島村卯月「シンデレラクエスト」
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147: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/25(火) 02:07:51.78 ID:nUNiDjhh0

ガシャーンッと、ガラスの割れる音が辺りに響く。


晴『なんだ今の音?』


当然、その音に気付く晴。そして音の正体を確認するため、こちらに歩いてくる。が、晴は不自然に置いてあるダンボール箱を不自然と思わず、そのままスルー。

ありすの横を通りすぎていき、砕け散ったガラスに目を留めた。


ありす(今だっ!)


晴の隙をつき、ありすはダンボールから抜け出し出口へと駆けた。


晴『ありす!? しまった!』


後ろから晴の驚愕する声が聞こえるも、もう遅い。既にありすは出口へと辿り着いていた。見上げれば、そこには青い空が広がっている。

ありすは視線を晴へと向け、叫んだ。


ありす「今日の所は引き上げますが、勘違いしないでくださいね! あくまで戦略的撤退ですから! 莉嘉さんにもそう伝えておいてください!」

晴「なんだその言い訳がましい台詞!」




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