【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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108: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2017/08/15(火) 10:27:43.21 ID:vWXpS0ty0
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 ご存知、キネティック・パワーを操る百瀬莉緒。

 そして一日の大半を寝て過ごし、寝れば寝るだけ寝だめして、
 有事には何日も徹夜を続けることができるサバイバル&ゲリラ戦の申し子である星井美希。

 二人が戦闘特化の"アイドル"ならば、さしずめ恵美はサポート担当。

「って、ヤバいじゃん!?」

 麗花の乗って来た戦車に同乗、戦いの現場にやって来た恵美は、
 親友のピンチを目の当たりにして思わず叫ぶ。

「きゃあああっ!!」

 聞き間違えるハズもないエレナの悲鳴に、恵美は自身の持つ能力を使うことを躊躇うことなどしなかった。

 頭の中にイメージを浮かべ、『会いたい』とただそう願うだけ。
 次の瞬間、彼女は落ちて来るエレナの真下に居た。……テレポーテーション。可憐と同じ、サイキック。

「あ、痛った〜!」

 とはいえ、恵美自身の身体能力は並みの"アイドル"レベルである。
 エレナを受け止めた衝撃で、思わず地面に片膝をつく。

「う、ん……メグミ……?」

「怪我は無いかい、お姫様……にゃーんて♪」

 驚き、次には安心したようにグッタリと。腕の中で気を失ったエレナの頭を「お疲れさま」とそっと撫で、
 恵美は周囲に目を向けた。悲鳴と共に投げ出される可憐、それをギリギリで助ける莉緒。

「さすがはヒーロー、かっくい〜」

「そっちも上手く行ったようね」

 長きに渡った膠着も解け、事態は否応なしに進展する。

 莉緒と恵美、合流した二人が目指すその先では、戦車から降りた美希が千早たちに決断を迫っていた。


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