23:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:12:17.57 ID:xBx0e/OuO
今日もまた、とてつも無く暑い一日だった。
額に汗を浮かべながら、僕は黙々と炎天下のコンクリートを踏みつける。
目指す先はお馴染み鷺沢古書店。
24:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:12:49.81 ID:xBx0e/OuO
こちらに気付いて微笑む彼女の笑顔は、とても眩しい。
真夏日の太陽ですらも、彼女の前では霞むだろう。
用意してくれた椅子に座り、淹れてくれた紅茶を傾ける。
25:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:13:27.05 ID:xBx0e/OuO
『きて……ください』
頬を赤らめ目を逸らしながらも、彼女は次の行為を求めて自らの乙女を両手で差し出した。そんな彼女の羞恥に塗れた表情が、堪らなく愛おしい。俺の心の興奮と共に昂った男としての象徴は、今にでもはち切れんと膨張仕切っていた。
『いいんだな?』
26:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:14:13.22 ID:xBx0e/OuO
「って官能小説!」
「はい……自信作です」
27:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:14:50.55 ID:xBx0e/OuO
「……どう、でしたか?」
……正解がわからない。
28:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:15:43.77 ID:xBx0e/OuO
「交換日記と言うのは……一回のやりとりで、何冊まで書いて大丈夫なのでしょうか?」
「Diaryってそう言う意味かよ!」
29:名無しNIPPER[sage]
2017/06/24(土) 17:21:55.47 ID:Fjff4luNO
やだこのアイドルレベル高過ぎ……
30:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:50:09.90 ID:azjdBHXpO
今日は、雨が降っていた。
六月下旬は梅雨の季節、面白いほど嫌になる。
31:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:50:48.45 ID:azjdBHXpO
ガチャ、と。
踵を返そうとしていた矢先、目先の扉は開かれた。
32:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:51:18.14 ID:azjdBHXpO
「先日借りた本を返しに来たんだけど、ついでに何か……いいか、この後雨強くなると困るし」
「そう、ですね……本当に、この季節は困ったものです……」
33:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:51:55.19 ID:azjdBHXpO
「ですが……事務所へ着いた時、プロデューサーさんにタオルで髪を拭いて貰えて……少し、雑な拭き方でしたけれど……」
74Res/46.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20