森久保乃々「ええっ。もりくぼ以外、もりくぼじゃないんですけど」
1- 20
39: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/06/12(月) 23:25:19.86 ID:Slcx/zS50
凛さんは私が関わると、いつもよりも口数が多くなる気がします。
関わりを持とうとしているというか、たぶん、もりくぼのことを思ってのことなんでしょうけど……
それが時に重荷になってしまうことがあります。
迷惑ってわけじゃないんですが……

私も、凛さんのことは好きですし、憧れでもあります。
かっこよくて、綺麗で……もりくぼにないものばかり持っています。

「聞いたよ。テレビの仕事もらったんだって?」
「はい……」
「打ち合わせの時から大変だったんだってね。よく頑張ったね」
「いえ……」
「乃々、こっち向いてもらえる?」
「なんでしょう……」

いつのまにかベッドから立ち上がった凛さんが、もりくぼの後ろに立っていました。
そしてそのまま私を胸に抱いて……

「大変だと思うけど、頑張ってね。応援してるから、乃々」

……そう言って、頭を撫でられました。あわわわわ……燃えくぼになってしまうんですけど……

「そ、そんな赤くなんなくたっていいじゃない。私まで恥ずかしくなっちゃうよ」
「は、はひ……」

凛さんはそのままベッドに戻って掛け布団を被りました。
そこから顔だけを出して……

「私このまま寝るけど、隣で一緒に寝る?」
「ひぇ、いえ!大丈夫です!」
「あはは、冗談だよ。おやすみ」

心臓に悪い冗談はやめてほしいんですけど……
凛さんの隣でいっしょに寝たりなんかしたら顔の血管が爆発して事件の現場になるんですけど……

それでも、凛さんになでなでしてもらえたおかげで、なんだか気分が嬉しい気持ちに傾きました。
凛さん、本当にお花の香りがしてずっと嗅いでたいんですけど……
で、で、でも添い寝は……むぅーりぃー……


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
111Res/65.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice