由にはなりませんから。」

首領「…。やはりアイツ同様、いい目だ。お前、魔王討伐が終わったら、俺の女にならないか?」

侍「え?ええええ!いやいやちょっと待ってください。やっぱり私にはまだええと、あの…その…。」

首領「答えは魔王討伐後でもゆっくり考えてくれればいいさ。俺は警邏にもどる。」

侍「あ、ああ。お、お気をつけて。」

首領「おう。それと、その猪だが、」

侍「?」

首領「今夜から肉絶ちの儀だ。食うのは無理だと思ってくれ。」

侍「 」






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