【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
1- 20
109: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2017/08/15(火) 10:29:08.80 ID:vWXpS0ty0

「千早さんたちはヒテーするけど、今更だってミキは思うな」

 現場について開口一番。美希が口にしたのは「倒しちゃおうよ」という一言。

「ほっとけば街はドンドン壊れちゃうし、だったらココで終わりにするの」

 麗花がくれた鮭おむすびをパクつきながら、彼女はサラリと言ってのけた。

「足を狙って、蹴倒して。そのまま地面の下まで戻しちゃえば?」

「蹴倒すって美希……。アナタね、無理やりそんなことをすれば、地上にどれだけ被害が出るか」

「それに地底に帰す方法は? まさかとは思いますが、この場に穴を掘るんですか?」

 事態を余りに楽観視しているような美希の発言に、千早と瑞希が難色を示す。

「この下には無傷の地下鉄や……。それからシェルターもあったハズですよ〜」

 二人に同意するように、朋花も気乗りしない様子で言った。
 けれども美希は、そんな三人の態度に「もぉ〜!」とあからさまな不満を顔に出して叫ぶ。

「だから、今更だって言ってるのに!」

 美希は物事を単純化して考える。モグランゾーと話ができないのなら話さない。火器が効かないのなら使わない。

 このままイタズラに被害範囲を広げてしまうぐらいなら、
 今この一帯を塵に帰そうとも、他の地域だけは守る……。そういう考え方をする。

 ゆえに彼女は提案したのだ。『この場所にデッカイ穴を掘り、地底深くに落としちゃえ』と。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
124Res/134.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice