23: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/06/14(水) 00:24:27.36 ID:bk9mFZZ70
「初日の出なんて、初めて見た」
目を細めて朝日を拝んだあと、彼女の方に視線を戻すと、もうそこには誰もいなかった。
それから、ゆっくりと公園を後にする。家に帰ってからひと眠りしようかと考えたが、やめた。
その代わりにきちんと朝を迎えるまで待って、長らく会っていない家族に連絡を入れることにした。
そうして帰路に着きながら、あれからもうそんなに経つのかと思った。
彼女と別れてから、五年と少し。
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