45: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 01:52:57.61 ID:tJf5meLV0
  
 卯月「未央ちゃん。私たち昨日、この村で魔王に関する情報を集めたんだ」 
  
 未央「え、しまむーたちだけで?」 
  
46: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 01:53:33.94 ID:tJf5meLV0
  
 もちろん、今のはこれまでの戦闘へのお礼だったんですが……それを言うのは、私もありすちゃんも、ちょっぴり照れくさくて。 
  
  
 ちひろ「いいじゃないですか、未央ちゃん。感謝の言葉は、ありがたく受け取っておくものですよ」 
47: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 01:54:06.93 ID:tJf5meLV0
  
 卯月「ふふっ」 
  
  
 2人のやりとりを見ていたら、なんだかおかしくなっちゃいました。 
48: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:06:43.27 ID:tJf5meLV0
  
 ―――砦 
  
  
 フタツメノ村近くの砦。その、ある一室において。 
49: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:11:04.26 ID:tJf5meLV0
  
 ―――砦前 
  
  
 私たちはフタツメノ村を出て、話に聞いた砦へとやって来ました。 
50: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:11:51.04 ID:tJf5meLV0
  
 卯月「ちひろさん、何か考えがあるんですか?」 
  
  
 私が訊ねると、ちひろさんは妖精らしい素敵な笑顔で――― 
51: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:13:17.52 ID:tJf5meLV0
  
 卯月「ち、ちひろさん、それは流石に……」 
  
  
 いくら相手が魔王の配下でも、その作戦は良心が咎めるというか……。 
52: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:14:55.56 ID:tJf5meLV0
  
 ―――砦内 
  
  
 良心は生存本能には勝てませんでした。 
53: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:15:45.20 ID:tJf5meLV0
  
 ちひろ「みなさん、物音は立てないでくださいね。こっそりと、抜き足差し足忍び足、ですよ」 
  
 未央「……やってること、まるで盗賊だよね」 
  
54: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/18(木) 02:16:48.89 ID:tJf5meLV0
  
 ですが、ふと気になったことがあるので、私はちひろさんに話しかけました。 
  
  
 卯月「でもちひろさん、魔王の配下のいる場所、分かるんですか?」 
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