【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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110: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2017/08/15(火) 10:30:50.50 ID:vWXpS0ty0

 だが、そうは問屋が卸さない。

 美希の提案は確かに効率的ではあるものの、その後の処理……。
 要は沈静化した後の復旧だとか、世論の非難であるだとか、そう言ったことまでは配慮していない。

 その点が千早たち三人に二の足を踏ませるのだ。

 ……しかし我々は知っている。物事の解決に向けて考えたその結果として、
 ともすれば楽観的とも取られかねない発言をする美希とも違う本来の意味での楽天家。

「それいいね! 美希ちゃんってばナイスアイディアだよ!」

 そう! 北上麗花がこの場に居ることを!

「な、なにを言ってるんですか麗花さん!」

「話、聞いていましたよね〜?」

「……流石はライバル、手ごわいぞ」

 今すぐにでも行動を起こそうと、うずうずしだした麗花を慌てて千早たちが止める。

 ……が、それでも彼女は聞く耳など持っていない。

「それで、どうやって転ばすの? 紐か何かで、バターンって引っ掛けるのかな?」

「あ、そっか。転ばす道具がいるんだよね」

 嬉々として作戦内容を詰め始めた二人を見て、千早が「くっ!」と天を仰いだ。

 ……ああ、律子やプロデューサー、そして事務員二人の負担がまた増える! 

 思うところは同じなようで、瑞希と朋花も半ば諦めてしまったようにそれぞれがため息をつきながら、
 早々に「仕方ないですねぇ」と言ったオーラを放っている。


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