32: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:09:19.28 ID:wJkcZOsR0
  
 卯月「え? やめてって……」 
  
 未央「ごめん、そんなに文香さんの妹って思われたくなかった?」 
  
33: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:10:15.70 ID:wJkcZOsR0
  
 私たちが驚いていると、文香さんが今のありすちゃんの発言について説明をしてくれました。 
  
  
 文香「ありすちゃんは、自分の名前を快く思っていないらしく……」 
34: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:10:48.39 ID:wJkcZOsR0
  
 未央「でも文香さんは『ありすちゃん』って呼んでるよね?」 
  
 ありす「そ、それは……文香さんは、特別ですから」 
  
35: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:11:19.14 ID:wJkcZOsR0
  
 卯月「ありすちゃん。ありすちゃんが本当に嫌って言うなら、呼ばないけど……もしそうじゃないなら、名前で呼ばせてほしいな。私たちも、ありすちゃんと仲良くなりたいの」 
  
 ありす「え……」 
  
36: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:12:22.98 ID:wJkcZOsR0
  
 凛「ねえ、2人とも。いつまでも喋ってないで、そろそろ注文訊こうよ」 
  
 卯月・未央『あ』 
  
37: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:12:52.04 ID:wJkcZOsR0
  
 卯月「えっと……ありすちゃんも、オリジナルブレンドのコーヒーでいいの?」 
  
 ありす「あ、コーヒーだったんですか。はい、それでいいです」 
  
38: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:13:21.19 ID:wJkcZOsR0
  
 文香さんたちの注文を聞いて、私と未央ちゃんはカウンターに戻ってきました。 
  
  
 未央「しぶりん。そんなわけで、オリジナルブレンド2つお願いね」 
39: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:14:11.91 ID:wJkcZOsR0
  
  * 
  
  
 それから少し経って、私は入れたてのコーヒーを文香さんたちの席にお持ちしました。 
40: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:14:57.90 ID:wJkcZOsR0
  
 ありす「では、いただきます」 
  
  
 ありすちゃんはカップを口に付け、ごくごくとコーヒーを――― 
41: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:15:31.97 ID:wJkcZOsR0
  
 私は急いでミルクをありすちゃんのテーブルへと運びました。 
  
  
 卯月「ありすちゃん、ミルクだよ。口直しに飲んで」 
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