勇者「スライムですら倒すのに6ターンかかるおれって」
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138:名無しNIPPER[saga]
2017/07/07(金) 23:30:17.18 ID:AP5g2CEX0
〜夜〜

勇者「帰りましたよ。…、二人とも先に帰っていたんですか。」

角娘「おかえり。」

侍「お帰りなさい。」

勇者「全員いるのなら好都合です。皆さんに報告することがあります。」

角娘「何?」

勇者「次の目的地が決まりました。昨日のあの壁画の本体を見に行きます。」

侍「わかりました。しかし、魔界との境界ですか…、遠いですね。」

勇者「ええ、それにこれ迄より戦いも厳しくなるでしょう。ですので寄り道もしながら、最終的な場所としてそこを目指します。」

侍「了解しました。」

角娘「わかった。」

勇者「僕からは以上です。」

角娘「私からも話がある。」

侍「なんです?」

角娘「次に暴走する日がわかった。」

勇者「いつなんですか?」

角娘「次の新月の日。魔法使いの封印がとけたみたい。」

侍「角娘さん大人しいと思ったら、成る程そういう訳だったんですね。」

勇者「わかりました。覚悟はしておきます。」

侍「そう言えば、聞きそびれていたゆですけど。角娘さんのモデルはドラゴンですよね?」

角娘「そう。知らなかったの?」

侍「ええ、今日首領さんに聞くまでは。」

勇者「え、侍さんあれだけ一緒にいて気付かなかったんですか?」

侍「勇者さん、気付いてたんですか?!」

勇者「ええ。流石にあんな身体能力や回復力、挙げ句、火なんか噴かれてしまえば否が応でも気付くものです。」

侍「あれはてっきりそういう体質なのかと…。」

勇者「火を噴いたり切傷が一瞬で回復したりするのは体質なのでしょうか…。」

侍「だ、だって勇者さんもケガの治り異様に早いし、うちの爺やだって火噴けてたし!」

角娘「何その爺やこわい。」

侍「そうですか…、知らぬは我が身のみ…と。」




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