森久保乃々「ええっ。もりくぼ以外、もりくぼじゃないんですけど」
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40: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/06/12(月) 23:26:06.64 ID:Slcx/zS50
〜〜〜〜〜〜
しばらくすると、本当に凛さんは寝付いてしまったみたいで、薄い寝息がベッドから聞こえて来ました。
もりくぼもそろそろ森へ旅たつ時間です。

もう一回。

すぅー……はぁー……
すぅぅー…………はぁぁー…………
すぅぅぅー………………はぁぁぁー………………


……やっぱりダメです。全く集中できません。
凛さんに会っても全く取り除かれない、もりくぼの中の何かが大きく邪魔をして、
わたしの心のどこかに宿痾のように巣食っているようなのです。
それは明らかに昨日のことでした。

人と目を合わせること。

そういえばさっきから輝子さんも凛さんも、顔を見ないで話をしていた気がします。
やっぱり、無意識のうちに顔から目を外してしまっているんだな、と思いました。

なんとかしなきゃ。もりくぼの森に行くために、この問題をどうにかする必要がある。

思い立ったもりくぼは、凛さんを起こさないように気をつけながらそろりそろりと仮眠室から抜け出し、女子トイレへ向かいました。


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