329: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 01:15:24.73 ID:89CTCDsC0
 グラーフからその報告が無線越しに伝えられた瞬間、俺はホ級elite等残った深海棲艦達に背を向けて走り出す。ツーが直ぐに続き、ティーマスやサイ大尉、ベーデカーも次々に物陰から立ち上がり踵を返す。 
  
 (;'A`)「ツン、援護を!!」 
  
 ξ#゚听)ξ「任せなさい!! 
330: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 01:37:29.02 ID:89CTCDsC0
 ξ;゚听)ξ「ドク、別働隊はどうする?!退避させるなら直ぐに動かすけど……」 
  
 ('A`)「いや、退避は必要ない。それと正面戦車隊も深海棲艦への攻撃は続行!ただ機銃の仰角は調整しておいてくれ!」 
  
 ξ゚听)ξ「解った!各機銃手、対空戦闘用意!!」 
331: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 02:08:13.70 ID:89CTCDsC0
 道路両脇に立ち並ぶ、幾つかのビルや家、或いはその残骸。 
  
 特に三階建て以上のものに重点的に仕掛けられていたありったけのC-4爆弾が、海兵隊の起爆スイッチによって一斉に炸裂する。 
  
 同時に、ダイレクトアタックモードで待機していた虎の子のジャベリン数門も火を噴き、次々と建物に着弾した。 
332: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 02:50:14.48 ID:89CTCDsC0
 『ォオォォォォ………───』 
  
 「Enemy down!!」 
  
 散弾攻撃の間も、側面部隊による攻撃と迫撃砲隊の支援は当然継続している。 
333: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 03:14:33.93 ID:89CTCDsC0
 新たに空を照らす、四つの炎の華。交わされていた無線が一瞬完全に沈黙し、何人かの息を呑む音が伝わってきた。 
  
 《………!? ゆ、友軍機、次々と被弾撃墜!!》 
  
 《墜落してくる、散開しろ!》 
334: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 03:42:46.13 ID:89CTCDsC0
 ( A ;)「…………っっっ!!」 
  
 まるで、思い切り頭を殴りつけられたような衝撃。 
  
 僅か数メートル背後で巻き起こった大爆発が発する熱と音量、そして閃光が五感を麻痺させ一瞬俺の意識を現実から切り離す。 
335: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/06/09(金) 03:44:02.84 ID:89CTCDsC0
 どうにかこうにか目標の場面まで……ようやく本当に「あと少し」のところまでたどり着きました。 
  
 今更新ここまで、今しばらくお付き合いいただければ幸いです 
336:名無しNIPPER[sage]
2017/06/09(金) 08:01:22.11 ID:nW807Z8s0
 とうとう名有りに死者が… 
337:名無しNIPPER[sage]
2017/06/09(金) 10:05:50.38 ID:tRvaf8uA0
 乙です! 
 希望を鼻先にちらつかせつつ粉砕しにくる鬼畜と、それを予見しきれる主人公なんだから本当に凄い(なお実力差 
338:名無しNIPPER[sage]
2017/06/09(金) 12:44:23.72 ID:eRVENTReo
 もうだめだあ…おしまいだあ… 
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