【安価&コンマ】???「ガイアメモリ?」
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17:売人[saga]
2017/05/14(日) 22:08:31.17 ID:GMdbfU790
箱は程々に大きく、百均にでも売ってあるようなプラスチックの箱だった。
「なんだろこれ?ちょっと重いかな?」

ガサゴソと箱を揺らして何かが入っていることを確かめて、何かが入ってることを確認した。
昴はこういうものはせっせと確かめたくなるのでとりあえずはと箱を開けてしまった。
中に入っていたのは注射器に似た白い器具とUSBの形をした謎の物体が3本、そしてひと切れのメモだった。

「なにこれ?注射器…じゃないよねこれ。それに変な形のUSBだなあ。何書いてんだろ?」

昴はメモを手に取り文字を読み上げようとした。
しかし、昴はすぐにメモを読む手を少し下げた。
メモに書いてあったその言葉が彼女を神妙な顔色にしていたのだ。

       『これを見ているころにはおれは死んでるかもしれない』

「えっ…?死んで…」
『死んでるかもしれない』…書いたのはおそらく父であろうが、そんなこと書くなんて何かあったに違いない。
一体父の身に何があったのだろうか。メモを読み進めるが続きには『これは誰もいないところで読め』と書かれていた。
この怪しい物体といいメモといい間違いなく何か穏やかじゃないことに晒されているのは明らかだ。
父はこれを見られたくない故にロッカーに隠して、これを私に託したのだ。
昴はとにかく父の伝言を尊重して、箱を閉じて速やかにバイクへと駆け寄った。

昴はエンジンを吹かして、愛車を突風の如く飛ばした。
急いでこれが何なのか確かめたい一心で家へ急いで。

「お父さん…」

昴がそう思案しながらバイクを走らせていたとき
その姿を見ていた1人の影があったことを昴は気づいていなかった。


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